中野区議会区民委員会〔令和7年2月10日〕
区民委員会会議記録
○開会日 令和7年2月10日
○場所 中野区議会第2委員会室
○開会 午後1時55分
○閉会 午後2時53分
○出席委員(8名)
市川 しんたろう委員長
細野 かよこ副委員長
武井 まさき委員
武田 やよい委員
甲田 ゆり子委員
小宮山 たかし委員
石坂 わたる委員
酒井 たくや委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
区民部長、新区役所窓口サービス担当部長 高橋 昭彦
文化・産業振興担当部長 高村 和哉
区民部区民サービス課長、区民部新区役所窓口サービス担当課長 小堺 充
区民部戸籍住民課長 白井 亮
区民部税務課長 滝浪 亜未
区民部保険医療課長 宮脇 正治
区民部産業振興課長 国分 雄樹
区民部文化振興・多文化共生推進課長 冨士縄 篤
環境部長 浅川 靖
環境部環境課長 伊東 知秀
環境部ごみゼロ推進課長 鈴木 康正
清掃事務所長 秦 友洋
○事務局職員
書記 細井 翔太
書記 砂橋 琉斗
○委員長署名
審査日程
○議案
第2号議案 令和6年度中野区一般会計補正予算(関係分)
第4号議案 令和6年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算(関係分)
第5号議案 令和6年度中野区後期高齢者医療特別会計補正予算(関係分)
第30号議案 中野区印鑑条例の一部を改正する条例
委員長
定足数に達しましたので、区民委員会を開会いたします。
(午後1時55分)
本日の審査日程ですが、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおりに進めたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
それでは、議事に入ります。
議案の審査を行います。
第2号議案、第4号議案及び第5号議案の計3件は全て補正予算の関係分ですので、一括して議題に供したいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、第2号議案、令和6年度中野区一般会計補正予算(関係分)、第4号議案、令和6年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算(関係分)、第5号議案、令和6年度中野区後期高齢者医療特別会計補正予算(関係分)を一括して議題に供します。
これらの議案は総務委員会に付託されておりますが、区民委員会の関係分について当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送ることとなっておりますので、御承知おきください。
それでは、理事者の補足説明を求めます。
小堺区民部区民サービス課長
それでは、区民部所管の補正予算につきまして、最初に一般会計から説明いたします。
議案34ページ、35ページをお開きください。歳入歳出予算総括表で御説明いたします。
初めに、35ページの歳出を御覧ください。4款区民費では1億31万9,000円を減額しまして、補正後の予算額は149億5,147万8,000円でございます。
続きまして、34ページの歳入を御覧ください。区民部所管分は、1款特別区税、13款国庫支出金、14款都支出金、15款財産収入、16款寄付金の一部が区分部所管分となってございます。
では初めに、歳出の内容について御説明いたします。
60ページ、61ページをお開きください。4款区民費、1項区民費、1目区民サービス費でございます。右側の説明欄を御覧ください。区民関係人件費等補正額4,884万3,000円のうち、(2)職員手当の時間外勤務手当が区民部の所管となります。不足が見込まれることから、1,314万3,000円増額するものでございます。
続きまして、4款区民費、2項保険医療費、1目保険医療費でございます。4、国民健康保険事業特別会計繰出金及び5、後期高齢者医療特別会計繰出金について、特別会計の補正に伴って1億3,578万1,000円減額するものでございます。それぞれの内容につきましては、特別会計のページで御説明いたします。
続きまして、62ページ、63ページをお開きください。4款区民費、3項産業振興費、1目産業振興費でございます。1、産業振興関係人件費等補正額633万6,000円のうち、(2)職員手当等の時間外勤務手当が区民部の所管となります。不足が見込まれることから、313万6,000円を増額するものでございます。また、4、商業について、商店街チャレンジ戦略支援事業補助金について見込み差が生じたため、2,184万1,000円減額するものでございます。
続きまして、4款区民費、4項文化振興・多文化共生推進費、1目文化振興・多文化共生推進費でございます。文化振興・多文化共生推進関係人件費につきまして、産業振興関係人件費と同様、時間外勤務手当212万4,000円を増額するものでございます。
94ページ、95ページをお開きください。12款諸支出金、1項積立金、1目積立金でございます。補正額2億3,764万4,000円のうち、(9)新型コロナウイルス感染症対策利子補給基金積立金5,000円、子ども・若者文化芸術振興基金積立金1,280万4,000円を増額いたします。
続きまして、歳入の内容について御説明いたします。
36ページ、37ページをお開きください。1款特別区税、1項特別区民税、1目特別区民税でございます。現年度滞納繰越分について見込み差があったことにより、17億2,300万円を増額いたします。続きまして、2段目、1款特別区税、3項特別区たばこ税、1目特別区たばこ税でございます。売渡し本数の見込み差により1,700万円を増額いたします。
続きまして、38ページ、39ページをお開きください。13款国庫支出金、1項国庫負担金、1目区民費負担金でございます。国民健康保険法では、国民健康保険の財政基盤の安定化を図るため保険基盤安定制度があり、国及び都がその一部を負担することになっております。今回、未就学児保険料軽減対象者数の見込み差による減の一方、国民健康保険全体の保険料軽減対象者数が当初の見込みを上回ったことにより、国庫負担金を3,213万4,000円増額します。
続きまして、42ページ、43ページをお開きください。14款都支出金、1項都負担金、1目区民費負担金でございます。国民健康保険基盤安定負担金については、13款で御説明した保険基盤安定制度で都も一部負担することになっていることから、都負担金を1,985万6,000円増額いたします。また、後期高齢者基盤安定負担金については、広域連合の積算による負担金の決算見込みに基づいて1,272万6,000円減額いたします。
続きまして、14款都支出金、2項都補助金、3目区民費補助金でございます。62ページ、63ページの歳出で御説明いたしましたとおり、商店街チャレンジ戦略支援事業費補助金を減額することに伴い、都の補助金を1,165万5,000円減額するものでございます。
続きまして、46ページ、47ページをお開きください。15款財産収入、1項財産運用収入、2目利子及び配当金でございます。補正予算額1,380万5,000円のうち、新型コロナウイルス感染症対策利子補給基金に係る基金利子として5,000円を増額いたします。
続きまして、16款寄付金、1項寄付金、1目寄付金でございます。補正予算額8,374万9,000円のうち、ふるさと納税寄付金について8,000万円を増額いたします。
続きまして、100ページ、101ページをお開きください。債務負担行為調書です。1段目、戸籍振り仮名法制化に係る通知書の作成・印刷等業務委託でございます。期間が2年度にわたり年度別の契約が困難なため、債務負担行為を設定するものでございます。限度額は889万円でございます。
それでは続きまして、第4号議案、第5号議案について補足説明させていただきます。
118ページ、119ページをお開きください。国民健康保険事業特別会計でございます。歳入歳出予算総括表で御説明いたします。当会計につきましては、歳入歳出とも2億1,438万9,000円を増額いたします。補正後の予算額は353億1,671万9,000円でございます。
119ページの歳出を御覧ください。1款国保運営費については、補正額1,329万円のうち、時間外勤務手当が区民部の所管でございます。不足が見込まれることから、129万円を増額いたします。3款国保事業費納付金については、国民健康保険事業費納付金の確定に伴い、9,640万4,000円を減額いたします。5款諸支出金については、補正額2億9,750万3,000円のうち、区民部の所管としては、令和5年度都交付金等の精算に伴う返還金として2億8,580万円を増額します。
続きまして、118ページの歳入を御覧ください。1款国民健康保険料については、保険料収入の見込み差により721万2,000円を増額いたします。3款国庫支出金については、災害臨時特例補助金及び社会保障・税番号制度システム整備費等補助金に変更が生じたことにより、943万8,000円を増額いたします。5款繰入金については、歳入歳出の補正に伴い、国民健康保険事業特別会計の繰入額が減となったことから、9,976万4,000円を減額いたします。6款繰越金については、補正額2億9,750万3,000円のうち、区民部の所管としては、歳出で御説明いたしましたが、都交付金等の精算に伴う返還金として2億8,580万円を増額いたします。
続きまして、132ページ、133ページをお開きください。後期高齢者医療特別会計でございます。歳入歳出予算総括表で御説明いたします。当会計につきましては、歳入歳出とも1億2,704万6,000円を増額いたします。補正後の予算額は82億8,904万6,000円でございます。
初めに、133ページの歳出を御覧ください。1款広域連合納付金は、広域連合納付金の確定に伴い、1億888万7,000円を増額いたします。3款諸支出金は、令和5年度広域連合交付金の精算に伴い返還金が生じたことから、1,815万9,000円を増額いたします。
次に、132ページの歳入を御覧ください。1款後期高齢者医療保険料について、保険料収入の見込み差により3,125万9,000円を増額します。2款繰入金は、歳入歳出の補正に伴い、後期高齢者医療特別会計の繰入額が減となったことから、3,601万7,000円を減額します。3款繰越金については、令和5年度から繰越額が確定したため、8,929万1,000円を増額いたします。4款諸収入については、令和5年度における保険料の未収金補填分負担金が確定し、区へ返還されることなどにより、4,251万3,000円を増額いたします。
第2号議案、第4号議案、第5号議案の区民部関係分の補足説明については以上となります。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
伊東環境部環境課長
それでは、続きまして、環境部所管分につきまして御説明いたします。
まず、歳入について御説明いたしますので、46ページ、47ページを御覧ください。15款財産収入、1項財産運用収入、2目利子及び配当金でございます。補正予算額としましては、1億3,800万5,000円の増額となってございます。このうち、14万2,000円が環境部の所管となっておりまして、環境基金の利子が当初予算よりも増となった部分について補正をするものでございます。
続きまして、同じページの一番下の表、17款繰入金、1項基金繰入金、6目環境基金繰入金でございます。補正予算額としましては、51万8,000円の増額となっております。こちらは内容が2点ございまして、まず1点目は、学校の木製什器の購入についてでございますが、物価高騰の影響によりまして当初の見込みより購入額が増加したこと。2点目は、子ども教育部におきまして、森林環境譲与税の活用対象となる取組、子どもの体験事業でございますが、こちらが実施されたことにより増額補正をするものでございます。
続きまして、48ページ、49ページを御覧ください。19款諸収入、6項雑入、5目雑入、12節雑入でございます。補正予算額としましては、節のところ、4,504万4,000円の増額となってございます。こちらは、資源として回収しておりますアルミ缶の売却単価及びペットボトルの有償入札拠出金の価格が増額となったことに伴いまして、増額補正をするものでございます。
続きまして、歳出について御説明いたします。
84ページ、85ページを御覧ください。8款環境費、1項環境費、2目ごみゼロ推進費でございます。こちらは、アルミ缶の売却単価及びペットボトルの有償入札拠出金の価格増による歳入予算の増額補正に伴い、財源更正を行うものでございます。
続きまして、94ページ、95ページを御覧ください。12款諸支出金、1項積立金、1目積立金のうち、95ページ、説明欄の3、特定目的基金積立金の(8)環境基金積立金に306万7,000円を積み立てるものでございます。こちらは内容が3点ございまして、1点目は、基金利子が当初の予算の想定よりも14万2,000円増えたこと。2点目は、ふるさと納税寄付金が当初予算の想定よりも92万5,000円増えたこと。そして3点目は、令和6年度森林環境譲与税が当初予算の想定よりも200万円増えたことに伴う増額補正となってございます。
補足説明は以上でございます。よろしく御審査のほどお願いいたします。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はございますか。
武田委員
まず36ページ、37ページの歳入の特別区民税のところから伺いたいんですけれども、全体で17億円の増ということでかなりの上振れなんですけれども、この理由というのは、昨年からも特別区民税、住民税については上がっているというところでは、それぞれお一人の収入増というところと納税義務者増というところの御説明はかつてあったと思うんですけれども、補正の理由として大きいところはどこでしょうか。
滝浪区民部税務課長
今回の補正につきまして最も大きい理由としましては譲渡分離分の見込み差でございます。これが、調定額として約9億9,100万円となっておりまして、内容としましては、当初予算では特に株式等の譲渡分離分につきましては、高額納税者は発生しないもの、一過性の所得であるため見込みが難しいので、これはないものとして見積もっておりましたが、今回、約2,000万円を超える所得割の方が10名以上おりまして、合わせて9億9,100万円の同調定増となったというものが一番の大きな要因でございます。
武田委員
そうすると、一番は譲渡のところで株の取引によって収入がかなり上がった方がいらっしゃったので、計上が大きくなったと。そうすると、全体的に例えば納税義務者の方がものすごく増えたであるとか、あと全体的に世帯全体の所得が上がったというところは、さほど大きな差はなかったという理解でよろしいですか。
滝浪区民部税務課長
委員おっしゃるように一人当たりの平均総所得額も増えておりますし、納税義務者数も増えております。例えば一人当たりの総所得金額の見込み差でいうと約5億2,500万円の調定額、納税義務者増の見込み差でいいますと約5億1,000万円の調定額の見込み差となっておりまして、それぞれ原因はありますが、一番大きいのが譲渡分離分の見込み差であったというものでございます。
武田委員
先ほど最初の説明で、株式の譲渡の場合、やはり安定的に見込めるかどうかというところがなかなか決められないというところで、当初乗せていなかったということだったんですけれども、今後も基本的には株式譲渡は大きい収入があるだろうというところは見込まずに、大きな収入の方がいらしたときに補正で上がってくるという理解でよろしいんでしょうか。
滝浪区民部税務課長
これまでの金額からある程度は見込みますが、今回のような調定額でいうと10億円というのはなかなか見込みづらいかなと思ってございます。
武田委員
もう1点ちょっとお伺いしたいんですけれども、現年課税分のほうが17億円の増というところで、ただ、滞納繰越分については減らしている。この滞納繰越分が減っているというところの理由は、例えば現年課税を強化したので、滞納繰越しに回る分が減ったということなのか、それとも滞納繰越分で納付をできる方が減っているということで、滞納繰越しのほうの収入が上がらないということ、どちらでしょう。
滝浪区民部税務課長
今回この滞納繰越分を減額した理由としましては、収入未済額が調定額として見込みよりも大きく減額となっているというものでございます。ですので、昨年度の収入率が、令和5年度分の現年度分の収入率が見込みよりも高かったことにより、翌年度繰越しとなる滞納額がそもそも少なかったというのが一番大きな要因でございます。
武田委員
じゃ、そうしますと、現年徴収のほうでお支払いをいただくというところのほうが強化をされて、滞納繰越しになる方が減ったというところの要因が大きいという理解でよろしいですか。
滝浪区民部税務課長
はい、そのとおりでございます。
武田委員
次に、38ページ、39ページの国庫支出金のところで、国民健康保険基盤安定負担金というところで、金額として保険料軽減分でお子さんを対象にした軽減分は対象人数が減ったんだけれども、一般的に保険料軽減分は上がったというお話であったかと、御説明であったかと思うんですけれども、そこは間違いないでしょうか。
宮脇区民部保険医療課長
委員御指摘のとおり、保険料軽減分は総体として3,213万4,000円上がってございます。未就学児については、保険料軽減分として当初1,500人を見込んでおりました。ここに対して1,429人ということで、マイナス71人分の見込み差ということで減ということになります。一方で、こちらの保険者支援分のほう、3,252万2,000円増えていますけれども、当初3万3,971人見込んでおりましたが、3万4,199人、こちらを実績として見込んでおりまして、228人分の増というふうになっております。こちらのほうが規模としては大きく上回ってございますので、総体として基盤安定負担金3,213万4,000円の増という状況でございます。
武田委員
そうすると、この支援分の方が増えたというのは、これは所得の低い方が増えたので、保険料の軽減の対象になる方が増えたという理解でよろしいですか。
宮脇区民部保険医療課長
7割軽減、5割軽減、2割軽減というものがありますけれども、主に7割軽減の方、こちらの方が大きく増えたというところが影響しております。
武田委員
7割軽減の方というと、多分所得的には国保の保険料を計算する中でも収入としてはちょっと低いというか、大変な方が一番増えているということでしょうか。
宮脇区民部保険医療課長
委員お見込みのとおりでございます。
石坂委員
何点か伺いますけども、まず最初に37ページですね。歳入の特別区税、特別区民税のところですけども、先ほど武田委員の質問がありましたように現年課税分は増えたわけですけども、過去の滞納分の滞納繰越分について5,200万円、かなり大きい金額の減がありますけど、この理由を教えていただけますでしょうか。
滝浪区民部税務課長
先ほども武田委員の質問にお答えしたとおり、基本的には収入未済額が当初予算見込みよりも大きく減となりましたので、調定額としてマイナスとなったというものでございます。
石坂委員
それについてですけども、収入未済額が増えたというところにつきまして、滞納されている方への働きかけの仕方ですけども、その辺の工夫などは、状況はいかがだったんでしょうか。
滝浪区民部税務課長
例年どおりといいますか、催告書、督促状を送りまして、財産調査をして、御相談がある方には対応する。御相談がない方には財産差押えなどをして滞納処分をしていくというものでございます。
石坂委員
この金額は今後も増えていく可能性というのはすごくあるのかなと思う状況です。そうした中で、もちろん払えない方の相談に乗っていただくとともに、払える方についてはしっかりと払ってもらうことが必要なわけですけども、例年と同じだけの働きかけではなく、何かしらの工夫もしていくことで払える方には納めてもらっていくこと。差押えもありますけども、ほかの方法なども工夫していくことが必要だと考えますけど、いかがお考えでしょうか。
滝浪区民部税務課長
委員おっしゃるとおり、もちろん自ら払っていただくというのが一番だと思っております。そのためには、ほかと同じく口座振替の申込みもそうですし、今、スマートフォンでも支払えるような払込みの方法を既に幾つもそろえましたので、それを活用していただけるようにもう少し周知を図っていくというのがまず一つあるかなと思ってございます。
石坂委員
この辺りの数字がそこにしっかりと次年度以降現れるような形で、さらに努力を重ねていっていただけたらなと思います。
あとそれから、60ページ、61ページのところですね。区民費の中の区民サービス費の中での職員手当のところです。この金額はかなり、2,664万円の職員手当の増となっています。これは超過勤務が多かったという理解でよろしいんでしょうか。
小堺区民部区民サービス課長
はい、おっしゃるとおりでございます。
石坂委員
この超過勤務が多かったところの理由などは把握されていますでしょうか。
小堺区民部区民サービス課長
はい。幾つか傾向的な理由がありまして、区民サービス費のほうは新庁舎移転の準備。おおむねどれもそれは共通しているところでございますが、特に影響要素がすごく大きかったのは、区民サービス費については新庁舎移転準備の移転後の対応、トラブル対応とか、またその他、今年度の3月に立ち上げがありますAIチャットボットの導入の準備とか、こういったものに着手しなきゃいけない。契約に向けての準備をしなきゃいけなかったとか、そういったような事案がありました。それから、産業振興費につきましては、令和6年2月に策定した産業振興方針に基づきまして、新たにデジタル通貨事業とか伴走型支援事業を開始して注力していることなどや、産業振興センター指定管理者の選定業務や、勤労者サービスセンターの開放業務等、こちらの従事事務に超過勤務が発生しているというところであります。文化振興・多文化共生推進費につきましては、主な要因としましては新庁舎開庁に伴うイベントや、1階スペースの整備や貸出しに関係する事務、それから新規の関係事務、チルナイトピクニックとか、子ども・若者文化芸術充実策に基づく取組とか、あとはウェリントンの訪問とか、そういったところの業務に超過勤務が発生したというふうに一応部として統括している立場では情報を把握しております。
石坂委員
様々なことが、庁舎移転もありましたのでということはありますけども、とはいえ、年度当初にそれを見込んで予算を立てていたけども、それもさらにオーバーしたという理解でいいということですね。確認します。
小堺区民部区民サービス課長
はい。結果として予算よりも実績のほうが上回ってしまったということになります。
石坂委員
そうした中で、庁舎移転について想定外のことがかなり実際に起こったというところもあり得るのかなと思いますけど、その辺というのは特にこれに大きく労力を割かれたとかということがトラブルなども含めてあったりするものなんでしょうか。
小堺区民部区民サービス課長
やはり新庁舎移転してから1日の来庁者が6割と最も多い2階の窓口、こちらが混雑、かねてから御報告させていただいている様々な案件はございますが、補正予算等々も組ませていただきましたが、そちらの対策、いかにその混雑を緩和させるかとか、そういったところの取組に苦心して、その結果、そこに超過勤務が予想よりも発生してしまったという現象になっております。
石坂委員
その辺り、しっかりと対応いただくために時間を割かざるを得なかった。ただ、想定できているとよかったかなというところではありますけども、そうした傾向は今後も続きそうなのか、もう落ち着いている状況で、もちろん想定外のところの可能性はゼロではないんでしょうけども、今の段階ではどうなんでしょうか。
小堺区民部区民サービス課長
最大瞬間風速的に移転時から数か月、オペレーションが安定するまでが最も山が大きかったと思います。今後も混雑緩和の対策というものを繁忙期に向けてやっていきますが、移転時の大きな山ほどにはならないというふうに考えております。
石坂委員
そうしたところが新庁舎に移って2年目になりますので、想定できる分はしっかりと想定いただいて予算を考えていただいた上で、想定外のことは極力減らしていくような形で努めていっていただければなと思います。
あと、125ページの国民健康保険事業特別会計のほうになりますけども、ちょっと確認ですけど、3款1項1目の国保事業費納付金医療給付費分のほうに、傷病手当金ってこちらに入るんでしたっけ。
宮脇区民部保険医療課長
こちらの納付金についての御指摘でございますが、こちらには傷病手当金の金額は入ってございません。
石坂委員
そこの中でどこかしらに、今回は上がっていないのか、ほかのところに入っていたりするものなんでしょうか。今回は全く入っていない。
宮脇区民部保険医療課長
傷病手当金については、医療給付費のほうですね。こちらが給付費としての上昇という形で今回補正予算の計上をしておりません。あくまでもここに乗っけているのは納付金という形になりますので、傷病手当金の増分というのは見込まれていないというふうに御理解ください。
甲田委員
今の超過勤務のところだけお聞きしたいんですけれども、区民費の中で1,800万円程度見積りより多かったということなんですけれども、ちょっとイメージができないんですが、見積りよりも大体何割ぐらい多くなったんでしょうか、今回。もしくは一人当たりどのぐらいの超過勤務があったのかとか、ちょっとそのボリューム感がよく分からないので、その辺もう少し詳しく教えていただければと思うんですが。
小堺区民部区民サービス課長
おおむね予算額に対してどれぐらいオーバーしているというところで申し上げますと、今、実績値が確定しているのは1月までなんですが、2月まである一定の見込みを立てた上で試算した結果なのでございますが、区民サービス費でいうと最大5月、6月は234%とか186%まで達したんですが、その後は徐々に減少していき、最終的には11%増ぐらいになるというふうに考えております。3項、4項のそれぞれ産業振興費と文化のほうなんですけども、こちらが、産業振興費のほうのピークは8月ぐらいにあったようなんですが、170%ぐらいの増加率になっていまして、年度末には36%ぐらいの増になるというふうな見込みでございます。多文化共生推進費のほうは、ピークが5月、6月、7月に150%ぐらいと、それぞれ130%ぐらいの増分があったんですが、年間を通していくと58%ぐらいの増になるんではないかというような見込みでございます。
甲田委員
今のは見込みよりも増えたのがということですね。先ほど、どんなもので増えたかということで各課のもの、大体もうほとんど新規でやっているものが多いので、新規でやっているものの中の、やはり窓口でいえば5月、6月とか、デジタル地域通貨でいえば8月とか、結構そういうところがピークになってきているということなんですけど、でも、相当な増え方だと思うので、1日当たりとか一月当たり、かなりの残業をされた方が多分相当いらっしゃったんだろうなと思うんですけど、労働基準法に触れるようなぐらいの過勤になった方というのは大丈夫なんでしょうかというのがちょっとお聞きしたいんですけど、ざっくりでいいんですけれども、その辺は毎月確認をしていただいているんだと思うんですが、その辺りはどうなんでしょうか。
小堺区民部区民サービス課長
人事情報で職員課のほうから超過勤務の一定のラインを超えた者については、その情報が本人と所属長、課長まで連絡が来ます。その目安なんですが、まず45時間超過が一つのライン、その次に80時間。45時間を超えると健康に及ぼす影響が出始めるおそれがある。次に80時間になると、これはいわゆるレッドゾーンといいますか。健康にかなり被害が出てもおかしくない、そういうリスクがある状態になるというところで、80時間を超えると産業医の面談をするような手はずになっております。
委員長
そうじゃなくて、いるか、いないか。
小堺区民部区民サービス課長
失礼しました。この情報は各所属長が把握しておりますので、全体で何人いるかという情報は把握していないんですが、国民サービス課でいうと、その業務の中心になる職員についてはやはり一人、二人おりますので、その者については発生しているような状況です。
甲田委員
それに対して改善策とかを立てていただいているんだと思うんですけれども、私なんかは会社に勤めていたときに、そういった勤務管理の部分の事務をやっていたので、過勤になる場合には毎日まずは上司に申請して、それで残業していくというような形を取っていると思うんですけれども、なので、毎日きちっと申請をして、そして毎月確認をしてという作業は、きちんと役所の中というのは取られているものなのか一応確認をさせていただきたいんですけれども。
小堺区民部区民サービス課長
我々、労務管理につきましては一定のルールで管理をしていまして、委員おっしゃるように原則は事前申請、これからこれだけの仕事があるので、残業しないと仕事が終わりませんという形で報告をしまして、あるいは管理者が把握して、それに対して、それならばこの超過勤務を認めますという超過勤務に対する承認をするというような流れになっております。
甲田委員
中ではいろいろなことがあるとは思うんですけれども、やはり補正予算で私たち議員は最終になってから、この1年間でこれだけ増えたので、予算を通してくださいといって認めざるを得ないわけですけれども、ただ、毎月毎月の確認をしていただいて、その状況でいろいろ手だてをしなければならないということがあるのであれば、また教えていただきたいなと思いましたし、改善策がしっかり取られているということを確認はしなければならないかなと思いましたので、お聞きをしました。また別の機会にでもそういった内容をきちんと取られているかどうかということを教えていただきたいなと思っておりますので、要望としておきます。
武田委員
60ページ、61ページの区民費、保険医療費のところでの国庫支出金と都支出金の繰出金のところになるんですけれども、国民健康保険事業特別会計も後期高齢者医療特別会計も両方とも一般会計からの繰出しが減っているということになるかと思うんですが、それぞれ会計ごとの理由というのは何が当たるんでしょうか。
宮脇区民部保険医療課長
まず、国民健康保険事業特別会計9,976万4,000円の減ということになります。こちらは、国民健康保険事業特別会計で歳出のほうの納付金、こちらが約9,640万4,000円減額をしております。納付金の減額に主な要因がございます。こちらが国民健康保険事業特別会計の繰入金が減額した主な要因です。それから、後期高齢者医療特別会計は3,601万7,000円のこちらも減額ということになってございます。こちらなんですけれども、被保険者数の見込み差というふうに把握しております。こちらは、保険料を納める金額というのが広域連合から伝えられるわけなんですけども、その金額の差が今回見込み差として生じました。被保険者の数が想定よりも少し増えているということで、保険料の増額が納付金のほうではありました。保険料が増額いたしますと、相対的に繰入金のほうが減っていくと。このような仕組みになってございます。
武田委員
国民健康保険のほうは納付金の減で、後期高齢者医療のほうは被保険者数が見込みよりも増えた。75歳の年齢到達をした方が増えたということですよね。そうすると、国民健康保険の納付金の減少というのは医療費の見込み差が大きかったという理解でよろしいですか。
宮脇区民部保険医療課長
国民健康保険事業特別会計の納付金のところですが、125ページのほうで1億675万2,000円減少しているという説明が書いてございます。委員お見込みのとおり、医療給付費分の納付金が減った。つまり、医療給付費全体に係る費用が落ちていると。このような見立てでございます。
武田委員
医療給付費が落ちているというところでは、基本的に新型コロナのときに受診控えがありましたと。その後は回復をしていますというところで、基本的に今、保険料が上がっていくところというのも、医療給付費自体は上がっているというのが一般的な感覚かなと思うんですけれども、これは医療給付費自体が実態として下がったものなのか、保険料算定に使った概算額との乖離が大きいのか。それはどちらでしょうか。
宮脇区民部保険医療課長
まず、この医療給付費分ですけれども、これは東京都が納付金として11月頃に算定を、概算ということで委員おっしゃるとおり計算をいたします。この概算の額と比べまして、実際に確定していく医療費というのがまた2月になって出てまいりますけれども、まずはこの差分というところから1億円の減少と、このようになっております。ただ、総額が減ったのかということになりますと、あくまで推計値ですね。令和6年度当初予算を組んだときは、委員おっしゃった新型コロナの受診控えからの反動でお医者さんにかかる方は増えました。増えたときの伸びが急激だったものですから、その傾向がある程度続くのだろうと。そういうふうに考えて大きく見込んでおりましたけれども、そこまでは伸びなかったというところが背景にございます。
武田委員
伸びなかったというところの一つとして、医療給付費自体は、本体としては総額は上がっていると。ただ、新型コロナが終わった後の受診控えほど伸び率というのはそこまでに達していないので、差がちょっと開いてしまったと。先ほど保険料の算定のところの、実際には7割軽減が適用される方が増えているというお話があったのと、あとは様々な物価高騰というところで、医療にかかる部分というのを下げている可能性とかというのは、何か把握する方法とかってありますか。
宮脇区民部保険医療課長
保険料に関していえば、医療にかかる、かからないに関わらず、その方の所得があるかどうかというところが一つ大きな判断になりますので、要素になりますので、それが7割軽減の方が増えれば、保険料は相対的に軽減されていく方が増えていくという話になります。医療費全体がどのくらい増えていくかというような話につきましては、7割軽減とかそういうことは関係なく被保険者の数ですね。ここが一つ大きな要素です。こちらについては被保険者の数、ほぼ横ばい、若干少ない状態がここ数年続いていたんですが、外国の方が流入してくると。そういったところから増える傾向もあります。ただ、外国の方、あんまりお医者さんにかかるような年齢の方が帰ってくるわけではございません。転入してくるわけではございません。むしろ高齢の方がお医者さんにかかるわけですので、被保険者の高齢化とか、それから医療そのものの高度化、こういったものが医療費を押し上げる要因になります。こういったところを併せ持って予測するんですが、なかなか納付金が増えるか、減るかというところについては予測が難しいところでございます。
武田委員
改めてまた国民健康保険制度自体そのものの運営が本当に保険者単位ではすごく厳しくなっているのかなというふうに思いますので、従前、特別区長会などを通じても申入れをされているというところは、引き続き申入れを続けていただければと思います。
最後に1点、100ページの債務負担行為の調書のところで戸籍の振り仮名法制化のところをお伺いしたいんですけれども、第3回定例会のときに振り仮名の部分のシステム改修の話があって、そのときに振り仮名の通知などは一斉にやらないのかというふうなことをお尋ねしたと思うんですけれども、そのときには国の交付金の決定が、4月の交付決定を待ってから行うということになっているので、現段階で予算編成を考えていない、当該年度は予算編成を考えていない。令和7年度になるというお話だったかと思うんですけれども、その辺りはどういう変化があったんでしょうか。
白井区民部戸籍住民課長
今、委員からお話のございました、令和7年5月26日以降開始します戸籍への振り仮名の付与の事務ですが、こちらは今、委員からも御紹介がありましたとおり、国の補助金につきまして当初国から示されておりましたのは、4月以降に交付決定並びに交付決定後に契約を締結するというものであったことから、当初予算に計上して契約等を検討してございました。こちらは、一方で5月の事業開始となることからも、かなり厳しいスケジュールになるであろうということを想定してございましたが、令和6年12月16日に国の説明会がございました。こちらの中で、補助金の交付決定については年度内に前倒しをされる、年度内の決定も可能というふうになったことから、今補正のほうで債務負担行為を設定させていただいて、年度内に契約をすることによって準備の時間により多く充てるというものが、まず補正予算の内容でございます。
なお、その他、同説明会の中でありましたところで一部これまでの御説明に変更がございます。これまで振り仮名の本籍人に向けての通知は、施行日である令和7年5月26日以降、8月までにおよそ3回程度に分けて段階的に発送する予定であるという御説明をしておりましたが、補助金の交付条件としまして一斉に通知をするというような内容がございましたことから、現在、中野区では7月の中旬から8月の上旬にかけての中で一斉に通知をするという方向で検討しているものでございます。
武田委員
そうすると、当初4月に補助金の交付決定と言っていたものが年度内に交付決定をすることもできるというところの説明の中で、より準備に時間を取るために今年度中に契約をして、補助金の交付決定を受けるということで債務負担を取るという理解でよろしいですか。
白井区民部戸籍住民課長
委員御指摘のとおりでございます。
武田委員
あともう1点が、第3回定例会のとき以降に御説明のあった、通知についてはかなりの件数になることもあって、3段階に分けて通知が発送されるという、段階的に通知が発送されるというお話だったかなと思うんですけれども、これはもう一斉に一気に通知を送ると。そのことに対する対応というのも、連絡があったということの相談というのも一斉に受けていくということになるんでしょうか。
白井区民部戸籍住民課長
まず、中野区では通知の件数としまして、およそ20万通程度のはがきを出すことになるというふうに考えてございます。こちらは管轄の郵便局等とも調整をしまして、まず一括で出せるようにという調整を行ってまいりたいというふうに考えております。また、中野区に本籍のある方というところ、全国にいらっしゃるおよそ20万件程度のはがきの問合せが発送後、集中することは予想されますので、その点については十分に準備をして、体制等を整えてやっていきたいというふうに考えております。
武田委員
やはり初めて来るもので、これは何だろうというところもまず多いかなというふうに思いますので、当初予定のときのように分散してというところではない対応というのは十分に取っていただきたいなと思います。一斉に発送をされたときに、この通知をなくしてしまったとか、分からなくなってしまったとか、何かそういうようなこともちょっと懸念されるかなというふうに思うんですけども、その辺りの対応って何かあるんでしょうか。
白井区民部戸籍住民課長
まず、今回はがきによって通知を出しますが、手続そのものをマイナポータルで行えたりとか、そういったところ、かなり利便性の向上を図られておりますので、しっかり広報であったり、ホームページ等での周知も併せて行うことで、なるべく問合せ等が区に集中しないような形というのは整えていきたいというふうに考えております。
武田委員
時期的には一番の繁忙期というのは過ぎたところの問合せになるのかなとは思うのですが、そうはいっても7月から8月というと保険料のほうなんかの算定通知が届いて、そちらのほうの問合せが殺到したりだとか、そちらのほうの通知と混同してしまったりということがないような配慮もちょっと必要なのかなと思うんですけど、その辺りは何か調整とかをされているんでしょうか。
白井区民部戸籍住民課長
問合せの集中等については、それぞれ受ける所管が異なりますので現在考えてはございませんが、いわゆる発送時期、事業者のほう、郵便局のほうが受けられるかどうかといった中では、区のその他の通知等との発送日の調整というのは発生し得るというふうには考えてございます。
武田委員
保険料の当初賦課の通知が行くと、やはりかなり窓口のほうであったりとか、電話が殺到したりということで窓口自体もすごく混乱するのではないかと思いますので、その辺り十分な対応ができるような準備というのは、部の中でやはり調整をして進めていただきたいと思います。これ、要望で。
委員長
要望ということで。
他に質疑ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
よろしいですか。質疑がなければ、質疑を終結します。
次に、総務委員会に申し送る意見についてですが、第2号議案、第4号議案、第5号議案の計3件について一括してお伺いしたいと思います。意見はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、第2号議案、第4号議案、第5号議案については、意見なしとして総務委員会に申し送ることとして御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
以上で第2号議案、令和6年度中野区一般会計補正予算(関係分)、第4号議案、令和6年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算(関係分)、第5号議案、令和6年度中野区後期高齢者医療特別会計補正予算(関係分)の審査を終了します。
次に、第30号議案、中野区印鑑条例の一部を改正する条例を議題に供します。
理事者の補足説明を求めます。
白井区民部戸籍住民課長
それでは、第30号議案、中野区印鑑条例の一部を改正する条例につきまして補足説明をさせていただきます。(資料2)本議案は、区の窓口に設置された多機能端末機による証明書の交付の申請について規定を整備するとともに、外国人住民に係る印鑑の登録の要件を改める必要があるため、規定を整備するために御提案するものでございます。なお、区の窓口に設置された多機能端末機ですが、区役所本庁舎の2階に設置を予定しております、らくらく窓口証明書サービスが現時点では対象となります。
改正の詳細につきましては、新旧対照表で御説明をさせていただきたいと思います。新旧対照表を御覧ください。表の右側が現行、左側が改正案でございます。まず、1ページ目を御覧ください。第7条第2項について、「及び第2号」及び「非漢字圏の外国人住民が」を削りまして、「記録されている」としている箇所を「氏名の片仮名表記が記録されている者が当該」に改めます。続きまして、第8条第7号中につきまして、同様に「非漢字圏の外国人住民が」を削りまして、「記録されている」を「氏名の片仮名表記が記録されている者が当該」に改めます。次に、裏面、第18条第3項中、「民間事業者が設置する」を削りまして、「及び印鑑登録証明書」を「印鑑登録証明書、戸籍の全部事項証明書、戸籍の個人事項証明書、戸籍の附票の写し、課税証明書又は納税証明書」に、「交付する」を「交付し、又はその交付を申請する」に改めるものでございます。最後に、附則でございます。本条例は公布の日から施行いたします。
補足説明は以上でございます。よろしく御審査のほどお願いいたします。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はございますか。
石坂委員
今回の改正によって、併記名で片仮名で氏名のほうが備考欄にある場合は、その名前での印鑑が作れるようになるという、印鑑登録ができるようになるというところですけども、これは通称名を登録されている方の場合どのようになるんでしょうか。
白井区民部戸籍住民課長
通称名の方につきましても、従前、住民票にその記載がある場合には、通称名での印鑑登録ができるようになってございます。
石坂委員
そうしますと、併記名でも通称名でもどちらでも作れるということですね。
白井区民部戸籍住民課長
はい。委員御指摘のとおりでございます。
石坂委員
今回の変更に伴って併記名が片仮名表記が使えるようになるわけですけども、従来の住民票に乗っかっている通称名でも問題ない旨も混乱がないような形で伝わるような工夫をしていただければと思います。これは要望としておきます。返事がある場合はお願いします。
白井区民部戸籍住民課長
今ちょっと委員のほうから御指摘のありました中で、併記名につきましても従前より片仮名による印鑑登録は可能でございました。今回の内容の修正になりますが、いわゆる漢字圏、非漢字圏という形で漢字のお名前をお持ちであろう方たちというところを条例上で表現しておりましたが、特に韓国の方なんかを中心に漢字のお名前をお持ちでないという方が増えてきましたので、そういった垣根と申しますか、そういったものを取り払うということで、今回の条例の改正に当たりまして、いわゆる具体的な事務の改正というものはございません。
石坂委員
今回の改正について、中野区在住の外国籍の方々に対しては、何らかの周知などはしていくんでしょうか。
白井区民部戸籍住民課長
実務上の取扱いには変更ございませんので、周知等、そういったものは考えてございません。
委員長
他に質疑ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、取扱い協議のため委員会を暫時休憩いたします。
(午後2時50分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後2時52分)
質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結いたします。
次に、意見の開陳を行います。意見はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結します。
次に、討論を行います。討論はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結いたします。
これより第30号議案、中野区印鑑条例の一部を改正する条例について採決を行います。
お諮りいたします。第30号議案、中野区印鑑条例の一部を改正する条例を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第30号議案の審査を終了いたします。
以上で本日予定した日程は終了いたしますが、各委員、理事者から何か発言はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
よろしいですか。なければ、以上で本日の区民委員会を散会いたします。
(午後2時53分)