中野区議会区民分科会〔令和6年2月29日〕
区民分科会会議記録
○開会日 令和6年2月29日
○場所 中野区議会第2委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後4時56分
○出席委員(8名)
市川 しんたろう主査
細野 かよこ副主査
武井 まさき委員
武田 やよい委員
甲田 ゆり子委員
小宮山 たかし委員
石坂 わたる委員
酒井 たくや委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
区民部長、新区役所窓口サービス担当部長 高橋 昭彦
文化・産業振興担当部長、区民部シティプロモーション担当課長事務取扱 高村 和哉
区民部区民サービス課長、区民部新区役所窓口サービス担当課長 小堺 充
区民部戸籍住民課長、区民部マイナンバーカード活用推進担当課長 白井 亮
区民部税務課長 滝浪 亜未
区民部保険医療課長 宮脇 正治
区民部産業振興課長 松丸 晃大
区民部文化振興・多文化共生推進課長 冨士縄 篤
環境部長 松前 友香子
環境部環境課長 永見 英光
○事務局職員
書記 細井 翔太
書記 髙橋 万里
○主査署名
審査日程
○議案
第6号議案 令和6年度中野区一般会計予算(分担分)
第8号議案 令和6年度中野区国民健康保険事業特別会計予算(分担分)
第9号議案 令和6年度中野区後期高齢者医療特別会計予算
主査
定足数に達しましたので、区民分科会を開会いたします。
(午後1時00分)
第6号議案、令和6年度中野区一般会計予算(分担分)、第8号議案、令和6年度中野区国民健康保険事業特別会計予算(分担分)及び第9号議案、令和6年度中野区後期高齢者医療特別会計予算を一括して議題に供します。
初めに、審査の進め方と審査方法について協議したいと思いますので、分科会を暫時休憩いたします。
(午後1時00分)
主査
分科会を再開いたします。
(午後1時01分)
休憩中に協議したとおり、当分科会の審査の進め方は、お手元の審査日程(案)(資料1)に沿って進め、補足説明については、総括説明を受けているため、これを省略することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
主査
御異議ありませんので、そのように確認します。
次に、3日間の割り振りですが、1日目は一般会計歳出の区民費のシティプロモーションまでを目途に審査を進め、2日目は一般会計歳出の残り、一般会計歳入、特別会計の審査を行い、3日目は意見の取りまとめを行いたいと思います。
また、審査の方法は、一般会計歳出については、予算説明書補助資料のページに従い、原則として事務事業ごとに質疑を行い、一般会計歳入については、区民分科会分担分歳入予算説明書補助資料により一括して質疑を行い、特別会計については各特別会計ごとに一括して質疑を行いたいと思いますが、御異議はございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
主査
御異議ありませんので、そのように進めます。
なお、審査に当たっては、5時を目途に進め、3時頃に休憩を入れたいと思いますので、御協力をお願いいたします。
それでは質疑に入りますが、関係人件費については、特殊勤務手当、時間外勤務手当、休日給及び職員旅費、会計年度任用職員(期末手当を除く)が当分科会の分担分になりますので御承知おきください。
また、質疑を行う際には、事業メニュー、資料のページ等を明らかにしてから質疑をお願いいたします。
それでは、一般会計歳出について事務事業ごとに質疑を行います。
初めに、予算説明書補助資料157ページ、4款区民費の1項区民費、1目区民サービス費、事務事業1、区民関係人件費等から始めます。質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
それでは、進行いたします。
157ページ、事務事業2、区民総務、こちらについて質疑はございますか。
石坂委員
これまで事務事業の2の中で、ロビーコンサートが令和5年度まではついていたかと思いますが、令和6年度について、新庁舎に移ることと、あと、ロビーというよりは、1階に区民が使えるスペースができたりする中で、このロビーコンサートについてはどういう形になっていくのかなど考え方があれば教えてください。
小堺区民部区民サービス課長
ロビーコンサートにつきましては、これまで1階の待合スペースで行ってきたところでございまして、ここ数年コロナで開催されていなかったという経緯がございますが、今回予算措置をしなかったという理由でございますけども、まず、場所の問題がございまして、現庁舎と同じように待合スペースを利用してロビーコンサートを開催することができないという前提があります。と申しますのも、新庁舎には1階の屋内イベントスペース「ナカノバ」ができますけども、その利用方法がまだ明確に決まっておらず、事業の実施計画が立てられない。こちら、明確な事業ではございませんでしたけど、附帯業務としてやっていたものでございますが、その計画が立てられないということから予算計上しなかったものであります。
今後は、新庁舎オープンの1年目は、「ナカノバ」を含む1階全体の使われ方を見つつ、区がコンサートを企画・提供するかどうかも含めて検討してまいりたいということですね。その在り方自体もリセットする、見直すために、一旦ゼロベースで整理させていただいたということになります。
武田委員
私もロビーコンサートのところは伺おうと思っていたんですけれども、中野サンプラザのピアノを5台、新庁舎のほうにだけではないですけど、移してと。それを活用するということは、ある程度話としてあったわけですよね。それを含めて、やはり1階で今度シティプロモーションを全体的にやられるというところの中の相談というか、検討というのはされていなかったんでしょうか。
高村区民部シティプロモーション担当課長事務取扱
ロビーコンサートとしては先ほどお答えしたとおりなんですけれども、今、委員が御案内のとおり、新庁舎の1階は文化芸術の企画・運営をしていくところになります。ですので、今、事業者も決まりまして、その中で、月に1回程度、区民を対象としたイベントを考えています。当然先ほどお話があったピアノもありますし、音もある程度は出せますので、ロビーコンサートとはちょっと違う形にはなるかもしれませんけど、時間や内容も、そういったものに代替するというよりは、よりいいものができるかなというふうに考えてございます。
武田委員
ロビーコンサートは割とお昼休みの時間帯にやっていたかなというところで、あれを楽しみに来庁している方なんかもいらっしゃったと思うので、1階はいろいろな形で使えるというところについてはやはり、今までやっていたものをなるべくいい方向に変えてやっていけるということは、ちょっと引き継いでいっていただきたいなと思います。
主査
他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
それでは、進行いたします。
158ページ、事務事業3、区民相談について質疑ございますか。
武井委員
この区民相談ですが、予算にないんですけども、振り込め詐欺、投資詐欺などの相談などはあるのでしょうか、状況を教えてください。
小堺区民部区民サービス課長
架空・不当請求に関する相談件数ということで申しますと……
主査
それは、ごめんなさい。そういう話になると、事務事業4になるのかな。事務事業3のところで答える話ですか。(「事務事業ごとにと」と呼ぶ者あり)事務事業ごとです。なので、今は事務事業3のところ。
分科会を休憩いたします。
(午後1時08分)
主査
再開いたします。
(午後1時08分)
武井委員
区民相談のところで、新規のおくやみ窓口の開設に係る手続きガイド使用料等という「使用料等」の詳細を教えてください。
小堺区民部区民サービス課長
こちらは手続ガイドの導入初期費用等で34万1,000円、それから、研修講師の謝礼、おくやみ窓口に配置される職員に対する研修を行うということの謝礼が14万7,000円含まれております。
武井委員
ありがとうございます。このおくやみ窓口というのは、以前も報告があると思うんですけども、ワンストップの中ではできなかったのでしょうか。ワンストップ窓口を今回つくると言っていましたよね。
主査
休憩いたします。
(午後1時09分)
主査
再開いたします。
(午後1時10分)
小堺区民部区民サービス課長
おくやみ窓口におきましては、可能な限り、約30の手続なんですが、国民健康保険とか障害とかに係る手続、いろんな医療証の返還とかになるんですけども、そちらのものをまとめて28手続程度はワンストップで承ろうということにはなっております。そういった意味では、部分的なワンストップにはなります。
武井委員
部分的なワンストップということで、ありがとうございます。葬儀関係の手続で、あまり融通が利かないという区民からのお話を聞いたことがあります。例えば死亡診断書の日付を間違えたときに、その場で直すことができない。再提出を求められるという話を聞いたことがあるんですけども、その場で直せばいいんですけども、例えば地方とかのお医者様に死亡診断書を書いてもらったときは、地方のお医者様にもう一回行って直してもらわなきゃいけないなど、融通が利かないというお話を聞いたんですけども、これはそうなのでしょうか。
白井区民部戸籍住民課長
死亡診断書の間違いの訂正についてでございますけれども、死亡診断書の発行は医療機関でしかできないものというふうに認識してございます。死亡日と診断年月日及び発行年月日との間にそごがある場合等におきまして、診断書記載の医師以外による訂正というのは、区ではできないものとの認識でございますので、そういったことには応じてございません。
武田委員
区民相談の中で何点か伺いたいところがあるんですけれども、まず、昨年の決算の分科会の際にお聞きした法律相談ほかの区民相談各種専門相談というところで、3業種しか費用が載っかっていないと。それ以外の方たちは覚書等によってやっているということで、ほぼボランティアのような状態でやっていただいているというお話がありました。そこについての見直しというのはされたんでしょうか。
小堺区民部区民サービス課長
今、委員からお話がありました費用弁償の予算計上の話だと思うんですが、前回の委員会で御指摘いただきまして、きちんと予算に反映できるタイミングで見直しをするようにという御指摘だったと思いますので、今回、協定及び覚書によって実施している各士会の各支部長に、予算編成に間に合う時期、10月から11月ぐらいに、行政書士会、司法書士会、土地家屋調査士会、社会保険労務士会の各支部長にお会いして、今般の覚書・協定内容、自動更新ではなくて、今回こういうお話がありますけども、どのようにされますかというところの確認をさせていただきました。その結果、引き続き、費用弁償に関しては無償でいいというような御回答を頂きましたので、そのような対応をさせていただいております。
武田委員
どういうお話の持っていき方をされたのかなというのもあるかと思うんですけれども、それぞれ多分、各会派の中でも、予算要望の懇談会というのをやっていると思います。その中でもやはり、せめて交通費ぐらいは費用弁償してもらえないだろうかというところを団体のほうから伺っているところって、ほかにも、私以外にもいらっしゃるかと思うんですけれども。その要望とちょっとそごがあるというところについては、本当にどういうお話の持っていき方をしたのかなというのがあるのが1点ちょっと疑問があります。
もう1点としては、ページがちょっと先のものにはなってしまうんですけれども、前回、補正予算の中でもお話があった、例えば国際交流協会で日本語の学習のボランティアをしていただいていると。ボランティアの方の交通費が足りなくなるから、それを補正予算で組みますというのが出てきているわけですよ。ほかにも、外国人の方の相談の窓口というのをやるときに、行政書士の方にお願いして、そこでもやはり、相当額をどう設定されたかというのは別ですけれども、費用をお支払いして、半日拘束みたいな形になりますよということをやっているわけですね。同じ区の中ですとか、区が補助金を出しているものに対して、片や費用弁償をしている、片や無償でいいという覚書があるから、それでやっていますというところを、根本的に見直す必要があるんじゃないでしょうかということを決算分科会のときに申し上げたかと思うんですけれども。覚書どおりでいいですかということをされたのか、きちんと全体を精査して、その辺を含めて検討されたのか、お答えいただけますか。
小堺区民部区民サービス課長
今、委員からお話のあった、8月に会派へ団体要望があったという話がありまして、もちろんそのことを踏まえまして、私どもも各支部長に、先ほども申し上げた10月、11月のタイミングで、こういう要望を承っていますよと。今回、覚書、そもそも覚書でやっていることの成り立ちの趣旨なんですが、そこの確認もさせていただきました。各団体さんは、基本的には社会貢献の活動の意図で無償でいいという。むしろその社会貢献の形を体現するために、無償という形を取っているということが確認できました。なので、事例を挙げていただいたものとは若干性質の成り立ちが違うのかなというふうに認識しております。ということを私どもも尊重いたしまして、そのような判断に至った経緯でございます。
武田委員
分かりました。そうしたら、ただ、ここについては、やはり毎年検証はしていただきたいというのと、社会状況とかも踏まえて、組立ては考えていただきたいというふうに思います。
先ほど武井委員も質問されていたおくやみ相談窓口なんですけれども、以前の御説明では、あらかじめ予約をして対応すると。この中で、わざわざ予約を取るわけですから、どういったところまで対応するという予定で、業種というよりは、どういうところまで対応される予定でいるのか教えていただけますか。
小堺区民部区民サービス課長
対応の在り方ですけども、まず予約を受けまして、その方が必要となる手続をこちらであらかじめ見立てをします。その手続は、確実にその方の該当する手続かどうかというものを所管に尋ねます。と申しますのも、性質的、位置付け的に、私どもは決定する権限を持っていない。申請を承る、預かるという行為をしているのであって、各所管の代理行為をしているという位置付けになりますので、一旦所管に、確実にその方が該当するかどうかというのを確認しなきゃいけないということで、一旦予約後、この方にはこういう手続が必要だということを見立てをした後に、各所管に、このサービスを見立てたけども、本当に必要なのかどうかということを確認を取ります。その後に所定のフォーマットでやり取りをして、確実に該当となった場合には、こちらで申請書を所管に代わって作成して、その方に5日後に来ていただいて、そのやり取りで5日間かかるという想定ではあるんですが……(「聞いているのがちょっと違う」と呼ぶ者あり)
主査
1回休憩いたします。
(午後1時18分)
主査
再開いたします。
(午後1時20分)
小堺区民部区民サービス課長
失礼いたしました。現場窓口で所掌する事務というのは、今、委員がおっしゃったような国民健康保険の医療証の返還とか、あと、葬祭費の申請だったりとか、ほぼほぼ返還するものが多いということは確かでございます。行政相談、専門相談への取次ぎということも、今御指摘があったように、視野に入れるべき対応じゃないかということであったと思うんですが、ここにつきましては、例えば専門相談の予約が、御自身が取りたい日の1週間前から予約できるんですね。そのタイミングの範囲内であれば、こちらのほうで空き状況などを確認して、今ここで空いているから取れますよと、そういった便宜は、その方にとって必要な手続ができるかと思います。
武田委員
おくやみ相談窓口で手続をいろいろ聞いて、やれると。先ほどの返還するとかなんとかということであれば、不意に来られても職員は多分説明できる範囲だと思うんですよ。であれば、相談を受けたときに、行政書士さんだったり司法書士さんだったりという方が対応できて、相談を受けられますよということも含めて、今度3月、あしたからですか。戸籍だって広域交付ができるようになれば、一遍に相続に必要な戸籍が取れるとかという形で変わっていくわけじゃないですか。そのことも含めて、どういったことをおくやみ相談窓口でやるというふうな仕立てにしていくのかということと併せて、専門相談自体も在り方を検討するべきだったのではないか。そのことについては相変わらず切り離されたままで、専門相談もありますからという案内なんですかということを伺っているんですが。
小堺区民部区民サービス課長
専門相談の対応につきましては、おくやみ窓口に来た方を即専門相談に案内するということは今想定していなくて、先ほど私が御説明したように、専門相談の予約ができる状況ならば、そちらのほうを御案内する。職員がコーディネートしてあげるというような手配を考えております。
武田委員
改めて、やはりもう一度見直されたほうがいいのかなと。専門相談の在り方とおくやみ相談窓口の在り方というのは、再度検証されたほうがいいのではないかなというふうに思います。あわせて、戸籍の広域交付であるとか、住民票なんかの申請についても、亡くなってすぐ取れるわけではないので、そこも踏まえてどういった案内をしていくのかということは、もう少しこの窓口に行けばいい、いろいろ手続が進むんだな、相談ができるんだなということが明確になるようにしていただかないと、何のためにつくった窓口なのかというのがすごく見えなくなってくるなというふうに思います。
もう1点は外国人相談窓口なんですけれども、こちらはどのような体制で、どういうふうに受け付けて、何ができるのかというのを教えてください。
小堺区民部区民サービス課長
外国人相談窓口につきましては、体制としましては、専門職としての会計年度職員を3名任用しまして、そのうち2名が常時窓口にいる対応とさせていただきまして、対応内容としましては、外国人の方の特有な生活上の問題とか、そういった問題をしっかりアセスメントして、どういったことがその方にとって問題になっているのかということをしっかり洗い出してアセスメントして、ソーシャルワーク的な発想で、直接外国人相談窓口が支援のツールを持っているわけではございませんので、支援すべきしかるべき対応所管につなげる、あるいは外部の機関につなげるということにしますが、ソーシャルワーク的な対応をするということを踏まえますと、継続して関わるということも当然想定しております。いわゆるケースワーカーがずっと対象者に関わるような関わり方も出てくると思います。そういった対応を考えております。
武田委員
前回、小宮山委員も御指摘をされていたかなと思うんですけれども、外国人相談窓口は4階になりますよね。今、各窓口には基本的にAIの言語翻訳ツールが置かれていると。ここの相談窓口につないだほうがいいのか、それともそれぞれの窓口のところで通訳の機械があれば対応できるのかというところは、1階の総合相談窓口で判断をして御案内をするということでいいですか。
小堺区民部区民サービス課長
総合相談窓口と外国人相談窓口の対応との関係ですけども、基本的に委員おっしゃるように、御自身の要件がある程度はっきり分かっている方、目的がはっきり分かっている方、どういうサービスを受けたいか分かっている方につきましては、総合相談である程度聞いて、仕分ができるというふうに考えておりまして、そのように所管のほうに案内して、所管がAI対応のタブレットを使って手続をすればいいのかなと考えております。
武田委員
そうすると、外国人相談窓口のところに人がいらっしゃいました。当然何言語か、英語とか中国語とか、ある程度の言語がしゃべれて、相談対応のスキルを持っている方が配属されると。そこでお話を聞いて、この方はどことどこに相談に行ったほうがいいんだなということをアセスメントします。債権管理のお話では、アセスメントシートが難しくて作れなかったという答弁があったんですけれども、こちらのほうは、アセスメントシートというのはきちんとお作りになるという前提でいいでしょうか。
小堺区民部区民サービス課長
関係所管との連携を考えますと、当然そういったアセスメントシートが必要になってくると考えますので、連絡表及びアセスメントシートの機能を持った様式を考えたいと思っています。
武田委員
ここの窓口は5月からですよね。考えたいというのが、あともう3月、4月なので、まだ考えられていないのであれば、早めに対応しないといけないんじゃないのかなというのが1点と、そのアセスメントシートを作成します。それぞれの窓口には、そのアセスメントシートを持っていってくださいね、相談してくださいねという形で振るのか。今、手話通訳なんかは、通訳ということもあるので、御一緒に同行されて相談を一緒に受けるということをやられていますけれども、この方たちも、所管の窓口の相談というのも、一緒に行ってお話を詳しく解説をするようなことというのはされるんでしょうか。
小堺区民部区民サービス課長
同行につきましては、必要に応じて同行する場合があると考えております。必ず同行するということではなく、人員的にも今、会計年度職員が常時2名という体制でございますので。先ほど申し上げた連絡表及びアセスメントシートをある程度活用しまして、電子媒体を使って活用することも考えられますので、可能な限り情報のやり取りで済む形にし、場合によって、必要に応じて、その方に同行して、あえて窓口で説明を一緒にしなきゃいけないような場合は同行する。そのような対応になろうかと思います。
武田委員
やはり日本語に不慣れだというだけではなくて、今まで生活していた国によって、社会資源であるとか社会保障の環境というのは全く違う状況なので、例えば税にしても国民健康保険にしても年金にしても、そういうものが整っていない国にいらした方、生活していた方というのは、そもそもそれが何かすら分からない。言葉だけ翻訳したところで、これは何の意味を持っているのかということが分からない中で相談にいらっしゃるということを踏まえて、そこを見極めて、必要なときには直接その所管まで同行して支援をするということは行っていただきたいと思います。
甲田委員
区民相談の前年度からの増減で、マイナス4,900万円ほどありまして、総合案内業務委託がかなり減っていますけれども、この理由を御説明いただけますか。
小堺区民部区民サービス課長
こちら、増減が4,900万円余となっておりますけども、こちらの理由につきまして御説明いたしますと、総合案内業務委託488万7,000円という数字が計上してありますが、これが現庁舎分の総合案内業務委託、今、現行でやっている1階の総合案内業務委託でございまして、令和6年度で発生する費用ということで、令和6年4月、それから、令和6年5月1日と5月2日分というところで計上した費用でございまして、こちらが対前年度で言うと、丸々1年だと5,400万円強かかっていた費用でございまして、この差分がかなり大きい。5,000万円ぐらいの差分になりますので。ということが主な理由になります。
甲田委員
そうしますと、総合案内が新庁舎に行ったときには、どこにこの経費は反映されているんでしょうか。
小堺区民部区民サービス課長
こちらは、補助資料の159ページの事務事業5の区民サービス企画調整の一番上にございます、戸籍住民窓口及びフロアマネージャー等業務委託、こちらに含まれる形になります。
甲田委員
はい、分かりました。じゃ、そちらのほうでお聞きします。
それと、おくやみ窓口の開設に係る手続きガイド使用料等は先ほど質疑がありましたけれども、先ほど、研修講師の謝礼が13万円余含まれている。もう一つ、メインが何と言いましたっけ。すみません。ちょっと聞き逃してしまって。
小堺区民部区民サービス課長
研修講師の謝礼のほかに、手続ガイド導入に要する初期費用等でございまして、こちらが34万1,000円かかっているということでございます。
甲田委員
手続ガイドの初期費用というのは、具体的にはどういうものなんでしょうか。
小堺区民部区民サービス課長
イニシャルコストとランニングコストということになるんですが、イニシャルコストとして、中野区バージョンで手続ガイドの質問をいろいろつくっていくという作業がシステム上必要になるので、そのシステム構築的なものが7万7,000円かかりまして、そのほかに、実際にウェブ上でベンダーが用意した、中野区仕様に作ったウェブのガイドを利用するときにかかるサービス利用料、ウェブの利用料が26万4,000円かかるということになってございます。
甲田委員
そうすると、今後、おくやみ窓口に人件費は別にしてかかっていく金額というのは、手続ガイドに関するランニングの部分と、研修も随時やっていくんですかね。そういう形で、今回新規でかかっているほどかからないで、ずっとこれは運営できるということなんでしょうか。
小堺区民部区民サービス課長
こちらにつきましては、大規模なシステムを導入するものではございませんので、経常的にかかっていく費用はそんなに大きな費用ではございません。
甲田委員
受けていく窓口の担当の方がいろいろこれから蓄積していって、やっていくことかなと思うんですけども。おくやみ窓口に関しては、いろいろ意見がありましたけれども、やっている自治体では様々ワンストップ度にも差があったりとかしているかなと思いますので、そこはどういうふうにやっていくのかということによって、やっぱり区民への案内の仕方を工夫していただきたいなと思います。やっぱりワンストップですと言うと、本当にワンストップなのかなと、先ほどの武田委員の話にもありましたように、そういうふうに思ってしまうかもしれないんですけど、やっぱり本当に相続とか、そういった面に関しては、専門相談につなぐといっても、区の専門相談だけとは限りませんので。もちろんいろんなところにつなぐことが想定されますけど、私なんかが相談を受けている中では、誰に相談したらいいか分からないというところから始まる方もいらっしゃいますので、そういうところのアドバイスはできるけれども、本当に相続の相談までできるワンストップではないということが分からない方もいらっしゃると思いますので、その辺、分かりやすくホームページなどに案内をしていただいて。予約に何日かかるということも、来てみてそれを知ったって別にいい方もいらっしゃると思うんですね。何度も窓口に足を運んでもいい方もいらっしゃると思いますので、その辺のことも考えながら、分かりやすくホームページには表現していただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。
小堺区民部区民サービス課長
委員おっしゃるように、実務方の運営の都合だけで日を設定するということではなく、当然お越しになった方については、予約なしの方でもできることはやろうと思っていまして、的確にその方が必要なサービスが何なのかということを御案内したりとかは確実にやりますし、5日たたないと絶対に来られないというような、5日前に予約しないと全く来られないというような認識にならないような広報の仕方は心がけたいというふうに考えております。
甲田委員
まずはしっかり開設できることが大事だと思いますので。5月7日、新庁舎に引っ越していきなり開設ということなので、結構大変なことだなと思いますけれども、スムーズにいくように準備のほうをしっかりやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
主査
他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、進行いたします。
次に、事務事業4、消費生活、こちらについて質疑はございますか。
武井委員
こちら、消費生活相談のところで、最近増えていると聞きます振り込め詐欺、投資目的詐欺などの相談はどれくらいあるのか、状況を教えてください。
小堺区民部区民サービス課長
統計上は、おおむね100件ぐらいの詐欺に係るというところでヒットする相談がございます。
武井委員
それは、前年に対してやっぱりだんだん増えていっているのでしょうか。
小堺区民部区民サービス課長
令和3年が99件、令和4年が100件ぐらいですので、大体年間100件ぐらいで推移しているかなというふうに考えております。
武井委員
やっぱり町会とかのパトロールとかでも、こういった消費生活の注意が全く減らないという問題を多く聞いておりますので、ぜひ、警察だけではなく、区でも力を入れて頑張っていってもらいたいと思います。よろしくお願いします。
石坂委員
同じく消費生活のところで、やはり詐欺のことについて、さきにも聞かれていましたけども、その中で、還付金に関する詐欺とかの相談というのはどの程度来ているか、分かれば教えてください。
小堺区民部区民サービス課長
国のほうで提供されておりますシステム、PIO-NETというシステムがあるんですが、こちらの統計を取った数字で言いますと、商品・役務名で詐欺という項目を入れている相談は12件ございました。そのうち、還付金詐欺という記載をしたものは2件でございました。
甲田委員
昨年度に比べて若干、予算も少し多くなっているのかなと思うんですけど、何か工夫されている点とか、今回、来年度、この消費生活相談、もうちょっとこういうふうに啓発を多くしようとかというのがあって増やしているのかどうか、その辺りをお聞きしたいんですけれども。
小堺区民部新区区民サービス課長
来年度、予算的に反映されて、取組としてそこに力を入れているということで数字に表れているもので申しますと、消費者啓発事業ということで、こちらが34万円増になっておりまして、こちらは何かと申しますと、高齢者の方がやはり、先ほど来お話に出ています詐欺とか、そういったものの被害に遭われるということがありますので、高齢者向け啓発グッズ、こちらを今年は、去年は連絡先が分かるマグネットシートだったんですけど、今度、付箋に替えまして、付箋ということでグッズを変更させていただいております。あとは、高齢者啓発リーフレットを作ったということで、去年はこのリーフレットはなかったんですけども、今年はこのリーフレットを作成させていただくということで、これが5万5,000円増えているという経費になります。ここら辺を取組としては、去年にないプラスアルファの取組として考えております。
甲田委員
今、啓発事業のところを言われたということですよね。(「はい」と呼ぶ者あり)マグネットシートを付箋に替えたことが、予算が少し増えるということですか。それともリーフレットを作成したから増えたということですか。
小堺区民部区民サービス課長
答弁訂正をさせていただきます。先ほど申し上げました高齢者向け啓発リーフレットに関しましては、去年と全く同じでしたので、増減がなかったです。ごめんなさい。増えたところで申しますと、高齢者向け啓発グッズの付箋というものが、マグネットシートに代わってこちらにしたことによって14万5,200円増えているということです。(「もう一回大きい声で言ってもらえますか」と呼ぶ者あり)
増えたものということで言いますと、そこに力を入れているということで申しますと、高齢者向け啓発グッズ。これが去年マグネットシートだったんですけども、付箋にグッズ変更させていただいて、これで増えているということになります。
主査
休憩します。
(午後1時42分)
主査
再開いたします。
(午後1時44分)
小堺区民部区民サービス課長
取組として工夫したものということで、その点に関して何かあるかということだったんですが、費用が増えているものの高齢者向け啓発グッズ、こちらを、令和5年度はマグネットシートであったものを付箋に替えて、こちらを取組として、提供するグッズを替えたというところで費用は増えております。
甲田委員
いろんな詐欺もどんどん変わってきていると思いますので、その年その年の状況に合わせて、どんな啓発をしていっているのかなというところが大事かなと思ってお聞きをしたんですけれども。マグネットだか付箋だかに替えたということでちょっと増えたというだけで、中身のところがあまり聞かれなかったわけですけれども。例えば、グッズをどういった方に配布していたものを、さらに広げてこういう方にも配布するように変えましたとか、そういうことなのかなと思ったわけなんですが、その辺りの配布先なんかの変更というのはあるんでしょうか。
小堺区民部区民サービス課長
配布先に関しましては特段変更はございませんで、民生委員の高齢者訪問調査のときに配布するという対応をしてございます。
甲田委員
高齢者訪問調査のみのグッズなんですか、これって。
小堺区民部区民サービス課長
すみません。ちょっと確認させていただきたいと思います。
主査
答弁保留。
甲田委員
民生委員と連携をしてこういう啓発をしているということですよね。そうすると、民生委員が高齢者訪問調査をしていろいろ聞き取ったこととか、そういったこともこちらのほうに情報が入ってきて、何かそういう、こんなこともありましたよというような情報提供みたいなものも、こちらの所管に伝わってきているという理解でよろしいですか。
小堺区民部区民サービス課長
定型的な業務フローとしてシステマチックにそのような仕組みはできておりませんけども、当然啓発することによって、どこに相談するかという相談先が示されておりますので、そういった方が窓口にお越しになったり、電話になったりとかするということはあるというふうに認識しております。
甲田委員
消費生活の相談、私も結構受けるものですから。窓口があって電話をかける人というのは、本当にその中でもやっぱり一部だと思っているんです。だから、相談ができないで困っている方もやっぱりいらっしゃって、まだまだ詐欺に遭っている人とか、いろいろいるかなと思うので、そこに働きかけていけるような、現場で直に接している民生委員さんだとか、いろんなところと連携を図って啓発を行っていただきたいなと思っているわけです。消費生活相談に寄せられる相談だけをもって、リーフレットを作ったりというわけではないとは思うんですけども、そういう相談ができず泣き寝入りしている方も相当いらっしゃるかもしれないので、そういうこともしっかり拾い上げていただくことも大事かなと思ったので、連携はどういうふうにやっているのかなということも気になったので、お聞きをしました。何かあればお願いします。
小堺区民部区民サービス課長
消費生活センターは、いわゆる重層的支援事業の地域包括支援体制の中に明確には位置付けられていないんですけども、当然非定型な連携ということで、そういったことは十分あるので、その仕組みの中に準じて、地域ケア会議などにも場合によってはこちらから参加させてくださいとかというような働きかけもできるというように考えております。
主査
答弁保留についてはまだですか。
じゃあ、1回進行はいたしますので、後ほどお願いいたします。
他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、進行いたします。
次に、159ページ、事務事業5、区民サービス企画調整、こちらについて質疑はございますか。
武井委員
こちら、キャッシュレスセミセルフレジ、あと、フルセルフレジなど費用が増えていると思いますが、現在より、新庁舎に行って台数とかは増えるんですよね。
小堺区民部新区役所窓口サービス担当課長
現庁舎では、セミセルフレジにつきましては2台導入させていただいておりまして、こちらが今2階と、それから8階にあります。それに加えて、新庁舎ではさらに3台追加させていただきまして、計5台になります。
武井委員
セミセルフレジの機械を増やすことによって、何が変わるのでしょうか。例えば1人当たりの待ち時間などでしょうか。
小堺区民部新区役所窓口サービス担当課長
今般、私どものほうで一定の期間で検証作業をしてみました。その結果、主要な手続に関する時間が1件当たり約5秒短くなったということが分かりました。
武井委員
このセミセルフレジ、フルセルフレジなど機械を増やすことによって、対応する人数を減らすということはできないのでしょうか。
小堺区民部新区役所窓口サービス担当課長
区民サービスの向上に加えて業務効率化を図るということも一つの目的でございまして、委員がおっしゃるように、業務効率化、労力が減っていくことができるのであれば、作業時間が減るのであれば、その分労力が減ったことになりますから、私どもが取り組んだエビデンスを例えば人事担当に情報提供しまして、人事担当がそのエビデンスの結果をもって、人員配置の際にそれを参酌して定数なりを決めるとか、そういったことはできると思います。
高橋区民部長
今、課長から申し上げた観点以外に、サービス向上の観点も必要かと思いますので、新庁舎移転後の状況を見まして、総合的に検証して、その後に生かしていきたいと思います。
武田委員
ここもちょっと何点かお聞きしたいことがあるんですけど、今、武井委員がセミセルフレジとフルセルフレジのことを伺っていたので、そこでちょっと確認をしたいんですけれども。7月からお札が替わる、新紙幣になると思うんですけれども、当然、新紙幣対応されるものが導入されるということでよろしいでしょうか。
小堺区民部新区役所窓口サービス担当課長
当然、7月からの新札対応ができるものでして、これから導入しようとしているフルセルフレジに関しては新札対応で初めから入ってきますし、セミセルフレジに関しては、追加分は当然新しい仕様で入ってきます。現行の先行導入しているものについては、若干システム改修しまして、新札対応ができるようになります。
武田委員
そうすると、現行使用しているものについては、新札対応の部分の改修費用がどこかに計上されているという理解でよろしいですか。
小堺区民部新区役所窓口サービス担当課長
はい。計上されておりまして、その費用としましては6万8,000円程度かかるということになっております。
武田委員
新札対応の話はちょっと置いておいて、フルセルフレジの活用の仕方なんですけれども、基本的にこれを使おうと思っている場面といいますか、以前、こういった収納ができますというようなお話はあったかと思うんですね。ただ、これ、置かれる場所が2階とか3階とかというふうになっていたかなというのが1点と、区役所開庁している時間しか使えないということであれば、ここにこれだけの金額をかけるよりは、むしろスマホなんかで支払いができるというようなことにしたほうが、今後の生活には合ってくるのではないかなと。特に区役所の新しい窓口の考え方として、全てがいいとは思いませんけれども、来なくて済む方は来なくていいという窓口を目指しますと言っているところで、なぜこれを入れるのかなというのがちょっと分からないので、教えてください。
小堺区民部新区役所窓口サービス担当課長
今般、新区役所では、行かないというところで、できるだけ区役所に来なくても完結するサービスを推進しているところではございますが、当然収納に関しましても、インターネット上やコンビニ納付などで、行かないという取組も進めてはございます。ただ、一定程度、来庁した際に納付をされたりという方のニーズはあるものというふうに考えておりまして、その方への対応ということで、このフルセルフレジ、セミセルフレジを御用意させていただいております。かつ、来庁者の対応だけではなくて、それが先ほど来お話に出ています職員の業務効率化にも資するという観点もございますので、そういった目的で導入させていただいております。
武田委員
セミセルフレジはまだ分かるんですね。例えば収納の窓口とかで、職員に実際に証明書を受け取って、そこでお支払いをするというときは、セミセルフレジのほうが効率がいいなというのは分かるんです。ただ、フルセルフレジって、納付書を持ってきて支払う。もしくは、例えば納付相談の窓口で分割の納付を約束していただいた方たちに対して、納付書を発行して払う。それを、じゃあ、セルフレジがあるのであっちに行ってくださいねとするのか。それとも、納付相談をした方の対応として、その場で受け取ってセミセルフレジなりなんなりで処理するというところを考えた場合というのは、どういうふうな検証をされたんでしょうか。
小堺区民部新区役所窓口サービス担当課長
確かに、納付相談を受けて、分割納付とか、いろんな対応をしたときに、その場で窓口で収納するということにつきましては、当然そのほうが確実に、御相談した後に収納していただくというためにはいいという考え方もありますので、その点は踏まえておりまして、一部ではそういった対応もするところがあります。
武田委員
確実性というところもそうなんですけれども、やはりわざわざ払えないんです、これぐらいずつだったら払えますという御相談をして、じゃあ、納付書を分けましたから、あっちで払ってくださいというのは、それを渡される側の心情としてもどうなのかなというところはありますので。特にセミセルフレジについては、今後の収納方法の拡大、いろいろな形での収納方法というところを検討した上で、多分5年ぐらいのリースなんだと思うので、そのときに同じようなものをまた入れるという発想ではなくて、見直しは図っていただきたいなというふうに思います。
申請書自動交付機と申請書作成支援システムとあるんですが、これの違いを教えてください。
小堺区民部新区役所窓口サービス担当課長
申請書自動交付機につきましては、先般の委員会でも報告させていただいて、現行、先行導入させていただいていますが、あらかじめウェブ上で申請行為ができて、QRコードが付与されまして、それをかざせば申請書が出てくるというような対応ができる事前申請機能と、それから、実際に来庁してから、マイナンバーカードとか保険証とかをかざして基本情報を読み取って、その場で申請書を幾つか複数、通常ならば何回も申請書ごとに4情報変わらなきゃいけないものが、一遍に必要な申請書が、そこで4情報落とし込まれて出てくると。そういったことができるのが申請書自動交付機でございまして。申請書作成支援システムにつきましては、先般の委員会でも、こういったものを併せて導入しますということの概略を御説明させていただいたのですが、主に補記が必要な方、例えば障害者とか高齢の方とか、4情報は当然同じようにマイナンバーカードとか運転免許証とか在留カードとかというものを使って読み込ませるのですが、その他の例えば、子育て支援のところもそうなんですが、お子さんの生年月日とか電話番号とか、それは4情報に入っていないのがございまして、そういった情報を聞き取って職員が入力をしていくということができる。ただ、それは聞き取りが前提になってきますので、それがなじむ窓口ということで、高齢福祉とか障害福祉とか子育て支援というところを想定してございます。
武田委員
そうすると、基本的に申請書の自動交付機というのは戸籍住民系の窓口のほうに置かれて、申請書の作成支援システムというのはそれ以外のところで、子育て支援だったり障害福祉だったり介護保険だったりというところの窓口に置かれるということでいいですか。
小堺区民部新区役所窓口サービス担当課長
委員のおっしゃるとおりでございます。
武田委員
申請書自動交付機自体も、補記は必要な感じだったと思うんですよね。特に証明書の発行の場合、申請者の欄ではなくて、窓口に来た人の欄しか印字されなかったかなというのがあって。補記も何も、最初からそれだったら申請者を書かなきゃいけなくて、レ点チェックで同じ人だったら済む話なので。その辺りの改善というのはされたんでしょうか。
小堺区民部新区役所窓口サービス担当課長
基本、どの情報を読み取れるのかという、読み取った後、どの欄に落とし込むのかということについては、発展的な展開がちょっと見込めていないのですが、この前御指摘のあった、外国人の方とか名前が長い方などは、20文字しか入らないと全部入らないんじゃないかというお話もあったんですけど、そこら辺につきましてはちょっと、業者のほうと話を、今まだ交渉中でございまして、まだ結論が出ていない状況でございます。
武田委員
20文字のお話はまだ聞いていなかったんですけれども。20文字しか印字されないということと併せて、カードをかざしたときに、証明書を申請する場合は、窓口に来た人の欄ではなくて、申請者の欄に印字されるような改修を今御相談中という受け止めでよろしいですか。
白井区民部戸籍住民課長
武田委員御指摘の4情報があるにかかわらず記載がされないという部分につきましては、本人の自書によるものが必要である部分というところをやっておりまして、例えば電子証明書の更新といったところでも活用を図っておりますが、こちらは区のほうで自前で直したことによりまして、現在は、電子証明書の更新につきましては一切の記載がなく、要は、区民の方がカードをかざした後、申請書ができますので、書くことということは一切なく活用が図れるような改善は行ってございます。
武田委員
そうすると、改善が区でできない範囲のものは、依然交渉されているということでよろしいのかというのと、改善されそうかどうかというのは、ベンダーさんの手応えというのはどんな感じなんでしょうか。
白井区民部戸籍住民課長
我々利用者側としても、ベンダーさんとの調整というところは、区民サービス課中心ですが、入らせていただいています。現在の調整の状況としましては、20文字というところ、先般御指摘いただいておりますが、こちらについては、来年度中の更新項目の一つとして、現在ベンダーのほうで検討しているというところでの状況でございます。こちらの結論につきましては、3月の末頃にベンダーのほうから、最終的な来年度の改修項目としてできるかどうかというところを結論を頂戴できるというところまでの調整ができてございますので、一定こちらのほうで来年度中の改修のめどがつきますと、およそ40文字程度までは入るようになるというところで認識をしてございます。先般御指摘があったとおり、外国人の方、実際文字数の多い方ということでありますが、およそ40文字を賄えますと、外国人全体の9割程度は網羅できるというところで考えてございますので、そこを一旦目標として、ベンダーと引き続き調整を続けていきたいと考えております。
武田委員
ぜひ、改修に向けて進めていっていただければと思います。
あと、2点確認させていただきたいんですが、1点は、戸籍住民課の窓口とフロアマネージャーの業務委託、これを一つにした理由をもう一度教えていただけますか。
小堺区民部新区役所窓口サービス担当課長
一体的に行ったほうが住民への案内にそごが生じないというところでありまして、それは何かというと、今、現行の戸籍住民課のほうでも、手続に関する受付補助的な、この手続はここをこういうふうに書いてくださいということもやっていたりするんですけども、今、現行のフロアマネージャーも、当然御案内させていただくときに同じような案内をしているんですね。まず、一旦フロアマネージャーが案内をする。そのことが、実際戸籍住民課の窓口に行ったときに案内と違っている、フロアマネージャーが案内したことと違っているということが生じていて、そこがトラブルの原因になっているということも聞いておりまして。そういったそごがないように、同一業者ならば、お互いローテーションの中でほかの仕事をやったりとかしますので、配置の転換の中で。仕事に対する均質な程度の成果を発揮できるんじゃないかというところでは、区民サービス向上のため、そういったそごのある対応をしないようにするためにもそのほうがいいという観点から、一体化をしたということでございます。
武田委員
長くなって申し訳ないのですが、住民の方の案内のそごがないようにということであれば、フロアマネージャーは全フロア全庁で統一した方が置かれるということですよね。少なくとも同じ戸籍住民課の窓口だけでも、保険医療課であるとか、同じフロアを特に使うと。3階の窓口もある、4階の窓口もある。なぜ戸籍住民だけ一緒にされたのか教えていただけますか。
小堺区民部新区役所窓口サービス担当課長
やはり戸籍住民課の業務に関しましては、これからはそうでございますが、繁忙期を迎えて、いわゆるライフイベント、転出入に伴うところの業務量が大きく、それだけ影響が大きい業務だというふうに認識しておりまして、そこを確実にこなすことが、そごがあれば、その分だけそごの絶対量も増えていくということが当然おのずと自明の理でございますので、まず、影響が多いところはそごが出ないようにするということを考えますと、一体委託をやったほうがいいというような考えで、戸籍住民課を一体委託したところでございます。
武田委員
件数だけの話ではなくて、内容からいくと保険医療課も税務課も同じじゃないかなと。かなりの人数が、繁忙期というのはちょっとずれてでも集中してくると思いますし、そこを考えたときに、何も私は全てを一本にする必要はない。一本にすればするほど大きくなって、仕事量が増えてしまうし、散漫になっていくというところもありますので、ある程度専門性というところと、じゃあ、1階の戸籍住民とフロアマネージャーだけが一緒であれば、ほかのところはそごが起きないようにするためにどうするのかということを考えていかなければいけないとなると、結果同じなんじゃないかなと思うわけですよ、別々の業者さんであったとしても。なぜわざわざ一緒にしたのかというところが一貫していないなというふうに思っているので、やっぱりこのことも含めて検証はちょっとしていただきたいなというふうに思います。次回も同じやり方をするのかどうかということについてですね。フロアマネージャーが、じゃあ、戸籍住民課の方だけは同じ業者だからちゃんとやり取りができています。でも、保険医療課は同じ事業者じゃないので分かりません。そごが起きました。税務課も同じじゃないので分かりません。そごは起きましたと。税務課は、ちょっとごめんなさい。窓口を委託していたかどうか、していなかったかなとも思ったんですけれども――していないですね。少なくとも窓口を委託している所管というのはほかにもあるわけですから、そことのフロアマネージャーとのやり取りというのにそごが生じないようにしなければいけないというのは、戸籍住民課に限った話ではないと思いますので、そこは十分に検討していただきたいなというふうに思います。
最後、1点だけ、AIチャットボットのことについて伺いたいんですが、最初、案内をする対応範囲の業務というのがかなり広いようなことをおっしゃっていたかと思うんですが、正答率といいますか、他区がやっているものを見ても、答えが返ってこなかったり、全然違うことが出てきたりというのがあるかと思います。そういう意味では、これを正しく案内をしていくためにどういった手順で進めてやっていくのかという辺りはどういうふうにお考えでしょうか。
小堺区民部新区役所窓口サービス担当課長
AIチャットボットの対象業務範囲につきましては、基本、区民サービスのものが中心になりますが、住民票とか戸籍等に関わるもの、子ども・子育てに関するもの、生活支援に関わるものなどでございまして、こちらの精度を上げるということに関しましては、今想定している事業者というのが新宿区のほうでやっていらっしゃる事業者なんですけど、正答率が80%あるというようなシステムをお作りになっているので。ライフイベントに関わる主な手続というのは大体どこの区も同じようなものでございますので、先行自治体で導入している同じシステムであれば、同質の手続であるならば、同じような精度が保てるのかなというふうに考えておりまして、そういったところでございます。
武田委員
正答率が80%ぐらいということは、20%は違う答えが返ってくるということになるわけですよね。特に役所の用語って結構難しくて、一般的に学習していないと全然見当違いのものが出てきたり、分かりませんというふうに出てきて、結果的に、いろいろ入れていっても全然違うものが出てきて、最初から電話で聞けばよかったなというようなことになるようなのもまだまだあると思うんです。そこについては、最初から何でも答えられますみたいに広げ過ぎるのではなくて、特に庁舎も変わって、窓口のフロアも変わって、部署名も変わってとかいろいろあったりすると、確実に丁寧な案内ができるようなことを1回検証した上で、できますというふうにしたほうがいいのではないかなと思うんですが、どうでしょう。
小堺区民部新区役所窓口サービス担当課長
AIチャットボットの可能性はもっと広範なものでございまして、区民サービス系に限らず、全庁展開をしていくような想定範囲にはなってございます。そういった意味では、今、スモールスタート、区民サービス系から始めるということ自体がまさに検証にこれからしていくということになって、最終的に全庁展開に資するものになるかどうかということを、まずパイロットケースとして区民サービス系から始めたい、このような考えでございます。
武田委員
確実に、もう一回聞き直さなければいけないとかいうことが本当に減っていくということを何度も試していただいて、やっていただきたいなと思います。これは要望なんですけれども、新庁舎になります、増えますというところで、新しい仕組みを入れますとか、こういうことで改善されますというのが出てくるんですけれども、その都度、使い方の方針が曖昧だったり、一貫性がなかったり、これが本当に有効なのかというところが、ちょっと疑問が残るものも多いので。これについては、例えば機器類であれば、5年間が経過した後にもう一度同じような形でやりますということではなくて、この間、新庁舎が開設されてからの窓口の状況というのが、本当に区民サービスが向上したということに適しているものなのか。発券機もそうですね。この案内の仕方で本当に効率がよかったのかということも、きちんと検証した上で次を迎えていただきたいと思います。
石坂委員
まず、AIチャットボットのところで伺っていきますけども、当初予算(案)の概要のほうの32ページで、主な事業の三つ目としてAIチャットボットの導入(新規)とありまして、「区ホームページから制度や手続きに関する質問に自動で回答するAIチャットボット(問い合わせ自動応答システム)を導入します。また、手続きが必要な場合は電子申請に誘導します」という形で、ここから電子申請に誘導できると、当然やっていただきたいところでありますけども、誘導に関して言うと、先ほど武田議員のほうからも、正しい回答に導かれなかった場合、電話で聞いたほうが早かったということがあるんじゃないかということでしたけども。これ、区民部で検証していく中で考えていっていただけることであればいいと思うんですけども、正しい答えに誘導されなかったときに、スマホ等でやっているのであれば、そこから窓口のほうに電話で飛べるとか、またあるいは、電話で飛ぶ際に、多分これはシステムを入れなきゃできないので、すぐにはできないと思うんですけども、同じことを何度も聞くことがないように、AIチャットボットで解決しなかった問題について、その人がどういう問合せをして解決しなかったのかということを、電話を受けた職員が判別できるようにしていくとか、そうしたことも、すぐではなくても、できるようなものを順次整えていくことなども必要であると考えますが、その辺りっていかがお考えでしょうか。
小堺区民部新区役所窓口サービス担当課長
チャットボットでたどり着かなかった場合というところで、チャットボットは学習していって、正答にたどり着くまでの経路をどんどん効率化していく学習機能を持ってございますが、まず、機器によるそういったシステムによる学習が一つあります。あとは、チャットボットの最後に、これで答えになりましたかというQのところがありまして、そういったことを拾い上げるということで、人為的に改修につなげるということもできますので、そういった両輪でシステムの精度を上げていこうかなというふうに考えております。
石坂委員
そういった改善はしていくけども、その場で解決しなかったことについて、役所の職員に聞かなきゃ解決しないという場合は、改めて電話をかけなければいけないのか。そのボットのほうから直接飛べるような形になるんでしょうか。電話番号に対して、パソコンからだと場合によっては駄目かもしれませんけど、スマホとかでチャットボットでやった場合に、解決しないので、その場合、ぽちっと押せば担当部署に電話をかけてつながるとかというのはどうなんでしょうか。
小堺区民部新区役所窓口サービス担当課長
チャットボットで正答にたどり着かなかった場合には、何らかの連絡先におつなぎして、御案内していただいて、担当所管と思われるところに問合せをしていただく形になるので、そういった御案内は当然するものと認識しております。
石坂委員
それから、そういうところが始めていく。将来的には、改めてぽちっと飛んで、区のほうに電話をかける。そこでやり取りをする際に、改めて何度も何度も同じことを聞かないで済むような形で、チャットボットのほうでこんな質問があったということが、職員なんかもすぐぱっと確認できるようなものなんかも、今すぐやるのは、システム上すぐできるものじゃないと思うんですけども、やっぱりやっていく中で検討していっていただきたいなと思うんですけど、その辺りっていかがでしょうか。
小堺区民部新区役所窓口サービス担当課長
いわゆるチャットボットは、FAQのプラットフォームを基礎としまして、それで答えていくものでございますが、それになじまないものはエスカレーションしていくことになると思うんですね、例外として。それにはどう対応するかということを、またイレギュラー対応として、関係所管に確認して、これはこういう対応でいいということを確認されたら、またFAQに反映していくという一連の対応になろうかと思います。
石坂委員
そうした際に、利用者のほうが問合せするじゃないですか。問合せしたときに、チャットボットで解決しなかったな――また次のときに改善されて対応できるようになれば、それはそれでよろしいわけですけども、改善しなかったなというときに、質問を入力しました。いい回答を得られなかった。電話でつなぎました。そこでまた改めて同じことをこうこうこうでと説明しなきゃいけないのか。あるいは、チャットボットで1回入力したんだから、こういう問題が直近で問合せされている。それが問題が解決していない状態で庁舎のほうに電話がかかってきたんだというところで、この方がそもそもチャットボットにどんなことを入力して、このことはまだ解決していなかったんだなということが、職員の側が電話でシステム的に受けたときに、それを見ながら、こういうお問合せが解決しなかったんですね、窓口としてはこうこうこうですよとお客様に説明ができるようなこととかも、すぐではなくてもできるようにしていくべきじゃないかと思うんですけど、その辺り検討はいかがでしょうか。
小堺区民部新区役所窓口サービス担当課長
その場で瞬時に所管がそれまでのやり取りの経緯を把握するということは、恐らく困難かと思いまして、先ほど申したように、エスカレーション対応をどうしたかということをある程度まとめてフィードバックをして、所管のほうにその回答を考えてもらうという手順が発生しますので、その際に、エスカレーション対応の一連の作業の中でフィードバックしていく。こういうことのお問合せがあったときに、どう対応したらいいんだろうか。それを前提に考えるというようなやり取りの中で、所管も理解していくというのが、後から発生するかと思います。そのとき、瞬時に所管がやり取りを全部把握することはちょっと難しいかなと思います。
石坂委員
できないと思いますけども、という前提で今後生かしていただければと思うので、何かしら早い段階で、何度も何度も繰り返し問い合わせなくても大丈夫な形のものを考えていっていただきたいなというのを一応要望としてお伝えしつつ、もう1問伺いたいのが、申請書の自動交付機のところです。申請書自動交付機のほうが先行的に今入っていて、新庁舎で本格的に入っていくという形になるわけで、もちろんシステムはそのままのものが行くわけですけども、恐らく来た方がそこの機械の前に来て、これが分からなかったな、これは困ったなということについては、そこについては職員のほうが、こういうことで困るんだな、ここが分かりにくいんだなということが蓄積されてきているものだと思うんですけども、それは次の庁舎に行ったときにそこをちゃんと生かして、よりスムーズな御案内ができるような形になっていくという形で生かされるという理解でいいんでしょうか。
小堺区民部新区役所窓口サービス担当課長
委員おっしゃるとおり、先行導入した意義というのはそこにございますので、そこでどういった本来対応が必要なのかとか、どこが使いにくいのかとか、そういったところを検証しまして、機器的に無理なところがあるのかどうかというところも含めまして、じゃあ、そこをカバーするにはどうしたらいいか、オペレーションの問題なのかとか、そこら辺も総合的に検証して対応を考えてまいりたいと思います。
石坂委員
また後ほどその場所のほうでも伺いますけれども、これって運転免許証なりマイナンバーカードなりを持っているというところがある形で使っていける形になっているわけですけども、この辺り、実際に自動交付機を使って申請書を作って、それで、実際に住民票とかの窓口のほうに行って、様々手続なんかをするわけですけども、その際、直接それを受ける側になる戸籍住民課のほうとしても、その利便性とかというのは今どのように評価しているとか感じていらっしゃるのか、あれば教えてください。
白井区民部戸籍住民課長
申請書自動交付機についてですけれども、11月に導入をいたしまして、毎月、先ほども御紹介しましたが、500件から900件程度、手続上は利用されてございます。主な区民の方の利用の用途としましては、やはり転入等の異動に係る手続と、マイナンバーカードの電子証明書の更新に係る手続に使われていることが多いのかなというところで分析をしてございます。
今後の活用についてですが、実際、転入であったりは、今後のマイナンバーカードの普及に伴いまして、転入・転出ワンストップといったところに流れていくのかなと考えてございます。一方で、例えばなんですけれども、外国人の方の転入というところは、非常に中野区、現状増えてきている状況でございますが、外国人の方は当然、入国した時点でマイナンバーカードをお持ちじゃないといったところがございます。申請書自動交付機には、事前に手続をスマートフォン等で作成する機能がございますので、そういったところを活用していただけるようになると、やはり読み取りといいますか、手書きで頂いた場合、記述いただいた内容が非常に読み取りが難しかったりといった現状もございますので、まず1点は、そういったところに活用を図ってまいりたいと。
もう1点が、マイナンバーカードの電子証明書の更新という業務は、5年に1回、基本的には原則として訪れる手続になってございまして、令和8年度頃を目途、ピークに、年間8万件程度の手続件数に及ぶというところを想定してございます。先ほども御紹介したとおり、マイナンバーカードの電子証明書の更新につきましては、マイナンバーカードを読み取ることで、全ての申請書の内容を現状記載できるというものになってございますので、この8万件を効率的に窓口で御案内するとか、そういったところには十分に活用をしてまいりたいというふうに考えてございます。
甲田委員
まず、戸籍住民窓口及びフロアマネージャー等業務委託、それから、共通発券機、申請書作成支援システム等ですね。これ、要は、これまでいろいろ議論があったように、現庁舎から新庁舎に行くことによって、かなり拡充になっています。先ほど、158ページの総合案内業務委託もこちらに入っているということですけれども、それとしたとしても、昨年の予算と比べれば2億数千万全体として増えているということになっていますので。まずこの中で、来年度、令和6年度の中で、戸籍住民窓口及びフロアマネージャー等業務委託、それから発券機等で、うち、イニシャルコストがどのぐらいかかっているのかということを、ちょっと内訳を教えていただけますか。
小堺区民部新区役所窓口サービス担当課長
イニシャルコストということでございまして、こちらを申し上げますと、まず窓口支援システム、こちら、補助資料のほうで申しますと申請書作成支援システムでございますが、こちらが約1,010万円ちょっとかかっております。それから全庁共通発券機、こちらが1,400万円余かかっております。それからセミセルフレジ、こちらが35万円強かかっております。それからフルセルフレジ、こちらが令和6年度39万円強かかっております。AIチャットボットも導入は初めてでございますが、イニシャルコストとしては270万円強かかっております。
甲田委員
そうすると、この予算の中で、導入経費がざっと3,000万円ぐらいかかっていて、残りは全部経常経費になってくるということで、来年度以降はずっと、窓口関係に関して今までよりも2億円ぐらい、ざっと言いますと増えているということで、その2億円分のサービス向上、またはコスト削減なのか分かりませんけれども、そういったものがやっぱり目に見えて出てこなければ、区民としては、これだけの税金を投入して区民サービスの窓口がよくなりますということにはなかなかならないかなというふうに思いますので。新庁舎に行くから仕方がないんですということではなくて、この2億円の経常経費、プラスになるというところをよくわきまえていかなければいけないのかなというふうに思っていますけれども。
ちょっともう一回整理する意味でというか、フロアマネージャーの大体どのポイントにどのぐらいの人がつくのかというのが、1階から9階までの窓口の中で、大体何人ぐらいが常時いらっしゃるのかなというところを教えていただいてもよろしいですか。
小堺区民部新区役所窓口サービス担当課長
こちら、フロアマネージャーでございますけども、総合案内と、それから、各フロアにつくということで、その配置ポスト対応のフロアマネージャーで申しますと13人。そのほかに、セルフサービス端末、今度、新庁舎9階で5台配置されますが、都市計画なんかの図面をセルフで印刷という機器を設置して、その対応の補助をする方が2人とか、あと、9階のレジ操作にも2人とか、バックヤードで収納金の事務をやるフロアマネージャーが1人とかを合わせますと、先ほどの13人に加えて合計18人ということになります。
甲田委員
先ほど、1階から9階で発券機のところに、総合案内も含めてでしょうけれども、13人と言っていたんですけども、各階大体どのぐらいつくのかというのは今分かりますか。
小堺区民部新区役所窓口サービス担当課長
基本的にフロアマネージャーは発券機ごとにつく形になりますので、発券機が4台配置される2階には4名、3台配置される3階には3名、4階以上は発券機1台ですので各1名。そういった数字で、発券機対応のフロアマネージャーは各階合計、足し上げますと11人ということになります。
甲田委員
共通窓口という形に、最初から新庁舎、基本設計のときからそういうふうな形になっていますから、発券機がなければならないし、そこにはフロアマネージャーがつかなきゃいけないのかなというふうには思いますけれども、今の13名が常時張りついていなければならないということ。そして、先ほどおっしゃっていたフルセルフレジに対して、2台のところに2人ですか。あと、都市計画の資料のセルフサービスコーナーに2人とおっしゃったと思うんですけど、これは合っていますか。
小堺区民部新区役所窓口サービス担当課長
レジ対応で配置されるのは、9階のセミセルフレジの操作で配置される方が2名で、図面を印刷するセルフコーナーに配置される方が2名です。
甲田委員
その自動コーナーなんですけど、新庁舎の特集号の区報を見ているんですけど、セルフサービスコーナー、コピー機みたいなもので、「都市計画や建物に関する資料の複写や証明書の発行等を、窓口の順番待ちをせずに行えます」ということで、これ、確かに便利だなと思うんですけど、そこに2人、今フロアマネージャーがつくというんですけど、このセルフサービスというのは、この機械は何台入るんでしたっけ。
小堺区民部新区役所窓口サービス担当課長
こちらは5台を予定してございます。
甲田委員
現在は何台ですか。
小堺区民部新区役所窓口サービス担当課長
現在は入っておりません。
甲田委員
ごめんなさい。もう一回お願いします。
小堺区民部新区役所窓口サービス担当課長
現在はゼロです。入っていません。
甲田委員
現在、職員が来られた方に対応してコピーをして渡しているという状況だと思うんですけれども、それがセルフサービスコーナー5台、5台一遍に使うことがあるのかちょっと分かりませんけど、すごく便利になるんだろうなと。自分でやることができるということで、そこに人が2人ついて、操作も案内してくれてとなると、ここだけを考えても、職員がやることが相当減るんじゃないかなというふうにも思うんですけれども。そういったところでなるのか、それともやっぱり職員がやらなきゃいけないことが結構あって、そこまでセルフレジにしても、このセルフコーナーにしても、1回来てしまえばやり方も覚えてしまって、人が張りついていなくてもできてしまうような、自動的にできるようなセルフコーナーになるのか、その辺がちょっと見えないところがありまして。本当にこのフロアマネージャーがここまで必要なのかどうかというのも、やっぱり行ってみないと分からない。今、現状まだやっていないことで、検証もされていないことなので、分からないんじゃないかなと思う中で、この委託というのは、行ってみてどうなのかというのを検証して、1年後とか2年後とか変更ができるものなんでしょうか。
小堺区民部新区役所窓口サービス担当課長
こちらの戸籍住民窓口及びフロアマネージャーの業務委託に関しましては、一応契約の形態としては単年度契約でございます。ただ、プロポーザルによる企画提案による契約でございますので、契約の更新という手続は取ることができまして、自動更新ではないんですが、評価選定委員会という、仕様に基づいてちゃんと成果物を納められたかどうかという、いわゆる請負契約で求められるところの実務を達成できたかどうかと、成果を達成できたかというところを検証しまして更新するということがありますが、原則は単年度でございますので、原則は単年度で在り方を見直して、どうするのかということの一旦の作業は、今の更新の際にも行うことにはなります。
甲田委員
原則単年度で、在り方を見直すことができるというふうに今聞こえたんですけど、本当にそうなんですか。
小堺区民部新区役所窓口サービス担当課長
理屈上は可能なんですけども、ただ、プロポーザルに基づく契約の更新という形になりますと、仕様そのものは変えられないので、更新する場合には同じような仕様に基づいて、受託者も同じで仕様も同じでということで更新されますので。もし仕様を見直して内容を変えていくことになると、新たにプロポーザルをやり直しということになります。
主査
ちょっと休憩します。
(午後2時34分)
主査
再開いたします。
(午後2時37分)
小堺区民部新区役所窓口サービス担当課長
戸籍住民窓口及びフロアマネージャー業務委託に関しましては、企画提案募集により、プロポーザルにより契約手続をしておりますので、実際、実質、契約の内容は変えることはできないということになります。
甲田委員
実際上は契約内容を変えることができない。それは何年間できないんですか。
小堺区民部新区役所窓口サービス担当課長
5年間最大限更新できるという枠があるとすれば、5年間、もし更新した場合には、契約内容は変えることはできないということになります。
甲田委員
そもそものところで、先ほど前提として申し上げたように、新庁舎にまだ行っていないわけですから、検証というのはなかなかできないことで、本当に新しいことをやるときに、これで十分だろうという形でつけたんだと思いますけれども、それだけの経費をかけてやるというところで、5年間動かしようがないことになっているということが本当にどうなんだろうというところは、やっぱり考えた上でプロポーザルなりを募集してほしかったなというふうにも思ってしまうんですけれども。本当にフロアマネージャーなりがそんなに稼働していなかった、全然――そこまでなのか分からないんですけど、もちろんいろんなシミュレーションをしてもらってやっていることなので、そこまで開きが出るとは思わないんですけど、でも、やっぱり、結構いろんなITとか、来なくていい窓口にしていこうということで電子化も図られてきて、時代の流れもあって、そんなに人が来なくなって、暇過ぎちゃった。5年間ですからね。全然時代ももっともっと変わっていくかもしれませんし、そのときに、この契約を変えるということができないということは、ちょっと問題があるんじゃないかなと思うんですけど。こちらに非がない限りは、仕様は変更できないものですよということですね、もう一回確認ですけど。
小堺区民部新区役所窓口サービス担当課長
仕様自体は区のほうで定めているものでございますので、区の考えで仕様を、先ほど申し上げたプロポーザルで5年間やるという範囲の中においては変えられないんですけど、仕様自体を変える変えないということに関して言うと、誰が変えるのかという話になると、主語は区になります。なので、プロポーザルの例えば5年間終わった後に変えるということに、事業を検証して見直して、本来こうあるべきだということが判明した際には、そういった業務の在り方自体を見直した上で仕様を変えるということはあり得ます。
甲田委員
区民がそこまで分からないですよね。やっぱりこれ、結局、コスト意識を持って、先ほど言っていましたけれども、どういうエビデンスになっていくのかというのをはかった上で、全庁に情報提供していくのは新区役所窓口サービス担当がやることですよね。ですから、それだけの区民サービスが向上したのか、それだけのいろんな経費が削減できて、ほかに回すことができたのかとか。もっともっと、区民サービスって窓口だけじゃなくて、先ほども言いましたけど、消費者相談のところでもありましたけど、本当に取り残されている人たちがたくさんいて、そういう人たちを救っていく、つないでいく相談のサービスなんてまだまだできていないなというところがたくさんたくさんあると思っているんですよ。そういうところに本当に人を振り向けてもらいたいという思いがありますので。表面上別に職員を削減したりとか、財政上削減しなかったとしても、この区民窓口の分を、本当に職員が効率化するのであれば、別の部署にしっかり回せるように、本当にエビデンスをしっかり検証していただきたいというのがありますので。この2億円増えた分をどこで取り戻すのかというぐらい、執念を持ってやっていただきたいなと思うんです。5年間は変えられない。変えられないけれども、でも、こうやってサービスを向上させて、全体として本当に中野区民のために使いましたというふうになっていくような見せ方をしていただきたいというのがありますので、本当にその辺よくよく、まず1年目、大事だと思いますので、そこをどうやってエビデンスをはかっていこうとされているのか、その辺のところ、ちょっと決意、見解をお願いします。
小堺区民部新区役所窓口サービス担当課長
様々DXによる最先端機器を導入して対応しようとしているところでございまして、それが本当に利便性が高まるかどうかということに関しましては、発券機もそうですが、レジもそうですが、一定期間、例えば実証実験、期間を区切って実際数字を取ってみるということも、データ上、システム上上がってこないものに関しては、実際そういったような取組も必要だと考えております。その上で、先ほど来お話もあったように、どれだけ業務効率化につながり、労力が削減できたのかということも踏まえて、そのエビデンスを持っている上に、それを必要なところに上げていく。例えば人事担当であれば、それを基にいろんな人事行政に反映できるというような、一連の流れをつくりたいとは考えております。
高橋新区役所窓口サービス担当部長
今、委員からお話がありましたように、今回の窓口の在り方、これまで委員会でも何度かいろいろ御指摘を受けながら、やり取りさせてもらいながら今の形にしてまいりました。我々事務サイドとしては、今の形で新庁舎におけるサービス向上ということができるというふうに確信して進めております。ただ、実際には、開庁した後にどうなるかというのは、様子も見える部分はあると思いますので、そこについては常に検証しながら、さらによりよいサービスを目指して進めてまいりたいと思います。先ほどの経費が多大にかかっているというところについて、本当に重く受け止めながら、新しいサービス窓口の開設に向けて準備を進め、また、円滑に運用をしていきたいと考えてございます。
細野委員
項目二つ目の全庁共通発券機システム構築委託等なんですけれども、これは納期はいつかちょっと教えていただけますか。
小堺区民部新区役所窓口サービス担当課長
2階から4階分につきましては、まさに今日納品でございまして、それから、4階から9階分につきましては……。すみません。ちょっと確認させてください。
主査
答弁保留とします。
細野委員
そうしますと、今日納品の分というのは、令和5年度のこれに係る分が3,400万円ぐらいかかっているということで、今日納品の分がこの分に入っているということになるんでしょうか。
小堺区民部新区役所窓口サービス担当課長
ちょっと確認させてください。
主査
答弁保留とします。休憩します。
(午後2時47分)
主査
再開いたします。
(午後2時48分)
他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、進行いたします。
では、160ページ、2目戸籍住民費、事務事業1、戸籍住民管理運営について、質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
それでは、なければ進行いたします。
事務事業2、戸籍について、こちらについて質疑はございますか。
甲田委員
事務事業1ですよね。
主査
事務事業2です。事務事業1でございましたか。
甲田委員
ごめんなさい。事務事業1で。
主査
じゃあ、戻って、事務事業1について。
甲田委員
すみません。失礼しました。ちょっと確認で。これも前年より減になっていますけれども、この理由をお願いします。
白井区民部戸籍住民課長
こちらは、先ほど159ページの戸籍住民窓口及びフロアマネージャー等業務委託でございましたが、現在の160ページ、戸籍住民管理運営費に計上してございます1,855万3,000円につきましては、現庁舎におけます5月2日までの委託分となってございます。それ以降につきましては、先ほどのほうに計上されてございますことから、減となっているものでございます。
主査
事務事業1について他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
それでは、進行いたします。
再度、事務事業2、戸籍について、こちらについて質疑はございますでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、進行いたします。
次に、161ページ、事務事業3、住民記録について質疑はございますか。
石坂委員
(2)のほうのマイナンバーカード交付のところで伺います。先ほど来、申請書自動交付機が入ったりですとか、あるいはいろんなシステムが入っていく中で、新庁舎でかなりマイナンバーカードを持っていることのメリットを感じやすい場面というのが今後出てくると思うんですけども、そのタイミングで、マイナンバーカードを持つことでこれができるようになりますとか、こういう便利性が上がりますよとかということを改めて整理してというか、分かりやすい形でお伝えしていくということが望まれると思うんですが、その辺でいかがお考えでしょうか。
白井区民部戸籍住民課長
マイナンバーカードの利便性の向上というところにつきましては、やはり戸籍住民課の側面だけで見ましても、転入・転出ワンストップでの活用であったり、先ほどの申請書等の補記であったり、様々な面で見られるのかなというふうに考えてございます。次年度におきましても、そういったところ、保険証との一体化であったり、また、確定はしていないようですけれども、年度末には免許証にも登載がされるというような報道もございますので、それらと併せまして、しっかり区民の方に伝わるように、適切な広報に努めてまいりたいと考えております。
武田委員
同じくマイナンバーカードの交付のところで、昨年の予算分科会では、今年度、2023年度の取得目標率というのを75%という答弁があったんですけれども、実際、先日の総括質疑のほうでも70%行っていなかったかなというふうに思っています。来年度の目標としてはどの程度を想定されていますか。
白井区民部戸籍住民課長
まず、今年度末の見込みとしまして、約68.3%程度の保有率になるのではないかというふうに見込んでいます。年度末時点で22万8,000枚余というところで見込んでいるところでございます。こちらにつきましては、やはりマイナポイントの制度による特需といったところもございました。一方で、来年度でございますけれども、交付の我々どもが予想している枚数でございますが、月平均1,700枚程度というところを想定してございます。また、保険証等により一時的な需要の増というところも見込んでございまして、年間で2万4,000枚程度の交付をしてまいりたいというふうに考えてございます。こちらが達成した暁には、令和6年度の年度末時点で約75%程度の保有率となる見込みでございます。
武田委員
前回、出張サポートなんかも含めて、施設なんかに行って、持っていない方で取得したいという要望がある方については検討されるということだったんですけれども、実際、例えば特別養護老人ホームであるとか、ある程度打診をして、オーケーをもらえているようなところというのはあるんでしょうか。
白井区民部戸籍住民課長
高齢者施設への訪問による申請サポートについてですが、まず想定としましては、次年度、8か所程度を訪問できればというところで考えてございます。一方で、現時点で既に問合せのほうを一定始めておりまして、まず、連絡を取ってみた施設としては、21施設に既に連絡を取ってございます。いずれも、広報等については積極的に協力をしたいという回答を頂いてございます。一方で、実際入居者の方がどの程度取得の意思があるかというところについては、事業が具体的に決まらないと、なかなか需要をはかるところは難しいという回答はございました。実際に希望者がいらっしゃれば、当該事業のほうを受け入れるというような形の意向を示していただいている施設は、現在6施設ございます。
武田委員
あと、その他、ほかの拡大の方法なんかでも、スーパーマーケットとか、そういった施設、例えば鷺宮だったり南のほうだったり、特にライフって挙がっていたかなと思うんですけれども、そういったところでも実施をされるということが御報告があったかなと思うんですけれども、実際やってみての反響といいますか、実績、来年度はどうされるのかというのを教えてください。
白井区民部戸籍住民課長
今年度、いわゆる商業施設による交付の勧奨というところを実施してございます。今年度、既に実績としては7回実施をしてございます。ただ、こちらのほう、私どもが見込んだ以上の成果は得られておらず、大体1回の開催が土曜日・日曜日のワンセット、要は2日間で1回というふうに数えてございますが、1回当たりの申請の件数がおおよそ20件から50件程度というところで推移をしてございますので、費用対効果としては、来年度も継続していくというところについては難しいのかなと判断をしまして、令和6年度について当該事業の予算要求は行ってございません。
一方で、先般の委員会でも報告をさせていただきましたが、職員が自ら地域に出向いていって申請の勧奨を図るということで、各区民活動センター、また、高齢者会館のほうに訪問をしまして、そちらのほうで職員の内製による申請サポート事業を次年度は展開してまいりたいと考えてございます。
武田委員
あと、もう1点、以前の報告の中で、課題としては、申請後未交付のカードというのがそのときの報告で1万3,000枚以上あったかと思うんですけれども、この辺は新たに何か対策というのは検討されたでしょうか。
白井区民部戸籍住民課長
未交付分のマイナンバーカードについてでございますが、現時点でおおよそ未交付の枚数は1万1,800枚余というところになってございます。こちらについては、先般御報告をしておりますとおり、当年度の7月頃にかけまして、およそ7,000人の方に勧奨をしてきてございます。一方で、その後につきましては、マイナポイントの終了等もございまして、具体的な勧奨については、個別の勧奨については行ってございません。今後についてですけれども、今年の2月から3月、確定申告であったり、住民異動というところの時期になってございますので、こちらにマイナンバーカードの保有の勧奨と併せたような形でバス広告の掲示等を行いまして、マイナンバーカードの保有に向けた広報等については今年度は行ってまいりたいと考えております。
主査
休憩いたします。
(午後2時57分)
主査
再開いたします。
(午後2時57分)
甲田委員
(1)の住民記録のほうがかなり、金額的には2,500万円余増額になっているんですが、この理由を御説明ください。
白井区民部戸籍住民課長
こちらにつきましては、予算説明書補助資料161ページの3行目、4行目の部分が主な予算の増要因となってございます。3行目の住基ネットシステム機器更改等作業委託におきましては、こちらは国のほうで、住基ネットシステムの端末であったり、サーバーの更改時期というのが定められてございまして、令和6年度、端末の更改、また、サーバーの更改の該当の年となってございます。3行目の住基ネットシステムの機器更改につきましては、端末類の更改を新庁舎への移転に合わせて行う関係で予算を計上したもの、2,579万1,000円となってございます。
また、4行目、住基ネットサーバーシステムの更改につきましては、国のほうの指定の関係で、時期的に令和6年の11月以降に実施をするということになってございますので、こちらにつきましては、サーバーの更改を別途12月後に行うということで、730万4,000円の予算計上をさせていただいているものでございます。
甲田委員
分かりました。更改が結構主なものということです。
あと、(2)のマイナンバーカード交付のところで、今年度は申請サポート業務を委託していましたけれども、まず、これがなぜやらなくしたのかというのを、ちょっと理由を御説明いただけますか。
白井区民部戸籍住民課長
先ほども申し上げましたが、商業施設に伺って委託による申請サポートを行ってございましたが、まず、件数が思ったよりも伸び悩んだこと、また、先般委員会報告で、実施に当たって御報告させていただいたときにも御説明を差し上げましたが、その場で書類を受け取ることができず、要は、後日申請のお手伝いという形で、郵送等によって申請になるといったところで、区民の方の利便性もそこまで高いものにできなかったといった点もございますので、商業施設に伺って委託の形でやる申請サポートというのは、今年度をもって終了するという判断をしたものです。
甲田委員
それで、来年度については、職員が区民活動センターや高齢者会館を回るとおっしゃっていたんですけども、それは商業施設とは違う面というのは何かあるんでしょうか。後日郵送とかというのは一緒なんではないんでしょうか。
白井区民部戸籍住民課長
職員が自ら受け付けるという形になりますので、職員が扱うことで、その場の申請も行えるシステムというところも保有してございます。それを持って回る形になりますので、申請までを完了できる形。また、もう一歩踏み込んだ形での申請サポートを行ってまいりたいというふうに考えております。
甲田委員
区民活動センターとか高齢者会館ですと、そこにいらっしゃる方々につながりもあったりとか、そういうサロンとか、そういったところで、お互いに、これ、いいよというふうに言ってくれる場合もありますので、すごくいいのではないかなと思うんですけど。これまでに職員が区民活動センターや高齢者会館に行って、こういうことを案内したことは、まだ特にモデルケースとか、そういうことはやってはいないということですよね。
白井区民部戸籍住民課長
チラシの掲示であったりとか、そういったところというのはこれまでもあったかと思うんですけれども、職員が区民活動センターであったり、高齢者会館に直接伺ってというところでは、来年度初めて実施するものでございます。
主査
他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、進行します。
一旦休憩をさせていただきます。
(午後3時02分)
主査
再開いたします。
(午後3時24分)
次に、162ページ、事務事業4、証明、こちらについて質疑ございますか。
武井委員
第4回定例会にて報告のあった戸籍謄本等の広域交付について御質問します。戸籍謄本等の広域交付、3月1日、明日から開始予定との報告だったんですけども、予定どおり開始できますのでしょうか。
白井区民部戸籍住民課長
委員御指摘のとおり、3月1日、あしたよりこちらのサービスを開始させていただきます。
武井委員
ありがとうございます。令和6年度の予算説明書補助資料の上に該当項目が見当たらないんですけど、予算は計上していないのでしょうか。
白井区民部戸籍住民課長
戸籍謄本等の広域交付につきましては、これまで令和2年度からシステムの改修等は行ってきておりまして、当該年度までに全て完了しているものでございます。そのため、こちらのほう、来年度につきましては、既存の用紙等を使うのみというような形になっておりますので、特段戸籍の広域交付に係る予算計上というものは行ってございません。
武井委員
事前予約制と聞いていますが、事前予約は既に開始をしているのでしょうか。また、1日何件程度の予約枠を確保しているのか教えてください。
白井区民部戸籍住民課長
事前の予約、ウェブフォームのほうで既に開放しております。予約は2月28日の午前0時より、こちら、中野区の公式ホームページ上で公開をし、ウェブでの受付を開始してございます。現在、予約枠は1日15枠を設定してございますが、こちらの職員が内製によりこちらの予約システムを作ってございまして、予約の枠数そのものは容易に変更可能な仕組みとしてございます。ですので、今後の需要を見ながら柔軟に対応してまいりたいと考えております。
武井委員
ウェブフォームと言っていましたが、予約、電話等による予約は受け付けていないのでしょうか。また、予約がない場合、交付は受け付けないのでしょうか。
白井区民部戸籍住民課長
今回の戸籍の広域交付、特に出生まで遡るようなケースにつきましては、戸籍の遡り、3件、4件、5件と遡って戸籍を、自治体をまたがって出さなきゃいけないようなケースも多くございます。そのため、1件当たり時間がかかる場合によっては、三、四時間とか、そういったケースも想定されることから、事前での予約を推奨してはございます。ですが、直接窓口にお越しいただいた場合でも、交付は行う想定でございます。こうしたことからも、電話による予約は受け付けてはございません。ただ、直接窓口にお越しいただいた場合につきましては、相当数時間がかかることを御説明した上で、後日受け取りといったことを推奨してまいりたいと考えてございます。
武井委員
戸籍謄本の広域交付、とてもいいサービスだと思いますが、今、事務的な時間がかなりかかるというような御答弁があったと思うんですけども、事務量の増加に耐えられる体制はできているのでしょうか。
白井区民部戸籍住民課長
まず、予約のほうを開始しまして2日目でございますが、本日の午前10時時点で既に15件予約を頂戴してございます。内訳としましては、現在戸籍のみが6件、遡りの予約が9件。主に、申請の理由も同時に伺っておるんですが、現在戸籍につきましては、パスポートの取得であったり、年金の手続に係る方と。遡りの9件につきましては、ほぼ全てが相続に係る申請でございました。こうしたことから、広域交付、事務量が増加するということは考えてございますが、一方で、区外に住む方というのは、居住地や働いている自治体での交付申請がやはり一方で進むと考えてございまして、区の本籍登録者数と住民登録者数、ほぼ同数であることからも、全体の事務量そのものは変わらずに、制度が浸透していくこと、また、職員が習熟していくことで、全体の業務量の増加にはそこまでつながらないのだと考えてございます。
武田委員
戸籍の広域交付に関してなんですけれども、石川県、震災のあったところの対応というのは別途の対応になっているんでしょうか。
白井区民部戸籍住民課長
石川県の震災の絡みだと思うんですけど、そちらに関する特段の個別の指摘はないんですけれども、現在、昨日、まさに国のほうから、運用に係るところというところで、遡っての戸籍に係る、現在の戸籍も、発出する際に、当面の期間は先方の自治体に出力することで問題がないか、要は、修正とかが入っていないかという確認を取るようにと指示がございました。そうしたことからも、現在当然、被災自治体については、そういったケースに一件一件電話の対応は難しいだろうということも想定されますので、実態的に難しいところはあるかもしれないと見込んでいるものでございます。
武田委員
そうしますと、被災をされた自治体が絡む戸籍を取得するということは難しいところがあるということ自体は、何か広報されていますか。
白井区民部戸籍住民課長
現在のところ、そういったことは行ってございません。
武田委員
予約の時点で、特に相続の場合、どこに飛んでいるか分からないということもあるかと思うので、そこは一つ、もう全部そろうんだと思っていらっしゃると思うので、そこはちょっと御案内をしていただいたほうがいいかなと思いますので、よろしくお願いします。
主査
要望でございます。何か御決意があれば。
白井区民部戸籍住民課長
事前の予約を取っていることの強みとしまして、御相談いただいた内容に対して、戸籍をあらかじめどこまで遡ることができるのかということも、私ども事前に調べることができます。ですので、運用上の想定として、御相談の段階で、先方の自治体であったりに確認をした上で、難しいようなケースがある場合には、個別に予約を頂いた方に電話等の連絡を取りまして、やり取りをしながら円滑に進めていくようにしたいと考えてございます。
武田委員
ぜひ、よろしくお願いします。
あと、もう1点、先ほどのおくやみ相談窓口のこととかぶるので、もう一回ちょっと確認なんですけれども、おくやみ相談窓口で御予約が入った時点で戸籍が要るという場合については、改めて戸籍のほうの予約をしなくても、戸籍のほうも準備をされるという形になるのか、別途予約が必要になるのか、どちらでしょう。
小堺区民部区民サービス課長
おくやみ窓口を通じて手配できる手続に関しては、別途改めて戸籍の手続を取る必要はございません。おくやみ窓口のほうで全部対応させていただきます。
武田委員
ということは、おくやみ相談窓口の予約をしたときに、戸籍の広域交付の予約も同時に受けられるような形になるという理解でよろしいですか。
小堺区民部区民サービス課長
はい、そのような対応をさせていただきたいと考えております。
武田委員
先ほど、戸籍の広域交付のほうは電話の受付はしていないというふうにおっしゃっていたかなと。おくやみ相談窓口自体は電話でも受けるということになると、電話で受けた人が戸籍のほうの窓口の予約をするということになりますか。
小堺区民部区民サービス課長
業務フロー、事務フロー的には、受けた区の職員が戸籍と連携を取ってやる形になると思いますが、その点についてはちょっと実務を詰めていきたいと思っています。
武田委員
先ほど、1日職員の方が対応できる、遡及すると、戸籍を読んで、どこの本籍地、次はどこのものを持ってこなきゃいけないとか、特に年配の方たちなんかだと、戸籍の改正も何度も入っていると思うので、とても大変な作業になるかと思うんですね。それで1日15件というのを想定されているんだと思うんですけれども、その辺も協力をして、件数の状況とかも相談をしながら、いらした方が全部もらえると思って来ているものがもらえないということがないようにはしていただきたいと思いますが、どういう体制になるんでしょう、具体的に。
小堺区民部区民サービス課長
具体的な体制及び今お話しさせていただいた実務のフローは、そういった点に関してはこれからちゃんと研究をして詰めて、準備をさせていただきたいと思っていますので、そういった対応ができるような手配をさせていただきたいと考えております。
石坂委員
戸籍住民の証明というところで、予算特別委員会要求資料のほうの区民6で、コンビニエンスストアでの諸証明の発行状況が出ています。印鑑証明、住民票、非課税・課税証明書、納税証明、戸籍謄本、戸籍抄本、戸籍の附票等々に関して、いずれも交付件数、コンビニ交付が増えていて、マイナンバーカードも活用してやってくださっている方が多いことがあるのかなと。これはもちろん区民にとっても待ち時間の解消になるわけですが、区の職員としてもその分、業務量の削減とかにもつながる部分はあるのかなと思いますけども、何時間とか、そういうことは言えませんので、状況としてこれが増えていく中で、戸籍住民課のほうの職員の業務量などは、いい意味での影響など出ていますでしょうか。
白井区民部戸籍住民課長
コンビニ交付につきましては、委員御指摘のとおり、年々利用率のほうは上がってきている状況でございます。一方で、職員につきましては、先般、先ほども御説明したとおり、戸籍の広域交付であったり、そういったところ、また、証明のところの窓口では、いわゆるDV等に関する相談も受けておりまして、こちらが年々増えてきているというか、そういったところの個別の対応であったり、そういったところに職員のリソースというのを振り向けてまいりたいと考えてございます。
石坂委員
そうなりますと、もちろん単純に職員が楽になったとかと言うつもりはなくて、その分、こういうことを進めていくことによって、職員のリソースをほかに振り向けて、新たなことを始めるとか、もっと充実させるべきところに充実できているという理解でよろしいですね。
白井区民部戸籍住民課長
委員御指摘のとおりでございます。
主査
他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、進行いたします。
次に、163ページ、事務事業5、地域事務所、こちらについて質疑はございますか。
甲田委員
電子マネー連動レジスター賃借料等と移設等作業委託ということなんですが、これはどういうものかちょっと教えてください。
白井区民部戸籍住民課長
先ほど御審議いただきました予算説明書補助資料162ページの(1)証明の上段、電子マネー連動レジスター賃借料等がございます。こちらが、セミセルフレジが入る前、現在の戸籍住民課で使っておりますレジスターの賃借料になってございますが、先ほど御紹介もさせていただいたとおり、新庁舎に移った段階では、戸籍住民課のレジスター全てセミセルフレジに移行してございます。一方で、こちらの電子マネー連動レジスターにつきましては、長期継続契約での調達になってございまして、令和7年2月まで契約があるものでございます。こちら、ただそちらへ置いておくとか、そういうものではなく、有効に活用するべく、地域事務所、現在現金のみの取扱いとなってございますので、地域事務所3所にこちらのレジのほうを配置いたしまして、まず、○○ペイとか、そういったものにまだ対応しない、クレジットカード、Suica、PASMO、楽天Edy等までの対応になってございますが、そちらの検証を進めるような形を取りまして、令和7年度以降の地域事務所のキャッシュレス決済の在り方について研究をしてまいりたいというものでございます。ですから、移設等作業委託につきましては、現庁舎から各地域事務所への移設費用というところで計上しているものでございます。
甲田委員
分かりました。その3台ということは、地域事務所は今五つですから、3か所ということなんですけど、それはどことどこというのは今言えるんですか。
白井区民部戸籍住民課長
現在のところ予定ではございますが、南中野地域事務所、東部地域事務所、野方地域事務所で考えてございます。
甲田委員
この電子マネーレジスターも、先ほどあったように、新一万円札とか、紙幣の対応はできているんでしたっけ。
白井区民部戸籍住民課長
こちらは電子マネー連動レジスター賃借料等という224万円と予算計上させていただいてございますが、このうち66万円余、1台当たり約22万円になってございますが、1台当たり22万円が新札、一万円札、五千円札、千円札というのの対応経費というところで計上しているものでございます。
武田委員
決算のときもお伺いをした一番上の収納金収集運搬委託なんですけれども、2022年度決算が400万9,200円でしたかね。予算としては、今年度予算は630万円以上ついていて、今回は460万円という数字になっているので、今年度の少し上がっているというのは、様々な、エネルギーの高騰とかあるのかなというところで、今年度契約できていての決算の見込みというのを踏まえた形でこの数字ということでしょうか。
白井区民部戸籍住民課長
こちらの収納金収集運搬委託につきましては、単年度契約になってございまして、毎年入札によって事業者を決定しているものでございます。ですので、決算の額も一定は盛り込んでございますが、予算編成の段階におきまして、複数の事業者から見積りを取った上で予算を積算したものでございます。
武田委員
ちなみに、今年度の決算見込みというのはどの程度になる予定でしょう。
白井区民部戸籍住民課長
正確な額は今この場に持ち合わせてございませんが、今年度の予算とほぼ同額程度というところで認識してございます。――失礼しました。令和6年度予算とほぼ同額程度というところで認識してございます。
石坂委員
先ほどのところと関連してですけども、区民のほうの予算特別委員会要求資料、区民5のところで、各地域事務所別の諸証明の発行状況という形で、先ほど、コンビニ交付が増えている中で、地域事務所のほうも窓口で申請して受ける方が減ってきているところがあるのかなと思うところではあります。やはりほかにリソースが割けるということに関しては、地域事務所も同じところがあるのかなと思うところではあります。やはり地域事務所、それこそ区民部に関わることはもちろんのこと、福祉に関する手続なんかもできたりですとか、私も以前、脳梗塞後遺症で、まだ途中ですけど、回復し始めたときというんですかね。地域事務所のほうで区や都が作っているヘルプマークなんかももらえたりして、こんなこともできるんだなんてことを思ったりした経験もあるわけですけども。やはり地域事務所のほう、これが今後、マイナンバーの手続の関係もそうですけども、その機能というのかな、ある程度区民のニーズとかを考えながら利便性を高めていく。区役所本庁舎とはまた違った意味でのワンストップができる場所でもあると思いますが、その辺っていかがお考えでしょうか。
白井区民部戸籍住民課長
地域事務所での証明等の取扱い件数につきましては、委員がおっしゃいました区民5にあるとおり、年々減ってきているものではございます。こちらについては、やはりコンビニ交付等の影響によるものが大きいかなというふうに捉えてございます。一方で、こちらのほう、現在掲載はございませんが、例えばマイナンバーカードの郵送交付受付の取扱いを令和3年に新たに開始をしていたり、また、先般委員会でも御報告をさせていただきましたが、令和5年の9月には電子証明書の更新手続の取扱いを地域事務所にて開始してございます。こちらの電子証明書の更新手続につきましては、令和5年9月の開始以降で既に3,605件といった取扱いを行っていたりと、やはりその他の事務というところは、それ相応に担っているというところの認識でございます。やはり地域事務所にしか行けないという方たちも一定いらっしゃるということも認識しておりますので、今後も引き続き、地域事務所の機能についてはしっかり検証してまいりたいと考えております。
石坂委員
ぜひそれで進めていただきたいということと、今、ちょうどホームページも見ていたときに、マイナンバーカードの説明のほうを見ると、地域事務所でというのが書いてあるんですが、地域事務所側のホームページのほうにそれが載っていない状態になっていて、やはりそういうこともしっかりと掲載いただければということと、あと、地域事務所のほうでこういうことができますよという形で、いい形で発信していっていただければと思いますので、これは要望としておきます。
主査
要望ということで。
他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、進行いたします。
次に、164ページ、3目税務費、事務事業1、税務管理、こちらについて質疑ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、進行いたします。
次に、同じく164ページ、事務事業2、課税、こちらについて質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、次、165ページ、事務事業3、納税について、こちらについて質疑はございますか。
石坂委員
納税のところの中で、納付書作成・印字・封入封かん委託等という形で604万4,000円が計上されていますが、こちら、債務負担行為が入っているので、中野区各会計予算説明書のほうの135ページを見ますと、総事業費が664万円という形で、そのうち令和6年度の支出は86万4,000円、債務負担行為のほうの計上額が578万4,000円となっています。この金額が令和5年のほうは総事業費が770万2,000円、令和5年度の歳出予算計上額が86万4,000円、債務負担行為計上額のほうは683万8,000円となっていて、それなりに金額を減らすことができているのかなと思うところでありますが、これというのは区民のほうの税の状況に何かしら変化があってのものなのか、あるいは委託先の事業者との関係等なのか、教えていただけますでしょうか。
滝浪区民部税務課長
債務負担行為の135ページにあるものは、これにつきましては基本的に、実績を基に件数なども減らしてはおりますが、毎年事業者に見積りを取って、その見積りの金額を基に予算計上しているものです。
石坂委員
そうすると、納税者数の差もあるけども、大きいのは事業者さん、民間に委託していることによって、そちらの努力で減らしてもらったものというような、減らせたものという理解でいい感じでしょうか。
滝浪区民部税務課長
納付書につきましては、基本的に納税義務者が増えればおのずと増えますので、事業者が出している金額、その辺の努力がある程度反映されているのかなとも思います。
石坂委員
委託に出すことで様々メリット・デメリットもある中ですけども、いい形で、すごく目に留まる形で圧縮できたのかなと思うところで、今後も、もちろん必要以上に削ればいいというものでもありませんけども、適正な形で続けていっていただければと思います。これは要望としておきます。
主査
要望でございます。
他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、進行いたします。
続いて、事務事業4、収納について質疑はございますでしょうか。
武田委員
1点だけ。一番上にある還付金及び還付加算金が1億8,000万円計上されていて、昨年度決算が1億5,400万円という決算だったかと思います。ここまで伸ばしている理由というのを教えていただけますか。
滝浪区民部税務課長
これにつきましては、昨年度の決算のときにも御説明したとおり、確定申告による住民税の減額だったり、株式譲渡などにつきまして控除不足額のほうが増えていることから、年々増加しているもので、今回増やしたものでございます。
武田委員
そうすると、昨年は予算としては1億6,500万円というのが計上されていて、次年度については1億8,000万円になっているということについては、現在出ているものという、傾向として、このぐらいまた増えていくであろうという見込みである。これは今、新型NISAとか、いろいろアピールされていますけれども、そちらのほうについてどんどん増えていく。特に所得の高い方が入ってくる、転入してくるという中では、これは増加傾向の一途ということで受け止めておいてよろしいですか。
滝浪区民部税務課長
今年、令和5年度につきましては、1,000万円以上の還付の方がもう既に7名出ているというところも現状ございまして、これは予測はつかないんですけれども、基本的には還付があったらすぐに還付しなければならないというところがありますので、ある程度増額の傾向を踏まえまして、今回増額したものでございます。
主査
他に質疑ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、進行いたします。
続いて、166ページ、事務事業5、諸税、こちらについて質疑はございますか。よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、進行いたします。
では、ここで、先ほど区民サービス費のところで出た答弁保留2件について答弁が出そろいましたので、答弁していただきます。
小堺区民部区民サービス課長
先ほど答弁保留させていただきました、補助資料158ページ、事務事業4の消費生活のところで、何か工夫して取り組んだものはあるかというところの御説明で、その中で、高齢者啓発グッズについて、付箋を配布した、その先が民生委員だった。民生委員の高齢者訪問のときに配布させていただいたというところで、ほかにどういう機会を捉まえて配布をしているのかという御質疑があったと思うんですけど、その部分を補足説明させていただきます。
民生委員の高齢者訪問調査時以外に、危機管理が行っている自動通話録音機の貸出し時、こちらの機会を捉まえて配布をしたりとか、介護事業所が集まる会合に赴いて配布したりとか、そういったことを行っております。そちらが1点です。今のは甲田委員から質問があったところでございます。
主査
一旦そういうことで、甲田委員に対しての答弁保留は今のように答弁がございましたが、甲田委員、いかがでしょうか。
甲田委員
結構です。
主査
よろしいですか。
じゃ、2点目をお願いします。
小堺区民部新区役所窓口サービス担当課長
補助資料159ページの事務事業5の区民サービス企画調整のところで、細野委員から御質疑がございました発券機の構築委託について、こちらの納期はいつかというところの御質疑がございました。こちらについては、納期は7月31日、債務負担行為で設けておりまして、上層階7階から9階と下層階2階から4階に、それぞれ7月31日が納期でございますが、納品につきましては、下層階の2階から4階が2月29日、7階から9階の上層階が3月25日というところで、7月31日まで納期としている分で、今回の令和6年度予算にのっている理由というのが、物は用意されているものの、例えば不具合とか、いろんな手直しが発生した場合の担保としての費用を一応構築委託というところでは担保して、対応させていただいているというところになります。
細野委員
不具合が発生した場合ということで、納品されたものの検証というのでしょうか、テストというのか、そういったことをなさるということでよろしいでしょうか。
小堺区民部新区役所窓口サービス担当課長
テストを行い、その上で、さらに運用しながらでも、4月入って5月以降、運用にもう入りますので、それで不具合があった場合には改修していくという対応ができるところでございます。
細野委員
ただ、開庁が5月7日ということで、5月7日からスタートするわけですよね。それまでにはできるだけ不具合がないようにといいますか、うまくいくような運用をしていただけるということでよろしいでしょうか。
小堺区民部新区役所窓口サービス担当課長
スケジュール上はそのような対応をさせていただいております。
主査
あともう1件、答弁訂正区民サービス課長のほうからございますので、どうぞ。
小堺区民部新区役所窓口サービス担当課長
先ほど私の御説明させていただいた中で、プロポーザルの話が出てきたところでございまして、甲田委員から御質疑いただいたところで、戸籍住民窓口及びフロアマネージャー等業務委託のところで、こちら、単年度契約であるが、プロポーザル契約を行っていて、仕様等が変更できるのかというようなお話があったところで、そこの御説明をもう一度改めて正確にさせていただきたいと思います。
プロポーザルの更新の取扱いというところで申しますと、更新の考え方としましては、契約内容に変更がなくて、毎年度継続的に行われる事業については、更新できるものとするということになっております。今回のこちらの戸籍住民窓口及びフロアマネージャー等業務委託に関しましては、基本は単年度契約でございますが、そういったプロポーザルの運用の方針にのっとって、委託内容に沿った利用を行っている場合には、そういった評価ができた場合には、次年度以降についても契約を行う場合があるということでございます。したがいまして、業務の検証の見直し等による事情変更があった場合には、当然仕様を変更しなきゃなりませんので、そういう場合には更新をしないで、新たな契約となりますので、再プロポーザルを行って、新たな契約を執り行うということが可能になります。(「休憩してもらっていいですか」と呼ぶ者あり)
主査
休憩いたします。
(午後3時56分)
主査
では、再開いたします。
(午後3時59分)
甲田委員
今の御説明だと、先ほどのとちょっと、私の理解なのか分かりませんけど、5年間変更ができないものというふうに聞こえたんですけれど、そうではなくて、1年ごとに見直していけるという、要はそういうことだというふうに今理解をしました。であるならば、先ほどと結論は変わらないですけれども、しっかりと、まず、スタートの1年はきちんとスタートができるように、十分につけたと思いますけれども、費用対効果をしっかり見ていただいて、見直しが図れるところがあれば、きちっと見直しをしていただくということでよろしいでしょうか。
小堺区民部新区役所窓口サービス担当課長
委員のおっしゃるとおりでございます。
主査
つまり、通常のプロポーザルということですよね。(「休憩」と呼ぶ者あり)
休憩いたします。
(午後4時00分)
主査
再開いたします。
(午後4時01分)
続いて、税務課長のほうから答弁訂正を行いたい旨がありますので。
滝浪区民部税務課長
先ほどの今年度の還付金の金額と人数についてちょっと訂正させてください。先ほど1,000万円以上が7名と申し上げましたが、それは間違いで、100万円以上が7名、うち2人が1,000万円以上でございました。申し訳ございませんでした。
主査
それでは、進行いたします。
続いて、167ページ、2項保険医療費、1目保険医療費、事務事業1、保険医療関係人件費等、こちらについて質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、進行いたします。
次に、事務事業2、後期高齢者医療、こちらについて質疑はございますか。
武井委員
こちら、一つだけ質問いたします。郵便料及び通信料が前年と比べると大分、2,000万円近く増えていると思うんですけども、その主な要因といいますか、理由といいますか、教えていただければ。
宮脇区民部保険医療課長
郵便料と通信料ですが、1,691万5,000円増額してございます。内容といたしましては、保険証の一斉更新なんですけれども、こちら、隔年実施をしてございます。令和5年度は実施をしておらず、令和6年度実施をしておりますということで、この増額分が1,282万4,000円ございます。主にこの経費の増によるものが大きいと、このように分析しております。
武田委員
隔年実施の医療証ということになると、有効期限はいつまでになりますか。
宮脇区民部保険医療課長
こちらは令和7年7月31日になります。――ごめんなさい。令和8年の7月31日です。
武田委員
こちらが、そうすると、令和8年だから2026年ということになると、今年保険証が廃止になったとしても、この後期高齢の方については2年先の7月まで証を使えるという理解でよろしいですか。
主査
休憩いたします。
(午後4時04分)
主査
再開いたします。
(午後4時04分)
宮脇区民部保険医療課長
先ほどお答えいたしました有効期限ですけれども、令和7年の7月31日、こちらまでの有効期限となります。こちらにつきましては、令和7年8月1日以降、資格確認書が交付という形になりますので、その運用に切り替えていくという予定になってございます。
武田委員
そうしますと、本来は、今までは隔年だったので、2年間の有効の証だったものが、今回は保険証自体が廃止になるということも受けて、1年間の期限で来ると。その後については、マイナ保険証というものを持っていない方については資格確認書が交付されるという理解でよろしいですか。
宮脇区民部保険医療課長
委員の御説明のとおりになります。
主査
他に質疑ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
それでは、進行いたします。
次に、168ページ、事務事業3、国民年金について質疑はございますか。
武田委員
1点だけ特定財源を確認させてください。ここについては、通常これ、国の法定受託事務なので、国の負担金が事務費に全部入っているというのと併せて、システム標準化というのは、従来の国民年金の事務負担ではなく、標準化の分の国庫が入るということでよろしいですか。
宮脇区民部保険医療課長
委員おっしゃったとおり、通常の人件費部分や事務費部分以外に、今回、令和6年度予算につきましては、標準化業務委託の分の費用が国庫補助の対象として全額、343万2,000円充当される予定でございます。
主査
他に質疑はございますか。よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
それでは、進行いたします。
同じく168ページ、事務事業4、国民健康保険事業特別会計繰出金、こちらについて質疑はございますか。
武井委員
こちら、その他の繰出金、一番上の保険基盤安定繰出金などが増えていますが、その増えている理由を教えてください。
宮脇区民部保険医療課長
保険基盤安定繰出金が増えている理由でございますが、昨年度に比べまして1億8,042万8,000円増額してございます。こちらでございますけれども、軽減対象者が増えたことによります。昨年度に比べて1,215人増えまして、令和5年度よりもその増えた分の繰り出しが増えたと、このようになってございます。
主査
他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、進行いたします。
次に、169ページ、事務事業5、後期高齢者医療特別会計繰出金について、こちらについて質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、進行いたします。
次に、事務事業6、高額療養費資金等貸付金、こちらについて質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、進行いたします。
次に、170ページ、3項産業振興費、1目産業振興費、事務事業1、産業振興関係人件費等、こちらについて質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、進行いたします。
次に、同じく170ページ、事務事業2、産業総務、こちらについて質疑はございますか。
武田委員
こちらも特定財源から見てだったんですけれども、特財が9万7,000円入っていて、6万8,000円は去年も計上されていたもので、新たに東京産農産物という特定財源が入っていたんですけれども、ちょっとこれに該当する事業の中身が分からなかったので、これについて教えていただけますか。
松丸区民部産業振興課長
東京産農産物のPRということでございますけれども、新年度、6年度におきまして、新区役所1階イベントスペースにおきまして、区内農家等によります農産物即売会を予定しております。この補助金につきましては、のぼり旗の製作、購入費など、事業開催に当たり必要な消耗品費に充てる見込みということでございます。
武田委員
そうすると、区内農家というのが、委員長も一般質問なんかで質問されていた朝採れ野菜とか、そういったものを対象にして、1階でやられるということでしょうか。
松丸区民部産業振興課長
こちら、当日におきましては、中野区内農産物のPRだけでなく、都市農業のPRということも兼ねまして実施する予定ということで、近隣区、杉並区の農産物も含めて販売する予定ということでございます。
武田委員
これは、そうすると、今後は定期的に拡大も含めて考えてやっていくというお考えということでよろしいでしょうか。
松丸区民部産業振興課長
令和6年度初めて開催するということでございますので、実施状況等を鑑みて、次年度以降の計画を立てたいというふうに考えております。
主査
他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、進行いたします。
次に、171ページ、事務事業3、産業、こちらについて質疑はございますか。
武井委員
こちら、一番下の伝統工芸展開催補助が70万円毎年ついていると思いますが、これは例年どおりの同じ内容なんでしょうか。
松丸区民部産業振興課長
伝統工芸保存会への支援ということでございますけれども、令和6年度も令和5年度同様の支援ということを今見込んでおります。
武井委員
こちら、伝統工芸展開催補助となっているんですけど、保存会に直接、何かもっと違う形で支援する内容とかはあるんですか。
松丸区民部産業振興課長
伝統工芸保存事業、支援事業につきましては、産業支援の要素と文化財保存の要素の二面性を有しているというふうに考えておりまして、令和4年度からは産業と文化の連携を強めているというところでございます。保存会への助成につきましては、主に産業的な側面から実施しているところではございますけれども、今後、文化振興、産業振興両面から支援を強化してまいりたいというふうに考えております。
武井委員
今、強化してまいるということだったので、ぜひ、こちら、我が会派が毎年もっと、他区は保存会をかなりバックアップしているところもありますので、強化して、予算を増やして、盛り上げていただくよう頑張るよう要望いたします。
小宮山委員
同じく伝統工芸展のところで、これ、文化担当の話になるかもしれませんけども、伝統工芸展に行ってみると、伝統工芸品が高いものだと50万円ぐらいの品物が売っていたりするんですよ。我々区民というのは、公共施設での営利活動をやってはいけないから、物を売買してはいけないというふうに言われてきているんです。例えばなかのZEROで陶芸のサークルがお茶碗とかいっぱい並べていて、「これ、ただで持っていっていいですよ」と言われて、「えっ、ただでいいんですか。お金を払いますよ」と言ったら、「いや、ここでお金は受け取れないんです。だから、ただで持っていってください」と言って、ただで作品をお客さんに渡したりしている。クリエーターにとって、自分が作った作品にお金を払う価値を見いだしてくれるということは、それが100円でも200円であっても非常に大きな喜びであって、作る喜びにもつながっていくことだと思うんです。にもかかわらず、伝統工芸展に出している人は50万円の品物を売れるのに、一般の区民は100円も取れないような状態がずっと続いている。その一方で、公園に行くと、キッチンカーが出て商売している。そういうダブルスタンダード的なものがここ数年ずっと続いているし、大きく目立つように、公園にキッチンカーとか入れるようになってからとても目立つように、矛盾が大きく目立つようになってきたんですが、文化施設の在り方とか、あるいは伝統工芸展の在り方――伝統工芸展で物を売るのをやめろとは言いませんけども、区民がもっと文化施設を使いやすくしていくようにしたほうがいいんじゃないのかなというふうに、伝統工芸展を見ていると思うんですが、その点、どなたかいかがでしょうか。
松丸区民部産業振興課長
こちら、伝統工芸展でございますけれども、現在、区内の伝統工芸品の事業につきまして、まだ知られていないという部分が強くございまして、周知が必要だというふうに考えております。新型コロナの影響で一定期間休止していた体験コーナーですとか、昨年度から再開しているところではございますけれども、今回のなかのZEROを活用した伝統工芸展におきましては、伝統工芸品に親しんでもらい、知ってもらうことが大事だというふうに考えておるところでございます。一定程度の販売につきましては、この工芸展の中で、保存会のほうで判断をするということで、お任せしているところではございます。
小宮山委員
それが本当になかのZEROのルールにのっとって、ルール内で正しいことなのかどうかというのは今は聞けませんけれども、考えていただきたいと要望しておきます。
石坂委員
同じく伝統工芸展のところで、以前、コロナ禍で休止を挟む前は、小学生が学校の活動の一環で参加されて、伝統工芸品を知るなんてことを結構やっていたんですけども、一方で、子どもが来る日というのは、子どもが多くなると、結構限られた面積の中でいろいろとやっている中で、どうしても動線が悪くなるという声を頂いていました。やはり子どもとかがいっぱい来る場合に、動線を確保する上で、もうちょっと面積に余裕を持って工芸展を展開してもらうとかということをしていかないと、子どもが多くなったときとか、結構危険な感じも感じるときもあるので、やはりそこはある程度面積の取り方とか安全確保の仕方とかというのを工夫いただけるといいかなと思うんですが、その辺りいかがお考えでしょうか。
松丸区民部産業振興課長
委員御案内のとおり、こちらの伝統工芸保存会の展示に当たりまして、ギャラリースペースを活用したりだとか、学習室を活用したりだとかということで、現在実施しておるところでございますが、新年度以降におきましては、新庁舎1階のスペース等も勘案しながら、今後の動線などを鑑みた上で、実施方法については検討してまいりたいというふうに考えております。
石坂委員
より安全に、より多くの子どもが楽しめるような形で考えていただければと思います。これは要望としておきます。
それから、産業の中のここの部分の中で、この部分に関してなんですけども、当初予算の概要のほうの32ページのところを見ていくと、区内事業者の販路拡大の話ですとか、人材の採用・定着・育成などについての補助事業について書かれていまして、特にその内容として、区内事業者の販路拡大について、やはりこれはとても重要であると思うんですけども、なかなかこのところを見ただけだと、その部分が読み取れないのですが、その辺り、どのようなことを考えていらっしゃるんでしょうか。
松丸区民部産業振興課長
中小企業の販路拡大支援ということでございますが、現在、ビジネスフェア出展に係る補助を行っているところでございまして、新年度におきましては、このビジネスフェア出展の経費につきましても、少し拡充するような形で販路拡大支援を行ってまいりたいというふうに考えております。
石坂委員
もちろんこれって出展する側の都合などもあるところであると思うので、一概にそうしろとは言わない形ですけども、私も過去に見に行ったときに、区によっては、中野区も全くやっていないわけじゃないんですけども、その区が出展していることが割と統一的な形で、ぱっと見的に、同じ区がやっているんだという形で分かる形で、区の産業として売り出しているんだというのがすごく分かりやすい形でやっている自治体などもありましたので、何かしら、せっかく区のほうのサポートでやっていく中で、もちろん各事業者の販路拡大にも役立つことも重要ですし、中野ブランドというんですか、中野の事業者の商品、こんなものがあるんだ、中野の産業なんだというところもうまく打ち出していっていただければなと思いますけど、その辺っていかがお考えでしょうか。
松丸区民部産業振興課長
こちらの補助対象経費につきましては、出展料、運搬費、設営費を補助対象ということでなっております。委員御案内のように、中野区内の産業のPRというところでも、この支援方法というのはあろうかと思いますので、今後、このやり方につきましては検討してまいりたいというふうに考えております。
武田委員
すみません、1点だけ。先ほどから新札の対応のことをいろいろ伺ったんですが、今度は中小事業者、特に飲食店なんかで券売機を持っているところがあって、そこの新札の対応って結構経費がかかるんじゃないかなと。それに向けて補助をしている区もちょっとあるかのように報道を見たんですけれども、中野区では何かお考えのことはありますか。
松丸区民部産業振興課長
産業経済融資の中で、機械の購入・改修など設備資金を対象とした低金利で利用できる融資制度がございます。御相談がありました場合は、こういった制度を御案内していく予定でございまして、委員御案内のありました券売機の新札対応につきまして、補助ということは現在のところは考えていないところでございます。
武田委員
そうすると、券売機の対応がその融資の対象なんだということは、分かりやすいような案内になっているんでしょうか。
松丸区民部産業振興課長
現状、産業経済融資というくくりで御案内をさせていただいておりまして、新札対応のための融資制度ということでは御案内していないところではございます。
武田委員
コロナ禍以降、やはり中小事業者、特に飲食店、個店の人たちなんかは、結構いろいろ大変な思いをされている中でも、また物価高騰もあるというところで、活用できるものが何なのかというのが、自分が困っていることに対して使えるものは何かなという目線で探されると思うんですね。なので、今度、券売機を替えないと、新札対応にしなきゃいけない。でも、これに何が使えるものがあるだろうかといったときは、この経済融資の中のメニューを探していったら、これ、使えるのかなと思うよりは、これに使えますよ、こういうのがありますよという形の案内をぜひしていただければなと思うんですが、いかがでしょうか。
松丸区民部産業振興課長
委員御案内のとおり、事業者目線の目的に沿った形での広報というのは重要であるというふうに考えております。産業振興センター、東京商工会議所のメルマガですとか、ホームページ、SNSなどを広く活用しながら周知を行ってまいりたいというふうに考えております。
小宮山委員
産業振興センターの将来的な機能の転換が予定されている中で、今回、指定管理者が替わるようなんですけども、指定管理者を新しく選ぶに当たって、何か今までと違った仕様書というか、要求をしていくのでしょうか、教えてください。
松丸区民部産業振興課長
産業振興センターの指定管理委託でございますけども、現在の指定管理委託の期間が令和4年度から令和6年度までということになっておりまして、令和7年度以降の指定管理に向けた形での今回選定を考えているところでございます。令和7年度以降、産業振興センターの機能につきまして、少し見直しを図っていこうというふうに、拡充を図っていこうというふうに考えておりまして、その中には勤労者福利厚生事業の見直しですとかも含んだ形で整理を行っていきたいというふうに考えておるところでございます。
小宮山委員
勤労者サービスセンターの見直しは私も必要だと思いますが、そのほかには何かありますでしょうか。例えば今現在、無料塾が産業振興センターを以前は使えたものが、今は使えなくなっている。多分、青少年のための使い方ができなくなっている。そういった辺りも見直していただきたいと思いますし、あそこにあるホールというか体育館というか、あの辺りの使い方も、区民からあそこはうまく使えないというふうに苦情が出たりしている。そういったところも含めて見直していただきたいですし、ほかに勤労者サービスセンター以外のどんな機能が新たに見直されるのか、分かったら教えてください。
松丸区民部産業振興課長
今年度、産業振興方針を策定させていただいているところでございまして、その中でも、コーディネーターを中心とした支援体制というところを現在考えております。令和7年度以降に実施目標を立てておりまして、こういった産業振興機能の充実というところを一体的に図ってまいりたいというふうに考えておるところでございます。
小宮山委員
これは今の事業者の話で、2022年の話なんですけども、あそこで産業振興のための講座が年間60講座ぐらい開催されていると思うんです。あの講座のどこまで区民にとって本当に必要とされているのか、どれだけの参加者がいるかというのがちょっと分からないんですが、年間60講座のうちの3分の1以上の20講座以上が健康増進という名前で、ヨガとかストレッチをやっていたんですね。産業振興のために、ヨガとかストレッチを年間の3分の1以上産業振興の講座でやるというのは、目的と合致しているのかなというのがとても私は気になっていまして。ヨガとかストレッチをやるんだったら、体育館とかみなみらいずとか、ほかにやるべきところはあるわけで。そういった事業者に対する注文もきちんとつけて、新たな指定管理者を選んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
松丸区民部産業振興課長
指定管理事業者の委託事業の中に、指定事業と自主事業という形でそれぞれ委託内容を盛り込んでいるところでございます。委員御案内のとおり、現在実施している事業というのは様々ございますけれども、一定の傾向があるというところでございますので、今後実施する中では、指定管理事業者と共に検討してまいりたいというふうに考えております。
甲田委員
新規事業の信用保証料補助と人材確保総合支援事業、この二つについて御説明をお願いできますか。
松丸区民部産業振興課長
令和6年度に新規事業として計上させていただいております信用保証料補助につきまして、まず御説明させていただきます。こちらは創業者への信用保証料補助事業ということでございまして、創業支援資金を利用する際に、信用保証協会に信用保証料を納付する必要がございますけれども、優れた事業計画を有する創業を後押しするということと、区内における創業機運の醸成を図ることを目的に実施をするというものでございます。
また、人材確保総合支援事業でございますが、こちらは採用・定着・育成の三つの角度から支援をしていくというものでございまして、例えば採用支援というところでございますと、インターンシップを受け入れる場合の企業の助成金を交付するということですとか、定着というところになりますと、子育て応援ということで、子育て中の従業員の負担軽減だとか、離職防止等を目的としたもの。それから、育成というところでございますと、資格取得だとかリスキリングの支援だとかというところを今予定しているところでございます。
甲田委員
この二つって、今まで詳しい御説明というのは、特に考え方とか報告ってないですよね。
松丸区民部産業振興課長
こちらは、産業振興方針の中でお示しさせていただいているところでございますので、今回、具体的なところにつきましては、今後検討してまいりたいというところでございます。
甲田委員
具体的にはまた御報告いただけるのかなと思うんですけれども、この信用保証料のほうは大体どのぐらい補助が出て、何件くらいを見込んでいるのか教えてください。
松丸区民部産業振興課長
信用保証料補助の想定でございますけれども、申込み予想件数を47件というふうに見込んでおりまして、借入金額につきましては、840万円を想定したもので計上しているということでございます。
甲田委員
あと、人材確保のほうですけれども、こういった事業をほかに行っている自治体とかはありますでしょうか。
松丸区民部産業振興課長
今回予定しております採用・定着・育成と三つの角度がございまして、それぞれ行っている自治体が異なっております。例えば採用支援ということで、インターンシップを活用している自治体でございますけども、品川区のほうで実施している事例がございます。また、定着支援というところでございますと、様々区で実施しておりまして、墨田区、品川区、北区、足立区、江戸川区等で実施しているというところでございます。また、育成のところでございますけれども、文京区ですとか世田谷区ですとか、様々実施しているところでございます。
甲田委員
これ、本当に人材確保という問題は様々なところで大変だということをお聞きしていますので、ぜひ、しっかりとした後押しになるようにしていただきたいと思うんですけれども、特定財源って入っているんでしたでしょうか。
松丸区民部産業振興課長
こちら、特定財源は現在のところ活用できるものがございませんので、今後、こういった制度に対応した制度がございましたら、的確に対応していきたいというふうに思っております。
甲田委員
国も東京都も同じような問題を抱えていると思うので、後押ししてもらいたいなと思うんですけども、使えるようなものがあったら積極的に使いながら、またよりよいものにしていただきたいと思います。よろしくお願いします。
細野委員
1点、金額をちょっと確認させてください。先ほど、石坂委員との質疑の中で出てきたビジネスフェア出展補助なんですけれども、たしか今年度は、令和5年度は、その項目で300万円かな、入っていたかと思うんですけれども、令和6年度には項目としては出てこなくて、どこに入っているのかと、来年度の金額をちょっと確認させてください。
松丸区民部産業振興課長
ビジネスフェア出展補助でございますけれども、経営力強化支援補助金(拡充)というふうにございまして、この中に含まれております。この中には、ビジネスフェア出展補助のほか、多様性への対応支援ですとか、創業期の支援、それから、IT・DXアドバイザー支援という形で、今、幅広く経営力強化を進めてまいりたいと考えております。
細野委員
その中で、ビジネスフェア出展の補助金は令和6年度はお幾らでしょうか。
松丸区民部産業振興課長
ビジネスフェアのみで幾らということで計上しておらず、この四つの支援、制度を活用した場合に1,200万円という形で予算取りさせていただいております。この事業メニューを事業者のほうで自由に活用できるように考えておりまして、少し汎用性を持たせたような予算取りということで考えております。
石坂委員
歳入のほうで聞こうと思ったんですが、今、ちょうど経営力強化支援補助金の中に多様性への対応支援なんかも入っているということだったので、こちらのほうで聞いてしまおうと思うんですけども、こちらについて内容を少し詳しく教えていただけますでしょうか。
松丸区民部産業振興課長
多様性への対応支援ということでございますが、外国人の方ですとか障害のある方など様々な利用者への対応を目的といたしまして、多言語化対応、それから、食の多様化対応、店舗等の環境整備、キャッシュレス決済機器購入経費等の補助を予定しておるところでございます。
石坂委員
こちらは対応できる職場を増やすということであると思うんですけども、これ、実際に対応して、それに伴って実際に外国人であるとか障害者であるとか、多様な人を採用しているかどうかというところは見ないものなんでしょうか。
松丸区民部産業振興課長
こちら、申請内容によって審査をするということでございまして、実際、実地調査までは予定していないところでございます。
石坂委員
そうしますと、対応した設備を造るからということで申請はあったけども、その結果どうなったか、実地調査もしないけど、特にヒアリングとかもしないものという理解でいいんでしょうか。
松丸区民部産業振興課長
実績報告の段階で、実際に実施したかどうかというところを確認させていただきたいというふうに考えております。
石坂委員
その実績報告を踏まえてという形になると思うんですけど、やはりいい取組として広まっていっていただきたいなと思うところがある中で、そうしたいい取組をしているところについて、ほかの事業者のほうにこんな例がありますよとかというのを、あるいは区民に対して知ってもらうとかということなんかも展開していくべきと考えますが、そこはいかがお考えでしょうか。
松丸区民部産業振興課長
今後この制度を実施していく中で、どういった取組があるのかというところも勘案しながら、制度を周知してまいりたいというふうに考えております。
主査
他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、進行いたします。
次に、172ページ、事務事業4、商業、こちらについて質疑はございますか。
小宮山委員
にぎわいフェスタについて伺います。にぎわいフェスタというのは区民のボランティアが多く参加しているお祭りで、今年なんかは雨風の中、テントを畳んだり張ったりするのに区民が非常に苦労してやっていました。その一方で、所管は違いますが、東北絆まつりというお祭りがありまして、そちらは田中区長が始めたんですけども、初年度は550万円、そして、区長が辞める最終年度には1,500万ぐらい。そして、今年度は2,000万円。そして、来年度の予算は、見ますと2,500万円に膨れているんですね。その間、にぎわいフェスタというのは全く予算が、もしかしたら酒井区長になったときにちょっと上がったかもしれませんけども、ここのところずっと200万円で、予算が全然増えていかない。あっちを減らすか、こっちを増やすか、どっちかしていかないと、バランスが全然取れない。おかしいと思うんですよ。だから、あっちを減らすか、こっちを増やすかしてほしいんですけども、あっちのことはこの委員会では言えませんので。にぎわいフェスタの予算をもっと増やしていくべきじゃないでしょうか。
松丸区民部産業振興課長
にぎわいフェスタの補助ということでございますけれども、こちらは実行委員会形式で実施しておりまして、予算の範囲内で補助しているものでございます。近年の実績値を鑑みますと、おおむね200万円以内に収まっていることから、令和6年度も200万円ということで予算措置をさせていただいたところでございます。
小宮山委員
何で200万円以内に収まっているかというと、たくさんのボランティア――たくさんじゃないですね。少しのボランティアが頑張って頑張って、一生懸命雨の中、濡れながら仕事をしているからこそ200万円で収まっているわけですよ。こっちも実行委員会形式だけど、あっちだって実行委員会形式のはずなんです。しかもさらに、東北絆まつりには区の職員が1日100人ぐらい、2日で200人ぐらい駆り出されているんです。一方、にぎわいフェスタは、区の職員も少しは関わってくれている方がいらっしゃいますけども、そんなに、例えば机を運んだり、椅子を運んだり、テントを張ったりしてくれるわけじゃないと思うんですよ。なので、何を言いたいかというと、もうちょっとにぎわいフェスタを応援してやってくれないでしょうか。
高村区民部シティプロモーション担当課長事務取扱
昨年度、都市観光の推進方針をつくりまして、その中で、中野区観光協会との連携協定をそれに基づいて締結したところです。それに基づいて、今、にぎわいフェスタもそうですけれども、ほかのイベントも、例えばこういった形で補助金が取れますよとか、ほかのイベントとマッチングがこういうふうにできますよとか、それから、事業者さんからのいわゆる寄附をこういう形で募りますよとかという後方支援はしているところです。そういったところからまずは支援をしていきたいというふうに考えてございます。
小宮山委員
区の職員が東北絆まつりに100人とか200人とか、1日100人で、2日で計200人。そうやってお祭りのイベントを盛り上げていくことが区の職員の仕事だとしたらですよ、例えば川島商店街の夜店市に二、三人でいいから来てもらったっていいし、あるいは鷺宮の盆踊りに二、三人でいいから来てもらって、机を運んだり、椅子を運んだり、テントを張ったりしてほしいと思うんです。そういう支援もぜひしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
高村区民部シティプロモーション担当課長事務取扱
産業振興という側面ももちろんあるんですけども、にぎわい創出だったり、そういう活動自体が区の資源でPRになると思いますので、シティプロモーションの観点からまずは支援をしていきたいというふうに考えてございます。
甲田委員
全体として5,600万円ぐらい減っている、この理由を教えてください。
松丸区民部産業振興課長
商業支援の5,654万円の減の理由でございますけれども、こちらは、令和5年度につきましては商店街街路灯撤去事業がございまして、こちらが4,600万円余ほどございました。また、商店街のキャッシュレス化に係るデジタル地域通貨への支援ですとか、データ活用の産学官連携事業といったところが移行したというところがございまして、こちらの減につながったというところでございます。
酒井委員
商店街連合会・振興組合連合会支援費等、令和5年度は979万円、来年度は679万円になっているんですけれども、この差額と、この「等」も含めた中身を教えてください。
松丸区民部産業振興課長
こちら、商店街連合事業補助でございますけれども、商店街の実態調査ですとか、商品券普及促進、それから、各商店街に対する助言・アドバイスをしている事業ですとか、ホームページの改修ですとか、商店街関係の様々環境改善につながるものというところでございまして、300万円につきましては、今回、令和6年度はコーディネーター育成に係る委託ということで、産業のほうに付け替えているというところでございます。
酒井委員
商店街の実態調査であったり助言であったり、これは商店街連合会のほうにそういった事業をお願いしているようなイメージなんですか。各商店街にそういった指導をしたりだとか、実態調査を行う。
松丸区民部産業振興課長
商店街活性化のためですとか、商店街の組織力、経営力の強化というところでございますので、委員御案内のとおりということでございます。
酒井委員
それで、それは委託のようなイメージなんですかね。ちょっと分からないんですけれども。結果として、決算とかではこれ、どういうふうに出てくるんですか。要するに、どういうふうなことを中野区商店街連合会が行って、補助金を出して、結果どういうふうになって、差額も出たりするのかだとか、そこをちょっと教えてください。
松丸区民部産業振興課長
こちら、商店街連合会のほうで企画した研修だとかも含まれておりまして、実際に実施した内容に基づいて実績報告を受けておりますので、そういったことが決算の数値に表れてくるというところでございます。
酒井委員
では、令和5年度では979万円ついているんですけれども、現状、まだ年度は終わっていませんけれども、どれくらいの執行になるのか分かりますか。
松丸区民部産業振興課長
現在、まだ年度内ということでございまして、商店街連合会のほうで実施している事業がまだ継続しているというところでございますので、現時点で数字等を把握していないところでございます。
主査
他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、進行いたします。
続いて、173ページ、事務事業5、地域経済活性化、こちらについて質疑はございますか。
武井委員
デジタル地域通貨事業委託等の金額の内訳、分かったら教えてください。
松丸区民部産業振興課長
デジタル地域通貨事業の内訳でございます。まず、4億5,000万円がプレミアム原資ということで予定しておりまして、30%のポイント還元事業と、それから、ダウンロードキャンペーンということで現在予定しておるところでございます。それ以外の部分が構築経費というところだったりとかしておりますけれども、プラットフォームの構築ですとか、チャージ手数料、それから広報費、換金手数料といった様々の事務経費というところでございます。
武井委員
これ、4億5,000万円、プレミアムでかかってくると思いますが、さらにそれはずっと翌年度も継続していくような見込みで。まだ始まる前なんですけど、他区の話を聞いているとそういったことがあるので、どういったお考えなのか教えてください。
松丸区民部産業振興課長
デジタル地域通貨事業につきましては、ステップを3段階に分けて実施するということで以前御報告させていただいたところでございます。導入期のステップ1につきましては、広く利用者の普及促進、それから、利用加盟店の開拓というところが目的としてございます。こういった目的に沿って判断をしていくというところでございますけれども、どのようなキャンペーンが効果的なのかといったところも見極めながら、令和7年度以降を検討してまいりたいというふうに考えております。
武井委員
今回、4億円のプレミアム、最初の30%をやると説明がありましたけども、来年以降、再来年とか、期間的にはいつまでやるのか想定しているのかを聞きたかったんですけども。ごめんなさい。重複しちゃうんだったら大丈夫です。
松丸区民部産業振興課長
プレミアムの実施期間ということでよろしいですか。(「そうです。最初のプレミアムの実施期間」と呼ぶ者あり)4億5,000万円のプレミアム事業の実施につきましては、令和5年11月から令和6年2月末までを予定しておるところでございます。――失礼いたしました。令和6年11月から令和7年の2月末までということでございます。
酒井委員
このプレミアム、4億5,000万円って結構なものだと思うんですね。他方、こういった事業を始めるときは、このようなプレミアムをつけて利用者を増やしていくということが重要だと思うんですけれども、これをいつまでやっていくんだろう。このプレミアムというのは何年ぐらいでおよそ検討していますとか、たしかあったと思うんですよ。まず、そこを確認させてください。
松丸区民部産業振興課長
プレミアムの実施時期につきましては、明確に何年間やるということでは今のところ検討はしていないところではあるんですけども、ステップ1につきましては、令和6年度から令和8年度にかけてを予定しておりまして、その後、ステップ2、ステップ3という形で続くというところでございます。
酒井委員
ということは、令和6年度、令和7年度、令和8年度のおおむね3年間程度はそういった還元、プレミアムを行っていく、そういうふうなイメージでいいんですか。そうじゃないんですか。
松丸区民部産業振興課長
繰り返しになって恐縮でございますけれども、利用者の状況、それから、利用可能店舗の状況、それから、財政状況等を鑑みながら実施を考えていきたいというふうに考えております。
酒井委員
そうはいっても、まずはステップ1のところで3年間程度を目安にして、しっかりとそこから見極めていく、そういう理解でよろしいですか。
松丸区民部産業振興課長
委員御案内のとおりでございます。
酒井委員
こちら、せんだって、正副委員長のお計らいで、渋谷区のハチペイも視察に行ってまいりました。やっぱりそこのプレミアム分がどんどん高くなっているようなイメージであったりだとか、そのプレミアム分を、要するに、ずっとやっていくような感じのことも、渋谷区さんではいつこのプレミアム分を少なくしていこうかというところがあまりなかったような感じもして。始めちゃうと、なかなか難しいところもあったりだとかで、今回の予算特別委員会でも、経常経費がやっぱり増していくんじゃないかというふうなことがありました。
今までもこういったプレミアム商品券なんかは、もともとは国庫だとか都の補助金があって、それでやっているんですよね。それで、途中から新型コロナなんかがあって、やっぱり物価高騰もあって支援しなければならないというので、一般財源に切り替えてやっているんですけど、もともとは当区としては、やっぱりそういったものは国だ都の補助金があって、そこでやるんだという考えの下やってきたのが、ちょっとずつ僕は緩くなってきているのかなと思うんです。
ですから、このプレミアムのところというのはどういうふうにやっていくのか、重々考えていただきたいのを、ちょっとお尋ねしたいのが、東京都で動きがあるでしょう。今回の一般質問、それから、予算特別委員会でも質問があったと思うんですけれども、僕個人としては、中野区で地域通貨ができるとうれしいな、そういうふうに思っています、中野区で経済が回れば。ただ、他方、東京都のところで、何と言えばいいんでしょう。そっちに乗れるんだったらば、場合によっては乗っかっちゃって、ちょっと乱暴な言い方ですけれども、これをやめると言えばいいのか分からないんですけど、そういう判断とかもできるんですか。今の東京都の方向性だとか、そちらのほうで乗っかっていくというのもあるんですか。すると、うちの経費も少なくなるじゃないですか。ちょっとその辺を教えてください。
松丸区民部産業振興課長
(仮称)Tokyo Tokyo Pointにつきましては、東京都の予算説明等を拝見させていただきまして把握しているところでございまして、東京都のほうにも実際照会をかけさせていただいているところでございます。一方で、東京都のほうでも、まだ現状どういったものになるのかといったところが開示できないというところでございまして、今後、東京都の動きを、動向を見極めながら進めていくということになろうかと思います。ただ、一方で、委員御案内のように、構築経費だとかが重複してしまって、無駄になるのではないかという心配もございますので、そういったところは丁寧に確認しながら進めてまいりたいというふうに考えております。
酒井委員
東京都に乗っかったほうがいい場合は、当区としてこの事業を見直すということもあるんですか。
松丸区民部産業振興課長
東京都の事業目的と中野区の事業目的と、それぞれあろうかというふうに考えております。中野区が今回デジタル地域通貨事業を行うという目的もございますので、そういったところを鑑みながら、将来的に合流できるということであれば、そちらのほうに乗り換えるということも検討の余地の一つかなというふうに考えております。
酒井委員
その辺、しっかり東京都の情報を取って、うちのやり方がどういうふうにできるのか、もしくは一緒にやったほうがいいんだったらば、そういう判断もあろうかなと思いますので。
その下段のデータを活用した産学官連携事業委託、これの詳細を教えてください。
松丸区民部産業振興課長
データを活用した産学官連携事業でございますけれども、来街者・区民の位置情報データを基に、区の経済施策、シティプロモーション施策の分析・検証や、学術機関と中野区とで連携して産業振興、にぎわい創出に向けた共同研究を行うというところを予定しております。
酒井委員
これは、今年度はデータ活用による商業振興等の推進で744万円ついているんです。こちらと同じようなもののイメージですか。
松丸区民部産業振興課長
令和5年度につきましては、商店街振興に資するということで、中野区商店街連合会が主体となって実施しているところではございますが、令和6年度のデータ連携した産学官連携事業につきましては、区と産学官の連携の強化をするというところでございます。その前段階の試行というところで、令和5年度は位置付けられているというところでございます。
酒井委員
こういったデータを活用して、商業振興であったりだとか、産学官連携というのをデータを取って、今後どこにどういうふうに生かされる予定で、どのような形で我々はその成果物を見ることができますか。
松丸区民部産業振興課長
研究成果につきましては、学術機関と中野区とで共催して報告会を実施することを予定しておりまして、スケジュールにつきましては、令和6年度の後半になろうかというふうに考えておるところでございますが、学術機関等の状況もございますので、今後調整を図ってまいりたいというふうに考えております。
酒井委員
こういうのはもう相手方は決まっているんですか。ちょっとやっぱり特殊性もあるのかなと思うんですけど、どのように考えておりますか。
松丸区民部産業振興課長
具体的な事業の実施に当たりましては、また別途御報告をさせていただきたいというふうに考えておるところでございますが、現在検討しているのは、中野区内の大学、研究機関ということで考えておるところでございます。
主査
他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、一旦休憩いたします。
(午後4時54分)
主査
分科会を再開いたします。
(午後4時55分)
質疑の途中ですが、間もなく5時になりますので、明日の審査については、174ページから次回質疑を行うことに御異議はございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
主査
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
以上で本日予定していた日程は終了いたしますが、委員、理事者から御発言はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
次回の区民分科会は、明日3月1日(金曜日)午後1時から当委員会室において開会することを口頭をもって通告いたします。
以上で本日の区民分科会を散会いたします。
(午後4時56分)