平成20年02月15日中野区議会区民委員会(第1回定例会)
平成20年02月15日中野区議会区民委員会(第1回定例会)の会議録
平成20年02月15日区民委員会 中野区議会区民委員会〔平成20年2月15日〕

区民委員会会議記録

○開会日 平成20年2月15日

○場所  中野区議会第2委員会室

○開会  午後2時23分

○閉会  午後2時39分

○出席委員(8名)
 奥田 けんじ委員長
 近藤 さえ子副委員長
 内川 和久委員
 つぼい えみ委員
 佐野 れいじ委員
 きたごう 秀文委員
 岡本 いさお委員
 岩永 しほ子委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 区民生活部長 大沼 弘
 区民生活部経営担当参事 服部 敏信
 南地域担当課長 波多江 貴代美
 中部地域担当課長(地域活動担当課長) 遠藤 由紀夫
 東地域担当課長 横山 俊
 北地域担当課長 戸辺 眞
 西地域担当課長 鳥井 文哉
 戸籍住民担当参事 奥山 功
 産業振興担当参事 鈴木 由美子
 環境と暮らし担当課長 納谷 光和
 ごみ減量・清掃事業担当参事 橋本 美文
 清掃事務所長 齋木 正雄

○事務局職員
 書記 丸尾 明美
 書記 松本 桂治

○委員長署名


審査日程
○議題
 第1号議案 平成19年度中野区一般会計補正予算(関係分)

委員長
 定足数に達しましたので、ただいまから区民委員会を開会します。

(午後2時23分)

 本日の審査日程についてお諮りいたします。
 本日はお手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 それでは、議案の審査を行います。
 第1号議案、平成19年度中野区一般会計補正予算(関係分)を議題に供します。
 また、念のために申し上げますが、本議案は補正予算であり、総務委員会に付託されております。区民委員会の関係分について当委員会で審査をし、意見があれば、賛成多数となった意見を総務委員会に申し送ることになっておりますので、御承知おきください。
 それでは、理事者から補足の説明を求めたいと思います。
鈴木産業振興担当参事
 議案書の80ページと81ページをお開きいただきたいと思います。
 3目産業振興費、19年度補正前の予算額が3億2,431万3,000円でございます。今回の補正は、マイナス800万円の減額補正でございます。その内訳なんですけれども、81ページのほうですが、補償補てん及び賠償金ということで、説明文のところに書かせていただいておりますが、事業資金融資の利子補給額、それを800万円減額をするという内容でございます。
 これにつきましては、どうしてこの800万円の減額が生じたかというふうなことでございますけれども、ざっくりと三つの要素が絡んでございます。一つは、毎年、金融機関と区との間で融資に対する区との契約金利の交渉をします。19年度につきましては、実は、金融のほうからかなり金利の上昇圧力があるというふうなことで、18年度、2.3%でやっていたものを2.4%ぐらいにというような声が秋口にかなり出ておりました。そういったことを少し予算要求時には見込んで、2.4%というふうなところで積算をしたものでございますが、18年度年度末に、正式に金融機関と契約をするときには、18年度と同利率ということで2.3%に落ち着きましたので、そこの見込みの0.1%が差額として見込み差が140万円生じてございます。
 それから、2点目なんですけれども、大体年間どのくらいのあっせん件数になるんだろうかというふうなことをもとに予算要求をしてございます。18年の12月末に大体このくらいの件数ならば来年度もこのぐらいになるだろうというふうな見込みで、当該年度の実績を絡めて根拠としているんですけれども、19年度の12月末に前年度に比べると約59件あっせんが件数としては少なくなってございます。ということは、もう第3四半期の後半にそういうことですので、利子補給の発生率も少ないというふうなことで、年度末までに利子補給が発生しないということで、その分の280万円が減額として、大丈夫だろうということで打ち出したものでございます。
 3点目です。これは毎年生じるんですけれども、実は、借りた人が償還期限最後までではなくて繰上償還をするという例が結構ございます。これはそれぞれの御事情なんだと思いますが、これにつきましては、150件の繰上償還が平成18年9月30日までにございました。それからもう一つは、信用保証協会が金融機関に返済を代位弁済するというふうなことがありますので、保証協会が金融機関に返済したら、もう区の利子補給は発生しませんので、そういう意味では、新たに生じる利子補給額が減るというわけでございます。繰上償還と代位弁済の件数、その利子補給の減少額が380万円ということで、トータルすると800万円、今年度末までもこのぐらいは減額補正しても現在行っている融資あるいは利子補給に支障をきたさないということで、こういった減額補正をお願いするものでございます。
 以上、補足説明でございます。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 それでは、議案書の84ページ、85ページをお開きいただきたいと思います。
 85ページの説明欄の2、3R推進のところをごらんいただきたいと思います。今回の補正は、ごみ減量普及啓発1,900万円余を減額補正するものでございます。
 この理由といたしましては、サーマルリサイクルの実施に伴いまして、分別区分の変更、これを平成20年4月から実施をする予定でした。ところが、私ども中野区のごみの主な受け入れ先としては、練馬清掃工場であります。練馬区の事情として、練馬としては20年12月にサーマルリサイクルを実施するということで、これに合わせるような形をとりました。19年度の予算編成当時は、中野区としては20年4月からと予定しておりましたけれども、それを半年繰り延べました。したがって、19年度中に実施をいたします普及啓発事業、これを20年度のほうに振りかえるという形で、19年度につきましてはそれが執行残という形になってございます。
 その主な内容といたしましては、外国人版を含みますごみの出し方のカレンダーであるとか、説明会の御案内のチラシ、あるいは周知用のチラシ、これの印刷経費、あるいは各戸配付の経費もろもろ普及啓発の経費、これにつきまして執行残が見込まれるということで、今回ここにございますように1,900万円余の減額補正をさせていただくものであります。
委員長
 それでは、本件に対する質疑を行います。
 本件について質疑はありませんか。
岩永委員
 産業経済融資のほうですが、今おおむね減額になったことの理由が挙げられました。3点挙げられたうちの2点目、3点目、あっせん件数の減、それから繰上償還の状況のこの2点目、3点目の状況から、今の区内の産業経済融資を活用しようという状況から見ての区内の事業者の動向のようなことというのは何か考えておられますか。
鈴木産業振興担当参事
 平成19年度、社会的には期待のある経済成長がというふうなこともございましたけれども、やはり全体的に融資件数と融資総額が縮んでいます。お借りに来る方が少ないのかなというとそうではなくて、融資の額そのものが最大、一番活用の利便性がある500万円でもそんなには使わないで、ちょっとした運転資金の足しにするというふうなことで、大きな設備投資というような場面で融資を御利用になるというケースは少なくなっているのかなというのがやはり印象です。ただ、御融資を利用なさる方々の景況感みたいなものを伺うと、「いや、うちは結構これら先望めるから、ここでちょっと運転資金をつぎ込むんだ」というふうな理由でお借りになる方のほうが大半でございます。
 それからもう1点、繰上償還なんですが、景気がいいから借りたものをパンパン返すというよりも、もう一つ借りかえというようなことで、その繰上償還を、前に借りたものをやるというケースも中に入ってございます。
 したがって、これだけで景気あるいは区内事業者の置かれた状況というのをすべて分析するわけにはいかないと思うんですけれども、それほど活発な資金調達に動いているというふうな向きではないかなと思いますが、一部の業種さんによっては積極的に拡張していきたいので活用なさるというふうな方も、業種も見受けられるというふうに認識してございます。
岩永委員
 なかなか私なんかが聞く状況で言うと、利用したくても利用できない状況ですね。例えば、500万円では間に合わないとか、だけどそんなには要らない、もっと小口だけれどもなかなかそこが借りられないとか、いろいろなことが聞かれてくる中での例えば借りかえなども出てくるんだと思うんですが、この傾向がどこまで続くのかということについては、まだ何とも言えないのかもしれないんですが、これから新年度の予算に今度入っていくんですが、産業経済融資との関係でいうと、もう少し融資の内容の改善とかそういうことというのは、こういう傾向から見て検討されたんですか。
鈴木産業振興担当参事
 非常に不確実な経済状況というようなことで、私どももどういうふうに制度を組みかえたらいいのかというのは大分苦労してございますけれども、平成20年度から少し融資のメニュー、融資額の拡大、それから御利用しやすいような制度設計に改めて、今準備をしているところでございます。
 なお、もう一つつけ加えるならば、実は、平成19年10月から責任共有制度というふうに、お借りになる方にはダイレクトには影響がないんですけれども、しかし、保証協会が100%保証していたのを金融機関も20%はリスクを負いましょうというふうな制度に変わってございました。そういう関係から、金融機関のほうとしては、そのリスクをヘッジするというふうなことでは、多分貸し渋りということも懸念されていることでございます。そういったことから、国は新しい制度をつくりまして、中野区も今それがきちっと区の中で機能するように新たな融資制度の創設を準備しているところでございますので、そういった経済状況に合わせたメニューの創出というふうなことで検討しているところでございます。
委員長
 他にございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 他に質疑がなければ、質疑を終結いたします。
 次に、総務委員会に申し送る意見を受けたいと思います。意見はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 意見がなければ、当委員会としては、第1号議案、平成19年度中野区一般会計補正予算(関係分)につきましては、意見なしとして総務委員会に申し送りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定いたします。
 以上で、第1号議案、平成19年度中野区一般会計補正予算(関係分)の審査を終了いたします。
 以上で予定した日程は終了いたしますが、委員、理事者から何か発言はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本日の区民委員会を散会します。

(午後2時39分)