令和5年10月02日中野区議会決算特別委員会子ども文教分科会の会議録 中野区議会子ども文教分科会〔令和5年10月2日〕
子ども文教分科会会議記録
○開会日 令和5年10月2日
○場所 中野区議会第5委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後5時39分
○出席委員(8名) 斉藤 ゆり主査 山内 あきひろ副主査 立石 りお委員 河合 りな委員 大内 しんご委員 羽鳥 だいすけ委員 久保 りか委員 むとう 有子委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員 教育長 入野 貴美子 子ども教育部長、教育委員会事務局次長 石崎 公一 子ども家庭支援担当部長、子ども・若者支援センター所長、教育委員会事務局参事(子ども家庭支援担当) 小田 史子 子ども教育部参事(子ども・若者支援センター児童福祉課長事務取扱、児童相談所長事務取扱、児童相談所児童福祉課長事務取扱) 古川 康司 子ども教育部子ども・教育政策課長、教育委員会事務局子ども・教育政策課長、教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長 渡邊 健治 子ども教育部子ども政策担当課長、教育委員会事務局子ども政策担当課長 青木 大 子ども教育部保育園・幼稚園課長、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長 半田 浩之 子ども教育部保育施設利用調整担当課長、子ども教育部幼児施設整備担当課長 藤嶋 正彦 子ども教育部子ども教育施設課長、教育委員会事務局子ども教育施設課長 藤永 益次 子ども教育部子育て支援課長 原 拓也 子ども・若者支援センター子ども・若者相談課長 菅野 多身子 児童相談所副所長、児童相談所一時保護所長 神谷 万美 教育委員会事務局指導室長 齊藤 光司 教育委員会事務局学務課長 佐藤 貴之
○事務局職員 書記 鎌形 聡美 書記 川辺 翔斗
○主査署名 審査日程 ○議題 認定第1号 令和4年度中野区一般会計歳入歳出決算の認定について(分担分)
主査 定足数に達しましたので、子ども文教分科会を開会します。
(午後1時00分)
認定第1号、令和4年度中野区一般会計歳入歳出決算の認定について(分担分)を議題に供します。 本日は分科会2日目ですが、1日目に御協議いただきましたとおり、質疑は本日で終わらせたいと思います。充実した質疑をしつつ、ぜひ委員、理事者におかれましては御協力をよろしくお願いをいたします。 審査はお手元の審査日程案(資料1)に沿って進め、3時頃に休憩を入れ、5時を目途に進めたいと思いますのでよろしくお願いをいたします。 それでは、前回に引き続き質疑を行います。 決算説明書の268ページから269ページ、5款子ども教育費、2項教育費、1目教育政策費、費事務事業1、教育関係人件費等について質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査 質疑がなければ進行します。 次に、268ページから271ページ、事務事業2、教育政策について質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査 質疑がなければ進行します。 次、270ページから273ページ、事務事業3、教育企画財政について質疑はありませんか。 河合委員 こちらの教育企画財政の中には、耐用年数の経過に伴う机・椅子の買替と多摩産材を使用した什器の購入等、両方ございます。我が会派からは、この多摩産材の使用に関しては、教育の環境格差を埋めることも御検討の中に入れていけばいいのではないかということをこれまでお話させていただいております。実際にこれは使われている場所というのをまず教えてください。 渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長 多摩産材を使用した什器の購入等の使用した場所でございますけれども、塔山小学校と江古田小学校でございます。 河合委員 それは、どちらもどういうもので使用されたかも教えてください。 渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長 移動のテーブルですとか折りたたみテーブル、角椅子、献立ケースなどでございます。 河合委員 こういう什器は、今だと学校を新しくする機会で主に使われていると思うんですけれども、やはり教育格差、環境格差を埋めていくというところでは、ぜひとも今回再編等の対象になっていない学校等でも使っていっていただきたいと考えますけどいかがですか。 渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長 令和4年度につきましては再編あるいは再整備計画のない学校を選びまして、そのところで多摩産材を利用した備品等を購入してきたというところになりますので、その趣旨を踏まえながら今後も続けていきたいと思います。 羽鳥委員 ここの部分では校割予算についてがあるんですけれども、2022年度で見ますと、前年度と比べて、この削られたものを戻すというような、こうした措置が取られた年になります。なので、校割予算も全体としては増えているんですけれども、例えば学校だよりなんかを印刷をする部門に関わる一般需用費とかで見てみますと、中学校、小学校ともに、前年度よりは1校当たりの金額は上回ってはいるんですが、その前々年度、減らされる前のところから見ると回復していないような状況になっているんですが、これは学校の運営というときに、ちゃんとその金額は足りたのかというのがちょっと心配になるんですけれどもいかがでしたでしょうか。 渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長 校割予算につきましては、学校が年度当初、年度前にどのようなところに使うかということは計画をいたしまして、必要なところに校割予算を充てているということになりますので、細かく見ると増減はあるんですけれども、学校のほうとしては足りるという中で、このような校割予算が執行されているということになります。 羽鳥委員 分かりました。 あと、この2022年度を受けて23年度は校割予算、ちょっとどうしたんでしたっけ、予算を。 渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長 令和5年度につきましては、学級数等増えておりますので、全体としては増えているというところになります。 立石委員 私も校割予算について伺いたいんですけれども、先ほど計画を立てて、それに基づいて予算の内容決まっていくのかなと思うんですけど、この区分がありますよね。例えば、年間途中で別の予算が足りなくなってしまってとか、別の区分からのやり繰りとかってできるものなんですか。 渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長 学校間での調整というものは年度の最後のほうで行っておりますので、やり繰りができれば基本的にはやっていくということになります。ただ、大きく節を変えるということになったときには、理由があれば可能になりますけれども、単に特に大きな理由もなく変更していくということになりますと、ほかの財源と同様に難しい面も出てくるということになります。 立石委員 年度末に学校間の調整をして、例えばほかの学校で予算が余って、使っていないところは別の学校の予算として使えるという認識ですか。すみません、ちょっと不勉強なので。 渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長 はい、そのとおりでございます。ほかのところで余り、使わない予算があって、他の学校で利用するということが、調整がつけばですね、そのような調整は毎年行っているところでございます。 立石委員 この校割予算、額が大きいので、それに対して執行残700万円ぐらいというのは、残としては、率としてはそんなに、執行率は高いほうなのかなというふうに思うんですけどね。よりその区分、節の柔軟な流用なども認めて、その執行率を上げていくような取組なんかもしていただきたいなというふうに思いますけれども、こちらは要望で結構です。 主査 他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査 質疑がなければ進行します。 次、274ページから277ページ、事務事業4、知的資産について質疑はありませんか。 河合委員 こちらのところの、区立図書館指定管理業務経費のところでお聞かせください。要求資料子ども文教8、の中には様々本の購入のお金など金額入っていましたけれども、これは、そもそも図書の購入の額は、区のほうでこれぐらいを充ててほしいというのをまず決められるかどうか教えてください。 渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長 大きな考え方の中で区のほうでコントロールしていくと。最低レベルを決めて、そう意味では精算経費という形になりまして、不要だった場合はそこについては精算していくと、このような予算になっております。 河合委員 令和4年の予算のときには、たしかかなり充実を検討されているという話をされていたと思うんです。今の資料を見ると、実際に何冊買って、どれくらいの充実の図り方をしていて、それの目標に達成したかというのが分からないんですけれども、そこら辺は現時点で予算つけたタイミング等の今の決算の購入量の差などについて何か示せる資料はありますか、もしくは数字で言えますか。 渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長 図書費ということになりますと、むしろ令和3年度のほうが、中野東図書館の開設がございましたので、大きくそのときは伸びたということになりますので、3年度と4年度を比べますと、金額的に1億2,000万程度は、資料費としては3年度と比べると低くなっていると、このような状況でございます。 河合委員 中野東図書館が入ってきてしまうと分からないので、それを横に置いておくというのもあれなんですけど、当初の増加の、これぐらい冊数買うであろうという予算額の積算時のときの冊数と決算時の比較はどうなるかを教えてください。 渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長 指定管理の中に一遍に入っているものですから、ちょっと今、算出ができないという状況でございます。 主査 また後で数字を出していただけますか。 休憩します。
(午後1時12分)
主査 分科会を再開します。
(午後1時13分)
河合委員 先ほどのところは、また後ほどというところで。 この年には中野東図書館ができて、非常に評価も高くて、私の知り合いとか区外からも来るほど非常に評判の高い、評価の高い図書館になったことは非常に喜ばしいなと考えております。その中で今、中野東では様々な事業、先進的な事業に取り組まれていまして、それを取り組むことはすばらしいなとは思うんですけど、ぜひともほかの地域にもそういうふうなよい事業は波及して広げていただきたいと考えているんですけど、それはこの決算の中には多少数では書いてあるんですけど、なかなか広げるのは難しかったりするものなんでしょうか。 渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長 今委員おっしゃられました先進的な取組、例えば子育て支援アドバイザーを配置をして、不定期ではあるんですけれども、乳幼児の保護者の方に対する支援というものも行っております。こちらについては、指定管理者のほうの自主事業という形で始まったものになりますので、指定管理事業者との打合せといいますか、そちらの意向もありますので、区の意向も伝えながら拡充はしていきたいというふうには考えております。 河合委員 指定管理者の自主事業ということなんですけれども、それを区のほうでもう少し拡充してくれといったときは、予算配分が変わってきてしまうこともあり得るんですか。 渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長 指定管理委託料のほうが、場合によっては区として計上する必要が出てくる可能性はあるかと思います。 河合委員 分かりました。いろんな予算の見合いがあるかと思うんですけど、今すごく本当に中野東図書館で取り組まれていることは非常に様々に評価いただいて、いろんな方から評価いただいているので、ぜひともそういうところは、ぜひほかの地域にも伸ばしていただきたいなと思います。これは要望で結構です。 久保委員 図書館運用支援の中には、予算のときには地域開放型学校図書館運営経費が3,162万6,000円組まれておりましたけれども、すみません、ちょっとこの説明書を見る限りその数字がどうなっているかが分からないので、こちらのほうの事業の実績とまた執行残について教えてください。 渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長 ちょっと足さないと出てこないんですけれども、まず、地域開放型学校図書館の図書購入費といたしましては45万7,000円余でございます。それ以外に、地域開放型学校図書館の施設費、維持管理費といたしまして346万5,000円余になります。人件費のほうは、全体指定管理の中の人件費含まれているものですから、今すぐにその分を算出することはちょっと困難となっております。不用額につきましても、指定管理業務委託の残そのものは900円程度、指定管理委託料の残につきましては951円になりますのでほとんどないと、このような状況でございます。 久保委員 ごめんなさい、ということは、3,162万6,000円が予算で組まれていて、執行残が951円ということですか。 渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長 執行残につきましては、指定管理委託料全ての中の執行残になりますので、地域開放型学校図書館ではなくて、区立図書館の指定管理委託料全ての執行残として951円ということになります。 久保委員 すみません、私はこの予算のときに示されていた──3,162万6,000円と示されているんだから、それに対しての事業実績と執行残を伺っているので、時間がかかるというか、予算のときそういうふうに明確に出していたんだから決算でも当然出てくるはずだと思うんだけど、出せないんですか。 渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長 内訳として、今、人件費が一くくりで資料のほうを整理しているものですから、最終的な残高が951円になりますので、ほぼ100%は使われているというふうには考えてございます。 久保委員 それ、区立図書館の指定管理料と今おっしゃらなかったですか。地域開放型学校図書館の運営経費が、それ一緒ですか。違いませんか。 渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長 地域開放型学校図書館は中央図書館の分室という位置付けになっておりまして、指定管理業務としては一括して委託をしているというものになってございます。その中で、事業者が必要な人員を配置して運営をしているというものになってございます。 久保委員 どうして予算のときには明確に数字が出せているのに、決算になると出せなくなってしまうんですか。だから例えば、予算のときの事業の在り方が執行の状況の中で変わってきたというんだったらそういう経緯も含めて御説明いただければと思いますし、時間がかかれば出るものなのかしら。時間をかけても出ないものなんですか。 主査 休憩します。
(午後1時21分)
主査 分科会を再開します。
(午後1時22分)
答弁保留ということで、のちほど答弁をお願いします。 久保委員 ブックスタート事業について教えていただければと思います。交付数は1,430件になっておりますけれども、こちらのほうは、これは事業費が出るのではないかなと思うんですけれども出ますか。 渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長 377万4,859円でございます。 久保委員 このブックスタート事業は会派で長年求めてきて、なかなかこの23区の中でも最後のほうになってブックスタート事業って行っていただくようなことになったんですけれども、非常に好評だなというふうに感じているところでございます。この事業をどのように区としては評価をされているのかということと、1,430件というのが、その対象者に対して全ての方にブックスタート事業がきちっと周知がされて、そして皆さんが手に取っていただくことができたのかどうかということを教えてください。 渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長 ブックスタート事業そのものについては、乳幼児に本を親しんでもらうということで、児童書の貸出しなんかも増えているという実績がございますので、効果的な事業であるというふうには認識しております。この事業につきましては、0歳児を対象にして本を、図書館に来てもらって配布していくといった事業になります。じゃあ全ての0歳児に配布できたのかというと、1,400件ですので、全員、全てではないということになります。 今後なんですけれども、充実したものにしていきたいと思いますし、0歳児ではなくて、今度は小学生につながるところの年齢層のところについても、何かしらの事業を入れることによって、乳幼児あるいは小学生児童の読書の推進というものは進めていきたいというふうに考えております。 久保委員 ぜひお願いしたいと思います。各区立図書館でも盛んに読み聞かせなどが行われていて、乳幼児ですとか、小学生向けですとかということでかなり集まっていらっしゃる方がいて、先週の土曜日には外国籍のお母さんが英語で本を読み聞かせというようなことにも協力をしていただいているような状況もありました。なので、やっぱり地域ぐるみで、非常にこのブックスタートを始めたことによって、小さいお子さん連れの方が図書館に通ってくるということが増えてきているなということを感じますので、また、今の言っていただきましたように小学校に入るお子さんまでの間、本当に図書館に皆さん通っていただいて、またそこで新たなコミュニティができてきているなということも感じますので、また何か新しい施策をということであればしっかり進めていただきたいと思います。これは要望です。 むとう委員 中野東図書館なんですけれども、オープン当初、すごい吹き抜けの棚の使い勝手の悪い棚、すごく税金で造る図書館にしてはあれは無駄な書棚ではないかということで批判があったかと思うんですけれども、先日行く機会があって見たらば、やはりあまり利用されていない。実物の本が届くところにはあって、ちょっと上のところには本の見本みたいなものは多少ありましたけれども、ほとんどが使われていないですね。階段の周りもそうだし、何ていうか真ん中の吹き抜けの部分もそうなんですけれども、ダミーの本を置いて利用するようにしますというような教育長の御答弁だったかと思うんですけれども、実態は使われていないということについてはどのように思われていますか。今後どうするんでしょうか。もうどうしようもないんでしょうか。 渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長 あそこの本棚につきましてはかなり高いところの位置にも本棚がありますので、そこに書架を置くということは現実的ではないというふうには思います。手の届くところについては、いろんなものを展示したりとかというのが現状ということになっているかと思いますので、今後ということなんですけれども、書架は書架で残して、手の届くの範囲のところで展示などを継続していきたいというふうには考えております。 むとう委員 手の届くところでもあまり利用されていないところもありますよ。階段の周りとか。見てきましたから。最近御覧になりましたか。ちょっと何ですかね、だからやっぱりあれは当初区民から厳しい御指摘があったとおり、無駄なものにお金をかけたという気が私はするんですが、区はその辺は、あれは無駄ではない、すてきなデザインなんだというふうに今もお考えですか。 渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長 区といたしましては、図書、また本棚というものは適切なところで配置されているというふうには考えております。 むとう委員 もう税金使って造ってしまったからそういうふうにおっしゃるしかないと思うんだけれども、やっぱり利用しづらいし、なんかディスプレイとしてもあまり使われていないので、やっぱりあれは無駄な造りだったと私は思っていますので、今後図書館を新しく造るような計画はないんでしょうけれども、ぜひ反省をしていただいて、税金で造るんですからね、御自身の趣味の家を造るのとはちょっと違うので、無駄なところにお金をかけないという姿勢は持っていただきたい。その分やっぱり実際の本にお金をかけたほうがいいと思いますので、これは反省していただきたいと思いますがいかがですか。 渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長 今後、図書館の建て替えというものも予定されておりますので、どのようなものがいいかは十分検討していきたいと思います。 主査 よろしいですか。 他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査 なければ、答弁保留を除いて、進行します。 次、276ページから277ページ、事務事業5、学校再編・地域連携について質疑はありませんか。 河合委員 277ページの一番下に地域学校運営協議会の残がかなり多く残っております。これの理由。これが多分地域連携の執行残の多額になっている一つの理由だと思いますので、理由を教えてください。 渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長 こちらにつきましては、学校運営協議会あるいは地域学校協働活動のための経費として計上したものになります。学校運営協議会、当初6回ということで予定はしていたんですけれども、令和2年度につきましては2回実施したというところになりました。それから、地域学校協働本部の活動として、多くの時間数というものを計上したんですけども、具体的な活動というものがまだ本格的にできていないものですからこのコーディネーターの活動時間も非常に少なかったということで、この270万円余の執行残が出たものでございます。 河合委員 この活動自体が全体的に遅れてしまったということだと思うんですけど、その遅れた理由というのも教えてください。 渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長 令和4年度につきましては、年度当初、各団体への説明ですとか、あるいは校長先生たちの理解を深めるということでプレ会議の開催を行ってきたというところであります。そのため少し当初よりも協議会そのものが遅れたということはございます。 もう一つ、地域学校協働活動のほうにつきましても、すぐにその活動というものが始まらないで、この協議会の中で、具体的にどのようなというところの議論はあるんですけれども、ただ具体的に何をするというところまでの議論が深まっておりませんので、このコーディネーターが果たした役割というのは、そういう意味では令和4年度については情報の整理というところにとどまって、非常に短い時間だったというところになっております。 河合委員 今、具体的に何かするまでは至らなかったというところがありました。これ、当初からこの進行に関してはどうなっていくんですかねという御心配の声もあったと思うんですけど、実際に人があるところで、なかなかこちらからも強く急いでやれとも言いがたいと思うんですけど、そこら辺がやっぱり仕方──その予算時の積算のときからはやはり見えにくいものなんでしょうか。 渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長 こちらの特に活動のほうになりますと、区のほうがこれをしてくださいということではなくて、学校あるいはそのメンバーの地域の方々の自主的なところの議論の中で出てくるものになりますので、区としては必要な経費を計上しておりましたけれども、何が何でもこの期間に何かをしなさいというものではありませんので、一定程度差が出てしまうのはやむを得ないのかなというふうには思っております。 河合委員 そこをうまく区からもお手伝いなり、フォローなりというのはきちんとできていたんでしょうか。その進行の遅れというのは、もう本当に致し方ないのかどうかというところだけもう一度確認させてください。 渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長 活動の遅れということですと、もう少し区のほうが、もしマネジメントして機運を醸成させるような取組をできればもう少し変わった可能性はあるのかなというふうには思っております。 久保委員 すみません、私もここの執行残のことが気になりました。それで、今の御答弁だと、活動の遅れがあったということですか。 渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長 具体的に何を活動するということを当初決めていたわけではなくて、どれくらいの時間数を、地域コーディネーターの方が活動するかということを見込みを立てたというところになります。したがって、具体的な活動が予定があったわけではないので遅れたということにはならないんですけれども、活発なコーディネーターが活動する時間数には至らなかったということになります。 久保委員 コーディネーターが活発に活動をする時間数には至らなかった。時間数に至らなかったということが執行残に反映をされている。それが、執行率の低さそのものが地域連携の進捗自体が遅れを来しているとか、また、地域連携がそのまま思ったようにはかどらなかったとか、そういうふうに区としては考えていらっしゃるのか、いわゆるそのコーディネーターの活躍そのものが執行残ではあるけれども、それと本当に地域連携が、じゃあそこでどうだったのかということについては区はどのようにお考えなんですか。 渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長 地域連携そのものは今でも行っておりますのでできているんですけれども、新たな学校協働活動という枠組みを今回新たにモデル的ですけれども実施しているというところになります。その活動そのものが、いろんな学校支援ボランティアの方ですとか地域の方がいらっしゃって、その活動そのものの活動は現在も継続して行われています。ただそこの中に、このコーディネーターが間に入っていって協議会との協議の中で進めていくというそのスキームの中で行っていくことが、まだそういう意味では軌道に乗っていないという状況だというふうには認識しております。 久保委員 コロナ禍で様々な活動ができなかったというようなことになってくるのかもしれませんけれども、やはり区として一定の成果を求めてこの事業を推進をされているかと思うので、令和4年度進めることができなかったけれども、いついつまでにはここまでの成果をということがきちっとあるはずなんですよね。その辺のところで、やっぱり事業の進捗に対してはきちっと見ていかなければいけないと思いますし、区が思っている事業を、ここまでにこういう結果を出すよというのが、年次であると思うんだけれども、その辺のところに照らし合わせてどうなっているんですか。 渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長 令和4年度の目標としては、地域学校運営協議会のほうを設置して活動を始める、しかもモデル的にというところでしたので、ちょっと予算のほうが過剰に積算してしまったのかなというふうには思っております。全体的な活動そのものの目標としては、令和7年度までに全ての学校において学校運営協議会というものを設置していくということが今の目標になっておりまして、令和4年度の中学校区においてモデル実施をするという点においては一応、年度の終わりのほうだったんですけれども一応実施できたというふうには思っております。 久保委員 今、過剰に予算積算したという表現はよろしくないと思いますよ。やっぱり令和4年度には拡充をするということで予算自体は組んでいるわけだから、それができなかったということと、令和4年度に予算、じゃあ何でこんなに組んだのということになってしまうので、そこら辺のところはね、やっぱり先を見越した形で予算はちゃんと組まなければいけないし、予算自体はちゃんと適切に組まれた、けれども事業ができていなかったということとは別のことだと思うので、その今の言い方だと、ちょっと多く組んじゃいましたみたいに聞こえてしまうので、そこは訂正していただいたほうがいいと思うけれど、いかがですか。 渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長 先ほどの予算を多く組んでしまったということにつきましては訂正をさせていただきます。 主査 訂正ですね。 御答弁まだですね、図書館のところ。 むとう委員 今のところなんですけれども、区としては、この地域学校協働活動というのを、どういう活動、具体的なものをイメージして、これは予算組まれたのか。ちょっと私、よく分かっていないので教えてほしいんですけれども。 渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長 こちらの予算につきましては、まず地域学校協働活動というものは、学校を支えている様々なボランティアの団体ですとか地域の方々がいらっしゃいます。その方々のコーディネートをしながら、学校を支援する、学校の活動を支援していくということが地域学校協働活動になります。実際にはボランティア活動の中で事業の一部を総合教育の中で支援するですとか、どこかに行くときに一緒についていくですとかというような活動が想定されます。それを、このコーディネーターの方は、いろんな人材を発掘してきて、あるいは調整をしながら、協議会と調整もしながら、その活動が活発になって学校の支援につなげていくというものになってございます。 むとう委員 では、そのコーディネーターという方は各学校にいるんですか。 渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長 今、全ての学校ということではなくて、現在は2人ということになってございます。中学校区で地域学校運営協議会というものを設置しまして、協働活動のその者は各学校にいることが望ましいんですけれども、現時点でまた全ての学校に選任ができていないという状況になってございます。 むとう委員 その少ない人数で、地域にどういうそういうことをなさってくださる方がいるのかというリサーチというのはできているんですか。ちょっとあまりにもそんな少ない人数で何ができるのかなってちょっと思ったんですけれども、どんな現状なんでしょうか。今年度になってどうなっているんでしょうか。 渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長 なかなか人材が見つからないというところもございますし、現時点で、そのコーディネーターの活動そのものは情報の整理ということになっています。各学校に様々なボランティアの団体がいますので、どんなボランティアの団体があるのかということを整理しているという状況になりまして、具体的にじゃあ今後何をするかということになりますと、協議会の中で協議が進んで、それではこんな取組をやってみましょうとなったときに、そのコーディネーターが動いていくと、このようなスキームになります。 主査 分科会を休憩します。
(午後1時42分)
主査 再開します。
(午後1時42分)
渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長 地域コーディネーターについては、全ての学校に配置していくという考えがございます。ただ現時点で、今モデル校として行っている学校がありますけども、その全ての学校にその地域コーディネーターが配置できているわけではないというところでございます。その中の現時点では2人──2人が活動できているという状況です。 むとう委員 地域コーディネーターになられる方はどういう資格で、どういう方を、どういうふうに採用するんですか。その方は、きちんとボランティアじゃなくって、ある程度きちんと報酬を払ってという採用の仕方で、どういう人がなれるものなんですか。 渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長 地域の方をよく知っている方ということになりまして、例えば、区民活動センターのほうの活動されているような方ですとか、ほかに地域の方、学校のことをよく知っている方という方を学校の先生が選んでいるという状況でございます。もちろんその方々は研修も受けて、報酬も支払って、活動時間に応じて報酬を支払っているという方になります。 むとう委員 それで逆にね、学校側がどんなボランティアさんが必要なのかとか、学校に対して協力して活動を支援してくれるって、どういう活動の支援を学校側が求めているのかという辺りはきちんと把握しているんですか。なんか外野からこういうボランティアがあります、こういうボランティアがありますと言っても迷惑だったりもしますので、はっきり言って。逆に学校側が、どういうことの支援の具体的な内容であるとか、どういうことをしてくださる方を求めているのかということは、学校側からも既にリサーチはされていることなんですか。それはそのコーディネーターという方がなさるんですか。 渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長 学校運営協議会の中には、学校の校長先生、副校長先生が入っていますので、どんな支援を、どんな人をというのはその中で十分議論されているということになります。 むとう委員 前年度からこれがスタートして思ったようには進まなかった。今年度の進捗状況はどうなんですか。先ほどちらっとおっしゃいましたけれども、今年度は一体幾ら予算がついていて、どこまでできているのか、具体的に教えてください。 渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長 ちょっと今、手元に今年度予算はないんですけれども、今年度につきましても、その活動そのものがまだ具体的などんな支援をというところまでは議論がまだ及んでおりませんので、多くの活動はないというところでございます。 むとう委員 今ちょっとお隣の羽鳥委員が予算書を見てくれて、今年度約1,400万円ぐらいついていて、相当つけているんだけど、そうすると、今年度もその状況だとまた残額が出てしまうというような見通しなんでしょうか。 渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長 今年度につきましては、今後あと二つの中学校区でモデル実施予定を、開始をしていくという予定になっておりますので、残額は発生するというふうには現時点でも想定されております。もう少し上がるとは思っておりますけれども、一定程度の残額は発生してしまうだろうというふうには思っております。 主査 休憩します。
(午後1時47分)
主査 分科会を再開します。
(午後1時52分)
むとう委員 やっぱりこういうのって地域の人材頼りという部分もあるので、なかなかそこの予測というのが思ったとおり、行政側が思うようには、地域の中にいるのかいないのかも含めてなかなか難しいと思いますよ。こういう状況の中で、先ほど聞きましたけど十分な報酬があるわけでもなし、半分ボランティア的な精神がないとできないことだし、だから、そんなに先の見通しが立たない中でこんなに予算額をつけていってしまっていいのかなというふうには思いました。もうちょっと慎重にある程度見通しを持ってやらないと、無駄なところに予算がついちゃうということで、これ、前年度だけではなくて、休憩中も含めて今年度の様子もお伺いしたけれども、歩みは前年度とあまり変わっていない中でまた予算がたくさんついているということは、ちょっと区としても進め方、もっと慎重に考えて予算化してほしいということを要望しておきます。 主査 要望ですね。(「はい」と呼ぶ者あり) 羽鳥委員 私も、この地域学校運営協議会のところをお聞きしたいんですけれども、昨年の4月の閉会中審査の際に、この中野区のこの地域と学校の連携協働体制の整備についてということで、この明和中学──そのときは明和中学校区とは言っていないですけれども、今年度からモデル事業として進めていきたいと、やがては中野区全部の中学校区で進めていきたいという御説明があったんですけれども、そのときに室長なんかは、これがうまくいけば負担軽減にこうなるんだというふうなことをおっしゃって、私もうまくいってほしいなということは願いつつ、やっぱりコーディネーターが確保できるのかというところがまず大変だし、もう一つ、やっぱり学校運営協議会などの会議をやらなくてはいけないというのが、逆にやっぱり負担増になってしまうんじゃないのか。その地域学校運営協議会の活動そのものがやっぱり大変になってしまうんじゃないのかという懸念が、ちょっとやっぱりそのときからあったんですけれども、実際、この前の今年の第1回定例会で少し活動の報告をされていて、2回会議をやられていたという報告があったんですが、実際のその学校の現場から負担の軽減とかそういうのができたとか、何か声というのはどうなんでしょう、上がってきているものなんでしょうか。 渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長 昨年度につきましては、まだ2回の会議を行ったばかりになりますので、具体的にこの部分において学校の負担が減ったというところまでの声は上がってきていないというところでございます。 齊藤教育委員会事務局指導室長 私も会議のほうに何回か出させていただきまして、そこに参加されている校長先生方の声を聞きますと、実際に先生方の負担軽減というところまではいかないんですけれども、これからやはりこういう教育活動を進めていきたい、この地域でこんな活動をしていきたいんだというふうな非常に前向きな御意見を頂いていたりですとか、その中に、実は都立の高校の校長先生も参加をしてくださっていて、やはり区で中学校15年間の義務教育の後の姿などもその中で話し合われていることは、非常に学校の教育活動の充実にはつながるきっかけにはなっていると思います。また、中学校のほうは、職場体験を結構地域の方々にお願いをして、事業所を探すというのは結構負担なんですけれども、そういう中で、参加された方々からもいろいろ情報もらうなんていうことでは、まだこれからではありますけれども、先生方の負担を徐々に軽減していくことには着実につながっていくかなというふうに思いますので、我々としてもしっかりと応援をしていきたいというふうには考えているところです。 羽鳥委員 実際今、明和中学校、この年度では明和中学校区で今2名のコーディネーターの方が活動していただいているということなんですが、お声がけはやっぱり学校のほうからやられているんでしょうか。 渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長 基本的には学校のほうのこの方がという形になりますので、事務局のほうでこの人にということで指定しているわけではございません。 羽鳥委員 確かに現場にいらっしゃる校長先生のほうが地域とのやっぱり関わりがあるので見つけやすい側面はあるのかなとも思うんですけど、それを探す活動もやっぱりこれはなかなか大変かなって思うんですけれども。区のほうで何かお手伝いというか、探すね、負担軽減、現場にあまり過度な負担がかからないような、そうした対策などでやられていることというのはないかなというのはいかがでしょうか。 渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長 こちらの方を選任するするときに、学校任せではなくて、区の事務局と相談しながら今でも進めていますので、そういった形で支援しながら進めていきたいと思っております。 主査 他に質疑はありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
主査 なければ、進行します。 次に、278ページから279ページ、2目学校教育費、事務事業1、学校教育について質疑はありませんか。 河合委員 こちら、たしかこの学校教職員等長時間労働者面接指導委託ですけれども、これ必須受診に変わったという話だったと思ったんですけれども、この執行率残の理由なども含めて教えてください。 齊藤教育委員会事務局指導室長 今年度から100時間を超えた教職員については必ず受診をしなさいということで必須に変えております。令和4年度なんですけれども、学校と教育委員会のほうで、先生方の勤務時間等を把握いたしまして、それぞれ面接対象者の先生方のほうに通知をしました。そこから先が、先生方が希望されるかどうかというところで、本人の申出による受診というような形を取らせていただいていましたので、なかなか実績のほうが上がらなかったというのが、この結果に表れているというふうに考えています。 河合委員 すみません、失礼しました。令和5年度から必須になったんですね。そういう意味では、やはり学校の先生からするとやっぱり時間が取られてしまうとか、様々受けたくない理由があるのかなと思うんですけど、それ何か理由とか、これ、やっぱりなかなか必須になって本当に向上するのかというところも含めてちょっと見通しを教えてください。 齊藤教育委員会事務局指導室長 昨年度、実は100時間を超えたという対象の先生方は40名いらっしゃったんですが、実際に面接を受けてくださった先生方は22名ということで、約半分というような形でした。遅くまでお仕事されている先生方の状況としましては、本当に仕事が終わらなくて、苦しい状況の中でどうしてもやらざるを得ないというような形でやっている先生も当然いらっしゃるんですけれども、もう子どもたちのために、もっといい授業をやりたいんだというふうな思いで実施しているような先生もいて、面接につながっていないというようなケースがあるというふうには考えているところです。 今年度から全員100時間以上、それから80時間以上を超えた月が3か月以上継続している先生方も必ず面接を受けなさいということで伝えています。やはりその面接の時間を取られるというのは確かに先生方としては負担になる部分もあるとは思うんですけれども、やはり誰かに話を聞いてもらうですとか、本当に体調が悪くなる前にこういうお医者さんとの面接の機会を持つということは、御自身でもやっぱりちょっと働き方を変えなければいけないなという意識の変容にはつながっているというふうには聞いておりますので、そういった意味では今年度からの成果はあるというふうには考えていますので、引き続き働き方改革のほうも進めていきたいと考えているところです。 羽鳥委員 今、面接などをやって、教職員の長時間労働について対応されているということなんですけれども、やっぱり長時間労働というのが、本当にこの教員の人たちが志望する際にも、志望というのは応募する際にもちょっとためらってしまうね、やっぱり大きな本当に原因になっているかなと思います。ちょっとここで聞くものかどうかは分からないので、ちょっとここでしか聞きようがないのかなと思ったんですが、区として長時間労働そのものを削減するというためにやっている、この年度でやった施策なんかがもしあったら、例えば校務支援の取組なんかで、例えば区のほうで事務を一部引き取ったりだとか、やっているものがあったらお示しいただけたらと思うんですけれどもいかがでしょうか。 齊藤教育委員会事務局指導室長 年に3回、校長先生方とのヒアリングというのを行っています。その中で必ず働き方改革に向けて、それぞれの学校でどんな工夫をしているかというのをお聞きしながら、かなり成果が上がっているような事例については、改めて校長先生方にもお伝えをしていて、校長先生方の実感としますと、やはり毎月の中で何日か定時で退勤をしようというような呼びかけをしていて、着実にこれまで長くどうしても残っていらっしゃったような先生が早く帰らなければならない日をつくったことで、少しずつその勤務時間も減っているというふうなところでの成果ですとか、または、校務全体も、どうしても誰かに仕事が集中してしまって、例えば教務主任というようなお立場の先生方が仕事が多くて、その先生が帰る時間が遅いなんていうような学校もあったようなので、校務のほうをしっかりと分担をしながら、それぞれの先生方でバランスよくお仕事していただく中で、学校全体としても早く帰れるような日を増やしていくなんていうふうな工夫をしてくださっているので、そういうところで一緒に相談をしながら、様々なアドバイス等行っているところです。 羽鳥委員 先生とかからは、学校の、例えば都や区に対して提出しなければいけない書類が大変多くてその作成が大変だという声とか、共通化ができないものなのかとか、こうした声なんかもちょっと聞いてはいるんですけれども、そのところでの工夫などはあるのでしょうか。 齊藤教育委員会事務局指導室長 指導室と学務課と連携をしながら、無駄な調査を行っているつもりは全くないんですけれども、共有できるようなところは、先生方に何度も同じようなことを聞くようなことがないように連携をしながら進めさせていただいていますし、国や都からは、もういつどの時点で調査が来るかというのは大体毎年同じ時期ですので、こちらである程度そのベースとなるような資料を学校のほうにも事前に配布をして、そこに変化があったところだけ加筆して回答していただくなんていうことでは多少工夫をして、なるべく学校の負担というのを減らすような努力はしているところでございます。 立石委員 たしか文部科学省が1か月80時間、1年も基準時間を設けていたと思うんですけど、そちらは何時間で、大体令和4年度と5年度のそれぞれの比率というか、傾向をちょっとお伺いします。 齊藤教育委員会事務局指導室長 先生方の働き方のほうですけれども、やはり各学校からの報告を見ますと、繁忙期によるばらつきというのは非常に大きくなっています。ちょうど今月、10月に入って、前期が終わって後期が始まるというところでの先生方の負担が非常に多かったりですとか、成績をつけるというようなところもあって、その辺り、年間通してもう一つ見ていかなければいけないなと思うんですけれども、一応うちの区として掲げているのは原則月45時間で、年間では360時間というところを一応目途にして働き方改革を進めているというところです。今年度まだ年度途中なので、明確な数値というのはまだ出てはいないんですけれども、夏休み前に校長先生方と話をしたところ、先生方の意識が大分変わってきたと。やっぱり遅くまで残るというよりは、早めに仕事を片づけて、学校のほうも少しでも早く退勤をしようというふうな意識に変わってきたというふうな報告はいただいているところです。 立石委員 ちょっと数字は難しそうですかね。難しそうだったら結構ですけれども。 先ほど100時間から、令和5年度に関してはその面接を必ず受けてもらうようにしているという話だったんですけれども、区の基準としては45時間、国は80時間が危ないというふうに伝えているわけですから、100時間というのはちょっと基準がどうなのかなというふうに思うんですけど、そちらはどういう基準でその100時間という設定をされているんですか。 齊藤教育委員会事務局指導室長 すみません、一応労基法のほうにも示されている、以前に多分示された数字かなと思うんですが、国や都のほうも長時間労働で教員がどのぐらい負担が多いかというところで示すときに使っていた数字ではないかなというふうに思うんですが、昨年度の対象者の人数だけは手元にございます。100時間超が、先ほどお伝えした40名おりました。80時間を3か月続けて超えてしまったというような先生方が21名、そして月に80時間を超えたというような、これは年間を通してどこかの月でということですけれども、170名というふうな数が出ていますので、今年度その辺りが大分減って、逆にこの45時間以内で、時間外労働、在校時間というのが減っている教員の割合なんかも改めて確認をして、着実に働き方改革──時間だけではないんですけれども、取りあえず時間という側面で、どのぐらい、先生方の残業になると思うんですけど、そのカウントが減ってきているかというのは、きちんと把握をしていきたいというふうには考えているところです。 立石委員 100時間の根拠は法律ですか、何かあるということですけれども、今後だんだん、100時間まではいっていないけど、80時間、45時間というところの数も注視していただいて、場合によってはその基準を引き下げるとかの検討も必要かなと思っております。 最後にちょっと確認だけですけど、この面接を行っている方はどういうキャリアだったり資格をお持ちの方で、ちょっと重複するかもしれませんが、具体的にはどのような面談を行っているんですか。 齊藤教育委員会事務局指導室長 産業医の先生方と面接をしていただくというような内容になっています。その具体的な相談内容としては、やはり仕事が負担になっていないかですとか、日々の生活の中で何か体に不調みたいなのが出ていないかといったようなところを確認をしながら、今後御自身でも働き方改革に向けて自分自身で何かできることはあるかとか、また、管理職の先生方に相談しやすい学校環境であるかといったようなところを聞いていただいているというふうには聞いていますので、その辺り何か大きな課題等があれば、教育委員会のほうからも学校の管理職のほうに伝えて、改善できるようなところがあればぜひ改善をしてもらいたいというふうに考えています。 立石委員 最後にします。産業医ということですから、学校に限らずいろいろな組織のそういう制度とか働き方に関してはある程度精通をされている方で、御自身の体調だけではなく、その働き方についても面談でお話されているという理解でいいですね。分かりました。大丈夫です。 むとう委員 今のところで、実際に産業医の方と面接をした際に、やっぱり何ていうか精神的に、忙し過ぎて過労になって、精神的に病んでしまって教師の自殺というのもあったりなんかするので、そうなっては困るんですが、実際にこの指導の中で精神科につなげたりとかというようなこともあるんでしょうか。 齊藤教育委員会事務局指導室長 昨年度からの内容ではそういうところにつながったというのは報告はいただいてはおりません。 むとう委員 そこまでひどいことにはなっていないと思ってよろしいんですかね。 あと、重複していたら申し訳ないんですが、この初任者研修のバス雇上げ料残が未執行であるんですけれども、これ重複してないかしら。これは初任者研修自体が行われなかったのか、行われたのか。バスは借りた──行ったけどバスは借りなかったのか、何なんでしょうか。 齊藤教育委員会事務局指導室長 こちらはコロナウイルスの感染拡大ということで、残念ながら初任者の宿泊研修そのものが実施できませんでしたので未執行ということになってございます。 むとう委員 初任者ということですから、新人ということですかね。大事な研修かと思うので何か形を変えてはやらなかったんですか。 齊藤教育委員会事務局指導室長 同じ時期に教育センターのほうに集まっていただきまして、教育長からの講話ですとか、先生方同士での協議や、また授業案を作成するといったようなところで、内容的には、場所は中野区でしたけれども、きちんと研修のほうは実施をさせていただきました。 大内委員 今の研修バス雇上げというのは当初予算ではどこに入っているんですか、事務費に入っているの。 齊藤教育委員会事務局指導室長 189ページにございます事務費の中に──すみません、1の(1)教育人事の中の事務費に入っているというふうに思います。 大内委員 そうすると表記が、この事務費は消耗品と印刷費とあって、バス雇上げが消耗品なんですかというふうに見えちゃうんですよ。これの事務費の残が出ていない。もしこのバス雇上げが31万3,000円だとすると、事務費57万3,000円のうち、事務費で一応使った執行額も出ていない、ここに。学校教職員労働者面接指導委託等は執行額が出ているんですけれども、普通ここの執行額のところに事務費として数字が出ていて、残のところに事務残(バス雇上げ)とまだ書いてくれれば分かるけれども、これちょっと書き方おかしくないですか。 齊藤教育委員会事務局指導室長 申し訳ございません。一応バスの借上げ自体は執行はゼロということで、残のほうは31万3,000円というふうになってございます。また、事務費等の購入の残としましては2万3,487円という内訳でございます。 大内委員 それ、また言っちゃうと、31万円と2万幾ら、34万円ぐらいしかないわけだよ。でも事務費の計上は57万3,000円されているわけ。じゃあ残りの20万円ぐらいどこに行っちゃったんですか。ほかに、目内ですから流用したのかもしれないけれども、もうちょっとこれ分かりやすく。そもそも教育委員会ってバスの雇上げって事務費に入れるわけですか、項目。その初任者研修会という項目があって、主にバス代があって、その他、ほかの事務費がかかるのかもしれないけれども、これちょっと当初予算で見るとバス代とは思えないんですよ。もう「うん」と言ってくれたからもう言いませんけど。もうちょっとこれ、表記仕方をうまくちゃんとやらないと。これ変な話、予算と違うものに支出しているぞという話になりますよ、突っ込んでいくと。事務費に入っているのはおかしいんだから。 齊藤教育委員会事務局指導室長 この宿泊研修ですけれども、指導主事や私も同行して参加する予定でしたので、そちらの表記の仕方、そんなところで令和4年のほうは入れていたんですけど、来年度以降はもう少し分かりやすく表記をさせていただいて、項目も改善していきたいと思います。 主査 よろしくお願いします。 他に質疑はありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
主査 なければ、進行します。 次、278ページから281ページ、事務事業2、教育事業について質疑はありませんか。 河合委員 2、学習指導の中野の100冊及び新書のところを聞かせてください。こちらも要求資料子ども文教5のほうに資料の金額が載っておりまして、かなりこの年は様々御努力していただいて、100冊買って御努力いただいたと思うんですけど、これの額、執行額、やっぱり残がちょっと大きいのかなというところもありまして、実際にこれは想定していた100冊というのを買った残りになるのか、それとも足りなかったのか、そこら辺のこの執行残のところの説明をください。 齊藤教育委員会事務局指導室長 当初の予算で考えていたものよりも契約の時点でかなり安く契約ができまして、この落差が、既に221万5,565円というようなところで契約のほうができたというのが一番大きいかなと思っています。 そして2点目といたしましては、昨年度、その前ですかね、中野の100冊、改めて選定をし直したんですけれども、残念ながらその中で絶版本になってしまっていた本というのが数冊ございまして、購入ができなかったというようなことがございました。その絶版になってしまった本は、また改めて別の本をこの中野の100冊のほうの選定をして購入につなげていきたいというふうに考えているところですけれども、そういったところでの残といったところでございます。 河合委員 ありがとうございます。そういう意味ではこの100冊入れるという取組、すばらしいなと思っていたんですけど、ほとんどこの100冊というところは各学校に入れることができたということでよろしいでしょうか。 齊藤教育委員会事務局指導室長 はい、小学校、中学校に入れてございます。 河合委員 すみません、2個上に、教育指導の中に指導者用デジタル教科書がありまして、こちらももともとの金額が大きいのがあるんですけれども、執行残が少し目立つかなと思いましたので、理由を教えてください。 齊藤教育委員会事務局指導室長 こちらも購入費自体がかなり定価を、下回っていたということで少し安くなったというところと、実は既に公費で事前に購入をしていた学校が幾つかございまして、その分の残というところでの不用額となってございます。 河合委員 よかれと思って早く買ってくださったところに対して、それは補填はしなくて大丈夫なんですか。この予算で多分御購入されちゃったということだと、校割など、学校の範囲で買われたということだったんですけど、改めて予算をつけた中で、そういうところに対して補填してあげることはないものなんですか。 齊藤教育委員会事務局指導室長 令和4年度につきましては、そのような補填というのは特に行っていないというもので、今後こういったものを購入する際は早めに学校のほうにも周知をして、同様のことが起きないようにしていきたいというふうに考えております。 河合委員 ありがとうございます。そうですね、ぜひそういうふうに。何かせっかく善意を持ってやってくれた人が損するみたいなのは本当によくないと思いますので、周知であったり、この意見を聞く、現場の意見をきっちりと聞いてそれから購入するとか、様々できること、工夫はあると思うのでそこは進めていただきたいなと思っています。 ちなみに、このデジタル教科書、たしか令和4年には拡充があって、ここで買われた購入費というところがあったのかなと思ったんですけど、これは必要な教科書全部購入できたんでしょうか。 齊藤教育委員会事務局指導室長 5教科につきましては、指導者用のデジタル教科書は小学校、中学校に配置ができたものでございます。 河合委員 ありがとうございます。ちなみにこれは今後はさらに広がっていくんでしょうか。どういう予定でしたか。令和5年、もし動きがあったら教えてください。 齊藤教育委員会事務局指導室長 今年度、小学校の教科書採択を行いました。来年度から小学校の教科書が変わりますので、改めて小学校のほうには、令和6年度から4年間分の指導者用のデジタル教科書等は配備をしていきたいというふうに考えているところです。 河合委員 ありがとうございます。それは5教科──5教科を配備していく感じですか。 齊藤教育委員会事務局指導室長 5教科で考えています。他の実技教科等は、実は教師用の指導書の中にかなりデジタル教材等も含まれておりますので、学校ではそういうものを十分活用できるというふうな報告もいただいておりますので、5教科の指導者用のデジタル教科書の導入を考えています。(「ありがとうございます」と呼ぶ者あり) 久保委員 中野区立小・中学校学校図書館夏季開放業務委託、これも新規事業であると思いますけれども、こちらの事業実績を教えてください。 齊藤教育委員会事務局指導室長 令和4年度、夏休みも子どもたちの居場所を学校の中で少しでもつくれたらというところで、昨年度、夏の間だけ業務委託をして始めた事業です。8月中の12日間ということで、時間のほうもそれほど長くはなかったんですけれども、指導主事が全校回りまして、学校に開放のときに毎日来て夏休みの宿題をしている子どもたちですとか、プールで来たり補充教室で来た後、少しそこに残って友達と一緒に勉強して、また先生も顔出してくださっていまして、一緒にちょっと宿題を教えるなんていう姿があったという報告を頂いているので、成果としては非常に上がったというふうに考えています。 久保委員 成果としては上がったって。この業務委託の内容そのものはどのようなものなんですか。 齊藤教育委員会事務局指導室長 こちらは7月までは学校図書館指導員が入っていて、8月だけは入っていませんでしたので、この8月の中の12日間という期間を、学校のほうで、学校を閉じている教育活動休止日以外の中で12日間選んでもらいまして、そこで業務委託を行ったというものです。時間としては4時間つけましたので、12日掛ける4時間というようなことで配置をしました。 久保委員 図書館指導員のいない時間の8月にということで、これ委託先はどのようなところ。要するに開館をするのにね、12日間の4時間を開けておく、ただ開けておくというだけではないと思うんですよ、わざわざ業務委託をしているんだから。なので、この業務委託の内容、中身が知りたいんです。 齊藤教育委員会事務局指導室長 当然図書の貸出し等の業務に加えまして、夏でないとなかなか図書の整理、廃棄の図書ですとか、また実際に貸出した本が戻ってきていないなんていうところも確認をしたりなんていうところで、そういった図書館の業務、基本的にはその内容を行えるようにということで委託をしましたので、学校の管理職のほうから、この図書館の指導員さんと連携をしながら整備等を行ってもらいました。 ただ夏休み中だったので、2校ほどだったというふうに記憶しているんですが、図書館自体に工事が入ってしまっているようなところもありましたので、そういうところは場所をちょっと変えてもらいまして、別の教室等を活用しながら、子どもたちがその部屋で勉強したりですとか、図書館の本もそちらにちょっと頑張って動かしてもらいまして、そこで貸出し業務を行ったなんていうことも報告としては頂いているところです。 久保委員 ということは、委託をした事業者から、図書館指導員さんのような役割の方が派遣をされてきていたということでしょうか。 齊藤教育委員会事務局指導室長 はい、そういうような形になります。ただもともと学校図書館指導員を行ってくださっていた方も入っていただいたなんていうこともございますので、それは小・中合わせて27校ということで、地域開放型図書館を併設していない学校に配置をしたんですけれども、そのうち14校は、ふだん学校図書館指導員をやってくださっている方が兼務をしていただいたというふうに報告を受けております。 久保委員 ごめんなさい、普段は会計年度任用職員だと思うんですけれども、その際の契約はどういうふうになるんですか。 齊藤教育委員会事務局指導室長 こちらは、図書館の業務委託を受けてくださった会社のほうで、1か月、その期間だけ雇っていただいて、その学校に配置をしていただいたというふうな形になってございます。 久保委員 何かあまり例がないような感じだなと思って、要は、8月って夏休みだから、だけど会計年度任用職員って1年間じゃないですか。その1年間、区として会計年度任用職員として採用している人を、委託先の事業者がその方を使用するんですよね。なんかあまり例がないように思うんだけれども、どうなんでしょうか、その契約方法って。契約方法自体は特にそれで問題がないものと考えてよろしいですか。 齊藤教育委員会事務局指導室長 8月中は、ふだんお仕事していただいていますこの学校図書館指導員の方々は8月は勤務しないことになっていますので、その中で別の会社の社員といいますか、別の会社と契約をして、そこから区内の学校に派遣をしていただくというような形を取らせていただいていますので、特段問題はないというふうに考えております。 久保委員 それで、何でこんな細かく伺っているかというと、令和5年度からは、会計年度任用職員の方たち、今までの図書館指導員が業務委託になっていて、今言われたような、この夏休みのところでね、その業務委託していた先にスライドして図書館指導員の方が行ったところもあるし、令和5年度から。そうじゃない方もいらっしゃる。けれども、やっぱり会計年度任用職員としてしていた業務と、令和5年度からの業務が、非常に時間の面ですとか、処遇の面ですとか大きく変わってきているというようなことをちょっとお聞きをしているんです。なので、令和4年度の夏休みにちょっと実験的に行ったことがね、そのまま令和5年度に、じゃあこれで年度明けからは全面的にやってみようかって思うようなやり方をしたのかなって思ってちょっとお聞きをしていたんだけれども、実際のところはどうだったんでしょうか。 齊藤教育委員会事務局指導室長 委員御指摘のとおりでございまして、学校のほうからも、なかなかこの学校図書館指導員の方を探すのが大変だというふうな声もございまして、きちんと業務委託をして、ふだん来ている方がどうしても来れないようなときも代替で職員を派遣していただけるようなことも行ってもらえるような、そういった業者にきちんと委託をかけて、子どもたちがより学校図書館を活用できるような形を取りたいと。また、学校図書館指導員の勤務時間のほうも、今年度は以前よりも長い時間勤務をしていただくような形を取らせていただきましたので、学校のほうからもメリットがあるというようなところでお声を頂いていましたので、昨年度のこの夏季休業中の学校図書館開放の成果を見まして、今年度から新たに小学校のほうも業務委託をスタートしたというものでございます。 久保委員 ということは、令和4年度の夏休みに行ったものが、ある意味実験的に行ってみて、その成果を見て令和5年度からは全てを業務委託にした。だから令和4年度に行おうと言ったのは、その先に業務委託に変えるという、そういう方向転換というか、方針転換がもう決定をされていたからそういうふうにしたんですか。 齊藤教育委員会事務局指導室長 この時点ではまだ決定ということではございません。やはり夏休みも子どもたちの居場所というのはしっかり学校のほうでもつくる必要があるだろうというふうに考えていましたので、それプラス学校の図書館の充実というところで、どのような形がより適切なのか、また、図書館指導員の勤務時間等もどのような形で増やしたほうがいいのか、現状でも十分機能しているのかといった辺りも含めて、ずっと検討はしてきましたので、この時点で決まっていたということではなくて、この夏休みのこの業務委託を経て、成果や課題を洗い出しまして、今年度につなげてきたという経緯でございます。 久保委員 また改めて御報告を頂く場面があるのかもしれないんですけれども、そういった効果ということがあったと思われる部分と、必ずしもそうではなくて、やっぱり会計年度任用職員という形で仕事をされていた方たちの中には、時間数のこともありますけれども、なかなかそのまま業務委託にはなじまない方もおいでになられたという現状もあると思いますし、令和5年度からスタートしたばかりの事業なので、今の段階でそれがよかった悪かったというふうな評価を一概には言えないんですけれども、実際には学校との連携がうまくいっていないというような、委託事業者とですね──というようなお話もお聞きをしています。ですので、やっぱり学校の状況確認をしっかりしていただいて、本当に子どもたちが喜んでこの図書室がね、夏休み、図書室が開いているということで使えるようになった。でも何となくそれを経て、実は学校図書館指導員の在り方そのものが大きく変わってしまったみたいにもちょっと見えてしまっている部分もあります。だからちゃんとやっぱり検証もしていただきたいと思うし、学校のほうとも状況を様々確認をしていただきたいと思うし、業務委託をした事業者がその契約内容をきちっと守っているかどうかというところも丁寧に見ていただきたいと思うんですけれども、その辺はいかがですか。 齊藤教育委員会事務局指導室長 引き続き、その辺りはしっかりと成果と課題をこちらも見たり、実際に学校訪問したときも管理職からも話を聞きますし、直接業務委託を受けたところから派遣してくださっている図書館指導員さんのお仕事の様子なども見させてはいただいています。昨年度の夏に行った図書館開放についての成果や課題は教育委員会の中でも報告をさせていただいて、貸出しの冊数ですとか、図書館への来校する児童生徒の数など、やはり一定の成果が上がっているというようなところを、この教育委員の先生方にもお話をいただいたというようなところも、今年度の業務委託につながった大きな点ではありますので、今後も、やはり委員おっしゃるように実際に学校で働いている職員の方々も働きやすいような環境、そしてやはり子どもにとってどういうメリットがあるのかというところはしっかりと検証していきたいというふうに考えています。 羽鳥委員 要求資料、子文教5の区立小中学校図書室の蔵書数、廃棄図書数、図書購入費一覧(学校別)を見ていきますと、購入についていえば、小学校で前年度より約1,800万円くらい、中学校の購入費、中学校では前年度より600万円ぐらい増加をして、廃棄冊数等、小学校では約3倍、中学校では6倍くらいが廃棄されているということで、この図書の回転が進んだのかなということがうかがえるんですけれども、この年度、2022年度でやっていた学校図書室の図書充実についての取組についてお答えください。 齊藤教育委員会事務局指導室長 先ほどお伝えさせていただきました、中野区の100冊を昨年度購入させていただいたのとともに、各小中学校に50万円分の予算をつけさせていただきました。どの学校も非常に効果的に活用していただきまして、新しい本をやはりたくさん入れることによって子どもたちも読んでみたいというふうな思いを持ちますので、こういうものを上手に展示をしていただいたり、ディスプレイ、工夫していただいたりしまして充実につなげてきたところでございます。 羽鳥委員 学校図書室のこの蔵書ということでいえば、この蔵書の冊数自体は結構基準は満たしているんですけれども、古さというのがやっぱり課題になったかと思うんですね。これまでのところで、読書の推進計画なんかでは、1992年以前、だから30年以上前の図書というのが小学校で約4分の1くらいで、中学校では5分の1弱、6分の1くらいですかね、残っていたということなんですけれども、こうした取組でこれは改善をされてきているんでしょうか。 齊藤教育委員会事務局指導室長 やはり古い本が多いというのは大きな課題であるというふうには思っていますので、この辺りはこれから何年かかけまして新しい本をしっかり入れるのとともに、古い本をしっかりと廃棄をしていって、なるべく新しい本を多くして、子どもたちが興味、関心を抱いてもらえるような、読書離れというのも言われていますので、そういった辺りも少しずつ改善していけるような取組は引き続き行っていきたいというふうに考えております。 羽鳥委員 昨年の委員会のところでは、10年くらいかけてね、計画的に蔵書を新しくしていきたいということなんかもおっしゃっていましたから、ぜひとも計画的にやっていっていただきたいなと思います。 それで、久保委員のところと少し重なるんですけども、学校図書館の夏季開放事業と関わって、この2022年度のところなんかでは会計年度任用職員だったわけですけれども、これは、ずっとそうやってきて、1年契約でたしか、会計年度なんで当たり前ですけれども、契約期間がたしか11か月、1年じゃなくて、なんか短くしていたんじゃなかったかなと思うんですけれども、どうでした。 齊藤教育委員会事務局指導室長 学校図書館指導員につきましては、8月を除いておりましたので11か月というようなところで、月に16日の1日4時間ということで令和4年度までは配置をしていたものでございます。 羽鳥委員 いや、これって、8月の開室をしないから、必要ないからそこで契約が切れるんだということなのかもしれないですけれども、手法としては、これは無期転換逃れと同じじゃないかなと思っていて、要は継続的な雇用じゃないんだということで、継続的な雇用だと無期転換にしなくちゃ、5年以上の契約で、継続的に契約していたら無期転換を申し出なくてはいけないとなっているけれども、1か月以上の雇用の期間が空いていれば新規の契約としてみなされるということで、そういったことに使われていたんじゃないかなというふうにちょっと疑念を抱いてしまいます。 今年度からは業務委託に変えられたということなんですけれども、これによって、何でしょう、待遇というのは改善をされたというふうには思っているんでしょうか。 齊藤教育委員会事務局指導室長 昨年度までのこの学校図書館指導員のほうも、1年ということではあったんですけれども、8月に勤務しないから1年ということではなかったというふうには捉えているところです。 また、今年度からの業務委託になりまして、待遇といった面では、基本的には行っていただいている業務内容自体は大きく変わったものではないので、1日6時間というようなところで、より子どもたちも放課後に学校図書館を利用しやすくなったりですとか、子どもたちにとってのメリットというのは着実に上がっているというふうには考えていますので、学校もいろいろ工夫しながら活用してもらっていますので、今後も学校図書館指導員が入ることによって図書館の充実、子どもたちの図書への興味関心というのを高めていけたらと考えているところです。 羽鳥委員 はい、分かりました。 あと、小学校の動物飼育推進について少しお尋ねしたいんですけれども、命の大切さを知るという点では動物を飼うというのは一定その効果はあるのかなというふうに、こう思いはするんですけれども、一方で結構指摘されているのが、動物にとって結構劣悪な環境なんじゃないかということだとか、あとは先生たちの負担がやっぱり重くなるんじゃないのかということが言われているんですけれども、それについて区としては何かどのようにお考えでしょうか。 齊藤教育委員会事務局指導室長 やはり動物を飼うというのは非常に責任も重いものですし、動物たちにとってのストレスというのはあるというふうには認識しているところです。また、先生方の負担ということにつきましては、長期休業期間に学校に置いておいてほったらかしというわけにはいかないので、誰かが連れて帰って家で面倒見るなんていうことも聞いてはいるんですが、地域の方々で協力してくれるような方に預かっていただくなんていう例もあるようなんですが、この辺りは、やはり子どもたちにとってのメリットと先生方の御負担というところがあるというふうには認識をしておりますので、その辺りでうまくバランスを取ってやっていけたらいいなとは思っているところなので、どのような支援が教育委員会としてもできるかというところは、引き続き検討はしていきたいというふうに思っているところです。 羽鳥委員 動物飼育というのは、かわいいだけじゃなくて、本当に飼うとき、自分たちの家で飼うときなんかは本当に看取りまで含めてやってこそのやっぱり命の大切さというところで、いいところ取りだけをね、やっぱりかわいいというふうないいところ取りだけをしてはいけないと思うんですよ。そうしたときに、現状が果たして子どもたちにとって、あるいは先生たちにとってよいのかというのは、常に負担になっていないかという点も含めて、ぜひとも現場の意見などもね、ちょっとつぶさに聞いていっていただけたらなと思います。 主査 要望でよろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり) 久保委員 今、羽鳥委員の御質疑を聞いて、会派からこれは絶対にというところを言われていたのを忘れていたのを思い出しました。小学校動物飼育推進校事業の件で、これは会派から度々質問をさせていただいているところです。それで、美鳩小学校が令和4年度には予算化をされておりますけれども、スタートした白桜小学校の予算をどうするのかということと、また上鷺小学校のほうでもモルモットを飼っていて、上鷺小学校、私が見に行ったときには、劣悪な環境では全然なくて、エアコンをちゃんとつけた飼育小屋があったりとか、非常に子どもたちも一生懸命面倒を見ていたり、校長室でも、不登校のお子さんのためにということで、モルモットがいることによって校長室にお子さんが来ることができたりというようなこともできていました。なので、そういう意味での教育的な効果はあるなと思っているんですけれども、やっぱり今のお話にあるように、動物のストレスとか、教員の負担とか、また本当に命を大切にするという点で、その動物の飼育というのはどうあるべきかというのは非常に重要だと思っております。なので、これ東京都のほうのサンセット事業でスタートしてしまっているところなんだけれども、やっぱり本当に命ある動物なので、サンセット事業が終わったからといって、じゃあどうするのって、その動物は学校に残るわけですよね。やっぱり愛情を持って子どもたちも関わっているわけだから、その飼育は継続をさせなきゃいけないと思うんですよね。その辺のところで、やっぱりこの事業については、令和4年度は美鳩小ということになっておりますけれども、白桜小とか、上鷺小でもね、やっぱりここはしっかり教育委員会としてもサポート体制を考えてあげるべきじゃないかというふうに思っているわけですけれども、その辺はいかがお考えですか。 齊藤教育委員会事務局指導室長 委員御指摘のとおり、白桜小や美鳩小学校で子どもたちが動物と関わる中で様々な経験を通して命の大切さですとか、思いやりといったようなところも子どもたちの中に養えているというふうに我々も認識しているところです。今年度までは校割予算の中で餌代等も白桜小学校のほうでは御負担をお願いしていたところではございますけれども、ぜひ来年度以降も、少しでも学校の負担が減るような形で餌代等は何かしらの形で予算化できたらというふうに思っていて、今検討はしているところですので、動物飼育によるメリットというのはあるというふうに我々も認識をしておりますので、前向きに検討していきたいというふうに思っております。 久保委員 ありがとうございます。 それで、先ほど、元々のその動物飼育とね、今伺ったところというのはちょっと別のところなんですけれども、実際には動物飼育は動物飼育として、従来進められてきたものというのは各小学校で行われているんだと思うんですけれども、そちらのほうも、いろいろやっぱり、特に今年のようなこの異常気象といいますかね、本当にこの暑さというのは動物にももちろん響いてくるところだと思うので、その辺のところも全部含めた上でね、今後の飼育の在り方というのは考えていかなければいけないんじゃないかなって思うわけですけれども、その辺については教育委員会としてはしっかり議論が進められているのか、また、学校に対して現場の状況がしっかり調査などが行われているのか、どうなっているのか教えてください。 齊藤教育委員会事務局指導室長 学校の状況は毎年必ず確認をしておりまして、大型の動物から金魚等まで様々な生き物を学校では飼育をしております。子どもたちも生き物を飼うというような経験を通して、なかなか今自宅で大型の犬を飼うというのは難しいような家庭もあると思いますので、子どもたちに何らかのそういう経験というのは必要かなと思っていますので、夏の暑い時期なども含めて、1年を通してやはり動物も健康管理のほうをしっかりしながら、学校と我々と連携をしながら動物飼育のほうも進めていけたらと考えております。 久保委員 ぜひお願いします。学校ごとによって、地域の獣医師の先生とも連携を図られているんだと思うんですけれども、その辺のところで専門家の意見も十分に聞いていただきたいと思います。これは要望です。 むとう委員 子ども文教の資料の6番、小中学校の学校図書の蔵書が、まだいまだに文科省の数字を達成していない学校があるのはどうしてなんでしょうか。 齊藤教育委員会事務局指導室長 新しい本を購入する費用が、これまで十分に足りなかったというところがあるというふうには認識をしております。この内訳も、決して新しい本ばかりではないので、まだまだ古い本もあるというふうには認識をしているところですので、昨年度からかなり多くの予算をつけてはもらっておりますので、しっかりと入れ替えを継続的に進めながら、そしてこの図書標準のほうもしっかりとクリアできるように進めていきたいというふうに考えています。 むとう委員 随分達成してきていて、私が議員になりたての頃はほとんどの学校が達成していなかったので、それから比べたら随分よくなってはいるんですけれども、まだいまだに何校かぱらぱらと達成できていないので、ここはやっぱり学校側にも最低ラインの水準として文科省の水準があるわけですから、達成できていないよとか知らせてはあげているんでしょうか、せめてこの基準に達成するように増やしてほしいんですけれども、学校側はこの数字を意識はされているんでしょうか、認識されているのでしょうか。 齊藤教育委員会事務局指導室長 当然学校のほうは認識をしている数字ではあるというふうに我々も捉えてはいますので、当然図書標準というのはクリアすべき一つの目標でありますけれども、先ほどもお伝えしましたように、やはり古い本が多くてもあまり意味がある数字ではないので、古い本をしっかりと廃棄をしながら新しい本に替えていくということはもうこれから継続してやっていきたいと思っていますので、子どもたちが手に取って読んでみたいと思うような本を増やすというような取組をしっかりと進めてまいりたいというふうに考えております。 むとう委員 私、別に古い本が駄目とは思っていませんよ。古い本でもそれなりの、本当に昔ながらの童話であったりとか、今でも時代遅れになっていない小説とかいっぱいありますからね、古ければ悪いなんて全然思っていないんですけれども、達成をしていただきたいと思います。 それから、ずっと毎年、小中学校で学力調査というのをやっているんですけれども、この学力調査の結果が学校側でどう生かされているのかというのが、ずっと私は課題だろうなと思っているんですけれども、どうなんでしょうかね。現場で日々教えている先生が、その子、その子の結果、ちゃんと把握しているんでしょうか、最近は。どこが分からなくて、どこがつまずいているのかとかということを、単に中野区の学力を調査すればいいということではなくて、その子その子がどこで分からない、何が分からない、どこでつまずいているかというのをしっかりと知る、これがきっかけにもなるかと思うので、これが、この結果が現場の先生方にしっかりと今は知らされているんでしょうか。以前は知らされていなかったのがすごく課題だと私は何度か指摘したことがあるんですけれども、最近はそれは改善されているのでしょうか。そしてこの結果は、教師それからその本人にはしっかりと届いているんでしょうか。 齊藤教育委員会事務局指導室長 学力調査の結果につきましては、各学校にはきちんと伝えております。大きく2点あるかなと思うんですけど、やはり子どもたち一人ひとりが自分自身の学習の到達度を把握するという意味で、個表返ってきますので、それを基にして夏休み等に、自分がなかなか定着が図られていないような内容については時間があるときに学習をしたりですとか、また新たな目標を持ったりということで活用しておりますし、先生方お一人おひとりには、実際に自分が指導した子どもたちの、この学習到達度というのはどの程度なのかというのを把握していただく中で、自分自身の授業改善につなげていくということが非常に重要だというふうに思っていますので、夏休み等を利用しまして、各学校が授業改善プランというのを作成してもらっています。学校全体でも多少数値が低いようなところを、どのような授業を通して子どもたちにそういった力を身につけさせていくのかという計画を、ちょうどこの9月末で提出を全校してもらっているところですので、また各学校ともやり取りをして、授業改善プランが実際に先生方の授業の中で生かされて、その結果、子どもたちの定着につながっていくような授業を進めてもらえるように、我々も指導してまいりたいというふうに考えています。 むとう委員 結果は以前から知らされていたんだけれども、実際にお子さんが書いた回答ですね。どこでつまずいちゃったか、何が間違っちゃったかというところまでちゃんと教師の方は把握されていますか。そういう返し方がされていますか。 齊藤教育委員会事務局指導室長 子どもたち自身が書いた答案用紙というところですよね。それは直接は届いていないと思うんですけど、個表でかなり細かく、どういうところに課題があるのかとか、今後どういう取組をする必要があるというふうなところでコメントがついた個表がありますので、夏休み入る前や入ってすぐぐらいの三者面談等でそれを活用して、保護者にも、どういった点が伸びてきているのかとか、どういったところがまだ少し課題があるのかといったようなところで意見交換をして、長期休業中に学習を進めてもらえるようにというような形での活用していただいております。 むとう委員 ならよかったと思います。しっかりと生かしていただきたいと思います。 281ページで、未執行の日本語適応留学生支援スタッフ事業費残というのは、留学生がいなかったということなのか、これはどういうことでしょうか。コロナのせいだったのか何でしょう。 齊藤教育委員会事務局指導室長 こちらは、ちょうどコロナウイルス感染症が拡大する前に、区内の大学と連携をしながら、留学生を各学校に派遣をしまして、母語で会話をしてもらったりする中で、日本に来て直後の子どもたちの不安の解消ですとか、また学習面への意欲づけなんていうところで活用しようというふうに考えていた事業なんですけれども、残念ながらコロナウイルス感染拡大以降、留学生が減ってしまっているということと、学校のほうにもなかなか外部の方を派遣してというような形が難しかったので、残念ながら未執行という形になってございます。 むとう委員 では今年度は復活しているんですか。 齊藤教育委員会事務局指導室長 今年度もまだ実施はできてはいないんですけれども、幾つかの大学と今打合せをしていて、今後、留学生も増えてきましたので、ぜひ学校のほうに派遣する、また教育センターのほうに留学生に来ていただいて、オンライン等でも何か面談等ができないかというところで検討を進めているところでございます。 むとう委員 それからその下のところで、心の教育のところで生活指導緊急タクシー代というのがあるんですが、指導上で緊急を要してタクシーで飛んでいくみたいなことがあったということなんでしょうか。 齊藤教育委員会事務局指導室長 学校で子どもたちがけがをしてしまったときに、救急車を呼ぶというまでではないんだけれども、少しでも早めにお医者さんに診てもらったほうがいいだろうというようなときに、保護者の方に連絡をした際に、かかりつけのお医者さんのほうで見てもらいたいなんていうふうな話がある場合がございまして、そういった際に、養護教諭等が子どもと一緒にタクシーに乗って病院で受診をするというようなケースが、年間幾つかではあるんですけれどもございますので、その部分での予算になってございます。 むとう委員 生活指導と書いてあったので、けがだったんですね。ならいいんです。何か犯罪絡みかなってちょっと心配があったものであえて聞いたんですが、これは犯罪絡みのそういうことではなくて、あくまでもけがということでよろしいんですね。分かりました。 大内委員 今言った日本語適応事業というのは、執行額が、これは600万円。でも当初の予算では550万円ぐらいしかないんだよね。これ節間流用とかしてしまっているわけ。 齊藤教育委員会事務局指導室長 日本語指導の派遣、これはANICのほうに委託をしているものでございます。やはりコロナが……(「違う、節間流用しているんですかって聞いているの」と呼ぶ者あり)ちょっと確認をします。申し訳ございません。 大内委員 補正で増やしているのか、予算で出ている、細かく出ている割には金額が違っちゃっている、教育委員会、こんないいかげんなのかってなりますよ。 あと、例えば、予算のときには、創意ある教育活動、区立幼稚園分で20万円ほどついているんだけど、それは出ていないんだけどそれはどうなっちゃったの。 主査 すぐお答えできますか。 齊藤教育委員会事務局指導室長 こちらですけれども、特色ある学校づくりの中の創意ある教育活動講師謝礼ということで書いてある──その下になります。279ページの特色ある学校づくりの中の、こちらの中身が幼稚園で行ったものでございまして、染物の体験ですとかに活用したという。 大内委員 多分創意ある教育活動区立幼稚園というのが、創意ある教育活動講師謝礼等となっているんだけど、だったら幼稚園とか書いてくれないと、どれに対応するのか全然分からないよ。 それと、同じく、その下の小学校動物飼育推進、先ほど出ていた事業って、美鳩小学校が出ているんだけど、これって予算書で見るとこの研究推進校支援事業でいいわけ。 齊藤教育委員会事務局指導室長 はい、そちらになります。 大内委員 そうするとね、研究推進支援事業とか言っている割には、先生たちが忙しいからとか、子どもたちの手間が増えちゃうから大変なんですなんて言っているようなことをちょっと言っている中、その研究推進校支援なんでしょう。そういうそれの事業とならないじゃない、そういう言い訳されちゃうと。そちら側から、先生たちの手間が増えちゃうんですとか、子どもたちの手間が増えちゃってと。言っている意味分かる。もうちょっとうまく答えてくれないと、その事業が研究推進校支援事業になるんですかという話になるし、餌代がどうのこうのとか、それもまた足りないとか、そんなの今までの質疑を聞いていると、事務費の中に餌代が入っちゃって分からないよ、あなたたちの言い方でやっていると。すぐ事務費とか、その中だからやれば出てくるんだから、餌代が大変だとか言わないで、もうだったら、どこかその他で入っていますとか言ってどんどん対応していかないと、ちょっと予算書、これだけアバウトに作られているんだったら、餌代なんかどこでも対応できると思うので、それは今度ちゃんとやってください。もう結構です。 齊藤教育委員会事務局指導室長 先生方の負担になっているのは長期休業中の動物の世話というところでございますので、日常的には子どもたちと一緒に動物を通して様々な教育活動を進めてはおりますので、今、委員御指摘いただいたような形で予算・決算書のほう分かりやすく表記していきたいと考えます。 主査 他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査 分科会を休憩します。
(午後3時05分)
分科会を再開します。
(午後3時24分)
それでは、先ほどの答弁保留を、指導室長、お願いいたします。 先ほどの日本語指導員等派遣謝礼支払いでございますけれども、指導室内で流用を行ったというものでございますが、不足額ですけれども、小学校外国語指導助手の見込み差から引き上げた配当保留額を充てたというものですので、追加配当というような形でつけさせていただいたものでございます。(「流用なんでしょう」と呼ぶあり) 主査 同じ事務事業の中でということだと思います。 休憩します。
(午後3時25分)
主査 再開します。
(午後3時27分)
それでは、こちらの事務事業につきましては他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査 なければ、この事務事業については終わりにします。 齊藤教育委員会事務局指導室長 すみません、答弁訂正させていただきます。先ほどの立石委員の、時間外在校等の100時間というのはどこの数字かというような御質問でございましたけれども、お調べしましたところ、もともとは、労基法に基づくものではございますけれども、文科省のほうから令和2年1月17日に告示がございまして、特別な事情により業務を行わざるを得ないような場合は1か月100時間以内というふうなところが明記されておりますので、それを超えているというところでの100時間というところで設定したものでございます。 主査 では、答弁訂正ということになります。 先ほど答弁保留させていただきました2点につきまして報告をさせていただきます。 まず、図書購入費の予算計画額と実績額でございますけれども、計画額につきましては1億125万1,000円余でございます。実績額でございますけれども、1億180万4,000円余でございます。 主査 図書の予算と決算の答弁保留のところの御答弁でございました。これについて河合委員は質疑はよろしいですか。 すみません、聞き間違いじゃなかったら決算額のほうが多かったんですけど、これはどういう理由があったんでしょうか。追加でどこかから買ったのか、計画時点から少し何か変わったことがあったのか教えてください。 渡邉子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長 若干増えておりますけれども、指定管理事業者が図書のほうの選定をしていきます。その中で必要な図書を購入いたしまして、当初予定していたよりも若干多く購入したというものでございます。 河合委員 でも、予算としては、予算額は執行できているというところにおいては、当初の予定どおりに本を入れられたということでよろしいでしょうか。 はい、そのとおりでございます。 次に先ほど答弁保留させていただきました地域開放型学校図書館の予算額と決算額でございますけれども、予算額が3,162万6,000円でございます。決算額も同額の3,162万6,000円でございます。 久保委員 ということは、運営費は、さっき中央図書館の指定管理の中で含まれているというようなお話があったかと思うんですけれども、そこの中で3,162万6,000円で、要は予算と決算の額が全く変わらなかったということになるんですかね。 じゃあ、地域開放型学校図書館は、この年から令和小学校の事業がスタートだったようにも思っていたりしたんですけども、地域開放型学校図書館のそもそもこの令和4年度は、対象の学校はどことどこで、事業が全く変わる──美鳩小とかが入ってきているのかと思うんですけれども、その予算に対して事業の行われた学校数ですとか事業内容は全く変わらなかったということですか。 渡邉子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長 地域開放型学校図書館、令和4年度につきましては、みなみの小、美鳩小、中野第一小、こちらのほうで運営していくということで予算を計上いたしまして、そのとおり実施をしたというものでございます。 久保委員 分かりました。じゃ、この時点で令和小は入れていなかったということでよかったんですね。 渡邉子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長 はい、そのとおりでございます。 久保委員 今、予算額と決算額が全く一緒ということで、なかなかそういうことは少ないというか。先ほどおっしゃられていたときに、例えば図書の購入費でしたか、それとか維持管理費でしたか、そういったものを細かくおっしゃられていたんですけれども、その数字というのは、いわゆる地域開放型学校図書館のものを別立てでちゃんと出している数字なんですか、それとも中央図書館の指定管理費の中から切り分けているという考え方なんですか。 渡邉子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長 積算の段階で、地域開放型学校図書館の部分とほかの区立の図書館の部分で積算をしておりまして、実績の段階で、それぞれ事務費ですとか図書費、施設管理費についても区のほうとして把握しているというものになります。 久保委員 分かりました。じゃあ、予算のときには図書館指定管理業務経費で7億3,953万2,000円が計上されていて、プラス地域開放型学校図書館の分がそこに加えられているのが、正しくは図書館指定管理業務経費の予算であったということですか。 渡邉子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長 はい、そのとおりでございます。 久保委員 分かりました。もうこれ、再三、先ほど大内委員からも指摘があって、金曜日の段階でも申し上げましたけれども、やっぱりこの補助資料に出している事業名と全くこの決算の説明書が違っているので、本当に──我々は、実際のところは、予算も決算も補助資料や決算説明書を実際審議をしているわけではないと言えばないんだけれども、でも、本当に正しく予算が組まれているのか、また正しく事業が執行されたのかというところでは、こういった数字を目安に議会は審議をしているわけですよ。そういったものが、私たちに提示をされている資料そのものがこのようにずれているということになりますと、じゃあ、正しく何を審査するかということが、本当に分かりづらいというか、分からない。やっぱりそこは本当に改めていただきたいと思うので、何度も何度も申し上げておりますけれども──しかも、じゃあ、そこは決算資料を作る部署の責任なのかというと、そうではないと思っています。なぜならば、金曜日に指摘をしていた部分と今回の教育委員会の資料とはまた少しずつ決算説明書の在り方が違っているように思います。それ、非常に細かく書かれている部分もあります。それでは本当に正しく決算の審査を行うことができないので、本当にここはきちっと行っていただきたいなと思いますし、我々議会に示したものをきちっと予算ベースで御報告を頂きたいなと思うんですけれども、いかがですか。 石崎子ども教育部長、教育委員会事務局次長 金曜日の段階から複数の委員の方に御指摘いただきました。その都度、私どもでも痛感するところがございます。委員に先ほどおっしゃっていただいたように、予算で示したもの、そして今回、決算議会の中で御審議いただくことが分かりやすく御審議いただけるように、今後、記載については改めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 主査 よろしいですか。 久保委員 はい。 主査 それでは、進行します。 280ページから283ページ、事務事業3、就学前教育推進について質疑はありませんか。よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査 では、進行します。 282ページから283ページ、事務事業4、教育センターについて質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査 では進行します。 282ページから285ページ、事務事業5、学校経営支援について質疑はありませんか。 河合委員 こちら、学校経営支援、これは学校ICT、様々GIGAスクールのところの費用が載っかっているかと思います。令和二、三年はやっぱり変化が大きかったので、そろそろ令和4年になるとランニングコストが見えてくるかなと思っております。予算のときにもそんな話があったかと思うんですけど、この中でどれに当たるか、どのように毎年度と事業が変わっているかも含めて教えてください。 佐藤教育委員会事務局学務課長 決算書283ページにあるICT推進のICT環境整備というところが主にランニングコストに当たるところでございます。次のページの285ページにあります教育の充実を図るための環境整備、あともう一つ、ICT推進による教育環境の整備、こちらが拡充事業として記載させていただいているところでございます。 河合委員 ありがとうございます。こうやって見ると、9億2,135万1,526円というところで、非常に大きな額になると思うんですけど、実際にこれは、予算のときには、たしか入りはどうなるんですかみたいなところがそのときははっきりと答弁いただいていなかったと思うんですけど、実際にこれに関してどういうふうに歳入があったのか教えてください。 佐藤教育委員会事務局学務課長 歳入といたしましては、歳入補助資料にございます、9ページの14番の学校情報機器整備の441万円と、あと都支出金、都補助金の21ページの45番と46番、GIGAスクール運営支援センター整備支援事業、デジタル利活用支援員配置支援事業、こちらが歳入としてICTとして入っているところでございます。 河合委員 そうすると、実際の区の持ち出し額は幾らになるか教えてください。 こちら、ICT環境整備から歳入を引かせていただいた算出額になりますけれども、持ち出し分としましては8億8,866万8,526円という額になります。 河合委員 ありがとうございます。こうやって見ると、やっぱり額としてはすごい額なんだなというのを非常に思っております。これで毎年多分この額が今後もかかってくるというところで、これを悪いと言うわけじゃない、今後の国の方針も含めて学校現場でこういうところを進行していかなきゃいけないというところは当然なんですけど、やっぱり頭の中にこれぐらいかかっているんだなというのはきちんと気にとどめておいたほうがいいかなというところで質疑させていただきました。 先ほど、今年度の充実の中、充実したよというところが様々あったかと思うんですけど、その中で、285ページの大型多機能印刷機保守委託のほうに関しましては、これ、全学校入れる予定だったと思いましたけど、入ったかどうか教えてください。 佐藤教育委員会事務局学務課長 こちらにつきましては、先行導入として先に4校入っておりました。令和4年度の拡充として26校入れましたので、全校に入っているものでございます。 河合委員 ありがとうございます。 続いて、その二つ下に中学校電子黒板等保守委託があります。これは、結構残額が、全体の規模は大きいんですけど残額が多く見えているんですけど、実際にこれをすることでたしか小学校のほうにも特別教室まで入れられるみたいな話があったかと思うんですけど、実際のところはそこら辺は把握されていますか。 佐藤教育委員会事務局学務課長 こちらにつきましては、中学校の電子黒板保守、あとリースになっていますので、あくまで中学校の普通教室、あと特別教室に配置したものでございますので、小学校のリースというのはまた別途という形になってございます。 河合委員 記憶が正しければなんですけど、中学校で使わなくなったものを小学校のほうに持っていって、それで小学校のほうの拡充も図るという話があったように聞いておるんですけど、そこら辺は分かりますか。 佐藤教育委員会事務局学務課長 そちらにつきましては、細かくちょっと決算書に載せることはかなり難しいところではあるんですけれども、そういう意味だと、先ほどランニングコストと言わせていただいたこのICT環境整備の中にございます指導用ICT環境整備、ここの中で小学校、中学校のコンピュータ教室ですとか、電子黒板のリースと保守を入れております。その中のやりくりの中で、先ほど委員がおっしゃったような再リースにかかったときに小学校に持っていくだとか、そういう細かな作業をやっているところでございます。 河合委員 確認したいのは、小学校の特別教室まで全部の黒板が入ったかどうかなんですけれども、そこは今分かりますか。 佐藤教育委員会事務局学務課長 現状はまだ特別教室全てに入っているところではございません。これからの契約の中で入れていく想定で考えているところでございます。 河合委員 ありがとうございます。特別教室もかなり活用されているという話を聞いておりますので、ぜひともこれはしっかりと、進めてくださいと以前からも我が会派からお願いしておりますので、よろしくお願いいたします。要望で結構です。 立石委員 同じくICT環境のところで伺います。ランニングコスト、9億円弱かかっていて、基本一般財源ということで、かなりの大きい金額なので、ここはシステムを統合してその財政効果を図っていく必要があるのじゃないかなと思っております。 先生については、今、校務系、あと指導用端末を2台使っていて、校長先生は、加えて庁内系、3台パソコンを使っている。それぞれシステムの分離が、別のシステムを使っていて、端末もそれによって別になっているということで、これを1台に仮に統合できたらかなり大きな財政効果があるんじゃないかなと思っております。 まず、校長先生とかが使っている庁内パソコンについては、こちらには計上されていないですか。情報システム課のほうで調達しているという理解でいいですか。 佐藤教育委員会事務局学務課長 はい、そのとおりでございます。 立石委員 ありがとうございます。なので、学校現場で使っているパソコンということで言うと、ここだけではなくて、情報システム課のほうで計上している予算も別途かかっているというふうになります。ただ、校長先生や養護教諭、あるいは事務職員ということで、台数としてはそんなに大きくないかもしれないんですけど。 今、指導用が大体3億円弱で、校務用が1億5,000万円程度、システムにかかっていて、仮にこれが統合できたら1億5,000万円から3億円、そんな簡単にコストがダウンするとは思えないですけど、大きな削減効果があるんじゃないかなと思っているんですけども、何かほかの自治体とかでこの辺のシステム、端末の統合が進んでいるところとかはありますか。 今、委員おっしゃっていただいた校務系のパソコンと指導用の教員が使っているタブレットの統合というところなんですけども、現状、そこを統合しているという自治体の事例は、すみません、私の知る限りあまり聞いたことはないんですけれども。というのが、校務のパソコン自体は、成績をつけたり個人情報を処理するものですので、必ずしも指導用タブレットのようなタブレット形式である必要がないんですね、校務PCについては。なので、校務PCは校務PCとして配置して、指導用タブレットについては教材づくりとして各教室間を持ち運びしやすいようにというところで配置しているところですので、少し目的が違うというところはございますけれども、ただ、財政効果等々含めて教育ICT機器の整備がどうあるべきかというようなところは、今年度も検討を進めているところでございますので、御意見を頂きましたところ、うまく反映できればというふうに考えているところでございます。 立石委員 国がそういったシステムの統合については推奨、方向を示していますけど、まだあまり実際できている自治体は少ないということですよね。あと、端末の利便性も考慮してその辺の検討は進めていただきたいと思います。 今、生徒が使っているのがiPadですよね。先生が使っているのは多分ウィンドウズということで、そこのOSが違うことによる問題というか使いづらさというものも指摘されておりますけれども、仮に学校のほうに合わせるというふうになってしまうと、子どもたちのものがiPadじゃなくてウィンドウズになってしまうかもしれませんけど、令和6年度に学習用端末を更新すると思うので、その点、全体の利便性だったり教育環境を考慮してその辺は検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 次期学習用タブレットですとか周辺機器の調達等については、小・中学校の学校長及び副校長をメンバーとする教育情報システム委員会で検討を始めたところでございます。この教育情報システム委員会において、児童・生徒、ICT教育推進リーダー等の教職員の意見を集約し、現在の課題にどのように対処して次期学習用タブレット等を導入するかについて、検討を重ねてまいりたいというふうに考えてございます。 久保委員 すみません、学校用務の業務委託についてお伺いをいたします。これはもう全ての学校で行われているのかと思いますけれども、委託先を教えていただければと思います。 佐藤教育委員会事務局学務課長 こちら、七つのグループに分けて契約しているところでございます。その中で2社入ってございます。業者名ですが、一つは、ヤオキン商事というところが一つ、もう一つがジェイレックというところになります。 久保委員 七つのグループというのは、学区域とかで分けているんですか。どのような形で分けているんですか。 佐藤教育委員会事務局学務課長 小学校が五つのグループ、中学校が二つのグループですけれども、必ずしも学区域というところで分けているというわけではなく、これまでの平成25年度から令和元年にかけて全校委託にしてきたんですけども、その委託の流れの中でこの年度はこの学校というふうに決めてきたところでございます。 久保委員 それは毎年度の入札で決めているのですか。 佐藤教育委員会事務局学務課長 こちらについては、評価選定委員会を経てやってございますので、更新をかけてやっているときもあれば、また、一から評価選定委員会にかけて入札というか、評価選定にかけているという場合もございます。 久保委員 その評価選定を行うということで、平成25年度から令和元年にかけて、時間をかけて全ての学校を業務委託にしてきたわけなんですけれども、ということは、令和元年から全校になったということですよね。4年、今年5年目ということで、そこの中で、事業者は、その間、替わったということはあるんでしょうか。 佐藤教育委員会事務局学務課長 事業者がもう1社入っていたんですけれども、こちらが入札の過程の中で価格競争等で淘汰されていなくなったという事実はございます。 久保委員 いろいろ物価高騰ですとか人件費の課題ですとかがありますけれども、この業務に関してはほぼ人件費のことになってくるかと思います。どこの学校でどうということは申し上げませんけれども、やっぱりその業務の状況が様々環境としてどうなのかと言われているようなことも、もしかしたらお耳に入っているかもしれないんだけれども、評価選定委員会を行っているということですけれども、その評価選定の中身についてもしっかり見ていただきたいなと思いますし、学校現場でも状況を確認していただきたいと思いますし、また、事業者のほうにも、様々状況を変更してあげなければいけなかったり、検討していかなければいけなかったりというところは出てくると思うんですね。今後の在り方ですけれども、これから令和6年度に向けまして、そこではこの評価選定委員会が開かれるのでしょうか。もしそうだとしたら、今申し上げたようなところも十分検討課題と思うんですけれども、いかがですか。 委員おっしゃっていただいたように、評価選定委員会の中では、グループごとに各学校の校長先生から、この事業者に関してどのような評価であるかというのは必ず頂くようにしています。また、学校地域連携職員、区の職員からも、その事業者に対してどのような業務履行がされていて、どのような懸念点があるのかというのは必ず吸い上げて、評価選定委員会ですとか、更新にかけての協議を行っているところでございます。引き続きこれからも、もちろん学校の声を聞きながら、学校の声を聞いて事業者に対して指摘するべきところは指摘をして、改善をしていきたいなというふうに考えているところでございます。 主査 他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査 なければ進行します。 次、284ページから287ページ、事務事業6、学事について質疑はありませんか。 むとう委員 285ページのところの遊び場開放のところでお尋ねしたいんですけれども、子ども文教資料の87で小学校の遊び場開放の利用実績実績というのが資料の中にあるんですけれども、網目がかかっているのはキッズ・プラザ実施校ということで、キッズ・プラザがないところと数字にすごく差があるんですけれども、キッズ・プラザがある学校については、平日は「遊び場開放」という名称ではないということで少ないんでしょうか。この表をどう理解したらいいのか教えてください。 委員おっしゃるとおり、平日はキッズ・プラザの運営でやっておりますので、ここの数値はあくまで学校休業日としての数値となってございます。 むとう委員 キッズ・プラザがないところは、放課後も、それから土日・祝日も含めて「遊び場開放」という名称になるということで、名称そのものも違うわけですかね。 佐藤教育委員会事務局学務課長 そうですね、キッズ・プラザがないところに関しては、平日及び学校休業日に関しても遊び場開放というところで実施しているところでございます。 むとう委員 そうすると、キッズ・プラザのある学校は、そのままキッズ・プラザに登録している子どもだけが平日の放課後、遊べる。登録していない子は逆にいない。放課後、一旦家に帰って、学校に戻って、校庭で遊ぶことはできないと理解すればいいですか。 主査 休憩します。 (午後3時56分)
主査 分科会を再開します。
(午後3時57分)
細野子ども教育部育成活動推進課長 キッズ・プラザ設置校におきましては、キッズ・プラザに御登録を頂いた上で放課後の校庭を利用いただくという仕組みです。 なお、ほぼ全校生徒につきまして利用の登録は頂いている状況ではございます。 むとう委員 そうすると、キッズ・プラザのあるところは登録した子どもが校庭で遊ぶということで、キッズ・プラザの運営委託をしているところが校庭の部分もしっかりと管理業務をするという理解で、キッズ・プラザ運営費の中にそのお金が入っているということでよろしいんですよね。 細野子ども教育部育成活動推進課長 はい、委員おっしゃるとおりでございます。 むとう委員 キッズ・プラザのあるところで、土日・祝日については、その部分はキッズ・プラザがないわけだから、ここに書いてある遊び場開放管理業務委託の中のお金に入ってくるという理解でいいですか。 佐藤教育委員会事務局学務課長 はい、そのとおりでございます。 むとう委員 それで、じゃあ、キッズ・プラザのない学校については、土日・祝日がここに書いてある遊び場開放管理業務委託ということで、遊び場開放指導員という方が土日・祝日は見てくれるということですよね。平日の授業がある、平日の放課後については、業務委託している施設管理員の方が見るということなんでしょうか。そこはどういう分け方になっているんでしょうか。 佐藤教育委員会事務局学務課長 平日の遊び場開放については、学校用務業務委託の契約の中に遊び場開放の業務も含めて契約してございますので、そちらでというところになります。 むとう委員 先ほど前のところで出ていた学校用務業務委託の人が平日の放課後は見ている。じゃあ、施設管理員という業務委託もありますよね。その方々は何なんですか。 ごめんなさい、その仕分がよく分からなくて。施設管理員という方もいましたよね。施設管理員という方は施設を管理する。業務委託というのは、学校の中のお掃除とかを含めていろんなことをしてくださるというふうに理解していて、平日の放課後は学校用務業務委託の人たちが見てくれるんですか。施設管理員はまた別ですか。そこの御説明をお願いできますか。ちょっと複雑で分かっていないので、お願いします。 主査 休憩します。
(午後4時00分)
主査 では、再開します。
(午後4時02分)
むとう委員 そうすると、平日の放課後の遊び場については、今の御説明だと、学校用務業務委託の会社の人の中で放課後については遊び場開放指導員という部分も入っていると。それで、その会社と、それから土日・祝日を請け負っている遊び場開放指導員という方と、同じ人なのか違う人なのかは学校によって違う。その実態は全く区は把握していないんでしょうか。 平日の学校用務業務委託と土日・祝日等の学校休業日の委託先が違いますので、なので、必ずしも人がどのような形で配置されているのかというのは区では把握していないところでございます。 むとう委員 委託会社が違うから違うよということですね、基本はね。分かりました。 それで、学校の施設管理員という方も学校にはいるんですか。施設管理業務委託というのもあるんですか。それはここにないんだけれども、その人は常に平日の放課後も、それから土日・祝日も、こことは違うんだけども、その人はその人でずっといてくれているんですか。 むとう委員 ここからはみ出ているんだけれども、学校にどういう人がいるのかが分からないので、それであえてはみ出ても聞いているんですけれども。つまり、土日・祝日の遊び場開放の時間帯も、平日の放課後の遊び場開放の時間帯も、その遊び場開放指導員の人とは別に学校を管理するという業務委託を受けている管理員という方も学校にはいるという理解でよろしいんですよねというところだけ、まずここのところで確認をさせていただきたいんですけど。 藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長 学校には、平日の放課後と、あと休日について、学校内の施設を巡視して事故の発見とか防止とか、そういうことをやる学校施設管理業務というのが措置されています。 むとう委員 分かりました。はみ出て聞いたのに答えていただいて、ありがとうございました。 それで、この資料に戻りますけど、遊び場開放の開放日数。キッズ・プラザのあるところは、平日はキッズ・プラザになっちゃうから、遊び場開放は土日・祝日だけなので大体50日前後ということで、大体統一しているんですけれども、キッズ・プラザがないところの遊び場開放の開放日というのは割とばらつきがあるんですけれども、それは学校の行事によるということなのか。どうしてこんなに多いところと──300日を超えているところと、それから一番少ないところは239日ですかね。差があるのは、どういうことでこの差が生じるんでしょうか。 佐藤教育委員会事務局学務課長 今、委員おっしゃられたように、まず地域行事ですね、盆踊りですとかの地域活動とか、地区まつり、夏祭り等で活動ができない日がございます。また、学校行事もございますし、学校施設の工事というものも中に入っております。あと、学校によっては、芝生養生のために学校開放していないという、遊び場開放していないというときもあります。また、雨天による中止ですとか、昨年度も、やはり夏の暑い時期ですと、学校の判断で、今日の遊び場開放は難しいだろうというところで、中止しているという事実もございます。 むとう委員 去年の夏も暑かった、今年の夏もさらに暑かったというところで、その遊び場開放を土日・祝日の部分でやるかやらないかの判断というのがすごく統一していなくて、土日・祝日で遊ぶ場所が都会の中野の中にはあまりなくて、学校の校庭というのが広いですから、伸び伸びと遊べる場としては学校の校庭というのは貴重な存在だと思っていて、来る来ないは別として、遊べるよという場はなるべくオープンしていてあげたいなというふうに私は思うんですけれども。 特に夏だったから、今年の夏なんかは特にそうだったんだけれども、校庭開放をするかしないかというところの判断に各学校によって判断基準のばらつきがあって、こういう事態というのも招いている部分もあるんじゃないかなと思うんですけれども。 行事とかによることは、もうそれは必然的にしようがないんですけれども、天候によるやるやらないの判断がしっかりと、遊び場開放管理業務委託をしているところの伝え方とか判断の仕方というところにばらつきもあって開放日に差が出てきているところもあるのではないかと思っていて、それはどういうふうに判断基準というのを設けて昨年も今年も行っているのかというのを教えてください。 佐藤教育委員会事務局学務課長 昨年度につきましては、明確な特に暑さに対する基準というのを設けていたところではございません。ただ、今年度に関しては、今年度の夏、かなり暑かったところもあるので、ちょっと遅れてしまったところではあるんですけど、8月中旬頃に各学校に対して、土日・祝日、学校休業日の遊び場開放については、熱中症警戒アラートが発出されている日に関しては中止にするという通知を各学校長、施設長宛てに出しているところでございます。ですので、今年度に関しては、学校休業日に関しては、熱中症警戒アラートが出ているときは中止という運用で動いているところでございます。 むとう委員 じゃあ、今年度の話で言うと、私も各学校長に教育委員会のほうで出された通知文というのを頂いているんですけれども、国が発表する、環境省が発表している熱中症警戒アラートというのが、前日の夕方5時と当日の朝5時、ここで判断をするということになっているのと、でも、その各学校長に出している2番としては、これ、何ていう機械なんですかね、WBGTで31度以上の場合は原則中止ということで、この測定器を活用してくださいと。必要に応じて遊び場開放指導員にもこの機械の測定値を共有していただくことを検討してくださいというふうに書いてあって、各学校にこの測定器というのが配布されているんですよね。まず、配布されていますか、そこから。 佐藤教育委員会事務局学務課長 配布されています。 むとう委員 その活用が徹底されていたのかどうか、そこをですね。 何でこんなことを聞くかというと、学校の立地条件にもよるかもしれないし、多少、同じ中野区内の中にあってもねとか、校庭の状況にもよるかと思うんですけれども、例えば日ががんがん当たっちゃう校庭と運よく日陰が多い校庭と、やっぱりそれはすごく差があって、この暑い猛暑の中でも、日陰の校庭だと幾らか遊べる、ひなただともう話にならない、いられないというところもあったと思うんですけれども、学校の校庭の立地条件によって多少の差はあったと思うんですよね。 そうしたときに、一律環境省の朝の5時の発表のアラートだけで決めてしまうことに私はちょっと無理があるんじゃないかなと思っていて、実際に遊び場開放指導員をなさっていらっしゃる方も、3時過ぎたら日陰が多い校庭で遊ぶことは可能だよねと。日中おうちの中にいる子どもが、多少涼しくなった3時過ぎに、31度を切ったときなんかは、来て遊ばせてあげたいねと。そう思うけれども、朝の5時で決めてしまって、もう一日中駄目としちゃうのはやっぱりかわいそうだよねという判断をされている遊び場開放指導員の方の御意見もあるんですよね。 だから、その辺、朝の早朝の5時の発表だけではなくて、各学校にそういった測定器があるのであれば、そして、まして、各学校には、先ほど確認をいたしましたけれども、施設管理員の方が常にいらっしゃるわけですから、施設管理の方がその測定器を持っていれば、その測定の数値を遊び場開放指導員の方に伝えることによって、もう少しきめ細かに、朝の段階で中止を決めなくてもできる日にちもあったのではないかと思うんですけれども、その辺はどう考えていますか。実際にどうその測定器が運用されていますか。 佐藤教育委員会事務局学務課長 委員の御指摘につきましては、まず、熱中症警戒アラートというのは、公的機関が出している明らかな熱中症に対しての注意報になりますので、こちらを基準にするということは今後も続けていきたいというふうに考えてございます。ただし、例えば夕方3時以降ですとか、途中で雨が降って涼しくなったから、じゃあ、途中から学校、遊び場開放を運用してはどうかという御提案だとは思うんですけれども、なかなかそういうふうにしてしまうと、今度、雇用されている側の人が一日中拘束されているようなところにもなってしまいますので、そこについては明確にしたほうがいいのではないかというところでこちらのほうとしては考えてございまして、ですので、熱中症警戒アラートを一つの基準として運用したところでございます。 また、測定器についてですけれども、測定器の運用については、原則は、学校の営業日というんですかね、学校がやっているときに職員室に置いて基本的には運用を図っているものでございます。それを施設管理者等にお渡しして、その時々で熱中症の例えば危険度が下がっているから開けられますかどうですかというところを判断するというのはなかなか難しいのかなと思っておりますので、ですので、先ほど申し上げたとおり、熱中症警戒アラートを一つの指標にして開ける閉めるというところを判断してきたところでございます。 むとう委員 管理する側とかを考えれば、そのほうがいいんだろうと、管理しやすくなるというのは十分理解をした上であえて言っているんですけれども、子どもの立場に立って考えていただきたいと思うんですよね。国の環境省の熱中症アラートは、その当日の朝の5時の段階で決めてしまうんですよね。そうすると、本当に朝の段階で駄目だったのが、今御説明があったように、急な雨で、雨が上がったらば急に涼しくなったりとかする日もあるかもしれないし、水はけのよい校庭だったらば、学校によると思いますが、可能な校庭もあるかもしれないし、駄目な校庭もあるかもしれないので、やっぱり個別判断というのをしてあげたほうが遊び場がない中野区の子どもたちにとってはありがたい話なんじゃないかというふうに私は思うんですよね。 遊び場開放指導員をなさっている方も、朝にならないと分からないから、どのみち開けているわけですよ。仕事を受けた責任上、中止になるかやるか分からないけども、その日は予定を入れずに開けて待っているという人が、良心的な指導員の方は皆さんそうなんですよね。そういう状況で、光化学スモッグの発令もそうなんだけれども、急に来るので、駄目になったり、バツになったりオーケーになったりいろいろなんだけれども、そういう中で実は遊び場開放指導員の──こちらは、委託しているから、その後のことは関知しないよというのが区の姿勢だとは思うんですけれども、実は担い手がなかなか見つからなくて苦慮されているんですよ。というのは、あまりにも不安定過ぎて。月これだけはちょっとアルバイトしたいなとかと思われる方が仕事に就こうと思っても、お天気に相当左右されてしまって、その日にならないと分からないと。だけど、その日のために予定は空けておくからほかのことは入れられないという状況の中で、なかなか担い手が不足しているという現実があるようなんですね。区は、そこは委託会社に委託しちゃっているから知らぬ存ぜぬなんだけれども、現実は厳しいんですよね。 だから、今、遊び場開放指導員になってくださっている方というのは、私は大事にしていきたいというふうに思うし、思うことと、それから子どもにとって少しでも遊べる場を、遊べる機会を増やしてあげたいという両方を考えたときに、もう少しその委託の在り方──天候にあまりも左右され過ぎちゃっているのでかわいそうなので、例えばもう少し開放を途中からでもできるんだったらしてあげたいし、子どもたちのために、その上で、途中からでもやる場合には、どのみち待機していらっしゃる方が多いので、そこの部分、待機している部分も含めてお金を払ってあげるみたいな、そういう契約の在り方であるとか、ここはちょっと研究してほしいかなと思うんですけれども、いかがですか。 子どもの立場に立ったら開けてほしいんですから。その子どもの立場、こちらが契約する立場に立ってだけ──管理するにはそうしたほうがいいということで決めちゃってやっているんだけれども、実は、それは子どもにとっていいことかと言ったら、そうでもない。子どももやっぱり不満を持っていて、何よ、今日、日陰でここは涼しくて30度じゃないと、遊べるよ、夕方からというときもあったりとか、いろいろなわけですよ。子どもも不満を持っているんですね。だから、そこの兼ね合いでもうちょっと遊び場開放の在り方を工夫してもらいたいんですけれども、いかがですか。 佐藤教育委員会事務局学務課長 先ほど、すみません、答弁で私が漏れてしまいましたけど、平日に関しては、学校で遊び場開放をやっておりますので、学校長等の判断で暑ければ中止しますし、涼しくなっていれば学校開放するということもあります。 その上で、今、委員からおっしゃっていただいた提案についてですけれども、まず一番に遊び場開放で考えなくちゃいけないのは子どもの安全だと思います。子どもの安全を基にして考えると、例えばそれが前日の夜であろうと前日の朝であろうと熱中症警戒アラートが出たのであれば、念には念をでやはり当日の遊び場開放は中止すべきであろうと。それが、午後、例えば雨が降っていたり、夕方から風が吹いて涼しくなったからといって、当日、いきなりそこで判断をかけて運用するというのは、なかなか難しいものだというふうに私としては思っているところでございます。(「そんなの当たり前だよ、言っていること。答弁が長いんだよ。ぱっとやってくださいよ」と呼ぶ者あり)すみません。ですので、その辺りについては、委員おっしゃっていただいたところは踏まえまして、来年度の運用をしていきたいというふうに考えてございます。 むとう委員 ごめんなさいね、長くなって。だから、要するに私が言いたいのは、平日、校長がいるときはいいんだけれども、土日・祝日でもつまり施設管理員という方はいるということですよ、校長ではないけれども。だから、せっかく各学校に測定器を配布しているわけですから、その測定器だって活用したほうがいいんじゃないかと思うわけです。だから、管理員が測定をした上で判断するということも今後は考えていっていただけたらどうなのかなと。やっぱり子どもの命、安全が一番なのは当たり前なんです。その上で、あえて大丈夫だと判断できる測定器というものがあるんだとするならば、やっぱりそれを活用して考えていったほうがいいんじゃないかなと私は思いますが、いかがですか。嫌ですか。 佐藤教育委員会事務局学務課長 測定器の活用ですとか、他自治体の事例等も含めて、研究してまいりたいというふうに考えてございます。 大内委員 この遊び場開放管理業務委託というのは、確認しますけど、これは教育委員会が持っている、管轄しているところで、閉校になった学校というのはもう一般財源として教育委員会は一切タッチしていないのか。 はい、そのとおりでございます。 大内委員 とはいえ、統合するときに教育委員会から1回所管が離れているにしても、地域にやっぱり統合されてもこの学校は残るわけだし、地域として開放してくれと多分声が出ていたと思うの。そうすると、そのときにやっぱり教育委員会からも、統合した後の学校、空いている学校をなるべく地域に開放するようにちゃんと言ってくれますか。 藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長 すみません。申し訳ありません。先ほどの答弁なんですけど、廃校になった学校については……(「廃校じゃなくて統合」と呼ぶ者あり)ごめんなさい。統合になった学校については、その後の活用の目的によって庁内での所管が変わる。つまり、現向台とか、教育委員会で代替校舎として使う場合は、教育委員会で今は管理しているところ。委員おっしゃるとおり、地域の方々が従前使われていた地域の公共的な催物については、御相談を受けながらできるだけ活用していただくことを、今も実行しているところ、引き続きやっていきたいと思います。 大内委員 だから、要するに、所管が仮に変わったとしても、地域に大きな広場があるわけだから、なるべく地域の開放。当然そういうことが前提で統合してもみんな地域が納得しているわけだから、教育委員会としても、所管が仮に変わったとしても、そのまま残っている学校については、そういった地域での活用をしっかり進めてくださいと言っておいてください。これ、要望しておきます。 久保委員 学校安全のことで伺います。通学路児童見守り業務委託の加配分、この加配分の基準を教えてください。 佐藤教育委員会事務局学務課長 移転・統合1年目につきましては、加配数の合計を2,025時間としているものでございます。統合2年目につきましては、加配の時間数合計が900時間というふうになっているものでございます。 久保委員 ということは、極端にこの1年間の間に減るんですよね。それで、もちろん通学路が変わって慣れるまでというふうに思われるかもしれないんだけれども、ただ、統合後は、通学路だけではなくて、やっぱり学区域自体がものすごく広くなるし、通学路自体も距離が長くなるわけじゃないですか。だから、1年でその加配を削っちゃうというのが、本当にこれで大丈夫なのかなというふうに考えるわけなんですけれども、その辺は何か改善策は考えているんですか。 佐藤教育委員会事務局学務課長 こちらにつきましては、昨年度から今年度にかけて時間数を伸ばしたところでございます。今までは1校当たり1人にしていたところでございますけれども、今年度から1校当たり2人の時間数に増やしているというところでございます。 こちらにつきましては、委託先のシルバー人材センターとも協議を重ねておりまして、今後数年後には1校当たり3人というふうに──それは予算編成の過程で協議することになるとは思いますけれども、今後数年後には3人の配置をしたいというふうに考えてございます。 それでいて、統合校につきましてはプラスの加配を継続していきたいと思っているところでございますし、各学校で時間数が余っているところもございますので、そちらにつきましては学校間で柔軟に時間数を移動して対応していこうというふうに考えているところでございます。 久保委員 ありがとうございます。 あと、通学路の防犯カメラの維持管理経費でありますけれども、この防犯カメラの設置についても、通学路の変更に伴って設置数ですとか設置箇所の見直しが行われていくのではないかと思うんですけれども、この点についてはどうお考えですか。 佐藤教育委員会事務局学務課長 通学路の防犯カメラにつきましても、各学校おおむね五、六台にはなってございますけれども、統合があったところに関しては、多いところですと防犯カメラが12台設置されているというところもございます。そのほか、9台ですとか10台配置されているというところもございます。 こちらにつきましては、通学路の合同点検がございますので、その中でまた要望を頂いて位置を変えたり、近年はないんですけれども、もし新規で要求があった場合には、新規で設置というところも検討していくというところで考えているところでございます。 久保委員 ぜひそこもお願いをしたいなと思っております。やっぱり学区域によって状況は様々で、町会の防犯カメラがあるところも、商店街のカメラがあるところも、あるいは都道についているところも、いろいろ状況がありますので、本当に学校の通学路の防犯カメラが頼りという学区域もあると思うんですね。だから、その辺ところは、今までも十分検討していただいたと思いますけれども、来年度の統合と併せて、また、中野本郷小が向台小にということで、今、バスということを言っておりますけれども、明らかに学区域は広がっていきますし、それから、学童クラブの利用なので、そこも変則的な通学路になってまいりますので、十分その辺も検討した上で通学路の安全対策を進めていただきたいと思いますけれども、いかがですか。 統合ですとか、中野本郷小学校の通学区域がかなり広くなる、大きくなるというところもございます。あと、鷺の杜小学校が新たに開設されますので、そこにつきましても、委員おっしゃっていただいたように、児童の安全については徹底して引き続き対応してまいりたいというふうに考えているところでございます。 久保委員 お願いいたします。 その次のページの就学援助のことで少しお伺いをしたいと思います。子ども文教資料の83のほうを見ますと、令和4年から令和5年なので、令和4年度には、ある意味、新入学の学用品費が、今年度、令和5年度と比較しますとかなりこの額が少ないということで、ということは、令和5年度に小学校の1年生、中学校1年生が多かったのかなというふうにも感じるところです。学年によって非常にばらつきがあるのかなと思う反面で、令和4年度のこの合計金額と令和5年度を比較してみますと、令和4年度のほうが多かったりというところで、非常にここが、就学援助そのものがどういうふうに増加傾向にあるのかというところが分かりにくいなというふうに思っています。単純に人数の問題だけではないと思うので、それぞれの状況に応じた形での就学援助ということになってくるかと思いますけれども、この辺のところはどのようにお考えでしょうか。 佐藤教育委員会事務局学務課長 こちらにつきましては、やはり毎年度ごとに認定者数がかなり変わっているところではございます。例えば令和3年度については小学校が1,697人のところ、令和4年度は1,571人というふうに低下しているというところでございます。こちらについては、在籍者数は増加しているんですけれども、認定者数が減少し、結果として非認定者が増加しているというところでございます。一つの要因としては、同一生計を営む世帯、前年の合計所得金額の合算が上昇しているところで、非認定が多くなっているのではないかというふうに推測しているところでございます。 久保委員 上昇しているということは、それは喜ばしい状況なのかもしれませんけれども、実際にはこの認定のところの結構ぎりぎりのラインのお宅なんかもあったりとかして、前年度と比較して、翌年度、そんなに収入が大きく増加をしたわけではないんだけれども、認定が外れてしまう場合もあるかと思います。また、物価高騰対策で学校給食の実質無償化のことも進めておりますけれども、実際のところ、やっぱり物価高騰ということで、非常に打撃を受けている御家庭も多くなってきているのではないかなと考えているところです。そういったことを様々鑑みて、今後、この就学援助の在り方ですけれども、見直しを図らなければいけないような場面も出てくるのかなと思いますが、一番大きく影響を与えられると思うような支給費目はどの辺りだとお考えでしょうか。 佐藤教育委員会事務局学務課長 就学援助のどこが一番というところは、なかなか難しいところかなとは思ってございますが、例えば、例を挙げるとすると、中野区ですと、今、認定基準、政府の基準の1.3倍というところでやっておりますけれども、こちら、令和3年度に基準を変えたところではございますけれども、こちらの基準をより対象を広げるというところも検討としては考えられるかなと思ってございます。こちらにつきましては、他区の状況等も見つつ検討したいなと思ってございます。 また、新入学に関しての就学援助の費用ですとか、そこについては、財調単価を基に算出しているところではございますけども、他区の事例では財調単価以上に支出しているところもあるというふうに認識しているところでございます。ですので、他区の事例も併せて検討していきたいというふうに考えているところでございます。 久保委員 財調単価以上にということは、一般財源を投じていたりしている部分もあるのかなと思いますので、その辺は十分に検討が必要ではないかと思いますけれども、これもまた翌年度に向けて様々御検討いただきたいと思いますので、これは要望にしておきます。 もう一点だけ、外国人学校保護者補助金についてお伺いをいたします。こちらのほうは、令和3年度304人から令和4年度は227人ということで、非常に減少しております。これはコロナなどの影響かと思いますけれども、この点についてはどのような分析をされているのかお聞きします。 佐藤教育委員会事務局学務課長 こちらにつきましては、令和4年度については、申請者数自体は増加していたところであるんですけれども、やはり認定者数が結果的に、実人数としては20人というところで、実際の申請したところのうちの9人、不交付というふうになったところでございます。そちらについては、令和3年度の執行率から令和4年度の予算額というのは増やしたんですけれども、結果的に申請者の所得が高かったので不交付にしてしまったため、不用額としては増えてしまったというところでございます。 久保委員 これは要するに、外国籍のお子様が減っているということではなくて、そこの御家庭の状況が影響していたというところかと思います。 参考のために教えていただきたいんですけれども、中野区で申請をされている外国人学校に通われている、主な学校を幾つか御紹介いただけますか。 佐藤教育委員会事務局学務課長 令和4年度の主な学校としましては、東京韓国学校、東京中華学校、聖心インターナショナルスクール、東京国際フランス学園、東京朝鮮第九初級学校、東京朝鮮中高級学校でございます。 主査 他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査 なければ進行します。 次、286ページから291ページ、事務事業7、学校健康推進について質疑はありませんか。 大内委員 289ページの学校給食のところ、強化磁器等購入があるんですけども、これ、入替えが始まっていて、全部終わったんですか、これで。 こちらにつきましては、子ども文教77の食器の種類一覧というものがございますけど、まだ終わってございません。 大内委員 だから、終わったか終わっていないか聞いている。終わっていないとしたらあとどのぐらいで終わるんですか、何年ぐらいかけて。 学校の改築等々を含めてというところになると思うので、3から5年程度でと。 大内委員 要は、学校の改築に合わせてやっているから、学校の改築が全部……。じゃ、学校の改築はいつまでやるんだという話になっちゃうの、今度。学校の改築はずっと続くんじゃないの、だって。じゃあ、ずっと終わらなくなっちゃうんじゃないのか。 食器につきましては、食器が替わることに伴いまして、給食室の機材が替わる場合があります。ということで、委員おっしゃるとおり、改築に伴ってというところもございます。今、環境改善という工事をやっている中で、大規模な長寿命化の工事をやっています。その中で、給食室で取り組めるものについては取り組んでいくということ。ただ、いついつまでにできるということはちょっとまだ明言するということは難しい。(「見通しが立っていないということね」と呼ぶ者あり)はい。まあ取り組んでございます。 久保委員 すみません、291ページのところの学校給食食材費の一部公費による調達経費についてお伺いをいたします。我が会派からも、令和4年度には、学校給食食材費につきまして、物価高騰対策として食材費の高騰そのものが給食費に跳ね返っていくようなことがないようにということで要望したところでございます。これにつきましては、これ、4,049万8,511円というふうに出ているんですけれども、おおむね児童・生徒に置き換えると1人当たり幾らになるかお分かりになりますか。 佐藤教育委員会事務局学務課長 少しお時間を頂ければと思います。 久保委員 すみません。そんなきっちりじゃなくても大丈夫でございますので、お願いいたします。 それから、生ごみの回収再生利用業務というのを行われているかと思いますけれども、今、学校と地域との連携によって、学校給食の生ごみですとか地域のごみをコンポスト化するというような事業を行っているところもございます。そういったことを検討されているということはありますか。 佐藤教育委員会事務局学務課長 すみません、こちらについても少しお時間を頂ければと思います。すみません。 河合委員 すみません、同じく学校給食食材費の一部公費による調達経費のところでお伺いいたします。これは小学生と中学生の牛乳代をこのとき補填したのかなという記憶があるんですけれども、値上がり分に関して、小学生と中学生では最終的に同額の補助だったのかどうかを確認させてください。 佐藤教育委員会事務局学務課長 こちらにつきましては、積算の際に1食単価の不足が見込まれる額として、生鮮食品の東京都消費者物価指数の前年同月比から8.2%増となっているところから、小学校中学年の278円というところに1.082で301円、278円と301円の差額23円というふうになっています。不足額を20円と見込んだところでございます。 河合委員 すみません、聞き取れなかったんですけど、不足額は20円ということは、それは小・中は同じく20円ずつの値上げだったということ──値上げというか、1人当たり不足分を足したということですかね。 佐藤教育委員会事務局学務課長 そのとおりでございます。 河合委員 これ、でも、よくよく考えると、やっぱり小学生と中学生の体格の差もあって、果たして本当に同額値上げでよかったのかなというのは今でもちょっと考えるところがあります。これから物価高騰で様々──今も対策されていると思うんですけれども、その根拠となる数字があったとしても、実際の体格差であったりとかも含めて、きっちりと給食費の質の確保というところにしっかり努めていただきたいと考えているんですけど、そこはいかがですか。 佐藤教育委員会事務局学務課長 学校給食に関しては、質の確保を優先して、食育等の取組を含めて推進していきたいというふうに考えているところでございます。 主査 よろしいですか。 それでは、先ほどの答弁保留をお願いいたします。 佐藤教育委員会事務局学務課長 先ほど委員からおっしゃっていただいた生ごみのところなんですけれども、そちらにつきましては、委員のお話しいただいた部分の内容はやってございませんけれども、業者がリサイクルをしておりまして、そこの中で堆肥処理等を行っているところでございます。 主査 久保委員、御質疑はよろしいですか。 久保委員 そこはいいです。 主査 もう一つのほう、お願いいたします。 佐藤教育委員会事務局学務課長 もう一つの答弁保留の点ですけれども、1人当たり2,880円でございます。 久保委員 先ほど、これ、河合委員が確認されていたから、小・中どちらも2,880円ということでよかったですか。 佐藤教育委員会事務局学務課長 そのとおりでございます。 主査 よろしいですか。 他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査 なければ進行します。 次、290ページから299ページ、事務事業8、体験学習について質疑はありませんか。 河合委員 ここ、様々な体験活動の充実というのは、この年度図られた──我々も予算のときに要望いたしまして、コロナ禍で子どもたちの体験活動が非常になくなってしまったという、令和3年は0が並ぶ非常に悲しい決算がありまして、やっぱりそういうところできっちりとやってほしいということを言ってきた中で、やっていただいたところは評価したいと思います。 そういう中で、様々な、特に今年度のこの年で追加した体験事業というのを教えていただいてよろしいですか。 佐藤教育委員会事務局学務課長 追加した体験活動としましては、先ほど委員おっしゃっていただいた体験活動の充実事業というものがございます。その他におきましては、中学校3年生を対象とした中野サンプラザ閉館イベントがございます。あともう一つが、小学校3年生の社会科見学として、令和5年7月に閉館する中野サンプラザと再開発によりというところで、社会科見学でこちらを加えたところでございます。 河合委員 特にこの中でも小学生の3年生の事業に関しては、これも今まではやっていたんだけれども、特別に予算立てして何かこのときには特に充実したというようなところで、令和5年になってもさらにこういうのは引き続き継続して予算をつけてあげてほしいということは要望していたと思いますが、実際に令和5年もたしか行えたんですよね。 佐藤教育委員会事務局学務課長 令和5年度も文化芸術活動というところで予算措置しているところでございます。 河合委員 ありがとうございます。引き続きしっかりと取り組んでください。要望で結構です。 羽鳥委員 社会科見学に際するバスの雇い上げについてお尋ねをしたいんですけれども、先日、小学校PTA連合会と予算懇談をした際に、とある小学校のほうから、低学年、1、2年生について、バスの雇い上げの費用がないから近隣に行かざるを得ないというふうなこと、そういった訴えがあったんですね。とはいっても、1、2年生というところで言いますと、やっぱり児童の生活環境なども考えると、見学は近隣にならざるを得ないのかな、なるものなのかなというふうにも思うんですけれども、実際に例えば学校のほうから、いや、実はバスを借りてこういうところに行きたいんだけれどもお金がないからできないとか、そうした事例とか、そういうものはあったんでしょうか、どうなんでしょうか。 佐藤教育委員会事務局学務課長 現状においては、小学校1、2年生からそのようなバスの利用というような要望はあまり聞いていないところでございます。 大内委員 すみません、295ページの陸上競技大会会場使用料というのがあるでしょう、下から三つ目。分かればでいいんですけど、今年は幾らぐらい。今年、新しい国立競技場でやったでしょう。分かれば教えくれるか。 佐藤教育委員会事務局学務課長 現状、実績未確定のところではあるんですけれども、予算ベースで言うと144万円だったところです。 主査 よろしいですか。 他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査 なければ進行します。 次、298ページから299ページ、事務事業9、特別支援教育について質疑はありませんか。 河合委員 特別支援教育、299ページの上から4番目か5番目に医療的ケア児支援業務委託というのが入ってきました。これの詳細を教えてください。個人情報に触れない範囲でお願いします。 佐藤教育委員会事務局学務課長 こちらにつきましては、ある学校の在籍児童が、これまで学校で行っていたんですけれども、令和4年度に少し相談がありまして、新たにそのある学校での医療的ケア児の対応を始めるというところになったところでございます。開始年月日につきましては、令和4年11月から開始したところでございます。 河合委員 これまでも受入れはされていたんですけれども、さらに強化して受け入れたというか、人をつけてやったというところなんですかね。それとも……。何が変わって、これ、予算が急に出てきたのかなというのが気になっているんですけど。 佐藤教育委員会事務局学務課長 これまでは、医療的ケア児については保護者が同伴しておりました。なので、医療的ケアの行為をする際も保護者であれば医療免許等がなくても実施できたんですけれども、やはりその保護者がかなり疲弊しているというところがありましたので、今回、予算措置をしまして、訪問看護ステーション3社に委託して、新たに令和4年11月から開始したというところでございます。 河合委員 ありがとうございます。学校で、こういう医療的ケアのお子様たちが上がってくるところで対応していかなきゃいけないというのは前から課題だった中で、やっとこういうふうに予算になって出てきたのは非常にありがたいなと思っております。これも一つ、やはり学務のほうに特別支援教育というところが入ってきたのも一つ影響があるのかなと思っているんですけど、この予算から特別支援教育というのは、これまで違うところだったのか、ここに入ってきたかなと思っているんですけど、課が変わって影響とかがあったのかどうか教えてください。 佐藤教育委員会事務局学務課長 特別支援教育、課が一つとしてあったのが二つに分離して、もう一つは障害福祉課に行ったところでございますけれども、学務課に特別支援教育係が入ってきたからといって、大きな変化があったというふうには認識してございません。 河合委員 障害福祉課のほうにもう一つは分かれたということは今おっしゃっておりましたけど、そことの連携というのも引き続きうまくできているということで大丈夫ですか。 佐藤教育委員会事務局学務課長 はい。委員おっしゃっていただいたように、子ども発達支援係とは連携をして、例えばこの医療的ケア児の対応等についても協議を重ねているところでございます。 河合委員 ありがとうございます。私としては、予算が変わったタイミングで、ここが変わったときに少し、もしかしたら学務課に入ることで大きく変わったり前に進むことが出てくるのかなとも思っていたところです。今、変わったところは、当然、前からやっていた範疇でもあるというところで事実としては変わったところはないとは思うんですけれども、大きく取り巻く社会が変わってきて、障害のある方がどんどん学校現場にも出てくると思うので、ここの支援に関しては引き続き力を入れていただきますよう要望します。 久保委員 すみません、心理検査業務委託についてお伺いいたします。この業務委託の内容と実施数など実績を教えてください。 業務委託回数は98回になります。こちらの業務委託の内容としましては、発達に当たってのIQですとかを判定するWISC(ウィスク)の検査等を行っている業務となります。 久保委員 これ、98回の検査はどちらで行われていますか。 事業者はやまて企業組合というところでやってございますけれども、場所は子ども・若者支援センターもしくは学校で実施しているところでございます。 久保委員 学校で行われているのですか。教育センターではなくて学校に行く。学校に出向いて事業者が行っているということですか。 佐藤教育委員会事務局学務課長 はい。子ども・若者支援センターの教育センターか、もしくは学校に訪問してという、その2パターンでございます。 久保委員 これ、予約が取りにくいとか、タイミングがなかなか合わなくて御自分で費用を出して検査をしていただくというような方もいるようにお聞きをしておりますけれども、その辺のところで、実績、令和4年度98回ということなんですけれども、実際のところは、受けたくても、なかなかここでタイミングが合わなくて受けられなかったというような事例はあるんでしょうか。 佐藤教育委員会事務局学務課長 こちら、やまて企業組合の予約等々が取れない場合においては、区で採用している会計年度任用職員の心理職がおりますので、その心理職がWISCを取るという対応を取っていることもございます。 久保委員 その心理職の方はどこで検査を行うことになっているんでしょうか。 佐藤教育委員会事務局学務課長 こちら、子ども・若者支援センター、教育センターで実施しているところでございます。 久保委員 ということは、やまて企業組合であっても、心理職であっても、子ども・若者支援センターのほうはどちらも利用されているということですね。 例えばこのやまて企業組合のほうの予約が取れなかった場合は、教育センターの心理職が対応するということで、先ほどの98回にはそれは、回数は入っていないんだと思うので、心理職のほうを足すと回数、何回になりますか。 佐藤教育委員会事務局学務課長 すみません、少しお時間を頂ければと思います。 主査 他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査 なければ答弁保留を除いて進行します。 3目教育施設費、300ページから305ページ、事務事業1、教育施設保全について質疑はありませんか。 河合委員 学校施設営繕の小学校のところで、中学校もありますけど、光熱水費のところでお伺いします。これ、補正がかかって、実際に増額もされているかと思うんですけれども、増要因を教えてください。 藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長 電気、ガスが主に上昇しておりまして、料金ではそれぞれ30%前後増加しています。主な要因はもう単価の増でございます。 河合委員 単価増ということなんですけれども、このときは新校になったところもあったかと思うんですけど、そこの影響はそんなになかったということですか。 藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長 令和4年に令和小学校が開校してございまして、こちらのほうは旧校が旧上高田小なんですけれども、こちら、比較するとやはり電気、ガス、水道が増加してございます。それは新校の影響でございます。料金的には電気が280%、ガスが200%と。主に、面積が6,000平米程度から1万平米に増加していますので、あと近代の新しい施設になっているので電気を使う施設ということで、増加しているところでございます。 河合委員 今御答弁の中で、令和小になってかなり電気、ガスの料金が上がったということを御答弁されていました。延べ床が広がったのが一つの原因だということなんですけれども、そういう意味では、今後のことを考えると、やはり館の大きさとか延べ床に関しては一定コントロールしなければ、こういうところにも影響が出てきてしまうのではないかなと考えますが、そこに関してはいかがでしょうか。 藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長 一般質問でもお答えしたところでございますけれども、やはり施設の規模が建設のイニシャルもそうですし、このような光熱水のランニングコストにも跳ね返ってきますので、とはいえ、子どもたちの必要な面積は確保しつつ、適切な施設というのを考えながら設計していきたいと思っております。 羽鳥委員 2022年度で、普通教室、学級数増対応工事として2校たしか予算のときは計上されていたと思うんですけれども、ちゃんとそれが執行されたかどうかというところで、いかがでしょうか。 藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長 301ページにある真ん中の教室改修工事として、谷戸小学校と鷺宮、対応してございます。 主査 よろしいですか。 5時になりましたので、分科会を休憩します。
(午後4時59分)
主査 分科会を再開します。
(午後5時09分)
立石委員 ちょっと軽くですね。小学校、中学校のところで、それぞれ耐久度調査及び長寿命化検討委託というものが5校ずつあるんですけれども、こちらの対象の学校と具体的な学校名、どういう学校が対象になるかということと学校名を確認させてください。 直近で改築の予定のない今後使う学校でございまして、小学校は、啓明小、江原、武蔵台、平和の森、旧向台、代替校舎として使いますので、そちらのほうでございます。中学校は、二中、五中、七中、北中野中、明和中でございます。 立石委員 ありがとうございます。 これによってどこまで分かるんですかね。例えば耐震工事にかかる金額だったりとか、どういうことをここの調査で明らかにして、それで今後の計画に反映していくのか、その考え方を確認させてください。 藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長 建物のコンクリート圧縮強度や鉄筋の腐食などの調査でございます。今後、計画でも70年というふうに計画してございますので、しっかりとその70年程度使えるかどうかの確認でございます。 立石委員 小・中学校の施設整備計画の中で、施設の目安、改修をする目安の年数というのが15年、20年、30年というふうに定められておりますけども、あくまでもそれは基準で、やはり使っていく中で想定よりも早く改修が必要になったりとかする部分もあると思うんですけども、ちょっと伺いたいのが、こういった大規模改修というのは、事前に計画しているものと、どこまで想定が可能なものなのかというところで、実際はやっぱり計画どおりにいかないというところで必要な改修が都度発生してくると思うんですけども、すみません、ざっくりとした感じなんですけど、その辺の現場の大体の状況についてお聞かせください。 藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長 基本的には、70年なら70年なりで30年程度で大規模な改修がかかるというところ、また、設備系の寿命がございますので、それが20年とかでかかってくるということでございます。計画的に70年もたすように屋上の防水とか様々な工事をやると。また、コンクリートの強度についても、コンクリートの圧縮強度や鉄筋腐食や塩化物が入っているかどうかとか、そういうことの劣化調査を含めて考えているというものでございます。 立石委員 個人的に、今後──個人的というか、施設のライフサイクルコストなどもちょっと把握をしていく必要があるのかなと思っていて、施設ごとの固定資産台帳でどういうふうに改修費がかかっているのかというところの分析等も必要になってくると思うんですけども、そちらについては、企画部の、予算のほう、あるいは資産活用のほうで管理をされているのか、所管のほうで管理をされているのか、どういう状況なんでしょうか。 藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長 それぞれの所管で改修経費については今後それぞれ見積もっているところでございます。 立石委員 固定資産台帳、過去の改修の実績ですとか、そういったものを把握していく必要があるかなと思うんですけど、それは所管が管理されているということでよろしいんですか。 藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長 教育委員会で管理していくものです。 立石委員 分かりました。 大内委員 小学校、中学校、冷暖房機器の撤去作業というのがあるんだけど、これは何ですか。 藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長 冷暖房につきましては、各校、令和元年度からリースで一旦入れた後に、その後、順次、年次計画で工事でもう一回取り替えて、区の財産として。そのリースの物件を取り外して移転するときに撤去費用がかかっているということです。 大内委員 統合したところとかということではなくて、単純にリースが3年──分からない、5年か知らないけど、契約が切れたのを入れ替えているという意味か。 藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長 そのとおりでございます。 久保委員 すみません、校庭芝生化の管理委託なんですけど、これ、6校というのは……。ちょっと6校、まずどこだったか教えてください。 塔山小、中野本郷小、啓明小、北原小、江原小、武蔵台小でございます。 久保委員 今後なんですけれども、校庭芝生化は、いっとき東京都のほうが一気に進めるということで、中野区でもできるところは行ったと思います。今後、校庭の芝生化について、人工芝ではなくて、こういった芝生化というのは検討されているのか、どうなんでしょうか。 藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長 現行では、新たに天然芝の整備というのは考えてございません。 久保委員 逆に、天然芝だった学校を違う形で校庭をまた改良しなければならないような場面はあるんでしょうか。 藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長 天然芝を元のダストに戻すということも現行では考えてございません。 久保委員 では、人工芝にするというようなことは検討されてはいないでしょうか。 藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長 人工芝校庭は、あくまで新築時にやる予定ですので、現行の天然芝の学校については、現行の管理を続けていくイメージでございます。 むとう委員 すみません、今の御答弁の中でちょっと気になって。新築については人工芝を考えているんですか。 藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長 現行、考えてございます。 むとう委員 最近になって人工芝の公害のことは御存じでしょうか。 藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長 プラスチック等々の御指摘については認識してございます。 むとう委員 排水に流れていってマイクロプラスチックで海洋破壊になるということで、考え方を変えてやめているところもあるんだけれども、中野はこれから造る新築の校庭に今課題とされているものをもう導入すると決めちゃっているんですか。再検討し直したほうがいいのではないですか。 藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長 マイクロプラスチックの問題につきましては認識してございます。ただ、排水のところに芝生が流れ込まないような設備をつくるとか、環境にできるだけ影響しないような生産品を選ぶとか、そういうことを考えているところでございます。 というのは、一方で、ダスト舗装にする校庭にした場合、雨が降った場合、1日、2日など教育で使えない場合もございます。また、校庭を芝生化することによって、子どもたちの転倒のけがの軽減みたいなものもございます。そういうメリットの部分を勘案したところ、区としては継続してやっていきたいと考えてございます。 むとう委員 メリットの部分で、人工芝生というんじゃなくて、私もよく分からないですけど、それに代わるようなものはないんですか。ふわふわして排水性のよいもの。何ていうんですか、あるじゃないですか、名称も分からないけど。何か代わるもの。やっぱりこれからまだ新築で、すぐではないわけだから、よく検討し直していただきたいと思うんですが、そういうほかの素材、代わり得るものはないんでしょうか。 藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長 人工芝の環境については、情報収集しながら今後の──それでもいい製品等々、環境の防止を検討していきたいと考えております。 むとう委員 それ以上、人工芝生よりもよいものという、違う代替のものは考えられないんでしょうか。 藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長 ゴムチップ舗装等々は考えてございます。また、それも校庭の人工芝の外側にはつけてございますけれども、ゴムチップを使うよりも、芝生化については、子どもたちも活動の中でかなり使いやすいというような意見ももらってございますので、そこら辺とほかのものも検討しながらやっていく部分ではございますが、人工芝を継続したいと思っています。 むとう委員 継続したいとかと結論を出されちゃうと残念なんだけど、SDGsということを中野区も挙げて取り組もうという姿勢を出している中で、ちょっとやっぱりそれは考え直したほうがいいんじゃないですか。 藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長 現行の小中学校施設計整備計画では、人工芝の整備をしていくというふうに区として考えてございますので、そちらのほうで検討していきたいと。 むとう委員 しつこくてごめんなさいね。現行考えられていることは分かっているの。でも、今これだけ問題だというふうにされていく中で、区の姿勢として、まだ実際にやっていないんだから、考える、検討するぐらいしたほうがいいんじゃないですか。もうこれで決めているからこのまま行きますという姿勢は問題だと思いますよ。決めたけれども、やっぱりよりよいものというのは追求していくと、ぎりぎりまで追求していくという姿勢が必要だと私は思うんですが。 委員おっしゃるとおり、現行、人工芝を考えてございますが、よりいいものがあれば、そちらのほうを検討していくということは必要だと思っています。 主査 他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査 なければ、事務事業1は終わりといたします。先ほどの答弁保留をお願いいたします。 佐藤教育委員会事務局学務課長 先ほど答弁保留いたしました心理検査の、会計年度任用職員でやった、心理職3名で実施したんですけれども、合計件数38件でございます。なので、やまての98件と合わせて合計136件の検査をしているところでございます。 主査 久保委員、よろしいですか、質疑は。 久保委員 はい。 主査 次、進行いたします。304ページから307ページ、事務事業2、教育施設整備につきまして質疑はありませんか。 久保委員 すみません、ここで人工芝のことをお伺いしようと思っていました。みなみの小学校人工芝メンテナンス作業委託費残(未執行)となっておりますが、これはどのようなものでしょうか。 藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長 みなみの小に人工芝、学校を建てまして、そのメンテナンスが必要ではないかということで予算を見積もったんですけれども、製品等々を選定していく中で、よりいいものが施工できたということで、メンテナンスの必要はないということで未執行になってございます。 久保委員 メンテナンスの必要がなかった。今回、我が会派の日野議員の一般質問の中でも、人工芝の夏場の暑さ対策ですとか、様々改良を求めてきたところなんですけれども、みなみの小学校の人工芝においては、そういったことは全く心配がなかったということですか。 藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長 日野議員の質疑の中では、やはり人工芝の熱対策、夏の熱対策がすごく指摘されました。そこについては、区としても課題が引き続いていると思ってございます。こちらについて、今後は、質疑でもお答えしたとおり、何かしらの対策というのを施すべきというふうに考えてございます。 久保委員 分かりました。みなみの小学校はメンテナンスの必要がないということだったので未執行というふうにおっしゃられたので、その辺のところも検討された上でかなと思ったんですけれども、そこの夏場の熱対策については課題があることは認識をされているし、みなみの小学校も含めてそこは改良の余地があるというふうに、そのように考えてよろしいですか。 藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長 委員おっしゃるとおりでございます。 久保委員 分かりました。 やっぱりむとう委員がおっしゃられていたような素材があったらいいなと思うけれど、私もそういった素材が分からないのであれなんですけれども、本当に20年前は、天然芝の学校ということで、結構あちこちに視察に行ったりとか、先輩議員の中には本当にそのことにこだわってずっと質問されていた方もおいでになられたりして、東京都がそういった事業を行ってきたけれども、そのうちにこの人工芝のほうがいいというような判断になっていったと思います。ですので、やっぱりこの10年、20年たつうちにもっともっと改良されるべきところもあると思いますし、人工芝についてはそういった課題もあるということも認識をした上で、今後、やはりさらにきちっとこの精度を上げていっていただきたいなというふうに思いますけれども、その辺はいかがですか。 藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長 先ほどの質疑でも環境の問題や、先ほどお答えしたとおり熱対策の問題、人工芝のメリットを主張しましたが、厳しい部分、デメリット部分もございますので、そちらのほうの対策等々、検討したいと思っております。 久保委員 ありがとうございます。 次に、新校舎及び代替校舎整備設計策定業務委託、これは予算のときには3校というふうになっておりましたけれども、学校名を教えてください。 藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長 すみません、中野本郷小学校と平和の森小学校と中野中でございます。 久保委員 はい、分かりました。 3校について業務委託を行って、この令和5年度からの状況になっているということですよね、ここのところは。 藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長 そのとおりでございます。 久保委員 ここについてはまた改めたいと思っております。 それから、不用額のところ、同じく分筆委託費残(未執行)とあります。こちらの御説明をお願いいたします。 藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長 学校は北原小と平和の森小でございます。北原小学校につきましては、分筆が令和4年度に必要と計上しましたが、これは令和5年度に必要ということで、この当該年度は未執行になってございます。平和の森小につきましては、連担の関係で分筆を必要としていたが、その後の東京都の建築確認等の調整で不用になったという未執行でございます。 久保委員 では、これは、不用になったということは、平和の森小学校は今後委託が行われない。北原小学校を令和5年に委託にて分筆委託されるというのはなぜですか。 藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長 校地内に存在する都有地がございまして、これを取得することを予定しています。取得部分について分筆することを都との間で調整して計上したんですけれども、都との調整により、都側のスケジュール、手続スケジュールなんですけど、その関係で令和5年度に分筆することとされたため、令和4年度は未執行になってございます。 久保委員 ということは、北原小学校の都有地はいずれ購入をするということになっているというふうに認識していてよろしいですか。 藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長 今年度購入する予定でございます。 主査 他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査 なければ進行します。 次、6款地域支えあい推進費、312ページから313ページ、こちらの1項地域支えあい推進費、1目地域活動推進費の中の事務事業4、区民活動推進のところの事業メニュー2、公益活動推進のうち、活動領域4「子どもと子育て家庭の支援及び若者のチャレンジを支援するための活動」につきまして質疑がありましたらお願いします。 むとう委員 公益活動の分野の中では一番多い46事業なんですけれども、どんな感じの事業ですか。この分野で手を挙げて駄目だった事業というのもあったんでしょうか。 細野子ども教育部育成活動推進課長 令和4年度、39事業でございましたが、そのうち6事業増えました。令和4年度においては、申請があったものの中で採択しなかったものはございません。新規事業を紹介しますと、朗読の会、子ども祭り、お友達の広場的な活動、あとプレーパーク事業がございました。 むとう委員 昨年度ですからもう事業が全部終わったわけですけれども、大体どの事業も参加定員が満たされていて、それぞれ成果を上げて終えられたという最後の報告はどうなっているんでしょうか。 先ほど新規事業を御紹介しましたが、そのほかにも地区委員会の活動や子ども会、PTAさんの活動などがございました。実際、この活動につきましては、精算という形で事業の報告も頂いていて、予定された事業はおおむね順調に行われたというふうに頂いているところでございます。 主査 他に質疑はありませんか。よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査 それでは、次に、歳入のほうに参ります。 次に、一般会計の歳入について、歳入決算説明書補助資料により一括して審査を行います。質疑はありませんか。 久保委員 19ページの子供・長寿・居場所包括補助についてお伺いをいたします。これ、新規であったかと思うんですけれども、予算では31万6,000円計上されておりましたけれども、実際には事業が行われなかったようです。これはどのような事業に適用される予定だったんでしょうか。 主査 久保委員、今のは30節ですね。 久保委員 そうです。 細野子ども教育部育成活動推進課長 こちらの事業ですが、30節ですが、プレーパーク活動普及啓発講演会、そしてプレーパークリーダー養成講座受講料補助事業に活用する予定でした。東京都との協議の中で、事前協議等では対象となる予定で計上させていただきましたが、その後、対象外ということになりまして、実績ゼロということで決算させていただきました。 久保委員 これ、逆に、申請──申請というか、予算のときには出していなかったんだけれども、他の部署では申請した事業が幾つか出てきていましたよね。今、何かプレーパークだったんだとちょっと驚きでした。もともとこれ、子供・長寿・居場所だから、子どもと居場所という角度でプレーパークというふうに提案していたんですかね。あまりこのプレーパーク自体が対象事業となるように私は思っていなかったんですけれども、そうではなかったんでしょうか。 細野子ども教育部育成活動推進課長 事前協議の段階で、プレーパーク事業も居場所事業の中にも含められるということで協議をしていたというところでございました。 むとう委員 すごい雑駁な聞き方なんですけれども、当初区が試算していたよりも、都から、国からそれぞれ当てにしていた補助金額が少なかったなんていうものも中にはあったんでしょうか。 主査 休憩します。
(午後5時35分)
主査 では、再開します。
(午後5時36分)
原子ども教育部子育て支援課長 説明資料の21ページの34節でございますが、金曜日の御質疑でシステムに関する経費10分の10というところですが、準備・事業経費のところです。こちらも10分の10ではございますけれども、金曜日も御質疑ありましたように、都のスキームですと所得制限というのがありまして、所得制限以上の方に対する事務費については補助が出ないというところがありましたが、この予算の時点では、それも含めて特定財源、計上していたので、執行額に比べて歳入が少なかったというところがございました。 菅野子ども・若者支援センター子ども・若者相談課長 こちらの資料の19ページの都支出金、都補助金の29節の子供・若者自立等支援体制整備事業についてですが、当初予算では300万円ということで予定しておりましたが、こちらの補助金の交付要綱の該当項目が変更になったということで、補助金自体は200万円ということで、100万円減というふうになっております。 むとう委員 該当項目を変更したのは東京都ということなんですか、今の御説明だと。 菅野子ども・若者支援センター子ども・若者相談課長 こちらは、その後の事業検討の結果によりまして、この事業が「新規又は既存事業を拡充して整備する事業」というところに項目が該当になったということでの変更でございます。内容としてはフリースペースについての補助金です。 主査 よろしいですか。 他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査 なければ、一般会計分担分についての質疑を終了いたします。 以上で当分科会分担分についての質疑は全て終了したことになりますが、全体を通して質疑漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査 なければ、以上で認定第1号の当分科会分担分の質疑を終結したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
主査 御異議ありませんので、質疑を終結します。 次に、意見の提出についてですが、意見がある場合は、10月3日(火曜日)、明日正午までに、対象となる議案の番号及び会派名等を明記の上、文書で事務局まで提出するようにお願いをいたします。 本日予定していた日程は全て終了いたしますが、委員及び理事者から発言はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査 なければ、次回の子ども文教分科会は、明日10月3日(火曜日)午後一時から当委員会室にて開会することを口頭をもって通告します。 以上で本日の子ども文教分科会を散会します。
(午後5時39分)
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