平成19年07月04日中野区議会本会議(第2回定例会)
平成19年07月04日中野区議会本会議(第2回定例会)の会議録
平成19年第2回定例会本会議第4日(7月4日) 1.平成19年(2007年)7月4日、中野区議会議事堂において開会された。
1.出席議員(42名)
  1番  内  川  和  久        2番  ひぐち   和  正
  3番  白  井  秀  史        4番  平  山  英  明
  5番  つぼい   え  み        6番  いながき  じゅん子
  7番  林     まさみ         8番  山  口  かおり
  9番  せきと      進       10番  いでい   良  輔
 11番  伊  東  しんじ        12番  佐  野  れいじ
 13番  北  原  ともあき       14番  南     かつひこ
 15番  小  林  秀  明       16番  の  づ  恵  子
 17番  奥  田  けんじ        18番  近  藤  さえ子
 19番  牛  崎  のり子        20番  小  堤     勇
 21番  吉  原     宏       22番  大  内  しんご
 23番  伊  藤  正  信       24番  きたごう  秀  文
 25番  久  保  り  か       26番  やながわ  妙  子
 27番  酒  井  たくや        28番  佐  伯  利  昭
 29番  むとう   有  子       30番  長  沢  和  彦
 31番  か  せ  次  郎       32番  山  崎  芳  夫
 33番  斉  藤  金  造       34番  篠     国  昭
 35番  市  川  みのる        36番  岡  本  いさお
 37番  飯  島  謹  一       38番  江  口  済三郎
 39番  藤  本  やすたみ       40番  佐  藤  ひろこ
 41番  来  住  和  行       42番  岩  永  しほ子
1.欠席議員
      な  し
1.出席説明員
 中 野 区 長  田 中 大 輔      副  区  長  石 神 正 義
 副  区  長  沼 口 昌 弘      教  育  長  菅 野 泰 一
 区民生活部長   大 沼   弘      子ども家庭部長  田 辺 裕 子
 保健福祉部長   金 野   晃      保 健 所 長  浦 山 京 子
 都市整備部長   石 井 正 行      拠点まちづくり推進室長 谷 村 秀 樹
 教育委員会事務局次長  竹 内 沖 司   計画財務担当課長  長 田 久 雄
 経営担当課長   川 崎   亨
1.本会の書記は下記のとおりである。
 事 務 局 長  山 下 清 超      事務局次長    髙 橋 信 一
 議事調査担当係長 大 谷 良 二      書     記  黒 田 佳代子
 書     記  永 田 純 一      書     記  荒 井   勉
 書     記  菅 野 多身子      書     記  廣 地   毅
 書     記  松 本 明 彦      書     記  丸 尾 明 美
 書     記  鳥 居   誠      書     記  杉 本 兼太郎
 書     記  岡 田 浩 二      書     記  松 本 桂 治

 議事日程(平成19年(2007年)7月4日午後1時開議)
日程第1 第39号議案 中野区職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例
     第40号議案 中野区職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例
     第41号議案 中野区事務手数料条例の一部を改正する条例
     第45号議案 中野区民間福祉サービスに係る紛争の解決の促進に関する条例
     第46号議案 中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例
     第47号議案 中野区介護保険条例の一部を改正する条例
日程第2 第38号議案 平成19年度中野区一般会計補正予算
日程第3 第42号議案 中野区特別区税条例の一部を改正する条例
日程第4 第48号議案 中野区立学校設置条例の一部を改正する条例
日程第5 平成18年度中野区一般会計繰越明許費繰越計算書について
     平成18年度中野区介護保険特別会計繰越明許費繰越計算書について
日程第6 平成18年度中野区区情報の公開に関する条例の運営状況について
日程第7 平成18年度中野区個人情報の保護に関する条例の運営状況について
日程第8 法人の経営状況を説明する書類の提出について
      ○中野区土地開発公社
      ○財団法人中野区中小企業退職金共済会

      午後1時00分開議
○議長(市川みのる) 定足数に達しましたので、本日の会議を開きます。
 本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程表のとおりでありますので、さよう御了承願います。
 この際、御紹介申し上げます。
 平成19年6月30日付で本区監査委員を退任されました小林光男さんを御紹介申し上げます。
 小林光男さん、どうぞ。
    〔前監査委員小林光男登壇〕
○前監査委員(小林光男) 御紹介いただきました小林光男でございます。本会議の貴重な時間をちょうだいしまして恐縮に存じます。
 6月30日をもちまして監査委員を任期満了で退任いたしました。在任中、職務が全うできたのも区議会の皆様、それに区議会の御支援のおかげと心から感謝を申し上げます。
 私は、長い間行政マンとして仕事をやってまいりましたけれども、4年間という任期をもって仕事をするということの大変大きな緊張感というものを初めて経験をいたしました。そういうことで、いささかほっとしているというのが現在の心境でございます。
 議員の皆様方は、この春の選挙で信任をされて、これから4年、その先、さらにその先のハードルというように、大変連続する緊張というのがあるかと思いますが、大変な言葉にあらわせないものがあろうかと思います。どうか皆様方には健康に留意をされて、中野区の発展のため、区民の福祉の増進のために御尽力いただくよう心から祈念をいたしまして、退任のあいさつといたします。
 ありがとうございました。
○議長(市川みのる) 以上で紹介を終わります。
 さらに、御紹介申し上げます。
 平成19年7月1日付で本区監査委員に就任されました本橋一夫さんを御紹介申し上げます。
 本橋一夫さん。
     〔監査委員本橋一夫登壇〕
○監査委員(本橋一夫) このたび7月1日付で常勤監査委員を拝命し、本日開かれました監査委員協議会におきまして代表監査につきました本橋一夫でございます。選任に当たりましては、区議会の御同意を賜りまことにありがとうございました。
 今、中野区ではPDCAサイクルにより、区民本位のより価値の高い区政を目指しております。私も監査の立場から、公正適正で効率的な、そして区民に信頼される区政のために、微力ではございますが、全力を傾けていきたいと存じます。
 これからもどうぞよろしく御指導、御鞭撻のほどお願い申し上げます。
○議長(市川みのる) 以上で紹介を終わります。
 この際、申し上げます。
 平成19年7月1日付をもちまして、お手元に配付の文書のとおり、委員会参与に人事異動がありましたので、念のため御報告いたします。


人 事 異 動 表


発令年月日 平成19年7月1日


【 課長級 】
区長発令     発令権者   中野区長  田中 大輔
発    令 氏  名 備考
政策室平和・人権・国際化担当課長 ( 政策室区民自治推進担当課長 小田 史子 兼務 )  
経営室契約担当課長 ( 経営室特命担当課長 篠原 文彦  兼務 )  
管理会計室特命担当課長 伊 東 知 秀 政策室平和・人権・国際化担当課長  
管理会計室特命推進担当課長 ( 管理会計室特命担当課長 伊東 知秀  兼務 )  
備 考
1 前管理会計室特命担当参事 本橋 一夫は、平成19年6月30日をもって退職


○議長(市川みのる) これより日程に入ります。
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  第39号議案 中野区職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例
  第40号議案 中野区職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例
  第41号議案 中野区事務手数料条例の一部を改正する条例
  第45号議案 中野区民間福祉サービスに係る紛争の解決の促進に関する条例
  第46号議案 中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例
  第47号議案 中野区介護保険条例の一部を改正する条例
  (委員会報告)

○議長(市川みのる) 日程第1、第39号議案から第41号議案まで及び第45号議案から第47号議案までの計6件を一括議題に供します。


     平成19年(2007年)6月28日

中野区議会議長 殿

          総務委員長 吉 原  宏
    (公印省略)
    議案の審査結果について

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

         記
議案番号 件    名 決定月日
第39号 中野区職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例 6月28日
第40号 中野区職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例 6月28日
第41号 中野区事務手数料条例の一部を改正する条例 6月28日



     平成19年(2007年)6月27日

中野区議会議長 殿

          厚生委員長 佐藤 ひろこ
    (公印省略)
    議案の審査結果について

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

         記
議案番号 件    名 決定月日
第45号 中野区民間福祉サービスに係る紛争の解決の促進に関する条例 6月27日
第46号 中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例 6月27日
第47号 中野区介護保険条例の一部を改正する条例 6月27日


○議長(市川みのる) お諮りいたします。上程中の議案に関する委員長報告は、会議規則第40条第3項の規程により省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(市川みのる) 御異議ありませんので、委員長報告は省略いたします。
 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(市川みのる) 御異議ありませんので、これより採決いたします。
 上程中の議案を委員会報告どおり可決するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(市川みのる) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。
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 第38号議案 平成19年度中野区一般会計補正予算
  (委員長報告)

○議長(市川みのる) 日程第2、第38号議案、平成19年度中野区一般会計補正予算を議題に供します。


     平成19年(2007年)6月29日

中野区議会議長 殿

          総務委員長 吉 原  宏
    (公印省略)
    議案の審査結果について

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

         記
議案番号 件    名 決定月日
第38号 平成19年度中野区一般会計補正予算 6月29日


○議長(市川みのる) 総務委員会の審査の報告を求めます。吉原宏総務委員長。
      〔吉原宏議員登壇〕
○21番(吉原宏) ただいま議題に供されました第38号議案、平成19年度中野区一般会計補正予算に関しまして、総務委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
 本議案は、歳入歳出にそれぞれ4,200万円を追加計上するものです。これにより、既定予算との合計額は985億8,200万円となります。
 歳出予算の内容は、中央電算システムを含む住民情報系システム全体の最適化を図る計画の策定のための調査委託及び情報システムの調達の適正化を図るガイドラインの策定のための調査委託に要する経費4,200万円を追加計上するものです。
 歳入予算といたしましては、財政調整基金からの繰入金4,200万円を追加計上するものです。
 本議案は、6月25日の本会議において当委員会に付託され、当委員会では、6月27日と29日の2日間にわたり審査を行いました。
 まず、審査の進め方として、本議案を議題に供した後、関連する所管事項の報告を受け、その後、理事者から補足説明を受け、質疑を行いました。また、関連して2件の要求資料の提出を受けました。
 その主な質疑の内容を紹介します。
 初めに、議会に対する情報提供のあり方につきまして、税総合システムに係る一連の経過報告の不備について、区の説明責任と議会対応についてなどの質疑がありました。
 次に、税総合システムの導入につきましては、システムを導入する目的とその効果について、業者選定委員会による業者選定手続について、業者選定後に全体経費が大幅に増加した理由についてなどの質疑がありました。
 次に、税総合システム導入第三者評価につきましては、第三者の専門家による外部評価を行った理由と実施時期について、第三者評価の結果を受け、導入の見直しを決めた意思決定の過程についてなどの質疑がありました。
 次に、補正予算の内容につきましては、住民情報系システム全体の最適化計画策定及び情報システム調達ガイドライン策定に伴う調査委託のそれぞれの内容について、これら二つの事業の必要性及び緊急性について、今回の補正予算と平成19年度当初予算との関係についてなどの質疑がありました。
 以上が主な質疑の内容です。
 その後、委員会を休憩して、本議案の取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが質疑はなく、質疑を終結しました。
 次に、意見の開陳を求めたところ、4名の委員が意見の開陳を行いましたので、紹介します。
 初めに、「税総合システム導入に係る一連の経過について、質疑をさせていただいたが、経過についてはいろいろな議論があった。しかしながら、住民情報系システム全体の最適化計画及び情報システム調達ガイドラインの策定については、速やかに実施し、良好な住民サービスを提供していただくよう、さらに努力していただきたい。」との意見がありました。
 次に、「第2回定例会でこのような補正予算が提案されることは、あまり例を見ないのではないか。提案に至る過程については、議会への対応など不備と思われる点について指摘させていただいた。そうしたことについて、遺憾の意を表しながら説明をされたが、委員から指摘されて初めて明らかにされたことも多くあった。これらについては改めて反省し、今後、議会への対応をはじめ、平成19年度当初予算への影響などについても、区側の真摯な対応、説明を強く求めておきたい。」との意見がありました。
 次に、「委員会の中でも縷々述べられていたように、これに至る経緯については、理事者側に対して議会への一層の情報提供を含め、鋭意努力をお願いしたい。また、今回の中央電算システムを含む住民情報系システム全体の最適化計画の策定に伴う調査委託及び情報システム調達ガイドラインの策定に伴う調査委託については、必要と考えるが、同時に、所管の部署やシステムに関する委員会などの組織及び職員個人の力量を今後一層上げていただくことを求める。」との意見がありました。
 次に、「意思決定がどこでされているのかよくわからない。その過程が不透明で明確でない。事業計画の変更がある場合は、議会に的確に報告することが行政と議会が共同でよいものをつくり上げていくために最も必要なことである。常々、説明責任ということを区民に対して言われているように、きちんと情報提供する姿勢が必要であり、今後、再度議論する場を設けるなど、行政側として努力していただきたい。」との意見がありました。
 次に、討論を求めたところ、討論はなく、討論を終結しました。
 そして、簡易により採決を行ったところ、全会一致で、本議案を可決すべきものと決した次第です。
 以上で、第38号議案に関する総務委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了します。
○議長(市川みのる) ただいまの報告について御質疑ありませんか。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(市川みのる) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(市川みのる) 御異議ありませんので、これより採決いたします。
 上程中の議案を委員長報告どおり可決するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(市川みのる) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。
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 第42号議案 中野区特別区税条例の一部を改正する条例
  (委員長報告)

○議長(市川みのる) 日程第3、第42号議案、中野区特別区税条例の一部を改正する条例を議題に供します。


     平成19年(2007年)6月28日

中野区議会議長 殿

          総務委員長 吉 原  宏
    (公印省略)
    議案の審査結果について

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

         記
議案番号 件    名 決定月日
第42号 中野区特別区税条例の一部を改正する条例 6月28日


○議長(市川みのる) 総務委員会の審査の報告を求めます。吉原宏総務委員長。
      〔吉原宏議員登壇〕
○21番(吉原宏) ただいま議題に供されました第42号議案、中野区特別区税条例の一部を改正する条例に関しまして、総務委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
 本議案は、次の4点について規定を改めるものです。
 第1点目は、たばこ税の税率を改めるものです。
 第2点目は、上場株式等の譲渡所得等に係る区民税の課税の特例の適用期間の延長等を行うものです。
 第3点目は、保険料に係る区民税の課税の特例を定めるものです。
 第4点目は、租税特別措置法及び証券取引法の改正に伴う規定整備を行うものです。
 この条例の施行時期は公布の日ですが、証券取引法の改正に伴う規定整備につきましては、証券取引法等の一部を改正する法律の施行の日です。
 本議案は、6月25日の本会議において当委員会に付託され、当委員会では、6月28日に委員会を開会し、審査を行いました。
 審査の進め方としては、本議案を議題に供し、理事者から補足説明を受け、その後、質疑を行いました。
 その主な質疑、応答の内容を紹介します。
 初めに、「上場株式等の譲渡所得等に係る税率の特例措置が、本条例に導入されたのはいつか。」との質疑があり、「平成16年度からの適用である。」との答弁がありました。
 続いて、「軽減税率10%のうち住民税が3%で、そのうち区民税が1.8%であるが、この軽減措置による影響額はどのくらいか。」との質疑があり、「区民税への影響額は、平成18年度の課税額2億6,000万円で推計した場合、軽減額は約1億4,000万円になる。」との答弁がありました。
 次に、「平成22年度からの本則税率の内訳は、住民税が5%、所得税が15%であるのに対して、平成21年度までの軽減税率は、住民性が3%、所得税が7%と割合が異なるのは、地方に配慮した結果としてそうなっているのか。」との質疑があり、「地方財政の厳しい実情に配慮したものである。」との答弁がありました。
 次に、「今回の改正で、租税条約に基づき、一定額の社会保険料控除が認められることになったが、条約の相手国はどのくらいあるのか。」との質疑があり、「アメリカ、イギリス、中国など10カ国以上の国々が対象となる。」との答弁がありました。
 以上が、主な質疑応答の内容です。
 その後、委員会を休憩して、本議案の取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。
 次に、意見の開陳を求めましたが、意見はなく、意見の開陳を終結しました。
 次に、討論を求めたところ、1名の委員が本議案に反対する立場から、「本条例の中で、上場株式等の譲渡所得等に係る特例措置の適用期限を1年延長し、平成21年度の区民税までとすることは認めがたい。この特例措置は、平成16年度に適用されたが、一方で、庶民の預貯金にかかる税率は20%、働いて得た所得の最低税率も、所得税と住民税を合わせれば15%である。お金を右から左に動かすだけで得た所得を低い税率で優遇するのは不公平であり、認めがたい。法に基づく条例の規定整備であっても、不公平な税制を改めていくことについて、区として真剣に取り組むべきであることから、議案に反対する。」との討論を行いました。
 さらに討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結しました。
 そして、挙手による採決を行ったところ、賛成多数で、本議案を可決すべきものと決した次第です。
 以上で、第42号議案に関する総務委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了します。
○議長(市川みのる) ただいまの報告について御質疑ありませんか。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(市川みのる) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(市川みのる) 御異議ありませんので、これより起立により採決をいたします。
 上程中の議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。
       〔賛成者起立〕
○議長(市川みのる) 起立多数。よって、上程中の議案は可決するに決しました。
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 第48号議案 中野区立学校設置条例の一部を改正する条例
  (委員長報告)

○議長(市川みのる) 日程第4、第48号議案、中野区立学校設置条例の一部を改正する条例を議題に供します。


     平成19年(2007年)6月27日

中野区議会議長 殿

          文教委員長 牛崎 のり子
    (公印省略)
    議案の審査結果について

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

         記
議案番号 件    名 決定月日
第48号 中野区立学校設置条例の一部を改正する条例 6月27日


○議長(市川みのる) 文教委員会の審査の報告を求めます。牛崎のり子文教委員長。
     〔牛崎のり子議員登壇〕
○19番(牛崎のり子) ただいま議題に供されました第48号議案、中野区立学校設置条例の一部を改正する条例に関しまして、文教委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
 本議案は、中野区立小中学校再編計画に基づく区立学校の統合に伴い、桃園第三小学校、仲町小学校及び桃丘小学校を廃止し、桃花小学校を新設するとともに、第六中学校及び第十一中学校を廃止し、緑野中学校を新設するものです。
 この条例の施行時期は、平成20年4月1日です。
 本議案は、6月25日の本会議において、当委員会に付託され、6月27日に審査を行いました。
 まず、審査の進め方として、本議案を議題に供して理事者の補足説明を受け、その後、質疑を行いました。
 その主な質疑応答の内容を紹介します。
 初めに、「統合により、現桃園第三小学校の位置に設置される桃花小学校の児童数が増加するが、子ども一人当たりの運動場の面積は設置基準を満たせるのか。」との質疑があり、「桃花小学校が統合新校として開校する時点での推計児童数は445人であり、運動場の基準面積は4,450平方メートル以上となる。新校の運動場の面積は5,250平方メートルであり、基準を満たすと考えている。」との答弁がありました。
 次に、「学校再編計画では、40人学級を前提に普通教室の必要数を算出しているが、小学校の1学級を30人以下として試算をすれば、18学級が必要となる。さらに、今後は、特別支援教育の開始や学童クラブ、児童館の遊び場機能の学校への移行なども予定されている。十分な教室数の確保は、困難ではないか。」との質疑があり、「桃花小学校の開設に向け、現桃園第三小学校の普通教室を18教室整備する計画であり、十分に対応が可能であると認識している。」との答弁がありました。
 また、「統合により、小規模校の経験しか持たない児童が大規模校へ通学することとなり、児童や保護者にはさまざまな不安がある。子どもたちが1日も早く新たな環境になじみ、新校が円滑にスタートできるよう支援体制が必要ではないか。」との質疑があり、「各学校ごとの行事のすり合わせなど、教員相互の連携を既に開始するとともに、対象となる学校の心の教室相談員を引き続き新校に配置できるよう検討している。また、現在、来年度の教育課程を検討しているが、統合される各学校が十分に一体感を持てるよう、開校式などについても検討し、準備を進めている。検討には必要に応じて退職校長がコーディネーターとしてかかわるとともに、指導主事も加わるなどしており、統合が円滑に進むよう配慮している。」との答弁がありました。
 これに関連して、「各学校の子どもや保護者の個性を十分に把握している統合校の教員を新校へ配置するなど、配慮をしながら統合を進めてほしい。」との要望がありました。
 さらに、「統合後は、閉校となる旧校の卒業記念品などは、保管される予定か。」との質疑があり、「各校の記念となるものや卒業制作品などは、協議を行う中で、残せるものについては保管したい。スペースの問題で保管が難しいものについても、電子的な記録として残すことを検討している。」との答弁がありました。
 以上が、主な質疑応答の内容です。
 その後、委員会を休憩して、本議案の取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが質疑はなく、質疑を終結しました。
 次に、意見の開陳を求めたところ、意見の開陳はなく、意見の開陳を終結しました。
 次に、討論を求めたところ、1名の委員から本議案に反対の立場で、「学校の再編計画に基づく統廃合の実施により、特別支援教育にかかわる施設整備の問題や学童クラブ・児童館の遊び場機能の移行による子どもたちへの影響、低学年の通学距離の問題などが懸念される。また、学校統廃合は、財政効率の面から発想されたものであり、保護者、関係者の理解・合意が得られていない。さらに、校長をはじめ現場の教員は、教育現場の実情に即した援助を求めており、その願いにこたえる道は、30人以下学級の早期実現である。区と教育委員会の行うべきことは、子どもたちの学力の向上や心の成長に必要な教育条件の整備に全力を尽くし、現場の期待にこたえることである。以上のことから本議案に反対である。」との討論がありました。
 さらに討論を求めたところ、討論はなく、討論を終結しました。
 そして、挙手による採決を行ったところ、賛成多数で、本議案を可決すべきものと決した次第です。
 以上で、第48号議案に関する文教委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了いたします。
○議長(市川みのる) ただいまの報告について御質疑ありませんか。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(市川みのる) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。
 岩永しほ子議員から討論の通告書が提出されておりますので、通告議員の討論を許します。岩永しほ子議員。
     〔岩永しほ子議員登壇〕
○42番(岩永しほ子) ただいま上程されました第48号議案、中野区立学校設置条例の一部を改正する条例に、日本共産党議員団の立場から反対討論を行います。
 本議案は、仲町小学校と桃丘小学校、桃園第三小学校の3校を廃校し、統合した新しい桃花小学校の設置、第六中学校と第十一中学校の2校を廃校し、統合した緑野中学校を設置するというものです。
 中野区教育委員会が進めようとしている学校再編計画は、財政効率優先の発想から、一律に「再編」という網をかけて行う乱暴な計画です。それぞれの学校が持っている歴史や地域特性を大切にしたいとの区民の願いが無視されています。
 仲町小学校では、児童が少ないという特性を生かし、児童が担任を越え、学年を越えた人間関係をつくり、学校と地域では交流を深める取り組みが行われてきました。そして、教育委員会に「小規模校のよさを認めてほしい」と、PTAや町会が一緒になり陳情されました。しかし、教育委員会はその声を切り捨てました。
 また、仲町小と第九中が統廃合されることで、小学校と中学校で2回も転校しなければならない子どもがいるという問題や通学距離が長くなり、特に低学年にとって大きな負担になることについても、教育委員会はそれらを理由にした「指定校変更を弾力運用で認める」というだけで、教育的配慮を持った責任を果たそうとしません。
 子どもたちが希望を持ち、次代を担っていく教育にふさわしい教育環境が整えられることをだれもが願っています。それにこたえる教育委員会の姿勢を期待しています。
 ところが、新しい桃花小学校は、現在の桃園第三小学校の校舎を一部改修するのみで、スペースがないため、仲町小にある弱視のけやき教室は本郷小学校に移転されます。体育館は建てかえるものの、開校時から数年間は新校といっても必要な広さを確保できないままです。また、工事期間中は体育館の使用をどうするのかという問題が生じます。
 十一中にある肢体不自由児のたんぽぽ学級は、この際、休憩室の確保を求められていますが、それにこたえられていません。
 教育委員会は当初、学校を統合することによって、区民が誇れるような学校を建設すると言いましたが、教育環境の整備に問題を残したままです。教育行政区民参加条例を生かし、地域や学校関係者、子どもたちとの話し合いや合意が必要だとの主張も生かされていません。
 さらに、一クラス40人学級のまま計画を押し進めようとしていますが、少人数学級にすることで、学校施設のあり方を抜本的に検討すべきとの繰り返しの提案についても無視をしました。
 今日、少人数学級の成果は、文部科学省も認めるようになり、今では東京都以外の道府県で実施されています。23区の教育委員会でも、北区、足立区がその実施を東京都に求めていくことを明らかにしています。このように、時代の流れは少人数学級へと進み、全国的には小規模校のよさを見直し始めています。中野区が進もうとする方向は、このような時代の流れに逆行するものです。区民合意の形成が不十分なまま、見切り発車する学校統廃合を押し進めることには賛成できません。
 学校が、子どもたち、保護者、地域に喜ばれる教育活動を展開できるよう、私たちは教育環境を整備するために努力することを述べて討論を終わります。
○議長(市川みのる) 他に討論がなければ、討論を終結いたします。
 これより起立により採決いたします。
 上程中の議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。
       〔賛成者起立〕
○議長(市川みのる) 起立多数。よって、上程中の議案は可決するに決しました。
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 議員提出議案第12号 議員の派遣について

○議長(市川みのる) お諮りいたします。
 この際、本日の日程を追加し、日程第9、議員提出議案第12号、議員の派遣についてを先議するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(市川みのる) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。
 日程第9、議員提出議案第12号、議員の派遣についてを上程いたします。
 提案者代表の説明を求めます。斉藤金造議員。
      〔斉藤金造議員登壇〕
○33番(斉藤金造) ただいま上程されました議員提出議案第12号、議員の派遣についての提案理由の説明を申し上げます。
 本議案は、第45回東京河川改修促進連盟総会及び促進大会に議員を派遣しようとするものです。
 同総会及び大会は、平成19年8月3日に開催されるもので、安全で水害のない水と緑豊かな潤いあふれる生活環境をつくるため、河川改修の早期完遂と内水対策の早期実現を図ることを目的としております。
 同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。
 以上でございますが、同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。
○議長(市川みのる) 本件について御質疑ありませんか。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(市川みのる) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
 本件は、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(市川みのる) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。
 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(市川みのる) 御異議ありませんので、これより採決いたします。
 上程中の議案は原案どおり可決するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(市川みのる) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。
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 議員提出議案第9号 国・地方を通じた税財政制度の見直しに関する意見書

○議長(市川みのる) お諮りいたします。
 この際、本日の日程をさらに追加し、日程第10、議員提出議案第9号、国・地方を通じた税財政制度の見直しに関する意見書を先議するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(市川みのる) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。
 日程第10、議員提出議案第9号、国・地方を通じた税財政制度の見直しに関する意見書を上程いたします。
 提案者代表の説明を求めます。斉藤金造議員。
      〔斉藤金造議員登壇〕
○33番(斉藤金造) ただいま上程されました議員提出議案第9号、国・地方を通じた税財政制度の見直しに関する意見書につきまして、提案理由の説明をいたします。
 なお、提案説明は、案文の朗読をもってかえさせていただきたいと存じますので、御了承願います。

           国・地方を通じた税財政制度の見直しに関する意見書
 現在、経済財政諮問会議を始め、政府においては、地域間の税源の偏在を殊更に強調し、その是正を図ることが議論されており、今回策定された「経済財政改革の基本方針2007」にも、盛り込まれています。
 こうした議論は、地方分権改革のための国、地方を通じた税財政制度の見直しを後回しにし、「都市対地方」の税源の奪い合いに論点をすり替えるものである。
 中野区においては、今までも限られた財源を創意工夫して行政運営に取り組んでいるが、今後、災害に強いまちづくりや安心、安全な住環境、義務教育施設や公共施設の大量改築など、大都市特有の基盤整備を始め、高齢者介護や少子化対策など多くの財源を必要とする行政課題が山積している。
 都市部の税財源吸い上げは、地方税の受益と負担の原則を歪めるものであり、東京の自治を奪う動きは断じて容認できない。
 本来あるべき地方分権の原点に立ち返り、まずは国と地方との役割分担を明確化した上で、それに見合った税財源を確保するための根本的な議論を行うべきである。
 よって、中野区議会は、国会及び政府に対し、地方税財源の偏在是正の名の下に、東京の税財源を不合理に奪うような見直しを行わないよう強く要請する。
 以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。
  年  月  日
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
総務大臣        あて
財務大臣
経済産業大臣
経済財政政策担当大臣
 中野区議会議長名

 以上でございますが、同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願いを申し上げ、提案理由の説明といたします。
○議長(市川みのる) 本件について御質疑ありませんか。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(市川みのる) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
 本件は、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(市川みのる) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。
 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(市川みのる) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。
 上程中の議案は原案どおり可決するに賛成の方は御起立願います。
       〔賛成者起立〕
○議長(市川みのる) 起立多数。よって、上程中の議案は可決するに決しました。
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 議員提出議案第10号 地方税財政制度の確立に関する意見書

○議長(市川みのる) お諮りいたします。
 この際、本日の日程をさらに追加し、日程第11、議員提出議案第10号、地方税財政制度の確立に関する意見書を先議するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(市川みのる) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。
 日程第11、議員提出議案第10号、地方税財政制度の確立に関する意見書を上程いたします。
 提案者代表の説明を求めます。長沢和彦議員。
      〔長沢和彦議員登壇〕
○30番(長沢和彦) ただいま上程されました議員提出議案第10号、地方税財政制度の確立に関する意見書につきまして、提案理由の説明をいたします。
 なお、提案理由は、案文の朗読をもってかえさせていただきたいと存じますので、御了承願います。

  地方税財政制度の確立に関する意見書
 安倍内閣は6月19日「経済財政改革の基本方針(骨太の方針)2007」を閣議決定しました。「方針」は、「地方間の税源偏在を是正する方策を検討し、格差の縮小を目指す。『ふるさと』への貢献や応援が可能となる税制を検討」するとしています。しかし、こうした検討は地方税財政制度の確立のための検討を、「都市対地方」の税源の奪い合いに論点をすり替えるものです。
 今日の地方財政の逼迫の原因は、住民のための仕事を地方が6割も受け持っているのに対し、そのための財源は4割しか保障されていないことにあります。しかも、「三位一体の改革」によって、税源移譲と国庫補助負担金削減の差引で1兆円の減収となり、地方交付税も5兆円も削減されたことが、財政難に拍車をかけるものとなりました。このため、多くの自治体では、住民サービスの抑制を迫られ、加えて行政サービスの自治体間格差を拡大させることとなりました。
 こうしたもとで、本来国が行なうべきことは、憲法が保障する国民の生存権、基本的人権にかかわるナショナル・ミニマムを財政的に保障することであり、国と地方の財政と仕事の逆転を解消し、地方自治体が自主的・自立的に行財政運営を行うための権限の移譲とそれを裏付ける税財源の保障を一体的に進めることです。
 よって中野区議会は、国に、地方税財政制度の確立のため、以下の点で全力をあげることを求めます。
 1 福祉・教育などの国庫補助負担金制度の基本及び地方交付税制度の財源保障機能を堅持すると
   ともに、「三位一体の改革」で削減された国庫補助負担金及び地方交付税を元に戻すこと。
 2 地方交付税の拡充と税財源の移譲を抜本的にすすめ、国と地方自治体間の仕事と財源の逆転の
   解消に努めること。
 3 地方税収の確保を理由とした税源の消費税への転換、消費税の増税は行わないこと。

 以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出いたします。
  年  月  日
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
総務大臣        あて
財務大臣
経済産業大臣
経済財政政策担当大臣
 中野区議会議長名

 以上でございますが、同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。
○議長(市川みのる) 本件について御質疑ありませんか。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(市川みのる) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
 本件は、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(市川みのる) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。
 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(市川みのる) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。
 上程中の議案は原案どおり可決するに賛成の方は御起立願います。
       〔賛成者起立〕
○議長(市川みのる) 起立少数。よって、上程中の議案は否決するに決しました。
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 議員提出議案第11号 前監査委員 小林光男さんに対する感謝状贈呈に関する決議

○議長(市川みのる) お諮りいたします。
 この際、本日の日程をさらに追加し、日程第12、議員提出議案第11号、前監査委員小林光男さんに対する感謝状贈呈に関する決議を先議するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(市川みのる) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。
 日程第12、議員提出議案第11号、前監査委員小林光男さんに対する感謝状贈呈に関する決議を上程いたします。
 提案者代表の説明を求めます。斉藤金造議員。
      〔斉藤金造議員登壇〕
○33番(斉藤金造) ただいま上程されました議員提出議案第11号、前監査委員小林光男さんに対する感謝状贈呈に関する決議につきまして、提案者を代表して、その理由の説明を申し上げます。
 前代表監査委員の小林光男さんは、このたびその任期を終了し、退職されました。小林さんは、昭和39年に東京都に入り、福祉局次長、職員共済組合事務局長などの数々の要職を歴任され、平成15年7月から中野区の常勤の代表監査委員に就任されました。
 地方公共団体を取り巻く社会状況は、地方分権の流れの中で、地域住民の意向を反映して、自主的かつ主体的に施策を展開することと、同時にみずからを厳しく律することがより強く地方自治体に求められてきた時期でありました。
 このため、監査の役割に対する住民の関心の高まりを受け、今日の経済状況に即した監査体制の拡充が図られ、外部監査制度の導入や住民監査請求、住民訴訟制度の充実が行われました。
 こうした時期に、都はもとより、国や区、市、民間団体で幅広く豊かな行政経験を持った小林さんが監査委員に就任されたことは、まことに時宜を得たものでありました。財務監査、財政援助団体等監査、工事監査、事務監査や決算審査などにおいて、監査委員の協議を適切に調整して、監査委員としての独立性を堅持し、適切公正な報告を取りまとめてきました。
 報告で提示された意見は、中野区の今後の行財政の改革や事務処理の改善、ひいては行政運営の方向性について、まことに示唆に富むものでありました。
 これらの実績が示すとおり、国、東京都、民間で培われた卓越した手腕と、温厚で篤実なお人柄は、職員からの人望も厚く、区政の発展に多大な足跡を残されました。
 このたび任期を満了され、退職されることになりましたが、小林さんのこれまでの功績をたたえ、その御労苦に対し、感謝の意をあらわすため、ここに本議案を提出する次第であります。
 同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明といたします。
○議長(市川みのる) 本件については、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(市川みのる) 御異議ありませんので、これより採決いたします。
 上程中の議案は原案どおり可決するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(市川みのる) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。
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 平成18年度中野区一般会計繰越明許費繰越計算書について
 平成18年度中野区介護保険特別会計繰越明許費繰越計算書について

○議長(市川みのる) 日程第5、平成18年度中野区一般会計繰越明許費繰越計算書について及び中野区介護保険特別会計繰越明許費繰越計算書について、報告いたします。


          平成18年度中野区一般会計繰越明許費繰越計算書
          (単位:円)
事 業 名 金   額 翌年度繰越額 左の財源内訳
既収入
特定財源
未収入特定財源 一般財源
国・都
支出金
特別区債 その他
 
6 都市整備費 3 公園・道路費  公園整備  38,000,000
 
22,050,000
 
0
 
0
 
0
 
0
 
22,050,000
 
合         計
 
38,000,000
 
22,050,000
 
0
 
0
 
0
 
0
 
22,050,000
 
   平成19年6月21日
       中 野 区 長   田 中 大 輔


          平成18年度中野区介護保険特別会計繰越明許費繰越計算書
          (単位:円)
事 業 名 金   額 翌年度繰越額 左の財源内訳
既収入
特定財源
未収入特定財源 一般財源
国・都
支出金
特別区債 その他
 
1 制度運営費 1 制度運営費 制度管理 15,131,000 15,131,000 15,131,000 0
 
0
 
0
 
0
 
合         計
 
15,131,000 15,131,000 15,131,000 0
 
0
 
0
 
0
 
   平成19年6月21日
       中 野 区 長   田 中 大 輔



○議長(市川みのる) 理事者の報告を求めます。
     〔副区長石神正義登壇〕

○副区長(石神正義) ただいまの平成18年度中野区一般会計繰越明許費につきまして、繰越計算書に基づき御報告いたします。
 これは、平成18年第4回定例会で議決されました、平成18年度中野区一般会計補正予算の繰越明許費に係るもので、その内容は、公園整備に係る経費2,205万円を平成19年度に繰り越したものです。
 繰り越ししました理由は、この事業の執行が2年度にわたるためでございます。
 次に、平成18年度中野区介護保険特別会計繰越明許費につきまして、繰越計算書に基づき御報告いたします。
 これは、本年第1回定例会で議決されました、平成18年度中野区介護保険特別会計補正予算の繰越明許費に係るもので、その内容は、医療保険制度の改正に伴うシステム改修費1,513万1,000円を平成19年度に繰り越したものです。
 繰り越ししました理由は、この事業の執行が2年度にわたるためでございます。
 本件につきまして、よろしく御了承くださいますよう、お願い申し上げます。
○議長(市川みのる) 本件について御質疑ありませんか。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(市川みのる) 御質疑なければ、以上で報告を終わります。
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 平成18年度中野区区政情報の公開に関する条例の運営状況について

○議長(市川みのる) 日程第6、平成18年度中野区区政情報の公開に関する条例の運営状況について報告いたします。
 本件については、中野区区政情報の公開に関する条例第17条の規定に基づき、区長から、6月21日付の配付文書のとおり報告がありましたので、さよう御了承願います。
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 平成18年度中野区個人情報の保護に関する条例の運営状況について

○議長(市川みのる) 日程第7、平成18年度中野区個人情報の保護に関する条例の運営状況について報告いたします。
 本件については、中野区個人情報の保護に関する条例第40条の規定に基づき、区長から、6月21日付の配付文書のとおり報告がありましたので、さよう御了承願います。
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 法人の経営状況を説明する書類の提出について
  ○中野区土地開発公社
  ○財団法人中野区中小企業退職金共済会

○議長(市川みのる) 日程第8、法人の経営状況を説明する書類の提出について報告いたします。
 本件については、地方自治法第243条の3第2項の規定に基づき、区長から、6月21日付の配付文書のとおり、中野区土地開発公社及び財団法人中野区中小企業退職金共済会の経営状況を説明する書類が提出されましたので、さよう御了承願います。
 次に、請願・陳情の継続審査についてお諮りいたします。
 お手元に配付の請願・陳情継続審査件名表に記載の請願・陳情については、それぞれ付託委員会から継続審査の申し出がありますので、これを申し出どおり継続審査に付したいと思いますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(市川みのる) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

          平成19年第2回定例会
     請願・陳情継続審査件名表
《総務委員会付託》
第9号陳情 中野サンプラザについて

《厚生委員会付託》
第10号陳情 東ノランドの継続について

《建設委員会付託》
第3号請願 西武新宿線駅と踏切の改善に関する請願
第11号陳情 警察大学校等跡地や旧囲町公園の既存樹木を活かすことについて

○議長(市川みのる) 次に、常任委員会の所管事務継続調査についてお諮りいたします。
 お手元に配付の常任委員会所管事務継続調査件名表に記載の調査事件につきましては、それぞれ所管委員会から継続調査の申し出がありますので、これを申し出どおり継続調査に付したいと思いますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(市川みのる) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

   常任委員会所管事務継続調査件名表
          平成19年第2回定例会
総務委員会
 1 政策、計画及び財政について
 1 広聴・広報及び区民自治推進について
 1 組織・人事について
 1 会計、決算及び事業の評価・改善について
 1 災害対策について
 1 区税について

区民委員会
 1 戸籍及び住民基本台帳等について
 1 地域センター及び区民の地域活動について
 1 産業振興及び勤労者対策について
 1 環境及び消費者対策について
 1 ごみ減量及び清掃事業について

厚生委員会
 1 子育て支援及び子どもの育成について
 1 男女平等の推進について
 1 保健衛生及び社会福祉について
 1 保健所及び福祉事務所について
 1 国民健康保険、老人保健医療及び介護保険について

建設委員会
 1 安全で快適に住めるまちづくりについて
 1 交通安全及び放置自転車問題について
 1 河川の溢水防止及び親水化について
 1 道路・公園等の整備及び緑化について

文教委員会
 1 学校教育の充実について
 1 区民の生涯学習について
 1 スポーツ環境の整備について
 1 文化財保護等について

○議長(市川みのる) 次に、議会運営委員会の所管事項継続調査についてお諮りいたします。
 お手元に配付の議会運営委員会所管事項継続調査件名表に記載の調査事件については、議会運営委員会から継続調査の申し出がありますので、これを申し出どおり継続調査に付したいと思いますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(市川みのる) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

  議会運営委員会所管事項継続調査件名表
          平成19年第2回定例会
 1 議会の運営について
 2 議会の会議規則、委員会に関する条例等について

○議長(市川みのる) 以上で本日の日程を全部終了いたしましたので、散会いたします。
 平成19年第2回中野区議会定例会を閉じます。
      午後1時53分閉会