平成21年09月07日区民委員会
中野区議会区民委員会〔平成21年9月7日〕
区民委員会会議記録
○開会日 平成21年9月7日
○場所 中野区議会第2委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後1時49分
○出席委員(8名)
久保 りか委員長
酒井 たくや副委員長
白井 秀史委員
北原 ともあき委員
近藤 さえ子委員
牛崎 のり子委員
伊藤 正信委員
きたごう 秀文委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
区民生活部長 鈴木 由美子
区民生活部参事(区民生活部経営担当、地域活動担当) 遠藤 由紀夫
区民生活部副参事(南地域担当) 松原 弘宜
区民生活部副参事(中部地域担当) 小山 真実
区民生活部副参事(東地域担当) 辻本 将紀
区民生活部副参事(北地域担当) 伊藤 政子
区民生活部副参事(西地域担当) 中井 豊
区民生活部副参事(戸籍住民担当) 今 恵里
区民生活部副参事(産業振興担当) 高橋 昭彦
区民生活部副参事(環境と暮らし担当) 横山 俊
区民生活部参事(ごみ減量・清掃事業担当、ごみ減量担当) 橋本 美文
清掃事務所長 齋木 正雄
○事務局職員
書記 土屋 佳代子
書記 岡田 浩二
○委員長署名
審査日程
○議題
地域センター及び区民の地域活動について
○所管事項の報告
1 中野区基本構想の改定の視点について(区民生活部経営担当)
2 「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」素案について(区民生活部経営担当)
3 平成22年度国・都の施策及び予算に関する要望について(区民生活部経営担当)
4 平成21年度中野区区民公益活動推進基金からの助成金交付決定について(地域活動担当)
○その他
委員長
定足数に達しましたので、区民委員会を開会いたします。
(午後1時00分)
それでは、本日の審査日程について御協議をいただくことがありますので、委員会を暫時休憩いたします。
(午後1時00分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後1時00分)
本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり審査を進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
なお、審査に当たりましては、午後5時を目途に進め、途中3時になりましたら休憩を入れたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、議事に入ります。
地域センター及び区民の地域活動について、を議題に供します。
所管事項の報告を受けます。
1番、中野区基本構想の改定の視点について、2番、「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」の素案について、の報告を受けます。
遠藤区民生活部参事(区民生活部経営担当)
それでは、お手元の資料をごらんいただきたいと思います。
「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」素案の主な改定内容について(資料2)でございます。第2章の戦略につきまして、主な改定内容について資料として取りまとめましたので、御説明申し上げます。
この資料につきましては、主な改定内容ということで、10か年計画全般の先導的、効果的取り組みである第2章をベースに作成いたしました。まず、表でございますが、左側に現計画、真ん中が今回の素案、右が今回の素案の主な内容となってございます。表にある矢印ですが、太線の矢印は統合を示し、破線の矢印は単なる移行を示しております。区民委員会にかかわる点を中心に説明させていただきます。
まず、戦略1まち活性化戦略ですが、主な改定内容としましては、警察大学校等跡地の事業の進捗、中野駅周辺まちづくりの将来像の検討状況、西武新宿線の連続立体交差の事業化などの状況の変化がありましたので、それらを踏まえて、今後10年間の方向性として、基盤整備、各エリアのまちづくりを具体的に示しています。
また、お笑いや演劇などの若者の表現活動の発信をするなど、個性ある文化を育て、ひと・もの・文化を中野に集め、人々の活動、産業・商業を活性化していく方向を示しました。
その展開といたしましては、現行の展開1にぎわいと魅力ある「中野の顔」と、展開4文化芸術活動の光るまちを統合いたしまして、新たに展開1にぎわいと魅力あふれる東京の新たな活動拠点として、文化芸術面もにぎわいの中に含めたものといたしました。展開2から展開4は、主な改定内容に沿って変更してございます。
次に、戦略2地球温暖化防止戦略ですが、地球規模で緊急に取り組む課題となった温室効果ガス削減のため、区が率先して自然エネルギーの活用やみどりをふやしていくとともに、区民がCO2を削減していく仕組みを構築していくことを示しました。また、環境に配慮したまちとするために、ごみの減量化や資源化を一層進めていく必要があるとしております。
戦略2の展開といたしましては、展開を統合したものはございませんが、行動に視点を置く環境対策を加えるなど、展開1から3まで展開しております。詳細につきましては、主な改定内容のとおりでございますので、お読み取りいただきたいと思います。
次に、戦略3につきましては、お読み取り願いたいと思います。
続きまして、戦略4でございます。戦略4健康・生きがい戦略ですが、長寿医療制度や障害者自立支援法の施行、介護保険制度の改正等、さまざまな社会制度が整えられる一方で、区が指導や運動の場の提供等によりみずから行う健康づくりや生きがいづくりを支えることが一層重要となっている内容としています。また、地域の支え合いの基盤の整備、地域との連携の体制づくりを進めることにより、健康に暮らし続けられる地域社会を築いていくことといたしました。
戦略4の展開といたしましては、現行の展開2「支え合う人の力 まちの力」と、展開3「高齢者の暮らしと権利を守る」、展開4「活動的な85歳をめざす」を、新たに展開3「地域・行政一体の支えあいネットワーク」とし、ひとり暮らしの高齢者などに対しては地域との連携や地域の基盤整備など、総合的な観点からの展開が必要なため、展開の統合を図りました。展開の詳細につきましては、お読み取りいただきたいと思います。
最後に、行政革新ですが、行政革新は、それぞれの取り組みを今後も着実に推進し、効率的な区政運営を行っていきますが、行政革新で示しておりました取り組みにつきましては、素案の第3章の領域Ⅳなどに示しております。
重点プロジェクトに関しましては、四つの戦略を推進する上での共通の重点プロジェクトとして、三つの事業を取り上げております。
以上、10か年計画の主な改定内容について説明させていただきました。
補足になりますけれども、区民委員会に関しますところにつきましては、戦略1まち活性化戦略の展開1、2、3でございます。
続きまして、戦略2地球温室防止戦略につきましては、展開1、2でございます。
戦略4健康・生きがい戦略につきましては、展開3の地域・行政一体の支えあいネットワークでございます。
以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
本日は、前回の資料、中野区基本構想の改定の視点についてと、「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」素案についてもお持ちいただいていると思いますけれども、こちらのほうについての補足資料というような形で、今、説明の資料というのは出てきてございますので、あわせてこの1番、2番の報告事項については質問していただければと思っております。
牛崎委員
戦略1の展開1と4が合わさって展開1ですね、この活性化戦略。この中にまちの魅力と活力を高めていくためのタウンマネジメントの推進を新たに加えたということですが、このタウンマネジメントのことについて、もう少し具体的に詳しく教えていただけませんか。
高橋区民生活部副参事(産業振興担当)
タウンマネジメントにつきましては、この特に中野駅周辺の地区におけるまちの魅力、活力を総合的に高めていきたいという考えのもとで、それを民間の活力、また発想を生かして進めていきたいというところで考えているところから、発想しているものでございます。それをタウンマネジメントということで、一体的なまちの魅力づくりというところで表現をしてございます。
牛崎委員
それでは、民間の活力というと、具体的にどういうことですか。
高橋区民生活部副参事(産業振興担当)
民間の活力という部分につきましては、このまちづくりの魅力づくりに関する仕掛け、そしてその動きの部分につきまして、民間の組織を具体的につくるということを想定しております。その組織が中心となって、このタウンマネジメントを進めていくということで、イメージをしているところでございます。
牛崎委員
まだどういう民間企業が入ってくるかとかいうことについては、具体的にはなっていないわけですね。イメージの段階ですか。
高橋区民生活部副参事(産業振興担当)
その部分につきましては、現在検討を進めているところでございます。その具体的な動きがまた明らかになってきたところで、委員会の中でも御報告させていただきたいと思っております。
牛崎委員
民間の方たちから力をもらって、まちの魅力とか活力を総合的に生み出していくという、そういう仕掛けだとか、そういうノウハウみたいなものをいただくための組織というふうに受け取ってよろしいんですか。
高橋区民生活部副参事(産業振興担当)
アイデア、考え方のみでなく、実践をしていく組織としてイメージをしてございます。
牛崎委員
これからそういう方たちにどういう形でその参入を促していくか。そういう方法論についても教えてください。
高橋区民生活部副参事(産業振興担当)
区の出資ということも前提に考えておりますが、新しく組織をつくる。その組織の中に民間の資本も入れ、そしてその組織がみずからある部分利潤を生みながら、発展的にその動きを大きくしていく。そういうことを目指した組織、それをつくっていく考えでございます。
牛崎委員
そうすると、新組織をつくるのは、当然区が主体になって進めていくわけですよね。
高橋区民生活部副参事(産業振興担当)
区が考え方をまとめ、そして民間にも出資、あるいはその動きに加わっていただくということで考えてございます。
牛崎委員
それでは、こういうふうに民間活力を導入するに当たって、区が中心になって進めていくという、そういうことに関して区民への情報とか区民参加というか、そういう手続はとるんですか。
高橋区民生活部副参事(産業振興担当)
その動きのかなめになる産業界の賛同を得るのはもちろん、またその動き、出資をするということであれば、区民の税金ということに当然なってきますので、その動きについては常にお示ししながら動きをしていきたいと考えてございます。
牛崎委員
要望なんですけれども、いつの間にかもうでき上がっていて、意見を言っても、とてもとてもその意見が通っていくような状態にないというようなことにはならないように、ぜひ情報提供を小まめにしていただいて、やはり区民の皆さんの税金を使うわけですから、区民の皆さんの要望、意見が酌み取れるようなシステムをつくっていただきたいと思います。
高橋区民生活部副参事(産業振興担当)
そのように進めていきたいと思います。
近藤委員
まちの活性化戦略のところで、展開4で文化芸術活動の光るまちというのがあるんですけれども、これがにぎわいの魅力あふれる東京の新たな活動拠点ということに含まれていまして、その右を見ましても、「文化芸術の観点をにぎわいの中に含め」となっているんですね。それで、「東京の新たな文化発信源を形成していくこととした」と。これはこの間北原委員がおっしゃったこととちょっとダブるんですけれども、にぎわいの中にこの間、北原委員が言ったこともちょっと――私として解釈したのは、そうなのではないのかなと思うんですけれども、にぎわいの中に含めるというよりも、中野にある今の文化芸術という、今ある、例えば哲学堂に今度すばらしい彫刻物を寄附していただいたりそういうことを、何か軽いものにならないように、ちょっとにぎわいの中にある、にぎわいの中の活動拠点だったり文化芸術という、この一環とは違う路線であったほうが、趣があって昔ながらの中野が持ってきた文化人やいろいろな人たちが築いてきたいろいろなことというのがきちっと、中野のこう――何というのかな、にぎわいと活気で打ち消されてしまってはもったいなさ過ぎる。重厚にあるものとしてそこは確保していただいて、そしてそれとは別に若者のこういった活動が行われるように――何だかとてもそういった文化的なものが軽く扱われてしまわないように、私はとても注意していただきたいんですけれども、そういった点はいかがお考えですか。
鈴木区民生活部長
今、委員御質問いただいた、いわゆる中野のこれまで培ってきた歴史的な重みとか、それに準拠した文化の発信ということでは、ちょっとこの戦略の中では表現し切れないんですね。それで本体の3章のところで、領域的には「子どもから大人まで、地域の中で自分の力を伸ばせるまち」というところで、文化芸術のまちづくりの推進というのを設けています。所管でいいますと、そこに産業振興も関与しますけれども、教育委員会が主にそういうアプローチで中野の文化財の保護も含めて歴史文化ゾーンをきちっとやっていきますよというので、10か年の中では明記してございます。
まち戦略のところで言うのは、中野全体を活性化するというよりか駅周辺のところを新たに、中野の顔というよりか、東京の新しい発信源にするという意味で、歴史とか文化とはまた少し違う、ある意味、集客的なところに焦点を置いた、そういう情報発信の文化発信をしていこうというので、計画上こういうような記述になっていますので、これから若い人たちの話題を集めながら情報発信することと、それから中野らしさというものを上手に育てながら、それをまた新しい中野の魅力としてきちっと後世にも伝えていけるような、そんな取り組みとして計画の中では位置付けているというふうに認識しています。
近藤委員
そういう意味では、区民委員会のアプローチがとても強いのかなと思って、中野区を語る上でとてもインパクトがあるのが区民委員会か区民生活部の打ち出し方で、何となく中野区が、言い方はちょっと失礼かもしれないんですけれども軽い感じに、若者が軽く中野区に接して、それが文化的になっていきそうな感じがするんですね。それは区民委員会の今の活性化の戦略として、若者が集まるまちとしていいと思うんですよ、楽しく明るく、本当に。この間の特別委員会でも、中野駅周辺の商店街のところが庶民的な商店街と位置付けられてしまったみたいに、中野区がとても何かこう――言い方がちょっと下手で申しわけないんですけれども、軽い感じというのが今打ち出されているように、私には思うのですね。それでそこがやっぱり文化的な、確たる中野に流れているすばらしい文化みたいなものともっと調和していないと、若者がただ寄るだけの、ファミリー層が来るようなところじゃなくて、中野というのはやっぱり駅前がにぎやかでごちゃごちゃしていてみたいなところをぬぐい去れないようなところがあるので、そこの両方をしっかりと位置付けていくことが私はとても大事だと思って、そういうようなことをこの間北原委員も、私はおっしゃったんじゃないかなと思って、この二つの部分が両方で発信していけるように、教育委員会との連携をお願いしたいと思いますけれども、いかがですか。
鈴木区民生活部長
今おっしゃられたように、中野のこれから新しくつくり出すものと、それから歴史に立脚して幅広く皆さんにアピールすることと、そのアピールの仕方もいろいろ工夫しながらバランスのよい、本当に中野が重層的で、でも何か突飛のないこともやるまちだなというようなおもしろさも組み込んで発信できるように、工夫してまいりたいと思います。
委員長
他に質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
他に質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
次に、平成22年度国・都の施策及び予算に関する要望についての報告を受けます。
遠藤区民生活部参事(区民生活部経営担当)
それでは、平成22年度国・都の施策及び予算に関する要望につきまして御報告いたします。(資料3)
平成22年度国の施策及び予算に関する要望書をごらんいただきたいと思います。この国の施策及び予算に関する要望書でございますが、要望事項が合計で16項目でございます。平成21年度要望と比べますと、新たに4項目が追加されてございます。そのうち区民委員会所管部分につきましては、14番の地球温暖化防止、ヒートアイランド対策の推進、それと新たに加えられました廃棄物処理対策の強化でございます。
それでは、16ページをごらんいただきたいと思います。地球温暖化防止ヒートアイランド対策の推進でございます。
ここでは、地球温暖化防止、ヒートアイランド現象の緩和に対する国の総合的な対策をこれまで以上に強化すること。また、特別区が地球温暖化対策法に基づく地域推進計画を円滑に策定し、対策に取り組めるよう、関係機関が持つ各種データ類等の情報提供が行われるようにするなど、充分な支援策を講じることを挙げております。
次に、17ページをごらんください。15の廃棄物処理対策の強化でございます。ここでは、都市部における総合的な廃棄物処理対策を強化すること、廃プラスチック類のリサイルが促進されるよう、容器包装リサイクル法において拡大生産者責任の原則に基づき、事業者と自治体の適切な役割分担、費用負担の制度化をさらに推進すること。それと、廃プラスチック類は容器包装リサイクル法対象物のみとすることなく、再商品化ができるよう対象範囲の拡大を図ることを挙げております。
国に対する要望でございますが、区長会の役員区長が7月24日に関係省庁を訪問し、要望活動を行っております。
次に、平成22年度東京都の施策及び予算に関する要望書をごらんいただきたいと思います。
要望事項といたしましては、13項目でございます。21年度との比較でございますが、2項目の増となっております。この要望事項のうち、区民委員会所管のものといたしまして、13番の地球温暖化防止、ヒートアイランド対策の推進でございます。
14ページをごらんいただきたいと思います。先ほどの国への要望と同じく、地球温暖化防止、ヒートアイランド対策の推進でございます。地球温暖化防止、ヒートアイランド対策の総合的な対策を一層拡充すること、特別区が地球温暖化対策推進法に基づきます地域推進計画を円滑に策定して対策に取り組めるよう、関係機関が持つ各種データ類等の情報が提供されるよう、国に対して働きかけを行うこととなってございます。
都に対する要望でございますが、7月10日に区長会の役員区長が都に対しての要望活動を行っております。
以上が平成22年度国の施策及び予算に関する要望書並びに平成22年度東京都の施策及び予算に関する要望書の概要でございます。
以上です。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告を終了いたします。
次に、平成21年度中野区区民公益活動推進基金からの助成金交付決定についての報告を受けます。
遠藤区民生活部参事(地域活動担当)
それでは、平成21年度中野区区民公益活動推進基金からの助成金交付決定につきまして、資料に基づきまして御報告いたします。(資料4)
応募事業数でございますが、12事業でございます。平成20年度は13事業でございました。
2の助成金交付事業と交付決定額でございます。9事業につきまして、167万3,693円を交付しております。平成20年度は、9事業で194万9,173円でございました。
交付・不交付事業につきましては別紙1でございますので、別紙1をごらんいただきたいと思います。
交付事業、9事業でございます。団体名として二中ゆうねっと、事業名といたしましてゆうねっとコミュニティスクール、事業内容は、学校、これは区立二中でございますけれども、ここを拠点といたしまして、地域ボランティアが子ども・大人を対象にさまざまな企画による活動を展開し、楽しいコミュニティづくりを行うというものでございます。申請額が30万円で、交付決定額が24万円となってございます。
2がチーム・イーグレット、事業名がいちご狩りと毛呂山歴史散策でございます。事業内容が、障害児と健常者がともにいちご狩りをしたり、農園周辺の歴史を勉強することを通して、引きこもりを解消し、相互理解を図るという内容でございます。申請額が6万3,693円、交付決定額が6万3,693円でございます。
3番目が、特定非営利活動法人、NPOカタリバでございます。事業名が、町が学校になる『カタリバ』の日」プロジェクトでございます。事業内容といたしましては、参加する高校生等が、大学生や若手社会人等を中心としたスタッフと、対話型学習プログラム『カタリ場』を通して対話する中で、学びや職業、生き方への意識を高めるという内容でございます。申請額が30万円で、交付決定額が30万円となっております。
4番目が、特定非営利活動法人クリエイティブスマイルで、事業名がオバケーション町興し企画
子どもスタンプラリーでございます。事業内容は、川島商店街の人たちと一緒につくる子ども向けスタンプラリーの企画でございます。商店街の人たちだけで長く続けられるモデルとして完成させるという内容となっております。申請金額が30万円で、交付決定額が24万円となっております。
5番目が、特定非営利活動法人すみれの庭でございます。事業名がほっこり自然な子育て応援します2、でございます。事業内容は、子どもがその子らしく育つ、自然な育児をしたい母親のために、学び・考え・感じる機会を提供するというものでございます。申請額が30万円で、交付決定額が24万円となっております。
6番目が、きょうされんでございます。事業名が第4回きょうされん寄席ということで、事業内容は、障害者が運営スタッフとして参加し、健常者とともに伝統芸能の一つである落語に触れる。特に若い人に楽しんでもらうよう若手の真打ちをそろえるという内容になっております。申請金額が15万円で、決定金額が15万円となっております。
7番目が、特定非営利活動法人日本心身機能活性療法指導士会で、事業名が健康支援事業でございます。事業内容といたしまして、地域センターの高齢者集会室を利用し、地域の高齢者に対し、認知症予防等に効果ある「心身機能活性運動療法」の実践指導を行うというものでございます。申請金額が30万円、交付決定額が24万円となっております。
裏をごらんいただきたいと思います。8番目、特定非営利活動法人支えあう21世紀の会でございます。事業名がセミナー&コンサート「世代を越え、障害を越えて共に楽しく」というものでございます。事業内容は、子どもから高齢者・障害のある人たちが集い、『共にみんなが仲良く、楽しく過ごすために』について話し合う。またコンサートでは参加者全員が一丸となってマリンバ演奏を楽しみ、世代間交流を体感し、親しみを持って地域で暮らすことができるように願うというものになっております。申請額が16万円、交付決定額が10万円となっております。
9番目が、HugHugChuでございます。事業名が子育てママの充実と活躍の場作りとHappy子育て応援します、でございます。事業内容が、0歳児と一緒に楽しめるコンテンツを中心に、音楽サロン・英語であそぼ・ベビーマッサージ・ベビーフォトテクニック講座・おやこ撮影会などを開催するというものでございます。申請額が30万円、交付決定額が10万円となってございます。
2の不交付団体、3事業でございます。団体名がカウンセリングルーム える・こらそん、事業名が平成の下宿屋プロジェクトでございます。2番目が、上高田台公園運営委員会のツリーハウスにチャレンジでございます。3番目が、特定非営利活動法人げんきな図書館、事業名が、軽井沢・常葉移動教室支援事業でございます。この3事業につきましては、不交付と決定しております。
続きまして、経過と今後の予定でございます。
平成21年につきましては、6月15日から30日の間、応募期間を設けました。7月22日に区民公益活動推進協議会へ諮問し、8月2日に公開プレゼンテーション、公益活動推進協議会での審査を行っております。8月12日に区民公益活動推進協議会からの答申を受け、8月14日に助成金交付事業の決定を行っております。8月17日に申請団体への決定通知を送付してございます。この8月17日から9月15日の間、交付金請求書類提出手続をとってございます。
来年の予定になりますけれども、事業につきましては、3月末までに交付団体によって事業が実施されます。5月には事業実施報告会を開催する予定でございます。6月には公益活動推進協議会からの意見・評価をいただく予定になっております。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
牛崎委員
今期の区民委員会のときにいただいたかどうか記憶がないんですが、区民公益活動推進協議会のメンバーの方の資料をいただきましたかしら。
遠藤区民生活部参事(地域活動担当)
現在の区民公益活動推進協議会の委員構成につきましては、昨年度構成されておりますので、今期の委員会には改めて委員構成というものを提出はしてございません。
牛崎委員
まず、この不交付になった団体ですか、事業ですか、御説明いただける範囲でいいんですけれども、どういうことが一番大きな問題で不交付になったのかということを教えてください。
遠藤区民生活部参事(地域活動担当)
この3事業につきましてですけれども、最初の平成の下宿屋プロジェクトというものでございますけれども、やはり下宿屋ということで、対象になる方々が宿泊する施設、場所、これの確保に難点があるということでございます。また、専門的なスタッフを確保することについても問題点があるということで、そういったことが評価が低かった点になってございます。
あと、2の上高田台公園運営委員会のツリーハウスにチャレンジですけれども、これにつきましては、参加費用が大変高額になっている、また参加人数が少数であるというようなこと、講師謝礼が高額というようなことがございましたので、そういった費用対効果の点で検討する必要があるという内容になってございます。
3番目の軽井沢・常葉移動教室支援事業でございますけれども、これにつきましては、こういった資料の必要性というものは認識できるけれども、これらについては区に対して資料の充実を求める等の、この助成金を活用する以外の手段でもって対応していくべきではないかというようなところでございます。
牛崎委員
それでは、申請額と交付額の差がある事業と、全くそのまま申請額どおりに交付されている、そういう事業がありますけれども、例えば二中ゆうねっととか、4番のNPOのクリエイティブスマイルというところで差がありますけれども、これはどういう理由でしょうか。
遠藤区民生活部参事(地域活動担当)
先ほど御指摘のありました二中ゆうねっと、クリエイティブスマイル等につきましては、二中ゆうねっとにつきましては、この基金助成は3年目の申請ということがございます。また、複数年で申請をされているということで、協議会の中では、やはりこの事業につきましては、団体につきましては、できるだけ自立を求めていくということで、3年目、2年目の団体につきましては減額を求め、申請金額の減額をし、自立を図るというものでございます。
また、8番のセミナー&コンサートや子育てママの充実と活躍の場作り等につきましては、より多くの方が参加できるような工夫が必要であるというようなことや、やはり参加費が高額になっているケースがあるということで、そういった工夫を、参加者ができるだけ参加がしやすい工夫をする必要があるというようなことから、減額ということを行っているものでございます。
牛崎委員
助成を受けた場合の、例えば8番のコンサートなんかの場合には、入場料を取る場合と取らない場合で申請額が違ったのかなと思いますけれども、その点どうですか。
遠藤区民生活部参事(地域活動担当)
このセミナー&コンサートについては、入場料等を徴収するという予定にはなってございませんでした。
牛崎委員
そうすると申請額が、内容について細かくわかっているわけじゃないので何とも言えないんですけれども、しかし、入場料を取らないで6万円の額が申請どおりは受け取れていないということですから、入場料を取らないでやっていける――かなりの負担になるのかなと思うんですが、その辺はどうですか。
遠藤区民生活部参事(地域活動担当)
この8番の事業につきましては、セミナーをし、そこでまたコンサートということでマリンバ演奏をするというような組み立てになっております。そういった中で、講師の方の謝礼やマリンバを演奏する方の謝礼というような形で事業が組み立てられておりますけれども、これまでの実績ということからしますと、やはりより多くの方が参加できるような工夫が必要であるということで、かなり参加者が限定的だったということがございますので、そういった面での工夫を求めたものでございます。
訂正いたします。このコンサートにつきましては、失礼いたしました、事業に伴って入場料を中高生以上については取ってございます。申しわけございませんでした。
牛崎委員
より多くの方に参加していただくということであるならば、無料であれば必ずしも多く人が集まるということではないと思うんですが、結果的に中高生以上の入場料を取らなきゃならないというようなことになってきているのかなというふうに思いますが、その辺はどうでしょう。
遠藤区民生活部参事(地域活動担当)
継続してこの基金助成に応募されるということがございますけれども、やはり先駆性、先見性というようなことがこの基金助成では重視しておりますので、そういった点で、できるだけ継続ということよりはその団体の自立を促していくということで、この基金から育っていっていただきたいという願いでございます。
近藤委員
ここで交付事業団体が9事業、不交付事業団体が3事業なんですけれども、これは毎年というか、どのぐらい変化があるかわかりますか、昨年だけでも。
遠藤区民生活部参事(地域活動担当)
この事業につきましては、19年度が9事業に助成してございます。20年度も同じく9事業ということで、21年度も9事業というようなことで、応募数と交付事業数にそれほど大きな変化はございません。
近藤委員
応募数も大体12ぐらいなんですか。それで、この不交付事業の人たちというのはことしだけ落ちちゃっているのか、去年も落ちちゃっているのかという、その辺はわかりますか。
遠藤区民生活部参事(地域活動担当)
昨年が13事業、ことしが12事業。それで、今年度については3事業、昨年度については4事業の不交付ということでございます。不交付の団体につきましては、その年度によってそれぞれ異なってございます。
近藤委員
それで、昨年ですとかその前とかに不交付になってしまった事業体というのは、また挑戦して交付されていたりしているんですか。
遠藤区民生活部参事(地域活動担当)
これまで不交付になった団体が翌年度再度応募してくるという例はございません。
近藤委員
ちょっと私が見る限り、この交付事業団体というのは大体いつも同じところが交付されているように思うんですね。それで不交付というのは、今お聞きしたら、もう1年で不交付になってしまって去ってしまうという形だと思うんです。そうしますと、やっぱり中野区は公益活動推進に力を入れていこうと言っているときに、いつも同じ団体が交付されて、それで落ちてしまったところは、何かよくわからないのか、それが無理なのか、次はチャレンジしないという状況になってしまうと、やっぱりこの公益活動が広がっていかないと思うんです。
どういうことを一番考えなきゃいけないかというと、今、牛崎委員は中身のことをおっしゃっていましたけれども、区としてこの公益活動をどんなふうに広げていこうかと、多くの方に公益活動に参加をしてもらう仕組みをつくらなくてはいけないと思うんです。極端な例として挙げれば、これだけ多くの金額を渡さなくても、毎年とても多くの金額をもらっている団体というのは、例えば2年目からは少し少なくしますとか、そういった感じで自立していく仕組みにされて、新たに今度加わっていくところというのは挑戦して――もちろん選考基準があるんでしょうけれども、なるべく多くの団体にやっていただくという仕組みをつくっていかないと、この公益活動というのがなかなか広がらないと思うんです。もう確たる、できている団体は、本当に公益活動の交付金をもらわなくても自立して自分たちでやっていくんだぐらいの活動に変えていっていただきたいし、広がり・自立ということを兼ね備えてこういう活動を見ていかれたほうが、私は毎年の形をちょっと見ていて、いつも同じようなところがかなりをやって、1回の活動で、これがうまくできました、終わりましたとなってしまっているような感じがしまして、やっぱり中野区全体としてどうやって公益活動を広げていくというところに、もう少し視点を広げていったほうがいいと思うんですけれども、いかがですか。
遠藤区民生活部参事(地域活動担当)
委員御指摘のような形で、できるだけさまざまな公益活動を促していくというのが必要かなというふうに思っております。
それで、これまでの推進協議会の中でも、継続して申請する団体、それも公益活動にかなっているということで助成する必要があるということでございますけれども、やはり2年、3年と続けて助成を受けられる団体については、そこにつきましては申請金額について、交付決定の段階において減額し、自立を促していくという取り組みをやっているところでございます。
したがいまして、これまで3年ほど継続して申請した団体も、自立して行っていくというようなケースが出てきてございます。また、これは基金助成でございますので、基金助成から政策助成のほうに移行していくという団体も出てきてございます。
委員長
他に質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、本報告について終了いたします。
次に、5番、その他で何か報告はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。
休憩いたします。
(午後1時45分)
委員長
再開いたします。
(午後1時48分)
審査日程のその他に入ります。
委員、理事者から何か発言はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、次回の日程等について協議をいたしますので、委員会を休憩いたします。
(午後1時48分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後1時49分)
休憩中に御協議をいただきましたとおり、次回は第3回定例会中とし、急を要する案件が生じた場合は正副委員長から連絡をさせていただきたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
本日予定した日程はすべて終了いたしますが、委員、理事者から何か御発言はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で区民委員会を散会いたします。
(午後1時49分)