中野区議会総務委員会〔令和6年10月7日〕
総務委員会会議記録
○開会日 令和6年10月7日
○場所 中野区議会第1委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後5時34分
○出席委員(9名)
杉山 司委員長
内野 大三郎副委員長
加藤 たくま委員
小林 ぜんいち委員
吉田 康一郎委員
平山 英明委員
浦野 さとみ委員
山本 たかし委員
森 たかゆき委員
○欠席委員(1名)
高橋 ちあき委員
○出席説明員
副区長 青山 敬一郎
副区長 栗田 泰正
企画部長 岩浅 英樹
企画部企画課長 中谷 博
企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長 国分 雄樹
企画部資産管理活用課長 半田 浩之
企画部財政課長 竹内 賢三
企画部広聴・広報課長、企画部秘書担当課長 矢澤 岳
総務部長 濵口 求
防災危機管理担当部長 吉沢 健一
DX推進室長 滝瀬 裕之
総務部総務課長 永見 英光
総務部物価高騰支援給付金担当課長、総務部防災危機管理課長 永井 亨忠
総務部法務担当課長 尾関 信行
総務部職員課長 中村 洋
総務部人事政策・育成担当課長 松丸 晃大
総務部施設課長 大須賀 亮
総務部契約課長 原 太洋
総務部防災担当課長 福嶋 和明
総務部生活・交通安全担当課長 久保 貴
総務部DX推進室デジタル政策課長、総務部DX推進室新区役所整備課長 瀬谷 泰祐
総務部DX推進室デジタル基盤整備担当課長 保積 武範
総務部DX推進室庁舎管理担当課長 増子 英宏
会計室長 古本 正士
選挙管理委員会事務局長 永田 純一
監査事務局長 吉村 恒治
○事務局職員
事務局長 堀越 恵美子
事務局次長 林 健
書記 森園 悠
書記 堀井 翔平
○委員長署名
審査日程
○議案
第64号議案 中野区個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例
第65号議案 建物の買入れについて
第66号議案 南台小学校校舎新築工事等請負契約に係る契約金額の変更について
第67号議案 明和中学校校舎新築工事等請負契約に係る契約金額の変更について
第68号議案 明和中学校校舎新築に伴う機械設備工事請負契約に係る契約金額の変更について
第69号議案 明和中学校校舎新築に伴う電気設備工事請負契約に係る契約金額の変更について
第70号議案 南台小学校校舎新築に伴う機械設備工事請負契約に係る契約金額の変更について
第71号議案 南台小学校校舎新築に伴う電気設備工事請負契約に係る契約金額の変更について
第73号議案 中野中学校跡施設校舎耐震改修工事等請負契約に係る契約金額の変更について
第74号議案 旧中野刑務所正門移築及び修復工事請負契約に係る契約金額の変更について
第75号議案 旧中野本郷小学校校舎等解体工事請負契約に係る契約金額の変更について
第76号議案 江原小学校環境改善改修工事請負契約に係る契約金額の変更について
第77号議案 第五中学校環境改善改修工事請負契約に係る契約金額の変更について
第78号議案 特別区道43-250バリアフリー化改良工事請負変更契約
第79号議案 南台小学校新校舎用什器類の買入れについて
第80号議案 明和中学校新校舎用什器類の買入れについて
第89号議案 令和6年度中野区一般会計補正予算
○所管事項の報告
1 令和7年度国・都の施策及び予算に関する要望について(企画課)
2 中野区構造改革実行プログラムについて(企画課)
委員長
定足数に達しましたので、総務委員会を開会します。
(午後1時00分)
本定例会における審査日程及び3日間の割り振りについて協議するため、委員会を休憩します。
(午後1時00分)
委員長
委員会を再開します。
(午後1時00分)
本定例会における委員会の審査日程についてお諮りします。お手元の審査日程(案)(資料1)に沿い、1日目は議案の審査、続いて所管事項の報告の8番までを行い、2日目は残りの所管事項の報告以下を行い、3日目は進行状況を見て改めて御相談したいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
次に、議案の審査についてですが、第66号議案、第70号議案、第71号議案の計3件は関連しますので、一括して審査したいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
また、第67号議案、第68号議案、第69号議案の計3件は関連いたしますので、こちらも一括して審査したいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
なお、審査に当たっては、午後5時を目途に進め、3時頃に休憩を取りたいと思いますので、御協力のほうお願いいたします。
それでは、議事に入ります。
議案の審査を行います。
第64号議案、中野区個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例を議題に供します。
理事者の補足説明を求めます。
瀬谷総務部DX推進室デジタル政策課長
それでは、第64号議案、中野区個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部改正につきまして、お手元の資料を基に補足説明いたします。
今回、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律第19条第8号に基づく利用特定個人情報の提供に関する命令の施行に合わせて規定を整備すること、また、個人番号を利用することができる事務、連携情報を追加する必要があることから条例を改正するものです。
改正の内容になります。
新旧対照表を御覧ください。右側が現行、左側が改正案となっており、下線が改正部分となります。
第1条関係といたしましては、法第19条第8号に基づく命令の施行に伴いまして、別表第2中の地方税関係情報などの語句について規定を整備する内容です。
ページをおめくりいただきまして、3ページ目、下方から第2条関係として書いてございます。こちらの内容につきましては、改正内容が2点あります。
1点目につきましては、別表第1の個人番号利用事務におむつの支給に関する事務を追加し、別表第2の利用する特定個人情報に地方税関係情報、または介護保険給付等関係情報を追加いたします。
2点目は、児童育成手当の支給に関する事務及びひとり親家庭等の医療費の助成に関する事務について、別表第2の利用する特定個人情報に戸籍関係情報、公的給付支給等口座登録簿関係情報を追加いたします。
最後、最終の6ページ目を御覧ください。本条例の施行時期につきましては、第1条の規定につきましては公布の日から、第2条の規定につきましては令和7年6月1日から施行することとしています。第2条関係につきましては、国の個人情報保護委員会に届出を行い、当該委員会が示す情報連携の開始日を施行日としているものです。
補足説明は以上です。よろしく御審議のほどお願いいたします。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はございませんか。
平山委員
ひとり親家庭の医療費の助成に関する事務であって規則で定めるものに戸籍関係情報と公的給付支援等口座登録簿関係情報、または公的給付の支給等の迅速かつ確実な云々というのがございますよね。これを追加される理由は何なんですか。
瀬谷総務部DX推進室デジタル政策課長
こちらにつきましては、今でも戸籍情報を把握する必要がある場合は戸籍謄本も提出を頂いているところです。また、口座情報につきましては通帳等の写し等を頂いているところです。こちらの連携情報に登録することによって、御本人の了承を得てということになりますが、戸籍情報と公金受取口座の項目を追加することによって情報を取得できることになります。このため、書類の提出が省略できるようになるというふうに考えているものです。
平山委員
運用はいつから始められるんですか。
瀬谷総務部DX推進室デジタル政策課長
施行の日が、こちら国のほうに届け出まして、令和7年6月1日からできるようになりますので、それ以降という形で考えております。
平山委員
令和7年6月1日以降の早い段階で、中野区としてもこれらに関してマイナンバーの活用を行われるということでいいんですか。
瀬谷総務部DX推進室デジタル政策課長
委員おっしゃるとおりです。
委員長
他に質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、取扱いを協議するため、委員会を休憩します。
(午後1時06分)
委員長
委員会を再開します。
(午後1時07分)
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結します。
次に、意見の開陳を行います。意見はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結します。
次に、討論を行います。討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結します。
これより第64号議案について採決を行います。
お諮りします。第64号議案、中野区個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第64号議案の審査を終了します。
次に、第65号議案、建物の買入れについてを議題に供します。
理事長の補足説明を求めます。
半田企画部資産管理活用課長
それでは、第65議案、建物の買入れにつきまして、お手元の資料に沿って補足説明をさせていただきます。(資料3)
1番、取得財産の種類及び表示でございます。建物の名称は薬師駅前協同ビル、所在地、棟数、構造、規模につきましては、資料のほうをお読み取り願います。
2番、取得方法につきましては、地方自治法施行令第167条の2第1項第2号の規定に基づく随意契約となります。
3番、取得価格につきましては、9億2,517万9,741円でございます。
4番、契約の相手先は中野区土地開発公社。
5番、契約予定日は令和6年10月下旬でございます。
なお、資料裏面に位置図及び建物写真を掲載してございますので、併せて御覧ください。
補足説明は以上になります。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はございませんか。
吉田委員
この取得価格の計算の方法というか、どのようなプロセスを経てこの価格に決めたのか教えてください。
半田企画部資産管理活用課長
本件につきましては、東京都都市計画道路事業の区画街路、中野区区画街路第3号線の事業ということで今回土地のほうを取得するものでございます。都市計画事業に係る建物の取得につきましては、計算式等定まっておりますので、その計算式に基づいて今回建物評価を行っているところでございます。
吉田委員
これは財産価格審議会とか、何か審議会にかけて、これが妥当かどうかとか確認するような、そういうプロセスは入っているんですか。
半田企画部資産管理活用課長
本件につきましては、今回この事業の運営のために地権者の方にこの場所から移転していただくということになりますので、その補償費も含めて計算式に基づいて算定しているものでございまして、特に土地の鑑定とか、そういったことについては行ってございません。
委員長
他に質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、取扱いを協議するため、委員会を休憩します。
(午後1時11分)
委員長
委員会を再開します。
(午後1時11分)
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結します。
次に、意見の開陳を行います。意見はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結します。
次に、討論を行います。討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結します。
これより第65号議案について採決を行います。
お諮りします。第65号議案、建物の買入れについてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第65号議案の審査を終了します。
次に、第66号議案、南台小学校校舎新築工事等請負契約に係る契約金額の変更について、第70号議案、南台小学校校舎新築に伴う機械設備工事請負契約に係る契約金額の変更について、第71号議案、南台小学校校舎新築に伴う電気設備工事請負契約に係る契約金額の変更についての3件を一括して議題に供します。
理事者の説明を求めます。
原総務部契約課長
それでは、第66号議案、第70号議案、第71号議案につきまして一括して補足説明いたします。
本議案は、南台小学校新校舎整備工事に係る契約変更議案として御審査を頂くものでございます。
初めに、第66号議案でございます。(資料4)
本議案は、令和3年6月15日に議決されました令和3年第41号議案、南台小学校校舎新築工事等請負契約について、令和4年3月25日に議決された令和4年第19号議案、南台小学校校舎新築工事等請負契約に係る契約金額の変更について、同年10月19日に議決された令和4年第69号議案、南台小学校校舎新築工事等請負契約に係る契約金額の変更について及び令和6年3月21日に議決された令和6年第20号議案、南台小学校校舎新築工事等請負契約に係る契約金額の変更についてによる変更後の契約金額を変更するものでございます。
1番、契約金額ですが、変更前の契約金額は47億1,801万3,600円、変更後の契約金額は49億2,272万3,600円で、今回増額となる金額は2億471万円となります。
2番、契約者につきましては、冨士工・明成・薩摩建設共同企業体。
3番、変更する理由でございますが、労務単価等の上昇に伴いまして、工事請負契約約款第26条、いわゆるインフレスライド条項に基づき、契約金額を変更するものでございます。
続きまして、第70議案でございます。(資料5)
本議案は、令和4年10月19日に議決されました令和4年第74号議案、南台小学校校舎新築に伴う機械設備工事請負契約について、令和5年10月20日に議決された令和5年第72号議案、南台小学校校舎新築に伴う機械設備工事請負契約に係る契約金額の変更についてによる変更後の契約金額を変更するものでございます。
1番、契約金額でございますが、変更前の契約金額は8億9,283万7,000円、変更後の契約金額は9億4,685万8,000円で、今回増額となる金額は5,402万1,000円となります。
2番、契約者につきましては、さかえ・横山建設共同企業体。
3番、変更する理由ですが、こちらもインフレスライド条項に基づき、契約金額を変更するものでございます。
続きまして、第71号議案でございます。(資料6)
本議案は、令和4年10月19日に議決されました令和4年第75号議案、南台小学校校舎新築に伴う電気設備工事請負契約について、令和5年10月20日に議決された令和5年第73号議案、南台小学校校舎新築に伴う電気設備工事請負契約に係る契約金額の変更についてによる変更後の契約金額を変更するものでございます。
1番、契約金額ですが、変更前の契約金額は4億9,954万3,000円、変更後の契約金額は5億5,288万2,000円で、今回増額となる金額は5,333万9,000円となります。
2番、契約者につきましては、宮崎・東新建設共同企業体。
3番、変更する理由でございますが、こちらもインフレスライド条項に基づき、契約金額を変更するものでございます。
補足説明は以上でございます。御審査のほどお願い申し上げます。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はございませんか。
加藤委員
確認ですけど、これは契約金額変更の前に補正予算って組まれていたんでしたっけ。
原総務部契約課長
3議案とも補正予算、第2回定例会での補正予算で議決を得ているものを含んでございます。
加藤委員
そのときに積算した金額と今日時点、最終的にやるのか分かんないですけど、その補正予算のときの金額がそのままここに来るのか、インフレスライドを適用して、起点が契約日で、そこからインフレを加味してということなんですけど、どこの時点で計算し終わった数字になるんですか。
大須賀総務部施設課長
適用日ですけども、基準日を定めまして、その基準日以降の残工事についてインフレスライドが適用されますので、その基準日時点の単価の金額になって、その後、その額で補正予算を組んだということになります。
加藤委員
補正予算を組もうとしたときが適用している期間ということでいいんですよね。
大須賀総務部施設課長
そのとおりでございます。
加藤委員
最後の支払いのときは、全てが計算されて反映されたものが最終的に支払われるということなんですか。
大須賀総務部施設課長
本工事は部分払いがありまして、出来高によって部分払いはあるんですけども、最終的には工事完了後に残り残額が支払われるということになっています。
小林委員
1点確認なんですけども、南台小学校の工事は今全体が少し遅れているじゃないですか。それはインフレスライド等によっての遅れがあるんでしょうか。それとも、地下の埋設物でしたっけ、それがたしか出たのは南台小学校だったと思うんですけども、それも含めての遅れなのか、その辺の確認を1点お願いします。
大須賀総務部施設課長
工事の遅れにつきましては、主に人員の、作業員さんの不足が大きいです。今回のインフレスライドに関して作業が遅れているといった関係性はありません。
小林委員
分かりました。今、2024年問題も含めて、それから週休2日、それから公契約条例などに基づいてということで、なかなか当初予定していたよりも物価高と、それからそういった意味での人員確保と、やっぱり他現場との兼ね合いもあったり、それから請負時との様々な契約が少しずれてきているような時期でもあると思ったので、インフレスライド条項に関わることだけがここに、この後の物件もそうなんですけども、来ているのかなというふうに思ったので確認をさせていただきました。
そうすると、その遅れについては、人員の確保がきちっと今後できていくのか、それについては確認をされていますか。
大須賀総務部施設課長
作業員の確保については、施設課のほうからも受注者に対して指導していまして、現在作業員は十分確保されているというふうに認識しております。
加藤委員
今回、南台小学校だけで大体3億ぐらいが増えているわけですけど、第2回定例会で補正予算を組んだとき、財源ってどこになっているんですか。
竹内企画部財政課長
こちらのほうにつきましては基金から繰り入れる、そのような形で行ってございます。
加藤委員
1校だけで3億円、しかもまだ中間払いのところが抜けているという中で、予算上、基金の積立てというのは、このインフレスライドを想定されて積み立てられているのかなというぐらい、疑問に感じるぐらい大きな金額なんですが、その辺は想定された上での基金の積立てになっていると言えるのか伺います。
竹内企画部財政課長
基金の積立てに関しましては、減価償却費の25%という形で財政運営の考えに明記してございますけれども、こちらは年度当初になっていますので、補正予算の段階に関しては、こちらのほうは対応していないということでございます。
加藤委員
そうすると、インフレスライドが今後こういうふうに途中で、そういった議案が出てくるのが当たり前のようになってくるという意味においては、当初予算でそこも加味した上での財政を組んでいかないといけないのかなと考えますけど、今はそれはできていないということでよろしいのか、できていないのであれば、今後どうするのかお伺いします。
竹内企画部財政課長
物価高騰による影響というのは、かなり財政運営のほうにも支障が出ていると思います。なので、基金の積立て方をはじめとする財政運営の考え方につきましては、一定整理が必要と考えてございますので、そういったところも加味しながら、こちらのほう、また考え方を示していきたいと考えてございます。
委員長
他に質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、取扱いを協議するため、委員会を休憩します。
(午後1時24分)
委員長
委員会を再開します。
(午後1時25分)
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結します。
次に、意見の開陳を行います。意見はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結します。
次に、討論を行います。討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結します。
これより第66号議案について採決を行います。
お諮りします。第66号議案、南台小学校校舎新築工事等請負契約に係る契約金額の変更についてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第66号議案の審査を終了します。
続いて、第70号議案について採決を行います。
お諮りします。第70号議案、南台小学校校舎新築に伴う機械設備工事請負契約に係る契約金額の変更についてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第70号議案の審査を終了します。
続きまして、第71号議案について採決を行います。
お諮りします。第71号議案、南台小学校校舎新築に伴う電気設備工事請負契約に係る契約金額の変更についてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第71号議案の審査を終了します。
次に、第67号議案、明和中学校校舎新築工事等請負契約に係る契約金額の変更について、第68号議案、明和中学校校舎新築に伴う機械設備工事請負契約に係る契約金額の変更について、第69号議案、明和中学校校舎新築に伴う電気設備工事請負契約に係る契約金額の変更についての3件を一括して議題に供します。
理事者の補足説明を求めます。
原総務部契約課長
それでは、第67号議案、第68号議案、第69号議案につきまして一括して補足説明いたします。
本議案は、明和中学校新校舎整備に係る契約変更議案として御審査を頂くものでございます。
初めに、第67号議案でございます。(資料7)
本議案は、令和4年2月17日に議決されました令和4年第20号議案、明和中学校校舎新築工事等請負契約について、令和5年2月15日に議決された令和5年第18号議案、明和中学校校舎新築工事等請負契約に係る契約金額の変更について及び同年10月20日に議決された令和5年第69号議案、明和中学校校舎新築工事等請負契約に係る契約金額の変更についてによる変更後の契約金額を変更するものでございます。
1番、契約金額でございますが、変更前の契約金額は46億4,098万9,000円、変更後の契約金額は48億2,351万5,300円で、今回増額となる金額は1億8,252万6,300円となります。
2番、契約者につきましては、協永・米持・進藤建設共同企業体。
3番、変更する理由でございますが、設計変更及び労務単価等の上昇に伴いまして、工事請負契約約款第19条及び第25条並びに第26条、いわゆるインフレスライド条項に基づき、契約金額を変更するものでございます。
続きまして、第68号議案でございます。(資料8)
本議案は、令和4年10月19日に議決されました令和4年第72号議案、明和中学校校舎新築に伴う機械設備工事請負契約について、令和5年10月20日に議決された令和5年第70号議案、明和中学校校舎新築に伴う機械設備工事請負契約に係る契約金額の変更についてによる変更後の契約金額を変更するものでございます。
1番、契約金額でございますが、変更前の契約金額は8億9,787万5,000円、変更後の契約金額は9億4,892万6,000円で、今回増額となる金額は5,105万1,000円となります。
2番、契約者につきましては、日管・富士熱建設共同企業体。
3番、変更する理由ですが、こちらインフレスライド条項に基づき、契約金額を変更するものでございます。
続きまして、第69号議案でございます。(資料9)
本議案は、令和4年10月19日に議決されました令和4年第73号議案、明和中学校校舎新築に伴う電気設備工事請負契約について、令和5年10月20日に議決された令和5年第71号議案、明和中学校校舎新築に伴う電気設備工事請負契約に係る契約金額の変更についてによる変更後の契約金額を変更するものでございます。
1番、契約金額ですが、変更前の契約金額は4億7,620万4,300円、変更後の契約金額は5億2,688万1,300円で、今回増額となる金額は5,067万7,000円となります。
2番、契約者につきましては、丸電・サンエツ建設共同企業体。
3番、変更する理由でございますが、こちらもインフレスライド条項に基づき、契約金額を変更するものでございます。
補足説明は以上でございます。御審査のほどお願い申し上げます。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、取扱いを協議するため、委員会を休憩します。
(午後1時31分)
委員長
委員会を再開します。
(午後1時32分)
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結します。
次に、意見の開陳を行います。意見はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結します。
次に、討論を行います。討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結します。
これより第67号議案について採決を行います。
お諮りします。第67号議案、明和中学校校舎新築工事等請負契約に係る契約金額の変更についてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第67号議案の審査を終了します。
次に、第68号議案、明和中学校校舎新築に伴う機械設備工事請負契約に係る契約金額の変更についてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第68号議案の審査を終了します。
続きまして、第69号議案について採決を行います。
お諮りします。第69号議案、明和中学校校舎新築に伴う電気設備工事請負契約に係る契約金額の変更についてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第69号議案の審査を終了します。
次に、第73号議案、中野中学校跡施設校舎耐震改修工事等請負契約に係る契約金額の変更についてを議題に供します。
理事者の補足説明を求めます。
原総務部契約課長
それでは、第73号議案、中野中学校跡施設校舎耐震改修工事等請負契約に係る契約金額の変更について補足説明をさせていただきます。(資料10)
本議案は、令和5年10月20日に議決されました令和5年第74号議案、中野中学校跡施設校舎耐震改修工事等請負契約について契約金額を変更するものでございます。
1番、契約金額ですが、変更前の契約金額は10億3,400万円、変更後の契約金額は10億6,942万円で、今回増額となる金額は3,542万円となります。
2番、契約者につきましては、米持・明成建設共同企業体。
3番、変更する理由でございますが、労務単価等の上昇に伴いまして、インフレスライド条項に基づき、契約金額を変更するものでございます。
補足説明は以上でございます。御審査のほどお願い申し上げます。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、取扱いを協議するため、委員会を休憩します。
(午後1時35分)
委員長
委員会を再開します。
(午後1時35分)
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結します。
次に、意見の開陳を行います。意見はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結します。
次に、討論を行います。討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結します。
これより第73号議案について採決を行います。
お諮りします。第73号議案、中野中学校跡施設校舎耐震改修工事等請負契約に係る契約金額の変更についてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第73号議案の審査を終了します。
次に、第74号議案、旧中野刑務所正門移築及び修復工事請負契約に係る契約金額の変更についてを議題に供します。
理事者の補足説明を求めます。
原総務部契約課長
それでは、第74号議案、旧中野刑務所正門移築及び修復工事請負契約に係る契約金額の変更について補足説明をさせていただきます。(資料11)
本議案は、令和6年2月16日に議決されました令和6年第22号議案、旧中野刑務所正門移築及び修復工事請負契約について契約金額を変更するものでございます。
1番、契約金額ですが、変更前の契約金額は8億6,900万円、変更後の契約金額は8億8,671万円で、今回増額となる金額は1,771万円となります。
2番、契約者につきましては、清水建設株式会社。
3番、変更する理由ですが、労務単価等の上昇に伴いまして、インフレスライド条項に基づき、契約金額を変更するものでございます。
補足説明は以上でございます。御審査のほどお願い申し上げます。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、取扱いを協議するため、委員会を休憩します。
(午後1時38分)
委員長
委員会を再開します。
(午後1時38分)
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結します。
次に、意見の開陳を行います。意見はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結します。
次に、討論を行います。討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結します。
これより第74号議案について挙手により採決を行います。
お諮りします。第74号議案、旧中野刑務所正門移築及び修復工事請負契約に係る契約金額の変更についてを原案どおり可決すべきものと決することに賛成の委員は挙手願います。
〔賛成者挙手〕
委員長
挙手多数、よって本件は可決すべきものと決しました。
以上で第74号議案の審査を終了します。
次に、第75号議案、旧中野本郷小学校校舎等解体工事請負契約に係る契約金額の変更についてを議題に供します。
理事者の補足説明を求めます。
原総務部契約課長
それでは、第75号議案、旧中野本郷小学校校舎等解体工事請負契約に係る契約金額の変更について補足説明をさせていただきます。(資料12)
本議案は、令和6年2月16日に議決されました令和6年第26号議案、旧中野本郷小学校校舎等解体工事請負契約について契約金額を変更するものでございます。
1番、契約金額ですが、変更前の契約金額は3億4,430万円、変更後の契約金額は3億4,802万9,000円で、今回増額となる金額は372万9,000円となります。
2番、契約者につきましては、株式会社前田産業。
3番変更する理由でございますが、労務単価等の上昇に伴いまして、インフレスライド条項に基づき、契約金額を変更するものでございます。
補足説明は以上でございます。御審査のほどお願い申し上げます。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はございませんか。
平山委員
第66号議案から始まって、この第75号議案までの9本がいわゆるインフレスライド条項に基づくものということですよね。インフレスライド条項って約款を結んで、これは先方が申請をされるわけですよね。先方から申請があった、工事約款に基づいて区のほうで増額をしなければならない。仮に議案が否決されたらどうなるんですか。
原総務部契約課長
変更契約というものが結べない状況になるかと思います。
平山委員
結べない場合はどうなるんですか。
原総務部契約課長
当該定例会において増額を伴う契約変更ができないというものでございます。
平山委員
いやいや、相手方があることじゃないですか。区は、契約約款に基づくものなんでしょう。だけど、議会の議決が得られないということになれば、やむなしということになるということなんですかね。じゃ相手方に対しては、申請があったけども、これはお支払いできないですということになるということですか。
原総務部契約課長
あくまでこちらの議案としては、約款に則り適切に計算した結果でございます。そちらの内容を御審査いただいた中で、基本的にはこちらのほうではとにかく説明をさせていただく、説明を尽くす、そういった形で御理解いただくということになろうかと思います。
平山委員
とは言っても議案なわけじゃないですか。もちろん議会側でどうジャッジをするかということはあるんですけど、その決定に一時は執行機関側として議決には従わなければいけないわけですよね。ただ、しかしながら相手と交わしているものもあって、約束しておいて、申請したらお金が出ませんと言われたら、それは訴訟問題ですよね。等々を考えると、例えばの話、先々のことを知っておきたいんです、否決をする場合の。今定例会中はなかなか難しくなるのかな、議案の再提出みたいな形になるんですか、想定としては。
原総務部契約課長
現状、受注者の方と仮契約の変更というものを結んでいる状況でございます。こちら本契約に至るに当たっての条件として、議会での議決を得られることということを付してございます。なので、本定例会において議決が得られなかったという場合は、今回においては契約変更ということではなく、その後の対応というものについては、また改めて確認、協議という形になろうかと思います。
平山委員
これが例えば最初の契約、区のほうで入札をやりました、相手方が決まりました、ここと契約を結ぼうとする。この段階ではまだ仮契約で、契約は結んでいないわけですよね。じゃ契約として成立を今している状態です。しかも、それらの契約というのは、この26条の約款というものが乗っかってきている状態にあって、インフレスライドに基づく増額を先方が申請をしてきた。最初の段階とは違うわけなんですよね。今ある契約に26条が乗っかってきている状態だから。いやいや、これは仮契約ですから、議会の理解が得られませんので、なかなか本契約には至りませんというのは、なかなかのことですよね。それは区側が約款の違反ということにはならないんですか。
原総務部契約課長
あくまで契約約款につきましては公表しているもの、そちらを最初から使わせていただいています。なので、契約に当たって、また契約変更に当たって、都度仮契約後、議決を経て本契約に至るというところの道筋というものは示しているものでございますので、問題というものはないと認識してございます。
平山委員
問題ないんだ。これで、この件はまだちょっと質問を続けるので、とはいえ、そもそも定めている約款があるわけですよ。それは区が公に対して定めているものであって、ということは、契約をして受注をした時点で、私の考えでは相手方にはその権利があると思っているんですね。だから、議決に至らなかったので、仮契約から契約に至るには議決が必要なので、議決が得られなかった場合にはしようがないという区側の考えというのは、ちょっといかがかなと思いましたけど、なかなか厄介な話だなと思いながら、この件はこの件として、次の質問に行きますけど、先ほど加藤委員も質問されていましたが、これで9本で約6億円ぐらいなんですよ。7億円には満たないぐらいかな。その下のものを上げると、やっぱり7億円ぐらいになってしまう。結構な額なんですよね。いやいや、補正予算を議決しておいて今さらと言われるかもしれないですけど、こうやって一覧で並んでみるとなかなかだなと。基本的には物価高騰によるものじゃないですか。先ほどの質疑の部分での財源については基金を入れましたと。基金じゃない場合には財政調整基金で充てなきゃいけないんでしょう。財源をどうするかというのもなかなか難しいもので、ただ、こういうものって当然起債がかけられたりするものではないわけじゃないですか。額を見ても何を見ても。あと、スピードを見てもね。等々を考えると、1年の中でどれぐらいこういう経費が必要なのかなというのを真剣に考えていかないと、先ほどの質問とかぶりますけども、ちょっとしんどいなという感想を率直に持つんですが、現状で、いわゆるこういった工事に当たって、この物価高騰の割合というのは、大体年間でどれぐらいかという想定はなされているんですか。
大須賀総務部施設課長
翌年度の工事費の算定に当たりましては、ある程度、物価高騰を見通して予算のほうは計上しております。その年度によって上昇率は変わってきますが、一定程度その上昇率分は見込んで予算のほうは計上しております。
平山委員
それはそうだと思うんですよ。それは予算の話じゃないですか。見込んだものを上回るから補正予算が必要になってくるわけでしょう。だって、予算で見込んでいるのは契約時の金額でしょう。契約してから、インフレスライドとなると、かなり長期にわたる工事とかということになるんですけど、契約してからその後の間、物価高騰の影響により増額をしなくてはいけなくなった。これって当初から予算に見込んでいるわけじゃないじゃないですか。それをどれぐらいと考えていらっしゃるのかというか、大体の規模の、一定規模の工事の中で、3年かかる工事の場合だとこれぐらいの変化が今あるのではないかとか、そういう想定ってしていらっしゃるんですかという質問なんです。
竹内企画部財政課長
工事の年度ごとの案件、例えばおととしなどは新庁舎の工事の物価高騰のほうをやらせていただいているということもございます。そういったところもありますので、一概に全ての工事がどれぐらいの規模というのが当たるか分からないですけれども、ただ、今年度に関しては、委員おっしゃるとおり6億円、7億円というところの規模感、そして件数にもなっています。そうしたところは年々増加していく、これからも増加していく傾向にあるかもしれませんので、そういったことは想定に入れて、例えば基金、そういったことに対応するような積み増し方、そういったことも検討しながら財政運営を進めていかなければいけないかなと考えてございます。
平山委員
基金とおっしゃったのは財政調整基金だけじゃなくて、その他の特定目的基金もということですか。
竹内企画部財政課長
施設系に関するもの、財政調整基金の施設改修分、義務教育施設整備基金、また社会福祉施設整備基金、そういったところの施設系の基金は検討していく必要があるかなと考えてございます。
平山委員
それは具体的に言うと、今定めている減価償却率の何%というものよりも上回るものを積まないといけないという認識をお持ちだということですか。
竹内企画部財政課長
現状25%で足りていないということは、るる御議論いただいているところでございますので、そういったところの考え方であるとかパーセンテージ、そういったところも考慮しながら一定の整理というのは必要かと考えてございます。
平山委員
そこで聞きたかったのは、さっき整理して報告するというふうにおっしゃっていたので、今回の定例会なんかでも現行の25%で大丈夫なのかというのは、要は将来的にまた建築費というのは増額をしていくからという話なんですよね。でも、これってその瞬間の増額と、プラスアルファの年度をまたいで発生してくる増額って違うものなわけなんですよ。何が違うかって、片方は当初予算に見込めるけど、片方は当初予算に見込めないものなんですね。そう考えたときに、そこは縦分けて考えないと。例えば財政調整基金の年度間調整分なんかも同じで、今は財政的な非常事態が発生をしたというときに必要な分として200億円を積んでおきましょうという話になっているわけじゃないですか。でも、物価高騰って、じゃ果たして財政的な非常事態により生じているものなのかどうなのかということをきちんと財政課のほうで整理をされて、そうでないんだとしたならば、そっちにも積み増さなきゃいけないかもしれないじゃないですか。でも、それってなかなかの話でと思っていて、単純に第4回定例会でもいっぱい出るのかなとか、第5回定例会でも、実際にもう既にこの後の補正予算で増額が出ますからって考えると、年間、もしかすると今後結構いい額が、学校が1校建つとは言わないですけど、区有施設のそんなに大きくないものが1個建つぐらいのものがこの物価高騰というもので、当初予算とは違う積上げで支出をしていくようになるというふうになると、なかなか大変だなと思ったので、お考えをお尋ねしましたけども、そういったことも含めて、先ほど加藤委員に話されていましたけども、近くまとめてということは、第4回定例会ぐらいにはお考えを示していただけると思ってよろしいんですか。
竹内企画部財政課長
減価償却費の25%を年度当初に当該年度のものを積むのと、累計の減価償却費の25%を積み立てることに努めるという形で、二つの基準を設けるようにしています。当該年度のものに関しましては積増しができなくても、累計のところで一定の基準を見ながら財政運営をしているというようなことも現在行ってございます。それが物価高騰に対するものにどれだけ対応できているかというのは、慎重にこちらのほう検討して、一定の整理をして、どこかのタイミングでお示しをしたいかなと考えてございますが、その時期に関しましては未定でございます。
平山委員
来年度予算にかかってくる話なのかなと思っていて、やっぱり想定を超えて、想定を超えてって物価高騰の度合いが上がっているだけではなくて、今、区有施設の建設が並行していろいろ行われているということもあるわけじゃないですか。策としては、この先の建設を遅らせるという策もあるんでしょうし、いろんなことがあるかと思うんです。ただ、そういったことってやっぱり来年度の予算に何らかの形で影響してくるのかなというふうに思ったので、第4回定例会ぐらいかなというふうには申し上げましたが、なるべく早くお示しを頂ければと思いますので、よろしくお願いします。
委員長
他に質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、取扱いを協議するため、委員会を休憩します。
(午後1時55分)
委員長
委員会を再開します。
(午後1時56分)
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結します。
次に、意見の開陳を行います。意見はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結します。
次に、討論を行います。討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結します。
これより第75号議案について採決を行います。
お諮りします。第75号議案、旧中野本郷小学校校舎等解体工事請負契約に係る契約金額の変更についてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第75号議案の審査を終了します。
次に、第76号議案、江原小学校環境改善改修工事請負契約に係る契約金額の変更についてを議題に供します。
理事者の補足説明を求めます。
原総務部契約課長
それでは、第76号議案、江原小学校環境改善改修工事請負契約に係る契約金額の変更について補足説明いたします。(資料13)
本議案は、令和6年3月21日に議決された令和6年第23号議案、江原小学校環境改善改修工事請負契約に係る契約金額を変更するものでございます。
1番、契約金額でございますが、変更前の契約金額は3億2,362万円、変更後の契約金額は3億2,720万6,000円、今回増額となる金額は358万6,000円となります。
2番、契約者につきましては、進藤・トータル建設共同企業体。
3番、変更する理由でございますが、労務単価等の上昇に伴いまして、令和6年3月から適用する公共工事設計労務単価の運用に係る特例措置を行うため、工事請負契約約款第25条に基づき、契約金額を変更するものでございます。
補足説明は以上でございます。御審査のほどお願い申し上げます。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はございませんか。
山本委員
特例措置ということがこの次の議案でもあるんですけど、もうちょっと詳しく教えていただけますか。
原総務部契約課長
こちら特例措置という対応でございますが、対象工事が令和6年3月1日以降に契約した工事のうち、令和5年の旧労務単価を適用して予定価格を積算しているものでございます。こちらを令和6年3月から適用される新しい労務単価で再積算の上、契約金額を変更するものでございます。
山本委員
すると、特例措置を扱う契約金額の変更というのはありましたか。履歴について教えていただけますか。
原総務部契約課長
直近ですと、議会の議決という形で頂いているものとしては、令和3年の第2回定例会で武蔵台小学校の体育館の冷暖房化改修工事、塔山小学校の同じく体育館の冷暖房化改修工事、こういったものがございます。
委員長
他に質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、取扱いを協議するため、委員会を休憩します。
(午後2時00分)
委員長
委員会を再開します。
(午後2時00分)
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結します。
次に、意見の開陳を行います。意見はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結します。
次に、討論を行います。討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結します。
これより第76号議案について採決を行います。
お諮りします。第76号議案、江原小学校環境改善改修工事請負契約に係る契約金額の変更についてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第76号議案の審査を終了します。
次に、第77号議案、第五中学校環境改善改修工事請負契約に係る契約金額の変更についてを議題に供します。
理事者の補足説明を求めます。
原総務部契約課長
それでは、第77号議案、第五中学校環境改善改修工事請負契約に係る契約金額の変更について補足説明いたします。(資料14)
本議案は、令和6年3月21日に議決された令和6年第24号議案、第五中学校環境改善改修工事請負契約に係る契約金額を変更するものでございます。
1番、契約金額でございますが、変更前の契約金額は2億9,150万円、変更後の契約金額は3億86万1,000円、今回増額となる金額は936万1,000円となります。
2番、契約者につきましては、武蔵野建設産業株式会社。
3番、変更する理由でございますが、労務単価等の上昇に伴いまして、令和6年3月から適用する公共工事設計労務単価の運用に係る特例措置を行うため、契約金額を変更するものでございます。
補足説明は以上でございます。御審査のほどお願い申し上げます。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、取扱いを協議するため、委員会を休憩します。
(午後2時02分)
委員長
委員会を再開します。
(午後2時03分)
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結します。
次に、意見の開陳を行います。意見はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結します。
次に、討論を行います。討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結します。
これより第77号議案について採決を行います。
お諮りします。第77号議案、第五中学校環境改善改修工事請負契約に係る契約金額の変更についてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第77号議案の審査を終了します。
次に、第78号議案、特別区道43-250バリアフリー化改良工事請負変更契約を議題に供します。
理事者の補足説明を求めます。
原総務部契約課長
それでは、第78号議案、特別区道43-250バリアフリー化改良工事請負変更契約について補足説明いたします。(資料15)
本議案は、令和6年3月28日付で締結した特別区道43-250バリアフリー化改良工事に係る請負契約について、契約金額を増額する変更契約を締結するものでございます。契約した当初は、議会の議決に付すべき契約案件、予定価格1億8,000万円以上の工事請負契約ではございませんでしたが、今回、変更後の金額が1億8,000万円を超えるため、御審査を頂くものでございます。
1番、契約工事の概要については記載のとおりでございます。
2番、契約金額ですが、変更前の契約金額は1億7,765万円、変更後の契約金額は1億8,201万3,700円、今回増額となる金額は436万3,700円となります。
3番、契約者につきましては、株式会社会川組。
4番、変更する理由ですが、労務単価等の上昇に伴いまして、令和6年3月から適用する公共工事設計労務単価の運用に係る特例措置を行うため、契約金額を変更するものでございます。
5番、契約者の営業概要は記載のとおりです。
補足説明は以上でございます。御審査のほどお願い申し上げます。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、取扱いを協議するため、委員会を休憩します。
(午後2時05分)
委員長
委員会を再開します。
(午後2時06分)
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結します。
次に、意見の開陳を行います。意見はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結します。
次に、討論を行います。討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結します。
これより第78号議案について採決を行います。
お諮りします。第78号議案、特別区道43-250バリアフリー化改良工事請負変更契約を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第78号議案の審査を終了します。
次に、第79号議案、南台小学校新校舎用什器類の買入れについてを議題に供します。
理事者の補足説明を求めます。
原総務部契約課長
それでは、第79号議案、南台小学校新校舎用什器類の買入れにつきまして補足説明いたします。(資料16)
本議案は、議会の議決に付すべき契約案件、予定価格2,000万円以上の動産の買入れに当たり、御審査を頂くものでございます。
契約件名は南台小学校校舎新築に伴う什器類の買入れ、納入期限は令和7年3月14日、買入れの内容につきましては、2ページから4ページに品名や数量等をお示ししているとおり、計1,581点を購入するものでございます。
1番、契約金額は消費税相当額を含め6,709万7,250円。
2番、契約者は学校用品株式会社。
3番、契約の方法は一般競争入札。
4番、契約者の営業概要は記載のとおりでございます。
最終の5ページに入札経過調書を添付してございますので、お読みいただければと思います。
補足説明は以上でございます。御審査のほどお願い申し上げます。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はございませんか。
加藤委員
学童用というか、生徒用の机と椅子というのはここに入っていないんですけど、今使っているものをそのまま使う想定なんですか。
原総務部契約課長
南台小学校においては、現在使用している児童の机・椅子が、耐用年数というものがまだ到来していないということで、そのまま使うということでお聞きしております。
加藤委員
そしたら机と椅子以外にも、まだ使い続けるみたいな代表的なものがあったら教えていただきたいんですけど。
原総務部契約課長
ピアノであるとか、特別教室で使っている、理科室で使っている顕微鏡であるとか、そういったものは引き続き使っていくということでお聞きしてございます。
吉田委員
この第79号議案が南台小、この後ですけど第80号議案で明和中学校の同様の什器類の買入れという案件がかかってくると思うんですけど、買入れの経費節減のために、一般競争入札にする以外に何か工夫したことがあれば教えてください。
原総務部契約課長
まず契約課ということで申し上げますと、委員お話しいただいたとおり、手法としては一般競争入札を使っておりますので、一番廉価な金額で応札いただける方を広く募っているということでございます。なお、対象の物品については、教育委員会事務局で新校舎の運用を想定したときに必要なもの、そちらを購入するということで、確認作業はされている結果ということで認識してございます。
平山委員
加藤委員と同じ趣旨の質問なんですけど、机と椅子について、耐用年数は何年で、今現在何年使用されているかというのは分かりますか。
原総務部契約課長
児童・生徒の机・椅子につきましては15年とお聞きしております。
平山委員
今の学校にあるのは何年使っているかって分かりますか。
原総務部契約課長
こちらは2012年に購入されたということを聞いてございます。
平山委員
じゃあ12年間ぐらいかな。ちなみに公共施設、学校じゃない区有施設の場合って、やっぱり同じように耐用年数はあるんですか。例えば職員の方の事務机とかって。
委員長
答えられますか、どなたか。答弁保留なら答弁保留と言ってください。
委員会を休憩します。
(午後2時12分)
委員長
委員長を再開します。
(午後2時14分)
古本会計室長
物品はそれぞれの所管で物品管理者が管理をしております。物品の使われ方についても一般的な、何年たったら必ず買い換えるというふうな基準はないんですけども、それぞれの所管で、使われ方によって消耗していって、もし買い換えたりとか不要になったような場合にはあっせんを行って、さらに不要になった場合には各課で処分をするということでございます。
平山委員
今のお話でいうと、特に期限は設けていらっしゃらないと。その物の状況によって各課が判断をするということでよろしいんですか。
古本会計室長
そのとおりでございます。
平山委員
じゃどうして学校は決まっちゃっているんですか、15年で。それとも今回は15年という減価償却の期間というのがあって、ただ、1個1個見た上で、これはまだ使えるという判断だったのか、それとも15年という線引きの中で、今回は新規購入をしないという判断をされたのか、これはどっちなんですか。
原総務部契約課長
あくまで学校においてはですけれど、子どもたちの机・椅子という、JIS規格にのっとったものを購入しておりまして、そちらの耐用年数というものは15年、そちらを基本的には見ているということで聞いてございます。今回、そうした期限が少なくとも到来していないというような事実を踏まえて、購入は見送っていると聞いてございます。
平山委員
これで最後の確認、とはいえ、事務所の机・椅子って長く使っていらっしゃると思うんですよ。昔、旧庁舎の役所の控室の僕らの机なんて、いつのなんだろうというぐらいの机だったりしたんで、ただ、椅子は新しかったそうなんです。となると、考え方としてですよ、先ほど庁内のものとか、あるいは出張所のものとか、職員の方が使われるものには定まった年数はないとおっしゃったんですけど、それは一定、基本的には長く使われるから、要するに15年で減価償却なんだけど、20年、25年って使っていくことのほうが多いからという理解でいいんですか。そうではなくて、ただ単に学校だけが15年という一つの区切りがあって、職員の方が使われるものというのには区切りが単純にないということなんですか。これはどちらなんですか。
古本会計室長
物品管理規則では、区の所管と、学校内は学校長と、同じような同列で規定されていますので、学校だけ厳格に一定期間たったら買い換えるということはございません。
平山委員
一定期間たったから買い換えるということはない、じゃあ15年満たない場合でも学校の机と椅子は買い換えることはあり得るということでいいんですか、今そうお答えになったから。
古本会計室長
学校の机に限らずですけども、一般的に故障、備品が壊れた場合には修繕をする、修理をしますけども、よく古いものですと交換する部品が、もう製造されていないというようなことがあれば廃棄して、新しいものを購入するということになろうかと思います。
平山委員
そうではなくて、学校のものは原則15年で交換しているんでしょう。そうではないんですか。これは校舎の建て替えだからこういう話になっているだけで、既存の校舎が、でも、そういう議決をしたような気がするんですけど、学校の場合って一定の耐用年数が来たら交換されるんじゃなかったでしたっけ。そうではないというお答えでいいんですか。それとも、それは教育委員会なので所管外というのであれば、そうお答えいただいて、あとは違う場所で聞こうと思うんですけど、どうでしょう。
古本会計室長
学校のほうの所管は教育委員会ですので、詳しいことは承知はしておりませんが、一般論としては先ほど申し上げたとおりでございます。
平山委員
確認ですが、要するに資産管理をされる会計室としては、学校の備品であったとしても、基本15年というところで特段線を引くことはないという認識を持っていらっしゃるということでいいですか。ここだけは確認させてください。
古本会計室長
そのとおりでございます。
平山委員
だったら今回、1年生の椅子だけでも、新1年生の机と椅子だけでも買い換えてあげればよかったのにって思っちゃうわけなんですよ。まあ、いいです。本当に思うところがあって、そうじゃないんじゃないかなというキャッチボールもあったんですけど、長くなりそうなので、これで終わります。
委員長
委員会を休憩します。
(午後2時20分)
委員長
委員長を再開します。
(午後2時23分)
委員長
他に質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、取扱いを協議するため、委員会を休憩します。
(午後2時23分)
委員長
委員会を再開します。
(午後2時23分)
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結します。
次に、意見の開陳を行います。意見はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結します。
次に、討論を行います。討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結します。
これより第79号議案について採決を行います。
お諮りします。第79号議案、南台小学校新校舎用什器類の買入れについてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第79号議案の審査を終了します。
次に、第80号議案、明和中学校新校舎用什器類の買入れについてを議題に供します。
理事者の補足説明を求めます。
原総務部契約課長
それでは、第80号議案、明和中学校新校舎用什器類の買入れにつきまして補足説明いたします。(資料17)
本議案は、議会の議決に付すべき契約案件、予定価格2,000万円以上の動産の買入れに当たり、御審査を頂くものでございます。
契約件名は明和中学校校舎新築に伴う什器類の買入れ、納入期限は令和7年3月14日、買入れの内容につきましては、2ページから5ページに品名や数量等をお示ししているとおり、計4,376点を購入するものでございます。
1番、契約金額は消費税相当額を含め1億3,112万円。
2番、契約者は幸和商事株式会社。
3番、契約の方法は一般競争入札。
4番、契約者の営業概要は記載のとおりでございます。
なお、最終の6ページに入札経過調書を添付してございますので、お読み取りいただければと思います。
補足説明は以上でございます。御審査のほどお願い申し上げます。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はございませんか。
吉田委員
明和中学校、生徒数は何人でしたっけ。
原総務部契約課長
明和中学校、令和6年5月1日現在の生徒数でございますが、529名となっております。
吉田委員
規定に基づいて購入していると思うんですけど、生徒数の倍ぐらいを購入ということですね。
原総務部契約課長
例えば生徒用、教室用の机・椅子ということでございますと、生徒が使うもののほか、予備教室であるとか特別・少人数指導教室、そういったものでも使う分を含んでいるということで聞いてございます。
委員長
他に質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、取扱いを協議するため、委員会を休憩します。
(午後2時27分)
委員長
委員会を再開します。
(午後2時27分)
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結します。
次に、意見の開陳を行います。意見はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結します。
次に、討論を行います。討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結します。
これより第80号議案について採決を行います。
お諮りします。第80号議案、明和中学校新校舎用什器類の買入れについてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第80号議案の審査を終了します。
次に、第89号議案、令和6年度中野区一般会計補正予算を議題に供します。
なお、本議案は当委員会に付託されておりますけれども、区民・厚生・建設・子ども文教委員会でそれぞれ関係分を審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送られることになっておりますので御承知おきください。
それでは、本件について理事者から補足説明を求めます。
竹内企画部財政課長
それでは、第89号議案、令和6年度中野区一般会計補正予算につきまして補足説明をさせていただきます。
初めに、議案書の10ページ、11ページを御覧ください。歳入歳出予算の総括表でございます。歳入歳出とも32億4,048万6,000円を増額し、補正後予算額は2,078億9,282万2,000円となるものでございます。
内容につきまして、歳出で御説明をさせていただきます。
14ページ、15ページを御覧ください。3款総務費、1項総務費、5目防災危機管理費でございます。防犯設備の整備に関する地域団体への補助に係る経費を増額するものでございます。
続きまして、16ページ、17ページを御覧ください。4款区民費、1項区民費でございます。
まず、1目区民サービス費でございます。戸籍住民課窓口の混雑緩和に係る経費を増額するものでございまして、具体的には案内表示機を増設するものでございます。
続きまして、2目戸籍住民費でございます。2の戸籍につきまして、戸籍及び住民票等への氏名の振り仮名記載等に伴う戸籍情報総合システムの改修に係る経費を増額するものでございます。
続きまして、4の証明につきまして、戸籍住民課窓口の混雑緩和に係る経費を増額するものでございまして、具体的には窓口証明書交付サービス用の端末を設置するものでございます。
続きまして、18ページ、19ページを御覧ください。6款地域支えあい推進費、1項地域支えあい推進費、2目地域包括ケア推進費でございます。すこやか障害者相談支援事業運営委託に係る経費を増額するものでございます。
続きまして、20ページ、21ページを御覧ください。7款健康福祉費、1項健康福祉費でございます。
まず、1目福祉推進費でございます。令和7年4月の障害児通所給付認定業務の簡素化の制度改正に伴いまして、高齢・障害福祉業務管理システムの改修に係る経費を増額するものでございます。
次に、3目障害福祉費でございます。2点ございまして、まず1点目、新たに医療的ケア事業者が開設されることに伴い、重症心身障害児通所支援事業所への運営補助に係る経費を増額するものでございます。
次に2点目、知的・発達等障害児通所支援施設指定管理運営委託に係る修正申告等及び追納の経費を増額するものでございます。
続きまして、22ページ、23ページを御覧ください。10款まちづくり推進費、1項まちづくり推進費でございます。
まず、2目まちづくり事業費でございます。事業進捗により用地折衝等の経費が当初予算を超える見込みであるため、大和町地区避難道路1号線・2号線の用地取得事業に係る経費を増額するものでございます。
続きまして、3目中野駅周辺まちづくり費でございます。四季の都市方面デッキの整備について、UR都市機構と新たに工事施行協定を締結したため、経費を増額するものでございます。
続きまして24ページ、25ページを御覧ください。12款諸支出金、1項積立金、1目積立金でございます。令和5年度の実質収支、いわゆる決算剰余金が34億8,672万2,000円で令和6年度に繰り越されました。繰越金を財源にした積立ては4億円を当初予算で計上済みのため、差し引き30億8,672万2,000円につきまして、財政調整基金、社会福祉施設整備基金及び義務教育施設整備基金にそれぞれ計上するものでございます。
26ページ、27ページを御覧ください。債務負担行為調書でございます。小学校軽井沢移動教室児童輸送バスの供給、中野駅西側南北通路部分に係る中野駅西口広場・デッキ整備工事、四季の都市方面デッキに係る中野駅新北口駅前広場整備、合わせて3件につきまして、複数年度にまたがる変更契約を行うため、債務負担行為を設定いたします。また、中野駅新北口駅前広場整備につきまして、事業の進捗に伴い、債務負担行為期間及び限度額を変更するものでございます。
御説明は以上でございます。よろしく御審査のほどお願いいたします。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はございませんか。
平山委員
まず決算剰余金から聞いていきましょう。24ページ、25ページ、剰余金の積立てで、財政調整交付金だけではなくて社会福祉施設整備基金と義務教育施設整備基金にも積みますということです。この理由を教えてください。
竹内企画部財政課長
こちらにつきましては、令和6年度の当初予算で積み立てることができなかった基金につきまして、減価償却費相当額の25%を積み立てるということをしているものでございます。
平山委員
ということは、区としてはこれをもって、いわゆる定められた財政運営の考え方は満たすことができたとお考えですか。
竹内企画部財政課長
こちらに関しまして、当初予算の段階で積み立てるものというのが財政運営の考え方に載っているものでございまして、本来は当初予算に積み立てることができることが本来であるかなとは考えてございますが、ただ、先ほどの契約議案等にもありましたけれども、しっかりと施設整備に関しましては基金を積み立てていけなければいけないと考えてございますので、そういったところでしっかりと今回積立てを行っているものとしているものでございます。
平山委員
積めなかったものを積むということは、決して悪いことではないと思っているんですけども、決算剰余金ですからね、原資は。あくまで財政運営の、いわゆる財政規律というのは予算編成時において、例えば予算編成時にこの額を積み上げるということも含めた予算をどう編成するかというから、そのパイの中でどう予算を適正化していくかという形になるわけじゃないですか。だから、予算の時点で積めなかったら、決算剰余金で帳尻合わせればいいやということになると、これは規律ではなくなっちゃうわけですよね。だから、今回このような形で剰余金を積み増しをされたということで、今までにないやり方なので、そこのお考えを確認させていただきました。
これは質問が難しいなと思っているんですけど、皆さんもいっぱい聞かれるだろうから、簡単に最初のほうを聞いていきますけど、中野駅周辺のまちづくり費、22ページと23ページと、今度は債務負担行為、債務負担行為については西口広場・デッキ整備部分と中野駅新北口駅前広場整備、中野駅新北口駅前広場整備の債務負担の条件の変更ですか。これについて、さきの決算特別委員会の中で、事業予定者が建設に関わる費用が大幅に増額の予定の見込みになってしまって、年度内の着工が難しくなったということを告げられたということを答弁された情報しか我々にはないわけなんですよ。この先あそこがどうなっていくのかということが情報として何も頂けていない中で、この中野駅新北口駅前広場整備に関わることというのを果たして議決してよいものやらというのが非常に悩ましいところなんですね。ただ、当該委員会でそれをお尋ねしようにもなかなかだなと。予算は予算なので、補正予算って緊急性を伴うものなので重要なものだと思っていますよ。ただ、我々自身も責任を持って議決を行っていかなきゃいけないということを考えたときに、なかなか難しいなと思っているんですけど、これは当該所管から今回の補正予算を編成されたときにどうだったのかというのが分かりませんけども、今回の中野駅新北口駅前広場整備の新しく上がってきた課題がありますよね。それについて、何かしらの予算についての説明というか、補足というか、そういったものというのを財政課になされたことはあったんですか。
竹内企画部財政課長
今回補正予算で組ませていただいている工事に関しましては、中野駅新北口駅前広場整備、四丁目のところの工事に関しまして、転出補償金の関係であるとか、そういったところの影響は、この予算に関しましてはないということで伺ってございます。
平山委員
ないというのが分かんないんですよ。何をもってないとおっしゃっていたんですか。
竹内企画部財政課長
今回はデッキ工事に関するものでございますので、まちづくり全体というところはそういった課題はあるのかもしれませんが、今回のデッキ工事等に関しましては、今回URとJRのほうに協定を結んでという形になっていますので、そういったところには影響がないということでは伺ってございます。
平山委員
開発の種別としては分かれているんですよ。いわゆる都市基盤の工事と再開発の工事というのは分けていらっしゃる。だけど、区があのエリア一帯をどうしていくかということを考えて、様々なシミュレーションをしたりしていったときに、あのデッキだって今の形状の再開発を想定して決まっているはずなんですよ。いくら事業が分離しているとはいえですよ。いくらお財布に入ってくる補助金とかが別だとはしてですよ。だけども、当初は今の再開発を見越してデッキの形状等々を決められているはずじゃないですか。所管じゃないのであまり詳しく伺えないんですけど。
我々としては、再開発の事業者側、施行予定者側が年度内の着工は難しいと言っているというのを伝聞で聞いている。じゃ年度内の着工が難しかったら、いつからなら再開できるのか、そもそも再開できるのか。年度内の着工が難しいということを区は認めたのか、容認したのか。あるいは、仮に年度内の着工が難しいということになったときに、今区が進めている令和6年度予算の中で何を執行して、何を止めるべきなのか、こういったことが今御説明がないので、全くジャッジできない状態なんですよ。その中で、いやいや、あそこは都市基盤の事業ですから、再開発とは関係ありませんから大丈夫と聞いておりますと言われても、はい、そうですかとはなかなか言えない状況があるんですが、御説明はそれだけだったんですか。財政課のほうでも、今回補正予算の審査に当たって、そこまで聞いておけば大丈夫だという御判断をされたということですか。
竹内企画部財政課長
今回のこの工事に関しましては、事業費のところで債務負担行為を含めて額のところの確認というのはして、財政課サイドでも進捗に従う金額、そういったものの確認はさせていただきました。今後、中野四丁目のところの転出補償金の関係に関することに関しては、今段階で未定なところもございますので、それがどこまで影響を受けるかというのが、なかなか分かりづらいところもあるかと思いますけども、ただ、それ以外のところでもしっかりと整備工事というのは、デッキのところに関しましては行っていかなければいけないという考えで、今回補正予算のほうをこちらのほうでお願いしているというものでございます。
平山委員
違う違う、勘違いしていらっしゃる。言っているのは、転出補償金による財政的な影響の話じゃないんですよ。例えばデッキ一つを取りましょう。デッキの先につながる部分の一つが未定になってしまったわけなんです。本当に今進めちゃって大丈夫なんですか。もちろん囲町にも行くんでしょう、中野四季の都市にも行くんでしょう。ただ、あの高さも形状も全ては新しく再開発をしていくまちの姿に合わせてつくったはずなんです。このまちの姿が今どうなるか分からないという状況の中で、そんなにネガティブな話をしているんじゃないんですよ。だけど、今現在は見えないわけじゃないですか。その状況の中で予算を審査してくださいという我々にはあまりにも情報が少な過ぎるんですよ。と思ったときに、財政課としては、いやいや、議会で当然もろもろのこともお尋ねもあるだろうけども、補正予算の最終責任は財政課が取りまとめて出されるわけだから、この予算、あるいはこの債務負担で問題はないという判断をされたわけじゃないですか。そこに至る中で、今回の変更というか、課題について特段影響がないと判断をされた理由が分からないんです。そこをお尋ねしているんです。
竹内企画部財政課長
繰り返しになりますが、こちらの様々影響というものも考慮した上で、当該所管のほうとも情報交換をしまして、こちらは問題ないという形で今回補正予算をお願いしているというものでございます。
平山委員
これで最後にしますね。当該所管は何をもって問題ないとおっしゃったんですか。そこが知りたいんですよ。当該所管が問題ないと言ったから、そうですかと言ったわけじゃないじゃないですか。やっぱり御担当だって、もろもろ聞いた上で、この説明を受けて御自身も問題ないと思われたから、改めて補正予算という形で今提案をされているわけじゃないですか。そこの理由を知りたいんです。
竹内企画部財政課長
このペデストリアンデッキの工事に関しましては、第2回定例会で建設委員会のほうにも報告をしておりまして、それからまた状況が変わったところもあるかもしれませんが、こちらのほうで中野四季の都市方面に行くのをUR・JRのほうで施行協定を結んで行っていくというところで、市街地再開発のところに関しましては、そこまでというか、今の段階では問題はないということで、この補正予算を計上しているというものでございます。
平山委員
もうこれ以上質問しませんけど、一旦私はこれで終わりますけど、斜めに走る中野四季の都市に通じる道だって、その先の建物があってからあの形状になっているんですよ。開発に当たって都市基盤を先にやるというのは分かりますよ、基盤ができないとその先ができないわけだから。だけど、今描いているあのまちの姿というのがあった上で今の都市基盤の形があるわけじゃないですか。だから分からないと言っているんです。でも、これ以上お聞きをしても、建設委員会でも議論されているだろうから何とも言いようがないんですけど、一旦は、理解ができませんでしたが、これで引き下がります。
加藤委員
平山委員のところと同じところで恐縮ですけど、やはり今御指摘された点のほかにも、都市計画においては、中野サンプラザの下とバスターミナルと中野通りをつなぐみたいな計画がある中で、転出補償金関係なしに、このプロジェクト自体が頓挫する、ゼロベースみたいな、そんなニュアンスを小林委員の質問の中から、そういった示唆があったわけで、そうしたときに中野サンプラザの解体と再整備がなかった場合、その地下通路ができないとなった場合に、けやき通りから区役所の前の東西の道路をバスが行き交う、早稲田通りまで直接抜けるバスが増える、そういう可能性がゼロではないと考えたときに、問題ないと言えるのかなというところが、そちらじゃ答えられないのかもしれないですけど、そういったゼロベースみたいな言葉があったら、もう400億円の受け入れもなきゃ建て替えもない、そのまま空き家が残っている可能性を示唆されている中で、これがそのままでいいのかというのがちょっと、やはり審議するための情報というのが足りないのかなというふうに思いますけど、答えられないから、何て質問すればいいか分かんないですけども、そもそも前の、都市計画審議会では2014年のときに素案が最初出されて、15年のときに可決されたやつだと、区役所と中野サンプラザの目の前の道路までしか都市計画が入っていなかったんです。その後、2017年になると今解体に入っていますけど、区役所の低層階と中野サンプラザの一部も解体せざるを得ない計画線が入ってしまっているんですね。前の計画だったらまだしも、もう半分解体に入っているという状況下で、影響がないなんて言えない状況に入っているわけで、それでその先がどうなるか分からないという中で、この議案が説明が足りているのかというところが問題だと思うんですけども、その辺のところ、何て聞けばいいんですかね、御担当として、問題ないと言っているから私は問題ないと言えるということなんですか。
竹内企画部財政課長
現状、今年度の事業執行が見込めないというだけでありまして、だけと言うとあれなんですけども、白紙というところまで行っていないで、事業の進捗というのが遅れるというふうに伺っているところでございまして、こちらの中野駅周辺のまちづくりが全てがストップするという話ではありませんので、このデッキ工事に関しましては予定どおり進める必要があるという形で今回補正予算を計上させていただいているというものでございます。
加藤委員
遅れるだけで必ず進められると、まちづくりの所管のほうが言い切っているということでいいんですか。
竹内企画部財政課長
こちらに関しましては、JRの中野駅西口の改札であるとか、あと、デッキ工事というところが、こちらまちづくりのほうでは予定されているところでございまして、こちらの全ての、もう既に始まっている事業でございます。そういったところに関しまして、必要であるものを計上して、もちろん影響はあるのかもしれませんが、そういったところを踏まえた上で今回補正予算のところは、新北口のところはそれでもしっかりと補正予算のところに計上して、事業を進めていくということで必要であると思い、こちらのほうを計上しているものでございます。
加藤委員
だから、まちづくりのほうが、遅れはしたけど必ず進めるから、この計画は、プロジェクトは進めてくれって、そう言ったのかどうか否かということなんですが。
竹内企画部財政課長
言ったかどうかというのはなかなか難しいところがあるんですけど、補正予算で計上している以上、こちらのほうはしっかりと行っていくという考えでございます。
加藤委員
計上しちゃったから進めなきゃいけないじゃなくて、状況が一変している中で、そういう判断の変更というのはあり得ないのかということなんですよ。もう入れちゃったから、抜くのは大変だから、強引に通しちゃおうという、そういう発想なんですか。
竹内企画部財政課長
抜くのが難しいとか、そういう問題ではなく、しっかりとこちらの事業については補正予算で計上してデッキのほうを整備していく、そういった補正予算として考えて、こちらのほうを提案しているというものでございます。
加藤委員
また話が戻っちゃいますけど、だから、その前提として、まちづくりは1回ストップしているけれども、必ず絶対に進めていくという当局からのメッセージというか、報告があったのかどうかということなんです。
竹内企画部財政課長
まちづくり所管のほうから必ず進めると、直接そういった言葉が求められているものではございませんが、事業として、今までも総括質疑等でも御説明はさせていただいていますが、事業が今年度、執行が立たないというだけでございまして、まちづくりに関しまして、何かこちらのほうが止まるという問題ではございませんので、こういったところの事業をしっかりと必要なものを補正予算に計上しているというものでございます。
加藤委員
同じような答弁になっちゃうからあれですけど、もう時間がないと思うんですよね。いろいろと判断していかないといけないものを判断していかないと、取り返しがつかないことがあり得るのかなと。あらゆる想定をするということを、ここの中野駅新北口駅前広場だけでもないし、先ほど言ったインフレスライドの影響みたいなのが財政にも関わってきていますし、1個1個的確に判断していかないと、とんでもないことになっていくなと思いますので、その辺はしっかりと、間髪入れずにこういう方向性というのを出してもらうことを要望して終わります。
小林委員
同じくと言うと何ですけども、中野駅周辺まちづくりについてで、私が第3回定例会の総括質疑の中で、転出に関わって様々スケジュールが遅れてきているということと、都に出した申請について、そういったことを含めてスケジュール、今後どうなっていくのかということを質疑した段階で、9月19日に区としては野村不動産のほうから清水建設、物価高騰等により建設費が大幅に増額されるということが出てきたということで、当初の予定どおりにはいかなくなりましたということがありました。区長も、進捗状況について非常に厳しい状況があるということと、それから物価高騰について、工事費の高騰、起因するものについては打開していかなくちゃいけない、あと、様々なコンセプトは変わらない、それから議会のほうにも説明をしていくという答弁はありました。中野区のほうで野村不動産のほうから情報を得て、今日10月6日まで、一月を少し過ぎたところの期間がたちました。
私は、本来であれば補正予算、それからこの後の報告事項も含めて、実は審議できないというふうに思っているんです。報告を受けられないというぐらいの気持ちを持っています。なぜならば、転出補償金等を含めて400億円近いお金が中野区に今年度中に入ってこないということは、今年度の中野区の財政の全般に関わって執行を予定している事業、令和6年度の予算も含めて、それから令和7年度の予算編成をこれから当たっていくのも含めて、区がどういう方針を今持っているのか、これこれこういうふうにやっていきます、こう考えています、ここは心配ありません、ここは心配があります、そういったことについて、きちっと区長なりがメッセージを本来であれば、この期間の間にしっかりと説明責任を果たすべきではなかったかというふうに思います。区長、区側から、そうした各部ごとではなくて、まちづくりや何かということではなくて、きちっと区側から区民に対してのメッセージも含めて行うべきであったと思っています。その上で、なので、これはこういうことで予算化されたものを事業を行います、これについては縮小します、これについては見合わせます、取りやめますがあるか分かりませんけども、そして、まちづくりについて、それから今後の区内の様々な事業部の事業についても、これこれこういうふうに考えていきますという前提がないと、なかなかこれ、補正予算といえども、さっき平山委員のほうからありましたけれども、分かりますよ、都市基盤を整えてから、その上に立つピースそれぞれを執行していきますというのは分かるけれども、国費、都費の関係も当然あるでしょうし、このまちづくりについては。しかしながら、ゼロベースに、さっき加藤委員からもありましたけど、なってしまうかもしれない、もしかしたら白紙撤回、それこそ何も、建つか分からないことになってしまうようなものに対して予算化していくことがいいのか、まして繰越明許で3倍にもなっているようなものもあるわけで、年数も1年増えていますけども、そういったことを含めると、まず前提として、どういうふうに区が考えているのか、この大きな大きな中野区にとって400億円、大したことないよ、まちづくりは別にそんな大きなことじゃないからって考えているのかも分からない。区長の少なくとも私の質疑に対する答弁というのは、客観的な話をされただけで、何の進展性もない、区の考え方もない、そしてその上で、これからどういうふうにしていくという決意もない答弁でありましたから、その辺をまず、第一番にどう考えているのかをお伺いします。
岩浅企画部長
今回工事が遅れるということで、現時点で分かっているのは、補助金も含めまして今年度の執行が難しいということで聞いております。そうなりますと、今年度予算、令和6年度予算に関しましては、区としては新庁舎の起債を償還する予定になっておりますので、40数億円が入ってこないということになります。残りの300幾らについてはサンプラザのほうに、令和7年度に一定が区に入ってくるという予定になっておりますので、それも当然、令和7年度予算についても狂ってくるだろうというふうに考えております。現時点で、まちづくりにつきましては今年度執行ができないというのは確定だと思っておりますけれども、その後どうしていくのかというのは、まだ相手事業者のほうとも調整が今後必要になってくるかと思っておりますので、現時点で、今回この定例会にも報告案件として出させていただいておりますけれども、具体的に今後どうしていきますというのは、今の時点では明らかになっていないというのが現状でございます。今年度につきましては、その状況を踏まえた上でどう対応していくか、委員おっしゃるとおり、今後検討していった上で議会のほうにも報告する必要はあると思っておりますし、来年度予算に影響が出てくるというふうになるかと思いますので、それについてどうするかというのは、今後何かしらお示しはしなければいけないと思っておりますけれども、今の時点でなかなかお示しするのは厳しいという状況でございます。
今回お示ししています補正予算につきましては、駅舎ができてまいりますので、そことの連係の部分にJRにお願いしている工事ですとか、中野四季の都市のほうにつなげていくURのほうにお願いしているデッキになりますので、直ちにここの部分、今年度の予算もありますし、来年度の予算もありますけれども、そこに直ちに影響が出るというのは聞いておりませんので、今回はこのまま補正予算議案の審議をお願いしているというところでございます。
小林委員
企画部長のお立場でのお考えは分かりました。私がさっき言ったのは、区としてどうするのかという御見解を伺っていないんですね、私たちは。私は少なくとも。中野区として、さっき言いましたように、この後の報告についてもそうですけれども、本来であれば所管事項の報告の中で、8番の中野駅新北口駅前エリアの市街地再開発事業に係る資産の活用についてということが、今中野区にとっては、ただ今、今日現在にとっては一番大きな課題なわけですよね。これの方向性を示していただかないと、様々な計画についても、予算の関わってくることもありますし、それから来年度に向けて、どういうふうにしていくのかということもあります。今行われている事業を止めるわけにはもちろんいかない部分もたくさんありますけれども、先ほど補正予算で幾つか、学校の改築に関わる契約金額の変更等についてはそういったところに入ってくると思いますけれども、今後の事業については全く、場合によっては止めなくちゃいけない、もしくは来年度できないかもしれないというものも出てくるかもしれない。そういったことについての何ら区側からのメッセージがないんですよ。区長の記者会見なのか、ここには副区長がお二人いらっしゃるので、副区長のお立場でそれが発言できるかどうか分かりませんけれども、一月たって何もない、一月前の私の質疑の答弁と何も変わっていないというのは、これはあまりにもお粗末過ぎると私は思います。
その上で、どういうお考えなのか、それをきちっとしていかないと、単純にまちづくりで今日出ている、22、23ページの中野駅周辺のまちづくりで、基盤整備で、デッキに関わる経費の増額、それはそれで分からないわけではないんですよ。だけど、その前提となるものが何なのかということが全く示されない中で、これだけやってくださいと。議会で承認されたからやりました、後でお金が入ってこないけども、これは国費と都費からのものなのでいいですと言っていたと思ったら、中野区で大きな、莫大な影響になるかもしれない。これだけではないので、補正予算というのは様々な事業についてもあります。それは都のものです、国のものですなんていうふうなことを言っていられない、債務負担行為だって中野区独自のものも当然あるわけですから、そういったところまできちっと説明を受けてから、確認をしてからでないと、本来難しい話だと思いますよ、私は。なので、企画部長のお立場は分かりました。副区長にその辺のお考えを伺います。副区長が答えられるのか、区長が本来答えるべきなのか分かりませんけれども、きちっとした安心材料を提供していただきたいと思います。
栗田副区長
まず様々なこれから事業計画なり、施設計画の見直しというのを行っていかなくてはいけない。これについては速やかに施行予定者等と協議をしていって、その中で様々なことを、事業の計画がどうなるのかというのもそうですし、それを並行して我々が転出補償金として得るはずだったものをどうしていくかとか、それも今後の予算といいますか、財政運営にも、これは何らかの影響が出てくる、これは分かっておりますので、そういったところというのを速やかに整理をしていかなくてはいけないという認識は持っております。これについては、1か月たってまだ何も示されているわけじゃないじゃないかというふうな御批判がございましたが、これについてはなかなか簡単に整理できるものでもなくて、ただ、我々、これは先ほど申し上げたとおり、速やかにやはりこれは方向性を整理をして示していく必要があるというふうに思って、鋭意今取り組んでいるところでございますので、引き続きこれは何とかしていけるように、中野の駅前のところ、この事業というのがこのまま凍結していくというのが区民にとっても、また区の発展にとっても、いいとはとても思っていませんので、これについてはできるだけ早く整理をしていきたいと思っています。
また、そういう中で、先ほど来デッキの話で補正予算の話があるんですが、これについては、デッキと再開発、これは全く関係ないと言っているつもりはありません。ただ、一体不可分というものでもございません。デッキというのは、これはあくまで、令和8年に駅ビルができます。自由通路ができます、南北のですね。駅前広場もできます。いろいろですね、バスとか、今やろうとしているところですけど。これに合わせて、駅の改札ができる、自由通路ができる、そこに合わせて囲町であるとか中野四季の森であるとか、こちらのほうの動線というのをしっかり確保していく必要があるということで、これは行っております。ですから、繰り返して申し訳ないんですが、関係ないとは言わないんですけど、一体不可分なものでもないので、これはこれで目的があってやっております。ですから、再開発自体は、これはちょっと見通しが若干立たなくなってきましたけれども、こちらに引っ張られて、このデッキがやる必要がないということではないと我々は思っておりますし、この再開発をどうしていくのかということについては、どのような方法になるのか、どうしていくのか、これは申し訳ございません、何度も申し上げるように速やかに整理をして、お示しをしていく必要があるという認識は持っておりますが、いずれにしても、中野の駅前のこの場所がこのまま廃墟でずっとあるということはあり得ないので、ここを何とかしていくことは当然必要ですし、デッキはデッキで当然、別といいますか、必要性があってやっていきたいと思いますので、今回のデッキといいますか、ここの部分は、基盤としてはしっかり整理をしていかなくてはいけないというところは御理解いただきたいなというふうに思っております。
小林委員
これまで、そういうというか、今のような御説明は一つもなかったわけですね。さっきも言いましたけど、都市基盤というのは、今回で言うとデッキもそうでしょうし、それから桃園第二幹線もそうですし、それから交通対策もそうですし、それから地域の方々へのこれまで御理解を頂いてきたまちづくりについてもそうですし、都市基盤とまちづくりというのは、さっき私も言いましたけど、別なものだというのは私は理解をしています。都市基盤が整った上で、その上にできる一つひとつのピース、今回は再開発という、約260メートルのビルを中心としたホテルや7,000人規模のホールというのが今回の計画です。それがどういった状況になるか分からない中で、つまり財政的に今後どうなるか分からない、都市基盤は都市基盤でやっていきますよ、しかしながら予定されていた事業が今どうなるか分からないとなってくると、400億円近いお金が中野区に歳入として入ってくる見込みが立たない、今年度中にというときに、どうしていくのかという財政的なものも含めて、今後の中野区の政策的な方向性が全く見えてきていないわけですね、今現在。さっき言いましたように、報告については、これから様々な報告がなされていきます。もちろんこれを報告するなということでもないですし、するからいけないとか、していいとか、そういうことではなくて、きちっとした裏付けがなくて、やってきますと言うと、ただ本当に文字に書いた絵空事になってしまうというふうに思うんですね。なので、きちっとした中野区の方針を出していただかないと、本来はこの常任委員会の前に出していただいて、これこれこう考えています、ここはしっかりやっていきますというものが本来あってと思っていました。しかしながら、今日までありませんでしたので、今最初に聞きました。今ここでは補正予算の議案について行っていますので、補正予算として、そういったところがきちっとベースにあった上でないと、本来は入ってくるお金も入ってこないか分からない、中野区の今後の財政がどうなるか分からないのに、これやります、あれやります、何とか認めてください、議決しました、そしたら入ってきませんでした、そしたらこの場で、議会では何をやっていたんだということになってしまうので、そこが大事だという意味合いでいろいろ伺ったところです。
今、副区長のほうから、都市基盤とまちづくりについては別であるということと、それから今鋭意検討中だというお話は伺いましたけれども、そのメッセージはもっともっと早く出すべきだというふうに私は思いますし、出してほしかったと思います。そして、本当にこの補正予算で組む、全部が全部とは言いませんけれども、特にまちづくりについては大きな大きな懸念が残ります。なので、その辺はしっかりと区側のメッセージを含めて早急に出していただきたいというふうに思います。これは1点、ここで要望で止めます。まちづくりのことをやっていても全く多分進んでいかないと思うので、これは1点止めます。ここで止めます。
そのほかに2点伺います。16、17ページのところで、区民サービス費、それから戸籍住民費のところで伺います。案内表示を設置したり、窓口証明書発行の端末機を導入する、設置をするということが16、17ページの補正予算とさっき伺いました。具体的にもう少し伺っていいですか。表示、これまで新庁舎に移転してから5、6、7、8、9、今10月ですから5か月が過ぎました。当初、第2回定例会で様々伺ったときには、改善すべきところはないという言い方をされてきました。今回、第3回定例会では、様々な改善をしていかなければならないところが出てきたということを聞きました。聞きましたというか、私は伝聞で聞きました。私は第2回定例会のときは質問したけど、ないというふうに言われましたから。早々に案内表示を設置しなければならないというのは、まず何か、どのように財政課で捉えているのか教えてください。
竹内企画部財政課長
新庁舎の窓口サービスに関しましては、しっかりと検討してきたところでございまして、実際に運用したところで見えてきた課題というのもありまして、それに対応するのが今回の補正でございます。窓口表示機に関しましては、つり下げのモニターのほうが見づらいというところもございましたので、それを2台増設する。また、証明書のところが混雑していることも時間帯によっては見受けられますので、それを自動で交付します証明書自動交付サービス端末というのを設置する、そういったことでよりよく改善していくというふうに聞いております。
小林委員
新庁舎の窓口については、旧庁舎時代には、様々な面で便利になるし、時間も早くなるし、そして区民にとっても一番いい便利な方法であるというふうにずっと言われ続けてきた、聞かされ続けてきたんですけれども、何でこういうことが起こったんですかね。事前にいろいろ分かっていた点がたくさんあったと思うんですけれども、どのように財政課のほうでは掌握されていますか。
竹内企画部財政課長
繰り返しになりますが、窓口サービスに関しましては、移転前からしっかりと検討してきて、実際に運用をしてきたところでございます。一定の成果も表れているところですけども、部分部分によりましては見えてきた課題というのもございまして、それに対応するのが今回の補正というふうに考えてございます。
小林委員
ここは区民委員会ではないので、詳細は区民委員会でもっと確認をさせていただきたいと思います。
委員長
3時過ぎているので委員会を一旦休憩します。
(午後3時13分)
委員長
委員長を再開します。
(午後3時35分)
休憩前に続き、質疑を行います。
小林委員
次の20、21ページ、障害福祉費の中で、7、子ども発達支援の経費増額の件、もう一度、すみません、内容の説明をお願いいたします。
竹内企画部財政課長
2点ございまして、重症心身障害児通所支援事業所への運営補助に係る経費の増額につきましては、今年度に新しい事業者が1施設できましたので、それに伴う増額をしてございます。下段の知的・発達等障害児通所支援施設指定管理運営委託に係る経費の増額につきましては、こちらのほうは消費税の問題がございまして、そちらのほうに対応するということで、修正申告等の経費を増額するものでございます。
小林委員
ありがとうございます。2点目のほうについて確認でさせていただきたいと思います。この発達障害等の障害者通所施設、消費税の件で今回補正予算という件なんですけども、これはいつからいつの分になるんですか。
竹内企画部財政課長
こちらに関しましては、支払いをしていない期間と、あと、今年度の予算という形になってございます。
小林委員
ごめんなさい、いつからいつまでの分。
岩浅企画部長
令和4年、5年と今年度、6年度の3年分でございます。
小林委員
令和4年度から支払っていなかったという理由は何なんでしょうか。要するに、非課税だったから払わなかった、払わなかったからその分、非課税と中野区が考えていたから払わなかった、払わなかった分が各年度あった、その理由。
竹内企画部財政課長
こちらのほうは、令和5年10月4日付の厚生労働省の通知によりまして、障害者相談支援事業が非課税という形が取扱いに該当しないということが示されまして、その結果、ペアレントメンター養成事業というものが新たに該当しないことが調査した結果、分かりました。それに関しまして、こちらのほう指定管理業務の中に一体として行っていたので、今回、税を追納するということが、区として対応するということが、必要が生じたというものになってございます。
小林委員
令和4、5、6年度ということは、それ前の分の、令和3年度まではどのようになっているんですか。
竹内企画部財政課長
こちらのほうは、事業のほうは放課後デイサービスセンターのみずいろで行っている事業でございまして、該当する期間が令和4、5年度という形になっているというものでございます。
岩浅企画部長
補足させていただきますと、ペアレントメンター事業は前からやっておりました。放課後デイサービスも前からやっていました。一体としたのが令和4年度からということで、それまでは別々の委託だったものを一体として合わせた、そのときに丸々を消費税がかからないというふうに判断したんですけれども、事業の一部が課税されることになってしまったので、そこを切り分けることができないので、今年度は令和4年度以降の分を全て課税されるということで補正を組んでいるというものでございます。
小林委員
これって平成30年度から始めている事業なのかなと思ったので、要するに平成30年から令和3年度までがどのような状況になったのかなというふうに思ったんですね。当初から課題があって、税務署の見解というのがあったかと思うんですけれども、当初から指摘をしていたんですけれども、なかなか改善されなくて、結局、最終的な国の通知が令和5年度に来て、初めてそこで課税・非課税のことが分かったというふうなことだったと思うので、確認で今聞いていたんですね。事業者さんの所管、所轄というのかな、所管というのかな、税務署と中野区の所管、中野税務署の見解の違いというのが当初から当然あったわけで、そういったことに早期に対応していけば、こういうことというのは起こらなかったのではないのかなというふうに思っているわけですね。そういった意味で、令和4年、5年、6年度だけで本当にいいのかなというふうに思ったので、令和3年度までのものについてはどのようになっているのか、そこまで遡及しなくていいものなのかということについて確認をされていますか。
竹内企画部財政課長
地域支えあい推進費のほうに係る経費につきましては、以前のほうのところの支払いをしてございまして、今回の健康福祉の知的・発達等の施設に関しましては、そういったことを確認した上で措置をしていましたので、今後経費のほうが発生することはないと考えてございます。ただ、しっかりとそういった事業所の声であるとか、そういった経費の確認ということは、これからもしっかりとして精査を行って、しっかりと支払い、そういった予算措置というものを行っていきたいと考えてございます。
小林委員
これは第2回定例会で1回補正予算を組みましたよね。今回また改めて見直しをしたら、これが出てきたということでもあるので、しっかりとその辺の確認を、所管は所管であるかとは思いますけれども、財政課のほうでもしていただきたいと思いますし、それから遡及がどこまであるのかということもあるので、事業者さんからそういったお声があったときには、しっかりと内部連携というのか、それぞれの確認が所管だけではなく、きちっとしていただきたいと思いますし、まして予算というか、事業者さんにとってみたら運営経費にも関わってくる話にもなってくるので、しかも第2回定例会で1回予算の補正を行ったものに対しての追加のことにもなってくるので、今後についてはそういったこともしっかりと気をつけてやっていただきたいと思います。
その上で、この消費税相当額というのは、今回の経費の増額というのは、これが令和4、5、6年度の最終部分ということでよろしいんですかね。これ、幾つの事業者さんに該当するものか教えてください。
竹内企画部財政課長
こちらに関しましては、所管のほうですけれども、調査のほうは、事業者数で言うとかなりの数の事業者でございますけれども、50者近い調査のほうを行いまして、この結果という形で受け取っていますので、今後こちら費用は発生しないと考えてございます。
委員長
委員会を休憩します。
(午後3時42分)
委員長
委員長を再開します。
(午後3時42分)
森委員
幾つか伺いたいと思います。まず防災危機管理費のところ、14ページ、15ページですけれども、この項目について、もう少し説明をしていただけますか。
久保総務部生活・交通安全担当課長
防災設備の整備に関する地域団体への補助に係る経費の増額ということでございますが、こちらにつきましては、町会、自治会、それから商店街等で設置・運用していただいております防犯カメラの新規設置、それから既に設置しているものの耐用年数経過等に伴いまして更新等をする事業がございますが、その申込件数が当初見込んでいたものよりも増えてしまいまして、予算を増額願いたいというところでございます。
森委員
その地域団体からの申請が増えた背景等あれば教えてください。
久保総務部生活・交通安全担当課長
当初予算を組む段階では、こちら東京都と連携で補助をしているものでございますが、通常の補助率で予算を計上しておりましたところ、年度末の直前になりまして、東京都のほうが補助率を増額して分率、通常ですと2分の1補助のところを12分の7補助するというようなところで、そうしますと通常よりも民間の、地域の方々の負担が半分になるというような事情が生まれまして、予算を少なくできるというところで募集が増えたというふうになっております。
森委員
ありがとうございます。決算の審査の中では、予算が尽きたので今年度はこれまでですと。希望する区民の方は来年度またというような事業も中にはあったわけですけれども、この事業については、そういう要望に応じて予算を増額するということで、その理由について教えていただけますか。
久保総務部生活・交通安全担当課長
こちらにつきましては、まちの皆さん方の安全・安心に関わる事業でもございますので、また、区といたしましても、皆様方の自主防犯意識の高揚、それから防犯カメラの設置については推奨している立場もございますので、御希望に沿えるようにしたいと考えて補正を提案させていただいております。
森委員
ありがとうございます。それが多分通常なんだろうなと思っていて、何がしか政策的な目標があるから地域の皆さんに補助、区民の皆さんに補助を出しているわけで、多分このやり方が通常なんだと。逆に言うと、環境の分野とかで、予算が尽きたので今年度はここまでですと言っているほうがちょっとイレギュラーなのかなというふうに私は思っています。
それから、22、23ページの中野駅新北口駅前広場のデッキの話ですけれども、これは中野駅西口が8年、あと2年ぐらいでできるんだと思うんです。その人たちの動線を、北側の動線のためにこのデッキを延ばさないといけないというのは分かりますが、そこで2点気になるのは、一つはこの時期じゃないといけないのかというところで、要するに、再開発事業のほうが少し進捗が見通せないという状況でありつつも、今予算をつけないといけないのか、変な話、第4回定例会に送るんじゃ間に合わないのか、その辺りについてお聞かせください。
竹内企画部財政課長
こちらに関しましては、令和8年12月の駅の新北口の改札の開業というのが迫ってございまして、こちらのほう、この補正予算の後ですけれども、協定等の締結等のこともございます。そういったところで、スケジュールとしてはかなりギリギリというふうに考えておりまして、今回の補正予算で提案させていただいているものということでございます。
森委員
現状でギリギリということですね。もう一つ気になるのは、再開発事業が、見直しというのが、いわゆるどこまで手戻りが発生するのか分かんないんですけれども、何がしかの施設は当然造るわけじゃないですか。となったときに、このデッキが何か制約条件みたいなことになるのか、ならないのか。なったとしても問題がない、要するに再開発事業って更地に何か物を造るわけじゃないので、何だって何がしかの制約条件はあるという意味で言えば、そんな大きな問題にならないということなのか、ある程度影響はあるんだけれども、動線確保のためにはやるしかないということなのか。その辺りが、これは本当は建設委員会で聞くべきなのかもしれないですけど、財政課のほうで何か把握されていることがあれば教えてください。
竹内企画部財政課長
今回に関しましては、このデッキの工事というものが必須というふうに考えてございまして、まちづくりに関しましては、やはりデッキがないと動線の確保ができないというふうに考えてございます。まちづくり全体、中野駅新北口駅前広場のところの問題はございますが、やはりデッキをしっかりと動線を確保した上で、こちらのほかのところの開発というのも可能だと考えてございますので、そういったところではこの補正予算でしっかりとデッキ工事のところを確約していきたいと、そのように考えているところでございます。
森委員
ありがとうございます。
もう1点、債務負担行為調書のところです。26ページ、27ページの軽井沢の移動教室のバスの供給を債務負担行為でやられるということで、その理由について教えてください。
竹内企画部財政課長
こちらに関しましては、バスの乗務員の人手不足というのが深刻になっておりまして、その供給がなかなか今年度も苦しい状況にあると、そういうことで、年度、2か年度にわたりまして契約手続をさせていただいて、安定したバスの供給というのに努めていきたいということで、こちら債務負担行為を組ませていただいているものでございます。
森委員
いろんなところで人手不足の問題って出てきていて、今回はこの軽井沢のバスの話ですけれども、人手の確保ですとか、いろんなことで、こういう形で債務負担行為で事前に必要なものなり、サービスなりを確保していくというのは、今後もほかの分野でも出てきそうなんですかね。何かお考えなり、見通しがあれば教えてください。
竹内企画部財政課長
例年、債務負担行為の件数も増加しておりまして、また複雑化もしてございます。そういったところで、やはり契約の手続の複雑化というか、それが人手不足なのか、または金額によるものなのかというのは、まだそこまで分析し切れていないんですけれども、今後もこういったことは続いていくと思いますので、財政課サイドとしましても、いろいろとこちらのほうで工夫できるところはしていって、しっかりと持続可能な財政運営のほうに努めてまいりたいと考えてございます。
森委員
持続可能な財政運営というか、要するに会計の在り方として、まちづくりなんかは仕方ないと思うんですよ、複数年にわたるものだから。どうやったってこうならざるを得ないんだと思うんですけれども、一方で、さっきおっしゃったように債務負担行為が増えている状況があって、これは変な話ですけど、区長が代わったりすると、次の区長の予算編成を若干侵害するわけですよ、事前に決めちゃっているからという意味のところが気になるんです。という意味で言うと、あんまり増えるのもどうかなというふうに思っている。一方で、現実問題の、軽井沢のバスなら区民サービスを滞らせないためには、こういう形で債務負担行為が必要になっていく場面というのも一定理解はするわけで、なかなか難しい判断だなと思って、べき論と現実的な区民サービスの提供というところで、なかなか難しい判断が出てくるなというふうに思っています。今後こういうのが増えてくるんだとすると、どういう場合に認める、認めないみたいな話を、何かルール化していかないといけないとか、そういう話も今後なっていくのかなと思っているんですが、その辺りお考えがあればお聞かせください。
竹内企画部財政課長
今回に関しましては、バスの安定確保という形で、入札を早めることでこういった契約ができるという利点がございます。ただ、委員おっしゃるとおり、あまり件数が多過ぎても、債務負担行為ですので負担になるということは事実かなと思いますので、そういった基準であるとか、前例とか、そういったところも見極めながら、どれが一番効果的で、また負担も少なくなるかというのは、しっかりとこちらのほうの、財政サイドのほうでもしっかりと検討していきたいと考えてございます。
浦野委員
何点か伺います。24、25ページのところで、積立金のところで、先ほど平山委員からも当初予算との関係での御答弁がありましたけれども、それぞれこの金額を積み立てることによって、今年度末の最終的な基金残高の見込みというのをそれぞれで教えていただけますか。
竹内企画部財政課長
今回提案させていただいた内容も含めての額になりますけれども、財政調整基金の年度末現在高は約317億円になりまして、そのうち施設改修分は約67億円でございます。義務教育施設整備基金に関しましては、こちらの補正後は約121億円となる予定でございます。そして、社会福祉施設整備基金に関しましては、こちらの補正後の現在高は約28億円になる予定でございます。
浦野委員
それって当初予算との、見込んだところと比較すると、どういう形になりますか。
竹内企画部財政課長
こちらに関しましては、それぞれ積立て、取崩しというのを含めて、その後にこちらの積立てのほうが乗ってくる形になっていますので、いずれの基金に関しましても積立てのほうが増になっているという形になってございます。
浦野委員
それで中身なんですけど、他の委員からもあったので重複しないところでお聞きしたいんですが、今回の補正の中で、いわゆる物価高騰対策というのは含まれていますか。
竹内企画部財政課長
こちらの第4号補正に関しましては、物価高騰対策というものは、何か緊急的に対策しているというものはございません。
浦野委員
さきの議案の中で、労務単価のところとかありましたけれども、この第3回定例会の中の本会議であったり、決算のところでも、各会派や議員の我々も含めて区民の団体の皆さんからは要望を伺う中で、やっぱり物価高騰対策のところがかなりメインの話だったかなと思うんです。区として、昨年度のところでやってきたことや今年度の当初予算の段階でやってきたことというのは当然あると思うんですけれども、現在の今の状況を踏まえて区として、今の第4号補正の中にはないんですけれども、今後のところで何か検討されているということはあるんですか。
竹内企画部財政課長
現段階ですと、国のほうの施策というのも検討されている状況でございます。そういったところで、国・都といったところの動向も確認しながらしっかりと、物価高騰というところの不安というのは拭い切れていないところがございますので、そういったところは、打ち出すものはしっかり打ち出していきたいという考えでございます。
浦野委員
国のほうの、東京都のほうも先月末ですかね、補正予算のほうがあって、その中に物価高騰のものも含まれていたと思うんですけれども、今の時点でそういう東京都の動きであったりとか、国の動きを踏まえて検討というのは、まさにこれからという段階になるんですかね。
中谷企画部企画課長
現在、東京都のほうで補正予算を組んで、今年度の物価高騰対策を実施することが示されているところです。そこは各所管とともに情報を入手して、区として取るべき対策を今検討をまさにしている最中でございます。国の検討が遅れているといいますか、まだ具体的な内容が示されていないので、そこも含めて、併せてきちんと状況を把握した上で、区としてどういった対策を取るのかを決めていきたいというふうに考えています。
浦野委員
先日も区長のほうからも、今のこういう区民の皆さんの状況を踏まえて、大変な方が多くいるという認識も示されたところで、もちろん国や東京都の動きを見て、例えば去年度で言えば、東京都がちょっと動きが分からない中で事業者支援のところを組んだら、区で組んだ後に東京都がやるとなって、補正予算で1回議決したものを取り下げるというか、減額するということもあったと思うんですけど、だから当然連動してくるものもあるでしょうし、ただ、やっぱり区自身の取組として、当然国や都の把握もしながらも区としての今の区民の皆さんの置かれた状況を見てという判断も、一方でそれは必要なことなんだと思うんですけれども、その点はどういう御認識なんでしょうか。
中谷企画部企画課長
そうした区としての独自の部分ですとか、また、国や都の上乗せ、横出しの部分等もあるかと思うんですが、いずれにしましても、やはり国や都がどういった対策を取るのかというところを十分きちんと精査して見極めた上で、区としてどういう対策を取るのかを定めていきたいというふうに考えています。
浦野委員
次の定例会なのか、そこはぜひ期待したいなと思うんですけど、やっぱり区民の皆さんや今の事業者の皆さんの置かれている状況というのは、決して改善しているというふうには思いませんし、本当にみんなが大変になっているという状況もあると思うので、そこはぜひ区としての一つの姿勢にもなってきますし、実際にこの第3回定例会の中で、他の自治体で独自施策でやっているような自治体、そこは当然把握されていると思うんですけれども、そういうところも踏まえて、ぜひ区としての考えを、もちろん国や東京都の動向も把握しながらにはなるんですけれども、そこはぜひ示していっていただきたいなと思いますので、これは最後要望にしておきますので、先ほどの御答弁を踏まえて、ぜひ検討のほうをお願いしたいと思います。
吉田委員
私からも2点ぐらい聞かせていただきたいと思います。一つ目は中野四季の都市方面デッキ関係のことで、確認で御答弁いただきたいんですけど、他の委員からもありましたけれども、今回の補正予算の出し方で、非常に説明が不足しているなと。普通の状態の補正予算の環境ではなくて、中野駅新北口駅前広場の再開発について事業が一旦頓挫するという状況の中での関連の事業の補正予算なので、やはり原則的な今後の再開発とその関連の事業についての一般的な考え方を示していただいてから、これを説明していただかないと、説明なく、まず補正予算案を審議してください、何かありますかというやり方で、私は議会の説明の仕方、情報提供の仕方に不足があったと思います。平場でいろいろ一生懸命お聞きをすればいいということではないと思うのでね。
まず原則的にお聞きをしたいのが、まず再開発事業については、今年度止まるだけで、来年度以降問題なく進むんだという認識ではないですよね。企画部長もおっしゃったとおり、事によったらゼロベースで見直しもあるかもしれないと、こういう事業であるということを確認したいんですが、実は各メディアの報道でも、止まるだけでなくて見直しもあり得るということが、各メディアが区の担当者からの説明といって報じているわけですよ。例えばTOKYO MXも「完成遅れや計画見直しも」というタイトルで、区の担当者からそういう説明があったと報じているし、ほかのメディアもそういうふうに報じています。要するに、遅れるだけでなくて見直しがあり得るんだという状況だと、こういう理解でよろしいですか。
岩浅企画部長
今工事の収支が合わないという状況になっておりますので、何かしらの計画の見直しをしないと合わなくなるというふうに考えておりますので、その規模とかレベルはちょっと分かりませんけれども、現在の事業計画から何かしら見直しが入るというふうに認識をしているところでございます。
吉田委員
そして、その見直した後の計画をまた再推進する時期の見通しも今は未定ですよね。
岩浅企画部長
事業者のほうからこういうふうに見直したいというのが、これから調整があるかと思いますので、今の時点でその時期、スケジュールについては未定というものでございます。
吉田委員
それをまず最初に確認したかったのです。そして、その次に確認したいことは、他の委員からの質問でようやく副区長がお答えになりましたけれども、このデッキ関係の事業は、再開発とは関係はあるけれども別途の事業であるんだと。直ちに大きな影響はないという、こういう理解でこの議案を提出されていると、こういうことでよろしいでしょうか。
竹内企画部財政課長
そのとおりでございます。
吉田委員
ここについても、今の区長もエビデンスベースで議会とか区民に説明するというふうに常日頃おっしゃっているので、エビデンスをやっぱり示していただく必要があると私は思っていて、私も平場で御説明を聞いて、このデッキについては中野四季の森方面に行くものと囲町方面に行くもので、再開発エリア、サンプラザシティに行くものではないので、大きな影響はないんですという御説明を頂きましたけれども、それでもやっぱり中野駅北口の、そもそもの人の、人口の、昇降客数とか、やっぱり大きな影響はあると思うんですよ。だから人流が、この計画が滞りなく進んでいるという仮定で多分これまで交通調査をしていたと思うんですけれども、ここが止まった段階では本当に影響が少しもないのか、少しはあるのか。これ、全体で63億円ぐらいの事業でしたっけ。総事業、幾らでしたっけ。
竹内企画部財政課長
中野駅新北口駅前広場整備の四季の都市方面デッキのUR施工分に関しましては、令和7年から9年度で約63億円の事業費となってございます。
吉田委員
だから、今年度については少ない金額でも、結局63億円の事業になるものが、本当にそれだけのスペックが必要なのか。歩道の幅とか何とか、いろいろあると思うんです。そういうものも一応今のまま進めて、少しもオーバークオリティじゃないんだということの御説明があってしかるべきだと思うんですけど、いかがですか。
竹内企画部財政課長
こちらに関しまして、直接の、例えば人口のデータであるとか、人の動きのそれが変わってくるとか、そういったことは建設委員会の所管のほうで話し合われるかなとは思うんですけども、我々としては、このデッキ工事が必要なものという考えで、こちらのほう、補正予算のほうを計上させていただいているというものでございます。
吉田委員
議会の仕組みでこういうふうに出してくるのか分からないんですけど、細かなところはここで聞けないので、建設委員会での議論を踏まえてから出してくるというのが本当は順番的には正しいんじゃないのかなと。我々、建設委員会の議論を知らずに、説明はないけども取りあえず所管だから通してくださいみたいな受け止めをしてしまうわけですよ。この進め方、もうちょっときちんとした、再開発事業が止まっている状態で、何年間止まっても、これがきちんとこの年度までに進まなければいけないという、今のスペックで進めなければいけないということをもう一度説明していただけますか、簡潔に。
竹内企画部財政課長
こちらのデッキ工事に関しましては、令和8年12月に駅の新北口の改札の開業が予定されているところでございまして、それまでにデッキを整備する必要があるというものでございます。それに関しまして、今後URとJRに協定のほうを事業としてお願いをしまして、そちらのほうを整備していくと。また、中野四季の都市方面に関しましては、令和11年までこちらの事業委託のほうをかけて、そちらのほうも中野四季の都市方面にも進めていくというような、そのようなスケジュールで考えているところでございます。
吉田委員
この項で最後になりますが、再開発計画が一旦中断というか、止まっている段階で、中野四季の森とか囲町方面の人流、交通量の予測、改めてする必要はありますか。
竹内企画部財政課長
こちらに関しましては、財政サイドではどのような形になるか、その影響というのは、それは各所管のほうで考えて、それを頂いて、また検討するという形になると思いますので、財政課のほうでどうするかというのはなかなかお答えできないというところでございます。
吉田委員
確かに所管じゃないので、でも、それを踏まえないで今回賛否を問われるというのが非常に議員としてもつらいなというふうに思います。
そして、二つ目なんですけども、生活交通安全のところで、防犯設備の整備に関する地域団体への補助に係る経費の増額の部分ですけども、私この項で何度も、本会議や予算の場や、いろんなところで質問してきましたけども、防犯カメラの設置について補助をする事業でありますので、各国である特定の国、中国製の防犯カメラについてはバックドアとかいろんな問題があって、アメリカでもEU諸国でも販売や生産や、こういうものを中止しているという国が、あるいはオーストラリアとか出てきていると。前までの答弁で、特定の国名を名指しすることはなかなか難しいと、こういう御答弁もあったんですけども、これも前に質疑をいたしましたが、中野区個人情報保護条例、これに基づいて個人の情報の漏洩をしないように中野区は努めなければいけない責務があるはずなんですよね。ですから、特定国名を挙げなくても、防犯カメラの一部には、あるいは海外製のものの一部にはバックドアなど個人情報が漏洩するおそれがある製品があるので、お気をつけくださいという注意喚起、啓発、こういうことぐらいはこの事業の推進とともにできないかと、そういうふうに思うんですが、御答弁いただけますか。
久保総務部生活・交通安全担当課長
個人情報など情報セキュリティについて注意をしなければいけないということは非常に大切なことだと我々としても認識しておりますし、そういったものを扱っているということを認識していただくための注意喚起、それから情報提供など、また調査・研究については取り組ませていただきたいと考えております。
平山委員
ちょっと戻って、22ページの中野駅周辺まちづくり費のデッキにかかる経費の6,300万円って、内容はどんなのでしたっけ。
竹内企画部財政課長
こちらに関しましては、URとの協定を結ぶためにかかる委託費用となってございます。
平山委員
URとの協定を結ぶための委託費用って、具体的にどういう費用なんですか。
竹内企画部財政課長
こちらに関しましては、UR都市機構との実施設計業務委託や中野駅西側南北通路橋上駅舎工事に関する内容検証等業務委託など、様々な委託を行うというものでございます。それの総額が6,300万円余となってございます。
平山委員
それは、委託先はどこなんですか。
竹内企画部財政課長
こちらに関しましては、URとなってございます。
平山委員
そうですよね。このタイミングで行わなきゃいけない理由は何なんでしたっけ。
竹内企画部財政課長
こちらに関しましては、現在中野四季の都市方面デッキの実施設計がURに委託しているところでございますが、この実施設計が終了しまして、新北口改札の開業までのデッキを整備してネットワークを構築する必要があることから、今回この補正予算でお願いしているものというものでございます。
平山委員
当該事業はスケジュールどおり進んでいるんでしたっけ。
竹内企画部財政課長
デッキに関しましては、こちらスケジュールどおりというふうに伺ってございます。
平山委員
第2回定例会の補正予算で、デッキについてはスケジュールどおり進んでいるんだけど、先に部材を取り寄せておかないとみたいな補正もやった記憶があるんですよ。だから、結構先手先手でやっているイメージがあるんですね。先ほど森委員とのやり取りの中で、いや、このタイミングが遅れてしまうとみたいなやり取りがあって、それがどうのと言うつもりはないんですけど、もちろん補正予算なので、緊急性を問われるものだから補正予算として上がってきているんだと思うんですけど、何だか、事態が急変をして緊急的な案件が発生する場合と、スケジュールどおり行っていて、スケジュールで言うとここがお尻のタイミングだから、ここに間に合わせるために今だというタイミングと、違うんじゃないかというふうに思っているんですよ。いつもこういう予算のこととか何かのことになると、このタイミングでないとという説明を我々よく受けるんですけど、議会って定例会で行われているわけですし、どのタイミングで補正予算を提案して諮ることができるかというのは予測がつくわけじゃないですか。そういうスケジュールどおり進んでいるものって、少しゆとりを持って議案を提案していくみたいなことというのは、これはできないものなんでしょうか。なぜ、いつもギリギリにやらなきゃいけないんだろう。
竹内企画部財政課長
こちらに関しましては、先ほど御説明させていただきましたが、実施設計が完了した時点で金額等が確定して提案をさせていただいているというものでございますので、やはりこちら完了してからの提案になるというところで、このタイミングという形でお願いをしているものでございます。
平山委員
実施設計が完了してから、金額が決まってから、次のタイミングというのはこのタイミングしかなくて、このタイミングを逃してしまうと、次に行ってしまうと、また3か月ぐらい遅れてしまうから、それはスケジュールに影響してしまうと。でも、それも分かっていることじゃないですか。だから、全体のスケジュールの中に何か織り込んでやっていくというようなことも、今後そういったことも考えていただきたいなというふうに思うんです。
これは一例ですけど、結構このタイミングじゃないと駄目なんです、逆に言うと、どうしてもう少し早く言ってくれなかったんですか、いや、このタイミングまで分からなかったんです、このタイミングまで言えなかったんですということがものすごく多いんですけど、さっきも申し上げたとおり、定例会なんですよ。だから、仕事のスケジュールを2か月ぐらい早くする、スケジューリング的にね。全部は無理ですよ。だけども、何かそういった意識というのも持たれて、もろもろ進められたほうがより効率的というか、そういうことほど、DXでそんなことがということじゃないけど、働き方をより合理的にしていくんじゃないのかなという気もするんですけど、ざっくりした質問ですみません、さっきの答弁が気になっちゃって、このタイミングでないとというのが。
岩浅企画部長
委員おっしゃるとおり、当然予算ですので、総計予算といいますか、本来当初予算に全て入っていて、契約の時期をこの時期にというのが正しい方法、一番適切なといいますか、方法なのかもしれないんですけれども、財政課長が答弁しましたとおり、後ろが決まっているというのが、令和8年度の途中でというのが決まっていますので、それに向けて設計をやってきている中で、当初予算には盛り込むタイミングがなかったと。今回のこの補正予算につきましても、5月か6月だったと思いますが、実施設計が完了して予算を積み上げて、金額を積み上げていって、たしか所管の委員会では報告を閉会中なりにしているはずなんですけれども、予算としてはこのタイミングでしかお出しすることができなかったということになりますので、おっしゃるとおり、今工事が遅れたり、いろいろ状況が発生していますので、なるべく余裕を持ったスケジュールというのは検討はさせていただきたいと思いますけれども、今回につきましては、申し訳ございませんけれども、ギリギリのタイミングでの予算の提案というふうになったというものでございます。
来年度につきましても、先ほど債務負担というお話もありましたけれども、昨年度も予算を積み上げていく中で、納期、仕様を定めて見積りを取ったときに、間に合わないというのがあって予算の補正をしたというのもありましたので、全てができることはないのかもしれないんですけれども、なるべく早め早めに何かしらの対応をしていくのを議会のほうにお示しできるようには考えていきたいと思います。
委員長
他に質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、一旦委員会を休憩します。
(午後4時18分)
委員長
委員会を再開します。
(午後4時26分)
関係委員会からの意見について、まだ建設委員会から報告が来ておりませんので、本議案を保留にしたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
次に、所管事項の報告を受けたいと思います。
初めに、1番、令和7年度国・都の施策及び予算に関する要望についての報告を求めます。
中谷企画部企画課長
それでは、令和7年度国・都の施策及び予算に関する要望につきまして御報告いたします。(資料18)
特別区長会として、国の各関係省庁に対しまして7月30日から8月26日にかけて要望を行い、東京都に対しましては8月20日に要望を行ったところでございます。
まず、国に対する要望書でございますが、別冊の令和7年度国の施策及び予算に関する要望書を御覧ください。
表紙から2枚おめくりいただきまして、目次のページを御覧いただきたいと思います。記載のとおり21項目要望してございます。新規の項目は、17番の都市緑地の保全の推進でございます。
続きまして、当委員会の所管部分について御説明いたします。
1枚おめくりいただきまして、1番、地方分権改革の推進・地方税財源の充実強化でございます。当委員会の所管部分としましては、(1)の地域の自主性及び自立性を高めるための改革の確実な実現、(2)の地方税財源の充実強化、(3)の国の施策変更に伴う地方への十分な配慮、(5)の地方消費税清算基準の制度本来の趣旨に即した見直し、(6)の法人住民税及び法人事業税交付金の減収補填債の発行に向けた制度改正、(7)の区立小中学校教職員の人事権の移譲について要望してございます。
続きまして、5ページを御覧ください。2番、行政のデジタル化の推進でございます。当委員会の所管分としましては、(1)の情報システムの標準化に係る財政措置、(2)の情報システムの標準化の推進、(3)の行政手続のオンライン化の推進について要望してございます。
続きまして、7ページを御覧ください。3番、国有財産の活用です。未利用国有地等の提供の協力や活用に向けた制度の見直しについて要望してございます。
続きまして、少し飛んで25ページを御覧ください。14番、交通システムの整備促進でございます。(2)のご当地ナンバーの導入に伴う地方版図柄入りナンバープレートの台数要件の緩和について要望してございます。
続きまして、29ページを御覧ください。17番、都市緑地の保全の推進でございます。(1)の自治体による緑地買取への対応について要望してございます。
続きまして、30ページを御覧ください。18番、災害対策の充実です。(1)の帰宅困難者対策の推進、(2)の防災対策の推進、(4)の大規模水害への対応策の強化、(5)の大規模水害時における広域避難に係る体制整備について要望しております。
続きまして、東京都への要望ですが、別冊の令和7年度東京都の施策及び予算に関する要望書を御覧ください。
表紙から2枚おめくりいただきまして、目次のページを御覧いただきたいと思います。記載のとおり21項目要望してございます。新規の項目は、7番の山谷地域に対する総合的施策の推進と18番の都市緑地の保全の推進です。
続きまして、当委員会の所管部分を御説明します。
1枚おめくりいただきまして、1ページの1番、治安対策の強化です。総合的な治安対策の強化と安全・安心まちづくり施策の拡充や防犯設備の整備、維持管理に関する補助制度の拡充などについて要望してございます。
続きまして、2ページを御覧ください。2番、特別区都市計画交付金の拡充です。都市計画事業の実績に見合う配分、全都市計画事業の交付対象化、交付率の上限撤廃などの適切な改善について要望してございます。
続きまして、4ページを御覧ください。3番、都区の役割分担等に関する協議の実施です。(1)の都区制度改革・地方分権の趣旨を踏まえた役割分担や税財政制度等に関する協議の再開、(3)の都区の共有財源に係る政策的減免の新設・拡大を検討する際の事前協議について要望してございます。
続きまして、5ページを御覧ください。4番、減収補填対策の確保です。特別区が法人住民税及び法人事業税交付金に係る減収補填債について、発行可能となるよう、国へ働きかけることについて要望しています。
続きまして、少し飛んで16ページを御覧ください。11番の配偶者暴力の防止と被害者保護の充実です。(2)の関係機関との連携強化、(4)の再犯防止プログラムの導入について要望しています。
続きまして、24ページを御覧ください。17番、災害対策の充実です。(2)の帰宅困難者対策の推進、(4)の災害応急対策の推進、(8)の大規模水害時における広域避難体制の構築、(9)の広域避難場所の早急な整備及び避難誘導等の特別区との連携、(10)の非常用電源設備等の設置改修促進について要望してございます。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はございませんか。
山本委員
御報告ありがとうございました。毎年やっていることですけれども、毎年やっている中で、去年、おととしとかですかね、要は区長会で要望するんだけれども、回答というのはもらえていないというようなことだったんですけれども、やっぱり要望の回答をもらったほうがいいんじゃないですかということで、何かしら訴えかけていただくように区長には質問、質疑を通してお伝えしたかと思うんですが、現状だとどうですか。令和6年度の予算に関する要望の回答というのは来ていたりするんですか。
中谷企画部企画課長
まとまった形でお示しできるようなものとしてはないんですが、個々の取組の中で対応状況について確認をしているところでございます。
山本委員
個々について各所管で確認しているということですか。
中谷企画部企画課長
そのとおりでございます。
山本委員
それだと、我々から見ると、区民から見ると、どこまでの進捗なのかというのが分からないんですよね。懸賞で言うと当選は発送をもってとか、ここで言うと予算の配分をもってとかという形になっている状況なわけじゃないですか。もう少し都民に、区民に見えるような形でやられたほうがいいんじゃないかなと思います。引き続き考えていただいて、伝えていただきたいと思います。
それから、もし分かれば教えていただきたいんですが、1の(3)で区長会が要望を国に行ったのが4省庁に分かれているのみなんですけれども、他にも担当の、一番後ろを見ていただくと要望先省庁別一覧ってずらっとあるわけなんですよ。でも、この四つに絞られた以外というのは、この要望書を送ったということのみという理解でよろしいですか。
中谷企画部企画課長
特別区長会のほうで個別に回ったのがここに掲げている省庁で、その他のところはまとめて要望書をお渡ししていると思います。
小林委員
1点だけ伺います。国への施策の25ページのご当地ナンバーの件って、ここでいいんですよね、ここで聞ける。ご当地ナンバーの導入について国に要望していると。23区中5区が現在ご当地ナンバーを導入していて、さらに1区、江戸川区が申請をしているということで、その後、中野区がどうなっているのかということについてお伺いしたんですけれども、中野区はどういうお考えなんでしょうか。
中谷企画部企画課長
特に具体的な検討は行ってございません。
小林委員
中野区は人口当たりの自動車保有台数、商業ベースを除いて非常に少ない区の一つだというふうに思うんですけれども、区長会で国への要望という中にある中で、原付バイクの、たしか以前ナンバープレートについても、絵柄の入ったものの検討だとかも相当、10年ぐらい、もっと前かな、あったような気もするんですけれども、今、中野区ではご当地ナンバーの検討が具体的にはないということなんですけれども、ほかの区でこういう動きがある中で中野区として、ないからないで終わってしまうのか、もしくは何か考えていくのか、今後検討していくのか、全くないままでいってしまうものなんですか。
中谷企画部企画課長
こういった要望を特別区長会としてもしていく中で、要件が緩和されるような動きがあれば、検討のほうを進めていきたいというふうに考えてございます。
小林委員
分かりました。登録台数が10万台って相当な数にもなってくる、中野区は33万人しかいない中で何台、車があるか分かりませんけれども、そういった要件、それから中には練馬ナンバーよりも中野ナンバーというのができないんですかという方もいらっしゃったりしているので、すぐには検討ができない、要件がゆえにできないかもしれませんけれども、今後ナンバープレートについては中野らしさということも一つ検討ができるのであればしていっていただきたいなと。もちろん費用面では、図柄が入ったりすることによって1枚当たりのプレートの何倍にもなってくるということもありますし、全ての方々が中野ナンバーがいいのか、絵柄が入っているものがいいのかということも当然あるとは思うんですけれども、一度どこかでそういう中野ナンバーについての検討も、区民に対してしていただくことも、アンケートを取るのかどうか分かりませんけれども、そういったこともしていただけたらと思います。要望しておきます。
加藤委員
先ほどの山本委員から指摘ありましたけれども、どのぐらい予算要望をして、結果として出てきているのかというのがまとめられていないということですけれども、これは区長会がやればいいんじゃないかなと思うわけですね。結局、どのぐらい進捗が出ているか分からなければ、毎年要望している意味というのが全く見えてこないということで、これが進んだ、あと、また優先順位とか全然、これだけいっぱいあると本当に要望を羅列しているだけで、結局その省庁が何かやりたい施策があったときに、これをエビデンスに使われるだけであって、その濃淡が、いっぱい出せば、それはそれぞれ重要なことなんですけど、何か優先順位をつけるなりとかしないと本当になかなかそういった予算措置って図られないのかなという中では、まずはどのぐらい進んでいるのかって整理するところから、これは進んでいるからもう少しお願いします、これは本当に重要なのに全然進んでいないのでお願いしますとか、区長会のほうで整理するというのが一つ、これら要望の前進のために必要な過程だと思いますので、その辺は、そういったことを伝えることは可能ですかと質問しておきます。
中谷企画部企画課長
そうした御要望につきましても特別区長会の事務局のほうに伝えていきたいと考えております。
吉田委員
個別な事項について聞くのは、本当は控えるべきかもしれないんですけど、国への要望の11ページの「保育所等における給食費の無償化に必要な財政措置」とあって、「幼児教育・保育の無償化事業の一環として」と言って、保育所だけが給食費の無償化の対象として要望されているんですけど、「幼児教育・保育」と「教育」まで入っているのに、幼稚園もどうして入れていないのかなと。幼稚園・保育園の給食費の無償化という財政措置を国に要望すればいいのにと思うんですが、今回はこれで要望しちゃったからしようがないけど、次年度以降、幼稚園も含めて要請していただきたいなと思いますけど、いかがでしょうか。
中谷企画部企画課長
他の所管とも協議して検討のほう進めてまいりたいと思います。
森委員
ここに特別区長が要望を行った日と書いてあって、省庁が書いてあるんですけど、これって大臣が出てきたりしているんですかね。分かりますか。
中谷企画部企画課長
副大臣であったりとか、審議官が出たり、その省庁によって違うんですけれども、そういった方が御対応いただいている状況でございます。
森委員
そういうのって、要するにこういう要望って事務方だけでは動かないものが多くて、生活保護費の国庫負担化の話もしましたけど、結局政治家同士の折衝なんですよ、最後は。という意味で言うと、私は受け止めた側の、受け止めた側というか、要するに国側・東京都側がどういうふうに理解しているかというのも大事だと思うので、そういう意味でも回答が欲しいなというふうに思っています。東京都のほうは要望を行った日しか書いていないんですけど、これは都庁に行っているということなんですかね。こっちは誰が受けてくれているのか教えてください。
中谷企画部企画課長
栗岡副知事に要望書を手渡したということで聞いています。
森委員
小池知事は、これとは別に区市町村長との懇談みたいなのをやっているじゃないですか。あれは公開されているんですよ。私、それがよく分かんなくて、あれはあれである意味大事で、今週でしたっけ、またやるというふうには聞いていますけども、あれはあれで大事なんですけど、あっちはあんなに公開されているのに、何でこっちの回答はくれないんだろうなというのが、どうも腑に落ちないなというのが一つと、もう一つは、要望する側の中野区長がどうやって、去年は三つかな、給食費と西武線と、あと財調配分かな、要望しているんだと思うんですけど、要望する側はこれをどうやって選んでいるのかなというのも思うんですけど、その辺りについて教えてください。
中谷企画部企画課長
特別区長会としての要望に当たって、各区から五つの項目に絞るような方針というか、基準になっていまして、その観点として政策提案型か否かということと重要性、また実現可能性、具体性、緊急性といった観点から各区5項目までに絞り込んでいます。庁内的にはもっと、2倍ぐらいですかね、10件か11件ぐらいの要望が出てくるんですけれども、そういった観点から企画部が精査をして、選んだ5項目をまとめて出しています。それを各区が持ち寄って、その中でさらに優先順位付けなどをして選び込んだのがこの21項目になっているというような状況です。
森委員
区長が知事のところに行ったときに何を要望するかというのは、どうやって決めているんですか。区長の一存なんですか。
中谷企画部企画課長
都知事と区市町村長との意見交換の件かなと思うんですが、その際は、まずは都に要望している、中野区としての要望事項でピックアップしている5項目があるので、その中からも優先順位が高いものが何かというのを企画部としても選んで、区長と相談して、場合によってはその項目でないものでも、区長が特にそのときタイムリーに要望したいものがあれば、それを追加して要望するというふうなことを決めています。
委員長
他に質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
次に2番、中野区構造改革実行プログラムについての報告を求めます。
中谷企画部企画課長
それでは、中野区構造改革実行プログラムについて御報告いたします。(資料19)
本報告は、全ての常任委員会において共通の資料により報告するものです。
まず鏡文のほうを御覧ください。区では、令和3年度に中野区構造改革実行プログラムを策定し、財政的な非常事態に対処するとともに、新たな行政需要に応じた効率的かつ効果的なサービス展開を図るため、行財政の構造的な改革を集中的に進め、持続可能な区政運営を目指す取組を進めてまいりました。令和5年度をもって構造改革実行プログラムの計画期間が終了したため、取組結果などについて御報告するものです。
まず、1の構造改革実行プログラムの取組結果についてでございます。
(1)の基本指標につきましては、六つの指標中、基本指標1の行政コスト対税収等比率及び基本指標6の総労働時間については達成できませんでしたが、他の4指標につきましては達成をしているという状況です。詳細は別紙の1を後ほど御覧ください。
(2)のビルド・アンド・スクラップ等につきましては、令和3年度の構造改革実行プログラム策定後に行った令和4年度と令和5年度の予算編成におきまして経費削減に取り組み、各年度の当初予算では、令和4年度は約6,800万円、令和5年度には約5,200万円の一般財源の充当経費を削減いたしました。
詳細につきましては別紙2のほうを御覧ください。当委員会に関連する部分について御説明いたします。令和4年度のうち、項番の1、平和事業、項番の2、中野区人権及び多様性を尊重するまちづくり条例の推進、項番の9、一斉情報配信システムの新規導入に伴う既存配信ツールのランニングコスト削減等、令和5年度のうち、項番の1、統合型GISの構築、項番6、構造改革アドバイザーの廃止、項番の7、広報アドバイザーの見直しが企画部と総務部の所管部分でございます。
鏡文のほうにお戻りください。
(3)の戦略ごとの財政効果につきましては、令和4年度は2億2,000万円余、令和5年度は1億1,000万円余となってございます。
詳細は別紙3のほうを御覧ください。当委員会に関連する部分について御説明いたします。戦略のⅠ、デジタルシフトによる区民サービスの向上と効率的な行政運営、戦略のⅢ、施設のあり方検討と適正な配置・管理のうち区有施設の財産経営の部分、戦略のⅣ、組織体制の最適化、戦略Ⅴの安定的な財政運営と財源創出のうち予算科目の見直しによる事務の効率化、執行率の向上が企画部と総務部の所管部分でございます。
鏡文のほうにお戻りください。
次に、2の取組結果を踏まえた総括についてです。達成できなかった基本指標のうち、行政コスト対税収等比率につきましては、純行政コストと財源の双方に伸びが見られる中で、純行政コストの伸びが財源の伸びを上回ったことにより、対前年度比改善の目標の達成には至らなかったというものでございます。総労働時間につきましては、児童相談所や生活援護のケースワーカーなどの職員数の増加による影響が大きく、時間数が増加いたしました。
他の四つの指標につきましては、目標を達成している状況です。この要因としては、想定していた歳入一般財源の減少が見られなかったことが大きく影響していると考えられますが、物価高騰下においてビルド・アンド・スクラップなどや個別プログラムに基づく取組を推進するとともに、事業執行などにおける経常経費の抑制を図ったことも目標達成に一定の効果があったものと推測してございます。
以上のことから、計画期間中に財政状況の悪化が見られなかったものの、構造改革実行プログラムに基づく取組により、基本指標に係る目標をおおむね達成し、安定的な財政運営を行いました。このことは、この間実施してきた新型コロナウイルス感染症対策や物価高騰対策を講じるための機動的な財政出動に寄与したものと考えられます。
また、各戦略の個別プログラムをはじめとした区民サービスの向上や事務事業の効率化等を図る視点での取組につきましては、効率的かつ効果的なサービス展開と持続可能な区政運営のために推進すべき取組であったと捉えてございます。計画期間中に実施した取組につきましては、今後につなぎ、発展をさせてまいります。
次に、3の今後の取組についてです。(1)の各戦略における個別プログラムにつきましては、別紙の4を御覧ください。当委員会に関連する部分について御説明いたします。戦略Ⅰ-1、新区役所を契機とした来庁者への窓口サービス迅速化と事務効率化、戦略Ⅰ-2、来庁しなくても受けられる行政手続の充実、戦略Ⅰ-4、区民ニーズを踏まえた政策立案に資する区実施調査の充実、戦略Ⅰ-5、多様な手段による効果的な区政情報の発信、戦略Ⅲ-1、区有施設の財産経営、戦略Ⅲ-7、区有施設の脱炭素化の推進、戦略Ⅳ-1から3、戦略Ⅴ-1から5の各個別プログラムが企画部と総務部の所管部分でございます。これまでの進捗状況を踏まえて、別紙4に記載のとおり整理をしてございます。計画していた内容が終了していないものにつきましては引き続き取り組んでまいります。
鏡文のほうにお戻りください。
最後に、(2)の業務改善等の取組についてです。構造改革実行プログラムによる業務改善やサービス改善の視点からの取組については、区政運営における政策マネジメントの一環として取り組むこととしてございます。また、今後は区役所新庁舎への移転が完了したことを踏まえて、さらなる業務改善や事業見直し、DXの推進を効率的かつ効果的に推進していくための仕組みや組織について検討してまいります。
御報告は以上です。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はございませんか。
平山委員
もう時間があれなんで端的に聞いていきます。構造改革って何だったんだろうという、嵐が過ぎ去ったような感じですけど、上から行きますね。基本指標、六つのうち四つが達成できましたと。すばらしいですね。指標2、3、4、5のそれぞれが達成できた要因、これは構造改革のどこの部分にあったとお考えですか。
中谷企画部企画課長
一番の要因は、歳入の一般財源が当初想定したような減少が見られなかったということだと思います。
平山委員
いやいや、それで締めくくっちゃうと、要するに経常収支比率が23区平均を下回ったのも、単年度以外全部下回っているんですけどね、そもそもが。基金の積立てができたのも、公債費負担比率が抑えられたのも、人件費比率が一定額以上抑えられたのも、お金がいっぱい入ってきたからですで総括しちゃうんですか。
中谷企画部企画課長
失礼しました。構造改革実行プログラムに基づく様々な取組や、また行政評価などを踏まえた事業見直し等も進めていくことで、より効率的・効果的な取組を進めてきたというところも一定の影響があったものと考えてございます。
平山委員
今おっしゃった構造改革による様々な取組、そのどこの部分が何に寄与したのかという分析まで本当はやってほしいんです。そうしないと、どの取組はよかったけども、どの取組はって次につながっていかないじゃないですかと思って伺いました。本当はもっと掘り下げたいけど、時間があれなんで2番目に行きます。
ビルド・アンド・スクラップ、令和4年度6,800万円、令和5年度5,200万円ということで、ビルド・アンド・スクラップ一覧というのも出していただいていますけども、ビルドはどこにあるんですか。
中谷企画部企画課長
令和4年度と令和5年度のビルドのうち、スクラップを合わせて行ったものにつきましては、こちらに資料に掲げてとおりでございます。特にスクラップを伴わない純粋なビルドについては、この中では表記をしてございません。
平山委員
それも表記しないと駄目じゃないですか。ビルドしたけどもスクラップできなかったものと、ビルドしてスクラップしたもの、やっぱり両方をきちんと示した上でどうだったのかという検証をしていかないと、ビルド・アンド・スクラップができたのかという検証ができないじゃないですか。ちなみに、ここに書いてあるこれが、例えば令和4年度のビルドは1億5,600万円と見ればいいんですか。ここに載っていないビルドは幾らあるんですか。
中谷企画部企画課長
令和4年度の部分で、全体の新規・拡充事業、ビルドに当たる部分の一般財源ベースで言うと約63億円分でございます。
平山委員
令和5年度は。
中谷企画部企画課長
約70億円でございます。
平山委員
ということは、純粋に見れば1億5,600万円何がしに対してスクラップが6,800万円できたんじゃなくて、63億円に対してスクラップが6,800万円しかできなかったということじゃないですか。令和5年度は言わずもがな。こういうのをちゃんと表したほうがいいんじゃないかなというふうには思います。そうしないと、この表の意味がなくなってきてしまう。
時間があれなんで3番目、戦略ごとの財政効果、財政効果が出ていますけど、例えばⅠ番の1の新庁舎を契機とした来庁者への窓口サービスの迅速化と効率化の財政効果、これは具体的にどういう財政効果なんですか。4,500万円と6,100万円が、令和4年度と令和5年度の決算ベースで財政効果として計上されていますけども、人件費相当分が削減できたということなんですけど、これはどういうことですか。
中谷企画部企画課長
この項目、新区役所を契機とした来庁者への窓口サービスの迅速化と事務効率化の中の、事業としては統合型GISの構築ですとか、ペーパーレスの推進、それから個別な話でいくと区立保育園のICT化や、それからユニファイド・コミュニケーションの導入といったものがございます。経費の削減は非常に限られたもので、統合型GISの導入に伴って削減できた、例えば窓口用の都市計画図の更新費などが若干削減になっていますけれども、ほかは、ほとんどは人件費相当で、ペーパーレスや統合型GISの導入などによって削減できた、効率化できた業務量の部分を人件費換算したものが財政効果として挙げられているものでございます。
平山委員
ということは、要するにこれは実際に削減ができた人件費ではなくて、削減ができたと想定される時間を人件費で割り返したら、この金額だということなんですか。
中谷企画部企画課長
そのとおりでございます。
平山委員
じゃこの4,500万円何がしと5,100万円何がしの効果は、削減できた効果は、実際お金が削減できていないわけだから、削減できた時間が何かに使われていないといけないわけじゃないですか。そうしないと効果と呼ぶことはできないじゃないですか。逆に残業代は減ったんですか。残業は減ったんですか。
中谷企画部企画課長
この項目に捉えて言うと、人件費相当分の業務量の削減効果が推計されるというもので、当然それで浮いた分は業務効率が上がっているので、ほかの業務に充てたり、あまり定数削減はできていないんじゃないかと思いますけれども、ほかの業務に専従できたということだろうと思います。
平山委員
ほかで増えた業務量に対して、職員を増やすことなく、その業務が行えたということと捉えればいいですかね。なかなかあれですよね。分かりました。
時間があれなので、もろもろお聞きをしたんですけど、何が言いたいかと言うと、何かすごく後ろ向きな分析のように見えるんですよ。後ろ向きな分析を取りあえず、でも数字をよくして出して一定の評価としよう、総括としようというふうに見えてしまうんです。さっきのビルドが載っていなかったり何だりということも含めたりして。そうではなくて、専門の部署までつくって3年間取り組んだわけじゃないですか。この中で本当に次に生かせること、この取組をやってというのがないのかというのを、できればちゃんと分析してほしいなと思うんですよね。そうしないと、結局この個別プログラムで残っている分だけを今後推進していきますというだけで構造改革実行プログラムというのが終わってしまうんだとすれば、非常に残念だなという気がするんですけど。一旦総括はこれで終わりなんですかね。
中谷企画部企画課長
令和3年度に策定して、3年間集中して取り組むこととしていた構造改革実行プログラムとしてはこれで一旦総括になるのかなと思います。ただ、委員から御指摘のあったとおり、継続になっているものについては、もちろん実施計画であったり、その他の個別計画だったりに基づいて、きちんと今後も進捗管理をしていくということと、あとはほとんど終了しているものが多いですけれども、それぞれを見ると、そこで完了して終わってしまうものというのは恐らくあまりなくて、その後も継続的に経常業務としては残るものが多いと思いますので、そういった意味では通常行っているマネジメントの中で、見直し・改善等の発展した取組というのは進めていく必要があると考えています。
平山委員
これで最後します。要はこの構造改革実行プログラムを推進することが、これ自体が基本計画の下支えをするという位置付けだったんです。でも、実態は一番最初の質問でいみじくもお答えになったように、当初歳入減が危惧されると思いきや、歳入がどんどん好調になっていった。だから、実態としては構造改革実行プログラムが回転しなかったとしても区政は進んでいたのかもしれない。だけど、3年間やってきて、アドバイザーをつけたり、いろんなことをやっているわけだから、その中できちんと次に残せるものというものを考えるか、あるいは率直に改めて評価をしてみて、果たしてこれが必要だったのかどうかということを検討されるというのもあれかもしれないけど、あんまり後ろ向きなことをやってもしようがないから、せめてそういったことにだけは生かしていただいて、この個別プログラムの残りの部分の仕上げをきちんとやっていただきたいなと思っています。これは意見でいいです。
委員長
一旦委員会を休憩します。
(午後5時01分)
委員長
委員長を再開します。
(午後5時02分)
加藤委員
私の考えだと、あまりうまくいっていなかったなという感じはします。先ほど言いましたけど、新規予算の一般事業費が上がっている増加分に対して、削減できた財政効果が小さ過ぎると思っていますので、今後PDCAサイクル、これがある意味、構造改革実行プログラムというのは区全体でぶち上げた大プロジェクトだったわけですけども、それでPDCAを全力で回してこのぐらいしか生まれなかったのかと思うと、今後そういうプロジェクトがない中でそこまで財政効果が出せるのかなという、そういう全体の監視の目がある中でみんな頑張ったんだと思うんですけど、それでこの程度かと。やらないよりはやったほうがよかったとは思いますし、先ほど平山委員もおっしゃったとおり、これを経て、そこで出てきたノウハウみたいなものを使ってもらいたいなとは思うんですけども、でも、まだまだやらないといけないことはあるんじゃないかなと思いますので、構造改革実行プログラムという名前はないにしても、PDCAサイクルは常に回していかないといけないものですから、しっかりとやっていただきたいなと思っています。
ちょっと気にかかる点で、先ほど平山委員も言っていたんですけど、財政効果、人件費相当のところで、例えばMS365を入れてとか、インターネットの環境をよくするとパソコンの前に向かって待機時間とかが削減したとか、そんなのが入っていたように記憶しているんですが、そういう算出方法でよろしかったでしたっけ。
中谷企画部企画課長
そういったことも考えて財政効果としては捕捉をしているところでございます。
加藤委員
そういうのが短縮すると人件費が浮く、雇う人数を減らすほどまでいかないけど、一人ひとりが生まれる時間が増えるというようなところで、それで基本指標の6の総労働時間がそういう中で増えちゃうというのがよく分かんないですけど、そういうふうにいろいろと個人個人ができる仕事をつくっていこう、DXで増やしていこうとやっているけども、区としては仕事量が増えちゃった、定員が変わっているというところもあるとは思うんですけど、この大きく増えてしまっている原因というのは何なんですか。
中谷企画部企画課長
総労働時間が一方で増えてしまっている主な要因は、職員数の上限を上げたこともあり、また児童相談所や生活援護のケースワーカーの体制を強化している部分もございますので、そこによる職員数の増加が一番大きなところです。一方、超過勤務も総数では伸びていて、平均の時間数も若干ではありますが増えてはいるところなので、そういった業務効率向上に努めてはいるものの、全体としてはそのような状況にあるというところでございます。
加藤委員
そうすると、例えば一人頭でやった場合は下がっているんですか。それは職員課とかのほうが分かっているのかな。
中谷企画部企画課長
超過勤務の総労働時間、総数にしても、定数が増えた後で割り返しても、一人当たりの超過勤務時間数も若干ですが増えていたと認識しています。
加藤委員
そうすると、分かんないですけど、働き方改革もこの構造改革実行プログラムにあったわけですよね。これが増えてしまった理由というのは何なんですかね。業務が1人当たりの負荷が増えたということなんですか。
中谷企画部企画課長
完全に要因分析として精緻にできているわけではないんですが、育休の取得の促進ですとか、年休の取得の促進、そちらも伸びている部分はあるので、その裏返しとして超過勤務が伸びているというのは一定あろうかと思います。あとは実際、新規・拡充等の事業が増えているところも伴って業務量が増えているのではないかと推測されます。
加藤委員
そうすると指標が何なのかって、よく分かんないものをつくってしまったというのも、うまくいっていない一つなんだろうなとは思います。
あと、戦略Ⅲの区有施設の財産経営というところで、財政効果というのは財産を売却して出てきたものがこの数字になるんですか。
半田企画部資産管理活用課長
こちらの歳入確保につきましては、例えば中野セントラルパークの貸付けですとか、あとは所管外にはなりますけれども、例えば鍋横区民活動センターの予定地の貸付けですとか、そういった普通財産の貸付け、こういったところが歳入のところに計上されているものでございます。
加藤委員
そうすると、令和5年度のほうが減ってしまった理由って何なんですか。
半田企画部資産管理活用課長
こちらにつきましては、単年度でその前の年度にはなかったものを令和4年度に計上したものについてのみ掲載をしているものでございます。ですので、令和4年度につきましては、先ほど申し上げました中野セントラルパークですとか鍋横区民活動センター、こういったものがこの令和4年度から歳入が入ってきているところでございますけれども、令和5年度につきましては、そういった新規に普通財産を貸し付けしたものにつきましては中野二丁目の権利床だけだということもございまして、こういった形での歳入確保というふうに数字としてなっているものでございます。
加藤委員
サウステラの件とか、この委員会でかなりやりましたけど、こういったところは今後本当に構造改革実行プログラムがなくなったとしてもしっかりとやっていただきたいなというところで終わります。長くなるので要望にしておきます。
森委員
まずお伺いをしたいのが、現時点において来年度の歳入見込み、今年度当初と比べてどのくらい増減になるか、見込みを教えてください。
竹内企画部財政課長
現在推計をしているところですけども、今後、具体的な金額はお示しできませんが、増えるというふうには想定してございます。
森委員
何で具体的な数字が出ないんですか。
竹内企画部財政課長
こちらに関しまして今推計中ですので、そちらのほうを具体的にこちらのところで明言することはできないというものです。
森委員
通常そうだと思うんですよ。だけど、この構造改革実行プログラムをつくる前段で何を区が言ったかというと、来年度92億円も減収になりますと言ったんです。今財政課長がおっしゃったとおり、こんな数字、現時点のあらあらの見込みだから通常答えないんですよ。答えないものを、こんなに減るんです、大変なんですって言ったところから私は間違いが始まっていると思っています。今回の総括では、いろいろ細かい数字、指標がどうなったとか、財政効果がどうなったとか、個別プログラムの状況はどうなったとか御報告いただいていますけれども、もう少し大きい視野での振り返りというか、反省が必要なんだろうなというふうに思っています。
頭のところに「財政的な非常事態に対処するとともに」から始まっていて、結果として想定していた歳入一般財源の減少が見られなかったというところが結果なんですよ。私はこの構造改革実行プログラムの前段で、歳入が減っちゃう、減っちゃうと言ってパニックみたいになっていたことのほうが反省が必要なんだというふうに思っています。ここには載ってきていないですけれども、学校の建て替えを遅らせるなんていう大きな判断も区としてあったわけです。本当に必要だったかなと思います。これは結果論で言っているわけじゃなくて、当時の状況を見ても、財政調整基金も一定積んでいた、非常事態になれば国から、東京都から、いろんな補助金が降ってくる見込みだってあった中で、こういう見込みを立てるのがどうだったのかなというふうに思っているので、いみじくも今日報告がありましたけれども、国・東京都の要望の中には、歳入が減少したときに減収補填債を発行できるようにしてほしい、こういう要望も入っているんですね。これは一定こういうことが本当に必要だというところまで追い込まれた区があったから入っているんだと思うんですよ。だけど、そこまで中野区の状況は行っていなかったのに、92億円も減るなんていう根拠がよく分からない数字をドーンと出して、大変だ、大変だってなっちゃったところが大きな反省だったなと私は思っています。
当時の副区長も企画部長もいないですけど、そういう意味での反省というのが私は必要なんじゃないかなと思っているんですが、見解を伺いたいと思います。
岩浅企画部長
当時の新型コロナウイルスの関係がありまして、経済が止まりつつあったという状況を踏まえた上で、区としてできることを持続していくために必要だということで当時この計画をつくらせていただいて、抜本的に見直しをしていこうということで構造改革実行プログラムをつくったというところでございます。おっしゃるとおり、歳入が減らなかったということもございまして、令和3年度について、令和4年度については予算も抑えて書いていたんですけれども、令和5年度の予算からは止めた分もやることも踏まえて進んでいったという実態はございますので、つくった当時についてはやむを得なかったんだと思っておりますけれども、実態はなかなか状況が思ったほど進まなかったのでというのはそのとおりかなというふうに思っています。ただ、効果として見えている数字は少ないという御意見を頂いておりますけれども、事業をやっていく中で、見直しは細かいところはやっていっておりますので、委託料につきましても毎年毎年枠が、新規事業は増えていっていますけれども、継続している分については抑えられていっているというのも裏ではございますので、そういったことも含めると、抜本的に全てを見直しをしようというふうに決めて各所管で取り組んでいったというのは、効果はあったのかなというふうには思っています。
森委員
成果が少ないかどうかというところは、私はちょっと微妙だと思っていて、このくらいなんじゃないかなと思っています。というのは、事業見直しをやったところの成果って、例えばリーマンショックがあって、東日本大震災があってのときも大なたを振るうような見直しというようなこともしましたけど、やっぱり数億単位なんですよ。このくらいなんだと思う。だから大きなところ、学校施設とか財産の貸付けとかというところをやっていかないといけないといっているのはそういうことです。事業見直し、個々の事業の効率化というのは、それはそれで大事で、やっていっていただきたいんですけれども、財政フレームに影響を与えるような大きなところというと、個々の事業を見直しても、そこまではなかなかいかないのかなと正直私は思っていて、この成果はこの成果で、正直このくらいなんだろうなというのが私の理解です。
そういう混乱もある中で、例えば構造改革というのは、ある意味では極めて新自由主義的な色彩が強い言葉なんだけれども、中野区の構造改革の中には公助の体制強化なんていう話も入っていて、普通、構造改革という中で公助の体制強化なんて言わない。それを入れてあるというのが、ある意味では私は評価していますけれども、ある意味では軸がぶれているとも言えるのかなというようなこともあって、そういう意味でもいろいろ反省もあるし、さっきの総労働時間の話で言えば、何で児童相談所を造る前に総労働時間が減ると思ったんだろうというのは不思議で不思議で仕方がない、当時もとても不思議に思いましたけれども、やっぱり結果としてはこうなるということで、その点でも振り返りというか、総括が必要なんじゃないかなというふうに思っているんですが、最後、もう少し前向きな話をすると、政策マネジメントのところに「(PDCAサイクル)」と書いてあるんです。PDCAサイクルにいつまでこだわるんだろうというふうに私は思っています。このPDCAサイクルというのは、多分言われ始めたのは1950年代とか、そのくらいなんですよ。それが役所の中に入ってきたのは割と、2000年になってからとか、そのくらいなのかもしれないんですけれども、経営マネジメントの手法というのはどんどん進化をしていて、フィードフォワードオプションとかOECDループとか、いろいろありますけれども、PDCAが機能しないじゃないかって議会でもよく指摘が出ますけど、PDCAが機能しないって民間企業でもよく言われる話であって、マネジメント手法から見直しをしていただきたいなというふうに私は思っているんですが、その点いかがでしょうか。
中谷企画部企画課長
区政運営における経営手法につきましては、今御案内いただいたような比較的新しい手法も含めて、より効果的に業務改善や事業見直しが進むような方策というのは検討していきたいと考えてございます。
浦野委員
今、伺いたかったことを森委員が大きく聞いていただいたので、私も同じ思いでいたんです。当時の令和2年度の第3回定例会のときだったと思うんですけれども、令和3年度の予算編成に関わる中で92億円の減収を見込んでいるという話があって、当時総務委員会でもかなり議論があったと思うんですけれども、この打ち出し方だと本当に不安をあおるようなものじゃないかと。ちゃんと決算ベースで見ていくことが必要ではないかという当時も指摘をさせていただいて、議事録もいろいろ今読み返してみたら、やっぱり今森委員が指摘してきたようなところで、この92億円の当時減収ってなったけれども、実際の当初予算の令和3年度の編成のときには68億円という減収で、本当に数か月の間だけでもそれだけ大きく数字が動いていたわけですよね。だから、これが当時、本当にいろいろ先行きが分からない中で、もちろん税収が減っていく想定もあったし、本当に分からない状況ではあったと思うんですけれども、この名前自体の連想するものもそうですし、本当に92億円の減収の根拠は何なのかというところでは、今あったように大きく総括することがやっぱり必要なんじゃないかなというふうに思って、お聞きしたら多分同じ答弁になるので、あえてまた繰り返しませんけれども、それは同じふうに思っています。
その上で改めてなんですけど、やる目的としては、単なる削減とかではなくて、本当に必要なところに、先行きなかなか見えない中で、きちんとそれを住民の福祉の向上のために、必要なところにやっていくためのものだったということで、まずそこを、前提を確認させてもらっていいですか。
中谷企画部企画課長
基本的にはそのとおりでございます。あくまで昔の行政改革みたいに大なたを振るうような削減ではなくて、あくまで持続可能な区政運営を目指すための効率的かつ効果的な業務の見直し等を行っていくというのが主眼であったと認識しています。
浦野委員
その上で、表紙の裏面のところに、上段のところで、計画期間中に財政状況などが見られなかったものの、取組によって新型コロナウイルス感染、物価高騰への機動的な財政出動に寄与したという文言があるんですけど、ここもちょっと気になっていて、逆にこのとき、当時92億円減収になりますと、そういうことがあったから、逆に大胆な、本来必要なところの財政出動のところにストップをかけてしまったのではないかという側面も当時議論ではあったと思うんです。ここって、区はかなり前向きに評価されていると思うんですけれども、その辺りの認識というのを改めて伺ってもいいですか。
中谷企画部企画課長
基本的には新型コロナウイルスの対策ですとか、物価高騰対策につきましては、区としてはタイムリーにやるべきことを機動的に実施できたと考えております。そのための裏として、この構造改革実行プログラムに基づく取組がある程度は寄与したというふうに考えているところです。
浦野委員
やってきたことを不足でしたとか、そういうことにはならない、もちろんいろいろ区独自としての対策もされてきましたし、そこは評価もしているんです。一方で、私は前回の、たしか平成23年とか平成24年だったと思うんですけれども、事業見直しのときのような形での、大変な中でも区として大きな区民サービスを削減しなかったというところも、私はそこもすごい大事だったんじゃないかなと思うんですけれども、その点の認識も伺っていいですか。
中谷企画部企画課長
そういった意味では、結果的に予測していたような財政状況の悪化はなかったわけではありますけれども、それを推測した中においても、持続的に、サービスの量や質を減らすようなことはせずに、効率を上げることで対応していくような取組であったのかなというふうに考えています。
浦野委員
分かりました。さっき森委員も触れていたんですけど、私も大きくこの戦略の中で、公助の体制強化というところが、ここはすごく大事だという当時もお話をしたんです。その中で取り組まれてきたこともあると思うんですけれども、今後の個別プログラムの別紙4のところで、一定成果があって終了するもの、また、できなくて継続するものというのもあると思うんですけれども、これって今後の取扱いで、それぞれ実施計画に移行とか、それぞれ対応のところに書いてあると思うんですけれども、ちょっと言葉のあやかもしれないんですけど、最後の5ページのところで、例えば債権管理体制のところは「債権管理対策会議において、継続検討」って書いてあるんですね。その下の決算分析を基にした予算編成手法の確立のところとかは、何とかに基づき「継続する」ってなっていて、この「継続する」というのと「継続検討」を見比べると、債権管理のところは継続すらも検討するみたいな、若干ニュアンスとして後ろ向きなようにも捉えるんですけれども、ここはあえて表現を変えた、ほかも継続するとなっているんですけど、ここだけ少しどうなのかなと思うんですけど、あえてこれを言い方を変えているのか、そこを確認させてください。
中谷企画部企画課長
表現が精査されておらず大変申し訳ございませんでした。特に債権管理体制の強化の部分で継続検討としているのが、特に他意はなくというか、ほかの「継続する」と使い分けて、継続することすら検討するという意味ではございません。そういう意味では継続、引き続き行っていきますので、そのような内容でございます。
浦野委員
それを聞いて安心しましたが、あえて違う表現だったので、分かりました。
さっきの公助の体制強化というところの面からも、これは繰り返し言っていますけど、債権管理のところというのはそういう側面でも大事だと思っています。この間何度も質疑しているので、ここではこれ以上伺いませんけれども、当然公助の体制強化というのは、別にこの構造改革実行プラグラムに限らず、自治体としての一番の役割の発揮するところだと思うので、ここも引き続きその視点での取組というのはしていただきたいと思うんですけれども、そこを最後確認をさせてください。
中谷企画部企画課長
関係所管と連携協力しながら、そちらの点についても引き続き取り組んでまいりたいと考えています。
小林委員
構造改革実行プログラムということで、コロナ禍、そしてなかなか財政の見通しが先々見通せない中で、構造改革実行プログラムによってイメージどおり、これまで委員の皆さんも言っていましたけれども、財政に大なたを振っていくというイメージでいたところが、結果的にそうではなくて、ビルド・アンド・スクラップ、ビルドがものすごく大きくて、スクラップは少なかった、つまりスクラップ・アンド・ビルドはなかったということでありました。
重ならないように質問したいと思うんですけれども、中野区の構造改革実行プログラムについてということで3点位置付けを設けて行ってきました。いずれにしても基本構想、基本計画の下支えをしていくものであると、それによってローリングをかけていくということでやってきました。これは3年間、令和3年度から令和5年度の3年間で行っていくということで、この5年が終わって見えてきたのが、ここで幾つか挙げていただいたようなものでした。なかなか評価としては、決して行き先明るいような内容ではなく、むしろ非常に厳しい内容だったというふうに思います。
目的と位置付けの中の一つに、10年後を目指す姿というのがある中で、今回の総括をされて、総括というか、ここまでの取組について結果をまとめたというところで、10年後の姿、つまり基本構想・基本計画って一旦決めているじゃないですか。その中には施設整備計画も入っているし、それから人材育成についても入っているし、それから仕事についても、職員の仕事についても入っている。そういったところにどうフィードバックしていくのか、今回の3年間のある意味総括として、10年後の姿、今回、中野駅新北口駅前広場の整備の件は大きなマイナス要因にもなってきてはいるんですけれども、それは急に、突発的に出てきたことであるんですけれども、構造改革実行プログラムを行った中野区として今後どうしていくのか、中野のビジョンとしてというところについてはどのようにお考えになっているか。10年後のまちのあるべき姿をどういうふうに、要するに3年前、4年前か、スタートしたときから今ここに来て、あと数年の後、どういうふうになっていくと考えているのかについて伺いたいんですが。
中谷企画部企画課長
構造改革実行プログラムが基本計画の下支えということで、基本構想に描く10年後の目指すまちの姿の実現に当たって、着実に基本計画を実施していくために、その下支えになるような構造改革、業務の効率的・効果的な展開というものを令和3年度から令和5年度までの3年間で集中して取り組んできたというものでございます。そういった意味におきましては、どこがどうということを具体的にお示しするのは、なかなか細かい点では難しいんですけれども、一定程度そうした財政効果も、決して十分だとは思いませんが、一定の効果はありましたので、その部分において10年後の目指すまちの姿の実現にも一定寄与したのかなというふうには考えています。今後の部分なんですけれども、今後はこれからまさに次の基本計画の策定に向けて検討を進めていかなければいけないので、残りの令和8年度からの5年間について、これから来年度にかけて計画策定に向けた検討を進めてまいりますので、その中で反映させていきたいというふうに考えています。
小林委員
構造改革実行プログラムを行って、中野区が行って、それによって何が生み出されたのかというところが、ビルド・ビルド・アンド・スクラップではない、もっと少ないね、ビルドがすごく大きくて、スクラップが少ない中で、まちはどんどん変わっていく、そして持続可能性という言葉だとかマインドとかミッションとか、そしてビジョンというような言葉のもとの中で、中野区がこれからどうしていくのかというのがなかなか見えてこない。そもそも曖昧な言葉のもとにやっているので。そして、少しトリックがかったような報告を頂くと、なかなか中野区の将来について、どういうふうにしていくのか。まして、さっきは一旦中野駅新北口駅前広場整備を置きましたけども、中野駅新北口駅前広場整備を踏まえて考えていくと、なかなか様相が見えてこないというところがあります。もう少し地に足をつけたというか、そういう中野区の、本当に実効性のある、中野駅新北口駅前広場整備を踏まえる中野区のビジョンというものをつくっていかなければならないのではないのかなというふうに今後について思っています。ある意味、個人的には構造改革実行プログラムというものが成功したというふうには思ってはいないので、早急に違う方向をきちっと打ち出していくことが大事だというふうには一旦は思います。なので、財政効果というところがなかったというものは大きく反省点になってくると思うので、これについては今後のビジョンをつくっていく施設整備計画もありますし、新たな基本計画をつくっていく中でも、しっかりとそれを踏まえていっていただきたいと思います。そうでないと、言葉だけが先走ってしまうような、イメージだけが先走ってしまうような区政になっていってしまう。さっき、財政の見通しはいいという話がありましたけれども、コロナ禍においても中野区財政状況は毎月毎月よくて、コロナ禍がゆえに落ち込んでいくのかと思いきや、全然税収は落ちていかなかったということもあるので、もちろん見極めはすごく難しいとは思います。それはもちろんあると思いますけれども、ビジョンをしっかりとつくっていくというところに少し力を注ぎながら、着実な区政運営をどのように行っていくのかというところ、何かふわっとした、浮ついたところだけにいくと本来の下支えが何もなくなってしまう。下支えだった実行プログラムがなくなってしまうということについて、より深く考えていかなければならないのではないのかなというふうに思います。
幾つか質疑が出ているので、最後は要望というのかな、思いだけを伝えますけれども、そういう構造改革実行プログラムであり、また個別プログラムの今後の、継続が幾つか、六つ、七つありましたけれども、それだけではない継続な部分って本当は幾つかあると思うので、そういった点について、しっかりと取り組んでいただきたいと思います。最後に、今後についてもう一度お聞かせください。
中谷企画部企画課長
次期基本計画の策定に当たって、より実効性の高い取組を定められるように努めていきたいと思います。また、毎年行っている予算編成や行政評価、事業見直しなどの中でも、きちんとそういった必要な事業の廃止・縮小等も、適正な規模・規格の取組を捻出できるように、関係所管と協力して検討のほうを進めていきたいと思います。
委員長
他に質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
委員会を暫時休憩します。
(午後5時33分)
委員長
委員長を再開します。
(午後5時33分)
本日はここまでとしたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定します。
次回の委員会は明日、10月8日(火曜日)午後1時から当委員会室で行うことを口頭をもって通告します。
以上で本日の日程は終了しますが、各委員、理事者から何か御発言はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本日の総務委員会を散会します。
(午後5時34分)