平成21年03月11日中野区議会区民委員会(第1回定例会)
平成21年03月11日中野区議会区民委員会(第1回定例会)の会議録
平成21年03月11日区民委員会 中野区議会区民委員会〔平成21年3月11日〕

区民委員会会議記録

○開会日 平成21年3月11日

○場所  中野区議会第2委員会室

○開会  午後2時00分

○閉会  午後2時17分

○出席委員(8名)
 奥田 けんじ委員長
 近藤 さえ子副委員長
 内川 和久委員
 つぼい えみ委員
 佐野 れいじ委員
 きたごう 秀文委員
 岡本 いさお委員
 岩永 しほ子委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 区民生活部長 大沼 弘
 区民生活部経営担当課長(里・まち連携推進担当課長、地域活動担当課長) 遠藤 由紀夫
 南地域担当課長 波多江 貴代美
 中部地域担当課長 吉村 恒治
 東地域担当課長 横山 俊
 北地域担当課長 伊藤 政子
 西地域担当課長 鳥井 文哉
 戸籍住民担当課長 今 恵里
 産業振興担当参事 鈴木 由美子
 ごみ減量・清掃事業担当参事(環境と暮らし担当参事) 橋本 美文
 清掃事務所長 齋木 正雄

○事務局職員
 書記 丸尾 明美
 書記 竹内 賢三

○委員長署名


審査日程
○議 題
 第38号議案 平成20年度中野区一般会計補正予算(関係分)

委員長
 定足数に達しましたので、ただいまから区民委員会を開会します。

(午後2時00分)

 本日の審査日程についてお諮りいたします。
 本日は、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 それでは、議案の審査を行います。
 第38号議案、平成20年度中野区一般会計補正予算(関係分)を議題に供します。
 また、念のために申し上げますが、本議案は補正予算であり、総務委員会に付託されております。区民委員会の関係分については当委員会で審査し、意見があれば、賛成多数となった意見を総務委員会に申し送ることとなっておりますので、御承知おきください。
 それでは、理事者から補足の説明を求めたいと思います。
横山東地域担当課長
 それでは、第38号議案、平成20年度中野区一般会計補正予算(関係分)につきまして、お手元の資料(資料2)に沿いまして、補足の説明をさせていただきたいと思います。
 まず、1番、目的。それから、2番、給付対象と給付額というふうに記載してございますが、この部分につきましては、先般、2月の定額給付金に係ります事務費の補正予算の御審議をいただいたときに提出いたしました資料と変わってございませんので、お読み取り、御確認をいただきまして、口頭での御説明は省略させていただきたいと存じます。
 続いて、3番のほうの給付予定総額でございます。今般、補正予算を出すに当たりまして、2月1日の基準日現在になりますけれども、世帯数を特定させていただきました。その結果、定額給付金の給付額、見込みになりますけれども、44億9,738万8,000円ということになってございます。世帯数といたしましては、18万4,253世帯となってございます。その内訳、給付対象人数になりますが、住民登録をいただいている方が、18歳以下の方が3万2,731人。それから19歳から64歳の方、20万8,284人。それから下の行になりますが、65歳以上の方が5万9,591人になってございます。合わせまして、30万606人ということでございます。
 次に、外国人登録をいただいている方ですが、18歳以下が837人。それから19歳から64歳の方が1万625人。下の段になりますが、65歳以上の方が365人。合わせまして1万1,1827名となってございます。総数、31万2,433人ということでございます。
 (2)の子育て応援特別手当支給額のほうでございますけれども、結果的に、先般御報告を差し上げました金額、人数と変わってございませんで、総額7,920万円。そして、対象となる子どもの数が2,200人ということでございます。
 次に、4番の事務処理でございますけれども、これは、先般御報告を差し上げたとおり、定額給付金と子育て応援特別手当に関しましては、一体的に事務処理を行っているところでございます。
 (1)にございますが、申請書の送付につきましては、本日、3月11日発送ということで、郵便局のほうに持ち込みをしているということでございます。
 次に、(2)の申請の受付でございますけれども、3月12日から9月14日までということになってございます。
 それから、3番、問い合わせでございますけれども、3月5日からコールセンター専用のコールセンターを設置いたしまして、6月30日まで皆様のお問い合わせにお答えをするという態勢をとってございます。その他、本庁区役所のほう、それから15の地域センターにおきましても御相談、対応をさせていただくという予定でございます。
 (4)の実際の給付でございますが、これは、原則口座振り込みということで考えてございまして、給付の実行予定が3月30日(月曜日)、この予定で進めておるところでございます。現金給付のほうに関しましては、御案内のとおり4月1日から開始予定でございます。窓口は9時から4時までとなってございます。具体的には地域センターにおきましては、4月1日から16日まで。その後、4月17日から9月14日までは区役所本庁舎ということになってございます。4月中につきましては、土日祝日の開設も含めて対応させていただくこととしてございます。
 それから、外国人登録者の方に関しましての現金給付でございますが、これは区役所本庁舎のほうで4月1日から対応させていただくと、このように予定してございます。
 最後、(5)の周知方法でございますけれども、既に3月5日号の区報を発行させていただきました。また今後、3月20日号の区報、それからホームページ、ポスター、チラシといったような形で周知を図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。
 簡単でございますが、以上でございます。よろしく審議のほどお願い申し上げます。
委員長
 ありがとうございました。それでは、本件に対する質疑を行います。
 本件について質疑はありませんか。
佐野委員
 前にこの委員会で御質問しました、33名とおっしゃっていた住所不定者というか、その方の、その後の総務省との対応はどうなったのでしょうか。
横山東地域担当課長
 いわゆるホームレスといいましょうか、住所不定という方についての対応でございますが、現在区のほうで実際に住民登録がないわけでございますので、どうにかしてこの給付対象として特定できないかということを検討してございまして、もう少し方法等具体的に詰めましたら総務省のほうに、こういったやり方でどうかというような照会をしていきたいというふうに思ってございます。
佐野委員
 そうすると、この間のお話ですと、その33名を個別に当たって、それぞれの事情があるから対応を図っていきたい、総務省とも相談していきたいという御返答だったと思うんですけれども、今の段階では、まだそれが1人として進んでいないという状況だということでしょうか。
横山東地域担当課長
 対象者の特定の方法ですとか、基準ですとか、あるいはその実際の特定の仕方ですね、こちらからのアプローチの仕方といいましょうか。そういったことについてのやり方を詳細に詰めまして、それでどうかというふうな区からの提案の形をとりまして、国のほうに区の提案として、やり方としてお示しをして、このやり方でどうかというふうな照会をしたいと思いまして、現在検討を詰めているところでございます。
佐野委員
 いずれにしましても、一般の住民については11日以後送付されて、はっきりしていくわけですよね。やはりその33名についても現状33名とおっしゃったんだから、当然確認はされているわけですから。早急にそれもあわせて、並行作業としてやらなければならないと思うんです。それで、総務省のほうはどういう見解かがわかりませんけれども、住所をどこへ登録するとか、どうするか。あるいはほかの区に登録している人もいるかもしれませんよね、その方たちは。それはやはり明らかにしていって、1人でも遺漏のないようにしていく、区の姿勢として。そういう努力をしているということをやはり一般の区民にも示す必要があると思いますので、ぜひ遺漏のないように、おくれることのないように。4月1日から現給受付が行われるわけですから、それに合わせるようにその人たちにも持っていかなければいけないと思うんですよ。
 もし中野区に住所がある方だったらですよ、わかりませんけれども。そういう意味で、できるだけ区別とか差別とかと言われないようにしていきたいと思いますので、ぜひそれはお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
横山東地域担当課長
 十分に心得まして、早急に検討を進めてまいりたいと思ってございます。
岡本委員
 準備を進めていただいて、きょうのこの補正予算が可決をされてからになるんでしょうが。それで、今の佐野委員とちょっと関連があるんですけど、申請書を送付する相手方が、65歳以上の方が約6万人いたり、中には寝たきりとか、あるいは申請書をみずから書けない方とか、認知症の方とか。第一視覚障害者の方はどのように対応されているのか、その辺わかる範囲で--もう検討されていると思いますけれども、御答弁いただきたいと思います。
横山東地域担当課長
 ただいま委員御指摘のございました寝たきりの方等々につきましては、実際に御自身で申請ができない、あるいは申請書を書いたり何なりすることができない、そういった状況は十分想定されるところでございます。国のほうからも通知がございまして、代理申請を認める方向で、区としては今、その案を作成中でございます。具体的には、恐らく民生委員さんの方ですとか、場合によっては町会の役員さん、町会長さんなどと、ある意味御接触というんでしょうか、御相談が受けられるようなケースもあるかと思います。そのような場合に、ある条件を満たせば代理申請ができるようなことを現在準備したいということで、検討を詰めているところでございます。
 それから、先ほどの資格証、身分証ですけれども、基本的には御本人が確認できるような公的身分証というふうにしてございますけれども、お持ちでないといった方につきましては、現在住民登録等のときに個人情報的なことをお伺いして、本人を確かめさせていただくといったような方法もとってございますので、それに近い形で本人確認をするなどのことも含めまして、対応させていただきたいということで検討してございます。
岡本委員
 ちょっと私の言い方がまずかったんですが、視覚障害者ね、目が見えない方。その場合にどういうふうにするのかと。それから、今いろいろ、災害弱者の名簿の作成等にも難航しておったりしている現実がありますので、全くそういう、代理の方もうまく対応できないような方も少なからずいるのではないかなと思いますので、その辺は今後どういう形で進めていくのか。もう待ったなしの事業ですので、その辺はどうなっているかお答えください。
横山東地域担当課長
 視覚障害者等の障害のある方等につきましては、そういった施設の関係者ですとか、団体の関係者等々に個別に説明会ですとかを現在させていただいている段階でございます。そこで、どういった対応が区のほうに求められるのか、どこまでできるのかといった御相談も受けながら、個別の対応も含めて対応してまいりたいというふうに考えてございます。
岡本委員
 確かな情報であるかどうかわかりませんが、世田谷区では視覚障害者の申し込みにSPコードをつけて出す予定だというふうに聞いておるので、ちょっと中野よりは申請書を出すのがおくれているから対応ができるのではないかと思いますが、中野区としてそういう対応を、みんなもうつくっちゃって間に合わないとなっているかわかりませんが、それはどのように考えていますか。
横山東地域担当課長
 今申し上げました関係者の方のお話を聞きながら、点字の御案内ですとか、そういったことも必要であれば対応を考えてまいりたいというふうに思ってございます。
岩永委員
 現金給付をする場合の本人確認ですが、今、地域センターなんかでやっているのを見かけると、その場で本人確認について問いかけて答えてもらうという、いわゆる窓口でそういう対応をしていますね。結構プライバシー的なことというのは気になるんですけれども、そういう本人確認をする場合の、プライバシーを保護する、守るというような体制はどんなふうにされるんですか。
横山東地域担当課長
 地域センターでも、現金給付をする窓口といいますか、体制をとる予定でございますが、基本的には別室を設けまして、そこでの個別対応をさせていただく予定でございます。
岩永委員
 地域センターの中の部屋を、そうすると確保してするということですね。そうすると、部屋はどういう部屋になるかということになるんですが、区民の集会室利用には影響は出ないですか。
横山東地域担当課長
 できる限りということになりますけれども、いわゆる地域活動室等を、2週間近くになりますがお借りをして対応させていただきたいというふうに考えてございます。
岩永委員
 地域活動室ということになると、それぞれの地域の団体の方など等の話し合いというのか、理解というのか、そういうのを得ることが必要なんだろうと思うんですが、そのあたりはもうきちんとされている--それともこれからされるんですか。
横山東地域担当課長
 センター所長のほうを通じまして、調整を図っているところでございます。
岩永委員
 それからいわゆる公園にいる人を、今は33人という、公園課のほうで確認をした人数ですよね。なかなか確定するのが定かではないというようなことが公園課のほうで言われているんですが、この見込んでいる給付額の中にそういう方たちの分も入っているということですか。
横山東地域担当課長
 そのとおり見込んでございます。
岩永委員
 それから問題になっているのは、公園にいる人たちだけではなくて、ネットカフェだとか、そういうところなんかでも、なかなか住所を確定するのが難しいというふうに言われている方たちもいるわけですけれども、そのあたりは区としてはどうしているんですか。
横山東地域担当課長
 先ほどと同じような形で見込んでございます。
岩永委員
 そうじゃなくて、その33人の中には入っていないわけですよね。だから、そのあたりの確定だとか、何と言ったらいいんですかね、どうするんですか。
横山東地域担当課長
 既に区内の24時間営業をしてございますいわゆるネットカフェといったところにつきましては、実態調査を既に行いまして、お店のほうから情報等を受けまして、おおむねの人数は把握しているところでございます。
 また、先般チラシ、御案内等を置かせていただきまして、区のほうへぜひお問い合わせをくださいというような、チラシ、ポスター等の掲示の依頼をしてまいったところでございます。
岩永委員
 その方たちは何人になるんですか。
横山東地域担当課長
 現在把握しているところで24名でございます。
委員長
 他にございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 他に質疑がなければ、質疑を終結いたします。
 次に、総務委員会に申し送る意見を受けたいと思います。意見はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 意見がなければ、当委員会としては、第38号議案、平成20年度中野区一般会計補正予算(関係分)につきましては、意見なしとして総務委員会に申し送りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定します。
 以上で、第38号議案、平成20年度中野区一般会計補正予算(関係分)の審査を終了いたします。
 以上で予定した日程は終了いたしますが、委員、理事者から何か発言はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本日の区民委員会を散会します。

(午後2時17分)