中野区議会総務分科会〔令和7年10月01日〕
総務分科会会議記録
○開会日 令和7年10月01日
○場所 中野区議会第1委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後6時44分
○出席委員(10名)
河合 りな主査
大沢ひろゆき副主査
斉藤 けいた委員
市川 しんたろう委員
立石 りお委員
大内 しんご委員
平山 英明委員
羽鳥 だいすけ委員
中村 延子委員
酒井 たくや委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
副区長 青山 敬一郎
副区長 栗田 泰正
企画部長 岩浅 英樹
企画部企画課長 中谷 博
企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長 大場 大輔
企画部資産管理活用課長 半田 浩之
企画部財政課長 竹内 賢三
企画部広聴・広報課長、企画部秘書担当課長 矢澤 岳
総務部長 濵口 求
防災危機管理担当部長 吉沢 健一
DX推進室長 滝瀬 裕之
総務部総務課長 永見 英光
総務部物価高騰支援給付金担当課長、総務部防災危機管理課長 永井 亨忠
総務部法務担当課長 尾関 信行
総務部庁舎管理担当課長、総務部施設保全担当課長 増子 英宏
総務部職員課長 中村 洋
総務部人事政策・育成担当課長 松丸 晃大
総務部施設課長 大須賀 亮
総務部契約課長 滝浪 亜未
総務部防災担当課長 吉田 暁
総務部生活・交通安全担当課長 久保 貴
総務部DX推進室デジタル政策課長、総務部DX推進室デジタル基盤整備担当課長 瀬谷 泰祐
総務部DX推進室働き方DX推進担当課長 青木 大
会計室長 古本 正士
選挙管理委員会事務局長 永田 純一
監査事務局長 高橋 英昭
○事務局職員
事務局長 堀越 恵美子
事務局次長 分藤 憲
書記 田村 優
書記 志賀 優一
○主査署名
審査日程
○議案
認定第1号 令和6年度中野区一般会計歳入歳出決算の認定について(分担分)
認定第2号 令和6年度中野区用地特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第3号 令和6年度中野区国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について(分担分)
認定第5号 令和6年度中野区介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について(分担分)
河合りな主査
定足数に達しましたので、総務分科会を開会します。
(午後1時00分)
認定第1号、令和6年度中野区一般会計歳入歳出決算の認定についての分担分、認定第2号、令和6年度中野区用地特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第3号、令和6年度中野区国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定についての分担分及び認定第5号、令和6年度中野区介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についての分担分を一括して議題に供します。
本日は分科会2日目ですが、昨日御協議いただきましたとおり、質疑は本日で終わらせたいと思いますので、各委員、理事者におかれましては御協力をお願いいたします。
なお、審査はお手元の審査日程(案)(資料1)に沿って進め、3時頃に休憩を入れ、5時を目途に進めたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、先日に引き続き一般会計歳出について質疑を行います。
昨日質疑の途中でありました140ページから143ページ、3款総務費、1項総務費、1目総務費、事務事業2、総務について、初めに昨日の大内委員の質疑に対する答弁訂正及び答弁保留の部分についての答弁から始めます。
増子総務部庁舎管理担当課長
昨日の決算分科会での答弁の訂正をさせていただきます。「なかの東北絆まつり」実施における負担金の財源にふるさと納税が特定財源として充当されておりましたので、答弁訂正させていただきます。申し訳ございませんでした。
竹内企画部財政課長
昨日の答弁保留につきまして回答させていただきます。ふるさと納税につきましては、令和6年度決算におきまして約1億800万円の特定財源になっておりまして、こちら区民分科会の所管になりますが、寄付の目的に沿った形で各事業に充当させていただいてございます。なかの東北絆まつりにおきましても約550万円の寄付額を頂き、こちらの事業に充当しているものでございます。
河合りな主査
ただいまの発言について質疑はありませんか。
大内しんご委員
改めてお聞きしますけれども、東北絆まつり、収入、出展料が310万円、プログラムが234万円などがあって、590万円の収入があると。ふるさと納税の寄付金、東北絆まつりに使ってくださいと言われたのが510万円ですか。
竹内企画部財政課長
こちら約550万円でございます。
大内しんご委員
約550万円、そうすると合わせると約1,140万円が歳入として入ってきているということになるんですよね。寄付金だから、いいんですよね。そうすると、この東北絆まつり、少なくとも昨年、ねぶたの運行等がなかったので若干費用は抑えられていますけども、1,720万円余のうち1,140万円ほどは税金ではなくて寄付金並びに収入でやっているということになると、約600万円弱で行われたということになるんですか。
増子総務部庁舎管理担当課長
委員のおっしゃるとおり、1,720万円余のうち1,140万円余になりますので、残りが区の負担ということになります。
河合りな主査
分科会を休憩します。
(午後1時04分)
河合りな主査
分科会を再開します。
(午後1時07分)
大内しんご委員
要はこの負担金のうち、内訳で言うと、ふるさと納税約550万円分はこの中に入っていますよということですね、最終的に、で構成されているということでいいのかな。負担金の1,720万円余のうち、内訳は一般財源も入っているけれども、ふるさと納税約550万円分がこの中にも入っているということでいいんですか。
竹内企画部財政課長
ふるさと納税約550万円は、この1,728万円余のうち、その約550万円分は特定財源として扱われ、差引き約1,200万円程度が一般財源という扱いになろうかなと思います。
大内しんご委員
プラス収入590万円ということが、それは実行委員会のほうに入っていると、計算上。ですから、1,728万円余と590万円が全体的な、かかった予算ということになるんでしょうか。
増子総務部庁舎管理担当課長
委員のおっしゃるとおりでございます。
大内しんご委員
それと、その下にある東北自治体への視察等旅費というのは、これは何ですか。
増子総務部庁舎管理担当課長
東北の絆まつりや盛岡市、秋田市、黒石市の視察の旅費ということになります。
大内しんご委員
要は東北絆まつりとは直接関係ないということ、東北絆まつりの負担金が書いてあって、その下に職員の時間外手当が書いてあるでしょう。これは東北絆まつりに関してかかったという意味なんじゃないのかなと。そうすると、本当はこれも足さなきゃいけないのかなと思うんですよね。負担金プラス職員の時間外勤務手当分もなかの東北絆まつりにかかっていますよということになるんだよね。ただ、その下の東北自治体への視察等旅費というと、これも関係あるのかなというふうに取れるので、これは全く別のものですよねと。
増子総務部庁舎管理担当課長
別のものというか、時間外勤務手当はこのまつりにかかった時間外勤務手当で、おっしゃるとおりです。視察はなかの東北絆まつりの運営のための視察ということで、職員がまつりのために視察ということで行った旅費ということになります。
大内しんご委員
職員というのは係長とか、あるいは一般の方と言ってあれだけど、一般職の方たちが行ったんですか。
増子総務部庁舎管理担当課長
特別職と管理職の関係者が視察に行ったものでございます。
大内しんご委員
勉強のために行ったよね。誰が行ったの。
増子総務部庁舎管理担当課長
行き先は、まず東北絆まつりの本場で行った仙台でございますけれども、区長、議長、総務部長ほか、区議会事務局長ということになります。
河合りな主査
分科会を休憩します。
(午後1時10分)
河合りな主査
分科会を再開いたします。
(午後1時14分)
濵口総務部長
先ほどの東北自治体への視察等旅費の件でございますけど、補足をさせていただきます。なかの東北絆まつりと直接的な関係ということではございませんで、東北各市、連携協定を結んでいる市もございますし、また、現地でのお祭りの視察ですとか、関係自治体とのこれからの交流ですとか関係性を強化するということ、そういったことも含めまして、区長をはじめ区の職員がそちらのほうに行って、関係をより深めるという目的のもと、派遣という形で行ったものでございます。
大内しんご委員
先ほどふるさと納税のところで聞き忘れたんですけれども、ふるさと納税というのは所管は、ふるさと納税という事業をやっているのはどこの所管でしたっけ。
竹内企画部財政課長
文化振興・多文化共生の部署であると考えております。
大内しんご委員
文化振興・多文化共生で、ただ、これは文化振興・多文化共生でやっていることなので、うちでどうこう言える話じゃないんですけれども、ふるさと納税の使い道を見ると、一番最初がシティプロモーション事業で、2番目が子ども・若者の文化・芸術に関すること、子ども・若者文化芸術振興基金という順番なのね。こういうのも全部そこが決めているの。3番目が平和事業に関することなんですけど、4番目がなかの東北絆まつりで、5番目が地域経済の活性化に関すること~中野区デジタル地域通貨「ナカペイ」~という順番なんですけども、この順番というのは全部そちらがやっている、所管がやっていることで、うちの総務委員会というか、財政課とか一切そういうのはタッチしていないんですよね。
竹内企画部財政課長
歳出でそういったふるさと納税委託を行っていますので、総務分科会では所管外となっております。
大内しんご委員
自分が所管のところだから自分の所管のところが最初に並べてあるのかなと思うんですけど、それは所管が決めることだから仕方ないんだろうけども、こういうのって年度末で1回区切られて、1年間で、12月で区切られるんだ、そういうのでは。1月から12月だ、税金の関係があるから、たしか。そうした場合にまたぐんですよね。そういうのって、歳入というのはそれも全部、所管課がやっているんですか。一切財政課はタッチしていない。ふるさと納税って1月から、税金対策で申告する場合は1月から12月までの寄附じゃないですか。でも、役所の会計は3月でしょう。そういうのも全部、所管課がやっているんですか。
竹内企画部財政課長
一般の歳入と同じで、こちらの自治体の会計としては普通に4月から始まって3月で締める、ふるさと納税は駆け込み需要とかで12月が多いというのはお伺いはしておりますが、基本的には特定財源になっておりまして、区民分科会の所管でこちらのほうは扱っている形になっております。
平山英明委員
ちなみにですけど、ふるさと納税以外の一般の寄附で東北絆まつりに対する寄付額というのは、令和6年度はあるんですか。
竹内企画部財政課長
ちょっとお時間を頂ければと思います。
河合りな主査
ただいま答弁保留ありましたが後ほど答弁いただくということでお願いします。進行します。
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、答弁保留を除き進行します。
次に、142ページから143ページ、事務事業3、文書・情報公開について質疑はありませんか。
立石りお委員
複合機等の共用消耗品購入というところで、昨年度はついていないんですが、今年度からこちらについておりまして、ペーパーレス、庁舎移転のタイミングでまとめたのかなというふうに思うんですが、残額が結構大きいんですが、これはペーパーレスの効果なのか、理由をお伺いできればと思います。
永見総務部総務課長
金額的には一括して総務課のほうで複合機の契約を行い、支払いをしたということで増えているというところではございますけれども、当初の予算に比べて、委員のおっしゃるように紙の消費量が予算で想定した金額よりは少なかったというところがございます。令和5年度に比べると、複合機のほうでコピーした枚数についてはおよそ76%程度ということで、紙の削減が図られているということで認識してございます。
立石りお委員
主要施策の成果を見ますと、文書庫に保存される保存文書に関わる保存箱数は例年増えているんですよね。紙は減っているじゃないですか。この保存箱と紙、片方は増えて、減っているというのは、どういう状況、理由なんでしょうか。
永見総務部総務課長
新庁舎に移転をするに当たりまして、執務室内にあまり紙を置かないというようなところがございまして、そういった執務室にこれまで置かれていた紙の一定数が文書庫に移動をしたというところ、それから鍋横区民活動センターの文書庫から令和6年度に文書を一定数移動しておりますので、それらによる増ということでございます。
立石りお委員
ちなみに、鍋横区民活動センターの文書庫はもうなくなった、空になったということですか。
永見総務部総務課長
委員のおっしゃるとおりでございます。
立石りお委員
文書保存に関するルールって、紙で保存しないといけないものってまだ結構あるんでしたっけ。電子だけで大丈夫なんでしたっけ。
永見総務部総務課長
できるだけ電子というところで方針があるところでございますけれども、やはりもともと冊子なものであったりとか、一定紙自体は存在するというふうな状況ではございますが、今の働き方を推進していく中で徐々に減っていくのかなということは考えてございます。
立石りお委員
基本的には電子に対応しているけれども、必要に応じて紙で保存しているということですね。西中野の文書庫に関して、仮にこちら空になってしまえば、土地活用できると思うんですが、今大体どのぐらいの紙があって、例えば保存期間が何年ぐらいのものがあって、場合によっては庁舎のほうに移したりしながら空にしていけるのかなと思うんですが、大体年数とか、めどとかって分かったりしますか。
永見総務部総務課長
現状、庁舎の地下2階の文書庫が、キャパシティとしては1万箱ぐらい入るんですけれども、現状大体8,900箱ぐらい入っている状況でございます。一方で、西中野文書庫のほうには2,000箱近くあるという状況なので、そのまま持ってくることはできないという状況ではございますが、先ほど申し上げたように、具体的な年数というのはなかなか難しいところでありますけれども、所管のほうの文書の廃棄ということを総務課のほうで促進していくことで、いずれ西中野文書庫にあるものも移動していけるような取組はやっていきたいなと思っております。
立石りお委員
様々ペーパーレス化の施策が、電子契約ですとかも進んでおりますので、紙の量が減っていくと思います。中野区区有施設整備計画改定をしますけれども、10年なのか、スパンの中で仮に文書庫をなくせるということであれば、跡地活用なんかも本当は検討していただきたいと思っております。改定のスケジュール的に厳しいかと思うんですが、一応その点については所管と連携を図っていただきたいと思いますが、いかがですか。
半田企画部資産管理活用課長
旧西中野保育園につきましては、先般骨子のほうでお示ししているとおり民間施設誘致を検討しているところでございます。文書のスケジュールにつきましては、総務課のほうとも情報共有はしておりまして、まだ具体的にどうというのはありませんけれども、スケジュールが固まりましたら改めて具体的な活用方法について、改めてお示ししたいと考えてございます。
河合りな主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、進行します。
答弁保留の回答の用意ができたそうなので、答弁保留のほうをまずはお答えしてもらいます。
竹内企画部財政課長
令和6年度の東北絆まつりに対する寄付金でございますが、こちらございません。
河合りな主査
分科会を休憩します。
(午後1時25分)
河合りな主査
分科会を再開します。
(午後1時26分)
次に、142ページから143ページ、事務事業4、法務・法制について質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
質疑がないようでしたら、進行いたします。
次に、142ページから145ページ、事務事業5、統計について質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、進行いたします。
次に、144ページから147ページ、事務事業6、低所得世帯支援給付金について質疑はありませんか。
斉藤けいた委員
低所得者支援給付金について伺います。やはり給付額にプラスして事務手数料であったりが非常に金額として多いなという印象を改めて決算でも思いました。その中で、時間外勤務手当というものが書かれているんですが、給付という特性上、やはりスピード感と、あと事業が膨大、作業であったりが膨大なので、このような時間外勤務手当が起きているのか、理由をお聞かせください。
永井総務部物価高騰支援給付金担当課長
時間外勤務手当の件につきましては、給付金の準備をしていくに当たりまして、職員4名体制で行っておりますので、どうしても発送、例えば申請書を発送するまでの業務等でピークに向けて時間外勤務手当が発生するものでございます。
斉藤けいた委員
これは4名という職員で固定されているのか、例えばそれを分散したりであったりとか、何か工夫をして時間外勤務手当を減らすということはできないんでしょうか。
永井総務部物価高騰支援給付金担当課長
職員体制につきましては、4名体制でこれまで引き続き続けてきているところでございます。事業自体がどうしても2か年にわたることがあったりとかしまして、その中で効率よくというところで体制を組みながら事務の執行をしているところでございます。
斉藤けいた委員
財源は国の特定財源ということでよろしいでしょうか、一応確認させてください。
永井総務部物価高騰支援給付金担当課長
委員の御案内のとおりです。
斉藤けいた委員
最後に、金額として大体この時間外勤務手当で140万円ぐらいなんですが、分かればでいいんですが、時間数にすると大体どのくらいの時間、皆さん、これのために残業されているか、もし分かれば教えてください。分からなければ大丈夫です。
永井総務部物価高騰支援給付金担当課長
およその時間になりますが、例えば一番下の令和6年度価格高騰支援給付金につきましては、時間外勤務手当で例えば43万4,000円余というところになりますので、平均して例えば3,200円で割り返しますと135時間、これを4人で実施しているという形になります。
羽鳥だいすけ委員
まず令和5年度の価格高騰支援給付金について、多分申請が令和6年度、2024年度にずれ込んだために、ここが、このお金がついているかと思うんですけれども、結局、令和5年度価格高騰支援給付金について追加給付をした結果、何世帯に支給をしたのかということを、繰越分と対象拡充世帯についてお答えください。
永井総務部物価高騰支援給付金担当課長
まず令和5年度の前から令和6年度にかけて実施しております価格高騰支援給付金の追加給付につきましては、合わせまして4万2,945世帯に給付のほうしてございます。続きまして価格高騰支援給付金の拡充世帯等につきましては、令和5年度、令和6年度合わせまして3,578世帯に給付してございます。
羽鳥だいすけ委員
令和5年度価格高騰支援給付金については、中野区として独自に対象を拡充していたかどうかというのをお答えください。
永井総務部物価高騰支援給付金担当課長
先ほど申し上げました給付金につきましては、国の事業において給付したものに対しての拡充の、当初3万円給付していまして、その後7万円を国の事業に基づいて給付したもので、対象拡充世帯につきましては、非課税世帯にプラスして均等割のみ世帯を拡充したというところでのものになりますので、全て国の事業に基づいて行ったものになります。
羽鳥だいすけ委員
続いて令和6年度のほうについてなんですけれども、令和6年度の価格高騰支援給付金につきまして、事業の中身についてお答えください。
永井総務部物価高騰支援給付金担当課長
令和6年度に行いました価格高騰支援給付金につきましては、対象につきましては非課税世帯と、あと均等割のみ課税世帯、あと世帯の所得合計金額が150万円未満世帯に対しまして3万円を給付、併せて、子どもがいる世帯につきましては1人当たり2万円を追加で給付したものでございます。
羽鳥だいすけ委員
それぞれの非課税世帯と均等割のみ課税世帯と所得150万円未満世帯について、支給対象世帯数と、これは分かればなんですけど、それとそのうちの支給した世帯数というのを、それぞれお答えできたらお願いします。
永井総務部物価高騰支援給付金担当課長
支給対象世帯につきましては、その中に所得が分からない方とか一定数ございますので、実績のほうを答えさせていただきます。まず非課税世帯につきましては、こちらは令和7年2月から令和7年4月まで、令和7年度までかけて給付しておりますので、合わせた形で答弁させていただきます。非課税世帯が4万662世帯、均等割のみ課税世帯が3,728世帯、所得150万円未満世帯が1万3,373世帯でございます。
河合りな主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、進行します。
次に、146ページから147ページ、事務事業7、庁舎移転廃棄物等対策について質疑はありませんか。中村延子委員
庁舎移転廃棄物等対策のところで、すみません、私が令和6年度予算のときに産休を取っていたので、ここの事情が分からずに、その経緯を教えていただきたいんですけれども。その以前からうちの会派からは、新庁舎に移転するに当たって旧庁舎で出た物品等々に対しては、できるだけ売れるものは売ってほしいというお願いをずっとしてきていました。どこを見ても、今回の決算の中ではそういったところが出てきていなくて、旧庁舎で出たものを売り払うようなことを行ったのかどうかというところが分からなかったもので、そこら辺の御説明を頂きたいんですけれども、いかがでしょうか。
増子総務部庁舎管理担当課長
当初は確かに廃棄予定の什器を売却するだとかという話はございましたけれども、やはり鉄くずとして、資源で売却するのではなく、そのものを減らして、廃棄物自体を減らすということで、排出量だとか費用を抑えるという考えにいたしまして、廃棄する前に区有施設の学校だとかにロッカーとか机とかをあっせんをして、廃棄物の量自体を減らすことで抑えたものでございます。
中村延子委員
なかなか売るという、その作業をするのに当たっても人が必要だったりとかというところがあったのかなというところは、ちょっと邪推しちゃっているところもあるんですけれども、歳入にできるものはできなかったのかなというところはちょっと気にかかるところではあるんですけれども、実際に縮小するというか、廃棄するものを少なくしていくという取組の中では、今回予算額としては6,327万2,000円ということで予算のほうには計上されていたものが、決算のところでは4,570万円余というところなんですけれども、そこの部分には縮小したというところは出てきているものなのか、それともその以前のところで、それは見込みを立てていたので、執行額としてはそこには影響はしなかったのか、そこら辺も教えていただけますか。
増子総務部庁舎管理担当課長
廃棄をする前に什器をあっせんして削減したんですけれども、この不用額1,900万円はそれだけの効果というわけではなくて、例えば収集業者と処分業者を分けて、なるべく安く入札してもらうだとか、あとは職員の努力だとか、何年も前の廃棄物の中身を確かめて、種類によって廃棄しなければならないものですから、そういった分別をして、極力廃棄物の量や回数を減らしたということで、総合的に量・排出費用を抑えたということになります。
中村延子委員
聞き方を変えますね。ということは、その御努力によってこの不用額というところが出てきているという理解でいいですか。
増子総務部庁舎管理担当課長
委員のおっしゃるとおりでございます。
市川しんたろう委員
什器ではなくて、私からは例えば電気関係とかの線とか、ああいうものが大量にあると思うんですよ。銅線とかで価値のあるものというのがあると思うんですね。什器について、例えば机とか椅子とかロッカーとかというのは、今お話があったのでよく分かりました。いろいろな機器があって、例えば天井に埋め込まれているような照明に関する銅線とか、いろいろあると思うんですね。そういったものは多分結構価値があると思うんですよ。あれだけ大きい中野区役所ですから、量もまとまってあると思うので、売買とかして歳入確保ってできないんですかね。もしくは、それは入っているんですか、この中に。
増子総務部庁舎管理担当課長
今回廃棄物に関して廃棄したものでございまして、ケーブルだとかというのは建物に付随するものになりますので、今回処分の対象にはなってございません。
市川しんたろう委員
ここで聞くのが違うということですか。ほかのところ、どこかで聞けばいいんですか。どこに聞けばいいんですか。資産管理活用で聞くべきだったんですか。
濵口総務部長
建物の中に銅線ですとか様々なそういったものが埋め込まれているというところで、本来であればそういったものも移転と同時に廃棄といいますか、処分をする中で一定の歳入確保というようなことも選択肢としてはあろうかと思いますけれども、そういったものを取り出すということが通常の建物の中の天井ですとか壁に埋め込まれたものもございますので、解体に合わせてそういうことをするということは可能だとは思いますけれども、移転の限られたスケジュールの中でそういったものを取り出して歳入確保に充てるということはなかなか現実的に難しかったということでございます。
市川しんたろう委員
解体作業に合わせてという話ですよね。今高層棟はまだ残っていると思うんですよ。それを解体するに当たって、そういう線とかって多分、例えば解体して、僕も専門家じゃないので分からないんですけど、解体して、がれきになって、銅線も交えてそのまま持っていくわけじゃなくて、選別しますよね、きっと。低層棟のときはできなかったんですか、それは。今部長おっしゃられましたけど。
濵口総務部長
そういった作業の日数ですとか、あるいはどちらの契約の金額としてコストダウンを見込めるかといったところも、そういった検討の中で、今回につきましては取り出しての歳入確保というような選択肢は取らなかったというものでございます。
市川しんたろう委員
ということは、その話だと例えば銅線とか、線はいろいろあると思うんですけど、種類はいろいろあると思うので細かく分かりませんけど、いわゆる銅率が高いものとかの銅線とかでまとめるという作業は一切しなかったということなんですか。どこかに置いておくみたいなことはしなかったんですか。
濵口総務部長
移転の中の作業の中では一定、目の前に出ているようなものは取り出して、作業の中で保管を一時しておくというようなことはあったかというふうに記憶してございます。そういったものの価値といいますか、そういったものは業者の中で処分をする中で、経費の中で、その分を処分費として算定しているのか、あるいは有効活用ができるというもので処分費のところから除くのかといったところの契約になろうかと思いますが、一定のそういった作業にかかる経費の中に盛り込まれているというものでございます。
市川しんたろう委員
じゃ担当課長さんに伺いますけど、そういう費用も含めて契約費用になっているんですか。例えば今部長がおっしゃる、正確には分からないかもしれないけど、例えば結構価値のあるものを引き取ってもらうから、その分ディスカウントするよとか、そういう話ってしているんですか。
半田企画部資産管理活用課長
低層棟の解体に関しましては、区画整理事業のほうで解体をしているところでございますので、こちらの区画整理の損失の補償に関しましては、それぞれ建物の価値ですとか、そういうことで試算しているところでございますけれども、その中に銅線につきましては、その価値も含めた上で算出してございますので、それも含めて補償をしていただいているところでございます。
市川しんたろう委員
分かりました。今後、高層棟についても区画整理事業に組み込まれていますので、区画整理事業の中にその価値を飲み込んでというか、まるっとまとめて、その分下がるのか分かりません、結果的にマイナス、下がるという表現なのか分かりませんけど、損失補償の関係とかが出てくるということいいですか。今後とも、高層棟も区画整理事業内でそういう取扱いになるということですか。
半田企画部資産管理活用課長
高層棟の具体的な損失の補償につきましては、これから試算になりますけれども、物件調書につきましては既に市街地再開発事業で確定しているところでございます。ですので、その中で先ほど申し上げた銅線も含めて算定をされてございますので、それも含めて今後損失補償のほうはなされるというふうに考えているところでございます。
市川しんたろう委員
分かりました。流れについてはよく分かったので、ぜひそれをやっていただいて、算定していただければいいと思います。一般論で伺いたいんですけど、銅線、結構な量だと思うんですよ。さっき価値があるものについては、区画整理事業内でいろいろ検討を重ねて進めていくということだと思うんですね。これって幾ら分ぐらいになるとかって計算できるんですか。それって難しいですか。計算しているから、区画整理事業内でこれぐらいの金額でということになるわけでしょう。
大須賀総務部施設課長
あくまで一般論ですけれども、工事の際にそういった有価物があった場合については、その物量と有価物の材料の単価を掛けて算出しますので、区の工事においても例えば鉄があればそういったことで、有価物の売却益ということで工事費に乗せて差引きして工事発注するという形になりますので、今回の庁舎についても、区画整理事業の中でそういったことで算出されるものというふうに考えております。
市川しんたろう委員
一般論として分かりました。区画整理事業内でどれぐらいのものなのかって算定がされるという話、区画整理事業だからというわけじゃないですが、一般的な工事の中で。区画整理事業の解体、高層棟のほうで、それは幾らぐらいになったのかというのはぜひ示していただきたいんですよ。だって分かるわけでしょう、これぐらいだから金額が引かれるということになるわけですから。そういうわけですよね。あくまで低層棟のときは。高層棟で同じようになるのかどうかというのは、もちろんやっていただきたいですけど、そこについてはまた教えていただきたいなと思うんですけど、いかがですか。
半田企画部資産管理活用課長
損失補償金の額につきましては様々積算をして、今決算のほうお出ししているところでございます。当然、算出式につきましてはかなり細かいことになりますけれども、当然区としては確認した上で歳入のほうの処理もしておりますので、お示しの仕方につきましては改めて検討させていただければと思います。
市川しんたろう委員
次、産業廃棄物とか、そういった処分をする金額がここに載っていると。区内事業者の方はどれぐらい、区内事業者の活用率というのはどれぐらいですか。
増子総務部庁舎管理担当課長
少しお調べいたします。
河合りな主査
では、答弁保留ということで、後ほど答弁をお願いします。進行します。
平山英明委員
令和6年度の予算の審査のときに、うちの日野議員も什器について売ったりしたりできないかみたいなことで、あと他の委員も何名か、什器について売却というのができないかということを質問されていたような記憶があるんですが、先ほど中村委員とのやり取りの中で、売買をしたりするんじゃなくて、こうやって処理をするほうが安いというお話をされていたじゃないですか。比較して安いという理解でいいんですか。使えるものを売ったりしたりするという行為をすることなく、一括して処理をしたほうが比較して安いというふうにおっしゃっていたというふうに理解していいんですか。
増子総務部庁舎管理担当課長
比較というより、業者にヒアリングしたときに、売却というのがなかなか難しいということが判明いたしまして、それなら我々として量を減らすということに特化してやるということが削減につながるという判断をしたものでございます。
平山英明委員
売却というのが難しいというのは、どこの業者さんがそういうお話をされたんですか。
増子総務部庁舎管理担当課長
検討している上で、処分業者何社かにヒアリングをしまして、そちらからヒアリングを受けたときに難しいということで判断したものでございます。
平山英明委員
それは処分業者さんでしょう。メインは処分をされる業者さんでしょう。そうじゃなくて、いわゆるリサイクルのようなところに御相談されてみたりとかというのはしなかったんですか。
濵口総務部長
委員の御質問は、いわゆる什器類を有効活用するということを区としてどういう工夫をしたかということというふうに捉えております。先ほど中村委員の御質問はそういう観点だと思ってございますけれども、区としましてはできるだけ有効利用していこうということは心がけるべきというふうに考えてございまして、移転に際しては、全てを持っていくということは当然できませんので、その中で限られた時間の中で、解体のスケジュールもその当時決まっておりましたので、その間になかなか物を売るというようなことが、スキームですとか、体制ですとか、そういったことがなかなか難しいというふうに判断をしてございました。その中で、一定処理をする担当のほうが有効に使えそうなものを選びまして、それを区の全庁に周知をして、一定の日数を取って、そこで使えるものを各所管で受け取りに来て、その後使うというようなことをさせていただいたりですとか、会計室のほうの共用物品の中であっせんという形で、それをまた使っていくということをしたところでございます。他のものにつきましては、できるだけ契約の中で、そういったところの処分費がかからないというようなところを業者のほうにいろいろヒアリングをする中で、最終的には処分ということでさせていただいたというものでございます。
平山英明委員
御答弁がよく分からないんですけど、そういうことを聞いているんじゃなくて、分かるんですよ、売るという行為を行うに当たって時間もかかるし、何もかもかかるというのは。ただ、スケジュールがという話をされちゃうと、それは前もってスケジュール設定すればよかったじゃないですか。スケジュールを決めた時点で、売買ということになるとスケジュールが足りないというのであれば、それは意思決定の遅れですよね、単なる。もっと早く検討してやればできたんじゃないんですか。
濵口総務部長
御指摘は、そういった観点が欠けていたというところはあろうかと思いますけれども、ただ、通常の業務をしている中で、物がどこまで有効に使えるかどうかということを早期に選別するということがなかなか難しかったということと、移転に向けてのいわゆる物の動かしの日数が限られている中で、残った物を新庁舎の開庁もしながら旧庁舎の物も、いわゆる売りに出すというようなことの体制がなかなか難しいというところで判断したのでございます。
平山英明委員
よく分かんないですけど、やろうと思えばできたんじゃないかなと思うので伺っている。やることのほうが、どっちのほうがコストがどうだったのかというのも気になるわけなんですよ。多分処分したほうが安いんでしょう。でも、そういう比較まできちんとされたのかということと、税金で買っている限り、税金で買った財産ですからね、それはそれで最良の処分なのか、リユースなのかどうなのかということはやっぱり考えなきゃいけないというのは、それは当然のことだと思うし、あのときのやり取りを聞いていても、時間がないとか何とかで、そういうことをやろうとされた形跡があまりうかがえなかったので伺っただけなんですけど、難しかったということですね。分かりました。
河合りな主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、進行します。
次に、146ページから147ページ、事務事業8、令和6年能登半島地震復興支援について質疑はありませんか。
斉藤けいた委員
これは予算書になかったんですが、予備費で対応されたのか教えてください。
永見総務部総務課長
そのとおりでございます。
斉藤けいた委員
予備費でということなんですけれども、何人、どのぐらいの期間、対応されたのか、分かれば教えてください。
永見総務部総務課長
職員2名を派遣させていただいておりまして、それぞれ9日間ずつ派遣をしてございます。
斉藤けいた委員
令和7年度予算が今ないんですけど、今後も続けていかれるのか、令和6年度で終わっているか、分かれば教えてください。
永見総務部総務課長
こちらは令和6年1月1日に能登半島で地震が発生したということを受けて急遽対応したものでございますので、令和7年度予算では計上してございません。
酒井たくや委員
こちらの職員派遣で、今朝の朝刊で渋谷区のほうで、震災派遣でうつになって公務災害どうするかという今裁判しているような状況なんですね。行くと現地大変な状況下、それから業務もかなり集中してやらなきゃならないところがあったりだとか、そういう中で戻ってきた職員に対してのフォローだとか、そういうのは、次の人事のところになるのかも分からないんですけれども、そういったのはどのようにやっているのかだけ確認させてください。
中村総務部職員課長
戻ってきて不調等がある職員につきましては、職員課のほうに、健康管理室がございますので、そちらのほうで必要に応じて対応を行っているところでございます。
酒井たくや委員
不調があれば聞くじゃなくて、むしろどういう状況だったかというのも聞いてあげるのがいいんじゃないのかなというところと、もう1点、災害時に派遣されて、現場での様々な罹災証明の業務であったりだとか、それから地域の状況を見る中で、メンタルの部分のフォローともう1点、当区に関しても、いつ首都直下地震が起こるか分からない中で、そういったノウハウが生かせる中で、そういったものは今どのようにやっているか、この2点確認させてください。
中村総務部職員課長
そういったメンタル不調が発生したような場合につきましては、職員課のほうで情報を持っていますので、そちらの活用については考えてまいります。
酒井たくや委員
メンタル面のところは、たまたま他区の事例で出したので、一方で、被災地に職員を派遣しておるわけじゃないですか。先ほど申し上げたように罹災証明の事務であったりだとか、現地を本当に目の当たりにしてきた中で区の防災行政にも生かせるでしょう、そういうのはどうやって活用するんですかというのを聞いているんです。もう1点は。
永見総務部総務課長
こういった職員派遣を行っておりますので、そういった経験を生かしていけるような工夫についても考えていきたいと考えております。
酒井たくや委員
東日本大震災のときも派遣をして、その際は帰ってきた方が研修をやったりとか、そういうふうにやっているんですよ。なのに今だと、答弁はこれから考えるみたいな感じのことで、ちょっとそれは違うんじゃないかと思うんですよ。むしろ帰ってきた方に、いろいろな現場のことを話してもらって、職員の防災の意識を醸成するというのは大事じゃないですか。そういうことはやらないんですか。
永見総務部総務課長
今回に関しては、そういったことは実施をしていない状況ではございますけれども、今の御指摘を踏まえまして、どういったことができるか検討したいと考えております。
大内しんご委員
もう一度、何人、何日間行ったんですか。
永見総務部総務課長
2名を9日間ずつでございます。
大内しんご委員
発災から何日目に行ったんでしょうか。
永見総務部総務課長
こちらは東京都の要請を受けまして、特別区人事・厚生事務組合を通じて依頼があったものを踏まえて、その依頼があったのが4月でございまして、派遣の時期といたしましては4月に1人、5月に1人でございます。
河合りな主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、進行します。
増子総務部庁舎管理担当課長
先ほど廃棄物等の処分に係る区内事業者数について御質問がありました。合計10の会社がございまして、そのうち2が区内業者でございます。
市川しんたろう委員
10社関わっていただいたうちの2社が区内事業者だったということですか。
増子総務部庁舎管理担当課長
おっしゃるとおりでございまして、古紙回収業務委託と混合廃棄物の収集運搬処分業務、こちらが中野区の業者でございます。
河合りな主査
分科会を休憩します。
(午後1時58分)
河合りな主査
分科会を再開します。
(午後1時59分)
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
一旦休憩します。
(午後1時59分)
河合りな主査
分科会を再開して、進行します。
(午後1時59分)
次に、146ページから149ページ、2目職員費、事務事業1、人事について質疑はありませんか。
平山英明委員
総括質疑のときに伺って、法務担当の方がいらっしゃらなかったので、この場で伺いますが、働き方DX推進係が業務改善の中の職員提案についても所掌をされているということで、それは問題ないんですかということをお尋ねしたら、総務部長のほうから法務担当とも相談した上で問題ありませんという御答弁だったんですが、問題ないんですかね。
尾関総務部法務担当課長
私が問題ないと言ったということについては、そういったことを言った記憶はないんですが、まず一つ、中野区において、直近の内部組織である部についての所掌事務は組織条例で定めています。その下位については組織規則で定めているということです。区長の権限に属する事務をいずれの部局が所掌するかということについては組織条例、組織規則で定めると、こういうことになっております。ただ、個別の個々の業務について、どの部局がそれを担当すべきかということについて私が申し上げる立場にはないと考えております。
平山英明委員
総務部長にお尋ねしますけど、答弁違うじゃないですか。確認したっておっしゃっていましたよね。
濵口総務部長
総括質疑で私が申し上げた答弁につきましては、平山委員の御指摘の組織のありようについてということでございましたので、当然組織については総務部職員課のほうで組織は定めてつくっていきますので、その中で法務担当とも調整をして組織を定めておりますということを御答弁しておりまして、そういった意味で問題があるという認識は持ってございませんという答弁をしたところでございます。
平山英明委員
たしか法務担当に確認をしてみたいなことをおっしゃっていませんでしたっけ。議事録であれしますけど、私があのときに申し上げていた質問は、働き方DX推進係のいわゆる分掌事務、これを見る限り、職員提案というものはこの分掌事務外にあるのではないかという質疑をずっとしていたつもりなんですが、そんな全般の話ではなくて、改めて御答弁を、どちらがされるのか分からないですが、頂けますか。
尾関総務部法務担当課長
部長が申し上げたところの私の理解ですけれども、組織規則等をつくるに当たって、そういったことを法務担当と相談しているというふうに聞いております。その際に、組織規則の定めの中で、その中で働き方DX推進係というものが働き方DXに関する施策の企画及び調整に関することと、こういうふうにされていて、一方、総務部の中に働き方DX推進があるわけですけれども、それが総務部の分掌事務の一つに当たる情報政策及び情報システムに関することというふうな中に入っているかどうか、こういうことについては総務部の分掌事務の中にDXの、働き方DX推進係というものが含まれるであろうということについては問題ないというふうな認識で、法制と相談、確認したというふうな認識でおります。
平山英明委員
それはそれでいいんですけど、働き方DX推進係の分掌事務は何て書かれているかというと、働き方DXに関する施策の企画及び調整に関すること、今おっしゃっていただいたとおりですよね。中野区の改善運動の実施に関する要綱の中に、改善運動の一つとして職員提案というものがあって、この職員提案は以下の三つに該当する事項についてできると書いてあるわけなんですよ。一つは行政施策または事業に関すること、一つは組織の活性化に関すること、もう一つは業務改善に関すること、この三つについて提案ができますって書いてあるわけなんです。例えばこれらのことって、DXによらない場合っていうのもあり得るわけですよね、提案が。必ずDXをかましてくださいということにはなっていないわけなんですよ。DXに関する以外のものの提案があった場合に、分掌事務にない働き方DX推進係がこの件を事務処理するというのは、それは組織規則上問題ないんですか。どちらがお答えになってもいいんですけど。
濵口総務部長
委員御指摘の中野区改善運動の実施に関する要綱の中で職員提案の定めがございまして、その該当事項については今御案内のとおりというふうに認識をしてございます。職員の提案というのは様々ございまして、当然ですが多岐にわたる、行政施策、それから組織の活性化、日々の業務の細かい業務改善についての提案といったものもございますので、必ずしもDXに関わらない提案というものが実際あるということはございますけれども、そういったことを全てDXのものでなければ、いわゆる業務提案を所管ができないかというと、なかなかそういった改善に係る提案を受ける部署というのは難しいところもございます。先ほど総務部に置いているというところでは、組織のそういった全体のところの部でございますので、DX推進室の中でこれからのデジタルトランスフォーメーションの親和性が高い、そういった改善について、これから積極的に区が取り組んでいくということを鑑みましてDXに置いてあるということに必要性があるという判断をして、そういう組織に置いているところでございます。
平山英明委員
区としてこの方向で行くんだと。改善についても、様々な取組についてもDXというものを一つの柱にしてやっていくんだ、それは区の方針としてそうなんでしょう。職員提案は職員自らが考えて行うものなんですよ。だから、DXによらなければなりませんなんて制限をかけるべきでもないし、かけられていないんですよ。それはほかのものもあるでしょうけど、ここでやるのがいいと思ったというような御答弁なんですけど、分掌事務を越えてやっちゃ駄目じゃないですか。だから質問しているんですよ。だからお尋ねをしているんですよ。書いてあればいいですよ、分掌事務の中に。要は、この状態を放置すると何が起きるかというと、何でもできちゃうんですよ。何のために分掌事務という定めがあるんですか。それぞれの仕事の範囲を明確化するためでしょう。組織のためでもあるし、区民に対してでもあるし、逆に分掌事務があることによって役所は縦割りだなんていうことも言われたりもしますけど、それぐらい自分のエリアの仕事っていうのをやらなきゃいけないようになっているわけじゃないですか。そうしないと組織が緩んできますよ。だから申し上げているんですよ。
改めて聞きますけど、これだけ言っても、分掌事務には働き方DXに関する施策の企画及び調整に関することと区自らが定めているにもかかわらず、それを越えるような業務となるようなものもお認めになっているということでいいんですか。
濵口総務部長
事務分掌につきましては委員御指摘のような、少々私どもの記載については十分でないというところはあろうかと思います。当時の判断といたしましては、新庁舎移転後の職員の働き方ですとか、あるいはDXを推進していくというような方向性を持って、業務の改善ですとか職員の提案を積極的に受けて、ここでこれからの働き方を検討していこうという、そういった方針の下、DX推進室を置いたというところでございますが、今頂きました御指摘ですとか、分掌事務の在り方、それから先ほど来ありました先日の行政評価の在り方なども含めまして、今後の私どもの組織、どういった形で分掌事務を置き、組織を設けるべきかということにつきましては検討をさせていただきたいと思います。
平山英明委員
何かこんなことやらせてとんでもないということを言うんじゃなくて、ちゃんとしたほうがいいと思うんですよ。さっき言ったように、そうしないと組織が緩んできてしまうし、組織によって動かしていかなきゃいけないものが、人によって動かされるようになっちゃ駄目なんですよ。そういう組織って駄目になっちゃうんですよ。だから危惧をして申し上げているので、仮に早急に改正されることがあれば、それはそれで、そのほうがよろしいかなとも思いますけれども、それも含めて、私個人としてはですよ、分掌事務を越えていると思っているので、これだけの期間、半年以上の期間このままの状態が続いているということについては、私個人としてはそう思っているので、あえて真摯に反省をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
河合りな主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
質疑がなければ、進行します。
次に、148ページから149ページ、事務事業2、人材育成について質疑はありませんか。
中村延子委員
149ページの職員研修経費のところで、前年度よりも少し金額としては上がっていて、1,128万2,844円というところなんですけれども、一方で221万8,156円というところが残額として残っています。職員研修というのは今後たくさん、コロナのときに1回すごく半額とかにどの部署も削って、そうじゃないでしょっていうところを私どもの会派はずっと言い続けてきていて、ようやくそれまでよりも増えていくというような状況になりつつあって、歓迎はしているところなんですけれども、残額が少し多いなという印象があるんですけれども、ここはどういった理由から残額があるという認識なんでしょうか、教えてください。
松丸総務部人事政策・育成担当課長
こちらの職員研修経費の残でございますけれども、障害のある職員が研修を受講する際に配慮が必要な経費として予算計上したものでございまして、令和6年度につきましては、また研修、別途充実しているところではございますけれども、こちら今回不用額という形で計上させていただいたものでございます。
中村延子委員
ということは、予定していた研修自体は全てきちんと行われたという理解でよろしいですか。
松丸総務部人事政策・育成担当課長
予定していた研修につきましては実施しましたことと、併せまして今回、令和6年度につきましてはサービスデザイン研修ということで新しく新設したものもございまして、研修の充実を図ってきたところではございます。
中村延子委員
資料のほうで、総務46というのがあって、普通会計歳出決算額における人件費の比率(特別区との比較)という資料を出していただいています。これを見ると、人件費比率で言うと中野区は下から3番目になっています。今回いろいろと総括質疑の中でも、人件費のほうが上がっていて、退職金のところだったりとか、それから人数も増えているという中で、人事院勧告のところもあって、人事院勧告と退職金のところは他の区も同じような傾向ではあるとは思うんですけれども、人数が増えている中で、それでもこの人件費比率が23区の中では低いというような状況を見ると、やっぱり職員の年齢構成のところが大きく影響しているのかなというふうに思っているんですけれども、そこら辺はどういう認識でしょうか。
松丸総務部人事政策・育成担当課長
委員御案内のように、職員総体で見ますと年齢構成がかなり若返っているというところは傾向として見られるところでございます。特に注意しなければいけないのは、やはり若手の職員の育成については研修のほうで、またOJTのほうで充実させながら育成していかなければいけないというふうに認識しておりまして、将来に向かって継続できるような組織体制を組んでいきたいというふうに考えております。
中村延子委員
資料の総務74のところでも年齢構成別中野区職員数が出ていて、数年前にここから10年間はどんどん20代、30代が増えていくので、人材育成はすごく大事ですよという話をどの方々もしていたというふうに認識をしていまして、こういったところがデータにも現れてきたなというところは実感していて、そこの研修の充実というところはしっかりと取り組んでいく必要があると思っておりますので、それはしっかりと進めていただきたいなというふうに思うんですけれども、この職員研修経費の下の資格取得等職員育成支援経費というところの残額がかなり多くて、執行額の2.5倍ぐらい残額がある状況なんですけれども、ここはどういった理由からなのか教えてください。
松丸総務部人事政策・育成担当課長
こちら資格取得の助成制度の案内を定期的に行ってきたところでございますけれども、結果的に資格取得助成件数が前年度の18件から今回16件ということで減りまして、また、1件当たりの平均助成額も下がったことが主な要因だというふうに認識しておるところでございます。
中村延子委員
なかなか資格によって金額にばらつきがあるというところもあると思うんですけれども、こういったところをしっかりと活用していただいて、こういうものも恐らく職員の定着みたいなところにもつながっていくのかなというふうに思うので、しっかりと活用いただくということが大事だと思うんですけれども、今後、令和7年度の傾向というか、今後どうしていくかというところは何かお考えはあるのでしょうか。
松丸総務部人事政策・育成担当課長
主体的に自己成長ができる環境を整えていくということにつきましては、区民サービス向上に向けても非常に重要だというふうに認識しておりまして、今後助成制度が利用しやすい環境を整えるということと合わせまして、より専門性を高めていくことといったことだとか、今後政策に向けてどのように活用していくかといったところも含めて、資格制度のリニューアルを検討していきたいというふうに考えております。
中村延子委員
総括質疑の中でも結構話題になっていた技術職のところだったりとか、そういったところにもこういったものを活用していただいて、しっかりと定着、もちろん採用もそうですし、定着というところについてもしっかりと取り組んでいただきたいというふうにお願いをしておきます。
斉藤けいた委員
中村委員とちょっとかぶるところもあるんですが、資格取得のところで、執行率がかなり低いというのが私も気になったんですが、令和6年度16件でしたっけ、令和6年度どんな資格を取得しようとした方がいるのか、具体的に教えてもらってもいいですか。
松丸総務部人事政策・育成担当課長
例えばでございますけれども、社会福祉士ですとか建築設備士、それからファイナンシャルプランナーですとか、あとITパスポートなどでございます。
斉藤けいた委員
先ほど中村委員から技術職というところもあったんですが、例えばDXとかITという分野もどんどん職員育成をこれからしていかなければいけない分野だと思うんですが、例えば職員課のほうからこういう資格がありますよとか促していくというか、そういった試みというのは今行っているんですかね。
松丸総務部人事政策・育成担当課長
まさに今おっしゃっていただいたところで、職員課のほうからプッシュ型という形で全職員に向けてメッセージを発信するといったところも含めて、リニューアルの中で検討していきたいというふうに思っておりまして、研修のほうでは四半期に1回、広報誌を出していますけれども、その中でも案内を進めていこうかなというふうに考えているところでございます。
斉藤けいた委員
ぜひやっていただきたいと思います。やっぱり情報を知らないと、資格を取ろうであったりとか、こんな資格があるのか、資格も様々、今時代に合わせて増えてきていると思いますので、ぜひプッシュ型であったりとか、個別にこの人にはこういう資格を進めてみたらいいのかとかというところも、ケアしていっていただきたいなと最後要望させていただきます。
河合りな主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、進行します。
次に、148ページから149ページ、事務事業3、福利・健康管理について質疑はありませんか。
中村延子委員
まず総務の85という資料を出していただいていて、令和6年度の病気休暇がかなり増えているような状況が見受けられていて、令和5年度が9人だったところが24人になっているんですけれども、増えている要因というか、傾向というか、何かそういったものが分かれば教えていただきたいんですけれども、いかがですか。
中村総務部職員課長
病気休暇の方、病気休職の方なんですけれども、継続の方も含めますと、多少増減はありますけれども、そんなに大きくは変わっていない印象なんですけれども、やはりメンタルに起因する理由で休まれる方が多いということを分析してございます。
中村延子委員
これって年齢層的なものとか、傾向というのはあるんでしょうか。
中村総務部職員課長
傾向的には休まれている方が多い年代が20代、30代、その後に50代の職域、高齢の方が多いということを分析してございます。
中村延子委員
今20代30代の職員がすごく増えている中で、入庁間もない方というのがもしかしたら多いのかなというような予想はできるところなんですけれども、例えば40代、私と同じくらいの世代の方って、すごく職員がぎゅーって絞られていた時代で、逆にそういう人たちって上司が複数いて、いろいろな人たちに相談できるような体制というのがあったように思うんですけど、今ってすごく新人さんに近い人たちが増えている中で、そういう体制もなかなか取れないのかなというふうに感じるところでもあるんですけれども、そこら辺どうお考えでしょうか。
中村総務部職員課長
私なんかも40代なんですけども、自分が入った頃と比べると、今年々100人以上入ってくるような状況でございますので、その当時に比べると、そういったフォローも減っているのかなというふうに思います。
中村延子委員
ただ、決算を見るとメンタルヘルスの相談業務委託のところが、一方で金額というか、低くてというか、残額も多い状況で、そこはどういった相関関係があるのかというところは分析されているんでしょうか。
中村総務部職員課長
こちらメンタルヘルスの相談業務委託を行っているものになりますけれども、個別のメンタルヘルス相談の業務が、単価契約の部分があるんですけれども、そちらの部分が予定回数より実績が小さかったというふうに分析しているものでございます。
中村延子委員
ごめんなさい、ちょっと理解が追いつかなかったんですけど、相談件数自体は減っているわけではないということなんですか。もう一回お願いできますか。
中村総務部職員課長
職員課への相談回数自体は例年並みという分析をしてございますけれども、このメンタルヘルス相談業務の相談に至った回数で、単価契約の部分が、320回予定で予算を取っているんですけれども、実績が70回弱ぐらいだったというものでございます。
中村延子委員
ということは、あんまりメンタルヘルスというか、病気休暇につながる前にこういった相談を活用できていないということなんですかね。そうではなくて、職員課には相談はしているけれども、ちょっとそこが、こういったものを活用できていれば病気休暇につながらないのかなというところも、ちょっと思っていたところなんですけれども、そこら辺はいかがでしょうか。
中村総務部職員課長
分かりづらい説明、失礼しました。全体のメンタルヘルス相談業務委託は総価契約の部分と単価契約の部分がございまして、総価契約の部分で庁舎内の方はやっています。今御案内した単価契約の部分につきましては、子ども・若者支援センター職員向けのということで取っている予算になりますので、その実績がそこの回数までなかったので執行残が発生したものでございます。
中村延子委員
ということは、総価契約と単価契約のところの差というか、庁舎にお勤めの方々についてはちゃんとこういった相談にはつながっているということでいいですか。
中村総務部職員課長
庁舎の分につきましては総価契約のほうに入ってございますので、しっかり必要な面談のほうは行えている認識でございます。
中村延子委員
それから次に、主要施策の成果の67ページで、各種ハラスメント撲滅に向けた取組ということで、これは企画部選定事業として選ばれている事業ではあるんですけれども、出していただいています。ハラスメント防止研修の参加者数もかなり令和6年度実績としては増えているような状況なんですけれども、管理職昇任者等対象というふうになっていて、「等」のところが誰なのかというところと、それからこの人数が増えた要因というのは、どういったところにあったのか教えてください。
中村総務部職員課長
こちら、まず令和4年度は管理職の昇任者を主に対象に行ってございまして、令和5年度から、それに加えて係長級の昇任者も対象に加えたもので、令和6年度はさらに、その次の年になるんですけども、前の年も受けていなかった方も加わっていますので、このような数になってございます。
中村延子委員
対象者を増やしているということだと思うんですけれども、1回受けた方でもアップデートというのは絶対必要なので、67人でも少し少ないなという感想を受けていて、もっと広くこういった研修というのは受けていただく必要があると思いますし、それこそハラスメントって時代によって変わってくる部分もあるのかなというふうに思っているので、アップデートをしていく必要というのがあると思っているんですけれども、そこら辺はいかがお考えですか。
中村総務部職員課長
今年、新たな試みとしまして管理職昇任者を対象に、具体的に中野区の実態に即した内容で深掘りした研修なども新たに実施したところでございまして、委員の御指摘も踏まえまして、その対象等も拡充していく考えでございます。
平山英明委員
僕も一つは今のハラスメント及び職場の人間関係等に関する相談業務委託を聞きたかったんですが、業務委託内容というのを具体的に教えていただいていいですか。
中村総務部職員課長
ハラスメント及び職場の人間関係等に関する相談業務委託の内容についてお話しさせていただきます。こちらにつきましては、区の職員がハラスメントや職場の人間関係、ストレス、仕事上の悩み等に関して、電話またはメールで外部の専門機関に相談できる体制となりまして、業務委託により実施してございます。
平山英明委員
いやいや、委託内容なので、どういうところにどういう内容で委託をしているのかというのを知りたいんですが。
中村総務部職員課長
こちらは専門家の相談を受けられる仕組みになってございまして、相談を受けるほうの側が産業のカウンセラーや公認の心理士などの有資格者で対応のほうしているところでございます。
平山英明委員
委託先はどこなんですか。
中村総務部職員課長
会社名を申し上げますと、ダイヤル・サービス株式会社です。
平山英明委員
委託内容は、どれだけ電話が行っても大丈夫というような、どういう契約なんですか。契約内容、委託内容を聞きたい、そういうことを聞きたいんですけど。
中村総務部職員課長
件数によるものではなくて総価契約になってございまして、電話相談につきましては月曜から金曜と土曜日の時間があります。あと、ウェブ相談につきましては24時間の受付になってございます。
平山英明委員
もう一つ、公務災害補償の内容を差し支えない範囲で教えていただければと思います。
中村総務部職員課長
実際発生した内容ということですか。ちょっとお時間いただいて確認します。
河合りな主査
ただいま答弁保留がありましたので、後ほど答弁をお願いします。進行いたします。
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、答弁保留を除き、進行いたします。
次に、148ページから151ページ、3目施設費、事務事業1、施設保全について質疑はありませんか。
市川しんたろう委員
区有施設営繕工事の中で「等」となっていますよね、149ページでございますけれども。4億8,344万円余の予算のうち、東山高齢者会館冷温水発生機改修工事したのは、その中で幾らなんでしょうか。
大須賀総務部施設課長
すみません、ちょっとお時間いただきます。
河合りな主査
ただいま答弁保留がありましたので、後ほど答弁をお願いします。
市川しんたろう委員
じゃまた教えていただきたいと思いますけども、これはもちろんこの東山高齢者会館だけではなくて、複数の工事だから「等」と書いてあるわけですよね。そういうことですよね。これが一番高いのかどうか分からないんですけども、こういう書き方をするということは、今書いてあるものが一番工事費としては高かったから、これを載せているという理解でよろしいですよね。それも分からないですか。一応確認します。
大須賀総務部施設課長
区有施設営繕工事の「等」ですけれども、ほかにも工事がありまして、全体で言いますと保全工事分と緊急評価分というのが大きくありまして、全体では41件、件数としてはございます。そのうち代表的なものを記載しているものでございます。
市川しんたろう委員
その代表的なものというのは、一番金額がかかったということと同義ですか。先ほど答弁保留にというお話だったので、金額を出していただけたら、また質問しますので、ここで1回切っていただいて結構です。
河合りな主査
分かりました。今様々御回答されましたけど、金額のほうも含めて回答していただきたいということなので、後ほど答弁をお願いします。進行いたします。
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
大須賀総務部施設課長
先ほどの答弁保留した金額ですけれども、契約金額で3,190万円になります。
市川しんたろう委員
3,190万円というのは、41件の工事で一番高額ですか。
大須賀総務部施設課長
ほかに高額な工事がございます。
市川しんたろう委員
高額な工事があるのは分かるんですよ。じゃなくて、ほかにも高額な工事があって、前うちの会派の議員から指摘をしたときに、「等」という書き方について、「等」に何かよく分からないものが紛れ込んでいるんじゃないかみたいなことが結構、今までも予算だったり、決算の段階で結構あったんですね。なので、この「等」というのは確認したいという趣旨で聞いています。3,190万円というのがこの東山高齢者会館にかかった費用だということはよく分かりました。でも、それ以外にも高額の工事があるわけですよね。その高額の工事の中で3,190万円を超えるような工事はあるのか、ないのかを聞いています。
大須賀総務部施設課長
東山高齢者会館冷温水発生器改修工事より高額な工事は、ほかにもございます。
市川しんたろう委員
東山高齢者会館冷温水発生器改修工事より高い工事があるのに、何でこれが書いてあるんですか。普通一番高いものがあって、分かんないですよ、例えば一番高いのが、これが一番高かったですと。これで「等」というのが普通だと僕は思うんですよ。そういうルールだと思うので。なのに、何でこれより大きい工事があるのにもかかわらず、この東山高齢者会館冷温水発生器改修工事が書いてあるのかがよく分からないんですけど、教えてください。
大須賀総務部施設課長
今回記載させていただいた工事については、金額自体はほかにも高額のものがございますが、工事の中で代表的なものを記載させていただいたということです。
市川しんたろう委員
予算書の中には特に書いていないんですよ。見ると江古田シルバーワークプラザ外壁改修工事とか、特別養護老人ホームしらさぎホームエレベーター改修工事とか、松ヶ丘シニアプラザ冷暖房設備改修工事とか書いてあるわけです。これは多分、これが代表的な工事なのでここに載せた、予算書上はですよ、載せたんだと思います。今、代表的な工事がこれだったという表現をされましたけど、代表になるというのは何か基準があるんですか。
大須賀総務部施設課長
今回記載させていただいたところでは、保全工事分と緊急度評価分というものの大きな区分があるんですけども、その中で、緊急度評価分の中で一番工事金額としては主に高いものを記載させていただいたということです。(「もう一度」と呼ぶ者あり)主に高い金額のものを記載させていただいたということでございます。
市川しんたろう委員
主にというのは一番高いわけではないんですか。その緊急度評価分の中で一番高いわけではないけども、主にということですか。普通、主にというのは高い順のような気がするんですよ、僕は。
大須賀総務部施設課長
ほかにも若干高いものがございますが、今回はこの工事件名を記載させていただきました。今後につきましては、委員御指摘のあるように、金額の高いものを代表的なものとするかについてはしっかり検討してまいりたいと思います。
市川しんたろう委員
じゃ今後気をつけていただいて、「等」の中身を全部書いてくれとは言いませんけども、最後に確認ですけども、緊急度評価分ということですよね、その中で東山高齢者会館冷温水発生器改修工事より高い、3,190万円より高い工事費がかかっている施設というのは、どれとどれなんですか、教えてください。
大須賀総務部施設課長
緊急度評価分についてですが、沼袋小学校跡施設の外構フェンス改修工事が、こちらが3,520万円になります。
平山英明委員
企画部長にお尋ねをするんですけど、今のやり取りなんですが、僕、総括質疑でも環境部の清掃事務所のことで不用額の記載について指摘をしました。あまりにもひどかったので。確認ですけど、決算審査、決算と予算の審査に当たって、「等」というのを全部、さっき市川委員もおっしゃったように書くわけにはいかないけども、ただ、審査をする材料として分かりやすくするために、その中で一番高いものを記載するというルールを執行機関側と議会側で確認しませんでしたっけ。
古本会計室長
決算書は会計室で作成しておるところでございますけれども、内部的にルールというか、定めておりますのは、今回のように他の項目と合算したような場合には、原則として金額の大きいものを項目名とすることというふうに確認されております。
平山英明委員
だから、原則にのっとっていないものが散見されるんですが、こういう事態をどう思われるか。要は、僕ら決算の審査をやっているんですよ。だから、ちゃんとした資料を出してもらわなきゃ困るわけなんですよ。細かいことを言うようでと思われるかもしれないけど、こういうのが続くと、ほかのも全部そうなんじゃないかって思わなきゃいけないんですよ。それだと審査が進まないじゃないですか。だからあえて申し上げているんですけど、要するに予算も含めて、次回以降もちゃんと徹底してほしいなって思うんですよね。議会に提出するからには、やっぱり誠意を持った内容で出していただくのが当然じゃないかとも思うんですけど、どうですか。
岩浅企画部長
予算・決算の審査に当たって、委員おっしゃるとおり分かりやすい資料をお出しするのは当然だと思っておりますので、決算書も予算書も、いずれも改めて主なものの考え方といいますか、大きなものを出していって、審査しやすいような資料をつくるというのを改めて徹底させていただきたいと思います。
大内しんご委員
先ほどの東山高齢者会館冷温水発生器改修工事、3,190万円っておっしゃった。冷温水発生機改修工事というのは、どんな工事をやるんですか。
大須賀総務部施設課長
こちらにつきましては、空調用の熱源機器の改修工事になります。
大内しんご委員
あそこはたしか2階建てでしたっけ。であると、そのぐらいの工事費ってかかるもの、当たり前に。冷温水って、お水のこと言ってるんですか。冷温水、水道水あるいはお風呂、空調、冷温水発生機というのはどういうものですか。
大須賀総務部施設課長
冷暖房の機器なんですが、冷暖房の機器の熱源の改修工事になります。
大内しんご委員
熱源というのは、例えば空調があって、吹き出し口とかじゃなくて、大本のところ、そこが調子悪かったから取り替えたと。多分こんな大きなというようなイメージなんですか。
大須賀総務部施設課長
一般的には屋上とか屋外に置いてある機器なんですけれども、更新年次ということで改修したものでございます。
大内しんご委員
要は改修というのは修理をしたということなんですか。それとも新品に取り替えた、どっちなの。
大須賀総務部施設課長
取り替えたということになります。
河合りな主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、進行します。
中村総務部職員課長
先ほど平山委員の公務災害の内容につきまして、答弁保留のほうさせていただきました。失礼いたしました。確認いたしまして、主な内容になりますけれども、作業中、床から出ていた突起物につまずいて横転した事例や、作業の準備の運動時に足の右指を踏まれたとか、会議室を設営する際に負傷したとか、朝の通勤時にけがをしたといった事例がございました。
平山英明委員
特段大きな、大小というのも変ですけど-―ものはなかったというふうに思っていいですかね。
中村総務部職員課長
委員お見込みのとおりでございます。
河合りな主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、進行します。
次は、150ページから151ページ、4目契約費、事務事業1、契約について質疑はありませんか。
平山英明委員
区内の事業者の方からお聞きをしたんですが、建物を工事して検査に入りますよね。その際に、事業者というか、団体の方々がおっしゃっていたのは、大量の図書みたいなものになるのかな、それを検査するので業者にプリントアウトをしておいてくれと頼まれて大変困っているというお声があったんですが、そういう実態って把握されていますか。
滝浪総務部契約課長
実際に職員によっては書面での確認のほうが見やすいということで、そういうことをしているようだというお話は聞いてございます。
平山英明委員
ペーパーレスを推進されていて、実際に電子データというのは、その職員の元に行っているわけですよね。どうしてそれを業者にプリントアウトさせる必要があるんですか。
滝浪総務部契約課長
委員おっしゃるように事業者の方に印刷させる必要は全くございません。
平山英明委員
以後注意をしていただきたいのと、ペーパーレスだと言っていて、そっちのプリンターで出してくださいなんて言ったら、中野区役所としてはプリントアウトをしていないからペーパーレスかもしれないんですけど、実態はそうなっていないということもあるので、ぜひお願いをしたいということと、もう一つ、総括質疑でいわゆる夏休みの工期についての話をしました。工事自体の所管は子ども文教委員会ですけど、契約の立場でお尋ねをしますけども、世田谷区が弁当を用意したり云々というようなことも申し上げました。ほかの方の総括質疑のやり取りで、中野区も弁当をということを保護者の方にお話をしてというのは私も承知をしていたんですが、まさか弁当を持ってこいという話をしていたとは知らなかったんですね。今、学校給食も無償化になっているわけじゃないですか。おいしい弁当を用意しますということであれば、御家庭の負担はないんじゃないかと思うんですよ。工期を確保するために、給食室の。そういう工夫もぜひ、いわゆる夏季期間という限られた期間の中で、なかなか難しいであろう工事等については、そういう工夫も検討していただけないかなと、契約担当のほうでも検討いただけないかなと思うんですけど、それは契約課に言うのは無理な話ですか。
大須賀総務部施設課長
今委員から御指摘のあった部分につきましては、教育委員会のほうと今後どういったことができるかということについて、また工事期間を確保できるようなことで検討してまいりたいというふうに考えています。
羽鳥だいすけ委員
公契約条例についてお尋ねをしたいんですけれども、この年度の労働報酬下限額が幾らで、この年度に御審議いただいた結果、今年度から幾らになったのかということについてお答えください。
滝浪総務部契約課長
令和6年度の労働報酬下限額は1,310円で、今年度、令和7年度につきましては1,380円となってございます。
羽鳥だいすけ委員
改定率で5%以上というふうな、70円ということで、非常に大事な取組であったかなと思います。同時に私たちの会派として、時給1,500円ということで、8時間働けばまともな生活ができる賃金をということで、ぜひとも人事院勧告に沿って改定をするということでこうした改定率になっているかと思うんですけれども、ぜひ今年度の審議や実際に決める際なんかには1,500円に到達できるようにしていただきたいなと思います。
主要施策の成果の公契約条例の推進のところ、69ページを見ますと、事業のコストというものが載っています。ここでは、支出のうち事業費としては公契約審議会委員報酬・旅費も含めて、25万8,000円ということで記載されているんですけれども、前々年度や前年度と比べて減っているというのは、開催回数が減っているということになるんでしょうか。
滝浪総務部契約課長
これにつきましては、今回欠席者がおりましたので、その分減少しているというものでございます。
羽鳥だいすけ委員
あと、この事業のコスト全体で見ると大きく減っているんですね。何で減っているんだろうと見ますと、従事職員数が減っているんですよね。2022年度、令和4年度のところは常勤職員が1.2人となっていたんですけれども、2023年度は1人、それで決算年度、2024年度については0.4人というふうになっているんですけれども、これはどういった庁内の体制になっていったんでしょうか。
滝浪総務部契約課長
この従事職員数につきましては、今回兼務職員となりましたので、1.0から0.4になっているというものでございます。
羽鳥だいすけ委員
効率的な事務をやるということが非常に大事かなということを思うんですけれども、一方で公契約条例の適正執行という点では、いろいろな確認の事務だとかで、それなりに人手が要るのかなとかって思ったんですけれども、大丈夫だと見込んだからこそのこの人数なのかもしれないんですけれども、これは前年度の現状見合いとかを見て、この決算年度はこういった人数に減らしたということなんですか。
滝浪総務部契約課長
これにつきましては公契約審議会が令和5年に立ち上がり、公契約審議会条例に沿って粛々と事業を進めていくという形になりました。立ち上げほどの人手が実際のところかからなくなり、粛々と進めていくことができるようになったというもので、人員についても費用についても、初年度、ここで言う令和4年度よりは効率的に事業が進められているのかなというふうに考えてございます。
羽鳥だいすけ委員
従事職員数が0.4人ということですと、お一人の方が何かほかの係と兼務されているのかなというふうに思ったんですけれども、具体的にはどの係と兼務されていらっしゃるんですか、この決算年度では。
河合りな主査
一旦休憩します。
(午後2時52分)
河合りな主査
分科会を再開します。
(午後2時53分)
ただいま答弁保留がありましたので、後ほど答弁をお願いします。
では、進行いたします。
滝浪総務部契約課長
失礼しました、答弁保留させていただいた兼務の担当、工事契約担当係長との兼務となってございます。
市川しんたろう委員
私からも公契約条例について端的にお伺いしたいと思います。主要施策の成果のところで公契約条例の推進というところを見てみると、「事業者を対象とした公契約条例に関するアンケート調査を経費をかけずに実施した」という表記がされております。この公契約条例は令和5年から適用が開始されたということですね。区はこれまで、公契約条例については令和5年度から適用を開始したものであって、導入の効果とか改善すべき点を確認しながら運用している段階であると。公契約条例の対象の考え方、運用方法については、公契約審議会で議論を重ねて、引き続き検討していくと答弁をされてこられています。これを見ると、一定それを進めていただいているのかなと思うんですが、我々もいろいろ事業者さんに聞いてみると、公契約条例の適用となる1,000万円以上の委託業務と適用外となる1,000万円以下の委託事業の双方を受託している事業者というのは存在しているようです。条例の適用の勤務地には公契約条例のポスターが掲示されていると。事業者は、条例適用外の事業に従事する労働者を適用内の施設に行かせないという、こういう状況が続いているみたいなんですね。この制度の不公平性みたいなものにちょっと疑問があるのではないかということは、昨年から我が会派から指摘をさせていただいております。先ほど、今後も公契約審議会で丁寧な議論を進めていくということだったと思うんですが、この公契約条例について、事業者にアンケートという話だったんですけれども、適用内外、両方の委託事業を受託している事業者について、労働環境モニタリングの一環として従業員の皆さんに待遇の状況を調査してみる、アンケートを取ってみてはいかがでしょうか。
滝浪総務部契約課長
区としては、全ての公契約が適正に履行されて、品質を確保するためにも適正な労働条件が確保されていることが重要だということは意識してございます。従業員の処遇状況などの労働条件に関する実態の把握には努めてまいりたいと思っておりますが、そのための労働条件の把握につきましては、アンケートなども含めて、受注者の協力が不可欠でございますので、どういう方法がいいのかは今後検討してまいりたいと思ってございます。
市川しんたろう委員
審議会のほうでいろいろ議論を重ねられるんだと思うので、こういう問題提起もあったよというようなことで御紹介いただいて、議論していただければと思いますので、よろしくお願いします。
酒井たくや委員
契約のところ、こちら少額随意契約もよろしいですか。今回、一般質問で少額随意契約について質疑をさせていただきました。今年度から少額随意契約の基準額が見直されたところです。それに関しまして、効果であったり、いつから始めるんですかというふうな質疑もさせていただいて、年間1,500時間ぐらい削減できるんじゃないかであったり、来年度から始めていきたい、そんなことも御答弁があったんですけれども、一方で、今まで入札でやっておったのが、少額随意契約によって、それぞれの所管で入札を経ずに事業者を随意で契約できるようになる中で、様々明確なルールづくりも必要ですよねなんていうふうなことを質問させていただきました。そのようなこともつくっていきますよというふうことだったんですけれども、現状、具体的にその点というのはお答えできるのか、もしくは今作成中なのか、その点ちょっと教えてください。
滝浪総務部契約課長
一般質問でも答弁させていただいたとおり、現在どういう形が実際に少額随意契約の金額を上げて、所管契約でできる金額を上げた場合に、どういう形で今のやり方をそのまま、額を上げるだけでいいのか、それとももうちょっと何かしらの工夫をして、きちんと所管でも契約課がやっているのと全く同じようにというか、変わらぬ品質、公平性、競争性を確保するためにはどうすればいいのかを今現在検討しているところでございます。
酒井たくや委員
一方、所管からすると、インターネットの大手小売業からだとかでするほうが楽っちゃ楽なんですよね。他方、やっぱり地元事業者にしっかりと発注を出していくということも大事だと思っているんですね。そういったところも今まとめている、そういう理解でよろしいですか。
滝浪総務部契約課長
既に来年度の当初契約に向けては、区内事業者の活用に当たりましては、基本的には見積書を徴収する際には区内の中小企業者、小規模事業者を可能な限り第一に選定することなど、基本的には区内中小企業者の活用を全庁に周知しておりますし、その活用を求めていきたいというところで周知をしているところでございます。
酒井たくや委員
今現状、入札を経ない場合は、見積もり合わせというんですかね、見積りを幾つか取りなさいよというルールがあるじゃないですか。その点ちょっと教えてください。
滝浪総務部契約課長
2万円以下の場合は見積書は不要でございます。5万円以下の場合は1社、10万円以下の場合は2社、10万円を超える場合には3社の見積りが必要となってございます。
酒井たくや委員
10万円以上だと3社必要ですよ、現状、今のところでそういったことが守れているのか、守れていないのかだとかもしっかりチェックして、要するに少額随意契約ですから、今まで以上に随意契約していい幅が広がる中で、せめてこの見積もり合わせのところをしっかりして、どこが適正価格なんだというところを、所管課がしっかりとそれを見れるようにしていただきたいと思いますが、いかがですか。
滝浪総務部契約課長
委員おっしゃるとおり、きちんと競争性を保つためにも、それは必要なことだと思っておりますので、どのような形でこれがなされるのかを確認していきたいと思ってございます。
酒井たくや委員
最後にします。発注する際に大切なのは、やっぱり仕様書をどこまでしっかりと書き切れるかというところなんですよね。少額随意契約の基準額の見直しに関しましては、今年度から改定されているにもかかわらず、区としてはすぐにはやっぱりなかなか難しいだろうというふうな中で、来年度からするわけなんですけれども、その一つの理由に、若手の職員が多数いらっしゃる中で、この仕様書をどうしっかりと書き込んでいくか、これをしっかり書かないと、要するに事業者がそれを読み取れなくて手を上げてしまう場合であったりだとか、もしくは発注したのに物が違ってしまうようなことがあるかもしれません。この研修に関しても、しっかり取り組んでいきますよというふうな御答弁だったかと思うんですけれども、現状どのようになっているのか、何をお聞きしたいかと言いますと、来年度から進める中で、もう今からしっかりその点の研修を進めていかなければならないと思っているからお聞きしているんです。その点を教えてください。
滝浪総務部契約課長
今現在、全ての仕様書につきまして契約課が見ているわけではございません。ですので、今回少額随意契約の金額を上げるに当たりましては、きちんとした契約事務に関する手引きの見直しや研修内容の工夫、対象の見直しなども含めまして、職員のスキルアップを図っていきたいと思ってございます。
酒井たくや委員
もうやめますが、要するに契約課のほうで今全て見ていないんですよ。各課で当然それは契約しますから。そこの中で、かなりばらつきがあるんですよ。来年度から進めるに当たって、そのような想定できる答弁といいますかね、もうちょっとやっていかないと、始めたときになかなかその仕様書がよりよいものに出来上がらない可能性がありますので、その研修のところは充実させていただいて来年度に臨んでいただきたいと思いますが、いかがですか。
滝浪総務部契約課長
今年度につきましても、契約につきましてはしっかり検証を行うことを予定しておりますし、来年度以降につきましても、きちんとした仕様が作成できるように工夫してまいりたいと思ってございます。
河合りな主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、この事務事業は終わりにします。
休憩します。
(午後3時02分)
河合りな主査
分科会を再開いたします。
(午後3時24分)
休憩前に続きまして、次に、150ページから151ページ、5目防災危機管理費、事務事業1、防災危機管理について質疑はありませんか。
斉藤けいた委員
事業メニュー2、防災計画のところでお伺いさせてください。防災会議や防災対策連絡協議会が前年度3回や2回行われていたのが、令和6年度がなくなっていて、不用額で防災会議委員報酬等残31万9,000円というふうに残っているんですが、なくなった理由って、なぜなくなったのか教えてください。
永井総務部防災危機管理課長
防災会議等の未開催につきましては、地域防災計画の改定時に合わせまして基本的には実施のほうしておりまして、令和5年度末に改定以降、改定していないというのが現状でございます。
斉藤けいた委員
令和6年度なので、第43次修正されているので、改正するときに、これって会議開くもので、それがないと会議は基本的に行わないということなんですかね。
永井総務部防災危機管理課長
基本的には、中野区地域防災計画を改定するに際しまして開催しているというのがこれまでの開催の理由となっておりまして、それ以外に開催できないという理由はございません。
斉藤けいた委員
令和6年度予算でも、これつけていて、結局やらなかったということは、つけたときには修正も考えていたということなんですかね。その辺の整合性はどうなんでしょう。
永井総務部防災危機管理課長
予算につきましては、基本的には地域防災計画の改定時につけるというのが原則でございますが、いつ何どき、どういう状況が発生するか分かりませんので、必要に応じてというところでつけさせていただいております。
斉藤けいた委員
今後も改定がない限りは、繰り返しになっちゃうんですけれども、この防災会議というのは基本的に開かなくて、例えば何どきか、突然何かあったときは緊急に開くこともあるんですか。
永井総務部防災危機管理課長
有事の際に何か地域防災計画、その際に改定するかどうかというのは今お答えできませんが、必要に応じて開催するということで考えております。
河合りな主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、進行します。
次に、150ページから155ページ、事務事業2、防災対策について質疑はありませんか。
平山英明委員
153ページの新区役所移転に伴う防災情報システムの整備、これ、結構な額じゃないですか、1億8,500万円余。東京都防災行政無線移設等というものは不用額があるんですけど、もしかしたらそのほかのものも、ここに入っているのかもしれないんですけど、この新区役所移転に伴う防災情報システムの整備の不用額がほとんどないじゃないですか。これはどういうことなんですか。これもあれなんですかね、繰越明許費のやつ、債務負担行為なのかな。一応伺います。
吉田総務部防災担当課長
委員のお見込みのとおりでございます。
平山英明委員
その中の防災行政無線(固定系)親局設備更新工事、これも債務負担行為なんですか。
吉田総務部防災担当課長
こちらも令和4年度から令和6年度の債務負担行為となります。
羽鳥だいすけ委員
備蓄物資購入等についてお尋ねしたいんですけれども、たしか備蓄物資のうち、食品については期限間近になったら単純に廃棄とかではなくて、配布などをして、なるべく捨てないような運用とかになったかなと思ったんですけれども、実態はどうなっているでしょうか。
吉田総務部防災担当課長
委員の御案内のとおり、基本的に。期限切れを迎える前の食品などにつきましては防災会や防災訓練、イベントなどにおきまして配布しているところでございます。それ以外でも、利用できるものにつきましては再利用を行っておりまして、令和6年度につきましては乳児用ミルクを中心に期限を迎える備蓄物資がございましたが、区内保育園や病院、助産院に配布いたしました。令和6年度につきましては、廃棄にかかる費用等はかかっておりません。
羽鳥だいすけ委員
この年度、決算年度のところでは、例えば乾電池だとか、手指消毒液だとかというのも購入はされているわけですけれども、こういったものについても多分期限があるんじゃないのかなと思うんですけれども、こういったものも廃棄ではなくて配布、有効期限切れになる前に、近くなったら配布などしているんでしょうか。
吉田総務部防災担当課長
基本的に利用できるものにつきましては配布等を検討しているところでございます。不要なものにつきましては、入れ替えのときに回収みたいな形の契約で考えています。
酒井たくや委員
防災情報システムの運用のところで、固定系防災行政無線運用、移動系防災行政無線運用があるんですけれども、それぞれ簡単に教えてください。
吉田総務部防災担当課長
固定系防災行政無線というのは、いわゆる市中に立っておりますパンザマスト、こちらの運用、維持管理等にかかる費用でございます。移動系防災行政無線につきましては、実際の無線機、大体167台、こちら庁舎の6階等を中心に置いておりますが、そちらの通信料、電波使用料、ライセンス料になります。
酒井たくや委員
こちらが、不用額が、固定系防災行政無線運用費等残800万円余、結構残がありますね。これはどういう理由ですか。
吉田総務部防災担当課長
固定系防災行政無線の改修工事の残額の理由でございますが、こちら、すみません、先ほどパンザマストのほかに、各施設に置くラジオのような戸別受信機、こちらについても平成27年度から順次、区内の福祉施設や幼稚園・保育園などの設置を進めてきたところでございまして、令和6年度につきましては民間施設21か所への設置を予定していたところなんですが、施設関係者からの希望があったのは3施設のみとなりまして、そちらの18台を設置するに当たっての工事費等の残額が生じたものでございます。
酒井たくや委員
予算の積算時は、すなわち21施設、要するに予算の積算時に考えていたのに、結果として3施設しかやりませんよって。予算を積算するときには、民間施設にも防災行政無線が必要だからという話で相手方も理解があって、令和6年度にこのような予算がついているんだと思うんですけれども、そうじゃないんですか。どういう理由でそれが駄目になったのか、教えてください。
吉田総務部防災担当課長
こちらにつきましては、各施設に改めまして確認を取らせていただきましたところ、工事にかかる期間ですとか、あとは現実、外にあります防災行政無線で聞けるといった御意見、または廃止となっている事業所も見られたということで、設置に至らなかったということでございます。
酒井たくや委員
廃止になっているところは少ないと思うので、大部分のところは工事であったり、外の防災行政無線で間に合っていますということじゃないですか。じゃ予算を積算するときに、そういったことはしっかりと、その施設と調整であったり、確認はしていなかったんですか。
吉田総務部防災担当課長
こちらの施設につきましては、トータルで見て270の施設がございまして、そちらの部分を年度ごとに計画的に設置をして、令和6年度が最後の段階の第6期、令和6年度の期という形で計画しておりましたので、個別に事前に聞くという形では予定しておりませんでした。
酒井たくや委員
あまり長くやりたくないんですが、計画で進めていたんだったらば、むしろ計画的にそこに整備してもらうほうがいいんじゃないんですか。違うんですか。
吉田総務部防災担当課長
委員の御指摘のとおり、計画的に進めるべきなところであったとは思っています。
酒井たくや委員
だから、何でこうなったんですかって。区としては必要で、6期に分けて整備していきますよってなっていて、最後の年だけ執行残がかなり出ていて、それに関しては工事なんかでなかなかできない、もしくは外にある防災行政無線で十分なんだって、じゃ今まで1期から5期は、そういう話はなかったんですか。それとも、1期から5期のときに断られたところが6期のところに固まったから、こんなに増えているということなんですか。今までの経緯と、それから今回こういうふうになった理由、もう一度教えてください。
吉田総務部防災担当課長
設置に至りましては、まずは区有施設といった、区の施設を中心に優先的に設置をしていた関係もありまして、令和6年度については民有施設が多く残っているという状況でございます。
酒井たくや委員
令和5年度も見ると800万円ほど不用額があるんですよね。ということは、そういうのも分かっていた中で、もう少しやり方があったんじゃないのかなだとか、区としては必要と思っているけれども、今回結局、令和6年度でそういった民間施設のところですか、協力が得られなかったと。じゃそれでいいですという考えなんですか。
吉田総務部防災担当課長
設置が得られなかったところにつきまして、いわゆる情報提供の代替手段等について検討していきたいとは思っております。
酒井たくや委員
だったら最初のときに、そこが必要と思って予算措置してきたわけでしょう。このやり方はどうだったのかなというのはちょっと感じるところです。それで、固定系防災行政無線運用費が今回1,500万円余でしょう、大体、令和6年度決算では。令和5年度は4,300万円余だったんですよ。かなり金額が下がっている。その点ちょっと教えていただけますか。逆に言うと、移動系防災行政無線運用費は上がっちゃっているんですよ。それぞれ局、台数、変わっていないんですけれども、その点教えてください。
吉田総務部防災担当課長
確認をさせていただきます。お時間を頂ければと思います。
河合りな主査
ただいま答弁保留がありましたので、後ほど答弁をお願いします。進行します。
立石りお委員
153ページの1番上の防災要員住宅維持管理、これについて伺います。維持管理とありますけど、これは住宅を区が所有している形ですか。それとも借りている形ですか。
吉田総務部防災担当課長
区の所有の住宅でございます。
立石りお委員
土地も持っているのかということと、築年数とか、大体どのぐらいの入居率なのか教えてください。
吉田総務部防災担当課長
築年数につきましてはお時間を頂きたいんですが、入居率について先にお答えさせていただきますと、令和6年度の入居者、全体の入居率につきましては62.9%で、6割入居という形でございます。
立石りお委員
土地は。
吉田総務部防災担当課長
土地につきましても区の所有になりまして、築年数につきましては約30年となります。
立石りお委員
維持管理費が令和5年度より300万円ぐらい上がっていますが、これは何か補修というか、何かやった感じなんですかね。
吉田総務部防災担当課長
こちらにつきましては、令和6年度におきまして防災用住宅の2階で漏水が発生しまして、階下の1階に水損被害が及びましたことから修繕等の費用が増加したという形でございます。また、令和6年度につきまして、新たな入居者が増加したことに伴いまして、入居前のクリーニング費用も増加しましたので、予算が、増額したという形でございます。
立石りお委員
まだ築30年ということでしたので、仮に建て替えとかということであれば借りるとか、そういう方策の転換なんかも必要かと思ったんですが、まだ使えると思います。災害時に区の職員が近くに住んでいる、区に住んでいる割合って、たしか目標より少なかったと思いますので、こちらの住宅のまだ6割しか入っていないということなので、入居促進も含めて進めていただきたいと思います。要望です。
大沢ひろゆき委員
先ほどの防災行政無線運用のところで、酒井委員から質問があったんですけど、そこに加えて一つ気になるところが、前年度と比較すると戸別受信機の数が固定系防災行政無線と移動系防災行政無線でかなり動きがあって、固定系防災行政無線が34台増えている、そして移動系防災行政無線は36台減っているということで、お金の動きとは逆の動きをしているというところがあるんですけど、これって移動系防災行政無線から固定系防災行政無線に、逆はよくあるような気もするんですけど、シフトしていくような、何かそういう考えがあってやっているんですか。
吉田総務部防災担当課長
こちらもお時間を頂ければと思います。
河合りな主査
併せて答弁保留ということです。
では、後ほど答弁いただくことということでよろしくお願いします。進行します。
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、答弁保留を除いて質疑を進行します。
次に、154ページから157ページ、事務事業3、地域防災について質疑はありませんか。
中村延子委員
155ページの防災リーダーの養成のところで、6万2,150円という執行額があって、不用額のところで51万3,850円という、残額がかなり多いなという印象なんですけれども、ここについてはどのような要因だったのか教えてください。
吉田総務部防災担当課長
防災リーダーの養成費の残額につきましては、こちらは防災リーダーに対する普通救命講習と応急手当普及員講習の教材費でございます。区のほうでこちらの講習会を主催して受講していただく形なのですが、最低参加人数が10名と決められておりまして、また、応急手当普及員講習につきましては3日間の講習ということもございまして、日程が合わずに人数不足のため講習を行うことができなかったということが状況でございます。
中村延子委員
要は、最低人数の10人が集まらなくて開催ができなかったということが原因ということですかね。それって本当は何人ぐらい御参加いただく予定で、何人ぐらい、やっぱりこれをやっている意義というのは、区として防災リーダーをしっかりと養成していくというところがあって予算をつけていると思うんですけれども、何人ぐらい受講していただいてというところがあったのにもかかわらず、実績値としてどれぐらいだったのかというのは御答弁いただけますか。
吉田総務部防災担当課長
令和6年度につきましては、普通救命講習90名、応急手当普及員講習は15名を見込んでおりましたが、いずれもゼロという形でございます。令和6年度につきましては未執行のため、ゼロ人という形でございます。
中村延子委員
逆に、10名が最低人数だったんだけれども、希望者としては何人かいらっしゃって、10名集まらなかったから開催できなかったとかということはあったんですかね。
吉田総務部防災担当課長
希望者につきましては、普通救命講習は8名ほど、応急手当普及員講習は2名ほど希望がございましたが、10名に至らなかったと聞いております。
中村延子委員
90名を確保しようとしていて、8名しか集まらないというところの中では、どういうふうに広報していくかというところも課題なのかなというふうに思うんですけれども、ここ、そんなに主軸でやるつもりがなかったんですけど、数の少なさにびっくりをしているんですけれども、これについては今後のことになると思うんですけれども、区として防災リーダーについてどうしていくのかというところは、見解というか、あるんでしょうか。今後について。
吉田総務部防災担当課長
防災リーダーのこういった技能の維持管理というのは、大変重要と認識しております。ただ、こちらにつきましては、救命講習、やはり最低人数といった形、区が主催で実施することによる課題というのもございますので、こちらは防災リーダーの方々の御意見を聞きながら、より技能の維持管理・向上に向けてできるような形で考えてまいりたいと考えています。
中村延子委員
本題としては、外国人防災リーダーのところをやりたかったので、こちらに移らせていただくんですけれども、主要施策の成果の70ページのところに、防災普及啓発の推進のところで、総合防災訓練と外国人防災リーダーが掲げられていて、外国人防災リーダーの育成のところで、計5回という記載があります。当初予定どおり全5回の講座を実施し、5名が参加したということなんですけれども、国籍とかというのは把握されているんですか。
吉田総務部防災担当課長
現時点で12名の方が参加している状況でございまして、そちらの国籍については、先にまとめておりますので、そちらをまず最初に回答させていただきますと、12名のうち、アメリカ2名、ロシア1名、フランス4名、中国3名、台湾1名、メキシコ1名の国籍でございます。
中村延子委員
アメリカ、ロシア、フランス、中国、台湾、メキシコ。それはそれですごくいいことだなと思っていて、やっぱり防災リーダーになっていただくからには、今後、多文化共生を進めていく中でも、要はそういった外国人のコミュニティとかというのもあると思うんです。特に今、人口が増えているネパールとかベトナムとかというところのコミュニティに対しても、こういった防災リーダーというものを担っていただく人を、発掘と言ったらあれですけれども、していく必要があるんじゃないかなというふうに思っていて、それ自体がこういった、災害が起きたときに活躍をしてくださることになりますし、災害弱者になると思っているんです、外国人って。という中では、コミュニティでちゃんとそういったリーダーシップが取れるような方々が防災リーダーになっていただくこというのはすごく重要だと思っているんですけれども、そこら辺についてはいかがお考えでしょうか。
吉田総務部防災担当課長
委員の御案内のとおり、そういったコミュニティ、外国人コミュニティと地域のコミュニティを結びつけるという役目も外国人防災リーダーの大きな役目だと考えておりますので、現在は講座形式で手を挙げていただいた方が中心になって参加しておりますが、そういったコミュニティのほうにも声かけですとか、そういった拡充のほうを今後検討してまいりたいと考えております。
中村延子委員
ぜひ、ANICと一緒に総合防災訓練に御参加いただいたりとかというところもあると思うので、国際交流協会だったりとか、あとは区の多文化共生のところだったりとか、使えるチャンネルは使いつつ、そういった啓発を進めていただきたいと思いますので、ぜひそういったコミュニティにアプローチをしていただきたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。要望です。
立石りお委員
防災資材倉庫購入、四棟購入とありますが、場所を確認させてください。
吉田総務部防災担当課長
お時間を頂いてもよろしいでしょうか。
河合りな主査
ただいま答弁保留がありましたので、後ほど答弁をお願いします。
では、進行いたします。
立石りお委員
あと、防災資材倉庫、これは地域の防災会の方が恐らく毎年資材点検しているんだと思います。私もしていまして、それ自体はしっかり使えるか、管理する上で必要なことだと思っているんですけれども、大きなものに関して、自分でチェックをしていて、なくなることってあるのかなということで、紛失だったりとか、そういうのって毎年どのぐらいあるのか、もし把握されていたらお聞きしたいなと思ったんですが。
吉田総務部防災担当課長
使用不能になっていたりですとか、修理ができないものですとか、あとは、そういったなくなっているものに対しては、可能な限り補充等の対応はしているところでございますが、今こちら、昨年度どの程度対応したかという数字につきましては、すみません、確認させていただきます。
河合りな主査
答弁保留となりましたので、また後ほど答弁をお願いします。進行します。
他に質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
では、答弁保留を除き、進行します。
次に、156ページから159ページ、事務事業4、生活・交通安全について質疑はありませんか。
羽鳥だいすけ委員
この部分では、防犯カメラ整備事業の決算額が2023年度と比べて大きく増えています。2023年度は1,963万円余りということに対して、2024年度は、当該決算年度は4,232万円余りとなっていますが、この要因についてお答えください。
久保総務部生活・交通安全担当課長
令和5年度の補助率と令和6年度の補助率が変わりまして、令和6年度につきましては、東京都のほうが補助率を上げた関係で、この補助を活用して防犯カメラの整備を進める地域団体の数が増えたために大きく額が増えております。
羽鳥だいすけ委員
これは1台当たりの補助率というのも上がったし、その結果、負担が減って補助する台数も増えたというふうな、そういった二重の要因というか、それによって決算額が大きく増えたということなんでしょうか。どういう変化があったんでしょうか。それを併せてお答えください。
久保総務部生活・交通安全担当課長
説明が不足して申し訳ございません。令和5年度、地域団体が負担するのは6分の1でございました。これが令和6年度につきましては、12分の1まで軽減されました。自己負担が減った分、つけたいと思っていたところに十分つけられるというような形で、防犯カメラを設置する台数が令和5年度よりも令和6年度は大幅に増えたということと、その補助率が上がった関係で負担が増えているというところも併せて額が増額したものでございます。具体的にカメラの台数を申し上げますと、令和5年度は25台、令和6年度につきましては82台というような形で大きく増えております。
羽鳥だいすけ委員
もう一つ、交差点防犯カメラ維持管理についてお尋ねしたいんですけれども、現在、交差点防犯カメラって、この年度のときには何台、区内にあるんでしたっけ。
久保総務部生活・交通安全担当課長
交差点防犯カメラの総台数につきましては116台となっております。内訳ですが、スタンドアローン型というものが111台、ネットワーク型が5台となってございます。
羽鳥だいすけ委員
これは警察から、例えば犯罪捜査とか交通事故の捜査とか、そういうために照会があって、そのときに多分映像を何か提供するのかなと思うんですけれども、大体この2024年度は何回くらい照会があったんでしょう。
久保総務部生活・交通安全担当課長
令和6年度の警察からの照会件数につきましては102件になってございます。
羽鳥だいすけ委員
これは確認なんですけれども、ネットワーク型だからといって、例えば常時警察がこの防犯カメラの映像を見られるとか、情報を得られるとか、そういうのではない、あくまでも照会があったときに提供するというふうな運用になっているということでいいですよね。
久保総務部生活・交通安全担当課長
委員おっしゃるとおりでございまして、常時見れるような状況にはなってございません。
羽鳥だいすけ委員
これは照会があったら全部出すという、ちゃんと正当な理由というのが警察からその都度提示されるというような、そういった運用になっているんですか。
久保総務部生活・交通安全担当課長
警察が法令に基づいて照会してきた文書を頂きまして、それに基づいて対応させていただいております。
羽鳥だいすけ委員
ここの部分で最後1点だけ、青色灯防犯パトロールカー運行が2023年度の決算額は145万円余りだったんですけれども、この2024年度については550万円余りということで、大きく増加をしているんですけれども、これはどういった要因でしょうか。
久保総務部生活・交通安全担当課長
1台車両を購入しまして交換しておりますので、その費用がその額に大きく影響しております。
羽鳥だいすけ委員
最後というふうに言ったのに、次のページを見落としていて、次のページに関わってお尋ねしたいと思います。自転車用ヘルメット普及啓発事業があります。私自身もたしかこの年度で、2024年度に購入して、補助を頂いたというふうなことなんですけれども、実際に普及啓発ということで進んでいるのかということで、個数なんか、どのくらい普及されたんでしょうか。
久保総務部生活・交通安全担当課長
令和5年度につきましては、2,500個分の予算措置をさせていただきまして、総数で1,981個補助させていただいております。
羽鳥だいすけ委員
これはその前年度と比べてはどうなんでしょうか。例えば、前年度は大分普及が、補助があったんだけれども、2024年度になったら激減してしまった、減ってしまったということなのか、それとも一定数横ばいなのか、それとも増加傾向なのか、傾向としてはどうでしょうか。
久保総務部生活・交通安全担当課長
前年度は年度の途中から実施しておりまして、また3,000個分の予算措置というような形になっておりますので、一概に比較はできませんが、補助総数で言いますと、令和5年度は1,707個でありました。引き続き普及啓発に努めて、利用者を増やしていきたいと考えてございます。
羽鳥だいすけ委員
あと、事業実績のところで自転車安全教室というのがあります。区立小学校で12校、参加人員1,235人ということなんですけれども、小学生たちは、区内の小学生の皆さんというのは、皆さん、自転車安全教室というのが受講できているんでしょうか。
久保総務部生活・交通安全担当課長
基本的に小学校では授業の一環として、こちら自転車安全教室になりますが、実施されております。我々としましては、その教室が有意義になるようにリーフレットや啓発の反射材などを用意させていただきまして、学校側に要望を取りまして、配布などをさせていただいているところでございます。
酒井たくや委員
青色灯防犯パトロールカー運行は、羽鳥委員の質問の中で、令和5年度は145万円だったのが550万円余に上がっていますね。車両の購入費だということだったと思うんですけれども、区内経済団体からこちらの車両って一度寄付なんかあったような覚えがあるんです。そういうの、なかったでしたっけ。
久保総務部生活・交通安全担当課長
1台寄附いただいたものは現在も運行中でございます。
酒井たくや委員
いつ寄附を受けましたか。
久保総務部生活・交通安全担当課長
平成29年3月に寄付を頂きまして、翌4月から運行させていただいております。
酒井たくや委員
今まで2台、区が持っていて、1台寄付を受けて、3台で回しているというふうな理解でよかったですか。
久保総務部生活・交通安全担当課長
現在3台運行しております。
酒井たくや委員
費用は、令和6年度では550万円余ついているんですけれども、一方で、車両のお金もあるので、差っ引くと145万円ぐらいだと思うんですけれども、この費用の内訳はどういったものですか。簡単に教えてください。
久保総務部生活・交通安全担当課長
燃料費、それから消耗品、車検、タイヤの交換、またそれぞれにAEDを搭載しておりますが、そちらの賃料、それから車両保険料等になってございます。
酒井たくや委員
車両保険料であったり、燃料等々ですよね。このことに関しては後ほどお聞きしますが、平成29年に、先ほどの寄付のお話なんですけれども、車両の寄付を受けたんですよね。それまでは区は2台で十分だというふうな形で、南北で多分走らせていたのかなと思うんですけれども、1台ずつ。受けたから3台で回すようになったのか、今も3台が必要だから、こういうふうな運行の仕方をしているのか。要するに、2台で以前のような回し方があるのであれば、ここで購入というのも、そこで一つの判断もあったのかなとも思うんですけれども、その点を教えてください。
久保総務部生活・交通安全担当課長
現在の3台運行が、より子どもの安全の安全を守る時間帯に運行するというところでは効果的と考えておりまして、この3台の運用を継続できればと考えて購入させていただきました。
酒井たくや委員
そうすると、毎日3台動いているというふうな理解でいいのかと、それから今運行の時間帯、それから運行を休止する日はあるのか、これを教えてください。3点。
久保総務部生活・交通安全担当課長
運行につきましては月曜日から土曜日まで、日曜日は運行しておりません。また土曜日につきましては2台で運行しております。また、時間につきましては、朝9時半から18時15分までの運行が2台と、10時半から19時15分の運行が1台というような形で、3台運用のときは実施しております。
酒井たくや委員
恐らく毎回議論が出ているのですけれども、子どもの安全っておっしゃるんだったらば、通学時間帯を考えるだとかもあるじゃないですか。どうしてそういうのはできないんですか。
久保総務部生活・交通安全担当課長
まず、子どもへの声かけなどの多い時間帯に運行できることを目的としております。また登校時のことにつきましては、また朝の段階で学校側のほうで見守りの、シルバー人材センターとの契約で見守りをしていただけている方などの運用もあるというところもありまして、なかなか目が行き届かない時間帯で、かつ子どもへの声かけなどが多い時間帯をフォローするために、こういうような運行をさせていただいております。
酒井たくや委員
朝は声かけが少ないとおっしゃるかも分かりませんけれども、僕たちも朝の交差点に立ったりしますけれども、危険な自転車の運転であったり、そういうのもあるわけですよ。そういうのに青色灯防犯パトロールカーが走っていることによって一定抑止力もあるでしょうし、もっと言いますと、他区では24時間回しているところもあるでしょう。うちはどうしてできないんですか。
久保総務部生活・交通安全担当課長
委員御案内の24時間運行しているというところがあるというのは区でも承知しておりますが、委託契約等で警備員を確保して実施しているところで、こちらのほうでは費用等が相当数かかる部分もありますので、そういったところを加味しながら現在までに至っております。
酒井たくや委員
どれくらいかかるんですか。要するに、140万円程度の運行の経費があるんですけれども、ここに人の稼働が入っていないでしょう。会計年度任用職員でやっているんですかね。そこの費用は幾らですか。
久保総務部生活・交通安全担当課長
会計年度任用職員で運用させていただいておりますが、報酬等につきましては2,700万円余になります。
酒井たくや委員
これを足し上げると約3,000万円程度で、他区のそういった委託で同時間で考えると、どちらが安価になりますか。他の自治体の、なかなか金額事例って持ち合わせていないですよね。答えられますか。
河合りな主査
分科会を休憩します。
(午後4時07分)
河合りな主査
分科会を再開します。
(午後4時08分)
ただいま答弁保留がありましたので、後ほど答弁をお願いします。進行します。
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、答弁保留を除き、進行します。
次に、158ページから159ページ、6目デジタル政策費、事務事業1、デジタル政策について質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
質疑がないようであれば、進行します。
次に、160ページから161ページ、事務事業2、デジタル基盤整備について質疑はありませんか。
平山英明委員
161ページの新庁舎移転に係るネットワーク構築及び運用業務委託、4億6,000円何がし、これも不用額が、優秀なのか分からないんですけど、12万4,080円か、これも高い執行率が決して悪いことではないんですけど、どういう、委託はプロポーザルか何かでやられたんですかね。
瀬谷総務部DX推進室デジタル基盤整備担当課長
こちらの新庁舎移転に係るネットワーク構築及び運用業務委託につきましては、令和4年度から設計委託等を行っていて、令和5年1月に入札をして、債務負担行為を組んでいるものでして、予算的には決まった金額でやっています。業者の選び方なんですけど、指名競争入札を行っています。
平山英明委員
債務負担行為なのに不用額が出ているんですか。
瀬谷総務部DX推進室デジタル基盤整備担当課長
こちらにつきましては、新庁舎移転に係るネットワーク構築及び運用業務委託のところで幾つかの契約を行っているものなんですけれども、その中で回線の増速費用のところが一部不要になったため、そこの部分を削減できたので差額が出ております。
平山英明委員
前年度に契約は終わっているんですよね、債務負担行為ということは。契約変更をされたということですか。
瀬谷総務部DX推進室デジタル基盤整備担当課長
失礼いたしました。こちらのネットワーク構築の部分について、その中にWAN回線の継続契約があったんですけれども、そこの部分で増速、速度を上げるという必要がなくなったので、そこの部分については削減ができております。
平山英明委員
契約を結ばれているわけじゃないですか。削減をしたということは、契約内容から変わっていますよね。
瀬谷総務部DX推進室デジタル基盤整備担当課長
失礼いたしました。先ほど申し上げた新庁舎移転に係るネットワーク構築及び運用業務委託のところにつきましては、債務負担行為を組んで結んでいる契約が入っております。先ほど申し上げたWAN回線の増速の部分なんですけれども、そこはこの決算説明書でいいます新庁舎移転に係る回線使用料のところが削減できたため、この部分の減ということで、残ということで書かせていただいております。
平山英明委員
その回線使用料というのはどこに載っているんですか。何行目とか。
瀬谷総務部DX推進室デジタル基盤整備担当課長
デジタル基盤整備費の中の一番上に新庁舎統合ネットワーク環境等の構築というところがあるんですけど、その下の段に載っているものでございます。
平山英明委員
新庁舎移転に係るネットワーク構築及び運用業務委託の残ではないということですか。だって、回線使用料の下の下に新庁舎移転に係るネットワーク構築及び運用業務委託といって、4億6,000万円何がしかあるわけじゃないですか。同じ費目で新庁舎移転に係るネットワーク構築及び運用業務委託費残として12万4,080円があるじゃないですか。でも、この12万4,080円は新庁舎移転に係る回線使用料の残ですよということであれば、その下の下の段の新庁舎移転に係るネットワーク構築及び運用業務委託の残ではないということになるじゃないですか。間違いだったら間違いで、別にあれなんですけど。
瀬谷総務部DX推進室デジタル基盤整備担当課長
回線の増強ということで構築の業務の中でその部分を設定というか、変更することを見込んでいたんですけれども、その部分は契約しなかったということになりますので、その部分は必要なかったということで削減になってございます。
平山英明委員
ごめんなさい、僕の理解が。さっき回線使用料とおっしゃっていなかったですか。回線使用料が減したっておっしゃっていなかったですか。
瀬谷総務部DX推進室デジタル基盤整備担当課長
失礼いたしました。回線使用料は確かに回線使用料のほうに入っていたんですが、構築の中に、そこの増速、速度を速めるという工事を検討していたところなんですが、その部分が必要なくなったので、その部分が不用額になってございます。
平山英明委員
要するに、こういうことですか。新庁舎移転に係るネットワーク構築及び運用業務委託には複数の契約があって、回線増速の契約というのはまだ結ばれていなくて、それは債務負担行為にはなかったという理解でいいですか。
瀬谷総務部DX推進室デジタル基盤整備担当課長
委員おっしゃるとおりでございます。
平山英明委員
それなら理解できました。そうおっしゃっていただければ。ありがとうございます。
立石りお委員
まず生成AIの導入についてなんですが、令和6年度のライセンス数と令和7年度のライセンス数、あと契約期間が何年なのか、確認をさせてください。
瀬谷総務部DX推進室デジタル基盤整備担当課長
生成AI、Copilot for MS365ですけれども、令和6年4月から8ライセンスほど契約してございます。その後、6月から100ライセンスを追加で契約してございます。あと、12月末、1月からになりますけれども、Copilot Studioという検索機能の許可をしたものにつきましては、3か月間契約をしてございます。令和7年度についても、引き続きCopilotの有償版につきましては108ライセンス、Copilot Studioについては2万5,000メッセージまでというものを毎月1ライセンス使っております。
立石りお委員
ここの効果検証については、また別の機会で伺いたいと思いますが、以前、GovTech東京が生成AIをつくっていて、自治体に関しては無料で使えるようになっているんですよね、今は。将来的には有料化されるんじゃないかということで。その辺、当然私は東京都のプラットフォームに乗ってやるほうが合理的なんじゃないかということで、当然Copilotとまた機能が違って、Copilotのほうが優れていることもあれば、GovTech東京のほうが行政事務に特化して使いやすい面もあるんじゃないかということで、仕様なども検討したらと質問したところ、情報収集、研究するということだったので、その情報収集、研究の結果を伺いたいと思います。
瀬谷総務部DX推進室デジタル基盤整備担当課長
こちら、GovTech東京が構築する生成AIの基盤のところなんですけども、まだ詳細のところ、4月、5月辺りから出てきたところから進捗があまりございませんので、具体的にどういった機能、こういうことをやりたいという機能は明示されてきているところなんですが、具体的な機能とか費用負担とか、そういったところはまだ詳しい情報は入ってきてございません。
立石りお委員
そうですか、すみません、私の勘違いですかね。使っている自治体があるというふうに聞いていたんですが、もしかしたら認識違いかもしれませんし、古い情報かもしれないので、再度そちらについては精査していただいた上で、必要な対応を取っていただきたいと思います。
続いて、みらいステップなかの庁内情報システム用ネットワークの無線化委託ということで、以前、地域情報化推進計画をつくるときに、庁外施設の無線化については、やはり一定の考え方を示して進めていくべきではないかと御提案をしたんですが、こちらの施設に関しては先行して実施をされているということだと思うんですよね。その上で、やってみてよかった点も当然あると思いますし、どのぐらい活用されているのかを含めて、今後、庁外施設についてどうしていくか、これもDX推進計画なんかにも示していく必要があると思うんですが、その点についてはいかがですか。
瀬谷総務部DX推進室デジタル基盤整備担当課長
具体的に、みらいステップなかののほうですね、アンケート調査とかを行ったわけではないので、具体的な数値的な結果というか、そういったものは持っていないんですが、ほぼ庁内と同様の環境で働けるようになったということですので、ウェブ上の会議とか、そういったものでしっかりと運用が進んでいるものというふうに考えてございます。
立石りお委員
DX推進計画策定の中で、もう少し詳しく検証を示して、今後の方向性も含めて示していただきたいと思います。
ソフトウェアライセンス使用料というところで、令和5年度を見るとソフトウェア使用料になっているので、微妙に違うのかもしれないんですが、金額で言うと1,000万円ぐらい増えているんですよね。こちら内訳を教えてください。
瀬谷総務部DX推進室デジタル基盤整備担当課長
こちらにつきましては、個別システムに使っておりますウイルス対策ソフトですとか、庁内情報パソコンで活用されていますイラストレーターとかAutoCADについて調達をしたものになってございます。
立石りお委員
令和6年度から増えたものが今の2点ということでよろしかったですか。
瀬谷総務部DX推進室デジタル基盤整備担当課長
増えたものについては確認をさせていただければと思います。
河合りな主査
ただいま答弁保留がありましたので、後ほど答弁をお願いします。進行します。
立石りお委員
続いて、旧庁舎のICT機器廃棄作業委託等について伺います。こちらは、ほかの什器のところでも再利用というか、区民の方に販売というか、もらってもらうみたいな形での廃棄で費用圧縮を考えられなかったかという話がありましたが、こちらに関してはそういう検討はされたんですか。
瀬谷総務部DX推進室デジタル基盤整備担当課長
旧庁舎のICT機器の廃棄等の作業ですけれども、こちら古い機器だったりしたので、廃棄処分のほうをさせていただいたものです。
立石りお委員
ちなみに、対象となったパソコンというのは、例えば職員の方が使っていた端末はリース、今回廃棄の対象となった機器について、もう少し具体的にどういったものだったのか確認させてください。
瀬谷総務部DX推進室デジタル基盤整備担当課長
基本的にはICT機器、ネットワークで使っていたハブとか、あとはLANケーブル、あとは無停電電源装置とかといったものということでございます。
立石りお委員
こちらにはPCの端末は含まれていないですか。
瀬谷総務部DX推進室デジタル基盤整備担当課長
リース以外の数台、相当古いパソコンが幾つあったというふうに聞いております。
立石りお委員
以前、他の自治体でパソコンを処分した際に、データが完全に消去されていなくて悪用されたという形でニュースになったと思うんですよね。その際にきちっとデータの完全な消去をするようにということで、別の機会で質疑をさせていただいたんですが、こちらに関しては、データの消去は徹底されているという理解でよろしいですか。
瀬谷総務部DX推進室デジタル基盤整備担当課長
廃棄する前に確認もしておりますが、委託契約の中でもそういった、しっかり消去して処分をすることというふうな契約内容になってございます。
立石りお委員
それと、令和6年度予算は新庁舎移転に伴う経費があったと思うんですけれども、令和5年度と令和7年度のこちらのデジタル基盤整備、比較すると大体4億円ぐらい上がっているんですよね。新庁舎移転に伴って4億円ぐらいデジタル基盤整備が上がっていると思うんですが、必ずしも、新規事業とかも令和7年度、多少あるとは思うんですけれども、庁舎移転によってコストが上がっているもの、分かれば、その代表的なものだけお答えください。
瀬谷総務部DX推進室デジタル基盤整備担当課長
ネットワーク回線についても増強しているというのはあるので、回線の使用料的なものも増えているかなと思うんですが、一番大きなものは、やはりユニファイド・コミュニケーション、MS365の利用のところかという認識でございます。
羽鳥だいすけ委員
生成AIの導入についてなんですけれども、以前本会議などでも質疑をさせていただきました。その際には、生成AIの活用の仕方として、政策の立案とかというような、かなり責任だとか、あるいは優先順位をどうつけるかというような、結構判断が求められるものに関しては職員がしっかりやらなくてはいけないのではないかということも求めました。そうした中で、この年度の生成AIの活用というのは、どういった活用のされ方をしていたんでしょうか。
瀬谷総務部DX推進室デジタル基盤整備担当課長
この後、総務委員会の中でもアンケート調査の結果とかで御紹介したいなと思っているんですが、基本的に有償版のCopilotにつきましては、一番効率的かなと思っていたのが会議の議事録作成をさせたものの要約であったりとか、あとはWord、Excel等で、Wordの文書の要約、あとは文章の構成の提案といったもの、あとOutlookにつきましてもメールの作成支援、あとは検索もかなり効果的かなと思っていまして、MS365の中に保存されている庁内の文書ですね、チャット、メール、あとはシェアポイントという、グループで持っているサーバーにあるファイルを探してくるといった機能がとても効果的に使われているというふうな認識でございます。
羽鳥だいすけ委員
2023年の第4回定例会の生成AIの導入方針という報告のところでは、ChatGPTの検証結果であるんですけれども、今おっしゃられたような、そういった文書の作成であるだとか、そうしたこととともに政策や研修等の企画の名称のアイデア出し、事業のメリット・デメリット比較とか、そうしたことなんかもあるんですけれども、そうしたところでは使われてはいたんですか。
瀬谷総務部DX推進室デジタル基盤整備担当課長
Excelとかでアンケート結果の分析といったものも一定程度やっていただける機能は備わってきています。ただ、やっぱりAIがやるものですから、内訳等を確認したりとか、そういったことは職員がしっかり見ていかないといけないというふうに思っております。比較のひな形というんですかね、そういったものをつくらせるという意味では、生成AI、とても効率的かなと思いますけれども、中身については職員のほうがしっかり見ていく必要があるというふうな認識でございます。
河合りな主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
瀬谷総務部DX推進室デジタル基盤整備担当課長
先ほど立石委員から御質問のあったソフトウェアのところですけれども、増要因のところですが、AutoCADの数量を増やしていて、令和5年度については78ライセンスなんですが、令和6年度については90ライセンスというふうに増えてございます。
立石りお委員
AutoCADを使っている部署だったり、具体的な活用内容を確認させてください。
瀬谷総務部DX推進室デジタル基盤整備担当課長
主に施設課で使っています。
河合りな主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、進行します。
まず答弁保留に対する答弁がありますので、戻りまして防災担当課長のほうにお願いします。
吉田総務部防災担当課長
答弁保留、大変申し訳ございませんでした。先ほどの酒井委員の質疑について答弁させていただきます。まずこちらの決算額の増額が、令和5年度と比べまして固定系防災行政無線運用の決算額が減額となった理由につきましては、こちらにつきましては令和5年度に固定系防災行政無線の工事件数が4件ございまして、その工事費が令和5年度はあったということでございます。また、移動系防災行政無線の決算額が増額している理由としましては、新庁舎になりまして新型の無線機に変えたと、更新したということが大きな理由でございます。
酒井たくや委員
要するに工事があったので、固定系防災行政無線のところは、令和5年度にあったので、令和6年度はないから、ここまで減りましたということだと思うんですけど。一方で、先ほどの不用額のところで、工事ができなかったから約800万円減なんだ、令和5年度も700万円余、不用額であるんですけれども、それとは関係ないという理解でいいんですか。
吉田総務部防災担当課長
こちらの工事につきましては小学校等の統廃合に伴います無線の移動、パンザマストの移動になりますので、そちらの工事になります。
酒井たくや委員
移動系防災行政無線運用に関しては、これは令和5年度が203局あったのが、移動局が167局と減っているんですよね。一方で、決算に関しましては1,300万円余、増になっているんですよ。そこが分からないので、もう一度詳しく教えていただいてもいいですか。
吉田総務部防災担当課長
こちら無線機の台数が減った理由につきまして、大沢委員からも御質疑ございましたが、こちらは機器をMCAアドバンスという機器に更新した関係もありまして、機器の配置につきましての最適化を図っております。具体的には、事務所内にありました半固定のような無線というのは取ったり、そちらを除いて、基本的にはトランシーバー型の無線に切り替えたということでございます。
酒井たくや委員
要するに、まとめると、移動局の機器に関しましては、最適化を図って台数は減りましたよと。一方で、新庁舎に関してのところで費用は増えている、そういう理解じゃないですか。よく分かりました。ただ、令和5年度と令和6年度で見ると、本当に分かりやすい形で数字が動いているんですよ。そういうところはしっかり説明できるようにしておいていただければと思います。
河合りな主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
では、続きまして大沢委員の答弁保留は今一部、酒井委員への答弁の中でありましたが、改めてお願いします。
吉田総務部防災担当課長
大沢委員の答弁保留について答弁させていただきます。こちら移動系防災行政無線が減った理由につきましては、先ほど申し上げました無線の更新に伴いまして台数の見直し、最適化を行った関係上、減っているという形でございます。また、戸別受信機が増えた理由につきましては、設置工事等を行って、その分増加したということでございます。
大沢ひろゆき委員
そうすると、ちょうど台数がバランスしたので、何がしかのシフトをしようとしているのかなという気もしたんですけど、そういうことではなくて、どちらも並行して増やしていこうという基本方針は変わっていなくて、そこの増やし方の中で一部は民間や何かの部分で予定どおりにいかなかったところがあって執行残が生じた、そんな理解で全体的には正しいんですか。
吉田総務部防災担当課長
お見込みのとおりでございます。
河合りな主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
引き続き立石委員への答弁保留も回答できるとのことなので、お願いします。
吉田総務部防災担当課長
立石委員の答弁保留につきまして答弁させていただきます。先ほどの防災資機材倉庫につきましては4棟、設置工事を行っておりまして、4棟のうち1棟につきましては、宮里防災会の本五ふれあい公園に、こちらに新規に設置しております。残る三つにつきましては、朝日が丘防災会、野方二丁目町会防災会、大和町西部自治会特別防災部、こちらに更新という形で配置しております。なお、資材関係、紛失に伴う補充というお話がございましたが、現時点で紛失に伴う報告はございませんでした。
河合りな主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
次に、生活・交通安全担当課長からも酒井委員への答弁保留に対する答弁ができるそうなので、お願いします。
久保総務部生活・交通安全担当課長
先ほどは大変申し訳ございませんでした。先ほどの御質問につきまして、具体的な区名等は、調査の関係上、定かではないというか、了解も得ておりませんので控えさせていただきたいと思いますが、24時間で1台当たり契約した場合に、高いところですと6,000万円ぐらいという費用がかかって、低いところでも1,800万円ぐらいかかっていると、聞き取りで把握しております。
酒井たくや委員
高いところで6,000万円ぐらい、低いところで1,800万円ぐらいでしょう。それを考えると、24時間365日でしょう、先ほどおっしゃっていたのは。違うのかな。前提条件、先ほど1,800万円ぐらいの1台の前提条件だけ教えてください。
久保総務部生活・交通安全担当課長
通年で24時間になります。
酒井たくや委員
現状、当区は日曜日お休みで9時半から18時15分で1,000万円ぐらいですかね、1台当たり、3,000万円ですから。それで考えると、こちらのほうが安価でもあるのかな、1,800万円ぐらいで24時間365日。僕、それをやってくれって言っているわけじゃないんですよ。そういう趣旨で質問しているんじゃなくて、青色灯防犯パトロールカーの運行に関しては、過去ですよ、過去に大変長時間お休みされていたりというのが何度もあったんです。しかも、それは区内の車が止めやすくて、人目がつきにくいところで、過去ですよ、過去にあったんですよ。今は改善されていると思います。そういう中では、ずっとこの運行のままでいいのかというところで我々はお尋ねしてきたわけなんですけれども、この会計年度任用職員、こういった方はどういった方にお願いしていますか。
久保総務部生活・交通安全担当課長
警察官を退職された方にお願いをしております。
酒井たくや委員
先ほど運行時間に関しましては、子どもの声かけが多い時間なんだって。確かに下校時間が子どもたちへの声かけというのは、不審者からの声かけが一番多いんですよ。そこで対応してくださればいいと思うんですけれども、夜のところの防犯どうするんだとか、いろいろな考え方があると思うんですよ。一方で、僕は、僕の見方かも分かりませんけれども、会計年度任用職員さんの働き方のところとの兼ね合いもあるから、すなわちこの青色灯防犯パトロールカーの運行が柔軟であったりだとか、様々できていないところがあるんじゃないかというのを感じるので指摘させていただいているんです。これは他区とのその状況を把握されたりだとか、今後どうあるべきかは考えてください。
最後に1点なんですけれども、青色灯防犯パトロールカーは、もう何年もやっています。先ほど子どもの声かけのところに、やっぱりそこを重点的にやっているんだ、それも分かります。一方で、子どもが声かけされるときというのは1人で、その帰り道というのは大通りで声かけなんてないですよね。1人になるところですから、非常に狭小な道路であったりだとか、狭いところ、目立たないところなんですよ。すなわち車が入りづらいところなんですね。一方で、青色灯防犯パトロールカーはこの間何年もやっていて、実績もある。じゃ今まで学校側とヒアリングをして、通学路の中で危ないところを重点的に私たちは守りたいんだ、回りたいんだというふうなところで意見交換はしたことありますか。
久保総務部生活・交通安全担当課長
青色灯防犯パトロールカーの運用に関してということに限りましてですと、そういったことはありません。
酒井たくや委員
子どもの声かけのときに、そこを重点的にやりたいんでしょう。だったら、今後教育委員会とも話して、せっかく長年やっていて、中野区の地理も分かっているんですよ。一方で、学校側からすると、こういうところを重点的に回ってほしいというのもあるでしょう。子どもたちだけじゃなく、当然、普段の地域の安全というのもありますけれども、特に子どもの声かけの時間というのであるならば、特に子どもが一人になりがちなところであったりを教育委員会と連携して、この青色灯防犯パトロールカーの仕組みがよりよくなるようにしていただきたいんですよ。その点いかがですか。
久保総務部生活・交通安全担当課長
委員御指摘のことにつきましては、今後学校側とも協議するというところは検討させていただきたいと思います。これまでは、日々に発生していた事案の中で情報を得たりだとかというのを警察からもしておりましたので、そういったところを参考にしておりましたが、そういった意見も参考にできるようにさせていただければというふうに考えております。
河合りな主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
では、進行します。(「答弁訂正をお願いします」と呼ぶ者あり)どこの答弁訂正ですか。160ページから161ページのところですね。では、答弁訂正をお願いします。
瀬谷総務部DX推進室デジタル基盤整備担当課長
先ほどソフトウェアライセンス使用料のところで、立石委員の増えた理由はという質疑について、AutoCADが増えているのはお伝えしたんですけれども、影響が一番大きかったところが、ファイルサーバーの管理ソフトの使用料のところが、容量が40テラバイト分増えたということなので、使用料のところが、そこは900万円ぐらい増えているというのが一番大きい原因になっています。
河合りな主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、進行します。
次に、160ページから163ページ、事務事業3、基幹システム標準化について質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、進行します。
次に、162ページから163ページ、事務事業4、住民情報システムについて質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、進行します。
次に、162ページから167ページ、7目新区役所整備費、事務事業1、新区役所整備について質疑はありませんか。
中村延子委員
皆さんも多分質問があると思うので端的にいきます。どこというところではないんですけれども、新庁舎の整備と建設費、それから移転経費として、合計で261億円かかるということで以前、総務委員会で出していただいて、そういったのがありました。今回ここだけ、もちろん令和5年度もあると思うんですけど、結構いろいろな部署に、この決算説明書の中で新庁舎移転に係る云々かんぬんみたいな項目が散見されていて、こういったものは全てその約261億円のところに含まれているということでいいのかという確認をさせていただきたいんですけれども、いかがでしょうか。
青木総務部DX推進室働き方DX推進担当課長
新庁舎整備に関係する区の経費でございますが、大きく分けて3点ございまして、一つは庁舎建設関係費、こちらについては総額約233億円になります。関連工事費等、これについては総額で約23億4,200万円、三つ目が什器備品購入費ということで、こちらについては約19億3,600万円、これらを合計した約270億円が新区役所整備に要した区の総事業費ということになってございます。
中村延子委員
その総事業費は分かりました。すみません、約261億円ではなく、約270億円ということだったんでしょうけど、要は何が聞きたいかというと、新庁舎と言うと、ここの新区役所整備費のところで見れるのかなと思いきや、違う、例えば子ども教育費のところだったりとか、区民費だったりとかというところにも新庁舎移転に係る云々かんぬんという項目がこの年度の決算で結構出てきていて、そういった細々としたものも全てこの約270億円の中に含まれているという理解でいいのかという確認をさせていただきたいんですけれども、いかがですか。
青木総務部DX推進室働き方DX推進担当課長
新区役所整備関係の様々な経費がありまして、かなり細かいものから大きなものまで様々ございます。これらについて取りまとめて全体で幾らかかるのかという、いわゆる枠を令和4年の第4回定例会において、その時点で見込んでいる金額について範囲を決めて御報告したところになります。今回は、それに合わせて実際に決算額を追いかけて算出した金額というのが先ほどの金額になりますので、委員御指摘の金額についても全て含まれた経費ということで、こちら考えてございます。
中村延子委員
庁舎管理のところで伺いたいんですけど、165ページのところで、新庁舎光熱水費等公共料金の光熱水費のところが1億3,088万1,469円、これは11か月分になるのかな、4月からあるのかな、分からないんですけど、旧庁舎の令和5年度のところと比べるとかなり上がっているという中で、経常経費化するものというのが、こういったところも見れますし、さらに、例えばですけど165ページの下の庁舎維持保全のところで、エレベーター及びエスカレーター保守業務委託というところがあって、これも2,098万円余というのがあるんですけど、旧庁舎で言うとエスカレーターはなかったですから、エレベーターの設備保守委託というところで言うと468万6,000円というのがあって、ここもかなり上がっているような状況なんですけれども、こういった経常経費化するものがどれぐらいあるのかというところ、要は旧庁舎と新庁舎と比較をして、経常経費化するところというところが、例えばですけど、この庁舎管理のところでどれぐらいあるのかというのは現状把握されているのか、どういう状況なのかを知りたいんですけれども、いかがでしょうか。
増子総務部庁舎管理担当課長
委員のおっしゃる経常経費でございますが、光熱水費だとか、そういったものがまずございまして、新庁舎光熱水費等公共料金ということで今計上しておるという燃料だとかエネルギーの部分と、あとは設備を維持管理していくための経費がございまして、委員のおっしゃるとおり、エスカレーター、エレベーターも増えておりまして、そういったものがまずありまして、ほかは電話交換業務委託だとか、入退室管理システム機器賃借料、そういったものも経常経費として計上してございます。
中村延子委員
そうなんですけど、それが大体幾らぐらい、光熱水費なんかは状況による、燃料費の問題もあるので、なかなか単純比較というのは難しい部分もあるとは思うんですけれども、旧庁舎から新庁舎に移ったことによって、どれぐらいこういった維持管理のところだったり、経常経費のところが上がっているのかという把握をしているのかどうかというところが知りたくて。もちろん経常経費化するものはあるんですよ、そういう分類としては。だけど、そこを把握していくべきだと思っていて、できるだけそこを削減していくということが重要だと思っていて質問させていただいているんですけれども、そこら辺はいかがですか。
増子総務部庁舎管理担当課長
経常経費について把握ということでございますが、当然把握をしてございまして、エネルギーは昨年の想定は床面積の1.7倍でしたので、まずエネルギーの基準は1.7倍を基準に考えておりました。実際動かしてみて、今1.3倍、1.4倍ぐらいのエネルギーになっているような状況ということはまず把握をしています。ただ、これで減ったからといって、このままでいいというわけではございませんので、今は昼休みに消灯したりだとか、エレベーターを使わないように、4階、5階でできる方は階段を使うだとか、小さいことから始めて、経常経費ではございますけれども、このままずっとかかるということではなく、経常経費をもっと落とすような考えでいるということでございます。
中村延子委員
なかなか大きくなっているので、そこを単純に元に戻せというのはなかなか難しい部分もあると思うんですけれども、こういった経常経費化するところが多くならないように、2倍、3倍となっていかないようにしないといけないと思っていますし、そこはしっかりと管理をしていっていただきたいなというふうに思っています。一方で、新庁舎になって、これは多分所管外と言われちゃうと思うんですけど、1階の部分を多く貸し出しているわけじゃないですか。そういったところの歳入という部分も、新庁舎になって入ってきているんだと思っているんですけれども、そこら辺は、所管外と言われちゃうのかな、把握はされているんでしょうか。
竹内企画部財政課長
そういった使用料が増えていることはあるとは思いますけれども、今のところ、こちらのほうでは所管外かなと考えているところでございます。
中村延子委員
要はそれも含めて考えていくべきだなというふうに思っていて、もし把握していれば、ちゃんとそこも把握した上で全体の最適化というか、そういったところをちゃんと新庁舎として持っておくべきだなというふうに思っているんですけれども、そこはいかがですか。
増子総務部庁舎管理担当課長
委員のおっしゃるとおり、1階の管理は区民部になりますが、1年でおよそ220万円ぐらいの歳入ということで計上してございます。プラス庁舎管理の貸付けだとか、使用料とかの歳入ということになります。
中村延子委員
なかなか220万円ぐらいだと、そこの光熱水費の上がり幅とか、そういったところには及ばないのかなとは思ってはいるんですけれども。一方で、そういったところもあるというところはしっかりと私たちも把握していかないといけないなというふうに思っていますし、そういった有効活用もできているというところは新庁舎になってよかったなというふうには思っているところです。
平山英明委員
ZEBの効果というのは出しているんですか。
増子総務部庁舎管理担当課長
ZEBでございますが、設計時にZEB Readyを認証しているところでございます。運用時のZEBだとか検証ということで御説明いたしますが、特に運用時の認証期間というのはございませんので、我々区側で確認することになりますが、設計時の能力の基準による50%以上になりますとZEB Readyということになりますけれども、1年運用してみて、エネルギーを換算した結果、設計時と同じくらいの削減というのは確認をしておりまして、ZEB Readyを運用時でも達成していることは確認してございます。
平山英明委員
50%のエネルギーが削減できて、この水道光熱費になるんですか。削減、入れなかったらとてつもない額になっているということですよね。それが信じられないんですよ。本当にどのエネルギーがどう、電力が中心なんでしょうけど、削減できているのかなというのが、この数字を見る限り、すごい効果あるなとは見れないんですけど、そういうものをちゃんとZEB Readyを取得して、だって、お金をかけてやったわけですから、もちろん補助金ももらいましたけどもね。お金をかけてやったわけですから、その運用していく中での効果と、しかもコスト面でどうなのかということも1回ちゃんと整理をして、どこかのタイミングで御報告を頂けないかなと思っているんですけど、だって今後の区有施設については積極的に入れていくような話になっているじゃないですか。それはエネルギーの削減だけじゃなくて、CO2削減もあるんですよとは言うものの、やっぱりお金がかかるわけだから、ランニングコストのどれだけ軽減につながるのかというのが分からないと、初期費用と、いわゆるイニシャルコストとランニングコストでどう見ていいのかというのが分かりにくいんですよ。そういうのをどこかのタイミングで我々にも、もっと言ってしまえば区民にも示していただくことって、できないんだろうかと思っているんですが。
増子総務部庁舎管理担当課長
イニシャルコストに対してランニングコストをお示しすることは非常に重要だと思いまして、光熱水費何かも、料金だとか量も含めてお示ししていきたいと思います。
平山英明委員
お示しいただくのを待っているということで、ここから細かい質問に入りますよ。数字の話、163ページの新庁舎移転関連業務委託というのがあるじゃないですか。これが三つのものに分かれていて、新庁舎移転業務委託と貴重品輸送業務委託、移転プロジェクトマネジメント業務委託の三つに分かれていますよね。新庁舎移転業務委託と移転プロジェクトマネジメント業務委託、これは両方とも債務負担行為がかかっていましたけど、貴重品輸送業務委託というのは債務負担行為はかかっていなかったという理解でいいですか。
青木総務部DX推進室働き方DX推進担当課長
委員おっしゃるとおりでございます。
平山英明委員
債務負担行為の上限と予算額とかというのはちょっと違っているので、それはそれとして、予算に対して執行残が1万3,000円しかないという、見事としか言いようがないようなものなんですけど。となると新庁舎移転業務委託と移転プロジェクトマネジメント業務委託については債務負担行為なので、ここは不用額はなかった、貴重品輸送業務委託の36万3,000円ですか、これに対して1万3,000円不用額があったと見ればいいですか。
河合りな主査
分科会を休憩します。
(午後4時59分)
河合りな主査
分科会を再開します。
(午後4時59分)
青木総務部DX推進室働き方DX推進担当課長
委員御指摘のとおり、新庁舎移転業務委託と移転プロジェクトマネジメント業務委託については、契約金額が確定しておりますので、こちらについては執行残がないということで、その他のところの残ということでございます。
平山英明委員
だから、その他というのは貴重品輸送業務委託の残ということでいいですか。
青木総務部DX推進室働き方DX推進担当課長
委員御指摘のとおりでございます。
平山英明委員
当該年度は債務負担行為がいっぱいかかっているので、分かりづらいんですよね。もう一つというか、もう幾つかあるんですけど、新庁舎落成式等実施業務委託ってあるじゃないですか。これも債務負担行為がかかっていて、債務負担額はもうちょっと大きかったわけなんですが、実際は予算額が981万2,000円かな、執行額が740万5,200円、これは債務負担行為がかかっていたんですけど、どういう内容なんですかね、予算に対して不用額が240万円余出ていますよというのは。
青木総務部DX推進室働き方DX推進担当課長
こちらの新庁舎落成式等実施業務委託については、委員御指摘のとおり令和5年度中に契約は結んでいたところでございます。ですので、令和6年度の執行額については、契約の中で確定していたものでございますが、予算編成時の後に契約を締結したため、その分で差が生じているというものでございます。
平山英明委員
差は生じていますよね。予算編成時の後に、ごめんなさい、予算編成の後に契約を結んだんですか。債務負担行為って1,400万円ぐらい取っていたのかな、多めに、上限額だから。予算額は980万円ぐらいだったじゃないですか。だから、予算の時点である程度見えたけども、実際に予算編成後に契約をしてみたら740万円余だったということでいいですか。
青木総務部DX推進室働き方DX推進担当課長
委員御指摘のとおり契約の落差が出まして、その落差については予算に反映できなかったというものでございます。
平山英明委員
いや、安くなったのはいいことなんでね。最後、165ページの庁舎維持保全のところなんですが、予算にもついているので見込んでいたといえば見込んでいたんでしょうが、よく分からないのが新庁舎維持補修工事費等ってあるじゃないですか。新庁舎の維持補修工事で、これが1,000万円近く執行されていて、そのほとんどが庁舎建物設備改修工事なんですよ。令和6年度にまだ工事が残っていたということなんですか。
増子総務部庁舎管理担当課長
残っていたということではございません。庁舎を運用していくと、やはり気づいてくるものだとか、要望だとかがございまして、それに対応したものでございます。
平山英明委員
庁舎は完成しました、だけども追加でやっぱり手を入れなきゃいけないところがあるだろうということ、それを見越して予算を取っていて、でも、それってどんな要望があるか分からないじゃないですか。割と結構あったもんですね、900万円余もね。例えばどんなものがあったんですか。
増子総務部庁舎管理担当課長
地下1階の職員用のバイク置場に一般の方が止められてしまうということで、柵だとかという対策はしていたのですが、より分かりやすく柵を設けたことだとか、1階の正面玄関の音声ガイダンスがございまして、身体障害者用に配慮して常時鳴動するように対策をしただとか、1階東側の一般の方の駐輪場がございまして、北側から出るようになっていますが、その柵が植栽を越えれば自転車が乗り越えられるようになっていました。植栽があって、区切りはあるんですけれども、乗り越えられないように柵を設けたりだとか、なかなか運用してみて要望だとかというのがございまして、そういったことで対応したものでございます。
平山英明委員
建った年度だから、何か手を入れるというのは、要は業者の瑕疵担保責任でできないのかなと思ったんですけど、そういう類いのものじゃないということでいいですよね。
増子総務部庁舎管理担当課長
工事の瑕疵担保責任だとか、そういったことはございません。後からの要望に伴って、庁舎管理のほうで実施したものでございます。
河合りな主査
一旦休憩します。
(午後5時06分)
河合りな主査
分科会を再開します。
(午後5時19分)
先ほどに続きまして、162ページから167ページ、事務事業1の新区役所整備について、質疑はありませんか。
大内しんご委員
163ページの新庁舎落成式等実施業務委託740万円余、これはどういうものをやったんでしたっけ。
青木総務部DX推進室働き方DX推進担当課長
こちらの落成式につきましては、新庁舎竣工後の4月19日の金曜日に落成式をしまして、内容としましては、174名の来賓がありまして、祝辞を多方面からいただくほか、工事を施行したJVへのお礼状の贈呈であったり、あとは新庁舎のプロモーション動画の上映、テープカットなどを行いました。
大内しんご委員
僕が言ったのは、740万円余の何に使われて、別に感謝状とかでお金がかかっているわけじゃないんだから。
青木総務部DX推進室働き方DX推進担当課長
こちらは業務委託で行っておりまして、委託の内容としましては、式典等の運営計画の策定、また、事前準備、招待状の発送であったり、あとは区民見学会も併せて行っておりますので、そういったところの事務、また前日設営、当日設営といったところが委託内容でございます。
大内しんご委員
当日設営とか、手紙を送ったりとかって、こんなに金かかっていないから。いや、だから、メインのところはどこが、多分僕が思っているのは、ビデオか何かを作ったのが一番お金がかかったのかなと思っているんだけども、そこが大半じゃないのかなと思っているんだけど。要は式典の中身を聞いているんじゃなくて、このお金、使った中身のことを聞いている。
青木総務部DX推進室働き方DX推進担当課長
こちらの委託内容の大部分の経費については人件費になりますので、前日設営や当日の従事、こういったところの人件費が主立った経費となってございます。
大内しんご委員
じゃ、職員の人たちは何もやっていないということ。そういう案内とか。区の職員は一切しないで、全部委託でやったということなの。だって、例えば庁舎の中を見て回るのは、職員の人が回ったんじゃないの。じゃ、人件費というけど、だって、170何人でしょう、来たのは。100人の体制でやったわけじゃないでしょう。何を言っているかちょっと分からないんだけど。
青木総務部DX推進室働き方DX推進担当課長
落成式については、174名の参加がありました。それに加えまして、区民見学会ということで、3日間にわたりまして、計2,000人の区民の方をお招きした見学会を実施して、そこの従事であったり警備というところも委託の内容に含んでいるものでございます。
大内しんご委員
区民の見学会というのは、委託会社が案内するわけじゃないでしょう。委託会社の人が案内してくれたの。
青木総務部DX推進室働き方DX推進担当課長
運営自体は委託会社が運営というか、全体を警備も含めてやりつつ、区民の方に対する説明については、職員が担ったという形になります。
大内しんご委員
プロモーションビデオみたいなものを撮ったから、あれが例えば経費300万円ぐらいかかったとか、特に内訳はないわけですね。人件費もそうだけど。
青木総務部DX推進室働き方DX推進担当課長
こちらは委託の内容をプロポーザル形式で事業者選定しておりまして、全体の経費の中で競争性を働かせて契約をしたという形になります。
なお、プロモーションの動画については、契約の中では作成してございません。
大内しんご委員
じゃ、プロモーションビデオが映っていた、あれは別に委託費に入っていなくて、式典の運営だけで700万円余もかかったの。
青木総務部DX推進室働き方DX推進担当課長
こちらの委託の中としましては、先ほど申しましたとおり、式典の運営計画であったり、事前準備、前日、当日の運営といったところが委託の内容となってございます。
大内しんご委員
もう出たものはあれなんだけど、174人来るのに幾ら金をかけているんだよと。東北絆まつりだって、それと匹敵するぐらいの人は来ていると思うよ、招待状を出して。でも、みんな基本的にある程度職員の方たちがやってもらっているから、そんなにお金はかかっていないと思うんだけど。今言ったプロモーションビデオはどこに入っているの。
青木総務部DX推進室働き方DX推進担当課長
プロモーションビデオも過去には作成してございますが、令和5年度に作っておりますので、令和5年度の決算で出ております。
大内しんご委員
ちょっとお金がかかり過ぎているのかなという。
それと、165ページの、先ほど出ましたけど、光熱水費等が下がっていない理由は、庁舎の床面積が1.7倍になったからだとかいろいろ言っていたけども、職員の数が前より減ったわけでしょう、入っている人は。前よりも増えているの。
河合りな主査
休憩します。
(午後5時26分)
河合りな主査
分科会を再開します。
(午後5時26分)
増子総務部庁舎管理担当課長
人数については、おおむね変わらない人数でございます。
大内しんご委員
じゃ、質問が重なるけど、庁舎の面積が広がったから様々な光熱水費が上がったという先ほどの説明になるわけだけども、単なる面積が広がったから光熱水費が増えたと、そういうことを言っているんですか。
増子総務部庁舎管理担当課長
面積は確かにございます。1.7倍になりましたので、それなりに設備だとかも増えましたので、増えたということもありますが、あとは運用が異なりまして、旧庁舎では、土日、基本的には窓口以外は休みで冷房も止めていましたが、今の庁舎は1階を開放していますので、冷房費だとかが増えている要因ということになります。
大内しんご委員
あと、水道代が昨年、旧庁舎に比べると、まだ1年間の数字じゃないだろうけども、それにしても上がっているみたいなお話をされたけど、それはどうなんですか。
増子総務部庁舎管理担当課長
水道でございますが、旧庁舎と比べて約90%ぐらいになっていまして、ちょっとだけ減っている状態です。旧庁舎と比べて90%でございます。
大内しんご委員
電気代が増えているということなんですか。
増子総務部庁舎管理担当課長
おっしゃるとおりでございまして、電気代が増えているということでございます。
大内しんご委員
電気代は幾らぐらい増えたの。まだ1年間やっていないから、実績というのは5月以降のことになると思うんですけども、旧庁舎の丸々1年間と、こっちの庁舎が5月以降か、11か月になるんですけども、それを比較したらどうなるの。
増子総務部庁舎管理担当課長
電気代がどれくらい金額が増えたかということで、1億1,000万円ぐらい増えています。
大内しんご委員
その理由は何ですか。
増子総務部庁舎管理担当課長
床面積が増えたことによる設備の増加と、空調の運用時間が増えたということでございます。
斉藤けいた委員
1点だけお伺いします。今回の新庁舎の特徴として、それぞれの課が買っていた事務用品を一括管理されたところだと思うんですが、メリットとしては、コストの部分だったり、業務負担のところがあると思うんですが、まずその認識でよろしいでしょうか。
青木総務部DX推進室働き方DX推進担当課長
共用事務用品を集約したという取組を行っておりますが、こちらの目的としましては、2点ございまして、一つは各課で個別で契約事務をこれまでしていたところを一括調達することで職員の働き方改革に資するというところが1点と、もう一点はスペースの問題ですね。各課が個別にスペースをこれまで設けていたところを集約化することで、スペース的なメリットがある、この2点が目的でございます。
斉藤けいた委員
逆にこれを行ったことによって、デメリット、例えば一括発注していたのを忘れちゃって、物が届かないとか、何かデメリットというのがこの1年間にもしあったら、教えてください。
青木総務部DX推進室働き方DX推進担当課長
1年間運営して、今年度も6か月程度運営しているところでございますが、そういった目に見えるようなデメリットというのはございません。
河合りな主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、進行します。
次は、166ページから167ページ、2項会計費、1目会計費、事務事業2、会計管理について、質疑はありませんか。
酒井たくや委員
公金取扱手数料等が令和5年度は2,838万6,000円余、令和6年度は3,575万2,000円余で、まだ決算値じゃないんですけれども、令和7年度は6,300万円程度あったんですよね。かなり上がっている状況か、これはどうなっているのか、ちょっと教えてください。
古本会計室長
令和6年度でございますけども、約800万円ほど増加していることと思います。この要因といたしましては、令和6年10月から口座振込手数料が、それまでの1件45円から113円へと増額したものでございます。
また、令和6年度決算と令和7年度を比較しますと、令和7年度のほうは先ほど申しました増額が1年通じて継続することと併せまして、振込でなくて収納の方の手数料が、口座のほうですけれども、それまで1件10円だったものが20円へと増額しているものでございます。
酒井たくや委員
振込のほうが1件当たり70円程度上がったんでしょう。もう一個、受けるのが10円から20円になった、そういう理解ですよね。東京23区、東京都もそうですけど、みずほ銀行が指定銀行としてやっているんだろうと思うんですけれども、こういうことに関しては、話合いの中で決まっていくのか、それとも言われたらそのままになっちゃうのか、その辺、簡単に教えてください。
古本会計室長
こちらは23区の会計管理者の会というのがございまして、その会とみずほ銀行との間で協議を行いまして、合意に至ったものについて改定をしているというものでございます。
酒井たくや委員
振込手数料1件45円から113円というのは、それでも23区の中で合意したということでしょう。これは長い歴史があるんですよね。東京都、それから東京都の内部団体であった特別区のころからずっとみずほ銀行でやっていて、恐らくみずほ銀行以外受けてくれないのか、分からないんですけど、例えばみずほ銀行の指定を23区で外すこと、別のところに受けてもらうことだとか、中野区だけとか、そういうことはできるんですか。
古本会計室長
現在でも、それぞれの区でみずほ銀行を指定しておりますので、可能か不可能かといえば、中野区だけ別の銀行を指定するということは可能でございます。
酒井たくや委員
そうすることによって、何か不便、不利益は出ますか。
古本会計室長
これまでは、先ほど申しました23区全体で銀行と交渉していくということで一定のメリットもあったかと思いますけども、仮にですけども、区単独でどこかの銀行とやり取りするようになったとしたならば、区のほうの責任も重くなるというか、負担も増える可能性があるかなというふうに考えます。
酒井たくや委員
最後にします。ちょっと物騒な話をして申し訳ありません。一方、23区はみずほ銀行でやっていると思うんですけれども、例えば地方に行くと地方銀行でやっていたりだとかいろいろあると思うんですよ。そういったところのこういった手数料に関しましては、ちょっと研究してみていただいて、要するにそういう素材があってこそ、23区側がみずほ銀行といろいろ議論したりだとかできると思うんですよ。現状、そういうのはつかんでいらっしゃいますか。
古本会計室長
これまでは、23区とみずほ銀行の中で交渉しておりましたが、一方で、市の状況というのは、あまりこれまで把握はしておりませんでしたので、今後も委員のご提案を踏まえまして対応していきたいと思います。
酒井たくや委員
当然、長い歴史がいろいろあったりだとか、中野区だけが抜けるなんていうのは、なかなか難しいのは理解しますが、他の地域の在り方なんかも調べていただいて、23区の中で会計室の課長会なんかも恐らくあるでしょうから、共有しながら、どういうものがあるべきかというのは考えていっていただきたいと思います。
平山英明委員
すみません、何点か。これは当初予算と予算現額が違うのは何でですか。
古本会計室長
こちらは、主に人件費のところですけども、給与改定がありました関係で、会計室の場合は狭い枠の中でやっておりまして、その部分の流用を行ったものが主な要因でございます。
平山英明委員
人件費はこれからじゃないですか。人件費じゃなくて、会計管理のところで、当初予算は5,999万5,000円じゃなかったでしたっけ。予算現額6,029万8,000円になっているじゃないですか。これはどうしてですかという。
古本会計室長
失礼いたしました。会計管理のところでは、公金取扱手数料等が一部不足しまして、流用したものでございます。
平山英明委員
それはどこから持ってきたんですか。
古本会計室長
総務費のほうから流用させていただきました。
平山英明委員
それは項を超えた流用ということですか。総務費のどこから。項間流用なのか目間流用なのか。
古本会計室長
会計費からでございます。
すみません。訂正させていただきます。会計費の中に時間外勤務手当がありまして、そちらからこちらの会計管理のほうに流用させていただきました。申し訳ございませんでした。
平山英明委員
ごめんなさい。私、詳しくないので教えてほしいんですけど、人件費から持ってきていいんですか。人件費同士の流用は当然あるんでしょうけど、人件費からこういう費目に流用するというのはありなんでしたっけ。
竹内企画部財政課長
基本的には人件費、要するに性質が変わるものというのはあり得ないところなんですけど、ちょっと会計室の場合は費目がなかったために、こちらのほうを流用したというものでございます。
平山英明委員
僕、初めてなのでびっくりしているんですよ。確かに会計室というのは持ってくるところがないじゃないですか。じゃあ、どうだという話はあるんだけど。額が額だからですけど、人件費から持ってくるぐらいだったら、少額だろうが、会計処理上は補正予算の対応とかというのは考えるべきだったんじゃないかなと思うんですけど、財政課の御認識はどうですか。
竹内企画部財政課長
本来は補正予算という対応というのも考慮しなければいけなかったと思いますが、ちょっといとまがなかったと、そういったタイミングのところもありましたので、今後そういったところも踏まえて、執行状況であるとか、そういったところの確認も踏まえて、適切な対応を行っていきたいと考えてございます。
平山英明委員
いとまがなかったのかどうか確認しましょう。流用した費目は何になりますか。流用元じゃなくて流用先。
古本会計室長
公金取扱手数料等でございます。
平山英明委員
公金取扱手数料等がいつぐらいに不足というのが分かったんですか。
古本会計室長
こちらは4月に入りまして、旧年度の請求書が来るんですが、それで分かったものでございます。
平山英明委員
4月というのは、年度をまたいで出納閉鎖期間の4月ということですか。
古本会計室長
委員おっしゃるとおりでございます。
平山英明委員
それはいとまがなかったですね。その上で、予算書にある新庁舎移転に伴う交付物品あっせん事業(推進)、61万5,000円、これは決算書上、どこで見ればいいんですか。
古本会計室長
そちらは交付物品運搬業務委託とあります執行額53万9,000円が該当いたします。
平山英明委員
予算書を見直したりしていたら、予算現額と当初予算が違うなと思いながら、そうしたら、たどり着いたら流用していたという。でも、適切な会計処理だとは思わないので、討論か、見解かで、これについてはうちの会派として意見は述べさせていただきたいと思っていますが、以後ないようにといっても、時期を聞くと、補正予算では無理だったんだけど、ちょっと考えなきゃいけないですね。よろしくお願いします。
羽鳥だいすけ委員
ここの中にある全自動製本機賃借料というのがあるんですけども、これはどういったものに活用されていたんでしょうか。
古本会計室長
こちらは会計室のほうで保管いたします請求書とか、あとは納付書の領収書の部分を日々保管しておりまして、それをとじるための機械でございます。
羽鳥だいすけ委員
てっきり私は、決算説明書とかの製本のためにそういう機械をお借りしているのかなと思ったんですけど、そうではないんですね。
それで、決算年度は「決算書」及び「決算説明書」印刷ということで91万円余が決算額になっているんですけども、今年度の予算の補助資料を見てみますと、ここが多分見直しというふうになっているんですかね。決算書等のペーパーレス化(見直し)というふうになっていて、22万5,000円が今年度の計上となっているんですけど、これは項目としては同じということなんでしょうか。
古本会計室長
委員おっしゃるとおりで、令和6年度までは業者委託をして印刷をしていたところですけども、新年度、令和7年度におきましては、冊数を減らしまして、その分、職員による印刷に切り替えまして、経費を削減しているというものでございます。
羽鳥だいすけ委員
歳入歳出決算説明書とかというのは、この決算年度、2024年度は何冊印刷して、新年度、今年度については何冊印刷をしたんですか。
古本会計室長
こちらは決算書と決算説明書、それぞれありますけども、令和6年度はそれぞれ230部でございます。新年度のほうは77部で、153部削減しております。
羽鳥だいすけ委員
77部ということは、議員が41部だから、77部のうち41部は議員用に印刷して、33部というのはどこに行っているんですか。
古本会計室長
区立の図書館とか、あと資料用として印刷をしております。
羽鳥だいすけ委員
確かにそのくらいの部数になってしまうと、業者に委託をすると、1冊当たりの代金が物すごく高くなってしまうのかなというので、ペーパーレス化の中でコスト削減、若干いた仕方ないような気も、コストだけ見れば何となくそんな気はするんですけれども、今年の予算書のところで触れかけて、決算、会計ですよというふうに言われて、今、触れるんですけども、これが来て、私たちは使いづらいなというようなことを思ったんですよね。区民の皆さんもどれだけ見る方がいらっしゃるのかというのはあるんですけども、ひもでとじるというのだと、ちゃんと紙で印刷されたものの保存性ということから考えても、ちょっとそこぐらいはちゃんと製本してもいいんじゃないのかなというようなことは思ったんですけれども、新年度とかそういう方針はあまりないですかね。
古本会計室長
令和7年度は先ほど申し上げたとおりで、今後もこのような形でペーパーレスを進めていくということで考えております。
河合りな主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、進行します。
次は、168ページから169ページ、3項選挙費、1目選挙費、事務事業1、選挙について、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
質疑がなければ、進行します。
次は、168ページから175ページ、事務事業3、選挙執行について、質疑はありませんか。
市川しんたろう委員
我が会派の武井議員から選挙の話をさせていただいたと思うんですけど、最近、無効票とかが多いと、文字が枠に入っていなかったりとか。僕は知らなかったんですが、投票所の中には選挙リテラシーに関する貼り紙とかを貼れないと聞いたんですけど、それは本当ですか。
永田選挙管理委員会事務局長
投票所の中におけます掲示物等につきましては、有権者の方に何らか候補者や政党名等を連想させるような掲示物については、控える必要があるという考え方がございます。具体的に、今お話しございました無効票を防止するために、投票用紙の正しい書き方などの掲示がどのようなものであれば可能なのかというのは、特に具体的には提示されているものはないという状況でございますので、各選挙管理委員会の判断ということになろうかと思います。
市川しんたろう委員
選挙管理委員会の判断ということであれば、武井議員から指摘があったかもしれませんけども、例えば入場整理券とかを郵送するわけですよね。そういった中に同封して、注意喚起のものを入れたりとか、そういうことというのは可能なんですか。
永田選挙管理委員会事務局長
現在、投票所の入場整理券は各世帯ごとに封筒で郵送させていただいております。その中には、入場券のほか、投票していただく上での注意事項等の御案内、また、投票所の変更があった場合などには、そうした関連のチラシも同封をさせていただいてございます。
したがいまして、入場整理券の封筒の中に同封することにつきましては、重量の制限等々を考慮した上での検討になろうかと思います。
市川しんたろう委員
重量によって金額が変わってしまうと思いますので、その辺は注意をしながら、可能な限りやっていただけたらなと思います。
あともう一つ、中野区というのは、投票して、開票が翌日になっていると思うんですね。翌日から例えば即日開票に変えると、費用としてはどれぐらい変わりますか。大体見込みでいいです。
永田選挙管理委員会事務局長
これまで行いました試算で申しますと、おおむね250万円から300万円程度の増額になるというふうに考えてございます。
市川しんたろう委員
250万円から300万円と。仮に300万円としたときに、有権者1人何十円かですよね。有権者の方が何十円か税金として納めていただいている分から負担すれば、実現できるということだと思います。決してそれは高いものではないんじゃないかなと思って、もともと翌日開票になったのというのは、例えば財政的な負担だったりとかそういったことが考慮されて、翌日にしたほうが費用が安価に済むのではないかというところから始まったんだと思います。ただ、今、選挙もSNSとかネットだとかそういうものがよく使われていて、情報社会になっていますので、情報の鮮度というものが非常に重要なんじゃないかなと思うんですね。なので、即日開票にしていただけないのかということもいろいろ今後検討を重ねていくと思うんですけど、仮に翌日から即日に変えていくとなった場合に、どこで議論される話なんですか。
永田選挙管理委員会事務局長
選挙管理委員会の中で検討いただいて、決定をいただく予定でございます。
市川しんたろう委員
じゃ、ぜひ毎月行われているであろう選挙管理委員会でこういった指摘が議会からあったということで、先ほど公契約条例の話もありましたけども、そういうところで議論を進めていただきたいと思います。
待っているのも結構大変なんですよね。つらいんですよ、結構。なので、ぜひ進めていただきたいなというのが我が会派の見解でございますので、よろしくお願いいたします。
河合りな主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、進行します。
次に、176ページから177ページ、4項監査委員費、1目監査委員費、事務事業1、監査委員について、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、進行します。
次に、176ページから179ページ、事務事業3、事務局について、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、進行します。
次に、4款区民費に移ります。184ページから185ページ、4款区民費、1項区民費、1目区民サービス費、事務事業5、区民サービス企画調整のうち、AIチャットボットシステム導入委託等について、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、進行します。
次は、6款地域支えあい推進費になります。286ページから289ページ、6款地域支えあい推進費、1項地域支えあい推進費、1目地域活動推進費、事務事業4、区民活動推進のうち、企画部所管のもの。対象となるのは、事業メニュー2、公益活動推進のうち、区民公益活動に対する政策助成の活動領域1、人権・多様性の尊重、男女共同参画及び平和を推進するための活動となります。
これについて、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、進行します。
次は、11款公債費となります。424ページから425ページ、11款公債費、1項公債費、1目公債費、事務事業1、区債元金について、御質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、進行します。
ページは同じく424ページから425ページ、事務事業2、区債利子について、御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、進行します。
次に、同じページで事務事業3、公債諸費について、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、進行します。
次に、同じページで事務事業4、一時借入金利子について、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、進行します。
次に、12款諸支出金についてです。426ページから427ページ、12款諸支出金、1項積立金、1目積立金、事務事業1、財政調整基金積立金について、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、進行します。
同ページで、事務事業2、減債基金積立金について、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、進行します。
次、同じページ、事務事業3、特定目的基金積立金、この事業のうち、事業メニュー7、区民公益活動推進基金積立金、事業メニュー8、環境基金積立金、事業メニュー9、新型コロナウイルス感染症対策利子補給基金積立金、事業メニュー10、子ども・若者文化芸術振興基金積立金は審査の対象外となります。
こちらについて、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、進行します。
次に、426ページから427ページ、2項用地特別会計繰出金、1目用地特別会計繰出金、事務事業1、用地特別会計繰出金について、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、進行します。
次に、13款予備費にいきます。428ページから429ページ、13款予備費、1項予備費、1目予備費、事務事業1、予備費について、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、進行します。
それでは、次に、職員の人件費関係について、質疑を行います。ページは全般にわたっておりますが、一括して質疑を行います。
なお、人件費のうち、特殊勤務手当、時間外勤務手当、休日給、夜勤手当、職員旅費、期末手当、勤勉手当を除く会計年度任用職員及び任期付き短時間勤務職員人件費の一部については、各分科会での審査となり、給料、職員共済組合等事業主負担金、他の分科会分担分を除く職員手当等、職員旅費及び会計年度任用職員についてが総務分科会の分担分となりますので、御承知おきください。
それでは、質疑に入ります。質疑はありませんか。
酒井たくや委員
監査委員からの審査意見書にある流用状況についてで、人件費の流用が令和4年度、令和5年度、令和6年度と増えていっているんですね。たしか令和4年度の予算編成において、人件費については流用を少なくする、それから、各課について、余白を持って予算措置していたのを見直すというふうなことがあったと思うんですけれども、ちょっとその辺、まず簡単に教えてください。
中村総務部職員課長
令和4年度に、委員御案内の人件費の流用を減らすために予算科目の構成を変更したということで認識してございます。
酒井たくや委員
いや、もうちょっと詳しく、職員課なんだから答えてくれればいいんじゃないの。課でついていたのを部ごとでつけて、そういう中で執行残を少なくするのと流用を少なくするというのが観点だったわけでしょう。にもかかわらず、令和4年度から比べると、令和5年度は36件から66件、令和6年度は66件から89件と増えているんですよ。ここの理由を教えてください。
中村総務部職員課長
監査意見書にある全ての数字を職員課で把握できているわけではないんですけども、昨年度につきまして流用件数が増えた理由につきましては、人事院勧告に基づく大幅な給料改定の影響及び期末・勤勉手当が増となったことが要因であると認識してございます。
酒井たくや委員
人事委員会の勧告は12月ぐらいでしょう。そこで、その勧告に基づいて、12月の段階で給与面のところも変わっていくから、そこで足りなくなった、そういう理解でいいんですか。
中村総務部職員課長
その認識でございます。
酒井たくや委員
こういうふうに増えておるわけですよね。それは要するに令和4年度に区が流用件数を人件費のところで少なくする、それから、執行残を各課で出さないように人件費のところでするというところは守られているという理解でいいのかと、今回の件に関しましては、あくまで人事委員会の勧告で恐らく今の民間の給与の上がり幅でいうと、皆さんも給与の上がり幅が多くあったと思うんですけど、そういうのが影響なんだ、そういう理解でいいんですね。
中村総務部職員課長
委員御案内の影響があったことと思います。御参考までに、もし仮になんですけども、以前の方式でやっていた場合は、もっと流用が増えていたので、以前の予算科目の変更についての効果は出ているものと認識してございます。
酒井たくや委員
そんな余計なことを答えると、また長くなっちゃう。当たり前じゃないですか。そうしないために予算の措置を変えて、過去でやっていたら、そんな増えていますというのは当たり前じゃないですか。僕が今聞いているのは、変更したにもかかわらず増えている理由は何なんですかと聞いているんですよ。併せて、どちらがお答えするのか分かりませんけども、全てを把握しているものではありませんと言った人がどうして答えているのかも分からない。じゃ、誰が答えるんですか。財政課なの。何か御見解ありますか。
竹内企画部財政課長
予算措置のほうの変更をさせていただいて、流用の件数であるとか、あと執行の工夫であるとか、そういったところのやりやすさというのがありまして、人件費の不用額というのが令和3年度ぐらいから大体10億円ぐらい、予算規模は膨らんでいるんですけども、そちらのほうは変わっていない状況にございまして、令和6年度もこういった影響でありましたけど、総務65の資料とかで不用額の一覧とかありますけど、人件費を見てみますと、大体10億円規模になっていますので、そういったところに一定の効果はあったのかなと思っています。
ただ、今後、また、勧告のほうもありまして、それがまた増えていくという状況もありますので、そういったところは過去の状況とかも確認しながら、適切な予算措置をして、しっかりと人に対する経費というのを効果的に、効率的に行っていきたいと考えてございます。
酒井たくや委員
1点だけ財政課に最後にお聞きしたいんですけど、来年度の令和8年度においても恐らくこういった流れだったらば、人件費が上がっていくんだろうというのはあるじゃないですか。一方、勧告がない中で予算編成するときは、そういった上がり幅の分も、勧告がないんだけれども、そこを見越した上で編成をするものなんですか。最後にそれだけちょっと教えてください。
竹内企画部財政課長
財政課のほうでも長期的な財政見通しということでは、財政フレームを組んでいるときに、人件費の上がり幅とかそういったところも総合的に見ているところがございます。そういうふうにして、一定の予測を立てながら、あらゆる可能性というのもしっかり対応できるような形で予算編成は進めていきたいと考えてございますので、そういったところはしっかりとやっていきたいと考えてございます。
酒井たくや委員
それと、通勤費でお尋ねしたいんですけれども、これは職員課のほうでいいんですかね。全体で通勤費というのは幾らぐらいになっていますか。
中村総務部職員課長
全部の通勤手当、ちょっとお時間いただけますか。
酒井たくや委員
せんだって、八王子市で97人が通勤手当の不正受給、1,600万円返納というのがあったんですよ。当区ではこのようなことは当然ないというふうには理解していますが、八王子市のほうも、他の自治体でそういう事例があったから、改めてICカードなんかを確認して、こういうのが発覚したんですって。うちのほうはこういうことがあってから、何かアクションされましたか。
中村総務部職員課長
通勤手当につきましては、現況届を確認しておりまして、適正に実施している認識でございます。
酒井たくや委員
どういうふうに確認されているんですか。要するに、定期券を購入していなかったり、ICカードに正しい履歴が残っていなかったというのを確認しているんですよ。当区はそういったところまで確認しているのか、性善説みたいな形で申請されたのがそのまま了としているのか、どっちなんですか。
中村総務部職員課長
通勤手当につきまして、現況届なので、申請に基づきまして確認をいたします。
酒井たくや委員
要するに、申請だけでやっているという理解でいいんでしょう。
中村総務部職員課長
現状はそのとおりでございます。
酒井たくや委員
八王子市でこういうふうな事件があった中で、当然ないと思いますけれども、八王子市も都内の他の自治体でそういうのが発覚したからやっているんですよ。じゃ、うちの中で一つそういうのも考えてみるというのはどうなんですか。
中村総務部職員課長
他の自治体の状況も踏まえまして、考えていきます。
酒井たくや委員
考えるということは、対応するという理解でいいですか。
中村総務部職員課長
他の自治体の動向、状況を踏まえまして、考えていきます。
酒井たくや委員
他の自治体の動向というのは、八王子市がやっている事例を僕は出しているんですよ。どこまで動向を見るんですか。しっかり答えてください。
濵口総務部長
現状では、先ほど職員課長が答弁したとおり、職員の申請の確認を各自というところで注意を促しているという状況でございますので、今そういった不正について改めて徹底ということでございますので、どういったスキームでそれができるかというところを見定めながら、検討してまいりたいと考えております。
大沢ひろゆき委員
人件費のところでどうしても1か所だけ確認しておきたいところがありまして、138ページから139ページのところ、総務費の中の総務関係人件費等というところなんですけれども、まず退職金の影響がかなりあるということはある程度聞いてはいるんですけれども、前年度において執行率97.1%という状況だったんですけど、今回90.6%まで下がっていて、不用額が令和5年度9,500万円余だったのが、令和6年度は5億2,600万円余までなっているんですけど、この部分はどのような理由でしょうか。
中村総務部職員課長
こちらで積算しているのが昨年11月の時点での想定になりますので、そこと実態との乖離だというふうに認識してございます。
大沢ひろゆき委員
質問しているのは、その乖離はなぜ起きたのですかと聞いています。
中村総務部職員課長
その時点での定数等の状況で反映してございますので、そちらと実態に差が出たという認識でございます。
大沢ひろゆき委員
相変わらず答えになっていないと思うんですけど、令和5年度の決算では、執行率が97.1%でした。それが令和6年度になって、同じ総務関連人件費等が90.6%の執行率に低迷したと。この差が不用額の増分にほぼほぼ、丸々なっているぐらいの話なんですよ、去年83億円だったのが88億円になっていますから。それはなぜですかということを聞いています。
中村総務部職員課長
ちょっと個別の数字について、確認させていただいてよろしいでしょうか。答弁保留でお願いします。
河合りな主査
答弁保留がありましたので、後ほど答弁をお願いします。進行します。
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、答弁保留を除き、進行します。
続きまして、一般会計歳入について質疑を行います。
進め方について相談したいため、暫時休憩します。
(午後6時10分)
河合りな主査
分科会を再開します。
(午後6時10分)
休憩中に御協議いただきましたとおり、一般会計歳入については一括して審査することに変更したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
御異議ありませんので、そのように確認します。
それでは、歳入決算説明書補助資料を基に一括して質疑を行いたいと思います。質疑はありませんか。
酒井たくや委員
特別区交付金でお尋ねさせてください。特別区交付金のうちの特別交付金、これが令和6年度は決算額は27億5,900万円余なんですね。予算現額は15億円です。令和5年度、令和4年度の予算額と決算額を教えてください。
竹内企画部財政課長
令和5年度は特別交付金は約35億円となってございます。令和4年度は、すみません、ちょっとお時間をいただければと思います。答弁保留で。
河合りな主査
答弁保留がありましたので、後ほど答弁をお願いします。
では、他に質疑はありませんか。
大内しんご委員
6ページのところの総務使用料で中野区職員労働組合とみずほ銀行キャッシュコーナーで歳入が入ってきているんですけれども、旧庁舎の金額が出ていまして、新庁舎の金額が平米数当たりで安くなっているみたいなんですけど、その理由は何ですか。
増子総務部庁舎管理担当課長
少し調べますので、お時間ください。
大内しんご委員
たしか旧庁舎でいうと、職員労働組合もみずほ銀行のキャッシュコーナーのところも単価は同じなんですけども、旧庁舎のときは平米数当たり2,083円、新庁舎の場合は平米数当たり1,683円になっているみたいなんですよね。先ほど言った様々な光熱水費も値上がりしている中で、部屋代が安くなっているというのはどういう理由で安くなっているのか。
増子総務部庁舎管理担当課長
それも含めて答弁保留いたします。
河合りな主査
答弁保留がありましたので、後ほど答弁をお願いします。
大内しんご委員
それと、みずほ銀行の場合、キャッシュコーナーはここに出ているんですけれども、みずほ銀行自体が部屋を借りているじゃないですか。あれはどこに入っていますかね。
増子総務部庁舎管理担当課長
みずほ銀行はATMの部分だけ使用許可をいただいていまして、ATMの部分だけ徴収をしてございます。
大内しんご委員
あそこのみずほ銀行さんが使っているところは無償なの。要は、むしろやってもらっているという理解なのかな。無料で貸出しているの。
増子総務部庁舎管理担当課長
委員の御認識のとおりでございます。
大内しんご委員
その根拠となるものは何なの、無料で貸し出すという。
増子総務部庁舎管理担当課長
そちらについても答弁保留でお願いします。
河合りな主査
答弁保留がありましたので、後ほど答弁をお願いします。
大内しんご委員
併せて、要はキャッシュコーナーのところは有料にしていて、税金だとか納めるための機能があるので、出納の関係で無償で来てもらっているという理解なのかなと、そんな感じで分からなかったので聞いているので、お願いします。
竹内企画部財政課長
失礼いたしました。先ほどの酒井委員の質疑に対する答弁保留の件ですが、令和4年度の特別交付金の算定額でございますが、約27億円でございます。
酒井たくや委員
令和4年度の特別交付金は約27億円、令和5年度は約35億円、令和6年度は27億円程度なんですよね。一方、予算に関しましては、令和4年度、令和5年度、令和6年度共に15億円です。特別交付金は災害時等という中で、基準財政需要額の算定されていないものに関して対応するものなんだというふうなところで、深くて見えない部分があるんですけれども、一方で、令和7年度から特別区財政調整交付金の配分比率が変わりました。それに合わせて普通交付金と特別交付金も変わったんですが、特別交付金のほうが5%から6%になったんですよね。令和7年度の当区の予算措置を見てみると、5%から6%になったので、15億円を18億円にしていたんでしたかね。要するに、特別交付金のパーセンテージが変わった分だけしか見ていないんですけれども、一方で、この決算額を見ると、予算編成時と乖離も出てきているところがあるんですよ。一方で不確定なところがあったりというのは分かるんですけれども、じゃ、今後の令和8年度の予算編成に関しては、どのようにお考えでしょうか。
竹内企画部財政課長
委員御案内のとおり、特別交付金の割合のほうも増えている状況でございまして、特別区全体でもそういったフレームなどが増えているところがございます。決算状況も見ながら、そういったところは適切な予算の積算に努めていきたいと考えてございます。
羽鳥だいすけ委員
私も特別交付金のところになるんですけども、この決算年度では、何に27億円余りが充当されたんでしょうか。そういうものではない。
竹内企画部財政課長
こちらは一般財源になりますので、区政の全般の経費に充当されたというものでございます。
羽鳥だいすけ委員
じゃ、何か特定の事業に使われたとか、そのために交付されたとか、そういうものではない。一般財源としてまるっと、最終的には一緒に来たということになるんですかね。
竹内企画部財政課長
委員御指摘のとおりでございます。
平山英明委員
細かいのを先に二つ。14ページの旧商工会館用地貸付料ですけど、これはどこを貸していたのですか。
半田企画部資産管理活用課長
こちらにつきましては、旧商工会館の跡地に電柱、そういったものを貸付けしているものですので、そちらの使用料でございます。
平山英明委員
もう一つ細かいのを、22ページの雑入のところの私用電話料というのがあるんですけど、これは何なのですか。私用電話料と書いてありますけど。
河合りな主査
休憩します。
(午後6時20分)
河合りな主査
分科会を再開します。
(午後6時20分)
増子総務部庁舎管理担当課長
私用電話料でございますが、主に特別職が送る電報になります。
平山英明委員
特別職が送る、特別職に送る、主語がよく聞き取れなかったです。
増子総務部庁舎管理担当課長
主にということで、主に特別職が送る電報の金額になります。
平山英明委員
その電報は、例えばどういったところに送られるんですか。
増子総務部庁舎管理担当課長
慶弔だとかそういった電報ということで、依頼を受けて送るものになります。
平山英明委員
それは私用電話料になるんですか。公用ではない。私用なんですか。そこが分からないんですよ、区別が。
増子総務部庁舎管理担当課長
あくまでも私費としてという考えですので、私用電話料という形で私費という形で考えてございます。
平山英明委員
あくまで私人として送るから。じゃ、どうしてそれを庁内から送る必要があるんですか。だって庁内から送っているから、雑入として戻してもらっているわけでしょう。私人として私的な形で送るのであれば、庁内から送るのは適切なんですか。分からないんですよ。
増子総務部庁舎管理担当課長
今まで私費として電報で上がっていたということは事実でございますが、そういった在り方も含めて、内部で検討いたします。
平山英明委員
やめてくださいという話じゃなくて、どういう事情とか理由があるのかというのを知りたいなと思ったので、また機会があったら、ぜひお知らせください。
それと、もう一個、16ページの寄付金のところ、寄付金の説明のところで区政全般のための寄付金云々というので、共済企画センターからの寄付金を抜かして、6項目、分野分けの寄付金を書かれていますよね。このように分けられているのはどうしてですか。
竹内企画部財政課長
こちらに関しましては、基本的にそれぞれの基金に対応するようなものになってございます。例えば防災・危機管理というのはちょっと違いますが、これも財政調整基金のほうになりますけれども、基本的には基金を中心にした寄付金の考え方という振り分けになってございます。
平山英明委員
寄付の申込みのほうにはチェックをつけていただくところがありますよね。例えばシティプロモーション事業というのはどこに入るんですか。
竹内企画部財政課長
個別の目的にはこちらのほうには対応していないところがあるので、区政全般のためになるかなと思います。
平山英明委員
シティプロモーションというのは区政全般ではないですよね。要は、例えば動物愛護はどれになるんですか。
竹内企画部財政課長
指定の目的のものはないですけど、福祉とか、あと教育といったものになるかと思います。
平山英明委員
動物愛護は明確に教育ではないですね。
あと、世界に類を見ない哲学のテーマパーク哲学堂公園整備とあるんですよ。これはまだやっているんでしたっけ。
竹内企画部財政課長
こちらのほうに関しましては、観光目的になるかなと思うんですけど、寄付金はゼロ、令和6年度に限ってはないという形になっています。
平山英明委員
いや、区の事業として、世界に類を見ない哲学のテーマパーク哲学堂公園の整備をやっているのかどうかということなんですが。それはそれとして、要するに、ふるさと納税の話も出たじゃないですか。やっぱり寄付者の方の御意向がきちんと反映されていますよというのが決算の上でも見えるようになったほうがいいのかなと思うと、この決算書はそちら側がやりやすいように、入れるお財布に合わせて項目を書きましたというけども、決算書は公開されるわけですから、決算説明書も、寄附申込者が入れた動物愛護がないぞというふうになると、やっぱり申し訳ないじゃないですか。ここの表記も考えたほうがいいんじゃないかということと、寄付の目的ももう一回棚卸したほうがいいんじゃないかなと思っているんですけど、どうですか。
竹内企画部財政課長
今回、ふるさと納税とかでもいろいろ指摘をいただきましたので、寄付者の方の目的、使途の目的の在り方、そういったことも見直しの検討を進めていきたいと考えてございます。
立石りお委員
5ページの新区役所整備のところの対予算収入率が199.3%になっているんですけど、そちらの理由を教えてください。
青木総務部DX推進室働き方DX推進担当課長
新区役所整備の負担金になりますが、こちらについては6ページのところを見ていただきますと、新庁舎整備に関わる東京都負担金ということで、これは新庁舎整備プロジェクトの中で東京都第三建設事務所がありますので、そこの面積割合に応じて東京都に負担いただくものとなっておりまして、細目を見ていただくと、新庁舎オフィス環境整備等業務委託、新庁舎移転業務委託、新庁舎移転プロジェクトマネジメント業務委託、こちらについては債務負担行為で、予算計上時に金額がある程度固まっておりますので、実勢に近いような金額で予算計上しているため、執行割合というのが高いということで認識しているところでございます。
立石りお委員
実際に金額が対予算収入率が上がっている理由としては、どういう理由ですか。
青木総務部DX推進室働き方DX推進担当課長
前年度に比べて対予算収入率が上がっている理由ですか。ちょっとお時間いただきたいと思います。
河合りな主査
答弁保留がありましたので、後ほど答弁をお願いします。
立石りお委員
17ページの繰入金のところで伺いたいんですけれども、特定目的基金のうち、義務教育施設整備基金繰入金とか社会福祉施設整備基金繰入金とかはいつも年度末の財源更生で、基本、一般財源とか税収が上振れして使わなかったよということで何となく認識しているんですけど、道路・公園整備基金繰入金なども同じような理由なんでしたっけ。
竹内企画部財政課長
道路・公園整備基金繰入金等につきましても、実質の決算額を見て繰り入れるという形になってございます。
立石りお委員
それと、これも私の認識不足なので、教えていただきたいんですけども、繰入金の減額というのは、年度末の最終、いつも財源更生をしている金額で基本的に固まっているものなのか、実際それ以降、繰り入れることが想定よりも少なくて、決算という形で数字は変わっているという認識でいいですか。
竹内企画部財政課長
基本的には最終補正で補正額のほうを算出しまして、出納整理期間のところで需用費であるとか、一般財源の歳入具合とかそういったことを総合的に判断して繰入額を決めているというものでございます。
立石りお委員
基金運用のところで、実際、予算よりも繰入額が少ないと、これは数年の税収増の傾向だと思いますけれども、こういう状況も把握した上で、基金運用の在り方を検討していただきたいと思いますが、いかがですか。
半田企画部資産管理活用課長
基金の運用につきましては、今現在の金利の上昇している動向も踏まえまして、改めて検討を進めていきたいと考えてございます。
河合りな主査
休憩します。
(午後6時31分)
河合りな主査
分科会を再開します。
(午後6時32分)
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
永井総務部防災危機管理課長
先ほど立石委員の質疑の答弁保留の負担金の部分につきまして、収入率が199.3%と言った理由につきましては、こちらに記載されている東京都防災行政無線整備工事に係る都負担金、こちらの5,585万5,073円がそのまま予算の差額になっていまして、こちらは当初予算に計上が漏れていたというところで、収入だけあったところでございます。
古本会計室長
先ほどの大内委員の質疑の答弁保留について、みずほ銀行のキャッシュコーナーを除いた執務室の部分について私のほうからお答えいたします。
あそこのスペースにつきましては、区と指定金融機関の間で公金の収納とか支払いの業務を委託しておりまして、その中で無償で貸し出しているものでございます。
大内しんご委員
区の出納の仕事も手伝ってもらっているからということですね。じゃ、キャッシュコーナーに関しては、単純にどなたでも利用できるために、一応有料貸出しになっているということでいいんですか。
古本会計室長
ここに出てまいりましたみずほ銀行のキャッシュコーナーの部分については、区のほうで使用料を頂いているというものでございます。
増子総務部庁舎管理担当課長
先ほどの大内委員の質疑の答弁保留について、まず旧庁舎の中野区職員労働組合とみずほ銀行キャッシュコーナー、新庁舎の中野区職員労働組合とみずほ銀行キャッシュコーナーの比較でございますが、まず旧庁舎が安いということ、旧庁舎はまず1か月ですので、金額が僅かになっていまして、新庁舎は11か月ということで金額が大きく変わっているということ。あと平米単価でございますが、全体の面積から表しますと、組合が100平米ですけども、パーセンテージが低くなりますので、路線単価だとか計算して掛けるときに安くなってしまうということから、安くなったということが理由として考えられます。
大内しんご委員
新庁舎に来て安くなっているんですよ、平米単価が、旧庁舎より新しい建物で。別に建築費に乗せろとか言っているつもりはないですよ。前のやつは50年ぐらいたったから、その割には高かったのかなと。新庁舎に来て、いろいろ設備がかかったと思うんですけども、そういったものは一切乗らずに、計算の仕方が。普通、新庁舎に来たら高くなるじゃないですか。それがむしろ安くなっているというのはどういうことなのかと聞いているんですけど。
増子総務部庁舎管理担当課長
単価を表すときに、全体の4万7,000平米から占有する面積でパーセンテージを表します。それから路線単価を掛けて単価を出すことになりますけども、全体の分母が4万7,000平米で大きいですので、割合が下がったということになりますので、そのまま平米単価が安くなったということになります。建築費は乗せていない計算ということになります。
河合りな主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
質疑がなければ、先ほどの職員課の人件費の方の答弁保留の答えが用意できたようなので、そちらをお願いします。
中村総務部職員課長
先ほど答弁保留、失礼いたしました。酒井委員から通勤手当の総額の御質問をいただきまして、答弁保留をして失礼いたしました。
通勤費の総額でございますが、常勤職員、会計年度任用職員を合わせまして3億5,600万円程度でございます。
河合りな主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、続いて、大沢委員の総務関係人件費等であった答弁保留に対する答弁についてお願いします。
中村総務部職員課長
先ほど大沢委員の答弁保留につきまして御答弁させていただきます。
執行率が前年度に比べて低い理由につきまして確認いたしまして、こちらの要因につきましては、退職手当の不用額が要因でございまして、こちらにつきましては、勧奨退職者数が想定の見込みよりも少なかったためというふうに分析してございます。
大沢ひろゆき委員
そうすると、今まで2年に一度、今の時期は退職者が発生するから、退職手当のところが狂いやすいという認識をしていたんだけど、そうではなくて、昨年度はたまたま勧奨28人ですか、その数字が想定どおりだったけれども、今回はそれより多い勧奨33人が実際に発生しているんだけれども、それよりももっと発生するだろうと、そういう読みをしたということ、それで正しいんですか。
中村総務部職員課長
定年延長に伴いまして、令和5年度は定年退職がなかったので、勧奨退職が一定数いたのかなということも予想としてはございまして、令和6年度は定年退職がございましたので、勧奨退職が少なかった、その見込み差が17名だったというふうに考えてございます。
大沢ひろゆき委員
すみません。やめたいんですけど、やめられないのが、勧奨退職者は令和6年度は33人と書いてありますよね。令和5年度の資料を見ると、28人と書いてあるんですよ。増えているんですよねということで、今の説明と逆なんですけど、どういうことでしょう。
中村総務部職員課長
積算の想定ではその人数で想定していたんですけども、結果的には少なかったというものでございます。
大沢ひろゆき委員
そうすると、予算上、定年退職が発生する年のほうが勧奨退職者がよりたくさん発生するというふうに読んでいるという、それが正しいんですか。何か逆の気がするんですけど、そうなんですか。
中村総務部職員課長
委員御案内のように、定年退職が発生しない年は勧奨退職が多い年だということで捉えてございますけども、その分と実際の積算時の想定と差が出たものでございます。
大沢ひろゆき委員
やっぱり書いてあることとどうも逆で、もしかすると予算を作成する段階から、何か間違った前提でつくっているから狂うんじゃないかという気がすごくしてきたので、この分やると長くなるので、ちょっと別の場で一度、ここの考え方を説明していただく機会をいただければと思います。
河合りな主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
質疑がなければ、以上で一般会計分担分についての質疑を終了します。
次に、用地特別会計の歳入歳出について一括して質疑を行います。用地特別会計は決算説明書の431ページから445ページとなります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
質疑がなければ、以上で用地特別会計についての質疑を終了します。
次に、国民健康保険事業特別会計について質疑を行います。
まず歳入の458ページから459ページ、7款諸収入、3項雑入のうち、6目納付金について、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、進行します。
次に、歳出の466ページから467ページ、1款国保運営費、1項国保運営費のうち、1目制度運営費、事務事業1、国保運営関係人件費等について、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
質疑がなければ、以上で国民健康保険事業特別会計の分担分についての質疑を終了します。
次に、介護保険特別会計についての質疑を行います。
まず歳入の516ページから517ページ、9款諸収入、3項雑入のうち、4目納付金について、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、進行します。
次に、歳出の524ページから525ページ、1款制度運営費、1項制度運営費、1目制度管理費、事務事業1、介護保険関係人件費等について、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
質疑がなければ、以上で介護保険特別会計の分担分についての質疑を終了します。
以上で当分科会の分担分について質疑は全て終了したことになりますが、全体を通して質疑漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
なければ、当分科会分担分の質疑を終結したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
河合りな主査
御異議ありませんので、質疑を終結いたします。
次に、意見の提出についてですが、意見がある場合は、明日10月2日(木曜日)の正午までに対象となる議案の番号、会派名または氏名を明記の上、文書で事務局まで提出するようお願いいたします。
以上で本日予定していた日程は終了しますが、各委員、理事者から発言はありませんか。
平山英明委員
休憩していただいていいですか。
河合りな主査
休憩します。
(午後6時43分)
河合りな主査
分科会の再開します。
(午後6時44分)
次回分科会は、明日10月2日(木曜日)午後1時から当委員会室において開会することを口頭をもって通告します。
以上で本日の総務分科会を散会します。
(午後6時44分)