令和5年08月30日中野区議会建設委員会 中野区議会建設委員会〔平成30年7月5日〕

中野区議会建設委員会〔令和5年8月30日〕

 

建設委員会会議記録

 

○開会日 令和5年8月30日

 

○場所  中野区議会第4委員会室

 

○開会  午後1時00分

 

○閉会  午後4時14分

 

○出席委員(8名)

 南 かつひこ委員長

 いのつめ 正太副委員長

 斉藤 けいた委員

 大沢 ひろゆき委員

 白井 ひでふみ委員

 いさ 哲郎委員

 ひやま 隆委員

 伊藤 正信委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 都市基盤部長 豊川 士朗

 都市基盤部都市計画課長 塚本 剛史

 都市基盤部道路管理課長、都市基盤部道路建設課長 髙田 班

 都市基盤部公園課長 村田 賢佑

 都市基盤部建築課長 石原 千鶴

 都市基盤部交通政策課長 宮澤 晋史

 都市基盤部住宅課長 落合 麻理子

 まちづくり推進部長 角 秀行

 中野駅周辺まちづくり担当部長 千田 真史

 まちづくり推進部まちづくり計画課長 安田 道孝

 まちづくり推進部野方以西担当課長 桑原 大輔

 まちづくり推進部まちづくり事業課長 小倉 芳則

 まちづくり推進部まちづくり用地担当課長 酒井 雅勝

 まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長 近江 淳一

 まちづくり推進部防災まちづくり担当課長 青木 隆道

 まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長、

 まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 小幡 一隆

 まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長、

 まちづくり推進部中野駅周辺エリアマネジメント担当課長 井上 雄城

 まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長 山本 光男

 

○事務局職員

 書記 高田 英明

 書記 早尾 尚也

 

○委員長署名


審査日程

○議題

 安全で快適に住めるまちづくりについて

 道路の整備について

 公園の整備について

 交通環境の整備について

○所管事項の報告

 1 中野区実施計画(骨子)について(都市基盤部、まちづくり推進部)

 2 施設使用料の見直し方針(案)について(都市基盤部)

 3 令和5年度(2023年度)第1回中野区都市計画審議会について(都市計画課)

 4 新たな公共交通サービスの導入に関する実証運行の開始について(交通政策課)

 5 中野駅西口地区のまちづくりについて(中野駅周辺地区担当)

 6 中野駅南口地区における駅前広場整備の進捗状況および説明会の実施について(中野駅周辺地区担当)

 7 その他

(1)キャッシュレスセミセルフレジの先行導入について(道路管理課)  

 (2)令和5年度西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟の決起大会について(まちづくり計画課) 

 (3)弥生町二丁目19番地区の防災街区整備事業に関する都市計画の決定について(防災まちづくり担当)

 (4)中野二丁目解体工事現場における足場の一部崩落について(中野駅周辺地区担当) 

○地方都市行政視察について

○その他

 

委員長

 定足数に達しましたので、建設委員会を開会します。

 

(午後1時00分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 なお、審査は5時を目途に進め、3時頃に休憩を取りたいと思いますので、御協力をお願いいたします。

 それでは議事に入ります。

 安全で快適に住めるまちづくりについて、道路の整備について、公園の整備について、交通環境の整備についてを議題に供します。

 所管事項の報告を受けます。

 初めに、1番、中野区実施計画(骨子)についての報告を求めます。

塚本都市基盤部都市計画課長

 それでは、中野区実施計画(骨子)について報告させていただきます。(資料2)

本報告は全常任委員会におきまして、共通の資料により御報告させていただくものでございます。

 資料を御覧ください。現在、区では、中野区実施計画の策定に向けた検討を進めてございます。このたび策定に係る骨子を取りまとめましたので、御報告いたします。なお、骨子は素案に盛り込むことを想定している内容について取りまとめたものでございまして、今後、議会の意見等も踏まえましてさらに検討を深め、素案を作成していきたいと考えてございます。

 ここで、別紙、中野区実施計画の骨子を御覧ください。実施計画は全5章の構成となってございます。

 まず第1章、中野区実施計画についてでございますが、こちらは実施計画の策定に至った経緯、位置付け、実施計画に盛り込む内容等について記載してございます。

 第2章、重点プロジェクトにおきましては、基本計画で設定した重点プロジェクトにおける取組について、今後の展開を年度ごとに示すものとしてございます。こちらの骨子におきましては、実施計画に掲載する新たな展開を検討中の主な事項についてお示ししてございます。この中で、当委員会におきましては、まず重点プロジェクト1、子育て先進区の実現の中で、②番、子育て・子育ち環境を整備します、こちらに公園整備・運営がございます。それと、3ページになりますが、重点プロジェクト3、活力ある持続可能なまちの実現の中の②番、活力の再生と創出に向けたまちづくりを進めます、こちらの中で、中野駅周辺エリアや各地区でのまちづくりといったものにつきまして、主に当委員会に関連をしてございます。最終的な実施計画といたしましては、4ページの下段に示してございますようなイメージで、各取組について掲載をさせていただく予定でございます。

 5ページから、第3章、基本目標別の政策・施策では、基本計画の政策体系に基づきまして、各施策を推進するための主な取組に係る事業の展開を年度ごとに示すものとしてございます。併せて、施策における成果指標、そして目標値について基本計画前期、こちらは令和3年度から4年度でございますが、前期の達成状況等を踏まえ、目標値の再設定等を行ってまいります。実施計画掲載イメージにつきましては5ページの下段のほうに示してございますので、御確認ください。

 6ページでございますが、第4章、区政運営の基本方針では、区として目指す質の高い行政サービスの提供に向けて、利便性と生産性の向上を図っていくための具体的な取組について、今後の展開を年度ごとに示すものとしてございます。実施計画イメージにつきましては6ページの中段に示してございます。こちらも御確認ください。

 最後の第5章、財政見通しにおきましては、令和4年度に新たな財政運営の考え方を確立したことなど、基本計画策定時からの状況変化等を踏まえた財政フレームを改めて示すものとしてございます。

 ここで、かがみ文のほうにお戻りいただきまして、最後の2番、今後の予定でございます。令和5年10月に実施計画(素案)を策定し、実施計画(素案)に対する意見聴取の実施。令和5年12月には実施計画(案)を策定し、パブリック・コメント手続の実施。令和6年3月において実施計画を策定する予定でございます。策定過程につきましては、都度、各常任委員会において御報告をさせていただく予定でございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑ありませんか。

ひやま委員

 御報告ありがとうございました。今回、実施計画の骨子の御報告ということなんですが、具体的な中身といいますか、これだけだとなかなか中身がいま一つよく分からないといいますか、恐らく今後の実施計画の素案の中で、具体的なそういったものがお示しをされるのかなというふうに思っています。その中でも、今回こうしてお出しいただいた中で、幾つか気になるところといいますか、ちょっと確認したいところをお聞きします。

 まず子育て先進区の実現のところで、重点ポイントで、公園整備と運営というふうにあります。ここについては、さきの当建設委員会において、公園再整備計画の取組についての報告もございました。ここの公園整備・運営のところの公園再整備計画との整合性はどのようになっていますか。

塚本都市基盤部都市計画課長

 今回、こちらの重点プロジェクトの中で、公園整備・運営について検討中の取組として掲載をしていくといった調整をしているところでございますが、今、委員のほうから御案内のありました公園再整備計画、個別の計画とも、当然、整合を取りながら、その中でもこの重点プロジェクトに絡む施策においては、重点的に取り組んでいくといった整理で進めていくところでございます。

ひやま委員

 そうすると、今後の実施計画、恐らく素案でこれは出てくるのかなと思いますけれども、今後の掲載イメージのところで、事業展開とありますよね。2023年度から2025年度までのここで事業展開はどういうふうになってきますかというのがお示しをされると書いてございます。これは、公園のところはどういうふうになるんですか。

村田都市基盤部公園課長

 今、作成途中でありますので、実際に素案ができるときにお示しいたしたいと思っておりますけれども、子育ての部分の重点プロジェクトでございますので、例えば、遊具のいわゆる更新であるとかといったような内容が記載されるようなところかなというふうに思っております。

ひやま委員

 先の公園再整備計画の中では、七つの中核となる公園を順次整備を進めていくと。それが今後の公園再整備計画、せんだってお示しされた計画の中では、それが一つの大きな柱になるというふうに御説明があったように記憶しています。そういうスケジュールというのはこの中には落とさずに、先ほど言った遊具とか、その辺が中心になるということですか。

村田都市基盤部公園課長

 再整備に関しましては、委員におっしゃっていただいたとおり、七つの地域で14公園を進めていくといったところでございます。それは、いわゆる後期の実施計画の取組の中で全てが完了するものではないんですけれども、当然、同時並行で進めていくところでございます。

 ただ一方で、核となる14公園以外の公園におきましても、老朽化してしまった遊具であるとかは、その公園に限らず更新を進めていくといったところで、遊具の更新も全公園を対象に進めていきますし、核となる公園の再整備をするといったことは同時に進めていくところでございます。

ひやま委員

 再整備についてはそういうふうにおっしゃるんだけれども、実際にこの基本計画の中で見ると、例えば公園再整備の後期のところは、上高田五丁目公園の整備工事しか記述がないんですよね。今、おっしゃったものというのは入らないんですか。

村田都市基盤部公園課長

 現基本計画の264ページに書いてある事業の展開の中で、例えば上高田五丁目公園の整備といったところが書いてございます。今回はこの重点プロジェクトの中で記載するものと、あとは個別の計画で記載するものとがあったかと思うんですけれども、当然、新たな公園の整備、仮称上高田五丁目公園の整備に関しましては、当然、子どもが遊べる空間としての遊具の整備といったこともあるかと思うんですけれども、それ以外にも、防災の機能の観点であるとか、様々、大人まで使える公園であるといったことも含めて整備をしていくところでございます。なので、個別の、現計画の264ページに書いているようなものにつきましては、この施策の中で記載をしていくといったところでございます。

ひやま委員

 住民としましても、さきの公園再整備の中で申し上げたとおり、今回、区がお示しをされております計画の中で、やっぱり地域の偏在の問題であったり、あるいはそういった、この間お示しをされた以外の、例えば小規模の公園も中野区は大変多いということで、そういったところもきちんと整備をしていって、やっぱり地域の偏在といったものがないようにしていかなくちゃいけないと思います。こうして重点ポイントの中で公園整備・運営というふうに書いてあるわけですので、そういったところもしっかりと今後はお示しをしていかなくてはいけないのかなというふうに思うんですが、その辺はいかがですか。

村田都市基盤部公園課長

 例えば遊具の更新につきましては、たくさんの公園に遊具があるわけでございます。その中でも、老朽化をしていたりといったものは各地域に点在しているような状況でございますので、そういったものも含めて、核となる公園以外に関しましても、子どもが使いやすいような遊具の更新といったところは進めていきたいと思っております。

いさ委員

 3ページの重点プロジェクト3のところに、活力ある持続可能なまちの実現というところがございまして、地域経済のことが少し書いてあるんですけれども、この中に区内事業者の継続的な事業なり何なりですけど、個別の商店の支援というのは、区長の行政方針のところ、第2回定例会で出てきた中でも言葉が出てきているはずだと思うんです。そういうことがここに記載がないものですから、ちょっとどうなっているのかなと思ってお聞きしたいんですけれども。

塚本都市基盤部都市計画課長

 重点プロジェクト3、①の箇所につきましては、当委員会の直接の関連ではございませんので、今の委員御質問の内容ですと、恐らく区民委員会のほうかなというふうに思います。

大沢委員

 重点プロジェクト3番の②活力の再生と創出に向けたまちづくりを進めます、そこの重点ポイントの三つ目のところにまちの安全性・快適性・利便性の向上を図りますというところがあります。その中で、新井薬師前・沼袋駅前拠点の整備の推進というのがまず一つあって、下には野方駅周辺、都立家政駅・鷺ノ宮駅周辺まちづくりの推進という言葉があります。

 ということで、その重点ポイントとして挙げている新井薬師、沼袋については駅前拠点の整備が重点ポイント、そして、野方駅、都立家政駅・鷺ノ宮駅周辺についてはまちづくりの推進が重点ポイントというふうに読まれるんですけど、そこの違いとして一体何があるのかというところと、もう一つ、駅前だけじゃなくて、新井薬師で言うと補助220号線の問題であるとか、そういう別の問題としてこの期間に非常に重点的に促進しなければいけないのではないかと思われる問題もあるんですけど、ここで言うところの駅前拠点の整備というところに重点ポイントを特化している意味合いを教えていただければと思います。

近江まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 先ほど言いました駅前拠点の整備の推進のところですけれども、それ以外にもあるということを委員はお話しかと思いますけれども、まずは駅前の利便性、あるいはにぎわいの向上といったところを目指しまして、両駅の拠点の整備を重点ポイントとしているといったところでございます。

大沢委員

 そうすると、ここでいう駅前拠点というところの指す範囲がちょっとよく分からなかったんですが、どこまでを指しているんですか。例えば交通広場であったりとか、あといろいろ問題になっている郵便局の問題であったりとか、駅前といってもいろいろあると思うんですけれども、ここでいう整備を推進するというふうに言っているところというのは、どの辺りを指しているんでしょうか。

近江まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 駅前拠点と我々が呼んでいるのは、あくまでも駅前において、区画街路第3号線並びに第4号線に隣接して再開発等を行おうとしているところとか、あるいは街区再編等を行おうとしています街区のことを指しているというふうに認識してございます。

大沢委員

 分かりました。特に重点を置くポイントとして、駅の周辺、本当の周辺の東亜学園高等学校であるとか、あとは共同ビルであるとか、あの辺のところを指しているんだという意味合いで正しいでしょうか。

近江まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 今、委員がおっしゃった共同ビルの件については、区画街路第3号線のほうの駅前広場に入っているところでございますけれども、あくまで拠点はにぎわいとかを生む施設も含めての話になりますので、そこに隣接する、あるいは再開発、あるいは街区再編等を目指している区域のことを指しているものと認識しています。

大沢委員

 恐らくこの1行の文章だと非常に分かりにくいところがあるのかと思いますので、重点を置くエリアとしてはこの部分なんですということをもう少し分かるような形で御説明いただければというふうに思います。今でなくて構いませんので、よろしくお願いします。要望です。

いさ委員

 すみません、重点プロジェクト3、同じところのエリアマネジメントのところで僕も聞きたいんですけれども、最初の重点ポイントの下に展開されている中黒の二つですけど、中野駅周辺のエリアマネジメント協議会設置と、その下に、中野駅周辺の各開発地区のエリアマネジメント展開支援というふうにあります。今までこういう報告は何かされていたかなと思って、ちょっと記憶になかったのでお聞きをしたいんですけど、全体でエリアマネジメントの協議会をつくります、その下に開発地域それぞれでエリアマネジメントが動くということなんですか。

井上まちづくり推進部中野駅周辺エリアマネジメント担当課長

 委員のおっしゃるとおりでございまして、中野駅周辺の全体のエリアマネジメントについては、中野駅周辺エリアマネジメント協議会というもので進めていくところでございます。中野駅周辺各開発地区のエリアマネジメントにつきましては、中野二丁目、中野四丁目、新北口駅前、あるいは囲町などの市街地再開発事業等が進展していく中で、それぞれのエリアマネジメント、その地区ごとのエリアマネジメントがございますので、それについて区のほうで展開支援を行っていくというところでございます。

いさ委員

 そうなると、その開発地域ごとにエリアマネジメント協議会ができるというイメージなんですか。

井上まちづくり推進部中野駅周辺エリアマネジメント担当課長

 中野駅周辺エリアマネジメント協議会そのものは一つでございます。

いさ委員

 じゃ、その開発地域ごとのエリアマネジメントは、どこでどうやって話合いを行うんでしょうか。

井上まちづくり推進部中野駅周辺エリアマネジメント担当課長

 各地区のエリアマネジメントにつきましては、再開発組合、あるいはその後、管理組合等に展開していくと思いますが、その中で進展をしていくというところでございます。

いさ委員

 管理組合が負うことになる。そうすると、そこのプレーヤーは管理組合の人たちということなんでしょうか。地権者とディベロッパーがその中に入っているということですよね。

井上まちづくり推進部中野駅周辺エリアマネジメント担当課長

 市街地再開発事業等の展開に合わせて進めていくものですので、最初は準備組合から始まって、再開発の組合、それから事業主体の事業者、それは不動産会社等にもなりますし、その後出来上がった、完成後には管理組合として残ることになりますので、最終的には管理組合が展開していくエリアマネジメントになろうかと存じてございます。

いさ委員

 ここであんまりやってもあれですけど、以前もこのエリアマネジメントについては、この地域以外の近隣住民だとか区民の参加というのはどうなっているかと何度か聞いたことがあると思うんですけど、そうした人たちの参加の仕組みはないということでよろしいですか。

井上まちづくり推進部中野駅周辺エリアマネジメント担当課長

 この中野駅周辺のにぎわい創出、あるいは回遊性の向上に資するものにつきましては、エリアマネジメント協議会全体の中で進めていくものでございます。

いさ委員

 その協議会に区民はどうやって参加するのかなということをお聞きしたんです。前も、駅前の公共空間というのは、そこに住んでいる人たち、地権者だけのものじゃないんじゃないですかということを聞いたと思うんです。そこを利用するのもその人たちだけじゃない。近隣の住民が買物したり通行したりして使うわけじゃないですか。そういう人たちがそこに参加して合意を得ないことには、駅前の空間というのは自分たちのものじゃないよと思っちゃうんじゃないかと僕は懸念して、その質問をしたつもりだったんです。そういうことはどのようにお考えなのか、お答えできますか。

千田中野駅周辺まちづくり担当部長

 まずエリアマネジメントの基本的な考え方、あと対象の区域ですけど、例えば、今、課長のほうから話があったように、再開発の敷地内、一般に開放することをテーマとした地区施設が整備される一方、ただその地区施設というのは、あくまでその方たちの管理組合の主体となる個人の土地という二つの側面があると。ですから、まずは再開発区域内の広場を例に挙げれば、当然、地域の中で個人の土地として活用していく。一方で、やはり地域で連携してまちの魅力を高めるために使おうじゃないかというのが、このエリアマネジメントの全体の協議会というようなところですので、二つの取組があって、特に全体でやるときには、具体的にどんなアクションをするのかというところを、今、アクションプランの策定をしているところなんですけど、そこのところで、いろんな方たちが、そこの活用について参加をしてくるということが想定されているという流れです。

いさ委員

 最後にしますけれども、だとするならば、その地域はそこに住んでいる人とディベロッパーのものですという宣言をするようなものに、区民からしたら聞こえてしまうんじゃないかと思うんですよ。それでいいのかなという問題意識で僕は聞いていて、駅前の公共空間なんだから、ほかの人だって使うでしょう。少し調べた限り、海外でやっているエリアマネジメントというのは、そういう生活の空間はちゃんとそこを使う人たちと一緒につくっているものだと思っているわけなんです。中野区が取り組もうとしている姿が、そういう欧米で先行している姿と大分かけ離れているように思って、そこら辺りは変わっていかないのかなと、ちょっと不安があります。前々からお話ししているように、今もちょっと言ったように、その空間は、近隣の皆さんは通過するだけ、関係ないということでいいのかどうか、ここが問われているんだということを改めて考えてほしいと思うんですが、いかがでしょうか。

千田中野駅周辺まちづくり担当部長

 繰り返しになりますけど、やはり個人の所有する敷地というところは、当然、重く考慮しなきゃいけないというところです。エリアマネジメントというのは、そういった民有地で、公共に提供するということも目的とした用地も連携しながら、まちの魅力のため、地域の人のために活用しようという取組ですので、委員のおっしゃっている部分では、そのような取組に向けて取り組んでいると。

 あと、一番多くのエリアマネジメントのケースというのはやはり公有地で、誰もが参加できるような公有地活用について、通常の制限を緩和しながら、より魅力ある地域特性に即した活用をしていくというのが、またエリアマネジメントの効果というところもありますので、やはり再開発で整備される地区施設の広場だから個人の権限は及ばず、一般に開放される公共空地と全く同じだというのは、少し違うのかなというところがございます。

白井委員

 この骨子をこの場で初めて見たので、ちょっと頭がついていっていなくて、まずうちの所管、一番初めに担当のところを教えてもらったんですけど、もう1回確認させてください。2ページの②の公園整備・運営というのはうちの所管ですよという話でしたよね。あとはどこと言いましたっけ。すみません、もう一度教えてください。

塚本都市基盤部都市計画課長

 公園整備・運営のほか、先ほど御説明したのは、3ページにおける重点プロジェクト3の中の②番に関しては全てでございます。その他にも、細かい部分でそれぞれの事業が一部関連する等はございますけれども、例えば重点プロジェクト2ですとか、そういったところでも関連する事業、施策はございますが、ここで文字として大きく出ているところを主に御紹介させていただいたのは今の2点ということでございます。

白井委員

 せっかくだから聞いておこうか。重点プロジェクト2に何が関連するというんですか。文字になっていないけど、どれというんですか。

塚本都市基盤部都市計画課長

 重点プロジェクト2でございます地域包括ケア体制の実現の中におきましては、居住支援の考え方の中で取組を行っていくというところで、住宅課の関連がございます。

白井委員

 なるほどね。高齢者の見守りやら地域包括ケアだとかと書いているから、住まいが関わっているわけね。

 取りあえず、まず中野区実施計画と言われるとぴんとこなくて、中野区の何の実施計画なのとなる。実施計画って何か、説明してもらえますか。

塚本都市基盤部都市計画課長

 実施計画のそもそもの意味合いといたしましては、中野区基本計画、こちらは令和3年度から令和7年度の中での取組を示してございますが、このうち後期部分、令和5年度から令和7年度の3年間における取組を具体化していくために策定する計画であるというふうに位置付けをしてございます。

白井委員

 中野区の実施計画って何の実施計画かというと、要は基本計画だよね。基本構想があって、基本計画をつくりましたと。出来上がったはいいんだけど、これは実はコロナ禍の最中にずっとつくっていたんだよ。そのときに言ったのが、これは本当にできるんですかって。タイミング的にもまさにコロナ禍でつくっているんだから、暫定的な計画でやるだとか、非常事態の中でやるんだから、その計画をつくったほうがより現実味があるんじゃないかというところから、スケジュール感が非常に緩い感じでつくってあって、基本計画をつくったはいいけれども、社会情勢が揺れ動いていたと書いてある。確かにそうなんだろうけど、区としての判断も揺れ動いていたんだと僕は思っているんだよね。それで、ここへきて、じゃあどうしますかというときに、もう1個付け加えるならば、構造改革である。これを引き継ぐのか、引き継がないのかよく分かんないけど、これも新たに盛り込んでという話が書いてある。

 それで、章の構成として、まず一番初めに三つ出てくる。重点プロジェクト1、2、3と出てくる。現行の、この令和3年ときにできた基本計画というのは、区としてこうやりますよというのがあったんだけど、僕はこういう質疑をしたことがある。区としてまず何がやりたいんですかと。これは区長としてどう取り組むんですかと言ったときに、これですと出してきたのが重点プロジェクトだったんだね。だから、これは後付けなんです。一番初めに子育てが出てきたんだけど、1個だけって、ほかにないのっていうところから、後ろにつけてきたんだよ。

 今回、章立てとしてはこの三つが重点だというんだけど、もともと基本計画をつくったときには、初めはなくて、それは章立てとして最低限だとか、まずこれはイの一番に取り組むんだというところは示す必要があるんじゃないかと言った。もう一方で、今の基本構想、基本計画にSDGsが出ているけど、当時、これも反映すべきだと言ったときに、初めはすごく役所は嫌がっていたんだよね。これからつくる計画に対して、これがないのはおかしいんじゃないのということから、章立てされましたとなっています。

 今の基本計画ができたときのお話をしたというところなんだけれども、それで、単純に後期の計画だけ、スケジュール感だけを改めるという話なのか、今回、この章立ての中で、重点プロジェクトの名前は変わらない。また、その重点プロジェクトの中に、それぞれのポイントみたいな言い方がしてあるんだけど、例えば、さっきうちの所管のやつでというのが2ページだったから、子育て先進区の実現、重点プロジェクト1、ここは変わっていない。②子育て・子育ち環境を整備します、これも変わっていないんだよ。この中の重点ポイントというのかな、ここに何を取り上げるか取り上げないかというところは、変わるんですか。うちの所管じゃなくて、全体としての報告になっているんだろうけれども、要は基本計画のときにこれをやりますよと書いてあったのがあるんだけど、改めて後期のほうのやつを本来はスケジュール感の整備だと言っておきながら、何となくこの取組を今検討しますと言われると、基本計画でやると言ってきたものが減るのか、さらに付け加えるのか、もっと言うと、今の基本計画プラス、そもそも絶対的に取り組まないと区政運営はできないと言ってきた構造改革のやつを引き継ぐものは引き継ぐし、そうでいないものはじゃあなくなるんだなという感じになるんだけど、何か加わるんですかというところが一番の報告じゃないといけないかなと思っているんですけど、まず全体の話。うちの所管として変更があるのかどうか教えてください。

塚本都市基盤部都市計画課長

 実施計画の中で、この重点プロジェクト3点は、当然、大きく変わってはございませんが、中身の、今回お示ししているような重点ポイントの考え方でございますけれども、実際にお示ししている重点プロジェクトの取組の方向性については変更ございません。ただし、各事業において、基本計画の前期の取組であったり進捗状況を踏まえて、必要に応じて新たな取組が必要なものについては、こういった重点ポイントも含めて再度整理をし直したという考え方でございます。

 構造改革につきましても、引き続きやっていくべきものはこちらで記載を、引き続き実施計画の中で位置付けを継続していくわけでございますが、この実施計画の中に入らないものにつきましても、当然、取り組むべき内容でございますので、引き続き個別計画の中で実際に実施をしていくといった考え方でございます。

白井委員

 そういった考え方を報告してほしいんだよ。そうじゃないと、今日は何の報告されたのか分かんない。中野区実施計画というのは何なのと一番初めに聞いたけど、要は基本計画でしょう。基本計画の年次を区切っているんだけど、後半部分って、要はほとんど取り組めなかったものもあると。もっと言うと、策定時のタイミングで今できるのかと問うてきたものもあるわけよ。そこへ来て、さらに付け加えたものもあって、それもどうも取り組まないのというのは構造改革実行プログラムなわけよ。まずは、何が言いたいかというと、これまで基本計画の中でこれをやるよって言っていたものを、後期にやめるのか、やるのかなんていうのを明らかにしないと、これは何が変わったのか分かんないんだけど。検討してこうするんですと言うんだけど、それは全体としてそうなっているんでしょう。じゃ、ここから先は各論ですよ。うちは変わるんですか。落としたものはありますか。付け加えるものはありますか。うちの所管としてどうでしょう。これだけじゃ分かんない。公園整備・運営しか書いていない。

 あとは、さっき言った重点プロジェクト3の活力の再生と創出に向けたまちづくりを進めます、このタイトルは変わっていない。これは全部そうなんですと言うんだけど、重点ポイントになってくると、中野駅周辺の再開発的なものがいっぱい書いてあったり、まちづくりとかが書いてあるんだけど、でも、これはほとんど事業名にもならないぐらいの大きな枠しか書いていないんだよね。なので、うちは何か変更があるんですかというのを確認させてください。

塚本都市基盤部都市計画課長

 最終的に実施計画の素案をお示しするときにおいては、それぞれの事業も詳細を明らかにさせていただきますけれども、現時点においては、検討中ではございますが、いわゆる基本計画で定めた目標を落とすものはございません。前期の取組の中で、中にはいわゆる目標値に達したものとかは幾つかあるかと思いますが、個別で全ての事業をこの場で、今、手元にはないんですけれども、少なくとも取組を進めますと言っておきながら、やはり取組をやめますという意味合いでの落とす事業というものはございません。

白井委員

 今のございませんという力説は、基本計画だよね。そうか。じゃ構造改革は。

塚本都市基盤部都市計画課長

 構造改革につきましても、実施計画に引き続き継続しないものについては、現在の整理としては、しっかりと個別に、それぞれの事業の計画の中でしっかりと実施をしていくといった考え方でございます。

白井委員

 何か答弁が変わったんだけど。落とすものはございませんということでいいんですか。

塚本都市基盤部都市計画課長

 構造改革実行プログラムの中からは、一部、意味合いとしては外れるという取扱いもあるかと思いますが、区として事業、取組をやめるというものではございません。

白井委員

 あるだろう。うちの所管じゃないけど、既に児童館半減と入っているんだけど、児童館半減の取組をやめる方向でしょう。既にあるじゃない。だから、これは何が言いたいかというと、基本計画のほうのやつは、これからもやるんですと。いや、前期分でできなかったからやめますというのはないんですよと。今後もやりますと。これを具体的にどうスケジュールに落とし込んでいくのか、後ろに倒していくのか、それは分かんないよと。

 一方、それと併せて、絶対的にこれをやるには必要だという、構造改革などに関しては既にもはや現実味がなかったりだとか、落とさざるを得ないだろうと思います。だから、ここに引き続き取り組むべき内容について盛り込むというか、初めから骨子のタイミングでこれを言っちゃっているんだよ。もはや、やらないものの前提が入っているわけですよ。そうでしょう。うちの所管じゃないものがたくさん入っているから、これ以上は各論にしておくけど、うちの所管分としては、まずは変わらないということですかね。確認しておきましょうか。

塚本都市基盤部都市計画課長

 当委員会の所管におきましては、構造改革実行プログラムの中で、区立公園の施設配置・管理の検討ということで記載がございます。こちらにつきましては、引き続き取組を進めていくといった考え方でございます。

白井委員

 そうすると、まず内容としては、いろいろ言ってきましたけども、基本的に、基本計画でうちの委員会の所管分としては内容は変わらないと。全体としては変わるということだよね、落とすものはあると。じゃ、コロナ禍の中でなかなか思うように進まなかった事業の展開の中でといったときに、後期に向けて具体的なスケジュールに落としていくというのが大事だと思う。前回までの基本計画の在り方というのは、大体、初めの1年、2年ぐらいまでは、もう年次計画までにばちっと計画を落とし込んであって、その後の後半、3年間分ぐらいに関しては、割とこの間はこういうものに取り組みますよみたいなゆるい感じだった。もはや、今回のやつって、2年間に取り組むというやつだから、がっちり、これとこれはやるというような明確な計画に落とし込むようなものが、うちの所管としても示されるということでいいのかな。どうでしょうか。

塚本都市基盤部都市計画課長

 実施計画を策定するそもそもの目的が、具体的な取組のスケジュール感ですとか、事業の中身というところでございますので、その2年間、令和7年度までの間において実現していくための取組を具体的にお示しするといった考え方でございます。

白井委員

 そうじゃないと、もはや意味はないよね。なので、具体的に、もう2023年だから、2024年、2025年にはこれとこれはやりますという、ただ、うちの所管のものは、さっき言った主なところは、重点プロジェクト、活力ある持続可能なまちの実現で、主にまちづくりに関する壮大な計画だから、スケジュール感をぱちっとはめるといっても、なかなか難しい表現になるのかなと思うのよ。引き続き取り組むみたいな感じになるんだけど、具体的にやりますと言ったけど、本当に具体的にやるんですか。各所管に確認したいと思いますけど、どうでしょうか。

塚本都市基盤部都市計画課長

 実施計画の掲載イメージとして4ページにお示ししてございますけれども、最終的にはこの中で、2025年度、令和7年度までにおいて取り組む内容をお示しするというところでございますので、先ほど委員からございましたように、まちづくりというところのゴール、終着点は様々に捉えようがあるかと思いますが、この令和7年度までに実現可能な範囲といいますか、具体的な取組の中身については、ここでお示しできるものというふうに考えております。

白井委員

 もう正直に言って、なかなか難しいと思う。それぞれの、今回新しく基本計画の後期分を明らかにするという理由は、本当に取り組むべき内容は何なのかというところと、それを具体的なスケジュールに落とし込むということに尽きている。本当は、5年間の基本計画であるならば、前期分、先ほど申し上げました具体的計画、後期分に関してはどこまで取り組めるかという緩やかなやつなんで、もうこれって大体3、4年過ぎると、次の計画をつくるというタイミングなのよ。今回も本当は、コロナ禍のタイミングに対して、新たな5年計画ぐらいのものをばちっとつくり直すぐらいの発想でもよかったのかなと思うんだけど、あえて2年間の計画にこだわったのよ。となると、ほかの所管のところは割と明確な計画を示せるんだろうけど、結論から言うと、うちの所管は基本計画の範囲を超えるような大がかりなまちづくりをやっている事業がたくさんあるので、具体的に2024年度、2025年度はこれをやりますと言われても、なかなか難しいんだろうなと僕は思う。

 なので、着実な進行をあらわにしてもらう必要はあると思うんだけれども、もっと息の長いものも含めてやっていかないと、今言っている、上位計画ではあるんですけれども、区が取り組んでいるのは、もっと中長期のスパンでの取組をやっているというところは、もう私が説明するまでもなくて、先ほど理事者のほうから明確に示しますって言った瞬間に、僕と目が合った人は苦笑いしている人が何人かいた状態。そうなるよねと思いますので、ここは皆さんのほうがよくよく分かっていると思うんですけど、いよいよ本格的に事業を動かしているところなので、きちんと仕上げていくところと、うちの所管じゃないかもしれないけど、それぞれの事業所管、この後、財政運営的な見通しの話とかも出てくるので、特に資材高騰化だとか、人件費の高騰化の中であります。しっかりコスト意識を持って取り組んでいただかないと、事業採算はどうなっているのという角度になろうかと思います。個別の事業内容については、個々のお話をお伺いしたいと思います。骨子についての質疑は以上です。

 最後に、総括的に聞いておきましょうか。明確に示しますと言ったんだけども、示せるものは示していただくと同時に、それ以上の取組、さらに財政的な角度でもぜひ注意をしていただいて、計画を具体化していただきたいと思います。改めてお伺いします。

豊川都市基盤部長

 様々な御指摘をありがとうございます。今、委員の御指摘のとおり、今回お示しをした実施計画については、一応一律で、事業の大きさですとか、期間とか、財政規模とかにかかわらず、ほぼほぼ同じフォーマットで記載をしております。ただ、まさに委員が御指摘の例えばまちづくりなどは、当然、2年、3年じゃ成果が出るものではなくて、5年、10年、中には20年かかります。ですから、少なくともそういったものとほかのものをどういった表現するかは、まさに庁内で検討中でございます。ですから、例えば今ここでまさにこの検討中という書き方をしていますが、これについても、今、まさに庁内でどういった表現がいいかと議論をしているところで、それも含めて、なるべく誤解のないような表現にしたいというふうに考えております。その辺を含めて、さっきの財政も含めて大きい話もありますので、それも含めて総合的に区民に分かりやすい説明をしたいというふうに思っています。

大沢委員

 すみません、今のやり取りを聞いていて、ちょっと逆に分からなくなってしまったところがあるんですが、もともと中野区に基本計画があって、そちらは一通り目を通しているんですけど、具体的に言うと、基本計画の中では2025年までの重点プロジェクトとして挙げられているのが、先ほど来、議論になっているまちの安全性・快適性・利便性の向上を図りますという部分であれば、一つ目は、ここの1点目と同じ新井薬師前・沼袋駅前拠点の整備、2点目が、先ほど私がこれはどうなっていますかといったような都市計画道路の整備、補助第220号線、区画街路第3、4号線のお話であるというふうに言っていて、三つ目が、こちらの点に書かれている野方駅周辺、都立家政駅・鷺ノ宮駅周辺まちづくりというふうになっていて、4点目が、各地区まちづくりと連携した商店街の活性化、この4点がもともと重点プロジェクトとして、2025年までに重点的に行いますというふうに中野区基本計画の中で記されていると思っています。

 その中で、その四つはそのまま生きているんだけれども、ここでいうこの重点プロジェクトの中の実施計画というのを、この二つについてはあえて立てているということだと思うんですけど、これは一体何が、その二つのプロジェクトとほかのプロジェクトの間で何が違うんだろうというのがよく分からないというか、もともと重点プロジェクトですといって四つ挙げているものに関して、その各々に実施計画があるのなら分かるんですけど、そこの中で実施計画としてあえてこの二つだけを取り出しているというのは一体どういうことなんだろうと。先ほどちょっと言葉足らずだったので、その辺がちょっとよく分からずに混乱しているというふうなところなんですけれども、教えていただければと思います。計画は変わっていないと、2025年までのというのが大本だというふうに、先ほどのやり取りで聞こえましたので、私はそこが少し変わったという意味なのかなと思ってそこを読んでいたんですが、そうではないということだったんで、もう一度確認させてください。

角まちづくり推進部長

 すみません、ちょっと分かりにくい説明で申し訳ございませんでした。今、委員から御指摘のありました、例えば重点プロジェクト3の②の活力の再生と創出に向けたまちづくりを進めますというところで、重点ポイントと書いてあるんですけど、これは主なものになっていますので、そういった意味では、基本計画の中の重点プロジェクトでなくすものもありませんし、あとはそれぞれ、さっき前期の2年間ではそれなりのスケジュールが入っていて、年次落としの計画になっていたというのがありました。今回の実施計画では、残りの後半の3年間の取組について、なるべく年次計画で具体的に進められるものを表記していこうということで、今現在、庁内的に調整しているところでございますので、そういった意味では、ちょっとここには書いていないんですけれども、素案のときになればそれぞれの項目が出てくると思いますので、ここには骨子として主なものを表記しているということで御理解いただければというふうに考えています。

大沢委員

 すみません、ちょっとまたさらによく分からなくなっちゃったんですけど、最初に基本計画をつくる段階で、重点プロジェクトとして4点、今の項目で言うと、まちの安全性・快適性・利便性の向上を図りますというのがありますと。詰まっていないんだったら、逆にその4点が普通に並んでいるのが自然だと思うんですけど、あえてこの2点が取り出されていたりとか、中野駅周辺まちづくりの推進というのは、もともと駅西口とか駅前広場とかと四つに分かれていた重点プロジェクトを一つにくくっただけなのかなという気もするんですけれども、その前の新たなにぎわいのところというのは、基本計画の重点プロジェクトと比較すると、あえて文化芸術発信拠点の形成及びにぎわい文化芸術事業の誘導というところだけが抜けているみたいな感じに見えるんですね。それは各々、両方2025年を目指すといってつくっているものなのに、何でここに差があるんですかという単純な質問です。委員長

 委員会を休憩いたします。

 

(午後1時48分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後1時53分)

 

角まちづくり推進部長

 すみません、説明が不足して申し訳ございませんでした。3ページの重点プロジェクト3、活力ある持続可能なまちの実現の②のところで、重点ポイント以降に主な取組の事業が書いてありますけれども、こちらのほうは、現行の基本計画から重点ポイント、それから主な取組事項について減る項目はございません。ただし、今回、この骨子の説明をするに当たり、一部抜粋ということで、重点ポイントの下に事業を書いているという資料でございますので、ちょっと分かりにくくて申し訳なかったということで、その辺については所管のほうにも、そういった話があったということで伝えていきたいというふうに考えています。

委員長

 他に質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、2番、施設使用料の見直し方針(案)についての報告を求めます。

塚本都市基盤部都市計画課長

 施設使用料の見直し方針(案)について御報告いたします。(資料3)

本報告につきましても、全常任委員会において共通の資料により報告をさせていただきます。

 令和5年第2回定例会にて御報告いたしました素案に関する区民意見交換会等を行いまして、施設使用料の見直し方針(案)とさせていただいてございます。

 初めに、1番、意見交換会等の実施結果でございます。区民意見交換会は、令和5年7月に3回開催いたしまして、計13名の方に御参加いただきました。区民から電子メール等で区に寄せられた意見は2件でございました。関係団体等からの意見聴取は全14団体、計125名の方に御参加いただきました。これらの意見交換会等でいただいた御意見のうち、見直し方針(素案)に対する御意見の概要につきましては、別紙1のとおりでございます。こちらにつきましては、後ほどお読み取りいただければと存じます。

 続きまして、2番、見直し方針(案)及びスポーツ施設の半額措置の取扱いでございます。意見交換会等の結果を踏まえまして、素案から主に変更した点はございません。改定時期につきましても、令和6年7月1日施行で変更はございません。見直し方針(案)は別紙2のとおりでございますので、こちらも別途お読み取りいただければと存じます。

 2ページに移りまして、3番、試算結果についてでございます。令和5年第2回定例会の際には、令和3年度決算数値を用いた使用料の試算結果をお示ししてございました。令和6年度改定におきましては、令和4年度決算数値を基に算出いたしますので、今回は見直し方針(案)を基に、令和4年度決算数値を用いて試算を行ってございます。対象とした66施設、1,368区分について現行使用料と資産額の増減の状況はこちらの表に記載のとおりでございます。各施設個別区分の資産額につきましては別紙の3を御覧いただければと存じます。こちらにつきまして当委員会所管分としましては、一番最後の20ページでございます、都市基盤部というところに記載されている各項目でございます。

 4番、パブリック・コメント手続の実施でございます。見直し方針(案)に関するパブリック・コメント手続につきましては、令和5年9月11日(月曜日)から10月2日(月曜日)までの実施予定でございます。

 最後に、今後のスケジュールでございます。11月以降、パブリック・コメント手続の実施結果を取りまとめまして見直し方針を決定し、令和5年第4回定例会におきまして、関連条例の改正案を提出したいと考えております。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、3番、令和5年度(2023年度)第1回中野区都市計画審議会についての報告を求めます。

塚本都市基盤部都市計画課長

 令和5年度第1回中野区都市計画審議会を開催いたしましたので、御報告をいたします。(資料4)

 本審議会につきましては、本年7月31日、午後1時30分から、区議会第1委員会室にて開催いたしました。

 当日は、諮問事項といたしまして、弥生町二丁目19番地区の防災街区整備事業に関する都市計画の決定についての審議が行われ、審議の結果、案のとおり了承されてございます。資料につきましては、別途お読み取りください。

 また、報告事項が2件ございました。1件目が、中野四丁目新北口地区及び囲町地区に係る都市計画(案)について、そして、もう1件が、新たな防火規制区域の拡大についてでございます。これらの資料につきましても、別途お読み取りいただければと存じます。

 なお、今回は第25期都市計画審議会の最初の審議会でございましたので、会長及び副会長の選出を行ってございます。

 資料の最後に審議会委員名簿をおつけしてございますので、こちらも併せて御確認いただきますようお願いいたします。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑ありませんか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、4番、新たな公共交通サービスの導入に関する実証運行の開始についての報告を求めます。

宮澤都市基盤部交通政策課長

 新たな公共交通サービスの導入に関する実証運行の開始について御報告申し上げます。(資料5) お手元の報告資料を御覧ください。本報告は、公共交通ネットワークの充実に向けた取組として進

めている新たな公共交通サービスの導入に関して、令和5年度実証運行の運行開始日や周知等の詳細

について報告するものでございます。なお、本報告は、9月1日の中野駅周辺整備・西武新宿線沿線

まちづくり調査特別委員会との重複報告でございます。

 1、運行開始日でございます。令和5年9月19日(火曜日)より、一時休止していました実証運行を改めて開始いたします。

 続きまして、運行ルート・停留所名等でございます。お手数ではございますが、別紙を御覧ください。運行ルートについては、令和5年第2回定例会の本委員会において報告したとおりとなっております。さきの報告から確定した内容として、図の下側に記載のとおり、1日の運行本数は11本、起終点となる白鷺せせらぎ公園を、始発が午前8時45分、終発が午後17時55分となってございます。また、停留所名については、停留所番号ごとに名称を資料に記載しておりますので、後ほど御覧いただければと存じます。

 お手数ではございますが、報告資料にお戻りください。続きまして周知についてでございます。記載のとおり、区報、区ホームページでの周知、町会・自治会及び区掲示板へのポスター掲示に加え、対象区域において、チラシの各戸配布を9月上旬に行います。また、パネル展示と職員による質問対応を9月11日、12日、14日の3日間、記載の会場にて行います。

 4、高齢者割引についてでございます。対象は満70歳以上の方としており、区が発行した高齢者割引証を乗車時に提示した場合、普通運賃から100円を割り引くものでございます。

 次に、割引証の発行についてでございます。先ほど御説明したパネル展示等の実施会場において、高齢者割引証の発行を行います。それ以降につきましては、区役所本庁舎の交通政策課窓口のほか、鷺宮すこやか福祉センター及び野方・大和区民活動センター窓口にて、実証運行開始日から割引証の発行対応を行います。

 5、今後のスケジュールについてでございます。今後は、運行に必要な準備を進めまして、9月19日に運行を開始し、記載のとおり進めてまいりたいと存じます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

大沢委員

 前年度から見直されて、さらにいいものにしていこうというのはとてもよく分かるし、今回は駅にちゃんと行くようにしますというふうなところも理解いたしました。その中で、今回、収支率に関する目標数値がちょっと見当たらないような気がするんですが、今回の実証実験においてはどのぐらいを目標とされているんでしょうか。

宮澤都市基盤部交通政策課長

 今年度の目標値につきましては、収支率で基準を、50%を目標にしてございます。下限値ですけれども、下限値を40%と、目標としては立ててございます。

大沢委員

 とても勇気があって、ドラスティックですばらしいと思うんですけど、前年度が10%をちょっと切っているぐらいというのが実績数値だと思うので、相当頑張って5倍ぐらいにしている、目標を上げているというところでございますので、そうすると、そこに行かなかった場合を最初から考えるのはよくないかもしれないですけど、それでもやはりこの地域は交通不便地域であるという事実は変わらないから、これが50%、40%というところに行くように、全力で努力するんですよ、するんだけど、それができなかったときに、次はどうするんだというところも両面で何か考えていかないといけないのかなという気もするんですけど、いかがでしょうか。

宮澤都市基盤部交通政策課長

 委員の御指摘のとおり、この基準値については高い目標値になってございます。この基準値であったり、下限値に届かなかった場合の措置としましては、地域のアンケート調査などを行いまして、まずこの地域で事業というか、運行の継続意向があるかないか、また、その他の項目として、この運行をすることによって、交通利便性のほかに何か効果があったかといった辺りを総合的に踏まえながら、その継続については考えていきたいというふうに考えてございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に5番、中野駅西口地区のまちづくりについての報告を求めます。

山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 それでは、中野駅西口のまちづくりについて御報告いたします。(資料6)

 中野駅西口地区では、独立行政法人都市再生機構を施行者として、土地区画整理事業が進められております。このたび、事業の進捗に伴い、施行者より事業計画変更の認可申請を行うこととなったとの報告を受けましたので、報告するものとなります。

 恐れ入りますが、2ページ目をお開きください。1番、第2回事業計画変更の内容についてです。変更内容としましては、中野駅桃園広場のかさ上げデッキ工事の計画部分、また、令和2年度から令和4年度までの実績を踏まえ、資金計画を変更するものです。

 最初に、収入金についてです。増加した項目としましては、補助金の増加が挙げられています。内訳としては、それぞれ国費が5億7,300万円、東京都費が2億8,600万円、中野区費が13億8,100万円となってございます。また、保留地処分金は、近隣の地価公示価格を基に再算定を行い、保留地の単価の再設定を行ったことにより、1,800万円の増加となってございます。

 次に、支出金についてです。増加した項目としましては、まず公共施設築造費の増加です。主な増加要因といたしましては、デッキ整備工事に要する費用が11億3,200万円の増加となっております。内訳としましては3点ございます。1点目が、設計の深度化に伴い、くいの長さ及び工法の変更、また、エスカレーターの輸送人員の変更などにより、4億3,200万円の増加となっております。2点目が、労務単価及び資材費高騰による公示価格の上昇に伴い、3億8,300万円の増加となっております。3点目が、デッキ整備工事に対して国庫補助金を導入するに当たり、他事業との案分方法を再検討したことで、3億1,700万円の増加となっております。このほか、その他工事費のところからの費用区分の変更、道路等基盤整備における夜間工事への対応、換地処分前後における道路舗装の本舗装仕上げ、隣地との高低差処理のための擁壁の新設により、1億6,800万円の増加となっております。

 次に、移転移設費では1億600万円の増加となっております。内訳としましては3点ございます。1点目が、地区内に住まわれていた従前権利者に対する復帰移転補償費の単価上昇により、1億2,100万円の増加です。2点目が、地中埋設物の発現による復帰時期の遅れに伴う仮住居先の家賃補償などにより、9,900万円の増加となっております。3点目が、上下水道及びガス移設等に伴う工事実績を反映したことにより、1億1,400万円の減少となっております。

 続きまして、整地費では5億4,600万円の増加となっております。内訳としましては3点ございます。1点目が、令和4年9月に発生しました地下埋設物の発現に伴う撤去工事への対応により、1億9,500万円の増加となっております。2点目が、権利者の建物撤去時において、騒音や振動に配慮した工法を採用したことに伴い、2億4,300万円の増加です。3点目が、その他工事費からの費用区分の変更により、1億400万円の増加となっております。

 続きまして、その他工事費については1億2,800万円の減少となっております。内訳としましては、費用区分の変更、上下水道及びガス引込み等に伴う工事実績を反映したものとなっております。

 次に、調査設計費では2,900万円の増加です。内訳としましては、過年度に実施しました道路等基盤整備の測量及び設計等に伴っての実績を反映したものとなっております。

 次に、利子及び事務費では4億500万円の増加となっております。内訳としましては3点ございます。1点目が、事務に係る人件費の単価上昇により、2億3,900万円の増加です。2点目が、従前権利者の復帰移転に向けた支援、工事調整への対応などにより、1億6,900万円の増加となっております。3点目が、実績の反映により、300万円の減少となっております。

 続きまして、2番、今後の予定についてです。令和5年9月のBエリアにおける使用収益開始、また、令和7年度のAエリアにおける中野駅桃園広場整備完了を目途に、今現在、事業を進めております。

 最後になりますが、こちらのほうに記載はございませんが、令和5年第3回定例会において、今年度の歳出予算である中野三丁目の補正予算の議案上程を予定しております。

 最後に、中野三丁目土地区画整理事業の概要を参考資料として添付しております、後ほどお読み取りいただければと思います。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑ありませんか。

いさ委員

 2ページ目の事業計画変更の中の支出金の公共施設築造費の増について説明があったと思うんですけど、ちょっともう1回御説明いただきたい。エレベーター、エスカレーター、何かその仕様が変わった、工法が変わったというようなことをおっしゃったと思うんですけど。

山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 公共施設築造費の増加についてなんですけれども、特に大きかったのがデッキ整備工事に関する要する費用ということで、11億3,200万円の増加でした。この11億3,200万円の増加については主に3点ございます。まず設計の深度化に伴い、くいの長さ及びくいの施工方法を変更したこと、また、エスカレーターの輸送人員の変更によって、4億3,200万円の増加となっております。2点目が、労務単価及び資材高騰による公示価格の上昇により、3億8,300万円。また、3点目といたしましては、デッキ整備工事に対して国庫補助金を導入するに当たり、他事業との案分方法を再検討したことによって、3億1,700万円の増加となっております。

 このほか、その他工事の欄からの費用区分の変更、あと道路基盤整備における夜間工事への対応、また、換地処分前後における道路部分の本舗装仕上げ、隣地との高低差処理のための擁壁の新設、これらによって1億6,800万円が増加しているということになっております。

いさ委員

 今のお話にあったエスカレーターの輸送人員の変更ということですけれども、これはつまり単純に乗れる人を多くした、幅を広くしたというようなイメージということでしょうか。

山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 事業開始当初、こちらのエスカレーターについては1人乗りを想定しておりましたが、周辺の駅前広場のエスカレーターの設置状況等を勘案して、2人乗りに変更したというところが挙げられます。

いさ委員

 幅が広がったということでいいですか。

山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 委員のおっしゃるとおりでございます。

いさ委員

 逆になぜ今まで1人乗りだったのか、1人分の幅だったのか、ちょっと不思議なんですが、最初に見積もったというか、計画を立てたときに、ここの乗降の人数だとかそういうことというのを踏まえた上で、1人分の幅でエスカレーターを造ろうとしていたのでしょうか。ちょっと分かりにくいなと思う。そもそも今の中野駅の乗降自体が多くて、新しい出口を造るということなわけですから、何か想定されていてもおかしくなかったのではないかなという気がするんですけど、その辺りはいかがでしょうか。

山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 委員のおっしゃるとおり、こちらの中野駅西口改札のところに伴って、新たに人口の需要、人の需要が要求されるということもありまして、具体的に2人乗りにするのか1人乗りにするのかがなかなか決定されていなかったということもあり、当初、1人乗りで想定されていたというところがあります。

いさ委員

 何かあんまりすっきりはしないんですが、それはいいです。

 もう一つ、この中野駅桃園広場のイメージ図というのが出てきました。ここについてなんですけれども、改めてここの活用方法みたいなことは、エリアマネジメントも絡んでくるお話かと思うんですけど、今、どのように想定をしているんでしょうか。

山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 中野駅桃園広場の活用方法ですけれども、具体的に何か決まっているというものは今のところございません。先般、過年度におきまして、広場の設計につきましては、町会、近隣に住まわれている区民の方からも、何かそこの部分で車を載せて、キッチンカーとか、そういったイベントとかは可能なんですかというところの質問があったりしたというのは認識しております。今後、設計を進めていく中で具体的な積載荷重等は決まってくるかと思いますが、今のところで何か車が載って、ほかの広場のように車が行き来するといったようなものは考えてございません。

いさ委員

 キッチンカーの話は、僕はあんまり聞いたことなかったな。どっちかというと、町会の皆さんは、ここをお祭りで使えないかなみたいなことをおっしゃっていた気がして、前の建設委員会なり議会の質疑でもあった気がするんですけれども、そういった要望というのは、この地域なり町会からは上がっていないんでしょうか。

山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 町会のイベントとかというところの具体的な話があったかどうかは、すみません、今、手元に資料がないのですけれども、何かしら区民の方々も、こういった人が集うところになりますので、そういった公共空間での活用という部分に関しては関心があるということは認識しております。一方で、こちらの広場については道路区域の位置付けになりますので、その活用の方法、活用のルールみたいなところは、今後、検討していければというふうに考えてございます。

いさ委員

 とても分かりにくい話だなと思うんですけど、公共空間であり、道路でもあるということですか。道路は公共空間だと思うんですけど、そこにエリアマネジメントというものも絡んできているはずなんですよ。区長の行政報告の中でも、こういう広場空間をつくるということと、交通結節点の機能強化だったり、新たなにぎわいの創出と言っているわけなんです。先ほど来のお話では、何か公の土地ではないから、私有地だから、その公共性が云々という話が出てきたので、エリアマネジメントというのはとても分かりにくいんですが、それを横に置いておいたとしても、ここの空間の使い方というのは今から想定していなかったら、ここの場所というのはつくれないんじゃないかという気が僕はするんですけど。改めて、ここの空間の使い方というのは誰が決めて、どうやって活用していくのかという、何かがなくても大丈夫なんですか。

山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 先ほど公共空間と申し上げましたが、道路とか人が一般的に行き来するというところ、また、区が底地を管理しているといった意味で公共空間というふうなことを申し上げたところでございます。

 先ほど来の交通ルールの話、活用ルールの話につきましては、まだ現状として具体的なものを定めていないので、今後、活用ルールを、どういった方が使えるのかというところの話、既存の道路法なりの規制の区域の中で、どういった活用ができるのかというところを検討していければというふうに考えてございます。

いさ委員

 地元の思いとちょっとかみ合っていない部分があるんじゃないかと思って。少なくとも地元の人たちからは、お祭りに使えるんじゃないかみたいな意見もかなり出ているわけなんです。それで、やったと喜んでいらっしゃると。この名前も、この場所のネーミングも決まって、地域のそれこそ公共の用に供するみたいなことで使えるのかと思っている方もいらっしゃる。でも、今、その方針はないわけですよね。かつ、ここは道路だから、道路としての使用の仕方だという話になって、食い違いがあると思うんです。もしそういうことを想定していないなら、町会の皆さんなり地域なりに早めに話をしておいた方がいいんじゃないかと私は思うんですけれど、いかがですか。

千田中野駅周辺まちづくり担当部長

 今、課長が答えたとおりのところなんですが、若干、我々のほうの説明が足りなかったところを補足させていただきますと、まず歩行者専用の駅前広場として、当然、その機能を提供するというところで、今回、整備計画を策定していると。さらに運用という視点の中では、単に駅前広場として担う機能だけではなくて、やはり地域のため、まちのための活用も考えていくということで、今、併せて行っているというところですので、ある意味、委員のおっしゃるとおり、地域活動のために資する場として使えるように、我々も、今、エリアマネジメントというステージも使いながら検討しているというところでございます。

いさ委員

 何か先ほどのお話だと、ここは道路だと言ってしまって、道路としてしか使えないのかみたいなようにも聞こえてしまうということもあります。話し合ってそこのルールを変えられるなら、それはやったほうがいいだろうし、結局、エリアマネジメントがどういうことを目指しているのかというのは、相変わらずよく分からないなというのが正直な感想です。地元の皆さんが納得するように、うまく使ってくれればいいんです。だから、そこでは、その地域の町会なりの皆さんが入ってくるわけでしょう。そういうことこそ大事だと思うんです。住民参加が基本だということは、重ねて強調しておきます。要望で結構です。

斉藤委員

 お金のことはすごく重要だと思うんですね。さっき支出金のところで、内訳をばっと言われたんですけど、ちょっと私ついていけないんですよね。まだ、資金の内訳をぱっと言われてチェックができない状況なので、できればこういうお金のところ、特に支出金に関しては、あれだけ内訳があるのであれば内訳もきちんと記載していただいて、そうしていただかないと何かちゃんと見られないというか、あれだけじゃ正直、私は質問できないので、その辺の工夫なりを今後ちょっとしていただきたいなと思います。

本当に分かりづらくて、私はちょっと自分の頭ではついていけなかったので、その辺、どうしてこのような表になったのか御説明いただいてもよろしいでしょうか。すみません、お願いいたします。

山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 先ほど委員がおっしゃいましたとおり、口頭での説明になってしまって、大変分かりづらく、失礼いたしました。かなり変更している工数と金額が行き来しているところが多かったので、今後、表現の仕方、また、分かりやすい報告資料の作り方を検討しながら進めていければと思っております。

斉藤委員

 これは、現状を説明できるということは、今、分かっている状況はあるんですよね。それを早急に、資料か何かで配付していただくということはできるんですか。今日は多分無理だと思うんですが。

千田中野駅周辺まちづくり担当部長

 この入り口のところの御説明を少し補足させていただきますと、こちらはURが施行する、URの事業認可における事業計画の変更という要素で、URの事業認可の事業計画、向こうの責任主体で行うものなんですけど、ただ、それを御報告するに当たって、やはり委員の質問にお答えしようということで、課長のほうがかなり事務的に詳細に確認したものを、かなり細かくここで御報告したというところでございまして、基本的にはこの構成要素のところの大枠を御説明するのが主題になりますし、中の数字については、やはりこれはURのほうが再度申請時、9月を予定していますけど、そこの中で最終的に明らかにするものですので、今ここで、追加で我々が出すというのはなかなか難しいというところでございます。

斉藤委員

 ただ、今回、内訳に関して報告があったわけじゃないですか。説明があったわけじゃないですか。説明があって記載できないというのが、何かいま一つ、私自身は理解できない部分があるんですが、もちろんURさんの情報だからというところもあるかと思うんですが、この委員会で実際に発表されているということであるのであれば、その内訳も書いて、今回きちんと説明するべきであったのではないかと思いますが、いかがでしょうか。

千田中野駅周辺まちづくり担当部長

 こちらのほうは、逆に細かく委員会のこの場で御報告し過ぎたというところがございますので、今後、御報告に当たっては、やはりそこの主体と、あと報告すべきレベルのところを確認した上で、もうちょっと精査して御報告させていただくということで、以後、気をつけてまいりたいと思います。

大沢委員

 全く同じポイントちょっと聞こうとしていたんですけど、じゃ端的に一つだけ。この補助金という収入金の項目があるじゃないですか。これは恐らく、国からの補助金、東京都からの補助金、中野区からの補助金ということを示していますと。その総額は74億円が97億円に増えている。これは約30%増だと思います。それに対して、補助金の内訳が、国と都に関しては、変更後が約20%増になっている。一方、中野区からもらえるお金は40%増になっているというふうに見えますというところを見たときに、何で今回の変更をもって中野区からの補助金、要は中野区が支出するお金だけが突出して増えるんだろうと思ったんですね。その主な要因は何なんでしょうか。

千田中野駅周辺まちづくり担当部長

 まずこちらの補助金の要素でございますけど、区画整理事業そのものに要する費用について、国、都からの補助金を得られるというところでございます。また、今回、この区画整理については、一部、区に代わってURに施行してもらっているという要素がございますので、例えば、先ほど課長から報告があったような、UR職員が様々な事業調整に伴って対応している人件費といったものの増については、逆に区画整理事業の補助対象にならないという要素がございます。そこは区からの補助金となる、支出金となるというところでございます。総合すると、やはり補助対象外のところも区が負担するという性質がございますので、その分、区が多く、区の支出が増えているというところでございます。

大沢委員

 ごめんなさい、ちょっとまだ慣れていないのかもしれないですけど、最後の一言がよく分からなくて。変更前も役割分担は一緒なわけですよね。同じようにその区画整理に関わるところであるとか、人件費とかというのが、もし同じように全体として増加していくというんだったら、同じような比率になると思うんですけど、今回は、区画整理や何かに関わるような費用に関しても1.2倍ぐらいには増えている。だけども、人件費等区画整理外のところに関しては、前の計画と比較して40%増えているということになっているので、何でそういうことになったんですかという質問をしています。

千田中野駅周辺まちづくり担当部長

 説明が分かりづらくて申し訳ございません。結局、区画整理の国費の補助対象事業以外の、対象にならない部分の増が多かったというところです。その増の例といたしましては、例えばこの区画整理を区施行で行った場合、我々職員が当たるんですけど、想定したよりかは様々な調整事項が多くて、多くの人を当てたというようなときでも、やはり区に対して補助金が入らないのと同様、区に代わってURの職員が行う、その人件費を区が負担するというところの設定になっておりますので、そちらの項目が多かった分、国費のほうが増えている部分と、区の負担額として増えている部分との差が出ているというところでございます。

大沢委員

 そうすると、先ほど詳細を書きすぎてしまったのかもとおっしゃってはいたんですけど、このレベルのところで、例えばもともと計画があって、その計画と比較してこう変わりましたと。その中で、実はこういう要素が多かったからこういう負担増になった。要は、均等に、全体としての費用はこれだけ増えているんだけど、区の費用増分のほうが、都や国と比較して増加率がかなり、倍ぐらい多いわけじゃないですか。そのぐらいのところは何か一言、ちゃんと入れておくべきなんじゃないかなという気がするんですけど、いかがでしょうか。

千田中野駅周辺まちづくり担当部長

 今、委員の御指摘のところは、むしろ記載すべき事項というところで、例えば国費対象のこの事業についてはおおむねこの程度、それから、それ以外のURに区がお願いしている分として発生している人件費増がこの程度ということで、その内訳は示した方が確かに分かりやすかったなというふうに思いますので、次回以降、類似のときにはそのように対応したいと思います。

大沢委員

 承知いたしました。そのようによろしくお願いします。

白井委員

 この話は、要は1人乗りのエスカレーターが何で2人乗りになったんだというのが一番引っかかる。これがポイントに尽きると思います。人件費だとか、実際に整理し直したときに、くいの長さが変わるだとか、資材の高騰とか、それはよく分かる。普通、ここまでの事業のタイミングで、どうしてこのタイミングで、わざわざ今まで1人乗りのエスカレーターだったものが2人乗りに変更になりましたという計画が出てくるんだろう。これは先ほど部長から御説明のあったとおり、URがやっているんだよね。区が直接施行しているわけじゃなくて、委託していると。本来は、もうそのタイミングであらあらと言ったら変だけど、もっと言うと具体的な計画によってずっと進めているレベルしかないはずなのよ。初めに動線をチェックして、具体的にどのような人数が利用するのかという動向の調査とか利用調査もした上で、それでこのくらいが必要だというので出来上がっている。それで、計画も確定しているというのが普通だと思うんだけど、聞いていて、単純に費用の積算が変わったという話とは明らかに違うんだよ。どうしてこのタイミングでそうなったのと先ほど言ったときに、いや、1人乗りにするか2人乗りにするかはなかなか決めかねていてって、決めていなくてずっとここまで来た話なの。どうでしょうか。そして、1人乗りから2人乗りに変えるって、僕は初めて知ったんだよね。これはいつ決まったんですか。ちなみに、これは委員会報告で今までありましたっけ。教えてください。

山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 委員の御指摘のとおり、どうして当初の段階から話合いをして、詳細まで詰め切れなかったのかというところは反省点になると考えております。また、議会への報告というところでは、具体的に何人乗りのエスカレーターを想定しているみたいな報告はなかったと記憶しております。その代わりという言い方が適切なのかどうかあれなんですけれども、西口広場のデッキ整備のパースとかを織り込んで、令和3年度とかに広場の説明会等で説明しておりましたので、そういった折を見て、変更点の部分についても説明できればよかったというふうに反省してございます。

白井委員

 だから、変な話、寝耳に水だよ。聞いていない。いきなり費用が、積算が変わりましたって。それで、今回、URのほうから申請を、国土交通省のほうに事業計画変更の認可申請を行うこととなったためという結果報告しか聞いていなくて、全体のこのイメージ図、参考資料の2ページのところね、先ほどいさ委員からもあったけども、もともと西口地区と言っていたところが桃園広場になったわけよ。このパースの図自体が、これは今までも見た図ではあるんだよ。これは2人乗りになって変わったの。要はエスカレーターの幅が広くなって、屋根が広くなってだとか、階段部分が狭くなってだとか、図面が変わっているの。この図って、我々が見ていた図と変わらない気がするんだけど。このイメージ図って、これは1人乗り用のときのやつなの、2人乗り用のときのやつなの。

山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 委員のおっしゃるとおり、今回、パースを作った時点での話でいきますと、後でURさんのほうに話を聞いたところ、2人乗りという話を伺ったところになります。パース自体も一度、こちらのほうをお示ししたのが初めてになりますので、そこからの変更はないというふうに認識しております。

白井委員

 そうすると、パースが出来上がってきましたといって、我々が見たときには、もう既に2人乗りになっていたということだよね。なので、見慣れているのよ。この駅前広場の角度を変えた図というのはなかなかインパクトがあって、西口エリア、桃園エリアは駅と直結した上で、つながった上で、こんな広場が次にできるんだって、長い長い取組の中でいろいろあったけれども、学校用地を種地として、用地の権利、そこを種地として入れ替えていって、ようやく広場の場所を取っていって、この間、用地交渉があって、長い長い歴史の中でようやく広場ができたというところあるんだけど、初めて見たパースはこれなんだよ。だけど、これが2人乗りになっていますというんだったら、このタイミングで説明が欲しかったと思うんだけど。

 もっと聞きますね。これは、役所は知っていましたか。逆に、役所はこれをいつ知りましたか。役所も知らなかったんじゃないですか。違いますかね。どうでしょうか。

山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 パースができたのはどこの部分でという話でいきますと、2人乗りというところになっていたかという話はちょっと難しいところであるんですけど。

千田中野駅周辺まちづくり担当部長

 まず今回、URで施行はしておりますが、最終的には、これは当然、区が支出して、将来、その施設は全て区に帰属するという性質でございますので、当然、区は、区の職員とURの職員の中で様々に必要に応じて打合せをして、より使いやすい施設にするためにという変更が生じて、その中でこの事業計画の変更手続というのが、今回、第2回目で行われるんですけど、既に過去1回行われているというところがございます。したがいまして、第1回目のときに、一番当初は1人乗りだったところが、区との協議調整の中で2人が乗れるようになって、さらに一定の時期に来て、整理がついた時期において、今回、第2回として、全体の事業計画の中の資金計画の変更を手続として行う中に、その変更点として織り込まれてきたというようなところで、当然、区としては承知しているというところです。

 ただ、一番の御指摘のところですが、当然、これはこういう施設になりますという詳細を御報告させていただき、さらには、その中で、御意見も頂戴して、エスカレーターについても、このような機能、こういう施設、こういう規模のものを設置しますという報告の中から、今回、変更という形で報告していくのが本来のところ、御報告が足りなかったという御指摘だと思いますので、その点は今後留意して対応していきたいと思いますので、申し訳ございません。

委員長

 委員会を休憩いたします。

 

(午後2時37分)

 

委員長

 それでは、委員会を再開いたします。

 

(午後2時43分)

 

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、6番、中野駅南口地区における駅前広場整備の進捗状況および説明会の実施についての報告を求めます。

山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 それでは、中野駅南口地区における駅前広場整備の進捗状況および説明会の実施について、お手元の資料(資料7)により御報告いたします。なお、本報告は、9月1日の中野駅周辺整備・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会との重複報告でございます。

 中野駅南口地区では、現在、整備を計画している駅前広場等の基盤整備について、中野駅地区整備基本計画に基づき設計を進め、令和4年度に関係機関との基本的な協議を整え、成果を取りまとめたところでございます。現在は、組合において令和6年度の工事着工に向けて、道路管理者等々と協議と調整を進めているところであります。今般、駅前広場の設計と整備に向けた現在の取組状況などについて、以下のとおり報告するものです。

 1番、駅前広場の計画概要についてです。記載のとおり、都市計画名称つきましては中野区画街路第5号線、都市計画面積としましては約4,150平米。都市計画区域につきましては、中野二丁目の都市区画整理事業と同一の都市計画区域となっております。

 2番、駅前広場の設計についてです。恐れ入りますが、別添資料を御覧ください。右下にページ数を書いておりますので、そちらのほうで順に説明させていただければと思います。

 まず1ページ目、既存駅前広場の現状についてです。駅前広場の現状につきましては大きく三つの課題があると、区としては考えてございます。右下の写真も併せて御覧ください。まず1番、混雑する公共交通としましては、降車バスとタクシー乗車待機車列が、今、二重駐車の状況となっております。また、タクシー待機スペースもなく、円形花壇周りでの駐車という状況が散見されております。

 課題2番目としましては、歩行者空間の不足が挙げられます。駅前ロータリーの周囲にある歩道の部分について、人の混み具合の状況によっては歩道幅員が狭く、また、歩行者の滞留空間も不足しているといった指摘が挙げられます。

 課題三つ目、駅周辺の交通動線等としましては、中野通りを南側から北へ北上するところの部分におきまして、中野駅前広場へ侵入するバス、タクシーの右折待ちによりまして、ちょうど右折レーンを越えて乗用車が右折待機をする。それによって、直進車両の通行を阻害しているといった状況も見受けられます。

 恐れ入りますが、2ページ目を御覧ください。こちらは、中野駅駅前広場デザイン等整備方針による各駅前広場のコンセプト及び中野駅前の整備方針を記載したものとなります。右図のほうを御覧ください。中野駅南口駅前広場につきましては、安全で円滑な歩行者経路を確保し、新たなまちと一体となった駅前空間を整備する方針としております。具体的な方針としましては、動線交錯に配慮した滞留空間の確保、また、地域の歴史資源の継承、周辺施設からの見え方への配慮などが挙げられております。

 恐れ入りますが、3ページ目を御覧ください。3ページ目につきましては、先ほど1ページ目でお示しした課題についての解消にどういうふうにして取り組むかということを記載してございます。1番、公共交通の輻輳解消につきましては、左下の絵を御覧ください。こちらの図は、水色の一点鎖線が、現状の駅前広場の区域を表しているもので、青い線が駅前広場を拡張することによって広がっていくものになります。イメージとしては東側に広がっていくようなイメージとして捉えていただければと思います。課題の解消の1、公共交通の輻輳解消としましては、バス降車、タクシーの乗車スペースを分離し、歩道に面してそれぞれ整備することとしました。また、バス、タクシーの待機スペースを広場中央部にそれぞれ整備をしております。課題解消2としましては、歩行者空間の確保。こちらは中野二丁目の地区計画のほうで、壁面の位置の制限をして、歩道と一体となった歩行者空間を整備することとしております。課題解消の3番目、駅周辺の交通動線等というところでは、右下の中野通り右折車線整備図を御覧ください。従来、右折滞留長は20メートルというところで、先ほどお示ししたように、右折レーンの車が北上する車の動線の流れを阻害するといった要因が見えましたが、今般、55メートルに延長することにより、駅前広場に右折する車両の滞留長を確保することとしております。

 恐れ入りますが、4ページ目を御覧ください。こちらは、再開発施設広場と連続し、公民一体となったたまり空間の形成を目指すものとなります。左の図の駅前広場と再開発施設広場が一体となったたまり空間をこの位置に計画できるように配置してございます。右図のほうはイメージ図となっておりますので、後ほど御覧いただければと思います。

 恐れ入りますが、5ページ目を御覧ください。こちらは、バスの停留所の上屋の部分の計画となっております。基本方針としましては、中野駅に降り立った後、再開発ビルもしくは公共交通機関を利用する方のうち、車椅子利用者ができる限り雨にぬれずに移動できる動線を確保するように、現在、計画してございます。赤い線が人の流れを表してございます。

 恐れ入りますが、6ページ目を御覧ください。先ほどお示しした赤い線の流れを車椅子動線として示しているものになります。駅から出て、再開発ビルの東側に行って、エスカレーター及び階段の下をくぐって、エレベーターが設置してございますので、エレベーターで2階レベルに上がれるようになってございます。

 恐れ入りますが、7ページ目を御覧ください。こちらは、整備後の駅前広場のバス上屋のイメージパースとなっております。それぞれ各地点から、駅前広場及び駅前ロータリーが見えるような形のパースとなっておりますので、後ほどお読み取りいただければと思います。

 恐れ入りますが、8ページ目を御覧ください。こちらは、植栽計画としまして、従前、駅前広場の円形花壇のところには桃の木が植えられております。こちらの桃の木につきましては、樹木医による樹木診断等を行い、移植が可能なものについてはできる限り移植をして、新しい駅前広場のほうに植栽するよう計画してございます。

 恐れ入りますが、9ページ目を御覧ください。こちらは、駅前広場の舗装の基本方針となってございます。再開発ビルと舗装の色彩等は統一し、歩行者空間の連続性や一体感に配慮した舗装とすることを目指してございます。また、使用する舗装材につきましては、雨水流出抑制の視点から、現在のところ、雨水を地表面より地中に浸透させる透水性コンクリート平板を採用することを計画してございます。

 恐れ入りますが、表紙にお戻りください。3番、今後の取組についてです。中野駅南口地区では、駅前広場工事に係る今後の歩行者空間の迂回措置や工事ヤードの展開などを順次進めていく予定であり、今後、事業の進捗状況について適宜御報告できればと考えてございます。また、直近でいきますと、令和5年9月4日及び10日の2回、中野駅新北口駅前広場及び南口駅前広場の整備概要に係る説明会を開催する予定となっております。

 御報告は以上となります。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

いさ委員

 地元課題なんで、幾つか質疑をさせていただきます。

 まず指摘のあったように、南側からバスが入ってくるときに、ここが渋滞になるというのは、今、載っているとおりです。一方で、この地域の渋滞の大きな原因の一つは、事業者の車が横付けしている荷さばきの問題だと思うんですけれども、そこいら辺りの解消というのは、この計画の中には、今、想定がないということでしょうか。

山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 今現在、計画を立てている内容としましては、恐れ入りますが、別添資料の3ページ目を御覧いただければと思います。現在、中野通りにつきましては、南側から北上する車線数は2車線で、右折部分に関して右折レーンを設置している状況となってございます。こちらにつきまして、右折滞留長を確保するための長さを確保するところと、あと右折車線数についても1車線にして、従来より幅広の車線を確保することによって、道路側にそういった荷さばきの車があったとしても、交通が円滑にできるような形の計画で、今現在、考えております。

いさ委員

 まさに、今、おっしゃったところに、この荷さばきの車が、または止めちゃいけない買物の車もいるわけなんですよ。そこにバスが連なっていくとなれば、車線が潰れるということで、ちょっと懸念があるんです。そういう実態の調査だったり、交通量の調査というのが行われた上で、この計画というのはされているのか、ちょっとお聞きしたいんですけれど。

山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 今、委員から御質問のありました、今回、この車線数を減らすというところに関して言うと、平成25年だったと思うんですけども、その当時のところでの現況の道路調査等はしておりまして、普通の自家用車とかといったものが1時間当たりに何台ぐらい通るのかなどを調査し、また、車線本数が減ることによって車が、要はそこの通行可能な容量みたいなところを検討した上で、車線本数を1本に減らすなどといった検討をしてございます。

いさ委員

 ちょっと実態を反映しているのか、これ自体を別に否定するつもりはないんですけど、ここの交通量を甘く考えていないかなというところで、ちょっと疑念があります。もう少し詳細に調べてほしいなと思いつつ、これを解消するものとして、公共交通の輻輳解消とおっしゃっているわけなんですけれども、もしそう考えるなら、この駅前広場だけではなくて、もう少し広い範囲でこの地域を捉えないと、本当の交通の輻輳というのは解決に至らないんじゃないかという気持ちがありまして、今も言ったような中野通り沿いの荷さばきの車、前期のときに、この南口広場の真ん中のところに荷さばき場を造るかのような話はありませんでしたっけ。もしくは議会からの求めがあったか、ちょっと私、記憶が曖昧なんですけれども、荷さばきの問題というのは、改めてこの中でどのように考えて、幅が広いから大丈夫で吸収しちゃっているということでいいんですか。

山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 荷さばきについては、説明が言葉足らずだった部分があれば申し訳ございません。もし仮に止まっていたとしても、北上する車の円滑な通行を阻害しないような形が取れるように幅員を確保していけるんじゃないのかということで、幅員を確保しているというところの意味合いでございます。

 あと、すみません、今、ちょっと記憶が定かではないんですけども、バス待機所及びタクシー場になっているこちらに、荷さばきの駐車とかを検討していたかというところになりますと、以前にお示ししていた、今、ちょっとこちらには添付してはないんですけれども、南口の駅前広場のパースにおいても、バス待機所及びタクシー、たしかこちらは左右逆転したものの絵で示しているものが区としてはあったのかなというふうに認識してございます。

いさ委員

 今も申し上げたんですけれども、この地域の輻輳を考えたら、今の車列、荷さばきの車というのは、五差路の方向に向けてずっと続いているわけなんですよ。かつ、ファミリーロードのほうに車が入ってこようと思ったら、事業者の車であっても、この南口を回ってこっちから入ってこなきゃいけないわけなんです。ここは町並み誘導型でちょっと広くするんだということだと思うんですけれども、この図にない、南側にもう一つ、東側に入っていく道がありまして、そこは時間による交通規制があって、ほぼ入れないわけなんですよ。そういう交通事情がある中で、広場の問題だけでこの交通の輻輳というのは本当に解決できるのか、もしこれを真剣に考えるなら、もうちょっと広い範囲で、別の計画が必要になるんじゃないかと思うんです。

 もう1点、新しくできる桃園広場、つまり中野三丁目の方向に入っていく道は、この3ページ目の左下の図で言うと、左上のほうにある歩道のところを左に入っていくこの道ですよね。これから、ここが、駅前のまちづくりが行われる中で交通量が確実に増えるとなると、ただでさえ、今、ここは危ないのに、ここの交通量が増えることについての対策だって本当は要るんだと思うんです。今、本当にここって、人、車、自転車と、輻輳がすごいですよ。先日も、私は、事業者のトラックと高齢者がぶつかりかけたのを見かけました。要するに詰まるわけなんです。この対策も今から考えておかないと、再開発をしました、車が増えました、どうしましょうじゃいけないと思うんです。なので、改めて、交通の問題というのは広場の問題とは別に、もうちょっと広く考える必要があるんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。

山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 まず交通事情について広く考えた方がいいんじゃないのかという委員の御質疑なんですけれども、こちらについて、まず今回、課題として認識していたのが、中野通りから南口の駅前広場に入る右折の部分でのバス、特にタクシーが、結構、時間帯によっては3台とかというように連なることを解消できないのかというところがまず挙げられたと。そのために右折滞留長の確保といったところが挙げられます。

 また、中野駅地区整備基本計画のほうで、自動車の交通計画をどう捉えているかというと、中野通りから南側の大久保通りのところまでを自動車の主なネットワークとして考えているところであり、委員から御指摘のあった、西武信用金庫や公社住宅の南側については、たしかファミリーロードと同じような時間帯の交通規制がかかっていたと記憶してございますので、そちらについては引き続き、その規制の中でやっていくといったことで、今現状としては考えているところでございます。

委員長

 質疑の途中ですが、3時なりましたので、3時20分まで休憩をいたします。

 委員会を休憩いたします。

 

(午後3時00分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後3時19分)

 

 質疑を続行いたします。

いさ委員

 先ほどの話の続きなんですけれども、改めて、この3ページの図の右下のところに解消③と書いてある、この部分のところのお話です。今もお話が出たように、西武信用金庫さんのところに入ってくる道路だとかも含めて、もうちょっと広い範囲でこの交通の輻輳を考える必要なんかがあるんじゃないかと話していましたけれども、同時に、中野通り、この五差路のところまで南に向かうほうの車線ですね、今回のバスの右折レーンがあるんじゃない、反対側の車線のほうなんですけれども、ここがかなり混雑をするということを把握されているかどうか。つまり、この先は、右折専用と直進左折の車線に分かれるんですけれども、その表示が出てくるのが、結構交差点の近くなので迷う人もいるし、結構そこにバスもいる関係で、ずっと車の車列が2列のまま並んで、ともすれば西武信用金庫さんの信号のところぐらいまでの車列ができていることがあるんです。

 こういう中で、この青いライン、自転車専用レーンができることは歓迎すべきことで、これを否定するようなことじゃないんですが、同時に、先ほど言ったような、事業者が荷さばきで横付けすることもある。そこで、せっかくの自転車専用レーンが潰されてしまい、また、車も混雑してくるとなると、計画倒れにならないかなという不安がありまして、この点は何か、交通量の調査なり、実態を見ているのか、ちょっとお答えいただきたいんですが。

山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 委員から御質問のありました、中野通りを南下する、そして五差路までのところの部分になるんですけど、今回ちょっと、絵でお示ししてはいないんですけども、こちらにつきましても、従来2車線から1車線に変更し、一方で、五差路の部分につきましては、右折のレーンはまた別途設けるといったところで計画をしてございます。

 委員から御指摘いただきました自転車通行帯のところでの駐車ということにつきましては、荷さばき等の車両が止まってしまうんじゃないかという懸念も確かに考えられると思います。一方で、こちらについては、その他の交通の止まっていいのものなのかどうかというところも検証していって、それを周知していかなきゃいけないという部分も一方ではあるのかなと考えておりますので、そういった形でまずは周知していくというのが一つの考え方かなと考えてございます。

いさ委員

 周知は大事ではないとは言わないんですけれど、実態をちゃんと見てくれているのかどうかというところが、ちょっと不安があるんです。私はこの地域の南の住人なもので、毎日ここを通っているんです。異なる時間帯でもよく見ているんですけれども、ここの交通量を簡単に考えちゃいけないと私は思うんですよ。だから、さっきから、この駅前広場だけじゃなくて、もうちょっと広い範囲で、この交通の問題というのは別の課題として考える必要があるんじゃないかと、駅前広場とは別のところの問題があるんじゃないかというふうに思っているということなんです。これはぜひ交通対策のところとよく話をしてほしいなというふうに思うのと同時に、今、お話ししたブルーの、自転車の専用レーンがついているところというのは、今、アーケードがありますよね。この地区は、地区計画ではB地区だったと思うんですけれども、この地域も新たなまちづくりの方針というのはこれから出てくるんじゃなかったかと思うんですけれども、そういう中で、アーケードの問題を今のままの状態で考えているのかどうか、ちょっとこれをお答えいただけますか。

山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 委員から御質問のありました、ファミリーロードを含めたところでのまちづくりの考え方といいますと、昨年度、令和5年3月に、中野駅南口地区計画というものを改定してございます。こちらのエリアとしましては、ファミリーロードほかを含む南部分のところでの壁面の位置の制限であったりとか、また、それに伴っての容積率の緩和といったところで制定をしております。また、中野通りに関しましても、壁面の位置の制限を設けていたと記憶してございます。今、アーケードの部分の屋根を支える柱であったりしたものが、たしか歩道のところに面しておりますが、そちらについて何か地区計画において規制をかけたという事実はございません。

いさ委員

 そういうことも一体に、例えばここの道路幅を広げるということなら、そういうことだって検討に入ってくるんじゃないかと、まちづくりの中で一体的に考えるものじゃないかと思うから、この話を聞いているわけなんです。今、広場の計画だから、ここだけの報告をされていると思うんですけど、公共交通の輻輳解消となったら、それだけでは済まないでしょうという気持ちで、今、これを聞いています。ですから、交通対策としてこれをちょっと、この地域をどうしていくのかという別建てで考えてほしいと改めて思うんですが、いかがでしょうか。

山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 先ほど来、委員から御指摘ありました公共交通の輻輳解消というのは、一つは駅前広場のところ、また、駅前広場に入る右折のレーンがまず第一として考えられて、今回、御報告したものになります。委員から御指摘のありました南口、中野通りに面したところのアーケードとかといった部分に関しては、また別の項目として、今後、検討できればというふうに考えているところでございます。

いさ委員

 これで最後にします。それはもう重ねてお願いしたいんですけれども、4ページのところに、再開発後の南口の広場の南東の角にちょっと広い空間ができて、一体的なたまり空間を形成するというふうに書いてあるんですけど、これというのは計画的に、たまたま隙間ができたからたまり空間ですみたいなことのようにちょっと見えてしまうんですけど、これというのは、つまり何かの施設があって、何か人の通行がこうなっているからここはたまり空間だというなら、自然発生的にそうなると思うんですけれど、空間ができたから中野区がこれがたまり空間ですと言っても、人はそこに行かないと思うんですけど、ここの辺りのことというのはどのようにお考えですか。

山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 委員から御指摘のありました再開発施設と駅前広場のたまり空間のところなんですけれども、こちらにつきましては、まず地区計画のほうで広場として位置付けているものになります。こちらに位置付けることによりまして、そこの部分を不特定多数の人に開放して、自由に通行とかができるような形にするということの一定的な制限がかかっていると認識してございます。そういったものがありますので、駅前広場と再開発施設広場が一体となってたまり空間を形成ということで、こちらのほうを記載してございます。

いさ委員

 今も申しましたように、そこに空間があるから人がたまるということにはならないと僕は思うんです。ここの交通で考えたら、例えばこの右上の派出所、交番ができるところ辺りは、恐らく駅前で人が待つような使い方はあると思うんですけど、ここは何のために人のたまるのかというのは正直よく分からないです。何が言いたいかというと、前から言っているんですけど、南口の側にも自転車駐輪場がなきゃ困るでしょうと。こういうところに空間ができるなら、改めてそういうことは考えられないのかということなんです。前々からそんなことはできませんというお話を聞いているんですけれども、ここに空間があるじゃないですかと、見て思ったわけなんです。ここには造りませんというお話がずっと続いていたんですけれども、近隣住民の皆さんの駅の利用を考えたら、これはそう簡単にはいかないですよ。実態的に、この周辺で自転車を使っている人は、皆さんこの辺に止めているわけなんです。先ほどの交通量のお話も含めて、そういう実態に即して、こういう計画というのはやってほしいなと思っていて、これはもう答えられないと思うから要望でいいんですけど、南側に、あちこちに駐輪場を造ることを改めて考えてほしいと、これは要望にしておきます。

小幡まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長

 中野駅周辺の駅前広場の計画を含め、交通政策、交通計画を含め、ちょっと補足をさせていただきたいと思っております。中野駅北口、新北口、南口を含め、計画をつくるに当たっては、当然、中野通りの交通量を把握し、また、大久保通り、早稲田通りの交通量を把握し、さらには駅周辺の開発が終わった後、どのぐらい交通量が増えるのかというところを推計し、中野通り、それから駅前広場への流入、流出の交通量がどのぐらいになるかというところを出した上で、今回の計画をつくってきております。その内容については警視庁とも共有をした上で計画をつくってきておりますので、決してこの広場だけを考えてつくってきているというわけではございません。荷さばき対策を含め、よりよい計画になっていくよう、警視庁とも連携しながら進めていきたいというふうに考えてございます。

ひやま委員

 今のやり取りも踏まえてちょっと気になった点があって、今のやり取りをお聞きしていて、要するに、私もこの解消すべき課題の3番の動線のところがやっぱりちょっと心配で、例えば3ページの右下の図を見ると、さっき御答弁の中で、南側に向かう動線のところは今まで2車線のところを1車線にして、それで、こっち側の荷さばき車両については、左側というんですか、アーケード側のほうにこの荷さばきは行くと。その代わり車道は広くなりますよというふうな御説明があったんですが、そうすると、それは真っすぐ南下していくと、大久保通りに右折するあそこの五差路のところに当たりますよね。じゃ、そこまで1車線になるんですか。要するに何が言いたいかといいますと、そうすると、今度は、右折する車と直進する車がまた新たな渋滞を生むんじゃないかという懸念が私にはあるんですが、その辺はどうなっているんですか。

山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 委員の御質問は、もともと2車線あったものが1車線になることによって、交通量について別の渋滞を招くんじゃないかという内容かと思います。こちらにつきましては、先ほど来、1時間当たりの交通量を調査して、その幅員に見合った形での交通容量みたいなところを計画して、1車線でも足り得るだろうということで、一応、事前に検討はしている結果でございますので、あくまで推計値ではありますが、そういったところを基にして2車線を1車線にしているという考え方でございます。

ひやま委員

 そうすると、それは交通量をきちんと調査されて、その前提の上で、ここだったら1車線で足りるだろうということなんですね。分かりました。ただちょっと、やっぱり今の現状なんかを見ていると、本当にこれで大丈夫なのかなというような懸念も私にはあります。その上で、先ほど来のやり取りの中で、そうするとその荷さばき車両というのはあくまでも、言ってしまえばある意味、路上駐車というのを前提として、今回、これをお示しされているわけですよね。そうすると、私もちょっとやっぱり先ほどの御答弁で分からなかったのは、要するに、例えばバスの待機場とかタクシーの待機場とか、こういうものというのは、今回、お示しをされる前提は、タクシー事業者とか、あるいはバス事業者に、やっぱりこれだけの待機場、これだけの台数のキャパシティが欲しいですというふうなニーズをきちんと踏まえた上で、当然、これは立てられているという理解でいいんですね。

山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 バス待機場、タクシー待機場につきましても、バス事業者、タクシー事業者とも協議を重ねながらここまで来たというふうな認識でございます。

ひやま委員

 そうすると、ここには荷さばきの車両とかそういったものが、なかなかここのところには難しくて、やっぱりどうしてもそこは路上駐車というか、車道の脇のところに止めるしかないというふうなことなんですね。

山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 先ほどの荷さばきの説明にちょっと不足があったのは申し訳ないんですけど、あくまで荷さばきの駐車が仮にあったとしても、通過交通が円滑に進むようにというところで中野通りを計画して、車線数を変えているということで、別に荷さばきの駐車を推奨するとか、そういったことの意味合いではないというところがまず1点。あとは、現時点で、今、南口駅前広場の中央部にあるバス待機場とかタクシー待機場につきましては、従前、その待機スペースがなかったというところをまずは優先して、狭い敷地の中で配置していかなければならないというところがありまして、優先的にそちらを配置したといった計画となっております。

ひやま委員

 それと、私もこの自転車の動線のところが心配で、私もここを通るたびに思うのは、やっぱり自転車、特に例えばお子さんを乗せて保育園に向かったりするという方も、結構、ここを多く使うんですよ。そうすると、今回のこれだと、せっかく自転車の動線がこういうふうにお示しをされていても、実際にあそこの荷さばき車両の状況なんかを見てみると、なかなか自転車の動線というものも非常に難しい。逆に、こっち側のところも、歩道側というんですか、例えば自転車を押していくとはいっても、そこも物すごく人の波、人の動線というものが多いところなので、なかなかちょっとあそこも厳しいところがあって、何とかこの自転車動線をもう少し改善できないかというふうに思っていたんですが、そこの自転車の動線についてはどのように考えていますか。

山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 現在、自転車の走行の考え方としましては、先ほど来、中野通りのところで自転車走行レーンを設けたりして、そういった形の中で、車道の部分での通行を推奨していくといいますか、そちらのほうに誘導していくといった形で、今、計画しているところでございます。

ひやま委員

 そうすると、例えばここには書いていないんですけれども、この北側から南口のほうに通って、例えば中野通り北側から自転車で来て島忠とかあっちのほうに、千光前通りを抜けていく自転車も、この広場の中では車道を走っていくようなイメージでいいんですか。

山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 新しくできる駅前広場のところで、矢印が駅前広場側に向いているんですけども、これはあくまで中野通りを横断する矢印ということで御理解いただければと思います。駅前広場の中を通行するところで、車道の中を通れるのかといいますと、バスとかの降車等の動きがありますので、なかなかそれも難しいのかなと。また、別の、中野区で計画している地区整備計画の自転車の走行の考え方でいきますと、ちょうど西武信用金庫さんのところを西から東に向かって走ってもらって、今度新しくできる中野二丁目再開発の施設の東側に新しくできる、大久保通りから千光前通りを結ぶ道路をなるべく使っていただければ、安全に通行できるのかなということで、今、計画しているところであります。

ひやま委員

 ただ、やっぱり自転車で千光前通りのほうに抜けていく方というのは、結構多いんですよ。今現状で言うと、歩行者のあそこに徐行してくださいというふうなシールも区のほうで設置はしていただいていますけれども、やっぱり朝の時間帯とか夕方の時間帯は非常にあそこも危険なので、歩行者と自転車の動線の輻輳の問題とかというのは、引き続き地域の、ここの部分での課題だと思いますので、これは要望とさせていただきますけれども、今後、この計画を進めていく中で、ぜひその辺もしっかりと改善をお願いします。

大沢委員

 ちょっと1点、確認なんですけれども、この大本が中野駅地区整備基本計画、平成30年第3回定例会報告というふうにあります。そこの特別委員会での報告を見ると、その中では、バスのターミナルとして4か所と、あと降車用として1か所、タクシープールとしては乗車1か所、降車1か所、タクシーが止まれる場所として10台から15台、一般車両としては障害者用も兼用として乗降2というふうな形、あと、そこに加えて必要なものとして、中野通りへの車両の出入口を南側の1か所に絞ると、そしてコンパクトな交差点形状とすることで、交差点間の滞留長を確保するとともに、改札前に十分な歩行者空間を設ける。これが南口駅前広場の整備の内容として当時報告され、決定されているかと思います。それに沿って、今回、実際に計画をしていったというところにおいて、このような形になった。この理解で正しいでしょうか。

山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 中野駅地区整備基本計画では、基本的には交通施設の想定という形で示させてもらっているところになります。その上で、実際にバスとかタクシーの軌跡であったりということを検討した結果、今、こちらにお示ししたものになっているというふうな理解をしていただければと思います。

大沢委員

 そうすると、当時の想定と何か変わっている部分があったらその辺りを、例えばタクシーの規模がこうだとか、バスはもっとたくさんにしたんだとか、何かそういうところというのは、ごめんなさい、これを見ていてもうまく読み取れなかったんですけど、基本的にどのぐらいのものを処理できるように、これは面積として、バス待機場とか、乗車場とか、降車とかと書いてあるんですけど、その辺がちょっとよく分からなかったので、教えていただけますか。

山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 中野駅地区整備基本計画からの変更点でございますけれども、バスバースにつきましては、基本的には変更はございません。また、タクシーについては、乗車スペースを設けているというところ、降車については設けられなかったのでゼロ台と変更になっております。タクシープールにつきましては、ちょっと絵が重なってしまって大変申し訳なかったんですけれども、現状のところでは12台分を想定してございます。身障者用、車椅子用の降車場というところが現在の南口にもありますので、そちらを引き継ぐ形で、こちらのほうに整備しているといった流れになります。

大沢委員

 分かりました。そうしましたら、当時の計画と比較して変わっているのは、タクシーの降車場がなくなったという点、1点ぐらいで、残りはその計画どおりに造っていると。あと、交差点形状等についても、いろいろと先ほどから交通に関しての議論はあるんですけど、少なくとも、平成30年に報告された趣旨に沿った形で造っている。このような理解で正しいでしょうか。

山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 中野駅地区整備基本計画にも、中野通りの車両の出入口を南側の1か所に絞りという記載がございますので、そちらに沿った形で、現在、計画しているところでございます。

白井委員

 南口の駅前広場についてなんですけれども、確かにざっくりとした図は以前にもお示しいただいているんですけれども、今回、初めて見る角度、図面もかなりあるような気がして、まずこのタイミングでお示しをいただいたのは、先ほどの案件があったからですか。議会報告まで間が空いてしまったというので、今回、改めて報告するにしたということなんでしょうか。なぜこのタイミングで、この南口の駅前広場の案をお示しになったのか、教えてください。

山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 現在、南口の駅前広場は、昨年度から設計等を進めていまして、一定程度、基本的なところが調整できたということで、調整不足なところもまだあるかと思うんですけれども、一方では、まちの変化というところが、二丁目の再開発が進んでいく中で、なかなか見えづらい部分もあったりしたもので、このタイミングで一度、このタイミングと言いますか、できるだけ早めにお示しをしたいという思いはずっと前からあったというところでございます。

白井委員

 前からあったのが、今、タイミングが合ったということね。そういうふうなことにしておきましょう。

 じゃ、聞いておきましょうか。今回、再開発の二丁目のビルのほうにつながるエスカレーターがついているんですけど、これは2人乗りですか。

山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 2人乗りで、委員のおっしゃるとおりでございます。

白井委員

 駅前広場の構造についてなんですけど、やっぱりちょっと、詳細を出していただいた上で気になるところは私もあります。ほかの委員もたくさん聞いていたんですけど、ちょっと角度を変えて聞くと、中野通りの今の出入口のところの交差点を1か所に集約すると。交通対策を取るという意味でもあるんでしょうけども、現在の、ちょっと説明しづらいんですけど、3ページの図を、別添資料のほうの左の図を見てもらいたいんですけど、中野駅の南口から、駅から出ました。それで、右に曲がったところにたまり場がありますと。今は、線路端のほうの近い道路に向かって渡れるようになっていて、横断歩道がついているんですよね。道路幅は変わらないんですけど、いわゆる駅のガード下のところの交差点と近いので、何が言いたいかというと、南口の利用者の人たちのたまり場になるんですよ。駅に向かってくる人たち、例えば朝、南口に行こうとするという人たちは、事実上、この歩道の幅ではもはやあふれ返って、だけども渡ってくると取りあえず広場はあるというやつなんですよね。これは何が言いたいかというと、今回、集約すると、交差点じゃないところ、レンガ坂から下りてきたところの右左というやつなんですよ。これは両方とも、いわゆる三丁目側のほうの道路幅というのが、もはや動線の幅がなくて、何となく僕の朝のイメージから言うと、ここは大丈夫かなと。分かりますか。確かに今回の広場の整備とは違うんですよ。だけど、広場を越えて整備してしまうがゆえに、三丁目側、レンガ坂側のところのやつというのは、朝晩のラッシュのタイミングの動線として正しいのかなと。

 一方、大久保通り側から中野通りのやつで、右折の動線を整備するために、道路幅、従来の右折ラインを20メートルから55メートルに延伸すると書いてあるんですね。確かに右折のラインのやつは解消されるんですけど、皆さんが言うように荷さばき場は、事実上はこの中野通り側にたくさん車が止まっているので、車のこの右折の渋滞解消を優先したんですけれども、果たしてこれでいいのかなと。正直言うと、大胆なことを言うようですけど、右折ラインよりも、この二丁目側の整備をすることによって、三丁目側の道路幅が、本当は三丁目側が下がればというやつなんですけど、そんな工事にはなっていないんで、歩行者の幅、人のたまり場がないようなところに交差点を集約して大丈夫かなというのが、これを見ていて一番疑問なんですけど、大丈夫なんですかね。どうでしょうか。

山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 委員の御指摘のところでいきますと、中野通りのレンガ坂、中野三丁目側の歩道の部分の狭さという質問だったかと思います。こちらにつきましては、今現状として、南口の土地区画整理事業を完了するのが令和7年度、その一方で、西口の新改札ができるのが令和8年12月といったところで、間隔が空いている。西口改札ができれば、人の流れというのは、南口に降りてくる人は基本的には少なくはなるだろうという想定はありますけれども、それで、すみません、今、手元にその資料がなくて、現状の歩道幅員でどういう流れに、令和7年から令和8年にかけての間になるのかというところが手元にないんで、ちょっとお示しできないんですけれども、そちらについても後で確認をした上で、幅が大丈夫なのかどうかということを、今後、検討していければというふうに考えております。

白井委員

 先に言われたからあれなんですけど、先ほどあった桃園広場の整備のタイミングと今回のこの南口の整備のタイミングの、どちらが先に完成するかによっては、今言った動線の解消になるんですよ。要するに、早いタイミングで南口がつながればいいんですけどね。となると、この幅員の狭さの部分は解消できる。将来的には、両方できてしまえば、大幅に解消になるんですけど、ちょっと大丈夫かなと。ただでさえ、今、多いんですよね。それで、交差点というのは、事実上、この人だまりのところにあふれ返っていて、もはや歩道幅では足りないところに、道路幅まで人があふれ返っているようなところが、そうでなくて交差点を1か所に集約してしまうと。それは、渡れる場所がないというところが心配なんですよ。ちょっとこの図面のやつを、将来的にはなんですけど、想定が要るかなと思います。最終的には、南口の整備よりも早く桃園側ができていればいいんですけど、計画上はそうなりますか、どうでしょうか。

山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 南口の駅前広場の区画整理事業は、先ほど申し上げましたとおり、令和7年度の工事完了を目指しているところであります。また、桃園広場の整備というところでいきますと、まず西口改札の開業が令和8年12月ですので、そちらのほうとの日付で、幾ら降り口の整備が進んでもというところは一方ではあるのかなと考えております。なので、基本的には、その間の1年間ぐらいの中で、どういうふうな処理ができるのかというところは考えていかないきゃいけない、今後の課題なのかなというふうに考えております。

白井委員

 そうすると、早く完成させてしまったがゆえに、より渋滞するというふうになりませんかという疑念。それはしようがない、1年半ぐらいはしようがないという話になりますか。どうでしょうか。

山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 できる限り交通渋滞、歩道を歩く歩行者というところの中での渋滞、または1か所に集約することでの人の混雑度という話については、また今後、再度確認していければと考えてございます。

白井委員

 今、指摘したのですぐに結論が出るわけじゃないだろうし、想定しているんだったら、当然、準備はできていると思うんですよ。なぜかというと、今までここまで細かい図面を拝見させてもらったことがなくて、何となく駅前広場はこんな感じでスペースとして配置しますよという感じなんだけど、車道幅はどうだとか、右折幅のレーンがこうだとか、横断歩道はここにつけますよという図面は初めて見たんで、そうすると、この図面を見たことによって、人の動線はどうなるんだろうというのが見えてくるんですよ。交通の解消と言うんですけど、果たして本当にそうなるかというところの疑問点が拭えなくて。

 細かい話なんですけど、同じ角度で聞いていきますね。ファミリーロードについてです。現在、この南口のファミリーロードにつながっていく道路としては、横断歩道まで丁寧についているんですけど、今回の駅前の図面の中で言うと、車が入れるのか入れないのかよく分からないような、何となく入るのがはばかられるような道路の接続の仕方が図面に出ているんですけど、これはどんな接続を考えておられますか。

山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 今現在、横断歩道で渡って、ファミリーロードに行くためには横断歩道を横断するという形で運用しているかと思います。今回、区画整理の駅前広場の整備後につきましては、歩道の部分を一度、車が乗り込むための切下げみたいな形にして、歩行者優先ですよというところが視覚的に見えるような形で歩道上に整備して、一応、車の通過交通もできますといった形で整備していければというふうに考えております。

白井委員

 だから、これがちょっと気になるのは、今、一応通れるという言い方をしたけど、なかなか普段、正直、通りづらい雰囲気になるということでしょう。右下の、さっきの同じ図面で言うと、3ページの桃の花を移植して滞留空間になるようにというやつなんだけど、そうすると、この広場のところの幅が広くなって、正直、駅前広場から入りづらいようなところに車が入っていって、ここは信号がつくわけでも横断歩道がつくわけでもなくて、本来、広場のところを車があえて横切るようなイメージになるんですかね。

 もっと言うと、さらに、5ページのところの図面を見ると、まずこの図自体は導線のやつを示してあるんだけど、右手のほうに何となくポールみたいなものが四つポンポンと飛び出している。これがファミリーロードにつながる通りでしょう。だから、もはや道路も表されていないんだけど、現行の抜ける通りって、この通りの人たちは、この整備で大丈夫ですか。そうでなくても、南口の駅前広場整備に当たって、ファミリーロードの人たちは思うところがたくさんあるという話は聞いているんだけど。自分たちの通りというのが、整備に当たって納得するやり方でまとめていますか。交通動線優先でという話になっていますか。大丈夫でしょうか。

山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 こちらの整備に当たりましては、途中途中の段階ではありますが、再開発の組合のほうの理事会であったり、また、時期を見て二丁目のファミリーロードの沿道の商店街のほうにもお声がけをしているところではありました。ただ一体として、連続した形での全体のイメージみたいなところはお示しできていなかった部分はありますので、今後、そちらについても関係者と話をしながら進めていければいいかなと考えてございます。

白井委員

 今日の委員会で、我々に提示していただいた資料というのは、この商店街の方だとか、町会の方々、この地元の方々は見ている資料なんですか。既に御存じの資料ですか。どうでしょうか。

山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 こちらの資料については、まだ、議会のほうが初めてになります。

白井委員

 じゃあね、本当に丁寧に説明しないと、多分、この通りに面している人たちは、想像以上にびっくりするかもしれないなと、ちょっと思います。何となく通りの整備ができるというやつなんだけど、今の一応通れるという言い方のところがすごく引っかかっていて、一応通れる整備ってこうなりますよというのをお話ししないと、皆さん分かりましたという話にはならないような気がします。必ずここは丁寧に、どう整備するかを含めて御相談かな。こうなりましたという結果じゃなくて。という取組が必要じゃないかなと思うんですけど、確認しておきましょうか。

山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 白井委員のアドバイスを参考に、地元の方、関係者というところの中に丁寧な形で、計画段階であるということを示しながら、今後、協議していければというふうに考えてございます。

白井委員

 丁寧にお願いします。

 もう最後にします。もともとの図面のときには、バス、タクシーという図すら明らかになっていなくて、何となく右側が大きいスペースだったんで、右というのかな、北を上にして南口広場を見ると、真ん中の待機場所の右側のスペースが大きかったんで、これがバスで、左側がタクシーだったのかなと。当時は、タクシー、バスすらも描いていなかったんで、今回はあえて逆になっているんですよね。乗降場所の位置も明らかでなかったんですが、今回、明らかになったことによって、気になるのが、バスもタクシーも一回、この乗降場所につけようとすると、自分たちが待っている場所の後ろをずっと見ながら、今、空いたなと思ったら、タクシーがくるっと回っていく形なのかなと。前のバスが出たなというのも、後ろを見ながら運転手さんはぐるっと回すというやつだから、正面を向いて皆さんは待機するのではなくて、乗降場所を背にして車が全部待機しているデザインになってしまうんですか。あえてこうした理由をちょっと教えてください。

山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 5ページの、バス、タクシーのそれぞれの待機の向きのところで、まずは御説明させていただければと思います。タクシーにつきましては、5ページに示してありますとおり、バス、タクシー待機所のほうに、北側から南に向かって、方向としてはタクシーを駐車すると。バスに関しましては、一応、向きとしては、駅側のほうを向くといったことで、今、計画しているところであります。バスの降車場からぐるっと回って、こちらの待機所に入る。それぞれ時間が来たときに、それぞれの乗り場のほうに、バスが誘導、案内するといった形になっております。タクシーにつきましては、ちょっとまだ絵に落とし込めていないところと、まだ未調整の部分があるので、委員の御指摘のとおり、後ろのほうで、背中のところで、タクシーの乗車場が開いたかどうかというのを確認しなきゃいけなくなるということがあるので、こちらについては、例えばタクシーとバスの待機場の間にパトランプみたいな何かで、要は空いたらそこが光るみたいな形でやるとかというもの、まだちょっと具体的なところではないんですけれども、いろいろそういった形の工夫をしていかなきゃいけないかなというふうに考えてございます。

白井委員

 分かりました。何となく見ているとね、ずっと運転手さんが後ろを見ておかないとお客さんが分からないようなタクシースペースというのはちょっといかがなものかなと思うので、どういうスペースにするのがいいのか、乗降場所はどこがいいのか、よくよく検討していただいて、不便にならないようにお願いしたいと思います。これは、もう先ほど、今後検討と言っていただいているので要望で結構です。ありがとうございます。

委員長

 他に質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ以上で、本報告について終了いたします。

 次に、7番、その他で理事者から何か報告はありますか。

髙田都市基盤部道路管理課長

 キャッシュレスセミセルフレジの先行導入について口頭で御報告いたします。なお、本件については、令和4年11月の総務委員会、区民委員会、情報政策等調査特別委員会並びに令和5年1月の区民委員会においても報告をしたものでございます。

 今般、キャッシュレスセミセルフレジの導入準備が整い、設置するに当たって、改めて御報告させていただくものです。また、本報告につきましては、区民委員会においても報告いたします。

 令和5年10月2日(月曜日)から、来庁者の利便性向上と職員の業務効率化を目的とし、現庁舎1階の戸籍住民課と8階の道路管理課に各1台ずつ、キャッシュレスセミセルフレジを設置します。キャッシュレスの種類は、クレジットカード、交通系電子マネー、二次元コード等の種別から24種類を予定しております。新庁舎移転時には、さらに追加で3台を導入し、新庁舎2階に3台、9階に2台を設置し、本格運用を開始します。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 他に報告はありますか。

安田まちづくり推進部まちづくり計画課長

 それでは、令和5年度西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟の決起大会について口頭報告申し上げます。本報告は、中野駅周辺整備・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会との重複報告です。

 先週8月23日(水曜日)、野方WIZホールにおいて開催いたしました本決起大会につきましては、新型コロナウイルス感染症が第5類に移行した以降の久々の通常の開催となりました。168名の参加をいただいております。区議会の皆様をはじめ多くの皆様の協力の下、連続立体交差化の一層の推進と沿線まちづくりの実現に向け、現在の取組をさらなる活性化推進に資する有意義な会とすることができました。多大なる御協力をいただいた区議会の皆様には、この場をお借りまして改めて御礼申し上げます。

 今後は、国や東京都、西武鉄道株式会社への決議文の要請活動を進めたいと思います。どうもありがとうございました。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 他に報告はありますか。

青木まちづくり推進部防災まちづくり担当課長

 それでは、先ほど所管事項の3におきまして御報告しました都市計画審議会の内容ですけれども、包括的に御報告させていただいたところですが、改めまして、弥生町二丁目19番地区防災街区整備事業に関する都市計画の決定について、口頭にて御報告をいたします。

 本年1月31日の建設委員会のほうで御報告いたしました弥生町二丁目19番地区の防災街区整備事業に関する都市計画の案の縦覧等につきましては、本年2月13日から27日まで2週間にわたりまして、都市計画法第17条に基づき、都市計画案の縦覧に供しまして、意見書の提出を受け付けました。結果としましては、閲覧者は3名、意見書の提出はございませんでした。その後、7月31日に開催しました中野区都市計画審議会におきまして、弥生町二丁目19番地区の防災街区整備事業に関する都市計画の決定について(中野区決定)を諮問いたしまして、審議会からの答申を受け、8月4日に都市計画の告示をいたしました。

 今後のスケジュールでございますけれども、本年度末に防災街区整備事業の準備組織による事業計画認可申請、また、事業組合設立認可申請を予定してございます。それに先立ちまして、未登記の借地権者を確認するため、密集法第139条の規定による事業準備組織からの申請に基づきまして、本年11月頃に施行地区となるべき区域の公告、縦覧を実施いたします。

 なお、縦覧期間や縦覧場所につきましては、区報、区のホームページ等で周知する予定でございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑ありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 他に報告はありますか。

山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 それでは、中野二丁目解体工事現場における足場の一部崩落について口頭にて御報告いたします。なお、本報告は、9月1日の中野駅周辺整備・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会との重複報告でございます。

 去る8月1日に、中野駅南口駅前広場に面した建物の解体作業中に、天候の急変による突風のため、足場及び工事パネル等の一部が崩落、駅前広場ロータリー内に散乱する状況が発生した件でございます。

 事故発生の原因としましては、当時、現場付近では、積乱雲から降りてくる下向きの突風が発生し、その風が足場の内側から駅前広場側に向かって押し上げられることによって、建物と足場を緊結していた壁つなぎ材が破断したものと想定されているところです。本事案発生後、解体工事現場のほうでは、事故発生原因を踏まえた足場の補強を実施した上で、8月21日より現場の作業を開始していると聞いております。

 また、区としましては、組合に対し、これまでも工事現場の内外において安全管理を徹底するよう指導してきておりましたが、引き続き台風などの気象情報に気を配るとともに、足場の点検等を施工業者さんに行うよう指示し、安全対策のさらなる強化を求めたところであります。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

ひやま委員

 すみません、同じ日に、新井薬師でもたしかフェンスが倒れるというふうなことで、一時運転を見合わせるといった事故がありました。それについてはその後どうなったか、ちょっと教えてください。

近江まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 今、委員がお話しになったのは、8月1日(火曜日)の昼頃に発生しました突風によりまして、新井薬師前駅周辺の民間建物の解体現場において防音パネルが外れまして、そちらが線路内に飛散し、鉄道運行が一時見合わせとなったものでございます。

 詳しい経過を承知しておりますので、ちょっと御報告申し上げますと、当日の12時54分頃、防音パネルが飛散しているのを現場の施工会社でありますJVが確認しておりまして、その直後に、12時55分から高圧ケーブルの状況等確認作業に入りました。13時9分には、防音パネル撤去を開始しまして、同13分には防音パネルの撤去完了。撤去を受けまして、同18分に上り電車の運行を、徐行運行でありますけれども開始してございます。14時13分、防音パネルを解体現場に運搬しまして、現場に引き継いでおりまして、徐行運転が解除となったという次第でございます。

ひやま委員

 そうすると、安全管理について区から何か、その事業者に対してどうこうというようなことはなかったんですか。

近江まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長

 あくまでも当解体につきましては民間で行っているものですから、事前の安全確認等々については区としては関与してございません。ただ一方で、事故を受けまして、その後、現地確認等を行った上で、解体工事の元請事業者に対しまして、今回の事故について、例えば労働基準監督所への連絡だとかというような指導は行ってございます。

いさ委員

 ちょっとだけ聞いておきます。崩落で、公衆電話が潰れて、なくなっちゃったと思うんです。あれはなくなったきりでしょうか。

山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 公衆電話についてはもともと使われていなかったということをNTTさんから聞いていまして、今回、電話ボックス自体が潰れたというところがあって、NTTさんのほうが電話機自体を持ち帰ってというところで、一応処理をしたと聞いております。

いさ委員

 すみません、もう一つ、ちょっと関連があるかと思って、雨で大ガードの北側のところのマンホールが、筒ごとどっと上がってきたという話を聞いたんですけど、この問題には、何か区は関わっていますか。

委員長

 委員会を休憩いたします。

 

(午後4時09分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後4時10分)

 

いさ委員

関知していなければ、答弁は結構です。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 以上で所管事項の報告を終了いたします。

 次に、地方都市行政視察について御協議いただきたいことがありますので、委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後4時11分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後4時12分)

 

 休憩中に御協議いただきましたとおり、当委員会の今年度の地方都市行政視察は、愛知県刈谷市の刈谷駅周辺における再開発事業についてと愛知県豊田市の豊田市地域公共交通計画についてとし、日程は11月6日(月曜日)から7日(火曜日)の2日間にしたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 以上で地方都市行政視察について終了いたします。

 次に審査日程のその他に入ります。

 委員会を暫時休憩します。

 

(午後4時13分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後4時13分)

 

 休憩中に御確認いただきましたとおり、次回の委員会は第3回定例会中とし、急を要する案件が生じた場合は正副委員長から招集させていただきたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 以上で本日予定した日程は終了いたしますが、各委員、理事者から何か発言はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本日の建設委員会を散会します。

(午後4時14分)