平成16年10月13日中野区議会本会議(第3回定例会)
平成16年10月13日中野区議会本会議(第3回定例会)の会議録
平成16年第3回定例会本会議第4日(10月13日) 1.平成16年(2004年)10月13日、中野区議会議事堂において開会された。
1.出席議員(41名)
  1番  いでい   良  輔     2番  伊  東   しんじ
  3番  佐  野   れいじ     4番  北  原  奉  昭
  5番  久  保  り  か     6番  酒  井   たくや
  7番  奥  田   けんじ     8番  近  藤   さえ子
  9番  小  堤     勇    10番  大  内   しんご
 11番  伊  藤  正  信    12番  きたごう  秀  文
 13番  吉  原     宏    14番  高  倉  良  生
 16番  平  島  好  人    17番  むとう   有  子
 18番  はっとり  幸  子    19番  長  沢  和  彦
 20番  か  せ  次  郎    21番  山  崎  芳  夫
 22番  小  串  まさのり    23番  高  橋   ちあき
 24番  市  川   みのる    25番  岡  本   いさお
 26番  こしみず  敏  明    27番  飯  島  きんいち
 28番  佐  伯  利  昭    29番  佐  藤   ひろこ
 30番  来  住  和  行    31番  岩  永   しほ子
 32番  若  林  ふくぞう    33番  篠     国  昭
 34番  伊  藤  岩  男    35番  斉  藤  金  造
 36番  大  泉  正  勝    37番  斉  藤  高  輝
 38番  江  口   済三郎    39番  藤  本  やすたみ
 40番  昆      まさ子    41番  江  田   とおる
 42番  池  田  一  雄
1.欠席議員
 15番  やながわ  妙  子
1.出席説明員
  中 野 区 長  田 中 大 輔      助     役  内 田 司 郎
  収入役      山 岸 隆 一      教育長      沼 口 昌 弘
  総務部長     石 神 正 義      区長室長     田 辺 裕 子
  教育委員会事務局次長 金 野  晃     子ども家庭部長  柳 澤 一 平
  区民生活部長   本 橋 一 夫      都市整備部長   石 井 正 行
  まちづくり総合調整担当部長 那須井 幸一  保健福祉部長   菅 野 泰 一
  保健所長     清 水 裕 幸      総務部担当参事  橋 本 美 文
  政策計画担当課長 鈴 木 由美子
本会の書記は下記のとおりである。
  事 務 局 長  正 木 洋 介      事務局次長    飯 塚 太 郎
  議事調査担当係長 大 谷 良 二      書     記  黒 田 佳代子
  書     記  巣 山 和 孝      書     記  永 田 純 一
  書     記  荒 井   勉      書     記  廣 地   毅
  書     記  西 田   健      書     記  岩 浅 英 樹
  書     記  鳥 居   誠      書     記  杉 本 兼太郎
  書     記  松 本 桂 治      書     記  吉 田 哲 郎

 議事日程(平成16年(2004年)10月13日午後1時開議)

日程第1
 認定第1号 平成15年度中野区一般会計歳入歳出決算の認定について
 認定第2号 平成15年度中野区用地特別会計歳入歳出決算の認定について
 認定第3号 平成15年度中野区国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について
 認定第4号 平成15年度中野区老人保健医療特別会計歳入歳出決算の認定について
 認定第5号 平成15年度中野区介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
日程第2
 第45号議案 平成16年度中野区一般会計補正予算
 第46号議案 平成16年度中野区介護保険特別会計補正予算
日程第3
 第47号議案 中野区廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部を改正する条例
日程第4
 第48号議案 中野区保育の実施に関する条例の一部を改正する条例
日程第5
 第49号議案 中野区自転車駐車場条例の一部を改正する条例
 第50号議案 中野区資産活用木造住宅耐震改修工事費等融資利息等資金貸付条例
日程第6
 第51号議案 中野区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に
        関する条例の一部を改正する条例
日程第7
 議会の委任に基づく専決処分について
日程第8
 平成16年特別区人事委員会報告等について
追加議事日程
日程第9
 平成15年第15号陳情 政務調査費の収支報告書に領収書を添付することについて
 平成15年第21号陳情 中野区議会議員の政務調査費収支報告書について

      午後1時02分開議
○議長(山崎芳夫) 定足数に達しましたので、本日の会議を開きます。
 本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程表のとおりでありますので、さよう御了承願います。
 この際、申し上げます。平成16年10月1日付をもちまして、お手元に配付の文書のとおり、委員会参与に人事異動がありましたので、念のため御報告いたします。
人 事 異 動 表
平成16年10月1日付   人 事 異 動
【部長級】
所   属 転     入 転     出
職種 氏  名 元 所 属 備考 職種 氏  名 転 出 先備考
区民生活部みどりと環境担当参事 (区民生活部長 本橋 一夫 兼務)  (新   設)
 
【課長級】
所   属 転     入 転     出
職種 氏  名 元 所 属 備考 職種 氏  名 転 出 先備考
区民生活部みどりと環境担当課長  (  廃   止  )   事務 大杉 規子 東京都産業労働局商工部副参事<(財)東京都中小企業振興公社派遣(知的財産総合センター次長)>転出 
区民生活部地域生活支援担当課長 (区民生活部産業振興担当課長  高橋 信一  兼務) (区民生活部みどりと環境担当課長  大杉 規子  兼務解除) 

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 認定第1号 平成15年度中野区一般会計歳入歳出決算の認定について
 認定第2号 平成15年度中野区用地特別会計歳入歳出決算の認定について
 認定第3号 平成15年度中野区国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について
 認定第4号 平成15年度中野区老人保健医療特別会計歳入歳出決算の認定について
 認定第5号 平成15年度中野区介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
 (委員長報告)

○議長(山崎芳夫) これより日程に入ります。
 日程第1、認定第1号から認定第5号までの計5件を一括議題に供します。

平成16年(2004年)10月12日
中野区議会議長 殿
決算特別委員長 平島 好人
(公印省略)
決算の審査結果について

本委員会に付託された下記決算は、審査の結果、原案を認定すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

議案番号 件       名 決定月日  
認定第1号 平成15年度中野区一般会計歳入歳出決算の認定について 10月12日  
認定第2号 平成15年度中野区用地特別会計歳入歳出決算の認定について 10月12日  
認定第3号 平成15年度中野区国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について 10月12日  
認定第4号 平成15年度中野区老人保健医療特別会計歳入歳出決算の認定について 10月12日  
認定第5号 平成15年度中野区介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について 10月12日  

○議長(山崎芳夫) 決算特別委員会の審査の報告を求めます。平島好人決算特別委員長。
      〔平島好人議員登壇〕
16番(平島好人) ただいま議題に供されました認定第1号、平成15年度中野区一般会計歳入歳出決算の認定について、認定第2号、平成15年度中野区用地特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第3号、平成15年度中野区国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第4号、平成15年度中野区老人保健医療特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第5号、平成15年度中野区介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、以上5件の決算特別委員会における審査の経過の概要とその結果、並びに主な質疑、要望及び問題点の指摘等について御報告申し上げます。
 なお、決算の内容につきましては、本会議における提案説明や当委員会における詳細な総括説明がありましたので、省略させていただきます。
 それでは、初めに審査経過の概要とその結果について御報告申し上げます。
 当委員会は、9月24日の本会議において設置され、同日、直ちに委員会を開きました。
 初めに、正副委員長の互選を行い、その後五つの分科会の設置、分科会分担区分の決定及び分科会委員の選任を行いました。
 続いて、各分科会の正副主査を選任し、理事会の設置と理事の互選を行いました。
 そして、直ちに理事会を開会し、審査方法や日程など、決算特別委員会の運営について協議を行い、その内容を委員会に報告し、決定いたしました。
 9月27日には財務課長から総括説明を受け、翌28日は各委員が決算議案を検討するための決算検討日といたしました。そして、9月29日、30日、10月1日及び4日の4日間にわたり、14名の委員が総括的な質疑を行いました。
 なお、総括質疑等に資するため261件の資料要求を行い、資料の提出を受けました。
 10月5日、6日及び7日の3日間は、分科会ごとの審査を行い、10月12日の当委員会において各分科会主査の報告を受けた後、討論を省略して直ちに採決をいたしました。
 採決は認定ごとに行いました。
 初めに、認定第1号について、起立により採決した結果、起立多数で認定すべきものと決しました。
 次に、認定第2号について、採決した結果、異議なく認定すべきものと決しました。
 次に、認定第3号について、起立により採決した結果、起立多数で認定すべきものと決しました。
 次に、認定第4号について、採決した結果、異議なく認定すべきものと決しました。
 次に、認定第5号について、採決した結果、異議なく認定すべきものと決しました。
 次に、委員会での審査過程における主な質疑、要望及び問題点の指摘等について御報告いたします。
 初めに、交通対策として、鷺宮方面と中野駅とを直接結び、幹線道路を運行するバス路線新設の検討状況と区の補助の見通し及び運行までのスケジュール等が質され、バスロケーションシステムの導入について要望がありました。
 次に、学校指導補助員が教育の現場において重要な役割を果たしているとの観点から、真に必要な学校に優先的に配置するように改められることが求められ、さらに、国の緊急地域雇用創出事業の補助金が打ち切られた後も、本制度を継続していくことが求められました。
 次に、文化・スポーツ振興公社の将来について、区が公社の役割は終えたと考えるのはなぜかがただされ、また、公社解散後の区の文化スポーツ事業の見通しが問われました。さらに、これまでの蓄積を大切にして、お互いの理解のもとに手続を進めることの要望がありました。
 次に、中野駅周辺まちづくりについて、土地利用転換計画の有効性がただされた上で、警察大学校等の跡地利用は防災公園を核とすべきであり、整備に当たっては防災公園街区整備事業を一つの手法として検討すべきではないかと区の対応が問われました。
 次に、人事制度について、職員給与に関し成績特別昇給制度の内容と運用がただされ、努力した人が報われる制度の構築が求められるとともに、組織活性化を維持するための方策が問われました。
 次に、人権擁護委員について、相談事例の検証など、区独自の研修によりその資質向上に努力すべきとの提案がされました。また、委員推薦に当たっては、幅広い年齢層から推薦するよう努めることが求められました。さらに、プライバシーの保護に配慮した上で、相談内容を区でも生かすべきとの提案がありました。
 次に、弱者の自立支援を推進すべきとの立場から、外郭団体等における障害者の雇用促進及び支援費制度に関して知的障害者の移動介護の利用増に向けた取り組みが質され、ホームレスの自立支援策として健康相談会の実施等が要望されました。
 次に、財務分野の財政再建への貢献の成果が質されるとともに、財調交付金の算定方法がいたずらに財政規模を拡大してしまうおそれがあるとの懸念から、その一部を繰り上げ償還や学校の再編の財源など、将来発生が見込まれる行政需要に備えて、基金等へ積み立てておくことが必要ではないかとの提案がありました。
 次に、小・中学校の適正規模・適正配置について、児童・生徒の立場に立った検討が必要との立場から、学校規模や通学区域など再編に当たっての考え方のほか、校舎の建てかえとの関係や財政効果、計画案の決定時期などについてただされました。
 次に、受診実績低下の状況から、成人健診等は有料化すべきではないとただされたほか、前立腺がんの早期発見のためのPSA検査の導入、小児初期救急医療事業と都補助金との関係が問われ、移転予定の東京警察病院へのNICU設置が要望されました。
 次に、区内の公園維持がボランティアの寄与によるところが大きいのではとの認識を示した上で、中野区のように都市化が進んだまちで、新たに用地を取得して公園を開設し維持することは難しいとの見解から、民間事業者の協力を仰ぎつつ、公園整備やオープンスペースを確保することが求められました。
 次に、保育園の指定管理者制度への移行理由が、民間の柔軟性を生かした運営が可能なことにあるとの視点から、区立園と同じ規制の枠をはめているのではないかとの懸念が示され、利用者の反応についてただされました。また、図書館の民間委託ともあわせて今後の区の方向性が問われました。
 次に、多様な人材活用に関して、退職不補充方針のもとでは職員の年齢構成にゆがみを生じるとの指摘がなされ、今後は専門性確保のための職員をスペシャリストとして育成し、教育や経営改革などの分野で外部専門家の採用を考えるべきではないか、ただされました。
 次に、憲法改正について、論議が盛んな中で、賛成・反対を問わず、憲法改正について論議を深めることが必要なのではないかとの見解が示された上で、仮に改正があった場合、憲法擁護・非核都市宣言はどうするのか、区の見解が問われました。
 以上が主な質疑、要望及び問題点の指摘等であります。
 なお、このほか項目のみを挙げてみますと、公衆浴場の支援について、基本構想と10か年計画の問題について、男女平等の推進について、国保会計の赤字問題について、行政サービスについて、サンプラザの取得と活用について、学校トイレの洋式化について、文化芸術振興について、東中野駅周辺のまちづくりについて、タイムカードについて、新しい公共経営に関して、野方駅の北口改札設置とバリアフリー化について、保護樹木について、マネジメント・サイクルの実効性について、などの質疑及び要望等がありました。
 また、ただいま御報告いたしました幾つかの項目については、複数の委員から質疑及び要望等があったことを申し添えておきます。
 なお、決算特別委員会は議員全員をもって構成されていることから、質疑等の紹介は以上のとおり概要といたします。詳細につきましては、決算特別委員会の会議録により御承知いただきたいと存じます。
 また、各分科会における質疑応答につきましては、当委員会において各分科会主査から詳細な報告があり、委員会会議録に記載されておりますので、その内容を割愛させていただきます。
 以上、簡単でございますが、決算特別委員会における審査の経過の概要とその結果、並びに主な質疑、要望及び問題点の指摘等について報告を終わります。
○議長(山崎芳夫) ただいまの報告について、御質疑ありませんか。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山崎芳夫) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 昆まさ子議員、岡本いさお議員、斉藤金造議員、酒井たくや議員、佐藤ひろこ議員から討論の通告書が提出されていますので、順次通告議員の討論を許します。
 最初に、昆まさ子議員。
      〔昆まさ子議員登壇〕
40番(昆まさ子) ただいま上程されました認定第1号、2003年度中野区一般会計歳入歳出決算について、日本共産党区議団の立場から反対討論を行います。
 03年度は、田中区長が就任後、初めてみずから予算編成をされた年度でありました。区民は、住民の福祉と暮らしを支える予算になるようにと期待も大きかったと思います。そういう中で、小・中学校の普通教室冷房化、知的障害学級、情緒障害学級の増設など、区民の要求が実現されております。しかし、この年度は、これまでの中野区政のあり方を大きく変質させたところに特徴がありました。
 まず、第1点は、区長は中野区経営改革指針によって「顧客主義」や「市場原理と競争原理の活用」などを強調したところです。「民間でできることは民間で」と称して、本来区で行うべき仕事を投げ出し、さまざまな施策、事業を民営化や民間委託の方向を大きく打ち出したものとなりました。
 例えば、保育園でいえば、財政負担が安くなるというだけで、中野区の未来を担う子どもたちの成長や発達を全く視点に置いていません。これでは公的保育の責任を投げ捨てるものと言わざるを得ません。さらに、特別養護老人ホームや高齢福祉センターなどの民営化や民間委託を進めたのもこの年度です。
 第2点は、新たに区民負担を持ち込んだことです。がん検診の有料化を導入しました。区内の中小業者や商店の方々にとって、区のがん検診は病気の早期発見・早期治療になることから無料化の継続を求めていました。区民健診の受診率が毎年伸びているのに、がん検診は有料化によって受診率が下がっていることを見ても、負担が影響していることは明らかです。これでは区民の命と健康を守ることはできません。
 第3点は、このように区民生活に必要なサービスを削減し、また、後退させながら、16億9,300万円の積み立てをしました。さらに、中野駅周辺まちづくりとサンプラザの調査委託など、大規模再開発に大きく乗り出したことです。区民の合意がないもとで進めることは、重大な誤りであることを指摘せざるを得ません。
 この際、中野区国民健康保険特別会計についても一言申し上げます。
 03年度国保会計の3億7,000万円の赤字により、04年度予算から繰り上げ充用するという異例の事態が発生しました。区民の生活実態とかけ離れた区長の成果主義、成績主義がもたらしたゆがみと指摘せざるを得ません。
 区民の最も身近な区政のあり方が強く問われています。住民の福祉の増進を図ることを基本とする自治体本来の役割を果たす区政運営を求め、反対討論といたします。
○議長(山崎芳夫) 次に、岡本いさお議員。
     〔岡本いさお議員登壇〕
○25番(岡本いさお) ただいま上程されました認定第1号、平成15年度一般会計歳入歳出決算の認定について、公明党として賛成の立場から討論をいたします。
 平成15年度は、行財政5か年計画の3年目であり、実質的な最終年度でもあります。また、この年度は中野区経営改革指針のもとでの区政運営でもありました。経常収支比率は、前年度より1.6ポイント下回って86.3%となったものの、適正基準を大きく超えています。実質収支比率は1.4%で、財政の望ましいとされる3ないし5%から大きくずれ込んでいます。単年度収支は1億1,000万円余の赤字で、14年度に引き続き連続の赤字となりました。
 この8年間で669人の削減を行ってきた効果があらわれています。この結果、義務的経費比率も前年度比1.2%減と改善してきました。しかし、人件費比率は依然として23区の中で極めて高い区となっています。この分野での努力が求められます。
 安定的な財政運営に重要な要素となる各種積立金については、前年度と比較して約14億円増の約102億円となりました。これらは行財政5か年計画の着実な推進によるものです。そうした努力を重ねることにより、我が党がかねてから強く要望していた施策について充実が図られたと認識しています。
 子育て不安の解消として、病後児保育の実施、延長保育の拡大、駅前保育の開設、子育てサポートルームの新規実施、親と心の相談室の拡充などが実施されました。教育環境の充実として、区立小・中学校2校の校舎耐震補強工事を実施しました。これで耐震診断Cランクの補強工事がすべて完了しました。さらに、小・中学校全校の冷房化が図られました。また、12月から図書館行政のサービスで、蔵書検索などIT対応の向上が図られました。さらに、図書館運営の民間活力を導入する検討を行い、今年度から民間委託により開館日が一挙に年間28日も増加し、開館時間も延長されました。さらに、警察大学校等跡地利用の最初の導入施設となる、東京警察病院建設に伴う地区幹線道路1・2号の都市計画が決定されました。学校給食民間委託は、新たに5校取り組まれ、これで民間委託校は全体の約56%に前進しました。また、緊急地域雇用創出を活用して放置自転車対策がとられ、特に中野駅周辺の歩道の安全が広がりました。
 これらの、公明党が推進してきた福祉、教育、まちづくりなどの事業の進展が見られたことを評価したいと思います。
 現在の社会経済状況からは、特別区民税や都区財政調整交付金の伸びは期待できません。区の財政再建の道のりは厳しいものがあります。税金のむだ遣いをなくし、内部努力をさらに徹底して行うとともに、時代に合った新たな発想の取り組みが必要です。厳しい財政状況の中にあっても、区民の生活と安全を守るためには、最大限の工夫を凝らし、先行して実施する英断を求めるとともに財政健全化への取り組みに、引き続きアクセルを踏まれるよう要望し、賛成討論といたします。
○議長(山崎芳夫) 次に、斉藤金造議員。
      〔斉藤金造議員登壇〕
35番(斉藤金造) ただいま上程されました認定第1号、平成15年度中野区一般会計歳入歳出決算について、TOKYO自民党中野区議団を代表して賛成の立場で討論いたします。
 平成17年度の予算は、15年度の決算をベースに編成する作業が現在行われていると思います。当然、予算編成に当たっては歳出削減の指示が同時に出ていると思われます。しかし、毎年毎年相次ぐ歳出の抑制は、区民生活に密着した多くの事業を廃止したり、その規模を削減したりと、区民生活を守っていくためには限界があると考えております。歳出削減をこれ以上続けていかないようにするためには、区は歳入確保を重点課題として位置付け、さらに、積極的に取り組む必要があると考えております。そのような取り組みは東京都でも進められており、主税局の職員やOBが各局の滞納整理に協力したり、また、主税局で他局の滞納されている歳入を徴収する業務を行うなど、歳入確保を都政の重点課題としてあらゆる取り組みをされています。都内の区市町村の税や国保の徴収業務に指導員を派遣するといったことも行われております。
 特に今回、国民健康保険事業特別会計において前代未聞の事件が起きました。約3億7,500万の歳入不足であります。今回の議会においてもさまざまな質問により議論されてきており、この場で詳細について述べるつもりはありませんが、職員の単純ミスで簡単に片づけられることではないと思っております。区政に対する信用・信頼が失われているわけですから、それを回復するためにあらゆる努力が必要であると考えております。歳入確保というものは、歳出の削減以上に難しいものがあると思います。区長がみずから先頭に立って職員との信頼関係をつくり--ここが一番重要だと思うんですが--職員全体で努力していくことが必要であると考えております。歳入確保は国民健康保険に限ったことではありません。一般会計でも介護保険でも同じことが言えると思います。区政の重要課題、そして、困難課題として位置付けることで、必要な職員の配置、必要な体制の構築というものに積極的に取り組むべきではないでしょうか。事業部制にしたからといって事業部だけで取り組むのではなく、区として取り組むことで区民に対する信頼回復がなされるのではないでしょうか。
 以上、区民の代表である我々議会の声を十分に聞き、応えることが区民生活の向上になるということを区長は十分理解して、区長の掲げる持続可能な区政運営に取り組まれることを大きく期待いたしまして、平成15年度決算に対する賛成討論とさせていただきます。
○議長(山崎芳夫) 次に、酒井たくや議員。
     〔酒井たくや議員登壇〕
○6番(酒井たくや) ただいま上程されました認定第1号、平成15年度一般会計歳入歳出決算の認定について、民主クラブとして賛成の立場から討論いたします。
 厳しい財政状況の中、平成15年度の区政運営に全力で取り組んでこられた田中区長、そして職員の皆様に、まずもって敬意を表します。
 平成15年度は、中野区経営改革指針に基づき区政運営が行われてきました。決算の財政指標を見ますと、実質収支比率は1.4%と、望ましいとされる3%から5%を下回っており、財政の弾力性をあらわす経常収支比率は前年度より1.6ポイント下がってはいるものの、引き続き高い水準にあります。景気の動向次第と、なすべき改革を怠れば、財政指標が危険水準に達するおそれがあり、より一層の行財政改革への取り組みが必要であります。しかしながら、人件費の削減、執行方法の見直しや事務経費の抑制、未集金対策などの努力の結果、この社会経済環境の厳しい中、実質収支は財政調整基金に9億3,000万円余を積み立てた上、8億1,000万円余の黒字を出すことができましたことは評価できるものだと思います。
 施策の面では、病後児保育の実施に、駅前保育所の開設補助等、子育てしやすい環境づくりの整備が進められました。小・中学校の冷房化では、ことしの夏の猛暑にも子どもたちに快適な教育環境がつくられました。また、民間活力の活用により、保育園や高齢者在宅サービスセンターの民営化では新たな施策の展開が可能となり、さらにこの年に準備を進めてきた図書館の民間委託は、平成16年度に開館日・閉館時間の拡大や図書司書資格者の増員など、確実にサービス向上に結びついています。これらは限られた財源を有効に生かしたものであり、区民からの期待にこたえられた施策であります。また、区民の理解を得られない制度である名誉昇給制度の実質的な廃止も評価できるものであります。区民に痛みの伴う改革が進められるのであれば、行政側も区民と痛みを分かち合うよう今後も実践していかなければなりません。
 一方で、事業見通しの誤りから、国民健康保険事業特別会計が赤字になったことや、幹部職員による不適正な出退勤処理などは、区政の信頼を失うこととして戒める必要があります。
 財政状況を示す数字には改善が見られるとはいうものの、いまだ先行き不透明な状況にあります。時代が大きく変わる中、現在のあらゆる社会環境やさまざまな社会問題を考えると、やはり中野区が自治体として自立していかなければなりません。三位一体の改革、都区制度等による国、都、区の関係を含め、課題は山積みしておりますが、これら一つひとつを乗り越えていくには中野区全体としての大きな力が必要であり、そのためには未来へのビジョン、行政としての理念が不可欠であると思います。未来の、次世代のための自治体のあり方、中野区のあり方をしっかりと見据えて、多種多様な区民ニーズにこたえられるよう、区政運営を行っていただきたいと思います。
 そして、最後に、区長を初め職員の皆様が一丸となって区政改革に取り組まれ、区民の皆さんが中野区に住んでいてよかったなと言えるような、すばらしい中野区政をつくり上げていただくことをお願いいたしまして、賛成の討論とさせていただきます。
○議長(山崎芳夫) 次に、佐藤ひろこ議員。
     〔佐藤ひろこ議員登壇〕
○29番(佐藤ひろこ) 認定第1号、2003年度中野区一般会計歳入歳出決算の認定について、賛成の立場から討論させていただきます。
 分権社会を目指して自治体の自治と自立を確立し、厳しい自治体の行財政運営を持続可能なものに転換するために、民間の手法を取り入れて自治体改革を行うニューパブリックマネジメント「新しい公共経営」の手法で改革に取り組む自治体がふえてきています。四、五年前までの私は、自治体は営利企業ではない、「自治体経営」という言葉に違和感を持っておりました。しかし、借金ばかりふえ、基金も底をつき、どん底の財政状態に陥った中野区を見て、区民の皆さんから預かった税金の使い方がきちんとできていない、税金を大切に効率的に使い、区民サービスという利益を生み出す経営の視点で自治体改革を行う必要性を、三重県などの先進的な改革を学ぶ中で実感いたしました。いわゆる泡のような実態のない財源で進めてきた国や自治体の行政運営が、解消できないほどの国民負担を将来にわたってつくり出してしまい、もうこのままではこれから必要な社会保障さえも進められない状況になっています。中野区においても、将来の子どもたち世代の社会保障を安定的なものにするために、持続可能な財政運営を目指すための自治体経営の確立は欠かせません。
 2003年度は、中野区にとって破綻しかけている区政を、「住民の福祉の向上」を達成できる区政に転換させるための新しい土台づくりに本格的に入った年だと思います。総括質疑でも述べましたように、新しい公共経営の五つの改革の視点、数値目標の設定と行政評価、住民を公共サービスの顧客と見る顧客志向、組織のフラット化、民営化や民間委託の手法で民間の力を生かすこと、NPOとの協働に同時進行で取り組んだ年でした。
 この2003年度決算から外部評価委員会の評価結果を決算資料とし、行政評価の計画-実施-評価・改善というサイクルがつながりました。施策のいい部分だけの評価ではなくて、よかったか、悪かったか、全部含めて外部からの目でチェックし、次の改善につなげるための外部評価制度です。外部評価委員会の評価や指摘が決算特別委員会の質疑でも活用され、区政の目標による体系化、つまり仕事のくくり方や指標の設定など不十分な点も浮かび上がりました。来年度からの計画策定や予算編成に生かせるよう、さらなる改善を要望いたします。
 顧客満足度を高めることに向けた職員の意識改革を進めるための、職員のプロジェクトチーム「おもてなし委員会」の発足、事業部制の導入と組織のフラット化を目指す組織改革の準備が行われ、職員自らが公務員の働き方の改革に果敢に取り組まれた年だと思います。江古田の森保健福祉施設整備でPFI事業者の選定、保育園の指定管理者制度の導入など、事業者選定の基準や過程を公表することなど透明度を高め、福祉施設の運営においても民間の力を生かす手法を具体的に取り入れたことでは、自治体の中でも先駆的な取り組みを進めています。
 他の自治体に比べややおくれをとっているのは、NPOなどの区民団体との協働を築く施策づくりです。昨年度はNPOフォーラムや区民団体へのヒアリング、区民と職員が参加する研修会の実施などに取り組み、「市民の行う公共・公益活動支援方針案」の策定にようやくこぎつけました。現在は指針が策定され、条例づくりに向けて検討が進められている状況です。これから大いに期待される分野です。さまざまな改革による完成したモデルとなる自治体がまだない中で、試行錯誤をしながら中野モデルをつくっていかなければならないと思います。区政を転換させる土台づくりはまだ始まったばかりです。
 一度に同時進行という区の改革の動きに、職員の方々の戸惑いや苦労、区民の方々の不安や反発など、さまざまな動きがあった年でもありました。戸惑いを感じながらも、区民にとって価値あるサービスを目指す職員の方々の努力がなければ、決して前に進めなかっただろうと思います。保育園の指定管理者制度導入での、担当部の区民の方々への説明責任を果たすための努力、また、住民基本台帳ネットワークの切断から再接続に至る過程において、国に対し説明責任を求め、交渉し続けてきた担当セクションの努力を評価いたします。私自身もこの間、説明責任の重要さと難しさを痛感いたしました。職の廃止で雇いどめという厳しい立場に立たされた図書館の非常勤職員の方々は、その経験と専門性を生かすためにNPOを立ち上げ、みずから働き方を転換するために大変な努力を重ねてきました。図書館サービスの向上に果たした役割は大きいものがあります。限られた財源の中で区民サービスの向上に向けての土台づくりに入れたのも、さまざまな立場の職員の方々が痛みを感じながらも前を向いて努力されてきた成果だろうと思います。
 また、一昨年から実施されている区民と区長の対話集会は、その時々のテーマでの意見交換会も含め、月2回以上実施され、昨年度は基本構想審議会や基本構想を考える区民ワークショップなどでたくさんの区民が新しい区政をつくるために議論を重ねてきました。外部評価委員会への公募区民の参加、広報外部評価委員会への区民の参加、パブリックコメント制度の実施など、区民が政策づくりに直接関与できる多様な場もふやされてきました。まだまだ不十分との声もあります。手ごたえのある区民参加に向けてさらに多様な参加の場づくり、声を受けとめる職員側の姿勢づくりに取り組むべきだと思います。さまざまな場での議論を重ねている区民の力、区民サービスをみずから運営して進めている区民の努力で、区政は新しい自治体に向けて大きくかじを切ろうとしています。その区民の力をしっかり受けとめることができる力が、今、行政側にも求められています。
 介護保険制度導入に続き、社会福祉の基礎構造改革が進められ、昨年度は障害者の福祉サービスに支援費制度が導入された年でした。中野区では、ホームヘルプサービスの利用時間数は、導入前の2002年度が10万時間だったのに対して、導入後の2003年度は約15万時間と1.5倍にふえました。金額は、2002年度が約1億8,000万円、2003年度が約4億3,000万円と2.5倍近くにふえました。障害者の地域生活支援のためのサービス利用がふえることはうれしいことです。国が財源問題で支給額に上限を設けようとする動きの中で、中野区は補正予算を組み、上限は設けない、必要に応じて支給していくという姿勢で、最重度の障害者の方々も地域で生活できるよう支援に努力してきました。国の基準に満たない事業者も支援費制度でヘルパー派遣ができるように基準該当事業者として認め、中野区の支援費制度は他区に比べて使いやすい制度になっていると評価を受けております。福祉サービスを切り捨てているという主張をされているところもありますが、私は、国が補助金を制限してくる中で、どんなに重い障害を持っていても地域で暮らしていけるように福祉サービスをしっかり支えていこうとする努力を評価いたします。今後もしっかり支えていくとの答弁も、決算の総括質疑の中でいただきました。障害者の地域生活支援をしっかり行うことを要望させていただきます。
 これからますます支援費制度の利用もふえ、障害を持つ方々の地域生活支援は重要になってきます。地方分権が進み、補助金が縮小され、一般財源化する地方への財源移譲が進みます。その中で、どう社会保障のあしたの姿を描くのかが、私たちに課せられた大きな課題です。公務員に任せる範囲をどんどんふやす形で拡大してきた公共サービスを、これからは民間事業者やNPOなどに担い手の転換を行い、また、地域の生活支援事業の立ち上げを推進し、高齢者も障害者も女性もだれもが働けるワークシェアによる雇用の拡大が、自立支援と安定した社会保障にもつながると考えます。
 「分権社会は人々が差異を認め、多様な価値観を尊重し合いながら、みずからの手で豊かな地域社会を創造する住民自治の時代です」との呼びかけで行われた、政策NPO主催の議員の勉強会で、前三重県知事の北川氏は、「北京の蝶々を日本国じゅうに舞わせたい」という話をされました。北京の蝶々の羽ばたきがニューヨークでハリケーンを起こすという例え話があるが、小さな自治体改革の羽ばたきが日本を変える大きな風を起こすということだそうです。「北京の蝶々」は「マニフェスト」のように流行語にはなりませんでしたが、その中身は確実に実体化し、自治体改革の羽ばたきがあちこちで起こり始めています。中野区の始まったばかりの自治体改革が、その一つとして大きく羽ばたいていくことを期待し、2003年度決算の賛成討論といたします。
○議長(山崎芳夫) 他に討論がなければ、討論を終結いたします。
 これより認定ごとに分けて採決いたします。
 初めに、認定第1号について起立により採決いたします。
 上程中の認定第1号を委員長報告どおり認定するに賛成の方は御起立願います。
       〔賛成者起立〕
○議長(山崎芳夫) 起立多数。よって、認定第1号は認定するに決しました。
 次に、認定第2号について採決いたします。
 上程中の認定第2号を委員長報告どおり認定するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山崎芳夫) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。
 次に、認定第3号について起立により採決いたします。
 上程中の認定第3号を委員長報告どおり認定するに賛成の方は御起立願います。
       〔賛成者起立〕
○議長(山崎芳夫) 起立多数。よって、認定第3号は認定するに決しました。
 次に、認定第4号について採決いたします。
 上程中の認定第4号を委員長報告どおり認定するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山崎芳夫) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。
 次に、認定第5号について採決いたします。
 上程中の認定第5号を委員長報告どおり認定するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山崎芳夫) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。
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 第45号議案 平成16年度中野区一般会計補正予算
 第46号議案 平成16年度中野区介護保険特別会計補正予算

○議長(山崎芳夫) 日程第2、第45号議案及び第46号議案の計2件を一括上程いたします。
 理事者の説明を求めます。
      〔助役内田司郎登壇〕
助役(内田司郎) ただいま上程されました第45号議案及び第46号議案の2議案につきまして、一括して提案理由の説明をいたします。
 第45号議案、平成16年度中野区一般会計補正予算は、歳入歳出にそれぞれ4億7,042万9,000円を追加計上するものです。これによりまして、既定予算との合計額は898億6,642万9,000円となります。
 初めに、この補正の歳出予算の内容を説明いたします。
 まず、痴呆性高齢者グループホームの整備費補助金等1,666万4,000円です。これは、平成17年度に竣工を予定していた痴呆性高齢者グループホームの建設が今年度内に竣工する見込みとなったため、補助金などを追加計上するものです。
 次に、放置自転車防止強化事業ですが、緊急地域雇用対策補助金を活用して、沼袋及び野方仮設自転車置き場の管理運営及び放置防止指導を行う経費376万5,000円を追加計上するものです。
 また、財政調整基金積立金は、平成15度の決算剰余金8億6,000万円余のうちから4億5,000万円の積立金を計上するものです。この補正の歳入予算といたしましては、国庫補助金1,600万円、都支出金376万5,000円、繰越金4億5,066万4,000円を追加計上するものです。
 次に、債務負担行為の補正について説明いたします。これは、江古田の森保健福祉施設を整備する社会福祉法人南東北福祉事業団が施設整備資金を借り入れるに当たり、平成18年度から平成38年度までの期間、借入元金及び利子相当額を限度額として、金融機関に対し損失補償を行うことを定めるものです。
 第46号議案、平成16年度中野区介護保険特別会計補正予算は、歳入歳出にそれぞれ6,269万4,000円を追加計上するものです。これによりまして規定予算との合計額は141億2,369万4,000円となります。歳出予算の内容は、介護給付費準備基金への積立金1,982万7,000円及び平成15年度に受け入れた都負担金の超過受け入れ分の返還金など4,286万7,000円を追加計上するものです。また、歳入予算といたしましては、平成15年度からの繰越金6,269万4,000円を追加計上するものです。
 以上、2議案につきましてよろしく御審議の上、御賛同くださいますようお願い申し上げます。
○議長(山崎芳夫) 本件について、御質疑ありませんか。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山崎芳夫) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
 上程中の議案は、会議規則に従い、総務委員会に付託いたします。
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 第47号議案 中野区廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部を改正する条例

○議長(山崎芳夫) 日程第3、第47号議案、中野区廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部を改正する条例を上程いたします。
 理事者の説明を求めます。
      〔助役内田司郎登壇〕
助役(内田司郎) ただいま上程されました第47号議案、中野区廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部を改正する条例につきまして、提案理由の説明をいたします。
 第47号議案、中野区廃棄物の処理及び再利用に関する条例の一部を改正する条例は、次の2点につきまして規定するものです。
 第1点目は、再利用を目的として分別されたもので、区が収集及び運搬を行うもの、並びに区民が自主的に集団回収等を行うものについて、それを持ち去る行為を禁止することを規定するものです。
 第2点目は、区が粗大ごみの収集を行わずに粗大ごみ中継所に区民が直接持ち込むことを例外的に認めることにより、粗大ごみの運搬のみを行うときについて廃棄物処理手数料を徴収することを規定するものです。
 この条例の施行時期は公布の日です。
 本議案につきましてよろしく御審議の上、御賛同くださいますようお願い申し上げます。
○議長(山崎芳夫) 本件について、御質疑ありませんか。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山崎芳夫) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
 上程中の議案は、会議規則に従い、区民委員会に付託いたします。
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 第48号議案 中野区保育の実施に関する条例の一部を改正する条例

○議長(山崎芳夫) 日程第4、第48号議案、中野区保育の実施に関する条例の一部を改正する条例を上程いたします。
 理事者の説明を求めます。
      〔助役内田司郎登壇〕
助役(内田司郎) ただいま上程されました第48号議案、中野区保育の実施に関する条例の一部を改正する条例につきまして、提案理由の説明をいたします。
 第48号議案、中野区保育の実施に関する条例の一部を改正する条例は、多様な区民ニーズに対応した保育サービスの拡充に伴い、利用者に適正な費用負担を求める必要があることから、保育料及び延長保育料の額について改定するものです。この条例の施行時期は平成17年1月1日です。
 本議案につきましてよろしく御審議の上、御賛同くださいますようお願い申し上げます。
○議長(山崎芳夫) 本件について、御質疑ありませんか。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山崎芳夫) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
 上程中の議案は、会議規則に従い、厚生委員会に付託いたします。
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 第49号議案 中野区自転車駐車場条例の一部を改正する条例
 第50号議案 中野区資産活用木造住宅耐震改修工事費等融資利息等資金貸付条例

○議長(山崎芳夫) 日程第5、第49号議案及び第50号議案の計2件を一括上程いたします。
 理事者の説明を求めます。
      〔助役内田司郎登壇〕
助役(内田司郎) ただいま上程されました第49号議案及び第50号議案の2議案につきまして、一括して提案理由の説明をいたします。
 第49号議案、中野区自転車駐車場条例の一部を改正する条例は、登録制駐車場における自転車整理員の整理時間の延長等により利用者サービスの向上を図ることに伴い、利用者に適正な費用負担を求める必要があることから、登録制駐車場の登録料の限度額について、1台につき4,000円から1万2,000円に引き上げるものです。この条例の施行時期は公布の日です。
 第50号議案、中野区資産活用木造住宅耐震改修工事費等融資利息等資金貸付条例は、60歳以上の高齢者が木造住宅の耐震改修工事を行うため、その費用について住宅金融公庫の融資を利用する場合に、融資の利息等に係る資金を住宅及びその敷地を担保として貸し付ける制度を定めるものです。この条例は、全14条にわたり、貸し付けの要件、貸し付けの手続、償還方法等について規定するもので、施行時期は公布の日です。
 なお、この条例は、対象となる木造住宅の老朽化が進む前に、短期間に集中して耐震改修を促進することを目的としていることから、平成26年3月31日を期限としてその効力を失います。
 以上、2議案につきましてよろしく御審議の上、御賛同くださいますようお願い申し上げます。
○議長(山崎芳夫) 本件について、御質疑ありませんか。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山崎芳夫) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
 上程中の議案は、会議規則に従い、建設委員会に付託いたします。
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 第51号議案 中野区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に        関する条例の一部を改正する条例

○議長(山崎芳夫) 日程第6、第51号議案、中野区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例を上程いたします。
 理事者の説明を求めます。
      〔助役内田司郎登壇〕
助役(内田司郎) ただいま上程されました第51号議案、中野区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例につきまして、提案理由の説明をいたします。
 第51号議案、中野区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例は、「公立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償の基準を定める政令」の改正に伴い、次の2点につきまして規定を改めるものです。
 第1点目は、公務災害による休業補償等に係る補償基礎額を改定するとともに、扶養親族である配偶者に係る補償基礎額の加算額等について改定するものです。
 第2点目は、公務災害により常時介護を要する状態にあって、実費により介護を受けた場合の介護補償の限度額等について改定するものです。
 この条例の施行時期は公布の日です。
 本議案につきましてよろしく御審議の上、御賛同くださいますようお願い申し上げます。
○議長(山崎芳夫) 本件について、御質疑ありませんか。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山崎芳夫) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
 上程中の議案は、会議規則に従い、文教委員会に付託いたします。
 お諮りいたします。この際、本日の日程を追加し、日程第9、平成15年第15号陳情、政務調査費の収支報告書に領収書を添付することについて及び平成15年第21号陳情、中野区議会議員の政務調査費収支報告書についてを先議するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山崎芳夫) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。
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 平成15年第15号陳情 政務調査費の収支報告書に領収書を添付することについて
 平成15年第21号陳情 中野区議会議員の政務調査費収支報告書について

○議長(山崎芳夫) 日程第9、平成15年第15号陳情、政務調査費の収支報告書に領収書を添付することについて及び平成15年第21号陳情、中野区議会議員の政務調査費収支報告書についてを一括議題に供します。

平成16年(2004年)10月13日
中野区議会議長 殿
議会運営委員長 大内 しんご
(公印省略)
陳情の審査結果について

 本委員会に付託された陳情を審査の結果、下記のとおり決定したので、中野区議会会議規則第94条の規定により報告します。

受理番号 件  名 審査結果 決定月日 意見 措置
(15)第15号陳情 政務調査費の収支報告書に領収書を添付することについて 採択すべきもの 10月13日 願意を了とするが、詳細な要件は、事務効率等を勘案し検討するものとする。  
(15)第21号陳情 中野区議会議員の政務調査費収支報告書について 採択すべきもの 10月13日 願意を了とするが、詳細な要件は、事務効率等を勘案し検討するものとする。  

○議長(山崎芳夫) お諮りいたします。上程中の陳情に関する委員長報告は、会議規則第40条第3項の規定により省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山崎芳夫) 御異議ありませんので、委員長報告は省略いたします。
 本件については討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山崎芳夫) 御異議ありませんので、これより採決いたします。
 上程中の陳情を採択するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山崎芳夫) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。
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 議会の委任に基づく専決処分について

○議長(山崎芳夫) 日程第7、議会の委任に基づく専決処分について報告いたします。
 本件については、地方自治法第180条第2項の規定に基づき、9月21日付をもって区長からお手元に配付の文書のとおり報告がありましたので、さよう御了承願います。

16中総総第1550号
平成16年(2004年)9月21日
中野区議会議長 山 崎 芳 夫 殿
中野区長 田 中 大 輔
議会の委任に基づく専決処分について(報告)
 区を当事者とする和解及び損害賠償額の決定について、議会の委任に基づき次のとおり専決処分したので、地方自治法第180条第2項により報告します。
1 和解(示談)当事者
  甲 記載削除
  乙 中野区
2 事故の表示
(1)事故発生日時 平成16年(2004年)6月25日午前10時50分頃
(2)事故発生場所 東京都中野区中央三丁目51番10号前大久保通り路上
(3)事故発生状況 乙の作業員が上記場所において不燃ごみの収集作業を行っていたところ、清掃車の圧縮板が不燃ごみの入った袋を押しつぶして巻き込んだ際に、中に入っていたポリ容器が飛び出し、清掃車の右側を走行していた甲の運転する自動車(以下「甲車」という。)に衝突し、甲車の左後部ドアを損傷した。
3 和解(示談)条件
(1)甲は、本件事故により甲車の修理費68,911円の損害を被った。
(2)乙は、上記損害額について甲に対し賠償する義務のあることを認め、本件示談成立後2週間以内に甲の指定する方法で支払う。
(3)以上のほか、本件事故に関し、甲と乙との間には、何らの債権債務がないことを確認する。
4 和解(示談)成立の日
  平成16年(2004年)7月23日
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 平成16年特別区人事委員会報告等について

○議長(山崎芳夫) 日程第8、平成16年特別区人事委員会報告等について報告いたします。
 本件については、地方公務員法第8条及び第26条の規定に基づき、10月8日付をもって特別区人事委員会から一般職の特別区職員の給与について、お手元に配付の文書のとおり報告と意見の申し出がありましたので、さよう御了承願います。
 次に、陳情の特別委員会への付託について申し上げます。
 お手元に配付の陳情付託件名表(Ⅰ)に記載の陳情につきましては、記載のとおり、それぞれ所管の特別委員会に審査を付託いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山崎芳夫) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

      陳情付託件名表(Ⅰ)
《中野駅周辺・警察大学校等跡地整備特別委員会付託》
 第30号陳情 中野駅周辺まちづくり計画について
 第35号陳情 警察大学校等跡地利用について
 第36号陳情 「中野駅周辺まちづくり計画」の撤回などを求めることについて
 第44号陳情 安全と環境重視の視点で、警察大学校等跡地の利用を進めることについて
 第45号陳情 警察大学校等跡地に防災公園街区整備事業等の手法で防災公園をつくることについて
 第46号陳情 「中野駅周辺まちづくり計画」の策定と住民投票制度について(2項)
 第47号陳情 警察大学校等跡地の売却条件の再検討を財務省に要望することについて

《基本構想調査・江古田の森整備特別委員会付託》
 第48号陳情 「区民憲章」を定める場合は、基本構想改定の中でなく、別途とすべきことについて

《交通対策特別委員会付託》
 第39号陳情 南中野タウンバスについて

○議長(山崎芳夫) 次に、陳情の常任委員会への付託について申し上げます。
 お手元に配付の陳情付託件名表(II)に記載の陳情につきましては、記載のとおり、それぞれ所管の常任委員会に審査を付託いたします。

      陳情付託件名表(II)
《総務委員会付託》
 第27号陳情 政党交付金制度の廃止の意見書を提出することについて
 第32号陳情 請願権、及び、陳情
 第33号陳情 小規模非住宅用地の固定資産税・都市計画税の減免措置の継続につき意見書の提出を求めることについて
 第34号陳情 都市計画税の軽減措置の継続につき意見書の提出を求めることについて
 第37号陳情 浜岡原発放射能災害対策計画を立てることについて
 第46号陳情 「中野駅周辺まちづくり計画」の策定と住民投票制度について(1項)

《区民委員会付託》
 第40号陳情 ベンチャービジネスに対する支援について
 第42号陳情 年金改革法の実施中止を求める意見書を国に提出することについて

《厚生委員会付託》
 第41号陳情 介護保険制度の拡充をはかることについて
 第43号陳情 東京都の「保育に対する都加算補助の見直し」の実施に反対する意見書を提出すること
について

《建設委員会付託》
 第31号陳情 旧農林水産省宿舎跡地に計画されている高層分譲マンションの建設について

《文教委員会付託》
 第28号陳情 教育基本法の改悪反対の意見書を提出することについて
 第29号陳情 「日の丸・君が代」の押し付けに反対することについて
 第38号陳情 中学校障害学級の増設を早期実現することについて

○議長(山崎芳夫) 本日はこれをもって散会いたします。
      午後2時00分散会