令和6年08月29日中野区議会子ども文教委員会の会議録 中野区議会子ども文教委員会〔令和6年8月29日〕
子ども文教委員会会議記録
○開会日 令和6年8月29日
○場所 中野区議会第5委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後7時05分
○出席委員(8名) 斉藤 ゆり委員長 山内 あきひろ副委員長 河合 りな委員 立石 りお委員 大内 しんご委員 久保 りか委員 むとう 有子委員 羽鳥 だいすけ委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員 教育長 田代 雅規 子ども教育部長、教育委員会事務局次長 石崎 公一 子ども家庭支援担当部長、子ども・若者支援センター所長、教育委員会事務局参事(子ども家庭支援担当) 森 克久 子ども教育部参事(子ども・若者支援センター児童福祉課長事務取扱、児童相談所長事務取扱、児童相談所児童福祉課長事務取扱) 古川 康司 子ども教育部子ども・教育政策課長、教育委員会事務局子ども・教育政策課長、教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長 渡邊 健治 子ども教育部子ども政策担当課長、教育委員会事務局子ども政策担当課長 青木 大 子ども教育部保育園・幼稚園課長、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長 藤嶋 正彦 子ども教育部保育施設利用調整担当課長、子ども教育部幼児施設整備担当課長 高津 麻子 子ども教育部子ども教育施設課長、教育委員会事務局子ども教育施設課長 藤永 益次 子ども教育部子育て支援課長 分藤 憲 子ども教育部育成活動推進課長 鈴木 康平 子ども・若者支援センター子ども・若者相談課長 菅野 多身子 児童相談所副所長 神谷 万美 児童相談所一時保護所長 関田 勇介 教育委員会事務局指導室長 井元 章二 教育委員会事務局学務課長 佐藤 貴之
○事務局職員 書記 若見 元彦 書記 志賀 優一
○委員長署名 審査日程 ○議題 学校教育の充実について 学校と地域の連携について 知的資産について 子どもの育成及び若者支援について ○所管事項の報告 1 常設プレーパーク設置に向けた試行事業の実施内容について(子ども政策担当) 2 乳幼児機能強化型児童館の運営事業者の募集について(子ども政策担当、育成活動推進課) 3 若宮児童館における中高生機能強化型児童館の整備に向けた検討状況について(子ども政策担当、育成活動推進課) 4 令和6年度中野区こども誰でも通園制度の試行的実施(追加募集)について(幼児施設整備担当) 5 病児・病後児保育事業拡充の考え方について(子育て支援課) 6 ベビーシッター利用支援事業(一時預かり利用支援)の対象者拡充について(子育て支援課) 7 子どもの体験事業の試行について(子育て支援課) 8 中野区母子生活支援施設指定管理者の募集について(子育て支援課) 9 (仮称)キッズ・プラザ南台の開設に伴う事業者の募集について(育成活動推進課) 10 施設予約システム再構築に向けた進捗状況について(育成活動推進課) 11 学童クラブ利用要件及び審査指数の見直しについて(育成活動推進課) 12 中野区不登校対策アドバイザーの設置について(指導室) 13 令和7年度使用区立中学校教科用図書の採択結果について(指導室) 14 その他 (1)平和の森小学校の新校舎整備について(子ども教育施設課) (2)2025年中野区二十歳のつどいの実施について(育成活動推進課) ○地方都市行政視察について ○その他
委員長 定足数に達しましたので、子ども文教委員会を開会します。
(午後1時00分)
本日の審査日程ですが、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 御異議ありませんので、そのように進めます。 なお、審査は5時を目途に進め、3時頃に休憩を取りたいと思いますので、御協力をお願いします。 それでは、議事に入ります。 学校教育の充実について、学校と地域の連携について、知的資産について、子どもの育成及び若者支援についてを議題に供します。 所管事項の報告を受けます。 1番、常設プレーパーク設置に向けた試行事業の実施内容についての報告を求めます。 青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長 それでは、常設プレーパーク設置に向けた試行事業の実施内容につきまして、資料に沿って御報告させていただきます。(資料2) 区は、常設プレーパークの設置に向けて試行的なプレーパーク事業を実施し、子ども、保護者、地域の意見、利用実績等を踏まえ、工事や運営内容等を決定することとしています。試行事業の実施内容につきまして御説明いたします。 1番、区民・公園利用者等への周知でございます。 まず、(1)オープンハウス形式でございますが、試行事業の日程、実施内容などの説明、常設プレーパークに関する区民からの意見を聞くため、7月15日及び17日にオープンハウス形式の説明会を実施いたしました。参加者は延べ125名。常設プレーパークの設置を予定している江古田の森公園内の学習室にて実施いたしました。参加者の主な意見としましては、丸の一つ目「常設プレーパークに期待している。魅力があり、中野区の財産になり得る」といった意見のほか、丸の五つ目「北側の里山の樹林はあまり活用されていない。プレーパークなら斜面を活用した遊びができて面白いと思う」、丸の六つ目「9月、10月の試行における利用者等の意見を聞きながら、11月の試行内容を考えてほしい」といった意見がございました。 次に、(2)Webアンケートでございます。常設プレーパークに関する区民の意見を広く聞き、設置に向けた参考とするため、7月2日から9月30日までの期間におきましてアンケート調査を実施しております。現時点での回答数は122件でございます。主な意見としましては、丸の三つ目「乳幼児が安全に過ごせるエリアがあると安心して利用できる」といった意見がございました。 続きまして、2ページ目の2番、試行事業の実施内容でございます。 (1)運営事業者ですが、NPO法人PLAYTANK。 (2)実施日程等でございますが、9月6日から11日までが草っぱら広場、10月15日から20日までが里山の樹林で実施いたしまして、11月1日から6日、19日から24日までは、9月、10月の試行事業の利用者等の意見を聞きながら、実施ゾーンを検討してまいりたいと考えております。 (3)実施内容の①遊び場の提供でございますが、泥遊び、たき火、水や落ち葉を使った季節ごとの遊び、秘密基地づくり等のふだん公園でできない活動ができる場を提供いたします。 ②乳幼児親子向け及び多世代交流事業の実施でございますが、乳幼児向けのスペースを用意しまして、乳幼児親子への支援、ランチ会等を通じて親子同士の交流を促進いたします。また、地域の団体や住民の協力を得まして、多世代の交流ができる場を提供いたします。 ③子どもや保護者など利用者からの意見聴取でございますが、試行事業の中で、現地で直接意見を聞いたり、利用者や地域住民等による会議を開催することで多様な意見を聞きまして、今後の工事、運営内容等に反映いたします。 (4)その他でございますが、試行実施に当たりまして、通常の公園維持管理の範囲内で樹木管理を適正に行い、利用者の安全性を確保してまいります。また、子どもの自由で幅広い遊びを実現するため、試行実施ゾーンの状況に応じた盛土及び除草などを実施いたします。 3番、常設プレーパーク設置に向けた検討でございますが、試行事業を実施する中で、常設プレーパークのコンセプト、愛称、整備内容、運営内容等について利用者の意見を聞きながら決定いたします。前半(9月、10月)の試行事業において、事業全体についての意見を聞き取りまして、ラフ図面、運営内容の案を作成いたします。後半(11月)の試行事業において、ラフ図面や運営内容(案)を示しながら、より具体的なプレーパーク内の配置や実施イベントの内容についての意見を聞き取り、設計と運営内容を決定いたします。 最後に、4番、今後のスケジュールでございます。9月から11月にかけて試行事業を実施いたしまして、令和7年1月に常設プレーパークの設置工事・運営内容を決定いたします。その後、区民・公園利用者等への周知を行ってまいります。令和7年度につきましては、設置工事、常設プレーパークの開設というスケジュールを想定してございます。 御説明については以上でございます。 委員長 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。 河合委員 報告ありがとうございました。まず、頭から確認していきます。様々オープンハウス、Webアンケート等で御意見が集まってきたかと思います。やはり関心のある方からの当然意見が多くなるので、賛成の意見も多いのかなと思うところですが、やはり周辺地域にお住まいの方へ一定配慮していく必要があるということをすごく考えているんですけれども、そういうような周辺地域の方からの御意見というのがあったのか、もし今回なかったとしても、これまでどういう意見があったのか、そこをお聞かせください。 青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長 今回のオープンハウス形式の説明会につきましては125名の方に御参加いただいたところでございまして、当然このプレーパークに関心があったり利用したいという乳幼児や子ども連れの保護者のみではなくて、ふだんどおり公園を利用している方とか、あとは周辺の施設についても直接説明に伺って、今回の内容について周知を図ったというところでございます。 河合委員 御説明に対して、何か御意見があったかを聞かせください。 青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長 公園をふだん使っているような高齢者の方などからも意見を聞くことができまして、ボランティア的に関わったりとか、そういったことを希望する方も数名いらっしゃいました。また、近隣の施設、具体的にいいますと保育園であったり、すこやか福祉センター、こういったところへ説明のほうにお伺いさせていただいたところ、保育園であれば、保育園の中で、プレーパークがもし常設できた場合に利用したいというような意見というのもございました。 河合委員 今の御説明だと、周辺地域からは騒音等の今のところの懸念はないのかなというところなんですけど、そこは大丈夫そうですか。 青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長 今回のオープンハウス形式の説明会やWebアンケートを通して、このプレーパークの趣旨に賛同する意見が多数でございまして、明確に反対するような意見というのはございませんでした。 河合委員 ありがとうございます。でも、声を上げられない人というのも中にはいらっしゃるかもしれないので、そこは引き続き丁寧に周りの地域の理解を得ながら進めていただきたいなと思っております。 今回、事業者が決まったということかと思います。この事業者の選定理由は、もしかしたらこの実施内容と書いてあるのが先方さんからの御提案だったりするのかもしれないんですけど、一応選定理由を教えてください。 青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長 今回の事業者募集につきましては、プロポーザル方式で実施をしまして、価格のみではなく、提案内容、あとは事業実績、こういったところも踏まえて総合的に選定をしたという形を取らせていただきました。こちらの2ページ目の実施内容に記載させていただいております「遊びの提供」であったり「乳幼児親子向け及び多世代交流事業の実施」というところに記載をされている具体的な内容につきましては、事業者からの提案も踏まえまして調整した内容となってございます。 河合委員 乳幼児親子向け及び多世代交流事業というのは、実施日の中で毎日やっていくのか、この実施内容というのは全てを毎日やるのか、それとも実施ゾーン1、2が分かれているので、そのときのタイミングと場所で変わるのかなど、その内容の詳細をもうちょっと教えてください。 青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長 こちらに記載している内容につきましては、今回の4回の試行の中で実施を考えている内容を大まかに記載しているところでございまして、中身によりましては時間内にずっとやっているものもあれば、昼食持参によるランチ会というのはお昼の時間帯に限定したものになるかと思いますので、そういったところで、内容によって通してやるものとちょっとイベント的にやるものというのはそれぞれあるかなというふうに考えてございます。 河合委員 こういう事業を目的に集まる方もいらっしゃると思うので、いつどういう形で何をしているかというのを、もしかしたら事前にお知らせできたほうがよいかもしれないと思うんですけど、それは何か実施する予定がありますか。 青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長 この試行事業の周知につきましては、区のホームページであったり、SNS、あと事業者のほうで、今回の試行用にSNSの開設等も予定しているというふうに聞いてございますので、そういったところで具体的な内容の周知のほうは図っていきたいというふうに考えてございます。 河合委員 ありがとうございます。事業者さんが、そうやってSNSとかで今日はこういうことをやりますよという御案内をしていくというのは非常にいいことかなと思いますので、情報の発信の仕方も楽しみにしております。 PLAYTANKさんに決まったということですけど、ほかに、具体的に名前じゃなくてもいいので、どのような事業者から応募があったかなどがもしあったら教えてください。 青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長 今回のプロポーザル方式での募集につきましては1者からの応募でございまして、このPLAYTANKのみの応募という結果となってございます。 河合委員 たしかこの試行実施の後の常設は常設で、またもう一回プロポーザルをかけるというような話だったような気がしているんですけど、せっかくなので、やっぱりいろんなところに参加していただけるように、そこは引き続きお声かけをしていただきたいなと思っているんですけど、それに関してはいかがですか。 青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長 委員御指摘のとおり、常設の事業者につきましては、また改めて仕様等を固めた後に、プロポーザル方式で事業者選定をしていくということを区としても考えてございます。当然、その公募に当たりましては、広く様々な事業者が参画できるように、我々も広く周知のほうをしていきたいというふうに考えてございます。 河合委員 ありがとうございます。事業内容のほうにプレーパーク会議というのが出てきました。これというのは、今からもしかしたら細かい詳細を決めるのかもしれないんですけど、もし何か今時点でこれをどういう形でやるんだというのが決まっているようであれば、教えてください。 青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長 こちらのプレーパーク会議につきましては事業者からの提案でございまして、試行の期間が終了した後に、区役所等の会議室で、プレーパークに参加した利用者などを集めて御意見を頂くということを想定しているものでございます。 河合委員 そういう中には、開催時間帯は日程によるかと思うんですけど、ぜひ当事者であるお子様であったり、中高生、参加された方で高学年の子がいたりしたら、そういう子どもたちにも来ていただけるような会であったらよりいいのではないかと思うんですけど、それに関していかがですか。 青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長 当然、当事者である子どもの意見を頂けるというのは我々にとってもありがたいことでございますので、そのような工夫のほうをしてまいりたいというふうに考えてございます。 河合委員 ありがとうございます。今回の試行実施に当たって、樹木管理の話もここに書いてありますが、実際に公園のほうも工事とかをするんだと思うんですけども、そこに関して、ちょっとこれは前も聞いたかもしれないんですけど、うちから全て持ち出しになるのか、何らかの補助金がもらえているのかだけ確認させてください。 青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長 今回の試行に当たって特に工事というのは予定してございませんでして、樹木の管理やそれに伴う盛土をするようなところを今年度の予算には計上しているものでございます。来年度以降、今年度の設計を踏まえまして設置工事をしていくというような流れになります。それに充当できる特定財源につきましては、東京都の都補助のほうが7月中旬ぐらいに採択の内示を受けましたので、そういったものを充当させながら事業のほうを進めてまいりたいというふうに考えてございます。 立石委員 まず、説明会で意見が、どのようなものが寄せられたかというところで、ふだんからこの公園を使っている利用者の方からどのような意見がありましたか。 青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長 今回のオープンハウスの中で、ふだん公園を使っているような方からも意見を頂くことができまして、内容としましては、子どものこういった自然を生かした遊び場ができることを歓迎するような意見というのも多くありました。また、こういったプレーパーク事業を実施するに当たりまして、何らかボランティア的に関わりたいというような声も多数いただいておるところでございます。 立石委員 ありがとうございます。それと、設置場所は2か所の候補があって、どちらかに決めるということで、その場所に関する意見ですね、どちらがふさわしい、希望する、そういった意見はありましたか。 青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長 今回は2か所で試行していくということで、場所も示して意見を聞いたところでございますが、北側の里山の樹林のほうが、ふだん公園の利用者からあまり活用されていないゾーンであるということ、また、広いゾーンであるということで、プレーパークとして魅力的な遊びができるのではないかというような御意見がございました。 立石委員 ありがとうございます。それと試行実施の内容で、計4回と。以前の報告ですと、2か所を各2回ずつ行うという報告だったと思うんですね。今回は、3回目、4回目に関しては意見を聞きながらということで、ちょっと方向というか内容が変わっているという状況です。まず、その理由についてお伺いします。 青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長 委員御指摘のとおり、今回は里山の樹林と草っぱら広場を9月、10月で1単位ずつ実施して、その後の3単位目、4単位目につきましては、前半のほうの試行の状況を踏まえながら場所等を特定していくというようなことで考えてございます。この理由につきましては、やはり里山の樹林のほうが、今回のオープンハウス形式の説明会の中でも北側での実施を希望するような声というのが多かった、また、試行プレーパークや常設のプレーパークについて思った以上に使いたいというような声が多かったというところもありまして、ゾーンとしては里山の樹林のほうが広いゾーンになりますので、今回は9月と10月の実施回の状況を踏まえながら、後半については、そういったことも総合的に勘案しながら、場所のほうをまた特定していきたいというふうに考えてございます。 立石委員 ありがとうございます。オープンハウスの際に、1番のほうが利用者の方からのニーズも高かったということと、区としてもその土地を活用することの必要性があって、ちょっと試行の回数を柔軟に変更するということですよね。ただ、結論ありきではなくて、利用者の意見を聞きながら決定するというふうにありますので、そこに関してはある程度、今このオープンハウスの意見も定性的に述べていただいているんですけど、定量的に大体どのような比率かというのが分からないので、そこについてはある程度可視化していただきたいと思うんですが、いかがですか。 青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長 草っぱら広場のほうも魅力的なゾーンではありますので、試行してみて、どういった賛同する声であったり、どのような課題があるかどうかというところもきちんと整理した上で、後半の試行実施に生かしていきたいというふうに考えてございます。 久保委員 すみません、私も今立石委員が聞かれていたところの後半のことなんですけれども、場所を特定しながら進めるということで、場合によっては、じゃあ1回、1単位ずつ行った上で、どちらかに特定をして進める、そこで2単位を進めるというようなときに、例えば施設の整備に関わってくることですとか、そういったところの御意見が出てきたときに、何か簡易なものでも行っていくとか、そんなことも考えていらっしゃるんですか。 青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長 今回の予算の中では、土を盛るような予算と、あとは環境整備としまして樹木剪定であったり除草する予算しか積算をしていないところでございますので、後半の11月の回に当たっても、盛土を改めてするというところの範囲での対応になるかというふうに考えてございます。ただ、里山の樹林というエリアもかなり広いので、仮に11月の回を里山の樹林のほうで2回やっていくということになった場合は、このゾーンの中でもう少し配置を変えながら試すこともできるのかなというふうには考えてございます。 久保委員 分かりました。そういう意味では、里山の樹林を対象とした場合というのは、1単位だけではなかなかこの魅力を全部ふんだんに使って活用していくというところは難しいところなのかなと思うと、1単位ずつで果たして試行的に最初にやる段階のものがどうなのかというところも検討しなければいけないのかなというふうに思います。 先ほど来、主な意見としては否定的なものが一つも御説明がないんですけれども、一つもなかったんですか。 青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長 プレーパークの趣旨に反対するような意見というのはございませんでした。ただ、進めるに当たりましては、当然公園を利用している方もいらっしゃいますので、そこと丁寧に対話をしながら進めてほしいというようなお声というのは頂いているところでございます。 久保委員 対話をしながら進めてほしいということは、それは単純にいろんな方に広く周知をしてくださいねというだけの意見だったんですね。だから、こういうことで懸念材料があるんじゃないかとか、こういうふうに周知をしっかりしていかないとほかの利用者の方に何か迷惑がかかるんじゃないかとか、そういう意見は一つもなかったということですね。 青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長 具体的にプレーパークとして常設の整備をしていく中で、細かなところをきちんと共有しながら進めてほしいというような御意見だったというふうに理解してございます。 久保委員 細かなところを共有する、その共有の在り方というところも具体的に検討していかないと、御意見を頂いたことに対して答えていないことになってしまうのではないかなと思いますので、そこはしっかりお願いをしたいなというふうに思います。 私も、里山の樹林のほうがきっと子どもたちにとって興味深いプレーパークになるだろうなというところは一定思っているところですが、やはり設置工事のことですとか、様々この維持管理のことを考えると大きな負担もあるのではないかなというところを思っています。都補助が7月に内示を受けたというところでしたけれども、これはどちらかが選択されることによって補助の内容が変わってくるようなことはあるのでしょうか。 青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長 今回、区のほうで採択を受けた東京都の補助事業、子供の遊び場等整備事業補助金というものでございますが、こちらについては、子どもが主役の遊び場と地域交流をつくり出す常設プレーパーク整備事業ということで採択を受けておりまして、特にその場所をどちらかでいないと補助がもらえないというものではございませんでして、子どもの意見をしっかり聞いて、それを整備であったり運営内容に反映するということを前提とした補助の採択というふうに認識してございます。 久保委員 特に里山の樹林のほうなのかもしれないんだけれども、やっぱりトイレの位置ですとか駐輪場ですとかを様々考えていくと、公園全体に関わる整備というか、そういうことも検討していかなければいけないのではないかなと思います。これは公園の担当のほうとも十分に協議をしてほしいということは再三申し上げてきたところですけれども、その辺りはどのようになっていますか。 青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長 委員からも再三御指摘いただいているとおり、公園課との連携というのが当然大前提になります。 そちらにつきましては、今連携協議をしながら進めているところでございまして、特に公園の工事の内容等も関わってくるということで、そこについては技術的な協力も得ながら進めているところでございます。 久保委員 技術的なというのは、それはプレーパーク自体に対しての技術的というところだと思うんですけれども、利用者が増えるとか今まで利用していなかったところを活用していくということによって、公園全体としてここは整備していかないといけないのではないのかというようなこともあるわけだと思うんですよ。当然それは公園のほうの予算になってくると思うので、それを同時進行でやっていかないと、来年開設をしていこうといったときには、なかなか安全管理ですとかを様々考えなければいけないと思うので、そこのところもきちっと調整がされているというふうに考えてよろしいですか。 青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長 具体的に申しますと、駐輪場であったり、あとは案内表示、こういったものが公園全体の中でも整備をしていく必要があると考えてございまして、そちらにつきましては都市基盤部とも情報共有をして、対応を今進めているところでございます。 羽鳥委員 今久保委員が質疑されたところで、意見の中でマイナスな意見もなかったのかというふうなやり取りとちょっと関連するんですけれども、今回の常設プレーパークの設置について私も非常に期待をするところであると同時に、一方で、公園をどう使うかというところでは、本当に多彩な使い方があると思うんですよね。一見すると何にも使われていない、あるいは使われていないかのように見えるというような空間、ただそこにあるということの空間の大事さというのも、公園には大きな役割があると思うんです。誰もいないように見えるという空間が落ち着けるという空間を生み出していくという、そういうことについても配慮をしていただきたいなと思います。 その点では、例えば里山の樹林の奥まったところに設置されるということなんですけども、先ほど御答弁の中で、何も活用されていないというふうに言っていたのが少し気になっていて、それもやっぱり大事なんですよね。一見無駄のように見える空間もやっぱり大事なんです。その点について認識はいかがでしょうか。 青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長 何も活用されていないと言っているのは意見の中であったということで、私の認識ではなくて、そういう意見があったということです。ふだんの公園利用については、当然都市基盤部の公園課のほうが利用実態については一番詳しいというところもありますので、どういったふだん公園利用がされているのかというところも都市基盤部のほうと共有して、逆に現状を教えてもらいながら、今回のほうのプランについては練ってきているというところでございます。 羽鳥委員 これは言い方に語弊があって、大変申し訳ないです。そういう点では、多分すごく期待の声が大きいと思うんです。プレーパークを定期的に事業としてやっていらっしゃるところにも多くのお子さんたちがいらっしゃっているというところから見ても、非常に期待が大きいと思うんです。そうであるからこそ、ふだん公園を利用している方々にとってはそれなりに大きな改変になるわけで、そうした人たちの思いもぜひとも丁寧に聞いていっていただきたいなと思います。 その中で、常設プレーパーク設置に向けた検討というところで、設計と運営内容についていろいろと実施しながら内容を詰めていくというようなやり方になるんですかね。今後のスケジュール、予定のところを見ると、試行事業を実施して、1月には決定というふうになっていて、試行事業をやった結果、どういう中身でやりたいですよというふうに例えば案を示すような、そういうスケジュールがちょっと見えないんですけれども、区としてはどういう予定で事業内容を決定していこうと考えていらっしゃるでしょうか。 青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長 こちらにつきましては、9月と10月の回の試行の中で様々御意見を頂いて、それを後半の11月の2単位のところにつきましては、簡易図面であったり運営の内容の案というのをおつくりしまして、それを見せながらもう少し具体的な意見を聞いていくと。それで、11月に試行が終わりますので、12月には試行の実施結果というのをまずは区としても取りまとめまして、区議会のほうにも情報提供した後に、具体的な内容を決めていきたいなというふうに考えてございます。 羽鳥委員 中身について区議会に情報提供いただけるということは非常にありがたいなと思うと同時に、実際に遊ぶ方たちにも、こういうことでやろうと思っているんだけれどもどうだろうかというのを聞くような取組をしていただいたほうがいいんじゃないのかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。 青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長 当然、区議会に報告するだけではなくて、広くホームページ等で公開をして、御意見を頂くような機会というのも設けていきたいというふうに考えてございます。 委員長 他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。 次に、2番、乳幼児機能強化型児童館の運営事業者の募集についての報告を求めます。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 それでは、乳幼児機能強化型児童館の運営事業者の募集について御報告させていただきます。(資料3) 区は、中野区児童館運営・整備推進計画に基づき、18館の児童館の機能を強化するため、令和7年度以降に三つの類型に移行して運営することとしております。移行に当たりましては、一部の児童館の運営を民間事業者に委託することで、事業者のノウハウを活用したサービスの向上を図り、子どもにとってより魅力のある居場所づくりを行っていくことを目指しております。 令和7年4月からは、乳幼児機能強化型となる朝日が丘児童館及び新井薬師児童館について、これまでの区職員による運営から民間事業者への委託による運営に変更することとしておりまして、以下のとおり運営事業者を募集するものでございます。 1、委託内容につきましては、区立児童館及び併設学童クラブの運営業務となっております。 2、委託する児童館及び併設学童クラブは朝日が丘児童館及び桃園学童クラブと新井薬師児童館及び新井学童クラブの2施設になります。 3番、事業者選定の方法ですが、企画提案公募型事業者選定の方法により、運営能力や信頼性及び参考見積価格等を総合的に評価することとしておりまして、効率的で質の高いサービスを提供できる運営事業者を選定いたします。 4番、運営委託に当たって強化する内容でございますが、乳幼児機能強化型児童館といたしまして、これまで児童館が果たしてきた機能・役割に加えて、特に乳幼児親子を対象とした事業の強化及び乳幼児を含む利用者の声を反映した運営を行ってまいります。 (1)乳幼児親子向け事業に関することといたしましては、子育て講座や乳幼児親子向けイベント、すこやか福祉センターと連携した事業、子育て相談の実施や関係機関との連携などを実施するほか、乳幼児と小学生以上が交流する場や乳幼児親子が子どもの権利について学ぶ機会を提供することとしております。 (2)児童館の開館日時の拡充につきましては、子どもと子育て家庭のニーズを踏まえて、開館日時を拡充した運営といたします。 裏面を御覧ください。現行では火曜日から土曜日までとなっている開館日を、令和7年4月以降は月曜日から日曜日までと開館日を拡充いたします。また、開館時間は、平日午前10時から午後6時まで、土曜日及び学校休業日は午前9時から午後5時までとなっているところを、通年で午前10時から午後7時までの開館時間といたします。 5番、今後のスケジュールでございますが、令和6年9月から運営事業者の公募を開始いたしまして、11月頃に運営事業者の決定。決定に伴いまして、それを地域に御説明させていただきます。令和7年2月から準備委託を開始いたしまして、4月から運営委託を開始するといった予定になっております。 御報告は以上です。 委員長 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。 久保委員 すみません、区職員による運営から民間事業者への委託というふうになるわけですけれども、令和7年度以降は区職員による運営をされている児童館というのが何館になるのか、また、どこの児童館になるのか教えてください。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 令和7年4月から委託を開始するのがこの2館のみになりますので、残りの16館はまだ直営のままといった形になります。 久保委員 ここには、乳幼児親子向け事業に関することと、児童館の開館日時の拡充ということで、そこのところがやはり民間事業者に求めるところなのかなというふうに考えているところです。これって、やはり区独自では行っていくことが難しいことなんでしょうか。要するに、残りの児童館が今後どうなっていくのかというところも含めて、どのようにお考えになられているのか教えてください。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 例えばすこやか福祉センターと連携した事業でありますとか子育ての相談といったようなところは、現在の直営の児童館でも行っているところではございますが、さらにその回数を増やしたりですとか内容を拡充したりといったところは、民間事業者のほうのノウハウも活用いたしまして、さらに充実をさせていきたいというふうに考えております。 久保委員 だから、それも含めて、開館時間の拡充も含めて、それは区の直営ではできないことですか。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 やはり開館日時の拡充といったところは、なかなか区の直営では難しいところもございますので、委託というふうな機会に合わせまして、開館日時の拡充といったところは考えているところでございます。 久保委員 ということは、委託をしない限り開館事業の拡充は難しいということになる、逆に言うと。そうすると、そういったことが進んでいきますと、ほとんどといいますか全ての児童館が、いずれは直営ではなくて民間の運営になるという、そういうふうなスケジュールですか。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 失礼いたしました。基幹型児童館につきましてはまだ直営のままですけれども、こちらのほうも今現在月曜日の開館ですとかそういったところは検討しているところですので、直営館につきましても拡充できるところは拡充をしていきたいというふうに考えております。 久保委員 拡充できるところは拡充する。要するに、だから、拡充をするということは、それは民間事業者によるものになるという考え方なのかどうかをお聞きしている。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 やはり、基幹型児童館につきましては中学校区に1館ずつ整備を行っていくものでして、こちらのほうは、その中学校区内の委託児童館であったり、子育て広場であったり、キッズ・プラザであったりといったところを総括的に見るといったような役割を担うというふうに予定しておりますので、基幹型児童館につきましては直営のままというふうな形で今現在は予定しております。 立石委員 乳幼児型児童館を民営化するということなので、それに伴って、例えば今まで行っていた団体利用と機材貸出しであったり日曜日の特例利用、これに関するルールはどうなるのか確認をさせてください。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 委託児童館になりまして日曜日開館というふうな形にもなりますので、今まで行っていた団体利用で特例利用であるとかそういったところは、児童館の運営そのものが日曜日も開館するといった形になりますので、そういったところは例えば基幹型のほうを御利用いただいたりといったような形になろうかというふうに考えております。 立石委員 そうしますと、民営化した場合は一部対応できなくなるという認識ですか。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 日曜日もやはり児童館として運営しておりますので、これまで日曜日に特例利用とかで利用していた場合には、やはり近隣の児童館に移っていただくとか、そういったようなことは必要になってくるかというふうに思っております。 立石委員 今の質問をした背景に、児童館は公園に併設されている、公園の敷地の中にあったりするものもあると思うんですよね。文園児童館がまさにそうなんですけれども、民営化することによって今まで行われていた地域行事に活用できなくなるんじゃないかというようなお声があって、例えば会館の中のトイレだけお借りするとか、今まで地域行事を行っていた拠点であったりする児童館が民営化することによって、今までのことができなくなってしまうかというようなお声があるんですが、それは運用の工夫の中で何とかできる範囲なのか、全くそれはできないのか、どういうふうにお考えですか。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 委託の仕様の中にも、地域の行事に対して協力を行っていくこと、連携をして地域行事を行っていくことといったような仕様の内容になっておりますので、今おっしゃったような地域のイベントであるとか、例えば新井薬師児童館も、地域説明に伺った際に、桜まつりのときの館の利用はどうなるのかといったようなお話もいただきましたが、これまでどおり御利用いただけると想定しておりますというふうにお答えをしております。 立石委員 今の御答弁を聞いてちょっと安心したんですけれども、これから新しく始めていくものというより、まずは今までやってきたものということをしっかりその事業者の方にも御理解いただいて、大体年間のスケジュールにも落とし込まれているものですから、柔軟に御対応いただけるようにお願いできればと思います。要望です。 委員長 要望ですね。 羽鳥委員 来年度委託をする児童館についてなんですけれども、児童館運営・整備推進計画では、朝日が丘児童館と新井薬師児童館のほかに鷺宮児童館も委託をするということが計画としては記されているんですけども、そのことについてはどうなったんでしょうか。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 児童館運営・整備推進計画においては、鷺宮児童館は令和7年度の途中からといったような委託のスケジュールになってございます。なので、現在のところこのタイミングではなくて、もう少し後のタイミングでというふうな形で考えているところでございます。 羽鳥委員 では、今回はこの2館について一括した事業者の募集だけれども、鷺宮児童館についてはまた別だから、年度が違うからここに書いていないとかじゃなくて、事業者として別だからここに書いていないということなんでしょうか。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 鷺宮児童館の委託についてのスケジュールなんですけれども、今現在検討中でございまして、それについては改めてまた募集等が決まりましたら、御報告させていただければというふうに考えております。 羽鳥委員 この二つの児童館とはどのような条件の違いというか、分けることになったのはどのような理由なのでしょうか。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 当初の予定から、やはり年度途中であるといったような予定でございましたので、この2館につきましては令和7年4月当初からといったような予定でしたので、まずはこの2館の募集を行いまして、鷺宮児童館につきましては別途調整をしていくというふうな予定でおります。 羽鳥委員 別に推進しろとかやめろとかそんなのじゃなくて、フラットに聞いているつもりなんですけど、あくまで時期が違うから書いていないということでいいんですよね。すみません、なんか繰り返しになっちゃって申し訳ないんですが。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 当初のスケジュールが違うといったところのみというふうな形になっておりますので、今現在先に募集を行うといったのはこの2館といった形になります。 羽鳥委員 分かりました。あと運営委託に当たって強化する内容についてなんですけども、児童館の開館日時が拡充されるということで、火曜日から土曜日までだったのが、月曜日から日曜日までになるという5日から7日への拡大とともに、開館時間が7時までになるということなんですけども、この乳幼児機能強化型児童館で夜7時まで開館をするということの意義というか、区としてはどのような必要性を持って7時までということにしているんでしょうか。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 乳幼児機能強化型児童館でも児童館であることには変わりませんので、0歳から18歳までを利用対象としているところでして、全ての年代の子どもであったり親子が使いやすい時間設定が必要だというふうに考えておりますし、乳幼児機能強化型におきましても、例えば保育園帰りにふらっと立ち寄ってといったような利用もあるというふうに想定しておりますので、7時までというふうな形で延長させていただくものでございます。 羽鳥委員 実際に6時から7時まで伸ばすことによって利用が見込まれる層というのは、どういった方たちが見込まれるんでしょうか。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 先ほども御説明したとおり、保育園帰りにふらっと立ち寄って少しお子さんと時間を過ごしたり、例えば職員とお話をしたり、他の親子さんと交流をしたりといったような利用があるというふうに想定をしております。あと中高生の利用も、やはり中高生は部活動等、授業等でお忙しいというふうなところで、時間があまりないといったところになりますので、少しでも時間を延長いたしまして、利用できる時間を増やしていきたいというふうに考えております。 羽鳥委員 分かりました。児童館ということで、0歳から18歳まで使える対象とした施設にということで、そういう中高生のことも考えて、乳幼児機能強化型というけれども、そういった利用も考えてということで分かりました。この間、保護者の方々から、小学生年代であるだとか子どもたちの居場所がないと。無料でいられる居場所がない、探すのが大変ということをお聞きしています。そういう点では、この乳幼児機能強化型児童館というのは、結構敷地的にはなかなか厳しいところも中にはあるとは思うんですけれども、小学生や中高生などもふらっと立ち寄れるような居場所としての機能をしっかりと確保していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 委員おっしゃるとおり、施設にはやはり限りもございますので、その施設的な広さといったところは館によって様々であるところはございますが、乳幼児から小学生、中高生といったところのそれぞれが利用しやすい環境を整えていきたいというふうに考えてございます。 羽鳥委員 すみません、最後にします。ぜひその整備の際にも、また、事業委託してからでも、子どもたちの意見をしっかりと聞きながら、ちょっと現状の使う要望と少し合っていないような、まあ委託する前にもいろいろ聞かれるんでしょうけども、合っていないようなことがあったら、やっぱり不断に子どもたちの意見も聞きながら見直していっていただきたいと思いますが、それは委託された後もきちんとやっていくということでよろしいでしょうか。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 日常的に子どもたちの声を聞いて、それを運営に反映していくということはもちろんです。そのほか、定期的に子どもを集めて利用ルールについて意見を聞くといったような場も設けてまいりたいというふうに考えてございます。 むとう委員 時間が長くなるということは一つの利点かというふうにはもちろん思っているんですけれども、そういうことを可能にするために委託というのは、ちょっと何かだんだん、そぐわないんじゃないかなと思うんですよね。ここでの議論ではないかもしれませんけれども、公務員の皆様の働き方というのもやはりニーズに合わせて柔軟にしないと、公務員はいつまでたっても何時までと言っていると、やっぱりどうなのかなという思いが、すごく私は違和感を持って聞いているんですよね。 何かここでの議論ではないのかもしれないとは思いつつも、教育委員会として教育行政の中にあって、やっぱり区民ニーズに応えていくために、公務員であっても勤務時間を柔軟に施行していこうみたいな、そういう考え方というのは一向に生まれないものなんでしょうか。教育現場においてちょっと聞きたいと思います。それじゃないと答えられないと思うので。そういうことを考えていく必要があるのではないですか。(「児童館は区長部局だから」と呼ぶ者あり)そうか、そうだったらなおのこと、両方合わせて答えられないんですかね。 現場から、公務員の皆さん自らそういう声というのは出てこないものですか。やっぱり嫌だなという人たちばっかりなんですかね。誰にどう聞いていいか分かんないけど、本当に違和感があるんですよね、すごく。民間委託することの利点として、時間が延長できるよって。それじゃ公務員はどうしてできないんだろうかというふうに、素朴な疑問として私は残るんですけれども。働き方を自ら見直していくみたいな考え方というのは、そろそろ持ったほうがいいんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。 青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長 児童館につきましては、直営の児童館というのも来年度以降もそれは残っていくということに計画の中でもなっておりまして、その直営の児童館職員がどういった働きをこれからしていくのかというところは、当然我々も職員課と今協働しながら、何らか区民サービス向上のために改善できないかというところを共有しながら協議を進めているところでございます。 むとう委員 じゃあ前向きに、公務員は何時までじゃなきゃ駄目だという考え方は徐々に見直しがなされていくというふうに受け止めていいということで、ちょっと答弁を聞いて安心しましたので、その路線で頑張ってください。 委員長 休憩します。
(午後1時49分)
委員長 再開します。
(午後1時49分)
むとう委員はよろしいですか。 むとう委員 今ので終わります。
委員長 他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 なければ、以上で本報告について終了いたします。 3番、若宮児童館における中高生機能強化型児童館の整備に向けた検討状況について報告を求めます。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 それでは、若宮児童館における中高生機能強化型児童館の整備に向けた検討状況について御報告させていただきます。(資料4) 令和6年3月に策定した中野区児童館運営・整備推進計画におきまして、今後、若宮児童館は中高生機能強化型児童館として整備することとしております。令和6年度は基本構想の策定と整備手法の検討を予定しておりまして、現在の検討状況について御報告いたします。 1番、意見募集につきましてですが、基本構想の策定に向けて、当事者である中高生等のニーズについてアンケート調査を実施しております。アンケート実施期間は、令和6年7月8日から8月9日まで実施をいたしました。アンケートの対象とさせていただいたのは、小学校5・6年生、中学生、高校生といったような方々を対象といたしまして、回答数は372件の回答を頂いているところです。 そのほか、若宮児童館の近隣に位置する学校の保護者に対して、中高生機能強化型児童館として若宮児童館に求める機能等についてアンケートを実施いたしました。当事者である子どもですとかその保護者から要望の多かった、こういった機能を盛り込んでほしいといった機能につきましては、御覧のとおり、例えば運動ができるスペースでありますとか、静かに勉強ができるスペースと逆に友達と話しながら勉強ができるといったような両局面の勉強ができるスペースといった要望も多かったところです。また、楽器演奏やバンド活動などの音楽活動ができるスペースが欲しいといったような御意見もございました。 2番、整備手法の比較でございますが、今後、基本構想の策定と併せて、いただいた御意見を踏まえながら整備手法を検討してまいります。整備手法として考えられるものは別紙のとおりとなってございますので、恐れ入りますが別紙のほうを御覧ください。 別紙の資料は整備手法の比較資料になりますけれども、左側から、Aが既存施設の大規模改修案となっております。既存児童館は延べ床面積が約500平米でございますので、工事範囲はこういった工事範囲が考えられるというふうに想定しておりまして、大規模改修でいった場合のメリットといたしましては、工事費はやはり増築や新築に比べると低く抑えられる、また、新築や増築を伴わないため、工期のほうは短縮できるといったようなメリットがございます。一方、デメリットといたしましては、やはり既存施設といったところがありますので、中高生の利用にはなかなか自由度が低く、機能の向上を図れない、ニーズになかなか応え切ることができないのではないかといったようなことがデメリットとして挙げられます。また、乳幼児が活動できる空間ですとか、小中高生が活動できる空間といったような動線を分けるですとか、そういったところが難しいかなというふうに考えております。 真ん中のBは、既存施設の大規模改修と増築をする案となってございます。既存施設に加えて、約100平米の増築部分といったようなことが考えられる案となっておりますが、メリットといたしましては、この増築部分につきましては中高生のニーズに応えられるような増築が可能になるというふうなことが考えられますけれども、やはりデメリットといたしまして、建て替えと比べると配置上の自由度が低い、この100平米で中高生のニーズに応えられるかといったようなところはなかなか難しいかなというふうには思っているところでございます。また、既存部分の大規模改修と増築の両方ともにコストがかかるため、やはり新築に比べたときとなかなかメリットが出にくいといったようなデメリットもございます。 そして、一番右側のCにつきましては、建て替えを行う案となっております。上限の延べ床面積が600平米でございますので、既存の500平米に加えて600平米までの施設として建て替えを行うといった案になっております。こちらのほうのメリットといたしましては、その延べ床面積を最大限活用できるというふうなところですとか、中高生やその保護者といったようなところの、また、乳幼児親子といったところのニーズへの対応が可能となるといったようなこともあります。デメリットといたしましては、やはり設計や既存施設の解体ですとか、そういったところが加わるため、工事の期間が長くかかるというふうなところですとか、やはりコスト的なところも大規模改修に比べて少し高くなるといったようなことがデメリットとして挙げられるというふうに考えております。 では、かがみ文にお戻りください。3番の今後のスケジュールでございますが、令和6年12月に基本構想の案を策定させていただきまして、こちらのほうをまた別途御報告させていただきます。令和7年3月に基本構想を策定いたしまして、令和7年度以降、設計等に順次着手してまいります。 御報告は以上になります。 委員長 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。 久保委員 すみません、デメリットのところをまず伺いたいと思います。先ほど新築工事と比べたときのコスト上のメリットが少ないというふうにB案で言われたんですけれども、建築コストがここに示されていないので、いずれも比較ができないんですよ。A、B、C、これは大規模改修であったりとか建設であったりとかというところが、以前にも、計画のときにもお伺いをしてきたところではあるんだけれども、建設コストが非常に上がっている今日、また、変わってきていると思うんですね。このA、B、Cはそれぞれどのぐらいの建設コスト、改修コストを考えられているのか、教えてください。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 まず、Aの大規模改修につきましては、やはり直近の城山ふれあいの家であるとか上高田児童館の大規模改修の例を見ますと、2億円程度というところが考えられるかなというふうに想定してございます。 また、Bの大規模改修と増築といった場合になりますと、さらにそこからもう少しコストがかかってくる。整備の内容ですとか増築の部分の整備内容にもよるかと思いますので、なかなか幾らといったところが難しいんですけれども、Aよりかはプラスアルファ、コストがかかってくるというふうに思っています。 それから、Cの改築につきましては、児童館が、ここ最近ずっと改築といったような例がなかったところなんですけれども、今の想定でいきますと、約30年前の北原児童館の改築時が3億円といったようなところですので、それよりかはコストが上がってくるというところで、4億円から5億円ぐらいというところではないかというふうに見込んでいるところでございます。 久保委員 申し訳ないんだけど、今のは全然お答えにならないですよ。だって、新築工事と比べたときのコスト上のメリットが少ないと言っているのに、幾らか分からないとお答えになられているし、3億円とさっき北原児童館のほうを言われていて、4億円から5億円と。私は、4億円から5億円でこれが建設できるとは思えないなと個人的には思うんですよね。そういうふうに言うと、大規模改修案が2億円というふうに言っているんだったら、Bというのが分からないとは言われたけれども、比較にならない3億円と言われたら、1億円しか変わらなくなっちゃいますしね。本当にそんなふうにしか検討されていないんですか。それで本気で改築しようと思っていらっしゃるんですか。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 今現在整備手法ですとか、そういった整備の中身といったところがまだ定まっておりませんので、過去の例を参考にした価格といったようなところしかなかなかお示しするのは難しいところなんですけれども、そういった今後整備内容も固まって、どれくらいコストがかかるのかといったようなところも踏まえて、手法等も検討してまいりたいというふうに考えてございます。 久保委員 児童館じゃなくたって、これまでに改築している施設とかもあるわけだから、そういうことはやっぱり庁内で様々情報共有をしながら考えていかなきゃいけないと思いますし、基本構想の案策定が12月ですよね。それまでには、それも全部比較していただけるんですか。比較しないまま、これになりましたというふうに案が出てくるんですか。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 基本構想の案を策定する際には、整備手法のことも決まってまいりますので、もちろんコスト面も含めて検討した結果としてお示しする予定でございます。 久保委員 ということは、8月といっても、もう9月になるわけだから、12月の案が出る前に当然委員会で御報告があるだろうと私は思うんですよ。12月って第4回定例会ですよね。その前に、このままで案が示されるということはまさかないと思うから、ちゃんと委員会のほうにもそういったコスト面に関しての比較というのは出していただかなければ、これは審査できないなと思うんですけれども、それは大丈夫ですね。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 コスト面の比較につきましては、委員会のほうにもお示しできるよう検討してまいります。 久保委員 検討なんですか。案のときには、どれかに決定しちゃって出してくるのに。答弁が変わりますか。変わらないですね。分かりました。ちょっとそこは検討と言われたけれども、必ず出していただきたいなと思います。 それで、Cのところで上限面積が600平米というふうになっていて、要望の多い機能で、すごくこれは多岐にわたっていて、スポーツもあれば、学習もあれば、音楽もあるということで、じゃあこの三つがCでできるのかと、600平米にした場合に。そこはどのようにお考えですか。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 例えばスポーツの機能につきましては、やはりかなり大きな運動スペースを取るといったところは、この600平米の中ではなかなか難しいというふうに思っております。それぞれの機能が有効的に活用できるような配置ですとか、整備手法というのを今後も検討してまいります。 久保委員 一方で、多様な要素を盛り込んでほしいというところもあるけれども、でも、やっぱり特徴的な、何をもってこの中高生機能を強化したと言えるのかという、そういう特徴的な部分も必要だと思うんですよ。だから、やっぱりそこはどこかで絞り込まないと、600平米の中でこの全ての機能を備えるということは非常に難しいと思うんですね。なおかつ、建築コストですとかを様々考えたときに、本当に効果的にやっていかなければいけないだろうと思うので、なおさらこの案の前に、きちっと整備手法といいますか、実際に何の機能をもって中高生感を充実させるのかというところも、しっかりお示しを頂かなければいけないと思います。そこは大丈夫ですね。案の前に必ずお願いしたいと思いますけど。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 基本構想(案)の前に、コスト面でありますとか、こういった機能を入れ込んで、そういったところをこの整備の中に取り込んでいきますというふうなところをお示しするようにいたします。 立石委員 要望の多い機能というところで、こちらに書いてあるのは、先日視察に行ったビーラボとゆう杉並に入っている機能なのかなと思っております。ちょっと参考までに、それぞれの施設の面積を確認させてもらっていいですか。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 ビーラボのほうは、教育センターと合築になっているというふうなところで、共有部分も多くありますけれども、おおむね専有部分につきましては500平米ぐらいというふうな形となっております。 ゆう杉並のほうが、すみません、ちょっとお時間いただいてよろしいですか。申し訳ないです。 立石委員 ゆう杉並のほうは、施設がでか過ぎて、ちょっとあんまり参考にならないんですけれども、ビーラボに関しては500平米ということで、現状のものとほぼ同じなのかなというふうに思います。今ある既存の児童館の機能に加えて、中高生の新しい機能を追加するとなると、同じようにフロアを共有できるイメージなのか、または別途分けて、その機能の部屋を確保しないといけないのか、その辺のイメージがちょっと分からないんですけど、どのようにお考えかお聞かせください。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 ビーラボは、うまくそういった共有部分といったようなところを活用しながらといった面もございますけれども、こちらの若宮児童館につきましても、例えば小学生の部分であるとか、乳幼児の機能の部分であるとか、そういったところの活用も考えていかないといけないような形になろうかなというふうには考えておりますが、やはりどのような機能を盛り込んで、どういったところに力を入れて整備をしていくかといったところも合わせて検討していく必要があるというふうに考えております。 青木子ども教育部、教育委員会事務局子ども政策担当課長 ちょっと補足させていただきますと、ビーラボにつきましては、この前視察したとおり、中高生専用の施設となりまして、児童館とは違う類型になります。一方で、ゆう杉並につきましては、あれは児童館に基づく施設ということになっておりまして、今回、若宮児童館を中高生機能強化型児童館に整備していくと。これについては児童館になりますので、0から18歳の子どもたちと保護者が過ごせるような施設になるということで、ビーラボとはコンセプトというか、もともとの施設の立てつけが違うというところが違いとしてはございます。 立石委員 ビーラボとの比較というのが、面積数が似ていたのでちょっと比較をして、仮にビーラボさんの場合は、ホールはバスケットボール、バドミントンはできないサイズでしたけど、卓球だったりダンスはできるということで、ここに書いてある要望を三つまるっと入れたのがビーラボさんのサイズなのかなと思いまして、ただ一方で、既存の児童館の施設のエリアも残さないといけないとなったときに、どのぐらい増築とかが必要なのかなという、自分の中でイメージをしたかったというところであります。 その上で、私もちょっとコスト面のところは気になるところで、増築ありきで考えてしまうのもどうかなと思っております。A、Bに関しては大規模改修とプラス増築案とありますけれども、例えば大規模改修をして、建物の寿命的にあとそれが何年使えるのかというところもやはり合わせて考えたいですし、その寿命の年数を考えれば、建て替えてしまったほうが長期的にはコストメリットがあるんだとか、そういうところも合わせて検討したいと思うんですがいかがですか。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 委員おっしゃるとおり、Aの大規模改修につきましては、やはり今までそういった設備面であるとか、そういったところの改修がなされていなかったというふうなところもありますので、そういった外壁塗装であるとか設備面の工事であるとか、そういったところの長寿命化といったところも視点としてはあろうかと思います。やはり、その長寿命化でこれから何年使用に耐えられるのかといったようなところも含めまして、コスト面は比較検討してまいりたいというふうに考えております。 立石委員 それと500平米から600平米という範囲の中で、既存の児童館としての機能と新しい中高生向けの機能、これを入れるとなっても、当然面積的な制限があって、現実的には既存の児童館の機能は何割必要でとか、それに新しい機能が何割みたいな話になってくるんだと思うんですよね。それが法律的な、制度的な問題なのか、いろいろ制約もあると思うんですが、そういったところも具体的に見た上で私も判断したいと思いますので、どうか示していただければと思いますが、いかがですか。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 既存の児童館部分ですとか充実させるところ、そういったところも含めて案のほうをお示ししていきたいというふうに考えております。 あとすみません、1点、先ほどお時間をくださいと言ったゆう杉並の施設の面積なんですけれども、こちらはやはりおっしゃるとおり地上2階、地下1階とかなり大規模な施設になっておりまして、延べ床は2,378平米といった形になってございます。 羽鳥委員 今回は若宮児童館を中高生機能強化型児童館として整備していくに当たっての中身なんですけども、先ほど課長が御答弁でおっしゃったように、今後も児童館として整備されるということで、中高生機能強化型であると同時に、0歳から18歳までが対象となっているところでは、もちろん乳幼児の親子であるだとか、そうした方たちも対象とされると。そうしたときに、若宮児童館の現行の利用のところを見ても、私がよくそばを通ると、やっぱり午前中のところとかでベビーカーを連れた親子連れが結構利用されているというところでは、中高生機能強化型児童館といえども、やっぱり乳幼児親子のための場所を、時間ごとにちょっといろいろと利用するスペースを変えるとかというのもあるんですかね。そうであったとしてもしっかり確保しなければいけないと、一定程度の広さを確保しなければいけないと考えますが、いかがですか。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 やはり小学生以上中高生も含めましてといったような方々の利用の中心というのは午後以降というふうな形になろうかと思いますので、午前中は乳幼児中心の利用というのが想定されるところでございますので、しっかりとその乳幼児の居場所の確保といったところも盛り込んで考えていきたいというふうに思います。 羽鳥委員 ぜひともよろしくお願いいたします。せっかく建物を新しく整備したら使いにくくなってしまったというのは、区としても本意とするところではないと思いますので、その点はよろしくお願いいたします。 600平米というところが上限延べ床面積というふうなことなんですけど、これはもう延べ床面積だから、どうやっても1階建てを例えば2階建てにする、あるいは地下にするとかというふうになっても、延べ床面積が600平米ということなんでしょうか。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 委員おっしゃるとおり、地上であるとか地下にかかわらず、延べ床面積でございますので、600平米までといったようなものが上限となっております。 羽鳥委員 この要望の多い機能というのは結構多彩ですよね。本当に相反するようなことを求められるような要望が多いなというので、これは600平米で対応できるような、まあ上限の場合ですけども、上限延べ床の場合の600平米だとしても、これは対応できるような面積なんでしょうか。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 先ほども申し上げたとおり、なかなかフルにこの全てのニーズに応え切るというのは難しいかなというふうには考えておりますけれども、できるだけ運動できるスペースも、例えばバスケットボールでいいますと、フルコートはなかなか難しいけれどもといったようなところですとか、そういったところも加味しながら考えて、盛り込む機能を検討していきたいというふうに考えております。 河合委員 私のほうにも、最近すごく子どもの声として、バスケットボールをやりたいということを、スポーツの様々な祭典があった際に気運が盛り上がっているというのもあって、声が上がってきているんですけれども、その際にやはり言われるのが、予約が必要で、大人の関与がどうしても必要なのが今中野のほとんどの施設でそういうことが起きていて、子どもの自由意思で借りる場所がないのはやっぱりすごく困っているという話を聞いております。そういう意味で、今ここの要望の多い機能の中で出てきているような球技というところは、かなり需要が高いのではないかなと思うんですけど、これは今の既存大規模改修案だと、この中に入っている球技で、卓球というのは意外とそんなに広いスペースでなくてもできたりするものだからいけると思うんですけど、バドミントンってこの既存児童館の改修でやれたりするものなんですか。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 現在の児童館におきましては、卓球活動については実際に行われているところではございますが、やはりバドミントンですとかバスケットボールとなりますと、天井高が足りないですとかそういった問題がございますので、既存施設の大規模改修といったところではなかなか難しいかなというふうに考えているところでございます。 河合委員 あと、ほかの施設を見学させていただいたときに、キッチンとかがあるのはすごく、そういうやっぱり食べることって様々盛り上がるんだなというのを非常に感じたところなんですけど、既存児童館の今の工事範囲というところだけを見たら、どこまで具体的なことを考えているのかなというのはちょっと読み取れなかったので、もしかしてこういう既存児童館の改修をやっていく中で、やろうと思ったらキッチンをつけたりとかはできたりするんですか。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 現在の若宮児童館におきましても、小さいながらキッチンというのはございます。そこで地域の団体がそのキッチンを活用して事業を行ったりというふうなことはしておりますので、このキッチンはそのまま活用できるというふうに、大規模改修の場合はですね、活用できるかなというふうには考えているところでございます。 河合委員 それは、例えば何人か複数でその場で料理ができたり、そこで飲物とかを作れたりするイメージのキッチンに改修できるということでよろしいですか。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 そういった要望を取り入れてキッチンを改修する必要があるとしたときには、そういった複数の利用者で調理ができるですとか、そこで食事が取れるといったような要望が多かったときには、そういった機能も盛り込んでいくということも考え得るかと思います。 河合委員 先ほど上限面積のお話がありましたけど、ここって何階までの建物を建てられるんですか。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 こちらは一低層の地域でございますので、天井高ですとかそういった日陰規制とか、そういったところにもよろうかと思いますけれども、第一種低層地域になっているところで、そんなに高い建物は建てられないといったような制限がございます。 河合委員 分かりました。あと、これから整備手法を検討していくという話の中で、お金の話は様々出ていたと思うんです。今から当然詰めていくことになるかと思うんですけど、今回のこの工事はどれにしても、何かしらの補助金を引っ張ってこられるということでよろしいですか。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 こちらのほうは、やはり財源といったところは非常に重要になってくるというふうに考えておりますので、国や都の補助金を活用しながらというふうに考えておりますし、既存の補助金でも、この若宮児童館は、大規模改修であったり改築といったところでも対象になるというふうに見込んではおります。 山内委員 すみません、時間もないので1点だけ。不登校児の利用は恐らく昼間に来たりとかというのがあると思うんですが、こちらにはそのようなことが書かれていませんが、不登校児の利用についてはどのように考えていらっしゃいますか。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 例えば昼間にそういった学校に行っていないお子さんの利用といったところも可能というふうな形では考えておりますので、中高生が昼間に来るといったところで居場所がないといったようなことではなくて、そういった場所も確保していけるかなというふうには考えております。 山内委員 すみません、意味として、あと誘導、例えばこういう施設もあるよといって促すような、そういったことはやるのかという意味です。 委員長 休憩します。
(午後2時19分)
委員長 再開します。
(午後2時19分)
井元教育委員会事務局指導室長 不登校のお子さんには、例えば今関わっているSSWですとかスクールカウンセラーとか、そういったところが個別に御案内をして、そういった場所で学習をしたりだとかすることもできますよというふうに案内をして、有効活用していただくように案内していきたいと思っております。 委員長 他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。 4番、令和6年度中野区こども誰でも通園制度の試行的実施(追加募集)について報告を求めます。 高津子ども教育部幼児施設整備担当課長 それでは、令和6年度中野区こども誰でも通園制度の試行的実施の追加募集につきまして御報告いたします。(資料5) 今般の報告は第2回定例会で報告いたしましたこども誰でも通園制度の試行的実施についての中で、追加募集する予定があるとしていたことにつきまして、追加募集の結果、実施園が決まりましたので、報告するものでございます。 1番、追加募集期間でございますが、6月17日から7月15日までの4週間募集を行いました。 2番の応募数及び実施施設ですけれども、応募数は1園、実施施設は宮園保育園に決定いたしました。 3番の実施内容につきましては、資料をお読み取りください。 4番、実施スケジュールでございます。令和6年9月下旬、利用児童の募集を始め、10月より利用児童の預かりを開始する予定でございます。 報告は以上でございます。 委員長 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。 河合委員 ありがとうございます。これはたしか前回か前々回の続きということで、そのときも様々質疑させていただいたかなと思っております。その中で7月5日に報道がありまして、こども誰でも通園制度で、政府が補助金の補助額の加算措置を新たに設けるのを4月1日遡りでやれるようにするというのが報道になっていたんですけど、それに関して何か現時点で情報が来ていたりしますか。 高津子ども教育部幼児施設整備担当課長 それにつきましては、こちらとしても報道と、こども家庭庁のほうからそういう報道がなされましたということでメールが来てはいるんですけれども、具体的な補助額ですとか利用の仕方ですとか、そういったことはまだ来ておりません。 河合委員 今回この制度のときに、前回の議論の中で、実施園に対してのメリットとして金銭的メリットが少ないところに一つ課題があるのではないかなというお話をさせていただいていたと思うんですけど、もしかしたらこの報道を受けて、でもこの報道が募集期間の中に入っていたからしようがないのかなとは思うんですけど、もしかしたらそこがはっきりしてきたら手を挙げるところも増えてくるかもしれなかったかなというのはちょっと思っているので、その話をさせていただきました。 1園募集というところで、この後のこども誰でも通園制度の募集はもうしないということでよろしいですか。 高津子ども教育部幼児施設整備担当課長 実施園5園というところでの予算措置はしておりましたけれども、今回第二次公募までかけまして実施園が2園というところで、まもなく今年度も下半期に入りますことから、もう公募自体はいたしませんが、可能であればというところではあるんですけれども、もし区立園で実施できるところがあれば検討していきたいなとは思っているところでございますが、区立園は空き定員が非常に少なく、現実的なところでいうと実施はなかなか難しいかなと考えているところでございます。 羽鳥委員 こども誰でも通園制度の試行的実施(追加募集)をしたところ、1園が応募されて実施をされることになったということなんですけども、この追加に当たっては条件を緩和するということだったと思うんですけど、ちょっとその緩和の中身についてお答えください。 高津子ども教育部幼児施設整備担当課長 第二次公募で条件を緩和というところですけれども、第一次公募との違いは、第一次公募の際には空き定員を活用して実施してくださいというところでお願いしてまいりました。ですが、第二次公募では、空き定員をもちろん使っていただいてもいいんですけれども、保育園の中で保育士の配置基準を変えたり、面積基準での余裕があるところにつきましては、定員外の枠でも募集をしていただいて構いませんというところでの緩和です。それと、第一次公募では、そのときは第一次公募は令和6年7月から実施してくださいということでしたけれども、年度末まで必ず空き定員を利用して年度間継続での預かりをお願いしてきたところでございますけれども、第二次公募につきましては、連続する3か月以上での預かりをしていただければ結構ですというところで、期間につきましても条件を緩和したところでございます。 羽鳥委員 この新たに応募された園というのは、この緩和された条件を利用しての応募ということになるんでしょうか。 高津子ども教育部幼児施設整備担当課長 新たに今後実施していただきます宮園保育園につきましては、まず1番目の定員のところでいいますと、利用定員の枠外というところでの第二次公募で条件が緩和したというところでの手挙げを頂いたところです。実施期間につきましては10月から開始の予定ですけれども、こちらは年度末3月まで実施いただけるということでしたので、緩和の条件にそこは入らず、第一次公募の要件のまま実施していただけるということになっております。 羽鳥委員 じゃあ確認なんですけども、この園に関しては空き定員ではなくて、弾力化をして空きがあるとみなして利用されると、こうしたことで事業を実施されるということですね。 高津子ども教育部幼児施設整備担当課長 委員のおっしゃるとおりでございます。 大内委員 すみません、この2名というのは申込制ですか。 高津子ども教育部幼児施設整備担当課長 2名は申し込みいただく、園に直接申出いただくものです。 大内委員 3名来たときはどうなるの。 高津子ども教育部幼児施設整備担当課長 2名以上の応募があった際には、抽せんで利用される方を決定いたします。 大内委員 例えば利用といっても、1回7時間の上限が1時間という人もいるかもしれない。2時間という人もいるかもしれない。そうしたらそれで終わっちゃって、1日2名までなんで、例えば分からないけど、午前中だけでいいですよと。そうしたら、もう午後が空いちゃう。そうした場合はどうなるの。 高津子ども教育部幼児施設整備担当課長 この園は2名の利用でということをおっしゃっていますので、抽せんによって選ばれた方が1日7時間使わないよという方でしたら、その日は預かり期間内で終わるというところで、新たな募集はされないということかと思います。 大内委員 そうした場合、区としては、これは有償でしょう。ある程度お金を払うんでしょう。それはどうなるんですか。 高津子ども教育部幼児施設整備担当課長 こちらからお支払いします委託料は、預かり児童1人、1日1時間当たり850円というところの委託料をお支払いしますので、そこは実費ですので、使われた時間の分をお支払いするというところになります。 大内委員 でも、先方の保育園も、これによって人を配置しているのに、全然、利用率が悪いわけじゃない。1日2名来るけれども、利用時間が短過ぎて採算が合わないんだとかということにはならないの。 高津子ども教育部幼児施設整備担当課長 今回のこの宮園保育園での御利用のされ方といいますのは保育士を増やすことなくというところですので、そこにつきましてはこのこども誰でも通園制度のために新たに保育士を採用することはないと聞いておりますので、こども誰でも通園制度だけでなく在園されているお子様も一緒に同じ保育室の中で保育しますので、そこは短時間で帰られる方がいらっしゃいましたら、残っているお子様をその保育士さんは見られるということかなと思います。 大内委員 それは別にいいんだけど、逆に言うと午前中2名の申込み、午後は空いているので、募集はかけられないんですか。もう2名と決まっちゃっているんですか。 高津子ども教育部幼児施設整備担当課長 事前に利用される方の登録を行いますことから、まず期間を定めてこの制度を利用されたい方を募集し、その中で応募多数の場合は抽せんを行い、その後面談を行って利用時間とかを決めてまいりますので、そうすると後から追加でというのはなかなか難しいかなと思っております。 大内委員 登録できるのは2名なんですか。それとも、例えば10名とかなんですか。2名しか登録できないんですか。使う人はその2名しか、でも誰でもといったら、2名ということはないよな。 高津子ども教育部幼児施設整備担当課長 今回試行で行いますことから、各園に利用時間の設定ですとか利用人数の設定をお任せしまして、宮園保育園が2名で実施したいというところですので、最初に2名の方を決めまして、その2名の方がどんな利用時間でされるかというのは、その後の面談といいますか、その中で決まっていくものと思います。 大内委員 じゃあ最初のときに、私はフルに、基本的に月11回、7時間借りたいんですよという人がいて、いや私は月5回でいいです、それで1回は2時間でいいですという人がいたら、どうなっちゃうの。それが、例えば私は月11回とは言わないです、週1回でいいです、時間も3時間でいいですと。そういう人ははじかれちゃうの。 高津子ども教育部幼児施設整備担当課長 最初に利用の募集を行いますときには、細かい要件まではお聞きせずに、利用したいですよというところのお申出を頂くということになっておりますので、その抽せんの結果が、繰り返しになりますけれども、選ばれた方が短時間でいいですよという、たまたまそういう方でしたら、そういう意味ではフルに活用がされないということになろうかと思います。 大内委員 そうしたら、今回は試行ということだからいいですけど、例えばそういった週に1回午前中だけでいいという人が2人いちゃったら、試行にならないんじゃないのかな。誰でもといって、それは誰でもじゃないよ。そもそも登録できるのは2人だけなのに、誰でもって言い方だと、誰でもいつでもいけますよと思っちゃうよね。こんな名称で、誰でもなんて。だって2人でしょう。 高津子ども教育部幼児施設整備担当課長 これもまた繰り返しになりますけれども、今回は試行ということもありまして、宮園保育園が2名を選択されたということですので、逆にこの2名というところの月11日までというのを実施していただきまして、結果的にこの2名の方がとても利用時間が少ない方でしたという結果になることもあり得るかと思いますので、その際には、それを参考に、来年度以降区としてどのような制度設計をしていくか、課題として捉えていきたいと考えております。 大内委員 でも、そうすると、フルにもし月11回、それで7時間利用したいという人がいたら、そもそも1歳児の保育園に申し込むんじゃないの。そうなってくるんじゃないの、だんだん。だから、そうなってくると、入れない人が対象なんですかという今度は話になっちゃうし、だから、試行的だから何でも許されるというもんじゃなくて、普通想定されることがあって、本当にこんなフルタイムで月11回でも、月5回で午前中だけでいいという人が選ばれる可能性もあるわけでしょう。そうすると、何となく試行になるのかなというね。そうしたら、次回からはそういうのを見極めて、午後の部分が空いているから、午後に預けたい人がいたら再度募集をかけるとか。それも全部、今試行だから何でも、それしか答えられないということなの。要する試行だ試行だと言われちゃうと、そういうことは想定していませんと。基本的に今は月11回で7時間ぐらい預ける人が申し込むだろうという想定をしているということなの。 高津子ども教育部幼児施設整備担当課長 保育園の考え方にもよるかと思いますけれども、多くのお子さんをお預かりするより、2名ということで絞って、園側としても、この試行の中で実際どのように本格実施が始まった際に運営していけばいいのかというところも確認しながらやりたいという意向もあるかなと思いますので、今回も試行試行というところで制限をかけているというふうに、当然そう受け取れるところもあるかと思いますが、あくまで試行というところで今回はこれでやらせていただきたく、来年度以降については第一次公募のところが週1回違うお子さんを預かるという形式になっていまして、全く違うやり方でやっておりますので、そことの比較もできてくるかなと思いますので、その点に関しましては、区としてもある程度実施園に利用回数ですとか時間とかの設定を任せるのではなく、こちらでこの範囲でやってくださいというようなことを申し上げていくか、その辺りはこの二つの園の実施結果を踏まえまして検討してまいりたいと思っております。 大内委員 分かりました。まあ試行だから許すわけじゃないけど。それで、最後に、選ぶのは、園がこの人とこの人というのを選ぶんでしょう。役所が選ぶわけじゃないんでしょう。そのときの選び方が、最初のデータで、この人は何時間使いたいということは記入しないでやるということなんですか。もう一度確認するけど。 高津子ども教育部幼児施設整備担当課長 そこで記入を頂くと恣意的に選んでしまう可能性もありますので、まず利用したいというところで手を挙げていただいて、その中で2名以上の応募がありましたら抽せんという形を取らせていただきます。 大内委員 抽せんって本当に公明正大な抽せんなのね。そうすると、書類応募があった時点でもう関係なくなっちゃうんだよね。別に書類を見て選ぶんじゃないんでしょう、抽せんというと。だって、書類を見て1番、2番をつけたら、抽せんにならないもんね。だから、抽せんというと、書類を見て基本的に問題なければみんなオーケーですよと。あとは抽せんで選びますよということなの。本当にそれは担保できているの、抽せんというものの公明正大なやり方は。 高津子ども教育部幼児施設整備担当課長 実際の申込みは保育園で行い、保育園で当然抽せんをして、こちらは一切そういうところには関わりはしないんですけれども、そこはもう契約の中で、利用が応募総数を上回った場合には抽せんによって決定してくださいということをお話はしておりますので、そこはもうそうやっていただけるものと当然思っておりますし、そうでいないことが分かった場合にはどうなるかというところはありますけれども、来年度以降必ずそれを徹底してくださいというようなところでお話ししていくというところかなと思っております。 羽鳥委員 今の大内委員の質疑の中で少し気になったんですけど、今回のその試行的実施は、施設ごとに月160時間という上限があって、それがあるからこの利用上限が7時間の場合だと月11回までで2名までというので、最大だからこの宮園保育園の場合は154時間になるんですかね。ということで、上限以内で事業をやろうということなんですよね。 私が思っていたのは、例えば今大内委員が言ったみたいに、1人の子どもは例えば7時間を11回まで利用されると。そうすると77時間ですよね、1か月。そうしたら、もう1人の子どもは、例えば1回3時間だと。それを11回利用すると。そうすると33時間になって110時間になる、足すと。77時間足す33時間で110時間になると。そうすると50時間があと事業体としてはその上限が残っているから、この50時間はまた別の子どもとかが使えるのかなとかと思ったんだけど、そうじゃなくて、もう最初から2名というふうに選定して、試行的事業で実施していくということなんですか。 高津子ども教育部幼児施設整備担当課長 最初に2名と決めたところで、2名の中でやっていくんですけれども、この月11回というのも、月の中で11回ということですので、各月によって利用される回数が違う場合もありますので、まず最初にやっぱり2人というのを決めた中で、今月はこのように使っていく、来月はこのように使っていくという形で、必ず各月平均の利用回数が同じとは限らないかと思いますので、そこはやっぱり2名なら2名として決めていかないと、運営はしていけないのかなと思っております。 羽鳥委員 じゃあ、例えばAさんは77時間、Bさんは33時間というふうになって、私はCさんが50時間とかというふうな感じ、あるいはまた別の時間の組み合わせ方でもいいですけども、160時間以内なら3人でも4人でも、定員2人ということだから、同時には2人だけれども、その160時間以内で例えば2人にするのか3人にするのか4人にするのかというのは、自由に決めるのかなと思ったんだけど、そうではないと。そうすると、各月ごとに利用時間を決められないから、やっぱり2人で決めるということ。本当にもう、最初にまず申し込んで、抽せんの結果受かった2人というのが、この半年間、試行的実施が利用できると。やっぱり2人、二家族しか使えないということなんですね。 高津子ども教育部幼児施設整備担当課長 繰り返しになりますけれども、今回のこの試行につきましては2名というところで、もし利用されている方が途中で、今月までで結構ですというようなことが出てきた場合には、もう、要はその利用月がここでおしまいですというのであれば、その翌月からはまた、ちょっとどのようにして次の方を選定するかというところは園の考え方によると思いますけれども、応募されてきた中で連絡先が分かっている方がいらっしゃるかと思いますので、その利用月単位で見て、その利用月が例えば2名から1名に減ったときがあったとしたら、追加で1名ということは考えられると思います。(「それは契約にちゃんと入っているの」と呼ぶ者あり)それは、そういうふうにできますというふうにうたっております。 委員長 御発言は手を挙げておっしゃってください。 休憩します。 (午後2時42分)
委員長 再開します。
(午後2時43分)
羽鳥委員 そうすると、逆によくそれで応募してきてくれたなというふうな。私どもの会派はこれには決して賛成ではないんですけれども、それはちょっと置いておいて、決して高くない委託料で、しかも抽せんによっては、この園の場合は弾力化の中でやるから新たに保育士は雇わないでいいということであったとしても、それでも決して高くない委託料のところでやるけれども、こういう抽せんによってはその委託料すらも結構危ういというところで、逆によく応募したなと本当に思うんですけど、これは事業者にとってどんなメリットというか、何か感じていらっしゃるんですかね。 高津子ども教育部幼児施設整備担当課長 これはあくまでも推測といいますか、園に深く聞き取りができたところではありませんけれども、先ほども申しましたように、園としましては、これからやっぱりこのこども誰でも通園制度というのを自分の園でも実施していかなくてはいけない。そうなったときに、いきなり本格実施でがちっと制度が決まった中でやらなくちゃいけないというよりは、この試行の中である程度自由度が利く、園の中でこうしていきたいという、まずこう試してみたいというのができるというところでの条件が示されたというところで、まず手を挙げてみようと。そういうありがたいお申出というところだったかなと思っております。 委員長 他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。 次に、5番、病児・病後児保育事業拡充の考え方について報告を求めます。 分藤子ども教育部子育て支援課長 それでは、病児・病後児保育事業拡充の考え方について御報告いたします。(資料6) 病児・病後児保育事業については、第2回定例会における本委員会での御報告以降、事業の拡充に向けて検討を進めてまいりました。今般事業拡充の考え方を取りまとめましたので、御報告をするものでございます。 1番、施設型病児・病後児保育事業拡充の考え方でございます。区は、これまで事業委託を行い、病児・病後児保育事業を展開してまいりました。近年、子どもの預かりサービスのニーズが高まっている一方で、病児・病後児保育事業にはキャンセル等により事業運営の見通しが立てづらいといった特性がございます。このような状況を踏まえまして、施設型の事業の拡充に当たっては、持続可能な安定したサービスの提供や事業運営ができるように現行と同じく事業委託により行うこととし、施設の拡充を図ってまいりたいと考えております。 また、新たな施設については令和7年度の開設に向けて準備を進めてまいりますが、区内でも特に地域偏在が生じております病児保育施設について、先行して事業者公募を実施いたします。 なお、今後の拡充数については、病児・病後児保育のニーズを踏まえて今年度策定する子ども・子育て支援事業計画の第3期に位置付けることとし、引き続き検討を進めてまいります。 2番、公募の概要でございます。公募の方法については、病児保育事業の特殊性を踏まえ、価格のみによる競争入札方式ではなく、事業者からの企画提案を受け、総合的な評価で事業者を選定する企画提案公募型の事業者選定により行うことといたします。 また、募集地域については、こちらは施設の所在地になりますけれども、地域偏在が生じている現状を踏まえまして、区の中部・南部地域といたします。 開設の予定時期については、令和7年度中、準備ができ次第の開設として考えてございます。 また、募集する施設種別ですけれども、病児対応型施設とし、単独型の病児保育施設であるか、医療機関に付設する付設型の病児保育施設であるかは問わないことといたします。 恐れ入りますが2ページを御覧ください。続きまして、利用定員につきましては、現行の病児保育施設の定員が3名であることを踏まえ、これと同等規模以上の3名以上といたします。 次に、3番、事業者に対する支援の概要でございます。事業運営については委託により実施をいたしますが、事業者に対する支援策として、国及び東京都の特定財源を活用した補助の仕組みを創設してまいります。具体的には、改修費等、開設前月分の賃借料といった開設準備経費に対する補助を想定してございます。 最後に、今後のスケジュールでございます。10月末より新たに施設型の病児保育を行う事業者の公募を開始いたします。12月初旬に企画提案に係る事業者ヒアリングを行い、令和7年1月中旬には事業者を決定する予定でございます。令和7年度に入りまして4月以降、準備ができ次第、病児保育施設の開設、委託開始を行ってまいります。 御報告は以上でございます。 委員長 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。 河合委員 公募のお知らせ、前回からの引き続きだと思います。前回も南部地域、中部地域というところをたしか御案内いただいて、非常にありがたいというお話をさせていただいた記憶があります。その中で、公募方法は企画提案公募型と書いてあるんですけど、こういう病児・病後児の拡充の場合の企画提案って、どういうのを企画提案されるものなんですか。例えば一緒に空きがある場合は一時保育をやりますとか、そういう提案も来るんですか。どういった提案が具体的に企画提案と考えられるんですか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 企画提案の内容についてはまだ検討中ですのでこれからではございますけれども、施設の効率的な運営の仕方とか、あとはよりサービスが充実するような工夫といったところで企画提案を求めるような形になるかと思います。 河合委員 分かりました。ありがとうございます。それで、募集する施設種別というところで、今単独型病児保育施設というのが出てきたんですけど、これってちょっと具体的に完全に病院じゃないもので、独立した病児保育ということなのかなと、言葉としてはそう捉えたんですけど、具体的にちょっと御説明が欲しいのと、今中野区が持っているものは付設型病児保育ということで、現存あるのはそっちだということでよろしいですか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 委員御指摘のとおり、現行で病児保育施設を展開しております形式につきましては、付設型の病児保育施設でございます。単独型といいますのは、おっしゃるとおりで、施設としては独立をしているんですけれども、医療機関と連携をしながら対応しているというような施設でございます。 河合委員 単独型の病児保育というのは、他の自治体でも多くあるんですか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 病児保育施設についてはやはり医療機関との連携ということが重要になってまいりますので、単独型というところはケースとしては少ないのではないかというふうに考えております。 河合委員 ただ、募集に当たるに選択肢は広いほうがいいから、こういうのも含めていると。区としては、なるべく手を挙げていただきたいのでそうしているということなんですよね。 分藤子ども教育部子育て支援課長 委員御指摘のとおりでして、なるべく広い形でお声かけをしたいということと、事業者の参入を募りたいということでございます。望ましいのはもちろん医療機関との連携が密になっているところということでございますので、そこは事業の形態等を審査でしっかり見つつ、選定をしてまいりたいと考えております。 河合委員 分かりました。ありがとうございます。裏面に行きますと、国及び東京都の特定財源を活用したいと書いてあるんですけど、これはどれくらい、もう既存の財源があるのかなと思うんですけど、補助率とかが分かったら教えてください。 分藤子ども教育部子育て支援課長 こちらで記載しております特定財源ですけれども、子ども・子育て支援交付金のほうに、こういった事業の支援のメニューがございまして、現在の要項で申しますと、こちらの改修費等でいけば、補助基本額が上限としては400万円、イの礼金及び賃借料のところが上限としては60万円ということで設定をされておりまして、補助率につきましては国が3分の1、都が3分の1ということでございます。 河合委員 これで、例えば応募が複数来て、どちらも3名以上やれますよとなったときに、どちらもとてもよさそうな提案だったとかとなった場合に、1園に絞るのか、やれるんだったら2園やってもらいましょうとなるのか、そこを教えてください。 分藤子ども教育部子育て支援課長 現状としましては、公募をかける時点では1者、1か所に絞って公募をかけますので、選定としては1者になるというふうには考えてございますけれども、提案の内容も見つつ、よい事業者であれば、それ以降の施設の拡充については、また全体のバランスも見ながら考えていきたいと思います。 河合委員 分かりました。ありがとうございます。決してたくさんつくればいいってものじゃないと思うんですけど、必要な方に選択肢をきちんと用意するというのがやっぱり大事だと思っているんです、病児保育に関しては。そういう意味ではやはり拡充は必要だと思うし、必要数というのをしっかり見極めていただきたいなと思っているところです。 こういう預かり園が二つになってきたときに、一時保育のところでも、両方に個別に申し込まなきゃいけないとか、様々な一時保育においては課題があって、申込みが複雑だったりとかそういうところがあったかなと思っているんです。前回も御報告の中で、やはり病児保育の申込み方の複雑さとか、何度も病院に行ったりするという大変さとかもあるというところを聞いている中で、複数園の申込みになったときに、やはりそこをスムーズに申し込めるようにしていくというようなことも検討の中に入れていただきたいと思うんですけど、それに関してはいかがですか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 前回の御報告の中でも、事務手続に関しての煩雑さということでは、以前から改善の御要望があるということで申し上げていたところです。まだ検討中ではございますけれども、申込みの手続の中で効率化できるようなところとか、あと利用者の方の利便性が向上するような手法についてはぜひ検討してまいりたいと考えてございますし、今委員のほうから御指摘のあった点についても併せて検討はしてまいりたいと考えております。 委員長 委員会を休憩します。
(午後2時56分)
委員長 委員会を再開します。
(午後3時18分)
病児・病後児保育事業拡充の考え方についての続きをいたします。 羽鳥委員 すみません、この考え方のところで、事業委託によってやるというその前提として、この病児・病後児保育事業の特性として、感染症の流行や病気回復等による突然のキャンセル等により事業運営の見通しが立てづらいということが書かれています。そうだろうなと思うんですけども、実際どのくらいキャンセルというのがあって、どのくらい事業運営の見通しというのが立てづらいものなんでしょうか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 キャンセルの状況でございますけれども、直近の状況で申しますと、昨年度でいいますと、大体申込みのうちの4割ぐらいが当日にキャンセルということで手続をしてございます。 羽鳥委員 そうするとその補助金を出すとすると、見込んでいたものが4割も減ってしまうということになれば当然事業はできないということで、だからこそ事業委託というふうなことですね。分かりました。 今回の募集は病児対応型施設であり、病後児対応型施設は募集対象外とするということも書かれているんですけれども、前回の第2回定例会のときの御報告で、病後児は南部と中部に二つあって、病児が北部だけというふうなことで、確かに病児のほうが地域的に偏っているというのもあって、この病児を中部、南部ということで募集されるということなんですけども、病後児は取りあえず今は今ある施設で足りているかなと、募集までしないというのは、今ある施設で何とか賄えるかなという、こういう認識ということなんでしょうか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 今回は地域偏在がより強い病児保育施設のほうを先行して募集はかけさせていただくんですけれども、この後、資料にもありますように、子ども・子育て支援事業計画の中で、後年度にわたっても施設の拡充の考え方などということでお示しをしてまいります中では、病後児施設についても必要な施設数があれば、その施設を入れ込んでいくというような形で対応したいと考えておりますし、令和7年度以降さらに検討を進めてまいりまして、必要な施設数が決まりましたら、同じような形でまた施設の拡充について募集をかけたいと思っております。 委員長 他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 なければ、以上で本報告について終了いたします。 6番、ベビーシッター利用支援事業(一時預かり利用支援)の対象者拡充について報告を求めます。 分藤子ども教育部子育て支援課長 それでは、ベビーシッター利用支援事業の対象者拡充について御報告いたします。(資料7) 区では、子育て家庭への支援として、令和4年10月より未就園児を対象にベビーシッター利用支援事業を展開してきたところです。事業開始以降、保育園等を利用している御家庭などから、対象者の拡充について御意見、御要望が多く寄せられていることを踏まえまして、令和6年10月利用分から対象者の拡充を行ってまいります。 併せて、今後の事業運営についても変更を行います。対象者の拡充に伴い利用者の増加が見込まれることから、関連業務を委託し、円滑な事業実施に努めてまいります。 1番で、拡充の対象者ですけれども、保育園等在園児童についても10月利用分より対象といたします。これにより対象者は全ての未就学児となります。 次に、2番、運営の変更点でございます。申請の受付時期については、現状では、四半期ごとに申請期間を設け、申請期間内のみ受付を行い、遡っての申請や申請期間外の申請は受付を不可としております。これを10月からは、受託事業者宛てに随時申請を行えることとし、複数月にまとめての申請や遡っての申請も可といたします。また、申請方法については、現状では区への郵送や窓口への持参としておりますけれども、10月からは受託事業者への郵送といたします。 3番、変更内容についての周知方法でございますけれども、なかの区報や公式LINE、ホームページ等、また、令和6年度の申請者への通知等により周知を図ってまいります。 最後に、今後のスケジュールでございます。9月に受託事業者を決定し、10月より対象者の拡充、事業運営委託を開始いたします。 御報告は以上でございます。 委員長 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。 久保委員 10月から一時預かり利用支援の拡充が始まる、利用者の拡充が始まるということで、これは本当に多くの方たちが求めてきたことでありまして、その中の一つの課題というのが、事務処理に関する業務が非常に区の負担となっていたというところだったかと思います。これは9月から受託事業者を決定して、いよいよ10月にスタートをするということになってくるかと思うんです。 一つ確認ですが、拡充対象者の保育園等在園児童、この「等」について御説明をお願いします。 分藤子ども教育部子育て支援課長 保育園等の「等」の部分でございますけれども、こちらは認可保育所や認定こども園、地域型の保育事業等々、幼稚園とか、今、日中に預かりサービスのほうを御利用されている御家庭のところが含まれてまいります。 久保委員 幼稚園ってあんまり預かりサービスという認識がないかと思うので、そこのところはちょっと違うかもしれませんが、幼稚園も対象になるというところです。 それで、この事務手続が委託をされて、円滑な事業実施となっているんだけれども、何がどういうふうに変わるのかというところで、この運営変更点のところがあります。今までは利用者の方がベビーシッターの申込みをされて、利用をされて、利用料を支払う。そして、それから区に対して申請を行っていた。区のほうへ申請をして、審査が済みますと、補助金が交付をされるという手続になっていました。 ここが、事業者に一旦申請を行う。この事業者に申請を行う。まず、今までの区よりも、随時申請となっているので、申請が本当にスムーズにというか、利用したらすぐに申請ができるというのが一つのメリットなのかなというふうに思っています。そこから事業者が区のほうに報告をして、審査をされて、ここは一緒だと思うんですが、手続としては、補助金の交付というふうになっていきます。 ここについてなんですけれども、幾つか伺いたいのが、今までは遡って申請期間外の受付は不可となっていたと思います。実際に申請受付期間を過ぎてしまって受付ができなかったというケースがこれまでにあったのかどうか、教えてください。 分藤子ども教育部子育て支援課長 実際に申請期間外に、ちょっと忘れていたので申請をしたいというようなお話とか、過ぎているけれども申請をしたいというようなお問合せというのは過去にも幾つかございましたけれども、そういった際は一応期間を定めて受付をしておりますのでお断りをしていたということは、経緯としてはございます。 久保委員 そこは一つは改善をされます。それから、申請からやっぱりいつ補助金が交付されるのかというところが気になるところだと思うんですね。受付が随時ではなくて、少し先に受付をするということは、当然交付をされる期間というのも先になるわけなんだけれども、ここがやっぱり変わらないとあんまり意味がないように思うんですけれども、今までは申請をして、受理をされて、そこから交付までというのは、どのくらいの期間がかかっていたのか。そして、今回この変更をすることによって、その期間も短縮をされるのかどうか教えてください。 分藤子ども教育部子育て支援課長 今までは、区のほうに指定する申請期間に申請を頂いて、そこから中身の審査を順次行っていって、最後の支払いまで進めていくということでしたので、例えば4月から6月の分をまとめて7月下旬に受付をするということになりますと、大体お支払いというのは、その後で中身の審査をして支払いの手続までということになるので、8月の終わりとかそういったところまでは時間がかかっていたところでございます。 極端に申しますと、4月に御利用されて申請をする場合でも、申請期間は7月になりますので、お支払いは4月に利用された場合でも8月下旬というようなことにもなるんですけれども、今回のように運営の方法を変更したことによって、4月に例えば御利用された方が翌月までに申請をすれば、5月とか6月ぐらいにはお手元に補助の分が届くので、かなり期間の短縮ということにはケースによってはつながってくると思います。 久保委員 ということは、4月や5月の方というのはすごく期間を短く感じるけれども、7月の人はあんまり変わらないということですか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 事務の流れとしては大きく変わる手順はないんですけれども、ただ、今は申請件数が多量にある中で、限られた人員で職員が対応していたということもございましたので、なかなか処理のスピード自体も時間がかかっていたということもございます。なので、その辺りを事業者に、手続、審査とか、利用者の方との書類の不備の対応とか、そういったところを人数をかけてやれるということになりますと、その分だけ処理のスピードも上がりますので、その分の時間の短縮にはつながると思います。 久保委員 それで、随時申請の考え方なんですけど、これって随時というと、1回利用してすぐ申請できるのかと思うけれども、そうではなくて月ごとですか。ここはどういうふうになりますか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 御利用の都度に申請自体は可能です。ただ、この期間の間に申請をしていただいた方は、大体このぐらいにお支払いをするというのが、大体それが1か月ぐらいの単位で動いていくような形になりますので、申請の回数自体の制限はございません。 久保委員 今までってエクセルの表だったりに時間を入れ込んで、月ごとのマックスの時間があるから、その利用によってその方の上限が出てきますよね。それがまとめて報告だったわけだけれども、ばらばらにと言ったら変だけど、例えば週に1回ぐらい利用されて、毎週毎週報告ということになってくると、この上限時間というのが見えにくくなるのかなというふうに思ったりもするわけですけれども、そういうところは今までと変えて、随時というか、その方の申請しやすいタイミングでできるというところは、そこは変わる。だから、今までのフォーマットと大分変わってくるということですか、申請書類自体は。 分藤子ども教育部子育て支援課長 申請のフォーマット自体とか管理のやり方自体がそんなに大きく変わるわけではないんですけども、これまでも個人の方にひも付けて累積の申請時間というのは管理してまいりましたので、その方法自体は大きく変わらないのかなと思いますので、大きく全体のイメージが変わるというわけではございません。 久保委員 分かりました。それで、受託事業者への郵送というのは、今までは窓口と郵送というのが二つあったわけですけれども、今回は郵送だけになりますけれど、これはオンライン申請に替えるということはできないんですか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 まだ、今の時点では、オンラインの申請というところの手続までは検討は進んでいない状況でございます。 久保委員 それは、東京都がオンラインの申請ができていないからですか。それとも、中野区の判断でできるんですか。どちらですか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 そちらは自治体ごとの判断になりますので、中野区のということでございます。 久保委員 他区で既にオンラインの申請を行っているところはありますか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 他区でもございまして、現状で申し上げますと6区で実施をしてございます。 久保委員 やっぱり今回利用できる方を大幅に拡充したということは、非常によかったと思っているんですよ。その事務手続についても、こうやって予算をかけて、これから受託事業者を決定してやっていくわけだから、申請も随時ということになって、今までみたいに何か月間分ためてというわけではないし、また、遡ってというところもできるし、場合によっては交付の時期も非常に短縮されるというところは、とても効果があると思います。でも、もう既に6区でオンラインが始まっていて、そこのところを考えると、やっぱり利便性という面では、さらに利用してすぐ申請ができるんだったら、これはオンラインのほうが圧倒的にいいわけですよね。やっぱり郵送をしようと思うと意外と遅れちゃうというか、なかなかポスティングができなかったりとかいろんなことがあって遅れてしまうところもあります。なので、この次の段階では、やっぱりオンライン申請というのを進めていかなければいけないと思うんですけど、いかがですか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 委員御指摘のとおり、御利用される方の利便性の向上というのは非常に重要な点だと思いますので、先行して実施している区などをちゃんと調査して、今後検討を進めてまいりたいと思います。 久保委員 一つ気になったのは、遡って今までは受付ができなかったんだけれども、今回は遡っての受付ができるようになる。それは区の事務手続上遡ってできなかったということなんですかね、今まで。だとすると、利用して少し期間が過ぎてしまったからといって補助金の交付ができなかったというのは、これはやっぱり区の大きな事務手続上の瑕疵というか、そういうところをちょっと感じているところなんですけれども、その辺はいかがお考えですか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 委員御指摘のとおり、遡りの申請を受け付けなかったりとか申請期間外が不可となっていた事情というのが、事務処理の作業上の問題だというところもございましたし、他区でも同じような形でその状況があるということも聞いておりますので、ここはやはり改善すべき事項だというふうに認識をしてございまして、今回のタイミングでそこを改善してまいったということでございます。 久保委員 分かりました。事務手続のところも、こういうふうに変わりましたというところと拡充されたというところが、やっぱり併せてしっかり周知をされることが非常に重要であるなというふうに思っています。そういう意味では、周知方法、これがちょっと分かりにくくて、利用支援事業の対象者拡充についてというタイトルで、そこの部分とこの事業者の受託というところの一緒の報告なので、この周知方法というのが何を指しているのかと思ってしまいました。これは当然のことながら、利用される方が拡充をされたということと、事務手続も大幅に簡素化されるんですよということをどちらも示しているということでいいですか。しっかりPRしていただきたいと思うんですけれど。 分藤子ども教育部子育て支援課長 委員御指摘のとおりどちらの面も含めておりますので、広報の仕方等々、また工夫して取り組んでまいりたいと思います。 河合委員 1点確認したいんですけど、遡り申請ができるようになったという申請受付の時期や方法の窓口、郵送というのは変わらないけど区じゃなくて受託事業者になりますよというのはここに書かれているんですけれども、そのほかに申込方法の中で、区民の方に影響がある何か変わったことというのはないんでしょうか。これまでとやることは、郵送先が変わるだけで、一緒なんでしょうか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 手続上、御利用される方については、郵送の先が変わるということが一番大きいかなと思いますし、あとは、これまでは、例えばその書類の中身の確認とかやり取りをしていたのは区の職員と御利用者さんでやっていましたので、そこが事業者さんになりますので、そこは御利用される方については大きな違いになるかなと思います。 河合委員 今のを聞くと、相手先は事業者になるとしても、区民の方がやる工程や作業についての変更はほとんどないということなんですかね。 分藤子ども教育部子育て支援課長 基本的に、御利用される方の事務手続上は、大きな変更はございません。 河合委員 ありがとうございます。久保委員からも指摘があったように、やっぱり事務処理の区負担というもののために、これまでベビーシッター利用助成を拡大できないとずっと区としての返答を頂いていて、それでも要望が非常に大きかったところを、今回こうして改善する方法を見つけて何とか動いたというところは、非常によかったなと思っています。 これは10月利用分ということが書かれているんですけど、これは当然10月1日の利用分からでということだと思うんですけど、遡り申請がオーケーになるのも10月分であって、9月分の利用した人は10月に遡り申請は、それは駄目ということですか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 今回拡充の対象者になる方については、10月以降が御利用の対象になりますので、遡っての申請というのはできないんですけれども、これまでも対象でした、こちらの仕様で申しますと未就園児の対象の方ですね、こちらについては、例えば今年度になってから申請が漏れていたものがあったとしても、それは遡って申請が可能になります。 河合委員 それは非常に大事な視点だと思うので、そこのほうもきちんと、周知方法の中で特に区報とかというのはサイズが限られているから難しいと思うんですけど、ホームページ等を、例えば区報なりで案内した先で詳細を載せていますのでこちらを御覧くださいというところは分かるように、そして目立つように、きちんと入れておいていただきたいと思うんですけど、それはいかがですか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 周知の仕方については、しっかり工夫して取り組んでまいりたいと思います。 羽鳥委員 ちょっと基本的なところですごく恐縮なんですけれども、対象者が今回拡充をされるということで、これまでは未就園児を対象としていたものが、全ての子どもたちになるということなんですが、この保育園等を利用している家庭など多くの子育て家庭、保育園を利用されている家庭というのはどういうときに利用されたいのかなと。やっぱり日曜日とかそういったときに利用されたいんでしょうか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 そういった日に御利用されたいということもございますし、あとは平日であっても、例えば夜間の時間帯とか早朝とか、そういったところも対応が可能ですので、そういう限られた時間かもしれないですけど、スポットで御利用されるという方もいらっしゃいます。 羽鳥委員 大体どのくらい利用が増えるというふうに、区としては考えていらっしゃるんでしょうか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 過去の実績から申しますと、令和4年10月からサービスを開始してございますけれども、令和4年度に関しては半年分ということで、延べ利用人員は大体140人ぐらいでした。それが、昨年度は、期間が倍になったということもございますけれども、大体480件ぐらいまで利用が伸びております。あと、直近で申しますと、令和6年度は、今第1四半期まで終わっていますけれども、第1四半期の御利用分は令和5年度の第1四半期と比べて2倍以上の件数になっているということなので、御利用される方のニーズというのは着実に伸びているかなというふうに、数字としては見ております。 羽鳥委員 第1四半期はまだ対象者が拡充される前ですから、やっぱり対象者が拡充される前の段階から制度が知られていって、どんどんと利用が増えているという、こういう状況にあるということですか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 事業の認知度も上がってきたということもあって、御利用もかなり増えているということになるのかなと考えてございますし、すみません、先ほどちょっと申し忘れましたけれども、今回の制度拡充に当たって、令和6年度としてどのくらい申請が来そうかということでいきますと、さらに対象者が拡充をされますので、大体2,000件ぐらいまでは数字が伸びるのではないかなというふうに見ております。 羽鳥委員 それは、他区とかそういうものの実績とかも見てということなんでしょうか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 他区の直近の実績で見ましても、多いところですとやはり2,000件、3,000件、4,000件とか、そういったところまで件数が伸びている区もございますので、人口の規模から比較しても、大体そのぐらいまで数字が伸びても自然ではないかなというふうに考えております。 羽鳥委員 分かりました。予算との関わりで、この2,000件まで見込みが増えるだろうとされているところでは、予算は確保されているんでしたっけ、当初予算のところで。 分藤子ども教育部子育て支援課長 当初予算の段階では、おっしゃるとおり、今後の需要を見込んだ形で大体申請件数を見積もっておりましたので、予算の規模としては計上した規模で対応してまいりたいと考えております。 むとう委員 羽鳥委員の質疑とちょっと重複するんですけれども、保育園等を利用している家庭等の多くの子育て家庭からの意見等を踏まえということで、どういった意見が多かったんでしょうか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 やはり中野区では在園児が対象外になっていることについて、対象にしてほしいということのお答えが多かったです。 むとう委員 ということは、在園しているけれどもベビーシッター制度を利用したいということは、保育園の時間内に収まらない前後という時間帯の希望ということになるということなんですね。その理由だけではどれくらいの件数、そこのシェアってどれくらいあるんですか、この事業の中で。 分藤子ども教育部子育て支援課長 他区の事例とかを見るところによりますと、在園児の御家庭からの申請と、これまで区が対象としてきたような御家庭からの申請とでいきますと、ほぼ同じぐらいか、それかもう在園児のほうが逆に多い区もございますので、そういった傾向も見て、ほぼ同じくらいの規模は増えるんじゃないかなというふうに見ております。 大内委員 このベビーシッターは保育園等在園児童対象ということになると、日曜日ということになるんですか。日曜日が多くなると。今までは平日もやっているわけですよね、基本的に。今度は保育園の方たちからの要望が多いので、やろうとすると日曜日の需要が増えると、あるいは夜間の需要が増えるというイメージなんですか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 もともとベビーシッターの利用支援事業自体は、対応は24時間365日対応できるということでサービスはやっておりまして、もちろん事業者のほうがシッターの派遣ができるかどうかという、御利用者との条件が合うかどうかということにもよるんですけども、サービス自体は常に対応しているということでございます。 大内委員 じゃあ、お金はどうなっているんですか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 御利用された方は、シッターの事業者のほうに御利用された料金をお支払いするんですけども、そのうち、いわゆる保育サービスの直接の対価の部分に関して自治体のほうで補助をするというような仕組みになっておりますので、例えば登録料とか、シッターさんの交通費とか、あとはオプションに関わるサービスとか、そういったものは基本的には補助の対象外ということになっておりまして、それは東京都で考え方というのは統一されているものです。 大内委員 東京都が非常に絡んでいる事業だということ。それで、実際幾らぐらいなんですか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 補助の金額でございますけれども、1時間当たりの上限金額というのが設定されておりまして、午前7時から午後10時までは1時間当たり2,500円です。 大内委員 何時から何時までですか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 午前7時から午後10時までです。 大内委員 昼間っていうことですか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 夜の10時までですね。午後10時から日が変わって午前7時までの間、そこは1時間当たりが3,500円というのが補助の上限額になってございます。 大内委員 1時間にそれだけもらえると。ということは、朝の7時から夜の10時まで預けると幾らになるの、単純に。掛ければいいんだけど、幾らになるかと思って。 分藤子ども教育部子育て支援課長 朝の7時から夜の10時までということでいきますと、単価掛ける時間ということで、15時間ですと37,500円。 大内委員 実際、でも37,500円は、ベビーシッターに預ける保護者の方が負担するんですか、全額。 分藤子ども教育部子育て支援課長 事業者さんによってサービスの単価に少しばらつきがございますけれども、大体この金額に近いくらいの金額でして、それは一旦御利用された方がシッター事業者のほうに直接お支払いをするということになっています。 大内委員 一旦払うというと、戻ってくるみたいな言い方に聞こえるんだよ。戻ってくるの。幾ら戻ってくるの。 分藤子ども教育部子育て支援課長 失礼しました。そのお支払いをした分の一部という形で、時間当たり2,500円を上限として区が補助をするというのを、御利用した後に手続をしていただいてやるということでございます。 大内委員 そうすると単純に昼間の時間、朝の7時から夜まで、1時間1,000円ということになるんじゃないの。1,000円じゃなくて、これは夜間だ。10時から朝の7時の場合は1,000円。満額2,500円もらえる人はね。だって、夜の10時から朝の7時までは3,500円でしょう。満額2,500円支給される対象の方だったら、1,000円で済むということなの、1時間。そういうことでもないの。 委員長 休憩します。
(午後3時52分)
委員長 再開します。
(午後3時55分)
大内委員 そうなってくると、非常にいい制度で、多分利用したいという方が増えてくるんだけども、先ほどあった、誰でも通園制度とかあったじゃない。これは別にベビーシッターとは違うよ。園で見るわけだから。ベビーシッターって家で見るんでしょう、これ。ちょっと違うんだけども、あっちは2人しか見られませんよといって、こっちは何千人とかという規模になってくると、まあ延べだけどね。こっちは常に2人というと、ちょっと差があれだよね。あなたに質問しているわけじゃないから大丈夫です。いや、ちょっと感想で言うと、同じ制度として、こっちは誰でもで、でも2人で、こっちはもう規模が全然違ってきちゃうし、もっと言うと全額出るっていうと、こっちの、まあ考え方にもよるけど、1歳児でも何でも。 ただこれって、話が戻りますけど、要は1歳児と6歳児は金額が違うんですか、ベビーシッターの、当然。 分藤子ども教育部子育て支援課長 料金の違いですけれども、事業者さんによっては違うところもありますけれども、同じ場合もあります。それはシッター事業者によって違うと。 大内委員 だって、1歳児と6歳児を見ている保育園に支払うお金は全然違うわけだから、そうすると、これも普通差があっていいんじゃないのかなと思うわけ。だから、全ての事業者が同じ考え方なのかなと。(「それは違う」と呼ぶ者あり)事業者によってまた違うわけ。じゃあ、事業者によって設定の仕方が違うというの。そういうふうに言ってもらったほうがいいんですけど。要するに事業者によって1歳児と、まあ5歳児でもいい、違いますよと。事業者によっては同じ場合、ほぼ同額という言い方でいいのかな、ということなんですか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 委員御指摘のとおり、事業者によって設定が、考え方が違うということでございます。 大内委員 ただ最終的に、保護者に関しては、一時的に払うのにしても、全額戻ってくるということであればどちらでもいいという言い方はいけないんだけど、そんなに気にしないでベビーシッターを頼めるわけでしょう。それは分かりました。 もう一つ、これは例えばベビーシッター、これもそうなんだけど、申込みが多い場合はどうなるんですか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 申込みの状況自体は区のほうではちょっと把握はできないんですけれども、もちろん申込みが多数になった場合というのは、シッターの事業者のほうでもう予約が取れなくてお断りをするというケースもあると思います。 大内委員 受託事業者に直接今度申し込むからそういうことになるんだけども、普通、分からないですけど、例えば今度は日曜日の受入れ枠が大きいところを、受託事業者って今何社あるのか知らないんだけど、そもそも。今度新しく何社募集しようとしているのか分からないんだけど、それは。 分藤子ども教育部子育て支援課長 こちらのベビーシッターの事業者というのが、東京都が認定をしている事業者を利用した場合に補助が出るというような制度になっておりまして、今現在ですと東京都のほうで認定している事業者が28者ございまして、そちらを利用した場合に限って補助が出るという形になってございます。 大内委員 要はその28者のうち、中野区の受託事業者として手が挙がるか挙がらないかということなんだね、そうすると。 分藤子ども教育部子育て支援課長 受託事業者というのは、区の審査と受付の業務を請け負うほうの事業者でございまして、ベビーシッターの事業者とは別の事業者でございます。 大内委員 これを見ると、受託事業者というと子どもを受託する、いや、ベビーシッターをやる受託事業者はもう決まっているのね、28者。それの途中の仲介の手続をやる受託事業者を募集していると、そういうことなんですか。それで、これは幾らぐらいなの、予算は。 分藤子ども教育部子育て支援課長 こちらは区が今までやっていた事務作業を委託する事業者でして、当初予算ですと1,000万円強の計上をしてございます。 大内委員 もう本当にこれが最後。受託事業者がいなかったら、これはできないということなんですね。 分藤子ども教育部子育て支援課長 入札の手続はこれから行ってまいりますけれども、不調になった場合には、またその後の対応というのは考えていきたいと思います。 大内委員 いや、そうじゃなくて、要するに誰も手を挙げなかったと。中野区のは安くて、でも東京都が全部同じ仕様でお金出すんだろうから、多分ね、中野区の一般財源でやるわけではないんでしょう、だって。東京都から後から来るんでしょう、でもこれ。受託事業者の。来ないの。 分藤子ども教育部子育て支援課長 こちらの委託の事業については東京都の補助の対象ではないので、区の一般財源で、歳出でお支払いするものです。 大内委員 じゃあ中野区は、分からないけど、他区に比べて安かった場合、中野区は安いからと手を挙げる受託事業者がいなかったら、この事業は成り立たなくなっちゃうわけですか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 もちろん入札に当たっては見積りとかも取って、ヒアリングとかも行っておりますので、そういった事態は発生しないような形で対応はしておりますけれども、仮にということで申しますと、確かにもし事業者さんの手が挙がらなければ、もちろんこういった事務作業自体の事業委託ということはできなくなりますので、区の直営で作業するというようなことになるかと思います。 大内委員 今までは区への郵送でしょう。今までは直営で区がやっていたということになるわけ。でもって、これからは全部民間に委託しますと。でも、民間に委託しますっていって手が挙がらなかったら、やっぱり区でやれよって普通なるよね、ベビーシッターをやっている人たちは。そういうふうに言われるでしょう、普通。そのときはやっぱりできませんって言うの。区では手がいっぱいなんで、仕事がいっぱいなんでと言えないでしょう、だって。皆がそういうのをやって、仕事がスムーズに進むのに、まして今度は全部電子で申し込みされるというのだったら楽になるのに、できないよって言えないよね。別に脅しているわけじゃなくて、そうなったらやらないの。 分藤子ども教育部子育て支援課長 制度の対象者の拡充自体は予定どおり10月に実施をしていく方向で考えておりますので、その事業の拡充自体はそのまま進めたいというふうに考えております。 河合委員 1点だけ。今回保育園等というところで、前回の質疑の中で、病児保育の子どももこういうベビーシッターで預かれるようにしたいというところも一つの点だというふうなことを御説明いただいていたと思うんですけど、今後、今現状のホームページにも、まだ拡充されていないからということだと思うんですけど、病児保育で活用できるという話は載っていないんですよね。やっぱりそこの点でも利点が増えるということも併せて、今回の周知の詳細の中にはきちんと掲載しておいていただきたいんですけど、それに関していかがですか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 認定事業者の中でも、病児・病後児保育に対応できる事業者とできない事業者ということでケースは分かれるんですけども、事業者によっては御対応できるということ自体は、周知をする中でもちゃんと工夫して広報してまいりたいと思います。 河合委員 ただ、事業者の紹介というのは、東京都のホームページを見なくてはいけなくて、都のホームページではぱっと見てどこが病児かというのは、各サイトに飛ばないとちょっと分かりにくくなっていたんですよね、たしか。そういうのって、区のほうで改善したり、もしくは東京都のほうに、そこはもう少し分かるようにしてほしいという要望を出したりとか、そういう改善をしていただける、利用者になるべく分かりやすい表示にしていただけるように、都のほうにも協力いただいたりするべきではないかなと思うんですけど、そこについてはいかがですか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 委員御指摘のとおり、今の状況ですと、実際にベビーシッターの事業者のホームページまで閲覧をしないと、サービスの内容等々に関しては確認ができないというような状況がございますので、御指摘の点も踏まえてちょっと検討させていただきたいと思います。 むとう委員 ちょっと心配になるのが、このベビーシッターさんというのは、何か資格を持っていらっしゃる方、全く持っていない方、どういう方が担ってくださっているんでしょうか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 ベビーシッター事業者でのシッターの登録に関しては、特に専門の資格が必要ということではなくて、東京都が指定をしている研修というのがあるようなんですけれども、そちらを修了した方であればシッターとして派遣ができるということになっております。 むとう委員 この制度をやり出して、何か事故とかというのはないですか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 区のほうで把握している限りでは、そういったことは発生しておりません。 委員長 他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 なければ、以上で本報告について終了いたします。 次に、7番、子どもの体験事業の試行についての報告を求めます。 分藤子ども教育部子育て支援課長 それでは、子どもの体験事業の試行について御報告をいたします。(資料8) 経済的な困難を抱えやすい家庭の子どもは、自宅や学校などの日常生活の場を離れた場所での非日常的な経験・体験の機会が少ない傾向にございます。そのような家庭の子どもの経験・体験の機会の充実を図ることを目的として、なかの里・まち連携自治体における子どもの体験に係る事業を試験的に行うものでございます。 まず、1番、実施場所でございます。なかの里・まち連携事業の新たな連携先として今後取組を進めていくことになります山梨県の丹波山村での実施を予定しております。なお、区と丹波山村は9月に里・まち連携協定を締結する予定ということでございます。 2番、実施時期については、11月上旬に日帰りでの実施を予定しております。 3番、対象者でございます。中野区学習支援事業に参加をしております子どものうち、小学校5年生及び6年生の児童を募集の対象といたします。 4番、定員については、子どものみの参加で20人程度を予定しております。 5番、参加費については、無料といたします。 6番、体験の内容でございます。なかの里・まち連携自治体となります丹波山村の特色を生かして、豊かな自然に触れることのできる内容として、クラフト体験や林業体験等を行いたいというふうに考えてございます。 恐れ入りますが、2ページを御覧ください。7番、実施方法については、委託による実施とし、主に借り上げバスでの移動となります。当日は区職員も同行いたします。 8番の申込方法でございますが、案内チラシを配付して、参加の申込みを受け付けます。申込みが多数の場合は抽せんとし、結果については各家庭に通知を送付いたします。 最後に、9番、今後のスケジュールでございます。9月下旬から2週間程度、参加の申込みの受付を行います。参加者の決定後、10月中に参加者、保護者に対して体験事業の内容について説明会を行い、11月上旬に事業を実施してまいります。 御報告は以上でございます。 委員長 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。 河合委員 御説明ありがとうございます。この体験事業の試行についてというのは、もしかしたら初めて聞いたような気がするんですけど、これって今まで報告とかがありましたか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 今回初めて御報告をするものでございます。 河合委員 体験事業の、今までというのは、これは予算のときには話がありましたか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 予算分科会の際にも、体験事業の質疑というのは若干ございましたけれども、その際には、学習支援事業の中で体験イベントをやるというようなお話がございましたので、そういった内容でやり取りがあったというふうに記憶してございます。 河合委員 記憶じゃなくて、正確な答弁って分かりますか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 答弁の中では、体験学習というところの内容を確認させてほしいというような御質問が。 河合委員 もう一回お願いします。 分藤子ども教育部子育て支援課長 体験学習、体験事業の内容のほうを確認したいというふうな質問がございまして、そちらに対して、答弁としては、最終的には契約した事業者との調整がありますけれども、夏休みなどに何か体験をするようなことを考えているというふうな対応をしてございます。 河合委員 体験事業の内容についてということで、今回この予算はじゃあ組んでいたということですか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 予算計上自体は、体験事業として予算計上しております。 河合委員 ごめんなさい、今の答弁はちょっとかみ合わないので整理しますけど、体験事業というのは、ここには載っていない。ここに載っているのは学習支援事業で、このときに学習支援事業の中のやり取りがあって、体験のお話をしたということでいいですか。ちょっともう一回きちんと答弁してください。 委員長 休憩します。
(午後4時12分)
委員長 再開します。
(午後4時12分)
河合委員 すみません。予算書の中で、どこの項目のときにこの説明をして、どういうふうに答弁とやり取りをしたのか教えてください。 分藤子ども教育部子育て支援課長 対象となりましたのが、予算説明書補助資料で申しますと192ページでございます。そちらの中に学習支援事業等という記載がございまして、金額としては1億1,085万2,000円の金額がある部分でございますけれども、こちらの質疑の中で、学習支援事業業務委託について、対象を拡大したりとか増要因となるようなものがあるかどうか確認をしたいというような御質問がございまして、そちらに対して、まず学習支援事業として、今年度から小学校4年生を対象にしておりますのでそういったこととか、あと学習支援のみならず生活指導とか、あとは体験に関するような事業もやっていくというようなことで御説明をしております。 河合委員 今ちらっとホームページのほうを確認したところ、やっぱり立石委員とのやり取りの中で、じゃあ体験をやりますよ、そういうところの中で今から検討していきますよという報告があって、それの事業が決まったから、今回試行実施をやりますよという報告があったというふうに捉えればいいですか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 委員御指摘のとおりでございます。 河合委員 ちょっと初めて、聞いたことがなかったかなと思っていたんですけど、一応そういう質疑があって、今回試行ということでやってみたいなというお話で、今回のこういう報告につながったのかなというところは理解しました。 それで、里・まち連携の協定予定の実施場所と書いてあるんですけど、これはそもそも予算のタイミングで考えていたときからどこか里・まちにしようと考えていたのか、それとも、この予算のタイミングではまだもっとふんわりと何かしらのお金を準備していて、そこで話が進んでいく中で里・まち連携の自治体と何かやっていこうとなったのか、どういう流れがあってこの協定内容をここと締結という話になったのか、その粗筋みたいなものを教えてください。 分藤子ども教育部子育て支援課長 中野区実施計画の中において、子ども教育部のほうの記載でございますけれども、子どもの貧困対策の推進ということでの取組の中で、既存事業等を活用した子どもの経験・体験事業の検討というのを令和6年度まで行うということで記載をしてございます。そういったことで、昨年度も検討は進めていたところなんですけれども、里・まち連携のお話というのは、昨年来から自治体同士でお話をしていたということは伺っておりまして、その中で連携事業として何ができるかということの取組の検討を進めていたということでございます。 その中の一部として子どもの体験事業も、里・まち連携事業自体の見直しの中で、体験とか交流というものをこれから強化していきたいというようなことも所管部のほうでは考えていたというふうに聞いておりますので、その中で子どもの体験事業をやるのはどうかというお話を部のほうとしても頂いたということです。もともと実施計画の中でこういった位置付けがございましたので、昨年度の段階から体験事業を試行的に、令和6年度にやってはどうかということで検討は進めてまいりました。 河合委員 じゃあ区としては、こういうことをやりたいなという予算をまず用意はしていて、どういうふうにやろうかなと様々考えているというのが一つと、既存事業でやるという実施計画の中であったものというのが並行してあったところに、たまたま里・まちは全部協定を見直していた中で、こういうことをやれますよと手挙げしてくださった自治体がいらっしゃって、そこから話がうまく発展して、今回のこういうところに帰結してきたというような流れになるんですかね。 分藤子ども教育部子育て支援課長 委員御指摘のとおりでして、体験事業を試行するに当たっても、まずは気軽に御参加いただけるということも重要かと思いますので、日帰りで事業を実施できるような範囲で何かできないかということも合わせて考えていたところです。そういったところで、中野区からの距離というのももちろんございますし、あとは自治体の中の考え方として、里・まち連携事業とか、あとは体験交流事業の実施に関して協力姿勢というのですか、理解をしていただいている自治体さんの中から実施をさせていただきたいということで、今回は丹波山村のほうを連携先として、事業の実施をしたいということで結論に至ったところです。 河合委員 となると、日帰りで考えていた中で、初めからここの自治体ということではなく、区のほうの検討の中では、違うような案を並行して考えられていたということなんですか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 具体的に違う案を考えていたというよりは、日帰りでできるところがあるかどうかということから検討は始めたんですけども、その中で具体的に実現性の高そうな丹波山村のほうからの話もありましたので、そこからある程度こちらとの連携を想定した形で検討は進めております。 河合委員 じゃあ、ちょっと話を進めます。対象者というのは、今定員が20人なんですけど、この支援事業を利用されている方というので、この対象に当たる方というのは何人ぐらいいるんですか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 現在こちらの対象者ということで、学習支援事業を受講しているお子さんというのは、大体140名から150名ぐらいでございます。 河合委員 そうなってくると、その中で20人というのはちょっと少ないんじゃないかなと、今お話を聞いて見受けられたんですけど、そこというのは、あくまで今回は試行と書いてあるから、そこは1回取りあえずやらせてと、そういうような感じなんですか。取りあえず何で今回20人にしているのか教えてください。 分藤子ども教育部子育て支援課長 今回は試行ということもございまして、あとは往復の移動手段としても大型のバスで1台ぐらいで実施をしていきたいということもございましたので、バスの定員と、あとは区の職員が乗り込むことも考えて、全体の規模感を考えたときに、およそ20人程度であれば実施が可能ではないかというふうな形で検討は進めております。 河合委員 そうなると、今回やってみて好評であった、行きたい子が100人も出てきたとか、そういう形になったときには、次年度にそこを生かして、人数の拡大なども検討していただけるということでしょうか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 まだ募集をかけていないので、その応募が確かにどのぐらいあるかというのは全く見通しが立たない状況でございますので、今回の応募の状況とか、あとは事業に対する感想とかもちゃんと確認をした上で、次年度以降どういった形がいいかというのも考えてまいりたいと思います。 河合委員 参加費が5番で無料になっています。参加費無料とはいえ、様々これは予算の段階から考えていたというところで、何かしら、委託事業でもあるとも書いてあるので、お金が当然かかっていると思うんですけど、言える範囲でいいので、何に幾らぐらい使うのか、ゼロの細かいところまで出さなくても別にいいので、ちょっと分かるところだけ教えてください。 分藤子ども教育部子育て支援課長 こちらの体験事業の試行に当たりまして、令和6年度の予算として計上してございますのが、合計で53万5,000円でございます。内訳で申しますと、バスの借り上げの費用として約20万円程度。あと体験事業そのものの委託として30万円程度。あと残りは、看護師の同行のための委託とか、あとは旅行の損害保険の加入料というところが内訳でございます。 河合委員 委託の中が30万円と書いているんですけど、これは、その委託の中には体験内容というのはここに含まれているんですけど、具体的にどういうことをお願いしていますか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 委託の費用としては、当日の体験事業の中で実施をするために必要な経費ですね、人件費とか、あとは消耗品費とかがあると思いますけど、そういったものと合わせて、あとは企画をするための費用というところまで含めた上での委託費ということで考えております。 河合委員 企画まで含めると、なかなかお安いような気も若干するところなんですけど、当日、子どもたちの面倒というか、一緒になって子どもたちと活動してくれる人が、区の職員が何人と、先方の方は何人くらい来るんですか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 区の職員としては、子育て支援課の職員をはじめとして5、6名程度はこちらから同行したいと思っております。あとは看護師が1名つくということです。あとは現地につきましては、現地のほうでの受入れのために丹波山村の職員の方もお手伝いに来ていただいたりとか、あとはこちらの丹波山村には観光推進機構という組織がございまして、そちらのところがこういった現地のコーディネートをやっておりますので、体験事業そのものの対応はそちらのスタッフの方が数名でということで、まだ調整中であるので具体的な数字まではちょっと把握できていないんですけども、数名程度で対応されるということでございます。 河合委員 そういう意味では、ここにお願いすれば比較的気軽なお値段で子どもの体験のところまでサポートしてもらえるというところがあるということだと思うんですけど、それは一つここにお願いしているメリットなんだなと今ちょっと聞いて思ったんですけど、ほかにここにお願いして、体験内容はここに書いてあるので、自然の中で体験できるというのはあるんですけど、ほかに何かここにお願いするメリットみたいなのはあるんですか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 もちろん体験事業のコーディネートということで、中でより効果的な事業を組んでいただくということもありますし、あとは、今話をしているのは、バスでの移動の時間というのがかなり長いということもございますので、その途中で乗り込んでいただいて、林業の体験の前に森林に関する話をしていただくとか、そういったことのサービスにも柔軟に対応していただけるということはメリットかなというふうに考えております。 河合委員 何となく私のほうはいろいろ理解したところなんですけど、今回の申込方法というのは、当然対象者が限られているので、対象の方にきちんと案内チラシは行き渡るのかなとは思うんですけど、そういう場にそのときたまたま来ていない子とかもいらっしゃったりすると思うので、きちんと必要な方、対象の方には全て情報が丁寧に行き渡るように、そこは心がけていただきたいと思うんですけど、それに関していかがですか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 御案内が渡りまして、今受講もされているので直接お渡しすることももちろん可能ですし、あとは学習支援事業自体の開始に当たってもそれぞれの御家庭に御案内というのはやっていますので、そこは着実に情報が伝わるような形で取り組んでまいりたいと思います。 河合委員 最後にします。ごめんなさい、体験内容は日帰りと書いてあるんですけど、これは多分お昼の時間とかも挟まったりするんですよね。昼御飯とかも、ここの体験内容の委託のお金の中に含まれているんですか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 時間帯としては朝こちらを出発して夕方戻ってくるということになりますので、お昼は現地での昼食の分も含まれております。 久保委員 今河合委員のほうから様々聞いていただいたので、事業の内容等は理解できるところですし、事業の内容自体が決して悪いというふうには思わないのですが、何でストレートに「ああ、いいことやるね」って思えないんだろうとずっと考えていたんですよ。どうして私はそう思えないのかなって。それで、2点あるなと思って。 一つは、さっきから実施計画のお話があって、子どもの経験・体験の機会の確保、生活が困難な状態にある家庭の子どもが豊かな人間性を育むことができる環境を整えるため、区主催の事業を中心に優先参加枠を設けるなど、自然や地域社会に親しむ経験・体験の機会の充実を図る。こういうふうに銘打っていますよね。既存事業等を活用した子どもの経験・体験事業の検討というのがあった。けれども、具体的にじゃあ学習支援事業を受けているお子さんたちを対象にしようとか、里・まち連携事業をやっている、それを既存事業といっているのか分からないんだけれども、そういうふうにしていこうというところまでは全く読み取れなかったし、そういう検討がされていることすら今まで一度も委員会には報告がないので、すごく唐突感を一つは感じています。 それから予算です。先ほど来、学習支援事業ということで言われているんだけれども、確かに学習支援事業の項目があります。学習支援事業を委託等推進とあります。私もここはいろいろ質問してきたと思うんだけれども、小学校4年生からということで拡充をしてきたというところもあったし、今年度からトライが学習支援事業を受けた。このトライの学習支援事業の中にも、体験事業に類するような内容のものがありました。なので、そういう意味で、この体験というところは全く読み取られるものではなかったんじゃないかなと思うと、予算の段階での、この「等」というのはいつも問題になるわけですけれども、この在り方、示し方というのが本当にこの段階でどこまで盛り込まれていて、こういうふうに結果的に今報告があるわけだけれども、そうなってきたのかというと、流用じゃないとは思っていますよ。だけれども、そういうところのすごく納得がいかないところがあるんですよ、ストレートに。 いつからこの事業はこういうふうに決定していったんだろうという経緯が非常に不可解に感じるし、じゃあこの予算の補助資料って、これ以上細かくしろとは言えないんだけれども、本当にじゃあ全然想像もつかないようなものが「等」と入っていていいのかなって。そこら辺のところが、全然しっくりいかないところの理由だと思うんですが、この2点について御説明があればお願いします。 分藤子ども教育部子育て支援課長 予算の計上についてなんですけれども、確かにこちらの事業そのものが子どもの貧困対策の一環としてやるということもありまして、対象者についても学習支援事業に参加をされているお子さんで対象者を設定していきたいという考えもございましたので、対象者が同じというか重なっている部分ということで、計上の仕方としてというか補助資料の記載の仕方としては、学習支援事業委託等の中に合わせた形の記載をさせていただいていたというような経緯はあるんですけれども、確かに記載の仕方としては多分少し明瞭でない部分もございましたし、あとは御説明の仕方としてもなかなか十分ではなかったというふうには認識をしてございます。 久保委員 十分ではなかったんですよね。要するに、生活が困難にある家庭の子どもということしかうたっていないから、じゃあそれが、もちろん学習支援事業を受講されるというお子さんはそういう対象ではあるんだけれども、そこはどういうことでそっちが選択肢になったのかなと。本当に、じゃあこの生活が困難な家庭のお子さんに対して様々な体験事業をさせてあげたいんだというところが、しっかりそういう事業が構築されているんだろうかというところが非常に分かりづらいですよ。ちゃんとやっぱり考え方を一定示すべきだと思う。そこからやっぱり試行ということが次に発展するんじゃないんですか。違いますか、私の言っていること。 分藤子ども教育部子育て支援課長 事業の進め方として、なかなかちょっと御説明が不足していた部分があるところもございますので、一度しっかり考え方をお示しした上で、進めていくような形で対応はしてまいりたいと思っています。 久保委員 区主催の事業を中心に優先参加枠を設けるとなっているじゃないですか、実施計画では。子ども総合計画のほうは、区の体験型事業への優先枠の設定となっているから、そこも全然違うと思うんですよね、プロセスが、今回のことって。それでいいんですか。それで実施計画に基づいているからと言えるんですか。そこはどうですか、考え方。 分藤子ども教育部子育て支援課長 委員御指摘のとおり、ほかの計画の中では、優先枠の設定というようなお話も、既存事業の中でというような表記もしておりますので、少し整合がなかなか難しい部分もあったかなというふうには感じております。ですので、一旦その考え方を整理させていただければと思います。 久保委員 一旦整理をするの。今回のことはどういうふうに整理されるんですか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 今回のことに関しては、その事業自体は実施の方向でやらせていただきたいと思っているんですけれども、今回の考え方も含めて、全体をもう少し、御説明が足りなかったという部分がございますので、整理をさせていただきたいなと思っています。 久保委員 説明も足りなかったんだけれども、事業を構築していく上でのプロセスというのが、本来的にこの実施計画だったり子ども総合計画に照らし合わせてどうだったのかなというところを思うわけですよ。 とってもいいお話が来た。昨日も区民委員会をちょっと傍聴もしたりしていたんだけれども、丹波山村と里・まち連携を結ぶのもたまたまみたいな言葉が出てきたりとかね、やっぱりちょっとそれはどういうことって。何となく、そうなると、これは渡りに船かしらというふうに見えるわけですよ。それで本当にいろんな事業が、今回は予算はそんなに高額ではないですよね。でも、額の問題じゃないと思うんです。どういうふうに事業を構築していくのかということが、やっぱりきちっと本当に整理されて、検討されていくということが非常に重要だと思います。 これを試行的にやると、もうこれが考え方のベースになります。本当にそういうことだったのかどうか、今まで考えてきたことが。それは今までこちらには報告がないので、分かりません。そこのところは本当に、ここでいろいろ言っても、もう決まってしまったんでやるんでしょうし、やること自体が悪いことだとは思わないので、事故がないようにということと、やっぱり今後本当に今回この試行で行ったことというのが、どういうふうに中野の子どもたちに広く生かされていくのかというのは真剣に考えていただきたいと思います。 里・まち連携の丹波山村との連携というのも、6月に見直しが図られた段階では全くお名前も出ていなくて、なのに次の段階では名前が出てきて、9月4日にということで、それもすごく拙速な感じがするし、議会で何も説明がなくてもどんどん進んでいくんだなということを、昨日、区民委員会でも感じたところです。なので、これは当然、区民委員会といいますか、産業振興になるんですかね、里・まち連携をやっている。そこと連携を図りながらやってきた事業だとは思うんだけれども、じゃあどっちの事業なのかと。既存の事業といったらあっちなんだから、じゃああっちで予算をつけるんですか。そうではないですよね、今回もね。だから、そういうこともやっぱりきちんと庁内で議論をしていかなければいけないと私は思います。その点についてはいかがお考えですか。 森子ども家庭支援担当部長 様々委員から御指摘いただきまして、経緯については先ほどから課長が説明したとおりでございます。一部説明とあとは補助資料における部分についての不十分なところもあったかなと。そこは改めておわびしたいと思いますが、今回実施計画のところでお示しをしております子どもの経験・体験事業の実施ということで、それは来年度本格実施ということで実施をしていきます。その前段として、今回試行という形で実施をさせていただくわけですが、全体的な計画に基づく事業全体の目的、他部署との連携のお話もありましたので、そこのところはしっかり整理をして、来年度に向けて、本格実施という段階に向けて、しっかり整理、検討していきたいと思っています。 大内委員 区民委員会の資料を見ると、3月に何かのイベントに参加されて、それから話が進んできて、今度9月に里・まち連携を結ぶと。それも昨日初めて出てきたんですよ、区民委員会で。まだ結んでいないんですよね。昨日初めて区民委員会に。それでもって、今日のうちの委員会ではいきなりこういうのってちょっと早くないですか。だって、まだ結んでいないんだよ。誰がこの話を持ってきたんですかと。新しくなった教育長ですかと。知り合いなんですかと。じゃないと、こんなスピード感を持ってやらないと思うのよ。だから、そこの、だってまだ連携協定を結んでいないんだよ。9月に結ぶよといっても、9月のいつ結ぶか分からないし、もっと言うと、盛岡だって10月にやると言っていたけど、結局できなくて延びちゃったりとか。それで、もしこの連携が延びちゃったらやらないんですかっていっても、でもやるんでしょう。あなたが考えたの、この企画。予算を持っているから。そうすると部長ですか。まさか区民部のほうからこれ使えといって来たわけじゃないでしょう。あなたが考えたのですか。 森子ども家庭支援担当部長 こちらについては、経緯のところでも先ほど課長が説明したとおり、里・まち連携の見直し等の一環での話を発端として、丹波山村というところでの協定が実現して、具体化してきたといったようなところでございます。子ども教育部としては体験事業を充実させていく必要があるということで考えておりましたので、当然この事業としては子ども教育部として考えてきたということでございます。 大内委員 だから、普通は第2回定例会ぐらいに、今度連携協定を結びますというぐらいの報告があって、「ああ、そうなんだ」という話から始まってくるんじゃないの。いきなり昨日の区民委員会で連携協定を結びますと報告があって、「何だ、それ」って出てきて、それで、今日になったら子ども教育部が、連携協定を結ぶから行くって。いや、1日で考えたのかって。あなたたちは結ぶのを知っていたのかって。いつから知っていたのですか、結ぶのって。うちらは何も知らないんだから。連携協定、例えば少なくとも当該委員会で、今度、第2回定例会の時点で、秋口に結ぶ予定と聞いているので、そこで何かやりたいと思っていますと報告があったんですか。何もないじゃない。だから急にやったんですかと聞いているんです。一言で何か答えてよ。 森子ども家庭支援担当部長 先ほど来、経緯については御説明しているところですが、連携協定の話が進んでいったという中で、体験交流もやれないかということも考えておりましたので、昨日今日というよりかは、情報共有しながら今回取り組んできたというようなところでございます。今回報告に至ったのは、具体化したということで報告したということではございます。 大内委員 だから、普通は具体化する前に言うんじゃないの、こういう方向で進めたいというのは。例えば第2回定例会と第3回定例会の間にも子ども文教委員会はありましたよ。そういう考え方を示しましたか。予算に載っているからいいんですじゃないんだよ。そういうやり方をしていると、間違ったら何でも悪いになっちゃうの。普通は第2回定例会で報告できなかったら、その間に、今度里・まち連携を結ぶ予定なので、そこのところに子どもたちを連れていきたいと考えているので、日にちとかはこれから考えますじゃないの。それも何もなく、いきなりこういうのを出して、中身自体は否定するもんじゃないから止めないけども、そういうやり方はよくないんじゃないですかと言っているの。いいと思っているの。 森子ども家庭支援担当部長 ちょっと唐突感があるとか、そういったお話もいただいたところでございます。確かに予算の段階でこういう事業をやりたいということを想定していて、積算はしていたところではありましたので、この間も様々検討してきたところでございましたので、それで連携の調整等も進めてきたところでしたので、もう少し前段階でこういう考え方をしているといったところもあってもよかったかなとは思います。 大内委員 何度も言うけど、森部長ね、9月に締結予定なんだよ。まだ締結していないの。でも上の文書では、里・まち連携自治体における、連携するところとやると。まだこれ予定なんだよ。締結していないんだよ。締結しなかったら、この文書はなくなっちゃうんだよ。どうなっちゃうの、これ。何をそんなに急いでやるんですかと。だって逆に言うと、これは提携を結んだ後に、3定の常任委員会に出せば、まだ分かるわけだ。11月に行くって。今の段階で言うと、こういったことをもうちょっと柔らかくやって、秋口に行きたいっていうように出すんだったら分かるけど、もうこれ決定事項って出しちゃっているじゃない、出し方でいうと。 ちょっとやり方が唐突過ぎるのと、あともう一つ、これを本当に企画したのはあなたなんですか。あなたの部なのかなと思うんだけど、一応言うけど、すごくね、この企画は倒れるよ。というのは、多分車に乗っている人なら分かるけど、秋口の山梨に行って、どのぐらい渋滞するか分かりますか。まして子どもたちが行くっていったら、土日だよ絶対、これやるのね。平日にやらないでしょう。土日の秋口、中央道っていったらすごいんだよ、渋滞。もう八王子なんて、石川インターなんかわっと混んで、もう相模湖に行くのに2時間3時間かかるんだよ、紅葉で。帰りも同じく混むわけ、相模湖の手前から。でもって、これは普通にネットで見ると多分2時間半から3時間で行くよね、大型バスだから。これはもっとかかるよ。平常でそれぐらいかかるんだよ。秋の紅葉のシーズンに、まして土日にこれを企画して、だって多分子どもたちは朝5時に行くってわけにはいかないだろ。だから朝7時ぐらいかな、早くても。もう中央道は曲がれないよ。そこから混むの。中央道に乗ったらもう、すぐ渋滞。それで着くのが昼。それで1時間して食べて帰ってこないと、もう6時には帰ってこられないよ。車を持っている人がおたくらにはいないの。秋の紅葉の時期に行ったことある人はいないの。もう一つ言うと、相手の丹波山村の人は、この時期は紅葉で混むから大変ですよって言われなかったの。普通に考えて、もう6時ぐらいから混んじゃっているよ、道。だから、子どもたちを連れていくって、子どもたちは大変だよ、これ。 まして、多分大月辺りからずっと山を登っていくんだよ。大型バスとはいえ、こうやってこうやって登っていくんだよ、時間がかかるわけだ。右に左にってバスに4時間も5時間も乗っていたら気持ちが悪くなって、それどころじゃないよ。というようなタイミングの企画なんです。 だから、まだこれから連携協定を結ぶからといって、分からないけど、企画部から言われたのかどうか知らないけども、こういうようにやりましょうよと言われたかもしれないけど、いや、このタイミングで日にちまで正確に書いてある。11月上旬なんでしょう。紅葉の真っ盛りだから。それを考えていますか。単純に言えば平常時に2時間半から3時間、でもそれは乗用車だと思うよ。大型バスで行って、山を登っていくともっと時間かかるよ、細い道だと。それを考えていますか。いや、渋滞しないっていうんだったらいいよ。 森子ども家庭支援担当部長 今委員お話の渋滞の懸念というのは当然こちらも持っておりまして、そこは先ほどの丹波山村の観光の機構とも相談をしながら、渋滞の想定とかそういったところも知っていながら行程は今組んでいるところでございます。ですので、4時間程度は見ているところなんですけど、当然今お話があったように、お子さんの体調面というのもありますので、そこは看護師が同行しますから、そこはしっかりフォローしていってやりたいと思っていますし、時期についてはやっぱり紅葉の時期というのはいいだろうなということで想定はしたところでございます。 大内委員 いいけど、行って気持ち悪くなっちゃっても大丈夫だ、看護師がいるから、だからどうぞ気持ち悪くなってくださいという話じゃないんだよ。でもって4時間。でもバスで行くと、この時期だと、いや、もっと言うと、サービスエリアに入るのに30分かかるから。バスで行くから、バスにトイレがついていればいいけど、トイレつきじゃないでしょう、多分。それで、サービスエリアに入るのにも時間がかかる。そこでも人数が多いから、また時間がかかる。4時間って、真っすぐ行って4時間。途中、5時間ぐらいかかるところなんですよ、そうすると。ということをちゃんと分かっていて計画を練っているんですかと。いや、本当に悲惨なあれになるよ、これ。タイミングでいうと。 本当に車とかで秋口に中央道に乗っている人はいないのかね、誰も。おたくの所管の中には。この時期に行ったら大変ですよとかと言う人はいないの、本当に。ちょっと僕は能天気だと思うよ、これは考えが。大変なことになるよ。雨でも降りゃいいけど、雨が降ったときに行ったって仕方ないからな。本当に紅葉の時期の中央道って、そもそも7時過ぎだったら、もう多分大原の交差点を右折するのも大変だから。午前中ぐらいまで混むぐらいなんだから。いや本当に、せめて相模湖ぐらいだったらまだ何とか我慢できるけど、相模湖はまだ全然真ん中だからね。丹波山村まで行くのはちょっときついと思うけど、本当に気をつけて行ってくださいよ。後で報告を楽しみにしていますけど、俺は絶対にちょっとやばいと思うよ。俺、言ったからね。看護師がついてるからいいとかという問題じゃないから。本当に行くんだね。 森子ども家庭支援担当部長 予定としてはこういう形で今組んでおりますので、委員の御懸念もしっかり受け止めまして、実施に向けて検討したいと思っております。 むとう委員 私も、何かすっきりしないなと思っていたんですけども、皆さん質問してくださったので同じなんですけれども、既に里・まち連携をしている自治体があるじゃない。その中には適当なところはなかったということなんですか。これから締結を予定しているところと計画を進めているわけだけど、既に連携している、締結している自治体が何自治体かあるわけでしょう。そこには、こういう子どもの体験事業を試行的に行うのに適しているところはなかったということなんですか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 体験事業を検討するに当たりまして、日帰りでできるだけ距離が近いところで実施はしたいというふうに考えておりましたので、今回お話を頂いた中で一番距離が近かったということもありまして、基本的には、ほかの自治体さんの場合だともう少し距離がやはりあって、往復の時間もかかるということも考慮して、今回はこちらの自治体と連携事業をやっていきたいというふうな形で進めてまいりました。 むとう委員 既に連携しているところであれば、この計画自体を、本当にすばらしい紅葉の時期じゃないところ、一番込み合わない時間帯に、早めに計画することもできたわけでしょう。何か予算の中でなかなか議員が気付かないところでこの予算化がされていたということではあるんだけれども、予算化されていたんだったら、既に締結しているところで、もっと時期を外して計画することも実はできたんじゃないんですかとすごく思うんですよね。すばらしい大内委員の指摘だったので。何か予算化もされていた、既に里・まち連携協定を結んでいるところとであれば、この一番込むような秋の行楽シーズンじゃないときに計画することだってできたんじゃないかなというふうに思うと、何でこれを取ってつけたように、これから締結するところと、一番紅葉で秋の行楽日和のところで設定しなきゃいけなかったのかというのが、すごく不思議な感じが私もするんですよね。もっと何か、既に連携しているところと、連携していて連携の在り方を検討していく中で、さらに連携力を強めるためには、連携していたところとすればよかったのにというふうに私も思うんですけれども、適当なところはなかったという結論でよろしいんですね。 分藤子ども教育部子育て支援課長 里・まち連携自治体は、今既に事業を行っている自治体が5自治体ございますけれども、そちらと比較検討をした中でこちらを選んだというよりは、最初にお話を頂いていたというところもあって、ほかのところまではお声がけをしなかったというのが流れでございます。 むとう委員 そうでしたか。まあしょうがないのでいいですけれども、これは試行なわけで、これは目指すところは、試行だから20人という本当に少ない人数で、本当に対象とする人数は140から150人いる中で、たった20人というのはあまりにも少な過ぎる人数で、試行だから致し方ないということなんでしょうけれども、目指す姿というのは、今後は試行がうまくいけば100人規模でというふうに考えているということなのかしら。目指す姿はどこなんですか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 最終的に本格実施の段階でどういった姿になるかというのは、これからまだ検討はさせていただきたいと思っておりまして、今回の結果も踏まえた上で、さらに進めてまいりたいと思います。 むとう委員 じゃあ、今のところ目指す目標というのはないんですね。とにかく目指す目標もなく、取りあえず試行というだけなんですか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 できれば体験事業に御参加をされたいお子さんが、できるだけ参加できる形で実施はしてまいりたいと思っておりますけれども、そこは需要というか、どのぐらい希望があるかというようなこともある程度踏まえた上で、検討はしてまいりたいなというふうに考えております。 むとう委員 じゃあ試行するに当たって、対象となる小学校5年生、6年生の学習支援事業に参加している子どもたちに、こういうことを区は考えているけれども実現したら行きますかみたいな、打診みたいなことって、まだ全然、皆目していないということですか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 まずは委員会で御報告をしてからということもございましたので、周知をするとしても、これからということになります。 むとう委員 じゃあ、全く希望がなかったらやらないということですか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 希望がなかった場合につきましては、またその対象であるところ、学習支援事業はほかの年代でも実施はしてまいりますので、そちらのほうに御案内をするとか、あとは学習支援事業には参加はしていないけれども、事業の対象になっている御家庭というのもございますので、そういったところまでお声がけをするかとか、そこは結果というか状況を見て、また判断をしてまいりたいと思います。 むとう委員 たくさん希望が出たら、抽せんなんですかね。 分藤子ども教育部子育て支援課長 一定同じ条件の下で募集を募れば、応募数に応じて、必要に応じて抽せんをやるケースもあると思います。 むとう委員 やってみなければ分からないから試行するんですけれども、多分これは、無料で連れてってあげるよっていったら、想定するに応募する希望者は多いんじゃないかというふうに私は思うので、やってみてということはよく分かるんだけど、希望する児童が多ければ、やっぱり全員が行けるような形でやっていってほしいかなと思います。試行のときに行けてラッキーだったという子はラッキーで終わっちゃって、ほかの子はずっと行けなかったというのではちょっとかわいそうなので、応募がすごくあれば、全員連れていってあげられるような予算をしっかり取って、今後考えていってほしいかなと。事業自体は本当にやってほしい事業だから、私も応援したいんだけど、ちょっと残念な形かなと思います。 山内委員 すみません、今委員から様々御意見があったんですが、どうしてもこの丹波山村に、もちろん私も行ったことはあるんですが、この時期に行くというのが適切なのかなというのがまず1点。それで、今ここに書いてあるローラー滑り台、クラフト体験、林業体験とあるんですが、体験させていただいたものも、この場所ではないんですが、あるんですが、いずれも夏なんですね。この11月上旬という時期が適切なのかどうかというのが、まるでこの事業をやるためにこの時期に無理やり充てた、そのように見えます。あと対象者が5年生、6年生という大きいお子さんなので、ちょっと違うかもしれませんが、夏休みに子どもたちをどこに連れていこうかと、保護者はそのように非常に頭を悩ませている人も多い。その中でやはり対象は、こういった時期ではなく、夏が適切だったのではないかと思います。なので、この予算を使うからこの時期に無理やり入れたかのように見えるんですが、時期に関してはどのように思われますか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 時期につきましては、こちらの自治体との連携の協定のこともございましたし、その協定の締結をもって事業としてはちゃんと実施をしてまいりたいということもございましたので、夏の時期というのは少しその時期には間に合わなかったというような経緯もございます。 山内委員 ありがとうございます。ですので、まずそれが先行しちゃって、子どもたちに体験事業を楽しんでもらえるか、どのタイミングで子どもたちに行ってもらったらより楽しんでもらえるか、そういった視点ではない。区民の方からいただいた税金の使い方が、僕は時期が違うんではないかと思います。だから、もし試行でやるのであれば、里・まち連携とは切り離して、この時期に、適切な場所でまずは試行する。多分、これは区民の皆様の意見を聞かないで進めているので、そういったそごが生まれたのではないかなというふうに思うんですが、なので、ちょっとその辺を切り離して、適切な時期に、適切な場所でやってもらいたいというのを要望として出しておきます。 委員長 要望ですね。 では、他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 なければ、以上で本報告について終了します。 一旦休憩します。
(午後5時01分)
委員長 委員会を再開します。
(午後5時10分)
次に、8番、中野区母子生活支援施設指定管理者の募集についての報告を求めます。 分藤子ども教育部子育て支援課長 それでは、中野区母子生活支援施設指定管理者の募集について御報告をいたします。(資料9) 母子生活支援施設については、令和7年3月末をもって現在の指定管理期間が終了いたします。令和7年度からの新たな指定管理者を選定するため、中野区公の施設に係る指定管理者の指定手続に関する条例等に基づき公募を実施するものでございます。 1番、対象施設の概要です。名称は中野区母子生活支援施設、所在地は中野区中央五丁目でございます。 2番、実施事業でございます。指定管理者は、母子保護の実施及び施設の維持管理を行います。また、(3)で区長が必要と認める事業として、別途個別の委託契約により以下の①から⑤の5事業を実施いたします。また、(4)その他は、指定管理者の自主事業として、新たな地域展開や個別委託事業の充実等、事業者提案による事業があれば併せて実施をするものでございます。 次に、3番、管理運営方法については、指定管理者による管理運営といたします。 4番、指定期間については、令和7年4月1日から令和12年3月31日までの5年間といたします。現行と同様の5年間でございます。 5番、指定管理者の選定方法でございますが、企画提案公募型事業者選定方式により実施をいたします。 恐れ入りますが2ページを御覧ください。最後に今後のスケジュールでございます。8月下旬から9月下旬を募集期間とさせていただきます。10月初旬には提案内容について書類審査、ヒアリングを行い、10月中旬に指定管理者候補者を決定いたします。その後、指定管理者の指定について区議会の第4回定例会において議決を頂くため、11月上旬に議案の提案をさせていただく予定です。議決を頂いた後、12月下旬に基本協定を締結し、令和7年4月からの新たな指定期間における業務を開始いたします。 御報告は以上でございます。 委員長 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。 久保委員 すみません、1点だけ。その他の新たな地域展開、個別委託事業の充実等事業者提案による事業とありますけれども、この新たな地域展開というのはどのようなものなのか教えてください。 分藤子ども教育部子育て支援課長 新たな地域展開でございますけども、例えば近隣の地域において子育てに関する支援というか事業が何かある場合は、そういったものの提案を求めるというようなことを考えてございます。 久保委員 すみません、3番については従来どおりなのかなと思っていますので、その他のところが新たなこのプロポーザル方式の中での要件というふうになるのでしょうか。これはもう確実に要件になるということですか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 4番のその他についても提案を求めることといたしまして、審査の項目として含めているものでございまして、前回の選定の際にもこちらは設定してございます。 むとう委員 今のことで、ここは非公開の場所になっていますよね。非公開の場所で新たな地域展開って結構難しいんじゃないかなと思うんですが、その点、区はどういうふうに考えていますか。場所によっては公開している自治体もあるんですけれども、中野の場合はこの場所を非公開にしていますから、なかなかその地域展開と言われても、かなり制約があるのかな、厳しいのかなってちょっと感じるんですが、その点はどう考えていらっしゃいますか。 分藤子ども教育部子育て支援課長 地域展開と申しましても、広く公に何か事業を実施するというよりは、その母子生活支援施設の特性を生かしたという形になりますので、母子に限定をしたというか、対象者を限定した形で何かできる事業というのを検討していただくというようなことになります。 委員長 他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。 9番、(仮称)キッズ・プラザ南台の開設に伴う事業者の募集について報告を求めます。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 それでは、(仮称)キッズ・プラザ南台の開設に伴う事業者の募集について御報告いたします。(資料10) 区は、放課後の子どもたちの安全安心な遊び場として、キッズ・プラザの整備を進めているところでございます。令和7年4月に南台小学校が移転することに伴いまして、現南台小学校に併設されているキッズ・プラザ新山を廃止し、新校舎内に(仮称)キッズ・プラザ南台を開設いたします。キッズ・プラザには(仮称)南台学童クラブを併設し、一体的な運営を行うこととしております。運営は事業者に委託することとし、以下のとおり事業者を募集いたします。 1、委託内容でございますが、キッズ・プラザの運営業務及び学童クラブの運営業務となります。 2、委託施設は、(仮称)キッズ・プラザ南台及び(仮称)南台学童クラブです。 3番、事業者の選定につきましては、企画提案公募型事業者選定の方法により、運営能力や信頼性及び参考見積価格等を総合的に評価いたしまして、効率的で質の高いサービスを提供できる事業者を選定いたします。 4番、開設までのスケジュールになりますが、令和6年9月に事業者の公募を開始いたしまして、11月に事業者の決定となります。令和7年4月からそれぞれ(仮称)キッズ・プラザ南台、(仮称)南台学童クラブの運営を開始いたします。 御説明は以上になります。 委員長 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。よろしいでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。 10番、施設予約システム再構築に向けた進捗状況についての報告を求めます。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 それでは、施設予約システム再構築に向けた進捗状況について御報告いたします。(資料11) 本報告は、総務委員会を除く各常任委員会において、共通の資料により御報告するものでございます。 まず、これまでの取組につきましては、(1)施設を所管する部署と手続や運用ルールについて統一化を図るべく調整を進めてまいりました。(2)利用者アンケートの実施ですが、本年3月に利用者アンケートを実施し、取りまとめ結果につきましては第2回定例会にて御報告をさせていただいております。(3)のシステム再構築に係る支援業務委託ですが、今後詳細なシステム設計に入っていくに当たりまして、仕様の策定について業務委託により実施したところでございます。 これらの取組を踏まえまして、新たな施設予約利用に係る基本方針(案)を別紙のとおり取りまとめましたので、別紙をお開きください。 まず、1として、基本的な考え方をまとめました。(1)気軽に利用できる施設運営を確立するため、ルールの簡素化、明確化を図っていくこととしております。(2)どこにいても利用予約ができるよう、手続の利便性向上を図ってまいります。(3)空室を有効に活用できるようにすることで、区有施設の稼働率向上を図ってまいります。 続きまして、2の主な取組でございますが、対象施設をこれまでの文化・スポーツ施設などに加え、区民活動センターや高齢者会館なども含め拡大いたします。(2)団体登録につきましても、本人確認書類などをデータにて添付することにより、オンラインにて手続可能となります。(3)抽せん、申込みの時期につきましては、3グループに分類し、整理をいたしました。詳細につきましては、別添資料の裏面「抽選・先着申込時期の考え方」の表を御確認ください。(4)使用料の支払いにつきましては、窓口払いも残しつつ、オンライン・キャッシュレス支払いが可能となります。裏面の(5)無断キャンセルにつきましては、その状況によって、例えば新規予約を一定期間停止するなど、何らかのペナルティの付与を検討してまいります。(6)利用手続につきましては、電子化を進め、紙書類のやり取りが不要となるようデジタル化を進めてまいります。(7)デジタルデバイド対策といたしまして、特にこれまでアナログにて抽せん会を実施していた区民活動センターや高齢者会館の利用者に対して、システムによる予約がスムーズに行えるよう入力を支援する体制を検討いたします。 以上の詳細につきましては、後ほど別添資料をお読み取りいただきますようお願いいたします。 続きまして、3、本基本方針の適用時期でございますが、新システムによる利用者団体登録を開始する予定の令和7年10月を予定しております。 最後に、4、実施スケジュールでございます。本年10月に本基本方針を決定し、11月に地域説明会を実施する予定でございます。並行してシステム設計に向けた設計事業者をプロポーザルにて決定していくため、事業者公募を行います。令和7年度の6月をめどに必要となる関係条例や規則の改正を行い、各施設ごとに利用者向けのシステム操作説明会を十分に実施した上で、令和8年3月をめどに新システムの運用を開始していく予定となってございます。 御報告は以上です。 委員長 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。 大内委員 この新システムに移ることに関してはいいんですけど、そのときにこの団体登録のところに、要するに中野区民が、例えばこれは区民活動センターも全部そういうことになってくるのかな、今度。要するに申し込めるようになると、半分以上を団体登録で区民の方が、在勤・在学者がいれば申し込めるんですか。まあ全部じゃなくても、教育施設でいいや。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 当委員会の所管施設でありますふれあいの家につきましては、半数以上が在住、在学、在勤で、5名以上集まれば団体登録ができるといったようなことになっております。 大内委員 当該委員会だと担当しているところが少ないからあれなんだけど、一つをその例に挙げると、やっぱりそういうのをちゃんとチェックしてもらわないと、こういう機会のときに一度やらないと、もう亡くなった人も入っちゃっているし、いろんな人も入っちゃって、もう10年変わらないと、結構メンバーは替わっているんでね。こういった機会のときに、これを元でやっているのは区民委員会かどうか知らないけど、ちゃんと言っておいてください。うちの所管の城山ふれあいの家だっけ、そこだけやるというわけにはいかないでしょう。やっぱり全体的に新しいシステムをするときに、ちゃんと再登録してもらうときに、ちゃんと免許証が要るのか私はよく分からないけど、そういうのをちゃんとやっていただけるよう、また言っておいてください。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 その在住、在勤、在学の利用要件に関しましては、優先団体等の要件となりますことから、しっかりと挙証資料で確認するよう構築所管にも申し伝えます。 委員長 他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。 11番、学童クラブ利用要件及び審査指数の見直しについての報告を求めます。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 続きまして、学童クラブの利用要件及び審査指数の見直しについて御報告をさせていただきます。(資料12) 学童クラブを利用するための要件及び学童クラブの定員を超えて利用を希望する児童がいる場合に順位を決定する審査指数の見直しについて、以下のとおり御報告いたします。 1番、学童クラブ利用要件、審査指数の見直しの考え方でございますが、現行の学童クラブの利用要件で定めている「放課後の起点とする時間」と実際の小学校の生活時程に相違がございます。また、学童クラブ入会時の審査指数は、保護者の就労場所が居宅外の場合に比べまして、居宅内の指数が低くなっております。現代の多様な働き方に適合できていない状態となっておりますので、これらのことを踏まえ、学童クラブ利用要件及び審査指数を実態に即した形になるよう見直しを行うものです。 2番、主な改正内容でございますが、小学校の生活時程に合わせまして、放課後の起点とする時間を1、2年生は14時30分、3年生は15時15分といたします。これに伴い、学童クラブ利用要件の放課後1時間30分以上適切な保護を必要とする時間というのを、1、2年生は16時以降、3年生は16時45分といたします。 また、放課後の起点とする時間の見直しに伴いまして、学童クラブを早退する時間というのも合わせて繰下げを行っておりまして、1、2年生は16時30分より前、3年生は17時15分より前というふうにいたしております。 学童クラブを早退する場合の指数を新設し、それに伴いその他の指数を2倍にするといった改正も行っております。 また、現代の多様な働き方を踏まえ、居宅外就労と居宅内就労の指数を同じにしているものでございます。 別紙のほうを御覧ください。今御説明したところを少し現行と改正の対照表というふうな形にしております。 1番のところが利用要件で、現在の小学校の生活時程、時間割等に合わせまして、放課後の起点とする時間、それぞれ1時間30分以上保護を必要とする時間、また、早退とする時間というふうなところをそれぞれ繰下げ等を行っているものでございます。 また、2番の調整指数のところでは、現行では備考欄に「塾等で常態として早退する日は0.5日として」というふうな記載がございますが、早退による調整を、備考欄ではなくて、その調整指数の項目に明記をいたしまして、0.5日といったところを「-1」というふうな指数に変更してございます。 裏面を御覧ください。裏面につきましては、右側の現行欄でございますが、居宅外就労(勤務日数の全日が居宅外を就労場所とする)、それからその下の居宅内外就労(勤務日数の2分の1を超える日数が居宅外を就労場所とする場合)、それからその下の居宅内就労(勤務日数の2分の1を超える日数が居宅内を就労場所とする場合)というのを、左側の改正のほうで全て同一の形として改めております。 それでは、かがみ文にお戻りください。 3番、今後のスケジュールでございますが、令和6年11月から来年度の第1期学童クラブ利用申請受付を行います。令和7年1月末に第1期審査結果通知をお送りいたしまして、その後、2月上旬から第2期学童クラブの利用申請受付を行います。2月下旬になりましたら、その第2期の審査結果通知を送付いたします。 御説明は以上になります。 委員長 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。 河合委員 ちょっと確認したいところがあるんですけど、放課後の起点とする時間の変更によってどういうところに影響があるのか教えてください。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 現在の学童クラブ利用者で考えますと、利用要件のこの放課後の起点とする時間というところを変更したことによりまして、学童クラブを利用できなくなる人というのはいないというふうになってございます。これは今年度学童クラブの利用申請をした人に、改正後の利用要件を当てはめた場合、この起点となる時間の変更等で利用が外れる方というのは若干名いらっしゃいますけれども、それはほとんどが3年生であり、それが来年度この改正によってまた申し込んだとしても、入会ができなくなるといったものではないといったようなことになってございます。 河合委員 ということは、放課後の起点とする時間というのを移動する、動かすということは、多少なりとも条件として厳しくなったということで捉えてよろしいですか。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 条件を厳しくしたということではなく、現在の利用要件といいますか、利用開始時間に適用させたというふうな形になりますので、もし改正しなかったとしても、改正後の時間以降に実際には利用している方が多いといったような形になります。 河合委員 でも、そうすると何で改正するのとちょっと思っちゃうので、そこは基本的には利用実態に合わせて、より必要な人にやっていくためにこういう数字というのを調整しているんだと思うんですよね。そこはきちんとお答えいただいたほうがいいと思ってはおります。 そういう中で、今回、現代の多様な働き方でというところで、居宅の点差を同等としたというところは、これに関してはコロナのタイミングから居宅の就労が非常に増えていて、昔は居宅就労というのは普通の自営業の方とかを指していたと思うんですけど、そういう方でないのに出勤している人のほうが優遇されているというところで、非常に苦労されている方も中にはいらっしゃったというのは私のほうもお話を聞いておりましたので、これはよかったなと、よりこれで必要な人に届くようになるのかなというところはよかったなと思っているんですけれども、これをしたことによって、例えば今2年生でも入れていない学童の子がいたり、3年生になるともう絶対に入れていない学童というのは、今中野区の中であるんですよね。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 今現行の居宅内就労のために、居宅外就労の方に比べ入会ができなかったといったようなことは、ある学童クラブで試算をいたしますと6名ほどいらっしゃるといったような形になります。 河合委員 そうなると、今学童クラブは結構いっぱいのところが多いというふうに私たちは数字の上で捉えていて、そういう中でこれをすることによって、さらに希望する方が、定員が集まってくる学童クラブが増えたりとかそういうところの懸念があるんですけど、それはやはり今後、これからは定員の柔軟対応というのをやっていくよという話はあった中で対応されていくと思うんですけど、そういうことでよろしいんですか。ちょっと待って。そもそも。 委員長 では、もう一度。 河合委員 ごめんなさい。ちょっと質問を分けて聞きます。まず、これをすると、居宅内指数を高くすると、申込みの人は増えるから、希望倍率がまた上がっちゃうんじゃないかという懸念があるんですけど、それはどうですか。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 居宅内就労だった方も今まで申込みは行っていただいておりますので、申込者の中での順位が入れ替わるというふうな形で捉えております。 河合委員 でも、先ほど、順位が下がったことによって待機になっていらっしゃる方がいるという話でしたよね。ということは、こういう人たちが順位同等になってくると、定員の中で調整していかなければいけなくなってくるかと思うんですけど、そういうことですか。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 今まで居宅内就労だったがために指数、点数が低く入会できなかったという方が、同じ点数にすることによって入会できるようになるといったことはございます。それで、定員を変えなければ、その中での順位が変わるだけですので、今まで入れなかった人が入れるようになる、その代わりに、入れた方の代わりに、入れていた方が待機となるといったところは影響としては出てくると思います。 河合委員 当然、必要な人に必要な定員を、優先をつけていくということは当然大事だし、我々としてもこういうところは改善していってほしいというのをこれまで求めたところだと思うので、いいんですけれども、それで入れなくなるというのはやっぱりちょっと難しいなと。それで入れなくなるというのは、やっぱりちょっとなというのを思うんですよね。それは今後、ここの指数の話じゃなくて定員の話になっていくので、また違う議論なので、ここでは長く申し上げませんが、やはり定員のところの拡充、ここをせっかく直したんだったら、定員のところにも影響するということを勘案しながら、定員のほうは今後も様々拡充に向けてしっかりと取り組んでいただきたいと思っておりますが、それはいかがですか。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 需要等を勘案しながら、定員の拡充につきましてはさきの報告でも、第2回定例会のほうでも御報告しましたとおり、待機児童対策といったところは進めてまいりたいというふうに考えてございます。 久保委員 すみません、私もさっき河合委員が聞かれていたところがよく分からないんですけど、放課後の起点とする時間を変えたことによって、申込みをする人たちにとっては何がどう変化するんですか。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 特に申込みをする方にとっては特段そんなに大きな影響はないと思っていますけれども、今現状の生活時程に適用させたというふうなところが大きな理由となってございます。 久保委員 現状に即した形に変えただけであって、そのことによって利用される方についての影響は特段ないということですよね。だから、これで起点とする時間を変えたことによって、今まで申し込めなかった人が申し込めるようになるとか、そういうわけでもないということですね。そこの変化はないということですね。それは分かりました。 居宅外就労と居宅内就労の問題というのはずっとあって、やっぱり自営業の方たちから、かつてはこういう御相談を受けていたところです。コロナ禍でオンラインとかテレワークとかが進んできたことによって物すごく変わってきたというところは感じているので、変えていただいたこと自体はよかったと思っているんだけど、やっぱり対応が遅かったなというふうに思っています。そういう声は以前からあったんだけれども、なかなかそういう声が届かなかったんじゃないかなと思うんですけど、その辺についてはどのようにお考えですか。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 委員御指摘のとおり、やはり国等の通知におきましても、そういった差異を設けることは望ましくないといったような通知もございました。なので、若干対応が遅かったというふうな感はありますけれども、現代の多様な働き方にこの機会に改めるといった形にしたものでございます。 久保委員 国等の通知では差異を設けることは望ましくないというふうに指摘を受けていたということですか。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 特に中野区に対しての指摘というわけではありませんが、これは厚生労働省のほうから出た事務連絡で、そういった形で取扱いをするようにといったような通知が発出されたというのが過去にはございます。 久保委員 それはいつですか。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 平成29年12月28日付の事務連絡になります。 久保委員 だから、コロナより前ですよね。本来はその時点で見直さなきゃいけなかったことを、ずっと見直さないでいた。そして、やっぱりテレワークなどが進んできて、申込みをする方たちの働き方が変わってきたことによって、変えざるを得ない状況になった。本当にこれは遅かったなというふうに申し上げるしかないです。 なおかつ、先ほどもお話に出たんだけども、同じ点数になっても、そのことによって、でも結局待機になったら仕方ないじゃないかと思われる方もいらっしゃると思うんですよ。だとすると、やっぱり大事なのは待機を出さないということをどうするかということで、これはもう何回も何回も言い続けていることなんだけれども、そういう可能性って生まれるんですか。このことによって、影響は。要は定員は変わらないわけだけれども、申込みの指数で振り分けられていくわけなんだけれども、その指数が同じになることによって、まあ条件は同じになる。でも定員は同じだから、入れる人と入れない人というのは現実にあるわけじゃないですか。そこは全然変わらなくて、逆転しちゃったりする可能性もあって、だとすると「何だ、こんな制度を設けてもらわなければよかったのに」という不満も出てくる場合もあるんじゃないかなということを危惧しているんです。やっぱりそういうことがないように、しっかりカバーしていかなければいけないんじゃないかなと思うんだけれども、そこは説明段階からしっかりしていくことが重要ではないかなと思うんです。それはどのようにお考えですか。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 今回の改正につきましては、やはりそういった順位が逆転してしまうといったようなことも可能性としてはございますので、説明会ですとか利用案内のところでしっかりと皆様に周知を図ってまいりたいと考えてございます。 久保委員 現実に今キッズ・プラザ待機がいるよねって話は何回もこの委員会でもあるんだけれども、そういう方もやっぱりここの層に含まれている可能性もあるのかなと思うんですけれども、その辺のところはしっかりつかんでいますか。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 例えば令和6年度の申込みで言いますと、2,000人ぐらいの申込者がいるわけですけれども、そういった全ての方で居宅内だったのか居宅外だったのかといったようなところは把握はしておりませんけれども、キッズ・プラザ待機になっていらっしゃる方というのはいるというふうには想定はしております。 久保委員 こういうふうに制度を変えたからといって、それで全部が解消するわけではないんですよね。だから、何でこういう状況が起こっているかって、もちろん待機が生まれているということもだし、なかなか地域の偏在とかそういう問題も出てくるわけだけれども、これを機に、しっかりとそこのところも、どういうニーズがあって、そこにマッチした形で区が本当に進めることができているのかというところも、併せてちゃんと検討していただきたいなと思いますけれども、そこはいかがですか。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 今回の改正につきましては、やはり現代の働き方ですとか生活実情に合わせた形で改正を行ったものでありますが、それに併せて、待機児童対策ですとか、キッズ・プラザ待機というふうなところのニーズですとか、そういった方たちの状況ですとかといったところを併せて検討してまいりたいというふうに考えます。 委員長 他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。 12番、中野区不登校対策アドバイザーの設置についての報告を求めます。 井元教育委員会事務局指導室長 それでは、中野区不登校対策アドバイザーの設置について御説明をいたします。(資料13) 中野区立小学校及び中学校の不登校児童及び生徒並びにその保護者に対して適切な支援を提供するため、会計年度任用職員の職として不登校対策アドバイザーを設置させていただきたいと考えております。 1、職務内容でございますが、教育委員会事務局次長の命を受け、中野区立教育センター所長の指揮監督の下、(1)教育センター及び学校が実施する不登校対策事業に係る指導・助言に関すること、(2)教育相談に係る会議へ参加すること、(3)その他所長が必要と認めることに従事いたします。 2、資格要件でございますが、(1)学校経営の経験を有すること、(2)不登校施策に高い識見を有すること、(3)教育分野に関する学識経験を有することのいずれにも当てはまることといたします。 3、任用でございますが、1名を公募して、書類審査及び面接により選考をいたします。 4、任期でございますが、採用の日から同日の属する会計年度の末日までの期間の範囲内で、中野区教育委員会が定めることといたします。なお、不登校児童・生徒数が増加傾向にある現状に鑑みますと、次年度も設置する必要があると考えておりまして、勤務実績に応じて再度の任用を認めていく予定でございます。 5、勤務態様でございますが、勤務日数は1か月当たり16日以内、勤務時間は1日当たり4時間、勤務場所は教育センター及び学校等といたします。なお、給与につきましては、会計年度任用職員の給与の上限に近く2万3,500円といたします。 6、今後の予定でございますが、明日30日から公募を開始いたしまして、9月中旬に書類審査、面接を行い決定をし、10月1日から勤務開始としたいと考えております。 私からの説明は以上でございます。 委員長 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。 河合委員 この不登校アドバイザーという文字を今までどこかで見た記憶がないんですけど、これまで、これについてはどこか何かの計画なり予算なりなんかでお話ししてきたことってありますか。 井元教育委員会事務局指導室長 これまでこちらの提案はしたことはございません。 河合委員 じゃあ、ちょっと話を分けて。まず、これを何でこのタイミングで出してきたのか教えてください。 井元教育委員会事務局指導室長 コロナ以降、不登校の児童・生徒数は増加傾向にございまして、本年も7月末時点で欠席日数が10日以上の児童・生徒が、小学校は170人、中学校186人おりまして、昨年度比で増加することが現状見込まれているというところでございます。このことから、現在の施策をより実効性を高めていく必要性が発生したというふうに考えておりまして、現行の施策をより効果的かつ計画的に進めていくための指導・助言を頂きたく、この職を設置するものでございます。 河合委員 ちょっと先に、お金の話をします。これって予算の中ではこれまで出てきていたんですか。 井元教育委員会事務局指導室長 当初予算には計上されておりません。 河合委員 当初予算で計上されていないものをこういう形で報告してくると、我々としては今まで聞いていないよとも思うんですよね。どういう影響で、今回やっぱりコロナ以降の不登校の児童・生徒数の増加傾向というのは当然だし、こういうものに力を入れていかなきゃいけないというのは分かるんですけど、考え方の変更というか強化をもっとしなきゃいけないというのは、新教育長の体制になったからこそ、ここはやはりもっと推進していくんだみたいなところがあったのかなと今ちょっと感じているところなんですけど、そういうところもあるんでしょうか。 井元教育委員会事務局指導室長 委員今御指摘のとおり、子どもたちの現状としまして、特に不登校対策については喫緊の課題であるということは教育長も認識をしておりまして、我々としてもやはりしっかりと力を入れて対策をしていかなければいけないということで、本来でしたら当初予算に計上するべきところでもございますけれども、年度途中でありましても、今現在の学校に通えていないお子さんを救うためということで考えております。 河合委員 今現在子どもを救いたいという思いが、新しい教育長なり、職員体制が変わった中で出てきたということなのかなと、今ちょっとそういう話なのかなと思ったんですけど、そういう意味では、新しい教育長になったから、実は骨格予算しか組んでいなくて、教育長のために前の教育長が予算を用意しておきましたなんてあるわけがないから、そういう意味では新しい教育長になって、これはやるんだという思いがあって、やっていかれるんだったら、それは仕方ないことかなとも思うんです。そういう思いというのは、後でもしよかったらぜひ述べていただきたいなと思うんですけども、やっぱりそういうのって大事だと思うんですよ。つくっていきたいと今指導室長がおっしゃられたんですけど、実際に今学校に行っている子の中で、どこにも接続できていない子、そういう子どもたちも増えていたりするんですか。 井元教育委員会事務局指導室長 接続できていないというところでいいますと、5月末時点での集計なんですけれども、小・中学校合わせて81人のお子さんが、学校やそれからそのほかの機関での学びが保障されていないという現状がございます。 河合委員 そうなってくると、今のやっぱり不登校対策では賄い切れていないというか、フォローし切れていない子どもがいるというのが、この中野の現状だと思うんですよね。そういういろんな今対策を組んできて、N組も作ったし、新しい教育センターにもいろんな居場所を確保してきている中で、やっぱりそれでも取りこぼしているところというのを、もっと区として推進していかないといけないと思うんです。今回のこのアドバイザーは、そういう部分でどう関わってくるんですか。 井元教育委員会事務局指導室長 今回のアドバイザーに求めていきたいというふうに考えているところとしましては、今現状様々に、今年度も新しい取組を打っているところでございます。その中で、委員御指摘のとおり、取りこぼしてしまっているお子さんもいらっしゃいますので、まずはそれぞれの施策がしっかりと有効に働いているかというところを検証していきまして、また、それぞれが有機的に連携をして、より多くのお子さんを網のようにすくっていけるような、それぞれの施策同士の連携というのもしっかりと図れるように指導・助言を頂きたいというふうに考えております。 河合委員 それくらい今不登校の現場というのは、もう今の中野区の体制だけではなかなか取りこぼしている人数も出てきているというところが、やっぱりやっていかなきゃいけないということだと思うんですよね。ぜひそれは、さっきも予算の話はしましたけど、私としては、当然さっきも言ったように骨格の予算じゃなかったわけで、教育長がやりたいという思いがあって、教育長がしっかりと不登校の対策をしていくんだというところであれば、ここに関してはぜひとも進めていただきたい部分ではありますので、スピード感を持って、年度の途中でもやっていきたいんだという思いだと思うんです。でも、金額が書かれてはいないんですけど、補正とかはこれは組む予定はあるんですか。 井元教育委員会事務局指導室長 こちらにつきましては補正予算は組まずに、現状の当初予算の中で、現在4月から7月までに欠員となっていました会計年度任用職員の報酬残を充てる予定でございます。 河合委員 ごめんなさい、ちょっと不勉強で申し訳ないんですけど、それは会計年度任用職員という中の枠内においては同じ会計年度任用職員という人員なので、流用には当たらないということなんですか。 委員長 休憩します。
(午後5時52分)
委員長 委員会を再開します。
(午後5時54分)
井元教育委員会事務局指導室長 すみません、今の御質問ですけれども、執行の中で対応をしていきたいというふうに考えております。 河合委員 いろんな意見があると思いますけど、私としては、先ほど来より、これは子どもたちの対策のために、スピード感を持ってやっていくというところで必要だと思いましたので、これに関しては。ただ、御説明としては急だなというのは当然感じているところだし、また丁寧にそこら辺は、今後は進めていただきたいと考えております。 それで、資格要件に関して確認させてください。学校経営の経験を有することというのは、どういう方を指しますか。 井元教育委員会事務局指導室長 こちらにつきましては、校長の経験があるものということを指します。 河合委員 となると、校長先生をやったことがあって、不登校施策のことがよく分かっていて、教育分野の学識もあるという人材となると、かなり限られた人材になってくるのかなというのは、ちょっとこれを見ると思うところです。この校長の経験というのは、何のために必要なのか教えてください。 井元教育委員会事務局指導室長 こちらにつきましては、学校に行って各学校の不登校対策を把握してもらって、必要に応じて校長に指導・助言をしていただきたいという思いがありますので、やはり学校経営の経験が必要であろうというふうに考えております。 河合委員 具体的に困っているのは学校を運営する校長先生たちであったりして、その経験があるというのはそういうところに生きるのかなとは思うんですけど、この資格要件があるがために、かなり限られた人の募集になるのかなというところはちょっと心配しているところです。今後の予定のところを見ても、かなりタイトなスケジュールで人を探そうとしていて、今回これを、人を探すに当たり、公募をかけて人が集まるのか、そこら辺はどういうふうにやっていく予定なのか教えてください。 井元教育委員会事務局指導室長 公募を広くかけていくとともに、これまで本区の不登校施策ですとか教育行政に関わった経験のある方にも個別に周知をして、応募を促していきたいというふうに考えております。 河合委員 当然、指導室長や職員の皆さんがそういう方に声かけしていくのも大事だと思うんですけど、そういう方々自身にも周りに誰かいないかという形で広げていただく。例えばうちの教育に関わっている方といえば、教育委員会の皆さんもいるだろうし、様々子ども子育て会議などにも有識者の方や学校経験者なども入っている中で、そういうところには細かく、なるべく関係ありそうな人には手当たり次第ぐらい周知徹底していただきたいと思うんですね。これはすごく大事だと思います。本当に、81人でしたっけ、取りこぼしている。これは大きな現状で、これを取り残したままでいいのか。ここにお金をかけていくというのは大事だと思いますし、じゃあこの人たち、来年度の予算でやればいいって。じゃあ81人を半年間放っておくのとなると思うんですよ。私は、だからそこはしようがないと思う部分があるからこそ、ここの人をどういう人を取るかというのは本当に大事だと思うんです。だから、なるべく広くいい人材を集める工夫を区にしていただきたいと思うんですけど、それに関してはいかがでしょうか。 井元教育委員会事務局指導室長 御指摘のとおり、個別に様々な方にもお声かけをして、より広く選定していきたいとともに、あとハローワークのほうにもお声をかけまして、さらにもっと広く周知をしていきたいというふうに考えております。いずれにしても、やはり先ほど言いました81名ですけれども、そのお子さんたちを何とかして救いたいという、非常に熱意のある方をしっかりと選んで採用していきたいというふうに考えております。 久保委員 これもさっきと同じで、いいなとは思うんだけれども、唐突感が否めない。それで、不登校対策アドバイザーって区独自の制度ですか。 井元教育委員会事務局指導室長 おっしゃるとおりでございます。 久保委員 不登校対策アドバイザーの定義というか、そもそも世の中にこういうものがあるわけではなくて、中野区として、ここの資格要件とかありますから、こういった方を名付けて不登校対策アドバイザーとしたということですか。何かほかにこれに類似する制度とかがあるわけではないんですか。 井元教育委員会事務局指導室長 他にこれと全く同じような制度、こういった職を置いている自治体というのはございません。似たような取組としては、例えば学校に行ってスーパーバイズすると、そういうようなことであったり、あとはスクールソーシャルワーカーに対してスーパーバイズする、こういったような制度はあるんですけれども、今我々が想定しているものは区独自のものでございます。 久保委員 ちょっと先に予算のほうから聞きますけれども、会計年度任用職員の今年度予算で採用していなかった部分があったかのように聞いたんだけれども、予算でいうところの64万4,840円が指導室に予算がついているので、そこのことでしょうか。そもそもどういう方を採用するのを採用しなかったのか、教えてください。 井元教育委員会事務局指導室長 例えば教育相談員ということで、教育センターのほうでカウンセリングを行っていただく方が4月分で採用できなかった分、これが26万4,792円。それから教育系相談員ということで、フリーステップルームで指導をしていただく方、こちらが1名現在欠員であって、こういった方たちが雇えていないという現状が7月まで幾つかありまして、こちらのほうの予算を充てていきたいというふうに考えております。 久保委員 教育相談員は4月分が雇用できていないけれど、5月から雇用ができている。だから、この4月分が残っている。先ほどフリーステップルームと言われたんだけど、これは採用できたんですか、できていないんですか。 井元教育委員会事務局指導室長 こちらも1名欠員だったところ、5月から採用ができております。 久保委員 1名欠員だった分、でも、これは両方でも2か月分じゃないですか。それでできるんですか。私、今予算書と照らし合わせていて、指導室のところの会計年度任用職員のところの本年度予算というのを見ているわけですよ。それでいけるんですか、この2か月分で。今回採用される人は。 井元教育委員会事務局指導室長 4月から7月までに先ほどのように欠員となっていたものを全て合計しますと今現在249万642円、こちらが報酬残となっておりますので、こちらを充てる予定でございます。 久保委員 ごめんなさいね。249万円余が残であるとおっしゃっているんだけど、ごめんなさい、これは何予算ですか。人件費って、これは私が予算書で提案をさせていただいて、かつて森部長とさんざんいろいろやり合った経緯があるんだけれども、なので、ちょっとどういうまとめ方をしたところの予算なのかしら。じゃあそもそも今年度、子ども教育費の中の関係人件費等で会計年度任用職員は、全部でもいいです、そもそも予算はどれだけあったんですか。 委員長 休憩します。
(午後6時04分)
委員長 では、委員会を再開します。
(午後6時10分)
井元教育委員会事務局指導室長 すみません、お待たせしました。先ほどの御質問ですけれども、令和6年度予算説明書補助資料の181ページの指導室の(5)会計年度任用職員の報酬等の6億4,000万円の中から支出をしております。 久保委員 すみません、私、額をさっき著しく間違えたので訂正をしたいと思います。 そこしかないからそうなんだろうなと思うんだけれども、この方ってすごく限られた方になるんだろうなと思うとともに、さっき教育相談だったりとかフリーステップルームというところ、ここはお子さんとか保護者の方とかに直接的に関わる方なんだけれども、どちらかというと不登校対策アドバイザーというのは、直接的には生徒・児童や保護者と関わるのではなくて、学校に対して適切な助言を図るために設置をするということですよね。その確認です。 井元教育委員会事務局指導室長 御指摘のとおり、学校に対して働きかけをするということと、あと例えばフリーステップルームの運営の在り方ですとか、教育相談室の運営の在り方、こういった教育センターで行っている事業に対してもアドバイスを頂きたいというふうに考えております。 久保委員 本来はそれは誰がやることですか。 井元教育委員会事務局指導室長 本来でしたら我々指導系の行政職員が行うところでございますが、昨今様々な課題等がありまして、そちらのほうの対応もありますので、不登校に特化した形でアドバイスを頂ける方を今回職として設置したいと考えております。 久保委員 本来は指導室がやるべきことなんだけれども、指導室がある意味キャパオーバーなのかなと、ここのところのいろんな御報告を聞いているとそうなんだろうなと思いますけれども、そういうことがあって、適切に学校であるとかフリーステップルームなどに対してアドバイスをできる人が欲しいということになった。それって、やっぱりこの不登校対策が今までどうだったのかと、本当に進められてこなかったんじゃないかなと思うんですよ。だって急にね、本来だったら学校の指導って指導室が行うわけじゃないですか。いろんな困難事例もありますよね。フリーステップルームもそう。じゃあ、今までやってこられなかったんですか。やってこられなかったから、今回やろうと思ったんですか。それとも、特別なことが起きていてできなくなったんですか。それとも、指導室の人員とか力量が落ちているからですか。それは何ですか、原因は。 井元教育委員会事務局指導室長 今おっしゃられたうちで言えば、これまでも様々取組を行ってきております。決して何もやっていないということではないんですけれども、やはりその成果というところで、いまいちまだしっかりと成果が現れていない部分がありますので、そこを見過ごしてしまうと、例えば先ほど申し上げた81名のお子さんに手が差し伸べられなかったり、そういう状況になってしまうということがありますので、今回この職を置きたいというふうに考えているものでございます。 久保委員 非常に大事だとは思っているんです、この職が。だけど、本当にそこだけなのかなと思ったりもするわけですよ。かつて入野教育長が指導室長時代だったときにも、もっと指導室を増やしたいと、指導主事を増やしたいということをおっしゃっていた。そこも重要だと私は思うんです。だけど、指導主事だったりとか指導室だけでは実は手が届かないところがあるのかなと今回思ったわけです。だから、中野区独自の制度をつくってでも、こういった職務をやらなきゃいけないのかなと。そういうある意味、不登校に対する非常事態宣言とでも言えるような状況が中野区に今あるのかなということを危惧しています。そこはどうですか。 井元教育委員会事務局指導室長 先ほど御報告させていただいたとおり、今現状7月末の段階でも、見通しとしまして、昨年度よりも不登校の数が増えていくだろうということが予測されておりますので、やはりこちらを何とか食い止めていかなければいけない、そういう現状にあるというふうに認識をしております。 久保委員 数の問題だけじゃないんじゃないかなと思います。やっぱり内容もあるでしょうし、不登校の。それと、やっぱり学校の、教育現場での課題が増え過ぎているということだったりとか、管理職の責任も私は重いんじゃないかなと思っていて、管理職が全てを引き受けなきゃいけないわけではないんだけれども、やっぱりそこに対してある意味アドバイスをして、てこ入れをしなきゃいけないような状況があるんじゃないかなと思うんですよね。だから、こういうふうに、そういう人たちにも物が言える人を置かなきゃいけないんじゃないかなと思っているんですよ。本当は教育長が直々におっしゃってもいいのかもしれないんだけれども、でも、やっぱりそういうふうにしなければいけないようなところがあると思います。だから、本当にそういう直面している課題にしっかり、幾つも全部をむらなくアドバイスをもらうとかということじゃなくて、本当にある意味特化してやらなきゃいけないときもあると思うので、そこを有効的にアドバイザーを置くのならやってほしい。 それから、指導室も本当に大変な思いをされていることは日々感じているので、そこはそことして、そういう新しい職務を置いたからといって、この指導室自体の充実というところをさらにもっと私は求めていってもいいと思っています。その辺はいかがお考えですか。 井元教育委員会事務局指導室長 指導室の充実につきましては、指導主事の人員に関しては都のほうから派遣をされるということで人数が決まってしまうんですけれども、やはり一人ひとりの人材育成をしっかりとしていって、質を向上させていって、不登校のお子さんの状況をしっかりと把握して、一人ひとりのお子さんに応じた対応ができるように各学校に指導・助言できる、そういう指導主事をしっかりと育成して、不登校対策を充実させていきたいというふうに考えております。 久保委員 私は指導室の方たちが頑張っていないとかと言っているわけじゃなくて、人も増やしてほしいと思っているわけですよ。もちろん東京都から枠が決められちゃっているわけだけれども、要求したっていいと思うんですよ、もっともっと。だから、そういうところも含めて、もっとやっぱり、今回は不登校ってそこの対策にスポットを当てているわけだけれども、たくさんの課題に対して本当に力を発揮をしていただけるように、学校現場も力を発揮していただけるように、そのためには何をどうしたらいいのか、例えばもしかしたら人事かもしれないですよね。学校長とか副校長とかの、その組合せだったりとか在り方だったりとかでも課題があるというふうに聞いているところもあるので、そういうところも含めて見直さなきゃいけないところもあるかもしれない。もっと抜本的なところで見直しをしなきゃいけなくて、中野区だけでは解決できないことも多くあると思います。そういうところも、やっぱりせっかく置くのだったら、この不登校対策アドバイザーを価値的にしていただきたいなと思いますけれども、もし教育長、何かお考えがありましたらお聞きしたいです。 田代教育長 今久保委員がおっしゃられたように、やっぱり組織的にも、教育センター自体も変えていきたいなというふうに僕は思っているので、そのために来年4月からだと、また1年かかってしまうので、残り半年を使って来年に向けて変えていきたいなと。 やっぱり今教育センターで不登校の対応をしているのは、全部校長先生を退職した方たちがやっていらっしゃる。その力は物すごく大きいんだけれども、校長先生の力をそこに充てるのではなくて、やっぱり僕は今一番大変な学校現場に退職された校長先生の力を持っていって、保護者の苦情であったり、あるいは生徒指導であったり、そういうところに持っていきたい。 じゃあ逆に、残された、さっきから人数ばかりと言っていますけれども、今不登校の数は、不登校というのは定義で30日以上休むと不登校というふうに数えられてしまって、今中学校現場で不登校が多いんですけれども、学校に不登校支援員を2名ずつ配置しているので、学校に来られている子どもたちはかなりいるんです、別室で。その子たちだけでも90人ぐらいいるんです。その子たちは学校に来られている。たまたま教室には入れないんだけれども、オンラインで学校でタブレットで授業を受けていたり、その子たちはだんだん授業にも入れるようにもなってきているので、僕の経験でもそういう子たちは担任の先生とも面談ができるので、進路も確実にエンカレッジスクールであったりとか、フリースクールであったりとか、高校へもつなぐことができます。 ところが、今一番心配しているのは、学校に来られていない81人。その子たちはひきこもりになってしまったらなかなか面談もできないし、将来は本当にひきこもりでニートになってしまったりとか、そこをなんとか救いたい。それには、もう4月から体制を変えたい。教育センター自身を変えたい。校長先生たちを全部現場に行かせて、じゃあ教育センターはどうするのかと。専門的な不登校の指導をしている民間の力も借りたいなと。他区なんかもそういうことをやっているので、そういうのを早く取り入れてやりたいなと。僕はちょっと予算的なところが全く分からないので、本当は前からこういうふうにお願いしないと駄目なのかもしれないけれども、とにかく4月から変えたい。そういう思いでいます。すみません。回答になっていないかもしれないですけど。 久保委員 教育長の思いは受け止めさせていただいて、予算のことはというお話があったんですけれども、そこはそこでやっぱり行政でしっかりやっていかなきゃいけないところだと思います。なので、何で予算化といったら、予算化をされるだけのちゃんと企画があって、事業がきちんとそこに伴っていくから予算がつくわけですから、そういうところが何かすごく唐突感があり過ぎると、何のためにじゃあ予算審査を我々はやってきたのかという思いにもなってしまいます。 ただ、本当にこの不登校ということで、さっき非常事態宣言というような言葉を使いましたけれども、もし中野区が本当にそういう鬼気迫るものを感じていて、やっぱり今すぐ手を打たねばならないのだということであるならば、そこがもっと分かるように、この不登校対策アドバイザーの設置ということを示す必要があるのではないかなと。もうそれだったら議会としても、今の子どもたちのために本当にこれは緊急にやらねばならない対策なんだということであれば、皆さん理解をしてくれると思うし、私もそこが伝わってくれば理解はできるところです。 ちょっとそういう拙速過ぎるかなと思うようなことが多くて、そういう意味ではこっちのほうがずっと緊急性はあるなとは思っております。なので、そこのところをしっかりと議会にも現状の御報告を頂きながら、また、今後のこういった、新規事業にこれはなりますし、中野区独自事業ですから、もっともっとやっぱりこの価値というのをきちっと示していただく必要があると思います。それは今後の要望ということにしておきます。 大内委員 趣旨は分かったんですけども、やはり予算のつけ方があまりにもずさんで、これを簡単に認めちゃうと、予算審議をする意味がなくなっちゃうんだよ。単純に200万円前後のお金がこれからかかっていくのを、もう明日から募集をかけますよとやられちゃったら、予算審査は何をやっているんだ、何の意味があるんだと思いませんか。いきなりつけて、もうちょっと、先ほどあったけど、4月に教育長が替わって、考え方も少し変わって、目のつけどころが変わったのかもしれない。だったら第2回定例会のときにもうちょっとそういう考え方があるだとか言って、それで予算か何かで対応したいとかという報告が1回でもあったんですか。いきなり明日からもう募集をかける、それでお金をつけるなんてやり方が今までありましたか。 石崎教育委員会事務局次長 今回拙速に、審査していただいた予算を変更して、不登校対策のアドバイザーを設置するというのを提案させていただいているということは非常に心苦しいところがございますけども、一方で、不登校対策に様々取り組んできて、その中で教育センターの今回執行できなかった部分も含めて、しっかりと児童・生徒に向き合っていく、その支援をしていく体制ということで考えている大筋の中では同じというところから、今回こういう対応をさせていただいたわけですけども、確かに委員おっしゃるように、唐突感があってというところは反省しなければいけないところではございますけども、今後もこの不登校に限らず様々教育施策を打っていく中においては、この子ども文教委員会の中でしっかり御審議をしていただくということは大切だと思ってございますので、今後は気をつけていきたいというふうに考えてございます。 大内委員 いや、例えば教育相談だかフリーステップに欠員が出たと。だったら、最初からその予算は要らなかったんじゃないかってなるんだよ。4月に集まらなかったからもう募集をかけないなんていうことはないでしょう。必要だから予算をつけたんでしょう。それで、5月からだったら満額じゃないわけでしょう。満額支給、それを使うと思ってこちらは考えていて、予算を通したのに、予算が残っちゃったからといってやるんだったら、もうちょっと説明をちゃんとしないと。私たちはこれがいいとか悪いとかって議論していないわけだよ、まだ。今初めて教育長が考え方を示された。「ああ、なるほど、そうなんだ」と。あれに出ているけど、このあれにアドバイザーについての考え方、理念とか出ていないわけだよ。こうやって募集しますよだけで。それじゃ駄目だよ、進め方が。議会があるんだから。あなたが会社の社長だったらいいよ、好きにやって。自分の会社だったら。そうじゃないんだよ。僕たちが予算を審議して、それをどう使うかというのを見ていかなきゃいけない立場からしたら、駄目なんだよ、こういうやり方は。思いつきじゃないのは分かるけども、もう明日から募集をかけますなんて、そんな報告ないよ、普通。 先ほどの子どもの体験事業の件もそう。いきなり、まだ提携も結んでいないのに、もうやるとかと言って、ちょっと教育委員会の人たちってこの委員会をばかにしてんのかと言いたくなりますよ。だって、この間の7月もあったわけでしょう。何でそこで報告しないの。少なくとも、このアドバイザーは、多分その時にはもう考え方は出ていたんでしょう。そうしたら、こういうのが必要で、アドバイザーが必要なんです。だから、何とか予算はどこからか持ってきてつけたいと思っていますという考え方を示されて、アドバイザーってどういうものなんですかと、今現状どうなんですかという議論から、次に予算がつくんじゃないの。今もうこれは、そういう議論じゃないんだよ、今日やっているのは。何でこの予算がついたのとか、そういう議論になっちゃったから。もうちょっと私たちも、このアドバイザーが何でそんなに必要なのかというちゃんと議論というか勉強をしたいのに、こういうやり方だと、せっかくいいものをつくっても、全く駄目だよ。俺たちがちゃんと認識しないまま、予算を勝手につくられているとしか思えなくなっちゃうわけ。分かりますか。 あなたは去年からそこの立場にいるんだよ。それで、去年は必要じゃないと思ったんだろう。去年の時点だって予算をつけるときには。そんなことを偉そうに言っているけど、だって、今年4月になってから急に状況が変わったのかって。5月になって急に状況が変わったのかって。急に不登校が増えたのか。急に今の状況になったのか。それは多分前からだったんだよ。知っていたでしょう。こちら2人の人は新任だから、予算については特別タッチしていないけど、あなたたちはいたんだから。そこのあなたもいた。そのときは、このアドバイザーについて何とも思っていなかったのかって、そんなに言うんだったら。一言でもそのとき、そういうものも必要だと思っていますとかと言ったかって。急に何か教育長が替わって、不登校が増えてきたからアドバイザーが必要なんですってもっともらしく言っていて、予算をつけましたって言うけど、去年予算をつけるときには、一言もそんなことは言っていないんだよ。 役所のやり方というか、進め方というのは、ちゃんと次年度の予算をしっかりそうやって説明して、確保して、やるんじゃないの。年度の途中で必要だからって急にやるんだったら、ちゃんと説明しなきゃいけないなんて、そんなことは知っているでしょう。何で急に明日から募集がかかるやつがこんな報告になるわけ。それを言っているわけ。進め方がよくないよって。おたくももうちょっと丁寧にやらないと。いいものも否定して、だから何かしっくりいかないって皆さんが言っているけども、そういうことなんだよ。これだけ見ると、アドバイザーが何で必要なのか、アドバイザーってどういうことをやっていくんですかって、深掘りの議論ができないんだよ、こういう出し方じゃあ。まず最初に、アドバイザーをそういうので考えていますよというところから始めてくれないと。言っていること分かりますか。だから、もうちょっと丁寧にやってくださいよ、丁寧に。 石崎教育委員会事務局次長 委員御指摘の点については重々理解するところでございますので、今後はしっかりと対応していきたいと思います。よろしくお願いいたします。 羽鳥委員 先ほど久保委員の質疑の中での御答弁で、これまで様々不登校対策の事業をやってきたけれども、なかなか成果が現れていないというようなことをおっしゃっていたんですけども、これはどういったものを見て、そういう御答弁ということなんでしょうか。 井元教育委員会事務局指導室長 まず私が考えたのは、不登校の児童・生徒数が増加傾向にあるというところと、やはりあともう一つは、どの機関にもつながれていないお子さんが81名いるというところで、その部分に関してはやはり成果が十分に上がっていないということを申し上げました。 羽鳥委員 このつながりをどの機関とも持てていない子、確かにさっき教育長がおっしゃったように、本当に大変なことだと思います。不登校の政策を充実させようというようなこれまでの議論の中でも、子どもたちの自立していけるような能力を育んでいきたいというふうなことをたしかおっしゃっていたかなと、区としておっしゃっていたかなと思うんですけども、そうした能力がなかなか育めないんじゃないかということで、私もやっぱり危惧するところです。それはこのアドバイザーの方を設置することで解決できるのか。いや、別に否定するわけじゃなくて、できるのだろうかと。新規の施策か何かが必要なものなのか、それとも、今ある施策は中身としてはいいんだけれども、さっき教育長がおっしゃったみたいに、なかなかいい施策に対して、その施策を実施し切れていないという認識なのか、どういった認識にあるんでしょうか。 井元教育委員会事務局指導室長 今おっしゃられた、やはり今ある施策を十分に生かし切れていないんじゃないかというところは、今感じているところでございます。その要因等をしっかりと把握して、検証してもらって、指導・助言を頂けるようなアドバイザーを今回設置したいというふうに考えています。 羽鳥委員 これがその能力が高い一人の方を設置することで、そういう施策が十分効果を発揮できるものになるんでしょうか。そういう効果を期待して、会計年度任用職員として置かれるということだと思うんですけども、そういう職を置くことによって実現できるものなんでしょうか。 井元教育委員会事務局指導室長 ぜひ、そういうふうにしていきたいというふうに期待をしておるところでございます。 羽鳥委員 分かりました。あともう一つ、さっき成果が現れていないということでおっしゃっていたのが、不登校の児童・生徒数が増え続けているということで、確かに増え続けているんですよね。ただ、私が思うのは、中野区だけの問題じゃないと思うんですね。中野区だけ突出して増えていたら、これは中野区の施策に何か問題があるんじゃないだろうかということが言えると思うんですけども、この不登校の児童・生徒数は全国的に物すごい勢いで増えていて、ここから考えるに、問題は中野区の施策じゃなくて、むしろ国の教育施策全体のほうにやっぱり問題があるんじゃないのか、何らかの不十分な点があるんじゃないのかということだと思うんです。 専門家とか教職員組合の方からは、なぜ不登校が増えたのかというところで、学校における競争の圧力だとか、規範意識とかという同調の圧力だとか、そういった学校というのが息苦しいところになっているんじゃないのかと。行きたくない学校になってしまっているんじゃないのかと。それは中野区の施策とかじゃなくて、日本の教育の施策全体としてやっぱりそうなっているんじゃないのかという、こういう指摘があるわけなんです。(「先生は悪くないの、じゃあ」と呼ぶ者あり)先生が悪くないのかと言われるとすごく、なかなか難しいと思うんですけれども、先生も本当に大変な思いをされていると思うんです。教職員のアンケートを取ると、子どもと向き合えていないというふうにお答えになっている先生が、向き合えていると思っている先生よりも多いというようなのは、本当に深刻な現状だと思います。 そういう点では、やっぱり教員の増員だとか、あるいはこれは国が教育課程を定めているから、なかなか難しいところがあるんですけれども、例えばN組なんかは国の特例ということで、1,000時間くらいある中学校のものを700時間弱、660時間ぐらいだったかな、に減らすというような、そういう中で、ゆとりある学校教育課程にしようという工夫がされているわけですよね。 私はこの施策をうまくいかせるためにこういった職を置くというのは、言わば対処療法的なもので、これはこれで必要だと思うんですけども、もう一つは不登校を生む、なぜ不登校を生んでしまっているのかというのを、やっぱり区として探求をしていってほしいなということを思うんです。場合によっては、国のこの政策はおかしいですよということを言うぐらいの胆力を持ってやっぱり臨んでほしいなと思うんですよ。なかなかお答えしにくいと思うんですけれども、不登校対策アドバイザーの方が担われるのか、あるいは教育委員の先生方が担われるのかというのは別ですけれども、私としては、不登校がなぜ生まれるのかという根本のところを中野区の教育委員会として探求してほしいと思います。提言とかそういうのも取りまとめてもらいたいし、そうしたこともやってほしいと思うんですけども、どうでしょうか。ちょっと答弁しづらいと思うんですけれども、できたらお答えいただきたいんですけれども、いかがでしょうか。指導室長で大変だったら、次長や教育長とかでもよいんですけれども、いかがでしょうか。 井元教育委員会事務局指導室長 御指摘いただいた点につきましては、やはり学校が子どもたち一人ひとりが安心して学べる場であるということが非常に重要であって、そこには誰一人取り残さないという教員のしっかりとした教育的な支援ですとか、あとは保護者、それから地域、こういったところを巻き込んで、どのように子どもたちを育んでいくかというところを、みんなで共通理解をしながら子どもたちを育んでいく、そういう機運を高めていくということが非常に重要なのではないかなというふうに思います。そういう意味では、我々教育委員会としましては、各学校の今現状の在り方ですとか、今後の方向性、そういったところはしっかりと話し合いながら、教育長を中心に、また必要な改革をしっかりと推し進めながら、進めていきたいというふうに考えております。 羽鳥委員 先日東京新聞に杉並区の学校の独自の取組としてチーム担任制という記事が載っていて、そういった取組もあるものかということでちょっと関心を持って読んだんですけれども、いろんな制度、これまでやっていなかったけれども、先生方がやっぱり子どもたちに向き合えるような体制をどうしたらつくれるだろうか、実際にやれるかどうかというのは予算の相談とか採用の問題とかもいろいろあるからそれは置いておいて、どうしたものが必要だろうかということなんかもぜひとも探求していっていただきたいなと思います。これは要望にとどめておきたいと思います。 むとう委員 不登校の問題というのは本当に根が深いし、大きく捉えれば今羽鳥委員がおっしゃったようなことも大いに関係があるというふうに私も思っていて、そもそも不登校、学校には登校しないということは、登校したくない、登校できないということは、学校に問題がある、課題があるというのが、私は一番の原因だというふうに思っているんですね。子どもが成長期の中で、問題がある、嫌だと思うところに私は行く必要はないと申し訳ないけれど思っていて、本当に心に受けた傷というのはなかなか修復し難い、時間を要してしまう。心の傷を癒すのは長い年月を要してしまうので、むしろ学校に行かないことで、学力が身につかないという学力の部分は、学校に行かなくても幾らでも本人が学ぶ気になれば修復できることなんですけれども、心の傷というのはなかなか一生涯引きずっちゃうこともあるので、どうしても行きたくないんだったら、行きたくない原因が学校にあるなら、行かないほうが心の傷は浅く済むのではないかというふうに私は思っているので、学校が万能だとはずっと思っていないんです。申し訳ないんですけれども。 そういう中でも、やはり区立の小・中学校をよくしていかなければいけない、小・中学校に行くことで心の傷を残してしまうような学校現場があってはならないというふうに思っていますので、本当にそういう意味では、誰もが楽しく学べる、心がむしろ豊かになれるような学校であってほしいというふうにはもちろん思っていますので、そこを改善していただきたいというのは願うところではあるんですけれども、そういう中で、今回の不登校対策アドバイザーという、どういうことをもって言うのか、中野区が独自につくった制度であるのでちょっと想像し難いんですけれども、1番目の職務内容として、教育センター及び学校が実施する不登校対策事業に係る指導・助言に関することというのが1番目に書いてあるわけですよね。ということは、今まで中野の中、日本中がそうなんでしょうけれども、不登校が増えているということは、これまで学校が実施してきていた不登校対策事業そのものに、成果が上がらない、間違っている部分があるというふうに私も思っているので、そこの部分を指導・助言してもらうということはすごく大事というふうには思うんです。 そうだとするならば、資格要件のところの1番で、学校経営の経験を有することとあるんですよね。これって、このアドバイザーになっていただく方の要件をすごく狭めているというふうに私は思うんですね。先ほど学校経営の経験者は誰なのという質疑に対して、校長先生だとおっしゃいましたよね。校長経験を有する人というのは、すごく狭めた範囲の中で資格要件をつくっているなと私は思うんです。大変に申し訳ない、校長先生を経験された方もいらっしゃるから、そういう人たちを前に言うのも申し訳ないとは思うんですけれども、やっぱり校長先生までなられた方というのは、大学を卒業されて、教師になって、長いこと学校という中で暮らしていた方なわけですよね。失礼な言い方をすれば、学校という、申し訳ない、狭い狭いところで校長になられた方というふうに、ごめんなさい、申し訳ない、失礼なことを言っていると思うんですけれども、やっぱりそういう方も多いし、その学校の中で不登校が起きているということで、不登校対策をいろいろやっても成果が上がらないということは、やっぱり学校というところの概念だけでやっていると、私はこれは問題がなかなか解決できないんじゃないかというふうにすごく感じるんです。 実は、かつて中野区民だった方が、今は残念ながら他県に行かれていて、心理を学ばれた方で、本当に児童心理という部分から不登校のことにすごくアプローチしていらっしゃる方もいると、やっぱり学校の一つひとつの対応がまずかったという部分がいっぱいあるわけですよ。だから、やっぱり学校の外にいた人こそ、今学校がやっている不登校対策の問題点というのが逆に見えてくるんじゃないかということもあると私は思っているので、資格要件の中で学校経営の経験を有することというのは私は外したほうが、むしろ幅広い人材の中から、この2番、3番は重要なことだと思うんですけれど、資格要件の中の不登校対策に対する高い識見を有する方とか、教育分野に関する学識経験を有することと、この辺は重要だと思うんだけれども、校長経験を有することというところに私はすごく引っかかるんですよね。だから、本当に失礼なことを承知で言わせていただいているんですけれども、ここの要件は外されたほうがいいのではないか。むしろ学校外のところ、学校の外の経験の中で不登校対策を一生懸命やってきていた人ほど、学校の不登校対策の間違い点に私は気付ける知識を持っているのではないかというぐらいに思っていますし、感じています。 大変失礼なことを言っているのは承知で言っているんですけれども、この資格要件の1番を外されることを検討してはいかがでしょうか。 井元教育委員会事務局指導室長 御指摘のとおり、学校の中だけでとどまっていると、やはり周りのことが見えなくなって、本当にその学校のことを客観的に見る視点というのが持ちづらくなるというのも御指摘のとおりだなというふうに思っております。ただ、先ほど申し上げたとおり、学校の内情も分からないと適切な支援ができないのではないかなというふうに今考えているところでございますので、資格要件につきましてはこの三つを備えているものということで設定をしていきたいというふうに考えております。 むとう委員 明日から募集したいということですから、8月30日で、今ここで私がそんなことを言っても検討してはいただけないというのは承知している上で言っているんだけれども、やっぱり申し訳ないけれども、これまで様々学校の中で対策を練ってきた、学校に関わる人たちが一生懸命やってきた、それだけではうまくいかなかったんですよ。逆に、不登校になって困っている側の支援をずっとしてきていた人たちというのは、本当に学校の対策のまずさ、初期対応のまずさ、もちろん家庭での対応のまずさもあるんですけれども、本当にそういうところから、やっぱり外からの目というのを入れてこそ、初めて指導・助言になるのではないかというふうに私は思っています。 だから、今回これでどうしても、この要件を外せないということで、明日から公募しちゃうということなんですけれども、まあ成果を見極めさせていただきたいとは思いますけれども、やっぱりもっと広い視野というのを持ち合わせた人を、学校外の経験をいっぱい持っていた人のほうがむしろよくて、ここに児童心理とかそういうものの要件が全くないことも逆に違和感がありますよね。本当に子どもの気持ちが理解できているのかどうなのかというところを、この3条件というところには私は納得ができないということをこの場で強く、失礼を承知で言わせていただきたいと思います。 これで選んじゃうと、誰かこの資格要件の中で公募をして、この方の任期というのは、会計年度任用職員ですから今年度だけなんですね。そうしたら、次年度、もしまたこういうアドバイザーを雇うということがあるのであれば、資格要件のところからしっかりと考え直していただきたいというふうに要望しておきます。 委員長 要望でよろしいですか。 他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。 13番、令和7年度使用区立中学校教科用図書の採択結果について報告を求めます。 井元教育委員会事務局指導室長 それでは、令和7年度使用区立中学校教科用図書の採択結果について御説明をいたします。 (資料14) 1、教科書採択の経緯でございますが、中野区立学校教科用図書の採択に関する規則に基づき、昨年度実施した小学校の教科書と同様の手順に基づいて採択をいたしました。 まず、(1)のアでございますが、中野区立中学校教科用図書選定調査委員会を設置し、調査研究の報告、東京都の調査報告及び学校、生徒、保護者、区民の意見を基に、採択基準に従い教科書を調査研究し、種目ごとに意見を付して教育委員会に報告を行いました。なお、委員会は4回開催いたしました。 (2)調査研究会及び調査研究報告書でございますが、教科ごとに調査研究会を設置し、調査研究報告書を作成いたしました。 (3)学校、生徒の意見でございますが、まず、アの学校の意見ですが、全中学校に対して、全ての教科書について実施をいたしました。 イ、生徒の意見でございますが、第二中学校、第七中学校、第五中学校の計3校において、合計120名程度の生徒に対してオンラインでアンケート調査を実施いたしました。 (4)ア、保護者、区民の意見でございますが、教科書展示会場に意見箱を設置いたしまして、意見を聴取いたしました。展示会場に寄せられた保護者、区民意見は計61件でございました。 イ、令和7年度使用候補の中学校教科書の展示会でございますが、(ア)法定・特別展示及び(イ)の巡回展示は記載のとおり実施いたしました。 (5)教育委員会でございますが、令和6年1月26日から令和6年8月9日の間に11回開催いたしました。 続きまして2ページを御覧ください。2、令和7年度に区立中学校で使用する教科用図書は一覧に記載しておりますので、お読み取りください。なお、新しく今回採択した教科書につきましては、9月中には教育センターの10階の展示スペースに設置をしまして、区民の皆様に御覧いただけるようにする予定でございます。 私からの説明は以上でございます。 委員長 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。 むとう委員 結果の報告ということなんですけれども、これまでの教科書採択の経過の中で、もう少し情報公開をしてほしいということを再三言ってきているんですけれども、教育委員の皆様は、自分の教育に対する思い、責任と自信を持って教科書採択にも当たってくださっているというふうに思うんですよね。ところが、それぞれどういうふうに考えてこの教科書になったのかというところの議論が全く見えないんですね。だから、もうちょっと教科書採択の経緯、経過というのをどこかもう少し、中野区はすごく閉鎖的で公開されている部分があまりにも少ない、公開に向けて、これからも検討はしていただきたいというふうに私は思っています。 そして、その教科書採択の最後の結果のところの教育委員会、いつでしたか、私は傍聴しました。あのときも教育委員の皆さん、1名欠席で3人でしたか、それぞれの皆さんが自信を持って御意見を述べられていましたよね。説明があったけれども、それに加えて自分の補足ということで、すごく皆さん真剣に教科書と向き合って、一冊一冊御意見を持って、おっしゃってくれていました。でも、ところが傍聴していて、それがどの教科書のことをおっしゃっているのか全く分からない形での議論なんですよ。あれでは傍聴していても、何なんだという感じでしたよ。教育委員の皆さんは本当に一生懸命、自分なりに考えていただき、調査研究をしていただいて、まとめてくださった。御意見を皆さんがお持ちでした。立派な御意見を皆さんがおっしゃってくれていました。その人たちがきちんと傍聴している人にも分かるように、何て言ったんでしたっけ、AとかBとかと言ったんでしたっけ、ちっとも訳の分からない論評になっちゃうんですよね。あれももうちょっと、どこの出版社の教科書のことを言っているのか分かるようにして何が差し障りがあるんでしょうかね、分かるような形で、自信を持って論評してほしいなというふうに思ったんですが、それは無理なんですか。 井元教育委員会事務局指導室長 今回、採択の協議中に関しましては、教科書会社の社名を伏せましてA社、B社ということで、これにつきましては、やはり公平な採択を行うというところで内容、こちらをしっかりと教育委員さんたちに見ていただいて、その内容に注力していただくためにそのような配慮をして、協議をしていただいたところでございます。やはり公平性というところが重要だというところを教育委員会として判断をして、今回このように取り扱ったところでございます。 むとう委員 選定の過程ではそれでいいと思うんです。はなから偏見を持って見てもいけませんから、書いてある内容そのものをしっかり吟味していただいて、どれがいいと論評していただいて、決めていただく。そこは問題ないんですよ。最後のところの教育委員会、結果が決まっていて、結果を言っているところで、あれじゃあ何言ってんのって、あんなに一生懸命、教育委員さんが一冊一冊、一社一社の本に向き合ってお話ししてくださっているのに、何もあれじゃ分からないの。結果が出てからなんだから、公開してもいいんじゃないですか。オーケーってサインを出してくれましたけど、教育長、ぜひ答弁してください。 田代教育長 むとう委員のおっしゃるとおり、結果のときに、A社はどこだったということをお示しして御説明した方がよりよかったなというふうに思っております。次回については、そういうことを検討してやりたいと思います。途中経過については、やはり社名を出さずに、内容で本当にいい議論ができて、毎日遅くまでやっていただいて、今までと変わった社もあるんです。やっぱり議論の中で、前から使っているということに引きずられずに、そういうことがあったので、おっしゃられたように、途中の経過はやはり、発表の方法だけ検討いたします。 むとう委員 何か最後にいい御答弁が聞けて、すごくありがたいです。ぜひ頑張ってください。よろしくお願いいたします。本当に、議論を聞いたから、なお思うんです。本当に熱心さが伝わったので。ぜひ今後検討してください。お願いいたします。 委員長 他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。 次に、14番、その他で何か報告はありますか。
藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長 平和の森小学校の新校舎整備について口頭により御報告します。 平和の森小学校新校舎整備につきましては、先行して工事を行っている旧中野刑務所正門の移築・修復工事につきまして昨日区民委員会において口頭報告がありましたとおり、工事スケジュールの変更がございました。この工事スケジュール変更の影響を受けまして、平和の森小学校新校舎整備についても今後スケジュールの見直し等が発生する可能性がある旨口頭により報告させていただきます。 なお、詳細が明らかになり次第、本子ども文教委員会において報告をする予定でございます。 以上でございます。 委員長 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。 大内委員 たしか昨日の区民委員会で、6月に分かって、3か月間ぐらい止まったんだっけ、工事が。それで、9月から再開すると。これの影響は平和の森小学校の開校に、その前に工事がいつから入るかとかがあるんだろうけども、影響を及ぼすんですか。 藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長 影響は受けると思います。 大内委員 多分これからまだほかのことも起きるんじゃないのかなと私は心配しているんだけども、もう一度確認しておくけど、いつ開校予定でしたっけ。いつから工事じゃなくて、開校予定は。 藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長 令和9年度中でございます。 委員長 他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。 他にありませんか。 鈴木子ども教育部育成活動推進課長 それでは、2025年二十歳のつどいについて口頭にて御報告申し上げます。 例年1月の成人の日に合わせて開催しております二十歳のつどいでございますが、今年度は2025年1月13日に、なかのZERO大ホールにて開催いたします。開催方法といたしましては、対象者数及び会場の座席数を考慮いたしまして、2回に分けての開催とさせていただきます。また、実施の内容につきましては、出席者の皆さんの思い出に残るように、実行委員会の皆さんとともに準備を進めているところでございます。 本件につきましては、なかの区報9月5日号、また、既に区ホームページでは御案内をさせていただいておりまして、対象の皆さんへの御案内につきましては、12月中旬頃に案内状を発送予定でございます。 御報告は以上でございます。 委員長 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。 他に報告はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 ないようですので、以上で所管事項の報告を終了します。 次に、地方都市行政視察について御協議いただきたいことがありますので、委員会を暫時休憩いたします。
(午後7時01分)
委員長 委員会を再開します。
(午後7時04分)
休憩中に御協議いただきましたとおり、当委員会の今年度の地方都市行政視察は、広島県の個別最適な学びに関する実証研究についてと、広島県三原市の三原市児童館「ラフラフ」についてとし、日程は10月29日(火曜日)から30日(水曜日)としたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 御異議ありませんので、そのように決定します。 以上で地方都市行政視察についてを終了します。 審査日程のその他に入ります。 委員会を暫時休憩します。
(午後7時04分)
委員長 委員会を再開します。
(午後7時05分)
休憩中に御確認いただきましたとおり、次回の委員会は第3回定例会中とし、急を要する案件が生じた場合は正副委員長から招集させていただきたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 御異議ありませんので、そのように決定します。 以上で本日予定した日程は終了いたしますが、各委員、理事者から何か御発言はございますか。 羽鳥委員 すみません、ちょっと一つお聞きしたいことがあって、今報道などで、店頭からお米が結構なくなっているというふうな報道があって、消費者にとって結構確保できないという大変な声があると聞いています。今夏休み期間ですけれども、9月から学校が始まるということで、給食のお米が確保できるのだろうかというのはちょっと心配をしているんですけども、そういった声などがないかというのを確認したいんですけれども、いかがでしょうか。 佐藤教育委員会事務局学務課長 現状では、米の供給に問題があるというのは聞いておりません。各事業者からも不作ですとか供給不足の懸念というのは聞いていないところです。また、学校からも、現状で、米不足で例えば納品できないとか云々という、そういう相談は受けていないところではございます。ただ、状況は今後も注視していきたいと考えてございます。 大内委員 次の、その他で聞きたいんだけど。 委員長 また別の。 大内委員 いいですか。 委員長 はい。 大内委員 台風が今近づいているんだけども、教育委員会は小・中学校に対してどういう指導というか、明日はちょっと大丈夫そうかな、でも、大雨が強い、例えば1時間に100ミリメートル以上降りそうなときとかは自宅待機にするだとか、あるいは暴風になったら取りあえず学校には来なくて一回家にいてくださいとか、そういう指導はするんですか。それとも台風がどんな状況でも、一応基本的に学校は授業をやりますよみたいな形になるの。 井元教育委員会事務局指導室長 各学校には本日付で通知を出しておりまして、そこでは、必ずしも絶対に学校に来いということにはしておりません。状況を見て、例えば2時間登校を遅らせるですとか、午前中遅らせるですとか、そういったふうに慎重に判断するようにということで通知を投げております。 大内委員 だから、それは各小学校、中学校の校長の判断でやるんですか。例えば、毎回言っているけど、通学距離が長い児童とかがいるじゃん。近きゃいいけど。1.5キロメートル近い児童とか、あるいは幹線道路を通って風が強いところを歩かなきゃいけない、そういうのもいろいろあるんで、各学校の校長が通知を出していると、判断でということなんですか。 井元教育委員会事務局指導室長 おっしゃるとおり各学校の校長の判断で、登校について判断するようにしております。また、例えば心配なお子さんが学校に遅れてきたとしても、それは遅刻の扱いにしないとか、そういった配慮もしっかりするようにということで通知をしております。 大内委員 もう一つ、最後に。先生は学校に来られるの。例えば役所はこの間、防災のやつもあったけれども、最悪歩いてきても、とにかく来る。自転車に乗って来る。といろいろあって、先生だって必ずしも近くに住んでいる、あるいは電車の影響を受けないところに住んでいる人とは限らないから、先生たちというのはどうなるんですか。前もって絶対来られるように、前の晩から例えばどこか近くに泊まっちゃうのかとか、そういうのはどうなるんですか。 井元教育委員会事務局指導室長 教員に関しては、やはりおっしゃるとおり電車で来ている者もおりますので、そういった者は来ることができないという場合も想定をしております。管理職は少なくとも必ず来られるような体制を前日のうちに取っておくとか、そういうような配慮はして、お子さんが来て教員が来られていないという場合でも、もちろん受け入れて、教室に留め置いて、授業という形はできないんですけれども、少し自習みたいな形で、少ない教員の人数でできることで対応をしていくような体制を取っております。 大内委員 すみません、管理職って誰のことを言っているんですか。 井元教育委員会事務局指導室長 校長と副校長でございます。 大内委員 校長と副校長は絶対にいるわけね。 井元教育委員会事務局指導室長 基本的にはそのようにしています。 大内委員 例えば電車が止まっちゃったと。例えば立川からこっちに来るときに電車が止まっちゃった。西武線も止まっちゃっている。じゃあタクシーで来ればいいじゃんと。タクシーは混んじゃって乗れませんということが想定される管理職の人は、ある程度徒歩圏内のところにいるということなんですかということを聞いている。 井元教育委員会事務局指導室長 徒歩圏内に必ずいるかといったらそうではないので、学校に到達できるように、何かしら自分の判断で対応するようにということにしております。それが例えば前日にいるとかということになっております。 委員長 他に何か御発言はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 なければ、以上で本日の子ども文教委員会を散会します。
(午後7時05分) |