平成25年03月08日中野区議会予算特別委員会
平成25年03月08日中野区議会予算特別委員会の会議録
1.平成25年(2013年)3月8日、中野区議会第一・第二委員会室において開会された。
1.出席委員(41名)
  1番  若  林  しげお         2番  高  橋  かずちか
  3番  木  村  広  一        4番  甲  田  ゆり子
  5番  小  林  ぜんいち        6番  中  村  延  子
  7番  石  坂  わたる         8番  後  藤  英  之
  9番  石  川  直  行       10番  内  川  和  久
 11番  ひぐち   和  正       12番  いでい   良  輔
 13番  白  井  ひでふみ       14番  平  山  英  明
 15番  南     かつひこ       16番  森     たかゆき
 17番  いながき  じゅん子       18番  林     まさみ
 19番  小宮山   たかし        20番  浦  野  さとみ
 21番  伊  東  しんじ        22番  佐  野  れいじ
 23番  北  原  ともあき       24番  吉  原     宏
 25番  小  林  秀  明       26番  久  保  り  か
 27番  酒  井  たくや        28番  奥  田  けんじ
 29番  近  藤  さえ子        30番  金  子     洋
 31番  長  沢  和  彦       32番  大  内  しんご 
 33番  伊  藤  正  信       34番  高  橋  ちあき 
 35番  市  川  みのる        36番  篠     国  昭
 37番  やながわ  妙  子       38番  佐  伯  利  昭
 39番  むとう   有  子       41番  来  住  和  行
 42番  岩  永  しほ子
1.欠席委員(1名)
 40番  か  せ  次  郎
1.出席説明員
 中野区長    田中 大輔
 副区長     金野  晃
 教育長     田辺 裕子
 政策室長    竹内 沖司
 政策室副参事(企画担当)        野村 建樹
 政策室副参事(予算担当)        奈良 浩二
 政策室副参事(広報担当)        酒井 直人
 経営室長    川崎 亨
 危機管理担当部長荒牧 正伸
 経営室副参事(経営担当)        戸辺 眞
 経営室副参事(人事担当)        角 秀行
 経営室副参事(行政監理担当)      岩浅 英樹
 都市政策推進室長長田 久雄
 都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当) 横山 俊
 地域支えあい推進室長          瀬田 敏幸
 地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当) 朝井 めぐみ
 区民サービス管理部長          登 弘毅
 区民サービス管理部副参事(区民サービス担当) 藤井 康弘
 子ども教育部長、教育委員会事務局次長  髙橋 信一
 子ども教育部副参事(子ども教育経営担当)、
 教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当) 白土 純
 健康福祉部長  田中 政之
 保健所長    山川 博之
 健康福祉部副参事(福祉推進担当)    小田 史子
 環境部長    小谷松 弘市
 環境部副参事(地球温暖化対策担当)   上村 晃一
 都市基盤部長  尾﨑 孝
 都市基盤部副参事(都市計画担当)    相澤 明郎
 教育委員会事務局指導室長        川島 隆宏
1.本会の書記は下記のとおりである。
 事務局長     篠原 文彦
 事務局次長    青山 敬一郎
 議事調査担当係長 佐藤  肇
 書  記     関村 英希
 書  記     河村 孝雄
 書  記     東 利司雄
 書  記     丸尾 明美
 書  記     土屋 佳代子
 書  記     細川 道明
 書  記     江口 誠人
 書  記     鈴木  均
 書  記     永見 英光
 書  記     竹内 賢三
 書  記     香月 俊介

午後1時00分開議
○佐野委員長 定足数に達しましたので、ただいまから予算特別委員会を開会いたします。
 第6号議案から第10号議案まで計5件をあわせて議題に供します。
 初めに、午前中に開かれました理事会の報告をいたします。
 まず、冒頭で自民党から、3月1日の予算特別委員会でのむとう委員の総括質疑において、一部不適切な発言があったとの指摘があり、また個人の名誉を傷つけたことを謝罪することが望ましいとの問題提起がありました。その取り扱いについて協議した結果、発言が不適切であり、また謝罪をすることが望ましいと認められたため、私からむとう委員に不適切な発言について取り消しを申し出ることと、該当個人に謝罪をしていただきたいことを伝えました。その結果、むとう委員から発言の取り消しの申し出があったため、これを了承し、全体会での発言の取り消しについてお諮りすることを確認いたしました。なお、理事会終了後、むとう委員から該当個人に対し謝罪を行いました。
 その後、理事会では、本日の委員会運営について、資料の訂正について、その他について協議を行いました。
 まず、委員会運営について。主査報告は、総務、区民、厚生、建設、子ども文教の各分科会の順に行い、報告後、順次質疑を自席で行うことを確認いたしました。
 次に、組替動議については、本日は提案者への質疑から行うこと、質疑は自席から行うこと。質疑の順序は、総括質疑の例に倣い大会派順に一人ずつ行うこと。答弁については、提案者代表は発言席から行うこと、他の提案者は自席から行うこと。また、質疑の内容が、組替動議が成立した場合の執行上の影響に及ぶ場合は、理事者に質疑をし、答弁を求めることを確認いたしました。
 次に、討論については、従前の例に従い省略することを確認いたしました。
 次に、採決の順序、方法については、まず第6号議案、一般会計予算の組替動議を起立により採決を行い、続いて、第6号議案、一般会計予算原案について起立により採決、次に第7号議案、用地特別会計予算を簡易により、第8号議案、国民健康保険事業特別会計予算を起立により、第9号議案、後期高齢者医療特別会計予算を起立により、第10号議案、介護保険特別会計予算を起立により順次採決を行うことを確認いたしました。
 次に、意見についてですが、提出されました意見はありませんでした。なお、意見は、主査報告が終了するときまで提出できるため、提出があった場合には、委員会を休憩し、理事会を開いて協議をさせていただきます。
 次に、資料の訂正について、理事者から申し出があり、正誤表を席上に配付しておくことを確認いたしました。お手元に配付してありますので、御確認をお願いしたいと思います。
 次に、お手元に配付の資料要求一覧(最終版)については、従前に倣い、会議録の巻末に添付すること、CD-Rにより各会派に配付することを確認いたしました。
 以上が本日の理事会の報告ですが、質疑は何かございますでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○佐野委員長 それでは、ただいまの報告のとおり、委員会を運営することに御異議ございませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○佐野委員長 御異議ありませんので、そのように運営させていただきます。
 この際、むとう委員より、3月1日の予算特別委員会における総括質疑の発言の一部を取り消したい旨の申し出がありました。
 お諮りします。この発言の取り消しを申し出のとおり許可することに御異議ございませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○佐野委員長 御異議ありませんので、そのように決定をさせていただきます。
 それでは、これより主査報告を行いたいと思います。
○森副委員長 初めに、総務分科会の主査報告を行います。
○佐野主査 3月4日、5日、6日に行いました総務分科会の審査の経過について報告いたします。
 当分科会では、第6号議案、平成25年度中野区一般会計予算の分担分、第7号議案、平成25年度中野区用地特別会計予算、第8号議案、平成25年度中野区国民健康保険事業特別会計予算の分担分及び第10号議案、平成25年度中野区介護保険特別会計予算の分担分の審査を行いました。
 それでは、初めに第6号議案、平成25年度中野区一般会計予算についての分担分のうち、歳出に関する主な質疑応答及び要望の内容につきまして御報告いたします。
 初めに、経営費、企画費中、男女平等専門委員会委員について、「委員の構成と選考方法はどのようなものか」との質疑があり、「弁護士、大学教授、民間研究員の3名である。任期は2年であり、男女共同参画に見識のある方を区が人選し、依頼している」との答弁がありました。
 これに対し、「この内容が硬直せず、男女共同参画の取り組みがよりよい事業となるよう、選考について工夫をしてほしい」との要望がありました。
 次に、区民と区長の対話集会について、一時保育の予算の根拠と予算が不足した場合の対応についての質疑があり、「保育士の人件費を3回分計上しているが、これまでほとんど実績がない。不足した場合にも対応する」との答弁がありました。
 次に、広報費中、(仮称)区歌に関する懇談会について、「懇談会の内容と区歌制定のスケジュールはどのようなものか」との質疑があり、「会には学識経験者、区民、各種団体から委員として出席していただき、区歌に関する提言をしていただく。ことしの秋ごろに意見を取りまとめ、26年度に区歌を制定することを予定している」との答弁がありました。
 次に、情報・改善費中、デジタルサイネージ調査委託について、「調査委託の概要はどのようなものか」との質疑があり、「中野駅周辺地区への導入のために、提示場所、提供情報、ターゲットとする方、導入する機器等、最適な方法について調査の委託をするものである」との答弁がありました。
 次に、民間IT研修について、「研修講師にIT専門支援員を活用するなど、組織で内製することはできないのか」との質疑があり、「プログラミング等の高度なスキルが必要であり、IT専門支援員としての役割外であると考えている」との答弁がありました。
 次に、経営費中、賀詞交歓会について、「2年前から会場をサンプラザに変更しており、開催経費として100万円余が予算に計上されているが、この金額で落ちつきそうか。また区民と一体となり、新たな年のスタートを切れるよう、会の運営にさらなる工夫をしていってはどうか」との質疑があり、「会場を移し、参加費をいただく形で行っており、経費の大きな増減は想定していない。ことしは鷺宮囃子の演奏で多くの方に楽しんでいただけた。今後も工夫していきたい」との答弁がありました。
 次に、人事費中、互助会補助金について、「職員の互助会加入率はどのくらいか。また補助金が前年より減っている理由は何か」との質疑があり、「区職員のほとんどが互助会に加入しており、減少理由は職員数の減である」との答弁がありました。
 次に、行政監理費中、環境マネジメントシステム運用について、「予算額が前年比でほぼ半減しているが、その理由は何か」との質疑があり、「24年度は、ISO認証の3年ごとの更新審査の年度に当たっていたが、25年度は定期審査のみとなるため、予算額が減っている」との答弁がありました。
 次に、経理費中、土地開発公社事業資金貸付金について、「区が公社に貸し付けを行う効果はどのようなもので、金額に換算した場合の効果額は」との質疑があり、「区からの貸し付けは無利子であり、民間から借り入れを受けた場合に公社が負担するはずの利息と区が貸付金を運用すれば得られるはずだった利息との差額がこの貸し付けの効果となり、約1,200万円と試算している」との答弁がありました。
 このほか、新区役所整備検討会について、区有施設の定期点検について、外部評価委員会委員について、財政調整基金積立金についてなどの質疑がありました。
 続いて、一般会計予算の歳入の主な質疑応答の内容について報告いたします。
 特別区交付金中、特別区財政調整交付金の配分割合について、「普通交付金における都区間の配分割合は、都が45%、特別区が55%となっているが、区の財政需要が増加している現状では、この率は引き上げられるべきである。どのようなときに見直されるのか」との質疑があり、「現在の比率は、三位一体の改革等を踏まえて平成19年に見直されたもので、都区の役割分担が大きく変わらない限り変更はないと考えている」との答弁がありました。
 次に、同交付金の算定時期等について、「キリンホールディングスや栗田工業の本社機能等がセントラルパークへ移転してくることによる交付金への影響はいつごろどのようにあらわれるのか」との質疑があり、「財政調整交付金の算定根拠となる基準、財政需要額は、昼間人口や区内事業所数なども含めて算定するため、それらがふえることで交付金にも影響が生じる。ただし、平成26年実施予定の経済センサス、基礎調査結果を根拠とするため、今回の移転の影響が交付金に反映されるのは28年ごろとなる見込みである」との答弁がありました。
 また、第7号議案、平成25年度中野区用地特別会計予算、第8号議案、平成25年度中野区国民健康保険事業特別会計予算の分担分、第10号議案、平成25年度中野区介護保険特別会計予算の分担分についてそれぞれ質疑を行いましたが、質疑はありませんでした。
 以上が当分科会における主な質疑応答及び要望の内容でございます。
 なお、当分科会で取りまとめた意見はありませんでしたので、その旨申し添えます。
 以上で、当分科会における審査の報告を終わります。
○森副委員長 ただいまの総務分科会の主査報告について、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○森副委員長 質疑がなければ、以上で総務分科会の主査報告を終了します。
○佐野委員長 次に、区民分科会の主査報告を求めます。
○若林副主査 それでは、区民分科会の主査報告をさせていただきます。3月4日、5日及び6日に行いました区民分科会における審査の経過について報告いたします。
 当分科会では、第6号議案、平成25年度中野区一般会計予算の分担分、第8号議案、平成25年度中野区国民健康保険事業特別会計予算の分担分、第9号議案、平成25年度中野区後期高齢者医療特別会計予算及び第10号議案、平成25年度中野区介護保険特別会計予算の分担分について審査を行いました。
 それでは、当分科会における主な質疑応答及び要望の内容について報告いたします。
 初めに、第6号議案、平成25年度中野区一般会計予算(分担分)の歳出では、区民サービス管理費、区民相談費中、区民相談について、「法律相談は希望者が多く、予約がとりにくいという状況である。男女共同参画センターの庁舎内移転に伴い、女性のための法律相談が区民法律相談に整理・統合されるとのことだが、さらに利用がふえ、予約がとりづらくなると考えられるが、どう対応するのか」との質疑があり、「月によってはあきがあり、民間の法律相談もふえていることから、来年度は回数をふやさず動向を注視したい」との答弁がありました。これに対し、「来年度は実績をしっかり検証して区民の要望に応えられるように対応してほしい」との要望がありました。
 次に、住民記録費中、住民基本台帳法改正事務について、「システム開発及び改修委託の費用が今年度と比較して2,800万円ほど減額となっているが、その理由は」との質疑があり、「今年度は住基法改正に伴うシステム開発の経費が計上されていたが、その主要部分が終了したため、来年度は、残案件の外国人住民に対する住民基本台帳コードの付番への対応などの経費が必要となるものの、この経費との差額が減額になったものである」との答弁がありました。
 次に、区税徴収費中、滞納整理及び収納管理について、「財政的に厳しい中、収納率を上げることは必須である。来年度収納率向上のための対策はあるのか」との質疑があり、「滞納整理の経費を200万円ほど増加し、郵送による督促及び催告を強化している。特に催告については、現年分、滞納繰越分などさまざまな戦略を練って行う予定であり、効果を見込んでいるものである」との答弁がありました。
 次に、国民健康保険事業特別会計繰出金について、「一般会計からの繰出金がふえているが、今後の傾向についてどのように分析しているのか」との質疑があり、「その他一般会計繰出金については、医療費などの増が要因となっているので、今後も増傾向が続くものと考えている」との答弁がありました。
 これに関連し、他の委員から、「今後、繰出金を減らす対策は考えているのか」との質疑があり、「ジェネリック医薬品に関する差額通知を行うことなど、さまざまな取り組みで医療費全体の抑制を図り、繰出金の減額につなげていく」との答弁がありました。
 次に環境費、地球温暖化対策費中、温暖化対策推進オフィス維持管理等について、「維持管理の費用として1,200万円余が計上されているが、かなり高額である。区が負担する維持補修費と貸付金額との採算が合っていないのではないか」との質疑があり、「維持管理費については、さまざまな見直しを行い、平成22年度に比べ約3分の1の金額に落とした。また、貸し付けにより2,400万円の賃料収入を見込んでいる」との答弁がありました。
 これに対し、「見直しを行ったということだが、月額100万円もの維持管理費は高額であり、さらなる金額の抑制に努めてほしい」との要望がありました。
 次に、ごみ減量費中、ペットボトル回収について、「区は来年度からペットボトル破砕回収機へのポイント付与システムを導入するが、現在、区では分別回収も行っている。二つの回収方法について今後どのように展開していくのか」との質疑があり、「分別回収したペットボトルの中間処理施設が飽和状態となっているため、ペットボトルを減容できる破砕回収機による回収量をふやし、中間処理施設経費、運搬費用を削減していきたい」との答弁がありました。
 次に、環境公害費中、環境現況調査について、「区は現在、大気汚染状況調査については、都の測定結果を参考にしているが、PM2.5についてはどう対処しているのか」との質疑があり、「今年度中に都内全測定局に測定器が設置される予定であり、区内では既に若宮測定局の測定値が公表されている。区では区民がすぐに値の確認ができるよう、ホームページ等で案内をしている。東中野測定局の値も来年度から公表開始の予定である」との答弁がありました。
 そのほか、一般会計歳出については、「住民情報基盤システム賃借料」、「住民基本台帳カード購入」、「住民税コンビニ収納手数料」、「介護従事者の定着支援事業」、「花と緑の祭典」、「なかのエコポイント」、「ごみの発生抑制・ごみ出しマナーの普及啓発」、「ペットの適正飼養の普及啓発」などについて質疑がありました。
 また、組替動議の飼い主のいない猫の不妊・去勢手術助成について、提案委員に対して、「財政状況が大変厳しい中、財政調整基金を繰り入れてまで当該事業を来年度に実施しなければならない理由は何か」との質疑がありました。
 次に、一般会計歳入について質疑を行ったところ、「特別区民税」、「財産貸付収入」、「23区共同広告費用協定に基づく負担金」などについての質疑がありました。
 次に、第8号議案、平成25年度中野区国民健康保険事業特別会計予算の分担分では、「来年度、新規に導入する滞納整理支援システムは、税務分野の滞納整理システムと連携し、税の滞納状況なども参照することができるのか」との質疑があり、「将来的には、税務分野のシステムとも一定の連携を図ることを視野に入れて開発を行う予定である」との答弁がありました。
 次に、第9号議案、平成25年度中野区後期高齢者医療特別会計予算については質疑はありませんでした。
 次に、第10号議案、平成25年度中野区介護保険特別会計予算の分担分については質疑はありませんでした。
 以上が区民分科会における主な質疑応答及び要望の内容であります。
 なお、当分科会で取りまとめた意見はありませんでしたので、その旨申し添えます。
 以上で、区民分科会における審査の報告を終了いたします。
○佐野委員長 ただいまの区民分科会の主査報告について何か質疑ございますでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○佐野委員長 ないようであれば、以上で区民分科会の主査報告を終了いたします。
 次に、厚生分科会の主査報告を求めます。
○北原主査 3月4日、5日及び6日に行いました厚生分科会における審査の経過について、御報告いたします。
 当分科会では、第6号議案、平成25年度中野区一般会計予算の分担分、第8号議案、平成25年度中野区国民健康保険事業特別会計予算の分担分及び第10号議案、平成25年度中野区介護保険特別会計予算の分担分について審査を行いました。
 それでは、当分科会における主な質疑応答及び要望の内容について報告いたします。
 初めに、第6号議案、平成25年度中野区一般会計予算分担分の歳出のうち、地域支えあい推進費では、地域活動推進費中、シルバー交番設置事業について、「シルバー交番設置事業の拡充の内容は」との質疑があり、「東京都のシルバー交番設置事業を活用し、4カ所のすこやか福祉センターをシルバー交番に位置づけ、現行の緊急通報システムの対象を、慢性疾患のある方だけでなく、65歳以上のひとり暮らしの方や、日中独居になる方などに拡げるものである」との答弁がありました。
 これに関連して、他の委員から、「シルバー交番設置事業を、対象となる高齢者の方々に広く周知する必要があると思うが、その方法は」との質疑があり、「区報、ホームページでの広報のほか、すこやか福祉センター職員による高齢者の方々への戸別訪問や地域包括支援センター職員による要支援の方やその御家族との面会で必要とされる方に積極的に案内をしていく」との答弁がありました。
 また、緊急医療情報キットについて、「現在の普及率はどのくらいなのか」との質疑があり、「平成25年2月現在で、対象世帯の半分ほどの約4,300世帯の方に御利用をいただいている」との答弁がありました。これに関連して、他の委員から、「緊急医療情報キットの対象者を今後拡大する予定はないのか」との質疑があり、「現在は民生委員が、ひとり暮らしの方の確認調査の中で希望者にお配りしているが、今後調査対象でない方の希望をどのようにとるかを検討していきたい」との答弁がありました。
 これに対して、「対象年齢の引き下げや日中独居の方を対象とするなど、検討してほしい」との要望がありました。
 次に、保健福祉包括ケア費中、精神障害回復者社会生活適応訓練について、「事業規模に変更はないようだが、予算額が減っている理由は」との質疑があり、「24年度のデイケア利用登録の状況や25年度の登録予定数に基づいて積算している」との答弁がありました。
 次に、健康福祉費では、保健福祉企画費中、福祉総合システムについて、「福祉総合システムの運営管理の予算がふえている理由は」との質疑があり、「平成26年4月1日に施行する障害者総合支援法に対応するシステム改修費と今年度開発した健診システムの維持管理費である」との答弁がありました。
 さらに、「システム導入による区民サービスへの効果は」との質疑があり、「障害者総合支援法の施行に伴い、障害者への支援が拡がるため、システムを改修しないと、サービス提供に支障が出る」との答弁がありました。
 次に、高齢福祉費中、公衆浴場助成事業について、「区内の公衆浴場が減っているが、区としてどうとらえているのか」との質疑があり、「公衆浴場がなくなると、区民の健康及び公衆衛生の問題が発生する。区として、公衆浴場の支援を続けていきたい」との答弁がありました。
 次に、健康推進費中、大気汚染医療助成について、「大気汚染医療助成とは、どういう事業か」との質疑があり、「気管支ぜんそくなどの大気汚染の影響を受ける健康障害に対し、都が医療費の助成を行うものである」との答弁がありました。
 次に、がん等健診費中、健診委託について「委託料の積算は、受診率などを考慮して算出しているのか」との質疑があり、「各健診ごとに、23年度の実績と24年度の見込みを勘案して算出している」との答弁がありました。
 次に、自立支援給付管理費中、介護給付費・訓練等給付費について、「24年度に比べ予算額が大幅にふえているが、その理由は」との質疑があり、「障害の重度化や高齢化などに伴い、居宅介護の事業や就労継続支援B型の事業の給付がふえてきているためである」との答弁がありました。
 これに対して、「就労継続支援に多くの予算を使いながら、事業が有効に機能しないと、何のために手当を削減するのかわからなくなってしまう。区政が後退することなく前進するために、議会も協力を惜しまないので、区も精いっぱい努力してほしい」との要望がありました。
 次に、生活相談費中、生活援護支援員について、「生活援護支援員が行う業務は」との質疑があり、「相談や訪問時などに威嚇的行為をする方への対応や警察と速やかな連携をとることをお願いする」との答弁がありました。
 そのほか、「すこやか福祉センター等整備」、「アレルギー教室」、「区民活動センター運営」、「地域福祉権利擁護」、「感染症対策」、「障害者ヘルプカード」、「障害者福祉手当」、「障害者福祉会館運営」、「健康づくり・スポーツ推進モデル事業」、「歴史民俗資料館管理運営」などについて質疑がありました。
 また、組替動議全般に関して、「きちんと積算根拠を示すべきだ」との指摘がありました。
 一般会計歳入については、健康福祉使用料、地域支えあい推進費補助金、健康福祉費補助金などについての質疑がありました。
 次に、第8号議案、平成25年度中野区国民健康保険事業特別会計予算の分担分については、質疑がありませんでした。
 次に、第10号議案、平成25年度中野区介護保険特別会計予算の分担分については、「雑入」、「介護予防一般高齢者事業」などについての質疑がありました。
 以上が厚生分科会における主な質疑応答及び要望です。
 なお、当分科会で取りまとめた意見はありませんでしたので、その旨申し添えます。
 以上で当分科会における審査の報告を終わります。
○佐野委員長 ただいまの厚生分科会の主査報告について何か質疑ございますでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○佐野委員長 質疑がなければ、以上で厚生分科会の主査報告を終了いたします。
 次に、建設分科会の主査報告を求めます。
○南主査 3月4日、3月5日及び6日に行いました建設分科会における審査の経過について報告いたします。
 当分科会では、第6号議案、平成25年度中野区一般会計予算の分担分の審査を行いました。
 初めに、歳出に関する主な質疑応答及び要望の内容につきまして御報告いたします。
 まず、都市政策推進費、産業振興計画費中、区内事業所調査について、この調査の内容を問われ、「おおむね3年ごとに実施している国の調査を補完するとともに、産業振興ビジョンの成果指標を捕捉し、区の施策構築に役立てるためのものである」との答弁がありました。
 さらに、「産業振興ビジョンの資料のデータについて、さらに深く把握するためか」との質疑があり、「ビジョンの資料は全数調査だが、区の調査はサンプル調査とし、事業所の傾向を把握するものである」との答弁がありました。
 次に、経営支援費中、経営・創業相談について、「『どこでも出張相談委託』とはどのようなものか」との質疑があり、「中小企業診断士を曜日や時間等の制約なく現場に派遣し相談業務を行うものである」との答弁がありました。
 これに関連して、「前年度に比べ、融資にかかる経営相談の利用件数が大幅に減少しているが、その理由は何か」との質疑があり、「融資あっせん相談の方法を見直し、一部相談を省略することができるものとした。事務の効率化による相談数の減少と考えている」との答弁がありました。
 次に、ビジネスフェアについて、「これまでの実行委員会形式から変更するとしているが、その理由は何か」との質疑があり、「実行委員会方式による参加は、東京都主催の1件に限られていたが、ライフサポート関連に特化したフェアもあり、個別でも参加できるよう対象を広げ、補助を行うよう変更した」との答弁がありました。
 次に、都市観光・商業振興費中、地域商業活性化について、商店街街路灯のLED化の進捗状況を問われ、「2,230基のうち、24年度は265基をLED化し、全体でおおむね3割の達成率である。省電力の効果は大きく、今後とも積極的にLED化を支援していきたい」との答弁がありました。
 次に、中野区周辺計画費中、再整備基本構想策定について、「区が主導権を持ち、整備方法や都市観光施策を策定するためには、各所管分野が十分に連携を図ることが非常に重要なことではないか」との質疑があり、「都市政策推進室が中心となり整備を進めていく。また、まちづくり調整会議で、区長、副区長、教育長のもとで庁内全体の調整を滞りなく図っていきたい」との答弁がありました。
 次に、西武新宿線沿線基盤整備費中、連続立体交差事業中野区負担金について、「特定財源を特別区債と都市計画交付金としているが、今後も起債で賄う計画となるのか」との質疑があり、「都市計画交付金以外の部分については、起債を見込んでいる。なお、都区財政調整制度の財産費という形で交付されることも考えている」との答弁がありました。
 これに対し、「区としてのスキームを作成し、区の負担軽減に努めてほしい」との要望がありました。
 次に、都市基盤費、都市施設費中、都市施設の計画について、「中野区交通バリアフリー基本構想策定に当たり、実施する現況調査の内容はどのようなものか」との質疑があり、「実踏による調査や障害者団体などへのヒアリング、整備状況のアンケート、交通量調査などのほか、専門のコンサルタントも活用しながら、基礎的な数値を把握するものである」との答弁がありました。
 これに対し、「ユニバーサルデザインの観点からのヒアリングを実施すべきでは」との質疑があり、「広範な視点に立ち、意見を聞いて対応したい」との答弁がありました。
 次に、公園維持・管理費中、公園トイレの改修について、「公園トイレのバリアフリー改修にかかる予算額は。また、改修予定の公園はどこか」との質疑があり、「予算額は5,040万円を計上しているが、国の助成制度により2分の1が補助の対象となる。25年度は、八成公園、東山公園、若葉公園を改修する予定である」との答弁がありました。
 さらに、国の制度の今後の見通しについて問われ、「この制度は25年度までとなり、26年度以降は準備中だが、対象が、公園施設長寿命化計画に基づき適切に維持・管理がなされているものに限定される」との答弁がありました。
 次に、建築行政費中、建築審査について、「他区で区有施設の調査を行った際、多くの建物について工事完了検査済証を取得していないことが報道された。中野区の取得状況はどうか」との質疑があり、「過去10年間分を調査したが、全て適正に交付を受けている」との答弁がありました。
 これに関連して他の委員から、「成果指標に、『建築物の完了検査済証の交付率』が挙げられているが、交付状況を把握しているのか」との質疑があり、「検査済証の交付状況は把握しており、23年度は1,030件中941件について交付している」との答弁がありました。
 次に、交通対策費中、放置自転車対策について、「大学が2校新設されることに伴い、駐輪場は整備されるのか」との質疑があり、「附置義務に基づき、帝京平成大学で556台分、明治大学で150台分の駐輪場の整備が完了している」との答弁がありました。
 このほか、都市観光推進、中野駅周辺地区整備、都市計画、まちづくり事業推進、まちづくり計画、道路境界、道路改良・維持、大規模公園整備、建築安全・安心、耐震化促進、災害対策、地域防災、復興広域協働推進、生活安全などについての質疑がありました。
 また、第6号議案に対する組替動議に関し、区役所・サンプラザ地区整備検討や中野駅周辺地区整備、住宅耐震・リフォーム助成の実施について質疑がありました。
 次に、歳入についての質疑を行ったところ、使用料及び手数料中、商工施設、道路占用、区営住宅について、また諸収入中、雑入について質疑がありました。
 以上が建設分科会における主な質疑応答及び要望の内容です。
 なお、当分科会で取りまとめた意見はありませんでしたので、その旨申し添えます。
 以上で建設分科会における審査の報告を終わります。
○佐野委員長 ただいまの建設分科会の主査報告について、質疑はございますでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○佐野委員長 質疑がなければ、以上で建設分科会の主査報告を終了いたします。
 次に、子ども文教分科会の主査報告を求めます。
○酒井主査 3月4日、5日及び6日に行いました子ども文教分科会における審査の経過について報告いたします。
 当分科会では、第6号議案、平成25年度中野区一般会計予算の分担分について審査を行いました。
 それでは、当分科会における主な質疑応答の内容について報告いたします。
 初めに、歳出に関する主な質疑応答及び要望の内容につきまして報告いたします。
 子ども教育費、企画財政費中、校割予算について、「小中学校の校割予算が減少しているが、理由は何か」との質疑があり、「小学校は、新JIS規格の机・いす購入の終了、社会科見学・遠足代の公費負担廃止によるもの、中学校は社会科見学・遠足代公費負担の廃止、部活動外部指導員等の謝礼額の減少などによるものである」との答弁がありました。
 次に、社会科見学について、「社会科見学が実費負担となる。これまで区が行ってきたバスの借り上げ契約など保護者にできるだけ負担がかからないようなよりよい方法を教育委員会として学校へ助言していくべきではないか」との質疑があり、「バスの借り上げについては、スケールメリットを生かした一括した契約方法も考えられるが、現在学校側と保護者負担に配慮した実施方法について調整している。いずれにしても、私費負担への移行に当たり、できる限り学校をサポートしていきたいと考えている」との答弁がありました。
 次に、校務支援システムについて、「システムの導入はいつごろか。また、システムは誰が使用することになるのか」との質疑があり、「小中学校の教員全員が使用することになる」との答弁がありました。
 これに関連し、他の委員から、「新規事業である校務支援システムの導入を含めても、情報化推進の予算が昨年より減っているが、この理由は」との質疑があり、「コンピュータのリース契約を行っているが、25年度は再リースとなり、予算額が減少した」との答弁がありました。
 次に、教科書採択について、「教科書採択したことにより計上される予算はどのようなものか」との質疑があり、「教科書は無償で国から配付されるが、教員が使用する指導書の購入費、関連する事務費については、予算化することとなる」との答弁がありました。
 次に、図書購入費について、「図書購入費の予算は、指定管理者が決め、区の考えはないのか」との質疑があり、「指定管理者から提出された計画書に、図書の購入に充てる金額が明記されており、双方で確認し、合意に達しているものである」との答弁がありました。
 次に、体験学習費中、海での体験事業について、「参加児童人数を満たすためにも、体験事業参加者の声を広めるなど、魅力ある事業として浸透させることが必要ではないか」との質疑があり、「前回の反省を踏まえ、魅力ある事業として参加してもらえるように努めていく」との答弁がありました。
 次に、次世代育成費中、子育てサポーター養成講座について、「受講者の評判がよかった事業であったが、皆減になったのはどうしてか」との質疑があり、「養成講座を受け、ノウハウを蓄積した団体や個人がふえたため、養成講座を一旦休止したことによる」との答弁がありました。
 次に、子ども家庭支援費中、子ども家庭支援センター運営について、「非常勤相談員報酬が昨年度から減額となったが、その理由は」との質疑があり、「子ども家庭相談員の職を廃止し、カウンセリングができる子ども家庭専門相談員に変更した。勤務形態の変更によりトータルとして減額となった」との答弁がありました。
 次に、子ども相談窓口について、「働いている母親・働きたい母親がふえている中、就労に関する相談体制を強化すべきだと思うがどうか」との質疑があり、「就労も含めた環境の相談について、関係所管と調整をしながら、1カ所で丁寧な相談ができるように努力していきたい」との答弁がありました。
 次に、妊婦健康診査について、「特定財源が皆減になっているがなぜか」との質疑があり、「普通交付税の対象になり、財政調整交付金として措置されるため、東京都の補助金が皆減となった」との答弁がありました。
 これに関連して、他の委員から、「財政調整交付金を含めても、一般財源で全て対応するのは大変である。財源を国へ要望するなどして確保し、事業の質を落とさず、継続するよう努めてほしい」との要望がありました。
 次に、子ども教育施設整備費中、特別教室冷房化工事について、「国から補助金が出ていると思うが、補助率はどのくらいか。また、補助が継続される見込みはどうか」との質疑があり、「学校施設環境改善交付金の補助対象となっており、補助率は7分の2である。国が推進している事業であり、当面はなくなる可能性は低いと見込んでいる」との答弁がありました。
 これに対し、「補助金の有無にかかわらず、特別教室の全室冷房化をしっかり進めてほしい」との要望がありました。
 このほか、人権教育推進校の支援、就学奨励費、特別支援教育などについて質疑がありました。
 また、第6号議案に対する組替動議に関し、区立図書館資料購入費や認証保育所等保護者補助、小中学校の維持補修の増額などについて考え方や積算根拠に関する質疑があり、組替動議全般にわたり積算根拠があいまいであるとの指摘がありました。
 次に、歳入について質疑を求めたところ、幼稚園保育料、子ども家庭支援包括補助、母子家庭自立支援教育訓練給付金、区立保育室事業費などについて質疑がありました。
 以上が子ども文教分科会における主な質疑応答の内容です。
 なお、当分科会で取りまとめた意見はありませんので、その旨申し添えます。
 以上で、子ども文教分科会における審査の報告を終わります。
○佐野委員長 ただいまの子ども文教分科会の主査報告について、何か質疑ございますでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○佐野委員長 質疑がなければ、以上で子ども文教分科会の主査報告を終了いたします。
 以上をもちまして、分科会の主査報告を終了いたします。
 次に、第6号議案、平成25年度中野区一般会計予算の組み替えを求める動議に対する質疑を行いたいと思います。
 提案者代表は発言席にお座りをいただきたいと思います。
 なお、質疑をされる方はマイクの使用をお願いいたします。マイクは各列に用意してありますので、委員の方々にはマイクの受け渡しに御協力をお願いしたいと思います。
 大会派順にお聞きしていきたいと思います。それでは、質疑をこれからお受けします。
 自民党さん、何か質疑ございますでしょうか。
○いでい委員 自由民主党議員団の立場で敬意を持って質問させていただきますので、誠意を持って御答弁いただければと思います。よろしくお願いします。
 毎年、共産党さんはこういった組み替えを求める動議というのを出されていまして、昨年のものと比較しましたところ、組み替えの基本的な考え方の1の部分で、ことしは防災・環境を支援するとあったんですが、昨年は防災・環境・自治を支援するということだったんですけど、この自治を抜いたことについてまず伺います。
○長沢委員 昨年の自治というところで入れましたのは、生涯学習会館の廃止がございましたので、それを理解いただくというところで、自治ということを入れたところでございます。今回外したというところでは今言った理由がございますが、当然ながら、どれに対しましても自治は必要だということでは、その認識についてはそのとおりでございます。
○いでい委員 私はよくわからない言葉があるときは、「地方自治の現代用語」というのをよく見て調べているんですけども、そこに自治という言葉が書いてありますので、よくお読み取りをいただいてから、また御答弁いただければいいかなと思っています。
 では、中身について質問させていただきますが、組み替えの内容です。防災・環境を支援する住宅耐震リフォーム助成の実施、歳入450万円とありますけども、この歳入というのは何のことかお答えください。
○長沢委員 歳入につきましては、特財、国からの交付金でございます。
○いでい委員 国からの交付金ですけども、この450万円というのは、20万円以上の工事100件で1件につき10万円に対して助成をして、そのうちの1,000万円分の450万円が国からの補助金だということでよろしいですか。
○長沢委員 そのとおりでございます。
○いでい委員 では、理事者の方に伺いますけれども、それが果たして合っているのか合っていないのか、どなたかお答えできる方いらっしゃいますか。
○相澤都市基盤部副参事(都市計画担当) お答えいたします。歳入の想定で地域住宅交付金、国の45%、こういったものを想定しているというふうに考えてございます。
○いでい委員 では、理事者の方に引き続き伺いますけれども、その地域住宅交付金、仮に区がこれを求めたところ、それは交付される、またそれが使用できる施策に、これはかなっているんでしょうか。
○相澤都市基盤部副参事(都市計画担当) こういう25年度の予算につきましては、補助金のこういった手続というのは一定程度進めてございます。果たして、現段階でこういったものが歳入確保、確実にできるかというのは、なかなか難しい面もあるかなというふうに考えてございます。
○いでい委員 どうもありがとうございました。なかなか交付金の獲得については難しいんじゃないかというお話がありましたし、また私たちもこういったものが、進められるのであれば、ぜひやってもらいたいなという施策であるということは申し添えておきます。
 また、次の胃がん・大腸がん検診の年齢の現行継続、歳入の82万9,000円と、こうありますけれども、私は、所属は厚生委員会におりまして、予算特別委員会におきましては厚生分科会に所属をしております。そこで、提案者の中で、共産党の金子委員にこの内容を、その厚生分科会の中でいろいろなやりとりがあったんですけど、そのことについては御存じですか。
○長沢委員 承知をしているところでございます。
○いでい委員 その内容については、じゃあ、お披瀝いただけますか。
○長沢委員 胃がん・大腸がん検診の年齢の現行継続の歳入部分の82万9,000円につきましては、私どもここで特財を見ていたところでございますが、これにつきましては、ないということでございます。
 なお、別のところで、私立保育園の研修費・アレルギー食実施の補助金につきましても、これも金額としては500万円多かったということで、これも間違いとして、私ども訂正をさせていただいたということでございます。
 しかしながら、私ども、この組替動議の理由のところにも示させていただきましたが、仮にこういう金額自身が訂正があったとしても、何ら趣旨としては変わらないということを申し添えておきます。
○いでい委員 周りのきょう参加している委員の皆さんもいろいろ疑問に思っているところがありまして、私も代表して質問させていただいているわけですけれども、数限りなくありますので、どんどん行きますが、飼い主のいない猫の不妊・去勢手術の助成、これは歳入125万円とあります。歳出250万円の内訳につきましては、雄が5,000円掛ける100頭、雌が1万円掛ける200頭とあるんですけど、この根拠を教えてもらえますか。
○長沢委員 雄と雌にどうして違いがあるかということでしょうか。
○いでい委員 そうです。
○長沢委員 それにつきましては、雌のところを多くしたというのは、他区の事例を見ましても雌のほうが多くなっているということもありまして、その辺のところも参考にさせていただきながら、この金額にさせていただいたということでございます。
○いでい委員 ということは、他区の事例を参考にしてということですよね。みずから皆さん御自身でお調べになってこうするとこういった影響が出る、こういったことだからこうなんだという、その理屈はないんですか。
○長沢委員 他区の事例というのもそうですし、中野区内におきましても今自主的にNPOや団体の皆さんがやられているところでも雌の猫が多いということでは伺っておりますので、こういう形で示させていただいたということでございます。
○いでい委員 あと、高齢者会館の入浴困難高齢者支援入浴の実施のことについてですけれども、これも厚生分科会のほうでいろんなやりとりがありましたが、その内容については御存じですか。
○長沢委員 やりとりの詳細につきましては、存じております。
○いでい委員 わかっているなら結構です。そこまで突っ込みませんから。どんどん行きます。
 子育て・教育施策の充実を図るというところで、小中学校施設の維持補修の増額1億9,247万9,000円。これの根拠としては予算額の20%増となっておりますけど、20%増にすると、1.6億円に対しまして1億9,247万9,000円という数字が出てくるその意味が全くわからないんですが、いかがですか。
○長沢委員 分科会でも御説明をさせていただいたというふうに理解をしておりますが、小中学校合わせましての小破修理等の維持補修についてが3割、そして小中学校の保守点検ということが1割ということで、おおむね20%の増ということで、1億9,000万円余のこの金額を出したということでございます。(「1.6億円の20%は3,200万円だろう」と呼ぶ者あり)
○いでい委員 そうすると、数字の部分で、今、隣のほうからそんな声が聞こえてきましたけれども、120%の増という形なんですかね。これは数字的には合っていますか。
○長沢委員 20%部分、20%の純粋に増額ということでこの金額を示させていただいたということでございます。(「財調からの繰り入れは」と呼ぶ者あり)
○いでい委員 財調からの繰り入れはお聞きしませんけれども、また、この数字のことについてはもともとちょっと通じませんので、また先へ進みます。
 区立図書館の資料購入費の増額分、これは8館分1,000万円と書いてありますけども、これについては御説明いただけませんか。
○長沢委員 この文字どおりお読み取りいただければ、8館分として1,000万円資料購入費の増額としてこの金額を計上させていただいたということでございます。
○いでい委員 この区立図書館ですけれども、来年度からは指定管理者制度が導入されまして、今年度予算にも6億1,000万円余ということで計上されていますけれども、その指定管理者さんと協定を結ぶ際に、大体これぐらいの図書購入費のラインでという区とのやりとりがあるんですよね。そこをこれから予算を組み替えて、予算もじゃあそれを1,000万円つけましょうといったときには、することは可能なんですけれども、それを役所と指定管理者との話し合い、協定の詰める部分を全く抜きにしてそれを放り込んでくるというのは、私はいかがなものかと思いますけど、どうですか。
○長沢委員 そこの事務的なやりとりにつきましては、当然ながら増額ということが必要になった場合においては協定自身、あるいは契約をやり直していただくということが必要になるかというふうに思っております。しかしながら、減額ではなく増額という形でございますので、そういう意味では、受ける事業者としても必要なものだというふうに、言ってみれば評価もあるのではないかというふうに想定できるところでございます。
○いでい委員 では、どんどん行きます。認証保育所等保護者補助の増額、これは一人に対して現行2万円を3万円にしましょうということで載せてあります。私たち自由民主党としては、その認証保育所の手当よりも、待機児童の解消のことに対して予算をもっとつけていくべきだ、施策を重点的に展開していくべきだと思っていますけれども、お考えをもう一度お伺いします。
○長沢委員 私どもも、緊急の課題としては待機児解消、それも認可保育園での増設による解消が必要だということでございまして、その点についても同じ子育て・教育施設の充実を図る中で盛り込ませていただいたところでございます。認証保育所等の保護者の補助の増額ということでは、現行、やはり認証保育所に入られている方々の高い保育料自身を、上限2万円のところを1万円引き上げて3万円にするということで今回お示しをさせていただいたというものでございます。
○いでい委員 ということは、共産党さんとしては、待機児の解消よりも認証保育所、認可保育園に入れない待機児童の保護者の方に現金をどんどんどんどん渡していくほうがいいというように私は聞こえたんですけども、まあ、次に行きます。
 それと、小中学校の遠足代・社会科見学等補助実施、これは2,100万円と出ていますけども、この根拠を教えてください。
○長沢委員 これにつきましては、事業見直しの中で示された廃止ということでございますので、その復活という形で出させていただいたというものでございます。
○いでい委員 その事業見直しに対して反対だから、そういったものをこの組替動議の中に盛り込んでくる、そういったふうにしか見えないんですよね。その根拠を示されないということは、そういうふうにしかとらえられないということを申し添えておきます。
 そして、4番の歳出を見直すというところですけれども、これは中野駅周辺計画の全削除ということでありますけれども、これについて、体育館もその中野駅周辺の計画の中に位置づけられているんですが、体育館の部分については抜かすということでよろしいんですか。
○長沢委員 体育館のところにつきましては検討されるということが総務分科会の中でも報告になったところでございまして、その点については、何らここで、削減するからといって影響はないというふうに思っております。
○いでい委員 中野駅周辺のこの計画の中で、体育館のことについては全く何ら主張がありません。そのほかのことだけは全部削除しろということで、何ら問題はないというお考えについては甚だ疑問なんですが、その次の中野駅周辺地区整備費の削減というところも同じことなのかなと思っています。これは特財で国庫負担金の中から4,800万円、また550万円というお金を歳入に計算していますけれども、中野駅南口駅前広場等交通指導を除くと、こう書いてあるんですね。これは建設分科会の中でも、質疑の中で出たそうですが、もう一度その点についてお答えいただけませんか。
○長沢委員 現在のバス停等の変更などもありまして、南口駅前広場等の交通指導を置かれているというところで認識をしております。この点につきましては、引き続き置いていただくことは、これは必要ではないかということで、この点につきましては除くという形をとらせていただいたということです。
○いでい委員 ということは、南口の駅前広場等の交通指導を引き続き置いてもらいたいということは、この計画は続けてくださいよと言っているのと同じことなんですよね。違いますか。
○長沢委員 私どもは、来期計画が置いてということで2期計画は入る。今回はそういう意味で都市計画決定、あるいは調査等の予算がついているというふうに理解しています。やはり、一度立ちどまって見直していくということは常々申し上げてきたところでありまして、そういうことで御理解をいただければというふうに思っています。
○いでい委員 理解ができないからわざわざここでこんなことをやっているわけじゃないですか。あなたたちがそういったことを出してくるから。それで、その建設のことについて言うと、バリアフリーだとかの件だったり、点字ブロックの件だったり、いろいろな駅周辺のことについては対応しなくちゃいけない整備面というのもあるわけですよ。ただ交通指導員がいればいいんですよという、それだけじゃ済まないわけで、もっと包括的に僕たちは中野駅周辺のことを考えていかなくちゃいけないと思っていますが、そういったバリアフリーの対応だとか、そういったことはやらなくていいという判断なんですか。
○長沢委員 私ども、バリアフリーとかそういったものは、当然ながら必要なものについては進めていかなければならないというふうに思っております。そういう意味で、どこからどこがバリアフリーの予算なのかというところも、この原案においてもやはりそこは見えにくいところでありますので、そういう意味で、バリアフリーとかいうのは、私どもも当然、北口のバリアフリーについても主張してきたところでございますし、その辺については必要と。しかしながら、今、開発の名によってバリアフリーをやる。いわゆるおっしゃられているのは、包括的に総体的に見ていくというところでは私たちやはり問題もあるというふうに思っておりますので、こういう形で、削減という形で出させていただいたということで御理解いただければと思います。
○いでい委員 全てその予算のことについては、共産党さんがやろうとしていることに対しての財源は財政調整基金の繰り入れで賄う。これは毎年変わっていないんですよ。それのことについて、財政調整基金というのは、皆さんがやろうとしている組替動議、毎年毎年これをやっていくとしますと、大体何年間で今の財調基金というのは、年度間調整分だとか、使っていける額は枯渇するとお思いですか。
○長沢委員 この来年度予算を要するに出発点としてというお尋ねなのかもしれませんが、当然ながら、財調基金自身が今現在についてはこれで何ら影響を及ぼすものではないというふうに思っておりますので、枯渇をするしないということについては、私のほうから答弁をすることは、これは差し控えたいと思います。
○いでい委員 では、理事者にお伺いしますけども、この共産党さんの出されている組替動議をこのまま行うと、区の財政に対してどのような影響がありますか。
○奈良政策室副参事(予算担当) 詳細が不明な部分がございますが、この組み替えの提案の歳出部分の増加分だけを見ても、4億円弱のものが次年度以降経常経費化するというふうに思われてまいります。一方で、区の方針にない新たな事業が多く盛り込まれていること。また、さまざまな歳出削減に向けた努力をやめるといったことになれば、今後財政調整基金を25年度以上に繰り入れなければならないことになるというふうに考えてございます。その結果、歳入と歳出の不均衡がさらに拡大いたしまして、それらが積み重なっていくことで財政調整基金の減少が早まりまして、やがて予算編成ができなくなる状況になるということが想定されるというふうに考えてございます。
○いでい委員 私たち自由民主党議員団も、皆さんが出されているこの組替動議について、真っ向から全てに対して反対だと思っている人間は一人もいないんですよ。できることならやりたい。ですけど、持続可能な中野区政を続けていくためには、やらなきゃいけないことがあるし、いいことばかり言っている、そんなんじゃやっていけないというのは僕たちもわかっているんですよね。私たちはもっと現実的にこの区政を前に動かしていこうという立場で動いています。提出された会派の皆さんの組替動議のやり方というのは、ただ選挙に対する政治のパフォーマンスにしか見えないわけですよ。結局あなたたち、じゃあ、予算特別委員会の中でこの組替動議が可決されたら、予算に対して賛成されますか。
○長沢委員 予算原案につきましてのジャッジにつきましては、この後ありますので、その中で判断したいと。
○いでい委員 昨年もこういった答弁だったんですよ。私知っていますけどね。これは毎年、こう聞かれたらこう答えるようになっているんですよ。それをわかっていて聞くのも、私もちょっと意地悪だったかなと思いますけれども、私たちは、皆さんがやられている政治のパフォーマンス、これは本来であれば、組替動議じゃなくて修正動議をかけるべきだと思っているんですよ。今までここに書いてあるもの、この各分科会で審査までされておいて、私たち42名の区議会議員たちが、皆さんのこの適当な積算の根拠に対して、どうなんですか、どうなんですかと質疑をしたら、いや、この数字は間違いでした、いや、この数字はちょっと違いましたねと。そんな軽い気持ちでこんなことをされて、私たち振り回されたくなんですよ。出すなら正々堂々と修正動議にかけて、ちゃんと自分たちで精査して、その予算に対して組み込まれるような、そんな修正動議をかけたらどうですか。
○長沢委員 修正か、組み替えかということでのお尋ねかと思っております。今回は組み替えのほうで出させていただいたということでございまして、その点は御理解いただきたいというふうに思っています。
 なお、数字の間違いとか等とかということにおきましては、審査の上では御迷惑をかけたということはこの場で陳謝をしたいと思っております。しかしながら、趣旨、理由につきましては、先ほど申し上げましたが、このことによって何ら変わるものではないので、その点は、重ね重ね御理解いただければと思っております。
○いでい委員 そもそも組替動議と修正動議、この違いについてもちろん御存じですよね。
○長沢委員 修正につきましては当然ながら、それが可決されたらそれが予算に溶け込まれるというものでございます。組み替えにつきましては、私ども提案のときに御説明をさせていただきましたが、可決された場合は、区長に再提出をお願いすると、こういう性格のものだというふうに理解しています。
○いでい委員 改めて、今区長という言葉が出ましたので区長にもお伺いしたいと思いますけども、共産党さんから出されているこの組替動議、毎年これは恒例行事みたいになっちゃっているんですよ。本当にそれにつき合わされる皆さんも大変だと思いますし、私たちも結構苦労しているところがあります。でも、議会として、そういった共産党さんが提案することに対して、無視していこう、黙殺していこうというんじゃなくて、この平場の中で正々堂々とやり合いましょうよということでわざわざ、話したくもない話をここでしなくちゃいけないわけで、準備しなくちゃいけないことを今までやってきたわけで、ちょっと区長にお伺いしますけども、共産党さんが毎年こういった組替動議を出してきていますけども、それはいかがですか。
○田中区長 仮に修正ということで出てくるとすれば、予算編成の趣旨を損なう増額修正ということで、地方自治法上修正は妥当でないと、こういうことになるというふうに思います。それを避けるということから組替動議ということなのかもわかりませんけれども、この内容で見る限り、区政の前途を危うくするような組み替えということになると思いますので、私としては応じることはできない、こう思っております。
○いでい委員 今、区長が真面目に答弁されましたけど、そんなに深く考えていませんから。自分たちの政治のパフォーマンスなんですよ。私たちはこういったことを要求しているけれども、区長はこれを突っぱねました。それに対して賛成しているあの人たちは悪ですよ。私たちはあなたの味方ですよ。だから、選挙で共産党を応援してくださいよということを、税金を使ってこの平場でやっているんですよ。そんな政治パフォーマンスに私たちつき合っていられないし、皆さんも仮にこれに賛成したときにはどうするんだ、可決したときには賛成するんですかと言ったら、そんなことには答えられません。数字もいいかげんだ、答弁もいいかげんだ。そんなことに私たち真面目につき合っていられないんですよ。
 今、区長がおっしゃいましたけど、この予算案、組替動議のことに対しては、全く区の財政をいたずらに膨らませて区の財政を危うくしていくものだから、全く賛成できないとおっしゃっていましたけれども、私たちも全く同感です。もう一度、この組替動議を出される以前から、こんな文章を出すんだったら出さないほうがいい。来年度もし出すんだったら、修正動議で正々堂々と来てくださいよ。それぐらいの真剣味を持ってこの予算に対してやってもらいたいんですよ。いかがですか。
○長沢委員 何が質問の趣旨かよく理解しかねましたけども、私ども真剣に組み替えについても出させていただいたということでございます。組み替えなのか修正なのかということにつきましては、我々の会派としては議員提案権を行使した形で出させていただくことでやっておりますので、それにつきましては、その都度判断をさせていただくということで御理解いただきたいと思います。
○いでい委員 以上のことを申し述べさせていただいて、質問を終わります。ありがとうございました。
○佐野委員長 次に、会派順ですと公明党さんになりますけど、公明党さん、何かございますでしょうか。
○平山委員 公明党議員団を代表して質問させていただきます。もういろんなことを聞かれてしまいましたので、一言だけ。先ほど冒頭で、間違いだとか、訂正だとかということがございました。先ほど、いでい委員の質問もありましたとおり、私どもも分科会で真剣に議論をさせていただいたつもりですが、その場で、間違いでしたなんていうことを言われてしまったら、当然訂正をなさるんだろうなと、きょうまでに。そう思ってきましたけど、何の対応もない。それは私もその程度のものだというふうにしか思えないと思いますので、質問は一言だけです。取り下げられたらいかがですか。
○長沢委員 そのつもりは毛頭ございません。
○佐野委員長 よろしいですか。それでは、次、民主党さんのほうに移りたいと思います。民主党さん、よろしいですか。
〔「いいです」と呼ぶ者あり〕
○佐野委員長 続いて、みんなの党さん、よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○佐野委員長 無所属の方がどなたかいらっしゃれば、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○佐野委員長 よろしいですか。全体を通しまして、もう一回お聞きします。何か質疑がある方、挙手をお願いします。
○白井委員 では、2順目で恐縮ですけども、公明党議員団の立場で私も質疑をさせていただきたいと思います。
 先ほどいでい委員のほうから厚生分科会の質疑の中でとあったんですけども、がん検診について聞いた当人なんですね。改めて重ねてなんですけども、歳入についてはないというところで、間違いですと、厚生分科会の委員としての金子委員からの発言がありました。また、建設分科会の中では、その積算根拠は、この歳入は何なんですかと言われたときに、来住委員がわかりませんと答弁保留させてくださいというのを受けて、うちの久保委員がかわりに答えたという、そんなやりとりがありました。さらに、子ども文教分科会では、歳入どころか保育園の数を間違えてましたという答弁の話が岩永委員からもありました。数字の根拠云々という重箱の隅をつつくような話をしているわけじゃないんです。自分たちで事業、これが必要ですよと言っておいて、歳入、これ何ですかと言うとわかりませんと。根拠で、この保育園が必要だという保育園の数を間違えていますというのは、あたかも積算がおかしいとかじゃなくて、ちゃんと勉強していますかと。組み替え、どうですか。いでい委員のほうから、そんなんじゃなくて修正動議で出したらどうですかという話だったんですけど、私は修正にも組み替えにも値しなくて、どうせ数字がいいかげんなんだったらやめて、予算要望書にしたらどうですかと。共産党さんが毎年出されている予算要望書と今回の組み替えのもの、数字がついているかついていないかだけなんですよね。積算根拠を自分のところで間違えていますと言っておいて、自分できょうまで修正をしない。その間違ったものを皆さんに可決をお願いしますって、これはあまりにもなので、素直に予算要望書とこの組み替え、どこが違うんですか。御説明いただきたいと思うんですけど、いかがでしょうか。
○長沢委員 予算要望書につきましては、毎年秋ごろに区長に提出をさせていただいております。これは議会として当然ながら提案をさせていただいたということでございまして、それは全く違うものだというふうに思っております。
○白井委員 秋ごろに出すのが予算要望書で、春先に出すのが組替動議みたいなので、季節が違うだけかなと、こんな感じで思いました。
 予算の組み替えについてというよりも、基本的なお話をします。各分科会でこの組み替え、それぞれ当該委員が審査をします。私たちも皆さんが出された、積算根拠はいいかげん、基本的なところもいいかげんながらも、勉強して臨むわけなんですね。最低限それに答えられる基本的なところは勉強して臨んでいただきたいと。それがやっぱり提案者の責任だと思うんですけども、この点、陳謝じゃなくて、これが果たせないようだったら、来年からよく考えていただく必要があると思うんですけども、全体を通して、共産党議員団として、今回分科会を終えて、きょうは総括、全体での議論になっております。どのようにお考えですか。ちゃんと説明責任を果たせた、提案者としての責任は果たせたと、このようにお考えなんでしょうか、お伺いします。
○長沢委員 御意見ですので、御意見として承っておきたいです。
○白井委員 意見じゃなくて質問をしているんですけどね。いかがですか。
○長沢委員 私たちは、私たちの責任において出させていただいたということでございます。
○白井委員 あまり長々とやるのは好きじゃないんですけど、基本的な数字までも間違えている中で説明責任を果たせたと思いますか。イエスかノーかで聞いているんですけど、意見でもなければ、私たちの意見も聞いていないんです。果たせていますかと聞いているんですけど。
○長沢委員 先ほども数字の間違いについては、この場でも申し上げたとおりでございます。ただ、組み替えの理由、趣旨につきましては、先ほどこれも言わせていただいて、何らそれをゆがめる、それを変更する理由はないと、このように思っております。
○白井委員 繰り返しのぐだぐだの答弁を聞くつもりはないので、基本的な数字のこと、事業を提案するに当たって、やっぱり責任を果たしていただきたいと。提案者なら最低限それは守るべきものだと思います。それができないんだったら、いでい委員も何度も言っていましたけども、単なるパフォーマンスはおやめになって、自分たちのできる身の丈の御提案をなさったほうがいいんじゃないかなと、最後は意見で終わらせていただきます。
○佐野委員長 他に何か質疑ございますでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○佐野委員長 よろしいですか。それでは、組み替えを求める動議に対する質疑をこれで終結いたします。
 提案者の方は自席にお戻りいただきたいと思います。
 なお、冒頭に確認しましたとおり、討論は省略をさせていただきます。
 これより第6号議案から第10号議案までについて順次採決を行いたいと思います。
 まず、第6号議案の採決に移ります。
 第6号議案、平成25年度中野区一般会計予算ですが、初めに、組み替えを求める動議について、起立により採決を行います。
 お諮りいたします。本動議に賛成の委員は御起立をお願いいたします。
〔賛成者起立〕
○佐野委員長 起立少数。よって、本動議は否決されました。
 次に、第6号議案、平成25年度中野区一般会計予算原案について、起立により採決を行います。
 お諮りいたします。第6号議案を可決すべきものと決するに賛成の委員は御起立をお願いいたします。
〔賛成者起立〕
○佐野委員長 起立多数。よって、第6号議案は可決すべきものと決しました。
 次に、第7号議案の採決に移ります。
 第7号議案、平成25年度中野区用地特別会計予算についての採決を行います。
 お諮りします。第7号議案を可決すべきものと決するに御異議ございませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○佐野委員長 御異議ありませんので、さよう決します。
 次に、第8号議案、平成25年度中野区国民健康保険事業特別会計予算について、起立により採決を行います。
 お諮りします。第8号議案を可決すべきものと決するに賛成の委員は御起立をお願いいたします。
〔賛成者起立〕
○佐野委員長 起立多数。よって、第8号議案は可決すべきものと決しました。
 次に、第9号議案、平成25年度中野区後期高齢者医療特別会計予算について、起立により採決を行います。
 お諮りします。第9号議案を可決すべきものと決するに賛成の委員は御起立をお願いいたします。
〔賛成者起立〕
○佐野委員長 起立多数。よって、第9号議案は可決すべきものと決しました。
 次に、第10号議案、平成25年度中野区介護保険特別会計予算について、起立により採決を行います。
 お諮りいたします。第10号議案を可決すべきものと決するに賛成の委員は御起立をお願いいたします。
〔賛成者起立〕
○佐野委員長 起立多数。よって、第10号議案は可決すべきものと決しました。
 以上で予算の審査は全て終了いたしました。
 区長から発言を求められておりますので、これを許可したいと思います。
○田中区長 一言ごあいさつを申し上げます。長時間にわたりまして熱心な御審議をいただきましてありがとうございました。ただいま平成25年度予算案につきまして、可決すべきものとの御決定をいただきました。御礼を申し上げます。御審議の中でいただきました御意見等につきましても、十分配慮いたしまして、積極的な区政運営に努めてまいります。ありがとうございました。
○佐野委員長 以上で本日の日程を全て終了しました。
 予算特別委員会はこれをもって散会とします。
午後2時19分散会