令和5年09月14日中野区議会区民委員会(第3回定例会)
令和5年09月14日中野区議会区民委員会(第3回定例会)の会議録

中野区議会区民委員会〔令和5年9月14日〕

 

区民委員会会議記録

 

○開会日 令和5年9月14日

 

○場所  中野区議会第2委員会室

 

○開会  午後4時43分

 

○閉会  午後5時03分

 

○出席委員(8名)

 市川 しんたろう委員長

 細野 かよこ副委員長

 武井 まさき委員

 武田 やよい委員

 甲田 ゆり子委員

 小宮山 たかし委員

 石坂 わたる委員

 酒井 たくや委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 区民部長、新区役所窓口サービス担当部長 高橋 昭彦

 文化・産業振興担当部長、区民部シティプロモーション担当課長事務取扱 高村 和哉

 区民部区民サービス課長、区民部新区役所窓口サービス担当課長 小堺 充

 区民部戸籍住民課長、区民部マイナンバーカード活用推進担当課長 白井 亮

 区民部税務課長 滝浪 亜未

 区民部保険医療課長 宮脇 正治

 区民部産業振興課長 松丸 晃大

 区民部文化振興・多文化共生推進課長 冨士縄 篤

 環境部長 松前 友香子

 環境部環境課長 永見 英光

 環境部ごみゼロ推進課長、清掃事務所長 阿部 正宏

 

○事務局職員

 書記 細井 翔太

 書記 髙橋 万里

 

○委員長署名


審査日程

○議案

 第61号議案 令和5年度中野区一般会計補正予算(関係分)

 第62号議案 令和5年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算(関係分)

 

委員長

 定足数に達しましたので、区民委員会を開会いたします。

 

(午後4時43分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ございませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ございませんので、そのように進めます。

 それでは、議事に入ります。

 議案の審査を行います。第61号議案及び第62号議案は、ともに補正予算の関係分ですので一括して議題に供したいと思いますが、これに御異議はございませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、第61号議案、令和5年度中野区一般会計補正予算(関係分)、第62号議案、令和5年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算(関係分)を一括して議題に供します。

 これらの議案は総務委員会に付託されておりますが、区民委員会の関係分について当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送ることとなっておりますので、御承知おきください。

 それでは、理事者の補足説明を求めます。

小堺区民部区民サービス課長

 それでは、第61号議案、令和5年度中野区一般会計補正予算及び第62号議案、令和5年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算につきまして、それぞれ関係分の補足説明をいたします。

 まず初めに、一般会計につきまして御説明いたします。16ページ、17ページをお開きください。歳入歳出予算総括表で御説明いたします。

 17ページの歳出を御覧ください。4款区民費につきましては、1,053万3,000円を増額いたします。補正後の予算額は、138億7,545万9,000円でございます。

 それでは、歳出の内容について御説明いたします。恐れ入ります、22、23ページをお開きください。

 初めに、4款区民費、2項保険医療費、1目保険医療費でございます。これは、国民健康保険事業特別会計の繰出金として計上するものでございまして、682万2,000円を増額いたします。補正後の予算額は、85億2,744万円でございます。内容については、特別会計のページで御説明いたします。

 続きまして、4款区民費、4項文化振興・多文化共生推進費、1目文化振興・多文化共生推進費でございます。これは、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための施設利用キャンセルに関わる、文化施設指定管理者に対する補償をするための経費でございまして、371万1,000円を増額いたします。補正後の予算額は、14億8,558万5,000円でございます。

 続きまして、国民健康保険事業特別会計でございます。44、45ページをお開きください。歳入歳出予算総括表で御説明いたします。当会計につきましては、歳入歳出ともに682万2,000円を増額するものでございます。補正後の予算額は、360億5,082万2,000円となってございます。

 48、49ページをお開きください。歳出の内容について御説明いたします。

 1款国保運営費、1項国保運営費、2目資格賦課費でございます。これは、産前産後期間の国民健康保険料免除制度の開始に関わる経費でございまして、682万2,000円を増額いたします。補正後予算額は、8,008万1,000円となってございます。

 続きまして、46、47ページをお開きください。歳入の内容につきまして御説明いたします。

 5款繰入金について、職員給与費等繰入金として、682万2,000円を一般会計からの繰入れとして増額いたします。

 補足説明につきましては以上でございます。よろしく御審査の上、御賛同賜りますようよろしくお願いいたします。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はございますか。

武井委員

 文化施設のキャンセル料なんですけども、これ、現在は5類になって、新型コロナでのキャンセルに料金はかかるのでしょうか。

冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長

 もう現在は新型コロナに係るキャンセルというのは行っていませんので、もう終了しているものでございます。

武井委員

 ありがとうございます。今現在5類になって終了しているということですが、今後また感染が広がって、新型コロナによるキャンセル料を免除するという考えはあるのでしょうか。

冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長

 今後、新型コロナの感染状況というのがどうなっていくかというのはまだ分からない部分があると思うんですけど、全庁的な対応になっていきますので、全庁的にそういうような、新型コロナがまた感染が爆発して、区有施設等々でそういう措置を取らなければならないようになった場合には、全庁的なところで検討していくものというふうに考えてございます。

石坂委員

 今回、キャンセルに係る文化施設に対する補償ということで、このキャンセル分は、まず確認ですけど、何年に発生した分のキャンセルなのか教えてください。

冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長

 こちらにつきましては、まず令和4年度に発生した部分と、あと、それ以前の令和2年度と令和3年度にキャンセルが発生した部分になります。

石坂委員

 令和3年度と令和2年度分は、過去にも恐らく請求があった分はキャンセルで返していると思うんですけども、それらも含めたトータルで、全部で幾ら返還が生じたのか教えてください。

冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長

 こちら、これまでこの新型コロナによるキャンセル等々に伴う文化施設への補償ということだというふうに思いますけども、金額につきましては約2億6,000万円で、今回こちらで大体370万円ぐらいですかね、こちらの補正を組んでいますので、それの合計額が新型コロナに基づく補償額というふうになってございます。

石坂委員

 令和2年度、令和3年度分も、すぐじゃなくて、これだけ時間がかかって返還ができたわけですけども、令和4年度分に関してはこれで全部という理解でいいんでしたっけ。

冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長

 もう全て利用者に対しては返還が終わったと。令和2年度、令和3年度、令和4年度、全て終わったということで、今回補正を出させていただいたということでございます。

石坂委員

 特に3年前の令和2年度分がこれだけ時間がかかったということと、逆に言うと、令和4年度分はスムーズにできているということで、何かこれは返還の仕方に差があったりとか、工夫されたりとかあったんでしょうか。

冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長

 特に変更しているということはないんですけども、どうしても金額が少額だったりした方というのは、指定管理者のほうから催促をしても、なかなか取りに来るということができないというふうに聞いております。昨年度につきましては、そういった現状もトータルであったものですから、文書でそういう通知を一斉に出したりというような対応をして、今回このような形で全額利用者に返せたということになってございます。

石坂委員

 返還の仕方については、指定管理者の窓口というか、なかのZEROですかね。その窓口のほうで返還する形だったのか、ほかの決済方法などもあったのかどうか教えてください。

冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長

 返還方法ですけども、こちら、基本的には窓口での返還になりますけども、多額というんですかね、5万円を超えるようなものに関しては、利用料金を納入するときも口座による納入というのも一部認めているというふうになりますので、返還のときもそういった形で返還してございます。

石坂委員

 5万円以上は振り替えもといった形でしたけども、窓口に来ていただくことの大変さなどもあると思います。もちろん振込手数料を誰が負担するのかなどもあるかと思いますけど、5万円というのはちょっとハードルが高いのかなという感じもするところです。今後こうしたことが、パンデミック的なものはないにこしたことはないですけども、やはりいろんな感染症、今後も起こり得る世の中だと思いますので、やはり返還するときの決済方法なども、今回のことを基にいろんな方法を考えていっていただければなと思います。これは要望としておきます。

 次に、国民健康保険のほうで伺いますけども、今回の書き方ですと、産前産後期間の国民健康保険料の免除制度の開始に係る経費となっていますけども、こちら、需用費が7万7,000円、役務費1万3,000円、委託料673万2,000円となっていますけども、こちらの大まかな内訳を教えていただけますでしょうか。

宮脇区民部保険医療課長

 事業費ですね、673万2,000円がシステムの改修費ということになってございます。それから、広報の費用がございます。こちらについては11月から5月分になりますので、ポスターの印刷、それからチラシ、それから届出書の印刷、さらに賦課変更・決定の通知を郵送しますので、その郵送代ということで、そのお金が8万9,400円というふうに見積もってございます。

石坂委員

 チラシのほうはどのような形で配布されるんでしょうか。

宮脇区民部保険医療課長

 チラシの配布先でございます。チラシの配布先ですが、まず子育て支援の窓口、それから、すこやか福祉センター、保健福祉センターの4か所、それから、区内産婦人科、産科、助産所のほうにポスター掲示、チラシを行いたいと思っております。それから、区内の関係部署にもポスター掲示とチラシの配布をお願いしたいと考えておりまして、先ほど申し上げた子育て支援課の窓口やすこやか福祉センターとは別に、戸籍住民課、地域事務所、こちらは出生届の受理の部署になりますが、そちらにもチラシのほうを配布したいと思います。

石坂委員

 そうした形で様々な場所に置いていただける。また、出生届に関するところで戸籍のところもという話もありました。もちろんチラシを置いていただけることはとてもいいことであると思いますけれども、やはり出生届や妊娠届を出したときに、区の職員のほうから積極的に手渡しいただくなどの工夫も必要だと思いますけど、それについていかがお考えでしょうか。

宮脇区民部保険医療課長

 まず、この制度自体がなじみのないというか、初めての制度になると思いますので、そういった意味では、窓口での渡し方、説明の仕方についても工夫をしてもらいたいというふうに、所管のほうには伝えてまいりたいと思います。

酒井委員

 国民健康保険のところで、システム改修で670万円程度で、残は広報しますよ、それで680万円程度の補正だと思うんですね、一般会計から繰り入れて。これは、産前産後期間の国民健康保険料免除制度の開始、いつからですか。

宮脇区民部保険医療課長

 こちらは、令和6年1月1日施行になりますので、そこからの分が制度開始になります。

酒井委員

 先ほど石坂委員の質問の中で、広報をどうされるという中で、初めての制度なのでというふうにおっしゃっていたんですけれども、これは初めての制度ですか。

宮脇区民部保険医療課長

 国民健康保険の保険料を免除するというのは初めてとなります。

酒井委員

 すると、健康保険であったりだとか、そういったところについて教えてください。

宮脇区民部保険医療課長

 国民健康保険以外の健康保険ということで、厚生年金、それから社会保険といったところが、平成26年4月からこの制度と同じ趣旨のものを開始してございます。

酒井委員

 この国民健康保険以外は、平成26年からこの産前産後期間の保険料の免除制度があるんですよ。これ、10年差異があるじゃないですか。こんなに違うものなんですか。そこがすごく気になるんですよ。どうしてなんだろうと。何でこういうふうな、国民健康保険以外は平成26年度から行えて、こんなにサービスといいますか、免除という、妊娠した方に寄り添うところが、ここまで10年も期間が空いてしまうところの理解がなかなか難しいんですけど、その辺はいかがですか。

宮脇区民部保険医療課長

 まず、会社勤めをされている方というのが、健康保険、社会保険のほうに入っているという形になりますが、そういった方が、言ってみれば月給をもらっている中で、その期間お給料がもらえないというような、お腹が大きいわけですから、それから、出産した直後ということで。そういった期間に関しては保険料を免除しましょうというのが制度の趣旨ということになりますが、国民健康保険に加入されている方、必ずしもサラリーマンの方だとか会社勤めの方ではないというところもあります。そういうところからすると、個人事業主の方とか、そういった方がいる中で、その必要性というところについてはあまり議論がされてこなかったところかなと思います。そこを、期間を空けてこのような事態になったわけなんですけれども、昨今の子育て世帯のさらなる経済的負担の軽減だとか、次世代育成支援だとか、そういったことについても議論が深まってきた中で、国民健康保険でも同様の配慮を求めるというような附帯決議が参議院のほうで出ました。そういったことを受けて今回制度化したということになります。

酒井委員

 国民健康保険も個人事業主の方がいらっしゃって、そこでお仕事もされていて、当然共働きで妊娠される方もいるんですよ。これを考えると、ちょっと僕、遅過ぎるのかなというふうに思っています。どうしてこういうふうに保険制度の中でここまで差異が出てくるのかだとかは、ちょっと考えていただいて、ほかにもあるんだったら調査もしてほしいですし、また、教えていただきたいとも思っています。これは分かりました。

 最後に1点なんですけれども、こちら、国のほうで附帯決議があったということは、国の法改正で今回こういうふうな運びとなっているんですよ。その影響でシステム改修費が出てきます。当区としては670万円計上しておりますが、こちらのほうは一般財源でやるような記述なのかなと思うんですけれども、特定財源というものは当然見込まれるんですか。どういうふうになっていますか。教えてください。

宮脇区民部保険医療課長

 現在、東京都の交付金が出る予定ではあるというふうな見込みは出ているんですけれども、まだそのための基準のほうが11月にならないと出てこないと。そういったところで、確実に交付金がどの程度出るかというところについても未定なものですから、一旦一般会計のほうで繰り出しをさせていただくと、このような次第です。

酒井委員

 端的に言いますと、恐らく都のほうからの関係で特定財源は望めるんだろうと。しかし、まだ全容が明らかになっていませんから、そういう中で一般財源で計上しておりまして、その後に調整するということですよね。そういう理解でいいですか。端的に教えてください。

宮脇区民部保険医療課長

 今回は未確定の部分がありますので一般財源からの当て込みになりますが、後ほど確定いたしましたら財源調整をしていきたいと思います。

委員長

 他に質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、質疑を終結いたします。

 次に、総務委員会に申し送る意見についてですが、第61号議案及び第62号議案の計2件について一括してお聞きしたいと思いますが、意見はございますでしょうか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、第61号議案及び第62号議案について、意見なしとして総務委員会に申し送ることに御異議ございませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 以上で、第61号議案、令和5年度中野区一般会計補正予算(関係分)、第62号議案、令和5年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算(関係分)の審査を終了いたします。

 以上で本日予定した日程は終了いたしますが、各委員、理事者から何か御発言はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で区民委員会を散会します。

 

(午後5時03分)