中野区議会総務分科会〔令和7年9月30日〕
総務分科会会議記録
○開会日 令和7年9月30日
○場所 中野区議会第1委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後5時09分
○出席委員(9名)
河合 りな主査
大沢 ひろゆき副主査
斉藤 けいた委員
市川 しんたろう委員
立石 りお委員
大内 しんご委員
平山 英明委員
羽鳥 だいすけ委員
中村 延子委員
○欠席委員(1名)
酒井 たくや委員
○出席説明員
副区長 青山 敬一郎
副区長 栗田 泰正
企画部長 岩浅 英樹
企画部企画課長 中谷 博
企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長 大場 大輔
企画部資産管理活用課長 半田 浩之
企画部財政課長 竹内 賢三
企画部広聴・広報課長、企画部秘書担当課長 矢澤 岳
総務部長 濵口 求
防災危機管理担当部長 吉沢 健一
DX推進室長 滝瀬 裕之
総務部総務課長 永見 英光
総務部物価高騰支援給付金担当課長、総務部防災危機管理課長 永井 亨忠
総務部法務担当課長 尾関 信行
総務部庁舎管理担当課長、総務部施設保全担当課長 増子 英宏
総務部職員課長 中村 洋
総務部人事政策・育成担当課長 松丸 晃大
総務部施設課長 大須賀 亮
総務部契約課長 滝浪 亜未
総務部防災担当課長 吉田 暁
総務部生活・交通安全担当課長 久保 貴
総務部DX推進室デジタル政策課長、総務部DX推進室デジタル基盤整備担当課長 瀬谷 泰祐
総務部DX推進室働き方DX推進担当課長 青木 大
会計室長 古本 正士
選挙管理委員会事務局長 永田 純一
監査事務局長 高橋 英昭
○事務局職員
事務局長 堀越 恵美子
事務局次長 分藤 憲
書記 田村 優
書記 志賀 優一
○主査署名
審査日程
○議案
認定第1号 令和6年度中野区一般会計歳入歳出決算の認定について(分担分)
認定第2号 令和6年度中野区用地特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第3号 令和6年度中野区国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について(分担分)
認定第5号 令和6年度中野区介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について(分担分)
河合りな主査
定足数に達しましたので、総務分科会を開会します。
(午後1時00分)
認定第1号、令和6年度中野区一般会計歳入歳出決算の認定についての分担分、認定第2号、令和6年度中野区用地特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第3号、令和6年度中野区国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定についての分担分及び認定第5号、令和6年度中野区介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についての分担分を一括して議題に供します。
初めに、当分科会での審査の進め方を協議するために分科会を休憩します。
(午後1時00分)
河合りな主査
分科会を再開します。
(午後1時01分)
休憩中に御協議いただきましたとおり、当分科会における審査はお手元の審査日程(案)(資料1)に沿って進め、補足説明については全体会において総括説明を受けているため、省略することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
御異議ありませんので、そのように確認します。
次に、審査の進め方及び3日間の割り振りですが、本日は人件費を除く一般会計歳出、次に一般会計の人件費の順で質疑を行い、2日目は一般会計歳入、用地特別会計、国民健康保険事業特別会計の諸収入の一部と人件費及び介護保険特別会計の諸収入の一部と人件費の順で質疑を行い、3日目は意見の取りまとめを行いたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
御異議ありませんので、そのように確認します。
次に、審査方法については、一般会計歳出は原則決算説明書のページに従い事務事業ごとに、一般会計歳入は原則歳入決算説明書補助資料のページに従い款ごとに、一般会計の人件費、用地特別会計、国民健康保険事業特別会計及び介護保険特別会計についてはそれぞれ一括して質疑を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
御異議ありませんので、そのように進めます。
なお、審査に当たっては3時頃に休憩を入れ、5時を目途に進めたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、質疑に入りますが、事業メニュー、資料のページ等を明らかにして質疑をお願いいたします。
初めに、124ページから127ページ、1款議会費、1項議会費、1目議会費、事務事業1、議会について質疑はありませんか。
斉藤けいた委員
まず議員報酬なんですが、4月から2月と3月で分けていますが、3月分は議員報酬の改定によって3月分が上がったという認識でよろしいでしょうか。
分藤区議会事務局次長
委員御認識のとおりでございます。
斉藤けいた委員
また、令和6年度から費用弁償の撤廃が行われたかと思うんですが、その中で2万6,834円が計上されておりますが、この費用弁償、具体的に何か教えてください。
分藤区議会事務局次長
費用弁償の内容でございますけれども、昨年議員派遣を行いました河川大会、また道路大会、あとは議長公務で出張したものが含まれてございます。
斉藤けいた委員
この河川大会や道路大会などの費用弁償というのは、今後も費用弁償として引き続き続いていくのか、最後に確認させてください。
分藤区議会事務局次長
今後も継続してまいります。
大内しんご委員
他都市行政調査旅費なんですけれども、執行率は何%ですか。
分藤区議会事務局次長
53%でございます。
河合りな主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、進行します。
次に、128ページから129ページ、2款企画費、1項企画費、1目企画費、事業事務2、企画について質疑はありませんか。
中村延子委員
129ページの政策の企画・調整のところで外部評価実施経費というのがあるんですけれども、前年度までは外部評価者謝礼等になっていて、ここの違いはどういったところにあるんですかね。
中谷企画部企画課長
基本的には、大きいところは外部評価者の謝礼が中心であるんですけれども、あと一時保育の保証金ですとか、また外部評価モニターの公開ヒアリングを行うに当たって、チラシの添付などを行った経費等でございます。
中村延子委員
ということは、前年度から中身については変わっていないのかな、表記が変わっただけという理解でよろしいですか。
中谷企画部企画課長
外部評価者、また外部評価モニターの募集に当たって、令和6年度はチラシを貼ったりとか、そうしたことを少し工夫してやっておりまして、その経費が令和5年度はなかったので謝礼等という表現だったんですけれども、そういったものも含んだ表現ということで改めたものでございます。
中村延子委員
前年度より少し少なくなっていて、ここは残額も、全体がそんなに大きくない中では、割合としては少し大きいのかなというところなんですけれども、そこの要因というのを教えていただけますでしょうか。
中谷企画部企画課長
当初、予算積算の段階では全て4名の外部評価者を学識経験者の想定で積算をしていたところなんですけれども、公募区民の方を1名入れる形に途中で方針を改めたということで、謝礼の残が発生したというところでございます。
中村延子委員
公募区民も1名、この年から入れて、今年度は2人でしたっけ、入れているのかなというふうに思うんですけども、そこはいかがですか。
中谷企画部企画課長
公募区民の枠を拡大したいという思いがありまして、今年度は2名体制としてございます。
中村延子委員
外部評価に限らず、行政評価制度というところをこれまでもPDCAサイクルの中で見直し等々はしてきていただいているかと思います。令和6年第3回定例会の決算特別委員会の答弁で、私からいろいろと今後も改善をしていくべきではないかとか、あと予算と関連付けた行政評価制度の確立みたいなところもお話をさせていただいて、答弁の中で「次期基本計画の検討に着手していくに当たり、行政評価制度と業務改善の在り方について、全庁的に見直しを検討していきたい」というふうに御答弁されていて、その進捗状況がどうなっているのか教えていただけないでしょうか。
中谷企画部企画課長
今様々な手法を鋭意検討中ですが、まだ結論には至ってございません。各課ごとに1件内部評価の対象事業を絞って、その分踏み込んだといいますか、詳細な評価をしているところであるんですが、そこの抽出の在り方ですとか、また評価の網羅性という観点で、自己点検はやっていますけれども、かなり簡便な仕組みではあるので、そこをどう改善していくかというところで、業務量とか負担が増えてしまうということとの関係性、どこで落としどころを見出すかというところで非常に検討が難航しているところではございます。ただ、今年度中に必ずまとめていきたいというふうに考えています。
中村延子委員
以前からも御答弁いただいているように、ぜひそこは基本計画に合わせて行政評価制度もどうしていくのかというところはお示しを頂きたいなというふうに思います。主要施策の成果も読ませていただいておりまして、内部評価と自己点検と外部評価は一部内部評価をやった企画部の選定事業のところが対象になっているのかなというふうに思うんですけれども、この内部評価のうちの企画部選定の事業というのは、どういった観点でピックアップをされているのかというところを教えていただきたくて、そこはいかがですか。内部評価のほかの部分については各部で選定をしているかと思うんですけれども、そこの企画部が選定された事業については、どういった観点でこの5事業を選ばれたのか、教えていただけますでしょうか。
中谷企画部企画課長
新規・拡充等を行ってから一定の期間が経過していて判断が必要なものですとか、これまで議会との質疑の中で課題が出てきているものといったものを中心にピックアップをしているところでございます。
中村延子委員
そこの選定の基準があまりよく明確には見えないなと、主要施策の成果を読みながら感じていたところです。内部評価のところでは、「令和6年度の各部経営戦略における重点取組事項、基本計画における主な事業等の中から各課1事業程度を対象としました」、企画部選定事業のところも「政策的な見地から見直しや改善を要する事業等として企画部にて5事業を選定しました」というふうにあって、ただ、もう少し明確な基準というのが欲しいなというところがあるので、行政評価制度自体をどうしていくかというところを検討していく中でにもなりますし、外部評価をどれだけの範囲でやるかとかというところにも関わってくるとは思うんですけれども、ここの選定の基準みたいなところについても改めて検討していくべきじゃないかなというふうに考えているんですけれども、そこはいかがでしょうか。
中谷企画部企画課長
対象事業にどういったものを選定しているかというところは非常に正当性が問われるところだと思いますので、その選定の基準についても、より妥当なものにできないかというところは検討していきたいと思います。
中村延子委員
2年前までは自己点検のところは全く公開されない状態だったところが、こうやって主要施策の成果の後ろのほうに、ほとんどが継続なんですけど、それ以外の拡充だったりとか廃止とかというところも見せていただけるようにはなって、一定経過が見えるというか、全く見えないと本当にやっているのか見えない部分があった中では、こうやって出していただくことはすごくよかったかなというふうには思うんですけれども。ここも自己点検結果というところが、その表現が、それぞれの部署によって詳細さというか、レベル感というのがちょっと違うなというところもある中でも、そこについても今後検討していっていただきたいなというふうに思いますので、これは要望とさせていただきます。改めて全体的にどういった行政評価制度がいいのかというところはしっかりと検討していただいて、近いうちに議会のほうにも報告していただければというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
斉藤けいた委員
SDGsの推進事業経費についてお伺いさせてください。まず二つ目に書いてあるSDGs区民向けイベント講師謝礼なんですが、令和5年度の決算説明書を見るとなかのSDGsパートナー交流会講師謝礼と記載があるんですが、これは同様のイベントと考えてよろしいでしょうか。
中谷企画部企画課長
令和5年度は、パートナーの方を対象に交流会を実施する中で研修講師等をお招きしてやったところなんですけれども、昨年度は区民向けに啓発を図るような事業を実施しておりまして、その経費となってございます。
斉藤けいた委員
パートナー交流会のときは参加人員が22人で、今回の区民向けイベントは参加人員が7人というのは、そこの差が生まれているという認識でよろしいでしょうか。
中谷企画部企画課長
そのとおりでございます。関心の高い方には訴求するので、ターゲットとしては意識のあまりない方に広く参加していただきたいんですけれども、今回SDGsに関連するカードゲームをやるような面白いイベントではあったんですけれども、なかなか区民にそれを訴求して多くの参加者を募るというのが難しかったというのが実感としてあります。あとは当日欠席の方も結構多くて、半減していたようなところもあって、なかなか効果的に事業を実施するのが難しいと考えています。今年度はなかのエコフェアとも一緒に同時開催をして、ブースも設けて、お子さんが参加できるようなゲームのようなものでSDGs、環境に関する意識を高められるようなイベント実施を考えていまして、より多くの方の参加が得られるように進めていきたいと考えているところです。
斉藤けいた委員
ぜひいろいろな方、区民の方に知っていただけるようなイベントにして、参加人員も増やしていただきたいと思います。
次に、SDGs研修講師謝礼なんですが、前年度決算が5万4,800円だったのに対し、令和6年度が20万1,000円ということで、約4倍増えているんですね、決算額が。この増えた要因について教えてください。
中谷企画部企画課長
こちらも、区民向けのイベントを実際やってみた中で、かなりカードゲームというのが意識啓発、すごく気づきの得られるゲームだったので、そのツールを使った研修をやりたいということで、それを実施している団体が限られることから、依頼をする関係でこのような金額になったところでございます。
斉藤けいた委員
ということは、この4倍増えたのは人数とか団体なんですか。幾つかの団体への謝礼として、この20万円余という決算額になったのか、その辺、人なのか団体なのか教えてもらってもいいですか。
中谷企画部企画課長
謝礼の額の増なので、団体ということでございます。
斉藤けいた委員
最後にもう1点聞かせてください。なかのSDGsロゴマークを新たに20万円かけてつくったということなんですが、つくった後、このロゴマークというのはどの辺りに広く使われているかということについて教えてください。
中谷企画部企画課長
今のところ、パートナーシップの登録証ですとかホームページ等で活用しているところなんですけれども、これから様々な事業、パートナーの取組などをお知らせする際の普及啓発の材料として活用していきたいと考えているところです。
斉藤けいた委員
正直このロゴマークがあったのって、この決算説明書を見て改めて気づいた部分があって、あんまり認識も、自分自身も不足していたので、ぜひこうやってお金をかけてつくったロゴマークですので、積極的に活用していただきたいと最後要望させていただきます。
平山英明委員
外部評価実施経費のところで、令和5年度8事業で令和6年度4事業の理由を伺います。
中谷企画部企画課長
外部評価者の負担感、限られた期間、1か月半ぐらいの間に事業の内容を読み込んで、そこで習熟をして、公開ヒアリングにつなげていくという過程の中で、8事業、実際令和5年度に実施した際は2日間の公開ヒアリングでやったわけなんですが、かなり負担感もあって、深掘りするのもなかなか難しいという状況がございました。令和6年度は4事業、令和7年度は5事業でやっているんですけれども、実際、私、昨年度から2年間経験してみて、4事業から5事業程度だとかなり、1か月半の間でも詳しく、それぞれの事業のもともと専門家でない方でも踏み込んだ審査といいますか、評価ができるというふうに考えておりまして、そういった観点から対象事業数の絞り込みを行ったところでございます。
平山英明委員
令和6年度から外部評価者に公募区民を入れられたと。ちょっと自治基本条例に抵触しないのということを口うるさく言ったので御検討いただいたんだと思うんですが、本来であれば、もう1回自治基本条例に遡れば、評価の過程についても区民参加が書かれているわけなんですよ。たった4事業の評価だけで、これが区民参加と言えるんですかという観点もあるわけじゃないですか。であれば、もっと評価の時間を長くして、1.5か月なものを3か月にすれば倍できるわけですよね。というような検討というのも今後あり得るんですかね。
中谷企画部企画課長
外部評価の結果を次年度予算の編成にもつなげたいと考えて、かなり苦しいスケジュールになっているところがございます。翌々年度になっていた時代もあったと思うんですけれども、そういう意味で、行政評価本来の目的から照らすと、事業数は確かに限定されてしまっているという点はあるんですけれども、ただ、現に予算編成につなげられているという意味でのメリットもあるので、あとは期間が長いことにしても、短期間でたくさん事業数があることにしても、やっぱり評価者の負担感はかなり高くなってしまうので、そことのバランスで改めて検討はしたいと思います。
平山英明委員
いわゆる決算を予算に反映させてという考え方の一環であるわけじゃないですか。前、質問で申し上げたんですけど、機能していないんですよ。なぜか、端的に言いましょうか、だって事業の削減ができないじゃないですか。本来、決算を予算に生かすってそういうことでしょう。だけど経常経費がどんどん増えていっているじゃないですか。実態としてできていないんですよ。だから、もう1回分けろという話をしたんですけど、それはなかなかなんですけど。せめてこの行政評価についてはもう少し、特にこの外部評価についてはもう少しありようをきちんと確立をしていただきたいなと思っているんです。
例えば、さっき中村委員もおっしゃったんですけど、4事業の選び方、お役所が選ぶわけじゃないですか。そこで既に間違っているわけじゃないですか。外部評価者の皆様に区の全ての事業をと言っちゃうと、それは無理がありますよ。だけども、例えば30事業ぐらいそちらで設定をして、この中で特に気になるものを選んでくださいというやり方だってあるわけじゃないですか。
一番は、さっき中村委員との質疑の中で、もう1回見直しみたいな話をされていて、はーってため息を心の中でついたんですけど、要は外部評価のありようを変えてもう5年になるんですけど、ほぼ毎年変わっていっているんですよ。それは言っているじゃないですか。こういうやり方、外部評価というものが年度ごとにその手法が変わるということは、本来評価として望ましくないことなんですよ。その時々によって評価者を入れ替えてみたり。だって昔は、4人の人がそれぞれの分野のプロフェッショナルを呼んできてやったりとか、いろいろやっていたわけでしょう。じゃ3人になって、それはどうなったの、2人になって、それはどうなったのとかって、どんどんありようが変わっていっちゃうんですよ。もういい加減、あまりこういうことは言いたくないんですけど、田中区政から酒井区政に変わって外部評価、確立しないんですよ。でも、目指している区政は常に区民の声を聞きながら、政策立案過程の段階から、予算編成の段階から何から全て区民の声を聞きながら進める区政というのを目指しているわけでしょう。なのに、この外部評価というのがちっとも確立しない。昔は時間がかかったとおっしゃるんですけど、それだけ多くの時間を割いて多くの事業を評価できていたわけなんですよ。公募の区民もきちんと参加をして。だから、決算を予算に生かすという観点もそうなんですけど、そもそもの外部評価自体がどうだったのかということをもう1回振り返っていただいて、次の基本計画のときには、そういう思いでいらっしゃると信じていますけど、少なくとも5年間は動かない外部評価をつくってほしいと思っているんですよ。そのためには議会にもきちんと、時期に応じて示していただいて議論もしながら、こういう外部評価でいこうという形になるといいなと思っていますけど、どうですか。
中谷企画部企画課長
確かに令和元年度以降、かなり変遷してきたところがあると認識をしてございます。そういう意味からすると、令和6年度とか今年度にかけては割と制度としては落ち着いてきた感はあるとは思っているんです。そういう意味ではかなり精査されてというか、こなれてきた、いろいろメリット・デメリットはもちろんあるわけなんですけれども、一定落ち着きつつあるのかなというふうには認識はしているところです。ただ、これまで頂いたデメリットの部分というのは認識をしているので、そこをどう見直し、改善することができるかというところを改めて検討しているところでございます。
平山英明委員
僕は全然いい内容だとは思っていないですけど、その方向で行こうとされるのであれば、せめて、さっき言ったようなことを幾つか取り上げてほしいんですけど、せめて外部評価者の人数を4倍ぐらいにして、お金かけていいじゃないですか、これ大事なことなんだから。4倍にすれば16事業できるんでしょう。5倍にすれば20事業できるんでしょう。今年度は5事業やっているんだから、もっとできるんでしょう。それぐらいの大胆な発想でやってくださいよ。これはお金をかけてもいいもんだと僕は思っているから。もう1回御答弁を伺います。
中谷企画部企画課長
確かに人数というか、ユニットといいますか、今年度5人でやっているので、例えばそれを1チームで4、5事業だとすると、それを2チームつくれば倍できるというのはおっしゃるとおりかなと思うので、そういったところ、対象事業をどれだけ拡げられるかというところと、その負担感とのバランスを見ながら、あるべき制度の構築について検討を進めていきたいと思います。
平山英明委員
今の区政の中で無駄な事業があるとは言いませんよ。ただ、やっぱり毎年毎年そういう中でも見直しは図っていって、無駄な支出というか、余計な支出をなるべく抑えていかなきゃいけない、そのための大事な取組なんですよ。ここに10倍の予算がかかっても、それ以上の効果が得られれば、何てことはないわけなんですよと思っていますので、よろしくお願いします。
市川しんたろう委員
インターネット行財政情報モニター利用料の内容を改めて教えてください。
中谷企画部企画課長
こちらiJAMPという自治体や国の政策や事業の内容についての情報を収集するようなツールの利用料でございます。
市川しんたろう委員
これを利用している理由というのは何ですか。
中谷企画部企画課長
他の自治体での先進的な取組や国の動向などをタイムリーに察知をして、区の政策に生かしていくということが目的でございます。
市川しんたろう委員
具体的にどんな事業に生かされたんですか。
中谷企画部企画課長
日々様々な情報を収集しているところなので、具体的にこれといった目立ったものがあるわけではありませんが、例えば物価高騰対策について国や都の状況をタイムリーに把握したりというところに生かされているところはございます。
市川しんたろう委員
物価高騰とかだと、例えば補正予算が組まれたりすると思うんですよね。そういうのは例えば国の制度でこういう形でやりますので、皆さん、これに沿って予算を投入してくださいというようなことが、大体通知が出てくると思うんですよ。だから、ここから情報収集しなくても、そういったものは国からもらえたりとか、国からとか東京都から担当者間のレベルで話ができると思うんですよ。これをあえて見なきゃできないことって何なのかなということが疑問なんですけど、どうですか。
中谷企画部企画課長
例えば他のマスコミの情報ですとか、他のサイトの情報などでも、もちろん重複する部分はかなりあるとは思うんですけれども、一番の特徴的なのは他の市区町村や都道府県といった自治体の情報が様々一覧で見れるというところは特徴となってございます。
市川しんたろう委員
それを見て、これがいいよね、あれがいいよねというのは、これは企画課のほうで見ていると思うんですけど、これは各所管に紹介しているとか、そういうことなんですか。
中谷企画部企画課長
現在のところはかなりライセンス料が絞り込まれているので、企画課の職員、それから区長や副区長といったところで確認をして生かしているところでございます。その中で気づきがあれば各所管にフィードバックをしてということもあろうかと思います。
市川しんたろう委員
これって例えばほかの所管の方に見ていただくことが、ライセンスの支払いによってはできるんだと思うんですけど、費用はどれくらいかかるんですか。
中谷企画部企画課長
おおむねライセンス料が、フリーのものになると、全員見れるようなものになると200万円弱ぐらいという感じです。
市川しんたろう委員
そうすると、企画課の中で限定的にライセンスを得てやっているところだと思います。ただ、企画課の方も人数は限られているので、例えば交通安全だとか福祉だとか、いろんな施策のことが載っていると思うんですけど、なかなか全部を紹介し切れると思えないので、他の自治体の動向というのはこういうところだけではなくて、多分いろいろな情報収集の仕方があると思います。
最後に、ちなみに1個伺いたいんですが、これに中野区の取組って載ったことはあるんですか。
中谷企画部企画課長
記憶に新しいところですと、新庁舎の取組が載っていたところでございます。
市川しんたろう委員
続けて、ちょっと前後しちゃいますけど、主要施策の成果作成というところでございます。この間の総括質疑で我が会派の加藤議員が質疑をしていて、目標達成が17%にとどまっているのではなかろうかという話があったと思うんですけど、令和6年度は5万380円使っております。残が14万9,620円、当初組んでいたものから4分の1程度しか使っていないんですけど、この理由は何ですか。
中谷企画部企画課長
冊子で印刷するものを、特に職員向けのものはペーパーレスで削減して、印刷部数を当初予算積算時から3分の1くらいに抑えたということによるものでございます。
市川しんたろう委員
次、この主要施策というのは、主要施策の成果というのは今後も続けて発表していくと思うんですけど、次発表するのはいつですか。
中谷企画部企画課長
決算関係資料としてお配りしている資料なので、同じ決算の時期につくるものでございます。
羽鳥だいすけ委員
外部評価実施経費のところなんですけれども、先ほど平山委員から2023年度は外部評価の実施項目が8事業で、2024年度、この決算年度については4事業になって、対象事業を絞り込んだことで深く議論できるようになったとおっしゃっていたんですけれども、これによって、どうなんでしょう、区民の方というのは応募というか、しやすくなったのかどうなのかな。というのも、前、区民の方から、対象事業を1人で評価する項目が多くて、なかなか手を挙げにくいというお話を聞いたことがあって、これによってハードルが下がったのかなというのが気になるんですけども、いかがでしょうか。
中谷企画部企画課長
令和6年度から公募区民の枠を復活して、昨年度は1名の枠で応募が6名ございました。今年度は2名体制にして応募して、7人の応募があったので、あまり応募の数は変わらなかったんですが、対象事業数も、昨年度4事業、今年度5事業なので、あまり比較にはならないかもしれないですが、今後対象事業数をものすごく増やしてしまったときには、やはり躊躇される方も出てくるおそれはあるなと思います。そういった負担感も含めて検討していきたいと考えています。
羽鳥だいすけ委員
外部評価、公募自体が2024年度からということで、ちょっと勘違いをしていました。外部評価を実施する項目について、学識の方は専門の分野なんですか、そういうわけではなく、学識というふうなことで幅広くいろいろと見ていただいているということなんでしょうか。
中谷企画部企画課長
昨年度と今年度の学識経験者の方は、大学教授の方とコンサルタントの方、それから公認会計士の方なんですけれども、いずれも特に評価対象となる事業の専門家というわけではなくて広く、大学の教授の方は行政について何がしか関連のある研究をされている方にお願いしているところです。コンサルタントもそういった自治体の支援等をしているような方を選んでいるところでございます。
羽鳥だいすけ委員
そうしたときに、別に区のほうで意地悪とかをしているわけではないと思うんですけれども、例えば区の説明を鵜呑みにしてしまうような、なかなか専門分野じゃないということで、評価をしようにも専門的な知識がなかなかなくて、どうでしょうかというふうに区に質問をしたときに、区の説明をある意味鵜呑みにしてしまうようなところが生じないだろうかと。もっと専門の方とかが、例えば利用者の方とか当事者の方なんかが、その分野の当事者の方なんかがいて、区はそうおっしゃるけども実はそうではないよというふうな、そういう自分の体験であるだとか、専門的な見地とかからやったほうが、この外部評価はより深まるんじゃないのかなということも思ったんですけれども、そういった外部評価、学識の方や公募の方なんかに例えばこういう分野で応募してくださいませんかというふうな、分野を区切ったような応募の仕方というのはないんでしょうか。
中谷企画部企画課長
実際、私自身が昨年度と今年度関わった中での印象としては、専門家、そのジャンル、その事業に詳しい方でなくても十分、4から5事業で1か月半ぐらいあれば、所管に対し質問をして調査をするような形で深掘りすることで、十分適正な評価ができるぐらいの知識というか、習得はできているというふうに感じているところです。ただ、より突っ込んだというか、より専門的な見解からの評価という意味で、対象事業に詳しい方を評価者に入れるということについては、検討の余地は十分あるかなというふうに考えております。
羽鳥だいすけ委員
あと、指定管理者施設労働環境調査委託についてお尋ねしたいんですけれども、この年度、2024年度は5施設が調査の対象となっていて、今年の第1回定例会でその報告がなされていて、その報告を見てみますと、軽井沢少年自然の家が指摘項目が多いなというふうなことを思ったんです。その際の議論なんかでは、どう改善するのかというところで、改善計画を出してもらって、後追い調査をするんだということも報告というか、答弁されているんですけども、その後、当該の事業についていろいろと改善計画が出されて、後追い調査なんかもされているんでしょうか。
中谷企画部企画課長
これまでに要改善となった部分について、後追いの調査をして、改善の取組状況を公表しているところです。昨年度の分についても、夏の段階で一旦進捗といいますか、経過を区のホームページで公表しているところです。確かに軽井沢少年自然の家は非常に指摘事項が多かったんですけれども、モニタリングを実施した社会保険労務士の方からも、特に悪質なものではなくて、改善に向けた姿勢がうかがえるので、非常に大きな問題があるわけではないというふうには伺っております。現在公表している後追い調査の結果でも、かなり改善されている部分が多いので、適切に進捗管理はできているかなというふうに考えているところです。
立石りお委員
市川委員の質疑とちょっと関連するところなんですが、まず主要施策の成果作成、これは印刷、ペーパーレス化が進んで残が増えたということで、企画課長に聞くことか分からないんですが、ほかの決算の書類も合わせて、例えば予算とかも、令和6年度からパソコン周りが新しく整備されたということがあって、全体的に同じような方針でペーパーレス化が進んでいるという認識でいいんですか。
中谷企画部企画課長
そのとおりでございます。
立石りお委員
それとiJAMPのところなんですが、令和6年度から利用料が増えていて、ライセンス数が増えたんだろうなと思うんですが、令和6年度から対象になった方々というのは、具体的にどういう方なんですか。
中谷企画部企画課長
昨年度の対象は15ライセンスあったんですけれども、区長、副区長、教育長、代表監査、企画部長、総務部長、企画課長、財政課長、広聴・広報課長、総務課長、それから企画課の職員という形で、政策調整会議の常時出席のメンバーを中心に割り当てたところでございます。
立石りお委員
昨年度から変わったのは、今おっしゃった方々が増えたということですか。利用料が上がっているのは恐らくライセンスが増えたということだと思うんですが、単純にライセンス料が上がっているということであれば数は増えていないと思うんですが、その辺はどうですか。
中谷企画部企画課長
ライセンス料の形態が変わってしまいまして、もともと令和5年度までが39万6,000円で10ライセンスだったんですけれども、これがなくなってしまって、3ライセンスになってしまったんです、同じ値段で。さすがに3ライセンスだと、区長、副区長しか御覧いただけないのは情報収集としてまずかろうということで、一つ上の5ライセンス、プラス無料ライセンスが10で、15ライセンス使えるものが52万8,000円ということで、そちらのほうで契約をしたというものでございます。
立石りお委員
ライセンス数が上がったわけではなく、料金が上がったということですね。私は以前このサービスを購読していたことがあるんですけれども、先ほどの市川委員に対する答弁だと、その情報自体は共有していいわけですよね、庁内であれば。であれば今後、値段が上がっているということであれば、ライセンスを持つ人の数なんかも今後考えてもいいのかなというふうに思います。また、企画課は物価高騰対策とか、まさに検討されると思うんですけど、こういうのって表に出たものが記事として出るじゃないですか。本来は、それこそ通知が来たときに、ほかの自治体がどういうふうに予算を組んでいるとか、そういった情報収集というか、情報を取りに行くこととかが重要なんじゃないかと思うんですが、そういう機能は企画課にはあるんですか。
中谷企画部企画課長
なかなかそこの事前のところまでというのは難しい部分はあるんですけれども、ただ、東京都ですとか、特に特別区の第4ブロックの区とかで、担当者レベルであれば、もともと連携して情報共有しているところで情報収集したりといったことはやっているところでございます。
立石りお委員
最後にこれは要望にしておきますが、恐らく所管ごとに必要な業界紙とか購読されているんだと思うんですよね。行政関係のそういうメディアって、基本紙ですけど、徐々にIT化というか、デジタル化しているところがあったりして、置き換えることによってペーパーレスにも資すると思いますので、そういった情報共有ですとかもよろしくお伝えください。
河合りな主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、進行します。
次に、128ページから133ページ、事務事業3、平和・人権・男女共同参画について質疑はありませんか。
羽鳥だいすけ委員
平和啓発事業経費等についてなんですけれども、2023年度の決算額が66万円余りに対して、2024年度については平和啓発事業経費等が113万円余りということで、かなり増加をしているわけですけれども、この増加の要因についてお答えください。
大場企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
こちらにつきましては、平和啓発事業を行っています平和のつどいに関しまして、額が増となったものでございます。
羽鳥だいすけ委員
具体的にどういった中身が変わったというか、増要因になるんでしょうか。
大場企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
新庁舎移転に伴いまして、中野区にある平和史跡等を掲載しましたなかの平和マップを一部改定したことによりまして、印刷費が増となっております。また、新庁舎に設置するための横断幕の作成等に関して増となったものでございます。
羽鳥だいすけ委員
なかの平和マップ、新たに増刷をされたということで、私も先日このなかの平和マップ、どういったものを新しくされたんですかということで持ってきていただいたわけですけれども、新しい情報なんかも載っていて、これ自体はすごく印刷されてよかったなというふうに思いつつ、この御時世に2色刷りかというようなことは思ったんですよね。せめてカラーにして、より見やすくというか、みんなが手に取りやすくするようなものにしなかったのは何でかなということを思ったんですけど、それはどういう判断だったんでしょうか。
大場企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
お持ちのなかの平和マップにつきましては、一番最初ですね、2005年にこの形として初めてつくったものでございまして、昨年度は第5版として変更しました。実際には手に取って、ちょっと字が小さいとかというようなお声もいただいたりはしています。色についても、いろいろとあるのかなというふうには思うんですけれども、現在2,000部刷っております。こちらにつきましては平和事業であったりとか、平和資料展示室のほうに掲示しているところでございます。頂いた意見を基に、どういったふうに中身を変えていくのがいいのかというところも含めて今後検討していきたいと思います。
羽鳥だいすけ委員
2,000部がどのくらいで使い切れるのかというのはなかなか分かりませんけれども、ぜひ次期の検討の際なんかには、そういったカラー化なんかも検討していただけたらなということを思います。
あと、平和の旅事業経費についてなんですけれども、これも2023年度が124万円余りに対して、2024年度については156万円余りということで増額をしています。この増額の要因というのは、どういったものでしょう。
大場企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
こちらにつきましては、平和の旅事業の事後報告書のほうの印刷、チラシ等の印刷、あと講師謝礼、旅行業務の委託料が増となっているものでございます。
羽鳥だいすけ委員
平和の旅事業については、今定例会で我が会派の武田議員が質疑させていただきました。そうした中で、今年度、実施時期を変更されたということで、初めて8月に実施をされたわけですけれども、2024年度の参加人数、申込者数と、あと今年度の参加人数、申込者数って、変わったのかな。より事業を改善して8月にされたかと思うんですけれども、変化などはあったでしょうか。
大場企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
武田議員の一般質問でも答えさせていただいたところではございますが、昨年度につきましては24名の募集がありまして、それに対して10名の参加ということでした。今年度、夏に変えたことで、11名の申込みがあって10人というところになりました。これが時期による申込者の減になっているのかというところが、まだ今年度だけのところでは判断が難しいというところではございますが、夏にやるというところの意味はすごく効果が高いというふうに思っていますので、募集方法を少し工夫するだとか、あと募集の時期も含めて、ちょっと工夫するとかで、少し経緯を見ながら考えていきたいと思っております。
羽鳥だいすけ委員
今年度は実施時期の変更、8月に広島でやるって、なかなか苦労が多いかなというふうにも思うんですけれども、ぜひとも8月の実施というのは継続していただきたいなと思います。同時に、10名というふうなところで、もうちょっと人数が増やせないだろうかということも思います。参加人数の拡大でありますとか、あとこれは一般質問で、答弁の時間が足りなくて聞き切れなかったことなんですけれども、長崎や沖縄など、訪問地の拡大なんかも併せて検討していただけたらなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
大場企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
事業を始めまして3年目を迎えた中で、拡充というところについては、こちらのほうとしても認識はしているところでございます。ただ、その拡充の方法についてでございますが、参加者を増やすという方法もありますし、行く先を変えるというところもあるんですけれども、中学2年生を対象としていて、取りかかりは、やはり広島というところから入っていって、例えば小学生の時であれば「はだしのゲン」を見て広島に興味を持ったとか、広島へ行ったことがないというような参加者の声もいただいていますので、まずは広島というところで現在考えております。そういった中では、より多くの参加者を募りたいというところで、増というところもあるんですけれども、それに伴いまして誰がどういうふうに、委託だけでいいのか、職員がどういうふうにしていくのか、様々な乗り越えなければいけない工夫というのがあると思いますので、まずは人を増やすというところで今後考えていきたいというふうに思っております。
羽鳥だいすけ委員
ぜひ引き続き改善のほうを検討していただけたらと思います。平和の旅については事後報告会が先日、大分前ですけれども、区庁舎の1階で開かれて、私も参加させていただきました。非常に意義深い報告会であったなというふうに思って、報告書の中で伝者というふうに、伝える者になるんだという平和の旅に参加された皆さんの決意が込められた非常によい取組だったかなと思います。平和の旅に参加して、この報告会をやっていただくというのはすごく大事だなと思いつつ、やはりその報告会で終わりというのではなくて、もっと伝える人たちを、やはり戦後80年、被爆80年という中で、より多くの人に体験、伝えられる人を増やしていくという点でも、平和の旅に参加してくださった方がもっと継続的な取組に参加できるようにできないだろうかということも思ったんですけれども、区として現在考えていることというのは何かあるでしょうか。
大場企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
戦後80年を迎えた中で、やっぱり戦争を引き継いでいくというところがなかなか難しくなっているという状況であると認識しております。それと同時に、平和の次世代化といって、中学生が次にどういうふうにつなげていくのか、自分たちが平和をどう考えていくのかというところがこの平和の旅の一つの目的というふうにも考えているところでございます。実際にその後も関わってほしいという形で募集をしてしまうと、なかなか子どもたちにとっても、ハードルというところが少し上がってしまうのかなという一面もあります。ただ、私たちとしても、この事業に参加したことで子どもたちの意識というところがすごく変わったというところを認識しておりますので、変わった状況の中で、子どもたちの声を聞いていきながら、次につなげられるものは何かというところを踏まえていって、そういった声に応えて支援をしていきたいというふうに考えております。
羽鳥だいすけ委員
確かに平和の旅に参加して、次の年も参加してもらうということを要件にしちゃうと、確かに応募の時点でハードルが高くなってしまうかなというようなことも確かに課題として、今答弁を受けて感じました。そうは言っても、非常にこの平和の旅をきっかけに関心を持たれたという方もいらっしゃるかと思いますので、例えば情報提供、いろいろな平和の取組で情報提供をしていくだとか、そういった意欲を持った人たちが参加できるようなことなんかも追求していただけたらなと思います。あと、もう1点聞きたいのが、区内の平和宣言の碑の状況についてなんですけれども、現状、区内にいろいろな公園とか、そういうところにあるんですけど、大体何か所くらいあるんでしょうか。
大場企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
こちら区立公園に現在66か所あるというふうに認識しております。
羽鳥だいすけ委員
そうした中で、平和宣言の碑が、ちょっと文字が、経年の劣化などによって文字が読みづらいものが散見されるんですよね。こうした平和の思いを次世代に引き継いでいくためにも、ちゃんと見えるようにするというふうなことなんかもすごく大事だと思います。また、産業振興センターにある護憲の像だとか、広島市の花であるキョウチクトウと長崎市の花であるアジサイなんかも存在が分かりづらくなっているということで、そういった平和のモニュメントであるだとか、そうした寄贈を頂いたものなんかが、どういう思いでそこにあるのかということがよく区民に分かるように手入れをしていただきたいなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
大場企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
区立公園に関しましては66か所がありますけれども、職員が入れ替わる中で、なかなかその66か所、どこに全部あるのかというところが確認し切れていない状況でございます。まずはそちらのほうの状況を確認しながら、どういったところに不備があるのかというところを確認させていただきまして、その中である程度補修すればできるものであれば補修をしていきたいというふうに考えております。また、産業振興センター等にございます平和関係の史跡等に関しましては、関連所管と状況というのを把握しながら、そういった声もあるということをお伝えしながら適宜対応していきたいと思っております。
羽鳥だいすけ委員
131ページですけれども、人権・男女共同参画のところで人権施策推進審議会が行われております。議事録を読ませていただくと、本当に多種多様な人権課題について委員の皆さんが真剣に御議論いただいているということを感じました。そうした中で、第2期の、今期の人権施策推進審議会については、いろいろなテーマについて各委員の方々がレポートをされて、そこでどういった課題があるのかというのを議論したものを区の施策に何か反映できないかということを考えていらっしゃるというようなことを議事録なんかを読んで思ったんですけれども、こうした議論の結果というのは、どのようにして順路というか、形で反映をされていくんでしょうか。
大場企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
こちら人権施策推進審議会は令和4年施行の中野区人権及び多様性を尊重するまちづくり条例に基づいて行っている審議会でございます。第2期に関しましては昨年の6月からスタートしたところでございますが、これまでのテーマというか、審議の中で、委員同士がよりいろいろなテーマについて話し合いたい、それぞれの委員が自分の課題と感じている、興味のあるテーマについて、様々な人たちと話をしていきたいというところから始まったものでございます。高齢者であったり、つながりであったり、性的マイノリティ、女性支援、あと外国籍の方というところで、これから行っていくところでございます。こちらに関しましては、施策を論議する場所ではなくて、人権というところを通して、その課題が人権とどうつながっていくのか、自分はどう課題を感じているのかというところを話し合う場であります。そこの場におきましては、関連所管の課長から区の取組というところも話をしているところでございます。そういった話を基に意見書という形で行っております。それに関しましては、関連所管の課長等にも共有しながら、今後施策に反映していただきたいというところになっておりますが、その方法については今後また工夫の余地があるのかなと思っていますので、さらなる工夫を図ってまいりたいと思います。
中村延子委員
平和のところは、ほとんど羽鳥委員が聞きたいところを聞いてくれたので、私からもぜひ推進をしていっていただいて、やはり平和の旅事業についても、参加人員のところも、もう少し検討していっていただければなというふうに思いますので、それは要望でとどめさせていただきます。
次の人権・男女共同参画のところで幾つかお伺いをしたいんですけれども、まず男女共同参画講座、研修等事業経費のところで、令和6年度は5講座だったところが7講座というふうに増えていて、延べ人数も1,000人超えているような状況で、非常に多くの方々に来ていただいているというところなんですけれども、一方で、主要施策の成果の62ページのところで、区民向け男女共同参画普及啓発のところで講演会の話があって、これは多分一例なんですよね。野々村友紀子さんに来ていただいた講演会のところで116名という記載があって、この事業の実績・効果のところの講演会の参加者数のところが、実績で116名になっていて、7講座あるけれども、ここの評価については、この一つだけで見ているんですかね。要は、講座はたくさんあって、いろいろやられていると思うんですけれども、ここだけ取り出している理由というのを御説明いただけると。
大場企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
委員先ほどおっしゃられました7講座、令和5年度までは5講座でしたが、こちらに関しまして2講座増えておりますが、こちらは高校生を対象としたデートDV講座と、あと性に関するオンライン講座をやったことによって、まず事業数が増えているということになっております。参加人数につきましても、高校生を対象としたデートDV講座が全校生徒488人、高校でやりましたので、そちらのほうが増えているというふうな状況になります。性に関するオンライン講座に関しましても、実際に申し込まれた方が283名いたということで、全体的に増えているところでございます。主要施策の成果のところにつきましては、いわゆる男女共同参画というところを進めていくための一つの事業として、男女共同参画週間における講演会を記載したものでございます。
中村延子委員
経年で、この男女共同参画週間のときにやっている講座で、どれだけの方々が参加していただいているかというところを経年で見るために多分これを評価の指標のところに入れているのかなというふうに思うんですけど、やっぱりテーマとか講師によって恐らく来ていただける、この講座自体が申込みが始まって、その日の午前中とかで定員に達してしまうみたいなケースも結構多くて、私自身も申し込もうと思ったら、もういっぱいでしたみたいなことも結構、男女共同参画のテーマについては多いのかなというふうに思っていて、このときもそうだったように記憶しているんですけれども、そうじゃなかったんでしたっけ。
大場企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
昨年度の男女共同参画週間の講演会、野々村友紀子さんをお呼びしたときには、場所が中野区役所の新庁舎で行ったということで、150名程度の参加ということで、実際に野々村友紀子さん、著名な方でございますし、タイトルからしても女性の方が多く参加されるということで、かなり早く応募のほうが締め切られたというふうには聞いております。今年度につきましては、女性の社会進出というような女性をターゲットにした形ではなくて、男女共同参画というところがなかなか、ちょうど狭間にいる40代、50代、60代の男性に向けた企画というところで、プロレスラーの蝶野正洋さんを呼んだというような状況がございます。そちらに関しましても、著名であることから人数は多いだろうということで明治大学のほうのホールを借りて、300人規模でというところで行ったところでございます。
中村延子委員
まさに言おうとしていたところで、男女共同参画というと女性ばっかりが興味があって、女性の方の参加者が多いという傾向が多分あると思っていて、男性の方々にもこういったところに参加をしていただくというところがすごく重要だと思っております。でないと多分男女共同参画って進まないと思っているので、そこの工夫、今年度はそういった工夫もされていると思うんですけれども、今後もそういったところは取り組んでいっていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。
大場企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
男女共同参画週間の講演会にしてもですし、パネル展におきましても、女性という視点だけでなくて、女性の中で男性が果たすべき役割ということに関しましてもパネルを展示しているところでございます。様々な取組をしながら、女性だけでなく男性も関われるというような取組を工夫してまいりたいと思っております。
中村延子委員
次に性教育の話をしようと思っていたんですけど、先ほど実績もおっしゃられて、283名の方がオンラインですけど御参加いただいたということでした。令和5年度までは子ども・教育政策課のほうで、親向けの性教育講座というところで事業を持っていたと思うんですけれども、令和6年度からこちらに移ってきて、そうではなく、広くというところで持っていただいたことはすごく意義深いと思っています。今年度についてはどういったことを考えていらっしゃるのか、教えてください。
大場企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
昨年度、性に関するオンライン講座というものを実施して、タイトルとしましては子どもに対する性教育というところで、かなり対象となる年齢層というのが広い分野でございました。実際に講師の方に講義のほうをしていただきましたが、かなりボリュームが多くなったというところでありますので、今年度につきましてはある程度ターゲットを絞って、学童期というところで今のところ検討しているところではございます。ただ、こちらにつきましても、参加される方が保護者だけでなく、やはり子どもにどういうふうに性教育に関して伝えていくのかというのは、保護者だけでなく、大人がどういうふうに伝えていくかというところも視点に入れて講義のほうしていただきたいと考えております。
中村延子委員
非常に大事なところだと思いますので、しっかりと進めていただきたいなというふうに思っています。
主要施策の成果の62ページのところに、次年度予算編成に向けた評価のところで2点あって、一つ目が「『社会全体における男女の地位が平等だと思う区民の割合』は低水準で推移している。ターゲットを絞って効果的に普及啓発するために、家庭における男女平等に関する普及啓発の強化が必要である」とあるんですけど、ここ、すごく難しいなと思っていて、何か考えていらっしゃることがあるのか、家庭における男女平等に関する普及啓発というところが多分日本国全体での課題だなと思っているんですけれども、そこは何かあるんでしょうか。
大場企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
中野区の区民意識・実態調査の中で、男女の地位が平等だと思う区民の割合というところでいろいろ聞いてはございます。実際に家庭生活における男女の地位が平等だと思う割合というのが33.7%というふうに出ていますが、社会全体における男女の地位は平等だと思う割合というところが14.8%というところで、社会全体がかなり低いというところがあります。こちらに関しましては、どの区が調べても大体同じようなところになっているというふうに認識しております。ただ、この社会全体に向けた取組となると、なかなか事業の展開というのが難しいところではありますので、まずは家庭生活におけるというところをターゲットに絞って取組をしていきたいと思っていますが、具体的にどういうふうに進めていくというところに関しましては、これから検討していきたいと思っております。
中村延子委員
なかなか難しい課題ではあると思うんですけど、取り組んでいただければと思っています。
決算説明書のほうに戻って、男女共同参画に関する啓発、広報費というのが17万6,331円あるんですけど、不用額のほうが多くて、33万3,669円とあるんですけども、ここの要因を教えてください。
大場企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
こちらに関しましては、デートDVの啓発冊子の印刷費が減となったところが主なところでございます。
中村延子委員
広報とか啓発をしようとしていて、何か取りやめたものがあるというわけではなくて、要は冊数が減ったという、単純なそういったところの金額の差額ということでよろしいですか。
大場企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
こちら啓発冊子の印刷費に関しましては、予算の確定後、予定事業者による冊子印刷が難しくなったというふうなことがございまして、ほかの事業者にできないかというところで当たって、実際にやっていただいた事業者がこの額でできたということになります。
中村延子委員
決算の要求資料の総務2というところで、区の附属機関その他区の施策を策定し、又は実施するために設置された会議等の構成員の男女比という資料を出していただいているんですけれども、やっぱり男女の比率が、なかなか偏りがあるなというところが率直な感想です。女性が少ないというところがクローズアップされがちではあるんですけれども、例えば子ども関連の会議等で言うと、逆に男性の比率がすごく低いというところも課題なのかなというふうに思っていて、ここを是正していく必要があると思っているんですけれども、それぞれの所管でこの委員の構成員というのは選定等々していらっしゃると思うので、直接的にはここではないとは思うんですけれども、区全体としてどういう方針でいくかというところは、しっかりとユニバーサルデザイン推進担当のところで、指揮系統を持っていただく必要があると思っているんですけれども、そこはいかがお考えでしょうか。
大場企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
こちらの要求資料に関しましては、条例設置による附属機関であったり、規則・要綱設置による会議体等に関しまして1年に1回調査をかけているものでございます。実際には全部合わせまして大体81審議会等がございまして、そのうち56.8%が女性の比率が40%以下というところになっています。ただ、これに関しましても、それぞれの審議会等におきましては、町会長さんに依頼しているということで男性であったり、期間が2年とか3年というところになると、その期間は人が変わらないというふうな状況でございます。こちらのほうとしましても、男女共同参画というところでそれぞれの所管のほうにはお話ししており、所管のほうもそういう状況であれば、実際の委員の方たちにもその取組というところを説明していただいているところでございます。なので、少しずつ変わっていくのかなというふうには思っているところでございます。また、委員のお話がありましたように、今度は女性が多くて、本来男性が入っていてもいいのではないかというところも幾つか散見はされます。これに関しましても、実際には思ったより多いのかなと思ったんですけれども、意外と男性がいる、多分男性が参加できる日時をちょっと変えているとか、土曜日にしているとか、そういう工夫なんかしているのかなというふうにも感じ取られます。こういった結果に関しましても、結果だけでなくて、当然多い部分につきましては関係所管と、実際に男性が少ないことであるのであれば、どういった状況か、今後どうしていきたいのかというところは情報共有を図ってまいりたいと思っています。
中村延子委員
ぜひそこは、もちろん2年変わらないとか3年変わらないとかという会議体もあると思うんですけれども、そこは少しずつでも進めていっていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
次に、ユニバーサルデザイン推進のところで、要求資料の総務89、それから総務90というふうに出していただいています。主にユニバーサルシートの話です。今、数は把握をしていただいているのかなというふうには認識しているところなんですけれども、やっぱり地域偏在というところは是正をしていかなければいけないという課題認識を私たちは持っておりまして、そこを少しずつでも解消していく必要があると考えています。中野駅周辺、今区役所もできてとか、こういう再開発等々でできたところには入れていっていただいているということは認識はしているんですけれども、必要な方が少しお散歩に出るとかといったときに、ユニバーサルシートがないとなかなか外出ができないとかというハードルがある中で、区内全域のところに広げていっていただくという取組が必要だというふうに思っています。この状況、なかなか解消できないというジレンマもあるとは認識はしているんですけれども、解消していく努力をしていく必要があると思うんですけれども、そこら辺はいかがお考えでしょうか。
大場企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
昨年度、3月に区有施設のユニバーサルデザイン導入ガイドラインというものを策定しております。こちらのガイドラインにつきましては、主に新築であったり、改築・増築を対象としているものではございますが、先般の一般質問等でもお答えさせていただいているとおり、既存の施設に関しても、やはりハードだけでなく、ソフトやハートでそれが補えないのか、あとはそういう要望があったときにできる・できないも含めて、そういう利用者と話し合っていきながら進めていくというところを記載しているところでございます。実際に施設の状況に関しましては、私たちの課題としましてはなかなか、それぞれの施設の状況把握というところが今難しくて、できていない状況ではございますので、状況把握をさせていただきながら、そういった課題に対してどう取り組んでいくか、あと、どういうふうに課題を感じているかというところも踏まえて調査をかけていきたいというふうに思っております。
中村延子委員
ぜひそこは、状況を知るということがまず一番大切なのかなというふうに思っておりますし、そこの地域偏在を少しでも解消していっていただくように、前に進めていっていただきたいなというふうに思いますので、そこは要望とさせていただきます。よろしくお願いします。
市川しんたろう委員
ユニバーサルデザイン推進のところでお伺いさせていただきます。このユニバーサルデザイン普及啓発事業経費ということで、2024年2月に策定された第2次の中野区ユニバーサルデザイン推進計画、中野区民の認知度は60.7%、理解度37.6%と、こういった令和6年度の事業を経て、2024年の区民意識・実態調査を見てみると、認知度が73.9%、理解度が48%と上がっていると。これは上昇傾向にあっていいことかなと思っています。その一つの要因としては、ユニバーサルマナー研修経費とか、こういったことの成果だと思うんですけども、この研修というのは、もう一度どういうものなのか教えてもらっていいですか。
大場企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
まずユニバーサルマナー研修に関しましては、職員を対象としたものでございます。また、ユニバーサルデザインサポーター養成講座というものもございますが、こちらは区民に対して行っている事業でございます。まずは基礎、ユニバーサルデザインとは何かというところ、基礎を学んでもらうということで、ユニバーサルマナー検定3級という形で行うものでございます。
市川しんたろう委員
3級に受かると、2級、1級ってあると思うんですけど、これは受験を促しているんですか。
大場企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
区としましては3級までというところではございますが、その後2級、1級というのがありますので、ぜひそういうのも取り組んでいただきたいというところで情報提供しているところではございます。
市川しんたろう委員
受講した職員の方115名いらっしゃいますよね。115名の職員の方たちというのは、いろんな部署が集まってきているということですか。希望者ですか。
大場企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
こちらに関しましては希望という形になっております。実際には対面という形ではなくて、オンラインという形で行っているものでございます。
市川しんたろう委員
受けた職員の方の所属している部というか、課は様々ですか。
大場企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
様々でございます。
市川しんたろう委員
かねてより我が会派の高橋かずちか議員から指摘はさせていただいたかと思うんですけども、このユニバーサルデザイン、大いに進めていただきたいという話なんですが、これは各所管、例えばまちづくり推進部とか、都市基盤部だとか、区有施設だとか、いろいろな施設だったりとか、まちづくりを進めていく上で、せっかくユニバーサルデザイン推進計画をつくっても、それが実際に末端のそういった計画に反映されているのかどうかということが、疑義が残るということを指摘させていただいています。職員の方にそういうのを受けていただくのは結構だと思うんですが、そういった整備に関する課に所属している方たちにもう少し促していただきたいと思います。この辺いかがでしょうか。
大場企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
ユニバーサルデザインを進めていくに当たって、計画をつくるだけでなく、職員にどれだけ浸透しているかというところが課題と感じております。こちらに関しましては、それぞれの所管にユニバーサルデザイン導入ガイドラインの周知を図っていると同時に、今回ユニバーサルマナー研修ですね、こちら行ったものに関しましては、全庁的にこのような研修がございましたということと、あとユニバーサルデザインに関する資料を提供しながら、周知のほうを図っているところでございますが、今後さらなる工夫はできるのではないかと考えておりますので、そのような取組をしていきたいと考えております。
市川しんたろう委員
あともう一つ進めていただきたいのは、当事者の方たちがいらっしゃるじゃないですか。障害をお持ちの方とか、いろいろな障害があると思います。視覚だったりとか、歩行が困難だったり、いろいろな障害があると思うんですけども、そういった当事者たちと、当事者の皆さんと所管の部をつなぐのも多分課長のお仕事なんじゃないかと思うんですね。このユニバーサルマナー検定を見てみると、1級になると当事者のリアルなところで接して研修をしたりとか、学びを受けて、1級に受かっていくという流れになっているみたいなんですけど、3級で仮に止まっているということであれば、リアルというところはなかなかないんだと思っているんです。もちろん健康福祉部だったり、地域支えあい推進部にいる方たちというのは当事者と触れ合う機会も当然あると思いますけども、企画部の方だったり、例えば先ほど例で申し上げた都市基盤部、まちづくり推進部、そういった方たちはなかなかそういった団体だとか当事者の皆さんと触れ合う機会というのはない、少ないと思うんですよ、ないとは言いませんけど、少ないと思います。そういったところをつなぐ必要はあると思っているんですけど、この辺いかがでしょうか。
大場企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
先ほど答弁させていただいた中で、職員への周知というところの工夫というところでございますが、なかなか障害のある方に関しまして接することがないという部署があるのも承知しているところでございます。実際には、取り組んでいる所管からの意見であったり、そういう声なんかも聞いていきながら、全庁に周知をしていくという工夫もできるかなと思っていますので、そこは考えていきたいと思っております。
市川しんたろう委員
ぜひお願いします。最後に要望でございますけれども、それぞれ全部見切るというのは、課長一人で全部見るのは難しいのかもしれませんけど、まちづくり推進部だったり、都市基盤部だったり、そういった区有施設だったり、その計画の中にどれくらい盛り込まれているのかというのは、もちろんチェックはされているとは思うんですけども、より進めていただいて、これからとりわけ中野駅周辺、サンプラザ、まだ何もできていないんですから、ぜひそういった観点も入れていただくように所管に伝えていただきたいと思います。
平山英明委員
まだ事務事業が二つ目なんですけど、既に1時間20分が経過しようとしているので、端的に聞いていきますから端的にお答えください。平和の旅事業経費のところだけです。これ冊子をつくっていらっしゃいますよね、報告会のとき。あれは何部つくっているんですか。
大場企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
600部でございます。
平山英明委員
どういう配布をされているんですか。
大場企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
こちらに関しましては学校、あとは平和に関連する関係部署でございます。
平山英明委員
学校というのは区立の学校だけですか。
大場企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
中野区立と、あと参加された中野区にある私立もございますので、そちらのほうにも配布してございます。
平山英明委員
報告会がありますよね。これはリアルだけなんでしたっけ。
大場企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
昨年度につきましてはリアルです。その前に関しましては、平和のつどいの中で一緒に行ったものでございます。
平山英明委員
先ほど羽鳥委員がものすごくいい質問をされていて、いわゆる一度参加した方が次も関わるようになっている、1年前か2年前ぐらいか、同様のことを予算特別委員会のときだったんじゃないかな、言わせていただいて。要は参加した方が、強制になるとよくないんですけども、来年度お手伝いいただけないかとかということで、コミュニティができていくことがいいことだと思っているんですよ。ゆくゆくは大学生とかになったら、現地にボランティアで行ってくれるとかね、そういう核ができればいいなと思って、前回質問したときは割と前向きな御答弁いただいたんですよ。その後、御検討いただけていますか。
大場企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
先ほど羽鳥委員の際にお話させていただいて、強制にはならないようにというふうなところで答弁させていただいたところでございます。ただ、参加されるこれまでの中学生が、全て違う中学校というところで、不安も感じてはいたんですけれども、普段とはまた違う仲間関係で、同じ目的を持った子どもたちが集まるというところで、かなり仲間意識というところを強く感じられる事業だなというふうには感じております。その中で、子どもたちの思いというところをくみ出してあげるという、こちらの工夫も必要なのかなというふうに思いますので、当然最初からというよりは、何か手伝えることがないのかというところも含めてなんですけど、周知の仕方については考えさせていただきたいと思っております。
平山英明委員
最初の2回は冬で令和7年度から夏にやっていっていると。だから、行った時期が違うんですけども、夏のこの時期、夏のその時期って、報道も何もかも含めて、いわゆる原爆投下についてという報道がなされる、あるいは戦争についての報道がなされる、そういうふうな情報もあふれるような、そこに意識が非常に向く時期なんですよね。むとう議員もそんな話をされていましたけども。そのときに何かしらの発信を区側からして、参加された方に、昨年はありがとうございましたでもいいし、というようなことがあってもいいだろうし、あるいは報告会をまずお手伝いいただくとか、あるいはさっき冊子の話を聞きましたけども、参加してくれた子どもたちにはずっと半永久的に冊子をお渡しするとか、あるいはネットでのいわゆる報告会をライブ配信、ライブとアーカイブで配信をして、それについてチャンネルをきちんとお伝えをするとか、要はまずこちら側からの発信が多くなったらどうかとは思っているんです。毎年1回、あるいは報告会も合わせたら2回かもしれないけども、そのときのことをきちんと子どもたちが思い出してくれるということが私は大事なことだと思っているので、そういうふうなことを御検討いただけないかと思っているんですけど、予算はあんまりかからないと思うんですけど、どうですか。
大場企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
実際に子どもたちに何か関わってもらうという方法はいろいろあるとは思うんですけれども、やはり参加された子どもたちがもう1回、次の年に思い出すとかというところでの報告書を渡すであるとか、事業の周知をしていく、オンラインはこれから検討していくところではございますが、何かしら知ってもらう、過去の体験を感じてもらって、また次に何かつなげられる意識を育てるとか、そういうような取組というところは工夫してまいりたいと考えております。
平山英明委員
平和というのは一朝一夕に何か事が進むわけじゃなくて、基本的には一歩一歩の積み重ねなんですよ。集まってくれた子どもたちというのを、中野区にとっては大切な平和の種を植えた一人ひとりだというふうに思って、その子どもたちをずっと大切にしていくという姿勢を持ってほしいんです。その子どもたちも、公費を使って行っているわけですから、それなりの自分も使命感は感じているとは思うんです。その子たちが感じた使命感をどれだけ長くこちら側が温めていってあげることができるかということが重要だと思いますので、ぜひともよろしくお願いします。
斉藤けいた委員
ユニバーサルデザイン推進のところでお伺いさせてください。有識者等による評価・点検の試行実施ですが、令和5年度が1回に対して、令和6年度が4回開催されているかと思います。それに伴って決算額も約4倍になっていると思うんですが、なぜ実施回数を4回にしたか伺ってもいいですか。
大場企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
こちら令和6年2月に策定した中野区ユニバーサルデザイン推進計画(第2次)でございまして、それを具体的に進めていくに当たって、令和5年度に関しましては1回、令和6年度は実際に試行的に4回やるということで増やしております。こちらに関しましては、昨年度ですと鍋横区民活動センター等の評価であったりとか、あとは中野東図書館に視察を行ってみて、実際にユニバーサルデザインがどういうふうになっているのかということを含めて回数を増やしたものでございます。
斉藤けいた委員
評価・点検ということなので、今二つの区有施設をおっしゃっていただきましたが、ほかに評価・点検で具体的に、4回増やしたことによって区としてユニバーサルデザインの推進が前向きに進んだことというのはあるんでしょうか。
大場企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
こちらは施設の整備に関しましては、それぞれの所管がどのように整備をしていくのかというだけではなく、いわゆる有識者の方たちに評価をしてもらいながら、その整備の取組に関しまして、もう少しこのようにやったらいいんじゃないか、あとこういった視点を持ったらいいんじゃないかというアドバイスを頂いておりますので、そういった意味では効果はあったのかなということで、今年度も引き続き同じような形で行ってまいりたいと思っています。
斉藤けいた委員
今いろいろアドバイスいただいたということなんですが、改善案というのは各所管で何か考えているのか、それとも評価・点検いただいたところで取りあえず一旦終わっているのか、その辺は、改善に関してはどう考えているのか教えてください。
大場企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
実際に整備に関しまして、基本計画から始まるんですけども、基本計画をつくる際に当然ユニバーサルデザイン導入ガイドラインがございますので、それに沿った形で計画のほうを立てていただいていると思うんですけれども、その中でもより専門家が利用者に関して、もう少しこのように取り組んだらいいのではないかというようなアドバイスを頂いております。それを次の基本設計であったり、実施設計に生かしていただくというところでの評価でございます。
立石りお委員
区有施設のユニバーサルデザイン製品の設置のところについて、令和5年度に関しては区民活動センター調理室、令和6年度は児童館ということで、施設ごとに段階的に設置をしているんだと思うんですが、今後どのような施設に入れていく予定なのか、全体の計画があって、今何%ぐらい導入が進んでいるのか、その辺確認させてください。
大場企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
こちらユニバーサルデザイン製品の設置に関しましては、ユニバーサルデザインの考え方というところを、考え方だけで伝えていくとなかなか分かりづらいということで、実際に製品がどういうものがあるのか、手に取ってもらってやっていただくというところで、令和5年度につきましては区民活動センターの調理室にユニバーサルデザインの調理器具というのを置かしていただいたところでございます。昨年度につきましては、認知度は高いんですけれども、実際に子どもたちがユニバーサルデザインというものをどういうふうに身近に感じてもらうかというところで、18児童館に関しましてユニバーサルデザインの製品、簡単に崩れないオセロであったりとか、触ると分かる絵本なんていうのを設置させていただいたところでございます。今年度に関しましては、ユニバーサルデザインの認知度というところは上がってはいるんですけれども、理解度、知っている、よく知っているというところがまだまだ5割を切っている状況でございます。その中でも70代の方の認知度というところはかなり低い状況でございますので、今年度に関しましては高齢者に向けたユニバーサルデザイン製品の設置を考えておりまして、今後、来月に高齢者会館、あとはなかの生涯大学のほうでもPRのほうをさせていただきたいと思います。それを通して、また今後どういうふうに設置をしていくのかというところは考えていきたいと思っています。
立石りお委員
分かりやすい説明ありがとうございます。計画に基づいてというよりは、その時々の課題に応じて、必要な対象者にリーチできるような施設に置いているというようなイメージですね。それぞれの施設、利用される方の特性に応じて多分製品が選ばれているので、ほかの施設に転用するというのもなじまないかもしれないんですけれども、例えばあまり日頃から活用されていない場合とかには、ほかの施設に転用することもできるのかなと思ったんですけど、そういったものではないですかね。
大場企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
これまではターゲットを絞って設置のほうをさせていただいたんですけれども、実際に使ってみてどうだったかというところの調査をかけていない状況ではございますので、そういったところで利用頻度であったり、効果というところは検証していきたいと思っていますし、例えば調理器具であれば、ほかの施設に転用できるのかとか、ほかの施設にもそれを使えるのかどうかというところも含めて、普及に関して考えていきたいと思います。
立石りお委員
なので、まず利用状況を調査していただいて、その上で汎用性のあるものなども、いろいろな複数の施設で共有で使えるような形でも何か検討いただければと思います。要望です。
大沢ひろゆき副主査
私のほうから1点だけ、人権・男女共同参画のところの不用額の一番下のところにある男女平等専門委員会委員報酬残のところが「(未開催)」というふうになっていて、予算の段階では何がしか想定したものを開催しなかったというふうに読めるんですけど、これはどのようなことだったのか教えていただけますか。
大場企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
こちら専門委員会に関しましては、中野区男女平等基本条例に基づきまして、男女平等に関する苦情等の申出制度が男女共同参画社会の形成促進のために設けられているものでございます。実際に苦情等があった際に、より知識・経験に基づいた高度な判断を要する場合に委員にお願いをしているところでございますが、これまでそのような機会がなかったということでございます。
大沢ひろゆき副主査
苦情があった場合に備えて、あらかじめ委員の方を選定してあると。そして、その方に対して相談をする機会が今回はなかったということで理解しました。
河合りな主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、進行します。
次に、132ページから135ページ、2目資産管理活用費、事務事業1資産管理活用について質疑はありませんか。
大内しんご委員
事業メニュー5の施設マネジメントなんですけれども、令和6年度の予算説明書補助資料を見る限り、執行の中身の書き方が変わっているのでお聞きしたいんですけど、まず区有地等利活用事業というのはどれなんでしょうか。
半田企画部資産管理活用課長
区有地等利活用事業のところでございますけれども、こちらにつきましては、決算のほうでございますと区有地等活用検討業務委託、こちらのほうで50万円のほうを計上してございます。また、こちら以外に商工会館跡地活用事業事業者選定委員会経費のほうで、未執行の部分が出てございますけれども、こちらのほうと、あと中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業の権利床に係る妥当性検討業務、項目としては、決算としては4項目になりますけれども、こちらを合算すると83万5,000円で予定をしていたものでございます。
大内しんご委員
ということは、区有地等利活用事業業務委託と商工会館跡地活用事業事業者選定委員会経費と中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業の権利床に係る妥当性検討業務委託、これが区有地等利活用事業ということで予算で計上されているということなんですか。
半田企画部資産管理活用課長
令和6年予算特別委員会の段階では、区有地等利活用事業ということで商工会館の跡地、また新しいサンプラザに係る権利床、こういったものの利活用の事業ということで合算して御説明をさせていただいたものでございます。
大内しんご委員
業務委託するだとかということが、あるいは事業者選定委員会が、まず利活用事業という枠組みの中に書かれちゃうと、予算のときにはちゃんと説明しているんでしょう、この中身については。決算書に書いてあることと予算書の項目がちょっと、これがこれなんですかというふうに読み取れる、私はね。こうすると何でも使えちゃうのかな、利活用事業という名目で何でも、後から出されて、こういった事業であれば何でもオーケーですよという予算に見えてしまうので。まして100%未執行という、未開催ということがあるでしょう。こうなってくると、そもそも何で計上されていたのかなと分からないので、もうちょっとうまく表記するなりしてもらいたいんですけども、それはそれとして、まず一つ。
それと、未開催、あるいは未執行というのが二つあるんですけど、これはどうしてですか。
半田企画部資産管理活用課長
一つが商工会館跡地活用事業事業者選定委員会経費のほうでございますけれども、こちらにつきましては当初、現在の区有施設整備計画にのっとって、民間活力を活用した形での施設整備を予定してございましたけれども、令和6年度中に方針を改めて検討して、結果として変更となったため、こういった事業者選定委員会を開催しなかったため、未開催となっているものでございます。また、中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業の権利床に係る妥当性検討業務につきましては、事業に係る施行認可申請を取り下げたということで、当初そちらの権利床に係る妥当性を検討する予定でございましたけれども、こちらも未執行となったものでございます。なお、財務状況審査委託費残につきましては、こちらは商工会館跡地活用事業事業者選定委員会経費で財務状況の審査をする予定であったものというものになります。
大内しんご委員
ちょっと何を言っているかよく分からないんだけど、分かる人は分かるのかもしれないけど、あまり僕は、代わったばかりなので、もうちょっと、商工会館跡地活用事業事業者選定委員会経費、そもそも選定委員ということは、利活用事業者を決める予定だったわけ、昨年。でもって、選定委員のための報酬だったけども、事業者を選定しなかったということなんですよね、昨年。それは年度の途中で変わったということなの。年度の最初は事業者を選定しようとした。でも、年度の途中で事業者の選定をしなくなったということは、やめたということなんですね。そういうことでよろしいんですか。何でやめたのか知らないけど。
半田企画部資産管理活用課長
当初の予定では、商工会館跡地のほうになりますけれども、こちらにつきましては民間活力を活用した形での施設整備のほうを予定してございまして、こちらは当初、産業振興センター機能を含む民間施設ということで予定してございました。ただ、こちらの計画そのものを昨年度改めて検討させていただきまして、複合交流拠点ということで方針を変更したということになりまして、その結果、当初予定していた審査会、そういったものを昨年度開催しなかったというものでございます。
大内しんご委員
昨年度の当初では、事業者に委託して何かつくろうとしたと。でも、今度は複合交流拠点にしようと変わった。今年6月になったら、民間に全部貸してしまおうということになってしまったと。ころころ変わっているという、ころころと言っていいのか、失礼かもしれないけど、半年ごとに計画が変わっているみたいな感じなんですか、これ。
半田企画部資産管理活用課長
旧商工会館跡地につきましては、昨年度、第4回定例会のところになりますけれども、そちらのところで複合交流拠点の整備についてということで、サウンディング型市場調査のほうをしたいということで御報告をさせていただいているところでございます。結果として、サウンディング型市場調査の結果、これまで予定していた事業スキームではなかなか進めるのが難しいということで改めて検討させていただきまして、先般御報告させていただいたとおり、平和の森小学校跡地での活用を検討しているところでございます。
大内しんご委員
これは総括質疑で、ここに子どもたち、青少年の、これは青少年にちゃんと意見を聞いたんですか、所管で。半年ごとに変わっているわけで、考え方が。ちゃんと開催して中高生の意見を、ここじゃなくて、当初ここに予定していたけども、移転するけど、いいですかとかというような感じ、あるいは意見は聞いたんですか。
半田企画部資産管理活用課長
現時点で具体的にそういった意見聴取の場を設けたということはございません。
大内しんご委員
僕、この間まで子ども文教委員会にいたから、子どもの権利に関する条例に、そういうことはちゃんと聞きますよと明記していませんでしたか。知らないんですか。子どもの権利に関する条例をつくるときに、子どもの意見を聞きます、いろいろな形で聞きますとちゃんと書いてあった。まして中高生の居場所、自分たちはどの居場所に集まりたいか、どの場所だと行きやすいかというのを普通に、読んでいれば聞くよね、子ども文教委員会にいた人間だったらね。聞くはずだよね。覚えていないの。僕はこの総括質疑で、別にあのとき、資産管理活用課長のところでちゃんとこういうのは聞くべき、聞くというか、教育委員会で聞きなさいってやるのかもしれないけども、そういったことを把握していなければいけないんだけども、今は聞いていないって言っているんだけど、あのときは聞いたんだか、聞いていないんだか、これからできるものについて意見は聞くけど、移転することにしたら、意見を聞いていないとはっきり言わなかったんですよ。僕は、そもそもどこにつくるか、そういったところの意見からちゃんと聞かなきゃいけないのに、どんどん皆さん、サウンディング調査やったら、こうだから、こうだからって、事業者の意見だけでどんどん決めているように見えてしまうんだけども、おかしくないですか。
岩浅企画部長
今回、8月にお示ししたのが商工会館跡地の活用を変えたいという報告をさせていただきました。これにつきましては、今定例会の常任委員会で報告いたします区有施設整備計画のほうにその内容を盛り込んでお出しをするつもりで考えています。この区有施設整備計画につきましては、基本計画も併せまして意見交換会を11月から実施していくんですけれども、その中に子どもの意見を聴取するという、その場も設定をしているところでございます。
大内しんご委員
子どもの意見を聞くというのは、そもそも新井一丁目に設置をするという前提で子どもたちも期待を持っていたと思うのよね。でも、移転をするということが先に決まっちゃう、区としては決める方向でいくというのは、そもそも旧商工会館跡地に、あそこがぜひいいんだったら話がそこに戻るということなんですね、子どもたちの意見を聞いて。そもそも旧商工会館跡地にはないですよというところから始めるんですか。
岩浅企画部長
意見交換会になりますので、区としては平和の森小学校のほうに複合交流拠点をつくりたいということに対して御意見を頂くことになります。
大内しんご委員
だから旧商工会館跡地に、いや、あそこのほうがいいですよと言ったら話が元に戻るんですかと聞いているの。
岩浅企画部長
素案で御意見を伺いますので、そういう御意見がもし多ければ、移転することも含めて検討はしなければいけないというふうに考えています。
大内しんご委員
素案をつくるときには意見は聞いていないということですね。素案をつくったときには意見を聞いていない、ただ、その前では商工会館跡地にできますよということで、中高生の居場所ね、区としては言っている。でも、素案で今度変更しましたというときに、それはあくまでも素案だから、これからその場所がいいか、これから議論しますよということを言っているんですね。じゃ子どもたち、あるいは新井地域のコミュニティをつくる場とか、地元で欲しいという意見はこれから聞くんですね。まだ素案の段階だから、幾らでもというか、地域で、あるいは反対が多い場合は元に戻しますよと言っているんですね。
岩浅企画部長
子どもの権利に関する条例におきまして、子どもの意見を聞くということをルールにしています。これまで、そこで決めた理由というのは、大人の世界といいますか、意見交換会を様々行っておりますけれども、子どもの意見を特に聞くという場が設定されていないものも多かったんだと思いますので、お子さんのことをいろいろ考えていく際には、お子さんの意見も踏まえて決めていこうということで、ああいう場を設定しているんだと思っておりますので、区の事業、区有施設整備計画につきましても様々、今回新しく計画になっているところがありますけれども、それも含めて、大人の方も含めてお子さんにも意見を聞いていくということで、場は設定していきたいと考えています。
大内しんご委員
じゃ大人の方たちも子どもの方たちも、移転は反対ですよ、当初の計画どおり残してくださいというのは、ちゃんと意見を聞いて、この場で元に戻しますよとは言えないけども、当然場所については、はっきり言ってそうなってくるとまた元に戻る、いや、片っぽでサウンディングやって、あそこは、私は民間に貸し付けるのが前提かなと思っていたけど、あれは一つの案なんですね、まだ。そういったこともありますよと言っているだけなんですね、はっきり言って。まだ地域の意見、何も聞いていない、これから聞くから、それによって考え方は元に戻しますよということでよろしいんですね。
岩浅企画部長
区としては、あれが一番いいと思ってもちろんお示しをしている案だと思っておりますけれども、総合的に考えて一番いいと思っておりますけれども、区民の方の意見で、様々出た意見につきましては、それも踏まえて見直しをすることは当然あり得るというふうに考えています。
大内しんご委員
区としてというのは教育委員会も入っているんですね。ということは、教育委員会も認めたということでいいんですね。教育委員会も、子どもの権利に関する条例があるけれども、この部分に関しては別に子どもの権利に関する条例は関係ないから聞かなくても大丈夫です、移転してから聞けばいいんだということは教育委員会も承知の上でやったということでいいですね。
岩浅企画部長
区として意見交換会の日程も設定をしているものでございます。
大内しんご委員
教育委員会は区じゃないんですか。区だと思うから僕聞いているんです。教育委員会を抜いたところで決めたんだったら決めたと言ってくださいよ。どっちなんですか。区と言うんだから、私は教育委員会も入っているんですねと聞いているだけですから、区としてという言い方をしないでください。教育委員会も当然承知の上で進めていますと言ってください。
岩浅企画部長
進め方については教育委員会も承知の上でございます。
大内しんご委員
となると、教育委員会は独立しているとはいえ、教育委員会は自分たちで子どもの権利に関する条例をつくっていて、それを無視したやり方をしていていいんですか。私たち、条例を可決したんですよ、子どもの権利に関する条例。なのに守られていない。そういう進め方はよくないと思いますよ。当たり前だけど。ここで答弁できる方いらっしゃらないから、それは教育長に言ってくださいという顔していますから、聞きませんけども、行政側が本当に教育委員会を交えてやったのかなと、私は。教育委員会は子どもの権利に関する条例というものをそもそも理解していないんじゃないのかなと思ってしまう。もうここは、私たちは関係ないという顔していますから聞きませんけど。
次に、中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業の権利床に係る妥当性検討業務委託、これはどういったことをやる予定だったんですか。
半田企画部資産管理活用課長
中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業の権利床に係る妥当性検討業務委託でございますけれども、こちらにつきましては、これまで再開発事業の中で区としての権利床につきまして、バンケットですとか、そういった様々検討していたところでございますけれども、その権利床の活用に関わる妥当性について、外部の方に検討していただこうということで予算のほうを計上していたというものでございます。
大内しんご委員
これは、要はサンプラザ跡地のことを言っているんですか。
半田企画部資産管理活用課長
サンプラザの跡地に新設する、新たな施設に係る権利床のところでございます。
大内しんご委員
規模感の割には13万2,000円しかついていないのは、何を決めようとしたのかなという、権利床の妥当性だとかを調べるのは。何千億円もかけるところなんだけど、この程度でこういったものが分かっちゃうのかな。それはいいですよ、分かると言われればそれまで。
あと、次期中野区区有施設整備計画の策定支援業務委託、500万円余かかっていますけど、これはどういった会社に何を委託したんですか。
半田企画部資産管理活用課長
こちらにつきましては現在検討しております区有施設整備計画、こちらの検討に当たって、具体的には現在の区有施設の現状の整理ですとか、また、ほかの自治体の参考事例の調査ですとか、あとこちらの区有施設整備計画につきましては国との計画の整合性もございますので、総務省の通知との整合性の確認ですとか、そういったことを委託して作業のほうをしてきたというものでございます。
大内しんご委員
私が聞いているのは、これは今策定中ですよね。策定中の昨年度はどういった中身の、他区がとかいうんじゃなくて、もうちょっと具体的に、500万円余かかっているんですから。それで500万円余ですかって言われないような感じでちゃんと説明してもらえますか、中身について。どういった会社に何を、どういった委託をして、こういった結論とかをもらいましたと、それを教えてください。
半田企画部資産管理活用課長
こちらの委託の内容につきましては、ほかの自治体等の業務の整理ということでございまして、まとめていただいたものをこちらのほうとして、その内容に沿って検討しているものでございます。具体的には、例えば施設の長寿命化、先般60年から80年にしておりますけれども、そういったところに係るほかの自治体の状況ですとか、あとは施設の改修の考え、改築の考え、予防型の保全とか、保全に係る計画ですとか、そういったところについて情報のほうを収集していただいておりまして、それに基づいて今区として検討を進めているところでございます。
大内しんご委員
あともう一つ、中野二丁目再開発権利床管理費というのはどの部分、住友不動産のところですよね。中身を教えてください。
半田企画部資産管理活用課長
中野二丁目再開発権利床管理費でございますけれども、こちらにつきましては、コミュニティボックス等を設置している、今民間のほうに貸付けを行っているところの、そこにかかる施設の管理費、そちらについては区として負担しておりますので、そちらが決算としてこの金額が出ているものでございます。
大内しんご委員
分かればでいいんですけど、これは床を幾らぐらいで貸しているんですか。
半田企画部資産管理活用課長
中野二丁目の権利床につきましては、現在月額で166万円余でお貸しをしているものでございます。
大内しんご委員
決算ですから、歳入のところで入ってくるのかな、そこは。そこでまた聞くにしても、月166万円余で、年間で言うと1,820万円余、大体ね、約2,000万円余入ってくるということなんですけれども、これは契約年数というの、何年というのはあるんですか。要は、それは同時に権利床の管理費、その分払っていかなきゃいけないからということで聞くんですけども。
半田企画部資産管理活用課長
中野二丁目再開発の権利床につきましては、令和6年3月から10年間ということで貸付けをしているものでございます。
中村延子委員
1点だけ伺わせていただきます。今の大内委員からあった中野二丁目再開発権利床管理費のところなんですけれども、ちょっと残額が多いなというふうに見受けられるんですけれども、ここの理由を教えてください。
半田企画部資産管理活用課長
中野二丁目再開発権利床管理費につきましては、令和6年2月29日から発生をしているものでございます。こちらの管理費につきましては、管理組合のほうから予算編成の段階で具体的な金額の提示がございませんでしたので、区として他の物件等を参考に予算計上したところでございます。実際に提示された金額が想定よりも低かったということで、こういった形で執行残が多く出ているものでございます。
中村延子委員
ということは、この292万9,524円というのが年間を通して今後かかってくるという理解でよろしいですね。
半田企画部資産管理活用課長
今後、改定等なければ基本的にはこの金額が毎年かかってくるということになります。
中村延子委員
さっき大内委員からもありましたけれども、月額の166万円余というところで、たしか55%引きか何かで貸していたかというふうに認識しているんですけれども、その認識は正しいですか。
半田企画部資産管理活用課長
こちらにつきましては、事業の面積といたしまして、事業者さんに使っていただく本来事業の面積のほうが51%ほど、また、区としてサービスを提供していただく地域情報交流スペースが49%弱ぐらいになっておりますけれども、そこに管理費等の関係で若干賃料のほうを減額しておりますので、そういった関係で、事業者さんのほうに負担していただいている金額につきましては、おおむね45%程度ぐらいになっているというものでございます。
中村延子委員
ということですよね。だから、区のほうが要は55%引きで貸しているような状況です。一方で、先日の立石委員の総括質疑でもありましたが、要は地域情報交流スペースとして区として持とうとしていたエリアのところが結局貸し出されていないというか、区民の方々が使えないような状況が起きているという中で、この55%引きというのは明らかにおかしいと思うんです。これは早急に解決をするのか、そもそも地域情報交流スペースというものを区として持つ必要があるのかというところから、最初から、私も当時総務委員会にいましたけれども、多くの議員の方々が疑問に思っていた中で進めてきていて、結果こういう状況になっているというところの中で、改めて事業者としっかり話をしていかなければいけないというふうに思うんです。当初、区として考えていた地域情報交流スペースというところの機能というのが本当に、果たしてそれが実現できているのかというところにおいては、実現できていないということでいいんですよね。そこを確認させてください。
半田企画部資産管理活用課長
コミュニティボックスにつきましては、当初無料での貸付け等を検討しているところでございましたけれども、最終的には施設の管理上の懸念があること等から、今現在は基本的には予約をしていただいた上で御利用いただいているという状況でございまして、ただ一方で、もともとの理念もございますので、昨年12月からは、試行的にではございますけれども、一部開放ということで無料で使える時間も設定しているところでございます。区といたしましては、今10年間の契約を事業者と契約しているところでございますので、こういった試行的開放の拡大ですとか、また利用率の上昇、そういったものを事業者と協議をしていきたいと考えてございます。
中村延子委員
やっぱり本来の、もともと目指していたところと全然違うことになっているのであれば、そこは、契約上どうなっていたのかというところも、私は調べ切れていないので何ともここで言いがたいところもあるんですけれども、10年間の契約という長い契約の中で、これをずっとこの55%引きで続けていくのかという議論は、区の中でもしっかりとしていかなきゃいけないと思うんです。区として得た権利床のところでこういった事業をしている中では、値引きをするのに見合った事業をやっていただかないと、区民の税金を無駄に使われているという状況がずっと続いているような状況になっているということなんだと思うんですよね。ちょっと飛躍して言えば、契約を、例えば違約金を払ってでも切るようなことも考える必要もあるのかもしれないわけです。それだけ区民のための場所なのにもかかわらず、そういうふうな使われ方がされていないという状況なのであれば、それは区としてちゃんと、しっかりと検討していくべきだと思うんですけれども、そこはいかがお考えでしょうか。
半田企画部資産管理活用課長
区といたしましては、契約自体が10年ということで契約をしておりますので、今すぐに契約の解除は難しいというふうに考えているところでございます。先ほどと繰り返しの答弁になりますけれども、こちらの利用率の向上ですとか、また無料での一般開放、こういったものの拡充について今後事業者のほうと引き続き協議をしていきたいと考えてございます。
中村延子委員
これ以上、同じ議論になっちゃうので続けないですけれども、ここは改めて区としてどうしていくべきなのかというのは、しっかり検討していただきたいなというふうに思いますので、そこは要望とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
平山英明委員
まず施設マネジメントのところの区有地等活用検討業務委託、この詳細を教えてください。
半田企画部資産管理活用課長
こちらの区有地等活用検討業務ということで、昨年度は区有地の活用ということで、北部すこやか福祉センターを仮に現在検討しております江古田四丁目の都有地のほうに移転した場合ということで、そこのボリュームチェック、どのくらい床面積が取れるのか、こういったところで委託をしたものでございます。
平山英明委員
これは毎年毎年同額でやっていらっしゃるんですか。同じところに委託してやっていらっしゃるんですか。令和5年度を見ても同じ金額で、同じ執行率なんですよね。
半田企画部資産管理活用課長
具体的に施設の整備のほうが、方針等固まれば基本構想の策定等を行っていく段階で、それぞれの各部のほうで予算の計上をするということが基本的なルールとなっております。企画部のほうで計上してございますのは、その前段の今後方針が決まっていないといいますか、今後改めて検討していくというものについて計上しているものでございまして、昨年度は江古田四丁目の都有地だったというものでございます。
平山英明委員
一昨年度はどこだったんですか。検討した場所は。
半田企画部資産管理活用課長
令和5年度になりますけれども、こちらは教育センターの分室の跡地ということで、保健所の確保できる床面積、こちらについて検討を委託したものでございます。
平山英明委員
さっき申し上げたんですけど、令和5年度と令和6年度、執行額と不用額、全く同じ額なんですよ。だから、どういう委託をされているのか。施設の規模とか何とかによらず、この委託料という形なんですか。委託のこの金額になる理由を教えてほしいんですけど。
半田企画部資産管理活用課長
先ほど申し上げたとおり、ボリュームチェックということで床の確保になりますので、当然、例えばになりますけれども、学校のような大きなところになれば同じ金額というわけにはいかないところもありますけれども、令和5年度検討した教育センターの分室、また昨年度の北部すこやか福祉センターの移転先、こういったところではほぼ規模も一緒になりますので、決算額は一緒だったというものでございます。
平山英明委員
たまたま規模が同じぐらいだったという理解でいいですね。北部すこやか福祉センターのほうが大きそうに感じますけどね。それはそれでいいです。
先ほど大内委員も聞かれていた商工会館跡地活用事業事業者選定委員会の経費の未開催、令和5年度も同じですよね。令和5年度、開催しなかった理由は何でしたっけ。
半田企画部資産管理活用課長
令和5年度も同様に、こちらの商工会館跡地について検討していて、実際に事業者の選定等に入らなかったために、昨年度と同様になりますけれども、こういった選定委員会は開催できなかったというものでございます。
平山英明委員
記憶では、多分議会から意見がついて、少し慎重に検討しようということになって延びたのかなという気はしているんですね。令和6年度の場合は、いつだったかな、令和6年10月7日の総務委員会で旧商工会館・産業振興センターの再編についてという御報告を頂いて、現区有施設整備計画にある旧商工会館跡地に産業振興の拠点を入れて、現産業振興センターのところに複合交流拠点、中高生の居場所も含めたものをつくるというものを、入れ替えますよと。入れ替えますよというか、産業振興センターのほうは手を入れて、そこで継続してできるようにすると。代わりに産業振興センターに持っていく予定だった複合交流拠点を旧商工会館で整備しますということを御報告されて、これで検討が続いたので多分開催がなかったわけですよね。
伺いたいのは、このときもその前もその後も、私ずっと区有施設整備計画をつくっている最中だから区有施設整備計画の中でやるべきだということをずっと申し上げてきたんですよ。だけど、このときも理由で、中高生向け拠点施設を含めた複合交流拠点を早期に整備する必要があるためという理由で、このタイミングで報告して、区域施設整備計画とは別個にやりますということを何回も主張されたんですよ。今、区有施設整備計画の中でやりますから、そこで説明していきますみたいな、部長、話をされていて、結果そうなっちゃったわけじゃないですか。考えると、このときの複合交流拠点を産業振興センターの場所ではなくて旧商工会館に持っていくという判断、これが正しかったのかどうかということになりますよね。だって、まず早期の実現が図れていない時点で、区は目標達成していないわけじゃないですか。早期に整備しなきゃいけないから、そういう特殊な行政需要があるんですとおっしゃっていたじゃないですか。だけど、それをできなかったという時点で一つ目標達成できていないわけですよね。かつ、ここには整備できなくなっちゃった。一体誰がここに持ってくるという判断をしたんですか。その結果どうなったんですか。そのために使われた予算は、そして時間はどれだけのものだったんですかということって検証されないんですか。あるいは、御報告いただけないんですか。1年ぐらいかけてやりましたけども、やっぱり駄目でした、しようがないからもっと広い場所に持っていきますで終わりなんですか。ここが腑に落ちないんですよ。1回判断したんでしょう。政策調整会議か何かにかけて、区長も含めて、区としてこれでやっていくんだって判断をしたわけでしょう。その判断が間違っていたわけじゃないですか。そこにこれだけのものが突っ込めない、だったら減らすのか何だとか、そういう判断を一切することなく場所を変えようと言っているんですよ。しかも早くやらなきゃいけないから、区有施設整備計画を待っていられないんですということをずっとおっしゃってきたんですよ。今になって、いやいや、それは区有施設整備計画の中でやります
と言っているんですよ。全く腑に落ちなくてね。このことについて区側から、この一連の経緯についての何かしらの検証した御報告とかというのは、頂くことはできないんですか。
半田企画部資産管理活用課長
商工会館の跡地につきましては、委員御指摘のとおり早期に中高生年代向け拠点施設、こちらを整備する必要があるということで方針変更と御説明させていただいております。ただ一方で、こちらの跡地の活用につきましては、こちらの整備手法も併せて、これまで区議会のほうからも御意見を頂いているところでございまして、そういったことを踏まえまして方針変更した後にサウンディング調査を行って、その結果を踏まえて、また改めて方針のほうを変更したというところでございます。これまで、この経緯につきましては一連の流れを全て総務委員会のほうで御報告させていただいて、様々御意見いただいた上で計画のほう進めているところでございまして、こちらに関しては、これまで御説明させていただいている結果を、区有施設整備計画のほうに、素案のほうに反映した上で、また改めて区民の意見等をお伺いしたいというふうに考えているところでございます。
平山英明委員
区議会の意見も踏まえてって、議会のせいにしないでくださいよ。少なくとも私の意見なんて一つも聞いていただけていないですよ。だったら、どうして先にサウンディングをやらないんですか。何が入るかって、可能性を探るって、今まちづくり、そうやっているじゃないですか、中野駅周辺の。何でこれだけのものを入れますよと言って、サウンディングやって、駄目でした。先にサウンディングやっていれば、そんな無駄な時間は必要なかったわけじゃないですか。だから、どうしてこんな急ハンドルを切るんですか。そうじゃなくて、もっとステップを踏んでやっていきましょうよと何回も言ったじゃないですか。どうしてサウンディングが後手になったんですか。
半田企画部資産管理活用課長
区といたしましては、中高生年代向け拠点施設の整備、また産業振興センターのほうの強化、こういったものを合わせて、まずは区としての考え方をお示しさせていただいた上で、それの実現可能性についてサウンディング型市場調査を行ったということで、こういった流れになっているものでございます。
岩浅企画部長
商工会館跡地につきましては、以前にもサウンディングを実施しておりまして、3年ぐらい前だったかと思います。その時点で区の負担なしでの建設が可能というような結果が出ておりました。プラス面積が広くなった場合には、追加の費用を入れることで、区の負担が少ない状態での整備が可能というような結果を得ていたところでございます。今回、今年3月頃にサウンディングを行いましたのは、もともと入れる内容は変わってきましたので、使い方も変わってくるということで、改めてサウンディングを実施したということになります。物価高騰は当然あったというのは分かっていたことでございますので、もっと早くやれなかったのかという御意見はあるかもしれませんけれども、入れる内容を決めたのが、変更したということで昨年の秋以降になっておりましたので、それを踏まえて改めてやり直したものになります。ですので、遅かったと言われば遅かったというのはありますけれども、以前、3年前の結果を踏まえて、微修正はもちろんあるかと思っておりますけれども、ここまで大きく変わるというふうには、区としては認識をしていなかったというものでございます。
平山英明委員
長くやるつもりはないですけども、要は令和6年度の決算なので、令和6年度に行った区の様々な行為についての検証をしていっているわけなんですよ。令和6年度に行ったのは、複合交流拠点はやっぱり旧商工会館跡地に持っていきますという判断を区はされたんですよ。それが令和7年度になってみたら、その判断自体が果たして適切だったのかということになるわけじゃないですか。本来であれば、早く中高生に開放しなきゃいけなかった施設もできなくなった、それまでかけてきた人件費も含めて予算も、申し訳ないですけれども無駄になったに等しいわけなんですよ。我々は議会ですから、そういうことを検証しなきゃいけないんですよ。だから、一連のことについての総括はちゃんと議会に、一体何があったのかという顛末を御報告いただくのがしかりなんじゃないかなと思って御質問を差し上げたわけなんです。それを報告してくださいということは、結局そちらが考えられるんですけど、それぐらいのことですよということなんです。令和6年度に行った区のこの意思決定によって今の事態が生まれているわけなんですよ。先ほどの大内委員の質問に続くわけだし、恐らくこれから行われるであろう市川しんたろう委員の質問にも続くわけなんですよ。
私は間違いだったと思いますよ。誰が何のために、何の根拠を持ってそういう判断をしたんだって、いまだに責任を追及したいですよ。やめろって言ったんだもん。聞く耳も持ってもらえない。区有施設整備計画の中でやるべきだということを何度も言ったけども、聞く耳も持ってもらえない。で、この現状があるわけですから、それは一つの令和6年度に発生した事象として重く受け止めるべきだと思いますし、今回の決算の中でも、私は非常に区の行為としては注目をすべきことだというふうに思っているので、あえて伺わせていただきましたので、ぜひこれをそのままスルーして、平和の森小学校跡地でやりますからだけで終えないでほしいんです。もう二度と同じ轍を踏んでほしくないし、長期計画を組んでいるときに焦って何かを前にやっていくというのは、うまくいかないんですよということも含めて、ぜひ庁内で検証はしていただきたいなと思っていますけど、これは要望にしておきます。
河合りな主査
一旦休憩します。
(午後3時12分)
河合りな主査
分科会を再開します。
(午後3時35分)
休憩前に引き続き、事務事業1資産管理活用から改めて質疑をいたします。
質疑ありませんか。
立石りお委員
まず事業メニュー2庁有車管理のところから伺います。主要施策の成果63ページ、1台当たりの平均年間走行距離が減っているんですけれども、平均維持管理経費が増えていまして、ここは整備費用等が増えているという認識ですかね。
半田企画部資産管理活用課長
整備費用等につきましては、決算の値をベースに計算することになります。整備費用につきましては、区として大きいのは車検代が大きくなっておりまして、そういった関係もありまして、昨年度平均維持管理経費のほうが増えているというものでございます。
立石りお委員
中野二丁目再開発権利床管理費のところで伺います。総括質疑でも少し伺ったんですけど、イベントの開催回数、令和6年度は分かりますか。
半田企画部資産管理活用課長
令和6年度はイベントとして開催をしているのは、合計で日数ということになりますけれども、全部で開催した日数は50日というふうに伺っております。
立石りお委員
先日聞いたときよりも多分開催自体は増えているということですね。コミュニティボックスに関しての稼働率は分かりますかね。
半田企画部資産管理活用課長
コミュニティボックスにつきましては先般も御答弁させていただいているとおり、468回の利用があったというふうに聞いてございます。こちらにつきましては、先ほどのイベントの話もありましたので、正確な利用率というのはなかなか試算が難しいところではございますけれども、今コミュニティボックス、それぞれで試算してみますと、一番広いCですと大体23%、それ以外ですと4%から9%ぐらいの利用率というふうに試算しているところでございます。
立石りお委員
ひと月全部で360コマありますので、大体10%ちょっとなのかなというふうに思っております。こちらの利用はあまり伸びていない。コミュニティボックスの予約については3か月前から14日前まで可能ということと、たしか当日が可能だったということで、イベントの告知期間などがあるので13日から2日前までは予約ができないという状況で、そこが少し利便性が悪いんじゃないかということで指摘をさせていただきましたが、イベント回数自体は増えていますね。その予約ができる期間というのは前と変わっていないですか。
半田企画部資産管理活用課長
運用そのものにつきましては今現在は変わってはいないところでございます。
立石りお委員
コミュニティボックス自体は利用料金が発生して、これは事業者さんが収入として恐らく受け取れる形になっているんだと思うんです。先ほど中村委員も言っていましたけど、ここの施設に関しては51%が地域情報交流スペースですか、地域貢献のため賃料が免除されているということになっていて、やはりコミュニティボックス、使われていないところは区民に広く一般開放してほしいということを再三述べてまいりました。12月から一部試行で活用できるようになったというお話だったんですが、その内容をもう少し詳しくお伺いしたいのと、仮に、さらに拡大できないのであれば、どのような課題があると認識されていますか。
半田企画部資産管理活用課長
12月からの試行でございますけれども、主に対象をお子さんとか中高生等を対象に無料での試行の開放をしているところでございます。今現在、まず利用実績につきましては、令和6年度と比較して令和7年度になりますけれども、今8月末現在で、先ほどの468回と申し上げましたけれども、本年度8月末までで338回ということで、少し増えてはいるかなというふうに考えているところでございます。ですので、今後は利用者の拡大ですとか、また利用の対象の団体を今の団体よりさらに広くすることですとか、そういったことについて今事業者側と協議をしているところでございます。
立石りお委員
今年度に入ってコミュニティボックスの稼働率自体は増えていると。ただ、一般開放のことについては特に改善はされないということですか。
半田企画部資産管理活用課長
一般開放につきましては、利用率も含めて事業者と協議をするということになってございますので、先ほど申し上げた実績等も参考に、改めて今後の運用については協議をしていきたいというふうに考えてございます。
立石りお委員
令和6年度から現在、令和7年度の途中までで結構なんですが、事業者との協議、今まで何回ぐらい行ってきているんですか。
半田企画部資産管理活用課長
いつというふうに決まっているわけではございませんけれども、月1回程度は定期的に事業の報告を受けたりとか、そういったことは確認をしているところでございます。
立石りお委員
やはりここは区民の財産ですのでしっかり、まだ一般開放の部分でも課題が大きいと思っております。事業者の募集要項には、「地域情報交流スペースの管理運営状況によっては減額割合の見直しや廃止を行うものとし、年間の管理運営報告書の提出を求める」というふうに書かれておりますが、報告書は令和6年度分は受け取っているんでしょうか。
半田企画部資産管理活用課長
先ほど申し上げた日数等につきましては、報告書の中でいただいているものでございます。
立石りお委員
この管理状況が適切かどうか、今区はどのように認識されていますか。
半田企画部資産管理活用課長
まだ利用率のほうは上がってございませんので、さらに有効に活用できる余地はあるかなというふうに考えているところでございます。
立石りお委員
令和6年度、まだ1年目で、まだ1年半ぐらいですか、少しずつ確かに改善はされております。ただ、まだ課題がありますので、しっかりそこについては協議を重ねて改善をしてください。場合によっては、本当に減免、減額割合の見直しだったり、廃止というものも検討しないといけないと思うんですけれども、例えば中野区として、まだ御認識としては十分ではないということだったんですが、何年目にそれを判断されますか。
半田企画部資産管理活用課長
こちらの事業者との契約につきましては、10年間で契約のほうをしてございまして、契約書上はこの10年間、賃料については変更しないということで今契約をしているところでございます。ただ、一方で、不動産につきましては様々市況等もありますので、見直しについては協議するということで事業者側とも協議をしているところでございますので、今後利用の実態を踏まえながら改めて事業者のほうとは協議をしていきたいと考えてございます。
立石りお委員
この募集要項には、減額割合の廃止を行うものとして年間の報告書を提出するとありますよね。賃料は10年間変えられないと言いますけど、この減額の割合も同様なんですか。
半田企画部資産管理活用課長
先ほど御答弁させていただいた月額の166万円余ということで、こちらで10年間契約をしてございますので、減免等にかかわらず、こちらの先ほど申し上げた金額で基本的には変更しないということで契約を結んでいるところであります。
立石りお委員
そうなりますと、この募集要項に書いてあるのは、更新を前提とした書き方ということですか。そこがちょっと理解ができないんですけども。
半田企画部資産管理活用課長
契約期間が10年間ということになりますので、更新ということではなくて、あくまで10年間契約しているところでございます。
立石りお委員
じゃ募集要項に、廃止も行うものとしてというのはどういう文章の位置付けなんですか、これは。
半田企画部資産管理活用課長
募集要項の段階でそういった形で契約をして、募集のほうをしているところでございますけれども、最終的に内装等の工事等もございましたので、最終的な結果としては賃料については変更しないということで今事業者とは契約を結んでいるものでございます。
立石りお委員
じゃこの文書は効力を持たないものということで、適当に書いたということですか。
半田企画部資産管理活用課長
事業者募集の段階ではそういった形で募集のほうをさせていただきました。その後、実際に具体的に事業者を選定した後に、様々な協議をしていく中で最終的な契約書の形に至ったというものでございます。
立石りお委員
それは事前に議会に説明している内容と全く違う方向で契約をしたということになるんですか。
半田企画部資産管理活用課長
こちらにつきましては、募集要項の段階ではそういった形で募集のほうを書いているところでございましたけれども、最終的に詳細につきましては区と事業者のほうで協議の上決定することになってございますので、その中で決定して、内容につきましては改めて区議会のほうにも御報告させていただいたものでございます。
立石りお委員
今のお話を聞いていると、中野区は権利床を持つべきではないと確信に至りました。これからサンプラザ跡地の市街地再開発事業、権利床、これからどうなるか分からないですけれども、区はマネジメントできないんだと思います、今の話を聞いていると。この予算のところに妥当性、中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業の権利床に係る妥当性検討業務委託とありますけれども、妥当性とは具体的にはどのようなものを判断してもらうための予算だったんですか。
半田企画部資産管理活用課長
中野駅新北口駅前の事業につきましては、区として権利床を取得する予定でございまして、その中でバンケットですとか、展望台ですとか。そういったところの権利床の活用のほうについての妥当性、こういったものについて外部の意見を伺うという予定でございました。
立石りお委員
中野二丁目に関しては外部の意見は伺ったんですか。
半田企画部資産管理活用課長
中野二丁目の事業者の選定につきましては、区の中の選定委員会のほうで決定をしたというものでございます。
立石りお委員
中野二丁目と中野四丁目の判断の違いは何ですか。
半田企画部資産管理活用課長
事業の選定につきましては様々方法はありますけれども、例えばセントラルパークのイーストにつきましても、区の内部のほうで選定のほうを行っております。今回のサンプラザの、中野駅新北口駅前再開発につきましては事業規模も大きいことから、今回事業の始まる段階で外部の有識者の意見を聞いてということで検討していたものでございます。
立石りお委員
まず先ほど中野二丁目の運用について改善を求めてきた点については、引き続き事業者と協議を進めてください。その上で中野二丁目の権利床、想定していた運用と今実態が変わっていると。契約のプロセスも含めて検証が必要なんじゃないかと思いますが、そちらも適時適切なタイミングで議会に報告いただきますようお願いいたします。
市川しんたろう委員
先ほど大内委員の質疑に対して、ほかの自治体を参考にということをおっしゃっていたんですが、ほかの自治体ってどこですか。
半田企画部資産管理活用課長
区有施設整備計画の策定についてでございますけれども、公共施設総合管理計画につきましては各自治体で行っておりますので、特別区ですとか、また首都圏近辺の自治体とか。そういうところについて、状況について整理をしていただいたというものでございます。
市川しんたろう委員
だから、23区全部なのか、特定の何区というのがあるのか、教えてください。
半田企画部資産管理活用課長
特別区全体と、それに加えて近隣の首都圏等の自治体というところでございます。
市川しんたろう委員
だから、何区なのか教えてください。近隣と言ったら杉並区とか練馬区とか新宿区とか豊島区とか、そういうことですか。
半田企画部資産管理活用課長
失礼いたしました。特別区については特別区全てでございます。それに加えまして、近隣の首都圏の他の自治体市町村といったところでございます。
市川しんたろう委員
全体を見て、こういう流れになっているよねということで、こういった策定業務を進めていったということですね。分かりました。
先ほどボリュームチェックとか、いろいろあったと思うんですけども、と同時に、本郷小学校、ちょっと例を言って大変申し訳ないんですけど、本郷小学校個別で話をさせていただきます。本郷小学校で前、隣接の民有地と境界の確定が定まっていなくて遅れたという経緯があったと思うんですね。たしかあったと思うんですけど、これで工事が遅れましたよね。本郷小学校の、遅れていますよね。ちょっと確認ですけど。
半田企画部資産管理活用課長
本郷小学校につきましては、詳細につきましては教育委員会が所管になりますけれども、近隣と、設計等を行うに当たりまして、境界確定をする段階で隣地の方と調整に時間がかかったというふうに聞いてはございます。
市川しんたろう委員
今後、区有施設を整備していくに当たって、当然どういう機能を集約するとか、どういうボリュームにするかということも当然大事なことだと思うんですけども、境界がちゃんと確定されているのかとか、そういうことって、直接的に策定されていなければ、今回1年ぐらいの遅れになっているわけじゃないですか。ほかの施設とかでこういうことが起きたら、区有施設整備計画をつくってもどんどん遅れていきますよね。こういうことってちゃんとやっているんですか。
半田企画部資産管理活用課長
仮に区有施設を更新する場合には、その土地の土地面積を確定する必要がございます。土地面積を確定するに当たりましては、土地の測量、測量に当たりましては当然隣地との境界の確定が必要になりますので、そちらにつきましては施設の整備計画と併せて計画的に測量を行っていきたいと考えてございます。
市川しんたろう委員
ということは、今後は本郷小学校みたいなことは起こり得ないということですね。
半田企画部資産管理活用課長
スケジュールにつきましては、余裕を持って測量等をしていきたいというふうには考えてございます。
市川しんたろう委員
じゃ測量、ぜひしていってください。議員室にいたら加藤議員がつぶやいていましたけど、現状と法律の乖離があるんじゃないかという、総括質疑でやろうとしていたので分かると思いますけど、そういったことの指摘もありましたので、ぜひその辺は進めていただきたいと思います。
同時に、60年から80年って大きく施設の耐用年数については変えたじゃないですか。いろいろ令和6年度の検証だとか、計画自体の策定業務を進めていった上で。80年本当にもつのかどうかというチェックというのは行わないんですか。
半田企画部資産管理活用課長
建物の耐力度につきましては、60年を目途に行った上で80年、長寿命化について可能かどうかについては個別に確認をしていきたいと考えてございます。
市川しんたろう委員
それというのは今後、来年度の予算になってしまいますけど、別途予算が必要になりますよね。そういう予算というのは今後か、もちろん事前審査になっちゃいけませんけども、そういう予算も必要だという認識ですか。
半田企画部資産管理活用課長
建物耐力度調査に係る予算につきましては、必要な分について予算計上していきたいと考えてございます。
市川しんたろう委員
最後に商工会館跡地を伺います。これ、先ほど子どもたちに意見を聞かないのかという話がありました。子どもの権利に関する条例があります。今後、地域の人たちにはどうやって説明していくんですか。ちょっと教えてください。
半田企画部資産管理活用課長
まず今回の方針につきましては、この後、改めて御報告させていただく中野区区有施設整備計画の素案等でお示しをしたいと考えてございます。そちらにつきましては、各団体のほうで御意見を伺う予定でございますけれども、そちらで各町会さん等にも確認をする予定でございますので、そういった中でまず意見を聞いていきたいと考えてございます。
市川しんたろう委員
結局、新井の地域、あの辺の地域住民の方たちも、きっと多分、ずっとこれまで丁寧に中野区が説明してくれているなという印象を抱いていたんだと思うんですね、きっと。だけど、いきなり地域交流スペースだけじゃなくて、全部なくなってしまったという状況なので、えらく落胆していると思うんですよ。計算をし直すとか、そういうことじゃなくて、全部なくなったということで、大変この計画に対して懐疑的な目を向けているような気がするんですね、地域の方たちは。これは僕の主観ですけど。そういった疑念とか、そういった疑義とかというものを払拭する必要があります、きっと。区にはその責任があると思います。それを果たしていくには、丁寧な説明をもっとさらにしていかなきゃいけないと思うんですよ。地域が何を求めているかというのは大体分かっていると思うんです。それを実現するためには何が必要なのかということをこれから説明していかなきゃいけないと思うんですけど、これは総括質疑でも伺ったと思うんですね、プロポーザルの仕方とかいろいろあると思います。こういうことは定期的に説明をしていってもらいたいと思うんですよ、地域に。例えば、計画が変わったからとか、計画がこういうふうに決まったからとかじゃなくて、定期的に議論をしていく必要があると思いますけど、この辺、認識いかがですか。
半田企画部資産管理活用課長
まず計画とか考え方につきましては、区として整理した上で、まず最初に議会のほうにお示しするというのが基本的なルールだというふうに考えてございます。それと併せて、地域の皆様への説明につきましては、そのルールを守りながら、どういった形で御説明できるのかについて、併せて検討していきたいと考えてございます。
市川しんたろう委員
いずれにせよ、早く進めるというか、あそこに施設がないというのはずっと長い間の課題だと思っているんですよ、地域の人たちというのは。この間言ったけど、高齢者会館がない、児童館がない、そういったことがあるので。もちろん全体として足りているという認識かもしれないですけど、新井地域にはそういう地域で使うようなスポットは少ないわけですから、そういう地域交流スペースが少ないので、そういったものは丁寧に進めていただくようにお願い申し上げます。
大内しんご委員
先ほど聞き忘れたんですけども、今、商工会館跡地を、平和の森小学校に他の施設と、複合交流拠点を持っていくということを、前回の総務委員会でありましたけども、そもそもそれをつくる、そういう計画を考えるに当たって、令和6年度の委託費でそれは考えられたんですか。令和6年度に委託、使いましたよね、お金。その中で旧商工会館跡地から複合交流拠点を持っていこうと、平和の森小学校跡地につくる、そういった計画はそこのところで、他区を参考にしたらそういうのがいいというふうになったんですか。それとも、今年度、委託費がついているかどうか分かりませんけども、昨年度の予算の委託費でそういうのが分かったんですか。
半田企画部資産管理活用課長
昨年度の予算で委託したものは、区有施設整備計画全体のものについて、他区の状況ですとかということについて調査をさせていただきました。平和の森小学校の跡地の方針変更につきましては、区の内部のほうで検討して、先ほど申し上げたサウンディング調査については経費のほうはかかりませんので、事業者にヒアリングしたその結果も踏まえて、区として方針を変更したというものでございます。
大内しんご委員
ということは、委託費の中には、他区のいろいろ状況を検討してもらったと。それとは別個でやっているということなんですね。旧商工会館跡地を平和の森小学校に持っていく、あるいは野方保育園を持っていく、あるいは他の子どもの関連施設をあそこに入れたらどうかといった考え方は、昨年度のこの委託業務で他区の状況などを調べて、他区もこういうことをやっているんだから、こういうふうにしようよ、いいんじゃないかということの提案を受けたわけじゃなくて、あくまでも今年度になって区のほうで考えたということですね。
半田企画部資産管理活用課長
昨年度の委託の中で行っているのは、総論といいますか、例えば施設の目標耐用年数ですとか。施設の保全に係る計画の作成ですとか、そういった考え方を整理したところでございまして、個別の案件として商工会館跡地ですとか、平和の森小学校跡地の活用方法については、区としてまた別途、今年度に入ってから区として検討したというものでございます。
大内しんご委員
検討したというのは、委託をして、こうやれば中野区の財政的に大丈夫だとかというのは、それはあくまでもあなたたちが考えていることであって、委託というのはもっと違うところの全体的なものを委託して、こういった複合交流拠点をつくったらいいだろう、それは今回入っていないわけだね。ただ、大きなところであって、この委託費の中には今回の、商工会館跡地から移転したらどうかということは入っていないということですね。確認だけ。
半田企画部資産管理活用課長
委員お見込みのとおりでございます。
大沢ひろゆき副主査
まず一つは商工会館跡地なんですけど、私のところにもやはりいろいろ地元から意見が来ていて、ちょっとひどいじゃないかという話が実際に来ています。その中で地元に対して説明をしているのが、8月に質疑をしたときに、ほかの委員の質疑の中で、今回のはあくまでも案であると。その案に基づいて周辺地域に1回ちゃんと、周辺というか、本当の近所の地域には一度聞いた上で9月に案をつくります。その上で、それのもう少し周辺に関しては案を提示しながら、もう一度説明します、そのような御回答があったと認識していますけど、それは正しいですか。
半田企画部資産管理活用課長
委員お見込みのとおりでございます。
大沢ひろゆき副主査
そうすると、今回まだ提示はされていないですけど、10月の委員会で提示されるものというのは、本当の近隣に関しては、当然どういう意見が出たかも聞いているんですけれども、地元からはですね。その辺が反映された形で出てくるというふうに思っていいんですね。
半田企画部資産管理活用課長
近隣の新井地域の皆様には御説明を差し上げたところでございまして、そういった御意見も踏まえた上で、区としての考え方を改めてお示ししたいというふうに考えてございます。
大沢ひろゆき副主査
本当の近隣に関しては、そこで踏まえた上での意見が出てくると。それ以降に関しましては、ちょっと繰り返しになりますけれども、大事なところなので。もう一度該当の近隣にプラスアルファして、もう少し広い、例えば新井の5町会とか、そういうところに対して改めて説明をする、そんなイメージで正しいですか。
半田企画部資産管理活用課長
具体的な本件に関する説明の仕方につきましては、また改めて区の中でも検討していきたいというふうに考えてございます。
大沢ひろゆき副主査
先ほど市川委員の質疑にもありましたけど、本当に非常に地元はデリケートになっていますので、よろしくお願いします。
あと、皆さんの質疑の中で出てこなかったところとして、少しだけ確認したいのが、まとめて聞かせていただきますけど、事業メニューの用地・管財、庁有車管理、あと土地開発公社関係事務、これは一昨年度の決算数値も見たんですけど、いずれも執行率が5割台から7割台という、そういう感じで、非常に低迷しているというところがあるんですけど、一つひとつ聞いたほうがいいのかもしれないですけれども、何か共通する理由があるのであれば教えていただきたいと思います。
半田企画部資産管理活用課長
不用額が大きくなっていることにつきましては、それぞれ個別の事情がございまして、用地・管財につきましては昨年度から、旧鷺宮小学校と旧西中野小学校、こちらが普通財産となった関係で資産管理活用課のほうで所管してございますけれども、こちらに関する施設管理費とか、当初それまでの学校等と比較して、それを参考に予算積算したところでございますけれども、実際にはそれほど経費がかからなかったということで1,800万円余の不用額となってございます。
また、庁有車につきましては、車両の燃料費等が若干、執行残が出ておりますけれども、こちらにつきましては、車両につきましては、ある程度緊急的に使うこともございますので、一定程度余裕を持って予算の積算をしているところでございます。
また、土地開発公社につきましては、現在道路用地の買収を進めておりますけれども、こちらは買収の交渉が成立するかどうかというところになりますけれども、そういったところの事業進捗の関係もございまして、こちらも一定程度予算のほうに余裕を持ってございますので、例年どうしても執行率のほうが若干高くならないというところがございます。
大沢ひろゆき副主査
特に大きく気になっていた土地開発公社関係事務のところは、やはりまちづくり経費が非常に執行率が低迷しているねという話をずっとこの2年間ぐらいですか、総括質疑でもし続けてきていたんですけれども、そこが元になって、こちらに関しても影響を受けているという、そういう認識で正しいんですかね。
半田企画部資産管理活用課長
土地開発公社につきましては、道路用地を今、区画街路4号線ですとか、補助225号線ですとか、買収を進めているところでございますけれども、どうしても交渉が相手方があることになりますので、
あと金額も大きいということもございまして、なかなか執行率が上がっていないというのが実情でございます。
大沢ひろゆき副主査
ここはずっと主張し続けているところなんですけれども、第1回定例会のところを見たときに、例えば1月とかに調整を最終的にしているということだというふうに思いますので、その段階で、あと一、二か月で本当に地元の交渉が全部まとまるなんていう前提で予算を組んでいるというのは、民間的に考えるとあり得ないなという気がしますので、その辺はぜひもう少し考えていただければなと思います。こちらは要望で結構です。
河合りな主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、進行します。
次に、134ページから135ページ、3目財政費、事務事業1、財政について質疑はありませんか。
斉藤けいた委員
先ほどもペーパーレスの話があったかと思うんですが、予算書等印刷が前年度約86万円から33万円ということで大分削られたと思うんですが、逆にこの33万円は何なのか教えてください。
竹内企画部財政課長
こちらは先ほど企画費のほうでも御説明させていただいたペーパーレスの推進によりまして、それ以外のところ、どうしても予算書等を刷らなければいけない、紙で提出しなければいけないものがありますので、そういった経費になっています。例えば当初予算の議案であるとか、当初予算の説明書であるとか、あと財政白書であるとか、そういった紙で刷らなければいけないものが33万円ほどあったというものでございます。
斉藤けいた委員
それは議会側に提出する資料なのか、議会以外のものも含まれているのか、教えていただいてもいいですか。
竹内企画部財政課長
こちら議会に提出するものと、あとは庁内で、例えば区民活動センターに届けたりとか、図書館に届けたりとか、そういったものもございますので、そういったもの全て含めてという形になっています。
斉藤けいた委員
この辺りは、ペーパーレスというのはなかなか今現状としては難しいんですかね。どうお考えか、教えてください。
竹内企画部財政課長
先ほども企画費のところで御説明しましたが、これだけじゃなくて、例えば決算書であるとか。あと監査意見書、そういったものもあると思いますので、全庁でペーパーレスを進められるところは進めていきたいかなと思っておりまして、できる限り削減のほうはまた推進していきたいと考えてございます。
羽鳥だいすけ委員
私も斉藤委員と同じところなんですけれども、この予算書等印刷というのは、印刷をするものもそもそも印刷をする部数が減ったのか、それとも印刷をするもの、する種類も減ったのか、どういった中身なんでしょうか。
竹内企画部財政課長
こちらに関しましては、部数が減っているところが大きいかなと思っています。予算のときでは200数十部刷らなければなかったものが今100部程度になってございます。あと、例えば補正予算の議案も印刷とかしていますので、補正予算の回数が少なければ、こういったものも少なくなるというものでございます。
羽鳥だいすけ委員
あと、今年度の決算説明書なんかが、昨年度は製本されていたんですけれども、今回のこの決算のやつは、多分印刷をされた紙にひもでとめられるような形式になっているんですよ。これは外部に製本を依頼するのをやめた、経費削減のためなんですか、これは。
竹内企画部財政課長
決算書に関しましては、我々予算書のところで、ただ、庁内印刷できるものとか、そういったものは、庁内でできる印刷のところはさせていただいているので、そういったところのコストダウンというのは引き続き行っているところでございます。
大沢ひろゆき副主査
1点だけ、事務費(消耗品、印刷等)のところで、27万7,000円余に対して不用額が143万円余出ていて、1年前見ても、34万7,000円余しか執行されていなくて、不用額が126万円余出ているというふうなことで、このような大きい予算を積み続ける理由というのは何かあるんですか。
竹内企画部財政課長
こちら昨年も答弁させていただいたんですが、財政費の事務費のところで、予算のお金を100万円単位にするための予算が入ってございまして、令和6年度は大体53万円ほどなんですけれども、そういったものが入っている形で、執行率が落ちているというところでございます。
大沢ひろゆき副主査
ごめんなさい、ちょっと聞き取れなかったので、もう一度ゆっくりお話しいただけますか。
竹内企画部財政課長
こちらは、予算を100万円単位にする、丸めというものがございまして、これは財政費のところで調整しているものがございます。それが令和6年度53万円ほどあった、そちらの関係で、こちらの部分は全く未執行になっていますので、こういったものが含まれているというものでございます。
河合りな主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、進行します。
次に、134ページから137ページ、4目広聴・広報費、事務事業1、広聴・広報について質疑はありませんか。
中村延子委員
幾つか聞きますが、なるべく端的にいきます。中野区ホームページ運営のところなんですけれども、年間アクセス件数が令和5年度よりも減っているんですけれども、ここの分析はできているんでしょうか。
矢澤企画部広聴・広報課長
こちらにつきましては、令和5年10月以降にリニューアルしまして、その際にいわゆる分析ツール、Googleアナリティクスのツールを、GAに変えたことによってカウント方法が、今まで重複していたものがそうじゃなくなったということと、あと令和5年5月まで新型コロナの関係であったんですけれども、それ以降新型コロナが落ち着いたということもありましたので、令和6年度にですね、そういったところによるビュー数の減少が見られたのかなというふうには分析してございます。
中村延子委員
ホームページリニューアルの影響というところが大きいのかなというふうに思います。それ自体はすごくよかったのかなというふうには思っています。今ページのつくり方とかも、それぞれの所管で多分つくっていて、ページによって全然見栄えというんですかね――が違うというか、端的に言うと読みやすいページと読みにくいページが、それぞれの所管でつくり方が変わってきちゃっているというところは改善をしていっていただきたいなというふうに思っているところなんですけれども、そこら辺って今各所管に対して、どういうアドバイスというか、何かしていることがあれば教えていただきたいんですけれどもいかがですか。
矢澤企画部広聴・広報課長
リニューアル以降、私どものほうでも職員に対して、それから新人職員とかにも対して、いわゆるホームページ研修、それから情報発信を通じた研修、また今年度に至っては動画作成の研修を通じまして、広報マインドの醸成を行っているところでありますが、委員御案内のとおり、各所管によってページの作成力にばらつきがあることも承知しているところでございます。引き続き広報推進員が各部署におりますので、そこに対する広報マインドの醸成を地道に図っていきたいと考えてございます。
中村延子委員
この前総括質疑の中でもベビーシッター利用支援事業については取り上げさせていただいているんですけれども、必要な情報が見やすく伝わるということがすごく大事だと思っておりまして、それでなければ、使いたいと思っていても使われない事業になってしまうようなこともあるのかなというふうに思っていますので、ぜひそこは徹底をしていっていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
それから、ホームページのページごとに関連リンクが付いていると思うんですけれども、今そこって多分、区役所の職員の判断で、手作業でというんですかね、関連リンクというものが羅列されていると思うんですけれども、それはどのような手順でやられているのか確認させてください。
矢澤企画部広聴・広報課長
委員御案内のとおり、所管のほうで関連リンクですとか、そういったものをつくっているところでございます。
中村延子委員
今後AIの活用とかも進んでいく中では、自動的に関連リンクが、今って抜け漏れというんですかね、これが欲しいのにこのページにこれがないというのが、やっぱり探しに行かなきゃいけないみたいなのが時々あって、そういったところも含めてAIの活用等々が進んでいけば、そこが自動的に出てくるというんですかね、そういった機能も今後検討していっていただく必要があるのかなというふうに思っているんですけれども、そこについてはいかがでしょうか。
矢澤企画部広聴・広報課長
8月の閉会中の総務委員会でも、デジタル政策課のほうで報告いたしました区民サービスの質的向上に向けたデジタルサービス体制整備の考え方、こちらのほうでも、リニューアルしたとはいえ、検索性にまだまだ一定の課題があるということを区として承知してございます。ですので、委員御案内のありましたような、そういった生成AIですとか、そういった活用も今後、当課としても検討してまいりたいというふうに思っております。
中村延子委員
それから主要施策の成果のところで、65ページにホームページの運営というのがあって、本当はそれぞれの所管で聞きたいなと思っていたんですけど、このホームページの運営については、各所管なのかな、行政評価のところの各部でピックアップしている事業の一つだと思うんですけれども、これを行政評価というか、内部評価の対象に選んだ理由とかというのがあれば教えていただきたいんですけれども、いかがですか。
矢澤企画部広聴・広報課長
やはりこちらもリニューアルの関係がございまして、令和5年度やってみて、それで行政評価として、実際にリニューアルしてどういう成果が、あるいはどういった課題が出たのかということを分析するために、行政評価の内部評価の項目として挙げさせていただいたところでございます。
中村延子委員
次に、LINE運用支援ツール利用料のところで伺いたいんですけれども、LINEも利用推進をしてきていて、今後の展開というところを考えていかなければいけない時期に来ているのかなというふうに思っています。今、区立保育園での一時保育のところの申込みについてLINEを活用していると思うんですけれども、今後、母子保健DXだったりとか、その他申込みの、電子申込みのところが充実していく中で、一時保育は一時保育だったり、要は子どものいろいろな預かりの申込みのところが一元化というか、一緒にできるようにならなければいけない中では、このLINEを使っての申込みが果たして一番いいのかというところは検討していかなければいけないというふうに考えているんですけれども、そこについてはいかがお考えでしょうか。
矢澤企画部広聴・広報課長
このLINE運用支援ツールにつきましては、令和5年に委員御案内のありましたとおり行政手続のオンライン化、それからいわゆる属性に応じた形でのセグメント配信ということの二つの柱で運用を開始いたしました。行政手続のオンライン化につきましては、御案内のとおり区立保育園の一時保育、それから1階の会議室の利用もLINEで今行っているところでございます。一方で、行政手続のオンライン化につきましてはLoGoフォームですとか、ぴったりフォームですとか様々ある中で、やはり幾つか精査していかないといけないのかなというところではございますので、デジタル政策課ともしっかりと調整をしながら、今後の行政手続の在り方につきましては検討してまいりたいというふうに考えてございます。
中村延子委員
最初にこうやって取り組んでいただいて、便利になったことはすごくよかったと思うんですけれども、今後ほかのものも一緒にできる、親和性が高い事業の申込み等々が一緒にできるほうが絶対利用者にとってはいいと思いますので、そこについてはぜひ精査をしていっていただきたいなというふうに思います。一方で、LINEでの広報というところについては、これまで以上にリーチできているというところも多くあると思っているので、そこについての活用というところは引き続き頑張っていただきたいなというふうに思っています。
それから、137ページ、事業メニュー4、広聴のところでLINEを活用した通報サービス受付というのが延べ626件というのがあって、なかのEYEで受け付けていたとき、あれですよね、それが今回この年度からというか、令和5年度末からこっちに移行されたという理解なんですけれども、なかのEYEのときだと849件あって、LINEになって、延べ件数が626件になっているというところで、通報件数が減ってしまっているというところは、何か所管としてはどのように捉えているのかお伺いさせてください。
矢澤企画部広聴・広報課長
委員おっしゃるとおり令和6年度から区民の声アプリに変わる形でLINE通報サービスを開始したところでございまして、令和5年度のいわゆる区民の声の件数につきましては、一過性のものなのか、たまたまごみの関係ですとか、そういった苦情が多かったというところもありまして、令和3年度、令和4年度以前ですと500件ということなので、何とも言えない部分はある一方で、まだまだLINE通報システムを開始したことについて、周知のほうは引き続きやっていく必要があるのかなということも今考えてございます。
斉藤けいた委員
事業メニュー1区報発行の多言語対応アプリ提供委託等のところでお伺いしたいんですが、大体毎年50万円ぐらいの委託料がかかっているかと思います。現在の登録ユーザーと決算年度の閲覧数を教えてください。
矢澤企画部広聴・広報課長
こちらは、閲覧数につきましては大体1,900件前後でございまして、登録数についてはちょっとお時間を頂いてもいいですか。
河合りな主査
ただいま答弁保留がありました。後ほど答弁をお願いします。進行します。
斉藤けいた委員
登録ユーザーが今分からないということですが、決算年度で1,900件の閲覧数があったということなんですが、そして毎年50万円ぐらいの費用をかけている、この費用対効果を区としてはどのようにお考えか教えてください。
矢澤企画部広聴・広報課長
もともとこの多言語対応アプリを導入した経緯としましては、英語・中国語版の外国人区報も発行している中で、このアプリを使えば、より様々な言語に対応した形で閲覧することができるという点で導入した経緯がございますので、一定その閲覧数も含めて、少なからず効果はあったのではないかなというふうに分析してございます。
斉藤けいた委員
もう1点、先ほど中村委員からLINEを活用した通報サービス受付のところなんですけど、私も1個質問させていただきたいと思っていて、なかのEYEとLINEと両方とも使ったことがあるんですが、LINEの通報サービスのほうがちょっと使いづらいなという感想を私は持ったんですが、そういう声って区民の方からはあまりないですかね。
矢澤企画部広聴・広報課長
LINE通報サービスに切り替えてからは、そういった声はあまり聞こえないということではある一方で、たまに地図を選ぶときに、うまく遷移できなかったという声は聞いてございます。
斉藤けいた委員
結構住所を入れたりとか、写真を入れて地図を位置付けたりとか、情報がそれだけ必要な部分もあると思うんですが、今まだ区民の声としてはそこまで届いていないということですが、今後そういう声があったら、より使いやすさというところも少し考えていただきたいなと要望させていただきます。
羽鳥だいすけ委員
区報で今、前のほうのページを使って特集面がいろいろ、毎回、毎号組まれているわけですけれども、この特集面というのは、様々な分野の特集が組まれているんですが、どのようにして特集のページというのはつくられていくんでしょうか。
矢澤企画部広聴・広報課長
区報の巻頭特集につきましては、基本的に私どものほうで項目出しをして、それで区長・副区長から成る広報企画会議にかけているところでございますが、今年から広聴・広報課だけではなくて各所管に、いわゆる区政の重要課題だとか、取り上げてほしい項目ですとか。そういったことの調査をかけて、それも一つの案としまして広報企画会議に出して、項目を決めているところでございます。
羽鳥だいすけ委員
所管部に聞くような取組というのは今年度から始めたということなんですね。それでちょっと気になったのが、今年の予算特別委員会の総括質疑の際に、環境部のほうなんですけれども、環境問題、地球温暖化の問題で、区報で特集号を組んでほしいというふうな質問をさせていただきました。その際に所管の環境課長は、広聴・広報課と相談をして、ぜひ実現していきたいというふうなことをお答えになっているんですね。期待をしていたんですけれども、一向に特集されないとずっと思っていて、それで相談があったかというのをお聞きしたいんですけど、どうなんでしょうか。
矢澤企画部広聴・広報課長
相談は受けていないです。
羽鳥だいすけ委員
そういう状況で非常に残念、じゃあのとき環境課長が言われていた決意は何だったのかなというふうに思うので、これは区民分科会のほうで、我が会派の武田委員がしっかりと言わせていただこうかなと思っているので、相談があったら、ぜひとも特集を組んでいただきたいなと思います。
もう一つ、広報設備のことでお尋ねをしたいんですけれども、現在掲示板設置状況というところを見ますと、区のお知らせ板が333本で、区民専用掲示板が172本ということになっているんですけれども、少しずつなんですけれども減ってきてしまっているなというふうに感じます。そういう中で、区としては、この二つのお知らせ板、そして区民専用掲示板について、どういった考えでいらっしゃるのかなと。デジタル化を進めていって減らしていこうというふうに思われているのか、それとも現状維持というふうに考えているのか、積極的に増やしていきたいというふうに考えているのか、いかがでしょうか。
矢澤企画部広聴・広報課長
こちらの区民専用掲示板、それからお知らせ板につきましては、やはり区民がどういった媒体を使って行政情報を得るのか、区報、それからホームページ、最近はLINEも増えてきているんですけど、アナログとしましてはこの掲示板も非常に有効なツールというところで認識してございます。ということはありつつも、実際に立てるということのコストでいきますと、新規で最低五、六十万円以上かかってしまうというところもありますので、そういった見合いを踏まえると、やはり現状維持が望ましいということで今考えてございます。
羽鳥だいすけ委員
現状維持が望ましいと言われているんですけど、結構民有地に接したところで設置されているところなんかは、多分古い御家庭なんか、塀があって、そこに設置をされているお家のところなんかは、お家が壊されると、もう皆さん、お家がだんだん最近は小さくなってきていますから、塀をつくれないと。そういうわけでお知らせ板とか、区民専用掲示板なんかも設置できないというふうなことで、民有地にかかるところの協力がなかなか得にくい状況になってきているのかなと思うんですけど、いかがでしょうか。
矢澤企画部広聴・広報課長
委員おっしゃるとおり、やはり民有地に立てる場合は道路にそういったものを立てますので、そういったハードルはあるのかなというところで分析してございます。
羽鳥だいすけ委員
そうしますと、現状維持というふうな考えでいると、これは現実もそうなんですけども、やっぱり減っていかざるを得ないということになるんだと思います。区はどこなら設置できるかということとか、町丁目ごとに抜けがないだろうかと。半径何百メートル以内に設置できていないところはないだろうかということを確認して、どこかに設置できないだろうかということなんかを検討していただきたいと思うんですけども、いかがでしょうか。
矢澤企画部広聴・広報課長
やはり年に数件ですね、どうしてもそういった事情ですとか、あるいは公的な事情で撤去とか、そういったことを迫られることもあります。ただ、私どもとしましては、何が何でもすぐ撤去ではなくて、どこかに移設ができないのか、そういったことを総合的に見ながら、最終的に撤去という判断に至ることもありますけれども、必ずすぐに撤去というわけではなくて、移設の可能性も踏まえながら、掲示板の在り方については今後も検討していきたいと思ってございます。
羽鳥だいすけ委員
民有地だと結構厳しい、なかなか大変というところもあるかと思うんですけれども、例えば鷺の杜小学校の南校舎のところのキッズ・プラザのところとかの入り口なんかには、区のお知らせ板はあるんですけども、区民専用掲示板はなかったりだとかして、ああいう児童や保護者なんかがよく通るところ、通るであろうところなんかで設置しようと思えばできるのになって思うところなんかもあるんですよね。やっぱりそういう、より効果的な配置、配置するにしても、なかなか人が通らないところと、人がたくさん通るところ、やっぱり違いがあります。そういったところで効果的なところなんかに、ぜひ学校なんかはそういう効果的な配置の典型だと思いますので、もし設置できていないところなんかがあったら、設置できないだろうかということは検討していただきたいと思います。これは要望なんですけれども、一つ、この2024年度の決算のところでは、前年度のところにあった掲示板のアクリル引き戸の設置というものがないんですね。2023年度は87万8,900円が決算額で、5か所アクリル引き戸が設置されているんですけれども、これはもうこれ以上設置しないということなんでしょうか。
矢澤企画部広聴・広報課長
アクリル板の設置につきましては、これまで区民のひろばを中心に主要な駅ですとか、あるいはよく見られるところを中心に年間五、六か所程度設置をしてまいりました。令和6年度以降は、大体主要なところに設置したというところを見込んで、令和6年度以降は設置していない状況でございます。
羽鳥だいすけ委員
現在はそういう考えだということなんでしょうけれども、結構貼られていて、熾烈な競争が恐らく起こっているであろう区民専用掲示板がたくさんあるんですよね。例えば野方陸橋のところのお知らせ板、環七とこっちに来るところの野方WIZのところの陸橋なんですけど、あそこのお知らせ板なんて、空いているときなんか全然ないんですよね。多分みんな、ぼろぼろになって、破れたところとかをすかさず狙うような、そういう状況になっていると思うんです。アクリル引き戸を設置したところなんかも、駅前だとか、確かに利用されているところに設置されているなというふうに思うんですけれども、駅近くとかではなくても、たくさん使われているところ、目につくところってありますので、ぜひとも今後、来年度以降、利用状況なども見て設置については検討していただきたいなというふうに思います。
平山英明委員
ここで聞くのがいいのかどうか分からないですけど、ほかのところでも聞けないので、令和6年度の予算で秘書事務ですね、区長公用車運行経費等がありますよね。令和7年度の質問になって申し訳ないんですけど、これは見直しで資産管理活用につけて、車両と運転手という予算で付けられているじゃないですか。先般のむとう議員とのやり取りの中で、まだ車は購入されていないという御答弁があったんですけど、その理由だけ伺っていいですか。
半田企画部資産管理活用課長
車両につきましては、既に入札等は行っているところでございまして、落札業者も決まっているところではございます。ただ、車につきましては納期まで若干時間がかかる状況でございまして、年度末までということで契約してございますので、まだ納車がされていないという状況でございます。
平山英明委員
年度末までの契約というのは、年度末までに納入してくださいという契約になっているということですか。
半田企画部資産管理活用課長
委員お見込みのとおりでございまして、できるだけ早く納入してほしいということで事業者のほうには伝えているところでございます。
平山英明委員
早くあったほうがいいんじゃないかなという率直な思いで、何でこんな時間かかっているんだろうというのと、なかなか納車されない、これから半年納車されないって、よっぽど人気車なのかなみたいな、本当に理由が分からないんですよ。区長もお困りじゃないかと思うし、もちろん秘書担当のところの予算についていないから、必ずしも区長ってわけではないんですけれども、ただ、基本的には区長もよくお使いになるというのが前提で運転手もつけるわけじゃないですか。なのに、車の購入がこんなに遅れているのはなぜなのかなと思っているんですけど。
半田企画部資産管理活用課長
契約につきましては、申し訳ございません、説明のほうが不足しておりまして、まず一度入札のほうを行ったところ、入札が不調になったという経緯もございます。改めて入札を出したときに、事業者にもヒアリングを行った結果、車種によっては納期までに時間がかかるということもございましたので、年度末までということで納期の設定をしてございます。ただ、年度末と申し上げましたけれども、可能な限り早くというふうには申し上げておりますので、場合によっては前倒しで納入することもあるかなというふうには思っているところです。
市川しんたろう委員
今の話に上がっていた車って、車種はなんですか。
半田企画部資産管理活用課長
入札にかけた段階では車種のほうは指定してはおりませんで、ミニバンということで入札をかけているところでございます。
市川しんたろう委員
ミニバンは分かるんですけど、納入する時期がこの時期までにというふうに入札して決まったわけじゃないですか。まだ納車はされていないけど。車種は分かるでしょう。ミニバンだけじゃなくて、簡単に言うとジャンルではなくて、車種は何の車を乗るのかなって気になったんですけど。
半田企画部資産管理活用課長
すみません、車種については少しお時間いただいてよろしいでしょうか。
河合りな主査
答弁保留いうことで、後ほど答弁をお願いします。進行します。
市川しんたろう委員
広聴・広報のほうで伺います。すごい細かい話なんですけど、135ページの一番下に書いてある報道機関への情報提供って何ですか、これは。
矢澤企画部広聴・広報課長
こちらは区長の記者会見ですとか、あるいは区側から出すプレスリリースですとか、そういった情報を提供して、それの件数と実際に提供した件数のうち新聞に掲載された件数を載せているところでございます。
市川しんたろう委員
そうすると、例えば区長の記者会見、定期的な記者会見とか。ああいうところで出た話が、例えばそれが1回なのか分からないですけど、何件あるか分からないですけど、そういうものが新聞に載った件数と、要するにこういうことをやるよというふうに言った回数との差ということですか、これは。
矢澤企画部広聴・広報課長
委員おっしゃるとおりでございます。
市川しんたろう委員
別にサンプラザの解体費170億円かかったよとか、そういうことを言っていただいているわけではないということですよね。分かりました。
じゃ後で答弁保留の車種のところだけお願いいたします。
平山英明委員
ごめんなさい、今市川委員の質問で思い出したんだけど、区長の記者会見があるじゃないですか。YouTubeで流していますよね。あれ、字幕をつけられないですか。
矢澤企画部広聴・広報課長
技術的に字幕をつけることは可能です。
平山英明委員
以前、字幕をつけてほしいということを、分科会のときかな、結構前にお願いをしたんですけど、YouTube、字幕は自分でつけられますからと言うんですけど、とてもじゃないですけど精度が悪いんですよ。我が党は、今は勇退をしましたけど、高倉良生元都議会議員がテレビの字幕の話を取り上げてという経緯もあったんですけど、やっぱりユニバーサルデザインですから、より多くの、より多様な方に区長の記者会見の中身をしっかり御覧いただこうということと、記者さんが言っている声が小さいんですよ。そこの声だけ大きくすると、区長の声がガーッときちゃってというのもあるから、今AIとかでうまくできるじゃないですか。今年度、早めに字幕をつけるように努力してほしいなと思うんですけど、どうですか。
矢澤企画部広聴・広報課長
字幕につきましては、やはりユニバーサルデザインの観点から、毎回つけることにつきましては内部でも検討していきたいというふうに思っております。それから音声につきましては、なかなか私どものほうでも、私が司会するときに、小さいときは、要はマイクを遠ざけている記者さんもいて、うちの編集する都合上、どうしてもそこでしか拾えなかったりするので、そこにつきましては私のほうでも今後アナウンス、記者に対してもアナウンスを、しっかりマイクを近づけてしゃべるということも心がけながらしていきたいと思っております。
河合りな主査
分科会を休憩します。
(午後4時37分)
河合りな主査
分科会を再開いたします。
(午後4時39分)
矢澤企画部広聴・広報課長
すみません、先ほど斉藤委員の質疑に対して答弁保留しました、多言語対応アプリの登録者数についてでございますけれども、業者にも確認してみましたが、分からないというところでございます。
斉藤けいた委員
多言語対応アプリ、せっかくつくっているので、今、外国人の方が約2万6,000人ぐらい中野区にいると言われております。何割ぐらいの方がこのアプリを使用しているのかというのも、また知りたい部分もありますので、分かり次第、教えていただければと思います。要望でお願いします。
河合りな主査
分科会を休憩します。
(午後4時40分)
河合りな主査
分科会を再開します。
(午後4時40分)
半田企画部資産管理活用課長
先ほど市川委員から御質問のあった本年度購入予定の車種でございますけれども、日産のセレナでございました。
市川しんたろう委員
それで多分この後、大内委員からも質疑があるかもしれませんけれども、個人的には車に乗ってZEROホールだとか、そういうところは別に問題ないと思っているんですよ。ただ、区民に誤解をされるんじゃないかなというところはあると思うんです。例えばZEROホールに公務がありますよねとか、どこかの区民活動センターと地域で意見交換会がありますよねとか、そういうことで車を使うのは別に僕は全く問題ないと思っているんです。だけど、例えばほかの委員が総括質疑で言っていたところであるとか、そういうところって、秘書担当課長から、ちょっとそこはやめたほうがいいんじゃないですかとか、そういうことって区長に言えたりするんですか。言えないんですか。
矢澤企画部秘書担当課長
区長の乗り方につきましては、私のほうからも区民から疑念が持たれないように、行き先ですかね、そういったところを私のほうからも言っていきたいというふうには思ってございます。
大内しんご委員
セレナの話なんだけど、セレナってモデルチェンジしたんですよ。4月に入札されて、6月だとモデルチェンジ以降になるんだけど、どっちなの。要するにモデルチェンジ前のやつの入札なの。4月だとそうなるんですよね。4月で入札不調になっちゃって、その後になると今度モデル、新型が出てからのやつ、やっているんだよね。
半田企画部資産管理活用課長
入札の手続につきましては、5月の後半にやっているところでございますので、区役所の入札の場合には、これくらいの相当ということで、ミニバンの七、八人乗りで、電気自動車かハイブリッド、例えば日産のセレナですとかというのは、例えばということで例示をさせていただいているところでございまして、実際に納入されるのが新型か旧型かということは、仕様に合っていれば特に区としては問題はないということでございます。
大内しんご委員
と言いながら、その金額じゃ合うか合わないよとかあるから、旧型、前の車種だったら安いだろうし、新型になるとそれなりに、それは別にいいです、どちらでも。こだわるというよりも、今も来なくて、予算計上していて困っていないんですかという、もう年度の真ん中まで来ているじゃないですか。今聞くと、年度中には買えるかなって、だったらどうにかなっちゃっているんだ、なくてもというふうに思えるんですよ。年度当初でつけたということは、やはり必要なんだろうからということでつけたんだから、入札不調だとか、だったら中古車を買うだとか、何かやらないと、その間どうしているんですかってなるわけですよ。移動手段がないわけだから。タクシー使っている、ハイヤー使っていますって、だったらずっとタクシー、ハイヤーでもいいんじゃないですかって話にもなるから、ちゃんとそういうのは、入札不調に終わったで終わる話じゃなくて、必要なわけだから、ちゃんと今後やったほうがいいと思います。ただ、あともう一つ、新車を購入するんですか、それともリースなんですか。
半田企画部資産管理活用課長
本年度は購入ということで予算を計上しておりまして、購入をする予定でございます。
大内しんご委員
大体今まで、議会なんかもそうだけど、5年リースだったのかな、3年、リースが多かったんだけど、今は購入するんですか。車は、基本的にリースはないんだ。
半田企画部資産管理活用課長
これまでではリースもありますけれども、これまで区といたしましては、区長車につきましては、運行の委託と合わせて車のほうも御用意いただく形で委託契約をしておりました。今回見直しに当たりましては、この車につきましては、区長だけではなくて、ほかの職員も使える車ということで予定をしておりまして、そういった関係もあって今回は購入、他の庁有車と同様に購入としたものでございます。
大内しんご委員
ここは今年度予算の話しているんだよね。だから、昨年度のあれと違うので、もういいです。
LINE運用支援ツール利用料ってありますよね。これはどういったものなんですか。
矢澤企画部広聴・広報課長
こちらは行政情報のさらなる効果的な発信ということで、LINEを利用して行政手続をオンライン化したり、あるいはLINEの中でセグメント配信といいますか、各属性だったり、地域ですとか、あるいは子どもだったりとか、高齢者だったりとか、そういった情報を分けて発信するツールを、このツールを使えば、そういった情報が発信できるというものでございます。
大内しんご委員
よく中野区の情報というんですか、今こんなことをやっていますと、私もLINE登録しているから送られてくるんですけれども、ああいうのの利用料、ただ、これはLINEやった場合、LINE自体はお金がからないわけだから、どこかに委託をしていて、そういった発信をしてくださいということをやっているんですか。
矢澤企画部広聴・広報課長
委員おっしゃるとおりでございます。
大内しんご委員
これはほとんど残額ないというか、予算額と全くほとんど同じなんだよね。1,000円しか違いない、はっきり言って。そういうものなの。要するに入札じゃなくて、金額が決まっていて、この金額でやりますよというものがそもそもあって、やる会社も、知らないけど1社しかなくて、そういう事業なんですか、これ。
矢澤企画部広聴・広報課長
なかなかこちらをできる業者が限られておりますので、いわゆる業者指定、随意契約で今委託しているところでございます。
大内しんご委員
できる業者が限られているという言い方をすると、複数あるというふうに聞こえるんですけど。限られているという言い方が非常に、複数あれば入札になるけれども、1社しかないということをおっしゃっているんですか。
矢澤企画部広聴・広報課長
今のところ1社のみでございます。
河合りな主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、進行します。
次に、140ページから143ページ、3款総務費、1項総務費、1目総務費、事務事業2、総務について質疑はありませんか。
中村延子委員
1点だけ、何人かの議員からもあったんですけど、「なかの東北絆まつり」実施における負担金のところで、自立できるお祭りにしていかなければいけないというのは、これまでずっと言い続けてきております。この年度は、その前年度よりも区としての支出自体は減っている。この年度に例えばクラウドファンディングとか、多分答弁聞いていると、総額のところで減ったんだと思うんですけれども、一方でクラウドファンディング等々をやっている中では、10万円とかというような答弁もあったと思うんですけど、そこら辺の収入というんですかね、実行委員会としてクラウドファンディングとかやっている中で、どれぐらいのお金が入ってきているのか、改めて教えてください。
増子総務部庁舎管理担当課長
実行委員会の収入額でございますが、合計約590万円でございます。内訳でございますけれども、まず出店料が310万円、多いものからプログラムの協賛金が234万円でございます。あとは助成金だとか、クラウドファンディングが10万円でございます。
中村延子委員
その前の年か、私が総務委員会にいたときに、もうちょっとクラウドファンディングも多分集めていた印象があって、それでもなかなかここには到達しないよねという話をしてきていて、そこをどうにか増やしていく取組というところはしていかないと、区としてずっと支出をしていく必要性が出てきてしまうという中では、従事職員の時間外勤務手当もあって、ここも減ってはいるんですよ、区の前年度から比較すると。そこをしっかりと取り組んでいかなきゃいけないというふうに認識しているんですけれども、そこら辺はいかがお考えでしょうか。
増子総務部庁舎管理担当課長
委員のおっしゃるとおり、クラウドファンディングというのは重要な財源でございまして、増やしていく必要があると考えております。今年度、インスタグラムだとか、Xだとか、カタログだとかにクラウドファンディングを募って、より集まるような活動をしていきたいと考えております。
中村延子委員
これまでも散々言ってきているので、あまりこれ以上は言いませんけれども、どうにか自立できるお祭りを目指していくというところの方向性だけは忘れないでいただいて、その取組をしっかりと推進していただきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。要望です。
大内しんご委員
今のところ、東北絆まつりなんですけれども、中野区のふるさと納税に、たしか東北絆まつりに寄附をというところでマルをつけていると、その目的に使えると。この間、たまたま総括質疑のときに、芸術と子どもというところで結構、1,600万円余から入っていたのかな、出ていたんですけれども、東北絆まつりのところには中野区のふるさと納税でどのぐらいの金額が入っているんですか。これは所管じゃないから、ふるさと納税の所管は違うから、分からないですか。
増子総務部庁舎管理担当課長
東北復興大祭典なかのの開催として554万9,000円が決算額でございます。
大内しんご委員
550万円余入っているということで、他の芸術と子どもは、そこのところに入ってきたお金は全てそこの基金で使うというふうになっていたでしょう、たしか。あのときの説明で、財政課長がいるから分かるよね。例えば東北絆まつりもそこの目的、中野のふるさと納税で入ってきたそこの部分は、ここも基金をつくるなり何なりして、東北絆まつりのところに全額そこに入れているんですか、実際。言っている意味、分かりますか。要するに、ふるさと納税で東北絆まつりに使ってくださいよとクリックされた五百何十万円余はここに入っているという理解でいいんですか。
増子総務部庁舎管理担当課長
今回の東北絆まつりの決算額には、この金額は入ってございません。
大内しんご委員
入っていないというのは、そうすると、それを言ってしまうと、ふるさと納税でこの目的で使ってくださいよって言ったのに使われていないというふうに取れちゃうよ。ふるさと納税でこの目的で使ってくださいと、クリックたくさんするわけですよね。ふるさと納税が、14個のうちの1個かな、中に入っているわけです。そうしたら、その550万円余は東北絆まつりで使ってくださいというので来ているわけだけれども、そうすると一般財源ということで、全部一緒に入ってしまうから、そうなんだけど、基本的に550万円余は東北絆まつりのために寄附していただいたんですから、その金額は当然使っていますよという理解でいいんですかと聞いている。
河合りな主査
分科会を休憩します。
(午後4時54分)
河合りな主査
分科会を再開いたします。
(午後5時08分)
竹内企画部財政課長
答弁を保留させてください。
河合りな主査
答弁保留ということで、明日答弁をお願いいたします。
休憩中に協議しましたとおり、本日の審査は終了し、残りは次回に質疑を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
以上で本日の日程は終了いたしますが、質疑漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、本日の審査は終了したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
御異議ありませんので、そのように決定します。
以上で本日の日程は終了しますが、各委員、理事者から発言はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
次回の分科会は、明日10月1日(水曜日)午後1時から当委員会室において開会することを口頭をもって通告します。
以上で本日の総務分科会を散会します。
(午後5時09分)