中野区議会厚生委員会〔令和5年9月14日〕
厚生委員会会議記録
○開会日 令和5年9月14日
○場所 中野区議会第3委員会室
○開会 午後4時43分
○閉会 午後4時58分
○出席委員(8名)
日野 たかし委員長
広川 まさのり副委員長
井関 源二委員
黒沢 ゆか委員
間 ひとみ委員
木村 広一委員
高橋 ちあき委員
中村 延子委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
地域支えあい推進部長、地域包括ケア推進担当部長 石井 大輔
地域支えあい推進部地域活動推進課長、地域支えあい推進部すこやか福祉センター調整担当課長 高橋 英昭
地域支えあい推進部区民活動推進担当課長 池内 明日香
地域支えあい推進部中部地区担当課長 河田 達彦
地域支えあい推進部北部地区担当課長 関田 勇介
地域支えあい推進部南部地区担当課長 田邉 敏幸
地域支えあい推進部鷺宮地区担当課長 村田 佳生
地域支えあい推進部中部すこやか福祉センター担当課長、中部すこやか福祉センター所長 鈴木 宣広
地域支えあい推進部北部すこやか福祉センター担当課長、北部すこやか福祉センター所長 荒井 弘巳
地域支えあい推進部南部すこやか福祉センター担当課長、南部すこやか福祉センター所長 伊藤 廣昭
地域支えあい推進部鷺宮すこやか福祉センター担当課長、鷺宮すこやか福祉センター所長 平田 祐子
地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長、地域支えあい推進部高齢者支援担当課長 古本 正士
健康福祉部長、保健所次長 鳥井 文哉
保健所長、健康福祉部地域医療連携担当課長事務取扱 佐藤 壽志子
健康福祉部福祉推進課長 中谷 博
健康福祉部スポーツ振興課長 鈴木 康平
健康福祉部障害福祉課長 辻本 将紀
健康福祉部障害福祉サービス担当課長 大場 大輔
健康福祉部生活援護課長 葉山 義彦
健康福祉部生活保護担当課長 只野 孝子
健康福祉部保健企画課長、健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 中村 誠
健康福祉部保健予防課長 鹿島 剛
健康福祉部生活衛生課長 秦 友洋
○事務局職員
書記 立川 衛
書記 田村 優
○委員長署名
審査日程
○議案
第61号議案 令和5年度中野区一般会計補正予算(関係分)
委員長
定足数に達しましたので、厚生委員会を開会します。
(午後4時43分)
本日の審査日程ですが、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
それでは、議事に入ります。
第61号議案、令和5年度中野区一般会計補正予算(関係分)を議題に供します。
本議案は、総務委員会に付託されておりますが、厚生委員会の関係分について当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送ることになっておりますので、御承知おきください。
それでは、理事者の補足説明を求めます。
石井地域支えあい推進部長
それでは、地域支えあい推進部、厚生委員会審査関係分の補正予算につきまして御説明いたします。お手元の令和5年第3回中野区議会定例会議案、補正予算の28ページ、29ページをお開きください。
6款地域支えあい推進費、1項地域支えあい推進費、2目地域包括ケア推進費、6、地域子育て支援でございます。物価高騰に伴う助産所に対する補助といたしまして、46万1,000円の増額補正を行うものでございます。本事業は令和5年度内に終了しないため、29万1,000円を限度とした繰越明許費を設定いたします。こちらは本議案書の38ページ、39ページ、繰越明許費調書に記載しておりますので、後ほど御覧ください。
続きまして、2項介護・高齢者支援費、1目介護・高齢者支援費、1、介護・高齢者支援関係人件費等でございます。物価高騰に伴う介護サービス事業所に対する補助に対する経費といたしまして、50万円の増額補正を行うものでございます。
続きまして、6の高齢者支援基盤整備でございます。物価高騰に伴う介護サービス事業所に対する補助といたしまして、1億3,901万5,000円の増額補正を行うものでございます。
以上で地域支えあい推進部の補足説明を終わらせていただきます。よろしく御審査のほどお願いいたします。
鳥井健康福祉部長
それでは、健康福祉部所管分につきまして御説明いたします。議案書の30ページ、31ページをお開きください。
7款健康福祉費、1項健康福祉費、1目福祉推進費、5、地域福祉推進の(2)公衆浴場助成事業等でございます。物価高騰に伴う公衆浴場に対する助成金の増額といたしまして、273万6,000円を増額するものでございます。
次に、3目障害福祉費、1、障害者施策推進、(1)障害者施策推進でございます。物価高騰に伴う障害福祉サービス事業所に対する補助として、1,341万8,000円を増額するものでございます。
次に、2項保健所費、1目保健企画費、1、保健所関係人件費等、(5)会計年度任用職員でございます。物価高騰に伴う医療機関等に対する補助に係る経費といたしまして、58万5,000円を増額するものでございます。
続きまして、4、医療連携、(1)地域医療でございます。物価高騰に伴う医療機関等に対する補助として、6,445万円を増額するものでございます。なお、本事業は令和5年度内に終了しないため、5,062万9,000円を限度額とした繰越明許費を設定いたします。こちらは、本議案書38ページ、39ページ、繰越明許費調書に記載してございますので、御覧いただければと思います。
以上、健康福祉部所管分の補足説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
木村委員
この間の委員会のときに少し確認させていただきました。今回の助産師とか介護、公衆浴場、医療機関への支援というのは、東京都が今年度の前半やっていた支援を、後期、中野区がそれを請け負う――請け負うというか、中野区がそれを継続する形でやるということだったと思うんですけども、それぞれ、要は前半東京都がやっていた内容をほぼそのまま数字を持ってきたということでいいのかどうか、その確認です。
中谷健康福祉部福祉推進課長
基本的にはそのとおりでございます。
木村委員
見た感じは、医療と障害はそうかと思うんですけども、介護は多分、大分数字が違っている気がするんですけど、どうですか。
古本地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長
介護の場合には、東京都が半年分補助する部分につきましては燃料費の部分で、それ以外の光熱費や食材費は都の補助がありませんので、区のほうで1年分計上しているところでございます。
木村委員
すみません、都のほうで1年分というのは、今回、東京都はもう既に1年分支援しているということですか。どういうことか、もう一回お願いします。
古本地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長
失礼しました。東京都の補助がない項目が介護の場合はありまして、光熱費や食材費というのは全く補助がありませんので、それについては1年分区で補助を行う。予算計上しております。一方で、一部、ガソリン代、燃料費につきましては、ほかの分野と同じように半年分の都の補助がありますので、それ以外の部分で区のほうで半年分計上しております。
木村委員
ということは、先ほどほぼ東京都のほうから全てそのまま継続で、数字のほうも一緒ということだったんですけど、介護の場合は――別に責めているわけじゃなくて、むしろ、東京都が足らなかった分を足しているという意味なので、いい意味で言っているんですけども、そういった意味ではそこをちょっとはっきりさせたほうがいいかと思って――中野区が介護の部分はより強く支援していると。東京都ができなかった分を。その辺を、通常だと、ちょっと数字がざっくりしか、1億幾らとしか分かっていないので、例えば中野区が1年分支援したのは幾らぐらいの金額なのかとか、そういった金額ベースで何か説明できるものはありますか。
古本地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長
全体約1億4,000万円ですけども、区のほうで独自で行うのは約1億3,500万円で、残りの部分につきましては、東京都が一部行っているところに上乗せというか、半年分行わないので、大部分については区のほうで1年分計上しているものでございます。
木村委員
そういったことで言えば、今までの答弁の中でいけば、考え方というか見方が大分変わってきて、中野区が大分介護のほうで支援をしているという今回の補正予算ということになるかと思います。
あと、もう一つ、繰越明許費になっているのが、基本的には食事代ということかと思うんですけども、これ、食事代はどういった計算になっているんでしょうか。医療機関のほうだけ聞きます。
中村健康福祉部保健企画課長
食材費の補助の部分でございますけれども、病院ですとか有床診療所に対しまして、1日1人当たり159円の補助を行うものでございます。
木村委員
その159円は東京都と多分一緒だと思うんですけども、その数字の根拠を教えてください。
中村健康福祉部保健企画課長
入院時食事療養費というのが640円というふうに国のほうで決められてございます。それで、総務省のほうで出しています2020年基準の消費者物価指数というのがございまして、そちらのほうが、食材費のほう、東京都のほうは4月時点で計算しているんですけれども、8.3ということ。2020年を100とすると、8.3の上昇があったというふうにしています。それを計算しますと1食53円ということになりまして、それが1日3食ですので159円となってございます。最新の数字としては、8月の消費者物価指数が出ておりますけれども、その4月時点と大きく変わりはございませんので、区としてもこの数字で積算しているものでございます。
木村委員
その食事療養費というのは、さっき2020年の話をしましたけども、これ、いつから変わっていないのかというのと、今後変わる可能性があるのかという、そこを教えていただけますか。
中村健康福祉部保健企画課長
食事療養費制度が導入されましたのが平成6年でした。このときは1日当たり1,900円。その後、平成10年に1日当たり1,920円となりまして、これを、1日3食ですので、1食に換算すると640円です。平成18年度に1食当たりということで算定方法が変わったんですけど、このときから640円というものは変わりません。これは現在までも変わっておりませんで、今のところ国のほうでこれを見直すというような話は聞こえてきてございません。
木村委員
つまり、30年ぐらい変わっていないと、この食事代というのは。つまり、これが、特にここ30年はそんなに物価が変わっていなくても、ここは急激に変わっているわけで、ここ一、二年というか、特に今年はそうですけども。これが、物価が上がるということは、金額は決まっているわけで、当然その金額を補填というか、カバーするためには、質を落とさなきゃいけないとか、量を落とさなきゃいけない、各病院で。640円を守るために。という状況になっているということでしょうか。
中村健康福祉部保健企画課長
640円というふうに決まってございますので、質をある程度、例えば栄養ですとか、そういったものを維持するとなると、病院の持ち出しですとか、そういったものがありますので、そういった負担が医療機関のほうにかかってくるものと考えてございます。
木村委員
そういった意味では、医療機関の、患者さんの食事が相当質が落ちる。物価の影響を受けるということでの支援という意味では、非常に大事な支援かと思っております。だから、ここも東京都がそれを続けるのか、国が診療報酬をちょっと見直し、来年度するかどうか分からないんですけど、この物価高騰を受けて。ただ、中野区としても、こういった支援をするのであれば、こういった関わり方をするのであれば、来年度はどうするかは別としても、東京都や国に、こういった食事の状況が、環境というか、非常にいろんなところから要望が出ていると思うんですけど、区としても東京都や国のほうに要望というか、声を挙げるということは大事かと思うんですけど、せっかくこういう支援をするのであれば。と思うんですが、いかがですか。
中村健康福祉部保健企画課長
医療機関の団体等からも、厚生労働大臣に対してこの入院時の食事療養費については要望が出されているというふうに聞いてございます。区といたしまして、そういったことを要望する機会があれば、そういったところの機会を捉えて要望等についても考えてまいりたいと存じます。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、質疑を終結します。
意見について伺います。第61号議案について意見はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、第61号議案について、意見なしとして総務委員会に申し送ることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
以上で第61号議案の審査を終了します。
以上で本日予定した日程は終了しますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本日の厚生委員会を散会します。
(午後4時58分)