中野区議会建設委員会〔令和7年4月24日〕
建設委員会会議記録
○開会日 令和7年4月24日
○場所 中野区議会第4委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後4時15分
○出席委員(8名)
南 かつひこ委員長
いのつめ 正太副委員長
斉藤 けいた委員
大沢 ひろゆき委員
白井 ひでふみ委員
いさ 哲郎委員
ひやま 隆委員
伊藤 正信委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
都市基盤部長 松前 友香子
都市基盤部都市計画課長 塚本 剛史
都市基盤部道路管理課長 長沼 美春
都市基盤部道路建設課長 髙田 班
都市基盤部公園課長 宮澤 晋史
都市基盤部建築課長 石原 千鶴
都市基盤部交通施策課長 村田 賢佑
都市基盤部住宅課長 會田 智浩
まちづくり推進部長 角 秀行
中野駅周辺まちづくり担当部長 千田 真史
まちづくり推進部まちづくり計画課長 小幡 一隆
まちづくり推進部野方以西担当課長 蜷川 徹
まちづくり推進部まちづくり事業課長 山岸 高広
まちづくり推進部まちづくり用地担当課長 辻 隆夫
まちづくり推進部街路用地担当課長 田中 常夫
まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長 青木 隆道
まちづくり推進部防災まちづくり担当課長 安田 道孝
まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長、
まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 近江 淳一
まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長、
まちづくり推進部中野駅周辺エリアマネジメント担当課長 井上 雄城
まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長 大南 隆司
○事務局職員
書記 細井 翔太
書記 稲葉 悠介
○委員長署名
審査日程
○委員会参与の異動について
○議題
安全で快適に住めるまちづくりについて
道路の整備について
公園の整備について
交通環境の整備について
○所管事項の報告
1 中野区基本計画の進捗状況について(都市基盤部、まちづくり推進部)
2 常設プレーパーク設置に伴う江古田の森公園整備工事について(公園課)
3 (仮称)上高田五丁目公園の整備について(公園課)
4 調停事件の終了について(建築課)
5 中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業における基本協定の解除等について(中野駅新北口駅前エリア担当)
6 旧区役所低層棟の解体工事及び仮設バス停整備の進捗状況について(中野駅地区・周辺基盤整備担当)
7 その他
(1)令和7年度西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟の決起大会日程について(まちづくり計画課)
○その他
委員長
それでは、定足数に達しましたので、建設委員会を開会いたします。
(午後1時00分)
傍聴者の方から当委員会の様子をビデオ撮影、写真撮影、録音したい旨の許可願いがありましたので、御相談のため、委員会を暫時休憩いたします。
(午後1時00分)
委員長
それでは、委員会を再開いたします。
(午後1時00分)
傍聴者、報道関係者からビデオ撮影、写真撮影、録音の許可を求める申出については、これを許可するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
傍聴者の方に申し上げます。許可の申出の際にお示しいただいた目的以外に撮影・録音したものを使用しないこと、また、休憩中の撮影・録音は認められていませんので、休憩になりましたら撮影・録音は止めてください。
それでは、本日の審査日程ですが、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
なお、審査は5時を目途に進め、3時頃に休憩を取りたいと思いますので、御協力をお願いいたします。
議事に入る前に、お手元の資料(資料2)のとおり、委員会参与の異動がありました。それでは、異動のあった参与の御紹介と御挨拶をお願いいたします。
松前都市基盤部長
都市基盤部の参与の異動について御紹介をいたします。
まず公園課長の宮澤晋史でございます。
宮澤都市基盤部公園課長
宮澤でございます。よろしくお願いいたします。
松前都市基盤部長
次に、交通施策課長の村田賢佑でございます。
村田都市基盤部交通政策課長
村田でございます。よろしくお願いいたします。
松前都市基盤部長
次に、住宅課長の會田智浩でございます。
會田都市基盤部住宅課長
會田でございます。よろしくお願いいたします。
松前都市基盤部長
都市基盤部参与の異動は以上でございます。よろしくお願いいたします。
角まちづくり推進部長
続きまして、まちづくり推進部の異動者について御紹介させていただきます。
まちづくり計画課長の小幡一隆でございます。
小幡まちづくり推進部まちづくり計画課長
小幡でございます。よろしくお願いします。
角まちづくり推進部長
野方以西担当課長の蜷川徹でございます。東京都からの派遣でございます。
蜷川まちづくり推進部野方以西担当課長
蜷川でございます。よろしくお願いいたします。
角まちづくり推進部長
まちづくり用地担当課長の辻隆夫でございます。任期付の新規採用でございます。
辻まちづくり推進部まちづくり用地担当課長
辻でございます。よろしくお願いいたします。
角まちづくり推進部長
中野駅周辺まちづくり課長、中野駅新北口駅前エリア担当課長の近江淳一でございます。
近江まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長、中野駅新北口駅前エリア担当課長
近江です。よろしくお願いします。
角まちづくり推進部長
以上、まちづくり推進部でございます。よろしくお願いいたします。
委員長
ありがとうございました。
以上で委員会参与の異動についてを終了します。
それでは、議事に入ります。
安全で快適に住めるまちづくりについて、道路の整備について、公園の整備について、交通環境の整備についてを議題に供します。
所管事項の報告を受けます。
初めに、1番、中野区基本計画の進捗状況についての報告を求めます。
塚本都市基盤部都市計画課長
それでは、中野区基本計画の進捗状況について御報告をいたします。(資料3)
本報告は、全ての常任委員会において共通の資料により御報告するものでございます。
区では、中野区基本計画の計画期間の後期に当たります令和5年度から7年度の取組を具体化した中野区実施計画を策定し、取組を着実に進めているところでございます。つきましては、中野区基本計画の進捗状況について、御報告をするものでございます。
まず、資料の1番、中野区基本計画の進捗状況のうち、(1)政策の成果指標の進捗状況、こちらでございますが、別紙の1番を御覧いただければと存じます。別紙の1番でございますが、こちらでは、それぞれの政策につきまして、基本計画策定時からの数値の変化をお示ししているものでございます。これらのうち、当委員会所管分の主な政策といたしましては、まず政策5番、東京の新たな活力とにぎわいを世界に発信する、政策9番、子育て世帯が住み続けたくなるまちをつくる、裏面にまいりまして、政策16番、災害に強く回復力のあるまちづくりを進める、政策17番、時代の変化に対応したまちづくりを進める、そして、政策18番、快適で魅力ある住環境をつくるとなってございます。それぞれの成果指標、そして各年度の数値につきましては、表に記載のとおりでございます。実際、どの指標におきましても、計画策定時より数値が低下している、そういった状況となってございます。
続きまして、表紙に戻りまして、(2)でございます。施策の成果指標の進捗状況でございますが、こちらにつきましては、下にある表におきまして、四つの基本目標ごとにおける施策の進捗区分の個数をお示ししてございます。こちらにつきましては、別紙2番で各指標の現状値と進捗区分の詳細をお示ししているものでございます。
恐れ入ります。別紙2のほうを御覧いただければと存じます。こちら、別紙2の表の中でございますが、一番右の列にございます担当部、こちらが都市基盤部、そしてまちづくり推進部となっている施策についてが当委員会の所管分となってございます。個別に御紹介をいたします。
まず別紙2の2ページでございますが、中段ほどにございます基本目標1、政策5、施策10番、中野駅周辺における新たな魅力や価値の創造・発信、こちらの①、②、そして1の5の11、中野駅周辺まちづくりにおける都市基盤の整備と多様な都市機能の誘導の①、②、続いて4ページに進んでいただきまして、下から3行目になりますけれども、基本目標2の政策9の施策24番、子育て世帯が暮らしやすい住宅・住環境の誘導の②でございます。
続いて、またページを進んでいただきまして、7ページでございますが、基本目標4の政策16の施策42番、防災まちづくりの推進、①、②、3行下がりまして、基本目標4の政策17の施策44番、西武新宿線連続立体交差事業を契機としたまちづくりの推進の①、②、基本目標4の政策17の施策45番、各地区の特性に応じたまちづくりの推進①、②、基本目標4の政策18の施策46番、住宅ストックの質の向上、適切な維持管理及び有効活用の推進、こちら、①と次のページにいきまして②、次の8ページでございますが、基本目標4の政策18の47番から50番の施策まで続けてでございます。まちなかの安全性・快適性の向上、道路・橋梁の着実な整備・改修、多様なニーズに応じた魅力ある公園の整備、誰もが利用しやすく円滑に移動できる交通環境の整備、それぞれ①、②でございます。
以上でございますが、これらのうち、進捗区分が三角、すなわち基本計画の策定時から指標の数値が低下している施策が幾つかございます。これらにつきましても、目標達成に向けまして、引き続き取組を進めていくこととしてございます。
恐れ入ります。かがみ文にまたお戻りいただきまして、2ページでございますが、(3)政策・施策に基づく主な事業の進捗状況でございます。四つの基本目標ごとについて、それぞれの事業でございますが、進捗区分別の個数をお示ししているものでございます。この中で、進捗区分が予定を変更して実施した事業の黒丸、そして中止の決定はしていないものの、実施にまでは至っていない事業として三角、この黒丸と三角につきましては、隣の3ページにまいりますけれども、2番、主な事業の進捗状況における変更等の理由の中で変更等の理由を記載してございます。当委員会の所管分といたしましては、3ページのまず2の(1)基本目標1の中で、中野四丁目新北口駅前土地区画整理事業や中野駅南口駅前広場整備等の5事業でございますが、これらにつきましては、事業展開の内容あるいはスケジュールの変更がございましたので、黒丸としてカウントしてございます。
また、(仮称)中野四丁目西地区第一種市街再開発事業、こちらにつきましては、事業内容の見直しが必要となっており、三角としてございます。
続いて、(4)の基本目標4番でございます。こちらでは、東中野駅・中野坂上駅周辺地区まちづくり及び公園施設の適切な配置・改修、この2事業につきましては、事業展開の内容あるいはスケジュールの変更がございましたので、黒丸としてカウントしてございます。
本報告につきましては以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
ひやま委員
まずは、表紙の3ページの変更等の理由のところで、先ほど当委員会では市街地再開発事業については事業の見直しが必要となり実施しなかったというふうにあります。今回の御報告のあった政策の指標であったりとか、施策の指標の一覧がありますね。別紙1、別紙2、この中で、市街地再開事業に関わる指標とかというのは何か含まれていますか。
近江まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長
別紙2の政策の成果指標の状況一覧のところにございますが、9分の2ページのところの基本目標1、政策5のところの辺りが中野駅の駅前周辺エリアにおけるまちづくりの指標というふうになってございます。
ひやま委員
今おっしゃったところを見ると、基本目標1の政策5の施策11の②のところですよね。中野駅周辺における都市基盤整備のところで街路事業の進捗率と書いてあるんですよ。街路事業なんですね。ただ、いわゆる再開発全体の進捗というのかな、それを指標にしなかったというのは理由はあるんですか。
近江まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長
個々の事業につきましては、ひとえに再開発と言いましても進捗率が様々でございますので、それを一つにまとめて進捗を示すということがなかなか難しいというふうに考えてのことでございます。
ひやま委員
それで、今回こういう事態になって、今後の見通しが現段階ではなかなか見通せない状況の中で、ただ、次期計画も当然進めているわけですよね。そのときに、市街地再開発と言っていいのかな。新しい中野駅新北口駅前エリアについての次期計画の中での位置付けというのはどういうふうになるのかな。要するに、今こういう状況なので、なかなか先が見通せない。だけれども、当然、上位計画である以上は、そこに新しい中野駅新北口駅前エリアのまちづくりというのは当然入れていかなくちゃいけないと思うんですね。だから、どういうふうにそれを今後位置付けていくのか、現在の何かお考えがありましたら、教えてください。
近江まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長
今回の報告につきましては、現基本計画の進捗状況ということでございますので、現基本計画の内容について報告するものでございまして、今現在検討しています新基本計画について、中野駅新北口駅前エリアの市街地再開発事業をどう位置付けていくかというところは、これからの検討になるかと存じています。
ひやま委員
だって、来年ですよね。しかも、これだけのあれになっているので、これから検討しますというのは、スピード感でいうとどうなのかなと思うところはあるんですけれども、今後、事業スキームの在り方から検討されるという御答弁があったわけでありますので、もちろん今はっきりと申し上げられないというのは理解できるところであるんですけれども、ただ、上位計画、来年ですよね、スタートするのが。だから、そういう中でこれから検討ですというのも、ちょっとスピード感としてはどうなのかなと思うところはあるんですけど、いかがですか。
近江まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長
新基本計画については、委員御指摘のとおり、来年度の策定となってございますので、その中で中野駅新北口駅前エリアの市街地再開発をどう位置付けていくかというのは、庁内で議論しながら早急に進めていきたいと考えています。
ひやま委員
それと、別紙1のところで、ちょっと総論的なあれになってしまうんですけれども、例えば当所管の政策の5番のところの東京の新たな活力、世界に発信というところで、成果指標のところでいうと、中野駅周辺での活力・にぎわいというふうにここに書いてありますと。政策のところでおっしゃっている東京の新たな活力とにぎわいを世界に発信するという、非常に大きいタイトルですよね。その中で、成果指標として何を指標とするかというと、にぎわいが生まれていると思う区民の割合というところのギャップといいますか、ここだけじゃなくて、それ以外のところでも成果指標の在り方というか、位置付けというのがもう少し工夫されたほうがいいんじゃないかなという。それはここだけじゃなくて。
もう一つ気になるのが、2025年目標のところが、これは多分どこの委員会でもあると思いますけど、全部向上なんですよね。これはここだけで見ると、委員の皆さん、突っ込んでくださいみたいな、待っているかのような印象というか、こう書いてあると、何で全部向上なのという、それは聞きたくなってしまうんですよね。だから、次期計画の中でこの辺りというのはどういうふうにされていくのかなというのを当所管のところでお答えできる範囲でお答えしていただいていいですか。
塚本都市基盤部都市計画課長
まず、成果指標の考え方でございます。基本的には、今回、政策の成果指標の取扱いは、担当が企画部ということで、直接当委員会での御答弁はなかなか難しいところではありますけれども、区民意識調査、実態調査というところの捉え方、そして目標数値を明確にしていないというところで向上という表現にしていること、こういったところにつきましては、現基本計画を策定する際にも様々議論の上で設定をしているということで聞いてございます。
次期基本計画の策定に向けては、こういった指標の考え方等も含めて検討していくということになってございますけれども、現状、数値が2020年度の計画策定時と比べて下がっている状況もある中で、一方で、各施策、各事業、各取組においては、全てではございませんが、成果を出せているものも当然あるという中で、取組の成果とここでいうところの施策の成果指標がうまくリンクしていないというところも一つ、企画部としては課題として認識しているということでございますので、それらも含めて、次期基本計画の検討の中でいろいろ整理をしていきたいというふうに考えているところでございます。
ひやま委員
例えば別紙2のところにある、一番分かりやすいのが街路事業の進捗率、これは二重丸になっていますよね。これ自体は、進捗状況という意味では非常に分かりやすいですよね。街路事業がどこまで進んでいるかというのを客観的に評価することができる。ただ、その上にある、例えば中野駅周辺を利用する際に不満を感じている区民の割合、これはアンケートに答えられる方のかなり主観的なところもあるだろうし、そういった意味での、一概に上がっているから下がっているからとかというところについても、もう少し私は全体的に指標の分析というのが必要なんじゃないかなというふうに思っていまして、例えば政策のところにもある新たな活力とにぎわいなんかも、なぜ策定時と比べて低下したのかとか、この辺の指標のこの間の分析というのは、どのようにされていかれるのかということについてもお答えいただけますか。
塚本都市基盤部都市計画課長
全てのどの政策・施策においても、当然、数値の推移というものはしっかり確認をした上で、そこから課題、今後に生かしていくべき考え方という整理は必要であるというところは十分認識してございます。各施策、各取組、それぞれ状況、事情が様々でございますので、それは担当している所管が適宜確認をしながら取組につなげていく、そういった状況にあるところでございます。
ひやま委員
それから、別紙2の9分の7ページのところなんですけど、これは指標としてもう少し工夫したほうがいいなと思うのは、例えば連続立体交差事業を契機としたまちづくりの推進のところで、そのとき、指標に何を持ってきているかというと、西武新宿線5駅周辺の居住人口というところで指標として載っているんですね。これは、施策として立体交差事業をやってまちづくりを進めていくというときに、指標はこれなんですかと、そもそも連続立体交差事業そのものについての進捗というのが大前提になっているわけじゃないですか。そうすると、これは東京都が事業主体だから、なかなか指標として連続立体交差事業の進捗というのが出せないというのは何となく、恐らくそうなんだろうと思うんですが、ただ、例えば中野区としてやっていることはないんですか。例えば契機としたまちづくりの中で、用地取得であったりとか、中野区がやっているところは当然指標があるわけじゃないですか、連続立体交差事業に関わるものについて。そうすると、指標として、周辺の居住人口というのは、もちろん関係しているとは思いますよ。関係していないとは言いませんよ、連続立体交差事業が。ただ、それはあくまでワン・オブ・ゼムじゃないですか。直接的に関わっているものといったら、そうでもないのかなというふうに私は地域に住んでいて実感として思うんです。だから、例えばここの指標なんか見ても、これなのかなというふうに思うんですけれども、どうお考えですか。
小幡まちづくり推進部まちづくり計画課長
指標の在り方については、これまでも様々御意見をいただいてきておりまして、区としても、我々としても、どういった指標がふさわしいのかということを考えながらやってきているところでございます。
居住人口についても、大きな目標ということで定めてございますけれども、より適切な目標というのがどういった形が望ましいのか、そういったことも考えながら、次期の計画の策定に向けて取り組んでいきたいと考えてございます。
いさ委員
最初に確認なんですけれども、別紙2でいうと、2ページのところの当該部分、中野駅周辺の計画というのが、今回の中野サンプラザの計画が白紙撤回になるという中で変更を迫られているというのが客観的な状況だと思うんですけど、確認したいのは、今、実施している計画そのものが変更されることによって、上位計画が変更されることもあり得るということだと思うんですが、いかがでしょうか。この点、確認したい。
近江まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長
今回の中野駅新北口駅前エリアの市街地再開発事業が見直しになったことに伴いまして、上位計画を変更するかといったことかと思いますが、あくまでも上位計画というのは、中野区全体としてこうしていくというものを示しているものでございますので、上位計画については、どこまでというのはありますけども、現時点では例えば都市計画マスタープランだとかそういった区全体の上位計画については変更するという予定はございませんで、ただ、一方で、これまでもお話ししていますとおり、例えば中野駅新北口駅前エリアの市街地再開発事業に際しまして作成しました再整備事業計画、そういったところは鋭意見直しが必要かというふうに考えてございます。
いさ委員
今、答えにくいので、これ以上突っ込むのはやめますけれども、少なくとも中野サンプラザを含む駅前の北口の計画の問題については白紙撤回になり、かつ区民の声でゼロベースでやり直すという話になっているわけなので、変更を迫られる事態になるんだと思うんですよ。そこはこの先のことだと思いますけれども、そういう事態になっているということは確認をしておきたいと思います。
その上で、個別にちょっとお聞きしたいんですけれども、進捗で三角になっている部分を一つずつ聞いていきたいんですけれども、2ページの基本目標1の政策5の施策11、区が特に力を入れていると感じる施策に駅前などの重点的まちづくりを選択した区民の意識の割合というのが下がっているわけなんです。この下がっている理由について、今、区はどのように考えていますか。
近江まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長
こちらは区民意識調査から基にしてございますので、その中の理由というところは、正直分かりかねるところはございますが、一方で中野駅周辺につきましては、まちづくりがまだ途上でございますので、まだ完成形ではございませんし、いろんなところで工事中だったりしているところもございますので、そういったところの反映かと思ってございます。
一方で、指標の値につきましては、見ていただくと分かるとおり、例えば2022年度、2023年度、2024年度と少しずつ上がっているところは見て取れますので、最終的な目標に向けて、これからもまちづくりを進めていければというふうに考えています。
いさ委員
少なくとも指標の立て方そのものに問題があるんじゃないかという問題意識のところは、今、ひやま委員からもお話があったんですけれども、これで立てたということであれば、そこが三角になっている理由というところまで含めて分析する必要があるんじゃないかと思うんです。そこはもういいです。
例えば、4ページ、基本目標2の政策9の施策24番、誘導居住面積水準以上の住宅に住まう子育て世帯の割合というのも下がっているわけですね。かなり大きく下がっていると。これは5年間で9ポイントぐらい下がっているということなんです。理由を分析しないと、この先の政策、方針に向かい合えないと思うんですよ。これはどのようにお考えでしょうか。
會田都市基盤部住宅課長
こちらの数値につきましては、総務省統計局によります住宅・土地統計調査の数値によるものでございます。こちらの減りました理由としましては、2018年の調査においては、子育て世帯数が1万4,760世帯、2023年の同調査では、子育て総世帯数が1万8,770世帯に増えております。また、前回の2018年の誘導面積水準以上の子育て世帯数は4,950世帯、2023年の同調査の子育て世帯数は4,620世帯ということでして、子育て世帯は増えているものの、誘導居住面積水準以上の子育て世帯数が減っている状況でございます。
原因としましては、子育て世帯の増減については所管外のところではございますが、誘導面積水準以上を満たす物件は高価格帯のものと考えておりまして、一定所得以上の世帯でないと満たせないものかと考えております。
いさ委員
というお答えをここに置いておいて、次のところにいきたいんですけれども、7ページ、ここで中野坂上、東中野、新中野駅周辺のことが出ています。施策45の①では、中野坂上、東中野、新中野周辺の居住人口は増えているわけなんですね。一方で②のところでは、そこの地域を住みやすいと思う区民の割合が下がっているわけなんです。これをどのように考えるかということなんですけれども、先ほどのところを踏まえて、単純に地価が上がって家賃が上がっているからじゃないですか。そこの手当になる政策というか、方針がこの中にあるかというと、僕はないと思っているんです。この点については、ないならば、中野区の家賃が上がっていることに対して手を打てなくて、同じお金を出しても同じ居住環境に住めないという事態が進行しているということが見えてこないということになろうかと思うんです。この点はいかがお考えでしょうか。
會田都市基盤部住宅課長
こちらの誘導居住人口につきましての課題といいますか、こちらのほうは、住宅課だけではなくて、区全体で進めていくものだと考えております。住宅課のほうで子育て世帯の誘導というところに関しては、こどもすくすく住宅といった東京都の制度の利用の普及促進であったり、公営住宅などの建て替えの際には、子育てに適しました子育て支援施設の整備について、要望を出していくような形でこちらのほうでは考えております。
いさ委員
まさにそのようにおっしゃった、中野区全体で考えることだというのはそのとおりだと思って、この間、住宅の問題で質疑を続けてきたわけなんですけれども、指標の中にも今の住宅の問題を解決するという指標がない中でどうやっていくのかというのは、ちょっと見えてこないと僕は思うんです。私たち会派としては、公的な住宅を増やすだとかいろいろ言ってくる中で、所得の低い世帯に対しての家賃の助成をしろということをずっと言ってきたわけなんですけれども、今のところはそういう姿勢はないですね。前の都市基盤部長だったかな、どなたがおっしゃったかちょっと覚えていなかったんですけれども、中野区内には住宅ストックがたくさんあるから、公的住宅をつくるのではなくて、そこを支援していくんだというお話をされていた。だとしたら、そこに住まえるような支援を中野区はどうしていくかというのがまさしく問われていると思うんですが、この問題を住宅課長だけに問うのはちょっと厳しいなと思っていまして、都市計画課長はどのようにお考えですか。
塚本都市基盤部都市計画課長
家賃助成、直接、都市計画でということではございませんけれども、例えば中野全体のまちの在り方、手っ取り早くいうと、用途地域の考え方ですとかそういったところでは、都市計画の考え方を整理していけば、もしかしたら解決の糸口というものは一つヒントはあるかなというふうに考えてございます。
地価が上がっているということ自体は、都市計画上は決してマイナスな面ではないというふうにも捉えてございますので、居住される方のニーズとのバランスというものは、今後も引き続き見極めてまいりたいというふうに考えてございます。
いさ委員
表書きのところで基本目標というところがあって、ここの3番と4番に何が書いてあるかというと、誰もが生涯を通じて安心して自分らしく生きられるまちだと、4番が安心・安全で住み続けたくなる持続可能なまちだと書いてある。長く住んでいる皆さんが今引っ越さざるを得ない状況が生まれているわけなんですね。3番と4番に照らしても、今、中野区に住んでいらっしゃる皆さんがこのまちに住み続けたいと思ってもできないという状況に対して、どうしていくかという施策が求められているんじゃないかなと思っているわけなんです。
ここではもうこの辺にしておきますけれども、改めてこういうことが指標の中から見えてこないというところが僕は一番の問題であろうというふうに思っています。改めて一般質問だとか議会の別の質疑の立場で続けて聞こうとは思っています。ここではもうやめておきます。
大沢委員
今、個別の指標のことを随分いさ委員からお話があったかと思うんですけど、私が見て一番心配に近いなというところが政策の別紙1のほうですね。別紙1というのは、ある意味、区民満足度調査に近いような指標のように私には非常に見えて、要は、大きな政策、例えば中野区でいうと子育て先進区を目指しますとか、そういう幾つかの柱がある大きな政策の部分に関して区民がどういうふうな満足度を持っていますかということをある意味示しているような指標のように感じるんですね。それがこの委員会の所管である五つの項目をはじめとして、全20項目において2020年よりも下がっているというのはすごく大きな問題で、先ほど来の個別の指標の設定が正しいかどうかというのはもちろんあるんですけど、それ以前により大きな問題だなというふうに思うんですけど、その辺の御認識、もしかしたら部長とかからお答えいただいたほうがいいのかもしれないですけども、その辺の御認識はどうなんでしょうか。
小幡まちづくり推進部まちづくり計画課長
政策につきましては、成果指標が全て低下しているそういった状況については、企画部をはじめ、区全体で真摯に受け止めているところでございます。この5年間の中で、物価高騰の話ですとか、いろいろ社会情勢の変化というものも、いわゆる区民の意識調査ですので、意識に与える影響というのは多少なりともあるのかなというところは一つあると。先ほども申し上げたところですが、個別の施策レベルにおいては、目標を達成できているものも少なからずある、そういった中でございますので、指標の在り方そのものも併せてなんですが、区の取組成果、施策で達成できているものもあるよと、それがいかに区民の皆様の実感につなげていけるのか、そういったところも一つ、今後、区としては課題であるというふうに捉えているところでございます。
大沢委員
例えば物価高騰とかそういうことによって、区民の満足度がそもそも区の個別の政策というよりも違うところもあるんじゃないかとおっしゃっているんですけど、例えばこの委員会で、先ほどから5番と9番と16番、17番、18番、ここが所管事項であると思うんですけど、物価高騰ということでもし言ったときに、近年であればまだ理解するんですけど、2020年以降の数字を上回った年が2021年以降、一度もないんですよね、どの指標においても。これについてはどう思われますか。
塚本都市基盤部都市計画課長
年度ごとの数値の精査というところまでは、今、この場ではなかなか申し上げにくい部分ではあるんですけれども、先ほど来からおっしゃられているように、区民の意識実態調査の捉え方というところも含めて、これが果たして本当に適切だったのか、ふさわしいのかというところは、今後企画部が中心となって、こういった結果をしっかり踏まえながら検討していくというところでございます。
大沢委員
指標として正しかったかどうかというのもそうなんですけれども、一旦指標としてこれでやるというふうに決めてこの5年間走っているという事実もあるので、その中で確かに物価高騰というのは、近年の一つの要素としては分かるんですけれども、そうじゃなかったときから一度も2020年を上回っていないですよという、この事実はしっかりと見た上で、それが各政策の成果においてなぜそういうことになっているのかというところをちゃんと総括しないとまずいと思うんですけど、いかがでしょう。
塚本都市基盤部都市計画課長
今、委員御提案のあったように、いわゆる総括というところは必要であるというふうに区としても認識してございますので、どういった形になるかというところはまた今後御報告をしていきたいというところでございます。
大沢委員
あと、先ほどからの御発言の中で、成果が上がっているものもあるよというところもおっしゃっているんですけど、先ほどいさ委員が主に進捗区分三角のところに関してずっと詰めてこられたので、例えばなんですけれども、三角ではなくて丸になっているところでも、2025年の目標値から考えると、どう考えても、あと1年間で普通に考えたらできないよねみたいなところもあるんですよね。例えば別紙2の9分の7ページのところ、基本目標の4番のところの防災まちづくりの推進、この辺りに関しては、2025年の目標値が70%とか100%とかになっているんだけれども、4年間かかって2%ぐらい上がったやつがあと1年で本当に7%上がるんですかとか、ほぼほぼ不可能な感じの目標値が上がっているものに関して、素人目と言っちゃいけない、この指標をつくった人間じゃない者から見たら、どう考えても進捗として上がっているのは上がっているんだろうけども、とてもじゃないけど、2025年の目標値はできっこないよねみたいなやつに関しても丸が打ってあったりするというふうな気がするんですけど、この辺りはどうなんでしょう。
塚本都市基盤部都市計画課長
今回、進捗区分の分けとして丸という表現をしてございますけれども、確かに今回の丸という評価は、あくまでも計画策定当時から上がっているか、上がっていないかというところだけで区分けしたものでございます。確かに個別の事業、取組そのものを見たときに、なかなか乖離しているんじゃないかという御指摘は、おっしゃるとおりというふうに受け止めてございますので、引き続き次期基本計画の策定においても、こういったところを一つ課題として認識して、しっかり検討を進めていきたいというふうに考えてございます。
白井委員
これは毎回御報告いただいたときに言っているんですけど、進捗のチェックというよりも、ほとんど丸バツ状態といいますか、ここでは二重丸、丸、黒丸、三角と言っているんですけど、マーキングして目標設定したものを超えているかどうかが判断されていて、じゃ、何で二重丸にしたんですか、何で丸にしたんですか、何で三角、黒丸なんですかという区側として分析してマーキングしているわけでしょう。そこを文章化して書いていただかないと、一体どうやって判断したんですかと。単純に数字に当てはめただけになってしまうでしょうと。進捗状況の分析というのであれば、本当はそこが一番大事で、我々、マーキングを見たいわけではないんですよね。という話をして、これはずっとこんなことをやるんですかと。
そもそも基本計画があって、実施計画という位置付けがよく分からないんですけど、なかなかこんなことはやらないですよ。コロナ禍の状況下の中であえてもう一回置き直した感があって、ほとんど基本計画の引き直しをしたのかなという状況の中で、今回、期間内の設定があって、施策を掲げて、指標を掲げて、施策と指標のずれ、特になぜこの指標がこの施策の反映になるのかなというところは他の委員からも指摘がありますし、毎回出てくる話なんですよね。その毎回出てくる話の上に、最後に出てくるのがマークだけだと余計分からなくて、一体何をしようとしているのか。指標の間違いもあるんですけど、施策として本当に掲げて正しかったですかとか、施策もそうだし、指標もそうだし、何をどう分析したんですかというのがさっぱり分からない。何となく掲げた目標の上か下かというそれだけで。
最終的に、もう言い切ってしまいますけど、基本計画をもう一回練り直しをするわけでしょう。次に実施計画というかどうか分かりませんけど、そうなったときに、じゃ、施策としてまず何を掲げるのか、その施策が本当に妥当性があるかどうかというのと、それが本当に進んでいるかどうかというものを、進捗を進めるというので指標を掲げるというのであれば、本当はそこを出さなきゃいけなくて、なので、今回示してもらわなきゃいけないのは、本当は今年度終わったら出さなきゃいけない、今年度中に案を出してくるわけだから、まず施策として掲げたものというのは区として正しかったのかどうか。掲げた施策に対しての指標というのが妥当だったのかどうかというところも含めて出さないと、マーキングだけ出されてもよく分からんという。以後、計画期間を5年で引くのであれば、どうして区はこれが二重丸で進んでいると判断しているのか、何をもってだとかというところを書かないと、何となく一個一個聞かないといけない状況になっていて。と思うんですけど、言っている意味、分かりますかね。どうでしょう。
塚本都市基盤部都市計画課長
昨年度も同様の報告を差し上げた際に同様の御指摘を受けていたところでございます。所管している企画部としましても、そういった御指摘を踏まえている中ではございますが、一つは、現基本計画につきましては、今年度が最終年度というところもございます。まずは示した目標値に向かって、令和7年度においてはしっかり取組を進めていく。残り1年度だから、指標の在り方というところは、またこれまでの課題を踏まえてしっかり検討していく、そういったところは区としてちゃんと考え方を持っているところでございます。
この段階で新たな報告の在り方とか、今回なかなか分かりにくいといった中で1年間このままだったというところは御指摘いただいたところで、反省するところかとは存じますけれども、今の御指摘も踏まえて、次期基本計画には御期待に添えるようにしっかり検討を進めていきたいというふうに考えてございます。
白井委員
本当にお願いしますよ、これ。区の一番最上段に掲げている基本計画でしょう。それがどこまで進捗したのか、まさに区が力を入れて取り組んできている施策が具体的にどこまで出てきて、それを評価するわけじゃないですか。マーキングだけ出されてもさっぱり分からんと。しかも、それが指標についてのマーキングだから、施策全体として本当に進んだのか分からないわけですよ。前回も一個一個やってもいいけどという話をしたんですけど、また一番初めのやつだけ言いますね。
全体としての施策の、別紙1で言うと政策5番、東京の新たな活力とにぎわいを世界に発信するというんですよ。こうやって5番を掲げていて、中身が、中野駅周辺では活力とにぎわいが生まれていると思う区民の割合となるんですよ。いきなりここで世界に発信はどこに行ったと、こうなるわけですよ。
発信というのは動詞ですよ。これはほかの施策の順番で別紙2というのが細かく分かれているので、5番に関するところというのは、恐らく広報関係とか入ってくるのかなと思ったら、ないんですよ。別紙2の2ページ、ここに1、2、3、4と四つ並んでいるんですよ。これは全部まちづくり推進部だけなんですよ。まちづくり推進部が世界に発信するんですか、中野の新たなにぎわいを。ホームページに載せていると言われたらそうなんでしょうけど、こうなってしまうんですよね。何となく、もうちょっと区を挙げて大々的に広報として取り組んでいるだとか、具体的に世界に発信して、だから何と。インバウンドの需要を取り込むとか、観光としての魅力を発信するだとかというのにつながるのかなというと、どこにも引っかかってこないんですよね。だから世界に発信して何という。
区の施策として掲げられているのはいいんですけど、その後の指標は単なる区民の意識調査で、じゃ、横断的に施策に取り組んでおられるかといったら、うちのまちづくり推進部だけで完結しちゃっているんですよ。じゃ、もともとの掲げた世界に発信するというところはどこがやってくれているんですかと普通はなりませんか。だけど、その点についての評価があるかといったら、丸しかないんです。これじゃ、分からん。区民の意識のところだけとかなってくるので、そうすると、結果からすると、中野駅周辺のにぎわいを世界に発信できているというふうに見えるんですよ。本当ですかと。見えるでしょう、何となく一番初めの掲げた施策と一番最後のマーキングだけ見ると。中身についての評価というのをきちっとやってもらわないとよく分かりませんよと。だから、まず施策として本当にこれでいいのか、施策の体系として進捗を掲げている指標というのは、これでいいのか、その指標の進捗についても、マーキングだけじゃなくて、一体何がよくて何が悪かったのかと明らかにしていかないと、それを毎年毎年積み重ねていくからであって、毎年毎年これだけ出されても分かりませんというのを言い続けている。なので、検討じゃなくて、本当に見直してくださいよ。いい機会なので、基本計画の大本から見直すとなれば、本当に根本的にここから。その上で、単純に指標のチェックだけじゃなくて、今まで掲げてきたものが妥当なのかどうかというのをチェックして委員会に出してもらいたい。という必要があると思うんですけど、どうですかね。
塚本都市基盤部都市計画課長
今、御指摘いただいた点につきましては、企画部のほうにもしっかり共有させていただきまして、庁内全体でしっかり議論をしていきたいというふうに考えてございます。
白井委員
次にいくよ。本当は一個一個いきたいところなんですけど、別紙2の2ページのさっきのまちづくり推進部のところです。中野駅の乗車平均人数だけが指標に掲げてあってというやつなんですけど、これは嫌な言い方ですけど、中野区内にマンションをいっぱい造れば増えますよねと、それは住環境が本当にいいんですか、皆さんが住みやすい環境になるんですかとなるから、ちょっと一面的過ぎませんかというのと、駅周辺の新たな魅力や価値の創造・発信と言っているんですが、ここにも発信が出てくるんですけど、発信はどこにいったんですかとなるわけですよ。このページら辺というのは、みんな発信とついているんですけど、全部消えている。それは単純に平均の乗車人口だけですか。これがおおむね満たされているというんですよ。丸だというんですよ。何を目指したらこうなるんですかというところが見えない。丸が幾つだから、二重丸が幾つだから、三角が幾つだからじゃなくて、何ですか、これというところまでしっかり書いてもらわないと、何となくできているように見える。中野サンプラザの再開発事業が頓挫しているからというだけじゃなくて、ほかにもこれでいいのかと思うところがたくさんあるわけですよ。先ほど来、企画部がといっても、この指標とか、うちのそれぞれの事業部のほうで準備したやつじゃないんですか。違うんですか。皆さんが進めておられる施策、掲げているものの施策と指標というのは、企画部で一律でつくっているものなんですか。どうなんですか。
塚本都市基盤部都市計画課長
基本的には、それぞれの取組を担当する所管部と企画部とで調整の上、こういった指標は設定をしているところでございます。
白井委員
調整の上ということは、企画部からじゃなくて、現場の声そのままの反映ということでいいの。こうしろ、ああしろという話があるということですか。
塚本都市基盤部都市計画課長
所管としてはこういう指標を使いたい、だけれども、企画部としては全体のほかの施策、取組とのバランスといいますか、整合性も含めてちょっと見直しが必要ですとか、そういったやり取りの上でこういった形で設定をされたというところでございます。
白井委員
抽象的な文言なんてよく分からないけど、何となくそれが向上しているのはいいんですけど、正直言うと、何でこんなものを置いたんだというふうにしか見えなくて、よく検討していただく必要はあるかなと思います。
それから、ほかの委員からの指摘があったんですけど、西武新宿線沿線の進捗と中野駅を中心としたまちづくりの進捗をするに当たって、これも区民意識調査に近くて、西武新宿線沿線に住んでいる人たちの人口だとかいう統計を取っていたりだとか、エリアを限定してあったりするんです。西武新宿線の進捗のやつも一律で書いてあるんですけど、それぞれのまちづくりというのも進んでいるわけですし、もっと言うと、西武新宿線の地下化が大幅に遅れている状況なので、何となくこの取り方だけすると、スパンが長い割には、今、どんどんまちがリニューアルしている最中でもあるので、人口は減るでしょうよというふうに見えるんですよね。もっと言うと、中央線沿線のやつで中野坂上が入っていたりだとか東中野も入っているんですけど、東中野は別に今、まちづくりをしていないので、だから、ここに住んでいる人たちがどう思うかとか書いてあるんですけど、何の指標でどう測るんですかという。しかも、中野駅周辺とくっつけてあったりするので、これらについても、何でそこを取るのかというところがはっきりしない。その人たちの人口がどのぐらい変わったのかという調査しか出していないわけで、何だったら、ストレートに満足度を取ったりしたほうがいいのかなとか、別に利用している方々の意見を聞くだとかやったほうがいいのかなと思うんですよね。
施策として掲げているところと指標のずれ、それに対して、最終的な評価というところを今幾つか挙げたので、特にずれているなと思う点を感じたので、挙げさせてもらいました。これについてはどう考えますか。
小幡まちづくり推進部まちづくり計画課長
別紙2の施策の7ページ目については、西武新宿線沿線のまちづくり、それから各地区の特性に応じたというところで中野坂上、東中野、新中野駅周辺というところで掲げております。居住人口として掲げておりますが、確かに西武新宿線沿線、既に工事中のところであったり、それから沿線のまちづくりに取り組んでいるところであったり、また、各地区の特性に応じたというところにつきましても、中野坂上や新中野については動きはございませんけれども、東中野でまちづくりの基本方針の策定に向けて進めているというところでございます。
そういったまちづくりの取組の中で、区民の方にまちづくりに取り組んでいるという意識ですとかそういったところが伝わって、住みやすいという、そういったところにつながっていけばいいかなというふうに思っておりまして、そういった点で引き続き取り組んでいきたいと考えてございます。
白井委員
取り組んでいただくのは結構なんですけど、それがそのまま一足飛びに人口でというところでの指標というのは本当に妥当ですかという話なので、実際に住んでいる人たちがどう感じているかというアンケートを取ったほうがストレートだと思うんですよ、そのほうがよっぽど。何でいきなり人口になるんですか。ましてや、計画はいいんですけど、区の計画をよく知っていて、よし、今から東中野に住もうと思う人というのは、なかなか希有な人だと思いますけど。じゃないですかね、普通に考えると。まちがもっと動き出したとか、実際に出来上がってきて物件が増えてきたりだとかといったときには分かるんですけど、そこまでよく分かった上でというところが反映されるとは思えないと僕は思うんですけど、どうですか。
小幡まちづくり推進部まちづくり計画課長
委員お話のところも理解するところではありますけれども、基本計画の全体でのバランスというところであったり、それから、区民意識調査を活用していくというところで指標を選定しているというところもございますので、今後新たな計画を検討する際には、御意見も踏まえながら考えていきたいというふうに考えてございます。
白井委員
ちょっと幾つかずれているなと思うところをわざと挙げさせていただいたんですけど、ぜひぜひ見直してもらいたいと思います。
それで、今回このまま見直さなかったら、また5年間もずっと、ずるずる引っ張った話になるんだろうと思うので、よく区全体で練ってください。基本計画をどう設定するのか分かりませんけど、それらに対してのいわゆるプログラム、昔でいう実行プログラムみたいなものですよ、どこまで進捗しているのかと。それを測る進捗の度合いの指標でなければ意味がないと思うので、その上で、活字が欲しいですね。マークじゃないですよ。皆さんが取り組んでおられる事業が単純に二重丸とか丸とかというだけで済む話ではないと思うんですよね。この点に力を入れているだとか、この点は駄目だった点というのをもっともっと明らかにしてもらう必要があって、それぞれの事業の施策の評価のシートだと思っていただいた上で取り組んでいただく必要があるかなと思っています。検討、検討という言葉が続いているので、最後は聞きませんけど、本当によく検討していただきたいと思います。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了します。また、追加の傍聴者の方から当委員会の様子をビデオ撮影、写真撮影、録音したい旨の許可願いがありましたので、御相談のため、委員会を暫時休憩いたします。
(午後1時57分)
委員長
それでは、委員会を再開いたします。
(午後1時57分)
傍聴者、報道関係者からビデオ撮影、写真撮影、録音の許可を求める申出について、これを許可するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定します。
傍聴者の方に申し上げます。許可の申出の際にお示しいただいた目的以外に撮影・録音したものを使用しないこと、また、休憩中の撮影・録音は認められていませんので、休憩になりましたら、撮影・録音は止めてください。
それでは、所管事項の報告を継続いたします。
次に、2番、常設プレーパーク設置に伴う江古田の森公園整備工事についての報告を求めます。
宮澤都市基盤部公園課長
それでは、常設プレーパーク設置に伴う江古田の森公園整備工事について御報告申し上げます。(資料4)
江古田の森公園の常設プレーパークについては、公園北側の里山の樹林の一部において整備工事を行い、令和7年10月以降に開設することとなっております。このため、整備工事期間中は一部園路及び西側出入口を一時的に閉鎖することから、整備区域、内容等について報告するものでございます。
1、整備区域についてでございます。工事に伴う一時閉鎖範囲を含む整備区域は、図中に示しております太い実線の範囲となり、プレーパークの設置位置は緑色の編みかけで示す範囲となります。
なお、実線で囲んでいる範囲は、工事の展開において影響する範囲を示しており、工事展開ごとに当該範囲において部分的に閉鎖していくこととなります。
続きまして、2、主な整備内容についてでございます。整備する内容は、常設プレーパークの運営に必要となる給排水設備、電気設備、手洗い場、パーゴラ、ロープ柵、表示看板等になります。
3、今後の予定についてでございます。本報告後、5月に町会への周知を行い、6月に近隣住民への周知、工事着手、10月に工事完了、常設プレーパーク開設といった予定で進めてまいります。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
ひやま委員
今回、整備区域で囲われているところなんですけれども、ここが一部閉鎖ということなんですけれども、これ、全部が全部閉鎖するというイメージですか。要するに、当然、区民の皆さんが利用されているのと、高齢者施設が目の前にあるので、そこのリハビリも兼ねた散歩コースというかな、そういうふうになっているので、これはどういうふうになるんでしょうか。
宮澤都市基盤部公園課長
黒い線の中に描いてございます、ちょっと分かりづらいんですけれども、園路がございまして、この園路の下を電気設備等、地下埋設で高台のほうに持っていきますので、掘削をしている最中については一時閉鎖せざるを得ないかなと。ただ、極力、公園利用者が使えるように掘削して、影響のない範囲については通れるようにしていきたいと、そのように考えております。
ひやま委員
それで、整備区域の中に今おっしゃったように掘削をやるに当たって、樹木なんかも当然生えていますというところで、特にここの江古田の森公園は非常に緑が豊かな特色ある公園だというふうに思っています。そのときに、樹木については、一部伐採がどうしても必要になってくるところもあるのか、あるいは移植とかそういうのも考えているのか、その辺はどういうふうになっていますか。
宮澤都市基盤部公園課長
現在のところは、既存の樹木については伐採する予定はございません。ただ、今後、工事車両の出入りだったり、そういったときに枝が邪魔という言い方もあれなんですけども、通れないとかという場合には、少しそういったところは手を入れる可能性はございます。
ひやま委員
すみません。それもちょっと聞こうと思っていたんですけど、工事をするときに車両とか当然入るわけじゃないですか。これはいわゆるヤードみたいなところというのかな、あれはどこになるのか。駐車場が学習展示室の隣にありますよね。あそこに置くようなイメージですか。
宮澤都市基盤部公園課長
特段、施工ヤードというか、現場事務所みたいなものを違う場所に確保するというふうには今は考えてございませんで、発注をかけたエリアの中がいわゆる工事範囲、ヤードというか、範囲になって、そこまで工事車両が乗りつける形になります。搬入であったり、そういったところを西側の出入口であったり、一部については東側のほうから入っていって園路を走ってここまで行くという、そういうふうに今は考えてございます。
ひやま委員
特にこれからの季節だと、園路を散歩される方であったりとか、先ほど申し上げた高齢者の方のリハビリも兼ねたお散歩なんかも増えてくると思うので、安全管理のところだけはしっかりやっていただきたいなというふうにと思うんですけど、いかがですか。
宮澤都市基盤部公園課長
当然、交通整理員のほうはこの工事の中で配置いたしますので、そういったところは安全管理についてはしっかり徹底していきたいと思っております。
斉藤委員
先ほどひやま委員から伐採のところでお話があったと思うんですが、今回、里山の樹林の一部が工事対象となるということなんですが、里山の樹林の生態系の保全というか、今回、工事をすることによって自然環境に影響を及ぼすのかどうか、教えていただいてもよろしいでしょうか。
宮澤都市基盤部公園課長
今回整備する内容としましては、こちらに書かせていただいているとおりでございまして、基本的に地面を舗装に変えるとかそういったものではございませんで、既存の地盤を生かしながら施設を設置していくというものになりますので、そこまで自然環境を壊すようなものではないと考えております。
斉藤委員
工事している中で、もし自然環境に影響であったりとか、何か問題があったら、それはその都度対応していくという認識でよろしいですか。
宮澤都市基盤部公園課長
何か工事中に問題が生じましたら、都度対応していくことになるかと思います。
白井委員
プレーパークの報告がうちの委員会としては初めてで、公園だから本来であればうちの報告なんだなというのは、今日報告を聞いて改めて考え直したところです。これはずっと子ども文教委員会で報告があった件ですよね。細かい議論は子ども文教委員会のほうでやっておられるんだと思うので、最終的にこのタイミングでの御報告だから、工事が始まりますよというお知らせの事前の御報告という位置付けになっているんですけど、様々公園がたくさんある中で一定の場所、しかも常設的にプレーバークを開設するというところから恐らく選定をしてというやつなんでしょうけど、うちの委員会にこれまでの概要報告みたいなのも本当はあってもよかったのかなと今日まずは思ったところです。とはいえ、子ども文教委員会のほうでもんで、ここがいいという話になったんでしょうから、とはいっても、公園を使うというところからスタートしているので、関連報告としてもあってもよかったかなと思ったところです。
その上で、整備区域というのは、工事の話、園路の中にいわゆる給排水だとか電気工事というんですね。これを埋設するというお話があったんですけど、多分相当距離があって、この工事が大半なのかなと思って聞いていたところです。整備区域自体は工事中はヤードみたいなもので覆うんですか。それとも、そこまではやらなくて、仮囲いといいますか、簡易的なものでやる形になりますか。どんなイメージでしょうか。
宮澤都市基盤部公園課長
黒い範囲、いわゆる工事のバリケードを全部ここに張るというよりは、段階、段階で掘削工事をしている段階だとか、そういったところの工事している範囲を養生していくというか、安全管理のエリアとして区切っていくようなイメージで、今はいます。
白井委員
なので、いきなり壁になって圧迫感があるということはないということでいいですよね。分かりました。
それと、プレーパーク自体は、主な設備内容というのを見ていると、ほぼほぼそのまま自然を利用するというところからだと思うので、ここでいうと、手洗い場みたいなところぐらいの設置を考えておられるんだと思うんです。あとは5か月ぐらい工事設定してあるんですけど、電気、水道がない、下水のほうの施設もないところから、この整備のほうが相当時間かかるんだろうなと思っていたんですけど、プレーパークの中身、どんな感じになるのか教えていただけますか。
宮澤都市基盤部公園課長
所管としては、子ども文教委員会のほう報告されている中身の繰り返しになってしまうかもしれないんですけども、実施内容としましては、遊びの場をつくるといったところで、泥遊びだとか水遊びとか、そういったことができるエリアをつくるということで、土の山をつくったりとか、盛土をして少し土を盛って水を流せるようにする整備であるとか、あとはトイレだったり手洗い場、着替えたりとかする場が必要なので、ここの工事とは別の発注というか、我々が整備した後にトレーラーハウスを設置して、その中で着替えとかできるような形になろうかと思っています。
白井委員
もうやめておきます。やっぱりそうやって聞いていると、気になるのはその辺なんですよね。中身、一体何をどう整備するのかというところになると思うので、関連報告があったほうがよかったかなと思ったところです。
質疑自体は特にないんですけど、今後、間にまたがる報告もあろうかと思います。これは試験的にですけど、基本はこれからプレーパークを増やす方向でいいんですか。
宮澤都市基盤部公園課長
プレーパークについての、今回、常設プレーパーク、試験的な試みというか、試験をやって今回設置しますので、今後、全庁的に、公園課としてもそういった議論に加わりながら、プレーパークを設置していくかどうかについては議論に入っていきたいと思っています。
白井委員
今後の施策として、公園の中にプレーパークがあるわけで、公園の管理運営だとかというところの評価というのは当然公園課のほうでしょう。プレーパークだけ外に飛び出して評価するんですか。普通に考えると、一体的にやらないと、ちょっとおかしな話になろうかなと思っているんですね。なので、目的を持って整備する分はいいと思うんですけど、じゃ、どうやって今後維持管理していくだとか、どう修繕していくだとか、どう改定していくだとか、今度、さらにそれを踏まえた上で、区全体としてどのように施策に反映させていくんだというところは、子ども教育部のほうとして実際に現場を持っているわけではないので、一々来ないでしょう、ここへ、チェックで、施設面というのは。運営の中身自体は見るのかもしれないですけど、ハード面の整備だとかその辺を含めてやってもらえるというなら別なんですけど、これも予算書を見ると、子ども教育部のほうについている予算で結局うちの所管で工事になるわけでしょう。だから、横断的なところでどう評価していくのかというのは、今後はどっちのお話に寄っていくのかというところは整理しておかないと、どっちつかずになりかねない感じがするので、今までのことはさておき、今後どう評価するのか、どうやってリターンを返していくのかというところも委員会のありようとして考えてもらったほうがいいかなと思います。これは検討していただければ結構です。
いのつめ委員
整備区域内の学習室と東側のトイレのところでお伺いしたいんですけど、そもそもプレーパークは緑で囲われたところであって、その後、西側の出入口のところからここまでが多分工事の範囲としてあると思うんですけど、ぴょこっと2か所部分が出ていると思うんですけど、ここの部分というのは、工事の中でどういう使われ方をするのか、教えていただけますか。
宮澤都市基盤部公園課長
先ほど言いました給排水と電気というので、西側出入口のほうにも持っていくものもあるんですけども、学習室とトイレの周りの排水のほうは、トイレのほうと合流していくような形で今、考えていて、そこら辺の掘削なんかをやることになります。
いのつめ委員
よく分かりました。
動線のところと重なるんですけど、要は学習室とトイレというのは、入り口的にはほかのところからも入れると思うんですけど、これは先ほどおっしゃっていただいたみたいに、影響を最低限にというところで、工事をやっている最中以外は、基本的には利用者の方は使えるような状態で維持していただけるということでよろしいですか。
宮澤都市基盤部公園課長
まず、トイレにつきましては、トイレの南側というか、ここでいう道路側のほうに掘削を考えていますので、北側からのアクセスはできる。あと、学習室については、北側の入り口の辺りを少し掘削しますので、そこについては若干の使えない期間が出てしまう可能性があるので、それは極力短くとか通れる期間を長く取れるように考えていきたいと思っています。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
次に、3番、(仮称)上高田五丁目公園の整備についての報告を求めます。
宮澤都市基盤部公園課長
それでは、(仮称)上高田五丁目公園の整備について御報告申し上げます。(資料5)
(仮称)上高田五丁目公園につきましては、令和6年度に都市計画手続、設計、地域との意見交換を行い、整備内容等の検討を進めたので、報告するものでございます。
1、令和6年度の進捗状況についてでございます。令和6年7月の都市計画審議会における都市計画案の諮問・答申を経て、8月に都市計画変更の告示を行い、令和7年1月に事業認可を取得しております。
また、この都市計画手続と並行し、令和6年8月に上高田区民活動センターにおいてオープンハウスを実施し、具体的な遊具に関して意見聴取を行った上で、令和7年2月に公園の整備予定地においてオープンハウスを実施し、公園の計画について最終案を公表しております。
さらに、令和7年2月1日から3月31日までの間、公園名及び児童遊具広場の名称募集を行っております。
次に、2、整備内容についてでございます。公園の主な整備内容は、記載のとおりでございます。オープンハウスにおける意見を踏まえ、複合遊具や回転系遊具などの遊具を選定するとともに、雨水浸透抑制のためのグリーンインフラも導入することとしております。
お手数ではございますが、別紙1を御覧ください。紙面左上側にこれまでのオープンハウスの経過を記載しており、写真等で示した四つの遊具の設置を予定しております。紙面右上に計画平面図、紙面の下側にイメージパースを記載しておりますので、お読み取りいただければと存じます。
表紙にお戻りいただきまして、続きまして、3、管理運営についてでございます。現在、(仮称)上高田五丁目公園の近傍にある中野上高田公園の運動施設等については、指定管理者を指定することにより管理を行っており、令和8年度に指定管理の更新時期を迎えます。このため、本地域の公園と運動施設を一体的かつ効率的に管理し、利用者の利便性向上を目的として、(仮称)上高田五丁目公園及び中野上高田公園の公園部分について、令和7年度に進める指定管理手続の公募対象への追加を検討してまいります。
4、今後の予定についてでございます。令和7年6月以降、工事契約の締結、公園及び広場名称の決定、用地買戻しを行っていき、令和8年3月に工事完了、4月に開園できるよう進めてまいります。
御報告は以上でございます。
委員長
質疑の前に、ただいま傍聴の希望が15人を超えましたが、これを許可することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定します。
傍聴者の方へのお願いですが、本日多数の方が傍聴にお見えになっておりますので、席を譲り合って傍聴いただくようお願いいたします。
それでは、先ほどの報告に対し、質疑はありませんか。
ひやま委員
管理運営のところでお聞きいたします。ここの御報告にあるのは、公園と運動施設を一体的かつ効率的に管理運営するために、令和7年度に進める指定管理設備の公募対象への追加を検討するとあります。この(仮称)上高田五丁目公園の今回の管理運営の部分については、具体的に言うとどういった管理になりますか。
宮澤都市基盤部公園課長
今回、指定管理を一緒にやることによって、日常管理について指定管理者のほうでやっていただくようになるかなと思っています。例えば設備の大規模な更新であったりとかは当然区のほうでやることになるかと思いますが、そのような管理になります。
ひやま委員
恐らく今回のあれでいうと、中野区で初めての試みというふうに聞いておりますけれども、ミストの部分とかそういったところも恐らく管理の中に入ってくると思うんです。他方、今ある上高田公園の三角形のところだと思いますけれども、ここの公園部分についても、管理運営を追加するというふうにあります。ここは、あんまり管理のイメージというのは、どういうメニューがあるのかなというのがなかなか想像があれなんですけど、ここは何を管理するということになりますか。
宮澤都市基盤部公園課長
例えばですけども、清掃作業であったり、あとは公園で回している警備巡回だったり、そういったものが今やっているものでございます。
ひやま委員
逆に言うと、今、ここの上高田公園については、管理というのはどういうふうになっていますか。
宮澤都市基盤部公園課長
現在は公園課のほうでそういった作業を委託して管理しているということになります。
ひやま委員
そうすると、今回追加して一体的にやるというところで、当然、それは何も反対するものではないんですけれども、要するに現状でも運動施設とその隣に上高田公園があるわけじゃないですか。現状でも一体的にやったほうが効率がいいんじゃないのかなというふうに思うんですけど、そこは今回のタイミングでやられるということですね。分かりました。
2ページ目の今後の予定のところで、令和7年6月以降に用地の買戻しというふうにあります。これを改めて御説明をお願いします。
宮澤都市基盤部公園課長
こちらは過年度というか、過去に用地特別会計で買った土地でございまして、こちらを区のほうに買戻しを行うといったものでございます。
ひやま委員
分かりました。ありがとうございます。
あと、これは細かい話になっちゃうんですけど、この整備内容の主な整備のところで、下から二つ目の、その他の上のところで便所と書いてあって、こっちのポンチ絵のほうだとトイレと書いてあって、別に便所が駄目というわけじゃないんですけど、何となく表現は、こういう資料なので統一されたほうがいいんじゃないかないと、これは要望です。すみません。
いさ委員
僕も管理運営のところで少しお聞きしたかったんですけれども、運動公園であったり三角の公園であったりと一体的に管理を委託するという格好になるということですよね。確かに効率はいいというふうに思うんですが、子どもが使う公園ですから、ここに人がいなくていいのかなとちょっと心配がありまして、実態的には運動公園のところで管理者が常駐して、ここには今いる計画にはなっていないということですよね。確認です。
宮澤都市基盤部公園課長
逆に通常、公園管理者は置いておりませんで、遊具とか自由に遊んでいただいていると思うんですが、今回、指定管理を一体にすることによって、運動施設側に管理者が常駐していますので、管理者がすぐ近くにいるといった状況になるので、その点については逆によい方向なのかなと。
いさ委員
ちょっとうがった見た方かもしれませんけど、いたほうがいいということなんですけど、子どもがいる場所ですので、この場にいなくて大丈夫かなという心配がちょっとあってお聞きしたんです。実際に公園の整備計画の中で、近隣の方からそういった声みたいなのは来ていないですか。
宮澤都市基盤部公園課長
これまでの経過の中で、常時管理人を置いたほうがいいとかという意見は全て把握していないので分からないんですが、当然小さなお子さんとかは保護者の方がいらっしゃると思いますので、そういった中でこういった柵の中であれば、交錯とかもなく、安全に使っていただけるのかなと思っています。
いさ委員
ちょっと過剰なことを言っているのかもしれないですけど、何かあったときには管理者がすぐ駆けつけられるような仕組みというのはつくっておいていただきたいなと思います。要望としておきます。
大沢委員
先ほどの主な整備内容で、トイレのところでこの公園を使う人というイメージを確認しておきたいんですけど、まず今回インクルーシブな遊具を置かれているということなんですが、インクルーシブな遊具を置く、ある意味、東京都では結構インクルーシブ公園というのを推進していたりするんですけれども、インクルーシブな遊具を使用する方として、例えば重度心身障害の方であったりとか、医療的ケアの方であったりとか、そのような方々もイメージしていると思っていいですか。
宮澤都市基盤部公園課長
今回設置します、例えばネット系の遊具であるとか、寝そべって使ったりしていただけるものになっていますので、誰でもというか、障害の程度と周りにいる子どもたちにもよるかもしれないですけど、基本的には使っていただけるのかなと思っております。
大沢委員
そうすると、そのような方々とかそのような方々の保護者の方とお話をすると、一番ネックになってくるのが先ほど便所と出たトイレの部分だったりして、トイレのところに男性用、女性用、車椅子使用者対応と書かれているんですけれども、先ほど申し上げたような方々が対象になるためには、ある意味、おむつ替えができるような場所であったりとか、ユニバーサルシートとよく言ったりするんですけど、そういうものが設置されていないと、なかなか公園としての利用が厳しいというふうなところがあったりするんですけれども、ここに書かれているトイレの仕様というのはどんな感じでお考えになっているんですか。
宮澤都市基盤部公園課長
三つ並べてトイレは設置しておりますが、真ん中がバリアフリーになっていますが、おむつ替えだとかベッドというか、そういったものは設置されることになります。
大沢委員
結構よくあるのが、ベッドといったときに、子どもがおむつ替えするような小さいやつだと、先ほど申し上げたような方々だとちょっと対応できないんですよね。要は、かなり体が大きくなってしまっている方々がいるので、そういう方々も対応できるようなものをよくユニバーサルシートと言ったりするんですけれども、そういうようなものは設置されるんでしょうか。
宮澤都市基盤部公園課長
ちょっと正確な寸法を今、手元に寸法図がないのであれなんですけど、大型のものになっているので、そういった対応はできるかと考えております。
大沢委員
そうすると、中野区内でも遊ぶ場所や何かに今申し上げたような方々というのはかなり困窮するケースが、そういうものがないから困るという場合があるので、ぜひこういう設備もちゃんと置いてある公園ですよということをそういう団体の方々とかそういう方々にもしっかりとお伝えしていくことが大切かなというふうに思うのと、先ほどちょっと寸法を確認していないので言っていたので、一般的にユニバーサルシートという言葉がありますから、そこの標準のものなのかどうかということをちょっと確認して、別途で構いませんので、教えていただけませんでしょうか。
宮澤都市基盤部公園課長
名称のあれはちょっと正確じゃないかもしれないですけど、介護用のベッドを設置しますので、大型なものかなと思っていまして、先ほど言われたとおり、公園のホームページへの掲出の際には、そういったものがあるなどの案内は考えていきたいと思います。
大沢委員
分かりました。ちょっとしつこく食い下がっているのは、これは最初にちゃんとやっておかないと、後で増設しようとすると、例えばなかのZEROホールの改修やなんかのときにも入れたかったけど入れられなかったみたいな、いろいろ事例としてあったりするので、そこはちょっと慎重に確認だけしておいていただいて、実際に対応するものであれば、区内でもかなり貴重なものなので、それをしっかりとお伝えしていくということが非常に大切だと思いますので、ぜひよろしくお願いします。最後は要望で結構です。
斉藤委員
第2回定例会のときにも私、質問したんですが、駐車スペースのところなんですが、車椅子利用者の専門の駐車スペースということで、新たな利用時のみ開放しますということなんですが、ここの部分に関しては、今回、効率的に指定管理の指定がなされた場合は、この辺りの管理というのは指定管理の方が行っていくということでよろしいでしょうか。
宮澤都市基盤部公園課長
今回、ここの駐車スペースについては、抜き差しのポールがありますので、そういった開け閉めは指定管理のほうでやっていただきたいと今考えております。
斉藤委員
第2回定例会のときも料金のところもちょっと話題になったと思うんですが、近くに通常の車の駐車場だと料金かかって、ここをどうするかみたいな質疑もあったかと思うんですが、その辺、今、考えみたいなものはありますでしょうか。
宮澤都市基盤部公園課長
現状、こちらに設置するほうの駐車場については身障者専用なので、料金等は取る予定は今のところ考えておりませんが、一般車については、上高田の運動場側というか、野球場側、多少料金を支払っていただいて使っていただければと思っております。
斉藤委員
次に、第2回定例会と新たに変わったところは、グリーンインフラのところが新たに書かれているかと思います。このグリーンインフラなんですが、今まで中野区の他の公園などでこのようなグリーンインフラというのは、採用されたというか、活用されてきているのでしょうか。
宮澤都市基盤部公園課長
グリーンインフラというのは、様々あると思うんですけども、今回は雨水を浸透させるようなものとして設置しておりまして、こちらの平面図で見ますと、例えばフリースペースと書いてある図面の下側にあるベビーカーや自転車を止めておけるスペースの脇が網々のハッチというか、こちらが石みたいなものを入れた籠になっていまして、そこから雨水が浸透していくというものになっています。こちら自体は確かに初めてになるかなと今思っているんですけども、雨水の浸透ということだけでいえば、浸透ますとか今までも公園にありますので、そういう意味では、雨水浸透みたいなものは初めてかというと、そうではなくて、グリーンインフラという呼び方で設置したのは初めてかなと思います。
斉藤委員
最後に、グリーンインフラ、新たにこういう用語ということなんですが、維持管理というのはコストがかかるものなんですかね。それとも、一度造ってしまったら、何年かたったら、もちろん買替えとかしなきゃいけないのかもしれないんですが、普段の維持管理というのは、費用というのはかかるものなんですか。
宮澤都市基盤部公園課長
構造的に汚水が入っていって、石の間の目地が若干ごみ等で埋まっていってしまうので、その辺りは少し、通常の雨水ますであったり、U字溝であったりの清掃みたいなものが発生するかもしれないですけど、ちょっとまだ維持管理経費については、算定は今後検討していきたいと思います。
伊藤委員
中野は公園が少ないと言われていて、こういう新しい公園ができることは大変うれしいことなんですが、また、こういう公園ができて、若い方が夜なんかも騒いだりすることもあるんでしょうけども、ちょっと聞きたいんですけども、防犯カメラというのは全然設置されていないんですけども、防犯カメラを公園にはつけないという区の方針かなんかがありましたか。その辺、どうでしょうか。
宮澤都市基盤部公園課長
防犯カメラは、この図面上は書いていないんですけども、2台設置する予定でございます。
伊藤委員
2台ということは、今計画をしているのはどの辺とどの辺なんですか。分かれば教えていただけますか。
宮澤都市基盤部公園課長
まず1台は、計画図でいうと、図面の右上側に出入口があると思うんですけども、それよりちょっと南側になりますかね。この図でいうと北東側、あと中央側の園内灯があって、そこの辺りに一つというものです。全方位みたいなものが見られるような形のカメラになるかと思います。
伊藤委員
2台で十分なのかなと思って。例えば出入口が5か所あるわけでしょう。東西南北、それと南側のほうの木々の広場の手前ですよね。意外と出入りできる入り口があって、死角になる場面もあるのかなと思っているんですが、その辺は2台に設定されたというのはどういう考えだったのでしょうか。
宮澤都市基盤部公園課長
全方位死角がないかと言われると、木々とかあるので、若干死角になる箇所はあると思うんですけども、一応ほぼ全体カバーできるように計画としては設置しているつもりでございます。
白井委員
インクルーシブ遊具の配置というのは、区として初めての取組になる公園になります。先ほど他の委員からも指摘がありましたけど、トイレは非常に大事です。現庁舎ができたときに、特に大型の車椅子を必要とする重症心身障害児の子育てをされているお母さん方とそのお子さんに直接お話を聞く機会をつくろうというところから、庁舎担当の人と、それから中野区の庁舎の中に実際に商品を納入していただいた業者さん、新宿にリクシルというショールームがあるんですけど、納入予定の商品を実際に触っていただくだとか、スペースをモデル的につくってもらって、例えばトイレを利用する際にどの点が非常によくて、どの点が困るのかというのは、あらあら調査してみようかというところから、うちの公明党議員団と重症心身障害児のお子さんと保護者の方と職員の方、それから新宿のショールームの方の御協力をいただいて、実は大がかりに施工前に意見を聞くというのをやりました。改めて思ったのは、いわゆるバリアフリーの基準というのは、最低限の基準なので、それを満たしているからといって、必ずしも使いやすいということではなくて、ある意味、最低限ここまでやらなきゃいけないですよというところの基準は、大型の車椅子を使っている方々の利用からすると、中で旋回するのも本当に四苦八苦の状態で、おむつ替えするシートの大きさもそうだけども、頭をどっちに向けるのかというだけでも、お子さんが大きくなると、実は基準を満たす以外にも注意しなければならないことというのはたくさんあるんだなというのは改めて思ったところです。そのときに、区側としては基準を満たしているというのと、一般の障害者団体の方からも意見を聞いていたというんだけど、実際にやってみたらどうなのかといったら、改善できる点が幾つかあって、現状の新庁舎でも、特に障害者の方々が利用できるスペースをちょっとずついじってもらったりして、準備を整えたものがあります。
何が言いたいかというと、インクルーシブというのを区として初めて取り組むと言っているので、やってみてやっぱり変更しなきゃと出てくるのもたくさん出てくると思うんですけども、まず本当にそこまでの準備が整えられているのかどうか。恐らく団体には聞いているという話なんでしょうけども、例えばもっと細かい話、こんな遊具が入りますよというのと同時に、こんなトイレが入りますだとか、出来上がってからでは遅いので、あらかじめ意見を聞く。本当は出来上がってからも、どうやって改善するのかというのをやっていく必要があると思うんですけど、まずは準備ですよね。
さらに重ねますね。一つの出入口、四隅がある中で点字を打ってあるんですね。車椅子だとか障害者の方専用の駐車場のスペースを設けるとあるんですが、ここからは点字が打っていなかったりするので、いわゆるインクルーシブ遊具を置いたというだけじゃなくて、公園全体として、それらの取組、様々検討した上でだとか、実際に利用する方々の意見を聞いた上でこの図面になっているのか、さらに改善する点はないのかどうか、この点、いかがでしょうか。
宮澤都市基盤部公園課長
いわゆる既存の公園のバリアフリートイレの設置、ユニバーサルデザインのトイレ設置のときのように、既存の公園の中を皆さんで歩いて課題点を改修していくみたいな、新設なので、そういったことはできていないというのは事実としてあります。
計画として最善といった形で今の計画図はできていますので、委員おっしゃいますとおり、使い出してから何か不具合というか、改善点が出てくる可能性はあるかなと思っていますので、そういったところは今後、整備後にしっかりフィードバックして、その結果をほかの公園とかの計画にさらにフィードバックしていくようなことを考えていきたいなとは思います。
白井委員
よく地域に説明だとか、実際の公園利用者の方々のアンケートを取っていって、これも遊具を選んでとなっているんでしょう。だけど、新設なので、特段、障害者団体、特に車椅子を利用している方でも遊べる遊具を置いたんだと区が言っている限りは、細かいことかもしれないですけど、この遊具の周りにフェンスが張られています。このフェンス、実は大型の車椅子では入りませんでしたなんていうことがないように、本当に大丈夫でしょうねとか、車椅子の方々が利用できるような駐車場のスペースが設けてあるというので、ここには例えば車止めがあるんですけど、本当にその方々がちゃんと外せるような仕組みになっていますか、大丈夫ですかと、相当重たくて持ち上げられないとかそんなことはないですよねという、ちょっとしたことを詰めていく必要があると思うんですよね。なので、出来上がったものを見てもらうというのはなかなか難しいので、このぐらいのスペースですよだとかというのは、事前に説明しておいていただいた上でだとか、モデルとなるような公園とか本当はあれば、大体これと同じものが入りますだとか、こういう機器が入りますというのを見られると本当はいいんだろうなと思うので、特段バリアフリーだとかインクルーシブ遊具に関する公園だというのであれば、ぜひ特段の配慮でその方々、利用者の意見を聞くという取組を進めてもらいたいと思います。単純に公園整備するというだけじゃなくて、障害者関係の方々のお声を聞くという取組を、まだいけると思うんですよね。
先ほど、庁舎の整備の話をしたんですけど、もう既に導入されてしまって本当は変えたかったなと思ったところもあったりするんですよ。おむつ替えのシートもこの大きさが入ってしまっただとか、逆向きだったほうがよかったなとか、頭の向き一つ取っても、便座のほうに向けるのか、そっちが逆になるのかで全然取組が違ったりする、利用者の方々からすると。なので、細かい意見を聞いてあげられるような取組をぜひお願いしたいと思います。確認させてください。
宮澤都市基盤部公園課長
先ほどちょっと漏れていたかもしれないですけど、事前の段階では、福祉連合会のほうにオープンハウスの御案内をして、実際に手をつなぐ親の会みたいなところの会長の方が来ていただいて、そういったところで意見交換はしているんですけども、実際、物があるわけではないので、そういった面では先ほど言ったとおり、設置後にもしっかり意見を聞きながら、今後の整備に生かしていくという形でやっていければと思っております。
白井委員
今後、こういう取組がスタンダードになっていくように、第1号ではあります。初めから完璧なものになると思っていないんですけども、より積み上がっていくように、ぜひ今後の意見を吸い上げというところも注力していただいて、取り組んでいただきたいと思います。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、本報告について終了いたします。
次に、4番、調停事件の終了についての報告を求めます。
石原都市基盤部建築課長
それでは、調停事件の終了について御報告いたします。(資料6)
なお、本件は総務委員会との重複報告となります。
1、事件名です。道路位置指定確認請求調停事件となります。
2、当事者ですが、申立人は中野区民、相手方は中野区です。
3、事件の経過は記載のとおりです。4月7日に調停不成立・終了となりました。
4、事案の概要でございますが、申立人が共有持分を有する土地に隣接する道路部分が建築基準法42条2項道路に該当する理由について説明を求めてきたが、納得のいく回答がなされなかったなどと主張し、本件道路が同条2項の指定を受けた道路であることについて説明を求めたものでございます。
5、申立ての趣旨でございますが、本件道路につきまして、42条2項の指定を受けた道路であることの根拠について説明を求めるものでございます。
6、事件の終了でございます。調停の不成立により本事件は終了いたしました。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
〔「ちょっと休憩していただいてよろしいですか」と呼ぶ者あり〕
委員長
では、休憩します。
(午後2時45分)
委員長
委員会を再開します。
(午後2時49分)
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、5番、中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業における基本協定の解除等についての報告を求めます。
近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
それでは、中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業における基本協定の解除等につきまして、御報告いたします。(資料7)
なお、本件につきましては、総務委員会並びに中野駅周辺整備・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会との重複報告でございます。
資料を御覧ください。まず1番、施行予定者及び他地権者との協議状況についてでございます。令和7年3月に区が定めた事業計画の見直し方針につきまして、3月25日付で施行予定者及び他地権者に対しまして文書で通知を行いました。その後、本方針に基づきまして、令和4年12月20日付で締結した(仮称)中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業の事業推進に関する基本協定書の解除に向けた協議を行ってございます。事業の見直しを迅速に進めていくために、早期の協定解除を目指してまいりたいと考えてございます。
続きまして、2番、旧区役所高層棟の補償・解体についてでございます。旧区役所高層棟につきましては、これまで市街地再開発事業による補償・解体を予定してございましたが、本事業が見直しになったことによりまして、解体時期が未定となってございます。旧区役所低層棟が解体された後、解体途中の建物が存置されることは、安全性または防犯面で課題があること、また、新たな事業が実施されるまでの期間、旧区役所敷地を新北口駅前広場整備工事のヤードとして利用可能なことなどから、土地区画整理事業による補償・解体を検討してまいります。また併せて、補償費の取得や解体スケジュールについても検討を行うことができ、旧区役所高層棟に係る施設管理費の解消、新北口駅前広場整備後の敷地の暫定活用などの効果も期待できると考えているところでございます。
裏面を御覧ください。3番、説明会の実施でございます。中野駅新北口駅前エリアのまちづくりについて、説明会を2回実施いたします。実施日時及び会場につきましては、資料をお読み取りください。今後も事業の進捗に合わせまして区民と意見交換をする場を設定し、できるだけ区民の意見を聞いていきたいと考えてございます。
報告については以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
ひやま委員
まず順番にお聞きいたします。表紙のところの1番、ここのところで、今後、協定解除に向けて取組を進めていくということですけれども、協定の中身を拝見すると、協定の解除に関わるところが第21条ですね。第21条のところに協定の解除に関わる文言が書いてありますと。このところを拝見すると、こういう条件のときに協定の解除を申し出ることができますよと、その上で、双方が協議した中で、かつ合意した上で協定を解除することができるというふうに書いてあって、幾つか項目が書いてあります。今回のケースでいうと、このどこに当てはまるんだというふうに区は考えているのでしょうか。
近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
委員御指摘のとおり、現協定の第21条に協定解除の規定がございまして、現時点では第21条第1項に該当するものと考えてございます。
ひやま委員
第1項を拝見すると、五つありますよね、(1)から(5)まで。例えば(1)で言いますと、本事業に必要な都市計画の見込みが立たないとき、(2)は関係者の同意の見込みが立たないとき、(3)は権利変換計画の認可の見込みが立たないとき、これは全部該当する、そういう理解でいいですか。
近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
委員御指摘のとおり、第1項全ての条項に合致するのではないかと考えてございます。
ひやま委員
例えば(5)ですよね。その他やむを得ない事情により、乙がその役割を継続することが困難になったとき、乙というのは施行予定者だと思うんですけれども、継続するのが困難だというふうに判断するときというのは、当然区としては困難だというふうに思われるから、それを目指してやられるんだろうと思う。ただ、現状、相手側というのかな、そことの話合いの中で(5)のところというのはなかなか難しいところもあるのかなと思うんですけど、その辺はどういう話合いになっているのでしょうか。
近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
施行予定者との協議内容につきましては、あくまでも現時点で協議中でございますので、個別の協議内容についてはお答えすることは差し控えさせていただきたいんですけども、こちらの第21条のどれに該当するかだとか、そういったところを協議中といったところでございます。
ひやま委員
それと、同じ1のところで、最後、事業の見直しを迅速に進めていくため、早期の協定解除を目指すというふうにあるんですけれども、当然協定の解除というところが前提で次の事業に移っていくわけですので、それはそうなんだろうと思うんですが、ただ、事業の見直しを進めていくに当たって、協定の解除、もちろんそれはあれなんですけども、この間の、このような事態になった総括というか、区としてどういったところに課題というか、どういったところに問題があったのかというところもしっかり時系列でお示しいただいたものはありますけれども、その時々で、もちろん事業者側の関わるものもあるだろうし、あるいは区としてもここはこうしておけばよかったなというのは当然あるわけですよね。だから、そういう総括をきちんとした上で、今後の事業の見直しであったり、新しい事業の計画というのをつくっていくに当たっては、そうしたところが僕は必要なんじゃないか。もちろん解除というのは前提なんだけれども、だから、ここだけで見ると、僕はそれだけなのと、それは総括なりもっと必要なところがあるんじゃないのかなというふうに思うんですが、その辺はどうですか。
近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
施行予定者より提出されました事業計画の見直し提案につきましては、先回の委員会でも報告しましたとおり、当初提案の継続等が一部認められるものも必ずしも十分でないと判断しまして、その理由を付して報告したものでございますので、理由については、一定程度整理できているかと思いますが、今後事業の見直し等を検討するに当たりましては、今回の事態の内容もしっかりと勘案しながら進めていければと考えてございます。
委員長
それでは、3時になりますので、ここで休憩にしたいと思います。
(午後2時57分)
委員長
それでは、委員会を再開します。
(午後3時19分)
休憩前に引き続き、質疑を続行します。
ひやま委員
それでは、休憩前に続いて質疑のほうを続けさせていただきます。
1番のところで、今後の協定解除に向けてのところなんですけれども、さきの定例会におきまして、議員提案で協定に関わるものについての議会での議決が必要だということになりましたが、今後の協定の解除に向けて、議決が必要になりましたと。議決が必要になるというのは、その前の段階で事業者との交渉、事業者との話合いというのも当然やっておかなくてはいけないというところで、そのスケジュール感をもう少し詳しく説明をしていただきたいんです。いつのタイミングで議会にお示しされて、そして、その後の展開はこういうふうに考えているというところがあれば、まず教えてください。
近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
こちらにつきましては、今、協議中でございまして、相手のいることなので、確定ではございませんが、区としましては、令和7年の第2回定例会に協定解除に係る議案を提出できればというふうに考えているところでございます。
一方で、基本協定書の第21条に基づきまして、解除については申出を行い、甲または乙から申出が行われて、甲、乙協議の上、合意した場合に解除ができるとされてございますので、解除に当たりましては、区では議会の議決が必要になりますが、議会の議決を経た後、各社、それと並行して決裁等を行っていただきまして、解除の書面に各社押印といったところで考えているところでございます。
ひやま委員
今おっしゃった書面というのは、どういう位置付けなんでしょうか。協定の解除の際というのは、一般的に合意文書か何か、双方でサインするというふうな、それが一般的な流れになるんですか。そこを確認させてください。
近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
現時点では、合意と言いましても、口約束だけではよくないので、きちんと各社で押印したものを合意文書として締結したいと考えてございます。
ひやま委員
分かりました。それがおっしゃっていた文書ということですね。分かりました。
次に、2番のところに移っていきたいんですけれども、今回、こういった事態になってしまったので、高層棟の部分についての取扱い、これを土地区画整理の中で今後、補償・解体というのを検討していきますということになりましたというのを御報告ですけれども、ここの補償のところなんですけれども、補償のところというのは、低層棟と高層棟と分かれているわけですよね。それぞれの金額的な目算というのは、ざっくりこれぐらいになりますよというのは、現在何かお答えできますか。
近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
低層棟につきましては、もう現在既に解体してございまして、その補償費は約5.2億円ということになっているところでございますが、高層棟の解体につきましては、これからの、例えば解体設計だとか補償費算定、そちらによりますので、現時点で明確にお幾らということはお答えはまだ差し控えたいと思っています。
ひやま委員
その算定の考え方なんですけど、本来、土地区画整理事業じゃなくて、市街地再開発事業の中で、権利変換の中でそういった算定というのがなされるということでしたよね。ただ、今回こういうことになったときに、算定のやり方というのは、今回の土地区画整理事業、それから市街地再開発のときと、考え方というのは何か違いはあるんですか。
近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
補償算定の考え方につきましては、両者とも公共の用地補償の考え方に基づいて補償基準なりをつくっていると思いますので、補償金額について大きな差はないというふうに考えてございます。
ひやま委員
そうすると、じゃ、もう一回確認しますけど、市街地再開発事業であった場合、それから、今回の土地区画整理事業であった場合、金額に換算するとほぼ差はないという理解でいいんですか。
近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
ただ、一方で補償算定につきましても、単価だとかというのが毎年度変わったりだとか、あるいは土地評価とかも同じなんですが、土地価格というのは時価でもありますので、そういったところの時点修正みたいなところはあるかもしれませんが、基本的には同様の基準でやっているものと考えまして、大きな差はないというふうに考えています。
ひやま委員
それと、その下の解体のところなんですけれども、低層棟は今、解体中ですというところで、後ほど御報告があるというふうに聞いていますけれども、解体工事に関して、スケジュールのところですよね。今少し遅れているというふうなことも聞いておりますけれども、具体的に高層棟の解体、これはいつぐらいになるのか、教えてください。
近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
これから検討になりますけども、事業計画の変更だとかそういう手続を経まして、解体設計等に今年度着手できればというふうに考えているところでございまして、順調にいけばですが、これも当然、区画整理事業者との協議によりますが、令和8年度くらいから解体に着手できればというふうに考えているところでございます。
ひやま委員
分かりました。
それから、暫定活用のところですけれども、ここについては、低層棟のところは仮設のバス停というふうに決まっていて、高層棟の暫定活用については、恐らく今後の検討になってくるのだろうというふうに思います。ただ、実際に工期というか、スケジュールが今、全く見通せない状況の中で、どれくらい延びるかによっても、暫定活用といったって、結構なスパン、もしかしたら暫定的に活用する可能性も出てくるわけですよね。あるいはその逆もあるわけですよね。そうなったときに、いつぐらいまでには暫定活用の在り方というのを区としてまとめていくというふうに考えているのか、その辺はどうお考えですか。
近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
委員おっしゃるとおり、次の事業展開がどのようになるかとか、工期だとかによっても全然違うと思いますし、令和8年度から着手したとしまして、大体解体に当たりましては、1年半くらいはかかるかなというふうに思っていますので、今後の事業展開等も見ながら、どういった暫定活用がふさわしいのかだとか、そういったところは今後検討していきたいと考えています。
ひやま委員
活用の仕方も考えるのは必要だと思います。ただ、その大前提となるのは、道筋というのを早期にちゃんと示すということが必要だというふうに思っていまして、当然、暫定活用の考え方もやりつつも、本質の部分、今後の道筋については早期にやっていただきたいというふうに思っています。
それから、もう一点、ここの土地区画整理事業の区域というのがここにありますけれども、中野サンプラザの今の建物については、解体あるいは事業そのものを見直すという状況で、保存というふうな考え方もある。マスコミなんかだと、最近そういった記事も目にしておりますけれども、建物の解体のところですよね。それは仮の話で、例えばこれを解体するとなったときに、土地区画整理の範囲の中でこの建物も解体しますということは可能なんですか。
近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
中野サンプラザの活用につきましては、様々な声があるのは認識していますが、改めて区画整理事業の中で中野サンプラザを解体することが可能かと言われますと、制度的には可能でございますが、区画整理事業の中で中野サンプラザを解体するというところまでは、現時点では検討しているところではございません。
ひやま委員
技術的にはできるということですよね。分かりました。
その裏面の最後の説明会のところなんですけれども、前回、タウンミーティング、ああいった形でやって、今回の説明会というのは、具体的にどういった形で実施するのかという中身について、ちょっと御説明していただけますか。
近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
今回は、前回のようなタウンミーティングだとかワークショップ形式とかということではなくて、あくまでも説明会形式でやれればと思ってございます。両日共に100名程度は入場できるようなキャパの会場を押さえてございますので、その中で区として、これまでの経緯だとか見直しに至った内容だとか、そういったところをきちんと区民に説明していきたいというふうに考えているところで、その後、質疑等に応じたいと考えております。
いさ委員
今、大体聞かれてしまったんですけれども、ちょっと確認をしておきたいのは、2番のほうですね。解体のスケジュールについては未定な部分があるということなんですが、ぜひこれは進める中で、スケジュール感については分かり次第、報告をお願いしたいなということで要望しておきます。
暫定活用の仕方についても、区民に情報を示しながら区民参加ということを前提にしていただきたいということも併せて要望としておきたいんですが、この中で、区役所と中野サンプラザの間の道路部分があると思います。ここは何か活用が考えられないものなのか、ちょっとここでお聞きできるか分からないですけど。
千田中野駅周辺まちづくり担当部長
こちらにつきましては、まず、従前、現在もそうですけど、道路法の認定を受けている区域でございますので、まずは通行の用に供するというところが一つ機能として求められるという前提があります。ですから、今後の区画整理、再開発事業と街区整備と基盤整備の進捗に合わせて、場面、場面で検討されるというところで、今の段階では、これを完全閉鎖してというのはなかなか考え難いところがございます。
いさ委員
後で改めてどこかで質疑をまとめてしたいと思っていたんですけれど、要するに、区役所の跡地も暫定的に使うのもちょっと先になると。中野サンプラザのところについても、この先は未定であるという中では、この道路部分というのは、今、そこに道路があって、舗装されているので使いやすい部分じゃないかと思うんですよ。これは後で提案をしたいなと思ったんですけど、今も時々パンの販売の車が来ていたりするので、キッチンカーが寄せる部分だとか、何かの使い道がここはあるんじゃないかと思っていて、こここそ暫定活用に向いているんじゃないかということでは、そこに向けた何か具体的に、今、道路であるところをどうやって使っていくかということの前向きな方法論というのはあってもいいんじゃないかと思っているので、この場では要望として、いいですか、お答えいただけますか。どうでしょうか。
〔「休憩をお願いしていいですか」と呼ぶ者あり〕
委員長
休憩いたします。
(午後3時32分)
委員長
委員会を再開します。
(午後3時33分)
近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
先ほど部長からも説明あったとおり、現時点ではまだ道路区域になっていますので、まずは道路としての区域がどう果たせるのか、現時点では解体に向けてあの部分を閉鎖していると、歩道のみ供用している形になっていますけども、これから高層棟が解体等された後にどう活用できるのか、あるいは道路区域がどうなるのか、そういったところは検討してまいりたいと思います。
斉藤委員
今、解除に向けた協議中ということではございますが、中野サンプラザ前の広場の暫定利用については、今、解除に向けた協議を行っていますが、広場の暫定活用というところも同時に話を進められるのか、それとも一回この協議が終わってから、次の段階として広場の暫定利用について考えていくか、今、区の考え方としては、どのように考えているか、教えてください。
近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
こちらにつきましては、総務委員会の所管になりますので、ちょっと明確なお答えというのはできませんが、現時点では中野サンプラザ南側の広場部分については、仮囲いを下げまして、現時点で利用できるような状況になっていると思います。これから総務課のほうでどういった利活用をするのかということを検討している段階だと踏んでおりますので、そちらのほうの検討を待ちたいというか、見てみたいということでございます。
千田中野駅周辺まちづくり担当部長
すみません。今、課長のお話のとおり、所管外ではございますが、基本的な運用の考え方として、まずまちづくり中野21から借りている期間、これについては総務部所管のほうで運用していくと。これが秋以降、今御報告させていただいているように、寄附を受けて区の財産となった後の暫定活用については、今並行して検討を開始しているところですので、また一定の段階で御報告させていただきたいと思います。
斉藤委員
あともう一点お伺いします。3番の説明会の実施なんですが、前回タウンミーティングということで区長も来られてということだったと思うんですが、今回の2回の説明会は、区長が御説明されて、区民の方にお話されるのか、それとも別の方がお話されるのか、先ほども御質問ありましたが、どのような形態になるのか、改めて教えてください。
近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
先ほども答弁しましたけれども、今回はあくまでも説明会形式ということで考えています。区長が出るかどうかにつきましては、これまでの経緯ということで説明する形になりますので、既に議会にお示ししている内容を中心に、これまでの経緯だとか見直しに至った背景だとか、そういったところを丁寧に説明していきたいと思っておりますので、まずは担当として説明したいというふうに考えています。
斉藤委員
ということは、今回の2回の説明会に関しては、区長は出席しないということでよろしいでしょうか。
近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
委員おっしゃるとおりでございます。
大沢委員
私のほうからは、旧区役所の高層棟の補償・解体についての中で、ちょうど令和6年1月29日の資料があるんですが、そこの中で従前資産評価という考え方があって、従前資産評価の中では、この部分に該当すると思われる中野区本庁舎として26億4,800万円、このような数字での評価がされていて、これは当時のスキームで考えたときの663億円のうち400億円を現金で頂いて、残りを等価交換するみたいな、そういうふうな話の一部ということだというふうに理解していますけど、まずはそれで正しいですか。
近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
当時お示ししたのは、当時検討した再開発事業の中の従前資産評価ということになってございまして、少し時間がたっていますので、今後、事業が見直しされた場合、この内容どおりになるかというところは何とも言えないんですが、まずは今回、高層棟を解体するに当たりましての補償については、建物高層部について、補償なりで当然されるものと考えているところでございます。
大沢委員
すみません。先まで答えがいってしまったんですけど、要は26億4,800万円に当時評価をされたものを今回対応しようとしている、それに関しての解体をしようとしていますということで、まずは物として正しいでしょうかということを最初に確認したかったんですけど、それはそうですか。
近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
区役所高層棟の解体ですので、この部分が該当するといった認識です。
大沢委員
そうすると、もともと26億円、本来現金なりで頂く予定であった部分に手をつけるということになるんですけれども、そこに対して、今回解体を行った場合にも同じような補償が頂けるというのが先ほどの答えの趣旨で正しいんですか。
近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
当時お示しした従前資産額のうち、中野区分並びにまちづくり中野21の分、土地開発公社の分の土地・建物の総合計として663億円ということでありまして、その中で特に権利変換対象がどこであるというふうな仕分をしているところではなくて、そのうち400億円を転出補償金として充てて、残りを権利変換対象とするといった構成かと思います。
今回は高層棟部分だけ抜き出してじゃないんですけども、別で解体並びに補償するといったスキームになります。
大沢委員
ちょっとまた質問とずれてしまったと思うんですけど、ここでいう26億円に相当するところが、時期も違うし、多少の差は出てくるだろうけれども、それと同等の考え方の下で算定されたお金を頂くなりということができるよという、そういう前提で正しいですかという質問です。
千田中野駅周辺まちづくり担当部長
前回の財産処分の議決につきましては、その金額に相当する部分について処分するという議決で、今回は建物全体を取り壊すというところですので、全体の補償の考え方も変わってまいります。
大沢委員
議決の話をしているのではありません。私が話をしているのは、中野駅新北口駅前エリアの市街地再開発事業に係る事業計画及び資産の活用についてという資料で、これは令和6年1月29日の資料で、そこの中で663億円の内訳として示されているものとして、中野区(中野区本庁舎)というふうに書かれている部分の中で、今回の市街地再開発事業に該当するところが26億4,800万円であるという記載であると思っているんですが、それと、今回解体を図られているものとは同じものですかと、すみません、繰り返しになりますが、そこをまず確認したい。
千田中野駅周辺まちづくり担当部長
対象の物としては同じ建築物になります。ただ、繰り返しになりますけど、前回の財産議決のときには、処分の議決につきましては、まちづくり中野21については全転出、それから開発公社についても全転出、残り400億円未満の部分については、財産処分として26億円相当を行い、その余については権利変換で従後の床を受けるということの立てつけの中で、そのうちの財産処分、土地・建物の一部についての財産処分を受けたと。今回は、土地に関してはそのままで、建物について解体し、それに対する補償を受けるというスキームですので、建築物の対象物としては同じですけど、扱いと表記は違うということです。
大沢委員
恐らくまたそこもちょっとずれているかもしれなくて、権利変換期日前の資産として、まず宅地部分として266億円、これが下の敷地の話で、それに加えて建物部分として取り出したもので26億4,800万円という数字が出されていると思っていますけど、それは認識は間違っていますか。
〔「休憩してもらっていいですか」と呼ぶ者あり〕
委員長
休憩いたします。
(午後3時42分)
委員長
再開します。
(午後3時45分)
近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
区の財産につきましては、これまでは再開発事業の中で権利変換並びに転出補償ということで得られる形になっていますけども、今回は先んじて建物高層棟を解体するということを検討するということで、従前資産については転出補償という形で保全されるものと考えているところでございます。
なお、その金額につきましては、先ほど答弁したとおり、再開発側で補償されるものと区画整理側で補償されるものについて、時点の多少の差異はあるにしても、大きな差異はないというふうに考えているところでございます。
なお、解体の費用につきましては、これまで再開発事業の中で支出するものということでございましたが、解体費につきましては、今度は区画整理事業側での支出といった形になるかと思います。
今後のスケジュールにつきましては、今年度解体と補償に係る土地区画整理側での事業計画変更並びに検討等ございまして、その後、解体の設計だとか補償算定だとかに入りまして、令和8年度辺りから解体に着手できればというふうに考えているところでございます。
大沢委員
分かりました。ここまでの確認として、要は、当時評価された資産、それが今回のスキーム変更によって、基本的には時期の違いや何かはあったとしても損するものはないということで理解いたしました。これで結構です。ありがとうございます。
白井委員
大きく二つ報告をいただいているので、1点目は、解除に向けて今現在協議を行っていると、第2回定例会を目指して区として取り組みたいという話なんですけども、そうすると、お話合いの中の状況、まだ協議中なので、全面的に開示したお話はできませんということなんですけども、懸案となっている事項が幾つかあるのかなというふうに聞き取れたんですけども、皆さん、まず解除のお話、どのような状況で聞いていただいているのか、また、解除するに当たってだとか、懸案として当たっている事項を開示できるのであれば、どんな状況なのか、どんな内容なのか、教えていただければと思います。
近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
施行予定者の方、また、各地権者の協議の内容につきましては、個別のことなので、お答えしかねるところではございますが、現在、区としましては、協議に関わる協力依頼をして協議を行っておりますので、まずは合意を得られるように協議をしっかり進めてまいりたいと考えているところでございます。
白井委員
去年の3月は、いわゆる事業者が5社の中で協議が整わなかったというところがあったところです。今、受けていただいている関係者、地権者の方々もおられるので、もっと話が広がるんでしょうけども、おおむね御了承いただいている方向という理解でよろしいんでしょうか。それとも、いやいや暗礁に乗り上げていますという状況なんでしょうか。いかがでしょう。
近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
相手のいることなので、暗礁に乗り上げているかというところについてはお答えはしかねるんですけども、まず区としましては、誠意を持って協議を行いまして、第2回定例会に議案提出できればというふうに考えているところでございます。
白井委員
一旦ここで止めておきますかね。2点目、やっぱり気になるのがこれなんですよ。いわゆる市街地再開発事業で、うちは第一種市街地再開発と言っていたので、いわゆる権利変換のことですね。第二種の場合は売却なので、うちは第一種市街地再開発事業で財産の費用を見ていた、これを早めに解体したいというところから、現在行っている土地区画整理事業で整備するとなると、転出補償になるわけですよ。これに大きな差はないという話で、差があるとすると、そのタイミングによって資産価値をどう見るか。例えばどんどん放置しておくと資産価値が下がっていきますよとか、いやいや、一方で地価が上がっている状況でもあるので関わってきますというところなんでしょうけど、大きな差はないだとか差異はないという言葉を先ほどから言われるんですけど、同じとは言わないんですよね。それを同時タイミングでやったとすれば、同じ金額の補償ということなんですか。差異はないかもしれないけど、金額の差はあるということなんですか。この辺がしっくりこないんですが、いかがですかね。
近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
補償の算定の仕方につきましては、基準が同じようなものでできていますので、算定に係る項目だとかに違いがないというところから、大きな差がないということでございますが、一方で、土地と同様に、多少時価といいますか、その時々で補償算定に係る単価の見直し、そういったものが行われますし、先ほど委員がおっしゃっていたように、建物の現在価値だとかそういうところも加味されますので、そういう意味では多少の差異があるというふうに答弁したところでございます。
白井委員
そうすると、私の理解だと、仮に同時に区画整理事業をやりますというのと、市街地再開発事業をやりますというときには、同じタイミングで同じ資産価値で見るので、全く同じ金額の補償がもらえるということでいいですか。区画整理事業を今やります、何年後かになるか分からないですけども再開発事業をやって、市街地再開発をやったときには、年数のずれがあるから資産価値が変わるかもしれないと言っているだけで、同じタイミングでやれば同じ金額だということでいいんでしょうか。
近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
委員おっしゃっているような認識でございます。
白井委員
それと、差異はないじゃなくて、同じでいいんですか。そこなんですよ。本当に損をしないのかというところと、それはタイミングが違うから金額の差が出るかもしれないと言っているのか、いや、いや、そうなると、市街地再開発事業の補償と区画整理事業の補償、やっぱり違うのか、それとも同時タイミングでやると同じという言葉でいいんですかという。差異はないだとか差はない、ほとんど差はないと言うんですが、そのほとんどが気になるんですよ。
千田中野駅周辺まちづくり担当部長
まず補足として、今進めているのは、再開発と区画整理の一体的施行という形で進めさせていただいております。したがいまして、既に同時期で、税務署の補償については区画整理事業で補償を行って、なおかつ、庁舎についても、半分は区画整理で行って、半分は再開発のほうで行って、一部は床のほうに置き換えましょうというような考え方でやってきたところです。
そもそも、こういう一体的施行というのを行うので、あっちのほうが得とか、こっちのほうが得とかそういうのはなく、基本的には公共工事の補償基準に基づくそれぞれの算定が行われて行うと。どうしても全く同じですと言わないのは、契約対象者が変わってくるというところがございますので、そういった意味では、全く同じ社が同じ算定をして同じものを契約するというものではないので、基本的には基準も考え方も同じですという報告にとどめているというところでございます。
白井委員
示していただいた図を見ると、区画整理事業が広い範囲で設けられていて、市街地再開発事業が旧庁舎の3分の2の高層棟部分とサンプラザの一体式、L字型を逆にしたような敷地でやっているわけです。既に3分の1ほどの低層部分は、バスターミナルを整備するために、基盤整備で既にUR側に売却処分してあって、今まさに工事している最中の状況です。そうすると、L字型の位置が変わるんですか。変わらないんですか。URの施行としてやるということは、再開発は再開発なんですけども、市街地再開発の位置付けと区画整理事業の位置付けは変わりますか。
近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
先ほど部長が申し上げたとおり、当地区におきましては、土地区画整理事業と再開発事業の一体的施行でやってございまして、その中で現在、市街地再開発事業が予定されている区域、L字型というか、逆Lの部分、そちらについて土地区画整理事業の中で区画の変更等を行いまして、土地の権利がそちらのほうに移っているといったことになっていまして、その区域の中で再開発を行うというスキームでございますので、スキーム自体が変更するということではございません。
白井委員
分かりました。
伊藤委員
いろいろ委員のやり取りを聞いて、ああ、そうなのかなと思ったんですけども、1番の内容と2番の内容を整合すると、協定解除がもし長引いて、2番の高層棟の補償・解体について、早ければ8年度に解体着手とさっき言っていましたけども、協定解除をしていなくても、解体はできるのでしょうか。どうなんでしょうか。
近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
先ほど来申し上げていますとおり、こちらについては一体的施行でやっているところもございますので、できましたら、まずは協定解除というものを踏まえて、次のステップにまいりたいと考えています。
伊藤委員
そうでしょうね。結局どんどん遅くなっていくのが私も大変気がかりなんですけども、早期の協定解除を目指すということですから、仮に第1回定例会で議決が必要になってくるということで議決されました。早ければ令和7年の第2回定例会ということでしたよね。そこに提案をさせていただくということだったんですけど、仮に我々の議員提出議案、基本協定を結ぶとき、解除するときなどの議決がもしなかったら、早まっていた可能性もあるということですか、協議の内容によっては。どうなんでしょうか。
近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長
ちょっと仮定の話になって、大変答弁しにくいところではございますが、議決が要るかどうか、それが元でスケジュールが遅れるかといったところについては、協議の進捗もございますので、どちらがよかったか、議決があるから遅くなるだとかということは一概には言えないかなというふうには思っています。
千田中野駅周辺まちづくり担当部長
今回、目標としている第2回定例会で提出させていただければ、スケジュールのほうとしては、協定の解除という手続については遅延は生まれないだろうということで思っております。ただ、今回、第2回定例会にもし間に合わなかった場合、そのときは議会スケジュールのほうに引っ張られた形で、必要期間が上乗せになるということで考えております。
あと、もう一つ、今回、先ほどの区画整理事業での解体と協定解除の関係ですけど、基本的には、再開発事業の区域と区画整理の区域が重複しておりますので、どちらで解体しても可能というところになっておりますので、我々としては、協定に引っ張られて解体工事の検討ができないということは考えていないです。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、6番、旧区役所低層棟の解体工事及び仮設バス停整備の進捗状況についての報告を求めます。
井上まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長
それでは、旧区役所低層棟の解体工事及び仮設バス停整備の進捗状況について、資料を基に御報告いたします。(資料8)
本報告は、中野駅周辺整備・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会との重複報告になります。
中野駅新北口駅前広場及びペデストリアンデッキ等の基盤整備につきましては、UR都市機構、JR東日本及び囲町東地区市街地再開発組合の委託により、随時工事に着手しています。今回これらの基盤整備の状況について御報告いたします。
初めに、1、旧区役所低層棟の解体工事及び仮設バス停整備についてですが、旧区役所低層棟の解体工事のうち、地上部につきましては、おおむね除却が完了いたしました。地下部の埋め戻しにつきましては、流動化処理土と呼ばれる土とセメントを混ぜた特殊な材料を用いて行うものなんですが、プラントから円滑に供給されなかったこと等から、解体工事の工程に約2か月の遅延が生じてございます。そのため、旧区役所低層棟の解体工事の完了時期は、令和7年5月頃から同年7月頃に変更となります。その後、仮設バス停の整備工事に着手し、秋頃からの運用開始を予定してございます。
2、中野駅新北口駅前広場のペデストリアンデッキ整備についてでございます。令和8年末頃の中野駅西口改札開業に向けて工事を進めておりまして、現在は下部工の基礎工事を進めてございます。中野駅西口改札の開業、それから橋上駅舎やペデストリアンデッキ等の供用開始をした段階では、新北口駅前広場は仮設バス停の状態となってございます。この期間中についても、中野五丁目方面や仮設バス停へのアクセス性や駅周辺の回遊性の向上を目的に、中野駅西側南北通路、ペデストリアンデッキレベルと新北口交通広場、東西連絡路のレベルをつなぐ仮設階段の整備をいたします。仮設階段とその降り口となる新北口歩行者広場部分の整備につきましては、駅ビルの荷さばき駐車場の上であるということから、JR東日本への委託をする予定でございます。
2ページを御覧ください。現在の状況を写真に示してございます。
3、中野駅西側南北通路の桃園広場側降ろし口の整備についてでございます。中野駅西側南北通路の桃園広場側の降ろし口につきましては、同じく中野駅西口改札の開業に向けて工事を進めてございます。現在は、写真に示すようにデッキ上部工の工事を進めている状況でございます。
4、今後の予定でございます。これまでの報告と変わっているところはございません。令和7年度につきましては、旧区役所低層棟や旧中野税務署の解体が完了し、仮設バス停の整備と運用を開始いたしまして、旧中野税務署跡地のインフラ移設工事に着手いたします。令和8年度は中野駅西口改札の開業、ペデストリアンデッキ工事につきましては、四季の都市方面のデッキの一番四季の都市側の階段、エスカレーター、エレベーター等の一部を除きまして、供用を開始いたします。中野駅新北口交通広場全体の供用開始は令和11年度を予定しています。
本報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
ひやま委員
1番の低層棟の解体が今、遅れているというところでありました。その理由としては、埋め戻しに際しての流動化処理土がプラントから円滑に供給されなかった。これは理由は何なんですか。
井上まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長
こちらにつきましては、他の緊急案件がございまして、そちらのほうにプラントから計画どおり供給されなかったというところが大きな要因と考えてございます。
委員長
休憩します。
(午後4時02分)
委員長
委員会を再開します。
(午後4時04分)
他に質疑はありませんか。
白井委員
工事の進捗のほうは説明いただいたので、理解できました。それで、令和11年の新北口交通広場の供用開始に当たっては、本来であれば、中野サンプラザを再開発して、ビルの中を通り抜ける形で道路の位置指定が行われて、現在の中野サンプラザ前の道路自体がなくなる。中野通り側から想定した道路を通って、本当は広場に入る予定なんですけども、当然、それができない状況になります。さっきの話じゃないですけど、それこそ中野サンプラザを解体するか、通り抜けできるようにしないと、道路が貫通しないので、そうなると、入り口自体は旧区役所側のほうから入ってくるこちら側でしか供用開始ができないということになるんでしょうか。
井上まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長
委員お示しのとおり、北側からの、けやき通りを通って、新北口駅前広場のほうに入ってくるという運用になると思います。
白井委員
再開発のほうの事業がストップしていることによって、基盤整備はできるんだけども、基盤が出来上がっても、バス路線が従来の考え方とは変わってくる。それによって考え方を整理しなきゃいけないものとか問題点、課題はありますか。
井上まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長
再開発事業の中で、中野サンプラザの東側、中野通りの西側の歩道の部分に今、バス停がございますけれども、そこの移設の時期が、本来であれば再開発事業の進捗と合わせて、仮設バス停等をまた整備していくという予定になっていたんですけれども、そこの部分が時期が変更になりますので、仮設バス停全体の運用というか、検討が必要になってございまして、そこを今、バス会社も含めて調整をしているという状況でございます。
白井委員
単純に言うと、中野通りから入っていって、バスは今、中野サンプラザのところは右折しないですよね。早稲田通りからで新庁舎側には入ってこられるんでしょうけど、全部新庁舎側を通ってくるとなると、中野通り側がごっそりバスがなくなる状態になるので、一つは渋滞の心配だとか、あとは駅のアクセスの心配が出てくるんですけど、この辺が課題だという認識でいいですか。
千田中野駅周辺まちづくり担当部長
今、委員からお話あったとおり、これまでは、駅前広場については、街路事業と区画整理でつくって、それから、中野通りとのアクセスは再開発事業の中でつくって、それで同時に両機能を提供するというところで進めてきたところなんですけど、今回、完了時期がずれますので、再開発事業で道路を造るのか、区画整理事業で道路を造るのか、もしくは街路事業で道路を造るのか、それがいつになるのか、それまでの期間はどう運用するのかというのは、まさに今、検討しているというところでございます。
白井委員
それでは、まずは駅の広場の進捗のお話なので、今後どういうふうに完成を目指して、暫定的なバス停をどの位置に移すかというお話はこれまで聞いてきたので、いわゆる中野サンプラザの再開発の事業をストップしたことによって、基盤整備が整う。ペデストリアンデッキはできたんだけども、想定していた道路がつながらない。それによって中野駅前のアクセスというのかな、どのような状態から駅に向かってバスが入ってくるのかという考え方がまとまったタイミングで結構ですので、またお知らせいただければと思います。結構です。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
宮澤都市基盤部公園課長
先ほど御報告いたしました常設プレーパーク設置に伴う江古田の森公園整備工事について、答弁訂正をお願いいたします。
いのつめ委員の御質問のうち、学習室周辺の工事内容に関する御質問に対し、排水管の工事を実施するとお答えいたしましたが、正しくは給水管工事となります。誤った答弁をいたしまして、誠に申し訳ございません。
委員長
それでは、次に、7番、その他で理事者から何か報告はありますか。
小幡まちづくり推進部まちづくり計画課長
それでは、私から、令和7年度西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟の決起大会の日程について、口頭で御報告をいたします。
なお、本報告につきましては、中野駅周辺整備・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会との重複報告でございます。
令和7年度の踏切渋滞解消促進期成同盟の決起大会につきましては、本年は8月26日火曜日、野方区民ホール・野方WIZにて行うことを予定してございます。時間などの詳細につきましては、改めて周知をさせていただきます。
私からの報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
他に報告はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。
次に、審査日程のその他に入ります。
委員会を暫時休憩します。
(午後4時11分)
委員長
委員会を再開します。
(午後4時12分)
休憩中に確認しましたとおり、次回の委員会は特に日程を設けず、急な案件が生じた場合は正副委員長から招集させていただきたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定します。
以上で本日予定した日程は終了いたしますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、委員会を暫時休憩します。
(午後4時12分)
委員長
それでは、委員会を再開します。
(午後4時15分)
以上で本日の建設委員会を散会します。
(午後4時15分)