令和7年04月28日中野区議会中野駅周辺整備・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会
令和7年04月28日中野区議会中野駅周辺整備・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会の会議録

中野区議会中野駅周辺整備・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会〔令和7年4月28日〕

 

中野駅周辺整備・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会会議記録

 

○開会日 令和7年4月28日

 

○場所  中野区議会第1委員会室

 

○開会  午前9時00分

 

○閉会  午前11時55分

 

○出席委員(14名)

 高橋 かずちか委員長

 羽鳥 だいすけ副委員長

 山内 あきひろ委員

 大沢 ひろゆき委員

 市川 しんたろう委員

 小林 ぜんいち委員

 立石 りお委員

 いさ 哲郎委員

 斉藤 ゆり委員

 杉山 司委員

 平山 英明委員

 久保 りか委員

 むとう 有子委員

 酒井 たくや委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 企画部長 岩浅 英樹

 企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長 大場 大輔

 企画部資産管理活用課長 半田 浩之

 総務部長 濵口 求

 総務部総務課長 永見 秀光

 文化・産業振興担当部長 高村 和哉

 区民部産業振興課長 国分 雄樹

 区民部文化振興・多文化共生推進課長 冨士縄 篤

 都市基盤部長 松前 友香子

 都市基盤部都市計画課長 塚本 剛史

 都市基盤部交通政策課長 村田 賢佑

 まちづくり推進部長 角 秀行

 中野駅周辺まちづくり担当部長 千田 真史

 まちづくり推進部まちづくり計画課長 小幡 一隆

 まちづくり推進部野方以西担当課長 蜷川 

 まちづくり推進部まちづくり事業課長 山岸 高広

 まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長 青木 隆道

 まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長、まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 近江 淳一

 まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長、まちづくり推進部中野駅周辺エリアマネジメント担当課長 井上 雄城

 まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長 大南 隆司

 

○事務局職員

 書記 稲葉 悠介

 書記 細井 翔太

 

○委員長署名


審査日程

○委員会参与の異動について

○議題

 中野駅新北口駅前エリアの再整備について

 中野駅西側南北通路及び橋上駅舎等整備について

 中野駅周辺各地区の整備について

 都市観光・地域振興の推進について

 西武新宿線連続立体交差事業及び各駅周辺整備について

 連続立体交差事業の区間の延伸について

 鉄道上部空間の活用・整備について

 区内南北交通と新たな公共交通サービスについて

所管事項の報告

 1 中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業における基本協定の解除等について(資産管理活用課、中野駅新北口駅前エリア担当)

 2 中野サンプラザ南側広場の貸出しについて(総務課)

 3 旧区役所低層棟の解体工事および仮設バス停整備の進捗状況について(中野駅地区・周辺基盤整備担当)

 4 その他

 (1)令和7年度西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟の決起大会日程について(まちづくり計画課)

○その他

 

委員長

 定足数に達しましたので、中野駅周辺整備・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会を開会します。

 

(午前9時00分)

 

 まず、傍聴者の方から当委員会の様子を録音したい旨の許可願いがありましたので、御相談のため委員会を暫時休憩いたします。

 

(午前9時00分)

 

委員長

 それでは、委員会を再開いたします。

 

(午前9時00分)

 

 ただいま傍聴者から録音の許可を求める申出について、これを許可するに御異議ございませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 傍聴者の方に申し上げます。許可の申出の際にお示しいただいた目的以外に録音したものを使用しないこと、また、休憩中の録音は認められておりませんので、休憩になりましたら録音は止めていただきますようにお願いいたします。

 本日の審査日程ですが、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、御異議ございませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 なお、審査は12時を目途に進めたいと思いますので、御協力をお願いいたします。

 議事に入る前に、お手元の資料(資料2)のとおり、4月1日付で委員会参与の異動がございました。それでは、異動のあった参与の御紹介と御挨拶をお願いいたします。

松前都市基盤部長

 都市基盤部の参与の異動について御紹介いたします。

 交通政策課長の村田賢佑でございます。

村田都市基盤部交通政策課長

 村田でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

松前都市基盤部長

 都市基盤部は以上でございます。よろしくお願いいたします。

角まちづくり推進部長

 それでは、続きまして、まちづくり推進部の異動について御報告させていただきます。

 まちづくり計画課長の小幡一隆でございます。

小幡まちづくり推進部まちづくり計画課長

 小幡です。よろしくお願いします。

角まちづくり推進部長

 次に、野方以西担当課長の蜷川徹でございます。

蜷川まちづくり推進部野方以西担当課長

 蜷川でございます。よろしくお願いいたします。

角まちづくり推進部長

 東京都からの派遣転入でございます。

 次に、中野駅周辺まちづくり課長、中野駅新北口駅前エリア担当課長の近江淳一でございます。

近江まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長、中野駅新北口駅前エリア担当課長

 近江です。よろしくお願いします。

角まちづくり推進部長

 まちづくり推進部については以上でございます。よろしくお願いいたします。

委員長

 ありがとうございました。

 以上で委員会参与の異動について終了いたします。

 それでは、議事に入ります。

 中野駅新北口駅前エリアの再整備について、中野駅西側南北通路及び橋上駅舎等整備について、中野駅周辺各地区の整備について、都市観光・地域振興の推進について、西武新宿線連続立体交差事業及び各駅周辺整備について、連続立体交差事業の区間の延伸について、鉄道上部空間の活用・整備について、区内南北交通と新たな公共交通サービスについてを一括して議題に供します。

 それでは、所管事項の報告を受けます。

 初めに、1番、中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業における基本協定の解除等についての報告を求めます。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 それでは、中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業における基本協定の解除等につきまして御報告いたします。(資料3)

 なお、本件につきましては、総務委員会並びに建設委員会との重複報告でございます。

 まず、資料を御覧ください。

 1番、施行予定者及び他地権者との協議状況についてでございます。

 令和7年3月に区が定めた事業計画の見直し方針につきまして、3月25日付で施行予定者及び他地権者に文書で通知を行いました。その後、本方針に基づき、令和4年12月20日付で締結した(仮称)中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業の事業推進に関する基本協定書の解除に向けた協議を行ってございます。事業の見直しを迅速に進めていくため、早期の協定解除を目指してまいります。

 続きまして、2番、旧区役所高層棟の補償・解体についてでございます。

 旧区役所高層棟につきましては、これまで市街地再開発事業による補償・解体を予定してございましたが、本事業が見直しとなったことにより、解体時期が未定となってございます。旧区役所低層棟が解体された後、解体途中の建物が存置されることは、安全性や防犯面で課題があること、また、新たな事業が実施されるまでの期間、旧区役所敷地を新北口駅前広場整備工事のヤードとして利用可能なことなどから、土地区画整理事業による補償・解体を検討してまいります。

 また、併せて補償費の取得や解体スケジュールについても検討を行うことができ、旧区役所高層棟に係る施設管理費の解消や、新北口駅前広場整備後の敷地暫定活用などの効果も期待できるものと考えているところでございます。

 3番、説明会の実施でございます。中野駅新北口駅前エリアのまちづくりについて、説明会を2回実施いたします。実施日時及び会場につきましては、資料をお読み取りください。今後も事業の進捗に合わせて区民と意見交換する場を設定し、できるだけ区民の意見を聞いていきたいと考えてございます。

 報告については以上です。

委員長

 ただいまの報告について質疑はございますか。

斉藤委員

 建設委員会、総務委員会、また重複ということで、重なるものもあるかもしれませんけれども、確認させていただきたいと思います。

 まず、協定解除について今後の進め方と課題ということで、第1回定例会で質疑がありました。こちらの別紙2というところで表になって、今後の進め方と課題という表を頂いております。こちらの課題認識というところにおきまして、少し時間がたっておりますけれども、おおむねこちら、何か大きく変わったというところはあるかどうか、まず確認させてください。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 前回の委員会のときにお話しした内容につきましては、まだ区の方針というのをお示しした段階なので、それ以降、こちらの本報告でもございますとおり、3月25日付で施行予定者並びに他地権者に文書にて区の方針を通知したというところが大きく変わっているところでございます。

斉藤委員

 という中で、協定解除が決定されていない中、転出補償金を充てようと思っていた新区役所庁舎の建設費用、そちらに関する起債の償還を区の財源で賄うというふうにいたしました。ここで、そのほかいろいろな、区が、事業が進まないことで新たに発生する様々な費用負担について、先方のほうに負担を求めていくかどうかというところが一つのポイントになったと思うんですけれども、こちらについては今どのようにお考えでしょうか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 そちらの区の新たな負担に対する施行予定者の負担につきましては、現時点で求めるということは考えてございません。

斉藤委員

 という中で、特に起債の償還については金額も大きいわけですけれども、それについて、一般財源でやっていこうということで方針を決められておりますけれども、区の財政においての考え方ということはしっかり検討していただきたいと思いますけれども、それはいかがでしょうか。

岩浅企画部長

 新区役所の関係の起債でございますけれども、40数億円につきましては昨年度の予算で返済をしております。残りの70数億円につきましては分割ということで組んでおりますけれども、まちづくり中野21の関係もございますので、そういったものを含めながら、区としてなるべく負担の少ない方法で返済できるように検討していきたいと考えております。

斉藤委員

 それはよろしくお願いいたします。

 もう一つ、実は野村不動産、施行予定者のほうの負担も大変大きくなっていると思います。報道によると数十億円とも言われている中で、そちらのほうからの協定解除による損害賠償というようなことも可能性としてはあるわけですけれども、そちらについての区の考え方、今の時点でのものを教えてください。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 委員御指摘のとおり、そういった可能性としてはゼロではございませんが、施行予定者から損害賠償請求等をされた場合につきまして、区としては現時点で応じるつもりはございません。

斉藤委員

 それは協定においてもそのような定めもないので、そこの姿勢は貫いていただきたいと思います。

 あと、もう一つ、協定には区だけではなくて、他の地権者の方々も名前を連ねておりますけれども、そこの協議というのは滞りなく区とともに進んでいるということでよろしいでしょうか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 滞りなく協議が進んでいるかについては、個別のことなので回答を差し控えますけども、先ほど報告したとおり、現在協議中というところでございます。

斉藤委員

 気になるところがやはり税務署のところでございまして、前のときにも質疑がありましたけれども、ちょっとセンシティブなところでもあると思いますので、そちらについては連携をきちんと取って進めていかれているのだなということでお願いしたいと思います。

 以上の検討が順調に進んでいくと、いつ頃の解除になるのか、他の委員会でも御報告があったんですけども、一応こちらでも確認させてください。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 協議中ということなので、確約はできないんですけども、区としましては現時点で、第2回定例会での議決というところを目指しているところでございます。

斉藤委員

 次が2番目の解体のところです。施設管理というのは大変な負担もございますので、解体の判断はありなのかなというふうには思います。これ、今まで市街地再開発事業で行うつもりであったものを土地区画整理事業の区域でしていくということになりますけれども、この解体に関する補償のところで、財産の規模をどう判断していくのか、それによって補償費というのがどういうふうに算定されるのかというところが気になるところですけれども、その辺はいかがでしょうか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 本報告にありますとおり、補償・解体につきましては、再開発事業の中で行うこととしてございました。今回見直しに至ったということで、資料にありますとおり、建物自体がずっと存置されるということは望ましいことではないというふうに考えまして、区画整理事業の中での解体を検討するということでございますが、補償の内容並びに項目等につきましては、同じような公共の用地の補償基準というのを使って補償算定等をしてございますので、補償の金額に大きな差異はないと考えてございます。

斉藤委員

 もう一つ、これから、もしという仮定のことになりますけれども、中野サンプラザが区のものになったとき、中野サンプラザをもし解体するとしたら、これはどのような、まだ市街地再開発事業のスキームが決まっていない中で、もしかしたら中野サンプラザも解体するというような考えを持ったときに、もしですよ。なったときに、こちらの土地区画整理事業でやるということは可能なんでしょうか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 制度上は可能ではございますが、現時点で中野サンプラザを区画整理事業の中で解体するというところまでは検討しているところではございません。

斉藤委員

 制度上で確認ができれば大丈夫です。

 解体のスケジュールというのはおおむねいつ頃になるのか、確認させてください。高層棟の、区役所のです。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 現時点でまだ決定しているわけではございませんので、確約とは言えませんが、令和8年度、来年度あたりに解体着手できればというふうに現時点では考えています。

斉藤委員

 これももしになりますけれども、補償費が取れたとしたときに、土地区画整理事業の中で、区の持ち出しとなる補償費の比率というのはどんなふうになっていくのでしょうか。それが分かりましたら教えてください。区の持ち出しというのはどのぐらいになるのか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 現時点で市街地再開発事業と土地区画整理事業の中で、先ほど大きな補償費の件をお話ししましたけども、区の持ち出しという概念が特にはないのかなというふうに思っています。

斉藤委員

 分かりました。

 最後の説明会の実施のところです。私、昨日も地元で会合があったりいたしまして、やっぱり大きく3点あって、もともとの計画の中で住宅を再開発事業の建物の中に入れていくということを理解されていない方が多く、そのために、事業者が新たな提案をされたときに、「タワマンか」というような話題が大変大きくマスコミでも報道されています。そしてまた、中野サンプラザを残してほしいという意見も大変多くあります。そうしたことから、本当にきちんと説明会はしていただきたいと思いますけれども、今のところの人数等をもう一度教えてください。説明会の規模。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 3番の説明会につきましては、両日とも同じ内容の説明をしていこうと考えてございまして、両日とも、2回とも100人程度ずつを考えているところでございます。

斉藤委員

 すみません。三つ目、思い出しました。補助223号線の道路のことも理解されていらっしゃらない方が多くて、そこも含めてやはり説明していただければいいなということを付け加えておきます。

 それから、中野サンプラザを残してほしいという方の御意見なんですけれども、やはりまず、中野サンプラザをもしこのまま継続させるとすると、どういう課題があるのか、そういうことも説明をできる限りしていただきたいと思います。特に改修の費用に関して、区は調査をしてもよいのかなというふうにも思いますが、その辺のところはいかがでしょうか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 中野サンプラザの暫定でなくて、しばらく活用していくということにつきましては、再整備事業計画というのを実現するためには、区役所旧敷地並びに中野サンプラザともに一体開発するということが前提となってございますので、現時点で長く活用するということは考えているところではございません。一方で、改修にかかる費用並びに、その費用を回収するための、中野サンプラザ、新型コロナ前で営業益が大体年2億円くらいと言われていまして、そうすると経済的にちょっと厳しいのかなという思いもありますので、そういったところを含めて説明できればというふうに考えてございます。

斉藤委員

 ということは、新たにどのぐらいの改修経費がかかるかを精査する考えは今のところはない。けれども、おおむね100億円という試算は出ておりますので、それを基に御説明していくというふうな流れになるんでしょうか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 委員おっしゃるとおりの流れになろうかと考えてございます。

山内委員

 ちょっと幾つか伺いたいんですけれども、一応前回、記者会見の中でも区長のほうが、施行予定者には損害賠償について求めないし、応じないというふうに言っていました。ただ、一方で、今回報告が迅速に進めていくというふうにあります。損害賠償について求めない、応じないということで、事業の見直しが迅速に進まないといった可能性もあると思いますが、その辺はどのように考えているか伺います。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 現時点で協議中ではございますが、損害賠償というところの話までは出てございませんので、まずは協議をきちっと進めることで、迅速な協定解除並びに次のステップに進みたいと考えているところでございます。

山内委員

 そうしますと、先ほど斉藤委員のほうの質疑の中で、大体第2回定例会ぐらいを目指しているということですが、相手もあることですので、そこまで順調にいくかどうかというのは中野区次第かなというふうには私自身は思いますが、その中で、現在の協議の状況、相手もあることですので詳しくは言えないと思うんですが、大体、例えば幾つかいろいろな解決しなきゃいけない問題がある中で、おおよその状況として、言える範囲で構いませんので教えていただけますか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 現在、基本協定書第21条に基づきまして、協定解除につきましては、甲または乙から申出を行い、甲乙協議の上、合意した場合に解除することができるとされてございまして、区としましては、現在解除に向けて協議しているといったところでございます。ただ、解除に当たりましては、区では議決が必要ということなので、議決を経た後、協議の状況にもよりますが、議決並びに各者の決裁というか、各者の意思決定をもって最終的な合意の文書に押印したいと、調印したいというふうに考えているところでございます。なお、各者の意向とかにつきましては、個別のこともございますので、回答は差し控えさせていただければと思います。

山内委員

 では、そうしますと、協定を無事にというか、解除できた後、その後の計画はどのようになっていくか伺います。

 すみません。質問がおかしかったですね。協定解除が無事済んだ後、その後どういうふうな流れになっていくかということですね。その辺を伺います。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 区としましては、再整備事業計画というのがございますので、そちらを現時点でどの程度見直すかだとか、そういったところが今後の検討になってくるかと思います。その検討に当たりましては、当然のことながら、事業者の意見とかを聞いたりだとか、区民の意見を聞いたりだとか、そういうことをしながら決めていければというふうに考えてございます。

山内委員

 今、区民の意見を聞きながらとかいったお話がありましたけれども、以前来ていただいたときに区長のほうから、サウンディング調査とか、そういった意見を聞く、そういった話もありました。あとは、前回のたしか委員会の中で、そういった意見がある中で事業計画をどこまで見直すか、事業の元となったものを変えていく可能性があるかもしれないといったことでしたけれども、サウンディング調査以外にどのような今市場調査を考えているか伺います。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 まずは、これまで中野のまちづくりに協力してくれた事業者等、そういったところとサウンディング調査を通じて、社会情勢の変化だとか、そういうところもございますので、そういったところを踏まえて、どういったところが修正等必要なのかというところをきちっと見極めたいというふうに考えてございまして、まずはサウンディング調査をしっかりして、区民の意見等を聞きながら、並行して作業を進めたいと考えてございます。

山内委員

 では、2番のほうの補償・解体について伺います。すみません。私自身があまり知識がないんですけども、市街地再開発事業から土地区画整理事業にすることで、具体的にどういうふうに変わっていくんですかね。その辺をもう少し具体的に教えていただけますか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 現在、当地区につきましては、市街地再開発事業と土地区画整理事業の一体的施行ということで事業を進めてまいりました。ただ、今回の事態で再開発事業のほうが見直しになったということでありますので、同じ地域内にあります区画整理事業の中で解体ができないかというところで、区画整理事業者である都市再生機構、URと検討を開始していきたいというふうに考えているところでございます。

山内委員

 その中で、併せて補償費取得や解体スケジュールについても検討することができるとありますが、補償費のほうが具体的に変わるのかと、解体スケジュールが早くなるのか、先ほどとちょっと質問がかぶりますが、その辺ももう少し具体的に伺えますか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 先ほどもちょっと答弁申し上げましたけども、補償費については、区画整理事業並びに再開発事業の中で大きな差はないというふうに考えているところでございまして、これからの検討次第ではございますが、現時点で令和8年、来年度に解体着手できればというところで進んでいきたいというふうに考えていますので。再開発事業であれば、まだ解体時期は見通せないところではございましたけども、現在施行中の区画整理事業の中で解体することで、解体スケジュールとか、解体が終わった更地になるスケジュール感、そういったところが少し見えてくるかなというふうには思っています。

山内委員

 そうしますと、解体のことについて伺うんですが、低層棟を解体するときに、たしか自衛隊だったかな、何か少し訓練を行ったというふうに伺っていますが、現在残っている高層棟についても様々なそういった防災に関する訓練ができると思いますが、そういった考えがあるのかどうか伺います。

濵口総務部長

 高層棟のほうでのそういった訓練ということにつきましては、今現在、そういった検討をしているというところではございません。本報告にありますとおり、高層棟につきましては土地区画整理事業で検討するという状況でございますので、その検討状況ですとか、仮にそういった訓練について検討する場合は、規模ですとか内容、あるいは時期等を見定めて、近隣との、周辺との影響といったところも見極める必要があるかなというふうに考えているところでございます。

山内委員

 実は消防団運営委員会のほうで報告があったんですが、以前、消防団の方々に御協力いただいてアンケートを取りまして、その中で、実技訓練、そういったものもぜひやってほしい、そういった多くの消防団員からの回答もありました。区有施設を解体する際、四季の森公園もそうですが、様々な施設でそういった訓練を行っているというのは知っているんですが、例えば災害用ドローンであったりとか、消防団、消防、また自衛隊であったりとか、そういったものを駅前の施設で行うことで区民にもアピールできるし、そういった実技訓練もできると思いますが、そういったことを実現するために様々なことをクリアしなきゃいけないと思いますが、各ところと協力して、そういった訓練をぜひやっていただきたいと思いますが、もう一度御回答いただけますかね。

濵口総務部長

 そういった御要望等は私ども、もしお声として頂くようなことがございましたら、そういった訓練の有効性というものは確かに委員のおっしゃるとおりでございますので、先ほど申し上げたような内容ですとか時期、そういったことで、実施が可能かどうか判断してまいりたいと考えてございます。

山内委員

 先ほど、順調にいけば令和8年度ということですので、少し先の話になるんですが、この後の報告でもありますが、今の中野サンプラザの話ですけども、区役所の高層棟解体後の敷地暫定活用というふうに書いてありますが、例えば現時点でこういうことができるのではないかなというようなもしお考えがあるんだったら伺います。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 暫定活用につきましては、更地になった後に、まずは新北口駅前広場の整備の工事ヤードとして活用できればと思ってございます。そちらが終わったときに、新たな事業の展開と併せましてどの程度暫定活用できるのか、そういったところの期間だとかというのが見えてくるかなというふうに思っていますけども、現時点でこういった利用とかというのはまだ想定しているところではございませんで、様々な利用方法については今後検討していきたいと考えてございます。

山内委員

 先ほどサウンディング調査、並行して区民の意見も聞くということでしたけれども、こういった暫定活用に関しても、同時に区民に、どういうふうに暫定活用がいいかとか、その辺もアンケートしたらいいかなというのは個人的には思っております。

 あと、うちの会派からも質問させていただいたんですが、旧区役所の解体が、区制、あと七、八年ぐらいで100年になると思うんですが、区制100年を迎えるに当たって、区史の編さん、この解体も区制の中では重要なテーマだと思うんですが、これをどのような形で後世に残していくか、もし現時点で決まっていることがあれば伺います。

千田中野駅周辺まちづくり担当部長

 現段階で、それについて具体的に検討しているというところはございません。

山内委員

 壊してしまうと何も残らなくなってしまいますので、今から、先の話ですけども、考えていったほうがいいんじゃないかなというふうに思いますので、その点はお考えいただければと思います。

 次に、3番の説明会のほうの実施についてですが、こちら、第1回、第2回、およそ100人程度を考えているということですけれども、こちらの周知方法はどのようにされるのか伺います。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 現時点では5月5日号の区報に掲載予定でございまして、同タイミングでホームページにも載せて周知を図っていきたいと考えてございます。

山内委員

 幅広い方に来ていただきたいと思うんですが、同時に、第1回、第2回と同じ方が来たとしても同じような意見しか聞かないので、なるべく多くの方が来ていただいたほうがいいかと思うんですが、第1回、第2回目に関して、例えば重複するようなことがあっても多少問題ないと思っているのか、それとも重複しないように何か工夫されるのか、その辺を伺います。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 現時点での立てつけでは、重複で来場される方を拒むというところまでは考えてございません。ただ、一方で、説明会なので、まずは一応区のほうから、現時点での現況、あるいは事業見直しに至った経緯だとか、そういったところをきちっと説明した上で、質疑等に応じる時間を十分設けてまいりたいというふうに考えてございまして、委員おっしゃるとおり、その中で、例えば1回目に来られた方をどう質疑のときに対応するかだとか、そういうところは工夫していきたいと考えています。

山内委員

 あとは、これ、二つとも会場がおよそ中野の中心になっていくんですが、例えば鷺宮のほうであったりとか、南台のほうであったりとか、中心から少し離れている、しかし、中野サンプラザに関して非常に興味を持っている。あとは、例えば以前の案では、子ども施設、子ども広場を造るというような案もありました。となると、例えば当事者である子どもたちの意見はどうやって聞くのかとか、その辺はどのように今考えていらっしゃいますか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 委員御指摘のとおり、今回のお話については、中野駅周辺だけの問題でなくて、中野区全体として興味・関心、皆さん高いところというふうに認識してございますので、今後の説明会並びに意見交換会の在り方につきましては、場所を変えてやってみるだとか、あるいは御意見を頂いたような、子どもの意見の聴取だとか、どういう団体なのか、どういう立場なのかとかありますので、例えばテーマ設定するだとか、そういったところを工夫しながら、駅以外のところでも行えるようにちょっと検討しているところでございます。

山内委員

 もちろん時期的には早いほうがいいと思うんですが、具体的に例えば第2回定例会までにやりたいとか、そういった具体的な時期というのは、まだそこまで考えていらっしゃらないですか、伺います。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 現在検討中というところでございます。

山内委員

 ここには説明会というふうに書いてあります。ただ、今、御答弁の中で説明会並びに意見交換会とあります。意見交換会という形でよろしいですか。それとも、ただ説明する。どういった形でやられるのか、もう少し具体的にお願いします。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 本報告にある5月28日と6月1日につきましては、まずは説明会ということで、区からこれまでの経緯だとか、あるいは先ほども申しましたけども、これまでの事業の見直しに至った経緯とか、そういったところをまずはきちっと説明して、現状を御理解いただきたいというふうに考えているところでございますが、今後の説明会もしくは意見交換会というところにつきましては、まだ未定ではございますが、例えばテーマ設定するだとかしながら、意見交換会なのか、意見交換会であれば、結構いろんな方の意見を聞く時間も多いかと思いますので、テーマ設定だとかによるかと思いますけども、様々な形でもって、要所要所で事業の進捗に応じて説明会なり意見交換会というのをしていきたいというふうに考えてございます。

山内委員

 今の御説明ですと、今ここに報告があるものは説明会をして、意見交換会とか、そういった別の形は今後検討していくというような答弁だったと思います。ただ、前回、タウンミーティングをして、そこから様々な区民の意見が出て、結果的に意見交換会みたいな形になったかと思うんですが、これ、最初から説明会じゃなくて、意見交換会という形でやったほうが、より区民に対して今の現状を説明、そして、どういったことを考えているかというのを同時に聞けると思います。もちろん時間の制約もあると思いますが、これは説明会だけでは私は区民に寄り添った形ではないのではないかなと思いますが、その点は区はどのように考えていらっしゃいますか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 今回の5月と6月にある説明会については、まずは先ほども申し上げているとおり、現状をきちっと伝えたいという思いがございますので、説明会スタイルとしております。今後につきましては、説明会なのか意見交換会なのか、テーマ設定だとか、そういう形にもよるかと思いますので、そういったところを様々工夫しながらできればというふうに考えてございます。

平山委員

 総務委員会でも同様の報告を頂いて、そのときには資産管理活用の御担当の方に確認をさせていただいたんですが、これ、なかなか踏み込んだ報告ですよね。要は、市街地再開発事業でやるエリアの中の一部の事業を土地区画整理事業でやりますよと、そういう形に変更しますよということなんですけど。そのときにお尋ねをしたのは、協定は生きているわけじゃないですか、施行予定者側との。これまでいろんなことを我々が質問しても、いや、それは今、協定に基づいてやっていますからということで、もうほとんど全てにお答えいただけないような状況だったんですね、未来については。だけど、協定が生きている状態で、要は、事業の内容を変えますよというようなことは大丈夫なんですかと資産管理活用担当にお尋ねをしたら、それは先方も納得をされていることなのでという御答弁だったんですよ。ただ、実際に協議をされていらっしゃるのはまちづくり推進担当の方々だと思うので、同じ認識でよろしいですか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 確かに委員がおっしゃるとおり、まず、現在協定自体が生きているというか、継続中ということで、ただ、一方で、協定解除に向けた協議を行っている段階でございます。旧区役所高層棟の解体並びに補償を検討することにつきましては、まずは施行予定者側にもお伝えして進めているところではございますので、まずは協定解除というところを目指して動いていくんですけども、協定解除後にきちっと動けるように下地をつくっていきたいと考えているところでございます。

平山委員

 いやいや、余計話がこんがらがっちゃったんですけど。要は、これまで全てやっぱり、先々のことは協定解除後ですという御答弁だったんですよ。だけど、今回の件は、協定がまだ解除されていないにもかかわらず、一部手法を変えますよという御報告なんですよ。これはこれで大丈夫なんですかという確認なんです。

千田中野駅周辺まちづくり担当部長

 先ほど例えば山内委員のほうから、今後の協定解除後の取組というようなお話を頂きましたが、やはりそういうことについては、協定解除後でないとなかなかお答えできないというところです。一方で、こちらにつきましては、土地区画整理事業と街路事業と市街地再開発事業、この三つの区域が重複する中で、それぞれが施行の役割分担を協定の下で行うというところですので、その役割分担を変えるというところですから、現在解除を目指している協定が存続したままでも、役割分担の変更で対応できるというところですので、現在の調整状況、方向性を御報告させていただいているというところでございます。

平山委員

 ごめんなさい。役割分担でも解消できるというところが分からないので、そこをもう少し分かりやすく御説明いただけますか。

千田中野駅周辺まちづくり担当部長

 役割分担につきましては、今回の庁舎の部分が土地区画整理事業の区域でもあり、市街地再開発事業の区域でもあり、一部はさらに街路事業も重なっているというところです。それぞれの誰もがその事業の中で施行する権限もあるし、責任もあるというところなんですが、それを誰がやるのかという役割を定めている、そういったものがございまして、その役割の変更で今回は対応するというところでございます。

平山委員

 ごめんなさいね。僕がまちづくりに明るくないせいか、よく分からないんですけど。いや、もともとは、そこは施行予定者側がやるということでしょう。幾ら重なっているといっても、旧庁舎のあの建物は、施行予定者側が中野サンプラザと一体でということになっているわけじゃないですか。その役割を変えるから大丈夫なんですというのが、まだすとんと落ちないんですけど。何か分かりやすい表現ってないんですか。

千田中野駅周辺まちづくり担当部長

 例えば低層部分につきましては、これも区画整理事業のほうで行おうが、再開発事業で行おうが、それはどちらも可能というところなんですけど、ただ、こちらにつきましては、今回、スケジュールが、解体の時期が特定できなくなったというところですので、だったら再開発事業ではなくて区画整理事業のほうでやろうという役割の変更をしたというところでございます。

平山委員

 ちょっとこれ以上進まなそうなので、これは置いておきますけど。いや、要は、悪いと言っているんじゃないんですけど、協定解除していないのに大丈夫ですかというお尋ねなんです。総務委員会でお聞きをしたら、いやいや、それは施行予定者側も理解してくださっているから大丈夫ですという御答弁だったので、改めて確認をしたら、難しい言葉がいっぱい飛んできちゃったので、私も困惑しちゃってという。そのことはほかの方が聞かれるかもしれないので。じゃあ、再整備事業計画に照らして問題はないんですか。

千田中野駅周辺まちづくり担当部長

 再整備事業計画につきましては、基本的には目指すまちの姿ですから、今回の具体的な事業で誰が何を施行するかというところには直接及ばないというふうに考えています。

平山委員

 市街地再開発事業とか、事業のスキームと書いていなかったでしたっけ。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 そういった概念までは書いてございますが、どの区域を対象にだとか、そこまでは特定しているものではございませんので、先ほど部長の申したとおり、役割分担の中で、現在は街路事業、土地区画整理事業、市街地再開発事業の中で、役割というのを変更して進めていきたいというふうに考えているところでございます。

平山委員

 ここ、突っ込むと長くなっちゃうので、これで終わりますけど。悪いと言っているわけじゃないんですよ。ちょっといろんなことを心配しちゃって。

 その上で、先ほどの幾つかのやり取りで、おやっと思ったことがあったことの確認も含めて伺いたいんですけど。まず、総務委員会でもお尋ねしました。市街地再開発事業で得られる、いわゆる区の取り分と土地区画整理事業で得られるものというのはほぼ変わらないんだとおっしゃった。額がでかいじゃないですか。ほぼが何千万円なのか、何億円なのか、何百万円なのか、何万円なのか、それは分からないわけなんですよ。そういう感覚で言うと、ほぼというのはもう本当にイコールに近いと思っていいんですか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 区役所高層棟の補償につきましては、解体と同様、これから補償算定並びに解体の設計、そういったところに入っていくところでございますので、基本的に大きな差はないと思っていますけども、それが例えば億なのかとか、そういったところについては、補償算定の結果というのもきちっと見たいなというふうには思っています。

平山委員

 いやいや、億だったら大変なんですよ。何千万円だったら大変じゃないというわけじゃないけど。じゃあ、現状、市街地再開発事業でやった場合の算定というのはお幾らだと見込まれているんですか。

半田企画部資産管理活用課長

 市街地再開発事業で行った場合の従前資産評価につきましては、令和6年の第1回定例会のほうで御報告させていただいておりますけれども、建物の評価額につきましては26億円余ということで御報告させていただいているところでございます。

平山委員

 ということですよね。だから、おおむねここになるというふうに我々は理解をするんですが。じゃあ、土地区画整理事業でやって、さっき、令和8年を目指し云々ということをおっしゃっていましたけど、そのスケジュールでやった場合、補償金の着金のタイミングってどれぐらいになるんですか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 着金ということは入るという意味でよろしいでしょうか。解体並びに補償の際に、土地区画整理事業者と契約することになりますけども、一般的には契約時点で補償金の何割かが入るというような形になろうかと思います。最終的に解体、更地にして、残りが支払われるといったスキームかと存じてございます。

平山委員

 さっき他の委員が、新庁舎を建てた分の、今、起債している分もありますよね、70数億円かな。これは一般財源でやりますというふうに区が方針を決めたということをおっしゃって、そういうやり取りがあったんですけど、そういう方針って決められたんでしたっけ。

岩浅企画部長

 償還につきましては、一括償還ではなくて分割でということになっておりますので、基本的には、区の持ち出す基金がございませんので、一般財源を活用して償還をしていくというふうに考えております。

平山委員

 とはいえ、再整備事業計画は生きているわけですよね。区としては――分からないですよ、どれぐらいなのか。3年後なのか、5年後なのか、もっと先なのか分からないけども、やはり同じような形での事業をというお考えはあるわけじゃないですか。もうそのお金は全然別のものだと、そこで生まれるお金は全然別のものだという認識なんですか。私は、ちょっと入ってくるものが延びてしまったから、一時的に一般財源で賄うことはあったとしても、きちんとそこは埋めるということなのかなというふうには認識をして、ただ、そのスケジュールが分からないので、どうなのかなと思った。今回、こういう土地区画整理事業でやるということになれば、別な形での入りがあるわけですよね。それをどう充てるのかというのも、どうされるんだろうとも思ったりしていて。そうではなくて――少し違和感を感じたんですよ。これは一般財源で全部70数億円払っていきますというと、そうなのかという少し違和感を感じたので。そこのところは改めて確認しますけど、今、そういう認識だということでいいわけですね。

岩浅企画部長

 今年度予算の編成に当たりまして、起債70数億円について分割でという提案をさせていただいて、議決も頂いたところでございます。もともとは、再開発に向けまして、まちづくり中野21へ入るお金と区に入るお金がございましたので、それらにつき、最終的にまちづくり中野21、清算をして区に入ってくるお金を新庁舎の償還に充てるという考えでおりました。その残りの部分につきましては、あの時点では財政調整基金を施設の整備の分に積み立てるということを予定しておりました。償還と基金への積立てというのを考えておりましたが、時期がまだ確定をしているわけではございませんので、現時点では70億円の償還につきましては区の一般財源を充てるしかないかなと思っております。再開発事業にしろ区画整理事業にしろ補償金が入ってまいりますので、それにつきましては、通常、これまでどおり考えれば、償還に充てる、もしくは基金に積み立てると。いずれかの判断をしていくというふうになると考えております。

平山委員

 1回そこの整理をしなきゃいけないですよね。だって、一時的に財政調整基金からというものと、一般財源をずっと充てていくというものでは、やはり区民の負担も違ってくると思っていますので、それはそれで、ぜひまた改めて何らかの形でお示しいただきたいなと思っています。

 新たに生じる区の負担ってあったじゃないですか。今、中野サンプラザは、区が、要するに、施行予定者側との契約は解除という方針を決めて今進んでいますよと。固定資産税とかもろもろのことがあるので、中野サンプラザについては区が寄附を受ける形で今進めていますよ云々かんぬんという中で、じゃあ、結局、新たな区の負担って今幾らと見込んでいらっしゃるのかなというのが表に出てこなくなっちゃったんですよ。これは幾らと見込んでいるんですか。例えば、さっきの再開発事業でやるものを区画整理事業でやった場合、生じる差額というのも新たな負担に等しいものじゃないかなと。必要なかったものですからね。要するに、今、今年度予算でも幾つか予算化をして執行もされているものもあって、これから、あのときは3年間という形で表されましたけども、今現在、区は、新たな負担というのはどのようにお考えなんですか。

半田企画部資産管理活用課長

 委員おっしゃるとおり、新たな負担につきましては、これまで区といたしましては、3年程度遅れるということを前提に試算のほうをしておりまして、基本的にはそれを基に、今後その金額が発生してくるということで区は考えているところでございます。

平山委員

 じゃあ、以前御報告を頂いたものと現行は変わらないという認識でいいんですか。

半田企画部資産管理活用課長

 あのとき御説明させていただいたのが、旧庁舎の施設管理費ですとか、また中野サンプラザ、また区債の負担金ですとか、まちづくり中野21の利息負担とか固定資産税、そういったものを御説明させていただいているかと思いますけれども、それにつきましては、今、事業のほうが見直しを行っているところでございますけれども、引き続き同様に発生してくるものというふうに考えているものでございます。

平山委員

 ただ、それを少なくしようという努力もいろいろされているということもあるわけじゃないですか。だけども、新たな費用負担の御説明のときには――区がまだ方針を出される前ですよ。それは当然施行予定者側に求めていくんだという姿勢を持たれていた。だけど、協定の解除に向けてという方針を決められたら、その費用負担は施行予定者側には求めないという方針になったわけですよね。さっきも御答弁されたし、区長もおっしゃったけど。求めないということは区の負担になるわけですよね。それが、今回のてんまつの中で一体どういったものが生じるのかというのは、ちゃんと明らかにすべきだと思っていて、それはそれで、どこかのタイミングできちんと示していただくようになるんでしょうか。

千田中野駅周辺まちづくり担当部長

 これまで事業の遅れに伴う新たな経費につきましては、先ほど御報告させていただいた中、また、それに対応するために施行予定者に求めることはできないとなっていたところ、中野サンプラザを借りることで新たな負担が発生しないように、それに充当されるような費用で借りるという提案があって、それをもって実質的には区としてその負担を逃れられるんじゃないかというようなことをお話しさせていただき、それについての検討をしていたというところです。一方で、その後、今回協定解除ということになりますので、そちらについて、当初施行予定者が借りるという方策のほうはなくなり、これまで報告してきた費用をどうするかというところで、例えばそのうちの一つが、中野サンプラザを区のほうに寄附することで、大きな課題の固定資産税がその段階から負担しなくて済むようになるだろうと。あと、今回御報告させていただいているような旧庁舎に関する維持管理費、これも区画整理事業に着手することで、解体工事に着手することで、新たな負担が低減されるというところになりますので。今回、例えば高層棟については検討するという御報告でございますが、それを実施するということになったときには、具体的にこの時期からこんなような経費が見込まれていたのが負担がなくなるというような報告は、その段階でさせていただきたいというふうに思っています。

平山委員

 負担がなくなる報告じゃなくて、トータルどうなんですかというのを知りたいんです、僕らは。1回報告いただいたものが変わるわけだから、これは何らかのタイミングでぜひお願いをしたいなと。要は、区として、施行予定者側には新たな負担を求めないという姿勢を決められたというのは、それは区が決めたことですから。でも、払う原資というのは税金なわけですから。我々は税金の使い道をきちんとチェックをする立場ですから、そこはそこでちゃんと明らかにしていただきたいと思うんですよね。先方から何か訴えがあっても応じないというのは、どんな訴えがあるか分からないのに、内容も分からないのに応じないということをおっしゃるのも、姿勢を示したといえば姿勢を示したんでしょうけど、私はどうかなと思っているんですけど。内容によって大丈夫なのかなという気がするので。ただ、区側が訴えないというのは、もうこれは明らかな、求めないというのは区の明らかな姿勢、方針決定ですから。これによって生じる結果というのはちゃんと明らかにしてほしいなと思うんですけど、どうですか。

千田中野駅周辺まちづくり担当部長

 これまでも具体的に施行予定者に対しては、遅延を理由とした協定に基づく請求はできないということは御報告させていただいてきたと思います。また一方、施行予定者との配慮措置として、中野サンプラザを借りることで、別の形で区の実質負担に対して対応するという提案を頂いたというのが協定解除前の話でございます。今回は協定解除という方向になりましたので、改めて、協定に基づく賠償請求はできないということで区は現在判断しているというところの御報告で、また、協定をお互い解除に向けていろいろの書面を交わすときには、そういった基本的な考え方の中で、また、向こうからの賠償請求というのに対しても、区としては負担がないようにまとめ上げていきたいということで考えているところです。

杉山委員

 3の説明会の実施につきまして、先ほど山内委員の質問でもありましたけども、この説明会は、意見交換会ではなくて説明会であるというお話だったと思います。これは、質疑の時間を設けないで一方的に説明する、そういう感じなんですか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 現時点では説明会、まずは区から現状だとか、現時点の事業見直しに至った経緯だとかというのを説明した後に、質問していただいて回答するという時間をきちっと設けたいと思っています。

杉山委員

 その部分というのはあるということだと思いますけども、やっぱり今回の市街地再開発事業を見直すということで、例えば定期借地の手法もあったり、区が直営で経営等あったり、様々な手法というのは検討できる形となる。この協定の解除の後、なる可能性があるということで、当然参加者の中から、今の中野サンプラザを再整備して利用したい、利用すべきじゃないかという考えも、意見もきっと出てくる。そういう方々が多いんじゃないか。それも中野区として想定しておかなければいけない部分だと思うんですけども、この説明会で、今、課長、ちょろちょろっとお話しされていましたけど、何の内容、例えば中野サンプラザの再整備に関して、今、中野区として持っている情報はこうだ。こういうものというのは、ここで吐き出すことというのはあるんですか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 先ほど申し上げたとおり、まずは事業見直しに至った経緯だとか、そういったところを話した上で、中野サンプラザの利活用だとか、あと、委員おっしゃっていたような、本改修にかかる費用だとか、そういったところをきちっと説明していきたいというふうに考えてございます。

杉山委員

 説明会に多分いらっしゃる方って、やっぱり今の中野サンプラザを残してほしいなみたいな方々も何人かいらっしゃる中で、今の中野サンプラザって使えるのか使えないのかとか、中野区でちゃんと調査しているかどうかも私たちも分からないんですよ。ちなみにですけども、今、中野サンプラザの中、電気を止めちゃったので、排水とか、あと、水がついているついていないとか、そういううわさは入ってくるんですけども、中野サンプラザの中って、人間が入って調査とかできるんですか。

永見総務部総務課長

 中に入ることが全くできないということではございませんので、状況の確認とか、そういったところはできないことはないかなと思います。

杉山委員

 今の御回答ですと、入れる状態ではあるということなんですよね。もし入れるのであれば、再利用できるのかできないのか、できるのであれば、それが幾らかかるのかとか、ちゃんとしっかり中野サンプラザが再整備できるかできないか、できるなら手を入れるのが幾らかかれば戻せるのかみたいなことも情報として持っておいて、その説明会の中で、今、こういうふうに中野区は情報を持っていますけどもと。考え方は幅広く、いろんな考え方がある中で、今の中野サンプラザの在り方みたいなものというのも、情報として参加者に提供する必要があるんじゃないかなと私は思うんですけど、いかがですか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 これまで区民と長期にわたる意見交換会を経て策定しました再整備事業計画、こちらの実現を現時点では区として目標としているところでございます。また、そのほか建物の構造躯体だとか、防火・消防設備、そういったものを回復して、引き続き建物を使用するために大規模改修というのを行う前提で試算しますと、前から申し上げていますとおり、100億円以上の経費がかかるということも想定されてございまして、まちづくり中野21の営業時の年間純利益が約2億円といったところもあることから、経済的な合理性といった観点からも、中野サンプラザの再利用というのは現時点で想定しないということも、説明会の中ではきちっと説明していければというふうに思っています。

杉山委員

 事業の採算性とか、そういうのは、中野サンプラザじゃなくて、新しく何か造るとか、そういうところでも、事業の採算性というのはいろいろ考えていかなければいけない中で、今、そういう中野区としてお考えをお持ちだということは分かるんですけども。確かに、補助223号線の都市計画決定がされているとかあると思うんですけど、それ、もし変更とかしたら、補助223号線というのは一部立体道路をなくしてとかという考えもできなくもないんですよ。できなくもないという御意見もあると思うので、そういうのも含めて幅広く、こういう幅があって、中野区の方針としてはこういうほうに考えていきたいけども、こういう可能性もある、こういう可能性もあると、可能性を今この時期持っておく必要があると思うので。それは幅として、ぜひ私は、中野サンプラザ、今、100億円かかってとかとお話がありましたけども、今の状況で使える使えない、判断の材料、お金をかけても1回調査していただきたいなと思うんですけども、最後にいかがですか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 委員御指摘のとおり、様々な内容だとか、先ほど申し上げたことも含めて説明会で説明していきたいというふうに思っていますが、現時点で、中野サンプラザを再利用するために大規模な調査をするだとかというところまでは、検討しているところではございません。

杉山委員

 そうはお話しされていても、説明会、まだ1か月あるので、ぜひ説明会の内容、中野区としてこういうものを説明する予定ですということを、報告でもいいので、直接別途お聞かせいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。私は調査するべきだとは思っておりますけども、意見として申し上げておきます。

大沢委員

 私も建設委員会で御報告を頂いているんですけれども、そこの中で質疑を聞いていて、もう一度確認したほうがいいなという点が2点ほどございますので、恐縮でございますけど、確認をさせていただきます。

 先ほどの補償の金額の問題なんですけれども、私が建設委員会での質疑を通じて理解したのは、先ほどの26億円という令和6年の第1回定例会、そこでの数字と、時点の差はあるけれども、要は、今からもう一回算定することになるから、例えば建物の老朽化がさらに進んでいるとか、そういう時点の差はあるけれども、今、どちらの手法、要は、ここで言う市街地再開発事業であっても土地区画整理事業であっても、基本的には算定のロジックはほぼほぼ同じだから、そういう意味で変わりがないと、そういう説明を受けたかと思っているんですけど、それで正しいですかね。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 委員御指摘のとおりでございます。

大沢委員

 そう言っていただけると、恐らく先ほどの質疑はすごく分かりやすかったのかなというふうに思います。

 もう1点、最後の説明会の実施のところなんですけれども、先ほどの杉山委員の考え方というのも当然一つあるんですけれども、そのように中をちゃんと見るべきだというのはあるんですが、もう一つの考え方としてあるのが、一体全体この説明会ってどういう位置付けなのかというふうなところをしっかりと分かっていただくこと、その上で参加いただくこともすごく重要かなというふうに思います。例えば意見募集ということであれば、この説明会だけじゃ私、全然不十分だと思うし、先ほど他の委員からもいろいろ出てきたように、いろんな区民活動センターを回って、そして説明して、そして意見を募集する、そんなことももしかしたら必要かもしれない。幾つかの案をつくって、それで聞いていく、そういうことも必要かもしれないと思うし、もっと言うと、今、ITが随分進歩している時代だから、例えばグーグルフォームとかでずっと1か月間とか期間を決めて、そして、こういう場所に来られないような人、私、ずっとサラリーマンをやっていたので思うんですけど、そういう人からの意見もしっかり聞くような場所もつくる。そんなことをいろいろ考えられると思うんですね。それはそれで、ちゃんとこういう意見を聞く計画がこういう時点であるから、今回はその前段としてしっかりとここまでの経緯を知ってほしいんですよとか、そういう位置付けをはっきりしてほしいんですけど、どうでしょう。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 委員御指摘のとおり、事業の進捗に合わせまして、今後、区民の方と意見交換する場を設定する予定でございます。ホームページだとか区報だとかというところも活用しながら、区民の意見を聞いていきたいというふうに考えてございますが、まず、今回の説明会につきましては、まず、前回のタウンミーティングだとかの結果を踏まえまして、事業の見直し、あるいは、本日報告しています協定の解除の協議をしているといったところ、まず、現状をきちっと理解していただくために説明会をしていこうというのが今回の趣旨でございますので。今後につきましては、先ほど申し上げたとおり、様々なところでとか、テーマ設定だとか、そういうところを考えながら検討してまいりたいと思います。

大沢委員

 私が申し上げたかったのは、まず、この説明会の趣旨がこうであるということと、もう一つ、今後こういう場を別に持つ予定があるよということもしっかりと説明をあらかじめしておく、もしくは募集の際にしておく、その会場でもしておく、そういうことがすごく重要だと思うので。先ほどの杉山委員の質疑にあるみたいな、中を調べることも大切だけれども、今後どういうスケジュールで区民の意見をどういうふうに聞いていこうとしているのかというところを、はっきりとその説明会の場でも説明していく必要があると思うんですけど、いかがでしょうか。

千田中野駅周辺まちづくり担当部長

 今後の説明会、意見交換会につきましては、やはり二つのステージがあって、今行うのは前回のタウンミーティング同様、現在の状況について我々として説明し、質疑にも応じて、皆さんに御理解いただきたいというところで取り組むところです。一方で、今後の取組として考えていくときに、先ほど課長が申し上げましたとおり、様々な対象者、様々なエリア、そういったところで多くの意見交換会を設置していきたいというところで考えてはいるところでございますが、その具体的な内容、方策、進め方については、やはり協定解除されてから新たな取組として発信していきたいというふうに考えております。

 また、今回の説明会につきましては、委員のほうから、今回はあくまでこういう説明会ですよというところが分かりづらいという御指摘ですので、ホームページとかを活用して、そこら辺は補完していきたいというふうに思います。

立石委員

 ちょっと他の委員と重複するところもあるんですが、確認をさせていただきたいと思います。

 今回は区画整理事業の仕組みを活用して高層棟を解体するとありますが、それに伴って換地を行ったりするわけではなく、解体のみを行うというイメージですか。要は、周辺の土地に何か変更を加えたりとかというものではなく、解体のみを行うということですか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 委員御指摘のとおり、まずは区役所高層棟の解体というものを検討しているといったところでございます。

立石委員

 その場合、現在保有している区の土地は100%、解体後も区の所有ということでよろしいんですか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 基本的にはそういった認識でいいんですけども、ただ、一方で、今後、土地区画整理事業の進捗に伴いまして、換地だとかというところにも、ステージになるかと思いますので、現時点では区の所有物というところで捉えています。

立石委員

 今後の区画整理事業に伴ってそういうのが出てくるが、今回の解体に関しては、以前より想定していないような、換地であったりとか、そういったものが今回発生するものではないという認識でいいですか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 現時点で、土地区画整理事業に向けまして、区の土地というのは仮換地指定されているところでございますけども、先ほども部長からの答弁がありましたとおり、今回、土地区画整理事業、街路事業、市街地再開発事業の一体施行ということでやってございますので、その中の役割の見直しの中で、今回、土地区画整理事業者である都市再生機構、URによる解体を検討するといったところでございます。

立石委員

 従前資産のところ、平山委員も聞かれていましたが、昨年の時点で663億円で、高層棟の部分が26億円ということで、私の認識ですと、権利変換、転出補償を行っていくときに、この従前資産の金額で、建物も当然含まれているので、解体をしてしまうと、今後権利変換、転出補償金が目減りするというような理解、認識をしていたんですが、そこについての影響はないというふうに考えていいんでしたっけ。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 これまで検討してきました再開発事業の中で、権利変換並びに転出ということで考えますと、確かに高層棟がなくなることによって従前資産というのは少なくなりますが、一方で、区画整理事業のほうで補償されてございますので、ちょっとこういった言い方が適切かどうかは難しいんですけども、先にお金で頂くといったような話になってくるかと思います。

立石委員

 すみません。最後のところが聞き取れなかったので、ちょっと理解できなかったので、もう一回お願いします。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 再開発事業の中での補償というものが、区画整理事業の中での補償ということに変わってきますので、補償金が入ってくる見込みの時期が少し早まるのかなというような認識でございます。

立石委員

 市街地再開発事業に関しては、路線価を基に従前資産を出していましたよね。今回、土地区画整理事業の場合は、誰が補償して、何を基準に補償額を決めるんですか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 委員がおっしゃっていた路線価による手法というのは、土地の評価かと思います。ただ、一方で、建物の評価と土地の評価というのは別物でございまして、建物は先ほど申し上げたとおり、公共の用地の補償基準、そういったものを参考にして、土地区画整理事業、市街地再開発事業でも補償算定されるものというふうに認識しているところでございます。

立石委員

 失礼しました。建物は別ということですが、その創出された26億円の部分というのは、じゃあ、時間がたったら路線価、土地は上がるでしょうけども、建物はなくなっちゃっているわけですが、そこはもう見ないで、今後土地が上がっていくというところでおおむね同じようになるという判断をしているんですか。ちょっとその辺よく分からないんですけど。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 先ほど申し上げたとおり、土地と建物というのは別々に評価されるものでございまして、土地については、例えば路線価だとか、様々な算定により算定されるものでございますが、土地評価というものは。一方で、今回、建物が対象でございますので、建物補償というところで別途算定されるものというふうな認識です。

立石委員

 解体をしてもそこは算定されるということですか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 解体と同時に補償金ということで一部が入っている形になりますので、現在の価値というか、そういったものを基に算定されるものということでございます。

立石委員

 この解体のため、土地区画整理事業の補償金で、建物の分が入ってくるということですか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 委員のお話のとおりでございます。

立石委員

 そうしましたら、これでその分は補償されて、土地の分は市街地再開発事業のところで算定をされるという認識ですか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 今後の事業の展開につきましてはまだ不明なところがございますが、土地の評価につきましては、改めて再開発事業の中で評価されるものということでございます。

立石委員

 未定ということなので、どうなるか。すみません。理解できていないところは理解できました。

 昨年の3月11日、中野区役所の財産処分をしているじゃないですか。ここに関しては、施行予定者に対して令和7年1月に補償金の契約をするという予定になっていましたよね。この辺って今どういうふうな位置付けになっているんでしたっけ。

半田企画部資産管理活用課長

 財産の処分につきましては、事業の計画の見直しによって、今のところ進んでいないというところでございます。

立石委員

 大きくは補償金が入ってこないという報告の中で、こちらについても進んでいないので、当然入っていないということですよね。今後、協定の解除ですとか、今後の話になってきますが、仮に解除された場合、この財産処分の位置付けってどうなるんでしたっけ。

半田企画部資産管理活用課長

 財産の処分につきましては、議案の内容といたしまして、建物の床面積ですとか、最低処分価格、また、処分の相手方ということで議決を頂いているものでございます。今後、事業の見直しで、事業のスキーム、どういう形かこれから検討することになりますけれども、事業のスキームが変わってくれば、また改めて、場合によっては財産の処分の議決を頂く必要があることもあるということでございます。

立石委員

 事業のスキームが変わった場合、具体的にどうなるんですか。

半田企画部資産管理活用課長

 事業のスキームが変わった場合でございますけれども、当然、仮にですけれども、市街地再開発事業ということで、例えば事業者が替わるということであれば、改めて従前資産評価等を行うことになります。その場合に、転出補償金ですとか保留床の考え方、そういったものを整理していく中で、これまでの議案と違う内容での処分価格等が出てくれば、そのときには議決が必要になるというものでございます。

立石委員

 金額含めて変更が必要になるということで、議決も必要になるということなんですかね。

半田企画部資産管理活用課長

 令和6年の第1回定例会で頂いている財産処分につきましては、今はまだ協定が残っておりますけれども、市街地再開発事業のスキームの中で議決のほうを頂いているものでございますので、今後事業の見直しを行っていく中で、先ほど申し上げた最低処分価格ですとか、そういった全て、そもそも事業のスキーム化をまた改めて検討するとか、その辺も全てこれからということになりますので、その中で必要に応じて、また財産の処分について改めて議決のほうをお願いするという可能性もあるというものでございます。

立石委員

 先ほどの高層棟の建物の補償金って、これは誰が払うんでしたっけ。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 区画整理事業の中からの支出となります。

立石委員

 それと今回、高層棟の部分を解体して区画整理をして、次、事業スキームがどうなるか分からないですけども、市街地再開発事業の場合は、転出補償あるいは権利変換に充てていくんだと思いますが、これは今後、整備手法も含めて検討していくということだと思うので。ただ、基本的に現時点では市街地再開発事業ということで、そちらにも対応当然できる。もともと想定していた従前資産だったり権利変換、ある程度その辺の資産を担保できるような形で今進んでいるという認識でよろしいんですね。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 現時点では、先ほど申し上げたとおり、再整備事業計画というものの実現を目指してございます。その中で再開発事業ということも記載してございますので、再開発事業の中で保全していくというところも一つ有効な手段だというふうに考えてございます。

むとう委員

 1番目のところで、3月25日付で施行予定者及び他の地権者に文書で通知を行ったというふうに書かれていて、これまで他の地権者がどういうふうに考えていらっしゃるのかということは一向に報告はないんですけれども、他の地権者の皆様は中野区の方針でよいということになっているのかどうかというところを教えてください。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 他地権者との協議内容並びに意向につきましては、個別のことなので、お答えについては差し控えたいというふうに考えてございますが、一方で、先ほど申し上げたとおり、3月25日付で区の考え方というのを発出しまして、それに基づきまして現在協議中というところでございます。

むとう委員

 個別のことなので差し控えるということなんですけれども、そもそも3月25日に通知を行ったのは、区が一方的に通知を行っているわけですから、他の地権者さんたちがそれでよいというふうにならない限り、協定の解除に向かわないというふうに受け止められるので、ということは、協定の解除に向けて協議を行っているということは、他の地権者もこの通知文に対して異論はないというふうに思っていいということなんでしょうか。そこがなければ、だって、進まないんですけれど。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 委員おっしゃるとおり、協定の解除につきましては、他地権者との合意というものが必要になってきますので、まずは合意を得るべく協議中というところでございます。

むとう委員

 他の地権者の合意も得られていないんだとするならば、これ、進まないじゃないですか。だから、そこも答えられないんですか。

千田中野駅周辺まちづくり担当部長

 前回通知を行いましたのは、協定に基づく我々、甲1という役割の下、計画の変更については承認できないというものと、さらに、それに対して今後協議を継続しないというところを通知したというところでございます。今後、協定解除に向けた協議をするというところで御報告させていただいておりまして、これについてはやはり個々のそれぞれの主体の判断がございますので、現在の協議状況については差し控えさせていただくという意味でございます。

むとう委員

 ということは、要するに、施行予定者だけではなくて、他の地権者も含めて解除に向けた協議を行っているというふうに理解すればよろしいですか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 委員おっしゃるとおりでございます。

むとう委員

 協議を行っているということで、通知を出してから1か月以上たったところではあるんですけれども、協議というのは、施行予定者及び他の地権者と中野区と、皆さん御一緒になって協議を行っているんでしょうか。何回ぐらい行われているんですか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 現時点で、他の地権者としましては、例えば国だとか東京都がございますが、そちらに対しましては、区の方針に基づきまして文書を出している関係もございますので、区としてそちらに出向いて、個別に協議を行っているといったところでございます。もしくはメールだとか電話だとか、そういうやり取りも含めながらの協議というふうに考えてございますので。直接行ったというところに関しましては2回程度ということになってございます。

むとう委員

 ということは、施行予定者のみと区は対面して何とか話しているという、協議を行っているんですか。他の地権者に対しては、区のほうが出向いていって御説明を行っている。施行予定者と他の地権者と中野区の意向とというところで、そういう意味では三様の立場の方々が一堂に会して協議というのは行わないものなんですか、これは。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 そういった決めはございませんが、現時点では個別に対応している中で、区としましては、合意を頂いて、第2回定例会での議決を目指したいと考えているところでございます。

むとう委員

 ということは、区がそれぞれに解除に向けての合意形成を図っていくというような状況というふうに理解すればよろしいですか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 他の地権者に対してはそうでございます。

むとう委員

 第2回定例会での議決に持っていきたいという予定なんですけれども、1か月ぐらい、その前からですよね。協議を重ねていく中で、これは見通しは立っていると思っていいんでしょうか。

千田中野駅周辺まちづくり担当部長

 そういった個々の主体の判断については、現在協議中でございますので、御報告のほうは差し控えたいというふうに思います。また、地権者同士で会うかというお話ですが、例えば事業計画の認可の際、また、今回通知を行う際とか、やはり地権者会として地権者だけで会う、国と都と中野区で会うというような機会も行っていますし、当然必要に応じて行うということで考えています。

むとう委員

 これが予定どおり、このような状況の中で、解除に向けて本当に協議が調えばいいんですけれども、またこれ、調わなかったらどういうことになってしまうのかという心配を私はしているんですけれども、そんなことにはならないように頑張っていただくしかないかなというふうには思っています。

 それから、裏面の3のところの、ほかの議員からも説明会については再三御意見が出ておりますけれども、きちんとこれまでの経過、現在に至る経過を、状況を区民の方に御説明をして、まずはその点を理解をしていただくということは本当に大事だと思っています。前回のタウンミーティングではそういったことを全然端折って、説明もしないで、駅の前全体の開発について、まちづくりについて御意見を下さいみたいな投げかけ方をされたので、大混乱の末、渋々区はこれまでの経過の資料を出し、説明を後からするみたいな、すごい醜態だったんですよね。ですから、きちんと説明をするということは、私は基本的に大事、区民の現状認識を基にした上で意見を出し合うということは大事だというふうに思っていますので、きちんと説明会をするということはまず大事というふうに認識をしていますが、これは過去どこから遡って現在までを説明するおつもりなんですか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 現時点でまだ想定中ではございますが、再整備事業計画というものを区民の方々と多くの意見交換会なりを踏まえて作成したという時点から現在に至る過程、あるいは今回の事業の見直しに至った過程、経過、そういったものを説明していきたいというふうに考えてございます。

むとう委員

 きちんとそこから説明されることはいいことだと私は思いますので、しっかりと資料を出して説明をしていただきたい。その経過の中で、いろいろ、どうだったのこうだったのと意見や質問などをいっぱい出していただいて、本当に参加する区民の皆様が現状に至る経過をしっかりと同じように認識をした上で、次のステップに行くことがいいというふうに私は思うんですけれども。時間を見ると、これ、1時間半なんですよね。これ、1時間半で足りるとは思えないんですよ。1時間半の使い方としては、説明の部分をどれぐらいして、その説明に対する意見を何分ぐらいというふうに、時間配分はどう考えていらっしゃるんですか。これ、1時間半で、説明をして、経過の説明内容について区民の方から質問を受けてというところで、1時間半で私は収まるとはとても思えないんですけれども、時間配分をどう考えているのかということと、どうして1時間半だけなんでしょうか。最低2時間とか考えないんですか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 説明会の配分としましては、説明する内容のボリュームだとかというところを現在精査中でございますので、説明時間についてはまだどのぐらいと確約したことは言えないんですけども、現時点では30分弱くらいをまず説明に充てて、1時間くらいを例えば意見交換ないしは質疑だとかの時間に設けられればいいかなと思ってございます。あとは、時間設定並びに延びた際につきましては、いろんな意見が出てくるかと思いますので、会場の都合等を見極めながら、どのぐらい延長できるのかだとか、そういうところを決めてまいりたいと思います。

むとう委員

 再整備事業計画をつくるところから現在までの説明が30分で、そんなに端折って説明して、区民に十分理解されると思っていますか。だって、この間、議会だって、今日に至るまで何回も何回も説明をされていて、なかなか理解できなくて、私も苦戦しているわけですけれども、たかが30分で、計画をつくったところから今日のこの特別委員会の報告まで、30分で区民の理解がされると思っていますか。まずもって、その設定から私は間違っているんじゃないかと思うんですけれども。今からでもちょっと考え方、本当の意味で区民にちゃんと理解してほしいと思うのであれば、30分なんて、何年間にも及ぶこの内容をたった30分で詳細説明できると区は思っているんですか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 再整備事業計画等につきましては、既にホームページ等で公開してございますし、区議会等でもいろんな意見交換をしながらやってきたかと思っています。説明時間の30分、これは現時点での想定ではございますが、そういったものをどこまで延ばすかといったところではありますが、一方で説明会について、区が一方的に例えば30分以上、1時間話すといった場合でも、非常に時間が間延びしてしまう可能性もございますので、要点をきちっと踏まえて説明していきたいと考えてございます。

むとう委員

 私と違って担当者は説明能力が高いというふうに私は思いますけれども、やっぱりなかなか30分で理解とか、これまでの経過はホームページに書いてあるんだから、区民の皆さん、よく読んで理解しているでしょうなんて思うこと自体がすごく不親切で、区民の方が一々ホームページを遡って見て、もう一回復習をしてこの場に臨むというふうにはなかなか、区民にそこまで求めるのはちょっと厳しいんじゃないかというふうに私は思うんですよね。やっぱりその場に来て初めて説明を受けて、それで理解できるというような内容にしておかないと、ちょっと区の姿勢としては傲慢かなと思うんですけれども、ちょっと考え方を変えてはいただけませんか。

千田中野駅周辺まちづくり担当部長

 説明会につきましては、特に関心の強い方がたくさん来ていただけると思っておりますので、時間を有効に活用して、分かりやすい資料でしっかり進めたいと。委員から長い時間のお話もございましたが、一方で、30分というのは、我々もよく説明会をやってまいりますが、あまり長いとやはり聞く側としてはなかなか耐えられないというところがございますので、簡潔に30分以内で、しっかり必要な要素を、資料を工夫しながら進めたいというふうに思います。

むとう委員

 長くだらだらしゃべればいいなんていうふうにはもちろん思っていないんですよ。これまでの経過というのはすごく長く、いっぱいあると思うので、例えばここまでという一区切りで区切って、ここまでの説明に対する質問を受けます。それが終わったら、ここから後、現在に至るまでとか、説明の仕方も、ずっと最初から最後まで何年間に及ぶものをだらだら説明されても一気になかなか分からないから、途中で区切って、区切りのいいところで、ここまでとかというところで説明をして、そこまでの質問を受けるとか、やり方というのは工夫ができると私は思うんですよね。

 だから、本当に30分で理解できるような内容に、コンパクトに要約でというところが、やっぱり状況を見て、これは、だって、先ほどの説明だと、きちんと区民の方に理解をしてもらいたいんだと、そういう思いで今回の説明会を設定したというふうに最初の御説明であったかと思うのでね。やっぱり本当に区民の方に理解していただきたいというふうな思いを、もう少しどうしたら理解してもらえるのかというところの考え方を――本当に最近の報道を見て、中野サンプラザ、区役所の跡地、どうなっちゃうのと、最近になって、それは本当に区からの発信というよりも、テレビや新聞報道などを見て、どうなっているのと気づいた方というのはたくさんいらっしゃるんですよ。ですから、この騒ぎの中で気づいた方に対して、初めて説明を聞く方に対しても、きちんと分かるような説明と資料というのは相当工夫しないと、30分では私は不可能だと思います。逆に誤解を与えてしまうような説明会にならないように私は祈るばかりなんですけれども、やっぱりきちんと説明をして御理解をしていただくというような、その場にしていただきたい。

 それで、他の議員の方の御意見もありましたけれども、解除ができた暁には、これからどうしていったらいいのか、どういうまちづくりが必要なのかというところを、区民の方からしっかりと今度は意見を伺うというのをきちんとやっていただくということになるかと思うので、今回の説明会は、今後こうしてほしいというところは置いておいて、これまでの、現在に至るまでの経過の説明と御理解を求めるということを、そこはきちんと開催のところに、そういう説明会なんだというところを十分に書いて分かるようにしていただかないと。冒頭でもその説明をきちんとしていただかないと、やっぱり今後のことが心配というふうに、区民の関心は今後どうなるのというところだと思いますので、今後についてはきちんとまた時間を取って、間を空けず、解除できた暁にはきちんとやりますということをきちんと説明、今後の流れも説明した上でやっていただかないと、参加者はやっぱり今後のことがすごく関心があって見える方も多いかと思いますので、今回の説明はそうではないんだということがきちんと分かるように工夫をしていただきたい、しっかり説明をしていただきたい。開催の告知についても、ホームページと広報に書かれる際に、その点の工夫をしっかりとしないと駄目だと思いますが、いかがですか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 先ほどの部長の答弁にございましたけども、まずは読みやすい資料並びに丁寧な説明をして、簡潔な形、あるいは要点をきちっと踏まえた上で説明に臨みたいと思いますし、一方で、質疑のときもございますので、質問に対する答えの中で様々な説明をする機会もあるかと思いますので、委員御指摘の点も踏まえて検討していきたいと思ってございます。

むとう委員

 この委員会でも何回か私が確認をしましたけれども、かつてのタウンミーティングの中でですか、中野サンプラザ、そのまま既存で建物を残した場合に、メンテナンスに幾らかかるのかということについては、きちんと調査をするというようなことを区長が答弁をしていたというふうに聞いていて、この委員会でもその点は確認をしているところなんですけれども、やっぱり以前タウンミーティングなりでそういう意見があった。本当にこの間、この事態に陥って、幸いにして中野サンプラザはまだ壊していない、残っているというところ、それで、建築家協会のほうでも残してみたいな、今の既存の建物を生かしてほしいというような要望書も区長宛てに出ている。議会に対する陳情も、継続にはなっていますけれども、既存の中野サンプラザの建物の活用に対する御意見という、既存の建物を残して活用してほしいという意見はたくさん出ているということがありますから、当然その点については、これまでも十分そういう意見を区としては聞いていたわけですから、それに対してしっかりと答えられるようなものを用意すべきだという、他の議員の方の意見もありましたけれども、私もそれは再三言っていることではあるんですけれども。100億円という数字がまことしやかに、中野サンプラザを残してメンテナンスするには100億円かかるんだみたいなことがすごく今独り歩きしているんですけれども、それなりの根拠を持ってはじいた数字だという説明はありますけれども、でも、それは、現存するこの中野サンプラザについての調査をしていない中での数字ですから、信憑性があるんだかないんだかというところも半信半疑で皆さん受け止めている区民が多いし、私もそうなんですね。

 やっぱりこの際、タウンミーティングでもそういう意見がかつて出て、区はきちんと試算するみたいなことも言っているわけですから、それはうそにならないように、これからでもお金をかけても、私はきちんと、他の議員の意見と同じですけれども、メンテナンスするには一体幾らかかるのかというものをしっかりと区がはじかないと、区民は納得できませんよ。その点についてはどうお考えですか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 先ほども御答弁申し上げましたけども、区民と長期にわたる意見交換会を経てつくりました再整備事業計画、こちらを現在では目標としてございまして、その中で、中野サンプラザ地区並びに旧区役所地区というところで一体的に整備するものとしてございます。先ほど委員からの御指摘のとおり、中野サンプラザの大規模改修工事につきましては、現時点で100億円以上の経費がかかるというふうに想定されてございまして、まちづくり中野21営業時の年間純利益も2億円というところから、経済的な合理性ということでは乖離しているのかなというふうな認識でもございますので、そういったところも含めてきちっと説明していければと考えています。

むとう委員

 これも他の議員の意見とかぶるんですけど、再三私も言っているんだけれども、これまでの中野サンプラザの利益、このままの中野サンプラザでいいとは誰も言っていないんですよ。私も何回かこの委員会で言いましたけれども、新たな付加価値をあそこに見いだして、新たな区民ニーズを入れ込んでリノベーションする。リノベーションによるまちづくりというものを私はすごく提唱しているんですけれども、新たな区民ニーズに応えられる要素もあの中に盛り込んだ上で、既存の中野サンプラザを残してほしいという意見が多いんですよ。このままだと、今までだと2億円しかもうかっていないから駄目なんだと。そうではなくて、新たな区民ニーズを取り込んだ上で、リノベーションした上で新たな中野サンプラザでのお金も、利益も得られるような、リノベーションによるまちづくりという視点も組み入れてほしいということを私は再三言っているつもりです。

 それから、再整備事業計画なんですけれども、区としては区民の意見を十分聞いてやってきた再整備事業計画というふうに当然おっしゃるのは分かるんですけれども、でも、それをつくってから随分、何年もたちました。今のまちづくりの概念というのはやっぱり変わってきていますよ。どこの駅でも超高層ビルが建っているというようなまちづくりはもうやめたほうがいいという専門家の方々の御意見もありますよ。これだけ建設費も高騰して、人件費も高騰する中で、かつてつくった再整備事業計画に基づいて、またこれを土台に進めていたら、また破綻するということの反省はないんですか。その計画そのものももう一度見直す時期にあると私は思っているんですけれども。そこから考え直さないと、またプロポーザルして事業者に手を挙げてもらっても、同じような計画だったらば、また頓挫することにならざるを得ないわけですよね。今、現状の中で多くの区民が、これまでつくってきた再整備事業計画でいいのかというところから、区民に対して問うという姿勢を区は持つべきだと私は思うんですよ。かつての計画のままでまたまちづくりを進めるんだというのであれば、区民は納得しませんよ。その計画に基づいてやってきた結果が今じゃないですか。だったら、これから新たにどうするんだというときには、再整備事業計画そのものも、これでいいのか、もう一回見直すのかというところからやり直しをするべきだというふうに私は強く思うんですけれども、区はそういう考え方にはならないんですか。まだつくった再整備事業計画に基づいてこれからも進めようとするのであるならば、それは区民の思いとかけ離れているよということを再度言っておきますけれども、どう思われていますか。

千田中野駅周辺まちづくり担当部長

 中野駅新北口駅前エリアにつきましては、令和2年に再整備事業計画を策定して、その後事業者を選定して、昨年の7月にはそれを実現するための事業計画を策定して、認可申請を行ったというところでございます。一方、昨今の物価高騰等でその実現がかなわず、取り下げて、再整備事業計画を実現するためのパートナーと、それと、計画の一部見直しが必要になったというのが今の段階でございます。また、令和2年から令和7年というところで時間が経過しておりますので、その時間の経過において、いろいろ整理が必要なところ、新たに検討が必要なところ、そういったところはしっかり行って、再整備事業計画を一部必要に応じて見直して、新たに今回のまちづくりの実現に向けて取り組んでいきたいというふうに考えております。

むとう委員

 一部見直すんですね。一部というのがどの範囲か分かりませんけれども、やはり再整備事業計画に基づいて進めてきた結果が今にあるんだということを、それはしっかり肝に銘じてほしいですよね。だから、一部見直すという御答弁ですから、今日のところは一部というところで、そうかというふうには受け止めさせていただきますけれども、やはりあの再整備事業計画そのもので進めていっていいのかどうかというところから、しっかりと私はここで踏みとどまって見直すべきだということをもう一度要望しておきます。

市川委員

 すみません。私からも質問させていただきます。

 最初に、3番目の説明会のところでございますけども、これは各説明会、開催することは当然重要なんだろうということで、この間の第1回定例会の議論も踏まえて設定をされたんだと思います。一つ、これ、私からの要望なんですけども、この中野サンプラザ地区の開発に当たって、五丁目地区とつないで回遊性を高めるというふうな方針でございました。一方、五丁目に目を移すと、サンモール商店街と各商店街が、中野サンプラザが建て替えをする、今、もともとは再開発事業だったわけなので、再開発されることによってということで、いろいろなことを考えて、いろんなことを想定して日々生活をされておられたんだと思います。こういった、もちろん区民皆さんに関係のある話だとは思いますけども、ダイレクトに生活に関係のある方たちというのはいるんですよね。こういう方たちに、日頃、小幡課長のときに勉強会とかやっておられましたけども、そういった方たちを対象に説明会を設定していただきたいと思うんですよ。やはり皆さん、すごく注目されておられますし、自分たちの生活に直結しますから。こういった方たちへの説明会というのはいつ頃までに開催していただけますか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 先ほど来、区民の意見交換だとかというところを折を見てしていきたいということで御答弁しておりますが、その際のテーマ設定だとか、あるいは対象者だとか、そういったところはきちっともう一回検討が必要かなというふうに考えてございます。その中で、五丁目商店街の方々につきましては、先般も商店街の方々との会議体に出向いたりとかして、現状説明というのをしてございますので、そういった機会を増やしていくのかとか、様々な検討というか、やり方があると思いますので、今後検討してまいりたいと思っています。

市川委員

 よろしくお願いします。

 それでは、2番目の区役所の高層棟の補償・解体のところについてなんですが、これの下から2行目のところに、敷地の暫定活用の効果と書いてあります。これ、土地区画整理事業、URとやるわけでございますけど、ここって保留地になるわけですよね。保留地ではない。何になるんですか、取扱い上は。

千田中野駅周辺まちづくり担当部長

 こちら、赤い線で囲われている再開発を想定していたエリア、こちらにつきましては、従前の地権者の土地が一体施行を前提に仮換地されているという状態でございますので、その後は、今のスキームで考えれば、その仮換地が実際の換地として処分され、権利変換で新たな財産になるというところでございますので、そういった意味では、ここについては従前地権者の持分で構成された土地というところになります。

市川委員

 そうなった場合に、URのことを気にする必要はないんですけど、通常、例えばURが土地区画整理事業をやると――ここでなくてですよ。やった場合に、整備をして整った場合に、例えばいわゆる都市施設だったり、基盤整備をした場合に、公共管理者負担金とか支払われて、最終的に自分がやった事業とそのお金で精算するみたいなことになることが多いと思うんですけど、URとしては何がこれ、原資になるんですか、そうすると。例えば保留地になって、何かしらの公共管理者負担金とかが入ってきて、事業が成立するのかなと思っていたんですね、話としては。だけども、そうではないわけですよね、これ、保留地じゃないわけだから。そうすると、URとしてはどこでこれ――中野区が心配することじゃないのかもしれないけど、どこで予算を取るんですか、事業としては。

千田中野駅周辺まちづくり担当部長

 今回の除却、解体で、特に保留地になるとか、そういうものではなくて、一方で、もともとこの区画整理エリア内には保留地はございます。それから、今、区画整理の地権者の仮換地と一体施行を意図した仮換地と保留地については、現段階では変更がないというところでございます。

 あと、区画整理の仕組みでございますが、委員のお話のとおり、保留地と、あと、区画整理事業費補助、こちらのほうを基本に事業計画がつくられるというところでございます。

市川委員

 ということは、URが土地区画整理事業をやっていただいて、その事業完了後に、この敷地の暫定活用とかというのは、中野区の考え方とか、中野区の権限でできるということなんですか。そこのエリアについては、例えば共同で持っているのかもしれないですけど、そこについては中野区の権限で敷地の暫定活用とかできるという判断をするということなんですか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 更地化後の暫定活用という意味での御質問かと思いますけども、もちろん現時点、土地が仮換地指定されていまして、例えば他の地権者さんも当然土地にございますので、そういった方々との協議は要るかもしれませんが、少なくともURさん云々というんじゃなくて、区の主体として暫定活用を検討できるものと認識しています。

市川委員

 ということは、敷地の暫定活用をするときに何か費用がかかった場合、これは誰が負担するんですか。中野区が負担することになるんですか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 例えばの話ですけども、暫定活用に当たって何らかの設備が必要だとか、あるいは舗装だとか、そういったところが必要であれば、それは暫定活用に当たっての設備なのか、附帯工事が必要であれば、それは中野区が負担すべきものと考えます。

市川委員

 それはよく分かりました。僕が危惧していたのは、結局、例えば保留地になった場合に、URの傘下になった場合に、また新たな地権者が現れるのと同じような話になるので、例えばこれが、先ほど他の委員からありましたけど、再開発事業なのか定期借地なのか、はたまた違うスキームなのかとなったときに、新しい事業者が増えると、また権利関係とか複雑になるんじゃないかなとちょっと思ったんですけど、今回の区画整理事業については、保留地は当然エリア内には存在はするけども、該当の高層棟のところについては、保留地にならずに仮換地の取扱いになっていて、その後保留地になることもなく、URの傘下になることもなく、今の中野区と他の地権者と併せて検討して、この事業を前に進められるという認識でいいんですね。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 委員御指摘のとおりでございます。

市川委員

 分かりました。ありがとうございます。

久保委員

 基本的なところから。事業計画の見直し方針というのは、3月14日に委員会に示されておりますが、この見直し方針はこれが全文ですかね、3月14日に示されているものというのが。ほかに例えば事業計画の見直し方針というようなペーパーがあるわけではなくて、この委員会に示されているものが全てですか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 本報告でも上げています事業計画の方針の見直しについては、先般、第1回定例会で御報告した事業計画の見直し方針といったところに記載しているものでございます。

久保委員

 ここに示されているものが全てですよね。ほかには存在しないと考えていいんですね。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 委員御指摘のとおりでございまして、その見直し方針を3月25日付で各地権者等々にお送りしているといったところでございます。

久保委員

 施行予定者と締結した基本協定に基づく提案内容の変更に係る承諾及び承諾に係る協議の継続を行わない方針、これが方針ですよね。これをもって3月25日付で施行予定者及び他地権者に文書で通知を行った。この文書の通知内容というのはどのようなものですか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 こちらにつきましては、委員御指摘のとおり、現基本協定書8条2項に規定します提案内容の変更に関わる承諾並びに承諾に関わる協議の継続はできない旨を通知したものでございまして、委員会資料にもございますとおり、その理由と付して通知したものでございます。

久保委員

 こちらのほうの文書も全て、他地権者、施行予定者に送られた文書は全て同一のもので、今おっしゃられた以外のことは何も記載がない。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 委員の御指摘のとおり、基本的には同じ文章で行っていまして、3月11日の建設委員会と3月14日の特別委員会の中でお示しした内容を通知しているところでございます。

久保委員

 じゃ、これって、公開してくださいと言ったら公開できる内容ですね。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 公文書ですので、そういった位置付けかと思います。

久保委員

 分かりました。それで、早期の協定解除ができないと、事業の見直しができないということなんだと思うんですけれども、ここで言われている事業の見直しというのはどのようなものですか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 本報告に示します、事業の見直しを迅速に進めていくために早期の協定解除を目指しますとしているところの事業の見直しにつきましては、協定解除後の次のステップ、先ほど言いましたとおり、今後、サウンディングだとか、区民との意見交換、そういったものを踏まえながら、再整備事業計画を必要に応じて修正していくだとか、そういったところが今後の事業の見直しといったところに当たるかと思います。

久保委員

 この協定解除後の事業の見直しをどのように行うかということの協議は既に進んでいるんですよね。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 区の内部としてはそういったことを検討してございますが、一方で、まだ協定が現在生きている状況でございまして、その中では、協定自体はやはり双方協力してこれまでの事業を進めていくという協定でございますので、まずは協定解除した後かというふうに、正式な動きといいますか、そういったものは協定解除ということで認識しています。

久保委員

 要は、協定解除ができたら事業の見直しを行う。事業の見直しは内部では既に検討がスタートしている。けれども、それは例えば委員会の中では、当然のことながら公開はできない。そうすると、解除が成立をしたときには、既に区のほうでは協議をされているわけだから、見直しについて。そのことが今度は委員会に同時に報告になったりするようなことがあるんでしょうか。それとも、幾つかの案を示しながら、委員会の中でもその後の議論ができるということなんでしょうか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 見直しの内容につきましては、例えば今後、先ほど申し上げたように、事業者へのサウンディング調査だとか、そういったものを踏まえて検討していくものと考えてございまして、今現在検討しているものにつきましては、そういったものをどうするかだとか、スケジュールをどうしようかだとか、そういったところでございますので、サウンディング調査の結果だとかによるかと思いますが、見通し等々につきましては、適宜委員会等で報告できればと思っています。

久保委員

 サウンディング調査を行うというと、またそこでスケジュールの調整とかが図られるということになるのかと思うんですけれども。先ほど来、土地区画整理事業のことが出ていて、土地区画整理事業って、ピンクと赤の線がありますけれども、ピンクの5.2ヘクタールというのが土地区画整理事業の区域ですよね。土地区画整理事業の区域というのは5.2ヘクタール、全部で、重複しているエリアの役割の変更が可能だというようなことをおっしゃられていたんだけれども、ということは、市街地再開発事業区域、赤の線がありますよね。ここの区域変更をしなくていいということですか。何もこういった区域に関わることの変更の手続は要らずにできるということですか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 区域の変更までは、例えば赤い線で囲っている再開発事業区域の変更というところまでは考えているところではございません。

久保委員

 だから、区域の変更をしなくてもできるんですかね。土地区画整理事業区域の中には入っているから、それができる。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 委員おっしゃるとおり、できるものと認識しています。

久保委員

 認識。確実にできるのね、それは。そのまま、特に手続上のことは必要なくできていくということなんですかね。

 それで、土地区画整理事業の当初示された資金計画がありますよね。この資金計画の中には、当然のことながら、高層棟部分の解体ですとか、それから、敷地の暫定活用のことというのはないわけなんですけれども、この資金計画というのも、大分このときから時間が経過していますので、物価高騰もここにも影響を及ぼされるのではないかと思うんだけれども、この資金計画を新たに示されるという予定はありますか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 資金計画というよりも、事業計画の見直しが今回の高層棟解体、その事業がのってくる形になりますので、事業計画の見直しというところは必要になってくるというふうに考えてございます。区画整理事業の事業計画の変更。ですので、そういったところはきちっと対応していきたいというふうに考えています。

久保委員

 それはいつ示すんですか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 現時点では、事業計画をまだ見直すまでに至っていませんので、変更するまでに至ってございませんので、そういったところの認可だとかを受けた時点で、委員会等々と、どういった形で報告するかはまだ未定ですけども、報告できればと思っています。

久保委員

 事業計画における認可と今おっしゃったんですかね。認可の手続って、どのようなスケジュールで行われますか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 事業計画変更の作業をした後に、国に対して事業計画の変更の認可を行っていくといった形になろうかと思います。時期はまだ現在未定でございます。

久保委員

 まだそこまではこれ、至っていない話なんですよね。だから、区役所高層棟の補償・解体についてというのがあるんだけれども、これはあくまでも事業認可を経た後になる。だから、これもすぐにはできないということですよね。どのぐらいスケジュールを要するものですか。

千田中野駅周辺まちづくり担当部長

 そちらも含めて、令和8年度、来年の解体着手を目指すというところで考えているところでございます。

久保委員

 ということは、年度内に進める。来年度中ですか。

千田中野駅周辺まちづくり担当部長

 今回、もともとの区画整理事業の事業計画の中に庁舎の解体が入ってございませんでしたので、当然、これを区画整理事業でやりますよという事業の変更認可が必要になってまいります。この変更認可後の着手というところになります。それについて、先ほど御報告しているように、我々としては来年度着手できるように取り組みたいというところで考えているところでございます。

久保委員

 ここの中に、旧区役所敷地を新北口駅前広場整備工事のヤードとして利用可能なことからとあるじゃないですか。これって同時進行でやっていくというか、そもそもここを工事ヤードとして使うということで、この計画自体が、当初の計画が進んでいた、解体をされているのであればということであったのか、現状がこの工事のヤードとして必要なのだと思うのですよね。必要なんだから、もともと区役所は解体をするまでに高層棟もされていなければ、ヤードとしては使えなかったということなんですかね。だから、ここは特にそれで変わったわけではないということでいいんですか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 もともと中野駅の新北口駅前広場につきましては、低層棟を解体して、その部分に仮設バス停だとかを持ってきて、少しずつ入替えしながら整備を図るというようなことで検討してございましたが、その時点では再開発事業が進んでいる段階でございましたので、現在、高層棟の解体後、そこを駅前広場の作業ヤードに充てるという考え方はなかったんですけども、今回、再開発の事業見直しになりまして、高層棟を先に解体して更地化すれば、駅前広場整備工事の作業ヤードとしても活用できるといったところでございますので、再開発が見直しになったことにより、そういう形で活用して、少しでも事業効果という効率を上げたいといった考えでございます。

久保委員

 ということは、新北口駅前広場整備に関しては、もちろんこのことによる遅れもないし、むしろ作業工程上は効果があるというか、作業の進捗においても効果的であると、そういう考え方でいいですか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 区画整理で生み出される駅前広場の整備に関しましては、高層棟の更地化後を活用することによって事業効果が上がるものというふうに認識しています。

久保委員

 それと、敷地の暫定活用と言われています。敷地の暫定活用については、区が検討することができるというような先ほどお話がありましたけれども、敷地の暫定活用って何が可能なものなんですか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 現時点では、暫定活用の方法というか、内容までは検討しているところではございませんが、例えばこれまでの事例で言いますと、更地にして広場的な空間にするのか、あるいは駐車場だとか、バイク置場だとか、そういったところに活用するだとか、様々な内容があるかなというふうには思ってございますが、まだ現時点で確定しているものではございません。

久保委員

 これらは全て、市街地再開発事業の区域のままでできる暫定的な活用というふうに考えていいですか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 次の事業展開との兼ね合いになろうかと思いますけども、次の事業がどう進むのか、いつ頃進むのか、そういったところの内容によって、暫定活用の内容も変わってくるのかなと思います。期間だとかもございますので、それによって変わってくるのかなと思っています。

久保委員

 随分長いスパンをお考えなのかなと思ったので。いつまでも決まらないということを考えているのかなというわけではなくてですよね。だから、そこら辺のところが、ちょっとスケジュールがね。だって、これって何年後のことをおっしゃっているんですか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 本報告で申し上げた、事業の見直しを迅速に進めていくために早期の協定解除を目指すということで、事業の見直しを迅速に進めていくということが前提でございますので、長い期間の暫定活用というか、全く事業が進まないからずっと使うということは想定していなくて、できるだけ早い時期に今後の事業展開というのを見いだしていければというふうに考えてございます。

久保委員

 先ほど資金計画のことを伺ったときに、事業計画の認可の話がありましたよね。事業計画というのは、あくまでも高層棟の解体と、そこをどのようにどこがやっていくかというところの事業だと思うので、もともとの資金計画として示されていた土地区画整理事業について、それにプラスアルファという考え方なのか、それとも、そもそもの事業計画自体が大きく変更されるものなのか、どちらですか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 今回の高層棟を解体することが、委員御指摘のプラスアルファということになろうかというふうに考えています。

久保委員

 ということは、本来の土地区画整理事業で今示されている資金計画、私はこれ自体も大幅に変更があるのではないかなという、その懸念もあるんじゃないかと思っているんですよ、高層棟の解体以前に。だから、そこはいつ、どういうふうに示されますか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 まず、今回は高層棟解体というところが新たに追加されるといったことになりますけども、多分委員御指摘のとおり、様々な社会情勢の変化だとか、物価高騰だとかございますので、そういった形で全体的な、これまでの事業をしてきた高騰分も含めて、事業計画が見直されるものというふうに認識しているところでございます。

久保委員

 ということは、この事業認可を次年度に国に対して認可申請を行う。そのときに、事業計画が大幅に変わるというか、本来の土地区画整理事業と切り離した感じで、それが別建ての事業計画ではなくて、それも入れ込んだ形での事業計画が新たに示されるということになるのかと思うんですけれども、そういう考え方ですか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 新たに事業計画、資金計画をつくるというわけではなくて、これまでのものの変更という形の認可になるかと思います。

久保委員

 変更だから、切り離して、今までのがこう、これはこちら、いわゆる高層棟を解体したときの事業はこちらでというような資金計画、事業計画が見えるわけではなくて、それはもう一体的になるということですよね。現状では、補助金の割合というのが土地区画整理事業の中で入っていて、中野区費として2億1,200万円というように示されておりますよね。これも大幅に変わってくる。全体のこれって割合で決めていることなので、国費も含めて。全体ですごく変わってくるのかなと思っているんですけれども、その辺はどのように見込まれているんでしょうか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 委員御指摘の割合が大きく変わるということはないかと考えておりますが、一方で、全体パイが大きくなれば、その割合に応じて多少金額が変わってくるということも想定しているところでございます。

久保委員

 全体パイがこれって倍ぐらいになっちゃうのかなということを懸念しているんですよ、今のこの状況下を考えるとね。その辺のところの数字というのはいつ、どういうふうに示されるのか。それは事業認可が成立してからでないと、その数字も示されることはないのか。また、土地区画整理事業を行っているところって、今、担当が違うと思うんですけれども、そこも含めて、これは土地区画整理事業を行っている区の担当が行っていくということでいいのか教えてください。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 当地区の区画整理事業につきましては、URが事業主体となってございますので、そちらのほうで事業計画の見直し、資金計画の見直し、そういったものが図られるものというところでございます。

久保委員

 なので、そこは区とURでということに土地区画整理事業はなっているけれども、じゃあ、国に対する申請も含めて全部URになるんですか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 委員御指摘のとおり、施行者であるURが国に対して事業認可の変更を申請するといった形になります。

久保委員

 先ほど市川委員が五丁目へのデッキのことを聞いていらっしゃったんですけれども、この五丁目へのデッキという考え方自体はどうなるのか教えてください。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 そちらにつきましては、現時点で都市計画に定められているものでございますので、都市計画が現時点で事業の見直しというところにも関わってくるかと思いますので、そういったところも含めて今後の検討事項かなというふうに考えてございます。

久保委員

 ということは、次のいろんなものが見直されていって、市街地再開発事業そのものがどうなるかということによっては、この都市計画に関しても変更が生じる場合もあるということで考えていていいんですか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 すみません。先ほどの御答弁で、都市計画に定められている旨を申し上げましたけども、都市計画の方針に位置付けられているものというふうな認識でございまして、今後の事業の進捗に応じて、そういったところを見直すべきなのか、はたまた見直さなくていいのか、そういったところも検討対象になろうかなというふうに思っています。

羽鳥委員

 私も今、久保委員が聞いた土地区画整理事業の資金計画についてお尋ねしたいんですけれども、高層棟を土地区画整理事業で解体するということによって、土地区画整理事業の支出としての工事費なんかが増えると。じゃあ、その増えた支出をどう賄うのかというところでは、これは保留地処分金の増加に上乗せするという形で賄うのか、保留地処分金だけじゃなくて、あと、補助金とかで賄うのか。どうやって収支を取っていくのかというのをお答えください。

千田中野駅周辺まちづくり担当部長

 今回、区画整理事業の中で解体を取り扱うというところでございますので、先ほどお答えしたように、事業計画の中でその旨を明らかにする必要があるというところです。その際に当然、事業計画の中の資金計画として変更が必要な箇所は更新するという形になります。今、委員からお話のあったところについては収入の部分だと思うんですけど、例えば支出だけではなくて収入の部分についても、保留地そのものは変わらなくても、保留地の価格評価が変わるというケースもございますし、それ以外については必要な補助金という形で、新たな部分を負担するというところもございますので、それはまたそのときに、具体的な方策が特定された段階で、事業計画というのを御報告して、その中で資金計画も明らかにするという形になっていくと思います。

羽鳥委員

 土地区画整理事業の中で、保留地は825平米しかなくて、それで高層棟の解体となると、それなりの費用がかかるんじゃないのかなと思うんですけれども、それを、補助金はあるにせよ、保留地処分金に上乗せをするという形で賄えるんだろうかということで、ちょっと疑問に思うんですけども、それは賄えるものなんでしょうか。

千田中野駅周辺まちづくり担当部長

 区画整理事業につきましては、区のほうからもURに施行依頼を出して、その中で、保留地と、あと、土地区画整理事業費補助でこの事業を遂行するという形になっていますので、そのスキームは基本的には変わらないと。当然、補助金の対象が解体という形で増えていきますし、補償費という形もまた新たに発生するものになりますので、それがまた補助対象になるというようなところで、全体の事業計画が組み直されるという形になります。

羽鳥委員

 分かりました。今後、一体の市街地再開発事業については、手法も含め検討ということなんですけれども、ちょっとそれは置いておいて、今回、土地区画整理事業で補償・解体を行うとすることによって、これまでの市街地再開発事業でやろうと思っていたところの資金計画への影響というのはどのような形で、その形が維持されたとして、市街地再開発事業側の資金計画にどういう形で影響が出てくるんでしょうか。

千田中野駅周辺まちづくり担当部長

 現在のままのスキームで再開発事業が行われるとすれば、本来は再開発事業側で補償し、解体しなきゃいけない支出分がなくなるというところでございます。一方で、それの解体に要する補助金等の収入は減ってくるというところになってまいります。

羽鳥委員

 分かりました。説明会とか、今後のところでお聞きをしたいんですけれども、今後の話だとは思うんですけれども、今回、再開発事業計画の一部見直しということでなんですけども、今後、中野駅周辺のまちづくりを考えていくに当たって、区民の皆さんの参画というのを現段階ではどのように考えていらっしゃるのかなということで、区の今のお考えをお聞かせください。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 本報告の最後で口頭でもお話し申し上げましたけども、今後、事業の進捗に合わせまして、区民の方と意見交換する場というのをきちっと設定していきたいというふうに考えている予定でございます。あるいは、ホームページあるいは区報を活用して、できるだけ区民の意見を聞いていきたいというところでございますが、先ほどいろいろ答弁させてもらったとおり、現時点でその内容だとか時期、そういったものについてはまだ未定といったところでございます。

羽鳥委員

 我が会派として、先月、区長に対して、今回、中野サンプラザ地区の再開発が見直しになったことに合わせて、やっぱり区民参加でまちづくりを考えてほしいというような、こういう申入れを行わせていただきました。その申入れの中で、住民参加でのまちづくりの在り方を検討し決定することや、また、事業の見直しに当たっては、市街地再開発事業だけでなく、定期借地方式などの事業手法や建物活用など、あらゆる選択肢を除外せず、メリット・デメリットを示して比較し、今後のまちづくりを検討すること。もう一つは、この事業について、議会をはじめ住民がよく理解し判断できるように、分かりやすく正確な情報発信、情報公開を行うことということ、3点を求めさせていただきました。

 今、お話、いろいろと伺っていたんですけれども、区民に対して情報公開をよくしていこうと、説明をしていこうというような、こういった姿勢は感じたところではあるんですけれども、今後のまちづくりを考えていくに当たって、参画、一緒につくっていこうというふうな姿勢のところがあまり、答弁の中ではちょっと見えづらいなと感じたんですけれども、区の考えはいかがでしょうか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 今回の説明会につきましては、あくまでも現状の内容だとか、今の事業の見直しに至った経緯、そういったものをきちっとまずは説明していきたいというのが今回の説明会の趣旨でございまして、今後の意見交換会というのも、様々な委員の方からも御要望、御指摘があったとおり、そういったものを活用しながら、区民の意見を聞いていく場というのをこれから設けていきたいというふうに考えていまして、その中で、区民の参画だとかというところが図られればと思っています。

羽鳥委員

 意見を聞いて、まちづくりの決定の過程にしっかり加えてもらいたいということなんですよね、言っているのは。先ほど、2020年の再開発事業計画を策定するときには、本当に多くの区民の方からも意見を頂いて、また、専門家からも頂いて決定をしたという経緯もあるんだということをおっしゃっていたので、だからこそ、それが前提になるんだみたいなことをおっしゃっていたように聞こえたんですけれども、今回の再開発事業の計画のストップ、野村不動産との協定の解除とかというのも、それに基づいた計画がやっぱりストップせざるを得ないと、見直さざるを得ないというようなものがあったわけですから、前に定めた事業計画を一部見直してというような、そういうことで考えるのではなくて、やっぱりもっとちゃんと、あらゆる様々な選択肢を示して比較して、まちづくりを検討するということをやってほしいというように思うんですけども、いかがでしょうか。

近江まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長

 再整備事業計画の見直しにつきましては、サウンディング調査だとか、あるいは区民の意見等も踏まえながら、必要なところは修正していくといったところでございまして、そういうところを区民の意見を踏まえながら、見直しとか、そういうところに着手できればと思っています。

羽鳥委員

 最後にします。今の中野区基本構想や中野区基本計画を決める際なんかには、無作為で区民の方に対して御案内なんかを出したりして、そうした中で集まってきてくださった区民の方とタウンミーティングをしたり、意見交換したりというふうな、そういう、広く区民の意見を取り入れよう、一緒に考えてつくっていこうというようなことなんかもやって、基本構想、基本計画とかというのを定めてきたわけです。中野駅周辺のまちづくりというのは、やっぱり今後の中野のまちをどうつくっていくのかというので、非常に重要な点に今いると思うんですね。そういう点では、今後のまちづくりを考える上でも、そういう手法など、より多くの皆さんの声を受け止め、一緒につくるという、こういった枠組みなんかもしっかり考えていただきたいと思います。これは要望に。

委員長

 他に質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に、2番、中野サンプラザ南側広場の貸出しについての報告を求めます。

永見総務部総務課長

 それでは、中野サンプラザ南側広場の貸出しについて御報告をいたします。(資料4)

 本報告につきましては、総務委員会におきましても御報告をしたものでございます。

 当該広場につきましては、株式会社まちづくり中野21から借受けを行いまして、この4月からオープンスペースとして開放しているところでございます。今後、まちのにぎわいの創出などさらなる有効活用を図るため、まちづくり中野21からこの広場を借り受けている期間におきまして貸出しを行うものでございます。

 1番、貸出し方法でございます。区に使用申請を行い、承認を受けた団体等に貸出しを行います。

 2番、使用条件でございます。

 (1)使用時間につきましては、土・日・祝日含む午前9時から午後6時まで。

 (2)対象とする活動の例示でございますけれども、区民や来街者を対象とした公益に資すると認められる活動ということで、例えば国や公共団体が実施する事業でございますとか、収益を伴わない演奏、演技、ダンス等、また、献血、防災訓練、交通安全教室等、そのようなことを想定してございます。なお、使用条件といたしまして、場所の確保や設営、撤去、清掃等は自ら行っていただくこと。また、電気、水道、ガス等は使用できず、また、トイレは設置されていないという状況でございます。

 (3)使用料につきましては、無償といたします。

 (4)貸出しにおける禁止事項につきましては、営利活動その他これらに類する行為、宣伝、勧誘その他これらに類する行為、また、広場の管理及び運営上不適当と認める行為ということで考えてございます。

 3番、今後のスケジュール(予定)でございます。4月25日から貸出し申請受付を開始いたしまして、9月頃、こちら、中野サンプラザの土地・建物等の寄附受領に伴いまして、当該手続に基づく貸出しを終了いたします。なお、区に移転した後の使用につきましては、区として別途検討しているところでございます。

 御報告は以上でございます。

副委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

いさ委員

 幾つかお聞きをします。まずなんですけれども、貸出し方法ということで、使用承認を受けた団体等に対して貸出しを行うとなっています。これって、確認ですけれども、今までその他の区有施設等に団体登録していたのとまた別に、ここで登録をするということでよろしいですよね。

永見総務部総務課長

 登録をいただくというよりは、申請の用紙に書いて申請いただいて、その内容を見て承認を行うというものでございます。

いさ委員

 団体登録ということではなくて、使用承認を出すということですね。

 ちょっと細かいようですけど、団体等の「等」の部分というのはどういうことでしょう。

永見総務部総務課長

 例えば個人の方とかがこういった用途で使いたいということで、そういったところも想定してございます。

いさ委員

 使用時間が午後6時までとなっています。これまでこの場所というのは様々イベントが行われてきた中で、夜間も行っているイベントというのがあったと思うんですけれども、なぜ6時までにしたのか、その理由はいかがですか。

永見総務部総務課長

 中野サンプラザ開館時におきましては、午後7時までということで受け付けていたということで認識をしてございます。現在、施設管理者もいない施設で、職員が見られる範囲ということで、このような設定をさせていただいてございます。

いさ委員

 なるほど。今のところのこうした理由は分かりましたけれども、活動内容については、6時までという制限とともに、営利活動もできないというふうになっていますよね。無償で貸し出すことからそれはできないというロジックそのものは分かるんですけど、これまでいろいろなイベントが行われてきたものがちょっと中断してしまうのかなと思うんですが、その点についてはいかがお考えですか。

永見総務部総務課長

 現在、まちづくり中野21から無償でお借りしている、区の施設ではない施設ということでございまして、現状においてはこのような要件でやむを得ないかなと思いますけれども、区に移転した後の使用について別途検討しているというところでございます。

いさ委員

 公益に資する活動であるということを誰がどのように判断するのでしょうか。

永見総務部総務課長

 申請をいただきまして、その内容を確認させていただいてというところでございます。

いさ委員

 公益活動助成と同じようなイメージですかね。それではなくて、総務課で何かそういうチームがあったり。どうやって判断するんですか、仕組みとして。

永見総務部総務課長

 総務課の職員が中身を見て判断するというものでございます。

いさ委員

 申請の受付がもう始まっていますよね。これ、総務委員会で報告された後に区のホームページに出ていたということだと思うんですけれども、実際の貸出しというのはいつからになりますか。

永見総務部総務課長

 申請をしていただいてから、内容を確認させていただいてということでございますので、確認時間として3日前には出していただくということで考えておりますので、少なくとも仮に申請を受けた後、土・日を除いて、3日以降ということで考えてございます。

いさ委員

 これ、今、告知がホームページだけですけれども、何かほかの媒体で告知をするという予定はありますか。

永見総務部総務課長

 今後、区報でも御案内したいと考えております。

いさ委員

 暫定活用ということで、もう少しお知らせ板を使ったり、SNSであったり、積極的に広報してもいいのかなと思うんですけれども。先ほど、9月以降の、つまり、区に移転された後の話もちょろっと出てきたんですが、その後のことについては何か今イメージというのはあるんですか。

千田中野駅周辺まちづくり担当部長

 寄附を受けた後は、その財産の目的に応じて所管を特定するんですが、それに当たりましては、まちづくり用地で活用して我々が所管する方法とか、通常どおり、まずは企画部のほうで所管して運用するという場合がございます。まずはそちらのほうの所管、また役割、そういったところから入っていくというところでございまして、現段階で具体的にこのように活用したいというところは、特定はされていないところでございます。

いさ委員

 ということであれば、今いろいろ聞くのもあれかと思うんですが、せっかく活用できるということであれば、同様のスキーム、もしくはもう少し使いやすいスキームということで継続していくのがいいんじゃないかなということで、今のところ意見としては述べておきます。

 それと、もう1点。トイレの設置がないということでは、ちょっとイベントとしてどうなっていくのかなという不安もあったりするんですけれども。区役所もなくなっているわけですから、トイレに行こうと思うと結構あちこち、近くはないところを使うことになると。これって、何か日中の活用の仕方があるんだとすれば、例えば中野サンプラザの中が駄目だったとして、今までも中野サンプラザの西側の道路側のところに増設したトイレなんかあったと思うんです。ああいうものをまた区として運用していく考え方とかはありませんか。

千田中野駅周辺まちづくり担当部長

 先ほど総務課長のほうから御案内したとおり、現段階といたしましては、無償で借りているというところで制約が多いところがございますが、区の財産になった暁には、やはり可能な限り柔軟に活用できるような方策は検討していきたいと思っておりますし、今、委員から頂いたようなお話も参考に、具体的にどんな活用ができるかというのは今後改めて検討していきたいと思います。

大沢委員

 今のいさ委員の質問と少し重複するところがあり、恐縮なんですけれども、やっぱり暫定活用という話をしたときに、この土・日とかお話をしていると、いいなという声はあるんですけれども、そこで、じゃあ、トイレとかどうするのというので、そこって取りあえず新区役所があるから、あそこに行ってするぐらいだよねみたいな話を実際のところ言ったりしているんですけれども、そんな感じで、周辺の、特に新区役所って今、土・日も含めて開館していますから、そういうところを使っていくみたいなことを例えば案内するとか、それは問題がありますか。

永見総務部総務課長

 トイレにつきましては、新区役所でございますとか、四季の森公園とか、そういった近隣のトイレを使っていただくような想定でございます。

大沢委員

 先ほどの千田部長の答弁の中で、ちょっと一つ気になったのは、今のうちに既に考えておかなきゃ本当はいけないよねというふうに思うのが、暫定活用、今回、南側広場の貸出しということで、前から広場の話は出てくるんですけれども、これは年単位でやはり今計画が延びていくという中では、本当に広場だけなのか、それとも実際の中野サンプラザの中の一部を含めて考えるのかとか、そういう検討もしていく必要があるかと思うんですけど、その辺りの検討スケジュールとか、どこまでできるかと範囲を決めていくというのはどんな感じで考えていますか。

千田中野駅周辺まちづくり担当部長

 区の財産になった後の活用につきましては、区が取得してから円滑に活用できるようなスケジュールで考えているというところでございまして、まだ具体的なスケジュールを申し上げられる段階にはございません。

大沢委員

 分かりました。そうすると、今は言えないけれども、当然、実質上100%の子会社が今持っているようなものですから、そのときになって、もらってから考えるという話じゃなくて、今からもう既に考えてはいるけれども、言える時期が区の財産になったときですよと、そういう理解をしたんですけど、そういうことなんですかね。

千田中野駅周辺まちづくり担当部長

 やはり全ての想定の中で我々いろいろな検討を行っておりますので、委員おっしゃるようなところでございます。

立石委員

 この南側の活用について、令和7年度予算だと大体1,850万円ぐらいついていると思うんですが、これは区に移転をした後に使う予算も入っているわけですね。どういった内容ですか。

永見総務部総務課長

 1年間の警備と清掃の予算ということで計上してございます。

立石委員

 基本的な警備と清掃の予算ということで、現状、当然電気だったりとか、そういうところは想定をしていないし、以前も広場だけの暫定活用をされていたときは、あのときはまだ中野サンプラザが使えたんでしたっけ、一部。中野サンプラザの営業自体は終了していたけれども、南口の広場だけ一部区民の方が申請をして、利用できた時期があったと思うんですよ。そのときは、電気や水や、まだそういったものが使えて、にぎわいに関する目的でも借りられたと思うんですよね。ただ、今、それができないのは、そういうものがないからというふうに認識をしているんですけども、そちらはどうですか。

永見総務部総務課長

 当時貸出しをしていたときも、一部電気や水等は使えたということでございますが、現状は使えないということでございます。

立石委員

 今後、この中野サンプラザの南口の広場、駅前の一等地、今までにぎわいの拠点になっていたわけで、中野サンプラザがしばらくストップしている状況で、やはりあそこをどう活用していくかというのはいま一度考える必要があるのかなというふうに思っています。行政財産、どこが所管をするかということで活用の方向性も決まってくるとは思いますけれども、私としても、なるべく今回、公益性という観点で使用目的をかなり限定をしていますけれども、少し柔軟に使っていただけるような検討を今の段階から具体的に進めていただきたいと思います。これは要望で結構です。

斉藤委員

 1点だけお伺いします。まず、こちらには書いていないんですけども、ホームページのほうを見ると、使用申請要領のところに、申請者というところで、「国又は地方公共団体、公益団体、営利を目的としない民間団体等」というのがあって、ここに記載がないものが書かれていますが、この「民間団体等」というのはどのようなところを想定していらっしゃるのか教えてください。

永見総務部総務課長

 こちらにも例えば収益を伴わない演奏、演技、ダンス等と書いてありますけれども、そういったような団体も考えてございます。

斉藤委員

 例えば若者のサークルなどで、ダンスを披露したいというような想定も大丈夫ということでしょうか。

永見総務部総務課長

 内容を見させていただいてというところではございますけれども、そういった団体もあるのかなと考えております。

斉藤委員

 やはり区の公共のところを貸し出すわけですから、公正・公平に判断されるべきだということが少し気になったので、先ほど別の委員からの御質疑の中でも、判断していくということで御答弁されていましたけれども、特に明文化されたものとか、想定をもっとたくさんするとか、必要なんではないかなというふうに思うんですけども、いかがでしょうか。

永見総務部総務課長

 今、御意見を頂きましたので、申請の内容などを見ながら、詳細について引き続き検討していきたいと考えております。

斉藤委員

 公共に資するものであるかどうか、今ちょっとざっと見たんですけれども、報告書を提出するようにというところの記載がここにはなくて、やはりきちんと、もしかしたらここに掲載されていないところであるのかもしれませんけれども、公益的なもので、資するもので使われたのかどうか、そして、それについてどのように主催者側としては評価するのかということは、報告は受けるべきだと思うんですけれども、いかがでしょうか。

永見総務部総務課長

 今の御意見も踏まえまして、運用について改善できる点があれば改善したいと考えております。

久保委員

 先ほど立石委員が聞かれていたことともちょっと重なりますが、寄附受領に伴い、当該手続に基づく貸出しの終了となっているので、要は、貸出し方法や使用条件をこの後に見直しをして、南側広場の貸出しを改めて行うという考えもあるということですか。

半田企画部資産管理活用課長

 区に中野サンプラザの土地・建物が移転した後の貸付けにつきましては、先ほど申し上げたとおり、今現在、庁内のほうで検討しているところでございます。

久保委員

 今現在庁内で検討しているということは、しばらく、先ほどもずっと御説明がありましたけれども、中野サンプラザはそのままの状態でここにあるわけですから、解体もできないわけですから、それも含めて考えているということなんでしょうかね。飲食を伴う催物というのがあって、営利を目的とした飲食の提供は不可となっております。これは、飲食を伴う催物で、営利を伴わなければ、例えば食事の提供であるとか、サンプルを配るとか、そういうことなんでしょうか。どのようなものが想定されているのか教えてください。

永見総務部総務課長

 営利ということなので、いわゆるもうけを目的にした飲食の提供ということで考えておりますので、そういったことを目的としない形での飲食の提供というのは、一定、下の床が汚れないような形のもろもろ、清掃であるとか、そういったところはやっていただきたいと思っているんですけれども、そういったものについては想定しているということでございます。

久保委員

 火気の使用は可能なんでしょうか。ここには機能はないけれども、例えば発電機を持ってくるとか、そういったことで、どこまでそういったものが可能としているのか教えてください。

永見総務部総務課長

 いわゆる電気ですとかガスとか、そういった機能がございませんので、そういったところは使えないというところはございますけれども、持ち込んでということであれば、そういったところも想定しているところでございます。

久保委員

 じゃあ、持ち込めば、そういった調理であるとか、火気を使って何かやるということは可能であるということですか。

永見総務部総務課長

 御自身で消防であるとか必要なところに許可を取っていただいた上でということではございますけれども、あくまで下を汚さないとか、そういったもろもろのところはございますけれども、保健所の許可とか、そういったところも手続を踏んでいただいた上で実施をしていただくことは可能かなと考えております。

久保委員

 午後6時から朝9時までの間の管理はどのようになるのか、教えてください。

永見総務部総務課長

 基本的にはこちらにも記載してございますとおり、団体等が借受けをする場合には、場所の確保であったりとか、設営、撤去、清掃等を自ら行っていただくということで考えております。

久保委員

 そうではなくて、午後6時から午前9時、要するに、この使用時間外。

永見総務部総務課長

 貸出し時間としてはこの時間でございますけれども、それ以外の時間については警備がありますので、そちらのほうで確認をするということでございます。

久保委員

 警備が入る。要するに、6時から9時の間は、当然貸出しはしないんだけれども、使用を禁ずる、立入りを禁ずる、そういうこともあるわけですか。

永見総務部総務課長

 すみません。失礼いたしました。貸出しという時間外にはなりますけれども、オープンスペースとして立ち入っていただくことは可能でございます。

久保委員

 オープンスペースとして立ち入っている際の規制というのは、特にかけないということですか。

永見総務部総務課長

 貸出しのルール以外に、通常時のルールというものもございまして、他の利用者、ほかの方に迷惑がかかるような、例えばポイ捨てであるとか、自転車、スケボーの乗り入れであるとか、球技であるとか、飲酒、花火とか、そういったものについてのルールはございます。

久保委員

 そのルールは、例えば現場で掲示をしてあるとか、こういうことは禁止であるとか、そういうことを示すということですかね。

永見総務部総務課長

 現状、現場に掲示してあるほか、ホームページにおいても御案内をしているところでございます。

委員長

 他に質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了します。

 次に、3番、旧区役所低層棟の解体工事及び仮設バス停整備の進捗状況についての報告を求めます。

井上まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 それでは、旧区役所低層棟の解体工事及び仮設バス停整備の進捗状況について、資料を基に御報告いたします。(資料5)

 本報告は建設委員会との重複報告でございます。

 中野駅新北口駅前広場及びペデストリアンデッキ等の基盤整備につきましては、UR都市機構、JR東日本及び囲町東地区市街地再開発組合への委託により、随時工事に着手してございます。今回、これらの基盤整備の整備状況について御報告いたします。

 初めに、1、旧区役所低層棟の解体工事及び仮設バス停整備についてですが、旧区役所低層棟の解体工事のうち、地上部につきましてはおおむね除却が完了いたしました。地下部の埋め戻しにつきましては、流動化処理土と呼ばれる土とセメントを混ぜた特殊な材料を用いて行うものでございますが、プラントから円滑に供給されなかったこと等から、解体工事工程に約2か月の遅延が生じてございます。そのため、旧区役所低層棟の解体工事の完了時期は、令和7年5月頃から同年7月頃に変更となります。その後、仮設バス停の整備工事に着手し、秋頃からの運用開始を予定してございます。

 2、中野駅新北口駅前広場のペデストリアンデッキの整備についてでございます。令和8年末頃の中野駅西口改札開業に向け工事を進めており、現在は下部工の基礎工事を進めてございます。中野駅西口改札の開業、橋上駅舎やペデストリアンデッキ等の供用開始した段階では、新北口駅前広場は仮設バス停の状態となってございます。この期間においても、中野五丁目方面や仮設バス停へのアクセス性や駅周辺の回遊性の向上を目的に、中野駅西側南北通路・ペデストリアンデッキレベルと新北口交通広場・東西連絡路レベルをつなぐ仮設階段の整備をいたします。仮設階段とその下り口となる新北口歩行者広場部分の整備につきましては、駅ビルの荷さばき駐車場の上であることから、JR東日本への委託をする予定でございます。

 裏面、2ページを御覧ください。現在の状況を写真に示してございます。

 3、中野駅西側南北通路の桃園広場側降し口の整備についてでございます。中野駅西側南北通路の桃園広場側降し口につきましては、中野駅西口改札開業に向けて工事を進めてございます。現在は、写真に示すように、デッキ上部工の工事等を進めているところでございます。

 4、今後の予定ですが、これまでの報告と変わっているところは特にございません。令和7年度は旧区役所低層棟や旧中野税務署の解体工事が完了し、仮設バス停の整備と運用を開始いたします。また、旧中野税務署跡地のインフラ移設工事に着手いたします。令和8年度は、中野駅西口改札の開業、ペデストリアンデッキ工事につきましては、四季の都市(まち)方面デッキの一番四季の都市(まち)側の階段、エスカレーター、エレベーター等の一部を除いて完了し、供用を開始いたします。中野駅新北口交通広場全体の供用開始は令和11年度を予定してございます。

 本報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑はございますか。

斉藤委員

 1番目のところで確認させてください。低層棟の地下1階、地下2階のところがすごい空洞なわけですよね。そこを全部特殊な土で埋めるという工法は、ごくごく一般的なもので、環境とか、いろんなその後の影響とかはないものだということで認識していてよろしいでしょうか。

井上まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 委員おっしゃるとおりでございます。

斉藤委員

 ということは、想像するに、工事が始まったら大変な量の土砂を運び込まなければいけないと思うんですけども、そこのところの交通の整備とかということはきちんと配慮していただくということで、どういう動線で入っていくのかということはいつ頃お示しされて配慮されていくのかということを教えてください。

井上まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 現在のところ、特殊な流動化処理土と呼ばれるものにつきましては、プラントから供給がその後再開されまして、今は流動化処理土の処理につきましては完了しておりまして、残りの部分の土を埋める部分の工事を今進めているところでございます。工事車両の動線ですとか、それから、周辺との調整につきましては、警察やそのほかの再開発等の工事と調整をいたしまして進めているところでございます。

斉藤委員

 分かりました。ちょっと驚きました。

 最後になりますけど、これは私、毎回ほとんどお話をしているんですけれども、通りがかる区民の方が、今、何の工事が行われていて、これからどういう姿になるのか、区報やホームページを見れば分かるんですけれども、やっぱり通る方がよく分かるように、掲示やサイネージ等を活用していただきたいということは思いますが、いかがでしょうか。

井上まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長

 今、旧区役所低層棟の工事をしているところの前面に、戸田建設が今解体工事を行っている中で、週間工程ですとか、そういったものを掲示するサイネージがございまして、そこに区のほうでも、今後どういう工事展開がされるのかというところを掲示をしているところでございます。あわせて、工事の進捗に合わせてでございますが、今、東西連絡路を駅から渡った正面のところにもサイネージをつける形で、こちらにも掲示をしていこうということで考えてございます。

委員長

 他に質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。

 次に、4番、その他で理事者から何か報告はございますか。

小幡まちづくり推進部まちづくり計画課長

 それでは、私から、令和7年度西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟の決起大会の日程について、口頭で御報告をいたします。なお、本報告につきましては、建設委員会との重複報告でございます。

 令和7年度の踏切渋滞解消促進期成同盟の決起大会につきまして、本年は8月26日(火曜日)、野方区民ホール、野方WIZにて行うことを予定してございます。時間などの詳細につきましては、改めて周知をさせていただきます。

 私からの報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対して質疑はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了します。

 他に報告はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で所管事項の報告を終了します。

 次に、審査日程のその他に入ります。

 委員会を暫時休憩いたします。

 

(午前11時49分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午前11時50分)

 

 休憩中に御確認いただきましたとおり、次回の委員会は特に日程を設けず、急を要する案件が生じた場合は正副委員長から招集させていただきたいと思いますが、御異議ございませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定をいたします。

 以上で本日予定した日程は終了いたしますが、各委員、理事者から何か発言はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、委員会を暫時休憩いたします。

 

(午前11時51分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午前11時55分)

 

 以上で本日の中野駅周辺整備・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会を散会いたします。

 

(午前11時55分)