令和5年10月11日中野区議会子ども文教委員会(第3回定例会)
令和5年10月11日中野区議会子ども文教委員会(第3回定例会)の会議録

中野区議会子ども文教委員会〔令和5年10月11日〕

 

子ども文教委員会会議記録

 

○開会日 令和5年10月11日

 

○場所  中野区議会第5委員会室

 

○開会  午後1時00分

 

○閉会  午後5時29分

 

○出席委員(8名)

 斉藤 ゆり委員長

 山内 あきひろ副委員長

 立石 りお委員

 河合 りな委員

 大内 しんご委員

 羽鳥 だいすけ委員

 久保 りか委員

 むとう 有子委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 教育長 入野 貴美子

 子ども教育部長、教育委員会事務局次長 石崎 公一

 子ども家庭支援担当部長、子ども・若者支援センター所長、教育委員会事務局参事(子ども家庭支援担当) 小田 史子

 子ども教育部参事(子ども・若者支援センター児童福祉課長事務取扱、児童相談所長事務取扱、児童相談所児童福祉課長事務取扱) 古川 康司

 子ども教育部子ども・教育政策課長、教育委員会事務局子ども・教育政策課長、教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長 渡邊 健治

 子ども教育部子ども政策担当課長、教育委員会事務局子ども政策担当課長 青木 大

 子ども教育部保育園・幼稚園課長、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長 半田 浩之

 子ども教育部保育施設利用調整担当課長、子ども教育部幼児施設整備担当課長 藤嶋 正彦

 子ども教育部子ども教育施設課長、教育委員会事務局子ども教育施設課長 藤永 益次

 子ども教育部子育て支援課長 原 拓也

 子ども教育部育成活動推進課長 細野 修一

 子ども・若者支援センター子ども・若者相談課長 菅野 多身子

 児童相談所副所長、児童相談所一時保護所長 神谷 万美

 教育委員会事務局指導室長 齊藤 光司

 教育委員会事務局学務課長 佐藤 貴之

 

○事務局職員

 書記 鎌形 聡美

 書記 川辺 翔斗

 

○委員長署名


審査日程

○議案

 第86号議案 中野区立学童クラブ条例の一部を改正する条例

 第87号議案 中野区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例

 第88号議案 児童相談所を設置する特別区における措置費共同経理課の共同設置について

○陳情

〔新規付託分〕

 第10号陳情 中野区職員の管理上望ましくない不公平・不公正な対応の是正を求める陳情書

○所管事項の報告

 1 令和6年度国・都の施策及び予算に関する要望について(子ども教育部、教育委員会事務局)

 2 中野区実施計画(素案)について(子ども教育部、教育委員会事務局)

 3 「今後の区立図書館のサービス・配置のあり方の基本的な考え方」の策定について(子ども・教育政策課)

 4 鷺の杜小学校通学区域の設定について(学校再編・地域連携担当)

14 児童相談所設置区による施設措置費支払い事務等の共同処理について(児童福祉課)

 

委員長

 定足数に達しましたので、子ども文教委員会を開会します。

 

(午後1時00分)

 

 本定例会における審査日程及び3日間の割り振りについて協議したいので、委員会を休憩します。

 

(午後1時00分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時01分)

 

 本定例会における委員会の審査日程についてお諮りします。

 お手元の審査日程(案)(資料1)に沿って進め、第88号議案と所管事項の報告の14番が関連しますので、議案を議題に供した後、一旦保留とし、関連する所管事項の報告を先に受け、その後、改めて議案を議題に供し審査したいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 次に、3日間の割り振りですが、本日は、議案の審査、関連する所管事項の報告、陳情の審査、所管事項の報告を8番まで受け、2日目は残りの所管事項の報告以下を行い、3日目は進行状況に応じて改めて御相談したいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 また、審査は5時を目途に進め、3時頃に休憩を取りたいと思いますので、御協力をお願いします。

 それでは議事に入ります。

 初めに、第86号議案、中野区立学童クラブ条例の一部を改正する条例を議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

細野子ども教育部育成活動推進課長

 それでは、第86号議案、中野区立学童クラブ条例の一部を改正する条例について補足説明をさせていただきます。(資料2)

 提案理由は、鷺宮学童クラブを廃止する必要があるためでございます。

 新旧対照表を御覧ください。学童クラブ条例第2条は、学童クラブの名称及び位置を定めております。鷺の杜小学校区域におきましては、既に議決を頂いているとおり、新校舎内に鷺の杜学童クラブを新設する計画でございます。さらに、学区内の地理的条件や踏切横断の安全対策、利用者の意向等も総合的に勘案し、西中野学童クラブのほうを存続することとし、鷺宮学童クラブを廃止するため所要の改正を提案するものでございます。

 なお、この考え方につきましては、9月1日の本委員会において御説明させていただいた内容でございます。

 施行日につきましては、令和6年4月1日を考えてございます。

 よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

羽鳥委員

 第2回定例会で、いろいろ議案や、また学童クラブの今後のことの報告もありましたけれども、議案審査ということですので改めてお伺いいたします。今回、鷺の杜学童クラブが設置された。それが第2回定例会。そしてそれに伴いというんですかね、鷺宮学童クラブが廃止ということなんですけれども、需要数と供給数について、この鷺宮地域では、この廃止によってどうなるのでしょうか。

細野子ども教育部育成活動推進課長

 新しい鷺の杜小学校の学校内に新設する学童クラブは100名の定員を考えております。存続する西中野学童クラブは60名の定員がございます。そして、この校区には、民設民営の明日葉学童クラブ鷺宮がございまして、これらを合わせると全部で200名の需要を満たすことができると考えております。一方で、令和5年度につきましては159名の利用を、年度当初ですがいただいているところでございますので、この鷺宮学童クラブを廃止した上で需要数は十分に満たせるものと考えてございます。

久保委員

 今、需要供給のバランスはどうなのかということで、先日9月1日にも御報告を頂いたところでございますので、鷺宮の児童館の中のこの学童クラブの廃止については承知をしているところです。後で、また児童館の今後の在り方などは御報告があるので、詳細はそこでお伺いをしたいと思うのですけれども、先ほど西中野の学童クラブにつきましては、やはり踏切の問題もございますし、学区域が広がることもあるので残してほしいというのは私も思っていたところなんですけれども、今後の在り方として、西中野は今60名の定員なわけですけれども、いつまでこれは存続ができるのかというところが、またちょっと心配なところでありまして、その辺の見込みはどうなっているのか教えてください。

細野子ども教育部育成活動推進課長

 今回、地理的条件や踏切横断の安全対策ということで西中野学童クラブを存続するということにさせていただきました。現在、西中野学童クラブの来年度の運営事業者の募集の準備をしています。その事業の中では、新しくできるキッズ・プラザ鷺の杜と鷺宮学童と一体的な運営を行えるようにということで用意をしているところでございます。今後の見込みということでございますが、キッズ・プラザができると西中野学童クラブの需要数は減る可能性もございますが、引き続き需要はあるものというふうに見込んでおりますので、明確に何年間ということではありませんが、一定程度は、この西中野学童クラブは引き続き必要なものというふうに考えてございます。

久保委員

 キッズ・プラザができると、その利用状況によってというところなんだと思うんですけれども、やはりキッズ・プラザで待機をされてしまうような選択というのも出てきてしまう可能性もあるわけですよね。その辺のところで、やっぱり西中野の需要に対しては、今後、今一定程度のというような感じなんだと思うんですけれども、やっぱりこれ、じゃあ、どういうふうになっていったら学童クラブは廃止をするのかというところが、今回鷺宮はそういった事情で廃止をするわけですよね。だから、一定のやっぱり基準といいますか、きちっと示していただく必要性があるのかなと思いますし、学区域を考えると、この通学路の安全対策ですとか、やはり西中野はずっと必要なんだという判断もあるかもしれませんし、そこら辺のところが、これはほかの統合校でもあり得る話なので、ここだけが特別な事情によりということで通ずるのかどうかというところもしっかり考えていかなければいけないと思いますので、その辺のところも、一定の利用の状況を鑑みながら、今後の在り方というのは示していく必要があるかと思いますけれども、いかがですか。

細野子ども教育部育成活動推進課長

 学童クラブの利用したいという需要と、あとキッズ・プラザ利用という需要は、同じ場面もあるでしょうし、どうしても学童クラブでなければならないという、そういった事情もあると思います。そういった両施設の違いを十分にお伝えした上で、その上で利用状況を見ながら、今後の西中野学童クラブや、キッズ・プラザがあるその周辺の学童クラブの在り方について検討していきたいと考えます。

むとう委員

 今の久保委員の質疑と重複するんですけれども、私もこれまでも何回も何回も言ってきたことではあるんですけれども、やっぱり学童クラブとキッズ・プラザというのは法的な位置付けも成り立ちも違うわけですから、学童に入れない子が、キッズ・プラザがあるからそこでどうにかなっているというような考え方を持たないでいただきたいというのを、私はこれからも、今後もお願いしたいと思っているんですね。やっぱり本来学童クラブを必要としている子どもたちがちゃんと学童クラブに入れるようにしていかなければ意味のないことで、その、なんか代わりにという感じで、キッズ・プラザがあるんだからいいんじゃないかというような考え方を区は絶対に持ってはいただきたくない。成り立ちが違うし、今御説明があったように、その違いを保護者にして、知識のない保護者であれば、じゃあ学童に入れなくてもキッズ・プラザがあるなら安心だわねって安易に考えてしまうかもしれない。でも、知ったら違うんだって、中身が違うんだということが後から分かるなんてことになってはいけないので、そこはきちんと区のほうは心していただきたいというのをお願いしたいと思いますが、いかがですか。

細野子ども教育部育成活動推進課長

 学童クラブとキッズ・プラザの違いというのはずっと議論がされていて、その違いが理解しきれていない場面もあるかもしれません。現在区では、放課後の居場所の充実と、あとその周知、広報の強化に取り組んでおりますので、各クラブの校区でそれぞれ利用説明会を行って、この施設はこういう位置付けで、この施設はこうですといったことを御説明しながら、その上での需要数を見極めて今後の施策を組み立てていきたいというふうに考えております。

むとう委員

 これからも、多分学童の需要というのはそう極端に減っていかないであろうというふうに私は思っていて、ですから今後も、もともと学校の中に学童を造って、学童クラブはそこに入れ込んで、児童館じゃなくなるんだみたいなことを言ってきていたわけですから、本来学童クラブを必要とする条件を満たしているお子さんは、やっぱり学童クラブは学童クラブにみんなが入れなければ駄目だと私は思っていますので、そこはきちんと今後、定員も含めて見極めていただいて、学童クラブの本当に代わりにキッズ・プラザがあればいいというような考え方は絶対にしないで、今後の児童館の在り方も含めてしっかりと検討していただきたいということを要望しておきます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取扱い協議のため委員会を暫時休憩します。

 

(午後1時12分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時12分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより本件について採決を行います。

 お諮りします。第86号議案、中野区立学童クラブ条例の一部を改正する条例を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第86号議案の審査を終了します。

 次に、第87号議案、中野区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例を議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 第87号議案、中野区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例について補足説明いたします。(資料3)

 本議案の提案理由は、公立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償の基準を定める政令が改正されたことに伴い、介護補償の額を改定するとともに、休業補償に係る規定を整備するためでございます。

 改正の内容については、子ども文教委員会資料にて説明いたしますので、そちらを御覧ください。この条例は、区立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償の補償範囲、金額及び支給方法などの必要事項を定めることを目的としているものでございます。改正内容は、議案の提案理由と同じでございます。

 改正内容につきましては、別紙の新旧対照表と併せて説明いたします。新旧対照表については、右側が現行、左側が改正案でございます。下線を引いた部分が改正部分でございます。一つ目に、第7条の休業補償の支給に係る休業補償を行わない期間について規定を整備するものでございます。新旧対照表を御覧ください。第7条の休業補償の支給に係る休業補償を行わない期間に関する規定整備については、現行の条例においては婦人補導院に関する規定が入ってございますが、こちらは2022年5月25日に公布された困難女性支援法の規定により、売春防止法が改正され、補導処分が廃止され、婦人補導院法が廃止されることとなっておりまして、この改正により婦人補導院が2024年4月1日から廃止されることとなってございます。これらの改正は2024年、令和6年4月1日から施行されるため、その改正に合わせて条例改正し、併せて文言修正を行うものでございます。

 資料、お戻りいただきまして、二つ目に、第11条の介護補償の額を引き上げるものでございます。内容につきましては、(2)のとおり、ア、常時介護を要する状態にあり実費を支出して介護を受けた日がある場合、イ、常時介護を要する状態にあり親族等における介護を受けた日がある場合、ウ、随時介護を要する状態にあり実費を支出して介護を受けた日がある場合、エ、随時介護を要する状態にあり親族等による介護を受けた日がある場合、これらにおいて、それぞれ記載の額を引き上げるものでございます。

 実施時期につきましては、公布の日から施行し、令和5年4月1日から適用いたします。ただし、3の(1)の改正規定につきましては、先ほど御説明いたしましたとおり、困難女性支援法の改正に伴って施行する必要があるため、令和6年4月1日からの施行となります。

 補足説明は以上となります。御審議のほどよろしくお願いいたします。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、取扱い協議のため委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後1時17分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時18分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより本件について採決を行います。

 お諮りします。第87号議案、中野区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第87号議案の審査を終了します。

 次に、第88号議案、児童相談所を設置する特別区における措置費共同経理課の共同設置についてを議題に供します。

 先ほど御協議いただきましたとおり、本議案に関連する所管事項の報告を先に受けたいと思いますので、議案の審査を一旦保留します。

 所管事項の報告14番、児童相談所設置区による施設措置費支払い事務等の共同処理についての報告を求めます。

神谷児童相談所副所長

 では、資料(資料4)に基づきまして御説明申し上げます。児童相談所設置区による措置費等の支払いに関する共同処理についてでございます。

 まず、1番、背景についてでございます。東京都と児童相談所設置区は、都内の児童養護施設等を相互に活用しております。施設等は児童を措置する自治体ごとに毎月措置費の請求を行う必要があるという状況にございます。特別区における児童相談所の設置が進むことに伴いまして施設等の事務負担が増加傾向にあり、支払事務の一元化を求める要望が提出されておりました。また、児童相談所設置区といたしましても、措置費支払事務の知識の蓄積や事務の効率化が課題となっているところでございます。こうしたことを受けまして、児童相談所設置区による共同処理による検討といったことが行われてございまして、以下の手法等により実施することといたしましたので御報告申し上げます。

 2、制度の概要でございます。(1)共同処理の手法です。地方自治法に基づきます機関等の共同設置による内部組織の共同設置をいたしてございます。構成区の区議会による議決が必要な事項となってございます。

 (2)設置年月日は、令和6年4月1日を予定しております。

 (3)共同処理組織で行う事務でございます。乳児院・児童養護施設・自立援助ホームについての支払いに付随する各事務を予定しております。

 (4)組織構成及び幹事でございます。全ての児童相談所設置区で構成いたします。処理する事務の幹事となる特別区は設置区順といたしまして、3年ごとの輪番制で担当してまいります。初回は江戸川区を予定しているところでございます。

 (5)組織名称・体制等でございます。組織名称は、措置費共同経理課となります。組織体制は、1課2係でスタートいたします。職員につきましては、自治法の規定に基づきまして、幹事区の長が職員を選任いたします。執務室は、東京区政会館内を予定しています。

 裏面を御覧ください。(6)費用負担方法でございます。措置費相当分につきましては、区別に積算した金額を分担金として負担してまいります。設置に要する準備経費、人件費、その他の経費につきましては、構成区による均等割で負担してまいります。

 3、今後のスケジュールでございます。本定例議会での関係議案の審議の後、令和6年第1回定例会におきまして、改めて共同設置に係る議案の提出を予定しております。これにつきましては、令和6年度に品川区のほうが児童相談所の設置を予定しておりまして、品川区の追加による規約の変更でございます。措置費共同経理課の設置につきましては、令和6年4月1日を予定しているところです。

 報告については以上となります。

委員長

 それでは、ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

久保委員

 費用負担方法のところでお伺いをいたします。先日、さきに補正が行われて、この分担金のことがかかっていたかと思います。これ、設置に要する準備経費、人件費、その他経費は構成区による均等割で負担となっていますけれど、これは毎年度、この負担が生じていくということになるんでしょうか。

神谷児童相談所副所長

 準備に関する経費につきましては今年度となりますけれども、それ以降、運営に関する経費については毎年度かかってくると思ってございます。

久保委員

 先日の補正予算のときに、これは先議で行う必要があったのでしょうかどうかというようなことをその場で問うたところ、必ずしも先議でなくてもよかったのかもというような御答弁があったかと思います。本来であれば、今議案とともに補正予算をというのが筋なんじゃないかなと思うんですけれども、このタイミングがなぜずれているのか教えてください。

神谷児童相談所副所長

 今回の議案の提案の前の段階で予算の措置がなければ実施できない事柄ですので、補正予算が先にあって議案の提案という、順序についてはそういった順序がよろしいかと思いますが、ただ、同時期であっても、それらについては特段問題はないというふうに考えております。

久保委員

 同時期であったほうが望ましかったのかなというところを、一つ私としては思うところでありますが、本来であれば、要は補正予算で予算がまず可決していることが必要であった。通常ですと、この場合は、共同処理についてのということで、今回規約ですよね。規約ですとか、条例とか、そういったものが先に設置をされていて、議案として出ていて、それから予算がつくのではないかなというような私としての認識でありましたので、その辺のところをお伺いをしたところなんですが、本来的にはそういうことではないのでしょうか。

神谷児童相談所副所長

 基本的には、条例や様々な議決を要する事項の場合には、それに先立つ予算というものが先にない場合にはそういった上程は難しいのではないかというふうに考えてございます。そのような規定になっているというふうに認識してございます。

むとう委員

 組織のところで、まず、この幹事区の決め方というのは、この条例のところにも港区から始まって書いてあるんですけれども、これがどういう順番かも分からないんですけれども、今回決まった幹事区、江戸川区というのは、どういうことでどうやって決められているものなんでしょうか。

神谷児童相談所副所長

 幹事区につきましては、設置をした区順ということで、今、特別区間で調整をしているところです。ですので、江戸川区、世田谷区、荒川区、港区、そしてその次に中野区というふうに予定しております。こちらの規約の中にあります共同設置する特別区の順序については、行政区順になっているというところでございます。

むとう委員

 実際の職員の選任方法なんですけれども、これは幹事区から出すということなのか、この条例を読んでもちょっとなかなか意味が分からないんですけれども、どういうふうに職員を出していくんでしょうか。で、何人体制なんでしょうか。

神谷児童相談所副所長

 職員の選任は幹事区の長が選任をいたしますけれども、幹事区及び構成区からそれぞれ職員が選任されるという形になります。人数は、こちらに書いてございますとおり、当初11名体制ということを予定しております。

むとう委員

 今、設置区が11区というわけではないんですよね。そこはどうやって11名を選任するんでしょうか。

神谷児童相談所副所長

 幹事区につきましては、管理職、それから担当する係長、そして職員ということで、幹事区だけが3名を選任していきまして、その他の区については1名ということで予定しております。

むとう委員

 今後その11人体制でということで、人件費等は均等割するということなんですけれども、大体年間幾らぐらいかかるというふうに、措置費相当分というのは分からないですけれども、経常的に必要な経費というのは大体年間幾らぐらいというふうに試算されているんでしょうか。

神谷児童相談所副所長

 経費につきましては、ただいま来年度の予算の積算について準備を進めているところでございますが、基本的には1名分程度の人件費、それから準備経費といたしまして、先日の補正予算のほうで45万1,000円のほうをお願いしていたかと思いますけれども、それに相当するような事務費について年間かかってくるというふうに考えてございます。

立石委員

 確認だけです。幹事区は輪番制、3年ごとということで、中野区の順番が回ってくる年度って、今、決まっているんですか。

神谷児童相談所副所長

 中野区は5番目になりますので、3年ごとに回っていきますと、13年後から3年間、幹事区を務めるという形になってございます。

立石委員

 ありがとうございます。その幹事のタイミングでは管理職を派遣というか、そちらは中野区が対応するということになるわけですね。

 ちなみに参考程度に、事務負担の軽減ということで今回こういった仕組みが新しく立ち上がると思うんですけど、現状大体何名ぐらいの職員がこの業務に当たっているんですか。

神谷児童相談所副所長

 この業務のみに専任している職員というのはいないんですけれども、4名程度がこういった措置費に関する事務を分担しながら受け持っているというような状況でございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 先ほど保留といたしました第88号議案を改めて議題に供します。

 議案についての理事者の補足説明を求めます。

神谷児童相談所副所長

 では、議案につきまして補足説明を改めて申し上げます。

 児童相談所を設置する特別区による措置費共同経理課の共同設置についてでございます。

 提案理由につきましては、児童相談所を設置する特別区における措置費共同経理課の共同設置の協議に当たり議決の必要があるためといったところでございます。

 規約の内容につきましては御覧いただければと思います。先ほどの報告事項にございましたとおり、共同設置する特別区、名称、執務場所、幹事となる特別区等について規定したものでございます。

 補足説明は以上になります。御審議のほどよろしくお願いいたします。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取扱い協議のため委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後1時32分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時32分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより本件について採決を行います。

 お諮りします。第88号議案、児童相談所を設置する特別区における措置費共同経理課の共同設置についてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第88号議案の審査を終了します。

 次に、陳情の審査を行います。

 第10号陳情、中野区職員の管理上望ましくない不公平・不公正な対応の是正を求める陳情書を議題に供します。

 陳情者から補足説明の御希望がありますので委員会を休憩します。

 

(午後1時33分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時38分)

 

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

大内委員

 ここに担当課長、渡邊さんのお名前が出ているんだけども、これは事実。事実というか、今、陳情者がおっしゃったようなことは、実際確認されているんですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 区民の声を頂いて事実確認を行いました。私が聞いているところでは、陳情者につきましてはおにぎりを食べていた。他の方というのは蓋つきの缶コーヒーを置いていたというところで図書館のほうからは聞いているところです。

大内委員

 ここの場所は、民間委託というか、民間に運営委託されているんですか。それとも区が直接やっているんですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 民間事業者のほうに指定管理で委託をしているところです。

大内委員

 何人ぐらいの体制でやっているんですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 日によって変わりますけれども、20人から30人ぐらいの職員のところで、時間によってローテーションで管理運営を行っているというところになります。

大内委員

 20人から30人、かなり幅が──時間帯もあるから何とも言えないけども。要は、こういった飲食コーナーで注意する、担当の方がいるとは思わないけども、どういった方がこれは注意されるんですか。館内を巡回している人がいるのか、あるいはどこか、受付の人がいるのか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 すみません、今、人数、中央と間違えました。中野東では10数人ということになります。

 巡回している職員につきましては、指定管理者のほうの職員がおりますので、その職員が巡回をしているというところになります。

大内委員

 じゃあ巡回中に、こういった注意を陳情者の方は受けたと。そもそも館内の施設の使用ルールというのにはどういうふうに記載されているんですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 中野東図書館につきましてはいろんなスペースがありまして、それぞれにルールが若干違います。現在、先ほどの陳情者のいらっしゃったところはコワーキングスペースというふうにいいまして、そちらにつきましては、机のところで、テーブルがあるんですけども、一人ひとりの席のところで飲食が、軽食までですけれども飲食可能というふうになっております。ほかの、全館につきましては、水筒ですとか蓋つきのペットボトルの飲物、こちらにつきましては、着席をして、使うスペースなどで飲むことが可能というふうになっている、このようなルールになっております。

大内委員

 じゃあ、今言ったそのコワーキングスペースというのかな、そこは飲食可能──飲食といっても限度があると思うけども。飲食は可能。当然アルコールは駄目とか、そういうのがある。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 コワーキングスペースのところの座っているところ、一人ひとりの机があるんですけれども、そこでの軽食と飲物を飲む、このことについてはオーケーというふうになっております。

大内委員

 となると、今回のこの陳情者は別に悪いことをしたわけじゃない、注意される話じゃないということになるの。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 私が報告を受けているところによりますと、まず最初に、この場所につきましては事前に受付というものが必要となります。1日3時間ということになりますので、巡回をしていまして、受付をしていないでそこで食べていたので、まずは受付をしてくださいと、このようにお願いをしました。そのときに、そこから立ち上がって、そこのスペース内にありますごみ箱の台があるんですけれども、そちらのほうに移動をされて食べられていたというふうに聞いております。

大内委員

 ここには陳情者のほうのことしか書いていないんですけども、どちらが言っているのが正しいとかじゃなくて、事実的には、そもそも受付をされていなかったと。飲食してはいけない場所でしたということになるの、それは。要するに立ってしたというか。飲食はしても構わないけど、そもそも受付していないからいけなかったということなの。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 受付もしていなかったということと、飲食できないところで飲食をしていたということになります。

久保委員

 すみません、今ちょっと重複することになってしまうかもしれないんですけれども、ホームページのほうの中野東図書館のこのフロアの使用の在り方ですかね、その説明を見ますと、9階のビジネスコミュニティフロア、コワーキングコーナー、ミーティングコーナー、ずっと下に下ろしていきますと、飲食可能なスペースがありますというようなことが書かれていて、7階の子どもラウンジ、9階のコワーキングコーナーは、軽食なども含め飲食可能なスペースとなります。その他の場所では、従来どおり蓋キャップつきの飲料だけですというふうになっているので、これを読む限りだと、コワーキングコーナーをまず使用をする際の受付と、それに伴う飲食なのかどうかというところがちょっと読み取れないなと思ったんですけれども、その辺のところはコワーキングスペースを利用する際に先に諸注意や受付を促すようなことになっているんでしょうか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 館内の中の掲示板がありまして、その中に、全フロア、水筒やペットボトルなど蓋つきの飲物であれば、資料への汚損等十分注意した上で御利用いただけますと。子どもラウンジ、コワーキングコーナーでは蓋つきの飲物も御利用いただけます。席では飲食のみ可能ですと。館内での食べ歩きや、こぼれたり落としたりする可能性がある状態での入館、館内移動は御遠慮くださいというふうに記載しておりまして、あくまでもその席でということで表示をしているところでございます。

久保委員

 じゃあ、先ほどコワーキングの受付をしていなかったというところがありましたけど、コワーキングを利用する際には受付をするという決まりがあるんですか。そこは確認させてください。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 コワーキングを利用するときには、受付をして、3時間までということのルールがありますので、受付をしていただくということがルールになっております。

久保委員

 コワーキングの利用の受付を済ませれば、3時間以内で、テーブルに着いていれば、要するに立ち歩いたりしていなければ飲食は可能とするということは、これもうセットになっているということですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 はい、そのとおりでございます。

むとう委員

 ごめんなさい、私がよく分かっていないんですが、この陳情の理由を読みますと、軽飲食コーナーでというふうに書かれているんですけれども、課長の説明だと、この場所は軽飲食コーナーではなかったということなんでしょうか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 コワーキングコーナーのエリア内ではありますけれども、そのエリア内にあるごみ箱のスペースになります。そこにつきましては座ることができませんので、あくまでも飲食するときは、それぞれの、座ってそれぞれ作業したり勉強したりできる机のところということになります。

むとう委員

 そうなんだ。じゃあ、そもそも、よく分からないですけれども、このとき注意をされた方が、ここで飲食しても構わないんだけれども、受付が必要なんですという、そのルールについてきちんと御説明はしてくださったんでしょうか。最初から食べ物をここで食べられませんと言い放っちゃっただけなのか、どういう注意の仕方をされたんでしょうか。ちゃんと分かるように御説明というのが──やっぱりそのときの言い方とか、そのときの説明内容で、区民が受け止める印象とか理解できることなのかどうかというのは随分違ってくると思うんですよね。私も知らないで行った場合ね、誰かがそこで飲物を飲んでいたという姿を見れば、ここで食べてもいいのかなというふうに思ってしまうかもしれないので、きちんとその御説明というのはされた上で注意をしてくださったのかどうかというところがすごく大事かなと思うんですけれども、いかがだったんでしょうか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 私の報告を受けているところによりますと、受付をして、コワーキングコーナーの席で食事をしてほしいと、このような声かけをしたというふうに聞いております。

羽鳥委員

 先ほど陳情者様の補足説明の中で、何かこの飲食についてのプレートを、なんか注意書きのようなものが新たに掲示されたというようなお話があったのですが、これは何かそんなような対応をされたんでしょうか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 特にそこの場所のところ、あらかじめ館内に入ってすぐのところに大きく掲示はされているんですけども、今回そのごみ箱の上のところがありましたので、そのところで小さくなんですけれども掲示をしたというところでございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 休憩します。

 

(午後1時50分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時57分)

 

 他に質疑はありませんか。

むとう委員

 やはり受付をすればそこで飲食してもいいんだということが十分分かるような掲示がないと、ほかの方が飲んでいればいいのかなというふうに思ってしまいますから、こういうことがあって、その点については現地での改善点というのは何かなされたんでしょうか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 掲示のほうを増やしたというところが一つになります。コワーキングコーナーでの受付ということにつきましては十分周知はしているところです。陳情者の方に受付をしてくださいというふうに職員がお話したときの、そのときの陳情者のお答えは、今受付をしてしまうと後で食事ができなくなるから、このような理由で立ち去られたというふうに聞いております。

むとう委員

 というのは、変な誤解を与えちゃっていますよね。受付さえ済ませれば、ここで何時間かした後、また食べてもいいわけですよね。1回だけじゃなきゃ駄目だということじゃないですよね。そういうふうな変な誤解を与えてしまったんでしょうか。ちょっと納得できないんですけど。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 そういうことではなくて、受付をしなければならないことは御存じだったと思います。その上で、そのとき一回受付をしてしまうと3時間という制限がありますから、今、この場で受付をすると、後でまた食事ができなくなるからと、このように言われたというふうには報告を受けております。

むとう委員

 なんかもうるつぼにはまっていくんですけれども、取りあえず今こういう問題が出てきたわけですから、きちんと、このコーナーは受付をしてください、受付なしでここでの飲食はできません。受付さえすれば、ここでの軽食、飲食はオーケーなんですということが分かるような掲示──掲示はされたということですが、掲示の内容は何て書いてあるんでしょうか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 この付近での飲食は御遠慮くださいという趣旨の内容になっております。

むとう委員

 その何とかコーナーのところは、受付さえ済めばいいんでしょう、飲食。違う。飲食いいと言わなかったっけ、違うんだっけ。違うの。ちょっともう一回教えてください。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 あくまでも席に着座して飲食は可能ということになります。ごみ箱のカウンターのところというのは高いカウンターになっておりまして、座るようなところではありませんので、そこに椅子もございません。ですので、そこのカウンターのところに、この付近ではということで記載をしているところでございます。

むとう委員

 分かりました。じゃあ、その付近では飲食は駄目ですという掲示でいいと思うんですけれども、食べてもいいコーナーのところには、きちんと、受付を済ませればここでの飲食は可能ですということは書かれているんでしょうか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 それは周知しておりますので、皆さんは受付をして利用されているというのが現状でございます。

むとう委員

 周知していると思っても周知されていない場合もあるので、それは分かるように掲示はされていないんですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 掲示もされておりますけれども、不十分であるかどうかということについては確認をしていきたいと思います。

むとう委員

 区としては周知していますといっても、区民にとって、初めて行く方であるとか、私ぐらいの年齢になると貼ってあっても気づかないということもあったりするので、なるべく分かるように大きく、受付を済ませてこのコーナーを利用される方は飲食は可能です、受付を済ませない方は飲食は駄目です、その場での飲食ならオーケーですとかと、分かるように大きく書いておいていただかないとなかなかですね──これは確認してくださるということなので、しっかりと確認をしていただきたいというふうに思います。

 いずれにせよ、こういう陳情が出てくるということはあまりよくないことだと思うので、やっぱり十分丁寧な納得できる御説明というものをきちんと現場の方にはしていただきたいというふうに改めて思いますので、その点はどうだったんですかね、十分だったと言い切れるのかどうか。何か聞くと、次から次に違うことが出てきてしまうので、際限なくなってしまうのでやめますけれども、やっぱりわざわざ、何ていうか、自分だけ注意されてほかの方が注意されていなかったというのは、やっぱり納得できないというふうに普通思いますから、そういうことが起きないように、やっぱり丁寧な説明。その缶コーヒーを飲んでいた方も、同じその高いカウンターのところだったって、今、陳情者の方はおっしゃっていたわけだから、いずれにせよ、受付をしたとしても、そのごみ箱の上にある高いカウンターの上では駄目なわけだったわけだから、同じ駄目な場所にほかの方もいたわけだから、だとするならばそちらの方にも注意が必要だったのではないんですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 私が聞いているところによりますと、缶コーヒーを飲んでいたわけではなくて、蓋つきの缶コーヒーを置いていた、このように聞いております。

むとう委員

 それ、置くということは、見たタイミング置くということは、飲んでる瞬間を見てなければ──置いているということは飲むために置いているということではないんですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 中野東図書館につきましては、全館、閲覧席等で全てのフロアにおいて蓋つきの飲物を飲むことが可能だという前提があります。そのコワーキングコーナーの裏側には蓋つきの缶コーヒーの自販機があります。したがって、それを置いてあるだけで直ちに飲んでいるだろうということで注意するのは難しいというふうに考えております。

むとう委員

 でも、コワーキングコーナーでお席を取っているわけだから、そこに置いておけばいいので、わざわざそれを持って、何だか知らないけど、ごみ箱の上のコーナーのところに持って移動というのもなかなか腑に落ちないところで、持って移動したからには飲むのかなというふうには思うけども、それはそういうことではなかったんですか。

委員長

 休憩いたします。

 

(午後2時05分)

 

委員長

 再開いたします。

 

(午後2時07分)

 

むとう委員

 私も現場にいたわけではないですし、陳情者の方も記憶が曖昧になっているという部分も先ほど伺ったので、課長も現場にもいらっしゃらなかったから、これはやっぱりなかなか本当のことというのはこの場でつまびらかにすることは不可能かなというふうに私も思いました。

 ただ、私が今後もね、お願いしておきたいことは、わざわざこういった再防止を求めるということで陳情が出ているということですから、やっぱり指定管理者に当たりましても、やはり区民との接する場面の中で誰に対しても公平で平等な対応となるように心がけていただきたいということは、改めてお願いしていただくということを要望しておきます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取扱い協議のため委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後2時08分)

 

委員長

 それでは委員会を再開します。

 

(午後2時10分)

 

 お諮りいたします。第10号陳情を閉会中も継続審査すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で、第10号陳情について本日の審査を終了いたします。

 次に、所管事項の報告を受けたいと思います。

 1番、令和6年度国・都の施策及び予算に関する要望についての報告を求めます。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 それでは、令和6年度国・都の施策及び予算に関する要望につきまして報告をいたします。(資料5)

 特別区長会といたしまして、国の各関係省庁に対しまして7月31日に要望を行ったところでございます。また、東京都に対しましては8月8日に要望を行ったところでございます。

 まず、国に対する要望書でございますが、別紙1、令和6年度国の施策及び予算に関する要望書を御覧ください。

 表紙から2枚おめくりいただきまして、目次のページを御覧いただきたいと思います。ここに記載のとおり、23項目を要望してございます。新規の項目は4番、経済・生活対策の充実でございます。また、22番、学校教育の推進について、学校施設の整備促進から名称を変更しております。

 続きまして、当委員会の所管分を御説明いたします。

 10ページを御覧ください。6番、子育て支援策の充実でございます。地域の実情に合った子育て支援策をより一層充実させるため、(1)子ども・子育て支援新制度への対応、11ページに参りまして、(2)認可外施設も含めた保育施設等への財政支援、(3)保育士等の人材確保のための財政措置、(4)保育所等における給食費の無償化に必要な財政措置、4項目について要望しております。

 次に、13ページを御覧ください。7番、児童相談所設置の促進でございます。特別区における児童相談所の設置・運営が円滑に行えるよう、(1)児童相談所設置・運営に係る財政措置、(2)児童福祉司や児童心理司等の確保・育成に係る支援及び財政措置、(3)社会的養育の基盤整備の充実を図るための十分な財政措置及び児童養護施設の設置に係る法人誘致のための国有地活用の3項目について要望しております。

 次に、21ページを御覧ください。12番、医療保険制度の充実でございます。22ページに参りまして、当委員会所管分といたしましては、子どもの国民健康保険料に係る依然として大きい子育て世帯の経済的負担を軽減するため、(2)子育て世帯への支援について要望しております。

 次に、23ページを御覧ください。13番、国有財産の活用でございます。国有財産の積極的な活用を促進するよう、(1)未利用国有地等の提供の協力、(2)活用に向けた制度の見直し、この2項目について要望しております。

 最後に、37ページを御覧ください。22番、学校教育の推進でございます。小・中学校における学校教育の充実を図るため、(1)学校施設の更新・改修に係る財政支援及び規制緩和、(2)GIGAスクール構想に基づく学校ICT環境の充実、(3)少人数学級(35人学級)の推進、(4)学校給食の無償化に必要な法改正及び財政措置の4項目について要望しております。なお、このうち(4)は新規要望項目となります。

 続きまして、東京都への要望でございますが、別紙2、令和6年度都の施策及び予算に関する要望書を御覧ください。

 表紙から2枚おめくりいただきまして、目次のページを御覧いただきたいと思います。記載のとおり23項目要望してございます。新規の項目は、22番、学校教育の推進でございます。

 続きまして、当委員会所管分を御説明いたします。

 6ページを御覧ください。5番、子育て支援策の充実でございます。待機児童の解消を図るとともに、妊娠・出産から子育てまでの切れ目ない支援を行えるよう、(1)子ども・子育て支援新制度等への対応、(2)待機児童対策に係る特別区の独自施策への財政支援、保育施設等の整備への対応、(3)「ベビーシッター利用支援事業」等への財政支援、及び需要を満たすための人材の育成や確保、(5)高校生等医療費の助成に関する誠実な検討と財源の確保、4項目について要望しております。なお、このうち(3)及び(5)は新規要望項目となります。

 次に、9ページを御覧ください。6番、児童相談所設置の促進でございます。現在実施している支援と協力を拡充するとともに、特別区における児童相談所の設置・運営が円滑に行えるよう、(1)児童相談所の移管に係る財政措置、(2)児童相談所開設時の立ち上げ支援、10ページに参りまして、児童相談所設置後の運営に係る見直しへの協力、(3)児童相談所の移管に係る都有財産の活用、(4)児童養護施設等の負担を軽減するための措置、(5)都児童相談所の再編に関する特別区との協議の5項目について要望しております。

 次に、16ページを御覧ください。10番、都有財産の活用でございます。都有財産を積極的に活用できるよう、(1)未利用都有地等の積極的な情報提供等について要望しております。

 次に、18ページを御覧ください。12番、配偶者暴力の防止と被害者保護の充実でございます。当委員会所管分といたしましては、(1)広域的な被害者支援体制の継続について要望しております。

 最後に、20ページを御覧ください。13番、医療保険制度の充実でございます。当委員会所管分としましては、(2)子育て世帯への支援について要望しております。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

河合委員

 御報告ありがとうございます。これは、区長会がまとめている報告事項となるかと思うんですけれども、これって所管の方の要望というのはどれくらい反映されるのかというのはお伺いしても大丈夫ですか。

委員長

 休憩いたします。

 

(午後2時17分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後2時19分)

 

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 企画部のほうで全庁取りまとめて区長会のほうに提出しているというところになります。

河合委員

 そういう意味では、所管の要望というのはなかなか通りにくいところもあるのかなというところはあるんですけれども、例えば今回、保育園の待機児対策をこれまでずっと、毎年毎年待機児対策と言っていたのが、やっと定員未充足の話が入ってきて、これは私、2年間多分ずっと言ってきたんです。ここの区長会の要望に、こういうのはもうこういう状況なんだから、東京都とか国にきちんと求めていかないと駄目なんですよって2年間言い続けていて、やっと載ってきたなと思っていて、そういう感じで、やっぱりもうちょっと本来であったら、自治体の課題というのをせっかく国とか東京等に届けられるチャンスなんですよね、この要望書というのが。区長会の中でまとまらなければしようがないとは思うんですけれども、もっともっと、今、国も居場所というキーワードを出していて、中野も児童館をやっていたりして、そういうところとかの要望ももっと載ってこないのかなというのを、やっぱり今年もパラパラと見た中で思ってしまったんです。これはあくまで皆さんがどうこうできる話ではないので要望で止めておきますが、そのように、やっぱり区としても今後必要な政策というのを届けられるチャンスだと思って、もう少し何とか頑張って取り組んでいただきたいということで。要望で結構です。

久保委員

 最初に、都のほうの要望の7ページ、ベビーシッター利用支援事業についてお伺いをいたします。補正予算もやって、大変利用数が伸びているということで、本当に多くの方が望まれている事業なんだなというところが、ここに来てクローズアップをされているところかと思います。このベビーシッター利用支援事業の令和6年度以降の継続実施ということが言われておりますけれども、この財政的な支援がいつまで東京都で継続をしてくれるのかというところが、やはりこれだけ好評を博してしまうと非常に不安でもあるところかと思います。

 現段階では、このベビーシッター利用支援事業については、都の継続についての在り方、要するに単年度予算で行われているものなんだと思いますけれども、その辺のところはどのような説明を受けているのか教えてください。

原子ども教育部子育て支援課長

 こちらの、今御指摘の都から市区町村に対する補助金につきましては、あくまで要綱を年度を冠して設定しているところですので、継続の予算についてはっきりとしたことというのは区としては受け取っていないところでございますけれども、ここにありますような声というのは、私どもだけでなく、ほかの市区町村からも上がっているというふうには聞いてございます。

久保委員

 次年度の予算編成ということでスタートしてきておりまして、東京都のほうでも、この事業について継続をするかどうかというようなところが、各区市町村にも説明が行われる頃かなと、ヒアリングなども行われているのではないかなと思うんですけれども、その辺のところは今どうなっているのか教えてください。

原子ども教育部子育て支援課長

 今の段階では、今年度の実施状況に関する事務的な調査というか、そういったものなどは行われておりますけれども、来年度以降の展開についてというところについては、所管としては、連絡などについて把握していないところでございます。

久保委員

 はい、分かりました。

 もう一点、国のほうの38ページ、新規要望項目ということで、学校給食の無償化に必要な法改正及び財政措置というところで、ここのところで、これは常々区長もこのように御答弁をされていたので、新規でだったんだというのがちょっと意外でね、多分毎年挙げていたんだけれども声が届いていなくて、23区で一致した形でなかなかまとまらなかった、今もまとまっているかどうかちょっと難しいところですけれども、その辺のところが、今まで求めてきたけれども、やっと挙がってきたというようなところなのか、そこは区としてはどのように捉えているのか教えてください。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 今、委員がおっしゃられたように、常々区長が答弁しているとおり、国の責務においてというところで答弁しているところではございますけれども、こちらの要望について、中野区としてですとか、全区的に、どの数を前年度要求していて、今年度要求しているかというところまでは、すみません、数としては把握しているところではないので、申し訳ございませんが。

久保委員

 先ほど河合委員もその辺のところをおっしゃっていたところかと思うですけど、ここに「地方創生臨時交付金の継続や交付金の創設等により支援を拡充すること」とあります。ということは、地方創生臨時交付金を活用して当該事業を行っているところが23区でもあるということなのかと思うのですが、その辺のところは分かりますか。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 地方創成臨時交付金を活用して、この学校給食費無償化に係る部分をやっている自治体があるというのは把握をしているところでございます。

久保委員

 中野区においても、今年度は実質無償化ということでいよいよスタートをするところでございまして、そもそもこの地方創生臨時交付金の活用も踏まえてということは、議会からは要望あったかと思いますけれども、実際区としてはそういった検討が行われたのかどうか教えてください。

石崎教育委員会事務局次長

 その件につきましては、区の中で全体的にどこにどの経費を充てていくかということですので、全く関係なく、検討していないということではなくて、区全体としての予算の執行とか運営の中で考えているところでございます。

久保委員

 ということは区の全体の中で、地方創生臨時交付金は幅広く活用ができるので、それぞれ各区においてどこに活用していくかというところになってくるかと思いますけれども、当然このことも踏まえた上での検討が図られたというふうに考えてよろしいんですか。

石崎教育委員会事務局次長

 まだ結論が出ていない段階ですので、図られたというよりも、今のところどういったもので何を使っていくかということを総合的に検討しているという状況でございます。

羽鳥委員

 子ども教育部、そして教育委員会事務局から出した要望の中でここに載っている項目というのは、ちょっと答えられますか。

石崎教育委員会事務局次長

 今回御報告をさせていただいているのは、特別区長会ということで御報告をさせていただいております。教育委員会につきましては教育長会というのも別途ありますので、そこを通じて要望していくということもございますので、厳密には、教育委員会というところで、教育委員会は教育長のほうを通じて要望しているということもございます。

神谷児童相談所副所長

 児童相談所の設置に関する部分については、財政措置につきまして継続して要望しているところでございます。

半田子ども教育部、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長

 子育て支援施策の充実のところでございますけれども、このところでございますけれども、今の公定価格のところで施設に関する補助等につきましては、中野区のほうからもお出ししているところでございます。

委員長

 休憩します。

 

(午後2時29分)

 

委員長

 再開します。

 

(午後2時34分)

 

佐藤教育委員会事務局学務課長

 特別区長会の独自要望として、中野区として学校給食の無償化に必要な法改正及び財政措置というところを要望しているところでございます。

委員長

 よろしいですか。

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、2番、中野区実施計画(素案)についての報告を求めます。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 それでは、中野区実施計画(素案)について報告をさせていただきます。(資料6)

 本報告は、全ての常任委員会において共通の資料により報告するものでございます。

 中野区実施計画は、中野区基本計画における取組を着実に推進するため、2023年度から2025年度における事業の展開を具体化する趣旨で、策定に向けた検討を進めてきたところであり、このたび中野区実施計画(素案)を取りまとめたところでございます。

 1、中野区実施計画(素案)についてでございます。実施計画は、第1章から第5章で構成しております。各章の記載内容と鏡文と、必要に応じて詳細を別紙1から別紙3の資料を用いて御説明いたします。

 第1章、中野区実施計画についてでございます。第1章では、中野区実施計画の策定に至った経緯、位置付け、中野区実施計画に盛り込んだ内容等について記載してございます。

 次に、第2章、重点プロジェクトについてでございます。第2章では、基本計画で設定した重点プロジェクトにおける取組について、この間の取組状況等を踏まえ、今後の展開を年度ごとに記載してございます。

 別紙1、中野区実施計画(素案)を御覧ください。子ども教育部、教育委員会事務局に関係する部分について御説明をいたします。

 まず、5ページから10ページが重点プロジェクト1、子育て先進区の実現となってございます。5ページを御覧ください。児童虐待を未然に防止する事業を充実し体制を強化するための取組といたしまして、子どもの権利に係る普及啓発の実施、保護者の育児不安の解消につながる子育てサービスや相談支援の充実、6ページに、すこやか福祉センター、子ども・若者支援センター、児童館等による見守り、ネットワーク支援の強化、様々な機会を捉えた要支援家庭の早期発見、早期対応に関する取組を記載してございます。なお、こちらの記載内容には、一部地域支えあい推進部の取組が含まれてございます。

 次に、7ページには、生活が困難な状況にある家庭の子どもを支える環境をつくるための取組といたしまして、子どもの経験・体験・学びの機会の確保、食事の確保などの生活支援の充実、子どもの立場に寄り添った相談体制の確保に関する取組を記載してございます。

 次に、8ページには、子どものニーズに合わせた環境づくりを進めるための取組といたしまして、子どもの成長に合わせた児童館やキッズ・プラザなどの多様な居場所づくり、中高生が主体的に活動・交流できる機会の確保、子育て関連店舗の充実と子育て支援住宅の普及促進に関する取組を記載してございます。なお、こちらの記載内容には、一部都市基盤部の取組が含まれてございます。

 次に、9ページには、地域の協働・協創により学習環境を充実するための取組といたしまして、学校運営協議会・地域学校協働本部の設置、子どもや地域の現状・課題を踏まえた学校ごとの特色ある教育の充実、保育園、幼稚園、小・中学校の連携教育の充実、子どもの読書活動の推進に関する取組を記載してございます。

 次に、10ページには、多様な主体の参画により子どもの育成活動を活性化するための取組といたしまして、地域の協働・協創体制の拠点としての児童館機能の充実、子育て関連団体に対する支援とネットワークの構築、若者が活躍できる交流や活動の機会の充実に関する取組を記載してございます。なお、こちらの記載内容には、一部地域支えあい推進部の取組が含まれてございます。

 続いて、11ページから17ページが重点プロジェクト2、地域包括ケア体制の実現となってございます。

 13ページを御覧ください。すべての人の意思と権利を守る地域づくりを進めるための取組といたしまして、子どもの権利に係る相談支援の充実、及び高齢者、障害者、児童等虐待の未然防止、早期発見・早期対応の一部に、子ども教育部、教育委員会事務局に関する取組を記載してございます。

 次に、16ページを御覧ください。関心やスキルに応じた多様な社会参加を促進するための取組といたしまして、高齢者、障害者、外国人住民等が社会参加や活躍できる環境づくりの一部に、子ども教育部、教育委員会事務局に関する取組を記載してございます。

 鏡文にお戻りください。次に、第3章、基本目標別の政策・施策と、第4章、区政運営の基本方針についてでございます。

 第3章では、各施策の成果指標のほか、基本計画の主な取組に基づき実施していく主な事業につきまして、年度ごとに事業展開を記載してございます。また、第4章では、区として目指す質の高い行政サービスの提供に向けて、利便性と生産性の向上を図っていくための具体的な取組について、年度ごとの事業展開を記載してございます。第3章と第4章は、素案記載内容のうち、変更のある施策の成果指標と新たな事業展開のある主な事業を中心に、別紙2と別紙3により御説明をいたします。

 まず、第3章の施策の成果指標について、現状値が目標値を達成している指標と、制度改正等により妥当性がなくなった指標を対象に指標または目標値を変更してございます。

 別紙2を御覧ください。別紙2では、指標または2025年度目標値を変更した指標をお示ししてございます。子ども教育部、教育委員会事務局に関係する部分について御説明をいたします。

 1、指標の変更の1行目でございますが、令和4年度から児童相談所を開設したことにより、基本計画策定時と同様の方法による数値の算出ができなくなったため、継続的な指導を要する虐待ケースの改善率から虐待を理由とする一時保護の再保護件数に指標を変更してございます。

 次に、2025年度目標値の変更でございますが、項番4から9及び13につきまして、いずれも現状値が目標値を超えたため、目標値を上方修正したものでございます。

 最初の鏡文にお戻りください。

 続いて、第3章の基本目標別の政策・施策における主な取組に基づき実施している主な事業と、第4章の区政運営の基本方針における社会の変化に対応した質の高い行政サービスの提供に係る取組内容について、この間の取組状況等を踏まえ、今後の展開を年度ごとに記載したほか、構造改革実行プログラムの個別プログラムに掲げる「取り組む項目」のうち、引き続き取り組むべき内容を記載してございます。このほか、必要に応じて主な取組に基づき実施していく主な事業名を変更、統合してございます。

 別紙3を御覧ください。別紙3では、実施計画において新規拡充等、新たな事業展開を予定している事業と、その事業展開を抜粋してお示ししてございます。本冊のほうでは白丸になっているところになります。また、構造改革実行プログラムのうち、実施計画で引き続き取り組む項目について「新規拡充等新たな事業展開」の該当箇所にアスタリスクを付記してございます。

 子ども教育部、教育委員会事務局に関係する部分につきまして御説明をいたします。基本目標1につきましては、項番20、基本目標2につきましては項番42から56、58から83、85から87、89から93、95、97から99、101から108及び110、基本目標3につきましては、項番134、142及び143、基本目標4につきましては、項番179及び180が関連する項目となっておりまして、2023年度から2025年度までに新規拡充等が予定されている事業について事業展開を記載してございます。そのうち、項番80、82及び98のアスタリスクを付記した取組が、構造改革実行プログラムのうち実施計画で引き続き取り組む項目となってございます。

 鏡文にお戻りください。最後に、第5章、財政見通しについてです。第5章では、基本計画策定時から状況変化を踏まえつつ区の取組を着実に推進していくとともに、将来を見据えた安定的な財政運営を進めていくことができる財政基盤を財政フレームとして示してございます。

 中野区実施計画(素案)の構成と記載内容の説明は以上でございます。

 次に、2、意見交換会等の実施についてでございます。素案に対する意見交換会を10月19日、21日、23日の全3回実施するほか、10月17日から31日の期間に、関係団体からの意見聴取と電子メール、ファクシミリ、郵送、窓口で区民等から意見募集を行う予定でございます。周知は、区報やホームページの掲載等により行います。

 最後に、3、今後の予定でございます。実施計画について、区議会や意見交換会等の意見を踏まえ、12月に案を取りまとめ議会に御報告をいたします。その後、パブリック・コメント手続を実施し、令和6年3月に実施計画を策定する予定でございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 一旦休憩します。

 

(午後2時44分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後2時44分)

 

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

羽鳥委員

 ちょっと多岐にわたっているんですけれども、まず重点プロジェクトについてなんですが、5ページにある子どもの権利に係る普及啓発の実施の中の子どもの意見表明・参加に関する手引きを作成するということが今年度のものとして載っていて、来年度については、子どもの意見表明・参加に関する手引きの全庁展開による取組の実施とあるんですが、これはどういったことを考えられているんでしょうか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 こちらの子どもの意見表明・参加に関する手引きにつきましては、現在検討中のところでございまして、子どもの意見を聞いたり、聞くときの聞き方や留意点、配慮すべき点、こういったものを手引として取りまとめているものでございます。今年度の末ぐらいに取りまとめをしまして、それも活用しながら来年度、全庁の様々な事業において、子どもの意見を聞いて参加を推進していくといった取組を進めていきたいというふうに考えてございます。

羽鳥委員

 作成の過程では、もちろんその子どもの意見とかというのを聞きながら作成されるかと思うんですが、どうやって子どもの意見とかを聞いていこうという取組を考えていらっしゃるんでしょうか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 こちら手引作成に当たりましては、子どもの権利委員会という区長の附属機関がございまして、そちらのほうで様々、子どもに対するヒアリングをした際などにおいて留意すべき点などを、委員会の中で共有しながら、そういった意見も参考にして区のほうで取りまとめていくといったところで、今、検討を進めているところでございます。

羽鳥委員

 子どもの意見を直接聞くような取組とかは考えていないんでしょうか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 子どもの権利委員会のほうで、子どもから直接意見を聞くようなヒアリングというのも行っていまして、そういったところで得られたような留意点とか気をつける点、こういったところを委員会の中で共有して手引にまとめていくというふうなステップで検討しているところでございます。

羽鳥委員

 意見表明・参加という点では、やっぱり子どもが自分たちの意見がどう取り入れられたか、大人に受け止められたかって子どもが実感をするためには、やっぱり子どもたちに対して、例えばどういったときに受け止められたと感じたかだとか、あるいは逆に受け止められていないと感じたかとか、そうしたいろんな事例なんかも聞きながら、丁寧にやっぱり聞き取りしていって手引を作成されるということがすごく大事だと思いますので、今ヒアリングもされるということですから、ぜひともそうした子どもの意見をしっかりと取り入れて手引を作成していただきたいと思います。

 子ども会議については、どのような考えで進めていく予定でしょうか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 子ども会議につきましては、現状はハイティーン会議を条例に基づく子ども会議として位置付けて実施しているものでございます。ただ、参加者が中高生に限定された会議体になりますので、そういったところが一つ課題になっておりまして、今、こちらの子どもの権利委員会の中で議論した上で、子ども会議、どういうふうに拡充していくのがいいのかというところを今後検討していくというところでございます。

羽鳥委員

 この子ども会議については、2025年度に拡充、「子ども会議の拡充」という記載があるんですけれども、これはその2025年度の段階で──24年度、来年度のところで、1年かけて子ども権利委員会のほうで議論していただいて、25年度に新たな施策展開というふうなことで考えていらっしゃるということでしょうか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 子どもの権利委員会のほうの、今、答申をまとめているところでございまして、これが来年の4月、5月辺りにまとまるといったところでございますので、そういったところも踏まえまして、子ども会議の拡充の在り方について来年度検討をし、2025年度、令和7年度に拡充のほうをしていくということで、今進めているところでございます。

羽鳥委員

 はい、分かりました。

 あと、学校運営協議会。学校運営協議会で、基本計画でも、その後期のところで全校導入というふうになっていて、それで、だからだと思うんですけど実施計画でも全校導入ということでなっていると思うんですけれども、やっぱりこの間聞いていて思うのは、何ていうんですかね、モデル校でもなかなか、様々、人員を確保するというのが結構本当に苦労されているんじゃないのかなというのが、この間聞いていて思うところなんですよ。2024年度で拡充するというのはいいにせよ、25年度で全校導入というのが、これは本当にできるのかなというのがあるんですけれども、これは目標だからいいという考えなのか。私は、現状を踏まえたら、ちょっと本当に、例えばこの地域学校運営協議会の活動というのが本当にその教員の負担軽減になったのかどうかというのを、もうちょっと慎重に検討したほうがいいんじゃないのかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 学校運営協議会等につきましては、ここに記載のとおり、2025年度までの段階で全校での活動開始というふうに考えているところになります。協議会の設置ということになりますと、地域の方、あとは学校の関係者等含めて協議をしていくということになりますので、2025年度までには可能だろうというふうには考えているところになります。その中身について、どれほど活発に活動できるかということについては今後十分見ていく必要があるというふうには思っておりますけれども、それらの活動というものが充実していけば、教職員の負担軽減につながるものというふうには考えております。

羽鳥委員

 区の狙いどおりに地域コーディネーターの方が見つかって、その方がやっぱり地域と学校を結びつけてくださって、地域学校協働活動が本当にうまく回っていったりすると、様々な学校の運営の中に地域の皆さんに手伝っていただいて、教員の負担軽減になるとかというのもあろうかなとは思うんですけれども、やはり本当に難しいんじゃない、この確保とかやっぱり本当に大変じゃないのかなというふうに思って、実際にそういうのが運営されているところでも、じゃあ、例えば会議が増えて──だって学校評議会とかもあるわけですよね。そうした中で、結構参加する方なんかは重なっているところなんかも多いんじゃないのかなとちょっと想像するんですけれども、そういう中で、本当に会議とかが増えることによって、本当に負担がね、軽減されているか、やっぱり現場の教員の方々の意見なんかもやっぱりよく聞いてもらいたいなというふうなことを思います。

 ちょっとそのコミュニティスクール、次のところで、もう一つ下のところにある中野区コミュニティスクールの移行に向けた連携研究の実施、そして、コミュニティスクールの全面実施における連携研究の充実となっているんですけれども、これはどうしたことを考えていらっしゃるんでしょうか。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 それぞれの中学校区での中学校、小学校、それぞれの取組がございます。地域の強みですとか、その地域に住んでいる方々に授業のほうに入っていただいて、ゲストティーチャー的に授業を進めたりですとか、いろいろな取組がこれから展開されていくと思いますので、それぞれの中学校区での取組などをまた共有をしながら学校の教育活動の充実につなげていただくような研究は進めていけたらというふうに考えているところです。

羽鳥委員

 ちょっと不勉強で申し訳ないんですけど、地域学校協働活動とどういう違いがあるんですかね。私の理解の中では、地域学校協働活動ということそのものが、やっぱり地域の人に様々な学校の取組に御参加いただいて協力していただくというふうな活動で、なんか今お話聞いたそのコミュニティスクールも何か同じような感じで受け取ってしまったんですけれども、ちょっと違いについて教えてください。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 この地域学校協働活動の推進が図られていくことにより、学校で行っている教育活動そのものの充実にぜひつなげていきたいというふうに思っています。地域の方々は、地元の小学校、中学校の様々な教育活動に協力をしたい、子どもたちのために、自分たちがこれまで身につけてきたいろいろなスキルを生かして先生方と一緒に教育活動の充実を図っていきたいというふうな思いの方、中野区は特にたくさんいらっしゃるというふうに私は感じています。ですからコーディネーターの方々を通して、そういう様々な技術を持った方々に学校の中に入っていただくことで、子どもたちにとってプラスになるような、そういう中身については、やはり先生方のこれまでのいろいろなノウハウも生かしながら、地域の方々と学校をつなぐというところも併せて行っていくことで、学校の教育活動の充実に最終的にはつなげていけたらというふうに思っていますし、地域の方々としても学校のそういう教育活動や行事に参画をすることで、子どもたちと一緒に活動することで、いろんな喜びだったり、やりがいだったりというのを感じてもらえるような、そんな活動につなげていけたらと考えているところです。

羽鳥委員

 その地域の皆さんに御協力いただいている様々な活動、地域学校協働活動、その活動が進んでいくことが地域全体で学校を見ていくというコミュニティスクールの全面実践なんだというふうな、そんなような理解でいいんですかね。ちょっとごめんなさい。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 それぞれ地域ごとにちょっとずつ形は変わると思うんですけど、今の羽鳥委員おっしゃってくださったような、やはりお互いメリットが出せるような、そんな取組にぜひつなげていっていただけたらいいかなと思います。先生方の働き方改革にもつながるような、ぜひ運営の仕方というのも併せて考えていけたらと思っています。

羽鳥委員

 ちょっと狙いとしては、区の意図しているところについては分かりました。

 すみません、ちょっといろいろとあるんですけれども、同じページのところ、子どもの読書活動の推進という中で、中高生による図書館活性化プロジェクトの実施というのがあって、来年度にプロジェクトの検討をして、再来年度、2025年度に実施となっているんですけど、これはどういった活動なんでしょうか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 まだ具体的なものが今の時点で決まっているわけではないんですけども、中学生、高校生の利用というのは全体から見るとやはり低いという傾向がございますので、その方々の力をむしろ借りることによって図書館を活性化していく、その人たちの読書習慣をつけていただく、こんなことを考えているところでございます。

委員長

 それでは休憩します。

 

(午後2時58分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後3時19分)

 

 引き続き、中野区実施計画(素案)についての続きをいたします。

 質疑の続きをお願いいたします。

羽鳥委員

 105ページの子育て世帯が住み続けたくなるまちをつくるというところをお聞きをしたいんですけれども、これ、基本計画とかの議論などの際にもいろいろとお聞きしていたんですけれども、成果指標として、区内の住宅の環境に満足している子育て家庭の割合と誘導居住面積水準以上の住宅に住まう子育て世帯の割合となっていて、その成果指標がどうなのかというのもちょっとあるんですが、子育て世帯にとって、中野区の住宅環境というのがやっぱり貧弱だという認識があって、そして区はそれに対して対策を打とうということかと思うんですが、その対策が主な取組で、子育て世帯向け住宅の供給促進と住環境の整備の中では、「セーフティネット住宅」の登録促進ということや、居住支援体制の推進というのでは居住支援協議会の運営支援、また、住環境に関する情報発信というので、これなのかなというのがちょっとあるんですよね。

 セーフティネット住宅にしても、やっぱり全国的に登録数というのはかなり伸び悩んでいますし、これの登録を促進をしたところで子育て世帯の住環境の向上にはあまり役に立たないんじゃないのかなと思うんです。ちなみに、この登録促進となっているんですが、大体どのくらいに登録数を増やそうとかという目標は持っているんでしょうか。

委員長

 休憩いたします。

 

(午後3時21分)

 

委員長

 再開いたします。

 

(午後3時22分)

 

羽鳥委員

 すみません、今お聞きしたのは、そういえば所管外でしたので、ここに関わる分野でということで、関わるところでは、ホームページ、子育て世帯への情報発信とあるんですけれども、これは23年度も発信で、24年度、25年度も推進となっていて、これはどういったことを考えていらっしゃるんでしょうか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 こちらの子育て世帯が暮らしやすい住宅・住環境の誘導につきましては、都市基盤部のほうで実施します子育て支援住宅普及促進事業、居住支援協議会運営支援、こういったハードの取組は都市基盤部のほうで行いまして、我々子ども教育部としましては、そういったハードの魅力も含めた区の魅力を、中野区のホームページ、リニューアルされて子育てサブサイトというのが設置される予定でございますので、こういった中で子育て世帯の幅広い住環境というのを情報発信していくといったところの取組を考えてございます。

河合委員

 今回、別紙2で施策の成果指標の変更というのをされたようなんですけれども、これは理由それぞれ書いてあるんですけど、もともとの理由だとやはりちょっと計り切れないなというのを、様子を見た中で出てきたから、この2件に関しては、より成果がきちんと反映されやすい指標に変えたという捉えで大丈夫ですか。

神谷児童相談所副所長

 変更の1点目につきましては児童相談所部分になってございます。変更前の状態ですと、子ども家庭支援センターでの業務に関する成果の指標ということで、年度内に関わって改善したケースの割合といったことをしておりましたけれども、児童相談所が設置されて、年度を超えて継続的にかかるようなケースについても多くなってございますので、改めて重篤な虐待の再発予防が図られているといったことを示す指標として新しい指標に変更したところでございます。

河合委員

 ありがとうございます。多分2は所管外かなと思うので、1には理由があって、指標の変更って結構やっぱりでかい、計画上でこういう変更があるのはでかいところなのかなと思った中で、こういうふうにきちんとした理由があっての変更というのは理解するところであります。

 上方修正、それぞれ目標値がやっぱりかなり想定していた当初計画からずれてしまったから上方修正しているのかなというところなんですけど、ここら辺というのは、逆に言うと目標値が高くなったというのはいいことではあると思うんですけど、当初の策定時ではなかなかやはり推計しづらかったんでしょうか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 目標値の変更したところにつきましては、上方修正したものということになっております。もちろんそのときに、推計を出して目標を設定しているわけなんですけれども、結果として目標を上回りましたので、改めて上方修正をして定めたというところになります。

河合委員

 結果としてよかったというところで、取組がね、よく成功しているということがもしかしたら中にはあるのかもしれないですけど、やっぱりせっかくなので、こういう計画時はなるべくこういう大きな変更はないようには取り組んでいただけたらなというところで、要望で結構です。

むとう委員

 私は、この実施計画という位置付けがなかなか理解できないではいるんですけれども、最初のところの1ページのところを読むと、基本計画の後半部分を具体化する内容だというふうに書かれてはいるんですけれども、じゃあ具体的に、基本計画からこの実施計画をつくろうとしているこの段階で、何か基本計画から、それよりも具体化されているものというのが読み込めないんですけれども、どこか箇所にあるんでしょうか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 基本計画のところでは、それぞれの取組について前期、後期ということで記載しております。今回のこの実施計画については、後期について、3年度に分けてそれぞれの取組を記載しているというところです。

 別紙3のところが、新たな取組あるいは拡充した事業として展開するものとしてお示ししているものになります。子ども教育部、教育委員会事務局の所管につきましては、ここの担当部というところに記載してございますので、こちらのところが全て新しい取組ということになってございます。

むとう委員

 新しい取組というよりも、基本計画があって、その後半部分をより具体化するというための実施計画と説明で書いてあるから、新たな取組というのもちょっと変な話だし、基本計画を基にしてより具体化したというふうにこの1ページには書いてあるので、具体的に具体化された内容というのがどれなのかというのをお尋ねしているんですが。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 基本計画に定めています、例えば政策ですとか施策、こちらの変更はないということになります。ただ、その中の細かなところの、主な取組の内容については、3年間の事業展開ということでお示しをしているというところになります。

 例えば、61ページ以降の目標2のところがございます。主な取組として、子どもの権利擁護の推進、こちらまでは基本計画には載っていますけれども、その下のところの主な事業のこの事業展開というところがありますけれども、62ページのところの、例えば①子どもの権利擁護の推進という言葉があります。その下のところに主な事業というものが記載されていまして、その横に事業展開ということで2023年度から2025年度の展開が記載しております。このところが基本計画のところには書かれていなかったんですけれども、実施計画として記載をして、3年間の展開を示したというものが今回の実施計画になってございます。

むとう委員

 「推進」とか入れた言葉がということですか。どこですか。この文字そのものがですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 推進というところになりますと、そこには展開はないわけなんですけれども、他の箇所を見ますと、その2024年度あるいは2025年度のところにも展開している内容が記載してございますので、全てにおいてこの3年間の展開があるわけではないんですけれども、具体的な拡充ですとか、変更ですとか行っていくものについて、このところには記載しているというものになります。

むとう委員

 具体的に具体化していくということだから、もうちょっと具体的な事業名、何ていうかな、具体的に分かるものが入ってくるのかなというふうに、実施計画をわざわざつくるということだから受け止めていたんですけれども、全部をまだ読み切れてなんか全然いないので分からないけれども、もともと基本計画をベースにしているから新たなことはないわけで、それは当然なことなんだけれども、より具体的な言葉というふうにはなかなか私は受け止められないなと、もともと使われていた言葉がここに入ってきているだけであって、具体的な取組内容というふうにはなかなか私には感じ取れていないということが、感想として雑駁ですが言わせていただきたいということと、それから、今回これ、今年度から2025年度に行うべき実施計画となっているんだけど、これからのスケジュールを見ると、これから、これが素案が素案じゃなくなるまでには随分時間がかかって、結局これ、実施計画が実際に実施されるのは、今年度からと書いてあるけれども今年度は実施されないんですかね。これは基本計画を基に動いているから問題ないということなんですか。今、まだこれ素案の段階ですよね。素案で、12月に案になって、パブコメをして、来年実施計画が策定されるということは、2023年度は、この実施計画に基づく──位置付けとして何だか変じゃありませんか。違和感があるんですが、どう考えればいいですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 今年度の取組につきましても実施計画の中に記載してございます。その整理、全体的な考え方は企画部のほうが検討してございますので所管外ということになりますけれども、既に今年度実施しているものについても、この実施計画の中には記載しているという状況でございます。

むとう委員

 今年度実施しているものは基本計画の中に入っているんでしょう。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 大きな施策ということでは入っているということになります。

むとう委員

 なかなか、だから理解しがたいんだけど、これが、この実施計画が具体的な計画なんだというふうにそちらは思っているということですよね。本当に繰り返しになりますが、何が具体的なのかというのがちっともよく分からないので、今後これができてから、これの計画に合わせて何をしたかという、本当に具体的なことは今後報告等で入ってくるということなんでしょうか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 こちらの取組についての報告につきまして、企画部のほうが所管になりますので、そちらのほうの考え方に基づいて、必要のあるときには報告をするということになろうかと思います。

立石委員

 まず、総論のところから伺いますが、先ほど別紙3の位置付けに関しては、今回、初めて具体的に出てきた事業が一覧化されているという認識でいいんですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 こちらにつきましては、新たな事業、拡充した事業、基本目標別のところに記載していますところを、新たな事業だけを抜き出して一覧にまとめたものが別紙3ということになります。

立石委員

 そうしましたら、こちらに載っていなくて、実施計画のほうに載っている事業については今まで示してきたもので、今回これに載っているものは新しいものという認識でよろしいですね。それは大丈夫です。

 この別紙3の中に、構造改革の実行プログラムを引き続き取り組むものについてはアスタリスクですかね、何かマークを付記しているというふうにありますけれども、反対に、この所管の中で構造改革やめちゃったよというようなものはあるんでしょうか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 構造改革でやめたものというのはないんですけれども、既に今年度で終了するものなどについては、こちらのほうの実施計画には盛り込まないでいると。今後まだ展開をしていくものについて、アスタリスクを付記して試算で表示しているというものになります。

立石委員

 完了したものというのは、もう事業の目的を終えているという意味ですか。完了しているプログラムの意味というものがちょっと分からないので、説明をお願いします。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 例えば、区立図書館の考え方ということでプログラムの中にありますけれども、考え方につきましては、後ほど御報告いたしますけれども、区としての考え方を取りまとめましたので、そういう意味で今年度終了ということになります。

立石委員

 はい、分かりました。

 あと、財政フレームのところは所管ではないので直接的な御質問は難しいと思うんですけれども、財政課のほうが各所管に対してどういうふうに新規事業であったり、あるいは施設の更新費というものを取りまとめているか。それによって、おおよそこの数字の精度というものが見えてくると思いますので、どういうような形で取りまとめているんですか。まず新規事業についてお伺いします。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 財政フレームのところにつきましては所管外になりますので、ちょっとどのようにということは申し上げることができません。

立石委員

 ということは、企画部側とのやり取りは発生していないというような認識でよろしいんですかね。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 具体的に企画部のほうから、財政フレームのところについての説明というものは、所管部としてはないというところでございます。

立石委員

 続きまして、施設の更新ですね。この学校ですとか、児童館、保育園あって、具体的な金額については設計を終えているものが大体単価が見えてくるというところで、施設再整備計画をつくるときには、総務省のモデルで、大体1校幾らという形で試算をしております。ただ、総括質疑等で質疑がありましたけれども、物価の高騰に伴ってその更新費が大きくなっていくんじゃないかということで、そこも見ていかなくてはならないというようなやり取りがあったと思っています。より詳しいその金額というのはやはり所管が把握しているものかと思いますけれども、新規事業と同様に、そういったやり取りは企画部のほうとは行われていないという御認識でよろしいですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 財政フレームの中でどのような取り方をして盛り込んだかということについては、やり取りはしていないところでございます。

立石委員

 そこをやり取りされていないということであれば、ちょっとここの数値の精度というものが心配かなと。やり取りしていても精度は不十分だと思うんですけど、そこに関してはちょっと今後も注意深く指摘をさせていただきたいと思います。

 個別の事業のところで、別紙3のところでちょっと気になったところとして、まず、その整理の仕方ということで、別紙3の63番と77番。これは同じ事業が載っていて、施策としては別のものなんですけど、これはあまり細かく突っ込んでもあれなんですが、別の施策で同じ事業のものが載っているということでちょっと気になったので、こちらはほかにもこういったケースがあるのか、今回ではこのケースだけなのか分からないですけど、これはどういうことですか。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 63番につきましては、デジタル教材のほうを来年度ぜひ入れていきたいというふうに考えているところです。子どもたちにとって、そのデジタル教材をどう活用するかでしっかりと成果を上げていきたいなというふうには思っています。64のほうにつきましては、プログラミング教育ということで、もうこれは既に……(「77番」と呼ぶ者あり)ごめんなさい。77のほうも、デジタル教材を導入するということは同じ取組ではあるんですが、ICTスタッフさんのほうにもいろいろ関わってもらって、よりその学校での活用の環境整備等にいろいろ助言を頂きながら進めていけたらというものなので、行うもの自体は一緒なんですけど、77のほうはICTスタッフをより効果的に活用していくという中身になります。

立石委員

 もう一度お伺いします。63と77では、同じ「デジタル教材の導入」というのが入っていまして、施策は別のものですね。これは、単純に資料の整理の問題だと思うんですけど、ちょっと気になったので、ここは指摘をさせていただいたところです。結構です。

 62番の事業のところで、今後の展開が気になるところについて幾つかお伺いしていきたいんですけれども、部活動の地域移行のところ、2024年度がモデルケースの実施というふうにございまして、25年度、拡大というふうになっております。現状、協議会等で、こちらについては関係者で議論されているかと思うんですけれども、展望をお答えできる範囲でお聞かせください。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 来年度から幾つかの協議を、モデル的に地域の方々にも協力を得ながら進めていけたらというふうに思っています。それぞれいろいろな、活動場所ですとか指導者といったようなハードルがあるとは思うんですけれども、課題をしっかりと洗い出しながら、できるところから少しずつ着実に部活動の地域移行を進めていって、先生方の負担を減らすとともに、やっぱり子どもたちも地域の方々とのいろんな協働で活動する中で、また学校では学べないような関わりを通して、子どもたちの成長につなげていけるような、そんな形を今検討しているところでございます。

立石委員

 例えば何かコミュニティスクールですと、今年度、令和4年度ですか、モデル校1校みたいな形でやっていたと思うんですけど、こちらの部活動地域移行に関しては、来年度、例えばモデルケースということで、何校であったりとかそういったところまでは、ちょっと現状、今協議しているところだと思うので、しっかり示して、今後いただきたいというふうに思います。

 それと最後に、別紙3の79番ところの働き方改革のところで、ちょっと私も課題を過去指摘をさせていただいておりますが、やはりこれ改定というふうになっていて、具体的なアクションの部分をやはりこの実施計画では示していただきたいというふうに思うんですが、その点についてはいかがですか。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 現状、2023年の取組で、2020年度の取組の検証及び新たな取組の検討というのを行っているところでございます。その検討結果を受けまして、「中野区立学校における働き方改革推進プラン」の改定というところで、これは具体的にちょっと書けていなくて申し訳ないんですけれども、そちらについては、ICTの整備環境ですとか教員の働き方の調査等を来年度実施する予定でおりまして、その検討結果を踏まえて改定をしたいというふうに検討しているところでございます。(「分かりました。大丈夫です」と呼ぶ者あり)

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 すみません、建設費につきましては、先ほど申し上げたとおり、最終的にこの起債、基金の部分に──第5章ですか、起債、基金の部分にどうやって入れるか、財政課がつくっているところですけれども、所管課からは資産活用課に、事業費については一定の試算をして提出しているところでございます。

立石委員

 ありがとうございます。そこの金額の精度というのが、例えば設計が終わっているものであれば大体の金額が見えてくるのかなと思うんですけれども、反対に、まだそれが終わっていないものについては金額が見えないと思います。大体その設計が完了しているもの、していないものに関して、言える範囲で結構なんですけど、どういった形でその資産管理活用課に今後の更新費をお伝えしているのでしょうか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 一定、今後、この起債、基金活用の表にある、今後の2023年度以降に必要とされる経費、設計費や工事費というのを一定出ているところを、物騰等も見ながら、そして実際の見積り、今、設計中のやつを見ながら、経費については一定の試算をモデル化して入れているところでございます。(「分かりました」と呼ぶ者あり)

久保委員

 私、この中野区実施計画の存在そのものが、ちょっと自分の中でなかなか理解ができないんですけれども、前回の御報告のときに骨子が出ていて、実施計画は基本計画後期の取組を具体化する内容であることから基本計画の一部に位置付ける。令和3年8月に策定した中野区構造改革実行プログラムのうち、引き続き取り組むべき内容について盛り込むとなっていたので、なので、要は今日ね、この説明を聞くたびに、基本計画の一部に位置付けるということは、いつもこの基本計画を脇に抱え、これとこれを照らし合わせて、これは一部なので、こっちを全部網羅しているわけではないという意味なのかというふうに思って、なおかつ、さっきその構造改革のところで、アスタリスクついているところとあったので、そうすると構造改革についても、常に構造改革ではどういうふうに書いてあったかということを確認をしながら、この実施計画というのは見ていかなきゃいけないのかなって、その辺のところはどういう位置付けと考えればいいですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 大きな考え方につきましては企画部が所管ということになります。例えば基本計画のところで書かれていて、実施計画で書かれていない部分というのは、例えば策定の背景ですとか、体系、それからそれぞれの対応すべき課題、この部分については、基本計画にはあるんですけれども、実施計画にはその部分については書かれていないというところになります。ただし、個々の政策ですとか施策という部分になりますと、基本計画に書かれているのと同じように実施計画には書かれています。主な取組につきましても実施計画のほうには書かれていますので、おおむねこの実施計画を見れば内容については把握できるというものになっているかと思います。ただ、細かな背景を見ようとしたときには、基本計画を見ないと、そこはちょっと理解しにくいということになろうかと思います。

 それから、構造改革実行プログラムの中身につきましては、取組だけが書かれておりますので、細かくということになりますと、プログラムのほうを見ないと全体を把握するのは難しいだろうというふうには考えております。

久保委員

 はい、分かりました。できればね、1冊新しく出てきたら、実施計画だけを見たら施策のほうは全部分かって、これから令和6年度の予算のときにも、ここに2024年度と書いてあるものがね、令和6年度の予算では載ってくるんだろうなというふうに、あっちもこっちも見るんじゃなくて、こちら1冊あれば、施策は全部まとまっているので、こっちで確認していただければ大丈夫ですよってしていただきたいなと思って今伺っているんだけど、そういう認識で大丈夫ですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 主な取組ですとか施策につきましては実施計画の中に記載されておりますので、そちらのほうを御覧いただければ把握できるというふうな作りになっていくと思います。

久保委員

 先ほど財政フレームについては所管外なのでお答えができないというようなことがあったんだけれども、財政フレームはそうなんだけれども、今その2024年度のね、これから予算の審査についてどうするかって、どういう事務事業を行われるかということがどんどんこれから委員会の中でも議論されていくかと思うんだけれども、それについては、この2024年度と書いているのは、じゃあ予算化されるもの、もちろん予算を必要としないものもありますよね、中にはね、ただ事業を継続しているだけなので必要ないなって。でも、これは予算化しないと駄目だよねというものもあると思うんだけれども、そういうことについては、財政フレームではなくて、施策自体については、これは所管のほうで、要するにこの子ども文教委員会の所管としてちゃんと答えていただくことはできるというふうに考えていいですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 個々の施策、事業につきましては、こちらのほうが所管というふうになります。

久保委員

 分かりました。そういう認識で、この実施計画というのは、私の中ではそういうふうに見させていただこうと思います。

 それで、今日はこれから図書館の報告があったり、児童館の報告があったりしてくるわけですけれども、そこの中で、やっぱり具体的に、どんどんこの2025年以降のことも、こうなっていくであろうなというおのおのの計画が出てくるじゃないですか。そういうものと、この実施計画というのは整合性が図れていると考えていいですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 はい、おおむね図れているというものになります。

久保委員

 もちろん進んでしまう部分もあるかもしれないけれども、おおむねここは書かれている。それで、アスタリスクがついている、別紙3ですね。ここは児童館のことしかないですよね。そういう認識で大丈夫ですか。

原子ども教育部子育て支援課長

 別紙3の82番、ファミリー・サポート・センター事業、社会福祉協議会に委託をして行っている事業でございますけれども、ここのところも構造改革の内容としては記載がございます。

久保委員

 ありがとうございます。ということは、今言われた82番、80番、98番だけでいいのかしら、構造改革というふうに抜き書きしてあるのは。違いますか。ほかありますか、大丈夫ですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 子ども教育部、教育委員会事務局といたしましては、80番と82番、この二つが実施計画について──すみません、あと98番について実施計画に盛り込んだ内容ということになります。

久保委員

 ということは、先ほど基本計画と構造改革においては、それらが描かれている背景などについてはそちらをきちっと確認をしないと分からないこともあるけれども、おおむねこの三つを押さえておけば、構造改革で、この委員会で今後実施をされている事業というのは網羅されているというふうに考えていいですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 はい、そのとおりでございます。

久保委員

 はい、分かりました。

 この実施計画自体の扱いというのは、ちょっと私はそのように今後考えさせていただきたいなと思っていて、やっぱりこの素案で全てを本当に比較をしていくというのは難しくて、構造改革そのものがどうだったのかという議論をさんざんやってきていて、構造改革そのものが必要であったのかどうかというようなところとか、本当に検証がされたのかというところを会派からも何度も何度も申し上げてきたところなので、そこに引き戻ってしまうと、この実施計画自体も否定しなければならない部分も出てきてしまうのかなというところを思っていたんです。これは個人的な感想でございます。

 実績計画についてというのは、要は、期間としては令和5年度、今年度ですよね。今年度から令和7年度ということで、非常に短い期間でありまして、これが策定をされて、実質2年──令和6年度と令和7年度との2年間になるわけなんだけれども、これをやっぱり今、策定をしなければならないというふうになかなか思えないんですよ。基本計画でそのままやっていけばいいじゃないって。だって個別のものはね、図書館だって、児童館だって、児童相談所とかも報告があって、それぞれもう基本計画とさっき整合性が図れているとおっしゃっているんだから、それにのっとって進んでいっているんだから、わざわざ実施計画をつくるような必要性がないんじゃないかなというふうにどうしても思えてしまうんだけど、そういうことはないですね。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 この実施計画の必要性ということになりますと、申し訳ないんですけれども、企画部のほうで検討しておりますので所管外ということになります。

久保委員

 ごめんなさい、そう言ってしまうと、必要性があるかどうかは所管外と言われちゃうと、じゃあ、この子ども文教委員会では実施計画は必要性がないというふうにも聞こえちゃうんだけど、どうですか。

石崎子ども教育部長、教育委員会事務局次長

 必要性云々というよりも、区として、この実施計画をつくるべきか、それとも基本計画自体を変更するべきかどうかという議論をしました。その中で、どういうふうに今回やっていこうかというところを、部長級職員を含めた中での全体調整の中で話し合いながら、この実施計画をつくっていくという方針を企画部を中心に決めてきたところです。ですので、その方針に基づいて、各部が方針に沿った事業計画なり、実施計画なりをつくってきているので、全く所管部が関係ないかということはないです。ただその方針をつくったのは、あくまで企画部を中心に全庁的につくってきたので、その方針についての考え方であるとかということについては企画部のほうでということで、所管外というふうにお答えさせていただきましたけれども、その方針にのっとって実施をしていくという意味では所管部は大いに関係していることでございますので、全くこの委員会でこれについて議論をすることが意味がないということではないということでございます。

久保委員

 だから基本計画を改定するのか、実施計画を策定するのか、どっちにするかという話だったわけじゃないですか。だったら基本計画の改定時期なんじゃないの、そろそろと私としては思っていたわけですよね。なんだけれども、この実施計画は基本計画の一部ということでね、基本計画を実行するために補うようなものであるということになっている。何となくやっぱりこういうところにちょっと無駄な時間を割いているように思ってしまうんですよ。だったら、もっと進んでいっているところがあるわけでしょう。児童館だって大きく進んでいるわけですよ、実行プログラムのときよりもね、構造改革のときよりもね。だったらこれじゃないんじゃないかな。もう次のステップで、基本計画を改定するという作業に入る時期だったんじゃないかなって思うんですけれども、そこをね、ここの委員会で問うわけにはいかないかもしれないのですが、基本計画の改定の時期というのはいつですか。

石崎子ども教育部長、教育委員会事務局次長

 今の基本計画が令和3年から令和7年までということになってございます。ですので、次の基本計画については令和8年からということになりますので、その前までには計画を策定していくということになります。

久保委員

 その前といっても、令和7年じゃないだろうと思うんですけど。3年置きにローリングとかかけるんじゃないかなって思うと、もうそろそろ来年辺りから改定作業に入るんじゃないかしらと思うんですよ。だから、そこでこれを出されてもねという気持ちになっちゃうわけです。そこら辺のところは、よく庁内で協議をされた上でこういう決着がついたということは先ほど部長の御答弁で分かったんだけれども、またじゃあ次、実施計画出たんだけれど基本計画の改定に入りますというふうに、またこの委員会で議論しなくちゃいけないですね。それが本当にね、今後、この子ども政策、もういっぱい課題があるじゃないですか。逆に言ったら、ここの中で大きなことやっているよりも、一つ一つの事業をもう進めなければいけないんだから、もう少し考え方を変えていただいたほうが、特に影響があるのがこのやっぱり子ども教育に関わるところだなって思うんです、実施計画については。その辺については、もし何かお考えがあればお聞かせください。

石崎子ども教育部長、教育委員会事務局次長

 委員おっしゃるように、確かに我が子ども教育部も、教育委員会事務局含めて様々課題がある。大きく動いていく中で実施計画を今回策定したこと、労力的にも、作業的にも大変な部分はありました。ただ一方で、区の方針として、全体を合わせてどうしていくかということの中でやっていかなきゃならないということもございます。今後、委員おっしゃったように、基本計画改定も含めて、あまり今回のことを繰り返さないためにも、しっかりした計画をつくっていくということは重要だと思ってございますので、今回のことも踏まえて、そういった意味では、庁内会議ではここの御意見も出たということも含めてしっかり議論をして、よりよい計画をつくっていきたいというふうに考えてございます。

羽鳥委員

 久保委員みたいに実施計画そのものを問う質疑の後に聞くって、なかなかちょっと聞きづらい側面はあるんですけれども、気にせず聞いていきたいと思います。

 先ほど立石委員が部活動の地域移行のところをお聞きになっていて、私も同じように聞きたいんですけれども、これは基本計画を見ても、施策16のところが該当するのかなと思うんですが、ここの基本計画のこの文言からは、部活動の地域移行ってちょっと私は読み取れないんですけれども、これは基本計画のどこに該当していたんでしょうか。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 部活動そのものの在り方というのが、大分働き方改革とともに国や都のほうも動き出してきているので、運動を通して子どもたちの体力向上ですとか、または人間関係でのチームワークやコミュニケーション力というのを高めていくというようなところにつながっていくというところですので、主な取組の2の運動習慣の定着ですとか、体力向上に向けた教育といったようなところとつながっていくというふうに考えています。

羽鳥委員

 そうですね、多分そこなんだろうなと思うんです。この部活動の地域移行は、近年、教員の働き方改革の中でやっぱり急速に改革したほうがいいんじゃないのかというので、私も同感であります。同時に、さっきの地域学校協働活動と同じような問題として、地域移行できるのかという問題があると思うんですよね。2022年に、昨年、部活動の地域移行というのを国が──昨年だったかな、打ち出したけれども、結局、当初23年から25年の間に地域移行をやろうというふうに言っていたんだけれども、もう体制としてつくれないというふうになって、事実上、その目標期間はもう延期にしたわけですよね。そういう中でこの中野区が実施できるのかというのもあるんですが、これは何かモデルケースを実施できるような、そういう見通しが立っているんですか。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 そこも含めまして、今、検討会で学識経験者も入れて検討しているところです。一気にガラッと変えるというのはなかなか難しいところがあるとは思いますので、他区や他県での実績なども中野区の現状と照らし合わせて、本当に幾つかの運動、スポーツや文化部などでスタートできたらというところで今考えております。

羽鳥委員

 分かりました。実施も含めて検討ということなんですね。分かりました。

 その部活動の地域移行でもう一つ懸念をされているのが、会費などの、その費用負担の問題なんですよね。地域移行した場合には、指導員の人件費とかを利用者が払う──利用者、生徒とかじゃない、利用者が払わなくちゃいけないということで、経産省が「未来のブカツ」という取りまとめを出しているんです、昨年。そこの中では、これは運動部ですけれども、週5回の練習で月1万8,000円とかって試算を出しているんですよ。中野区でも、こういう部活動の地域移行をするに当たって、こういう費用負担とかは必要だねというのは、これは前提になっているんですか。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 費用面につきましては、まだこれから十分検討していく必要があるというふうに考えております。それぞれの家庭で負担するような形なのか、区としてきちんと予算を立てて、ある程度中野区として子どもたちの活動を支援していくという形がよりいいのかというのは、しっかりと検討する必要があるというふうには考えております。

羽鳥委員

 あともう一つは、この指導員という方がどういった方がいらっしゃるかというところで、部活動の地域移行というところなんかで想定されている指導者、指導員というのは、スポーツ・文化団体の指導者とか、退職教員、現職教員の兼業、企業関係者、学生というふうなことが想定されています。そうした中で、例えば先生というのは、大学で専門の教育の課程を学んでいらして、子どもたちの発達のためにはどうしたらいいのかということのやっぱり専門家だと思います。本当にすごい専門職能を持った方です。しかし、地域指導員はそうしたことが問われていないんですよね。そういう中で、先ほど言った体力向上やコミュニケーション能力の向上とか、そういう、これまでは学校教育活動と、そして課外の部活とか一体に生徒の能力を向上させようという中で取り組まれてきたものがやっぱり分離しちゃうんじゃないかと。例えば勝利至上主義にいってしまうんじゃないのかとか、そういった子どもの発達上のちょっと心配なんかもあるんですけれども、そういったことに対して、中野区はどういった指導員の方を考えられているんでしょうか。それもこれからの検討事項ですか。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 これからしっかりと検討はしていかなければいけない一つの課題だというふうには感じております。子どもたちを育てるというようなところですので、子どもたちとの関係づくりや適切なやはり指導というものができるような、これまでも体罰などは運動部でかなり多くあったりもしましたので、指導してくださる方々も、ある一定の研修等は受けていただいた上で携わっていただけたらいいのかなというふうには考えているところです。

羽鳥委員

 分かりました。

 あと、76ページ、前のページのところで、学力の向上事業というのがあります。前もちょっとどこだったかな、触れたんですけれども、教員の働き方改革の部分で触れたかと思うんですけれども、小P連の方からも統一要望の1項目として教員の確保ということが言われているように、本当に教員の確保、特に代替教員の確保というのがやっぱり深刻な問題になっているというのは、区も本当に苦労されている、本当に毎年苦労されているかと思います。

 そういう中で、実施計画の中に、やっぱりこの質の高い教育を実現するというなら、学力の向上とかそういう前に、そもそも基本となる教員がいないんじゃないのかというのを、大きく項目としては設ける必要があるんじゃないのかなと。これはどう確保するのかというのは、物すごく大変な課題だと思うんですけれども、やっぱりここを区として、区の取組として、そもそも教員をしっかり確保するんだという、こういうのを項目を取り上げる必要があるんじゃないでしょうか。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 教員の確保につきましては、都のほうとも本当にもう毎日のように連携をしながら、やっぱりきちんと授業ができるような先生方をしっかりと区内の小・中学校に配置をしていきたいと思っておりますし、実際にもう既に働いている先生方も、さらに指導力を身につけるですとか、やはり教員ならではのやりがいのようなものをしっかりと感じてもらいながら、子どもたちと一緒に活動できる中で喜びを感じるような、そんな先生をぜひ育てていきたいなというふうに思っているところです。

 こちらに書かれているエデュケーション・アシスタントを配置したことによって、先生方も負担のほうは減っているというふうな声がこちらにも届いておりますので、ぜひそういう意味でもしっかりと学校を支えていけたらというふうには思っております。

羽鳥委員

 働き方改革の、たしかその推進という項目があったと思いますけれども、具体的に働き方改革の推進というところで、区としてはどういったものをこの実施計画の中では考えていらっしゃるんでしょうか。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 まずは、先生方の業務の負担はしっかりと減らしていきたいなというふうには思っています。これまでも様々な調査等が負担になっているなんていう話もありましたので、区や都からもいろんな調査が来ますけれども、そういうものをしっかりと精査をしながら、学校のほうの先生方の負担にならないようにというようなところはしっかりと取り組んでいきたいと思っておりますし、また、長時間労働している先生方に対しては、産業医との面談を通して、負担になっていないかどうか本人としっかりと話をした上で、オーバーワークにならないようなサポートをしていけたらと思っています。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 あともう一点、現状、働き方改革として、他機能印刷機ですとか、採点システムの活用等も行っているところでございます。また、今年度、教育情報に係るコンサルタントを導入して、校務支援システムの最適化ですとか、学習用端末の最適化というところも、次年度、その翌年度以降に向けて検討を重ねているところでございますので、その取組も教員の働き方改革推進の事業の一環となるというふうに捉えているところでございます。

羽鳥委員

 今、どういった取組をやろうかというのをちょっと考えていらっしゃることをお聞きしましたけれども、業務量の削減にはなるんでしょうけれども、ちょっと本当に過労死水準の働き方をされている先生が多いという現状をやっぱり抜本的に変えるには、なかなか足りないんじゃないのかなというふうなこともちょっと感じました。やっぱり先生のコマ数を減らせるような、あるいは見る子どもの数を減らすようなやっぱり対策がそもそも必要なんじゃないのかなということを感じます。そういった対策をぜひ取っていただきたいと思います。

 もう一つ、69ページのところに、総合的な子どもの貧困対策の展開というのがありまして、2024年度に実態調査の実施とあるんですけど、これは、この年度に実態調査をまたもう一回やるということでしょうか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 こちらの子どもと子育て家庭の実態調査につきましては、令和元年度に実施したものになりまして、おおむね5年置きにやりたいなと思っておりまして、来年度のほうの実施を今検討しているところでございます。

羽鳥委員

 分かりました。ぜひ施策展開につなげていっていただきたいと思います。

 あと最後、66ページの不登校児童・生徒への支援事業というので、バーチャル・ラーニング・プラットフォーム(仮想空間での支援)の試行というのがあるんですけれども、これはどういったものを考えていらっしゃるんでしょうか。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 こちらは、東京都のほうが仮想空間のほうをつくってくれまして、まだ幾つかの区市ではあるんですけれども、本区もこちらに手を挙げまして、この9月から、今、教育センターの教育支援室のほうにつながっている子どもたち、数名ではありますけれども、中に入って、学習の教材を取り組んだり、子どもたち同士でも少し会話をしたりなんていうところで、今ようやく動き出したところですので、ぜひ今後、なかなかつながるのが難しいようなお子さんも含めて広げていけたらと考えています。

羽鳥委員

 分かりました。以前、いじめ、不登校の問題で報告があった際に、要は学校への復帰みたいなものをゴールにするのかというのをお聞きしたときに、そういうのがゴールじゃないんだと、やっぱり子どもたちがどう取り組むのかというのが大事なんだということを室長もおっしゃっていて、非常に大事な観点かなと思ったんですけれども、これはこれですごく大事かなとは思うんですが、支援という点では、前もちょっと言ったんですけれども、民間のフリースクールに通う御家庭の負担が重いというふうなことなんかも聞かれます。学校には行けないけれども、そうしたところには行けるという子どもたちがやっぱり通えるようなそういう支援も、支援事業というふうな中でやっぱり盛り込むべき、ちょっと考えるべきじゃないのかなというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 民間のフリースクール等も、東京都のほうで指導主事の連絡会等で情報交換や情報共有をさせていただいています。また、中野区や中野近隣のところにも民間のフリースクールはかなりありますので、今年度、指導主事のほうも、まだ幾つかしか回れてはいないんですけれども、少しそういうところの情報をしっかりと集めながら、区内で何人ぐらいがフリースクールに通っているかというのをこちらも把握をしていますので、それぞれの学校の管理職中心だったり、担任中心だと思いますけど、そういう状況も集めた上で、区としてどんな支援ができるのかというのは検討する必要があるだろうとは思ってはいますので、今後、民間との連携や、その金銭的な部分も含めて、しっかりとしたこの不登校児童・生徒の対応のガイドラインのほうは作成していけたらと考えております。

大内委員

 皆さん質問されたので1個ぐらい聞いておきます。この部活動のところで聞きたかったのは、部活動に限らずいろんなことがこの学識経験者と相談されているんだろうけれども、ただこの部活動、スポーツ系に関して言うと、中野区体育協会があるじゃないですか、ああいうところとは連携を取っているの。

齊藤教育委員会事務局指導室長

 体育協会との連携も視野には入れております。なかなか教育委員会だけで進められるものではないので、しっかりとスポーツ振興課のほうとも連携をしながら、やっぱり中野区全体で今後の中学校の部活動の在り方というのはしっかりと検討していきたいと思っています。

大内委員

 先ほど羽鳥委員のほうから、いろんな方が来られて、いろんな考えを持った方が来られて大丈夫なのかと。だから体育協会とかって一番安心と言ったらあれなんだけど、確かにスポーツ振興課とも連携取る、別にスポーツ振興課はスポーツをやっているわけじゃないから、そこはスポーツ選手が集まってスポーツ課をやっているわけじゃないから、事務方だから。体育協会の人は現場に出ている人たち、みんな経験者なわけだから、早めにちゃんとコンタクトを取っておかないと、全部決まってから話が来るのかよと言われちゃうから。中野区でやっているスポーツ連盟なんだから、体育協会なんだから、ちゃんとそういうところをうまく活用しないと、向こうもお手伝いするタイミングを逃しちゃうから。だったら早くスポーツ振興課に行って、早く連絡を取って、まず一言ちゃんと相談を、こういうのが始まりますということをちゃんとまず早く言っておかないと。うちに何の相談もなくどんどん決めて、うちは、なんだ無理やり手伝うのかという話になっても面白くないでしょう。別に行けば簡単な話なんだから、それは早くやってください。お願いします。

河合委員

 すみません、個別で、ちょっと短くしますので個別でちょっとだけ指摘させてください。まず、85ページで、中野区に地域学校協働活動の推進というのがあるんですけど、これ自体は以前から実施されていると思うんですけれども、今はどのように実施されているのか教えてください。

細野子ども教育部育成活動推進課長

 地域学校協働活動、学校支援ボランティアということで、学校支援ボランティア活動を推進するためにコーディネーターを配置することになっています。コーディネーターについては、次世代育成員のうちから委員会が依頼した方がということで、中学校区域ごとに学校支援会議を設けて会議をして、コーディネーターの発掘に取組をしているということでございます。

河合委員

 その今言われたコーディネーターというのは、各学校で、各学校の要望で置かれているんでしょうか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 こちらの実施計画のところに書かれている部分につきましては、コミュニティスクールという枠組みの中で記載してございます。その場合は、学校支援ボランティアも含めて広くボランティア等をコーディネートする役割としてその地域コーディネーターを配置していくということで、ここに記載をしているところでございます。

河合委員

 すみません、ここに書いてある地域コーディネーターと、今、私が確認したコーディネーターって違うんですよね。そこの確認をさせてください。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 ここに記載しています地域コーディネーターは、コミュニティスクールという枠組みの中でのものになりますので、学習ボランティアも含めて広くコーディネートをしていくということになります。現時点で学校支援ボランティアそのものをコーディネートする役割として、先ほど育成活動推進課長のほうが答弁いたしました次世代育成委員の方がコーディネートを行っているということで、地域連携を図っているというところになります。

河合委員

 もう少し、今、次世代育成委員さんがされているのが今のコーディネーターで、この地域コーディネーターという各学校に配置されると書いてあるものとは、具体的にどういうところが変わってくるんですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 こちらのコミュニティスクールの地域コーディネーターは、一つは有償であるということです。もう一つは、その範囲が広いということが大きく違うという点になります。

河合委員

 そうなってくると、今、活動されているコーディネーターさん、次世代育成委員さんの活動というのを今後どういうふうにしていくか、任務をどういうものにしていくかというのの整理が必要かと思うんですけど、そういうのはこちらには掲載されてこないんでしょうか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 まだモデル的に実施しておりますので、次世代育成委員の役割ですとか、いわゆるコミュニティスクールでの地域コーディネーターの役割というものにつきましては、また具体的にどうするかというところまでは検討が及んでおりませんので、まだ記載していないところでございます。

河合委員

 それに関しては、引き続きしっかりと御検討していただきたいと思っていますが、いかがですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 はい、検討してまいりたいと考えております。

河合委員

 次、100ページに、将来を見据えた区立幼稚園・保育園の運営というところがあって、ここには、今、保育園で一番大きな話というところで、これまでずっと我が会派や議会側からは保育の定員未充足の話をしてきていると思うんです。そういう意味では、ここの将来の課題の中に、主な事業というところではないのかもしれないんですけれども、今、様々取組を始められていると思うんです。モデル事業は前のページにはあったんですけれども、定員の調整も含めて、未充足について検討されていることとかをこういうところに掲載すべきだと思ったんですけど、それに関してはいかがですか。

半田子ども教育部、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長

 こちらにつきましては、基本計画のところで、区立幼稚園・保育園の運営ということでお示しの仕方ということにつきましてはこういった形になってございます。委員御指摘の定員未充足等につきましては、当然庁内のほうで今検討しているところでございますけれども、基本計画のところに、そこの部分については今触れられてございませんので、今後、委員会報告とかそういった形でお示ししていきたいというふうに考えてございます。

河合委員

 ありがとうございます。基本計画にもともと載っていなかったから、なかなかその時期から、今、視点が変わってしまったので、ちょっとなかなか難しいのかなとは思ったんですけれども、しっかり取り組まれているので掲載したほうがいいのではないかなというふうに思いました。

 飛んで、159ページの子どもの読書環境の充実のところで、ブックスタート事業のところに、セカンドブック事業の検討というのが載ってきているんですけど、この事業って、今まで私、説明を受けた記憶がなくて、そもそもどういう事業か分からないものを具体的にこういうところに掲載されるのはどうなんだろう。今後やっぱり様々な検討があって具体的な事業は載せるべきだと思ったので、例えばこういう場合は、もう少し、これの将来的な継続事業を検討しているとかの書き方なら分かるんですけど、なぜこれは具体的によく分からないこういう事業が入ってくるんですか。これはどなたか答えられますか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 こちらのところにつきましては、ブックスタート事業、この事業の中で、現時点ではブックスタート事業というものを行っております。0歳児を対象に絵本をプレゼントするというのがこちらのブックスタート事業です。それをさらに拡充といいますか、2回目の絵本のプレゼントという機会を今後検討していきたいというところで、このところに入れたものになります。

 他の区でもセカンドブック事業というものは実施している自治体もありまして、対象年齢はまちまちなんですけれども、中野区としてどのようなセカンドブック事業がふさわしいのかということについて、2025年度に検討をしたいというふうに考えております。

河合委員

 事業の内容自体はこれから細かいことが決まっていくと思うんです。でもやっぱり書き方として、急にこういうところにこういうふうに具体事業を載せるんじゃなくて、やはり丁寧に、こういう事業はこうだからこの事業が必要なんだというのが前提にあって具体的な事業が載ってくるんだったら理解できるんですけれども、掲載の仕方としては、将来的な次の展開を考えているという言い方なら分かるんですけど、ちょっと具体に挙げてしまうのはどうかなって思っているんです。ですので、これに関しては、ちょっと記載の仕方なども含めて検討いただきたいと思うんですけど、いかがですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 全体的な書きぶりというところから踏まえて、適切かどうかということについては検討したいと思います。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了します。

 次に、3番、「今後の区立図書館のサービス・配置のあり方の基本的な考え方」の策定についての報告を求めます。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 それでは、「今後の区立図書館のサービス・配置のあり方の基本的な考え方」の策定について説明いたします。(資料7)

 「今後の区立図書館のサービス・配置のあり方の基本的な考え方」につきましては、本年2月に素案を作成し、その後、区民との意見交換会や関係団体への説明を行い、6月に案を作成し、7月にパブリック・コメント手続を経て、このたび策定したものでございます。

 1番、パブリック・コメント手続についてでございます。手続期間につきましては、令和5年7月5日から7月31日でございます。意見の提出者数は8名でございました。意見の内容は、別紙1のとおり19件ございました。

 別紙1、こちらのほうを御覧ください。まず、障害者サービス・利用につきましては、3件ございました。イベントなどで文字通訳や手話通訳をつけてほしい、あるいは、耳が聞こえない人のために漫画を多く導入してほしいなどの御意見がございました。区としては、サービスの充実に努めていきたいと考えてございます。

 また、図書館司書・職員につきましては2件ございました。正規の司書を雇ってほしいとの御意見がございました。図書館には既に図書館司書を配置しております。また、職員の資質の向上に努めてまいりたいと考えてございます。

 また、図書館資料・事業につきましては6件、御意見を頂きました。行政資料のアーカイブについて充実してほしいとの御意見、あるいは、6番の中野区ゆかりの作家の展示などの充実ということで御意見を頂きました。

 図書館の評価につきましても、郷土資料、専門資料も収集すべきとの御意見を頂きまして、区としては、それらについても非常に大切であると認識をしているところでございます。

 図書館の配置につきましては6件御意見を頂きました。1番、上鷺宮区民活動センターの図書コーナーの活用について御意見を頂きました。あるいは2番目のところにございます、改築に当たっては区民の声を聞くことなどについての御意見を頂きましたので、区として検討したいと考えてございます。

 最初の資料にお戻りいただきまして、2番です。案からの変更点はございません。

 3番、今後の区立図書館のサービス・配置のあり方の基本的な考え方につきましては、別紙2のとおりでございますので、後ほどお読み取りいただければと思います。

 今後のスケジュールでございますが、10月20日号の区報掲載、またホームページで周知等を行ってまいりたいと考えてございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

久保委員

 これ、サービス・配置のあり方の基本的な考え方というのは、案からの変更点はないということなので、もうこれで決定をしたということでよろしいでしょうか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 はい、そのとおりでございます。

久保委員

 それで、今後5年から10年の程度のこの図書館サービス・配置の方向性を示すものって、こちらはなっていますよね。確認なんですけれども、例えば配置について、11ページのところに、今後の図書館配置の考え方というのがあって、既存の図書館配置を基本とするとなっていますので、今のこの図書館7館は、この配置、要するにこの位置、もしくはこの範囲の中で7館を継続的に図書館として事業を行っていくというふうに考えていいんですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 はい、そのとおりでございます。一部建て替え等予定されているところがございますので、鷺宮図書館につきましては、今の区有施設整備計画の中で建て替えていくというような計画もございます。

久保委員

 これ、当初議論がスタートをしたときに、そもそも図書館の配置も見直すのかなって思ったんですよね。中野区立図書館のサービスの方向性や施設配置を見直すため、区民による検討会を開催し、利用者の立場から意見を求めたと書いてあったので。ということは、施設配置を見直そうと思ったんだけれども、検討の結果、施設配置は見直さなかったという、そういうことですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 施設配置につきましては、既存の図書館の配置ということで継続していくということにしたものでございます。

久保委員

 はい、分かりました。配置がそのまま、この7館継続でということに決定をしたということなので、今後それをどのように維持、継続していくかということで、野方図書館と鷺宮図書館の改築というのがここには書かれているので、この改築についての、今後プランもしっかり立てていかなければいけないんだなって思いますし、それから、地域開放型学校図書館のこと、これは考え方がここでは変わってきているので、地域開放型学校図書館ではなくて、やっぱり図書館の機能を充足をさせるために、東中野・上鷺宮地域に一定の図書館サービスを提供するサービスポイントの検討を進めるって御報告あったとおりだったので、これは、だから小学校とか学校の中にこういったスペースではなくて、別のところで、さっき上鷺宮の区民活動センターの一部でというようなこともありましたけれども、それも具体的に考えていくということですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 サービスポイントにつきましても、具体的に検討を進めていきたいと考えてございます。

久保委員

 分かりました。配置については7館継続と、そして今、必要とされる東中野と上鷺宮のエリアにはサービスポイントを造っていくというお考えがここには示されて、それは前回の案から全く変わることなくということだというふうに認識をしました。

 サービスの部分についても、先ほど陳情のこともありましたけれども、9ページには指定管理者によるサービス評価とか、区民による評価というようなことも書かれていて、会議体のことも出ています。大人による会議だけではなく、サービスを受ける児童による会議の開催も年1回程度実施をしていくということが書かれていて、その前に、図書館運営の研修を行うという別の会議のことが書かれているんだけれども、この、大人と児童となっていて、児童というと小学生になるんですよね。中学生は多分ここでは大人という扱いになっちゃうのかなって思うんですけれども、でも、やっぱり中学生が居場所としてとか学習をするのに当たって、図書館って非常に重要な資源ではないかなと私は思うんだけれども、そういう子どもたちの意見というのはどこで反映させるんですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 中高生の意見も大変重要だというふうに思っております。実施計画の中にも中高生の意見を踏まえながらということで記載をさせていただいたところになりますので、児童、中高生の意見を何らかの形で吸い上げて、図書館の活性化、あるいは児童・生徒たちの読書の推進につなげていきたいというふうに考えております。

久保委員

 なので、会議体とかについてはまだ今後の検討というところだと思うので、その辺のところも十分検討の余地があるのではないかなと思いますし、大人もいろんな利用目的があって、さっきコワーキングスペースのお話もありましたけれども、やっぱりその辺のところで、大人による会議というところもね、あと障害のある方だったり、いろんな方たちの御意見というのを、単純にここで大人とか児童というような、そういう発想でこの会議体を考えてはいけないんじゃないかなって思うんですよ。

 児童についても、じゃあ小学生の声なのか、そうではなくて、子育て中のお母さんたちの声なのかとか、あとお父さんもちろんですよね。その保護者の声もちゃんと聞かなければいけないだろうし、あと、外国籍のお子さんたちの、この間読み聞かせの話を少し分科会の中でもさせていただいたんだけれども、そういう需要も今あるわけですね。だから、幅広くこの会議体って考えていかなきゃいけないんじゃないかなって思うんですけれども、その辺はいかがお考えですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 委員おっしゃるとおり、本当に幅広く様々な御意見を拾い集める必要があるというふうには考えております。こちらのほうの考え方をまとめる上でも、検討会というものを立ち上げまして4回ほど行ったんですけれども、小さなお子さんのいる方ですとか、あるいは障害のある方、あるいは高齢者の方、それから働いている方、様々な方が集まって議論してきましたので、そのような経験を生かしながら幅広く多くの方の御意見を吸い上げることができるような会議体にしたいと考えております。

久保委員

 はい、分かりました。

 多分これでね、今、考え方というのが示されて、配置のことであったりとか、建て替える図書館の在り方であったりとか、サービスポイントの位置や在り方であったりとか、会議体の在り方であったりということは、また委員会の中で個別の御報告がされていくのではないかなというふうに思っているところですけれども、そのように認識していていいですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 はい、必要に応じて、適切な時期に報告はしていきたいと考えております。

久保委員

 地域開放型学校図書館のところで、先ほどの実施計画の中の159ページのところには、「3館開設し、運用状況を検証」となっていて、「運用状況を検証」という言葉の意味が、ちょっと私は、運用状況を検証して地域開放型学校図書館の在り方を今後もまだ検討していくのかなってちょっと思ったりもしたんだけれども、でもこちらのほうには、地域開放型学校図書館については、「必ずしも学校にある必要は無いといえます。」という結論が出ているんですよね。だからこの辺のところもね、実施計画との整合性が図れていますかというようなお話を伺ったところなんだけれども、こういうところもやっぱり、じゃあ、ここもどういう検証なんだって考えると、必要性だったりとか、在り方だったりとかというところが、これが整合性が図れているのかなというようなちょっと疑問を持った点ではあるんですけれども、その辺はいかがお考えですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 基本計画の中に書かれている検証というものにつきましては、策定時期がもう少し前でしたので、区が検証する前の記述がそこにそのまま残っているということになります。その後、検証して、その検証を踏まえて検討会を開いて、その中で検討して、この考え方というものを策定してきたということになります。

久保委員

 だから、それはやっぱり今回こうやって改めていろんなものを出されているんだから、ちゃんと記述の整合性をしていただいたほうがいいと思います。

 それから、先ほど河合委員が実施計画の中でおっしゃっていたところなんだけれども、私も、ここがとても気になったところです。セカンドブック事業自体を否定するものではありませんし、前回、分科会の中でもブックファースト事業について質問させていただいて、非常に効果がある事業であるというふうに認識をしているところであります。

 なので、ブックファースト事業についてもね、であるならばね、やっぱりここにもやっぱりちゃんと記述が必要だったんじゃないかなって。だって、重点プロジェクトの中でブックファースト事業が入っていたりとか、なおかつセカンドブック事業の検討というのも、この9ページのほうに、実施計画のほうには入っているわけじゃないですか。だったら必要なサービスなわけですよね。そしたら、ここにもちゃんとそれは必要なんじゃないかなって思うんですよ。そういうところがやっぱり、何が必要とされているのか、どういう効果があったのか、どういうふうに検証してきたのかというところがちょっと不十分に見えてしまったりするんだけれども、そういうことはないですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 この考え方の中に、具体的にセカンドブック事業という言葉ですとか、ブックスタート事業という、個々具体的な事業というものは確かに記載していないというところになります。ただ、子どもたちの、大きな読書を推進していく考え方ですとか、行きたくなるような図書館にするという大きな考え方ということの中では補完されているというものになります。

久保委員

 事業の実施状況というのが4ページの中にあって、おはなし会だったりとか、小さい子向けのおはなし会とか、絵本講座とかと書いてあるので、ここに、これ、事業というのがイベントという意味なのでこういうふうになっているのかもしれないんだけれども、子ども向けのブックファースト事業というのが非常に効果があって評判もいいということは検証されているところだと思うし、そこから、さらに上の世代のセカンドブックということで考えていらっしゃるんだったらば、当然やっぱりこういう中にね、実施されている事業というところがきちっと書かれていくということも重要ではないかなというふうに思います。

 今回これは案が取れて決定してしまったものですので、今後のやっぱり図書館の事業をきちっと、サービスの拡充というところでは、こちらの実施計画とそれこそ整合性を図りながら進めていただきたいなと思うんですけれども、いかがですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 こちらの考え方、それから実施計画、両方を踏まえながらしっかり進めていきたいと考えております。

むとう委員

 これ、案が取れて、今後はこうしていくということで、在り方の基本的な考え方が決定してしまったということなので、これは致し方ないんですけれども、中野区は本当にもっとたくさん地域図書館というのがかつてはあって、歩いて行ける範囲に、小さな子どもを連れて行ける範囲に図書館があって、充実していた区だったと私は思うんですけれども、その当時から比べれば図書館の数が減ってきていて、ちょっとなかなかあまりいい状況ではなくなりつつあるなというのを日頃感じてきたわけなんですけれども。

 ちょっと大変気になるのは、今後の図書館の配置の考え方ということで示されているところで、10ページとか11ページ辺りに書かれているんですけれども、「概ね1キロ圏内(徒歩15分)」というふうに書かれているんですね。私、この間、決算の総括質疑が終わったばかりなので大変ここが気になるんですけれども、区長車に絡めて私が質問した際には、徒歩圏内というのは10分以内だと、そういう答弁を頂いているんですけれども、そのこととこれは矛盾がしていて、区民には徒歩15分ぐらいは歩いて行けるところに図書館があればまずまずなんじゃないかという考え方が示されているんですけれども、先日の答弁では、区は徒歩は10分なんだと、10分までなんだというのを、区長が車を使うか使わないかのところでそんな答弁を頂いているんですけれども、区はどういうふうにこれは考えるんでしょうか。区民サービスはこのように低下させる、だけど区長は、徒歩は10分までなんだというところは、これ、区民に対する今後の図書館の配置の在り方として、区民に対して申し訳ない、矛盾しているというふうに私は感じてしまうんですけれども、何か所か、徒歩は15分、15分圏と書いてあるので、これはすごく気になるんですが、区はどう受け止めますか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 あくまでも区長が公務の中で歩いていく距離ということで多分答弁されたものと私は認識しております。ここはあくまでも図書館の配置としての考え方としてお示ししているものなので、単純に比較するものでもないというふうには考えております。

むとう委員

 そうなのかもしれないけれど、歩いていける徒歩圏内を何分と考えるのかというところで、10分というふうに、それでいいんですねって、そうだというふうに答えを頂いているので、そうすると、歩き方の速さというのはいろいろなので、何分というのは、非常に人によって違うから難しい目安ではあると思うんですけれども、図書館というところは、本当に子どもも──区長はちょうど動ける元気な年齢かと思うんですけれども、小さな子どもを連れているお母さんもいれば、高齢者の方も図書館を利用していきます。そういうふうに考えると、区長は10分、でも区民は15分というのは、ちょっとこれはいかがなものかと私は思いますので、今後、もうこれはこの計画としてできてしまったから今さら直せないんだと思うけれども、やっぱり区民に対してはそれを求めていて、自分には甘いというふうに、区政は思われてしまったら非常によくないと私は思いますので、今後、区は様々な分野で徒歩は10分というふうに統一していく必要があるのではないかと私は強く思いますが、いかがですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 繰り返しになりますけれども、あくまでも区長が公務で出かけていくときということで答弁しているかと思いますので、全てのものを10分という考えに立つのはなかなか難しいと考えております。

むとう委員

 これ以上は言いませんけれども、公務だったら公務ほど厳しく考えなきゃいけない、区民の税金を使うわけですから。公務なら何をしてもいいのかということで、公務は甘くていいのかということではなくて、公務こそ厳しくなければいけないというふうに、そういうつもりで仕事していただきたいというのを私は強く要望しておきます。答弁は結構です。

立石委員

 前回質疑をして答弁いただけなかったことをちょっと質問していきます。サービスポイントの考え方なんですけれども、半径1キロ圏内で整備を当面の課題とするエリアとして、上鷺宮エリア、鷺宮エリア、東中野エリア、そして中野四丁目・新井二丁目エリア、そして中央五丁目・本町六丁目エリアとあります。そのうち上鷺宮と東中野についてはサービスポイントを設置するということで、私、今、再開発でこの中野四丁目ですね、サンプラザの跡地であったり、囲町によってかなり人口が増える、そして通勤通学でこの中野駅周辺はかなり利用者が多いということで、サービスポイントの検討をするに当たって、中野四丁目、新井二丁目の人口比であったり、そういったニーズについての見解を伺いました。その際、ちょっとそのエリアの見解を持ち合わせていないということだったんですが、そちらについて検討していただいたのかお伺いします。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 申し訳ございません。まだ検討してございません。

立石委員

 といいますのも、前回のその報告があったときに、意見交換をしたときに、中野駅のビルの中にサービスポイントを設置してほしいという意見がありまして、教育委員会としては検討しますというふうに回答しているんですね。中野駅のそのビルというのは区は権利床を持っていないんですが、今サンプラザの土地の権利床について再検討して、まちづくりのほうで全庁的に改めて権利床を何に使うかというのを調査をかけたという話があって、その際に所管から、例えばこのエリアにサービスポイントが必要というようなお話は、そのまちづくりのほうにされたりしているんでしょうか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 まだこの案は決定してございませんでしたので、具体的な動きというものはございません。

立石委員

 そうしましたら、今回決定しました。そこでサービスポイントの在り方、新しく加わっていないんですけど、逆にそういう情報共有というか、要望する場合はどのタイミングで行うということが正しいんですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 具体的なサービスポイントを検討する中で、今考えているところはこの2か所ということになります。委員おっしゃっている中野駅周辺ということにつきましては、その検討の中で一緒に考えていきたいと考えております。

立石委員

 まさに11月に都市計画審議会にかけて、権利床、在り方、大方決まってしまうということと、今回特別委員会で大体の考え方の方向が示される運びになっていますので、今の段階だと既に時期を逸しているというタイミングではあると思うんですね。その上でも、先方に対してそういう、まずこのエリアに必要かという分析等、所管としてのサービスの在り方の決定をした上でですけれども、そういったことを進めていかれる予定なんですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 現時点ではこの2か所というところで考えております。委員からの提案につきましては、その検討の中で必要かどうかということについては考えたいと考えております。

立石委員

 権利床の在り方も大方決まって、仮にそういう反映できる余地があるのかはちょっと私には分かりませんけれども、そういう可能性があるようでしたら、しっかり検証した上で、検討した上で要望していただきたいと思います。

 それと、オーディオブックについて前回お尋ねをいたしました。今回新しく電子書籍を導入するということで、コロナ禍において、23区の自治体でもオーディオブック導入をしている自治体、全国的にも導入している自治体が少しずつ出てきております。というのも、対面の朗読であったり、録音図書貸出しサービスのように、音声によってこの図書を利用していただくような今アナログの機器がございますので、場合によってはそれをデジタル、オーディオブックに置き換えることによって、利便性であったり、あるいはコストメリットがあるのではないかという話をいたしまして、私のほうでちょっと調べようとしたんですが、個人的にはちょっと調べられるところが限界があったので、一応他自治体はどういう形で利用されているのか、そういったことを前回お聞きしたんですけど、その点についてはいかがですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 ちょっと今、手元に資料がないんですけど、他自治体のところで少し調べさせていただきました。確かに導入しているようなところもございます。ただ、具体的な金額のところまではちょっと調べることができなかったという状況になります。このような機器につきましては日々進歩しているということがございますので、区の中で様々なサービスを検討する中で、オーディオブックの有効性についても検討していきたいと考えております。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、4番、鷺の杜小学校通学区域の設定についての報告を求めます。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 それでは、鷺の杜小学校通学区域の設定について説明をさせていただきます。(資料8)

 令和6年4月1日に鷺宮小学校と西中野小学校が統合されます。鷺の杜小学校を設置することに伴いまして、通学区域を下記のとおり設定するものでございます。

 通学区域につきましては、若宮三丁目58番をはじめとして、白鷺一丁目から、この記載のとおり鷺宮四丁目全域までを設定するものでございます。

 施行日は、令和6年4月1日でございます。

 説明は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

大内委員

 今度のこの鷺の杜小学校というのは、児童数はどのぐらいになる予定なんですか。要するに何クラスということね。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 児童数につきましては、推計値になりますけれども560名程度、それから学級数につきましては19学級ということを予定しております。

大内委員

 前、羽鳥委員がたしか質疑した中で、学校の標準規模というのかな、小学校の。あれというのはありましたっけ。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 小学校につきましては、少なくとも12学級から18学級程度ということで、再編計画の中で目指しているものでございます。

大内委員

 逆に、多くて24クラスいうことでいいの。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 再編計画の中では24という数字までは考えていませんで、12から18学級程度を目指しているというところになります。

大内委員

 24クラス以上の学校はなかったっけ。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 幾つかございます。

大内委員

 これは前から言っているんですけど、学区域の見直しについて考えていないんですか。考えないんですか。鷺の杜小学校は19クラスですから、特別クラスが多いというわけではないんだけれども、学区域の見直しについて前から言っているんですけれども、学区域の見直しについての議論は、いつどこで行われたんですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 再編計画の検証というものを来年度以降行っていくというふうな計画を立ててございます。その中で、通学区域についてどれくらい、どの程度検討できるかということについてはこれからということになりますけれども、そのことも念頭に置いて検証を行っていきたいと考えております。

大内委員

 1年以上前から──学区域の見直しについては、この統合とかと併せて見直していくべきだということで1年以上前から言っていて、分かりました、教育委員会等でその議題について話しますと言っていて、今聞いたら、聞いていないと言っているじゃない。今の答弁は、来年度以降そういったことを話し合いますって。1年以上前に言った話と違うじゃない。1年以上前、そういうところで議題で出して、副題でも何でもいいや、とにかくそういったことも関わってきますよと。じゃあ、そういうのをやりますと言っていて、今の答弁は、やっていないということなんだよ。そういうことだろ。来年度以降考えますと。やっていないじゃないか。だから、今すぐ資料が出てこないんだったら、それでもいいです。やっているんだったらやっている。でも今の話を聞いていると、やっていないというふうにしか取れないんでね。

 まあ、いいや。だから、そのぐらいの程度なんだよ、要は。やっていたとしても、その程度しかやっていないということになるわけ、教育委員会で。やっていればもうちょっと記憶が残っているでしょう。そういった意見交換はやりましたぐらいの話が出てもいいけど、今の答弁でいうと、来年度以降そういったことを考えていきたいと言っている。やっているの。じゃあ、言ってくださいよ。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 今年度に入りまして、代表校長会等で、学校適正規模に係る検討というところで、主にある小学校がかなり学級数だったりが肥大化しているので、そこの指定校変更をかけるという検討の中で、学区域等々の見直しですとか、校舎の増築だったり改築というのも、全てを組み合わせて適正化を図っていく必要があるというところは検討を重ねたところでございます。

大内委員

 だからね、そういった中で僕は、今回のこの鷺の杜小学校でいうところの鷺宮二丁目地域からかなり学校が遠くなりますよと。計算したら1キロ以上あるんだよ。1キロ以上あったら、今回の本郷小学校の建て替えで、向台小学校のときに1キロ以上あるからバスを出しているんだよ。バスを出すんだよ。約1キロでね。ここは1キロ以上離れているんだよ、鷺宮二丁目。ここもバス出すの、じゃあ。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 こちらにつきましては通学区域内になりますので、スクールバスを運行する予定はございません。

大内委員

 じゃあ、本郷小学校の建て替えで何でバス出すの。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 中野本郷小学校につきましては、一番遠い児童で1.8キロという距離がございます。それから、通学区域ではなくて、通学区域を越えた場所の代替校舎のほうに通学するということになりますので、そのところから出すということなります。

大内委員

 じゃあ、鷺の杜小学校で一番遠い子は何キロ。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 今度、鷺の杜小学校のところで一番遠い児童は1キロ程度というふうに──直線距離で1キロ程度というふうに考えております。

大内委員

 これ、物差しと地図があるから測ってみろ、1キロ以上あるから。1キロ程度じゃないから。物差し、定規あるから、測ってみろ。俺、さっき測ってきたんだから。なに1キロ程度、うそ言っているの。1.2キロぐらいあるよ、一番遠い人、学区域から言ったら。1キロ程度とか言ったら駄目だよ。1キロ程度以内にみんな収まっているの、小学校は。そうでしょう。知らないの。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 全て1キロに収まっているわけではなくて、平均ですと、直線距離で約900メートルぐらいということになります。1キロ以上の通学区域のところもあるというところになります。

大内委員

 そうすると、さっきのむとう委員じゃないけど、15分以上歩いている子がたくさんいるということなんだよ。区長は車で、そうなると車を出すけど、子どもには歩けって。1キロ以上あるということは、この鷺の杜小だと、野方から鷺宮区間ぐらいあるんだよ。2駅あるの。バス停でいうと五つ。だから、ここのところをいじれとか言っているんじゃないんだよ。こういったことをちゃんと考えているんですかと聞きたいわけ。こういった子たちが出ますよと。それは前から言っているんだよ。そういう子たちには何らか策を考えてあげているんですかと。今聞いていると、君の答弁を聞いていると、ここのところじゃなくて、ほかのところを言っているじゃない。俺、ここのところをちゃんと見なきゃ駄目だよって前から言っているじゃん。何でやっていないの。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 こちらの通学区域につきましては、再編計画の中で検討して、このような通学区域を設定したというところになります。したがいまして、確かに一番遠い児童、1キロ程度……(「じゃないよ、もっとあるよ。ちゃんと測れよ。定規とかあるから測ってみろ」と呼ぶ者あり)──ございますけれども、一応この通学区域の中での通学では徒歩ということで考えているところでございます。

大内委員

 ちゃんとした答弁もらいたいから言っているの。ちゃんと測ってみなさいよ、あるから。1キロ程度じゃないよ。一番遠いのだよ。だから、こういうところから、さっき言った本郷は、一番遠いところは1.8キロ。じゃあ、一番近いところは何キロですか、子どもたちは、バス乗れる子は。1キロ未満だろう。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 中野本郷小につきましては、中野通り、鍋横通りよりか西側ということになります。基本的には1キロ程度ということになります。

大内委員

 1キロ程度ってさ、君さ、さっきは1.2キロぐらいを1キロ程度、今度は800メートルぐらいを1キロ程度って、誤差が多過ぎるんだよ。分からないなら分からないと言ってくれないと、それがそのまま続くわけだよ。1キロ程度って言葉で。仮に俺が言っていることが間違っていたかもしれないけど、それも分からないわけでしょう。俺が1.5キロと言ったら、俺が仮に間違っていたとするよ、でも、それさえ分からないわけでしょう。本郷小学校の一番遠い子は1.8キロというぐらいの数字しか分かっていないんでしょう。それでもって答えちゃ駄目だよ。ちゃんと前からこういうことについて議論してくださいと言っているのに、何も議論していないじゃないかということを言っているわけ。統合に合わせて議論をしますって、もう統合始まっちゃうじゃない。統合してから考えますというのと、統合に合わせて考えますって、言い方が二つあるんだよ、君。統合に合わせてじゃない、統合してから考えますということになっちゃっているじゃない、さっきの答弁。統合新校できてから考えると言っているんでしょう。だからこういう問題が出てきますよと。この地域の人たちからそういった、これだけ離れているとき、小学校でバス出しているんだから、うちも出してくださいと言われたらどうするんですかということを僕は言っているわけ。子どもたちは6年間通うことになるわけだよ。その子たちは放っておいてという話になるよ。どうですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 繰り返しになりますけれども、通学区域内になりますので、通学区域内の児童につきましては徒歩ということで考えております。

大内委員

 だから通学区域内でも、学校が移動しちゃったら遠くなるんだよ。その通学区域で二つの学校ができたんだから。二つの学校の通学区域を一個にしただけなんだよ。だから遠くなる子がいるに決まっているでしょう。それを何言ってんの、答弁。今の答弁、何言っているか全然分からないよ。何が通学区域、通学区域って。通学区域、二つになったら遠くなるに決まっているじゃないか。まして学校が反対側、遠い側に行った場合に、遠くなるよ。まして、ここの子は幹線道路二つ渡るんですよ。それも前から言っているよね。それに対しての対応をどうするんですかと言っているけど、何もしていないということ。何もしていなかったんだったら、何もしていなかったと言ってくれないと、これからしてくださいって言えないし、いや、今までもやってきたんですというんだったら、じゃあ、もっとやってくださいという言い方になるし。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 鷺の杜小学校がこの位置に建築して統合新校にするということにつきましては、再編計画の中で既に決めていたことになります。その上で、その通学区域というものも再編計画の中で既に決めていたというところになりますので、その時点でこの通学区域というものを決めていて、その通学区域については徒歩というところでその計画も策定したものでございます。

大内委員

 再編計画の中で、じゃあ、本郷小学校を建て替えるときにバスにするって決めたんですか。後からでしょう。再編計画を決めたときに、ここはバスを使いますと言いましたか。言ったの。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 中野本郷小学校は再編計画の中ではなくて、建て替えのために代替小学校として向台小学校に行きますので、そのための対応として、時限的ですけれども3年間のスクールバスということを決めたものでございます。

大内委員

 建て替えときにはやるけど、統合したらやらないって、おかしいじゃない、そうしたら。建て替えのときには、それだけ離れたらバスを出すけど、この場合は統合だから、距離が離れても出していません、出さないという言い方に聞こえちゃうよ。そうしたら、小さいマイクロバスを出すだとか、例えば。10人乗りのを取りあえず出すだとか。そういうことはどうするんですか、考えないんですか。考えたこともないなら、考えたこともないと言ってよ。地域で、考えたこともない、あれだけ言ったけど考えたこともないそうですと言うから。考えたけど、何らかしらの結論は、同じ学区域ですからという。それは前から分かっているから、誰でも。学区域が変わらない、知っているから。だから問題になっているから言っているわけでしょう。何も今までやっていなくて、これからやってくれるんだったら、やりますで、さらに検討をしていきますというんだったらそれでもいいけど。今まで何もやっていないのと、今までやっているのと違うんだよ。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 再編計画の中で、そんなことも総合的に考えて通学区域というものを設定しております。

大内委員

 じゃあ資料要求で、その部分、どういう議論をしたのか出してくれよ。ここの部分の話。今、資料要求、休憩してもらうから、出してください。あるんですね。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 再編計画そのものが、その内容を記載しているものになります。

大内委員

 僕が先ほどから言っているのは、この鷺宮二丁目の話ですよ。そこで中央の話をされても仕方ないし、南台の話をされても仕方ない。鷺宮二丁目の話をしているんですよ。それを今、されていると言ったんですよ。議事録を出してくださいね。

委員長

 休憩いたします。

 

(午後5時08分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後5時25分)

 

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 答弁のほうにつきましては保留をさせていただきます。

委員長

 この報告に関しまして、皆様、質疑はございますか。(「今日はここまで」と呼ぶ者あり)

 分かりました。それではこちらの報告に関しまして、4番、鷺の杜小学校通学区域の設定についてのところの途中ということで本日は終了といたします。

 次回の委員会は、明日10月12日、午後1時から当委員会室で行うことを口頭をもって通告いたします。

 本日の日程は終了しましたが、何か御発言はありますか。

 一旦休憩します。

 

(午後5時27分)

 

委員長

 再開します。

 

(午後5時29分)

 

 以上で本日の子ども文教委員会を散会します。

 

(午後5時29分)