令和7年03月06日中野区議会予算特別委員会の会議録 1.令和7年(2025年)3月6日、中野区議会第一・第二委員会室において開会された。 1.出席委員(42名) 1番 高 橋 ちあき 2番 山 内 あきひろ 3番 武 井 まさき 4番 日 野 たかし 5番 木 村 広 一 6番 斉 藤 けいた 7番 井 関 源 二 8番 黒 沢 ゆ か 9番 大 沢 ひろゆき 10番 武 田 やよい 11番 広 川 まさのり 12番 いのつめ 正 太 13番 間 ひとみ 14番 河 合 り な 15番 市 川 しんたろう 16番 加 藤 たくま 17番 甲 田 ゆり子 18番 小 林 ぜんいち 19番 白 井 ひでふみ 20番 吉 田 康一郎 21番 立 石 り お 22番 小宮山 たかし 23番 内 野 大三郎 24番 い さ 哲 郎 25番 細 野 かよこ 26番 斉 藤 ゆ り 27番 杉 山 司 28番 ひやま 隆 29番 高 橋 かずちか 30番 大 内 しんご 31番 伊 藤 正 信 32番 平 山 英 明 33番 南 かつひこ 34番 久 保 り か 35番 石 坂 わたる 36番 むとう 有 子 37番 羽 鳥 だいすけ 38番 浦 野 さとみ 39番 山 本 たかし 40番 中 村 延 子 41番 森 たかゆき 42番 酒 井 たくや 1.欠席委員(0名) 1.出席説明員 中野区長 酒井 直人 副区長 青山 敬一郎 副区長 栗田 泰正 教育長 田代 雅規 企画部長 岩浅 英樹 企画課長 中谷 博 財政課長 竹内 賢三 広聴・広報課長 矢澤 岳 総務部長 濵口 求 防災危機管理担当部長 吉沢 健一 DX推進室長 滝瀬 裕之 総務課長 永見 英光 職員課長 中村 洋 区民部長、新区役所窓口サービス担当部長 高橋 昭彦 文化・産業振興担当部長 高村 和哉 子ども教育部長、教育委員会事務局次長 石崎 公一 子ども家庭支援担当部長、教育委員会事務局参事(子ども家庭支援担当) 森 克久 地域支えあい推進部長、地域包括ケア推進担当部長 石井 大輔 健康福祉部長 杉本 兼太郎 保健所長 水口 千寿 環境部長 浅川 靖 都市基盤部長 松前 友香子 まちづくり推進部長 角 秀行 中野駅周辺まちづくり担当部長 千田 真史 中野駅新北口駅前エリア担当課長 小幡 一隆 1.本会の書記は下記のとおりである。 事務局長 堀越 恵美子 事務局次長 林 健 議事調査担当係長 鈴木 均 書 記 若見 元彦 書 記 田村 優 書 記 細井 翔太 書 記 森園 悠 書 記 梅田 絵里子 書 記 川辺 翔斗 書 記 志賀 優一 書 記 早尾 尚也 書 記 堀井 翔平 書 記 金木 崇太 書 記 砂橋 琉斗 1.委員長署名 午後1時00分開議 ○杉山委員長 定足数に達しましたので、ただいまから予算特別委員会を開会します。 第7号議案から第11号議案までの計5件を一括して議題に供します。 初めに、先ほど開かれた理事会の報告を行います。 まず、本日の委員会運営について、主査報告は総務、区民、厚生、建設、子ども文教の各分科会の順に行い、報告後、順次質疑を自席で行うことを確認しました。 次に、修正案につきましては、本日は提案者への質疑から行うこと、質疑は自席から行うこと、質疑の順序は総括質疑の例に倣い、大会派順に1人ずつ行うこと。答弁につきましては、提案者代表は発言席から行うこと、他の提案者は自席から行うこと。 また、質疑の内容が、修正案が成立した場合の執行上の影響に係るものにつきましては、理事者に質疑をし、答弁を求めることを確認しました。 次に、討論につきましては、従前の例に従い、省略することを確認しました。 次に、採決の順序、方法については、初めに、第7号議案に対する修正案を、起立または挙手により、修正案が可決すべきものとなった場合は、第7号議案の修正可決した部分を除く原案を起立または挙手により、修正案が否決すべきものとなった場合は、第7号議案の原案を、起立または挙手により、第8号議案を簡易により、第9号議案を起立または挙手により、第10号議案を起立または挙手により、第11号議案を起立または挙手により、順次、採決を行うことを確認しました。 また、採決方法につきましては、合理的な配慮を必要とする場合は、挙手によることを認めることを確認しました。 次に、意見についてですが、提出された意見はありませんでした。 なお、意見は主査報告が終了するときまで提出できるため、提出があった場合には、委員会を休憩し、理事会を開いて協議を行います。 また、お手元の資料要求一覧の最終版につきましては、会議録の巻末に添付することを確認しました。 また、従前、要求資料のデータをCD-R等により、希望する会派に配付しておりましたが、SideBooksからダウンロードが可能であるため、今後はCD-R等による配付は行わないことを確認しました。 以上が、理事会の報告ですが、質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○杉山委員長 それでは、ただいまの報告のとおり委員会を運営することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○杉山委員長 御異議ありませんので、そのように運営します。 それでは、これより主査報告を行います。 ○内野副委員長 初めに、総務分科会主査の報告を求めます。 ○杉山主査 2月28日、3月3日及び4日に行いました総務分科会の審査の経過について報告いたします。 当分科会では、第7号議案、令和7年度中野区一般会計予算分担分、第8号議案、令和7年度中野区用地特別会計予算、第9号議案、令和7年度中野区国民健康保険事業特別会計予算分担分及び第11号議案、令和7年度中野区介護保険特別会計予算分担分の審査を行いました。 初めに、第7号議案、令和7年度中野区一般会計予算の分担分について、歳出に関する主な質疑応答及び要望の内容を報告します。 最初に、企画費、企画中、「SDGsの推進について、異業種間のマッチングをどのように進めていくのか」との質疑があり、「パートナーとして登録している企業や団体と交流会を開催し、お互いの活動を知り、アンケートで意向を聞きながら、連携に取り組んでいる」との答弁がありました。 これに対し、「結果が伴っていないと思うが、どのように事業をさらによくしていくか」との質疑があり、「成功事例を実際に生み出すことが大事であるため、それに向け取り組み、他のパートナーとも共有し、波及していくことを狙っていく」との答弁がありました。 これに関連して、他の委員から、「SDGsに対する区の姿勢が分からないため、確認したい」との質疑があり、「SDGsは幅広く、達成には一人ひとりの行動変容が重要と考えるため、職員向けの研修はもちろん、区民向けのイベントや普及啓発事業を通じて、意識改革や行動変容を促していく」との答弁がありました。 次に、平和・人権・男女共同参画中、平和啓発事業について、予算額が令和6年度と比べて約42万円減の理由を問われ、「映画の賃借料と中野平和マップの作成費用が減となっているためである」との答弁がありました。 これに対し、「平和啓発事業は、大きく予算をかけるわけではないが、広く区民の方々に参加いただき、啓発事業を進めていくという考えでよいか」との質疑があり、「今年は戦後80年となり、終戦記念日に合わせ、区役所1階で展示を行う予定であり、また、平和首長会議のロゴマーク等の活用も検討している」との答弁がありました。 これに関連して、他の委員から「幅広い世代の方々に啓発するために、スペースの活用や周知方法について、集客に成功している団体の取組を参考に生かしてもらいたい」との要望がありました。 また、他の委員から、平和の旅事業について、「今年度と内容は同じか」との質疑があり、「今年度の実施状況を踏まえ、来年度の事業内容の検討を進めている」との答弁がありました。 これに対し、「毎年度、見直しを行い、事業がより良くなるように取り組んでほしい」との要望がありました。 次に、資産管理活用中、建物賃借料等について、昨年度より約700万円減の理由を問われ、「中野二丁目の管理費負担金が昨年度の予算編成段階では金額が確定しておらず、確定した金額との差分が減になっている」との答弁がありました。 次に、広聴・広報中、区民と区長のタウンミーティングについて、予算額が増の理由を問われ、「実施回数を増やしたことにより、郵便料、一時保育謝礼及びポスター掲示委託料が増えたためである」との答弁がありました。 これに対し、「実施回数は今年度と比較してどのくらい増えているか」との質疑があり、「令和6年度は12回、令和7年度は15回を想定しており、今年度から3回増やしている」との答弁がありました。これに関連して、他の委員から、実施回数を増やす理由を問われ、「次期中野区基本計画と次期区有施設整備計画をテーマとするためである」との答弁がありました。 これに対し、「内容や回数は、どのように決めているのか」との質疑があり、「年間計画としては、広聴・広報課でテーマや実施時期を決めているが、区長からの意向で開催する場合もある」との答弁がありました。 次に、総務費、総務中、中野サンプラザ南側広場開放事業経費について、「4月から広場を開放するが、区の資産となるまでは事業者への貸出しは行わないのか」との質疑があり、「株式会社まちづくり中野21が土地・建物を所有している状況において、事業者に広場を貸し出す予定はない。駅前の貴重なスペースを開放することで、区民に利用していただくことが事業の主な趣旨である」との答弁がありました。 これに対し、「より多くの区民に、開放されてよかったと思われる利用の在り方を考えてほしいが、どうか」との質疑があり、「今後、活用について検討していく」との答弁がありました。 次に、低所得世帯支援給付金中、定額減税補足給付の不足額給付の実施について、事業の概要を問われ、「令和6年度に実施している調整給付について、不足額が生じた場合に追加で給付を行っているものであり、また、定額減税給付金の対象とならない世帯を救済するために給付するものである」との答弁がありました。 これに対し、「給付金関連事業は、毎回相当な事務量になり、今回も時間外手当が計上されているが、事業に関わる職員はどのくらいか」との質疑があり、「準備に2か月ほど要し、担当職員は4名を予定しており、税務課とも連携しながら進める」との答弁がありました。 次に、庁舎管理中、庁舎維持補修工事について、具体的な工事の内容を問われ、「庁舎を管理する上で必要となる故障した部分の補修や新たな設備を追加する場合に行う工事である」との答弁がありました。 これに対し、「維持補修工事費は、新しい施設でも古い施設でも、算出方法は同じか」との質疑があり、「新築やそれに近い施設は単価を下げて積算している」との答弁がありました。 次に、地域防災中、防災ベッドの設置助成について、「来年度の助成要件はどのようになるか」との質疑があり、「年齢要件を緩和する予定である」との答弁がありました。 これに対し、「必要な方に利用していただけるよう、制度の周知方法を工夫してほしい」との要望がありました。 次に、デジタル政策中、生成AIの利活用について、内訳を問われ、「有償版のCopilot for MS365の108ライセンスと全職員が検索で使用できるCopilot Studioの1ライセンスを12か月分計上している」との答弁がありました。 これに関連し、他の委員から、「生成AIの活用の検証を行い、必要なライセンス数を見極めてほしい」との要望がありました。 このほか、指定管理者施設労働環境調査委託、メンタルヘルス相談業務委託、防犯用防護盾の購入、地域防災住民組織活動支援等、共用事務用品購入経費などの質疑がありました。 次に、一般会計歳入では、特別区交付金、財産収入についてなどの質疑がありました。 なお、一般会計に対する修正動議については、質疑はありませんでした。 次に、第8号議案、令和7年度中野区用地特別会計予算、第9号議案、令和7年度中野区国民健康保険事業特別会計予算の分担分、第11号議案、令和7年度中野区介護保険特別会計予算の分担分については、質疑はありませんでした。 以上が、主な質疑応答及び要望の内容です。 なお、当分科会で取りまとめた意見はありませんでしたので、その旨申し添えます。 以上で、総務分科会における審査の報告を終わります。 ○内野副委員長 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○内野副委員長 なければ、以上で総務分科会主査の報告を終了します。 ○杉山委員長 次に、区民分科会主査の報告を求めます。 ○市川主査 2月28日、3月3日及び4日に行いました、区民分科会における審査の経過について報告をいたします。 当分科会では、第7号議案、令和7年度中野区一般会計予算の分担分、第9号議案、令和7年度中野区国民健康保険事業特別会計予算の分担分及び第10号議案、令和7年度中野区後期高齢者医療特別会計予算について、審査を行いました。 当分科会における主な質疑応答及び要望の内容について報告いたします。 初めに、第7号議案、令和7年度中野区一般会計予算の分担分の歳出では、区民費、区民相談中、出入国管理庁研修参加費について、研修内容と受講対象者数を問われ、「令和7年度から実施する出入国管理庁主催の研修であり、区の外国人相談員が受講することで、外国人支援コーディネーターの資格を取得でき、受講対象者数は2名を想定している」との答弁がありました。 次に、消費生活中、消費生活情報の収集・提供について、「消費生活展にかかる予算は、令和6年度と比較して変更したことはあるのか」との質疑があり、「令和6年度と比較し、消費生活展にかかる費用として、ポスター印刷費やパネル作成費等を含め増額している」との答弁がありました。 これに対し、「消費生活展の予算が厳しいとの意見もあるため、そういった方々の声を聞き、今後予算額を検討して欲しい」との要望がありました。 次に、住民記録中、マイナンバーカード普及促進事務費等について、「令和6年度は、高齢者施設等に出張してマイナンバーカード交付申請の支援を行っていたが、今後はどのような支援を考えているのか」との質疑があり、「令和7年度は、施設だけではなく、支援が必要な商店街や町会・自治会などの団体も含め広く募集し、職員が直接出向いて支援していく」との答弁がありました。 次に、税務管理中、地方税共同機構分担金について、「年々、分担金が上がっているが、課税通知などのペーパーレス化の推進が理由の一つであった。一方、中小企業等の受け手側がシステムを改修していないと活用できないが、支援は検討しているか」との質疑があり、「現在、補助金などの支援はないため、電子化の普及に向けて、国に要望していく」との答弁がありました。 これに対し、「分担金が増加する中で、中小企業の負担を減らし、普及させるための改善を国に求めてほしい」との要望がありました。 次に、後期高齢者医療中、後期高齢者入院時負担軽減支援金について、「1か月以上入院した方に2万円支給するという中野区独自の取組であるが、被保険者が増加している中で、令和6年度と同様の申請件数を見込んでいるのか」との質疑があり、「同様の申請件数で計上しているが、令和6年度も見込んでいた件数には届いていないため、令和7年度に申請件数が増えることを見込んでも十分に足りると考えている」との答弁がありました。 これに対し、広報の方法を問われ、「区報やホームページ、当初賦課通知に同封しているパンフレットに掲載するほか、年齢到達時の保険証を送付する際にチラシを同封するなど、周知に努めている」との答弁がありました。 次に、商店街支援中、にぎわいフェスタ実行委員会補助金について、「令和7年度のなかの東北絆まつりの2,850万円余の予算と比較して、大勢の区民が関わるにぎわいフェスタの予算が200万円というのは少ないのではないか」との質疑があり、「かつて区主催で実施していたときに、200万円前後で実施することができたことを踏まえて、現在の補助金額となっている」との答弁がありました。 これに関連して、ほかの委員から、「実行委員会などから補助金が使いにくいとの意見を聞いたが、区はこのような情報を把握しているか」との質疑があり、「意見は把握している。来年度からは、会場ごとに開催時期をずらし、にぎわいフェスタとして実施するものと商店街チャレンジ戦略支援事業費補助金を使って実施するものに分けて実施するなど、工夫を促してしていきたい」との答弁がありました。 次に、文化財中、旧中野刑務所正門移築・修復等事業に係る仮囲い装飾シート印刷について、その内容を問われ、「旧中野刑務所正門移築工事、平和の森小学校建設予定地に設置している工事の仮囲いに、門に関する情報の発信や子どもが描いた絵をシートに印刷して添付することを予定している」との答弁がありました。 これに対し、「絵を描くことで、子どもたちに中野区の歴史を知ってもらうことは大切なことであり、学校側の協力を得て進めて欲しい」との要望がありました。 次に、環境費、環境企画調整中、意見交換会に伴う一時保育謝礼等について、意見交換の内容を問われ、「環境審議会の答申を基に作成される次期環境基本計画素案の意見交換会となっている」との答弁がありました。 これに対し、「以前は、策定された環境基本計画やその概要を製本したものが作成されていたが、予算は計上していないのか」との質疑があり、「環境基本計画の改定時期に合わせ、製本に係る経費は令和8年度予算に計上する予定である」との答弁がありました。 次に、ごみ減量推進中、東京二十三区清掃一部事務組合分担金について、「年々分担金が増加傾向にあるが、清掃工場の建て替えも控えており、さらなる増加が想定される。ごみ減量の検討のために清掃一部事務組合の一般廃棄物処理基本計画の改定が遅れている中、その方策の一つとして有料化が検討されているということだが、区は認識しているのか」との質疑があり、「有料化については、実施するか否かを含めて検討していると認識している」との答弁がありました。 これに対し、「計画は15年間の財政フレームをセットで示されるもので、これにより清掃工場の建て替えの方向性が明らかになる。現場からも計画がさらに遅れないよう要望する必要があるのではないか」との質疑があり、「清掃事業は、安定性の維持が重要だと考えている。早急に計画を改定できるよう協力していく」との答弁がありました。 そのほか、一般会計歳出については、戸籍住民窓口及びフロアマネージャー等業務委託、産業振興センターの空間デザイン制作委託、歴史民俗資料館運営業務委託、ごみ減量推進のための3R普及啓発費などについての質疑がありました。 続いて、一般会計歳入については、諸証明に係る手数料、ふるさと納税推進事業などについての質疑がありました。 続いて、第9号議案、令和7年度中野区国民健康保険事業特別会計予算の分担分では、国民健康保険料、高額療養費、傷病手当金などについての質疑がありました。 続いて、第10号議案、令和7年度中野区後期高齢者医療特別会計予算では、保険料還付金についての質疑がありました。 以上が、区民分科会における主な質疑応答及び要望の内容です。 なお、当分科会で取りまとめた意見はありませんでしたので、その旨申し添えます。 以上で、区民分科会における審査の報告を終わります。 ○杉山委員長 ただいまの報告に対して質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○杉山委員長 なければ、以上で区民分科会主査の報告を終了します。 次に、厚生分科会主査の報告を求めます。 ○日野主査 2月28日、3月3日及び3月4日に行いました厚生分科会の審査の経過について報告いたします。 当分科会では、第7号議案、令和7年度中野区一般会計予算(分担分)、第9号議案、令和7年度中野区国民健康保険事業特別会計予算(分担分)及び第11号議案、令和7年度中野区介護保険特別会計予算(分担分)の審査を行いました。 初めに、第7号議案、令和7年度中野区一般会計予算についての分担分のうち、歳出に関する主な質疑応答及び要望の内容について報告いたします。 初めに、地域支えあい推進費、地域施設中、しらさぎ特養、小淀特養工事等について、「昨年度も同じような予算が積算されているが、複数年度にわたる工事なのか」との質疑があり、「施設の劣化に伴う改修整備を、年度ごとに分割して行っている」との答弁がありました。 これに関連して、他の委員から、両施設の工事が全て完了する時期が問われ、「現在の予定では、それぞれ令和10年度、令和9年度に終了する見込みであるが、施設の劣化による不具合に、都度対応している状況である」との答弁がありました。 次に、区民活動推進中、区民公益活動に対する政策助成について、「今年度は申請団体が多く、活動の評価点によって満額の助成金がもらえなかった団体もあった。予算が減っているように見えるが、満額の交付ができる見込みなのか」との質疑があり、「令和7年度から、地区まつりと青少年育成地区委員会への助成を別予算としており、その分を差し引くと、今年度の交付実績とほぼ同額で積算している」との答弁がありました。 これに対し、「本来目指していた、申請団体への伴走支援に工夫して取り組んでいただきたい」との要望がありました。 次に、地域包括ケア推進中、健幸ポイントを活用した健康づくり促進のための実証事業について、限られた原資の中でのポイント付与の仕組みづくりについて問われ、「既に取り組んでいる他自治体からも難しいと聞いている。スマートウェルネスシティを提唱している筑波大学等と連携し、実績のあるスキームを使って有効にポイントを付与したい」との答弁がありました。 これに対し、「デジタル地域通貨ナカペイを活用することから、他部署との連携が重要になるため、しっかり連携しながら取り組んでもらいたい」との要望がありました。 次に、アウトリーチ推進中、コミュニティソーシャルワーク事業委託について、事業内容が問われ、「区と協力して、継続的な見守りが必要な方等を支援する『コミュニティソーシャルワーカー』を鷺宮地域をモデルとして2名配置する事業である」との答弁がありました。 これに関連して、他の委員から、「区との役割分担について、しっかりと協議を行い、困難を抱えている方の支援をしてほしいが、どうか」との質疑があり、「全てを任せるのではなく、区のアウトリーチチームも協働して課題解決に取り組み、実施状況等を踏まえて、全区的に展開できるよう検討したい」との答弁がありました。 次に、事業者育成支援中、介護の仕事の魅力を発信する啓発事業等について、事業内容が問われ、「介護の仕事に関する漫画と介護事業所の職員のインタビューを掲載した冊子を作成し、区内の中学校や高校、大学等で配布するほか、介護の日のイベント等で活用したいと考えている」との答弁がありました。 これに対し、「現在、介護事業所の人材不足は深刻であり、即効性のある取組も必要であると考えるが、どうか」との質疑があり、「本事業については、冊子の作成だけではなく、介護サービス事業所連絡会への補助金も含まれている。国等に対して要望を行うとともに、事業所の意見も聞きながら、人材確保や定着・育成の支援に取り組みたい」との答弁がありました。 次に、健康福祉費、地域福祉推進中、公衆浴場燃料費助成について、一施設当たりの助成額が問われ、「月々2万円に加え、電気やガスといったクリーンエネルギーを使用している場合、さらに2万円を助成している」との答弁がありました。 これに対し、「電気やガスを利用している公衆浴場は、出費が抑えられ、環境にもよい一方、災害時に稼働できない可能性もある。防災危機管理課と連携して災害への備えもしてほしいが、どうか」との質疑があり、「災害時でも区民が利用できることが重要と考えている。都の助成も含めて、対応を検討していきたい」との答弁がありました。 次に、医療連携中、休日診療事業委託について、「さきの年末年始に、感染症のピークがあり、休日診療の現場が逼迫していたと聞く。体制を拡充してほしいが、どうか」との質疑があり、「区民が安心できる体制づくりについて、医師会と協議し、検討していきたい」との答弁がありました。 また、これに関連して他の委員から、「建設予定の新たな保健所に、休日診療ができる機能を設けてはどうか」との質疑があり、「休日診療には、固定の診療所を利用する方式や、輪番で休日に病院を開く方式がある。他区の状況を調査しつつ、検討を進めていきたい」との答弁がありました。 次に、保健予防中、任意予防接種支援について、「都全体での麻疹風疹混合ワクチンの接種率は、厚生労働省の基準を下回っている。現在、麻疹が増えている状況であるが、区として対策は考えているのか」との質疑があり、「区の接種率は、基準を上回った数値であるが、さらなる接種勧奨のため、ホームページやSNS等を活用し、周知に努めたい」との答弁がありました。 これに対し、「子どもが感染すると、後遺症が激しい病気であるため、広報に力を入れて取り組んでほしい」との要望がありました。 このほか、ヤングケアラー・ケアラー支援について、地域包括支援センター運営委託等について、母子保健DXの推進に伴う体制づくりについて、高齢者補聴器購入費用助成について、スポーツ施設運営(指定管理)等について、ペアレントメンター養成事業委託について、受験生チャレンジ支援貸付事業委託について、飼い主のいない猫対策事業についてなどの質疑がありました。 また、一般会計歳入では、男子HPVワクチン任意予防接種費用助成事業について、自動販売機設置貸付についてなどの質疑がありました。 次に、第9号議案、令和7年度中野区国民健康保険事業特別会計予算の分担分については、質疑がありませんでした。 次に、第11号議案、令和7年度中野区介護保険特別会計予算の分担分については、質疑がありませんでした。 以上が、当分科会における主な質疑応答及び要望の内容です。 なお、当分科会で取りまとめた意見は、ありませんでしたので、その旨申し添えます。 以上で、当分科会における審査の報告を終わります。 ○杉山委員長 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○杉山委員長 なければ、以上で厚生分科会主査の報告を終了します。 次に、建設分科会主査の報告を求めます。 ○南主査 2月28日、3月3日及び4日に行いました、建設分科会の審査の経過について報告いたします。 当分科会では、第7号議案、令和7年度中野区一般会計予算の分担分及び第11号議案、令和7年度中野区介護保険特別会計予算の分担分について、審査を行いました。 当分科会における主な質疑応答及び要望の内容について報告いたします。 初めに、第7号議案、令和7年度中野区一般会計予算の分担分の歳出のうち、都市基盤費では、都市計画中、都市計画情報の更新に伴うGIS化業務委託等について、「職員だけで更新作業ができるシステムとすることはできないのか」との質疑があり、「現状のシステムでは、職員では対応できない部分がある。今後はデジタル政策課と協議し、改善していきたい」との答弁がありました。 これに対し、「IT専門支援員の配置についても検討し、委託をしなくても対応できる作業を増やしていってほしいと思うがどうか」との質疑があり、「職員が自ら更新する場面も徐々に増えてきているが、引き続き検討課題としたい」との答弁がありました。 次に、道路維持中、道路・河川維持補修について、「空洞調査について、今後どのように実施する予定なのか」との質疑があり、「今年度はバス路線等の主要道路を対象に調査を行ったため、来年度は、生活道路の調査を行う予定である」との答弁がありました。 これに対し、「今年度の調査で、修繕が必要な箇所については、どのように対応していくのか」との質疑があり、「来年度は、空洞の疑いのある約122か所のうち、35か所ほどの補修工事を進めていく予定である」との答弁がありました。 これに関連して、他の委員から、「下水道局と連携を取りながら空洞調査を進めてほしいと思うが、どうか」との質疑があり、「過去に実施した空洞調査について、下水道局と連絡体制を取っている。今後も情報共有しながら進めていきたい」との答弁がありました。 次に、狭あい道路整備中、セルフサービス端末資料追加委託について、その内容を問われ、「狭あい道路整備における求積図を、セルフサービス端末で新たに取り扱えるようにするために委託するものである」との答弁がありました。 これに対し、「もともとあるシステムに、取り扱うデータを1種類増やすための委託経費として妥当なのか」との質疑があり、「約5,000枚のデータ形式をPDFに変換する業務と、約1万3,000件の個人情報を墨消しする業務も含まれているため、妥当と考えている」との答弁がありました。 これに対し、「経費については、今後も発生していくのか」との質疑があり、「今後は、墨消しし、PDF化された求積図が納品されるため、費用は発生しないと考えている」との答弁がありました。 次に、公園維持・管理中、ヒマラヤスギ対策経費について、対象となるヒマラヤスギの本数を問われ、「区内にある約110本のうち、巨木化した約60本を対象としている」との答弁がありました。 これに対し、「来年度予算に計上されている1,978万3,000円で60本全ての対策ができるのか」との質疑に対し、「1年間に対策するのは20本程度で、3年間かけて対策する計画である。60本全ての対策費用としては約6,000万円である」との答弁がありました。 これに関連して、他の委員から「巨木化したヒマラヤスギとのことだが、サイズなどの基準はあるのか」との質疑があり、「サイズだけではなく、倒木や枝折れの危険性を含めて検討し、対象とするヒマラヤスギを決めている」との答弁がありました。 次に、建築安全・安心中、家具転倒防止器具取付について、「455万5,000円の予算が計上されているが、毎年執行されているのか」との質疑があり、「実績として、今年度は前年度に比べ申請が増えており、予算額以上の申請を受けているところである」との答弁がありました。 これに対し、来年度に向けた取組を問われ、「区内に全戸配布している耐震化促進事業のお知らせに家具転倒防止器具取付の助成についても掲載しており、引き続き防災意識を高めるような周知を行っていく」との答弁がありました。 次に、交通政策中、モビリティ・マネジメント調査委託、MaaSシステム構築案検討業務委託について、MaaS導入の観点を問われ、「事業者で研究や開発をしているMaaSと連携により、区民によりよい公共交通をどう創出できるか考えていきたい」との答弁がありました。 これに対し、「既存の公共交通への影響について、話合いなどはしているのか」との質疑があり、「中野区交通政策推進協議会へのバス事業者部会の設置に向け、課題を共有している」との答弁がありました。 これに対し、「タクシー事業者等、既存の事業者との間で問題が発生しないよう丁寧に取り組んでほしい」との要望がありました。 まちづくり推進費では、防災まちづくり中、不燃化促進について、「東京都の防災都市づくり推進計画の改定において、不燃化特区の期間の延長や防災環境向上地区の対象が拡大されると思うが、区としてどこまで検討をしているのか」との質疑があり、「都は防災環境向上地区として区内では若宮・上高田・沼袋を対象として検討している。これらは区のこれまでのまちづくり事業の進捗が考慮されている。都の計画が改定される令和8年度に向け予算化を検討していく」との答弁がありました。 これに対し、「令和8年度の予算化に向け、来年度はどのように進めていくのか」との質疑があり、「都は来年度、各地区の整備プログラムを含め計画を改定する予定であり、区はこれに合わせて事業検討を行っていく」。 次に、中野駅周辺まちづくり中、中野駅新北口駅前地区市街地再開発事業の評価について、「計上されている85万円の積算根拠は何か」との質疑があり、「民間事業者公募の際に学識経験者に依頼した経緯もあるため、当時の内容、金額を参考にしている」との答弁がありました。 これに対し、「施行予定者からの提案について、是非を判断する前に第三者の評価を聞くのであれば納得できるが、判断後に評価を聞くことは妥当なのか」との質疑があり、「これまでの変更承諾は、施行予定者との協定に基づき区の判断で行ってきたが、今回は変更の範囲が大きいため、区の判断について補完措置として第三者から意見を聞くステップを踏むことが妥当と考えている」との答弁がありました。 このほか、区営公衆喫煙所維持管理経費、中野区バリアフリー基本構想改定業務委託等、河川情報システム管理運営、違反屋外広告物撤去作業委託等、無電柱化整備事業、自転車駐車場運営業務及び収納事務委託、住宅確保要配慮者入居支援事業、新井薬師前駅前地区再整備などについての質疑がありました。 なお、一般会計に対する修正動議に関し、中野駅新北口駅前地区市街地再開発事業の評価における、専門的な知見の必要性や評価の実施時期の妥当性について質疑がありました。 次に、一般会計歳入について質疑を行いましたが、質疑はありませんでした。 続いて、第11号議案、令和7年度中野区介護保険特別会計予算の分担分について質疑を行いましたが、質疑はありませんでした。 以上が、建設分科会における主な質疑応答及び要望の内容です。 なお、当分科会で取りまとめた意見はありませんでしたので、その旨を申し添えます。 以上で、建設分科会における審査の報告を終わります。 ○杉山委員長 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○杉山委員長 なければ、以上で建設分科会主査の報告を終了します。 次に、子ども文教分科会主査の報告を求めます。 ○斉藤(ゆ)主査 2月28日、3月3日及び4日に行いました、子ども文教分科会における審査の経過について、報告いたします。 当分科会では、第7号議案、令和7年度中野区一般会計予算の分担分に関し、審査を行いました。 初めに、歳出に関する主な質疑応答及び要望の内容を報告します。 まず、子ども教育費、子ども企画財政中、常設プレーパーク運営委託等について、「令和6年度、育成活動支援に計上されていたプレーパークの普及啓発の経費を、子ども企画財政常設プレーパーク運営委託等に移した理由は何か」との質疑があり、「令和6年度、普及啓発経費については育成活動支援に、常設プレーパークの試行実施にかかる経費については子ども企画財政に、分けて計上していた。令和7年度については常設プレーパークが開設されるため、子ども企画財政の常設プレーパーク運営委託等に含めて予算計上している」との答弁がありました。 これに対し、「所管が移ったことにより、何か変わることはあるのか」との質疑があり、「プレーパークに係る経費については、子ども企画財政で一括して予算を執行する体制となるため、プレーパークの普及啓発を図りながら、常設の運営をしていけるようになる」との答弁がありました。 これに対し、他の委員から「常設プレーパークについては、企画段階から実施段階になり、本来ならば事業部門へ移すべき性質のものではないかと思うが、なぜ、このような仕切りになっているのか」との質疑があり、「これまで常設プレーパークに向けた企画立案と試行実施については、子ども政策担当で実施してきており、令和7年度については年度途中からの開設を予定しているため、引き続き子ども政策担当で実施していくこととした。その後、運営段階になったら、所管課に移すことを検討していきたい」との答弁がありました。 次に、保育園・幼稚園中、事務費(消耗品・印刷等)について、「令和7年度の指導検査費用については、少額であるため事務費の中に含めたとのことだが、指導検査を行う施設数はどのくらいか」との質疑があり、「令和6年度は83施設の指導検査を実施した。令和7年度においても、同様に83施設の指導検査の実施を予定している」との答弁がありました。 これに対し、「指導検査は法令上、原則年1回と定められており、毎年、区内の全ての保育園を検査できるようにするべきではないか」との質疑があり、「検査は実地検査となるため、職員の数と体制が必要であり、現状の課内体制では難しい」との答弁がありました。 これに関連して、他の委員から「指導検査を抜き打ちで、実施していないのか」との質疑があり、「現状、抜き打ちで指導検査を行うことは難しいが、保護者から苦情等があった施設については、当日の朝に連絡して検査しに行くといった、抜き打ちに近い形での特別指導検査を実施することもある」との答弁がありました。 これに対し、「抜き打ちで、指導検査を実施することも考えてほしい」との要望がありました。 次に、子育て支援中、子どもの体験事業委託等について、令和6年度と比較して拡充した内容を問われ、「令和6年度は年に1回実施であったものを、令和7年度は2回実施とする」との答弁がありました。 これに関連して、他の委員から「実施時期は1回目と2回目で季節を変えるのか」との質疑があり、「実施時期については検討中であるが、令和6年度は11月に実施したため寒かったこともあり、令和7年度については夏期に実施することも検討している」との答弁がありました。 次に、地域子ども施設調整中、学童クラブ利用児童通所見守り業務委託について、「令和6年度予算と比較し、令和7年度の予算が減額になった理由は何か」との質疑があり、「中野本郷小学校、鷺の杜小学校とも、見守りの対象から新2年生、新3年生を外し、主に新1年生のみとしたため、見守り業務委託の時間数が減ったことが要因である」との答弁がありました。 これに対し、「新年度になり環境も変わる。新2年生、新3年生に対しても見守りを実施すべきと考える。柔軟な対応はできないのか」との質疑があり、「新2年生、新3年生は安全に学童クラブに通うことができていると考えており、また、時間数を増加してすぐに対応するということは難しい。保護者から多数の声があれば、改めて検討したいと考えている」との答弁がありました。 これに対し、「新2年生、新3年生に対しても、年度当初は見守りを行ってほしい」との要望がありました。 次に、教育企画財政中、多摩産材を使用した什器の購入・廃棄について、購入物品の内容を問われ、「江原小学校、上鷺宮小学校、白桜小学校、第五中学校及び北中野中学校の特別教室に配置する折りたたみテーブル、角椅子、展示書架などを購入する予定である」との答弁がありました。 これに対し、「多摩産材を使用することはよいことだが、財政的な観点から効率的と言えるのか」との質疑があり、「森林環境譲与税や東京都の補助金を活用しているが、一つひとつの価格は児童・生徒が使用している通常のものよりも割高になっている」との答弁がありました。 これに対し、「執行の際には、工夫してほしい」との要望がありました。 次に、教育事業中、国際理解教育における英語体験プログラム事業について、事業内容を問われ、「小学校4年生にはTOKYO GLOBAL GATEWAYの体験プログラムを、中学校1年生には軽井沢でイングリッシュキャンプを実施する」との答弁がありました。 これに対し、「今年度の予算額と比較して倍近く増額しているが、その理由は何か」との質疑があり、「バスの借り上げ費や児童・生徒数の増が要因である」との答弁がありました。 教育施設整備中、新校舎基本設計・実施設計策定委託について、「桃園第二小学校の基本設計について、スケジュールや改築推進委員会への説明はどうなっているのか」との質疑があり、「1月に改築推進委員会を開催し、土舗装の案を示したところである。次回の4月の改築推進委員会で合意を得て、令和7年中には基本設計を決定したいと考えている」との答弁がありました。 そのほか、母子保健・乳幼児健診システム標準化移行委託、民間保育施設大規模修繕支援事業補助、子どもショートステイ事業委託、産業医業務委託、不登校対策支援事業、就学奨励、私立学校等保護者支援、バリアフリー化改修工事などについて質疑がありました。 また、歳入については質疑がありませんでした。 以上が、当分科会における主な質疑応答及び要望の内容です。 なお、当分科会で取りまとめた意見はありませんでしたので、その旨申し添えます。 以上で、当分科会における審査の報告を終わります。 ○杉山委員長 ただいまの報告に対して質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○杉山委員長 なければ、以上で子ども文教分科会主査の報告を終了します。 以上をもちまして、分科会の主査報告を終了します。 次に、第7号議案、令和7年度中野区一般会計予算に対する修正案に対する質疑を行います。 提案者代表は、発言席にお座りください。 質疑をされる方は、机上のマイクの使用をお願いします。 それでは、質疑をお受けします。大会派順に、立国ネ無さんからお願いします。 ○森委員 質疑をさせていただきます。原案に対する減額修正の部分ということですが、基本的には建設分科会で、うちはひやま委員のほうから質問させていただいていて、内容について提案会派の皆さんと大きく考え方が違うというよりも、必要となる条件というか、タイミングというか、考え方に若干そごがあるのかなというふうに思っています。 タイミングといえば、具体的にいうと、どういうふうに予算づけをするか、あるいはしないかというところですし、そこは建設分科会では聞けないところだったということと、あと一応これは総務分科会の分担分もあるんですけど、基金の積立ての行って来いのところだけなので、そこで聞くのもどうかと思ったので、予算の組み方というところだけ、全体会のほうで確認させていただきたいと思います。 まず、理事者のほうに考えを伺いたいんですが、一つ例を挙げます。予算説明書補助資料の222ページ、地域包括ケア推進費、保健福祉包括ケアの総合相談のところに、障害者相談支援事業準備業務経費及び委託事業者選定経費250万円弱というものがあります。これがどういった予算なのかお伺いします。 ○竹内財政課長 こちらの経費につきましては、障害者相談支援事業の委託事業者の切替えに伴う選定経費と現事業者が変更となった場合の引継ぎも含めた経費でございます。 ○森委員 今、御答弁の中に、変更となった場合の引継ぎも含めた経費とあったので、要するに、変更がなければ、そこは執行しない予算になるという理解でいいですか。 ○竹内財政課長 委員御指摘のとおりでございます。 ○森委員 こういった予算というのは、ほかにも類似のものというのはあるのでしょうか。 ○竹内財政課長 様々ございますが、例を挙げますと、予算説明書補助資料の244ページ、245ページのところにございます次期指定管理者・事業者準備業務経費及び選定経費など、こういったものが挙げられるところでございます。同様の経費でございます。 ○森委員 来年度予算案にも幾つかあるということなんですが、これは毎年度、こうした予算づけをしているのか、こうしたというのは、要するに、事業者選定のタイミングが来るときに、事業者が変わると発生する経費というのは、変わるかどうか分からないわけですよね。だけれども、変わったことを見込んで予算を計上している。毎年度こういう予算の組み方をしていると思っていいですか。 ○竹内財政課長 こちらの経費につきましては、委託事業者の切替えに伴いまして、継続となるかどうか分からないため、見込みとして経費を計上しているものでございまして、毎年度同様の編成をしているものでございます。 ○森委員 というのが普通の予算の組み方ということで、今度は提案者のほうにお伺いしたいんですが、提案者の質疑を様々聞いていた中では、必要な状況になったら補正予算を組めばいいというようなお考えも出ていたかと思います。こういった場合というのは、見込みという話がさっきありましたけれども、必要になる場合を見込んで予算を計上しておく、不必要になったら執行しないというのが通常の区の予算計上のやり方であるということです。このやり方については、これまで特に何か問題視されてきたわけではありません。という中で、今回この中野駅新北口の再開発に対するところだけ殊さらに取り上げて、必要になったら補正予算を組めばいいとか、その前提で減額するというところがどういう意図なのかが分からないので教えてください。 ○加藤委員 そのシチュエーションによって、入れるか入れないか判断することがあるならば、予算としては置いておいたほうがいいのではという趣旨でよろしいですか。(「逆質問」と呼ぶ者あり)反問権はないですね。だとするのであれば、いずれのシチュエーションにおいても、必要はないと考えております。なので、いずれのシチュエーションになろうとも、この経費は必要ないと考えています。 というのは、例えば、行政側が議案を通したいとなった場合は、条例の考え方を出したりして、その後素案を出して、委員会に諮って、区民説明会、そしてパブリック・コメント、そして議案上程、可決というプロセスがありますけど、この場合は事業者を決定するとしたら、ある意味議案が可決した後にパブリック・コメントをやるようなもので、順番がおかしいということで全く必要がない、あらゆるシチュエーションになっても必要がないと考えます。 ○森委員 すみません。総括質疑の場では、提案者の方の一部からは、そういった意見があったように記憶をしているんですが、それはちょっと、今、議事録が確認できない、正式な記録がないので、言った、言わないを言ってもしようがないかなと思うんですけれども、仮に状況によって必要だという議論があったように記憶をしたので、もしそうだとすると、この議案は少しおかしいんじゃないかな、通常の予算の組み方としてというところは、一つ指摘をさせていただきます。 一方で、いずれの場合にも必要がないというところが、多分少し見解が違うところかなというふうに思っています。令和2年度に現在の施行予定者を選定したときも、第三者評価というのは、別にここがいいですという評価をするわけではなくて、今回についても恐らく3月に区が判断をすると今言っていますが、その判断が妥当ですよ、いや、区の判断がおかしいですよという評価を頂くものではないと思っています。もう少し定性的に、こういうところに課題があります、あるいは、こういうところが評価すべきところですというのを、複数名の専門家の方がその見地から定性的な評価を頂くものなんだろうというふうに思っています。 であれば、いずれにしても、どういう事業の進め方をするにしても、そういった専門家の知見というのは、一定我々としては効果があるものなんじゃないかなと思っておりますので、そのことは申し上げておきたいと思います。 ○杉山委員長 次に、共産党さん、質疑はございますか。 ○いさ委員 建設分科会での御説明のあった中身と、今ちょっと異なる部分があったのではないかと気になってお聞きをするんですが、この第三者機関に評価をお願いするという中で、区の考え方としては、事業者の案が出てくる、それに区が検討して方針を示して、そこを第三者機関が評価するということで、この順番について違うのではないかという議論があったように思うんです。 つまり、事業者案を先に第三者機関で評価するべきではないのかという議論があったので、全てのタイミングにおいて、評価が必要ないと今おっしゃったところとはそごがあるように思って、提案者の中で一致をしているのかというところが分からなくなったので、お聞きしたいんですが。 ○加藤委員 建設分科会の議論を私も聞きかじっただけなので、どういったところがあるか分からないですけれども、我々としては、当初予算に乗せるということは、4月以降の話ですけれども、そもそもこれをやるのであれば、野村不動産で行くかどうかを決定する前に、第三者評価をやるのであればですよ、やるのであれば、せめてそれを決定する前にやらないといけないんじゃないか。そもそもやる必要はないと思いますけれども、やるのであれば、野村不動産でいいかどうかを決める前にやるべきなんじゃないかという意味では、時機を逸しているということを説明していたのだと思います。 ○白井委員 補足です。当該建設委員会で答弁したのは私なので、お話しさせていただきたいと思います。いずれにしろという意味は、二つです。このまま野村不動産との協議を継続するのか、継続しないのか、両方の場合にも不要という話をしたいんです。 ○杉山委員長 次に、都民ファーストさん。大沢委員。 ○大沢委員 今のいずれのシチュエーションにもなろうともというところとも関係するかと思うんですけれども、総括質疑の際の議事録等がまだ出来上がっていないので、ちょっと確認させていただきたいんですけど、加藤委員が総括質疑の際に、第三者評価というものに関して、過去の官僚としての御経験に基づいてお話をされた内容があったかと思うんですけれども、もう一度その概要をちょっとお話しいただけませんか。 ○加藤委員 直接関係ないですけど、私が社会資本整備の審議会をやっていたときには、そういったものを、ただ条件が全く違って、このプロポーザルも2社を1社選ぶときのプロポーザルと今回1社がいいかどうかを選ぶのは全く状況が違うということで、当時私が審議会の事務局をやっていたときは、全体的な計画がいいかどうかを可決する前にやっていた、そういうところです。 ○大沢委員 さらに、そのとき、ごめんなさい、これも詳細な議事録がないのですけれども、九州まで説得に行って、役所の意向と合うように説得をしに、そのためだけに行ったというようなこともおっしゃっていたように記憶しているんですけれども、もし間違っていたら申し訳ないので、再現いただけますか。 ○加藤委員 あんまり関係ないのであれですけど、説得ではなくて、納得といった表現です。だから、結局、それではこの国がよくならないというような、その委員である教授がおっしゃったのでということです。 ○大沢委員 分かりました。そうしましたら、私はその場の発言を受けて、第三者評価そのものに対して、かなり否定的なことをおっしゃっているなという印象を受けたんですけれども、加藤委員のお考えはそうではないのですか。 ○加藤委員 この場合は、もともとプロポーザルは遡ったときに2社を1社にやるときのものと、建設分科会の話によりますと、メンバーを同じくして、1社が妥当であるかどうかをやってほしいということですけど、それはもうメンバーが一緒であろうと、同じような内容では評価ができないということで、やる意味がないというふうに言わせていただいたのです。 ○大沢委員 その部分は、当時のそのときの建設委員会の議論においては、過去において提案を審査したものと、その後出てきた提案を比較するということは意味があるんじゃないかということを申し上げて、そこは議論になったということなので、そこは意味があるかないかというのは、両方の議論によって、考え方の相違ということなんだと思います。 もう一つ気にしているのが、これは断定的にどうこう言うような問題じゃないんですけど、私は36年間サラリーマンをしていて、会社を辞めるときに、今まで20年間ぐらいいろんな役員等をやっていたので、守秘義務というのをたくさんサインしていったんですね。国家公務員法第100条を見ると、そこにも守秘義務というのがあって、職業上知り得たことは、あまり言っちゃまずいんじゃないかなと思っているんですけど、そこは特に問題はないという認識でいいですか。 ○加藤委員 何もまずいことをしゃべった記憶はありません。(「関係ないよ、関係ない」「議事進行」と呼ぶ者あり) ○大沢委員 続きまして、今回85万円……(「委員長、解任するぞ」「議事進行をかけているのよ」と呼ぶ者あり) ○杉山委員長 一旦休憩します。 午後2時01分休憩
午後4時00分開議 ○杉山委員長 委員会を再開します。 先ほど開かれました理事会の報告をいたします。 このまま修正案に対する質疑を続行することを確認しております。 以上が理事会の報告ですが、質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○杉山委員長 それでは、ただいまの報告のとおり、委員会を運営することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○杉山委員長 御異議ありませんので、そのように運営します。 それでは、修正案に対する質疑を続行します。大沢委員。 ○大沢委員 先ほど、森委員の質疑の中でも明らかであったように、本件のみならず類似するようなこと、事業者が変わるか否かによって実行が確定していないにもかかわらず、計上されている予算はほかにもあるということでございました。 その中で、この85万円の修正のみを議案として出されているんですけれども、そして今、時間をかけて審議がなされているという状況です。そこで最後に確認したいのですけれども、本件を修正することによって、区民に対して生じる利益というのはどういうことなのであるか、何なのかということをお答えいただければと思います。 ○加藤委員 まず、事業を継続する前にやるべきであったので、野村不動産と続けるという前提でやる必要はないです。その無駄な税金を使わないというのが、区民に対するメリットであります。 ○杉山委員長 無所属さん、石坂委員。 ○石坂委員 担当者に伺いたいんですけれども、今回そもそも第三者機関による事業評価が予算づけられているわけですけれども、第三者機関、区のほうで3月の委員会等で結論は、区の現段階での結論というか、そうしたものを議会に報告する。その後に第三者機関のほうが関わるわけですけれども、これは区のほうが議会に報告した内容に関して、第三者機関が真逆の判断を出すこともあり得るという理解でよいのか。そして、その場合はどのようなことになるのか教えていただけますでしょうか。 ○小幡中野駅新北口駅前エリア担当課長 区として、3月に方針を示すこととしておりまして、3月に方針を示した後に、区の方針を踏まえて、第三者機関にチェックをしていただくことを想定してございます。第三者機関の確認によって、その判断というところが区の方針とそごがある、そういった場合には、第三者機関の評価を踏まえて対応していくということになります。 ○石坂委員 そうすると、3月の段階で出てくるものは仮のものであって、第三者機関を踏まえないと正確なものは出てこないという理解でいいということなのでしょうか。 ○小幡中野駅新北口駅前エリア担当課長 これまでの協議のとおり、区として、まずは区が方針を示すというもので考えてございます。 ○石坂委員 そうしますと、野村不動産で続行するという話が、例えば委員会等で報告される。その後、やっぱり第三者機関のほうで切るべきだという話になる場合もあれば、逆に議会のほうで切るという、別のところにするんだという話になったとしても、第三者機関でやっぱり野村不動産にすべきだということがあり得る、そうすると、それまで第三者機関を経るまでは、結論は出ていない状態になるという理解でいいのでしょうか。 ○小幡中野駅新北口駅前エリア担当課長 区として3月にまず方針を示すということで考えてございまして、それに基づいて、第三者機関の評価を行っていただくというところです。仮に施行予定者が変更になる、そういった場合には、第三者機関の評価も在り方も含めて見直す必要があるというふうに考えてございます。 ○石坂委員 そうしますと、少なくともそれまでは仮の決定であって、結論は出せないという理解は、議会に報告したけど、それがひっくり返る可能性もあるものだということでいいんですか。 ○小幡中野駅新北口駅前エリア担当課長 区としては、3月にまず方針を示すということで考えてございます。 ○石坂委員 その方針が変わってしまうということもあり得るということなんでしょうか。 ○小幡中野駅新北口駅前エリア担当課長 第三者機関の結果によって、その内容によって対応する必要があるということで考えてございます。 ○石坂委員 対応を考えるということは、方針を変えるというのも、その対応の中に含まれるということなんでしょうか。 ○小幡中野駅新北口駅前エリア担当課長 内容によって、必要な修正はする必要があるというふうに考えてございますので、場合によっては、そういう可能性もあるかなというふうに思います。 ○石坂委員 そうすると、3月までにというのは、まだ先に延びるんだなと思うと、事業者との関係も、結局そこまでは確定しないということでいいんですか。 ○小幡中野駅新北口駅前エリア担当課長 現在は、施行予定者と基本協定に基づいて協議を進めておりますので、基本協定に基づいて協議を進めているところは変わりません。ただ、3月に方針を示したところで、基本協定の取扱い、解除に向けて協議を進めていくというようなことになるというふうに考えます。 ○石坂委員 それは、先に解除してしまったら、第三者機関は駄目じゃないですか。第三者機関を踏まえなければ解除できなくなってしまいますよね。 ○小幡中野駅新北口駅前エリア担当課長 まずは、施行予定者と進めるということでない場合には、区で方針を示した後に、解除に向けて協議を進めるということでございまして、最終的に協議が調うまでは協議が続いているというものでございます。 ○石坂委員 逆に、もし解除するという話になったときに、そこで話が事業者さんとまとまった。だけども、第三者機関のほうが、いや、やっぱりやるべきだとなってしまうこともあり得るということですよね。第三者機関を経るまでは、解除する協議を始めちゃうとおかしなことになりませんか。 ○千田中野駅周辺まちづくり担当部長 一部、補足もさせていただきます。今、我々が取り組んでおりますのは、協定に基づく変更の協議というところが基本になりますので、これはこれまで3回、この変更に関する協議を行っているところです。 変更に関する協議についてですけど、当然協定に基づく行為ですので、我々はその今4回目に取り組んでいるわけです。ただ、その範囲が大きいということで、区だけではなくて第三者の意見も、区の判断について伺ってみようというような流れです。 委員のほうの御認識としてのところとのすり合わせなんですけれども、我々は評価いただくのに、区の判断が正しいかどうかとか、この計画のここの部分が継承されているでしょうか、どうでしょうかということで、白と黒という形で答えを求めるのではなく、あくまで協定に基づく協議、これに対して見解をもらうという手続になりますので、委員のおっしゃるような場面は、なかなか生まれないかなというふうに思っています。 ○石坂委員 でも、委員のほうに判断、例えばよかったかどうか見てもらうわけですよね。判断がよかったかどうか、よくない判断だという結論になった場合はどうなるんでしょうか。 ○千田中野駅周辺まちづくり担当部長 考慮すべき点とか、この視点についても検討が必要とか、そういったものを頂いたら、それに併せて検討するということで、まず、協定に基づく協議ですので、例えば、第三者機関にお願いしたときも、協定に基づく協議で区はどう考えているのかというところが示せない中で、第三者機関の見解をもらうというのは、この事務としては、あまり補足にならないだろうというふうに思っています。 ○石坂委員 そうしますと、区の判断としては、協定を解除すべきだとなっても、結局第三者機関のほうでそうじゃないと判断が出る可能性もある、その逆もあり得るわけですから、そうしますと3月の段階では、まだ仮の段階であって、第三者機関を経るまでは、事業者さんとの関係のほうも結論が出ないという理解になるということでしょうか。 ○千田中野駅周辺まちづくり担当部長 こちらのほうについては、まず、区としての見解を示すというところ、それに対して、間違っているかどうかというような判断を頂くようなものではないというふうに認識しておりますので、例えば、こういった視点についての整理が必要とか、そういったことは想定されますけど、例えば、採点のように、一番最初の当初提案の公募、区としても、A案、B案、C案のどれを選んでいいか分からないというようなときに、専門家の知見から様々採点も頂いて、それも踏まえて区で選ぶという公募手続と、今回の協定に基づく変更協議、通常であれば、区で判断してやるところを、補完措置として第三者機関の意見も聞くというのとは、手続としては大きく違うというふうに思っています。 ○石坂委員 その場合に、区のほうで、もうこれは完全に結論づいたところまでいってしまえば、意味がなくなってしまうし、逆に方針が出ていたとしても、結論が変わり得るものでなければ、かける意味がなくなってしまいますので、やっぱりそれは結論がその段階まで出ないということになる。逆に言うと、結論が出てしまっていて、よかったかどうかという検証になってしまうと、果たしてそれは、その第三者機関の構成員とか、そもそも事業者選定のときに関わってもらった委員が想定されているようですけれども、その意義とかというのも失われてしまうと思うんですが、どうなんでしょうか。 ○千田中野駅周辺まちづくり担当部長 やはり、そもそもこちらについては、協定に基づいて、相手がいて、それとこの協定に基づく協議手続を行っているというものですので、区の見解がない中で、それに対して意見を聞くというのは、それは今回求めている中では、順序が逆というところです。 ○石坂委員 そうすると、区は一定の見解を出すけれども、それは確定ではないということですか。 ○千田中野駅周辺まちづくり担当部長 区の方針としては、3月末ということをお知らせしていますので、区として定めた方針、それについて意見を聞くというところでございます。 ○石坂委員 その結果、区が方針を定める、第三者機関のほうに話を聞く、その後に事業者さんとの話が決定していくという流れということですか。 ○千田中野駅周辺まちづくり担当部長 想定しているのは、区として定めた方針に沿って協議を進めて、必要な手続を進めるというところでございますので、当然この協定に基づく変更協議が行われて、その内容によって、必要な手続というのは変わってくるということです。 ○石坂委員 区のほうで方針を決めた協議を事業者と始めるということですけれども、協議をしている最中に第三者機関が入ってくる想定なのか、それも全部終わってから第三者機関が入る想定なのか、どちらなのでしょうか。 ○千田中野駅周辺まちづくり担当部長 当然協議の中で、区で定めた方針について伺って、さらに幾つかの選択肢があるので、様々道は分かれてくるんですけれども、そのうちの幾つかについては、当然、並行しながら進んでいくというものもありますし、今後の進め方として変わる部分もある。それは選択肢によって変わるということです。 ○石坂委員 かなりほかでの報告とかとも、何か出ている話等々、私は当該委員会の委員ではないので、断片的にしか情報はない中ですけれども、何かちょっとそごが出てきそうな心配があるなと思うところです。 ただ、話し合っていても、多分そこはかみ合わないのかなと思うところですので、先に進みます。もう1問聞きたいことがあるんですけれども、提案代表者の方に、財政調整基金のほうにこちらを積むということですけれども、財政調整基金の中に、年度間調整分、施設改修分、退職手当分がありますけれども、年度間調整分のほうに積む想定という理解でよいのかどうかだけ、確認させてください。 ○加藤委員 今、そのとおりに考えております。 ○杉山委員長 他に質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○杉山委員長 なければ、以上で修正案に対する質疑を終結します。 提案者代表は自席にお戻りください。 冒頭で確認しましたとおり、討論は省略します。 これより、第7号議案から第11号議案について、順次採決を行います。 第7号議案、令和7年度中野区一般会計予算について採決を行います。 初めに、修正案について、起立または挙手により採決を行います。 お諮りします。本修正案を可決すべきものと決するに賛成の委員は、御起立または挙手願います。 〔賛成者起立・挙手〕 ○杉山委員長 起立・挙手多数。よって、本修正案は可決すべきものと決しました。 次に、原案のうち、修正可決した部分を除く原案につきまして、起立または挙手により採決を行います。 お諮りします。修正可決した部分を除く本原案を、可決すべきものと決するに賛成の委員は、御起立または挙手願います。 〔賛成者起立・挙手〕 ○杉山委員長 起立・挙手多数。よって、修正可決した部分を除く本原案は、可決すべきものと決しました。 次に、第8号議案、令和7年度中野区用地特別会計予算について、簡易により採決を行います。 お諮りします。第8号議案を可決すべきものと決することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○杉山委員長 御異議ありませんので、そのように決定します。 次に、第9号議案、令和7年度中野区国民健康保険事業特別会計予算について、起立または挙手により採決を行います。 お諮りします。第9号議案を可決すべきものと決するに賛成の委員は御起立または挙手願います。 〔賛成者起立・挙手〕 ○杉山委員長 起立・挙手多数。よって、第9号議案は可決すべきものと決しました。 次に、第10号議案、令和7年度中野区後期高齢者医療特別会計予算について、起立または挙手により採決を行います。 お諮りします。第10号議案を可決すべきものと決するに賛成の委員は御起立または挙手願います。 〔賛成者起立・挙手〕 ○杉山委員長 起立・挙手多数。よって、第10号議案は可決すべきものと決しました。 次に、第11号議案、令和7年度中野区介護保険特別会計予算について、起立または挙手により採決を行います。 お諮りします。第11号議案を可決すべきものと決するに賛成の委員は御起立または挙手願います。 〔賛成者起立・挙手〕 ○杉山委員長 起立・挙手多数。よって、第11号議案は可決すべきものと決しました。 以上をもちまして、予算の審査を全て終了しました。 この際、区長から発言を求められておりますので、これを許可します。 ○酒井区長 長期間にわたり、御審議いただき誠にありがとうございました。皆さんから頂きました意見を踏まえて、積極的な財政運営に努めてまいります。よろしくお願いします。 ○杉山委員長 以上で本日の日程を終了します。 予算特別委員会を散会します。 午後4時17分閉会 |