平成23年06月20日中野区議会子ども文教委員会(第2回定例会)
平成23年06月20日中野区議会子ども文教委員会(第2回定例会)の会議録
平成23年06月20日子ども文教委員会 中野区議会子ども文教委員会〔平成23年6月20日〕

子ども文教委員会会議記録

○開会日 平成23年6月20日

○場所  中野区議会第5委員会室

○開会  午後1時42分

○閉会  午後2時17分

○出席委員(9名)
 酒井 たくや委員長
 岩永 しほ子副委員長
 木村 広一委員
 石坂 わたる委員
 小林 秀明委員
 奥田 けんじ委員
 近藤 さえ子委員
 高橋 ちあき委員
 篠 国昭委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 教育長 田辺 裕子
 子ども教育部長、教育委員会事務局次長 村木 誠
 子ども教育部副参事(子ども教育経営担当)、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当) 白土 純
 子ども教育部副参事(学校・地域連携担当)、教育委員会事務局副参事(学校・地域連携担当) 荒井 弘巳
 子ども教育部副参事(子育て支援担当)、子ども家庭支援センター所長、
 教育委員会事務局副参事(特別支援教育等連携担当) 伊藤 政子
 子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)、幼児研究センター所長、
 教育委員会事務局副参事(就学前教育連携担当) 海老沢 憲一
 子ども教育部副参事(子ども教育施設担当)、
 教育委員会事務局副参事(子ども教育施設担当) 中井 豊
 教育委員会事務局副参事(学校再編担当) 吉村 恒治
 教育委員会事務局副参事(学校教育担当) 宇田川 直子
 教育委員会事務局指導室長 喜名 朝博
 教育委員会事務局副参事(知的資産担当)、中央図書館長 天野 秀幸

○事務局職員
 書記 丸尾 明美
 書記 永見 英光

○委員長署名


審査日程
○委員会参与の紹介
○議題
 第53号議案 平成23年度中野区一般会計補正予算(関係分)

委員長
 それでは、定足数に達しましたので、子ども文教委員会を開会いたします。よろしくお願いします。

(午後1時42分)

 本日の審査日程でありますが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 それでは、初めに、まず委員会参与の紹介のほうを理事者からお願いしたいと思います。(資料2)
田辺教育長
 教育長の田辺でございます。よろしくお願いいたします。
 私からは教育委員会事務局次長の紹介をさせていただきます。教育委員会事務局次長の村木誠でございます。
村木子ども教育部長、教育委員会事務局次長
 村木でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。
 それでは、私から、子ども教育部、それから教育委員会事務局にかかわります理事者の紹介をさせていただきます。
 まず、子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)の白土純でございます。
白土子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
 白土でございます。よろしくお願いいたします。
村木子ども教育部長、教育委員会事務局次長
 次に、子ども教育部、教育委員会事務局副参事(学校・地域連携担当)の荒井弘巳でございます。
荒井子ども教育部、教育委員会事務局副参事(学校・地域連携担当)
 荒井でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
村木子ども教育部長、教育委員会事務局次長
 続きまして、子ども教育部副参事(子育て支援担当)、子ども家庭支援センター所長、教育委員会事務局副参事(特別支援教育等連携担当)の伊藤政子でございます。
伊藤子ども教育部副参事(子育て支援担当)、子ども家庭支援センター所長、教育委員会事務局副参事(特別支援教育等連携担当)
 伊藤でございます。よろしくお願いいたします。
村木子ども教育部長、教育委員会事務局次長
 続きまして、子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)、幼児研究センター所長、教育委員会事務局副参事(就学前教育連携担当)の海老沢憲一でございます。
海老沢子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)、幼児研究センター所長、教育委員会事務局副参事(就学前教育連携担当)
 海老沢でございます。どうぞよろしくお願いします。
村木子ども教育部長、教育委員会事務局次長
 続きまして、子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育施設担当)の中井豊でございます。
中井子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育施設担当)
 中井でございます。よろしくどうぞお願いいたします。
村木子ども教育部長、教育委員会事務局次長
 続きまして、教育委員会事務局副参事(学校再編担当)の吉村恒治でございます。
吉村教育委員会事務局副参事(学校再編担当)
 吉村でございます。よろしくお願いいたします。
村木子ども教育部長、教育委員会事務局次長
 続きまして、教育委員会事務局副参事(学校教育担当)、宇田川直子でございます。
宇田川教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 宇田川でございます。よろしくお願いいたします。
村木子ども教育部長、教育委員会事務局次長
 続きまして、指導室長の喜名朝博でございます。
喜名教育委員会事務局指導室長
 喜名でございます。よろしくお願いいたします。
村木子ども教育部長、教育委員会事務局次長
 続きまして、教育委員会事務局副参事(知的資産担当)中央図書館長、天野秀幸でございます。
天野教育委員会事務局副参事(知的資産担当)、中央図書館長
 天野でございます。よろしくお願いいたします。
村木子ども教育部長、教育委員会事務局次長
 以上、子ども教育部、教育委員会事務局でございます。よろしくお願いを申し上げます。
委員長
 ありがとうございました。
 以上で委員会参与の紹介を終了いたします。
 それでは、議事に入ります。
 第53号議案、平成23年度中野区一般会計補正予算(関係分)を議題に供します。(資料3)
 本議案は、総務委員会に付託されておりますが、子ども文教委員会の関係分について当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば、総務委員会に申し送ることとなっております。
 それでは、理事者の補足説明を求めます。
白土子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
 それでは、第53号議案、平成23年度中野区一般会計補正予算のうち、子ども教育部、教育委員会事務局所管分について補足説明をさせていただきます。
 議案書の4ページ、5ページをお開きください。
 第1表、歳入歳出予算補正の左の歳入については、子ども教育部、教育委員会事務局の関係の補正はございません。
 右のページの歳出については、子ども教育部、教育委員会事務局関係の補正は表の中段の第6款子ども教育費についてでございます。補正前の予算額278億4,486万円に2,750万円を増額いたしまして、予算額を278億7,236万円とする補正を行うものでございます。増額する2,750万円の内訳は、第1項子ども教育経営費が1,850万円、第7項子ども教育施設費が900万円となってございます。
 次に、第6款子ども教育費の補正の内容について御説明いたします。歳入歳出予算事項別明細書の22ページ、23ページをお開きください。
 まず、上段の表、第1項子ども教育経営費、第4目企画財政費でございますが、1,850万円を増額し、予算額を4億2,553万9,000円とする補正を行うものでございます。内容につきましては、区立小・中学校の教室と廊下の間にある欄間のガラスにつきまして、地震発生時の飛散を防止するため、飛散防止フィルムを張るか、あるいはアクリル板に取りかえるための経費を計上するものでございます。1校当たり50万円を上限に配当いたしまして、学校の事情に応じて校長判断で対応の範囲や外部委託をするかどうかなどを決めまして、夏季休業中を中心に施行することを考えてございます。
 次に、下段の表でございます。第7項子ども教育施設費、第1目子ども教育施設整備費でございますが、900万円を増額いたしまして、予算額を37億8,811万2,000円とする補正を行うものでございます。これにつきましては、震災等が発生した際のヘリコプターによる空路からの救助や救援物資の搬送などのルートを確保するため、災害等の緊急時にヘリコプターの目印となるヘリサインを区内6カ所の区立小・中学校の体育館の屋根等に設置するものでございます。1校当たりにいたしますと、150万円になってございますが、設置場所につきましては、現在東京消防庁と協議中でございます。中央線の北と南に3校ずつ設置をするというふうに聞いてございます。ヘリサインの設置の必要性でございますが、大震災等で他県などから応援を受けるということも想定されるわけでございますが、応援のヘリは東京の空を飛びなれていない上、町並みが破壊されて景観が変わった場合などにはヘリサインをランドマークとして活用することによりまして、緊急活動の迅速化が図れる。また、現在、ほとんどのヘリコプターにはGPS機能が搭載されてございますけれども、位置情報には誤差があり、地図と現地を照らし合わせているのが現状というふうに聞いております。このため、ヘリサインがあれば目標建物の識別が迅速、かつ容易になるというふうに聞いてございます。
 御説明は以上でございます。
委員長
 これより本件に対する質疑を行います。
 質疑はありませんか。
高橋委員
 ヘリサインの件なんですけれども、協議中ということでしたが、いつぐらいまでにははっきりとするんでしょうか。
白土子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
 現在、協議を進めていて、具体的な絞り込みに入っているということでございますので、早急に協議は調うというふうに考えております。
高橋委員
 早急に協議が調うというのは、この定例会中にわかれば教えてもらいたいんですけれども、随時決まった時点で御報告いただきたいということと、それから、ヘリサインはどんなようなものなのか具体的に教えていただけるとありがたい。
白土子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
 ○○小、○○中という形で、体育館の屋根にペイントをするというものでございまして、そこにヘリコプターが着陸するということではございませんで、位置関係を確認するための表示というふうに理解しております。
小林委員
 同じ項目での質問でございますけれども、まず、今回この話が出たのはやっぱり東京都のほうからでしょうか。
白土子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
 この件については、従前から東京消防庁のほうから要望はいただいておるわけですけれども――財政上の問題もありまして、今まで設置はしてこなかったということでございます。
小林委員
 この金額に関して、東京都のほうから、今回一財で全部出すという形になっているんですが、その後、そういった財源は東京都のほうから出るという予定はあるんでしょうか。
白土子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
 本件について、特定財源で東京都のほうから支出されるという予定はございません。東京都の見解といたしましては、都区財政調整制度の中で算定されているということで、区市町村のほうに協力を依頼し、区市町村が自主的に設置をしていくものという考えでございます。
小林委員
 それはしようがない部分なのかもしれませんが、できる限り、本当に区としても、財源等が本当に厳しい状況ですので、その辺のプッシュをしたほうがいいのではないかなというふうに思いますけれども、その辺どのように考えていますか。
村木教育委員会事務局次長
 本件につきましては、その震災対策ということの内容でございますので、都区の財政調整交付金の特別交付金の需要額算定対象になるであろうと、そういうことでは、その旨東京都のほうに申し入れをするということになるかと思います。
小林委員
 かしこまりました。
 それからあと、今回、本当に中野区がやっぱり選別してやっていくべきことだと思います。現在、震災対策という形での一つの項目になると思うんですけれども、これから消防署のほうとの連携をとると思うんですが、中野区としてもどういう学校、またあるいは、上に子どもたちが上って手を振って助けてくれとか、そんなシーンもちょっと考えられるんですけれども、一つの基準を決めてほしいなと。とにかく、北側と南側というのは決まっているんでしょうけれども、北の中でどこなのか、そういう基準設定はされていますでしょうか。
白土子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
 小学校については、数からいたしまして4校になるだろうということでございます。北・南2校ずつと。具体的な場所も検討されているというふうに聞いてございますけれども、地域的なバランスを考えて、救援物資をおろすとか、あるいは救助するという際には、やはり地域的なバランスが重要かなというふうに考えてございますので、これこれといった明確な基準はございませんけれども、そういったことも想定しながら選定していくと、既に選定して協議をしているという段階というふうに理解してございます。
小林委員
 この選定については、やっぱり地域の意見とかあるんですが、例えば北側でいくと、一番、大和町というところはかなり密集地を考えますよね。それからもう一つ、鷺宮のほう、これは逆に言うと安心というか、火災にならないというか、そんなようなところが、このエリアの争いが――争っていないんですけれども、検討があると思うんですが。そういうことで、今の基準をきちっと決めておく。例えば、今回のこのいろいろな救援物資が来るときに、即刻に中野区の北側の方面で物資ができるような形で道路づけとか、そういうのも検討、しっかりと決めながら選定をしていただきたいと思うんですが、その辺はどうでしょうか。
白土子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
 この件については、防災・都市安全のほうの担当でございますので、担当のほうに今の御意見もしっかり伝えていきたいというふうに考えてございます。
小林委員
 最後に、もう1件あるんですけれども、これはずっと継続をするという形になりますと、そのメンテナンスというのはどのぐらいの予算を考えていますでしょうか。
白土子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
 1回設置した後についてのメンテナンスは、特に現在のところは考えていないということでございます。
小林委員
 考えていないということは、当然、その後10年以上とか、そういう形まではもつということで考えているのか。その辺の年度関係もちょっと教えてもらいたいんですけれども。
白土子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
 何年で塗りかえが必要になるかということについては、明確な年数は把握してございませんが、相当の期間もつであろうというふうに考えてございます。
小林委員
 そういうことが、細かいかもしれませんけれども、実際に、そういう学校の上にそういう目印をつくって、防水とかそういう形のことをやっているところがあると思いますが、その辺の意見を聞いて、それを見ていただいて、ある程度、次何年ぐらいでお金がかかるのかというところも、算定をやっぱり考えておいていただきたいなというふうに思います。これは要望です。
近藤委員
 ヘリサインの設置ですけれども、南に3校、北に3校という6校なくてはならないというのはどういう考え方ですか。
白土子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
 6校なくてはならないというか、地域バランスを考えた際には6校が適当であろうという結論になったというふうに考えております。
近藤委員
 本当に、1校150万円というのはかなりの金額で、震災対策というのは本当に大事なことで、それをけちったりするということはないんですけれども、この150万円という金額がとても大きな金額なので、やはり6校必要だという何か明確な根拠がなければ、2校で足りるのでしたら南に2校、北に2校というやり方もありますし、1校で大丈夫なら1校という考え方もあるので、この財政が大変厳しい中で150万円を6校もつくるということは、保護者の考え方としましてはやっぱりすごい大きなお金を使ってしまうなという感じなんですけれども、その辺はいかがですか。
中井子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育施設担当)
 今のお答えなんですが、東京消防庁からの中野区への当初のお願いとしましては、北に4校、南に4校というお話が以前からありました。それで、今回、北に3校、南に3校というふうにさせていただいたのは、やはり財政的なものも見まして、8校はちょっとやり切れないだろうなと。
 それともう一つは、消防庁のほうから、大体3平方キロメートルぐらいに一つの施設の表示をしてほしいという要望の中で4施設、合計8施設というお話がありました。その中で、今回は6施設、南と北に3校ずつということで決めさせていただいた次第でございます。
近藤委員
 先ほど小林委員もおっしゃったんですけれども、メンテナンスの件とかもあまりまだ検討されていないようですし、大体その見つけてどのぐらいの物資がおろされるのか、それが3校に当たるのかとか、きちっとしたやっぱり計画的なこととか、見つけて、その後のどういった対応になるかということが細かくまだ考えられていないように思うんですけれども、いかがですか。
委員長
 休憩します。

(午後2時01分)

委員長
 では、再開します。

(午後2時01分)

近藤委員
 すみません。では、ちょっとごめんなさい。その物資の件は別として、メンテナンスの件とかは考えられていないということで。ヘリには、さっき副参事もおっしゃったみたいに、GPS機能がついているんですよね。それでもやっぱりこの必要性というのはかなり高いということなんですか。ほとんどのヘリについていると思いますけれども。
白土子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
 さっきのメンテナンスの件でございますけれども、当然表示が消えるということが経年の劣化であるわけですけれども、その際には表示し直すということも当然考えられるわけでございます。
 それから、GPSの関係でございますけれども、位置情報につきましては、通常でも数十メートル以上の誤差があると。また、有事の際には、これがアメリカのGPS機能を使っているという関係で、もっと精度が落ちて、1キロメートル以上になることもあるということでございますので、GPSがあるからヘリサインは要らないということにはならないということ。
 もう一つは、現地と地図を照らし合わせて飛んでいると、しかも他県から応援を受ける場合には、飛びなれていないところを飛ぶということもありますので、ランドマークがあったほうが迅速に対応ができるというふうに聞いております。
近藤委員
 23区で、ほかの区はどういう対応なんですか、学校施設に。
白土子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
 これは23区全部ではございませんけれども、21年度末現在の近隣区の状況でございます。新宿区が34校、渋谷区が2校、豊島区が7校、練馬区が31校ということでございます。
近藤委員
 私がいろいろ細かく聞いたのは、本当に教育関係で、私もいろいろな要望をしていますけれども、財源がないということでいつも学校のほうは工夫をして、先生方が一生懸命頑張っていても財源がないという中での本当にこの大きな金額ですので、本当にこの予算が必要なのかなという思いがかなりありまして、今こういう思いを発言させていただいていますけれども、やはり絶対的に必要ということでよろしいですね。
白土子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
 今回の東日本大震災の関係でも、ヘリコプターによる救助とか、あるいは支援物資の投下とかという関係では、ヘリコプターが非常に活躍したということもございますので、東京でそういった状況が発生した場合には、ヘリサインについては必要であるというふうに考えてございます。
奥田委員
 同じ項目で恐縮なんですけれども、体育館の屋根等への設置ということで、特別な工事等が必要でかなり金額的に高いものになるというようなことかなと理解しているんですが、そこはそうですよね。まずそこを確認させていただきます。
白土子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
 当然、屋根に文字を書くということで足場の設置、この経費もこの中には含まれているというものでございます。
奥田委員
 通常の校舎等ではなくて、太陽光のパネルであるとか、花壇とか、その他の設備のない場所に広域なサインを設ける目的で体育館にしたということだと思います。そのために足場が必要になってということでかなり金額が張ってくるんだろうというふうに思います。選択肢がほかになければ、当然体育館の屋根で仕方がないなというふうに思うんですが、まずお伺いしたいのが、この学校分野についてということで、今回この体育館に北3、南に三つということですが、同じような目的で、例えば教育関係の施設でも、学校に限定しなくても、区内の大まかな位置関係が把握できれば、そのヘリの移動の目的が達成できるのか、あるいは学校というものが確定できないと救助に支障があるのか、そのあたりがちょっとよくわからないんです。もしそうでなければ、150万円かからないような、屋上が、非常に簡単にサインが書けるような場所って、恐らくほかにあると思うんですね、施設的に。そういったもので代替ができれば、学校に限定したもので考えると、もう体育館しかないなということで150万円になろうかと思いますけれども、そうでない場所が確保できるのであれば、恐らくこれだけの金額はかからないとは思うんですが、いかがでしょうか。
白土子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
 経費につきましては、足場を組む経費が大部分ということではなくて、文字を書く、1字当たり25万円から30万円程度というふうに聞いておりますので、その文字数にもよるということでございます。足場の経費については幾ら幾らというふうに申し上げることはできませんけれども、そういった点で、足場の経費も含まれているということが1点でございます。
 もう一つは、その場所の選定でございますが、まず学校については、屋上については緑化であるとか、太陽光発電との設備の設置場所ということもございますので、学校で選定すれば体育館の屋根が適当であるということでございます。
 また、他の教育施設について、その地域的なバランスも考えて適当な位置に配置されているわけではございませんので、そういった点、小学校、中学校は地域的に、地域バランスを考慮して設置されているということから体育館の屋根ということになったというふうに考えてございます。
奥田委員
 そうですね。もしかなりの数を設置しなければならないということであれば、体育館の屋根ということになろうかなと思うんですが、今回かなり数を絞り込んでいるわけですよね。その中で、区内のバランスを見て幾つか、数カ所という考え方になっていますから、この中で、例えば学校でないものを選定したとしても、バランスをとることは恐らく可能だと思うんです。学校も含めてですよ。全部学校を外すということではなくて、一部学校でないものを含めることも、恐らく今の考え方の範囲であれば可能だと思います。要するに、20、30という場所を非常にきめ細かくポイントとして選定するのであれば、もうほかに選択肢がないかなというふうに思いますけれども、二、三カ所ということであれば、何カ所か外せるだけでも数十万円浮いてくるわけですよね、100万円、200万円と浮いてくるわけですから、そういったことを考えた上で、もうここしか選択肢がなかったのか、あるいは、考慮されずに、学校の中で考えたものなのかということを教えてください。
白土子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
 これに当たっては、東京消防庁からの要請ということもございますので、その要請に基づいて区のほうと協議をして、数、それから位置について協議中であるということでございます。
奥田委員
 最後にします。消防庁との話し合いの中で決定されていくということですから、区から、学校限定という考え方でなくても大丈夫ということであれば、代替的な提案というものも、可能であればやっていただきたいと思います。こちらは、可能であればということですので、要望にさせていただきます。答弁があればお願いします。
白土子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
 担当に対して当委員会での御意見を申し伝えたいというふうに考えてございます。お願いします。
石坂委員
 今回の消防庁の要請が4校で、3校つくられるということですけれども、これはとりあえず3校を設置して4校目は今後検討するのか、あるいは、当面3校でいくのかというところがもしわかりましたら教えてください。
中井子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育施設担当)
 今回の全部で6校でございますけれども、この限りで今のところ考えている次第でございます。
木村委員
 同じ項目でございます。メンテナンスがちょっと何年もつかわからないんですけれども、学校を選定する中で、今後行われる小・中学校の統廃合というものももちろん、確認ですけれども、検討に入れないということで、確認したい。
委員長
 どなたがお答えになりますか。
白土子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
 統廃合とは切り離して、防災のための緊急対応ということでございますので、あるいはまた、統廃合された場合でも、避難所としてということもございますので、それとは切り離して、緊急対応ということで、今回の補正予算を計上しているものでございます。
木村委員
 では、その統廃合がもしあった場合、学校の名前が変わったとかということになったとしても、その体育館に何とか小学校、何とか中学校という名前はずっと残るということでしょうか。そういうイメージでしょうか。
白土子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
 もしそういう状況があれば、現在のというか、統合後の学校の名前がペイントされるということになろうかと考えてございます。
木村委員
 ということは、そのときにまた、今1校当たり大体150万円かかっていますけれども、またそのときに150万円――かかるかどうかわからないですけれども、追加でまた新しい――地域バランスもあるというふうにおっしゃっていましたので、またそのときに新しいところを書くとかということになるということですか。
白土子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
 当然書き直すということになれば、同等の経費がかかるというものでございます。
岩永委員
 すみません。私は、ガラス飛散防止対策のほうで1点お尋ねしたいんですが、今回の補正は欄間ガラスの飛散防止対策ということで出されています。この欄間のガラスの飛散防止対策をすることによって、学校全体、体育館とか校舎とかのガラスの飛散防止というのは、これで全部対策が終わるんでしょうか、それともまだどこか残るという状況になるんでしょうか、どうでしょうか。
白土子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
 現在まで学校のガラスの震災対応の状況でございますけれども、教室南面のガラス、多くは校庭に面していると思いますけれども、そこのガラスについてはサッシ改修に合わせて強化ガラスにしてございます。また、体育館のガラスにつきましては、ガラスが大きいということもありますので、飛散防止フィルムあるいは壊れにくいガラスに取りかえているというものでございます。
 今回、欄間のガラスについて対応するわけでございますけれども、これが終わりますと、残りは廊下と北側、外と廊下との間のガラスということになろうかと思いますけれども、これについては来年度以降の予算で対応を検討していくものということでございます。
岩永委員
 最後に。対応の検討をしている、それとも検討していこう、そこのあたりですね。そう先に延ばすものでもない対応だと思うんですが、来年度対応なりできちんとしたことにしていくという、そういう教育委員会では今進めているのか。もう一度、最後のところの確認です。
白土子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
 現在、検討しているということではございませんけれども、対応として、今回欄間のガラスの飛散防止ということで、緊急対応ということでございますので、それについては今後検討していくと、必要があるというものでございます。
岩永委員
 要望にしたいと思います。その検討していくものだというお答えでした。ぜひ、その検討をして、早ければ、例えば年度内、方向を見せていくというようなことも含めた形で対策を進めていただきたいということを要望しておきます。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、質疑を終結します。
 意見についてお伺いいたします。
 第53号議案について、意見はありますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、第53号議案について、意見なしということで総務委員会に申し送ることに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定いたします。
 以上で本日の日程を終了いたしますが、委員、理事者から御発言はございませんでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で子ども文教委員会を散会いたします。

(午後2時17分)