中野区議会区民委員会〔令和6年2月9日〕
区民委員会会議記録
○開会日 令和6年2月9日
○場所 中野区議会第2委員会室
○開会 午後2時49分
○閉会 午後3時27分
○出席委員(8名)
市川 しんたろう委員長
細野 かよこ副委員長
武井 まさき委員
武田 やよい委員
甲田 ゆり子委員
小宮山 たかし委員
石坂 わたる委員
酒井 たくや委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
区民部長、新区役所窓口サービス担当部長 高橋 昭彦
文化・産業振興担当部長、区民部シティプロモーション担当課長事務取扱 高村 和哉
区民部区民サービス課長、区民部新区役所窓口サービス担当課長 小堺 充
区民部戸籍住民課長、区民部マイナンバーカード活用推進担当課長 白井 亮
区民部税務課長 滝浪 亜未
区民部保険医療課長 宮脇 正治
区民部産業振興課長 松丸 晃大
区民部文化振興・多文化共生推進課長 冨士縄 篤
環境部長 松前 友香子
環境部環境課長 永見 英光
環境部ごみゼロ推進課長、清掃事務所長 阿部 正宏
○事務局職員
書記 細井 翔太
書記 髙橋 万里
○委員長署名
審査日程
○議案
第1号議案 令和5年度中野区一般会計補正予算(関係分)
第3号議案 令和5年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算(関係分)
第4号議案 令和5年度中野区後期高齢者医療特別会計補正予算(関係分)
委員長
定足数に達しましたので、区民委員会を開会いたします。
(午後2時49分)
本日の審査日程ですが、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議はございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
それでは、議事に入ります。
議案の審査を行います。
第1号議案、第3号議案及び第4号議案の計3件は全て補正予算の関係分ですので、一括して議題に供したいと思いますが、これに御異議はございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、第1号議案、令和5年度中野区一般会計補正予算(関係分)、第3号議案、令和5年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算(関係分)、第4号議案、令和5年度中野区後期高齢者医療特別会計補正予算(関係分)を一括して議題に供します。
これらの議案は総務委員会に付託されておりますが、区民委員会の関係分について当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送ることとなっておりますので、御承知おきください。
それでは、理事者の補足説明を求めます。
小堺区民部区民サービス課長
それでは、区民部の補正予算につきまして、まず、一般会計から御説明いたします。
議案の36ページ、37ページをお開きください。歳入歳出予算総括表で御説明いたします。
初めに、37ページの歳出を御覧ください。4款区民費では4億9,560万4,000円を増額いたしまして、補正後の予算額は147億7,373万9,000円でございます。また、下から2段目、12款諸支出金では、一部が区民部所管分となっております。
続きまして、36ページの歳入を御覧ください。区民部所管分は、1款特別区税、13款国庫支出金、14款都支出金、15款財産収入の一部でございます。
初めに、歳出の内容について御説明いたします。
58ページ、59ページをお開きください。4款区民費、1項区民費、1目区民サービス費でございます。全庁共通発券機ソフトウェア賃貸借に係る予算について、施行時期の変更に伴い、賃貸借料を減額するものでございます。
続きまして、2目戸籍住民費でございます。右側の説明欄を御覧ください。2、戸籍につきましては、戸籍振り仮名法制化に係る戸籍情報総合システム改修につきまして、予定されていた改修が次年度に延期となったことから、繰越明許費を設定し、国庫補助について財源更正を行っております。事前登録システム構築委託費につきましては、執行方法の変更に伴い、全額減額するものでございます。加えて、戸籍及び住民票等への氏名の振り仮名記載等を可能とするためのシステム改修要件が国から示されたため、戸籍附票システムの改修を次年度にかけて行うことから、改修経費を計上の上、繰越明許費を設定し、国庫補助を充当しております。繰越明許費につきましては、後ほど御説明いたします。
3、住民記録及び5、証明につきましても、同様に、戸籍及び住民票等への氏名の振り仮名記載等を可能とするため、住民情報システム、コンビニ交付システムの改修を次年度にかけて行うことから、改修経費を計上の上で繰越明許費を設定し、国庫補助を充当しております。繰越明許費につきましては、後ほど御説明いたします。
4、マイナンバーカード交付につきましては、マイナンバーカード交付に係る経費のうち、国庫補助金の対象となる経費について財源更正を行うとともに、執行残について減額するものでございます。
続きまして、60ページ、61ページをお開きください。4款区民費、2項保険医療費、1目保険医療費でございます。右側の説明欄を御覧ください。4、国民健康保険事業特別会計繰出金につきましては、特別会計の補正に伴い増額するものでございます。5、後期高齢者医療特別会計繰出金につきましては、特別会計の補正に伴って減額するものでございます。それぞれの内容につきましては、特別会計のページで御説明いたします。
続きまして、4款区民費、3項産業振興費、1目産業振興費でございます。商店街チャレンジ戦略支援事業費補助金につきまして、商店街の事業計画の見直し等の理由による規模縮小や事業中止が生じ、補助金の見込み差が生じたため、減額するものでございます。
続きまして、4款区民費、4項文化振興・多文化共生推進費、1目文化振興・多文化共生推進費でございます。国際交流協会に対する補助金を見込み差により増額するものでございます。また、補助対象経費について財源更正を行うものでございます。
続きまして、88ページ、89ページを御覧ください。12款諸支出金、1項積立金、1目積立金でございます。右側の説明欄を御覧ください。3、特定目的基金積立金、(9)新型コロナウイルス感染症対策利子補給基金積立金でございます。新型コロナウイルス感染症対策利子補給基金に係る基金利子を積み立てるため、1,000円を増額するものでございます。
続きまして、歳入の内容について御説明いたします。
38ページ、39ページを御覧ください。1款特別区税、1項特別区民税、1目特別区民税でございます。平均所得金額や株式等の譲渡所得金額に見込み差があったことなどにより、5億3,600万円増額いたします。
続きまして、2段目、1款特別区税、3項特別区たばこ税、1目特別区たばこ税でございます。売渡し本数の見込み差により、8,100万円増額いたします。
続きまして、42ページ、43ページをお開きください。13款国庫支出金、1項国庫負担金、1目区民費負担金でございます。国民健康保険法では、国民健康保険の財政基盤の安定化を図るため保険基盤安定制度があり、国及び都がその一部を負担することになっております。今回、未就学児保険料軽減対象者数の見込み差による減の一方、国保全体の保険料軽減対象者数が当初の見込みを上回ったことにより、国庫負担金を628万6,000円増額いたします。
続きまして、2段目、13款国庫支出金、2項国庫補助金、3目区民費補助金でございます。先ほど、58ページ、59ページの歳出で御説明いたしましたシステム改修等経費に国庫補助金が交付されるため、3,706万4,000円増額いたします。
続きまして、44ページ、45ページをお開きください。14款都支出金、1項都負担金、1目区民費負担金でございます。国民健康保険基盤安定負担金については、13款で御説明した保険基盤安定制度でも、都も一部負担することとなっていることから、都負担金を3,650万1,000円増額いたします。また、後期高齢者基盤安定負担金については、広域連合の積算による負担金の決算見込みに基づいて、1,975万3,000円減額いたします。
続きまして、2段目、14款都支出金、2項都補助金、3目区民費補助金でございます。こちらも60ページ、61ページの歳出で御説明いたしましたとおり、商店街チャレンジ戦略支援事業費補助金を減額することに伴い、都の補助金を476万1,000円減額するものでございます。また、都の多文化キッズコーディネーター設置支援事業に伴う補助金を270万6,000円追加計上いたします。
続きまして、46ページ、47ページをお開きください。15款財産収入、1項財産運用収入、2目利子及び配当金でございます。補正予算額6,316万1,000円のうち、1,000円が区民部の所管でございます。新型コロナウイルス感染症対策利子補給金に係る基金利子を1,000円増額いたします。
続きまして、96ページ、97ページをお開きください。繰越明許調書の2から5段目、4款区民費、1項区民費でございます。58ページ、59ページの歳出で御説明いたしました、戸籍振り仮名法制化に係る戸籍情報総合システム改修及び戸籍及び住民票等への氏名の振り仮名記載等に係る戸籍附票システム改修に係る経費について、事業が年度内に終了しない見込みのため、繰越明許費といたします。
続きまして、102ページ、103ページをお開きください。債務負担行為調書の上から3段目、全庁共通発券機ソフトウェア賃借でございます。58ページ、59ページの歳出で御説明いたしました全庁共通発券機ソフトウェア賃貸借に係る経費について、執行時期の変更に伴い、債務負担行為を廃止するものでございます。
区民部関係分については以上でございます。
永見環境部環境課長
それでは、続きまして、環境部所管分について御説明をいたします。
まず、歳入につきまして御説明をいたします。
48ページ、49ページをお開きください。17款繰入金、1項基金繰入金、6目環境基金繰入金でございます。補正予算額といたしまして1,515万5,000円の減額となっております。こちらは、多摩産材、多摩産の木材でございますけど、こちらの利用促進に関する東京都の補助金、こちらが当初予算の段階では未定だったために計上していなかったんですけれども、結果として東京都のほうで予算化をされたということで、こちらを区有施設の木製什器類の買入れに活用することができたということで、結果として、当該補助金分、環境基金からの繰入れが減額できたということによりまして、減額の補正をするものでございます。
続きまして、50ページ、51ページをお開きください。19款諸収入、6項雑入、5目雑入、13節雑入でございます。3,647万5,000円の減額をしております。こちらは、資源として回収をしておりますペットボトルの有償入札拠出金、こちらが減額となったことによりまして、減額の補正をするものでございます。
続きまして、歳出について御説明を申し上げます。
78ページ、79ページをお開きください。8款環境費、1項環境費、2目ごみゼロ推進費でございます。79ページの説明欄、2、資源回収推進でございますが、先ほど御説明いたしましたペットボトルの歳入の減額補正に伴いまして、3,647万5,000円について財源更正をするものでございます。
続きまして、88ページ、89ページをお開きください。12款諸支出金、1項積立金、1目積立金のうち、89ページの説明欄、3、特定目的基金積立金の(8)環境基金積立金に2,448万2,000円を積み立てるものでございます。こちらは、区内企業のほうから1,750万円の多額の寄附を頂いたこと、また、令和4年度と令和5年度の森林環境譲与税が、当初予算の想定よりも合わせて723万2,000円増額になったことによるものでございます。
補足説明は以上でございます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はございますか。
武田委員
歳出のところで、まずちょっと伺いたいんですけれども、58ページ、59ページのところで、新庁舎窓口サービス準備のところで、全庁共通発券機に係る賃借料の減額というのが、執行時期の変更という御説明だったかなと思うんですけれども、当初いつまで使う予定、いつから使う予定だったか、いつまで使う予定だったかというのがあるんですけれども、これがどのように変更になったんでしょうか。
小堺区民部新区役所窓口サービス担当課長
こちらのソフトウェアの賃借に関しましては、令和5年度の予算積算時におきましては、令和5年3月から債務負担行為で5年間使うという想定ではいたんですけれども、契約相手方が決まりまして、交渉を進める中で、ソフトウェアの賃借料の発生時期が令和5年3月ではなくて、まさに機器を使うとき、令和6年5月から発生することが分かったというものでございます。その時期の変更ということになります。
武田委員
まさに使う時期からということは5月からということで、これは前提として3月からにされているというのは、新庁舎に設置をされて、それで事前にシミュレーションというか訓練で使う、訓練というか研修でお使いに、機器が変わるということで研修なんかにもお使いになるという想定でここからされていたんじゃないのかというふうに思っていたんですが、違いますか。
小堺区民部新区役所窓口サービス担当課長
すみません、ちょっと説明が不足しておりました。今、こちらの当該の対象となっているシステムのリース料の対象の機器でございますが、こちらは7階から9階分でございまして、こちらが5月から。2階から4階分については――すみません、両方とも2階から9階分ということで発生してしまいます。初めには、2階から4階分が3月から、7階から9階分が5月からということだったんですけど、2階から4階分も5月からで大丈夫だということになりまして、練習に関しましては、戸籍の分を一部移転しまして、今、先行導入しているものを移転しまして、それを機器として練習用に使わせていただくということで対応しようと思っています。
武田委員
ちょっとよく分かんなかったんですけど、ごめんなさい。今度新しく新庁舎に入れる発券機があります。それはもともと3月から、新しいシステムに切り替わるのと一緒に移転をするということだと、職員も慣れない中での御案内が不安定じゃないかということで、3月から使ってみて、新しい庁舎で使ってみて、動線の確認とか案内の確認なんかもするということで、3月から借りて使うということだったんではないかなというふうに思っていたんですけれども、今の御説明だと、入れて使うのが5月、今年5月から5年間という形で、3月までは先行導入したものというのを、今の庁舎にあるものを使って訓練をされるということなんですか。
小堺区民部区民サービス課長
当然テストをしなきゃならないんですけども、新しく導入する機器に関しては。そのテスト環境は、確かにそこで検証はするんですよ。するんですが、そこに関しましては、ソフトウェアの賃借料は発生しないと。最初は、テスト環境のときに、検証に使おうとしたそのときもソフトウェアの賃借料がかかると思っていたんですけど、そこはかからないということが判明したということが正確な説明であります。
武田委員
そうすると、新しい庁舎で、新しくちゃんと使うものを使うんだけれども、試行段階のときには賃借料はかからないでテストで使えるということだったのでと、それが分かったのは契約をした後なんですか。それとも、入札とか見積りをした段階で、このことというのは分からなかったんでしょうか。
小堺区民部区民サービス課長
実際は契約をしてから、実際に話を詰めていく中で判明したということになります。
武田委員
補正予算の中身と直接関係ないのかもしれないんですが、書かなくてもよい申請書、マイナンバーカードをかざしてというのも、契約をして実際入れてみた段階からちょっと機能が違っていたとかというお話があって、ちょっとそういうことが続いているんじゃないかと思うんですね。これでまた補正をしなければいけないとかというようなことにならないような形で、入れるものであるとかは、どういう機能があって、どういった形で運用していくのかというのをやはり十分に詰めて、やっていただかなければいけないんじゃないかと思うんですが、その辺りはいかがでしょうか。
小堺区民部新区役所窓口サービス担当課長
今、委員から御意見を賜ったように、入れてみてからいろいろと不都合が分かって、それに対応するという形ではよろしくないので、そういったことが今後起きないように、十分対応の精査をしていきたいと思っております。
武田委員
ぜひ、その辺りはよろしくお願いします。先日、ちょっと配っていただいた事務監査の報告の中でも、基本的な事務処理というのが、毎年、修正します、気をつけますというのが上がってはくるけれども、実際には、支払いの遅延だったりというのが前年度よりも増えているというような報告も上がっていますので、その辺りはやはりきちんとしていただくようにお願いをしたいなと思います。
それと、別のところで、61ページの文化振興・多文化共生推進のところの国際交流協会に対する補助金の見込み差による増額というところなんですけれども、こちらは多文化キッズコーディネーターという東京都の補助金も新たに使えるということが分かったというお話も併せてあったんですが、これについてもうちょっと具体的に、どの部分で補助金を増やすことにしたということになるんでしょうか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
こちらにつきましては、国際交流協会が行う各種事業に参画するボランティアさんに支払っている交通費相当の費用弁償に充てるための経費について、補助金を増額するということと、あと日本語講座学習者の増に伴うコスト増に対応するための追加補助、これらを行うためにこちらの増額を、199万6,000円です、こちらを行うものです。
もう一つ財源更正のところですけれども、これまで国際交流協会に対する補助金につきましては一般財源で全て賄っておりましたが、今般東京都で始まった多文化キッズコーディネーター設置支援事業、これにおきまして補助金が獲得できると、そういった見込みができたものですから、そちらを見込みまして一部財源更正をしたと、そういうような内容でございます。
武田委員
そうしますと、まず1点目で、事業の対象の方がちょっと増えているということもあるというところで、この辺についてはボランティアの方でやっていただいている、しかも補助金でやっていただいているという事業の形として、今現在区としては、今後、来年度以降この事業はどのように扱おうというふうに思っていらっしゃるんでしょうか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
そうした、特に日本語講座の話かと思うんですが、こちらにつきましては、やはり新型コロナウイルス感染症の終息だけではなくて、区内における外国籍の方ですとか、日本語を母語としない方、こうした方の日本語習得に対する重要性とか需要が高まっているという現状がございます。また、令和元年には日本語教育の推進に関する法律というものも制定されておりまして、こちらで、こうした日本語教育の推進に関しましては、自治体の責務になっているところでもございます。こうしたところも踏まえまして、来年度につきましては、そういったところを含めまして補助金を増額して対応するとともに、その役割につきましても一定検討していきたいというふうに考えてございます。
武田委員
市区町村の責務でということであれば、例えば直営でやられる部分が出てくるのかとか、少なくとも委託事業のような形で、きちんと従事していただく方の人数であるとか対象の人数を確保した形で事業化をしていただいたほうがいいのかなと思っているんですが、その辺りはどのような展開でしょうか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
その辺りにつきましても、やはり区で担うべきところと国際交流協会が担うべきところ、こうしたところを詳細に検証しまして、その結果を踏まえまして、その対応をどういうふうにしていけばいいかということは検討していきたいというふうに考えてございます。
武田委員
歳入のほうでちょっと1点お伺いしたいんですけれども、同じ事業の中の、この多文化キッズコーディネーター設置支援事業というのが、東京都の事業で、補助率と、これがどの期間で使えるものなのかというのを教えていただけますか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
こちらにつきましては、一応、初年度を今年度といたしまして、3年まで使えるということでございまして、補助率につきましては、今年度が10分の10、2年目につきましては3分の2、3年目につきましては2分の1というようなことで把握をしてございます。
武田委員
そうしますと、少なくとも、補助率は下がっていっても、3年間はこの補助金を充当することができるということで。もう点ちょっと、もし分かればなんですけれども、東京都の場合、割と新しく始める補助金は、最初のうちは補助率が上がって、数年間持って、その後、一般的に包括補助のほうに落としていくというような流れが結構あるかなと思うんですけれども、その辺で何かお分かりになっていることがあれば。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
その辺りにつきましては、今はちょっと情報としてはないところでございます。
武田委員
あと、最後に歳入で1点だけ。環境のほうの森林環境譲与税の関係なんですけれども、森林環境譲与税のほうで、もともと予定されていたものよりもちょっと歳入が増えるということと、あと多摩産材のほうで、これもやはり東京都の補助制度というのが活用できるということで、財源更正を変えていらっしゃって、また森林環境譲与税を使わなくて済むものが出てきているなというふうに思うんですけれども、こちらのほうも、現時点で、この事業が何年間、もともとちょっと要綱などを調べたら、一旦昨年度までで、補助上限が1,500万円で、今回はまた補助上限が3,000万円というふうに上がっていたりして、こちらはむしろ都としては推奨したい補助金なのかなというふうにも考えられるんですけれども、その辺りで活用の方法、今度は、今後少なくとも数年、1年とか2年の間というのは、森林環境譲与税を充てようとしていたところに、この多摩産材のものが活用できるのであればということも考えて事業設計していくべきなんだろうなというふうに思っているので、この多摩産材のほうの補助金の活用の見込みですとかを教えていただければ。
永見環境部環境課長
この多摩産材の補助金ですけれども、現時点で令和7年度までは都のほうで補助が実施される見込みということで、その先についてはちょっと現時点では分からないところではあるんですけれども、ですので、こういった補助金があるということで、7年度までは区としても活用していくということで考えております。
石坂委員
冊子のほうの134ページ、135ページ、後期高齢者医療の歳出のところの……
委員長
石坂委員、すみません。一旦ちょっと休憩してよろしいですか。申し訳ございません。
休憩します。
(午後3時15分)
委員長
再開いたします。
(午後3時16分)
小堺区民部区民サービス課長
それでは第3号議案、第4号議案について補足説明をさせていただきます。すみません。
116ページ、117ページをお開きください。国民健康保険事業特別会計でございます。歳入歳出予算総括表で御説明いたします。当会計につきましては、歳入歳出ともに9億1,226万3,000円を減額いたします。補正後の予算額は、351億3,855万9,000円でございます。
それでは、117ページの歳出を御覧ください。2款国保給付費については、1人当たりの療養給付費が当初の見込みから減少傾向にあることなどから、12億円減額いたします。5款諸支出金については、主に令和4年度の国保給付費等に対して、国や都から受け入れた交付金の超過額を国等へ返還するため、2億8,773万7,000円増額いたします。
続きまして、隣の116ページの歳入を御覧ください。1款国民健康保険料については、保険料収入の見込み差により、6億9,885万7,000円減額いたします。3款国庫支出金について、東日本大震災の影響による保険料減免に伴う災害臨時特例補助金等の増額により、170万9,000円増額いたします。4款都支出金について、国保給付費の減額により、12億円減額いたします。5款繰入金については、歳入歳出の補正に伴い国民健康保険事業特別会計の財源不足による繰入額が増となり、7億529万8,000円増額いたします。6款繰越金については、令和4年度からの繰越額が確定したため、2億7,958万7,000円を計上いたします。
続きまして、128ページ、129ページをお開きください。後期高齢者医療特別会計でございます。歳入歳出予算総括表で御説明いたします。当会計につきましては、歳入歳出とも2億7,219万9,000円を減額いたします。補正後の予算額は、76億4,880万1,000円でございます。
初めに、129ページの歳出を御覧ください。1款広域連合納付金は、高齢者人口等に応じ、東京都後期高齢者医療広域連合が納付額を定めています。そのうち、令和5年度療養給付費負担金の決算見込みによる減額及び令和5年度保険料負担金の決算見込みによる減額などにより、全体で2億9,495万5,000円減額いたします。2款保険給付費は、葬祭費の支給件数の増加に伴い、935万円を増額いたします。また、3款諸支出金のうち、国・都等返還金について、令和4年度保険料還付未済による増額により、諸支出金全体で1,340万6,000円増額いたします。
次に、128ページの歳入を御覧ください。1款保険料について、歳出について御説明した保険料負担金が減となったことにより、1億7,566万4,000円減額いたします。2款繰入金について、歳出について御説明した療養給付費負担金が減となったことなどにより、1億9,577万円減額いたします。3款繰越金については、令和4年度からの繰越額が確定したため、5,193万2,000円計上いたします。4款諸収入については、令和4年度における保険料の未収金額の確定に伴い、区が補填する負担金が確定し、返還を受けることなどにより、4,730万3,000円増額いたします。
以上で補足説明を終了いたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
委員長
では、改めて質疑がございましたら。
石坂委員
この議案書のほうの134ページ、135ページのところで、後期高齢者医療特別会計の歳出の2款1項葬祭費のところで伺います。葬祭費、これはもちろん亡くなる方の人数が読めない部分もありますので、実績に応じてやむを得ないところかなと思うところではありますけれども、やはり昨今の感染症、様々なことがありましたので、そこが気になっているので、教えていただければと思います。
こちらの葬祭費のほうの増分のところについて、何か感染症等々の影響があっての増なのか、あるいは平年の多少の増減がある中でのものなのか、どちらかを教えていただければと思います。
宮脇区民部保険医療課長
この葬祭費の増につきましては、特に新型コロナ感染症との因果関係というところはないものと考えてございます。
石坂委員
そうしますと、当初の見込みと比べて何人分ぐらいの差があったのか、もし人数などが分かれば教えてください。
宮脇区民部保険医療課長
当初の見込みが1,884件に対して、2,071件ということで、その差187件分の増というふうになりました。
石坂委員
187件の差ということですけれども、これは、すみません、一緒にしゃべってくればよかったんですけど、過去のこの時期の補正等々と比べたときに、この187件の差というのは、割とあり得る範囲と思って大丈夫な感じでしょうか。
宮脇区民部保険医療課長
過去の履歴でございますけれども、令和4年度が1,958件、令和3年度1,806件というような形で、実績としては、後期高齢者の方の人数が少しずつ伸びているというところからすると、規模見合いに応じて、当然の流れで増えているというような感覚でございます。
甲田委員
じゃあ重ならないところで、1点。59ページの戸籍のところですけど、振り仮名の改正により、先ほど、予定されていた改修が次年度に延期ということだけ御説明があったんですけれども、この減額していることに対してもう少し詳しい御説明を頂ければと思います。
白井区民部戸籍住民課長
事前登録システム構築に係る経費の減額ということで、770万円減額補正をさせていただいております。こちらにつきましては、令和5年度の当初予算の積算段階におきまして、国のほうから、この振り仮名を当初戸籍システムに登録するに当たって、32万人相当の振り仮名をシステムに登録するということで、システムを構築して、そのシステムを用いて戸籍情報システムに振り仮名を登録するということが国のほうから示されてございました。
一方で、今年度に入りまして、こちらのほうを現実的にシステムを用いてやるのかといったところを再度検証を行いまして、結果、戸籍情報総合システムの、こちらは上段にあります385万円に係ります改修の中で、一定ちょっと手を加えることで、事前登録に関しましては、一部の改修とSEの作業によって登録ができるものであるということの見込みが立ちましたので、システムの構築は行わずに、既存の経費の中で行うという、執行計画の変更に近い形での減額補正でございます。
甲田委員
あと、その下のマイナンバーカードのところの郵便料の減額がどうしてこのようになったのか、これも御説明いただけますでしょうか。
白井区民部戸籍住民課長
郵便料の減額補正につきましてですが、こちらは同様に、予算積算時に当たりまして、マイナンバーカードの交付通知を約5万2,000通、こちらは普通郵便でございます。また、マイナンバーカードの郵送送付、こちらを約8,600通、こちらについては本人限定郵便と見込みまして、郵便料総額で1,508万円の当初予算としてございました。
一方で、本人限定郵便によりますマイナンバーカードの郵送交付につきましては、返戻が多く、課題となっていたところ、国の規定の解釈による郵送交付に当たっては、簡易書留によることで差し支えないことが判明しましたことから、簡易書留による発送に切り替えまして、郵便料の単価が739円から434円に下がったことに伴いまして、執行見込みの減が発生してございます。
また、マイナンバーカードの郵送交付につきましては、窓口でお渡しが難しい場合や地域事務所にて交付を受けた場合に行ってございますが、本人の利便性の観点でございましたり、区役所1階に設置してございますマイナポイントの設定支援窓口の利用の要望が多かったことなどから、可能な限り窓口交付としたことによりまして、マイナンバーカードの郵送交付見込み数が8,600通から、年度末の執行見込みでおよそ2,300通になったことが主な原因となってございます。
委員長
他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、質疑を終結いたします。
次に、総務委員会に申し送る意見についてですが、第1号議案、第3号議案、第4号議案の計3件について一括してお聞きしたいと思います。意見はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、第1号議案、第3号議案、第4号議案については、意見なしとして総務委員会に申し送ることに御異議はございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
以上で、第1号議案、令和5年度中野区一般会計補正予算(関係分)、第3号議案、令和5年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算(関係分)、第4号議案、令和5年度中野区後期高齢者医療特別会計補正予算(関係分)の審査を終了します。
以上で本日予定した日程は終了しますが、各委員、理事者から何か御発言はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本日の区民委員会を散会いたします。
(午後3時27分)