平成18年12月08日中野区議会本会議(第4回定例会)
平成18年12月08日中野区議会本会議(第4回定例会)の会議録
平成18年第4回定例会本会議第4日(12月8日) 1.平成18年(2006年)12月8日、中野区議会議事堂において開会された。
1.出席議員(41名)
  1番  いでい   良  輔        2番  伊  東  しんじ
  3番  佐  野  れいじ         4番  北  原  奉  昭
  5番  久  保  り  か        6番  酒  井  たくや
  7番  奥  田  けんじ         8番  近  藤  さえ子
  9番  小  堤     勇       10番  大  内  しんご
 11番  伊  藤  正  信       12番  きたごう  秀  文
 13番  吉  原     宏       14番  高  橋  ちあき
 15番  やながわ  妙  子       16番  平  島  好  人
 17番  むとう   有  子       18番  はっとり  幸  子
 19番  長  沢  和  彦       20番  か  せ  次  郎
 21番  山  崎  芳  夫       22番  小  串  まさのり
 23番  若  林  ふくぞう       25番  岡  本  いさお
 26番  こしみず  敏  明       27番  飯  島  きんいち
 28番  佐  伯  利  昭       29番  佐  藤  ひろこ
 30番  来  住  和  行       31番  岩  永  しほ子
 32番  篠     国  昭       33番  柿  沼  秀  光
 34番  伊  藤  岩  男       35番  斉  藤  金  造
 36番  大  泉  正  勝       37番  斉  藤  高  輝
 38番  江  口  済三郎        39番  藤  本  やすたみ
 40番  昆     まさ子        41番  江  田  とおる
 42番  池  田  一  雄
1.欠席議員(1名)
 24番  市  川  みのる
1.出席説明員
 中 野 区 長  田 中 大 輔      助     役  内 田 司 郎
 教  育  長  沼 口 昌 弘      区 長 室 長  寺 部 守 芳
 政策担当課長   川 崎   亨      総 務 部 長  石 神 正 義
 総務担当参事   橋 本 美 文      区民生活部長   本 橋 一 夫
 子ども家庭部長  田 辺 裕 子      保健福祉部長   菅 野 泰 一
 保 健 所 長  浦 山 京 子      都市整備部長   石 井 正 行
 拠点まちづくり推進室長 石 橋   隆   教育委員会事務局次長 金 野   晃
1.本会の書記は下記のとおりである。
 事 務 局 長  山 下 清 超      事務局次長    高 橋 信 一
 議事調査担当係長 大 谷 良 二      書     記  黒 田 佳代子
 書     記  永 田 純 一      書     記  荒 井   勉
 書     記  岩 浅 英 樹      書     記  菅 野 多身子
 書     記  西 田   健      書     記  廣 地   毅
 書     記  鳥 居   誠      書     記  杉 本 兼太郎
 書     記  岡 田 浩 二      書     記  松 本 桂 治

 議事日程(平成18年(2006年)12月8日午後1時開議)
日程第1 第97号議案 中野区行政財産使用料条例の一部を改正する条例
     第98号議案 中野区長期継続契約を締結することができる契約を定める条例
日程第2 第94号議案 平成18年度中野区一般会計補正予算
日程第3 第95号議案 中野区組織条例の一部を改正する条例
     第96号議案 中野区副区長定数条例
日程第4 第99号議案 中野区国民保護対策本部及び中野区緊急対処事態対策本部条例
日程第5 第100号議案 東京都後期高齢者医療広域連合の設立について
日程第6 第101号議案 中野区職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
     第102号議案 中野区職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例
     第103号議案 中野区立幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
日程第7 第1号請願 上鷺宮5丁目広場の使用について
 追加議事日程
日程第8 同意第2号 中野区助役選任の同意について
日程第9 同意第3号 中野区収入役選任の同意について
日程第10 同意第4号 中野区教育委員会委員任命の同意について
日程第11 同意第5号 中野区監査委員選任の同意について
日程第12 議員提出議案第11号 前収入役山岸隆一さんに対する感謝状贈呈に関する決議
日程第13 第101号議案 中野区職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
      第102号議案 中野区職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例
      第103号議案 中野区立幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例

      午後1時02分開議
○議長(高橋ちあき) 定足数に達しましたので、本日の会議を開きます。
 本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程表のとおりでありますので、さよう御了承願います。
 この際御紹介申し上げます。
 12月7日付をもちまして、本区収入役を退任されました山岸隆一さんを御紹介申し上げます。山岸隆一さん。
      〔山岸隆一氏登壇〕
○山岸隆一氏 このような機会を与えていただきまして、大変恐縮でございます。極度に緊張しております。昭和59年、1984年に都庁から中野区へ参りまして22年余、都庁時代からいたしますと都合39年余にわたって、地方自治体職員としての勤務を終え、役目を終えることができたということで、長いなとつくづく思います。若いころからを本当にあれこれ思い出すと、感無量でございます。都庁から来る管理職、多くいるわけです。毎年数名ずつというような数で来るわけですけれども、大部分の方がお戻りになる中で、私は中野区で引き続き仕事をしたいなというふうに思いました。区で経験をしばらくした後、やってみたい仕事が2つ出てまいったというのが大きな理由でございます。1つは地域センターの仕事です。地域センターと住区協議会構想を柱に参加の区政を区は標榜しておったわけですけれども、住民自治の実験でもあるということで、全国的にも注目されておりましたし、区の中でも、地域センター抜きでは区政は語れないというような雰囲気もあったような時代でございます。参加の区政の現場の第一線で、区民の方々と一緒に仕事をしてみたいという気持ちでございました。実際、地域に入って住区協議会、町会、青少年地区委員会、老人会、自主グループの方々との交流や活動にもかかわりを持つことによりまして、学ぶことが非常に多うございました。
 もう1つやってみたい仕事が、まちづくりでした。中野区のように、道路や公園が整備されないまま急速に市街化が進んだそういう都市では、住民合意型といいますか、住民参加型のまちづくり手法の1つとして、地区計画制度なるものが都市計画法の中に創設されてから数年を経たというような時期でしたけれども、全国的にもまだ実例がないという中で、中野区では特に防災施工工事をというような観点も加えて取り組みを始めておったわけです。その中に加わりまして、南台4丁目地区及び平和の森公園周辺地区の地区計画の都市計画決定ができた、事業化もできたということで、中野区にいてよかったなというような思いもいたしました。坂上の市街地再開発事業、これも一部の地区計画の網もかぶっております。それから中野4丁目東地区の市街地再開発事業にもかかわることができました。
 その後は財政再建一辺倒といいますか、一筋の時代になるわけですけれども、その際の思い出といたしましては、かつては考えられなかった職員数の削減ですね。財政健全化対策とか、健全化推進プランとかいう流れが中にあったわけですけれども、今から見れば大変規模の小さい数ではございましたけれども、3年間で150人というような数字を出したときに、もちろん組合からは反対されますけれども、トップの方からも、そんな数字を出して、できなかったらどうするというようなことも言われましたが、目標を掲げなければ本気になってやれないということを申し上げたことを覚えています。議員さんからは、四面楚歌だろうけれどもがんばってくれとおっしゃってもいただきました。
 その後は、現区長の田中区長が中心になってまとめられました行財政5か年計画、さらに区長におなりになってからの経営改革指針、それから行政革新5か年プランと財政健全化の歩みは着実に進みました。区長の強いリーダーシップのもと、全庁挙げての取り組みもありましたし、区民の多くの方の御理解もいただいた、議会の絶大な御支援もいただいた、そういう結果であろうと思います。そして今日、財政基盤の確立が展望できるに至った。また、10か年の中野区の姿もはっきり描けるようになってきている。こういう際に役目を終えることができる。ほっとしております。
 あと1つ、中野区を去りがたくさせた大きな存在は、区議会と議員の皆様方でございます。議会では大変活発な議論が交わされておりまして、それは今でもそうですけれども、議論白熱し、その日の12時を回ってしまった。会議時間の関係で、議論が無効にならないよう、本会議場の時計を逆戻りさせたというようなことも伝え聞いておりますし、かつて私が若いころの予特・決特の審議は、夜9時、10時に至るのは当たり前というような状況でありました。理事者への議員の皆様方からのするどい指摘や議員さん同士の激しい応酬、それからお一人お一人の議員さんのあつい思いを見たり聞き、知るにつけて、議会と我々区政とは一緒なんだ、議員さんと我々は一緒なんだ、いわゆる両輪としての区議会の重みというものを徐々に実感したと言ってもいいのかなと思っております。委員会での質疑というだけじゃなくて、控室などにも説明に伺うわけですけれども、たくさんの御意見・御指摘をいただきました。おしかりもちょうだいいたしました。私の方も食い下がることもありますし、異論を交わすということもありますが、皆様方との真摯な議論の中から、仕事への方向性が見いだせたということも多々ございます。また、職員としてのあり方にも、目を開かせていただいた、そういうふうな機会もいただきました。もちろん励ましもいただいたし、大きな後押しをいただいたことも覚えております。私に自信をつけさせてくれて、育ててもいただいた。どうもありがとうございました。今後とも職員への御指導・御鞭撻をよろしくお願いします。
 地方議会の活性化が今、盛んに議論されております。議員の提案権の行使がこれまで以上に強く期待されておるところであります。皆様方には、区政を監視するとか、区民要望を区政に反映させるというような役割にとどまらず、区民をリードする、新しい豊かな社会形成のために区民をリードする、区政を牽引していく、そういった役割を担うことも求められておるのかなというふうに思います。時代は大きく変わりつつありまして、それも速度を増している。失ってはならない大切なものに目を向けるべきじゃないか、失いつつあるものを取り戻そう、こういう議論が盛んになりつつあるように思います。私も全くそのとおりだと思う次第ですけれども、ただ本当に失ってはならないことは何なんだ、取り戻すことは何なんだといったときに、正反対の意見が出てくる、そういう状況も見えてくるわけです。ある事柄について、いつも表から見る、裏から見ることによって、その後が大きく違ってくる。こういう事柄につきましては、良識ある中野区議会議員の皆さん方、内外の歴史にもお学びいただいて、十分にお考えいただきたい。十分な議論をお願いしたい。誇りの持てる地域社会づくり、中野区づくりに、どうか持てる力を存分に発揮され、一層の御活躍を切にお願いします。
 大変お世話になりました。ありがとうございました。
○議長(高橋ちあき) 以上で紹介を終わります。
 これより日程に入ります。
 お諮りいたします。この際、本日の日程を追加し、日程第8、同意第2号、中野区助役選任の同意についてを先議するに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋ちあき) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。
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 同意第2号 中野区助役選任の同意について

○議長(高橋ちあき) 日程第8、同意第2号、中野区助役選任の同意についてを上程いたします。
 区長の説明を求めます。
     〔区長田中大輔登壇〕
○区長(田中大輔) ただいま上程されました同意第2号、中野区助役選任の同意につきまして、御説明を申し上げます。
 この同意案は、12月10日に任期満了となる助役の後任者として、石神正義さんを選任いたしたく、議会の同意をお願いするものです。
 石神さんは、昭和42年に中野区に入り、40年間にわたって本区に勤務されています。この間に都市整備担当副参事、推進課長、用地経理課長、庶務課長などを経て、地域センター部参事、総務部参事、行財政改革担当部長、保健福祉部長などを歴任し、平成15年から総務部長を務めておられます。このように石神さんは、本区において数々の要職を歴任し、その能力と手腕を大いに発揮されました。この間の豊富な行政経験に加え、職務に対する熱意と誠実な姿勢は、助役として適任であり、この際助役として本区における行政の推進に御尽力いただきたいと考えた次第であります。
 本件につきまして、何とぞ御同意くださいますようお願い申し上げます。
○議長(高橋ちあき) 本件については、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋ちあき) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。
 上程中の同意第2号に同意するに賛成の方は御起立願います。
       〔賛成者起立〕
○議長(高橋ちあき) 起立多数。よって、同意第2号はこれに同意するに決しました。
 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第9、同意第3号、中野区収入役選任の同意についてを先議するに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋ちあき) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。
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 同意第3号 中野区収入役選任の同意について

○議長(高橋ちあき) 日程第9、同意第3号、中野区収入役選任の同意についてを上程いたします。
 区長の説明を求めます。
     〔区長田中大輔登壇〕
○区長(田中大輔) ただいま上程されました同意第3号、中野区収入役選任の同意につきまして、御説明申し上げます。
 この同意案は、12月7日に辞職された収入役の後任者として沼口昌弘さんを選任いたしたく、議会の同意をお願いするものです。
 沼口さんは、昭和45年に東京都に入り、昭和60年から平成13年までの16年間にわたって中野区に勤務されていました。本区においては、障害者福祉会館長、広報課長、広聴課長、管理課長、企画課長を経て、企画部参事、企画部長、福祉部長、総務部長を歴任し、平成13年からは本区の教育委員に就任しておられます。このように沼口さんは、本区において数々の要職を歴任し、その能力と手腕を大いに発揮されました。この間の豊富な行政経験に加え、職務に対する熱意と誠実な姿勢は収入役として適任であり、この際収入役として御尽力いただきたいと考えた次第です。
 本件につきまして、何とぞ御同意くださいますようお願い申し上げます。
○議長(高橋ちあき) 本件については、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋ちあき) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。
 上程中の同意第3号に同意するに賛成の方は御起立願います。
       〔賛成者起立〕
○議長(高橋ちあき) 起立多数。よって、同意第3号はこれに同意するに決しました。
 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第10、同意第4号、中野区教育委員会委員任命の同意についてを先議するに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋ちあき) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。
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 同意第4号 中野区教育委員会委員任命の同意について

○議長(高橋ちあき) 日程第10、同意第4号、中野区教育委員会委員任命の同意についてを上程いたします。
 区長の説明を求めます。
     〔区長田中大輔登壇〕
○区長(田中大輔) ただいま上程されました同意第4号、中野区教育委員会委員任命の同意につきまして、御説明申し上げます。
 この同意案は、12月10日に辞職される教育委員の後任者として菅野泰一さんを任命いたしたく、議会の同意をお願いするものです。
 菅野さんは、昭和49年に中野区に入り、33年間にわたって本区に勤務されています。この間に障害福祉課長、高齢福祉課長、野方地域センター所長、企画課長、財政課長などを経て、平成15年から保健福祉部長を務めておられます。このように菅野さんは、豊富な行政経験を通じて培われた優れた識見と実行力を備えておられることから、教育委員として適任であり、この際教育委員として本区における教育行政の進展に御尽力いただきたいと考えた次第です。
 本件につきまして、何とぞ御同意くださいますようお願い申し上げます。
○議長(高橋ちあき) 本件については、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋ちあき) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。
 上程中の同意第4号に同意するに賛成の方は御起立願います。
       〔賛成者起立〕
○議長(高橋ちあき) 起立多数。よって、同意第4号はこれに同意するに決しました。
 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第11、同意第5号、中野区監査委員選任の同意についてを先議するに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋ちあき) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。
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 同意第5号 中野区監査委員選任の同意について

○議長(高橋ちあき) 日程第11、同意第5号、中野区監査委員選任の同意についてを上程いたします。
 区長の説明を求めます。
     〔区長田中大輔登壇〕
○区長(田中大輔) ただいま上程されました同意第5号、中野区監査委員選任の同意につきまして、御説明申し上げます。
 この同意案は、12月10日に任期満了となる監査委員の後任者として髙橋康正さんを選任いたしたく、議会の同意をお願いするものです。
 髙橋さんは、昭和41年から昭和46年まで有限会社宮下会計事務所に勤務した後、昭和46年に税理士として独立し、会計事務所を開業して現在に至っております。この間に東京税理士会の理事や中野支部監事、東京税理士協同組合の理事、日本税理士連合会の評議委員などの要職を歴任され、また社会福祉法人中野区福祉サービス事業団及び社会福祉法人中野区社会福祉協議会の監事を務めておられます。
 このように髙橋さんは、その職歴からも明らかなとおり、財務管理に関する優れた識見を備えておられることから、監査委員として適任であり、この際監査委員として御尽力いただきたいと考えた次第です。
 本件につきまして、何とぞ御同意くださいますようお願い申し上げます。
○議長(高橋ちあき) 本件については、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋ちあき) 御異議ありませんので、これより採決いたします。
 上程中の同意第5号に同意するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋ちあき) 御異議ありませんので、同意第5号はこれに同意するに決しました。
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 第97号議案 中野区行政財産使用料条例の一部を改正する条例
 第98号議案 中野区長期継続契約を締結することができる契約を定める条例
 (委員会報告)

○議長(高橋ちあき) 日程第1、第97号議案及び第98号議案の計2件を一括議題に供します。

平成18年(2006年)12月4日
中野区議会議長 殿
    総務委員長 伊藤 正信
(公印省略)

議案の審査結果について

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。


議案番号 件    名 決定月日
第97号 中野区行政財産使用料条例の一部を改正する条例 12月4日
第98号 中野区長期継続契約を締結することができる契約を定める条例 12月4日

○議長(高橋ちあき) お諮りいたします。上程中の議案に関する委員長報告は、会議規則第40条第3項の規定により省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋ちあき) 御異議ありませんので、委員長報告は省略いたします。
 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋ちあき) 御異議ありませんので、これより採決いたします。
 上程中の議案は、委員会報告どおり可決するに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋ちあき) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。
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 第94号議案 平成18年度中野区一般会計補正予算
 (委員長報告)

○議長(高橋ちあき) 日程第2、第94号議案、平成18年度中野区一般会計補正予算を議題に供します。

平成18年(2006年)12月1日
中野区議会議長 殿
    総務委員長 伊藤 正信
(公印省略)

議案の審査結果について

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。


議案番号 件    名 決定月日
第94号 平成18年度中野区一般会計補正予算 12月1日

○議長(高橋ちあき) 総務委員会の審査の報告を求めます。伊藤正信総務委員長。
     〔伊藤正信議員登壇〕
○11番(伊藤正信) ただいま議題に供されました第94号議案、平成18年度中野区一般会計補正予算に関しまして、総務委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
 本議案は、歳入歳出にそれぞれ1億4,047万1,000円を追加計上するもので、既定予算との合計額は892億2,125万8,000円となります。
 主な内容としましては、清掃一部事務組合による新会社設立に係る分担金、介護保険の要介護1または要支援者で、特殊寝台の貸与が対象外となった者への購入費助成経費、区立囲町公園の土地を国に返還することに伴う公園内の施設等の撤去工事及び警察大学校等跡地に仮設広場を整備する経費などを追加計上するものです。
 本議案は、11月29日の本会議において当委員会に付託され、12月1日に委員会を開会し、審査を行いました。
 まず、審査の進め方として、第94号議案を議題に供した後、理事者から補足説明を受け、その後質疑を行いました。その主な質疑応答を紹介します。
 はじめに、清掃一部事務組合による新会社設立に係る分担金について、他区の補正予算の動向は把握しているかとの質疑があり、最新の調査では、第3回定例会での対応が9区、第4回定例会が7区、第1回定例会が4区、他は未定とのことである、との答弁がありました。
 次に、17年度の歳計剰余金は42億円にもなるが、補正予算で必要な事業に使うという検討はしなかったのかとの質疑があり、必要なサービスには繰越金を活用する考えであるとの答弁がありました。
 さらに、財調の算定についてはどれくらいを見込んでいるのかとの質疑があり、法人住民税は昨年同様、伸びる傾向であるという情報があるので、一定の上乗せはあると考えるが、具体的な額についてはまだ承知していないとの答弁がありました。
 以上が主な質疑応答の内容です。
 なお、関係分の審査を行った、区民、厚生、建設委員会から申し送られた意見はありませんでした。
 その後、委員会を休憩して取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが質疑はなく、質疑を終結しました。
 次に、意見の開陳を求めましたが意見はなく、意見の開陳を終結しました。
 次に、討論を求めたところ1名の委員が、本議案に反対する立場から、まず介護保険の助成などが計上されたことは評価できるが、都の制度の引き写しであり、区独自の対象拡大や上乗せも検討すべきだったと考える。
 反対の理由の1点目としては、区立囲町公園内の施設等の撤去工事及び警察大学校等跡地に仮設広場を整備する経費が計上されているが、警察大学校等跡地には緑豊かな公園を中心とした計画とし、国から無償貸与されている囲町公園もできるだけそのまま残すべきである。撤去に当たっては、公園内の緑が伐採され、さらにそこに民間の高度な商業、業務ビルが建つということは、区民感情からしても納得いくものではない。
 2点目には、清掃一部事務組合による新会社設立の過程でも、他の自治体で拙速に行うべきではないという意見が出たように、さまざまな問題がある。新会社の目的である廃プラスチックを燃やすサーマルリサイクル事業についても問題が大きい。よって、本議案には反対であるとの討論を行いました。
 さらに討論を求めましたが討論はなく、討論を終結しました。
 その後、挙手による採決を行ったところ、賛成多数で可決すべきものと決した次第です。
 以上で第94号議案に関する総務委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了します。
○議長(高橋ちあき) ただいまの報告について御質疑ありませんか。
    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋ちあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。長沢和彦議員から討論の通告書が提出されていますので、通告議員の討論を許します。長沢和彦議員。
      〔長沢和彦議員登壇〕
○19番(長沢和彦) ただいま上程されました第94号議案、平成18年度中野区一般会計補正予算に対して、日本共産党議員団の立場から、反対の討論を行います。
 初めに、介護保険制度による軽度者への特殊寝台購入費助成については、我が党議員団として、区長への緊急要望や議会質問を重ねてきたものであり、それを盛り込んだことは評価できます。あわせて、軽度者がふえていることからも、あるいはこれまでの状態を維持するといった必要性からも、東京都の制度をそのまま引き写すのではなく、レンタル制度の導入や、制度の改定以降に軽度者となった区民に対しても助成を拡大するなどの、独自の取り組みも必要であったと思います。
 本議案への反対理由を述べます。
 その第1は、囲町公園を撤去し、警察大学校等の跡地計画で示した防災公園予定地に仮設広場を整備するというものです。この予算計上は、本格的に大規模開発の整備に乗りだすものであり、跡地計画を緑豊かな広い避難場所という区民・住民の願いに背いて、超高層ビルが建ち並ぶまちづくりへの1歩を踏み出すものです。もともと囲町公園については、国からの無償貸与により今日まで来ているわけですが、私たちはそのまま残すことを主張してきました。今回の撤去整備は、この場所を民間商業・業務ビルにするために行われるものです。そのために、区が植栽した緑が失われ、新たな環境破壊と景観が損なわれることになります。仮設広場の整備も、その代替に行われるものにすぎません。囲町公園分が、計画で言われるわずか1.5ヘクタールの防災公園に吸収されることで、広い防災公園を望む区民・住民の願いが踏みにじられることは認められません。
 第2に、清掃一部事務組合による新会社設立に係る出資金についてです。清掃一部事務組合は、廃プラスチックを焼却し、その熱エネルギー利用で電気を生み出すサーマルリサイクル事業を行うために合弁会社を設立しました。今回の計画は、23区のごみ行政を根本から歪めるとともに、自治体の新たな財政負担が懸念されるなど、問題が大きいと言えます。
 第3に、今回の補正予算のあとは最終補正となるわけです。今年度に高齢者をはじめ区民を襲った増税とそれに連動した負担増で、区民の暮らしが苦しいときだからこそ、しかも財調交付金の再調整分が相当額来ることを思えば、自立支援法で苦しめられている障害者への助成や、税や介護の負担増に対する痛みを和らげ、区民の願いと実態に寄り添った施策、事業の実施が必要であったと考えます。
 以上述べて、第94号議案への反対討論とします。
○議長(高橋ちあき) 他に討論がなければ、討論を終結いたします。
 これより、起立により採決いたします。
 上程中の議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。
       〔賛成者起立〕
○議長(高橋ちあき) 起立多数。よって、上程中の議案は可決するに決しました。
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 第95号議案 中野区組織条例の一部を改正する条例
 第96号議案 中野区副区長定数条例
 (委員長報告)

○議長(高橋ちあき) 日程第3、第95号議案及び第96号議案の計2件を一括議題に供します。

平成18年(2006年)12月5日
中野区議会議長 殿
    総務委員長 伊藤 正信
(公印省略)

議案の審査結果について

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。


議案番号 件    名 決定月日
第95号 中野区組織条例の一部を改正する条例 12月5日
第96号 中野区副区長定数条例 12月5日

(第96号議案に対する付帯意見)
○ 本条例は10か年計画の確実な執行にあたり、自治法改正の趣旨に則り区民福祉の向上のため、体制の一新と強化を目指すものである。特別職である副区長の選任においては、事務配分の工夫や事務執行の効率化を最大限にすすめ、責任の明確化を図るよう努力されたい。

○議長(高橋ちあき) 総務委員会の審査の報告を求めます。伊藤正信総務委員長。
     〔伊藤正信議員登壇〕
○11番(伊藤正信) ただいま議題に供されました第95号議案、中野区組織条例の一部を改正する条例及び第96号議案、中野区副区長定数条例に関しまして、総務委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
 第95号議案は、区のトップマネジメント体制を強化し、目標と成果による区政経営をさらに推進することを目的に、区長室及び総務部を廃止し、政策室、経営室及び管理会計室を設置して、事務分掌を定めるものです。
 第96号議案は、地方自治法の改正に伴い、副区長の定数を3人とするものです。
 両条例とも、施行時期は平成19年4月1日です。
 本議案は、11月29日の本会議において当委員会に付託され、12月1日、4日、5日に委員会を開会し、審査を行いました。
 審査の進め方としては、両議案を一括して議題に供した後、理事者から補足説明を受け、質疑を行いました。その中で、区長の出席説明の求めがあり、区長出席のもとで質疑を行いました。その主な質疑応答の内容を紹介します。
 初めに、政策室の事務分掌には「予算に関すること、他の室に属するものは除く」とあるが、経営室、管理会計室には予算の記載がない。おかしいのではないかとの質疑があり、3つの室は一体で経営を担う組織のため、3つの室を統括して政策室が予算事務を行うとの答弁がありました。
 次に、広聴は政策室、広報は経営室に分かれ、行政評価が管理会計室に入っているのはなぜかとの質疑があり、広聴は区民の声を聞いて政策に生かすために政策室に、広報は事業執行の段階で行うものなので経営室に、行政評価は評価・改善を担う管理会計室にと、それぞれの機能に着目して分けたものであるとの答弁がありました。
 次に、事業部制の成果、また、現行制度の問題点は何か、今回の組織改正でそれらの問題は解決するのかとの質疑があり、各事業部長の責任が明確になり、予算編成や執行、年度途中の課題に柔軟に対応でき、目標達成へのマネジメントが行われているのが成果である。しかし、部を横断する課題については、調整に時間がかかることが不十分な点である。今回の組織改正により、経営本部の方針が明確になることで、迅速な意思決定、事業執行が可能となり、区民サービスの向上につながるとの答弁がありました。
 また、他の委員から、部門横断的な事業が進まないというのは、業績評価につながっていないからではないかとの質疑があり、部や分野としての目標をどう実現したか、何を行動したかをしっかり評価していくことが重要と考えるとの答弁がありました。
 次に、区長はどういう考えで副区長3人という条例案を提出したのかとの質疑があり、今回の制度改正のねらいは、トップマネジメントを強化し、自治体の自己責任で経営を行い、住民に対して責任を持つというものである。これを踏まえ、政策、事業執行、評価・改善の3つの機能と、部をまたがる政策を権限を持って方針決定し、調整する機能を副区長に分任させたい。また、10か年計画を着実に進めるために、区長と3人の副区長の体制で総合調整をしていきたい。人材としては、内部から2人、外部から1人を考えているとの答弁がありました。
 次に、副区長の1人にまちづくりをということだが、以前まちづくりのために助役を置いたが、成果は上がらなかった。今回は大丈夫なのかとの質疑があり、前回のまちづくりに関する経費は膨大なものだったが、財政計画を持っていない上に、バブル崩壊という財政的な原因があった。今、考えているまちづくり計画は、起債や基金の計画をきちんとつくり、収入規模はふえないという前提で考えている。副区長には、国や都と必要な調整を図ることができる、動ける人材を外部から登用したいとの答弁がありました。
 次に、総合調整が必要になるということは、事業部長が区長の意向を理解しないで仕事を進めているということではないかとの質疑があり、各部においては区の目標を理解し、区の求めている方向に動き始めているが、1つの部だけでは動かない課題がある。事業部制がより機能するために、事業部間の調整を機動的に行う必要が出てくるとの答弁がありました。
 これに対して、3人の副区長の間での調整が必要になり、機動的にはいかないのではないかとの質疑があり、3人の副区長が牽制し合うことも必要であり、その調整こそ、区長の役割であるとの答弁がありました。
 次に、地方制度調査会の答申では、「副区長の定数は人口、組織の規模等を勘案して定める」となっている。中野区の規模で特別職をふやすのはどうかとの質疑があり、現在特別職2人、部長2人で行っている業務を3人の特別職で行うものであり、肥大化するものではないとの答弁がありました。また他の委員から、助役と収入役の2人が副区長3人になる。権限がふえ、1人当たりの仕事量もふえるのに、人数がふえるのは行革に逆行するのではないかとの質疑があり、10か年計画の具体化には、これまで以上に業務量がふえると予想され、3人が必要と判断した。3,400人だった職員を2,000人体制にするためには、行政改革の方針や政策の方針を明確に示し、それにのっとって全体が動く体制をつくらなければいけない。そのために今の時点では、トップマネジメントの層を厚くすることが必要であるとの答弁がありました。
 次に、行政のトップ体制を肥大化させずに多大な区民の要望にこたえていくということかとの質疑があり、これまで進めてきた組織改革を完成させるため、経営層の果たすべき役割、機能を強化すると同時に、業務量に対する人員が一番少ない形を追求したとの答弁がありました。
 以上が主な質疑応答の内容です。
 その後、委員会休憩して、本議案の取り扱いを協議した後、委員会を再開し、第95号議案について、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。
 次に、意見の開陳を求めましたが意見はなく、意見の開陳を終結しました。
 次に、討論を求めたところ、1名の委員が第95号議案に反対する立場から、今回の組織改正は、区民の視点から見てわかりにくく、区民福祉の向上に資するとは言えない。第1に10か年計画の政策課題に対応したとのことだが、本来、時間をかけなければならない政策課題について、調整の名のもとに統制が行われかねない。第2に、行政評価一辺倒では、区民要求にこたえることにならない。行政評価、PDCAサイクル自体が自己目的化しているのではないか。第3に、トップマネジメントの強化を強調しているが、ボトムアップとの組み合わせが大事である。トップマネジメントだけが組織改正の眼目であることは問題である。よって、本議案には反対であるとの討論を行いました。
 さらに討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結しました。
 その後、第95号議案について、挙手による採決を行ったところ、賛成多数で可決すべきものと決しました。
 次に、第96号議案の継続審査について、挙手による採決を行ったところ、賛成少数で否決となりました。
 そこで質疑を続行し、質疑を求めましたが質疑はなく、質疑を終結しました。
 次に、意見の開陳を求めたところ、1名の委員から、今回の改正等の目的は3つあるが、部間をまたがる案件については、指揮命令関係によらなくても、重要度・優先順位を理解すれば、トップマネジメントの部局で経営判断できるはずである。また、各部横断的な課題への取り組みが評価されるならば、動きが積極的になり、調整に時間がかかることにはならない。3つの目的を考えても、副区長は2人でも可能であるとの意見の開陳がありました。
 さらに意見の開陳を求めましたが、意見はなく、意見の開陳を終結しました。
 次に、討論を求めたところ、1名の委員が、第96号議案に反対する立場から、政策課題に対応することから副区長を3人置くとのことだが、区民要求や職員との関係、またトップマネジメント体制の強化だけが強調されていることは問題である。よって、本議案には反対であるとの討論を行いました。
 続いて別の委員が、第96号議案に賛成する立場から、新しい行政のあり方をつくるために、ローカルマニフェストに基づいた政治を行うことを掲げ、公約である区政課題実現を果たすべく、この間、新しい体制づくりが進められてきた。その体制に合わせた組織をつくり、基本構想、10か年計画を実行していくこと、そして、外部評価に耐え得る組織に変える必要がある。副区長は新しい政治的任用職であり、その拡大が必要との考え方がある。重要なのは、行政の担い手の意識改革が行われ、区民の期待にきちんとこたえることである。よって、本議案に賛成であるとの討論を行いました。
 さらに討論を求めましたが討論はなく、討論を終結しました。
 その後、第96号議案について、挙手による採決を行ったところ、可否同数となったため、委員会条例第14条第1項の規定に基づき、委員長裁決により本議案を可決すべきものと決した次第です。
 最後に、本議案に付された意見を申し上げます。
 本条例は10か年計画の確実な執行に当たり、自治法改正の趣旨にのっとり、区民福祉の向上のため、体制の一新と強化を目指すものである。特別職である副区長の選任においては、事務配分の工夫や事務執行の効率化を最大限に進め、責任の明確化を図られるよう努力されたい。
 意見は以上でございます。
 以上で第95号議案及び第96号議案に関する総務委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了いたします。
○議長(高橋ちあき) ただいまの報告について、御質疑ありませんか。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋ちあき) 御質疑なければ質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 小堤勇議員、山崎芳夫議員、藤本やすたみ議員、はっとり幸子議員、奥田けんじ議員から討論の通告書が提出されていますので、順次通告議員の討論を許します。
 初めに小堤勇議員。
      〔小堤勇議員登壇〕
○9番(小堤勇) ただいま上程されました第95号議案、中野区組織条例の一部を改正する条例及び第96号議案、中野区副区長定数条例について、日本共産党区議団の立場から反対討論を行います。
 田中区長になってたびたび組織改正が行われ、区民はもとより職員に聞いても、何がどう変わったのかわからない状態にあります。本来組織は、区民にとってわかりやすいものでなければならないのに、次々に組織改正を行うこと自体に問題があります。区の説明では、10か年計画の4つの戦略を進めるために、政策課題に対応した組織改正を行う必要があるとし、そのために3人の副区長を置き、それぞれに政策室、経営室、管理会計室を担わせるとのことです。しかし、なぜ特別職が3人も必要なのかということの説明にはなっていません。区長は、同格の部長級では調整が図れないから副区長が必要だと答弁されましたが、本来それは会議体で調整を図るべきものであります。もし会議で調整が図れないのなら、そのことの改善を検討することこそ必要なことではありませんか。
 副区長には、これまでの助役の役割に加え、区長の命を受けて政策及び企画を行うということが付け加わっています。必要な時間をかけて練り上げるべき政策課題を、区長の命を受けた副区長が、区長の意向の反映と効率化を追求して会議体を仕切るようになれば、調整の名による統制が行われかねません。
 区民要求との関係ではどうなるのでしょうか。
 3つの室を設けてトップマネジメントを強化することが、区民福祉の向上に必要なことなのか、どのように役立つのか、全くわかりません。その視点が全く欠けていると言わざるを得ません。この間、10か年計画の策定過程で、区民から多くの疑問や反対の声が上がっているのに、強引に当初計画で押し切ってきたものがたくさんあります。これまでの区政運営が強引であったのに、3人の副区長を置くことによって、さらに効率とスピードだけが追求されるようになれば、ますます区民の声は置き去りになってしまいます。
 職員との関係ではどうでしょうか。
 行政にはトップマネジメントだけでなく、区民と日々接している最先端職員からの意見をくみ上げ、生かすことが重要です。トップマネジメントとボトムアップの組み合わせが大事なのです。私たちはこの間の区政運営を見るにつけて、このことの重要性を痛感しています。
 区民との生きた接点を大切にし、それをどのように区政運営に反映させていくか。そのための組織はどういうものでなければならないか。そのための検討こそ、求められているのではないでしょうか。残念ながらこうした視点はどこにも見えてきません。
 区民福祉にかかわる第一線の職員をどんどん削減し、一方で副区長を3人に増やすこと自体が、今の区政の問題点をあらわしているのではないでしょうか。
 以上のことを指摘し、反対討論といたします。
○議長(高橋ちあき) 次に、山崎芳夫議員。
      〔山崎芳夫議員登壇〕
○21番(山崎芳夫) ただいま上程されました第95号議案、中野区組織条例の一部を改正する条例並びに第96号議案、中野区副区長定数条例につきまして、賛成の立場で討論を行います。
 中野区政は今後予想される少子高齢化や多様な行政ニーズに的確に対応するために、行政内部の事務執行の効率化を一層進め、職員数も3,400人から2,000人へと削減していく組織改革を推進しています。こうした背景を受けて、第95号議案、中野区組織条例の一部を改正する条例は、組織体制の強化を図り、簡素で効率的な小さな区役所の実現を図ることを目的として、さらに新しい中野をつくる10か年計画の執行を着実に安定的な軌道に乗せるための体制整備として、我が会派としても、大きな期待を寄せているところであります。
 第96号議案、中野区副区長定数条例につきましては、副区長の定数や役割を定めるものとして提案をされました。副区長は、区長を補佐するという助役の役割に加えまして、区長から委任された担任事務を持ち、みずからの責任と権限により、区政運営に携わる職であります。この職責を発揮することによりまして、区政課題の解決や10か年の実現に向けた、効率的かつ迅速な区政運営を行っていただけるものと期待をしております。
 また、これまで区政運営の課題と言われておりました重要施策の総合調整機能を十分生かすとともに、国や東京都への直接交渉などにも力を注ぎ、区民サービスの向上に務めていただきたいと考えている次第であります。
 以上、簡素で効率のよい、持続可能な実行力のある中野区政を目指しまして、事務執行の効率化を一層推進されることを望んでやみません。
 地方独自の知恵を活かせば、地方だけでなく日本はもっと活性化できる。国や地方の無駄を徹底的に削減すれば、厳しい財政状況はきっと脱却できるという、自由民主党総裁安倍晋三内閣総理大臣の言葉を添えまして、第95号、第96号議案の両議案の賛成討論といたします。よろしくお願いを申し上げます。
○議長(高橋ちあき) 次に、藤本やすたみ議員。
〔藤本やすたみ議員登壇〕
○39番(藤本やすたみ) 民主クラブを代表いたしまして、ただいま提案のありました第96号議案、中野区副区長定数条例、新たに特別職を実質1名から3名に増員するという条例に反対の立場から討論を行います。
 私はこの反対討論に立つとき、今からちょうど16年前、平成2年の第4回定例会を思い出します。既に議会では、当時の議員の人は3分の1ぐらいしか残っていないと思います。新しい議会構成ができておりますので、当時の状況も御報告をしながら、私の討論をさせていただきたいと思います。私が当時、助役を1名から2名に増員するという条例提案が当時も行われました。本会議では柿沼議員が、決算特別委員会では川上議員が、当時は第4回定例会に決算特別委員会が開催をされておりましたので、川上議員が、そして総務委員会では私が質問をいたしました。
 反対討論にこの議場に立ったのは12月13日でございます。
 助役を2名にするという当時の提案理由は、中野駅周辺地区整備構想の実現など、まちづくりに関する事業の積極的な展開を図るため、事業の計画の総合調整を行い、国・東京都など関係団体との協議、その他の重要課題に取り組む専任の助役を置く必要があるからというものでありました。今回の提案理由の中にも、そのような説明が行われております。
 私たちが反対した第1の理由は、当時の提案が議会軽視の、住民不在の提案の仕方だという点でありました。第2の理由は、行革に逆行しているということでありました。助役2名制が提案された当時、私たちの隣接区であります杉並区、練馬区、いずれも人口が50万、60万を超えている。中野区の30万をはるかに超えている区の助役さんも1名でありました。そして、財政の豊かな渋谷区も助役は1名でありました。中野区だけが特にまちづくり等重要な課題を抱えていたわけではありません。どこの区も同じように重要な課題を抱えていたわけであります。はるかに人口の少ない、しかも財政基盤の弱い中野区でなぜ助役を増員する必要があるのか、十分な説明はなされませんでした。しかし残念ながら、私たちの反対もむなしく、助役は賛成多数で2名に増員されました。しかし、私たちが懸念をしたとおり、区は中野駅周辺地区整備構想も実現することなく、8年間何の成果をも上げることなく、助役2名制は廃止をされました。8年間で1億6,000万の区民の血税が消えていきました。まさに歴史は繰り返すであります。
 16年の年月を経て、再び区長は副区長3名制と特別職の増員を提案をしてまいりました。国の法律が変わりまして、助役から副区長ということに変わってはきたわけでありますけれども、もし制度が変わらなかったら、果たして助役を2名に増員するという提案が行われたでしょうか。その辺も疑問に感じます。今回は国の法律の変更により、来年の4月から、各自治体が区長を補佐する助役にかわって権限を持つ副区長を置くことになり、収入役は廃止ということになりました。しかしその数は、各自治体がそれぞれの自治体の規模、財政力、そうしたことによって条例で定めることになっております。
 今回の提案理由は、トップマネジメント体制を強化するためにということが、その最大の理由になっております。しかし、トップマネジメント体制の強化というその中身も、十分な説明もありませんでした。特別職である副区長をどうしても3名にしなければならないという理由が、少しも明らかになっていません。総務委員会の区長の出席を求めての説明でも、十分に納得できるものではなかったと聞きました。私自身もそうであります。委員会で付帯意見がつけられたということが、賛成した会派、議員の方々にも十分に理解されたものとは言えないということを、私は物語っていると思います。議会にも十分に理解されたとは言いがたいものが、区民に十分理解されるとは思われません。
 助役2名制が提案された16年前に比べても、現在の中野区の財政状況ははるかに厳しい状態であります。そうした厳しい財政状況の中で、職員も3,400名から現在は2,800名、そして最終的には2,000名体制にもっていこうとしております。すべては財政を立て直し、持続する社会を構築するためにということで、区民にも職員にもお互いに痛みを分かち合って理解を求め、協力を求めてきたのではないでしょうか。区の税収に合った、身の丈に合った中野区にしていこうということではなかったのでしょうか。財政が少し立て直ししてきたとはいえ、まだまだ厳しい状態にあることは確かであります。こうした中で、区のトップ体制、特別職だけはふやしていくということでは、職員にも区民にも、私は理解は得られないと思います。
 私たちは区政について、評価すべきところは率直に評価してまいりました。しかし、行政が提案するものが常に適切かつ正しいとは思っていません。今後も、是は是、非は非として判断をしてまいります。
 この問題については、大変重要な問題でありますから、会派を超えてそれぞれの他の会派の議員の方々とも意見交換をする機会がありました。率直に言って、かなりの議員の方が私たちとほぼ同じ考えを持っているようにも感じました。前回は民社党議員団のほか、当時の自民党の3名の議員の方も、私たちの考え方に賛同していただきました。議会は住民を代表して行政をチェックしていく重要な役割を担っております。今回の提案は、行革の精神に反していると考えます。依然として厳しい財政状況の中で、本当に区民の理解を得てこの中野区政を進めていくためには、やはり仕事をする職員の十分な理解、区民の理解を得ていかなければならないと思います。
 このような点で、私たち民主クラブは、現在の時点において、副区長の定数を3名にするという提案に反対をし、討論といたします。
○議長(高橋ちあき) 次に、はっとり幸子議員。
     〔はっとり幸子議員登壇〕
○18番(はっとり幸子) 討論の前に、重要議案の審議をしているのですから、ぜひトップマネジメントの職にある方は眠らないでお聞きいただきたいと思います。
 ただいま上程されました第96号議案に、市民自治として賛成の立場から討論いたします。
 昨年12月の第28次地方制度調査会の答申は、地方公共団体の長の補助機関のあり方について、助役・収入役の制度を廃止し、各地方公共団体が自らの判断で適切なトップマネジメント体制を構築できるよう、新たな制度に改めるべきとしました。トップマネジメント体制を構築する新たな制度であるポリティカルアポインティ、政治任用制については、アメリカやヨーロッパの国々などでは定着している制度です。日本では、2003年の統一地方選挙以来、ローカルマニフェストを掲げて当選をした自治体の知事や市長などによって、マニフェストの実行段階における行政評価制度などの取り組みとともに、政治任用制の仕組みの必要性が議論されてきましたが、ようやく導入に向けた国の議論が昨年から始まったところです。
 ことし6月の区長選挙で区長が作成されたローカルマニフェスト「開け!明日への扉」には、新しい中野をつくる10か年計画を基礎として、その実現のためにこれからの4年間で取り組むべき施策がまとめられています。新しい中野の公共経営を進めていくために、その内容を確実に実行していくこと、10か年計画の前期5年間の実行計画である経営革新5か年プランを推進するためにも、政策や経営機能の強化が必要です。10か年計画で示した少子高齢化、地球規模での環境問題など、重要課題とする4つの戦略と行政革新は、組織を横断する取り組みが求められています。また、マニフェストサイクルを実行するに当たって、外部評価が不可欠であり、その評価にたえ得る組織にしていくために、政治的任用職の拡大が必要との識者の指摘があります。中野区が取り組んでいる外部評価制度の現在の到達度については、一定の評価がありますが、さらに精度を高め、区民との約束を着実に実行するための人事配置が必須であり、日本の政治を変える政治改革の一環として、政治的任用職をふやし、執行部、特に本来の意味での政治的判断、すなわち判断に対して責任がとれる部局層を厚くしていくことが求められています。新しい時代を担える行政をつくるという考え方のもとで、今回の法の改正が行われたということを、私たちは本議案にかかわる議論と調査の中で学びました。本議案はその意味で、地方分権が進む新しい時代の区の自立を促し、中野区の政策課題の解決に向けて前へ進めていくための必要な条件だと考えます。
 法は、副区長職が担う新しい役割について、区長の命を受けて政策及び企画を司り、区長の事務を一部委任され、副区長の権限と責任において事務を執行すると規定しています。大きく責任を持つ立場になり、大変な重責を担うことになります。区政改革を積極的に進める中では、十分な理解が行き届かない状況も生じます。しかし、新しい行政に変えていく取り組みの積み重ねが、困難を乗り越え、成果を生み出すものと考えます。政治的任用職の拡大によって、責任ある区政が確立されることを期待し、賛成討論といたします。
○議長(高橋ちあき) 次に、奥田けんじ議員。
     〔奥田けんじ議員登壇〕
○7番(奥田けんじ) 上程中の第96号議案、中野区副区長定数条例に反対の立場から討論いたします。
 現在中野区が構築を予定しております経営本部体制の整備に関しては、一定理解をするものでございます。しかし実施に当たりまして、3人もの特別職である副区長の設置には大いなる疑問を持つところでございます。
 経営本部体制の導入に当たりまして、区長は3つの主な理由を述べられております。
 計画、実施 評価・改善、いわゆるPDCAサイクル、この経営マネジメントサイクルを各部の分担をする体制が必要になっている、これが1つ目の説明でございます。そしてもう1つが、まちづくり等特命事項に関する専門家を外部から求める一方で、内部人材、中野区の職員のモラルの維持を図りたい、こういった説明もされております。そしてもう1つ、3点目に、事業部の枠を超えたいわゆるまたがり案件の処理に、事業部と同格の調整部門では機能しない、このような形で説明がされております。この3つ目の説明を解釈いたしますと、意思決定に上下関係が必要だというようなことでの説明にもなろうかと思います。それぞれ私はこの新しい本部体制の理解はするものの、3人の副区長を置くということの理由になかなか当たらないということで、それぞれの理由に対して一定の疑問を添えながら、反対の討論をさせていただきます。
 まず1点目でございます。
 いわゆるPDCAの経営マネジメントサイクル、これに対して各室に副区長を設置するということで説明がされておりますけれども、経営本部体制で政策室、経営室、管理会計室の3室を設置する際に、マネジメントサイクルを円滑に回す意図、これが主な目的であるとするならば、各室の室長が担当すればいいのであって、これが特別職である必要はありません。
 また、まちづくり等の特命事項に関する専門家を外部から求める一方で、内部人材のモラルの維持を図りたい、こういった意図であれば、外部の人材が特別職である必要は必ずしもない。また、内部人材のモラルの維持に関しても、予定される地方自治法の改正後、特別職は収入役廃止になりますから、1名ということを考えれば、3名とするのは区民の十分な理解が得られるのでしょうか。仮に副区長を助役と同格とした場合、3人の副区長の退職金は合計で3,200万円にものぼります。
 次に、事業部の枠を超えたいわゆるまたがり案件の処理に、事業部と同格の調整部門ではなかなか機能しない、つまり意思決定に際し、上下関係が必要だというこの理由に関しては、事業部制度の目的そのものが権限と責任の移譲により、意思決定の迅速化や現場の創意を促す、こうしたねらいがございました。このねらいに関しては一定評価するものでございます。もし、上下関係による意思決定をする体制づくりをしてしまうのであれば、中央集権的な体制に後戻りするということが言えるのではないでしょうか。事業部制との整合性を図っていくのならば、またがり案件の優先度、重要度に関して、各事業部内の案件の処理と比較可能なものにし、同時に評価がそれに対応するような体制をとることで、意思決定が図られるべきです。
 特別職である副区長との上下関係で意思決定を行っていく、そういった体制を目指すべきではありません。
 以上、はなはだ簡単ではございますけれども、第96号議案、中野区副区長定数条例に反対の立場からの討論とさせていただきます。
○議長(高橋ちあき) 他に討論がなければ、討論を終結いたします。
 これより、議案ごとに採決いたします。
 初めに第95号議案について、起立により採決いたします。
 上程中の第95号議案を、委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。
       〔賛成者起立〕
○議長(高橋ちあき) 起立多数。よって、上程中の第95号議案は可決するに決しました。
 次に、第96号議案について、起立により採決いたします。
 上程中の第96号議案を、委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。
       〔賛成者起立〕
○議長(高橋ちあき) 起立多数。よって、上程中の第96号議案は可決するに決しました。
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 第99号議案 中野区国民保護対策本部及び中野区緊急対処事態対策本部条例
  (委員長報告)

○議長(高橋ちあき) 日程第4、第99号議案、中野区国民保護対策本部及び中野区緊急対処事態対策本部条例を議題に供します。

平成18年(2006年)12月5日
中野区議会議長 殿
    総務委員長 伊藤 正信
(公印省略)

議案の審査結果について

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。


議案番号 件    名 決定月日
第99号 中野区国民保護対策本部及び中野区緊急対処事態対策本部条例 12月5日

○議長(高橋ちあき) 総務委員会の審査の報告を求めます。伊藤正信総務委員長。
     〔伊藤正信議員登壇〕
○11番(伊藤正信) ただいま議題に供されました第99号議案、中野区国民保護対策本部及び中野区緊急対処事態対策本部条例に関しまして、総務委員会における審査の経過並び結果について御報告申し上げます。
 本議案は、武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律の規定に基づき、中野区国民保護対策本部及び中野区緊急対処事態対策本部の職員、組織、職務等を条例で定めるもので、施行時期は公布の日です。
 本議案は11月29日の本会議において当委員会に付託され、12月4日及び5日に委員会を開会し、審査を行いました。
 まず審査の進め方として、第99号議案を議題に供した後、理事者から補足説明を受け、その後質疑を行いました。
 その主な質疑応答を紹介します。
 初めに、国民保護法第27条にある国民保護対策本部はどのようにして設置されるのかとの質疑があり、国による事態の認定と本部設置の指定の通知がないと設置できないので、まずは災害対策本部を設置する。その後、事態が認定されて通知があったときに国民保護対策本部に切りかえることになるとの答弁がありました。
 次に、本部を設置する事態にはどのようなものがあるかとの質疑があり、着上陸侵攻や弾道ミサイル攻撃などの武力攻撃事態と、危険物質を有する施設や大規模集客施設への攻撃などの緊急対処事態があるとの答弁がありました。
 これに対して、緊急対処事態は、警察や消防の任務だと思うが、法ではどのように整理されているのかとの質疑があり、該当する事態が起こったときは、本部設置の指定の通知を受けて、区が国民保護対策本部を設置して対処するとの答弁がありました。
 次に、国民保護対策本部の構成はどうなるのかとの質疑があり、計画案にある区の組織に基づいて、職員のマニュアル等をつくり、人数、要員等を整理するとの答弁がありました。
 次に、自治体によっては対策本部条例を制定していないところもある。今、つくらなければいけないものではないし、また国民保護計画自体、実際の戦争や緊急事態に対応できるものではないと考えるがどうかとの質疑があり、国民の保護のためには対応に遅れがあってはならない。被害を最小限にするためには有意義な計画であり、対策本部条例の制定が必要であるとの答弁がありました。
 次に、法第27条には、区の計画で定めるところにより、直ちに国民保護対策本部を設置しなければならないとあるが、まだ区の計画は案の段階である。計画決定の前にこの条例をつくってよいのかとの質疑があり、計画案を作成し、都との協議を経て1月中に計画を決定する予定である。計画決定の前に条例を制定しておくことで、計画決定後の空白期間を解消することができるとの答弁がありました。
 以上が主な質疑応答の内容です。
 その後、委員会を休憩して取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。
 次に、意見の開陳を求めましたが、意見はなく、意見の開陳を終結しました。
 次に、討論を求めたところ、1名の委員が、本議案に反対する立場から、本条例は国民保護計画を進めるためにつくられたものであるが、そもそもこの計画や法、基本指針などを見ても、国民の保護が実質的に保証されているとは思えない。戦争やテロといった人災に対応するためのものだが、自然災害対策に力を入れなければならないときに、こうしたことは必要ではない。
 また、住民の避難誘導の責任が区市町村にあるとされているが、この法律をつくった担当者でさえも、実際に区市町村の職員が対応できるわけがないと考えているという。住民の協力が求められ、計画によって、これから訓練等が行われることになり、問題が大きい。さらに、この計画が平時のうちから有事体制をつくっていることは、平和と基本的人権を守るべき自治体のあり方として問題がある。よって、本議案には反対であるとの討論を行いました。
 さらに討論を求めましたが討論はなく、討論を終結しました。
 その後、挙手による採決を行ったところ、賛成多数で可決すべきものと決した次第です。
 以上で第99号議案に関する総務委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了いたします。
○議長(高橋ちあき) ただいまの報告について、御質疑ありませんか。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋ちあき) 御質疑なければ質疑を終結いたします。
 本件については討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋ちあき) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。
 上程中の議案を、委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。
       〔賛成者起立〕
○議長(高橋ちあき) 起立多数。よって、上程中の議案は可決するに決しました。
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 第100号議案 東京都後期高齢者医療広域連合の設立について
  (委員長報告)

○議長(高橋ちあき) 日程第5、第100号議案 東京都後期高齢者医療広域連合の設立についてを議題に供します。

平成18年(2006年)12月4日

中野区議会議長 殿

        厚生委員長 岩永 しほ子
(公印省略)
議案の審査結果について

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。


議案番号 件    名 決定月日
第100号 東京都後期高齢者医療広域連合の設立について 12月4日

○議長(高橋ちあき) 厚生委員会の審査の報告を求めます。岩永しほ子厚生委員長。
     〔岩永しほ子議員登壇〕
○31番(岩永しほ子) ただいま議題に供されました第100号議案、東京都後期高齢者医療広域連合の設立についてに関しまして、厚生委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
 本議案は、老人保健法の改正に伴い、後期高齢者医療の事務を処理するため、東京都の区域内のすべての区市町村が加入する広域連合を設立する協議に当たり、地方自治法第291条の11の規定に基づき、議会の議決を行うもので、この広域連合は、平成18年度末日までに設立を予定しているものです。
 本議案は、11月29日の本会議において当委員会に付託され、当委員会では、12月1日、4日の2日間にわたり審査を行いました。
 まず、審査の進め方として、本議案を議題に供した後、理事者から補足説明を受け、その後、質疑を行いました。
 その主な質疑応答を紹介します。
 初めに、広域連合は、広域計画を作成することとなっているが、保険料はこの中で決められるのかとの質疑があり、具体的な保険料の額は、これとは別に広域連合条例で定めることになるとの答弁がありました。これに対し、これまで保険料は各自治体の裁量で、地域特性などを配慮して決められていたが、今後は都内どこでも同じ額になるのかとの質疑があり、島しょ部の特例を除き、原則として都内の保険料は統一されたものとなるとの答弁がありました。さらに、これまで各自治体で独自に医療費や保険料の減額や減免を実施する自治体があったが、今後はどうなるのかとの質疑があり、広域連合ごとに国民健康保険と同様の減免等の措置が設けられるものと考えているとの答弁がありました。
 次に、広域連合議会議員の候補者は、各市町村議会を超えて推薦を受けることができるのか。また、その後に行われる選挙ではどうかとの質疑があり、候補者の推薦は、各区市町村の議会ごとに行うこととされている。そして、候補者数が「区」「市」「町村」の圏域ごとの定数を超えた場合は、圏域ごとにそれぞれの議会で選挙を行い、その得票総数の多い順に当選者を決定することになるとの答弁がありました。
 以上が主な質疑応答の内容です。
 その後委員会を休憩して、本議題の取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが質疑はなく、質疑を終結しました。
 次に、意見の開陳を求めましたが意見はなく、意見の開陳を終結しました。
 次に討論を求めたところ、1名の委員が本議案に反対する立場から、後期高齢者の医療の給付や保険料の決定などは、最も身近な自治体が、地域のさまざまな要求を聞きながら責任を持って行うべきであり、広域連合での実施は、それに相反するものである。その上、後期高齢者医療広域連合は、都道府県単位での設立が定められており、介護保険やごみ処理、消防といった、自治体共通の事業について自発的に結成し、加入・脱退が自由なこれまでの広域連合とは異なるものである。また、広域連合議会議員の選挙の仕組みについては、小さな自治体からの候補者は議員になることが難しく、議会の間接選挙であることから、住民の声を反映させることにも問題がある。よって、後期高齢者医療広域連合の設立については、趣旨・規約とも反対であるとの討論がありました。
 さらに討論を求めましたが討論はなく、討論を終結しました。
 そして、挙手による採決を行ったところ、賛成多数で本議案を可決すべきものと決した次第です。
 以上で第100号議案に関する厚生委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了します。
○議長(高橋ちあき) ただいまの報告について、御質疑ありませんか。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋ちあき) 御質疑なければ質疑を終結いたします。
 本件については討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋ちあき) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。
 上程中の議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。
       〔賛成者起立〕
○議長(高橋ちあき) 起立多数。よって、上程中の議案は可決するに決しました。
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 第101号議案 中野区職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
 第102号議案 中野区職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例
 第103号議案 中野区立幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例

○議長(高橋ちあき) 日程第6、第101号議案から第103号議案までの計3件を一括上程いたします。
 理事者の説明を求めます。
      〔助役内田司郎登壇〕
○助役(内田司郎) ただいま上程されました第101号議案から第103号議案までの3議案につきまして、一括して提案理由の説明をいたします。
 第101号議案、中野区職員の給与に関する条例の一部を改正する条例は、特別区人事委員会の勧告に基づき、職員の給与を平均で1,788円、率にして0.41%引き下げるとともに、平成19年3月期の期末手当で、本年4月1日から12月31日までの期間に係る給与改定の差額相当額の調整を行うものです。
 改正の主な内容は、給料月額を定める各給料表を改定するとともに、扶養手当の額の改定、地域手当の支給率の改定、期末手当及び勤勉手当の支給月数の変更等を行うものです。
 この条例の施行時期は、平成19年1月1日ですが、期末手当及び勤勉手当の支給月数の変更等に係る改正部分につきましては、同年4月1日です。
 第102号議案、中野区職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例は、退職手当の額に在職期間中の職務・職責に応じた貢献度をより的確に反映するため、退職手当の額の算定方法を変更するものです。
 この条例の施行時期は、平成19年1月1日です。
 第103号議案、中野区立幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例は、特別区人事委員会の勧告に基づき、幼稚園教育職員の給与を平均で1,788円、率にして0.41%引き下げるとともに、平成19年3月期の期末手当で、本年4月1日から12月31日までの期間に係る給与改定の差額相当額の調整を行うものです。
 改正の主な内容は、給料月額を定める給料表を改定するとともに、扶養手当の額の改定、地域手当の支給率の改定、期末手当及び勤勉手当の支給月数の変更等を行うものです。
 この条例の施行時期は、平成19年1月1日ですが、期末手当及び勤勉手当の支給月数の変更等に係る改正部分につきましては、同年4月1日です。
 以上3議案につきまして、よろしく御審議の上、御賛同くださいますようお願い申し上げます。
○議長(高橋ちあき) この際申し上げます。
 第101号議案から第103号議案までの計3件については、地方公務員法第5条第2項の規定に基づき、お手元に配付の文書のとおり、特別区人事委員会の意見を聴取いたしましたので、さよう御了承願います。

          18特人委給第282号
          平成18年12月7日
中野区議会議長
    高 橋 ちあき  殿

      特別区人事委員会
       委員長 北本 正雄


     「職員に関する条例」に対する特別区人事委員会の意見聴取について(回答)

 平成18年11月29日付18中議第1171号で意見聴取のあった下記の議案については、異議ありません。

          記

第101号議案   中野区職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
第102号議案   中野区職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例
第103号議案   中野区立幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例

○議長(高橋ちあき) 本件について御質疑ありませんか。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋ちあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
 上程中の議案は、会議規則に従い、総務委員会に付託いたします。
 この際申し上げます。
 議事の都合上、会議時間を延長いたします。
 議事の都合により、暫時休憩いたします。
      午後2時36分休憩

      午後3時51分開議
○議長(高橋ちあき) 会議を再開いたします。
 お諮りいたします。
 この際、本日の日程をさらに追加し、日程第13、第101号議案から第103号議案までの計3件を一括議題とするに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋ちあき) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。
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 第101号議案 中野区職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
 第102号議案 中野区職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例
 第103号議案 中野区立幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
  (委員会報告)

○議長(高橋ちあき) 日程第3、第101号議案から第103号議案までの計3件を一括議題に供します。

平成18年(2006年)12月8日
中野区議会議長 殿
    総務委員長 伊藤 正信
(公印省略)

議案の審査結果について

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。


議案番号 件    名 決定月日
第101号 中野区職員の給与に関する条例の一部を改正する条例 12月8日
第102号 中野区職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例 12月8日
第103号 中野区立幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例 12月8日

○議長(高橋ちあき) お諮りいたします。
 上程中の議案に関する委員長報告は、会議規則第40条第3項の規定により、省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋ちあき) 御異議ありませんので、委員長報告は省略いたします。
 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしいたと思いますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋ちあき) 御異議ありませんので、これより採決いたします。
 上程中の議案は、委員会報告どおり可決するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋ちあき) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。
 お諮りいたします。
 この際、本日の日程をさらに追加し、日程第12、議員提出議案第11号、前収入役山岸隆一さんに対する感謝状贈呈に関する決議を先議するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋ちあき) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。
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 議員提出議案第11号 前収入役山岸隆一さんに対する感謝状贈呈に関する決議

○議長(高橋ちあき) 日程第12、議員提出議案第11号、前収入役山岸隆一さんに対する感謝状贈呈に関する決議を上程いたします。

議員提出議案第11号

   前収入役 山岸隆一さんに対する感謝状贈呈に関する決議

 上記の議案を提出します。

           平成18年12月8日

中野区議会議長 高橋 ちあき 殿

           提出者 中野区議会議員  篠 国昭
久保 りか
小堤 勇
大内 しんご
長沢 和彦
山崎 芳夫
佐伯 利昭
斉藤 金造
大泉 正勝

前収入役 山岸隆一さんに対する感謝状贈呈に関する決議

 中野区議会は、前収入役 山岸隆一さんに対し、感謝状を贈呈し、その功績を称えるものである。

 以上、決議する。

  年  月  日
中 野 区 議 会

○議長(高橋ちあき) 提案者代表の説明を求めます。篠国昭議員。
      〔篠国昭議員登壇〕
○32番(篠国昭) ただいま上程されました議員提出議案第11号、前収入役山岸隆一さんに対する感謝状贈呈に関する決議につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
 前収入役の山岸隆一さんは、このたび退職されました。山岸さんは昭和42年東京都に入り、板橋区、財務局、企画報道室勤務を経て、昭和59年中野区選挙管理委員会事務局長に就任されました。以降、江古田地域センター所長、都市計画部計画課長、職員課長、教育委員会事務局次長、企画部長、区議会事務局長、総務部長の要職を歴任され、平成15年6月27日収入役に就任されました。中野区に在籍された22年の間、その豊富な知識と経験に基づく幅広い識見、卓越した行政手腕をもって、区政の各分野に専心努力され、また区政の改革にも積極的に取り組まれ、中野区政に多大な貢献をされました。
 その業績の一端を御紹介いたしますと、平成12年企画部長に就任され、中野区行財政5か年計画を策定され、区政運営の基本的な考え方を示すとともに、行財政改革の取り組みと区政の課題及び施策の方向と推進すべき事業を明らかにいたしました。
 平成13年からは区議会事務局長に就任され、公平かつ広い視野から、議会の円滑な運営に努められたことは、我々議員が十分周知しているところであります。
 その後、総務部長に就任されましてからは、電子区役所3か年プログラムを策定され、以降の電子区役所実現への大きな第一歩を構築されました。
 収入役につかれてからは、会計事務を司る責任者として、厳正な事務の執行に御尽力されました。
 厳しい経済環境の下での中野区財政のかじ取りに、山岸さんの豊かな知識と経験が遺憾なく発揮されたことは言うまでもありません。その中でも、会計責任者として特筆すべきことは、金融環境の変化に的確に対応し、基金運用に卓越した手腕を発揮されたことです。その成果につきましては、区の行政評価委員からも高く評価されています。
 このように、卓越した行政手腕と指導力の発揮は、区政のさまざまな面での発展に大きな足跡を残されました。山岸さんの誠実で気さくな人柄に加え、全力をあげて職務に当たる姿勢は、我々議員をはじめ多くの方々の信頼を得るほか、尊敬を受けております。
 このたび、任期を残し、後進に道を譲られることになりましたが、山岸さんのこれまでの功績をたたえ、その御苦労に対し感謝の意をあらわすために、ここに本議案を提出する次第であります。同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。
○議長(高橋ちあき) 本件については、質疑・委員会付託・討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋ちあき) 御異議ありませんので、これより採決いたします。
 上程中の議案は、原案どおり可決するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋ちあき) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。
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 第1号請願 上鷺宮5丁目広場の使用について
  (委員会報告)

○議長(高橋ちあき) 日程第7、第1号請願、上鷺宮5丁目広場の使用についてを議題に供します。

平成18年(2006年)12月4日
中野区議会議長 殿
          総務委員長 伊藤 正信
(公印省略)

請願の審査結果について

 本委員会に付託された請願を審査の結果、下記のとおり決定したので、中野区議会会議規則第94条の規定により報告します。


受理番号 件  名 審査結果 決定月日 意見 措置
第1号請願
 
上鷺宮5丁目広場の使用について
 
採択
すべきもの
12月4日
 

 

 

○議長(高橋ちあき) お諮りいたします。
 上程中の請願に関する委員長報告は、会議規則第40条第3項の規定により、省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋ちあき) 御異議ありませんので、委員長報告は省略いたします。
 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋ちあき) 御異議ありませんので、これより採決いたします。
 上程中の請願を委員会報告どおり採択するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋ちあき) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。
 この際お諮りいたします。
 佐伯利昭議員から、11月27日に開会されました本会議における一般質問での発言について、発言の一部を取り消したい旨の申し出がありました。よって、この申し出を許可するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋ちあき) 御異議ありませんので、佐伯利昭議員からの発言取り消しの申し出を許可することに決しました。
 次に、陳情の継続審査についてお諮りいたします。
 お手元に配付の陳情継続審査件名表(I)に記載の陳情については、付託委員会から継続審査の申し出がありますので、それぞれ継続審査の可否について、起立により採決いたします。
 初めに、第29号陳情、小規模通所授産施設やグループホーム等が障害者自立支援法の新体系に移行した後の運営助成について、については、厚生委員会の申し出どおり継続審査に付したいと思いますが、これに賛成の方は御起立願います。
       〔賛成者起立〕
○議長(高橋ちあき) 起立多数。よって、第29号陳情は継続審査に付することに決しました。
○議長(高橋ちあき) 次に、第32号陳情、住宅耐震化の促進にむけた助成制度の創設について、については、建設委員会の申し出どおり、継続審査に付したいと思いますが、これに賛成の方は御起立願います。
       〔賛成者起立〕
○議長(高橋ちあき) 起立多数。よって第32号陳情は継続審査に付することに決しました。
○議長(高橋ちあき) 次に、第33号陳情、東京都建築安全条例第4条第3項認定基準の適用について、については、建設委員会の申し出どおり継続審査に付したいと思いますが、これに賛成の方は御起立願います。
       〔賛成者起立〕
○議長(高橋ちあき) 起立多数。よって、第33号陳情は継続審査に付することに決しました。
○議長(高橋ちあき) 次に、平成16年第61号陳情、地域図書館7館を存続することについて、については、文教委員会の申し出どおり継続審査に付したいと思いますが、これに賛成の方は御起立願います。
       〔賛成者起立〕
○議長(高橋ちあき) 起立多数。よって、平成16年第61号陳情は、継続審査に付すことに決しました。
          平成18年第4回定例会
     陳情継続審査件名表(I)
《厚生委員会付託》
  第29号陳情 小規模通所授産施設グループホーム等が障害者自立支援法の新体系に移行した後
         の運営助成について

《建設委員会付託》
  第32号陳情 住宅耐震化の促進にむけた助成制度の創設について
  第33号陳情 「東京都建築安全条例第4条第3項」認定基準の適用について

《文教委員会付託》
  (16)第61号陳情 地域図書館7館を存続することについて

○議長(高橋ちあき) さらに、陳情の継続審査についてお諮りいたします。
 お手元に配付の陳情継続審査件名表(II)に記載の陳情については、それぞれ付託委員会から継続審査の申し出がありますので、これを申し出どおり継続審査に付したいと思いますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋ちあき) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

          平成18年第4回定例会
     陳情継続審査件名表(II)
《総務委員会付託》
  第24号陳情 中野サンプラザについて

《厚生委員会付託》
  第34号陳情 療養病床の廃止・削減計画の中止と介護保険事業等の充実を求める意見書を提出
         することについて
  第35号陳情 リハビリテーション日数制限の廃止を求める意見書を提出することについて

《建設委員会付託》
  第23号陳情 都営鷺の宮アパートのより良い建替えを求めることについて

○議長(高橋ちあき) 次に、常任委員会の所管事務継続調査についてお諮りいたします。
 お手元に配付の常任委員会所管事務継続調査件名表に記載の調査事件については、それぞれ所管委員会から継続調査の申し出がありますので、これを申し出どおり継続調査に付したいと思いますが、御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋ちあき) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

  常任委員会所管事務継続調査件名表
         平成18年第4回定例会
総務委員会
 1 経営改革の推進について
 1 組織・人事及び各種事務事業の改善について
 1 財政、資金及び財産管理について
 1 広報・広聴及び区民参加について
 1 災害対策について
 1 区税について

区民委員会
 1 戸籍及び住民基本台帳等について
 1 地域センター及び区民の地域活動について
 1 産業振興及び勤労者対策について
 1 環境及び消費者対策について
 1 ごみ減量及び清掃事業について

厚生委員会
 1 子育て支援及び子どもの育成について
 1 男女平等の推進について
 1 保健衛生及び社会福祉について
 1 保健所及び福祉事務所について
 1 国民健康保険、老人保健医療及び介護保険について

建設委員会
 1 安全で快適に住めるまちづくりについて
 1 交通安全及び放置自転車問題について
 1 河川の溢水防止及び親水化について
 1 道路・公園等の整備及び緑化について

文教委員会
 1 学校教育の充実について
 1 区民の生涯学習について
 1 スポーツ環境の整備について
 1 文化財保護等について

○議長(高橋ちあき) 次に、議会運営委員会の所管事項継続調査についてお諮りいたします。
 お手元に配付の議会運営委員会所管事項継続調査件名表に記載の調査事件については、議会運営委員会から継続調査の申し出がありますので、これを申し出どおり継続調査に付したいと思いますが、御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋ちあき) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

 議会運営委員会所管事項継続調査件名表
         平成18年第4回定例会
 1 議会の運営について
 1 議会の会議規則、委員会に関する条例等について

○議長(高橋ちあき) 以上で本日の日程を全部終了いたしましたので、散会いたします。
 平成18年第4回中野区議会定例会を閉じます。
      午後4時02分閉会