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令和7年10月01日中野区議会決算特別委員会区民分科会の会議録 中野区議会区民分科会〔令和7年10月1日〕
区民分科会会議記録
○開会日 令和7年10月1日
○場所 中野区議会第2委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後5時38分
○出席委員(8名) 甲田 ゆり子主査 武田 やよい副主査 日野 たかし委員 いのつめ 正太委員 内野 大三郎委員 杉山 司委員 高橋 かずちか委員 むとう 有子委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員 区民部長、窓口サービス担当部長 高橋 昭彦 文化・産業振興担当部長 高村 和哉 区民部区民サービス課長、区民部窓口サービス担当課長 小堺 充 区民部税務課長 栗栖 康幸 区民部保険医療課長 宮脇 正治 区民部産業振興課長 国分 雄樹 区民部文化振興・多文化共生推進課長 冨士縄 篤 環境部長 浅川 靖 環境部環境課長 伊東 知秀 環境部ごみゼロ推進課長 鈴木 康正 清掃事務所長 秦 友洋
○事務局職員 書記 北村 勇人 書記 梅田 絵里子
○主査署名
審査日程 ○議題 認定第1号 令和6年度中野区一般会計歳入歳出決算の認定について(分担分) 認定第3号 令和6年度中野区国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について(分担分) 認定第4号 令和6年度中野区後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
甲田ゆり子主査 定足数に達しましたので、区民分科会を開会いたします。
(午後1時00分)
認定第1号、令和6年度中野区一般会計歳入歳出決算の認定についての分担分、認定第3号、令和6年度中野区国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定についての分担分及び認定第4号、令和6年度中野区後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてを一括して議題に供します。 本日は分科会2日目になっており、本日で当分科会分担分の質疑を終わらせたいと考えておりますので、委員、理事者におかれましては、御協力をお願いいたします。 本日の審査は、お手元の審査日程(案)(資料1)に沿い、午後5時を目途に進め、午後3時頃に休憩を取りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは、前回に引き続き、決算説明書206ページからでございます。 206ページから207ページ、4款区民費、4項文化振興・多文化共生推進費、1目文化振興・多文化共生推進費、事務事業1、文化振興・多文化共生関係人件費等から始めます。 質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
甲田ゆり子主査 質疑がなければ、進行いたします。 206ページから209ページ、事務事業2、文化振興・多文化共生推進について、質疑はありませんか。 杉山司委員 207ページの指定管理業務経費について確認をさせてください。これは4億7,900万円と書いてあるんですけど、予算というか、当初は4億9,800万円で、さらに改修に伴う休業補償等という項目もあって、それは2,600万円ぐらいあったんですけども、さらに不用額が3,400万円ぐらいついているんですけども、これの内訳とか、分かりやすく御説明いただけますか。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 すみません。改修に伴う休業補償、それは昨年度の話ということですか。今年度ですか。 杉山司委員 まず指定管理の業務、4億8,000万円ぐらいありますよね。これの不用額が後ろに書いてありますけども、次のページに3,400万円あります。まず、これは何ですか。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 こちらの不用額は、光熱費の戻入というか、光熱費と文化芸術を通じた子どもの健全育成事業の充実に伴いまして、施設の使用料の減額制度を設けたんですけども、減額補償されなかった分が使われずに戻ってきたものが不用額というふうになってございます。 杉山司委員 だから、そもそも当初予算に入った、要は改修に伴う休業補償。それと減額補償とはまた別のものということなんですね。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 別のものとなってございます。 杉山司委員 ちなみに、改修工事、207ページの真ん中辺り、もみじ山文化センター本館改修工事、実績値8億3,900万円とあります。予算から見たら、ちょっと増えている、これは補正予算をかけたんでしたっけ。補正予算をかけて、さらに不用があるので、調整されている。補正予算をかけた後に不用のところも出ていて、合計が合っている、そういう認識で大丈夫ですか。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 そちらは補正は特にかけてございません。その後、余っているものが結構多額でというところかなと思うんですけども、こちらにつきましては、予算要求時には、物価上昇を見越した、工事費に物価上昇率を掛けて算定していたというところなんですけども、実際、起工段階で材料費ですとか人件費というものがそこまで上昇しなかったということで、これぐらいの、330万円は契約落差となっていますので、それを除いた金額というものの起工落差みたいなものが出ているといったところでございます。 杉山司委員 不用額のほうは分かりましたけども、そうすると、本体改修工事の全体の8億4,000万円ぐらい、もともとの金額との差分というのは、何かありますか。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 もともと予算額が8億何がしという金額がついていたと思うんですけども、そこで4,190万円ですか、この金額というのは、起工落差ということで、契約落差ではなくて、実際起工の段階で物価上昇率というものを当初は見越してそれだけ高額にしていたんですけども、執行せずに済んでしまったというような内容になってございます。 日野たかし委員 207ページの生涯学習スポーツガイドブックの印刷のところですかね。令和5年度でないせすの発行が1回につき10万部だったと思うんですが、それが8万部になったんですかね。ただ、金額的には変わっていないのかなと思うんですけど、これはどういう状況になっているのかを教えていただけますか。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 恐らく委員おっしゃっているほうというのは、生涯学習スポーツガイドブックのほうではなくて、文化事業等情報発信業務委託、こちらがないせすの発行になっているところでございます。こちらは令和5年度については10万部、令和6年度について8万部という御指摘がございましたけども、こちらについては金額がさほど変わっていないのではないかと、むしろ上がっているのではないかというところかなと思うんですけども、こちらにつきましては、部数を減らしても、原材料費ですとか人件費の高騰に基づきまして、委託料が上がっているといったところでございます。 日野たかし委員 これは原材料費が上がったから部数を減らしたんですか。もともと10万部というのは、どういう根拠で10万部だったのか、令和6年度はなぜ8万部なのか、そこの理由は何でしょうか。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 そもそも、ないせすというものは、新聞の折り込みで配布してございます。昨今は新聞の購読者数というのが減っておりまして、8万部のうち約6万部というのが新聞講読に振り分けているもので、そこも年々減ってきてございますので、そこの適正値に合わせるために8万部に抑えたといったところと、もちろん人件費とかそういったところも加味して、必要部数というところで、過不足ないというところで8万部に減らしているといったところでございます。 日野たかし委員 そうなんですね。そうすると、新聞の部数というのはずっと年々減っているので、今年度も恐らく減っているのかなと思うんですけど、ないせすをお届けする対象というのが、今は新聞折込みと、あとは区民活動センターだったりとかいろんなところに置いてあるのかなと思うんですけど、文化振興するに当たって、例えば子育て世帯とかそういったところにとなると、今、子育て世帯で新聞を取っていないところもかなり多いかなと思うんですけど、そういったところにちゃんと行き届くようにするという工夫は何かされていらっしゃいますか。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 この間に第2回定例会で御報告させていただいたPIAZZAとかSNSとかを活用した情報発信というものを強めるということは今しております。また、情報発信もいろいろ子育て世帯に届きやすいように子育て施設に置いたりですとか、これはないせすだけではなくて、それぞれのチラシですとかそういった情報発信を含めまして、子育て施設、親子で集まるようなところ、我々もそういうイベントをやったときも含めまして情報発信をしているところでございます。 日野たかし委員 やはり紙媒体というのがなかなか難しい時代になってきたのかなというのは思いますので、うまく工夫して、ちゃんと周知ができるというか、広められるようにしていただきたいなと思います。 もう一つ、もみじ山文化センターの本館改修工事がちょうど今日から再開されたんですかね。改修が終わってということで、総括質疑でも我が会派からも質疑をさせていただいたんですが、重症心身障害児・者の団体の方からトイレにユニバーサルシートを設置してほしいと。当初は区のほうでやりますよという回答があったそうなんですが、実際調べるとなかなか難しいというようなお話もあって、だけど、ちゃんとしたユニットのトイレではなくて、仕切りがあって、ユニバーサルシートがあってというところで、よりユニバーサルデザインに配慮した、そういった施設にしてほしいという要望がありましたし、質疑をしました。 改めてここを伺いたいんですが、そういった障害児・者の方も不自由なく使えるような施設にしていただきたいと思いますけど、そこはいかがですか。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 委員御指摘の団体ですとか、あとそのほかの団体からもユニバーサル、そういった施設にというお声は聞いているところでして、私たちも文化施設として、文化施設でやっている鑑賞ですとかそういった体験の機会、できる限り障害があってもなくても、多くの方に参加していただきたいという思いは同じかなと思っています。そういった意味でいいますと、例えばホール内の客席等については、バリアフリー、車椅子でもということになっていますけども、今般ありましたトイレなんかにつきましては、そういった対応になっていないということで、私たちもほかのトイレ以外のところでそういったところが可能なのかどうかというところをいま一度ちょっと見てみまして、そこが設置できるのかどうか、設備的に大丈夫なのかどうかといったところを含めて、そこは検証、検討していきたいというふうに考えてございます。 日野たかし委員 ぜひ当事者の声をよくよく聞いていただいて、できる限り寄り添った対応をしていただきたいなというふうに思います。 209ページの国際化推進のウクライナ避難民に対する生活支援一時金支給事業費とあります。令和6年度は40万円となっていて、令和5年度は未執行だったんですよね。今、ウクライナ避難民の方が中野区内には何人いらっしゃって、この一時金の支給というのが1人に対してどういう額が支給されているのか、その辺を教えていただけますか。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 ウクライナ避難民の数ですけども、まずウクライナ避難民に対する一時金の内容ですが、1人当たり10万円という金額を支給しております。令和5年度につきましては、4名の方が中野区内に来たといったところで、40万円の支給になっているところでございます。 令和7年度現在ですが、数につきましては、一旦答弁保留させてもらってよろしいですか。 甲田ゆり子主査 答弁保留ですね。 日野たかし委員 すみません。ちょっと同じところになっちゃうんですけど、令和5年度は未執行になっているんですよね。令和5年度は、そのときはいらっしゃらなかったのか、いたけど何かの理由があって支給されなかったのか、それはいかがですか。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 令和5年度につきましては、転入はなかったといったところで支給はしていないといったところでございます。 日野たかし委員 転入時だけということなんですね。だから、令和6年のときは4人転入があって、40万円支給しました。じゃ、現状、全部で何人いらっしゃるのか。転入がどんどんあれば増えてきますよね。現状のトータルの数、それが今保留になっているんでしたっけ。そうですね。分かりました。じゃ、それは後で聞きます。 ちょっと別のところにいきまして、国際交流に対する補助金のところです。この人件費なんですけど、国際交流の人件費というのは、全て区の補助金だけで賄われているものなんでしょうか。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 全てが全て区の補助金ではなくて、一部あちらの国際交流協会に負担してもらっているというものがございます。 日野たかし委員 一部、ちょっと割合を聞いてもあれだと思うので。今、外国人の数もずっと増え続けていて、日本語指導の派遣なんかも人手が足りなかったりとか、時間が足りなかったりという状況も伺っている中で、人の確保というのはすごく大事なんだろうなと思っています。特に日本に来られた外国籍の方で、日本の文化だったり地域になかなかなじんでいけないという、孤立するような方を絶対につくっちゃいけないというふうに思いますので、まずは日本語をしっかりと学んでいただいて、環境になじんでいただくというのが大事だと思っていて、そこに対する人の支援というのがすごく大事だと思っているんですね。そこの確保については、区としても力を入れて支援をしていただきたいなと思うんですけど、そこについては区としては何か、人の確保というところでは取り組めるようなことはないんでしょうか。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 国際人材みたいなところにつきましては、そういった専門の人材を集めていくのは、なかなか国際交流協会だけでは難しいのかなというふうに思っています。ですので、国際交流協会との役割のすみ分けみたいなところ、あと、今、外国人が増えているというところもありますので、それに向けた施策も様々進めていかなければならないと思っています。その中で、役割分担をもう少し見定めてというか、精査しまして、例えば今年から中野区では、大人向けのオンラインの日本語講座をやっていますけども、そういった形で区で担うところは区でやったり、国際交流協会で担えて、国際交流協会で今までやっているところで生かせるところは国際交流協会に任せるとか、そういったようなすみ分けが必要なのかなと。人材の手配といったところとは違う観点になるかと思いますけど、そういうすみ分けをすることによって、区全体での施策というか、外国人、多文化共生に資する事業を進めていければというふうに考えてございます。 日野たかし委員 そうですね。すみ分けという部分では、子どもたちに関しては日本語学級というのも今検討されていて、そういう子どもたちの支援はさらに厚くなるのかなと思うんですけど、特に働いている外国籍のお父さん、お母さんがいらっしゃって、お父さんは社会の中でいろいろとコミュニケーションが取っていく場があるけど、働いていらっしゃらないお母さんがいる場合は、結構孤立するということがあるかと思いますので、そういったところにどういうアプローチができるかというのはよく検討していただいて、しっかりと支援ができるような取組をしていただきたいなと思います。これは要望で結構です。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 先ほど日野委員のウクライナ避難民の現在の人数ですけども、今年の8月24日現在で3名の方がいらっしゃるといったところになります。だから、増えたり減ったりしているので、常に入ったり出ていったりというのを繰り返しているといったところでございます。 日野たかし委員 それは以前は都営住宅で受入れをしているとかそういうことだったと思うんですけど、今、都営住宅とかに限らず、いろんなところで出入りがあるということなんでしょうかね。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 詳しいところまであれですけど、以前は都営住宅に入れていたりという話も、当初ウクライナとロシアの戦争が始まったときにはそういう話もありました。しかし、いろいろ話を聞いてみますと、友達とか知り合い伝いに行ったりだとか、日本に親戚というか、そういう方がいるので、そういう人を頼っていったりとか、様々なケースがあるというふうに伺っていますので、そういった様々なパターンがあるのかなというふうに承知してございます。 あと、先ほどの答弁訂正なんですが、先ほど杉山委員からの質疑で、もみじ山文化センターの工事費の補正予算があったのかといったところですけども、昨年第3回定例会で前払金の増額の補正、約1億7,000万円の補正をしておりまして、もみじ山文化センターの工事費でいきますと、当初予算ですと7億1,000万円ぐらいですかね。補正後は約8億8,300万円余といったような金額に補正してございます。訂正でした。 むとう有子委員 今のところの一番下のところで、友好都市と諸外国との交流事業で受入れが未執行となっているんですが、受入れはしなかったということなんでしょうか。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 昨年度、基本的には友好都市、姉妹都市を結んでございます中国の西城区と韓国の陽川区、この2自治体になりますけど、昨年は受入れというか、こちらに来訪ということがなかったので、こちらのところは未執行といったところになってございます。 むとう有子委員 こちらからは行かれているんですよね。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 こちらからも昨年度は行っていません。 むとう有子委員 これはどういう頻度でというか、どういう形で交流し合っているんでしょうか。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 ケースは様々ですけど、向こうの自治体からこちらに来たいという話もありますし、そのやり取りの中で、基本的には向こうからまず来たいという話が昨今だとある、だけども、途中でスケジュールが合わなくて来られなかったといったようなところもございます。そういう関係性の中で交流をしているといったところでございます。 むとう有子委員 行きたい、来たいみたいなところでの交流だけなんですか。せっかく友好都市ということで結んでいるのであれば、交流の在り方とか、お互いどういうふうに交流し合うのかというようなことの議論とか検討とかがあった上で、じゃ、行きましょう、来ましょうみたいなことになるならちょっと理解できるんですけど、行きたい、来たいみたいな、そんな話になって初めて交流事業が成立するというのは、ちょっといかがなものかなと思うので、交流そのものの在り方というのをどうするのかというか、お互いどういう交流し合っていくのか、何を目的にし合っていくのかとか、せっかく友好都市を結んでいるのに、中身はどうなっているんでしょうか。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 ちょっと補足させていただきますが、最近ですと、コロナも挟みまして、向こうから行けないかといったような打診が続いているといったような状況でございます。でも、その前につきましては、来たら、こちらから行こうとかというところになってございましたけども、我々としては、ここだけではなく、ウエリントン市とかもそうですけども、ちゃんとした実利のある交流にしていきたいなというふうに考えてございますので、そういった働きかけを今後、交流に当たってはそういったところをしていきたいなというふうに考えてございます。 むとう有子委員 例えば、年度初めとかに今年の在り方はどういう交流にしましょうかとか、何か議論し合うみたいなことはないんですか。お互いにせっかく友好都市関係を結んでいて、結んだことによって双方どういうところを交流し合うとか、何をよく理解し合うとか、何かないんですか、中身は。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 その辺りのところがなかなか今詰められているところもないというところが実情かなと思います。しかし、そういったところ、実利のある、どういった交流ができるのかというのは、引き続き相手方自治体とも検討というか、協議していきたいというふうに考えています。 むとう有子委員 そういう答弁を聞くとすごく不思議に思うんですけれども、じゃ、最初に友好都市を結び合いましょうというときにはどういう理念だったんですか。何もなく行きたい、来たいだけで友好都市ねと、そんな気軽なものではないですよね。どういうことをもってして友好都市なんだということで、お互いに締結し合っているんでしょうか。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 そこにつきましては、幅広い中で交流をしていきましょうと。要するに、何かこれというふうな具体的ではなくて、例えば健康ですとかスポーツですとか、幅広い中で検討を進めていきましょうというような中身の確認をして、お互いにそこについては今後深化させていきましょう、深めていきましょうといったような内容だったというふうに承知してございます。 むとう有子委員 何かしっくり理解できないんですけれども、諸外国もそうですし、ここでは項目が違いますけれども、日本の国内でもいろんなところと連携しているようなんだけれども、どういう意図でどういうふうにしていきたいのかとか、本当に理念とかがあまり感じられなくて、どんどん増やせばいいかということでもないだろうというふうに思うし、お互いもうちょっと、何か言葉が見つからないんですけれど、もうちょっと何かないものなのかなというふうに。じゃ、これからも気軽に行きたい、来たいとなったら、どんどん結んじゃうのみたいな。世界中どこも、日本中もみんな友好都市だよ、お友達だよと、それは決して悪いことではないし、いいことなんだけれども、でも、もうちょっと何かそこで、理念なりがないと、税金も使って、税金も動くわけですから、もうちょっとしっかりしたものを持ち合わせてほしいなと思うんですけれども、その辺のお考え方は何かあるんでしょうか。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 例えば西城区なんかですと、1986年から交流が続いてきています。昨今、コロナもあったりとか、情勢的なところもあったんだと思いますが、なかなか具体的な交流につながっていないといったところで、その前までは例えばスポーツ、野球ですとかの交流がありましたと。スポーツに関しましても、今までは野球といったところはありましたけど、向こうは野球もなかなか強くないといったところで、そこも向こうの交流として中身を見直されているという話もありますので、なかなか今のところにアップデートした、どんなような交流ができるのかというのは、引き続き相手方と協議していく必要があるのかなと。その上で理念というものを忘れずに、そういった関係を続けていくというところが必要なのかなというふうに考えてございます。 いのつめ正太委員 207ページの文化事業等情報発信のところからお伺いします。先ほど日野委員との御質疑の中で、子育て世帯でしたか、一部世帯に関しては、SNSを利用してというお話がありました。確認ですけど、生涯学習・スポーツガイドブックは発行廃止、ないせす自体はまだ残るんですよね。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 スポーツガイドブックにつきましては、今年度予算には計上されていないといったところかなと思います。来年度に向けては、発行の仕方を見直していきたいと考えているのはスポーツガイドブックのほうでございます。 ないせすというか、文化事業の情報発信につきましては、今回、常任委員会のほうで詳しく文化事業のところ、文化施設を含めてですけども、そういったところの情報発信の在り方について御報告をさせていただこうというふうに考えてございます。 いのつめ正太委員 分かりました。ちょっと気になったのは、ターゲットをどうしていくかというところの話で、主要施策のところの行政評価のところで見てみると、情報の即時性に欠けるというところと区民に届きづらいというところの2点が主に挙げられていて、あと費用対効果とかもあるんですけども、最後の締めが有効かつ信頼性のある発信へ転換というふうにあるんですね。もちろんコミュニティアプリもそうですし、SNSもそうなんですけども、届く人の属性というのは、多分それぞれ違うと思うんですよ、媒体によって。なので、殊、文化事業等の発信に関しては、恐らくターゲット自体というのは、特定の年齢層とか特定のターゲットに絞るというよりは、より多くの区民の方に届けるというのが本旨だと思うんです。なので、そこら辺の媒体の使い分けに関しては、それぞれ幅広く持たせたほうがいいのかなというふうに思うんですけど、その点はお考えとかありますか。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 文化施設とか文化事業、そういったところを知ってほしいというところは、子育て世帯というところに今届いていないというところが現状であるかなというふうに思っています。 一方で、幅広い世帯とかでいいますと、例えば内容によりますけども、物によりますけども、チラシの発行ですとかチラシを通じた周知とか、例えば掲示板による周知だとか、そういったところも考えられると思いますので、今ここはないせすという形で何万部発行というものがなかなか届いていないという現状がありますと、そういったところをミックスさせて情報発信していくといったところで、より全体を網羅していく、幅広く網羅していくということが必要なのかなというふうに考えてございます。 いのつめ正太委員 ありがとうございます。網羅というふうに言っていただいたので、おっしゃっていただいたように、物によるんですよね。どれを誰に届けたいかというのがあると思いますので、そこら辺は整理いただいて、適宜一番有効な手段で行っていただければと思います。 209ページのニュージーランド、ウエリントン市への訪問団の派遣のところでお伺いします。 先ほどむとう委員が交流事業のところで質疑されていましたけども、こちらも本旨というか、会派としても、より多くの子どもにそういった交流の体験というのはしていただくべきだと考えております。もう一般質問や質疑等でたくさんしてきたので、一応念押しの形で要望ということにさせていただきますけども、今の形態だと、特にウエリントン市への訪問団の派遣でいうと、受入れができる、一部の子どもたちに対象が限られているといったところは、私はもうちょっと門戸を広げてあげるというのも大切な観点じゃないかなと思いますので、その点はぜひ御検討いただけると助かります。 最後は、中野区国際交流協会の補助金の残のところですね。額が641万円ですかね。令和5年から比べてもちょっと膨らんでいるという部分があると思うんですが、まずそこの要因をお伺いします。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 こちらの増の要因ですけども、一昨年度、例えばボランティア交通費がちょっと足りなくなったといった要因などに伴って補正予算をかけたといったような実態がございました。そういったところがありますので、補正予算とかそういった対応にならないように、ちゃんと必要な経費を設けるようにといったところで、そこを増やしたりですとか、人件費を増やしたりですとか、あと一部の事業で指導員を増やしたりといったところを検討していたといったところで、予算額としては増になっていたといったところでございます。 いのつめ正太委員 分かりました。実態として、中身でそういったことがあるのはよく分かりました。これから国際交流協会と区とでどっちがどの役割を担うのかというのは、もう既に一部御検討いただいていると思うんですけど、整理をしていただいて、これに関しては国際交流協会のほうに任せるので、その分の補助金はお出ししますよと、逆に言うと、これは国際交流協会さんのほうには担っていただかなくていいので、その分の補助金は要らないですよねみたいな形で、ここに関しては補助金をどれぐらいの額にするのかとセットで整理が必要かなと思うんですが、その点は何かお考えはありますか。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 そういった役割を見直す中で、補助金の多寡というか、性質というか、中身みたいなところも一定整理というか、見直しなりそういったところの整理は必要なのかなというふうに思っています。その中で適正額というか、こちらからどの程度お渡しすれば、補助金として出せば適正なのか、この事業を賄えるのかとか、運営を含めて、そこの中で検討していければというふうに考えてございます。 武田やよい委員 209ページのAI言語の通訳システムのことで伺います。要求資料の27に実績が出ているんですけれども、庁内に限ってお聞きしたいんですけれども、戸籍住民と税務課が300件近く機械通訳を使われていると。保険医療課は機械通訳が172件、三者間通訳を200件突出して使っていらっしゃると。この3課について台数を、例えば貸出しを増やしてほしいとか融通させてほしいとか、そういった要望というのはあるのでしょうか。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 今のところ、そこから増やしてほしいという声は聞いていないというところでございます。 武田やよい委員 全体で59台というものを割り振っていらっしゃるかと思うんですけれども、1位から10位までというところに物すごく利用の頻度に差があって、10位と言いながら、三者間通訳だったら2件しか使われていないというようなこともあって、全く使われていないところというのはあるんでしょうか。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 全く使っていないところもあります。 武田やよい委員 そうしたら、この59台を有効に活用するという形で考えるのか、台数を絞るのかという、必要の頻度に合わせて見直しをしていくというのはお考えはありますか。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 こちらは59台ということで、今現状そういった台数になっていて、1台当たりのコストも結構かかっていると認識していまして、適正配置につきましては、今後も進めていって、例えば学校ですとか庁外職場を含めて、ほかのシステムが利用できないかだとか、そういった複合的なというか、トータルでの見直しみたいなところは引き続き検討していければなというふうに考えてございます。 武田やよい委員 見直しはぜひしていただければなと思います。 それで、三者間通訳と機械通訳、利用の頻度に物すごく差があるんですけれども、三者間通訳は保険医療課が突出しているというのは、何か事情がありますか。 宮脇区民部保険医療課長 三者間通訳、主に年金の窓口のほうで使っております。 武田やよい委員 かつても、従前から多分そうだったので、多分制度が複雑で分かりづらいというものについては、直接ではないですけれども、顔が見えた通訳の方が制度を含めてお話をするというところは本当に大事なのかなと思いますので、その辺りは税金とか国民健康保険なんかでも同じような形で使う方がちょっと増えていってもいいのかなと思うんですけれども、税金ですとか国民健康保険のほうではあまり三者間通訳というのは必要なくて済んでいるという感じなんでしょうか。 栗栖区民部税務課長 税においては、三者間通訳を使う時期もある程度限られていまして、納税交渉で使うというよりは、当初課税のときに、税の課税理由だとかそういったところを説明するときに使っているものでございます。6月の時期にそういったことで使うことはあるんですけれども、現在のところはそこで十分に充足しているところでございます。 宮脇区民部保険医療課長 国民健康保険の窓口、国民年金の手続よりもケースごとに違いがあまりないというような定性的な部分がありますので、そういったところでいうと、三者間通訳ではなくて、小さなポケトークというような機械というのがよく出回っているんですけれども、テキスト形式で翻訳をすぐさましてくれると、こういった機械も使いながら対応しているというところで、三者間での接続よりも定量的なものはそういった対応がよくできると、そういうことであまり三者間のほうは国民健康保険のほうでは頻度が少ないという、そういう状況です。 武田やよい委員 そうすると、今、ポケトークを国民健康保険の窓口ではお使いになっているということは、これとは別に通訳の機械というのを保険医療課として何台か持っていて、それで対応しているということなんでしょうか。 宮脇区民部保険医療課長 こちらは窓口を委託しております。今、委託している業者さんのところでそういった機械を導入していただいて、それを使っていると、このような状況です。 武田やよい委員 委託事業者さんが導入して持っているということになると、委託事業者さんが変わった場合になくなってしまうという可能性はあるということですかね。 宮脇区民部保険医療課長 委託業者が変わった場合については、そのようなツールを使うかどうかというところまでは、可能性としては使われないというような状況もあるかもしれません。 武田やよい委員 ありがとうございます。 そうしましたら、改めてそれぞれの所管、特に利用頻度の高いところではどういった使われ方をしているのかというところをちょっと確認していただいて、再編というところもちょっと視野に入れていただければと思います。要望にします。 内野大三郎委員 ニュージーランドのウエリントン市のところで、何名、誰が行ったのか分かりますか。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 区長以下、随行職員として、私を含めて、同課の職員2名、全部で4名で訪問しました。 内野大三郎委員 これは子どもたちが行ったとかいうんじゃなかったっけ。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 昨年7月28日から8月1日の間に行ったんですが、ちょうど子どもたちが向こうに行っている間に私たちも合わせて、時期を同じくして、別としてですけれども、行ったといったところでございます。 内野大三郎委員 そうしたら、子どもたちは自費で行っているということですか。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 もともと自費で、国際交流協会のほうで実施している、中野区の委託事業ですけれども、そのような形で行っているというところで、子どもたちは自費でお金を出していっているという仕組みです。 内野大三郎委員 じゃ、委託で国際交流協会に出しているけれども、その中で全額自費で行ける人という感じで手を挙げさせたということですか。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 お金の面だけではなくて、ちゃんと受け入れられるかどうか、昨年は間にコロナを挟んでしまっていてというのもあったので、人数を増やせないかといったところで、15名、そのうち5名は、本来ですと受入れもするんですけども、しないで行くだけというイレギュラーな形でもやったんですけど、そういうのを含めて、家でも受け入れられるという前提で手を挙げてもらっているといったところでございます。 内野大三郎委員 ありがとうございました。どうせやるなら、できるだけ数多くしてあげたいなというのが一つありました。 むとう委員とちょっとかぶるところもあるんですけど、ちなみに、外国の姉妹都市というのは何か所ありますか。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 友好区関係というのが中華人民共和国の北京市西城区、ソウル特別市陽川区、こちらが姉妹都市関係ということで、そういった関係を結んでいるのは2海外自治体といったところになります。 内野大三郎委員 今度恐らく台湾とか増えていくと思うんですね。先ほど来からあるとおり、何でこういうものを始めるのかというスタートのところをもう一回深掘りして、哲学を持ってやったほうがいいと思っていて、友好都市と姉妹都市と、今度台湾がどういう都市になるのか分からないですけれども、その3か所で今度行ったり来たりというのは定期的にやるとか、それから、中野区民が行ったときには向こうで何かのインセンティブがあるとか、何でやっているのと言われたときに堂々と答えられる何かをちゃんと持っていたほうがいいかなと思うんですけども、いかがでしょうか。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 今まさに内野委員からありました台湾との交流という話ですけども、こちらにつきましては、我々もそういう、別に区民に実利が還元されるような仕組みというか、どういったところで交流する意義ですよね。結ぶだけではなくて、区民とか子どもたちに還元できるような交流の在り方だとか、また向こうからも来てもらって、こちらで楽しんでもらうだけではなくて、意味のある交流になっていくと、そこが大事なのかなと思っているので、そういうふうになるように進めていきたいなというふうに考えてございます。 内野大三郎委員 最後にします。台湾は東日本大震災で人口当たりの義援金の額が非常に多かったので、防災という視点からも交流する、その先にあるのは、お互いの地球の人間としての安心・安全や助け合いの精神みたいなところをきちんと軸に持っていけば、向こうで災害があったときにボランティアで行くときの保険ぐらいはちょっと出してあげようよとか、そういうことを交流の隙間にすっと入れてあげると、多分中野区民にとってもすごく行くモチベーションになっていくと思うんですね。なので、そういうところを将来的には見据えていっていただきたいと思います。これは要望にしておきます。 杉山司委員 1個だけ端的に、209ページの真ん中辺り、文化施設の維持修繕費の未執行315万円、令和5年度も15万円の未執行があったんですけど、今回の令和6年度の315万円、何を想定されていたのかだけ教えてください。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 文化施設の維持補修とかにつきましては、協定内で、ここからここの金額の範囲については指定管理者でやるとか、ここからここまでの範囲は区でやるといったようなすみ分けがなされていて、315万円につきましては、おおむね100万円を超えるような、100万円ぐらいの工事を伴うような修繕について、区が緊急的に行わなければならないように取っておいたというか、いつも予算化しているお金でございます。 杉山司委員 ありがとうございます。 そうしたら、多分令和7年度でもこういう想定の修繕費というのは予算としては入っている。金額も一緒に教えておいてください。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 詳しい金額が今ちょっと出てこないんですが、金額自体はちょっと減らしていて、ただ、一定緊急時のための、施設も古くなっているという現状もございますので、一定そういった予算については計上させていただいているというような状況でございます。 甲田ゆり子主査 他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
甲田ゆり子主査 質疑がなければ、進行いたします。 次に、208ページから211ページ、事務事業3、文化財について、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
甲田ゆり子主査 質疑がなければ、進行いたします。 210ページから213ページ、事務事業4、シティプロモーションについて、質疑はありませんか。 日野たかし委員 213ページ、庁舎貸出しスペース施設管理委託、540万円余とあります。令和6年度、年払いでということになっていて、事業者側からもう少し何かできないかみたいな話があったような気がした、違いましたっけ。ちょっと状況を教えていただけますか。 甲田ゆり子主査 分科会を休憩します。
(午後1時50分)
甲田ゆり子主査 分科会を再開します。
(午後1時52分)
冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 委員御指摘のありましたことにつきましては、この業者は昨年度からですけども、契約するときに、落札してからそこの仕様が変えられないかといったような話がありましたが、今年度につきましては、そういった指摘も踏まえて、適正に支払いの期日、期間、回数というものを定めて契約してございます。 杉山司委員 213ページのふるさと納税の寄附件数と寄附金額につきまして、これは1億800万円ということで、多分その前の年は半分ぐらいだったかもしれないですけど、結構増えていると思うんですけど、予定としてはどのぐらいをもともと令和6年度では見込んでいたんでしたっけ。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 令和6年度につきましては、当初1億円ぐらいを想定していたんですけども、キャンペーン等々をやるといったところを途中で想定しまして、約1億8,000万円ぐらいの規模のふるさと納税があるのではないかといったところで補正予算で対応させていただいていますので、1億8,000万円を、それぐらいいってもいいような形での予算組みにしていたといったところです。 杉山司委員 途中で方針とか手法とか変えたり、下に委託の不用額も出ているということもあり、今、課長がお話ししたように、手をつけるのをやめた部分もある。そういう形で若干予定としては届かなかったと思うんですけど、この事業そのものも国から言われているもので、やりたくないけども、どんどん増やしていかなきゃいけないということもあり、ふるさと納税に関する返礼品というか、パイを結構増やしていると思うんですけども、令和6年度では返礼品のボリュームというのはどのくらい増やしたのか、あれば教えてください。ざっくりでもいいです。倍ぐらいとか。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 件数をどれくらいに増やしたといったところは、すみません、正しく把握していないんですけど、昨年度では、基本はPayPayのデジタル商品券みたいなところが結構伸びていたかなと。途中からは光学機器なんかも足して、そういったところもふるさと納税の寄附額増加、件数もそうですけども、そういったところに寄与していたのかなと。今年度はさらに光学機器が伸びているというところもありますので、そういったところは寄与しているのかなというふうに考えてございます。 杉山司委員 多分、今年度は、今言いましたけど、体験型のものとか、またさらに種類とか幅を広げていくという方針だと思いますけども、その理解でいいですか。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 体験型につきましては、昨年度からも例えばJRとかの協力の下にそういった体験ができるものとかをやっていますので、今後もそういった体験型のものも増やせるように、こちらでも営業というか、アプローチをかけていきたいなというふうに考えてございます。 杉山司委員 参考までに、令和7年度の寄附目標額を教えてください。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 令和7年度は一応予算上ですが、2億円ぐらい入ってくるのかなといったところで見込んでいるところではございます。 むとう有子委員 先ほど質疑の中でちょっと触れられていたんですけれども、区民交流スペース等整備運営業務委託3,000万円、これはどこの部分のどういう中身なのか、ちょっと分からないので、教えてください。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 これは新区役所に移るときを契機といたしまして、例えば1階のパーゴラですとか、パーゴラという木で囲まれた展示スペース、あそこでの企画ですとか、あと、シェアノマでのワークショップの運営ですとか、ナカノバでの定型的なイベント、新庁舎が開庁したときの新庁舎開庁イベント、そういったところをやっていただくのと、あと、会議室、下ですとミーティングルームA、Bと6階の会議室等に壁画というものをやってもらうようなところとか、そういったところをもろもろお願いしていたのがここの区民交流スペース等整備運営委託業務といった内容になってございます。 むとう有子委員 これはこの年だけでもう終わりということでしょうか。今後も何か継続的なものではないのですか。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 委員おっしゃるとおり、これは今年度は予算化してございませんで、実装という形でやってございます。 むとう有子委員 そうすると、1階のさっき言っていた木で囲まれた展示スペースというのは、たまに変わりますよね、中身。それは誰がどう管理して、どうやってあそこは展示されているんですか。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 昨年度はそういった形で企画とか運営を業務委託でやっていましたが、今年度は行政での利用と、あと区民の公募をして、そこで展示をしたいといったような区民等への公募をやって、いろいろ企画を変えてやっているといったところでございます。 むとう有子委員 区民の公募というのは、年度初めに手を挙げてくださいとか、どういうふうに公募に対して区民は応募すればいいんですか。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 年度初めにとかではなくて、その都度公募を求めています。今、区のホームページにそういった公募のサイトを設けていますので、ここでこういう展示をしませんかといったようなところを広く区民のほか、公募を募っているといったところでございます。 むとう有子委員 そこはここに書いてあるミーティングルームだとか何とかの貸出しスペースとは全く別で、無料なんですか。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 無料です。 むとう有子委員 展示内容を理解できないときもあれば、理解できるときもあるんですけれども、不思議な展示のときがあるんですけれども、展示内容については、区のほうで何か審査とか、応募があれば無料で一定期間、その期間も応募した人がいつからいつまでやりたいと言ったら、それに合わせて、期間も1年でも1か月でも1週間でも何でもいいんですか。どういう基準になっているんですか。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 基本的には1週間ぐらいから1か月ぐらい、その中で撤去とか全部自分たちでやってくださいといったところで、審査につきましても、特段、例えば1階にふさわしくないとかそういった内容があればあれですけども、特にそうではなければやると。やはり1階にふさわしいといったところはありますので、そういったところでの審査というか、選定になるかなというふうなところでやってございます。 むとう有子委員 例えばあそこの1階のところに、ホームページを見ればそういうことが書いてあるんでしょうけれども、あの場で例えば区民の方にどなたでも無料でお貸出しできますよみたいなことは、立て看板とか貼り紙とか何かあるんでしたっけ。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 一応あそこに、外側を見れば貼ってあると思いますので、そちらを御覧になっていただく、あと詳しくはホームページを見ていただくというような流れになろうかと思います。 内野大三郎委員 もう既にやっているかどうか分からないですが、ふるさと納税でナカペイをやっているんですかね。ちょっとやっているところを説明してもらっていいですか。 国分区民部産業振興課長 ふるさと納税でナカペイポイントを8月1日より返礼品で選択できるように開始をしてございます。 武田やよい委員 先ほど日野委員も質問されていた庁舎貸出しスペースの施設管理委託なんですけれど、あそこだけちょこんとあの空間にあって、不思議な感じがするんですよね。ただ、あそこは総合案内に行くよりもエレベーターとかの動線に近いので、あそこの方が結構場所を聞かれているんですよね。ちゃんと答えていらっしゃるんですよ。それはそれで違う役割を担っていただいちゃっているなというところもあるかなと思って見ていたんですけれども、あそこの場所に貸出しスペースというのは、今後もずっと置いていくところなのか、何か例えば、防災センターとか総合案内の受付のところとかで一緒にできるとか、そういった考えはないんでしょうか。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 我々としても、あの形が最善かといったところでは思っていないというところでございます。ですので、今後、業者の見直しだとか、様々な機会を捉えて、今、委員おっしゃっていただいた防災センターだとかという話もありましたけども、そこへ統合できないかとか、そういったところは今後どういった形でできるかというのまで具体的には出ていませんけど、検討はしていきたいなというふうに考えてございます。 武田やよい委員 一緒に何かできるのであれば、一緒にしていただいたほうがいいのかなというところも思う反面、これは一つ総合案内の場所というところでも御検討いただきたいなと思って見ていて、区民の人の動線に見えるところ、動線の中に入っているところに総合案内というのはないと、この前も介助をつけながら杖をついている方がずっと正面玄関から入ってきて、わざわざ総合案内まで行って、そこからまたエレベーターに戻るという動線になっているんですよね。例えばエスカレーターの辺りに立っていてくださるとか、何かしら、あの中にずっと座っていて動かないということではないことを、貸出しスペースの方がよく物を聞かれているということも含めて、ちょっとお考えいただきたいと思うんですけど、いかがでしょう。 小堺区民部窓口サービス担当課長 今、確かに正面から入ってきて、総合案内のフロア案内人は真横を向いてしまっているという現状にありますが、運用上、一人は正面を向くようにしている運用に変えてございます。2人いるうちの1人は正面に、玄関から入ってきて、入ってきた人に対して、正対する形で向くようにはしているんです。今、委員おっしゃったように、フロアまで出ていって対応できるかどうかというのは、また検討させていただきたいと考えております。 武田やよい委員 やはりどう見ても、杖をついてすごくゆっくり歩いている方が総合案内に向かって歩いていることが見えた時点で、ずっといらっしゃるのを待っているじゃなくて、出ていくということはしていただいたほうがいいと思うんですよね。そこからすぐエレベーターとかエスカレーターに行けるならいいですけど、また元に戻らなきゃいけないわけですよ。非常に無駄な動線を、しかも足の悪い方にさせているということは、やっぱりちょっと考えていただきたいと思います。これは仕様の見直しとかというようなことではなくても、案内業務の中に、あの受付の箱の中に座っていなきゃいけないということじゃなければできることだと思うので、それはすぐにでもやっていただきたいと思います。要望にします。 むとう有子委員 ちょっと聞きたくなっちゃったんですが、庁舎管理じゃないんですよね。いいんですか、ここで。あれは動かせないんですか、あのカウンターごと。大体どこの区役所、市役所に行っても、正面玄関から入って目の前に、正面に大概総合受付があるところが多いですよね。こんなにこっちを見ないといけないというのはなかなかないですよね。あの受付のカウンターごと、エスカレーターの下に持って来られないんですか。 小堺区民部窓口サービス担当課長 総合案内の配置につきましては、庁舎管理の設定の考え方に基づいておりまして、私どもの一存では動かすことはできかねます。今現状そういうことになります。 むとう有子委員 だから、それは分かっているんだけれども、庁舎の中で、区民の皆さんから最初からそういう意見が多かったと思うんですよ。エレベーターに行くのも、向こうまで行って、こっち側にまた来るとか、なかなか動線が悪過ぎて、あれを動かすということを考えられないんですか。ここではできない、だから庁舎全体で会議とかでかけられないんですか。 小堺区民部窓口サービス担当課長 休憩していただいていいですか。 甲田ゆり子主査 分科会を休憩します。
(午後2時06分)
甲田ゆり子主査 分科会を再開します。
(午後2時08分)
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
甲田ゆり子主査 なければ、次は、6款地域支えあい推進費になります。1項地域支えあい推進費、1目地域活動推進費、286ページから289ページです。事務事業4、区民活動推進、このうち事務事業2、公益活動推進、区民公益活動に対する政策助成の活動領域3及び活動領域8が区民分科会の分担分です。 質疑はありませんか。 むとう有子委員 領域3と領域8ということなんですけれども、これはどうだったんでしょうか。結果的には16事業、それから6事業ということなんですが、この事業以外にも応募があって駄目になってしまったという部分もあったんでしょうか。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 活動領域3でございますが、あっても令和6年度ですから、16事業のうち、選んだのはその事業と。要するに政策助成の審査の中で助成に値しないといったところで助成しなかった団体があるといったところは2団体、2事業です。 伊東環境部環境課長 活動領域8につきましては、6事業申請がありまして、全て6事業とも交付決定をしてございます。 甲田ゆり子主査 他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
甲田ゆり子主査 質疑がなければ、進めます。 次が374ページ、環境費です。8款環境費、1項環境費、1目環境費、374ページから375ページ、事務事業1、環境関係人件費等について、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
甲田ゆり子主査 なければ、進めます。 374ページから375ページ、事務事業2、環境管理について、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
甲田ゆり子主査 なければ、進行いたします。 374ページから375ページ、事務事業3、環境企画調整について、質疑はありませんか。 杉山司委員 確認だけさせてください。環境審議会の委員報酬等、4回で委員20名、これは不用額もそこそこありますけども、もともと予定していた実施の回数が少なかったのか、委員の参加が少なかったのか、この辺りを教えてください。 伊東環境部環境課長 まず審議会の開催の回数については、予定どおりでございます。この残の理由でございますが、4回実施しまして、欠席された委員ですとか、そもそも報酬の受取りを辞退された委員もございまして、この不用額となってございます。 日野たかし委員 脱炭素ロードマップリーフレット・チラシ印刷費残、未執行となっていますけど、未執行の理由を教えてください。 伊東環境部環境課長 当初、ロードマップ作成に当たりまして、区民、事業者向けの普及啓発のためのリーフレットを委託で作る予定でございましたが、庁内の複合印刷で印刷ができるということにより、こちらでは印刷については未執行で、庁内複合印刷で対応したということでございます。 武田やよい委員 ここで伺うことでいいのかどうか、企画調整なので、伺いたいんですけれども、今年の第1回定例会、予算特別委員会で、会派の羽鳥委員のほうから、気候危機を全面に据えた区報の特集を出すべきだというような質問をさせていただいて、区報への特集の掲載については広聴・広報課とも調整して実現をしたいというふうに考えているという御答弁をいただいているんですけれども、その後、進捗はどのようになっていますでしょうか。現時点でまだなされていないかなと思いますので。 伊東環境部環境課長 時期については申し上げられませんが、掲載する予定で広聴・広報課と調整をしている段階でございます。 武田やよい委員 今、調整をしている段階とおっしゃったんですけれども、昨日の総務委員会で羽鳥委員がこの件に関して広聴・広報課に質問をしたところ、環境課のほうから手挙げも特に御相談も今のところ受けていないという御答弁をいただいているんですけれども、その辺り、どうなっているんでしょうか。 伊東環境部環境課長 環境課としては、広聴・広報課と調整をしまして、何月号になるかは明言はいただけませんでしたけれども、掲載する方向でということで調整をしているという段階でございます。 武田やよい委員 そうすると、昨日、広聴・広報課長のほうで相談がないというふうにおっしゃっていたのは、認識の違いということなんでしょうか。いつ御相談をされて、どういうふうなことで調整をされているんでしょう。 伊東環境部環境課長 先ほど第1回定例会でそういった質問等がございまして、その後、私も担当のほうに指示をしまして、広聴・広報課と調整するようにということで、担当のほうで調整をしているということで、先ほど言ったように広聴・広報課のほうで検討するというふうに聞いてございます。 武田やよい委員 区報の掲載希望というのは、基本的には翌年度に年間でどういったことを上げたいかということであるとかの調査があって、特に大きな記事というのは調整が入ってということで、多分予算特別委員会の後ぐらいに調整に入られたということだと、もう既に今年度の大きなものというのは決まっていて、その中でどこを割いてもらうかというような調整が必要なんじゃないかというふうに思うんですけれども、広聴・広報課のほうで認識がないということだと、本当にそれが調整としてやるということになっているのかどうかというところ、特に今年度内ということを考えると、あと、そんなに月数もなく、しかも、ほぼほぼ、2か月先ぐらいまでのものは中身が決まっているんじゃないかと思いますので、どのぐらいのタイミングでどういうふうに進めていくかというのは、改めて進めていただく確認をしていただいたほうがいいんじゃないかと思うんですけど、いかがでしょう。 伊東環境部環境課長 環境課としては、先ほど言いましたように、一般質問等で、御要望がありましたので、関係所管、広聴・広報課のほうには担当者を通じてお願いしているというところでございましたけれども、改めて確認したいと思います。 武田やよい委員 これは一般質問ではなくて、予算特別委員会のところでお伺いしています。両者の認識がずれているというのは、ちょっと問題があるのではないかと思いますので、ここは確実に意思疎通をしていただいて、実現したいというふうにおっしゃっていただいているわけですから、確実に実現できるようにしていただきたいと思います。要望にします。 甲田ゆり子主査 他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
甲田ゆり子主査 なければ、進行いたします。 次に、374ページから377ページ、事務事業4、環境・緑化推進について、質疑はありませんか。 いのつめ正太委員 1点伺います。375ページ、なかのエコチャレンジ事業で小学校20校、中学校8校が実績として出ています。区内の小学校と中学校の数というのは、それぞれ20校と9校でしたっけ。要は全校にちゃんとこれで行き渡っているのかを確認させてください。 伊東環境部環境課長 こちらについては、毎年区立の各小・中学校にお願いしてございまして、各小学校、各中学校のほうでそれぞれどの学年でやるかとか学校のほうで決めていただくということで、事前に調査をかけて、実施する学校、あと学年の数を環境課のほうで確認しまして、チャレンジシート、そういったものを送ってございまして、その実績が小学校20校、中学校8校という結果でございます。 いのつめ正太委員 決め方は分かったんですけど、行き渡っているのかどうかは把握していないのですか。要は、全部で何校あって、そのうちの何校が実績として上がっているというのは、把握はされていますか。 伊東環境部環境課長 こちらにつきましては、先ほどの答弁をちょっと補強しますけれども、毎年定例の校長会で今年度もやりますという形で御案内をして、先ほどのように希望のある学校、学年、学校ごとにどれぐらいの数が必要かということを挙げていただいて、その結果を学校のほうに送っているということで、全体に周知をした結果、こういった結果になっているということでございます。 いのつめ正太委員 多分繰り返しになっちゃうので、言いますけど、小学校は、区立の小学校が20校あって、中学校は9校なんですよね。要は、全体の小中学校で見ると、1校だけ中学校で実施していない中学校があるんですよ。それを把握されているのかなというのを確認したかったんです。把握されているかどうかは、全体に周知して、学校で手挙げということだったので、どういうふうに把握されているのかは分からないですけど、要は、なかのエコチャレンジ事業もそうですし、子どもエコ講座事業もあるわけですよね。環境とか緑化推進という観点でいうと、子どもたちに教育的な観点でどういうふうに伝えていくのかというのを重視されていて、だからこそこういう事業があると思うんです。なので、最初に申し上げたとおり、それぞれの区立の小・中学校にちゃんと行き渡っているかどうかを把握していただいた上で、行き渡っていない、例えば令和6年度でいうと、中学校1校ですよね。何で事業に参加されないのか。例えば校長先生の御意向かもしれないですし、ほかの理由があるかもしれないし、もしかしたらそれの理由がつぶせるかもしれないわけなので、そこは把握していただいた上で、少なくとも区立の小・中学校全部には行き渡るように取組をいただきたいんですけども、その点、いかがですか。 伊東環境部環境課長 中学校8校については、確かに9校に行き渡ってはいたんですが、たしか提出がなかったというふうに記憶してございます。確かに行き渡ってはおります。集計した結果、たしか提出がなかったということで、実際8校という形というふうに記憶してございます。行き渡ってはございます。 いのつめ正太委員 提出というのは、何のあれですかね。要は、行き渡ってはいるけどこの実績としてお示しいただいたのに間違いがあるということですか。ごめんなさい。もう少し詳細にお願いします。 伊東環境部環境課長 子どもエコチャレンジにつきましては、夏休みの期間に子どもさんが御家庭でエコな活動をしたかどうか、夏休みの宿題みたいな形でやっていただくという形で、どういったことができたか、そういったことを返していただいて、その結果、CO2がどれくらい削減できたと、そういったことも併せて区報にも掲載しているものでございまして、御家庭でお子さんが取り組んだ結果を区のほうに返していただくというところで、先ほど言っていたように、たしか中学校については1校提出がなかったというふうに記憶してございます。 いのつめ正太委員 若干難しいなと思ったんですけど、要は、単位としては学校と人数でそれぞれくくってはいるけれども、御家庭のほうで宿題のようにやっていただいたものを区に提出いただいて、その提出いただいたものを基に、ここの実績というのが出ている。最初に行き渡っているというふうにおっしゃったのは、周知自体は各校でそれぞれ行われていて、令和6年度でいうと、たまたまそのうち中学の1校の生徒さんから提出が1個もなかったから、ここでは8校となっているけれども、周知等をやっているから行き渡っているというふうに表現されたという認識で合っていますかね。 伊東環境部環境課長 先ほどの繰り返しになりますけれども、各学校で学年を決めてやっている学校がほとんどでございますけども、どれぐらい必要かということで校長会を通じて依頼しまして、各学校から何名分ということで区のほうに依頼が来ます。それで、その数を学校を通してお子さんにまずお配りします。その時点で確実に行き渡っているということは確実でございます。結果、お子さんが御家庭で夏休み期間中にいろんなエコの活動をしたということをまず学校のほうで集めていただいて、それを区のほうに提出するということで、そこで1校何らかの理由で漏れてしまった、提出がなかったというようなことを記憶してございます。 いのつめ正太委員 ちょっと分かったような分からないような、要は、ここで出ている実績とお配りをして実際に生徒さんに届いた数では差異があって、戻ってきたのがここに記されているから、こういう書き方になっているけれども、だから行き渡ってはいるんだよということですよね。分かりました。そういうふうに理解いたしました。 それで、最初に戻るんですけれども、要は行き渡ってゴールじゃなくて、多分返ってきてゴールだから、こういう実績の出し方をされているわけですよね。一応令和5年度から比べると、ちょっと伸びているんですよね、人数も、校数も。学校数がこれで果たして出して意味があるのか、今の説明を聞いていると疑問なんですけども、要は、返ってこないものに関しては、その理由をちゃんと捉えた上で、実績を伸ばすのが全てとは言いませんけど、事実、渡したけど返ってこないものがある中で、どういうふうにすれば、行き渡った後に返してもらって、ちゃんとこの事業としての本旨を果たすことができるのかというのは、取組というか、改善していただければなと思うんですが、最後にそこだけお答えください。 伊東環境部環境課長 実は、令和5年度の実施のとき、先ほど言ったように、配った数と戻ってきた数を調査した結果、学校単位ということはなかったんですけども、学校によっても学年単位で返ってこなかったというのが何校かありまして、それは駄目だということで、昨年度は改善いたしまして、今、委員おっしゃったように、配ってどれくらい戻ってきたのか、戻ってきていなければどういった理由なのか、そういったことを昨年度行いまして、若干伸びたということはあるんですけども、その1校については最後まで戻ってこなかった。いろいろアプローチしたんですけども、そういったことで一応改善は昨年度行ったというような形で、引き続きしっかり学校のほうと連携してやっていきたいと思ってございます。 いのつめ正太委員 すみません。最後と言ったんですけど、戻ってこなかった中学校の1校というのは、令和5年度も同じ学校ということですかね。それはどういうアプローチをしても、どうしても戻ってこない、それが僕の理解の範疇の外にあって、そこをまず確認いただけますか。 伊東環境部環境課長 学校によって毎年学年を変えたりとかしているので、分析が同じ学校だったのかとか、その辺、この場ではちょっと申し上げられないんですけども、いずれにしても、今回こういった結果になってございますので、今年は恐らくこういったことはないというふうに聞いてございますので、引き続きより多くのお子さんが夏休みに活動していただいて、しっかり効果が出るようにしていきたいというふうに考えてございます。 いのつめ正太委員 これだけを見ると、特定の校長先生か学校か、めちゃめちゃ非協力的なところがあるような見え方をするので、どの学校が出していないとかは把握されていないのですか。学年によって違うから、その学年が原因なのか、それとも学校自体のどこかに原因があるのか、そこは捉えないと、どう改善するかというところにも関わってくると思いますので、そこはちゃんと捉えていただいたほうがいいと思いますというのが1点と、令和7年度はこのようなことはないと思うという話だったんですけど、であるならば、ここの実績の出し方というのは、もうちょっと工夫いただいて、何校中の何校で、もし仮に人数のやつで何分の何割が返ってきているのかみたいなのを分かるようにしていただけると、要はこれだと、経年の比較をして例年返ってきていない1校があるなというところしか見えないので、やっぱりそこが気になるんですよね。なので、そこら辺はもうちょっと正確に捉えられるような情報の出し方というか、工夫はしていただきたいと思います。この2点だけ、最後、お願いします。 伊東環境部環境課長 1点目につきましては、委員の御指摘のとおり、しっかりやっていきたいというふうに考えてございます。 2点目についても、どういった示し方にするかというのは、しっかり工夫をして、委員の皆様に分かりやすいような表記にしたいという、工夫をしたいというふうに考えてございます。 日野たかし委員 カーボン・オフセット事業なんですけど、これはみなかみの山奥に木を植えるやつでしたっけ。みなかみのあそこの場所だけだったか、ちょっと状況を教えていただけますか。 伊東環境部環境課長 カーボン・オフセット事業でございますが、今、委員御案内のように、環境の交流バスツアーということで、群馬県のみなかみ町、中野の森での植樹ですとか、そこの森林整備委託ですとか、あと、喜多方市との関係では、J-VER、クレジットを購入している、主にそういった大きく三つの事業が入っているような内容でございます。 日野たかし委員 私は行ったことはないんですけど、先輩が行ったら、カーナビでもたどり着けないような場所だというのを聞いていて、ここの森林整備というのは、具体的に令和6年度だと何本ぐらいの木を植えているものになるんですか。 伊東環境部環境課長 詳細な数はちょっと今手元にないんですが、たしか50本程度だったかなというふうに、3桁なくて、たしか50本程度だというふうに記憶してございます。 日野たかし委員 ここに森林整備、98トンと書いてあるので、これがCO2吸収量として、50本程度植えたことによって、CO2の吸収率が98トンになるという計算なんですよね。違うんですか。そこの計算をどうやっているのか、教えてください。 伊東環境部環境課長 中野の森につきましては、たしか平成26年度辺りから植樹を始めまして、もう10年以上経過してございますので、そこからの森林が育ってきたことによるCO2の削減量でございますので、これまでの積み重ねの数字ということでございます。 日野たかし委員 積み重ねということは、そうすると、今年何もしていなくても、これまで植えてきたのがあるから、CO2削減はこれだけありますよということになってしまうのかなというふうに聞こえたんですけど、今年植樹をしているわけではないんですか。 伊東環境部環境課長 今年はこれからでございますけども、昨年度、先ほど言った本数を植樹いたしましたが、それ以前に平成26年度から植樹していますので、その木が育ってきておりますので、森林が育ってきたことによるCO2の削減ということで、これはたしか群馬県のほうから認定されているというような数字で、年々増えていると、森林が育っているので、吸収量も上がっているので、増えているという形でございます。 日野たかし委員 何かいまいち、環境施策として本当にいいんだろうか。見えない場所でもありますしね。具体的に毎年これだけ植えているからこれだけというのが身近に見えればまだいいんですけど、なかなか難しい話だなと思います。 あと、その下の省エネルギー設備等設置補助金、これは申込みが令和6年度は結構多くて、途中でというか、結構早々に申請がいっぱいになっちゃったのかなと思っているんですけど、昨年はどういう状況だったのか、教えていただけますか。 伊東環境部環境課長 昨年度は当初、5月の中旬、13日から申込みを開始いたしまして、当初予算がたしか3,725万円だったと記憶してございますが、ちょうど3か月たった8月13日、予算の上限に達してしまいまして、一旦受付を締め切りまして、その後、補正予算を組ませていただきまして、2回目の受付をたしか年明けの1月中旬だったと思うんですけども、そこから1,220万円ほど補正予算を組ませていただきまして、1月の年明けからまた開始いたしまして、たしか3日ほどで予算の上限に達してしまったというような結果でございました。 日野たかし委員 今年度はどういう状態に、今現状どうなっているのかというのを教えていただけますか。 伊東環境部環境課長 今年度は、昨年の当初予算と比べて倍以上、補正予算を組んで、たしか4,495万円でございます。今年は7,100万円組ませていただきまして、昨年度以前のように年度当初で終わってしまうということも想定されまして、年度の後半に設置される方の申請を確保するために、今年度は前期、後期という形で、予算を大体半分ずつ割り当てまして実施をしてございます。ただ、前期は大体3,500万円ほどでございますが、昨年と同様に5月中旬から受付を開始いたしまして、昨年より若干早く、7月中に予算の上限に達してしまったということでございます。 後期につきましては、11月10日から受付を開始する予定となってございます。 日野たかし委員 分かりました。 あと、最後、不用額のところ、生け垣等設置助成金残と保護指定樹木等緊急対応助成金、保護指定樹木は緊急なので、なかったというだけなのかと思うんですけど、生け垣の場合というのは、毎年ある程度あるんじゃないかなと思っていたんですけど、これが未執行だったというのは、どういう状況だったんでしょうか。 伊東環境部環境課長 こちらは区内の緑を確保するという形で、新たに民間の方で生け垣ですとか植樹帯を設置された方に1メートル当たり1万円補助するというような内容でございまして、令和5年度は1件ずつありまして、数メートルずつありました。 令和6年度につきましては、予算上は、生け垣が35メートル分の35万円、植樹帯が15メートルほどの15万円ということで50万円計上いたしましたが、令和6年度については、両方とも助成の申請がなかったということでございます。 杉山司委員 カーボン・オフセットのところ、日野委員も聞いていましたけども、180万円の使い道の内訳を教えてもらっていいですか。 伊東環境部環境課長 カーボン・オフセット事業の180万円余の内訳でございますが、大きく三つございます。先ほどもちょっと御説明しましたが、まず環境交流バスツアーということで45万6,489円、それと森林整備委託、これはみなかみ町にある中野の森の森林整備でございますが、55万5,755円、そして喜多方市からJ-VERの購入ということで70万円、これが主な内容でございます。 杉山司委員 バスツアーは別にして、森林の整備、年間で55万円、これは主に何をどういうふうに整備して、森林が結構広かったはずなんですけども、それの整備が55万円ということなので、剪定をしているのか、さっき森が増えて数字が大きくなったとかという話がありましたけども、剪定だったり、何とか対策だったり、動物とか、いろいろあると思うんですけども、教えてください。 伊東環境部環境課長 ちょっとお時間をいただいて、答弁保留ですみません。 杉山司委員 ちなみに、喜多方市のJ何とか、オフセットクレジット、これは購入するという形、要は喜多方の何とかクレジットをお金で買って、CO2を減らしたことにするという内容のものだと思うんですが、そういう認識で合っていますか。 伊東環境部環境課長 委員おっしゃるとおりでございます。 杉山司委員 カーボン・オフセット事業というのは、私も10年以上前から中野サンプラザでイベントをやったり、結構見てきましたけども、今、みなかみでも木を植えても、結構植える場所もなくなってきたとか、オフセットクレジットとか買って、CO2吸収量168トンと書いてありますけども、中野区内のCO2なんて1トンも減っていないわけですよ。外で吸収しているわけ。カーボン・きオフセット事業というのはそういう事業だけれども、これをやるよりは、私、個人的には、中野区に木を植えたり、そういう事業のほうに持っていった方がいいんじゃないかとずっと言い続けているわけですけども、今年度も何かしら同じような内容でやっていく予定だと思うんですけど、これは契約があるんですか。例えばみなかた市とか喜多方市と何年間かやらなきゃいけないよという契約があるから、毎年毎年同じような内容でずっとやっているんでしょうか。ちょっと確認させてください。 伊東環境部環境課長 契約ということではなく、みなかた町等と協定を結んでやっております。契約なので、何年という縛りがあるということではございません。 杉山司委員 ということは、毎年、協定に関しては、中野区でも何百本と結んでいる中の一つ、毎年結ぶようなものでやっていくものだと思うので、カーボン・オフセット事業をどういうふうに将来的に持っていくのかとか、やめるのか、やめないのか、拡大するのか、縮小するのか、そういうこともあまり報告はないものなので、それはちょっと考えていただきたいと思うんですよね、真面目に。課長、どうですか、意見として。 伊東環境部環境課長 CO2削減につきましては、第一義的には中野区が区の事業者としての削減と区民、事業者の方に削減努力をお願いしているということでございます。第一義的には区内で削減をするということがございますが、一方、こういったクレジットというのは、区内では森林が限られているということもございますし、あと、一方、環境交流ツアーということで、区民の方が現地に行って植樹をして、森林の大切さ、そういったことを学んでいただくということで、そういった効果もあるということでございます。 今後、この事業を継続するか、やめるかということにつきましては、現段階でやめるとか拡大するという考えは持ってございませんが、様々な御意見があることは重々承知してございますので、在り方については、常に問題意識を持っていきたいというふうに考えてございます。 杉山司委員 みなかみ町の中野の森に関しては、実際にCO2を吸収しているというものがあるので、まだ分かるんですけれども、オフセットクレジットをお金で購入して、それでCO2を吸収したことにしようみたいな形というのは、みなかみ町はいいかもしれないけども、中野区としては本当に吸収したかどうか分からないものを買っているという、そういう考え方、特にオフセットクレジットに関しては、もう一回考え直したほうが私はいいと思います。ちょっと要望にしておきますけども、ぜひ考えてみてください。 伊東環境部環境課長 先ほど森林整備委託の内容についての御質問がございました。内容につきましては、中野の森の植栽地の管理ですね、広大な土地でございますので、その管理ですとか、あと、環境交流バスツアー、そういったときに現地案内したり、いろいろしていただきますので、そういった費用を含めて45万6,489円というような内容になってございます。 武田やよい委員 まず緑化推進のところでお伺いしたいんですけれども、環境白書を見ると、樹木は減っていて、樹林と生け垣は若干増えているものの、生け垣助成については、先ほど日野委員からも指摘ありましたけど、件数としては、昨年度はゼロ件、その前も2件しかないというところで、全体的に鈍化しているんじゃないかと思うんですけれども、その辺りの対策は何か考えていらっしゃいますでしょうか。 伊東環境部環境課長 確かにここ数年、件数もそれほど多くなく、昨年度はゼロ件ということでございましたが、対策というのは、根本的な、抜本的な対策というのはなかなか難しいので、いろんなイベントですとか、そういったことを通じて緑の大切さを普及啓発していただいて、あと、温暖化についての気候危機、それも併せて周知啓発するということで、あと、区有施設のほうでも庁内連携しながら緑を増やしていく、そういった努力は継続していきたいというふうに考えてございます。 武田やよい委員 最近の都市部の中野区なんかもそうですけれども、おうちの特徴というのは、相続とかで少し広くてお庭もあったおうちが分割されて、建て売り住宅が建っていく。中野区の場合だと、特に3階建ての建て売りが増えているという状況の中で、生け垣を作るとか木を植えていくということはすごく難しいんじゃないかなというふうに思うんですね。23区、他区では、屋上緑化であるとか壁面緑化に対して補助金を出しているんですけれども、中野区はそういったお考えはないですか。 伊東環境部環境課長 現在そういった制度はございませんし、直ちにそういった補助制度を設けるかどうかについては、まだ検討してございませんが、他区での状況、そういったことも調査をしていきたいなというふうには考えてございます。 武田やよい委員 緑化を推進するという状況にあまりなっていないというところを考えて、やはり次に打てる対策を検討していただく必要があるかなとは思っていますので、そこについてはぜひ検討していただきたいと思います。 それと、もう一つ、なかのエコフェアについて、行政評価のほうで環境に配慮した行動をしていない区民の割合というのが、残念ながら目標値に届いておらず、6.4%という形で、前年度、前々年度よりも増えているんですね。環境に配慮した行動をしていない区民の割合が増えていると。そのほかのところでも、例えばみどりの貢献賞も年々応募件数も減っている。3年度が16件、2年度が7件で、前年度が5件ということで減ってきていると。地域環境アドバイザーというところについても、昨年は1件あったみたいなんですけれども、その前の年もその前の年も派遣ゼロということになっているんです。全体的に地球環境に配慮していない区民が増えているということについての何かの対策であるとか、どういうことが原因でこうなっているのかというところは、何かお考えはありますか。 伊東環境部環境課長 そういった数値の低下とか参加者の減について、原因というのはなかなか分析は難しいところでございますので、区としては様々な機会を捉えまして、区民、事業者に対して普及啓発をこれまで以上にして、そういった参加者が増えたりとか、環境配慮行動をしていない区民の方が少なくなるよう、何かしらの環境配慮行動をしていただくように、区としても今後とも継続して努力していきたいというふうに考えてございます。 武田やよい委員 今あることを継続するだけでは結果が出ていないというのが、この決算での実績だと思うんですね。そこについて、これまでと同じことをやっていきますということでは改善は図れないと思うんですけれども、その辺りについてどのようなお考えをお持ちか、伺います。 伊東環境部環境課長 そういったことも踏まえまして、これまでどおりということではなかなか成果が上がらないということで、一つには今年度新たな事業で、区民の方に対して、脱炭素に向けた区民学習会というものを今年度新たに行うということでございます。また、来年度につきましては、新たな違う形、それを発展した形で、より一層区民の方に普及啓発できるような、そういったことも現在検討しているというところでございますので、これまでどおりということではなくて、さらに工夫をしていきたいというふうに現在考えていろいろ検討しているところでございます。 武田やよい委員 例年どんどん気温も上がってきていて、酷暑対策をしなければというようなことにもなってきているんですけれども、先ほど杉山委員のほうも指摘をされていましたけれども、中野区外に木を植えてCO2が削減しましたということをするということではなくて、ヒートアイランド対策、暑熱対策としても、区の中に緑を増やしていくということをまずやっていかないと、夏は暑くてもう外に出られないというような状況になってきているというところも真剣に受け止めていただきたいなというふうに思っています。 その上で、全体的に先ほどもちょっとお聞きしましたけれども、屋上緑化であるとか、壁面緑化であるとか、今、区がやっていないからすぐにできるかどうかというようなことを言っているのではなくて、先進的な自治体の事例というものを本当に研究していただいて、取り入れて、いかに環境に配慮した区民の方たちの行動を増やしていくかということを考えていただきたいと思うんですけれども、その一つの対策として、なかのエコポイントというのはもう終了されているんですけれども、ナカペイに連動するコミュニティポイントの検討状況というのはいかがなんでしょう。 伊東環境部環境課長 なかのエコポイント、ポイントの付与は令和5年度で終了して、交換まで含めて今年度末で終了予定でございます。その後の事業ということで現在検討しておりますのが、より環境配慮行動をしていただいて、しっかり効果なども見込める、単にイベントに参加をしただけではなくて、きちんとその後につながるような行動をした方にポイントを付与する、そういった観点で今現在検討しているというところでございます。 武田やよい委員 昨日、ナカペイのやり取りの中で、常任委員会のほうで今後のコミュニティポイントのことも含めて御報告があるというお話があったんですけれども、環境に関するポイントというのは、来年度事業として上がってくるんでしょうか。 国分区民部産業振興課長 本定例会の常任委員会で御報告する予定でございますが、令和8年度に導入を検討している事業という中で、環境に関する事業のほうも御説明させていただく予定でございます。 武田やよい委員 なるべく大きな、いろいろなところの部署と連動していかないと、環境対策というのは進められないと思いますので、確実に行政評価の中で、環境に配慮した行動をしていない区民の割合、計画では2.5%にしたいところが6.4%になっているということで、4%後退しているわけですね。行政評価をつくって、これでいいではなくて、これで出てきた結果というのを本当にちゃんと受け止めて、改善につながるようにしていただきたいと思います。要望にします。 甲田ゆり子主査 他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
甲田ゆり子主査 質疑がなければ、進行いたします。 376ページから379ページ、事務事業5、環境公害について、質疑はありませんか。 むとう有子委員 377ページの臭気測定器の点検委託というのがあるんですが、臭気の種類はどういう臭気のことを言っているのか、教えてください。 伊東環境部環境課長 臭気の種類ですね。今、ちょっと手元にございませんので、答弁保留ということで、すみません。 むとう有子委員 種類と言っていいのか、どういう臭いを測定してくれているのかというのが知りたいんです。言い方も私も分からないんですけど、臭いを種類で言えるのか、どんな臭いで例えるのか、どういう類の測定をしていただけているのか、教えてください。 伊東環境部環境課長 先ほどの答弁保留の回答も併せていたしますが、最近多いのは、例えば飲食店からのいろんな臭いがきついという形で、そういったことも測定できるような、苦情が来て、実際に聞いただけでは分かりませんので、職員が現地に行って測って、それで発生しているお店のほうにこういった状況でということで話をするために使っているようなものが主なところでございます。 むとう有子委員 私の周りでも、今おっしゃってくれた飲食店の強烈な臭いというところは苦情としてあるんですけれども、それは測定で法的規制みたいなものがあるんですか。測定でどれだけ異常だったら、なるほど本当にこれは生活を脅かす臭いですよねとか何か基準になるようなものがあって、それが指導に結びつくとか、測定するだけで終わりなのか、測定結果、あなたの鼻で感じているとおりですよとお墨つきをあげるのか、どういうことがその次に続いていくのか、法的根拠も含めて教えてください。 伊東環境部環境課長 臭いに関しては、例えば騒音とか振動については基準値等はございますが、臭いに関して法的にそういった規制値というのはございません。 むとう有子委員 これは、そういう臭いが嫌なんですみたいなことを区に区民が言えば、測定しに来てくれるんですか。実際、2万7,500円で全然安いんですけれども、何件、どういうふうに点検して、その点検の要請は区民からの要請で応えているのか、どういうことになっているのか、教えてください。 伊東環境部環境課長 基本的には区民の方からの苦情ですとか相談、それに応じて区のほうで現地に行って、こういった測定機で測定をして、先ほど言いましたように、発生しているお店のオーナーとかにこういった苦情が近隣から出ている、そういったことでお話をして、何とか対策、対応をしてもらうような形で区としては行っているということでございます。 むとう有子委員 測定なるものが私は全く分からなくて聞いているんですけれども、おっしゃるとおり、数字で出るんですか。確かにこれは人に不快を与える臭いですよねとか、測定の結果というのは、あなたの鼻で感じているとおりの臭いが機械的に出ていますよとか、何がこれで分かるんですか。 伊東環境部環境課長 数字では出ます。それで、業者というか、お店などに指導をして、改善していただいたりとかというところは、これまでも事例はございます。 むとう有子委員 これはどういうふうに表されている数字なんですか。本当に科学的に、例えば100まであって、50を超えたらちょっと改善してもらったほうがいいですねと言える数字なのか、どういう数字なんですか。単位とかもあるんですか。 伊東環境部環境課長 機械では、全く臭いがない場合は反応しないというか、ゼロなんですけども、何かしら臭いがあれば数値が出て、それがどれぐらいだったら駄目かという基準はないんですけども、臭いが出た以上、あとは現地に職員も行って、そのときに出ているかどうかは程度もありますけども、機械以外にも職員が感じることがございますので、それを基に事業者、飲食店のほうには話をして指導していっているというところでございます。 むとう有子委員 今回の決算、2万7,500円というのは何回分なんですか。苦情があって行って、1回のお金なのか。点検委託だから、何件。測定器の点検だから、行った件数のかかったお金ではない。ということは、測定器そのものを区が持っているということなんですね。そういうことですか。 伊東環境部環境課長 区で測定器を所有しておりまして、先ほど言いましたように、区民の方などからの苦情相談に応じて現地に行って、測定器で測って、お店などに指導を行っているということでございまして、この経費は測定器自体の点検ですね、何年に一度に点検しなくちゃいけない、そういったことで計上して点検した費用でございます。 むとう有子委員 じゃ、点検してもらったから正しく測れる機械を区は所有しているということで理解しましたけれども、ちなみに昨年度は何件ぐらい区民の方から要請があって、出向いて測定をして、そのお店だったらお店に改善を求めたという実績はどうなっているのでしょうか。 伊東環境部環境課長 答弁保留でお願いします。 むとう有子委員 昨年は1件、今年はまだあるんでしょうか。多いときは何件ぐらいあるんですか。ここ数年平均して1件、2件という、そういう苦情の話なんでしょうか。 伊東環境部環境課長 今年は1件相談を受けているというような状況でございます。 むとう有子委員 じゃ、そんなに多い苦情はないんですね。多い苦情がないけど、この機械は買った。この機械そのものはお幾らぐらいするものなんですか。 伊東環境部環境課長 答弁保留でお願いします。 むとう有子委員 じゃ、答弁を待っている間に、決算特別委員会の総括質疑でも質問がありましたけれども、不用額のところの物品の蓄積について未執行ということなので、昨年度は全くこの審議会に関わるようなものは何もなかったということなんでしょうか。 伊東環境部環境課長 現在、長期的に長引いている解決が図られていない案件につきましては、審査会については令和2年度ぐらいのときに、勧告に当たって、勧告をする前に諮問をしなくちゃいけないということで、そのときに開いたところでございます。その後は、区としまして、現地の確認ですとか発生者に対しての指導とか、そういったことは継続的に実施しているところでございまして、審議会自体は勧告に際しての審議会でございますので、昨年度は開催をしていないというところでございます。 むとう有子委員 私も10年以上前から言っている案件かなというふうに思うんですけれども、私が何回か聞いたときに、勧告して過料を取っても改善されなければ、何度でも勧告して過料を取るという答弁をいただいているんですけれども、一回過料を取った後だって、ずっと改善されていない状況が続いている中で、担当の方が行って注意をしてくださっているということは知っているんですけれども、条例に基づいて何回でもやりますとおっしゃっていたんだけれども、やってはいないということなんでしょうか。 伊東環境部環境課長 考え方としまして、例えば一回過料をかけて、その後、改善が図られなければ、どれぐらいの期間でできるかは別ではありますけども、そういった行為が継続していれば、また改めて過料をかけると、そういったことはできるというふうに認識してございますので、そういったことも視野に入れながら、一日も早い解決を目指していきたいというふうに考えてございます。 むとう有子委員 先ほどの御答弁だと、5年前に過料を取ったんですかね。その後も改善されなければまた過料を取る、条例に基づいて動くと言ったわけだけれども、動いていない年月が長くありませんか。 伊東環境部環境課長 先ほど令和2年度頃に審議会に諮問したというふうにお話をしまして、その後、諮問して、勧告を行って、勧告によっても改善されなかったので、次は命令ですね。これが令和3年度。それでも改善されなかったので、この後、氏名公表を令和4年度に行ったということでございますので、その後も継続して指導などを行っているという状況でございます。 むとう有子委員 令和4年度に氏名の公表があって、多分その後、過料に進んでいると思うんですけれども、それからしても2年ちょっとはたつわけだけれども、この間に全く改善されていないのに、次なる、またこの条例にのっとって指導していくということはないんでしょうか。 伊東環境部環境課長 そういった行為が継続している限り、区としては条例にのっとった手続を引き続き、繰り返し行っていくような考えを持ってございます。 むとう有子委員 前から繰り返し行うと言っているんだけど、繰り返されていないからしつこく言っているのよ、私。このことに関わってから、課長も何人も変わりました。近隣に住んでいる方はおうちを引っ越せませんし、本当に窓も開けられませんし、洗濯物も干せませんし、本当に住環境が脅かされている状況を10年近く送られているんですよ。そこの隣近所に住んでいない人は全然のんきに、課長も近くに住んでいないし、人ごとなのかもしれませんけれども、住んでいる人のことを考えたら、何回でも何回でも、改善できないんだったら次から次にやってくださいというふうに思うわけですよ。住民同士が言い合いになって、暴力沙汰になったりとか傷害事件になったら困るわけですから、なかなか怖いので、近隣の方は本当に耐え忍んでいるわけですけれども、耐え忍んでいただいている期間があまりにも長過ぎていて、気の毒過ぎます。区はやります、やりますと言って、毎回どの課長もおっしゃるけれども、ちっとも続かないんですよね。次はいつからどういうふうに発動するつもりなんでしょうか。 浅川環境部長 まず、委員の御質問の件と我々が想定している件が同じだったらということでお答えさせていただきます。 御質問の発端の審議会が開かれなかったではないかということにつきましては、取組の中で勧告を行う段階ということがありますので、やっていないということと審議会を開かないということはリンクするものではないということではございます。 この件につきましては、最近大きな動きがありまして、本人がその行為をしていないと、まずは紙で書いたということがありまして、それの真偽はともかくとして、本人がそういう意思を示したということで、じゃ、本当かということで、次に具体的な動きを区が行えるという状況になったと思っておりますので、今まで委員のおっしゃるとおり、何のために条例があるのか、何のために我々の取組があるかということが問われていると思っておりますので、そこは大きな動きをつくったということで、これから先、大きく進んでいくと思っております。 具体的なことはここで申し上げられなくて申し訳ありませんけれども、まさに、周りの何も悪くない住民の方がつらい思いをされているということを胸に刻みながら、大きな動きをしていきたいと思っております。 むとう有子委員 大きな動きにすごい期待をして質問を終わりますので、しっかりやってください。 伊東環境部環境課長 先ほどむとう委員の、昨年度の臭気測定の実績について改善されているのかという御質問がございまして、1件ございまして、こちらについては、既に指導、説明をしまして、収まっているというような状況でございます。 甲田ゆり子主査 分科会を休憩します。
(午後3時10分)
甲田ゆり子主査 分科会を再開いたします。
(午後3時30分)
伊東環境部環境課長 先ほど休憩前に、むとう委員の質問に答弁保留いたしました臭気測定器の購入金額でございますが、税込みで12万6,000円で購入したものでございます。 日野たかし委員 環境現況調査の自動車騒音振動交通量調査委託、6道路10地点とあるんですが、道路管課でやるようなものなのかなという気もしたんですけれども、これはどこでどういう調査を行っているんでしょうか。 伊東環境部環境課長 こちらの自動車騒音振動交通量調査委託でございますが、騒音と振動に関する調査でございますので環境課で行ってございまして、場所は大きな幹線道路ということで、中杉通り、千川通り、目白通り、環七通り、大久保通り、青梅街道、方南通り、山手通り、こういったところで調査を行っているものでございます。 日野たかし委員 これは毎回同じ場所で騒音調査を行っているものなんですか。 伊東環境部環境課長 今お話しした幹線道路で行ってございまして、今のところでございますが、5年間かけてこの幹線道路の調査をしているということでございます。毎年場所が変わるということでございます。 日野たかし委員 それは、騒音の苦情だったりとか、そういうのが大きいというところを選んで調査をしているものなのか。その5年間でその調査を行うというのは、どういう基準でその場所を決めてやっているんですか。 伊東環境部環境課長 こちらは苦情があってからということではなくて、この幹線道路については、車の通りが従来から多いということがありますので、それに対する振動、騒音を図るということで、苦情があってからということではなくて測っているというものでございます。 日野たかし委員 仮にその騒音調査をして、騒音、振動が結構大きいとなった場合は、何か対応されるんですか。 伊東環境部環境課長 影響が大きい場合については、関係機関への働きかけ、例えば都道でしたら東京都ですとか、そういったところにこういう結果が出たということで働きかけを行うということでございます。 日野たかし委員 例えば区道とかでも、ここの道路は騒音、振動が結構ある道路なので調査をしてくださいというような話があった場合には、そこも調査を含めてやることもできるんですか。 伊東環境部環境課長 万が一そういった苦情等がありましたら、関係所管、区道でしたら区道を管理している所管ということで、個別の案件について相談、協議をしていきたいと考えてございます。 甲田ゆり子主査 他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
甲田ゆり子主査 質疑がなければ、進行いたします。 次に、2目ごみゼロ推進費、決算説明書378ページから381ページ、事務事業1、ごみ減量推進について質疑はありませんか。 いのつめ正太委員 1点、東京二十三区清掃一部事務組合分担金についてお伺いします。 令和6年度で言うと14億6,400万円余ということで出ております。全体の分担金を23区を合算すると、令和6年度だと480億円なんです。これは清掃一部事務組合のところで出ている資料なんです。令和7年度が520億円、令和8年度が560億円、令和9年度の試算はまだ出ていないんですけれども、これが最近のトレンドというか推移でいうと、40億円ずつ増えているような状況です。令和5年度から比べると、中野区の負担分の分担金というのはそこまで増えてはいないんですけれども、ここから増加傾向がより顕著になっていくと、ここに出てくる中野区の負担分への影響というのもすごく大きくなってくるのではないかと懸念するところです。 もちろん、近年の流れでいうと、物価高騰もありますし、あとは、これからより深刻化してくるのが施設の改修と整備等のところです。これから清掃工場とかをはじめとした設備のところで、さらにお金がかかっていくというふうになると、今まで40億円ずつ上がっていた、例えば50億円ずつ、60億円ずつ、どんどん上がっていってしまうとなると、これは財政フレームから見たところでも影響はすごく大きくなってくると思うんです。現状は、財政フレームのところにどういうふうに組み込まれているか分からないんですけれども、財政課さんと連携するなどして、ここの分担金の影響、今後のところも含めて、対応というのが必要だと思ってくる。現状どういうふうに対応されているのか、まずお伺いします。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 委員から御質問がありました分担金についてお答えさせていただきます。この分担金につきましては、東京二十三区清掃一部事務組合が運営している清掃工場とか運営費が対象になっておるもので、昨今の増加、減少につきましては、清掃工場の老朽化に伴う建て替えですとか工事、そういうものに影響しまして費用が増額されているとこちらも認識させていただいておるところです。 財政課との調整の話なんですけれども、こちらは23区の財政課長会でもこの部分については議論されているところでありまして、23区のこういう清掃事業の所管課長会と一緒に連携をしながら、分担金について今後増えていく見込みがあるということは情報を共有させていただいているところでございます。そして、23区の特別区長会から、23区共通でごみを減量して、そこの分担金を下げられないかというところの検討を今現在進めている状況ということになってございます。 いのつめ正太委員 ありがとうございます。当然課題認識があるところだと思います。 もうちょっと具体な話でお伺いしたいんですけれども、財政課さんと23区の課長会等を通じて、23区の単位で連携というか、情報共有を行っていることは分かったんです。果たしてそれが財政フレームというか、実際のところで、財政課さんの所管のところでちゃんと見込みとして組み込まれているのか。あとは推移のところです。先ほど50億円、60億円と、これから伸びていくかもしれないというお話をしましたけれども、そういった推計のところも踏まえて情報共有をされているのか。それがしっかりと向こうの財政課さんのほうで加味をされているのか。2点お伺いします。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 その点につきましては、23区の財政課長会のほうにも東京二十三区清掃一部事務組合が計画しています財政計画というものがございまして、そちらの情報を共有させていただいていて、この令和7年度分までは40億円で増加する。令和8年度も40億円増加予定だというところで、財政課の課長会のほうでも報告をされて共通認識をしているところでございます。この点についても、区の財政課とも話をさせていただいておりますので、区の財政課のほうも認識しているものと思ってございます。 いのつめ正太委員 ありがとうございます。伝えるべきところは伝えていただいているというところで、おっしゃっていただいたみたいに、そこまで先というのは財政計画上は出ていないんですよね。これも財政課さんの話になっちゃうんですけれども、フレームというともう少し先まで見込んでやるじゃないですか。影響が、例年は例えば40億円ぐらい推移していたとしても、それがもっと大きくなったときに、そのときのインパクトは結構大きくなるんじゃないかというのを懸念しているところなんです。なので、今までとおり情報連携を密にしていただくのはもちろんのこと、要するに先々の話まで、情報共有という観点じゃなくて、今後どうなっていくのかといったところの推移についても、ぜひとも連携しながらお考えをいただければと思います。最後、そこだけお答えいただけますか。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 東京二十三区清掃一部事務組合の今後の将来推計というところにつきましては、今ごみ量推計という形で把握を検討しておりまして、二十三区の一部事務組合の一般廃棄物処理基本計画のほうも今年度延期されたという経緯もございまして、なかなか見通しが立たないところではございますので、そうはいっても将来推計はとても重要だと思ってございますので、その点については財政課と情報共有しながら事業を進めていきたいと考えてございます。 日野たかし委員 食品ロス削減事業のところについて伺います。 まず、食品ロス削減協力店登録事業が、令和5年度が295店舗だったのが、令和6年度、276店舗に減りました。これはどういう状況で減ったのかというのを教えてください。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 こちらにつきましては、登録店がやめたいとかそういう理由ではなくて、閉店だとか移転という形で中野区からいなくなってしまったという形で、店舗は登録が抹消されているというものでございます。 日野たかし委員 そうすると、食品ロスに取り組んでいる店自体は、維持なのか増えているのか、この拡大の状況というのはどうですか。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 令和6年度につきましては、新規については5店舗を新規拡大させていただきました。ただ、どうしても登録を取り消す店舗が24店舗ありましたので、店舗数が減少しているという状況でございます。 日野たかし委員 この物価高騰の中で、外食産業も大分厳しい状況の中で減っていくというのは仕方ないのかなと思います。ただ、食品ロスの削減の事業としては、しっかりと店舗としては定着というか、拡大化してきているという状況ですね。 令和6年度の行政評価のところでも、食品ロス削減に向けた連携事業というところで出ているんですけれども、店舗としての食品ロス削減というところでは効果を上げてきているけれども、家庭のごみにおいては、食品ロス削減というところではまだまだ浸透してきていない。親子料理教室だったりとか、情報誌掲載レシピの作成とか、様々やってはいると思いますが、今後、ごみの排出の削減にもなりますし、食品ロスの家庭での削減というところに向けても取組というのが必要だと思うんです。そこはどのように今後取り組んでいかれるおつもりでしょうか。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 食品ロスにつきましては、日野委員がおっしゃっているとおり、事業系については食品ロスが大分進んでいるのかなというふうに区のほうも捉えているところでございます。ただ、家庭系の食品ロスの削減については、まだまだなかなか進んでいないところとなっております。行政評価の中でも様々な御意見を頂きまして、区として無関心層への働きかけがとても重要かなというふうに捉えておりまして、家庭でなかなか食品ロスが進まない層にどう働きかけていくかというところで、事業を今後考えていくことを検討しているところでございます。 日野たかし委員 この行政評価の中にも、「新渡戸文化短期大学とも連携事業内容について協議し」とあるんですけれども、ここは今協議をもう既に進めて取り組んでいるんでしょうか。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 こちらは協議を進めている状況でございまして、今話せる内容としましては、あまりものレシピというものを新渡戸文化学園と作成する予定をしているところを簡潔にまとめた形で1回集約をさせていただきまして、その後は学生さんと協力して、広報の動画を作ったりとかポスターを作ったりとか、そういういろいろな方に啓発できるようなものを学生と共に作っていくような連携をして、事業を発展してやっていこうかなと考えているところでございます。 むとう有子委員 上のほうのところにあります一般廃棄物処理基本計画改定に伴う基礎調査業務委託で682万円なんですけれども、基礎調査の内容を教えてください。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 こちらの一般廃棄物処理基本計画の改定に伴う基礎調査業務委託なんですけれども、調査の内容としましては、区民と事業者に対するアンケート調査が一つ、ごみの組成分析調査というごみの中を開いて何が入っているかを調査するものが一つ、排出原単位としまして、その重さを測って一家庭当たりの重さがどれくらいかというものを調査する調査、この三つの調査を実施しているところでございます。 むとう有子委員 どれぐらいのサンプル数でやっているものでしょうか。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 こちらについては、区民委員会で前回御報告させていただいたところでもあるんですけれども、家庭ごみのアンケート調査につきましては、20歳以上の方で区民1,500人に対して郵送によりアンケート調査をしているところです。事業系につきましては、1,000事業者を対象にアンケート調査をさせていただいているところでございます。 ごみの組成分析調査につきましては、総量で2,000キロぐらいの対象サンプルをさせていただいているところでございます。排出原単位調査につきましては、全体で740世帯を対象に調査をさせていただいているところでございます。 むとう有子委員 分かりました。結構お金が高いなと思ったけれども、740世帯分ということだから相当数なので、致し方ないかなというふうには思いました。 そこからちょっと下にあります小学生用ごみ減量啓発冊子、印刷が2,500部なんですが、これはどういうところに配られて、どのように活用されているんでしょうか。小学生全員に行き渡るような数ではなさそうですが。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 こちらは「減らそうごみ」という冊子でございますけれども、中野区立の小学校20校の小学4年生に配付をしてございまして、社会科の授業とかにお使いいただくようにお配りさせていただいているものでございます。 むとう有子委員 では、4年生という限定だとちょうどいい部数なんですか。学校で子どもが教わってくると、それをお子さんがおうちに帰っておうちでも話してもらえるからすごくいいかなと思うので、小学校4年生だけではなくて、これは小学生用しかないんですか。早い時期からだから、小学生用で万人向きなんだとは思うんですけれども、また忘れた頃の中学校1年生でも配るとか、そういうことは考えられないのか。これから1人で生活をしていくような高校生、大学生になる前に、もう一度教えておくということも必要かなと思うんですけれども、そういう意味での冊子は新たに作るようなお考えはないのでしょうか。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 「減らそうごみ」につきましては、ごみの内容とかを小学校低学年だとなかなか理解するのが難しいかなというところもございまして、小学校4年生をまず初めにターゲットと捉えて配付をしているところでございます。また、中学生、高校生といったところにつきましても、ターゲットとしては非常にいいのかなと考えてございますけれども、今のところ広報誌の作成については予定がないというところでございます。 むとう有子委員 中学生ぐらいになれば、各家庭に配っている大人用でも十分分かるのかなというふうには思いますけれども、出し方というもので、でも、きちんと減らそうということで、減らさないとこういう問題も出てくるんだよみたいな分かりやすい、各家庭に配られている「分け方・出し方」だけではないものも必要なのではないかと思うので、今後検討して予算化してもらえたらありがたいかなと思います。 あと、その下にありますリサイクル展示室、リニューアルして251万7,000円、これはどういうふうにリニューアルしたんでしょうか。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 こちらのリサイクル展示室のリニューアル経費につきましては、以前のリニューアル前のリサイクル展示室は、主にリユース品を提供する場という機能が多かったのかなというふうに理解しているところですが、リニューアル後につきましては、学習ができるような機能を付加しまして、そういう機能を含めて、場として提供しているというところでございます。 むとう有子委員 そうすると、こちらで昨年度リニューアルして、昨年度は、その下に書いてありますけれども、リサイクル展示室はシルバーに委託していた時期にリニューアルもしちゃったということなんですか。時期が重なって。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 このリニューアルの時期なんですけれども、4月から9月の期間につきましてはリニューアル前ということで、シルバー人材センターの職員が従事しながら運営をしていたところでございます。そこから、10月からリニューアル期間を設けまして、10月28日から新たな形でオープンをして、そのときにつきましてはシルバー人材センターの方がいないような運営になってございます。 むとう有子委員 では、前年度の途中で、9月まででシルバー人材センターの委託は終えたという途中までの委託の金額ということになるわけですね。この人数、9,000人の方がお見えになっているのは、リニューアル後も含めてという人数になるのかなと思うんですけれども、学習できるスペースをつくったということは、ここでの学習会なりというのは実績があるんですか。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 ここでの学習のそういう機会につきましては、昨年度は実施できなかったんですけれども、今年度夏休みに、親子の講座ということで実施させていただきました。 むとう有子委員 ふだん、学習のスペースというのは、見たら学習できるようなもの、私は最近行っていなくて分かっていなくてごめんなさいなんですけれども、学べるようなスペースになっているという認識でよろしいですか。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 リサイクル展示室につきましては、リサイクルするところということで、拠点回収の場にもなってございます。その拠点回収した後どうなるかというものを啓発パネルで展示して、そこで学習できるというところをリサイクル展示室の機能として持ってございますので、そういう場で学習できる施設になってございます。 むとう有子委員 リユースの展示が少なくなったということで、多分それによって多少日常的に来るような人が減っているのではないかというふうに思うんです。古布の拠点回収、牛乳パックの拠点回収は、ここでもその後も続いているという認識でいいのかと思うんですが、日常的に来る人が少なくなってくると、回収量というのはどうなっていますか。やはり減ってきているという感じなのか。リユースの展示されているのを見るのも楽しみで来ていた方もいたかと思うんですけれども、そこが縮小されている中で、古布とか牛乳パックの回収量というのは、ここでの回収量はどうなっているのでしょうか。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 こちらにつきましては、リユース古着を提供していた頃に比べて、来館者数につきましては減少傾向にございます。牛乳パックにつきましては、確かに回収量については減少しているところでございますけれども、古着につきましては、リユースで配っていた分が回収量に回っているところもございまして、古着の回収量自体については増加しているという状況でございます。 むとう有子委員 ここでのフリーマーケットもなくなり、古着の提供もなくなりということで、区役所の1階で一生懸命なさっている姿を見ましたけれども、そういう形で課長自身がやり続けるのもどうかなとか思ったりもしていたんです。お姿を見て、もっと違うお仕事に専念してもらいたいかなとか思ったんですけれども、今後はその辺はどういうふうにしていくおつもりなんでしょうか。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 リユース古着の出張の提供につきましては、私たちは非常にいい取組だというふうに捉えてございまして、新たな層にそのリユース古着を提供しているということを知ってもらうのはすごくいい機会かなと捉えています。リサイクル展示室でやっていた頃は固定のお客様が多かったというところもあるんですけれども、中野区役所に来て、ほかの用事で来た方も、そこの中野区役所でやることによって、リユースの意味とか大事さを知っていただけるいい事業になっているのかなと認識しているところでございます。 むとう有子委員 違った意味でいい事業になっているというふうに思うんだけれども、あそこで1日中課長がいるということが、課長の職責としてはどうなのかなと思ったりもするんです。そこで区民の方とお話ができて、ごみのこととかも話せたりとか、いろいろなプラス要素は、分かっている方がいらっしゃるということはとても大事なことだと思うんだけれども、時給単価にしたら大変高い方があそこに常駐してというのは、すごく高い古着の交換会になっちゃうなと思ったりもするので、今後はそこのやり方というのは何か工夫されないのか。同じような形でやっていくのでしょうか。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 リユース古着の出張提供につきましては、それなりの人員が必要でございまして、今後につきましては、人員体制等々を整理しながら、体制について強化して対応していきたいと考えてございます。 武田やよい委員 何点か伺います。 まず、「ごみのん通信」なんですけれども、昨年度から「ごみのん通信」を紙で作成するのをやめてホームページのほうに載せているということだったんです。結局ホームページを見にいく方しか見ることができなくなって、発信性がちょっと弱くなっているのではないかというところで、配信方法を検討するというお話だったかと思うんですけれども、その後、何か改善とか検討とかされたんでしょうか。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 こちらにつきましては、「ごみのん通信」については区のホームページで掲載をしているところでございます。こちらにつきましては、区のごみ分別アプリのほうで、プッシュ通知という形で、新たにプッシュ型で通知するとともに、イベント等のチラシや啓発グッズにこの「ごみのん通信」があるQRコード、二次元コードをつけまして配布するなど、そういう形で啓発を進めているところでございます。 武田やよい委員 ありがとうございます。それともう一点が、今ごみ分別アプリとおっしゃったんですけれども、その一つ上にあるごみ分別チャットボット、こちらのほうは以前伺ったときに、外国語の対応ができないということで、これについては全庁的なチャットボットのほうに統合していくというお話だったかと思うんです。その後、何か進んでいますでしょうか。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 こちらのチャットボットにつきましては、令和7年度に全庁のチャットボットに統合する予定を考えて検討してきたところなんですけれども、中野区のDX推進計画のほうでチャットボットの検討がされているというところもございまして、それに合わせてこちらの考え方を検討していきたいと考えているところでございます。 武田やよい委員 そうすると、このチャットボットについては、全庁的にDXの担当のほうで見直しをするのに合わせて、そのときに入れていく。それまでは当面日本語だけの分別チャットボットと、外国語にも対応できるというごみ分別アプリを両方使っていくという形になるということでしょうか。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 委員おっしゃるとおりでございます。 武田やよい委員 もうちょっと早く改善ができないものなのかなというふうには思うんです。 それと、食品ロスのところで、これは行政評価の中でも、「生ごみの水切りによる食品ごみ削減など区民の行動変容を促す取組を併せて推進する」ということを来年度に向けた評価として書かれているんですけれども、昨年、東中野区民活動センターで、地区委員会のほうが実際に行っていらっしゃるランチバッグの大きさのコンポスト、あれについては直接評価をされているということで、やり方についても実際に見にいって、「ごみのん通信」なんかでも発信をしていくというようなことをおっしゃっていたかと思うんです。今現在、まだ発信はされていないかと思うんですけれども、その後どのようになっているんでしょうか。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 東中野のコンポストの取組につきましては、こちらについても生ごみの削減に寄与する事業かなと認識しているところでございまして、担当の方ともやり取りをさせていただいているところでございます。そのコンポストをぜひ取材させてほしいというふうにこちらも働きかけてございまして、日程の調整の関係で、事業を実施しているときに来てほしいということで、10月に事業が実施されるそのときに取材をさせていただいて、それを取材した結果を「ごみのん通信」で発信するなど広報していって、他の運営委員会ですとか他の団体につながるように働きかけていきたいと考えているところでございます。 武田やよい委員 先ほど取り上げたなかのエコフェアでも、環境に配慮した行動をしていない区民の割合というのが増えているというところの中では、様々な形で環境配慮行動を区民の方に促していくという施策が必要だと思いますので、これについてはぜひ積極的に取り組んでいただきたいと思います。 フードドライブ事業のことを1点お伺いしたいんですけれども、これは3年間、利用人数も利用個数全体の重量というのもものすごく減ってきているんです。この辺りの減少というのは物価高騰とかが影響していて減っているということなのか、それ以外に要因があるのか、分析結果があれば教えてください。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 こちらについては、特段調査をしているわけではございませんけれども、景気の状況というのはとても影響しているのではないかというところを捉えると、以前はコロナで、頂いた商品が大分フードドライブのほうに回ってくるというところがございまして、その分が増えていた。それがなくなってきて減ってきているのかなというふうに捉えているところでございます。 武田やよい委員 今後、このフードドライブ事業についてはどのように拡充を図るのか。例えば板橋区さんでやられているようなフードパントリーという形で、目的を変えて運営をしていくのかというような、何か御検討されていることはありますか。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 フードドライブ事業につきましては、ごみゼロ推進課としては捉えが非常に難しいところがございまして、フードドライブ事業が減るということは、ふだん家庭の中の食べ切りですとか使い切り、あと買い過ぎていない、そういうところが進んできた証拠なのかなという点もございまして、ただ一方、食品ロスというところは家庭系のところは進んでいないというところがございます。なので、ここの点については慎重に見極めながら、動向を見極めていきたいと考えているところでございます。 武田やよい委員 次に、リサイクル展示室に関係をして、リサイクル展示室そのもののことを伺いたいわけではないんですけれども、神戸市のほうでは、プラスチックのごみのリサイクルを進めるということで、基本的に市の施設なんかに、エコノバという資源回収ステーションというのを設けて、そこが若干交流もできるような形になって、集められたものがどのようになっていくのかということも含めたような展示をすることも併せて、数か所に積極的に運営をしているというものの報道を見ました。 中野区も、リサイクル展示室は松が丘の1か所しかないですよね。南のほうの方も、特に鷺宮のほうの方とかもすごく行きづらい場所ではあるのかなと。このごみを減らしていくというところの中で、循環をしていくために、本当に身近なところでこういった場所、確かに区民活動センターとか庁舎の1階に、蛍光管を入れるものとか何かというのはあるんですけれども、風除室とかにただ単に置くというだけにしかなっていなくて、そこからの発展がないかなと思っているんです。地域で活動している団体の方たちの拠点にもなるような場所として何かお考え、例えばこれから建てる区民活動センターであるとか、すこやか福祉センターであるとか、そういったところに1室そういうことを設けてもらうようにしていくとか、そういうような推進をするお考えはありますか。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 拠点回収につきましては、こちらのほうから各区有施設のほうに回収拠点のボックス等を置いてくださいとお願いをしているところでございます。委員がおっしゃっているとおり、区の施設の建て替えのときというところにつきましては、資源回収は今ばらばらに置かれて乱雑になっている部分もあったりするところもあるのかもしれないんですけれども、そういうところを一括して、区役所の1階のようにまとめて回収できる場所を作ったりですとか、また、それに合わせて啓発できる部分みたいなところにつきましては、こちらの担当としてはお願いをしたいところではあるんですけれども、区の施設の目的とかそういうところと調整をしながら、今後、施設整備のときに意見等々を伝えていけたらと考えているところでございます。 武田やよい委員 所管としては思っているということであれば、きちんと手を挙げていかないと俎上に乗ってこないと思うんです。どれだけ強い意思でこういったものが欲しいと言っていくかというのは、所管のどういったことでやりたいかという意気込み次第であると思いますので、そこは積極的にぜひやっていただきたい。 特に環境施策については、私たちは重点プロジェクトにもう一回乗せるべきだと思っていますし、基本計画の中では、基本方針、区の全体で取り組むんだというようなことを乗せていって、全庁的に取り組むものなのだということであれば、では、全庁的に資源循環であるとか様々な対策をどうやってつくっていけるのかということの中に、それを施設の整備の中にも考え方を落としていくという必要はあるかと思いますので、そこは先進自治体の例をきちんと見ていただいて、制度設計の中に入れていくという提案をぜひしていただきたいと思いますが、いかがでしょう。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 委員がおっしゃっている内容につきましては、今後の区有施設整備計画の中で、こちらの調整をしながら検討していきたいと考えてございます。 武田やよい委員 そこはぜひ積極的にお願いします。要望です。 甲田ゆり子主査 他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
甲田ゆり子主査 質疑がなければ、進行いたします。 次に、380から383ページ、事務事業2、資源回収推進について、質疑はありませんか。 いのつめ正太委員 資源プラスチックの回収のところで伺います。 事業実績を見てみると、回収量が2,521トンです。資源プラスチックという書き方だと令和6年度からで、令和5年度まではプラスチック製容器包装という形で書いていただいたと思うんです。またこれは別かも分からないんですけれども、この実績が当初の計画段階での目標に対してどれくらいなのか教えてください。 秦清掃事務所長 まず、最初の令和5年度までは容器包装プラスチックということで、プラスチックだけでできた製品は入ってございません。令和6年度からは、プラマークとかがついている容器包装リサイクルのものと、プラス、プラスチックだけでできた製品というのが定義でございます。 令和6年度に関しましては、予算上では結構大きくて、かなり伸びると想定していまして、約17%ぐらい全体で上がるのかなということで、1万1,720キログラムを予算上では想定しておりましたが、結果としては7%程度で、このぐらいの数量になってしまったということでございます。 いのつめ正太委員 ありがとうございます。17%ということで、残のところからも見えるとおり、思ったよりはという形だったと思うんです。そこの要因分析と、あとは既に令和7年度でもしかしたら改善策を打ち出していただいたかもしれないですけれども、今後で改善策などがあれば併せて伺います。 秦清掃事務所長 今後も、もちろん増やしていかなければいけないというのは当然認識しております。ただ一方で、ほかの自治体さんで先行している自治体なんかにもございますが、なかなか大きくは伸びないというところも現状としてはあります。我々としましては、広報戦略も、先ほど言いましたように、例えばプッシュ型の広報ですとか、場合によってはショート動画だとか、そういったものも活用しながら、あまりそういったことを知られていないところにさらに普及啓発をさせていただきたいと考えております。 いのつめ正太委員 他区でも、先行のところがなかなか伸びにくいというお話だったと思うんです。では、この17%だったというのは、そこの見込みとしては大分いくと思っていたけれども、いかなかったというのは、最初の見込みの段階では、他区の先行事例から見て、回収量はこれぐらいというのは見込むのはなかなか難しいものなんですか。 秦清掃事務所長 中野区の場合は、かなり最先端というか、早く始めたものですから、先行自治体がほとんどないというのが現状なので、大体これぐらい頑張ればいけるんじゃないかというところで立てさせていただいたというところでございます。 いのつめ正太委員 分かりました。ありがとうございます。取組としては新しくて、今後も続いていくものだと思いますので、今おっしゃっていただいたみたいな広報面での工夫とか、あとは、どちらかというと原因分析のところも、それも難しいのかもしれない。しようがない部分があるのかもしれないですけれども、改善の前には原因の特定というのが必要になってくるかと思いますので、そちらの取組も併せてお願いいたします。最後、要望で大丈夫です。 日野たかし委員 ペットボトルだけではなく資源の回収全体がそうなんですけれども、特に区内でマンション等が多く建って、想定していた以上にペットボトルの回収が1回の回収でいっぱいになってしまうとか、あとは、今年は特に猛暑の影響でペットボトルの量がすごく増えたというようなお話も伺っています。現状、区としては、このペットボトルの回収についてどのように考えていらっしゃいますでしょうか。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 ペットボトルの回収につきましては、夏季期間につきましてはやはりペットボトルが増加してございまして、びん・缶等が減っている代わりにペットボトルが増えている傾向があるのかなというところで、回収量も増えているところでございます。しっかりペットボトルのネットとかを増やす形で、集積所が乱れないように対策を取りつつ、適正に回収していくように努めているところでございます。 いのつめ正太委員 我が会派からも一般質問等でさせていただいている内容ではあるんですが、業者としては、回収に行ってすぐいっぱいになって、また戻って、また回収してというのがかなり負担になっているというお話も聞いています。一番は、本当は車両が増車できて、人も充てられてというところができれば一番いいという話も聞いているんですが、そういった車両の増車というところに関しては検討されるつもりがあるかどうかというのを聞かせてください。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 ペットボトルの回収事業につきましては、回収事業者のほうからも、回収のルートが量が多い、また時間内に戻ってこられないという声も聞いてございます。そういう実情を踏まえながら、人員の体制、また配車の体制について、安定的に維持できるように区としては捉えて体制を整えていきたいと考えているところでございます。 いのつめ正太委員 ぜひよろしくお願いいたします。 あとは、暑さ対策というところでも話が出ていたと思いますけれども、外で作業をするという中で、命にも関わるような暑さがずっと続いていて、そういったところの対策も今のままでは不十分だろうというところが大いにあると思います。そこに関してもしっかり検討していただきたいと思うんですが、そこはいかがでしょうか。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 夏季対策につきましては、日中、外で収集作業をしていただいているというところで、昨今非常に暑いという状況もございますので、ペットボトルの回収以外にも、びん・缶や、その他回収しておりますので、その点も踏まえて適切に夏季の対策として何かできないかというところは検討しているところでございます。 むとう有子委員 集団回収のことでまずお尋ねしたいんですけれども、集団回収の実施団体数が242団体ということで、ちょっとだけ増えているのかなと思いました。この団体数によって、実際の集団回収の箇所数というのは、このときが幾つで、今現在幾つなのでしょうか。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 委員がおっしゃっているのが、集団回収で出せる場所の集積所の数というふうに捉えさせていただいてお答えさせていただくんですけれども、区のほうでは定点的に数値を把握しているものがございません。直近の数字とかでしたら分かるんですけれども、過去の何年度、何件というところはつかめていないところです。現在、正確な件数ではないのですけれども、約8,100か所ぐらいが集積所であるというところを把握しているところでございます。 むとう有子委員 これは集団回収は8,100か所、実際に行政回収している集積所の箇所数は、資料にありましたけれども、3万5,567か所ということで、何倍ですか、すごく違うんです。それで、集団回収の量としては、減っている種類のものもあれば増えているものもあるんだけれども、全体として集団回収の合計を見ると、決算特別委員会要求資料の35ですか、減っているんです。住んでいるところによってすごく違っていて、私のうちはすごくラッキーで、ごみの集積所と集団回収の場所が一緒なので、おうちの目の前なのですごく便利なんですけれども、8,100か所しかないということだと、ごみで出せる集積所の数と全然違うので、全然近くにないというエリアがどうしても出てきています。 そうすると、本来であれば、資源として出したい部分のものが出せなくて、ごみのほうに相当流れているんじゃないかというふうに思うんです。そこの箇所数を私も前から言っていますし、今回もどなたかの議員が集団回収の拠点回収の箇所数を増やさないと駄目なんじゃないかという御質問があったんだけれども、これは集団回収の団体だけにお願いしていると、それはなかなか増えないじゃないですか。だから、ある種行政回収もしなければいけないエリアというものもあるんじゃないかと思うんです。 ごみの集積所の場所で集団回収の場所と、空白のところについてはごみの集積所のところでも資源回収を一部するとかということは今後考えていったほうがいいと私も本当に思うんです。その点はまだ検討しないと、私の答弁で何回か前に言われて、集団回収に任せていますみたいな感じでいい答弁を頂けていないんだけれども、これだけ数字に開きがあって、実際にこれから分別のところになっていきますけれども、本来であれば資源のごみが普通に燃えるごみだったり燃やさないごみであったりという部分に入ってきちゃっている中で、これはこのまま放置していっていいとは思えないんです。ある種、しようがないので行政回収の中に品目を増やしていくとかということは考えられないのでしょうか。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 今現在、古紙とか古布につきましては、行政回収というところは考えていないところでございます。集団回収で集積所を増やしていく取組につきましては、区のほうも、マンションの新たな建設のときに働きかけることや、実践団体のほうにも地図を渡して確認していただいて、空白のエリアにできる限り集積所をつくっていただくように働きかけるなど取組をしていきたいと考えてございますので、そういう対応をしていきたいというふうに考えているところでございます。 むとう有子委員 働きかけは大事だから、それは否定しないんだけれども、でも、働きかけたって、その地域のいろいろな団体さんがそうは新たな置ける場所とかというのを見つけ出すというのはなかなかできないことなわけです。だから、逆にごみの集積所として許可を取ってくださっている場所のところに、例えば古紙を回収するとかというほうがよほど早いかと思うんですけれども、どうしてそこは考えないんですか。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 古紙、古布などという集団回収で回収している事業につきましては、集団回収の良さとしまして、コストですとか、量につきましても他区と比べてそこまで遜色ない形だというふうに捉えていて、効率的にやって実践できている事業だと実感しているとともに、地域のコミュニティの中の一助ともなっているのかなというふうに捉えてございますので、そういう面で集団回収の実施している意義はあるのかなと考えているところでございます。 むとう有子委員 意義がないなんて言うつもりはないんだけれども、それはそれで意義もあると思いますし、団体にとっては報奨金ということでお金も入りますので、自分たちの活動資金にもなりますから、それはそれなりの意義がなくはない。なくはないんだけれども、あまりにもこの箇所数をごみの集積所の数に近づけるには程遠過ぎて、これは無理なのよ。無理なことは分かっているんだから、他区では古紙だって行政回収しているところはあって、中野区は行政回収していないことを自慢げのようにおっしゃっているけれども、箇所数で比較したら全然駄目なんだから、行政回収も考えていく時期だと私は思うんだけれども、かたくなに考えないんですね。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 箇所数で言いますと、燃えるごみ等々の集積所の数3万5,000か所、そのうち1万6,000か所が個別のところの集積所という形になります。また、組成調査の内容ですけれども、びん・缶の収集につきましては、9割近く同じ収積所の箇所数ぐらいで、9割近く分別をしているというところもございます。そういう点も踏まえまして、あまり箇所数というところに重きを置いているところではなくて、区民の方が集団回収として、資源として古紙と古着を分別する、リサイクルできるものだというふうにしっかり理解してもらうことのほうが大事だというふうに捉えてございますので、このような集団回収を今後も続けていきたいと考えているところでございます。 むとう有子委員 そんなふうにおっしゃると、こちらも言いたくなっちゃうんだけれども、では、可燃ごみの中に本当に古紙として再利用できるような紙は入っていないんですか。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 もちろん、燃えるごみの中に古紙ですとかそういうものは入ってございます。 むとう有子委員 しようがないけれども、実際に入っている。だから、さっき言ったように、私のおうちのように目の前に両方とも出せますという方は本当にありがたい、ラッキーなんだけれども、エコ意識があっても、ちょっと離れているというと、朝の忙しいときにわざわざ離れたところまで古紙回収のところへ持っていく手間に時間をかけられるかといったら、なかなか厳しいんです。だから、もっと近いところにある集積所のところにあったらいいのになと。そうしたら、燃えるごみに出さないで資源として出せるのにと思っている区民の方がたくさん実はいるということを伝えましたから、かたくなに検討しないなんて言わないで、やはり私は検討していただきたいと思います。 それから、製品プラスチックも資源プラとして回収しているけれども、思っていた以上に回収量が増えていないということで、これもごみとして出されている部分が往々にして多いわけです。ですから、今までごみとして出してきていたから、その習慣を変えるというのは、固定観念を変えるのはなかなか難しいので、時間がかかるかなというふうには思うんだけれども、もっとPRしないと分からないです。 また、同じように今までやっていた製品プラスチックについても、あのマークが小さ過ぎて見えなくて、そもそもやっていたそういった容器包装リサイクル法にのっとっているプラスチックだって、可燃ごみのほうにいっぱい入ってきていたわけですから、このプラスチックを中野が他区に先駆けていろいろやってくださっているのはありがたい早めの試みなんだけれども、それは十分に時間をかけて一生懸命PRしないと、これはなかなか浸透していかない。 今までやっていた容器包装だって十分ではなかったところに、プラス製品プラスチックまで入れちゃったわけだから、もっと丁寧にPRに一生懸命時間をかけないと駄目かなと思っているんですけれども、さらなるPRを考えられるようなことはないんでしょうか。可燃ごみに入っていたら、厳しくこれは製品プラスチックだと貼っているんでしたっけ。貼って置いていっているんですか。その辺の徹底ぶりとかはどうなっているのか、改めて教えてください。 秦清掃事務所長 先ほどと同じ答弁にはなってしまうのですけれども、その辺のPRに関しましては、今までですと区報だとかそういった紙媒体が多いのですけれども、若い世代だとか、場合によっては外国の方とかも含めてなんですが、プッシュ型、今スマートフォンとかも使われる方が多いので、そういったものにも対応できるような、ショート動画等も含めて、その辺は検討していきたいというふうに考えております。 それと2番目の質問で、収集の際ということなんですけれども、今本当に熱中症の危機のある中、収集職員のほうは一生懸命分かるものに関しては当然シールを貼らせていただいてということは当然やっております。 武田やよい委員 私もむとう委員と全く同意見で、回収拠点を増やしていくということが資源回収を大きくしていく一つの大事なポイントだと思いますので、そこは積極的に、先ほどお話をしたエコノバという考え方も含めて、どうやって資源にしていくのかということを真剣に考えていただきたいと思っています。 その中で、新たなリサイクルの取組というところで、今様々な市でいろいろなことを事業者さんなんかと協定をしながら進めているものがあるんです。割とごみとして多いのかなと思うのは、アルミつきの紙パックですとか、パウチタイプのゼリー飲料であるとか、あとお薬のシート、処方されるお薬、錠剤とかカプセルとか、あれは普通にプラスチックのごみにならなかったりするものがあるかと思います。そういったものを千葉市ですとか東大和だとか、あと横浜というところが、何も区の施設だけとは限らず、例えばドラッグストアに回収ポイントみたいなものがあってそれを回収していく。それを市内のお店に置いていただくということの中で、資源回収を深めていくということをやられているんですけれども、何か新しいそういう事業者さんとかと提携をして資源回収を増やしていくというようなお考えというのはありますか。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 新しい資源回収の品目等につきまして、こちらもいろいろどういうものが新たな品目としたらいいかというところを検討しているところではございます。ただ、今委員がおっしゃられたように、企業からの働きかけみたいなところが中野区のほうにはまだないという状況でございまして、そういうときが、企業からこういう資源回収の提案等々がありましたら、それについては積極的に協力しながら連携できていけたらと考えているところでございます。 武田やよい委員 そこは企業からの提案を待つのではなくて、やっていらっしゃる自治体があるわけですから、積極的に自治体側から働きかけていくという姿勢が必要なんじゃないかと思うんですけれども、そういうことについてはどうお思いですか。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 他区の状況等、できる限り情報収集しながら、できるところを検討していきたいと考えてございます。 武田やよい委員 特に先ほど申し上げたアルミつきの紙パックというのは、牛乳パックや何かと違って、回収対象にはなっていないですよね。あとパウチタイプのゼリーであるとかお薬シートであるとか、ごみを増やすだけになってしまうという状態があるわけで、そこをいかに資源にしていくかということを積極的に考えていかなければいけないのではないかと思うんです。なので、他区の状況というのもおっしゃっていますけれども、千葉市であるとか東大和市、横浜市といった先進自治体の例をきちんと見て、取り組めるものがないのかということを積極的に考えていくべきなのではないかと思うんですけれども、いかがですか。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 そういった先進的な事例も確認しながら、新たな資源回収品目について検討していきたいと考えてございます。 武田やよい委員 新たなというところで、またこれは実証実験的に使い捨てカイロを回収している。それも川口市の神根中学校とか横浜市の川和中学校というところは学校で回収をして団体に送るという取組をやっていらっしゃったりとか、あとは園芸用の用土をこれは中央区、足立区、台東区、三鷹市なんかが回収をして、使えるような形にして、環境フェアみたいなところでお配りをしている、そういった取組もされているわけです。江東区なんかは、環境フェアのときにそういうことをやっているというのがありました。積極的になかのエコフェアであるとか様々なPRをする場面で、新しい取組みたいなものをやってみて、さらになかのエコフェアなんかも人もいらっしゃるし、花と緑の祭典なんかもかなり園芸をやりたいという方がいらっしゃっているわけですから、そういったところで積極的にアピールをしていけるようなものをつくっていくということをお考えになるべきじゃないかと思うんですけれども、その点についてはいかがでしょう。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 イベントの共同開催というところで言いますと、なかのエコフェアにつきましては、今全国清涼飲料協会、全清飲というところと共同して、ペットtoペットの働きかけというところをやっているところでございます。今後、新たにイベント等でそういう団体等と関係を構築できまして実施できるようになるような検討をしていきたいと考えているところでございます。 武田やよい委員 先ほどの環境のところでも申し上げたんですけれども、環境政策は待っているだけではなくて、御自分たちで様々なところを見つけてきて、新しい取組、事業者さんのほうにも自分たちから声をかけていってやるということをぜひやっていただきたいと思います。要望にします。 甲田ゆり子主査 他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
甲田ゆり子主査 質疑がなければ、次に、382から387ページ、清掃事業について、質疑はありませんか。 武田やよい委員 清掃事業で1点だけ伺います。 電池の回収なんですけれども、リチウムイオン電池であるとか、ごみの中に混じっていると、清掃車で火事が起きてしまったり清掃工場で大きな火事になってしまったりと、清掃工場自体が大きな火事になると工場の稼働停止になってしまって、ごみの収集に支障がある。または清掃車自体が火事になってしまったら、収集をしている職員の方たちの命にも関わるようなことにもなるわけですから、これを防ぐための方法というところで、横浜市では今年の12月から、リチウムイオン電池を含めて様々なタイプの電池を電池ということで改めて回収をするというようなことがホームページのほうに出ていました。区でも、電池を別のものとして回収をしていくとか、何かちょっと検討されていることというのはありますか。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 電池の回収についてお答えさせていただきます。乾電池につきましては、拠点回収ということで75か所、区内の施設で回収しているところでございます。リチウムイオン電池につきましては、区役所とリサイクル展示室のほうで回収をしているところでございます。昨今問題になっているものはリチウムイオン電池というところになると思うんですけれども、それについては、単体だけではなくて内蔵している製品も多く含まれてございます。内蔵されている製品につきましては、陶器・ガラス・金属の日に、別袋で危険というふうに書いていただいて出していただいて回収をしているところでございます。今後、リチウムイオン電池単体、モバイルバッテリーですとか電池パックみたいなものも、陶器・ガラス・金属の日で回収できるような検討を進めているところでございます。 武田やよい委員 これについては、今までの搬出の仕方ということにこだわるというところではなくて、危険なものをどうやって回収して、清掃車の事故であるとか清掃工場の火災であるとか、あとは収集に関わっている職員の人たちの安全を守るといったところで積極的な検討をしていただきたいと思います。要望です。 むとう有子委員 383ページの集積所の監視カメラの設置ということで金額が出ておりますけれども、これも設置して随分たちます。どういうふうに設置して、映した映像をどれぐらいの頻度でどう確認してどう活用しているのか教えてください。 秦清掃事務所長 監視カメラに関しては、まず10台を設置させていただいております。それで時期的には、基本的には4月と10月とか、多少ずれはあるんですけれども、そういったところで順次6か月ごとに交代をさせていただいています。いろいろな地域の方から、集積所がかなり荒れているだとか、不法投棄が多いとかというところは事前にリストアップしておいて、その中から特に指導班が行ってもなかなか改善しないだとか、そういったところを重点的にやって、優先順位をつけて設置をさせていただいております。 むとう有子委員 そういうところに設置しているのは知っているんですけれども、どう活用していますか。ひどいなと思ったら、いつ、どういうタイミングで映像を確認してどうしているのか。撮った映像の活用方法を教えてください。 秦清掃事務所長 基本的には、警察絡み、それが何度周知してもずっと引き続き起こるだとか、そういったような訴えがあって、警察と連携しながらというケースであれば見るということはあるんですけれども、そういったケースまでいくというのは、昨年度1件というふうに私は認識しております。そういうことなので、それ以外に関しましては、基本的に映像をこちらが積極的に見るということはございません。 むとう有子委員 警察絡みになるような事案があれば見る。警察絡みになるような事案というのはどういう事案なんでしょうか。 秦清掃事務所長 先ほどの繰り返しの説明にはなるんですけれども、地域の方から何度も相談を受けていて、こちらのほうでもいろいろシールを貼ったりですとか、ただ、誰がやったかというのは全然分からない状況がずっと続いていて、その現象がずっと続くということで改善が見られないような、それがどこから来ているのかも分からないので、そこを判明させるために、それで映像で確認をしたということは聞いております。 むとう有子委員 不法投棄だと警察絡みになるということなんですね。曜日に関係なく、ぐじゃぐじゃに出しているという部分は警察絡みにはならないんでしょうか。 秦清掃事務所長 原則的に私どもではそういう判断で対応させていただいております。ただ、絶対見てはいけないかといいますと、そういったことは多分ないとは思っております。ただ、見るとなると、またそれに対して、取り外しだとかいろいろそういったところのコストの部分もかかりますので、あとプライバシーの絡みもありますので、その辺はかなり慎重に研究していきたいというふうに考えております。 むとう有子委員 カメラは、性能上、撮った映像は上書きされちゃったりするのでしょうか。どれくらい残っているものなんでしょうか。 秦清掃事務所長 大体1週間から2週間ぐらいというふうに認識しております。 むとう有子委員 確かにごみはプライバシーそのものなんだけれども、幹線道路なんかは、集積所の周りの人じゃない人が通勤のついでにひどいごみをぼんと置いていっちゃうとかあって、中を開けたところで、お名前も分からないし、近隣の人たちも、私たちのごみじゃないというようなこともあるわけで、警察絡みというあたりが、私の判断がなかなか分からないんだけれども、あまりにもどう考えても私たちが出しているごみではないみたいなのがあった場合とかは見たりはしてくれないんですか。そういう部分、警察絡みにまでいかなくても、そういうところから集積所の改善をしてほしいと思っていて、そういう場合でも、このカメラの映像が生かされて活用しているのかなと思っていたんですけれども、そうでもないんですね。 秦清掃事務所長 今まで原則的には抑止効果を狙うというのが最大の目的ではございました。ただ、委員御指摘のとおり、今後そういったような地域からの要望とかでありまして、なかなか改善されないというところで、誰が出し元かも分からなくて指導のしようがないといったようなことに関しましては検討していきたいと考えております。 むとう有子委員 最近、こちらもカメラ慣れしちゃっていて、いろいろなところにあるから、カメラがそんなに抑止力という感じでもなかなかなくて、犯罪が起きてしまってから犯人を見つけるのにカメラが役立っているという状況で、なかなか抑止につながっていないような状況も多いと思うし、特にごみだと、ぼんと出していっちゃう人、このごみをぽんと出したことが警察沙汰になるなんていう意識がなかなかないから、抑止になかなかつながらないんじゃないかと思うので、せっかくつけた以上は、正しく出されていないごみに対しても厳しくチェックしていますというところの姿勢は見せていただけるように活用してほしいなというところは要望しておきたいと思います。 それで、私は本来であれば決算特別委員会の総括質疑で通告していたんですけれども、時間がなくなってしまったので、どこで聞いたらいいのかなと思っていたんですが、この辺で排出抑制の部分にも当たるのかなと思うのでここで聞かせていただきたいと思うんです。 私は毎年、清掃工場の入り口での常時搬入物検査というところの数字を追いかけているんですけれども、今回不適切な搬入の結果は中野区は何%で何位だったんでしょうか。 秦清掃事務所長 昨年度は30件検査をしまして、10台が不適切ということで、C判定ということなんですけれども、10%ぐらい異物が混じっていたということで判定されています。23区の中では14番目というふうに認識しております。 むとう有子委員 この結果はよくなっていっているんでしょうか。よくもなっていっていないんでしょうか。 秦清掃事務所長 過去3年を見ますと、台数的にもそんなにないので、何ともそれだけで傾向までは分からないというのは認識しておりますけれども、よくなったり悪くなったりというふうな状況になってございます。 むとう有子委員 そんなに簡単にはよくならないんですけれども、先ほど言ったC判定というのが、御紹介があった不適物がサンプルの体積の10%以上あるとか、搬入可能な寸法を超える不適切物がある、もしくはプラントを損傷させるなど処理施設の運営に支障を来すおそれのある不適切物があるということなんです。ここの項目ではないですけれども、東京二十三区一部事務組合に対する分担金が年々増加していて、こういったまさにC判定ということは、施設の運営に支障を来すようなものも入っているということなんですから、工場で事故が起きると炉が止まってしまったりすると、相当修繕にお金がかかったりということで、分担金にも跳ね上がってくる課題でもあるので、本来であれば職員のせいではなくて、私たち区民が出すときにそんなものを混ぜてしまう、私たち区民が一番いけないんだけれども、一番駄目なのは区民です。出す人です。 でも2番目に、それを収集しちゃったら絶対駄目で、収集して清掃工場に持ち込んじゃうことが駄目なわけだから、収集の中で、出すほうの区民も、これは出しては駄目なんだと分かっていながら隠すように出しちゃうような人もいるから、なかなか忙しい、次から次に収集していかなければいけない状況の中で、職員の方が中までぱっと見て分かるかといったら分からないものもいっぱいあるから、収集のところでストップというのもかなり難しい状況であることは理解はしているつもりではあるんだけれども、でも、やはり持っていっては駄目なんです。 出すのが一番いけない、でも、収集してもいけない。ところで清掃工場に搬入させちゃったら、そこで何が起きてくるか分からない。清掃工場というのは、23区は割と住宅地に近いところにあって、清掃工場は本当に化学薬品工場でもあり、火力発電所の工場でもあるという意味合いを持っているので、絶対事故を起こさせてはいけないわけだから、出しちゃう区民が一番いけないことも分かっているけれども、行政としては収集しないというところも徹底してもらわなきゃいけないし、出す区民に対する啓発というのもしっかりとしていかなきゃいけない中で、これはなかなか本当によくなっていかないんです。 だから、これはどうにかしていかなきゃいけない。私はいつも危機感を持ってこの数字を追いかけています。たまたま30台しか検査していないわけだから、その中の10台ということではあるんだけれども、これはどうしたらいいですか。私も本当に困ったなと思っていて、収集の現場の職員も困っていると思うんだけれども、でも、結果は結果でこの数字が出てくるわけですから、この数字よりも全然少ない区も実はあるわけですから、中野区は14番目ということですから、中野区よりもいい区が13区もあるわけですから、この数字が全てを物語っているわけではないけれども、この数字からも改めなきゃいけないこともいっぱいあると思うので、どういうふうに捉えていらっしゃいますか。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 搬入物検査の結果につきましては、委員がおっしゃるとおり、まず区民の分別が非常に大事だというふうに捉えてございます。区民の方に、搬入物検査があって、こういう形で工場に不適物が入ってしまうというところを見せるような啓発が必要になってくるのかなというところで、今後出前講座等々を通じて、そういう周知をしていきたいというところがあります。また、職員につきましては、搬入物検査に立ち会いますと、一番引っかかっているものとしましては、長い、30センチ以上のものなんです。 特に30センチ以上のバスマットとかが折られて入っている、そういう場合に、開けないと、外袋からだと見て確認が取れない。非常に難しいところがございます。かといって職員がそれを持っていってしまうわけにはいきませんので、入って確認を取れないところはあるのかもしれないんですけれども、今後搬入物検査等々に職員を立ち会わせて、そういう意識啓発も含めて、搬入物検査の成績について向上するように取り組んでいきたいと考えてございます。 むとう有子委員 お願いいたします。こういう数字だということは、中野区の清掃事務所の職員の皆さんにも共有はしているんでしょうか。 秦清掃事務所長 職員のほうにも共有をさせていただいております。 むとう有子委員 先ほどの御答弁にあったように、実際に持ち込まれてはいけない不適切なものとして、清掃工場に行くといっぱい写真があるので借りてくるなり、実際に行って写すなりして、可燃ごみの中からこんなものが出てきたというだけで展示したらいいと思うんですけれども、目に見える形で、おっしゃってくれたように、区民にこんなものが出てきていると、びっくりするようなものが入っておりますので、目に見える形での啓発というのに力を入れていただきたいと思いますので、しっかりやってください。お願いいたします。 日野たかし委員 使用済み注射針の回収事業なんですけれども、令和5年度と比べると額が減っているんですが、これは注射針の回収量自体が減ったんでしょうか。 秦清掃事務所長 委員お見込みのとおりでございます。 日野たかし委員 この注射針の回収は、一般ごみの中に混じらないように薬剤師会のほうで適正に回収をしていただいているというところがあるんですが、今回、令和5年から6年にかけては減ったということなんです。年々増えていく傾向があるというのと、適正に回収するということから、全額補助を要望もされているというところもあって、ここをしっかり適正に回収していただくためにも、こういった補助は行っていただきたいと思うんですが、そこに関してはいかがですか。 秦清掃事務所長 一般質問のほうでも答弁をさせてはいただいております。考え方としましては、基本的に薬剤師会とまずは協議を図って、実情のところとか要望をしっかりもう一度確認をさせていただいた上で検討していきたいと考えております。ただ、補助率とか、その辺のことに関しましては、全額補助も含め考えていきたいというふうに考えております。 日野たかし委員 ぜひよろしくお願いします。 あと先ほど武田委員の質問の中で、リチウムイオン電池の回収を今後分離できないものは陶器・ガラス・金属とかと一緒に回収するというようなお話だったと思うんですけれども、今使用済みの小型家電を回収して、それをレアメタルとかを分離して再資源化するというようなのをやっていると思うんです。陶器・ガラス・金属と一緒にリチウムイオン電池を回収する場合というのは、そこに含まれている機器のレアメタルとかそういったものは資源化されていくというようなサイクルにはなるのでしょうか。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 陶器・ガラス・金属で回収しているものにつきましては、全量一応資源化の対象になってございます。資源化としましては、90%近くの資源化率としまして、鉄ですとかプラスチック等々を資源化、陶器・ガラス・金属のものをごみの中で資源化をしているという状況でございます。 日野たかし委員 私が言っているのは、その中で今後リチウムイオン電池を含んだ機器も回収をするというのを検討しているというお話だと思うんですけれども、その場合のその中にあるレアメタルとかそういったものもちゃんと資源化して回収されるということでいいんですか。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 陶器・ガラス・金属の資源化をしていますので、リチウムイオン電池も含めて資源化をさせていただく予定でございます。 むとう有子委員 1点聞き忘れてしまったので、もう一度聞かせてください。 383ページのところで、収集作業のところで、清掃車の雇上げと労働者派遣委託というのが年々拡大しております。年々上がっています。これは区のほうできちんと職員を採用しないことによって、ここから派遣してもらうしかないということになっているかと思うんですけれども、こちらは派遣する側の請け負っているところも実は人材不足でアップアップの状況にあるわけです。御存じだと思いますけれども。中野区は計画的に採用していかないと、これはどうにもならない。23区全部同じ状況だと思いますけれども、今後退職していく人をどう補っていくのかとか、計画的に職員を採用していくしかない状況になっているわけです。運転手さんもいませんし、労働者派遣のところも厳しいというのは聞いている中で、今後どういうふうにしていこうというふうに思っていらっしゃるんでしょうか。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 清掃職員の採用につきましては、職員課の担当の範囲だというふうに認識していますけれども、清掃所管としましては、職員が高齢化をして大量に一時期辞めてしまうという状況もございますので、また運転手のほうも年齢層が高くなっているというところもございます。そういう状況を職員課に伝えながら、今後の採用状況について調整をしていきたいと考えてございます。 むとう有子委員 ちなみに、分かっている範囲で、来年度採用とかはまだ分かっていないんですか。 鈴木環境部ごみゼロ推進課長 今採用の作業中でございます。 むとう有子委員 清掃事業は1日たりとも止まっちゃったら、本当に区民生活に大きな影響を与えるので、雇上げだ、派遣だというところに頼っていてももう限界ですから、そこは心して、現場を分かっている皆さんが職員課のほうに強く要請してください。お願いいたします。 甲田ゆり子主査 他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
甲田ゆり子主査 質疑がなければ、次に、都市基盤費になります。1項都市基盤費、決算説明書392ページから393ページ、事務事業3、道路監察、このうち事業メニュー2、地域美化が区民分科会の分担分です。質疑はありませんか。 いのつめ正太委員 まず、トレーラーハウス型喫煙所の購入経費のところから、ランニングコストが幾らなのか伺います。 伊東環境部環境課長 こちらにつきましては、清掃委託等を含めまして約620万円ほどでございます。 いのつめ正太委員 ありがとうございます。導入からちょっとたって、毎年600万円かかるということです。今清掃の話も出ましたけれども、そういった事業者の方にヒアリングしたりとか、あとは1年と少したって課題とかは見えてきたと思うので、1年と少したっての所感を伺います。 伊東環境部環境課長 こちらのトレーラーハウスの喫煙所につきましては、昨年の7月1日に使用開始してございます。私もたばこは吸わないんですけれども、何回か、どういった方が吸われているか、状況とかを確認しています。日中でも、少なくても5、6人、多いときは10人近く吸われているということで、1日24時間ではなくて、朝と、夜には閉鎖をしますが、かなり利用頻度があるのかなというふうに感じてございます。 いのつめ正太委員 そうしましたら、運用のところのトラブルとか、目立ったものとかはあったりしましたか。 伊東環境部環境課長 私が担当から聞いているところでは、特にトラブルについては聞いてございません。 いのつめ正太委員 先ほどの、時間のところで、利用時間が決まっているので、閉じ込められたとかも特になく、あと私のほうで聞いているのが2件ありまして、中に空気清浄機が入っています。それがないと煙で充満しちゃって大変なことになるんですけれども、それで運用してから2週間ぐらいたったときに、それが動いていないときがあって、中がもくもくで大変だったというのが1件、もう一つが、夏場、冬場もそうですけれども、空調が効いていなくて中がすごく暑くなっていて、利用するのが難しい状況だったというのを2点伺っているんです。それは特段聞いていないですか。 伊東環境部環境課長 昨年の状況は、すみません。事細かく確認はできませんが、今年度につきましては、清浄機も清掃をきちんとしているということと、夏場は、密閉された空間ですので暑くなりますので、エアコンの温度の設定をかなり低くして、それで温度が下がったということで、そういった対応をしているというところでございます。 いのつめ正太委員 幾つかそういう運用上で出てくる課題というか、見えてくる部分もあるかと思いますので、適時的確に対応いただきたいのと、さっきちらっと申し上げたんですけれども、要は清掃の業者さんが入られていると思いますので、その事業者さんのほうで何か把握されているというか、課題感みたいなものがあるかというのをヒアリングいただきたいんです。そういったものは常設では行っていない感じですか。 伊東環境部環境課長 特段、清掃の事業者のほうからは聞いていないところでございます。 いのつめ正太委員 分かりました。では、連携というか、ヒアリングというか、意見のところは、もしあるようならしっかりと受け止めていただきたいと思います。 あと今後の話で、ランニングコストが600万円というふうにありました。これはどこからか補助金は出ているんですか。伺います。 伊東環境部環境課長 補助金等はございません。 いのつめ正太委員 今後もない感じですか。 伊東環境部環境課長 特に今もないですし、今後もあるかどうか分からないところでございます。 いのつめ正太委員 もともと道路の所管のほうだったので、建設委員会とか建設分科会とかでの議論でずっと出ていたのが補助金の話なんです。他区の事例でいうと、東京都のほうから補助が出るとか出ないとかというのもあって、そこら辺のところはちゃんと見ていっていただきたいのと、あと、トレーラーだと特に600万円年間でかかるとなると、ぽいぽいと建てられるようなものではないと思うんです。なので、民間のところで建ててもらったところに補助を出すとか、いろいろなスキーム自体はたくさんあると思いますので、多分そちらの環境のほうの所管ではないと思うんですけれども、要は、何で密閉にしているかと、受動喫煙防止の観点であると思うんです。 今後の方針としては、新しく建てるときには、こういった観点の密閉されたような喫煙所を建てるというのが方針としてあると思います。なので、そこら辺のランニングとの見合いになると思うんですけれども、それをもう少し建てやすくというか、新しくつくりやすくするためにも、補助金の面では御検討というか、どこからか取れないかなというところを御検討というか、考えていただきたいんです。最後、そこを伺って終わります。 伊東環境部環境課長 今の健康福祉部のほうで、受動喫煙防止の目線で、今後、喫煙のエリアはどうするかとか、喫煙所をどうするか、そういったことを検討していると聞いてございまして、その受動喫煙目線のほうで、東京都のほうで補助金が現在もある。たしか、あと4年ぐらいで終わってしまう補助金もありますが、そういったことも活用しながら設置に努めていく、そういったことも聞いてございます。 甲田ゆり子主査 他に質疑はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
甲田ゆり子主査 こちらの質疑を終了しまして、分科会を暫時休憩いたします。
(午後5時03分)
甲田ゆり子主査 それでは、分科会を再開いたします。
(午後5時15分)
秦清掃事務所長 先ほどいのつめ委員から御質問がありました令和6年度の資源プラスチックの回収量見込み、どれくらいを見込んでいたのかという御質問がございました。その際、私のほうで、1日の見込量で1万1,720キログラムとして答えてしまいました。答弁修正をさせていただきます。全体では年間で3,600トンを見込んでおります。 甲田ゆり子主査 それでは、次に進みます。12款諸支出金です。426ページ、1項積立金、1目積立金、事務事業3、特定目的基金積立金、このうち事業メニュー8、環境基金積立金、事業メニュー9、新型コロナウイルス感染症対策利子補給基金積立金、事業メニュー10、子ども・若者文化芸術振興基金積立金が区民分科会の分担分です。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
甲田ゆり子主査 質疑がなければ、次に進みます。 次に、一般会計の歳入に入ります。 区民分科会分担分の歳入決算説明書補助資料により一括して質疑を行います。質疑はありませんか。 いのつめ正太委員 特別区民税のところでお伺いします。決算の資料だと、納税者1人当たりの所得は上がっているということでした。納税義務者数のところで見ると、均等割のみの方は令和5年度だと7,000人ぐらいが1万3,921人で増えていて、均等割と所得割の方はそこまで大きな推移はないということだと思うんです。これは解釈だと思うんですけれども、これをどういうふうに捉えたらいいかを教えていただきたくて、要は、所得面での格差が広がっているのか広がっていないのか。そこの今の分析状況を教えてください。 栗栖区民部税務課長 こちらは均等割の人数が7,000人近く増えているところでございます。こちらにつきましては、令和6年度の定額減税の影響によるものでございます。定額減税によりまして、この人数のうち約6,500人が所得割がなくなりまして、均等割のほうに流れたということで分析しております。 いのつめ正太委員 ということは、定額減税の影響がほぼイコールということですよね。ということは、格差みたいなところは、少なくとも納税義務者数のところからは見えないという分析でよろしいですか。 栗栖区民部税務課長 納税義務者数からも見えませんし、給与所得者でいえば、500万円以上の所得層が増えている、500万円未満の所得層が減っているというような数字もこちらで押さえているところではございます。 いのつめ正太委員 ありがとうございます。要は格差が広がっているのではなくて、どちらかというと、全体的な底上げがなされて、その結果として納税者の1人当たりの所得が上がったという分析だと思います。総括質疑のところでは申し上げたんですが、分析のところから、それに応じた的確な政策というのを今後打っていく必要があると思いますので、人口のところでも申し上げましたけれども、この納税義務者数のところから既にしっかりと分析をいただいているかと思いますので、それを今後どのような形で政策に反映していくかというのを御検討いただければと思います。最後、そこだけお伺いします。 栗栖区民部税務課長 今後も納税義務者数を含め、課税状況の分析に努めまして、今後の税収の見込みとか、そういうものを推計するところで生かしていきたいと考えております。 内野大三郎委員 13ページにある財産収入のところで、財産貸付収入、1の土地・建物等のところで、産業振興センターの自動販売機のところが70万5,000円となっているんですけれども、これは産業振興センターの入り口にあった自販機は今撤去して中に入れたのか、それともどうしたのかを教えてもらっていいですか。 国分区民部産業振興課長 入り口のものを撤去したかどうか、今、すみません、資料がなくて分からないんですけれども、センターの中には設置してございます。 内野大三郎委員 最近行ったら、入り口のところがなくなっていたので、なくしたんだと思って、これは影響があるのかなと思って、今年度は減るということか。中にもう1個増やしたのか。入り口を撤去して中にもう1個増やしたのか。もしくは入り口だけ撤去しちゃったのか。 国分区民部産業振興課長 台数は変えていないというふうに認識してございますので、歳入の金額に大きな影響が出るものとは認識してございません 武田やよい委員 二つお伺いをしたくて、区民税で、先ほどいのつめ委員がおっしゃっていたところで、均等割が増えた理由は定額減税の影響だというところで、定額減税の影響がなければ大体7,000人ぐらいだったであろうと。幾ら所得が増えたといっても、定額減税の範囲の金額を減税しただけで均等割だけになってしまう世帯が、逆に言うとそれだけの人数いるという理解でよろしいんでしょうか。 栗栖区民部税務課長 その辺りも分析しておりまして、定額減税によりまして、所得割額が1万円から3万円程度の方で減税になった方が6,500人程度いらっしゃったということで分析しております。 武田やよい委員 そうしますと、定額減税で1万円だったという方については、給付がされた対象になっているということでよろしいんでしょうか。 栗栖区民部税務課長 1人1万円ということでしたので、扶養親族などがいて3万円、4万円と定額減税になった納税義務者もいたということになります。 武田やよい委員 ここは収入のところになってしまっている。歳入だから納税義務者なんですけれども、この中で非課税の方であるとか、未申告の方の数字というのはどこかで捉えているところはありますか。 栗栖区民部税務課長 今手元にございません。 武田やよい委員 税のところではなくて、区民手数料の証明のところでお伺いをしたいんですけれども、この金額を全部手数料の金額ごとにやっていくとすごく大変だなと。7ページ、8ページ。特にコンビニ交付であるとか、いろいろな手数料の金額が違うので、単価ごとに出していくのは大変なんだろうなと思っているんです。今日、白井課長はいらっしゃらないんですけれども、これは例えば10円にしたものだけは、別にほかのところで件数を把握するものがないので、それだけは別記をしておいていただいたほうがよかったんじゃないかなと思っているんです。もし今件数があれば教えてください。 高橋区民部長 今委員から御指摘がありましたように、実際にはこの件数、細かく分類ができるものでございます。今手元に詳細資料もあるんですけれども、2ページにわたる分量になってしまうので、これを掲載することはこの資料上では難しいかなと思っています。今回、10円のコンビニ交付をしましたので、その影響については今定例会中に別途報告をいたしますので、そちらでまた御意見等があればいただければと思います。 甲田ゆり子主査 他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
甲田ゆり子主査 質疑がなければ、次に進みます。 次に、国民健康保険特別会計について一括して審査を行います。 決算説明書の447ページから483ページになります。 なお、次のものは当分科会の所管外となりますので、御承知おきください。まず、歳入のうち、456ページから457ページ、4款都支出金、1目保険給付費等交付金のうち健康福祉部所管のもの、456ページから457ページ、6款繰越金、1目繰越金のうち、2節その他繰越金のうち健康福祉部所管のもの、3節特定健診・保健指導繰越金、458ページから459ページ、7款諸収入、3項雑入、6目納付金、次に、歳出のうち466から467ページ、1款国保運営費、1項国保運営費、1目制度運営費、事務事業1、国保運営関係人件費等のうち健康福祉部所管のもの、480から483ページ、4款保健事業費、以上が当分科会の所管外となります。 それでは、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
甲田ゆり子主査 なければ、国民健康保険事業特別会計についての質疑を終了いたします。 次に、後期高齢者医療特別会計について、一括して審査を行います。 決算説明書の485ページから501ページになります。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
甲田ゆり子主査 なければ、後期高齢者医療特別会計についての質疑を終了いたします。 以上で当分科会分担分についての質疑は全て終了したことになりますが、全体を通して質疑漏れはありませんか。 高橋かずちか委員 2点ほどお聞きしたいんですけれども、まず、201ページの産業経済融資の利子補給の件なんです。区のほうで一般融資とか事業承継とか、いわゆる中小企業の目線で、地域の商工関係の方々なんかも非常にこれを頼りにされて、地元の金融機関とも連携をして、すごくいい形でサポートしているというふうに認識しているんです。これはまずお聞きしたいんですけれども、償還期間が7年以内というふうになっているんです。この7年となっている根拠はどういうことなんですか。 国分区民部産業振興課長 こちらの償還期間なんですけれども、7年だとか10年だとか、運転資金については7年とか、設備資金については10年が一般的とか、そういった考え方があるんですけれども、中野区はずっと7年でやってきておりまして、あまり長くならないようにという形で、下のほうに合わせたといいますか、7年のほうに設定していると考えてございます。 高橋かずちか委員 長ければ長いほど、逆に信用というか、事業者の評価とか、そういうところも微妙に関わってくるとは思うんです。今地域の方々もそうでしょうけれども、地域の商工関係、企業住民という目線からすると、一般住民、我々と一緒のように、物価高騰とかそういうものというのがもろにその波にさらされて、大変な苦しい思いをされているわけです。そうすると、例えば設備関係の資金とかになると、コストがどんどん膨れ上がっていく中で、償還期間についても、延ばしたくないところもあるんでしょうけれども、その辺を事業者それぞれの都合で選択できるような、例えば7年からもっと長くする。10年とか、あるいはもう少しとか、その辺を選べるようなメニューで、より地域の事業者さんに寄り添うような、そういう形も考えられないかと思うんです。そういうようなやり取りというのは、地元から声があったりとか、そういうことはないんですか。 国分区民部産業振興課長 特段償還期間を延ばしてほしいといった声はこちらには届いていないところなんですけれども、ただ、一般的に設備資金なんかは10年以内としているケースが多かったりだとか、あと信用保証協会による保証期間も10年までは見ますということで設定していたり、他区の状況なども10年と設定しているところがございますので、可能性としてはそういったものはあるのかなというふうに考えてございます。 高橋かずちか委員 他区の様子なんかもあるかもしれないんですけれども、要はアローアンスを用意しておいて、事業者さんが選択できるように、そういうメニュー立てというのも必要かなと思うんです。もう一度聞きます。その辺はいかがでしょうか。 国分区民部産業振興課長 委員御案内のとおり、償還期間を長くすることで、一方、デメリットとしても、返済額が増加してしまったりだとか、財政健全性が低下する可能性などもございますので、ただ、そういった選択ができるというのは重要な視点だと思いますので、適切な償還期間の在り方というものをこちらで研究してまいりたいと考えております。 高橋かずちか委員 ぜひ当事者といいますか、そういう方々とよく調整をして、生の声を聞いて対応していただきたいと思います。よろしくお願いします。 あともう1点だけ、基本的なことで確認といいますか、お聞きしたかったんです。質疑を聞いていて、213ページのふるさと納税、これは我々の分科会の所管という中で、先ほどのお話ですと、1億8,000万円ぐらいの予算立てをしていて、実際1億800万円ぐらい入っているという話で、事業委託は5,000万円という話で、これは所管がシティプロモーションというところに入っているというところなんです。これはシティプロモーションのところでこれを扱うというのは、何か理由というか経緯はあるんですか。 冨士縄区民部文化振興・多文化共生推進課長 こちらのふるさと納税に当たっては、ふるさと納税返礼品の開発にあります。我々シティプロモーションで、そういった企業さんですとか、いろいろサービスですとか、そういったところと意外と接点があるといいますか、関わりがあるところがありまして、そこで開発したほうがより魅力的な返礼品開発、今我々はアニメとかもやっています。アニメの返礼品はまだ増やせていない状況でありますけれども、そういった可能性というんですか、我々がやったほうがより効果的に返礼品開発に資するといったところで、我々のところで所管して、ふるさと納税の事業をやらせていただいているといったようなところでございます。 高橋かずちか委員 そういう産業振興だったり物産という視点もあるしというところなんでしょうね。そうすると、例えば寄附される方々の希望で、特定のこういう目的であったりとか、それはそれとして、あるいは基金に乗せて積み立てていくとか、そういうのとか、あるいは産業振興に資するこの部署で進めていく。その差配というか割り振りというか、そういうのは誰がどういう基準でどう判断していくんですか。 高村文化・産業振興担当部長 まず、寄附の充当先としてのメニューというのは、区の政策課題として重要だとか、目出ししたいというものがありますので、それは企画部サイドと協議して、そこで判断して決めています。うちでやっている部分というのは決まった後の割り振りをしているだけで、要は私たちに全く裁量の余地がないというか、寄附者が例えばシティプロモーションに入れるとか、文化の基金に入れるとか、そういうふうになった場合、それを割り振っているというだけです。ですので、区の政策判断ができる企画部サイド、財政サイドと協議してメニューを決めて、寄附者がそこに充てたものを割り振っていく、こういった状況でございます。 高橋かずちか委員 そうすると、基金とかそういうのは別として、メニューはシティプロモーションのチームが決めているんですか。さっき、アニメはまだ入っていないけれども、今後のメニューのメインだろうというのは何となくイメージできるんですけれども、例えば前の説明だと、子どもの文化事業とか、ああいうのも一つふるさと納税のメニューになっているのかなと思うんです。それはどういう感じがあるんですか。 高村文化・産業振興担当部長 繰り返しになってしまうんですけれども、区の重要政策が今何かということで、例えば予算の主な取組を見たり、来年度重点的にやるものをどうするかということがあると思います。それから、過去の充当先になっているものを踏まえています。それを企画部サイドのほうが政策として決めますので、そこと協議して、では、こういうメニューでやろうということを決めています。 高橋かずちか委員 この区民分科会あるいは区民委員会のメンバー、あるいはこの場での議論で、こういう新しいメニューはどうだろうかとか、そういう議論にはつながっていかないのか。 高村文化・産業振興担当部長 基本的には、区として重要な政策が何かというところになりますので、こういった御意見があったということを企画部サイドに伝えて、区としてどうしていくかということ、例えば来年度、充当先のメニューとして考えていくということになります。 高橋かずちか委員 では、私なりにそういう意見があったら、この場でいろいろ意見を申し上げればいいということですね。 高村文化・産業振興担当部長 そういった御意見があったということで区の中で共有して、企画部サイドと協議してまいります。 国分区民部産業振興課長 申し訳ありません。先ほど歳入の御質疑の中で、内野委員から御質疑いただいた中で答弁訂正をさせていただければと思います。 先ほど産業振興センターの自動販売機の台数について、私は台数は変わっていないということで答弁申し上げたんですけれども、台数は3台から2台に変わっておりまして、もともと3台は、センターの出入口と、それから1階と2階とでそれぞれ1台ずつで3台あったんです。今は1階の体育館前通路の2台にあるのみになりまして、台数自体は変わってございます。ただ、歳入自体に大きな影響はないものと認識しております。失礼いたしました。 甲田ゆり子主査 ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
甲田ゆり子主査 なければ、以上で、認定第1号の当分科会分担分、認定第3号の当分科会分担分及び認定第4号の質疑を終結したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
甲田ゆり子主査 御異議ありませんので、質疑を終結いたします。 次に、意見についてですが、意見がある場合は、対象となる議案の番号、会派名または氏名を明記の上、10月2日(木曜日)の正午までに文書で事務局へ提出するようお願いいたします。 以上で本日予定していた日程は終了いたしますが、委員、理事者から発言はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
甲田ゆり子主査 なければ、次回の区民分科会は、10月2日(木曜日)午後1時から当委員会室において開会することを口頭をもって通告します。 以上で本日の区民分科会を散会いたします。
(午後5時38分)
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