令和6年09月27日中野区議会決算特別委員会子ども文教分科会
令和6年09月27日中野区議会決算特別委員会子ども文教分科会の会議録

中野区議会子ども文教分科会〔令和6年9月27日〕

 

子ども文教分科会会議記録

 

○開会日 令和6年9月27日

 

○場所  中野区議会第5委員会室

 

○開会  午後1時00分

 

○閉会  午後7時35分

 

○出席委員(8名)

 斉藤 ゆり主査

 山内 あきひろ副主査

 河合 りな委員

 立石 りお委員

 大内 しんご委員

 久保 りか委員

 むとう 有子委員

 羽鳥 だいすけ委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 教育長 田代 雅規

 子ども教育部長、教育委員会事務局次長 石崎 公一

 子ども家庭支援担当部長、子ども・若者支援センター所長、教育委員会事務局参事(子ども家庭支援担当) 森 克久

 子ども教育部参事(子ども・若者支援センター児童福祉課長事務取扱、児童相談所長事務取扱、児童相談所児童福祉課長事務取扱) 古川 康司

 子ども教育部子ども・教育政策課長、教育委員会事務局子ども・教育政策課長、教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長 渡邊 健治

 子ども教育部子ども政策担当課長、教育委員会事務局子ども政策担当課長 青木 大

 子ども教育部保育園・幼稚園課長、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長 藤嶋 正彦

 子ども教育部保育施設利用調整担当課長、子ども教育部幼児施設整備担当課長 高津 麻子

 子ども教育部子ども教育施設課長、教育委員会事務局子ども教育施設課長 藤永 益次

 子ども教育部子育て支援課長 分藤 憲

 子ども教育部育成活動推進課長 鈴木 康平

 子ども・若者支援センター子ども・若者相談課長 菅野 多身子

 児童相談所副所長 神谷 万美

 児童相談所一時保護所長 関田 勇介

 教育委員会事務局指導室長 井元 章二

 教育委員会事務局学務課長 佐藤 貴之

 

○事務局職員

 書記 若見 元彦

 書記 志賀 優一

 

○主査署名


審査日程

○議題

 認定第1号 令和5年度中野区一般会計歳入歳出決算の認定について(分担分)

 

主査

 定足数に達しましたので、子ども文教分科会を開会します。

 

(午後1時00分)

 

 認定第1号、令和5年度中野区一般会計歳入歳出決算の認定について(分担分)を議題に供します。

 本日は分科会2日目ですが、1日目に御協議いただきましたとおり、質疑は本日で終わらせたいと思いますので、委員、理事者におかれましては御協力をよろしくお願いします。

 審査はお手元の審査日程(案)(資料1)に沿って進め、3時頃に休憩を入れ、5時を目途に進めたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

 それでは、前回に引き続き質疑を行います。

 決算説明書の268ページから271ページ、5款子ども教育費、1項子ども費、5目育成活動推進費、事務事業2、育成活動支援について質疑はありませんか。

河合委員

 まず、269ページ、プレーパークに関しては総括質疑のほうで触れさせていただいておりますので、ハイティーン会議のほうを確認させていただきます。これは主要施策の成果で、今後ソフト面での中高生の居場所を増やしていくみたいなことが書かれていたんですけど、そもそもハイティーン会議の在り方みたいなのも、会派からは様々御意見させていただいていて、今後の展開として、書かれていたことがどういうふうにつながっていくのかなと思って、確認させてください。

鈴木子ども教育部育成活動推進課長

 令和5年度のハイティーン会議でも、チャレンジの中で中高生の居場所というようなチャレンジの内容がございましたけれども、その成果の一つとして、令和6年度新区役所の1階におきまして、中高生の居場所事業につながったというふうな実績がございます。今後も区有施設等を活用して定期的に中高生の居場所を展開していきたいというふうにも考えてございます。

河合委員

 それはハイティーン会議の皆さんが主催でやっていくのか、それとも、それがハイティーン会議から政策としてつながってそういう方向にいっているのか、それを教えてください。

鈴木子ども教育部育成活動推進課長

 もちろんハイティーン会議の参加メンバーにもこの事業にも関わっていただきますし、区のほうの施策としてもハイティーン会議とともにそういった場を提供していきたいというふうに考えてございます。

河合委員

 ありがとうございます。中高生の居場所というのは今課題になっているところなので、しっかりと取り組んでいただけたらありがたいなと思います。

 次のページの若者会議のところです。若者会議は、ほかの地域から比べると非常に珍しくて、大学生から29歳が参加という形で中野では進められております。そういう中で、関わってくる子が子どもではなく、大学生以降の自分のことをかなり管理できるようになってきている若い人たちというのがこういうところで活躍をすることで区の様々な施策に参加するきっかけづくりになっていくんだろうなとは思っているんですけれども、これはやっぱり単年度だと成し得られることが少ないのではないかという御意見を頂いていて、そういうところの改善をこれまで求めてきているところです。まず、そもそも今回の若者会議、令和5年度はどのような形で開催されたのか、まず教えてください。

鈴木子ども教育部育成活動推進課長

 令和5年度の若者会議につきましては、18歳以降、19歳から39歳までの若者を対象に会議を開催しておりまして、全7回開催をしております。若者会議のメンバーは19人おりまして、延べの参加人数といたしましては97人いたところなんですけれども、この若者会議の役割の一つとして、ハイティーン会議のサポートであったりとか、委員おっしゃるように地域での活躍する人材につなげていくといったようなこともございますので、そうしたことを狙いとして若者会議を開催しているところでございます。

河合委員

 先ほど言ったように、今回これはきっかけとしてはいいんですけど、やっぱり様々主体性を持って動けるようになってきている年代の方が1年で何かするというのは非常にもったいないなと思っていて、ここをもう少し長期的に関われるような仕組みも御検討を今後いただきたいんですけれど、それに関してはいかがですか。

鈴木子ども教育部育成活動推進課長

 メンバーの中には継続的に参加をしていただいているメンバーもいらっしゃいますし、委託で行っている運営事業者のほうにも、その継続性ですとかそういったところを考慮して会議を開催していくといったような、運営をしていくといったようなことがありますので、若者会議のほうで頂いた提言が施策のほうに反映できるように、今後も継続性を持って取り組んでいきたいと考えてございます。

久保委員

 今の若者会議のところなんですけれども、18歳から39歳ですよね。内訳、細かくは無理かもしれないんですが、大学生と社会人というような記述があるので、その大学生と社会人の人数が分かれば教えてください。

鈴木子ども教育部育成活動推進課長

 委員おっしゃるとおり、大学生から社会人までメンバーはいるんですけれども、すみません、その内訳につきましては、今現在持ち合わせてございません。

久保委員

 その世代的には10代、20代、30代というような感じになると思うんですけれども、それは分かりますか。

鈴木子ども教育部育成活動推進課長

 大学生も、20代もいらっしゃいますけれども、30代のメンバーもいます。ちょっと細かい人数につきましては、申し訳ありません、今、持ち合わせてございません。

久保委員

 それは今持ち合わせていないけど、すぐ分かるものですか。

鈴木子ども教育部育成活動推進課長

 はい、ちょっとお時間頂きまして回答させていただきます。

主査

 じゃあ、そちらはお答弁を待ちたいと思います。

羽鳥委員

 若者育成支援事業委託についてなんですが、この令和5年度の予算を審議する予算特別委員会の分科会の議論の際には、この年度の事業について、若者自身がより深く関われるような取組を推進するという御答弁だったんですけれども、どういった中身を実際に展開をされたんでしょうか。

鈴木子ども教育部育成活動推進課長

 ハイティーン会議につきましては、チャレンジとしまして、会議の中で、例えば音楽を用いた地域交流であるとか、先ほど申し上げたとおり中高生の居場所であるとか、地域の魅力発信ですとか、そういったことに取り組んでいただきました。

 それから若者会議のほうは、若者がチャレンジする中野といったようなテーマであったり、若者が地域と出会う情報発信についてですとか、環境ですとか、それからチャレンジする中高生を応援しようといったようなテーマで取り組んでいただいております。

羽鳥委員

 ちょっと河合委員とも重なってしまうかもしれないんですけれども、やっぱり1年で成果を求める、こういう事業に1年で成果を求めるのはちょっと酷かなという気もしはするんですけれども、その所管として、1年こういった取組をされてみて、この地域で活躍してくださる若い人だとか、そのハイティーンの方々を支援してくださるもうちょっと上の年代の方々の活動などを見て、ちょっとどういった事業としての手応えというのを感じているかなというところがあればお聞かせいただきたいんですけれども、いかがでしょうか。

鈴木子ども教育部育成活動推進課長

 やはり若者会議につきましては、令和4年度から開始したものでございますので、その継続性といったようなところにつきましては、今後も引き続き、地域で活躍できる人材というのが育つような形で取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。

 大変失礼いたしました。先ほど久保委員の御質疑の中で、若者の会議のメンバーの比率といいますか、内訳をお答えさせていただきます。学生のほうが4人、社会人のほうが15人、合わせて19人というふうな形になってございます。

久保委員

 ありがとうございます。20代、30代もいらっしゃるといった、そこは詳細分からないですかね。30代がいらっしゃるとか。ハイティーン会議から移行して若者会議のほうもそのまま関わられている方というのも中にはいらっしゃるのかなと思いますけど、それは何人ぐらいいらっしゃいますか。

鈴木子ども教育部育成活動推進課長

 すみません、何人といった数字まではちょっと分からないんですけれども、ハイティーン会議を卒業して、継続して若者会議のほうに関わってくださっているメンバーも中にはいらっしゃいます。

久保委員

 分かりました。社会人も結構いらっしゃるんだなと思いましたので、長く継続的にやっていただける方もいらっしゃるかもしれないし、あまり成果物を求める必要はこういうところってないように個人的には思っているところです。その若者育成支援事業委託のこの委託事業の中に、ハイティーン会議もどちらも入っているんだと思うんだけども、この委託の内容といったら変なんですけれども、常時何人ぐらいのスタッフがこういった会議などでは関わられているんですか。

鈴木子ども教育部育成活動推進課長

 常時5、6人のスタッフは会議の開催のときに関わっていただいているようになっております。

久保委員

 その方たちも多分、世代的には同世代の方たちになってきているのかなと思いますけれども、そういう中で、ある意味仲間意識が芽生えたりというようなこともあったのかなと思いますが、この5、6人の方たちというのは割と固定化したメンバーでいっているんでしょうか。それで、ハイティーン会議と若者会議も兼ねながらいかれているのか、そこら辺を教えてください。

鈴木子ども教育部育成活動推進課長

 やはり年代といたしましてはハイティーンであったり若者に近い年代というふうなことで、そのほうが意見を引き出したりというふうなところがたけておりますので、そういった形で関わっていただいておりますし、チャレンジごとにメンターといって、その運営といいますか取組を支援する担当がおりますので、固定的に継続して関わっていただいているような状態でございます。

羽鳥委員

 プレーパークの人材育成についてなんですけれども、常設プレーパークに向けた試行実施なども行われてかなり盛況だったというふうにも聞いております。また、いろんな学校や、この前も旧鷺宮小学校の校庭で行われたり、また江古田小学校なんかでは400人を超えるような方が参加されたということで、プレーパークはすごく求められているんだなということを感じております。そうした中で、その担い手として、この担い手をつくる事業として非常に重要なものだったんじゃないのかなと思うんですけれども、どうなんでしょう、これをやってみて、そういう担い手の育成だとか、そうしたことは進んでいるのか、あるいは理解とかは進んでいるのか、事業をやってみていかがだったでしょうか。

鈴木子ども教育部育成活動推進課長

 こちらの養成講座のほうに参加していただいた方の中には、実際にプレーパークを実施している、運営しているような方もいらっしゃいますし、この養成講座を受けて、今回の試行のプレーパークのほうにボランティアで参加したりといったようなことが、つながりがありますので、養成講座を受け、プレーパークの活動が活性化しているというふうには認識してございます。

大内委員

 二十歳のつどいなんですけれども、269ページの会場等使用料が約100万円というのは、これは、区のこういったイベントというのは割引だとかそういうのはあるの。正規料金なの。

鈴木子ども教育部育成活動推進課長

 こちら、なかのZERO大ホールのほうの会場使用料になりますが、こちらのほうは正規料金というふうな形になってございます。

大内委員

 割引とかは特に、こういった事業とかで、青少年の何とかだとか、そういったものの割引というのは特に、なかのZEROホールはないんですか。

鈴木子ども教育部育成活動推進課長

 なかのZEROホールの減免規定については詳しくは分かりかねるところでございますが、今回のところにつきましては割引なく、正規料金というふうな形で使用料をお支払いしてございます。

大内委員

 減免規定、だから適用されていないんでしょう、要は。なかのZEROホールってそうなんですね。こういう事業でも減免は特にないんだ。普通の一般のコンサートをやる料金と同じだけ取るんですね。これは所管が違うのかな、ここは。誰も答える人がいないから。いや、結構いい値段だなと思って。区立の施設にしては、区のイベント、委託にしているけども、全然あれなんですねという感じがするのね。別のところで聞いて、もし減免ありますよと言われたら──ないんだね、絶対にね。いや、普通あると思うんだよね。青少年というか、二十歳になったからもう青少年じゃないのかもしれないけど、こういった事業って、例えばプロの人がコンサートをやる、落語をやるのとちょっと違うから。普通中野区のなかのZEROホールの規定に──ないんだ。まあ、いいや、ないんだったらないで。

 その下の警備委託というのは何ですか。

鈴木子ども教育部育成活動推進課長

 この二十歳のつどいを実施するに当たりまして、会場周辺、会場内も含めまして、警備会社のほうに警備を委託しているものでございます。

大内委員

 だからその170万円というのは、何人ぐらいの警備の方がいたの。

鈴木子ども教育部育成活動推進課長

 この年につきましては、警備員は57人配置してございます。

大内委員

 毎年そんなに配置するものなの。例えば昨年、一昨年、事故にはならなかったけど、事故になりかけたから増やしたと、サンプラザのときに、例えば。でも、サンプラザのときにそんな警備員──職員の人は見たけど、そんなに警備服を着た警備員の人が50人もいたような記憶がないんですよ。毎年ずっといたの。

鈴木子ども教育部育成活動推進課長

 令和5年度の二十歳のつどいは初めてなかのZEROホールで開催したというふうなこともございまして、57人を配置させていただきました。その中には、警備服ではなく私服で警備をしている方もいらっしゃいます。次回の警備ですとか、職員の体制も含めまして、このなかのZEROホールでやったことを反映しまして、体制のほうも改めて検討してまいりたいというふうに考えてございます。

大内委員

 いや、別に改めて検討して、増やすのか、減らすのか、それは分からないから。別にそれ言われても。いや、もう来年度はそんなに必要ないので減らしますという報告だったらいいけど、改めて見直すというと、もっと増えるかもしれないしね。いや、だからサンプラザのときもそのぐらいいたの。

鈴木子ども教育部育成活動推進課長

 令和4年度につきましては、警備員は30人配置してございます。

大内委員

 だからサンプラザよりも、僕はなかのZEROホールのほうが少なくて済むのかなと。サンプラザって、表玄関にたくさん人が集まったり、会場の動線もでかい。それに比べてなかのZEROホールは小さいから。約倍ですよね、30人から。それは理由は何なんですか。

鈴木子ども教育部育成活動推進課長

 なかのZEROホールにつきましては、駅からの動線が長いことですとか、またサンプラザとは違い、紅葉山公園のほうにも新成人が展開するといったようなことも踏まえまして、警備員をこれだけ配置したといった考えでおります。

大内委員

 具体的に、駅から、なかのZEROホールに行く途中にも警備員を配置したの。

鈴木子ども教育部育成活動推進課長

 はい、委員おっしゃるとおりでございます。

大内委員

 詳しくは分からないだろうけど、そもそもそんなに配置する。もう二十歳だよね。車道歩かないでくださいなんてやるわけ。もう二十歳でしょう。そんな集団でまとまって大声出して歩いちゃいけませんよって、当たり前の話じゃん。それを注意するためなの。

鈴木子ども教育部育成活動推進課長

 もちろんそういった目的もございますし、多くの新成人が歩道を歩いて向かわれるわけですから、そのほかの通行の方々の邪魔にならないような、そういった交通整備も含めての委託でございます。

大内委員

 これで言うと1,000人以上の方が来るからね。まして、あのときまだ南口は工事をやっていたから。今、工事終わったじゃないですか。そうなってくると、かなり動線というのは前に比べればはっきり分かりやすくなるのかなと思うから。やっぱり二十歳の子たちに対して、こっち歩きなさい、こっち歩きなさいってやるのも失礼な話であって、そのぐらいもう大人の常識としてやらせるべきであって。なかのZEROホールでやるときって、満杯にするともっと入るわけよ、人が。でも、そのときに毎回警備員なんて立たないから。あそこでイベントやるときに。それをやると、あまり──二十歳になったのに、大人が出てきて、こっち、右を歩きなさい、左歩きなさい、前から来る人通しなさいなんてやらなくたって、できなきゃいけないわけだから。中野区の教育ってそういうことしてこなかったんですか、中学校を卒業するまで。そういう常識を教えていなかったんですかという話になるわけだよ。だからあまり過敏にそういったところにお金を使わないで、それはある程度自主性に任せて、それで本当に事故が起きちゃったら改めて考えるべきであって、手取り足取り、別にそんな考える必要、たかだか1,000人ぐらいだったら。2,000人ぐらいまで来たら、また別かもしれないけど。だからそれもよく考えて。

 あと、その後ろの公園でたむろするというのもあるかもしれないけど、別にそれは悪いことでもないし。それも大騒ぎするから要るんですよと言われちゃうと、もう二十歳になったんだから。だから前の年、お酒を飲んでもめごと、トラブルがあったので今年はそれを注意するために人が多かったというんだったらまだ分かるんだけど。それもないのに、ただ危なそうだから人を配置するというのは、ちょっと二十歳の子に対して失礼だと僕は思うので。何でもかんでも、二十歳になっても、こっちからこっち行っちゃ駄目ですよ、この公園で騒いじゃ駄目ですって、そんな注意されるような教育をしたんですか、教育委員会ではってなるわけよ。

 大人扱いちゃんとしないと駄目だと思うので、警備の言っている意味も、僕の言っている意味は、単純な交通整理ぐらいだったらいいんだけどね。余分なあれというのは必要ないのかな。サンプラザから、なかのZEROホールにかけてちょっと動線が長くなったからといって、倍になったって、ちょっと言い方がおかしいかなという気もするので。お金をかけちゃいけないとか言っているんじゃなくて。例えば園児の集い、幼稚園やるときにあそこ別に立ちませんよ、交通整理で。それは保護者がしっかりしているからって言われればそうだけど。もう二十歳になれば、そういった保護者の方たちもいるだろうし。あんまり子ども扱いしないでやっていただきたいなと思うので、それは来年検討するに当たってしてください。

 それとあと、271ページのプレーパーク、これは講演会3回やって71人来ました。その後の人材育成助成に参加が延べ9人、これはどういうふうに見ればいいんですか。というのは、参加人数、延べというのは、71人のうち半分以上は3回来ている人とか、そういう意味なの。

鈴木子ども教育部育成活動推進課長

 この3回の71人の内訳でございますが、第1回に25人、第2回に36人、第3回に10人参加をしていただいておりまして、中には継続して2回、3回といったように参加していただいている方もいらっしゃいます。

大内委員

 そのプレーパーク人材育成助成の参加人数、これ、延べ9人というのはどういう意味なんですか。

鈴木子ども教育部育成活動推進課長

 これは5回の養成講座がありまして、それぞれに1人ですとか2人ずつ参加をしていただいて、延べ5回の中で9人参加をしていただいてございます。

大内委員

 人材育成助成、これは助成、お金がかかっているということなのかもしれないけど、いや、延べ9人じゃなくて、実際助成された方は何人いるのかなという数字が分からないんですよ。5回やったと言っていたでしょう。下手したら2人しかいないかもしれない。言っている意味、分かりますか。じゃあ、この助成を受けて、その育成されたというか、どういう活動をしたのか、そこまでは僕は分かりませんけども。要は延べだと、何人の方が受講されたのか分からないんですよ。それは把握していますか。

鈴木子ども教育部育成活動推進課長

 こちらは1人当たり1万5,000円の補助、この講座に参加する参加料の補助というふうな形で、1万5,000円掛ける9名といったような内訳になってございます。

大内委員

 要は、そうすると、上の講演会と助成ってどこが違うの。この助成した中身というのは。

鈴木子ども教育部育成活動推進課長

 上の普及啓発のほうにつきましては、こちらは講演会になりますので、講師に対する謝礼でございます。下のほうの人材育成助成のほうにつきましては、養成講座のほうに参加した参加者本人のほうに補助をしたといった内容になってございます。

大内委員

 じゃあ、これは別に中野区が主催でやっているんじゃなくて、例えばどこか、新宿でやっているだとか、池袋でやっているとか、そういう講座とかに行ったということなんですか。もしそうだとしたら、それはどこの講座で、どういうところがやっているやつなんですか。

鈴木子ども教育部育成活動推進課長

 こちらは、実際に練馬区のほうでプレーパークを展開しているNPO法人が主催する講座のほうに参加したというふうな形になってございます。

大内委員

 それは1回1万5,000円もするの。NPOがやっているのに。1日か、半日か分からないけど。1回1万5,000円もするの。

鈴木子ども教育部育成活動推進課長

 1回1万5,000円で9人の参加がございましたので、このような支出になってございます。

むとう委員

 二十歳のつどいなんですけれども、参加率って大体いつも36.3%、前々年度は38%ぐらいだったと思うので、大体こんな程度なんですよね。これって御案内を出すときに出欠というのは一応取るんですか。これは全く取らないんでしょうか。

鈴木子ども教育部育成活動推進課長

 全対象者に御案内のはがきは送っておりますが、申込み制ではないため出欠というのは取ってございません。

むとう委員

 どうして来てくれないのかなという、来てくれない理由というのをちょっとなんか探る必要があるのかなって思うんですよね。やっぱり内容がつまらないとか何なのか。せっかくやっていて、割と少ない予算で、実行委員になられた方が毎年いろいろ考えてくれて取り組んでくださっているから、せっかく本当に準備して、半年くらいかけて準備してくれているんですかね、実行委員の方が。だからなんか少ないのが気の毒だなってちょっと思ったりもするので、強制ではないけど、もっと来てもらえたらうれしいじゃないですか。そういう意味で、来ない方は、もうこの年齢ですからお仕事されている方もいらっしゃるかもしれないし、いろいろかと思うんだけども、来てくれない方はどうしてなのかなという辺りを何かでね、何かのときに、ちょっと区のほうとしてもその辺探る必要があるんじゃないかなってちょっと思うんですね。毎回これぐらいだからこんなもんでいいやって言っているんじゃなくて、もっと来てもらえたらうれしいなって、主催者側は一生懸命携わっている二十歳の実行委員の皆さんのためにも、どうして来てくれないのというのが、ちょっとリサーチできたらいいのかなと思ったりするんですが、そういうお考えは区はないですか。

鈴木子ども教育部育成活動推進課長

 委員おっしゃるとおり、内容を充実させるといったことはもちろんあるかと、それが参加率の増加につながるかというふうには思っております。実行委員とともに内容の充実を図ってまいりたいというふうに思ってございますし、なぜ来ないのかというのをリサーチするというのはなかなか難しいかなというふうには考えておりますけれども、その内容を充実させて、より多くの参加者が来ていただけるように、今後も取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。

主査

 よろしいですか。

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 6目に入ります。子ども・若者相談費、270ページから273ページ、事務事業1、子ども・若者相談、質疑はありませんか。

河合委員

 若者相談フリースペースのところをお伺いいたします。271ページの2番の子ども・若者相談のところです。これは多分前年度に始めて、さらにこの年に力を入れて拡充してきたというのが人数の伸びにつながったのかなと思うんですけど、まずは所管の感想をお聞かせください。

菅野子ども・若者支援センター子ども・若者相談課長

 若者相談フリースペースにつきましては、令和4年6月から委託を開始したというところでございます。様々な事業を実施しておりまして、プログラムにつきましても、利用している方の御意見を聞いて、魅力的なプログラムを実施しているですとか、あとは、ここの若者相談フリースペース以外のところでの出張居場所ですとか、そういったことを実施したりですとか、あとは地域のボランティア活動に参加したりですとか、そういったことも取り組んでおりまして、地域との連携でありますとか、若者相談フリースペースの利用者の方はなかなか社会とつながる、人とつながるということに課題を抱えておりますので、そういった意味では、様々な活動を通して、人と社会とつながっていけているということで、こういった利用が増加しているんだというふうに考えております。

河合委員

 今ちょうど御紹介いただいたところだと、今、地域の出張居場所をやったりボランティアの参加をみんなでしていたりとかされるのですかね。そうやってここをきっかけに外につながっている子が、きっかけとしてそういう場づくりというのができていたり、そういう事例が見受けられるということでしょうか。

菅野子ども・若者支援センター子ども・若者相談課長

 この若者相談フリースペースのほうに、そういったボランティア、地域でのボランティアで、いかがですかというお話を頂いて参加をしている方もいらっしゃるんですが、その後、直接地域のボランティア活動に若者相談フリースペースを通さずに活動に参加しているという方も中にはいらっしゃると聞いております。

河合委員

 若い世代の人たちが社会と関わるきっかけをつくる場所であったり、居場所というところも、また必要なんじゃないかというところで、ここのほうを拡充していただいている中で、そのような事例が出てきているというのは非常によかったなと思っております。これは今、出張もされているとさっき言っていたと思うんですけど、出張はどういう割合で、どんな形でやっているのか教えてください。

菅野子ども・若者支援センター子ども・若者相談課長

 ここの若者相談フリースペースが、中野坂上、南部地域ということがありますので、北部地域の2か所の区民活動センターのほうで定期的に実施をしているというところでございます。

河合委員

 現在その中野坂上でやっている若者相談フリースペース自体は常設となっていて、北部のときはイベントごとみたいな形で出張されているのかなと思うんですけど、そういうときって常設のほうも開いたままで活動できていますか。

菅野子ども・若者支援センター子ども・若者相談課長

 まず、出張居場所で実施をしているときには、通常と同じような若者相談フリースペースの利用ということで、特にそこでイベントを実施しているということではないんですけれども、やはりちょっと出張をしていると、中野坂上にありますその若者相談フリースペースのほうは、その時間帯は閉場していると、閉じているということになります。

河合委員

 せっかくいいことをやっているので、常設のほうは常に楽しみにされている方もいらっしゃるだろうから、そこら辺、何か工夫なり、今後どういうふうにやっていけるか、しっかり展開のほうを考えていっていただきたいなと思っています。これは要望で結構です。

 273ページで、ショートステイのところが、数が伸びているところが0から3歳で、あと養育支援ヘルパー派遣事業のほうも時間が伸びているなと思ったので、子ども配食が逆にかなり減っているんですけど、ここら辺の要因などがあったら教えてください。

菅野子ども・若者支援センター子ども・若者相談課長

 ショートステイ事業のほうは、ほぼ実人数ですと、考慮家庭を除きまして増えているという状況で、3歳から15歳のところの延べ日数ですと、前年度と比較しますと若干ですけれども減少してきているというところですので、特に何か変化があった、要因があったということはちょっと今のところ考えられないというふうに思っています。

 養育支援ヘルパーのほうの利用の増加についてなんですけれども、昨年度委託している事業者のほうが増えまして、5事業者から9事業者に増えたというところになりまして、利用される方の増加に合わせて、そういった受け入れる委託事業者も増えたというところになりまして、それが増加につながっているんだというふうに考えております。

 子ども配食事業のほうにつきましては、こちらは令和2年8月から始まっているんですが、新型コロナウイルスの発生を起因といたしまして始まったという事業でございまして、昨年度につきましては新型コロナウイルスのほうも、社会状況の変化ということで5類相当に変わったというところで、社会状況の変化もありましたので利用が減少しているというふうに考えております。

河合委員

 養育支援ヘルパーのほうは、事業自体の周知も進んできたのもあるのかなというところで、増えてきて、その分必要な人に届いているのかなというところも想定されるので、それはよかったなと思っているんですけど、子ども配食のほうが、主要施策の成果を見ると、今後どうしていくかは事業として検討していくと書かれていて、これ、もともとやり始めたのは、当然コロナ禍でなかなか接続できなかった方がいらっしゃる中で、やはり食べ物というところの力を借りるというか、それがきっかけとなるという事業だったと思うんですね。すごくいい事業だなとは思っていたんですけど、なくなってしまうと、これに代わるような、人がその御家庭に入り込む仕組みというのがなくなってしまうんじゃないかなという心配があるんですね。養育支援ヘルパーのほうがうまく、そちらと近しいような事業として流れていけそうという展開を考えられるんだったらいいんですけど、食事そのものをしてあげられる強みというのもあるのかなというのを、こういう人の、特にこれは養育支援サービスと呼ばれて、お困りの御家庭の方に対するサービスなわけで、ここは効率化よりかは丁寧な対応をどう取っていけるのかという視点で事業自体は検討していってほしいなと思うんですよね。ただ、やっぱりなくすというところじゃなくて、どう置き換えていけるかとか、そういう視点で御検討を様々いただきたいなとは思っているんですけど、それに関してはいかがですか。

菅野子ども・若者支援センター子ども・若者相談課長

 こちらの子ども配食につきましては、検討を進めているところなんですけれども、やはりこの配食事業としまして、児童虐待の未然防止でありますとか見守り体制の整備というところ、あと、成長過程にあるお子さんの栄養バランスが整った食事の提供、食事のセーフティーネットの確保を図るという上では、やはり家事負担の軽減にもつながっておりますし、養育環境の整備として必要な事業というふうに、そういう認識をしているところでございます。ですので、今年度の利用状況なども検証を今進めているところですけれども、次年度に向けた検討を進めてきております。ですので、この事業自体は継続をしつつ、運営というんですか、そういった中で何か検討していければというふうには考えているところでございます。

久保委員

 養育支援ヘルパーの派遣事業の件なんですけど、昨年も事業者の増加というか、充実をさせていくというようなお話があって、そういうところが反映してきたのかなとも思うんですけど、これは予算のとき、122万5,000円の予算だったように思いますが、令和5年度。補正とか組んだんでしたっけ。

菅野子ども・若者支援センター子ども・若者相談課長

 こちらは補正ではなくて、流用で対応を行ったというところでございます。

久保委員

 子ども配食のほうは370万4,000円を組んでいて執行残が多いというか、負担金としては100万1,500円なので、ここのところで流用だったのかなというふうに思って見ておりました。だからこれは補正をするような額でもないので、そういうことにはなってしまうのかもしれないんだけれども、やっぱりこの執行の中で、似ているけど否なる事業なので、そこはちゃんと明らかにしておくべきかなと思うんですよね。養育支援ヘルパー自体が伸びているということは重要なことだなというふうには思うし、そこをまたどういうふうに捉えていくかというところだと思うんですね。子ども配食のほうは、令和6年度は予算を減らしているんですよね。これで見ちゃうと、令和6年度についても養育支援ヘルパーは163万3,000円という組み方になっているから、また足りなくなってきて、どこかで流用するようになるのかなというふうに思いますので、この事業が、どういうふうに事業者も増やしていくということで、去年の決算のときにいろいろ伺ったとき話が出ていたと思うんだけれども、今後の読みというのはやっぱりきちっとどこかでしていかなきゃいけないだろうなと思うし、あと、政策的な観点からも、子ども配食というのを、私も、我が会派もずっと求めてきた部分もあって、児童虐待であるとか、困窮対策であるというところでの宅食の事業と養育支援ヘルパーって全然違うと思うんですよね。家庭内の入り方だったりとかって。だからそこを、こうやってコロナで対応していたものと、そうじゃなくなってきて求められるものがどうなのか、その事業的な効果がどうなのかというところをきちっとやっぱり見極めていって予算も組んでいかなきゃいけないんじゃないかなって思うんです。その辺については、今どのようにお考えですか。

菅野子ども・若者支援センター子ども・若者相談課長

 来年度の予算に向けては、やはり実際の利用状況でありますとか、そういったところを勘案しながら検討しているというところでございます。配食事業のほうは、運用の中で縮小する方向ということで現在検討しておりますけれども、実績を見ながらそれぞれ、また来年度予算に向けては検討していきたいというふうに考えております。

久保委員

 やっぱり予算の立て方で、子ども配食のほうが伸びるかと思ったらそうじゃなかったので、養育支援ヘルパーのほうが伸びたからこっちをこっちに回すみたいな考え方はよくないと思うの。だからそこはきちっとやっていただきたいなって。流用のことを一個一個言っているともう切りがないので細かいことは言わないけれども、やっぱりそういうところは事業の組立てとして、やっぱりきちっとやっていくということが重要だと思いますので、そこはお願いいたします。

 その前のところなんですけれども、271ページの児童養護施設等の生活向上のための環境改善事業残、これが多いですよね。前年度は施設が2施設だったのが1施設になっているというところと、やっぱりこれもコロナ対策だったと思うので、そういったところでこんな形になっているのかなと思うんですけれども、前年度との比較も含めて、この残の在り方というのがどうだったのか教えてください。

菅野子ども・若者支援センター子ども・若者相談課長

 こちらの859万2,000円の残のところですけれども、児童養護施設の生活向上のための環境改善事業は、新型コロナウイルスの感染症対策支援事業の部分の残が約230万円ほどありまして、加えまして、ここの残というのが、自立援助ホームを設置したいという御相談がありまして、それで令和5年度中に開設という見込みで伺っておりましたので、開設準備費でありますとか、設備設置費とか、備品購入費ということで、予算を措置したというところで、こちらが約580万円ほどになっております。結果といたしまして開設に至らなかったというところで、全額未執行になっているというというところで、これだけの金額の残が、不用額が発生したということでございます。

久保委員

 これもやっぱり予算の段階でも一緒になっているのかなって思うんだけれども、児童福祉施設の整備費補助というのが予算段階ではあったんでしたっけね。それが一緒になっているのかな。令和6年度はそのようにしていたのではないかなと思うので、そこは別建てなのかな。ちょっとそこら辺のところが、コロナ対応で減がたくさん出たんだなって勝手に私は思っていたんですけれども、そうではなくて、児童養護施設等の環境改善事業の中に、そこは自立援助ホームの設置の支援も全部含まれていたということですか。すみません、ちょっとコロナとの関係というのが分かりづらくてね、前年度と比較すると。そこを教えてもらえますか。

菅野子ども・若者支援センター子ども・若者相談課長

 令和5年度の予算の中では、こちらは児童養護施設等の環境改善事業1,000万円の中に含まれておりました。

主査

 休憩します。

 

(午後1時46分)

 

主査

 再開します。

 

(午後1時51分)

 

 答弁を保留ということで少しお時間を取りたいと思います。久保委員、質疑を続けられますか。(「待ちます」と呼ぶ者あり)それでは一旦こちらの質疑は保留といたします。

むとう委員

 すみません、私も今のところなんですけれども、271ページで、児童養護施設等の生活向上のための環境改善事業ということで、一つは入所児童等の生活改善事業で2家庭、もう一つが新型コロナウイルス感染症対策事業で1施設というふうに、ここで分かれて書かれていますよね。それで、今、問題となっていた不用額ところでは、859万2,000円というのは、これは両方、二つ合わせた中の残なんですか、これ。どっちのどう、何が残なのか、上のところの執行額のところでは括弧書きで二つこの事業が分かれて示されていて、残は一つになっちゃっているところがよく分からないんですが、教えてください。

主査

 休憩します。

 

(午後1時53分)

 

主査

 再開します。

 

(午後1時53分)

 

むとう委員

 今のところですけれども、括弧の中で、入所児童等の生活環境改善事業、2家庭と書いてあるんだけど、この内容は、何をどう、2家庭のお家の中を改善したんですか。これはどういう事業なのか、中身を教えてください。

菅野子ども・若者支援センター子ども・若者相談課長

 こちらの事業につきましては、対象となっている方が里親の方の御家庭になっておりまして、養育環境の改善を図るというところで、老朽化したものの備品類の買い替えでありますとか、あとは備品の購入ですとか、あとは室内の、例えばフローリングですとか、カーペットの設備を整えるとか、そういったことに使われている事業になりまして、新型コロナウイルス感染症のほうは、コロナ感染対策を防止するというところで、必要な消毒ですとか職員手当に係る経費に支出しているという事業になります。

むとう委員

 それは今の里親さんの2家庭の改善なんですけれども、これは全額補助してあげるんですか。区が出してあげる。これは多少の補助なのか、全額補助なのか。これはどういう基準でどういうふうに行われている事業なんでしょうか。

菅野子ども・若者支援センター子ども・若者相談課長

 こちらにつきましては、1家庭100万円を限度にしておりまして、その範囲内での今回2家庭からの支出ということでございます。

むとう委員

 はい、分かりました。

 その下、今の1施設というのは具体的にどこの施設なんですか。

菅野子ども・若者支援センター子ども・若者相談課長

 こちらは、聖オディリアホーム乳児院でございます。

主査

 よろしいですか。

 他にこちらのページで質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、一旦こちらにつきましては保留として、進行いたします。

 7目児童福祉費、272ページから275ページ、事務事業1、児童福祉について質疑はありませんか。

むとう委員

 273ページのところで、裁判所申立て関係経費というのがあります。前々年度は弁護士の謝礼という形であったものが、弁護士の謝礼という項目がなくなっているように思うんですけれども、それは裁判所申立て関係経費の中に入っているということなのか、何か事業内容が変わったのか、御説明をお願いします。

関田児童相談所一時保護所長

 委員おっしゃるとおりでございます。こちら裁判所申立ての経費に変わってございます。

むとう委員

 逆に、前々年度は裁判所申立て経費ってなかったように思うんですけど。ですから、仕組みとか法律が変わったとか、何か制度が変わってとか、どういうふうに変わったのか教えてください。

関田児童相談所一時保護所長

 こちら特に何か変わったということではございませんで、表記を予算説明補助資料のほうに合わせて記載させていただいたものになります。

むとう委員

 じゃあ、事業内容は何も変わっていないんですか。じゃあ、実際には裁判所申立てというのは、どういう場合にどういうふうに申立てが必要になってくるのか教えてください。

関田児童相談所一時保護所長

 こちら裁判所に申立てをするケースといたしましては、親権者の意に反しまして、児童相談所の意向として一時保護を行う場合ですとか、あとは、こちらも法律に基づいて施設のほうへ入所措置を親権者の意に反して行う場合等に、それが的確であるかどうかというのの承認審判を申し立てるものでございます。

むとう委員

 具体的に保護者の意に沿わない保護ということで何件あったんでしょうか。

関田児童相談所一時保護所長

 親権者の意に反する一時保護、こちらは児童福祉法第33条第5項審判申立てというものになりますが、こちらは令和5年度につきましては4件、それから入所措置の承認審判、こちらにつきましては児童福祉法第28条第1項の承認審判の申立てになりますが、こちらは令和5年度1件となってございます。

むとう委員

 裁判所に申立てをした結果、結果はどうなったんでしょうか。

関田児童相談所一時保護所長

 こちらは承認されております。

むとう委員

 裁判所が承認されたということは、区の保護が正しかったということで、保護者側の異議は認められなかったということで、保護者側はそれで御理解されたんでしょうか。

関田児童相談所一時保護所長

 こちらは裁判所の決定でございますので、御理解はしていただいたかどうかまではちょっと分からないんですけども、裁判所の決定ということで、我々が行いましたこちらの措置等が適正に行われているということを承認してもらったものだというふうに認識してございます。

むとう委員

 そうなんだけれども、そのお子さんが保護されている期間というのがあって、その間とか、保護解除になったときとか、やっぱり保護者にとって、裁判所がいくら区の判断が正しかったよといってもずっとずっと納得できないでという方はおられたんじゃないかと思うんですけれども、その後、その子がお家に保護解除されて帰っていったときに、きちんと家庭の中で円満にうまく養育が進めばいいんですけれども、なかなかそうならないケースもあるので、そこがすごく心配で、区は幾ら正しい保護であったといっても、法的にも正しいんだといったところで、その子の帰っていく場所としてその後がうまくいかないと困るので、その辺はどういうふうに区側は理解し、対応をされているんでしょうか。退所するときにも保護者と当然面談しているかと思うので、すごく気がかりなところなんですが、大丈夫ですか。

神谷児童相談所副所長

 今申し上げたように、一時保護等で保護者と対峙するような場合の申立てというのは、先ほどの件数なんですけれども、それが審判あったからといって、保護者との対応がそこで終わるということではございませんので、引き続き一時保護をしている意味ですとか、保護者がやっていただきたい支援といったものについて、児童相談所側と保護者、そして子どもも含めて様々な話合いを行いながら、家庭に復帰をしたり、あるいはそのまま施設に措置をされたりというようなことを保護者合意の下にやっていくということを継続して実施しているところでございます。

むとう委員

 それで、何かあってはいけないから保護というのは本当にいち早くという部分もある中で、でも誤認保護というのが、中野区の中で今のところなさそうなので少しは安心しているんですけれども、全国的に見ると誤認保護の問題というのは深刻で、まだまだあるんですよね。そういう中で、保護して、この裁判の結果というのは、急遽保護した後に裁判所に申し立てるわけですよね。その妥当性の判断をもらうわけだけども、大体何日間ぐらいで結論が出てきているんでしょうか。

神谷児童相談所副所長

 今の段階の事柄ですと、この一時保護について申し立てるのは、2か月一次保護をした後の話になってきます。なので、2か月を超える保護について保護者の方が同意されない場合には、事前にこちらのほうで準備をして申立てをしていって、期日が切れるまでの間に審判を受けるというような仕組みになってございます。

むとう委員

 ということはまだ──ごめんなさい、私も日にちを忘れてしまったんですが、法改正がなされつつある中で、実際には保護開始から何日間以内にどうのというふうになっていくはずなんですが、それはまだ施行されていないんですね。それはいつからなんですか。

神谷児童相談所副所長

 来年の6月からになってございます。

むとう委員

 ということは、そうですね、私以前に質問をして、それまでの間何もしないでいいのかというのがすごく私は疑問に残っていて、具体的には法が施行されていないのですぐに速やかにということにはなっていない。2か月を経過してからって。その2か月の間の保護の妥当性については、これまで中野区の中で保護者からのクレームとかはないんでしょうか。

神谷児童相談所副所長

 最初にお子さんを保護した当初につきまして親御さんも複雑な思いがございますし、保護に同意をされるというようなことを即時でおっしゃらないような方もいらっしゃいますが、ただ、先ほど申しましたとおり、そのようなお話があったから関係が切れるということではなくて、継続して保護の必要性ですとか、そういったことを子どもの気持ちも含めて話しながら関係性を築いていきますので、結果的に2か月を超える段階にまでなって申立てをするような必要があったのが先ほどの件数だったということで認識しております。

むとう委員

 基本的には、一時保護2か月を超えないんですよね。普通は30日でしたっけ。違いましたか。

神谷児童相談所副所長

 2か月を超えるまでの間は保護者の同意なく保護ができます。2か月を超える場合でも、保護者の同意があれば、必要があれば継続していきますし、逆に、2か月以内に保護者との話ができればお家に戻っていくといったケースもございます。

むとう委員

 分かりました。本当に中野区は、先ほど言ったように誤認保護みたいのが今のところ起きていなさそうなので少しは安心しているんですけれども、これから何かあったときに、虐待死という問題もあって保護を急がなければという、命に関わることだから急がなければならないという事態と、やはり誤認保護というのがあるので、そこが起きないように常々慎重に、急がなきゃいけない場合もあるけど、急ぎ過ぎて誤認につながってしまったらばとんでもないことになりますので、子どもの成長期、親から離すことの本当にメリット・デメリット両方ありますので、そこは慎重にお願いしますね。何か起きないように、誤認保護が起きないように慎重に慎重を期していただきたいということをお願いしたいと思います。

河合委員

 様々児童相談所に関わる皆様、日頃より忙しいところ御対応ありがたいなと思っております。様々な関係の方からも、すごく丁寧に活動されているということを御報告を受けておりますので、非常に中野の中でそういうふうに丁寧にやれている児童相談所があるというのは我々としても誇りに思うところだなと思っております。

 そういう中で決算書を見ていくと、執行率を下げている理由というのが2か所あって、児童入所施設措置費等残、社会的養護に係る都補助事業負担残、これは両方ともなかなか大きな額が残っております。これは一応、どちらも想定の数字が読みにくい中で予算時には積み上げておかなければいけないものなのかなとも思っているんですけど、そこも含めて御説明いただけますか。

関田児童相談所一時保護所長

 それでは、まず児童入所施設措置費等の部分につきましては、こちらは不用額が5,700万円余を計上させていただいているところでございますけれども、こちらは令和4年度につきましてもほぼ同額で不用額が発生しておりまして、なかなか読みづらい部分が、お子さんの状況だったりとかで金額が変わってきてしまう部分があったりとかする関係でなかなか読みづらくて、どうしてもこれぐらいの規模で出てきてしまうというところがあるというのが現状でございます。

 一方で、社会的養護に係る都補助金事業区負担金につきましては、こちらは令和5年度から新規で計上させていただいたものになっておりまして、こちらも、区負担金につきましては令和4年度に東京都が各施設に支払った補助金の区の負担分をお支払いするというものになってございまして、令和5年度に予算計上するタイミングでは、まだ中野区の児童相談所開設から間もない時期ということもございまして、この積算に使う単価等がちょっと不明確というか、東京都のほうからも特に示されなかったものですから、令和2年度に先行して開設されました特別区の先行3区が用いていた単価を使用したんですけれども、実態としては、かなり高額な単価だったというところで、結果的に残が結構大きく出てしまったというのが現状でございます。

河合委員

 そうすると児童入所措置費に関しては、これからも同額予算を積算していて、一定ここは読みづらいけれども必要であるというところなんですが、社会的養護に係る都補助金事業区負担金のほうに関しては、もう少し見込みに関しては今後数字を読めていけるのではないかということで大丈夫ですか。

関田児童相談所一時保護所長

 はい、こちら児童入所措置費のほうにつきましても、この金額、不用額ということでずっと記載していくということは想定しておりませんので、なるべく実態に即した形で予算計上していきたいというふうには考えております。

 この社会的養護に係る都補助金事業区負担金のほうにつきましても、今回、令和5年度の実態が見えてきたところでございますので、今後につきましては、この実態を踏まえた上で予算計上のほうも適切にさせていただきたいというふうに思っております。

河合委員

 ありがとうございます。

 児童相談所の主要施策の成果によると、令和5年度の実績は当然令和4年度よりも伸びている状況なんですけれども、そういうところで、ここの数字は読みづらいけど増えていくのかなと予測されているんですか。どういう今後流れになっていて、一時保護所の運営費とかも、現状のところで想定内で令和5年度は、やれていたのかどうかというところを教えてもらえますか。

関田児童相談所一時保護所長

 全国的に児童虐待を取り巻く環境というところで、年々、児童虐待に関する通告であったりとか、そういったものが増えているというのが現状なので、一定この後まだ増加傾向が続くかなというふうには思っております。そういった中で、一時保護所の運営の部分につきましては、今、幼児2名、学齢女児5名、学齢男児5名の計12名定員ということで一時保護所を運営しておりますので、その12名を適時適切に保護できる形で運営をしておりますので、ここは一定これぐらいの金額でずっと推移していくのかなというふうに考えているところでございます。

河合委員

 そうすると、令和5年度に関しては過度な人の受入れなどもないというか、想定の中で様々運営できている状況だったということでよろしいですか。

関田児童相談所一時保護所長

 こちら行政評価表のほうに一時保護所の稼働率ということで、令和5年度80%というふうに記載させていただいております。こちら年間を通しての比率になりますので、一時的に定員を超えて保護している場合ですとか、かなり多くなってしまったときには、ほかの区の一時保護所に委託という形で出したりとかということもございましたけれども、年間を通して見ますと80%というところで、適時適切に緊急的な保護も行えるような形で稼働ができたのではないかなというふうに考えているところでございます。

久保委員

 今の残のところでの御説明で、社会的擁護に係る都補助の負担分の件なんですけれども、これって令和4年度に支払った分というので、どのくらい区の負担分か分からないので取りあえず多めに組んでいったと。令和6年度も同じぐらいに組んでいらっしゃるじゃないですか。これはいつ確定がするものなんですか。

関田児童相談所一時保護所長

 こちらは東京都のほうの決算が固まらないと確定しないものになりまして、請求自体は1月末頃、令和5年度については1月末頃に請求が来ているところでございます。決算が固まればある程度読めてくるところかなとも思いますので、なるべく早めに情報収集をして固めていきたいというふうに思っております。

久保委員

 これは令和2年度に開設をした他の自治体を事例に模して予算を組んだとおっしゃっていたので、ということは令和5年度、今回初めてですよね、令和6年度はもう組んであるわけなんだけれども、大体毎年同じような額で来るものなんですか。それともそれは全然そうではなくて、翌年はまた違うような額で来るものなんですか。どういうふうなことで大体決まってくるものなんですか。

関田児童相談所一時保護所長

 こちらの経費につきましては、各施設でその補助対象事業を実施した場合に、その施設から東京都のほうに申請があって、それから補助金が支給されるというものになっておりますので、その補助対象項目の事業を実施していなかったりですとか、ないとは思うんですけれども、実施していても、施設のほうから補助金の申請がないとか、そういうことがあればちょっと変動してしまうところになってきますので、あとは中野区の措置している児童だったりとかが増えたり減ったりとかということがありましたら、そこで金額が変わってくるものになりますので、一定しているかといえばそうではないというような形になります。

久保委員

 一定はしていないけれども、でも大体この事業を行っていく上で補助対象項目の実施とかそういうものというのは大きく変わるわけではないだろうし、措置している児童数というのもそんなに大きく伸びたり変動があるわけではないから、一、二年やってみたらこの予算を組むときには大体状況は分かるという、そういうふうに考えていていいですか。

関田児童相談所一時保護所長

 はい、委員おっしゃるとおりでございます。

久保委員

 ありがとうございます。

 里親登録家庭数、これが徐々に伸びてきていて、非常に力を入れていただいていることには感謝をしておりますし、また、他の自治体からも中野の児童相談所が、本当に様々取組がとても先行事例として評価をされているということも聞いています。この里親委託児童数は14人ということなんですけれども、里親登録している29家庭中に里親委託、実際に行われている家庭数というのは幾つになりますか。

神谷児童相談所副所長

 29家庭中の委託の件数としましては14家庭になります。

久保委員

 この14人という──里親委託児童数が14人なので、それがそのままなわけではないんだろうと思うんですよね、これってね。だからたまたま数が一緒ということですよね。だから、あと15家庭については、まだ委託をされていないというところもあるのかなと思うので、委託をする児童を増やしなさいということは当然言えるような話ではないんだけれども、でもこうやって受け入れてくださる家庭がすごく増えていくということはありがたいことだなと思うし、こういう方たちが、例えば里親の児童を委託を受けないとしても、様々に児童相談所が行っていく養育の場面で力を貸してくださるところもあるのではないかなって思うんですよね、その辺のところは何かお考えがありますか。

神谷児童相談所副所長

 里親家庭の方々につきましては、これまでもショートステイの協力家庭に協力を頂いたりですとか、子育てに関する様々な講座というようなところに登壇していただいたりなど、区の子ども家庭支援に関して御協力いただいているところでございますので、引き続きそうした協力関係というのは継続してまいりたいと考えております。

久保委員

 その協力関係ということをやっぱりつくっていくことが非常に重要で、里親そのものの委託になかなか結びつかなかったとしても協力してくださる方はたくさんおいでになられると思います。ただ、やっぱりこのほかの事業でもそうなんですけれども、エリアで結構偏りが出ていたりということもあったりすると思うんですよね。その辺のところも何か課題として捉える必要があるのかどうかね。里親さんの場合は特に、区内全域に点在している必要性があるかどうかというのも、私は、そこは必要性があるのかどうかも分からないんですけれども、そこのところも含めて何かお考えや課題はありますか。

神谷児童相談所副所長

 中野区内は大変狭い地域にはなりますので、里親さんが、この少ない登録の中で地域をまんべんなくというようなところは、実際難しいところはあるのかなと思うんですけれども、ただ考え方といたしましては、そういった協力関係にある方々が地域のどこにでもいらっしゃるというようなことは目指していきたいところかなというふうに思っております。

むとう委員

 私も久保委員の質問のところをお聞きしたかったところなんですけれども、なるべくだったらば施設措置ではなくて里親さんへというような、普通の一般家庭の中での養育ということが言われているわけなんですけれども、なかなかこの数を見ると、せっかく登録家庭は増えているけれども、全部のお家ではまだ委託に至っていなくて、施設での措置というのが65人ということで多いんですけれども、これは、なかなか具体的に里親さん家庭にというふうに結びつかないところはどういう要因があるんでしょうか。

神谷児童相談所副所長

 里親委託につきましては、お子さんの状況ですとか、そういったことを勘案しながら、マッチングを丁寧にしていくといったところは本当に重要なところかなというふうに思ってございます。登録数が29家庭ということですけれども、やはり登録数をもう少し増やしていかないと、マッチングとして、お子さんと里親さんとの相性であったりですとか、支援する力量ですとか、そういったところについて丁寧なマッチングが難しいところはあるのかなというふうに思っております。ですので、登録数をとにかく上げていくというようなところに、一義的には今課題を持っているところでございます。

主査

 よろしいですか。

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、こちらは終了いたします。

 先ほどの答弁保留はいかがでしょうか。もう少しかかりますか。(「時間頂きたいと思います」と呼ぶ者あり)はい、分かりました。

 では、進行します。

 2項教育費に入ります。1目教育政策費、276ページから277ページ、事務事業1、教育関係人件費等、質疑はありませんか。

久保委員

 先日、大内委員の総括質疑の中で会計年度任用職員についてのことがあって、そこの中で増要因というんですかね、どのような職員が増員されたのかというような話があったかと思うんですけれども、すみません、そこをもう一度御説明いただけますか。

主査

 休憩します。

 

(午後2時23分)

 

主査

 再開いたします。

 

(午後2時24分)

 

井元教育委員会事務局指導室長

 令和4年度から令和5年度にかけて会計年度任用職員の予算が2億4,059万8,000円余増額をしております。その主な理由は、指導室分でエデュケーション・アシスタントの新設に伴う報酬及び通勤手当予算が1億4,590万8,000円余の増となっています。

久保委員

 そのエデュケーション・アシスタントなんですけれども、これは東京都の予算が10分の10補助だったと思うんですけれども、実際には10%の執行率というふうになっています。ただ、今、指導室長のお話によりますと、エデュケーション・アシスタント自体は配置をされているというところで、ここのところが東京都の予算の執行率との関係を教えてください。

井元教育委員会事務局指導室長

 こちらにつきましては、東京都のエデュケーション・アシスタント配置事業の補助金交付要項に基づきまして、当初、小学校1校3人の補助金が全21校分つく予定でしたので、それに合わせて予算措置を行ったところですが、東京都の予算の都合で、最終的に補助金がつかないという結果が通達をされました。ただし予算措置をした手前、事業を中止するわけにもいかなかったので、全額区費で対応したというところでございます。

久保委員

 そうなんですよね。すごくやっぱりエデュケーション・アシスタントがつくということは非常に大きくて、学校でも期待をしていたところだったので、これは東京都のほうで割り落としに遭ってしまったということで、だからといって引き上げるというわけにもいかなかったと思うんですよね。ここは、ちなみにもともと東京都の予算を組んでいてですね、区費で賄ったということなんですけれども、これは当初予算との関係はどうなっていますか。

井元教育委員会事務局指導室長

 当初予算に組み込んでおります。

久保委員

 当初予算で組んでいた。だけど財源的には、ここは都費を組み込むところが都費は10%ということになったので、そこの部分は区費で賄ったということかと思います。令和6年度からは10分の10取れるような形で東京都のほうも潤沢に予算を組んでいるというふうに聞いておりますけれども、現状どのようになっているかお分かりですか。

井元教育委員会事務局指導室長

 こちらのほうは、都のほうから10分の10で補助金がつくというところでございます。

久保委員

 この令和5年度は、これも都のほうが少なかったということだと思うんですよね。けれども、やっぱり現場では非常にこのエデュケーション・アシスタントへの期待は大きかったというふうに感じています。今、全小学校21校に配置をしているというお話がありましたけれども、そこのところで、現状として21校が本当にフルにエデュケーション・アシスタントをつけられる状況になっているのかどうか、そこのところを教えてください。

井元教育委員会事務局指導室長

 1校当たり3人ということで、全ての学校にエデュケーション・アシスタントがついているんですが、2校ほど3人まで満たしていない学校がございます。

久保委員

 そこの2校についてはなるべく配置をしてさしあげてほしいなと思っていることと、やっぱり制度が結構混在していたり変わっていく中で、エデュケーション・アシスタントがついたんだけど、ほかから移行しちゃってほかが減っちゃってとか、いろんなことがバランスがなかなかうまくいっていない現状があるんじゃないかなと思うんですけれども、その辺は指導室としてはどのようにお考えですか。

井元教育委員会事務局指導室長

 確かに学校のほうで人を見つけて、区のほうでそれを契約して配置をしていくという形にはなるんですけれども、区としましても、やっぱりついていない学校がいるということは認識をしておりますので、ホームページですとかSumaMachi等で周知をしまして、人員を確保するように努めているところでございます。

久保委員

 エデュケーション・アシスタントの役割なんですけれども、やっぱり求められている役割というのをちゃんと担っていただけているのかどうかというところも、令和5年度は初年度でしたので、そこも重要かなと思いますが、その辺はいかがお考えですか。

井元教育委員会事務局指導室長

 求められている役割としましては、特に低学年、3年生以下のお子さんの学級について、学級経営上の必要な補助を行ったり、時には子どもから相談を受けながら個別に対応する、こういったところ、それからまた登下校の見守り等も行うということも入っておりますので、そういったところで皆さん力を発揮してくださっているというふうに認識をしております。

久保委員

 ありがとうございます。やっぱりさっきどういうふうにこの人材を確保していくかというところの課題があって、各学校大変御苦労をされていると思うんですよね。また、学校によっては結構この地域との連携がうまくいっていて確保が十分にいけている学校もあるんだろうなって思うんですね。なので、そういった事例ですとか情報交換ですとかを密にしていただきながら、また、そのエデュケーション・アシスタントの役割というものがどうなのか、実際にエデュケーション・アシスタントとしてついてくださっている、地域の方たちについてくださっている方も多いと思うので、そういう方たちからも御意見をしっかり聞きながら、新しいこの制度を本当に十分に活用できるようにしていっていただきたいなと思うんですが、その辺はいかがですか。

井元教育委員会事務局指導室長

 まず、これから人事に関するヒアリングを校長と個々に行っていきますので、そういったところで各学校の状況をまず伺って、どのように地域と連携をしているか等も確認をしてまいります。また、教育委員会のほうからも、地域の人たちに、そういった教育委員会での事業を御理解いただけるように周知啓発を図って人材の確保、学校とそれから教育委員会とで連携をしながらいい人材を集めていきたいというふうに考えております。

大内委員

 この会計年度任用職員の、これは執行率が出ているんですけれども、不用額というのはどのぐらい出ているんですか。

井元教育委員会事務局指導室長

 指導室の令和5年度会計年度任用職員の不用額は7,024万5,000円余でございます。

大内委員

 ここで言うのは指導室だけ、不用額出ているのは。ほかのところでは。会計年度任用職員の不用額は指導室だけですか。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 学務課としての不用額は153万円余でございます。

大内委員

 だからそれを合わせると幾らなの。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 ,177万円余でございます。

大内委員

 ということは、執行率というのは何%ぐらいなんですか。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 82.3%でございます。

大内委員

 その約20%の不用額が出た理由は何ですか。

井元教育委員会事務局指導室長

 まず2点ございまして、1点目が年度の途中で採用したということと、もう一つは、先ほどのエデュケーション・アシスタントのように、複数人配置できる職について上限まで配置できなかった学校があったところでございます。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 当課におきましては、巡回相談員、就学相談員、それぞれ特別支援の関係でいるんですけれども、産休、育休に入ったということでそちらの報酬がなくなったというところでございます。

大内委員

 まず最初に、その年度途中の採用のためって、当初から年度途中の採用予定だったんですか。年度の最初から採用する予定じゃなかったんですか。

井元教育委員会事務局指導室長

 採用は年度の初めから予定をしておりましたが、学校のほうで人員が見つからなかったというところでございます。

大内委員

 年度の途中から採用予定でいたけども、いい人材が見つからなかった。いい人材が見つからなかった。でも予算は組んでいた。次のところで出てきますけども、最初から人を用意しているとそんなことはないんですよね。意味が分かるかどうか分からないけれども。年度の途中からなのに、採用、見つからなかった。そのぐらい厳しいものなのかな。何かいつもは──いつもはと言いません。たまに人をある程度予想してから予算を組むという場合もなきにしもあらずだから。年度の途中なのに見つからなかったというのはやっぱり、見つかりませんでしたじゃなくて、その見つからなかったということにおいて学校は困るわけでしょう。そういったことについてはどう思っているんですか。予算を組んで、ちゃんと人を充てて学校運営やりますよ。それも年度の途中から考えていたのに、半年間かけたのに見つからなかった。学校は困らないんですか。だってこれだけ大きな予算をつけていたのに。

井元教育委員会事務局指導室長

 学校のほうも年度の最初から採用できることが一番いいというふうに思います。教育委員会としましても、地域の人ですとか保護者の方に、今、指導室で採用を求めている情報を周知をいたしまして人材の確保に努めているところでございます。

大内委員

 だから当初予算に組んで予算もついたのに人が見つかりませんでしたって、やはりその募集の仕方が悪いのか、あるいは条件が厳しかったのか。せっかく予算をつけて配置しなかったということは、人が配置されなくて、そのところは困っているわけでしょう、大変に。やっぱりそれはもうちょっと、せっかく予算をつけたんですからしっかり配置はするべきだと思います。

 それとあと学務課、産休。途中産休だと。産休の代替要員というのは配置しないんですか。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 はい、代替要員としては配置しておりません。

大内委員

 いや、配置しておりませんって、産休で休んじゃった。そうしたらその人の仕事はどうなっちゃうの。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 例えば、昨年度であれば就学相談専門員でございますけれども、こちらは教員経験者2名と心理職2名でございまして、その心理職1名の方が産休、その後育休になったところでございますけれども、年度途中から心理職の配置を新たに募集して配置することがなかなか難しい状況でございました。ですので、この就学相談専門員3人の中でうまく仕事を割り振ることと、あと特別支援教育係にいる支援員2名の中で仕事をうまく割り振って昨年度においては業務を進めていったところでございます。

大内委員

 年度の途中で募集かけるってそんなに難しいことなんですか。だってさっきのほうのエデュケーション・アシスタントだっけ、年度の途中からそもそもやろうとしている。そういうのは集まりやすいけども、今言ったやつは年度の途中からだといないんですか。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 はい、なかなか──この就学相談専門員の仕事の内容としては、発達の状況や障害の状況に応じた適切な就学先についての相談を行うというところでございまして、例えば教職員経験者でありますと、一定の教職の年数があった後にそういう相談経験もあることですとかを職務の要件としています。心理職であれば、公認心理士の職を持っている者という形にして募集しているところではあるんですけれども、なかなか募集しても、1名ぐらいたまに手が挙がるんですけれども、その後、結局採用を辞退されてしまったりというのが今年度実際あったりはしたので、なかなか年度途中というのは特に厳しい。年度末のときに募集すると5人ぐらい来て、そのうち1名は採用できるということはあるんですけれども、年度途中だともうほかで働いているというのがほぼほぼですので、年度途中の採用はかなり厳しいというふうに認識してございます。

大内委員

 要は年度途中で産休に入ったと。でも何か人を集めたらどうにかなっちゃった。だったら最初から要らないじゃないかって話になるんです。そういうふうに聞こえてしまうの。だからちゃんと産休で──産休じゃないか、先にもう妊娠初期にお休みなのかもしれないけど、やっぱり頑張って見つけないと。いなくてもどうにかこうやって集めてやりましたじゃなくて、やっぱりしっかりとその募集をかけて、まして年間で予算を組んでいて配置しているわけだから、しっかり見つけていただきたいな。それは別に努力が足りなかったと言うつもりはないけれども、もうちょっと、年間で予算をしっかり組んでいるんだし、そういった妊娠出産で休んじゃったから、人がいないからどこかで充てましたと言われちゃうと、ちょっと違うのかな。本当に募集かけたけど単純に来なかったというだけの理由で、本当に募集をかけたのかどうかも分かりませんけども、タイミングがいつだったかも僕もはっきり分かりませんけども。もう年明けで残り3か月という話なのか、それがもう7月から休んでしまったのか、いろいろタイミングもあると思うんですよ。だからそれについてはあれですけど。要は、妊娠出産でお休みになれる方、あるいは男の方も子育てで休む方もいらっしゃると思うんで、そのときはしっかりとね、せっかくその仕事が必要だと思ってつけているんだから頑張って見つけてください。無理してとは言わないけれども、ある程度のめどをちゃんとつけてやらないと、せっかくつけたものがいないとやっぱりもったいないと思うんでね、よろしくお願いします。

主査

 では要望で伺いました。

 他に質疑はありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 276ページから279ページ、事務事業2、教育政策、質疑はございませんか。

河合委員

 1点確認させてください。教育委員会の活動の回数の増があったようなんですけれども、これは毎年こんなに回数って変わるものでしたっけ。何か増加理由があったら教えてください。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 教育委員会の回数ですけれども、令和5年度、ここに記載のとおり53回になります。昨年度は45回ということになりまして、基本的には毎週やっているというものになりますけれども、案件がなければ基本的にないということもありまして、そのような状況下であったと。それから令和5年度につきましては教科書採択というものがありまして、臨時会として13回行いましたので、それが大きく増えた理由かなというふうに考えております。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 278ページから281ページ、事務事業3、教育企画財政、質疑はありませんか。

河合委員

 学校図書は別のページですか。ここに入る。次のページですかね。次の事務事業ですか。(「次です」と呼ぶ者あり)そうしたら、毎回校割のことを確認させてもらっているんですけど、それはここで大丈夫ですか。校割に関しては、実際に最終的にどの額になったのか教えてください。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 決算書の279ページのところの、まず小学校分になりますけれども、校割フレーム執行分というところの1億6,905万7,522円、こちらが小学校になります。それから281ページ、一番上のところになりますけれども、中学校の校割分として8,752万6,319円が執行額ということになります。

河合委員

 校割に関してはしっかりとつけていただきたいというのを毎年要望している中で、1校平均の割り返しが落ちているように見えるんですけど、それは生徒数の関係でこうなっているだけなのか、1校当たりの平均額が下がっている理由を教えてもらっていいですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 ほぼほぼそんな下がっていないとは思うんですけれども、学校の数も変わっていませんので。若干昨年度と比べると下がっているというのはありますけども、学校のほうで若干不用額があったというような理由かと思っております。

河合委員

 こちらの支給額としては想定のものをお渡ししているというところであれば、まだいいかなとは思うんです。ただ学校のほうからは、使いやすさの課題に関しては毎年言われておりまして、御要望いただいているところです。なかなか簡単に流用を認めろという形は難しいのかなとは思いますが、やはり校割の使い方の在り方というのはもう少し見直していくべきかと思いますが、いかがでしょうか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 校割につきましては、各学校から年間、それぞれの節でどのような経費に使うかということの計画を出していただいて、その節に応じて学校のほうに所属替えをしていくと、このような処理を行っております。

 委員おっしゃるとおり、年度途中で別の節で使いたいというようなこともございますので、学校間調整ということで、同じ節内でのやり繰りということになってくるんですけども、全体として流用が発生しないような形で今は処理をしているというところになってございます。

河合委員

 少しずつ使いやすさというところの改善はされているのかもしれないですけど、トータルで見た不用額も大きいのかなというところはあるんですよね。そういうふうに不用額が発生してしまうような予算の使いにくさがあるのかなというのをちょっと感じたのでお話しさせていただいております。ここに関しては、今後も様々御検討いただけたらと思います。要望で結構です。

立石委員

 クラブ、部活動外部指導員謝礼、保険料について伺います。これが大体1,000万円ぐらい予算がついていまして、令和6年度予算については1,900万円ぐらいになっているんですよね。これは学校現場からの要望を受けて予算を増やしたということです。ただ、令和5年度については150万円ほど残っているということで、これは利用の制約などがあって、使いたい学校はあるけれども予算が余ってしまったのか、どのような認識でしょうか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 特に利用の制約というものが教育委員会のほうでかけているというものではございませんので、各学校のほうで必要な人材というものをクラブ活動のところで使おうとしたときに若干余ってしまったというようなところです。人がいての話になりますので、そのタイミング等がなければ余ってしまうということもあろうかと思っております。

立石委員

 先ほど予算の分科会の質疑を見ていましたら、やはり担い手のところ、報酬費が低いんじゃないかとかお話があったりして、学校現場からして指導員に来ていただきたいですけれども、その条件で実際に来ていただけないんじゃないかという指摘が予算審査の中でもありました。なのでしっかりその辺、令和6年度の経過を見ていただいてですけれども、改善していく必要があるのではないでしょうか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 令和6年度につきましては各学校からの必要な時間数等を調査して必要な予算をつけたというところになりまして、委員御指摘のとおり大幅に増額させていただいたというところになりますので、その状況も見ながら、今後も改善を行っていきたいと考えております。

立石委員

 それでちょっと教えていただきたいのですが、校割予算のところの小学校のところで一般報償費ですか、これがゼロとなっていて、上の研修講師謝礼というものとあって、これ一般報償費というのは具体的にどういった内容で使われる予算なんでしょうか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 ほかのところはほとんど研修の講師という形になりますけれども、それ以外の形で報償費を払うような場合ということで、ほぼほぼ発生しないようなことかと思います。学校で使うのは、誰かに講師に来ていただいて、その講師の謝礼として報償費を払うというところがメインになってきます。ですので暗に報償費を払うような事案がなければ0円ということになります。

立石委員

 小学校のほうなんですけど、ごめんなさい、具体的にイメージができなかったので。これはゼロだからいけないと言っている話ではなくて、どういう実際報償費としての想定をして、ここ一般報償費というふうに書かれているのか。過去活用事例なんかもあると思うんですよね、一例ぐらいは。中学のほうはなくて。残額のほうで見ると、研修講師謝礼残だけあって、この一般報償費のほうはなかったりしてね。この校割予算の残額の区分についても少し個人的に分かりづらいなと。適用のほうで載っていたり、必ずしも全部載っているわけでいなかったりとか。すみません、今聞きたいのは一般報償費。この小学校のこれは具体的にどのような報償費なのか、事例を教えてください。渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

答弁保留をお願いいたします。

主査

 少しお時間を頂くということにいたします。

 何か別に質疑を続けられますか。では答弁を待ちたいと思います。

大内委員

 この校割予算というのかな、学校経理(校割)というのがありますよね。これは当初予算だとどこに書いてあるんでしょうか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 教育企画財政、事務事業のところの、説明の下から三つ目のポチになりますけれども、小学校運営に係る教材、教具購入等、それから下の中学校運営に係る教材、教具購入等になります。

大内委員

 校割予算の執行額は幾らですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 校割予算の執行額になりますと、先ほどお答えしました決算説明書の279ページのところの学校経理(校割)に書かれています、その下のところの校割フレーム執行分(小学校)ということで1億6,905万7,522円と、次の281ページの8,752万6,319円になります。

大内委員

 予算の小学校運営に係る教材、教具購入費1億7,000万円ですよね。小学校の校割予算で1億6,900万円使っているんだけど──ということでしょう。だから「等」が1億6,900万円なのか。教材教具費が校割予算ということなの。小学校運営に係る教材教具購入費等とあるでしょう。この教材教具の購入代が校割予算ということなんですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 はい、そのとおりでございます。

大内委員

 なぜここに書いていないんですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 校割予算で買う内容が、実際には教材ですとか、教具ですとか、小学校の運営に係るような消耗品等を買えますので、予算書の中にはこのように小学校運営に係る教材教具購入等というふうに記載しているものでございます。

大内委員

 その下の区分で出ているのがそれに当たるわけですか。交際費もここに入ってくるわけ。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 そのとおりでございます。

大内委員

 交際費って別のところにも出てこない。この学校経理、交際費残が出てきているから。この校割予算の残ということになるんですか。281ページの学校経理で、校割の交際費あるでしょう。だからこれはこれの交際費。要はこの予算を組み立てるときに、この教材教具購入費が校割予算ということなんだけれども、決算書を見ると区分が分かれているじゃないですか。この予算というのはもう当初からこれは決まっているんですか。それとも後から決めるの。当初予算のときに、この報償費とかいろいろ書いてあるじゃないですか、これはもう既に決まっていると、事前にね。決まっているから交際費の残が出てくるのかな。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 予算の積算の段階でもう既に節で区分して積算しておりますので決まっています。

大内委員

 それならもうちょっと、これだけ金額が高ければね、上の例えば2万7,000円で謝礼とか出ているんだけど。この校割予算の内訳を出してもいいのかなと思います。いや、これだけはっきり出ているんだったらね。決まっていないというなら別なんだけど。校割予算の区分がこれだけ出ているなら、はっきりね。予算書は出ているの。まあ、それは今後の課題ということで。

 それとあともう一つ、電話料、廃棄物処理等3,000万円ありますよね、予算書でね、3,000万円。決算書を見ると、これ電話料、テレビの受信料も入れて、廃棄物処理料、執行額が約2,766万円。同じく今度、不用額も廃棄物処理料残と電話料、テレビ受信料残の合計が約118万円、足しても3,000万円いかないんですよ。「等」というのは何に使われているんですか、これ。残りは。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 廃棄物処理ということでよろしいでしょうか。可燃ごみですとか不燃ごみ、それから大型ごみ、廃棄薬品等処理、蛍光管回収運搬、乾電池処理、リサイクル家電処理ということになります。

大内委員

 いや、だから決算書でいう廃棄物処理料というのが1,566万円出ていますよね。その下に飛んで、電話料とテレビ受信料が1,200万円出ていますよね、決算書ね。これを足すと2,766万円なんですけども。不用額のほうが、同じく廃棄物処理料残87万円と電話、テレビ受信料の残が31万円と、これを足して118万円。執行額と不用額を足して約2,900万円。でも予算では3,000万円以上計上されているんだけれども、あとの100万円は、「等」はどこに使われたんですか。

主査

 休憩します。

 

(午後3時00分)

 

主査

 再開します。

 

(午後3時01分)

 

 今、答弁途中なのですが、時間がかかりそうなのでこのまま3時20分まで休憩といたします。

 

(午後3時01分)

 

主査

 分科会を再開します。

 

(午後3時20分)

 

 それでは御答弁をお願いいたします。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 予算書にあります電話料、廃止物処理料等、こちらの執行の中身になります。決算説明書の279ページになります。上から教育企画財政の4行目のところ、廃止物処理料1,566万2,357円、こちらと、さらに下に行きまして電話料、テレビ受信料1,200万2,409円、こちらがこちらの予算に該当する執行額となります。

 それから不用額になりますけれども、不用額につきましては、281ページ、不用額の学校経理(一般)の下のところ、廃棄物処理料残、こちら87万3,968円、それから五つ下がりまして電話料、テレビ受信料残31万1,641円、それからあともう一つありまして、その二つ上、学校物品購入費残、このうちの一部になってございます。

大内委員

 学校物品購入費というのは、じゃあ電話料と廃棄物処理料の中に入っていたんですか。要は、そうすると執行額の学校物品購入費の130万円と学校物品購入費残、合わせて約300万円ありますよね。300万円、このうちの一部が電話料等、廃止物処理料等の中から支出されたということになるんですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 そのとおりでございます。テレビ受信料なども含まれておりますので「等」というふうな表記となっております。

大内委員

 じゃあ、そもそもこの学校物品購入費というのは予算のときにはないんですよ。何で違うんですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 決算書にあります学校物品購入、こちらにつきましては備品購入等のところに入ってございます。

大内委員

 じゃあ、備品購入等のお金が足りないから流用したという理解でいいの。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 流用しているものではございません。

大内委員

 いや、だから備品購入等のお金が足りないから、上の電話料、廃棄物処理料等からお金を持ってきたんじゃないの。だからこの学校物品購入費が、使ったのが約130万円で、残が170万円、ということは約300万円。備品購入予算で2,600万円。約400万円ほど足りないんだけども、それを電話料、廃棄物処理料等から持ってきたと。でも400万円じゃ足りないんだよ、今度。

主査

 休憩します。

 

(午後3時25分)

 

主査

 再開します。

 

(午後3時28分)

 

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 保留をお願いいたします。

主査

 では、少し時間を取りたいと思います。

 別な質疑を続けられますか。(「ないです」と呼ぶ者あり)

 では、他に質疑はありませんか。(「先ほどの答弁保留」と呼ぶ者あり)

 では、先ほどの一般報酬費についての御答弁をお願いいたします。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 先ほど立石委員からの御質問の一般報酬費の一般的な内容になりますけれども、行事補助者の謝礼ですとか、一時保育者の謝礼、防災訓練準備会の謝礼ですとか、原稿料等も、その場合は一般報償費というふうになります。

立石委員

 これは令和5年度は執行されていないわけですが、過去は当然執行されている事例はあるんですよね。例えば、これ一般報償費使われなかった分は研修講師謝礼のほうで使えるというか、ここが使われなかったからといって、すなわちここの区分が執行残になるというものではないという認識でよろしいですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 そのとおりでございます。

河合委員

 先ほど確認しようと思っていた学校図書がやっぱりここの中に入っていたようなので確認させていただきます。まず、ちょっと校割のところを確認していたら図書購入費がここにやっぱり入っていて、額がすごく令和4年度に比べると落ちているのが校割の全体が低く見えてきている理由なんだなというのを、ちょっと数字を照らし合わせて今、確認したところなんですけれども、じゃあ令和4年度は逆に何で図書の購入費がそんな高くて、令和5年度はどういうことがあってこの額になっているのかというところの説明をまず頂いてよろしいですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 学校図書費につきましては、それまで校割予算の中に入っていましたけれども、充実した形で、指導室のほうに予算を移したということがございますので、見かけ上校割予算は下がっていますけども、実質的にはむしろ上がっているというような状況になります。

主査

 令和4年度の図書購入費が多かった理由です。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 令和4年度につきましては、図書の充実ということで増額させたというものでございます。

河合委員

 ありがとうございます。そうですね、令和4年度はそういうのがあって、その年から、学校図書をしっかり力を入れていこうとやったのが令和4年度だったなというのをちょっと先ほど思い起こしたところです。そういうことから図書経費がここから出て、外のほうにもついているという形になってきたかと思うんですけれども、実際に学校図書のほうは、要求資料5番で、図書の推移というのが出てきて、廃棄の量もすごく多くなっているし、冊数自体も伸びている学校が多いなというのを見ながら思っていて、廃棄が多いということは、それだけ古い本も非常に多かったんだろうなというのを、こういうところの数字から読めるのかなというのを思っているところなんですけども、実際に学校図書の更新というのは理想どおりに進められているのか、更新率というのは当然出しにくいし、そこまでなかなか管理できるものではないのかなとは思っているんですけれども、実際の学校においての更新というのがどれぐらい進んでいるのかというのは分かりますか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 学校の図書の更新が今どれくらいかということはちょっとまだ把握しておりませんので、ちょっとまだお答えできません。

井元教育委員会事務局指導室長

 更新という意味では、文部科学省のほうで図書の蔵書の水準を示しておりまして、その達成率でいきますと、小学校が85.7%、中学校が88.9%達成しているというところですので、この数字からいうとおおむね順調に更新は進んでいるかなというふうに思っております。

河合委員

 ありがとうございます。それは多分全国平均も出ていて、全国平均よりも今、中野の状況はよくなっているというのはたしか数字で出ていたんじゃないかなと思います。そういう形で子どもたちの学校図書を充実できてきていることというのは、令和4年度から2年かけて取り組んでいただいて、引き続き今年度も取り組んでいただいているのかなと思っている中で、進んでいるというのが見えてきたのでよかったなと思います。

羽鳥委員

 今の河合委員の質疑に関連して、逆にその校割予算で残った図書購入の費用って何なんだろうって思ったんですけれども、いかがでしょうか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 充実分について指導室のほうに移したということになりますので──充実した経費について指導室に移しましたので、それまであったものについてはまだ残しているというところです。

羽鳥委員

 この後のほうでね、後の287ページのほうに蔵書の充実新書購入ということで2,800万円余ついていますよね。これが学校図書館の蔵書の充実の費用ということなんですよね。さっきの河合委員への説明だと、これまではその図書の購入について校割予算のところに含めていたんだけれども、その充実については、こっちの学習指導の、事務事業の中のメニューの学習指導のほうに移したというふうなお答えだったと思うんですよ。私は疑問に思ったのは、じゃあ逆に、ここの校割予算として残っている、小学校だと図書購入で50万385円と中学校の校割の図書購入の56万7,798円って逆に何だろうって思ったんですけれども、これは何のお金なんでしょうか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 校割予算ですので、学校がその中で買うものを決めることができます。したがって指導室の分は当然図書として購入しますけれども、校割予算の中で図書を購入することもできるということになります。

むとう委員

 今のところで私も疑問を持っていて、どうやってその図書、その予算のお財布が違う中でどうやって買い分けるんですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 購入するときに、所属替えをしている科目でその学校がその経費を使えば、どちらの科目であっても使えますので、それが可能ということになります。

むとう委員

 校割の中にある図書購入費は、学校の判断で好きな本が買える。だけど、これからのところになっちゃいますけれども、287ページで出てくる蔵書の充実新書購入費というのは、学校の意向ではなくて教育委員会の意向に沿った本を買うということなんですか。じゃなくて、両方のお金が学校に、校割とこの充実費の図書の両方のお金が現金で学校に来る。学校としては同じお財布の中で好きに使っていいという、そういうことなんですか。

主査

 一旦休憩します。

 

(午後3時39分)

 

主査

 再開します。

 

(午後3時40分)

 

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 まず校割予算の中で出てきている図書購入につきましては、全体フレームの中で、学校の判断の中でその図書というものを購入することができるというものになります。

井元教育委員会事務局指導室長

 指導室のほうで学校に配当している予算につきましては、学校図書館の蔵書のために整備する予算として配当しています。

むとう委員

 どっちも学校図書館の本じゃないんですか。ちょっとまだ分からない。もう一度。何が違うんですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 まず、指導室のほうで必要な経費というものは学校のほうに所属替えされていますので、そちらのほうで、まず指導室の経費で学校が図書を購入します。さらに不足があれば校割予算からも買うことができますので、学校の判断でそこが買っているということになります。

むとう委員

 校割予算の図書は学校の判断だけれども、それよりも先に優先されるのが充実新書購入という部分で、こっちのお金を先に使って本を買って、足りなかった部分は校割で買い足すという考え方ですか。そういう理解でいいんですか。

主査

 休憩します。

 

(午後3時42分)

 

主査

 再開します。

 

(午後3時44分)

 

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次、282ページから285ページの事務事業4、知的資産について質疑はありませんか。

久保委員

 令和5年度は地域開放型学校図書館をどういうふうにしていくかということをかなり質疑をさせていただいていまして、予算の際には、補助資料の中には地域開放型学校図書館運営経費があるんですよね。3,162万6,000円。決算には数字は出ていません。それから、中野東図書館追加図書購入経費、こちらのほうもあるんですけど、これもありません。区立図書館蔵書・貸出充実事業分(拡充)、こちらのほうも、その個別で決算には出てきていません。ただ、すごく執行率がいいんですよね、ここってね。図書館指定管理業務経費が、そもそも7億6,717万8,000円というふうになっていたんだけど、決算では8億6,098万6,080円です。私が今ちょっと足してみたら、要するにこの地域開放型学校図書館運営経費とか中野東図書館追加図書購入経費、あと区立図書館蔵書・貸出充実事業分(拡充)、これらを足しますと、この図書館指定管理経費業務のほうの多分全部になって、残高もそれで合うので、そういうふうになったんだなって思うんだけれども、でも予算のときに、それは立てていたものとは大分違ってきているんじゃないかなと思うんだけど、これはどういうことだか教えてください。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 今、委員おっしゃるとおり、この予算書の図書館指定管理業務経費に加えて地域開放型学校図書館運営経費ですとか、中野東図書館追加図書購入経費、それから区立図書館蔵書・貸出充実事業分(拡充)、こちらにつきましては全て指定管理委託料の中に含めて契約いたしまして、指定管理事業者のほうが執行しているというものになりますので、決算書のほうには指定管理者運営ということの中に含めているというものになります。

久保委員

 じゃあ、地域開放型学校図書館運営経費、これは実際、予算は3,162万6,000円だったんだけれども、これは執行額は幾らですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 予算額と同額でございます。

久保委員

 3,162万6,000円、ぴったりなんですか、この経費。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 同じでございます。

久保委員

 令和5年度に予算を立てていた部分というのが、ここ、令和6年度はどうなっているかあれですけれども、何でこういうふうに見えなくしちゃったんですか。あえて補助資料でここまで出していたものを何で図書館指定管理業務経費というふうに全部一括しちゃったんですか、ここ。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 予算の中では特に新たに追加する経費を中心に、区立図書館蔵書・貸出充実事業分(拡充)ですとか、中野東図書館追加図書購入経費ということについては、特に予算額を上げていく要因になっておりましたので、そこについて記載したというものになります。ただ最終的に、全て指定管理委託料の中に含めましたので記載としては一つとさせていただいたというところになりますが、少し分かりづらかった点はあるかと思っております。

久保委員

 分かりづらかったじゃなくて、あえてこうやって特出ししてね、ちゃんと運営経費を組んでいるわけじゃないですか。それが一括されちゃって、この事業名もないわけですよね、決算書には、どれも。それは何か予算から見たときのこの在り方ってどうなのかなって。だったらそもそも図書館指定管理業務経費の内訳的な形で出すべきであって。これは別々の契約じゃなくて、一括して全部ここの中に含まれていますよというものなんですかね。実際にこれは本当に、3,162万6,000円って、令和6年度もそういうふうに、例えば地域開放型学校図書館運営経費なんかは予算が一緒なわけですよ。どうしてそこだけは数字がぴったりなんだろうというところも、それも分からないし。今、だって予算と執行額一緒だっておっしゃいましたよね。その比較もどこにもできないじゃないですか。どうしてこんなことをするのか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 予算の中では分かりやすくというところの中で、このような記載ということをさせていただいたところです。決算の中で、確かに委員おっしゃるとおり、この予算と比較したときに比較ができないということについては今後改めていきたいというふうには思っております。

久保委員

 指定管理運営の、要するに業務経費の中にそれが全部入っているものなのかどうなのかというところも予算の中では審査ができないじゃないですか、こういうふうにされちゃうと。だって区立図書館指定管理業務経費という名称のものが一緒にあるんだから、その額は7億6,717万8,000円でしょう。全然足りていないんじゃないのって思うじゃないですか。だとすると、じゃあほかのところの事業はやらなくて、流用したかのように見えるじゃないですか。どうしてこういうふうにまとめてしまったんですか。しかもここのところというのは、事業実績でその利用状況とかそういう数字は出ていますけれども、中の管理業務経費についての詳細がないわけですよ。比較のしようがないです。何かこれってうがった見方をすると、指定管理業務経費の中で丸めてしまって中身は全然見せませんよみたいに見えるわけですよ。それでいいんですかということを伺っているんです。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 決算の中で予算のところのものを見えないようにという意図でこちらのほうを作ったわけではないんですけれども、結果として指定管理委託の中に含めていたものですから、このような記載になったというところになります。

 予算書のこの図書館指定管理業務経費というのは基本となる部分ということになります。指定管理委託料につきましては、年度ごとに新たな項目というものが追加されることがありますので、そちらについては予算を計上して指定管理の中に含めていくというような仕組みになっておりますので、予算の中でそれが分かるようにということで記載していたものになります。ただ、確かに決算の中でそのところが見えづらいということの御指摘につきましては、今後本当に改めていきたいと考えております。

久保委員

 だから、新たに指定管理業務の中に加えたようなところを分かりやすくしたということだとすると、じゃあ、地域開放型学校図書館は翌年もあるからそうじゃないんでしょうけど、中野東図書館とか、あと拡充分ありますよね。それはそういうものに該当しているということですか。それぞれの執行額はどうなんですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 中野東図書館追加図書購入経費につきましては、開館してから一定期間だけ特に充実していくということで追加して購入しているものになります。決算額を申し上げますと、4,248万5,442円ということになります。図書館の充実経費につきましては2,417万5,492円でございます。

久保委員

 大体ぴったりぐらいだよという話ですよね、今の話だとね。若干拡充分のほうは予算よりも増えてはいるということになってきますよね。だけれども、不用額は、逆に言うと447万3,920円あるわけじゃないですか。ここが業務委託で、先ほど言われていた基本の部分というのが、数字が変わってきているということですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 例えば実績に応じて支払っていく部分というものがございます。例えばブックスタート事業というものがございまして、そちらについての残額分ということで298万3,800円、それから修繕費、こちらのほうも状況に応じてということになりますので125万2,030円、こちらも一部残額となっているというものになります。

久保委員

 そうやって全部伺わないと分からない話であって、だから結局これって、区立図書館指定管理業務経費の中のことで、今ブックスタート事業のことなどをおっしゃられていたということですよね。だから、じゃあ、この指定管理業務経費の中には何が含まれているかというところを、それを全部出しなさいというわけにはいきませんけれども、そこのところは本当に見えづらいし、これは予算との比較としてこの決算の在り方自体は大丈夫なんですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 決算としては指定管理委託という形での支払いということをしておりますので、決算としては大丈夫なんですけれども、説明として不十分であるというふうには感じております。

久保委員

 説明として不十分というのは、何の説明、誰に対しての何が不十分だったんですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 この決算説明書に載せる部分における説明として不十分であったというふうに思っております。

久保委員

 結構ね、さっきから流用じゃないかなということとかね、未執行であるものが未執行と書かれていなかったりとか、すごく多いなという気がしているんですよ。だから、一つひとつをそういうことで指摘をしていくと終わらなくなってしまうんだけれども、やっぱりこれはね、事務事業の在り方としてどうなのかなと。議会での審査を一つひとつについて行っているところに載っているものと、決算での数字の在り方が違うというのは、これはすごい問題があると私は思います。決算上として誤りがあるというふうには捉えられることはないかもしれないけれども、予算とこの執行の段階での在り方として、やはりここは説明の仕方というところでいいのかどうか分からないけれども、本当にこういうことで大丈夫なのかなというところは感じます。

 これは改善をするってなかなか難しいところじゃないかなと思うんですけどね、次年度における決算の在り方として。だけども、伺ったら全部数字が出てきているわけだから、せめてこの事務事業で挙げているものについてはきちっと表記をしていただかないといけないと思う。図書館の指定管理業務経費の中に含まれているものという位置付けであるならば、やっぱりそこをきちっと明確にしておくべきです──と私は思いますけど、いかがですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 予算の中におきましても、別のような表記になっておりますので、指定管理の中に含める経費というふうに改めていきたいと考えております。

羽鳥委員

 今の久保委員の質疑と若干重なるんですけども、この2023年度、令和5年度の予算説明書の補助資料には区立図書館蔵書・貸出充実事業分(拡充)というのが2,400万円余計上されているんですけれども、この費用というのは、決算説明書ではこの指定管理者運営のところに丸っと入っているということになるんでしょうか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 そのとおりでございます。

羽鳥委員

 主要施策の成果の77ページに、この区立図書館蔵書・貸出充実事業というのがあります。ここを見ると、購入のこととかがいろいろと書かれているんですけれども、ちょっと気になったのが、事業の終期が令和7年度と設定されているんですね。今後の図書館サービスの在り方についてというのをこの2023年度にまとめて、現在は図書の更新スピードが20数年になっているというところを、その図書購入を充実させることによって10年から15年くらいに上げていきたいという、こういう方針だったと思うんです。それが来年度終わるというふうに書かれている事業で達成できるんですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 委員おっしゃるとおり、図書の更新の年数を継続していくということを考えるならば、この充実経費が継続されていかないとなかなか難しいというふうには考えております。今、区の中の予算の建てたときの経緯といたしまして、一旦3年度ということがありましたのでこの令和7年度までというふうになっておりますけれども、所管としては継続していきたいというふうに思っております。

羽鳥委員

 そうですよね。いや、ほかには事業の終了時期、別に書いていない事業は幾らでもあるのに、何でこれは終期がわざわざ書かれているんだろうって、どういう議論で、これはじゃあ──来年度で終わっても、そんなにこの在り方、今後の図書館サービスの在り方についてで目指したもの、更新スピード10年から15年というような更新スピードには追いつかないと思うんですけど。やっぱり何で設定するような議論になったんですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 もう少し低い金額で長くという案もあったんですけども、もう少し短期間で、特に古い図書が図書館に多いということもありましたので、短期的に更新ができるようにということで充実経費をつけたという経緯がございます。ただ一方で、その図書の更新の頻度というものを考えたときには、やはり充実しておかないと継続ができないというふうには、所管としては考えておりますので、継続していきたいなというふうには考えているところです。

羽鳥委員

 ちょっとこれは予算特別委員会の分科会でちょっと聞くべきだったかもしれないんですけども、子ども文教分科会の要求資料8番のところには、図書館運営費の推移というのがあります。ここに、図書資料購入費が分けられているんですけれども、事業の始まりのこの2023年度、令和5年度こそ1億4,000万円ということで、その前年度、2022年度、令和4年度よりも2,200万円弱増えているということで、この大体予算説明書補助資料で書かれている2,400万円余を充実分として増やそうという目標分の決算がされているのかなと思うんですよ。しかし今年度、令和6年度、2024年度を見ると1億800万円になっていて、事業が始まる前より下がっているということで、これは何でしょう、所管としてはもっと予算を求めたところなのかもしれないんですけれども、現実としては現年度予算額が減ってしまっていて、これはどうしてこうなってしまったんでしょうか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 図書館の充実分としましては令和6年度も継続してございます。同じ規模で継続しているというものになります。ただ、中野東図書館、こちらにつきましては、開館から令和5年度で一応そろえるという形で図書のほうの購入を進めてきましたので、それが令和6年度にはもう減っているということになりますので、総額としては下がっているというものになります。

羽鳥委員

 分かりました。じゃあ、中野東図書館の減った分がちょっと反映されているという、そういうお答えだったのかなと思います。

 あと、ちょっと気になるのが、この年度に今後の図書館サービスの在り方について策定をして、それで上鷺宮地域と東中野地域に図書のサービスポイントを設けるんだということになっていたわけですけれども、今年度の予算の審議の際の議論をちょっと見返してみると、具体的な予算はついていないんだけれども内部で検討を進めているんだという、こういう御答弁だったんですが、現在どういった検討状況になっているんでしょうか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 サービスポイントにつきましてはまだ内部で検討中のものになります。

羽鳥委員

 今年度中に──いや、その予算のね、審議の際の議論を見ても、果たして今年度中に、2024年度中に出てくるんだろうかというのがちょっと曖昧な感じの御答弁で、今聞いても、本当に今年度中に方向性すら出てくるのかなというふうにちょっと疑問に思ったんですけれども、なかなかまだ出せるような状況ではないんですか。一体どのくらいの時期にこの方向性を示したいとか、そういう目標とかはあるんですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 なるべく早めに方向性を出したいと思ってはいるんですけれども、所管だけで決められることでもないということもございますので、鋭意検討していきたいと思っております。

むとう委員

 285ページのその他の事業のところで、前々年度は親子への読書のすすめという事業があったんですけれども、これ前年度なくなっているんですが、これはどうしてやめちゃったんでしょうか。コロナのことだったのかな。何でやめちゃったのか。今年度はどうなっているんでしょうか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 事業につきましては基本的には指定管理者のほうに委託しているということになりますので、指定管理者のほうの判断の中で事業のほうを選定しながら行っているというものになります。

むとう委員

 参加者がなかったということもあったのかと思うんですけれども。これ、じゃあその他の事業は指定管理者が考えてやっているということで。これはわざわざ、この絵本の講座というののその下の段に指定管理者企画事業というのもあるから、これは絵本の講座も指定管理者事業なんでしょう。これはどういう違いなんでしょうか。絵本講座というのは区が指定管理の仕様書だか委託書の中にこういう事業をやってと入っているのか、これとこれはどう違うんですか。その親子への読書のすすめというのも指定管理者だとおっしゃったけれども、そこには指定管理者の企画事業だというふうには書いていなかったので、どういうふうに分けられているんでしょうか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 絵本講座につきましては基本的な協定の中で行っていくものということになりますけれども、企画事業になりますと指定管理事業者のほうが自ら考えて提案していく事業ということになります。

むとう委員

 先ほどの親子への読書のすすめというのは、これは何なんですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 特に区が指定した事業ではないというふうには認識しております。

むとう委員

 ということは指定管理者の企画事業だったということなんですか。だったらその表記が分かるようにしてほしいですね。どうしてこれ、指定管理者の事業というふうには書いていなかったよね。どっちの事業でもいいんですけれども。そしたら、今年度の予算書をちょっと見ていないんですけど、その他の事業というのは増えているんでしょうか。(「答弁保留でお願いします」と呼ぶ者あり)

主査

 では、その他の事業について答弁保留ということで、その続きはなさいますか。

むとう委員

 指定管理者の企画事業ということのようなんだけれども、やっぱり事業のメニューが増えていってほしいなというふうには思うんですよね。減っていってほしくないので。様々事業、本当に活字離れ、図書館離れと言われている中で、図書館がやっぱり楽しいところなんだよというところが、区民に対して図書館の大事さというのは広げていっていただきたいので、いろんな事業を展開してほしいなというふうに思っているので、その辺、この事業内容とかは全部指定管理者任せで、委託費の中で、区のほうから特段、事業実績を見ながら、こんな事業もやりなさい、あんな事業もやってはどうかみたいなことというのは話し合われてはいるんでしょうか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 定期的に担当職員が図書館との連絡会というものを設けておりまして、その中で話合いというものは行われております。どのような事業をするかということについても話が出ておりますので、その中でより充実していくようには促しているところになります。

 指定管理者になって、私の実感としてはかなり充実してきているというような実感としては持っております。したがってこの指定管理の中で、より充実した、いろんな人が楽しめるような講座等も行っていきたいと考えております。

むとう委員

 本当に図書館が指定管理者になじむかどうかというのは大議論だと思うんですけれども、やっぱり知的財産である図書館ですから、本当に指定管理者任せにしないで、そういう連絡会があるのであれば、きちんと区の意向というか、区としてもしっかり中野区の図書館業務を充実させていくという部分で、指定管理者任せにせず、区としての指針とか、考えもしっかり深めてきちんと伝えていってほしいし、任せないで一緒に考えていくということをもう少しやってほしいなというのを要望しておきます。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 先ほどの答弁保留をさせていただいたその他事業の中身ですけれども、令和5年度と令和6年度、基本的には同じ事業を行っております。

主査

 質疑はよろしいですか。(「いいです。増えていないということですので」と呼ぶ者あり)

大内委員

 図書館の児童コーナー環境改善委託というのは、実際どのようなことを委託して、どんな結果が出たんでしょうか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 こちらにつきましては、中央図書館、なかのZEROホールの中央図書館のところの、乳幼児親子が上がって絵本を読むようなスペースがございます。小上がり部分と言いますけれども。そこのところを多摩産材を用いて壁面を、様々なオブジェを造っていやすくするですとか、あと椅子なんかを購入して環境の改善を図ったという内容になります。

大内委員

 その多摩産材のところはたしかさっき出てきていたような話だよね。これは委託費だけで、設備費というのかな、単なる委託だけのお金ですか。お金は物を買ったりだとかそういったものは一切入っていなくて、単なる委託だけですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 その中には当然物を買っていますので購入も混ぜております。

大内委員

 多摩産材って多分ほかのところのお金で買ったんじゃなくて、この中のお金を買って多摩産材を使って。この中に入っている。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 はい、そのとおりでございます。

大内委員

 それは幾らぐらいか分かる。要は多摩産材って、森林何とかで助成金をもらって多摩の材木を使うとかあったじゃないですか。あれとは全然別で買ったんですか。何かあったよね。それとは別なんですね。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 森林環境譲与税のほうの対象にもなっておりまして、対象経費といたしましては1,001万円でございます。

大内委員

 整理すると、1,500万円のうち1,000万円近くはそのお金なんですか、これ。それとも1,500万円のほかに1,000万円かかっているんですか。もう一度整理してください。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 1,500万円のうち1,000万円近くが本棚ですとか、ベンチですとか、ブックスタンド等、多摩産材を使ったものの経費ということになります。

大内委員

 だからそうすると、そういったものを引いて、委託していろいろ考えてもらったりするお金は500万円ぐらいだったということなの。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 そのとおりでございます。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行いたします。

 次に、284ページから285ページ、事務事業5、学校再編・地域連携につきまして質疑はありませんか。

羽鳥委員

 地域連携のところで、学校運営協議会、地域学校協働活動の一体的推進体制の構築経費ということで、当初予算では1,446万4,000円が計上されたんですが、執行率は9.3%ということで大変低いものとなりました。これは一体どういった理由からでしょうか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長 

この経費のところに、いわゆるコミュニティ・スクールの地域学校運営協議会の開催経費、あるいは地域学校協働活動をするためのコーディネーター経費というものが含まれております。令和4年度におきまして、当初、これまでも御説明してまいりましたけれども、中野中学校区、南中野中学校区で行うということを決定しておりました。この時点でどこでということは決まっていなかったんですけれども、3中学校区で行うとことを予定しておりました。ただ実態としましては、令和4年度に設置した明和中学校区での協議会の開催ということになりまして、令和5年度につきましては、当初3中学校区ということを予定していたんですけども、二つの中学校区におきましては、コーディネーターの配置あるいは協議会のほうを開催できなかったというところが、こちらのほうの執行残が多いということの理由になります。

羽鳥委員

 三つを予定していたけれども二つはできなくて、その残りの一つもかなり年度末ぎりぎりになってしまって、それで予定していた部分が全然開けなかったということだと思うんですけれども、その後、どうなんでしょうか、モデル校でいろいろ進めていくとされているわけですけれども、地域学校協働本部だとかの核となるようなコーディネーターの確保であるだとか、その後、コミュニティ・スクールの区が狙った当初の姿というのは実現できてきているんでしょうか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 まず、令和5年度に明和中学校区で行った協議会の回数は4回になります。令和4年度は1回だったんですけども、令和5年度につきましては4回行ったというところになります。ただ、コーディネーターの活動時間としましては非常に少なかったということもありまして、特にこの1,000万円の不用額が出ている理由というのは、コーディネーターの活動時間というものが少なかったというところになってございます。

 コーディネーターの活動時間がもう少し、そういう意味では3中学校区で、多くのコーディネーターが動いて、活発化することができればということで、こちらのほうの予算は計上していたわけなんですけれども、実際のコーディネーターとしては、現時点では明和中学校区では令和5年度では2名ということになっておりました。現時点、令和6年度に入ってなんですけども、令和6年度になりまして、中野中学校区、それから南中野中学校区、北中野中学校区においても協議会のほうにつきましては立ち上げて、コーディネーターにつきましても委嘱したというところになってございます。ですので、まだ十分な活発というところまでいっていないんですけれども、この予算のところが目指したところまではいっていないというところになりますけれども、少しずつ動いているというところになります。

羽鳥委員

 いろいろ委嘱がされてきているということだと思うんですが、今後、また来年度、実施校を広げていって、全校でということだったと思うんですけれども、これは現時点では予定どおり進めていこうという、こういう考えでしょうか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 実施計画の中における予定では、今年度さらに二つの中学校区ということで、北中野中学校区と中野東中学校区ということが今年度新たに設置するところになります。令和7年度に残りの4中学校区において設置するというところが、現時点での実施計画の中で予定しているものになります。こちらのほうの説明方につきましては、より充実するようなものをこの庁内の中で検討をしていきたいと考えております。

羽鳥委員

 その学校運営協議会なども開かれているわけですけれども、これまでの枠組みとか、例えば学校評議会とか、これまでの枠組みと違うなという実感だとか、地域の人がより深く関わるという目的があったと思うんですけども、そうしたことで、すぐ短期的にこの実績を見るものではないかもしれないんですけれども、そういう地域の人との関わりが深くなったとか、そういった事業としての実績と効果というのは何か感じていらっしゃるでしょうか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 明和中学校区におきましてはもう1年以上行っておりますので、その中の熟議というものを聞いていますと、活発な議論というものがその中にはされているなということは感じているところです。ただ、最近設置しました中野中学校区、南中野中学校区、北中野中学校区におきましては、まだ始めたばかりというところになりますので、まだ学校のほうの概要のほうを一回説明をして、どんな議論をしていこうかというような段階になっておりますので、熟議が深まるのはこれからかなというふうには思っているところです。

立石委員

 改築、移転に係る委員会運営経費のところで伺いたいんですけれども、今回3委員会ありますが、こちら委員会が具体的にどこなのかということと、開催4回とありますけども、その内容について確認させてください。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 改築委員会でございますけれども、中野本郷小学校の改築推進委員会、こちらにつきましては1回開催してございます。それから桃園第二小学校改築推進委員会、こちらにつきましても令和5年度につきましては1回になります。それから第七中学校の改築推進委員会、令和5年度は2回開催したものでございます。

立石委員

 ありがとうございます。改築委員会の役割等は基本的にホームページに載っております。こちらの委員会構成委員については、地域団体の関係者、PTA、校長、町会、自治会などというふうに書いておりますが、委員会はそういった方々が構成委員とされると思うんですけれども、委員会と区の役割、例えば事務局としてであるのか、そういった役割について確認させてください。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 区としては、私のところが事務局という役割になりまして、その開催を行っているというところになります。さらに、改築に係る内容、具体的な施設整備ということになりますと、子ども教育施設課長、こちらのほうが説明をしているというところになります。

立石委員

 その改築までに大体必要な回数であったり、そういったものはおおよそ決まっていると思うんですけれども、これら対象の委員会については問題なく開催できているという認識でよろしいですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 開催のタイミングとしましては、基本計画の案をつくったタイミングですとか、基本設計をつくったタイミングというところで、具体的なところが進んだタイミングで開催をして意見を頂いているというようなところになりますので、予定どおり進めているというところになります。

立石委員

 ありがとうございます。

 その学校運営協議会、コミュニティ・スクールのところ、私も再三質問させていただいて、国型じゃなくて、中野型をやって、いつか検証するという答弁を頂いております。様々説明がありましたけども、執行率9.3%という状況で、令和6年度も進捗あるんでしょうが、この状況は一つ検証するタイミングとも取れるのではないかと思うんですが、その点について答弁をお願いします。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 コミュニティ・スクールのこの在り方等につきましては庁内で十分議論して、検討していきたいと思っております。委員がおっしゃったようなことにつきましても、併せて検討はしていきたいと思っております。

立石委員

 再三このやり取りをさせていただいて、いつまでにというお答えが一向に出てこないんですよね。それも何度も指摘をさせていただいております。ある程度やっぱり年度というか、時期を見て検証を進めていただきたいと思うんですが、その点についてはいかがですか、

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 検証という形になるのか、あるいは今後どのように展開していくかということになるかと思うんですけども、区としてもより活発になるような形の議論、コミュニティ・スクールが活発になるような議論というものができるような検討を進めていきたいと考えております。

むとう委員

 今のところでお尋ねしたいんですけれども、改築に関わる委員会なわけですけれども、この委員会に対して、区が何のためにこの委員会を設置して、最終目標は何なんでしょうか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 最終目標というのは、円滑な改築を進めるというところが最終目標になります。

むとう委員

 その円滑な改築を進めるということなわけだけれども、そこに至るまでで、この地域の皆さんのいろんな御意見を集約してということなのかと思うんですけれども、この委員会がまとめた意見と区の方針が一致したところに集約していけばいいんですけれども、離れていったりとか何かいろいろあるのかなというふうに思うんですけれども、区してはどういうふうに、やっぱり委員会での議論なり、結論なりを踏襲するのか、あくまでも区の方針どおりを御理解していただく、納得していただくというふうに進めるのか、それはどういうふうにしていくんですか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 改築推進委員会の中で頂いた意見、いろいろありますけれども、それらを参考にしながら区として検討を進めていくということになります。

むとう委員

 何ていうか、これって委員会なわけで、地域の皆さん、メンバー等は、地域でいろいろ子どもをめぐるいろんな活動をなさっている方々が一応メンバーとなって議論をする。だから何ていうか合意、単なる区の考え方であるとか、設計図面を見せてこれでどうだということではなくて、やっぱりどういう学校を地域の中につくっていくのかというところで、しっかりと区民同士が議論をして、最終的には子どもたちにとってみんながいいねって思える学校をつくっていくことが一番いいことだと思うんですけれども、そこに至るまでというのは、いろんな意見がある中でどう、何ていうのかな、区民同士ってなかなかこう、自分の意見は言っても、意見の違いを乗り越えて議論し合うというのがなかなかやっぱり技術的に、何というか、そういうことを区が事務局として、区民同士が意見を言い合いながらも本当にどういうものが、議論をする、噛み合った議論にしていくために、それに必要な区も様々な情報を提供していかなければいけないし、区がこういう運営委員会を設置する際に何か心がけていることというのはあるんでしょうか。何か単に開けばいい、お決まり、団体指定枠のメンバーの方に来てもらって区の計画にお墨付きをつけてもらうことが目的ではないと私は思いたいんですけれども、どういうふうに心がけて運営されているんでしょうか。

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 区民の方から意見を頂くために、そういう意味では必要な情報というものは提供しながら、いろんな意見がありますので、その意見が言いやすいように、また、区としてもその意見をどのように反映できるかということも考えながら、委員会というものは当然開催しなければならないというふうに感じております。

 そういう意味で、区民同士の意見交換というものも活発になったほうが委員会としてはもちろんいいというふうに感じております。ただ、多いのが、やはり委員からの区に対する意見という形が多いので、むしろそこは区民同士のいろんな議論ができるような場になったほうが確かにいいというふうに思っておりますので、そこは委員会の進め方の工夫なんだろうというふうには思っておりますので、そこについては、また十分どのような形がいいかということについては研究していきたいと思っております。

むとう委員

 意見が一致してありがたいなと思ったんですけれども、本当にそれぞれ自分の意見を言うというのは割と簡単なことなんだけれども、いろんな意見というものを、どういうふうに、どういう学校にしたらいいのかというところで、本当に将来のことを考えて意見をまとめていく。区民同士が意見を述べ合いながらも、何かもっといい案をつくり出していくとかという、その区民同士がしっかりと議論できるというのは本当に今おっしゃったようになかなか難しくて、自分の意見を言うだけの人が多かったりとかということになっちゃうので、そこの運営というのはすごく工夫が必要だと、技術も必要だし、工夫も必要なんですよね。そこを一致できたのでよかったんですけれども、そこに力を注いでほしいんですよね。

 まさに私、今、この運営委員会が行われている桃園第二小学校の校区に住んでいるんですけれども、やっぱりいろんなことが、この運営委員会での議論の在り方、いろいろ聞こえてくるわけですよね。そうすると、やっぱり何というか、区民同士がしっかりと議論し合って、よりよい学校をどうやってつくっていったらいいのかというところまでなかなかいかなくて、意見の違いだけで終わっちゃっていて、違いが明らかになっただけで、同じ地域に住んでいるのにもう話したくない、顔も見たくないみたいなことになっちゃっているのはとっても残念なので、やっぱりそこはきちんと、区が設置しているわけですから、区の責任として、みんながちゃんと意見を言い合いながらも、よりよい学校をどうつくるのかというところに議論できる、みんなが目指すところが同じみたいなふうに、そういう議論ができる委員会になってほしいというのをすごく思っているので、本当にこのままお互い後味悪く終わってしまうようなことにならないように、区がしっかりとそこはそういう場になるように力を注いでいただきたいんですが、いかがでしょうか、

渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長

 区民同士の意見の活発化ということで取り組んでいきたいと思っております。そういう意味で、先ほどの話に少し戻ってしまうんですけど、コミュニティ・スクールの中で行われている議論というのが、まさしく委員同士の意見が行われていまして、区が口を挟むということはほぼほぼないというような状況になっております。その中でいろんな意見が出ていますので、そんなことも参考にしながら行っていければいいかなというふうには思っております。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 こちら、2項1目教育政策費のところの答弁保留はいかがでしょうか。まだですか。じゃあ結構です。

 ではもう少し戻りまして、1項の6目のところの、271ページの答弁保留のところを先に伺いたいと思います。

菅野子ども・若者支援センター子ども・若者相談課長

 先ほどは答弁保留をして申し訳ありませんでした。こちらの児童養護施設の環境改善事業のところですけれども、そもそものところなんですけれども、この児童養護施設等の生活向上のための環境改善事業というのが、国の事業を根拠に実施をしておりまして、児童養護施設などの生活環境改善事業で、既存の施設の入所児童の生活向上を図るということを目的に行っていまして、その中に自立援助ホームの事業の実施するための整備でありますとか、自費の購入というものもその中で対象としているものでございます。

 こちらの区の予算につきましても、この児童養護施設等の予算の中での児童養護施設等の環境改善事業の中に、引っ越しました里親さん2家庭の環境改善の事業と、あと自立援助ホームの開設支援を含んでいるというものでございます。

 決算書の不用額のところなんですが、児童養護施設等の生活向上のための環境改善事業残のところには三つのものを含んでいまして、児童養護施設の生活向上のための環境改善事業と自立援助ホームの開設支援と、あと新型コロナウイルスのものの残を含んでいるというものでございます。

 あと、令和6年度予算との関係になりますけれども、こちらのほうは表記が児童福祉施設等の整備費補助というふうになっておりますけれども、こちらはまた、国のほうのもの、国の事業というか──が根拠になっておりまして、また別のものになっております。ということで根拠が異なっているというところで、内容としましては、児童養護施設などの大規模な施設を対象とした改修などを対象としているというところになりますので、令和6年度につきましては、該当する施設があったというところで予算計上したものというふうになっております。この5年度の決算と予算のほうの表記がちょっと異なっているというところは、分かりやすいものに改善していきたいというふうに考えております。

久保委員

 丁寧に御説明ありがとうございます。それで今、環境改善とコロナと自立支援援助のホームのというのも入っているんだというお話で、その三つの予算がここの中にはあって、そこの中の二つの入所児童等の生活環境改善事業とコロナのほうがここには執行しているということで出ていますよね、執行額が出ている。この残の中には500万円の未執行が含まれていて、なおかつ500万円だけではないから、859万円あるから、環境改善とコロナもこの残には入っているということですよね。そこを御説明お願いします。

菅野子ども・若者支援センター子ども・若者相談課長

 委員おっしゃるとおりでございます。

久保委員

 不用額、お願いします。

菅野子ども・若者支援センター子ども・若者相談課長

 不用額のそれぞれの御説明ということでよろしいでしょうか。こちらは、まず入所児童等の生活環境改善事業のところにつきましては、執行残が44万1,000円です。自立援助ホームの開設のほうなんですけれども、もともとの予算が800万円ありましたが、こちらは国庫補助のほうの返還が生じたためにそちらを216万8,000円ほど流用させていただいていますので、不用額は583万2,000円になります。新型コロナの対策補助のほうの残は231万9,000円でございます。

久保委員

 ごめんなさい。よく分からなかったんだけど、さっき500万円の未執行があるとおっしゃったじゃないですか。自立援助ホームのところ、そうおっしゃらなかった。800万円が未執行。それで国庫補助が入っている、それの返還も入っている。

森子ども家庭支援担当部長

 すみません、先ほどの、今課長が御説明したトータルのこちらの859万2,000円なんですが、内訳のところで先ほど申し上げたとおり、環境改善のところで44万1,000円とコロナ分で231万9,000円で、自立支援援助ホームの分は583万2,000円なんですが、もともとこの自立援助ホームの支援の分で800万円予算計上していたんですね。そのうち216万8,000円を、こちらの271ページの決算説明書でいうと、令和4年度国庫補助金の返還金というのが216万8,000円あります。こちらのほうに800万円から216万8,000円を流用して、残った分が583万2,000円なので、そこのところがこちらの不用額のほうに入っているということでございます。

久保委員

 ということは、さっき800万円というのがもともと予算であった。それがそもそも環境改善事業に全部含まれちゃっているから中身が分からないわけですよね。中身が分からないから、未執行であったかどうかということも聞かなければ何も分からないわけじゃないですか。しかも、この令和4年度の国庫補助金の返還金、これだってそれだということは全く分からないですよね、今聞いていかなければ。これはちょっと予算の立て方もなんだけれども、そもそも事業が、予算はこうやって計上したけれど事業はできているかできていないかというところが、この決算書からは全く見受けられないわけですよ。予算も問題なんだけれども。今までもそういう報告もなかったと思うし。そういう事業が行われる予定になっているかどうかというところも含めてね。本当に多いから。普通に流用とかさっきから何回も言っていらっしゃるけれども、本当に多いですね。そして今までに聞いたところは、聞かなきゃ分からない話ばっかりですよね。ここを見ただけでは分からないところばかり。次から変えますっておっしゃっているけれども、そうするとまたね、先ほどのように予算補助資料との齟齬というかが出てくる話にまたなってきます。

 言ってももう仕方がないので。でも、本当に丁寧に議会にどういう事業が行われてきたのか。行ってきたんだけれども、できなかったならできなかったということは、こういう段階じゃなくて、きちんとそこはやっぱり予算をつけたわけですから御報告を頂いたほうがよかったんじゃないかなって、当然そうあるべきではないかなって思うけれども、それはどうですか。

森子ども家庭支援担当部長

 予算の補助資料での説明と決算のところで記載内容が、ここの段からしていくと説明が不足していたと思います。おっしゃられるように、当然予算は議決いただいて、いわゆる計画ですから、当然ここのところの予算でどういう事業をやって、どういう形で翌年度事業を進めていくかということを当然説明するのは必要でございますので、そこのところの説明の仕方の工夫の部分についてはしっかり検討していきたいと思っておりますし、一方で、当然決算書においても、立てた予算がどういう形で執行されたのか、どういう事業実績があったのかということも、そこもしっかり説明をする必要がありますので、そこのところについても今後しっかり留意してやっていきたいと思います。

主査

 よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 では、こちらについては、以上で終了したいと思います。

菅野子ども・若者支援センター子ども・若者相談課長

 申し訳ありません、答弁訂正をさせていただきたいんですが、養育支援ヘルパーの事業者数のところなんですけれども……(「すみません、ページは」と呼ぶ者あり)273ページです。273ページの養育支援ヘルパー派遣事業委託等のところの事業者数の御質問を頂いたところなんですが、昨年度が5事業所から9事業所に増えたと申し上げたんですが、正しくは4事業所から8事業者に昨年度増えたというところでございます。申し訳ございませんでした。

主査

 はい、分かりました。ありがとうございます。

 以上で、こちらの事務事業は終了といたします。

 それでは、2目、学校教育費、284ページから287ページ、事務事業1、学校教育について質疑はありませんか。

立石委員

 こちら経年で確認していますので、数字だけ確認させてください。長時間労働、一月80時間と100時間を超えた教員の人数、確認させてください。

井元教育委員会事務局指導室長

 人数でございますが、令和5年度、小・中学校合わせて延べでありますが、100時間を超えた教員が84名、それから80時間を超えた教員が372名おりました。

立石委員

 去年分科会で質疑したとき、80時間を超えたのが170名、100時間を超えたのが40名ということだったんですけれども、数が倍ぐらいになっているんですが、集計方法が違うんですかね。

井元教育委員会事務局指導室長

 延べ数で申し上げたところでございます。

立石委員

 人数で確認はできますか、

井元教育委員会事務局指導室長

 すみません、今、手元にございません。

主査

 よろしいですか。

 休憩します。

 

(午後4時48分)

 

主査

 再開します。

 

(午後4時48分)

 

むとう委員

 今のところで、長時間労働者がいた場合に面接指導というのをするわけですよね。これは委託費残のほうが全然多くて、執行率が18%なわけですけれども、今、延べ人数を聞くと相当数いらっしゃるわけですけれども、面接指導には至らなかったということなんでしょうか。面接指導はどういう場合にどういうふうにするんでしょうか。

井元教育委員会事務局指導室長

 面接指導につきましては、対象者の要件が三つございまして、一月当たりの時間外在校等時間が100時間を超えた教職員、それから二つ目としましては、80時間を超えている月が3か月以上継続している教員、それから今の一つ目、二つ目にかかわらず、一月80時間を超えた教職員で面接指導受診の申出をしたものというふうになっております。この中から希望する方が面接を行うというものでございます。

むとう委員

 では希望をした方は何人いらしたんでしょうか。

井元教育委員会事務局指導室長

 令和5年度につきましては、4名の方が希望をされております。

むとう委員

 これ4名だけということで、これはどういうふうに区は評価されているんですか。

井元教育委員会事務局指導室長

 4名、確かに少ない数字かというふうに認識をしておりますが、令和3年度から比べますと、先ほどの延べ人数で申し上げた、例えば100時間を超えた人数が、令和3年度2.5%いたところが、令和5年度0.9%というふうに減ってきているということも一つの要因と考えられるかと思っております。

むとう委員

 では、具体的にこの条件をおっしゃってくれましたけれども、この面接に値する条件に対象となる人数は何人いて、そのうちの4人が希望されたのか教えてください。

井元教育委員会事務局指導室長

 人数としましては、延べ人数でしか今ちょっと手元にないんですけれども、ちょっとお調べするということで。

主査

 ではお調べください。

むとう委員

 やっぱり教職員の長時間労働というのがすごく問題になっているので、これは面接指導したことで改善できる問題なのか、根本的に、学校の中の業務量ということですから面接指導だけでどうなるのかなという気もするんですけれども、面接指導で効果は上がるものなんですか。

井元教育委員会事務局指導室長

 産業医との面接によって、日頃抱えているストレスをそこで話を聞いてもらうことで発散をしたり、日頃の働き方等について具体的なアドバイスを頂けるということですので、一定の効果はあるかというふうに考えております。

むとう委員

 根本的には、学校現場の中で労働の在り方というところから改善しなければ長時間労働をやめるわけにいかなくなっちゃうわけで、その辺については、区としては実態を把握されて、どう職場の中の改善をするかということにかかると思うんですけれども、それはどういうふうになさっているんですか。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 今年度、中野区立学校における働き方改革において様々な実態調査を行っているところでございます。

むとう委員

 今年度調査をしているから、実態はまだ区は全く把握していないということですか。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 以前に調査している部分もございまして、その部分は把握しているところでございます。例えば令和4年度に報告している部分ですと、その時点の分析ですけれども、週当たりの在籍時間等は小・中ともに減少している。在校等時間が60時間以上を超える教員の割合は、特に中学校で大幅に改善している。ただし、ほとんどの教員が業務に多忙感を感じているなどなど、それらの現状分析をしているところでございます。その際、取組の目標としまして、これまでの現行では、週当たりの在校等時間60時間を超える教員をゼロにするという目標でしたが、その後は、見直し後、月当たりの時間外在校等時間が45時間を超える教員をゼロにするというふうに修正、変えているところでございます。

むとう委員

 業務内容を減らさない限りいかんともしがたいわけで、その辺は手はついているのでしょうか。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 これまでも取組の実施の中で様々なことを実施しているところでございます。例えば学校を支える人材体制の整備等でスクールサポートスタッフですとか、副校長補佐の配置の拡充、教育情報化専門員等によるICT教育への支援ですとか部活動指導の負担軽減、あとは公務指導等のICT化の推進として、デジタル教科書の導入ですとか出退勤庶務事務システムの導入、あとは多機能印刷機能導入等々進めているところです。

主査

 よろしいですか。

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。進行しますが、お調べを頂きます。

 次、286ページから289ページ、事務事業2、教育事業について質疑はありませんか。

河合委員

 時間もないので端的に聞いていきます。中野区立小・中学校図書館業務委託です。これは委託初年度、この令和5年度から委託初年度になっていますが、効果や実績など様々分かっていることを教えてください。

井元教育委員会事務局指導室長

 小・中学校の学校図書館業務委託につきましては、学校図書館指導員が図書室の開室ですとか貸出し、返却、それから本のレファレンス、それから環境整備等を行っているところでございます。実績としましては、児童の貸出し冊数が増えている、令和4年度比で増えているところでございます。具体的な数字としては4万3,749冊、これは全校ひっくるめた数でありますけれども、増えているというところでございますので、子どもたちが図書室に行って過ごす時間が増えたり、本に親しんだりということの面で向上してきているかなというふうに考えております。

河合委員

 これは夏休みも含めて拡充したんじゃなかったかなと思うんですけど、やっぱりそういうふうに居場所をつくってあげられたことが、様々こういうふうなところの成果、多数の成果につながったんだなというふうにも確認させていただきました。

 その下で、小・中学校のALTの外国語指導助手派遣委託費の拡充、これもこの年から派遣委託というところに変わったかと思います。そこに関しての、どういうふうに変わって効果などがどういうふうにあったのか教えてください。

井元教育委員会事務局指導室長

 こちらにつきましては、まずALTが学校に行って担当の教員とともに一緒に授業するというのがメインの業務でございまして、学校に行く時間数がそれぞれ増えてございます。特に小学校1・2年生でございますが、令和4年度は配置時間がなかったんですけれども、年間15時間、それから小学校3・4年生につきましては、令和4年度20時間だったところ30時間に増加しております。また、小学校5・6年生につきましては、令和4年度が35時間だったところ45時間、それから中学生に関しては15時間が令和4年度ですが、令和5年度は35時間ということで大幅に配置時数が増えているというところが挙げております。

 また、こちらは派遣契約という形にしましたので、ALTがその学校で現状の子どもたちの様子ですとか、授業の進み具合を踏まえて、柔軟に担任と相談をしながらその場で臨機応変に対応するということもできるようになってございます。

河合委員

 こういうふうに様々改善していっていただけているのはありがたいなと思っています。ここはやっぱり人をどう充実させていくかというところが課題があった中で、委託にすることで充実が図れたんだなというのを今、数字で確認させてもらったところです。

 次のページで、日本語適応留学生支援スタッフ事業費が未執行になっております。これは毎年計上されて留学生に外国籍の子どもたちのサポートをお願いしていたものですが、コロナになって留学生が来なくなって未執行に毎年なっていて、この年はもう5類に変わったから、やろうと思ったらできたんじゃないかなと思うんですけれど、未執行になった理由を教えてください。

井元教育委員会事務局指導室長

 令和5年度につきましてはコロナ5類に変わったところでございますが、大学のほうに、連携する二つの大学に掛け合っていてはいるところなんですけれども、なかなか留学生が見つからなかったというところでございます。その代わり、令和5年度の途中からバーチャルラーニングプラットフォームのほうで留学生と話ができるというような取組を行っておりまして、こちらのほうの実績が少し上がってきておりますので、そちらのほうの活用をさらに充実させていきたいというふうに考えてございます。

主査

 5時になりましたけれども、今日は終わりにしなければなりませんので頑張りたいと思います。今、河合委員の質疑の途中でございますので、こちらのところを終えてから休憩をしたいと思いますけれども、それでよろしいでしょうか。河合委員の質疑を終えてと思ったんですが、じゃあ、ここで。皆さん、なるべく繰り返しのないように質疑をお願いできればと思います。

 5時15分まで休憩といたします。

 

(午後5時01分)

 

主査

 分科会を再開します。

 

(午後5時15分)

 

河合委員

 引き続き、急いでやります。スクールロイヤーについて確認いたします。これは会派から求めてきたところで非常にありがたい内容だったなと思っているんですけれども、事業を拡充したということで、拡充してどんな効果があったかなど教えてください。

井元教育委員会事務局指導室長

 スクールロイヤー事業につきましては、園や学校において法律的な支援が必要な案件が発生した場合にメールや電話での相談、また保護者等との面談への同席、こういったことから法的な観点から弁護士の助言が受けられるというものでございまして、実績といたしましては、メールと電話の相談が59件、それから面談への同席が4件ということで、学校のほうも安心していろいろ対応ができるということで、学校現場の雇用も上がってきているところでございます。

河合委員

 実際に利用できている学校の数というのは出ますか。出なかったらいいんですけど、一応教えてください。

井元教育委員会事務局指導室長

 学校数につきましては、今、手元に数字はないです。

河合委員

 1校当たりにならすと、面談4件となってくると、もう少し活用していただいてもいいのかなというところを感じるところで、今後の展開としては、こういうのってやっぱり壁が大きいなって感じる学校もいらっしゃるのかなと思うので、事例の共有や、こういうことも相談できるんだというところの周知などに努めていただければ、スクールロイヤーの活用というところがほかの学校にも広がるかと思うんですけど、それに関していかがでしょうか。

井元教育委員会事務局指導室長

 今年度に入りまして、オンラインでの相談会を設けたり、また、校長や副校長の研修会にスクールロイヤーが来ていただいて講習をしていただくということで、学校への普及啓発に努めているところでございます。

河合委員

 しっかりほかの学校、使っていないような学校がもしあるようでしたら、しっかりと周知や啓発については、また引き続きお願いします。

 その下のSNSでの通報、相談です。こちらは毎年件数を伺っているんですけど、令和5年度の件数を教えてください。

井元教育委員会事務局指導室長

 令和5年度延べの件数として1,128件ございました。

河合委員

 1,128件で、相談の内容や相談の量の増加とか、見える傾向などがあったら教えてください。

井元教育委員会事務局指導室長

 まず件数でございますが、令和4年度が1,245件だったので、令和5年度は117件減少したという状況でございますが、生徒から受ける相談につきましては、友人とのことであったり、先生とのことで悩んでいたり、あとは家庭での保護者からの厳しい発言があってつらい思いをした、そういった内容が寄せられることが多いんですが、この傾向は令和4年度と大きく変わるものではございません。

河合委員

 引き続き、こちらも子どもたちが安心して、そして気軽に相談できるように周知や啓発についても努めていただきたいんですけど、それについては何か新しい展開や今後していくことはありますか。

井元教育委員会事務局指導室長

 こちらにつきましては、4月に、まず生徒と保護者向けの通知を配布してございます。また、iPadのほうにもアプリをインストールして、そこから使えるようにもしております。また、この委託業者が学校に行って子どもたちに、例えばいじめ防止ですとか、SOSを出すことの重要性などの授業を実際に行っておりまして、その際にもこういったアプリがあるということも案内をしております。また、教育委員会からは、長期の休みに入る前には必ず各学校に「STANDBY」の活用を生徒に伝えるようにということで通知を投げているところでございます。

久保委員

 289ページ、学力向上検討委員会謝礼残(未執行)とあります。これはどのようなことなのか教えてください。

井元教育委員会事務局指導室長

 学力向上検討委員会のこちらの未執行の部分でございますが、こちらは外部の有識者を委員会に招くための講師の報償費でございまして、令和5年度は外部の有識者は招かなかったというところで未執行になってございます。

久保委員

 学力向上検討委員会そのものは行われたけれどもということですかね。この外部の指導者を招かなくても十分な検討ができたのでということなんでしょうか。その辺のところ、実際にこの検討委員会での進捗といいますか、そこも含めて教えてください。

井元教育委員会事務局指導室長

 昨年度は、区の学力調査のことですとか、授業改善推進プランのことについて課題を整理したところなんですけれども、この課題を整理するに当たって、学校現場の先生から意見を聞くことに重点を置いたため外部の委員を招聘しなかったというところでございます。

 ちなみに、今年度につきましては、昨年度の洗い出した課題について今後の方向性を考えていくために、外部の有識者を招こうというふうに考えているところでございます。

久保委員

 はい、分かりました。

 その次に、学校体育のところの部活動地域移行検討委員会講師謝礼、これは新規事業であったかと思いますが、どのような検討がなされてきたのか教えてください。

井元教育委員会事務局指導室長

 こちらにつきましては、合同部活動のことについて主に検討を進めてまいりました。今、中学校にない部活動の中で何が生徒にとっていいものなのかというところで、ダンス部を合同部活動ということで設定していこうという、そういったところを主に話し合って、今年度実行しているところでございます。

久保委員

 ダンス部を合同部活ということで令和6年からスタートをしたという、一つの検討結果としてということなんだと思うんですけれども、地域移行ということになるわけですよね。その地域移行というのが、部活動を合同部活にするということがイコール地域移行というわけではないと思うんですよ。その地域移行というテーマの中でダンス部を合同部活としたという、そういう結論を導き出したというのは、それはどういう意味があるのか教えてください。

井元教育委員会事務局指導室長

 こちら地域移行の一つの側面として、地域で既にこういった習い事等を実施している民間企業と連携してどのようなことができるのか、そしてそのときに課題はどういうことになるのか、そういったところを検証していこうという位置付けでこちらを進めているというところでございます。

久保委員

 さっき働き方改革の話もいろいろあって、学校の教員がそのまま部活動を、例えば土日ですとか時間外で行うことはどうなのかというところも問われているところで、一定の成果というか、一定のやっぱりこの移行に対しての区の検討結果みたいなものもまとめていかなければいけないのではないかなと思うんですけれども、その辺はどのようにお考えですか。

井元教育委員会事務局指導室長

 こちら、まさに部活動の地域移行検討委員会で今やっている取組の課題を検証するとともに、地域や学校の実態に応じて、学校の部活動の地域連携、それから地域移行に向けた取組というのをどういうところを目指していったらいいのかということを話し合っていきたいというふうに考えてございます。

 また、部活動の指導員というのも、一つ、地域の人材を学校に取り入れて部活動を運営していただくと、こういった方向性も一つ有効だというふうに部活動の検討委員会のほうで出しておりますので、そういったところも含めて様々なことを検討していきたいというふうに考えております。

久保委員

 指導員の在り方というのが結構大きくなってくると思いますし、少子化の中で幾つもの部活をやっぱり一つの学校でやっていけるのかって、生徒数を考えるとね、なかなか難しい側面もあるので合同ということも考えなければいけない。

 さっきも習い事というようなキーワードがありましたけれども、習い事ということになりますと、また、地域の指導員というだけではなくて専門の人をお願いをするような側面もあるかもしれません。これらのことをいつまでにどんな形で、この教育委員会としては今後の中野区の部活の在り方というのを取りまとめていくお考えがありますか。

井元教育委員会事務局指導室長

 まず、文部科学省のほうから、令和8年度までに何かしらの形で地域移行、地域連携というのを、取組を始めなさいという指針が出されております。本区においては、今年度からそういったものが取り組めるようになってきてございます。また、国やそれから都の方針等を踏まえながら今後の見通しも立てていきたいなというふうに考えてございます。

むとう委員

 287ページで、教員の人材育成ということで教員マイスターの養成講座を行ったわけですけれども、今回で教員マイスターになられた方というのは何人いらしたんでしょうか。

井元教育委員会事務局指導室長

 令和5年度教員のマイスターになっている者としては全部で5名おります。小学校の教員が2名、中学校の教員が3名となっております。

むとう委員

 教科は何でしょうか。

井元教育委員会事務局指導室長

 まず、小学校につきましては算数と体育、それから中学校につきましては英語、理科、数学でございます。

むとう委員

 全部で5人ということですから、今、中野区内に5人しかいらっしゃらないということで、そういう理解でよろしいんでしょうか。

井元教育委員会事務局指導室長

 はい、そのとおりでござい──ちょっと休憩していただけますか。

主査

 休憩します。

 

(午後5時29分)

 

主査

 再開します。

 

(午後5時30分)

 

井元教育委員会事務局指導室長

 この制度は平成18年から開始をしておりまして、現在、中野区内にいる者としては20名おります。

むとう委員

 この教育マイスターの制度は私、応援したいというふうに思っているんですけれども、やっぱり問題なのは、中野区でお金をかけてマイスターになっていただいても転勤があるから区外に行ってしまうということが、惜しい人材がいなくなっちゃうというのでちょっと残念ではあるんですけれども、でも過去からで今20人は残っているということで、この20人の方が割と全部の学校にばらけていらっしゃるんでしょうか。それとも、もうどこかに集中しちゃっているということも過去にはあったんですけれども、今うまいことをばらけていらっしゃるんでしょうか。

井元教育委員会事務局指導室長

 今現在、マイスターが在籍している学校は、小学校では9校で、複数重なっている学校は2校、2人なんですけれども重なっているのは2校のみです。中学校につきましては、全部で6校在籍をしておりまして、複数重なっているのは3校が重なっているということで、比較的ばらけて在籍できているかなというふうに思っております。

むとう委員

 でも、ということは、いない学校もあるということだから、やっぱりそこはちょっと残念かなって。でも、区で人事権があるわけではないからいかんともし難いということも分かっていますけれども、いない学校がなかったらいいかなというふうには思ったりしていますので、いない学校の先生にぜひマイスターの養成講座を受けていただけるように働きかけをしていただけたらありがたいかなというふうに思います。

 それから、先ほど図書のことでいろいろ聞きましたけれども、子ども文教分科会、要求資料6番を見ると、区立小学校の学校図書館について、文部科学省の水準の達成率の一覧表があるんですけれども、全体の達成率としては86.7%なんだけれども、実はほとんどのところが達成していて、この資料を見ると小学校で3校、中学校で1校が達成できていないということで、一番達成度が高いところで137%もあるので、随分達成しているところもあるかと思えば、最低のところが85%ですか。だからこれ、達成できていないところはどうして達成できていないんでしょうか。先ほどこの図書の購入費も残とかがあったりすると。すごく残念に思うんですけれども、すごく達成できているところとできていないところ、何か理由があるんでしょうか。

井元教育委員会事務局指導室長

 明確な理由一つ、それぞれ学校の状況に応じて違うかと思うんですけれども、例えば令和5年度に古い本をたくさん捨てて、廃棄をして、新しい図書を入れる場所を確保して、現在配当されている予算で新しい本を買った場合にちょっと達成できないというような形になってしまいます。単年度で考えるとそういうふうになってくるんですけれども、やっぱりお金がかかることですので、何年間か見通しをもって蔵書の入れ替えということを学校も考えているのかなと思うと、現時点で達成できていない学校もあるかなというところでございます。

むとう委員

 せめて文部科学省の水準ぐらいは全部の学校で達成してほしいなというふうに思うので、そういう意味では、確かに入れ替えがあるから多少冊数にいろいろ違いは出てくるんだとは思うけれども、これがだから100%達成していて、もっといいところ、悪いところがあるならいいけれども、達成できていないところが数少ないけどあるというのは、これは嘆かわしい状況で、私、今26年目ぐらい議員やっているんですけど、この間100%全部が達成できたって1回もないの。ないのよ、1回も。これずっと毎年気になって見ているんだけど。だから全部の学校100%達成できるように、それはちょっと努力していただきたいと思います。お願いします。

立石委員

 287ページのところで、昨日質問した学童クラブでインターネット環境がないと、子どもたちがタブレットで学習ドリルを利用する際にローカル環境でも利用できるのかという質問です。令和5年度に関しては一部の学校に関しては保護者が利用料を払って、中野区全体としては無料版を使っていたというふうに認識をしております。令和6年度当初予算には、このAI学習ドリル、拡充というふうになっていますので、この決算書からは予算がついているのか見えないんですけれども、そちらまず予算が令和5年度についてはそもそもついているのか、その点について確認をしたいです。

井元教育委員会事務局指導室長

 令和6年度の予算でAIドリルを入れるということは、全校分、小・中学校全ての学年に入れるということは予算ついております。

立石委員

 ただ、ちょっと予算がついていないというところなんですが、昨日の関連でちょっと質疑をさせていただきたいと思います。令和5年度無料で使っていたものが、令和6年度でも引き続き有料で予算がついて使われているというところもあって、それだけじゃないと思うんですけれども、現在の学習ドリル、これは子どもたちがインターネット環境がない状況でも宿題でしたりそういったものができるものなのか確認させてください。

井元教育委員会事務局指導室長

 インターネット環境がないローカルの環境ですと、現在AIドリルは利用ができないという状況になってございます。

立石委員

 これに限らず、宿題はAI学習ドリルだけじゃないと思うんですけども、それ以外でも例えばタブレットで宿題をするシーンとかあると思うんですよね。そういった状況について、どの程度認識されているか、現状分かればお聞かせください。

井元教育委員会事務局指導室長

 御家庭で宿題等をやる際にWi-Fiが、インターネットで調べたりだとか、それからGoogleのClassrооmを利用するですとか、そういったときにはやはりWi-Fiが必要だという状況だと認識をしております。

立石委員

 ほかの、例えば渋谷区ですとかそういったところは、タブレットにLTEといってWi-Fi環境がなくてもインターネットができるような環境を整備していて、中野区に関しては、家庭だったり、児童館だったり、学童クラブであったり、そういったところでインターネット環境を担保して、御自宅で難しい場合には就学奨励のところで通信費を見ているという考えなんですけども、やはり学童クラブとかそういった居場所で使えるというものが前提でそういった政策を進めてきていると思います。なので実際学童クラブで使えていないという状況に関して、指導室としての見解を伺います。

井元教育委員会事務局指導室長

 お子さんがWi-Fi環境がなくて学習できないというところはやはりよくないかなというふうに思っておりますので、どこでも学習ができるような環境が望ましいというふうに思っております。

立石委員

 昨日育成活動推進課のほうは答弁いただいておりますので、今の状況を踏まえて早急に取り組んでいただきますよう要望いたします。

主査

 要望ですね。

 それでは、他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、以上でこちらの質疑は終了します。

 一つ戻りまして、先ほど答弁保留がありましたところ、御答弁はいかがでしょうか。287ページの上のところですね。

井元教育委員会事務局指導室長

 長時間勤務の実態でございます。昨年度と同じ基準でお答えしますと、84人の教員が該当というところでございます。

立石委員

 80時間と100時間でいうと、今のはどちらですか。

井元教育委員会事務局指導室長

 今のは100時間になります。

立石委員

 そういうことでいうと、昨年より倍になっているという認識でいいですか。

主査

 休憩します。

 

(午後5時40分)

 

主査

 再開します。

 

(午後5時41分)

 

井元教育委員会事務局指導室長

 長時間労働の実態でございますが、現状数字がございませんので、今お答えすることは難しい状況です。

主査

 難しいということでございましたので、こちらは進行したいと思います。

 では次、288ページから291ページ、事務事業3、就学前教育推進について質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 休憩します。

 

(午後5時44分)

 

主査

 再開します。

 

(午後5時44分)

 

 先ほど確認した教職員の労働時間の数字ですけれども、月曜日に答弁を頂くということにしたいと思います。

 では、進行します。

 では次、290から291ページ、事務事業4、教育センターについて質疑はありませんか。

むとう委員

教育センターでの教育相談の件数が前々年度2,313件から600件に減っているのは、子ども家庭支援センターとか相談場所が違うところにもあるからということなのか、どういうふうに理解すればいいのか教えてください。

井元教育委員会事務局指導室長

 こちらは教育支援室、不登校対策を行っている教育支援室での相談件数が600件ということで、昨年度から比べると大分半減ぐらいになっているという状況でございますが、令和5年度はスクールソーシャルワーカーを増員してそちらのほうで話を聞いたり、また、校内別室指導も開始をしておりますので、不登校の児童・生徒の相談先が様々、ここだけじゃなく、ほかのところにも増えたから分散したんだというふうに考えております。

むとう委員

 身近なところで相談ができる場が増えたということはとてもよいことだと思うんですけれども、全体としては、分散したけれどもトータル数は変わらないんでしょうか。分かれば。

井元教育委員会事務局指導室長

 ちょっと今そこの、手元に数字はございません。

主査

 休憩します。

 

(午後5時47分)

 

主査

 再開します。

 

(午後5時50分)

 

大内委員

 この教育センターってふだん何をやっているんですか、そもそも。

井元教育委員会事務局指導室長

 教育センターは主に三つありまして、教育相談を受けるところと、それから不登校支援を行うところ、それから教員の研修を行うのが主な目的として利用しております。

大内委員

 職員の方は何人ぐらいいらっしゃいますか。退職校長とかいるんでしょう。何人ぐらいいらっしゃるんですか。

井元教育委員会事務局指導室長

 指導主事ですとか教育相談員、スクールソーシャルワーカーを含めて、おおよそ40名ぐらいになります。

久保委員

 施設維持管理委託というのがありますけれども、教育センター運営となっているので、今、教育センターと教育センター分室とかもありますよね。これは分室のことを言っているんですか。

主査

 少し時間がかかるようなので、ほかに質疑を続けられますか。

久保委員

 さっきから不登校の話があって、不登校対策支援事業等となっていますよね。それで、教育要覧のほうで見ると、研修会が2回って不登校のことは出ているわけなんで、多分こういうものも入ってきているんだろうなと思うんですけれども、ほかにも、この不登校対策の支援というものが教育センターでは行われているのでしょうか。その研修プラス何が行われているのか教えてください。

井元教育委員会事務局指導室長

 教育支援室、通称はフリーステップルームなんですけれども、そちらで学校に行かれないお子さんを受け入れて、居場所であったり学習支援などを行っております。

久保委員

 フリーステップルームで行われているものと、あと教育センターで行っている教員向けの研修なども、これは全部含めてという数字になりますか。

井元教育委員会事務局指導室長

 例えば指導用消耗品購入ですとか校外活動費、管理運営費、こちらはフリーステップルームの運営に関わる予算になっております。それから教育支援室の研修会も、こちらは教育支援室を担当している職員に対しての研修の予算というふうになっております。

久保委員

 先ほど相談はいろんな場所でいろんな方が入られて結構充足しているのかなって思いますけれども、不登校そのものをどうしていくのかというところの学校も含めての支援というところが足りていないということなのかなと今思っているんですけれども、その辺のところというのは、今は多分指導室が主にはやっていらっしゃるんだと思うんだけれども、教育センターとして、フリーステップルーム以外で、また研修以外で、どういった形で不登校対策としての支援というのが行われているのか、またチームみたいな形で行われるようなことがあるのか、教えてください。

井元教育委員会事務局指導室長

 まず、教育センターでは不登校のお子さんの相談を受ける窓口を設置したり、あとスクールソーシャルワーカーが在籍をしているんですけれども、スクールソーシャルワーカーが各学校に行ったり、御家庭に行ったりサポートしているというところなんですけれども、今後につきましては、今、個別の事業というのは様々やっているところなんですけれども、それをしっかりと体系立てて、学校に区の不登校の施策をしっかり分かりやすいようにお示ししていくというのも一つ大きな支援となるのかなというふうに思っておりますので、そういったところを充実させていきたいというふうに考えております。

久保委員

 体系立てて分かりやすく示すというところで、どういう事業があるのかということと、こういう場合にはこういうものが対応していくというようなことも含めてですよね。それは学校教員に向けてのものと、保護者、生徒に向けてのものと二通りあるのかなと思うんですけれども、その辺はどのように考えていますか。

井元教育委員会事務局指導室長

 今現在考えているのは、学校の教員も、それから保護者、地域の方も分かるようなガイドラインのようなものを指導室として作成をしていきたいというふうに考えてございます。

久保委員

 ガイドラインを作成をするというのは、さっきちょっとむとう委員がおっしゃっていたけれども、この間ちょっと御報告があったこととは直接的な関係があるわけではないんだろうと思っているんですけれど、要するにアドバイザーみたいな方が、そこはその人がいてもいなくてもガイドラインを作るということは、これは指導室というか教育委員会の中では行えることですよね。

井元教育委員会事務局指導室長

 指導室でガイドライン作成を行っていくことはできるかと思いますけれども、やはりよりよいものを作っていくためには、専門的な知見を持った有識者から指導助言を頂きながら作成していくというのが重要かなというふうに考えております。

久保委員

 そうなってくると、検討委員会、さっき部活のことでの検討委員会をということで今立ち上げられて令和8年度に向けてやられていると思うんだけれども、そういったようなことをやっぱり区として、会議体というか、それを構築をしていく必要性というのもあるということですか。

井元教育委員会事務局指導室長

 そうですね、教育センターの中でそういったプロジェクトチームのようなものを立ち上げまして、ガイドラインの作成に当たっていきたいなというふうに思っております。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 では次、290ページから293ページ、事務事業5、学校経営支援について質疑をお願いいたします。

河合委員

 ICT推進のところでお伺いいたします。これは入ってきていたら、何が幾ら入ってきていて、トータルのランニングコストがどれくらいになるのかというところまで教えてください。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 歳入としましては、歳入補助資料11ページ18番、学校情報機器整備の787万5,000円、25ページの45番と46番、GIGAスクール運営支援センター整備支援事業として262万5,000円、デジタル利活用支援員配置支援事業として5,335万6,000円、こちらが歳入として入っております。総額6,385万6,000円というところでございます。ランニングコストでございますが、決算説明書291ページにございますICT環境整備、これがランニングコストに当たるというところでございます。総額9億5,275万円余でございますが、そこから先ほどの歳入を引きますと、一般財源としては8億8,890万円余支出しているところでございます。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 次、292ページから295ページ、事務事業6、学事について質疑はありませんか。

河合委員

 学校安全のところ、通学路見守り拡充、この年度からです。通学路、たしか倍になったというところですが、結構残が残っているように見受け、額面はそうでもないんですけど、残っているようにも見えるかなって、需要があったはずなのに残、こんなに残るのかなというところが気になるんですけれども、これの理由とか、今後どうしていくかとか、もしあったら教えてください。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 令和5年度から予算規模2倍近く増えましたが、ほとんどの学校でちょっと時間数を残してしまっているという部分がございます。一方で時間数を超えて使っているところもあるんですけれども、昨年度2倍に増えて、そこら辺、学校間の時間数のやり取りというところをもうちょっと工夫するところがあるのかなと思っております。各学校の配置予定数等を確認し、区立学校内で時間数を有効活用できるよう、学校と調整の上、工夫していきたいと考えてございます。

河合委員

 ありがとうございます。その話でいくと、足りていないところもあるのかなというお話かなと思うんですけど、今後の展開としては、この通学路見守りというところはどうしていく予定なのか、そこももしあったら教えてください。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 こちら通学路の見守り業務を行っておりますのがシルバー人材センターでございますが、シルバー人材センターと協議の上、人員配置を確実にしていく必要がありますので、数年かけて、例えば令和4年度までは1か所だったんですけど、令和5年度は2か所、予定では、もう2年後ぐらいには3か所の見守りというところで時間数配置していきたいと検討しているところでございます。

久保委員

 ここで聞くべきではないかもしれないんだけれども、聞くところがなくて。今回の南議員の総括質疑ですとか、以前に平山議員の一般質問などで小一の壁の話をさせていただいていて、遊び場開放とは違うんだけれども、学校の開校時間のことを尋ねています。その学校の開校時間を早めてほしいという要望というのは非常に高まっていると思うんですけれども、現状のこの教育委員会の認識を教えてください。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 これまでの一般質問、総括質疑でお答えさせていただいたとおり、小一の壁ということで早朝登校を希望される声はあるのかなと思っています。PTAの要望の中でも、実際数校そのような要望が出てきているところでございます。ですので、来年度に向けて、他自治体の取組を参考にして早朝登校の取組、来年度は試行実施という形で2校から5校ぐらいで検討しているところでございますけれども、引き続き検討していきたいと考えてございます。

久保委員

 試行実施ということで進めていただけるということなんですけれども、この遊び場開放とかだと管理業務委託とかが発生するじゃないですか。これって、早朝登校の場合に門を開校するのに早めてというようなことになってきて、やっぱりその管理ですとかそういったものが生じてくることになるんでしょうかね。その辺のことを考え方を教えてください。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 今後の検討課題だと思っておりますが、どのような実施手法でやるかというところだと思います。例えば他自治体でいえばシルバー人材センターに委託しているところもありますし、大阪の豊中市でありますと警備事業者に委託しているところもございます。あともう一つの方法とすれば、区立学校で用務業務委託を実施しておりますので、用務業務委託の時間数をもうちょっと前倒しにしてその事業者に委託するのかなというところ、あらゆる方法を考えられると思います。それらを含めて今検討しているというところでございます。その中で、学校の管理運営の鍵の管理ですとか、どのような動線で入るかというところは、その実施する学校を含めて検討していきたいと思ってございます。

久保委員

 ありがとうございます。いろんな考え方ができるのかなと思っていて、今、用務業務委託の話があって、用務業務委託ってプロポーザルで行っていて、いろんな事業が御自分のところの提案型になってきているんだと思うんだけれども、そういうところに、じゃあ、ここを付加して、別で、今までの契約にプラスアルファこういうふうにしてくださいというようなときは、これは契約を別立てでやる必要性があるのかどうなのか教えてください。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 現状ですと、最長5年間という形で用務業務を委託しておりますので、そのような早朝見守りというところを担っていただく場合には別出し、別契約という形になるというふうに想定してございます。

主査

 よろしいですか。

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 294ページから299ページ、事務事業7、学校健康推進について質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、次に進行いたします。

 298ページから305ページ、事務事業8、体験学習について質疑はありませんか。

大内委員

 この301ページにあるイングリッシュキャンプというのは、どういうやつなんでしょうか。

井元教育委員会事務局指導室長

 イングリッシュキャンプにつきましては、中学校1年生の生徒を対象とした軽井沢少年自然の家での1泊2日の宿泊行事でございまして、そこにALTと一緒に行きまして、英語によるコミュニケーションの楽しさを味わったり、英語学習への興味、関心を高めることを目的にして実施をしております。

大内委員

 ALTというのは、先生は何人行っていらっしゃるんですか。

主査

 休憩します。

 

(午後6時10分)

 

主査

 分科会を再開します。

 

(午後6時10分)

 

井元教育委員会事務局指導室長

 生徒10人に対して1人配置と、あとプラスで管理する人ということで2名ついていくということになっております。

立石委員

 確認なんですけど、不用額のところでバスの雇上げ料って小学校と中学校で残額がちょっと開きがあるかなと、特に中学校のほうが多いわけですが、その要因というか、分かれば。大丈夫そうですか。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 これは金額のやり繰りをしているのでちょっと分かりづらいかもしれないんですけども、まず一番最初に、小学校軽井沢移動教室のバスの契約をするんですけれども、そのときに予算額では入札できず不調になってしまいました。それで設計額を一旦ほかの移動教室のバス代から持ってくるという形を、それはちゃんと財政課と調整した上で実施しております。そのときに、ほかのところから設計額、予算額より多くつくって契約をしたというところでございます。そのときにまず契約落差が発生していると。中1の移動教室のバスのときには予算額内で収まったんですけれども、中2の移動教室のバスのときに、また予算額より600万円ぐらいオーバーして設計額を立てる必要があったので、そのときに今度は流用をかけて入札をしているところです。そして入札をかけたところ、また契約落差が発生してしまったというところで、先にやっているのが小学校の移動教室のバスのところなので、そこの契約落差を中学校のほうでまた使ってという形でやっているので、なのでちょっと分かりづらくて申し訳ないですけど、小学校のほうはこのような不用額で、中学校のほうはちょっと多めの不用額。だから、結局流用はかけたんですけど不用額が発生してしまっているというところでございます。

久保委員

 岩井の宿泊で、この宿泊施設はどのようなところになるのか教えてください。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 岩井の民間の宿泊施設を、添乗業務を行っているJTBが、委託しているJTBが借上げして使用させていただいているところでございます。

久保委員

 民間のどのような施設ですか。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 民宿でございます。

久保委員

 これは確認してくださいと言われたんですけど、お風呂とかシャワーとか、そういった設備があまり潤沢ではないようなところなのではないかという話を聞いたということを言われまして、それは大丈夫ですよね。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 まずシャワーの設備ですけれども、海を体験して戻ってきたときに、入り口のすぐのところに2か所ほどシャワーの設備があって、そこは一度にさすがに、1クール70人ですので一度には入れないですけど、順繰り順繰り当番制で入れば一応回せる設備はあります。あとお風呂なんですけど、お風呂があまり大きくないもので、それも順繰り順繰り入るので、一度にちょっと行動できないというところがあるので、そういうところで不便を感じられているのかなというところはございます。そういう意味では、軽井沢少年自然の家のような形でお風呂の当番を回すというのはちょっと難しいかなというところでございます。

久保委員

 分かりました。民宿が1施設ということなんですかね。70人が宿泊ができるということなんですね。こういう声が上がっているというのは、もしかしたらなかなか順番がうまく回ってこなかったりとか、シャワーに順繰りで2か所でというときにも、時間が経っちゃってなかなか自分が入れなかったりというようなことがあったりして、そんな声が上がってきているのかなというような心配もあるので、そこもしっかり、JTBが借り上げているということですけれども、確認をしていただきたいなと思います。それは要望です。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 304ページから307ページ、事務事業9、特別支援教育について質疑はありませんか。

久保委員

 特別支援の様々な状況がある中で、やっぱり一つの障害だけではないという生徒・児童も増えていて、例えば併用して通級指導だったりとか使いたいんだけれども、なかなか一人は1か所みたいなところがあると思うんですよね。そういう中で、ADHDがあって、なおかつLDがあったりとか、いろんな御相談が来ているのではないかなと思うんですけれども、その辺の対応が今どうなっているのか教えてください。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 発達に課題を持たれている児童・生徒については、現状、中野区立学校、都内の学校においては特別支援教室という形で指導を行っているところでございます。それとはまた別で、通級指導というものは、きこえとことばの教室ということで桃花小学校にございます。今委員おっしゃられた部分は、その特別支援教室ときこえとことばの教室の併用ができないというところがあるのではないかという御質問だと思います。その部分に関しては、文部科学省のQ&Aにおいて、特別支援教室と通級指導学級の併用については、障害に応じて取り出しが必要で、指導がより効果的である例外的なケースであれば併用は可能であるというふうな記載がございます。ですので絶対に併用ができないわけではございませんが、併用は例外的なケースであるというふうに考えてございます。また、会議等で特別な支援が必要と認められたときに併用を考えたいというふうに思ってございます。

 なお、併用した場合でも、児童の算入というのが1学級にしか認められないという運用であるため、併用した場合、どちらかの学級は教員配置基準の人数に配置されないというところで、学級運営や教員の負担増での懸念があることと、児童が特別支援教室と通級指導学級というところで、二つそれぞれ通常学級とは違う取り出し授業が必要になりますので、通常学級における指導時数が少なくなってしまうというところがございますので、慎重な検討が必要であるというふうに考えてございます。

久保委員

 幾つか課題があるということは承知をしています。実際のところ、その併用のは例外規定であって、その例外をどういうふうに認めていくのかというところも、誰がどういうふうに判断をするのかというところも難しいところであると思っております。

 あと、1学級しか認められないというお話があって、教員の配置の問題がありますよね。これは何に準じて決められているものですか。

主査

 休憩します。

 

(午後6時20分)

 

主査

 再開します。

 

(午後6時21分)

 

久保委員

 すみません、時間もあれなので、後でそれは教えていただければと思います。

 幾つもの課題があるということは承知をしている上でなんですけれども、やはりきこえとことばを優先をしたいけれども、やはりADHDもあってというようなこともあって、非常に今そういうお子さんが増えてきていると思うんですね。その選択ができるようにしていただきたいと思うし、今お尋ねをした職員の教員の配置基準、そこのところが柔軟な運用ができるのかどうかというのもすごく大きい話になってきてしまうと思うので、そこのところも十分に考えていただきたいと思います。

 あと、通級で行く場合と情緒障害の特別支援教室というのの、それをどういうふうに時間を割り振るかというようなところも非常に難しいので、それは学校もなかなか組合せというのは難しいかと思いますけれども、そういうことが原因で不登校になってしまうような可能性もあるので、そこも踏まえて一番どういうふうに学習をできるようにしてあげられるかというところをケース・バイ・ケースで検討していただけるような、そんな柔軟な対応ができるようにしていただけたらと思っておりますので、これは特にお答えは結構です。

 あと、先ほどのこともお答え特に結構です。答えられるんですね。ありがとうございます。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 特別支援教室のほうからいきますけれども、特別支援教室につきましては、児童・生徒12人に対して1人という配置基準になってございます。きこえとことば、難聴通級指導学級でございますけれども──あと、きこえとことばなので、言語障害通級指導学級になりますけど、1学級児童・生徒数が20名に対して1人というところでございます。

河合委員

 ちょっと不用額のところの残りを確認させてください。129万6,900円だけど、医療的ケア児支援業務委託残と宿泊学習経費等残、一応不用額はこれが影響しているのかなと思うので、この2つの様々な理由などあったら教えてください。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 まず一つ目、医療的ケア児支援業務委託費の残でございますが、こちら学校登校日数を210日というところで計算しているんですけれども、実際のところですと、体調不良ですとか病院受診という形で欠席するという場合がございます。また、時程の変更で午前中のみ利用ですという場合ですと、その分だけお支払いする額が少なくなっているところで、このような不用額が発生しているところです。

 もう一つの宿泊学習経費の残につきましては、こちらはまず一つ目、任期付き短時間勤務職員、支援員というか介助員ですけれども、こちらの引率旅費につきまして、令和5年度は実際に参加した児童・生徒が少なかった、もしくは参加したが支援員が引率しなかったという場合が多かったので、そこら辺の引率者数が少なかったので残が発生したというところ。あとは、看護業務委託費が、入札落差等の関係で、実際1日3万5,000円で予算積算していましたが2万7,000円で落札があった等々で残が発生している。最後に、宿泊施設の使用料で、実際に参加しなかった児童・生徒分というところで残が発生しているというところでございます。

河合委員

 要望で結構なんですけれども、やはりこういう宿泊施設で、人がついていることで行けるようになったとか、子どもが親元を離れて出かけられたというのを喜んでいらっしゃる御家庭のお声とかもあったりするので、極力丁寧に人が配置できるように、今回の理由の中で人が配置できなかったというちょっと原因のところまでは分からないし、確認もいいかなとは思うんですけど、極力そこは丁寧にやれるようにお願いいたします。

主査

 要望ですね。

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 では、3目、教育施設費、306ページから313ページ、事務事業費1、教育施設保全、質疑はありませんか。306から313ページとなります。

久保委員

 昨日予告をしておいたのでお聞きをいたします。遊具等事故防止のための安全点検業務委託についてですけれども、この点検の結果を教えてください。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 昨日の幼稚園と同じく補正させていただいた件でございます。小・中学校について、遊具とくぎ等の金属片について調査したものでございます。まず、くぎについて、くぎとそのほか金属片ですが、各学校それぞれ多い少ないございますけれども、全体的に小・中学校現役校のアベレージで大体40個程度の1校当たりのくぎ、ペグ、その他の金属が発見され、この部分については全て委託の中で除去してございます。

 もう一つ、遊具でございますが、昨日幼稚園については劣化判定が非常に悪いというものが見つからなかったところですが、学校については小学校施設で複数校、例えば白桜小学校の四連ブランコ等々で劣化が見つかったということがあります。この劣化の一番ひどいものについては、全て使用停止にして修繕をかける、もしくは今年度対応のものもございますが、それも使用禁止。来年度のものも使用禁止としているところでございます。

久保委員

 それで報告がなかったですねというお話をしたところなんですけれども、使用禁止にしていて、その後撤去をするとか、入れ替えをするとか、そういう結論がまだ出ていないというところなんでしょうか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 詳しく申し上げると、今、現役で動いている学校については武蔵台小学校、上鷺宮小学校、白桜小学校ということで、こちらの3校で一つずつですので、こちらは使用停止に全てしていますので問題ないというところだと思っているんですけれども、劣化度についてはそれぞれレベルがありまして、そこまでいかないんですけれども劣化が進んでいるものというものがございます。こちらについて、まだ学校と相談するなり、担当として今後の対応をどうするのかは今方針を検討しているところでございます。この劣化度の調査については公園の遊具点検の同じ基準でやっていますので、公園での対応も調べつつ、対応を決めてから今後取り組んでいくというところでございます。

久保委員

 使用禁止に今しちゃっている武蔵台小学校、上鷺宮小学校、白桜小学校の遊具は、使用禁止にしているだけでは済まないわけですよね。だから、それについては撤去するとか入れ替えるとかということで決定をしている、もう既に進められているということですかね。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 委員おっしゃるとおりで、まず白桜小学校については令和5年度に改修済み、上鷺宮小学校の滑り台については令和6年度で、もう既に今年度ということで改修済み、武蔵台小学校のブランコについては使用停止状態で来年度で対応予定と、この三つが現役校でございます。このほか中野本郷小学校等々で、9校でありましたけれども、これはもう解体を始めています。中学校はまだ。現役校では先ほどの3校です。

久保委員

 これって杉並のことがあって緊急対応で予算が組まれて補正でやったわけだけれども、やってよかったなって思いましたよね。それを結局緊急対応でやらなかったら分からなかったということですよね。それはどうだったんですか。今までの維持管理の中で、さっき公園の話があって、公園のこともさんざん今まで優遇点検をやるようにと議会から求められてきた流れもあって大分変わってきたというところはあると思うんだけれども、そこはどうだったんですか。この前年度に補正予算を組んでやらなかったら、そのまま発見されぬまま使用していた可能性もあるということですか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 仮定の話ですけど、このままこの調査をやらずでおけば、そのままか──ただ、この調査は今回業者を入れていますけれども、その前には職員が目視で見ているということもありました。ただ今回、この機会に公園の遊具点検の調査を試みてしっかりやったというところがございますので、そこは委員おっしゃるとおり、特に本当によかった部分はあると思います。特にくぎについては、他区でそういう事案が起きたこと、よくないですけれども、それをきっかけに、総数で言えば、さっきのアベレージですけれども、総数で言えば1,000個以上のものが発見されたというのが事実ですので。

久保委員

 それでは、昨日は幼稚園の話だったので、くぎの使う頻度も大分違ってきているわけですけれども、陸上競技のときなどにどうしてもそういうライン引きだったり、いろんなことで必要だったりするということで、これは芝生の関係となっちゃうとややこしいので、そのことはお伺いをしないですけれども、結局そういうことができてよかったんだけれども、これは補正でそういう予算がついたからやったわけなんだけれど、今まで目視では発見ができなかったということですよね。職員が目視ではやっていた。けれど、業者を入れて徹底的にやったらこういうことが発見をされてきたということは非常に効果があった。これって毎年こういうことが、これは区の予算でね、やっぱり職員だけじゃ駄目ですよねと。業者を入れて何年かに1回は徹底的にこういうことをやらなければいけませんよねということも一つは言えるでしょう。あとは、やっぱり学校に対しての指導の在り方、昨日もお伺いをしましたけれども、そこもやっぱりきちっと具体的な指導の在り方というのをしなければいけないのではないかなと思います。その辺りはどうお考えですか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 委員おっしゃるとおり、注意喚起の部分については、昨日答弁させていただきました昨年度の学校に対する注意喚起。そしてまたスポーツ施設についても、スポーツ利用、開放事業でもやはり残ってしまうということもありましたので、そちらも関係所管にお願いして注意喚起をしたところでございます。ただ、その注意喚起だけでも難しい部分がございますので、今回この調査は、職員の目視ではなかなか見つからない、もうちょっと沈んだ、金属探知機での探知でしたのでやはりこういうものが見つかった、埋まっているものも見つかったという部分もございますので、昨年度補正で一旦全部は除去しましたので、すぐにはということはありますけど、担当としては、何年かにもう一回、経費はかかりますけれども必要な部分であるのかなとは思ってございます。

羽鳥委員

 学校施設営繕のところで、校庭芝生、屋上緑化等管理委託がありますけれども、校庭のところの管理費について種別ごとに管理費お尋ねします。307ページです。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 この校庭芝生については天然芝校の管理費でございまして、6校ありまして、塔山小学校、中野本郷小学校、啓明小学校、北原小学校、江原小学校、武蔵台小学校の経費と、あと屋上緑化の管理委託の経費でございます。

羽鳥委員

 ちょっとまとめられてしまっているので、校庭芝生の管理費についてお答えください。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 校庭芝生と屋上緑化で1,200万円ほどですけれども、校庭の芝生の管理で1,030万円余、6校分。屋上緑化と壁面緑化の部分で3校、みなみの小学校、美鳩小学校、中野第一小学校で約190万円でございます。

羽鳥委員

 人工芝と土のところの管理費というものは決算上出てくるようなものというのはありますか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 学校それぞれによって校庭芝生の面積も、啓明小学校のようにすごく多くやっているところとか、あと端、周辺だけとか、ただ啓明小学校については、子どもたちが結構管理していてとかいろいろあるんですけれども、総括質疑でも申し上げましたけれども、大体ランニングコストについては、今、業者からヒアリングしたところによると、答弁申し上げたとおり、ダスト舗装については5年から10年で300万円、人工芝については一、二年に1回で40万円、5年とかにすると200万円ぐらいですけど。あと天然芝については、それぞれの毎年、ちょっと単位があれですけど、平米単価で平米1,000円ほどかかるとかいう経費が出ているので、それぞれだと思います。

主査

 よろしいですか。

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。

 312ページから315ページ、事務事業2、教育施設整備について質疑はありませんか。

大内委員

 313ページのところに、北原小学校敷地内用地購入と書いてあるんですけど、図面で示してくれといっても大変なので、どの辺、大体口頭で言ってもらえますか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 令和5年1月の閉会中の当委員会で、用地購入については報告しているんですけれども、用地の北側に線のように土地が、都有地が入っていまして、その用地の購入費になります。

大内委員

 都有地なので、本来東京都が持っているままではまずいと、区が持たなければいけないということで買ったと。後でちょっと図面見せてもらえばいいんだけど、広さってどのくらい買ったんですか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 委員おっしゃるとおり、改築前に敷地条件の権利関係を調べていたときに、実は今建っている学校の地面に用悪水路としての都有地があることが発見され、これを改築するためには区で購入しなければならないということで購入することになった用地でありまして、都有地310平米でございます。

大内委員

 それとその下に、鷺宮小学校・西中野小学校統合新校校舎整備工事費があって、そこから10個ぐらい下のところに、やはり鷺宮小学校・西中野小学校統合新校校舎整備関連工事があるんですけど、この違いは何ですか。(「ちょっと確認させていただいていいですか」と呼ぶ者あり)

主査

 少し時間を取りたいと思いますが、別な質疑は続けられますか。(「休憩して」と呼ぶ者あり)

 休憩します。

 

(午後6時41分)

 

主査

 再開します。

 

(午後6時42分)

 

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 すみません。一番上の鷺宮小学校・西中野新校舎整備というのは学校そのものの改築工事でして、この下の統合新校の校舎の整備関連工事というのは、その周りの附帯の工事でして、カーブミラーを設置したりとか、あと校名板、外壁のレリーフ、校歌レリーフなどの付け替えとか撤去とか、校名板とか、あと校庭周囲の目隠し整地工事とか、そういうものでございます。

大内委員

 それは普通、整備工事に入らないんですか。関連工事って後から──後からというか、同時にやる場合もあるだろうし、先にやる場合もあるだろうし。普通、じゃあ、本体工事があって、周りの校舎とかの建物じゃない工事という意味だと。要するに学校の名前だとかそういうのは、それは関連工事というんですか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 校名板とか校歌レリーフ付け替えなどは、この改築工事そのものはもう数年前に工事を発注しているんですけれども、レリーフとか校名板とかは、建設工事の当時にはまだ決まっていないものもあったので、それが改築工事とは別にその後に附帯で関連工事としてつけています。

大内委員

 要は、発注しているところが違うの。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 そのとおりでございます。

大内委員

 それと、鷺宮小学校・西中野小学校統合新校って鷺の杜小学校のことだと思うんだけれども、一番下に鷺の杜小学校校庭人工芝保守委託がもう900万円ついているんだけど、これは。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 改築工事として整備した後に、学校への搬入等々、机とか備品等々を搬入する際に、校庭ができていますので、一括で工事として発注して造り上げていますので、その造った後に校舎内に机その他の備品類を搬入する際に、人工芝を傷めないように保守を張って車を搬入して、その保守のお金でございます。

大内委員

 そんなの、普通工事の順番は分かっているんじゃないの。常識的に考えて、人工芝をやって、後からこの人工芝を養生しなきゃ荷物が入らない。いつもそうなの。それともこの鷺の杜小学校の──でも鷺の杜小学校でしょう、これ多分。あれって校庭を通らないと校舎に行けなかった。校舎内からはいけない。校舎を通らないと入れないというようなあれなの。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 備品搬入については校庭を通らなければいけなかったので、校庭の上を養生して備品を搬入してございます。

大内委員

 ということは、人工芝は車が入っちゃいけないということを言っているんですか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 備品類が学校の開校に備えてのは大量にございますので、大きなトラックをかなりの数搬入しますので、芝生を傷める可能性があるというふうに考えて養生してございます。

大内委員

 要するに、人工芝はトラックだとか入っちゃいけないと、軽い乗用車ならいいということを言っているの。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 軽い乗用車でいいとまでは言えないんですけれども、基本的にはメーカーの指導によると車類は乗らないでくださいというところでございます。ただ、程度にもよりますけれども。乗っても平気な部分、実際この養生のときもですね、終わった後、養生して心配でしたけれども、問題なく、変わりなくという状況でした。

大内委員

 令和小学校でも同じようなことはなかったですか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 令和小学校では別です。開校してから校庭を整備してございます。

大内委員

 令和小学校のときは、逆に先にグラウンドを造るということはしなかったんですね。鷺の杜小学校の場合は先にグラウンドを造ったと。それはやり方というか、考え方というか、令和小学校ではそうだったので、先にとにかく造ってしまうと。1,000万円ぐらい養生のお金がかかるけれども仕方ないということでやったということでいいのかな。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 そのとおりでございます。

大内委員

 それはいいか悪いかはちょっと別にして。表記の仕方で、申し訳ないんだけど、上は鷺宮小学校・西中野小学校統合関連工事、人工芝のところだけ鷺の杜小学校と書いてある。これはもう本来で言うと、鷺宮小学校・西中野小学校新校人工芝保守委託じゃないの、まだこの年は。だってまだ開校していないんでしょう。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 恐らくこのときには鷺の杜小学校と、名前が。合わせるべきであったと思います。申し訳ございません。

久保委員

 中野中学校跡施設耐震診断の業務委託等、これって残はないですか。代替校舎改修工事設計委託のところで、その次の中野中学校跡施設の耐震診断と耐震補強実施設計業務委託等がありますよね。これは残はないんですか。不用額に同じ名称のものがないので。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 2か年にわたるものでして、2年目ですので、契約が決まっていたので残なしです。

久保委員

 分かりました。ありがとうございます。

 人工芝の件で1点だけちょっと確認したいんですけど、令和4年度はみなみの小学校の人工芝メンテナンス作業委託費が未執行になって、その際にメンテナンスは必要ではなかったといったときに、芝の状況がよかったからメンテナンスが必要ではなかったような御説明を頂いたように思うんですけれども、みなみの小学校の人工芝というのが非常にいい状況が保たれていて令和4年度はメンテナンスが必要なかったというふうに認識をしています。なので、人工芝によってもメンテナンスが必要とするものとそうでないものというのがあるんでしょうか。今年度は、人工芝のメンテナンスというものは令和5年度はなかったので、その辺の考え方を教えてください。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 実態的にどこでメンテナンスするかというのが、まだ中野区の中でも決め切れていないというところがございます。ですので必要と思っていたんですけれども、そのときにはまだまだ大丈夫だということの判断でございます。基本的には、総括質疑でも申し上げましたが、設計会社が規定する──先ほども羽鳥委員の質問にもお答えしましたけど、一、二年で1回40万円、メンテナンスとしてはブラッシング等々ございますけれども、そちらのほうは言われているんですけれども、今のところはそこを状態を見ながら判断しているところでございます。

河合委員

 一点、まず旧東中野中学校校舎等解体工事についてお伺いします。これ、今後都に貸すために更地にする工事だったかと思うんですけど、これというのは結局、最終的に決算のところで入りがなく、やっぱり全部持ち出しでやることになったのかを確認させてください。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 特定財源はございません。

河合委員

 全く何もなくて、全て、全額が区の持ち出しで解体工事をしたということでよろしいですか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 そのとおりでございます。

河合委員

 ここはやっぱり何度お伺いしてもなかなか納得いかないなというところがあって、確かに更地で貸したら更地で返すというところなんでしょうけど、貸してあげるのは中野区の善意であって、東京都が貸してほしいと言っているところで、何かうまくそこは交渉ができたのではないかなとやっぱり振り返っても思うところです。今後こういうことがあるときは、やはりしっかりとした対応が必要かと思うんですけども、それに関してはいかがでしょうか。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 庁内で検討してそういう判断になったと聞いてございますので、今後はそういう交渉もしていく必要もあろうかと思います。

河合委員

 所管の判断じゃないというところもあるかとは思うんですけれども、そういう意見があったというところは、庁内総合的に判断したということであれば、庁内のそういう判断した方々にはしっかりとお話しいただきたいと思います。

 この前の年の決算のときから、この年の予算のときも、施設の様々な遅れが出ていたことから、ここの学校施設に関しては、もう少しマネジメントを含めて体制整備やしっかりと取り組める環境をつくっていってほしいということを我々会派として申し上げてきたところなんですが、決算を終えてどんな感じだったのか、やっぱりここには大きな予算が動くところでありますので、しっかりと取り組めるような環境や体制づくりというのをやってほしいというところで、所管としてまずはどうだったか教えてください。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 総括質疑でもお答えしましたが、計画が延びている部分については御指摘されたところでございます。それについて今ちょうど見直しの作業中ですので、より現実的な、実現可能性の高い計画を検討していくというのが第一でございます。それについての庁内の体制、今ちょうどその見直し作業の中では、検討の中で、施設課のベテラン職員や各専門の方々を入れて、担当と見直し作業をしながら、定期的に打合せしながら、よりかなり庁内の知識を集めつつできているというふうに考えていますので、今まで調整とか連携が計画で言っている以上にあまりできていなかったという反省がございますので、庁内体制をしっかりして、現実的な計画を作っていくということだと思っています。

河合委員

 今、所管にはお伺いしたところですけれども、所管だけの努力じゃなくて、やっぱりここを皆さんが支えていただかないと、ここのお金、動くところがでかいということは、これまでも再三申し上げておりますので、しっかり取り組んでいただけますようよろしくお願いします。これは要望です。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、進行します。(「答弁修正お願いします」と呼ぶ者あり)

佐藤教育委員会事務局学務課長

 先ほど久保委員の答弁の中で、304ページから特別支援教育に係るところですけれども、難聴通級、言語障害通級のところで、20名に1人の教員配置だという話しをしましたけど、申し訳ありません、20名に1人ではなくて、あれはあくまで1学級の児童・生徒数の基準でございまして、20名以内で1学級とするというところでございます。

 教員の配置数ですけれども、1学級において2名配置、だから1学級プラス1ということで、1学級2名配置ということになります。そのため、2学級の場合だと、2プラス1なので3名の配置というところでございます。

久保委員

 教育要覧ですと、言語障害のきこえとことばの教室は、児童・生徒数が39で学級数が2となっていますよね。なので今のお話だと、1学級に2名配置だと、ここは4ということになるんですか。(「3です」と呼ぶ者あり)3ということ。難聴のほうは7名に対して学級1となっていますよね。こういう場合はどうなっていますか。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 教員2名でございます。

井元教育委員会事務局指導室長

 答弁訂正をお願いいたします。287ページの教育マイスター養成講座講師謝礼のところでの御質問、むとう委員のほうから御質問頂いた現在のマイスターとして認定されている者なんですけど、5名とお伝えしたんですけれども、8名おりました。教科も、お伝えした五つ以外に道徳と国語がありますということで、よろしくお願いします。小学校と中学校ですけれども、小学校が2名追加で、中学校が1名追加となります。

主査

 小学校が4名で、中学校が4名ですね。

井元教育委員会事務局指導室長

 そうです。

主査

 教科が。

井元教育委員会事務局指導室長

 教科が道徳と国語が追加になります。

主査

 小学校と中学校の別を教えてください。

井元教育委員会事務局指導室長

 小学校が道徳で、中学校も道徳ですね──小学校が、すみません、道徳と国語。中学校が道徳です。

主査

 質疑はございますか。(「答弁保留をお願いします」と呼ぶ者あり)

 答弁保留についてお願いします。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 先ほど大内委員からの御質問で答弁保留させていただいた件になります。279ページ、それから281ページのところになります。電話料、廃棄物処理等のところの予算額、執行額、残額、こちらのところの整合性ということで御質問ございました。まず、予算額につきましては3,039万1,000円になります。執行額、先ほど申し上げましたところが、279ページの廃棄物処理料1,566万2,357円、それから電話料、テレビ受信料1,200万2,409円、それに加えてもう一つございまして、諸用紙印刷47万8,201円でございます。合計いたしますと、執行額は2,814万2,967円になります。予算額からこの執行額を単純に引きますと、224万8,033円となります。こちらのほう、281ページの残額のところ、こちらの予算に対応するものの残額といたしましては、先ほど申し上げました廃棄物処理料残、こちらが87万3,968円、それから電話、テレビ受信料残、こちらが31万1,641円、合計いたしまして118万5,609円となります。そういたしますと、本来224万8,033円のはずが、118万5,609円で、約100万円合っていないというのが委員の御指摘というところでした。

 この理由でございますけれども、100万円につきましては、こちらの経費を学校のほうに所属替えをしております。学校のほうに所属替えをいたしまして、支出の経費といたしましては、校割予算の中に入っているというものになります。残りの6万2,424円の残、こちらにつきましては、不用額のところの学校物品購入費残、こちらのほうにその分が含まれているというものになります。

大内委員

 そういった予算の執行の仕方が認められているとしても、もうちょっとそういうのを聞かれたら、じゃあ、それだけ複雑に使っているんだったら、すぐ答えられるようにしておいてくださいよ。聞かないと分からないっていうのはおかしい。調べないと。その目内の中で多少移動させたということなんだろうけども、だったらもうちょっと100万がどこに行ったか分からないとかじゃなくて。ましてや校割予算という言葉、中に入れたのは今初めて聞いたし。印刷費に使ったというのも後から出てきたしね。その辺ところは次回からちゃんとやっておいてくださいね。もう結構です。

主査

 子ども教育費に関しては、あと一つ答弁保留についてお願いします。

 休憩します。

 

(午後7時05分)

 

主査

 再開します。

 

(午後7時05分)

 

井元教育委員会事務局指導室長

 施設維持管理の中に、センターとそれから分室、両方とも含まれております。

久保委員

 センターと分室、それぞれの管理委託費を教えてください。

主査

 休憩します。

 

(午後7時06分)

 

主査

 再開します。

 

(午後7時07分)

 

井元教育委員会事務局指導室長

 この内訳ですけれども、全額分室の管理のお金だということです。失礼いたしました。

主査

 よろしいですか。

 他に子ども教育費についての答弁保留は、先ほどの学校教職員のところ以外はもうないですね。

 それでは、進行します。

 6款地域支えあい推進費、1項地域支えあい推進費、1目地域活動推進費、318ページから321ページとなります。このうちの当分科会所管分は、事務事業4の区民活動推進、事業メニュー2、公益活動推進の1、活動領域4「子どもと子育て家庭の支援及び若者のチャレンジを支援するための活動」のところになります。321ページです。こちらに関して質疑はありませんか。

河合委員

 321ページ、活動領域4、46事業、この46事業というのはどういう団体さんが実施しているのか教えてください。

鈴木子ども教育部育成活動推進課長

 こちらにつきましては、町会や自治会、PTA、おやじの会ですとか、青少年地区委員会ですとか、その他NPO法人、それから地域の子育て支援団体等が事業を行っているものでございます。

河合委員

 そもそもこの政策助成というのは、3分の2補助で、多くの人が募集してくると最終的には案分で、割り負けていく形になっていくんです。でも、そういう中に、毎年同じ事業を頑張ってさせていただいていたり、町会さんとか、PTAさんとか、青年地区委員会とか、本来しっかりと独立して活動していただかねばいけない団体さんが、こういう助成金を活用しないと活動できない状況が今起きていると思うんですけど、それについて改善が必要ではないかと思うんですけど、所管としてはいかがですか。

鈴木子ども教育部育成活動推進課長

 こちらの委員御指摘の件につきましては、地域支えあい推進部を中心といたしまして、安定して継続した活動ができるよう、町会や自治会、青少年地区委員会ですとかPTA、そういったところに別途助成といいますか、補助金が行えるかどうかの検討をしている最中でございます。

河合委員

 特にPTAとかは今、支援を必要としているというのを保護者の皆さんも言っていらっしゃっていて、今、このままだと自分たちの活動、先細りしていきますというのも言っていらっしゃった形になっています。そういう中で、当然今見直して──考えていきますとお答えしてくれていると思うんですけど、そこが育成がやっていくべきなのか、どこがやっていくべきなのかというのは皆さんの中でお話ししていただければいいと思うんですけど、しっかりと支えていく仕組みづくり、お金だけではなくて、相談に乗れる体制であったり、ここが窓口であるというのは、はっきり伴走支援していけるような仕組みというのもつくっていかねばならぬと思うんですけど、それに関してはいかがですか。

鈴木子ども教育部育成活動推進課長

 例えば町会や自治会ですと、地域支えあい推進部のほうで伴走支援といいますか、御相談に乗ったりといったような取組を行っているところでございますし、地区委員会、青少年育成地区委員会になりますと育成活動推進課といったような形で、支援といいますか、フォローというのを行っていけるというふうには考えております。PTAに関しましては、所管といいますか、どこがどのように支えていくかというところは、庁内で調整をしているところでございます。

河合委員

 そこをしっかりと定めていってもらわないと、PTAの皆さんも活動をすごく困っていらっしゃるし、窓口のほうもどこに対応してもらうかというところですごく困っていらっしゃっていて、どこがきちんと所管するかというのは、皆さんの中でお話しいただいて、決めていただかないといけないかと思っておりますので、よろしくお願いします。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 質疑がなければ、これで終わります。

 それでは、次に一般会計の歳入について、歳入決算説明書補助資料により一括して審査を行います。

 質疑はありませんか。

久保委員

 26ページの新しい時代の学校施設補助金のバリアフリー化改修工事なんですけれども、これは8ページのほうに、これは都のほうなんですけど、国のほうのバリアフリー化改修工事、小学校1校、中学校1校というのがあって、この都のほうには該当する学校数とかが書かれていなくて、同じようにこれは併用して使っているものなのかどうなのか教えてください。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 併用してございます。

久保委員

 併用しているということは、小・中学校一校ずつということになりますよね。それで、これは執行率が国のほうはもうまとまっちゃっているから90.4%となっているんですけれども、都のほうの執行率が低いんですが、これは何か理由があるのか、予算との状況が違っていたのか、どういうことか教えてください。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 申請のときにはこの程度、このぐらいの補助金がもらえるという工事として申請したんですけれども、補助金の対象にできないものしか設置できなかったと。バリアフリーとして設置できなかったというものでございます。

久保委員

 補助金の対象にできない工事の──何というんですかね、だから、そもそもそのバリアフリー化改修を行おうと思っていたんだけれども、補助金の対象になるバリアフリー化工事とそうじゃないものがあったということなんですかね。それは国のほうは全部該当している形だったのか、国のほうも実際はこれが該当していなかったのか、基準がどのように違うんですかね。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 対象になる工事については、車椅子ごと乗れる階段昇降機なんですけれども、車椅子ごと乗っけられるものが国や都の補助対象だったんですけれども、中野区の学校を実際に測ってみると、階段の幅が狭くて、この車椅子ごとできる昇降機というのはすごく大きいんですけれども、それが幅が足りないので、椅子式の──椅子だけあって動くものしかつけられなくて、結局それは補助の対象外ということで、予算で見積もったものが対象にならなかったということです。

久保委員

 それは小学校も中学校もそうだったということなんですかね。ちなみに、どこの学校だったか教えてください。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 緑野の小・中学校でございます。

大内委員

 この25ページのところに、多摩産材利用促進プロジェクト事業、これが先ほど言っていたものに該当するんですかね。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 こちらのところが該当しております。対象経費といたしましては、学校のほうにも多摩産材を利用した机、椅子を購入しております。また、図書館でも多摩産材を利用した机、椅子、こちらのほうを図書館のほうに配備いたしましたので、そちらのほうがこちらのほうの歳入に該当しているものでございます。

大内委員

 これは約1,500万円予算減、1,400──約1,500万円。先ほどの委託料が1,500万円のうち1,000万円だけと言ったじゃないですか、多摩産材。あとの500万円はどこに使ったの。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 対象経費が約1,000万円で、補助率といたしましてはその2分の1ということになります。さらに、この金額のうち約900万円近くが学校のほうの備品、机、椅子を購入しておりますので、そちらの経費に充当しているというものになります。

大内委員

 もう少し端的に言って。先ほど1,000万ほどが、1,500万のうち1,000万が、この多摩産材を使ったあそこのところの経費。あと500万の入ってきた事業というのは何をやったんですか。先ほどの委託された多摩産材を使った委託事業、1,500万円ぐらいで1,000万円はこれ。残りのこの多摩産材の残りの500万円はどういった事業のところに入っているんですか。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 児童図書館の児童コーナーを環境改善するための設計の委託ですとか、図面作成をする経費ですとか、あとは石綿調査、アスベスト調査等の経費となっています。

大内委員

 だからこれ、利用促進だから、そういった多摩産材のものを、材料費とはまた別に多摩産材を使うための調査費も出るわけ。

渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長

 対象経費でなければこの補助金の対象になっておりませんので、ベンチですとか、椅子ですとか、こういった経費の1,000万円のうちの2分の1がこちらの対象経費になっていると。補助金の対象経費になっているというところになります。

 先ほど申し上げました図面の作成ですとか調査経費は対象外になります。1,500万円のうちの残りの経費ということで、歳出のほうの説明として申し上げました。(「その説明ね。はい、分かりました」と呼ぶ者あり)

主査

 よろしいですか。

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、こちらで終了といたします。

 先ほども確認いたしましたけれども、立石委員からの学校教職員長時間労働の部分については、本日中に答弁が得られないため、それに関する事項については次回の委員会まで保留としたいと思いますけれども、御異議はありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 御異議がありませんのでそのように決定します。

 以上で当分科会分担分についての質疑は、答弁保留を除き、質疑は全て終了したことになりますが、全体を通して質疑漏れはありませんか。

むとう委員

 すみません、遅くなっているところで。スピードが速くてついていけなくて質問したかったことが抜けていたので質問させていただきたいんですけれども、決算説明書299ページのところで……(「歳出ですね」と呼ぶ者あり)そうですね。299ページのところで、食器等の購入等とかここにあるんですけれども、子文の資料の77を見ると、まだメラミン食器を使っている学校があるんですね。これって、私自身が子育てしていた、だから30年以上前に、当時はポリプロピレンの食器を使っていて、これはよくないので強化磁器陶器にしてくださいという多くの保護者、お母さん方の要望で、区が強化磁器陶器を導入しだしたんですけれども、途中で財政難とかになってしまって、学校建て替えのときにみたいなことになってしまって、できない場合にメラミンが入ってきているんですけれども、その強化磁器にすると食器の厚みが出るので食器の保管庫に入らなくなっちゃうということで、調理室の改築も必要になってしまうのでちょっと止まっちゃっているんですけれども、まだこれを見るとメラミンを使っている小学校5校と中学校2校残っていて、これは残っている学校というのは、建て替え計画が全部あるんですかね、何年後かに。これはどうして残っちゃっているのか。いまだにできていないというのは実は情けない状況なんですけれども、どうしてこれまだ残っているのか。それぞれの学校の状況、何年後に建て替えなので、そのときには強化磁器になりますとかというのの御説明をお願いしたいんですが、

佐藤教育委員会事務局学務課長

 現状では中野本郷小学校、平和の森小学校、明和中学校に関しては新校に行くに当たって調理室の改修等もありますので、磁器食器にする、強化磁器使用校にするというところでございますけれども、それ以外の塔山小学校、谷戸小学校、啓明小学校、北中野中学校に関しては現時点では未定でございます。

むとう委員

 未定ということは、ずっとここだけ置き去りになって、ずっとメラミンでいくということなんですか。やっぱりメラミンの素材も大分よくはなってはきているんですけれども、使っているうちに傷がついたりなんだりというところで重金属類が出てくるという危険性もあって、やっぱりその強化磁器が一番安全ということで、早く、成長期の子どもたちが毎日使う食器ですから、いいかげんもう改善してほしいんだけれども、未定ということで全然予定なし、検討もしないということなんでしょうか。放置ですかずっと。

藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長

 委員おっしゃるとおり、先ほど残っている学校については改築が未定ですので、ちょっと未定なんですけれども、委員おっしゃるとおり、メラミン食器を磁器食器に替えることは、その食器の変更だけでなく、食器の関わる器具が大きく変わるということがありまして、そうすると給食室のスペースにかなり影響する。先日も答弁させていただいた保育園の給食室がまさにそれで、それが替わることによってかなりの食器類の器具が変わって、大きな金額がかかりますので。この学校について、スペース的な事情があります。この学校についても、改築しない学校についても、環境改善工事というのをやっていく中で、そういうことができるかどうかについては検討したいと思いますけれども、ただ、おっしゃるとおり器具がかなり変わるので、そこが全部できるかどうかは分からないですけど、委員の御指摘は認識してございます。

むとう委員

 改築の予定がないのであれば、改善という部分で、ぜひ何十年もこのまま放置というのは忍びない状況ですので、検討を進めていただきたいというふうに要望しておきます。強く強く。

 それからその下のところで、生ごみ処理と牛乳パックのリサイクル料というのがあるんですけれども、保育園のところでも言ったんですけれども、要求資料の79番を見ると、生ごみについてはきちんと堆肥化をされているということが資料の中に出てきておりますけれども、牛乳パックについてもどうなっているのか、リサイクル料となっていますのでリサイクルされていることと思うんですけれども、生ごみの処理のリサイクルの状況と牛乳パックのリサイクルの状況を改めて御説明ください。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 まず生ごみのほうのリサイクルでございますけれども、こちらは区立小・中学校から発生する調理残飯等の有機資源物については、あらかじめ決められたスケジュールにより回収運搬し、中間処理をした後、自ら確実に肥料化や飼料化等の再生利用事業登録を有する施設に搬入し、その後、当該堆肥や飼料等を活用し流通させる契約を結んでいるところでございます。具体的に言いますと、各小・中学校から回収して、委託事業者工場内で中間処理、日立セメントというところで肥料化しているものでございます。

 次に牛乳パックでございますけれども、こちら学校給食の飲用牛乳空きパックについては、紙パックの回収と回収した学校給食用牛乳空きパックをリサイクル業者へ引き渡しているものでございます。その後、リサイクルしたものがトイレットペッパーになって各学校に一定数配っているというところでございます。

むとう委員

 ありがとうございました。区自ら環境に配慮し、SDGsを率先しているということで、それはきちんとやっていただきたいというふうに思います。

 それで、保育園も焼却しているなんていうとんでもない答弁でしたので、やっぱり業者が見つからないのであれば、学校のところの業者に頼むとかいろいろ方策はあるかと思うので、保育園のほうでも生ごみのリサイクルというのをしっかりと取り組んでいただきたいのですが、いかがですか。

藤嶋子ども教育部、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長

 区立保育園のほうの生ごみの処理のところにつきましても、今後そういった作業等を含めて検討してまいりたいと思います。

河合委員

 すみません、303ページ、子ども教育費、2項教育費の中の体験学習の文化・体育の中で、文化・芸術体験事業講師謝礼、今回新規だったので、ちょっと内容の確認をしておかないといけないと思っているんですけど、67事業小学校、中学校19事業、これは学校数と合わないんですけれども、複数回やった学校もあって、学校によってやっている内容や金額にはばらつきがあるということなんでしょうか。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 こちらの文化・芸術体験事業につきましては、各学校によって実施している回数も異なるところでございます。1校当たり60万円でございますけれども、1事業で60万円使っているところもあれば、もう約10事業ぐらいに分けて使っているところもございます。また、残念ながら60万円使い切れていないという学校も数校あるというところでございます。

 ちなみに、実施事業の内容でございますが、かなり多岐にわたってあるものですので数例だけ挙げさせていただきますと、芸術鑑賞会ですとか和太鼓体験、あとは漫才のネタづくり体験等々を実施しているところでございます。

河合委員

 せっかくこれはお金がついて様々工夫してやっていただけているところで、やれているところと、やれていないところに差が出てしまっているのは非常に残念だなと思います。こういうところ、あと、特にお話の中で御要望としていただいているのが、やっぱり企画すること、探すこと、交渉していくことが学校任せだったことがやっぱり大変であったという話も聞いているところなんですけれども、今後、様々な学校の事業に関しての協力できる会社さん、企業さんというところをぜひともリストアップしていってくれというところを、以前もお話ししていると思うんですけど、こういう文化・芸術の中にはそういうような団体さんの中でも活動に協力していただけるところというのもあると思うので、そういうところのリストアップというのはなるべく早くやっていただいて、こういうところにも生かしていけるのではないかと思うんですけど、それに関してはいかがでしょうか。

佐藤教育委員会事務局学務課長

 昨年度実施した際も、区民部の文化振興・多文化共生推進課よりリストアップしていただいた区内の文化団体については、各学校に紹介しているところでございます。ただ、中では、やはりなかなか使いづらいという声も上がってきているところでございます。ただし、昨年度のこういう実績を見て、各学校に、場合によっては、このような事業を実施しているところを横展開をして、60万円という文化体験に係る予算をしっかり執行していただきたいというふうに考えているところでございます。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、以上で認定第1号の当分科会分担分の質疑を、答弁保留をされた項目を除き終結したいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 御異議ありませんので、質疑を、その答弁保留された項目を除き終結します。

 次に、意見の提出についてですが、答弁保留の項目を除き、意見がある場合は、9月30日(月曜日)正午までに、対象となる議案の番号及び会派名等を明記の上、文書で事務局まで提出するようにお願いをいたします。

 本日予定していた日程は全て終了いたしますが、委員及び理事者から発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、次回の子ども文教分科会は、9月30日(月曜日)午後一時から当委員会室において開会することを口頭をもって通告します。

 以上で本日の子ども文教分科会を散会します。

 

(午後7時35分)