令和5年10月13日中野区議会子ども文教委員会(第3回定例会)
令和5年10月13日中野区議会子ども文教委員会(第3回定例会)の会議録

中野区議会子ども文教委員会〔令和5年10月13日〕

 

子ども文教委員会会議記録

 

○開会日 令和5年10月13日

 

○場所  中野区議会第5委員会室

 

○開会  午後1時00分

 

○閉会  午後3時23分

 

○出席委員(8名)

 斉藤 ゆり委員長

 山内 あきひろ副委員長

 立石 りお委員

 河合 りな委員

 大内 しんご委員

 羽鳥 だいすけ委員

 久保 りか委員

 むとう 有子委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 教育長 入野 貴美子

 子ども教育部長、教育委員会事務局次長 石崎 公一

 子ども家庭支援担当部長、子ども・若者支援センター所長、教育委員会事務局参事(子ども家庭支援担当) 小田 史子

 子ども教育部参事(子ども・若者支援センター児童福祉課長事務取扱、児童相談所長事務取扱、児童相談所児童福祉課長事務取扱) 古川 康司

 子ども教育部子ども・教育政策課長、教育委員会事務局子ども・教育政策課長、教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長 渡邊 健治

 子ども教育部子ども政策担当課長、教育委員会事務局子ども政策担当課長 青木 大

 子ども教育部保育園・幼稚園課長、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長 半田 浩之

 子ども教育部保育施設利用調整担当課長、子ども教育部幼児施設整備担当課長 藤嶋 正彦

 子ども教育部子ども教育施設課長、教育委員会事務局子ども教育施設課長 藤永 益次

 子ども教育部子育て支援課長 原 拓也

 子ども教育部育成活動推進課長 細野 修一

 子ども・若者支援センター子ども・若者相談課長 菅野 多身子

 児童相談所副所長、児童相談所一時保護所長 神谷 万美

 教育委員会事務局指導室長 齊藤 光司

 教育委員会事務局学務課長 佐藤 貴之

 

○事務局職員

 書記 鎌形 聡美

 書記 川辺 翔斗

 

○委員長署名


審査日程

○要求資料の提出

 1 鷺宮小学校・西中野小学校の統合に伴う鷺ノ宮駅周辺の踏切交通量調査の結果について(学校再編・地域連携担当)

○所管事項の報告

 1 桃園第二小学校校舎等整備基本構想・基本計画の策定について(子ども教育施設課)

 2 中野本郷小学校校舎等整備基本設計について(子ども教育施設課)

 3 第七中学校校舎等整備基本構想・基本計画(案)について(子ども教育施設課)

 4 児童相談所相談援助業務モバイルシステム導入の検討状況について(児童福祉課)

 5 その他

(1)上高田児童館及び城山ふれあいの家の大規模改修に伴う休館について(育成活動推進課)

(2)上高田図書館の1階フロア工事に伴う縮小開館について(子ども・教育政策課)

(3)第七中学校改築推進委員会の設置について(学校再編・地域連携担当)

(4)中野区子ども・子育て会議(第6期)区民委員の公募について(子ども政策担当)

(5)児童虐待防止推進月間の取組みについて(子ども・若者相談課)

○所管事務継続調査について

○その他

 

委員長

 定足数に達しましたので、子ども文教委員会を開会します。

 

(午後1時00分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 なお、審査は5時を目途に進め、3時頃に休憩を取りたいと思いますので御協力をお願いします。

 それでは議事に入ります。

 初めに、要求資料の提出の1番、鷺宮小学校・西中野小学校の統合に伴う鷺ノ宮駅周辺の踏切交通量調査の結果についての提出を受けます。

 理事者の説明を求めます。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 それでは、資料要求のありました、鷺宮小学校・西中野小学校の統合に伴う鷺ノ宮駅周辺の踏切交通量調査の結果について御報告をいたします。(資料2)

 鷺宮小学校・西中野小学校統合新校の通学路の検討に当たり、通学区域内にあります西武新宿線の踏切の実態を把握するため、以下のとおり調査を行ったので報告するものでございます。

 1、調査日時でございます。令和5年3月14日及び3月15日の午前7時から9時でございます。なお、14日は西武池袋線内における事故により、西武新宿線におきましても鉄道ダイヤの乱れ・遅延がございました。

 調査箇所でございますが、鷺ノ宮1号踏切、鷺ノ宮2号踏切、鷺ノ宮3号踏切でございます。

 調査内容でございますけれども、踏切の開放時間調査、それから踏切交通量調査でございます。

 調査結果でございますけれども、別紙のほうを御覧ください。1ページから3ページが3月14日の調査結果でございます。1ページが踏切1号、2ページが踏切2号、3ページが踏切3号でございます。また、4ページから6ページが3月15日の調査結果でございます。4ページが踏切1号、5ページが踏切2号、6ページが踏切3号でございます。内容につきましてはお読み取りください。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの説明に対して、質疑はありませんか。

久保委員

 資料要求にお応えいただきましてありがとうございました。確認をさせていただきたいのですけれども、通学路の検討に当たり、通学区域内にある西武新宿線の踏切の実態を把握するためというのが目的であったということでございます。先日も2号踏切を中心にというようなことですとか、既に1号踏切を使用されている児童について、それを認めるかどうかというようなところの質疑をさせていただいたところですけれども、1号、2号、3号を中心として今回実態把握をされたのはなぜなのか教えてください。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 1号、2号、3号踏切につきましては、渡るところから渡った先まで通学区域内に入っておりましたので、こちらの三つの踏切について調査を行ったところでございます。

久保委員

 ということは、4号ですとか5号については、渡るところから渡った先が、その渡った先が学区域ではないために今回はその調査対象にならなかったということでしょうか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 はい、そのとおりでございます。

久保委員

 分かりました。

 この1号、2号、3号を中心として得られたという、そこのところは承知をしたところでございます。今回、この14日の日に西武線の事故によって鉄道ダイヤの乱れや遅延があったということです。これは本当に地域ではよくあることといったら変なんですけれども、本当にダイヤが乱れて、1台、2台遅れることによって、踏切の遮断時間が非常に長くなったりということが頻繁に起きているところなので、実際にそういったところが調査になったということは非常によかったなというふうに、私としては思っています。やっぱりスムーズなときばかりではなくて、スムーズなときとそうではないときの違いが、よりここで明らかになったということだと思います。

 いろいろ検討をしていく中で、この14日と15日というのが、そういった事情が違ったわけですけれども、その辺については教育委員会としてどのような、この結果について感想を持たれているのか教えてください。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 まず一つは、踏切の開放時間等を考えたときに、児童の通学時間におけるこの時間帯において、一定程度開いていると、踏切の遮断する時間帯はあるにせよ、開く時間もあって、そういう意味では短時間開いているということがありましたので、その点においてはよかったかなというふうには感じております。

 踏切のこの鉄道の事故等につきましては、鉄道事故はあったんですけれども、その時間帯においても一定程度開いているということは確認できました。

 ただ一方で、一定時間、例えば8時から8時15分につきましては開いていないという時間がありましたので、こういうための対応策というものが必要であろうというふうに考えているところでございます。

久保委員

 8時から8時15分の間が開いていないときの対応策をどのように考えるのかというところも今言われていたところで、そこは一つ検討課題であろうと思っております。1号踏切の場合は、以前にも申し上げたかと思いますけれども、保護者の方がついていらっしゃることが多く、1号踏切を渡ってくる鷺宮小学校の児童については、あまりに長時間閉まってしまった場合には、西武鉄道のこの構内を抜けてくるという判断が可能なんですけれども、2号で長時間閉まってしまったときには、そういった他の踏切ですとか、他のものを利用して踏切を渡るということが、なかなかその判断も含めて難しいのではないかなと思いますけれども、この辺についてはどのようにお考えでしょうか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 事故等によって踏切が長時間開かないような場合、こちらにつきましては、学校のほうの対応として今検討しているところでございまして、1号踏切を活用するようなことを考えながら、先生が迎えに行って学校まで連れてくると、そんなようなことを検討しているところでございます。

久保委員

 なので、踏切の状況がどうなのかということが、学校内からはなかなか認識ができないかと思います。学校内から認識ができなかったときに、警備の方がついているということでしたけれども、そことのどのような連携を図るのかというのも一つの課題ではないかなと思いますけれども、その点についてはどういった形で連携を図るのかということは検討されていますか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 現場にいる警備員等がおりますので、警備員のほうから学校のほうに連絡するようなことを今、検討しているところでございます。

久保委員

 その辺のところのスムーズな在り方というのも十分検討していただきたいと思います。これ学校が全て責任を負うというのも非常に難しいところだと思うんですね。例えば判断に悩まれる場合も学校の先生もあるかと思うんですよね。何分閉まっているかというのは分からないですし、西武鉄道に問い合わせても、なかなかその判断できないんですというようなことが多いです。なので、そこら辺のところも踏まえて、いろんなシミュレーションしていく必要があるかなと思っております。

 また、今、鷺宮小学校の学区域の児童であっても、西中野のしらさぎ学級などを利用されている場合は踏切を横断をしていく場合があります。そういった場合に、私が見ている限りでは保護者の方がついて行かれているなというところをよく見るところです。もちろん保護者の方に同行を願うということは、学校側からはそれは無理なお願いだということは承知をしておりますけれども、例えば通学路ではないところを渡りたいときなどについては、保護者の判断によって、そういったところから学校に行かせるという場合もあるかと思います。そういうときには、もちろん保護者の方にも責任を持っていただかなければいかないと思っているので、そうしたところも十分に様々協議といいますかね、なかなかこの教育委員会からこうしてくださいとかということは言えないかもしれないんですけれども、こういった場合には保護者の方が責任を持っていただくことになりますよということも、やっぱりしっかり言っていかなければいけないところではあるかなと思いますが、その点についてはいかがお考えですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 学校等と調整しながら、保護者に対する周知あるいは協力要請等は行っていきたいと考えております。

久保委員

 分かりました。

 また、今もシルバー人材センターの方とか、町会の方とかいろんな方たちが見守りの協力をしてくださっています。昨日も鷺の杜小学校のこの学区域の二丁目のところで申し上げましたけれども、地域の皆様の目があるということが非常に重要なことなので、そういったところも連携を図っていく必要があるのではないかと考えますが、その点はいかがお考えですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 現在も、地域の方、PTAの方々も御協力いただいているところになりますので、今後も引き続き協力のほうお願いしていきたいと考えております。

久保委員

 1号、2号、3号で今回調査をされましたよね。1号は、現実に今使っている児童がいるため、2号は、これから西中野小学校の学区域から鷺の杜小学校に登校してくるであろう児童が一番渡る可能性が高い踏切、そして3号もその可能性もあり、4号と5号は学区域で、渡った先が学区域ではないので調査をされなかったというところであるかと思いますけれども、4号、5号に近い児童もいるわけですね。やっぱりそういったところの方たちの御意見も伺ったりとか、通学路を決める際にやっぱり考慮しなきゃいけないところが様々あるのではないかなと思っているんですけれども、その辺についてはどのような対応をされますか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 通学路を最終的に決めるのは学校のほうになります。学校のほうと調整しながら、幅広く御意見を伺いながら、意見も集約しながら判断していきたいと考えております。

久保委員

 はい、ありがとうございます。ともかく来年の4月に開校ということになります。これまで本当に跨線橋ですとか、地下道ですとか、様々構造物の検討もということで求めてはきたところですが、全く間に合う状況ではない。それはもうもちろん誰もが理解をしているところです。その中で、やはりスムーズに学校が開校できる、皆さんがやっぱり安心していただけるというところが非常に重要だと思います。今回、説明会を開かれて様々な御意見を頂いたところでありますけれども、それに対して議会の報告もいただきました。これは、今後はどのようにこの課題について、西中野小学校、鷺宮小学校の学区域のこの方たちに対しては、今回の結果も踏まえてアナウンスをされていくのか教えてください。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 9月の保護者説明会で多くの御意見を頂きました。その中で、やはり不安に思っている保護者の方もいらっしゃいますので、もう少し具体的なものをお示しして、説明会を開いて説明をして、まず保護者の不安とか疑問に思っているところを解消していった上で、4月を迎えていきたいというふうに考えております。

久保委員

 ぜひお願いいたします。その時期については、いつ頃までにということは考えられていますか。就学時健診とかも始まる時期になっているので、皆さん、いろいろこの学区域のことを心配されているかと思うんですけれども。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 まだ具体的にいつと決めていないんですけれども、早めに、11月、12月頃にというふうには考えているところでございます。

河合委員

 すみません、関連しまして、今、通学路のお話、昨日もちょっと出たかなと思うんですけど、通学路の確定というのは、いつ頃になるかというのは決まっているんでしょうか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 通学路につきましては学校のほうが決定していくことになりますけれども、現在、学校のほうとも調整をしているところになります。早急に通学路につきましてまず決めていかないと対応がなかなか難しくなりますので、こちらにつきましては早急に決定していきたいと考えております。

河合委員

 ありがとうございます。通学路がもし決まらないと、やっぱりカラー舗装やカーブミラーの設置などもこれから必要になってくる場所も出てきてしまうかもしれないので、早めに決めていただきたいというところは強く要望したいところなんですけど、そこに関しては、区としてもしっかり促していただけるということでよろしいでしょうか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 学校と調整しながら早めに決めていきたいと考えております。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で要求資料の提出の1番について終了します。

 昨日に引き続き、所管事項の報告を受けたいと思います。

 本日の1番、桃園第二小学校校舎等整備基本構想・基本計画の策定についての報告を求めます。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 桃園第二小学校校舎等整備基本構想・基本計画の策定について御報告申し上げます。(資料3)

 中野区立小中学校施設整備計画に基づき整備する桃園第二小学校の新校舎等について、既に第2回定例会で計画案を報告したものですが、このたび基本構想・基本計画を策定したため報告するものでございます。

 1、桃園第二小学校校舎等整備基本構想・基本計画(案)説明会の実施結果でございます。別添1を御覧ください。8月に昭和区民活動センターで実施しました説明会の結果でございます。8月3日と5日に実施してございます。

 2の説明会等で寄せられた主な質問・意見についてでございます。主な部分について御説明します。項番1でございます。西側敷地のキッズ・プラザの出入口は私道に面している。近隣の生活環境への影響を踏まえると、キッズ・プラザの出入口は東西敷地間の区道側に設置していただきたいという御意見を頂きました。これに対し、キッズ・プラザと学校のセキュリティ動線を分けるためこのような配置になっているが、近隣の住環境への影響等も踏まえて東西敷地間の区道に出入口を設置することも検討していきたいと回答しました。

 次、項番5でございます。項番の5、道路上空通路の問題でございます。道路上空通路は実現できない可能性もあるのか。また、電線は地下化するのかという御意見を頂きました。これに対し、道路上空通路は子どもの安全上必要なものなので、実現性について検討していく。電線の地下化についても検討していくと回答しました。

 次に、項番6でございます。令和8年度から現校舎の解体が始まるという認識でよろしいか。また、その際に東西敷地間を工事車両が頻繁に通行することになるのかという御意見を頂きました。これに対して、2026年から解体を始めると。工事車両の通行については、今後の設計作業で検討すると回答いたしました。

 以上、主な点の説明会実施結果でございます。

 一番最初のペーパーにお戻りください。2、桃園第二小学校校舎等整備基本構想・基本計画でございます。これは別添2でございます。基本構想・基本計画(案)からの主な変更点でございます。計画の、先ほど申し上げましたとおり、特に近隣環境について御意見を頂きましたので、計画の最後の部分、21ページでございますけれども、21ページ最後から、下から4ポチ目の部分ですけれども、キッズ・プラザについて、従前は「使い方」という文言を書いてありましたが、ここを「近隣環境」に修正して、「キッズ・プラザについては、その運営方法や近隣環境を整理し、仕様や動線計画、セキュリティ計画を検討する。」というふうに修正してございます。ほかの部分に変更はございません。

 今後の予定でございます。令和5年度から令和7年度で基本設計・実施設計を行い、令和8年度から11年度までで新校舎整備工事、令和12年度中に新校舎供用開始を予定してございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

立石委員

 ありがとうございます。ちょっと地元からは、学童の定員について十分確保できるのかというような御心配の声が上がっていますので、それに関連した質疑を行っていきたいと思うんですが、まず、2ページのところで、児童数及び学級数の推移という表が載っております。昨日、別の報告の中では、年少人口が減少していくというような推計が見込まれているというお話がありましたし、また、おととい、日本教育新聞のほうで、東京都の教育委員会が、5年後公立の小学校の児童が1割減少するという推計を発表しておりまして、ただ、全体の傾向とやっぱり地域の差というものはあるんだとは思います。ただ、昨日の報告とその東京都の推計とは、こちらの推計、逆行というか、こちらでは増えていくというふうになっておりますので、まずそちらの認識というか、この推計がいつの段階のものであったり、現状、減るという見込みをされている中、どのような認識なのかお伺いしたいと思います。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 児童数の推計につきましては、今年度行ったものでございます。

立石委員

 分かりました。この地域に関しては増えていくというようなことになったんですかね。中野区全体として増えていく、令和8年度まで、令和10年度まで増えていくというような区独自の推計結果であったと。それとは別に、例えば全体としては減るけれども、この地域としては増える、そういった傾向があったのであれば教えてください。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 数年間は微増が進みますけれども、その後は全体として下がっていくと、このような傾向が一応推計としては出したものでございます。

立石委員

 そちらの推計内容は、こちらに反映されているという認識でいいんですか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 その教育委員会での推計を、こちらに反映してございます。

立石委員

 先ほど減っていくという話があって、こちらは数が増えているように見えるんですけども、そちらについてはどのように考えればいいですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 全体として下がっていくんですけれども、エリアによって上がっていくところがあるというところでございます。

立石委員

 そうしましたら、このエリアに関しては、例えばファミリーマンションが増えるですとか、恐らく中野区の場合は、自然増より社会増の影響が多いと思うんですよね。東京都全体では減っていくという推計だけども、この地域については一応増えていくという結論に至ったということですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 はい、そのとおりでございます。

立石委員

 あくまでも推計ですし、過去、中野区では児童が減ると推計して、実際には増えたという傾向があったりするので、そちらの推計の数値については、東京都が新しく発表したものも一応参考に、社会増、全体、東京に流入してくる人数が減っているという分析だと思うので、そちらについては参考にしていただくよう、要望とさせていただきます。

 こちらの、次、10ページのところで、学級数については、新校については18学級を今、用意しているというところで、2022年度の段階では11学級で、2028年の段階では14学級まで増えていくということですけれども、一般的に子どもたちにしっかり教育環境を用意していくために必要な学級数ということで18学級用意していくんだと思うんですけれども、ちょっと参考にお伺いしたいのが、現状使われていない学級、教室というものは、例えば地域の方々の利用であったり、どういった形で活用されているケースがあるんでしょうか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 学校それぞれによってきますので、そちらのほうは学校それぞれによると思っております。

立石委員

 学校、それぞれ地域の事情に合わせて、現実的に利用ができる範囲であれば活用されていると、そういった認識でよろしいですか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 本来、一番最も優先すべきは学校の教育環境でございますので、そちらに支障のない限り、学校の運営の中で行われているかと思います。

立石委員

 はい、分かりました。

 それと、学童の定員の考え方というところでお伺いしていきたいんですけど、現状の桃園第二学区に関して、学童の需要と供給数、あるいはもし待機児童が出ているなら、その人数について確認をさせてください。

細野子ども教育部育成活動推進課長

 桃園第二小学校区域では、文園児童館の中に桃園第二学童クラブがございます。こちらは定員60名で、年度当初は2名ほど待機がございましたが、現在は解消して需要を満たす形になっています。もう一つ、近隣の早稲田通り沿いに民設民営の学童クラブがございまして、こちらは45人利用が可能なんですが、年度当初では在籍児童数は43名ということで、今、この二つのクラブで需要数は今のところは満たせている状況というふうに考えております。

立石委員

 そうしましたら、需要数は103名、供給が145名ということでいいんですか。すみません、そちら、数をちょっと確認させてください。

細野子ども教育部育成活動推進課長

 年度当初の数字ということで、供給数が区立桃園第二学童クラブは60で、民設民営が45で、合わせて105名、年度当初の在籍児童数については、両方合わせて103ということでございます。

立石委員

 失礼しました。ありがとうございます。

 先ほどの児童数の推移によると、1学年から3学年のところを見ると、一番少ない2022年度が177名、2028年が225名という形で増えていくことが、今予測されているわけですけども、この新校になった場合に、そのキッズ・プラザ併設学童における定員数、こちらについては、育成活動推進課としては何名が妥当と考えているんですか。

小田子ども家庭支援担当部長

 10ページのほうで、キッズ・プラザというところで今、示されている面積が186平米と141平米というような形になっております。これは、一般的にはキッズ・プラザ、プラス学童クラブの面積として統合新校ですとか改築校で示されている面積に比べますと非常に狭い面積でございますので、キッズ・プラザを中心で置くとすると学童クラブの定員はかなり少ない人数しか置けないですし、仮にキッズ・プラザというものをもっと違う、例えば昨日御報告したように、学校のほうの教室をお借りして運営していくとすると、この面積を置きながら、学童クラブの1人1.65平米という面積が補助基準でございますので、それを割っていく形になっております。こちらの棟の中でもし利用可能であるというお部屋があるとすれば、その部分を入れた形での定員設定になっておりまして、今のところは他の改築校と同じように、100名定員の学童クラブは厳しいかなというふうに考えております。

立石委員

 10ページのキッズ・プラザというところでいうと、地下1階と1階のものを合わせておよそ328平米ということで、前回質疑をした際に、地域開放型図書館用にスペースが、多目的室として書いてあるこの98平米ですね、これを足すと大体426平米になります。前回私が、仮に100人定員を用意するためにどのぐらい平米数が必要ですかと聞いたら、500平米ほど必要だということで、70平米ほど足りないという計算になります。100名の場合は、1人1.6平米ですか──1.65ですので、学童100名のスペースを用意すると大体165平米が必要で、残り、今、桃二の現状だとキッズ・プラザの面積は270平米という形になりますけれども、キッズ・プラザに関しては、1人当たりの面積というような考え方はないのか。その270平米だと大体どのぐらいの不足が──70平米足りないということなんですけど、現実的に何名ぐらい収容できるかとか、その辺のイメージというのはどうなんですか。

細野子ども教育部育成活動推進課長

 100名定員の学童を併設したキッズ・プラザでは、おおむね500平米ぐらいのスペースを頂いて運営をしています。活動室二つと、学童クラブ室、あと相談室、トイレなどなどを合わせましてそのぐらいのスペースということなので、100名定員を考えるのであれば、500平米程度以上は置きたいところではあります。

 引き続き、すみません。キッズ・プラザとしてはということになりますと、活動室が二つ分、教室二つ分以上は頂いて運営したいというのが運営側の気持ちではございます。

立石委員

 現状では、活動室何個分の面積になるんですか、270平米ですよね、キッズ・プラザで使える想定が。多目的室を活用する前提になりますけども。

細野子ども教育部育成活動推進課長

 本当に仮にの話ですけれども、今のこの設計の数字でいくと、例えば図工室は130平米というふうになっております。こういったものが二つ分あるようなイメージで、そうすると活動室が二つ分ぐらいというのが、現状のほかの施設ではということなんですけど、そのぐらいあっていただくと、既に170平米ということになりますけど、今のキッズ・プラザの利用は、大きいところで1日、多いところで150人から200人ぐらいの利用をいただいているので、そういったところまでキッズ・プラザの利用としては対応できるかなというふうに考えております。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 従前にちょっと報告をしていたんですけれども、桃園第二小学校の、今これは基本計画・基本構想でございまして、基本構想・基本計画にはそもそも、いろんな敷地の中から、校舎の形をいろいろ変えて検討しながら大体の概要をここに示したものでございます。面積についても、まだここから設計を始めていきますので、ここの面積でどうということが始まってしまうと、また分からないということがございます。また、地域図書館についても、まだまだ学校の面積も測定できていない、これは従前も、この前の日程でも御報告しましたけれども、まだ分からないところがありますので、今後、設計の中で詰めていくというところ、もちろんキッズ・プラザ、学童クラブの必要性も認識していますし、また学校側の必要性もまたございますので、そこは今後設計で検討していくというところでございます。

立石委員

 はい、ありがとうございます。今、基本計画ということで、この数値はちょっと参考の数値ということで了解いたしました。ただ、やはり地域に学童クラブ、どのぐらいの定員を設けていけるかというところの質疑で、参考としても重要と思いますので質疑をさせていただきました。

 先ほど図工室、大体130平米とおっしゃいましたか。その場合、二つだと260平米なので、270平米あれば活動室二つ程度確保できるんじゃないかなと。あくまでもこの数値の上ではですね。ちょっと思ったので指摘をさせていただきたいと思います。

 それと、そもそもこの学童の定員の考え方を考える上で、当然この施設の物理的な面積があるので、そこから考えていくというのも一つのアプローチなんですけれども、やはり地域の需要、学童の需要であったり、近隣の施設の供給、定員の数ですとか、そういったところから本来あるべき数というものを、育成活動推進課として、所管として示して、学校側との調整をしていくということも必要なんじゃないかなというふうに私は思うんですね。その上で、逆に、まだ基本計画の段階ということで、設計についてはこれから詰めていくということでございますけれども、先ほどちょっと御指摘ありましたので、その先の細かい質疑はちょっと控えますけど、例えば隣接する備蓄庫の場所を移動して何とか広さを捻出できないかとか、まだまだその設計に向けて議論できる余地があるんではないかなというふうに個人的には思っておりますので、必要なしっかり定数を確保できるように努めていただきたいと思います。こちらは要望です。

 それと、ちょっと個別に気になったところを聞かせていただきたいんですけれども、その道路上の通路でしたっけ、そこについて、まだちょっと協議が必要であると、関係機関との協議が必要であるというところで、実現性について区民の方から意見があったときには、まだ断定はしていないと思うんですけど、具体的にどういった関係機関との協議がこれから行われるというところを確認させてください。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 東西間の連絡通路を上空通路を渡す場合、一番の障害になるのは、東側校舎の道辺に北から南に対して電線がかなり走っているものがありまして、渡り廊下を造ろうとするとそれが干渉するというところでございます。それについて東京電力、電力会社との調整が必要となっております。

立石委員

 ありがとうございます。東京電力との調整が必要ということで、実施する場合、その電柱をどけてもらうようなことが必要になるという認識ですか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 その電線を干渉しないようなしつらえにしなければいけないというと、様々方策がございますけれども、それを設計の中で検討すると。

立石委員

 はい、ありがとうございます。

 それと最後に一点、こちらは、人工芝になることに対するちょっと懸念の声を頂いていまして、人工芝になると野球やサッカーができなくなるんじゃないかと、ちょっとほかの小学校でスパイクの利用を禁止されたというふうに私は認識しているんですけど、実際、野球やサッカーをやらないでくれというふうに言われてしまったという声を聞いていまして、仮にこちら人工芝になった場合、スパイク等履物の制限はかかると思うんですが、そういったスポーツについての制限はかからないという認識でよろしいですか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 基本的には学校長判断になりますけれども、スパイク等々をやると芝を痛める場合は、スパイクではない運動靴でそのスポーツをやっていただくといったことになります。

むとう委員

 立石委員の質問とも重複するんですけれども、やはり私もずっと気になっているのは学童クラブです。昨日もちょっと言いましたけれども、これから造る学校の新しい施設なのに、必要な面積を確保できないなんてことがあってはならないというふうに思っていて、まだこの段階では詳しい面積は出ていないと、まだこれから流動的な要素もあるということの御答弁だったかというふうに思っていますので、学童担当としてはしっかり、学童クラブがちゃんと定員、ほかの学校と同じように、需要があるのであれば、入れる定員というのを確保できるようにしっかりと主張していただきたいんですが、いかがですか。

小田子ども家庭支援担当部長

 今、委員がおっしゃったような形で、当然学童クラブ担当としては必要な面積を十分確保していただけるというふうな希望を持っておりますけれども、まず第一義的には、その学校としての機能であったり、教室の確保が重要だというところも一点あるとは思っております。ただ、当然その新しくなった学校の中で、今まで改築されてきた学校と同じように、学童クラブのニーズ自体は高まってくるという認識もありますので、その点は教育委員会事務局の中での調整とさせていただければというふうに思っております。

久保委員

 ちょっと気になる点を教えてください。1ページですかね、高低差があり擁壁があるということですけれど、桃二小の場合はね。今まで明和中学校ですとか、鷺の杜小学校でも、建設時に擁壁の課題というのがあって、工期が遅れてきたという経緯があります。その辺のこの桃二小については調査などを行われているのか教えてください。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 高低差についてですけれども、その調査については設計の中でやっていくということを想定していますけれども、3ページを見ていただければ分かるんですけれども、3ページ下の図ですけれども、下の図の、ちょっと小さいんですけれども、上の部分に小さくプラス0.5という図面があるんですけれども、これはグランドライン、整面を0とした場合のグランドラインがプラス50センチでございます。南の体育館のところ、マイナス2.1というので、ここの北と南とのグランドラインの差が2.6メートルあるという状況ですので、かなりの高低差がここにあると。御存じのとおり南側には擁壁がございますので、こちらのほうの何かしらの修復みたいなものが必要だと考えてございます。

久保委員

 ということは、それは設計段階でということですよね。先ほど立石委員が言われていた道路上空通路の設置についても、これも設計段階に詳細はなってくるのかなと思って、先ほど説明があった中でもそういった御意見なども出ていたところですね。

 年次を見ると、基本設計ってもう今年度スタートしていますよね。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 予算はついておりまして、今、契約手続に入るところでございます。

久保委員

 じゃあ、契約手続に入るので、年度の後半ぐらいから本格的に基本設計に入ってくるのかなというところですかね。やはりこういった擁壁の課題ですとか、電線ですとか、そういったことが今言われているような計画そのものと、なかなかこれを実施するのが難しくなってくる可能性ということもあるのかなと。検討していくという書き方をしているから、お答えの中で。ということは、確実にできるというふうには見込まれていないのかなというようなふうに、ここにね、安全上必要なものなので実現性について検討していくとなっているから、検討なのかなと。検討ではなくて、その実施に向けてこうやって進めていくというようなお答えではなかったように思ったので、その辺のところが大きく設計段階で変わってしまう可能性はあるということですか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 中野区で実施した学校の中で、このような強い干渉があるような上空通路を造ったというのもなかなかないと聞いてございます。最悪の場合は造れないということがあるのかもしれないですけれども、教育委員会としては、地域の要望もございますし、何より子どもたちの安全のためにはこの上空通路は絶対にというか、必要なものと考えてございますのでそれを検討していきたいと思っております。

久保委員

 分かりました。かつて第八中学校も、今度鷺の杜になるところには6メートルという形での上空通路になりましたけれども、やっぱり渡り廊下がつく前は校庭と校舎側とを道路を横断をしていたという時期があり、またそういったことが事故につながるというようなことで廊下ができてきて、今のこの上空通路にという流れがありました。なので、ぜひそこはやっていただかなければいけないと思うし、検討というよりも、実際に相手方が誰なのかというのは分かりやすい話なので、交渉はその設計段階以前から進めていく必要があるんじゃないかなと思っているんですけれども、その辺はいかがですか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 委員おっしゃるとおり、既に東京電力、電力会社とは調整しており、一定の方策の選択肢みたいなものはもう既に調整してございます。でありますけれども、現実の設計段階でより詳しいものが必要ですので、そこの部分について今後進めていくというものでございます。

久保委員

 分かりました。

 あと、やっぱり本当にどこの学校もそうなんですけれども、住宅がかなり近接をしているというような状況があって、そういった御心配のお声もここにはあるようでございますので、十分検討していただきたいなと思うことと、桃園第二小学校、私も車で行ったりしてしまうと、結構ぐるぐる回って困ってしまったりすることがあるわけですけれども、そういった通学路の点でも、これまでと全く同じというふうに考えるのではなくて、新しい学校ができるわけですから、これまでのその通学路の課題ですとか、地域との様々この協議をしながら、車の交通規制を強いたりしてきていると思うので、それらのことも少しでも解消ができるような形で、学校の構造自体も考えていく必要があるのかなと思っていますけれども、いかがですか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 委員御指摘のとおり、この学校は私道も囲まれている状況もございますし、通学路等々の難しさもあります。新築になった場合、また上空通路ができた場合というのは、一定程度の環境の変化というのがございますので、子どもたちの安全もそうですが、地域の方々にとって、より前進するような環境にしていきたいと考えてございます。

河合委員

 多分前回、やっぱり学童、キッズ・プラザのスペースの狭さや地下であることは御指摘させていただいていて、しっかり学校側と協議してくださいねというお話をしてきたかと思うんですけど、そこに関して、今回図面上では今のところ何か大きな変わりがないように見れるんですけど、その協議内容やどういう話合いがあったとか、そういうのは、今ここで伝えられることとかありますか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 すみません、図面については案から案が取れる成案でございます。作業も基本計画でございます。先ほどの繰り返しなんですけど、より細かい設計、細かい長さとか、その設備とかに入っていくのは今後の作業ですので、そちらのほうは今後設計の中で検討していくものでございます。

河合委員

 ありがとうございます。例えばこれ、上の階に音楽室であったり、家庭科室、理科室みたいなのがあって、こういうところを本来的には共用していくのって難しいと思うんですけど、例えば準備室というところをしっかりとするところって、そこにきちんと物をしまえるようにすることでキッズ・プラザの子どもたちが使えるようにできるとか、いろいろ案が出てくるかもしれないなって思っているんです。今回区としても、今後の学童事業であふれるところを、何とか学校施設内でもう少し解決できないかというところが話題に出てきているので、やはり設計のタイミングでそういうふうに共用していくとか、ほかの人が活用して、学校生徒以外が特別教室を活用できるような設計というのも少し考えていただかないといけないかなと思うんですけど、特にこういう校舎全体が広くないところで、遠い教室に遊びに行かせるのかといったら、それよりは上下運動のほうがそんなに大きな移動はなくて済むと思うんですよね。そういうところもちょっと設計の中で工夫していっていただきたいと考えるんですけど、それはどうでしょう。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 委員おっしゃるとおり、この部屋の、準備室のしつらえとか収納というのは、今後設計、むしろ自主設計の中で検討していくもの。その共用ができるかどうかというのにつきましては、もちろん学校の運用についても相談していきますし、その担当とも調整して、検討していきたいと考えております。

河合委員

 すみません、ありがとうございます。ぜひ意見の一つとしてお伝えいただければと思います。

 あともう一つ、今うちの地域のほうで、ちょっとキッズ・プラザと体育館の壁が薄くて、かなり学校体育館で何か式典みたいなのをしていると、キッズ・プラザの子には、あんまり大きな声を出さないように気をつけてねみたいな形になってしまっているという話を聞いていて、今、図面上で見ると、やはりちょっとここも近いところがあるのかなというのが気になっていて、やはりほかの学校で様々な課題が出てきているときには、そういうところの対応にも御配慮いただかなきゃいけないかなと思うんですけど、特にこの地下1階の辺りかな、この辺はちょっとこの図面だと分からないんですけれども、そこら辺は大丈夫そうなんですかね。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 委員おっしゃる学校について、私もちょっと一度見たことがございますけれども、そこは非常口とも共用されている部分で、かなり難しいのかなというところがございます。防音とかそういうところについては、また設計のところで検討していきます。もちろんそういう事象も設計に反映していきたいと考えております。

久保委員

 昨日、児童館運営・整備推進計画の中で、文園児童館の学童クラブのことについて触れました。今のずっと各委員のやり取りを聞いていると、やっぱり桃二小のこの狭小なスペースの中で、どこまでキッズ・プラザとか学童を充足させるのかというのは非常に難しいなというところもあると思っています。なので昨日も申し上げたとおり、文園児童館については十分考慮をしていただいた上で、キッズ・プラザが開設されたとしても、そこは学童クラブを残すということも検討していただかなければいけないと思うのですが、確認ですけど、大丈夫ですか。

小田子ども家庭支援担当部長

 学童クラブに入りたいという方の需要を十分満たすために、その供給側として準備をするということは重要だと思っております。今御指摘のとおり、なかなか学校の面積で十分取れない部分もちょっと推測される中では、今おっしゃられた文園児童館に今併設している学童クラブにつきましては、きちんと確保していける方向で検討していきたいと思っております。

久保委員

 ぜひお願いします。私もとっても悩むんですよね。キッズ・プラザも充足させるべきだし、学童クラブも利用したい児童がみんな利用できるようにと思いますが、とはいえ、やっぱり限られた面積の中で、学校なので、学校教育に、そこが支障があってはいけないだろうと思っています。なので、十分にやはり様々なことを考慮した上で、この学校の在り方というのが、今回は桃二のこの狭小でということでいろんな御意見が出ているところですけれども、しっかり考えていくべきところかなと思いますので、そこのところの協議も進めていただきたいと思いますし、教育委員会の学校施設という中で、そこをどういうふうに活用していくかというところだと思うので、やっぱりこの学校自体が本当にそのことによって十分なこの教育のスペースが取れないようなことになってはいけないと思うので、そこをしっかり協議をしていっていただきたいと思いますが、いかがですか。

小田子ども家庭支援担当部長

 今の委員がおっしゃっていただいたようなことを、十分こちら側としても検討していきたいですし、懸念として持っている部分も何点かございますので、しっかりした協議をしながらしつらえを造っていければというふうに考えてございます。

羽鳥委員

 15ページの環境計画のところについてお尋ねをいたします。第2回定例会で脱炭素社会の実現に向けた区有施設整備の考え方というものが報告をされ、8月に策定をされております。これについて、計画はこれに沿ったものというふうになるんでしょうか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 従前もちょっと御回答したと思うんですけれども、ZEB関係については、基本計画の前段階から、その施設の配置から検討していかなきゃいけないというものがありますので、既に方針が出たときにはもう計画を練り込んでございましたので、こちらについてはそれを十分に、通常ですと多分ZEB Readyをやらなきゃいけないんですけれども、それでもZEB Oriented相当の設備機器を入れてやる予定でございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、2番、中野本郷小学校校舎等整備基本設計についての報告を求めます。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 中野本郷小学校校舎等整備基本設計について御報告します。(資料4)

 中野本郷小学校新校舎について、第2回定例会で設計案を報告いたしましたが、このたび基本設計を策定したため報告するものでございます。

 1、中野本郷小学校校舎等整備基本設計(案)に係る説明会の実施結果でございます。別添1を御覧ください。7月末に鍋横区民活動センターで実施しました説明会の結果でございます。27日と29日、2日において実施してございます。

 2、説明会等で寄せられた主な質問・意見についてでございます。

 主な部分について御説明します。項番6でございます、自然教材園を現状の姿のまま残してほしい。項番6でございます。これにつきまして、緑あふれる現状を維持しつつ、教材園としての機能も強化していく設計である。しかし、ハチや笹の繁茂などの事情もあるため一定の整備をしていきたい。区としても、自然教材園という貴重な場所を大切に残していきたいと考えていると御回答しました。

 次に、項番8でございます。プールを屋上に設置する設計だが、視線対策や日射対策などを想定しているのかというものでございます。回答としましては、プールの上を膜のようなもので覆うなど、日射と視線対策について検討していると御回答しました。

 次でございます。項番12でございます。現在の校舎の高さは何メートルなのか。新校舎はどれくらい高くなるのかでございます。現校舎の高さは11.1メートルで、新校舎は14から15メートルで計画しているため、3メートルから4メートルほど高くなるというお答えをいたしました。

 以上が説明会の実施結果でございます。

 一番最初のペーパーにお戻りください。2、基本構想・基本計画でございますが、別添のとおりでございます。案からの変更はございません。

 3、今後の予定でございます。令和6年度から解体工事、令和7年2月に実施設計策定、7年度から8年度で新校舎整備工事、令和9年4月から新規校舎供用開始を予定してございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

久保委員

 この御意見の中の自然教材園って、これはグリーンガーデンのことですよね。グリーンガーデンってとてもいいところ──いいところというか、いい環境だなとは思っているんですけれども、今このグリーンガーデンについて、維持管理はどのような形で行われているんでしょうか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 学校のほうで管理していただいているというものでございます。

久保委員

 学校のほうの管理というのは、このグリーンガーデンのために特別な予算措置がされていたりとか、また、これだけの維持をしていくということになると、なかなか別でつけるような必要性があるのかとか考えてしまうんですけれども、それは今どのようになっているんですか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 委員おっしゃるとおり、今、学校の対応でございまして、やはりこの面積、2,000平米近くございますので、かなりこれを維持管理していくのは厳しいというような状況もあるところでございます。

久保委員

 多分これ、グリーンガーデンを整備するときって、国庫補助か何かの対象になったのかなと思うんですけれども、グリーンガーデン自体を整備するときも、これは区で進めたということですか。

委員長

 休憩します。

 

(午後1時56分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時58分)

 

久保委員

 なかなか従前のことで分からないことも多くということだと思います。ここの土地がそもそも寄附を受けて、学校がその後、維持管理するようになったということだと思いますけれども、先ほど課長がおっしゃるように、維持管理本当に大変だと思います。けれども、維持管理をするだけの価値があることというふうに見て自然教材園という位置付けになってきているし、そういうことも承知で寄附を受けたということだと思うので、今後も、やっぱりしっかりどういうふうに管理をしていくかというところは、予算措置も含めて考えていかなければいけないんじゃないかなって思うんですけども、いかがですか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 先ほど委員おっしゃるとおり、かなり平米も大きいものです。今回の整備については、メンテナンスも一定考えた整備にしてございます。メンテナンスを考えた通路をグリーンガーデンの周囲に回しまして、通路もグリーンガーデンの中に通すことをして、メンテナンスに配慮した敷地の設計、整備にしているところです。また、その設計もそうですけれども、今後の運用の面、委員おっしゃるとおり、この貴重な園を続けていくためにも何かしらの措置を、検討の必要性については今後考えていきます。

久保委員

 お願いします。やっぱりそのときそのときによって学校の状況は違うので、今までできていたことが非常に負担になってしまうということもあるかと思いますので、十分そのバックアップといいますかね、していただきたいなと思います。

 もう一点、「プールを屋上に設置する設計だが、視線対策や日射対策などは想定しているのか。」、この後の報告でも伺おうとは思っておりましたけれども、やっぱり本当に今年は暑くて、なかなかプールに入ることが学校の授業の中で難しいような場面もありました。そうした中で、この屋上にプールを設置するということに対して心配の声も出ているのではないかなと思いますけれども、この辺の対策、プールの上を膜のようなもので覆うなどとなっていますけれども、すみません、ちょっとどのような構造のものなのかというのが私には分からないので、御説明いただければと思います。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 プール全面に対して、できれば膜のようなものを引いて、風の強い日にはそれをどけるという形にするということを想定してございます。ただ、一定、今設計の中で北側の斜線規制の影響を受ける部分がございまして、プールの北西側については、そこの部分については何かしら、膜ではなく、何かの覆いとか、構造物とか、そういうことも検討している途中でございます。いずれにしろ、上を膜のようなものが大部分を占める形で視線と日射対策をする予定でございます。

久保委員

 すみません、膜というのがちょっとよく分からなくて、プール全面に膜を引くといういうと、素材は分かりませんけれども、布なのか、ビニール製のものなのか、そういった膜を広げる。でも今、構造物とおっしゃっていたので、テントのような形のものということなんでしょうか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 東京ドームの天井にあるようなものが膜のイメージで、それを渡して、蛇腹状に伸ばしてきていて膜で覆うという感じのイメージです。

久保委員

 分かりました。ありがとうございます。一度そういったものもどのようなものなのか拝見したいなと思ったところですけれども、いずれにしても日射、視線対策について十分進められているということでしたので、また適宜御報告いただければと思います。ありがとうございます。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 今、グリーンガーデン、私から寄附と言ってしまって、委員も寄附になってしまった──買取りでございましたので、すみません。答弁訂正させていただきます。申し訳ございません。

大内委員

 今話していたグリーンガーデン、中野区が買い取ったということで分かったんですけど、そもそもこのグリーンガーデンのところに校舎を置くというのは発想がない。それともグリーンガーデンは、地域と学校の意向でこれは残してくれということで──いや、ここに校舎が入ればグラウンドはもっと広くなるんじゃないのかなと単純に思ったので、その過程で、一つは、そもそもそういう議論はなかったのか、あるいは学校との協議、地域の協議でここのグリーンガーデンは残すべきだということでこういうことになったのか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 委員おっしゃるとおり、確かにこの敷地、学校のスペースを確保するという意味では、ここの敷地があれば、高さも近隣対策としてするということは可能ですけど、そもそもこのグリーンガーデンも、地域の思い入れも非常に強く、学校教育の中でも非常に使われているという前提ですので、これをこのままの形で残す、メンテナンス程度で残すということが前提で設計が始まっているところでございます。

大内委員

 別にまた違うものを造ればいいわけで、グリーンガーデンを──という、要は、これに何かその地域だとか、学校だとか、卒業生だとかいろんなのが、思い入れがあってこれは残しているんですか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 地域では、ここに入って地域の活動でこれを利用している部分もあり、また、子どもたちとの交流もここで行われておりますので、この歴史的なところからこれを残すということを前提で決定してございます。(「分かりました」と呼ぶ者あり)

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、3番、第七中学校校舎等整備基本構想・基本計画(案)についての報告を求めます。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 第七中学校校舎等整備基本構想・基本計画(案)について御報告いたします。(資料5)

 第七中学校新校舎について、基本構想・基本計画(案)を下記のとおり取りまとめたため報告するものでございます。

 1、第七中学校校舎等整備基本構想・基本計画(案)でございます。

 別紙1を御覧ください。主なところを挙げて御説明いたします。1ページおめくりください。新校舎の整備についてでございます。まず、スケジュールでございます。2025年までに基本設計・実施設計を行い、2026年から3年間かけて改築工事を実施し、2029年度より新校舎を供用開始する予定でございます。今回、基本構想・基本計画を取りまとめるに当たり改めて整備スケジュールを検討したところ、小中学校施設整備計画より約半年ほど整備スケジュールが遅れるという見込みでございます。また、今後、基本設計に入っていきます。設計作業を進める中でスケジュールの変更が生じる可能性がございます。

 2ページを御覧ください。学級数の推移でございます。これも先ほどお話のあった推計値でございます。2029年度まで、おおむね10学級から11学級で推移する予定でございます。

 次に、5ページでございます。5ページを御覧ください。建築条件でございます。細かい技術的なことが書いてございますが、真ん中を御覧ください。用途地域でございます。当該用地の用途地域は、近隣商業地域と第一種低層住居専用地域でございます。300%、80%、150%、60%でございます。

 6ページからは、新校舎整備の基本的な考え方でございます。お読み取りいただければと思います。

 8ページからが基本方針。

 次に、10ページでございます。10ページを御覧ください。全体の施設計画、施設規模の整理でございます。11ページの一番下でございますが、総延べ床面積は9,500平米を予定してございます。

 次に、14ページを御覧ください。14ページから配置計画でございます。14ページ、左下でございます。南側が新青梅街道でございますが、新青梅街道沿いに校舎を配置し、北東側に校庭を整備する予定でございます。

 15ページ下が1階部分でございます。西側に屋内運動場を配置し、南側に校舎、給食室、特別支援教室を配置してございます。

 次に、16ページでございます。下段が2階、上段が3階でございます。2階のほうは、南側校舎に職員室等々を配置してコントロール部分がございます。3階の部分につきましては、南側校舎はCR、これは普通教室でございます。子どもたちのいつもいて勉強するスペースでございます。西側には学習メディアセンター、図書室、コンピュータールームというようなものが入ってございます。

 17ページでございます。下のほうから4階、5階、6階でございます。4階と5階は、右側が普通教室で、左側が特別教室、6階はプールと音楽室を配置してございます。

 18ページからは、立面図でございます。

 19ページ以降、今後の留意事項でございます。設計の中で具体的な検討を進めていくものでございます。

 一番最初の表紙にお戻りください。区民の方々への説明会でございます。11月7日、11日を予定してございます。

 3、今後の予定でございます。令和5年11月に基本計画・基本構想を策定して、令和5年から7年度までに基本設計・実施設計、8年度から10年度、新校舎整備工事、11年度中に新校舎供用開始でございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

大内委員

 この整備計画じゃなくて、関連してということでお聞きしたいんですけど、これ、かなり距離が遠くなるじゃないですか。2キロぐらいになるのかな。やっぱりこういうのというのは、今、本郷小学校でやるバス、ああいうのは、当然そういうのをやる前提になるんですか。それとも、これから──上高田、遠いでしょう。こういうのって、バス、もうこれから使うんですよという前提になっているの。それともその場、学校学校によって考えるの。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 こちらにつきましては、中学校ということがございます。スクールバスということにつきましては、現時点で、ここで出すということは想定はしておりませんけれども、あとは路線バスにつきましては、学校長の判断において許可するかどうかというところになってくるかというふうには考えているとこでございます。

大内委員

 そのバス。またむとう委員の話じゃないけど、2キロ歩かせて勉強させるのか、真夏に。大の大人、1キロ以上はもうハイヤーでも何でも使うんですよと言っていて。中学生は丈夫だという言い方をするんだったら、うちの区長は丈夫じゃないのかって。もうこれ、2キロといったらかなり──いや、交通の便が、縦路線があればいいけど。それは校長の判断とかじゃなくて、教育委員会で、そもそもバス路線ありますかとか。2キロあるんだから、少なくともあっちの目白通り沿いの向こうから来る子なんかは、かなり遠いと思うよ。自転車をオーケーにするだとか。今、結論出していかなくてもいいんだけど、それは検討しないと多分駄目だと思いますよ、これは、来年度。検討してください。今、答えは出ないだろうから。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 この通学につきましては、学校長の意見も聞きながら検討していきたいと思います。

むとう委員

 すみません、私、このエリアには住んでいたことがあるので距離感分かるんですけれども、これ相当ですよ。これ大体直線では2キロ以上あると思うし、道が直線ではないので、何キロあって、中学生といえども徒歩何分というふうに計算されていますか、一番遠いところ。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 今、ちょっと手元に資料がないので正確には申し上げられないんですけども、大人の足で、たしか40分程度というふうにはお聞きしております。

むとう委員

 これ、これからこの計画については11月7日説明会をしていくわけですけれども、当然該当する保護者の方には、上高田小学校が仮校舎になるということもお伝えしてあるんだと思うんですけれども、それについて保護者の方とかはどのような、御意見があったんですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 区民説明会はこれからということです。あったのが、改築推進委員会。改築推進委員会がありまして、一部の方から、ここの通学路のことについてということで、ここの代替校舎までの通学のことについてということの御質問がありました。そのときにお答えしているのは、現時点で考えているのは、路線バスについて、学校長の判断があればというところでお答えしているところでございます。

むとう委員

 運よく、この江原町から中野行きのバスが、練馬行きと中野行きのバスのところに、これは路線にはなるのは知っているんだけれども、そうした場合に足代は出してあげるんですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 学校のほうで通学証明書というんですかね、証明書を出しますので、学割で乗ることができるということで、そのための費用、定期代の費用を区が出すということまでは現時点では想定はしておりません。

むとう委員

 これ相当ですよ、距離。中学生といえども、かなりの距離です、40分ということですので。直線で大体40分ということなんでしょう。もうちょっとかかるような気がします。バス停で何個あるんだろう。相当ありますよ。いや、だから、当然通学の証明書で、通学ということで定期は割安にはなるけれども、それ、当然のことながら区がお金を出すとか、もしくは自転車を認めるとか、何らかの方法が必要ではないですか。定期代の割引の通学定期になるような証明書だけ出しますよということだけでよいんですか。これは、ちょっと随分な距離なので。距離を知っているから、私すごい声高に言うんですけど、これ許しがたいですよ。もう本当に大内委員が言ってくださいましたけど、区長は10分しか歩かないって。10分圏内の5分で行けるところも、区長車、車を使っているんですよ。そのことから考えれば、これ、40分歩いてくださいなんて、どの口が言えるのという気がしますけれども、もうちょっと手厚いことを考える必要があるんじゃないんですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 校長先生の意見も聞きながら検討してまいりたいと考えております。

むとう委員

 校長先生の意見じゃなくて、保護者の意見、当事者の意見を聞いていただきたいですよね。中学生ですから、子どもの意見も含めて保護者の意見ですよ。運が悪いと、これ工事期間3年間あるわけですから、中1で入って3年間、定期代を出すか出さないかって、相当の金額、家庭の負担になりますよ。やっぱりきちんと定期代を出すというぐらいの検討が必要だと私は思いますけれども、校長先生と検討するんじゃなくて、生徒と保護者と検討していただきたいんですが、いかがですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 保護者等の意見も伺いながら検討していきたいと考えております。

むとう委員

 検討するということですから、定期代を出すか出さないかも含めて、自転車で通学オーケーにするかどうかも含めて、その定期代のお金と、それから自転車と二つ含めて検討していただきたいんですが、いかがですか。スクールバスでもいいですよ。その三つ──その三つを含めて検討していただきたいんですがいかがですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 総合的に検討していきたいと考えております。

久保委員

 先ほど5ページ、新青梅街道沿いが近商で、北側が第一種ということで、新青梅街道側に、今とは逆側に校舎を建設をするということで、なかなか南側に校舎で北側にグラウンドという学校も少ないかなという印象を受けました。これは、やっぱりこの案で進めていかねばならないということですか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 委員おっしゃるとおり、今の校舎とは校庭側と校舎が入れ替わる形になります。委員おっしゃるとおり、南側の近隣商業地域を活用する形での校舎になります。このことのメリットは、まず一つはグラウンドが確保できるということです。現状の校舎のような北側に配置すると、階高が確保できないため今の容積を収容できないということでございます。よって、グラウンドの確保のためということから。もう一つは、南の近隣商業を使うことによって、各階の階高ですね、天井の高さが、通常だと一低層で3階を建てると2.4メートル、2.5メートルぐらいが、3メートルを超える階高になるので、子どもたちにはヘッドスクリーンというか、そういうのが確保できるというメリットがあります。そういうことを総合的に勘案してこの配置にしているというところです。

久保委員

 校舎をそういうふうにするためのメリット、階高の問題であったりとか、グランド敷地を有効的に広く使えるというようなことかと思うんですけれども、何となく今までそういう学校というのが中野区内になかったので、ちょっと違和感を感じるかなという気がするんですよね。それは多分地域で説明に行ったときにもそういうお声はあるのかなと思うので、十分やっぱりそのメリットをどういうふうに生かすかというところを示していただきたいなと思います。

 参考までにお伺いをするんですけれども、武蔵台小学校ですとか、北中野中学校も、これから改築ということで、どのような改築をするのかという検討に入っていくかと思うんですが、やはり同じような状況になるのかなと思うんです、新青梅街道沿いなので。なので近商で、第一種に途中でなるような、こういう敷地の学校というのは、このような形で建てていくというのがオーソドックスというかね──なってしまうのかなという気がするんだけど、その辺はいかがですか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 建て替えのほとんどの学校につきましては、委員おっしゃるとおり南側に簡易校舎を。中野東中につきましては、南側に校舎がある唯一のところでございます。そこが一例なのかなというところです。ただ、今後、武蔵台小や同じようなところにつきましては、実際にボリュームの検討とか、その与条件の調査等々をやっていかないとまだ見えないところですけれども、今後は、そういうことも出てくる、スタンダードというか、そういうことも出てくるかなということ。

 一方で、もう一つこの校舎のメリットは、南側に配置することで、この委員会でも御議論のあった日射対策、グラウンドに対する日射が今激しいということもございまして、こちらのほうの対策にはなる。これがダストの場合はぬかるみがずっとはれないというところですけれども、人工芝ですので、そこの対策には一定になるのかな。ただ、気候もそうですけど、この建物の配置もそうですけれども、今後これも研究していきたいと思います。

久保委員

 今、中野東中の例を取られたんだけど、中野東中はね、環六の内側だから、そもそもの条件も違っているし、複合施設なので、ちょっとあまりこの対象としてどうかなって思いました。

 そういう中で、これからどういうふうに進められるかというのは、今おっしゃられたように、地域の声なんかもこれから上がってくることかと思うし、日射対策というところも一つは大きなウエートを占めているところなのかもしれないので、また今後、状況を確認をしていきたいなって思うんですけれども。

 それで、19ページの、「校庭の整備にあたっては、生徒の使用実態を踏まえたうえで、メンテナンス方法や維持管理コストなども考慮のもと、舗装材を検討する。」となっているじゃないですか。今、この人工芝の学校というのが小学校ではほぼスタンダードになりつつあるわけなんですが、これは中学校はどうされるんですか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 現状では、小学校と同じように人工芝を想定してございます。

久保委員

 ここも人工芝で──この舗装材という意味がよく分からなかったんだけども、それは、人工芝で整備をしていくということなんですね。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 そのとおりでございます。

久保委員

 分かりました。人工芝についての熱射対策ということで、この間からいろいろ議論をしてきたところもあるわけですけれども、そういった意味では、スプリンクラーの設置などが必要ではないかというところをお伝えをしてきたところですが、今回、こういった七中のような建て方をするならば、そこはグラウンドに人工芝用のスプリンクラーの設置などは必要がないんでしょうか。そこはまだこれからの検討になりますか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 先ほど申しました南側に校舎があることで一定の日射対策にはなると思いますけど、それがどの程度になるのかというのは難しいところで、もしかしたら日の当たりによっては、夏ですので、日の高さがかなり高いので、カバーできる部分は日中について限定的になる場合もありますので、そういうことも研究して、そういう場合は何かしらの、スプリンクラー、また移動式散水施設、そういうことも検討していくべきと考えてございます。

久保委員

 よろしくお願いいたします。

 ここも屋上プールなんですよね。「屋上プールの整備にあたっては、周囲からの視線対策や直射日光を避けるための工夫を検討する。」となっていますけれども、先ほどお伺いをしたような形で考えていかれるということですかね。具体的に、この七中の場合はどのような対策をされるんでしょうか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 本郷小と同様にプール膜を想定しております。

久保委員

 分かりました。

 平面計画のところの、この19ページの一番上ですが、「特別支援学級の生徒と通常学級の生徒の交流が自然に生まれるよう動線計画等について、更なる検討をしていく。」となっています。今回のところの基本計画の中では、具体的なところがそこでは示されないのかもしれないんですけれども、どのようなことがこの動線計画などで検討していくということになるのか、もし今ここである平面上で分かるような点があればお示しいただきたいと思います。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 特別支援の生徒との交流の仕掛けについては、まだ検討中の部分でございます。インクルーシブ教育と、そういう子どもたちの安全性、落ち着ける場所の確保という部分もある中で、両方の側面から学校側と検討していきたいと考えております。

久保委員

 では、今日お示しをいただいている基本構想・基本計画の中で、具体的にはここをこのように改善をするというところではなくて、まだそういったところも、まだまだここの中では不十分なので、しっかり検討を深めていかなければならないということなんでしょうか。今までにも七中が特別支援のお子さんも通われていて、私はすごく交流がうまくいっている学校ではないかなというふうに認識をしていて、そういったところからのこれまでの事業の継続ですとか、これまでのこの経験値をしっかり生かしていただいて、学校の施設にもそれが反映できるようにしていただきたいと思いますが、いかがですか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 委員おっしゃるとおり、この学校、七中につきましては、学校側にその特別支援教育の歴史が長く、その経験も蓄積していることも認識してございます。改築推進委員会についても、地域の方々で、その支援に直接関わった方々もいらっしゃる中で、この設計についても、かなり改築推進の中でも意見がいろいろと議論になったということが、非常にプラスなのかなと。一定、この基本計画での配置はここで収めてつくってございますが、今後、設計の中で、また具体的に学校側と調整して、よりよいその経験が生きた形の学校設計にしていきたいと考えてございます。

羽鳥委員

 私も、やっぱり仮校舎が現在の学区域から遠いというところが非常に気になるんですけれども、配置が、その校舎の配置が北から南に逆になるということと併せて、例えば現校舎を使いながら校舎を造っていくだとか、そういう仮校舎になる期間が短くなるような工夫とかというのは検討されていないのか、可能なのか、どうなんでしょうか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 現行では、整備計画にあるとおり、上高田の代替校舎での改築を検討してございます。

羽鳥委員

 いや、だからそうですね、もうちょっと前に言っておくべきだったのかもしれないんですけれども。改めてこの地図を見てみると、いや、遠いなというのを実感──実感というか、感じます。私は、全面的にそうしろというよりは、この改築整備の期間で通わなければいけない期間を短くするための工夫の中でできないものかなということを思っているんですけれども、どうでしょうか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 現行では代替校舎を想定してございますけれども、例えば区によっては、校庭側に仮校舎を造って棟別で改築するという方法もございますけれども、そちら側のデメリットとしては改築期間が非常に長くなるということ。通常、子どもたちには負担をかけますけど、一回出ていただいて、その間にやることによって3年で建ちますけれども、そういう場合2倍から3倍程度かかる、ずっと6年、7年、9年と工事期間が延びるという話も聞いてございますので、そちらのほうとの比較なのかなと。

羽鳥委員

 分かりました。

 この遠いというふうなことがあって、先ほどむとう委員のほうから、バスであるだとか、あるいは自転車だって認めるべきじゃないのかというお話があったんですけれども、やっぱり自転車通学を認めてあげるよとか、そういうことは検討はあるんでしょうか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 先ほども申し上げましたけれども、それらも含めて総合的に検討していきたいと思います。

羽鳥委員

 ぜひともそれは検討をしていただきたいなと、こう思います。

 あと、何かいろんなところで言ってちょっとしつこいかもしれないんですけど、環境のところで、やっぱり一度造ったら60年、70年使うことになるものですし、そうしていくと、時期的には二酸化炭素排出量ゼロにしようというように言っている時期とも重なりますので、この前の桃二小の議論のところなんかでも、気密化だとか、サッシの二重化だとかいろいろ対策を取ってきたということをおっしゃってはいたんですけれども、前に令和小の内覧会に行った際に、窓とかを見てみると、例えばサッシなんかは、それは二重にはなっているんですけれども、アルミのサッシだったりして、非常に熱の伝導率が高くて、そういうところから熱が出入りするというのがあって、熱効率が非常に悪いところなんかも、まだまだ改善できる部分がやっぱりたくさんあるんじゃないのかなというふうに思いますので、ぜひとも区は、ZEB Orientedを達成するんだからいいんだとかというんじゃなくて、やはり不断に、どれだけ減らせるかというのは、本当にランニングコストとも併せて──ランニングコストというか、二酸化炭素排出量をどれだけ減らせるかというのにやっぱり挑戦をしていっていただきたいなと思います。

委員長

 よろしいですか。

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、4番、児童相談所相談援助業務モバイルシステム導入の検討状況についての報告を求めます。

神谷児童相談所副所長

 それでは、児童相談所相談援助業務モバイルシステム導入の検討状況につきまして、資料(資料6)に基づき御説明申し上げます。

 まず、1番、目的でございます。中野区児相が実施する相談援助業務につきまして、モバイル端末やAI機能の活用による効率的で質の高いケースワークを実現し、児童や家庭に対する支援の一層の充実及び児相の安定運営と機能強化を図る目的を予定しているところでございます。

 2、背景及び課題でございます。さきの本委員会での運営状況の報告のほうでもお話をさせていただきましたが、令和4年4月の児相開設以来、一定の成果を上げることができたというふうに考えているところでございますが、今後も安定・確実に運営を継続すること、また、児童福祉法等の改正を踏まえた新たな展開を見据えた機能強化を図るため、次の四つの課題について対応が必要であるというふうに考えてございます。

 まず、1番目、児童相談行政の高度化、複雑化でございます。法改正に伴いまして様々な対応が求められているところでございます。判断根拠や意思決定のプロセスの見える化といったことが求められ、ケースワークの質の確保及び迅速な意思決定が急務となっているところでございます。

 また、二つ目、超過勤務の常態化でございます。面接後の記録作成等に係るものを主としまして、超過勤務が常態化しており、職員負担が大きいところでございます。

 また三つ目、人材育成と知見の継承でございます。児童相談所経験を相当に有する職員の継続的な確保といったものが今後は難しくなる状況が見込まれてございます。そうしたことに対応して、現在の実施状況等について、ケースワークの経過や結果の分析・活用を行う必要があると考えてございます。

 また、四つ目、児童虐待対応関連施策への反映でございます。ケースワークの経過や結果の分析・活用を踏まえまして施策提案等を行う必要があるというふうに考えてございます。

 上記に関する課題に対応する手段といたしまして、モバイルによる業務効率化と児相の特殊性を踏まえたAIや統計データによるサポートを可能とするシステムの導入が必要であると検討を進めているところでございます。

 裏面を御覧ください。3番目、そうしたシステムの導入によります業務フローの変化と期待される効果について示させていただいております。

 まず1番目が、モバイル機能に関しますことでございます。面接や会議中に記録作成や撮影などが可能となり、即時に所内外へ共有ができること、また、研究知見や統計データをリアルに参照することができるといったメリットがあると考えてございます。相談業務のフローの変化については下のイメージ図を御覧いただければと思います。

 二つ目に、知見の継承の部分でございます。先行研究や中野区の特殊性を踏まえて調整されたAIによりまして、リスクの評価や対応シミュレーションの参照によって、職員による判断や対応の質をサポートしてまいります。一時保護や社会的養護の需要数についての将来予測や効果的な対応の分析なども可能となるというふうに考えてございます。

 4番、実証実験についてでございます。専用のタブレット端末及び外部での記録入力等を可能とする環境を実験的に導入し、令和5年1月から実証実験のほうを行ってございます。業務の効率化、迅速化の具体的な効果、特に超過勤務の縮減等が確認されたところでございます。

 5、今後のスケジュールの予定でございます。今年度、実証実験を進めてございます。令和6年度には本システムについて試行導入を始め、令和7年度以降、運用を開始し、令和9年度、児童相談所業務のシステムの機能を活用しました児童相談所そもそものシステムのリプレースに対応してまいりたいと考えてございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

河合委員

 報告ありがとうございました。まず、頭のほうからまいります。1の目的で、モバイル端末と書かれております。このモバイル端末というのは、大体タブレットとか、かなり大型の持ち運びできるものを想定されているということでよろしいでしょうか。

神谷児童相談所副所長

 はい、タブレット型の持ち運び可能なものを想定してございます。

河合委員

 次に、AI機能の活用というところで、後半にも様々システムなどと出てきているところなんですけど、こういうものってソフトみたいなところを導入するという形になっていくんでしょうか。

神谷児童相談所副所長

 AI機能のあるシステムについて、それを利用する契約をするというようなイメージでございます。

河合委員

 利用契約と。

 次に、超過勤務の常態化の話が、この後の背景の中に出てきています。前回、総括の中でも様々御質疑させていただいていた中で、これはやっぱり下にも人材育成と知見の継承と書いてあるように、今後、そもそも定数管理計画の中では増を見込まれてはいるものの、人をつければいい、たくさん人が入ればいいというものではやっぱりない、なかなか経験とかそういうところをしっかりやっていかないと難しいというところがあるんですよね。

神谷児童相談所副所長

 人員の確保につきましては、定数計画に基づきまして、虐待通告の件数と負担の増に伴った増というのを予定どおり行っていくというようなことにしておりますけれども、それだけではなくて、質の確保といったことも同時にする必要があるというふうに考えてございます。

河合委員

 裏面に参りまして、知見の継承のところで、「中野区の地域特性を踏まえてチューニングされたAI」というふうに書かれているんですけれども、導入当初というのは、当然知見というのはまだたまっていないのかなと思ったんですけど、これは導入当初はどういうような形で運用していくんでしょうか。

神谷児童相談所副所長

 導入当初につきましては、まだ中野区のデータというのは入っていない状況になりますので、ここにあります先行の研究結果といったものを用いた対応になってございます。ただ、導入を進めるに当たって、たまってきたものをチューニングしていくといったイメージでございます。

河合委員

 AIで一定の地域特性を踏まえたシミュレーションと書かれているんですけど、最終的な判断というところは職員の方に任されていく、様々、AIの中の判断も、いろんなブレが出てくるところもあるかもしれないというところをちょっと心配しているところなので、そこをどうしていくのか教えてください。

神谷児童相談所副所長

 AIにつきましては、あくまでも参照とすべき内容についてこちらに出していただけるということですので、それに基づきまして職員のほうが判断をして、その対応についても記録にためていく、対応の結果についても当然記録にためていきますので、よりAI自体の判断も中野区の適切な判断に寄り添うような形になっていく、また、私たちとしても参照がしやすくなっていくというような形で、育てていくというんでしょうかね、そういったことが必要かなと考えてございます。

河合委員

 ありがとうございます。今、実証実験をされているとのことなんですけど、これは何か今まで予算化されていたんでしたっけ。この実証実験自体はどういう形でされているんでしょうか。

神谷児童相談所副所長

 実証実験自体は、業者との協定に基づきまして実施をしておりまして、経費のほうはかかっておりませんので、予算上は反映されておりません。

河合委員

 そうすると、この後の導入や運用開始に関しては、それぞれ別途予算が必要になってくる、また、いろいろ契約であったりなんだりというのが出てくるというところですか。

神谷児童相談所副所長

 試行、導入以降につきましてはきちっとした契約を結んで、対価を払っていくということになってまいります。

河合委員

 じゃあ、ここから先のことは、ちょっと予算の中でまた質疑になっていくのかなと思います。

 具体的な効果が出てきたというところがここに記載されているんですけど、時間数などでどれくらい削減できているとか、今、示せる内容のものはありますか。

神谷児童相談所副所長

 特に超過勤務の部分についてなんですけれども、このシステムをよく利用する相談業務に携わる職員の前年度の同時期の超過勤務の状況と比較しますと、およそ8%程度は削減されているというようなデータが現段階では持っているところでございます。

河合委員

 この試行実施というところ、実証実験に関しては、全員の方ではなく、庁内の担当の中でも一部の方なんでしょうかね。実際に、これはやっぱり全体の人に広げていくのもなかなか大変なところかと思うんですけど、そこも含めて、フォローなどどういう形でやっていくのか教えてください。

神谷児童相談所副所長

 実証実験につきましては、想定する台数の半分ぐらいの程度で実験のほうを進めているところでございます。試行導入に当たりましては、これを利用する全ての職員が活用できるような形で考えているところでございます。ただ、活用に当たっては、事業者のほうから丁寧な研修等を行うなど、こちらに慣れて、どんどん活用をする職員が増えていくような対応については実施してまいりたいと考えてございます。

河合委員

 今、事業者というところの研修という話が出てきたんですけど、基本的に、そこの分からないところとか、慣れるまで、ある程度事業者の方がフォローに入っていただけるような体制になってくるんですかね。それとも、研修の中で、特に実証実験されている方などが経験として学んでいるものを一緒に庁内の中に広げていくという形になるんでしょうか。

神谷児童相談所副所長

 事業者による研修も丁寧にやっていただきたいと思っておりますけれども、ただ、既に実証実験のほうで使っている職員が多数おりますので、そういった職員と連携をしながら広めていきたいというふうに考えてございます。

河合委員

 ありがとうございました。非常に超過勤務は気になっていたところでありますし、よい取組なんだろうなと思っております。まだAIが入ったばっかりとなってくると、そこには学習させていく中で不安を解消していけるのかなと思うので、これからちょっと取組に期待するところです。

久保委員

 これ、何で入れるのかというところをちょっと確認をさせていただきたいところです。法改正に伴ってということで、先日、少し分科会、何かのときにもね、子どもの意見聴取の在り方とか、例えば養護施設の訪問のことなんかがあったかもしれません。子どもからの意見聴取と措置と一時保護開始時の司法審査について、具体的なことを教えていただきたいんですけれども、例えば、その子どもからの意見聴取等措置、今度、児童相談所の職員が丹念に行わなければならないということで、なので現場に出向いていくというようなところが増えてくるのかなと思うんですね。そういう中で、やっぱりこれは、一つ、先ほどタブレット型のPC等を持ち歩いてというようなことだったんだけれども、その必然性というのは非常に理解をするところです。

 ただ、その業務においてそれを使うということと、業務そのものもやはり大きく変わってきて負担も大きくなるのかなと思うので、ちょっとこの辺りのところを御説明いただけるとありがたいのですが。

神谷児童相談所副所長

 委員御指摘のとおり、子どもからの意見聴取等措置といったことが始まりますと、これまでも様々な時点において、子どもの意見というのは聞きながら業務に反映しているわけですが、それを法定化されますので、きちっと記録に残して、それをどんなふうに判断に使用したのかといったことが求められることになります。そうしていきますと、逐次訪問先で確認した内容について、タイムリーに所内でも確認をする必要があったりですとか、あるいは今後、一時保護の司法審査なども始まってまいりますと、迅速にそういった状況について確認をして判断をしていくといったことが必要になってまいりますので、これまでの運用に加えて、こういった法改正の流れといったものが、このようなシステムの必要性といったことの導入の判断になっているかなというふうに考えてございます。

久保委員

 もうこれは必然だと思うんですよね。今、一方で子どもからの意見聴取等措置というところ、そこのところもやっぱり法的に変わってくる。また、一時保護開始時の司法審査ということで、まずこれまでのことを伺おうと思いますけれども、現状の一時保護における司法審査というのは、多分これからと今までのこの現状とは変わってくるのではないかなと思うので、現状と今後、どのように変わっていくのか教えてください。

神谷児童相談所副所長

 現行の一時保護につきましては、最初に一時保護をする段階では、特に司法の審査というのは必要ないですけれども、2か月を超えて保護をする場合に、保護者の同意が認められないときには司法の審査を受けるといったことがございます。今度、法改正がありますと、初回の一時保護の時点で、保護者の同意がない場合には、家庭裁判所のほうに一時保護状というのを申し立てて、こちらが取るという必要があるというところでございます。

久保委員

 やっぱり一時保護って、速やかにどういうふうに措置するかということを決定していかなきゃいけないという、本当にスピーディーにやってきた。今までの、そのスピーディーにやらなければいけないというところの判断基準が、やっぱり少し不明瞭であったりとか、また、手続の透明化ということがより求められたりしてきているということの上だと思うんですね。だからといって手続を、そこにばかり力を入れて時間を割いているわけにもいかないわけで、迅速に行わなければいけない。非常に両方を求められていて難しいところであるなと思うのです。そんなところでの、今回こういう判断かなって、モバイルのシステム導入というところは重要な点かなと思うんですが、それをどのように生かしていくのか教えてください。

神谷児童相談所副所長

 一時保護開始時の司法審査につきましては、一時保護をする前とか、した7日以内にそうしたことを行うということで、相当に迅速性が求められるところです。ですので、こういった記録に関する事項ですとか、そういった業務に関わる部分について、できるだけ効率化をしていって、きちっとした判断の下で司法審査を求めていくといったことを進めていきたいと考えてございます。

久保委員

 本当にそう思います。迅速に行わなければいけない点ではあるんだけれども、やはり透明性も非常に問われるところだし、逆に言ったら、保護者から児相が訴えられてしまうようなケースということも心配があるわけですけれども、そういった点でも、やっぱりこの辺のところの記録をきちっと残していくということは非常に重要だなと思います。

 超過勤務の常態化というところなんですけれども、面接での記録作成等に係る業務を自席でしか行うことができないという今の現状、これを打開をしていくためにも、モバイルシステムを導入するということが非常に効果的であるという判断かと思いますけれども、現状の業務の在り方について教えていただけますか。

神谷児童相談所副所長

 現状の業務につきまして、面接等の記録に関しましては、外で記録したものを中に持ち込んで、さらに自席で整理をして書くというところでの、時間をうまく使うといったことが滞っている状態はあるかなというふうに考えてございます。

久保委員

 要するに、戻ってきて、面接後に、作業が、例えば面接時のデータ記録などが迅速に児相の他の職員などと共有が図られていたりすることによって、この書面での作成というのも速やかに行われるような場面もあるのかなということをちょっと想像したんですけれども、そういうことではないんですか。

神谷児童相談所副所長

 確かにこちらのシステムの活用によりまして、実際に現場で記録したものが中で確認ができる、共有ができるといったことはございます。なので、例えばそういった共有した内容について急いで何か判断が必要な場合には、現場にいる職員だけではなくて、そのシステムを活用して、その中身についても協議を行っていくというような、そういった迅速化についても図られるところかなというふうに思ってございます。

久保委員

 分かりました。

 今、実証実験を行っているということなんですけれども、これも多分タブレットを用いて、現場に行かれたり、子どもの意見を聞く場面に使ったりということなのかと思いますけれども、現状は何名で、どのような体制で、この実証実験を行われているのか教えてください。

神谷児童相談所副所長

 現在40台程度を稼働しているところですので、職員が固定の端末を持っているということではないんですけれども、出かけていったり、面接がある場合には、そのタブレットを持ち出して活用しているというような状況です。

久保委員

 だから、1人1台端末では今はないんだけれども、今後はそういったことにしていくということですかね。

神谷児童相談所副所長

 試行導入以降につきましては、活用する職員に1人1台与えたいというふうに思っております。

久保委員

 令和9年度の、モバイルシステム機能のことを今いろいろお伺いをしてきていて、これを活用した児童相談所のシステムリプレースというところまでつながっていくわけですけれども、このシステムリプレースを、当然のことながら外で行ってきた作業であるとか、端末で行ってきたこと、これ、児相の中でしっかり併せ持って総合的に行っていかなければならないというところかと思います。このシステムリプレースについての予算はまだ全然難しいことかと思いますけれども、一番重要であると考える点は何なのか教えてください。

神谷児童相談所副所長

 現行のシステム自体には、記録を入力するとかそういうことだけではなくて、様々な通知類を出したりですとか、児童相談所の基幹になるような業務が含まれております。今回、そのモバイルのほうを導入をしていく場面がございますけれども、そちらのほうと現行のシステムのほうをなるべく一体化した形で運用できるということが、職員の負担の軽減によりつながるところかなというふうに考えております。

羽鳥委員

 この表のほうで、「機能強化を図るため、主に次の課題についての対応が必要である。」とあるんですけれども、超過勤務が常態化をしているということで、結構なかなか大変な業務の中で、さらに時間的にも長いとなると、職員が本当に休職をされてしまったりだとか、なかなか確保が大変になってくるかと思うんですけれども、現状で、児相の職員の皆さんというのはどのくらい超勤というのになってしまっているんでしょうか。

神谷児童相談所副所長

 昨年度の平均の時間数になりますけれども、区の平均が6.38時間ということで報告あったかと思いますけれども、児童相談所の相談援助業務を主にしている職員は、30時間を超えるような状況となってございます。

羽鳥委員

 分かりました。

 それで、先ほどの答弁の中で8%ぐらいの削減ということで、この30時間から8%くらいが削減されるような、そういうようなイメージでいいんでしょうか。

神谷児童相談所副所長

 はい、おっしゃるとおりでございます。

羽鳥委員

 分かりました。

 この超勤をなくすというので、モバイル端末で、出先でも入力ができるようにということなんですけれども、ちょっとそういうシステムじゃなかったらいいんですけど、持ち帰り残業とかが発生しないだろうかというふうなちょっと心配なんですけど、それはどうなんでしょうか。

神谷児童相談所副所長

 現行で想定しておりますのは、出張時に活用をして、所に戻ってくるというような業務について検討しておりますので、持ち帰ってということは想定しておりませんが、ただ、今後そういったことが職員の負担になるということと同時に、テレワークですとか、そういった形で職員の働きやすさにもつながる部分もあるかと思いますので、そうした事柄については所管課のほうとも調整しながら対応していきたいと思ってございます。

羽鳥委員

 分かりました。確かにそういうテレワークの検討というのがありますので、そういういい面もできたらいいかなと思います。

 この(3)番のところに、「児童相談所経験を相当に有する職員の継続的な確保は難しくなる状況が見込まれる。」というのは、これはなぜなのかということをお答えください。

神谷児童相談所副所長

 開設に当たりましては、他の自治体で児童相談所に相当長く勤務をして、立場的にもリードするような立場の職員の方々に、業務指導員であったりですとか、任期付採用という形で確保してまいりましたけれども、今、他自治体それぞれに、そういった人の確保というのが必要な状況が広がっておりますので、今後継続的にそうした方を任用するということは難しくなってくるかなというふうに考えてございます。

羽鳥委員

 分かりました。その技能の継承ということでは、このAIなどのデータとかをその研修とかに活用したりだとか、そういうような、何かどういうふうに継承に活用していくのかなというのをちょっとお答えください。

神谷児童相談所副所長

 こちらのシステムを使いながら、実際に入れたデータについて、どのような判断をして、どんな対応をして、どんな結果だったのかというものを蓄積してまいりますので、今、業務指導や任期つきの経験のある職員がいるときの判断といったものが、この中にも蓄積されるといったことが大きいかなと考えてございます。

むとう委員

 今回の定例会の中の一般質問で、私、児童相談所における誤認保護を防ぐ意味でも、法改正によって一時保護開始時の司法審査というのはすごく重要だし、直ちに取り組むべきだというふうに思って質問をさせていただいたんですけれども、これ、まだその段階では詳細が国から示されていないということだったんですが、その後、何か詳細、少しは分かってきたことがあるんでしょうか。

神谷児童相談所副所長

 先日お話させていただいた段階から、さらに詳しい情報が入っているというところはございません。

むとう委員

 それで、具体的に多分来年の5月から──一時保護開始に際しての司法審査が入ってくるのは、来年の5月でしたっけ。いつでしたか。

神谷児童相談所副所長

 その時期についても、まだ検討中のところかなと思います。ただ、年度当初ではないということは聞いております。

むとう委員

 来年度のどこかで入ってくるのかもしれないんですけれども、いつになるか分からないということもあるので、その間、私、やっぱり一時保護開始時の司法審査って絶対に必要だというふうには思っていて、国の法改正はしたけれども、いつ実施になるか分からないという状況の中で、区がやはり独自に、国の法律を超えてね、何か、明石市での一時保護の誤認をめぐって市が謝罪をし、賠償金を払ったということもあったから、そういうことがあっては困るのでね、法改正されたけれども、いつから導入されるか分からない中で、区が独自に、もうこれ一時保護した時点で、直ちに第三者的な委員会における司法審査的なことをするべきではないかと質問したんだけれども、それはしないという答弁だったんですが、もうちょっと詳しく、なぜしないのって、今のところ誤認保護がないようですからね、いいんだけれども、あってはならないことなので、その保護した後に子どもの意見を聞くということはやっていただけているんだけれども、やっぱり誤認保護であるのであれば直ちに保護を解除しなければいけないから、やっぱり2か月とどめておくということではなくて、その前に、この一時保護が本当に妥当だったのかどうかということは、やはり第三者の目でしっかりと私はチェックしていくべきというふうに思うわけですよね。もう仮に誤認保護があったらね、不必要な保護が──逆に不必要な保護も駄目だし、保護が必要なのに保護しなかったということももちろん駄目なんだけれども、だからこそやっぱりそういうことが起きる前に、法律がいつから施行されていくのか分からない中で、やっぱり区は防ぐために何らかの方法を直ちに私は取り組んでいくべきだというふうに思って質疑をしたんだけれども、やらないよという答弁だったので、やらないのならやらないでしようがないんだけれども、本当はやるべきだと思っているんだけど、やらないならやらないなりに、そういった誤認保護が起きないように区としては取り組んでもらうしかないんだけれども、それについてはどういうふうに考えていらっしゃるんでしょうか。

神谷児童相談所副所長

 すみません、お答えの前に、先ほどの法律の施行の時期なんですけれども、私のほうで、来年のいつの時点かというのはまだ定かでないとお話ししましたが、再来年です。令和7年の4月から6月の間ということで、年度当初というのは各自治体から意見が出ているようなので、少し遅れての施行にはなるかなというふうなところで、今検討されているというふうに聞いてございます。

委員長

 答弁の修正ということですね。

神谷児童相談所副所長

 はい、修正をさせていただきます。

 加えて、一時保護に関してなんですけれども、むとう委員おっしゃられたように、適切な保護というのをしっかりとやっていくというところは必要で、我々も当然保護に向けて、子どもの意見というのは事前に確認をしておりますし、事後について、保護者への説明などもきちっと尽くしているところでございますので、児童相談所が昨年4月に始まって運用を始めておりますので、そういった運用の中で具体的な取組について積み重ねていきながら、一時保護を適時適切に行うといったことを継続してまいりたいというふうに考えてございます。

むとう委員

 来年じゃなくて再来年ということだから、間があるのでね。子どもが自分の意思を話せる年齢だったら問題ないんだけれども、明石市の誤認保護については乳幼児だったんですよね。ですから、何ていうか、当事者がしゃべれないという年齢だったこともあって、本当に偶然けがをしてしまったわけなんだけれども、骨折していたから、もうこれは虐待に違いないということで、明石市の場合は誤認保護に至ってしまったわけですけれども、そういうことはやっぱり防いでいく必要があるわけだから、きちんと、そういうことがあっては困るから、当然所長はね、自信を持って頑張って、皆さん、所長だけじゃなくってね、職員の方はやってくださっているんだと思うんだけれども、とにかく虐待死の事件が起きると、早く保護しなきゃ、早く保護しなきゃというところで、もう保護しなかったがために虐待死につながるようなことがあってはならないというところばっかりに気がいっていると、こういった落とし穴で、誤認保護というのが起きちゃうからね、やっぱりそこは十分、法律の施行が遅いなら、なおのこと区は独自策を講じていただきたいので、答弁はそういうことだったけれども、再度検討していただきたいと思いますが、いかがですか。

古川児童相談所長事務取扱

 児童相談所を開設することに伴いまして、一時保護という強い権限を区が有したかなというふうに思っております。先ほど副所長のほうからも答弁させていただいたとおり、必要な保護に関しましては適時適切に行わなければならないというふうに考えておりますし、お子さんの意見が聞けない年齢の場合でも、私たちがどういう心配があって保護をしたのかといったようなところを保護者の方にはお伝えし、今でも御理解いただいた中で保護をして、それから家庭復帰といった取組を行わせていただいておりますので、そういった丁寧な取組の中で児童相談所運営を行ってまいりたいというふうに考えてございます。

委員長

 委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後3時07分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後3時07分)

 

他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、5番、その他で何か報告はありますか。

細野子ども教育部育成活動推進課長

 私より、上高田児童館及び城山ふれあいの家の工事に伴う休館について御報告させていただきます。

 両館につきまして、今後、老朽化等に伴う大規模改修を行うため、10月の下旬から、上高田児童館については2月の上旬まで、城山ふれあいの家につきましては3月の上旬まで、工事に伴う閉館を予定しております。

 また、工事の詳細につきましては、利用者の皆様にも丁寧に御説明するとともに、閉館中の利用者の皆様に寄り添える対応をしていきたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありますか。

山内委員

 すみません、先ほどの報告の中で、ごめんなさい、僕、確認するのを忘れてしまったんですけども、城山ふれあいの家が今月下旬から使えなくなるということで、近くは文園児童館しかないんですけれども、そちらへの案内というのは出すんですか、具体的に。例えば地図を貼って出すとか、近隣にお知らせするとか。

細野子ども教育部育成活動推進課長

 利用される方につきましては、こういった居場所がありますという御案内を差し上げてまいります。児童館のほかにも、ふれあいの家は高齢者会館的な機能もございまして、御年配の方などの御利用もございます。そういった方々につきましても、近隣の空いている場所について御案内をしていく予定でございます。

委員長

 よろしいですか。

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了します。

 他に報告はありますか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 私からは、上高田児童館に併設しております上高田図書館の1階フロア工事に伴う縮小開館について、口頭にて報告を申し上げます。

 上高田図書館は、1階フロアの改修工事に伴いまして、10月30日から2月6日までの間、1階の児童室を閉室いたします。2階の部分につきましては通常どおり開館いたします。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了します。

 他に報告はありますか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 第七中学校改築推進委員会の設置につきまして、口頭にて御報告申し上げます。

 学校改築推進委員会は、中野区立小中学校施設整備計画に基づきまして、校舎改築整備を予定しております学校におきまして、校舎等の基本構想・基本計画の策定整備に伴う移転準備など円滑に行うために設置するものでございます。7月18日に第七中学校改築推進委員会を設置いたしましたので御報告申し上げます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了します。

 他に報告がありますか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 それでは、中野区子ども・子育て会議第6期区民の委員の公募につきまして、口頭にて御報告させていただきます。

 現在の子ども・子育て会議、こちらは第5期でございますが、こちらの委員につきましては、本年12月で2年間の任期が満了となるため、新たに第6期委員を委嘱することとし、区民委員についての公募を実施いたします。

 募集人数は3名程度、募集期間は10月25日までを予定しておりまして、応募者から提出いただく書類を踏まえ、公募委員を選定してまいります。

 周知の方法につきましては、区報、区ホームページなどで周知を図ってまいります。

 報告内容については以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

むとう委員

 公募区民は3人なんですか。増やす予定はないんでしょうか。5期、これまでも公募区民の方の活発な意見というのがすごく言われていて、皆さん熱心にいい議論をされていて、本当に区民公募委員が活躍したということ、本当にいろんなところから聞こえてきているんですけれども、子ども施策で関心を持っている方々のその熱い議論って大事なことなので、3人より増やしてもいいんじゃないかと思うんですが、そういう検討はなされなかったんですか。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 委員のおっしゃるとおり、公募の委員の方がかなり御活発な意見を頂いておりまして、子ども・子育て会議の中でも積極的に御発言いただいているというところは認識してございます。子ども・子育て会議というのが、子ども・子育て支援法に基づく会議体で、保育や幼児施策のところの部分については必ず声を聞く必要があるということで、ある程度委員の数もそちらのほうが占めておりまして、条例の定数自体が15名という上限の中では3名程度かなということで現在運営しているところでございます。

むとう委員

 15名程度なんでしょう。(「15名です」と呼ぶ者あり)15名。その区民公募3人で、それ以外のメンバーはどういうことなんですか、あと12人。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 学識経験者の委員が、現状で4名で、あとは保育園の園長であったり、幼稚園の園長であったり、あとはその保護者であったり、あとは地域の子ども・子育て支援事業を行っている社会福祉協議会や町会の関係、そういったところで現在のところ9名、合計15名というような構成でございます。

むとう委員

 目いっぱいなのね。なんか本当に、例えば──本当に失礼な言い方をすると、お決まり指定枠から出てくるような方がほとんど発言されないというのは、これまでの常なんですよね。だから、そういうこれまでの、何ていうか審議会の様子を見てね、活発な意見を積極的に言ってくださる区民公募というのを大事に考える必要があるんじゃないかなと思うので、今回、定員それでいっぱいで決まっちゃっているというならしようがないんですけれども、15人と決まっているのね、15人程度じゃないのね。じゃあ、しようがないわね。でも、今後はその公募区民を増やせるように検討をしていただきたいということを要望しておきます。

青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長

 すみません、先ほどの答弁の中で、学識経験者4名はそのとおりなんですけど、それ以外の地域の方というのが8名で、公募の方が3名で15名になります。ちょっとそこを訂正させていただきます。すみません。

委員長

 訂正ということですね。分かりました。

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了します。

細野子ども教育部育成活動推進課長

 先ほどご報告した上高田児童館の休館について、訂正がございます。10月下旬と申し上げたんですけど、正確な日にちについては、上高田図書館と同様に10月29日からの休館に──児童館は29日の日曜日から、図書館のほうが30日の月曜日からということになります。情報が不足していて申し訳ございませんでした。城山ふれあいの家の休館の期間も、10月29日からの予定でございます。大変失礼いたしました。

委員長

 他に報告がありますか。

菅野子ども・若者支援センター子ども・若者相談課長

 児童虐待防止推進月間の取組みにつきまして、口頭にて御報告申し上げます。

 来月11月は、児童虐待防止推進月間でございます。区では、オレンジリボンキャンペーンといたしまして、中野駅前広場にて啓発グッズを配布するとともに、里親体験発表会、里親家庭写真展などの取組を実施してまいります。区議会議員の皆様におかれましても、11月は、オレンジリボンバッジの着用につきまして御協力をいただければ幸いでございます。

 なお、事業の詳細につきましては、別途改めて御案内をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了します。

 他に報告はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で所管事項の報告を終了します。

 次に、所管事務継続調査についてお諮りします。

 お手元の文書(資料7)に記載された事項について、閉会中も継続審査とすることについて御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 審査日程のその他に入ります。

 委員会を暫時休憩します。

 

(午後3時17分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後3時22分)

 

 次回の委員会ですけれども、休憩中に御協議いただきましたとおり、11月6日(月曜日)午後1時から開会するということで御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 以上で本日予定した日程は終了いたしますが、委員、理事者から何か御発言はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本日の子ども文教委員会を散会します。

 

(午後3時23分)