中野区議会建設委員会〔令和7年3月13日〕
建設委員会会議記録
○開会日 令和7年3月13日
○場所 中野区議会第4委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後3時21分
○出席委員(8名)
南 かつひこ委員長
いのつめ 正太副委員長
斉藤 けいた委員
大沢 ひろゆき委員
白井 ひでふみ委員
いさ 哲郎委員
ひやま 隆委員
伊藤 正信委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
都市基盤部長 松前 友香子
都市基盤部都市計画課長 塚本 剛史
都市基盤部道路管理課長 長沼 美春
都市基盤部道路建設課長 髙田 班
都市基盤部公園課長 村田 賢佑
都市基盤部建築課長 石原 千鶴
都市基盤部交通政策課長 宮澤 晋史
都市基盤部住宅課長 伊藤 廣昭
まちづくり推進部長 角 秀行
中野駅周辺まちづくり担当部長 千田 真史
まちづくり推進部まちづくり計画課長 近江 淳一
まちづくり推進部野方以西担当課長 桑原 大輔
まちづくり推進部まちづくり事業課長 山岸 高広
まちづくり推進部まちづくり用地担当課長 酒井 雅勝
まちづくり推進部街路用地担当課長 田中 常夫
まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長 青木 隆道
まちづくり推進部防災まちづくり担当課長 安田 道孝
まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長、まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 小幡 一隆
まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長、まちづくり推進部中野駅周辺エリアマネジメント担当課長 井上 雄城
まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長 大南 隆司
○事務局職員
書記 梅田 絵里子
書記 早尾 尚也
○委員長署名
審査日程
○所管事項の報告
1 中野駅新北口駅前エリアにおける市街地再開発事業の検討状況について(中野駅新北口駅前エリア担当)
2 中野二丁目土地区画整理事業の事業計画変更について(中野駅周辺地区担当)
3 中野三丁目土地区画整理事業区域内の進捗状況について(中野駅周辺地区担当)
4 その他
(1)新江古田自転車駐車場の拡張整備について(交通政策課)
(2)中野駅新北口駅前広場等の整備状況について(中野駅地区・周辺基盤整備担当)
(3)中野駅周辺におけるエリアマネジメントの社会実験等について(中野駅周辺エリアマネジメント担当)
○所管事務継続調査について
○その他
委員長
それでは、定足数に達しましたので、建設委員会を開会いたします。
(午後1時00分)
傍聴者の方から当委員会の様子を写真撮影、録音したい旨の許可願がありましたので、御相談のため、委員会を暫時休憩いたします。
(午後1時00分)
委員長
それでは、委員会を再開いたします。
(午後1時00分)
傍聴者、報道機関から写真撮影、録音の許可を求める申出については、これを許可するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定します。
傍聴者の方に申し上げます。許可の申出の際にお示しいただいた目的以外に、撮影・録音したものを使用しないこと、また、休憩中の撮影・録音は認められていませんので、休憩になりましたら撮影・録音は止めていただくようお願いいたします。
本日の審査日程ですが、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
なお、審査は5時を目途に進め、3時頃に休憩を取りたいと思いますので、御協力をお願いいたします。
それでは、議事に入ります。
昨日に引き続き、所管事項の報告を受けたいと思います。
初めに、1番、中野駅新北口駅前エリアにおける市街地再開発事業の検討状況についての報告について、質疑の途中から始めます。質疑はありませんか。
白井委員
昨日に引き続き質疑を行わせていただきたいと思います。昨日は今回の中野サンプラザの事業計画、特に協定の解除についての方向性を区が示されました。この件について区長ご自身が語るべきだとお話をさせていただいたところです。まずこの件について、区長自身が議会側に発言を求めることが筋じゃないかと、そうでない場合は議会側から区長の出席を要求する、こんなことも考えられるんじゃないかという話をしたところなんですけども、昨日段階で区長のほうから委員会のほうに出席をというお話が出ています。現在調整中で、明日の中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会にもというお話が出ておりますので、一つはここは守っていただいたかなと思っております。
その上で、何でこんな異例続きなことをやらなきゃいけないかというと、そもそもやっぱり定例会の冒頭に施政方針があって、その場で明確にお答えをされずに、本会議質問、それから予算特別委員会での総括質疑でも現在検討中、検討中と。今週から意見を変えて、協定を解除すると。定例会の最中で二つの意見を言うからこんな混乱が起こるわけで、やっぱり筋を通して一定例会は一見解でしっかり臨んでいただく。次回からもこんなやり方は本当にないようにというお話は昨日させていただいたところなんですけども、その点、よくよくかみ締めていただければと思います。昨日、前向き答弁を頂いているので、初めは御理解くださいということだったので、御理解できないからという話をさせていただきましたので、1点、ここはお話しさせていただければと思います。
それから、権利変換に伴ういわゆる市街地再開発事業についてで、昨日はこれ以外に例えば定期借地だとか、現在の中野サンプラザをリフォームしてなんていうお話が出ています。これらについて総事業費や区の負担、それから補助金や民間資本がどのくらい注入できるのかの有無、リフォームの場合は耐用年数なんていうのも考えたほうがいいんでしょう。この辺をちゃんと比較検討できるように、区民に分かりやすく説明できるように検討していただく必要があるというところの質疑まではさせていただきました。
加えるならば、特に区長御自身は1期目のときに、現在の中野サンプラザを残すと立候補されて、その後3か月で意見を変更されて、定期借地での権利変換を伴う再開発事業を行うというところから現在に至っています。この点、御自身もしっかり御説明をなさる必要があるんだろうというふうに思いますので、やっぱり当初掲げていたところ、それから現在の進行も含めてしっかりお話をされる必要があるとも思っておりますので、この点も加えさせていただければと思います。
これを踏まえてもう一つ、いわゆる方式についての話までは昨日やったので、大事なキーワードが出てくるかなと思います。総事業費が膨らんでいる中なので、やっぱり施設規模を見直す必要もあるんじゃないかと思います。いろんな施設規模があるんですけども、もうどう考えても一番大きいのはやっぱり7,000人の多目的ホールです。区はこれまでは必要な施設規模を、事業者の提案を受けて出してきたというんですけども、それこそ前任の田中大輔さんのときには1万人アリーナでした。初め、酒井区長も7,000人の平土間という言い方をしていたんですけど、最近、この平土間という言葉は使わずになって、多目的ホールという言い方になっていますが、要はアリーナですよね。この施設が本当に必要なのかどうか。この理由は、事業者のほうからの提案で最も採算性が高いというのを頂いた上で、区として判断して、これを施設規模として維持するとしてきたところです。これまで度々変更があるんですけど、そもそもの施設規模の変更はなく、ずっとこれは必要だと言い続けてこられました。一方、協定を解除してしまうと、そもそもの事業者からの提案が崩れてしまうことになりますから、区側として、現在考えておられる必要な施設の規模、これについても見直し、検討が必要じゃないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。
小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
多目的ホールの規模につきましては、再整備事業計画の中で最大収容人員7,000人ということでお示しをしておりまして、その中で施行予定者から7,000人規模ということで提案があったものでございます。以降、事業計画を検討、進める、また見直しを進める中で、施行予定者のほうは、そこのところを変えるということは主張はしてございませんでしたので、現在、7,000人規模で検討が進められてきたというような経緯がございます。
今後、事業の進め方というのを検討していくに当たっては、最大収容人員が7,000人というところですので、7,000人を上回らない範囲で事業者がどういうことを提案してくるのか、そういったところを踏まえながら進めていくということになります。
白井委員
そうすると、7,000人より大きいサイズはないけれども、下に下げるのであれば問題ないということですか。区側として、今すぐ何人だとは言わないですけども、この7,000人というのを維持と言ってきた考えをダウンサイズということがあり得るということでいいんでしょうか。
小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
規模としては最大が7,000人ということで、再整備事業計画でお示しをしてございますので、その7,000人を上回らない範囲で、区が定める再整備事業計画、この中野駅新北口駅前エリアのコンセプトを満たすものであれば、それは多目的ホールとして実現していくものというふうに認識してございます。
白井委員
今、象徴的な多目的ホールの話をしました。ほかには例えば展望施設だとか、バンケット、屋外広場を一体として使える、当初はホールの上部を活用した広場なんていうのがありました。これらの他の施設規模、区が現状の維持のものをずっとお話をされてきたんですが、これらについても変更される、もしくは変更の可能性があるということでいいんでしょうか。教えてください。
小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
その他の必要な機能ですとか、コンセプトの実現というところにつきましては、例えば再公募をするようなケースにおきましては、それを実現できるかどうか、そういったところで判断をしていくものというふうに認識をしてございます。
白井委員
これらについても改めて検討するということでいいんですかね。必要規模、区側としてこれは最低限必要だと示しますか、提案を待ってになりますか。
小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
再整備事業計画が前提になるというふうに考えておりますので、再整備事業計画に示しているものは、それを前提に提案を頂くというところで考えてございます。
白井委員
要は、どういう様式といいますか、どういう仕様で再開発の整備を行うのかというものの検討と同時に、どういう施設規模を整備するのか、これについても検討を行うということでいいですか。そうすると、かなりいろんなことを検証しなきゃいけなくなるんですけれども、一方で、たくさんたくさん検証すればするほど時間がかかるようになります。詳細にやればやるほど費用もかかることになります。そうなってくると、課題になるのがやっぱり新たな費用負担ということになります。
1月29日の前回のツインタワーのちょうどイメージを出していただいたときの報告に、この新たな費用負担について具体的に何の費用なのかという一覧を出していただきました。金額、これは総括質疑の中では確認させていただいているんですけれども、五つ、まず項目が出ています。中野サンプラザの再開発が遅れる、そのスケジュールが遅れることによって、区が新たな費用負担が発生するという内容についてです。1番目は旧庁舎に係る施設管理費、2番が中野サンプラザに係る施設管理費、3番、区債に係る利息負担、これは後で何の区債なのか確認します。4番、まちづくり中野21の借入れに係る利息負担、5番、まちづくり中野21に係る固定資産税とあります。この五つを挙げておられるんですけれども、あとは前庭を貸し出すという費用もあるんですけど、まずはこの中身と金額について教えてください。
千田中野駅周辺まちづくり担当部長
今、詳細のほうを確認しますので、保留させていただきます。
白井委員
じゃあ、私のほうから言いましょうか。これは総括質疑のときにいただいている答弁なので。まず新庁舎に係る施設管理費というのが、大体年間5,600万円掛ける3年で積算されています。中野サンプラザの施設管理費で1,900万円掛ける3年でこれも見積もられています。区債に係る――これ、新庁舎の、要は起債返還のための費用という部分です。年間が1億3,900万円掛ける3年で計算されています。まちづくり中野21の借入れに係る利息負担、現在の中野サンプラザの所有会社の位置付けです。これは民間会社の扱いになっているので、現在、お金を借りている状態なので、この利息負担が3,200万円、これが1年間で計算されています。一方で、民間の会社に当たるので、まちづくり中野21には固定資産税がかかります。これが年間2億400万円掛ける1年間です。
これまで費用積算について幾らですかという話を何度も何度もさせていただいてきたんですけど、そのたびに3億円とか4億円とか揺れ動いていて、ようやっと何年で計算しているのかというところがざっと明らかになりました。今のを足すと4億6,100万円かかるってやつなんです。ただ、これは何が言いたいかというと、1年で計算されているものと3年で計算されているものが入り乱れていて、当初の案から言うと、恐らく協議継続をして、そのままスケジュールは遅れるけども、施行予定者で事業をつなぐというときにどれだけの費用負担がかかるかって、この費用負担を賄ってもらうために、野村不動産に中野サンプラザの前の広場を、プラスアルファを、この金額をベースにお借りしてもらうという話を進めてきました。新たな費用負担が区側にかかるんですけれども、その費用負担が捻出できるような形を検討しているので、まあ問題ないようなお話もこれまであったんですけども、これについて二つ聞きます。
一つは、この4億6,100万円は、積算3年と1年が入り乱れていることから、野村不動産に借りてもらう、それを肩代わりしてもらうというような、一応形として積算されたもの、つまり事業を継続していくという前提でつくられたものじゃないのかというところと、それから、この費用負担については、まちづくり中野21――
一旦ここで切りましょうか。幾つも聞いちゃあれなので、まずここで切ります。
千田中野駅周辺まちづくり担当部長
今、委員のほうから金額の明細、ありがとうございました。今頂いた野村不動産が前提かというところでございますけど、こちらは前提としたものではございません。区としても今回の遅延に伴って、権利者として支出が最小限に収まるようにということで、様々、例えば中野サンプラザがある一定の時期で区のほうに移管するとか、そうするとそれ以降は固定資産税がなくなるとか、そういったような取組を数字として計算したのが4億6,100万円というところですので、例えば固定資産額で言えば、年間の費用が出ていますけど、今回そちらについて新たな負担という意味では、少なくとも1月については当初から区が持っているという想定でしたので、その分を控除して12分の11を掛けているとか、そういうような算定の下で行っているものでございまして、向こうが前提ということではございません。
白井委員
それだったら本当は単純に1年間で出していただければよかったんですよね。3億円から4億円ぐらいってお話が出ていて、最終的には4億円ぐらいというお話になっていて、一体それは何の費用で、幾らの積算でやっているんですかって言ったときに、おおむね3年ぐらいで事業がリスタートできるだろうという見込みだったことから、これって事業継続を前提に新たな費用負担を積算されたんじゃないんですかというお話をさせていただいたところです。
後段のまちづくり中野21については、1年間でやっているのは、昨日の総務委員会で御報告いただいているので、いわゆるまちづくり中野21が存続し続けることで、毎年、固定資産税が2億400万円かかっていくこととなります。お金を借りている状態なので、資本を注入するために定款の変更を行って、約43億円ぐらいのお金を入れる。で、まちづくり中野21を解散していく手続をしていく必要があろうかと思います。なので、ここは早めに解散をしたいというところから、ざっくり1年間見積もられたんだろうなと思います。一方で、3年間というところは何でかというと、このくらいは時間がかかるというふうに話を検討されていたと思うので、なので、前提はやっぱり継続ということだったんじゃないかという話です。
さらに言うと、これ、先ほど申し上げました。もともとは中野サンプラザの前の広場を、この金額をベースに借りてもらうというお話でした。区側は事業者からの提案があってということなんですけども、参考人質疑のときに区側からという、ペロッとちょっとお話が出ていた節がありまして、なかなか事業者から言うお話ではないので、これは区側から強く要請したんだろうなというふうなところは感じます。この費用、約4億6,100万円。1年間と見るか、3年間と見るかはあるんですけども、これらについては、いわゆる契約を解除するとなると、もうどこの事業者もなかなかこの金額で借りてもらうということは見えなくなるんじゃないか。まずは施行予定者が払うということはないということでいいんでしょうか。確認させてください。
小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
この件につきましては、別紙2の今後の進め方というところの課題のところに、区への影響、地権者負担というところがございまして、今回の事業計画の見直し提案を承諾しない場合、ここについては施行予定者より対処されない可能性が高いということで示してございます。
白井委員
対処されない可能性が高いんですけど、あるんですか。これまでの質疑の中で、これはあくまでも協議継続が前提とお話をされてきたんですよね。なので、施行予定者がもはやまだ協定は解除するけど、お金を払ってくださいという話をしますか。いかがですか。
小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
協議継続が前提ということでございましたので、実質的には難しいというふうに考えてございます。
白井委員
そのとおりだと思います。なかなかこれを払ってというのもいかがなものかなと思いますし、ただ、変な話、前庭を借りますよって。この金額がベースかどうかは分かりませんけどね。しばらく空いた状態になります。なので、他に借りてもらう事業者があったときには、別途費用を区に捻出してもらうことがあるかもしれないですけど、少なくとも今申し上げました4億6,100万円、それから施行予定者でありました野村不動産にこれを求めると、あまりにも酷過ぎる話になるんだろうなということは確認させていただいたところです。
なので、施政方針説明の中には、いわゆる新たな費用負担、御心配をおかけしていますけども、区側として協議を行っているという話でしたが、ここはもう崩れたということでいいんですね。
小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
今回の区の事業計画の見直し方針で、協議の継続はしないということでございますので、施行予定者に借りていただくというスキームについては実現をしないということになります。
白井委員
この資金繰り、すごく大事です。本来、スケジュールどおりに動いていれば、区側としての費用負担が発生することもなかったところです。言い換えれば、区民にお願いしなければならない費用負担というものもあります。この金額と、それから、この後どれくらいかかっていくかによっては、さらにさらに膨らんでいく予定ともなります。予算編成方針の中でも令和7年度予算の中に触れておられません。区長の施政方針説明の中でも、この点、触れておられません。しっかりと御説明していただく必要がありますし、区民に今後、この事業計画が延びたことによって、どのくらい御負担、御迷惑をかけるのかというところはきちっと説明していく必要があるということは力説しておきたいと思います。
それから、昨日、ひやま委員のほうからお話をされて、一番初めの事業計画の見直し方針というところで、この資料で言うと三つ書いてあります。あえて三つ言いますけど、現時点において、事業成立性の見通しが明らかでないこと、それから、当初提案の継承において、公平性・中立性に課題があること、三つ目が、6月の事業計画と比較し、区民の利用する施設の魅力が十分に踏襲されていないこと。なお、今後の進め方として、この方針に基づき施行予定者及び地権者と協議を行うというふうに書いてあるんですけど、何で協議を継続しないって、いわゆる解除に向けた話になったかというと、その理由、三つです。
現在のタイミングで事業成立性の見通しは明らかでないこと、確かに昨日頂いた資料の中にも書いてあります。それはそうですよね。まだ見えない状況です。気になるのは2点目の話で、昨日、ここもひやま委員がお話しされたんですけど、当初提案の継承において、公平性・中立性に課題があるというんですけど、当初提案というのはどのタイミングのお話をされていますか。教えてください。
小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
事業者公募の際に施行予定者から提案をされたものということでございまして、事業者公募の選定の際に評価委員会の先生方から評価をされた点、そういった点が継承されていないということであると、公平性・中立性に課題があるというような認識でございます。
白井委員
2021年のいわゆる民間事業者を公募した際に、野村不動産が施行予定者代表として選ばれて、次点として東京建物が選ばれた時点の話ということですよね。これまで、特に1月29日、前回の委員会で、ざっくりとではありますけれども、当初のシンボル的な1棟の高層階から成り立つものから、2棟形式のお話が出てきました。2棟形式のお話というのは、今申し上げた2021年のときのコンペの次点候補だった東京建物の案と非常によく似ていますよというお話をさせていただいたところです。これ、本当に問題ないんでしょうかというお話をされたときに、この委員会では問題ありませんという話をずっとされていたんですよね。確かに法的にはコンペなので、もはや終わっている話です。ただ、そのときに区側の判断を仰いだときに、問題ないとおっしゃっていたにもかかわらず、ここへ来て公平性・中立性に課題があると言われると、途中から意見を変えられましたかって、いつ変えられましたかって。昨日の総務委員会では英断だという質疑をした委員がいたみたいなんですけど、私は英断とは思えなくて、これ、心変わりって言うんですよ、完全に。と思うんですけど、いかがですかね。
小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
これまでの御説明の中では、施行予定者から示されている案について、おおむねのコンセプトですとか、必要機能というところは実現をされているということで認識をしているところでございまして、そこからさらに具体的に詳細の検討を進めてきたというところです。引き続きの検討の中で、当初提案についてはできるだけ継承する、課題点は改善をするということで検討を進めてきておりましたので、その時点では区はそういう判断をしておりましたけれども、詳細の計画が進められてきた時点で、細かく見てくると、その部分が大きく変更になっている、そこはもう揺るがないというところなので、今回判断をしたというところでございます。
白井委員
苦しい答弁だと思いますね。1月29日、もっと言うと、昨日の質疑でも言いましたけど、実際は11月のタイミングで区側には既に施行予定者から打診があって、ツインタワーについての案のお話が既にあった。どこまで詳細な資料が出たかは知りませんけど。この間のやり取りもだんだんだんだん訂正されてきたりだとか、修正されたことによって、確かに計画が変わってきたんでしょう。だけど、言えるのは、1月29日で、中野駅周辺・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会においては2月5日まで委員会を行っているんですよね。このタイミングでの答弁がずっと問題ないという言い方をされてきていて、昨日示されたこの図面で言うと、ひやま委員も言っていましたけど、そんなに大きく変わったかって。劇的に変わったのは、どう考えても1月29日に出てきたツインタワーの図面が出されたときで、そこで公平性・中立性に問題がないとおっしゃっておきながら、詳細な資料が出てきたので、このタイミングで公平性・中立性に課題があると言われても、じゃあ、どこがですかって思うんですよね、普通は。あれだけお話、問題ないってされていたにもかかわらず、方針転換って、別な角度から考え方を改められたんじゃないんですかというふうに思うんですけどね。
例えば議会側からもかなり厳しく言われたので、それで考え方を改めたというのは、それも一つでしょう。何か出された図面の詳細になってきたら、やっぱり公平性・中立性に問題があると言われても、なるほどねという納得がいっている答弁と思えなくて、確かに変わってきているのはあるんですよ。もともとツインタワー案だったんですけど、よく見ると、高層棟Bというのが出てきているので、ホールも合わせるともはやツインじゃなくて、4棟形式に近いような形になってきているので、ただ、それでもそこまでの大きな違いと言えるのかなと思うんですが、いかがですかね。
千田中野駅周辺まちづくり担当部長
昨日もひやま委員のときに課長のほうからお話しさせていただきましたが、今回、我々が採択できないとなったことについては、この形態が大きな原因というところではございません。こちらの今回の委員会のところで別紙で御報告しているとおり、例えば公平性・中立性というのも、そもそもは1棟に見える計画だったのが、2棟に見える計画になった、そのことを判断したのではなくて、あくまでこの別紙に示したような中で、例示しているのが、防災性、これも優位があるというところで評価されたところが評価されなくなったということは、あのときの公募、あのときの成立性はどうなのかというところから、公平性・中立性に欠けるというところで我々は判断したというところでございます。
白井委員
1棟が2棟に見える――1棟は1棟ですよ。2棟は2棟ですよ、やっぱり。見えるじゃなくてね。1月29日に示されたタイミングで、既に今の防災性のお話がありましたけれども、いわゆるシンボル的な262メートルの高層棟から成り立つサンプラザシティの話は、二重免震構造と言っていたやつです。清水建設の特許とも言われているもので、そういう部分ではなかなかほかの事業者が同じような手法を取ることができないと言われていたものです。既に1月29日に2棟案が出ていて、二重免震とは違うという話をされているので、その角度からいわゆる耐震性の評価が変わったというのがあれば、1月29日で既に出ている話ですよね。今回の案とそこまで違う案がどこですかと聞いていて、免震構造の部分ですと言われると、それって前回既にご提示いただいたものじゃないかというふうになるんですけど、いかがですか。
千田中野駅周辺まちづくり担当部長
まず先ほど私のほうで、1棟に見える、2棟に見えるというお話をさせていただいたんですけど、これは建築物としてはいずれも1棟という扱いで、ただ、外形上、やはり皆さんのほうからツインタワー、1棟に見えるというところで、私のほうとしては、そこら辺のところから1棟に見える、2棟に見える、形態の問題ということでお話しさせていただきました。
それから今のお話ですけど、これは当然、1月の段階でも、ここの耐震構造、これについてはどうするのかというのは議論になっていました。その中で、当初の提案については免震構造というところで評価されておりまして、それが2棟案でも継承されるのかどうかというところが、結果としては最後、制震構造ということで、今後さらに検討を深めて、当初のものを満たしていくという意向は見せられたんですけど、具体的にはそこが、当初の免震が制震という案から変更なかったというところですので、これは当初の提案のところの内容と変わってくるんだというふうに、そこで初めて判断されたというところでございます。
白井委員
1棟に見える、2棟に見えるのお話は分かりました。下がくっついているかということなんでしょうね。
制震に変わったのは、はっきり言っているんですけど、そこも苦しいですね。それを伴うことによって、それってなかなか公平性・中立性にという言い方をするのかなと思います。普通に考えると、法的に問題はないでしょうけども、やっぱりコンペを当初行ったときの、東京建物の案に類似してきている形になってきた。確かに問題ないと言えば、言い切れなくもないんでしょうけども、やっぱりちょっといかがなものですかというのは議会側からもたくさん意見が出たところです。この点はしっかりけじめをつける必要があるかなと思いますし、もっと言うと、容積率はもともと当初は900%で設計していたものです。事業者からの提案もあって、よりよくするというところから、1000%に変更になって、ここで金額がどっと大きく膨らむこととなっています。この900%から1000%に変えただけでもいかがなものかなと思うんですけども、さらにヒューリックが抜けて、事業者の組合せが5社から4社になって、結局、事業認可申請を出したんだけど取り下げて、そこから当初の案、評価されたものとは違う形での2棟案が出てくる。2棟に見えるものって感じなんですかね。
ここまで変更になってくると、もはや一体何を評価してきたのか。それから、何が踏襲されてきたかなというところは、我々としては図面を見たタイミングで、中野サンプラザの計画が頓挫するのは非常に残念ではあるんですけど、もはやちょっとこのまま修正の範囲内だというのは限界だなと思ってきたところです。区側は最後までこれで押し切ろうというふうな姿勢が見られたので、これはもう少し止まっていただく必要があるかなと思うところです。じゃあ、いつ、どのタイミングで考えを変えられたのかというところと、その理由を明らかにしたかったので、あえてお聞きしたところです。
それから、タウンミーティングについてお話をしておきたいと思います。これも総括質疑でお話ししましたし、当該委員会の中でもお話をさせていただいてきたところです。本来であれば、うちの所管じゃないんですよね。これ、広聴・広報課が担当しているものです。例えば中野サンプラザについてこういうふうに計画が変更になりましたといったときには、普通どうするかというと、区民向けに説明会だとか、もしくは皆さんに意見を聞きますという公聴会をやるというのが筋です。これって行政が行う計画変更に伴う行政手続じゃないですよねという話を散々させていただいて、これ、スケジュール感で言うと、役所の考え方が変わったので、ここで区民の皆さんに説明会を行いますだとか、区民からの意見を聞きますってやる分には全然いいんですよ。タウンミーティングって何の根拠もなくて、区長が区民と向き合う場で、テーマも自由であれば、そのやり方も結構自由で、実際、この中野サンプラザのこれだけの変更を行うに当たって、総括質疑の後、行われたタウンミーティングで、もともとはグループディスカッションを行う場だってこの委員会の中でも説明をされていましたね。御自身がやられるのであれば自由にやってくださいってやつなんですけど、ちゃんと区民の意見を聞く場というのを設けるべきだし、説明をする場というのを設けていかないとおかしな話になりますよというのを指摘させていただいたところです。
幾つか確認したいと思うんですけど、まずタウンミーティング、御報告いただいているので、昨日の質疑の中でも本来はうちの所管じゃないんですという話だったんですけど、あえて御報告いただいたので、どういう状況だったのか。意見はここに書いてあるから分かります。ざっくりとでいいので、教えていただけますか。
小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
タウンミーティングの当日の状況ということでよろしいでしょうか。2月22日でございますけれども、区から説明を行った後にグループワークを行うという予定でございましたが、まずは質問に答えてほしいというような意見がありまして、1時間強、質疑を行ったということでございます。その後にグループワークということで実証しましたけれども、2時間程度の開催時間が結果として40分程度延長するというようなことになりました。
白井委員
当初は区側から説明する、その質疑を答えるなんて想定していなかったでしょう。急遽、そこに参加した区民の方から説明してほしい、質疑に答えてほしいというふうに声が出て、区側がそれに応じられた。中には質問する場じゃないって制したという、こんなお話も聞いています。実際に参加した議員の方からもお話を聞きましたし、私のところにもお手紙が届きました。当日の模様、こんな状況だったんですって、かなり詳細なお手紙を頂いたところなんですけど、なかなか紛糾した状態になるわなって、そりゃなりますよと思います。だからね、何となく、当日、きれいに意見がまとめられているような感じなんですけど、実際、区民の方々に説明を聞くという場をちゃんと本当は設けるべきだったんですよ。タウンミーティングじゃなくて。
これ、今後もこのやり方はよくないと思います。タウンミーティングはタウンミーティングで広聴・広報課でやられればいいと思う。それぞれの時々、区長が区民と対応する場として。一方で中野サンプラザの問題に関しては、きちっと構えて、行政側として説明する、区民からの意見も聞くという場をやる。その場に区長が参加されるというのがあれば、それで結構ですって。何も区民同士を対話させるためだとか、話合いさせるためのグループディスカッションみたいなことをやるために、この中野サンプラザの変更についてのお話をするというのは筋が違い過ぎるので、ちゃんと話を聞く場が必要。昨日も言っていますけど、我々もちゃんと情報提供が欲しいし、それに対して議会としてのチェックも行う必要がある。同じように区民の方々も、会見をやっていますからとか言われても、それを見ればいいとか、そういう話じゃないんだと思うんですよ。しっかり意見を聞く場、今後、考えてもらう必要があると思うんですけど、これ、けじめをつけていただく必要があるかなと思います。やり方も含めて今後どのようにされますか。
千田中野駅周辺まちづくり担当部長
委員のほうから御案内がありましたとおり、まずタウンミーティングにつきましては、やはり区長と区民が対話する場ということで、今回、その対話のテーマとして中野駅新北口駅前エリアのまちづくりというところで行ったところですが、多くの区民のほうからは中野駅新北口駅前エリアの中でもさらに再開発について聞きたいんだというようなところの声が多かったというところは認識しております。
そういった声も受けまして、我々まちづくりとしては、通常、計画策定であったり事業を進めるであったり、そういったところに法定の手続としての公聴会に準じるもの、法定手続の位置付けがあるもの、そのほかにやはり任意で区民と意見交換をするもの、こういったのはこれまで各種事業でも行っているというところです。今後につきましても、やはりステップステップでしっかり区民との意見交換というのは、織り込んでいきたいというふうに思っております。
白井委員
少なくとも公聴会や説明会、パブリック・コメントみたいなのもあるでしょう。そういうのを一切やらずにいきなりタウンミーティングですと言われても、このタウンミーティングを行ったことによって、さも何となく区民の意見を聞いている感を出すような、その仕様というのはやり方が違うんだと思います。きちっと形式を整えてやっていただく必要があるでしょうし、今後もどのような施設を検討していくのかというところに関しては、折々ごとに説明する機会というのもきちっと設けていただく必要があるということは申し添えておきたいと思います。
最後、個人的見解にしたいと思うんですけど、いずれにしろ、この中野サンプラザの事業計画を頓挫したことによってどこまで見直すのか、それから、その見直しの方式というのをどうするのかというところを、丁寧に丁寧にやればやるほど時間がかかるし、お金もかかることとなります。ある一定まではしっかりやる必要があると思うんですけれども、反面、かけ過ぎるとずっと放置状態になるのが旧庁舎、それからリフォームをするならばなおさらでしょうね。潰しようがないので、中野サンプラザを置いておかなきゃいけなくなります。
先ほど申し上げましたみたいに、新たな費用負担については、引っ張れば引っ張るほどずっと費用負担がかかることになるので、一旦立ち止まっていただいたこと、それはまずは私自身もそうですし、多くの議員からも意見が出ていて、検討すべきだと言ってきたところです。ただ一方、それで全て解決したわけでも何でもなくて、ここからはしっかりどう検証していくのかというところが本当に大事になりますし、のんびりやればいいってもんじゃないって、毎年毎年、区民に費用負担をお願いしなきゃならないところでもあるので、この点は協議を行ってきたので、御心配をおかけしておりますが、問題ないような発言はやっぱり改めるべきですよ。御心配をおかけしているんですよ。それに対して真摯に区長は向き合って、おわびをしろって言い方は変ですね。区長のお気持ちを語っていただく必要があろうかと思います。
先日の委員会で特定空家についての御報告がありました。法改正があって、管理不全空家という登録をしてという話なんですけども、中野駅前に管理が行き届かない旧庁舎や中野サンプラザによって、間違っても特定空家だとか管理不全空家ということにならないように、しっかり管理監督をしていただく必要があるでしょうし、その期間を短くして、費用負担を本当に少なくしていくというところに鋭意努めていただきたいと思います。最後、全体的な考えをお伺いしておきます。
千田中野駅周辺まちづくり担当部長
今回、協定に伴う現在の枠組みで進めるというのは困難ということで、区の方針をお示しさせていただきました。これに当たって、当然、今、委員から御指摘がございましたように、例えば従前の資産の維持管理についてはどうするんだとか、様々な課題がございます。そういった課題に対応しながら、並行して新たなまちづくり、こちらのまちづくりへの取組、こちらの検討とそちらの課題に対する対応、両方を並行して進めて、区民の皆さんにも今の現状がどうなっていくのかというところは早くお示しできるように意見交換会等の実施も考えながら進めていきたいと思います。
大沢委員
昨日来、本当にたくさんの委員からたくさんの質問があったということで、ここまでの経緯に関してはかなりつまびらかになったし、いろいろ質疑されてきたというところがあるかと思います。私のほうから建設委員会ということなので、今後、建設的にどうやっていけばいいのかというふうなところを中心に、できればお話をしていきたいなと思っております。
その前に、最初に資料の中の位置付けで少しだけ幾つか確認をさせてください。まず1ページ目の事業計画の見直し方針というところがございますが、ここで以下の理由によりということで3点挙げられているじゃないですか。この3点は複合的なものというか、この3点が、これもあって、これもあって、これもあるから駄目なんだよというふうな受け取り方でいいんですよね。このうちの例えばどこか1か所でももし課題があったとしたら、これは十分でないと判断したかどうかというのではなくて、全体を見て最終的に判断したということを先ほどからおっしゃっているように思うんですけど、そういうことですか。
小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
全体を見て判断をしたということではございますが、その要素としてこういう3点があったということでございます。
大沢委員
そうすると、ちょっと確認させていただきたいのが、この配置イメージの図のところですね。施行予定者からの事業計画の見直し提案の概要、配置イメージというところの中に、これが恐らく当初提案の継承において云々というところと絡んでくるコメントなのかなというふうに思うんですけど、ここで言っているのが、まず配棟計画と言っているのがビルの見かけみたいなところを示しているんですかね。用途割合というのは、例の4対4対2と言っていたのが、2対6対2だった、そのあたりを示しているんですか。
小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
配棟計画と用途割合については委員お話のとおりでございます。
大沢委員
分かりました。そうすると、その要素に加えてホールの視認性、そしてホワイエと広場の連携と一体利用、あと耐震性の先ほどのお話、これらが最終的に2月の終わりなり3月ですか、3月10日に最終的に判断をして今回に至った、そのような理解でよろしいんでしょうか。
小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
このページにつきましては、こういう点が公平性・中立性に課題があるということで、今回の判断に至ったというところでございます。
大沢委員
私として一番ずっとこだわり続けてきたところというのは、この3番目のポツにある区民の利用する施設の魅力が十分に踏襲されていないというふうなところで、ここの部分が踏襲されないのであれば、今回で、結果として年単位、場合によっては5年とかそういうレベルじゃないかなという気が、これは個人的な感覚であるんですけど、しているんですが、そのぐらい期間が延びるということが推測されるんだけれども、やむなしかなと。そういう意味では英断なのかなというふうに思っていますというところでございます。
続いてこの資料の中でもう一つ確認させていただきたいのは、別紙2というのがあります。この別紙2のところの右端の事業スケジュールのところの②のところですね。事業手法などの再検討を行う必要があるという言葉が書かれているんですが、ここで言う事業手法というのは何を示していますか。
小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
再整備事業計画に基づいて進めてきておりまして、それに基づいて公募をしてきたというところでございますが、そこには市街地再開発事業を前提に進めるということで記載をしてあったというところでございます。今回、施行予定者の提案を承諾しないということであり、また、区議会からも定期借地というような検討というところも御意見を頂いておりますので、社会情勢、それから工事費高騰の折、どういった手法が考えられるのか、そういったことも含めて再検討していくということで考えてございます。
大沢委員
分かりました。要は事業手法というところの中で、定期借地なり何なりということも含めて検討していただけるということで理解をいたしました。
区としては結局、令和2年2月でしたっけ、民間事業者の募集、この前に一旦戻っている。そこの要求仕様書というか、そういうものをこれから作っていく、そんなイメージなんですかね。
小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
令和2年には再整備事業計画を前提に公募を実施したというところでございますので、再度公募というようなことになれば、再整備事業計画を前提とするところは変わらないというふうに思ってございます。ただ、その中で様々条件を変更する必要がある点があれば、そこは変更してということで考えてございます。
大沢委員
昨日の斉藤委員の質疑やタウンミーティングの意見の中にもあったりするんですけど、中野サンプラザを改修して再利用してほしいというような、そんな意見も出ています。私も子どもの頃から中野サンプラザを愛する一人でもあります。ただ、それがなかなかできないよという理由を、やっぱり分かりやすく区民に対して説明をすべきだというふうに思うんですよね。その中の一つとして非常に引っかかるのが、改修費100億円という数字が区報やなんかにも出ていますし、そういうところがあるんですが、この100億円ってどういうことから出された数字ですか。
小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
仮に中野サンプラザを再利用する、大規模改修をして相当の期間使うというところで想定をしたというところで……(「簡易」と呼ぶ者あり)計算式に基づきまして簡易に計算をした結果というところでございます。
大沢委員
最後の簡易という言葉がどこかから通訳が聞こえましたが、簡易という言葉がちょっと引っかかりがあるんですけど、簡易であったとしても、例えば100億円が実際見積もってみたら200億円になるとか、半分の50億円で済むとか、それはなかなか考えにくいという、そのぐらいの精度はあると思っていいんですか。
小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
こちらにつきましては地方公共団体の財政分析等に関する調査研究会報告書、そういった報告書の単価に基づきまして算出をしているものでございますので、一定程度きちんと公にされているものの算出でございます。
大沢委員
そうすると、中野サンプラザの新型コロナ前の10年間、大体2010年3月期から2019年3月期、ここから新型コロナに2020年以降入った影響で、急に売上げも利益もガタッと落ちているんですけど、その前の10年間を平均して見ていくと、ほぼほぼずっと大体売上げ30億円、経常利益3億円という、そういう規模の事業がずっと10年間行われている、こんなところなんですよね。これは私、民間でずっとサラリーマンをやっていた。それで子会社の役員とかも20年ぐらいやっていたというところから考えると、この規模の事業をやるために100億円を投資するというのはなかなか難しい事業なんだろうなというふうに思います。例えば改修コストが20億円、30億円という世界だったら、場合によっては改修できるかなと、そんなレベルの事業をしているのが中野サンプラザのような気がします。
何が言いたいかというと、このような区として何で今こうしようとしているのかというところに関して、少し分かりやすく区民に対してしっかりとつまびらかにしていくというふうなところ、要はできないからやらないんですみたいな感じだと、区民の皆さんも当然納得しないんだと思うので、そこを分かりやすくちゃんと数字を示しながらつまびらかにしていく必要があるのかなと。それで選択肢を少しずつ狭めていって、そしてこうしますというふうにやっていかないと、先ほどの白井委員の話じゃないですけれども、どこまでも検証するみたいになるというところもありますので、そういうことをしていったらどうかと思うんですけど、いかがでしょう。
千田中野駅周辺まちづくり担当部長
委員おっしゃるとおり、今、我々基本と考えているのは再整備計画、これの必要な補正を行って、再度またまちづくりを進めるということで検討しているところで、それに当たって中野サンプラザの活用ということで御意見を頂戴しているところがございますので、これについてはまた整理してしっかりお示ししていきたいと。特に委員からお話があった改修費100億円、また従前資産価値、今、350億円、そこから得る収入が幾らだと、一般の公共財産の活用として妥当なのかというような、そういう視点も含めて今後整理していきたいと思います。
大沢委員
次のステップは、これまでの質疑を聞いていると、協定解除に進むということでよろしいんですよね。
小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
施行予定者との協議の継続は行わないということでございますので、解除に向けて協議を進めていきたいということでございます。
大沢委員
そうすると、これは協定書を読み込んでいくと第8条というのがあって、そこの第1項における提案内容の継承に問題があるということによって、第2項に記されている承諾を行わない、こんな解釈でいいんですか。
小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
表紙にも記載がございますが、提案内容の変更に係る承諾及び承諾に係る協議の継続というところですけれども、提案内容の変更に係る承諾、これが今回の提案については、区として承諾は行わない方針ということでございます。
大沢委員
そうしましたら、私が先ほど申し上げた第8条に沿って、まず認定をして、そして、第21条に協定の解除というのがありますが、その協定の解除のどの規定に沿っての解除を申し入れていく、そんな考えなんでしょうか。
小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
21条に基づきまして、双方協議で合意をした上、解除というところを目指していきたいというふうに考えてございますけれども、具体的には今後の協議でございます。
大沢委員
合意に伴う解除ということは、お互いにそこまでに使った費用に関しては相手方に請求をしないというふうな旨が21条の中に記されておりますけれども、それはそれでいきましょうと、そんな考えであるということでしょうか。
小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
21条の合意解除を目指すということはそういう理解でございます。
大沢委員
続いて、そこで解除ができましたと。解除するまでにおいても、実は今回、議員提出議案というのがございますので、これが可決された場合には、解除をするということに関しても議会の承認が必要だということなんですけれども、解除の方向、最後に反対が出ても非常に困りますから、どんなプロセスで解除をしていこうとしているのか、例えば臨時会を招集するタイミングであるとか、そういうことも含めて少しお話しいただけますか。
千田中野駅周辺まちづくり担当部長
まず議員提案の今回の議案が仮に議決されたという前提で考えたときに、やはり事業のスケジュール、今後、我々も区民に一体どうするんだというのをお示しするためには、まず現在の推進協定を整理しないと次のステップを踏めないというのがございますので、我々の取り組みたいスケジュールに沿って、ここの議案がいつの時期に我々として、例えば協定の廃止をするための議案をいつ上げるかというのは、今後のスケジュールのめどが立ち次第、それに沿って議会と相談してやりたいなというふうに思っております。
大沢委員
その際にはやはりスピード優先というよりは、先ほどの他の委員からの話にもありましたように、逡巡せずに臨時会の招集なりを行っていきたいということでございますけれども、そのような考え方でよろしいでしょうか。
千田中野駅周辺まちづくり担当部長
すみません、先ほど少し足りなくて。今、委員からお話がございましたとおり、やはり我々としては早く今の現状について、次、新たにどんな取組をするんだというのをお示ししたいので、そういった意味では定例会を待たず、そちらの取組をお示しできる段階となったら、臨時会の招集とかそういうのもぜひお願いしながら取り組んでいきたいというふうに考えております。
大沢委員
続いて、今後のことを考えたときに、現在提出されている議員提出議案が可決されるということになった場合に、今後の再公募に与える影響、それについてはどのように考えますか。
千田中野駅周辺まちづくり担当部長
再公募するしないも今後の検討になってまいりますけど、仮に従前のやり方、そこに沿って再公募という手段を取ったとき、これはやはり民間のほうが今回の中野区の取組に対してどう評価するかというところが影響しますので、今回、こういった手続が民間のほうで、時間的に多くかかるので負担と取られるのか、そこら辺は我々としては懸念しているというような状況がございます。
大沢委員
私も過去を振り返ってみたときに、今回、実際に最終的にコンペで提案していただいた方が2社だったと。その前に興味を示された方が3社だったと。そこに対して今度、市況が悪化しているというふうな状況から考えると、この別紙のほうにも書かれているように、今後、本当に新たな施行予定者となる民間事業者から応募があるかどうかも不明な状態であると。要は、いわゆる昔で言う売手相場、買手相場というか、売手市場、買手市場という言葉がありますけれども、今はどちらかというと事業者側のほうが工事を選んでいる、そんな状態のところに見られるので、このハードルをつくる以上は、事業者に対してしっかりと理解してもらう。要はどういうタイミングでちゃんと議会に説明をして、そして合意を取って最終的にあなたとの契約になるんですよと。だから、例えば契約をする前にこういうステップのところで大体の合意は取っていますよとか、そういうところがある程度分かっていないと、私もサラリーマンだった立場として、それが分からない相手とはなかなか契約交渉ができないというところがあるんですけれども、このあたりのプロセスの構築についてはどのようにされますか。
千田中野駅周辺まちづくり担当部長
委員からお話がございましたとおり、前回の公募の段階でも2グループしか応募はなかったというところでございます。したがいまして、より応募者を多く募る、これが一番大事な要素だと思いますので、その取組の中で、やはり今回、新たに事業者と締結する際には、様々な協定に関して議決を要するんだというのは時間的な制約が想定されますので、それについては我々、従前からしっかりと説明した上で、事業者がより応募できるような取組をしていきたいというふうに思います。
委員長
休憩します。
(午後1時58分)
委員長
それでは、委員会を再開いたします。
(午後2時02分)
他に質疑はありますか。
ひやま委員
先ほど白井委員の質疑の中で、2棟案とか、2棟に見える案とか、いろいろとありました。私も昨日の質疑の補足というか、先ほどのやり取りを聞いていて、やはりこれはちょっと質疑をしたいなと思っているところがあって、それは昨日の質疑で私が申し上げた提案の中立性・公平性というところについてのところで、私、この2棟案のところについても質疑をさせていただいたところです。ここについてもう少し丁寧に私申し上げますと、2棟案とか、2棟に見える案とか、そのものについて駄目だというふうに言っているわけじゃないんですよ。今後の、仮に再公募していく中で、この事業って、街路事業であったり、あるいは土地区画整理事業とか、いろんな事業が合わさった事業なんですよね。そうすると、いろいろ条件が課されている中で、今後、再公募で仮に提案で2棟案とか、あるいは、例えば3棟とか、そういったのが出てくるかもしれない。なので、私自身、2棟案自体をバツと言っているわけではないんです。ただ、今回の件で言うと、当初の提案内容の継承という意味での正当性と、それからやはりもう一つ、次点の候補の方が示してきた案と非常に類似しているというところの公平性という観点から、いかがなものなのかということを言ってきたつもりです。ですので、今後の再公募を仮にするに当たって、2棟案が出てきたら出てきたで、それは検討されるべきものであると思いますし、その点については、私の考えを申し上げるだけで恐縮なんですけれども、そこは私はそういうふうに考えていますというところです。
質問は、先ほど来、今後の進め方の中で、あらゆる選択肢というのを私は考えて検討していくべきではないかというふうに昨日申し上げました。その中で先ほど来、出ております再利用、あるいは市街地再開発事業、あるいは定期借地とか、いろいろお考えがありますよね。その中で白井委員がおっしゃったように、いたずらに時間をかけると、新たな費用負担のところは当然発生してきますし、あと、もっと言うと、ここを市街地再開発事業でやることによって、区民が本来得られるべきはずの受益、それは権利床を使ってそこで得た歳入、それを使って区民に様々なサービスを提供していく。あるいは、この2割の今回のいわゆる交流スペースのところを使って、区民の皆さんのにぎわい、そういう莫大な区民にとっての受益があるわけですよね。本来そういったことを得られるべきはずのものが、今回立ち止まる期間、本来得られるべきものが得られないというところについても、これは考えなくてはいけないというふうに思っています。
その上で、ただ、先ほど担当がおっしゃったように、やっぱりあらゆる可能性というのは、この際、立ち止まった、これは一つの妥当な判断だと思っていますよ。このときにやっぱり検討しなくちゃいけない。ただし、白井委員おっしゃったように、どこまでの精度を深掘りしていって検討するかによって、やっぱりこれって時間も違ってきますし、もっと言うと、この間、東京って経済情勢も地面も、どんどん地価も上がっていって、時間をかければかけるほど、また情勢って変わってくるじゃないですか。だから、そこは一定、それこそこれは専門家の知見とかも入れなくてはいけないかもしれませんけれども、やっぱりそこの見極めというのは、非常に私、難しいと思っています。
前置きが長くなりましたけど、今お聞きしたいのは、現状として中野区が今後、サウンディングなりやるときに、どこまでの精度をその調査で中野区としてはお調べになって、どこまでの範囲で中野区としてはそれぞれの考え方というのを整理をされていかれる、現時点でのもしお考えなどあればお聞かせいただければなというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。
千田中野駅周辺まちづくり担当部長
今回、事業認可申請を行ってそれを取り下げたと。それに伴って、今、それの見直し検討をして、その結果として変更案を採択できないというところで、今後の課題としては、今後どう進めるんだというところになります。我々としては、今回、事業計画の認可申請の取下げがございましたけど、それの大元となったこの再整備事業計画、これを実現するというところが不可能になったものだというふうには思っておりません。したがいまして、我々としては、再整備事業計画を実現するためどうしたらいいのかというところに今後取り組むということになります。
あと、サウンディング等についてのお話がございましたが、そうは言っても、再整備事業計画もあれから年数もたっておりますし、特に昨今のこの難しい建設市況、物価高騰というところがありますので、まずは、サウンディング調査の中でも、どのような事業手法が昨今の状況の中でも適しているのか、また、そもそも中野に民間事業者としてどのような評価を頂いたり関心を持っているのか、そういうところをまず我々は情報収集して、その上で、それを根拠とした進め方、それを我々提案していきたいなというふうに思います。
ひやま委員
現在の再整備事業計画は当然ですけれども、スキームとしては市街地再開発事業を前提としている、これでまずよろしいですよね。
千田中野駅周辺まちづくり担当部長
そのとおりでございます。あともう1点、再整備事業計画そのものにつきましても、これもやはり区民の意見を伺いながらここまでつくり上げてきたものですので、それはさらにそういった意味でも有効ということでは考えております。
ひやま委員
様々なプロセスを経てつくってきたのは当然承知しておりますし、今の再整備事業計画自体が、いわゆる市街地再開発事業というのを前提としているというのも、これは承知しているんです。その上で、今後、新たな中野区としてここのまちづくりを進めていく中で、例えば定期借地であったり、様々な可能性が出てくるわけですよね。そうしたときに、この再整備事業計画の中の位置付けというのは、あくまでも定期借地を前提とした計画でしか、この再整備事業計画というのはできないものなのか、あるいは、何が言いたいかと言いますと、市街地再開発事業で仮に中野区が再公募したとして、そこに手を挙げてくる事業者というのが果たしてあるのかどうかというのも現時点では分からないわけですよね。サウンディングをしていない。これからだと。仮に手を挙げる事業者が例えばどこもなかったといったときに、じゃあ、それでは中野区としては当然、次の選択肢を考えていかなくちゃいけないわけですよね。そうしたときに再整備事業計画が市街地再開発事業を前提としていった場合に、どこも挙げなかったとしたら、また事業の中身についても変えていかなくちゃいけないのか。その辺の柔軟性というのは持たせなくてもいいのか、あるいは、そもそもそういったものを持たせるべきではないのか、そこについて教えてください。
千田中野駅周辺まちづくり担当部長
再整備事業計画の中には二つ大きな要素がございまして、一つはいかに将来のまちをどのようにつくり上げていくか、目指していくかというところでございます。これについては、現時点でも我々変わらないだろうというところです。ただ一方で、事業認可の取消しも、再開発手法で行って、今回取り下げて、再度、収支計画を見直すことになったというようなところもございますので、それを実現するための事業手法については、これまで再開発を前提としていたというところですけど、ほかの手法だったらどうなのかというのは検証する必要があるなということでは考えております。例えばですけど、定期借地という事業手法のほうも、様々議会のほうからもお声を頂いていますので、当然そういった意味からも検討しなきゃいけないんですけど、それに当たっては、例えばサウンディング調査の中で、どのように中野駅前で定期借地権を持った事業について評価されるか、そこのところは参考になるんじゃないかなというふうに思っています。例えば池袋では成立しても中野では成立しないという評価もあるかもしれないですし、また定期借地を活用することで、ほかのところだったらこういったいろいろ、商業だ、にぎわいだというところはできるけど、中野のまちで評価すると住宅しかないというような評価をお持ちかもしれないし、そういったのはなかなか我々としては、現段階では、かもしれないという段階ですので、そういったのを知るためにもまずは市場調査というのをやりたいなというふうに思っております。
ひやま委員
分かりました。
もう一つ、やっぱり私、今回の一連のあれを見ていて、改めて課題だなというふうに思ったのが、やっぱり中野区の現在のまちづくりを進めるに当たっての、例えば今おっしゃったような、池袋ではできて、中野区でできるのかどうか。これについても、この1個をもってしても、様々な知見が必要ですよね。例えば職員の中で、まちづくりを今後進めていく中でも、やっぱり一定そのスキルをさらに向上していかなくてはいけない部分というのは当然出てくるんだろうと思うし、所管は違いますけども、例えば権利床の中野区としての活用の仕方であったとしても、そこについてはこれまでこんなに多くの権利床が出てくるって、恐らく経験のないことですよね。だからその活用の仕方なんかも、やっぱり職員の人材育成も必要だろうし、時にはほかのところから専門的な、そういった知見を持った方のお力も借りなくちゃいけないところも出てくる場面もあるかもしれませんし、その辺の今後の進め方の、中野区の人事の側面から見た体制というところについては、今後どのように考えていますか。
千田中野駅周辺まちづくり担当部長
まず再開発事業、今回取り組んでいるところでございますけど、再開発で重要なのは、一般論で申し上げますと、そこの地権者、それから民間のノウハウ、それから資金力、それから行政の都市計画とか運用する行政、あと事業支援する行政と、この3者がそれぞれの立場で、それぞれの役割を全うすることで初めていいまちづくり、いい再開発事業ができるというところでございます。したがいまして、今、委員から御指摘がございましたとおり、我々行政としての役割を全うするスキルが当然職員には求められますので、これにつきましてはやはり技術職、土木職、建築職、そういったものをしっかりと育成しながら、事業の段階段階に応じてしっかり体制を構築していくというのが基本的な考えでございます。
また、例えば不動産活用というところで、所管は違いますけど、こういったのに対しても、従前資産、従後資産をどう評価するかというところにつきましては、財産価格審議会というような仕組みもございますし、その中では土地家屋調査士も活用しながら、しっかりと専門的な知見を入れながら、区として判断しているというのもございます。そういったものもしっかりと活用しながら、民間も活用しながら、我々としては進めるということで考えております。
斉藤委員
確認させていただきたいことがあるんですが、先ほど大沢委員とのやり取りの中で、部長の御答弁の中で、再整備事業計画の補正という言葉があったように認識しているのですが、再整備事業計画の補正というお言葉、御答弁されたかどうか、ちょっと確認させていただいてもよろしいでしょうか。
千田中野駅周辺まちづくり担当部長
再整備計画、例えばその中には事業手法のお話もあったと思うんですけど、それを今の再整備計画を絶対のものとしてそこをスタートラインにするという考えではなく、そこに対しても一定の――補正と答えたか、すみません、あれですけど、一定の必要な修正はやはり時間的に経過しておりますので、必要だろうということは認識しております。
斉藤委員
ということは、やはり再整備事業計画は今後、区としては修正していく可能性もあるという認識でよろしいんですよね。
千田中野駅周辺まちづくり担当部長
時間の経過に伴い、修正が必要なところは修正するという考えです。ただ一方で、やはり根幹として時間経過の中で失われていないもの、またいろいろ区民の意見も踏まえながらまとめてきたもの、そういったところはしっかり継承して生かしていきたいという考えでございます。
いさ委員
一つは、この報告の中で事業の成立性の見通しが明らかでないという話がありました。この点でお聞きをしたいんですけれども、この事業においては、この間、何年かかけて、その事業の計画、事業費であるとかが上乗せになったり、900%、1000%になっていたりということで、都度変更がかかってきたという中でいよいよという事態になったわけなんですが、今後においても、こうした事業費の部分において不透明な部分があるというのが、その成立性の話というふうに報告を受けていると思いますが、そうなると、今のこの方針を前提としてなんですけれども、再公募をかけましたという先に同じようなことが起きないようにするためには、そこでの協定というものの考え方自身が大事になってくるんじゃないかと思うんですね。その中身でこうした事態が起きないように表現していくということが必要になってくるんじゃないかと思うんですが、この点はいかがでしょうか。
小幡まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
今後、再び事業計画をつくっていくという際には、事業収支、それから総事業費というところを、また段階に応じて確認をしていくということになるというふうに考えてございます。その中で、公募の際にどういったことで事業収支について規定ができるのか、そういったところは、また公募の際にも少し考えていきたいというふうに考えてございます。
いさ委員
この点においては、現状のこの社会情勢の中で、物価高騰の天井が見えないという中で、じゃあ次、再公募にしたとして、その事業者がそこのところをどう考えるかという部分でもあったりするので、とても難しいお話だなというのは思います。極端な話をすれば、例えば事業者側がここまで一定は見たけど、これ以上の変動については自分のところでのみ込むよみたいな話をするのかとか、そういうことも求められたりとか、それは事業者側がそういうことを想定していたりだとかということもあるのかというような、とても難しい話になってくると思うんですね。なので、次の再公募に当たっては、条件面であるとかというところでは、よくよく検討することが必要になってくるんだと思うんです。
もう1点、丸の三つ目のところで、先ほどこれもお話が出ています。区民の利用する施設の魅力が十分に踏襲されていないことという指摘がありました。これについては、いや、そこまで変わっているのかなというお話も議会の側からありました。そもそも、この事業が今の前提の下に再公募がかかるとなったときに、例えば区民の利用に供するとする施設の部分においても、以前のような選定時の条件をそのまま維持するということになるのか、そうではなくて、新たな施設の在り方というところまで検討され得るのか、現時点ではいかがお考えですか。
千田中野駅周辺まちづくり担当部長
まず踏襲というところでございますけど、例えば屋上広場の部分、あそこのところですと、やはりバンケットと子どもの施設、あと広場が連携しながら様々な機能提供をしていくというのを想定して事業計画を我々も同意して、認可申請をしたというところでございますけど、やはりそのときから比べますと、子どもの施設の形態なり、バンケットの形態、また2部屋として使うときに行える機能とかを考えますと、そのときと比べたものとしては、やはり我々としては今回、踏襲が十分でなかったという判断をさせていただいたところです。
今後というところになりますけど、前回、7月の段階で認可申請したときの事業計画がマストで今後進めていくのかといったら、それは違うところで、今後、我々がマストと考えているのは、やはり再整備事業計画をもう一度実現するための取組をするというところになりますので、そこのところはやはり事業者がどう提案していくか、またその提案が出てくるか、そういったところの評価によって位置付けられるということで考えております。
いさ委員
事業者の提案の基になるのが区側からの方針になると思うんですね。かなり長い時間をかけてこの議論をやってきているので、その部分の在り方についても細々言い出したらいろんなことがあるんですけれど、時間をかけた分、社会情勢というのは変わっていますし、そういう中で区民の要望だとかも変わってきていると思うんですね。そういうところも次の公募を考える上では前提となってくると思うんです。となれば、少なくとも今の施行予定者との関わりでは急ぐ面はあるかもしれないけど、その先については、一定時間をかけて熟議をするというのが必要になってくるというお話じゃなかろうかと思いますが、いかがでしょう。
千田中野駅周辺まちづくり担当部長
繰り返しになりますけど、やはり再整備計画を策定するまでには、それまで様々な御意見を頂く中でまとめ上げたという経緯がございますので、やはりそこにかかった時間についてを考慮すると、我々はそれをうまく生かしながら進めていくというのが基本だろうというふうに思っています。
また、再整備事業計画に基づいて新たな取組を目指すという、その目指し方については、またいろいろ御意見をもらう場面が必要だと思いますので、そういったところについては区民との意見交換会等は丁寧にやっていきたいというふうに思います。
いさ委員
ということだと思います。もちろん議会での議論もそうですし、区民の皆さんと一緒に議論していくというのが、今もマストというか、今までもそうだったと思うんですけど、今まで以上に問われているということだろうと思います。
それに当たって、昨日も3番の点で少し質疑をしました。タウンミーティングの在り方。例えば今、区民の中には、今の区長が立候補するときに、中野サンプラザを残すと言ったじゃないかという御意見があると。しかしながら、実際には立ち止まって検討するという話をして、実際にそれをやっているわけで、見直すと言ったのは別の候補者だったわけですね。それで問われるときにそういうお話を区民の皆さんに返すと、知らなかったと皆さんおっしゃる。あれだけ全区的に選挙をやっていても、なかなか認識が浸透するのは難しいということでは、やっぱり今の広報の在り方だったり、意見交換会の在り方というのは本当に考えなきゃいけないし、回数もそうだし、中身もですね。必要なのはこの中野サンプラザの問題だけじゃないと思うんですよ。駅周辺の再開発の問題、全体像もやっぱり区民の皆さんに一緒に情報提供をしながら、こういう形ですよって示していくというのは大事になってくると思うんです。改めてそういう考え方を基に説明してやっていく必要があると思いますが、いかがでしょうか。
千田中野駅周辺まちづくり担当部長
再整備計画の実現に向けての取組の中で、様々、将来、区民に提供される施設について、我々もお示しする場面が出てくると思います。適宜お示ししながら、区議会、区民からの御意見も頂いて、反映すべきものはしっかりと反映させて、早くしっかりと必要な時間をかけて、短い時間で進めていきたいというふうに思います。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、2番、中野二丁目土地区画整理事業の事業計画変更についての報告を求めます。
大南まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
それでは、中野二丁目土地区画整理事業の事業計画変更について御報告いたします。(資料2)本報告は、3月14日の中野駅周辺整備・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会との重複報告になります。
1、事業計画変更についてです。現在、中野二丁目土地区画整理事業は、中野駅南口駅前広場の拡張整備等を実施しております。今般、中野二丁目土地区画整理組合は、令和6年1月22日付で中野区長の変更認可を受けた事業計画について、権利者、関係機関等との協議調整の下、資金計画及び工事工程の精査により事業計画を変更いたします。
(1)資金計画の変更についてです。支出金は98億円から111億7,300万円に変更し、13億7,300万円の増となります。主な変更理由は、工事費上昇対応による工事費等の見直しを図るためで、変更項目は下表のとおりでございます。公共施設築造費については、主に駅前広場拡張工事の実施設計を踏まえた関係機関との協議の結果、仕様の変更や施工方法の見直しが生じたことから、5億4,300万円の増となります。
収入金は支出金と同様、98億円から111億7,300万円に変更し、13億7,300万円の増となります。主な変更理由は、支出金増に伴う増で、補助金が7億3,200万円増、東京都から組合への直接補助金が3億4,800万円の増、保留床処分金が2億9,000万円の増となっております。
(2)事業期間の変更についてです。工事工程の精査により、事業施行期間の完了を令和8年3月末から令和11年3月末に変更いたします。
恐れ入りますが、別紙1を御覧ください。グレーの棒線が現工程、赤の棒線が変更工程を表しております。
工程遅延は主に2か所ございます。まず1か所目は、緑の点線で囲まれた部分を御覧ください。雨水貯留槽設置部分に地下支障物が出てきたために、STEP②の地下埋設物設置の工程が3か月遅れました。また、当初、円形植栽帯と防火水槽の撤去を同時に実施する予定でしたが、防火水槽の撤去工法の見直しに伴い、別々の撤去が必要になったことから2か月遅れました。
2か所目は、茶色の点線で囲まれた部分を御覧ください。これはバス事業者との協議で施工方法を見直すもので、STEP④の工程を3段階に分けて行うことで8か月の遅延、また、防火水槽の設置時期の見直しに伴い4か月の遅延が生じます。
恐れ入りますが、別紙1の2ページ、STEP④-1を御覧ください。南側のバス乗車場③を一旦、仮設交番の横に移動することで、施工箇所を空け工事し、STEP⑤で工事完了後、バス乗車場③を元に戻します。
3ページ目を御覧ください。STEP④-2を御覧ください。このSTEPでは、バス乗車場④を仮設交番の横に移動し、施工箇所を空け工事し、STEP④-3でバス乗車場④を戻し、STEP④が完了します。この一台一台バス乗車場を移し、工事し、戻すという工法の見直しに伴い、8か月の遅延となります。加えて、STEP④完了後、STEP④-3のバス待機場の辺りに防火水槽の設置を行うこととなり、防火水槽の設置後でないとSTEP⑥に着手できないことから4か月遅延となります。
恐れ入りますが、かがみ面の裏面を御覧ください。今後の予定についてです。令和7年3月に事業計画変更の申請、同月に事業計画変更の認可、令和10年3月に中野駅南口駅前広場工事の整備の完了、令和11年3月に事業完了となります。
報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
ひやま委員
今回の御報告というのは、工事費上昇による工事費等の見直しを図るために、工法などを見直しして、結果として事業期間が変更になるというふうな御報告なのかなというふうに読み取れるんですけれども、ただ、別紙1を拝見すると、例えば工程延伸理由その①ってあるじゃないですか。ここって、今回、区がおっしゃっている工事費上昇によるものとは、例えば支障物の見つかったやつとかって関係がないように見えるんですけど、事業費の上昇とか工事費の上昇とかって、この①のところというのは何か関係があるんですか。
大南まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
変更のない部分について、工事費が高騰になって資金計画の事業費の見直しという原因が1点と、今回の別紙1の事業期間の延伸に伴って、新たに工法が見直しになったことに伴って事業費が増になると。増になる要因としては2点あるというところでございます。
ひやま委員
①のところって令和6年度から令和7年度とあるので、もうこれは遅れているんですよね。これ、報告ありましたか。
大南まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
令和6年8月29日に、駅前広場の工事の施工展開、中野二丁目土地区画整理事業の進捗状況についてということで、駅前広場の拡張工事について御説明しているところでございます。ここの円形植栽帯の工程延伸理由の①で、こちらの防火水槽の撤去が後に別になったというところの御報告はしていないところでございます。
ひやま委員
これ、私、聞いた記憶がなくて、だから防火水槽のところは今回初めて、そういった意味ではお示しをされたというところなんですね。先ほどの御答弁で分からなかったのが、②のところというのは、これって工法の見直しに伴う遅延なんですよね。これは事業費が上がったから工法を見直しして、結果として工期が延びますよという話じゃないというふうに、さっきおっしゃっていたじゃないですか。そこをもう少し分かりやすく説明してください。
大南まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
こちら、組合のほうとしましては、別紙1のSTEP⑤を御覧いただきたいんですけれども、当初、組合としましては、バス乗車場の③・④を同時に拡張工事に着手しようというふうに計画をしておりました。こちらのところで、その計画を詳細にバス事業者と協議をした結果、同時にやるとバスの御利用をされる方が非常に利用しにくく困難であるというところで、バス乗車場③をまず工事して、そこのスペースを、バスの乗車場④はそのまま利用できるような形で、玉突きの工法にしてほしいという協議が整ったところで、今回の変更に至っているところでございます。
ひやま委員
要するに工法が変わりましたよと。工法が変わって、結果として事業費も上がっているからということですよね。工法が変わって事業費も上がっているから、このお金のところも変わります、それから、事業期間のところも変わりますという理解で合っていますか。
大南まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
委員おっしゃるとおりでございます。
ひやま委員
それって、さっきおっしゃっていたのは、バス事業者との云々というところは事前にやらないんですか。
大南まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
もちろんバス事業者と当初の事前協議はしておりますけれども、詳細な工法での事前協議というのは、その後、詰めていくというところで、今回変更になっているというところでございます。
ひやま委員
だって、バス、どこで乗るか降りるかとかって、もうこれ、一番死活問題のところですよね。そういうのってちゃんと事前に、分からないですけど、普通に考えればちゃんと詰めてやらないと。だって、それはバス事業者だって、降りるところなかったり乗るところなかったり、そうしたら困るわけで、そういうところはちゃんとやるべきものなんじゃないのかなというふうに思ってしまうんですが。
その下の防火水槽の、これは何ですか。②のところの防火水槽、下のところ、4か月延びますというやつは何ですか。
大南まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
こちらの防火水槽の設置なんですけれども、こちらについては先ほどのSTEP⑤のところのバス待機場というところに防火水槽を設置するというところなので、STEP④-3が終わらないと防火水槽を設置することができないと。別紙1の3ページのSTEP④-3を御覧ください。別紙1の3ページ、右下のページの3ページ、STEP④-3のバス待機場のこの場所に防火水槽を設置することになります。ですので、そこに防火水槽の工事が行われるので、④-3の以降でないと防火水槽を設置できないということで、一旦、④-3が終わらないと、防火水槽の設置ができないという工程になるということです。
ひやま委員
要するに、さっき私が聞いたこの②のところの③・④の工法の見直しに伴って遅延になりますよと。要するに、それの玉突きで、これが終わらないと、この防火水槽も設置することができないから、これは延びますと、要はそういう御説明ですよね。
大南まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
説明が分かりづらくて申し訳ありません。委員のおっしゃるとおりでございます。
ひやま委員
パズルみたいな感じになって、もうちょっとこれは説明の示し方なんかも、今後ぜひ工夫していただきたいのと――結構です。大丈夫です。
斉藤委員
この報告資料を見たときも、私も結構びっくりしたというか、8月29日の委員会で前回御報告があったと思うんですが、そこから今回の報告で、もちろん資金計画もそうなんですけど、期間が3年も延びるんだという印象を正直受けました。もちろんこの3年というのはきちんと分析されたかと思うんですが、改めて3年かかる理由について教えてください。
大南まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
令和6年8月の委員会報告におきまして、令和9年度の土地区画整理事業完了ということで、当初、令和8年3月末と記載させていただいているのは、事業計画を認可した時点での時期になっておりまして、その後、委員会に一旦報告させていただいて、1年後になっている。それから、令和10年度末なので1年間延びたというところで、工事についてはかなり詳細に協議も進んでいますので、今の状況でいけば令和10年度末には工事が完了するものというふうに考えております。駅前広場の工事につきましては、令和10年3月ということで、令和9年度末でございます。
斉藤委員
ありがとうございます。令和10年度末に工事が終わるということでよろしいですね。令和10年度末、もう一回、すみません。
大南まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
失礼しました。駅前広場の工事完了は令和9年度末、令和10年3月でございまして、事業の完了は令和10年度末の令和11年3月を予定してございます。
斉藤委員
失礼いたしました。やはりどちらにしろ期間が延長するということなんですが、この期間延長に対して、周辺の交通機関や住民に対する影響に関して区としてどのように認識していますか。
大南まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
駅前広場の工事がやはり区民の方にとって大きく影響するものというふうに認識しております。これ以上の遅延がないように、組合と関係事業者と連携を密にしてしっかり事業を完了したいというふうに考えてございます。
斉藤委員
区民の皆さんの広場もそうですが、駅というか、電車、JRとかその辺りとの関連性、そこもバスと影響が関わってくると思うんですが、その辺の考えというか、影響はどのように考えていますか。
大南まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
こちらの事業の内容につきましては、JRとも協議をしながら、駅前広場の利用について、今後、密に協議を進めていきたいというふうに考えてございます。
伊藤委員
この事業は前々から、日中は朝から夕方、夜まで、バスが運行されているから期間がかかるんだということは理解はしていましたけども、私も当初、何とかバス会社の協力を得て、一旦半分でも中野通り沿いに停留所を設けたらどうかという話もしましたけども、それも無理みたいなので、いろんな社会情勢の中、資材の高騰で資金計画も変更されたということなんですけども、当初、去年の3月、ちょうど東側の住宅棟、業務棟ができてからの作業で、ここを利用する区民、非常に中野駅南口は多いんですけれども、一体何をやっているのかという区民の声もあるんですね。利用されている方。交番も仮設でできてまた移ったり、ロータリー自体が広がるんだよということも申し上げているんですけど、日中、住民、区民が通るときには、なかなか見えてこない。そういったことで心配されている多くの区民がいます。それで、どうなんでしょうかね。このロータリーの見えやすい場所にでも、整備状況の進捗状況だとか、完成はいつになります、完成図はこうなりますとかという看板は取り付けられないものなのかな。その辺はどうなんでしょうかね。
大南まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
委員御指摘の、ちょっと南口の状況が見えづらいというようなお声を頂いているのも認識しておりまして、全体の施工の展開とか、そういったものが駅前広場のほうに貼り付けられるようなことができないかということについては、組合に要望はしておりまして、実際、ずっと仮設の工事用の鋼板があれば、そういったところに貼り付けすることもできるんですけれども、結構短い単位で工事が移っていくというところで、どこに貼ったら一番効果的なのかというのも含めて組合と協議しているというところでございます。
伊藤委員
ぜひお願いしたいと思います。
それから、これは日中見てみると、すごいやっぱりバスの往来が多くて、びっしり、バスが待機するときに五、六台待ちのときもあるんですよね。バス会社でいろいろ調整はしているんでしょうけども、その辺も含めて安全に工事していただきたいのは要望をさせていただきたいと思います。お願いします。
いさ委員
僕も気になるのはこの事業期間の変更のところですね。3年延びるというお話なんですけれども、ここの広場とつながる形といいますか、広場から南側の中野通りについての、その道路のなりの変更についてもたしか報告されていたと思うんです。そっちへの影響というのはどうなりますか。
大南まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
こちらにつきましては、まず駅前広場の工事が終わった後に道路の部分を改修するというところですので、それにつきましては少し延びるという計画になるところでございます。
いさ委員
終わってからですよね。少しというよりも、そっちも引きずられて延びるわけですよね。今回、一緒に報告すべきだったんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。
大南まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
南側の道路の工程につきましては、今の段階でお示しできる段階にないというところで、今回は控えさせていただいているというところでございます。
いさ委員
でも、今聞いてみたら、そっちは駅前広場が終わってからやるから、そっちも延長になりますという話じゃないですか。その一言ぐらいは報告があってもよかったんじゃないかと思いますが、どうでしょうか。
大南まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
南側の工事の道路の改修についても、ちょっと記載をするべきだったかなというふうに考えております。
いさ委員
あの報告の議論も、ここでかなりやったと思うんです。地域にいる議員からは、同様に道路のなりが変わるということの懸念が示されていたので、大事な話だと思うんですよ。一体性のあるものでしょう。だから、そこは以後、そういう報告については、そういうものについては、一緒にやっていただくということ。ここだけでいいじゃなくて、まちのありようでつながっているわけですから、ちょっとそれは意識していただきたいなと思います。要望です。
大沢委員
最後にちょっとスケジュールとか、私も本当によく分からなくなっちゃって、もう一回、最後にしっかり確認しておきたいんですけど、以前の令和6年8月29日の進捗状況の報告資料を見ると、ここでは工事期間の変更と書いてある令和8年3月末という数字は特にどこにもきっと出ていなくて、令和8年度に駅前広場整備工事完了というのが出ていて、その後に令和9年度に土地区画整理事業完了というのが当時報告されているかと思います。それと比較して、今回、事業期間の変更というところで令和8年3月末があって、そしてそれが令和11年3月末になりますよというのが今度は書いてありますというのがあって、その後ろに今度、今後の予定を見ると、令和7年3月に変更、今回のこれを変更します。そして、令和10年3月に広場の整備が完了して、令和11年3月に事業が完了しますというふうに言っているんですけど、ここで言う今後の予定、前回の令和6年の8月29日ですね、半年まだたっていないか、その頃に言っている令和9年度に土地区画整理事業完了というのと、ここに書いてある令和8年3月末、矢印、令和11年3月末、この辺が数字として一体何がどうなったのかよく分からないので、もう一度整理して、最後、教えていただけますか。
大南まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
まず、今回のかがみのところの事業期間で令和8年3月末というこの数字につきましては、以前、令和6年1月22日、事業計画の変更のときに認可をしたときの事業期間の終わりの日……(「令和何年ですか」と呼ぶ者あり)令和6年1月22日ですね。このときに事業期間の終わりを令和8年3月末という形で記載しているところでございます。それで、令和6年8月の委員会報告にて、事業計画の変更の認可ではない今の現状の報告ということで、令和9年度の土地区画整理事業完了というふうな記載をさせていただいているところでございます。
大沢委員
そうすると、だからこのときはこの事業期間の施行期間の変更のところまではまだしていなくて、恐らくこうなりそうですねという、令和6年8月29日に一度出したものが、再度、今回修正になって、最終的に今回はそれでこの事業期間の変更申請をしますと、そんな理解が正しいんですか。
大南まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
委員おっしゃるとおりでございます。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
次に、3番、中野三丁目土地区画整理事業区域内の進捗状況についての報告を求めます。
大南まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
それでは、中野三丁目土地区画整理事業区域内の進捗状況について御報告いたします。(資料3)本報告は、3月14日の中野駅周辺整備・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会との重複報告となります。
1、中野駅桃園広場についてです。中野駅桃園広場について、これまで頂いた意見を反映し、別紙1のとおり計画がまとまったので御報告いたします。
恐れ入りますが、別紙1を御覧ください。中野駅桃園広場の整備計画のこれまでの経過を記しております。一番左の列が整備方針、中列が修景整備計画(案)、一番右列が修景整備計画となります。これまで三つの項目について検討してきました。青色の歩きやすく安全・快適に移動できる動線、黄色の周辺と調和した居心地の良いたまり空間、緑の地域の歴史資源の継承です。
恐れ入りますが、1ページおめくりください。青色の歩きやすく安全・快適に移動できる動線については、透水性が高い段差抑制型舗装ブロックを設置します。また、エレベーターやエスカレーターへの歩行者空間を考慮して、地上機器などを配置します。
黄色の周辺と調和した居心地の良いたまり空間については、デッキ中段にイベントスペースが見下ろせる広場の空間を設けます。また、イベントスペースを確保するとともに、周辺との調和に配慮した暖色系舗装材やれんが材を採用しました。
緑の歴史資源の継承については、実がつかない桃の木を2本配置し、多様なイベントにも対応できるよう移動式プランターを配置いたします。
3ページ目以降のパースは後ほど御覧いただければと存じます。
恐れ入りますが、かがみ文にお戻りください。2、拠点施設についてです。拠点施設の計画について、独立行政法人都市再生機構から別紙2のとおり区へ提示があったので御報告いたします。
恐れ入りますが、別紙2を御覧ください。拠点施設のこれまでの経過を記しております。一番左側が中野区の要望事項、中列が要望を反映した基本計画、一番右の列が基本設計で、区の要望事項を具体的に反映した計画となっております。これまで大きく三つの項目について、区は要望してまいりました。オレンジ色のにぎわい創出、ピンク色の防災、緑色のみどり・歴史継承です。
恐れ入りますが、1ページおめくりください。ページ左側の1階平面図を御覧ください。オレンジ色のにぎわい創出については、敷地の東側の店舗前のオープンスペースにすわり場を設けることで、グランドレベルのにぎわいを創出いたします。また、地域交流イベント等が開催できる公開空地を配置します。2階平面図を御覧ください。2階には大型区画の店舗を配置することで、希少性のある業種業態・店舗機能を誘導する計画としています。
ピンク色の防災については、敷地東側に災害時に利用できるかまどベンチを配置し、敷地北西側にマンホールトイレを設置することを想定しております。
緑色のみどり・歴史継承については、敷地東側に桃丘小学校の歴史を象徴する同校の石碑の設置を想定しております。また緑については、地上部に加え、2階、3階にも配置することで、地域の緑化・景観向上へ貢献する計画となっております。
1枚おめくりください。立面構成ですが、1階から3階を商業施設、4階から14階は住宅となっております。
恐れ入りますが、かがみ文にお戻りください。3、今後の予定についてです。桃園広場は、令和8年1月に工事着工、同年12月に工事完了、供用開始となります。拠点施設は、令和7年3月に任意の設計説明会を開催し、6月に条例に基づく説明会を開催、8月に実施設計の完了、10月に工事説明会を開催する予定と聞いております。
報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
いさ委員
まず桃園広場のところなんですけれども、別紙の中で出てきた資料のところですね。この間、歩きやすさというところと、ベンチの設置という話が全面的に議論がされているところですが、移動式プランター、座れる場所であったり、後ろの植栽のところも座れる場所が設けてあるということですよね。移動式プランターの部分はイベント広場であるから、必要なときは動かすことができるというイメージなんですね。これって例えば設置をもう少し増やしたり、前後させるということも可能なんでしょうかね。今、2個でイメージ図が出ていますけど。
大南まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
実際にさらに増やすことができるかというと、それは可能ではありますけれども、今のところ2か所を想定しております。そして、あと固定ですね、実際、暴風雨等があって移動式プランターが勝手に動かないような、固定する措置も下の地面のところに必要かと考えておりますので、基本的には、あまり移動するときにたくさん移動が起こらないような形で、今は2か所を考えております。
委員長
3時になりますので、委員会運営について協議したいので、委員会を休憩します。
(午後2時58分)
委員長
委員会を再開します。
(午後2時59分)
では、このまま休憩を取らずに質疑を続行いたします。
いさ委員
設置については、空間の在り方みたいなところも考え方としてあると思うんですけれど、ちょっと様子を見てというか、区民の利用の仕方であったり、ベンチの利用の仕方というのをよく見ていただいて、どうするかというのは先についても検討していただきたいなと思うのと、気になるところはイメージパースで、駅階段下、この一番後ろの資料なんですけれども、今も北口のエスカレーターの前のあそこの通路ですね、あの下、暗いという声が区民から来ているんですよ。いずれちょっと何か改善を求めたいなと思ったんですけど、このイメージパースの下も、大きく上に階段がせり出してくる関係で影になりますよね。この下の照度を保つというところは何か考え方というのはありますか。
大南まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
委員の御指摘の別紙1の4ページ目のところに、まず街灯が1か所確認できるかと思います。それ以外にデッキの下というんですかね、天井というんですかね、そこにも照明を配置する予定になっております。
いさ委員
北口のあの下については、どこかのタイミングで聞こうと思います。
もう一つの資料、別紙2のほうですね。こっちもちょっと気になるところは、例えば、1枚目のところに中野区の要望事項があって、基本計画と実際の基本設計の中でどう表現されるかというふうに矢印で方向が出ていますよね。例えばにぎわい創出というところで、地域住民や来訪者が訪れ、滞在できる商業機能の誘導とあります。その誘導の話ではなくて、基本設計の中では、店舗前のオープンスペースにすわり場を設けることで、グランドレベルのにぎわいをとなっていて、その下に大型区画の店舗を配置することでとなっているんですが、前回お話を聞いたときには、店舗の誘導については事業者が基本的にやるもので、実際ににぎわいに供する施設になるかどうかというのは事業者次第であると。すわり場を設けるところでにぎわいを創出するというところも踏まえて、やや疑問といいますか、にぎわいの在り方というか、区が方針を持っていたものに対してこの回答でいいのかなというところで疑問があるんですが、いかがでしょうか。
大南まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
別紙2の2ページの1階平面図を御覧いただきたいんですけれども、1階の平面図は路面型のテナントということで、ちょうど歩道上空地のほうに出入口を設けるようなテナントの配置になっておりまして、周囲に緑を配置というところにちょっと白い枠線が書かれていると思うんですけども、こういうところにベンチを配置したりして、テナントの営業形態によっては、こういうベンチに座ってたたずむというような形で、人がたたずめるようなにぎわいを創出するというようなコンセプトでございます。
いさ委員
何かそこまで踏み込んでやり取りするような話じゃないかもしれないですけど、区がにぎわいと言っているものですから引っかかっているわけなんです。例えば今のような話でも、ここにカフェができます、その前で座ってコーヒー飲めます、おしゃれなまちですねみたいになっていくのか、薬局ができました、薬局の待ちの人がそこで座っていますになるのか、にぎわいって結構変わってくるんじゃないのという区の側に立った心配をしているわけなんです。僕ら自身がにぎわいがどうあるべきかという話とは別として、区の持っている方針に照らしてこれで大丈夫なのかということで聞いています。
それともう一つ、みどりと歴史の継承のところに、地域の緑化と景観向上への貢献とあります。それの基本設計の在り方が、緑の配置はある、石碑を設置するということなんですが、今って中野区は景観に対する方針を持とうとしているわけですよね。その中で、緑の配置、環境の上でも大事です。それはそうなんですけれども、建物の意匠であったり、色彩であったりというところについては、もう少しまちとの親和性みたいなことって区は踏み込んで求めなくてよかったのかというところが気になるんですが、いかがですか。
大南まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
こちらの緑の樹種とか色合いについては、今回の計画につきましては民間の基本的な建築であるというところを踏まえまして、そこまで中野区として意見する立場にはないかなというふうなところで考えてございます。
いさ委員
そうだろうと思うんです。だとすると、今後の景観の方針の在り方で、まちのありようだったり、まちの景観だったりをどこまで誘導できるのかというところの疑問につながっちゃうので、今お聞きをした次第なんです。全庁的にやっていることなんだから、そこは今のこれまで進めてきた計画の中ではしようがないかもしれないけど、この先は必要になってくると思うんですよ。そういうことが一つひとつ、こういう事業に問われてくるので、あんまり縦割りでここが終わればいいというふうに考えないで、全庁的にやっているものというのはベースにしてやっていくべきじゃないかなということは、意見として述べておきます。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、4番、その他に理事者から何か報告はありますか。
宮澤都市基盤部交通政策課長
それでは、新江古田自転車駐車場の拡張整備について口頭にて御報告申し上げます。
新江古田自転車駐車場については、今年度、拡張整備を行い、令和7年2月28日に工事が完了いたしました。拡張整備した部分には、平置きの駐輪スペース、シェアサイクルポート、雨天時の着替え等に利用できるマルチスペースを設けており、利用者の利便性向上を見込んでおります。
なお、拡張部分については令和7年2月17日に開放し、供用を開始しております。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
いさ委員
今の報告の中で、シェアサイクルポートを置くという話がございました。これって2年ぐらい前の報告の中で、シェアサイクルを区が導入した経緯については、最初に試験的に導入するんだということがあって、区の区有地だとかを貸出ししていたけれども、以後については、実証実験が終わったから事業者の独自採算でやっていくんだと。そういう中で、区有地だとかじゃなくて、事業者がちゃんとシェアサイクルポートの設置場所を求めていってもらうんだという話が報告されたと思うんです。こういう考え方にあって、今も区の自転車駐輪場にシェアサイクルポートを置くというのは、ちょっとそごがあるように感じたもので、この点、いかがお考えかお願いします。
宮澤都市基盤部交通政策課長
過年度に御報告していますとおり、民間の民有地においてシェアサイクル事業者が独自で開拓というか、シェアサイクルポートを広げていくというのは当然、事業者の責務だと思っております。ただ、シェアサイクル事業については、区民の利用にも一定に寄与するというところから、所管としましてはそれに対して協力をしていくという関係性にある中で、駐輪場については、設けられる場所においては可能な限り協力していくといったスタンスでございます。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
他に報告はありますか。
井上まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長
それでは、中野駅新北口駅前広場等の整備状況について口頭にて御報告いたします。本報告は、中野駅周辺整備・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会との重複報告になります。
旧区役所低層棟の解体工事におきまして、建屋解体に先立ちまして、地下部分を一旦埋め戻しをする必要がございます。今般、土とセメントを混ぜた流動化処理、埋め戻しの材料が入手できず、解体工事に時間を要することが判明いたしました。現在、このことにつきまして、工程、それから工法の見直しを行っているところでございます。
報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
白井委員
これ、旧庁舎の部分だけですか。埋め戻しの該当部分というのは。
井上まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長
地下構造物、地下が空洞になっている部分があるところを、一旦埋め戻しが必要になるというところで、税務署側ではなくて、あくまでも旧区役所の側だけになってございます。
白井委員
ちょっと記憶が定かじゃなくて、低層部分の空洞部分って結構な広さありましたっけ。いかがだったんですか。
井上まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長
区役所低層棟の部分でございますので、大きくは前庭の部分と、それから低層部のところになってございます。地下そのものは、多くの部分は高層棟側にございますけれども、一部低層棟側の部分にも地下部がございますので、その部分の一旦埋め戻しが必要になるというところでございます。
白井委員
駐車場が該当しているというわけじゃないということでいいんですかね。
井上まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長
駐車場の部分は高層棟側のほうでございまして、低層棟の部分はそれ以外の部分になってくるというところでございます。
白井委員
行ったことないかもしれないな。分かりました。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了します。
他に報告はありますか。
井上まちづくり推進部中野駅周辺エリアマネジメント担当課長
それでは、中野駅周辺におけるエリアマネジメントの社会実験等について口頭にて御報告いたします。本報告は、中野駅周辺整備・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会との重複報告になります。
中野駅周辺エリアマネジメント協議会では、実験的アクションとして先行的に実施する企画を2件予定してございます。
1件目は、まず3月18日(火曜日)15時から18時、区役所1階、ナカノバにて、中野駅周辺エリアマネジメントセミナー&ワークショップを開催いたします。内容は2部構成で、前半のセミナーでは日本大学准教授、泉山塁威先生による講演とパネルディスカッション、それから、後半は参加者によるワークショップを実施いたします。
2件目は、3月22日(土曜日)、23日(日曜日)に、エリアマネジメントイベントとして、昨年に引き続き、「好き」を交換するカプセルぽんと、今年度は地面に水でお絵描きできるスポットを実施いたします。会場は、ナカノサウステラの南口駅前広場側の公開空地となる部分の場所を予定しております。また、現中野駅北口駅前広場でも開催いたします。なお、丘の上のひろばにつきましては、中野二丁目地区の市街地再開発組合がナカノサウステラ1周年記念イベントを同時開催する予定で、相乗効果、回遊性などについても確認していきたいと考えています。
本報告は以上です。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑はなければ、以上で本報告について終了します。
他に報告はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。
次に、所管事務継続調査についてお諮りします。
お手元の文書(資料4)に記載された事項について、引き続き閉会中も調査を要するものと決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定します。
審査日程のその他に入ります。
委員会を暫時休憩します。
(午後3時13分)
委員長
委員会を再開します。
(午後3時16分)
休憩中に御協議いただいたとおり、次回の委員会は4月24日(木曜日)午後1時とし、急を要する案件が生じた場合は正副委員長から招集をさせていただきたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定します。
以上で本日の日程は終了しますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。
いさ委員
ごめんなさい、聞き漏らしがあるので、ここでお願いします。旧洗心寮の跡地の活用についてのところで、さっき聞いたシェアサイクルポートの設置等の検討ってあるんです。ここも同じように違和感があるんですけれど、これって事業者が本来やるべきことをこの土地で本当にやるのかというところ、改めてどうお考えですか。
桑原まちづくり推進部野方以西担当課長
これからあくまで検討していくという段階ですので、委員の御意見も踏まえながら検討していきたいというふうに考えてございます。
いさ委員
改めてちょっと違和感は表明しておきたいなと思います。本来は事業者が自分自身でやるべきことなんじゃないのか、そういう方針になっていたんじゃないのかという気がします。
すみません、あともう一個。平和の森公園で昨年10月頃に、利用者の間で事故、衝突があったというふうに聞いています。高齢の方が飛行機を飛ばしていたか何かで、トラックを走っている方とぶつかったと。それで御高齢の方が大腿骨の骨折をしたというような事故があったというふうに聞いていますが、改めてこれって、この公園の問題の話をしているときに、地域の皆さんからこういう事故が起き得るじゃないかという懸念が表明されていたと思うんです。実際に起きてしまったということなんですが、この点は改めて区としてはどう受け止めていますか。
委員長
休憩します。
(午後3時19分)
委員長
委員会を再開します。
(午後3時21分)
村田都市基盤部公園課長
事故等が起こらないように、起こりにくいような環境を整えていくためにも、指定管理者と協議、対策を進めていきたいと思っております。
委員長
他に何か発言はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本日の建設委員会を散会します。
(午後3時21分)