令和6年12月04日中野区議会厚生委員会(第4回定例会)の会議録 中野区議会厚生委員会〔令和6年12月4日〕
厚生委員会会議記録
○開会日 令和6年12月4日
○場所 中野区議会第3委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後3時29分
○出席委員(7名) 日野 たかし委員長 広川 まさのり副委員長 井関 源二委員 黒沢 ゆか委員 間 ひとみ委員 高橋 かずちか委員 中村 延子委員
○欠席委員(1名) 木村 広一委員
○出席説明員 地域支えあい推進部地域活動推進課長 高橋 英昭 地域支えあい推進部区民活動推進担当課長 池内 明日香 地域支えあい推進部中部地区担当課長 石橋 一彦 地域支えあい推進部北部地区担当課長 阿部 正宏 地域支えあい推進部南部地区担当課長 田邉 敏幸 地域支えあい推進部鷺宮地区担当課長 中村 誠 地域支えあい推進部医療・介護連携推進担当課長 高橋 かほる 地域支えあい推進部すこやか福祉センター調整担当課長 河田 達彦 地域支えあい推進部中部すこやか福祉センター担当課長、中部すこやか福祉センター所長 鈴木 宣広 地域支えあい推進部北部すこやか福祉センター担当課長、北部すこやか福祉センター所長 荒井 弘巳 地域支えあい推進部南部すこやか福祉センター担当課長、南部すこやか福祉センター所長 菅野 多身子 地域支えあい推進部鷺宮すこやか福祉センター担当課長、鷺宮すこやか福祉センター所長 平田 祐子 地域支えあい推進部介護保険課長 落合 麻理子 健康福祉部長 杉本 兼太郎 保健所長、健康福祉部地域医療連携担当課長事務取扱 水口 千寿 健康福祉部障害福祉課長 鳥井 文哉 健康福祉部障害福祉サービス担当課長 網野 和弥 健康福祉部生活援護課長 葉山 義彦 健康福祉部生活保護担当課長 村田 佳生 健康福祉部保健企画課長 中村 志保合 健康福祉部保健予防課長 宮下 奈緒 健康福祉部生活衛生課長 只野 孝子
○事務局職員 書記 金木 崇太 書記 川辺 翔斗
○委員長署名 審査日程 ○所管事項の報告 1 鍋横区民活動センター等整備基本設計について(地域活動推進課) 2 議会の委任に基づく専決処分について(スポーツ振興課) 3 江古田三丁目重度障害者グループホーム等整備基本設計について(障害福祉サービス担当) 4 中野区災害により死亡した区民のパートナーシップ関係の相手方に対するパートナー弔慰金の支給制度の新設について(生活援護課) 5 中野区受動喫煙防止対策基本方針(案)について(保健企画課) 6 令和7年度中野区食品衛生監視指導計画(案)の公表及び意見募集について(生活衛生課) 7 その他 ○地方都市行政視察について ○所管事務継続調査について ○その他
委員長 定足数に達しましたので、厚生委員会を開会します。
(午後1時00分)
本日の審査日程ですが、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 御異議ありませんので、そのように進めます。 なお、審査は午後5時を目途に進め、午後3時頃に休憩を取りたいと思いますので、御協力をお願いします。 それでは、議事に入ります。 昨日の委員会に引き続き、所管事項の報告を受けます。 初めに1番、鍋横区民活動センター等整備基本設計について理事者の報告を求めます。 高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長 鍋横区民活動センター等整備基本設計につきまして、お手元の資料(資料2)に基づき御報告をさせていただきます。 まず1、設計の内容につきまして御説明いたします。別紙の鍋横区民活動センター等整備基本設計のほうを御覧ください。 表紙をおめくりいただきまして、1ページ目、計画概要でございます。地域自治の活動拠点といたしまして、高齢者会館機能を併せ持つ鍋横区民活動センター、地域包括支援センター及び自転車駐車場を整備するものです。併せて、敷地内に周辺地域を所管します交番を警視庁において整備いたします。 (1)施設概要でございますが、構造は鉄筋コンクリート造。階数は地下1階地上5階建てで、敷地面積が1,087.19平米となっております。建物の延べ床面積が2,542.7平米、建築面積が545平米となってございます。建物の高さは22.3メートルでございます。 (2)計画コンセプトといたしましては、地域自治活動の拠点というところを基にいたしまして、地域の自主的な活動、交流を目的とした施設とし、利用者に分かりやすい動線計画、建物全体を管理しやすい全体計画を軸に各部屋や交流スペースを配置いたしました。そのほか北側公共自転車駐車場は、近隣住民が利用しやすい位置に配置し、交番は近隣住民の安全を守るシンボルとして分かりやすく入りやすい計画といたしました。 ①建物の内外から東側前面道路(鍋横通り)・敷地周辺とのつながりでございます。東側の1階ピロティは、鍋横通りに面するように全面開放可能な出入口を設けまして、建物内部と外部が一体的なつながりを生むような施設配置といたしました。計画地の西側半分は住宅地に囲まれておりますことから、近隣の住環境への配慮を重視しております。 ②安全、安心な施設づくり、地域と共存していく施設計画ということで、利用者視点に立ったユニバーサルデザイン、バリアフリーを基本といたしまして、地域住民の活動に資する部屋、世代間を含めた交流を育むスペースを配置いたしました。多目的ホールは地下に設けまして、近隣住民への音、振動に配慮いたしました。電気・機械設備は、この前の基本計画におきましては地下1階に配置しておりましたが、変更いたしまして屋上に設けることといたしました。屋上に電気・機械設備を設けるに当たりましては、防音・目隠しフェンスなどを設置することで周辺環境への影響を可能な限り低減することといたします。 ③地域環境にやさしい施設計画ということで、環境負荷低減につながる建物設備計画といたしまして、省エネルギー、再生可能エネルギーを積極的に利用することで、ZEB Ready相当を目指しながら、快適な室内環境となる施設といたします。 次の(3)平面計画と(4)立面・断面計画につきましては、後ほど3ページ以降の図面を見ながら説明をさせていただきます。 おめくりいただきまして2ページ、建築概要でございます。こちらにつきましては、後ほどお読み取りいただければと思います。 次に3ページ、1階の平面図でございます。東側の主出入口から風除室を通りましてオープンスペースでありますホールに入る形となります。オープンスペースに面しまして窓口のカウンターを設けまして、窓口カウンターは夜間受付も兼ねます。1階のホールの南側には、地域の住民が気軽に立ち寄り、交流できるカフェコーナーを配置いたしました。また、地下の多目的ホールと1階カフェコーナーをつなぐ階段を設けまして、地階と1階ホールとの回遊性を高めることでピロティを介し、幅広い世代の多様な活動が鍋横通りまでつながっていくような、にぎわいと交流の拠点を目指すような形にいたしました。ここの部分も基本計画から変わっているところでございます。 建物の西側に利用者用の駐輪場を設けるとともに、その北側に通用口を設けました。これによりまして自転車利用者が東側の主出入口まで道路を回っていく必要がなくなりまして、直接施設内に入ることができるようにいたしました。そのほか1階にはバリアフリートイレ、授乳室を設けました。 また、エレベーターは、ストレッチャーでの移送が可能な大型のものといたしました。こちらも基本計画から変えてございます。 施設東側の北に交番を設けまして、交番は建物の1階・2階部分となりまして、施設の本体とは独立した区画となってございます。 4ページにまいりまして、地下1階の平面図となります。地下には多目的ホールを配置いたしまして、多目的ホールはスポーツや講演、上映などに利用していただけるものといたしました。 続きまして、5ページの2階平面図でございます。2階は地域包括支援センターを配置いたしまして、動線を分離することで利用者のプライバシーに配慮した計画といたしました。また、茶道が可能な和室と高齢者の交流や活動の場となる高齢者集会室を配置いたしました。和室につきましては、災害時の一時的な避難所としての利用可能な計画としてございます。また、地域活動室は、区民活動センターの運営委員会や町会・自治会等の打合せなどの地域活動に使っていただくものとして設置しております。2階にもバリアフリートイレを設けてございます。先ほど申しましたように、交番の2階部分がございます。 6ページ、3階の平面図となります。洋室2でございますけれども、地域団体の様々な活動に対応するよう十分な広さを確保しまして、可動間仕切りを設け、分割利用も可能なものとしてございます。調理室、こちらにつきましては単独での使用のほか、洋室2で行う飲食会等の一体利用ができるように計画しております。調理室で発生する匂いにつきましては、調理室上部から北側に排気し、近隣に配慮をいたします。建物北西の2階の上部に当たる部分は屋上緑化といたします。3階もバリアフリートイレを設けます。 7ページ、4階の平面図でございます。洋室3は子育て支援に活用ができる部屋といたしまして、乳幼児を連れた親子利用に配慮した広い廊下やベビーカー置場、授乳スペース、また部屋内部は床暖房等を設置いたしまして、災害時の一時避難所としても利用可能なものといたします。4階には子どもトイレを設けます。洋室4は会議・学習・趣味の活動等に対応できる広さといたしまして、一般の利用者が利用しやすいやや小さめの部屋を計画してございます。 8ページは5階の平面図でございます。洋室5は会議・学習・趣味の活動等で対応できるように十分な広さを持ったものといたしまして、こちらもやや小さめの部屋として計画してございます。洋室6、洋室7は、楽器演奏、カラオケなどが可能な防音室としてございます。 9ページが屋上の平面図でございます。キュービクル、電圧を変換する機器を収める箱でございますけども、こちらや先ほど申しましたような各種設備類を配置する計画でございます。 続きまして、10ページは断面図でございまして、こちらはお読み取りください。 11ページは建物の外観のイメージ図となってございます。 それではかがみ文を御覧いただきまして、2番の区民説明会でございます。年明けの1月24日と25日に鍋横区民活動センターで地域の区民の方対象の説明会を実施する予定でございます。 3番、今後の予定でございまして、令和7年度に実施設計を行いまして、令和8年度に解体・建設工事、令和10年度に開設という予定で進めてまいります。 御報告は以上でございます。 委員長 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。 高橋委員 報告ありがとうございました。今の御説明の中で、ちょっと初めて聞くので幾つかお聞きしたいんですけども、まず、地下1階ということになっていますけど、これは地下の構造的なもの、要は万が一の大災害とか災害のときとかに、区民が逃げ込めるようなシェルター的な思想というのは入っていない。いわゆる逃げ込めるという中での構造的なというか、スペースもそうなんですけど、その辺は万が一の危機管理状態のときというのは、新庁舎の地下部分とか幾つかそういう、まあ、そういう想定をして造っているわけじゃないにしても、最悪の場合に逃げ込めるという施設が区内に幾つか、少しずつ増やしていかなきゃいけないかなと思ったときに、これから造るのであればそういう想定もあったほうがいいんじゃないのかなと。構造に問題も出てくるとなると、基本設計の前に言わなきゃいけなかったのかなとは思うんですけど、その辺はまずどうなんでしょうか。 高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長 シェルターとしての想定というのはこれまでもしてございませんけれども、地上5階建ての建物ということで、十分な強度等を保った建物ということで当然計画してございますので、非常の際にはそういった形での御活用ができるものと考えてございます。 高橋委員 それは、運用の仕方というところだと思うんですけども、そういう意味では災害時のことについて併せてお聞きします。防災倉庫とかありますけど、これの備蓄の考え方で、特に新しい取組というんですか。例えば、これだけ新しい施設ができて、しかも目抜き通りの一番角地のいいところにあって、万が一の大災害が来たときには、多分区民の方々が区の施設ということで逃げ込んでくると思うんですよね。そうすると、避難所とかそういう備蓄という考え方はあるにしても、訪れた区民に対してなかなか出ていけということは言えないでしょうし、ある程度受け入れなきゃいけないようなところも、しかも1階の平面図を見ると、オープン的な外からのアプローチがしやすいというか、そういう開放的なところがあるとなると、余計そこの1階の災害時の使い方をどうするのかというところがあるので、防災の面での1階のオープンスペース的な考え方と備蓄についてはどのように考えているのかをちょっと教えてほしいんですけど。 高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長 防災倉庫につきましては、これから地域のほうとお話しいたしまして、どういった形で何を備蓄するかというのを運用面で決めていきたいと思ってございます。なお、防災倉庫につきましては、道路、外部から直接搬入できるようなしつらえとしてございます。また、この区民活動センター自体は避難所とはなってございませんけども、非常時に住民の方がこちらに避難してこられるということは十分想定できますので、そういう意味では、床面積としてはかなりございますので、非常時にどういった使い方をするかというのも、今後運営の面などで考えていく必要はあるかなと考えてございます。 高橋委員 この計画については、地域の方々といろいろヒアリングしたり、よく連携を取っているというのは伺っているんですけども、地域の方々と考える備蓄の考え方と、このロケーションでこの新しい施設、そのレイアウトの中での区の施設ということを考えたときには、区独自で備蓄というものをきちっとここの位置付けをした上で考えていかなきゃいけないのかなと。いわゆる地域防災計画に位置付けられている避難所とかそういうものの備蓄の数とアローアンスのものも含めて、それを超える新たなきちっとした区の新しい施設としての備蓄の考え方とか、その辺はきちっと示していただきたいと思うんですけども、そういうお考えはありますか。 高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長 その辺につきましては防災危機管理課が所管というか、そういったところを所管部とも連携を取りながら、必要なものを今後運用に向けて考えてまいりたいと考えてございます。 高橋委員 ぜひお願いいたします。とにかく大災害が起きたときには、想定を超える事態となったときに、区民の方の対応とか、あるいはここに詰める区の職員のための備蓄というものも考えなきゃいけないと思うので、かなり余裕を持った形で対応していただきたいと思いますので、これは要望にしておきます。 それから、ユニバーサルデザイン関係でいいますと、まずここで、昨日もお話しあった新たなユニバーサルデザインの展開の中での反映される具体的なものというのはあるのかしら。 高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長 まず、この建物の設計に当たりましては、東京都のほうで定めております都立建築物のユニバーサルデザイン導入ガイドラインというようなものをまず基礎に考えているというふうに、設計の所管、施設課などともやり取りして決めているところでございます。基本の考え方はそちらに基づいてございます。例えば、トイレの仕様で申しますと、先ほども申し上げましたように、1階のトイレにつきましては、オストメイトつきトイレでございまして、そのほかの設備といたしましては、ベビーチェア、またユニバーサルベッド、こういったものを配置する形でのバリアフリートイレとなってございます。地下1階と2階と3階にもバリアフリートイレがございますけども、こちらもオストメイトつきのトイレとベビーチェア、さらにベビーシート、あと、フィッティングボードという収納式の着替え台、こういったものを設備としてございます。4階の子ども用トイレにつきましては、幼児用の便器でありますとか、ベビーチェア、ベビーシートというものを想定してございます。今申し上げたような形で対応しているところでございます。 高橋委員 今お話しあったバリアフリートイレとおっしゃいましたっけ。それはどういうトイレなんですか。 高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長 今申し上げたような形で、様々な障害を抱えていらっしゃる方とか、そういった方に利用しやすいような仕様であったり、設備を備えたトイレということで配置しているものでございます。 高橋委員 いわゆる多機能トイレという意味でいいんですかね。そうすると、間口とか奥行きとか、例えば健常者がキャスターを置けるとか、空港とか新幹線じゃないですけども、そういうスペース的な問題というのは、きちっとUD審議会の識見のある方に聞いてその辺は反映されているということでいいんですか。要は新庁舎とかも、多機能トイレに集中しちゃいけないから、普通の便房でもUD化できるようにちょっと広げるとか、一番奥だけを引き戸にしてスペースを取れば、別に車椅子の方もそこを利用できるとか、そういうUD化する一般トイレというか、そういう使い勝手のいい、それがバギーに乗せてお子さんを連れている御家庭の方も利用できるし、バッグをキャスターで動かしていく方にも利用できるという、そういう意味でのUDなんですけども、そういうところというのはどうなんですか。 高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長 今おっしゃいました区有施設のユニバーサルデザイン導入ガイドラインはまだ策定されておりませんので、そういった形の有識者の方々等の審査というのを受けたものではございませんけれども、昨日もちょっとお話しさせていただきましたように、試行的に今年度、もしくは来年度の頭辺りに有識者の方から、実施設計の案がまとまったような段階でそれをお見せして御意見を伺うということで対応したいというふうに思ってございます。現時点ではそういったことは入ってございませんけども、区のほうで考えられる形でユニバーサルデザイン、バリアフリーというのを実現しようとしているところでございます。 高橋委員 来年度に入って実施設計ができてという、それじゃ遅いんですよね。UDというのは、設計の上位段階というか企画段階から取り組むことによってその思想が反映できて、なおかつ、やり直しをしてコストがかかる、工期が延びるということがないように当初から取り組むというのがUDの一番の基本姿勢なんですよ。審議会のメンバーというのは今でも稼働しているわけなんだから、すぐにでもこの基本設計段階から実施設計に移るタイミングでチェックしてもらわなかったらチェックする意味ないじゃないですか。そう思いませんか。 高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長 実施設計が固まる前に案の段階で見ていただくことにしてございます。 高橋委員 だから、基本設計は今こうやって出来上がって報告を受けたわけですよね。だから、実施設計に入る前に、少しでも早い段階でやったほうが、実施設計というのは、描くのも始まっちゃうわけだから、少しでも早く見てもらわないと後戻りができないんじゃないか、あるいはそのUDの思想が反映できないんじゃないかということなんですけど。というのは、今、課長さんが都のUDのガイドラインを基本として進めるというんだけども、それは当たり前の話であって、新庁舎でも私さんざん言っているんだけども、直せ直せと言うと、都の関係法令には適合していますからと。言葉を換えますけど、僕の理解としては、万が一の事故が起きたら検討を対応しますという答えをずっと総務部は出してきているわけですよ。新庁舎整備担当時代からね。それでいいんですかという話。法令を遵守するのは当たり前だし、違法建築になっちゃうんだから。都のガイドラインを、UDとかバリアフリーの、あるいは身体障害者関係のそういう法律にのっとるということで、それをクリアするというのは、それはそれで当たり前のことであって、その先に中野独自の新しいこういう施設を造るわけだから、中野のUD思想をきちっと発信させるために、もっともっとUD化したような形に取り組むというのが区の姿勢を出すことなんじゃないかというところなんですけど、その辺の考えはどうですか。 石井地域支えあい推進部長 昨日の御質問の中でもあった区としてのUDですね。ユニバーサルデザインのガイドライン、これについては企画部のほうで今準備を進めておりますけれども、その中でも、やはりその設計の段階において有識者に入っていただいて検討するというところを、そのガイドラインの中でも設けております。今回我々のところですと、次は実施設計になりますので、基本設計から実施設計の間に必ず入れるという形にはなるかなというふうに思います。おっしゃるとおり、基本設計は、いろいろな建築物の基準に従って設計している部分はありますけれども、実際の使い勝手ですとか、例えば手すりの位置一つとっても、実際やはり、実施設計であったり、実際のユーザー視点から検討する必要があるかなと思いますし、そういったところで、よりよい実施設計を目指していきたいと思いますし、さらに実施設計の後も、やはりユニバーサルデザインの考えからしていきますと、スパイラルアップしていくということが必要だと思っておりますので、特にこの施設、今そういう段階に来ておりますので、そうしたUDの思想をしっかりと取り込んだ形で今後進めていきたいと考えております。 高橋委員 ぜひ中野区のUD思想がここで発信できるように、新庁舎では発信し損ねたわけですから、きちっとその区の姿勢を、間違っても出来上がって、竣工後にチェックを受けたらアプローチが悪いだとか間口が狭いだとか、使い勝手が悪いとか、そういう指摘を受けないように、課長、頼むよ。その辺はきちっと反映できるようにしてもらわないと困るので、よろしくお願いします。 もう一つ、地下の多目的ホールなのか5階の洋室6・7なのか分からないんですけども、楽器演奏ってありますけども、私、質疑でいろいろしているような、古典芸能が練習できるような、音が出る団体が使う。あるいは太鼓、中野で和太鼓フェスが今どんどん盛り上がっていますけども、そういう太鼓の練習に使えるような施設ということで対応しているのでしょうか。 高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長 防音室につきましては、そういったことに対応できるようにしてございます。 高橋委員 あと、5階の洋室6・7で、和楽器演奏であったり太鼓の練習ができるということでよろしいですね。 高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長 おっしゃるとおりでございます。 間委員 御報告ありがとうございました。ちょっと確認したいんですけれども、自転車駐車場、こちらのこの2段になっているところは、月ぎめだったりとか、そういう利用をするというものなんでしたっけ。どういう方がお使いになるのか確認させてください。 高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長 こちらは、所管は交通政策課でございますけども、一部は1日利用、一部は定期利用になると思いますけども、どういった割合になるかというのは、ちょっと私のほうでは把握してございません。 間委員 ありがとうございます。そうすると、この平置きと書いてある部分が、今、例えば区民活動センターを利用される方々が止めていらっしゃるというような利用をする場所というようなすみ分けということですよね。 高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長 この施設の利用者用の駐輪場は、この図面の左側になりますけども、そこの建物に沿ったところ、こちらがその駐輪場となります。 間委員 すみません、ありがとうございます。これまでも御意見等であったかと思うんですけれども、区民活動センターを利用されている方は、多くは高齢者の方という中で2段式って、今区役所の下でも、かなり皆様から御意見を頂いていてやっぱり、私も使ってみましたけれども、移動しちゃうようなやつとかだと入れづらかったり、我々が使っている議員、職員用の駐輪場の2段のものも、引っ張ったりとかするのが大変という中で、この2段式のみなんですかね。このままでいかれるということで、地域との合意は取れているんでしょうか。 高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長 地域の方々にも一応こちらをお見せして、そこに関しましては、特段の御意見は頂いていないところでございます。 間委員 分かりました。今使われている方々も、鍋横区民活動センターができる頃、お使いになると考えると、やはり今より足腰も悪くなられているといいますか、ここでも事故が起きるのではないかと思うんですね。なので、ちょっと、2段式のみというところは、本当にこのままでいいのかなというふうに思いますので、私もちょっとそこは、地域の方の御意見を聞いてきますけれども、ちょっと懸念があるということはお伝えをしておきます。 あと、こちら、しょうがないんですけど、場所がいいというところで、お金を払わずにぱっと置いて駅のほうに行ってしまおうという方もいらっしゃるかなとは思うんですね。そういう方がいらっしゃらないのが一番いいんですけれども、何かそういったところの対策というのは、特別される感じではないんでしょうか。 高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長 そちらに対応する何かを考えているということはございませんけども、防犯カメラなどは設置することにはなると思いますので、一定の抑止にはなるかなとは考えてございます。 間委員 どうしてもとても好立地というところで、やはり心配があるかなと思いますので、そこは運用の中で何か改善をしていくということになるのかもしれないですけれども、ちょっとその懸念についてもお伝えをしておきます。 これまで中村委員のほうから、施設の標準規模というところでの話もこれまであった中で、私はその地域の住民としては、いわゆるスーパー区民活動センターのような、こういった、きれいでそれぞれのお部屋の広さもあって、子育て世帯にも優しい非常にいい区民活動センターができるというのは本当に大歓迎なんですけれども、やはり建てられるという中で建てる鍋横区民活動センターが、鍋横の地域だけではなくて、もう少し広い範囲で見た、区全体で見たときの地域偏在なども考慮して区民活動センター機能以外のところでもカバーできるものというのは取り入れていくべきだというふうに思うんですけれども、例えば、中高生の居場所なんかも非常に適しているとは思うんですね。タイムシェアだったりとかをしながら、何かそういった不足している機能というものも、こういった区民活動センターの中で積極的に取り入れていくということは、これはもう連携だったり、運営委員会のお考えもあるのかもしれないんですけれども、そういったところも、しっかりと地域課題の解決というところにつながるような支援をしていただきたいというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。 高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長 これまでも地域の検討委員会の皆様方からも多様な、場所がいいということもありますので、できるだけ様々な利用者の方に使っていただきたいという話を頂いておりますので、中高生対応なども含めて、運営の中で有効にこの施設を活用するというようなことも今後考えていく必要があると考えております。 間委員 ありがとうございます。ぜひ運営委員会ともお話をしながら検討を進めていただけたらと思います。 1階のところにカフェコーナーというふうにあってIHというふうにあるので、調理したりとかもできるのかなというふうに思うんですけれども、やっぱりここは一つの魅力的な場所だなと感じています。先ほど中高生の居場所ということもお伝えしましたけれども、多様な方が利用するというところで、今はまだ建物をどうしていくんだというところではあるんですけれども、今後什器を入れていく中で、例えばどういう椅子を入れるとか、どういうテーブルを入れるということ一つにしても、利用者が本当にがらっと変わるという事例を最近目にしまして、というところでお伝えしたいんですけれども、なかのZEROの西館の1階に青少年コーナーがあります。ずっと、場所は悪くないはずなんだけれども、全然誰も利用していなくて、何とかならないのかってずっと思っていたんですけれども、最近リニューアルして、あるものは机と椅子なんですけれども、コンセントが挿せるちょっと高いテーブルと低いテーブルも椅子が少しカラフルになっている。ほんの少し変わっただけなんですけれども、今結構混んでいるんですね、夕方とかも。そういった工夫をするだけでも利用の層が変わったり、全く利用されないものがされたりということがすごい顕著に現れている例だったので、ぜひこの先に、建物はこういうふうに造ります。でも、中にどういったものを入れるのかという時点でいいので、ぜひここでも子どもたちの声というところ、若い人たちの声も積極的に取り入れて、この区民活動センターというところをつくっていく。それが、地域の方ももちろんそうなんですけれども、何か未来の利用者というところも積極的にリーチして、一緒に意見を言い合ってもらうような場づくりをしたりという努力をぜひしていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。 高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長 子どもの意見を聞くというのは区の姿勢でもございますので、そういった形で工夫してまいりたいと考えてございます。 間委員 あと、1個確認なんですけれども、先ほどお話に出ておりました防音室のところは音楽ができるということですけれども、機材を置いたりする場所があるのかとか、あと、例えば中高生とかがドラムとか何かそういったものをやりたいということもあるのかもしれないんですけれども、何かそういったものをそこに配備するみたいな形でお考えなのか、全て持込みなのかというお考えは何かあるんでしょうか。 高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長 防音室に楽器を置くかどうかという辺りはまだ決まっておりませんので、今後検討していく課題になるかと考えてございます。 間委員 そうしますと、全く置かないというわけではなくて、地域と話もした上で決定できるということですね。ぜひ、御検討をよろしくお願いします。 黒沢委員 1点だけお伺いしたいんですけれども、高齢者集会室についてで、畳コーナーが今回、一部あるというところなんですけれども、これまでは高齢者集会室は分室で二つあって、どちらも恐らく和室で20畳以上みたいな形だったかなと思っているんですが、これは地域の皆さんの声でこういった形を取られたのでしょうか。 高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長 地域の方と意見交換をした上で、こういった形がいいんじゃないかという形になりました。 黒沢委員 高齢者会館が畳をなくしていくという方針の中で、新たに造るというところもあって、昨年の区民からの声の中では、高齢者会館に畳を残してほしいというような声もある中で、区としてはというところで洋室化を進めていたというところがあったので、逆の立場というか、畳を新たに造るんだという羨ましい声とかも想像される部分もあるのかなとも思いました。この辺りは、高齢者集会室と高齢者会館の考え方というところをどのようにこれから考えていこうというふうに思っていらっしゃるのかというところをお伺いしてもよろしいでしょうか。 高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長 基本的に高齢者の方の多数の御意見として、やはり和室というのは扱いづらいということを聞いてございますので、洋室化を基本に考えていきたいと思ってございます。今回、この畳コーナーというものを設けましたのは、そういった中であっても、一定災害時の緊急的なスペースでありますとか、そういうことでの利用も一定想定したほうがいいんじゃないかというようなこともありまして、一部に畳コーナーを設けたという事情がございます。それに関しましては、全体としての延べ床面積が取れるというこの施設特有の事情もあると思うんですけども、繰り返しになりますが、基本は洋室化の方向で進めてまいりたいと考えております。 黒沢委員 高齢者会館と高齢者集会室は、どちらも基本的には洋室化をしていくんだけれども、この地域の事情とか施設の造りの大きさですとか、そういった事情に応じてこういった場合もあるというように解釈してよろしいでしょうか。 高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長 おっしゃるとおりでございます。 井関委員 資料の1ページ目のどの辺だったかな。ちょっと今見つけられないんですけど、地下の用途として多目的ホールの用途としてスポーツと書いてありますけど、これはどんなスポーツを念頭に置かれているんでしょうか。 高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長 高さとかの関係でどういったものがあるかというのはなかなかすぐにお答えできませんけど、例えば卓球でありますとか、そういった軽スポーツと呼ばれるようなものが中心になるかと考えてございます。 井関委員 ありがとうございます。高橋かずちか委員の質疑を受けてちょっと疑問に思ったことを質問させていただきます。危機管理対策等調査特別委員会で、大規模災害のときに遺体の置場が区民活動センターになるというような説明を受けたんですが、今回の鍋横区民活動センターもその対象になるのでしょうか。 委員長 委員会を休憩します。
(午後1時41分)
委員長 委員会を再開します。
(午後1時42分)
井関委員 ありがとうございました。すみません。今の質問は大丈夫です。 エレベーターが、ストレッチャー対応になるということになってよかったです。もし、例えば、地震の余震が続いてエレベーターの使用があまり推奨されないようなタイミングで、階段でストレッチャーを運ぶぐらいの階段のスペースはあるんでしょうか。 高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長 そのスペースは確保できてございます。 井関委員 ありがとうございます。あと、間委員の質疑もありましたけど、やはり駐輪場ですね。私スポーツサイクルに乗っておりまして、スポーツサイクルの置場にいつも困るんですが、例えばレーンに自転車を乗せるとタイヤに負担がかかるのであまり置きたくないんですね。なので、つるすタイプの駐輪スペースがあればそういうところに置くのですが、今ちょっと自転車ブームもあるので、できればそういったスポーツサイクルの駐輪スペースを設けていただいたりとか、あとはやはりドン・キホーテの裏、スマイルの裏の駐輪スペースなんかは物すごい混雑しておりまして、お子さん連れの女性がやっぱり電動自転車は重いので、2段式の上に置きたくないので、もうみんな下のほうはすごい競争になっている状態があるので、できればそういう重い自転車を優先して置けるような感じの運用にしていただければと思うんですが、いかがでしょうか。 高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長 2段式の駐輪ラックというものも様々な製品といいますか、仕様のものがあるようですので、その中でなるべく利用者に使いやすいものを選ぶようにしたいと考えてございますし、運用面で何らかの解決が図れるようなものは運用についても工夫してまいりたいと考えてございます。 中村委員 御報告ありがとうございます。すみません、今の駐輪場のところの2段式のところなんですけど、まだどういったものを置くかというのは決まっていないんですか。今職員さんが使っている駐輪の2段式は、上からこうやってがんって下ろすすごい、本当になんて言ったらあれですけど、というものもあれば、例えば、近隣でいうと、マルイの地下とかだと、2段といっても、これぐらいのものとこれぐらいのものというのかな。すごい、多分、議事録に残ると分からないと思うんですけど、そんなに差がないと言ったらあれですけど、とはいえ、やっぱり電動自転車とかママチャリと言うんですかね。子どもを乗せるシートがついているものを載せようとすると、ちょっと上側は私なんかは、下側ですらちょっとつらいぐらいなのでなかなか難しいというところがあるんですけど、それはまだ、だから製品としてはどういうものを設置するかというのは決まっていないけど、2段のものを採用したいと思っているということなんですか。 高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長 施設の延べ床面積に合わせまして、やはり一定の駐輪スペースが必要ということで、そのためには2段式が必要ということがございます。どういった形の2段式というのはこれから検討になりますけども、今委員がおっしゃいましたように、いろんな形式のものがございまして、例えば油圧式であまり力をかけないで載せられるようなものがあるというようなことは聞いてございますので、そういった中で使いやすいものにしていければいいかなというふうに思ってございます。 中村委員 例えばですけど、そういった、もし使いやすいものというのが採用できればいいんですが、やっぱり、高齢者だったりとか、子育て中の方だったりとか、なかなか2段目に置けないとかといったときには一部平置きとかということも今後検討に入れていただきたいなというのは、これは要望としてお伝えをしておきます。どういったものを採用するかによってどれぐらい不便というか、区民の方々が使いづらくなってしまうかどうかというのはなかなか分からないところもあるので、そこら辺は検討の中で、ぜひ平置きも頭の片隅には置いておいていただきたいなというところは、万が一難しいようであればというところですよね。考えていただきたいなというふうに思いますので、そこは要望とさせていただきます。 それから、これまでずっと私自身が質疑の中でお伝えをしてきたとおり、ここの区民活動センターはさっき間委員からもスーパー区民活動センターみたいなお話がありましたけれども、これはこれでここは、それだけ床面積が取れてしまうし、建てられてしまうという状況の中で、マックスではないにしろ、大きなものを建てるということを決めてここまで、いろんな話の経緯があってここまで来ているので否定はしないんですけれども、やっぱり区民活動センターの標準規模というものを考え方として持っていただきたいなというふうに思うんですよね。やっぱりそこからはみ出す部分というのは、先ほどありましたけれども、いろんな人たちが使える空間みたいなところで考えていっていただきたいなというのがすごくあります。でないと、やっぱり地域で、それぞれの15の区民活動センターがある中で不公平感というところを感じてしまう地域もあるんじゃないかなというふうに思うので、例えば、遅延になっちゃいましたけど、昭和区民活動センターなんかは、地域としてエリアとして建てられるわけではないエリアに区民活動センターがあるから、規模としては小さい規模の区民活動センターになってしまうわけじゃないですか。その環境に左右されて不公平感が出るというのは、やっぱりよろしくないと思っていますので、そこはある程度考え方を持って今後も進めていっていただきたいなというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。 高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長 そういった形で標準的な区民活動センターの在り方というか、施設の在り方といいますか、そういったものは研究してまいりたいと思っております。そういったものがあって、それの上でそれぞれの地域の特性を生かしていくというのは正しいのかなと思いますので、皆様に不公平感を与えないような形での施設ができるのが一番いいかと思うんですけども、その辺につきましては今後研究してまいります。 中村委員 本当は企画部なんですよ、これ。企画部がちゃんとその考え方を持って施設整備を進めていかなきゃいけないと思うんです。もちろん所管としては建てられるものを建てたいと思いますし、それはそうなんですよ。だけど、やっぱり区として一定、これから少子化・高齢化という人口減少社会という中で、建てられるだけ建てていくという考え方ではない考え方をちゃんと持っていかないと大変なことになっていくんじゃないかなというふうに懸念しているので、これをずっとお伝えしているんですけれども、もちろん区民ニーズも変わっていきますし、必要な施設というのは持っていくべきだと思っているし、さらに老朽化に対応していくというところは大事だと思っていますけれども、ぜひそこは区としてしっかり、それぞれの施設がどれだけ必要な面積で、必要な機能がどれだけなのかというところをちゃんと持っておくということは重要なんじゃないかなというふうに思っていますので、そこは所管としても持っておいていただきたいですし、これはお伝えいただくというのも変なんですけど、企画部のほうでもしっかりとその考え方を持っていかないといけないというふうに強く思っていますので、そこは改めて、研究というあまり前向きじゃない御答弁ではなく頂きたかったかなというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。 石井地域支えあい推進部長 今回の鍋横区民活動センターは大きい施設であるのは確かなんですが、地域の人口当たりの面積でいいますと、実は東中野区民活動センターとそんなに変わらないというものはあります。その管轄するエリアの中の人口というのはやはり違うので、それによっての違いですとか、あるいは確保できる土地ですとか、用途容積の違いがあって、どうしてもそれによるところが大きいなというふうには思っていますけども、全体的に見てそれほど、そう見ますと、実はそれほど特別大きいというものではないというふうに捉えております。 もう一方で、地域の施設でありながらも、やはり全区民が、誰もが使える施設であるということと、その立地の要素からしますと、ほかの地域の人もぜひこちらを使っていただきたいと思っていますし、これから施設予約システムを入れていきますので、さらにそういった利用を進めていきたい施設でもあります。その点で、例えば多目的ホールですとか、かなりいい施設になるかなと思っていますので、そんなところの活用も図りたいなと思っています。恐らく1人当たりの面積ということよりは、例えばオープンスペースのところのつくり方ですとか、そこで交流しやすい空間のつくり方とか、もしかしたらそういったところのつくり方が影響するかなとは思っておりますので、面積もありますけれども、実際これからの区民活動センターでの活動の在り方、それに沿った形の空間のつくり方、そんなことを我々考えていきたいなというふうに思っております。 中村委員 人口当たりにするとあまり大きくないということではあるんですけれども、一方で、じゃあ、どこと比べると、というのもあると思うので、そこは一定基準というか、それが人口でいいのかどうかも分からないですけれども、ぜひそこは考えていっていただきたいなというふうに思います。やっぱり造るからにはしっかりと区民の皆さんに使っていただくということが重要だと思いますし、先ほど施設予約システムの話もありましたけれども、やっぱり今まで使っていなかった人たちというのも大勢いらっしゃるので、そういったところにアプローチできるような空間づくりというか、環境整備というところもしっかりと進めていっていただきたいなというふうに思います。 あと、本当は私から聞くつもりではなかった質問ではあるんですけど、ちょっと木村委員がいらっしゃらないので、多分木村委員が聞くだろうなと思っているところを1点だけ、すみません。以前ここの横断歩道の話がこの委員会の中であって、警察と協議していくというようなお話もあったかというふうに思うんですけれども、そこの進捗って何かあるのか。あそこは本当に、鍋横通りって、結構横断歩道じゃないところで渡っている方すごく多くて、やっぱり危ないなというふうにも思っている中で、こういった施設ができると、さらにそういう人たちが増えていくというのは本当に想像しやすい状況ではあるので、やっぱりこの建物と一緒に横断歩道、信号がつくかどうかは別として、そういったラインを引くだけでも大きく違うんじゃないかなというふうに思っているんですけれども、そこの警察等々との協議というのはどうなっているのか。もし状況を把握されていたら教えてください。 高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長 そのお話はずっと前から頂いておりまして、地域としてもそういったものがあるといいなという話にはなってございますが、現時点では、まだ進捗として報告できる形にはなってございませんので、また改めてそういう動きがございましたら御報告させていただきます。 高橋委員 ちょっと聞き逃したことだけ、すみません。もう質疑されていることかとは思うんですけども、交番が独立して1・2階にあるというお話なんですけど、これの権利関係とか契約関係はどういうふうになっているのか。 高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長 こちらにつきまして、どういった形で交番を使っていただくかというようなところは、詳細につきましてはまだ決まってございません。失礼しました。賃貸借という形で使っていただくということを現状では第一の想定としてございます。 高橋委員 建物が独立しているということは、じゃあ、一応筆を分けて、そこをどうするかという形でやるんですか。まあ、必要な機能だし、交番ということであれば、ぜひということになったときに、あまり安い賃料で貸すと借地権が発生したりする相当な地代みたいな、その辺の考え方というのもちょっと気になったんですけども、その辺はどうなんでしょうか。 石井地域支えあい推進部長 こちら、筆を分けたりはしておりませんで、まず、この整備そのものが一体的に区の経費で造っているということでございます。今想定していますのは賃貸借ということですので、できた床を貸すということになります。その際の賃料の設定は、区の規則をベースにしたところで、また検討していくということになろうかと考えております。 高橋委員 先ほど相当な地代とか申し上げましたけども、権利関係がややこしくならないようにきちっと進めていただきたい。これは要望しておきます。 委員長 他に質疑はありませんか。 私もちょっと質問していいですか。 委員として質疑をしますので、進行について、暫時、副委員長と交代いたします。 副委員長 それでは暫時、委員長の職を行いますのでよろしくお願いいたします。 質疑はありませんか。 日野委員 今回、前回の報告から幾つか変わった点があると思うんですが、まず一つは、1階のロビー、ホールから地下1階に下りる階段ができたんですけど、これはどういう理由で変わったんですか。 高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長 こちらにつきましては、先ほど1ページの計画概要の(3)平面計画、①1階平面計画の黒丸の三つ目にございますけども、地階と1階ホールの回遊性を高めることによって、いろんな方々の交流が図れるような施設、例えばイベントであったり、地下での催物であったりというものが1階のホールとつながり、また鍋横通りとの一体性みたいなものを生み出せるような形で、これに関しましては、設計業者の方から提案があり、地域の皆様とも協議の上、基本計画から変更してこちらに造ることになったものでございます。 日野委員 分かりました。もう一つ、当初、前回の報告で地下にあった電気・機械室が屋上に移りました。この理由は何でしょうか。 高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長 こちらにつきましては、メンテナンスに関して地下よりも屋上のほうがコスト的に有利であるというようなことと、あと地下がそういった形で有効に使える形になりますので、全体として地下の有効面積が増える結果となったというようなことがありまして移したものでございます。 日野委員 今回の報告では、地下のもともと電気・機械室があったところが倉庫になっているんですかね。まあ、それだけじゃなくて全体的にちょっと変わっているんですけど、大きく見ると倉庫の部分が、スペースができました、ホールも少し広がりました。これまでは機能を考えてこういったものが必要だということで考えられているんだと思うんですけど、そうすると、この倉庫というのは必要なスペースとしてあったほうがいいというものになったのか。それともやはり、ちょっとこれが今まで足りなかったから、この分のスペースを入れましたよというふうになったのか、その辺はどのように考えてこの倉庫を入れたんでしょうか。 高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長 地域の方々といろいろ協議を重ねる上で、倉庫のスペースというのは、まずこの建物全体として少し足らないという話はずっと伺っておりました。今回こういった形で地下を有効活用する際に、倉庫を改めてこの大きさにしたことと、ほかの階でも一定の施設の部屋の配置の変更などに伴って倉庫スペースを拡充しているものもございますので、この辺に関しましては、地域の方とのやり取りの中で、倉庫がもうちょっと必要だという議論を踏まえての変更でございました。 日野委員 電気・機械設備、これを屋上に移しました。前回の報告では、電気・機械設備は屋上にはなかったと。その代わり緑化のスペースがあったりとかソーラーパネルがあったりとか。このソーラーパネルは電気・機械設備が屋上に移ることによってなくなるんですか。それとも別の場所に移る。そこの変更というのはあるんでしょうか。 高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長 今回、太陽光発電につきましては、当初はやはり想定していたんですけれども、建物の南側にマンションがあって、それが影響しまして必要発電量が賄えないということが分かったということで、鍋横区民活動センターには太陽光発電は設置しないということで進めてまいります。 日野委員 そうすると、ここは一応ZEB Ready相当の施設となるんですよね。太陽光が入らないという部分は影響しないんでしょうか。当初はでも、前回の報告の中では太陽光を設置して、それも一応利用可能だという想定で入れていたと思うんですけど、それが全くなくなって、そこの影響というのはどうなるんでしょうか。 高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長 確かに多少の影響はあると思うんですけれども、ZEB Readyを達成するためには、断熱化でありますとか様々な手段がございますので、そういったほかの手段を使ってZEB Readyのほうを達成するということを考えてございます。 日野委員 ここはZEB Ready化をするというので、少しスケジュールが遅れているものになっているじゃないですか。太陽光だけじゃないというのはもちろんそうなんですけど、そこはやっぱりインパクトとしてもすごく大きな部分でもあるので、やはりちゃんとそこは報告をしていただかないといけないかなと思います。環境という部分でほかにもちゃんと配慮したものにしっかりなっていくのかというのは、ちょっと心配なところではあるんですが、そこは太陽光発電がない部分でも、ほかの部分でしっかりとカバーできるというふうに考えていいんですね。ちょっと確認します。 高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長 確かに太陽光発電につきましては、一応置かない方向ではありますけれども、4階の図面を見ていただきますと、7ページでございますけども、「太陽光パネル又は屋上緑化」というような表現になっていまして、一応可能性としてはゼロではないということもありますので、改めて検討のほうはさせていただきたいとは思っております。その上で、太陽光発電の考え方につきまして明確に今回の基本計画で御報告ができなかったことにつきましては申し訳なかったというふうに考えてございます。 日野委員 ここは「太陽光パネル又は屋上緑化」、これは屋上緑化にした場合は、太陽光パネルはまた別のところに設置するということになるんですか。まだ何も決まっていないからこういう書き方なんでしょうか。 高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長 ここはまだ決まってございません。 日野委員 ちょっと、さっきも言ったように、環境面に関してはしっかりと示していただきたいと思います。 もう一つ、屋上に電気・機械設備を置くということで、周りの住環境にも配慮していくというふうには書いてある、御報告もあったと思うんですが、ここも近隣の住民の方には理解をしていただいているというふうに思っていいんですか。 高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長 この基本設計についての説明会は、これから1月に行いますので、そこのところでこれまでの計画との変更点につきましては、住民の方に説明をしてまいります。 日野委員 私の住んでいるところの近くでも、屋上にあるそういう設備が結構近隣の方に騒音と言うんですかね。迷惑になっているというところもあったりして、少し気になる部分ではあるので、そこはしっかり説明、御理解、それから対策もしっかりと進めていただきたいなというふうに思いますのでお願いします。最後は要望です。 副委員長 それでは、委員長と交代します。 委員長 すみません、ありがとうございました。 他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。 次に2番、議会の委任に基づく専決処分についての報告を求めます。 原健康福祉部スポーツ振興課長 それでは、議会の委任に基づく専決処分につきまして、このたび和解(示談)が成立いたしましたので、御報告させていただきます。(資料3) なお、本件につきましては、総務委員会におきましても報告されるものでございます。 和解(示談)の相手は中野区民の方でございます。 事故の概要でございます。事故発生日は令和6年7月27日で、事故発生場所は中野区立中野中学校施設内でございます。 事故発生状況は、相手方が中野区立中野中学校における温水プール開放の利用を終えて、女性用多目的更衣室内に設置されていた折り畳み式の椅子に座ったところ、当該椅子の破損により当該椅子が倒壊し、相手方が転倒したため、相手方は頭部打撲及び腰部打撲の傷害を負ったものでございます。 和解(示談)の要旨ですが、区は、本件事故により、相手方が被った損害4万9,470円について賠償する義務があることを認め、相手方の指定する方法で支払うものでございます。 和解(示談)の成立の日は令和6年11月1日でございます。 区の賠償責任は、区が設置管理する椅子の破損により、当該椅子が倒壊したことにより発生した事故であり、相手方が被った損害の全額について区が賠償責任を負うものと判断したところでございます。 損害賠償額は、治療費、傷害慰謝料等の合計4万9,470円であり、区の損害賠償額は損害額と同額でございます。 事故後の対応につきまして、当該折り畳み式の椅子を撤去するとともに、より耐久性の高い新たな椅子を設置したところでございます。 このたびは事業運営の中で事故を起こしてしまい、誠に申し訳ございませんでした。 御報告は以上でございます。 委員長 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。 次に3番、江古田三丁目重度障害者グループホーム等整備基本設計についての報告を求めます。 網野健康福祉部障害福祉サービス担当課長 それでは、江古田三丁目重度障害者グループホーム等整備基本設計について、お手元の資料(資料4)にて御報告させていただきます。 江古田三丁目重度障害者グループホーム等整備基本設計につきまして、関係者との協議を重ねてまいりまして取りまとめましたので、御報告をいたします。 1、基本設計でございます。こちら資料に記載してございますが、この間、令和5年・令和6年と、関係者であります当事者及びその家族との協議を重ねてまいりました。別添の基本設計につきましては、後ほどまとめて御説明をさせていただきます。 恐れ入りますが、2を御覧ください。2、説明会の実施でございます。当委員会報告後、障害児・者の親の会の方などに御説明、報告をさせていただきます。また、年が明けまして、令和7年1月19日、1月23日には地域の方々に対して基本設計の説明をさせていただきます。なお、御案内につきましては、近隣の皆様にポスティングにより周知をさせていただきたいと考えてございます。 3、今後の予定でございます。令和7年度には実施設計に入りまして、その後建築工事を開始し、令和9年10月に開設する予定でございます。 それでは、恐れ入りますが、別添の基本設計書を御覧ください。ポイントを絞って御説明をさせていただきます。 お開きいただきまして、最初に目次を記載してございます。 まず初めに2ページを御覧ください。Ⅰの業務の背景・目的のうち、1、(2)の②サービスの内容をこちらまず整理してございます。こちらの施設なんですけれども、医療的ケアが必要な重症心身障害のある方や行動障害のある方を含む重度障害者への支援を実施することを目的とする施設でございます。具体的には、共同生活援助、いわゆるグループホーム、短期入所、日中一時支援事業、地域生活支援拠点業務を担っていただくものでございます。 次に3ページを御覧ください。3ページは上位計画との関係でございます。基本計画・実施計画等を記載してございます。こちら詳細はお読み取りいただければと思います。 次に、4ページを御覧ください。Ⅱ、設計与条件を整理してございます。1、敷地条件。(1)位置、アクセスを記載してございます。(2)では、建築規制ということで敷地の概要を記載してございまして、こちらの敷地約875平米ございます。その他の条件の整理を記載してございます。 恐れ入りますが、5ページを御覧ください。5ページでございます。こちらでは、Ⅲ、建築計画の1、機能図を整理してございます。今の想定でございますけれども、1階でございますが、身体障害のある方の居室を6室、2階には知的障害のある方の居室を6室設けて御利用いただきたいというふうに考えてございます。 右手、2に建築概要・各居室の面積・機能を記載してございまして、敷地面積等、もろもろ記載をさせていただいております。(2)で各室の面積・機能をこちらに記載しております。居室面積等はこちらにより御確認ください。なお、建築の延べ床面積は一番下にございますが、832平米の建物になってございます。 次に6ページを御覧ください。6ページには、配置・外構・平面計画をそれぞれ文章で整理をしてございますので、こちらも詳細はお読み取りいただければと思ってございます。 最後になります。7ページを御覧ください。7ページ、建物の概略として、立面・断面計画を記載してございます。こちら2階建ての建物でございます。詳細につきましてはお読み取りいただければと思っております。 報告につきましては以上でございます。 委員長 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。 高橋委員 御報告ありがとうございました。これについては再三の不調を乗り越えてというか、皆さんの努力の中で基本設計が完了して、いよいよ具体的な住民説明になっていくということだと思うんですけども、基本設計で今までと大きな変更はないのかというのがまず一つと、あと今、施設のレイアウトを見せていただきましたけど、プライバシーとかの関係はきちっと担保されているのかというのが二つ目。それともう一つ、隣地に悠遊えごたとか、あともう一つ西側にありましたよね。たのしい家中野江古田、グループホームがありますけども、この辺との連携、つまり災害時にその辺をうまく連携し合うとか情報交換をしているのかというところを教えていただきたいんですけども。 網野健康福祉部障害福祉サービス担当課長 ただいま3点御質問いただきましたので、一つひとつ御回答させていただきます。 まず、変更点でございますが、資料を御覧いただきまして、資料の5ページに機能図を載せてございます。大きな変更点が一つございまして、利用者の方の御利用を踏まえて、設計の段階で御提案いただいたんですけれども、居室を全て南側の日当たりのいい状態に整理をさせていただきました。一部、前回基本計画でお示しさせていただいたときには、2室だけ西側に配置をしていたところを全室南側に来ることによって利用者の方の住まい、居住環境の改善を図れると。また、建築上も整形の建物を建てられますので、そういった建築コスト等を踏まえてそのように整理をさせていただいたというのが大きな変更点になってございます。あとは、変更については特段今ない状態になってございます。 また、プライバシーの確保ですけれども、やはりお住まいということで、居住空間を大切にしたいというふうにこちらとしては考えてございます。居住空間は各居室、基準よりも広く、御利用者さんの御要望もありましたので、取るとともに、きちっと一部屋一部屋分かれている状態なので、プライベート空間の充実はしっかり担保されているのかなというふうに考えてございます。 また、近隣に認知症グループホーム等、様々高齢者施設がありますけれども、災害時の連携というのは、先ほどの議論でもありましたけれども、非常に重要な視点だと区としては捉えてございます。災害時の運用につきましては、今後令和9年10月に開設しますので、そこに向けてこういった施設との連携をきっちりして災害時の対応ができるようにするとともに、この施設自体が災害時も安心して暮らしていただけるような、いわゆる在宅避難みたいなものもできるような環境を整えているところでございます。 高橋委員 ぜひその辺、連携を密にしていただきたいと。あと、レイアウトを見ると非常にいいレイアウトになっているんですけども、施設の中でのプライバシーの確保も大事だと思うんですけど、逆に言うと、地域の方から見て、地域の人たちが疎外感を受けるようなことがないように、解放しろとかそういうことじゃないんですけども、ずっと地域の人たちが注目していたエリアなので、その辺は町会の方々への説明もきちっとやっているようですので、きちっと地域の方との連携もうまくやっていただきたい。 あと、これは事業者の話なんで、区に聞いてもどうかなと思うんですけど、再三不調になっていた原因としては、従事者の確保とかそういうところが大きな課題になっていたというのを聞いているんですけども、その辺は事業者としてはうまく、竣工後はきちっとオペレーションできるような形になっているのかという、何か危険信号を特に聞いているとか、そういうことはないのかというのは、もし分かれば教えてください。 網野健康福祉部障害福祉サービス担当課長 今、委員御案内のとおりでございまして、やはり昨今、医療職の確保が非常に課題になってございます。今も事業者とは週に2回お会いをさせていただいて、この設計の話、また運用面の話について意見交換をさせていただいているところでございます。今後のフェーズになってくると思いますが、設計が落ち着いてきた段階で、もうそろそろ人の確保というところをどうやっていくのかというふうに動いていかなくてはいけないと。なので、人の確保について今現在で確実に確保できているという状態ではないというのは事実である一方、まだ先の話なので。今後そういった医療職の方の確保をきちっとやるような体制を、しっかり協定等を結びながら整理していきたいというふうに考えてございます。 高橋委員 協定というところですので、その辺の中できちっと連携を取っていただくように要望しておきます。 間委員 ありがとうございます。重度障害者のグループホームがようやくできるということで、議会からの期待も地域からの期待も大きいですし、様々意見交換等も当事者の方、御家族の方、地域の方ともされているというところですので、今回変更も居室が一部南側にという程度というところは、やはりこれまでしっかりと話をされてきたからこそだなというふうに感じております。ですので、そこに関してはしっかりと今後、様々遅れが出るということは、施設を建てる中で発生したりもしているんですけれども、可能な限り遅れのないようにしっかりと建てられるというところを祈るところであります。 一方で、施設はできましたとなったときにも、やはりこれまでも議論には出ていますけれども、数としては、1階と2階にグループホームとしての居室が6室ずつで12室、短期入所というところで2室というところなんですけれども、当然たくさんのニーズがある中で、そこに応え切れるはずがないというふうに思ってはいます。実際のところそこのニーズとして、御希望されている方がどのぐらいいらっしゃるのかというところは、区として把握できているのか。そこについて確認させてください。 網野健康福祉部障害福祉サービス担当課長 まず、こちら重度障害者の方の施設でございます。区としてもこれまで整備ができなかったというところで、ニーズのほうについては慎重に取っていく必要があるのかなというふうに考えてございますが、前提条件を御説明させていただきますと、まずこちら重度の方なので、区分認定でいいますと区分4から区分6の最重度の方が対象になってくるのかなと。グループホームで過ごすということは、親御さんからするとなかなか御自宅での介護が厳しかったりとか、本人のための自立というのを考えて生活する場になるというふうに考えてございます。そういったところの方の人数を試算させていただきますと、区分認定と本人希望、本人の意思というところでいきますと、区分認定でいいますと、大体70名くらいが人数規模としてはあります、ここの施設としては。ただ、その中で全ての方がここの施設を希望するとは思っておりませんで、実際声とかを聞いていくと、やっぱり御自宅での親御さんの介護といいますか、一緒に暮らしたいという思いもあったりするところですので、おおむねその半数ぐらいが御利用になるんじゃないのかなというふうに、お申込みされるのではないのかなというふうに、そういうふうに考えてございます。 間委員 あくまでも見込みといいますか、このぐらいかなということを想定するというところだとは思うんですけれども、それでもやはりそういったニーズの規模感というところもしっかりと捉えながら、区として、今後まず一つ目、重度障害者の方のグループホームというところをつくりますといった先をどのように捉えていくかということにもつながってくるかと思います。今お話に出たように、重度心身障害者の方の御家族としては、短期入所というところを望まれるというところも声としては伺っているので、そこに対してもしっかりと応えられるというところは、区としても今後しっかりと取り組むべきだと思うんですけれども、お考えはいかがでしょうか。 網野健康福祉部障害福祉サービス担当課長 委員御案内がありましたとおり、重度心身障害のある方につきましては、一定グループホームのニーズもありますけれども、短期入所のニーズが非常に高いのかなというふうに考えてございます。今回、重度心身障害の方ですと1居室の御用意という形になりますけれども、こちらについてはニーズをしっかり把握しながら、必要に応じて整備ができるようにしっかり計画的に進めていきたいと、そういうふうに考えてございます。 間委員 よろしくお願いします。やはり、そういった頼れる施設があるかどうかというのは、御家族にとっても、非常に人生を考えていく中でも大切な役割を果たすと思いますので、今後しっかりと進めていただくよう要望いたします。 黒沢委員 今回サービス内容のところに医療的ケアが必要な重症心身障害のある方という文言がきっちり書かれたというところがまずよかったなと思っております。これまで、重度障害者グループホームというふうな表現だったことから、やはり医療的ケアのあるお子さんの保護者の方ですとかは、重度といっても自分たちはきっと対象じゃない施設なんじゃないかというふうに受け止められていた方も一部いらっしゃっていて、看護師はいるけれども、投薬とかでやってくれる看護師さんでしょうというような認識を持たれていた方も実際にいて相談を受けたりしていました。その辺りがしっかりと明記されたというところが、まずはよかったなと思っております。その中で、今後どれぐらいつくっていけばいいのかというところもあると思うんですけれども、具体的な数字というところが、今、間委員の御質問から、何名というところは具体的に今ないのかなというふうには思ったんですけれども、今、区分4から区分6の方々の施設だということだったんですが、お隣の杉並区などでは、知的障害の区分4から区分5ぐらいの方の施設が民間で普通に幾つかできたりもしているので、その違いって何だろうというところもあったりします。やっぱり医療的ケアが必要になる、看護師が常にいる施設というのは非常にハードルが高い一方で、知的障害の区分4から区分5ぐらいの施設というのは、民間でも運営ができるところも出てきているという状況でもあるので、今後の施設整備計画においては、その辺りもしっかりと加味しながら、民間の方々が使えるグループホームの施設整備費の補助金というところなんかは、今区はどうなっているのかというところも教えていただいてもよろしいでしょうか。 網野健康福祉部障害福祉サービス担当課長 今、委員御案内ありましたもの、整備費の補助につきましては東京都の整備費補助でありましたり、区の整備費補助、そういったものがありますので、御要望、ニーズを聞かせていただいて、要件に当てはまるようであれば誘導等をさせていただきたいということで、窓口で相談があった際にはそういうような御案内もさせていただいているところでございます。 黒沢委員 民間事業者の方からは、やっぱり中野区の家賃がかなり高騰しているという中で、グループホームをつくるのは難しい。人の確保はできるんだけどというようなお話も伺ったりしています。中野区のこういった状況、背景を受けて、しっかり中野区で、もしかしたらほかで補助をすることによって民間の参入というところもあるかもしれないので、その辺りも調査研究を進めていただきたいというふうに思います。限られた区の敷地の中でどれだけできるかというような話になっていくと思いますので、ぜひ民間の力も借りる方法、一緒に協力して進められる方法を考えていただけたらと要望をさせていただきます。 施設のところで1点、1階と2階で分かれていて、1階が身体障害のある方で2階が知的障害のある方ということになっておりますけれども、出入口のところで、やはりその二つの障害のある方々の特性が違うところから、合理的配慮の観点も全く異なってくるので、入り口については分けていったほうがいいんじゃないかと思っているんですが、その辺りはどういう設計になっていますでしょうか。 網野健康福祉部障害福祉サービス担当課長 出入口に関しましては、今分けるということはやっておりません。一緒の形で。一方、グループホームですので、世話人の方もいらっしゃいますので、そういったところで、安全面のところかと思いますけれども、そういったような配慮をさせていただきながら運営をしていきたいというふうに考えてございます。 黒沢委員 かなり走るような、ずっと動きたいというような特性のある方もいれば、少しでも触れるとカニューレが取れてしまうという方もいらっしゃる中で、運営というのはかなり、同じ時間に出入口を使わないようにとかという運営の工夫はできると思いますので、その辺りも事業者さんとぜひ相談をしながら進めていただきたいというふうに思います。要望です。 委員長 他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。 次に4番、中野区災害により死亡した区民のパートナーシップ関係の相手方に対するパートナー弔慰金の支給制度の新設についての報告を求めます。 葉山健康福祉部生活援護課長 それでは、御説明いたします。(資料5) 災害により区民が死亡した場合、同性パートナーを配偶者と同等とし、弔慰金の受給対象とする制度を新設するものでございます。 お手元の資料、1の(1)を御覧ください。名称は記載のとおりでございます。 (2)概要でございますが、災害を起因として亡くなった方の遺族への支援制度、中野区災害弔慰金の支給等に関する条例、こちらでは同性パートナーを支給対象としていないことから、同性パートナーを配偶者と同等とし、弔慰金の支給対象者とするものでございます。イ、支給額は、災害弔慰金に準じております。ウ、支給方法は、一時金。エ、財源は、全額区の一般財源。 2の施行日は、令和7年1月1日とするものでございます。 おめくりいただきまして、裏面には、別表として災害弔慰金とパートナー弔慰金を対比した表を記載してございます。 報告は以上でございます。 委員長 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。 中村委員 御報告ありがとうございます。1点だけ。こういったパートナーシップ関係を配偶者と同等にやっていくという取組はすばらしいことだと思っているんですけれども、この同性パートナーというのは、中野区の同性パートナーシップ条例、宣誓制度に基づいた同性パートナーだけなのか。もしくは東京都の同性パートナーシップ宣誓制度、こちらも含まれるのか。その点だけ確認をさせてください。 葉山健康福祉部生活援護課長 今、委員おっしゃられた東京都も含めた中野区以外の自治体で同様の宣誓をした方を対象としております。 委員長 他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 なければ、以上で本報告について終了します。 次に5番、中野区受動喫煙防止対策基本方針(案)についての報告を求めます。 中村健康福祉部保健企画課長 それでは、中野区受動喫煙防止対策基本方針(案)について御報告いたします。(資料6) なお、本件につきましては、他部所管の施策を含む報告となりますが、当委員会におきましては健康福祉部所管分について御報告をいたします。 中野区は、受動喫煙による健康への影響を鑑み、区の施設等における受動喫煙防止対策を講じるとともに、子どもの受動喫煙防止に取り組んでまいりました。今後、受動喫煙防止対策を総合的かつ効果的に推進していくため、基本方針(案)を整理いたしましたので御報告をいたします。 初めに1番、中野区受動喫煙防止対策基本方針(案)についてでございます。恐れ入りますが、別紙資料の表紙をおめくりいただきまして、1ページを御覧ください。 Ⅰ、基本方針策定の背景と目的です。受動喫煙は、健康に悪影響を与えることから、国民の健康の増進を図る観点として、令和2年4月に改正健康増進法が全面施行されるとともに、同年4月に東京都受動喫煙防止条例が全面施行され、都独自のルールが定められています。また、東京都では、平成30年4月に東京都こどもを受動喫煙から守る条例が施行されており、子どもの受動喫煙防止義務を規定しております。このような背景の下、中野区においても様々な対応を実施してまいりましたが、受動喫煙防止対策は十分とは言えない状況にあります。本方針は、受動喫煙防止対策を総合的かつ効果的に推進することを目的として策定いたします。 2ページを御覧ください。Ⅱの喫煙環境をめぐる現状と課題でございます。先ほど申し上げました国と都の規定等について記載しておりますので、お読み取りください。 3ページの2、区のこれまでの取組でございます。(1)区有施設における受動喫煙防止措置です。区の施設においては、法及び条例に定める施設区分に準じ、下表のとおり受動喫煙防止措置を講じており、区の対応としては、児童福祉施設、高齢者会館、自転車駐車場は屋内・屋外ともに禁煙、運動施設は屋内禁煙としております。 次に、8ページを御覧ください。(5)受動喫煙防止にかかる周知啓発です。区報、ホームページ等により、法及び条例の周知を図り、受動喫煙防止に対する啓発を進めています。 次に(6)禁煙外来治療費助成事業です。禁煙に取り組む区民を支援し、受動喫煙による健康被害を防止することを目的として、禁煙治療にかかる費用の一部を助成する禁煙外来治療費助成事業を実施してございます。 次に(7)飲食店等の管理権限者への普及啓発・指導でございます。法にのっとりまして適切な受動喫煙防止対策が図られるよう、管理権限者に向けた普及啓発や通報があった場合の改善指導を行っています。 次に3の現状における課題でございます。喫煙者数は減少傾向にあるものの、分煙環境に対する区民の意識の高まりもあり、喫煙者と非喫煙者がともに快適に暮らすことができるよう、喫煙マナーの周知徹底を図るとともに、望まない受動喫煙を防止できる環境整備を区として積極的に推進していく必要がございます。 次に9ページを御覧ください。Ⅲの受動喫煙防止対策の基本方針でございます。 一つ目の丸、受動喫煙防止にかかる普及啓発でございます。健康への悪影響を未然に防止するため、引き続き受動喫煙をなくす取組を推進してまいります。 一つ飛ばしまして三つ目の丸を御覧ください。公民連携による公衆喫煙所設置促進です。受動喫煙防止対策を公民連携で取り組み、民間企業等による公衆喫煙所の設置を促進するため、新たな助成制度を検討いたします。 また一つ飛ばしまして五つ目の丸を御覧ください。条例等整備の検討でございます。受動喫煙をめぐる様々な課題に対して、解決に向けた適切な施策を実行していくため、条例等の整備を検討いたします。 恐れ入りますが、かがみ文のほうにお戻りください。2、方針の位置づけでございます。本方針は、改正健康増進法及び東京都受動喫煙防止条例に基づき、区が受動喫煙防止対策を進めていくに当たっての基本的な考えを示すものでございまして、今後、受動喫煙防止対策にかかる具体的な取組は、本方針に基づき、関連部署と連携を取りながら実施してまいります。 最後に3、今後の予定でございます。区議会における質疑を踏まえまして、令和7年3月に基本方針として策定し、今後の受動喫煙防止対策を推進してまいります。 御報告は以上でございます。 委員長 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。 高橋委員 御報告ありがとうございました。中野区として総合的に効果的に対応していくということで、今まで我々もいろいろ受動喫煙防止、あるいはそのための喫煙所の設置等のいろんな質疑をしてきましたけども、結局、健康被害の話といわゆる公園での喫煙環境の整備の話と、あるいはポイ捨て禁止という中で所管がまたがっていた中で、何かボールを押しつけ合っているようなところがあって、なかなかいい解決策につながるような答えを頂いていなかったんですけども、今回方針の位置づけのところで基本的な考えを示して、受動喫煙防止対策に向けての取組という形で、この方針を関係部署と連携していくという話があったんですけど、まずお聞きしたいのが、この受動喫煙防止はもちろんおたくが所管なんでしょうけども、先ほど言ったようなポイ捨てとか環境、公園でのとか、そういう所管がまたがったときについて、どこがこのプロジェクトマネジャーとして今後進めていくということになるのか。受動喫煙防止に特化した形でそちらが対応されるのか。その辺のところはどういう形になるんですか。 中村健康福祉部保健企画課長 今、プロジェクトマネジャーということでお問合せですけれども、受動喫煙防止に関しましては健康福祉部が所管だと思いますので、いろんな課題について方針を考えて検討していきたいと思っています。それぞれの公園ですとか路上についての対策につきましては、それぞれのところで所管として実施していただくというふうに考えてございます。 高橋委員 まあ、そうなんでしょうけど、だけど、そうすると結局前と同じように、所管がそれぞれセクション分けされて、我々としては受動喫煙は健康被害でぜひ防止してほしいなというのもあって、だけど、やはり、たばこを吸う人にとっては吸う環境もなきゃいけないし、中野区には20億円を超える税収が見込まれているわけだし、だからといって、環境がうまくいかないとどこかで吸っちゃうとなると、好まない人の健康被害にも影響していくとなると、その辺ぐるぐる回っていて、結局ポイ捨てとか全部つながっていると思うんですよね。ですから、もちろん、道路にポイ捨てするのは駄目だったら道路管理課だと、そういうのは分かるんですけども、結局は喫煙環境の整備、それが受動喫煙防止につながって、中野の税収にもつながってというふうにトータルで考えたときにどこが、例えば区長部局がそれを全部取りまとめてやるのか。あるいは健康というところでいうと、おたくがきちっと全体をまとめていくのかとか、あるいは都市基盤部がやるのかとか、その辺のところをちょっとお示しいただかないと、我々もどう訴えていろんな課題をぶつけていいかというのが分かりづらくなってくるので、その辺を教えていただきたいんですけど。 杉本健康福祉部長 受動喫煙防止対策は、今課長からも御答弁申し上げましたとおり、関連部署がそれぞれ関わりながら連携しながら各施策を進めていく必要があるというふうに認識してございますが、施策の旗振り役というようなものが必要でございますので、今回御報告申し上げてございます受動喫煙防止対策の基本方針、こちらも保健所が中心となって取りまとめてまいりました。ですので、今後の受動喫煙防止対策につきましても、保健所が中心となりながら関連施策について関連部が集まりながら総合的に推進をしてまいりたいというふうに考えてございます。 高橋委員 しつこくて申し訳ないんですけど、受動喫煙防止というところで喫煙する場所がどんどんなくなっていく。それは勝手に吸われたら健康被害に影響するから、喫煙所をやめましょうとなったときに、じゃあ路上で吸うのかというと、この条例にも関わってくるでしょうし、吸ったところでみんな、うちの近所でもそうですけど、朝、駅にいても平気でたばこを捨てていくのがいますよね。ですから、その辺ポイ捨てもどうするのかとなったときに全部つながってくると思うので、そこは、でも、保健所担当が道路のポイ捨てどうのこうのというのもなかなかできないんでしょうから、やっぱり道路管理課になるんでしょうしね。その辺を、前の保健所長さんは、たばこは健康被害があるから吸わないもんですというふうに答弁で言い切った形で、もうその二の句を継げないような形で終わっているところがあったもんですから、そちらがきちっとマネジメントして関係部署に下りていくということと、常に連携を取っていくという、もう一つは税収があって、その税収を受動喫煙防止、喫煙環境の整備にきちっと分かる形でつなげていくというのもある意味必要じゃないかなと思うんですけども、その辺についてのお考えはどうですか。所管はちょっと違うかもしれませんけども。 杉本健康福祉部長 受動喫煙防止に係る各施策につきましては、委員御指摘のとおり、関係各部が密接に関わりながら推進していく必要があるというふうに認識してございます。また、受動喫煙の防止に係る施策ということで、区にもたばこ税収というようなものがございますので、こうしたものの活用も図りながら効果的な施策、また民間事業者におきまして、様々な助成制度をサポートしていただくような取組もあるというふうに認識してございますので、そうしたもの、また東京都におきましても、こうした施策についての補助金もございますので、そうしたものも活用しながら各施策を推進してまいりたいというふうに考えてございます。 高橋委員 最後にします。あと、その条例も制定していくという話になっていくと思うんですけど、豊島区とかのいろんな事例を見てくると、結局ポイ捨て禁止から始まっていく池袋周辺の条例という形になっているんですよ。ですから、せっかく基本方針をつくって、今後条例であったり民間へのサポートという話を進めていくのであれば、そういう一つのポイントでいくような形じゃなくて、全般的ないわゆる区民が駅からお勤め、あるいは生活で買い物に行くという、そういう区民の行動スタイルの中での喫煙環境全般を、美化も含めて、ぜひその辺を検討していただけるように、条例化については、ぜひそこは要望しておきますのでお願いいたします。 間委員 御報告ありがとうございます。これまで様々な御答弁の中でも、旗振り役は保健所で行うということでしたので、それ自体はとても、進まないよりは旗振り役は誰かがしていただかなければなりませんので、やりますと言っていただけたことは大変、受動喫煙防止ずっと、子育てする親の立場としても本当に進めてほしいと思っていたところですので、歓迎するものです。 それで、その旗振り役というところについて確認をしたいんですけれども、先ほどの御答弁の中にもありましたように、方針というものは保健所のほうで旗を振りながら方針を決めていく。でも、具体的なそれぞれの対策については所管というところはとても気になるところで、今後条例をどうするとか、補助金どうするとか、そういった議論をしていく中での保健所としての旗振り役ってどういう役割をしていくのかなというところをもう少し明確に教えていただけますでしょうか。 杉本健康福祉部長 まず、旗振り役としてというところでございますが、特定財源としての活用を見込んでいますのが、東京都の医療保健包括補助事業というものを想定してございまして、こうした中で様々な受動喫煙に係る施策についての補助が得られるというようなところがございます。ですので、これの全体の取りまとめを健康福祉部が行ってございますので、そうした補助金に係る取組というものは健康福祉部のほうで取りまとめをしてまいります。先ほど御答弁申し上げましたとおり、受動喫煙防止対策、各施策が密接に関わりながらというところでございますが、様々な取組について、各所管が単独で施策を推進するのではなく、様々密接に関わり合うような部分というのがどうしてもございますので、この先、条例化の検討を含めまして、基本方針の中で掲げました五つの事柄、こうしたものについては、関連各部で相談・協議をしながら、区としての取扱いというものを決めてまいりたいというふうに考えてございます。 間委員 今御紹介ありました医療保健包括補助というところの補助金は保健所がというところですが、この中に、確認なんですけれども、喫煙所を設置する際の補助金というものは含まれないのでしょうか。 中村健康福祉部保健企画課長 今の医療保健包括補助事業の件です。公衆喫煙所に関する補助金ということで、喫煙環境の整備、強化等に関しての補助金ということですので、公衆喫煙所に関してはこの東京都の補助金というふうに考えております。それぞれの受動喫煙防止に係る事業所ですとか、ほかの飲食店とかというところに関する補助がまた別にございますので、それはそちらを活用していただくというふうに思っております。 間委員 そうしますと、医療保健包括補助の対象となるものというのは、区として喫煙所を設置する際ということの解釈でよろしいですか。 中村健康福祉部保健企画課長 区としてこの助成制度をつくりまして、民間の方に活用していただくということができますので、直接ということではなくて、区がいろいろな条件を定めまして、その条件にマッチした提案をしていただき、審査をして補助金を出すという、そういうことはこれから検討になるかと思います。 杉本健康福祉部長 若干補足しますと、まだ設置助成制度の導入というものは、今の課長の答弁ですと決まったかのような答弁を申し上げましたが、今後検討してまいるというものでございます。 先ほど申し上げました医療保健包括補助の中で、具体的な例としまして、公衆喫煙所の維持管理運営費は補助対象とはならないんですけれども、受動喫煙を生じさせることのない社会環境を整備するためということで、公衆喫煙所の設置・改修または移設に要する経費のうち、工事費、設備費等につきまして2分の1の割合で補助が受けられると。上限額はございますが、こうしたものも活用しながら取組を進めてまいりたいというふうに考えてございます。 間委員 今、旗振り役としての部分でお伺いした中でその話が出てきたんですけれども、当然議会側からも、受動喫煙防止ということは、つまりは、私ももちろん吸う人の権利というのもあるのは分かっておりますので、一定そういった方がいる中では、喫煙所を設置するということは必要なんだとは思うんですけれども、保健所がこれまで禁煙ということを推奨してきている中で、喫煙所を設置するための補助金を保健所がやるんですかというところがやはり一番引っかかるなと思っているんです。区として取り組むのはいいんです。なんですけど、ずっと受動喫煙防止のところ、特に具体例として私、これは所管外ですけど、新井薬師公園のところが、学童クラブがあるのに、児童館があるのに、子どもたちのところにたばこの臭いが行く、何とかしてほしいということを言われても、ずっとそのまま木があるだけの植栽ですと。それの何が子どもたちを守る喫煙所なのかなと思ってきたんですけれども、すみません、過去の話。という中で、保健所としては御答弁で、うちは禁煙を推奨しているのでというところなので、喫煙所を造ることというのはうちの話ではないような趣旨の御答弁は頂いていたと記憶しています。という中で、やっぱりそこは考えを変えるのかというところが、やはり思うわけですよ。ちょっとまだそこまでの議論はしっかりとできていないとは思うんですけれども、ちょっとこの件に関してどのようにお考えなのか伺ってもよろしいでしょうか。 杉本健康福祉部長 まず補助金の取扱いでございますが、保健所ではなくて健康福祉部が取りまとめを行っていると。ですので、具体的に申し上げますと、健康福祉部の福祉推進課が取りまとめを行っているところでございます。区のほうに様々、国や都から補助金についての通知が届きます。そうしますと、所管課というものを定めてございまして、そこの所管課がその補助メニューに照らして、庁内各部各課で行っている事業のうち、何課の何々の事業がこの補助金に当たっているんじゃないかというような打診をすると、そこの課が補助金の申請を取りまとめである福祉推進課のほうに上げてくるという仕組みになってございますので、全庁的にそうした包括補助事業等につきましては、そうした整理をしているというのがまず一つございます。 また、今後、公衆喫煙所の設置の助成というようなところにつきましては、まず、必要性の有無ですとか、また路上喫煙等の禁止エリアの兼ね合いとか様々密接に関わってまいりますので、総合的に関連各部各課が集まり、協議をしながら、実施の可否もそうですし、担当所管をどこにするのか、どこで実施をするのが一番効率的・効果的なのかというような部分についてはお話を申し上げるというような格好での施策推進を考えてございますので、現時点におきまして、関連所管がない中にありまして、どこが区議会に区の考えを御報告申し上げるのかというような観点で、今、受動喫煙防止対策の旗振り役である保健所、健康福祉部のほうで厚生委員会、当委員会に御報告を申し上げたというところでございまして、今後の施策推進につきましては、先ほど申し上げましたように、各施策の親和性とかもろもろ含めまして、関連各部各課が関わりながら、どこが実施をしていくのが一番効率的・効果的なのかというようなものを定めた後に取扱いを決定してまいりたいというふうに考えてございます。 間委員 福祉推進課、福祉を推進するのとたばこがあまり関係しているとちょっと思わなくて、もちろん保健所が所管じゃないということはよかったんですけど、ちょっとそれも引取り手がなくて引き取るのかなというふうにも見えかねないなと思うのは申しておきます。もちろん決定ではないというところですので、しっかりと、これまでおっしゃってきたこととかも踏まえて、どこがどういうことをしていくのがふさわしいのかというのは御検討いただきたいという、今日はそういう言い方でとどめておきたいと思います。 先ほどの話に戻りますけれども、旗振り役として、要は具体策は各所管でという中で、いろいろ口を出していくお立場というふうにも捉えてよろしいんでしょうか。やっぱり前に進んでいこうという中で、みんな同じほうを向いて進んでいかなければならない。本当はこのぐらいやったらいいよねというのがあるのに、所管としてやらない、やりたくない、やれないとなったときに、どの程度口を出していくのかということは結構大きな役割になるのかなと思うんですよ。どのレベルでやられていくのかというところについてお答えください。 杉本健康福祉部長 全体的に、この受動喫煙防止対策全体について、区として全ての施策を意思決定するというような立場にはないというふうに考えてございますが、各施策が密接に関わり合うということから、関連各部で意見を出し合いまして、どうした対応がいいのかというようなものを区として、各課各部ということではなく、区としての対応を決めてまいりたいというふうに考えてございます。 間委員 まだ始まったばかりのところで責めるような言い方して大変申し訳ないんですけれども、それだけ皆さんの注目度も高いですし、区民の方の注目度も高いので、しっかりとみんなが納得する形で、スピード感を持って前に進むようにぜひ頑張っていただきたいです。よろしくお願いいたします。 委員長 委員会を休憩します。
(午後2時59分)
委員長 委員会を再開します。
(午後3時00分)
黒沢委員 まず、路上喫煙禁止地区の指定というところについては、陳情も出てしっかりと採択されて進めていくものということになっているというところがまずありますので、まずそこをしっかりと優先して進められるようにしないと、これらのそのほかの要素というものを待っていると、いつになっても時期が見えてこないというところも、陳情者の方としては心配するところなんじゃないかなというふうにも思っておりますが、現状は全ての足並みをそろえた、順序ですね。順序というのはどんなふうに考えられているというのはありますでしょうか。 中村健康福祉部保健企画課長 順序をという御意見でしたけれども、考え方ですとかをまず関係部署と整理をいたしまして、どういうふうな、路上喫煙の考え方は所管外ではございますけれども、先ほど部長からも御答弁差し上げているように、公衆喫煙所の設置の状況はどんなふうに考えるかとか、そういったことについての検討をしっかりしまして、その上でできるところからというか、まずはやっぱり条例等をしっかり整備をするというところが大事だと思っておりますので、それの必要性も、それからどういうふうに、先ほど御質問がありましたけれども、どういう形で条例を策定していくのがいいかということも含めてしっかりと検討していきたいと思っておりますので、どれからということではなくて、まず考え方をしっかりと整理をするというところかと思っております。 黒沢委員 これからということだと思うんですけれども、これから議論なさる上でちょっと懸念している点を幾つか伺っておきたいと思います。 一つ目が禁煙外来治療費助成のところなんですが、こういった助成制度があるというのは知っている方も多いと思うんですが、今医療機関を調べても、なかなか内服薬が不足しているという情報が結構出てきてしまって、やめたくてもどうやめたらいいんだろうみたいな、依存症にも関わってくるところだと思うんですけれども、その辺りは現在の新しい情報としてはどうなっていますでしょうか。 中村健康福祉部保健企画課長 委員御指摘のとおり、飲み薬で禁煙の治療薬の出荷が今ストップしているという状況にございますので、なかなか治療の方向からしっかりと支援するということが難しくはなっているんですけれども、全部ではございませんが、登録していただいている禁煙を進めていただく医療機関のほうで、カウンセリングですとか、それからニコチンパッチ等を使った治療もしていただいているところでございますので、そちらをPRしながら禁煙をしたいという方については支援をしていきたいと思ってございます。 黒沢委員 カウンセリングとニコチンパッチなどは対応があるということなので、そういったところが、できないんだというふうに、ネットで調べるとなかなか難しいんだと諦めてしまう方もいらっしゃると思うので、そこはしっかりとフォローをしていただけるよう検討を進めていただきたいと思います。 それから、条例の話になるんですけれども、受動喫煙防止の観点を踏まえて、路上喫煙禁止地区を指定するということなんですが、今屋内の定義というものは結構しっかりとあると思うんですけれども、屋外においての受動喫煙の定義というものがしっかりと、例えば煙がどれぐらいの範囲であるとか、風の向きとか、いろんな要素が絡んできて、そういった詳しい定義みたいなものがなかなか、ほかの自治体を見ても、配慮してくださいというような表現になっていて、これが非常にこの難しさだなと思っているところです。実際に補助金などを使って、民間の方が造っていくというものについても、例えばトレーラーハウスであれば完全に煙はドアの開け閉めのときにちょっと出てきてしまうだろう。でも、換気扇があれば割と大丈夫なんじゃないかと思うんですが、例えばこの中野駅北口の東西連絡路のところだと上が開いているというところで、これは受動喫煙の目線ではどうなのかというところについて、これから考えていかれるのでしょうか。それとも、今申し上げた中野駅北口の東西連絡路のところについては、これは受動喫煙には当たらないというふうに考えられているのか、これから議論なのか、その辺り教えていただけるとありがたいです。 杉本健康福祉部長 まず、条例等の整備についてでございますが、今後検討していくというようなところでございます。現行の東京都の受動喫煙防止条例、こちらの中では、委員御指摘のとおり、やはり屋内がメインということで、屋外の部分につきましては努力義務というような規定の仕方をしてございます。また、条例等の整備の状況でございますが、23区におきましては、8区で受動喫煙防止について条例の中で定義をしていると。うち7区が現行、いわゆる中野区でいうところのポイ捨て条例の中に受動喫煙というような観点も盛り込んだ条例を制定しているのが7区、また1区、受動喫煙防止という観点に特化した形で条例制定しているところもございます。ですので、区としてどういった形で対応していくのが相当なのかというような部分につきましては、条例化の可否も含めまして、条例の在り方もろもろ含めまして、今後検討してまいりたいというふうに考えてございます。 また、東西連絡路下の喫煙所そのものにつきましては、申し訳ございませんが、所管外でございますが、基本的には、受動喫煙を防止するという観点からしますと、閉鎖型が好ましいというふうに健康福祉部としては考えているところでございます。 黒沢委員 お考えが聞けてまずはよかったなというふうに思います。というのは、陳情者の方としては、やはり煙というところ、受動喫煙が非常に気になってこの陳情を出されているというところなので、例えば、結局煙が漏れ出ているような喫煙所ができたときに、ちょっと意味が解釈が違っているというふうに思われてしまっては、陳情を出した意味というところと変わってきてしまうので、その辺りをしっかりと、これから条例にするかしないかも含めてなんですが、環境としてしっかり変化が出るように進めていただきたいというふうに思います。要望です。 中村委員 御報告ありがとうございます。中野区受動喫煙防止対策基本方針(案)ということで、受動喫煙防止を進めていくということは非常に歓迎するところですが、気をつけなきゃいけないなと思っています、私自身は。要は、今回喫煙所の設置とかというところもあって、喫煙を促進するような施策になっては絶対にいけないというふうに思っておりますけれども、そこをまず一番最初に聞かせてください。 中村健康福祉部保健企画課長 あくまで禁煙が一番重要だと思っています。何よりもやっぱり健康に対する被害というところを防止したいというところでございますので、それは本当に第一選択だと思います。それにプラスして、受動喫煙に関しましても、やはりたくさんの健康被害が出ている現状がございますので、それについても、先ほど部長が御答弁しましたように、全庁的に一緒に進めていくというふうに考えてございます。 中村委員 ありがとうございます。その観点が一番まず大事だと思っておりまして、今回、受動喫煙防止の基本方針というところなので、ここに受動喫煙のことしか書いていないんですよね。でも、これは、あれだな。「喫煙環境をめぐる現状と課題」と書いてあるんですけど、そこに、喫煙環境をめぐる現状と課題なんですけれども、「日本での受動喫煙による年間死亡者数は」と書いてあって、いや、何か、ここのスタートがまず、そもそも「喫煙による」というところが大前提であるべきだと私自身は思うんですよね。喫煙による健康被害というものがやはりすごく多くあって、がん等、病気になるリスクというものを非常に高く上げていくというところの観点がまず第一に必要だと思っています。なので、ここに書き加えるのが理想的じゃないかなというふうに私自身は思っているんですけども、そこら辺はいかがでしょうか。 水口保健所長 喫煙について害があることは分かっているんですけれども、今回は、もちろん喫煙は悪いんだけれども、そこのところの議論をし出すと、喫煙をするのも権利であるとか権利でないという話になってくるので、今回は受動喫煙に対して決めているところですので、特段喫煙についてここで述べるのではなく、受動喫煙に対しての害について述べるにとどめているというところでございます。 中村委員 分かりました。そういう観点があるなら致し方ないかなと思っているんですが、大前提として、私はそこがやっぱりあるというところをちゃんとしっかりみんなが認識をしていくべきだと思っています。こういった喫煙所の設置の話とか分煙の話をするときに、たばこ税の話が出てくるんです、毎回。でも、一方で、喫煙による健康被害によって保険料にも跳ね返っているんですよ。受動喫煙でも跳ね返っているんですよ。そこのお金を、影響額というところはなかなか換算ができないから表に出てこない。でも、そこがあるということを絶対忘れちゃいけないんです。なので、20億円入ってきているからといって喫煙所に使っていいというわけではないというところは、しっかりと把握をしていかなきゃいけないと思っています。その上で、やっぱり望まない受動喫煙というところを防止していくために、致し方ないですよ。閉鎖型の喫煙所を設置していくということが、致し方なくやっていくというところ、その観点を持って取り組んでいかなきゃいけないというふうに私自身は思っているんですけれども、そこは保健所としてはどう考えているのか教えてください。 中村健康福祉部保健企画課長 委員おっしゃるとおりでございます。喫煙に関して、健康日本21の三次計画の中で喫煙のことをうたっているんですけれども、その中では、日本人の死亡の第1位であるがんをはじめとしたそこの喫煙による関連死の超過死亡と超過医療費で経済的損失等を将来的に確実に減少させることができるというふうに計画の中でも述べていますので、そのことについてはしっかりと認識をしておりますし、受動喫煙についてもしっかりと進めていくというふうに思ってございます。 中村委員 ありがとうございます。やはり、そこの観点がすごく大事で、保健所、健康福祉部というところは禁煙というところを進めていくというのがまず第一であって、一方で受動喫煙を防止していくというところが第二であるべきだと思っていますので、そこはしっかりとちゃんと頭に念頭に置いて進めていくべきじゃないかなというふうに思っています。その中で、先ほど部長から、今後の所管云々の話があって、どこがやっていくかというのはまだ未定だというところではあるんですけれども、9ページのところに受動喫煙防止対策の基本方針というのがあって、普及啓発とかいろいろ書いてあるんですけれども、公衆喫煙所設置のところが公衆喫煙所設置促進になっているんですよね。こう書いてあったときに、やっぱり保健所や健康福祉部がここの所管を担うべきではないと私は思っています。なので、設置促進、ここの書き方自体も考えるべきじゃないかなと。どうしてもやっぱり路上喫煙の禁止区域を検討していって広げていくといったときに、喫煙所の設置を、たくさん増やしていくということは違うと思いますけれども、していかなければいけないエリアも出てくるとは思うんですといったときに、設置をしなければいけないというのはあるんですけど、それは設置促進ではないと思うので、ここの促進の字は今後、案を取るときには考えていっていただきたいなというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。 中村健康福祉部保健企画課長 おっしゃるとおりかと思いますので、検討したいと思います。 杉本健康福祉部長 公民連携による公衆喫煙所というようなところでございますが、23区中17区で設置助成を行っているというような実態もございます。最新のところとしまして。ですので、こうした取組も今後検討していく必要があるんだろうということで基本方針の中に掲げてございます。委員御指摘のとおり、表現につきましては、より区民の皆様に誤解のないような表現というようなところで、改めて検討してまいります。 中村委員 ぜひそこはよろしくお願いいたします。 あともう一つすごく気になったのが、副流煙を外部に出さない公衆喫煙所の整備のところで、「区が設置する公衆喫煙所の仕様は、原則として、非喫煙者の望まない受動喫煙を防止する効果の高い閉鎖型とします」とあるんです。今ある喫煙所の中にはもちろん、先ほど間委員からもありましたけど、植栽だけで仕切っているような喫煙所もあるので、閉鎖ではないものもあるんですが、今後設置していくものに関しては、原則としてというちょっと何か例外を思い起こさせるようなものではない表現のほうがいいんじゃないかなと私自身は思うんですけど、原則としてというとやっぱり例外というふうに思っちゃうので、今後についてはそこは考えていくべきじゃないかなというふうに思うんですけども、そこはいかがでしょうか。 委員長 ここは所管外ですね。 中村委員 分かりました。所管外ということなんで、検討していくときに、こういった意見があったということはお伝えをいただきたいなというふうに思います。 るる申し上げましたし、今後も多分いろいろと言わせていただくことになるかなというふうには思うんですけれども、なかなか喫煙所の、昔をたどればサンプラザの交差点のところに喫煙所があって、植栽だけで仕切っていて、横断歩道を待つ人たちがみんな受動喫煙をするみたいな時代から、あれを撤去していただいて、公園もほとんど、今幾つかはまだ喫煙所が残っているところもありますけれども、公園もほとんどが今禁煙になってというところで、大きく進んできてはいると思うんですけれども、やっぱりまだ、さっき黒沢委員がおっしゃっていた中野駅のところは、来年度の主な取組に載っていて、来年度閉鎖型にするような話もありますし、今後やっぱり受動喫煙を防止していくという強い姿勢をぜひ持っていただいて、望まない受動喫煙をしっかりと防止していっていただきたいなというふうに思いますけれども、いかがでしょうか、 中村健康福祉部保健企画課長 委員のおっしゃるとおりにしっかりと前に進めていきたいと思います。様々課題があるかと思いますけれども、本当に全庁的な調整をしたりとか検討しながらできることから進めていこうと思ってございますので、先ほど言っていただいた禁煙もそうですし、受動喫煙についてもしっかりと検討したいというふうに考えてございます。 井関委員 旗振り役が保健所、健康福祉部というような御説明を頂きましたが、今後路上喫煙禁止区域が広がることを検討みたいなことですが、そういった広げるというところは今までどおり道路管理課、都市基盤部のほうがやるんでしょうか。それともここを広げることに対して保健所とか健康福祉部が結構リードしてやっていかれるんでしょうか。 委員長 所管外ということですね。 井関委員 じゃあ、あまりそこは、保健所とか健康福祉部というのは言えないということですね。はい、分かりました。そうすると、やっぱり受動喫煙の旗振り役としては、ちょっといかがなものかなと思うのですが、そこはやはりリードして、そこも議論をちょっとリードしていただきたいというところがあります。 それから、8ページのところ、(7)、飲食店等の管理権限者への普及啓発・指導なんか、恐らく今結構、オリンピックが終わってなし崩し的に中野区で喫煙できるようなお店が今増えていると思いますし、これは結構厳格にしたほうが、ちゃんとルールを守って喫煙可でやっているようなお店に対してのちゃんとした経済効果も生まれると思うので、そこは結構分かりやすく大々的に、東京都がコロナ禍なんかのときは新型コロナ対応をやっている飲食店ですみたいなのを結構大々的に売りにしたりとかしていたので、中野区でもこういった、ここはちゃんとやっていますと、喫煙室がありますとか、喫煙可能店ですとか喫煙目的店ですというのをちゃんと啓発してあげたほうがいいんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。 水口保健所長 8ページにございますような掲示も、中野区内の飲食店でもやっていただいておりまして、飲食店にも中野区保健所、主に生活衛生課のほうからこのようなことも伝えております。実際に掲示をしていない、あるいは掲示してあることとそごがあるという場合には保健所に連絡がありまして、現地の調査、その後指導も含めて保健所のほうで行っているところでございます。 委員長 他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 なければ、以上で本報告について終了します。 次に6番、令和7年度中野区食品衛生監視指導計画(案)の公表及び意見募集についての報告を求めます。 只野健康福祉部生活衛生課長 それでは、令和7年度中野区食品衛生監視指導計画(案)の公表及び意見募集について御報告させていただきます。(資料7) お手元の資料、1、概要でございます。食品衛生法では、区長は、国が定める指針に基づき、毎年度食品衛生監視計画を定め、これを公表し、広く区民の意見を求めることと規定しております。これに基づきまして、令和7年度の指導計画の策定に当たり計画案を作成・公表し、区民の皆様から意見を募るものでございます。 2、計画案の内容でございます。国の指針を踏まえまして、食中毒や法令違反の発生内容、食品衛生を取り巻く中野区の状況を勘案し、資料にお示しした(1)から(7)の項目で計画を策定したものでございます。 3、令和7年度計画案は別紙にお示ししてございまして、大枠は例年と変更はございませんが、2か所ほど修正等を行っておりますので、その部分を御説明させていただきます。 別紙計画(案)の4ページをお開きください。5の(1)、下のほうでございます。年間監視予定でございますが、前年度までは監視予定件数としていたところ、これを監視対象施設の重要度別監視予定数として表記を改めております。この理由でございますが、令和3年の改正食品衛生法で食品営業に関わる許可・届出業種が大幅に統合・整理されまして、それに伴い許可や届出の業種数が減少していることから、事業の執行方法は変えずに表記を改め、区民にとって分かりやすい計画案といたしました。 ここで、別紙計画(案)の11ページをお開きください。別紙2のところで示してございますが、令和6年度の計画では、監視予定件数2,500件としておりましたが、令和7年度の案では、この別紙2の一番下にあるとおり、監視対象施設数として1,500件といたしまして表記を改めております。 二つ目の修正箇所でございます。別紙の計画(案)4ページにお戻りいただきたく存じます。下から3行目の5、(2)、①年間収去予定件数でございます。事業の執行計画の見直しと精査を行いまして、令和6年度は400件であった収去予定件数を令和7年度は300件に減らしております。なお、収去とは、検査に必要な最小量の食品を無償で監視員に提供させる行為でございまして、別紙8ページに用語解説がありますので、後ほどお読み取りください。 別紙から本報告資料にお戻りください。 4、計画案の公表及び意見の募集でございます。募集期間は、令和7年1月21日(火曜日)から2月24日(水曜日)。これを区報1月11日号、区のホームページのほか、区施設の設置により案の公表を行いまして、郵送、ファクス、電子メールで意見提出をしていただく予定でございます。 5、計画の決定及び意見募集結果の公表でございます。寄せられた御意見を考慮して計画を決定し、意見とこれに対する区の考え方を合わせまして3月下旬にホームページで公表いたします。 御報告は以上でございます。 委員長 すみません、1点、報告資料の、表紙の4の(1)の期間が資料と今口頭の報告が違っていたと思うんですけど。 只野健康福祉部生活衛生課長 失礼しました。訂正いたします。先ほどの意見募集期間でございますが、令和7年1月21日(火曜日)から2月3日(月曜日)でございます。大変失礼いたしました。 委員長 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 なければ、以上で本報告について終了します。 次に7番、その他で何か報告はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 なければ、以上で所管事項の報告を終了します。 次に、地方都市行政視察についてです。10月31日、11月1日に行いました当委員会の地方都市行政視察について、お手元の調査報告書(案)(資料8)のとおり議長に報告したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 御異議ありませんので、そのように決定いたします。 次に、所管事務継続調査についてお諮りします。 お手元の文書(資料9)に記載された事項について、閉会中も継続審査とすることについて御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 御異議ありませんので、そのように決定します。 審査日程のその他に入ります 委員会を暫時休憩します。
(午後3時26分)
委員長 委員会を再開します。
(午後3時29分)
次回の委員会についてですが、改めて正副委員長で調整をさせていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
委員長 では、そのように決定します。 以上で本日予定した日程は終了いたしますが、委員、理事者から何か御発言はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長 なければ、以上で本日の厚生委員会を散会します。
(午後3時29分)
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