平成23年06月20日中野区議会厚生委員会(第2回定例会)
平成23年06月20日中野区議会厚生委員会(第2回定例会)の会議録
平成23年06月20日厚生委員会 中野区議会厚生委員会〔平成23年6月20日〕

厚生委員会会議記録

○開会日 平成23年6月20日

○場所  中野区議会第3委員会室

○開会  午後1時42分

○閉会  午後2時20分

○出席委員(8名)
 北原 ともあき委員長
 甲田 ゆり子副委員長
 石川 直行委員
 いでい 良輔委員
 白井 ひでふみ委員
 金子 洋委員
 大内 しんご委員
 佐伯 利昭委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 地域支えあい推進室長 長田 久雄
 地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当) 野村 建樹
 地域支えあい推進室副参事(区民活動センター開設準備担当)
 中部すこやか福祉センター所長 鈴木 由美子
 中部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 高里 紀子
 中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 小山 真実
 北部すこやか福祉センター所長 岩井 克英
 北部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 大橋 雄治
 北部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 長﨑 武史
 南部すこやか福祉センター所長 合川 昭
 南部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 松本 和也
 南部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 岩浅 英樹
 鷺宮すこやか福祉センター所長 山下 清超
 鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 齋藤 真紀子
 鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 高橋 昭彦
 健康福祉部長 田中 政之
 保健所長 田原 なるみ
 健康福祉部副参事(福祉推進担当) 上村 晃一
 健康福祉部参事(保健予防担当) 山川 博之
 健康福祉部副参事(健康推進担当) 石濱 照子
 健康福祉部副参事(障害福祉担当) 朝井 めぐみ
 健康福祉部副参事(生活援護担当) 黒田 玲子
 健康福祉部副参事(学習スポーツ担当) 浅川 靖

○事務局職員
 書記 鳥居 誠
 書記 東 利司雄

○委員長署名

審査日程
○委員会参与の紹介
○議案
 第53号議案 平成23年度中野区一般会計補正予算(関係分)

委員長
 定足数に達しましたので、厚生委員会を開会します。

(午後1時42分)

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり審査を進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 それでは、初めに、委員会参与の紹介をお願いします。(資料2)
長田地域支えあい推進室長
 地域支えあい推進室長の長田久雄でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、私から、地域支えあい推進室を御紹介させていただきます。
 地域活動推進担当副参事の野村建樹です。
野村地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 よろしくお願いいたします。
長田地域支えあい推進室長
 区民活動センター開設準備担当副参事及び中部すこやか福祉センター所長の鈴木由美子です。
鈴木地域支えあい推進室副参事(区民活動センター開設準備担当)、中部すこやか福祉センター所長
 よろしくお願いいたします。
長田地域支えあい推進室長
 中部地域ケア担当副参事の高里紀子です。
高里中部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当)
 よろしくお願いいたします。
長田地域支えあい推進室長
 中部地域支援担当副参事の小山真実です。
小山中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 よろしくお願いいたします。
長田地域支えあい推進室長
 北部すこやか福祉センター所長の岩井克英です。
岩井北部すこやか福祉センター所長
 よろしくお願いします。
長田地域支えあい推進室長
 北部地域ケア担当副参事の大橋雄治です。
大橋北部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当)
 よろしくお願いいたします。
長田地域支えあい推進室長
 北部地域支援担当副参事の長﨑武史です。
長﨑北部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 よろしくお願いいたします。
長田地域支えあい推進室長
 南部すこやか福祉センター所長の合川昭です。
合川南部すこやか福祉センター所長
 よろしくお願いします。
長田地域支えあい推進室長
 南部地域ケア担当副参事の松本和也です。
松本南部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当)
 よろしくお願いいたします。
長田地域支えあい推進室長
 南部地域支援担当副参事の岩浅英樹です。
岩浅南部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 よろしくお願いします。
長田地域支えあい推進室長
 鷺宮すこやか福祉センター所長の山下清超です。
山下鷺宮すこやか福祉センター所長
 よろしくお願いいたします。
長田地域支えあい推進室長
 鷺宮地域ケア担当副参事の齋藤真紀子です。
齋藤鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当)
 よろしくお願いいたします。
長田地域支えあい推進室長
 鷺宮地域支援担当副参事の高橋昭彦です。
高橋鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 よろしくお願いいたします。
長田地域支えあい推進室長
 以上、地域支えあい推進室でございます。よろしくお願いいたします。
委員長
 ありがとうございました。
田中健康福祉部長
 それでは、健康福祉部について御紹介をさせていただきます。
 私は、健康福祉部長の田中政之でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、順次、紹介をさせていただきます。
 保健所長、田原なるみでございます。
田原保健所長
 どうぞよろしくお願いいたします。
田中健康福祉部長
 福祉推進担当副参事、上村晃一でございます。
上村健康福祉部副参事(福祉推進担当)
 よろしくお願いいたします。
田中健康福祉部長
 保健予防担当参事、山川博之でございます。
山川健康福祉部参事(保健予防担当)
 よろしくお願いいたします。
田中健康福祉部長
 健康推進担当副参事、石濱照子でございます。
石濱健康福祉部副参事(健康推進担当)
 よろしくお願いいたします。
田中健康福祉部長
 障害福祉担当副参事、朝井めぐみでございます。
朝井健康福祉部副参事(障害福祉担当)
 よろしくお願いいたします。
田中健康福祉部長
 生活援護担当副参事、黒田玲子でございます。
黒田健康福祉部副参事(生活援護担当)
 よろしくお願いいたします。
田中健康福祉部長
 学習スポーツ担当副参事、浅川靖でございます。
浅川健康福祉部副参事(学習スポーツ担当)
 よろしくお願いいたします。
田中健康福祉部長
 以上、健康福祉部でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
委員長
 それでは、議事に入ります。
 議案の審査を行います。
 第53号議案、平成23年度中野区一般会計補正予算(関係分)を議題に供します。
 本議案は総務委員会に付託されておりますが、厚生委員会の関係分について当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば、総務委員会に申し送ることとなっておりますので、御承知おきください。
 それでは、理事者の補足説明を求めます。
野村地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 それでは、18ページ、19ページをお開きください。
 4款地域支えあい推進費、2項地域ケア費、目の1保健福祉包括ケア費、事業で総合相談、保健福祉相談、こちらに141万8,000円を増額補正をするものでございます。東日本大震災に伴いまして、区内に135世帯、320名余の避難者がいらっしゃってございます。この方々に対する健康相談体制の強化ということで、すこやか福祉センターに保健師または看護師の臨時雇用の職員を配置をし、相談体制の強化を行うものでございます。本事業の財源といたしましては、都支出金を充てるものでございます。
 続きまして、3項の地域支援費、2目の支えあい推進費でございます。事業が高齢者の熱中症対策、これを事務事業を新設をし、1,123万4,000円を補正をするものでございます。この夏は、一般家庭でも15%の節電努力をお願いしているところでございます。その中で、この熱中症に対するリスクの高い高齢者のための対策を講ずるものでございます。70歳以上の高齢者世帯に対する訪問活動で体制を強化いたします。臨時職員といたしまして28名――医療職あるいは介護職の専門職を予定してございますが――これを雇用し、熱中症対策に対する注意の喚起あるいは生活状況の確認というものに取り組んでいくものでございます。この財源といたしましては、都支出金を充てるものでございます。
 続きまして、3目の地域健康推進費、こちらにつきましても事業を新設いたしまして、高齢者の熱中症対策というところで取り組んでまいります。予防策のための啓発物、印刷物あるいは啓発グッズといったものの確保、これに933万7,000円。続きまして、高齢者会館を猛暑の避難場所として活用し、この熱中症の予防知識の普及ですとか、それからピーク時間帯の居場所づくり、こういったことに取り組む経費といたしまして、201万1,000円を計上するものでございます。こちらにつきましても、財源といたしましては都支出金を充てるものでございます。
 なお、この都支出金の歳入につきましては、10ページ、11ページをお開きいただきたいと思います。
 歳入の14款都支出金、2項都補助金の3目地域支えあい推進費補助金といたしまして、臨時職員の雇用に関するものにつきましては緊急雇用創出補助金を、また、高齢者の熱中症対策につきましては東京都の熱中症対策という補助金を充てるものとしまして、節を新設をするものでございます。
委員長
 それでは、次に、健康福祉部学習スポーツ担当。
浅川健康福祉部副参事(学習スポーツ担当)
 それでは、24、25ページをお開きください。健康福祉部の補正予算につきまして御説明いたします。
 6項学習スポーツ費です。東日本大震災に伴う電力不足に伴い、区の要請に基づき文化・スポーツ施設の指定管理者は施設の利用を一部中止する措置を行いました。当該措置による利用料金収入等の減少について、指定管理者に対し休業補償等を実施するため、総額1,292万5,000円を増額いたします。
 1目生涯学習費、2生涯学習調整、(1)生涯学習調整では、平成23年3月分の休業に係る補償として996万円を増額いたします。同目3生涯学習支援、(4)文化施設調整及び2目スポーツ費、1スポーツ、(6)スポーツ施設調整では、平成23年4月分の休業に係る指定管理者委託料の増額分として、文化施設142万3,000円、スポーツ施設154万2,000円をそれぞれ増額いたします。
 以上で補足説明を終わります。よろしく御審議をお願いいたします。
委員長
 これより本件に対する質疑を行います。
 質疑はありませんか。
いでい委員
 18ページ、19ページのほうから伺います。
 保健福祉包括ケア費、保健福祉相談ということで、区内に避難されている方、被災者の方の健康相談体制の強化とありますけれども、これは地域には保健師または看護師1人を雇って被災者のお宅に戸別訪問をされるということなんですよね。(「はい」と呼ぶ者あり)そうですよね。そこで、戸別に訪問されて健康状態のチェックをされるということですが、その後どのような動きをされるんですか。
齋藤鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当)
 現在も訪問させていただき、御相談に乗っているところでございますが、主に、御相談の内容によりましては区役所の関係機関と連携をいたしまして、必要なサービスの調整をさせていただきましたり、また、御相談を継続的に必要とされている方は継続的に御支援をさせていただいておりますので、今後新しく採用いたします保健師もしくは看護師にも同様のお仕事をお願いしたいと思っております。
いでい委員
 その内容は何ですか。被災されている方からさまざまな相談を受けて、区の関係箇所に働きかけるということですけれども、その保健師または看護師さんということですから、紹介される先というのは限られてくると思うんです。その内容を教えてください。
齋藤鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当)
 御相談の内容で、高齢者からの相談は約4分の1ほどございまして、その場合には包括支援センターの職員とともに御支援、介護サービス等につなげさせていただいております。また、乳幼児と一緒に被災されてきた、避難されてきた方に関しましては、必要な健診、予防接種などが受けられるように保健予防や医療機関に御紹介、連携をさせていただいております。また、精神疾患をもともと患っていらっしゃる方は1割もいらっしゃらないんですけれども、そういった方は医療機関ともども常勤の保健師が継続的に御支援をさせていただいております。
いでい委員
 ということは、中野区には医師会ですとか歯科医師会ですとか三師会と呼ばれている医療関係団体がございますけれども、そちらのほうにその保健師さん、または看護師さんが御相談を受けて、直接御紹介をされる、または包括支援センターなどに御紹介されてから、その後地域のそういった医療関係団体の先生のところに受診をされるようにという方向でよろしいわけですよね。(「はい」と呼ぶ者あり)わかりました。ありがとうございます。
 では、その下の項の支えあい推進費のほうで、高齢者の熱中症対策について伺います。
 高齢者熱中症対策等ということで、東京都から2,400万円来ているということですけれども、このいろいろなことをやる期間を教えてください。
野村地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 基本的には7月から9月までの間というふうに考えてございます。
いでい委員
 ということは、7、8、9、これは3カ月間ですよね。3カ月間の中で、例えば賃金1,123万4,000円、これは28名の方ですけれども、28名割る3カ月......(「違うよ」と呼ぶ者あり)1,123万4,000円割る28人割る3カ月という計算方法でいいんでしょうか。それとも人件費のことはここで言ってはいけないんでしたっけ。(「いいんじゃない」と呼ぶ者あり)まあ、参考のために教えてください。わかれば。
野村地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 今の御質問、日当あるいは時間単価といったようなところの御質問かと思いますが、この保健師、看護師といったような有資格あるいは介護福祉士といったような有資格者を充てるということを考えてございますので、時給としては1,300円ほどを考えてございます。
いでい委員
 今、時給は1,300円程度ということでしたから、人件費のことについてはこれ以上は申し上げませんけれども、そこの7月、8月、9月、これで高齢者の見守りをということなんですけれども、その目標ですとか成果ですとか、そういった設定というものはあるんですか。
野村地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 対象規模といたしましては、トータルで2万1,000世帯ぐらいだというふうに想定してございます。ただ、このうち、既にこの7月末までを目途にいたしまして民生委員による調査というものを既に着手してございます。その分を除いた世帯について、この臨時職員あるいはすこやかの職員による訪問活動を行っていくと。ポイントとしましては、この熱中症に対する普及啓発というところが第一ポイントでございます。二つ目といたしまして、その生活実態について把握をし、今後の見守り、支えあいのための取り組みの基礎データとするというところでございます。
いでい委員
 70歳以上ですか、それとも75歳以上ですか。
野村地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 一つ目のカテゴリーが70歳以上の高齢者のおひとり暮らしの世帯。それから、二つ目が75歳以上の高齢者のみ世帯というふうに考えてございます。
いでい委員
 あと、高齢者会館を猛暑避難場所として活用するための備品整備201万円ほど予算がついていますけれども、高齢者会館を猛暑の避難場所にするというお考えは大変すばらしいなと思います。節電対策のためかなと思うんですけれども、それはどのようにして行っていくのか、詳しく、具体的に教えてください。
野村地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 現在でも高齢者の方々がお集まりになって介護予防ですとか健康づくりといったような事業に御参加をいただいている高齢者会館あるいは高齢者福祉センターを、それだけではなくて、今まで御参加いただいていないような層についてもPRをし、この高齢者会館へ呼び込んでいく。それで、サロン的に涼んでいただく。猛暑の期間中涼んでいただくということが第1点。
 それから、その間に、この熱中症に対する保健師による講座物ですとか、あるいは講習といったようなものも適宜織り交ぜながらやっていこうと。日中のピーク時間帯、一般御家庭での冷房というところを御節約をいただいて、高齢者会館で避暑、避難ということに使っていただければというふうに思ってございます。
いでい委員
 今、避暑、避難ということで伺いましたけれども、その効果についてはどのように計算をされていますか。先ほどの区長の行政報告では、25%の節電を目指していくということですけれども、それとは何か関連することがあるんでしょうか。
野村地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 区の施設につきましては、冷房の設定温度29度を目指すということでございますが、乳幼児の施設あるいは子どもの施設あるいは高齢者の施設といった、この熱中症に対する抵抗力の弱い方々につきましては、この施設特性といったものに着目もいたしまして、適宜適切な室温設定、こういったところで御避暑をしていただこうというふうに思ってございます。
いでい委員
 では、その25%節電の目標に向かって、特にあまり関係はないということなんでしょうか、このことについては。
野村地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 一般論といたしましては、区の施設といたしまして、例えば照明等の節電あるいはコンセント類の節電といったようなところで、総体として、その25%の節電効果といったものについては取り組んでまいると。ただし、高齢者の方々が御利用になっているお部屋につきましては、適切な温度設定でまいりたいというふうに思ってございます。
いでい委員
 お聞きしますけれども、それでは、区の考える優先順位というものは、節電なのか、それとも乳幼児、子ども、高齢者など、その熱中症に弱いとされている人たちを守るため――何て言ったらいいんでしょうね、どのように考えているんでしょうか。どっちを優先順位として先にしているんでしょうか。
野村地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 どちらも大切だというふうに思ってございます。
 先ほどもちょっと申し上げましたけれども、一般御家庭でお一人お一人が冷房等を入れて涼むということではなくて、こういった専門の施設にお集まりをいただく、広く御利用いただくということで、区の施設としての節電のほかに地域的な一般御家庭での節電効果といったようなものも狙っているところでございます。
いでい委員
 大変勉強になりました。ありがとうございました。
 24ページ、25ページなんですが、大震災における文化・スポーツ施設の利用休止要請に係る指定管理者に対する休業補償と、こうありますけれども、契約の際に――契約のことを聞いていいのかわからないんですけれども、天災、災害に対して、こういうことが起きた場合はこうですよという取り決め事とかそういったことはないんでしょうか。
浅川健康福祉部副参事(学習スポーツ担当)
 ただいまの御質問で、契約の中という御質問がございましたけれども、指定管理者につきましては5年間の基本協定を結び、かつ、1年度ごとに年度協定を結んでおるところでございます。この中の基本協定にリスク分担の項目がございまして、その中で天変地異等の場合の対処の仕方が書かれておるところでございます。ただし、今回の休業補償につきましては、区のほうからこの指定管理者に対しまして要請をいたしまして利用制限を行ったということがございまして、そこから協定の中での「その他本協定に定めのない事項」に当てはめまして、甲乙――この場合、区と指定管理者でございますが――協議の上定めると、ここに基づいて補償を行うものでございます。
いでい委員
 当初の取り決めですと、例えばこういったイレギュラーな天災ですとかそういったことにかかわらず、年度末に利用料ですとか使用料ですとかそういったものと、区の想定している金額とその差異を出してそれを埋めていくという作業があったように思いますけれども、それと今回の件はまた別物と考えてよろしいでしょうか。
浅川健康福祉部副参事(学習スポーツ担当)
 今回、年度末ということもありまして、実際......(「これはそういうことか。年度末だったから」と呼ぶ者あり)実際の金額が出てまいりましたのは4月に入ってからということがございました。
白井委員
 私も、まず18ページ、19ページ、4款、3項地域支援費、下のほうのここからちょっと聞きたいんですけれども、高齢者の熱中症対策、先ほどいでい委員のほうからも、備品整備、具体的に何をやりますかというお話だったんですけれども、ここが出ていなかったので、もう一度お聞きしたいと思います。
野村地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 基本的には、こちらの備品整備でございますが、高齢者会館等に冷蔵庫を配備をしまして、冷たい飲み物、こういったものの御提供ができるようにというふうに考えているところでございます。
白井委員
 備品整備は冷蔵庫代ということでよろしいんですか。これは全部。
野村地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 場所によりましては、エアコンというものも考えてございます。
白井委員
 ちょっと細かいことを聞きたくなるんですけど、一応これで置いておきます。
 それで、上のほうの熱中症予防に関する普及啓発事業933万7,000円、細かく見ると報償費が12万8,000円、需用費693万9,000円、委託料227万円とあるんですけれども、報償費とある限りは、恐らく啓発事業、何かセミナーか何かされて、その謝礼等々、こんな感じなんでしょうか。この報償費の意味合いをお伺いします。
野村地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 事業の中では、例えば保健師等による熱中症予防のための講座といったようなものも想定されると、その場合の講師謝礼といったところでございます。
白井委員
 そうしたら、こちらもばらばらに聞くのではなくて、普及啓発のために具体的にどのような事業を展開される予定でしょうか、お伺いいたします。
野村地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 繰り返しになりますが、普及啓発のための講座物といったものが一つ考えられるかというふうに考えてございます。
 また、そういった講座に御参加いただいたような方に対して、この啓発グッズといったようなものをお帰りの際に参考にお持ちいただくといったようなことも考えてございます。
白井委員
 予算、内々で計画を考えられているときに、個別の名称なのでちょっと言っていいかどうかわからないんですけれども、冷えピタなんて考えているなんていうお話があったんですけれども、ここに盛り込まれているということでよろしいですか。
野村地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 商品名としましてはちょっとわかりませんが、冷却シートといったようなものをこの啓発グッズとして調達をしたいというふうに考えてございます。
白井委員
 商品名――私もちょっと、かわりに何て言ったらいいかわからなかったのであれなんですけれども。他の自治体で、たしか新聞報道で既にあったかと思うんですけれども、いろいろな熱中症対策のグッズがあろうかと思います。冷却シートは使い捨てのものではないかなと思うんですけれども、たしか新聞報道で出ていたのは、都内だったかと思いますが、いわゆるタオル式のやつで水を含ませて何度も何度も水を変えることによって首に巻いて高齢者が備えると。これを、たしかその市では全戸配布かなんかやるというようなものではなかったかなと思います。恐らく特定財源からで、同じ財源を活用したものかと思うんですけれども、この点、冷却シートということでほぼ確定なんでしょうか。より効果的なものとか、複数回だとか、そういうような配慮もあっていいかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
野村地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 他の自治体、三鷹市等でのそういった新聞報道があったというふうに私どもも承知してございます。冷却シートといったものが使い捨てなものであるのか、あるいは再利用が可能であるものなのか、その辺については今後のその調達段階で検討させていただきたいと思いますが、基本的には使い捨てではないもののほうがより効果があるかなというふうに思ってございます。
佐伯委員
 すみません。24、25ページのところで、先ほどいでい委員のほうから話があって、年度末だからその金額の精算ができたというような話なんですけれども、このスポーツ費のほうは平成23年4月分ということになっているんですけれども、このあたりはいかがなんでしょうか。
浅川健康福祉部副参事(学習スポーツ担当)
 まず、24、25ページの表でございますけれども、平成23年3月分の休業補償につきましては文化・スポーツ施設を合わせまして、年度が変わりまして今年度予算におきまして休業補償とさせていただいたものでございます。
 次の3生涯学習支援における(4)文化施設調整及びその下の段の1スポーツ(6)スポーツ施設調整につきましては、4月分のいわば休業補償に値する部分なんですけれども、ここは年度がもう変わっておりますので、今年度の年度協定の中に含めまして、意味合いとしては同じなんですけれども、指定管理者の委託料を増額させるということで立てております。
佐伯委員
 それで、この数字になる根拠なんですけれども、例えばスポーツ施設なんかの場合プールがありますよね。プールなんていうのは、その季節によって非常に利用者の数も違うという状況にあると思うんですけれども、この根拠となったもとの数字というのはどこから出てきたんでしょうか。
浅川健康福祉部副参事(学習スポーツ担当)
 指定管理者に対しまして利用制限をお願いしましたことによりまして、指定管理者にとってみては収入が減る項目とふえる項目が出てまいります。例えば、減る項目といたしましては、もう既に納付してしまった利用料を還付するなどの損失が出てまいります。一方、利用制限をしたことによって、その分、経費、例えば光熱水費がかからなくなったという部分もございます。この指定管理者にとって収入が減りました項目と支出が減りました項目、これを差し引きました金額が出てまいります。これが大枠としての金額でございます。その中で、これは区としてお願いしたことに基づいて全額損失を認める部分と、ものによっては付属するものであってそれを認めないもの、あるいは推計値によって半分半分、区と指定管理者とで持たせていただくものということを切り分けて考えておりまして、それを区と指定管理者とで協議の上定めたものでございます。
佐伯委員
 その推計値についてなんですけれども、収入のほうですね、収入というと区民の方――区民以外もいるでしょうけれども、利用料ということにもなってくると思うんですけれども、使用料、入場料、いわゆるその数字というのは前年度比とか、そういったところから出てきているんですか。
浅川健康福祉部副参事(学習スポーツ担当)
 施設によってさまざまなところがあるんですけれども、例えば、予約だけは入っている、しかし実際にそのときまでに使ったか使わないかわからない等につきましては、最終的に、幾ら必ず損害が出たというのが見きわめられない部分が出てまいります。こういうところにつきましては、その半額ということにしてございます。
佐伯委員
 ちょっと関連して聞きたいんですけれども、これはまた、7月から9月というのも休止を計画していますよね。ちょっとこれを見て驚いたんですけれども、この緊急対策ですか、温水プールって夏でも温水にしているんですか、プールは。
浅川健康福祉部副参事(学習スポーツ担当)
 温水プールの夏季については、光熱水費を使用して新たに温度を上げるということはしておりません。
金子委員
 先ほどの保健福祉センターに看護師または保健師の臨時職員を雇ってという点についてお尋ねします。
 メンタルヘルスを含めた電話、訪問などによる相談活動を強めるということですけれども、都営住宅の自治会の会長さんなどからも、震災の心の痛手によってうつ病や引きこもりがかなりふえているという話を聞いております。もともと精神的な障害を抱えた人は1割に満たない程度だということですけれども、今後、その訪問、電話などでの相談を通じてどのようにそういった人たちを支えていこうとしているかと、その辺をもうちょっと詳しくお話しいただきたいと思います。
齋藤鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当)
 特に都営住宅の団地の自治会長さん、そして地域の民生委員様が巡回していらして、独自の巡回もされているということは伺ってございます。現時点におきましても、うちのすこやか福祉センター、そして地域包括支援センター、先ほどちょっと申しそびれてしまったんですが、障害福祉分野、生活援護分野のケースワーカーの職員などが連携して、現時点では経常業務と並行して、被災者の方々への個別のケアに当たらせていただいてございます。ただ、被災されてこられて期間も長くなってまいりまして、新たにさまざまなお悩み、御心配事、御不安もふえてくると思いますので、このたびは被災者のケアを専属に行う職員を雇用しまして、今後はよりきめ細かいケアを行いたいと思っております。また、民生委員さんや自治会長さんともこれまで以上に協力して御支援をしていきたいと考えてございます。
金子委員
 よくわかりました。きめ細やかなケアをぜひしていただきたいと思っております。
 それから、次に、学習スポーツ費の休業補償などですが、今年度分は今後また同じように補償していくということでよろしいんでしょうか。
浅川健康福祉部副参事(学習スポーツ担当)
 今後、同じように区のほうから利用制限を要請しました場合につきまして、可能性といたしまして、この事業者みずからの節電努力というのは当然としつつも、それを超える区からの要請につきましては協議の対象となり得るというふうに思ってございます。
委員長
 よろしいですか。
金子委員
 はい。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、質疑を終結します。
 意見についてお伺いいたします。
 第53号議案について意見はありますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 ないようです。それでは、第53号議案、平成23年度中野区一般会計補正予算(関係分)について、意見なしとして総務委員会に申し送ることに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定します。
 以上で第53号議案、平成23年度中野区一般会計補正予算(関係分)の審査を終了いたします。
 本日予定した日程は終了しますが、委員、理事者から何か発言はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、なければ、以上で厚生委員会を散会します。

(午後2時20分)