平成19年02月20日中野区議会区民委員会(第1回定例会) 平成19年02月20日区民委員会 中野区議会区民委員会〔平成19年2月20日〕

区民委員会会議記録

○開会日 平成19年2月20日

○場所  中野区議会第2委員会室

○開会  午後2時18分

○閉会  午後2時37分

○出席委員(8名)
 斉藤 高輝委員長
 伊東 しんじ副委員長
 高橋 ちあき委員
 むとう 有子委員
 若林 ふくぞう委員
 こしみず 敏明委員
 来住 和行委員
 藤本 やすたみ委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 区民生活部長 本橋 一夫
 経営担当課長(地域活動担当課長) 登 弘毅
 南中野地域センター所長 角 秀行
 弥生地域センター所長 (南中野地域センター所長兼務)
 東部地域センター所長 柿内 良之
 鍋横地域センター所長 (南中野地域センター所長兼務)
 桃園地域センター所長 (東部地域センター所長兼務)
 昭和地域センター所長 横山 俊
 東中野地域センター所長 (昭和地域センター所長兼務)
 上高田地域センター所長 (昭和地域センター所長兼務)
 新井地域センター所長 (東部地域センター所長兼務)
 江古田地域センター所長 戸辺 眞
 沼袋地域センター所長 (江古田地域センター所長兼務)
 野方地域センター所長 (江古田地域センター所長兼務)
 大和地域センター所長 鳥井 文哉
 鷺宮地域センター所長 (大和地域センター所長兼務)
 上鷺宮地域センター所長 (大和地域センター所長兼務)
 戸籍住民担当参事 榎本 良男
 産業振興担当参事 鈴木 由美子
 環境と暮らし担当課長 納谷 光和
 ごみ減量・清掃事業担当参事(ごみ減量担当参事) 服部 敏信
 清掃事務所長 市川 求

○事務局職員
 書記 菅野 多身子
 書記 杉本 兼太郎

○委員長署名


審査日程
○議案
 第1号議案 平成18年度中野区一般会計補正予算(関係分)

委員長
 定足数に達しましたので、ただいまから区民委員会を開会いたします。

(午後2時18分)

 本日の審査日程についてお諮りいたします。本日はお手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 それでは、議案の審査を行います。
 第1号議案、平成18年度中野区一般会計補正予算(関係分)を議題に供します。
 また、念のために申し上げますが、補正予算は総務委員会に付託されていますが、区民委員会関係分については当委員会で審査し、意見があれば賛成多数となった意見を総務委員会に申し送ることとなっておりますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、本件について理事者から補足説明を求めます。
榎本戸籍住民担当参事
 それでは、まず、私の方から補正予算の分担分を御説明いたします。
 まず、38ページをお開きいただきたいと思います。こちらでは、補正予算の審議をお願いするのは国民年金事務についてでございます。まず、歳入についてでございます。減額とするのは13の国庫支出金、1、国庫負担金、1、区民生活費負担金についてでございます。補正前予算額は1億1,735万5,000円ですが、2,489万8,000円減額いたしまして、補正後予算額を9,245万7,000円といたしたいと存じます。
 右側の39ページの節をごらんください。区分1、国民年金についてでございます。2,489万8,000円が算定方法の変更による国庫支出金の減額となります。
 簡単に減額となる理由について御説明いたします。御承知のように、国民年金事務は本来国が処理すべきいわゆる第1号法定受託事務でございまして、これにかかる区市町村の経費については国が負担をするというようなことになっているわけでございます。このたび、算定方法の改正によりまして交付金が減額となるという見込みになりまして、補正の審議をお願いするものでございます。今回、交付金の減額に大きな影響があったのは、交付金のうちの事務費交付金と呼ばれるものと協力連携にかかる経費でございます。事務費交付金につきましては、17年度までは職員人件費を1本で算定していたものを、18年度は人件費と物件費の二つに分けるというふうに改定されました。その結果、1,134万9,000円の減額となる見込みになりました。2点目の協力連携にかかる経費につきましては、社会保険庁と市区町村が協力連携することで住民の皆さんにとっての国民年金にかかわるサービスを効率的に進めていくということを目的としたものでございますが、このうち、具体的には年金相談、保険料の納付特例、口座振替の促進などにかかる経費を見ているものでございます。このうち、相談にかかる経費につきましては、区内に居住する被保険者に応じて1人当たり単価224円としておりましたけれども、これが単価111円と2分の1に下がります。こういった理由等がございまして、協力連携については1,352万9,000円の減となりました。その他、2万円の減がございました。これらを合計すると2,489万8,000円の減となる次第でございます。
 次に、歳出の説明に移ります。74ページをお開きいただきたいと思います。3、区民生活費、2、戸籍住民費、1、戸籍費でございます。補正前予算額は7億4,112万4,000円で額の変更はございませんが、先ほど申し上げましたように、特定財源を2,489万8,000円減額する一方、一般財源を増額いたしました。
 右側の75ページ、節の説明をいたします。1、戸籍住民関係人件費等の職員手当等についてでございます。2,489万8,000円について、特定財源である国庫支出金から一般財源に財源を更正させていただきたいと思います。
 以上で18年度補正予算の国民年金に係るところについて説明いたしました。御審議のほどよろしくお願いいたします。
鈴木産業振興担当参事
 それでは、引き続き、補足説明を口頭のみで申し上げます。
 区民生活費の産業振興費で、お手元の議案書、76、77ページをお開きいただきとうございます。ここでは、産業振興費のうち、創業・経営支援費の減額補正をお願いするものでございます。補正前の予算額は1億4,286万5,000円でございます。補正予算額が2,100万円、補正後の予算額が1億2,186万5,000円でございます。一般財源のみの内訳になってございます。内訳ですが、該当する事業といたしましては、区分22の補償補填及び賠償金の2,100万円の減額です。これは、説明の欄をごらんいただきとうございますが、事業としては事業資金調達支援事業ということで、利子補給です。産業経済融資の利子補給分の2,100万円の減額でございます。利子補給につきましては四半期ごとに実行してございますけれども、今年度の見込みからして、それから、緊急対応費を入れたとしてもこのぐらいの残が出るというふうなことで私どもは見積もってございます。
 減額の要因でございますけれども、今年度の実行だけじゃなくて、私どもの融資は1年据え置き最長7年でお貸ししています。ですから、その間、過去にお貸しした利子補給がどういう状況にあるかということも考えなくてはいけないんですけれども、この間、繰り上げ償還が150件ぐらい出てきているということと、もう一つは代弁済です。要するに、保証協会の方が立てかえて払うということで、代弁済が発生すると区の利子補給がストップしますので、利子補給の要因になりません。それが20数件ございます。それから、昨年度の後半の貸付実行の私どもの見込み数が200件ぐらい少なかったということと、18年度の新規の貸付、これにつきましても100万円ぐらい予算を組んだときの予想よりかは少なかったというふうなことが利子補給の減額要因でございます。融資の相談の実行率からしますと非常に上がっておりまして、このことで融資が受けられる方が減ったということではございません。私どもの予算の見積もり時の金利と実行時の金利の差ということも生じましたことと、それから、今申し上げたような借り手側のいろいろな変更によって利子補給の額全体が減ってきたというふうなことで、今回、2,100万円の減額をお願いするものでございます。
 簡単ですけれども、補足説明は以上でございます。
委員長
 それでは、本件に対する質疑を行います。本件については質疑はありませんか。
来住委員
 先ほどの戸籍、国民年金のことなんですが、要するに、算定方法の変更が年度の途中で行われたということなんでしょうか。18年度の年度途中でそうなったために一般財源で補てんをするということになったということでしょうか。ちょっとわからなくて、教えてください。
榎本戸籍住民担当参事
 毎年この若干の改定というのは細かなことではございました。それで、この改定は毎年--例えば、今回の改定の通知は18年3月29日付でまいりました。したがって、18年度予算は4月から、翌月からもう始まるというようなことでございました。それで、このようなことになっていますので、もう少し申し上げますと、この18年3月29日の通知というのは17年度の確定の通知なんですね。ところが、今、委員の方からお尋ねのように、18年が既に決まっておりますので、17年度の確定とともに18年度に誤差が生じるというようなことでございます。ただ、このことの事務のやり方につきましては、国では19年度以降改めるというような事務連絡として聞いております。
来住委員
 わかりました。
 産業経済融資の件ですけども、この融資の件数なんですが、決特などで資料はいただいていますので、数的には……。ちょっとお聞きしたいのは、これは年度途中の資料だと思いますので、平成17年度の貸付件数、それから、18年度は途中ですので、18年度についてはどのぐらいの件数になるのか、わかりますか。
鈴木産業振興担当参事
 申しわけございません。利子補給の件数じゃなくて、17年度のあっせん件数でよろしいですね。
来住委員
 はい。
鈴木産業振興担当参事
 17年度のあっせん件数は798件です。そのうち実行されたのが713件でございます。それから、18年度は、第3四半期まででございますけれども、第3四半期現在では766件があっせん件数です。それで、第3四半期までで実行されているのが731件ということになってございます。
来住委員
 いろいろ先ほど説明がありましたので、事情がある中でこういう推移だと思うんですけども、利子補給そのものの区が持つ、要するに本人負担分については、ここ4年ぐらいそういう意味では補給が予算的には執行額として見ても減っていますよね、総額として。資料をいただいているので見ますと、平成15年が1億1,600万円、平成16年が1億1,100万円、そして平成17年が1億60万円という、4年ぐらいの単位で見ると利子補給としては減ってきているなというふうに思うんですけども、これは先ほどおっしゃったようなことが理由ということ。件数もそういう意味では平成15年が863件、貸付件数ですけども、その後700代の半ばぐらいまでに件数がちょっと減っていますよね。それはどういうふうに見ていらっしゃるのか。例えば、去年の予算、要するに、この補正の予算を組まれるときも、平成17年度よりもたしか700万円ぐらい減らして予算化されたわけですね。それでもかつ今回2,000万円の減額という形になっているということですので、どういうふうにお考えになっているのかなというふうに、ちょっと担当としては。
鈴木産業振興担当参事
 委員が数字を申し上げられました利子補給額というのは、全体的に16年が1億1,100万円、それから、17年度が1,000万円ぐらい減っているわけです。しかしながら、利子補給をお取り扱いさせていただいた件数自体は減ってきてはいないんですね。ですから、1人当たりの融資を受ける額そのもの、融資総額はだんだん少し小さくなってきているということとも関連があるかなというふうに考えています。
 それと、全体的にやはり事業所総数の減少というのが同時に起きていることでございますので、範囲が小さくなっているのであっせんの件数も伸びてこないといいますか、御相談に見える方の件数もそれほど右肩上がりではなくなっている状況なのかなというふうに私どもでは考えているところでございます。
来住委員
 そういう意味では、利子補給の面で見ると運転資金も設備も本人負担が0.4%でしたかね、利子の本人負担になっていると思いますけども、支援をしていくという意味では、本人負担の利子部分を軽くしていくということでさらに借りやすくしていくといいますか、これを制度として利用しやすくしていくということにもつながっていくんではないかというふうに常々思っているんですが、そういう意味で件数をふやしていく、利用をしやすくしていく。それで、今の利子補給の面では区としての負担は減っているわけですから、利子の本人負担を軽くしていくということも考えていけるんではないかと、考えていくべきではないかというふうに私は考えるんですけども、そういう方向としてはお考えにならないのでしょうか。
鈴木産業振興担当参事
 利子補給の予算も産業振興全体の中の支出になるというふうに考えてございます。利子補給がすこぶる効果的に区内全体の産業振興の活性化ということに大きく寄与するというふうなことであるという一つの方向性が明確であれば、そのことに力を入れるというのも考え方としてはあると思いますが、全体的にもっと金利をというよりか、今、御本人負担が0.4%ということで、今のところそろそろ金利の上向き加減が出てきてございますけれども、全体的に借りやすくなっている状況というのが市場の中でも言われてございますので、現在のところは、融資そのものも、制度融資の意義はありますが、これを大きく拡大して、それをてこに区の産業振興を図るというふうなところでは慎重に考えていくべきだろうというふうに考えてございます。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、質疑を終結いたします。
 次に、総務委員会に申し送る意見を受けたいと思います。意見はありますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 意見がなければ、当委員会としては第1号議案、平成18年度中野区一般会計補正予算(関係分)につきましては総務委員会に意見なしということで申し送りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定します。
 以上で第1号議案、平成18年度中野区一般会計補正予算(関係分)の審査を終了します。
 以上で本日予定した日程は終了いたしますが、委員、理事者から何か発言はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本日の区民委員会は散会します。

(午後2時37分)