令和5年10月31日中野区議会建設委員会の会議録 中野区議会建設委員会〔令和5年10月31日〕
建設委員会会議記録
○開会日 令和5年10月31日
○場所 中野区議会第4委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後2時38分
○出席委員(8名) 南 かつひこ委員長 いのつめ 正太副委員長 斉藤 けいた委員 大沢 ひろゆき委員 白井 ひでふみ委員 いさ 哲郎委員 ひやま 隆委員 伊藤 正信委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員 都市基盤部長 豊川 士朗 都市基盤部都市計画課長 塚本 剛史 都市基盤部道路管理課長、都市基盤部道路建設課長 髙田 班 都市基盤部公園課長 村田 賢佑 都市基盤部建築課長 石原 千鶴 都市基盤部交通政策課長 宮澤 晋史 都市基盤部住宅課長 落合 麻理子 まちづくり推進部長 角 秀行 中野駅周辺まちづくり担当部長 千田 真史 まちづくり推進部まちづくり計画課長 安田 道孝 まちづくり推進部野方以西担当課長 桑原 大輔 まちづくり推進部まちづくり事業課長 小倉 芳則 まちづくり推進部まちづくり用地担当課長 酒井 雅勝 まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長 近江 淳一 まちづくり推進部防災まちづくり担当課長 青木 隆道 まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長、 まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 小幡 一隆 まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長、 まちづくり推進部中野駅周辺エリアマネジメント担当課長 井上 雄城 まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長 山本 光男
○事務局職員 書記 高田 英明 書記 早尾 尚也
○委員長署名 審査日程 ○議題 安全で快適に住めるまちづくりについて 道路の整備について 公園の整備について 交通環境の整備について ○所管事項の報告 1 施設使用料の見直し方針について(都市基盤部) 2 中野区立広町みらい公園指定管理者候補者の選定について(公園課) 3 中野二丁目地区第一種市街地再開発事業の進展に伴う中野南自転車駐車場の移設について(交通政策課、中野駅周辺地区担当) 4 中野駅新北口駅前エリアの市街地再開発事業と都市基盤整備について(中野駅新北口駅前エリア担当) 5 その他 ○その他
委員長 定足数に達しましたので、建設委員会を開会します。
(午後1時00分)
本日の審査日程ですが、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 御異議ありませんので、そのように進めます。 なお、審査は5時を目途に進め、3時頃に休憩を取りたいと思いますので、御協力をお願いいたします。 それでは議事に入ります。 安全で快適に住めるまちづくりについて、道路の整備について、公園の整備について、交通環境の整備についてを議題に供します。 所管事項の報告を受けます。 初めに、1番、施設使用料の見直しについての報告を求めます。 塚本都市基盤部都市計画課長 では、施設使用料の見直し方針について御報告いたします。(資料2) 本報告につきましては、全常任委員会において共通の資料により報告をするものでございます。 施設使用料の見直し方針(案)に対するパブリック・コメント手続を行い、施設使用料の見直し方針を策定いたしました。資料を御覧ください。 まず1番、パブリック・コメント手続の実施結果でございます。令和5年9月11日から10月2日までの意見を募集し、1名の方から意見の提出がございました。 ここで別紙1-1を御覧ください。内容といたしましては、使用料の見直し期間に関する御意見でございます。これにつきまして、区といたしましては、今回見直しをすることで変動幅が小さくなっていくという考え方でございまして、4年での見直し期間と考えているところでございます。 では、また表紙に戻りまして、2番、施設使用料の見直し方針(案)からの主な変更点でございます。パブリック・コメント手続の実施結果を踏まえまして、案から主に変更した点はございません。 3番、施設使用料の見直し方針につきましては、別紙2のとおりでございます。こちらは別途お読み取りいただければと存じます。 4番、令和4年度決算における施設使用料の試算結果につきましては、別紙の3番のとおりでございます。こちらにつきましても見直し方針の案に基づく試算結果から変更はございません。 最後、5番、今後のスケジュールでございます。令和5年第4回定例会におきまして、関連条例の改正案を提出する予定でございます。議決を頂いた後に、令和6年1月より使用料の改定について区民への周知を行い、令和6年7月に施行をしたいと考えてございます。 御報告は以上です。 委員長 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。 次に、2番、中野区立広町みらい公園指定管理者候補者の選定についての報告を求めます。 村田都市基盤部公園課長 それでは、中野区立広町みらい公園指定管理者候補者の選定について御報告申し上げます。(資料3) 本公園につきましては、令和5年第2回定例会におきまして、指定管理者の募集を行うことについて報告をしておりましたが、指定管理者候補者の選定を行ったことについて御報告するものでございます。 1、応募状況でございますが、対象施設は中野区立広町みらい公園で、1事業体から応募がございました。 2、選定方法でございますが、選定委員会を開かせていただきまして、選定委員会による応募書類の審査、プレゼンテーション及びヒアリングの結果を踏まえまして、候補者の選定をさせていただきました。 3、選定結果でございますが、候補者として中野にぎわいプロジェクトを選定いたしました。代表団体は株式会社日比谷花壇、構成団体は、株式会社ヴィアックス、株式会社協栄でございます。 4、指定管理者の指定期間でございますが、令和6年4月1日から令和11年3月31日までの5年間でございます。 5、選定までの経過でございますが、この7月から10月にかけまして、記載のとおり実施してまいりました。 6、最後に、今後の予定でございますが、今年の第4回定例会に指定管理者の指定に関する議案を提出させていただきまして、議決を頂きましたら、その後事前協議等を経て、令和6年4月1日から指定管理者による管理運営を開始してまいりたいと考えてございます。 御報告は以上でございます。 委員長 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。 伊藤委員 御報告ありがとうございます。広町みらい公園というと非常に評判がよくて、来場者も多くて、私も何度かここでいろいろなイベントに参加させていただいて、立地もいいし非常にいい公園ができたと思っています。 これは指定管理者の候補者が1業者だったんですけれども、この日比谷花壇さんと構成団体のヴィアックスさん、協栄さんは、これは2回目の指定管理者になるのか。その辺をお答えいただきたいと思います。 村田都市基盤部公園課長 今回、日比谷花壇、ヴィアックスさん、あと協栄さんと、この3社で1事業体といったところで、今現在指定管理をやっているのもこの団体ということでございます。 伊藤委員 だから、みらい公園ができてもう10年になるということか。 村田都市基盤部公園課長 開園が2019年9月なので、約四、五年といったところです。なので、最初に指定管理を始めてから5年程度で交代ということです。 伊藤委員 ごめんなさい。5年たって、2回目ということで、この公園の来場者と言えばいいんでしょうか、それとも利用者と言ったらいいんでしょうか。その辺の年間の数字というのは把握しておりますか。 村田都市基盤部公園課長 令和4年度の来園者数は約25万人だったというところで聞いてございます。 伊藤委員 年間で25万人利用しているということか。 村田都市基盤部公園課長 おっしゃるとおりでございます。 伊藤委員 最初開園するときは、年間2万人3万人とか、そういう計画でつくったと思うんですけれども、その辺の経緯は分かりますか。 村田都市基盤部公園課長 推移というのは今手元に資料はないんですが、当初予定していたよりも利用者数が多かったといったところで、臨時の駐輪場を増設したり、そういったところで対応してきたというようなところでございます。 伊藤委員 御承知のとおり、南部のほうは大規模な公園がなくて、こういう公園ができて、もちろん地域でも避難所になったりとか、活用方法はいろいろとあると思うので、今後、また指定管理者の業者に一生懸命頑張ってもらって、よりよい公園にしていただきたいと思っております。 それからもう一つ聞きたいんですけれども、このみらい公園のできる前に、南部では、南台いちょう公園ができたり、それから本町では本五ふれあい公園ができたりして、そのたしか何年前だったか、その三つを一つの大規模公園のプロジェクトとして指定管理者という計画があったのか、そのような記憶があるんですけれども、その辺の考えというのはないでしょうか。 村田都市基盤部公園課長 以前そういう考え方というか、検討があったといったところは承知しているところでございます。広町みらい公園につきましては、管理事務所のようなものもあって、その場で常駐できるような状態でございますが、いちょう公園とか、あと本五ふれあい公園とか、そういったところにつきましては、今そういうような施設もなかったり、常に人を常駐させるというのも難しかったり、そういったところもあったりして、当面はこの広町みらい公園といったところで指定管理をさせていただいております。近いとはいえ、多少離れているといったところもあるので、そこがなかなかうまくいかないかなといったところも事業者のほうからも意見を聞いているところでございます。 伊藤委員 南台いちょう公園に関しては、少年のサッカー場があったりして、また遊具もあったりする。それから、本五ふれあい公園は、野球場だとかフットサルだとかサッカーだとか、いろいろな多目的にも使えるし、また、草地広場も子どもたちが遊んだり、また地域でも非常にイベントも多くやられています。そういった意味でも、南部の大規模公園というのは非常に活用がされているということで、今後、公園課として、運営もそうですし、安全面でもそうですし、いろいろなところに区民の意見も反映して、よりよい活用方法をしていただきたいと思います。その辺の考えはどうでしょうか。 村田都市基盤部公園課長 おっしゃるとおり、今名前が出てきた公園もですし、それ以外の公園もですが、安全で快適に利用できたり、そういったところは必要だと思っておりますので、今後も、運営管理につきましてはどういう方法がいいのかといったところは広い視点で考えていきたいと考えてございます。 いさ委員 ここの事業者、日比谷花壇、ヴィアックス、それから協栄さん、それぞれどんな役割でここに参画されているんでしょうか。 村田都市基盤部公園課長 まず、日比谷花壇さんは代表団体といったところで、主に区といろいろ協議とかをしたり調整をしたりといったところがございます。3者ともに、いわゆる得意な分野というのもあったりするので、そういった得意なところを生かしたイベントの実施とか、そういったところはやっていくと聞いてございます。 あとヴィアックスさんは、どちらかというとイベントの運営を担当するということとか、周辺地域との連携、そういったところを担当すると聞いてございます。 あと協栄さんにつきましては、施設の維持管理とか清掃等、そういったところを担当するというような役割分担でございます。 いさ委員 あまりよく分かっていなかったので、ヴィアックスさんというのは、図書館の事業でも関わっていらっしゃる、どちらかといえば、図書館は強いところなのかなと思ったんですけれども、イベント運営とその地域との連携する何かの橋渡しだったりやり取りだったりということで関わっていらっしゃるんでしょうか。 村田都市基盤部公園課長 委員おっしゃるとおり、区内の図書館の指定管理を受けてやっているのがヴィアックスといった会社でございます。図書館の運営ですけれども、そういった指定管理をやるというノウハウもあったり、あとは近くの例えば南台図書館とか、そういったところもあったり、その周辺地域との関わりもある中でそういったノウハウを生かしてイベントに生かしていく。当初の読み聞かせとか、そういったようなところもやっていたりといったところは聞いているところでございます。 いさ委員 あまりそこまで深く突っ込むことではないかもしれませんけれども、既に地域と関わるイベントみたいなところで、何かほかでも役割を果たされているということはやっていらっしゃるんでしょうか。 村田都市基盤部公園課長 公園外でどこまで何をやっているかといったところまではこちらでは認識していないところでございますけれども、区内でそういう指定管理をやっているという実績もあって、地域の中でもいろいろなつながりがあるのだろうというところもあって、その強みを生かせるというようなところで提案を頂いているところでございます。 白井委員 体験学習室がここはあって、ここで独自のさっきから言っているイベントを行っておられるんですよね。もともとこの指定管理の事業者を入れるに当たって、地域に開放するという反面、自分たちで独自事業をやるということは独自の収入源にもなるというところから、あくまでも自分たちの事業一辺倒になってしまうと、地域の方々にも開放するというものが少なくなってしまうというところから、バランスを取りながらなんていうお話もあったんですけれども、現状、この体験学習室の運営状況というんでしょうか、どのようになっているのかが分かれば教えてください。 村田都市基盤部公園課長 詳細には今手元に資料がないんですけれども、もともと体験学習室の中で、指定事業としてやっているイベントもあれば、それ以外のところで自主事業としてやっているところもある。空いている時間につきましては一般の方が借りられる、そういったようなこともやっている。そこのバランスを取りながら運営しているといったところでございます。 いさ委員 どうしても分からなかったので、ヴィアックスさんがいいとか悪いとかという話ではないですけれども、応募されてきたわけで、応募の中でどのようにその役割だとか事業の展開のところで説明されて、それが審査の中でどのように審査されたのか、それだけ知りたいんです。 村田都市基盤部公園課長 まず、審査の中でいろいろこういうことをやりますといった提案はあったんですけれども、その中でA社が何をやります、B社が何をやりますという一つひとつまで細かく聞いていったといったところではございません。ただ、地域の中で、南台図書館、そういったところを含む区内全7図書館を受託しているといったところもあって、提案書の中では、令和4年度には図書館とか、そういった拠点において地域のニーズを反映した約400回ぐらいのイベントを実施して、1万2,400名以上も参加していただいた。そういったような実績、そういったところを教えていただきまして、この3社で協力し合いながらやっていけるといったところで評価したところでございます。 大沢委員 今回応募者数1事業体になっていて、それが一番最初に受注したところという意味かと思います。最初の段階では、5年前ですか、何事業体の応募があって、その中で選定されたんでしょうか。 村田都市基盤部公園課長 前回の募集に関しましては、4事業体募集があったと聞いてございます。 大沢委員 こうやって続いていくと、だんだん固着していくというか、そこのコントロールにずっとなっていく。いいところと悪いところ、両方あると思うんです。場合によっては、だから、お金の部分でも、本当はもっと安くできるんだみたいなところがうまく手を挙げてこなくなっちゃったりとか、そういうことを危惧したりするんです。今一般的にこの指定管理をするときに、前の事業者が継続して、その1事業体しか手を挙げてこないという事例というのは多いのか少ないのか。例えばどのぐらいの確率でそうなっているのかというようなことは分かりますか。 村田都市基盤部公園課長 すみません。どのぐらいの割合で1事業体とか、そういうふうに継続してといったところについては今把握していないところでございます。ただ、今回応募に当たりまして、説明会というものを事前に事業者さんを対象にやらせていただきました。その中ではたしか6社ほど参加はしていただいたと記憶してございます。その後、実際の応募につきましては1事業体であったといったところで、丁寧に今回辞退しますと、御連絡を頂かなくてもいいんですけれども、そういうふうに御連絡頂いた事業者さんもいまして、どうしてですかと一応聞いてみたんです。そうしたところ、広町みらい公園は、今の使い方、利用者さんも満足度が高そうだし、すごくにぎわっている公園だと。そういうサービスレベルを新たな提案で変えていくというのがなかなか困難であるというようなところもあって今回辞退するといったところなので、実際に今の事業者さんがうまくやっていただいていると、そういった結果なのかなというふうに思っております。 いのつめ委員 今回指定管理者の指定期間が5年ということで、前回から5年たって、また応募があったということだと思うんです。四季の森公園は10年だと思うんですけれども、今年度で10年、そこで何か違いがあるのか、あれば教えてください。 村田都市基盤部公園課長 基本的には指定管理は5年といったところで幾つかの公園を運営しております。四季の森公園につきましては、今年から指定管理10年間といったところで開始させていただいておりますけれども、四季の森公園は、公園施設設置管理許可といった制度を使いまして、いわゆる指定管理だけではなくて、指定管理者さんが公園施設、今作る準備を進めているところですけれども、そういったものを作って運営していく。そういったところの投資と、その改修期間が5年だとなかなか難しいといったところで10年といったところで設定しているといったところでございます。 委員長 他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。 次に、3番、中野二丁目地区第一種市街地再開発事業の進展に伴う中野南自転車駐車場の移設についての報告を求めます。 山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長 それでは、中野二丁目地区第一種市街地再開発事業の進展に伴う中野南自転車駐車場の移設について御報告いたします。(資料4) 中野南自転車駐車場は、現在土地区画整理事業区域内に設置されておりますが、今後、中野二丁目地区における市街地再開発事業に合わせて整備される再開発施設建築物内に配置される予定となっております。このたび市街地再開発事業の進展に伴い、令和6年2月に施設が竣工することから、中野南自転車駐車場の移設に向けた進捗状況について御報告するものです。 1番、中野南自転車駐車場の配置状況についてです。恐れ入りますが、別紙を御覧ください。 図1では、現状の自転車駐車場の位置と、オレンジ色の丸印で移設後の自転車駐車場の位置についてお示ししております。 図2では、青色の点線で、中野南自転車駐車場における自転車ネットワークを示しております。今後、中野再開発施設の中に入りますと、主に東側からの出入りとなる予定となっております。 恐れ入りますが、別紙裏面を御覧ください。 図3、図4では、オレンジ色で囲ってある箇所が施設内における自転車駐車場の位置を示しております。施設全体の収容台数ですが、全部で500台、その内訳は、1階部分に平置き20台、地下1階部分に平置き76台と、駐輪ラック式404台が配置されます。 恐れ入りますが、頭紙にお戻りください。 2番、中野駅周辺自転車駐車場、主に中野駅南口エリアの考え方についてです。 現状については記載のとおりでございます。 次に、将来計画、すなわち中野駅周辺で進めている11のまちづくり事業が完了した時点において、この中野南自転車駐車場と中野三丁目に整備される自転車駐車場と併せて、南口エリアには約1,000台分の自転車駐車場が確保されることとなります。 なお、参考資料として、将来計画における中野駅周辺自転車駐車場の位置図を添付しております。こちらについては後ほど御確認いただければと思います。 3番、今後のスケジュールについてです。記載はございませんが、令和5年第4回定例会にて、中野区自転車駐車場条例の一部を改正する条例を議案として上程予定となっております。その後、令和6年4月から自転車駐車場の供用を開始予定となっております。 御報告は以上でございます。 委員長 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。 ひやま委員 御報告ありがとうございました。まず伺いたいのは、今計画しておられるこの南自転車駐車場のところについてですけれども、ここは500台既にあります。これは住宅棟に住んでおられる方の駐輪場とは別に500台という理解でよろしいですか。 山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長 委員おっしゃるとおりでございます。 ひやま委員 そうすると、今現状で500台と200台、合計700台になるんですね。それで、将来計画のところで、今回の500台と、それから中野三丁目のところに500台とありますけれども、現状ここに止めてあるキャパシティで言うと700台、将来推計だと1,000台ということで、この数字だけで見ると増えるんだというふうになるんです。ただ、今後あそこについては、今度新しい改札もできるし、そうなってくると、また今度は自転車を使うユーザーも、これも多分あそこを利用される方も当然増えてくるというふうな予想もされるわけなんですが、果たしてこの数字で駐輪場としてのキャパシティというのは本当にこの台数で大丈夫なのかと思うんです。その辺についてはどういうふうに考えていますか。 山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長 まず、現在使われております700台分の自転車駐車場なんですけれども、直近で計測したところ、400台ぐらいで駐車場の使用は推移しているというふうに聞いております。また、自転車駐車場は定期利用の方も500名ぐらいで、毎日利用されていないことで400台ぐらいで推移しているのかなというふうに推測しております。先ほど委員もおっしゃられたとおり、令和8年12月に西口改札ができる。そちらの方向からも、今中野南自転車駐車場に500人ぐらいの人の流れが来ているというふうな推察も立っておりますので、少なからず西口改札ができたときには、中野三丁目のほうで500台で、中野南自転車駐車場でも500台を引き続き確保することによって、その自転車駐車場の需要というものを満たせるのかなと現在は考えております。 ひやま委員 そうすると、今おっしゃった現状400台ということで、令和6年4月に南自転車駐車場が供用開始されます。ただ、この時点ではまだ中野三丁目のところは、これは供用されていないわけです。そうすると、この中野三丁目が開始されるまでの間、本当にこの台数で大丈夫なのかと私は心配しているんですが、区の推計ですと、それについては、キャパシティとしてはそこは大丈夫だという認識でよろしいですか。 山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長 委員と同じく現在のキャパシティで500台というところの中で、数年は足りていくのかなと推測してございます。今後、使い勝手等については、時期を見ながら、観測といいますか、そういった状況を注視していきたいというふうに考えております。 ひやま委員 確認ですけれども、来年4月にこの駐輪場が供用開始されると、現状のこの二つの駐輪場というのは、供用開始と併せてこれは廃止という理解でいいんですか。 山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長 委員おっしゃるとおりでございます。 ひやま委員 そうすると仮に例えばやはりキャパシティがどうしてもここで収まり切れなかったとしたら、ここをまた使うというのは、それは無理ということでよろしいですか。 山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長 こちら2か所につきましては、中野二丁目27番地のところにつきましては土地区画整理事業の保留地となっておりますので、今後組合のほうで第三者に売却して、それを事業資金に充てるといったところになります。まだ具体的にそちらのほうの時期等については未定であるというふうに聞いてございます。また、中野二丁目23番のところになりますけれども、こちらは今年度も設計をしておりますけれども、もともと下にありました中野二丁目21番街区にありました桃園公園の代替施設というところで設計、工事を今後進めていくことになります。 ひやま委員 ちょっと心配なところではあるんですが、あと広場もあります。この住宅棟の後ろのところに新しくできるところ、この広場のところについては、ここについては駐輪場というのはどうなっていますか。 山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長 委員がおっしゃられている指摘のところの広場といいますと、駅前広場に面したところの広場となりますが、こちらについては特に駐輪場ということは考えてございません。 ひやま委員 すみません。そこではなくて、住宅棟のこちら側の商業棟、住宅棟とあって、そっちのほう。 山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長 失礼しました。施設の上にあります広場についてなんですが、こちらは2階部分になりまして、こちらについても同じく自転車駐車場になる予定はございません。 いさ委員 先ほど利用の上限が400台ぐらいで推移しているというお話があったと思うんですが、それは定期利用の話でしょうか。 山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長 先ほど400台と申し上げましたのは、現状として今見にいったときの台数ということで認識しております。 いさ委員 改めて確認ですが、現状の700台、そして、将来計画の500台のところでは、定期利用と一時利用、どれぐらいの割合、台数で考えているということでしょうか。 宮澤都市基盤部交通政策課長 一時利用と定期利用につきましては、現状、定期利用で8割から9割ぐらいが定期利用になっていまして、500台の内訳については、今後また検討していきたいと思っております。 いさ委員 そうなると、需要見込みについては、あまり数字で立てていないまま200台減らしたということになるんでしょうか。 宮澤都市基盤部交通政策課長 現状、これまでの実績としまして、1日の一時利用の平均値として50台弱の台数になっておりますので、その範囲内で設定したいと考えております。 いさ委員 その1日50台弱という数字は、一時利用で何か調査をした数字ということですか。 宮澤都市基盤部交通政策課長 調査といいますか、毎年度取っている統計データの中で、一時利用と定期利用者、申請者数は取っておりまして、そのデータを鑑みてというか、その実績として50台弱なので、今後はその500台の中で、一時利用の枠というか、台数は設定していきたい。ただ、基本的には定期利用の方の部分をしっかり確保した上で一時利用の枠をつくっていくという考え方でございます。 いさ委員 そうなると、定期利用が増えれば、その分一時利用が減っていくという関係になっているということですね。確認です。 宮澤都市基盤部交通政策課長 おっしゃるとおりでございます。 いさ委員 一時利用の推移についても、これから減っていくという見込みなのでしょうか。 宮澤都市基盤部交通政策課長 推計的に何かシミュレーションしているわけではないのですけれども、これまでの過年度の実績を見ますと、それほど一時利用の台数が伸びているという実績はございませんので、今後もそのようにある程度は柔軟に対応はしますけれども、実績を鑑みて設定したいと考えております。 いさ委員 ついでにお聞きしたいんですけれども、ついこの前の建設委員会の中で、自転車の駐輪場の計画も出ていて、その中で、駅前の放置自転車の数の推移なんかも出ていたと思うんです。そこの駅前の放置自転車の数と、今の一時利用のニーズについてはどのような相関があるとお考えですか。 宮澤都市基盤部交通政策課長 放置自転車の推移につきましては、年々若干微減傾向にはなっております。放置自転車の属性というか、一時利用なのか定期利用目的なのかというところは分かっておりませんので、相関関係というところは把握してございません。 いさ委員 そのときにも言ったと思うんですけれども、そこに放置自転車が多いというのは、自転車を利用するニーズがそこにあるからではないかと思うんです。なので、ここの駐輪場の一時利用が少ない。もうちょっと全体を俯瞰して考えたらそういうことにはならないと思うのですが、この先の駐輪場の在り方であったり、この場所以外の計画とも絡んでどのようにお考えか、お聞きできますでしょうか。 宮澤都市基盤部交通政策課長 これまでの自転車利活用計画等での御説明をさせていただきましたとおり、放置自転車についてはこれまで微減傾向にありますが、これ以上なかなか減っていかないという中で、例えば一時利用とかの需要があるのではないかと想定しております。なので、小規模な自転車駐車場などを民間とかそういったところと連携しながら、適切な場所に設けていくということを誘導なりしていければと考えております。 白井委員 現状の利用が大体目視で400台ぐらいという話だった。定期利用が500台ぐらいあって、ただ止められる台数でいくと、この中野二丁目だけで700台ありますと。新しく今度は令和6年4月からで、取りあえず500台の駐輪台数は確保するんだけれども、まあまあ利用が間に合うであろうという予測値と、ただし、さらに中野三丁目、レンガ坂のほうの整備があると1,000台になって余裕ができる。これは運用開始というのは、中野三丁目は、令和10年ぐらいの計画の見合いになりますか。 山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長 現在、中野三丁目につきましては、西口改札ができるところを目指して、令和8年12月頃の供用開始を目指しているところでございます。 白井委員 レンガ坂の完成ではなくて、駐輪場はもっと早く動くということね。令和8年、そうすると1年ぐらいの若干間が空いているけれども、何とかという話ですね。ここからは、南口を中心の報告だったんだけれども、気になるのが、後ろについている参考資料、北側の話で、なるほど、南側は何となくそうすると令和8年ぐらいである程度見えるのかなという感じなんです。一方、北側のほうは、さっきからの話だと、南側は足りていますよという報告に聞こえる。北側は大丈夫ですかと疑問が残るんですけれども、いかがでしょうか。 井上まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長 中野駅の北側につきましては、北口側で5,000台の計画になってございまして、南北合わせて全体で6,000台の計画になってございます。こちらにつきましては、現在できているところにつきましては、中野四季の森公園の地下に自転車駐車場ができておりまして、そのほかに新しい新北口駅前エリアの拠点施設、それから中野四丁目西地区、あと囲町地区のほうでそれぞれ計画がございます。 白井委員 それで、現状が5,000台あるということなんですか。将来的にも、これは移設も含めて5,000台は確保できるということ、将来需要も満たしているという意味合いでいいんですか、今の話は。 井上まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長 現在の台数につきましては、工事中ということもありまして、若干5,000台には達していないんですけれども、将来的な計画として5,000台という見込みでございます。 委員長 委員会を休憩します。
(午後1時37分)
委員会を再開いたします。
(午後1時41分)
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。 次に、4番、中野駅新北口駅前エリアの市街地再開発事業と都市基盤整備についての報告を求めます。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 それでは、中野駅新北口駅前エリアの市街地再開発事業と都市基盤整備について御報告をいたします。(資料5) 本報告は、新北口駅前エリアの拠点施設についての現在の計画の内容とそれに関連する都市基盤整備についての報告となります。 1番、拠点施設の在り方についてでございます。 これまで区としては拠点施設のさらなるにぎわいの創出や魅力の向上等につながる施設の在り方として、拠点施設に必要な機能を3点と整理をしてまいりました。現在の検討状況、調整状況でございますが、別紙1にイメージ図をまとめておりますので御覧いただきたいと思います。 中央に必要な機能としての3点、回りに検討状況を記載しております。「シビックプライド」の醸成としましては、展望レストラン、屋外展望テラス、それからバンケット、コンベンション、それから「文化・芸術等」発信拠点の形成としましては、多目的ホール、それからエンタメ機能を有するレストラン、屋上広場エリアマネジメント施設、それから「子育て先進区」の実現としましては、子どもの屋内遊び場、集客施設、これは展望パークです。それから子育て支援施設というふうに整理をしてございます。 また右下に、その他としましては、子育て世帯向けの商業施設の誘致ですとか、インフォメーション機能の設置を引き続きの検討としていることを記載してございます。 2番、施設計画の概要についてでございます。 本事業によりまして、新北口駅前エリアで実現する機能及び地域貢献につきまして、別紙2にまとめております。別紙2を御覧いただきたいと思います。 別紙2でございますが、1ページ目が計画の概要でございます。 2ページ目が上位計画、それから区としてまとめてきた再整備事業計画のコンセプトを改めて記載をしておりまして、3ページ目が、コンセプトごとに拠点施設で実現していく内容を整理したもの、下段には周辺への波及効果を記載してございます。 4ページ目は、文化・芸術等発信拠点の形成ということで、改めて最大収容人員7,000人規模の多目的ホールといったところを記載してございます。 5ページ目は、エリアマネジメントの取組について、これまでの取組、それから工事期間中、竣工後の取組というところを記載してございます。 6ページ目でございますが、回遊性を高める歩行者ネットワークということでございます。本日の報告の後段で御説明する歩行者デッキ、都市計画駐車場について記載をしてございます。歩行者デッキにつきましては、中野駅周辺の回遊性を高める立体的な歩行者ネットワークということで、考え方を図で記載してございます。都市計画駐車場につきましては、右下に整備の内容を記載してございます。 7ページ目でございますが、環境性・防災性向上の取組についての記載でございます。 続きまして8ページ目でございますが、持続可能性を高める多様な用途ということで、昼間、夜間、交流人口の考え方というところを記載してございます。 9ページ目でございますが、今回導入機能の整理をいたしておりますけれども、その中から、展望機能、それから子育て支援機能について記載をしてございます。 10ページ目、最後のページですが、中野のシンボルにふさわしい街並みの形成ということで、景観、スカイラインといった点を記載してございます。 表紙に戻っていただきまして、3番、新北口駅前エリアの都市基盤整備についてでございます。 (1)中野駅周辺の歩行者ネットワークについて、まず歩行者デッキについてでございますが、周辺地区につながるデッキということで、区が所有する公共施設として位置付けまして、整備、日常管理は事業者側とすることで協議、調整を進めております。区が所有する公共施設とすることで、安全・快適に歩行できる回遊性の高い歩行者ネットワーク機能を整備して、適切に管理を行うということで考えてございます。 ②中野通りについてでございます。中野通りについては、中野駅周辺の各地区、中野通りとJR中央線によって分断されているということがございまして、この回遊性を高め、にぎわいの活性化を図るために、課題のあるJR高架下などにも区として積極的に関与していきたいというふうに考えてございます。 一つ目としては、区として各地区・広場を縦断的につなぐネットワークの構築ということで、歩道と広場を一体的に管理するといったことで、利便性の高い安全・快適な空間としていきたい。それから2点目として、拠点施設東側の中野通りの西側歩道につきまして、隣接する民間施設敷地内の歩道上空地と一体的に管理を行うということで、歩行空間を確保していきたいと考えてございます。こうしたことの実現のために、中野通りの一部につきまして、道路法に基づき区が管理することについて調整をしてまいりたいと考えてございます。 (2)都市計画駐車場についてでございます。都市計画駐車場につきましても区の所有とし、整備、日常管理は事業者側で行うことで整理、調整を進めております。公共性の高い都市計画駐車場を区が所有することで利便性の高い施設としまして、荷さばき対策についても、中野五丁目のまちづくりと連携をして取り組んでいきたいと考えてございます。 最後に、今後の予定でございます。令和5年11月には都市計画審議会への諮問、それから令和6年度以降、事業計画認可、権利変換計画認可、工事着手と進めていきたいと考えてございます。 御報告は以上でございます。 委員長 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。 斉藤委員 御報告ありがとうございます。 まず、1ページ目の②の「将来のニーズやトレンドに応じテナント誘致」ということですが、今現在、具体的にどのようなテナントを誘致するかなどお考えはありますでしょうか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 子育て世帯向けの商業施設を誘致していきたいということでございます。具体的なテナントにつきましては、施行予定者側、事業者側で誘致をしていくということになりますので、区として要望はしていきたいというふうに考えてございますけれども、詳細な内容については今後ということになります。 斉藤委員 区としては、どのように具体的にこういうのを要望していくということは、まだ今の段階では決まっていないということでよろしいでしょうか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 テナントとして民間事業の中で決まってくるものではありますけれども、区としてどういったことで要望していくというところはまだ今後でございます。 斉藤委員 次に、インバウンド需要のところなんですが、今中野駅周辺を見ていますと、たくさんの海外から来るお客様が見受けられるかと思います。東北絆まつりもたくさんの海外のお客様を見受けられました。そういうインバウンド対策に関して、区として、国際競争力という言葉も資料にあったかと思いますが、今後その国際競争力、またインバウンド需要に対する対応などは何かお考えはありますでしょうか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 別紙2の3ページ、「グローバル都市・中野の中核にふさわしい都市活動拠点の形成」というところでこの施設を位置付けして、整備をしていきたいというふうに思っておりますので、こういった目標を踏まえて、具体的には、今ここで実現していく機能と併せてどういったことで実現していくのか、詳細は今後のところもございますけれども、検討していきたいと考えてございます。 斉藤委員 中野は特徴的な文化が非常にあるまちだと思いますので、海外需要はこれからも見込めるとかなり思っております。なので、グローバル化、そして国際競争力というのは非常に重要になってくると思いますので、その辺も区としてしっかりと支えていってほしいと思っております。要望です。 大沢委員 こちらは第3回定例会の一般質問でも少しお願いをして、区長からも答弁いただいた部分なんですけれども、今回のこの新サンプラザシティは、産業振興であるとか地域の持続性、特に地域の商店街の持続性、ぜひそのようなものにも寄与するようなものにしていただきたい。具体的な提案として、中野の逸品を集めて、フードコートのようなものをつくって、それで各地域の商店街に対して人流をつくるような、そんな役割も果たしてほしいという要望、希望を持っているんですけれども、この辺りについて、区長のほうからも事業者と調整しながら進めるという答弁を頂いているかと思います。この辺りに関してどのように今進めていこうとされているか教えていただければと思います。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 現時点で、第3回定例会のところから具体的な進捗がないところではございますけれども、今後、事業者側とどういった施設にしていくのか協議、調整をしていく中で、委員お話しの点についてもきちんとお伝えして、検討していきたいと考えてございます。 白井委員 さらっと御報告いただきましたけれども、今回の御報告は非常に大事だと思っていて、これまでにない報告が数行にぎっちり入っていると言っていいのか。まず、何と言っても展望施設です。これまでの話の中では検討状況のものはたくさん出てきたんですけれども、これは設置すると書いてあるんです。まず、これはもう決定でいいんですか。いかがでしょう。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 拠点施設に導入する機能として設置をしていくということで考えてございます。 白井委員 考えておりますだと、まだ検討段階か。要は、文字で出てきたのは今回初めてでしょう。いきなり設置するになっているんです。上のほうでは、検討状況だとか、施行予定者との調整状況については以下のとおりであると言っているんだけれども、これは出てきて、いきなり設置すると書いてある。決定ですか、検討ですか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 設置をするということで、現在調整をしているところでございます。 白井委員 設置をすると、これは決定だよね。検討と言われたら、それはまだ検討段階だよね。これは大事だよ。報告の内容としては。何が言いたいかというと、これは、普通はこういうものを出すときは、丁寧に丁寧に説明をして、ようやくとなる。何でここへまず出て、これまでない報告かと言ったかというと、これは、もともと事業者側が自分たちで運営を検討してきた話でしょう。運営事業者が、自分たちではできませんからと区側でやってくれと言われた話ではないか。これは何でいきなり区が設置をするとなっているのか。この検討状況について、設置の状況なのか分からないけれども、これまでの状況をまず説明してもらえますか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 これまでの経緯でございますけれども、事業者側から提案の際に、展望テラス、屋外に出られるテラスについては設置をしていきたい、そういう提案があったということでございます。その後に、容積を900%から1000%活用していくという際に、事業者側から、最上階については展望空間、商業施設を入れていくことを検討するということで出てきておりました。その後に事業収支等も含めて検討を進める中で、物価高騰等の影響もあって、事業者側からは、展望施設の実現は事業者側ではなかなか難しいというようなお話がございました。その中で、区としてこの拠点施設の在り方を検討している中で、今回の報告につながってまいりますけれども、拠点施設に一体どういう機能が必要なのかというところで、本日の報告の3点ということで整理をし、各所管にもヒアリングを行った結果、この3点、さらには細かいところでシビックプライドの醸成であれば、多目的ホール、展望施設、バンケット、コンベンション、こういった機能がここの施設に必要であろうと区として整理をしてきたということでございます。 白井委員 幾つか聞きたいところもあるんだけれども、何と言っても、展望施設についてです。要は、まずは今話があったけれども、容積の900%のタイミングのときは、もともとはテラスという言い方だった。レストランなんて言葉はまだ出てきていなかったから。何らかの展望施設という話はあった。ただ、それは区がやる施設ではなかったはずなんだよね。容積の事業者の提案のところから、これはもう1次募集が終わった後に、逆に言うと、事業者が決定した後に1000%に変わっているんです。100%増えている。この増えたときのやり方は、先ほどの各地区・広場と縦断的に接続するという話があったけれども、交通ネットワークを増やすだとか、荷さばきの話とか、抜本的に施設をどうするか、運営だとか事業採算とかいろいろあったんだけれども、このタイミングで、まだ事業者は区側のほうでやってくれなんて言っていなかったはずなんだ。1000%に増えて、さらにその後です。いつからこれを区側にやってくれという話になっているのか。 詳細は、建設委員会でいつあったのか。この辺がよく分かっていなくてあれなんだけれども、少なくとも、これまでは区は向こうの事業者側でやるようにという提案で、そこからの1000%に増やすというところの話のタイミングでも、まだ事業者において行うというはず。そうすると、さらにその後、1000%に増やしたにもかかわらず、この1000%に増やしたときというのは、利便性だとか、区民の共益がさらに増すようにという言い方をしていた。にもかかわらず、最終的に自分たちではできないから区でやってくれという話になっているのか。ここの経過が見えなくて、いきなり決定すると言われると、物すごく不安だ。何が言いたいかというと、事業者ができないものを区にやってくれと言っている話なのか。聞きたいのはここなんです。もう一度お願いできますか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 まず本報告でございますが、導入機能の整理ですとか、これまでの900%から1000%の活用ですとかというところにつきましては、特別委員会に御報告をして進めてきたところでございまして、本日は、特別委員会の御報告のうち、主に都市基盤整備に関すること、あと都市基盤整備に関連する市街地再開発事業の拠点施設の全体ということで報告をしたいと思っております。そういったことでございますけれども、展望施設につきましては、900%から1000%を活用するというところでは事業者側の提案がございました。事業者側でやるという提案がございました。 その後に、都市計画決定に入っていくという検討の中で、物価高騰、工事費の高騰というところも踏まえて、事業収支を整理していく中で、事業収支を成り立たせて再開発を進めるに当たっては、事業者側で、これは実現はなかなか難しいというお話がございました。区でやってほしいというよりは、事業者側ではなかなか実現できないというようなお話でございまして、そういったところからそれを区で実現するのかどうか、それも含めて、拠点施設の導入機能ということで整理をしてきたというところでございます。拠点施設について、展望施設があったほうがいいのではないかということで設置をするということで御報告をしておりますけれども、これを踏まえての今後の区の権利変換も含めた検討ということになってまいります。 白井委員 今聞いた話の説明がまずありきではないですか。今の報告だと、特別委員会でやったけれども、うちの常任委員会には報告しなかったことか、今の話は。今回は都市基盤の整備についてだから報告したというのか。建設委員会で、今後はないのか。決定の報告だけなのか。経過の報告は今聞いたけれども、これは物すごく大事なんだ。いきなりやります、はい、そうですかという話ではない。これはもともとどういう検討でやってきたのかというところで、さらっと言っているけれども、物すごい方針転換ではないか。まず、建設委員会は所管委員会ではないのか。どうですか。 千田中野駅周辺まちづくり担当部長 まず所管についてなんですが、今課長のほうから話があったように、昨年も基本的な考え方としては、この都市計画決定前に至るようなものについては調査事項として特別委員会で扱う。一方で、それ以降の具体的に事業として進めていくようなもの、つまり、都市計画を実現するための段階というところになったものは建設委員会で扱うということで分けてきたというところです。ただ、そういった進行の中で、一方で、やはり予算に関わる部分、また再開発の中で整備する都市基盤の部分、そういった部分は建設委員会の所管というところになりますので、本日報告させていただいた。したがいまして、再開発という大きな根幹の部分の内容は紹介させていただいたんですけれども、拠点施設として具体的にどのような施設整備がされていくのかというようなところについては特別委員会マターというところが基本的な考えでございました。 白井委員 そうすると、前任の委員長の仕切りが悪かったという話か。隣にいるけれども。今の話だと、いよいよ事業化になるので、建設委員会が主たる所管になるということでいいのか。なかったとしても、これは特別委員会とよく話してもらう必要があるけれども、これはがっちりと報告してもらいたい。少なくとも、これからはというのであれば、では、まず決定からではなくて、今までの経過報告から本当は特出しして、これだけ報告があってもいいぐらい。何となく中野駅前のざっくりした全体の報告がたくさんついているからこっちに目が行きがちなんだけれども、これはよく分かっている人は、見た瞬間に、これが今までの報告とは全く違うと分かるから、この2行を読んだだけで、ここが何でこうなっているのかというぐらい違う。 さらに言うと、建設委員会の所管ではないから、聞き方もよく考えなきゃいけないんだけれども、何でこんなにこだわった物の言い方をしているかといったら、これは財政的な話に非常に大きく影響する。さっきの権利変換の話もあったけれども、これは最終的に議決をどうするか。ここのお金のやり取りも含めて。何でこんな厳しく言っているかといったら、さっきに尽きるんです。当初は事業者でやると言っていた。900%から1000%に容積を変えた。その後、それでも物価高騰も含めて、さすがに事業採算が厳しいと。民間が厳しいと言われたものを区に渡されたと言われると、大丈夫か、それと。しかも展望でしょう。各駅停車のようなエレベーターで上がっていくというわけにいかないわけでしょう。 そうすると、少なくとも弾丸に近いような形で最上階までに、1階なのか低層階から、少なくとも縦に抜けていくようなエレベーターが必要で、権利変換するときには、うちは何フロアもらうかという話もあったけれども、それは各フロアをぶち抜くようなスペースだとか、エレベーターに乗るに当たっては、止まるところのエントランス部も含めてだというふうになってくると、もともとは区として権利変換として持った土地のところを最終的にはこれを貸し出すだとかして、これで歳入を得ていくという仕組みだったんだけれども、どんどん区の実入りの部分が減っていくという話になる。 もっと厳しいことを言うと、屋上のレストランは夢があっていいと思うし、個人的には楽しそうだなと思うんだけれども、これは区の財産を投入するといったときに、大丈夫かなと。しかも民間が、私たちでは無理と言われたら、完全にそれを区で引き取って本当に大丈夫なのかとなる。さらに権利変換もやっていくとなったときに、区としての歳入歳出は一体どういう見通しで検討したのかとなってくる。これは事業採算も含めて、十分検討した上で、問題ない、赤字になりようがないんだという見通しが立ったということですか。どうでしょう。 千田中野駅周辺まちづくり担当部長 頂いているお話の中で、まず入り口のところのお話をさせていただきますと、先ほど特別委員会と建設委員会の所管についてのお話もさせていただいたところで、特に今委員からお話があったように、今後市街地再開発事業として事業認可を受ければ、当然我々も再開発事業の補助事業として扱っていきますので、それはまさにこの建設委員会の所管というようになってまいります。また一方で、今予定されていますこの再開発事業の中で、従前資産を従後資産に置き換えるというものについては、総務委員会のほうで具体的には所管として財産処分の議決を含めた手続は今後進められていくという流れになります。 したがいまして、今回の新北口駅前エリアにつきましては、二つの常任委員会とあと特別委員会、そちらの中でそれぞれの役割とあと必要な連携を果たしながら進めていくというところになりますので、今委員から頂いたお話については、まず特別委員会の中で、そういった従前資産、あと従後資産として取得したものの具体的な運用、それによる公有財産についての成立性、そういったところもまずは特別委員会で御報告させていただきながら、その後また各常任委員会で御報告して進めていくというところになるかなということは想定しているところです。 白井委員 レストランや屋外施設、それはあれば楽しいと思うし、それはぜひと思う。だけど、それは本当に大丈夫かなというところは慎重に判断しなきゃならないと思っていて、これは、ほかの施設でこけているところはいっぱいある。やはり閉店に追い込まれたかと。だけど、仮に権利変換が終わってしまったら、屋上まで突き抜けているようなエレベーターのホールをずっと権利変換で持ったまま、エントランス部分を持ったままといったときに、オフィスに転用しようがなくなるわけでしょう、この施設は。逆に言うと、それがプレミアムになるのかもしれないけれども、だから、どういう施設を運営していくのかというのは、さすがに区がやるわけではないから、民間事業者に運営してもらうしかないんでしょう。管理はお任せとなるんだけれども、その民間事業者に投げてはいいんだけれども、その運営も含めてこちら側が全部を持つだとかと考えたときには、より慎重に判断する必要があると思っている。単なる報告事項ではないから、これは我々は最終的にのるか反るかの1票をどうするかと判断しなきゃならないから、詳細に報告は欲しいと思う。 さすがにお金の話は建設委員会では無理だろうから、ただ、少なくとも、その辺は大丈夫なんですというような担保を取った上で絵柄を出してもらわないと、何となくそこがはっきりしない、曖昧なままで、いきなりこれは決定ですと言われると物すごく不安。少なくとも総務委員会の資料に目を通しているけれども、まだそこまでいっている資料を私はまだ見たことがない。うちの会派の中では、明快に財政的な採算性は本当に大丈夫かどうか、それをどうコストとして見るかというのもあるんだけれども、示してもらいたい。民間事業者は、極端なことを言うと、無理だとお手上げなわけ。それを区で引き取っても大丈夫だという担保を出してもらいたい。のるか反るかぐらいの本当に際どい話になりかねない。 うまくいけばいい。だけど、いろいろなリスクも想定しながらやっておかないと、誰だ、こんなことを一生懸命旗を振ったやつはとなるし、うまくいけば、あのときやってよかったとなる。少なくとも我々は今だと、のるか反るかの大勝負のような、ばくちみたいなことをやるつもりはないから、しっかりとこれだったらいけますという資料を提示してもらいたい。ここは大事です。そうではないと、今日の話だけ聞いていると、物すごく不安じゃないですか。 これだけをやっていても延々とあるので、あと追加になっているものを聞きます。②子育て先進区について、子どもの屋内遊び場というもの、これも今回初めてどんと出てきているというものなんです。子どもの屋内の遊び場自体は、もともと屋外施設が中心だったからどこかに欲しいとは思う。南口をつくったときにも、こんな話はちらちら出てきたんだけれども、結局できなかった。ずばり言うと、事業者が手を挙げてくれなかったという状況で、南口の再開発の中野二丁目の施設の中でも手を挙げてくれなかったにもかかわらず、出来上がると間違いなく新サンプラザが一番高い施設になるわけでしょう。誘致も簡単な話だし、造ろうと思えば、それは区が金を出せばいいわけ。この値段でやってといえば幾らでもできるんだろうけれども、逆に言うと、権利変換で、本当であれば例えば民間に貸し出せばそれなりの資産になるものを、あえてわざとこの場所にとなると、本当にここでなくてもいいんじゃないか。逆にいうと、ここでは採算性の高い事業者、それこそレストランをつくりたいと言っているにもかかわらず、またここでも事業採算がなかなか厳しいものとなるのかなと思うし、こんな一等地に子育て施設というのを満額で誰が入ってくれるのかと思うんですけれども、これも決定でいいんですか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 拠点施設に必要な導入機能としては、子どもの屋内遊び場を設置していくということで協議、調整を進めているところでございます。 白井委員 これも繰り返しだけど、設置をすると書いてあるけれども、決定なのか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 設置をするということで、現在調整をしてございます。 白井委員 これも一緒。これまで南口の再整備をする中で、うまくいかなかった。これまでの経過を報告してもらえますか。何でここに設置をするとなったのか。どうして新サンプラザの中になったんですか。教えてください。 千田中野駅周辺まちづくり担当部長 こちらについてですけれども、まず、拠点施設としての整備について、まずは第1所管の特別委員会のほうで御報告しながら、様々意見も頂きながら、区としての方針を決定してお伝えしてきたというところです。方針を決定してお伝えしてきた内容を今回特に市街地再開発事業がいよいよ見えてくるというのもあるので、併せて同様の内容をこの委員会の中でも御報告させていただいているというようなところでございます。 白井委員 これも丁寧に説明が欲しいです。要するに、今までの報告がなかったという話でしょう。だから、唐突感があります。もっと言うと、駅前周辺で子どもたちの屋内施設はどこが一番最適かと検討してきて、二丁目の再開発の中で区が持っている敷地があるわけで、ここで誘致できないかとやったわけ。初め、これで決定だと言っていた。区長の施政方針なんかでも、ここにやると言っていた。ところが、結局誘致できなかった。ここで駄目だから、今度こっちですと、再チャレンジみたいな話になっている。何となくそれまでの話が一切御報告がないままになると、今までやるといってできなかった話が飛んじゃっているじゃないですかと思うんです。実際に子育て支援施設を誘致しようとしてきた所管は別の所管なんで、我々はハードのほうがメインなんですとおっしゃるかもしれないけれども、これはやはりちゃんと御報告していただく必要があるかなと思います。 さらに言うと、三つ目のところについて、2番目、ここでは中野通りと書いてあるんですけれども、1個目のポツのほう、「都道として」と加えている。ここに「区として中野駅周辺の各地区・広場を縦断的につなぐネットワークを構築し、歩道等を広場と一体的に管理を行うなど、歩行者利便性の高い、安全・快適な空間とする」と書いています。下を読むと、西側の歩道部分なので、新サンプラザに面している歩道部分が3.5メートルから幅員5メートルになって広くなって、これを区の持ち物として道路をしっかり管理していくと、こんな感じでしょう。ただ、上は、各地区・広場を縦断的につなぐとなると、具体的にどことどことどこを指しますかとなる。幾つか検討段階のものもあるわけです。この図だと非常に分かりづらくて、各地区・広場は、まずどこを指していますか。いかがでしょうか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 中野駅周辺の駅前広場でございますが、現在の北口、それから新北口、それから南口と西側の桃園広場がございまして、JR中央線と中野通りの4象限にそれぞれの広場があるということで、ただ、それが東西南北でそれぞれ分断されているということもございまして、それを有機的に南北をつなげていくという意味で、中野通りのJR高架下というところを想定して、ここに記載をしているものでございます。ですので、南側と北側を縦断的につなぐネットワークということで、JR高架下、中野通りにつきましては、区としても積極的に関与して、管理ですとか歩道空間の在り方というところを考えていきたいということでございます。 白井委員 今のは中野通りと線路で、それぞれの広場がある。今の北口、南口、新しくできるレンガ坂、新北口、この四つをつなぐという意味ですか。そうではなくて、縦の中野通りの線路の下の管理を指しているということですか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 四つの広場がございまして、主に南北を縦断的につないでいきたいと考えてございます。 白井委員 いろいろなものをつなぐんだなと思った。新サンプラザといわゆる中野五丁目側をつなぐような、この間の荷さばきの話もあればと思ったんだけれども、ピンポイントで、駅前の四つの広場もあるんだけれども、南北と言うから、要は、高架下の道路のことをここでは今主におっしゃっているのか。各地区・広場というと、いろいろなものがあって、どれを指しているのかなと思ったんだけれども、現状は、都道になっているだとか、JRのものですというのをこれを区のものとしてということか。これはすごくピンポイントな話ですか。まさに高架下の話か。この各地区・広場というのはどこの話ですか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 すみません。図がちょっと分かりにくくて申し訳ございません。左側のこのカラーの図で、中野通りは今赤く塗っておりますけれども、JR高架下のところから南側のほうに赤い破線が伸びているかと思います。この拠点施設の東側というところから、南口の駅前広場の終わるところまで、ここについて、この記載のとおり、中野通りの一部ということで、道路法に基づいて区が管理することについて協議を調整していきたいというふうに考えてございます。 白井委員 そうするとかなりピンポイントですね。要は高架下の話だよね。要は、何でこんなことを聞いたかというと、今のこの図面でいくと、ちょうどこの集いの広場、拠点施設と書いてあるサンプラのほうからの五丁目、ここも赤い点々の破線になっているんだけれども、ここもつなごうとするわけでしょう。荷さばき場も含めていって。さらに見づらいんだけれども、現在の中野駅のところの右の部分、東寄りのところに点々と書いてあるんだけれども、これが北口から南口に抜ける。昔からこの点々があるんだけれども、ただ、この点々以上のものを見たことがなくて、この北と南をつなぐと言ったときにこの点々はいつまでも出てこない。 さらに言うと、現在の南口とレンガ坂のところも、ちょうどデッキとして2階部分で駅でつながるのかつながらないのか分からないけれども、ここも一応点々と打ってある。何となくこれが新しい駅舎になるとつながるのかなとは思っている。あとのところは、東西連絡路ができたし、今回新しい改札ができるから、ここはつながっているんだけれども、今言ったこの点々の3か所と言ったらいいのかな。荷さばき場として中野五丁目側に抜けるところと、北口と南口のこの駅をくぐるのかくぐらないのかよく分からないけれども、点々と、南口と、それからレンガ坂のほうに抜けるやつ、こちらの計画については、この各地区・広場を縦断的にと書いてあるけれども、これは入らないということですか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 本日の報告の趣旨、記載の内容としましては、最初に委員からお話のございましたとおり、JRの高架下、中野通りのこととして記載をしてございます。中野五丁目と中野四丁目をつなぐ集いの広場のところにつきましては、デッキと荷さばき用の地下通路を整備するということで、今回の拠点施設整備と併せて整備をしていくということで考えてございます。一方、中野駅の東側の南北、それから中野駅の南側の東西というところにつきましては、将来の構想線ということで示しているものでございます。 いさ委員 先ほど委員会の仕切りについてのやり取りがありましたけれども、これはその半期が始まる前に各会派が了承してやっていることなので、委員長の仕切りがどうしたとか、客観的に見て関係ないと思うんですが、それはそれで、質問をさせていただきます。 私は中野駅周辺整備・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会のほうにも委員で入っていて、そのときに質問しなかったことがあって、させてほしいんです。別紙2の5ページ目に、エリアマネジメントのことが出てきます。ここに関わってお聞きをしたいんですけれども、これは一番上のところに、竣工後に、エリアマネジメント組織を立ち上げるとあります。開館前から指導するということでこれはやっているんですけれども、エリアマネジメントを運営するのは、エリアマネジメント組織ではなかったかと思うんです。組織ができる前に運営していた主体というのは一体誰なのか確認をしたいんです。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 ここで記載をしているエリアマネジメントにつきましては、新北口駅前エリアのエリアマネジメントでございまして、施行予定者が中心に活動してきたというところでございます。 いさ委員 そうなると、その後に立ち上がるエリアマネジメント組織とどこが違うのでしょうか。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 あくまでもこの5ページの記載というのは、新北口駅前エリアのエリアマネジメントでございますので、新北口駅前エリアに関係する方々で新北口駅前エリアの組織を立ち上げるということの記載でございます。 いさ委員 そこの上位のところのエリアマネジメント協議会のところには中野区も関わっていたと思うんですけれども、そこは主体とはならないということですか。 井上まちづくり推進部中野駅周辺エリアマネジメント担当課長 5ページの上の段に記載のある4行目5行目あたりの中野駅周辺エリアマネジメント協議会、こちらにつきましては、今区長がエリアマネジメント協議会の一番トップにありまして、区はそこに事務局として参画をしているというところでございます。 いさ委員 そうなると、これは何らかのエリアマネジメントの協議なり検討の場があって行われた事業ということなんでしょうか。今までやったものについて。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 あくまでも新北口駅前エリアのエリアマネジメントですので、現在のところで言えば、施行予定者が中心に進めてきたものでございます。 いさ委員 ここいらのところが何回聞いてもよく分からなくて、これだけ出されると、正直なところを言うと、個別のイベントそのものを否定するつもりはないんですけれども、それを後からエリアマネジメントとして後付けでくくっているように見えるんです。結局、中野駅でやろうとしているエリアマネジメントというのは一体何なのか、誰が誰のために何をするのか、どこで話し合うのかということがいまだに何か漠として見えないという印象なんです。なので、もうこれ以上はやめます。またの機会にしますけれども、中野区で一体何をするのか。今言ったように、誰が誰のために何をするのか、これは議会でも質疑をして、国の言っているようなエリアマネジメントの定義、答弁が返ってきましたけれども、そうではなくて、中野区がこの駅前において何をしようとしているのか、遠からず近いうちに明確にしていただきたいと要望しておきます。 大沢委員 1点だけ確認させてください。前回、先日の特別委員会を傍聴していたんですけれども、今日の話の中でもいろいろ論点がある中で、一番私が気になっているのは採算面というところで、そのときに数字としては、例えばオフィス収入は9.5億円で支出は2億円だとか、展望部分に関しては1.7億円で支出は1.66億円見ている、ほぼとんとんです。バンケットは3,500万円の年間収入で2,500万円の支出です。子どもの遊び場は1,800万円の収入で支出800万円ですと。このオフィス収入で基本的に区の所有部分の収入源として、残りはとんとんに近いような線でやりますという御説明があったかと思っています。 ただし、それはざっくりとした大枠の数字で収入と支出だけが示されていて、その内訳は示されていないという今の状況だと思っていて、民間の出身だから思っちゃうのかもしれないですけれども、どの委員会のどういう仕切りなのかよく分からないんですけど、収入の内訳は、何人来館者数がいてこうなってこうなる、支出の内訳はこうである、そして、ここの部分はメインの収入源であって、この部分に関しては収支とんとんに近い線でいいと思っていると、そういうふうなオーソライズがどこかであるべきなんだろうと思っているんです。それが議会に対して説明されるのは、いつ、どこの場であるというふうに考えればよろしいでしょうか。 千田中野駅周辺まちづくり担当部長 今、どの委員会でいつというところまではまだ特定できていないところなんですが、基本的に今後の流れとして考えているのが、この再発事業の中で、具体的にこのような機能を導く、提供するということの方針を確定させていただいて、今後具体的にその機能と規模と用途を定める中で、具体的に収支等の運用も示して、それでいろいろ委員会の御意見も頂戴しながら前に進んでいくというような流れになっていくと思います。これについては、基本的に財産運用に関わるところですので、主には特別委員会とあと総務委員会というところが想定はされるということです。 あと、そういった流れになる理由なんです。若干長くなって申し訳ないんですけれども、例えば展望機能の中で、レストラン機能を特に区民にこういう形で提供したいというところをかなり行政側のほうの制限が強ければ強いほど、それに参画できる民間企業が少なくなってきますので、つまり、賃料収入としては競争力を失ってくる。一方で、広くすれば広くするほど競争力が高まって賃料は期待できるんですけれども、ただ、そうなってくると、一方で中野として特徴的に提供したいところ、それがなかなか導けないというような状況になってきます。 そういったところ、公有財産の活用も含めて、また誘導すべき用途も含めて、どこら辺のところで今後定めていくかというのが、今後の段階の中で区議会のほうの御意見を頂戴して、そして特定して進めていくという流れになりますので、今回運用シミュレーションとして出している中で詳細がないのは、例えばここぐらいですと、一般的にこのぐらいの賃料収入が得られる。ただ、それですとマックス広く募集したときになりますので、行政目的を付して制限して、仮に6割程度の賃料でやっても、このぐらいの赤字にはなりませんと。ですから、その範囲内で今回区として提供したいと考えている用途は誘導できるだろうということで、先般特別委員会のほうで報告させていただいたという形になります。 大沢委員 ここまでの経緯と、今後、そうしたら特別委員会及び総務委員会で報告することであろうと。収支の詳細に関しては、そこはそういう御回答であったと思います。 片やスケジュールも示されていて、令和5年の11月には、都市計画のここに書いてあるように審議会へ諮問します。12月に財産処分に関する議決がなされますというふうに、たしか計画には、ここにはないですけれども、特別委員会ではそのようにおっしゃっていたかと思います。そうすると、普通に考えると、議決よりも前にはその内容の説明がされていないとおかしいであろうと感覚として思うんです。それは時期は未定であるというふうにおっしゃいましたけれども、そうすると、時期がいつなのかというところもあるんですけれども、第4回定例会ですか、その辺りではどこかで説明がされる、そのように理解すればいいでしょうか。 千田中野駅周辺まちづくり担当部長 今委員から御意見がございましたように、具体的には財産処分に関するもの、これは転出補償金に関する議決ではあるんですけれども、一方で、それと同時に区として取得する床、それについてはどの程度の運用性があるのか、どの程度の運用幅があるのかというのは併せて御確認いただく予定になっていますので、その段階では詳細用途まで特定できないので、フレームとしてこのような活用、運用ができる床ですということをお示しすることが今流れとしては想定されるところでございます。 大沢委員 前半うなずいていて、最後のところで意味がよく分からなくなったんですけれども、先ほど出てきた収入、例えば9.5億円だとか1.7億円だとか3,500万円、その内訳はこうなる予定である、そして支出の内訳はこうなる予定である、よって収支はこうなる予定であるというふうなところの詳細とその算出根拠、それが出てくるというふうに理解して大丈夫ですか。 千田中野駅周辺まちづくり担当部長 もう少し言い方を変えると、当然議決に当たって、併せて取得する床についても御報告させていただくという流れで、そのときに具体的に床として、こういう用途で運用する床を取得します。その際に、その段階では、まだ具体的に、例えばレストランであればどういう機能を誘導するというのはまだその段階では特定できないので、例えばここのレベルだとこのぐらいの賃料収入が期待できて、その中でこういうような施設用途を運営するためにはこのぐらいの枠がある、ですから、運営が成立すると考えているというようなところは御報告させていただく流れになるというところで、それを含めて枠で報告することになるということでお話しさせていただいたところです。 大沢委員 今のレストランとか、ちょっと違う話に行ったんですけれども、お聞きしたかったのは、特別委員会の中で報告されているオフィス収入と展望収入とバンケットとあと子どもの遊び場、この4点に関しては想定の収支額が一応出されていたかと思います。そこの算出根拠とその詳細、それは例えば入場者数掛ける単価が幾らであって、それに対して運営費用がこういう理由でこれだけかかるんです、だから積算するとこうなるんですというものは、少なくともその4項目に関しては、もしその計画が変わってしまってそれを導入しないようだったら別なんですけれども、そこに関しては示していただけるんだろうと思っているんです。それは大丈夫でしょうかという質問です。 千田中野駅周辺まちづくり担当部長 例えば1点の御紹介をすれば、まず一つ、展望機能としてのお話をさせていただければ、今回の財産処分の段階で、これを無料にするのか有料にするのか、また有料にするとしたら幾らにするのかというような特定はまだできる段階にはないというところです。したがいまして、まず展望機能としてこういうふうに供します。そのうちの運用の一例をお示しする中で、区としてこういった支出がずっとかかるようなものにはならないですというようなことをお示ししながら、枠として決定させていただくというところの意味合いになっております。 大沢委員 幅を持って幾つかの案が出てくるというふうな意味合いだったかなというふうに思うんですけれども、その中で少なくとも収支結果が7.5億円、あとは1,000万円というのが三つほどあったかと思うんです。そこに関しては、この前提でこのシミュレーションをしたらこういう収入になってこういう費用になるんですというふうなところは少なくともお示しいただきたいと強く要望させていただきます。 ひやま委員 展望施設のところで、先ほど白井委員のほうからも質疑がありまして、ちょっと重なるところもありますが、これについては、うちの会派からも特別委員会や様々な場面で、この間、いろいろと指摘をさせていただきました。当初事業者がやると言っていたものをあれよあれよという間に、いつの間にか中野区のほうでそれをやるような形になっているようにお見受けされます。事業者が採算が合わないようなものを果たして中野区が持ったときに、では、負の遺産としてそれが残らないかとか、例えば展望レストランも、最初は、これだけの立地ですからかなり話題になると思いますし、区民の皆さんもそこについては大変喜ばれる方もいらっしゃるかもしれませんし、そうであってほしいと思います。ただ、それが中長期的に見たときに、これがお金の面でもそうなんですが、本当にこれを持ち続けることが果たして区民の福祉向上に資するものなのかということについては、これまで説得力のある御説明というのを私たちは聞いたことがないので、これについては、所管が違うとは思いますけれども、しっかりよくこれは検討していただくことをまず強く要望させていただきます。 私がお聞きしたいのは、今後の予定のところで、さっき大沢委員の質疑のやり取りが分からなかったんですが、さきの特別委員会においては、今後の予定のところで、財産価格審議会の諮問とか、あと財産処分に関する議決とか、あと新サンプラザの整備方針の議決とか、これはスケジュールをお示しされていましたけれども、今回の予定とかでこれはずぼっと抜けているんです。この議決については、これはどういう理解をしたらよろしいですか。日程については。 千田中野駅周辺まちづくり担当部長 まず、議決につきましては、先般の特別委員会の中でも御報告させていただいたように、まず財産処分の議決というのが予定されているところです。先ほど大沢委員からお話があったところは、財産処分という大きな議決に当たって、こういうところは併せてお示しする予定ですというお話をさせていただいたところで、スケジュールのほうは、それぞれ特別委員会、それから総務委員会という中で、またそちらのほうの手続は確認させていただければと思います。 委員長 委員会を休憩します。
(午後2時35分)
委員長 委員会を再開いたします。
(午後2時36分)
ひやま委員 分かりました。 あと、日程の最後のところで、今回令和6年度以降ということで、ざっくり工事着手とか、それから計画認可なんかも全部令和6年度以降ということで、全部ざっくりそういうふうになってしまっているんですけれども、スケジュールの大枠にこれは変更というのはあるというふうに考えてよろしいですか。それともスケジュール自体は動いてはいないという理解でいいのか、その辺について教えてください。 小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 スケジュール詳細、現在検討中のところもございますけれども、工事完了というタイミングについては、これまでお示ししてきたところを目指して現在進めているところでございます。 委員長 他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。 次に、その他で理事者から何か報告はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。 次に、審査日程のその他に入ります。 委員会を暫時休憩します。
(午後2時37分)
委員長 委員会を再開します。
(午後2時37分)
休憩中に御確認いただきましたとおり、次回の委員会は第4回定例会中とし、急を要する案件が生じた場合は正副委員長から招集させていただきたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 御異議ありませんので、そのように決定いたします。 以上で予定した日程は終了いたしますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 なければ、以上で本日の建設委員会を散会します。
(午後2時38分) |