令和5年09月01日中野区議会中野駅周辺整備・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会の会議録 中野区議会中野駅周辺整備・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会〔令和5年9月1日〕
中野駅周辺整備・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会会議記録
○開会日 令和5年9月1日
○場所 中野区議会第1委員会室
○開会 午前10時00分
○閉会 午後0時24分
○出席委員(14名) 高橋 かずちか委員長 羽鳥 だいすけ副委員長 山内 あきひろ委員 黒沢 ゆか委員 市川 しんたろう委員 立石 りお委員 斉藤 ゆり委員 小林 ぜんいち委員 いさ 哲郎委員 杉山 司委員 平山 英明委員 久保 りか委員 むとう 有子委員 酒井 たくや委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員 企画部長 岩浅 英樹 企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長 国分 雄樹 企画部資産管理活用課長 瀬谷 泰祐 総務部長 濵口 求 文化・産業振興担当部長、区民部シティプロモーション担当課長事務取扱 高村 和哉 区民部産業振興課長 松丸 晃大 都市基盤部長 豊川 士朗 都市基盤部都市計画課長 塚本 剛史 まちづくり推進部長 角 秀行 中野駅周辺まちづくり担当部長 千田 真史 まちづくり推進部まちづくり事業課長 小倉 芳則 まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長 近江 淳一 まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長、まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 小幡 一隆 まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長、まちづくり推進部中野駅周辺エリアマネジメント担当課長 井上 雄城
○事務局職員 書記 早尾 尚也 書記 髙田 英明
○委員長署名 審査日程 ○委員会参与の変更及び異動について ○議題 中野駅新北口駅前エリアの再整備について 中野駅西側南北通路及び橋上駅舎等整備について 中野駅周辺各地区の整備について 都市観光・地域振興の推進について 西武新宿線連続立体交差事業及び各駅周辺整備について 連続立体交差事業の区間の延伸について 鉄道上部空間の活用・整備について 区内南北交通と新たな公共交通サービスについて 1 中野区ユニバーサルデザイン推進審議会の答申及び中野区ユニバーサルデザイン推進計画改定の考え方について(ユニバーサルデザイン推進担当) 2 中野駅新北口駅前エリアの再整備について(資産管理活用課、中野駅新北口駅前エリア担当) 3 新たな公共交通サービスの導入に関する実証運行の開始について(交通政策課) 4 中野駅南口地区における駅前広場整備の進捗状況および説明会の実施について(中野駅周辺地区担当) 5 その他 (1)令和5年度西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟の決起大会について(まちづくり計画課) (2)中野二丁目解体工事現場における足場の一部崩落について(中野駅周辺地区担当) ○その他
委員長 定足数に達しましたので、中野駅周辺整備・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会を開会いたします。
(午前10時00分)
本日の審査日程ですが、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 御異議ありませんので、そのように進めます。 なお、審査に当たっては12時を目途に進めたいと思います。本日は、他の委員会が午後に予定されておりますので、進行に御協力いただきますようによろしくお願いいたします。 議事に入る前に、お手元の資料(資料2)のとおり委員会参与の変更及び異動がございました。それでは、異動のあった参与について御挨拶をお願いいたします。 濵口総務部長 7月8日付で総務部長に就任いたしました濵口でございます。委員の皆様の御指導を賜りながら務めてまいりたいと考えてございます。どうぞよろしくお願いいたします。 委員長 ありがとうございました。以上で委員会参与の変更及び異動について終了いたします。 それでは、議事に入ります。 中野駅新北口駅前エリアの再整備について、中野駅西側南北通路及び橋上駅舎等整備について、中野駅周辺各地区の整備について、都市観光・地域振興の推進について、西武新宿線連続立体交差事業及び各駅周辺整備について、連続立体交差事業の区間の延伸について、鉄道上部空間の活用・整備について、区内南北交通と新たな公共交通サービスについてを一括して議題に供します。 次に、所管事項の報告を受けます。 初めに、1番、中野区ユニバーサルデザイン推進審議会の答申及び中野区ユニバーサルデザイン推進計画改定の考え方についての報告を求めます。 国分企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長 それでは、中野区ユニバーサルデザイン推進審議会の答申及び中野区ユニバーサルデザイン推進計画改定の考え方について御報告いたします。(資料3)本件につきましては、閉会中の総務委員会においても報告をさせていただいております。 資料の御説明の前に、中野区ユニバーサルデザイン推進計画でございますが、三つの基本理念、ハード、ソフト、ハートという観点で施策等を整理してございます。ハードの観点では、中野駅周辺まちづくりにおけるユニバーサルデザインの視点や、まちの将来像の姿を現在の計画の中でお示ししているところでございます。また、ユニバーサルデザイン推進審議会において、駅周辺のまちづくりについての御議論もございました。こうしたことから本委員会においては、主に中野駅周辺まちづくりを中心としたハード面におけるユニバーサルデザインについて御報告をさせていただくものでございます。 それでは、お手元の資料を御覧ください。1、中野区ユニバーサルデザイン推進審議会でございます。(1)の経過でございますが、昨年12月に審議会を設置し、計画の改定に当たって盛り込むべき事項等についてを諮問し、本年6月に答申を受けてございます。 (2)答申の概要でございます。①基本的な考え方として、バリアフリーの取組を発展させることがユニバーサルデザインにつながる。ハートは、ユニバーサルデザインの根底といったことがございました。②改定する計画に盛り込むべき事項といたしましては、黒ぽち二つ目になりますが、設計段階から当事者等の意見を取り入れること、整備後にも継続的な点検と改善及び改修の仕組みを構築することなどがございました。 (3)答申の本文でございますが、恐れ入りますが、別紙1の13ページを御覧いただけますでしょうか。別紙1の13ページの2段落目にございますが、中野駅周辺は、行政・経済・交通の中心であり、多様な人々の往来があるため、段差の解消等の適切な整備を行い、全ての人が使いやすいよう配慮された施設や空間整備が望まれるといったことがございました。 恐れ入ります。最初の資料に戻りまして、裏面2ページ目を御覧ください。2、中野区ユニバーサルデザイン推進計画改定でございます。(1)の①背景として、国の動きや区の動きをまとめてございます。②現状と課題では、昨年度実施いたしました意識調査結果を分析しております。ハードの観点では、歩道や公園、広場の満足度が向上するなど改善傾向がうかがえました。③改定の視点でございます。審議会の答申等を踏まえ、こちらに記載している事項を次期計画には盛り込んでいく必要があると認識してございます。 (2)計画の位置付け、(3)計画の期間については記載のとおりでございます。 (4)計画の推進でございます。有識者等による評価・点検の仕組みを構築するとともに、計画の進捗状況の把握や公表などに取り組み、評価・改善を図ってまいります。 資料3ページ目を御覧ください。(5)新計画の体系(案)でございますが、恐れ入りますが、別紙2の資料を御覧ください。こちらの資料の右側に目標(目指すべき将来像)について、ハード、ソフト、ハートの観点で整理してございます。その右側、資料の一番右側になりますが、それぞれの将来像を実現するための施策の方向性を示してございます。今後この計画を検討していく中で、これらの施策の方向性に従いまして、具体的な取組等を検討してまいりたいと考えてございます。 それでは、お手数ですが、もう一度最初の資料にお戻りいただきまして、最後に3、今後のスケジュールの予定でございます。今後、計画(素案)を作成し、本年の12月に報告をし、意見交換会を実施いたします。その後、12月に計画(案)について御報告し、パブリックコメント手続を経て、来年3月に計画を策定する予定でございます。 御報告は以上でございます。 委員長 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。 黒沢委員 御報告ありがとうございます。ユニバーサルデザインの協議というか、進めていくということなんですが、障害者の方の当事者というところで、いろいろな障害があると思います。身体、知的、そして精神など様々な障害があると思うんですが、どのような障害をお持ちの方々に参加いただくのかというところを教えていただけますでしょうか。 国分企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長 計画の策定に当たって、障害者の方はどのような方に参画していただくということの御質問でよろしかったでしょうか。今後、計画(素案)を策定しましたら、団体への意見聴取なども考えてございまして、障害者団体ということで知的障害の方、それから身体障害者の方、精神障害者の方も含む障害者団体だとか、あと障害者の自立支援協議会といって、障害者当事者だったりだとか、支援している方が参加しているネットワークがございますので、そちらのほうについても素案をお示しさせていただいて、御意見を頂こうかと考えております。 黒沢委員 ありがとうございます。障害をお持ちの方、当事者の方自ら発話などができない方もいらっしゃいますし、言葉にすることが難しい方も中にはいらっしゃいます。そうした中で、支援者の方も含めて協議をしていただけたらと思います。特に私が心配している2点のことを申し上げますと、中野駅周辺の風が非常に今もビル風などもある中で、身体の障害のある方の車椅子の方が倒れやすかったりですとか、高齢者の方も杖を使って歩かれている方などが非常に多いので、その辺りが一つ懸念となっています。 あと、医療的ケア児の方のトイレの問題です。中野にはまだまだ大人用のおむつ替えができるトイレの整備が進んでいないように思います。その辺りは中野駅周辺、ぜひお願いしたいと思います。すみません。要望になります。よろしくお願いいたします。 いさ委員 このユニバーサルデザインのお話なんですけれども、当然ハードウエアのお話というのが出てくるわけなんですが、今の中野駅周辺再開発をやっている、こうした問題との関わりについては、具体的にどうなっていくのかというのがちょっと見えないんですけれども、例えば今日だって報告の中に南口の駅前広場の整備のことが出てくるわけですよね。この整備の中で具体的にどういったことがユニバーサルデザインとして想定されて、どういうことをやっていかなきゃいけなくて、どう部署と話して、どうやっていくのかというのは、どこか話し合う場所というのはあったんでしょうか。 国分企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長 中野駅周辺のユニバーサルデザインについてでございますが、駅周辺の道路の整備に当たっては、視覚障害者の誘導ブロックの設置だったりだとか、段差の解消などを図って、誰もが安全・快適に利用できるように整備を進めていくこととしております。具体的には各まちづくりの計画だとか、バリアフリー基本構想などで、どこの地域にどういった整備をしていくかというのは定めておりますので、そういったバリアフリー基本構想とユニバーサルデザイン推進計画の整合性を図りながら、所管と調整しながら進めていきたいと考えております。 いさ委員 というお話だと思うんですけど、でも、もう既に今日の時点で南口の整備の方針というのは出ているわけじゃないですか。当然この中には、それは入っているという話じゃないとおかしいなと僕は思うんですけれども、いかがでしょうか。 国分企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長 現行のユニバーサルデザイン推進計画においても、中野駅周辺のまちづくりのことも記載しておりますので、今年度については現計画といいますか、それに基づいて事業を進めているという認識でございます。 いさ委員 ちょっと分かりにくかったんですけれども、例えば今まで僕、南口の交差点のところの音響信号の話って議会でもやってきたつもりなんですね。今まで、聞こえない、それから鳴らない、こういう問題が長期間放置されていた。じゃ、これ、次せっかく南口を造り直すという話になったときに、どこにどう生かされるのかという話は、何か一般的な話で収れんしていいのかなと思うんですけど、具体的にどう盛り込まれていくのかというのがちょっと分からなくて、一般的に点字ブロックをこうしますとかじゃなくて、ここに問題があるからこれをやるというのは示してほしいなと思うんですけど、いかがでしょう。 国分企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長 今、計画の素案のほうを、作業を進めておりまして、第3回定例会で御報告する予定でございますので、そちらで具体的にどういったことが改善されていくのか分かるような記載を所管と一緒にちょっと検討してまいりたいと考えてございます。 いさ委員 分かりました。第3回定例会でも、いずれにしても、僕も議会で聞くつもりではいるので、準備をしてほしいなと思うんですが、点字ブロックとおっしゃったこの問題にしても、随分前から、何か1期目のときから点字ブロックがないじゃないかというのを言っていた気がするんです。結構時間がかかっていたと思うんです。そういうことがこちらから指摘するのではなくて、一体あそこを誰が利用して、どこで困っていてというところの調査だったり、実態から始まらなきゃいけないと思うんです。そこら辺りもお示しを頂きたいなと思うんですが、そういうものも出てきますか。 国分企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長 そうした御要望でございますが、毎年、障害福祉課のほうで、障害者団体につきましては来年度の予算要望ということで様々な御要望を頂いておりますので、それに基づいて各所管で対応しているという認識でございます。 いさ委員 議会で聞くつもりなので、あんまり長くやりませんけど、これ、やめますけども、今までもこういう話をすると、何というかな、大きな基本構想だとか、その中に含まれていますだとか、バリアフリー法に入っていますだとか、そんなお話ばかりだったんです。今求められているのは全部、この駅前なり何なりが具体化し始めているんですから、そういう話じゃないと思うんです。団体の皆さんもじれていると思うし、目に見える形にしていただきたいなと思います。これは要望でいいです。 久保委員 現状と課題のところで1点お伺いをします。「歩道に障害物があることに不便を感じている割合が減少し、区内の公園や広場の満足度が向上するなど、都市基盤・施設の改善傾向がうかがえる」というふうになっているところですけれども、具体的には、歩道に障害物があることに不便を感じている割合の減少となっているんですけど、これはどのようなものを指しているのか。また、区内の公園や広場の満足度の向上となっておりますけれども、まさに今、駅周辺の整備が行われている段階でありますけれども、ここも向上しているとなっているので、もう既に整備がされているものを指しているのかと思うんですけれども、この辺のことを教えてください。 国分企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長 こちらのまず一つ目の歩道に障害物があることに不便を感じている割合でございますが、毎年やっております区民意識実態調査の調査結果を持ってきておりまして、歩道に障害物があることに不便を感じているかというアンケートというか設問に対して、計画策定時は不便を感じている区民の割合が64.5%でございました。昨年度の調査結果はそれが57.7%まで減少しておりまして、そういった結果に基づいてこういった記載をさせていただいております。 また、区内の公園や広場の満足度も同様でございまして、区内の公園や広場について満足しているかといった設問に対して、計画策定時は53.5%だったのが昨年度は68.3%でございました。そうしたことから、一定程度改善傾向がうかがえるのではないかと分析してございます。 久保委員 要するに具体的にどこをどう指しているかというところが数字上でしか分かっていないのかなと思うんですけれども、だとするならばね、53.5から68.3%のこの割合が伸びているところで、その間に区内の公園はどこが整備され、また広場がどのように改善されたのかということをきちっと分析しておかなければいけないと思いますし、その数字が伸びたところというのが、これからの都市基盤を整備していく上でも生かされなければ、この数字は何の意味もないと思うんだけれども、それはどのようにお考えですか。 国分企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長 この間の区内の公園の整備でございますが、2019年度に公園のトイレ及び園路等を含むバリアフリー化を新井薬師公園で実施しております。また、2020年度には同様にトイレ及び園路等のバリアフリー化を桜山公園、江原公園、それから、ユニバーサルデザインに配慮した遊具の更新ということで、新井薬師公園、城山公園で行ってございます。2021年もユニバーサルデザインに配慮した遊具の更新ということで、弥生公園、八成公園で更新を行ってございます。こういった今までのバリアフリー化、それからユニバーサルデザイン化などが一定の成果として出てきたのではないかと今のところ分析しているところでございます。 久保委員 そういった分析を生かして、今後も公園や広場整備には生かされるということですよね。障害物って、これ、何を指して障害物とされているんですか。 国分企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長 ちょっと今、調査票そのものが手元にないので、障害物について具体例というか、出していたかどうかはちょっとすみません、把握していないところなんですけれども、恐らく段差だったりだとか、あと自転車だとかですね、置いちゃいけないところにないかとか、そういったことで聞いている設問だと認識してございます。 久保委員 分かりました。今、恐らくということで、多分そうなんではないかなと私も推測をするところです。やっぱり段差の解消というのは急務であると思っておりまして、先ほど他の委員からもありましたけれども、中野駅周辺のところでも、我々もそういった要望を今までしてきたりとか、点字ブロックの設置などにも御尽力いただいてきたところでもあるわけですけれども、自転車の問題もそうかと思います。それらがきちっと生かされるように、次の計画に具体的に進めていかなければいけないんではないかなと思いますし、段差の解消というのもなかなかこれ、道路整備と合わせなければできなかったりしているところですよね。これも歩道においても、様々この歩道も幅員が違っていたりとか、どこをどういうふうに指しているのか。都道であったりということも大きいのかなと思いますけれども、具体的なところでその辺のところも計画をきちっと示していけるようにと思いますけれども、それはいかがですか。 国分企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長 今、素案の策定を進めているところでございますので、それに向けて所管と調整して、具体的な形でお示しできるように検討したいと考えてございます。 市川委員 この1ページ目の改定する計画に盛り込むべき事項の二つ目ですが、設計段階から当事者等の意見を取り入れること、整備後に継続的な点検と改善及び改修の仕組みを構築すること。これは大変すばらしいと思います。先ほど他の委員から話があったんですけど、設計段階から当事者等の意見を取り入れることというのは現在も行っていて、各計画、整備計画には盛り込まれていくことは前提だというお話があったと思うんですね。今後、いろいろできてみて、あれが足りない、これが足りないとか、社会情勢が変わったりとか、あとはニーズが変わったりとか、いろいろ様々だと思います。ユニバーサルデザインもこの10年、20年で、姿とか考え方とかって変わってきて、更新しているところはあると思うんですね。仮に中野駅周辺と仮定をした場合に、地区施設、都市施設それぞれあると思うんですよ。ここの整備の責任というのはそれぞれどこがするべきなのかというのは、例えば都市計画課長なのか、中野駅新北口駅前エリア担当課長なのか分からないんですが、この責任はもともとどこにあるんですか。連続して今後改修をするのか。設備を例えば事業者がやるのか、区がやるのか。責任というのは、この仕組みというのはまさしくそうだと思うんですけど、どこが責任を持って決めるのかというのは今のうちからちゃんとはっきりさせておかないと、後々聞いていなかったとか、そういう話につながりかねないと思うんです。そういうのってどっちが責任を持つのかをしっかりはっきりさせておきたいと思うんですけど、それはいかがですか。 塚本都市基盤部都市計画課長 今、委員から御紹介ありました施設の部分、いわゆる例えば道路ですとか、そういったところのバリアフリーの推進に関しましては、バリアフリー基本構想の中で都市計画課が進捗管理を行っているところでございます。ただ、その整備の進捗管理といいますか、事業主体そのものは、例えば区の道路管理課、道路建設課であったりですとか、中野駅周辺まちづくり課、あるいは信号機とかですと警視庁のほうで、駅舎そのものはJR、バス停の改良はバス事業者、様々事業者がございますので、そういったところを取りまとめて、進行管理は都市計画課、都市基盤部のほうで行っておりますが、一本化して責任主体というところは、なかなかちょっと想定はしていない。そういったところでございます。 市川委員 それが例えば一般的に都市施設だったら、区はそれぞれ所管があって、地区施設だった場合は事業者が行うことも可能性としてはあるというところで、ただ、事業者としては必要ないと思っていても、区としてはこのユニバーサルデザインの方向に向かって必要だというふうに判断をする場合だってあるわけですよね。そのときに、ここをやってくださいよという話になったときに、所管がどうのこうのじゃなくて、それは区でやってくださいよ、それは事業者でやってくださいよという、そういう交通整理が必要だということだと思うんです。今、都市計画課長が、都市計画課が一本化してという話はしているんですけど、それは具体的にまちづくり所管のほうと話をして、事業者にそういうことを求めていくという話はしているんですか。 塚本都市基盤部都市計画課長 今、委員おっしゃられたように、当然庁内でのこの基本構想に基づいた進捗管理は都市計画課が責任を持って行っておりますので、その中でしっかり連携を取りながら進めているといった形でございます。 市川委員 じゃあ、今後もそういったどこがやるのか分からないとか、どっちが責任を持つのか。後で、本当は事業者にやってもらいたかったけど、区がやらなきゃいけなかったんですとかという御報告がないようにしていただきたいのと、あともう一つ、ごめんなさい。ちょっと細かいところなんですけども、これも中野駅周辺とか、今後、駅周辺より広がっていくかもしれないんですが、エリアマネジメントってあるじゃないですか。今、久保委員から障害者は何ぞやという話があったとき、自転車というワードが出てきたんですね。この間、8月の最初のときにあるイベントを私、スタッフとして手伝っていて、四季の森公園でやっていたんですよ。あそこ、自転車が結構放置されることが多いんですね。利用者なのか、公園の利用者なのか分かりませんけど。一応スタッフだったので、ここに止めないでくださいと注意をしたんですよ。そうしたら、何でおまえに言われなきゃいけないんだと言われてしまいまして、言われてみればそうだなという話もあるんですよね。何でおまえにそんなことを言われなきゃいけないんだと。これはやっぱりエリアマネジメントで、せっかくああいう公開空地とか、いろいろ考え方はあると思うんですけど、それぞれの例えばエリアマネジメント協議会の中にも障害物とかユニバーサルデザインの観点というのを入れていかないと、障害物、せっかくハード的な視点ですね。もともとハートというのがあって、その先のハートを持ってハードを整備しても、そういう障害物、ソフトランディング的な話だと思うんですけど、そういうことが十分に行き渡らないと当然今みたいな話が起きて、結果的にハードはユニバーサルデザインに適しているけども、実質はそうなっていない。そういうことが起こりかねないと思うんですけど、その辺の連携はいかがですか。 国分企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長 委員御指摘のとおりだと認識しておりまして、現計画においてもハード面の設備だけではなくて、そういった違法駐車、違法駐輪とか、置いちゃいけないところに置いている自転車の指導などはやっていくということを計画に盛り込んでおりますので、次期計画にもそういったソフト面というか、そういったことは引き続きやっていきたいと考えております。 市川委員 ぜひお願いしたいと思います。このユニバーサルデザイン推進審議会、一旦答申を出されたということで、今後、例えば先ほど冒頭申し上げたように社会ニーズとか、障害者の方たちが抱える悩みの多様化だったり、そういうことに追いついていかなきゃいけない。どんどん更新はしていかなきゃいけないと思うので、続けてそういう議論をしていく必要があると思うんですけど、そういうのはどこの媒体になって、その媒体で今、課長が答えてくださったようなエリアマネジメントの話もそうで、さっき都市計画課長が答えてくれた、そういう責任ですよね。ルールというか、そういうところもを語られる場というのはどういうふうになっていくのかお示しください。 国分企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長 こちらの中野区ユニバーサルデザイン推進審議会のほうが、条例で計画の改定に当たって設置することになってございます。今回計画の改定に当たって審議会を設置して、5回にわたって議論してきたところなんですけれども、計画の改定が終わった後は特に審議会で議論する場がなくなるという形になります。なので、今後はどういった形でやっていくのかをちょっと検討しなきゃいけないなというふうに感じているのと、あと、この資料の2ページの(4)の計画の推進のところで、有識者等による評価・点検の仕組みの構築と書かせていただいているんですけれども、こうした仕組みをちょっと構築することも検討しておりまして、そういったところで議論しながら、また御意見いただきながら、全庁に展開して進めていきたいと考えております。 市川委員 分かりました。特段どこで話すかは決められていないけども、やはりそういう仕組みは構築していかなきゃいけないと思っている。エリアマネジメント協議会ってあるじゃないですか。協議会って開催しているスパンはどれぐらいでしたっけ。 井上まちづくり推進部中野駅周辺エリアマネジメント担当課長 協議会自体は年に一、二回の開催となってございます。 市川委員 開催がこれから増えていくのか、現状一、二回のままなのか分かりませんけど、そういうところに有識者、このユニバーサルデザインの専門家というか、学識経験者というか、そういう方って入っていますか。現在。 井上まちづくり推進部中野駅周辺エリアマネジメント担当課長 アクションプランの策定を今年度やっていく中で、有識者の先生方にも参加していただいてございます。 市川委員 であるならば、ソフトの点数、点数というか、この点検の仕組み強化というのは、その中でやっていただいても、中野駅周辺に限った話だけですよ、これは。それはある程度点検とか評価というのはできると思うんですね。そこは連携していただきたいと思いますので、これは部署間の話になります、組織の話になりますから質問とはしませんけども、そういった全庁的に行っていただくことを要望とさせていただきます。 むとう委員 今後のスケジュールの予定なんですけれども、10月になって意見交換会の実施というのがまず書いてあるんですけれども、様々な障害の当事者、支援者から御意見を聞くというのも当たり前のことで、それ以外に何回ぐらいとか、どのような意見交換会の場というのを今のところ予定しているのか分かれば教えてください。 国分企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長 区民意見交換会につきましては2回を予定しておりまして、中野区役所と区民活動センターで実施することを予定してございます。 むとう委員 しっかりと行っていただきたいというふうに思います。それから、ちょっと些末なことではあるんですけれども、12月にパブリック・コメントの手続の実施ということなんですが、私、毎年のように言っているんですけれども、区の計画策定の予定に合わせて、この12月の年末の頃、年末年始の区民にとって忙しい頃に結構何本もパブリック・コメントが集中しているというのがこれまであって、それがずっと気になっているんですけども、なかなか改善されないんですよ。それぞれが今年度中に計画策定までしたいという計画が何本もあった場合に、どうしても区の御都合でそのスケジュールになるんですけれども、区民にとって、一生懸命区政について関心を持って意見を寄せたいと思っている区民の方にとっては、とてもやり切れない状況になるので、区役所全体の中でその辺はね、毎年言っているんですけれども、きちんと調整して、区民の忙しい時期に山ほどのパブリック・コメントが重ならないような工夫というのを今年こそ絶対行ってください。それがなかなか毎年できていないので、とても気になっていますので、ぜひ全庁的に考えていただきたいと思いますが、いかがですか。 国分企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長 そういった御意見があったことを全庁で共有して、今後の課題として検討していきたいと考えております。 委員長 よろしいですか。他にございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 なければ、以上で本報告について終了いたします。 次に、2番、中野駅新北口駅前エリアの再整備についての報告を求めます。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 それでは、中野駅新北口駅前エリアの再整備について御報告をいたします。(資料4)中野駅新北口駅前エリアの再整備につきましては、前回の委員会報告で、物価高騰の状況を受けての事業収支成立のための対応検討、また拠点施設の在り方についての再整理といった理由から、都市計画手続や市街地再開発事業のスケジュールの見直しについて御報告をしたところでございます。今回は、その後の検討状況につきまして御報告をさせていただきます。 1番、拠点施設の在り方についてでございます。新北口駅前エリア拠点施設の在り方については、まちづくり方針では、グローバル都市づくりの中心となる拠点として、国際競争力強化への貢献、それから東京西部都市圏のシンボル空間としての地域経済への発展・牽引が求められているところでございます。また、拠点施設整備のコンセプトとしましては、中野駅新北口駅前エリア再整備事業計画では、こちらは参考1として後ろにつけておりますけれども、「中野サンプラザのDNAを継承した、新たなシンボル拠点をつくる。」「中野駅周辺の回遊性を高め、にぎわいと交流に満ちたまちをつくる。」「未来に続く中野の活力・文化・暮らしをつくる。」としているところでございます。また、施行予定者からは、市街地再開発事業の概要、こちらは参考2としてつけてございますが、2ページ目の左側に整備コンセプトと方針ということで示されてございます。 今回、改めて新北口駅前エリアのさらなるにぎわいの創出や魅力の向上等につながる施設の在り方につきまして、施行予定者からの提案内容も踏まえまして、具体的に必要機能について庁内関係各課にヒアリングを行い、以下の3点として整理をいたしてございます。なお、別紙1にこちらの3点の整理のイメージ図を添付してございます。今後、この機能の実現を施行予定者と協議するとともに、権利床の活用も視野に入れて検討を進めてまいります。 3点でございますが、一つ目が、シビックプライドの醸成、中野サンプラザのDNAの継承・発展ということで、機能としては多目的ホール、展望施設、これはレストラン・屋外空間を含む。それから三つ目、バンケット、コンベンションセンターということでございます。 2点目としましては、子育て先進区の実現ということで親子が楽しめる機会と空間の創出、機能としては、子どもの屋内遊び場、子育て世帯向け商業施設、子育て支援施設。 それから3点目として、文化・芸術等発信拠点の形成、これは区民が文化・芸術に触れ、活動する機会の創出ということで、機能としては、文化・芸術等発信拠点となる発表の場、インフォメーション(区政情報、観光案内等)の機能ということでございます。 大きな2番でございますが、再開発事業収支の対応についてでございます。工事費をはじめとし、事業費の増加の影響を受けまして、事業収支を成立させるための検討としまして、現在、区と施行者で以下の検討を行っております。一つ目が用途構成の見直し検討、これは低層商業・住宅等の見直しということでございます。次が施設計画の合理化で、これは設計上の工夫などをしていくということでございます。三つ目が保留床処分金の増、四つ目が追加のバリューエンジニアリング・コストダウンの検討、それから五つ目が公共性の高い都市計画駐車場や歩行者デッキにつきまして、所有、整備、管理の役割分担を整理いたしまして、整備費について再開発事業とは別の補助金の導入の検討をしております。補助金の確実性を高めていく工夫ということで行っております。その他、事業収支改善に資する内容の精査ということでございます。 3番、今後の予定でございますが、現在検討中のこの1番、拠点施設の在り方、それから2番、再開発事業収支の対応について関係機関と協議、庁内検討を進めまして、その検討結果につきまして第3回定例会で御報告をさせていただき、都市計画決定、事業認可申請に向けて進めてまいりたいと考えてございます。 御説明は以上でございます。 委員長 ただいまの報告に対して質疑はございますか。 いさ委員 すみません。この中に、何か大きな3点の中の文化のところでちょっと聞きたいんですけれども、区民が文化・芸術に触れ、活動する機会の創出ということも書いてあります。これはこれまでも求めてきたことでいいなと思うんですが、一方で、具体的に区民がその表現の主体者として活動していく機会をどのように設けていくのかということで何か考えはございますか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 文化・芸術等発信拠点の形成の発表の場という機能として、施行予定者と協議をしていきたいというふうに考えてございますので、どういう形の発表の場、それから活動等の内容については今後ということになります。 いさ委員 これから話すと。これ、その施行予定者と話すに当たって、当然区民の文化・芸術の活動実態というのが分からないといけないと思うんですけれども、そうした区民への聞き取りであったり、担当部署への聞き取りというのもこれからということですか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 この機能整理につきまして庁内関係各課にヒアリングを行っておりまして、所管にはヒアリングを行ってございます。そうしたことで今回この3点の機能ということで整理をしてございます。 平山委員 1番の拠点施設の在り方についての段にある、「今回、改めて、拠点施設の更なるにぎわい創出や魅力の向上等につながる施設のあり方について、施行予定者からの提案内容を踏まえ」とありますよね。ここで言うところの施行予定者からの提案内容というのは、上段にある整備コンセプトと方針を指すんですか、それともまた別な提案があったんですか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 当初事業者公募の際に提案された内容がございまして、それを市街地再開発事業を進めるに当たって、参考2のとおり整備コンセプトと方針ということで検討を進めてきたということでございます。この中で、参考1の再整備事業計画に基づいて公募をし、コンセプトと方針がまとめられているわけなんですけれども、あまり具体的な機能として示されているところがなかったということで、今回、改めてこの3点を整理したということでございます。 平山委員 ごめんなさいね。聞いているのは、この施行予定者からの提案内容というのは、当初施行予定者から示されたもののことか、それともこの間また施行予定者から新たに提案があったのかというのをお尋ねしているんです。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 当初提案されたものを前提に、その後の計画の進捗の中で再開発事業の概要というような形で整理をしてきているというところでございます。 平山委員 よく分からないな。いろんな協議はしていらっしゃるんでしょう。要するに当初施行予定者が示したものがありますよね。今回、この3点を区が示すに当たってね、施行予定者側から何かしらの提案があったんですかというのを伺っているんです。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 改めてこの段階で施行予定者から提案があったということではなくて、区の必要な機能として整理をしたということでございます。 平山委員 分かりました。これを見ていくと、展望施設はいろいろとこの議会でも議論があるところなんですが、レストランと屋外空間を含むってありますよね。この屋外空間というのはどんなものを考えていらっしゃるんですか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 展望施設から外に出て、景色を眺められるような空間ということでございます。 平山委員 それは当初区の方針にはあったものですか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 展望施設という点では、区の必要な機能としてこれまで示しているところではございませんで、ただ、施行予定者からの提案として、最上階の屋外広場というような提案があったというところはございます。 平山委員 ということは、新たにこの屋外空間というものを区として考えられたということでいいですか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 施行予定者からの提案内容も踏まえて、今回必要な機能としてお示しをしてございます。 平山委員 施行予定者からの提案に屋外空間てあったんですか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 当初の提案の中に屋外展望広場という形でございました。 平山委員 じゃあ、それを改めて踏まえられて、区としてもそういったものがあることが望ましいだろうという考えに至ったということでいいですか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 委員お話のとおりでございます。 平山委員 分かりました。その下、この2番の再開発事業収支の対応で、施設計画の合理化と保留床の処分金の増ってありますよね。これをもう少し詳しく教えていただいていいですか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 施設計画の合理化でございますが、床面積の中で有効に使える面積を増やすというようなところで、例えばオフィス、住宅の専有面積を増やすような設計の中での工夫、それから、施工という点では、施工単価が高い地下部分の床面積を見直すというようなことで工事費を削減するとか、そういった施設計画の中での工夫というところでございます。 それから、保留床処分金単価の増というところにつきましては、昨今の地価の高騰も踏まえて床の価格も当然上昇しているでしょうから、保留床処分金の価格を当然ながら事務所床、住宅床、上げていくというところでございます。 平山委員 まず施設計画の合理化のところでは、例としてオフィスや住宅部分の割合を増やしていくと。ここを増やすということは、何かしらが減るということなんですか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 今私がお話しした施設計画の合理化というのは、同じ面積の中で住宅の例えば専有部分を増やすので、共用部分が減るというような考え方でございます。 平山委員 なるほど。保留床の処分金の増というのがありますよね。さっきお話しいただいた単価が上がっていると。この処分金の増というのが事業収支の成立にどう関わってくるのかというのが、ちょっと理解ができないんですけど、そこをもう少し詳しく教えていただいていいですか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 再開発の仕組みとして収入を保留床処分金で賄っていくというのが原則になりまして、その他、公共貢献等に応じて補助金を支出していくというようなところが収入になっていきますので、規模の大きな建物を造りまして、その床を処分するということで事業収支の収入を得ていくというような仕組みでございます。 平山委員 処分をする主体者は施行予定者ですか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 施行予定者でございます。 久保委員 再開発事業収支の対応のところなんですけれども、都市計画駐車場や歩行者デッキ、別の補助金導入の検討となっていますけど、別の補助金て何ですか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 これまで再開発事業として市街地再開発事業の補助金ということで予定をしていた、見積りをしていたわけなんですけれども、そこの補助金もかなり高額になっているというようなところで、より確実性を高めるために別の補助金の導入の検討ということで、例えば社会資本整備総合交付金の都市・地域交通戦略推進事業、これについては駅舎の整備ですとか東西連絡路でも使ったものですけれども、こういった補助金を導入することを検討しているところでございます。 久保委員 社会資本整備交付金て、そもそもデッキで使おうという話にはなっていなかったということですか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 当初は、当初というか提案では、デッキの整備については事業者負担、それから都市計画駐車場についても事業者が整備をすることで提案を受けてございましたので、そういう事業スキームで検討してございました。 久保委員 事業者がということだったので、社会資本整備交付金は活用することになっていなかったということですか、今のだと。じゃ、当初と違って整備をするのが事業者ではなくなったからという意味ですか。すみません、ちょっと。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 当初は事業者が全額負担をして整備するというようなことで提案を受けておりましたので、そこの部分に補助金は検討してございませんでした。今回の検討の中では、そこについて所有等をちゃんと整理した上で、事業者の負担は一部あるというような形になるかもしれませんが、そこの部分に間接的に補助金を入れられないか。そういったことを検討しているところでございます。 久保委員 事業者の負担は一部で、事業者の負担が変わってくるということですか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 都市計画駐車場と歩行者デッキという意味では、当初の提案では全額の負担だったものが、そこに公共性があるということで補助金を導入すれば、事業者の負担は軽減をされるというようなことになります。 久保委員 それは区が負担する部分が増えるとか、そういうことはあるんですか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 例えば都市・地域交通戦略推進事業であれば、整備費用の3分の2は中野区の補助金として出すことになりますけれども、その2分の1は国費、それから残りは財調の対応補正ということでございます。 久保委員 それは、ここに「管理の役割分担整理及び整備費」云々と書いてあるんだけれども、要するに事業者と区との負担割自体も当初の計画とは変わってくるということですか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 事業収支検討の中では、そこの当初の提案から変わってくることも想定しつつ検討しているところでございます。 久保委員 分かりました。そこはどこかで詳しくやりたいと思いますが、先ほど平山委員の質疑の中で、要するに施設費が高額なので、地下面積についても見直しをというようなことを言われていて、都市計画駐車場って地下だと思うんだけれども、これは先ほど言われていたことと今御説明があったことというのは関係性があるんですか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 まだ検討中ですので、具体的にどこがどう減るとかというところまではちょっと検討できていないところなんですけれども、地下の工事費というのはやはりかなり高額になるので、そこの部分をできるだけ小さくするような工夫はしていきたいということでございますが、都市計画駐車場については、都市計画駐車場の面積というか、台数を全て規定してございますので、そこには影響は出ないように検討するものというふうに考えてございます。 久保委員 確認ですけれども、地下の面積というところで見直すけれども、都市計画駐車場については、その駐車場の台数、条例規定もしなければいけないところですけれども、そこは見直しは行わないということですね、今のことは。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 厳密に1平米も減らないかというと、ちょっとそれはまだこれからの検討なので分かりませんが、都市計画駐車場の台数というのは規定をしてございますので、機能としては確保できるように検討していきたいと考えてございます。 久保委員 分かりました。今のことも含めてなんですけれども、事業者との役割分担というか、負担割も少し変わってくるのかなと思うんですけれども、そういったところでの事業スキームというのは、いつ議会のほうには示していただけるんですか。今見直しされているようだけど。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 事業収支検討について、今回は項目について御説明をしておりますけれども、次回の第3回定例会では、これについてのどういった方向性、見込みというようなところを報告させていただいて、最終的には事業認可申請のときには収支計画というところが固まってまいりますので、その中ではきちんとお示しをすることができるというふうに考えてございます。 立石委員 まず拠点施設の在り方のところで、この機能が増えているのかなというふうに思うんですけれども、今まで示されたものから。これは権利床の面積自体が増えるというわけではなく、今まで大体どの辺に区の権利床を持ちますよという図が示されたと思うんですが、その中で別の機能も構えていくというような認識ですか。 瀬谷企画部資産管理活用課長 今こちらでお示ししているのは、あちらの拠点の中で必要な機能ということで整理をしているところです。この中で事業者さんとの協議によりまして、どういった形で実現していくか。その協議の中で、権利床でどういった機能、どういった面積を確保していくかというところも検討したいというふうに考えているところです。 立石委員 権利返還とかはこれからですから、具体的な面積が決まっていくのはこれからですけども、区として今まで想定よりも権利床を増やしていくとか、今の時点でそういう考えがあるわけではない。それとも、それは選択肢として入っているという認識でいいですか。 瀬谷企画部資産管理活用課長 結果として取る権利床の機能によっては、床の単価が違ってきたりとかいうこともございますので、面積規模につきましても増減というか、そういったこともあるかなというふうに考えているところです。 立石委員 詳細は次また御報告があるということなので、そこで質疑をしたいと思います。2のところの用途構成の見直しで、低層商業と住宅の割合を見直していくということだと思うんですけれども、この低層の商業の部分については、私、個人的な見解としては結構小さいのかなというふうに思っていて、今の考えを聞いていくと住宅が増えていくのかなというふうに想像してしまうんですが、現実的にはどういった選択肢を検討されているんですか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 具体的には、高層棟の低層部にある商業について一部減らした上で、そこを住宅にしていくというような検討をしてございます。 立石委員 やはり商業が減るということで、イラストで見ている限り商業施設、結構少ないかなというふうに思っているんですね。個人的にはですけど。また、どういうテナントが入るかというのも、この施設、拠点の一つの魅力であると思いますので、そこについても今後詳細出てくると思うので、質疑はしたいと思います。収支計画全体のところで、物価高騰の影響で見直しが必要ですよということで見直しているんですけど、大体規模感的にどのぐらいの額が足りていないのかというのは、今ざっくりお答えは難しいですか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 前回の委員会のときにちょっと御質疑いただきまして、お答えしているところもあるんですけれども、昨年の12月にお示しをした段階から170億程度上振れしていて、そこが事業収支として見合っていないというような状況でございます。 立石委員 再開発補助金というのは物価高騰の影響をある程度カバーしてくれるものなのか、それとももう既に上限を超えてしまっているので、資金計画の見直しを今されている。どちらですか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 再開発全体の事業費の中で対象経費について補助額を算定して、補助金の対象になっていくというところですので、全体の事業費が上がれば補助対象となるところの経費も上がるので、補助金の枠も高騰分は広がるというような仕組みになってございますが、12月段階で430億円という補助金として示しておりますので、そこもかなり大きな額になっているので、そこの妥当性というところも含めて現在検討しているところでございます。 立石委員 補助金は物価高騰の影響に合わせて額が増額しているけれども、全体を見ると収支が足りないという認識ですか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 全体が増額することによって補助金も同じように計算すれば当然増額することができるんですけど、そういう形で単純にスライドして補助金を膨らませていいのかどうか。そういうことも含めて適正な補助金という意味で、そういう視点も含めて検討しているということでございます。 立石委員 最後、今後の予定のところで、新北口駅前エリアのこの再開発事業計画だと令和4年中に都市計画決定をして、令和5年で事業認可、権利返還というふうになっているんですよね。ということで、都市計画決定に関しても、その計画からは半年程度遅れてしまっているように感じるんですけど、この前の話だと、2か月前ですか、報告があって、このまま行ったらスケジュールは半年までだったらカバーできるみたいな見解でしたけども、実際のところ今、御担当が半年と置いている期間というのは、大体都市計画決定をいつまでにするというイメージで置いているんですか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 前回の委員会報告の際に、スケジュールの見直しについては6か月程度には収めていきたいということでお話をさせていただきましたが、できるだけ最短にしていきたいというふうには思ってございますので、前回都市計画審議会は7月にございましたけれども、次は11月を予定しているということでございますので、これらを整理した上で、11月の都市計画審議会に都市計画の諮問をさせていただくよう進めていきたいというふうに考えてございます。 酒井委員 まず教えてください。1番、拠点施設の在り方で、「必要機能について庁内関係各課にヒアリングを行い」って、これ、今やるものですか。要するに、サンプラザと新庁舎を活用して再整備して、中野の一番大きなプロジェクトの中で、そこに必要な機能って今ヒアリングしているんですか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 これまでも再整備事業計画ですとか様々、文化の振興方針ですとか、そういった行政計画に基づいて役割や機能について庁内では議論して、各所管とは調整を行ってきたところでございますが、再整備事業計画にもあまり具体的にこの施設というところは記載をしておりませんでしたし、事業者の提案の中でも示されていなかったというところも踏まえまして、今回改めて具体的に整理をしたということでございます。 酒井委員 中野駅周辺まちづくり課じゃなくて、本来ならば政策的なところなので、こういうのは企画部が答えるんじゃないのかなと思いますし、これまで本当に関係所管に必要な機能って、今まで募集の前にね、計画を練り上げていく前にヒアリングってしたことはあるんですか。 岩浅企画部長 今回、この中野駅周辺まちづくり課のほうでヒアリングに当たりまして、調査を企画課のほうでかけているところでございます。全庁に対してこれまでのところで具体的なヒアリングというのは実施をしていない。個別に文化についてとかというのはやっていますけれども、全庁に対してはやっていないという認識でございます。 酒井委員 中野区として一番大きなプロジェクトに当たって、全庁に今聞くのというのが非常に気になるところなんですよ。本来ならばもっと早くにね、この駅前の一等地、中野サンプラザがなくなって、役所がなくなって、けど、そこに区民の方が求める様々なサービスってあるんですよ。本来だったらもっと早くに確認すべきだったと思います。それで、1番の拠点施設の在り方で、1、2、3とありますけれども、今回新しく考え方が入ってきたものは何かありますか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 再整備事業計画の中で、多目的ホールですとかというところはお示しをしてございましたし、これまで権利床の活用の検討の中で、展望施設ですとかバンケット、子どもの屋内遊び場というところは御説明を方向性として、してきたというふうに思っております。その展望施設、バンケット、子どもの屋内遊び場の機能というのを改めて今回ここに位置付けをしたというところと、その他について、子育て世帯向け商業施設、それから子育て支援新機能、発信拠点となる発表の場というのは当初からございましたので、あと、インフォメーション機能ですね。こうした機能については今回初めて必要機能として整理をしたということでございます。 酒井委員 当初から本当にこういったところまで、本来ならば考えておくべきだったのかなというふうに思います。それで、2番の再開発事業収支のところで用途構成の見直しとあるんですけれども、低層商業・住宅等って。先ほど立石委員の質問から、低層の商業のところに影響が出るのかなと思うんですけれども、商業というのはもともとどれぐらいの規模感でお考えだったんですかね。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 もともとの規模感は今、手元に数字はないんですけれども、見直し検討の中で先ほどお話ししましたとおり、高層棟の低層部の商業を減らして住宅を増やしていく検討をしているということで、じゃ、高層棟の低層部の商業を例えば1層減らした場合だと、その1層フロアというのは5,000平米ぐらいになるということでございます。 酒井委員 商業施設というのは何層程度で当初はお考えだったんですか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 5層で提案があったということで認識をしてございます。また、高層棟の低層部は5層ですけれども、ほかに多目的ホールの周りにも商業施設が幾つかあったというふうに認識をしてございます。 酒井委員 5,000平米の1層辺りに影響が出るかもしれない。すなわち、住宅で行ったほうが、収支が改善されるということだと思うんですけれども、こちらは再整備事業計画の中で提案されました昼間・夜間・交流人口というので、4対4対2というふうになっておりまして、この2の部分が商業のところに当たると思うんですけども、この2のところにはアリーナの多目的ホールも当たっておるんですけれども、この4対4対2というふうな再整備事業計画の中の考え方に影響は出ますか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 再整備事業計画の中では持続可能性のあるまちづくりということで、バランスの取れた用途構成ということで事業者を募集してございます。そうした募集の中で事業者から、バランスの取れた用途構成というのは4対4対2という提案があったということでございますので、商業施設を減らして住宅を増やすということになると、その4対4対2の事業者の提案との整合というところを改めて問われることになるかと思いますので、そこについてはどういった形で整理ができるのか今後整理をしていきたいと考えてございます。 酒井委員 この4対4対2、昼間・夜間・交流のところは、実際に提案時にも区として示しておったんじゃないのかなと思うんですね。提案者からも示されて、結構ここは重要なところだと思うんですけど、この4対4対2というのは堅持しなければならないんじゃないですか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 すみません。ちょっと繰り返しになりますが、当初の事業者募集の際は4対4対2で募集をしたということではなくて、バランスよくということで募集をして、事業者から4対4対2という提案があったということでございます。4対4対2、提案内容の継承というところも求めているところでございますので、その4対4対2をどう整理していくのかということは、この検討と併せて整理をしていかなきゃいけないというふうに思ってございます。 酒井委員 4対4対2、これ、うちから提案したんじゃなく、バランスあるふうに提案してくださいという中で、事業者から4対4対2って提案されておりまして、その提案内容の継承というのは非常に重要なんですね。他方、ここまで収支が合わない中で、どういうふうに収支を合わせていくかというところも重要だと思っています。ただ、商業施設がね、図を見ると5層程度あるのかなと思っていて、その1層がなくなってしまうというのは、まちのにぎわいだとか施設の魅力というのも場合によっては減少してしまうところもあって危惧しているんですけれども、例えば住宅とオフィスのところを触ることによって収支の改善にはならないんですか。要するにコロナもあって、オフィス棟というニーズがどれぐらいあるのかという中で、割合でいうと10のうち4、住宅も4というところを、多少住宅を増やして、オフィスのところを減らすことによっての収支改善にはつながらないんですか。商業を触らずに。端的にお願いします。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 保留床処分単価として住宅の部分と事務所の部分はあまり差異がないというふうに聞いておりまして、そこを行って来いでやりくりをしても、あまり改善の効果はないというふうに聞いてございます。 酒井委員 あまりないんだったら、少しはあるのかな。そういう中で、地上262メートル、62階建てなので、昼間と夜間のところを触ることによってできるんだったらば、やっぱりそこも商業に影響を与えない形で考えていただければなというふうに思います。 次のところの、こちらの公共性の高い都市計画駐車場や歩行者デッキに所有、整備、管理の役割分担整理をしますよと言っております。補助金のことも触れておりますが、これ、対象は施設の地下の駐車場と、あと荷捌きスペースなんかもあったのかなと思うんですね。それがこの都市計画駐車場、歩行者デッキ、どこに当たりますか。それぞれ。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 歩行者デッキについては、当地区から地区外につながっていくデッキのことを指しておりまして、都市計画駐車場というのは、地下に2層入ってございます一般車の駐車場、それから荷捌き用の駐車場、それからさらには中野五丁目側の地下通路を含む部分が都市計画駐車場ということでございます。 酒井委員 そこで、この所有、整備、管理の役割分担を整理するってあるんですけれども、当初は事業者に整備していただいて、管理していただいて、所有していただくという考えだったと思うんですけれども、これを整理するというのはどういうふうな考えですか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 歩行者デッキについては当初から区の所有で、事業者で整備、管理をするという提案になってございまして、都市計画駐車場については、当初は事業者で所有、整備、管理をするという提案でございました。今回の都市計画駐車場、歩行者デッキについて、所有、整備、管理の役割分担をするというところについては、所有については区で所有するということも検討し、そうしたことで補助金の導入の確実性を図っていきたいという趣旨でございます。 酒井委員 この都市計画駐車場、歩行者デッキを、管理と整備に関してはお金を出していただいて、所有だけは当区のほうでやりますよ。それによって都市計画交付金であったりだとか固定資産税、これが減免されるという理解でよろしいですか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 都市計画駐車場、歩行者デッキ、都市計画に位置付けをすれば都市計画交付金ということでございますが、歩行者デッキについては地区施設というようなところなので、ちょっと都市計画交付金の対象となるかどうか。その辺も事業スキームによるところなので、今後の検討ということになります。固定資産税については所有者にかかるというところでございますので、ここを区で所有することによって事業者の固定資産税の負担はなくなるということで、事業者の軽減にはなるというところでございます。 酒井委員 もし答えられたらで結構なんですけれども、それによって固定資産税の負担がなくなるのはどの程度の額になりますか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 現在こうした方向で検討しているところでございますので、どのぐらいの効果があってというところは今後の検討の中で整理をしていきたいと考えてございます。 酒井委員 これね、区のほうが歩み寄って所有をすることによって固定資産税の負担を軽減しますよ。じゃ、その額がどれくらいか今後示していただきたいと思うんです。要するに今回の事業収支が合わない中で、区もここまで歩み寄ったよ。じゃあ、野村不動産さんももっと歩み寄ってよというふうなところが重要で、やっぱりこういう数字が見えるようにしていただきたいと思っております。 展望フロアのところで簡潔にちょっとお答えいただきたいと思うんですけども、当初、区は募集要項の中で、展望施設については募集の中に入れていなかった。事業者からはどのような提案がありましたか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 展望広場ということで、屋外空間ということで当初は提案がございました。 酒井委員 これ、展望広場だけですか。ほかの階の中でそのような屋外に出られるようなものも検討ってあったんですか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 当初の提案の中では、高層棟の部分部分に緑化がされていたような提案にはなっていたかと思うんですけれども、高層棟の壁面というか、幾つかの階にですね。そこに出られるようになっているかどうかというのは、そこまではちょっと認識はしておりません。 酒井委員 それの位置付けって、ただ、そういった緑化がされているだけなのか、テラスという文言があれば出られるのかなとも想像がつくんですけれども、展望広場と高層階の緑化されるところは、位置付けはなかったんですか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 緑化という位置付けだったと思います。 酒井委員 分かりました。当初、区は募集要項に入れておらず、事業者から展望施設ということが提案されました。今回、900%から1,000%へと容積率を上げる際に、事業者からの提案は展望広場、それからバンケット等々はどういう提案がありましたか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 1,000%活用していくという方向性をお示しした際に、事業者から追加の検討として、バンケットについては当初提案を拡充する。それから、当初の屋外空間の展望広場については、最上階に商業施設等を入れる。そういった追加の提案がございました。 酒井委員 今、施行予定者からはどのような提案になっていますか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 現在は、その後の事業費高騰等の事業収支の成立検討というようなところも影響を受けまして、施行予定者からは、施行予定者側でその展望施設を持って、所有、運営をするというところは難しいというふうに聞いてございます。ただ、当初の提案内容を踏まえて、提案内容の継承というところもございますので、その継承という点と今の事業者の主張というところを整合させた形で、何とか展望施設の在り方について整理をしていきたいというふうに考えてございます。 酒井委員 バンケットは。漏れておったので。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 バンケットについては当初の提案があり、当初の提案では、区としてこれまでの中野サンプラザの実績を見ると、空間としてもう少し広いものが必要ということで、不足をしているということで十分ではないので、区として所有をしていきたいということで検討してございます。バンケットについては、こちらも当初の提案内容というところはございますので、当初の提案内容も踏まえて今後整理をしていきたいと考えてございます。 酒井委員 いや、違うんです。バンケットは900%から1,000%においては拡充するというふうな事業者からの提案があって、現時点で事業者はバンケットに対してはどう考えているんですかと聞いているんです。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 これまでの議会報告で、バンケットについては区で所有を検討していきたいということで報告をしてございますが、事業者の所有ではなくて、現在の検討では区で所有をしていきたいということで検討してきているところでございました。ただ一方で、当初の提案というところもございますので、整合を図っていきたいというふうに考えてございます。 酒井委員 提案内容の継承というのがあるので、これ、大切、重要だと思っておりますので、その辺りは事業者にも負担をお願いしながら、他方、区としては固定資産税が減免されるような形で所有するなども歩み寄っていますので、事業者には提案内容をやっぱりしっかりと守っていただくようにこれからもお話をしていただきたいと思います。 それで、もう最後にしますが、3番、今後の予定です。これ、やっぱりもう少しスケジュール感て、せめて示していただきたいなと。1行だけじゃなくて、いついつこうする、いついつこうなっていきますよって一番大事なところで、今後のスケジュールは、当然都市計画決定のスケジュールが遅れているのは理解しますが、それでもやっぱりもう少し示すべきだと思っています。それで、権利床でどうしていくかという考え方はいつ頃出ますか。 瀬谷企画部資産管理活用課長 権利床の検討につきましても、鋭意今、事業者とも協議しているところでございまして、先ほど11月の都市計画決定を都市計画審議会でかけていきたいということで、それの前の第3回定例会のところでは、一定の方向性で御報告したいというふうに考えております。その中で、併せて権利床の在り方についてもお示ししていきたいなというふうに考えているところです。 酒井委員 もう終わりにしますが、本当にこういうのは大切なことなので、こういった権利床というのは一番ね、今後の区財政にも大きく影響を及ぼすことであって、本来ならば、もっともっと初めに示されて、丁寧に進めていくべきだと思っています。 それで、議決に関してはどうなっていますか。今までだと、議会の議決に関しては、この土地の処分等々でそういった法律に合うのであれば、議決の対象になるとしか答えていなかったのが、恐らく議決の対象になるだろうというふうな前回答弁をされたのかなと思うんですけれども、これはどうなっていますか。 瀬谷企画部資産管理活用課長 従前資産評価についても額としては今、鋭意検討中でございますが、区の処分する区役所の建物の一部については転出ということで考えておりまして、そこの部分につきまして議決が必要というのは変わっていないところです。 酒井委員 ということは、議決が必要になるんですね。 瀬谷企画部資産管理活用課長 今検討している概算の試算ですと、区の区役所の建物の権利の一部の部分を、権利返還の部分と処分の部分とありますけども、その処分の部分が2,000万以上になるだろうというふうに予測しておりますので、そこの部分は議決が必要になるというふうに認識しているところです。 酒井委員 議会の議決に付する案件のところの処分の2,000万円以上のところが当たるんだろうということだと思うんですけども、そんなのは当初から分かっていたことで、今までは議会の議決に当たるかどうか分からないというふうな答弁だったんですよ。必要あらば当然議案として提案しますと言っていたのが、今回ね、議決は必要だろうとおっしゃっているんですけれども、では、この議案の提案というのはどのようにお考えですか。要するに都市計画決定の際に様々権利床の在り方だとか、区の床の持分というのも明らかになってくると思うんですけれども、当然それの同じ、もしくはその前に、この区民の大切な資産をどのようにするかの中で、議会の議決というのは通ってから進んでいかなければならないと思っているんです。それに関してはどのようにお考えですか。 瀬谷企画部資産管理活用課長 一応3定で権利返還ですとか、その一部分の区の財産の処分のところのイメージもお示しした上で、早ければ第4回定例会のところで議決を頂く御提案ができればというふうに考えているところです。 酒井委員 最後にします。委員長、ごめんなさい。それは都市計画決定の行為と同じなのか、都市計画決定のほうが先なのか。要するに都市計画決定が先に進んだ中では、もう議会としては、そういう中では一定考え方を示しづらくなるといいましょうかね、やっぱり僕は同じ、もしくは議会の議決を先にやるべきなんだろうと思っているんです。例えば区役所の位置条例なんかは、区役所の移動する前にね、随分早く前から議決もしているんですよ。そういう中で、そういう議会に対して議案の示し方というのはそうあるべきだと思いますが、担当さんいかがですか。 千田中野駅周辺まちづくり担当部長 私のほうから少し都市計画決定という要素でお話しさせていただければ、先ほどの部分も一部補足させていただくと、今回詳細のスケジュールをお出しできなかったところは、やはり前回、事業の成立性というところの確認ができないと、なかなか都市計画決定という手続には行けないというところで、今回、今鋭意精査中というところでこのような予定ということで記載させていただいております。ただ、こちらの詳細は第3回定例会で出せるように今この調整のほうは進めてまいりたいということで考えていますので、そちらのほうで何とかどうぞよろしくお願いします。 あと、区の資産についてのところですけど、まず都市計画決定につきましては、やはり対象となる街区のところの施設の用途と規模と配置を定めるという性質で、その中を構成する権利については特に及ばないというのがございますので、あとはそういった都市計画決定、また、その後、権利返還計画というのがございまして、その中で具体的に従前従後の資産というのがどのようになるのかというのは特定される段階になりますので、そういったそれぞれの手続のスケジュールの中で、区としてこの従前資産、従後資産、それの特定を議会にどう諮るかというところのタイミングになってくると思います。 酒井委員 最後にしたいんですが、その都市計画決定が外側のところを決めていくのは重々承知しているんですよ。けど、今回遅れているのは収支がまだ見通せないだとか、それから区が権利床をどこに持つかとかが分からないから、そう言いながらも中身の部分で遅らせている部分もあるんですよ。そういったことを考えると、やっぱりそれだけじゃなくて、議会に対してこの大きな区民の財産の処分に関するところは都市計画決定と最低でも合わせて示すべきだと僕は思いますよ。いかがですか。 瀬谷企画部資産管理活用課長 今のスケジュール的なところで言うと、第3回定例会のところで権利床の活用の機能とか規模、あとはその中で区の財産の処分の部分をお示しできたらなというふうに考えております。そこについて一定御議論いただいた後に議決の御提案をしていくというのが筋かなというふうに考えておりまして、その辺りを含めながらスケジュールを検討してまいりたいというふうに考えております。 小林委員 新北口駅前エリアの再整備ということで、私なりに聞かせていただくと、再整備事業に当たって事業費の増加で影響を受けた収支を成立させるために、その対応策として拠点の施設の在り方を考える。1、2を逆にして考えていることなのかな。先に1番を言っていますけど、本来の目的は2番なのかなと。2番をするために1番を考えたのかなと。その中で、今回、改めて、「更なるにぎわいの創出」、非常に違和感のある言葉なんですけれども、そもそもさらなる中野のにぎわいの創出に期する計画ではなかったのかなというふうに思うんですけども、ここに来て「更なる」という。その上で、必要な機能について先ほど別の委員からもありましたけれども、庁内関係にヒアリングを行って、以下の3点を整理したと。この機能を実現するとともに権利床も視野に入れると。この権利床の視野という中で、まず前提として権利床というのは、どこの誰のどの部分を指しているのか。誰が主体者で、何の権利のある床を指しているのか。その辺、まず1点目伺います。 瀬谷企画部資産管理活用課長 権利床が何を指すかというところなんですが、従前、区なりまちづくり中野21、あとは一部土地開発公社が持っている、区またはまちづくり中野21等が持っている区に関係するところの従前の財産について権利返還をしていく。権利返還をした権利床のことを指しているつもりでお話ししております。 小林委員 そうしたときに、①で多目的ホールってあるじゃないですか。ほかのことはもう既に今質疑があったりしているので、重複するところは聞きませんけれども、多目的ホールも権利床に入るんですか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 多目的ホールにつきましては、再整備事業計画で民設民営ということでお示しをしておりまして、それに基づいて事業者を募集しておりますので、多目的ホールは必要な機能ではありますけれども、民設民営ということで進めていきたいというふうに考えてございます。 小林委員 ですよね。当初の募集要項の中に民設民営ということで、これはこの事業のコンソーシアムの中の一つとしてきちっと位置付けて、区が権利を持つわけではないということなんですが、ここに改めて、以下3点を整理した中に多目的ホールが入ってきている理由は何でしょうか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 新北口駅前エリアの拠点施設の中に必要な機能ということで、3点で整理をしてございますので、必要な機能には多目的ホールも含まれるということでございます。この中から施行予定者に協議をして、権利床の活用も視野に入れということで検討するということなんですけれども、多目的ホールは権利床の活用の範囲には入らないということでございます。 小林委員 そうですよね。そうでないと当初の計画とは変わってしまうのでということになると思います。しかしながら、2番のほうには用途構成の見直し検討、これは低層商業・住居等ともなっていますし、それから、全体の事業収支を成立させるための検討ということになってくると、当初から事業者が、別の事業者の方は1万人でも成立すると、当時は言う方もいらっしゃいました。それから、7,000人でも8,000人でも成立するという方もいらっしゃいました。いや、3,000人、5,000人じゃなければならないという方々もいらっしゃいました。しかしながら、今回は7,000人ということで、この事業者さんが応募されて通ってきた中で、決してここ、そんなに甘くはない収支、民設民営ではないという計画上の収支が考えられているわけですよね。当選された事業者さんの収支全体の中では。そうした中に、ここに手をつけるということは、つまり、多目的ホールを民設民営から別の方向に、もしくは人数の変更に、規模の変更にということは今後あり得る話なんでしょうか。全くそれはなく、民設民営で7,000人規模の多目的ホールという施設、それはそのまま行くということでよろしいですか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 当初から我々が再整備事業計画でお示しをして、我々として事業者公募をした要件という中で、民設民営ということにしてございます。それを踏まえて事業者から提案があったということで、当初我々が示していた再整備事業計画の内容等は変えるということは考えてございませんので、民設民営というところは変わらずというところで、事業者が提案を受けた内容の中で今、様々用途構成の見直しの検討も行っているということでございます。 小林委員 なぜこのことについて聞いたかというと、ここは一番大きな収支に関わってくる部分でもあるわけですし、事業者にとっては。というのは、先ほどの都市施設の中の駐車場についても、地域全体で考えていくという計画がたしか中野区にはあったと思います。駐車場については。それから、展望施設の在り方についても、当初の応募段階からは物の考え方が変わってきている。それから、住宅の層についても、増やす増やさないということが議論され始めてきた。当初の中にはなかった、その事業採算を合わせるためにいろんな今工夫をされている中に、いろんなところにまた範囲が広がっているわけですよね。ということを考えていったときに、多目的ホールまでここに入っているということは、そういう検討のありようが今後考えられるのかなということで今お聞きをしました。結果的には考えないということでしたけれども、想定はしていないということでしたけれども、こういうふうにシビックプライドの醸成の中に具体的に描かれてくると、言葉が入ってくると、ここも入ってくるのかな。つまり、権利床、権利の床を持っている中に、当然今後、民設民営を民設公営なのか、公設民営なのか分かりませんけども、そういったところまで大きく転換が考えられるところでもあるので、再度、今後もこの民設民営は変わらず、そしてコンソーシアムをきちっと組まれた中で、事業が開設も行われていく。そういったことで確認ですけど、よろしいですか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 多目的ホールにつきましては民設民営で公募をしているというところでございますので、民設民営で変わらずというところでございます。また、提案のあった最大収容人員7,000人という規模感についても、多目的ホールは要となる施設ですので、そこのところは変更するというようなことでの協議は現在してございません。 委員長 他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 よろしいですか。なければ、以上で本報告について終了します。 次に、3番、新たな公共交通サービスの導入に関する実証運行の開始についての報告を求めます。 宮澤都市基盤部交通政策課長 それでは、新たな公共交通サービスの導入に関する実証運行の開始について御報告申し上げます。(資料5)本報告は、公共交通ネットワークの充実に向けた取組として進めている新たな公共交通サービスの導入に関して、令和5年度の実証運行の運行開始日や周知等の詳細について報告するものでございます。なお、本報告は、8月30日の建設委員会との重複報告でございます。 1、運行開始日でございます。令和5年9月19日(火曜日)より、一時休止していました実証運行を改めて開始いたします。 続きまして、運行ルート・停留所名等でございます。別紙を御覧ください。運行ルートについては、令和5年度第2回定例会の本委員会において報告したとおりとなっております。さきの報告から確定した内容として、図の下側に記載のとおり1日の運行本数は11本、起終点となる白鷺せせらぎ公園を始発が午前8時45分、終発が17時55分となってございます。また、停留所名については、停留所番号ごとに名称を資料に記載しておりますので、後ほど御覧いただければと存じます。 お手数ですが、報告資料にお戻りください。続きまして、周知についてでございます。記載のとおり区報、区ホームページでの周知、町会・自治会及び区掲示板へのポスター掲示に加え、対象区域においてチラシの各戸配布を9月上旬に行います。また、パネル展示と職員による質問対応を9月11日、12日、14日の3日間、記載の会場にて行います。 4、高齢者割引についてでございます。対象者は満70歳以上の方としており、区が発行した高齢者割引証を乗車時に提示した場合、普通運賃から100円を割り引くものでございます。 次に、割引証の発行についてでございます。先ほど御説明したパネル展示等の実施会場において、高齢者割引証の発行を行います。それ以降につきましては、区役所本庁舎の交通政策課窓口のほか、鷺宮すこやか福祉センター及び野方・大和区民活動センター窓口にて、実証運行開始日から割引証の発行対応を行います。 5、今後のスケジュールについてでございます。今後は、運行に必要な準備を進めまして、9月19日に運行を開始し、記載のとおり進めてまいりたいと存じます。 御報告は以上でございます。 委員長 ただいまの報告に対して質疑はございますか。 平山委員 前回の実証実験を踏まえていろいろ工夫をされたようですので、そこに関しては感謝を申し上げます。前回のときにいろんなお声がありまして、やっぱり都立家政とか野方に行けないかというお声が非常に多かったと私の実感では感じているんですが、それはやっぱり難しかったのか。地元と調整はされてみたのか。商店街等も含めてね、をちょっとお伺いしたいんですけど。 宮澤都市基盤部交通政策課長 今回の検討に当たりましては、当然野方、都立家政に行きたいというお声もアンケート調査などから把握はしているところでございます。そして今回、行けるかどうかという検討については当然しておりまして、まず、この地域の道路の交通規制や道路の幅員等でかなり難しいというのが我々の検討の状況です。また、地域との調整でございますが、例えば野方の商店街の会長様とも少しお話をして、例えばこの地域に行った場合、どこに止められるのかなどのお話はさせていただきました。ただ、やはりちょっとそこの部分についても時間規制があったりだとか、通行するに安全上ちょっと支障があるんじゃないかという現場の声なども総合的に勘案して、今回はそういったところは難しいと判断に至ったところです。 平山委員 都立家政商店街とは。 宮澤都市基盤部交通政策課長 都立家政商店街と直接お話というのはちょっとしていないところでございます。 平山委員 野方とやったら都立家政ともやっていただきたいと思った。現状を踏まえると難しいというのは分かるんですけど、心情的に利用者にとってみれば、高円寺というのは魅力的かもしれませんけど、区外に行っちゃうわけじゃないですか。だから、そこは丁寧に進めていただきたかったですし、今後もそのような形でお願いしたいなと思っています。 もう時間もないので、最後に、今回非常に期待をしていますので、頑張ってほしいなと思っていますし、私もたくさん宣伝しようとは思っていますが、前回も3月で実験が終了したじゃないですか。もうまちの雰囲気としては、あれは失敗して終わっちゃったと思われているんですよ。今回も一応3月で一回終わって、また検討を始められるわけですよね。本来であれば、今回のスタートってもうちょっと早い予定だったじゃないですか。6月ぐらいかな。だけども、それがまた延びちゃった。この辺のスケジュールが不安定だったことと、何というかな、やっぱり実証実験でこんな形でやって、また次の実験に行くんですよというのが、もしかしたら手探りでやられている。新しいルールだからね、ところもあるのかもしれない。そのことによって広報の不足があったのかもしれないんですけど、まちの皆さんにも何とかうまいこと、せっかくやって、あれは失敗しちゃって税金の無駄遣いじゃないかみたいな感覚をお持ちの住民の方も多くいらっしゃるので、そういうまちを味方につけていくという観点からも、きちんと周知に今後も努めていただきたいなと思っていますけど、どうですか。 宮澤都市基盤部交通政策課長 委員御指摘のとおり、なかなかその辺りがうまく伝えられていなかったかとは認識しております。今回に当たりましても、当然チラシ等には3月31日というところで一旦終期は示しているところですが、今後継続させるにしても、やめるにしても、一旦検証するとか、そういった部分をうまく伝えられるような工夫を、チラシでなかなか伝わらないところもあって、こういったパネル展の会場で直接職員が伝えていく。また、地域で勉強会もしておりますので、その中でも言づてで伝わっていくような、そういった積極的なお声がけというか、そういったところでうまく伝えられたらと。ちょっと手探りの部分は本当にあるんですが、うまくやっていけたらと思っています。 斉藤委員 ありがとうございます。同じように地元としては大変工夫していただいた上での、またこれからの運用を大変期待しているところでございます。今、平山委員からもありましたけれども、お知らせにつきまして、実証実験をこういう考えだったから、こういうふうにするということが分かりやすくなるようにお知らせをしていただきたいということと、そのお知らせの方法が今、掲示板へのポスター掲示とありますけれども、児童館や高齢者施設や、そうしたよく乗られる方々のところへの、前もお願いをしましたけれども、今そこに記載がないので。あともう一つ、工事が進むまで、今までのバス停のところをよく立ち止まって御覧になっている方があるので、そこなども活用していただきたいと思いますけれども、いかがですか。 宮澤都市基盤部交通政策課長 申し訳ございません。資料に記載している掲示なんかは、ちょっと主立ったところを載せているところで、前回も児童館とか保育園なんかには周知させていただいて、必要あればチラシなんかも置かせていただいているところで、今回もそのようによく使う施設なんかにはお声がけして、そういったチラシなんかを置きたいと思っております。 昨年度から置かせていただいているバス停についても、そういった場に掲示なんかも考えていきたいなと思っております。 斉藤委員 もう一つ、区の考えもちょっと載せていただけるといいなというふうには思います。あと、この実証実験が3月に終わった後、さらに、これは前のときにも私、質問したんですけれども、新たな形についての検証をするかどうかは、今まだ違った形ですね、例えばタクシーの形にするとか、オンデマンドにするとか、そういうことについては、今のところはまだ御検討はないですか。 宮澤都市基盤部交通政策課長 現状は、現在の定期の路線運行という形でやらせていただいていますが、最終的に収支であったり、かける経費、対象者ですね、乗っていただける方がどのぐらいいるかというボリューム感を踏まえて、交通を入れるのか、または既存のタクシーを活用した何かそういったソフト対策のほうが費用対効果が高いのかみたいなところの検証まで持っていけたらと思っております。その結果を踏まえて、最終的にどうなるかというところかなとは思っております。 黒沢委員 ありがとうございます。1点だけ御質問をさせていただきます。高齢者割引についてのところなんですが、まず、なぜ高齢者のところに限定されたのかと、あと、なぜ70歳なのかのポイントを教えていただけますでしょうか。 宮澤都市基盤部交通政策課長 まず高齢者割引を設定した理由でございますが、前回運行した際に、かなりやはり乗車いただいている方の年齢構成としては高齢者が半数以上であったなという印象です。その際に、地域のアンケートを取った際に、自由意見などで回答いただいているところで、高齢者の方がやはり200円に対しての抵抗ですね。そういったものがあって乗らなかったという御意見が多数あったかなと。あとまた、シルバーパスが適用されないということで乗らなかったというところも御意見として頂いているところでした。なので、やはり乗っていただくという、繰り返し乗っていただくということが大切なのかなと思いまして、高齢者の方を特に対象にした割引を今回やりたいと考えております。70歳以上にした理由ですけども、シルバーパスの適用年齢を参考に70歳以上とさせていただきました。 黒沢委員 ありがとうございます。シルバーパスを参考にされての70歳ということで理解はいたしました。一つ目の質問のほうの高齢者の方が多かったということの根拠を基に、高齢者の方を対象にされたということなんですが、一般のバスですと障害者の方などもいろいろ割引というか、システムもありますので、きっとお声も少数の声なので届きづらいのかもしれないんですが、もしかすると出てくると、そうした声も出てくるかなと想像いたしました。この部分についても今後でいいと思うんですが、検討を進めていただけないかなと思いますが、いかがでしょうか。 宮澤都市基盤部交通政策課長 申し訳ございません。今回の資料には高齢者割引証を特出して書いてしまったが、今回のバスですね、関東バスが事業者となっておりまして、通常の路線バスの関東バスに乗る際に障害者割引等ありまして、そのサービスについてはこのバスについても適用されておりますので、そこについては通常の運賃の割引というので対応しているという認識でございます。 久保委員 チラシの各戸配布の件なんですけれど、これ、各戸配布は世帯をどの程度考えて、何世帯ぐらい考えていらっしゃいますか。 宮澤都市基盤部交通政策課長 ちょっと概算ではございますが、一応2万部ぐらいは用意しておりまして、回って全ての戸建てに入れているという形です。 久保委員 その際なんですけれども、高齢者割引の先ほどの手続が説明会の会場でそのままできるというところでおっしゃっていて、やっぱりそこら辺のところがしっかりアピールポイントかなと思うんですよね。なので、ここに来ていただいたらそのまま手続できますよというところをしっかりアピールしていただくと、なかなかここに行かないと、その後はもう途絶えてしまうというか、やっぱりこれ、どういうふうになっているのという話が分からなくなっちゃうと思うんですよね。必ずやっぱり100円でということだと、乗ってみようかなという話にもつながっていくと思うので、しっかりこの説明の機会と結びつけていただきたいなと思うんですけれども、それはいかがですか。 宮澤都市基盤部交通政策課長 周知の際に、各戸配布と併せて町会・自治会等の会長を通して、そういったところをアピールさせていただきたいなとは思っております。説明会の会場においても、3日間、計6回やるので、来られた方にそういったお声がけもしながら、チラシの効果みたいなものを高めていければと思っています。 久保委員 来られた方にというか、会場でそのまま高齢者割引証を発行するんですよね、説明会場で。だから、そっちを、それが目的で来るみたいなことでもいいのかなと思うんですよ。この日に行けば、割引証がそこで交付してもらえるというところをしっかり、逆に言ったら前面にそれを押し出すぐらいでもいいのかなと思うんですけれども、それ、どうですか。 宮澤都市基盤部交通政策課長 現在御用意しているチラシの中では、そういった割引証はこの会場で発行も行うということを1面のほうに書いているのと、中に高齢者割引証の発行についての別出しのチラシも各戸配布ではさせていただきますので、その辺りは一応アピールはする予定でございます。 委員長 よろしいですか。他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 よろしいですか。なければ、以上で本報告について終了します。 次に、4番、中野駅南口地区における駅前広場整備の進捗状況及び説明会の実施についての報告を求めます。 山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長 それでは、中野駅南口地区における駅前広場整備の進捗状況及び説明会の実施について御報告いたします。(資料6)なお、本報告は、8月30日の建設委員会との重複報告でございます。 現在、駅前広場等の基盤整備につきましては、中野駅地区整備基本計画に基づき設計を進めてまいりました。令和4年度に関係機関との基本的な協議を整え、現在組合において、令和6年度の工事着工に向け協議と調整を進めているところでございます。駅前広場の整備に向けては、今後も引き続き調整を重ねていく箇所もありますが、途中段階の現在の取組状況について御報告するものでございます。 1番目、駅前広場の計画概要についてです。名称、面積、都市計画決定、事業認可等の日時については記載のとおりでございます。 続きまして2番、駅前広場の設計についてです。恐れ入りますが、別添資料を御覧ください。1ページ目では、既存駅前広場の課題として3点挙げております。1点目は、駅前側のロータリー部において、降車バスとタクシー乗車待機車列が二重駐車となっていたり、タクシーが円形花壇周りに駐車している状況が見られております。2点目は、歩道幅員が狭く、また歩行者の滞留空間が不足していることに起因し、交通結節点となっている中野駅南口地区では、電車やバスを利用する人によって歩道が混雑している状況が見受けられます。3点目は、中野通りにおいて、南口駅前広場へ進入してくるバス、タクシーの右折待ちにより、南から北に向かう直進車両の通行を阻害している状況が見られます。 恐れ入りますが、2ページ目をお開きください。ページ左側では、中野駅周辺の駅前広場のコンセプトとして、「中野駅周辺の回遊性を高め、にぎわいと交流を生みだす」こととしております。また、ページ右側では、南口駅前広場の整備方針として、動線交錯に配慮した滞留空間の確保ほか五つの点を方針として定めております。 恐れ入りますが、3ページ目をお開きください。再整備内容としては、最初に1ページ目でお示しした課題解消について御説明いたします。1点目は、バス降車・タクシー乗車スペースを歩道に沿って整備するとともに、バス、タクシーの待機スペースを広場中央に設けることで、公共交通の輻輳を解消する計画としております。2点目は、中野駅南口地区地区計画において、建物の建て替え時のルールとして壁面の位置の制限を定めております。これにより、駅前広場に面する部分に有効な空地が創出され、歩道と一体となった歩行者空間が形成されることとなります。3点目は、南口駅前広場への出入口を1か所に集約し、中野通りから駅前広場に進入する右折待ちの車両の滞留地を確保する計画としております。 恐れ入りますが、4ページ目をお開きください。ここからは、2ページ目でお示しした南口駅前広場整備方針に沿った計画について御説明いたします。まず、公民連携によるたまり空間の形成についてです。再開発施設敷地内の駅前広場に面した箇所において、地区計画で広場を配置するよう定めております。このことにより、駅前広場と再開発施設の広場が連続することで、一体的なたまり空間が形成される計画としております。 恐れ入りますが、5ページ目をお開きください。次に、歩きやすく、安全・快適に移動できる動線の整備についてです。バスの乗車場以外に、バス降車、車椅子専用降車場に屋根を設置することで、車椅子利用者が雨にぬれずに移動できる動線を確保する計画としております。 恐れ入りますが、6ページ目をお開きください。こちらでは、駅前広場と周辺地区との高低差を円滑につなぐ動線について御説明いたします。市街地再開発事業によって整備される昇降機を利用して2階に移動し、再開発施設内において千光前通りと並走して走る通路を計画することにより、なかのZERO方面に向かう車椅子利用者の円滑な動線を確保しております。 恐れ入りますが、7ページ目をお開きください。こちらは、整備後の駅前広場上屋のイメージパースです。後ほどお読み取りいただければと思います。 恐れ入りますが、8ページ目をお開きください。次に、地域の歴史資源の継承についてです。既存駅前広場の円形花壇部において桃の木が植えられており、樹木医の診断を経て、移植可能な樹木については、整備後の交通島へ移植することを現在計画しております。 次に、周辺施設からの見え方への配慮についてです。駅前広場を眺める位置によって様々な描写を確保するとともに、周辺地域との連続性を継続していくため、植栽計画においては、両端部と中央部で高さの異なる樹木を配置する計画としております。 恐れ入りますが、9ページ目をお開きください。歩道部の舗装については、再開発ビルと舗装の色彩を統一することで、さきに述べました歩行者空間の連続性等に配慮する計画としております。 恐れ入りますが、頭紙にお戻りください。3番、今後の取組についてです。現在、中野駅南口地区では、駅前広場工事に係る歩行者の迂回措置や工事ヤードの展開などを検討しており、今後、それらを進捗状況に応じて適時御報告してまいりたいと考えております。また、直近の予定としましては、9月4日と10日にかけて、中野駅新北口駅前広場と合同の整備概要に係る説明会の開催を予定しております。また、南口駅前広場整備工事着手は令和6年度、中野二丁目土地区画整理事業の完了は令和7年度を予定しております。 御報告は以上でございます。 委員長 ただいまの報告に対して質疑はございますか。 杉山委員 ありがとうございます。いや、いろいろ言いたいことはあるんですけども、時間がないので、中野駅南口の駅前広場の現状って、ここに課題が3個書いてありますけども、例えば課題の1の混雑する公共交通のところは、この2点以外にも朝のタイミングとかだと、信号が変わるタイミングで改札が混む混まない。2分ごとに混む混まないみたいな、信号を変えないと混雑をしていくみたいな課題もありますし、大きな課題として、これ、一番最後のページにちょっと触れていますけども、脆弱な雨水処理能力、これを解消しなきゃいけない。もう絶対的に。それはロータリーのアスファルトって今継ぎはぎになっていると思うんですけども、中野駅って皆さん知っていると思うんですけど、6メートルぐらい掘り下げて、中野通りを貫通させて造った駅なので、雨水がたまるんですね。今、雨水処理装置は入っていないんです。雨水に関して、今回これにあまり書かれていないというか、歩道に関しては別紙の最後のページ、9ページには、透水性コンクリートを使いますと書いてありますけども、ロータリーのコンクリートそのものの中に雨水用のたまる池みたいなもの、そういうのってここには入っていないんですけど、どういう感じで考えられていますか。 山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長 別添資料にはちょっと記載はございませんが、今、駅前広場の中の部分におきましては、雨水流出抑制のためのピットみたいな、そういった機械というか、そういった装置を埋め込むように計画しているところでございます。 杉山委員 そういうのをやっぱり、歩道は透水性のコンクリートを使うとなっていますけども、ロータリーをバスが通ると、水がついていたら歩行者に跳ねるんですよ、すごく。そういうのもちゃんと考えられているということで、ちょっと安心しました。 もう一つ、あと2点ほどあるんですが、別添の5ページ、左の要は人の滞留のところにうっすらと絵が描いてある。これは多分駅前交番だと思うんですけども、この駅前交番てどうなるんですか。 山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長 今現在、交通島に仮設交番を置いておりますが、本設交番につきましてはまだ具体的な位置等についての決まったものはございません。あくまで今、想定で描いているところでございます。 杉山委員 ということは、本来はこの絵には残っているべきものですね。今うっすら書いてありますけども、その交番がある状態でどれだけ人が滞留できるのか。そういうのも実際に交番があそこに残り続けるのか、みどりの窓口が西口改札のほうに移って、交番がそこに入ったりする可能性もあるし、それは時間軸があると思いますけども、そこら辺もどういうふうに考えているのか聞きたかったんですけど、まだ今のところ情報がないということですね。 それから、最後もう1個、別添の3ページの左下の水色の枠で囲われているところの左の道路なんですけども、中野通りの真ん中に中央分離帯があるように書いてあるんですけども、これはまさか中央分離帯じゃないですよね。確認です。 山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長 こちらにつきましても、今現在協議を引き続きやっているところでございます。一方では、線路沿いから左折するところの交通によって、駅前部分の中野通りの交通が阻害されている部分もあるのではというところが協議の中でも上がってきたりして、あとまた現在、交通島を挟んで2か所、交通信号機が近接して残っている部分もあったりするので、そういったところで交通信号機を1か所にしてというところでいろいろ検討して、実際この左折の部分を残していくのかどうかというところも引き続き協議を進めて、まだ確定したものではないということで御理解いただければと思います。 杉山委員 中央分離帯かどうか確認しただけなんですけど、ここは左側の線路沿いからね、西側から線路沿いを下ってきて、当初は右折も左折もできて、どこかのタイミングで左折専用になって、住民の方々もしくは事業者の方々がたくさん声を上げて、今は左折専用時間というのはたしか8時から9時半、そして18時から20時ですかね。あとは右折もできるという状態になっています。この皆さんが声を上げて変えていただいた今の状況というのを継承していただきたいんですよ。中央分離帯があったら、それはできなくなっちゃいますし、今よりも右折したときに、今、右折ぎりぎり1台ができるかどうかなんですけども、この図から見ると、二、三台は右折可能な道路の余裕があるように見えますので、そこは今よりも右折がしやすくなるはずですし、横断歩道も丸井側に何十メートルか寄っていますし、西口改札ができることによって、ここを横断する人たち、利用する人たちがかなり少なくなるはずだと思っていますので、そこら辺を加味していただいて、ぜひとも右折ができなくならないように検討も進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長 委員の先ほどの御意見等々も踏まえまして、引き続き警察とも協議を重ねていければというふうにして考えてございます。 杉山委員 よろしくお願いします。 山内委員 ありがとうございます。すみません。時間がないので1点だけ。今、こちらのパースを見させていただいていて、パースの中に自転車が1台も描かれていません。自転車の移動はどのように考えていますでしょうか。 山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長 駅前広場の自転車の通行につきましては、ほかの中野通りとかと同じく、基本的に車道を通るといった考え方でございます。しかしながら、駅前広場はバス、タクシーなどたくさんの交通が輻輳しているということで、今の現状の使い勝手では歩道を通らざるを得ないのかなと。また一方で、中野駅地区整備基本計画においては、自転車の交通計画としましては、中野通りから南側の西武信用金庫の北側のところを通って、東に行ったところを北上して、新しく中野二丁目の東側の再開発で造る道路を北上して、千光前通りに抜けるような計画で、自転車等は交通していただければというふうにして考えているところでございます。 山内委員 ありがとうございます。実際に、例えば新たにスポーツ施設ができました。そこから千光前通りを通って中野駅に来るような自転車、あとは中野通りから駅前に入るような自転車が現在見受けられます。ここの中で車椅子の動線というのがございます。基本的には今おっしゃっていただいたとおり、車道を通るのがルールでございます。しかしながら、歩道が広がったことで自転車が歩道を通ることももちろん想定されると思いますが、車椅子の動線ともぶつかります。先ほど一番最初のユニバーサルデザインということを考えると、ちょっとこれは危ないのかなというふうに私自身は思いますが、この辺はいかがでしょうか。 山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長 現在、現況の駅前広場でも車椅子、歩行者と自転車の通行でぶつかったりするところも見受けられておるのは認識しております。警察とも話したときには、歩道を走る場合には自転車等に対して押し歩きといいますか、そちらのほうを警鐘して伝えているということはございますので、そこら辺の事情を踏まえて警察とも協議しながら進めていければと考えてございます。 いさ委員 すみません。時間がないので短く2点、この間の建設委員会の中で聞き漏らしがあったので。ページからしたら6ページがいいかな。6ページのところに、まず駅に接しているエスカレーターの上の部分も、「エレベーターで2階レベルへ」と書いてありますけど、上へ上がるようになっていますよね。それで、デッキがこの商業施設のほうに向かうと。ここって改札はできるんですか。2階に上がったところ。 山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長 今の委員の御質問は、エレベーターで上がった再開発施設側のデッキのところに改札ができるかという御質問かと思います。今のところ、改札は現在の中野駅の南口のままで、ここに新たにできるということはございません。 いさ委員 いいです。じゃ、2点目、千光前通りのところなんですけれども、ちょっと私、勘違いかもしれませんが、以前の計画だと千光前通りは、今、郵便局の脇のところ、13メートル幅の両通の道路を造っている。そこまでの間は、この計画って両通という話もあったような気がしたんだけど、これって今、片道通行なんでしょうか。 山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長 千光前の交通に関しては、一方通行のままで現在と変わらないものでございます。 いさ委員 片道通行なんですね。 山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長 委員おっしゃるとおりでございます。 いさ委員 ここって以前からいろいろな形で指摘があって、人と車が交錯する場所でして、駅前広場の再整備に当たって何らかの対策が取られるのかと思っていたんですけど、この図を見る限り何か変わっていないように見えるんです。歩行者がここを通るわけでしょう。そこを車が行くわけですよ。今でも車が渡れなくて滞留したり、人とぶつかりそうになったり、人も止まらない人もいますから、そういう問題があって、何らか考えなきゃいけないと思うんですけど、いかがでしょう。 山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長 千光前に抜けるところの歩行者のルートなんですけども、今回お示ししている6ページについて車椅子と申し上げましたが、基本的にはエレベーター、階段を上って2階レベルに上がって、千光前通りに沿った通路、再開発施設内に設けるんですけども、そこで段差処理をして、歩行者はなるたけそちらのほうが通れるような新たなルートを計画しているところでございます。 いさ委員 下も通るんでしょう。地上部分。そこの話を今しているんですけれど。 山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長 千光前通りに沿った歩道の部分というところでいきますと、従来と変わらず歩道の部分はあるというところで認識しております。 いさ委員 これで最後にしますけど、そうだとすると、今までどおりここは人と車がぶつかりそうですよという話と、車が滞留しますよという話が解消されないままだということです。時間がないのでやめますけど、これ、検討ください。お願いします。 千田中野駅周辺まちづくり担当部長 こちらのほうですが、現状の課題として様々輻輳交通を解消するという中に、こういった道路との歩行者動線の確保、これはエスカレーターに乗って千光前通りに行く人の流れのベクトルについては、立体で解消するということになっておりますし、従前中野通り側のほうを通っていくほうも、既存の交番の横を通っていくということで、今現在と比べて千光前通りへ行くここの道路のところとの交錯については、人の量は大きく減るだろうという対応になっていますので、今回の整備効果はそこに現れると考えております。 いさ委員 ちょっと何か意図が伝わっていなかったようなので、ごめんなさい。ここね、南側から駅へ向かって下の地上を歩く人の話をしているんです。上の部分の話じゃないんです。 千田中野駅周辺まちづくり担当部長 新たな動線を確保することで、既存の今、委員が御心配されているところの交錯部の人の交通は減るということで、安全性は向上するということで考えているところです。 いさ委員 南側には視覚障害者の方の施設があるんです。視覚障害者の方は今でも中野通り側、本来こっちから行くのが点字ブロックもあるんですけど、そっちが怖い、人が多いということで裏側を通る方はいるんです。そういう方もいるんです。だから、現実に即してやってほしい。それと、車が実際に滞留するんです、ここ。だから、その問題を解決しなきゃいけないということを言っているんです。人が減るから大丈夫というのは、ちょっとあまり地元としては正直よく分からないです。改善を求めます。要望にしておきます。 むとう委員 すみません。1点だけ教えてほしいんですけれども、最後の9ページのところに歩道の透水性のコンクリートを使うということで、これは当然いいことなんですけれども、最近の技術が分からないので教えてほしいんですけど、今、サンプラザの前のところ、部分的に、この夏も暑かったですけれども、熱くならないというアスファルトが使われていたかと思うんですけれども、それは大昔に導入されて、高いから全面的にはできないみたいなことを聞いていたんですけれども、その後ああいう舗装ってあまり見ていないんだけれども、今回この新しい整備の中には、あまり熱くならないような、夏の暑さを防ぐというようなところの視点でのこういう何というか、舗装のものというのはあるんですか。この透水性のコンクリートのところにはそういう機能もあるんですか。 山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長 委員御質問のあった遮熱性のようなアスファルト舗装というところでございますけども、現時点で駅前広場においての計画はございません。あと、今現在採用している透水性型のコンクリート平板についても、そういった遮熱性ということは聞いてはおりません。 むとう委員 これから何かどんどん毎夏暑くなるようですけれども、そういったものというのは、まだ両方できるようなものはないんですか、素材的には。 千田中野駅周辺まちづくり担当部長 まず今、委員御指摘のあった温暖化等にも効果があると言われる遮熱性舗装なんですけど、車道そのものは導入の予定はないというところですけど、一方で、透水性舗装を導入することで、打ち水効果等でそういったヒートアイランド現象にも効果があるということですので、今回舗装についてもそういった透水性平板を用いているというような状況でございます。また、カラーもグレー系のほうを用いるということで、当初遮熱性舗装もやはり黒からグレー系になるというところで蓄熱が減るというところがございますので、そちらの色からの効果も期待されるというところはございます。 委員長 よろしいですか。他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 なければ、以上で本報告について終了します。 次に5番、その他で理事者から何か報告はございますか。 安田まちづくり推進部まちづくり計画課長 それでは、令和5年度西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟の決起大会について、口頭にて御報告いたします。本報告は、8月31日の建設委員会と重複報告でございます。 先週8月23日、野方WIZホールにて開催いたしました本決起大会につきましては、新型コロナウイルス感染症が第5類に移行した後の久々の通常の開催となり、約200名定員のホールの中で約170名の多くの皆様の参加を頂きました。区議会の皆様をはじめ多くの皆様の御協力の下、連続立体交差化の一層の推進と沿線まちづくりの実現に向け、取組のさらなる活性化に資する有意義な会とすることができました。 今後は、決議文を国や東京都、西武鉄道へ届け、連続立体交差事業の一層の推進を図りたいと考えてございます。多大なる御協力を頂きました区議会の皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。 委員長 ただいまの報告に対して質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 よろしいですか。 他にございますか。 山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長 それでは、中野二丁目解体工事現場における足場の一部崩落について、口頭にて御報告いたします。なお、本報告は、8月30日の建設委員会との重複報告でございます。 中野二丁目地区では、今現在、市街地再開発事業と土地区画整理事業が進められております。8月1日に駅前広場に面した建物の解体作業中に天候の急変による突風のため、足場及び工事パネル等の一部が崩落、駅前広場ロータリー内に散乱する状況が発生しました。事故の発生原因としましては、空から吹き下ろしてくる突風と雷雨によって駅前広場側に向かって足場が押し上げられたことで、建物と足場を緊結していた壁つなぎ材が破断したものと想定されていると聞いております。本事件発生後、解体工事現場では事故発生原因を踏まえ、足場の補強を実施した上で、8月21日より現場の作業を開始していると組合より聞いております。 区としましては組合に対し、これまでも工事現場の内外において安全管理を徹底するよう指導しておりましたが、引き続き台風などの気象情報には気を配るとともに、足場の点検を行うよう、安全対策のさらなる強化を求めたところでございます。 御報告は以上となります。 委員長 ただいまの報告に対して質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 よろしいですか。なければ、以上で本報告について終了いたします。 他に報告はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 なければ、以上で所管事項の報告を終了します。 次に、審査日程のその他に入ります。 委員会を暫時休憩します。
(午後0時11分)
委員長 委員会を再開します。
(午後0時21分)
休憩中に御協議いただいたとおり、次回の委員会は第3回定例会中とし、近隣他自治体の拠点施設の運営方法と整備事例についての視察及び野村不動産をお招きし、市街地再開発事業、新北口駅前エリア拠点施設の運営方法と拠点施設の魅力及び区民サービスへの寄与についての学習会を行うこと、その後、所管事項の報告を受けること、また、学習会については委員外議員にも周知し、参加を呼びかけることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 御異議ありませんので、そのように決定いたします。 また、急な案件が生じた場合は、正副委員長から招集させていただきたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 御異議ありませんので、そのように決します。 以上で本日予定した日程は終了しますが、各委員、理事者から御発言はございますか。 委員会を休憩します。
(午後0時22分)
委員長 委員会を再開いたします。
(午後0時24分)
他にありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 なければ、以上で中野駅周辺整備・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会を散会いたします。
(午後0時24分) |