令和5年12月01日中野区議会厚生委員会(第4回定例会)
令和5年12月01日中野区議会厚生委員会(第4回定例会)の会議録

中野区議会厚生委員会〔令和5年12日〕

 

厚生委員会会議記録

 

○開会日 令和12

 

○場所  中野区議会第3委員会室

 

○開会  午後1時00分

 

○閉会  午後03

 

○出席委員(8名)

 日野 たかし委員長

 広川 まさのり副委員長

 井関 源二委員

 黒沢 ゆか委員

 間 ひとみ委員

 木村 広一委員

 高橋 ちあき委員

 中村 延子委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 地域支えあい推進部長、地域包括ケア推進担当部長 石井 大輔

 地域支えあい推進部地域活動推進課長、地域支えあい推進部すこやか福祉センター調整担当課長 高橋 英昭

 地域支えあい推進部区民活動推進担当課長 池内 明日香

 地域支えあい推進部中部地区担当課長 河田 達彦

 地域支えあい推進部北部地区担当課長 関田 勇介

 地域支えあい推進部南部地区担当課長 田邉 敏幸

 地域支えあい推進部鷺宮地区担当課長 村田 佳生

 地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長 河村 陽子

 地域支えあい推進部中部すこやか福祉センター担当課長、中部すこやか福祉センター所長 鈴木 宣広

 地域支えあい推進部北部すこやか福祉センター担当課長、北部すこやか福祉センター所長 荒井 弘巳

 地域支えあい推進部南部すこやか福祉センター担当課長、南部すこやか福祉センター所長 伊藤 廣昭

 地域支えあい推進部鷺宮すこやか福祉センター担当課長、鷺宮すこやか福祉センター所長 平田 祐子

 地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長、地域支えあい推進部高齢者支援担当課長 古本 正士

 健康福祉部長、保健所次長 鳥井 文哉

 保健所長、健康福祉部地域医療連携担当課長事務取扱 佐藤 壽志子

 健康福祉部福祉推進課長 中谷 博

 健康福祉部スポーツ振興課長 鈴木 康平

 健康福祉部障害福祉課長 辻本 将紀

 健康福祉部障害福祉サービス担当課長 大場 大輔

 健康福祉部生活援護課長 葉山 義彦

 健康福祉部生活保護担当課長 只野 孝子

 健康福祉部保健企画課長、健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 中村 誠

 健康福祉部保健予防課長 鹿島 剛

 健康福祉部生活衛生課長 秦 友洋

 

○事務局職員

 書記 立川 衛

 書記 田村 優

 

○委員長署名


審査日程

○議案

 第90号議案 令和5年度中野区一般会計補正予算(関係分)

 第91号議案 令和5年度中野区介護保険特別会計補正予算(関係分)

 第100号議案 中野区区民活動センター条例の一部を改正する条例

 第101号議案 中野区立高齢者会館条例の一部を改正する条例

 第102号議案 中野区地域包括支援センターの職員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例

 第103号議案 中野区の福祉に関する事務所設置条例の一部を改正する条例

 第104号議案 中野区スポーツ・コミュニティプラザ条例の一部を改正する条例

 第105号議案 中野区立総合体育館の管理及び運営に関する条例の一部を改正する条例

 第106号議案 指定管理者の指定について

 第107号議案 指定管理者の指定について

 第108号議案 指定管理者の指定について

 第109号議案 指定管理者の指定について

○所管事項の報告

 1 中野区実施計画(案)について(地域支えあい推進部、健康福祉部)

 2 令和6年度予算で検討中の主な取り組み(案)について(地域支えあい推進部、健康福祉部)

 3 鍋横区民活動センター等整備基本計画(案)について(地域活動推進課)

 

委員長

 定足数に達しましたので厚生委員会を開会します。

 

(午後1時00分)

 

 本定例会における審査日程及び三日間の割り振りについて協議したいので、委員会を休憩します。

 

(午後1時00分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時00分)

 

 本定例会における委員会の審査日程についてお諮りします。

 お手元の審査日程案(資料1)に沿って進め、1日目は議案の審査、所管事項の報告を4番まで受け、2日目は残りの所管事項の報告以下を行い、3日目は進行状況に応じて改めて御相談したいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 次に、第90号議案と第91号議案は関連するので一括して議題に供したいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 また、審査は5時を目途に進め、3時頃に休憩を取りたいと思いますので、御協力をお願いします。

 それでは、議事に入ります。

 議案の審査を行います。

 先ほど御確認いただいたとおり、第90号議案、令和5年度中野区一般会計補正予算(関係分)、第91号議案、令和5年度中野区介護保険特別会計補正予算(関係分)を一括して議題に供します。

 これらの議案は総務委員会に付託されておりますが、厚生委員会の関係分について当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば、総務委員会に申し送ることになっておりますので、御承知おきください。

 理事者の補足説明を求めます。

古本地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長

 それでは、第90号議案及び第91号議案におけます地域支えあい推進部厚生委員会審査関係分の補正予算につきまして御説明を申し上げます。

 お手元の令和5年第4回中野区議会定例会議案(補正予算)の22ページ、23ページをお開きいただきたいと思います。

 初めに、一般会計の歳出について御説明を申し上げます。

 6款地域支えあい推進費、2項介護・高齢者支援費、1目介護・高齢者支援費の3、介護保険特別会計繰出金でございます。こちらは介護保険特別会計の補正に伴いまして3,771万4,000円を増額するものでございます。

 次に介護保険特別会計の歳出について御説明をさせていただきます。恐れ入りますが、38ページ、39ページをお開きいただきたいと思います。

 1款制度運営費、1項制度運営費、1目制度管理費の2、制度管理の(2)システム管理でございます。介護保険料や介護報酬の変更など、来年の4月までに対応が必要な介護保険システムの改修に係る経費といたしまして4,189万7,000円を増額いたします。

 続きまして、介護保険特別会計の歳入について御説明をさせていただきます。36ページ、37ページをお開きいただきたいと思います。

 3款国庫支出金、2項国庫補助金、4目介護保険事業費補助金につきまして、介護保険システム改修に対する補助金といたしまして418万3,000円を増額いたします。

 次にその下の7款繰入金、1項一般会計繰入金の4目その他一般会計繰入金につきまして、3,771万4,000円を増額いたします。こちらは介護保険システム改修の補正に伴いまして一般会計から繰り入れるものでございまして、システム改修経費から国庫補助金を差し引いた額となってございます。

 以上で地域支えあい推進部の補足説明を終わらせていただきます。よろしく御審査のほどお願い申し上げます。

中谷健康福祉部福祉推進課長

 それでは、健康福祉部所管分の補正予算につきまして御説明いたします。

 まず初めに、議案書の24ページ、25ページをお開きください。

 7款健康福祉費、1項健康福祉費、1目福祉推進費、2、福祉推進、(2)高齢・障害福祉システム管理でございます。令和6年4月の障害福祉サービス等の報酬改定に対応するため、高齢・障害福祉業務管理システムの改修を行うに当たりまして、そのシステム改修に係る経費として1,035万8,000円を増額補正するものでございます。

 引き続き対応する歳入予算について御説明します。16ページと17ページをお開きください。

 13款国庫支出金、2項国庫補助金、6目健康福祉費補助金、4節地域生活支援事業につきまして517万9,000円を増額するものでございます。

 以上で補足説明とさせていただきます。よろしく御審査のほどお願いいたします。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、質疑を終結します。

 意見について伺います。第90号議案及び第91号議案について意見はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、第90号議案及び第91号議案について意見なしとして総務委員会に申し送ることに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 以上で第90号議案及び第91号議案の審査を終了します。

 次に、第100号議案、中野区区民活動センター条例の一部を改正する条例を議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

池内地域支えあい推進部区民活動推進担当課長

 第100号議案、中野区区民活動センター条例の一部を改正する条例について補足説明いたします(資料2)。

 この目的でございますが、さきに選定いたしました施設使用料の見直し方針に基づき算出いたしました施設使用料の改定、変更を行うため規定を整備するものでございます。

 お手元の資料、新旧対照表を御覧ください。右側が現行、左側が改正案となってございます。一部を除き使用料が減額となる内容となってございます。

 本条例の施行日は、令和6年7月1日でございます。

 なお、6ページにございます別表第4の中野区上鷺宮区民活動センターテニスコートにつきましては、令和5年9月1日の本委員会にて使用料見直し案について説明させていただきましたとおり、引き続きスポーツ施設の半額措置の取扱いが適用されますので、次回の使用料見直しの時期に改めて併せて検討されるまでは、実質御負担いただく使用料は変わらず200円と変更はございません。

 補足説明は以上でございます。御審査のほどお願いいたします。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取扱い協議のため、委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後1時07分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時07分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより第100号議案について採決を行います。

 お諮りします。第100号議案、中野区区民活動センター条例の一部を改正する条例を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第100号議案の審査を終了します。

 次に、第101号議案、中野区立高齢者会館条例の一部を改正する条例を議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

高橋地域支えあい推進部すこやか福祉センター調整担当課長

 第101号議案、中野区立高齢者会館条例の一部を改正する条例につきまして補足説明をさせていただきます(資料3)。

 提案理由でございますが、施設使用料の改定と施設名、これはいわゆる室名、部屋名でございますが、この変更を行うため規定を整理する必要があるためでございます。

 お手元の資料、新旧対照表を御覧ください。右側が現行、左側が改正案でございます。

 改正内容でございますけども、まず施設使用料です。さきに策定いたしました施設使用料の見直し方針に基づきまして新たな使用料を算定し改定するものです。

 次に、施設名、各部屋の名称でございます。会館の利便性向上を図るため、今年度一部施設につきまして和室から洋室への改修を行っております。改修につきましては、令和6年度以降も引き続き実施することを検討しておりまして、施設名を今後も変更する必要が生じるというようなことから、各部屋の名称を集会室として統一をするものです。

 本条例の施行日は令和6年7月1日でございます。

 補足説明は以上です。御審査のほど、よろしくお願いいたします。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取扱い協議のため、委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後1時10分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時10分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより第101号議案について採決を行います。

 お諮りします。第101号議案、中野区立高齢者会館条例の一部を改正する条例を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で、第101号議案の審査を終了します。

 次に、第102号議案、中野区地域包括支援センターの職員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

河村地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 第102号議案、中野区地域包括支援センターの職員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例につきまして補足説明をさせていただきます(資料4)。

 資料を御覧ください。1、改正の趣旨でございます。改正の理由につきましては、後期高齢者人口の増加ですとか業務量・業務内容に適したサービスを提供するための体制を確保するため、中野区地域包括支援センター職員体制を見直す必要があるためでございます。

 2、改正内容につきましては、新旧対照表を御覧ください。右側が現行、左側が改正案でございます。

 主な改正点は3点となります。

 1点目は、条例第3条に定める内容を「職員の員数」から「職員に係る基準及び当該職員の員数」へ改正いたします。

 2点目は、条文第3条第2項において、地域包括支援センターが担当する区域における第1号被保険者の数がおおむね6,000人以上の場合に置くべき専らその職務に従事する常勤の職員の員数を改定いたします。詳しくは、現行では、第3条第1項で定める職員の員数に加えて、「各号に掲げる者のいずれか1人を加えた員数」としておりましたが、第1号被保険者の数がおおむね6,000人以上7,000人未満の場合には、「各号に掲げる者のいずれか2人」、おおむね7,000人以上の場合は、「各号に掲げる者のいずれか3人を加えた員数とする」へ改正をいたします。

 3点目は、条文第3条第3項において、「当該地域包括支援センターが担当する区域の実情に応じ区長が必要と認めるときは、第3条第2項の規定により配置する職員に加えて運営上必要な常勤の職員を置くものとする」を新たに加えております。

 本条例の施行日は令和6年4月1日からです。

 補足説明は以上となります。よろしく御審査のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

間委員

 こちらに関して今回変更をするに当たって、その背景の確認をさせていただきたいんですけれども、法的なものが変わったりですとか、どういった今回理由で変えるというところも一度確認をさせてください。

河村地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 法的なものが何か変更があったということではございませんで、ただいま地域における困難ケースの増加ですとか、今後75歳人口が増えるというところがございまして、地域包括支援センターの職員の体制整備が必要だったために条例改正をさせていただくところでございます。

間委員

 そのような現場の状況というところを踏まえた変更ということですけれども、今この8か所の地域包括支援センターで、おおむね6,000人以上から7,000人未満という枠とおおむね7,000人以上の枠というふうに二つあると思いますけれども、こちらは8か所それぞれどういう状況なのかというところを伺います。

河村地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 現状では、8地域包括支援センターとも高齢者人口が7,000人を超えるという状況になってございます。

間委員

 その中でも抱えていらっしゃる方の人数というものもばらつきがあるのかなと思うんですけれども、全て一緒ではないのかなと思う中で、皆さん一律で、おおむね7,000人以上で「前項各号に掲げる者のいずれか3人」というところでありますけれども、こちらで8か所全て十分にカバーできるというような理解でよろしいでしょうか。

河村地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 現状につきましては、各地域包括支援センターの管理者の皆様と毎月定例会等を設けさせていただき、情報交換をさせていただく中で、こういった体制であれば継続できるというふうなお話はいただいているところでございます。

黒沢委員

 ありがとうございます。今お話しいただいたように、地域包括支援センターの皆さんとお話をする機会を持たれているということですが、今、人材確保が本当に厳しいという中で包括支援センターさんもかなり入れ替わりがあると聞いています。その人材確保という面では、事業者の皆さんから、4月ということでもう迫っている中で、どういった御意見を頂いている状態でしょうか。

河村地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 様々御意見は頂いているところではございます。基本的に3職種と言われている主任ケアマネージャーですとか社会福祉士、保健師という中で、主任ケアマネージャーとか保健師というところは採用がなかなか難しいというふうに伺っていますけれども、社会福祉士という資格の職員については一定確保ができるのではないかという御意見を頂いているところでございます。

黒沢委員

 この3職種の役割というのがそもそも異なっているという点があると思っておりまして、社会福祉士の確保で補われる面というのは、権利擁護の視点とかあると思うんですが、保健師が必要という場合もあると思っていて、その辺りの求人ですとかそういった部分のアドバイスというか、中野区としてこれを定めるに当たっては何かフォローがあるべきなのかなというふうに思うんですが、その辺りは今後いかがでしょうか。

河村地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 基本的に委託という形で8か所の地域包括支援センターを運営しておりますけれども、当課のほうで基幹包括支援センターというような位置付けでございますので、様々な部分でバックアップはさせていただいているところでございます。

高橋委員

 確認なんですけれども、この3項のところに「区長が必要と認めるときは、運営上必要な常勤」と書いてあるんですけど、常勤じゃなくてはならないのかな。そこがちょっとどうしてと。

河村地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 こちらにつきましては、基本的に条例上は常勤とさせていただいておりますけれども、現状も非常勤の方を置いていただいているような状況がありますので、そういった状況は引き続き法人のほうで御判断いただくようになろうかと思います。

広川委員

 本当に地域包括支援センターの役割というのはこれからもどんどん大きくなっていくかと思うんですけれども、その上で今回この職員を増やすということ、大事なことだと思います。その上で、働いているその職場のスペースのところでは、この人数が増えたことによって支障はないのかというところをお願いします。

河村地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 人数が増えたことでスペースの確保が難しいというお声も頂いておりますので、そこはまた別途検討したいと思ってございます。

広川委員

 例えば、東中野でいいますと、今、東中野は図書館が、旧東中野図書館のスペースが丸々空いているというところで、そういったところを活用するということは検討されているんでしょうか。

河村地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 そういった区有施設も含めて現在検討しているところでございます。

広川委員

 ぜひ前向きに検討していただいて、働いている人たちができるだけ伸び伸び活動できるように、働けるようにやっていってもらいたいと思います。要望です。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取扱い協議のため、委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後1時21分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時22分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより第102号議案について採決を行います。

 お諮りします。第102号議案、中野区地域包括支援センターの職員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例についてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第102号議案の審査を終了します。

 次に、第103号議案、中野区の福祉に関する事務所設置条例の一部を改正する条例を議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

中谷健康福祉部福祉推進課長

 それでは、第103号議案、中野区の福祉に関する事務所設置条例の一部を改正する条例につきまして補足説明をさせていただきます(資料5)。

 本議案の提案理由ですが、中野区役所本庁舎の新庁舎への移転に伴いまして福祉事務所の位置を改める必要があるため条例を改正するというものでございます。

 お手元の新旧対照表を御覧ください。左側に改正案、右側に現行の規定を記載してございます。中野区福祉事務所の位置を現在の本庁舎の位置から新庁舎の位置へ変更いたします。

 この条例の施行日は令和6年5月7日でございます。

 以上で補足説明とさせていただきます。よろしく御審査のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取扱い協議のため、委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後1時23分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時24分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより第103号議案について採決を行います。

 お諮りします。第103号議案、中野区の福祉に関する事務所設置条例の一部を改正する条例を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第103号議案の審査を終了します。

 次に、第104号議案、中野区スポーツ・コミュニティプラザ条例の一部を改正する条例を議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

鈴木健康福祉部スポーツ振興課長

 それでは、第104号議案、中野区スポーツ・コミュニティプラザ条例の一部を改正する条例につきまして補足説明をさせていただきます(資料6)。

 提案理由でございますが、11月8日の本委員会で御報告させていただきましたとおり、施設使用料見直し方針に基づき施設の利用料金及び使用料――以下「利用料金等」といたします――の限度額を改定するほか、施設の個人使用に係る単位時間を改めるものでございます。

 お手元の資料、新旧対照表を御覧ください。右側が現行、左側が改正案でございます。

 1ページの別表1の(1)及び備考の附帯設備の限度額を改定後の利用料金に改めております。

 次に、2ページを御覧ください。2ページの別表1、(2)個人使用につきまして、単位時間を1時間以内に改め、備考において、単位時間を超過した場合の限度額も同様に1時間以内と改めております。これは3か所のスポーツ・コミュニティプラザにおいて、トレーニングルーム及び温水プールの単位時間、備考における単位時間を超過した場合の限度額について、2時間以内と1時間以内が混在していたことから、全て1時間以内に統一をいたしました。

 次に2ページの別表2、(1)及び3ページの(2)、またその次の備考につきましても同様の改定を行っているものでございます。

 次に、3ページの別表3、(1)アから5ページのオまで、及び(2)アとイにつきましても、改定後の利用料金等に改め、個人使用の単位時間を改めてございます。

 最後に6ページを御覧ください。附則の第1項におきまして施行日を定めてございます。また、第2項におきまして、経過措置として、各スポーツ・コミュニティプラザの団体使用について、施行日以前に施行日以後の使用に係る利用料金等の限度額は、改正後の限度額を適用する旨を定めております。

 第104号議案に係る補足説明は以上でございます。御審査のほど、よろしくお願いいたします。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取扱い協議のため、委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後1時27分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時28分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより第104号議案について採決を行います。

 お諮りします。第104号議案、中野区スポーツ・コミュニティプラザ条例の一部を改正する条例を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第104号議案の審査を終了します。

 次に、第105号議案、中野区立総合体育館の管理及び運営に関する条例の一部を改正する条例を議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

鈴木健康福祉部スポーツ振興課長

 それでは、第105号議案、中野区立総合体育館の管理及び運営に関する条例の一部を改正する条例につきまして補足説明をさせていただきます(資料7)。

 提案理由でございますが、こちらも施設使用料見直し方針に基づき、中野区立総合体育館の利用料金等の限度額を改定するとともに、スポーツ活動団体における入場料を徴収する試合、大会等の使用に係る利用料金等の限度額を新たに定めるものでございます。

 また、スポーツ施設の特例措置の取扱いについては、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を契機とした現行の特例措置が令和6年6月30日をもって終了するため、令和6年7月1日から当分の間、新たな特例措置を定めるものでございます。

 お手元の資料、新旧対照表を御覧ください。右側が現行、左側が改正案となっております。

 まず、1ページの附則第6項におきまして、令和6年7月1日から当分の間、2ページ、下段以降にございます別表1及び2に記載されている利用料金等の限度額のうち、別表1の入場料を徴収する場合の限度額に係るものを除き、おおむね半額にする旨を定めております。また、別表1におきましては、入場料を徴収しない場合の利用料金等を改定するとともに、入場料を徴収する場合の限度額について入場料を徴収しない場合の1.5倍とする旨を新たに定めております。

 次にページを飛んでいただきまして、15ページを御覧ください。備考の2から4におきまして入場料についての定義を定め、現行条例では備考の2であったものを備考の5に改めております。

 次に、16ページを御覧ください。附則の第1項で施行日を定めてございます。第2項におきまして、施行日前においても施行日以後の使用に係る使用の承認、不承認及び利用料金の納付等を行うことができるとする準備行為について定めております。

 また、17ページの第3項、第4項におきまして経過措置として、施行日前に施行日以後の使用を承認する場合、改定後の限度額を適用する旨を定めてございます。

 第105号議案に係る補足説明は以上でございます。御審査のほど、よろしくお願いいたします。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取扱い協議のため、委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後1時32分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時32分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより第105号議案について採決を行います。

 お諮りします。第105号議案、中野区立総合体育館の管理及び運営に関する条例の一部を改正する条例を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第105号議案の審査を終了します。

 次に、第106号議案、指定管理者の指定についてを議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

中谷健康福祉部福祉推進課長

 それでは、第106号議案、指定管理者の指定について補足説明をさせていただきます(資料8)。

 本議案の提案理由ですが、社会福祉会館の指定管理者を指定するに当たりまして議会の議決をお願いするものでございます。

 お手元の資料を御覧ください。対象施設は中野区社会福祉会館で、指定期間は令和6年4月1日から令和11年3月31日までの5年間です。

 指定管理者の候補者は、社会福祉法人中野区社会福祉協議会で、法人の運営理念は資料に記載のとおりです。

 最後に法人の沿革についてですが、平成7年の中野区社会福祉会館の開設以来管理運営を委託しており、平成18年の指定管理制度の導入以来継続して管理を行っている法人でございます。

 以上で補足説明とさせていただきます。よろしく御審査のほど、お願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取扱い協議のため、委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後1時34分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時35分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより第106号議案について採決を行います。

 お諮りします。第106号議案、指定管理者の指定についてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第106号議案の審査を終了します。

 次に、第107号議案、指定管理者の指定についてを議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 それでは、第107号議案、指定管理者の指定につきまして補足説明をさせていただきます(資料9)。

 本件につきましては、中野区障害者福祉会館の指定管理者指定につきまして議決をお願いするものでございます。

 資料を御覧ください。1、指定管理の対象施設でございます。対象施設は、中野区沼袋二丁目にございます中野区障害者福祉会館で、開設日は昭和54年10月1日となっております。指定管理期間につきましては、令和6年4月1日から令和11年3月31日までの5年間となります。

 候補者につきましては、東京都新宿区西新宿七丁目にございます社会福祉法人東京都手をつなぐ育成会で、理事長は立原麻里子さんでございます。現在の指定管理者となっております。

 3、法人の運営理念につきましては記載のとおりでございます。

 4、法人の沿革につきましては、昭和36年に東京都内各地域の親の会の連合体として結成し、昭和47年に社会福祉法人を設立いたしました。その後は、記載のとおり、各施設の指定管理等を受託しております。

 最後に、法人の運営実績につきましては、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に規定する障害福祉サービス事業及び相談支援事業の運営や東京都内区市から受託した施設等事業所の運営を行っております。

 御説明は以上となります。よろしく御審査のほど申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取扱い協議のため、委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後1時37分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時38分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより第107号議案について採決を行います。

 お諮りします。第107号議案、指定管理者の指定についてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第107号議案の審査を終了します。

 次に、第108号議案、指定管理者の指定についてを議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 それでは、第108号議案、指定管理者の指定につきまして補足説明をさせていただきます(資料10)。

 本件につきましては、中野区立弥生福祉作業所の指定管理者の指定について議決をお願いするものでございます。

 資料を御覧ください。1、指定管理の対象施設でございます。対象施設は、中野区弥生町四丁目にございます中野区立弥生福祉作業所で、開設日は昭和62年11月2日でございます。指定管理期間につきましては、令和6年4月1日から令和11年3月31日までの5年間となります。

 候補者につきましては、東京都稲城市若葉台四丁目にございます社会福祉法人正夢の会で、理事長は山本あおひさんです。現在の指定管理者でございます。

 3、法人の運営理念につきましては記載のとおりとなっております。

 4、法人の沿革につきましては、平成13年に社会福祉法人を設立し、知的障害者入所更生施設やグループホームを開設いたしました。その後は、記載のとおり各施設の指定管理等を受託しております。

 最後に、法人の運営実績につきましては、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に規定する障害福祉サービス事業及び相談支援事業の運営や児童福祉法に規定する障害児通所支援事業、障害児相談支援事業の運営、東京都内区市から受託した施設等事業所の運営を行っております。

 御説明は以上となります。よろしく御審査のほど、お願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取扱い協議のため、委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後1時40分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時41分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより第108号議案について採決を行います。

 お諮りします。第108号議案、指定管理者の指定についてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第108号議案の審査を終了します。

 次に、第109号議案、指定管理者の指定についてを議題にします。

 理事者の補足説明を求めます。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 それでは、第109号議案、指定管理者の指定につきまして補足説明をさせていただきます(資料11)。

 本件につきましては、中野区立療育センターアポロ園の指定管理者の指定について議決をお願いするものでございます。

 資料を御覧ください。1、指定管理の対象施設でございます。対象施設は、中野区江古田四丁目にございます中野区立療育センターアポロ園で、開設日は昭和62年4月1日でございます。指定管理期間につきましては、令和6年4月1日から令和11年3月31日までの5年間となります。

 候補者につきましては、静岡県静岡市葵区南沼上にございます社会福祉法人愛誠会で、理事長は岡村幸彦さんです。現在の指定管理者から変更となります。

 法人の運営理念につきましては記載のとおりでございます。

 法人の沿革につきましては、平成15年に社会福祉法人を設立し、平成17年に知的障害者入所更生施設を開設いたしました。平成22年には児童デイサービス事業所を開設し、その後は児童発達支援・放課後等デイサービス事業所や相談支援事業所を開設、令和4年に児童発達支援センターを開設しております。

 最後に、法人の運営実績につきましては、児童福祉法に規定する障害児通所支援事業所の運営や障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に規定する障害福祉サービス事業所及び相談支援事業所の運営、その他児童福祉法に規定する保育所や老人福祉法に規定する特別養護老人ホームの運営等を行っております。

 御説明は以上となります。よろしく御審査のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取扱い協議のため、委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後1時43分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時44分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより第109号議案について採決を行います。

 お諮りします。第109号議案、指定管理者の指定についてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第109号議案の審査を終了します。

 次に、所管事項の報告を受けたいと思います。

 初めに、1番、中野区実施計画(案)について理事者の報告を求めます。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 中野区実施計画(案)につきまして御報告をさせていただきます(資料12)。本報告は、全ての常任委員会におきまして共通の資料により御報告をするものでございます。

 それでは、かがみ文を御覧ください。

 このたび中野区実施計画(案)を作成しましたので、中野区実施計画(素案)についての意見交換会等の実施結果と併せて御報告いたします。

 1、意見交換会等の実施結果についてです。意見交換会は、10月19日、21日、23日の3日間実施いたしまして、計6名の方に御参加をいただきました。区民から区に寄せられました意見につきましては、電子メール等により10件の意見を頂きました。関係団体等からの意見聴取につきましては、64団体に対して実施をいたしました。

 素案に対する主な意見の概要及び区の考え方につきましては、別紙1「素案に対する主な意見の概要及び区の考え方」を御覧ください。当委員会に関連する項目につきまして、最初に地域支えあい推進部の所管分につきまして御説明をいたします。

 別紙1「素案に対する主な意見の概要及び区の考え方」を御覧ください。

 まず最初に、項番7、虐待に対する意見でございます。おめくりいただきまして、2ページ、項番10、中間支援組織についての御意見でございます。

 少し飛びまして6ページ、一番上、43番、リトルベビーハンドブックの作成についての御意見でございます。

 続きまして7ページ、項番51、アウトリーチ関連の御意見でございます。52もアウトリーチ活動関連の御意見でございます。

 続きまして、項番53、民生児童委員のパソコンについての御意見でございます。

 項番55、住民主体サービス提供団体についての御意見でございます。

 続きまして、項番56、介護予防に関連する御意見でございます。

 項番57、認知症に関しての御意見でございます。

 一つ飛びまして項番59、孤独・孤立対策に関しての御意見でございます。

 続きまして、項番60、単身高齢者に関しての御意見でございます。

 おめくりいただきまして、8ページ、項番61、中野区再犯防止推進計画に関連する御意見でございます。62、こちらに関しましても、再犯防止に向けた取組に関しての御意見でございます。63も同じく連携先に関しての御意見でございます。

 おめくりいただきまして、10ページ、項番79、高齢者会館などにおけるお風呂に関しての御意見でございます。

 続きまして、地域支えあい推進部分の、別紙2に基づきまして素案からの主な変更点、こちらに関して御説明をいたします。該当項目が多数ございますので、項番の御報告とともに、内容につきましては一部の御説明とさせていただきます。

 まず、第2章重点プロジェクト、1ページの項番1でございます。こちらに関しましては、保護者の育児不安の解消につながる子育てサービスや相談支援の充実という事業でございまして、素案が下の部分、上のところが今回の案となっておりますけども、2024年度の事業に関しまして具体化したものでございます。

 続きまして項番2、保護者の育児不安の解消につながる子育てサービスや相談支援の充実の事業につきましては、こちらは2024年度の取組、この下線の部分につきまして追記をしたものでございます。

 以下同様に、下線の部分につきましては追記、修正。具体的に書いてございますものは、新たな事業というような形になってございます。

 項番だけこのページに関しまして申し上げますが、このページに関しましては3番から6番まで全て地域支えあい推進部の所管となってございます。

 おめくりいただきまして、2ページでございます。2ページにつきましては、項番の7、アウトリーチ活動等を通じた支援に結びつかない潜在的な要支援者の発見、適切な相談支援への接続、継続的な見守り・支援という事業につきまして、2024年度、2025年度の取組を具体化したものでございます。以下、項番8から項番11まで、地域支えあい推進部の所管でございます。

 続きまして3ページ、項番の14、相談支援機関の職員をはじめ、多様な主体の提案力、課題解決力の向上。こちらにつきましても、2024年度の取組を具体化したものでございます。

 この後、項番15、16及び項番19に関しまして、地域支えあい推進部の所管でございます。なお、19につきましては新規の項目となってございます。

 おめくりいただきまして、4ページでございます。項番20、認知症や障害などの生活において困難を抱える人への理解の促進につきまして、こちらも2024年度、2025年度の取組を具体化したものでございます。21以下25まで、これは全て域支えあい推進部の所管でございます。

 5ページでございます。5ページの項番26、一番上でございます。多様な交流機会の創出と活動を通じたコミュニティの形成、こちらに関しては今年度と来年度の取組につきまして具体的に記述したものでございます。以下27から30、こちらにつきましても地域支えあい推進部の所管でございます。

 続きまして、第3章基本目標別の政策・施策について、地域支えあい推進部の所管分につきまして御報告いたします。

 7ページでございます。7ページ、項番39、SNS等の活用による情報発信、こちらに関しましても2024年度の取組を具体化したものでございます。以下40番から45番まで、全て地域支えあい推進部の所管でございます。

 おめくりいただきまして、8ページの下のほう、52、妊娠出産トータル支援、こちらにつきましても、2024年度の取組を具体化したものでございます。また、下の53につきましても地域支えあい推進部の所管となってございます。

 9ページでございます。上から二つ目の項番55、子ども発達支援事業でございます。こちらに関しましては、2024年度のところにつきまして下線の部分を追記したものでございます。このページにつきましては、下のほうの58、59、こちらも地域支えあい推進部の所管となってございます。

 続きまして10ページでございます。一番上の項番60、すこやか福祉センター整備・運営、こちらに関しまして2024年度、2025年度の取組を具体化したものでございます。あと、61から63及び65、66、こちらにつきましては地域支えあい推進部の所管でございます。

 続きまして11ページ、一番上、項番67、地域包括ケア体制の充実に向けた産学連携の推進でございますが、こちらも2024年度の取組を具体化したものでございます。このページにつきましては、68から71が地域支えあい推進部の所管でございまして、69に関しましては新規の取組となってございます。

 地域支えあい推進部の所管分につきましては以上でございます。

中谷健康福祉部福祉推進課長

 それでは、健康福祉部の所管部分について御説明いたします。別紙1「素案に対する主な意見の概要及び区の考え方」を御覧ください。

 1ページの項番7、虐待に関する意見。

 次に、2ページの項番8、障害者や外国人などの意思疎通の課題に関する御意見。

 次に、6ページの項番44、療育センターの充実等に関する御意見。

 項番45と46、医療的ケア児の受入れに関する御意見。

 次に、7ページをお開きください。項番58、成年後見制度の理解推進やあんしんサポート事業の拡充に関する御意見。

 次に、8ページの項番64、福祉人材の育成に関する御意見。

 項番65、障害者の緊急時の保護や短期入所に関する御意見。

 項番66、重度障害者が利用できるサービスに関する御意見。

 項番67、福祉人材不足に関する御意見。

 項番68と69、障害者の就労支援や雇用促進に関する御意見。

 項番70、障害福祉サービス事業所などへの優先発注に関する御意見。

 項番71、障害者の理解促進と交流機会の充実に関する御意見。

 項番72と73、意思疎通支援に関する御意見。

 項番74、子ども向けの競技体験の周知に関する御意見。

 項番76、手話に関する施策の推進に関する御意見。

 項番77、肢体不自由児者に対する切れ目のない支援に関する御意見。

 項番78、重度重複障害に関連する事業に関する御意見。

 次に、少し飛んで11ページを御覧ください。項番87、新型コロナワクチンの後遺症に関する御意見。

 以上の部分が健康福祉部の所管になります。各意見の内容や区の考え方につきましては、資料をお読み取りいただければと思います。

 次に別紙2「素案からの主な変更点」を御覧ください。

 まず第2章重点プロジェクトにつきましては、2ページの項番12、医療的ケア児等支援地域協議会に関して、2024年度の取組内容を記載してございます。

 次に項番13、医療的ケア児等支援情報連絡会につきましても、2024年度の取組内容を記載しております。

 次に項番17、ペアレントメンター養成事業について、子ども発達支援に関するものであることを記載するとともに、2024年度と2025年度の取組内容を具体的に記載してございます。

 次に、項番18、成年後見制度連携推進協議会につきまして、2024年度と2025年度の取組内容を記載してございます。

 次に6ページを御覧ください。第3章基本目標別の政策・施策につきましては、項番38、区民健診(長寿健診)の受診率につきまして、現状値の数値を修正してございます。

 次に、9ページの項番56、57、10ページの項番64につきましては、先ほど第2章重点プロジェクトの部分で御説明した内容と同様の修正を、第3章の主な事業の部分でも行うというものでございます。

 次に12ページを御覧ください。第4章区政運営の基本方針、第5章財政見通しにつきましては、資料に記載のとおり変更してございます。

 それでは、かがみ文の裏面のほうを御覧ください。4、パブリック・コメント手続の実施につきましては、計画(案)に関するパブリック・コメント手続を令和5年12月21日から令和6年1月12日まで実施いたします。12月20日号の区報と区のホームページへ掲載するほか、区民活動センターや図書館などで資料を公表いたします。

 最後に5番、今後の予定についてですが、令和5年12月からパブリック・コメント手続を実施し、令和6年3月に実施計画の策定を予定してございます。

 御報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

中村委員

 御報告ありがとうございます。前回素案が出てきたときにもいろいろと申し上げまして、重点プロジェクトのところの特に地域包括ケアのところは、事業の具体例というか、そういうものがすごく少なかった状態で出てきていて、今回かなり別紙2のところで、素案からの主な変更点というところが、もう最初の数ページはほとんど地域支えあい推進部と少し健康福祉部も入ってくるような状況で、いろいろとこの間詰めていただいたというところは評価はしています。一方で、今回主な取組もこの後報告がありますけれども、主な取組は毎年この第4回定例会に御報告をされているので、それはそれで来年度のどういう取組をするのかというのが具体化される。予算編成の中で具体的に出てくるので、それを落とし込むのは当たり前は当たり前なんですよね。それで、さらに2025年度にどういうことをしていくかというところを見せていくのがやっぱり計画行政だと思っているので、いろいろ2025年度に入っているものもあるんですけれども、それは、例えばですけど、システムを運用開始するから再来年度に、2024年度は試行だったりとか導入の策定だったりとか、そういうところで本当に具体化できているのかなというところが若干心配に、これを見ても感じるところなんですけれども、そこら辺はどのようにお考えか、まず伺わせていただければと思います。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 2024年度の記載部分につきましては2024年度に取り組む事項について書いてございまして、2025年度が継続になっている場合は、それを踏まえた展開をしていくというものでございます。2024年度がなくて、今おっしゃっていたところは、あれでしょうか、システムの関連……

中村委員

 じゃあ、もう一回質問しましょうか。2025年度までも、この実施計画自体が3か年の計画なので、例えばですけど、子育て先進区のところは結構出ているわけです。素案の段階から2025年度まで具体的なものが出ていたりとかというものもあって、そもそも素案の段階で2024年度のところも示されているところがあって、一方で地域包括ケアのところはほとんどが2024年度も2025年度も推進になっていたと。今回、予算編成の中で主な取組が出てくるじゃないですか、この後。それを2024年度のところに入れ込むのは当たり前の話ですよという話なんです。計画行政だとすると、2025年度までちゃんと落とし込まなきゃいけないと思っているんですけれども、一方で、今御報告いただいた素案からの主な変更点を見させていただくと、2025年度にこういうものを導入したいから、例えば2024年度にそれの試行だったりとか、整理・検討とかというところ以外で、あまり2025年度にちゃんと落とし込めているものがあるのかなと、あまり見受けられないんじゃないかなというところを懸念しているんです。そこについてどうお考えですかと。2025年度のところがやっぱりあまり出せていないんじゃないんですかねというところを指摘させていただいているんですけれども、そこはどうお考えでしょうか。

石井地域支えあい推進部長

 今、御指摘いただいたように、2025年度に向けてどのように取り組んでいくかということで、我々検討は進めてきたところでありますけれども、何か目標とする姿というものが、形として出てくるものもあるでしょうし、継続して積み重ねていくというものも非常に多いかなというふうには思っております。我々特に地域支えあい推進部の取組については、システムを構築するとかとなれば具体のものの目標はできますけれども、それ以外のものについては基本的にやはり積み重ねていく。また、区民や関係機関の方々と協議をしながら進めていくということも非常に多いので、そういったところでしっかり推進をしていくとか、拡充していくとか、そういったことを今後進めていきたいというイメージは持っております。何か新たな導入ということ、その中でもほかにも例えばコミュニティソーシャルワーク機能のところですとか、今後やはり検討をしっかりと進めていかなくてはいけない部分、それから体制の構築なんかも、推進という表現になっているものもありますけれども、持続可能な地域包括ケアを実現していくためには、かなりもうちょっとしっかりとした体制の構築が必要だというふうには認識しておりますので、そういったところの、ここではちょっと表現しにくい部分もありますけれども、しっかりと体制を整えていきたいと考えております。

中村委員

 そこに帰結するんですよ。結局体制をちゃんと整備していかないといけなくて、それは地域支えあい推進部の体制もそうで、うちとしても指摘はしてきているんですが、今回すこやか福祉センターの体制整備の中で、すこやか福祉センター調整担当さんが兼務になっちゃって、結局ずっとこう変わってきてしまっているというところが政策立案のところに大きく影響しているんじゃないかなと思っているんです。やっぱりそこが今年度、ちゃんと兼務ではなく1人いらっしゃれば、この実施計画の中身ももうちょっと具体化ができたんじゃないかなと思っていて。もちろん来年度に向けてそこの体制をしっかりというところもあるんですけれども、それ以前に、やっぱり今回、兼務にせざるを得なかったこの状況というところをしっかりと検証していただく必要があるんじゃないかなというふうに思っているんですけれども、そこら辺はいかがお考えですか。

石井地域支えあい推進部長

 実際今回案の段階でこのような形でお出ししたというところでは、確かにほかと比べて計画の検討にも時間を要したということは認識しております。その過程での議論をする中でも、やはりなかなか議論が進まないということも実際ありましたし、そこは職員の体制を整えながら、また若手の職員の育成なんかのことも視野に入れながら進めてきたということもございます。これから特に、高齢者の部分でいけば、まさに2025年問題とかそんなことも考えますと、体制はしっかりと整えなくてはいけないなと思いますし、新たな課題も非常に多く出ております。その中でも、人という資本をしっかりと整えていくということが非常に大きな課題だというふうに思っておりますので、しっかりと人材を確保しながら進めていきたいと考えております。

高橋委員

 まず、意見交換会の、あまりこういうのはいつも言いたくないんだけど、区民の方が参加したのが6人だけというのが、ちょっと関心持たれていないのかなと。でも、なおかつ、別紙1「素案に対する意見の概要及び区の考え方」というのが非常にあるということは、これは関係団体の方たちの意見が随分ここに入っているのかなと。だから、区民の皆さんよりか、うちの所管になっているところは、団体さんがやっぱり関心を非常に高く持っていらっしゃって、もう3年ないんだよね。計画がもう2年しかないのに、何でこうやって推進、推進になっているんだろうというところから意見が出てきたのかなというふうに感じているんだけど、どう思いますか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 確かに頂きました地域支えあい推進部関連の御意見は全て団体様の意見でございましたので、関連団体様の御意見を踏まえながらこの実施計画(案)をまとめまして、さらにそれに基づきまして着実に取組を進めてまいる必要があると考えてございます。

高橋委員

 担当されている課長たちはそういうふうに感じておりますでしょうけど、意見を出してくださった方々のその思いをやっぱりしっかりと受け止めて進んでいかないといけないと思うのね。地域支えあい推進部だけじゃなくて健康福祉部のほうもそうなんだけれども、別紙2の4番なんかは、「アウトリーチ活動におけるコミュニティソーシャルワーク機能の整理・検討」というのが2024年度で、もうたった1年しかないんだけど、「機能・体制の整備」とかになっているわけだ。こんな、もうあと2年しかないんだよ。なのに、きちんとやりますよみたいな感じの表現をされちゃうと、じゃあ、できなかったじゃないのという結果にならないような進め方にしていかないと。だって、計画は一応この3年でやるんだけど、その先もどっちの所管も進んでいくわけじゃないですか。だから、もうちょっと、せっかく意見をもらったんだから上手な表現がないのかなと思っちゃうんだけれど、どう感じ取っていますか。

 一応、ここの実施計画(案)だから、今回2023年度ってもう終わっちゃうわけよ、そろそろね。それで2025年度までの頑張りますよなんだけど、頑張りますよが、最初出したのが、2023年度はいろいろ書いてありますよ、素案が。でも、その次の2年間は推進、推進というふうに続いちゃっているからこんなにいろいろ出てきているんだろうと思うんだけど、2024年度は2023年度に考えたことの一応まとめというか、強化とか検討・整理とか、2025年度は検討・整理及び推進に向けてとか、そういう表現の仕方があると思うんですよ。必ずここでもう完璧に終わらなくちゃいけないというわけじゃないんでしょう。私はそう思っているんだけど、どうなんですか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 この項目につきましては、重層的支援体制の推進ということで、様々な、区をはじめとする社会福祉協議会でありますとか関係機関がございますので、そういったところにおいてアウトリーチ的な活動をされている関係機関、こういったところも含めて機能の整理をいたしまして、いわゆるコミュニティソーシャルワーク、コーディネート力でありましたり、そういった機能を高めていこうということでございます。体制の整備というのもここで完結するということではなくて、重層的支援体制というのは、言わば完成することはないのかなと思いますので、区の体制の整備でありますとか、区を含めた関係機関のさらに充実した体制の整備でありますとか、その状況や課題に応じて、さらに年度を追って体制を整備していくものだと考えてございますので、ここの表現がここで何らかの形で完結するというようにお読み取りいただいたのかと思いますけども、そうしましたら、ちょっと表現は工夫する必要があるかなと考えているところでございます。

高橋委員

 今、私が聞いたのは一つの例として聞いただけであるから、結局こういうふうに直したものがこの案になって区民の皆さんに出ていくわけでしょう。だから、今ここでああでもないこうでもないと言ったって直っていくわけじゃないという理解はしていますけれども、だからといって、なおかつ、広範囲なことを取り組んでいかなくちゃならないわけだよ。一応計画は2025年度までのアプローチをするけども、さらに進めていかなくちゃならないわけでしょう。だから、上手に区民の皆さんが理解できるような表現方法をしていってくれたほうがいいんじゃないのかなというふうに感じ取っただけ。だから、一応これは私の意見として言っておきます。

木村委員

 今まで意見があったように今回の実施計画ですけども、そもそもなんですけど、うちの会派からはこの基本計画を策定したときに、新型コロナのさなかであって基本計画をつくるのがそもそもどうかと。落ち着いてからつくったほうがいいんじゃないかという話があって、でも、区はつくってしまったと。そこでもう価値観もいろんな状況が変わって、それが今残っていて、それを尻拭いするためにこの実施計画でつくらなきゃいけないという今状況にもなっているかなというふうに思っております。そういった意味では、確かに計画性はどうかという内容かなと思っているんですが、もう一つは、構造改革実行プログラムもここにという話だったんですけども、実際これは今回案になっていますけど、その構造改革実行プログラムはどのように取り込まれているんですか、この計画の中に。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 例えば、別紙2、7ページ、一番下の項番45の区民活動センターの利用方法の改善、こういったものにつきましては、構造改革の際に課題として掲げさせていただきまして、これを引き続き取り組んでいくというものでございます。

木村委員

 1個ずつ挙げれば大変切りがないと思うんですけど、ただ、前回6月28日の報告のときに、構造改革実行プログラムの進捗状況を報告されまして、この厚生委員会の所管の分を項目でいろいろ出しています。それで進捗状況も出しています。こういった項目が全てこの素案の中に入っているのかどうかというのをちょっと、具体的に入っているのかどうかだけ確認させてください。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 構造改革実行プログラムにつきましては、今後全体の総括を行う予定でございますけども、その中身が全部実施計画(案)に引き継がれたものではなくて、構造改革として完結したもの、また引き続きこの実施計画で取り扱っていくものと2種類ございます。

木村委員

 じゃあ、先ほど言った6月28日の実行プログラムの進捗状況で、当然、実施済みと一部実施されていると。実施されていないというのもあるんですけども、実施されていないというか、要は実施済みじゃないものというのは全て入っているということでいいんですか。実施済みは入っていない、そねれは分かる。実施されていない、まだ一部実施している、まだ途中というのはこの素案の中に入っているということでいいんでしょうか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 基本的にそういう形になってございます。

木村委員

 ちょっと具体的に聞きますよ。二つ入っているんです。入っていないというか、二つまだ実施されていないというのがあったんですね、このときには。一つは、区民活動センターの予約方法、利用要件の見直しを、これはまだ途中だというのがあって、これは来年とかそれをやるというのが見えているんでいいんですけども、全然、すみません、責めているわけじゃなくて、一つは地域スポーツクラブの在り方に関することを整理して、地域住民の主体となった活動の展開及び事業費の削減を図ると、これがまだ実施されていないというのが書いてあるんです。じゃあ、地域スポーツクラブのこの内容が今の素案の中に入っていますか。

鈴木健康福祉部スポーツ振興課長

 地域スポーツクラブの項目につきましては、案の中には、ちょっと書き方を変えた、表現を変えた形で盛り込んでおりまして、地域スポーツクラブで公認クラブの活動を支援していく、それによって自立的な活動の定着支援を図るといったような内容で記載してございます。

木村委員

 書き方を変えているんですけど、それは活動の展開及びというところなんですが、事業費の削減を図ると書いています。事業費の削減を読み取れる内容、全く入っていないんですよ、その中に。事業費の削減ということは、当然構造改革実行プログラムの一つの大きな目的なんですけども、その記載が全く案には見当たらないんですけど、これはどうなんですか。

鈴木健康福祉部スポーツ振興課長

 現在の地域スポーツクラブの事務局というのは指定管理者が担っているというふうなことになっておりまして、その指定管理者に事務局の経費を支払っているといったような状況になっております。公認クラブの活動が自主的・自立的な活動になれば、事務局もその公認クラブの中で担えるとして、構造改革の中では事務局経費分を削減できるといったような表記にさせていただいておりました。案のほうではそこまでの記載はないんですけれども、自主的・自立的な公認クラブの活動を支援することで、行く行くはそういった形になっていくといったような形で記載をしているつもりでございます。

木村委員

 そういう説明をされないと多分分からない記載になっているということで、そういったことが一つでもあれば、本当に構造改革実行プログラムが本当に入っているのかと疑いますよ、やっぱり。全然そういうふうに読めないですもん。とか、今、一例なんで、あくまでも。そういった意味では、本当にこの実施計画というのが、基本計画もそうですけど、構造改革実行プログラムの一つの尻拭いという言い方は変ですけども、溶け込ませなきゃいけないんであればちゃんと入れていただきたいと。これは地域スポーツクラブだけじゃなくて、ほかの所管も全部、その構造改革プログラムが関わっているところは、多分もう企画部はそこまで関わっていないと思うんですよ。各部署が引き取ってやるしかないという状況かと思うので、そこはしっかりやっていただきたい。

 これはちょっと今全体の話だけど、一つ具体的というか全然別の話で、意見があったところの別紙1の7ページの、大変細かい話なんですけども、53番ですか。民生委員のパソコンの話。今配布して支給されたけど、通信環境を持っていないというところで、環境整備をしていくと書いているんですけど、うちの町会でももちろん民生委員さんがいて、実際当然高齢の方がやっているので、Wi-Fiももちろん持っていないし、実際パソコンがあっても全然つながらないというのがもう正直なところなんで、それを今、状況をどういうふうに変えていくかという、ここに書いてある考えというものを教えていただきたい。

池内地域支えあい推進部区民活動推進担当課長

 現在、東京都の都民連のほうから全民生委員さんにパソコンが支給されまして、それは昨年度です。昨年度、皆さん頂いたときには、やはり民生委員さんもパソコンに慣れていない方がいまして、夏にちょっと民生委員さんの研修会を行ったときに、どういった使い方を今現在しているかという調査と、あとはどういうふうにやっていけるかというところを、区のほうとちょっと話合いをしました。そのときには、やはりまだスイッチさえ入れたことがないとかいう方もいらっしゃって、そういった中でどういう研修をしていくかというところで、民生委員さんの会長さんたちといろいろ話をして、地域ごとに各取組をしようということで、区民活動センターを使ってWi-Fi環境を、今ルーターが入っていますので、そこでやったというところです。ただ、やはり3個のルーターで、今あるルーターで皆さんが全ての環境を整えるというところは、区民活動センターすらちょっと難しかったというところがございまして、そういったところに関しては、次年度はきっちり環境を整えていこうというふうに、これは今考えてございます。また、区民活動センターも利用する中でいろんな部会とかも、民生委員さんの取組としてはやっていく方向で今皆さんと話はしています。

 あとは、民生委員さんの資料とかいろいろあるんですけど、それもデータを取り込んで今徐々にやり始めているところですので、環境を整えるというところでは、区民活動センターのWi-Fiの環境だったりというところは今検討している最中です。

木村委員

 じゃあ、そこに集まらないとできないということですよね。各町会とか各自宅につけるとかじゃなくて、集まらないとできないと。仕事もできないというか、インターネットがつながらないからというのが今の考えということですね。

池内地域支えあい推進部区民活動推進担当課長

 御自宅用にWi-Fiの環境を整える機械のほうはお渡ししていますけど、結局通信料は御自宅で御自分でという話にはなっております。(「休憩して」と呼ぶ者あり)

委員長

 休憩します。

 

(午後2時26分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後2時33分)

 

木村委員

 という現状もあるので、民生委員さんがそういったパソコンとかスマホが得意になってくれば、相当それは地域にとって、高齢者にとってプラスというか、いろいろ教えてくれる人がいるということもできるので、そこはまた通信環境も含めてより使いやすいようにというか、負担のないように進めていただければと思っております。

 最後、すみません、全然飛びますけど、財政見通しのところで、うちの所管にどこまで入るか分からないんですけど、例えば社会福祉施設整備基金とか素案から案に金額が変わっていると思うんですけど、この変わっている理由というか要素というか、それが分かれば教えてください。所管外だけど、一応、分かっていれば。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 申し訳ございません。所管外で存じ上げてございません。

木村委員

 じゃあ、もう一つ。すこやか福祉センターというところがあるんですけども、この中で。事業費とか基金。ここも分からないということですか。所管外ということですか。財政見通しの中で。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 すみません、基金、財政に関しましては所管外で、こちらも把握してございません。

木村委員

 分かりました。

黒沢委員

 皆さんみたいなマクロな視点ではなく恐縮なんですけれども、ちょっと素朴な疑問で教えていただきたいと思うんですが、アウトリーチに関する、細かいことですみません。アウトリーチ活動というところで幾つか項目が、2024年度と2025年度で同じ内容になっているのが、別紙2の4番、6番とあと後ろのほうにもあったんですけれども、58番とかが全部同じ内容になっているんですけれども、2024年度がアウトリーチ活動で、2025年度はアウトリーチ活動というのがなくなるんですけれども、これは重点プロジェクトの考え方としてどういう理由なのか教えていただけたらと思います。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 2025年度にアウトリーチ活動という言葉は出てきませんけれども、アウトリーチ活動という一連のアプローチ、そういうものに関してコミュニティソーシャルワークといいますのは、そういった活動のコーディネートであったりとか仲介であったりとか、そういう機能を主に指すんですけれども、そういう面について機能を整理していきたいという趣旨でございまして、アウトリーチのチームの機能強化、アウトリーチ活動の見守りなどの継続支援の充実のために引き続き推進していくという視点では変わるところではございません。

黒沢委員

 では、アウトリーチ活動というのはなくなるのではなくて、特に注力していくものとして書かれているということでよろしいでしょうか。ありがとうございます。

 アウトリーチ活動等を通じた支援に結びつかない潜在的な要支援者の発見というところについてなんですけれども、7番なんですが、こちら、システム導入というのが来年度の計画に大きくなっております。システム導入もきっと大切なんだとは思うんですけれども、また、アウトリーチも大事だと思っているんですけれども、今回区民の方から、団体の方から、別紙1のほうの60番とかですと、単身高齢者支援の中で、夜の食事が寂しいとか、何らかの対応が必要だとか、そういう話も出てきていて、何かアウトリーチの活動、こういった支援に結びつかない活動というところとつながってくる話とかも結構この中には入っていると思っているんですが、こういう意見をこちらの素案に取り込んでいくみたいな考え方はあまりされていないでしょうか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 孤独・孤立対策というものに関しては、地域包括ケアに関しましても重点的に取り組むべき項目だと考えてございます。ただ、そういった形での具体的な表現については、今回は……。すみません、ちょっとお時間頂きます。

委員長

 答弁保留ですね。答弁保留以外のところではありますか。

黒沢委員

 そのつながりで、「関係団体等と連携しながら検討していく」というふうに、区の考え方、別紙1の60番でなっているんですけれども、この関係団体というのはどういったところなのかということと、あと今回の実施計画(案)についての(3)番に記載されている関係団体というのがどのような団体にアプローチされているのかという、64団体というのがどういうものなのかのリストがなかったので教えていただけたらと思います。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 60番の連携先の関係団体等というところでございますか。こちらに関しましては、地域の様々な団体、町会様をはじめ、地縁団体でありますとか、いろんな活動をされている団体さんはございますので、そういった団体でありますとか、例えば民生委員さんでありますとか、そういう地域の関連の方と情報共有しながら、こういった取組に関しましても進めてまいりたいという意味でございます。

黒沢委員

 それは、担当としてはどなたが行っていくんでしょうか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 こちらに関しましては、地域支えあい推進部のそれぞれで関わりがあると思いますので、その中で介護的な側面でありますとか地域での課題ということで、地区であったりすこやか福祉センターだったりとか様々な関わりで、特定の課が今これに関して検討しているという状況ではございませんけども、部として進めてまいりたいと考えてございます。

黒沢委員

 では、その状況というか、中間的な報告みたいなものが伺えば出てくるような、追っていけるものと考えてよろしいんですか。それともプロジェクトとしては記載されていないので、検討していくというのがどういう範囲の検討をしていくというスケジュール感なのかがちょっと見えなかったので、例えば来年それぞれで聞いていきましょうみたいなことを課長が各担当に話をするとか、そういうイメージでよろしいんですか。

石井地域包括ケア推進担当部長

 地域包括ケアの様々な課題の検討に当たっては、地域ケア会議の中で検討していることが多いです。仕組み上は、すこやか福祉センターの地域ケア会議の中で、その事例に基づいて課題を抽出し、その課題を地域包括ケア推進会議のほうで具体の施策を検討するというような流れにもなっております。そういった仕組みも使いながら、まさに単身高齢者の課題というのは、これまでも様々な事例で検討されてきているところもありますけれども、どうやってもSOSを受け取ることがなかなか難しい場面もございますので、そういったところもどのように体制を整えていくか。そんなことも地域ケア会議の中で関係者の知恵を出し合って検討していきたいというふうに思っております。

黒沢委員

 ありがとうございます。今年度東京都のほうで、高齢者の方向けの食堂に対しての補助金が市区町村に向けて出たりということもあった中で、高齢者の方の居場所というところで食堂というのが改めてコロナ後で見直され始めたなと、開始しているところもあるなというふうに思っております。こうしたものもとてもアウトリーチにつながっていくものだというふうに考えます。アウトリーチチームの方もよく、こういった高齢者の方の食堂に来てくださって、そこでお話を聞いて見つけていくということもコロナ前はよくありました。なので、こういった部分もぜひ検討していただきたいというふうに考えております。要望させていただきます。

 すみません、この対象、関係団体等というのは60番のお話を今していただいたと思うんですけれども、今回の実施計画(案)全体については、64団体というのはどのような団体かという、カテゴリーだけでもいいんですけれども、教えていただけたらと思います。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 かがみ文の1の(3)の意見聴取した64団体。申し訳ございません。こちらは当委員会所管分だけじゃなくて、区全体での意見聴取の団体数でございまして、その内容につきましてはちょっと今手持ちの資料がございませんので、失礼いたします。

黒沢委員

 当委員会に関わる団体だけでも構いませんので、どこかで情報を頂けたらと思います。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 地域支えあい推進部の関連で申し上げますと、町会連合会、また各地域の町会様、ほかには民生児童委員会長協議会、また各地区の民生児童委員協議会、その他シルバー人材センター、中野区保護司会、中野区更生保護女性会、中野区地域包括ケア推進会議、中野区友愛クラブ連合会ということで38団体でございました。

委員長

 健康福祉部のほうはいいですか。

中谷健康福祉部福祉推進課長

 手元に資料がなくて正確なところは分からないんですが、健康福祉に関する様々な団体から意見聴取を行っているんですけれども、あとは社会福祉協議会ですとか自立支援協議会、あと福祉対策連絡会とか医師会、歯科医師会、薬剤師会など、関連する団体の皆様から意見を聴取しているところでございます。

黒沢委員

 ありがとうございます。こういった団体というところがすごく大切な意見を持っているというふうに思うんですけども、障害の部分とかも結構いろいろあったので、障害の支援についての団体さんとかも入っているのかなというふうにも少し思ったんですが、そこは多分含まれているようなお話でしたか。

辻本健康福祉部障害福祉課長

 補足ということなんですけども、自立支援協議会、先ほど申しました。あるいは、中野区福祉団体連合会ということで各団体が所属しているところに説明をしてございます。ということで、広範な団体が含まれているというふうに御理解をいただければと思っております。

黒沢委員

 これまで長く活動されてきた福祉の方々が福祉団体連合会には入られていて、そういった考え、すごく大事だというふうに思います。一方で、新規参入の福祉事業者も今すごく増えてきておりまして、そういったところが知っている課題ということも併せてあろうかと思います。そういった障害福祉に関わる事業者さん全体に向けてこういったものは、ぜひ意見をというのは促していっていただけると精度が高まっていくのかと思います。この点はいかがでしょうか。

辻本健康福祉部障害福祉課長

 新規参入の事業者さんにおかれましても、我々としましてはいろいろ開設されているということが情報としてつかめましたら、何らか御意見聴取の方法など検討してまいりたいと考えてございます。

委員長

 先ほどの保留。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 先ほど黒沢委員からお話がございました孤独・孤立対策の推進に関しましてでございますけれども、こちらに関しましては、実施計画の第3章、本冊のほうを御覧いただければと思うんですけども、133ページでございます。こちら、施策33の「多様な課題を抱えている人やその家族の早期発見・早期対応の推進」というところの①要支援者の早期発見と継続的な見守り・支援、これの中の事業といたしまして、133ページの上から2段目のところでございますが、孤独・孤立対策の推進というところで、団体や関係機関との連携協力を視野に入れた孤独・孤立対策の検討で、2024年度におきましては、対策の実施ということで掲げているところでございます。

間委員

 私からもちょっと2点、アウトリーチ活動に関して伺いたいんですけれども、別紙2の1ページ目、6番、その他同じことが書いてあると思うんですけれども、素案のときには推進となっていたところが、今回コミュニティソーシャルワーク機能の整理・検討、これが2024年度ですね。2025年度に機能・体制の整備というふうになっているんですけれども、これまでコミュニティソーシャルワーク機能というところ、その言葉自体が取り上げられて議論されてきた、もちろん議会からの質問があったりですとか、前期の厚生委員会の視察の際には総社市さんのほうでも社会福祉協議会さんがコミュニティソーシャルワーカーとして非常に重要な役割を果たされているということがあったとは思うんですけれども。今回、実施計画(案)の中でこういった言葉がぽっと突然出てきたようにも思うんですけれども、こういう結論に至った経緯というのはどのようなものなんでしょうか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 アウトリーチ活動を行うに当たりまして様々な関係機関との連携協力が必要な中で、やはりコミュニティソーシャルワーク機能と申しますのは、特定の機関の能力といいますよりは、先ほども少しお話ししましたけども、コーディネートする力であったりとか各機関の連携を促進する、そういった面の機能でございまして。区もほかの社会福祉協議会をはじめとする関係機関もそれぞれにこういった機能は持っていますけれども、それぞれ強みであったりとかいろんな側面がございますので、そういったところにつきまして機能の整理をし、今後の在り方――目指すところは、区全体として全体的に他機関が連携して重層的支援、見守り体制を充実するというところですので、それに向けた機能の整理とそれぞれの機能を発揮した上で体制を整備していこうということで掲載しているものでございまして、アウトリーチ活動の機能の強化という意味での記載となってございます。新しいというよりは、これまでの活動を踏まえてそういった面の検討を進めていこうというものでございます。

間委員

 別紙1の主な意見の中にも、7ページ目の51番のところに、「アウトリーチチームの機能強化は必要だと思うが、区だけの内向きの体制強化でなく社会福祉協議会の地域福祉コーディネーターの配置など、トータルとしてアウトリーチ機能の強化ができる体制を広い視野の下考えてほしい」ということに対して、区の考え方には、「地域福祉コーディネーター(コミュニティ・ソーシャルワーカー)の配置については、区のアウトリーチチームとの役割等を整理し、アウトリーチ機能の強化やコーディネート機能の向上につながる具体的な方策を検討していく」というふうに答えていまして、将来的に区としても、社会福祉協議会さんという形なのか分かりませんけれども、コミュニティ・ソーシャルワーカーの配置というところを検討していくという考えであるという理解でよろしいですか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 実際に社会福祉協議会様におきましては、こういったコミュニティ・ソーシャルワーカーであるということで実際の活動をされていますので、こういった面で一番強みがある関係機関さんであるというのは認識しておるところでございまして、やはり先ほど申し上げましたアウトリーチチームのアウトリーチ活動の強化というところで、そういったところのお力をお借りするというのは一つの要素として今後検討するという意味での記載でございまして、繰り返しになりますけども、社会福祉協議会さんをはじめとする各機関との関わりの中で全体として進めてまいりたいと考えております。

間委員

 ネットで「コミュニティソーシャルワーク」というふうに検索をしますと、「地域において生活上の課題を抱える個人や家族に対する個別支援等、それらの人々が暮らす生活環境の整備や住民の組織化等の地域支援もチームアプローチによって総合的に展開、実践する援助技術であり、その中心になるのがコミュニティ・ソーシャルワーカーです」というふうにあるんですけれども、まさに区民活動センターにいらっしゃる職員さんとすこやか福祉センターの職員さん、アウトリーチチームというところが、個別支援を主として行うのがすこやか福祉センターのほうで、区民活動センターのほうが地域支援というふうなくくりで、以前、新たな体制として報告をしていただいた、まさにその軸としての体制は整っているかなと思っていますし、これを見ても区としてはそこに取り組んでいるなというふうに思いますし、地域でもそれこそ、私が南部のほうで活動をしていると、南部すこやか福祉センターの職員の皆さんだったりとか、地域の区民活動センターの職員さんだったりとか、そして社会福祉協議会さんも一つのイベントに顔を出してくれたりとか、やはり皆さん足を使って現場に行ったりとか、チームワークというところが非常にできてきているなということも感じているところです。という中で、それぞれの位置付けを、さらに整理をしていってより強化をしていき、中野区にとってアウトリーチチーム機能の強化に必要なのであれば、コーディネーターの配置も必要なのではないかという議論でというところでよろしいでしょうか。

石井地域包括ケア推進担当部長

 そのコミュニティ・ソーシャルワーカーの話は、もともと、今御紹介いただいたようなところでコミュニティソーシャルワークとしての考え方があり、重層的支援体制整備事業の中でも、コミュニティソーシャルワークのことは触れられております。また、社会福祉協議会のほうは地域福祉のコーディネーターということで配置をしていきたいという考え方も示されておりますけれども、我々がこれからの地域福祉を進めていく中で、先ほど御質問あったとおり、やはりその体制整備を進めていく必要が本当にあるというふうに思っております。今回一般質問の中で、斉藤(ゆ)議員からの御質問にもお答えしておりますけれども、区民活動センターの職員についてはアウトリーチチームの一員でありますけれども、それぞれの施設管理ですとか運営委員会の支援などの業務もありまして、やはり地域福祉の推進役として中心的に動ける人材の配置が課題であるというふうに認識しております。社会福祉協議会の地域福祉コーディネーターとしての専門性ですとか知識、そういったものを、この連携を強化しながら重層的支援体制の整備を図っていきたいというふうに思っておりますので、今後より社会福祉協議会との連携を強化していって、このアウトリーチであったり地域福祉の推進といったことを進めていきたいという考えでございます。

間委員

 それぞれの強みを生かして情報共有もしっかりとしながら区民の皆さんにとって本当にいい結果につながっていくのかなというふうに聞いていて思いましたので、こちらのほうも、突然言葉が出てきてどういう経緯かなというふうに思って伺いましたけれども、しっかりと取り組んでいただくといいのかなというふうに感じております。

 もう1点だけ、すみません。別紙2の2ページの「ひきこもり、精神保健相談など」の部分の中のヤングケアラーコーディネーターの配置及び支援者向け相談支援の実施というところなんですけれども、こちらで2024年度にオンライン相談の実施ですとか、さらにヤングケアラーに関する理解・啓発事業の実施ということですが、これが2025年度は推進というふうになっています。こちらのケアラーの支援ですとかヤングケアラーに関してもですけれども、一方で、例えば、3ページ目の19番のところです。認知症の施策に関して言えば、2025年度のところが当事者や家族から様々な声を踏まえた施策の展開の強化というふうになっております。非常に意気込みも感じるといいますか、しっかりと早急に必要な施策を展開していくということが受け取れるんですけれども、ヤングケアラーだったりケアラーの支援というところに関してもまだまだ、特にヤングケアラーのお子さんを発見するというところが大きな課題ではあると思うんですが、そこから先の支援というものは、今十分に足りてはいないかなと。十人十色必要な支援があるという中では、やはり必要な施策、新たな施策への展開というところの強化ということにも取り組んでいくべきというふうに考えているんですけれども、ちょっとそこは推進のままでいいのだろうかと。新たな取組をしていただいているわけですけれども、こちらについても、もう少し施策について明確な目標を持っていただきたいというふうに思っているんですけれども、いかがでしょうか。

河村地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 ただいまお話をいただきましたヤングケアラーの支援に関しましては、当課のほうで今年度から取り組まさせていただいているところでございます。実態調査を10月・11月と小学生・中学生・高校生にして、そちらの結果が出ますのが今年度末ぐらいになる予定ですので、そういった結果を踏まえまして、また2025年度の取組は検討していきたいと思っております。ですが、その結果を待たずに、現状で把握できているヤングケアラーの実態というところもございますので、そちらのほうをきちんと対応していくということで、2024年度SNS相談等を盛り込まさせていただき、啓発事業にも取り組むということで、来年度検討している主な取組のところでも検討させていただいているところでございます。

間委員

 これで最後にしますけれども、やはり子どもの1年というのは、お分かりだと思うんですけれども、とっても早くてとっても貴重な1年というところでは、やはり必要な支援があれば、もうすぐにでも新たな施策展開を行っていくというスピーディーさが求められるものだと思いますので、そちらのほうも踏まえて事業の展開をしていただきたいと思います。

委員長

 委員会を休憩します。

 

(午後3時04分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後3時24分)

 

井関委員

 簡単に1問だけ。意見交換会で0人、0人、6人と。それで意見募集で電子メール2件、電子申請1件、窓口7件と。何かZoomみたいなリモートで交換会をやるような動きとか予定とかそういうのはないんでしょうか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 区としてやはり、この参加者が少ないということにつきましては深く受け止めておるところでございまして、今後様々な方策を、意見聴取の方法につきましては検討してまいりたいと考えてございます。

井関委員

 ありがとうございます。Zoomとか、割と最近、私、勉強会とかで参加することがあるんですが、事前にリンクをメールで送ってクリックするだけで会議の画面に飛んだりとかします。割とお年寄りの方も参加している方が多いのでお勧めでございます。こちら、要望でございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で……

中谷健康福祉部福祉推進課長

 すみません。先ほど黒沢委員からの御質問の中で、実施計画の案について意見聴取を行った関係団体についての答弁をさせていただいたんですけれども、その際、手元に資料がなくてちょっと大まかな御説明になってしまったので、少し補足をさせていただきたいと思います。

 先ほど御説明した団体としては、社会福祉協議会、障害者自立支援協議会、障害者福祉団体連合会、医師会、歯科医師会、薬剤師会、その他というふうに御説明したんですが、その他の団体としては、障害者福祉事業団と体育協会の2団体で、合わせて8団体から実施計画の案について意見聴取を行っております。そのうち具体的な意見を頂いたのが社会福祉協議会と障害者自立支援協議会と障害者福祉団体連合会、障害者福祉事業団の4団体で、そのほかの4団体からは特に御意見はございませんでした。

 補足は以上です。

委員長

 他に質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に2番、令和6年度予算で検討中の主な取り組み(案)についての報告を求めます。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 それでは、令和6年度予算で検討中の主な取り組み(案)につきまして御説明をさせていただきます(資料13)。

 なお、本内容につきましては、本定例会中の全常任委員会におきまして所管事項の報告をしております。

 資料のほうを御覧ください。区は、令和3年に改定いたしました基本構想で描く「10年後のまちの姿」の実現に向けまして、基本計画を着実に進めていくため、前期の進捗状況を踏まえ、後期の取組を具体化する実施計画の策定を進めております。

 令和6年度は、未来の中野のために、新庁舎移転や新たな行政需要に応じた効率的かつ効果的なサービス展開を図る年となります。他方で、食料品等の高騰により生じた社会不安から区民が安心して生活できる環境を取り戻すのは区の喫緊の課題であり、区民生活に基軸を置いたサービスを展開することも重要であると考えてございます。

 令和6年度予算は「『暮らしの安心』と『まちの活力』動きはじめた中野の未来のための予算」とするため、基本計画で掲げました重点プロジェクト、区有施設整備計画に基づく施設整備、社会の情勢を踏まえた区民生活を基軸とした取組につきまして、重要な課題として予算編成を進めているところでございます。

 つきましては、予算で検討しております主な取り組み(案)といたしまして、令和6年度の予算編成で検討中の主な新規、拡充、推進や見直し事業につきまして、現在の検討状況をお示しするものでございます。

 資料につきましては、検討中の主な取組項目の基本構想において描く四つのまちの姿に分類いたしまして、これをさらに基本計画で示す政策ごとに区分しております。

 (1)人と人とがつながり、新たな活力が生み出されるまちへの取組につきましては、政策1から政策5の区分で13項目。(2)未来ある子ども育ちを地域全体で支えるまちへの取組につきましては、政策6から政策10の区分で31項目。(3)誰もが生涯を通じて安心して自分らしく生きられるまちへの取組につきましては、政策11から政策15の区分で11項目。(4)安全・安心で住み続けたくなる持続可能なまちへの取組では、政策16から政策20の区分で18項目。また、(5)区政運営等に関する取組といたしまして14項目。(6)その他の取組といたしまして4項目。

 2の検討中の主な見直し事業として3項目を掲げてございます。

 それでは、当委員会の所管事項といたしまして、まず地域支えあい推進部の関係事項について御説明をさせていただきます。

 まず、別紙の1ページ、1、検討中の主な新規・拡充・推進事業でございます。(1)人と人とがつながり、新たな活力が生み出されるまちへの取組、こちらに関しまして、左側に番号がございます。3番、鍋横・昭和区民活動センターの整備、4番、町会・自治会活動推進事業の拡充が地域支えあい推進部の所管でございます。

 おめくりいただきまして4ページ、下のほうの24番でございます。妊娠・出産・子育てトータルケア事業の充実が地域支えあい推進部の所管でございます。

 次に、5ページの政策11「人生100年時代を安心して過ごせる体制を構築する」の1から4まで。1、がん患者へのアピアランスケア支援事業、2、地域包括支援センターの相談体制強化、3、高齢者補聴器購入費用助成、4番の高齢者会館施設の環境改善、こちらが地域支えあい推進部の所管でございます。

 おめくりいただきまして、6ページの一番上、政策13「誰一人取り残されることのない支援体制を構築する」の5番、ヤングケアラー・ケアラー支援、こちらは地域支えあい推進部の所管でございます。

 少しページをおめくりいただきまして、8ページの下のほう、(5)区政運営等に関する取組のうち、9ページの一番上の3番、施設予約システムの再構築、こちらが地域支えあい推進部の所管でございます。

 同じ9ページの一番下の12番、介護認定審査会のオンライン化及び介護認定進捗照会システムの導入、こちらも地域支えあい推進部でございます。

 地域支えあい推進部所管分は以上でございます。

中谷健康福祉部福祉推進課長

 それでは、健康福祉部の所管部分について御説明します。別紙の4ページを御覧ください。

 25番、医療的ケア児等コーディネーター支援体制整備促進事業。それから26番、重症心身障害児通所支援事業所医療的ケア事業。6ページの6番、中野区社会福祉協議会の体制強化。7番、旧生活寮の法内化に向けた施設の再整備。8番、江古田三丁目重度障害者グループホーム等整備事業。9番、失語症者向け意思疎通支援者派遣事業。11番、国民健康保険に加入している若年層への保健事業実施。少し飛んで、8ページの18番、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保。9ページの3番、施設予約システムの再構築。10ページの13番、保健所移転整備事業。

 それから(6)その他の取組の1番、区内コンビニエンスストアへのAED設置。2番、公衆浴場燃料費助成の拡充。

 以上が健康福祉部の所管でございます。

 それでは、資料のかがみ文のほうにお戻りください。2、区民からの意見募集につきましては、区民と区長のタウンミーティングを12月21日と22日の午後6時30分から、区役所7階の会議室で開催する予定です。21日は、子育て先進区と地域包括ケア体制をテーマに、22日は、活力ある持続可能なまちと区政運営をテーマとして予定をしています。12月20日号の区報と区のホームページに掲載し、区民の皆様からの御意見を頂きたいと考えてございます。

 御説明は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

中村委員

 御報告ありがとうございます。令和6年度予算で検討中の主な取り組み(案)ということで、ちょっと細かいところを聞いていくと、事前審査になってしまわないように聞いていかないといけないかなと思っていますので、もし踏み込んでしまったら、そこはちょっと言っていただければというふうに思います。

 具体的なところに進む前に、区民からの意見募集のところで、ホームページで意見募集するというところと、あと区民と区長のタウンミーティングをやられるということで、昨年からたしかこの2回に分けてやられていて、それまではたしか全部長が1日ばあっと並ばれてタウンミーティングをやられていたというふうに思います。一方で、二つに分けるとテーマが分かれてしまうので、片方しか行けない方とかも中には出ていらっしゃるかなというふうに思っていて、そこの部分はその場でどなたかお答えができる方がいらっしゃるという理解でいいんですか。その分野でない、例えばですけど、22日しか行けないんだけど、子育て先進区のところに興味があって来られる方も中にはいらっしゃるのかなというふうに思っていて、そういった場合、例えば予算担当なのかどなたかしらがお答えできる立場の方がいるという理解でいいんですか。

石井地域支えあい推進部長

 この場は、基本的に区民と区長のタウンミーティングでございまして、区長が答えていることがほとんどなんですね。もちろん企画部長、その予算を取り仕切っているのは企画部長であったり、企画の課長もおりますけれども、基本的には区長が答えていると。もし答えられないものがあれば個別にまた後ほどということはありますけれども、基本的にはそんなような体制になっております。

中村委員

 分かりました。じゃあ、そのテーマと違う分野の質問が飛んだとしても、答えられるところで答えていくというところですね。分かりました。ありがとうございます。

 具体的なところに入っていきますが、幾つかあります。4ページの妊娠・出産・子育てトータルケア事業の充実のところで、ファーストバースデーサポート事業の拡充というところがまず一つ目としてありますが、これはあれですか。国の制度が始まって、一方で令和5年度生まれの方から適用だったから、ファーストバースデー事業については、たしか令和6年度から6万円に移行していくというふうに認識していたんですけれども、そこの部分のことを言っているのか。それとも、今まで1万円だったと思うんですけど、それが6万円になることを指しているのか。それとも区として新たに何か始められるのか、ちょっとそこの確認をさせてください。

高橋地域支えあい推進部すこやか福祉センター調整担当課長

 ファーストバースデー事業につきましては、委員が今最初におっしゃいましたように、第1子1万円だったものを6万円に増額する、この制度の拡充というところの内容でございます。

中村委員

 分かりました。私からも第3回定例会のところで質問させていただいて、外国人のところでこうした取組を入れていただいたのは大変感謝いたします。ここに記載がある、「母国語の会話が可能な母子保健通訳を導入する」とあるんですけれども、これは具体的に人なのかどういう、タブレットで遠方にいる通訳さんを介してやるものなのか、どういったものを導入するお考えなのか、教えていただけますでしょうか。

鈴木地域支えあい推進部中部すこやか福祉センター担当課長

 今、御指摘のありました通訳の形態でございますが、これは人の派遣を想定しているものでございます。

中村委員

 ということは、いろんな国の方がいらっしゃるじゃないですか。どれぐらいに対応されているというか、何か国語ぐらいに対応ができるものなのか教えていただけますか。

鈴木地域支えあい推進部中部すこやか福祉センター担当課長

 現在の想定しておりますのは、希少言語を含めまして16言語を想定しております。

中村委員

 それは何かどこかのそういった通訳会社というんですか。派遣会社みたいなところにお願いをして人を派遣していただくということですか。

鈴木地域支えあい推進部中部すこやか福祉センター担当課長

 基本的にはこういった母子保健に関する通訳を行っている団体がございますので、そういったところに依頼をかけるということを想定しております。

中村委員

 分かりました。ということは、母子保健にも割と明るくてという、そういった事業的な内容も分かる方々が対応していただけるという理解でよろしいですか。

鈴木地域支えあい推進部中部すこやか福祉センター担当課長

 委員御指摘のとおりでございます。

中村委員

 ありがとうございます。やっぱり複合的な課題をお持ちになるパターンが多いと思うんです。やっぱり妊娠・出産、それも母国語じゃなくて、それも日本で生まれるといったときに、そういった丁寧な対応ができるということはいいことだと思っていますので、ありがとうございます。

 次に、その下の25番の医療的ケア児等コーディネーター支援体制整備促進事業のところなんですけれども、これは新規になっているんですが、この事業の御説明をいただいてもよろしいですか。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 こちらの医療的ケア児等コーディネーター支援体制整備促進事業につきましては、2点ございます。まず1点目につきましては、サービス等利用計画策定前の基本相談業務に対する補助というところになります。この内容につきましては、医療的ケア児等コーディネーターが医療的ケア児等の相談業務を行う際に、サービス等の利用計画策定前の事前調整業務であったり相談業務につきましては、国や都の給付を得ることができないという現状があります。そのためにそこを新たに補助するものとしております。

 もう1点につきましては、医療的ケア児等コーディネーターの連携の場の充実というところで、現在中野区で行っている中野区医療的ケア児等支援情報連絡会、いわゆる医療的ケア児のコーディネーターの人たちが集まって情報連絡をする場があるんですけれども、そこにつきましても外部講師による研修を実施して、そこを補助するものでございます。

中村委員

 ありがとうございます。今、計画を策定するところの部分については補助があるけれども、その前の準備段階のところについては補助がないから、事業者に対して補助を出していくという理解でいいんですよね。こういった医療的ケア児のところがその情報を取っていったりとかというところがなかなか難しい中で、そういった民間事業者のところに支援をするということは、行く行くは医療的ケア児の体制というところをしっかりと整えていくことだと思うので、非常にいいのかなというふうに思っているんですけれども、何かやっぱり、今計画を策定するところのお金が出ているけれども、その前段階が出ていないことで、何か事業者さんからそういったお声みたいなところというのは伺っているんでしょうか。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 先ほどお話ししました医療的ケア児等支援の情報連絡会において、そういったところでお金がつかないというふうな状況のほうも聞いております。実際にはサービス等の利用計画策定前につきましては、NICU、新生児の集中治療室の退院時のカンファレンスであったりとか家族への基本相談、関係機関との事前調整の業務というところがかなり占めているというふうな状況でございますので、そちらの部分について補助を考えているものでございます。

中村委員

 ありがとうございます。分かりました。

 それから、5ページの政策11の1番のがん患者へのアピアランスケアは一般質問でもさせていただきましたので、ありがとうございます。多分対象人数とかそういうところまで聞いてしまうと事前になっちゃうのかなと思いますので、またそれは改めて恐らく御報告いただけるのかなというふうに思うので、そのときに伺わせていただければというふうに思います。

 8ページの政策20「安全・安心な生活環境と防犯まちづくりを進める」のところの18番、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保のところなんですが、報道等では、国のほうで65歳以上の新型コロナウイルスワクチンの定期接種化の話が出ているかと思います。恐らく65歳以上のみになるのかなというふうに思っているんですけども、現状、国から何か通知等というのはあるんでしょうか。

中村健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長

 本年11月22日に厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会が開かれまして、そこで取りまとめられた内容について同日事務連絡が出ております。概要につきましては、特例臨時接種の取扱いは令和5年度末で終了ということと、それから新型コロナウイルス感染症を予防接種法のB類疾病に位置付けて、これは高齢者のインフルエンザ等と同じなんですけれども、定期接種として実施するですとか、それから対象者については予防接種法上重症化予防を目的とした接種を行う。65歳以上の方、及び60歳から64歳で一定の基礎疾患を有する方を対象にするですとか、年1回の接種で、接種のタイミングは秋・冬とすることにするというようなことをその分科会で取りまとめたという情報が事務連絡で来ております。

中村委員

 分かりました。今回高齢者のみに来年度からはということでB類疾病という形なので、国のほうでは定めたというふうに思っているんですけれども、今現在、秋接種が行われていて、6か月以上の全員が対象になっていて、それまで打ってきている人たちというのは、これで自費で打つことは恐らく可能なので、そういう意味では今後は自己判断という部分もあるのかなというふうに思うんですけれども。令和5年度末時点で6か月に満ちていない子どもたちと、これから生まれてくる子たちというのは、そういう機会を得ることがなく、今後同じように感染拡大が起きたときにさらされる可能性もあるというふうに認識をしています。そういったところについての任意接種の考え方というのは、区としても今後検討はしていかなきゃいけないんじゃないかなというふうに思っているんですけれども。まだ多分、国の通知が出てきていて65歳以上というところ、高齢者のみというところで出てきたばかりなので、区としても何かその考え方を取りまとめる期間というのはなかったかと思うんですけれども、そういった検討はぜひしていただきたいなというふうに思うんですけれども、いかがですか。

中村健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長

 現在のところ国から示されているのは、まだ審議会の分科会での意見がこのように取りまとめられましたということで、国としての決定事項としての連絡、通知等はまだ来てございません。それで、今月12月以降に自治体向け説明会を予定しているという情報が国からありますので、そういった情報を収集しながら、来年度についての接種については検討してまいりたいと考えております。

中村委員

 ぜひよろしくお願いいたします。

 それから9ページの一番上の施設予約システムの再構築のところなんですけど、これは以前の御報告で、令和7年度以降にシステム開始という何かふわっとした御報告だったというふうに認識しているんですが、来年度基本設計を行って、その後のスケジュールというのは今のところどう考えていらっしゃるのか。なるべく早く、令和7年度以降というと、令和7年なのか令和8年なのか令和9年なのか分からないじゃないですか。やっぱりなるべく早くそこは進めていっていただきたいなというふうに思うんですけれども。その御報告をいただいてから半年ぐらいたっているかと思うので、現状どういう見込みなのかというところ、もしお分かりになれば教えていただきたいです。

鈴木健康福祉部スポーツ振興課長

 本定例会総務委員会のほうで報告する予定なんですけれども、今現在、令和7年度中に新たな稼働を目指すといったようなスケジュールでいると聞いております。

中村委員

 分かりました。再度のことになりますが、なるべく早く、ぜひこれは進めていっていただきたいなというふうに思いますので、そこは令和7年度中にぜひともできるように、所管は多分向こうなのかなと思いますけど、ぜひ協力していってやっていただきたいなというふうに思いますので、お願いいたします。取りあえず大丈夫です。

黒沢委員

 2点だけお伺いさせてください。4ページの24番、妊娠・出産・子育てトータルケア事業の充実の中で、「父親向け講座」という言葉が入っていて、私もこれまで訴えてきたことであったのですごくうれしく思うんですけれども、ただ1点、少しその表現について気になっておりまして、「父親」ということですけれども、例えば中野区のパートナーシップ宣誓制度など提出しているような方、パートナーと言われるような方についてはどのような扱いになっていくでしょうか。

高橋地域支えあい推進部すこやか福祉センター調整担当課長

 妊娠とか出産、あと子どもの誕生、成長で生じるいろんな生活環境の変化などについて、父親であったりパートナーの方に知っていただいて、全体として子育てを支援していくということでございますので、そういうパートナーの方にも参加いただけるような形で実施してまいりたいと考えております。

黒沢委員

 ありがとうございます。ぜひ表現のところ、少し気をつけていただけたらと思います。「父親」だけですと、違うのかなと思っちゃう方もいらっしゃると思うので、「パートナー」という言葉ですとか促しを、そういった方も利用していいんだと思えるような表現に少し見直していただけたらありがたいなというふうに思いました。

 あともう1点ございますけども、(5)番、13番の保健所移転整備事業になります。10ページの保健所移転整備事業についてのところで、測量を行うということなんですけれども、これは基本的に移転整備を行う際には、全てこういった測量というものは行われるものなんでしょうか。

中村健康福祉部保健企画課長

 こちらの保健所移転整備につきましては、この後の教育センター跡地に係る保健所の移転検討についてのところでまた改めて御報告はさせていただくところではございますけれども、保健所を移転するに当たって基本計画ですとか、そういったところをつくるに当たり、まずはその測量をしてどれだけのものが建つかですとか、そういったことを明らかにする必要があるものですから、まずは測量を行うというものでございます。

黒沢委員

 ありがとうございます。私が気になったのは、北部すこやか福祉センター、こちらのほうが1962年にできた建物で、保健所は1973年ということで、より古い建物で区有施設整備計画にも同列でのっているようなものになります。北部すこやか福祉センターについては現状、測量などは行わずの状況でよろしいのでしょうか。現状を教えてください。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 北部すこやか福祉センターにつきましては、区有施設整備計画におきまして、旧沼袋小学校の土地に移転整備することを計画しておりまして、その辺の検討は進めておるところでございますが、来年度に関しましては、特段の予算措置などは行っていないところでございます。

黒沢委員

 ということは、保健所よりは進捗状況は遅いということなんでしょうか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 その二つの進捗状況の比較ということではございませんけども、今のところはどういった形で整備をするかというところで、まだ具体的な予算執行の状況には至っていないというところでございます。

黒沢委員

 沼袋地域としては、かなりそこは気になる話題として出てくるところがありますので、予算化されないということは計画もまだまだ考えられていないのかなというふうに受け止めます。やはり、そうした説明、計画にはのっているけれども、そのままになっているように見えてしまいますので、その辺りは今後何か情報が出てくると思っていて、来年度何か進捗があるというふうに考えてよいものなのでしょうか。計画として今どういったものなのか教えてください。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 検討の進捗状況につきましては、一定の段階で委員会のほうには御報告させていただきたいと考えてございます。

高橋委員

 まず、くだらない質問ですけど、表紙のところの区民からの意見募集と書いてあるそこの段に、令和6年1月4日まで意見を募集。これは、みんな三が日で意見なんかそんな考えないと思うんだけど、何でこんな日にちになっているんですかというところをお伺いしたい。これは課長が答えるのは難しいだろうけど、どう思いますか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 確かに主たる期間がこういう年末年始にかかっておりますので、なかなか御意見を頂くのは難しいタイミングかと思います。委員おっしゃいましたように、こちらの所管で設定したものではございませんけども、御意見として承って所管のほうに伝えたいと思います。

高橋委員

 誰が考えても、みんなお休みになっちゃうわけですわ。私たちだって、お正月忙しいけども、三が日ぐらいはとか思うよ。だから、何か去年もそんな話が出たと今、中村委員から話があったけど、何か、前例踏襲じゃないけど、別にもっと先まで置いておいたっていいわけでしょう。要は予算に向けての意見を聞きたいわけだから、何も焦って4日までとかしないで、七草まで頑張って待っていてとか、そういうふうにしてあげたほうがいいんじゃないのという意見が委員から出ていましたよというふうにはお伝えください。

 それから、9ページの12番なんですけども、新規でオンラインを活用して介護認定審査会をやるというようなことを始めたいということなんですけど、介護認定審査会が非常に中野区は厳しいという話というか、認定が、もう本当に何か厳しいよねとよく話を聞くんですけど。オンラインとかでどうやるのか分からないんだけど、現実、介護認定審査会というのは、審査する委員さんが集まって書類を見ながらするんでしょう。ちょっと様子がよく分からないので教えてもらいたい。

古本地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長

 介護認定審査会と申しますのは、介護の認定を決める会議でございまして、これまでは実際に委員の先生が区役所に集まって審査を行っていたところでございまして、今、来年度に向けて検討しておりますのは資料の電子化、これまでは事前に資料を印刷して郵送して見てもらって、それで会議に参加してもらうという形でしたけども。資料を電子化いたしまして、あとは会議のオンライン化、可能な環境にあればですけども、会議のオンライン化とか、あとは介護認定の進捗状況といいまして、例えば更新申請で結果がどうなったとか、新規申請で結果がどうなったというのを早く知りたいわけですけども、これまでは電話で問い合わせるしか方法がなかったところをオンライン上でそれを確認できるようにすることで、職員の手間も省けますし、問い合わせるほうの手間も省けるというような形で考えてございます。

高橋委員

 まあ、簡素化していくというか、先生方の御負担も少なくしていく。今言った認定の審査状況が問合せじゃなくて見られるというのは、申請している本人ですか。じゃなくて、ケアマネジャーさんとかそういう方たちが見られるという理解でいいんですか。

古本地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長

 想定しているのはケアマネージャーを想定してございます。

高橋委員

 これは今後このような形にしていきたいと言ったら、もう対面とか会議じゃなくて、将来的にはオンラインでやっていくという、そういうふうに考えているという理解でいいんでしょうか。

古本地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長

 一遍にすぐ全員がオンラインの会議になるかというのはなかなか難しいと思いますが、段階的に研修などを行いまして、最終的にはオンラインで会議をできるようにしたいというふうに考えています。

高橋委員

 最後に大変恐縮なんですけど、何で厳しいんですかといつも問合せがあるんですけれど、何でと私に聞かれても分からないとお答えするんだけど、本当に他区よりか中野区は、厳正なる審査とか調査をしているんだと思うんだけど、どういう状況といったら答えにくいでしょうけど、どう感じていらっしゃるのかなと、他区に比べると。

古本地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長

 審査そのものはほかの自治体と全く同じやり方でやっていますので、結果についても基本的には変わりはないかと思います。中野区の特徴として、中野区は高齢者の中でも若い方が多くて、全体的に軽い、以前資料でこの委員会の中でも説明したことがあるかと思いますが、年齢層が若いものですので、軽くというか、介護度が軽い傾向にあるのは中野区の傾向としてあるというところでございます。

井関委員

 1枚目の2、区民からの意見募集で、これは中高生とか、例えば外国籍の方も意見を言えるのでしょうか。それとも選挙権をお持ちの方だけなんでしょうか。ちょっと確認させてください。頭紙のところですね。区民からの意見募集。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 こちらはどなたでも御意見頂けます。

間委員

 私からは2点質問させてください。

 4ページ目の24番、妊娠・出産・子育てトータルケア事業の充実の中の「父親向け講座及び低出生体重児の親向け交流会を新たに実施する等」というふうにありますけれども、今年度、父親等向けの講座をオンラインで開始していただいたと思いますけれども、それ以外に新たに講座を実施していただけるということなのでしょうか。

高橋地域支えあい推進部すこやか福祉センター調整担当課長

 今年度からいわゆるプレパパ講座というようなオンラインの講座、父親向け講座をやっていますけれども、それ以外に新たに交流会なども含む事業を実施することを考えております。

間委員

 ありがとうございます。連続という形で何回か交流をしていけるような、例えばママであれば、BP1ですとかBP2という講座があるように、何度も顔を合わせて講座を受けるような形でお考えなのか教えてください。

高橋地域支えあい推進部すこやか福祉センター調整担当課長

 今考えてございますのは、2回連続講座という形で、これを年度内で2回実施するということを考えております。

間委員

 ありがとうございます。まず2回の連続というところで、今もオンラインで2日間のという講座であるというところもありますけれども、私もそうですし、中村委員もそうですけれども、やはり地域で同じような子育てをしている立場、ママとしての立場でBP1講座に参加したというところは非常に心強い仲間ができたというところで、やはり、それが父親であったり、先ほど黒沢委員のほうからも「パートナー」という言葉がありましたし、私はこれまで質問してきた中で「父親等」という言葉を使ってきたんですけれども、おじい様とか、男性であってもそういったパターンもあるかと思います。そうやってママ以外の立場の方々が顔を合わせながら同じ講座を連続して受けることで、やはりそれが将来、子育てを終えたときも地域でのつながりとして生きていくということがあると思う。そういった可能性を秘めているものでもあるので、ぜひ連続講座をということを訴えてきましたが、まず2回でも連続でやっていただけるというのは非常にありがたいことだなというふうに思いました。今後そこからさらに回数を重ねるとかという発展もあるかと思いますし、非常にうれしいなと感じております。ぜひよろしくお願いします。

 この低出生体重児の親向け交流会というのは、リトルベビーハンドブックを持ちながら皆さんで悩みを共有したりとか、そういうものをおつくりになるということでよろしいですか。

高橋地域支えあい推進部すこやか福祉センター調整担当課長

 今回リトルベビーハンドブックを作成しているところでございまして、それに際して御意見を頂くということで交流会的なものを開催いたしました。来年度もやはり仲間づくりでありますとか、同じ境遇にある方の情報交換であるとか、そういう機会というのは大切だと思いますので、そういうものを設けていくという考えでございます。

間委員

 分かりました。非常に重要なことだと思いますので、期待しております。

 もう1点が、6ページのヤングケアラー・ケアラー支援に関してです。「発見が困難で問題が顕在化しにくいヤングケアラーの支援体制を強化するため、区立小学校・中学校等の生徒への啓発事業等を行う」とありますけれども、現状は啓発事業というのは行っていなかったのかなというふうに思ったので、ちょっと現状のところと今後というところでどうお考えなのか教えてください。

河村地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 現状は、啓発事業について区のほうから直接アプローチというのは行っていない状況です。ただ、今年度、先ほどお伝えしました区立小・中学生への実態調査を10月にさせていただいたときに粗々な結果が出てきていて、ケアラーについて知らないというような方が非常に多かったというようなことがありました。ですので、それを受けまして、出前授業のようなことを考えたいというふうに思っておりまして、それはヤングケアラーに特化したものではなく、地域包括ケアの担い手を育成するような中身も踏まえた講座のほうを組み立てたいというふうに検討しているところでございます。

間委員

 担い手を踏まえたとなると、小・中学生への啓発と何か少し違うような気がするんですけれども、ごめんなさい、もう少し詳しく教えてください。

河村地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 まずは、大前提としてヤングケアラーという存在を知っていただくということは一つ行いたいと思っているところでございます。そのほか、地域包括ケアを考えたときに、やはり担い手づくりというところも一つ大きな課題というふうに思っておりまして、今現在、認知症サポーター講座のほうも小・中学生等に受けていただくという取組も進めているところでございます。そういったことを踏まえて、地域包括ケアを切り口とした出前講座を予定していて、なかなか全ての学校に出前で講座を持つことが難しいところもございますので、動画を作成してそれを学校で流していただくというようなやり方も検討したいというふうに思っております。

間委員

 担い手と聞いて、本当に大人がしっかりと支援をしていくようなイメージで最初は聞いていたんですけれども、同じ小学生・中学生であっても、お友達を見守ったりとか支えていく仲間であるよというようなメッセージも含めた意味での担い手という意味で出前講座をされるというふうに解釈したんですけれど、よろしいですか。

河村地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 そういった側面もあろうかと思いますけれども、先ほどお伝えしました実態調査の自由意見欄に、かなり小学生・中学生なりの御意見を頂いていて、ケアを担っているお子さんがいたらこういう支援があったらいいのではないかというような御意見等も頂いているところもありますので、そういった意見も踏まえさせていただいて、まずは周囲にそういうお困りのお子さんがいないかというところを含めて、ヤングケアラーという存在を知っていただくということが一つと、それプラス、せっかく対象者が小・中学生というところもありますので、担い手というような要素も含めた出前授業、動画の作成を検討しているところでございます。

間委員

 ちょっと100%理解し切れていない部分があるんですけれども、この辺にしておきます。その際には、お子さんが困ったことがあった際にはSOSを出しやすいというところを強く意識していただきたいと思います。こちらは要望にいたします。

 今、コーディネーターを配置していると思いますけれども、そのコーディネーター配置というのは間もないと思いますが、その中で実際にヤングケアラーの発見というか支援につなげてということは、実際には実績としておありなのか、それはこれからというところなのか教えてください。

河村地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 コーディネーターの役割としてはまだまだこれからというふうに思っております。直接の御相談というのは現在のところ1件というところで、具体的な支援者の皆様とマッチングさせるという作業を現在しているところで、スクールソーシャルワーカーの皆様とお会いいただいたりというようなことをしておりますし、今度は小・中学生の生活指導の先生方に研修会という形で私のほうも話をさせていただきながらコーディネーターを紹介するというような場面も設定しておりまして、様々な関係機関の皆様にヤングケアラーコーディネーターを活用していただくような取組を現在進めているところでございます。

間委員

 やはり、いかに発見して支援につなげるかというところで、もう本当にそこのハードルが高いと思いますので、来年度のこの取組、そしてこれまでの取組を継続していくことに加えた啓発事業だったり、LINE等のSNSを活用したオンラインの相談というところで、ヤングケアラーに関しては特にSNSというところのハードルが低い中でつながっていくことを期待しているところです。これは、でも、ヤングケアラーだけではなくてケアラーというところが対象となっているわけですけれども、ケアラーというところに関しては相談、もちろん話を聞いてほしいという部分もすごくおありだというふうに思っておりますし、やはりレスパイトというところをいかに届けていくかということが課題ではないかなというふうに思うんですけれども、そちらのほうはどのように御認識されて来年度取り組むというおつもりなのか教えてください。

河村地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 ただいまお話をいただきましたように、SNS相談ですとなかなか相談できる年齢層が限られるというところはあるかと思っております。想定としては39歳ぐらいまでの方が御相談に乗らさせていただけるのかなというふうに思っておりまして、そのほかの直接お電話等で御相談をしたいような、高齢者の方中心にですけれども、そういった方につきましては、当課のほうも在宅療養コーディネーターという職員がおりますので、そこに御相談をいただきたいというふうに思っております。

 また、レスパイトにつきましても、ちょっと今、医師会の先生方と御相談をしているところでございますので、そういったところも踏まえて検討を進めていきたいというふうに思っております。

間委員

 最後にすみません。このチラシ、ヤングケアラーコーディネーターというところで周知されていると思いますけれども、こちらもまだまだ必要なところに行き届いていないかなというふうに感じておりますが、民生委員さんだったりとか、支援する側という意味では無料塾の方だったりとか、いろいろまだまだ届けるべきところというのはあると思うんですけれども、最後にそちらのほうの認識について伺います。

河村地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長

 チラシのほうは、一定区の関係所管のほうにはお配りをさせていただいたところでございます。また、民生委員ですとか町会の皆様に直接お話をしたり、次世代育成委員の皆様にもお話をさせていただいたりしているところでございますが、そういった民間の子どもさんを支援しているところへの発信というところはちょっとまだ弱いかなというふうに思っておりますので、今後配布等のほうは拡大をしていきたいというふうに思ってございます。

広川委員

 1点だけ伺います。先ほど高橋委員からもありましたけれども、9ページ目の12番、介護認定審査会のオンライン化及び介護認定進捗照会システムの導入というところで、これはたしかコロナ禍で特例的にオンラインで審査会をやるというのが認められていて、これは5類に移ってから、その特例が取れたというか、それをずっと続けていってもいいよという形になったんですか、このオンライン。

古本地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長

 コロナ禍においては特例的な会議の方法が認められていましたけども、現在ではオンラインで可能になっておりますので、中野区もその辺少し遅れていまして、これまでもずっと対面での会議を続けてきていたところでございますけども、この際オンラインを導入して会議のオンライン化というのを進めたいというふうに考えてございます。

広川委員

 オンライン化することによって業務負担も減るであろうし、かなり経費削減にもつながるということも聞いていますのでいい取組だと思うんですけれども、これによって認定までの期間というのは短くなったりとか、そういうことはあるんでしょうか。

古本地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長

 はっきりはちょっとまだ精査し切れてはいないんですけども、資料を事前に送付したりする期間が短くなりますので早くなるというふうにも考えてございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了します。

 次に3番、鍋横区民活動センター等整備基本計画(案)についての報告を求めます。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 それでは、鍋横区民活動センター等整備基本計画(案)につきまして御報告をいたします(資料14)。

 鍋横区民活動センター等の移転整備に当たりましては、本年の第3回定例会中の本委員会におきまして、整備基本計画の検討案を御報告したところですが、このたび整備基本計画(案)を取りまとめましたので御報告いたします。

 1、鍋横区民活動センター等整備基本計画(案)は別添のとおりとなってございます。こちらのほうを御覧ください。要点を御説明させていただきます。

 まず1枚目をおめくりいただきまして、1ページの事業概要でございます。(1)施設設備の位置付けでございます。中野区本町四丁目44番内区有地を活用しまして、鍋横区民活動センター、地域包括支援センター及び自転車駐車場を整備するものでございます。併せて、施設内に周辺地域を所管する交番を警視庁におきまして整備をいたします。地域包括支援センターは、現在民間の施設で運営しております本町地域包括支援センターを移転整備するものでございます。

 その下に、検討及び整備の主なスケジュールとして表としてまとめてございます。現在令和5年度で基本計画を進めております。令和6年度以降に基本設計、実施設計、工事を進めまして、令和9年度には開設の予定でございます。

 次に(2)施設概要と機能でございます。階数は地下1階地上5階、延べ床面積は約2,730平米でございます。地下1階から地上5階に区民活動センターを配置いたします。地域包括支援センターは2階に配置いたします。1階の外部北側に公共用の自転車駐車場を配置いたします。また、鍋屋横丁交番を1階・2階の一部に配置いたします。こちらは、中野区におきまして区画のみを整備いたしまして、警視庁側で内装等の整備をするものです。

 続きまして2ページ、上位計画との関係でございます。こちらに関しましてはお読み取りいただければと思います。

 なお、(4)の脱炭素社会の実現に向けた区有施設整備方針につきましては本年8月に策定されたものでございまして、これに基づきまして、本施設はZEB Ready(ゼブ レディ)認証を取得できるように計画を進めております。

 続きまして3ページのほうを御覧ください。敷地条件でございますけれども、整備予定地は用途地域が商業地域と第一種住居専用地域にまたがっております。3ページの右下の航空写真の赤い枠が予定地でございまして、青い点線が用途地域の境目となってございます。

 続きまして4ページをお開きください。4ページの右側に現在想定しております各部屋の室名、面積を記載してございます。

 この後、6ページ以降の具体的なレイアウト図によりまして、前回の検討案からの変更箇所を中心として御説明いたします。

 6ページを御覧ください。6ページが地下階の平面図でございます。多目的ホールの位置を検討案では、図の右側、東側に配置しておりましたが、左側、西側に変更いたしました。

 次に、7ページが1階の平面図となっておりまして、図の右側が鍋横通りとなってございます。図の中央、建物内のホール(ロビー)でございますが、こちらの面積を検討案よりも広げました。これに伴いましてトイレ、エレベーター、南側階段等の配置の見直しを行いました。

 続きまして、8ページでございます。8ページは2階の平面図になっておりまして、2階は大きな変更はございませんでした。一部和室を洋室への変更などを行ってございます。

 次に、9ページをお開きください。3階の平面図でございます。3階も大きな変更はございません。

 10ページをお開きください。4階の平面図となってございます。こちらも大きな変更はございませんが、一部部屋の配置を見直しました。

 次に、11ページをお開きください。5階の平面図でございます。こちらも大きな変更はございません。

 続きまして12ページ、屋上でございますが、屋上には空調機器や緑化のほか、太陽光パネルの配置などを検討していく予定でございます。

 13ページが断面の模式図でございます。こちらは建物の南側から見た断面図でございまして、右に鍋横通り、左側が住宅地となってございます。

 基本計画(案)の御説明は以上となりまして、かがみ文のほうにお戻りください。

 2、区民説明会の実施でございます。12月9日と11日に鍋横区民活動センターにおきまして区民対象の説明会を実施いたします。

 3が今後の予定でございます。今年度中に基本計画を策定いたしまして、来年度、基本設計・実施設計、こちら令和7年度まで。令和7年度の途中に鍋横区民活動センターの分室の解体と建築工事を始めまして、令和9年度に開設、こういった予定で進めてございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

木村委員

 前回ちょっと事情があって質問しなかったんで、いろいろと質問を聞きたいんですけど、時間がないので絞っていきたいと思います。

 この資料というのは、説明会ではこの資料を使って説明するということですか。まず確認です。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 基本的にこの資料を使う予定でございます。

木村委員

 10ページ、これは4階ですか。ちょっと記載を変えていただければというのがあって、「ハト小屋」というのがあるんです、ここに。建築用語だと思うんですけども、これは実は鍋横はハトの被害が非常に大きくて、商店街とか。この資料が独り歩きした場合、ハト小屋を何で造るのという話が、絶対ハレーションが起きるわけです。ここの「ハト小屋」というのをわざわざ書く必要があるんであれば別な記載にしておけばいいんですけど、なければ取っちゃって余計な心配をかけないようにしていただければと思うんですけど、いかがですか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 ハト小屋と申しますのは、機械設備が外部に出ているもののカバーみたいなものでございますので、そちらは削除するか、もしくはほかの言い方で表現するようにいたしまして、「ハト小屋」という記載は変更してまいります。

木村委員

 お願いします。あと、地下1階の多目的ホールなんですけども、これは前回の案から、前回が179平米で今回191平米で広くはなっていますが、この定員数というのは何名の今想定ですか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 定員の決め方は推奨定員と最大定員というのがございまして、その施設の平米だけ、広さだけではなくて、その形状でありますとかいろんな要素を加味して決めるんですけども、恐らく最大でこの広さであると150名ぐらい、推奨定員としてはもうちょっと少ないぐらい、そのくらいになるかと考えてございます。

木村委員

 南中野のほうは234平米で最低273人なので、形状云々はありますけど、できれば200人、多分200人近くいけるような気はするんですけども。ちょっとそれを踏まえた上で、多目的ホールで200人ぐらいの施設はこの鍋横周辺はないんですよ、会場という意味では。非常に貴重な場所になるかと思っているんです。そういった意味では、案外区民というか、こういった地域活動だけが使用するわけではなく、随分前も私、提案はしていたんですけども、例えば今中野区は文化芸術に力を入れているわけで、文化施設があるのは駅周辺と野方WIZしかないわけです。要は南部地域はないんです。特に鍋横なんか、ここは非常に利便性が高いので、一般区民が使うだけじゃなくて、コンサートとかそういうような使い方ができるかどうか分からないんですけども、できる限り、文化の振興ということも含めれば、この施設は可能な限り利用できるような方向性で持っていっていただきたいというふうに思っているんですが、この多目的ホールの例えば高さ、天高とか、例えば音響とかそういったものは、まあ、どこまで耐えられるかどうか分からないんですけども、ぜひそういった活用も視野に入れて今後設計というのはぜひ計画していただければと思うんですが、いかがですか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 多目的ホールでございますので、いわゆる文化施設の野方区民ホールとか、そういうものとは質が違いますけれども、部屋の高さは3.5メートルということで、ほかの階よりも高くなっております。また、スピーカーとかプロジェクターなどの設置ということは考えてございますので、そういった意味ではイベント的なものには使える想定で今後考えてまいりたいと思っております。

木村委員

 地下ですので音の漏れも含めて活用できるかと思いますので、ぜひ御検討いただければと思います。

 あとは1階のほうなんですけども、この西側ですか、駐輪場があります。これは恐らくこの施設の利用者、もしくは職員の方が使うのかと思うんですが、上下になっているんですけども、この施設は子育て支援というか子ども世代もかなり使うと思うんですが、下の、要は大きい自転車が駐輪できるものなのかどうか、その辺をちょっと確認させていただけますか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 奥の左側の駐輪場でございますけれども、下段スペースに関しましては大きな自転車でも駐輪できるようなしつらえになってございます。

木村委員

 台数はそれでも結構限りあるので、そこはちょっと、まだ計画の段階なので、そういったニーズがあるということを踏まえた上で計画していただきたいというのと、あとはそこの出入口が2項道路になっていまして、これは車が両方向から当然通るわけで、この駐輪場が施設の外にあるというのが、要は施設の外を通らなければいけないというのは、なかなか今まで見たことないというか、ほとんどの活動センターとかすこやかは敷地内を通って行けるわけで、要は小さい子どもがいても、ある程度安全性が確保されるんですけれども、ここに関しては外に出なきゃいけないという状況なんですよね。そういった意味では、入り口をぐるっと鍋横通りまで出ていくんであれば相当距離もありますし、できればそういった外の道路を歩かずに移動できるような、例えば駐輪場から中に通れるような入り口というか動線をつくれるようなことというのはできないんでしょうか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 一応南側に屋外階段というのがございまして、その右のところが黒い三角になってございますが、ここに入り口がございます。通用口的な想定なんでございますけども、こちらを通っていただけると、外部の動線はかなり短くなるかなとは思っておりますが、御意見として承りまして、何らかの工夫ができないかというのは今後検討してまいります。

木村委員

 ぜひ検討をお願いします。できれば、外に出ないほうが絶対いいですから、そこはぜひお願いいたします。

 あと、この工事は高齢者会館を取り壊してということで、1年か2年か分からないんですけども、その高齢者会館が使われないときには、隣のいわゆる鍋横分室、あそこを高齢者会館として使っていると思うんですけども、その方の囲碁とか将棋とか物がいっぱい置いてあって、すごい個別のものがいっぱいあって、それがもしなくなるのであれば、それはどこでその機能というのが、また代替案があるのかどうかというのを教えていただけますか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 工事中の代替の場所につきましては、今、幾つかの案を検討中でございまして、今の分室はかなり広うございますので、それに匹敵するような施設はなかなか難しいと思いますけども、何らかの場所は確保する方向で検討してございます。

木村委員

 できれば、単純に今の鍋横区民活動センターの一室を使うとか、そういった安直な考えはせずに、もともと鍋横区民活動センターは、部屋が少ないし、小さいですから、さらに地元の方の利用というかが困難になってきますので、できる限り別の方法を考えていただきたいのと、これが例えば施設ができた場合、この高齢者会館の機能というのもこの施設に入れるというふうには書いているんですけども、具体的には先ほど言ったように高齢者会館でいろいろ、私物とは言わないんですけど、囲碁のものとかいろんなものをどこに置いてどこの部屋をその高齢者会館の機能というふうにするのか。南中野区民活動センターは多分高齢者集会室ってあったと思うんですよね。だから、単独でちゃんともともと命名して物も置いてあるかと思うんですけども、そういったイメージなんでしょうか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 高齢者会館機能ということで基本的には平日に個人利用を高齢者の方にしていただくスペースは確保することになると思います。今のところ施設としては落としておりませんけども、想定されておりますのは、8ページ、2階の左側の洋室6、この辺りは収納もかなり取っておりまして、その辺を使ってそういった活動をしていただくか、もしくは同じ階の和室、こういったものを活用するということで、最終的には運営委員会などとの協議を経て、どこかの施設をそういう位置付けにしていくということを想定してございます。

木村委員

 あとは、この鍋横区民活動センターは商店街のど真ん中にありまして、1回私も警察と調整したことがあるんですけども、入り口というか青梅街道から入っていって、次の信号まで大体200メートルぐらい。その真ん中にこの施設があるんですけども、要は200メートル歩かないと横断歩道がないという状態なんですよね。ここに区民活動センターができた場合、当然いろんな人が来るわけで、商店街の回遊性も含めれば、できれば真ん中に横断歩道が欲しい。信号まで行くと大変かもしれないんですけども、横断歩道の設置を含めて、そうしないと非常に信号まで行くのが遠いので、道を渡る人が結構増えてくる。逆に危なくなる可能性があるんで、今もあるんですよね。そういった意味ではさらに人が増えてくるともっと危なくなってくるので、何とか、このルールがあるんでしょうけども、警察等と調整した上で、できれば新しくできる区民活動センターの前辺りに、ちょうど真ん中ですけども、そこに横断歩道とか、信号まではいかないと思うんですけども、そういうのを設置できるようにちょっと調整というか、努力していただければと思うんですが、いかがですか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 同様の御意見を地域からも頂いておりまして、区といたしましても交通管理者、警察のほうと今後いろいろ検討、協議してまいりたいと考えてございます。

木村委員

 あと最後ですけど、駐輪場ですが、今250台という、これはなっているんですけど、もともと、ここにも書いているんですけど、自転車利活用計画というのは恒久的な駐輪場を設置することとされているというふうに書いていますので、ここは暫定です。だから、本来は、別な土地があれば、別な土地が取得できれば、そちらで収容できる、収容したほうがいいという話なので、こういった、本当はどこがそれを考えなきゃいけないか分からないんですけども、私もずっとこの施設ができる前に、この周辺で何とか駐輪場になるような土地がないかと探したことがあるんですけども、そういった努力をしながら、できればここは当然駐輪場がなければ、もっといろんな活用ができるわけで、区民活動センターとして。そういった、今はあくまでも計画には入っていますけども、できる限り駐輪場の確保というのは、別な土地を取得するとかそういったことも検討しながら進めていただければと思うんですけども、いかがですか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 この施設におきまして、この周辺で250台分の自転車駐車場を確保するということは区として必要なわけでございまして、自転車利活用計画というものが今年度の6月に策定されました。それで期間は10年間と聞いております。5年ごとに見直しがあるということですので、その見直しの中で何らかの変更の方針が示されましたら、それに従って何らかのこちらに関しても影響があるかと考えてございますけれども、基本的にはこの形で進めさせていただきたいと考えてございます。

木村委員

 今おっしゃったとおり、5年後ぐらいに1回見直しが多分されると思うんで、そのときまた必要な台数が増えるか減るか分からないんですけども、できれば、杉山公園なんかほとんど、駐輪場は10%ぐらいしか使われていないので、あっちに回した方がいいかとは思ったりするんですけども、そういうところ、できる限りやっぱり台数を減らすという努力はしたほうがいいかなというふうに思っております。

 この駐輪場の中に、実は最近、新江古田の駐輪場で、いわゆるマルチスペースということで、雨が降っても屋根があって、そこで着替えることができるというスペースが今回造られたんですね。ここも、250台もあれば当然そういった、特に母子とか、子どもがいる人とかはそういったスペースがあれば、かっぱを脱いだりとか着替えられるスペースがあれば多分いいかと思うので、ちょっとなかなか、ぎゅうぎゅうのスペースなんであれなんですけども、何とかそういったスペースも検討していただければと思うんですが、いかがですか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 今おっしゃっていただきましたように、かなりぎゅうぎゅう詰めの状態でございますけども、建物の1階の図面の上のところ、駐車場の下のところに非常口というのがございまして、この辺は上部の建物が張り出したような形になっておりまして、ここも駐輪スペースではありますけれども、一部は空いたスペースでありますので、こういったところが活用できないかとか、その辺は今後、計画を進める中で可能なことはないかというのは検討してまいります。

中村委員

 御報告ありがとうございます。これまで、この鍋横区民活動センターはいろいろと長年の間に紆余曲折あって、今こうやって整備基本計画(案)というのができてきているというふうには理解しているんですけれども、少し気になるところがあるのでお聞かせをいただきたいんですが、今の鍋横区民活動センターと分室を合わせた平米数はどれぐらいなんですか。まずそこを教えていただけますか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 1,550平米程度でございます。

中村委員

 合わせて1,550平米でいいですか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 はい。

中村委員

 今回延べ床面積が2,730平米とあって、そのうち交番が73平米なので、区民活動センター部分というのは2,650平米強ぐらいという理解でいいですか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 あと包括支援センターが100平米ぐらいありますので、それから100平米ぐらい引いたぐらいです。

中村委員

 ごめんなさい。包括支援センターが何平米ですか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 地域包括支援センターが114平米でございます。計画の4ページに書いてございます。

中村委員

 すみません、見落としていました。包括支援センターが114平米なので、区民活動センター部分だけでいうと、2,540平米ぐらいになるんですかね。ということですよね。いろいろと、例えば子育て支援機能とかという話も、先ほど木村委員とのやり取りの中で出てきていましたけれども、何かこの上位計画のところの区有施設整備計画の中では、改築に当たっては原則として従来施設から延べ床面積を増加させないというのがあるんです。一方で、いろんな経緯があって、ここはこういうふうになっているという理解はしているんですけれども、区民活動センターの、例えばこの次に出てくる昭和もそうですし、その規模はどういうふうに設定されているのかという基準みたいなものは担当のところではお持ちではないんでしょうか。やっぱり南中野区民活動センターは、日頃私たちも地域で使うんですけど、やっぱりそこに比べても大きいなという印象はあって、一方で、例えば町会の単位とかで見ると、南中野のほうが大きかったり多かったりするわけですよね。だから、そことの規模でも違うわけで、その何か基準みたいなものを区として持っていらっしゃらないのかなというふうに感じているんですけど、そこら辺はいかがなんでしょうか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 区民活動センターは区を15に分けました圏域の中で1か所ということで、どうしても建て替えなどになりますと、その立地が限られてまいりますので、その立地におきますいろんな条件、それが第一に大きく左右するところかなと思います。あとは、いろんな地区の活動の状況でありますとか、そういったものを踏まえまして検討しているところでございまして、現状におきましてそういう一定の区民活動センターとしての基準というものは持ち合わせておりません。

中村委員

 立地とかの条件があって、そういう建て替えの整備のところで制限が出てきてしまうというのは一定理解しますし、この小さい中野区の中で新たな土地を見つけるというのはなかなか難しいことなので、そこは理解をしているんです。であれば、例えばですけど、複合化だったりとか、違う機能を入れたりというところも一つ考えていかなきゃいけない。集約化だったりというところも考えていかなきゃいけないのかなというふうに思うんですが。これはもしかしたらここの所管ではなくて企画部のほうの区有施設整備計画のところを持っている所管が考えていくべきことなのかもしれないんですけれども、ある程度の、区民活動センターとしてどれだけの面積が必要でというところの基準というのがないと、やっぱりその地域ごとの公正公平な建物の在り方というのが保たれないんじゃないかなと思っていて、何かそこについてやっぱり基準は設けていったほうがいいんじゃないかなというふうに思っているんですが、そこはいかがでしょうか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 先ほど申し上げましたように、やはり確保できる土地の面積、周辺環境、用途地域などにつきましてかなり状況が違いますので、基準をつくるとすると、例えば設けるべき施設の内容でありますとか、交流でありますとか、考え方といいますか、そういったところは、地域施設としてどういったものがふさわしいかというのは共通としてあると思うんですけども。なかなか建築物としての共通の何か基準的なものを設けるのは難しいというふうに担当者としては考えてございます。

中村委員

 いや、これはどちらかというと、多分企画サイドのほうになっていくので部長にお願いを、部長というか、企画部のほうに伝えていっていただきたいんです。本当に区有施設整備計画に書いてあることと整合性が取れなくなっちゃうんですよ、その立地で考えちゃうと。であるならば、ここはもっと逆に言うと高く建てられるのであれば、そういう選択肢もあると思うし、その中で、例えば特色を出していく。今まで町会さんだったり地域団体さんが主に使っていた区民活動センターというところを、例えばタイムシェアだったりとか、その立地もありますし、ここの施設については本当に便のいい場所にあって、駅からもすぐですし、いろんな方が利用できるような場所にあると思っているので、そういう考え方というのを持つことも一つの考え方なんじゃないかなというふうに思うんですよね。やっぱり、建つならば最大限造ってもいいとは思いますし、一方で、区有施設整備計画の中で増加させないというところがあるのであれば、それは区民活動センター全体として、じゃあどう考えていくのかというところもありますし、そこはやっぱり区として区有施設整備計画のところでそういうふうに言っているのであれば、そういう基準は設けていくべきじゃないかなというふうに思うんですけれども、そこはいかがですか。多分ここの担当さんでは地域活動推進のところではそういう地域の声を聞いていくので、そういった差配というのは難しいのかなというふうに思うんですけど、そこはやっぱり区が全庁として取り組んでいくべき課題として捉えていただきたいなというふうに思うんですが、いかがですか。

石井地域支えあい推進部長

 区有施設整備計画に基づいて施設整備を進めるというのはもちろん基本的な考え方であろうかと思います。その上で各地域の状況に応じて施設の整備を進めていくということで、今回のこの計画については、今担当からお話ししたところでございます。また、こちらの施設も以前からの経緯の中で、もともと複合でやろうとしていましたけども、結果的に理解が得られなかったり、実際その複合にしたときに施設の制約が出てしまうということが一番ネックだったかなというふうに思っております。結果的に単体の施設で整備するという経緯がございます。そうしたところも踏まえて、単体の区民活動センターということで整備いたしましたが、やはり立地などを考えますと多くの区民に使っていただきたい。どうしても区民活動センターですと、その地域の施設のように捉えられますけれども、やはり多くの区民に使っていただきたいという考えもございますので、施設予約システムを導入することもございますから、できるだけ多くの方に使っていただくということで、多目的ホールの質疑も先ほどございましたけども、いろいろな使い方を進めていければと思っていますし、そこは施設予約システムであったり、あるいは区民活動センターの運営委員会が絡むところでもございますから、そこの運営の仕方なども広い視野を持ちながら進めていくということで、施設の整備、それから施設の運営を進めていきたいと考えております。

黒沢委員

 トイレの件で1件だけ質問させてください。今、フルスペック仕様ということで、バリアフリートイレが1階にあるということで書かれていますけども、現在このバリアフリートイレが、国土交通省も言っていますけれども、機能分散というのが進められています。こちらは、要は車椅子の方のところに集中しちゃう、このバリアフリートイレに、例えばオムツ替えの方も来られたり、ほかのオストメイトの方もいらっしゃったりということで集中してしまうということで。女性トイレ、男性トイレにそれぞれにオストメイトですとか、ベビー用のオムツ替えシートがあるみたいな形が今推進されているというふうに思うんですけれども、こちらは施設として、これから次の報告の施設にも関わると思うんですけれども、区としてはどのような考えをお持ちでしょうか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 現在バリアフリートイレといたしましては、地下1階と地上1階、2階、3階に設置する予定でございまして、いろいろユニバーサルベッドでありますとかその他のいろんな形で使っていただけるような器具でありますとか、そういったものにつきましては今後設計を進める中で、どういったものが設置できるのかということも含めまして、なるべくいろんな方に便利に使っていただけるような仕様にしてまいるように検討を進めてまいります。

間委員

 私からも1点、5ページの(2)平面計画の中で、「子育て支援に活用できる洋室を音楽室と同じ4階に配置する」というふうにあるんですけれども、子育て支援に活用できるというのは、子育ての支援をする団体さんが活用するということが主眼にあってということなんでしょうか。要は子育てをしている人たちが活用できるというのか、子育て支援という活動をするための場所という意味なのかどちらでしょうか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 4階には一応授乳スペースも設けておりますので、活動の形態は様々あると思います。自主的な活動もあると思いますし、それは運用においていろいろ考えられると思いますけども、授乳スペース等も使い、お部屋を使っていただいて、そういったお子さんに関連するいろんな活動などに使っていただくという想定をしているところでございます。

間委員

 中村委員のほうからも木村委員のほうからも、ホールがイベントで使えるようになったりとか特色のあるという言葉が出ましたけれども、例えばこちら、先ほど、高齢者の分室に当たる部分としては2階の洋室6をというお話も出ました。そういったときに特色として子育て世代が使いやすい、こちら洋室5というところを特に子育て支援をされる方も、子育てを実際にしている方も使いやすいというふうに特色を持たせていくというのは非常に一つ大きなポイントだと思いますし、そういったところもつくれる区民活動センター、つくれない区民活動センターとある中、そして立地も考えると、中野区の中で、そして中部、南部というところを考えたときに、この鍋横区民活動センターが子育てをしている人たちにとっても、もっと利用したいねと言っていただけるような場所にしていけるんじゃないかなということを感じています。ただ、小さな赤ちゃんを連れていくときとかに、この洋室というところが、他区の事例を見ても人工芝とか敷いてあったりするところもあったり、この施設を造るということに加えてというところでもあるんですけれども、例えば本当に人工芝をすぐに敷けるようになったりとか、はいはいができる環境をすぐに置いたり取ったりできるようにとか、そういった工夫なんかもしながら、魅力的な子育て支援の場所の一つとしても魅力を発信していくこともできるかなというふうに思っています。そうすると、授乳室というのは、この6平方メートルというところで何人分ぐらい使えるのかなとかそういったことも思うわけですけれども、子育て世代にこういったところの御意見なんかも頂きながら、やっぱりこの先進めていただくことが重要だと思っているんですけれども、この御意見を聞いていくに当たっては、例えば児童館とかで、お母さんたちにアプローチをしていただくとか、やはり意見交換の場に参加していただくということが大事だと思うんですが、その辺はどのようにお考えでしょうか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 いろんな御意見を伺う機会というのは今後設けてまいります。区民説明会に関しての周知はなるべく多くの方に届くような形でさせていただきたいと思っておりますし、また施設にいろんな特色を与えることというのは大事だと思っております。建設検討委員会、地元の方も、いろんな世代の方に使っていただきたいというようなことを言っていらっしゃいましたので、そういったことも踏まえて、今後設計の段階などでどういった形が取れるのか、その辺も含めまして取り組んでまいります。

間委員

 設計の段階でも少しずつ変えていける部分というのはあるかと思いますので、しっかりと多世代の様々な世代の御意見を聞いていただいてよいものを造っていただきたいと思います。

井関委員

 地下1階の多目的ホールなんですが、ここは、例えば控室とか楽屋に当たるようなもの、もしくはカーテンとかパーティションとかを置くような考えはありますでしょうか。1階に休憩室、打合せスペースとありまして、そこで階段から動線が直結するような感じになっているんですが、ここを楽屋、控室として使うとすると、後ろに更衣室がありまして、ここはお客さんの目に入らない形で更衣室に行くような動線とかそういったことは考えていらっしゃいますでしょうか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 多目的ホールの上部の更衣室、あとまたベンチとありますけども、この辺はこの四角い赤いのが、柱が来る関係で、多目的ホールの広いスペースはちょっと使えないような状況になっておりますので、この辺を何らかの工夫をして控室的なものが必要かどうか、更衣室も含めてその辺のしつらえにつきましては、また今後検討の余地があるかなと考えてございます。

井関委員

 あと多目的ホールで、PAと呼ばれる音響とか照明とかそういったようなところは1か所に固まるような感じなんでしょうか。それとも普通にこういう部屋の壁のスイッチみたいな感じで管理するような感じなんでしょうか。

高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長

 施設、備品であったりとかそういう、どういった形でやるかというのは今後まだ設計の段階でありますとか、その後の物品の配置というようなところで考えてまいりますけども、多目的ホールが、音響であったりとか、照明であったりとか、どういったものが必要かというところは念頭に置いて検討してまいります。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了します。

 委員会を休憩します。

 

(午後5時02分)

 

委員長

 それでは、委員会を再開します。

 

(午後5時02分)

 

 本日はここまでとしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 次回の委員会は、12月4日(月曜日)午後1時から当委員会室で行うことを口頭をもって通告します。

 以上で本日の日程は終了しますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本日の厚生委員会を散会します。

 

(午後5時03分)