令和6年12月04日中野区議会建設委員会(第4回定例会)
令和6年12月04日中野区議会建設委員会(第4回定例会)の会議録
中野区議会建設委員会〔平成30年7月5日〕

中野区議会建設委員会〔令和6年12月4日〕

 

建設委員会会議記録

 

○開会日 令和6年12月4日

 

○場所  中野区議会第4委員会室

 

○開会  午後1時00分

 

○閉会  午後2時29分

 

○出席委員(8名)

 南 かつひこ委員長

 いのつめ 正太副委員長

 斉藤 けいた委員

 大沢 ひろゆき委員

 白井 ひでふみ委員

 いさ 哲郎委員

 ひやま 隆委員

 伊藤 正信委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 都市基盤部長 松前 友香子

 都市基盤部都市計画課長 塚本 剛史

 都市基盤部道路管理課長 長沼 美春

 都市基盤部道路建設課長 髙田 班

 都市基盤部公園課長 村田 賢佑

 都市基盤部建築課長 石原 千鶴

 都市基盤部交通政策課長 宮澤 晋史

 都市基盤部住宅課長 伊藤 廣昭

 まちづくり推進部長 角 秀行

 中野駅周辺まちづくり担当部長 千田 真史

 まちづくり推進部まちづくり計画課長 近江 淳一

 まちづくり推進部野方以西担当課長 桑原 大輔

 まちづくり推進部まちづくり事業課長 山岸 高広

 まちづくり推進部まちづくり用地担当課長 酒井 雅勝

 まちづくり推進部街路用地担当課長 田中 常夫

 まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長 青木 隆道

 まちづくり推進部防災まちづくり担当課長 安田 道孝

 まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長、

 まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 小幡 一隆

 まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長、

 まちづくり推進部中野駅周辺エリアマネジメント担当課長 井上 雄城

 まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長 大南 隆司

 

○事務局職員

 書記 梅田 絵里子

 書記 早尾 尚也

 

○委員長署名


 

審査日程

○所管事項の報告

 1 大和町地区防災まちづくりの進捗状況について(防災まちづくり担当)

 3 中野駅新北口駅前地区における基盤整備の進捗状況について(中野駅地区・周辺基盤整備担当)

 4 中野三丁目土地区画整理事業の事業計画変更及び自転車駐車場について(中野駅周辺地区担当)

 5 囲町西地区市街地再開発事業の事業計画等の変更について(中野駅周辺地区担当)

 

委員長

 定足数に達しましたので、建設委員会を開会いたします。

 

(午後1時00分)

 

 初めに、傍聴者の方から当委員会の様子をビデオ撮影、写真撮影、録音したい旨の許可願いがありましたので、御相談のため委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後1時00分)

 

委員長

 それでは、委員会を再開いたします。

 

(午後1時00分)

 

 傍聴者、報道関係者からビデオ撮影、写真撮影、録音の許可を求める申出については、これを許可するに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 傍聴者、報道関係者の方に申し上げます。許可の申出の際にお示しいただいた目的以外に撮影、録音したものを使用しないこと、また、休憩中の撮影、録音は認められていませんので、休憩になりましたら撮影、録音は止めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 それでは、本日の審査日程ですが、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 なお、昨日お諮りしたとおり、所管事項の報告2番については、3日目に報告を受けることとしますので、御承知おきください。

 また、審査は5時を目途に進め、3時頃に休憩を取りたいと思いますので、御協力をお願いいたします。

 それでは、議事に入ります。

 昨日に引き続き、所管事項の報告を受けたいと思います。

 初めに、1番、大和町地区防災まちづくりの進捗状況についての報告を求めます。

安田まちづくり推進部防災まちづくり担当課長

 それでは、大和町地区防災まちづくりの進捗状況について御報告いたします。(資料2)本報告は、危機管理対策等調査特別委員会との重複報告でございます。

 1、主な経緯等でございます。大和町地区につきましては、東京都の不燃化特区の指定を受け、地区の防災性向上に向け、防災まちづくりを推進しているところでございます。区では、平成30年に地元意向を踏まえた大和町防災まちづくり計画を定め、地区の防災まちづくりの基本ルールとともに、避難道路ネットワークの考え方をお示ししてございます。現在、これに基づき、地区の防災上特に重要な避難道路となる1号、2号につきまして、優先整備路線の指定、令和2年度より区施行による道路の拡幅整備を進めているところでございます。

 今後、さらに本地区の防災まちづくりを進めるために、地区全体のまちづくりルールの検討に合わせ、優先整備路線以外の避難道路3号から16号につきまして、効果的、集中的に整備推進及び地区の防災性を確保しつつ、地元負担の軽減を考慮した整備を進める考え方を整理し、当委員会等でも既に報告を行ってございます。

 このたび地区の基礎となるまちづくりのルールの周知とともに、避難道路1号、2号の優先整備路線に次いで重要な路線である避難道路3号及び4号の整備の進め方について、沿道権利者へのアンケートの実施及び意見交換会を行いましたので、御報告するものでございます。

 2、アンケートの結果及び意見交換会の概要でございます。アンケートや意見交換会の実施に当たりましては、これまでの大和町の防災まちづくりの経緯や検討状況を併せて資料としてお示しした上で行ってございます。アンケートの実施期間は9月4日から10月16日、対象者は避難道路3号及び4号の沿道権利者でございます。なお、都有地につきましては別途協議しており、除いてございます。アンケートの配付でございますけれども、回答数は有効回答数192票、回答者数43票、約22.4%の回答率でございます。また、沿道権利者を対象に11月2日及び11月6日に意見交換会を実施し、合計17名の方が出席されてございます。なお、アンケートの実施に当たっては、大和町まちづくりの会及び地区内の各町会長に事前に説明を行ってございます。

 3、アンケート及び意見交換会の実施の概要でございます。恐れ入りますが、別添図を御覧ください。1番目が地区計画の基礎となるまちづくりのルールを絵でお示ししてございます。これらは、その他の地区の地区計画を参考にし、また、地元意向を踏まえて作成したものでございます。2番目が大和町地区の避難道路ネットワークでございます。今回、既に拡幅事業を行っている避難道路1号、2号に次いで重要な路線である避難道路3号、4号、点線の赤でお示ししてございますが、これの拡幅計画を示し、沿道権利者にアンケート、意見交換会を行ったものでございます。

 恐れ入りますが、別紙資料を御覧願います。アンケートの結果をお示ししてございます。

 アンケートの対象者、実施期間、配付数及び回答者数は、既に述べたとおりで、記載のとおりでございます。次に、質問項目の骨子は、お示しのとおり10項目でございます。これらは、大和町地区の災害危険度、避難道路の役割、位置付け、地区計画の役割等の説明資料をお示しした上で、質問を行ってございます。

 2番目の大和町地区の災害時の危険性への理解でございますが、約9割の方が理解もしくはおおむね理解できたと回答がございました。

 また、3、避難道路の役割や理解、整備手法、地区計画の役割等の御質問に関しては、約8割の方が理解もしくはおおむね理解できたとの回答をされております。なお、一方で、理解いただけない権利者も10%程度いらっしゃいます。

 4、地区計画の役割への御理解については、67.4%、7割近くの方が御理解いただけたか、おおむね御理解いただいたとの回答でした。

 ページをめくりまして、5、将来の建て替えについて、気になることや不安なことの質問につきましては、道路拡幅で敷地が小さくなってしまう、建て替えによって床面積が確保できるか心配だ、また、駐車場や庭が減ってしまう、また、沿道環境や町並みへの影響を心配する回答が比較的多くの方から寄せられました。

 6、将来の建て替え時期や建て替えの検討に当たって重要なことの御質問に関しましては、多くの権利者の方から、建て替え時期が未定、また、検討していない、分からない等の回答を頂いております。また、これまでの質問でありましたように、敷地が狭くなってしまう、老朽家屋の解体助成の延長や、自己資金や借入金の確保など、建て替えに当たっての相談体制などの回答がございました。

 7、大和町のまちづくりにつきまして重要なことという質問に対しては、一番多かったものは、本地区の防災まちづくりの推進、建物の不燃化、耐震化、次いで公園、広場の整備など、地区の防災性を高める取組が重要だという御回答を頂いてございます。また、まちの利便性、子どもの安全、多世代が魅力を感じる住環境に関する回答もございました。

 質問8及び9につきましては、資料をお読み取り願います。

 次のページで、アンケートで出された自由意見でございます。避難道路の必要性は理解できるが敷地が狭くなってしまう、拡幅後の敷地で建て替えられるか、道路拡幅に伴う住環境の変化、通過交通の増加に伴う子どもの安全などを心配する意見がございました。また、建て替えに伴う用地買取り補償や大和町中央通りの進捗を含む防災まちづくり全般に関する意見がございました。

 次いで、資料の右側、2日間にわたる意見交換会においての御意見、御質問等でございます。意見交換会につきましても、当地区の災害上の危険性や防災まちづくりを進める必要性については御理解を得られているという印象を受けました。御意見としましては、地区計画決定を含む今後の防災まちづくりの進め方、避難道路の整備に向けたまちづくりの振興方法、拡幅や道路の面積が減ってしまう、残った土地で建てられるか、買収価格等に関するものや生活再建の相談に関することがございました。

 恐れ入りますが、かがみ文にお戻り願います。4、今後の予定でございます。今年度は、避難道路3号、4号のアンケート、意見交換会を踏まえた大和町地区全体の防災まちづくり計画の改定検討を進めていきます。令和7年度は、防災まちづくり計画の改定と大和町地区全体の地区計画素案の検討を行い、令和8年度に、本地区の地区計画原案を策定し、地区計画の都市計画決定を目指してまいります。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

斉藤委員

 御報告ありがとうございます。今回、アンケートと意見交換会を行っていただき、ちょっとアンケートの回答数が22.4%、あと意見交換会が合わせて17人ということで、ちょっと何か少ないのかなというイメージを持ちました。このまままちづくり計画に入るのはちょっと不安な部分もあるんですが、今後このようなアンケートまたは意見交換会を行う予定はありますでしょうか。

安田まちづくり推進部防災まちづくり担当課長

 今回は最初の、避難道路3号、4号の沿道権利者ということでございましたが、今回の登記簿の調査によって漏れている方もいらっしゃいますので、今後、防災まちづくり計画及び地区計画をまとめるに当たりましては、沿道権利者を対象に丁寧に進めてまいりたいと考えてございます。

斉藤委員

 ありがとうございます。そうですね、やっぱりフォローアップが必要かなという、この状況でつくっていくのには思うので、ぜひフォローアップもしていき、もう少し地域の方の声というのを聞きながら、反映していただきたいかと思います。

 もう1点。アンケートを拝見させていただきました。おおむね避難道路の必要性というのは御理解されているという一方で、やはり道路の拡幅によって、皆さん、自分の敷地が小さくなるということに対しての不安があるのかなというのも読み取れました。その辺に対して、今後、区としてどのような対応を行っていくか教えていただいてもよろしいでしょうか。

安田まちづくり推進部防災まちづくり担当課長

 委員おっしゃるとおり、道路用地として拡幅で買収されるというのは、権利者にとっては大きな負担ですので、用地折衝に当たりましては、単に折衝だけでなく、生活再建も含めて丁寧に説明しながら進めてまいりたいと考えてございます。

斉藤委員

 今、本当に、お答えいただいたとおり、やはり住み慣れたまちで、こういう重要性も分かりながら、やっぱり自分の土地のこともすごく心配されている方が多いかと思いますので、ぜひ、今おっしゃっていただいた丁寧な説明というのを今後も引き続き行っていただきたいと思います。

伊藤委員

 すみません。報告ありがとうございます。今、斉藤委員が言ったように、22.4%の回答率というのはやっぱり低いのかなと思っていますし、問題は回答されていない方がどう思っているかだと思うんですよね。大和町は、大変木造密集地域で、本当に中野区内でも道が狭くて、集合住宅じゃなくて一軒家が多くて、かなり厳しい地域だとは思っていますけども、ちょっとお聞きしたいんですけども、これは配付・回答数の配付数192票中、回答数43票って、何か票って、この数の示し方というんでしょうかね、票というのはどういう意味なんですかね。普通は大体世帯数だとかと思うんですけれども、これをちょっと教えていただけますか。

安田まちづくり推進部防災まちづくり担当課長

 分かりづらくて申し訳ありません。登記簿に当たって、登記簿の権利者として考えておりますので、そういうことで対応しましたけども、ちょっと表現が分かりづらかったかなと思います。

伊藤委員

 じゃあ、世帯数とはまた違うんですか。どういうことですか。

安田まちづくり推進部防災まちづくり担当課長

 アンケートで、個別の住んでいる方の場合は世帯数なんですけども、今回、権利者は直接登記簿を当たりまして、登記簿に載っている所有権者に対してアンケートをかけてございますので、こういった表現になってしまいました。

伊藤委員

 分かりました。ありがとうございます。それと、さっき言ったように、8割近い方の回答がないということで、そういう方々はどのように考えているのか。必ずしも賛成という意見でないと思いますし、もっとやっぱり関心を持ってもらうために、回答のなかった方への追跡というのが必要だと思うんですけれども、その辺はどのように考えていますでしょうか。

安田まちづくり推進部防災まちづくり担当課長

 委員おっしゃるとおり、道路拡幅の合意形成を進めてまいりますので、丁寧に各権利者に対して働きかけていきたいと考えてございます。

伊藤委員

 やっぱりちょっと尋ねていってね、10分、20分でもお時間をくださいと。それで聞き込みをするぐらいの勢いで行かないと、納得されないと思うんですよね。こういったまちづくり、道路拡幅なんかは、生活がやっぱり第一ですから、その生活圏、今後の方々の人生も変えることですから、丁寧に合意形成を、酌んでいくというようなことが必要だと思いますが、いかがでしょうか。

安田まちづくり推進部防災まちづくり担当課長

 権利者には個別訪問したり、遠方の方もいらっしゃいますけれども、区内にお住まいの方は、そういうことで個別訪問を進めながら、丁寧に進めてまいりたいと考えております。

いさ委員

 このお話は、以前から担当にお話を聞いている中では、かなり丁寧にやっているかなという印象を受けています。回答率が22%ちょっとというところも、地権者が必ず近隣だったり国内にいるわけでもないし、どうしても関心のない方というのは一定いらっしゃるというところで、難しさというのはあるんだと思います。私自身も、地元で、道路の穴が空いたトラブルみたいなことで、近隣を回っていたら、結構「あなたがやってくれ」なんて言って、自分のこととしてなかなか捉えてくれないなということはあったので、そこはちょっと理解できるかなという思いではあります。

 この事業自身は、建て替えのときにセットバックをお願いするということで、時間の軸としてはかなり長い時間の軸で考えているというものですよね。そうすると、ある場所はセットバックが完了する、ある場所は終わらないということで、凸凹が出る時期が生まれるということになろうかと思います。こういうことについて、例えば前向きに、例えば広がったところで置けるところにはベンチを置いてみたりとか、何か町並みの中でうまく活用していける道筋ってあるんじゃないかと思うんですが、この点はいかがお考えでしょうか。

安田まちづくり推進部防災まちづくり担当課長

 委員おっしゃるとおり、まずは道路の拡幅の合意形成を丁寧に進めていきたいと考えてございます。あと、まちづくりのルールとして地区計画を考えていまして、安全性、防災性の向上だけではなく、

やっぱり住環境をよくしていくというのも一つのテーマだと思いますし、そういったことも含めて、

委員おっしゃることも念頭に考えてまいりたいと考えてございます。

いさ委員

 そうですね、住環境がすごく大事なんですよね。多分、近隣の皆さんは、お子さんがいらっしゃったら子どものことが心配だとかということで、割と一つのことでは関心があっても、それが全体としてどういう住環境を形成するのかというと、なかなか視点って向きにくいと思うので、そういう見方でやっていますということで、ぜひ周知も進めながらやっていただきたいなと、丁寧にやっていただきたいなと思います。要望です。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、3番、中野駅新北口駅前地区における基盤整備の進捗状況についての報告を求めます。

井上まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 それでは、中野駅新北口駅前地区における基盤整備の進捗状況について、資料を基に御報告いたします。(資料3)本報告は、中野駅周辺整備・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会との重複報告になります。

 中野駅新北口駅前地区で整備するペデストリアンデッキ及び駅前広場等の基盤整備につきましては、UR都市機構、JR東日本及び囲町東地区市街地再開発組合への委託により、今年度から随時、工事に着手しております。今回、これらの整備に向けた現在の進捗状況について御報告いたします。

 初めに、1番、歩行者動線変更の検討状況についてですが、(1)仮設通路についてでございます。本年第1回定例会の報告では、中野四丁目新北口駅前地区市街地再開発事業の進捗に伴いまして、東西連絡路と旧区役所の間を斜めに結ぶスロープ状の道路は、市街地再開発事業の区域となっていることから、再開発敷地とJRの駐車場棟の間を通る仮設通路に切り替える予定で、仮設通路の整備を行うために仮設構台の整備等に着手する予定でございました。しかしながら、市街地再開発の事業計画変更に伴いまして、仮設通路の整備の計画を取りやめて、現在のスロープの供用を継続することにいたしました。

 2ページを御覧ください。(2)エントラスデッキに接続する仮設階段についてですが、令和8年末頃の橋上駅舎やペデストリアンデッキ等の供用開始時におきまして、中野駅西口の新改札、それから西側南北通路、ペデストリアンデッキの高さと、それから新北口駅前広場・東西連絡路のレベルの高さをつなぐ仮設階段の整備を検討いたします。JRの駐車場棟やエントランスデッキの脇などに整備されるエレベーターによってバリアフリーの動線につきましては確保されますが、駅の新改札を出て中野五丁目方面や仮設バス停へのアクセス性や駅周辺の回遊性の向上を目的に、設置を検討するものでございます。

 2番、中野駅新北口駅前エリアの緑化方針につきまして御報告いたします。

 別紙を御覧ください。別紙では、中野駅新北口駅前エリアの緑化方針をまとめたものでございます。上段の部分に当エリアの緑化のコンセプトをまとめてございます。左側の1、緑化の現状・上位計画につきましては、こちらの(1)でエリア内のみどりの現状としまして、対象エリアの範囲を赤線で示した範囲内に樹木、高木が130本、緑化面積約1,100平方メートル、緑化率約2.1%といった事業着手前の状況を示してございます。(2)に上位計画の一覧、(3)に当エリアの緑化に関する位置付けをまとめてございます。

 右側に行きまして、2、緑化の推進としまして、(1)緑化の考え方、(2)当エリアの緑量、(3)当エリアの緑化配置をまとめてございます。(2)に記載のとおり、現況の樹木の存置、それから移植、事業による新植によって、面積ベースで約6倍の緑量創出を目指します。

 右側の下の3番のところですが、現況樹木の利活用についてまとめてございます。(1)では、現況樹木の基本的な考え方、利活用のフローをまとめてございます。現況樹木は可能な限り利活用すると。第1に現位置での保存、第2に移植可能な樹木は移植する、第3にやむを得ず伐採する樹木は材として活用することを基本的な考え方としています。(2)では、樹木の移植として、当エリアの高木130本を樹木診断士により実施しました樹木診断結果で移植可または条件付き移植可と診断された37本を対象に、移植の検討を進めてまいります。移植につきましては、街路事業、それから土地区画整理事業、市街地再開発事業の各事業により行うこととなります。(3)では、やむを得ず伐採する樹木については材として活用することをまとめてございます。

 恐れ入りますが、初めの紙の2ページ目にお戻りください。3番、旧区役所低層棟の解体工事についてですが、旧区役所低層棟の解体工事で、建材からPCB(ポリ塩化ビニフェル)が含有していることが確認されました。PCB含有物の除却、処分につきましては、特別措置法に基づく対応が必要となります。このため、旧区役所低層棟の解体工事の完了時期は、令和7年2月から5月頃に変更となります。なお、仮設バス停の供用につきましては、これまでの予定から変更はございません。

 3ページを御覧ください。4、今後の予定ですが、令和7年度は、旧区役所低層棟や旧中野税務署の解体が完了し、仮設バス停の整備と運用を開始いたします。また、旧中野税務署跡地のインフラ移設工事に着手をいたします。令和8年度は、中野駅西口改札の開業、ペデストリアンデッキ工事について、四季の都市方面のデッキの一番四季の都市側の階段、エスカレーター、エレベーターの一部を除いて完了し、供用を開始いたします。中野駅新北口交通広場全体の供用開始は、令和11年度を予定しています。

 本報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

ひやま委員

 中野駅周辺の基盤整備については、先の定例会において補正予算の御提案があって、そのときに建設委員会の中で公明党さんから意見の御提案があって、我が会派も賛成をして、結果として全会一致で可決をされました。そのときの意見の内容としては、必要な基盤整備というのは着実に進めていかなくてはいけない。一方で、市街地再開発事業に関わる部分については、その進捗を見ながら適宜適切に対応されたいという趣旨の意見であったというふうに思っております。

 今回のこの御報告の中では、今回の市街地再開発事業の変更に伴って、この仮設通路、ここを取りやめますというふうな御報告が含まれておりますけれども、市街地再開発事業の今回の事態に伴って影響を受けるこの基盤整備のメニューというのは、これ以外に何かありますか。

井上まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 こちらにつきましては、今日御報告した内容、それから一番影響を受ける部分としましては、市街地再開発事業で新しい道路、立体道路を整備するという予定になってございましたので、基盤整備につきましては、そちらの部分が一番影響する部分と考えてございます。

ひやま委員

 その道路に関わるものについては、今後どのような見通しになっていくのか。当然、進捗が今後、市街地再開発がどうなるかということに多分よるんだろうと思いますが、見通しとしてはどういうふうな想定を今持っていますか。

井上まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 市街地再開発の事業の見直しに伴いまして、事業スケジュールが一番影響してくると思っておりますので、その際には、中野通りに整備した仮設バス停、それから新北口駅前広場の部分に整備する仮設バス停、この辺の運用に影響が出てくるものと考えてございます。

ひやま委員

 バス停だけじゃなくて、いろんな動線なんかにも多分影響が出てくるんだろうというふうに思います。それで2枚目のところで、令和8年度のポンチ絵を見るとこういうふうに書いてあるんですけれども、これは前提として、今のサンプラザの建物がまだ残っているという前提でもこれはいけるのか、それとも、これは建物があそこはあくまでも除却されている状態ですと、その前提なのか。これはどちらになりますか。

井上まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 こちらにお示しした図に関しましては、建物が存置されている場合とされていない場合、どちらについてもこのような形になるということで考えてございます。

ひやま委員

 そうなんですね。じゃあ、これはあくまでも、建物があるなしにかかわらず、令和8年度についてはこういった形になるという、そういう理解でいいんですね。はい、分かりました。

 ただこれは、私も、すみません、このポンチ絵だけで見るとね、今の建物がある状態でこれはいけるのかなというところが幾つかあるんですけれども、これはそうすると、今の建物の前にあるサンプラザの広場みたいなところありますよね。あそこはもちろん、そこはもうないという前提ですよね。要するにサンプラの前の広場は、これはもう除却されているんですよね。

千田中野駅周辺まちづくり担当部長

 今の委員のほうのお話のところなんですけど、まずこの図が将来的な街路計画図になっていまして、例えば今のサンプラザの目の前の道路、ここのところの位置は変わっておりますので、そういった意味で建物が当たるんじゃないのってあるのかもしれないんですけど、前面道路の位置がもう既に違っていますので。ですから、今回はこれで当たらないというところになります。

ひやま委員

 分かりました。それと、ちょっとやっぱり気になるのが、令和8年度の中で、実際に改札自体は新しくできて、四季の森公園に向けるデッキと、それから囲町のほうはまだ工事中ということなんですけれども、その中で、実際に新しい改札を降りて、そこから囲町のほうには動線は確保されていますけれども、その中で、こっちのいわゆるサンモールとか、あっちの中野通りのほうに抜ける動線がないから、ここに仮設の階段を検討しますというふうなことだと思うんですけれども、ただ、実際に今、再開発の状況の見通しが全く立っていない中で、むしろ間違いなく、当然期間としては延びるというのが間違いない状況で、これは階段だけですか。要するに、ここの改札を降りて、サンモールとかこっちに抜けるところのバリアフリーというのは、これはどのように確保されているのか、御説明をお願いします。

井上まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 バリアフリーの動線に関しましては、駅ビルに附属するJRの駐車場棟のエレベーターを使うことができますので、そちらで中野通りまで下りることができます。

ひやま委員

 だから、駅ビルの中にあるエレベーターを使って1階に、地上に下りられますよという、そういうことですか。中にあるものですか。

井上まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 この図でいきますと、JR中央線の北側のところに新しくJRの駐車場棟ができますので、その部分で改札階、それから東西連絡路の高さ、それと中野通りの高さというところに移動することができます。

ひやま委員

 ちなみに、この改札階とそれから東西連絡路のここの部分の高低差というのは、イメージでいうとどれくらいになるんですか。

井上まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 現在七、八メートルの高低差ができると思います。高さにしますと、現北口から東西連絡路への高さと同じくらいの高低差ができるものと考えています。

ひやま委員

 ありがとうございます。そうすると結構、なかなかの高低差なのかなというふうに思って、これは今、現状、仮設の階段というふうにはなっているんですけれども、例えば将来的にやっぱりどうしてもスケジュールが延びていくという状況になったときに、例えば仮設のエスカレーターなりそういったものを検討していく余地というのは、これはあるんですか。

井上まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 まずはバリアフリー動線を確保するというところが第一かなと考えておりまして、バリアフリーに関しましてはエレベーターで対応すると。それから、今回設置を検討する階段につきましては、バリアフリー動線とは別に、利便性向上のためのものとして考えてございます。そのさらに利便性向上のためのエスカレーターというところは、今のところは考えていないところでございます。

ひやま委員

 御担当のお話ししていることはそのとおりなのかもしれないと思います。確かにバリアフリー動線というのは確保できていますよ。だから、そちらをどうぞ御利用ください、これはあくまでも仮設で、皆さんの利便性の向上のためにあくまでも仮設でつけていますという御説明で、ただやっぱり実際に使う区民としては、階段があって、何でここはエスカレーターとかがないんだろうねというふうに、やっぱりそういう利便性というのは確かに欲しいというふうな声は絶対に出ると思いますし、しかも、それがいつまでになるのかというのも分からない中で、やっぱりそこは、私自身はぜひ御検討していただきたいなというふうに思っています。

 それから、緑のところについてもざっとお聞きしたいんですけれども、この別紙のところにあるみどりの現状の中で、実際に高木が今、本数は130本ありますと。このうち可能な限り利活用するものは利活用しますよ、移植できるところは移植しますよというふうになっているんですけれども、実際に今のあの辺の高木のところを見ると、なかなかやっぱりもう大きく育っていますよね。この130本今ありますというふうに書いてある中で、大体これはどれぐらい移植するのか、あるいは伐採するのかという、その目測は今立っていますか。

井上まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 全体130本のうち、30本につきましては、現地の現状のままで、移植ですとか伐採とかは必要ないものと考えてございます。残りの100本につきまして、100本の中で、移植できそうな健康状態の木が37本あるというところでございます。

ひやま委員

 だから、その辺のところについては、今後当然、樹木診断なんかも入れながら、移植できるものは移植していくというようなことですよね。ちなみに、あれだけの大きいあれになってくると、移植するのもなかなかのやっぱりコストだと思うんですよね。ちなみに、サンプラザと中野区役所の間にあるケヤキ、大きい木がありますよね。例えばあれ1本を移植するのにどれくらいのコストがかかるのかというのは、ざっくり教えていただけますか。

井上まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 樹木の大きさ等にもよって大分金額が変わってきますので、一概に1本幾らというのは申し上げにくいなというところでございます。

ひやま委員

 いずれにしても、やっぱりコストというのは結構、当然かかってくるんだろうなというふうに思いますので、そこについてはしっかりと見極めながらやっていただきたいなというふうに思っております。

 それから、最後の低層棟の解体工事のところで、1点だけ。今回、PCBが出ましたよというんで、こういうふうな御報告なんですけれども、高層棟はこれが含まれている可能性があるのかというのと、あと、やっぱりそれが出たことによって、コストってどれくらいまた上乗せになってくるのかなという、そこを教えてください。

井上まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 今回、このPCBにつきましては、低層棟の部分とそれから高層棟の部分からも検出されていますので、高層棟の部分でも対応が必要になってくるというところでございます。現在、この出てきたものの除却ですね、分別して保管をして、最終的に無害化処理をするんですけども、そこの費用につきましては、今、算出をしているところでございます。

いさ委員

 幾つかあります。今のお話、2ページのPCBのお話なんですけれども、これって単純に、解体工事に至る前にこういうものが含まれているかどうかという情報というのはどこにもなかったものなのか、解体しなければ分からなかったものなのか、いかがでしょうか。

井上まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 こちらは、よくPCBが含まれているコンデンサーとかそういった絶縁体に含まれていることが多いので、そちらにつきましては、最初に調査をして、ないものであるというところを確認しておりました。ただ、今回検出されたPCBにつきましては低濃度のPCBでございまして、あるかないかを再度解体前に調査したところ、一部出てきたところがございましたので、その時点で判明したというところでございます。

いさ委員

 それは分かりました。じゃあ次に、簡単なところから。1ページ目の1番、歩行者動線が、仮設通路がなくなりますよね。今までの在りかなりをそのまま使いますっていうお話だと思うんですけど、これってたしか仮設を造るに当たって、ガード下の喫煙スペースのところを移動する、それに伴って移動するみたいな話だったような気がしているんですけど、あそこはどうなりますか。

井上まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 東西連絡路の下の喫煙所につきましては、JRの駐車場棟の出入口の工事の際に支障になるというところでございまして、この上側に整備する仮設通路とはちょっと違うところでございます。

いさ委員

 分かりました。そうしたら、ちょっと思い違いだったかもしれません。また別の機会にそれは聞くとしまして、あと、緑のところをちょっと聞きたいんですけれど、先ほどのお話で100本中30本はそのままであるという話でしたっけ。30本がそのままで、残りの100本で移植できそうな健康状態の木が37本ということは、残りの63本が伐採の対象になるということですか。まず確認です。

井上まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 委員おっしゃるとおりでございます。

いさ委員

 そうなるとなんですけれども、その話の前にちょっと確認をしたいんです。指標として出てきているものについて、緑化率というのはどういうものですか。

井上まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 緑化率につきましては、建物の敷地に対する緑化の割合というところでございます。

いさ委員

 では、緑量はどういうものですか。

井上まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 こちらの緑量に関しましては、面積ベースで、平米数で出しているところでございます。

いさ委員

 もう一度お願いします。面積ベースで何を出したものですか。面積とは何ですか。

井上まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 面積で、平方メートルで算出をしたところでございます。

いさ委員

 もう一度お聞きをします。緑量というのはどういうものですか。

井上まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 こちらの緑量につきましては、緑の量を面積で示しているところでございます。

いさ委員

 緑化率が割合で、量が緑量ということですか。

千田中野駅周辺まちづくり担当部長

 緑の量につきましては様々な指標があって、よく緑視率とか緑被率とか緑化量とか、そういった規定がある中で、今回は建設事業というところで行っていますので、一番創出する緑の量が分かりやすいのは緑化面積だろうということでお示ししているところです。

いさ委員

 それは緑化率ですよね。また緑量というものが出てきたので、それはどういうものなのかお聞きをした次第なんですけれど、量というのは何を指標として、どういうものを指しているんですか。

千田中野駅周辺まちづくり担当部長

 今回創出する緑の量、これを示すのに、量の示し方ってどういうのがあるんですかというときの考え方で、例えば緑視率は向上したんですか向上していないんですかとか、緑被率は向上したんですか向上していないんですかと、様々な数値的な指標がある中で、今回、緑の量の創出としてお示しするのを緑化率ということで出しているということです。

いさ委員

 今の説明を聞いて皆さんが分かったかどうか。僕は分からないんですけれど。基盤整備の上で必要だから出しているのかもしれないですけれど、あまりきちんと説明ができない指標を出しているのかなって、今ちょっと思いました。そもそもなんですよ、木が130本あったものが37本にまで減るわけじゃないですか。その中で、じゃあそれ以前の緑化率と緑量はどうだったんですかというところの比較もできないし、そもそも区の中に、この面積の中ではどういう緑が必要なんですかという指標もないんです。なので、この数字が出てきても、いいのか悪いのかなんていう判断にもならないということだけはちょっと指摘をしておきたいんですけど、言っていることが分かりますか。どういうふうにお考えか、お伺いしたいんですが。

井上まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 今、委員御指摘の内容につきましては、2番の緑化の推進の(2)の当エリアの緑量というところで、緑化率、それから緑化面積ということでお示しをしているところ、まさにその数字でお示ししているところと考えてございます。また、この中で、やむを得ず伐採あるいは移植が必要だというところがございますけれども、新植する木もいっぱいございますので、量としては現在の面積ベースで6倍を目指すというところの考え方でございます。

いさ委員

 ちょっと本当に、御自身で何を言っているのか分かっているのかが分からない。木は減るけれど、面積は増えるということでしょう。間引きして、広い面積に何か疎になった木が植わっているイメージしか思い浮かばないんですね。先ほどから申し上げていますように、この数字を出すんだったら、もうちょっと何かないんですかという気持ちがあります。PDCAっていうものがあるんでしょう。中野区は大事にしているんでしょう。緑化の中で何がどう変わるのかという話が、これだと何も分からないわけなんですよ。今、この話を中野駅地区・周辺基盤整備担当のところに言っても、何かちょっとこれ以上は出てこないと思うんですけれど、何が言いたいかといえば、第3回定例会で私が聞いたように、緑の考え方というのは、どこか指標を区が持っていないとこういうことになるんじゃないのっていう話なんです。これを出されても分からないじゃないですか。木が減ったことは分かるけど。この緑量という指標も、僕は正直分からないんですよ。説明によっては緑視率と同じような考え方を解説しているものもあったりして、つまり視界に入る緑の量だという説明もあったりするんです。正直、よく分からない。これで木が、緑があるから大丈夫ですっていう話にならないということは、指摘をしておきたいと思います。ここでこれ以上言ってもしようがないので、もうやめますけれども。だから、こういうときに、じゃあ木をどうするんだ、緑の部分をどうするんだというような柱が区にはないんです。だから、この数字を出すのはあまり意味がないというふうに思います。意見です。

千田中野駅周辺まちづくり担当部長

 誤解があるといけませんので、再度、私のほうで補足させていただきます。まず、緑の量は増えるんですか減るんですかというところは、増えるというお話をしています。緑を増やすに当たっては、まず最大限、既存樹木を活用したいんですが、残念ながら材として使わざるを得ない、減る部分もあると。じゃあ、減るのにどうして緑の量が増えるんですかというものに関しては、新しくこの事業の中で緑をつくっていくからですと。つまり樹木単位でいえば、それに対して新植、新しい木も植えるからですということですので、ですから緑の量は6倍に面積単位で増えるということを示させていただいていると。従前よりも緑が増えますということを言っているところです。

いさ委員

 やめるつもりだったんだけどな。本数で増えますという話をおっしゃっているんだと思うんですけど、緑の指標を持つ上で何が必要かっていう話のところで、今のヒートアイランドとか環境の話が出てこなきゃいけないんじゃないですかというところを、第3回定例会で私は聞いているんです。何で木が要るのかっていう話です。そこの柱がないということをさっきから僕は言っているわけなんです。だから、新しい木が増えても、今までの大きな木と同じように気温を下げたりする効果があるのかっていったら、そんなことはないわけですよね。そういう指標、方針、柱、思想がないということをもう一度申し上げておきたいと思います。

千田中野駅周辺まちづくり担当部長

 開発事業において緑化を整備するに当たっては、満たさなきゃいけない基準というのがございまして、それについては条例等で定められて、また、条例の中では、緑地の面積、さらにそこに当たっては高木の割合、そういうのをしっかりと創出することという規定がございますので、その骨格に基づいて緑の創出に我々は臨んでいるというところでございます。

いさ委員

 その指標があるのはそのとおりだと思いますよ。そういうことじゃないんですよ。

大沢委員

 ちょっと話が混乱したので、私からも確認という意味で。ここでおっしゃっているのは、このエリア内のみどりの現状というのがあって、高木130本と。それで、この高木がどうなりますかということをまず一つの話としていっていて、それが3番の現況樹木の利活用、そういうことですよね、まず。

井上まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 委員おっしゃるとおりでございます。

大沢委員

 そして、さらには、現状に加えて、この2番目の緑化の推進というのがその間に挟まって、現状の部分は130本から減少します。結果、このエリア内ということになると、30本というのが正しいですかね。37本は別のエリアに行く、もしくはエリア内を含めた移植という意味ですかね。

井上まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 こちらの37本の移植につきましては、現地からこのエリア内で移動できればいいんですけれども、置く場所が、工事期間中に保管しておく場所がないので、一旦どこかの土地に持っていって、開発事業が終わる頃に、またこの37本については戻すという形で、2回移植が必要になってくるんですが、この当エリアの中に戻ってくるというところでございます。

大沢委員

 今のでよく分かりました。130本のうち約半数に関しては、元のこのエリア内に戻ってきますと。さらに最後に、恐らくここで混乱があるのが、この緑化率2.1%と13.2%というこの差分のところがあまりまだ決まっていないという部分もあるのかもしれないんですけど、詳細がないというか、もともとの現状のところが高木本数とか、今の本数だから割と数えやすいというのもあるんでしょうけど、こういう構成ですよということが書かれているのに対して、ここの13.2%に増えるときに、どういう手法でどういうものを増やそうとしているんですかっていうところがちょっと分かりにくいのかなというのがあって、今、少し混乱したかなという気もするので、その辺りって少し御説明いただけますか。

井上まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 こちらの緑量で示した数字のところにつきましては、地上部分に植える木、それから屋上等やそういったところの植栽、あるいは花壇とか全体的な樹木全体を指してございますので、それらを合計した面積でこの緑を創出していくという考えでございます。

大沢委員

 いきなり高木っていうのは難しいのかもしれないですけども、例えば高木としてはどのぐらいの数を目指すというか、そういう形にしていて、そして、そうではない部分の面積に関してはどういうふうにしていくみたいなものの、例えば今、現状と出来上がりをその部分で示すことっていうのはできるんですか。

井上まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 木の種類ですとか、本数については、ちょっと現時点ではお示しすることが難しいかなというふうに考えてございます。

大沢委員

 そうすると、ごめんなさい、質問をちょっと変えると、現状でいうと緑化率約2.1%って、これはもう事実じゃないですか。そこのうちの高木130本という、これも事実として、そうじゃない部分で緑化しているというのが大体どのぐらいの比率というのは、そこは分かっているんですか。高木で大体何%ぐらいで、そうじゃないところで例えばどういうものがあって、どのぐらいのパーセンテージだっていうのは。

千田中野駅周辺まちづくり担当部長

 今回の緑化計画についてなんですけど、再開発事業で整備するもの、土地区画整理事業で整備するものというところで、特に再開発事業で整備するものについては、本来、この事業計画の中で具体的にこの緑化の配置と緑化の種類というものをお示しするところだったんですけど、今回、この事業計画を見直しするという段階になりましたので、ですから、目指すべき新たな緑の量を今回ここでお示ししていて、それをどう計画の中で実現するか、例えば建築で屋上緑化も活用するとか、沿道沿いに高木を配置するとか、そういうようなものについては、やはり計画が再度整備された段階で、具体緑についての御報告はさせていただきたいなというふうには思っています。

白井委員

 ちょっと順を追って幾つかお伺いしたいと思うんですけども、まずは先ほど来から出ているこの緑化方針についてのお話です。本当はもうちょっと早く出しておいてもらったほうがよかったのかなというのが正直なところで、サンプラザと区役所がどうなるか分からないタイミングで、いきなりこのタイミングで緑化方針と言われても、建物がどうなるか分からないのに、その周りの木がどうなるかって、それは出せるわけないだろうって正直思います。ただし、基盤整備のほうを整備していくに当たって、特にサンプラザと区役所の現状にありますケヤキの大木がたくさんあって、もはや大きくなり過ぎている木なので、あれを移設するとなると、可能なのかなというのと、採算性という言い方をしたら怒られるかもしれないですけど、相当費用がかかるわなって。大きくなり過ぎているので、植え替えたときに、その後ちゃんと根がつくのかなとか、いろんな思うところがあってですね、ただ、現状130本高木がある中で、なるべくそれを生かしながら、特に移設可能なものは移設をして使うというのに関しては、それでいいかなと思います。あとは全体の、区役所、サンプラザがどんなデザインになるのか、まだどんな形になるのかっていうのがもう一回見直し状態になっている中なんで、それはこれからじゃないとちょっと言えないんだろうなって、まずは思ったところです。

 基盤整備の進捗についてのお話が順次、まずは令和6年度、令和7年度、来年度、それから令和8年度に向けてこうやって動いていきますよというお話の、進捗の報告だったので、1個ちょっとまず聞いていきたいんですけど、現状は、既に区役所旧庁舎の低層部の解体がもう始まっています。いわゆるバスロータリーの整備をするに当たって準備をしていく。一方、新北口となる予定のところの基盤整備で、デッキを架けていくための準備というのを徐々にやっていっているところなんですけども、この間、補正予算でも説明しました、サンプラザ、区役所がどうなろうとも、基盤整備はそのままというお話だったんですけど、果たしてそうかって。やっぱりあれはサンプラザと新中野駅を連結する接合部分だとかというのは大いに変更もあり得るだろうから、それは一個一個ちょっと報告してもらわないといけないだろうし、場合によってはコストが削減できることもあるでしょうって。場合によっては、コストが増えることもあるでしょうって。設計変更するということも出てくるでしょうから、そこは逐一、決まっていることだからそのまま走り抜けるっていうことがないようにとお話をさせていただいたところですし、その意味で提案として意見もつけさせていただいたところです。

 まず1個目、従前から言ってきているんですけども、害虫・害獣対策のお話です。直接的な今回の報告ではないんですけども、中野区は、いわゆる建物の解体のときに、その解体事業者だとか施行者に対して、いわゆる害虫・害獣の対策の義務付けだとか届出というのが、区としての対策がない状況です。一方、具体的には中野の五丁目の商店街等で、中野体育館を解体して、現在ここに新庁舎ができていますけども、この体育館を解体したときに、やっぱり特に害虫・害獣の影響が大きかったというのが商店街の方からも聞こえてきていて、どこからの害虫・害獣だとは言いづらいかもしれないですけど、ただほぼほぼ間違いないって。このときにやっぱり対策を打ってこなかったというのは大問題で、少なくともこれだけ大掛かりなまちづくりをしている中で、サンプラザ、区役所を解体して、それがそのまま中野の五丁目や近隣商店街に影響を及ぼすようなことがないように、区として、全体条例はない中ではあるけども、まず対策を打ってほしい。それから、区として、全体のまちづくりをやっている中でもあるので、他区を見習ってこの制度というのをつくるべきだと、こんな話をさせていただいたところです。

 まだ中野区としての害虫・害獣対策の条例だとか取組についての方針は出ていないですけども、区役所を解体するに当たって対策を取られたのかどうか、ここを確認したいと思います。

井上まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 旧区役所低層棟、それから旧中野税務所の解体に関しましては、土地区画整理事業のUR都市機構のほうで解体を今進めているところなんですけれども、対策はやっているというふうに聞いております。

白井委員

 それで、どのようにやるのか、具体的にこれを周知するのが大事っていう話をしたんです。疑心暗鬼になっているので、お店の方々はね。特に飲食店を営んでいる方々は、害虫や害獣が多いなんて声を上げづらいんですよ。だけど、やっぱり間違いなく増えているっていうお声は届いているので、民間の事業者のことだから関係ないということがないように、区の大きなプロジェクトでもあるので、中野区は少なくとも今ここまでの対策はやっていますっていうのを広くお知らせするというのが大事。区のホームページを見ると、この点の話は一つも出てこないので。民間事業者でやっていると聞いているからっていう話じゃなくて、どのように対策をやっているのかだとか、いつやったのかだとか、本当は事前にお知らせするぐらいのことを丁寧にやっていかないと、サンプラザだとか区役所の解体によって商店街で害虫・害獣が増えたってなってくるとお話にならない、しわ寄せがくるから。

 お隣の新宿なんかは、まちを挙げて害虫・害獣対策をやらなきゃいけないレベルまで発展してしまっていて、増え過ぎると本当にとんでもないことになる。街区の全体での体制を整えるって大変ですからね。建物の解体前に、しっかりそこから押し広がらないようにっていう対策を打っていかないと、まちづくりを一生懸命進めているんだけど、そのしわ寄せが近隣商店に及ぶようなことになってはならないということをもう一回ここで力説しておきたいと思いますので、どのような対策を取っているのか調べておいてください。それで、ぜひ積極的に周知をしてもらいたいし、今後、まだ区役所の高層棟も残っているし、サンプラザについての解体も控えているところなので、どうするのかって。解体できなくて置いておくなら置いておくで、本当はこれも対策を取っていかないといけないから。解体前にやればいいっていう話ではなくなるんでね。

 近隣商店への影響がないようにっていう対策を取ってもらいたいと思いますけど、ここも確認させてください。

千田中野駅周辺まちづくり担当部長

 こちらは、様々なところで、特に委員からもそういった御意見を頂戴していまして、現在、こちらの低層棟解体のほうでも、URと協議して実施しているというところです。同じ考えで継続して、今回の新北口駅前周辺関連の事業については取り組んでいきたいというふうには思います。

白井委員

 しっかりとお願いします。それから、この基盤整備についてのお話なんですけれども、この間、場合によっては、整備によってはいわゆるコストがカットできるかもしれないというのと、コストが逆に増えるかもしれないというお話をしたことがあったんですけど、この仮設通路っていうものの整備というのを取りやめたということは、これはコストダウンにつながったということになるんでしょうか。一方で、2ページ目でいうと仮設の階段、だから北口から出てきて、2階部分というか、現状の高さでいうと3階分の高さぐらいになるのかな。そこから東西連絡路まで下りるところのつなぐところを階段でとなると、これは当初、こんな計画はなかったので、いわゆるサンプラザのほうへ連続してつながらないデッキのための利便性っていう先ほど話をされていたんですけども、これは暫定的とはいえ設置をすることになっているというところです。従前の計画と費用は違うんですけども、全体の費用として、今、この区役所、サンプラザの影響を受けて、基盤整備の費用はどうなっているのか。さらに、この仮設を取りやめただとか、暫定的に階段をつけるというのに当たっては、補助金はこれも含めて請求できるものになりますか、いかがでしょうか。

井上まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 まず、この仮設通路の整備を取りやめたところによって、工事費については減額になるというところは委員おっしゃるとおりでございまして、一方で、令和8年末の仮設階段の検討、こちらの階段については新設の仮設階段になりますので、工事費が増額するというところは委員御指摘のとおりでございます。仮設のものですので、なかなかこれに補助金、交付金等を充てるのは難しいところではございますが、なるべくコスト、一般財源が短縮になるように縮減に努めて工事を進めていきたいと考えてございます。

白井委員

 これは区の持ち出しになってしまいますか。全体工事の中での取組の一環に入ることができるのでしょうか、どうでしょうか。

井上まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 あくまでも一時的な仮設の階段というところでございますので、なかなか補助の対象にするのは難しいというふうに考えてございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、本報告について終了いたします。

 次に、4番、中野三丁目土地区画整理事業の事業計画変更及び自転車駐車場についての報告を求めます。

大南まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 それでは、中野三丁目土地区画整理事業の事業計画変更及び自転車駐車場の整備・運営方法の検討状況について御報告いたします。(資料4)

 1番、事業計画変更についてです。独立行政法人都市再生機構は、中野三丁目土地区画整理事業の整備に関し、今般の工事費高騰等に伴い事業費を見直す必要が生じたため、事業計画の資金計画を変更します。

 恐れ入りますが、別紙1を御覧ください。まず、収入金についてです。合計額は、106億7,600万円から13億3,800万円増の120億1,400万円になります。主な変更要因は、補助金の増額です。次に、支出金についてです。金額の変動は収入金と同額で、主な変更要因は、資材価格及び労務単価の高騰によるものが5億6,000万円、地下支障物等の対応に伴う増が2億9,200万円、関係機関協議に伴う増が3億6,200万円です。

 恐れ入りますが、かがみ文にお戻りください。2番、自転車駐車場の整備・運営方法の検討状況についてです。中野三丁目に新たに設置する自転車駐車場については、拠点施設外にて整備することとしました。このため、地区計画等の各種計画で、拠点施設に自転車駐車場を整備との記載があることから、変更手続を行ってまいります。また、管理運営手法について、別紙2のとおり複数案による比較を行った結果、区としては、民間の資金と経営能力、技術力等を活用した整備、運営が総合的に優位な手法であると判断します。一方、自転車駐車場のみの整備、運営は民間事業としての採算性が低いことから、多くの実績を有する事業者は公益財団法人自転車駐車場整備センターのみとなるため、今後は整備センターと協議、調整を行い、必要となる手続を進めます。

 恐れ入りますが、別紙2を御覧ください。複数案の検討に当たっては、前提条件は上表に記載のとおりになります。A案からC案までの3案について、利便性、費用面の観点で評価をしております。利便性では、C案は時間利用の対応も可能となるとともに、ウェブ申請やキャッシュレス決済などにも柔軟に対応でき、評価は優位となります。費用面では、C案は区の負担が整備費用の一部のみとなり、他の案に比べ負担が一番少なくなります。これらの観点から、総合的にC案が優位な手法であると判断します。

 恐れ入りますが、かがみ文にお戻りください。3番、今後の予定です。事業計画については、令和6年12月に変更申請を行い、令和7年2月に認可予定です。自転車駐車場については、令和6年12月に区は整備センターに事業要請を行い、令和7年4月に協定を締結します。7月に用地購入及び土地賃借契約を行い、12月に都市計画審議会へ地区計画等の都市計画変更を諮り、令和8年12月頃に自転車駐車場開設を予定しております。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

いさ委員

 拠点施設外に駐輪場を設置するという話なんですけど、どこにするかはこれからということなんですか。場所はもう大体決まっているものなんですか。

大南まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 前回の委員会報告で、拠点施設の道路の反対の南側に設置するということで御報告をさせていただいているところでございます。

委員長

 委員会を休憩します。

 

(午後2時10分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後2時12分)

 

 他に質疑はありませんか。

斉藤委員

 主な変更要因のところで、ちょっと2点伺わせてください。地下支障物で2億9,200万円、関係機関協議で3億6,200万円と結構大きな金額がここに使われているかと思うんですが、この辺、ちょっともう少し具体的に御説明していただいてもよろしいでしょうか。

大南まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 主に資材価格等高騰についてなんですけども、デッキ工事の資材価格で、特にエレベーター、エスカレーターの設備関係の単価が非常に高騰しているというところで、そちらの高騰が約1億9,000万円という増額になっております。それと、あと事業期間が、令和8年にはほぼ工事が終わる予定だったんですけど、事業期間が、工事が少し延びているというところで、そこで1億7,600万円ほどの工事監督支援業務が増になっているというところが主な増因になっております。

 それと、地下支障物についてなんですけども、桃園広場の隣接地のところに、基礎が広場のほうにかかっているというところと、桃園広場の中にも地下支障物があったというところで、その辺の想定外の支障物が出たというところで増額というものになっております。

斉藤委員

 ありがとうございます。あと、もう1点ですね、この三つの委託、指定管理、民間活用と3案御提案していただきました。私も民間活用が望ましいのかなと、この資料を見させていただいて思ったんですが、1点、ちょっとまだ民間事業と締結、結んでいないので分からないかもしれないんですが、利用料金の設定のところが、やっぱり一番ここが区民の皆さんにつながってくる部分だと思うんですが、A案、B案だと条例の規定により設定ということなんですが、C案に関しては、まだ料金設定が多分確定されていないのかなとは思うんですが、その辺の何か方針というか考えが今の段階でもしありましたら教えていただいてもよろしいでしょうか。

大南まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 委員のお話のとおり、まだ民間のところとは、実際の利用料金については今後協議をしていくというところではございます。その中で、自転車を所管する課とも連携しながら、近隣格差があまり起こらないような形で事業者と協議していこうというふうに考えております。

斉藤委員

 今、おっしゃっていただいたことが本当に重要であって、やっぱり他の委員からも再三あって、中野区周辺は駐輪場が少ないということで、ここの地区だけやっぱり料金が高いということにならないように、他の地域の駐輪場とのバランスを加味した料金設定というのを事業者のほうにもぜひ伝えていただきたいと思います。

委員長

 他に質疑はありませんか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、5番、囲町西地区市街地再開発事業の事業計画等の変更についての報告を求めます。

大南まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 それでは、囲町西地区市街地再開発事業の事業計画等の変更について御報告をいたします。(資料5)

 1番、事業計画等の変更についてです。囲町西地区市街地再開発組合は、令和6年5月15日付で東京都知事の認可を受けた事業計画及び定款について、令和6年10月31日付で事業計画変更の申請を行いました。当該変更は、主に資金計画及び工事工程等の精査と見直しにより、事業計画を一部変更するものです。

 2番、主な変更内容についてです。

 (1)資金計画の変更です。支出の総額は、298億5,000万円から120億9,700万円増の419億4,700万円に変更となります。変更理由は、工事費上昇対応による建設工事費等の見直しを図るためです。内訳を表に記載しております。工事費が116億400万円増となり、増額合計の約95%を占めております。

 恐れ入りますが、2ページ目を御覧ください。収入の総額は、支出と同様、298億5,000万円から120億9,700万円増の419億4,700万円に変更となります。変更理由は、国から組合へ直接補助する防災・省エネまちづくり緊急促進事業の追加、公共施設管理者負担金及び参加組合員負担金の変更による収入の変更のためです。

 (2)事業期間の変更についてです。事業工程の精査により、事業施行期間の完了を令和11年3月末から令和12年10月末に変更します。

 (3)定款の変更についてです。参加組合員負担金を240億7,100万円から107億3,300万円増の約348億400万円に変更します。

 今後の予定についてです。令和6年11月に事業計画変更の認可、すみません、資料提出時には11月末の認可予定でありましたが、12月上旬にずれ込む予定でございます。令和7年2月に権利変換計画認可手続を行い、認可後、同年6月には解体工事に着手します。令和8年度に解体工事を完了させ、本体工事に着手予定です。令和11年度に本体工事完了、令和12年度に事業完了の予定となっております。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか、

斉藤委員

 1点確認させてください。今回のこの参考資料に計画配置図が載っているかと思うんですが、この辺の変更点というのは特にないということでよろしかったでしょうか。

大南まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 今回の参考資料は前回の認可のときの資料を参考として載せておりまして、今後、この認可が下りたら、資金計画、あと若干の延べ面積等の建築計画の数字も変わっておりますので、その辺も更正するというところになっております。

斉藤委員

 今の報告ですと、やっぱり私の中ではこのまま行くというイメージを持っていますので、細かい変更があるようでしたら、その都度、やはり議会のほうに報告していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

白井委員

 物価高騰のあおりを受けてという御報告なんですけど、非常に、民間の事業ではあるんですけど、大丈夫かなって思うところです。120億円増えているんですよね。もともとざっくり300億円ぐらいだったものが、420億円ぐらいに増えているっていうところで、もちろん区も一部、道路整備の関係上協力しなきゃならないところがあって、この事業が頓挫してしまうと、補助第220号線でよかったかな、補助のやつというのは、補助第221号線だ、その道路の沿道の拡幅の関係で、これは単純に民間事業だからストップしてもしようがないという話にはならなくて、もう一方で、囲町西地区と東地区の中で大きく違っているところがあって、西地区のやつは先行して事業が今はもうスタートしているところではあるんですけども、これは一般的な補助金の仕組みとは違って、本年でよかったかな、昨年に当たるのかな、物価高騰があまりにも急激に進んでいるというところから、国土交通省がプロジェクトとして特別に、既に計画が進んでいる段階で、これはこのままじゃ民間事業がついていけなくなるって、それぞれのいわゆる権利床を増やして、施行者が入って、その分を事業者が買い取るなり売却するというところからというふうな建て替えが進んでいるんでしょうけど、このままいくと、もともと住んでいた人たちの一般の方々が、自己負担金が増え過ぎて、もはや手に負えなくなるって。買い取ってもらわないと事業も進まなくなるというところから、もう事業として成り立たなくなるっていうのをどうするかというと、一定以上の負担はこれを補助金として見るという仕組みが、実は東地区のほうは囲町で適用できているんですよね。じゃあ西地区のほうは同じようにどうなるのかというと、あくまでもこれは特別の法律でたしか補正予算が組まれたやつで、じゃあそれをそのまま東地区で使ったから西地区も使えるかというと、現状まだ、国が特段の配慮をすれば使えるんでしょうけども、ちょっと正式名称を忘れました。このいわゆる資金繰りの影響が大きくて、東地区はうまく、逆に言うとコンパクトに入ったなっていう感じなんですけど、西地区はこれだけ増えて、本当に一般の住民の方々は大丈夫でしょうかっていう不安が残るんですけども、資金繰りの報告は頂いたんですが、この辺、区側にお声は届いていないですか。いかがでしょうか。

大南まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 委員御指摘のとおり、組合のほうからも、物価、工事費高騰に伴ってかなり資金計画が厳しくなったという相談は受けたところです。区としましては、組合にどういう努力をしているのかというのと、組合側としてやれることは何なのかというところをいろいろと協議していたところでございます。その中で、参加組合員のほうで、工事費高騰がされる中で、今度、逆に言うと分譲する価格も上昇しているというところで、そういったところの見合いを踏まえて、参加組合員が負担できるところを今回、資金計画の中に織り込んでいるというところで、今後の工事費高騰も踏まえて、何とか組合の中で資金計画は実行できるという見込みであるという確認はしておるところでございます。

白井委員

 非常にちょっと不安ではあるんですけど、逆に言うとこの419億円で予定価格といいますか積算が出来上がっているので、あとは事業者さんとうまく契約が結びつくかというところですよね。区が発注する公共事業じゃないので、いわゆる後追い的にスライド条項が適用されるわけでもありませんし、やっぱり総事業費が増えたからといって、申請を取り下げるなんてことはあり得ないでしょうから、そのまま継続しなきゃならない民間事業なんで、なかなか戻ってくるというのも大変なんだろうなと思うんですけどね。うまく事業がまとまるという目星がついたというのが今回の御報告というふうに捉えてよろしいでしょうかね。いかがでしょうか。

大南まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 組合のほうからは、一旦、工事費高騰に伴って懸念していた部分について、組合の中で資金計画繰りがある程度まとまったというところで、今回、事業計画の変更となっておりますので、委員おっしゃる、お見込みのとおりで考えてよろしいと思っております。

 なお、囲町西地区につきましては、特定業務代行者の募集をかけていたところですけども、先般決定したという報告を受けているところでございます。

白井委員

 それは今お聞きしても大丈夫なんですか。まだあれですか、オープンにできない話なんですか。

大南まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長

 五洋建設に決まったというところでございます。なお、契約にはまだ至っていないというところで、組合としては五洋建設に決まったという報告を受けております。

白井委員

 そうすると、先ほどの話じゃないですけど、419億円で一応事業スキーム、総事業費が確定して、120億円増えたことではあるんですけども、一方、補助金の割合は変わっていないので、それぞれの地権者といいますか、特に建設会社が入っていますので、そこが床面積分を持って、具体的にはこの金額で受注してくれる建設会社が決まったと。あとは、このままうまく建設が進んでいけばというところなんでしょうけど、一応、ちょっと一段落っていう感じなんですかね。分かりました。ありがとうございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。大丈夫ですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 今後の進め方について協議したいと思いますので、委員会を休憩いたします。

 

(午後2時26分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後2時27分)

 

 本日はここまでとし、所管事項の報告の2番と6番のその他以降は3日目に行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 次回の委員会は、明日12月5日(木曜日)午後1時から当委員会室で行うことを口頭をもって通告します。

 以上で本日の日程は終了しますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。

伊藤委員

 すみません、前回というか閉会中、11月7日でしたっけ、報告があった四季の森公園のイベント広場を東京都に下水の工事で貸すというんで、もう何か工事が始まっているようですよね。作業ヤードかな。本会議でも、うちの市川議員からも質問があったんですけども、作業ヤードに工事車が入っていて、報告ではたしか草木広場を撤去するほうが先なのかなというふうな報告を受けたんですけども、その辺はどのように進んでいるか、何か情報があったら。分かりますか。

村田都市基盤部公園課長

 委員おっしゃるとおり、基本的には草木広場のまず舗装を直すということで、その前段階でいろいろ、いわゆる下水道工事の調査みたいなことはやっているかもしれないんですけど、まずは来年3月までにかけて、草地の部分を舗装にしていく。それで、実際に掘り始めるとかそういうのは、来年4月以降というふうに聞いてございます。

伊藤委員

 それと、イベント広場にコンテナがあるんですよね。あの移設もどうなのかというんで、たしか部長が答弁したように、働きかけていく、話し合うということなんですけれども、その後どうなったんでしょうか。

村田都市基盤部公園課長

 今現在、東京都下水道局にはその旨の話をしているところで、まだ具体的にどうなるかといったところはこれからになるといったところでございます。

委員長

 他に何か発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本日の建設委員会を散会します。

 

(午後2時29分)