中野区議会区民委員会〔令和7年6月11日〕
区民委員会会議記録
○開会日 令和7年6月11日
○場所 中野区議会第2委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後3時59分
○出席委員(8名)
甲田 ゆり子委員長
武田 やよい副委員長
日野 たかし委員
いのつめ 正太委員
内野 大三郎委員
杉山 司委員
高橋 かずちか委員
むとう 有子委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
区民部長、窓口サービス担当部長 高橋 昭彦
文化・産業振興担当部長 高村 和哉
区民部区民サービス課長、区民部窓口サービス担当課長 小堺 充
区民部戸籍住民課長 白井 亮
区民部税務課長 栗栖 康幸
区民部保険医療課長 宮脇 正治
区民部産業振興課長 国分 雄樹
区民部文化振興・多文化共生推進課長 冨士縄 篤
環境部長 浅川 靖
環境部環境課長 伊東 知秀
環境部ごみゼロ推進課長 鈴木 康正
清掃事務所長 秦 友洋
○事務局職員
書記 北村 勇人
書記 梅田 絵里子
○委員長署名
審査日程
○意見書の案文調製
○所管事項の報告
1 文化芸術・産業振興等の行政・地域情報の発信及びコミュニティ形成に係る連携協定の締結について(産業振興課、文化振興・多文化共生推進課)
2 文化施設指定管理者の募集について(文化振興・多文化共生推進課)
3 旧中野刑務所正門の移築・修復工事の進捗状況等について(文化振興・多文化共生推進課)
4 中野区におけるアニメ事業の展開について(文化振興・多文化共生推進課)
5 中野区一般廃棄物処理基本計画の改定に伴う基礎調査の実施結果について(ごみゼロ推進課)
6 議会の委任に基づく専決処分について(清掃事務所)
7 その他
(1)子どもエコ講座について(環境課)
○所管事務継続調査について
○その他
委員長
定足数に達しましたので、区民委員会を開会いたします。
(午後1時00分)
初めに、本日は議会広報番組再編集のため、撮影事業者が当委員会の様子を撮影しますので、御承知おきください。
次に、本日の審査日程ですが、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
なお、審査は5時を目途に進め、3時頃に休憩を取りたいと思いますので、御協力をお願いいたします。
それでは、議事に入ります。
初めに、前回の委員会で第30号陳情が採択されたことに伴う意見書の案文調製を行います。
委員会を暫時休憩いたします。
(午後1時00分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後1時04分)
「特定商取引法の見直しと抜本的な改正を求める意見書」の案文は、休憩中に確認したとおりとし、提案者は委員長の甲田、武田副委員長、日野委員、いのつめ委員、内野委員、杉山委員、高橋委員、むとう委員、提案者代表は委員長と確認したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
以上で意見書の案文調製について終了いたします。
次に、昨日に引き続き所管事項の報告を受けたいと思います。
初めに、1番、文化芸術・産業振興等の行政・地域情報の発信及びコミュニティ形成に係る連携協定の締結についての報告を求めます。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
それでは、文化芸術・産業振興等の行政・地域情報の発信及びコミュニティ形成に係る連携協定の締結について御報告いたします。(資料2)
このたび中野区とPIAZZA株式会社は、文化芸術及び産業振興を中心といたしました情報発信と、これらに関するコミュニティ形成について連携協定を締結することといたしましたので御報告するものでございます。
まず1番、協定を結ぶこととなった経緯でございます。このPIAZZA株式会社というものは、ビジコン中野2024において、生成AIを活用したイベントの可視化により地域を活性化すると、このようなことを提案いたしまして最優秀賞を受賞した会社でございます。具体的には、生成AIを活用したイベントデータベースを構築できるといったもので、操作性の高いコミュニティアプリというものでありまして、これによりまして投稿の訪問回数などのレポート、分析なども可能なものでございます。他方、中野区においては、文化芸術情報の発信力であったり、産業の面でいいますと、短時間勤務を含めた雇用等のマッチングというものに課題がありまして、それらにつきましては十分な対応ができていないというような状況にございます。PIAZZA株式会社の提案は、これらの課題への対応に有効であるとともに、さらに、その先のコミュニティ形成につながるといったようなものであることから、連携協定を締結して取組を進めていくということとなったものでございます。
2番、目的でございます。先ほどのところとちょっと重複するんですけども、そういったコミュニティアプリの活用を通じまして、文化芸術及び産業振興を中心とした情報発信を強化するとともに、住民同士のコミュニティ形成の促進を図りまして、中野区の基本構想にあります「つながる・はじまる・なかの」の実現に資することを目的とするものでございます。
3、主な連携の内容でございます。まず初めに、文化芸術・産業振興を中心といたしました行政・地域情報の発信に関すること、もう一つは、それらの行政・地域情報の発信に関連しまして、住民同士のコミュニティの形成に関することであります。なお、協定の締結に基づきましてコミュニティアプリを利用することになっていきますけども、これに当たりましては、中野区と利用者の費用負担は原則なしといったところでございます。
4、コミュニティアプリの活用の想定でございます。まず1番といたしまして、中野区が実施する文化芸術及び産業振興を中心とした事業ですとかイベントに関する投稿のほか、文化施設指定管理者、区内団体、個人、商店街等の様々な主体によりますイベント情報の投稿を促すことで、中野で実施されるイベント情報の訴求性を高めるといったところでございます。二つ目といたしましては、区内団体・個人による文化芸術や学びに関するサークル・教室・講座・指導者情報の投稿を促しまして、受講希望者とのマッチングを図るといったところでございます。三つ目といたしましては、中野区主催または中野区に関連のある商店街のイベントなどのボランティア募集情報や、中小企業によります求人情報の投稿によりまして、人材のマッチングを図るといったところでございます。四つ目といたしましては、区民同士による不用品の譲り合い機能といったものを活用いたしまして、不用品のリユースにつなげることで、環境への意識向上とごみ減量を図るといったところでございます。五つ目は、投稿内容に対する区民等の反応を分析しながら、今後の事業ですとかイベントの企画の参考にしていくということでございます。六つ目といたしまして、これらの運用状況を踏まえながら、当コミュニティアプリのさらなる活用について検討していくといったところでございます。
5番目、今後の予定でございます。令和7年6月中旬から連携協定の締結をやっていく予定でして、7月下旬以降、コミュニティアプリの中野エリアの開設と、アプリの活用に向けた周知を図っていくということで進めていく予定でございます。
御報告は以上となります。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
いのつめ委員
御説明ありがとうございます。まず確認なんですけど、御報告の中でいろいろとできることがあって、非常に面白そうな、関心深いものであるということは分かったんですけど、そもそもこのコミュニティアプリというものは何なのか、いまいちつかみかねていて、いわゆるプラットフォーム的なものなのか、それとも、それぞれの人が使うツールのようなものなのか、イメージがあれば教えてください。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
このアプリですけども、名称は「PIAZZA」というアプリになるんですけども、その中で行政がそこに登録をして、そこから情報発信したりですとか、あと、住民同士がその中で双方向のやり取りをしたり、あと、内容としまして譲り合い機能というところも含まれていまして、そのようなものを活用して住民同士のコミュニティ形成を図るといったような、プラットフォーム的なというんですかね、そういったものになるのかなというふうに認識しているところでございます。
いのつめ委員
じゃあ、既存のプラットフォームみたいなところがあって、そこに中野が参加というか、中野のエリアをつくるみたいなイメージということですよね。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
委員御案内のとおりでございます。
いのつめ委員
分かりました。既に報告の中で目的といった部分も書いていただいていると思うんですけど、要は既存のプラットフォーム中に中野のエリアをつくって、その中で住民の方々に参加してもらって、それがいわゆるコミュニティ形成ということが図られるということだと思うんですけど、いわゆるターゲットというか、もう区民全般になるんですか、それとも、何か突出してメインでターゲットとするところはありますか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
基本的には区民全てになろうかと思いますが、他の自治体とか他区でもう導入しているところがありまして、そういったところのデータによりますと、やはり子育て世代とか30代・40代の方の利用、そこの反響というものが大きいというふうになっていますので、そういった世代ですとか、そういったところに対するアピール、訴求性はあるのかなというふうに考えてございます。
いのつめ委員
分かりました。ありがとうございます。要は、このプラットフォーム上で、活用の想定のところから分かるとおり、かなりいろいろなことができて、それが一つのプラットフォームの中に集約されていて、様々な方が参加されて、それぞれのやりたいことというか、実現したいことに参加していくようなイメージなのかなと思うんですけど、1か所、ほかのところはイベントの告知をして、それに参加したりとか参加しないとかとあるんですけど、4の想定の(3)で、「中小企業による求人情報の投稿により人材のマッチングを図る」という。課題感のところで、短時間勤務を含めた雇用等のマッチングが課題というふうにあるので、それへの解決手段としてという話だと思うんですけど、これは、今他区の事例というふうに、ほかで導入されているところがあるとおっしゃったと思うんですけど、この中小企業による求人情報を出して、そこに参加した人材をマッチングしてという雇用の助けになるようなものが実例としてあるんですかね。
国分区民部産業振興課長
他区の事例ですと、例えばイベントのボランティアの募集とかでマッチングなど多々あるところなんですけども、求人のほうでマッチングが図られる仕組みというのは珍しいものかと認識してございます。
いのつめ委員
そうですね。ボランティアとかだと、そこまではいわゆるコミュニティアプリというものの範疇だと思うんですけど、結構雇用というか、求人情報を出してマッチングするというのはかなり高度かなというふうに思うんですけど、これは現実的に実現できそうということでよろしいですか。
国分区民部産業振興課長
全くないわけではなくて、他自治体でも事例としてはあるというところと、あと、まずはちょっとスモールスタートみたいな形をイメージしておりまして、短時間の、隙間時間じゃないですけども、そういったところの求人情報とかを出してマッチングにつなげることなどを想定しておりまして、そんな形で始めてみて、いろいろと課題とか考えていきたいと思っております。
いのつめ委員
分かりました。数ある活用方法の中の一つとして、まずはスモールスタートでということで理解しました。
最後になんですけど、ここの経緯のところを見てみると、生成AIを活用したイベントデータベースが構築できるといったことで、ただ、ここまでのできることとか実現できることを見ていると、生成AI特有でできるようになるようなことというのが、ぱっと見何か見当たらないような感じがしていて、生成AIを使った特有の、何かできるようになることとかあるんですか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
ちょっとこの記述からは分かりづらいというか、直接的な言い方はしていないんですけども、区からの行政情報の発信というところで、そこの絞り込みみたいなところは生成AIで、例えばホームページのお知らせ情報、新着情報に載っている情報を、文化芸術とか産業の振興に絞った形でそれを吸い上げるといいますか、集約して、こちらのアプリにその情報を載せていくみたいなところで、生成AIの活用が図られるというふうに認識しているところでございます。
いのつめ委員
情報を行政から発信する際にということですよね。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
こちらから発信したい情報があるとします。そのときにその情報を、要は人の手作業で仕分をするのではなくて、ある種そこでこういう条件に基づいて集積してください、発信してくださいということでやると、1回吸い上げたものをアプリでイベントデータベースを構築して、アプリのほうで情報発信できるといったところで生成AIが活用されるというふうに認識しております。
いのつめ委員
発信のところで使えるというのは分かりました。逆に言うと、要はこれ、コミュニティアプリなので、住民の方が参加されるわけですよね、プラットフォームに。そうなると、要は意見を発信するだけじゃなくて、受けることもできると思うんです。生成AIは、情報があってどれを出すのかという判断も、おっしゃるとおりできるんですけど、どっちかというと、意見を集めるほうが得意なんじゃないかなと思っていて、要は、せっかくプラットフォームがあって多くの方が参加されるのであれば、何か意見を聞く際にも、いわゆる生成AIの機能みたいなのを使えたら面白いかなと思うんですが、そういうことはできるんですか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
その辺りも、使ってみてどういったところでそういうものがさらに有効的に、今後の取組の検証のところも大事だと思うんですけども、そういったところでそういったAIを使えるのかどうかにつきましてもこの中で検証していきながら、よりよい使い方になっていくように図っていければなというのが今回の趣旨でございます。
高橋委員
私も生成AIのイメージがちょっと分からなかったんですけど、今の説明で大体イメージというか、その辺は分かりました。生成AIというところでの可能性が広がっていくという意味では、今いのつめ委員の御指摘もありましたけども、多方面での、区政業務の全般に使えるような形もぜひ展開していただきたいと思います。
お聞きしたかったのは、私もちょっと気になっていたのが、経緯のところで雇用等のマッチングというのがあって、裏面の(2)では中小企業の人材マッチングということで、説明によると、プラットフォームによる形での情報データベースを整理していく中での、キャッチボールのようなマッチングというところだと思うんですけど、いわゆる人材バンク的な、向こうがそういう人材データのストックを持っているということじゃなくて、あくまでもプラットフォームの中でのやり取りでマッチングさせるということで、人材雇用につなげるということでよろしいんですよね。
国分区民部産業振興課長
委員御案内のとおりでございます。
高橋委員
その際、雇用云々は別として、ほかのこともそうなんですけど、区が協定を結んで展開をしていくという中で、具体的にはこのツールというか、コミュニティアプリと区民がやり取りをしていくという中で、個人情報の問題とか、何かトラブルが起きたときの責任の所在については、区はどういう見解を持っているんですか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
そういった投稿とかにつきましては、一定のルールづくりみたいなところも多分必要だろうというふうに考えております。また、例えば、ここにある譲り合い機能の利用ですとかイベントへの参加、こういうマッチングなんかにつきましても、基本的には個人同士のやり取りですので自己責任という形が、まずはそこを貫くものにはなっていくと思いますが、多分投稿内容につきましては、一定のルールは必要なのかなというふうに認識しているところでございます。
高橋委員
ただ、そうはいっても、区が協定を結んで展開していくとなると、一般の区民の方からすると、中野区がやっているというような、そういうイメージに取られかねないと思うので、トラブルについて、例えば偽情報じゃないけども、そういうところへの対応とか、きちっと区としての理論武装と言うと変ですけども、きちっとその辺、誤解のないような形を取れるようにしていただきたい。これは要望にしておきますので。
それと、もう一つ、区と利用者の利用負担は原則なしとなっていて、それは原則なしでよろしいかと思うんですけど、原則というと、大体アプリというのは、入り口は全部フリーなんですけど、中で動いていくと課金があったり、そういう形になったときのトラブルというのがちょっと心配なんですけど、これ、サイトのほうは広告とかがばんばんあって、その中で活用していくということで向こうは収益を得ていくからフリーということなんですか。そうした場合の、深く入っていったときの課金とか、その辺というのもきちっと整理しておいたほうがよろしいかなと思うんですけど、その辺はいかがでしょうか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
基本的にこのアプリにつきましては、エリアマネジメントとか、企業等から一定の費用をもらうと。広告で費用をもらって、そこで稼いで、それをこのアプリの運営に使っているというようなビジネスモデルですので、そういったところで、使っていく上での課金とかというところはないというふうに認識しているところでございます。
高橋委員
じゃあ、このプラットフォームの中で中野区エリア限定版みたいなイメージで、そこで賛同する方々の協賛であったり、いろんな収入はそちらで取っておいて、課金、いわゆるアプリを一般の区民が利用する場合は、その辺はないということでよろしいんですね。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
委員御案内のとおりでございます。
日野委員
3番の主な連携内容のところに、「文化芸術及び産業振興を中心とした行政・地域情報の発信に関すること」とあります。まずは、行政として、区として情報発信をする場合というのは、これは文化芸術・産業振興に絞ったものだけになるのか。その辺の情報というのは、どういうものを区からは投げられるようになるのか教えてください。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
今回、まさにそういった文化芸術とか産業振興の情報発信といったところが弱いといったことを捉えまして、このアプリでまずそこを、ちょっと検証を含めて導入してみようと、連携を結んでやってみようといったところが趣旨でございますので、例えば、これまで区のホームページだったり、指定管理者のホームページだったり、また、「ないせす」とか、そういった区の発行物、そういったところから出していた情報を、こちらでも流していくといったことを今のところは想定しているところでございます。
日野委員
今おっしゃっていただいたようなところと並行して、こちらのアプリでも情報を流すと。ほかにもためまっぷとかがあって、これはまた用途が違うのかもしれないんですけど、そこの情報も重なったりするということはあるんでしょうか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
一部あろうかと思います、そういう意味では。あそこには文化芸術の情報も流しておりますので、あちらで流している情報もこちらで流す。要するに、いろんなクロスメディアで流していくような感じになるのかと思っています。
日野委員
そうすると、いろんな媒体というか、いろんなアプリだったり、ウェブサービスを使って情報を流していくと。一方で、4番、コミュニティアプリの活用の裏面の(2)には、区内団体・個人による文化芸術や学びに関するサークル・教室・講座・指導者情報の投稿等とあるんですけど、これは、区民の方の場合は、団体に限らず個人でも情報を発信することができるという認識でよろしいですか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
委員おっしゃるとおりでございまして、ここで想定しているのは、例えば今、文化施設、文化のところでやっています、学び場ステーションとかをやっている内容がございますけども、なかなか認知度が低く、使われている状況も芳しくないということがありますので、そういった文化芸術とか学びに関する情報をこのアプリ上に流していくことで、そういったマッチングというんですかね、そういうものの促進が図れればというふうに考えているものがございます。
日野委員
個人とかで情報発信する場合に、利用の規制とか、要は、こういうことに限ったものだけにしてくださいとか、利用の規約、規制というか、そういったものは何か設けられるのでしょうか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
一定こういう情報を、学び場ステーションとかでやっているような、指導者情報を流してくださいといったようなところでの規制といいますか、ルールづけは必要なのかなというふうに考えてございます。
日野委員
そういう情報を流すのは、今のイメージではこの文化芸術とか産業振興とか、そういったものを想定しているということですよね。一方で、リユース等をするための個人の物品のやり取りとか、そういうこともあるということは、利用される方は、文化芸術とか産業振興とかに限らず、もう少し幅広い人が利用するということも想定されるわけですよね。そうした場合に、今後利用者がどんどん増えてきたとなった場合に、文化芸術・産業振興だけに絞らずに、いろんな分野のものを載せていくということは考えていらっしゃるんでしょうか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
今回、あくまで文化芸術と産業に絞ったと。スモールスタートで、そういった検証を含めてやってみようといったところがスタートでございまして、ここの裏面の(6)のところにありますとおり、今回の運用状況を踏まえながら、このアプリのさらなる活用、どういった分野でさらに活用ができるかといったところを検討していきたいというふうに考えてございます。
日野委員
区民が便利になること、いろんな情報を得られるようになること、また、区のほうから発信ができるというところでは、いいものは使っていただきたいというのがある一方で、今既にあるためまっぷだったり、中野のLINEであったり、いろんな媒体を皆さんに使ってくださいねとやってきていて、例えば、以前は「なかのEYE」みたいなものもやっていたけども、一旦閉じてしまったというか、使われなくなったということもあるので、使う側、利用者側にとっては、複数あるよりも、ある程度絞られたもののほうがいいんじゃないかなという側面もあるんじゃないかなというふうにも思っています。なので、今後利用者がどの程度増えていくのか、利便性がどうなのかというのを検証しながらになると思うんですけども、そういった複数というのを一つに絞るとか、そういったことも検討する必要もあるのかなと思うんですけど、その辺はいかがでしょうか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
複数の、今ためまっぷですとか、いろいろある状況でございますけど、すみ分けも可能なのかなというふうに思っています。なぜかといいますと、やはりライフスタイルですとか、見ているメディアの違いですとか、そういったところも個人個人によって違いますので、今回、一応区民全体を対象としたサービスではございますが、より子育て世代ですとか、30代・40代の世代に多く、他区とか他の自治体の状況を見ますと、そういったところにも使われているということでございますので、そういったところを踏まえた、それぞれの強みを生かした発信ですとか、区民への情報を踏まえた訴求みたいなところが図られればいいのかなというふうに考えているところでございます。
日野委員
今の、例えば子育て世代の方の話を聞いたときに、こんなのがあるのを知らなかったというのをよく聞くんですよ。つい最近も、今日もそういう話が出ていて、やっぱりこういうものがあるよという周知も大事ですし、どういったことに便利なのかというのをよく知ってもらう必要もあると思いますので、その周知の仕方だったり、利便性の訴え方というのをよくよく検討していただいて、その辺を工夫してやっていただきたいと思いますので、これ、要望にしておきますのでよろしくお願いします。
杉山委員
まず確認ですけども、これ、連携協定ですよね。要はPIAZZA株式会社のサービスを中野区が、PIAZZA株式会社のサービス、地域にとってなかなかいいじゃんということで連携協定するというイメージだと思うんですけども、中野区としてこの外のサービスを、能動的に自分たちからがんがん情報を入れて使っていこうというわけじゃないですよね。確認です。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
今回のPIAZZA会社のアプリの活用といいますのは、文化芸術の情報ですとか産業のところに絞ってまずはやっていくと。そういう情報を出して訴求力を高めるといったところがあります。あとは、このアプリの機能の一つである、住民同士の交流を踏まえたコミュニティ形成みたいなところに資するといったところを目的として、今回これを導入するに当たって協定を結ぶといったような運びとなったものでございます。
杉山委員
ビジコンを見ていたんですよ、私も。PIAZZA株式会社のサービスは、地域活性とか産業振興とか、そういうところに重きを置いているサービス。それを、AIを使って情報をクロールして、そして、適切なところに情報発信するという形のエンジンなんですよね。今、日野委員の質問にありましたけども、AIを使って文化芸術に今特化しています、それは、文化芸術の情報をAIでクロールしてこいというプロンプトを投げて入れていると思うんですよ。そういうことだと思うんですよ。要は、広げられるけど、ここで使ってみよう、まず文化芸術を中心に情報を拾っていこう、そういう意図でエンジンに指示を投げていく。それで、エンジンのほうが情報発信したり、そこにぶら下がっているユーザー同士が自由に、中野区を介さないで、CtoCでやり取りをしていく。そういうニュアンスの使い方を想定されているんですよね。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
委員おっしゃるとおりでございます。
杉山委員
なので、今回中野区は、このPIAZZAを自分たちのサーバに入れて独自で作っていくとかじゃなくて、外部のサービスを皆さんに、こういうサービスもあるからもっと使ってくださいねと。情報発信に関しては、文化芸術・産業振興に特化した形で情報を集めていく。だから、ためまっぷからも拾ってくる。中小企業が出している情報も拾ってくる。AIが拾ってきて、そこから、ここに来ればその情報が載っています、それが結果マッチングにつながるとか、そういう効果を見ていますと。そういう内容なんですよね。確認です。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
委員おっしゃるとおりです。
杉山委員
なので、前あった「ぐっJOBなかの」とか、そういう機能をここに載せているとか、そういうわけじゃなくて、あらゆる情報から生み出されるかもしれない、裏面にあるような効果、ここは「図る」と書いてありますけど、効果だと思うので、要は受講希望者とのマッチングが生まれるかもしれない効果、人材がマッチングされるかもしれない効果、それを期待してここと提携するという理解といたしました。
過去に、2018年に「マチマチ」というサービスを中野区は、田中区長のときに連携協定していると思います。これは同じような地域のものだったんですが、その「マチマチ」に関しては、中野区は能動的になって結構データを入れていかないとできなかったんだけども、今回に関しては、ある指示をしたらAIががーっとやってくれるということで、手間はかからなくて効果があるかもしれないということで、期待しているサービスであるというのを私も理解しました。将来、私も一般質問で言いましたけども、ナカペイ、今スマートウェルネスシティで健幸ポイントがたまるとかありますけども、ここにボランティア募集とかあるんですね。ボランティアをしたらポイントがたまるとかなったらいいなと個人的には思って、一般質問で言っているんですけども、このPIAZZA株式会社とナカペイの連携とか、インターフェースをちょっと公開し合って何かやるとか、そういうことまでも考えたほうが、私はいいんじゃないかなと思うんですけど、いかがですか。
国分区民部産業振興課長
将来的にはそういった活用もできるかなというふうには考えておりまして、そういったことも検討していきたいのと、あと、ボランティアのときにコミュニティポイントみたいな話は、まさにナカペイのプラットフォームを使ってできるかと思いますので、PIAZZAで募集したイベントの手伝いだとか、ボランティアに対してそういったポイントを付与するといったことも可能かと考えております。
むとう委員
裏面のところで、3番で、中小企業による求人情報の投稿により人材のマッチングを図るみたいなことも書かれているんですけども、これは、求人情報を載せてもいい中小企業に対する、何かチェック機能というのはどういうふうに果たされるのか。今どきちょっと隙間バイトで、いい部分ももちろんあって、うまく利用し合えていい部分があることも知っているんだけれども、やっぱり報道を見ていると、あら、ちょっと怖い部分もあるんだなというふうに思う面もあるので、そこはどういうふうにされていくんでしょうか。
国分区民部産業振興課長
その運用面については、今まさに検討しているところでございまして、例えば事前登録制にして、区の登録を受けたところだけ求人情報を発信できるようにするのか、もしくは、求人情報を発信する際に、区がそこで審査というかチェックをして、オーケーとなれば発信できるようにするのかなど、様々運用方法は考えられると思いますので、そういった形で何らか区が関わる形でやっていきたいと考えております。
むとう委員
そこはしっかりやっていただきたいというふうに思うことと、つい最近の新聞で私がびっくりした隙間バイトなんですけれども、保育園で、中野区でも残念ながら不適切な保育があったということが問題になっていますけれども、今どこでも民間の保育園で保育士さん不足ということもあって、急遽休まれて困ってしまってこういう隙間バイトで人材を、何の履歴書の確認もないまま雇ってというのはすごく怖いなみたいなことが報道されていて、そういった募集内容もしっかりとチェックしていただかないと、区として、一応区が絡む以上、応募する側も安心感は何となく持つし、自己責任ですよといいつつも、区が絡んでいるならこの会社は大丈夫かなと思うことと、また逆に、それを利用して、区が関わっているところだからきっと信頼を得られるだろうと思って、ちょっと悪意のある逆パターンというのもあるかと思うので、そこがすごく心配になるんだけれども、その辺しっかり心して、やるからにはちゃんとやっていただきたいというふうに思いますが、その点はどうなんでしょうか。
国分区民部産業振興課長
本日頂いた御意見を踏まえて、しっかりそういったチェックができるような運用体制を考えていきたいと思っております。
むとう委員
そこはしっかりとお願いしまして、次の4番なんですけれども、これも本当にいいことだとは思うんですけれども、ごみゼロ推進課がやっているようなこととの重複があるので、連携はその辺どういうふうに、まあ、今後の検討なのかもしれないんだけれども、うまいこと、リサイクル展示室がかつてのようには動いていないところがあって、区民にとっては不便になったという苦情のほうが多いし、古着に関して課長自ら区役所の1階で区民に譲っていたりする場面も見ていて、こういう仕事まで課長がやるのはちょっと人材的にもったいないじゃないかというふうにも思ったりしているので、こういう形でうまくいけば、もっと区民にとっても喜ばれると思うんですけれども、その辺の連携はどうされていくんでしょうか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
今般、先ほどの答弁と重複するんですが、スモールスタートで文化芸術とか産業振興のところを中心にと言いましたけども、このアプリの中にそういった機能があるということで、こちらからごみゼロ推進課のほうに、こういうのがあるんだけどということで打診しまして、ぜひそういうのを検討していきたいという話があったので、今回一緒にここに入れてやるといったような形でやることになりました。ですので、今後はさらにこのアプリの使い方ですとかやり方なんかにつきましては連携しながら構築して、導入が図られればいいのかなというふうに考えてございます。
むとう委員
そうすると、リサイクル展示室に集まった古着なども、逆に区のほうがこちらに載せていくみたいなことがあるんでしょうか。
鈴木環境部ごみゼロ推進課長
今現在につきましては、区のものをこちらのアプリに載せるということは考えてございませんで、基本的には個人同士のやり取りの場とさせていただく予定でございますので、その点につきましても区民部と共同しながら連携していきたいというふうに考えてございます。
むとう委員
個人個人ということではあるんだけれども、今本当にリサイクル展示室での古着、頻繁に、しょっちゅう自分で譲り受けることができていたのができなくなってしまったということで、区が何かのときに古着を持っていってやるみたいなことになっていて、回数が減っているので、そこの改善を図ってほしいなというのが区民からの御意見としてもあるので、もしこういうことをやるのであれば、これも、個人個人といいつつも何か活用する方法を、まあ、今後のことだと思うんだけれども、考えていってほしいなというふうに思うんですが、いかがですか。
鈴木環境部ごみゼロ推進課長
リユースにつきましては、今後このような、今みたいなアプリの、民間企業の活用も含めまして、ほかの民間企業でもフリマサービスというものもありますので、そういう視点も踏まえまして、区でどういうリユースができるかというところを検討していきたいと思っております。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、2番、文化施設指定管理者の募集についての報告を求めます。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
それでは、文化施設指定管理者の募集につきまして御報告させていただきます。(資料3)
中野区の文化3施設につきましては、令和8年3月末をもちまして、現行の指定管理者の指定期間が満了するものでございます。令和8年度から新たな指定管理者を選定するため、中野区公の施設に係る指定管理者の指定手続に関する条例に基づきまして、以下のとおり事業者を募集することといたします。
まず、対象施設ですが、こちら、もみじ山文化センター、野方区民ホール、なかの芸能小劇場の三つとなります。
2の指定期間でございますが、令和8年4月1日から令和13年3月31日までの5年間となります。
3、選定方式ですが、企画提案公募型の事業者選定方式によるものでございます。
4番、指定管理者が行う業務でございます。こちら、中野区の文化3施設を運営する指定管理者は、もみじ山文化の森施設条例及び中野区区民ホール及び芸能小劇場条例に基づきまして、施設の運営ですとか管理に関する業務、文化芸術及び学びに係る事業及び情報発信を実施するといった内容になってございます。今回の募集に当たりましては、アウトリーチをはじめとした魅力ある事業の企画・実施、中野区民や利用者にとって分かりやすく、即時性のある情報の発信、また、ニーズの把握・分析について特に提案を求めることといたしまして、この間、中野区で定めました中野区文化芸術振興基本方針ですとか、次世代育成に資する文化・芸術の鑑賞・体験機会の充実策、こういったものに沿った取組を推進する事業者の選定を図っていく考えでございます。
5番、今後のスケジュールでございます。まず6月です。これからになりますけども、指定管理者候補者の公募を行っていきます。10月に指定管理者候補者の選定を行いまして、11月に区議会第4回定例会において指定管理者の指定に関する議案を提出していきたいと考えてございます。その指定の後、来年の4月から新たに選定いたしました指定管理者による業務を開始すると。このようなスケジュールで進めていく考えでございます。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
むとう委員
ちょっと教えてほしいんですけれども、今現在の指定管理者というのも、本来であれば指定期間は5年ごとだったんでしょうか。それが5年ごとに応募しても手が挙がらず、結局今の方が長い結果になってしまったのはどういうことだったんでしょうか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
現指定管理者につきましては、長年といいますか、長くやってございますが、それは選定のときに、ちょっと個別にというか、具体的に何社応募があってということはちょっと把握してございませんが、応募はあったんですけども、今までの指定管理者が選定されて、結果としてずっとやってきているというような流れになってございます。初めからですので、約20年です。
むとう委員
それは、応募がなかったわけではなくて、その都度5年ごとに、だから、4回やったけれども、今の指定管理者が一番よい結果だったということで選定されてきたと思っていてよろしいんですか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
他の応募者に比べましていい審査結果だったというところで、指定されてきているという認識で間違いないかと思います。
むとう委員
しつこくて申し訳ないんだけど、過去4回、毎回1社だけではなかった、毎回複数社あったと思っていいんですか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
ちょっと個別に、何回のときには何社から応募があったかというのは具体的に覚えていませんが、少なくとも前回につきましては、現指定管理者を含めまして3社から応募があって、そのうち1社が辞退して、最終的に2社で、その中から1社選んでいるといったような流れになっていたというふうに認識しております。
むとう委員
結果的に、その都度厳しく選定した結果、同じところが20年続いたということなら致し方ないかというふうには思ったところではあるんですけれども、実は、評判としてはあまりよろしくなかった、区民の間では。申し訳ないんだけれども。せっかくの区有施設、文化施設をもうちょっと有効活用とか、有効利用ができたんじゃないかというところで、割と区民の方は、いいことはよくて当たり前で、何かちょっと気になるとよくない評判として言われてしまうから、どうしても悪い評判のほうが勝ってしまうというところは致し方ない状況かとは思うんですけれども、割とそういう状況にあったかなというふうに、私も区民の方から聞いていて思っていたところではあります。取りあえず同じところが、正しい選定方法をやりながらも結果的に長くなってしまったということで、致し方なかったということではあるんですけれども、またそこがいい提案をなされれば、またそこということになってしまうのかもしれないんですけれども、やはり長く同じところが独占しているということの弊害も見えてきているのではないかというふうに思うわけです。今度のこの公募だって自由に手を挙げられるわけですから、今のところが手を挙げるかもしれないわけですよね。そこはまだ分からないにせよ、挙げるかもしれないわけだけれども、区として今回選定する中で、やはり長くやってきたところの弊害みたいなところは加味されるおつもりはあるんでしょうか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
ここにもありますとおり、今回の募集に当たっては、そういった指定管理者の問題といいますか、文化芸術に関する課題みたいなところを捉えて、特にそこに関して提案を求めたり、より幅広く応募してもらえるような提案ですとか審査の方法、こういったものを工夫しまして、選定手続をしていければというふうに考えてございます。
むとう委員
じゃあ、4番のところの4行目に、「今回の募集にあたっては……」とずらずら書かれているので、これがこれまでの募集にはなかった新たな指定管理者に求める応募の内容だということでよろしいんでしょうか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
少なくとも前回の指定から今回の公募に当たりまして、この間いろいろ中野区を取り巻く文化芸術に係る状況とかにつきましても、ここにあります基本方針を定めたり、新たに次世代育成に資する文化・芸術の鑑賞とか体験の機会の充実策、こういったものを講じてきておりまして、そういった課題を解消するためのいろいろな取組、こういったものを加味した提案ですとか、あと、そういったことができる事業者に手を挙げてもらいたいというふうに感じておりますので、前はそれができていなかったかどうかというのは、ちょっと私、詳しくは把握していないところですが、少なくとも今ある現状からさらに、今こういった中野駅周辺もいろいろ変わってきてございますし、そういったところを踏まえた提案内容というか、募集内容にはしていきたいというふうに考えているところでございます。
むとう委員
正しい選定をやってきたとはいえ、同じところが20年ということで、弊害があるように私は感じるんですけれども、その点については、区のほうとしては、弊害があったというふうには思われていないんでしょうか
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
弊害といいますか、やはり長くやってきたところで、なかなか新しい発想ですとか、そういったところというのはなかなか生まれづらい環境になっていくのかなというふうには認識しているところでありまして、私たちも、特に私が来た以降はいろいろ指定管理者とも協議を密に進めて、やはりより区民等に訴求力のある事業展開ですとか、そういったことについて協議を重ねてきたというふうに認識しているところでございますが、やはりそういう長年やってきたところで、新たな部分というところはなかなか入りづらくなっているのかなという認識はございます。
むとう委員
今回公募するに当たって、例えば、一応指定期間は5年間ということではあるんだけれども、過去に、例えば指定期間、2回、10年以上やったところは応募できませんとか、20年以上やったところは応募できませんとか、そういう制約は今回の募集についてはつけないんでしょうか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
公募に当たって、やはり原則公平性ですとか求められますので、そこを何年やってきたから応募できないといったような条件をつけることはなかなか難しいのかなと考えております。
むとう委員
それは法的に難しいということなんですか。公募の際に、長くやって、長いからこそいい部分も、もしかしたらあるかもしれないんだけれども、よりよく施設などのことについては熟知しているということで、駄目な部分だけではないというふうに思うんだけれども、やっぱり一つのところが長くというのは、私はどこか、いかがなものかというふうに思う部分のほうが大きくあるもので、例えば制約をつけるみたいな、何年以上この指定管理を行ったところは、何回までは応募できるけれども、何回目は駄目だとかみたいなことの制約というのは、法的に問題があってできないんですか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
この公の施設の指定管理者制度の趣旨というものを踏まえますと、なかなかそういったところからの制約、別に、今、委員もおっしゃったとおり、長くやってきたから駄目ということではないというふうに思っています。ですので、応募するのはまず自由です。そういう意味で、なかなかそういう制約というか、条件をつけての公募は難しいというふうに認識しているところでございます。
むとう委員
じゃあ、しようがないですね。最後、要望としては、きちんと今後の募集に当たって、区が改めて付加価値をつけた部分とかが十分達成できる、いい指定管理者に指定をしていただけるように、選定をしっかり厳しい目で公平に見ていただけるようによろしくお願いいたします。
高橋委員
御報告ありがとうございました。今後のスケジュールのところに書いてあるんですけど、公募という形で、今議論がありましたけども、募集するに当たっての要項みたいなものは当然あると思うんですけど、それについての内容は、今までとどこか違うとか、そういうところはあるんですか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
それにつきましては、今回公募に当たってといったところで、要は、これまでにない提案事項を求めているところとかもありますので、そういった意味で、これまでの要項とはちょっと違った要素も含まれての公募になろうかというふうに考えてございます。
高橋委員
それは、当委員会にお示しは……。普通、要項とかは一緒に添付して出るんじゃないかなと思ったんだけど、対比表じゃないけど、違うところを特筆したり、そういうのは出さないものなのか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
これまでも特にそういったものを出す性質のものではないと考えてございまして、要項とか公募に当たっての書類とか資料につきましては、公募の段階で公表するといったようなことになっているところでございます。
高橋委員
公募だから、公平性を保つために公募と同時に発表するということで、議会といえども委員会でオープンになってしまうから、それは出せないということですね。それは分かりました。
長きにわたってやるというのが、地域の事情とか勝手を知って、いい面も出てくるかと思うんだけども、むとう委員がおっしゃっていたように、なれ合いじゃないけども、言葉はちょっと適切じゃないかもしれないけど、世の中の流れが変わってきたり、駅周辺のそれぞれのアプローチについての地域事情も変わっていく中で、やっぱり新しい取組を、さっきも御担当は触れていましたけど、新しいものを取り入れていく、あるいは斬新な形でより区民のニーズに応えるとか、あるいは時代を先取りするとか、そういうことも必要だと思うんですよ。そういうところの取組をしていく中で、議会の質疑の中でもこの指定管理者についていろいろ疑義が出されたりしている、そういう質疑を拝見している中で、その辺はきちっと取り入れた上で要項をリニューアルして今回出すという認識でいてよろしいんですかね。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
委員おっしゃるとおりでございます。
高橋委員
選定を10月にするとあるんですけど、これ、選定する場合の委員のメンバーというか、誰がどういう形で選定するんですか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
内部の管理職を主体とした選定委員会を設けまして、その中で書類審査とヒアリング、こういったものを経まして選定するというような流れを考えてございます。
高橋委員
区の内部だけで選定委員を仕立ててやるということですか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
委員おっしゃるとおりでございます。
高橋委員
お手盛りじゃないか。何と言うんだろう。例えば、この対象3施設がありますけど、こういう公共施設だったり、区民ホールだったり、劇場だったり、そういういろんな運営とか、時代を先取りしたり、これからのトレンドを含めて、そういう知見のある人たちがそこに加わっていなくて、区の担当と。あなたはベテランでもう3年ぐらいやっていらっしゃるから、熟知されているのは分かるんだけど、チョイスをした区職員の中だけでやって的確な選定が、まあ、公平な選定はもちろん行政だからできるのかもしれないけど、時代に合った、先取りした、きちっとした選定ができるのかというのがちょっと心配なんです。心配というのは、職員のスキルを疑うという意味の心配じゃなくて、そういう外部の専門的な知見のある人を入れなくていいのかという心配があるんですけど、その辺はいかがでしょうか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
私自身は選定に加わることはできないので、所管ですので、私以外のところで、例えば今ですと、やっぱり子どもの体験ですとか、そういったところに資する視点ですとか、産業との連携ですとか、あと、サービス面とか、そういったところを加味して、管理職で構成する審査会を設置して、その中でそれぞれの専門性といいますか、それぞれの所管での課題感、そういったところを文化施設の施設運営・管理にどうやって生かしていけるかという視点で選定していくといったところで、そういう一定の専門性というものはその中で確保されているのかなというふうに考えてございます。
高橋委員
自身は所管だから選定委員にはならないという話があったんだけども、例えば芸術・文化担当の人はその選定委員には入らないんですか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
文化担当は入らないです。
高橋委員
芸術担当は。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
同じくでございます。
高橋委員
文化・芸術だからそうなんだろうけど、僕が言いたいのは、選定をしますと。例えば、これから親子でとか、そういうような形になると、いわゆる子育て、子ども関係の部署が選定委員になると今例示されたので、それはいいんだろうなと思うんですよ。だけど、例えば、なかのZEROの小ホールとか、例えば伝統和楽器とか、そういうものを使うときの運営とかで、いろんな、担当していなきゃ分からないことがあるじゃないですか。そういう専門的なそれぞれの団体の声を把握した上でオペレーションできないと、後でその辺のところに落ちが出てくるんじゃないのかなと思ったんですけど、その辺はどうなんですか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
委員おっしゃるとおり、そういった個別の利用の面を想定しての選定みたいなところも一つ重要といいますか、必要な視点かなと思いますけども、選定する段階ですと、もう少し大きな段階で、どういうふうな考え方を持って施設の管理運営をしていくのかだとか、もうちょっと大局的に見た選定になりますので、そういったところの、仮に事業者が代わるというふうになった場合には、そこがどういうふうにやっていたかとか、一定現業者からの引継ぎもあろうかと思います。あと、区との意見交換だとか、そういったところを踏まえて、そういった実態を踏まえた運営を実際の運営に反映していくような形になるかなというふうに思いますので、選定の段階では、ちょっと繰り返しになりますけども、もう少し大局的に、中野区の文化・芸術とか、大きな枠組みで見た選定、そういったことでやっていくという考えでございます。
高橋委員
それぞれの利用する団体の細かい利用勝手についてということは、それはもちろんそうなんだけど、そういうことじゃなくて、やはりそれぞれの団体に対する理解というか、そういうものをきちっと、歴史的なものであったり、それぞれ活動する、オーケストラであったり、管楽器であったり、あるいは伝統文化の楽器であったり、そういうところのきちっとした、そういう背景も含めた活動の実態であったり、そういうものをしっかりと把握していないと、それはふさわしくないんじゃないのかなという意味で聞いたんですけども、その辺はいかがでしょうか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
一定、そういった中野区の文化・芸術に関する前提ですとか現状ですとか、そういったところを捉えての運営管理になっていくというふうに認識しているので、そこに関しましては、選定の段階からといいますか、そういった前提に立った提案ですとか、応募してもらうものかなというふうに考えてございます。
高橋委員
最後にしますけど、単に施設運営とか、そういうことだけの視点じゃなくて、きちっとそうしたものへの理解というものをしっかりと反映できるように、決定した後の運営のこととか、そういうものにちゃんと理解を示すような形のものに展開していくように、これは要望にしておきますのでお願いいたします。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、3番、旧中野刑務所正門の移築・修復工事の進捗状況等についての報告を求めます。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
それでは、旧中野刑務所正門の移築・修復工事の進捗状況等について御報告いたします。(資料4)
まず、移築・修復工事の進捗でございます。まず、正門内部になりますが、こちらは、令和6年9月に、一時工事を停止して再開しました以降、正門の基礎の一体性を確保して、今後の揚屋・曳家の工程に耐え得るようにするために、既存のれんが及びコンクリートの基礎を鉄筋コンクリートで覆う補強工事というものを実施しました。正門につきましては、三つの部屋がというか、左右に部屋がありまして、中央は通路という形になってございますけども、そちらの補強基礎梁には、基礎の変形を防ぐための仮設の水平拘束部材といったものを設置いたしまして、その上に新たな床面を設けたと。ちょうどここの写真1になるようなところで床を設けたような状況にございます。また、建物自体の補強と一体性を確保するために鉄骨水平ブレースというものを用いまして、壁体の上部に設置しました。今後は、曳家の実施に備えて、れんがのひび割れの補修を行うというような状況にございます。
続きまして、正門周囲ほかでございます。こちら、曳家の経路と、あと曳家先につきましては、正門や曳家のレール等の荷重に耐え得るように、地耐力の弱い地表面から約2.5メートルの深さまで掘削をいたしまして、耐圧盤を設置しました。ちょうど写真2が、今正門がある位置から曳家先を見るような写真になってございますが、現状このような状況でございます。正門周囲につきましても掘削を行いまして、掘削した箇所に耐圧盤を打設しております。さらに、正門の東面・南面・西面には、耐圧盤の上に水平拘束鉛直ブレースを設置しております。ちょうどこれは、2ページ目にあります写真3のような状況になります。ですので、この鉛直ブレースや北面の山留の部材、補強基礎の間には、床下同様の水平拘束部材を設置いたしまして、4周から押さえるように固定しているといったような状況でございます。これにつきましては、基礎の変形ですとか水平方向への移動というものを防いでいると、そういう目的がございます。また、正門直下の掘削を行うのと同時に、仮受鋼材杭を設置し、現在は、簡単にいいますと、鋼材杭、くいのみで正門を支持している状況になります。これは写真4のところになります。
2番、今後の移築・修復工事等になります。こちらは、令和7年7月28日から8月5日までの期間で、正門の移動(曳家)を行う予定でございます。こちらの作業というか、工程につきましては、正門をジャッキアップしまして、仮受鋼材杭からコロ棒の上に組まれた移動装置の上を正門が移動していくといったようなものでございまして、油圧のジャッキで正門の東から押すことによって、西側へ移動させるといったような形になります。ちょうど図1・図2のような形。模式的に表したものはこのような形になります。正門の曳家後は、移動先におきまして建物自体の修復ですとか建具の復元、こういったものを行っていきます。また、正門のあった位置ですとか、その周りにつきましては、今耐圧盤等設置のために掘ってございますので、その耐圧盤自体の撤去ですとか埋め戻しを行った後に、平和の森小学校の新校舎整備工事に着手するという形になってございます。
3ページ目に移りまして、曳家公開見学会の実施と情報発信等についてでございます。この曳家の時期に合わせまして、3日間で約300人程度を想定いたしまして、区民等を対象にした公開見学会を実施することを考えてございます。日程ですとか実施の詳細につきましては、今後中野区報や区ホームページ等で周知するといったところで考えてございます。また、れんが造の建築物の曳家は、全国的にも非常に珍しい事例であることから、旧豊多摩監獄やその後の旧中野刑務所の歴史や背景といったものを含めまして、多くの人々に関心を持ってもらうきっかけになるというふうに考えてございます。このようなことから、今後の活用に向けた機運を高めていくため、曳家の様子について報道機関の取材による発信ですとか、中野区の公式チャンネルを活用した動画配信、こういったことを積極的に行っていきたいと考えてございます。あわせまして、そういった刑務所関連とかというところで、旧小菅刑務所庁舎をはじめとした関係文化財と連携した情報発信とか、その後の活用についても、そういった関連した文化財との連携を踏まえて検討していければというふうに考えてございます。
4、工事現場の仮囲いの活用です。現在、移築・修復工事を行っているこの矯正研修所の跡地の周囲には、仮囲いが設置されている状況でして、敷地の北側の仮囲いの一部を活用いたしまして、今年度中に正門に関する説明をするものですとか、子どもの絵を印刷したシートを貼付いたしまして、門に関する情報発信と、そういった文化芸術発信の場として活用していくといったことで考えてございます。なお、シートに印刷する子どもの絵につきましては、近隣の平和の森小学校ですとか中野中学校の児童・生徒の協力により制作していくようなことを予定してございます。
最後に、5番、今後の予定でございます。まず、7月下旬から8月上旬、こちらが正門の曳家、あわせて公開見学会を実施する予定です。11月末に移築工事が、曳家工事と曳家経路、こちらの工事が完了いたしまして、その後、移築先での門自体の修復に入っていくような形です。令和9年2月には、曳家後の工事、修復ですとか復元工事、こちらが完了いたしまして、3月末に記録・保存業務の完了、さらに、令和10年5月頃、正門の公開開始として今後予定しているところでございます。
報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
高橋委員
この保存、曳家に関するコストについては昨日聞いたのでいいんですけど、ちょっとお聞きしたいんですけど、この見学会のことについて、7月下旬から8月上旬に3日間ということ。これ、3日間の間に曳家をする準備の段取りをした様子を見学するんですか。それとも、まさに曳家をしているところを見学する。そういうことじゃないですよね。どっちですか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
実際曳家をやっている状況を見ていただこうというふうに考えてございます。
高橋委員
じゃ、その3日間の間にA点からB点ということで公開するということですね。
それと、曳家が終わって保存業務が終わって、正門の公開開始が令和10年5月ということですけども、ちょっと私、ちゃんと把握していなくて申し訳ないんですけど、どのように公開するかというのを、簡単でいいんですけど教えてください。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
公開の方法につきましては、どういった形で公開していくのか。ここが公園状に整備されて、そこにその門があるというような状況ですので、そこがどういった形で公開できるのか、あと、内部にどのようなものを展示してやるのかとか、公開の頻度をどうするのかとか、まさにそういったところにつきましては、これから鋭意検討していきたいというふうに考えてございます。
高橋委員
これ、5億円が11億円もかかるようになって、しかも、周りの防災関係とか足すとさらに10何億円という形だと思うんですね。これだけのコストがかかっているものなので、公開に当たってはきちっと、人が全然見に来ないとか、活用されていないということがないように、今検討中ということなので、ぜひ有効に公開をしていただくようによろしくお願いします。
杉山委員
2ページの2番の今後の移築で、7月28日から8月5日までの期間、これ、8日間なんですけども、112.8メートル動かすと、1日8時間稼働したとしたら、今計算したら、大体1時間で2メートルぐらい動くという、そういう感じですかね。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
すみません、1時間当たりどれくらい動くか。特に初日ですとか、初めというのは調整も必要なので、そういうふうにきっちり動くかというのは、ちょっと今のところ分からないところでありますけども、基本的には1日当たり15メートルから20メートルぐらいの距離を動くというようなことを聞いてございます。
杉山委員
112メートルを8日間だと、1日10何メートル、13、14メートル、15メートルぐらい。8掛ける15だと120だから、そうか。ですよね。だから、そのぐらいずつ動くということで、毎日止めて、朝作業して、夜止めてという、そういう同じような作業が続く中で、先ほど高橋委員が質問していましたけども、見学会をするというのは、やっぱり近くで見ると作業を止めてしまうわけでしょう。だから、作業の邪魔にならないようにかなり離れて見学する。結構300人程度というのはかなり、前回、動いていないやつを見るときには何千人とたしか来たと思うんですけども、今回300人でも作業しているところを見るとなると、やっぱりちょっと離れて見る。そういう感じで考えていらっしゃるんですか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
まさに工事をやっている最中ですので、そこは工事の邪魔にならないといいますか、工事の支障にならない範囲で見学を行ってもらうといったところを想定していて、今現在ですと、この裏側の門と、今ちょうど仮囲いがありますけど、その間に通路があるんですね。そこのところに入ってもらうようなことを想定しております。時間も区切って、1コマ例えば30人とか、人数を区切って、それを複数回繰り返すようなことで見学をしてもらうようなことを想定してございます。
杉山委員
先ほど高橋委員も質問されていた、今後の使い方とかがあると思うんですよ。300人呼ぶんだったらメディアとかも本当は呼んで、今後の使い方もちゃんとここで決めておいて、やっぱり外の人たちに、何だこれ、動いて、止まって、公開されるんだと。公開されたときに、将来的にはどういう、例えばVRで何か見られるとか、何かが展示されるとか、歴史のパネル展が定期的にあるとか、そういうことをちゃんと、企画がある程度進んでいないとメディアも呼べないのかなという考えはあるんですけど、でも、メディアを呼んだほうがいいと思うんですよ。その辺はお考えがあれば。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
ここにも記載があるんですけど、報道機関の取材による発信というものを考えてございまして、さらに、背景を含めた発信みたいなところも重要かなというふうに思ってございますので、報道機関への周知といいますか、お声がけみたいなところも併せてして、積極的に発信をしてもらって、そういう機運を高めていきたいというふうに考えてございます。
杉山委員
過去の経緯とか、この豊多摩監獄がどういうところだとか、それはもちろん報道機関に出すのは大事なので、それはやるんでしょうけども、その先というか、将来的にこの場所を中野区としてはどういうふうに運営をしていくのか、どういう方々に見に来ていただいて、中野区の文化・芸術にどういう形で寄与していくのかみたいなことも、ちゃんとリリースの中に書いていただけるように考えておいていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。要望で結構です。
武田委員
最後、3ページ、4番の工事の仮囲いの活用のことについてちょっとお伺いをしたいと思います。これ、当初説明会を2、3年ぐらい前にされたときに、仮囲いにやはり門の歴史とか説明とかをしてほしいというような御意見が区民の方からあったということを反映していただいたものだと思いますので、これは大変よかったなと思っています。この仮囲いが設置されている期間というのは、公開開始のぎりぎりのところまで、2、3年ぐらいはまだこの仮囲いが残るのか。どの辺まで仮囲いはあるものなんでしょうか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
ここはまだ小学校の工事もありますので、基本的には公開の前までは残っているという認識で、ある程度、まだ相当な期間残っているというんですかね、そういうふうな認識で、今回そのような活用ができるかなというふうに考えているところでございます。
武田委員
そうすると、今年度中に印刷したシートを貼付しというふうにあって、ざっと3年ぐらいはあるのかなと思うんですけれども、貼るシートの耐久性というのか、3年ぐらいある中で1回貼り替えをしなければ途中で見えなくなってしまうとか、そのようなことはなく、3年間だったら3年間はもつような感じのものを想定されているんでしょうか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
今回印刷するシートなんですけども、3年間もつかどうかというのはあるんですけど、比較的耐用年数が高いようなものに印刷するということを想定しておりまして、ちょっとその状況を見てということにはなるかと思うんですけども、一応今回耐久性の強いもので、また、剥がせるということもあるものなので、状況によっては再利用とか、そういったことも可能になるものなのかなというところで今検討しているところでございます。
武田委員
ありがとうございます。正門に関する説明は、長期間もったほうがいいのかなというところがある一方で、もう片側はお子さんたちの絵、平和の森小学校とか中野中学校の生徒さんの絵というところがあったので、例えば、これは学年が変わったタイミングで違うものを募集できるとか、貼れるとか、そういうようなことは検討できるんでしょうか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
ちょっと教育委員会とも相談というか連携しながらやっていきたいと思いますので、その辺り、また替えられるのかどうかとかも含めて今後検討していければというふうに思ってございます。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、4番、中野区におけるアニメ事業の展開についての報告を求めます。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
それでは、中野区におけるアニメ事業の展開につきまして御報告させていただきます。(資料5)
中野区は、シティプロモーションの一環といたしまして、アニメコンテンツ等を活用しました事業を、区内のアニメ関連企業ですとか東京商工会議所等と連携してこれまでも実施してきたところでございますけども、昨今のインバウンドの増加もありまして、これらへの期待というものはさらに高まっているものと認識しているところでございます。さらに、近年、駅周辺の開発などの進展に伴いまして、中野区にアニメ産業等で世界的にも有力な企業が集積しておりまして、国内最大級のアニメ生産地となっている現状がございます。こうした状況を踏まえまして、中野区では、アニメ産業等が中野の魅力として区内外にさらに認識され、来街者による地域経済の活性化や区民のシビックプライド醸成につながるための取組を一層進めていくということとしましたので、報告するものでございます。
まず初めに、「アニメでつながる中野実行委員会」の設立です。こちらにつきましては、アニメコンテンツ等を活用した事業を効果的に実施し、発信性を高めていくためには、地域の経済団体ですとか観光・運輸関係の企業、区内の大学等、区内のアニメ関連企業と中野区の産・学・官が参加し、連携するプラットフォームが必要であるというような認識の下、設立したといったところでございまして、令和7年5月7日に、ここにあります「アニメでつながる中野実行委員会」を設立したものでございます。構成員につきましては、別紙1のほうに掲げてございます、東京商工会議所中野支部をはじめとした、中野区の産・学・官の企業・団体と、オブザーバー参加企業といたしましてアニメ関連会社の5社が参加しているような実行委員会というふうになります。こちらの委員会では、インバウンドを含む来街者や中野区民を対象に、区内アニメ関連企業のアニメコンテンツを活用した事業の企画とか実施をしていくといったところで考えてございます。また、中野、杉並、豊島、東京商工会議所中野支部・杉並支部・豊島支部による実行委員会が実施しております、中野・杉並・豊島アニメ等地域ブランディング事業の企画内容や中野区の事業、こういった企画についても併せて検討していける実行委員会というふうに想定しているところでございます。
続きまして、2番、令和7年度、今年度の事業展開でございます。
まず初めに、アニメでつながる中野実行委員会の実施事業といたしまして、アの「中野チルナイトピクニック~夕涼みアニメシアター~」です。こちらは昨年が初回で実施してきてございますが、今年度は8月22日、23日、24日、この3日間で、中野四季の森公園を会場といたしまして、隣接するビルの壁面に区内アニメ関連企業が制作するアニメ映画を投影することを考えてございます。プロジェクションマッピングの技術を活用し、「都心で多くの人が一緒にくつろぐ」「ナイトエコノミーの活性化」という、中野らしい新たな価値観を提案するといったところを期待しているものでございます。夏休み期間中の実施でございますので、そういった時期に合わせまして、誰でも気軽に参加できる特別な体験機会を提供するとともに、子どもの権利の普及啓発を行うなど、親子で参加できるプログラムとして実施していく予定でございます。
もう一つ、イといたしまして、「(仮称)NAKANOミューラル・アニメロード」の整備事業でございます。千光前通りに設置されました配電地上機器、こちら、東京電力パワーグリッド株式会社が保有するものでございますが、歩道面に区内アニメ関連企業が制作するアニメコンテンツを描画(壁画)するといったところを考えてございます。描画作品につきましては、毎年度更新することで、中野の新たなアニメの名所として発信性を高めていくといったところを考えているところでございます。
裏面に移りまして、中野・杉並・豊島アニメ等地域ブランディング事業実行委員会による実施事業でございます。こちらにつきましては3区連携のアニメ事業でございますが、今年度につきましては、中野区では令和7年11月15日に、なかのZEROの西館のほぼ全施設にて実施します。小ホールをはじめとした施設を使用して実施することを想定しております。今のところの内容の想定ですけども、声優によるプラネタリウムの生解説ですとか、小ホールでのステージイベントのほか、展示スペースや学習室などを活用いたしまして、各施設の特性を生かしたイベントを実施する予定でございます。さらに、まちめぐりの要素を加えたクイズラリーなどを実施することで、回遊性を高めて地域経済の活性化、こちらへの貢献も図りたいというふうに考えてございます。
(3)といたしまして、中野区の実施事業でございます。区内アニメ関連企業が制作いたしますアニメコンテンツによるデザインマンホールを制作いたしまして、まずは中野四季の森公園周辺の区道に設置することを考えてございます。なお、デザインマンホールにつきましては、年度ごとに順次増設するということを考えているところでございます。
その他といたしまして、アニメコンテンツに関する情報発信や企画を、区役所1階のナカニワをはじめとした区有施設などを活用して適宜行っていくことを考えてございます。
3、今後の予定でございます。先ほどと重複になる部分がございますが、8月22日から24日、こちらが中野チルナイトピクニックの実施、11月15日が3区連携アニメ等地域ブランディング事業の実施、11月頃、NAKANOミューラル・アニメロードの完成を目指しているところでございます。さらに、来年の3月頃、デザインマンホールの完成といったことで、今年度は考えているところでございます。
御報告は以上となります。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
いのつめ委員
御報告ありがとうございます。2の(3)の中野区実施事業のところで、マンホールについて伺います。まず、設置が、現在想定されているのが中野四季の森公園周辺の区道とあります。この区道というのは歩道になりますか。車道じゃないですよね。ちょっと確認だけ。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
歩道になります。
いのつめ委員
分かりました。ありがとうございます。
あとは、これは年度ごとに順次増設というふうにありますよね。この増設というのは、中野四季の森公園周辺の区道というか、この範囲の中で増設をしていくのか、それとも、別エリアも含めて広げていくのか、どっちになりますか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
今回、四季の森公園周辺というところで実施させていただきますが、基本的には、来街者が多い中野駅周辺といったところを大きな枠として考えているところでございます。ほかのエリアにつきましては、中野駅周辺での実施状況を踏まえながら、実際どういったことができるのかというのは、実行委員会と連携しながら、範囲とか実施場所については今後検討していければなというふうに考えてございます。
いのつめ委員
もちろん人が多いところに、来街者の多いところに設置するのはもちろん大切で、そういう意味だとこの四季の森公園周辺からスタートするというのはいいことだと思うんですけど、ただ一方で、要は、このマンホールをどういうふうに活用していくかによって、どこに設置するかも変わってくると思っていて、現段階だと、目的というか、このマンホールで目指すところは何を想定されていますか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
やはり地域の――地域というか、名所となる部分といったところを増やしていきたいといったことがございます。ですので、やはり来街者とか、目につきやすい部分とか歩きやすい部分というのは、非常に重要になってくるかなというふうに考えてございます。
いのつめ委員
見てもらって、来てもらうというのが主目的かなと思うんですけど、一方で、例えばこれの数がだんだん増えていくと、要はマンホール目当てに来てもらって、マンホール1個を見るだけじゃなくて、いろんなものを見たいですよね。それが地域で散っていると、要はそこを巡るような、回遊みたいな考え方もできると思うんです。そのエリアを基本的には中野駅周辺でやるのか、それとも、もうちょっと広げていくのかというのはまた今後の検討になると思うんですけど、その活用の中でそういったところも含めて検討していただければなと思うんですが、その点いかがですか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
要するに、デザインマンホールのことだけではなくて、アニメ関連の事業というのは、やっぱり回遊性とか地域経済への波及性みたいなところも一つの視点になろうかと考えています。委員おっしゃるとおり、いろんなところにあるとそっちに行くと。回遊性が生まれるというのもあるかと思うんですけど、まずはちょっとこの周辺で考えてみて、その実地の状況とか道路状況とかもあると思いますので、そういったところを踏まえて今後検討していければなというふうに考えてございます。
いのつめ委員
分かりました。ぜひお願いします。
あと、余談というか、あれなんですけど、マンホールで、どこだっけな、ポケットモンスターのマンホールを設置されていて、それがかなり名物になって、それを巡るのを目的にそこを訪れるみたいな方がいらっしゃるというのを、あれは多分どこかのネットニュースで見たと思うんですけど、同じような形で、マンホールを巡る方が利用されるので、アプリがあるそうなんです。そのマンホールを撮ってコレクションしたり、マップ上に表示したり、そういう活用とかもできると思うので、まずはスタートとしてこの中野四季の森公園から始めていって、来てもらう人を増やすというのがまず第1の目的になると思うんですけど、今後の検討の中ではそういう、ちょっと発展的な活用についても検討いただければと思います。最後は要望でお願いします。
高橋委員
今のいのつめ議員に関連しているところなんですけど、このマンホールについて、これ、非常に面白いなと思って、所沢の角川の、私、オープンのときに行ってきまして、たしかマンホールがいろいろできているんですよ。やっぱり人がそこを、いのつめ議員もおっしゃっていたけど、マンホールを歩いていくんですよね。そうなったときに、中野四季の森公園の区道の歩道にどんとマンホールがあるというだけじゃなくて、いろんな公共事業者の協力は必要なんでしょうけど、駅からのアプローチ的に人を呼び込むような形で、誘導するような形の戦略的な配置とか、あるいは、マンホールカードを発行して、まあ、コンテンツ会社の問題もあると思うんですけど、そういうカードを発行して、それでまた人を呼び込むようにするとか、そういうのも必要だなと思うんですけど、そういう取組についてもぜひやっていただきたいと思うんですけど、いかがでしょうか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
今回もまずはちょっとスモールスタートで、中野四季の森公園でまずは設置してみると。さらには、例えばですけど、中野四季の森公園周辺から五丁目方面に抜けていくところまでマンホールを設置していくとか、そういったことも考えられるかなというふうに思ってございます。あと、いろいろな、ほかの活用につきましても、実行委員会なんかで意見を聞きながら、連携しながら検討していければなというふうに考えてございます。
高橋委員
まずはできるところからやっていくというのが大事だと思うんですけど、ただ、何となくばらついて、ただ散在しているということじゃなくて、戦略性というか、ストーリー性をぜひ持たせるようにしていただきたいと。これは要望しておきます。
それと、ちょっと僕はよく分からないんですけど、コンテンツ会社の協力が必要だと思うんですけど、コストとか、お金とか、版権とか、誰がマンホールをやるのと。中野がやると費用が発生するのかとか、コンテンツ会社が区に協力するという形で、向こうがやるんだったらただなのかとか、そういう実際やる場合の、誰がやるとか、お金をどうするとか、権利はどうするとか、その辺はどういう調整になるんですか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
実施主体は区がなるというふうに認識しておりまして、その辺の費用とかというのは、マンホールの作成費だとかデザイン料みたいなところは区が負担する。それを使わせてもらうための費用というものは、そのアニメコンテンツ会社に払うような仕組みになろうかというふうに考えてございます。
高橋委員
ごめんなさい、設置は区がやって、版権というか、デザイン料というか、そういうアニメのコンテンツを使わせてもらうお金というのは、普通だったらめちゃくちゃ高いんじゃないかと思うんだけど、その辺はこれからの調整なんですか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
ちょっと金額のところは今精査中というか、これからになろうかと思いますけど、基本的には区のほうでその予算を今組んでいます。その予算の中で実施していくようなことを考えてございます。ですので、デザインマンホールのコンテンツ使用料みたいなところは、区から提供してもらうアニメ事業者等々に払っていくような流れになろうかと思います。
高橋委員
事業ということなので、当然そういうフィーは発生するんでしょうけども、打合せの過程ではぜひそういう、せっかく中野にワールドワイドな知名度のあるコンテンツ会社があって、協力をしてくれるということなので、今後の中野のこういうアニメ展開にも、いいよと前向きに賛同していただけるような形での交渉というか調整をしていただきたいと思うんですけども、いかがでしょうか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
今回、アニメの実行委員会を設けまして、その中にアニメ関連企業もオブザーバーとして加えております。ですので、そういったところの実現可能性とか費用感等々を含めて、その中でも検討していけるものと考えてございますので、もちろん今回オブザーバーに加わっていただいたのも、中野区でこういうふうに将来展開していきたいので、実行委員会にはオブザーバーとして加わってくださいといったところでお願いしてございますので、そういった土壌はできているのかなというふうに考えてございます。
高橋委員
最後にします。いろいろやっていく中で、安いほうがいいんでしょうけど、あまり値切り過ぎたりとか、交渉決裂とか、そういうことがないように、大切な、これから中野のにぎわいに資するコンテンツ企業さんなので、きちっと大切にしながら協力をしていただくように要望しておきます。
杉山委員
ちょうど7年前に私は議員になって、今日ぴったり7年ということで、議員になってからずっと漫画・アニメで中野のにぎわいを創出したいということを言い続けてきて、本当に今回みたいに皆さんの頑張りでどんどんアニメと漫画の事業が広がってきて、大変うれしく思っております。ただ、一般質問でも何度も言ってきたんですけども、中野区と杉並区と豊島区、途中から豊島区が入ってきたんですけども、やっぱり3自治体、仲よくする部分と、やっぱり出し抜きたいというところもあるんですよ。豊島区はトキワ荘を2020年に造って、仲よくしている部分とは別に独自でやって、杉並区もアニメストリート、2019年に多分定期借地が終わってアニメストリートは終わっていますけど、それでも阿佐ヶ谷の名物として、3自治体連携以外のところで独自の線を出してきた部分もあるんですよ。だから、中野区としても、この連携事業は推進していただくにしても、何かほかの区を出し抜くとか、中野独自のとか、特にハードがなかなかないとか、土地とか施設がないとかというところは分かるんですけども、だったら先ほどのバーチャル側に軸を持たせて、3自治体の中でもちょっと特別なコンテンツのエリアをサイバー上につくるとか、そういう考えもぜひ持っていただきたいと思っているんですね。その辺、担当、お考えはどうですか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
それぞれの区の独自性といったところにつきましては、中野区、昨年度からですけどもチルナイトピクニックというのがありまして、これもある種独自性のある事業展開かなというふうに考えております。委員が今御案内ありましたバーチャルとか、そういったものの活用につきましても、今後どのようなことができるかというのは、実行委員会等々でも意見を聞きながら考えていきたいというふうに思っております。
杉山委員
チルナイトピクニック、すごくすばらしい取組だと思いますけど、私から見たらきれい過ぎる。子どもたちが喜んで、中野のコンテンツが夜のビルに投影されて、いろんな人たちが喜ぶけども、やっぱりマニアックさは満たされないところもあるわけですよ。中野区の特徴としては、3次元でリアル追求のマニアックみたいな、そういうところがやっぱりアニメ・漫画コンテンツを軸にした、サブカルチャーと言われている領域にはそういうのがあるわけで、そこを何とか中野らしさというのを出していきたいなと私は思っています。今回、3自治体、中野区・杉並区・豊島区のアニメ等地域ブランディング事業実行委員会、メンバリングされて、別紙の1のメンバーを見ると、メンバーそのものは、ここの中で活躍しそうなのは、株式会社Chiseyと、それから東京工芸大学、明治大学、この辺りが――あ、これは休憩したほうがいいですか。
委員長
委員会を休憩します。
(午後2時43分)
委員長
委員会を再開します。
(午後2時44分)
杉山委員
先ほどのブランディング実行委員会とアニメでつながる中野実行委員会の内容というのは別で、補完し合うという形なんですね。分かりました。
ちなみに、この別紙1の中野区関連の実行委員会が、この地域ブランディング事業実行委員会を支えていく、もしくは、ナレッジの共有をするとか、アイデアを出すとか、そういう立ち位置で考えているんですか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
3区連携の事業につきましては、3区連携の実行委員会がございますので、そちらで実行します。ただ、中野区でこの3区連携のときに、具体的にいいますと、今年11月15日に行われますけども、各区で行われているわけですので、中野区でやるコンテンツの内容につきましては、この実行委員会をかませて、例えば企画の内容を出してこういうのができるんじゃないかといったところで、さらに魅力ある事業展開、イベントの内容を検討していけるのかなというふうに考えてございます。
杉山委員
ありがとうございます。そうすると、2ページの(2)に関しては、あくまでこの3自治体の実行委員会があって、そのうちの中野のイベントをやるときに、ここの別紙1にある人たちのお知恵を拝借しながらやりますというスタンスなんですね。分かりました。誰が出したか分からないですけども、声優によるプラネタリウムの生解説なんて本当にやってもらいたい。すぐやってもらいたい。プラネタリウムも好きですけども、やっぱり中野区には声優がたくさんいる。特にブシロード系の声優はいますけども、声優の卵はもっとたくさんいらっしゃるということと、それから、中野区内にある東京アナウンス学院にも声優科みたいなのがありまして、かなり声優さんが出ているんですね。なので、そういうところとコラボしたりして、コンテンツというのも広げていっていただきたいと思うんですけども、そこら辺の情報の拾い方、メジャーなところがばっと書いてありますけども、マイナーなところも結構人気の人を抱えていたり、声優プロダクションとかも別にあるので、そういうのもぜひ情報として拾っていっていただきたいなと思います。
最後に、別紙1のオブザーバーさん、いわゆるアニメーション制作会社、大きな5社が書いてありますけども、このオブザーバーというのは、関わり方としてはコンテンツホルダーなのか、アイデアを共有していただけるのか。要は版権、さっき高橋委員がおっしゃっていましたけど、版権系をクリアしていただく、何かナレッジを共有できるのかとか、どういう関わり方で、オブザーバーと一括りになっていますけども、どの程度関わっていただくかによって、この中野区の企画は変わってくると思うので、そこは担当としてどうお考えか、最後に教えてください。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
基本的に、このアニメでつながる中野実行委員会の中でそういった企画をしていって、こういったものを実現していきたいんですけど、オブザーバーの方はどう思いますか、実現できますかとか、そういったような形で加わっていただけるのかなと。あと、具体的な、こういうコンテンツを提供できますというところも関わり方としてはあろうかなと思っていますので、その両面でそれぞれ高め合いながらというんですかね、企画ができていけばというところで、この実行委員会には期待しているところでございます。
日野委員
中野区におけるアニメ事業の展開について、一つには地域経済の活性化というのがあって、来街者を多く呼ぶというところがあると思うんですが、その上で様々な事業を行っていくと。これによる効果検証というのはどのように行っていくのか、行う想定があるのか、その辺はどのようにお考えでしょうか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
例えば、今、大学等とも連携しまして、人流データなんかというものも計ってございますので、実際、2年前に中野サンプラザでのプロジェクションマッピングをやったときもそうなんですけど、人流データの解析・分析なども、明治大学のゼミのほうの協力も得ましてやってきたところでございます。実際そういうものが、どこから来ているのかという人流を見ながらの検証もできますし、あと、やはりどれぐらい人が増えたといったところは、その反響ですとか、そういったところも併せて効果検証をはかっていけるものというふうに考えてございます。
日野委員
中野駅周辺では今再開発が様々行われているので、そもそも人流が今後変わっていく、回遊性を目指して変わっていくという中で、アニメによる効果というところがどうなのかというのは、また分けて調査していくというか、検証していく必要があるかなと思いますので、そこもうまく検証のやり方を考えてほしいなと思います。
もう一つ、中野チルナイトピクニック、これ、前回の状況というのはどんな状況だったのかというのを教えていただけますか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
一応昨年度も3日間やりまして、3日間で延べ3,600人ぐらい来ました。3日目はちょっと途中雨になってしまったんですが、そのような形で来ているので、今年はさらにその上を狙ってというか、もっと来てもらえるような形でやっていきたいというふうに考えてございます。
日野委員
今年はどのぐらいを想定していらっしゃるのかという、そういう数値はあったりしますか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
一応今回、昨年度見える範囲とかというのもちょっと限界があったり、あと、ちょっと機材の関係でなかなか明るさというものも出なかった、大きく映せなかったということもありますので、観覧ゾーンを大きく開放するなどのことをやりまして、3日間で1万人ぐらいの人が来ればいいのかなと考えているところでございます。
日野委員
このチルナイトピクニックをやる中で、例えば、一つには「夏休みの時期に合わせて、誰でも気軽に参加できる特別な体験機会を提供するとともに、子どもの権利の普及啓発を行うなど」というふうになっています。ここに関して言うと、中野区の子どもたち、親子にも多く参加してほしいというところもあると思うんですが、中野区の親子たちに対する周知というか、それはどのようなやり方で行っていくんでしょうか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
今こちら、各学校のほうにチラシをまくような御協力を頂いたり、あと、町会の掲示板に貼ったり、そういった掲示を考えているところでございます。また、まだこれは予定ですけども、先ほど御報告いたしましたコミュニティアプリのほうの活用ができると、そちらでの周知みたいなところも一定図れるのかなと考えてございますので、子育て世代を中心としたアプローチというものはやっていきたいというふうに考えてございます。
日野委員
ちょっと私、アニメの内容というのは全然分からないんですが、来街者、区民の中でもそうなんですけど、大人で参加するという人もいるでしょうし、親子でという人もいるでしょうし、3日間あれば、例えば親子に特化した日とかというのをやったほうがいいのかなとかも思ったりするんですけど、そういったことは考えていらっしゃるんでしょうか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
まさに今、委員おっしゃるような、実際に映すコンテンツ、内容につきましては、今ちょっと各会社さんと協議をしているところでございまして、コンテンツの内容によってはどちらに合わせていくのかとか、ただ、例えば土日につきましては子ども中心のほうがいいだろうとか、そういったところもございますので、ちょっとそれはどういったものが放映可能かといったところにも関連してくると思いますので、そこを加味しながら、基本的には親子で楽しめるというのがコンセプトかなと思っていますので、そこを中心として考えていければというふうに考えております。
内野委員
御説明ありがとうございます。2番の(1)のイのミューラル・アニメロードのところ、これはいつ頃実施する予定なんでしたっけ。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
一応ミューラル・アニメロードの完成としましては11月頃を想定しておりますので、地域への御説明とか、そういったところを含めて進めていければというふうに考えてございます。
内野委員
せっかくなので、あそこは商店街があるから、その商店街向けに、これに便乗して少しもげるような仕組みをつくってあげて、こういうのを使ってくださいとか、あと、11月はたしかあまりイベントのペナントはつけないと思うんですけども、30本ぐらい商店街の街路灯、区につけてもらったのがあるので、そこに、毎年変えるじゃないですか、今年このコンセプトでやるよとか、ちょっと僕は、アニメは詳しくないので分からないけど、今年はこの会社に作ってもらったものですよとか、今年はこういうキャンペーンの一環でやりますよとかというのを、毎年何かペナントを変えたりとかという工夫をすると、多分商店街の人たちからも、今度はこういうのをやってもらいたいとかというアイデアが出てくる。あそこを通る人は、やっぱり区内の人より来街者のほうが今のところ、なかのZEROホールや島忠があるので多いと思うけれども、ちょっとその辺の双方向性を町会や商店街と一緒になってやっていけたらなと思うんですけども、いかがでしょうか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
まさに委員おっしゃるとおり、そういった地域との連携みたいなところ、特に商店街との連携とか協力みたいなところで、その後の通りを盛り上げていければと思っていますので、具体的な企画ですとか内容につきましては、今後協議していければというふうに考えてございます。
内野委員
結構南口の商店街も、第8ブロックとして少しまとまりがあるのと、あと、アール・ブリュットで結構千光前通りと駅前商店街とか、連携していろいろやっているんですね。なので、ちょっと私は、アール・ブリュットは次のステージになっていると思っていて、一定周知はされたけれども、商店街にどれだけ経済効果が生まれているのかは、あまり皆さん実感がないし、南砺市の市長が講演したように、芸術・アートというのは周辺の地域経済を活性化するんだという、そういう視点でちゃんとやってもらえれば、恐らく、中野駅北口が今少しにぎわいが、中野サンプラザの影響もあってちょっと落ち着いてしまっているところがあるので、今のうちに南口のほうに少しそういう仕掛けをした上で、経済効果の検証というのをぜひともしてもらいたい。そこはやっぱり商店の人たちに見える化されると、みんなそこに、じゃあ、協力しようじゃないかと、じゃあ、我々も少し投資しようじゃないかという機運が出てくるので、その辺の双方向性を少し充実させてもらえたらなと。この千光前通りだけじゃなくて、面として南口、レンガ坂も当然人気のある商店街なので、そういうつながりをちょっと広げていっていただきたいなと思っております。よろしくお願いします。要望です。
武田委員
すみません、何点か伺います。
まず、チルナイトピクニックのところなんですけれども、「子どもの権利の普及啓発を行うなど」というところが書いてあって、例えばこれ、映画を上映する前後であるとかにヤングケアラーの動画を、今回区でつくっていらっしゃるかと思うんですけれども、そういったものを放映するというような御予定とかはありますか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
今のところちょっとそこまでは考えていないところですが、基本的には何か啓発メッセージビデオですとか、そういったところを中心に、あと、アニメ会社の宣伝ですとか、そういったところを合間合間に入れられればと思っていますので、その中の一つとして使えるのかどうかというのは、ちょっと検討はしてみたいというふうに思います。
武田委員
一つ区がやるというところの中で、子どもの権利の普及啓発というところでは、やはりヤングケアラーの問題というのは、どうしてもヤングケアラーというのは、御本人自身も、家族自身も、周りもちょっと気づきにくいというところもあるかと思うので――このヤングケアラーの動画をつくられたのは、たしか株式会社MAPPAさんだったと思うんですよね。区内の事業者さんがつくっていらっしゃるということも含めて御検討いただければと思います。
2点目が、ミューラル・アニメロードの整備事業なんですけれども、これ、1回この配電地上機器を活用した発信の活用ということで御報告を頂いたときには、行政情報と商業広告を対にして置くことで負担がないですよというお話があったかと思うんですけれども、ここの通りについてはどういった形で配置されるんでしょうか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
前に本委員会で報告した、そういったような活用のものではなくて、今回は中野区のプロモーションとして全てアニメで飾る。中野区というか、実行委員会の企画としてやろうというふうに考えていますので、行政情報ということではないので費用はかかってくるスキームになります。
武田委員
じゃ、この展開をされるものについては、以前お話しになった行政情報と対にするものとは別のものとして取り組まれるということですよね。分かりました。
この千光前通りのところなんですけれども、今工事が進んでいて、車道と歩道に差ができている部分で、白い壁面みたいなのがずっとつながっているんですよね。あの部分にも何か施すというようなことは今お考えなんでしょうか。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
委員御指摘のそういったところにつきましても、今後そこにも広げていけるかなといった見通しもありまして、今回千光前通りでというのも一つあります。ですので、そこについて、まずは配電地上機器の部分でスタートしますけども、今後そういったところへのアプローチみたいなところも検討していきたいというふうに考えてございます。
武田委員
さらに、その奥のJRの壁が、多分あれ、昔なかのZEROホールの辺りを整備したときに、壁にれんがみたいな絵が、窓みたいな絵が描いてあるところがあるかと思うんですけれども、そこもJRと協力して何かするということはハードルが高いですかね。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
ちょっと実現できるかどうか分かりませんけど、一応JRもこの実行委員会の中に入ってございますので、ちょっとそういったところのお考えみたいなところは聞いてみたいと思います。
武田委員
せっかく一定のコンセプトを持っておやりになるということであれば、やっぱりちょっと一体感があるような形にしていただけると景観的にもいいのかなというふうに思います。
あと、最後1点、これはちょっと要望なんですけれども、先ほど高橋委員からもいのつめ委員からもデザインマンホールのお話が、回遊性のお話があったかと思います。以前、文化振興・多文化共生推進課のほうからの御報告の中でも、今のにぎわいであるとかの課題というところで、どうしても中野駅周辺に寄ってしまっているところがあると。全体的な、ほかの地域展開がなかなかできていないという御報告を頂いていたかな、そういう分析をされているという御報告を頂いていたかなと思います。区内にある駅を始点にした形でまた一定のデザインマンホールをされるとか、そういったお考えというのは、一応要望にしたいと思っているんですが、何か見解があれば、お答えがあれば。
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長
先ほどのいのつめ委員ですかね、御答弁とちょっと重複するところがあるかもしれないですけども、まずは中野駅周辺を、来街者が多く注目性とかもあるということで、そこを中心として考えていると。今回は中野四季の森公園で考えているといったことで、そこでの効果ですとか検証しまして、今後の展開について、他地域への展開だとかということを考えていきたいと思っています。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了いたします。
委員会を休憩します。
(午後3時03分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後3時24分)
次に、5番、中野区一般廃棄物処理基本計画の改定に伴う基礎調査の実施計画についての報告を求めます。
鈴木環境部ごみゼロ推進課長
中野区一般廃棄物処理基本計画の改定に伴う基礎調査の実施結果について報告させていただきます。(資料6)
本調査は、令和8年3月に改定を予定している中野区一般廃棄物処理基本計画の基礎資料とすることを目的に実施しているものです。
1の調査期間ですが、令和6年6月3日から8月9日の期間で実施いたしました。
2の調査内容です。基礎調査では四つの調査を実施しています。1、家庭ごみのアンケート調査ですが、無作為に抽出した20歳以上の区民1,500人を対象に、郵送及びインターネットによるアンケート調査を実施しました。(2)事業者アンケート調査ですが、区に事業系ごみの収集の届出を行っている事業者の中から無作為に抽出した1,000事業所を対象に、郵送及びインターネットによるアンケート調査を実施しました。(3)ごみの組成分析調査ですが、地域を住居形態に基づいて、家族向け集合住宅の多い地域、単身向けの集合住宅の多い地域など、五つの特性別に分類した上で、それぞれ2地域ずつ、合計10地域を選定して排出されたごみの組成割合を調べました。(4)排出原単位調査ですが、対象地域の区民にラベルを配布し、ラベルの貼付があるごみ袋から重量、袋数、世帯の同居人数などを集計し、区の属性別人口の要素を加味して、燃やすごみの平均的な排出原単位を推計しました。
3、調査結果の概要ですが、別添、令和6年度中野区一般廃棄物処理基本計画の改定に伴う基礎調査(抜粋)でまとめています。後ほどお読み取りいただければと思います。
次のページです。(1)から(4)に、簡単ではございますけれども、主な点を掲載しています。(1)家庭ごみのアンケート調査についてですが、ア、ごみや資源の分別について、分別している資源の種類の結果です。イ、分別していない理由の結果です。ウ、資源プラスチックの分別に関する感想の結果です。(2)事業所アンケートの調査についてですが、ア、ごみの減量やリサイクルに取り組む主な理由の結果です。イ、排出するごみの量について、今後減らす余地があるかの結果になっています。ウ、ごみの減量・リサイクル推進にどのような情報や支援が必要かの結果になります。3、ごみの組成分析調査についてですが、ア、燃やすごみとして出された袋の組成割合(全体の大分類)の結果でございます。イ、燃やすごみの中分類の内訳です。ウ、食品ロス年間発生量の推計になっています。(4)排出原単位調査についてですが、1人当たり排出量を調査した結果として表しております。
4、調査結果の公表ですが、区ホームページでは基礎調査の全文を掲載しております。
5、最後に、今後の予定でございます。10月から11月にかけて一般廃棄物処理基本計画の素案を策定し、意見交換会を実施する予定です。1月に計画の案を作成し、2月頃にパブリック・コメントの手続を経まして、3月に計画の策定を予定しております。
報告については以上になります。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
いのつめ委員
御報告ありがとうございます。1点目、確認なんですけど、この基礎調査は、前回この一般廃棄物処理基本計画の改定の際にも実施されたものになりますか。
鈴木環境部ごみゼロ推進課長
前回の調査のときも基礎調査として実施しているところでございます。
いのつめ委員
項目としてもおおむね同じようなものという認識でよろしいですか。
鈴木環境部ごみゼロ推進課長
一部は、やっぱり5年間たっておりますので、内容は少し変えておりますけれども、似ている部分ももちろんございます。
いのつめ委員
もちろん変わっている、アップデートされた部分もあると思うんですけど、そのかぶっている部分に関しては、要はこの5年間の経過といったところで比較分析みたいなものを行う予定はありますか。
鈴木環境部ごみゼロ推進課長
一般廃棄物処理計画の改定に伴いまして、今現在分析調査ということで委託をかけてございまして、一般廃棄物処理計画の策定までの期間、分析をして作成に当たっているところでございます。
いのつめ委員
分かりました。ここら辺の検証というか、ここを踏まえて改定に備えていくという形だと思います。
ごめんなさい、個別のところでもう1点お伺いしたいのが、こっちの別添のほうの資料の8ページですね。このピックアップしていただいたところには、家庭ごみのアンケート調査のところで入っていなかったんですけど、8ページの(4)で「小型充電式電池について」とありますよね。これがいわゆるリチウムイオン電池ということですね。確認です。
鈴木環境部ごみゼロ推進課長
小型充電式電池の中にはリチウム電池が含まれております。
いのつめ委員
ありがとうございます。この処分方法とかについてのアンケートになるんですけど、下のところで「処分の仕方が分からなくて家で保管している」というのが12.8%、「そもそも処分をしたことがない」というのは27.5%とありますよね。リチウムイオン電池を含む充電式の電池というのは非常に事故が多いと。いわゆる普通の家庭ごみの中に紛れ込ませて捨ててしまうと、圧力を与えた際とかに火災につながる可能性もあって、特に焼却炉のほうで、一昨年ですかね、埼玉のほうで焼却炉が故障してしまうような事故があったり、今年も茨城のほうであったと思うんですけど、そういう結構リスクがある。プラス、捨て方というか、周知がなかなか追いついていない現状というのがあると思っていて、やっぱり回収される場所もあまり多くはないですし、逆に家の中で保管していくと、年月がたつとそれこそ膨張して火災につながるというケースもあるので、普及している割には結構リスクがあって、かつ、あまり知られていない問題だと思うんです。この点については、ちょっと細かくて恐縮なんですけど、分析というか、お考えがあればお伺いします。
鈴木環境部ごみゼロ推進課長
小型充電式電池につきましては、以前も区民委員会等々でも御指摘いただきましたとおり、とても危険なものだというふうにこちらも認識してございまして、これにつきましては今後一般廃棄物処理基本計画の中でお示ししていきたいなというふうに考えているところです。今年につきましては、ホームページ等々で、新たにリチウムイオン電池の処理の仕方について、区民の方に周知させていただいているところではございますけれども、やはりなかなか燃えるごみに紛れ込んでしまって、火災の原因になってしまう場合も多々あると思いますので、そういうところの危険を予防するということはとても重要だと認識してございますので、その点を踏まえて一般廃棄物処理基本計画のほうの改定に取り組んでいきたいというふうに考えているところでございます。
武田委員
すみません、これ、調査期間は6月3日から8月9日までなんですけれども、調査結果を分析して納品されたのはいつになりますか。
鈴木環境部ごみゼロ推進課長
こちら、委託の期間が令和7年3月31日までになってございまして、その期間で報告書を頂いているという形になります。
武田委員
納品されたのは、そうすると令和7年3月の末ということでしょうか。
鈴木環境部ごみゼロ推進課長
おっしゃるとおりでございます。
武田委員
これの活用の仕方は、先ほどいのつめ委員のほうからも分析のお話があったかと思うんですけれども、先ほどのお話だと、また分析を委託に出して計画が出来上がってきてというようなお話だったかなと。そうすると、これ、職員の方が実際に、じゃ、5年前と比べてどうだったのかということを見て、直近の計画にのらないまでも、直前で改善していかなきゃいけないことは何なのかな、次の予算に反映させられることは何なのかなということを見るということはなさらないんでしょうか。
鈴木環境部ごみゼロ推進課長
もちろん業者任せにはせず、区のほうでももちろん考えてございまして、この分析につきましては、区も現状、この内容からここの啓発が足りていないんだなとか、リチウムイオン電池の問題についてはあまり認知がされていないなとかいうところも把握してございまして、それを踏まえて事業者の意見も加味しながら、一般廃棄物処理計画のほうを作成していきたいというふうに考えてございます。
武田委員
やっぱり本当に日々起きていることですし、先ほどのリチウムイオン電池のお話、前期の区民委員会でもかなり議題になっていたかなと。リチウムイオン電池の怖さというのは、個人のお家のこともそうですし、やはり区の運営というところで大きく関わってくるのは、清掃車の火災であったり、清掃工場の火災。清掃工場の火災になると長期間止まってしまって、その間の、修繕費であるとか膨大な金額になることに加えて、やはり公衆衛生という面から考えたときに、ごみの収集の状況が止まるということにもなりかねないような大きな話なので、そこについてはやはりもっと注意喚起を促すというようなことを積極的になさったほうがいいのではないかと思うんですけど、その辺りはいかがでしょうか。
鈴木環境部ごみゼロ推進課長
リチウムイオン電池の危険性につきましては、区のほうも積極的に周知していくということを続けていきたいなというふうに考えてございまして、5月の区報でも周知してきたところではございますけれども、今後も機を捉えまして周知していきたいなというふうに考えてございます。
武田委員
あと、やはり全体として3Rを推進するというところに向けて、やはりこの5年前の状況と意識的にどういうことを、今の状態が進んでいるのか進んでいないのかというぐらいは、今回の報告の中でせっかくパーセントだけは挙げていただいているんですけれども、比較検討できるところについては比較検討を挙げていただいて、今、区としてどういう状況だということを分析して、どういう施策を打とうと思っているということについては、見通しの御報告があってもよかったのかなと思っているんですけど、その辺りいかがでしょうか。
鈴木環境部ごみゼロ推進課長
今回、資料の関係上、抜粋という形で、集計とか前回の調査結果のところを除いて報告しているところでございます。全文につきましては前回の結果とかは載っていて、見ていただくことはできるのかなと思ってございます。ただ、今回、そういう形で、いろいろ意識については、傾向としてはあまり変わりなかったのかなという認識もございますけれども、やはり不足している分については積極的に啓発していかなきゃいけないのかなと感じているところでございますので、今後の報告の仕方等々につきましても考えていきたいと思っております。
武田委員
すみません、最後にしますが、これは要望で、やはり調査をされたらその結果の速報値であるとか、どういう状況でどういう分析にしているのか、なるべく近いところでの予算に反映させられるような形で、計画の策定のために調査をやっていて、計画が出来上がってから予算に結びつけますということになっていくと、どんどんタイムラグが出てくるので、そこがないように取り組んでいただきたいと思います。要望にします。
むとう委員
事業者のところで、やはりこの最初の結果の、表紙の裏のところで、事業所アンケートの調査結果のところで、(2)のウのところで、少量でも回収可能な事業者向けのリサイクルルートの確立で31.5%という数字が出ていて、事業系の資源は集団回収には基本出せないんだけれども、なかなかルートがなくて、結局出さざるを得ないか、可燃ごみの中に入れてしまうしか方法がない中で、やはりリサイクルルートの確立というのはすごく重要なことというふうに思っています。前々回ですか、一般質問でもしましたけれども、今度清掃工場のところで、事業系の資源化できる紙については搬入規制するみたいな動きもある中で、そういう厳しいことをする中でルートの確立をしてあげなければ、じゃあ、どうしたらいいのということになってしまうんですけれども、今後、かつてはあったのがなくなってしまっているということもあるんだけど、どうしていくおつもりでしょうか。
鈴木環境部ごみゼロ推進課長
こちらにつきましては、今、むとう委員のほうからおっしゃっていただいた、区長会から出ている件で事業系の古紙の搬入規制というところがございます。それとともにちょっと考えていかなきゃいけないのかなというところもございまして、23区でほかの区の動向等を確認しながら、区の在り方についても検討していきたいなというふうに考えてございます。
むとう委員
ですから、搬入規制をする前に考えてあげないと打つ手がないので、そこは、搬入規制、本当にやるのかどうか分かりませんけれども、23区以外ではやっている工場も実際には市であるので、だから、やっていったほうがいいのかなというふうに思うんだけども、やっぱりそれだけでは駄目なので、そこはきちんとルートをある程度用意してあげてからやっていかなきゃ駄目なので、そこはきちんとやっていただきたいというふうに思うことと、やっぱりもう前から言っていて、繰り返しになって申し訳ないんだけれども、集団回収の箇所数とごみの集積所の箇所数がすごく違うわけですよね。改めて聞きますけれども、集団回収の箇所数と可燃ごみの集積所の箇所数を教えてください。
鈴木環境部ごみゼロ推進課長
すみません、今正確な数字は持っていないんですけれども、集団回収でいいますと、約8,000から9,000近くの拠点がございまして、集積所に関しましては3万を超える数があるというふうに認識してございます。
むとう委員
すごい差なんですよね。集積所の箇所数と同じぐらい集団回収の箇所数がないと、なかなか持っていけない。幸い我が家は目の前で、同じ場所でやっているのでラッキーなんですけれども、本当にない方は、意識があっても朝の忙しい時間帯に、お勤めされている方は特に遠くまでは持っていけないし、エリアを越えてまた持っていくと嫌な顔をされるというのもあるんですよね。だから、やっぱり集団回収だけにこのままお願いしていくのかどうするのかという、ここはどうするおつもりですか。
じゃないと、資源の回収は増えていかないわけですから、町会にお願いしている集団回収も守りつつ、どうしてもそこまでは手が回らないエリアについては、行政回収をするのか、委託をするのか、どうするのかというところは、もうこれ、いいかげんこのまま放置していても駄目だと思うんですけれども、今後どうされますか。
鈴木環境部ごみゼロ推進課長
集団回収につきましては、地域で活動している実践団体という、町会等々の活動をしている団体の活動になってございまして、集積所も含めてそういう地域の方で決めて運営していただくということは、とてもごみのほうでも資源のほうでも大事というふうに認識しておりますので、行政回収ではなくて集団で、地域によって回収するということが区にとっては大事なのかなというふうに捉えてございます。また、回収量につきましても、他の自治体に比べて中野区のほうが極端に低いという認識は持ってございませんので、現状どおりに町会・自治会を中心とした実践団体の活動として今後も進めていくという考え方でございます。
むとう委員
だとするならば、集積所、地域の皆さんで決めて、ここという場所があるわけですから、そこでも集団回収というのを増やさない限り駄目なんじゃないかと思うんだけれども、そこはもう区はお願いするしかないわけだけれども、集積所としてその場を提供してくださる、そこまでは御理解あるわけですから、さらに1歩進めて、そこを集団回収の場にしていただけないかということを積極的にお願いしていって、集団回収の箇所数を増やさないと駄目だと思うんですけれども、それ1本でやるというのであれば、そこは目標設定を設けて、8,000と3万のこの数の開き、これをどう縮めていくのかというのは今後どうするつもりですか。
鈴木環境部ごみゼロ推進課長
集団回収の、出す場所としての箇所数につきましては、やはり出しやすさというところもございます。また、集団回収の事業者が契約している、回収業者の回収できる力というところもございます。こういうところにつきましては、中野区としてもできる限り出しやすさを求めていくところではございますけれども、実践団体と話し合いながら、積極的に集積所について意見を交わしていきたいなというふうに考えているところでございます。
むとう委員
実践団体と意見を交わしながら進めていきたい。実践団体とは具体的に年に何回ぐらいお話合いをしているんですか。
鈴木環境部ごみゼロ推進課長
実践団体につきましては、南北に分けて年1回ずつ会を催して話をさせていただいているところでございます。
むとう委員
その話合いの中で、集団回収の箇所数は年間でどれぐらい増えているんですか。
鈴木環境部ごみゼロ推進課長
特に増減とかを計っているものではございませんので、特にその影響というのは、今のところ検討しているところでございます。
むとう委員
だって、前向きに、積極的に働きかけて増やしていこうというふうに思っているならば、年に1回の話合いの場を有効活用しなければいけないわけですし、そこで不足しているんだったら増やさなければいけないし、お願いベースでしかないにせよ、この数の開きを近づけるために、少なくとも集団回収をあと2倍にする必要が、最低限目標を持つとか、年にどれだけ増えたかも分からないというんじゃ増えていかないじゃない。本当に増やそうとするお気持ちはあるの。
鈴木環境部ごみゼロ推進課長
その点につきましては、集団回収の実践団体と話をしながら、目標設定とかも踏まえて、一般廃棄物処理基本計画等々の中で示せるかどうかはあれなんですけれども、検討しながら考えていきたいというふうに考えてございます。
むとう委員
ぜひ、これから計画をつくるわけですから、箇所数を増やしていくというのを年次で目標を立てて、箇所数、具体的な数を書いて、目標を立てて、達成できるように努力していただかないと、この問題、もっと増やせと私が言ってから何年もたつんだけど、一向に増えていかないんですよ。だから、やっぱりこれからつくろうとしている一般廃棄物処理基本計画改定のところでは、数値目標を挙げて頑張っていただきたいということをお願いしておきます。
杉山委員
ちょっと細かいかもしれないんですけども、別添の6ページの図表2-7のところなんですけど、④のごみの分け方のところ、これ、上位二つを選んで下の図が出来上がっているんですけども、上位二つを選んで、1位が30.6%、2位が43.8%で選ばれたから、合計74.4%と最も多くと書いてあるんですけど、これ、合算して出してよくはないんじゃないですか。要は、1位・2位、上位二つ選んでいるんだから、実は母数は690じゃなくてその倍あるわけで、そうしたら、もしこの図で出すんだったら、200%まで線を引く。それから、普通こういうことをやらないので、グラフとしては黒いところと白いところを並べて出すとかしないと分析できないと思うんですけども、この表は、僕は間違っていると思います。いかがですか。
鈴木環境部ごみゼロ推進課長
調査の仕方の内容だと思いまして、回収の集計の仕方につきましては、今後、御指摘を受けましてちょっと検討のほうをさせていただきたいと思います。
杉山委員
集め方じゃなくて、グラフの作り方が違っているよというお話をしました。それは直していただきたいと思います。
それから、スマートフォン用の中野区ごみ分別アプリ、これ、出来上がって使われていると思うんですが、これはいつできたんでしたっけ。多分これ、1回目の情報収集だと思うんですよ。多分このデータ、調査したときは、昨年の7月から8月と書いてあるので、このデータを収集してからこの利用者はまだ少ないというふうには見えるので、それに対して担当として、中野区ごみ分別アプリのさらなる利用度を高めるとか、そういう活動というか対応というのはされてきたんでしょうか。
鈴木環境部ごみゼロ推進課長
ごみ分別アプリにつきましては、やはり紙媒体以外での有効な手段として、いつでも携帯を見ながら見られたりとかというところで、若者にはよく使われているところなのかなというふうに考えているところでございます。それにつきましては、やはり入居したときに、こちらの分け出しの出し方のパンフレットの中に今QRコードがございますので、それを配ることによって周知しているところが大きいのかなというところになってございます。また、特に外国語版のアプリにもなってございますので、外国の方が転入されてきたときにも、こういうことを案内していただけるように周知してきているところでございます。
杉山委員
今お話ししていましたけども、外国人の人たちのごみの分別というのは皆無に近い。これを見ていただいて、外国語版を使っていただいてしっかりと分別いただきたい。これは日本のルールとして分別していただきたい。そこら辺の、転入したときにアプリを渡すレベルじゃなくて、やっぱりもっと使っていただきたい。せっかく作ったので使っていただきたい。それによって、先ほどいのつめ委員が言った、ごみ集積場が火事になってしまうとか、そういうことも防げると思っていますので、ぜひもうちょっと一生懸命周知に取り組んでいただきたいと思います。要望にしておきます。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、6番、議会の委任に基づく専決処分についての報告を求めます。
秦清掃事務所長
それでは、議会の委任に基づく専決処分について御報告いたします。
本報告につきましては、総務委員会でも報告をするものでございます。
地方自治法等の規定に基づきまして、訴えの提起、和解及び損害賠償の決定のうち、100万円以下のものについては区長が専決処分をし、議会に報告することとされており、本件は当該規定に基づいて報告しているものでございます。
内容について。
1、和解の相手方は三鷹市民でございます。
2、事故の概要といたしまして、事故発生日は令和6年12月10日。事故発生場所は杉並区大宮一丁目2番先路上。3、事故発生状況は、区の職員がごみ運搬作業で方南通りを2車線道路の右車線を東に向かって走っていたところ、左車線に停車していた相手方車両が発進して当該右車線に進入し、相手方車両の右側部分が当該清掃車の左側側面に衝突しました。これにより双方とも人身被害は生じておりません。
3、和解の要旨。相手方は、本事故により区が被った損害、清掃車の修理費84万9,442円について、区に対し賠償する義務があることを認め、区の指定する方法で支払います。
4、和解の成立日は令和7年5月23日です。
5、本件事故は、相手方の不注意、道路交通法違反により発生した事故であり、相手方が100%の賠償責任を負うこととなりました。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
内野委員
お疲れさまでした。ちょっと方角として場所を聞きたいんですけれども、これ、東に向かっているということは、杉並区から中野の清掃工場に帰ってくるときですよね。杉並区のごみを収集しているわけじゃなくて、どこから来たのかなという。
秦清掃事務所長
ちょっと収集の箇所に関しましては、曜日によって違っていますので、ちょっとそこの詳細については今すぐにはお答えできないんですが、杉並工場のほうで積んだごみを降ろしまして、その帰りに南中野の清掃車庫のほうに戻っているところでございます。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、7番、その他で何か報告はありませんか。
伊東環境部環境課長
それでは、子どもエコ講座の実施につきまして、口頭により御報告いたします。毎年小学生を対象に、夏休みの期間中に実施しております子どもエコ講座でございますが、今年度は8月3日の日曜日及び8月11日の祝日、これは山の日になりますが、この2日間行います。この2日間とも午前と午後の2部構成で、合計4回実施いたします。まず8月3日につきましては、小学1年生から3年生を対象といたしまして、内容は、木材に触れ、森林の大切さなどを学ぶということでございます。8月11日につきましては、小学4年生から6年生を対象に、太陽光発電キットを使った再生可能エネルギーの大切さなどを学んでいただきます。募集定員は、8月3日が各回20名、8月11日は各回40名でございます。7月5日号の区報並びに区ホームページ等で周知・募集をいたします。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
内野委員
これ、募集のチラシとかは作るんですか。
伊東環境部環境課長
チラシを作ってホームページに掲載したり、あと、ホームページ以外にも、学校ですとか児童館などにチラシを配布する予定になってございます。
むとう委員
私が聞き逃したかもしれないんですが、どこの場所でやるとおっしゃいましたか。
伊東環境部環境課長
すみません、場所についてお示ししていませんでした。いずれも中野区役所ですが、8月3日は区役所の6階会議室でございます。11日はナカノバで実施いたします。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
他に報告はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。
次に、所管事務継続調査についてお諮りします。
お手元の文書(資料8)に記載された事項について、引き続き閉会中も調査をするものと決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
審査日程のその他に入ります。
委員会を暫時休憩します。
(午後3時56分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後3時58分)
区民委員会における委員派遣についてお諮りいたします。
休憩中に御協議いただいたとおり、委員の派遣決定については委員長に御一任いただきたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
また、次回の委員会は8月25日(月曜日)午後1時とし、急を要する案件が生じた場合は正副委員長から招集させていただきたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定します。
以上で本日予定した日程は終了いたしますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本日の区民委員会を散会します。
(午後3時59分)