令和6年02月09日中野区議会厚生委員会(第1回定例会)
令和6年02月09日中野区議会厚生委員会(第1回定例会)の会議録

中野区議会厚生委員会〔令和6年2月9日〕

 

厚生委員会会議記録

 

○開会日 令和6年2月9日

 

○場所  中野区議会第3委員会室

 

○開会  午後2時48分

 

○閉会  午後3時27分

 

○出席委員(8名)

 日野 たかし委員長

 広川 まさのり副委員長

 井関 源二委員

 黒沢 ゆか委員

 間 ひとみ委員

 木村 広一委員

 高橋 ちあき委員

 中村 延子委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 地域支えあい推進部長、地域包括ケア推進担当部長 石井 大輔

 地域支えあい推進部地域活動推進課長、地域支えあい推進部すこやか福祉センター調整担当課長 高橋 英昭

 地域支えあい推進部区民活動推進担当課長 池内 明日香

 地域支えあい推進部中部地区担当課長 河田 達彦

 地域支えあい推進部北部地区担当課長 関田 勇介

 地域支えあい推進部南部地区担当課長 田邉 敏幸

 地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長 河村 陽子

 地域支えあい推進部中部すこやか福祉センター担当課長、中部すこやか福祉センター所長 鈴木 宣広

 地域支えあい推進部北部すこやか福祉センター担当課長、北部すこやか福祉センター所長 荒井 弘巳

 地域支えあい推進部南部すこやか福祉センター担当課長、南部すこやか福祉センター所長 伊藤 廣昭

 地域支えあい推進部鷺宮すこやか福祉センター担当課長、鷺宮すこやか福祉センター所長 平田 祐子

 地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長、地域支えあい推進部高齢者支援担当課長 古本 正士

 健康福祉部長、保健所次長 鳥井 文哉

 保健所長、健康福祉部地域医療連携担当課長事務取扱 佐藤 壽志子

 健康福祉部福祉推進課長 中谷 博

 健康福祉部スポーツ振興課長 鈴木 康平

 健康福祉部障害福祉課長 辻本 将紀

 健康福祉部障害福祉サービス担当課長 大場 大輔

 健康福祉部生活援護課長 葉山 義彦

 健康福祉部生活保護担当課長 只野 孝子

 健康福祉部保健企画課長、健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 中村 誠

 健康福祉部保健予防課長 鹿島 剛

 健康福祉部生活衛生課長 秦 友洋

 

○事務局職員

 書記 立川 衛

 書記 田村 優

 

○委員長署名


審査日程

○議題

 第1号議案 令和5年度中野区一般会計補正予算(関係分)

 第3号議案 令和5年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算(関係分)

 第5号議案 令和5年度中野区介護保険特別会計補正予算(関係分)

 

委員長

 定足数に達しましたので、厚生委員会を開会します。

 

(午後2時48分)

 

 審査日程について協議事項があるため、委員会を暫時休憩します。

 

(午後2時48分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後2時49分)

 

 本日の審査日程は、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおりとし、第1号、第3号、第5号議案は関連しますので一括して審査したいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 それでは、議事に入ります。

 議案の審査を行います。

 第1号議案、令和5年度中野区一般会計補正予算(関係分)、第3号議案、令和5年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算(関係分)、第5号議案、令和5年度中野区介護保険特別会計補正予算(関係分)を一括して議題に供します。

 これらの議案は総務委員会に付託されておりますが、厚生委員会の関係分について当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送ることとなっておりますので、御承知おきください。

 それでは、理事者の補足説明を求めます。

石井地域支えあい推進部長

 それでは、地域支えあい推進部、厚生委員会審査関係分の補正予算につきまして御説明させていただきます。

 初めに、一般会計歳出について御説明いたします。

 お手元の令和6年第1回中野区議会定例会議案補正予算の68ページ、69ページをお開きください。6款地域支えあい推進費、1項地域支えあい推進費、1目地域活動推進費、1、地域支えあい推進関係人件費等でございます。高齢者保健事業、介護予防事業につきまして、実施期間や対象圏域を変更したことによりまして、受託収入が減額となったため、財源更正を行うものでございます。

 続きまして、3、地域施設でございます。温暖化対策推進オフィス跡施設整備工事及び昭和区民活動センター基本・実施・解体設計、地盤調査につきまして、予算額との落差3,370万1,000円を減額するものでございます。

 続きまして、2目地域包括ケア推進費、6、地域子育て支援でございます。妊娠・出産・子育てトータルケア事業につきまして、東京都における出産・子育て応援ギフトの運用の一部見直しに伴い委託料が減少する見込みのため、2億7,333万3,000円を減額するものでございます。また、物価高騰に伴う助産所に対する補助の実施を取りやめることとしたため、46万1,000円を減額するものでございます。本事業は、29万1,000円を限度とした繰越明許費を設定しておりましたので、こちらも減額をいたします。本議案書98ページ、99ページ、繰越明許費調書に記載しておりますので、後ほど御確認ください。また、令和4年度とうきょうママパパ応援事業補助金の精算に伴う返還金として、1,410万円を増額いたします。

 続きまして、70ページ、71ページをお開きください。2項介護・高齢者支援費、1目介護・高齢者支援費、3、介護保険特別会計繰出金でございます。令和4年度介護保険低所得者保険料軽減負担金の不足分につきまして介護保険特別会計へ繰り出すため、719万9,000円を増額するものでございます。

 続きまして、6、高齢者支援基盤整備、(1)介護基盤整備でございます。地域密着型サービス等事業所施設整備に係る補助金の応募事業者がなかったことなどにより、整備費補助金等につきまして2億2,003万1,000円を減額するものでございます。また、かみさぎ特別養護老人ホームトイレ改修工事につきまして、天井からの雨漏りの改修工事を先に行う必要があることが判明しまして、改修工事の実施を取りやめたため、2,313万9,000円を減額するものでございます。

 次に、(2)事業者育成支援でございます。物価高騰に伴う介護サービス事業所への支援のうち、東京都が12月補正予算で実施する物価高騰対策の対象事業所につきましては、実施を取りやめることといたしましたので、338万8,000円を減額するものでございます。

 続きまして、88ページ、89ページをお開きください。12款諸支出金、1項積立金、1目積立金でございます。このうち89ページの説明欄、3、特定目的基金積立金、(7)区民公益活動推進基金積立金を御覧ください。寄付金のうち、寄付の使い道を区民公益活動に関することと指定された寄付金を積み立てるため歳出予算といたしましたので、20万円を増額するものでございます。

 続きまして、一般会計歳入について御説明をいたします。

 42ページ、43ページをお開きください。13款国庫支出金、1項国庫負担金、3目地域支えあい推進費負担金でございます。1節介護保険低所得者保険料軽減負担金につきまして、359万9,000円を増額いたします。

 次に、2項国庫補助金、5目地域支えあい推進費補助金、6節出産・子育て応援交付金について、1億8,222万2,000円を減額いたします。

 続きまして、44ページ、45ページをお開きください。14款都支出金、1項都負担金、3目地域支えあい推進費負担金、2節介護保険低所得者保険料軽減負担金につきまして、180万円を増額いたします。

 続きまして、46ページ、47ページをお開きください。2項都補助金、5目地域支えあい推進費補助金でございます。8節出産・子育て応援につきまして、9,111万1,000円を減額いたします。介護基盤整備につきまして、12節、13節、14節の合計2億1,564万2,000円を減額いたします。

 続きまして、48ページ、49ページをお開きください。16款寄付金、1項寄付金、1目寄付金でございます。寄付金の補正予算額4,490万円のうち、寄付の使い道を区民公益活動に関することと指定された寄付金といたしまして、20万円を増額いたします。

 17款繰入金、2項特別会計繰入金、1目介護保険特別会計繰入金でございます。令和4年度介護給付費交付金の精算に伴い、介護保険特別会計から一般会計へ繰り入れるものでございます。2,074万3,000円を増額いたします。

 続きまして、50ページ、51ページをお開きください。19款諸収入、4項受託事業収入、2目地域支えあい推進費受託収入でございます。高齢者保健事業・介護予防事業の受託収入につきまして、1,510万7,000円を減額いたします。

 続きまして、介護保険特別会計について御説明をいたします。

 138ページ、139ページをお開きください。当会計につきまして、歳入歳出とも5億9,846万3,000円を増額いたします。補正後の予算額は、250億9,836万円でございます。

 まずは、歳出について御説明をいたします。

 144ページ、145ページをお開きください。3款地域支援事業費でございます。国庫支出金の保険者機能強化推進交付金、保険者努力支援交付金の増額補正及び支出基金交付金の減額補正に伴い、財源更正を行うものでございます。

 続きまして、4款基金積立金でございます。令和4年度からの繰越金及び令和5年度保険料余剰分等について、介護給付費準備基金に積み立てるため、3億8,599万円を増額するものでございます。

 続きまして、146ページ、147ページをお開きください。5款諸支出金でございます。1項償還金及び還付加算金について、令和4年度に国及び東京都から交付された介護給付費及び地域支援事業費負担金の超過交付金分を返還するため、1億9,173万円を増額するものでございます。また、2項繰出金につきまして、令和4年度介護給付費交付金の精算により、2,074万3,000円を増額するものでございます。

 続きまして、歳入について御説明をいたします。

 140ページ、141ページをお開きください。3款国庫支出金、2項国庫補助金でございます。5目保険者機能強化推進交付金を3,263万9,000円増額、6目介護保険保険者努力支援交付金を4,867万2,000円増額いたします。

 続きまして、4款支払基金交付金、1項支払基金交付金でございます。1目介護給付費交付金は、令和4年度分の追加交付額として2,074万3,000円を増額いたします。2目地域支援事業支援交付金は、令和4年度の超過交付分を令和5年度交付分から差し引くことにより、2,978万4,000円を減額いたします。

 続きまして、6款財産収入でございます。介護給付費準備基金に生じる利子分として、9,000円を増額いたします。

 続きまして、142ページ、143ページをお開きください。7款繰入金、1項一般会計繰入金でございます。5目低所得者保険料軽減繰入金について、719万9,000円を増額いたします。

 続きまして、8款繰越金でございます。令和4年度からの繰越額が確定したため、5億1,898万5,000円を増額いたします。

 地域支えあい推進部の補足説明は以上でございます。よろしく御審査のほどお願い申し上げます。

鳥井健康福祉部長

 それでは、健康福祉部所管分につきまして補足説明をいたします。

 初めに、一般会計歳出でございます。

 議案書72、73ページをお開きください。7款健康福祉費、1項健康福祉費、1目福祉推進費、5、地域福祉推進、(1)地域福祉活動推進でございます。令和4年度都補助金返還金として266万8,000円を増額補正するものでございます。

 次に、(2)公衆浴場助成事業等でございます。令和4年度都補助金返還金として102万4,000円の増額、また、物価高騰に伴う公衆浴場に対する補助の実施を取りやめることとしたため、273万6,000円を減額補正するものでございます。

 続きまして、2目スポーツ振興費、2、スポーツ環境整備、(1)スポーツ環境整備でございます。哲学堂庭球場照明改修工事について財源更正を行うものでございます。

 続きまして、74ページ、75ページをお開きください。3目障害福祉費、1、障害者施策推進、(1)障害者施策推進でございます。物価高騰に伴う障害福祉サービス事業所に対する補助の実施を取りやめることとしたため1,341万8,000円の減額、また、令和4年度都補助金返還金として356万8,000円を増額補正するものでございます。

 次に、3、認定給付、(1)自立支援給付でございます。介護給付・訓練等給付の見込み差により1億4,895万6,000円を、また、令和4年度国庫負担金等返還金として1,956万3,000円を、それぞれ増額補正するものでございます。

 続きまして、5、障害者支援、(1)障害者支援でございます。障害者地域自立生活支援センター事業に係る経費として、873万8,000円を増額補正するものでございます。

 次に、6、障害者施設、(2)障害者施設運営でございます。精神障害者地域生活支援センター事業に係る経費として、2,608万8,000円を増額補正するものでございます。

 次に、7、子ども発達支援、(1)子ども発達支援でございます。障害児通所給付費等の見込み差により6,495万7,000円を、また、令和4年度国庫負担金等返還金として946万6,000円をそれぞれ増額補正するものでございます。

 次に、4目生活援護費、1、生活援護、(1)生活保護でございます。令和4年度国庫負担金返還金として、8,879万6,000円を増額補正するものでございます。

 続きまして、2、自立支援、(1)自立支援でございます。住居確保給付金の見込み差により2億1,466万3,000円の減額を、また、令和4年度国庫負担金返還金として9,587万6,000円を増額補正するものでございます。

 続きまして、76ページ、77ページをお開きください。2項保健所費、1目保健企画費、1、保健所関係人件費等、(5)会計年度任用職員でございます。物価高騰に伴う医療機関等に対する補助の実施を取りやめることとしたため、43万3,000円を減額補正するものでございます。

 次に、4、医療連携、(1)地域医療でございます。同じく、物価高騰に伴う医療機関等に対する補助の実施を取りやめることとしたため、6,441万3,000円を減額補正するものでございます。

 続きまして、2目保健予防費、1、保健予防、(1)予防対策でございます。合計で7億4,902万9,000円の減額補正を行うものでございます。その内訳でございますが、感染症予防事業について財源更正、新型コロナウイルス感染症対策については見込み差により5億915万4,000円の減額と財源更正、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業については見込み差等により15億3,541万4,000円の減額、また、令和4年度国庫負担金等返還金として12億9,553万9,000円の増額と、それから帯状疱疹ワクチン任意接種補助事業について財源更正を行うものでございます。

 96ページ、97ページをお開きください。繰越明許費調書でございます。令和5年度内に終了しないため、繰越明許費を設定する事業がございます。7款健康福祉費、1項健康福祉費のうち、中野区健康福祉総合推進計画冊子印刷について325万8,000円、障害者地域自立生活支援センター事業について53万円、旧生活寮の法内化に向けた施設の再整備、これは大和町三丁目障害者施設の整備でございますが、6,356万4,000円、精神障害者地域生活支援センター事業について146万1,000円、また、2項保健所費のうち、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業について3,529万5,000円。これらにつきまして、繰越明許費として新たに設定いたします。

 続きまして、98ページ、99ページでございます。事業の実施を取りやめることとしたため、繰越明許費を廃止する事業がございます。物価高騰に伴う医療機関等への支援5,062万9,000円につきまして、繰越明許費の廃止を行うものでございます。

 次に、歳出に対応する一般会計歳入について御説明いたしますので、42、43ページをお開きください。13款国庫支出金、1項国庫負担金、4目健康福祉負担金、5節感染症予防対策についてでございます。1億2,042万7,000円の減額。7節生活困窮者自立支援について1億6,099万7,000円の減額、8節障害児通所給付について3,247万8,000円の増額、9節ワクチン接種対策について6億3,537万円を減額するものでございます。

 次に、2項国庫補助金、6目健康福祉費補助金、7節ワクチン接種体制確保について、9億4万4,000円を減額するものでございます。

 44、45ページをお開きください。14款都支出金、1項都負担金、4目健康福祉費負担金、5節障害児通所給付について、1,454万8,000円を増額するものでございます。

 続きまして、46ページ、47ページをお開きください。2項都補助金、6目健康福祉費補助金、20節共同感染拡大防止対策推進について3,445万6,000円の増額、21節帯状疱疹ワクチン任意接種補助について4,760万3,000円の増額、22節新型コロナウイルス緊急包括支援について1,126万4,000円の増額、25節スポーツ空間バージョンアップ事業について4,189万5,000円を増額するものでございます。

 次に、国民健康保険事業特別会計でございます。

 恐れ入りますが、124ページ、125ページをお開きください。5款諸支出金、1項償還金及び還付金、1目一般被保険者保険料還付金等、1、(1)一般被保険者保険料過誤納還付金等でございます。令和4年度の国保給付金等に対して、国や都から受け入れた交付金の超過額を国等へ返還するため、2億8,773万7,000円を増額するものでございます。そのうちの特定健康診査等に係るものが1,677万円でございます。

 続きまして、歳入でございます。

 恐れ入りますが、120ページ、121ページをお開きください。6款繰越金、1項繰越金、1目繰越金、2節その他繰越金でございます。2億6,979万円のうち、健康福祉部所管分といたしまして697万3,000円の増額、それから、3節特定健診・保健指導繰越金979万7,000円を増額補正するものでございます。

 以上、健康福祉部所管分の補足説明でございます。よろしくお願いいたします。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

木村委員

 すみません、96ページの繰越明許費の旧生活寮の法内化に向けた施設の再整備というのがありますけど、先ほど説明では、これが年度内には事業が終わらなかったので繰越しをしたということだったんですが、これはそもそもいつ事業が終わる予定だったのか、教えてください。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 こちらにつきましては、大和町三丁目の障害者施設整備ということで、令和7年3月で終わる予定でございました。今回、この施設の再整備に関しては、工事の終了の時期に関しましては、変更はございません。

木村委員

 すみません、工事が遅れるので繰越明許をしたということですよね。工事がそもそもいつ終わる予定だったのかというのが、令和7年という話ですか。確認です。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 失礼いたしました。令和7年2月に終了する予定でございました。

木村委員

 すみません、それでそもそも何で繰越しを今年というか、今年度予算に入っていたのか。何で今繰り越さなきゃいけないのかということをちょっと説明していただけますか。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 当初、こちらの整備を行う事業者が、解体と整備に係る資金を自己資金と区の施設整備補助金で賄う予定でございましたが、建築資材の高騰により自己資金が足りず、借入れを行ったところでございます。その結果、解体と整備の工事の開始時期が遅れたということで、当初予定していた工事が年度内に終わらないというところで、施設整備補助金を繰越明許費とするものでございます。

 

木村委員

 今言っていた年度内に終わらないというのが、令和7年度の話ですか。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 当初の予定していた工事が遅れるということですので、最終的な工事の時期が遅れるというものではございません。

木村委員

 ちょっと分かんないんですよ。令和5年度に開始する予定だったのが、令和6年度になったということでいいんですか。さっきは終了の話を聞いていたんですけど。今の話だと開始が遅れたということですか。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 当初の予定していた進捗状況が遅れたことによって、令和5年度の当初の費用と令和6年度の当初の費用に関しまして、令和5年度の部分が遅れたというところで……(「令和5年度分が繰り越すようになったということ」と呼ぶ者あり)そうですね、令和5年度分がですね、はい。

木村委員

 まあ、分かりました。それでは、もともと令和5年度の予算の総額、要は全額繰り越されたのか、それともまだ残っていたというか、執行された部分があるのかということを教えておいてください。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 当初は45%の進捗状況の予定でございましたが、進捗は5%というところになっております。

木村委員

 じゃあ5%は執行されたということですね。今回はそこの再整備というか解体も含めて、これは整備事業者と区の施設整備補助金で賄うということになっていると思うんですけど、これは、要は総額が幾らで、事業者の負担が幾らで、区の補助金が幾らでという御説明ができますか。

委員長

 時間かかりますか。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 ちょっと。すみません。

委員長

 はい。じゃあ答弁保留ですね。(「答弁保留だと、早く答弁してくれないと終わらない」と呼ぶ者あり)

委員長

 どうしましょう。それ以外のところを。じゃあ。よろしいですか。

木村委員

 要は、今回繰越しした分は、事業者の自己資金分の負担を賄う分ということになっているのか、その繰り越した分は。それとも、そもそも区が負担する部分があって、それは変えずに、事業者が、要は物価高で上がった分、自己負担が足らないと。それで借入れをしなきゃいけないということで、それとは全く関係なく、今回事業がたまたまスケジュール的に動いたからやっただけで、要は物価高で上がった分は基本的には全部事業者が負担すると。それを借りるために時間がかかっているというだけで。ということは、まず、それでいいですか。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 まず、区の負担につきましては、解体工事費に関しましては、区のほうが全額を負担するというふうなところになっております。施設整備補助費につきましては、それぞれのサービスによって補助率がございますので、全額ではございませんが区のほうで補助して、残りの部分については事業者が支出をするという状況になっております。

木村委員

 いろいろ聞きたかったんですけど、一応最後に1問だけ。要は、事業者が自己負担が足りないんで借入れをするということなんですけど、それが事業者の負担というか、区としての支援が十分なのかどうかというところが大丈夫なのかというところの心配というか、そこだけ確認させていただければ。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 実際には事業者のほうが借入れをしたところではございますが、そちらの分につきましては、区が解体の補助というところで全額のほうを出しているところでございますので、特に現在のところ問題はないというふうに認識しております。

委員長

 では保留分を残して。

黒沢委員

 75ページの障害福祉費の3の認定給付から7の子ども発達支援のところまでなんですが、中身を見ますと見込み差による増額というものが多くて、非常に、そもそも見込んでいたものよりもサービスを使いたいという区民の方がたくさんいらっしゃったのか、そういった状況、背景を知りたいと思うんですけれども、御説明いただけますでしょうか。

辻本健康福祉部障害福祉課長

 主な要因ということでは、居宅介護あるいは重度訪問介護等、居宅系サービスの利用者、利用実績が見込みよりも上回ったということでございます。そういう意味では、利用される方が当初の想定よりも結果的には多くなったということでございます。

黒沢委員

 これは例年ではなく、やはり今年こういう数字が出ているということでしょうか。去年、例えばこのような時期に、同じような補正としてこのような数字が出てきたのか、それとも今年ならではという状況なんでしょうか。

辻本健康福祉部障害福祉課長

 ただいま申し上げましたのは、いわゆる介護給付、訓練等給付ということで、主な要因ということで申し上げました。様々要因はあろうかと思っておりまして、例えば新型コロナの状況でありますとか、あるいは積算の際の伸び率、その当時の伸び率ですとか、そういうことを総合的に勘案し予算は作成しておりますので、今年度間において若干の見込み差は生じるものというふうに御理解いただければと思います。

黒沢委員

 その見込みというのは、事業者さんが測っているというよりは、区のほうが統計とかそういったデータを用いて出しているものということでしょうか。

辻本健康福祉部障害福祉課長

 御指摘のとおりでございまして、数年の数字の動き等、あるいは次年度以降の増減の要因等を分析いたしまして、区のほうで予算立てを行っているということでございます。

黒沢委員

 これだけ数字が、全項目でずれが出てきているということは、やっぱり障害福祉のニーズというところの測り方というのを、もう少し精度を上げたほうがいいのかなというふうに個人的に思います。また、様々な障害をお持ちの方だけどサービスを受けることができていない、サービス側が少なくて受けられない、断られてしまっているみたいな方も中にはいらっしゃったりすると思うので、もうちょっと本当に利用者の方というのはどれぐらいいてというところは、精度を上げたほうがいいのかなというのは思ったところです。実際、新型コロナがあってということで、こういった数字がずれてきている時期でもあるのかなというところは理解いたしますので、今後、利用者のニーズというところは、もう少し見ていっていただけたらと思います。これは要望になります。ありがとうございます。

 違う件で、もう1件伺いたいんですけれども、140ページの保険者機能強化推進交付金と介護保険保険者努力支援交付金なんですけれども、こちらの取組内容というところを伺いたいなというふうに思います。

古本地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長

 保険者機能強化推進交付金といいますのは、保険者として制度を適切に運営しているかどうか、幾つか、かなり多くの項目がありますけれども、その項目に基づいて国から補助金が支給されるものでございまして、また、似ているんですけど、もう一つの介護保険保険者努力支援交付金といいますのも、介護保険の制度運営に関して適切に行っているかどうかというところを審査を受けまして、それぞれ区のほうにお金が入ってきているというものでございます。

黒沢委員

 こちらの内容としては、結構注目されるのが、地域包括ケアの推進をしているかとか、介護予防の取組を頑張っているかとか、そういった基準があるものだと思うんですけれども、中野区として何を頑張られたのかなというところを少し伺いたいなというふうに思ったのが、質問の趣旨だったんですけれども、総合的にそういった尺度に応じて取組を行ったという理解でよろしいんでしょうか。

古本地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長

 委員のおっしゃるとおり、地域包括ケアの体制の強化でありますとか介護予防に関すること、様々ありますけれども、区として努力したところが一定程度認められて、国から補助金を頂いたというところでございます。

黒沢委員

 ちょっと内容をもう少し知りたかったので、また教えていただきたいというふうに思うんですが、言いたかったのは、結構、介護予防を頑張ることで、機能訓練も頑張ることで、要介護度が下がったりしている。いいことなんですけれども、中には、事業者は頑張れば頑張るほど収入がなくなっていくという現実もあって、それに対して、東京都のほうは、下がった、機能訓練を頑張ったということに対して補助金を出すというのも出ているので、その辺も併せて取り組んでいってほしいなというふうに思ったというところですが、その辺りは所管としてはいかがでしょうか。

古本地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長

 この補助金は、事業者の努力というよりは、保険者としてどのようなことを行っているか、例えばPDCAサイクルに基づいて保険者機能を強化しているとか、例えば介護予防の推進を区として行っているかどうかとか、あと要介護状態の維持改善の度合いなんかも審査をされるというところでございます。

黒沢委員

 要介護の度合いが、要は中野区民の皆さんが下がってきていれば、いい評価が区に対してつくということだと思うんですけど、そういうことでよろしいでしょうか。

古本地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長

 そのとおりでございます。

黒沢委員

 ということは、区の保険者が頑張るだけじゃなくて、やっぱり民間のデイサービスの皆さんも頑張っているということだと思うんですけれども。なので、質問の趣旨としては、区が頑張っているアンド民間の皆さんも頑張っているので、そういった補助金の制度の周知なども図っていただけたらなというふうに思うんですが、いかがでしょうか。

古本地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長

 確かに区だけではこういう数値は改善しませんので、事業者と一緒になって、一体的に運営をしていきたいというふうに考えてございます。

大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長

 すみません、先ほど木村委員のおっしゃっていました、まず、事業者の当初の工事費予定額と、あと区のほうの補助の額でございます。事業者の額につきましては5億1,000万円余を予定しておりました。区のほうの補助につきましては2億5,000万円余になります。

委員長

 よろしいですか。

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、質疑を終結します。

 意見について伺います。第1号、第3号、第5号議案について意見はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、第1号、第3号、第5号議案について、意見なしとして総務委員会に申し送ることに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 以上で第1号、第3号、第5号議案の審査を終了します。

 以上で本日予定した日程は終了しますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本日の厚生委員会を散会します。

 

(午後3時27分)