平成16年01月29日中野区議会交通対策特別委員会
平成16年01月29日中野区議会交通対策特別委員会の会議録
平成16年1月29日交通対策特別委員会 中野区議会交通対策特別委員会〔平成16年1月29日〕

交通対策特別委員会会議記録

○開会日 平成16年1月29日

○場所  中野区議会第2委員会室

○開会  午後1時03分

○閉会  午後4時41分

○出席委員(13名)
 昆 まさ子委員長
 奥田 けんじ副委員長
 いでい 良輔委員
 伊東 しんじ委員
 北原 奉昭委員
 久保 りか委員
 小堤 勇委員
 平島 好人委員
 長沢 和彦委員
 岡本 いさお委員
 柿沼 秀光委員
 伊藤 岩男委員
 江口 済三郎委員

○欠席委員(1名)
 篠 国昭委員

○出席説明員
 区長室長 金野 晃
 環境消費生活課長(環境部長) 寺部 守芳
 都市整備部長 石井 正行
 まちづくり調整担当部長 那須井 幸一
 都市計画課長(参事) 服部 敏信
 まちづくり課長 久保田 浩二
 道路課長 尾崎 孝
 交通対策業課長 登 弘毅

○事務局職員
 書記 佐藤 雅俊
 書記 黒田 佳代子

○委員長署名



○審査日程
議題
 環状6号線及び首都高速中央環状新宿線の整備に伴う交通・環境問題について
所管事項の報告
 1 (仮称)西武新宿線踏切渋滞解消促進のための期成同盟結成準備会(第2回・第3回)の概要   及び結成大会について
 2 首都高速中央環状新宿線の換気所配置計画について
3 東中野駅前広場整備検討委員会について
 4 西武新宿線沿線まちづくり及び踏切対策について
 5 「踏切対策基本方針(中間のまとめ)」(東京都)について
 6 その他
その他

委員長
 定足数に達しましたので、ただいまから交通対策特別委員会を開会いたします。

(午後1時03分)

 審査日程の御協議をいただくため、委員会を休憩いたします。

(午後1時03分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後1時05分)

 審査日程案につきましてお諮りいたします。
 ただいま休憩中に御確認いただきましたとおり、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)により、首都高速中央環状新宿線の整備状況についての視察を行い、その後、戻りまして、所管事項の報告を受けたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 なお、審査に当たりましては5時を目途に進めたいと思っておりますので、御協力をお願いいたします。
 それでは、議事に入ります。
 環状6号線及び首都高速中央環状新宿線の整備に伴う交通・環境問題についてを議題に供します。
 それでは、これから首都高速中央環状新宿線の整備状況についてということで、東中野換気所及び東中野シールドなどの視察を行いたいと思いますので、委員会を暫時休憩いたします。

(午後1時06分)

委員長
 それでは、委員会を再開いたします。

(午後3時41分)

 所管事項の報告を受けたいと思います。
 まず、(仮称)西武新宿線踏切渋滞解消促進のための期成同盟結成準備会(第2回・第3回)の概要及び結成大会について(資料2)の報告を求めます。
服部都市計画課長
 それでは、(仮称)西武新宿線踏切渋滞解消促進のための期成同盟結成準備会(第2回・第3回)の概要及び結成大会についてのご報告をさせていただきます。お手元に資料があろうかと思いますが、第2回(12月19日)、第3回(1月13日)が行われまして、会の基本的な役員候補の協議、並びに、昨日開かれました、大会の運営について御論議いただきました。
 そして、昨日ですが、トータルで約250名の区民の方々の御参加をいただきました。また、議会からは、ほぼ全員の議員の方々に御出席いただきまして、西武新宿線の連続地下化、立体化にかかわります横断的な区民運動のスタートを切ったということで、私たち感謝をいたしてございます。改めて、この場をお借りしまして御礼申し上げます。今後とも、期成同盟、中野区議会、それから中野区の三者一体で広く区民への情報提供を行いながら、必要に応じまして、国、東京都、西武鉄道へ要請を行う、そういう方向でございます。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑はございませんか。
長沢委員
 昨日はどうも御苦労さまでございます。
 それで、1点伺いたいんですが、今言われたように、国、東京都、西武に必要に応じて要請していくということですけれども、東京都自身の現状の認識として伺いたいんですが。というのは、東京都、西武から4案が示されて、実際、昨日みたいな結成の大会、期成同盟ができたわけで、あの中では全面の地下化、つまり中野区内の地下化ということで理解しているんですが、そういう意味では、4案の一つの地下の案の、駅でいえば新井薬師、沼袋、野方以西のところはないわけです。その辺では、東京都自身は現在どういう認識でいるのかということを伺いたいんですが、どうなんでしょうか。
久保田まちづくり課長
 まず、平成14年に示された4案、あくまで4案の中の単独の立体なのか、連続立体なのか、今のところ、その4案の中で考えているというようなことが東京都の状況かと、我々は受けとめております。
長沢委員
 それで、きのうの大会においては改めて確認、目的なり規約もつくりまして、具体的な活動ということも方針として定められたわけです。もちろん東京都の方からもあいさつに来ているわけですけれども、今課長が言われた、東京都自身の4案のうちの一つということですけれども、事務局というか、所管のところでは、それ以降、東京都の中で、中野自身は期成同盟も結成するわけで、そういう中での接触というんでしょうか、改めて要請なり、そういう意見というか、情報の交換なり、都とその辺はされてきていないんでしょうか。
久保田まちづくり課長
 後ほどの報告事項にございます西武新宿線沿線まちづくり及び踏切対策についてという中で、一番最初に検討会のことが書いてありますけれども、昨年の5月に第1回目の検討会を行って、12月に第2回の検討会を行ったということなんですけれども、第2回の検討会の中で、もちろん我々で進めようとしております地元の勉強会だけではなくて、期成同盟のことにつきましても、情報交換といったものは行っているところでございます。
委員長
 ほかに質疑はありませんか。
江口委員
 これは、きのう大会に参加させていただいてスタートしたわけですけれども、ちょっと私が委員会で聞きそびれているのかもしれないので、委員長にお聞きしたいんです。当然議会ということで入っていくということに関しては、私は大賛成ですし、刑務所移転等の期成同盟の流れからしても、その所管の委員会の委員長、副委員長がそこへ参加していくと、これは大賛成なんですが、手続のことをちょっとお聞きしたいんです。これはどういう形で議長から正副委員長に準備会に入って欲しいと依頼が来て、どういう形でこの委員会にそういう呼びかけがあって、正副委員長が参加するというふうに諮られたのか、その辺の手続の点について。
委員長
 私の方に質問ということで、開会中でよろしいでしょうか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

委員長
 正副議長の方から、この期成同盟準備会に議会としてかかわるということで言えば、所管の交通対策特別委員会の正副委員長がということでお話がありました。準備会、第1回、第2回、第3回とかかわってまいりましたし、今、江口委員の方から言われておりますように、期成同盟の中に住民、それから議会、それから行政という、この三者のところが一緒にかかわるということで言えば、やはり議会の方から特別委員会の正副委員長が参加しておりますので、その都度、準備会の報告等は正副議長の方にきちっと報告をし、また私が副会長ということについても、前に刑務所跡地の期成同盟、それから自治権拡充の期成同盟、ここと同じような形で議会も副会長という形でかかわるということを議長の方にも申し上げて、それで準備会の集まっていた理事、その当時は理事の候補ということになるでしょうか、その方たちの承認を得て、副会長という形になりましたけれども。
江口委員
 そんなことを言っているのではなくて、議長からそういう話があったというのは議会側としての議長がトップですからオーケーなんですね。特別委員会の所管の委員長、副委員長が入るべきだと、これも議長のお考えですよね。特別委員会の正副委員長というのは、ここの中での代表ですから、委員に諮られたかどうかということを聞いているわけです、この委員会で。議長からそういう話があって、私どもが議会の代表として参加をすると、窓口になっていくということが諮られたかどうか、その手続のことを聞いているんです。
委員長
 手続ということを言いますと、この特別委員会の委員の皆さん方に、私たちがこの期成同盟の準備会のところに参加するということで、この委員会の場をかりてお話ししたということはありません。
江口委員
 その手続上のことを聞いているんですが、例えば自治権とか刑務所の場合には、その都度、そういう話があった場合には委員会に諮られて、そういう報告をされて、私どもが出席するという形をとっているんです。今回だけは、どういうわけか、議長と正副委員長だけの話だけで、委員は一切報告だけで、前回の委員会で準備会に参加をしておりますという報告だけで終わっているわけでしょう。きょう最終的な報告があって、昨日の時点で副会長になるということも昨日の時点で私たちは知っているわけです。そのことをとやかく言っているのでなくて、当然そこに入っていないと、連携がとれないのが当然ですから。ただ、本来は、委員長、副委員長がそういうところに、議長の命で参加する場には、委員会で互選された正副委員長ですから、委員会に承諾を求めなくていいのかということを聞いているわけです。
委員長
 私は、委員会の方に承諾を求めるというふうなことはちょっと考えておりませんでした。といいますのは、議会からの準備会に参加するということで特別委員会の正副委員長がということだったものですから、議会から私たちが参加し、その内容を議長に伝え、議長の方から議会運営協議会などの場でその報告をしていただくということで、それで議会としての手続は済んでいるというふうに認識をしておりましたので、今、江口委員の言われているような形で、この特別委員会の委員の皆さんの承認を得るというふうなことの手続はとっておりませんでした。
江口委員
 だから、そのことでいいのかということを私は確認しているので、基本的に議会というのはルールですから、そうなると、今の委員長の話ですと、議長、副議長の代理で委員長、副委員長が出ていると、そういう解釈でよろしいですね。
委員長
 議長、副議長の代理ということではなく、議会のところから所管する委員会の正副委員長がこの準備会等に参加し、期成同盟の役員にも参加するというふうな形でと私は認識しておりますので、議長からというふうなことではなく議会全体というふうに考えておりますが。
江口委員
 そのことの、今の手続上の問題で、委員長としては問題なしという答えでよろしいんでしょうか。
委員長
 正副議長との話の中で、私ども特別委員会の正副委員長が議会の窓口の一本化ということで、私たちがその任を受けるということで認識しておりましたので、この委員会に諮って、皆さんの承諾を得るということまでいたしませんでした。
江口委員
 そうなりますと、例えば、きょうのこの報告事項がございますよね。基本的にはきのうの時点で終わっていますから、その内容はこの委員と参加者はつかんでいるわけですけれども、その都度、これは議長から特別委員会に所属していない委員には必ず伝わっていくということでいいんですね。
委員長
 議会の窓口の一本化ということですから、例えば準備会等で議論された内容等含めて、また確認されたことを含めて、正副議長の方に報告し、その正副議長の方から議会運営協議会などの場でその内容をお伝えしていただいておりますので、それぞれの会派、また皆さんのところに伝わっているものというふうに私は認識しておりましたが。
小堤委員
 この件についての私の認識は、この以前の特別委員会は12月5日ですね。このときに、区議会を代表して、交通対策特別委員会の正副委員長が、当初は理事でした、そのことの報告は12月5日にあったと思うんです。それは承認されたわけです。その後の話し合いの中で、いや、理事ではなくて、過去の期成同盟の性格からしても、やはり副会長クラスで議会から出た方がいいのではないかというやりとりの中で、昨日ああいう形になったと思うんです。その間、この交通対策特別委員会はありませんでしたので、流れからしても、また区議会から出した場合に、理事に選出された正副委員長がどちらかが副会長になるというのはごく自然の流れであって、今日そのことを確認されれば、それほど問題ないというふうに私は思いますけれども。
江口委員
 全然筋が違うので、私は手続上に問題があったのかどうかと聞いているだけで、委員長が問題ないと言えばそれでいいんです。そのことを聞いているわけです。ただ、今までの過去の例は、必ず委員会に諮られて、それで私どもが同盟の役員として参加をしますと、お願いしますという形をとってきたということはもう事実なんです。
 そういう意味で、今回、議長と委員長だけの話だけだったら、今後の手続上、それでいいという議会の新しい方針でしょうから、それだけ確認したかっただけなんです。
 だから、副会長になったからだめだとか、当然先ほど言ったように入るべきであって、そういう手続の仕方をしないと、今みたいな委員長の言葉だと、これが必ず議長から委員外議員には伝わっていくという解釈になるわけです。ところが、今まではそういう形で、特別委員会の話というのは、議長から伝わる例はないわけですけれども、今回だけは、今の委員長の話ですと、必ず議長に伝えていくと、報告されて、それが各会の代表に伝わっていくという認識でよろしいんですね。
委員長
 私はそのように思っております。
江口委員
 思っているとかそうじゃなくて、そういう話は議長とできているわけでしょう。
委員長
 議長とそういう話になっております。議会の方の窓口は私たち特別委員会の正副委員長が参加し、その都度、正副議長の方に伝えるということで、議会の窓口は一本化というふうに私は考えておりますし、議長の認識もそのようになっておりますので、よろしくお願いいたします。
江口委員
 手続上問題ないということでよろしいですね。
委員長
 私はそのように認識しております。
江口委員
 それだけ確認しておきたかったんです。
委員長
 ほかに質疑はございませんか。
長沢委員
 この特別委員会には、今日も御報告いただきましたけれども、それまでの準備会、第2回、第3回の概要ということでいただいたし、昨日の大会の参加なり、そういうことも言われたわけですけれども。これは期成同盟が発足したわけですから、期成同盟自身の動きなり、その前の理事会なりのそういう御報告というのはこの委員会にされるということではよろしいんですか。
服部都市計画課長
 期成同盟が昨日立ち上がりまして、今後の具体的な運営につきましては、これからの新しい理事会の中で御判断いただくものと考えてございます。
 当面、準備会の段階でございましたから、暫定的に中野区の方が事務局と申しますか、そういったことでやらせていただきまして、この委員会の方にも前回、あるいは今回、準備会の概要ということでまとめさせていただきました。
 今後は、その辺、理事会の中でどう報告するか、あるいは事務局をどこにするか、改めて御決定いただいて、されるものと考えております。
委員長
 よろしいでしょうか。
 ほかになければ、以上で本件報告についての質疑を終了いたします。
 次に、首都高速中央環状新宿線の換気所配置計画について(資料3)の報告を求めます。
服部都市計画課長
 先ほど中央環状新宿線の東中野換気所にかかわります視察をいただきました。そこで、一定の御説明をさせていただいたわけでございますが、前回のこの委員会で、換気所の配置の計画、品川線との比較の中でどうかということもございましたので、改めて御報告させていただきます。
 お手元にお配りしてございますA4版の資料と裏面にA3版のトンネル換気設備概要図がございます。それらをご覧いただきながら御報告申し上げます。
 今回、中央環状新宿線の換気方式につきましては、これも前回口頭で御説明いたしましたけれども、横流換気方式については、本線に併設いたしました換気ダクトから空気の入れ換えによる方式でございます。また、縦流式の換気方式は、走行車両の交通換気力によります換気方式でございます。そこの違いが、下の方の概念図にありますように、品川線で導入してございます縦流式の換気方式におけます空気の流れを描いてございます。中央環状新宿線では、5カ所の出入り口がございまして、そういった出入り口関係におきましては、空気のコントロールが換気方式概念図の上の段の図にありますように、コントロールが不能となってしまうことが惹起されますので、一番下の方にございますように横流式、横に換気をするという方式の流れ、そうすれば、5カ所の出入り口付近におきましても、縦流式の換気方式による空気の乱れはない形になります。
 そういったことで、今回、横流式の換気方式を中央環状新宿線では採用した経過でございます。
 2に戻っていただいて、二つございます。5カ所の出入り口と2カ所のジャンクション、これは概要図を見ていただきますと、ちょうど出入り口並びにジャンクションを紫色で表示させていただいてございます。
 (2)の横流式の換気方式では、今申し上げましたように、分岐放流部などにおいても安定した空気の流れが確保できます。
 それから、(3)として、豊島区から渋谷区の間でございますけれども、地下の構造物、設備の概要図を見ていただきますと、ちょうど中央線、総武線、大江戸線、それからまた丸ノ内線、そういった地下の構造物等々が入ってございますので、そういったところから換気所の設置可能箇所が限定されてまいります。
 さらに、(4)におきましては、地下の障害物、これはさまざまな埋設管、ガス、水道等々でございますが、縦断勾配といいますか、品川線の方におきましては比較的フラットな勾配でございますが、新宿線では比較的きつい勾配が幾つか出てくる、高低差があるということで、こういう観点から横流換気方式の採用を判断したわけでございます。
 また、3におきまして、これも前回御質問いただきましたが、本線シールドに併設いたしました換気ダクトで、トンネル内の給排気を行うために必要な換気量と換気ダクトの大きさの制約の関係から、基本的に1キロから1.5キロ間隔に換気所が必要という判断でございます。延べ、この新宿線の工事箇所が約12キロございます。したがって、9カ所、合計16本の換気所を設置する必要があると判断したところでございます。
 なお、5に挙げてございますが、品川線の換気方式は縦流式の換気方式でございまして、走行車両の交通換気力によりまして換気する方式でございます。
 したがって、品川線の方は、新宿線のような地勢的な形状などの問題点がないところから、私たちが承知する範囲といたしましては、品川線は全体で換気所4カ所の設置ということで、確かに、新宿線と比べれば換気所が少ない訳ですが、ただいま申し上げました理由から止むを得ないということで判断いたしてございます。都市計画段階から、この話は公団の方から中野区が承ってございました。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本件報告について終了いたします。
 続きまして、東中野駅前広場整備検討委員会についての報告を求めます。
 これにつきましては口頭報告となります。
服部都市計画課長
 それでは、口頭ではございますが、御報告申し上げます。
 東中野駅前広場の整備計画につきましては、昨年7月、当委員会で計画の目的あるいは15年度の方向、また16年度以降の整備の方向性を報告させてもらっているところでございますが、昨年暮れに東中野駅前広場整備検討委員会を設置いたしました。これは地元の意見の反映を図るために、近隣の町会、商店街、また住区協議会、それから隣接いたします住民の方、合計20名でございます。近隣と申しましても、関連いたします地域は、地域センターの管轄では昭和、東中野、東部、その3地域でございます。昨年暮れから駅前広場の機能、施設などにつきましての検討を始めてございます。
 なお、この検討につきましては、次回ペーパーによりまして報告させていただきますけれども、本年の6月、7月ごろまでに検討委員会のまとめをしていただきまして、それを踏まえて区の計画案としていきたいと考えてございます。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 よろしいでしょうか。
 なければ、以上で本件報告について終了いたします。
 次に、西武新宿線沿線まちづくり及び踏切対策について(資料4)の報告を求めます。
久保田まちづくり課長
 それでは、西武新宿線沿線まちづくり及び踏切対策につきまして、その取り組み状況について御報告を申し上げます。
 まず、1点目の沿線まちづくり及び踏切対策検討会でございますが、先ほども若干答弁をさせていただきましたが、平成14年10月に東京都から立体交差化にかかわる提示4案を受けまして、区内の沿線のまちづくり及び踏切対策に関する具体的な検討を進めていくことを目的といたしまして、15年5月に中野区、東京都、西武鉄道による検討会を設置して、議論を深めていくということで現在進めているところでございます。
 12月16日に第2回の検討会を行っております。そこでは、先ほども言いましたまちづくりの勉強会の状況等についての情報交換を行うとともに、後ほどご報告の予定ですけれども、調査委託をしておりますので、その中の成果品の一部を使いまして、沿線の課題ですとか、現況といったことについても議論をしたところでございます。
 また、検討会での今後の予定等についても、その中で議論をしたというところでございます。
 2の地元の勉強会でございますけれども、先ほどの東京都から示されました提示の4案については、いずれの場合においても、地元区が主体となったまちづくりの検討が課題だというふうに示されております。
 踏切対策の抜本的な解消を図るには、立体交差化というものが不可欠なんですが、具体的な連続立体交差事業の採択というようなことには、一体となった沿線のまちづくりがやはり不可欠とされるというようなことから、まちづくりの勉強会をやっていきたいということでございます。
 現在も沼袋周辺の地元勉強会を開催したところでございまして、12月23日、それから1月22日に行ってきております。今後、新井薬師前駅等についても順次立ち上げる予定でございます。
 それから、勉強会につきましては、我々区の職員のほか早稲田大学とも連携をいたしまして、専門家等を派遣するというようなことで、全面的な支援をしていく予定でございます。
 勉強会の構成といいますか、大雑把な中野区との関係については、裏面に構成の図が示されてございます。勉強会としては、地元の商店会ですとか、住区協議会、町会等の方々から集まりまして行うもので、そちらで事務局として機能をしていくというようなことも必要かと思っております。
 中野区としましては、勉強会に対する情報提供や支援を行うということで、調査委託の資料の提供ですとか、関係機関との調整等、それから先ほど言いました専門家の派遣等を行っていくということになります。もちろん、勉強会でのいろいろな成果、提案といったものがあるかと思いますけれども、こういったものを生かして、区としてはまちづくりの構想の作成をしていくことになるかと思います。
 それと、1で示しました踏切対策検討会との関係でございますけれども、活動状況の報告ももちろんしますし、区としての提案をしていくというようなことを考えているところでございます。
 もう一度表に戻っていただきますけれども、先ほどの沼袋駅周辺の勉強会でございますけれども、まだ1回目、2回目という中で、どのようなことをやったかということでございますけれども、駅周辺の現況等を先ほどの検討会でも使ったような資料を使いまして御説明をしたり、勉強会の運営組織をどういうふうにしていくのか。今後、当面、どういったことを行っていくのかというようなことを議論したということです。例えば、見学会をどうするのか、また大学から先生に来ていただいておりますので、大学で行っております他の地区のまちづくりの支援というのはどういうようなことをやっているのかというようなことを、ビデオ等を見て勉強したというようなこともございます。
 それから、最後の調査委託でございますけれども、これは新井薬師前、沼袋駅を中心とはしておりますけれども、沿線5駅について、今後のまちづくりの基本的な方向性といったものの検討を行いたいと思いまして、基礎的な調査を実施しているというものでございまして、先ほど言いましたように、踏切対策の検討会や地元勉強会などにこういった資料を生かしていきたいというふうに考えているところでございます。
 以上で、簡単ではございますけれども、取り組み状況についての報告を終了させていただきます。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
小堤委員
 今説明されましたこの地元勉強会の構成というところで少しお聞きしたいと思います。
 実は、12月5日のこの構成の表を見ますと、勉強会の構成と支援策(案)という形で報告されていて、この勉強会に対して、区とか大学の方からの支援というのが少し強調されているかなというふうに思っておりました。
 ところが、今回のこの表では、勉強会の構成と、支援策というのがとれているんですけれども、表の中で、中野区から勉強会に対して支援、情報提供というのはありますけれども、この支援の仕方が今回ちょっと変わったのかどうか、そこを一つお聞きしたいんです。
 それと、この勉強会に対する参加対象について、前回、私も質問いたしましたけれども、今回、沿線区民というのも入っていてこれは大変いいというふうに思っております。
 また逆に、この12月5日の方には、勉強会に事務局、会長、副会長、幹事と、これも置くというふうになっておりましたけれども、今回ないわけですけれども、これはどうしてかという2点をお聞きしたいと思います。
久保田まちづくり課長
 今回のこの図につきましては、中野区と地元の勉強会、それから西武鉄道、東京都と行っております検討会の大きな三者の関係をわかるように書いたというつもりでございます。内容については、前回報告したものと基本的には変わってございません。
 それで、支援の仕方についても、中野区のこの図では大学の専門家の派遣などというようなことで、それから情報の提供というようなことで勉強会の支援をしていくということはかわりはございません。
 それから、事務局についても、ここでは会長とか副会長といったものが書いておりませんけれども、そういった代表の方、これはあくまで勉強会の運営をどういうふうにやっていくかというようなことでの事務局という位置付けでございますけれども、そのことはかわりがございません。
 最初に言いましたけれども、勉強会と区と、それから検討会の関係を整理をさせていただいたというような図を提供したというところでございます。
小堤委員
 この検討会は三者の検討会ですね。それで、前回なかったんですね。もう一度、三者の検討会と地元の勉強会の関係をもう少し詳しく教えていただけますか。
久保田まちづくり課長
 ですから、この図に示しましたとおり、直接勉強会と検討会が関係を持っているということはございませんで、中野区を通して、中野区がその検討会に参加しておりますし、勉強会の支援をしているということで、そういった中での間接的な関係になるかというふうに認識をしております。
小堤委員
 直接関係ないという御答弁でございました。私自身の認識では、この三者の検討会というのは、この立体交差とまちづくりを一体に行うという全体の議論をするところと。また、地元勉強会というのは駅単位で、立体交差とまちづくりを一緒に考えるという関係かなというふうに思っておりましたから、今質問したわけなんですけれども、私の認識というのは、それでよろしいんですか。
久保田まちづくり課長
 どう表現したらいいか、難しいんですけれども、あくまで勉強会は、ここでは西武新宿線が地下化をした場合はこういうようなまちにしたらどうかというようなことを地元主体で考えていくというようなものでございます。検討会については、今はベースとしては4案というものが示されておりますので、これについての技術的な検討を含む行政間の協議の場というような位置付けをしているところでございます。
小堤委員
 少し立ち入ってお聞きしたいんですけれども、結局、表の2番目の地元勉強会は東京都からの四つの提示案はいずれも地元区が主体となって沿線地域のまちづくりの検討が課題とされているという認識で、だから、この踏切問題の抜本的解消を図るためには、やはり採択の条件として立体化と一体となった沿線まちづくりが不可欠と、かなり確証的にここで書かれているわけなんです。
 この点について、実は2003年第3回定例会で、私どもの池田一雄議員が代表質問しているんです。この中では、国も東京都から出される連続立体都市計画が、立体化事業のみの場合でも、国としては費用の負担を行うと回答しているということで、実際行われた西武池袋線の桜台付近の連続立体交差事業や仙石線の仙台地区連続立体交差化事業という例を挙げたんです。そういう質問を受けた中でも、やはり沿線まちづくりがなされなければ、この連続立体化交差事業の採決はあり得ないというふうにして認識していると、当時のまちづくり調整担当部長も答弁されているんです。本当にそういう認識なんでしょうか。
那須井まちづくり調整担当部長
 ただいま御指摘のとおりの認識でございます。
小堤委員
 私はやはりまちづくりというのはどんな場合にも必要だと思うんです、続けていかなければいけませんから。その場合、私は前提があると思うんです。やっぱり少なくとも、その地域が、まちづくりといっても範囲が広いですから、大きな再開発もまちづくりにつながるし、小さい古いいい町並みを残すというのもまちづくりだし、広いんですけれども、ここで考えなければならないのは、やはり地元の人々がそこで住み続けられるということだと思うんです。よく田中区長が、持続性ある中野区ということも言いますけれども、今生活している人々の暮らしを大事にするということが将来につながるという認識を持っていかなければいけないというふうに私は思っているわけなんです。
 そこで一つ発言したいことは、実は、朝日新聞で、1月24日に、新宿区の富久町の西富久地区の再開発にかかわるマンション計画のことが記事に載っていたんです。これをちらっと見ますと、住民と公団と研究者の三位一体の再開発ということで進んできたんです。この研究者が、実は早稲田大学の研究者なんです。早稲田大学ということが目に入ったものですから、ちょっと興味深く読んだんです。この中で、この記事どおり読ませていただきますと、再開発事業は完成したビルの床を売り建設費に充てると。地権者は自分の土地や建物の価値に見合う床をもらうと。ただ、この中でどう見てもこんなに低い評価なのかという地権者が結構いらっしゃるという記事なんですね。だから、公団が、個々の土地の評価額や取得額をなかなか明らかにしないという問題点を指摘しているわけなんです。そして、増田さんという早稲田の研究員の方も、この記事の中では、情報公開が十分ではなくて、これでは採算がぎりぎりという根拠がわからないと。都評価を見直し、建設コストに競争原理を働かせないとという話が載っていて締めくくられているんです。
 ですから、この西武新宿線沿線の地域の人々の最大の共通の願いは、やはり踏切渋滞を解消してほしいというのであって、そこに町会連合会の6万9,000もの署名があったと思うんです。そういう点で、都はそういう姿勢だと、まちづくりも一緒にしなければだめだという中で、区の方もいろいろ検討されておりますけれども、このまちづくりに対しては広く意見を聞いて、そこに住んでいる人々がそこに住み続けられるというようなものを前提としたまちづくりの方向というのか、そういうものをしていかなければいけないというふうに認識しておりますけれども、その点ではいかがでしょうか。
久保田まちづくり課長
 もちろん我々は、地元の方の主体的なまちづくりの勉強ということですから、もちろん住まわれている方が愛着を持って町にずっと住んでいかれるような、そういったまちづくりを目指す必要があると思っております。区の方で案をつくって、何かお示しをするというようなことではなくて、地元の方がこういうふうな町にしたいというようなことのまちづくりの勉強会だというふうなことで、我々は考えておりますので、もちろんそこでは大学の先生に来ていただいて、第三者の立場から支援をしていただくというようなことでありますので、今提示をされた事例とはちょっと置かれている状況が違うのかなというふうに考えているところです。
委員長
 ほかにございませんか。
久保委員
 地元勉強会の構成というところで、先ほど小堤委員もおっしゃっておりましたけれども、勉強会の方たちからの提案というのがございますが、提案というので何か具体的に、過去2回の中で上がってきたようなことがあれば教えていただきたいのと、逆に支援、情報的というのがございますが、この情報提供という中で、私たちのこの委員会の方に提示されていないようなものがあれば、こちらでもまた資料などをいただけるんでしょうか。
久保田まちづくり課長
 提案といいますのは、最終的にまちづくりとしてこういったことをやっていきたいというようなことがあれば出てくるといったものだと思っておりまして、現段階では、2回の勉強会では、まだそういったところまでは行っていないというところでございます。
 情報提供については、調査委託の成果の一部といったものを使っておりますので、これについてはまとまった段階で、こちらの特別委員会にも御提供したいというふうに考えております。
久保委員
 提案ということは過去2回にはなかったのかもしれませんが、御質問ですとか、御要望のようなことというのはありましたでしょうか。
久保田まちづくり課長
 区に対する要望とか、もちろん勉強会の進め方といったことの中でいろいろな意見はありましたけれども、そういった具体的なお話といったことは、今のところはございません。
委員長
 ほかに質疑はございませんか。
長沢委員
 沿線まちづくりという一言で言われますけれども、例えば東京都から言われている、あるいは中野区から考えている、もしそこが違うならそういうことでお答えいただければと思うんですが、どういった規模、範囲というものでなっているのか。そのことが、今後、国に、東京都を通じてというか、東京都が主体になるということなんですか、ただ提案をされる際に、最低限こういうことが必要なんだということを、それをちょっと示していただきたいんですけれども。
久保田まちづくり課長
 具体的なものは個々に示されているわけではございませんけれども、少なくとも連続立体交差事業については、街路事業の一つということですので、鉄道と交わる都市計画道路といった主要の道路については、少なくとも整備が必要だということは、最低条件かというふうに認識をしております。
長沢委員
 最低条件はそうだと。もちろん、地下化になるわけですから、駅舎のことも出てくるんでしょうし、駅広ということも出てくるんだと思うんですけれども、その辺は最低の条件にはならないんですか。
久保田まちづくり課長
 もちろん、駅が上に行くか下に行くかということによって、駅前広場も含めて駅そのものの整備といったものも当然出てくるというふうには考えています。
長沢委員
 これからのことなので、今具体的に全部のことが言えるという状況ではないとは思いますけれども、一応区としては全面の地下化を目指しているわけで、もちろん住民の中でのこういう、今沼袋で行われているまちづくりについても、そういうことを前提に話し合われているんだとは思うんです。
 それで、お聞きしたいのは、勉強会でのまちづくりということは、立体事業で沿線まちづくりと言われている範囲以上の、言ってみればまちづくりそのものを、地元の皆さんを中心にこういう勉強会という形でいろいろ喧々囂々と議論するということはいいことだと思うので、そういう意味では、この際じゃないけれども、そういう広くまちづくりについて考えましょうというふうに、仮になっているとして、そうであれば、ただそれを全面的に、中野区との関係なりのところで、提案、仮にそういうことがこういうことでやっていただきたいと。ただ、中野区としては、まちづくり構想の作成ということが出ているわけですけれども、連続立体事業としては、そういう広域なところまで提案をした方がより採択がされやすいとか、そういうことでこうあるのか。そうではなくて、あくまでも沿線の、今言われた最低限のところでいえば、都市計画の道路を整備する、あるいは地下化になったら駅広のところを整備すると、そういうことで、要するに連続立体事業として提案ができるのか。その辺がちょっとわからないんですけれども、その辺はどうなんでしょうか。
久保田まちづくり課長
 定量的に示すのは非常に難しいと思いますけれども、少なくとも、莫大な公共投資を行う上で、経済的な効果があるようにまちづくり側でもちゃんとやっていく必要があるということはあると思いますけれども、どの範囲までをやらないと採択されないかということは一概には言えないと思います。これはまちづくりの勉強会の中でも大学の先生から話があったんですけれども、このまちづくりというのは、連続立体というのが一つの大きな契機であるわけですけれども、それが終わればもうまちづくりは終わってしまうんだというようなことではなくて、やはりずっと、地元がまちづくりをやっていくということが、やはり商店街も含めた町の活性化といったことでも必要だということで、もちろん、連続立体との採択の条件にはなるかと思いますけれども、それ以降のまちづくりというのはもっと重要なことだというようなことで、まちづくりの勉強会を続けていった方がいいのではないかというようなお話はありました。
長沢委員
 大学の先生からそういうお話もあったということで、だからまちづくりということで言えば、それはもう住む方たちの今後のこともあるわけですから、それは否定するものでもないし、どういったものがとなるんです。
 ただ、きょうこういう御報告をいただいているということで言えば、沿線まちづくりというのは、では一体どういった範囲までのものが規模までのものなのかと。ましてや勉強会で、今課長が言われたように、勉強会の中では沿線まちづくりにとどめていないわけですよね、議論をね。そこの仕切りというんですか、結局沿線のまちづくりなりのところの、こういったものがというような明確なものがないという、そういうふうにちょっととらえるんですけれども。そうすると、そこでのまちづくりとの連続立体でこれは不可欠なんだと、課題なんだとと言いながら、そこが非常にあいまいだというふうに思うんですけれども、その辺はどういうふうに整理されるんですか。
久保田まちづくり課長
 余り区側から与件を与えるのではなくて、少なくとも地下化になった場合については、その上部の利用ができるとか、先ほど言いました駅前広場等の整備もできるのではないかというような中で、町の方が考える必要なまちづくりをやっていったらどうかと思っております。範囲をどこまでというような限定は、確かに難しいところでございますので、まずは上部の利用といったことを考えていったらどうかと思っているところでございます。
長沢委員
 最後のがわからないんだけれども、上部の利用というのは、要するになくなった後のということですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

委員長
 よろしいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

委員長
 ほかに質疑はございませんか。
伊東委員
 聞き漏らしかもしれないんですけれども、勉強会を立ち上げたという以上は、この目標年度というものがあると思うんですよ。検討会という別の組織もありますので、一概には言えないんでしょうけれども、スパン的にはどのくらいのものを考えていらっしゃるんでしょうか。
久保田まちづくり課長
 一つの区切りとしては16年度いっぱいぐらいに、一つの何かまとめといったものができればというふうに考えているところでございます。
伊東委員
 今16年度中にというようなお話ですけれども、それでまとまった勉強会の結果、まとめを区の方に一度持ち寄りまして、それでこれで言うところの検討委員会の方にそれがまた余条件として提示されるということになるんでしょうか。あるいは、都、西武鉄道との交渉にそれが利用というか、活用されるんでしょうか。
久保田まちづくり課長
 これは、区としてのまちづくりの構想といったものをやはりつくるわけでございますので、その中でどういうふうな形でかわかりませんけれども、生かしていくというような中で、最終的に検討会へそういったことを反映させていくことができればというふうに考えております。
伊東委員
 今のお話ですと、勉強会のまとまった内容というものを、また区案として一つ作成するというステップが発言の中にあったように見受けられるんですけれども、そのとおりでよろしいんでしょうか。
久保田まちづくり課長
 ですから、まちづくりをどの範囲までやるかというのが先ほどの質問にもございましたけれども、一定の区切りといいますか、連続立体との関係でのまちづくりといったところの範囲を区切るといいますか、そういった中での構想を区としてはつくっていく必要があるだろうというふうには思っているところでございます。
伊東委員
 そうしますと、それらの構想を持って、西武あるいは東京都に交渉するということでよろしいんでしょうか。
久保田まちづくり課長
 交渉するといいますか、地元としてまちづくりを考えてきて一定のまとまりがついたというようなことの中で、東京都に連続立体交差事業の実施に向けた調査といったものに入っていただくように、我々としては協議、それから調整を図っていきたいと思っているところでございます。
伊東委員
 わかりました。
 そうしますと、勉強会が16年度中というようなタイムスケジュールをある程度念頭に置かれているようですけれども、その中野区としての構想のまとめ、タイムスケジュール的なものはお持ちでしょうか。
久保田まちづくり課長
 そこまで具体的なものはございませんけれども、やはり後で、17年度とかそういった中でつくっていくことになるかというふうに考えているところでございます。もちろんまちづくりの勉強会は、先ほども言いましたように、1年間で終わりということではなくて、具体的に事業といったことも考えるのであれば、その後も継続してまちづくりの勉強会といったものが続くというふうに考えております。
委員長
 よろしいですか。
 ほかに質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本件報告について終了いたします。
 次に、「踏切対策基本計画(中間のまとめ)」(東京都)について(資料5)の報告を求めます。
久保田まちづくり課長
 それでは、平成15年12月11日に東京都が公表いたしました踏切対策基本方針(中間のまとめ)につきまして、その概要と本文を御提供をいたしました。
 本日は、別紙1にございます概要について御報告を申し上げたいと思います。
 1枚めくっていただきまして、別紙1の1ページ目をごらんください。
 この「はじめに」にございますが、都内には約1,200カ所の踏切が残されており、東京都では、国際都市としての魅力の向上、都市再生の推進といったことを目的として、この基本方針を策定することとしたということでございます。
 この方針によって、今後総合的かつ計画的な踏切対策の実施を可能にするとともに、関係者の効率的な取り組みを促進していきたいということでございます。
 都では、この中間のまとめの後で、意見の募集ですとか、関係者との調整を経て、最終的に、これは2ページ目のおしりに後で見ていただきたいんですけれども、16年度の当初に策定をするというような予定だというふうに聞いております。
 方針の概要でございますけれども、まず目標時期が東京の新しい都市づくりビジョン、これが平成13年10月に策定されていますけれども、この目標年次とあわせて、2025年度(平成37年度)を目標ということです。ただ、実施可能な対策については順次実施をしていくということです。
 それで、2の2の方針の主な内容でございますけれども、都内の踏切1,200カ所があるわけですけれども、その中から、下の指標によって、重点の踏切を350カ所程度抽出をしたいということでございます。この重点踏切というのは、注1に書いてありますけれども、「2025年までに重点的に対策を実施・検討すべき踏切」ということでして、現在、実施をしている連続立体交差事業等の事業区間の踏切を除くということで、これが本文の方にはありますけれども、140カ所ほどの踏切が既に事業を行っているというようなことでございますので、それを除いたところで抽出をするということです。
 視点としては、ここにありますように渋滞の発生ですとか、地域の分段による生活の不便やまちづくりの遅れ、踏切事故の危険性といった視点から、指標としては遮断時間の長い踏切、自動車交通量が多い踏切といったことで、例えば1時間の遮断時間が40分以上の踏切といったことを指標として出すということでございます。
 それから、2ページ目に行っていただきますと、重点踏切の解消を図るために、鉄道立体化の検討対象区間といったものをその中から15から20区間、踏切の数でいうと100から150カ所抽出をするということでございます。ここでは、やはり同じように、遮断時間が長い踏切、それから自動車交通量が多い踏切数というようなことから総合評価をして、鉄道立体化の可能性を検討すべき区間として抽出をするということでございます。
 その検討区間に含まれない重点踏切につきましては、道路の単独立体交差化といったことを検討していくというようなことでございます。これが200から250カ所になるということでございます。
 効果としては、問題箇所を明確にして、関係者の取り組みを促進するというようなこと、それから鉄道立体化の検討対象区間を抽出することによって、計画的な鉄道立体化が可能になるというようなことが書かれております。この抽出の方法というか、フローが、本文の方の12ページに書いてありますので、ごらんいただければと思います。
 ステップ1で、都内全体の1200カ所から事業中のものを除いて重点踏切を抽出をして、さらにその中で鉄道立体化の検討区間を抽出をしていくというようなフローでございます。
 これについては、今後、区市町村といった関係機関での調整も経て、基本方針を都として策定をする予定であるというふうにお伺いをしているところでございます。
 簡単ではございますけれども、以上で、「踏切対策基本方針(中間のまとめ)」の概要について御報告を申し上げました。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本件報告について終了いたします。
 その他の項で報告案件はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、これで所管事項の報告を終了いたします。
 その他に入ります。
 審査日程(案)のその他に入りますけれども、次回の委員会日程を御協議したいと思いますので、委員会を休憩いたします。

(午後4時40分)

委員長
 それでは、再開いたします。

(午後4時41分)

 休憩中に御協議いただきましたとおり、次回の委員会は、第1回定例会中の3月22日午前10時から、第3委員会室におきまして開催したいと思いますが、よろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 そのように決定いたします。
 ほかに委員、理事者から何か発言はありますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、以上で、本日予定しました日程はすべて終了いたしました。
 これで交通対策特別委員会を散会いたします。
 御苦労さまでした。

(午後4時41分)