令和5年09月01日中野区議会子ども文教委員会

中野区議会子ども文教委員会〔令和5年9月1日〕

 

子ども文教委員会会議記録

 

○開会日 令和5年9月1日

 

○場所  中野区議会第5委員会室

 

○開会  午後1時00分

 

○閉会  午後6時53分

 

○出席委員(8名)

 斉藤 ゆり委員長

 山内 あきひろ副委員長

 立石 りお委員

 河合 りな委員

 大内 しんご委員

 羽鳥 だいすけ委員

 久保 りか委員

 むとう 有子委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 教育長 入野 貴美子

 子ども教育部長、教育委員会事務局次長 石崎 公一

 子ども家庭支援担当部長、子ども・若者支援センター所長、教育委員会事務局参事(子ども家庭支援担当) 小田 史子

 子ども教育部参事(子ども・若者支援センター児童福祉課長事務取扱、児童相談所長事務取扱、児童相談所児童福祉課長事務取扱) 古川 康司

 子ども教育部子ども・教育政策課長、教育委員会事務局子ども・教育政策課長、教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長 渡邊 健治

 子ども教育部子ども政策担当課長、教育委員会事務局子ども政策担当課長 青木 大

 子ども教育部保育園・幼稚園課長、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長 半田 浩之

 子ども教育部保育施設利用調整担当課長、子ども教育部幼児施設整備担当課長 藤嶋 正彦

 子ども教育部子ども教育施設課長、教育委員会事務局子ども教育施設課長 藤永 益次

 子ども教育部子育て支援課長 原 拓也

 子ども教育部育成活動推進課長 細野 修一

 子ども・若者支援センター子ども・若者相談課長 菅野 多身子

 児童相談所副所長、児童相談所一時保護所長 神谷 万美

 教育委員会事務局指導室長 齊藤 光司

 教育委員会事務局学務課長 佐藤 貴之

 

○事務局職員

 書記 鎌形 聡美

 書記 川辺 翔斗

 

○委員長署名


審査日程

○議題

 学校教育の充実について

 学校と地域の連携について

 知的資産について

 子どもの育成及び若者支援について

○所管事項の報告

 1 物価高騰対策について(子ども教育部、教育委員会事務局)

 2 中野区実施計画(骨子)について(子ども教育部、教育委員会事務局)

 3 施設使用料の見直し方針(案)について(子ども教育部、教育委員会事務局)

 4 中野本郷小学校校舎改築に伴う代替校舎へのスクールバス試行運行及び安全対策について(学校再編・地域連携担当、学務課)

 5 鷺宮小学校・西中野小学校の統合に伴う通学安全対策について(学校再編・地域連携担当、育成活動推進課、学務課)

 6 中野区児童館運営・整備推進計画の考え方について(子ども政策担当、育成活動推進課)

 7 学童クラブ待機児童対策に係る方向性について(子ども政策担当、育成活動推進課)

 8 保育ソーシャルワーク事業について(保育園・幼稚園課)

 9 ひがしなかの幼稚園第2園庭の整備スケジュール等について(保育園・幼稚園課)

10 桃園第二小学校代替校舎整備の経緯等について(子ども教育施設課)

11 鷺の杜小学校区域の学童クラブの設置について(育成活動推進課)

12 キッズ・プラザ鷺の杜の開設に伴う事業者の募集について(育成活動推進課)

13 中野区児童相談所の運営状況について(児童福祉課)

14 令和4年度いじめの対応状況等について(指導室)

15 令和4年度児童・生徒のスマートフォン等の所持状況及びインターネットの利用に関する調査結果について(指導室)

16 令和5年度中野区教育委員会「学校教育向上事業」研究指定校等について(指導室)

17 区立中学校第1学年 英語体験活動(宿泊)について(指導室)

18 教育相談室の土曜日開室の試行について(指導室)

19 令和6年度使用区立小学校教科用図書の採択結果について(指導室)

20 その他

(1)2024年中野区二十歳のつどいの実施について(育成活動推進課)

○地方都市行政視察について

○その他

 

委員長

 定足数に達しましたので、子ども文教委員会を開会します。

 

(午後1時00分)

 

 審査日程について協議事項があるため、委員会を暫時休憩します。

 

(午後1時00分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時01分)

 

 本日の審査日程はお手元の審査日程(案)(資料1)のとおりとし、所管事項の報告の11番と12番が関連しますので、一括して報告を受けたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 なお、審査は5時を目途に進め、3時頃に休憩を取りたいと思いますので、御協力をお願いします。

 それでは、議事に入ります。

 学校教育の充実について、学校と地域の連携について、知的資産について、子どもの育成及び若者支援についてを議題に供します。

 所管事項の報告を受けます。

 1番、物価高騰対策についての報告を求めます。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 それでは、物価高騰対策について御報告いたします。(資料2)なお、本件は、当委員会のほか、建設委員会及び区民委員会を除く閉会中の各常任委員会において御報告するものでございます。

 区は、物価高騰の影響により経済的に厳しい状況に置かれた区民や区内事業者を支援するための対策を講じているところでございます。しかし、依然として物価高騰が続いていることから、東京都の6月補正予算で計上された対策等を踏まえ、追加の対策を講じてまいります。

 まず、対策事業について御説明いたします。対策は、1の実施中または実施予定の対策として7事業、次のページに移りまして、2の検討中の対策といたしまして8事業を掲載しております。

 当委員会の所管事項といたしまして、子ども教育部、教育委員会事務局の関係事項を御説明いたします。

 初めに、1の実施中または実施予定の対策についてでございます。これらはいずれも当初予算及び補正予算の議決をいただき、実施または実施に向けて準備を進めている事業でございます。詳細につきましてはお読み取りいただきたいと思います。

 2ページを御覧いただきまして、2の検討中の対策についてでございます。今後御提案する補正予算に計上する想定で検討を進めている事業でございます。学齢期の児童生徒保護者に対する物価高騰対策につきましては、物価高騰により負担が増えている学齢期の児童生徒保護者に対して、区立小・中学校給食費相当の支援を行うものでございます。続きまして、私立幼稚園・保育所等物価高騰対策、その下の民間学童クラブ物価高騰対策につきましては、物価高騰による各事業所の負担増に対し、補助を行うものでございます。

 続きまして、次のページに移りまして、3のその他でございます。御説明させていただきました上記対策のほか、今後も区民生活や経済状況等を注視し、時期を逸することなく必要な対策を行ってまいります。

 本件につきまして、報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

河合委員

 ありがとうございました。今日は、この学齢期の児童生徒保護者に対する物価高騰対策という、以下三つ今御報告されたものが検討されたというところで、これ、学校給食費相当というところで、これまで議会からも給食費の無償化というのは多く求めてきた中で、それに近しい事業なのかなというところを、まず実施していただけることは大きく評価したいと思います。その中で、まずこれ、どのようにやるのかというのを細かく教えていただきたいんですが、まず対象は、小・中学校ということは6歳児~15歳児という、どのような対象になるのか、対象を細かく教えてください。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 対象につきましては、平成23年4月2日から平成29年4月1日生まれまでの児童数、それから、平成20年4月2日から平成23年4月1日生まれまでの生徒数を想定しているところでございます。

河合委員

 ありがとうございます。これは今、区立小・中学校の給食費相当と書かれているんですが、私立の学校に行っている子どもや特別支援学校に行っているお子さんなどはどのようになりますか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 今、委員がおっしゃられた児童・生徒につきましても対象となってございます。

河合委員

 ありがとうございます。まず支給方法に関しては、これは、支援のやり方はどのように行う予定ですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 対象児童生徒保護者の口座に支援するための給付金を振り込むと、このようなところで想定しているところでございます。

河合委員

 ありがとうございます。これは保護者の口座に振り込むということですが、どのように口座を集めますか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 区のほうから最初に案内を保護者に通知いたしまして、保護者から口座番号のほうを提出していただくということで想定をしております。

河合委員

 ありがとうございます。ということは申請制。皆さんそれぞれ、この対象年齢のお子さんの御家庭で、対象の方には申請していただくということですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 申請していただくことを想定しております。

河合委員

 これは無償化とはまた方法が違うかとは思うんですけど、無償化と比べて事務作業の手間とか、そこら辺のところはどうなるんですかね。ちょっと無償化のほうが、実際に事業の仕組みとしてやってみた場合に、本来無償化で無償にしておいたほうが楽なのかなとちょっと思ったんですけど、そこはどうですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 年度当初に、もし無償化ということで徴収しなければという形が取れるのであれば、無償化ということのほうが事務手続につきましては簡便にできるということになります。

河合委員

 今回その方法を取らなかった理由を教えてください。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 年度途中でありますので、様々な方がいらっしゃいます。そのための抽出の整理ですとか、あるいは返金の事務の手間等につきましては、区の職員が実施していくということになりますので、まとめて支給、こちらのほうが一括して間違いなく確実にできると、このように判断したところでございます。

河合委員

 ありがとうございます。これ、ちなみに他区の状況はお調べしていますか。他区はどのようにやっているかというのは今分かりますか。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 給食費の無償化ということでお答えさせていただきますけれども、現在21区が実施しているところでございます。さきの定例会でも答弁させていただいたとおり、21区のうち2区は、第2子以降の給食費無償化ということで対応しているところでございます。

河合委員

 すみません、確認したいのは無償化の方法なんですけれども、無償化の方法をこのように全員申請制にしているところと、普通にお支払いいただいているものに対して無償にしているところというのは分かれるのかなと思ったんですけど、そこというのはお調べできていない感じですか。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 現状の21区の状況ですけれども、ほぼ全区で、私費会計でやっているところに関しては校長口座に振り込んで、給食費の補助という形で実施しているところがほとんどでございます。ですので、今私どもが検討している給付という形でやっているところは、私どもでは承知していないところでございます。

河合委員

 なかなか給付というのは、私も聞いたことないなと思っている中で、特に今回は、今、中野区、話の中で私立・区立関係なくお支払いいただくというところだったかと思うんですけれども、23区の中で私立の小・中学校にお支払いしているところはありますか。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 現状では、国立・私立・都立に払っているところはないというところでございます。

河合委員

 ありがとうございます。これ、他区は実施していない理由というのがきっとあるんだと思うんですけど、そこは把握されていますか。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 すみません、正確に把握しているところではないんですけれども、中野区の現状でいえば、やはり公立の学校の生徒については情報収集しているところでございますけれども、それ以外の私立等の学校の児童・生徒の情報は持ち得ていないというところで、実施ができないのではないかなというふうに考えているところでございます。

河合委員

 ありがとうございます。私としては公平に、その年齢層の中に区別なくお支払いいただくというところは会派としても求めてきたところなので、ありがたいなと思う一方で、やはりこれは来年度から、じゃあ、どうなるんだという話につながると思うんです。どこの区も大体時限的にこれをやるという言い方を、給食費無償化は時限的にやるものだという言い方を今年度はしているところが多くて、来年度の実施方法が決まっていないところが非常に多くありまして、私が調べた中では多くありまして、中野区としても、これは今年度の物価高騰対策だというところで実施されるんでしょうけど、じゃ、来年からは実際どうしていく予定か教えてください。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 給食費の無償化については、国や他区の状況に加え、保護者や事務に係る職員の負担等も考慮し、早急に検討、結論を出したいというふうに考えてございます。

河合委員

 来年は、もしかしたら国や都が、区立や義務教育の範囲で学校に行っていらっしゃるお子さんに関しては無償だということをやったとしても、そこからは今回実施したところの場である私立の学校などは漏れる可能性が出てくると思うんです。そこの対応についてはいかがなさいますか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 今回は、物価高騰対策として時限的に行うものということになります。来年度実施するかどうかにつきましては、区全体の物価高騰対策の中で判断していきたいと考えております。

河合委員

 ありがとうございます。物価高騰対策であれば、そこに関しての議論は分かるんですけど、給食費無償化になったときにどうしていくのかというところは、非常に大きな課題になってくると思います。我々としては、やはりしっかりどんなお子様も無償になったほうがいいと思っているので、これは区もしっかりと、無償化になったときの御対応というのはしっかり御検討いただきたいと考えますが、いかがですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 今回も物価高騰対策として行いますので、その中で必要性があるかどうかの判断をしていきたいと考えております。

河合委員

 今回は、そういう意味では無償化ではないということで、区としては対応していくということだと思うんですけど、そうであれば、今これ、学校の給食の無償化でないのであれば、お子さんというのは、当然小・中学校、学齢期だけではなく乳幼児期も子どもに当たるわけで、そこに対しての給食費無償は現状どうなっているか教えてください。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 乳幼児ということですと、保育園に通っているお子さんであれば、中野区の場合であれば、給食費はその中に含まれておりますので、無償というふうになっております。

河合委員

 今の言い方ですと、区立も含めて幼稚園に行かれているお子さんに関しては、各自でお弁当を用意するなり、負担していただいているということでよろしいですか。

半田子ども教育部、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長

 幼稚園につきましては、委員おっしゃるとおり、お弁当等につきましては保護者さんの負担ということになってございます。

河合委員

 ありがとうございます。当然子ども、体が大きくなるほど食べる量が増えていくという意味で、学齢期の補填というのは大変大切かと思うんですけれども、こうやって見ていくと、区立の幼稚園のお子さんに対しての無償というところは省かれているわけで、そうすると、ここの年齢だけを物価高騰対策の対象にしていくことが本当に正しいのかというところにはちょっと懸念があるんですけど、それに関していかがでしょうか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 今回議論の検討の段階の最初のところとして、まず物価高騰対策についてどうしていくかというところで検討してきました。したがって、その対象としては学齢期というところをスタートにしたので、今回このような給付ということで検討したところでございます。

河合委員

 ありがとうございます。我々としては、乳幼児期で、特に区立の幼稚園のお子さんに関しては今無償の対象になっていなくて、学齢期だけだというところで物価高騰対策をしていくというところも、給食の無償化ではないのであれば、少し今後の検討にしていただいたほうがいいのかなとちょっと考えましたので、要望しておきます。

久保委員

 今、概略は河合委員がいろいろ聞いてくださったので、同じところは避けたいと思っています。

 検討中の対策の、この学齢期の児童生徒保護者に対する物価高騰対策と、実施予定の対策ということで、学校給食食材の一部公費による調達というのがあります。これは今実施をされているものかと思うんですけれども、そこのところの整合性が図れるのかどうか教えてください。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 これから実施していく給食食材の一部公費による調達、この部分につきましては、区立の児童・生徒に対して給食費の一部について補助していくというような形になってございます。新たなこの給付金につきましては、その費用を除いた金額というところで給付の算定をしているというところになりますので、その部分については整合を図っているということになります。ただし、対象者としては、今回は私立等も含めておりますので、対象者については拡大していると、このような状況になっております。

久保委員

 ということは、区立小・中学校給食費相当とは言っているものの、実際に給付される額は給食費相当ではないということですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 給食費相当費になります。実際に保護者の方が負担する給食費相当額を今回の給付金として計算しておりますので、そういう意味で給食費相当費ということになります。

久保委員

 ごめんなさい、一部公費による調達自体も継続しながらという意味ですか、今のは。だから、そこは重なる額になるのかなと思ったので、もう既にそこの部分については、一部のこの給食食材については、現在の区立小・中学校の保護者に対しては負担軽減策が図られていると思っていたんですけれども、そことの整合性は図れるということですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 最初の、今行おうとしている給食食材の一部公費による調達の部分につきましては、給食の質を落とすことがないように、物価高騰対策としてその一部を区が負担しているというものになります。今回の部分につきましては、保護者が負担すべき給食費の単価をベースにしておりますので、そこの整合性は図られているということになります。

久保委員

 要するに、本来であれば、ここの部分の値上がりしなければいけないところが既に抑えられているので、現状の給食費がベースになっているということなのかなと思いました。先ほど、4月当初からスタートしていれば事務手続が簡便ということで言われていました。これ、さっき対象者はどういう人かというのは聞いたんだけど、全体の対象者数と、区立小・中学校の生徒・児童の、いわゆる今回の対象者数、それはどれぐらいなのか教えてください。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 対象者数につきましては、児童につきましては約1万3,220人と想定しております。それから、生徒数につきましては6,110人を想定しております。そのうちの区立・私立の内訳につきましては、申し訳ございませんけれども、今ちょっと手持ちがございませんので、(「内訳じゃなくて区立だけ」と呼ぶ者あり)あ、区立だけ。失礼いたしました。令和4年5月1日現在でございますけれども、児童数につきましては1万615人です。中学生は、令和4年5月1日現在で3,448人でございます。

久保委員

 ありがとうございます。それで、先ほどその抽出をすることと返金事務の手間というふうにおっしゃられていたんだけれども、要は、区立の学校数は出ているわけですよね。それ以外の方も今回対象にしようとしていて、そこを抽出することが非常に困難だというようなことをお伺いしているんだけれども、それはどれだけの手間なのだろうかと。例えば、時間ですとかコストですとか、それはどうなのかなというふうなところが知りたいんです。なぜかというと、給付にするということによって、例えばですよ、一部かもしれないけれども、給食費そのものを納めていない方のところにもこれは給付をされることになってしまうこと。それから、学校給食の無償化というときに、一旦給付されたものを、じゃあ、そのままこれを給食費としてまた納入するという、そういったところで、給食費無償化だというような実感があまり保護者の方に湧かないんじゃないかなと思うんですよ。だとするならば、最初からこの事務を分けてしまったほうがいいんじゃないかなと思っています。校長口座に入れて徴収をしない、なおかつ、先に納入されてしまったものには返金をするという区立小・中学校の対象者と、また、改めて抽出をした上で申請をしていただく今回の国立・都立・私立の対象者の方、そういった形で事務手続を分けるということは考えられていないんでしょうか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 今回につきましては一律の方法ということで検討したものでございまして、分けるという結論には至っておりません。

久保委員

 でも、全員に、さっきおっしゃられた対象者数、全ての人にその連絡をして申請書類を送り、そして、その申請書類をまた送り返してもらい、そして、そこから対象者に対してまた納金するわけですよね。その段階での事務手続というのは、それは当然区の職員だけで賄うわけにいかないわけだから、何がしかの形でこの方策を取らなければいけないと思うんですよ。そこに対するコストというのはどういうふうに考えていらっしゃるのかなというところが非常に疑問なんだけれども、これ、このやり方しかできないんですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 事務を現時点で行おうとしたときに、一つは返金事務というものを区の職員が行わなければならないということが出てまいります。そのときのマンパワーというものを考えたときになかなか厳しいという状況がございまして、一括的な、一時的なアウトソーシングができたほうが、実際には間違いなく保護者の方に支給できると。このように考えて、支給の方法というものを今回選択したというものでございます。

久保委員

 アウトソーシングで、今日そこまでお伺いすることができないんだけれども、やっぱりコストの比較をしてほしいと思いますし、ちゃんとそこは示してほしいと思うんですよ。全てをアウトソーシングにした場合というのとそうではない場合で、いわゆる徴収をしないというやり方ですね。さっき返金についての手間の話があったんだけれども、前回の定例会のときにも、この給食費の無償化をどうするのかということが大変な議論になったわけですよね。そのときに、やっぱりそこで対象となられたのは、先に取られた物価高騰対策としての教材費のことでした。この教材費のときにもそういった手間はあるということになって、その手間を考えると、この時点で教材費のことを選択したというのはどうなのかという議論もあったと思うので、その辺のところ、今おっしゃっているところが、そっちではできるけどこっちではできませんというのも、それは何かおかしな答弁だなというふうに思うんだけれども、それはどうなんですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 教材費の返金事務に加え、さらにこの事務が学校事務のほうにかかってくると、非常に負担が大きくなって難しいと。このように判断をしたところでございます。

久保委員

 じゃ、学校教材費のほうと併せてやることは難しいからと、今のだと御答弁なのかなと思います。本当に、全ての子どもたちに平等にという点では非常にいいと思っているんですよ。だけれども、やっぱりコスト意識をもう少し持っていただきたいなと思うし、実際のところ、その手間とコストというところ、天秤にかけるのはどのようにかけていくかというところは、職員の負担だったら際限なくてもいいと言っているわけではありません。でも、本当にそこまでしなければいけないのかどうかというところはしっかり検討していただきたいと思うんですけれども、その辺はいかがですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 支給に当たりましては、無駄のないような、コストを意識した方法というものをしっかり考えていきたいと思っております。

久保委員

 いずれまたそういった議論をしなければいけないところもあるかと思うので、今お伺いできなかった部分につきましてもしっかりお示しをいただきたいなというふうに思っております。本当にそれを合わせた上で、実際にこの事業を一番無駄なくできるのはどういうやり方なのかというところもしっかり考えていただきたいと思いますし、お出しになる際にはそのことも含めて御説明いただきたいと思いますので、お願いいたします。

委員長

 要望ということでよろしいですね。(「委員長、1点答弁修正」と呼ぶ者あり)

佐藤教育委員会事務局学務課長

 1点、先ほど河合委員から質問いただいていた私立・国立の給付補助について答弁修正をさせていただきます。現在検討しているという段階ではございますけれども、ある区において国立・都立・私立の小・中学校に通う子どもへの支援についても検討中であるという情報を得ているところでございます。

委員長

 ありがとうございます。

むとう委員

 今のところなんですけれども、要するに給食費相当の支援を行うということで、それは私、反対することではなくて、よかったなというふうには思うんですけれども、これまで前回の議会も含めて、多くの議員の方が給食の無償化ということをすごくおっしゃっておりましたけれども、それに対して区は、思い返していただきたいんですが、どのような御答弁をされていましたか。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 給食費の無償化については、国の責務において実施すべきと考えているというふうに答弁してまいりました。

むとう委員

 本来であれば、それ、正しいかなというふうにもちろん思っていて、給食も学校教育の一環というふうに考えれば、国がしっかりと無償化してもいいのではないかという考え方を私も持ち合わせているんですけれども、今もその考え方というのを区のほうでは持ちつつも、今回検討されたという。考え方をどのように変更して、今これ、検討に至っているのか。そこ、今まで国がやるべきことですと言ってやらないで来ていたことを、いきなり検討中ですと。私は今日初めて聞いたんですけれども、それはどういう経過で検討に至ったんですか。そこのところから丁寧な御説明をしていただきたいと思います。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 給食費の無償化につきましては、先ほど担当課長が答弁しましたとおり、本来国で実施すべきものということで考えてございました。今回、物価高騰ということで、その状況を鑑みて広く給付するということを考えておりました。ただし、その中で様々な御議論というものをいただきまして、学校給食費についての無償化というものの御意見を多数いただいてまいりましたので、今回その給食費に相当する額ということで検討したというところでございます。

むとう委員

 多くの議員が無償化と提案されていた頃から、もう既にそれは物価高騰があったということをベースに多くの議員の方が提案されていたかと思うんですね。だから、物価高騰がここに来て急速にという、まあ、どんどん物価高騰してはいるんだけれども、それはもうとっくに始まっていたからこそ、中野区としても給食食材の代金の一部を、区が物価高騰によって上がってしまった分を負担していたわけですから、その当初から、その時期から物価が高騰しているということを区は認識していたわけですから、何か状況の変化とか、特段何かが、区を動かす何かがあったんですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 一つは物価の高騰が続いているということ、それから、他区の状況、こういったものを踏まえて検討したというところでございます。

むとう委員

 検討して悪くないし、結果的に支援するということに反対をすることではないんだけれども、やっぱり言ってきたこと、答えてきていたこと、それから、状況が急変したわけでもなく、その当時からずっと物価は高騰してきていた。他区も、前回の議会のときにも既に多くの区が実施していたという状況が、その当時と今とどこに大差があるんですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 大きな変化というよりも、物価の高騰が続いているというところについてはその状況。区としてそのときの対応として、そのときと加えてさらに今回も必要であると。このように判断をしているところでございます。

むとう委員

 区も、最初にお答えになったように、本来であれば国が教育の一環として無償化すべきだという考え方に変化はないと思っていてよろしいんですか。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 はい、そのとおりでございます。

むとう委員

 やはりその支援を行うやり方ですけれども、久保委員がおっしゃっていたように、私もすごく、事務の手間、それから、これを支給するに当たってかかるコスト、1件1件に振り込むということは、1件1件の振込料というのも相当かかるんですよね。だから、そういうコストと手間を考えて、やはりそこは一番事務量もかからない、コストもかからない簡便なやり方というのは常に考えていってほしいかなというふうに私も思っていますので、まだちょっと時間もあるでしょうから、しっかりとその点は考えていただきたいというふうに思います。

 それから、既に前回の議会で通っている、この2ページの一番上にある教材費の一部補助を行うというのを、区はこれも唐突に前回言い出されたことで、やり出されたことなんですけれども、このときには区立の小・中学校に在籍している児童・生徒ということで、そこに制約していたわけですけれども、今回の部分は私立も国立も都立もということに拡大しているんですけれども、この差は何なんでしょうか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 これまでも新型コロナですとか物価高騰対策として、必要な対象者に補助等を行ってきたところでございます。その都度必要な対象者ということを検討いたしまして行ってまいりました。その当時も対象者が一致しているわけではなくて、必要な方に対して支援を行ってきました。今回は食材費の高騰というものを受けて、広くということで検討したものでございます。

むとう委員

 再度確認しますけれども、教材費補助というのは区立のみということでいいんですか。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 教材費補助は区立学校のみでございます。

むとう委員

 そうすると、今回拡大していいんですけれども、区立だけではなくというふうに拡充するわけですよね。そうしたら、教材費だってどうしてと。物価高騰は、私立に行っているお子さんも、国立・都立に行っているお子さんも皆同じかなと思うので、給食費だけは拡充して、こっちの教材費については拡充しないというか、対象を狭めているというところは何か矛盾を感じるんですけれども。これからでも、その教材費についても対象を拡大したって悪くはないと思うんですけれども、そういうお考えはないんですか。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 国立・都立・私立に関しては、そこの学校に自分で選択してそちらの国立・都立・私立に入られているということですので、今回の区立学校の教材費補助というのは、あくまで区立に対してのみ補助するというところで考えをまとめていたところでございます。

むとう委員

 そんなことをおっしゃるなら、給食費の今回提案されている支援も同じですよね。私立も国立も都立も、望んでそちらに行っているお子さんという言い方をされてしまったらば、同じよ。ちょっと変じゃないですか、答弁として。それ、納得できないですよね。もしかしたら、私立で給食はなくて、お弁当持参のところもあるかもしれませんし、そうなってくると、先ほど幼稚園は親がお弁当を作っているからという、給食費相当の支援のところとも矛盾してくるし、何かもうちょっと言いようというか、考え方というのをちゃんと統一して分かりやすい答弁をしていただけませんか。

石崎子ども教育部長、教育委員会事務局次長

 前回補助をした教材費の考え方ですけれども、教材費というのは、学校の教育方針と密接に関わるものかなというふうに思ってございます。ですので、その学校の教育方針に基づく教材費という、学校の運営費の一部ということで捉えますと、その学校方針によって様々な考え方があって、それをある意味受け入れた形でそこを選択しているということで、先ほど課長が答弁したような考え方によるものです。今回食材費をやるものにつきましては、あくまでも物価高騰対策という中で、これまでの議会の中でも学校給食費を無償化するべきではないかということで様々御意見を頂きました。その中で、私どもとして他区の状況等を勘案しながら、どうしていくのがいいかというのを検討するということで、他区の状況を様々加える中で、先ほど答弁させていただきましたが、ほとんどの区で学校給食費の無償化なりの対応をしてきているという中で、中野区としても中野区の子どもたちだけがその分を負担するというのはいかがかという観点から、今回の補助を――補助というか給付金について検討してきました。

 食材費の検討をする中で、どういう人に食材費を支給するかというところを検討する中で、様々給食については、区立学校においても給食を食べていない子とか、理由があって給食費を頂いていない人とか、いろいろな状況があることを勘案しますと、じゃあ、払っている人にだけとか、払った分だけということもあるんですけど、そこについてはかなり難しいところがありますので、そういった意味で言えば、食材費がかかっている子どもについてお支払いするべきだろうという視点になりました。そう考えたときに、本当に食材費がかかっているのが、中野区立学校に行っている子だけに食材費がかかっているわけではないということから、食材費に対するお支払いということでいえば、その基準は中野区の学校給食費で負担していただく分の負担ですけれども、それが全ての子どもたちの食材費を賄えるかということになると、ちょっと話は変わってしまうかもしれないんですけども、考え方としては、そこの分についての給付金という形でお支払いをするという考え方であれば、国立・私立に行っている子どもを含めて、そこについての給付というのは必要じゃないかということから、前回とはちょっと違う形での給付を行うというようなことになったということでございます。

むとう委員

 何かすごく、前回のことを思い返すと、多くの議員が給食費を無償化してよと提案されていました。そういう中で、給食費の無償化というのは相当お金がかかるということもあって、それで前回教材費の一部補助というところの、これも唐突な提案でした。これで、つまり給食費の無償化をしない代わりに、区はちょこっとこれでその部分をカバーする。言い方が難しいけれども、何か無償化しないことの非難をそっちでかわそうとしているかのように受け取れるような、唐突な教材費の補助というふうに私は受け取れていたんですね。だから、最初から給食費、皆さんもう物価高騰で一番食材に影響あるから、ここからやったらいいと多くの議員が思っていた。でも、それをやらずして教材の一部、ほんの一部、金額からしたら何か一桁ぐらい違うんですかね、総額にすると。それぐらいの規模で教材費補助というところでお茶を濁してきた。これ、結局それでそれもやる、今度給食費もやるということで、区は相当な負担になってくるわけですよね。何か二重に負担して、あれもこれもできるならやって悪くはないとは思いますけれども、だからといってそこまでやるのかみたいな。じゃあ、給食費をやるんだったら教材はやる必要なかったんじゃないかぐらいに受け止めることもできてしまうので、やるならさっさとやればよかったのに、今さら何で後出しじゃんけん的な感じで、これを唐突に出してきたのかという印象を持たざるを得ないですね。もうちょっと税金を使って補助をする際に、本当に先の展望まで考えて、今目先これだけだ、これは本当に安く済むからこっちというんじゃなくて、トータルに考えてどっちの補助が有効なのかということを考えて、1回出してしまった補助を引っ込めるわけにいかないわけですから、やっぱり慎重に考えて、最初から教材費なんていうものを唐突に出さないで、今回の給食費というのを最初に出したほうがよかったんじゃないのかというふうな印象を私は持つんですけれども、区はそういった印象は全くないですか。

石崎子ども教育部長、教育委員会事務局次長

 前回、教材費を出したときの考え方も、なるべく物価高騰対策の中で支援をしていく方、多く、広く物価高騰の影響を受けている方に支給をしたいというところで、前回は区立学校という視点で考えてきて、やっぱり給食費の無償化ということも前回考えてきた中で、これまでその考え方については御答弁を差し上げてきたところですけれども、なるべく物価高騰対策としてどういったことがいいのか、なるべく物価高騰の影響を受けている方に対して広く支援をできる方法はないかということで、前回も考えていったところです。今回も、加えてまだ物価高騰が続いているということから、さらなる物価高騰対策が必要ではないかということに至って、今回についてもなるべくこの物価高騰の影響を受けている方に、広い意味で支援ができるというような方法で考えた場合に、今回は区立に限らず、そこの範囲を広げて対応してきたということですので、そのときそのときの判断にはなりますけれども、なるべく影響を受けている方に広くできる方法をということでこれまで考えてきたことではございます。あわせて、前回この教材費をやったときに、給食費についてもしっかり考えるべきだというような御意見を頂いておりましたので、そこも踏まえて今回については実施をしていくということでございます。

むとう委員

 広く補助したいということであるならば、今からでも教材費についても、区立以外のところに対象を広げることも不可能ではないですよね。今回、私立・国立・都立に行っているお子さんをどうやって抽出するかは難しいということだったんですけれども、これから行うわけですよね。そこで行って対象者が分かるわけですから、だったら、分かったところで、併せて教材費の補助というところも対象を広げるということも検討すべきではないですか。

石崎子ども教育部長、教育委員会事務局次長

 今後、区として物価高騰対策をやるかやらないかも含めて、何らかの支援が必要であるということであれば、そこの部分について改めてどういう方法がいいのかというのは考えていきたいと思います。

むとう委員

 じゃあ、今は必要ないと考えているということですかね。

石崎子ども教育部長、教育委員会事務局次長

 今必要なことということで、今回は学齢児童・生徒の給食費相当分の支給ということを今回は考えたということでございます。

むとう委員

 もう水かけ論になるからやめますけれども、やっぱり今回、私立に行っているお子さん、御家庭に給食費相当の支援を行うよと来たときに、あら、今回はありがたいけれども、何で教材費は対象にならなかったのかしらと多分疑問を持たれると思いますよ。気づかれると思いますよ。そういったときにきちんと矛盾なく説明できる内容が、今私、聞いていてもないので、今ここで対象を広げるというのであれば、しっかりと再検討をしていただきたいということを要望しておきます。

大内委員

 まず、この実施中または実施予定の対策というのがあるんですけども、これでいうところのうちの所管としては、給食費か、あるいは一律とか書いてあるんですけど、これはもう全て実施したという理解でよろしいですか。実施中のものはなくて、1のほうは実施したのか。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 学校給食食材の一部公費による調達については、現在実施中でございます。保護者への教材費補助については、学校宛てに通知をして、学校からの申請を待っている段階で……(「まだなの」と呼ぶ者あり)実施中でございます。まだ返金はできておりません。

大内委員

 ということは、まだこれ、支払っていないのか、教材費のほうは。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 教材費はまだ支払ってございません。

大内委員

 そうすると、手間がどうのこうの、お金がどうのと、例えばこの教材費と一緒に、まだ予算が通ったわけじゃ、認められたわけじゃないけども、こういった給食費に値する給付金というのも一緒に払うということは考えられないのか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 教材費と給食費の対象につきましては、おおむね一致するんですけども、一致しない児童もいますし、教材費の場合は一律ですけど、給食費の場合は返金という形を取りますと、学校によってもそれぞれまちまちという状況がございますので、併せてやるということは困難であるというふうに考えております。

大内委員

 いや、困難だと思うから一応聞いただけだけど、給食費に相当する、要はこれ、全員に払うんでしょう。教材費のほうは全員じゃないのか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 どちらも区立という対象になれば全員になります。ただし、返金という形を教材費は取りますので、こちらのほうをもし返金という形で併せてということになりますと、返金の対象者が給食費と教材費では変わってくるということになりますし、金額も、教材費は一律になりますけれども、給食費の場合は一律ということにはならないというところで、事務を一緒にすることはできなくて別々に対応するということになります。

大内委員

 ということは、教材費のほうは、所得やいろいろなことによって区あるいは国で教材費をもう負担している子どもたちに対しては支給されないということを言っているんですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 給食費の場合は、(「いや、違う。教材費」と呼ぶ者あり)教材費の場合は、区立の小・中学生全員に一律に返金していくというものになります。

大内委員

 教材費のほうは――何だ、子ども・教育政策課長が答えるの、これ。学務課長じゃないんだ。(「失礼しました」と呼ぶ者あり)もういいけど。教材費のほうは、全員にこの補助金を払いますよということですよね、今言ったのは。今回の、今検討中の、また同じく区立小・中学校の給食費分の支援、これもまた区立小・中学校の子どもたちに対しては全員ということでいいんですよね。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 全員という点では同じでございます。ただ、補助という形で返金するということになったときには、給食費を免除している児童等もいらっしゃいますので、それによって対象者が変わるというところでございます。

大内委員

 要は、他区では返金しているところはみんな返金しているわけだ。あるいは、途中で引き落としをやめたとか。中野区だけ返金するのがすごく嫌だみたいに聞こえちゃうんですよ。返金、大変なんだ、大変なんだと。でも、ほかの区じゃ普通にやっているし、それを理由にどうのこうの言っている区はない。中野区だけ、だからこれにしている、一律支給がいいんですみたいな言い方になってしまっているから、それ、ちょっと言っていることが違うよと、問題が。それを理由に、一律全員にこの給食費相当分を支払うんですという言い方と、給食費を1回集めてそれを返金する作業が大変なんですというのは、それはちょっと理屈が違うと思うんですけど。それを理由にされても困るんだよね。だって、ほかの区はみんなやっているんだから、そうやって返すところは。あるいは、引き落としをやめるとか。中野区だけそれを理由に、全員にこの支払いを――支払いというか、支援を行うという言い方をされてしまうと、違うと思うんですけど。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 中野区の状況としては難しいという体制の状況がございます。

大内委員

 中野区の状況がおかしいと。だって、あなた、いつでも、区長もこういったことについて国の動向を見ます。あなたたちは、他区の動向だとかいろいろ調べてやります。他区がそのようにやっているのに、何で中野区ができないんですか。他区はみんなそういうやり方をしているんだよ。何を調べてやっているんですか、これ。何を調べて根拠としてこういうことをやろうとしているんですか。返金もできますけれども、こういうことをやるんですと言ってくれればまだ分かるんだけど、返金は大変だからやらないという言い方をされてしまうと、違うでしょうと言っているの。だって、他区ではできているのに、何で中野区でできないんだと。他の区をいろいろ調べたりして、他区はやっているけど中野区じゃできないという結論になったんですか。そういう言い方をされてしまうと、これをやっている意味がちょっと違ってくるんですよ。返金が難しいからこれにしたという言い方をされてしまうと、違うでしょうと言っているの。

石崎子ども教育部長、教育委員会事務局次長

 確かにちょっと私どもの言い方で、返金が難しいからこのやり方ということではなくて、各区の状況も我々の中で調査をさせていただいたときに、各区も様々な無償化に対する返金の方法であるとか、取らない方法であるとか、支給をする方法であるとか、様々なその区の状況に合わせた対応を取ってきたところでございます。中野区のこれまで御説明させていただいた状況の中で、何が一番簡便に間違いなく支給できるか、子育て世帯の支援ができるかというところを考えてきたときに、中野区としては、今まで御説明させていただいた、口座のほうにいついつで振り込ませていただくというものが間違いなくできるのではないかということで、その御説明ということで、それだからできないということではなくて、その方法が中野区にとって一番間違いない方法ではないかということで考えてきたところでございます。

大内委員

 支払い方法でこの給付を決めているわけじゃないんだよ。今聞いていると、その支払いが、こっちが簡単だからという議論ばっかりしていて、元の話ができないんですよ。支払いが、こっちが元に戻すと大変で、これでやると一律に配りやすいからこれにしたという方法じゃなく、それは違うの。それは次の問題であって、最初の考え方にそれが入ってきてしまうとおかしいんじゃないですかと言っているわけ。

石崎子ども教育部長、教育委員会事務局次長

 委員のおっしゃるとおり、それがあってということではなくて、あくまでも子育て世帯への物価高騰対策の影響についてどのような支援が必要かということの視点で考えたときに、今回御提案させていただいたようなことでやっていくということで決めたものでございます。

大内委員

 言っておくけど、まだこれ、予算もまだついたわけでも何でもないから、あまりここでやったところで架空の話を一生懸命しているような話になってしまうから、あまり突っ込んで聞きませんけども、要は、今実施中の、そもそも物価高騰による給食費の値上がり分を踏まえて、この一部代金を区が負担しているわけでしょう。そして、また同じ理由で、今度本体部分と言えばいいのかな、その部分を負担しますと。相当額を負担しますと。もうちょっと説明を変えないと、前も物価高騰でやります、今回も物価高騰でと言われてしまうと、例えばガソリン代の補助、物価高騰ありますけど、ガソリン代は丸々補助しないよね。値上がり分だけだよね、補助というのは。でも、この文章を読むと、値上がり分は補助して、今回はもう元のほうも全部補助しますよと。だったら、もうちょっとしっかりした説明をしてくれないと。物価高騰で、値上がり分は区が負担しますということを言って今やっています。今度は、同じ物価高騰がまだ続いているので、今度本体部分まで補助しますというと、同じ理由で本体部分を補助するというのはちょっと違うよね。もうちょっと理由をつけてくれないと。物価高騰部分、値上がりで、前回はこの値上がった分を区が負担しますと。今回また物価高騰が続いているので、今度は本体部分を補助しますと言われてしまうと、同じ理由でやるんじゃなくて、もうちょっと理由をちゃんと説明してくれないと、本体部分もやるんだったら。簡単に、何かいろんなところから言われたからやりますという言い方にしか聞こえてこない。

 それと、他区の状況を全然調べていないんですかと。調べているんだろうけど、他区はこういうやり方をやっているところはどこにもないわけ。何で中野区だけこの方法にしたのか。やっぱりそれが一番疑問なわけですよ。僕たちは、給食費の無償化というか、給食費の分を中野区で他区と同様に負担したらどうですかと言ったら、給食費相当分を支援しますと。そうすると、給食費の無償化じゃないんですよ。あくまでもそういった相当部分を支援します。要するに、国が一律3万円補助しますというのと結局同じ扱いになっていくわけですよ、こういうのは。そうすると、他区が行っている給食費の無償化とまた違うわけですよ。それをたまたま給食費相当分と書いてあるから、何かいかにも給食費の補助を行うみたいに読めてしまうんだけど、全然違う。別物ですよね。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 今回の額の算定に当たりましては、保護者が負担する給食費というものに合わせているということで、給食費相当額というふうにさせていただきました。ただし、委員おっしゃるとおり、給食の無償化というふうにまずは言い切れないという状況にはなってございますけれども、保護者から見るならば、実質的に給食費は無償となっているということでございます。

大内委員

 いや、それはこじつけだよ。だって、そうしたら国からもらっている補助金は、これは給食費3倍分、例えば3倍相当する分が払われます。そうすると、給食費無償になっているんですと言っているのと同じなんだよ、そんなの。たまたま一つの基準として給食費相当分と言っているだけであって、給食費の無償化とは違うんですよ、これ。他区、23区でほとんど、中野区含めて2区以外全部やっているのに、中野はまだ給食費の無償化に足を踏み込まないんですねと。ずっと、僕たちとしてはそういう議論になっていくわけです。何でそれをしないんですか。まだ23区のうち数区、片手ぐらいの区が行っている時点でこういうのをやってくれれば、中野区方針だとか分かるけども、もうほとんどの区でそうやって取り組んでいるのに、なぜ中野区だけ違う取組をするんですか。例えば、区立の子たちに対してはお金を返します、私立の子に対してはそれ相当分の、公立と同じ分の食材費の支給を行いますだったらまだ分かる。そうしたら、区立小・中学校の給食費の無償化、中野区もやりましたと言えるんだけども、今回のこれだとそういうふうに見えないんだよね。そう思いませんかと言っているの。相当分、相当分と言っているけども、給食費の無償化とは違うんですよね。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 この給付金が給食費の無償化とは言い切れないものになります。(「言い切れないじゃなくて、違うんですねと聞いているの」と呼ぶ者あり)給食費の無償化ではないです。

大内委員

 だから、当たり前。給食費の無償化じゃないんだよ、これ。ただ、給食費相当分を補助しますと言っているだけ。だから、担当が学務課じゃなくてこっちになっているわけでしょう。もし給食費相当を払いますというんだったら、学務課になると思う、担当は。あなたがやるということは、給食費に相当する額と言っているだけであって、別に給食費でも何でもないんだよ。23区では、そうなってくると、中野区、最後まだ1区中野区以外にあるけど、給食費は無償化になっていないという区になってしまいますよと言っているの。それは、片方で米印、中野区はその相当分を補助していますというぐらいは出るかもしれないけども、基本的に中野区はしてませんよと。だから、それはまずいんじゃないですかとずっと議論したら、あなたたちは、じゃ、他区の状況を踏まえていろいろ検討しますといったら、答えはこれになってしまったというのがちょっと分からないと言っているの。素直に他区と同じようなことをやれば、どうやってやっているんですかと聞けば教えてくれるから、別に。そこで、いや、こうやって返金したんですよとやればいいだけの話。何で中野区だけ返金が大変だとか、そういった理由で言っているのかなと思うんです。そこまでこだわる理由は何なのか。他区と同じようにやらない理由は何なのか。端的に聞くけど。

石崎子ども教育部長、教育委員会事務局次長

 繰り返しになる部分もありますけれども、なるべくこの物価高騰を受けている多くの子育て世帯に対する支援を行いたいというところで考えたときに、より広いところということで、区立学校の給食費を払っている世帯以外の部分も含めて払うということでございます。

大内委員

 いや、別に私立のあれは、要するに区立小・中学校以外の生徒・児童に払う必要はないとか言っているんじゃない。他区ではそういう考え方は全然なかったのか。

石崎子ども教育部長、教育委員会事務局次長

 まだ実際実施をしていないのであれなんですけども、様々情報交換をする中では、他区でも私立学校も含めて実施するところや、区立学校以外にも、例えば特別養護学校とか、そういうところには支援するとかという、様々区の事情によって対象を広げているところはあるというふうに聞いてございます。

大内委員

 もう今、年度途中だから、来年度も継続するんだったら、分かりやすく、区立小・中学校の部分は、給食費の引き落としはしません。私立、あるいはそういった特別支援学級というか、それに関わっている子たちには現金で給付しますとか、そういうふうに分かりやすくやってくれたほうがいいんじゃないですか。来年度の予算でまたこういった給食費相当分の支援を行うとかいうんじゃなくて、他区と同じように小・中学校の引き落としはしません。それ以外の年齢の児童・生徒たちには、現金で支援を行うというふうに言ってくれたほうが分かりやすいと思うんですけども。そもそもこれ、まだ通っていないからそんな約束しても仕方ないんだけど、そう思いますよと。だから、その辺よく考えて、まだ何も示されていない状態だから、もしこれを進めていくんだったらそういうふうにしたほうがいいんじゃないのかなと思います。

 それで、もうちょっと戻って、この実施中のところで、学校給食食材の一部公費による調達とありますよね。これは幾らぐらいなんですか、金額は。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 2,800万円程度でございます。

大内委員

 2,800万円程度というのは、大体どのぐらいなのか。1人の子どもに対して、食材費というのは何%ぐらい上がって2,800万円になったのか。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 1人10円分掛ける食数というところで補助しているところでございます。(「1食」と呼ぶ者あり)あ、ごめんなさい、1食10円ということです。

大内委員

 10円という根拠は何なのか。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 令和4年度から令和5年度にかけて給食費算定委員会というのを開いていまして、令和4年度から令和5年度の差額分を見てみると、ちょうど約10円程度になるので、10円という補助が値上がり分として適切だというところで、今回こういうふうにしているところでございます。

大内委員

 例えば、その次のほうの教材費があるでしょう。これは各学校によってむらがあるから、一番教材費がかかっていないところに合わせたのかな。ただ、給食費についてはみんな一律。小学校、中学校、二百何十円でしょう。一律じゃないですか。そういったところの食材費で払ってあげるのはいいんだけど、それこそお弁当の子だとか、いろんな子たちがいる。でも、基本的に全部同じ。アレルギーがあって、基本的にそういう子たちというのは食材費を払っていないんですか。一応確認しておきます。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 一部弁当だと払っていますけれども、完全弁当という形、給食を提供されていないという場合は払っていないというところでございます。

羽鳥委員

 今、他の委員からもいろいろ質疑があって、非常に政策としては、我が会派も給食費の無償化をということを求めてきましたので、思った以上の対象拡大ということで、私立や、公立学校以外にも対象を広げるということで非常によかったと。高く評価をしたいと思います。(「給食費の無償化じゃないと言っているんだよ」と呼ぶ者あり)実質無償化ということで、非常に大事だと思います。

 ちょっと最初のところで、返金事務の手間というふうなことで給付なんだということをおっしゃっていたんですけれども、これは、ごめんなさい、ちょっと言っていたかもしれないんですけど、あまり聞き取れなかったんですが、要は、受け取らないという方法じゃ駄目だったのは何でだったんでしたっけ。要は、せめて後期の分は受け取らないというか、そういう徴収をしないという方法ではできなかったというのは何でだったんでしたっけ。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 年度途中で徴収を止めるという場合ですとか、そういう場合なんですけれども、どういう場合であっても各学校で返金というのは必ず発生してしまうというところになります。というのは、各学校ごとに給食費の徴収計画とか執行計画というのは大きく異なっていて、執行計画も様々なんですね。例えば、年度当初とか年度の前半にある程度の給食費を集めて、後半には少なくというところもありますし、年度当初に一括して徴収しているという学校もあります。なので、そういう意味では、年度の途中で徴収をやめます、そこからは学校の返金の手間はありませんというところは発生しないというところで認識しているところでございます。

羽鳥委員

 では、学校ごとに徴収のやり方が違うと。だから、徴収しないと区が決めたところで学校の手間が出てしまうというふうな、そういうところなんですね。なるほど。分かりました。じゃ、返金というふうなものにしたとしても、返金の額とか、そういうのを算出する手間とかが学校ごとに生じてしまうというふうなことなんですね。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 はい、そのとおりでございます。

羽鳥委員

 分かりました。

 それと、ちょっと別なんですけど、ちょっと気になるのが、やっぱり物価高騰対策として子ども・教育政策課長課長なんかがずっと言っているのが、やっぱり今後の展開というところではちょっと気になるところです。私たちは、我が会派のところでは、やっぱり憲法に基づけば義務教育無償というところで、学校給食は無償化すべきじゃないのかという立場で学校給食無償化を言っていたわけですけども、今回、実質的な無償化とはいえ、あくまでその答弁の中身は物価高騰対策なんだということなんですよね。そうすると、いや、そんなことはないと思うけど、物価高騰がないと判断すればやめるのかというふうなのが出てくる。非常に打ち切りやすい政策判断なのかなと。政策判断で打ち切りやすいからそういうふうに言ってしまったのかなということを思うんですけれども、学校給食の無償化、学校給食の費用と義務教育の無償というふうな、この関係についてちょっとどのような見解をお持ちでしょうか、現在。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 繰り返しの答弁になりますけれども、学校給食につきましては義務教育であることから国が本来負担すべきものと、このように認識しております。引き続き国に要望を行っていきたいと考えております。

羽鳥委員

 ただ、やっぱり様々な制度は、地方が制度を実現していって国に実施を迫っていったというふうなものもありますので、やっぱり区の来年度の予算編成の中で、そういった立場で学校給食、実質ではなく本当に無償になるように、早急に検討を進めていっていただきたいなと思います。

委員長

 要望でよろしいですね。

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、2番、中野区実施計画(骨子)についての報告を求めます。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 それでは、中野区実施計画(骨子)について、資料(資料3)に基づき御報告させていただきます。本報告は、全ての常任委員会において共通の資料により報告するものでございます。

 それでは、資料を御覧ください。

 区では、中野区実施計画の策定に向けた検討を進めております。このたび策定に係る骨子を取りまとめましたので御報告いたします。なお、骨子は素案に盛り込むことを想定している内容について取りまとめたものでございまして、今後、議会の御意見を踏まえ、さらに検討を深め、素案を策定していきたいと考えてございます。

 別紙の中野区実施計画(骨子)を御覧ください。実施計画の構成につきましては、第1章、中野区実施計画について、第2章、重点プロジェクト、第3章、基本目標別の政策・施策、第4章、区政運営の基本方針、第5章、財政見通しとなってございます。

 第1章、中野区実施計画についてでは、実施計画の策定に至った経緯、位置付け、実施計画に盛り込む内容等について記載してございます。

 第2章、重点プロジェクトでは、基本計画で設定した重点プロジェクトにおける取組について、今後の展開を年度ごとに示すものとしてございます。

 骨子では、実施計画に掲載する新たな展開を検討中の主な事項として示してございます。子ども教育部、教育委員会事務局に関係する部分といたしまして、重点プロジェクト、子育て先進区の実現を御覧ください。

 推進するプロジェクト①「子ども・子育て家庭に対するセーフティネットを強化します」の重点ポイントは、「児童虐待を未然に防止する事業を充実し体制を強化します」につきましては、子どもの権利に関する条例の推進、子どもの意見表明の機会確保。重点ポイント、「生活が困難な状況にある家庭の子どもを支える環境をつくります」につきましては、生活実態を踏まえた高校生年代への支援の推進、子どもの学習の支援、子どもの経験・体験事業を、重点プロジェクトに掲載する主な事項として検討してございます。

 推進するプロジェクト②「子育て・子育ち環境を整備します」の重点ポイント、「子どものニーズに合わせた環境づくりを進めます」につきましては、学校図書館機能の充実、キッズ・プラザ、学童クラブ及び児童館等の整備・運営、常設プレーパークの開設、育成活動支援事業。

 重点ポイント、「地域の協働・協創により学習環境を充実します」につきましては、地域学校協働活動の推進、地域学校運営協議会の設置、学校図書館機能の充実を、重点プロジェクトに掲載する主な事業として検討しています。

 推進するプロジェクト3、「地域全体で子育てを応援するための体制を整備します」の重点ポイント、「多様な主体の参画により子どもの育成活動を活性化します」につきましては、児童館等整備・運営、若者地域活動支援事業を、重点プロジェクトに掲載する主な事項として検討しています。

 実施計画掲載イメージを4ページ下段に示してございますので、御覧ください。

 第3章、基本目標別の政策・施策では、基本計画の政策体系に基づき、各施策を推進するための主な取組に係る事業の展開を年度ごとに示すものとしてございます。あわせて、施策における成果指標と目標値について、基本計画前期(令和3年度~令和4年度)の達成状況等を踏まえ、目標値の再設定を行います。実施計画掲載イメージを5ページの下段に示してございますので、御確認ください。

 第4章、区政運営の基本方針では、区として目指す質の高い行政サービスの提供に向けて、利便性と生産性の向上を図っていくための具体的な取組について、今後の展開を年度ごとに示すものとしてございます。実施計画イメージを6ページの中段に示してございますので、御確認ください。

 第5章、財政見通しでは、令和4年度に新たな財政運営の考え方を確立したことなど、基本計画策定時からの状況変化等を踏まえた財政フレームを改めて示すものとしてございます。

 最初の鏡文にお戻りください。最後に、今後の予定でございます。令和5年10月に実施計画(素案)を策定、実施計画(素案)に対する意見聴取の実施、令和5年12月に実施計画(案)を策定、パブリック・コメント手続の実施、令和6年3月に実施計画を策定する予定でございます。

 策定経過につきましては、各常任委員会においてその都度報告を行う予定でございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

羽鳥委員

 基本計画の後期の実施計画ということで、新たな施策の骨子が示されているんですけれども、この重点プロジェクトでやろうとしている中で、新たな展開を検討中の主な事項が掲載されているんですが、一つが子ども・子育て世帯に対するセーフティネットを強化するということと、二つ目に子育て・子育ち環境を整備すると。三つ目に地域全体で子育てを応援するための体制を整備するということで、この政策自身は、私はすごくいいと思いますし、目標もいいかと思うんですけれども、これまでずっと言ってきたんですけれども、子育て世帯の大変さというのはどこにあるのかというふうなことで言ったら、やっぱり経済的な負担があまりにも重い。私費負担があまりにも重いというところが言われてきたんじゃないのかなと思うんですけれども、それについて区としてはどういうふうに認識をされていますか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 当然区としても子どもの貧困対策としまして、生活実態の把握の調査をしたりとかしまして、どういう状況にあるのかというところは、一定程度データとしては持っているところでございます。今回の中野区の実施計画の重点プロジェクトにつきましては、基本計画の重点プロジェクトの枠組みがもともとありまして、こちらの子どもと子育て家庭に対するセーフティネットを強化する、子育て・子育ち環境を整備する、地域全体で子育てを応援するための体制を整備するというのは、もともと基本計画の枠組みの中で設定したものになりまして、今回はあくまでも基本計画の後期の取組を実施計画に落とし込むということで、この枠組みの中で具体的な取組を明らかにするという趣旨で検討を進めているものでございます。

羽鳥委員

 なるほど。枠組みが決まっていて、その後期のものなんだということなんですけれども、いや、私としては、せっかく都立大学とも協働して高校生年代の調査もやられたということですから、そうした調査結果なんかも使って、子どもの貧困、特に中等教育、高等教育の負担軽減という政策なんかをやっぱり考えてもらいたいなというのがあるんですね。「子ども・子育て家庭に対するセーフティネットを強化します」という政策の中で、政策として生活実態を踏まえた高校生年代への支援の推進と、子どもの学習の支援、子どもの経験・体験事業ということがあるんですけれども、やっぱり経済的な負担軽減というのを政策として掲げていくべきなんじゃないのかなというようなことを思うんですけれども、いかがでしょうか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 今、委員御指摘いただいた高校生年代の実態調査、こちらについてはただいま区としても分析を進めているところでございまして、そういったものも含めまして、こちらの子ども・子育て家庭に対するセーフティネットを強化するといった枠組みの中で、どういったことができるのかというのを検討してまいります。また、今回の実施計画の骨子につきましては、検討している主な事項を一部載せているものになりまして、これ以外にも様々取組のほうを今検討しているところでございまして、そういったものにつきまして実施計画の素案の段階でまたお示しすることになるかというふうに認識してございます。

立石委員

 ちょっと基本的なところの確認なんですけど、今回実施計画というのがつくられて、この内容、完成したら基本計画の後期の、残りのスケジュールのところとかに置き換わるみたいなイメージなんですか。それとも、これ、一部に位置付けるという、この位置付けがちょっとよく分からないので、御説明をお願いしたいんですけど。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 今の基本計画の中にも後期の取組はございますけれども、年度ごとにその展開をお示ししていくというもので一部に位置付けるということになります。

立石委員

 今、基本計画、冊子がありますよね。これができたらそこの中身が変わる。これに対応して変わるんですか。それとも、これが別で冊子としてつくるのか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 基本計画そのものは冊子として残りますけれども、別の冊子として実施計画がつくられるものとなります。

立石委員

 例えば、財政見通しとか財政フレームなんかも見直すというふうになっているじゃないですか。なので、基本計画の内容に関することも変更されるのかなと思うんですけども、ちょっとその位置付けが分かりづらいんですが、その辺はどう整理されるんですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 財政フレームのところにつきましては企画部のほうで検討してございますので、ちょっと所管外となります。

立石委員

 あと、重点プロジェクトに関しては、引き続き基本計画にある内容を具体的にしていくということだと思うんですね。あと、構造改革について、引き続き取り組むべき内容に関しては実施計画に落とし込んでいくというふうにあるんですけども、構造改革の内容で子育て政策に関するところというのは、盛り込むものと盛り込まないものがあるということで、素案の段階では盛り込むものが挙がってくるというイメージですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 構造改革実行プログラムの中から盛り込むものと盛り込まないものが出てまいりますので、お示しする素案の中には盛り込むものが掲載されているというようなところでイメージをしているところでございます。

立石委員

 たしか児童館の数の考え方とか、構造改革実行プログラムに入っていましたよね。そういった状況が変わっている中で素案が次に出てくるという状況で、今回そういった構造改革の中身についても御説明、御報告があったほうがよかったのかなと。前回も報告ありましたけど、あまりそこについてちょっと議論が正直できていなかったのかなというふうに認識しておりまして、素案の段階ではそういった構造改革の、ここの所管に関することが丁寧に御説明があるという認識でよろしいですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 構造改革実行プログラムの中の実施計画に盛り込まれたものについて実施計画にも載ってまいりますので、構造改革実行プログラムの中から実施計画に盛り込む内容について掲載いたしますので、説明といたしましては、基本的にはそちらに掲載しているものになろうかと考えてございます。

立石委員

 その際には、掲載しないものに関しては、そういった理由も含めて御説明をお願いしたいと思いますが、いかがですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 ただいま委員のおっしゃられた件につきましては、企画部と調整して、どのような形で御説明するかを検討したいと考えております。

立石委員

 あと最後に、今後の予定のところで、令和6年3月に実施計画策定とありまして、この計画自体が令和7年までですよね。非常に短いところでなっていて、その上で今回改めて実施計画でスケジュールですとか落とすわけですから、推進とかではなく、かなり具体的な内容にしていただきたいですし、報告の過程でしっかり政策の議論ができるような形で、何かつくってもう終わりというふうになってしまうようなスケジュールなので、そういった形で議論ができればというふうに思っています。こちらは要望で結構です。

むとう委員

 これ、あくまでも骨子ということで、これぐらいしか書き込まれていないのかとは思うんですけれども、やはり基本構想があって、基本計画があって、実施計画があるわけだから、実施計画という以上、もう少し具体的に、実施する内容が分かるような記述にならないと何かぴんとこないというか……。だから、この表現、概要なのかもしれませんけれども、素案になっていく段階ではもう少し、本当に実施計画と言えるぐらい分かりやすい実施が書き込まれてくるというふうに期待していてよろしいんでしょうか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 現在、そのことについて検討を進めているところになりますので、可能な限り実施計画にふさわしい内容にしたいと考えてございます。ただし、どうしても展開がないものというものもございますので、そちらにつきましては、具体的に年度ごとに展開すべきものについて、落とし込めるものはちょっとないのかなというふうには思っております。

むとう委員

 より分かりやすい実施計画になって出てくることを期待しておきます。

 すみません、瑣末なことなんですが、今日、午前中、駅周辺の特別委員会があって、そこでもユニバーサルデザインの計画が3月計画策定ということで、12月にパブリック・コメントなんですよ。これ私、いろんなときに、何回もしつこくいろんなところで言っているんですけれども、パブリック・コメントが12月の区民にとって年末の忙しい時期に何本も区報に載ってくるんですよ。だから、区政に関心を持ってパブコメに意見を寄せるというのは、結構区民にとっては力量が要ることで、意見を書いて出すわけですから、それが様々な計画が12月に集中して、意見をください、パブコメですということにならないように、本当に全庁的に工夫してほしいということを毎回言っているんですけれども、また今日1日で二つ重なりつつあるんだなということがここで分かったんですけれども、ぜひパブコメの、これ、行政の都合でここに重なってしまうんだけれども、全庁的に調整してください。区民にとって年末の忙しいときにパブコメが集中するのは、とても、区政に関心を持っていてもしんどい話ですので、その工夫を全庁的にお願いしたいということをここでも言っておきたいんですが、いかがですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 この全体スケジュールにつきましては企画部のほうで検討しているところになりますけれども、所管部のほうに伝えていきたいと思います。

大内委員

 この実施計画というのは、基本計画の後期に取り組む、具体化すると書いてあるんだけども、ただ、基本計画、後期3年間あって、そのうち1年間をこの実施計画をつくるために費やしてしまう。ということは、3年間のうち1年間で細かい計画をつくって、2年間実施するという考え方。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 内容といたしましては、令和5年度からの取組についてその展開をお示しするものになりますけれども、既に5年度、始まってございますので、始まっているものについてその中に記載していくものとなります。

大内委員

 いや、言っていることは分かるけど、全然、でもおかしいんだよね。令和5年度にこれできるの。令和6年3月だよ。実施が始まるのは4月じゃないのか。令和5年度は、結局検討しているだけなんでしょう。何か令和5年度はやっているのかやっていないのか分からないような答弁をしているけど、令和5年度は計画をつくっているだけだから、何も動いていないんじゃないの。駄目だとか言っているんじゃないんだよ。そういうものなのかと聞いている。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 ちょっと繰り返しになりますけれども、令和5年度、事業展開をしていないというわけではなくて、それぞれの主な取組の中身によっては令和5年度に取り組んでいるものがございますので、その内容を令和5年度には記載していくことになります。

大内委員

 だから、令和5年度、まだ骨子ができていないのに勝手に取り組んでしまっていいのかという話になるんだよ、重点的に。(「基本計画自体は決まっているから」と呼ぶ者あり)基本計画は分かる。だから、骨子とは違うんでしょうと。今年度やっていることは、そもそもあるものをちゃんと行っているということでしょう。だから、この骨子については1年間計画を練る期間なのかと聞いている。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 委員のおっしゃるとおりでして、令和5年度につきましては既に予算編成も終わっていまして、既に実施しているものになります。令和5年度につきましては、今年度の予算に基づいて実施しているものを計画の中に落とし込んでいくというような形になるかと思います。

大内委員

 いや、考え方を聞いているだけだから、別に……。令和5年度はその計画をつくるとして、基本的に基本構想に基づいた基本計画を行っていますということなんでしょう。例えば、これで出てくる、一番最初に子どもの権利に関する条例の推進とあるんだけど、これ、この間つくったやつでしょう、子どもの権利条例というのは、たしか。最近だよね、つくったのは。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 子どもの権利に関する条例につきましては、令和4年3月に議決をいただきまして4月から施行しているものになります。

大内委員

 もう実施されているんだけど、たしかあそこで子どもたちの意見を幅広く聞いていきますとか、いろいろ言っていたよね。ちゃんとやっているのか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 例えば、区の計画をつくるとき、子どもに関係するような計画をつくるときに、子どもたちの意見を聞いて反映するとか、あとは、児童館などの子ども施設の運営の中で子どもたちの声を生かすといったような取組を進めているところでございます。

大内委員

 そうすると、今言った、例えば児童館とか、当初9館にして、あとは違った形でやりますよと。それが今変わっていますよと。皆さんどう思いますかとかとやっているということ。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 第2回定例会の子ども文教委員会の中での質疑の中でもお答えさせていただいておりますが、今後、児童館について新たな展開をしていく。その中で、子どもたちの声も聞きながら計画に反映していくといったことを考えてございます。

大内委員

 違うよ。今は聞いていないのかと聞いている。だって、君が言っているのは、多分それは、もう計画が決まりました、決まった計画についてどう思いますかという意見を聞くだけでしょう。違う。計画を変えようと思うんですけど、子どもたちはどう思いますかということを聞かないのかという話だよ。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 今回の第2回定例会に示させていただいた展開に基づいて今後進めていく。その中で子どもの声を聞いていきたいというふうに考えてございます。

大内委員

 違う。だから、そもそものところでは聞かないんですかと。中野区の考え方が今変わっているんですよ。そういうことは聞かないわけね。決まった方針について意見を聞くということ。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 今回の展開を定めるに当たって、個別で意見を聞くというようなことはやってございません。

大内委員

 君の言っている個別というのはどういうこと。個人個人に聞けと言っているんじゃない。だから、その聞き方はどうやってやるのか。あのときもいろいろあったけども、いろいろ言っていたけど、個別、団体、個別の、逆に言うと団体、じゃ、団体というのは何。個別というのは何。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 先ほどの展開を定めるに当たって、子どもたちに対して、例えば意見交換会をするとかワークショップをするというような手法で、まとまった意見を頂いているというものではございません。

大内委員

 じゃあ、どうやって意見をもらうの。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 前回の展開を定めるに当たっては、そういった子どもの声を聞いてそれを反映するというようなことはやってございませんでして、今後計画を定めていく中で子どもの声を聞いて、反映に努めていきたいというふうに考えてございます。

大内委員

 いや、僕が今言っているのは、個別と個別じゃないところの判断はどういうやり方が違うんですかと聞いている。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 ちょっと個別という言葉はあまり適切ではなかったんですけど、そういったまとまった機会というのは設けていないといった趣旨でございます。

大内委員

 まとまった機会を設けていないということは、じゃ、どうやって聞くんですかという。個別の意見を聞くのではないという言い方は分かりました。じゃ、どうやって聞くんですかと聞いている。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 今後、児童館運営・整備推進計画を定めていく中で、素案の段階で意見交換会をやっていくというのは前回御報告しているところでございますが、その意見交換会を子ども向けに開催したり、あとは、前回も質疑の中で出ましたけど、子どもたちの1人1台タブレットを通じて意見を集めたりといったような手法でやっていくことを今検討しているところでございます。

大内委員

 あともう一つ、同じく、めくったところに学校図書館機能の充実と書いてあるんだけど、これは今どうなっているんですか。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 現在、学校の図書館のほうには業務委託をしまして図書館の指導員のほうを入れて、毎日開放のほうをしております。

大内委員

 開放型図書館といって、たしか新しい小学校とかは、一般の中学校もそうなのかな、一般の方も、学校が休みの時間帯なのかな、とにかく一般の方も見られるようになっていますよね。あれは全部継続しているんですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 現在、三つの小学校に地域開放型学校図書館を開設してございますけれども、現在も引き続きその3館につきましては開いているところでございます。

大内委員

 すみません、その3館、名前を言ってください。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 美鳩、中野第一、みなみの小でございます。

大内委員

 新井――新井というか、中野通りにある小学校、(「令和小」と呼ぶ者あり)あそこもそういう仕様になっていなかったか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 令和小のことかと思いますけれども、令和小につきましては、整備はしてございますけれども、地域開放型学校図書館として現在開設はしてございません。

大内委員

 何で。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 こちらにつきましては、今後の区立図書館のサービス・配置の在り方ということで、当委員会でも御報告してまいりましたけれども、この三つの小学校の地域開放型学校図書館を開設して、この後は開設しないということで御報告しているところでございます。

大内委員

 すみません、僕は4月から来たばっかりなので、5月か、よく分かっていないんだけど、基本計画でもそう書いてあるんですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 基本計画の中では検証していくということを記載してございます。

大内委員

 検証していくというのと当初の計画を変えるというのは違うんですよ。まだ検証しているのにやめちゃいけないんじゃないの。当初の計画があるでしょう。検証している段階で、何でやめてしまうの。早くないか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 中野区といたしまして検証して、その結果として、今後の区立図書館のサービス・配置の在り方の中で、今後は開設しないということで素案をお示しし、さらに案をお示ししたところでございます。

大内委員

 さっき検証したとか言ったから。検証して結果が、もうこうやっていろいろやって、他のところには設備は作ったけども開放しないということに決まったの。僕はちょっと知らないから、ちゃんと確認しておきたいんだよ。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 現在、区としては、案の段階ではございますけれども、開設しないというふうに決めたものでございます。

大内委員

 さっき「案」と言わなかったじゃない。ちゃんとその辺のところを聞いておかないと、案だったらまだ変わる可能性もあるけど、方針がこの中野区基本計画に示された計画とも変わってきているということを言っているのか。要するに、基本計画には何と書かれていたの。それをやって検証して、やめるという今案に近づいているので、取りあえず令和小学校についてはやっていないということをちゃんと分かりやすく言ってくれますか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 基本計画には、3館につきまして開設・運営していくということを記載しておりまして、それ以外に地域開放型の学校図書館について検証していくというふうに記載しているところでございます。

大内委員

 検証していくというのは、開放型図書館というものを一応つくるけども、開放型図書館にするかしないかは未定だと。未定のものを、じゃ、ずっとつくっていたんだ。するかしないか分からないけど、取りあえず開放型の学校図書館にしていたということなんですか、あの工事はそもそも。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 3館につきましては、その前の10か年計画などに基づいて整備をしてまいりました。基本計画を策定するに当たっては、その3館は継続しますけれども、地域開放型学校図書館について検証していくということで計画したものでございます。

大内委員

 いや、だから、検証するというのは書いてある。でも、やらないという、そういう案ができていますと言ったじゃないか、さっき。そこまでちゃんと言ってくれないと、いまだ検証しているのかなと。もう検証が終わって案になってしまっているんでしょう。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 失礼いたしました。検証を終えて、区立図書館の今後の配置・サービスの在り方の中で、整備をしないと。現時点では案でございますけれども、区としてそのような考えをお示ししたところでございます。

大内委員

 整備しないと。いや、もう整備してしまっているじゃないか。何言っているの。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 そのスペースは整備いたしましたけれども、新たに整備・開設をしないということでその中に記載したものでございます。

大内委員

 いや、あなたは整備しないと言っているけど、もう整備されているでしょうと言っているだけ。ちゃんと言ってくれないと。もう整備されているのか、令和小。でも、開設しないという案になっているんですかと。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 既に整備したところも含めて、開設しないということで書いたものでございます。

大内委員

 既に整備されているところはどこなのか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 令和小学校でございます。

大内委員

 令和小学校1校だけなの。だったら、分かりやすく言ってくれればいいじゃないか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 整備が終わっているところといたしましては、既に開設をした、先ほど申し上げた3館プラス令和小学校でございます。

大内委員

 他の小学校、今建設中というところはないんですね。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 現在建設中のところはございません。今度開校いたします鷺の杜小学校につきましても、そのスペースは整備されてございます。

大内委員

 でも、もう開設しないんでしょう。しないという案なんでしょう。案なのに、一応もう工事をやってしまっているから、一応そういう仕様になっていると。でも、開設しないんですよということですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 そのとおりでございます。

大内委員

 建設途中で案が変わってしまったわけでしょう。開放型にしないのに、途中で設計変更はできないんだ。もうしないと決まっているのに――決まっているわけじゃないな、まだ案だから。でも、鷺の杜小学校については開放型図書館にはしません。もうここでは内々に決まっているけども、建物は開放型のスペースとして造っているわけだ。それ、ちゃんと地域の人は知っているんですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 今回の区立図書館の整備・配置の在り方につきましては、関係団体等にも説明をしているところでございます。

大内委員

 いやいや、あなたの言っている関係団体というのは、子どもたちも当然含めて入っているんだよね。子どもたちにも意見を聞いたということでしょう。あと、関係団体というのは誰のことを言っているの。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 町会等でございます。

大内委員

 じゃ、町会等とかも納得したわけですね。地域開放型にしないと。納得したということなんですね。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 説明の中で、そのところについては丁寧に説明しております。特段その中で、例えば令和小ですとか鷺の杜小学校について意見というものはございませんでした。

大内委員

 丁寧に説明して意見が出ませんでしたというのは、しなくてもいいですよと皆さん言われたということを言っているの。子どもたちにも意見を聞いたんでしょう。同じような意見だったの。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 既にできているところについてどうしますかという聞き方をして、既に整備が終わっている令和小学校ですとか、当時であれば建築中の鷺の杜小学校について、ここについてどうですかというようなことは、そのような聞き方じゃなくて全体で聞いておりますので、(「何を言っているのか分からない」と呼ぶ者あり)個別具体の建築中の小学校の地域開放型学校図書館について一つひとつ聞いているわけではなくて、計画全体で聞いておりますので、その中から意見は出ていないというところでございます。

大内委員

 開放型学校図書館というのは、地元の人たち、地域の人たちが使うんだから、地域の人の意見を聞かなかったら意味ないじゃないか。どこの説明会でその意見をもらうの。例えば、多分ほかの地域、ちょっと離れている人たちは大して意見はないよ、別に。やっぱりその近所の人たちが使うのが目的なんだから、それなのにその人たちの意見を聞いていないと言っているのか。全体の意見という言い方をしているけども、さっきも言ったように全体と個別の意味がちょっと分からない。じゃ、地域の意見は聞いたんですかと聞けばいいのかな。僕、いいとか悪いとか、反対とか賛成とか言っているんじゃない。これをちゃんと着実に進められているのですかということを聞きたいだけなので、地域でちゃんと合意が取られているということでよろしいんですね。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 今回の計画につきましては、区全体の計画をお示ししたものになりますので、個別の地域について説明会を行ったというものではございません。

大内委員

 全体の計画をつくるのでも、地域地域に意見を聞くのは当たり前じゃないですか。全体の計画は分かる。でも、全体の計画から個別の計画になるとき、それぞれの地域の課題だとかあるんだから、意見を聞くのは当たり前じゃないのか。いや、なくしちゃいけないとか言っているわけじゃない。ちゃんと地域に説明をしたんですかと言ったら、していないと言うから、それじゃまずいんじゃないのと。全体の計画は説明しましたけど、個別の計画については小さな話だからしていませんと言っているようにも聞こえてしまう。だって、造るときに、多分地域にもこういうものを造りますよと説明しているわけでしょう。学校の統合委員会なりなんなり、あるいは学校の関係者とか。それをなくすときには、全体的な説明で全体的に聞きました、地域には聞いていませんというのはよくないんじゃないのかな。いや、ここには地元の方も多くいらっしゃるので、俺は別にいいんだけど、鷺の杜小は分からないから。どういう話をされているのか分からないんですけども、大丈夫なんですね。

委員長

 すみません、ちょっと委員会、休憩します。

 

(午後2時48分)

 

委員長

 再開します。

 

(午後2時49分)

 

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 学校図書館は、学校の中にある、子どもたちが学習の中で活用していく図書室になりますので、地域開放型学校図書館は地域に開かれた図書館になりまして、学校図書館ではないということでございます。

大内委員

 じゃあ、書籍が違うんだ。部屋も全然違うの。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 地域開放型学校図書館は、区立図書館の分室という位置付けになってございます。ただ、場所としては、学校図書館に併設する形で、隣ですとか、あとは上下に設置しているものでございます。

大内委員

 じゃあ、関係すると思うから、知らないから聞きます。じゃあ、部屋も全然別だし、行き来もできないんだ。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 部屋は別ですけれども、行き来はできます。

大内委員

 部屋は別、でも行き来はできますと。1階と2階に分かれていたら部屋は別というでしょう。でも、行き来できますと。だから、両方一緒に使うことはできないんですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 扉がついておりまして、その扉を開ければ行き来ができるという形になってございます。

大内委員

 別にもういいですけど、学校図書館の機能充実といったら、それは機能を充実するために、一般の図書も学校で使えますよと、子どもたちは。そうしたら、学校図書館の機能の充実になっていくわけですよ。これだけ読むと、学校の蔵書を増やすことを言っているんですか、図書館機能の充実というと。例えば今言ったように、一般型、開放にしていけば両方とも見えて、学校の図書室が非常に有効になるんですよとか言っているわけじゃないのかな。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 今後10年かけて学校図書館にある蔵書を、新しい本をたくさん入れていって、より子どもたちが本に触れたり、多くの本に興味を持ったりということでの充実を図っていきたいというふうに考えております。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に、施設使用料の見直し方針(案)についての報告を求めます。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 それでは、施設使用料の見直し方針(案)について御報告いたします。(資料4)本報告は、全常任委員会において共通の資料により報告するものでございます。

 令和5年第2回定例会にて御報告いたしました素案に関する区民意見交換会等を行いまして、施設使用料の見直し方針(案)を作成いたしました。

 初めに、1番、素案に関する意見交換会等の実施結果でございます。区民意見交換会は令和5年7月に3回開催し、計13名の方の御参加をいただきました。区民から電子メール等で区に寄せられた意見は2件でございました。関係団体等からの意見聴取は全14団体、計125名の方に御参加をいただきました。これら意見交換会等でいただいた御意見のうち、見直し方針(素案)に対する御意見の概要については別紙1のとおりでございますので、後ほどお読み取りいただければと存じます。

 続いて、2番、見直し方針(案)及びスポーツ施設の半額措置の取扱いでございます。意見交換会等の結果を踏まえまして、素案から主に変更した点はございません。改定時期も令和6年7月1日施行と、変更はございません。

 見直し方針(案)は別紙2のとおりでございますので、お読み取りいただければと存じます。

 2ページ目に移りまして、3番、試算結果でございます。令和5年第2回定例会の際には、令和3年度決算数値を用いた使用料試算結果をお示ししてまいりました。令和6年度改定では、令和4年度決算数値を基に算出いたしますので、今回は見直し方針の案を基に令和4年度決算数値を用いて試算いたしました。対象といたしましては、66施設、1,368区分について。現行使用料と試算額との増減の状況につきましては表に記載のとおりでございます。各施設、個別区分の試算額につきましては、別紙3を御参照いただければと存じます。なお、子ども教育部、教育委員会事務局所管の施設につきましては、第2回定例会で御確認いただいた使用料の試算額から大きな変更はございません。

 4番、パブリック・コメント手続の実施でございます。見直し方針(案)に関するパブリック・コメント手続につきましては、令和5年9月11日から10月2日まで実施する予定になってございます。

 最後に、5番、今後のスケジュールでございます。11月以降、パブリック・コメント手続の実施結果を取りまとめ、見直し方針を決定し、令和5年第4回定例会において関連条例の改正案を提出したいと考えてございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、4番、中野本郷小学校校舎改築に伴う代替校舎へのスクールバス試行運行及び安全対策についての報告を求めます。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 それでは、中野本郷小学校校舎改築に伴う代替校舎へのスクールバス試行運行及び安全対策について御報告をいたします。(資料5)中野本郷小学校改築に伴いまして、令和6年度から3年間、代替校舎へスクールバスを運行することとしてございますが、児童の乗車時等の安全確認等を行うため、通学訓練の一環といたしまして事前にスクールバスの試行運行を行い、令和6年度からの本格運行に備えたいと考えてございます。

 まず1、令和6年度からのスクールバスの本格運行でございますけれども、(1)、利用対象者につきましては、原則利用対象地域に居住いたします児童を利用対象といたします。ただし、残席がある場合は、利用対象地域以外の地域に居住している児童についても利用できることとしたいと考えてございます。(2)乗車場所及び運行ルートでございますけれども、乗車場所は杉山公園前、そこから乗りまして成願寺前で下車する。もう一つのルートといたしまして、鍋横通りから乗りまして、同様に成願寺前で下車すると、このように考えてございます。運行ルートは別紙のとおりでございます。(3)バスの形態でございますけれども、大型観光バスを予定してございます。運行台数につきましては3台。運行日は、原則全校児童が通学する日に運行することを想定してございます。

 2、スクールバスの試行運行でございます。試乗対象者でございますけれども、児童、保護者、教職員を想定しておりまして、新1年生及びその保護者も含めて行っていきたいと考えてございます。実施時期は令和6年2月、5日間程度を考えているところでございます。

 ページをおめくりいただきまして、3、スクールバスの運行に係る安全対策でございます。スクールバスの乗車場所及び児童の滞留場所の安全対策といたしまして、民間警備員を5人程度、スクールバスの乗車場所あるいは児童の滞留場所に配置いたしまして安全対策を行っていきたいと考えております。具体的には、停車場所の確保あるいは発車時等の道路上の交通誘導、それから、乗車時における歩行者・自転車の通行誘導、スクールバス発車後の乗り遅れ児童への徒歩通学の通告、あるいは、通学路における登校児童の状況確認、④といたしまして、スクールバス到着までの児童の滞留場所の見守りを行っていきたいと考えてございます。

 (2)といたしまして、スクールバス走行中の安全対策、置き去り防止対策といたしましては、走行中の車内安全確保、乗車時の人数確認などを行うために、バスには添乗員を配置したいと考えてございます。また、置き去り防止の対応といたしまして、運行するバスには置き去り防止装置を設置してまいります。

 その他、4、通学路の安全対策といたしまして、現在、区立小学校では、通学する児童の登下校時の安全を確保するため、交通安全指導員を2名配置してございますけれども、通学区域を越える通学となるため、現在の見守り時間の2倍(4人相当)の配置時間としたいと考えてございます。

 今後の予定でございますけれども、11月に保護者説明会を実施いたしまして、来年2月には代替校舎への登下校訓練の実施をしていきたいと考えてございます。

 報告につきましては以上でございます。

委員長

 委員会を休憩します。

 

(午後2時58分)

 

委員長

 では、皆様おそろいですので再開します。

 

(午後3時20分)

 

 それでは、4番につきまして質疑を受けたいと思います。質疑はありませんか。

河合委員

 御報告ありがとうございました。今回これ、通学訓練の一環として行うと書いてありますが、この時期はまだ新しく通う方の学校はできていないと思うんですけれども、その場所がまだ開設していないのかなと思っているんですけど、通学訓練というところで、開設する前にこれをまずはやってみるということなんでしょうか、確認させてください。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 旧向台小学校のほうに実際に通学訓練を行いまして、その中で実際にバスにも乗ってみるというものになります。

河合委員

 ということは、これは試行とも書いてありますので、今回これをやってみることで課題を整理して、そこで課題があったら、今ここにいろいろ書いてありますけど、そこの柔軟な変更も検討しながらこの試行をやってみるということなんでしょうか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 予算の中で確定してくる部分もございますので、変更できない部分もありますけれども、具体的な対応の中で可能なものにつきましては、可能な限り4月からスムーズに変更できるように、改善できる部分については改善していきたいと考えてございます。

河合委員

 ありがとうございます。この中でルートが2か所、乗り場が二つあると思うんですけど、この二つというのはどちらに乗ってもいいという形になるんでしょうか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 今想定していますのは、どちらかに決めるということで想定をしているところでございます。

河合委員

 これ、どちらかに決めるというと、ちょっと流れでいきます。ごめんなさい。スクールバス試行運転の試乗対象者の中には、新1年生及びその保護者を含むとなっているんですけども、新1年生というのは、今保育園なり幼稚園に通われている地域のお子さんということかと思うんですけど、その方にはどうやって周知しますか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 就学説明会がございますので、そのときに周知をいたしまして、可能であればそのときに併せて試乗してもらいたいと考えてございます。

河合委員

 次のページで運行の安全対策を様々書かれています。まず、これは朝と夕方の下校時ということだと思うんですけど、朝というのは、通常だと登校時間に間に合うように家を出るという形になるかと思うんですけど、私も昔バス通学をしたことがあって、そのときはやっぱり普段よりちょっと早い時間帯になるというイメージがあるんですよね。これ、今スクールバスの、これは試行運転ですけど、実質やる場合には何時ぐらいの出発時間を予定していますか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 8時前。7時45分~8時頃になろうかと今想定しているところでございます。

河合委員

 もともとここら辺、この対象地域のお子さんが実際に歩いて行こうとなると、御自宅を出る時間はおよそ7時45分とか、そこら辺にはなろうかと思うんですけれども、それよりかけ離れて早過ぎると、ここにも書かれているように、やっぱり乗り遅れ児童というのがかなりの数出てしまうのかなという懸念があります。乗り遅れ児童の対応はしていくと書かれていますが、今どういうふうなことを検討されているのか教えてください。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 警備員を配置いたしますので、その警備員が乗り遅れた児童に対して、バスが発車してしまった、そのことを告知いたしまして通学のほうを促していく。さらに、その警備員が、どこかのタイミングで、通学で歩いている児童と一緒に学校のほうまで歩いていくと。そのようなことを想定しているところでございます。

河合委員

 例えば、先ほど7時45分頃に出発するというお話があったと思うんですけど、7時45分に出発してしまっても、7時46分に来た子は、例えば8時15分の登校には間に合うと思うんですけど、そこから5分、10分待っていくほどに、登校時間に間に合わない時間の出発に当然なっていくと思うんですよね。どういうふうに待って、何人集まったら連れて行くとかになった場合に、本来間に合うべきお子さんが間に合わなくなったりという懸念とかも出てくると思うので、この乗り遅れ児童の対策はかなり難しいのではないかなと思うんですけど、今懸念していることと、どういうふうに対応していくかというところで、さらに考えていることがあったら教えてください。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 まずは、保護者の方に、バスの発車時刻には間に合うように児童を送り出してもらうということを周知していきたいと考えております。それでもやむを得ず乗り遅れてしまうような児童が若干名いる可能性があるということが想定されますので、そこにつきましては、実際の運用の中でどれくらい待てばいいのかということが判明していくのかなというふうに思っております。今の時点で何時ということは、ちょっとまだ決め切れないという状況でございますので、運用しながらそちらにつきましては適切なところを決めていきたいと考えております。

河合委員

 遅れたお子さんがどうやって学校と連絡を取るかとか、いろいろ考えなきゃいけないこと、ここについてはまだあると思うので、本当に子どもによっては、誰もいない、保護者もいないおうちに泣きながら帰ってしまうケースとかも、これは出てくる可能性があるというところを心配しています。学校に行けばいいけど、家に帰ってしまうという子はいると思うし、そういうところも含めていろんな課題点をきちんと洗い出して、ここは御検討いただけたらと思います。

 このスクールバス走行中の安全対策及び置き去り防止対策の添乗員配置のところに、乗車時の人数確認とあるんですけれども、先ほど前のところの質疑で、どちらに乗るか決めるということをおっしゃっていたと思うんですけど、どちらのバスにどういうふうに乗るというのを一目見て分かるようにするのか、何かカード状のものを持たせるのか、どうやって個人把握をしていくのか。個人の把握じゃなくて人数確認だけなのか。そこら辺もう一度教えてください。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 まず、こちらにつきましては登録制という形を取っていきたいと考えてございます。その上で、その児童がどちらの停車場所のほうに行く児童なのかということも決めておきたいというふうに考えてございます。バスの乗車時につきましては、一人ひとりの確認ということは時間的にかなり厳しいというふうに考えてございますので、その上で人数をきっちり確認して、下車時にもその人数を確認していくという形を取っていきたいと考えております。

河合委員

 ここで、先ほど乗り遅れ児童の話もあったけど、実際に誰が乗り遅れているかというのが把握できないことというのも、また一つの大きな課題になってしまうのかなという心配がありまして、人数確認が100%というところであれば問題ないこともあるかなと思うんですけど、違うバスに乗るはずの子がそっちに乗っていたために、人数が、確認したら全員乗っているふうになるとか、そういうこともあり得たりするのかなという心配が、やっぱりここにもちょっとつきまとうところなので、時間の問題というのもあるかと思うんですけど、なるべく丁寧に、様々なやり方もあると思うので、いろんな方法をちょっと御検討いただけるようにしていただきたいと思うんですけど、いかがですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 学校とも相談しながら、一番いい方法を見つけていきたいと考えてございます。

河合委員

 通学見守りの時間を2倍にしますと書いてございましたが、これはいつ頃までを検討しますか。スクールバスを出し続けるまでずっとという形でしょうか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 今回のこの対応といたしましては、令和6年度からの3年間の対応ということで考えてございますので、通学区域が倍になるということで、その期間行っていきたいと考えてございます。

河合委員

 ありがとうございます。このスクールバスのタイミングで、いつもお声かけさせていただいているのが、これまで遠い学校の子というところは対応してこずに、通学において、例えば通常運行しているバスなどの運用もしていなかったと思いますし、遠い地域から今の学校に通っている子に対しての、もう少し配慮を求めてきたところなんですけれども、それは何か御検討は進んでいますか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 今回につきましてはこの中野本郷小学校というところで検討しておりまして、他の対応につきましてはこれまでと同様というふうに考えてございます。

河合委員

 どうしても、やはり今回の利用対象地域ぐらいの距離を実際に今学校に通学している子というのがいるのは事実なわけで、やはりそういう意味では、そこもこれからきちんと、もう少し検討いただいたほうがよいかと思うんですけど、それに関してはいかがですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 今回の対応につきましては、非常に通学距離が長くなるということ、それから、通学区域を越えて通学することになること、それから、代替校舎への通学ということで時限的であると。そのような状況を鑑みてスクールバスということを判断したところでございますので、徒歩等によって通学している児童につきましては、これまでどおり通学してもらいたいというふうに考えているところでございます。

河合委員

 要望にとどめておきますが、今言ったように、このピンクの範囲レベルで通学している子が中野区内にいることは事実です。これに関してはもう少し、これまでも、例えば路線バスの使用については認めるなど、様々御配慮いただきたいということは要望しております。引き続きそういう子どもさんたちのためにやれること、どうやって荷物を軽くしてあげるかとか、そういうことも含めて包括的にいろいろ、様々検討してください。要望で結構です。

久保委員

 すみません、私もこの安全対策が非常に気になります。それで、先ほどバスの2台、杉山公園で2台ということですよね。それがどちらかを選択できないと言っていたけど、これ、きちっと決めたほうがいいのではないかなと思っているんですけれども、同時にこの2台は出発するということになっているんですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 杉山公園のところの2台ということになりますと、同時ということではなくて、1台が出発した後にもう1台が出発していくということになるというふうに想定しているところでございます。

久保委員

 人数としては100名ぐらい、全部で。なのかなと思うので、せっかく添乗員をつけるわけですから、乗車時の人数確認のときに点呼をするですとか、やっぱりきちっとそこは押さえておくところじゃないかなと思うんですけれども、その辺はどうですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 個々人までの把握ということも検討したところではございますけれども、なかなかそこまですることは難しいだろうというふうに思っています。児童が学校に着いたときに、これまでも保護者が学校に対して欠席の連絡をしたりとかしておりますので、その時点での確認ということで現在考えているところでございます。

久保委員

 欠席なのか、乗り遅れなのかの判断というのが、それこそ乗るまでできないということになりますよね。ここはやっぱりもう一段階工夫が必要ではないかなというふうに思いますので、きちっと、人数把握だけではなく、人の確認もできるようにということをお願いしたいなと思います。

 それと、下校時の対策なんですけれども、学校からバス停まで集団下校になるのかどうか、その辺のところはどのようにお考えですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 学校から成願寺前のところで乗るわけですけれども、その間につきましては教員のほうが引率して連れていくということで、現在学校と調整しているところでございます。

久保委員

 やっぱり先生たちの負担が大きくなるかもしれないので、それがクラスごとなのか、コースごとなのか、学年によってまた下校時間が違ったりということも出てくると思いますので、その辺のところもよく学校と調整していただきたいなと思いますけれど、それはいかがですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 学年によって下校時間というのは当然変わってきますので、そのときに誰が対応するかということにつきましては、学校のほうと調整していきたいと考えてございます。

久保委員

 学童クラブの児童の下校なんですけれども、このピンクの範囲内にはにじいろほんごう学童クラブがあるんですよね。このピンクのエリアの子が、皆さんこの学童クラブを利用されているのか、もしくは、この緑とか赤とか、ほかのところを利用されている可能性があるのか、その辺はどうですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 全ての児童が、このエリア内の学童クラブに通っているとは限らないというふうに認識してございます。帰りの学童クラブへの、今度は入室ということになりますけれども、一旦はこのバス停のところまで戻ってきて、そこからそれぞれの学童クラブのほうまで徒歩で行っていただくということを想定しているところでございます。

久保委員

 その場合、例えばこの赤のところだとすると、学校からバス停のこの距離というのは難しくなるので、その辺のところも、やっぱり行きと帰りが違う状況になってくるかと思いますので、ここもきちっと把握をしていただきたいなと思うんですけれども、それはいかがですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 保護者の意見の中には、帰りは徒歩で近い学童クラブのほうに行きたいと。乗らずにという御意見もいただいておりますので、そこにつきましては現在検討しているところでございます。

久保委員

 ぜひお願いいたします。やっぱりそうなってくると、どこかの学童クラブの希望というのが増えたりとか、バランスが悪くなってしまう場合もあるかと思うので、しっかり調整をお願いしたいと思います。

 それから、試行運転のことなんですけれども、2月の予定で5日間程度となっていて、新1年生及びその保護者を含むとなっているので、これは土日にも試行運転をするというふうに考えていていいですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 現在、土日で想定しているところでございます。

久保委員

 分かりました。

 今回この試行運行を行うわけですけれども、本当にこの大型観光バスというのが最適なのかどうかというところも考えなければいけないのではないかなと。例えば、小型で分散していったほうがより安全性が保てるですとか、乗り遅れ対策につながるですとか、その学校の状況によって、もしかしたらこの大型観光バスだけで行くという選択が本当にどうなのかというところも考えなきゃいけないと思うんですけれども、これは試行運行をスタートする段階で、もうこれ、次年度からも大型で行うということは決定しているんですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 試行運行するときには、もう既に契約を終えているというときになります。そのときに、その試行と来年度の業者につきまして、同じほうがスムーズにできるだろうと考えてございますので、実際に試行運行していくこの2月の時点では、令和6年度のバスも決まっていると。このような状況でございます。

久保委員

 そうなってくると、試行運行とはいっても、基本的には、コースですとか大型観光バスを使うということ自体は決定した上で進んでいくということになるかと思うんですね。ただ、やっぱり柔軟な対応というのも、どこかで考えておかなければいけないんじゃないかなと。予算を組むことですから、また、契約があることですから、次年度は完全にもうこれしかやりようがないというところではなくて、現場の判断によっては、本当にこの大型バス1台だけで行くということがいいのかどうかということも十分考えていただきたいなと思うんですけれども、その辺のゆとりというのはありますか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 現時点ではこの大型バスということを検討しているところでございます。その後、実際に運行してみてというところで、改善が必要であれば検討していきたいと考えてございます。

羽鳥委員

 3年間代替校舎へスクールバスを運行するということなんですけども、やっぱりスクールバスを運行するということなら、安定的に運行してもらいたいなということを思うんですが、これはその3年間の期間一括での契約みたいな感じなんですか。どういった運行の委託というか、業者との契約になっているんでしょうか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 まだ予算も通っておりませんし、契約もしてございませんので、あくまで現在想定でございますけれども、考え方としては、試行運行と来年度は同じ。その次につきましては、それを踏まえて判断する必要がございますので、そこは分けてというふうに考えてございます。

羽鳥委員

 だから、1年間運行してもらうよという契約をするという感じなんですかね。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 試行運行プラス1年ということで考えてございます。

羽鳥委員

 分かりました。そういうふうな考えにしたというのは、今、他の委員からも言われたように、どういう運行の形式がいいのか、ちょっと1年間運行して判断したいとかというふうな、そういう判断があるのか。どういった理由からになるんでしょうか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 一つは、委員おっしゃいましたように、安定的なというところが必要であろうというふうに考えてございます。ただ、同時に、今回初めてなものですので、見直しをする可能性を残しておきたいということで、このような契約を行いたいと考えてございます。

羽鳥委員

 バス会社さんは、ちょっと今から言っても仕方ないんですけども、確保ができるのかなという。要は、今運転手不足だとかということもいろいろ言われている中で、できませんでしたというわけにはやっぱりいかない。何かそれだと、要は形式。運行のやり方は、今後どうするかというのは別にしても、3年間は契約するよとかというふうなやり方とか、そういう何か確保しておいたほうがいいんじゃないかなという気もするんですけども、いかがでしょうか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 まず、今回見積り等を取っておりますので、その中でこのバスにつきましては確保できるというふうに見込んでございます。バス事業者にとってみれば、長期のほうが当然契約としては、相手方にとっても安定できるという点ではいいんですけども、中野区の都合として見直しのタイミングというものを持って、2年目についてはどのような台数がいいのかということも検討したいと思いますので、現在はそのような契約を考えているところでございます。

大内委員

 まず、この運行日は通学する日ということで、でも、土日ということでおっしゃっていたよね、考えているのは。(「試行運行」と呼ぶ者あり)うん、試行。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 この試行運行につきましては、土曜日・日曜日等を現在想定しているところでございます。

大内委員

 土曜日に学校をやっている日があるので、そういうんだったら分かるんだけど、日曜日に運行して、降りてどうするの。学校はやっていないでしょう、だって。そこに置いてきてしまうの。あるいは、乗る人は休みの日にここに集まってくださいと。成願寺のほうでしたっけ、そっちのほうに行くということなの。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 まず、土曜日の授業がある日、この日に在校生について乗ってみるということを行っていきたいと考えてございます。それから、就学説明会につきましても、土曜日等の実施が通例ですので、その日に合わせたほうがいいだろうと考えてございます。それ以外、保護者が乗る日につきましても、保護者が集まりやすい曜日ということを考えていくと、平日よりも土曜日のほうが集まりやすいのではないかというふうには考えているところでございます。

大内委員

 聞いたことにちゃんと全部答えてくれませんか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 1度乗って学校まで到着しましたら、今度は下校の練習ということで、またそこから帰っていくと。このような練習になります。

大内委員

 もうちょっと具体的に、分かりやすく言ってもらいたいんだけど。例えば日曜日にやる。日曜日は学校やっていませんよね。まして、まだ向台小学校はオープンしていないんだから、そもそもやっていない。試しに乗りました。土曜日も学校はやっていないわけでしょう、向台小学校は。学校がある日は今の本郷小学校へ行っているわけだから、休みの日に練習するしかないわけだよね。ということじゃないの。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 中野本郷小学校として土曜日に授業という日がございますので、その日に旧向台小学校に行きまして、そこは確かに学校としてはまだ始まっていないわけなんですけれども、そこでまず成願寺まで行って、まだ開いていない学校の場所まで行くという練習をして、そこからさらにもう一度成願寺前まで歩いて、バスに乗って帰ってくるという、このような練習を想定しているところでございます。

大内委員

 ということは、学校が休みの日にやるということになるんですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 旧向台小学校につきましては、まだ学校が開いていない時期に行うということになります。

大内委員

 本郷小学校が休みの日にやらないと、だって、その日授業をやっているのに授業に出られないから、本郷小学校が休みの日にやるんですかと聞いている。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 授業の一環としてやるということで、現在は学校と調整しているところでございます。

大内委員

 授業の一環ということは、これの対象じゃない子どもたちはどうするんですか、その日。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 対象でないお子さんは新1年生ということになります。ですので、(「乗らない子はどうするんですか」と呼ぶ者あり)乗らない子につきましては、登下校訓練を兼ねるということでございます。

大内委員

 分かりました。スクールバスに乗らない子たちは、学校まで、旧向台小学校まで歩いて行ってくださいと。そうじゃない子どもたち、スクールバスの子はスクールバスで行ってください。でも、学校は何もやっていませんよと。改装が終わっていりゃ中に入れるのかもしれないけども、基本的に、別に授業をやるわけじゃなくて、その学校の訓練を1日かけてやると。それが授業の一環ということでやるということであれば、スクールバスに乗る子は1回降りて旧向台小学校まで行って、また戻って乗ると。そういう訓練をするということですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 そのとおりでございます。

大内委員

 それで、この対象者となる児童は、今年度で計算なのか、来年度入学する予定の子たちも計算しているのか分かりませんけども、取りあえず何人ぐらいになりそうなんですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 現時点で、この対象地域に在住している児童は121名になります。あと、残席がある場合については、対象地域外につきましても乗ることが可能というふうに考えてございますので、49席の3台分、147席ございますので、147人まで乗れるというふうに考えてございます。

大内委員

 そういうのは登録制になるわけ。それとも、特に登録制にしないで、バスは出ていますよということになるわけ。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 登録制で考えてございますので、学校が始まる前に誰がスクールバスに乗れるかということを決めた上で、新年度を迎えていきたいと考えてございます。

大内委員

 普通に考えれば、このバス路線の近く、中野通り沿い、あるいは、鍋横の近辺の子たちが登録できますよというようなことになると思うんですけども、行きは、始まる時間は同じじゃないですか、学校は。ただ、終わる時間は学年によって違うでしょう。そういった対応はどうなるんですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 授業の間の時間としては50分ございますので、1台バスが児童を送ったら、もう一度元のところに戻ってきてもう一度送ると。このような対応になるかと考えてございます。

大内委員

 まだ実証実験だから何とも言えない。要は、朝は3台、帰りの部分は1台のバスで賄うということを言っているんですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 帰りも現時点では3台というふうに考えてございますけれども、その3台が2往復するということも想定をしているところでございます。

大内委員

 2往復。バスは、今言っているのだって3往復ぐらいしないと駄目なんじゃないの。だって、早く、まあ、午前中では終わらないか、幾ら低学年でも。低学年は最終授業が早いでしょう。そうすると、時間がそれぞれ違ってきた場合に、3回か、あるいは4回出発しないと駄目なんじゃないですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 学校と調整している中では、恐らく2回。低学年の時間と高学年の時間で分けることによって可能であろうというふうに想定していますけれども、仮に委員おっしゃるとおり、3回に分けるような場合は3回バスが回ると。このようなことを想定しております。

大内委員

 まだこれからちゃんとやっていくから、普通に考えれば、低学年の子たちが早い時間に終わって、それと高学年というか、まあ、早いか遅いかだけの時間帯なのかもしれないから、学校の時間割はよく分からないから。ただ、やっぱり学校で遊んでいて、夕方まで、学校が閉まるまで遊べるわけじゃないですか、校庭で。低学年の子たちも遊べるわけでしょう、学校で。普通に、学童に入っていなくても、子どもたちは遊べるわけでしょう、学校で。そうでしょう。遊べないの、今。遊べるでしょう。そういう子どもたちが帰りのバスに集中すると、夕方は増えますよね。高学年の数じゃなくて、高学年プラス低学年の人たちもいるから。意味分からないですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 多分一番混む時間帯が朝になりますので、3台確保していることによって、児童は登録制ですので、全員乗って帰ることができるというふうに考えてございます。

大内委員

 実際やってみれば、僕が言っている意味が分かると思うんだけど、要は、校庭で遊んでいる子たちが多いと、夕方のバスは混雑しますよねと。でも、その時間帯、全て3台を動かすというような言い方もしているわけだ。2回か3回やるときも常に3台運行をやると言っているから、乗れないことはないんだろうけども、それはもう任せます。

 それと、これ、乗り遅れ、さっき言っていたけど、乗り遅れということは、乗り遅れた人は歩いて行きなさいということが前提になるわけ。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 朝のバスにつきましては、発車してもう一度戻ってくることはございませんので、乗り遅れた子は歩くということになります。

大内委員

 乗り遅れた場合でも、学校には間に合うというぐらい早くバスが出るの。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 その児童が来る時間によりますけれども、ぎりぎり遅れてしまったような児童については間に合うというふうに想定されます。

大内委員

 それは、知らないけど、どういう想定をしているのか。例えば、小学校1年生の場合、20分あれば歩けますよと。高学年になっていけば15分ぐらいで歩けますよと。そういう想定なの。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 バスの発車時刻が7時45分ぐらいを想定してございます。仮に7時46分に児童が到着したときに、バス停からは30分あれば通える距離になりますので、学校の授業開始には間に合うというふうに考えてございます。ただし、児童の来る時間がそれよりも30分も遅くなってしまうと、そこから歩くと授業の開始時刻には間に合わないということになります。

委員長

 ちょっと休憩させてください。

 

(午後3時53分)

 

委員長

 再開します。

 

(午後3時53分)

 

 すみません、ちょっと確認したいことがあったので。ありがとうございました。

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、本報告について終了いたします。

 次、5番、鷺宮小学校・西中野小学校の統合に伴う通学安全対策についての報告を求めます。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 それでは、鷺宮小学校・西中野小学校の統合に伴う通学安全対策について御報告いたします。(資料6)

 中野区立小中学校再編計画(第2次)に基づきまして、鷺宮小学校と西中野小学校は令和6年4月1日に統合いたしまして、旧第八中学校の位置に総合新校である鷺の杜小学校が開校する予定となってございます。西武新宿線以南に在住しています西中野小学校の児童は、西武新宿線の踏切を横断して通学することになるため、安全対策を実施していきたいと考えてございます。

 西中野小学校の児童のうち踏切を横断する児童の推計でございますけれども、現時点で243名程度の児童が横断するというふうに想定してございます。

 その上で、まず2、通学に使用する踏切についてでございます。通学区域内には4か所の踏切がございますけれども、鷺ノ宮2号踏切(1か所)を通学に使用する踏切としたいと考えてございます。理由、5点ございますけれども、1点目といたしましては、この2号踏切につきましては自動車の通行が規制されているため、自動車との交錯による危険性が少ないこと。それから、1か所にすることによりまして、電車の事故等により遮断機が上がらない場合におきましても、学校の教職員が状況を把握し、対応がしやすいこと。3点目といたしまして、区による統合新校への最短距離の分析及び学校・PTAによる想定では、2号踏切を横断する児童が、仮に1か所に絞らなかったとしても68%を占めているということ。4点目といたしまして、踏切付近に児童の滞留場所が確保しやすいこと。5点目といたしまして、この踏切には3D画像解析踏切監視システムが西武鉄道によって設置されている。このような状況から、この2号踏切について通学する箇所と決めたいと考えてございます。

 その上での安全対策になりますけれども、裏面を御覧ください。民間警備員等の配置でございます。児童が安全に踏切を横断できるよう、通学に使用する鷺ノ宮2号踏切及び滞留場所に民間警備員などを配置していきたいと考えてございます。配置場所は鷺ノ宮2号踏切周辺でございます。配置人数は4人。配置時間でございますけれども、登校時間であります7時~9時、それから、下校時の13時~17時を想定してございます。具体的な内容といたしましては、踏切横断時の安全確認ですとか横断誘導、滞留場所における児童及び通行する自転車の誘導等を考えてございます。

 (2)滞留場所の確保でございますけれども、別紙に記載のとおり、鷺ノ宮2号踏切前の鷺宮西住宅敷地などに滞留場所2か所を設けていきたいと考えてございます。

 その他の安全対策といたしまして、早朝登校の対応といたしまして、踏切の開く時間が比較的長い時間帯にも児童が登校できるよう、登校時間前から南側校舎校庭で待機できるようにしたいと考えてございます。2点目といたしまして、児童に対する安全指導の実施ということで、学校においてセーフティ教室など、様々な機会を捉えて踏切の安全な横断方法など安全指導を実施していきたいと考えてございます。三つ目といたしまして、学童クラブ利用児童の安全確保でございますけれども、学校の始業式前、新年度4月1日からの5日間につきましては、同様に民間警備員を配置していきたいと考えてございます。また、学童クラブの終了時刻につきましては、滞在する利用児童で白鷺一丁目~三丁目の児童については、年度当初から一定の期間、学童クラブの職員が引率して踏切を横断させていきたいと考えてございます。最後、4点目でございますけれども、町会など児童の見守りの協力を要請し、家庭・地域・学校が連携して子どもたちの安全を確保するよう努めていきたいと考えてございます。

 4番、今後の予定でございますけれども、9月9日に保護者説明会を実施したいと考えてございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

久保委員

 このことは何回も何回も何回もいろんな角度でお尋ねをしてきたことなので、今日は時間があまりないので別の機会にと思っていますが、最初に確認させてください。今後の予定、9月9日、保護者説明会の実施がございますが、この説明会後の議会報告、第3回定例会で行っていただけますでしょうか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 3定ということになりますと、保護者説明会の実施状況等ということでしたらちょっと検討したいと思います。

久保委員

 検討したいというか、できますよね。9月9日に説明会をやるんだから。それによって今ここで取る時間と後に回す時間が変わる。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 第3回定例会におきまして報告したいと考えてございます。

久保委員

 ありがとうございます。

 通学路に使用する踏切の、踏切4か所とありますよね。この4か所はどこの踏切ですか。何号踏切と答えてください。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 鷺ノ宮1号・2号・3号・4号踏切でございます。

久保委員

 1号・2号・3号・4号と、5号は入らないんですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 5号は、通学区域には入ってございません。

久保委員

 1号踏切というのは、今も鷺宮小学校に来るお子さんで使っていて、保護者の方が心配されて、駅構内、一緒に通学されているお子さんも多いんですけど、1号も含めて2号に集約してしまうんですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 現在、鷺宮小学校に通学して、駅構内を横断して踏切の北側に渡っている人につきましては、同様の考え方で考えております。今回につきましては、西中野小学校の児童が踏切を横断するときには、この2号の踏切ということで考えてございます。

久保委員

 西中野小学校のお子さんでも、もしかしたら1号のほうが近いお子さんもいらっしゃるかもしれない、学区域でも。だから、ここのところでちょっと混乱が生じないように説明していただきたいなというふうに思います。

 それと、民間警備員の方をつけるということで、これも今まで求めてきたことではあるんですけれども、やっぱり通学路は2号だよというふうに決めても、3号ですごく踏切に近いおうちのお子さんなんかだったら、朝急いでいて3号を渡ろうとか、そういうことも起きてくるかと思うんですよね。ここの、他の踏切の対策はどのようにお考えですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 現時点ではこの2号踏切というものを区としてはお願いしまして、このところの警備というものを配置していく考えでございますので、仮に3号を渡るための警備員ということにつきましては、現時点では想定していないというところでございます。

久保委員

 今もシルバーの方とかが危険箇所に立ってくださっていたりとかしているんですけれども、例えば、この3号踏切であったり4号踏切とか渡ってしまう可能性があるようなところに対して、そういう対策をしていくということもありますか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 3号・4号につきましては、今後検討していきたいと思ってございます。

久保委員

 ぜひお願いしたいんです。それで、年度当初どうしてもそういったことが起きたときに、3号を渡ろうとしたり、4号を渡ろうとした子どもに、2号が正しい通学路なんだよということを促していただくだけでもいいから、そうしていただきたいなと思うんですよ。ずっと続けていくうちに、きっと子どもたちもその通学路に、だんだんコースに慣れてくるということもあると思うんですよね。これ、絶対にやっていただきたいなと思いますけれど、いかがですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 どのような形でできるか分かりませんけれども、この2号に誘導するような、教えるような安全対策ということにつきましては、しっかり取り組んでいきたいと考えてございます。

久保委員

 もう絶対にお願いします。

 それと、これまで安全対策ということで、もちろん警備の充足ということもお願いをしてきたんだけれども、例えば通学路のための踏切横断対策としての跨線橋の設置ですとか、そういったこともずっと求めてきたところです。今回、それに対しての記述はないんですけれども、今後区として踏切の横断対策としてこれを進めていくという考え方。今までも調査という形ではやっていただいているんだけれども、その調査の報告というのも芳しいものではないなというふうに、私は総括質疑なんかでも指摘をさせていただいているところでありますが、それはどのようにお考えですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 踏切横断対策の構造物の設置につきましては、関係部署と調整しながら、より深く精緻な検討を進めていきたいと考えてございます。

久保委員

 検討を進めていく。要するに、まちづくりのほうが担当なのか、どっちなんですか、そのことは。渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 こちらにつきましては、両方で力を合わせながらというふうに考えてございます。

久保委員

 両方で力を合わせていたというところが、今まで何年間かの間には全く見られなかったので、だとしたならば、本当に渋滞解消のための連続立体交差事業が進むことがもちろん一番早い近道かもしれないんだけれども、それでも10年とか普通にかかってしまうんですよね。その間の在り方というのを、やっぱり真面目に考えてほしいんですよ。ちゃんと一緒に同じテーブルに着いて。何回も言ってきて、何年も言ってきましたけれども、全然そういったところが、お互いに歩み寄ってしっかり協議をしようというような形が見えないんですけれども、それはきちっとそういうテーブルを定期的に設けていただけると考えていいですか。

石崎教育委員会事務局次長

 今回このような対策を行うということで、委員がおっしゃるように連続立体交差が完成するまでには長い年月がかかることが想定されますので、そこも踏まえた対策ということで、まちづくり推進部と、実際に工事するのは都市基盤部になろうかと思いますので、どう連携をして、その場を定期的に設けて話し合っていくということでは、部長間でやっていこうという話になってございますので、その方針できちんと検討してまいりたいというふうに考えてございます。

羽鳥委員

 ちょっとごめんなさい、久保委員の質疑のところでちょっとよく聞こえなかったんですけども、現在は、鷺宮小に通う線路南側の子どもたちに、1号踏切は通学路指定されているんですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 通学路に指定されております。

羽鳥委員

 これからは、来年度からは、通学路指定は2号踏切だけになるということ。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 現在、鷺ノ宮1号の東側の児童が鷺宮小に渡っていると。西側に住んでいる児童が主に2号踏切を渡ると。このような想定をしているところでございます。

羽鳥委員

 じゃ、来年度も1号踏切は、要は中杉通りの東側に住んでいる子どもたちのために、通学路指定はされ続けるということですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 そのとおりでございます。

羽鳥委員

 分かりました。

 あと、先ほどの久保委員の質疑の中で、他の対策というところで、いや、私はそもそも学校統廃合のところでいろいろ反対した立場ですから言っていませんでしたけども、区の立場からしたら、もっと前から検討していろいろとしておくべきだったんじゃないのかということはちょっと言いたいんですけども、今、精緻な検討と言いましたが、その精緻な検討の中身、別に何もない。精緻な検討というのは何ですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 以前、議会等で報告したのは、跨線橋の場合、あるいは地下通路の場合、それから平面での横断の場合ということで、期間ですとか事業費というものを御報告しております。具体的にどの場所に設置をしていくのか、設置する場合における接続先をどこにするのか、あるいは、どのような構造なら可能なのか、このようなものを関係部署と調整しながら検討していきたいと考えてございます。

羽鳥委員

 検討していきたい。していくんですね。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 検討する予定でございます。

羽鳥委員

 昨年の第2回定例会のところで、通学路の安全対策の検証についてというので3案やられているわけですけど、これをさらに、実際に、じゃ、どこをやるのかとか、どれでやるかというのはもう決めているんですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 まだ決めてはございません。

羽鳥委員

 それは、いつまでにとかというのは示せるんですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 現時点では、いつまでにということにつきましてはまだお示しできない状況です。

大内委員

 これ、鷺ノ宮の踏切、それぞれ1号~3号とかあるんですけど、朝の通学時間帯、7時台でも構わないんですけども、何分閉まっているか。どの踏切が何分閉まっているというデータというのはお持ちですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 調査しておりますのでそのデータがございます。例えば、7時半~8時半の間ですと11回開きます。その時間は、合わせますと11分程度。1回当たり1分~2分程度開くと、このような状況でございます。

大内委員

 もうちょっと分かりやすく。7時半から8時半までから測定しているんだったら、その時間帯は、何号踏切は何分開いていますか、あるいは、何分閉まっていますか。それをちょっと教えてと言っているの。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 失礼いたしました。踏切の開放時間といたしまして、7時台ですと、(「7時半から8時半ということなんでしょう」と呼ぶ者あり)7時37分から7時38分、それから、7時41分に1分間、(「何言っているのか分からない」「合わせてどのくらいということで」と呼ぶ者あり)失礼いたしました。7時30分から8時で、開放時間といたしましては7分になります。(「何号踏切が」と呼ぶ者あり)2号踏切です。(「ほかの踏切は」と呼ぶ者あり)7時16分から8時、失礼いたしました。(「2号踏切じゃない。1号踏切」と呼ぶ者あり)1号踏切で7時16分から約8時までに15分程度開放するということになります。

大内委員

 多分これ、おたくが所管じゃないけど、西武線の踏切というのはどの程度、何分開いていて閉まっているかというデータがあるはずなのよ。だから、本当は、じゃ、都立家政駅は何分なんですか、野方駅前は何分なんですか。両方とも子どもたちが朝通るからね。それを聞きたかったんだけど、多分出てこないね。そもそもここのところがもうちょっと分かりやすく、普通の通学時間帯の7時半~8時半の調査によると、何分閉まっていますと。この鷺ノ宮2号踏切が一番開いている時間も長いのでここになりましたとか、例えばそういうものが何もないんですかと。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 鷺ノ宮第1号~第3号につきましては調査を行いましたので、先ほど申し上げたとおりでございます。

大内委員

 じゃ、次回またあるというから次回聞くけども、そのときにちゃんと、子どもの通学時間帯に何分開いているんだと。あるいは、何分閉まっているんだというふうに、ちゃんとデータで教えてくださいよ。あと、ほかのところも。西武線を横断していく小学校があるでしょう、ほかにも。さっき言った令和小学校もそうだし、北原小学校もそうだし、そういったところは何分なのか。そういうところのほうが閉まっている時間が長かったりするわけよ。じゃ、そういう学校は対応しないのかという話になってくるわけだよ。ここの子ども、西中野小学校の子どもの数が多い、あるいは、線路を横断しての通学に慣れていないとか、いろんな理由があると思う。そういうのもちゃんと言ってもらわないと、ほかの学校で、何でうちの学校のところには立たないんですかと言われてしまうから。うちのところのほうがよっぽど閉まっている時間は多いし、渡る子どもも多いんですよと言われたときに、ここの学校はこうなんですよとちゃんと明確なものを出してもらわないと、今度ほかの地域で言われたときに、次回の報告までというか、次回、今度予算立てか何かで出たときでも、今、久保委員言っていたけど、次までに答弁していただけますよね。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 鷺ノ宮の踏切につきましては調査しておりますので御報告できますけれども、他の踏切につきましてはまだ調査してございませんので、次回、(「データがあるかどうか聞いてみて」と呼ぶ者あり)データがあるかどうかにつきましては確認をさせていただきます。

石崎教育委員会事務局次長

 委員御要望いただきましたデータについては、きちんと調べて出せるかどうか検討して、しっかりと出せるものについてはお示ししていきたいというふうに思ってございます。

大内委員

 それと、この対象となる児童は何人ぐらい予想されているんでしょうか。西中野小学校区でもいいです。要は、今度、鷺宮小に前から通っていた子たちでも渡る子がいるわけでしょう。そういうのも含めると、今ちょっとこの数字が多分一緒になってしまっているような気がするので、鷺宮小学校の児童数、要するに、西中野小学校は何人ぐらいいらっしゃるんですか、新規で。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 西中野小学校の踏切を渡る児童が、今回お示ししている243名ということでございます。それ以外に、現在鷺宮小学校に、主に1号踏切を渡っている児童がおりますので、合わせますと300名程度でございます。300名程度が令和6年度から横断することになろうかと考えてございます。

大内委員

 もう一回整理すると、鷺宮小学校の児童たちは60名程度が横断していると。西中野小の子どもたちはここに書いてある数字だということですよね。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 そのとおりでございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、6番、中野区児童館運営・整備推進計画の考え方について報告を求めます。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 それでは、中野区児童館運営・整備推進計画の考え方につきまして、資料(資料7)に沿って御報告させていただきます。区は、児童館の運営及び整備に関わる展開について検討を進めているところでございますが、このたび中野区児童館運営・整備推進計画に盛り込む主な内容等について考え方を取りまとめましたので、御報告いたします。

 1番、計画の基本的な考え方。(1)計画の目的でございますが、児童館の機能強化等を円滑に進めるとともに、計画的な施設更新を実現することによって、子どもと子育て家庭を取り巻く福祉的課題やニーズ等への対応を図ることを目的としております。(2)計画の位置付けでございますが、中野区基本計画の基本目標「未来ある子どもの育ちを地域全体で支えるまち」を実現するため、児童館施策を取りまとめた個別計画と位置付けております。(3)計画期間でございますが、令和6年度からの5か年とすることを考えてございます。

 2番、現状と課題でございますが、子どもと子育て家庭の現状として、孤独・孤立への不安や児童虐待、不登校、いじめ、貧困など、課題が複雑・複合化しているとともに、学童クラブ需要が増加傾向にあることから、早急かつ重点的に多様な居場所づくりに取り組むことが求められてございます。また、これまでの児童館の機能・役割に加え、中高生世代への支援、虐待・貧困などの福祉的課題への対応等の社会情勢の変化に合わせた機能・役割の強化・見直しが必要であると考えてございます。

 3番、取組の方向性でございますが、(1)児童館の機能強化の推進、ほか5点を挙げております。

 2ページ目を御覧ください。4番、具体的な取組でございますが、現在の18館の児童館につきまして、0歳~18歳、保護者を対象とした児童厚生施設として、これまでの機能と役割を基礎とした上で、ソーシャルワーク機能、乳幼児機能、中高生機能を強化していくこととし、次の3類型に移行いたします。

 まず、(1)基幹型児童館でございますが、地域の子育て・子育ちの拠点として、子どもの日常生活圏域等を踏まえ、中学校区に1館、区内9館といたします。開館日時の拡充、ロビー機能の拡充、学習スペースの設置など、子どもの居場所・遊び場としての機能を充実いたします。児童館におけるソーシャルワーク機能として、日常の遊びなど身近な場面から子どもや保護者の課題の把握・解決につなげるとともに、地域資源を活用したネットワーク支援を強化してまいります。エリア内の地域連携の促進や地域の子ども施設の巡回・支援を行います。福祉的課題に対応するためにソーシャルワーク機能を強化した運営を行うことから、直営とし、福祉職を配置します。

 (2)乳幼児機能強化型児童館でございますが、乳幼児親子向けの講座・イベントや子育て支援情報の提供、相談・助言等の乳幼児親子事業を強化した運営を行います。開館日時の拡充や子育てひろば等により、乳幼児期の子育てを支援してまいります。児童館における一時預かり事業につきましては、近隣保育園等の一時保育事業の利用状況などを踏まえて実施を検討してまいります。学童クラブ需要の増加によりまして待機児童の発生が予測される地域におきましては、暫定的に学童クラブを運営いたします。施設の状況に応じて外遊び事業のニーズに対応してまいります。委託による運営とし、乳幼児親子事業等のノウハウ等を持つ事業者への委託を考えてございます。

 最後に、(3)中高生機能強化型児童館でございますが、軽運動・音楽活動・談話スペースの充実などの中高生世代向け事業を強化した運営を行ってまいります。中高生世代のニーズに対応するため、施設の大幅な改修もしくは建て替えによる施設整備を行うことを考えてございます。続きまして、3ページ目でございますが、中高生世代の利用しやすい開館日時を検討し、中高生世代の居場所としての機能を確保してまいります。若者活動支援事業において、施設の在り方・機能等について中高生世代の意見を聴取してまいります。委託による運営とし、中高生世代向け事業等のノウハウを持つ事業者への委託を考えてございます。

 次に、5番、児童館の運営・整備推進の考え方。(1)施設運営でございますが、基幹型児童館につきまして、令和6年度に移行後の運営を想定したモデル事業を行いまして、令和7年度から全9館に展開することを考えてございます。乳幼児機能強化型児童館につきまして、令和6年度にモデル事業を行い、令和7~8年度にかけて委託開始を予定しております。中高生機能強化型児童館につきまして、施設の大幅な改修もしくは建て替えによる施設整備後に委託を開始することを考えてございます。

 続けて、(2)施設整備でございますが、老朽度や緊急性の高い施設から順番に大規模改修を実施してまいります。大規模改修に当たりましては、原則として児童館内の学童クラブの廃止に合わせて実施いたしますが、施設の老朽度や緊急性が高い場合には、学童クラブの継続性を担保した上で、大規模改修を先行して実施いたします。乳幼児機能強化型児童館につきまして、委託開始前に、利便性向上のためにトイレや内装、ドア等の修繕を実施することを考えてございます。中高生機能強化型児童館につきましては、委託開始前に、中高生世代のニーズに対応するために、大幅な改修もしくは建て替えの実施を検討してまいります。

 最後に、6番、今後のスケジュールでございますが、これまでの御報告から変更はございませんが、10月頃に計画素案を取りまとめ、意見交換会を経て、12月に計画(案)、パブリック・コメント手続を経まして、3月に計画を策定することを考えてございます。

 報告内容については以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

大内委員

 まず、この児童館の考え方というのが、当初9館から今18館、これはちゃんと公のところに載っているの。この考え方の変更というのが何かうやむやにされて、こうやって報告されているんだけど、そもそも基本計画に載っているのか、長期計画に載っているのか分かりませんけども、そういったところの訂正等、ちゃんと整合性が合っているんですか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 児童館の運営及び整備に関わる展開につきましては、せんだっての第2回定例会の当委員会に今後の展開を御報告したところでございます。今後、中野区として実施計画を現在検討を進めているところでございまして、そういったものにきちんとこの方向性を位置付けて、計画的にもきちんとそこの整合性を取りながら進めていくといったところを考えてございます。

大内委員

 それでは、要するに、ほかのところ、大きな計画のところが変わっていないと、これだけどんどん変わっていってしまうと、そういうやり方というのはいいのかという話になってしまうので、大きなところの計画をちゃんと訂正するなら訂正していかないと、その計画が残っているようにも見えてしまうので。

 あと、この基幹型と乳幼児型と書いてあるんですけども、読めば何となくそうかなと思うんだけど、基幹型児童館では乳幼児機能はないんですか、分かりやすく言うと。基幹型がメインで、基幹型の中には当然乳幼児機能も入っているし、プラスアルファとやるのか、そもそも基幹型と乳幼児機能強化型の児童館というのは、中の施設も違うんですか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 こちらの3類型、いずれも0歳から18歳までを対象とした児童厚生施設の位置付けというのは、これまでと変わらないものでございますので、これまでの児童館の機能・役割を基礎とした上で、ここに記載されているような機能を新たに特色として持たせていくといったような考え方でございますので、これまでの児童館につきましても乳幼児の対応というのは行っているものでございますので、そこについては変わりがないというふうに考えてございます。

大内委員

 いや、例えば、乳幼児機能強化型児童館だと、一番最初の「乳幼児親子向けの講座・イベントや子育て支援情報の提供、相談・助言等の乳幼児親子事業を強化した運営を行う」。強化して行う。でも、基幹型児童館ではこういったことはやらないというふうになるんですか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 こちらの基幹型児童館につきましては、乳幼児親子向けの事業というのも当然現在の児童館で実施しているものでございますので、それについては継続して実施していくと。それに加えまして、乳幼児機能強化型児童館につきましては、こういったところの講座やイベント、また、相談対応、この辺りをさらに強化した運営をしていくといったところでございます。

大内委員

 要は、乳幼児機能強化型児童館というところは、基幹型児童館よりさらに乳幼児に特化して事業をやると。何となくそういうふうに取ればいいんですか、これ。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 委員のおっしゃるとおりでございます。

大内委員

 僕これ、全ての児童館を把握していませんけども、これは、基幹型児童館と乳幼児機能強化型児童館というのは、ちゃんと地域割りがきれいにできているというふうに理解していいですか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 今回、基幹型児童館につきましては中学校区に1館、区内9館というところで、これについては地区割りがされていると。乳幼児機能強化型児童館につきましては、それぞれ範囲というのは一定程度決まっておりますが、特に中学校区に何館といったようなわけではございません。

大内委員

 というのは、多分小学校というのは今21校。今度21校になるのか。(「最終的には20校です」と呼ぶ者あり)20校か。そうすると、小学校に1館と考えると児童館は足りないんだよね。2館ないところがあるんだよ、小学校エリアでいうと。それはどことどこですか。

細野子ども教育部育成活動推進課長

 既に廃止をした児童館がございまして、桃花小学校区には児童館がございません。あと、江原小学校区、緑野小学校区、江古田小学校区などには既に児童館がございません。

大内委員

 18館あるということは、学校区によっては2館児童館があるということになるわけ。そういうことだよね。

細野子ども教育部育成活動推進課長

 美鳩小学校区においては2館、大和西児童館と若宮児童館があるという状況でございます。

大内委員

 多分統合した学校のところにそのまま残っているというイメージなんだろうけども、ないエリアの小学校のところにこれから新しい児童館をつくる予定はあるんですか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 今回は、現在ある18館の児童館を生かしながら、運営のほうを強化していこうというところの考え方でございまして、ない小学校区に現時点で新しい児童館をつくるというところまでは検討が進んでいないといったところでございます。

大内委員

 検討が進んでいないというのは、要はつくらないということを言っているんですか。検討はしているけど検討が進んでいないという意味は、検討していないというのと検討が進んでいないというのはちょっとニュアンスがまた違うので、はっきり言ってもらえませんか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 今回は、既存の18館の移行を考えていくということで、新たな児童館をつくるというところまでは検討してございません。

大内委員

 地域から要望というか、そういうのが、うちのほうでは小学校区にないんだと。多分出てくるから、そのときはちゃんと対応しないといけないのかなと思います。

 それと、中高生機能強化型児童館、これもいろいろ、中高生が使いやすい時間帯に、だって、昼間やったって中高生は来ないんだから、使う人はあまりいない。学校をサボって使いに来ていいのか。例えばだよ。そういうことじゃないでしよう。だから、この中高生機能強化型児童館というのは、分かるんですけれども、これをなぜつくるのか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 区として多様な居場所づくりを進める中で、中高生世代に対する居場所づくりや支援を強化していく必要があるということで、中高生世代の活動・交流を促進していくことを目的としまして、こういった施設への移行を考えてございます。

大内委員

 別にこれ自体反対するとかじゃなくて、ただ、ほかの児童館も中高生は行っていいんだよね。それにも対応すると前言っていなかったか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 児童館につきましては、0歳から18歳まで使える施設に現状もなっていまして、中には中高生利用のほうも進んでいるところもございます。そういったところは、引き続き中高生に対する対応を行いつつ、よりそこの支援機能を強化した館というのを1館つくりまして、移行のほうを進めていきたいというふうに考えてございます。

大内委員

 別に言葉でやり合っても仕方ない。現実どうしているのかという話なので。ただ、今度乳幼児機能強化型児童館に中高生が行って大丈夫なんですかという話。現実的にあまり児童館に行っている中高生を僕は見かけないから、時間帯が違うのかもしれないけど、あまり見かけないのであれなんだけど、要するに、乳幼児機能強化型児童館に行ったら、もう中高生、何しに来たんですかみたいな雰囲気になってしまうんじゃないのかなと思うんですけど、その辺はどうなんですか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 中高生の来やすい時間帯というのも、当然放課後の時間帯ということで、夕方の時間帯とかになるかと思いますので、そういったところの使い勝手をもう少しよくするように、例えばもう少しタイムシェアをするとか、あとは、ゾーニングを工夫することで、中高生世代に対する通常の基幹型児童館、また、乳幼児機能強化型児童館のほうも、より中高生世代に開かれた運営のほうをしてまいりたいというふうに考えてございます。

大内委員

 となると、今度は逆に、この中高生機能強化型児童館、ここには乳幼児は行っちゃいけないの。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 こちらも基本は0歳から18歳まで使える児童厚生施設という位置付けは変わりませんので、当然乳幼児についても使える施設ということで考えてございます。

大内委員

 中の軽運動・音楽活動、スペースを充実するとかあるけど、乳幼児の方が来ても対応できるような施設はちゃんと残るんですね。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 委員のおっしゃるとおりでございます。

大内委員

 こういうのは子どもの権利条約にもうたわれているけど、子どもたちは何と言っているんですか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 この計画をつくっていく過程で、計画をつくるということは、行政としてきちんと今後の方向性を一つ行政計画として取りまとめるものになりますので、その策定過程において、子ども、当事者の意見のほうも聞きながら計画に反映していくといったところを考えてございます。

大内委員

 いや、意見をちゃんと聞いたんですか。中高生たちに聞いたんですかということ。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 これまで様々な実態調査をする中で、居場所の状況などについてはアンケート調査の中で聞いているところでございますが、改めて今回計画を取りまとめて、それに基づいて施設の運営をしていこうというタイミングになりますので、このタイミングで丁寧に当事者の意見を聞いていきたいというふうに考えてございます。

大内委員

 じゃあ、中高生の機能強化型児童館、その辺のところをちゃんと意見を聞いて、どういったものがいいんですかと聞かないと、子どもの権利条約でもうたわれている。ただ、乳幼児には聞けないからね。せめて意見がちゃんと言えるぐらいの中高生ぐらいに対しては聞いていただきたいのと、若宮につくって、北部だよな、エリアは。中部と南部、あるいは4分割あるのかもしれないけど、地域包括支援センターエリアにすると。その辺はどうするんですか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 こちらの中高生に対する支援機能につきましては、ちょっと児童館とは位置付けが異なりますが、産業振興センターの跡施設を活用しまして、区として複合交流拠点をつくっていくという計画がありまして、その一角に中高生の交流活動のスペースも設けていこうというような計画がありまして、そういった産業振興センター跡ということになりますと、中野区でいうと中部の地区になりますので、中部・南部についてはそちらのほうでカバーしつつ、こちらの若宮のほうは鷺宮北部のほうをカバーしていくというようなイメージで現段階としては考えてございます。(「南部は」と呼ぶ者あり)南部については、こういったところの中高生を支援するような施設というのは、現段階では置いてございませんが、中部エリアのところの産業振興センター跡施設のほうが中部・南部をカバーしていくといったようなイメージを持ってございます。

大内委員

 そうすると、中部と北部と言えばそういうことになってしまうからね。要するに、北部だけ単独で、南部も単独でと。もし、この中高生機能強化型児童館の人気が出れば、絶対南部でもつくってくれとなるじゃない。もっと言うと、中部の今言っているのはいつできるの。だって、まだ全然計画が決まっていないじゃない。どいたらつくりますよというだけでしょう。全然先じゃないか。だから、そこにつくりますよといっても、その間にはほかのものを入れてしまったりするんじゃないの、また。本当に大丈夫なの。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 委員御指摘のとおり、産業振興センター跡の複合交流拠点の整備につきましては、商工会館の跡の施設整備が行われた後に動き出していくといったような計画になってございまして、その商工会館のほうのスケジュールのほうが遅れているということで我々も承知しているところでございまして、今、商工会館跡のところの整備について、企画部を中心に早急に整備できるように進めているところというふうに聞いてございます。

大内委員

 最後に、10月に素案が出される。そこには大規模改修だとか建て替えだとか、そういったものも全ての児童館に対しての考えが出てくるんですか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 委員のおっしゃるとおり、この5か年の中で考えている大規模改修であったり、あとは委託化の開始であったり、そういったものを年次落とししていくものでございますが、まだ児童館施設につきまして、大体今築40年~45年ぐらいのものが多いということで、基本的に区の施設は60年間使っていくというような方針があるので、この5年間の間には、大幅な改築が多く予定されているというよりは、老朽化した施設の大規模改修、機能回復の工事のほうがメインになってくるのかなというふうに考えてございます。

大内委員

 大規模改修というのは、この間の九中じゃないけど、5,000万だと思ったら5億かかってしまうとか、建て替えたほうが早いんじゃないかと出てきてしまう。いろんなのがあるし、全部の児童館を一気に5年間でやるとすごくお金がかかるんだよね。まして、この何とか型にいろいろ変えるということは、トイレも変えます、何とかも変えますと。そういう見積りを取っているのかな。多分取っていないんじゃないの。そんな話聞いたことないから。そうすると、毎年幾らかかってきますよということがこの10月に出てくるんですかということを聞いているんです。具体的にお金も含めて、大体お金は幾らぐらいかかります、これは5か年でこうやっていきます、そして、乳幼児機能強化型児童館は何年にどこどこがオープンします、中高生のは何年をめどに準備を始めますとか、そういうのも全部その10月に出てくるんですか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 今回の御報告の中で、5番のところで児童館の運営・整備推進の考え方ということで、今回は考え方になりますので、この考え方に基づきまして、その5年間の年次落としをしたものについて素案に盛り込んでいくことを考えてございます。

久保委員

 私も中高生の機能強化のところだけ伺いたいんですけど、先ほど若宮、何で若宮にするのかなというのはあれですけど、理由としては、産業振興センターに複合交流拠点が整備される予定だから。だから若宮ということで、それはいいですか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 今、委員が御指摘いただいたことも一つありまして、ほかには、立地特性としまして、鷺宮駅から近接であるということと、あとは、近隣の住居等の環境から騒音などの影響が少ない部類の児童館かなというところもございます。

久保委員

 鷺宮駅から近いというようなところと。それで、私も5年間の中でどこまでの整備のことを示すのかなというのが非常に分からなくて、やっぱり5年間の中では、もちろん建て替えとかを示すのは難しいかもしれないんだけれども、やっぱり今後の計画としてどうなっていくのかというところは、どこかで示さなきゃいけないんじゃないかなと思うんですよ。だから、やっぱりこれ、ちゃんと計画の段階で、今後この児童館はおおむね何年後に建て替え予定であるとか、そういうところは示していかないと、財政見通しが全然立たない中で、取りあえずスタートさせましょうと言えないですよ。それ、どうしますか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 確かに児童館の中でも整備時期が異なるところがございまして、古いものにつきましては、先ほど申したとおり築45年程度のものになります。そういったものにつきましては、まず5年間の中で行うのは安全・安心につながるような、例えば空調であるとか、そういったところをメインにしまして、その後の中長期的な施設の更新については、中野区の区有施設整備計画の中で検討しまして、明らかにしていきたいというふうに考えてございます。

久保委員

 計画策定、3月ですよね。それまでの間には出ないじゃないですか。それじゃ駄目ですよ。ちゃんと計画を示すんだったら、先の見通しを出していただかないと。どうしますか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 基本的には、今回は5か年の計画を考えてございますが、今後の施設更新という中長期的な視野も含めまして、計画のほうは検討してまいりたいというふうに考えてございます。

久保委員

できれば5か年の計画を出すときに、その計画の中のスケジュールという形は難しいかもしれないんだけれども、資料的に、今まで施設の、先ほどおっしゃっていたけれども、その配置を見直すときなんかにも出てきているじゃないですか。だから、それはきちっと出すべきだと思うんですよ。おおむね何年後にはこうしなければいけないというようなことを出してください。それをちゃんと、この素案の段階でそれはもうできているはずだから、それは出していただきたいなと思います。やっぱりそれを見た上で、本当に、じゃあ、公設公営でここはふさわしいのかとか、公設民営でどうなのかとか、また、これは若宮の児童館のことだと思いますけれども、委託開始前に中高生世代のニーズに対応、大幅な改修もしくは建て替えを実施すると書いてあるじゃないですか。これだってやっぱり建て替えなのか、大幅改修なのか、全然違っていて、本当にやろうと思ったら建て替えじゃないと難しいと思うわけですよ。だけど、これ、公設民営でやるわけでしょう。だから、区が建て替えるわけじゃないですか。じゃ、その財源、どうするかということだって考えなきゃいけない。だから、喜ばしいことばっかり並べ立てていて、結局、じゃあ、5か年で終わってしまったらどうするのということになりかねない。職員体制もそうです。職員のこともこの前詳しくお聞きをしたんだけれども、その体制についての今後の見通しをちゃんと出してください。それ、出せますか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 今後の職員体制も含めまして、この児童館運営・整備推進計画の中でどのように専門職を確保していくのかというところの考え方について、記載のほうを可能な限りしていきたいというふうに考えてございます。

久保委員

 じゃあ、素案のときに、今いろいろ要望いたしましたけれども、そういったことをきちっとお示しをいただいて、素案の形でなのか、それとも、それに付随する形での資料なのか、きちっと分かるように議会に示してください。じゃないと、いいことばかり並べ立てられても、書いてあることが実現できなければ仕方がないし、やっぱり持続可能性があるかどうかというところをやっぱりしっかり見ていかなければいけないし、それはいずれ予算化されていくわけだから、それ、ちゃんと示してください。それ、約束してくださいね。大丈夫ですか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 児童館運営・整備推進計画を今後策定していく過程におきまして、必要な情報のほうは議会のほうにも情報提供させていただきながら、計画のほうの策定を進めてまいりたいというふうに考えてございます。

むとう委員

 要するに、今ある18館の児童館は、きちんと0歳~18歳で、児童厚生施設として児童館18館を残す中で、それをどういうふうにするかということが示されたと理解していて、その確認ですけれども、基幹型の児童館が9館あって、その基幹型の児童館にプラスアルファとして乳幼児機能を強化したところが8館、基幹型の児童館にプラスアルファで中高生機能を強化したところが1館という理解でよろしいですよね。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 こちらにつきましては、2ページ目の4、具体的な取組のところに記載させていただいておりますが、これまでの児童館が果たしてきた機能と役割というのをベースにした上で、この三つの機能を、特色を持たせていこうというような考え方でございます。

むとう委員

 その特色というのは、だから、先ほど来大内委員も確認しておりましたけれども、これまでの児童館機能を有しているものが基幹型児童館というところですよね。それにプラスアルファで乳幼児機能をプラスしたところが8館と、それから、中高生機能をプラスアルファしたところが1館という認識は違うということですか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 基本となるのは、これまで児童館が果たしてきた機能と役割があると。その上で、さらに基幹型児童館については福祉的課題への対応を強化するために、ソーシャルワーク機能のほうを強化した運営をしていくと。乳幼児機能強化型児童館については、これまでの児童館というのがベースにありながらも、さらに乳幼児親子向けの対応を強化していくと。中高生機能強化型児童館についても同様の考え方でございます。

むとう委員

 言い忘れていて、基幹型というのはこれまでの児童館にソーシャルワーク機能をプラスしたということ。しつこくてごめんなさいね、乳幼児機能強化型はこれまでの児童館にさらに乳幼児機能をプラスアルファした。中高生機能強化型というのは、これまでの児童館に中高生機能をプラスアルファしたということで正確に理解ですね。はい、分かりました。その上で、先ほど来、私もこだわるんですけれども、中高生機能の強化の児童館、中高生機能をプラスアルファした児童館が何で1館なのか。つまり、今後どうなるか分からないという産業振興センターの跡というのは、これはもう明らかに児童厚生施設としての機能では、児童館ではないわけだから、別物という認識でいたほうがいいわけですよね。ちゃんと児童厚生施設としての中高生機能強化型の児童館というふうに考えると、中野区中で1館というのはすごく少なくて、乳幼児は8館。このバランス。基幹型、ソーシャルワーク機能をプラスしたのを9館直営で残し、乳幼児が8館で、中高生が1館というのは、全体のバランスからしてどうなのよというふうに思うわけです。産業振興センターにつくるのは児童厚生施設ではないわけだから、別物として考えておいたほうがいいと思うので、いつどうなるか分からない。今ある既存の児童館18館の中で児童館の機能を考えたときに、ちょっとバランス的にどうなのよというふうに思うんですけど、それについてはそういうふうには考えないんですか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 委員御指摘のとおり、産業振興センター跡の中高生スペースにつきましては、0歳~18歳というよりは中高生世代に限定した運営をしていこうと思っておりますので、児童館の類型とは異なるものというふうに考えてございます。ただ、中高生を支援するという機能自体は持っているわけでございますので、そういったところの地域バランス、若干委員の御指摘のとおり北側に寄っているのかなという御指摘もあるのかなと思いますが、区としてはそのような形で、この中高生機能強化型児童館と、あとは中央部にできる産業振興センター跡の中高生スペース、こういったものを中高生支援の機能として現段階では考えてございます。

むとう委員

 中高生支援にはなるかもしれないけれども、でも、児童厚生施設ではないじゃないですか。だから、それは別物として考えたほうがいいんじゃないかと思うんですよ。今ある18館の児童館をどういうふうに機能強化していくかというふうに考えたときに、産業振興センターは今後どうなるか分からないところで、全く法律の位置付けも違うものですから、それは別物なわけですよ。別物として私は考えたほうがいいと思うんです。これ、私も、この地図落としがよく分からないので、バランスというのがよく分からないんだけれども、やはり別物として考えれば、北のほうに別物の産業振興センター跡に中高生の機能が何かつくようなものができるかもしれない。でも、それは児童厚生施設ではないわけですから、児童厚生施設というふうに考えて中高生機能を強化した児童館ということを考えれば、北にある児童館をもう一つここにプラスして考えたほうがいいのではないかと思う。(「南ですよね」と呼ぶ者あり)南だ、南。間違えた。南に考えたほうがいいのではないかと思うんです。真ん中に別物の、児童厚生施設ではなくて、中高生が喜ぶ施設が中央部に1個あったって、それはいいことなのでいいんですよ、それはそれでできれば。でも、できるかどうか分からない。担当がしっかり所管している18館の児童館の中でバランスを考えたほうが、私はいいと思うんです。そうすると、やはり南のほうにちゃんと中高生機能を強化した児童館をもう一つ考えたほうがいいのではないですか。それについてはどう思いますか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 委員の考え方についても一定程度あるのかなと思いますが、ただ、区としましては、現段階では、まずは北部、鷺宮地域に中高生機能強化型児童館を1館まずは移行して運営をしてみる。さらに、中野区の中心部に、産業振興センター跡に中高生のスペースを設ける。この二つで、まずは中高生支援機能のほうをしっかり果たしていくといったところが考え方になりますので、委員の御指摘は御指摘として受け止めさせていただきます。

むとう委員

 だから、くどいようだけど、産業振興センターの跡につくられるかもしれない中高生が使える場所というのは、児童厚生施設ではないわけだから、設置の位置付けが全く違う別物なんだから、それはおまけ施設として、できたらそれはいいというぐらいに考えておかないと私は駄目だと思うんです。きちんと児童厚生施設としての中高生機能強化型の児童館というのを、南のエリアにもう一つ考えておいたほうが私はいいと思います。だってこれ、例えば乳幼児機能強化型の児童館として8館つくってしまって、まして民間に委託してしまったものを、後から中高生機能強化型に変更するというのはそんな簡単にできることではないですよね。基幹型の児童館を、ソーシャル機能を強化したものとして直営で9館残して、そこをいじくって中高生機能強化型というのを南に移行することはできるんですか。これ、最初からそういう考え方に基づいて直営でやるのか。民間委託、委託業者に委託する段階できちんと、中身が違うのに途中で変更できないでしょう。だから、今のうちからちゃんと、南にもう一つ中高生機能強化型の児童館というのを考えておいたほうがいいんじゃないですか。私の意見として承るというけれども、あなたも答弁繰り返しで、私も繰り返して、あなたが繰り返すから繰り返して言うけれども、産業振興センターの跡につくるのは別物です。児童厚生施設ではないんです。だから、それを今後この中に組み込んだ考え方にしておいて、中高生機能を強化したのが二つできるんですよなんていうような、何かごまかしたような言い方はやめたほうがいいと思うんですけれども。このままだと偏って、若宮に1館しか、全部で18館ある中で中高生機能型は1個ということになってしまうじゃないですか。それはやっぱり偏り過ぎていますよ。それ、もう一度、私はこれ、再検討することを求めますが、いかがですか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 御指摘のとおり産業振興センター跡の施設については、児童館とは異なる類型であるということは認識してございます。今回は既存の18館を生かしながら、それぞれ特色を持たせた機能を実現していこうと。その中で中高生機能を強化するというところを、これまで区としてそこの部分について、現在の児童館の中ではそういう類型はございませんので、まずそれを1館きちんと移行していくというところが、当面この5か年の間の区としての目標であるというふうに考えてございまして、委員からの御指摘については中長期的な課題として受け止めさせていただきたいと思います。

むとう委員

 じゃあ、若宮でうまいこといったらば南のほうにもまた改めて、どこか民間委託した、違うところで委託の変更時期に、更新時期には考えるということもあり得ると思っていてよろしいんですね。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 まずこの5年間を、その移行をしっかり進めていって、きちんとした施設運営をしていくというのがまず目標であります。その後、区としてこの中高生機能強化型の児童館をどういうふうに展開していくのかというのは、また今後の課題になると思いますので、そのときの運営状況を見ながら、適切に区として判断していくといったような検討が必要になるというふうに考えてございます。

むとう委員

 それから、乳幼児機能強化型の児童館のところで、「児童館における一時預かり事業については、近隣保育園等の一時保育事業の利用状況などを踏まえて実施を検討する」というふうにあります。これは今、これまで児童館における一時預かり事業というのをやっていて、利用率のこと等、私は何度か質問していましたけれども、今後は、いや、私は保育園での一時預かり事業のほうを充実させていったほうがいいということをさんざん言ってきました。ということは、これから乳幼児機能強化型児童館8館において、全て一時預かり事業について実施するということではなくて、しっかりと利用状況等を踏まえてこれから実施を検討するという意味なんでしょうか。ということは、児童館における一時預かり事業については、もしかしたら利用状況を踏まえてやめていくということも考えの中にはあると思っていいんでしょうか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 児童館の一時預かり事業につきましては、まず近隣保育園で一時預かり事業をやっていただいているところもございますので、そういったところの利用状況をまず見ていくといったところが重要になるのかなと考えておりますので、そこの中で実施の可否を個々に判断していく形になるのかなというふうに捉えてございます。

むとう委員

 じゃあ、個々に判断するということですから、最初からここに書かれている乳幼児機能強化型児童館8館において、全てにおいて一時預かり事業をするかしないか分からないと思っていてよろしいんですね。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 この乳幼児機能強化型児童館の運営の中で、一時預かり事業というのは親和性の高いものではあるかなと思ってございますが、ただ、近隣の保育園等で一時保育の需要がもう満たされているのであれば、そういった実施しないという判断もあるのかなというふうに考えてございます。

むとう委員

 いつから委託業者、民間委託、運営を委託するのか知りませんけれども、そういうことも決めてからじゃないと、その部分だけ、一時預かり事業だけを委託しているからすごくばか高い金額になってしまっているわけだから、それは防いだほうがいいと思うので、これからもし民間委託して乳幼児機能強化型児童館で一時預かりをするのかしないのかというのは、委託前に決めておかないと、委託契約の中にどう盛り込むかでかかる経費が全然違ってくるかと思うので、そこはどういうふうに考えているんですか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 当然、乳幼児機能強化型児童館につきましては委託で実施するということで、一時預かり事業だけ別の業者に委託するというのはあり得ないので、当然全体の委託の中に、やるとしたら入れていくというような形になりますので、委託開始のタイミングで実施の可否を判断していくというのが必要になるかなというふうに考えてございます。

むとう委員

 そこはしっかりと判断してもらわないと困ると思っていますので、私は、基本は近隣の保育園での一時預かり事業の強化をしていったほうが、そっちに一本化していったほうが絶対効率がいいので、そこはしっかりと見極めていただきたいというふうに思っていますので、お願いいたします。

 繰り返しになりますけども、中高生機能強化型の児童館は、若宮1館ではなくて、南のほうにやっぱり児童厚生施設として考えるべきということ。産業振興センターにつくると言っているものは児童厚生施設ではない、別物だという認識を区にはしっかり持っていただきたいということを要求しておきます。

委員長

 一旦休憩いたします。

 

(午後4時59分)

 

委員長

 では、委員会を再開します。

 

(午後5時11分)

 

 引き続き、6番、中野区児童館運営・整備推進計画の考え方について質疑はありませんか。

羽鳥委員

 それぞれの、基幹型と乳幼児機能強化型と中高生機能強化型というところで見ると、その事業を実施するために施設を変えなくちゃいけないというふうに書いてあるのは、中高生機能強化型だけなんですけれども、この基幹型と乳幼児機能強化型については、この施設は、それぞれの老朽化対策は必要であるとしても、この施設そのままでは事業ができないとか、そういうことではないということなんですか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 この基幹型児童館と乳幼児機能強化型児童館につきましては、大幅な機能を変えたりするような工事は必要ないというふうに考えてございまして、ただ、御指摘のとおり老朽化している部分がございますので、そういったところの対応は必要になるというふうに考えてございます。

羽鳥委員

 今回はこれ、5年間の計画。今後、この5年後にもこの運営・整備推進計画というので、運営と併せた計画というのを立て続けるというふうなことでいいんですかね。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 今回の計画につきましては、児童館の機能強化等を円滑に進めるということと、計画的な施設更新を実現するという二つの目的で策定するものでございます。この5年間で機能強化等という運営の部分については適切に移行するということを考えてございまして、その後ハードの部分の、施設更新のほうの計画のほうをどのようにしていくのかというのは、今後の検討になるかというふうに考えてございます。

羽鳥委員

 この施設運営というところで、区が前は廃止というふうに言っていたり、あとは、今回乳幼児機能強化型と中高生機能強化型については委託というふうに言っているところの理由のところで、職員を集約するんだと。集約して基幹型で機能強化するんだということを言っていたかと思うんですけれども、施設運営の今後の考え方のところを見ると、令和6年度に移行後の運営を想定したモデル事業を令和7年度に全9館展開ということで、結構職員数としては必要になってくるのかなと思うんですよ。乳幼児機能強化型のところとか、あと中高生機能強化型のところを見ると、乳幼児機能強化型のところの委託というのは令和7年~8年にかけてということで、中高生機能強化型についてはその年度も書いていないという中で、こう見ると職員数が足りるのかなというふうなことでちょっと心配になるんですけども、区としては、職員数というのはしっかりと確保していく。所管としてはそういう計画を持っているんでしょうか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 職員数につきましては、福祉職の採用の中で必要数を確保して配置していくという考え方になりまして、この考え方については職員課も含めて総務部とも共有しているものでございますので、適切な配置をしていきたいというふうに考えてございます。

羽鳥委員

 分かりました。

 あと、施設運営のところで、先日、この間様々な団体さんと予算の懇談なんかを行わせていただいたんですけども、現業職場の清掃の事業なんかでは、最近ようやく数十年ぶりに新規採用というふうなことになって、新しい職員が入ったんだけれども、かなり年代の差が、新規職員とこれまで採用された職員、かなり年代に差があるというふうなところで、ちょっとこのゆがみ、年齢構成のゆがみを正せないかというふうな、そんなお話があったんですね。非常に最もなお話だなというふうなことを思ったんですけども、今、福祉職でいろいろと職員を確保していくということなんですけども、やっぱり私も、人数が少ない中で本当に年代が全然違う職員と働くとなると、なかなか大変なところもあるんじゃないかなと思うんですけども、そういうゆがみというのは是正していけるんでしょうか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 今後は、福祉職の職員をローテーションで配置していくという考え方に移行していきますので、そういった年齢構成のところもパイが大きくなるので、緩和のほうはしていけるかなというふうに考えてございます。

羽鳥委員

 福祉職の職員でローテーションするから、ゆがみが是正できるというふうなことです。お考えは分かりました。

 この中高生機能強化型のところもそうなんですけども、さっき大内委員も子どもの意見をちゃんと聞くのかというのをおっしゃっていて、非常に大事なことかと思いますけれども、これはこれまでのものと同じように、例えば児童館でちゃんとお話を聞くだとか、そういった様々な機会、子どもからの意見を聞く特別な機会をつくるというふうなことでいいですよね。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 委員のおっしゃるとおりでございます。

むとう委員

 すみません、10秒だけ。さっき言い忘れてしまったので。今後のスケジュールでパブリック・コメントの手続、これ、やっぱりまた12月なんです。本当に同じ部署でもこういう二つも三つもということがないように、もう重ね重ね言っておきます。区民の立場に立って、パブリック・コメントに参加したくても参加できませんよ、これでは。しっかりその辺、調整をお願いします。

委員長

 要望でよろしいですね。

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、7番、学童クラブ待機児童対策に係る方向性についての報告を求めます。

細野子ども教育部育成活動推進課長

 それでは、所管事項の報告7番、学童クラブ待機児童対策に係る方向性について御報告申し上げます。(資料8)

 1番、現状と課題でございます。区は、保護者が就労等で放課後に適切な保護を受けられない子どもが安全・安心に過ごせるよう見守り、遊びや活動などを通じて健やかに成長できるように援助することを目的に学童クラブ事業を実施しているところでございます。しかしながら、一定の待機児童というのが発生しているところでございまして、ここの参考に掲げたような人数の待機児童が発生しているところでございます。

 2番、今後の需要見込みでございますが、学童クラブ利用の大部分を占める6歳~8歳の人口につきましては、過去5年間の実績においては増加傾向でございましたが、今後は出生数の減少などに伴って減少傾向となることが予測をされております。一方で、学童クラブの需要率につきましては、過去5年間の実績において増加傾向ということでございまして、昨今の女性の就業率の上昇等を踏まえると、今後もこの利用率につきましては同様の傾向が続くものというふうに予測してございます。

 こちらを示したのが2ページ目のグラフでございまして、上のほうのグラフが将来の人口推計を示したものでございます。折れ線グラフになっておりますが、真ん中ほどに令和5年4月とありますが、ここから右にだんだん下がっていく。こんな推計でございます。その下のほうの折れ線グラフと棒グラフが混合した形のグラフが、こちらが申込者数と申込率将来推計でございます。折れ線グラフになっているのが、こちらが申込率のところです。この棒グラフのところは、これに人数を掛けまして実際の申込者数を示したもので、令和6年度以降は推計ということで斜線、斜めの線で入っているところでございまして、こんな形というのを予測しているところでございます。

 そして、3番、対策の方向性です。今後の需要見込みを踏まえまして、キッズ・プラザ整備に合わせた区立学童クラブの設置などを着実に進めるとともに、令和6年度~8年度の需要見込みのピークに対応できるよう、暫定的な定員拡充を実施していく考えでございます。また、区立学童クラブ以外の放課後の居場所の充実や周知・広報の強化にも取り組んでまいります。

 最後に、今後のスケジュールでございますが、第3回定例会の当委員会におきまして、この学童クラブ待機児童対策に係る考え方の取りまとめを、対応を示させていただきたいと考えております。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

河合委員

 報告ありがとうございました。ちょっと細かいことを聞いていく時間がないので、大枠だけ。これは今、待機児の解消を図ると書いてあるんですけど、中野区は今後の方向として学童の全入という、全員が入れるような学童を目指すという方向ではないということでよろしいですか。

細野子ども教育部育成活動推進課長

 定員を設けないとか、そういう考えではなくて、需要に合わせた学童クラブを用意していこうという考え方でございます。

河合委員

 ありがとうございます。全入をやっている自治体のお話を様々聞くと、非常に課題が大きいのかなというところもありまして、そこはやっぱり、なかなかそういう方向性でいくのは難しいのかなと思う反面、本来、今この点数の中の待機の中には、近隣学童が空いているのにキッズで待機させている方も含まれているんですよね。

細野子ども教育部育成活動推進課長

 実際、待機となっている方でキッズ・プラザを利用されている方は多数いらっしゃいます。

河合委員

 今、キッズ・プラザがあることで、そちらで待機している人がいるんですよねという確認を取らせていただきました。そう考えていくと、この待機児が真の定員としてこれだけいるかというところではないのかなとも思う反面、今の点数のつけ方にも、一つ課題もまだ残っているのかなと思っています。キッズ・プラザができたことによって、学童クラブ以外の放課後の居場所の充実を図っていくと書いてもいますが、様々な居場所がやはり必要だと思っています。今後、児童館も予定されているだろうし、もしかしたら、学校の図書館とかの活用とかも様々御検討いただく必要があるのかなというのは、考えていただきたいななど思っております。やっぱり学童の真のニーズは、必要がない方も中には申し込まれている方とかも、本当はキッズ・プラザで事足りるのに学童に申し込まれている方とかも当然この中には含まれてくるので、やはり周知・広報の強化というところも大きな、大事なところだと思うんですけど、ここの取組は次の考え方で示されるんですか。考え方の取りまとめか。次に示されるんですか、細かいこと。

細野子ども教育部育成活動推進課長

 今後の詳細な取組は、また御報告させていただきたいと考えておりますが、周知の部分におきましては、これまでも学童クラブ以外の居場所も、児童館、キッズ・プラザもあるので、お子さんの状況によってはこちらを御利用くださいという周知活動をしてきたところでございます。今年度は予算をいただきまして、さらにそれを強化して、紙だけではなくて動画も作成して、それを機会あるごとに御覧いただけるように積極的に広報を図り、より広報・周知に努めていきたいと考えております。

河合委員

 ありがとうございます。就学前のお子さんが集まるタイミングなどで、きちんと学童とキッズ・プラザや児童館の在り方など、どうあるからこういう方で使えるよみたいなところの説明も、丁寧に進めていただけるようによろしくお願いします。要望で結構です。

羽鳥委員

 学童クラブ待機児童の対策ということで、ちょっと聞きたいんですけども、定員に対して申込数が少ないですけれども待機児童が発生しているというのは、これは地域偏在ということですかね。

細野子ども教育部育成活動推進課長

 委員おっしゃるとおりでございます。

羽鳥委員

 あと、この対策の方向性というところで、「今後の需要見込みを踏まえ、キッズ・プラザ整備に合わせた区立学童クラブの設置などを着実に進めるとともに、令和6~8年度の需要見込みのピークに対応できるよう、暫定的な定員拡充を実施していく」となっているんですけども、この中身をもうちょっと詳しく言ってもらえますか。

細野子ども教育部育成活動推進課長

 こちらについては、まず、児童館内の学童クラブの暫定的な継続と、あと、キッズ・プラザなど、区有施設内の現在ある学童クラブの定員の増加等を検討しているところでございます。

羽鳥委員

 定員の増加はどうやって実現するんですか。空いている部屋とかを使ってやるのか。どういうふうにやるんでしょうか。

細野子ども教育部育成活動推進課長

 場所の拡大というのも一つございますし、今後の検討になりますが、出席率等も勘案して、一定の範囲内でこの定員の増加等も、今後そこのクラブクラブの事情に合わせて、可能なところはできるようにしていきたいというふうに考えてございます。

羽鳥委員

 ちょっとそのお話を聞くと、要は、保育園のときの定員弾力化の話と同じ話なのかなと思うんですけども、そういうことになるんですかね。現状として出席率を加味すると、例えば100人定員のところに90人しか平均すると来ていないと。そうすると、10人分来ていないから、10人定員を増加させても、100人定員と言っているから大丈夫だろうというふうな、こういう話ですか。

細野子ども教育部育成活動推進課長

 数字的には委員おっしゃるとおりなんですが、現場でそれができるかということ。あと、平均で取ってもそれぞれ日にちの状況もございますので、そこは現場の状況に合わせて、必ず全部をやるということではありませんが、できる限りのことを考えていきたいという方向で考えております。

羽鳥委員

 最初私が言った、例えば空いている部屋を活用してみたいなところで、できるところはあるんですか。

細野子ども教育部育成活動推進課長

 既にそういったことをたくさんやってきているところでございますが、さらに学校等の御協力もいただきながら拡大できるように努めていきたいと考えています。

羽鳥委員

 いや、現状でも学童クラブ、100人ぐらいの定員で、かなり過密で本当に大変。まともに子どもを見られないというような状況になっているかと思うんですよ。そういうところにさらに詰め込むような形になるというのは、私も心配だし、親御さんだってやっぱり心配だし、子どもの育ちにとってだって心配だなと思うんですけれども、これは、そういう方策しか出てこないというのはどうしてなんでしょうか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 こちらの、2番の今後の需要見込みのところにもございますとおり、ちょっと局面が変わったというのが一つあります。これまでは、この6歳~8歳の小学1年生~3年生の年代の人口が増え続けてきた。それに合わせて、それとともに学童の需要も右肩上がりに上がってきたというところが一つありました。今後の局面を見ていきますと、需要についてはもう少し、一定程度伸びるかなと。ただ、人口については、年少人口はどんどん減っておりますので、人口減少の局面になってきているということで、この令和6年度~8年度辺りのところが、中野区としてはピークになるかなというふうに考えてございますので、ここの中でどう安全性を確保しながら対策をしていくのかといったところの考え方が、区としては大事になるのかなというふうに考えてございます。

羽鳥委員

 今、認可保育園の定員の空き問題、本当に年ごとに深刻になってきていますから、もう本当に今の子どもの減り方というのは低位推計を下回るようなレベルになって、ちょっと本当に消滅、日本がしてしまうなというようなレベルになってきていますけども、2014年に厚生労働省が学童保育の基準を初めて定めましたよね。そこでは児童数について40人以下だとか、児童1人につき1.65平米以上だとか、あとは有資格者を2人以上配置するだとかというふうなことを言ったけれども、結局、財政的な支援、国からはもう全然なくて、地方からの要望という形で、5年で従うべき基準が参酌基準になってしまうというふうな、そういう後退をしたわけです。私、保育園のところでもこう言ったんですけども、こういう定員の、やがてすぐ定員が空きになるだろうということはもう想像に難くないわけで、だからこそ民間誘致というのがなかなかしづらいというのは、区としてはやっぱりあるんだと思うんです。ただ、保育園のところでも言ったように、定員が減ってきているというのを、やっぱり基準を引き上げる機会にできないかなというのを思うんですよね。今定員が100人とかになっているところを、やっぱり需要に基づいて少しずつ減らしていく。要は、基準を引き上げていくことによって定員を減らしていく。それによって定員の空きというふうにはしない。だから、その分区の負担は少しずつ増えるわけですよ。国が支援してくれないから。でも、そういうようなやり方で、少しずつ、子どもたちをさらに詰め込むというようなやり方じゃなくて、待機児童をなくすというようなやり方だってやっぱり考えていいんじゃないのかなと。ただでさえ様々な基準、日本の基準はやっぱり低いわけですから、そうしたことを考えていただきたいなというようなことを思うんですけども、いかがでしょうか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 委員の御指摘も一つ踏まえまして、一つの対策ではなくて、総合的に区としては対策を行っていきたいというふうに考えてございます。そのうちの一つとしましては、多様な放課後の居場所を区としても拡充しまして、そういったところを御利用いただくことで、より安全・安心に過ごせるような学童クラブの運営を目指していきたいというふうに考えてございます。

久保委員

 本当にすみません、聞くつもりはなかったんだけど、これ、一番最後に「考え方の取りまとめ」とあるじゃないですか。何で今さら考え方なんだろうとちょっと思ってしまって、さっき児童館運営・整備推進計画の考え方というのがあって、この考え方の後には計画があって、計画策定3月までとなっていますよね。でも、待機児童の対策というのはもっと急がなくちゃいけなくて、令和6年~8年のところがピークだということは、次年度じゃないですか。もう次の段階では待機児解消、ゼロをやってくださいねとこの前も質問しているわけなんだけれども、それが見えてこなくちゃ駄目でしょう。何で考え方なんですか。考え方というのは何なのか。考え方ではなくて、待機児ゼロの計画というのを速やかに示さなきゃいけないと思うんだけれども、それはどうするんですか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 10月に学童クラブ待機児童対策に関わる考え方の取りまとめと。考え方というのは、今後区として取っていく対策の方向性とか具体的な手法についてお示しするような形になりまして、それに基づいて令和6年度の予算編成の中で、待機児童ゼロを達成できるような予算編成をしていきたいという基になるような考え方を、まずは取りまとめていきたいというふうに考えてございます。

久保委員

 分かりました。ということは、先ほど来出ている考え方とか方針とかというのは、次にまたどんどんつながっていくようなことがあるけど、これはそうではなくて、もうこの考え方を出したならば、もう次の令和6年度に速やかにその計画が実行できるようなものを出しますよと。そのように受け止めていいですか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 委員おっしゃるとおりでございまして、学童クラブの対策につきましては計画的にやるのが一番いいんですけど、子どもの状況というのは刻一刻と変わりますので、状況を見ながら様々な手法を組み合わせて、個々の地域も見ながら行っていくものになりますので、区としての考え方を取りまとめて、それに基づいて実施をしていくといったような考え方を取りたいというふうに考えてございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次、8番、保育ソーシャルワーク事業についての報告を求めます。

半田子ども教育部、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長

 それでは、保育ソーシャルワーク事業につきまして、資料(資料9)に沿って御報告申し上げます。

 子どもや保護者の多様化・複雑化する様々な課題に対応するため、区では令和3年4月から保育ソーシャルワーク事業を実施してまいりましたが、令和6年度、事業内容の見直しを行います。

 1、現行の事業内容でございます。区内に設置された2園の基幹保育所が、区内保育施設からの発達相談・養育相談に係る相談支援を行ってございます。なお、令和3年度・4年度につきましては、発達調査につきましても併せて委託してございましたが、令和5年度から別契約としているところでございます。

 2の事業実績、3、保育施設に対するアンケート結果につきましては、資料のほうをお読み取りいただければというふうに思います。

 続きまして、2ページの4、事業内容の見直しでございます。国は、保育ソーシャルワーク事業につきまして地域連携推進員を基幹保育所に配置することとしてございますが、これまで区が委託していた事業者が令和5年度末に基幹保育所を閉園することになったため、事業内容を見直す必要がございます。保育ソーシャルワーク事業につきましては、80%以上の施設が利用していただいておりまして、アンケート結果も「満足」や「概ね満足」と回答している園がほとんどであることから、発達相談及び養育相談に対する需要は非常に高いと考えられます。また、今後も発達及び養育に係る課題は多様化・複雑化することが見込まれることから、令和6年度以降も保育施設からの発達相談及び養育相談に係る相談支援について、専門的知見のある民間事業者に委託して実施することといたします。なお、将来的には区立保育園の体制を充実することによりまして、民間保育施設に対する相談支援を実施することについても検討する予定でございます。

 5、事業者の選定方法でございます。事業者の選定方法につきましては、経費だけでなく、相談支援に係る実績、人員体制を総合的に比較判断する必要があることから、企画提案公募によることといたします。

 6、財源でございますけれども、国の要綱で定められている基幹保育所を設置しないことから、補助金の対象外となります。そのため、区単独事業として実施いたします。

 7、今後の予定につきましては資料のほうをお読み取りください。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

久保委員

 1点確認です。保育ソーシャルワーク事業については何度もこれまで質問してまいりましたので、区単独事業としてでも実施をするというふうに決断していただいたことはよかったと思っています。区の財政負担が今後どうなっていくのかというところを1点お伺いしたいことと、また、区の単独事業となることによりまして、今までの、いわゆる助成がなくなる、交付金対象とならなくなってしまうので、予算自体を縮小してしまうというようなことがないのかというところをちょっと心配しているところです。その辺についてのお考えを教えてください。

半田子ども教育部、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長

 こちらの保育ソーシャルワーク事業につきましては、補助割合につきましては、国が2分の1、都が4分の1、区負担が4分の1となっているところでございます。このうち4分の3につきましては、先ほど御説明いたしましたとおり補助がなくなるということで、全額区の一般財源ということになってございますけれども、先ほどの御説明で申し上げましたとおり、この事業につきましては保育施設の需要が非常に高いというふうに考えていることでございますから、事業規模を縮小せず、来年度以降も継続して実施したいというふうに考えてございます。

河合委員

 報告ありがとうございます。発達調査について令和5年度から別契約にしたと書いてあるんですけど、これ、発達調査と発達相談・養育相談は、これまでまとめてお願いしていたというメリットがあったと思うんですけど、実際にこの発達調査を別契約にして、今課題とか問題点はないんでしょうか。

半田子ども教育部、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長

 もともと国の事業のスキームでは、発達相談・養育相談、こちらが事業内容となってございました。ただ、区のほうでは、発達に関する調査につきまして、これまで直営でやっていたところを、こちらの保育ソーシャルワーク事業を開始するときに業者のほうと相談いたしまして、相談を受けるのと、また併せて調査を行うことのメリットを考えて、併せてお願いしていたところでございます。ただ、こちらの発達調査につきましては非常に件数が多いことから、事業者のほうから、本来するべきである発達相談・養育相談のほうがなかなか時間を割けないとか、そういった実情もございまして、改めて協議した結果、令和5年度から別契約としたものでございます。

河合委員

 実際に今そのデメリットとして、件数が多いから事業者が受け切れないという話だと思うんですけど、受けている保育園側としては、こういうのは一貫した方が対応していただくほうがいいのかなと思うんですけど、そこについては特に御要望などはいただいていない感じですか。

半田子ども教育部、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長

 発達相談につきましては、そのお子さんが支援が必要かどうか、また、支援が必要な場合には、区といたしましては人件費相当の補助を行っているということがございまして、その前段として発達の調査を行っているものでございます。発達相談につきましては、そういった園の運営とは別で、実際にそのお子さんの発達に関して保護者さんとの対応ですとか、そういったものを受けているということになりますので、事業の性質として必ずしも一緒に行う必要があるというふうに、区のほうでは考えているところではございませんので、別契約といたしました。ただ、園からは、委員おっしゃるとおり、一緒にしていただきたいというふうなお話もいただいておるところでございますけれども、取りあえず当面の間は、区といたしましては今後引き続き別契約として事業のほうを継続していきたいというふうに考えてございます。

河合委員

 ありがとうございます。御要望があるということは、やはり連携をきっちりしてほしいということだと思うので、そこは丁寧に、情報共有も含めた連携など、御要望の内容があると思うので、そういう連絡であったりというところも強化していっていただきたいと考えるんですけど、それはいかがですか。

半田子ども教育部、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長

 発達に課題がある支援の必要なお子さんにつきましては、年々増加しているところがございます。そういった点も踏まえまして、今後事業者さんとの連携、また、区との連携につきましては、今後丁寧に行っていきたいというふうに考えてございます。

羽鳥委員

 基幹保育園がなくなってしまうということで、閉園してしまうということで、新たに区単独事業でやるということなんですけれども、この保育ソーシャルワーク事業自体、法内化に伴ってこれまでアポロ園さんがやっていたのを、保育ソーシャルワーク事業で基幹保育園の方がやってくれたと思ったんですけども、またアポロ園さんに戻すみたいな、そういうのではなくて、新たに事業者を探すということなのか。

半田子ども教育部、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長

 こちらの保育ソーシャルワーク事業を開始したときには、委員おっしゃるとおり、アポロ園のほうで法内化の事業を開始したこともございまして、いわゆるグレーゾーンといいますか、発達に少しずつ課題が出てきたような、そういったお子さんに対する支援が区として課題となっているところでございました。そこに関しても、この保育ソーシャルワーク事業ということで区として支援のほうを行ってきた。そういった事業でございます。

羽鳥委員

 要は、来年度から保育ソーシャルワーク事業としてはちょっと引き受けられないから、アポロ園さんがまた、例えば法内化の前みたいにやってくれるとかということはなかったのかということ。

半田子ども教育部、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長

 失礼いたしました。こちらの保育ソーシャルワーク事業につきましては、先ほど申し上げたとおり、園からの満足度も非常に高いということもございますし、また、アポロ園で行ってもらっている保育巡回訪問とはまた別のところで、対象者の方に対する支援を行っているということで、区といたしましてはアポロ園に戻すということではなく、引き続き保育ソーシャルワーク事業として、別の事業として行っていきたいというふうに考えてございます。

羽鳥委員

 そういうグレーゾーンの対応というか、そういうところで、やっぱり形としてはこれまでやってきているような、この保育ソーシャルワーク事業のような形のほうがやりやすいというようなことなんですかね。

半田子ども教育部、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長

 お子さんの発達に関する、そういった支援が必要なお子さんにつきましては、保育園の入園後に徐々に課題が明らかになってくるとか、様々事情がございます。そういった様々な課題に対応するためには、こういった保育ソーシャルワーク事業ということで、法内化の相談とは別でこういった相談支援を、ある程度範囲が広い対象の方に支援を行っていく必要があると考えまして、この事業につきましては別立てで来年度以降も継続していくというものでございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次、9番、ひがしなかの幼稚園第2園庭の整備スケジュール等について報告を求めます。

半田子ども教育部、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長

 それでは、ひがしなかの幼稚園第2園庭の整備スケジュール等につきまして、資料(資料10)に沿って御報告申し上げます。

 区では、教育環境充実のため、中野東中学校の跡地の一部につきまして、ひがしなかの幼稚園の第2園庭として整備することとしてございます。

 1、スケジュールでございます。令和6年1月から4月にかけて整備工事を行い、令和6年5月の供用開始を予定してございます。また、ひがしなかの幼稚園の園舎の建築でございますけれども、こちら、第2園庭に仮園舎を整備するか、また、新園舎等を本移転するかにつきましては、今後検討のほうを進めていきたいというふうに考えてございます。

 2、整備概要のほうでございます。恐れ入りますけれども、資料の2ページの整備図(案)のほうを御覧ください。第2園庭として約1,000平米を使用いたします。保護者の駐輪スペースにつきましては、約30台整備する予定でございます。その他の設備につきましては、この拡大図のほうで御確認いただければというふうに思います。

 恐れ入りますけど、資料の1ページ目のほうにお戻りください。3、近隣保育施設への提供でございます。ひがしなかの幼稚園の運営に支障のない範囲で、第2園庭を近隣の保育施設へ遊び場として提供いたします。具体的な提供方法につきましては今後検討してまいります。

 最後に、4、整備工事に係る予算でございます。令和5年第3回定例会に補正予算を提出する予定でございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

河合委員

 これ、今スロープがあって階段があるんですけど、これ、現地は段差があるためこういう設計になっているというところの確認を一つさせてください。

半田子ども教育部、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長

 委員おっしゃるとおり地形の問題から、こちらにつきましてはスロープ、階段等を設置して、低いところにこのダスト舗装で第2園庭のほうを整備するというものでございます。

河合委員

 幼児さんが使うところなので、段差があるとかなり危なくなるところもあると思うので、それは運用の中で気をつけていただくようにお願いします。

 この第2園庭は、近隣保育施設の遊び場として、運営に支障がない範囲でというところで開放されるのは非常によいことかなと思ったんですけど、これ、例えば小学校の校庭開放みたいに、土日に近隣の方に開放することとかは可能だったりするんでしょうか。

半田子ども教育部、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長

 現時点でこちらの第2園庭につきましては、ひがしなかの幼稚園の第2園庭となりますので、管理につきましてはひがしなかの幼稚園のほうで行うということを予定してございます。そのため、土日等の貸出しにつきましては、現時点では計画のほうはございません。

河合委員

 なかなか、幼稚園のほうにお任せするというところで、土日に無理無理開放してくれというのは難しいのかもしれませんが、地域事情なども様々あって、子どもさんの遊ぶ場所も東中野だと少ないのかなというところもあるので、例えばそういう御要望があるかないかなども、きっちり丁寧にお声を聞いていただきたいなと考えるんですけど、それはいかがですか。

半田子ども教育部、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長

 こちらにつきましては、今後改めて地域のほうには御説明を差し上げたいと思いますけれども、そういった御意見がありましたら、改めて区のほうで検討のほうをしていきたいというふうに考えてございます。

羽鳥委員

 私も近隣保育施設への提供についてなんですけれども、この間やっぱり園庭のない保育園が非常に増えているという中で、保育園の皆さんからは、区有施設のところでこういう土地を使いたいという要望も出されているんですけども、そのときに、やっぱり借りるのが結構大変というふうな意見も出されておりまして、具体的な提供方法について今後検討するということなので、できるだけ簡便な方法でやってもらえたらなということを思うんですけども、いかがでしょうか。

半田子ども教育部、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長

 委員おっしゃるとおり、園庭のない保育園が多数あるということは承知してございます。できるだけ簡便な手続で使用していただけるように、検討を進めていきたいというふうに考えてございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、10番、桃園第二小学校代替校舎整備の経緯等についての報告を求めます。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 桃園第二小学校代替校舎整備の経緯についての御報告でございます。(資料11)前回の委員会で桃園第二小学校の代替校舎整備について、従前の経費についての説明と、実際かかる、今もくろんでいる経費の差が大きいというところの経緯について説明するようにということで御報告するものでございます。

 資料につきまして御説明します。

 1、主な経過でございます。桃園第二小学校の代替校舎に係る経過でございます。主なところでございますが、令和3年3月15日、上から3段目でございますが、子ども文教委員会の質疑においては、この代替校舎、数億~10億円という答弁をしてございます。それから、下に4段下がっていただいて、令和5年1月31日の子ども文教委員会においては、代替校舎については質疑の中において約35億円という御説明をしてございます。差異が相当程度出たものでございます。

 次のページ、2、今後の予定でございますが、令和5年10月から耐震補強、そして、令和6年12月から内装工事を行い、令和8年4月に代替校舎供用開始予定でございます。

 3番、改修経費でございます。先ほど御説明したところでございますが、令和3年3月に数億~10億園と。現在はその頃よりまた設計作業が進んでおりまして、精査するところによると約30億円。この根拠でございますが、令和3年3月においては、過去に区で実施した小・中学校の内装改修工事や耐震補強工事を類似工事として算出したものでございます。現在のこの約30億円は、設計結果によるものでございます。(2)想定工事費増の要因でございますが、増要因を三つ提示してございます。一つは、耐震補強工事が増加したことによること。二つ目は、内装工事、過去の学校再編工事との違いによる工事費の増加。主には小学校仕様への変更、電気・機械設備の更新、そして、桃花小学校の代替校舎活用について、これに関わって工事費が増大したものでございます。三つ目は、今般の工事費高騰の影響によるものでございます。

 4番、今後の進め方についてでございますが、このように経費が増大することもあり、また、代替校舎のスケジュールにつきましても、工事費増大によりスケジュールも後退してございます。こういうことを防ぐ上でも、その精度向上を図っていくというものでございます。(1)は現地調査の実施と現況把握。そして、その現況把握に基づいた課題の洗い出しや与条件の整理。そして、それを含んだ、改築の校舎であれば改築の校舎、代替校舎であれば代替校舎の工事ボリュームの検討を含めて整理すること。これにより、(3)整備方針や工期、スケジュール等を検討し、より正確な工期と、そして経費を算出することを今後していきたいと思います。4番は、従前の本郷小学校でも御説明したとおり、庁内体制の強化でございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

大内委員

 結果こうなってしまったという言い方になっているんだけど、ただ、もうちょっと当初からちゃんとした積算をしていれば、これだけお金がかかるというのであれば、谷戸小をここに持っていくという議論もできたと思うんですよ。でも、そういう議論が一切できないままこれだけ進んでしまったからね。谷戸小を持っていくという、要するに議論さえできなかったということを言っているのであって、あそこへ持っていけと言っているんじゃないですよ。そういったこともできたのに、やはりこれだけ当初の説明と違う積算額になってしまうと、あまりにもひどいのかなと思いますので、これから委員会で言うときにはある程度、もうちょっとしっかりと積算根拠を出してくれないと、もう進んでしまって、いつの間にかもうお金が膨れてしまったから仕方ないんですよと言われてもなかなか難しいので、今後はなるべくそうならないようにしてください。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 委員御指摘のとおり、これまで想定の工事費から現在の工事費が約3倍、それ以上の差が生じてございます。やはりこれは過去の類似工事をそのまま持ってきたものでございます。その類似工事としたものでございますが、ここに掲示しているとおり、耐震といえば耐震でございますけど、同じ耐震という言葉でございますが、工事ボリュームも明らかに増大しているところでございます。また、内装工事も電気設備を全て更新ということで、同じ工事の名前ですけど、かなり変わったものになってございます。こういうことのないよう、今回の報告で4番で掲げさせていただいていますけれども、一定程度時間がかかるとはいえ、現地をしっかり見て、できれば専門事業者等々の力を借りながら、精密な期間、そして、精密な工事経費を出すことをもくろんでいきたいと思っています。それは、この要因にあるように、工事費高騰、インフレの状況がかなり激しいものでございまして、以前でしたら、デフレしていれば工事費も増大しないんですけども、より正確な工事費の算出が求められているところ、こういう4の取組をして是正していきたいと考えてございます。

立石委員

 (2)の想定工事費増の要因のところで、内容としてマルポツが全部で5個あると思うんですけど、大体の金額の内訳を聞いていいですか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 すみません、工事そのものを比較して、なかなか工事費増大の、ぴたぴたに比較することは難しいんですけども、耐震補強工事については、従前の耐震補強工事、かつて平成20年代にやっていた工事が大体、向台小であれば2.5億円のところ、今回10億円かかってございますので、大体4倍かかっている。内装工事につきましても、学校再編工事につきましては大体1.5億円ぐらいかかっていた。それを数回想定していたみたいですけども、それが20億円前後になっているということでございます。ただ、最後の工事費物騰については、上の耐震補強の増大と内装工事の増大に含まれている部分もありますけれども、これ、一つの指標としては、国土交通省の建設費デフレーターで見れば、類似工事として参考にした平成25年度から令和5年度までは、大体工事費のパーセンテージは20%増していますので、工事費高騰については大体五、六億円程度の影響があると思っております。

立石委員

 単純な比較は難しいということですが、御説明いただきありがとうございます。よく分かりました。

 耐震補強を今回行ったということで、単純に建物の寿命としては何年か延びるものなのか。それとも、今までメンテナンスしていなかったというのもあって、かかったお金もあると思うんですけども、そちらの建物の寿命としては、工事終了から大体何年ぐらいというイメージで考えておけばいいですか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 耐震補強工事は地震に対する強度を補強しているものですので、建物そのものの寿命についてはそれほど変わっていないのかと思ってございます。

立石委員

 そうしましたら、あと何年ぐらいになるんですかね。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 昭和41年に九中は建てられていますので、そこから70年~80年であれば15年~20年といったところだと思ってございます。

立石委員

 あと寿命が15年~20年。桃園第二小学校、桃花小学校と、あと谷戸小の代替校舎として予定している。スケジュールとしては、その3校の代替期間というのは、何年から供用開始して何年ぐらいまでのイメージなんでしょうか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 現行の小中学校施設整備においては桃花小学校のみでございますので、その先は今後の整備計画の中で検討していくということです。

立石委員

 桃花小だと何年まで利用する予定になっていますか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 桃花小学校につきましては、整備計画上、令和11年から令和13年にかけてですけれども、桃園第二小学校の工事が延長していますので、またここの部分も若干変わってくると思っています。

立石委員

 桃花小が令和13年として、今令和5年ですから、8年とかですか。そのスケジュールも押しているということなので、桃花小の後の代替校舎の活用に関しては、計画上位置付けられていないわけですけども、経済効果というか、財政効果的には期待されて整備された面もあるのかなというふうに思っております。このタイミングで新校舎、新しく建て替えたほうがいいかという議論も非常に難しいですが、非常に、30億円使って寿命があと15年~20年というのは、ちょっと今自分でも、確認のために聞いたんですけど、ちょっとショッキングな数字ではあるかなというふうに思っております。今日はここで終了します。

久保委員

 すみません、今後の進め方についてでありますけど、これまでこれ、何もやっていなかったんですか、学校改築のとき。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 個別にこの現地調査、現況把握等々をやっている場合もあれば、それをやっていない場合もあります。特に今回御説明している1ページの令和元年10月8日、本郷小学校及び桃園第二小学校の校舎建て替え手法に係る検証結果、これは具体的に専門事業者を入れて現地調査してということをやってございます。

久保委員

 やっているときとやっていないときがあるんですかね。鷺の杜小学校が開校されるわけなんだけれども、当然のことながらこういうことをやりながら進めてきたであろうと思っていたわけなんですけれども、今回耐震工事が行われるわけですよね、旧中野中のほうが。その中でこういう議論が出てきて、非常に何かこの積算の根拠はどうなのかというところからここまで来たわけなんだけれども、当たり前のことが、じゃあ、今まで学校の改築だとか大規模改修のときにはされていなかったんですか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 これまでは、特に計画を策定する際は、類似工事とその期間を参考にしてつくっているところでございます。ほかの区においても中野区と同じように、類似工事を見て、工事期間を見てということをやっているところはあります。ただ、今般中野区では、この桃園第二小学校の代替校舎もそうですし、ほかの新築工事でも、もくろみと工事期間がずれてきてしまうということが散見されてございます。特に地域に出て保護者とかに御説明した際は、やはり期待を一定裏切ってしまう結果になっているという状況が出てございますので、やはり担当としては、今後についてはこういう時間、この取組は結構時間がかかるものでございますけれども、より精緻に出していくということが必要なのかなと考えてございます。

久保委員

 さっき本郷小学校とちょっとおっしゃいましたけれども、今これから段階が、ここに書かれている段階は過ぎているところがあるわけじゃないですか。これから学校を改築しようというところでも。そういうところにはどういう対応をするのかなと思うんだけれども、これ、委員会の報告で出てきているんですけれど、やっぱりこういうことがいろいろあって、今、特に桃二小に関してのことは、ものすごく数字がいい加減だったなというふうに思っていて、何でこんなことになってしまったんだろうというのが最大の疑問だったわけなんだけれども、このペーパーで済ませないでほしいんですよね。だから、学校改築だとか大規模改修を行っていくときの基本的なルールとして、きちっとこういうことを公のところへ出してほしいというか、この報告だけで済ませないでほしいなと思うんだけれども、それはどうですか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 今回、4番に書いてあることは、現行のこの桃園第二小学校代替校舎において見受けられた、改善すべき点をまとめているところでございます。これを取り組む上で、今具体的に担当内でも検討しているところでございます。これを取り組む際につきましては、来年度から取り組むのであれば、その前の今年度中にでも、より具体的にこの4番の部分をどうしていくのか、そういうことを御報告したいと考えてございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、11番、鷺の杜小学校区域の学童クラブの設置についての報告ですけれども、委員会当初で御協議いただいたとおり、12番、キッズ・プラザ鷺の杜開設に伴う事業者の募集についてと一括して受けたいと思います。

 理事者の説明を求めます。

細野子ども教育部育成活動推進課長

 それでは、まず、所管事項の報告11番、鷺の杜小学校区域の学童クラブの設置について御報告申し上げます。(資料12)本報告につきましては、第2回定例会において設置の考え方について御報告させていただいていたところでございます。今回、その後の検討を進めまして、区の考え方をお示しするものでございます。

 鷺の杜小学校区域におきましては、キッズ・プラザ鷺の杜に併設する学童クラブ、定員100名の学童クラブ及び既設の民間学童クラブ1か所を継続していきたいというふうに考えてございます。さらに、学区域内の地理的条件や踏切横断の安全対策、利用者の意向等も総合的に勘案いたしまして、西中野学童クラブを存続させていただいて、鷺宮学童クラブを令和6年3月末で廃止させていただきたいというふうに考えてございます。

 1番、鷺の杜小学校区域の学童クラブの状況でございますが、四角囲みの中が現状利用者数というところでございます。一番右側に設置案ということで、令和6年度の人数を書かせていただいているところです。

 地図を御覧いただきたいのですが、その下に地図がございます。この五角形になっているところがこの鷺の杜小でございまして、「100」という数字が入っているところ、ここが統合新校で、ここに100名定員の学童クラブをつくっていくという考え方です。四角いところが民間学童で、「40」というのが明日葉学童クラブでございます。そして、点線の丸になっているところが鷺宮児童館内の学童クラブで、こちらを廃止させていただいて、線路の下側、南側の「60」と書いた西中野学童クラブを存続していきたいという考え方でございます。

 今後のスケジュールでございます。9月に鷺宮小学校・西中野小学校の保護者会がございますので、こちらの場でこの考え方を御説明したいと考えております。その上で、第3回定例会に学童クラブ改正案ということで、鷺宮学童クラブの廃止について提案させていただきたいと考えております。その議決をいただけましたら、それ以降、学童クラブの保護者会、そして、11月からは新年度の学童クラブの利用受付をさせていただきまして、来年度の新たな体制というふうにつなげていきたいと考えております。

 引き続きまして、所管事項の報告の12番、キッズ・プラザ鷺の杜の開設に伴う事業者の募集について御報告申し上げます。(資料13)

 区では、放課後の子どもたちの安全・安心な遊び場として、キッズ・プラザの整備を進めているところでございます。令和6年4月に鷺の杜小学校が開校することに伴いまして、新校舎内にキッズ・プラザ鷺の杜を開設させていただきます。キッズ・プラザには学童クラブを併設して一体的な運営を行います。また、西中野児童館内に設置する西中野学童クラブも、このキッズ・プラザ鷺の杜の学童クラブと一体的に運営していきたいというふうに考えてございます。

 そして、運営については事業者に委託をすることといたしまして、以下のとおり事業者を募集するものでございます。委託内容につきましては、このキッズ・プラザと学童クラブの運営業務。委託の施設につきましては、キッズ・プラザ鷺の杜、鷺の杜学童クラブ、そして、西中野学童クラブでございます。こちらの事業者選定でございますが、運営事業者を企画提案公募型事業者選定方式によって公募し、選定をしてまいります。事業者公募を9月からさせていただきまして、11月には事業者を決定し、来年4月からキッズ・プラザ鷺の杜と鷺の杜学童クラブ、そして、西中野学童クラブの運営を進めていきたいというふうに考えてございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、13番、中野区児童相談所の運営状況についての報告を求めます。

神谷児童相談所副所長

 それでは、中野区児童相談所の運営状況につきまして、資料(資料14)に基づき御報告申し上げます。

 児童福祉法等の改正によりまして、特別区は児童相談所を設置できるようになってございます。中野区は、これを受けまして児童相談所設置に向けた準備を進め、江戸川区、世田谷区、荒川区、港区に続きまして、令和4年4月に児童相談所を設置しました。子どもの一時保護や措置等の一貫した迅速な児童虐待等への対応、そして、地域の連携したきめ細やかな支援といったことを当初より目的としてきたところでございます。今回は、開設初年度に当たりました運営状況と今後の展開につきまして、迅速で一貫した対応、関係機関連携、専門機能を生かした対応、一時保護所運営の観点から御報告申し上げます。

 1番、迅速で一貫した対応。(1)相談受付、①運営状況でございます。四角囲みを御覧ください。虐待通告の受付件数及び人口当たりの虐待通告件数は、御覧の数値となってございます。虐待通告の件数につきましては、令和3年度の中野区子ども家庭支援センターの件数及び東京都杉並児童相談所の中野地区の件数を合わせたものと比較しまして減少しているところでございますが、こちらにつきましては、同一案件の通告が中野区と東京都に入り、それぞれ対応していたものなどの影響と考えてございます。令和4年度からは、虐待通告の窓口は中野区児童相談所に一本化され、調査、援助決定、支援まで一貫した対応を行っているところでございます。また、人口1人当たりの虐待通告件数は、全国の標準自治体における同件数を上回る値となってございます。こうした傾向は、都市部の傾向であるというふうに分析しております。

 ②今後の展開でございます。虐待通告受付の窓口の一本化後の動向といったことを今後も分析してまいります。また、人口及び虐待対応件数に応じました専門職の確保・育成を継続してまいります。加えまして、児童相談業務の効率化、質の向上を図るためのモバイルシステムの実証実験や導入検討なども進めてまいります。

 (2)警察からの身柄付きの通告等による一時保護の状況でございます。①運営状況の四角囲みの部分を御覧ください。身柄付き通告による一時保護の割合は御覧の数値となってございます。東京都全体の身柄付き通告等の割合を大きく下回ってございます。数値の単純な比較はできませんが、児童相談所の設置により、虐待通告・相談受付から調査、援助決定が迅速に行われ、適時適切な一時保護により子どもの安全が確保されていると考えてございます。今後も引き続き対応をしてまいります。

 2、関係機関連携でございます。(1)要保護児童対策地域協議会における連携でございます。運営状況の四角囲みの部分を御覧ください。児童相談所、すこやか福祉センターとのケース進行管理会議、また、個別ケース検討会議については御覧の数値を実施してございます。このほかに、児童相談所が地域の関係機関に対して直接虐待対応等の取組の説明を行うなど、理解と連携を深める機会を設けるとともに、養育環境を支援する各種サービスの利用調整につきましても、関係機関連携の中できめ細やかな対応を図っているところでございます。今後も児童相談所が地域と積極的に連携することで支援の隙間を埋め、継続的に子どもやその家庭への対応を進めてまいります。

 (2)社会的養護の推進でございます。①運営状況の四角囲みの部分を御覧ください。児童養護施設等への措置児童数、また、区内里親登録家庭数は御覧の数値となってございます。児童福祉司や児童心理司は、措置している児童は40か所程度、都内を中心に分散して入所しているところでございますけれども、そうした施設に月1回程度回って、子どもの話を聞くことを基本として施設等と連携した支援を実践してございます。児童相談所が実施する関係研修に施設職員の参加も促すなど、連携強化の取組を進めてございます。年度内に新たに里親登録を行った家庭数は5家庭でございました。

 ②今後の展開でございます。児童相談所が行う措置等の決定時の子どもからの意見聴取につきまして、法改正を踏まえた対応を進めてまいります。里親支援の拡充を確実に実施するとともに、一貫した支援体制の構築についても検討してまいります。また、加えて、施設への措置費の支払いにつきまして、事務負担の軽減に向けて、児童相談所設置区での事務の共同処理について検討を進めてございます。こちらにつきましては、自治法上の機関の共同設置を予定しておりまして、今後区議会に議案及び必要経費の補正予算のほうを提案させていただく予定としてございます。

 3、専門機能を生かした対応でございます。(1)運営状況の四角囲みの部分を御覧ください。児童精神科医等による医学相談、また、弁護士による法的対応相談、そして、児童相談所の経験を豊富に持つ児童相談所のスーパーバイザーからの専門支援については、こちらの回数を実施してございまして、通年で定期的なサポートを受けている状況でございます。児童心理司による心理支援や一時保護における行動診断等に加えまして、こうした専門性の高い支援体制が身近な地域にあることで、子ども・家庭に対する対応を充実するとともに、職員の専門性の向上にもつながっていると考えてございます。このほかに、児童相談所経験を有する業務指導員を配置いたしまして、日常的なバックアップ体制も構築してまいります。また、ケースに応じましては、すこやか福祉センターもこうした児童相談所の専門相談体制を利用できるようにしているところでございます。今後もこうした対応について継続してまいります。また、令和7年度からは、児童福祉法改正によりまして一時保護の司法審査が導入されます。そうした対応についても検討してまいります。

 4番、一時保護所の運営状況でございます。(1)運営状況の四角囲みの部分を御覧ください。年間保護件数は128件、区の一時保護所で保護した件数が73件、保護委託が55件となってございます。平均保護日数、一時保護所の稼働率、在籍校への登校につきましては御覧のとおりの数字となってございます。令和3年度までの東京都における中野地区の子どもの保護件数は、年間で50~60件程度でございました。保護件数はこれに比較して大幅に増加してございます。保護所の稼働率は年間平均で65.9%でございますが、定員を超過して保護を行う状況もございました。そうした場合には、特別区や東京都との間で広域連携による対応をしてございます。一時保護所から在籍校へ登校した児童は、対象学齢児のおよそ4分の1程度、このほかの児童についても在籍校と学習状況について共有しながら対応を行ってございます。居室は個室を基本とし、子どもが安心できる環境を整備するとともに、一時保護所の生活について子どもと一緒に考える機会を設けるなど、子どもを中心に、その子どもの状況に応じた支援を行う体制づくりを進めてございます。

 今後の展開でございます。今年度から実施されております、定例的に保護児童の声を聞き取る子どもの意見表明等支援事業について対応を確実に行ってまいります。また、一時保護所の専門職である心理療法担当職員を中心とした、個々の子どもの状況に応じた支援の展開といったことも進めてございます。

 報告は以上になります。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

河合委員

 御報告ありがとうございました。児童相談所が中野区にできてから、様々関係団体などから御意見を聞いているところで、非常に丁寧に御対応されているということで、非常に周りからの評価も高いし、他区からもすごくいいものをつくったのではないかと、視察に来た人からも非常に多くの御意見を頂いていて、本当に皆様には御尽力いただいてありがたいなと思っております。

 そういう中で、児童相談所がかなりしっかりと一時保護所を含めて運用されている中で、所管外ではありますが、すこやか福祉センターはそれと比較するとちょっと動きが弱いのではないかというところは、様々な方から、やはり今のすこやか福祉センターの、一番最初の対応というところになるケースがある中で、私のほうには何度も言われております。これに関してすこやか福祉センターのことは、皆さんからすれば所管外にはなるかと思うんですけど、連携していく中で、児相であったらこう動くであろうという、一番最初の動きはこうだったらこうだろうというようなケースも、もしかしたらすこやか福祉センターの一番最初の相談の、初回相談のときに違う対応になっているということもあり得るから、そういうお声があるのかなというところを心配しておりまして、そこはやはりもっと連携を強化していただきたいというところをちょっと強く要望したいと思っています。特に事業の中で児相さんの動きができるというところで、すこやか福祉センターのほうで予算繰りからなかなかそういう動きができないとかもあるかと思うんですけど、それは逆に言うと、こういうふうに動いてあげたほうがいいよというアドバイスをあげれば、すこやか福祉センターのほうも、じゃあ、そういう予算を取ってきましょうという動きもできると思うので、そういう意味も含めて連携の強化というところをお願いしたいんですけれども、そこに関してはいかがですか。

古川児童相談所長事務取扱

 すこやか福祉センターに関しましては、地域の保健福祉の総合窓口ということで、様々な相談支援を行っているということは委員の皆さんも御承知かと思います。中野区児童相談所を開設した以降に関しましては、それ以前からもそうですけれども、現在は児童相談所にいる業務指導員が定期的にすこやか福祉センターのほうを訪問させていただいて、支援検討会議等で具体的なケースに関する個別の助言といったものを行っているほか、日常的なケースワークに関しましても、私ども児童相談所の職員と一緒に対応することも多うございますので、そういった中ではすこやか福祉センターの相談支援といったところを、児童相談所と連携しながら進めていくことも増えてきているかなというふうに考えているところでございます。また、児童相談所で行う研修に関しましても、対外的にも公開しておりますので、そこにすこやか福祉センターも参加しているといったところで、区全体の児童福祉の相談支援体制を児童相談所としても充実してまいりたいというふうに考えているところでございます。

河合委員

 ありがとうございます。区内のところは非常に児相に期待するところです。東京都自体の中でも、やはり中野の丁寧さというのはトップクラスだという話を、関係している方がすごく褒めていらっしゃっていて、そういう意味ではやはりこの区の対応というのも、もっともっと広域に、こういう活動をしているんですよというところもしっかりと訴えていっていただきたいと思っているんですけど、それに関してはいかがでしょうか。

神谷児童相談所副所長

 おっしゃっていただきましたとおり、中野区の取組について大変評価を得ているお声も、私たちにも届いているところでございます。こうした取組について横に広げていくということの重要性というのも感じているところですので、機会を見てそういった形で広報していくようなことについても検討してまいりたいと考えてございます。

羽鳥委員

 在籍校への登校が25%ということなんですけれども、単純に数字でよい悪いというのは言えないかと思うんですけども、子どもたちの希望という点ではどうなんですか。なかなか一時保護所から学校が遠いから、ちょっと通えないよというふうに、希望がかなえられないような状況なのか。それとも、結構、この一時保護所を開設したことによって、そういう希望がかなえられる子が増えたのかという、それはどうでしょうか。

神谷児童相談所副所長

 在籍校への登校につきましては、まず児童の希望があるかどうかといったことや、登校する先の安全性が確保できているかというようなことを所全体で検討しながら進めてございます。御指摘のありました児童の希望があった場合の、かなったパーセンテージというようなところですけれども、基本的にはお子さんから行きたいというような御希望があった場合には、おおむね全てかなっているというふうに考えてございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、14番、令和4年度いじめの対応状況等について。こちら、前回報告を受けておりますが、何か補足説明はございますか。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 令和4年度いじめの対応状況等につきましてでございますが、前回説明を行っておりますので、今回は説明を割愛させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。(資料15)

委員長

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次、15番、令和4年度児童・生徒のスマートフォン等の所持状況及びインターネットの利用に関する調査結果について。こちらも同様に前回報告を受けております。補足説明はございますか。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 こちらの内容も前回説明を行っておりますので、今回は割愛させていただければというふうに思います。よろしくお願いいたします。(資料16)

委員長

 質疑はございませんか。

むとう委員

 報告があって今回新たに資料が出ていて、報告からさらに資料に、前回の報告になかったものというのは一切ないということでよろしいんですか。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 新しくつけた資料はございません。

立石委員

 1問だけ。どこかの設問でタブレットの利用時間が、30分未満が一番多いということで活用が進んでいないという、たしか回答があったと思います。保護者の方々、様々親御さんは御意見あると思うんですけども、GIGAスクール、せっかく1人1台端末を入れているので、もっと活用を図ってほしいという声もあるんですけれども、例えば宿題であったりとか、今、現状家庭で児童・生徒がタブレットを使うシーン、どういうものがあるのか。学校間のばらつきもあると思うんですけども、そちらについて見解をお尋ねします。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 今年度からAIドリルのほうを小学生・中学生、共に入れさせていただきました。家庭でも子どもたちが勉強したいと思ったときに活用できるような状況がございますので、そういう意味では家庭の学習、今年度は大分進んでいるかなというふうに思います。特に子どもたち、次の日の、小学生などでは予定を確認するというような使い方だったり、中学生のほうも当日の学習の復習だったり、予習だったりということに使っているなんていう声はあるんですが、より家庭の中でも積極的に使えるように学校と連携していきたいというふうに考えております。

羽鳥委員

 年々このスマートフォンを利用している時間が長い児童・生徒が増えてきているというので、非常に、家に帰ってから5時間以上使っているという子どもが、小4~小6ですと8~9%くらいですかね、いると。中学生だと15%にも上るというので、子どもたちの人格の形成に結構大きな影響を与えているんじゃないのかなというのをすごく心配するんですけれども、区としては、例えばこの1人1台端末がそれを助長していないかだとか、どうしたらいいかとか、ちょっと見解をお聞かせいただきたいんですけれども、いかがでしょうか。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 長時間の使用というのは、我々も非常に大きな課題であるというふうに考えているところです。先日もいじめのフォーラムがございまして、保護者のほうとも意見交換する中で、学校のほうではSNSのルールをきちんとつくってはいるんですが、家庭の中でももう一度改めて家庭ルールというところを見直して、子どもたちともしっかりと向き合って、スマートフォンやタブレットの活用について話をしたいというふうな声がこちらにも届いております。ぜひ今後も、情報モラル等も含めたり、子どもたちの健康面ということでもしっかりと情報を保護者のほうにも伝えながら、活用についてはある程度の制限をかけた中で、適切な活用というふうにつなげていけたらというふうに考えているところです。

羽鳥委員

 健康のところでは、スマートフォンみたいな小さい画面を見る期間が長いと、斜視になったりとかというのも指摘されているんですけれども、そういう連動した調査みたいなのは現状行われていたりするんでしょうか。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 現段階では、そういった調査そのものは行ってはいないんですが、国のほうでも30分使ったら一旦休憩するですとか、タブレットそのものの活用の仕方、ずっと連続で長く使わないというようなことは、ぜひ今後も呼びかけていきたいというふうに考えております。

羽鳥委員

 あと、1人1台端末で、不意に破損したりすることとかというのもあるかと思うんですけども、年間どれくらいそんなものが発生してしまっているかというのは分かりますか。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 申し訳ございません、現状で何件あるかというのは正直把握できていないところです。というのが、正直言って、個人から直接保守会社のほうに電話が行ってというところですので、かなりの件数があるというのは把握しています。特に子どもに今配布しているiPadのキーボードだったりするのが、ちょっと申し訳ないですけど、多少壊れやすいというか、かばんの中に入れて持ち運びしている経緯もあるので、それでちょっと壊れやすくて、そういう小さいものも含めれば、そういう故障だったりというところの問合せは多くあるというのは認識しているところでございます。

羽鳥委員

 そういう破損とかというのは個人負担で直しているんですか。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 原則、使っている中の保守範囲内の破損等であれば、それは個人負担ではないです。ただし、その使っている子の重過失等があれば検討しますけど、今のところそこまでの事例はないというところでございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 委員会を休憩します。

 

(午後6時30分)

 

委員長

 では、再開いたします。

 

(午後6時32分)

 

 次、16番、令和5年度中野区教育委員会「学校教育向上事業」研究指定校等についての報告を求めます。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 令和5年度中野区教育委員会「学校教育向上事業」研究指定校等について説明をさせていただきます。(資料17)

 「学校教育向上事業」研究指定校は、中野区の教育課題について積極的に実践、研究活動に取り組むもので、研究期間は2年となってございます。

 資料を御覧ください。上段の5校は研究2年次となります。右の欄は研究発表会の予定日となってございます。今年度はより多くの先生方に発表会に来ていただき、研究の成果を広く区内外に発信したいと考えてございます。下段の5校は研究1年次の指定校となっております。今年度は研究を深め、様々な検証をしながら2年目の研究発表を目指してまいります。

 研究のテーマでございますが、こちらはまた御覧いただければと思います。

 続いて、裏面を御覧ください。東京都教育委員会が今年度指定した研究指定校等になります。小学校1校、中学校2校が指定されてございます。明和中学校でございますが、2年間の研究の2年目となります。12月に研究発表を予定しております。講師は横田めぐみさんの弟で、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会の代表、横田拓也さんから御講演をいただく予定でございます。

 御報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

むとう委員

 これ、発表予定日というのがあるんですけれども、これは誰でもがこの発表を聞きに行くことができるものなんですか。公開されているんでしょうか。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 基本的には教員向けにはなってございますが、学校の保護者ですとか、関係者には来ていただけるようになってございますので、ぜひ委員の皆さんもお時間ございましたら御来校いただけたらと思っております。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次、17番、区立中学校第1学年英語体験活動(宿泊)についての報告を求めます。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 区立中学校第1学年英語体験活動(宿泊)について御説明させていただきます。(資料18)

 中学校第1学年におきましては、入学して早い段階に中学校生活の不安を解消するという目的で、東京近郊での宿泊行事を実施してまいりました。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、各校が日帰りによる校外活動など工夫しながら代替行事を実施した中で、当初の目的を達成できるということが確認できました。一方で、異文化理解や多文化共生の考え方が求められる社会を生き抜く生徒にとりましては、外国語によるコミュニケーション能力を確実に養うことが求められており、そのために有効な体験活動を取り入れていくことが必要であることから、今年度からは、資料にございますとおり、新たな考え方で宿泊行事を実施してまいります。

 名称・目的はそこにあるものですので、御覧いただけたらと思います。今年度の実施日でございますが、1泊2日で区内中学校9校、全校実施します。1期目が10月29日(日曜日)から11月2日(木曜日)まで、こちらの期間内で4校がそれぞれ1泊2日で実施します。第2期目としまして、11月20日(日曜日)から11月25日(土曜日)まで、この期間で5校がそれぞれ1泊2日で実施するというふうになってございます。実施場所は軽井沢少年自然の家。委託業者ですが、インタラック関東南を予定してございます。行き帰りのバスの中や現地での活動のほうも、ALTをきちんと配置しまして、ぜひ充実した活動を送れたらというふうに考えてございます。

 雑駁ですが、説明のほうは以上でございます。よろしくお願いいたします。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

むとう委員

 参考までに、これ、参加する生徒には自己負担という金額はあるんでしょうか。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 原則、予算はこちらで全て取ってございますので、費用等はかからないようにはなっていますが、食事代とシーツ代ぐらいはかかったかなというふうに思いますけれども、宿泊代やバス代等は全て区で負担をするというふうな形になってございます。

むとう委員

 食事代がかかるんですか、これ。物価高騰による、先ほどの給食費の補助というのがあるわけだけど、これ、行った先でも給食というか、そういう取扱いになるんでしょうか。これ、自己負担ありなんですか。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 食事代だけは、費用としてはかかるような形になってございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次、18番、教育相談室の土曜日開室の試行についての報告を求めます。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 教育相談室の土曜日開室の試行について説明をさせていただきます。(資料19)

 現在、中野区の教育相談室では、専門の相談員が子ども及び保護者からの教育に関する様々な相談に応じてきており、来室または電話による相談を行っております。これまで平日の午前10時から午後6時までの時間に開設をし、相談を受けてまいりましたが、保護者のライフスタイルの変容等から土曜日の相談のニーズが高まってきております。今年度、試行的に土曜日の相談業務を実施し、その成果について検証を行い、今後の教育相談室の在り方について検討するものでございます。

 施行日時ですが、こちらに記載してあるとおりでございます。9月から12月まで毎月1回土曜日で実施をする予定でございます。対応業務といたしましては、通常の相談と同様で、電話相談と来室相談を予定しております。今後ですが、9月20日、区報のほうでも広く区民に周知をし、活用していただけたらというふうに考えているところでございます。

 説明は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

大内委員

 これ、相談を受ける方はどういった方が受けるんですか。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 子育てで悩んでいる保護者の方ですとか、(「受けるほう」と呼ぶ者あり)受けるほうですね。申し訳ございません。区で採用している心理職が相談業務を行っております。

河合委員

 相談ニーズが高まっているので検証と書いてあるんですけど、これは検証を行って来年度予算で実施することを検証するんでしょうか。確認させてください。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 来年度、ぜひ土曜日、毎週教育相談室のほうを開設したいなというふうに考えておりますので、ぜひ保護者のほうからも意見を頂きたいというふうに考えているところです。

河合委員

 これ、平日と比べて土曜日にやるときの体制には変更はありますか。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 平日よりもなるべく手厚く相談員のほうを配置して、相談の部屋の数は決まっておりますので、その範囲内でどの程度相談業務ができるかというところ辺りも、しっかりと検証していきたいなというふうに思っています。

河合委員

 ありがとうございます。これ、試行ということで、今後土曜日、ぜひ、期待する保護者も多いと思うので、実施の試行の結果をまた教えていただくのをお待ちしております。以上で大丈夫です。

久保委員

 すみません、今の河合委員と重なるところがあるんですけれども、毎週行いたいというふうにおっしゃっていて、毎週行うということを検討するというよりも、今後の教育相談室の在り方そのものを検討していくということですか、この機会に。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 相談室そのものの在り方も、もちろん検証していきたいなというふうに思っています。今年度相談業務を行ってくださっている相談員の方々も、土曜日の勤務については非常に前向きに受け止めてくださっていますので、ぜひ保護者の方々のニーズにしっかりと応えられるような相談室にしていけたらというふうに考えています。

羽鳥委員

 現行で相談の枠はどのくらい埋まっているものなんでしょうか。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 平日の場合はやはり夕方が、非常に保護者のニーズが多くなっておりまして、その枠内で定期的に相談業務をきちんと継続して行うというところに、なかなか難しさがあるというふうな声が相談員のほうからも届いております。やはり土曜日、お休みの日にお子さんと一緒に相談室のほうに、学校を休まないで来られるということも大きなメリットだというふうな声が届いておりますので、ぜひ土曜日を有効活用できたらと考えているところです。

羽鳥委員

 分かりました。先ほど御答弁の中で、土曜日の開設については相談員さんも前向きというふうなことなんですけども、例えば平日の1日を閉室して、ちょっと休養を確保するだとか、そういったこともあり得るのかなということを思ったりしたんですけども、それについてはいかがでしょうか。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 現在、月に14日の勤務というような形で相談室のほうで勤務していただいていますので、土曜日も含めて14日というような形になるかと思うので、平日のほうは多少勤務している職員の数は減るというふうに考えています。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、19番、令和6年度使用区立小学校教科用図書の採択結果についての報告を求めます。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 令和6年度使用区立小学校教科用図書の採択結果について説明をさせていただきます。(資料20)いわゆる教科書採択になります。

 まず、経緯でございます。(1)、中野区立小学校教科用図書選定調査委員会についてです。こちらは、中野区立学校教科用図書の採択に関する規則の第3条に基づきまして設置をしているものでございます。委員会の開催回数ですが、5月10日から7月5日までの間で全4回開催をしてございます。

 (2)でございますが、こちらは調査研究会及び調査研究報告についてでございます。こちらは中野区立学校教科用図書採択に関する規則の第8条に基づきまして、各教科の専門性の高い先生方を集めまして、調査研究会を設置して報告書を作成していただきました。

 (3)、学校及び児童からの意見聴取でございます。まず、学校からの意見聴取でございますが、全小学校に対しまして全ての教科書を巡回させまして意見聴取を行っております。また、児童からの意見聴取ですが、区内5校におきまして実施をいたしました。

 (4)、教科書展示会、保護者・区民の意見聴取についてでございます。こちらは中野区立教育センターでの法定展示・特別展示に加えまして、区内3か所の展示会場にて意見箱を設置して意見聴取を実施いたしました。

 最後、5でございます。こちらは教育委員会についてでございます。今御説明させていただきました(1)~(4)の中での報告書や各御意見を基にいたしまして、今年の1月27日の金曜日から8月4日の金曜日までの期間に全10回開催いたしました。その中で各委員の中から、中野区の子どもたちにとってよりよい教科書について意見交換をしていただきまして、教科書採択のほうを行ってまいりました。

 裏面を御覧ください。こちらが来年度区立小学校で使用する教科書の一覧になります。国語から道徳まで、こちらの教科書のほうを採択させていただきました。

 説明は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

むとう委員

 これ、各学校ごとに意見を聞いているかと思うんですけれども、学校から挙がってきた意見と結果というのは、そごはあったんでしょうか。ほぼ学校からの意見が踏襲されているんでしょうか。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 学校からの意見といたしましても、どの会社の教科書がいいというような意見よりは、それぞれの教科書について中野区の子どもたちにとってよい点や、少し指導する際に課題になるような点というようなところで意見を頂いておりますので、教育委員会の中でもそれぞれの教科でどういう内容がより子どもたちにとって適切かというような視点をしっかりと持って、それぞれの教科書について、挙がってきた意見とそれぞれ教育委員の先生方の意見を交換する中で採択をしておりますので、特段、もうこの教科書じゃないと駄目だというような意見は学校から挙がってきておりませんので、そこは、特段問題はないというふうに考えております。

むとう委員

 この選定調査委員会というのは公開されていないんですよね。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 こちらは、8月末までは非公開ということで行わせていただいております。区民の方や学識経験者の方々からも意見をもらっておりますので、今後議事録のほうは公開していく予定でございます。

むとう委員

 この選定の方法を中野区がつくった際にも非公開だったわけですけれども、他区では公開している区もあるんですよね。公開するという方向性に向いていってほしいかなと思っているんですが、中野はそういう方向にはならないまま、このまま続投ですか。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 こちらは8月31日までは、やはりいろいろな、どなたが選定調査委員になっているかというようなところで、いろいろ問題が起きてしまうような可能性もありますので、それぞれの方々も教科書会社との利害関係がない方ということで確認をした上でお引受けをいただいている中身でございますので、8月31日までは非公開にさせていただいているんですが、それ以降は公開をさせていただくというものでございます。

むとう委員

 それ以降の議事録等の公開があるということで、議事録の中ではどの委員さんがどういう御意見かというのが分かるようなことになっているんでしょうか。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 一応どのような意見が出たかというところで、どなたがどういう意見を言ったかというところまでは、はっきりと分かるような形ではないんですけれども、その会議の中でどういう意見交換がされたのか、どんな意見が出たのかというのは分かるようにはなってございます。

むとう委員

 これは本当になかなか難しい、デリケートな問題であることは重々承知しているんですけれども、やっぱり専門家として責任を持って御自身の意見を述べていただき、中野の子どもたちにとってよりよい教科書を選ぶことをしていただきたいので、公開している区で特段トラブルがあったわけでもないので、公開の方向というのも探っていただきたいというのをお願いしておきます。

委員長

 他に質疑はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、20番、その他で何か報告はありますか。

細野子ども教育部育成活動推進課長

 それでは、私より2024年中野区二十歳のつどいの実施につきまして、口頭にて御報告させていただきたいと存じます。

 例年1月の「成人の日」に合わせて開催しております「二十歳のつどい」でございますが、今回からなかのZERO大ホールで開催させていただきます。開催方法といたしましては、対象者数及び会場の座席数を考慮して、2回に分けての開催とさせていただきます。また、実施の内容につきましては、出席者の皆さんの思い出に残るように、実行委員会の皆様とともに準備を進めているところでございます。なお、本件につきまして、なかの区報9月5日号、また、既に区ホームページにて御案内をさせていただいております。対象の皆さんへの御案内につきましては、12月中旬頃に案内状を発送予定でございます。

 御報告は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 他に報告がありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 以上で所管事項の報告を終了します。

 次に、地方都市行政視察について御協議いただきたいことがありますので、委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後6時51分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後6時52分)

 

 休憩中に御協議いただきましたとおり、当委員会の今年度の地方都市行政視察は、佐賀県武雄市のICTを活用した教育についてと、福岡県福岡市の福岡市こども未来基金についてとし、日程は11月1日(水曜日)から2日(木曜日)としたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 以上で地方都市行政視察についてを終了いたします。

 審査日程のその他に入ります。

 委員会を暫時休憩します。

 

(午後6時53分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後6時53分)

 

 休憩中に御確認いただきましたとおり、次回の委員会は第3回定例会中とし、急を要する案件が生じた場合は正副委員長から招集させていただきたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 以上で本日予定した日程は終了いたしますが、委員、理事者から何か御発言はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本日の子ども文教委員会を散会いたします。

 

(午後6時53分)