平成18年10月16日中野区議会区民委員会(第3回定例会)
平成18年10月16日中野区議会区民委員会(第3回定例会)の会議録
平成18年10月16日区民委員会 中野区議会区民委員会〔平成18年10月16日〕

区民委員会会議記録

○開会日 平成18年10月16日

○場所  中野区議会第2委員会室

○開会  午後1時00分

○閉会  午後2時19分

○出席委員(7名)
 斉藤 高輝委員長
 伊東 しんじ副委員長
 高橋 ちあき委員
 むとう 有子委員
 こしみず 敏明委員
 来住 和行委員
 藤本 やすたみ委員

○欠席委員(1名)
 若林 ふくぞう委員

○出席説明員
 区民生活部長 本橋 一夫
 経営担当課長(地域活動担当課長) 登 弘毅
 南中野地域センター所長 角 秀行
 弥生地域センター所長 (南中野地域センター所長兼務)
 東部地域センター所長 柿内 良之
 鍋横地域センター所長 (南中野地域センター所長兼務)
 桃園地域センター所長 (東部地域センター所長兼務)
 昭和地域センター所長 横山 俊
 東中野地域センター所長 (昭和地域センター所長兼務)
 上高田地域センター所長 (昭和地域センター所長兼務)
 新井地域センター所長 (東部地域センター所長兼務)
 江古田地域センター所長 戸辺 眞
 沼袋地域センター所長 (江古田地域センター所長兼務)
 野方地域センター所長 (江古田地域センター所長兼務)
 大和地域センター所長 鳥井 文哉
 鷺宮地域センター所長 (大和地域センター所長兼務)
 上鷺宮地域センター所長 (大和地域センター所長兼務)
 戸籍住民担当参事 榎本 良男
 産業振興担当参事 鈴木 由美子
 環境と暮らし担当課長 納谷 光和
 ごみ減量・清掃事業担当参事(ごみ減量担当参事) 服部 敏信
 清掃事務所長 市川 求

○事務局職員
 書記 菅野 多身子
 書記 杉本 兼太郎

○委員長署名


審査日程
○所管事項の報告
 1 ビジネスフェアにおける「中野区ブース」(共同出展)の実施について(産業振興担当)
 2 平成18年度第2回「経営支援特別資金」融資あっ旋の実施について(産業振興担当)
 3 財団法人中野区勤労者サービスセンターの清算結了について(産業振興担当)
 4 「なかの・エコアクション21導入セミナー」の開催について(環境と暮らし担当)
 5 新会社にかかる東京二十三区清掃一部事務組合議会の議決について(ごみ減量担当)
 6 ごみ減量キャラクター愛称・ごみ減量ポスターの選考結果について(ごみ減量担当)
 7 ごみ問題シンポジウムについて(ごみ減量担当)
 8 議会の委任に基づく専決処分について(清掃事務所)
 9 その他
(1) 区の施設使用料の減額・免除制度の廃止とその後の対応について
(2) 丸井本店(中野駅南口)の閉店について
(3) 公益活動情報コーナーの設置場所について
○所管事務継続調査について
○その他

委員長
 定足数に達しましたので、ただいまから区民委員会を開会します。

(午後1時00分)

 本日の審査日程についてお諮りいたします。本日はお手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めさせていただきます。
 なお、審査に当たっては3時ごろに休憩を入れ、5時を目途に進めてまいりたいと思いますので、よろしく御協力お願いいたします。
 それでは、昨日に続きまして所管事項の報告を受けたいと思います。
 まず1番、ビジネスフェアにおける「中野区ブース」(共同出展)の実施についての報告を求めます。
鈴木産業振興担当参事
 それでは、ただいま議題に供されましたビジネスフェアにおける「中野区ブース」(共同出展)の実施について御報告を申し上げます。(資料2)
 このビジネスフェアですが、10月19日と20日、2日間にわたって東京都が同じように実行委員会方式をとって実施する「産業交流展2006」というものでございます。東京都の方の開催で、ことしで9回目というような開催実績になっておりますが、そこのビジネスフェアに中野区の企業が共同で出展しようというふうなことで共同出展をいたすものでございます。昨年度から参加をしておりまして、今年度、同じように区内中小事業所のPRや販路拡大の契機づくりという視点から支援をしたいというふうに考えてございます。
 1番目、「中野区ブース」の主催及び運営でございますが、昨年度とは違いまして、今年度はこれに共同出展するに当たって実行委員会方式をとってございます。実行委員会のメンバーは、産業懇談会の委員とそれから産業団体から推薦された計9名でこういった共同出展の実行委員会を設置して行っております。
 区からの補助金でございますけれども、実行委員会が「中野区ブース」共同の出展の準備・運営を行うため、実行委員会に対して補助金を交付するものでございまして、18年度は上限120万円の予算を組んでございます。補助金の内訳としては、出展経費でありますとか共通の広告宣伝費、それから共通の共同ブースにかかわる展示の装飾、それから一般運営の事務費みたいなものに対して交付をするものでございます。
 お手元に今回は20社ということで参加団体がございまして、チラシを用意させていただいております。「中野区ブース」の出展者は別添パンフレットで御参照いただきたいというふうに思います。昨年は8社でしたが、ことしは20社がこれに出展をいたします。応募は一応21社あったんですけれども、途中で1社が辞退したということで、ことしは20社そろってみんなで参加しようというふうなことで今準備をしているところでございます。
 会場は国際展示場ビッグサイト、有明の方にある会場でございまして、これも昨年度に引き続いて同様でございます。
 以上、非常に簡単でございますけれども、今年度のビジネスフェア(共同出展)の実施についての御報告を終わらせていただきます。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑がありましたら。
来住委員
 いずれにしても新分野進出への支援、それからビジネスフェアへの出展支援ということで、この間新分野進出への支援をされてきていますので、大事なことだというふうに考えています。それで、ちょっと件数を先ほど紹介があったんですが、いただいている事業概要では、平成16年度が件数で言うと助成件数が11件で17年度が助成件数が16件ということで、助成金額が76万4,000円の執行が17年度にされているんですが、まず、その件数についてはどういうふうな--1企業申請に対して1助成という件数のカウントはどういうふうになっていますか。
鈴木産業振興担当参事
 このビジネスフェアは二つ、形としてはあるんですね。例えば、ビジネスフェアはこの東京都だけでなくて、もう少し民間レベルで行うようなビジネスフェアもございますので、そういったものに単独で参加したいという中野区の事業所さんに同じように出展にかかわる経費の上限が5万円までというのを制度として持ってございます。それで、昨年度はトータルで11というふうなことでこの事業概要の中にはございます。共同出展というところでは、ことしからはその枠とは別にこの共同出展にかかわるというふうなところで要綱をつくりまして、こちらで一緒に出る場合には同じように助成の上限は5万円ですが、ダブっては申請できませんけれども、こちらで参加してくださいというようなことで二通りございますことを御承知おきいただければと思います。
来住委員
 わかりました。同じように事業実績の名称を読んだものですから、「ビジネスフェア出展支援」というふうになって紹介いただいていますので、そこは別事業ということですね、今回の120万円の予算の補助金というものと事業概要で紹介いただいている16件の助成件数というのはまた別事業ということで理解するということでしょうか。
鈴木産業振興担当参事
 申しわけございません。事業概要の36ページの17年度の助成件数16件ですね、申しわけございません。去年はこの16件の中に共同出展に出品した8社分の助成も含まれてございます。それ以外に8件が別なところにそれぞれ単独で参加をしたというふうな経費の内訳になってございます。
来住委員
 いわゆる「ビジネスフェア」という名称ではあるけども、2種類、二通りの事業が行われて、これが16件というのはまとめた数字ということで二つ合わせて76万4,000円が執行されているということでしょうか。
鈴木産業振興担当参事
 昨年の制度の枠組みではそういったビジネスフェア出展というところで16件、助成金額が76万4,000円、以上でございます。
来住委員
 今紹介いただいたのは共同出展の実施ということで、これが120万円の補助金の予算額ということ、これはその事業は二つあって、その二つを合算したのが予算額120万円という紹介なんでしょうか。二つの事業があって、共同出展とそうじゃない事業があってというふうにおっしゃるので、この予算そのものは二つを合わせた事業に120万円という補助金をつけている、予算化されているというふうな理解でよろしいんですか。
鈴木産業振興担当参事
 大変申しございません。あくまでも共同出展にかかわるということの補助金で120万円でございます。これは今年度--昨年末なんですけれども、中野区のビジネスフェア共同出展助成金交付要綱というふうなものをつくりまして、こちらは従来、去年までやっていたのとは違って、こちらで共同出展する人に対する助成はこの枠の中で行うというふうな組み立てにしてございます。
来住委員
 ですから、この概要にはその要綱がほかの--要するに今おっしゃったビジネスフェア出展支援助成金交付要綱というのは紹介があるんですが、今、昨年つくった要綱というのがあるんであればちゃんとそれを記していただかないと、要綱は一つしかここには示していただいていませんよね。これはあくまでも平成16年度からのビジネスフェア出展をしているわけですから、それを支援するための要綱がつくられたんだと思うんです。それで、昨年また新たに要綱を別途つくられているんであれば、そういう要綱をここに付していただかないとわかりにくいし、何に基づいて共同出展に補助金を出されているかということが出てこないというふうに思うんですけれども。
鈴木産業振興担当参事
 大変申しございません。少しややこしいことでございますけれども、関係法規のところを正確に申し上げれば、もう一つ中野区ビジネスフェア共同出展助成金交付要綱、それが漏れているというふうに御指摘のとおりでございます。
 これは事業概要が18年度版でございますが、実績等については17年度の実績ということで掲載させていただいてございますので、17年度の実績まではこれらの関係法規の中で成り立っているということの御理解をいただければと思いますけれども、今現在18年度で対応しておりますものについては、やはりもう一つ関係法規としては記載が漏れていたというふうに考えてございます。
委員長
 他にございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告については終了いたします。
 次に、2番目、平成18年度第2回「経営支援特別資金」融資あっ旋の実施についての報告を求めます。
鈴木産業振興担当参事
 それでは、平成18年度第2回「経営支援特別資金」融資あっ旋の実施について御報告を申し上げます。(資料3)
 本融資につきましては年2回に分けて実施をしておるものでございます。前回は5月17日、18日に行わせていただきました。
 今回、第2回目も融資枠は10億円でございます。
 受付日時が10月24日、25日の2日間ですけれども、ともに午後を受け付けの時間とさせていただいております。
 あっ旋内容でございますけれども、これも第1回目と変わらず、区内で営業の本拠を有し、引き続き1年以上同じ場所で事業を営んでいる方、それから3番目ですと住民税、事業税などの税金の完納でありますとか、それから8番目ですが、審査の締め切りまでにきちんと区の審査を受けられること、そういったことを九つばかり要件にさせていただいております。
 資金の使途ですけれども、これは運転資金を対象としてございます。
 あっ旋の限度額が500万円で、返済が5年以内、据え置きが1年以内を含むものでございます。
 年利も、これは本人負担率が0.4%、区が1.6%の負担率となってございます。
 このあっ旋につきましては、既に9月24日の区報、それからいろいろ金融機関等の窓口でもチラシを配布しPRに努めているところでございます。
 なお、18年度5月に行いました第1回の実施状況なんですけれども、裏面をごらんいただきたいと思います。全部で受付が288件ございました。その中で御辞退とか審査に来なかったというふうなことで、あっ旋が251件でございます。その中でも自主的な取下が9件、それから信用保証協会等々での審査でひっかかったものが11件ということで、実行が230件で、あっ旋に対しての92%の実行率というふうな状況でございます。
 非常に簡単ですけれども、18年度第2回「経営支援特別資金」融資あっ旋の実施についての御報告をさせていただきました。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑ありませんか。
来住委員
 受け付けの、たしか日時をふやしていただいたというふうに--今回じゃなくて前々回ぐらいでしたかね、ふやしていただいてきていると思うんですが。ちょっと素朴な疑問なんですけど、例えば5月の17、18日の場合は2日間で288件の受け付けなんですけど、午後の2時から4時の間に、例えば半分ずつにしても140件あるわけですね。こういう受け付けはあくまでも書類を受け取るだけなんですか。その時間的な問題と対応される窓口の関係が大丈夫なのかなというふうにちょっと考えるんですけど。
鈴木産業振興担当参事
 2日間とも午後なんですけれども、時間を限らせていただいています。7階の会議室を使いまして、20人、30人とまとまったところで私どもの方から説明をさせていただきます。それで、それぞれ受け付けをいたしましても必要な書類を別途また持ってきてくださいというふうな形で、必ずこれは申請のときに相談がセットになってございますので、その相談の予約をまた後日していただくというふうなことで、この2日間では細かくそれぞれの事業主さんと話をするというふうな体制はとってございませんので、必要な書類をお渡しするということに比重が置かれた受け付けというふうに御理解いただければと思います。
来住委員
 なかなか忙しい時間を割いて皆さんお見えになるんでしょうから、短時間で処理ができるようにしていただいた方がいいのかなというふうに思っています。
 それで、否決が11件ということで、5月の場合には信用保証協会を通過できなかったということだと思うんですが、その辺の内容は特に区の方には知るべきものはないんですか。
鈴木産業振興担当参事
 本当のところというのはなかなか私どもにも知らされているところではございませんが、いろいろ信用保証協会の方の与信力から見ると厳しいというふうなことが一般的に言えるかなというふうに思います。
来住委員
 最後は要望にしておきますけど、否決が5,200万円、取り下げが4,000万円ですから、約1億円近い申請をしたい、手続をしたい、資金繰りをお願いしたいということで見えた方々が取り下げを含めてそういう数にあるわけで、私どもは常々直貸しを区としてもやるべきじゃないかということをお願いしてきています。なかなかこういう厳しい経済状況の中でお店なりを、経営を持続したいという、何とか頑張りたいということで来られても否決をされてしまうという。そこをやっぱりどうなくして少なくしていくかということが区としては求められているんだろうというふうに思いますので、ぜひ直貸しのことについても制度上の検討をしていただきたいというふうに重ねてお願いしておきます。
 要望で結構です。
委員長
 他にございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
 次に、3番目、財団法人中野区勤労者サービスセンターの清算結了についての報告を求めます。
鈴木産業振興担当参事
 財団法人中野区勤労者サービスセンターの清算結了についての御報告です。(資料4)
 既に御存じのとおり財団法人中野区勤労者サービスセンターは17年度末で解散しているわけでございます。現在は任意団体として運営をしてございます。一部その財産の清算が無事終わったというふうなことで本報告をさせていただきます。
 清算の結了日は平成18年の6月21日でございます。その後、閉鎖の登記をしまして、都知事へ完了報告を提出したのが18年の7月7日になります。
 財団の残余財産の額でございますけれども、確定額が3億5,047万1,443円でございます。これは解散時の資産総額、これは基本財産の3億円を含みますけれども、その基本財産とそれから清算にかかわったもろもろの経費を引いたものでございます。
 処分の方法といたしましては、実は2回に分けて中野区へ寄付をされてございます。1回目は4月24日、このときには大きい出資金の3億円と運用財産でありました3,000万円の3億3,000万円が4月24日、第1回寄付がございました。第2回目が6月26日でございまして、財団の自主財産でございました、額としましては2,047万1,443円、これは現金でありますとか備品でありますとか、それからいろいろなサービスの利用券がございました。そういったものを含めてこの金額でございまして、それらが全額中野区へ寄付されたところでございます。
 3番のその他です。寄付されましたそれらの残余財産のうち、この中野区勤労者サービスセンターの自主財産相当額は、財団の事業を継承して新たに設立された任意団体の勤労者サービスセンターの事業運営、それに資するため補助金交付及び譲渡として中野区から行ったものでございます。
 以上、6月21日に清算が結了いたしました財団法人中野区勤労者サービスセンターの清算についての御報告を終了させていただきます。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑がありましたら。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
 次に、4番目、「なかの・エコアクション21導入セミナー」の開催についての報告を求めます。
納谷環境と暮らし担当課長
 では、「なかの・エコアクション21導入セミナー」の開催について御報告を申し上げます。(資料5)
 まず、趣旨でございますが、区では10か年計画におきまして地球温暖化防止戦略を定めました。その中の取り組みの一つとしまして、事業者の事業活動による環境負荷の低減を目指しました環境マネジメントシステム導入を推進しているところでございます。この推進に当たりましては、ISO14001をベースとしました、環境省で開発したところの簡易で安価に認証・登録ができます環境マネジメントシステム「エコアクション21」の導入を進めているところでございます。これに取り組む事業者を支援するために現在本セミナーを開催しているところでございます。
 セミナーの概要でございますが、日程は先月の末、9月27日から来年の4月下旬まで8回のセミナーを開催する予定です。
 内容につきましては、このマネジメントシステムの認証・登録に向けましての研修会あるいは補講実施、その中で支援や助言を行うということでございます。このセミナーの流れは裏面に示してございます。後ほどお読み取りいただきたいと思います。
 では、表面にまた戻ります。会場でございますが、中野サンプラザあるいは中野区役所の会議室を利用して実施しているところでございます。
 受講料でございますが、これは無料としているところでございます。その仕組みは、このセミナーにつきましては、財団法人地球環境戦略研究機関・持続性センター・エコアクション21中央事務局が実施します「自治体イニシャティブ・プログラム」、これを活用しまして同事務局から無償でアドバイザーの派遣等の支援を受ける、この中で実施しているものでございます。
 今回のセミナーの参加を呼びかけて、いわゆる参加していただいた事業者は14事業者ということでございます。
 なお、その他といたしまして、本セミナーの参加者募集等につきましては、商工会議所あるいは工産会あるいは区商連、その他金融機関の協力を得て行ったところでございます。
 以上で報告を終わります。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
 次に、5番目に入りますが、新会社にかかる東京二十三区清掃一部事務組合議会の議決について報告を求めます。
服部ごみ減量・清掃事業担当参事
 それでは、お手元にございます新会社にかかります東京二十三区清掃一部事務組合議会の議決につきまして報告を申し上げます。(資料6)
 去る9月26日、東京二十三区清掃一部事務組合議会におきまして、そこに挙げてございます議案第19号 東京二十三区清掃一部事務組合一般会計補正予算(第1号)並びに中盤から挙げてございます議案第20号 会社の設立に伴う出資金に係る分担金について、その2件につきまして議決をいただいたところでございます。この件につきましては、新会社の出資方法につきまして各区が分担金の補正措置を行い、一組が出資するものでございます。
 議案第19号の方でございますが、歳入関係を挙げてございます。分担金及び負担金で、その説明中にございますけども、会社設立に要する出資金にかかる特別区分担金、各区520万円の項でございます。23区全部で集めまして1億1,960万円の金額でございます。
 続きまして、歳出の方でございますが、会社設立に要します出資金の資本金総額の2億円のうちの59.8%の金額を説明してございます。
 それから、議案第20号でございますが、各区の分担金でございます。説明にありますように、東京二十三区清掃一部事務組合規約第十六条の規定に基づきまして、一部事務組合清掃工場の管理運営業務等を受託する会社の設立に伴います出資金に係る分担金につきまして、分担金の総額が先ほど申し上げました1億1,960万円、各区の負担金が520万円でございます。納付の方法につきましては一括して納付する、また納付の期限は明年、平成19年3月26日でございます。
 なお、もう1枚参考として、新会社の定款の関係のあらましにつきまして御参考までに報告申し上げます。
 そこに「定款(あらまし)」とありますけども、商号として東京エコサービス株式会社ということで、主な目的としてはそこにマル1からマル5がございます。廃棄物中間処理施設の運営管理受託業務等々そこに挙げている内容でございます。3番として本店の所在地でございますが、現在選定中でございます。なお、発起人会が済んでございますが、まだ先週の金曜日段階では取締役会を開いてございませんで、10月初旬に設立ということで伺ってございましたけれども、10月の下旬ということで、ややおくれるということで承知してございます。裏面の方に参りますと、新会社の定款にかかわります項目として、裏面の方も7番以降それぞれの必要な事項を挙げてございます。
 今後とも新会社にかかわります情報提供をこの委員会でもしていきたいと考えてございますので、よろしくお願い申し上げます。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑ありませんか。
むとう委員
 発起人が二十三区清掃一部事務組合の管理者ということになっておりますけれども、管理者が発起人になったということの経過についてもう少し詳しく説明をいただけますか。
服部ごみ減量・清掃事業担当参事
 この清掃工場の受託運営を行うというところもありますし、全体の共同処理というところもございまして、二十三区の清掃一部事務組合の管理者、それから相手方の東京ガス、そういったところで責任を持ってこの新会社をつくっていく、そういう立場から発起人の一員として挙げたものでございます。そう承知してございます。
むとう委員
 つまり社長が管理者になるわけですよね。具体的に管理者というのは大田区の区長さんでよろしいですか。
服部ごみ減量・清掃事業担当参事
 そのとおりでございます。
むとう委員
 先日東京二十三区清掃一部事務組合の方に、ここに来ていただいて勉強会をしたときにも私はちょっと意見として申し伝えたところなんですけれども、今後これからすごく心配かなと思うのは、管理者である。例えば今のところ大田区の区長さんが社長さんになられるわけなんですけれども、そもそも今度この新会社に具体的に委託する清掃工場の予定がどこにあるのか。その辺のことまでは私はまだちょっと詳しいところはわかっていないんですけれども、すごくこれから心配かなと思うのは、二十三区清掃一部事務組合が清掃工場の管理運営の委託をこの新会社にしていくことになるわけですけれども、例えば大田には二つ清掃工場がございますよね。大田の工場を例えばこの新会社に管理運営を委託するような事態ということも起こり得ることになると思うんですけれども、その際に本当に事故とか何かが起きたときに、二十三区一部事務組合の管理者である大田区長が委託をしている委託先の新会社の社長である大田区長に対してどういう--例えば事故や何かが起きたときにどうやって、その事故に対して取り締まる側とそれを説明する人が同じ人になってくるというような事態もこれから起こり得るわけですよね。ですから、この形というのは普通に考えればすごくおかしい事態というふうに私は思っているんですけれども、その辺は今後どういうふうにこれをクリアしていくつもりなのかということと、もし、この新会社に委託する予定である清掃工場がわかっていれば、その辺の説明もしてください。
服部ごみ減量・清掃事業担当参事
 今の委員のお答えでございますが、当該区、東京二十三区清掃一部事務組合の管理者は大田区の区長でございますので、たまたま一般的には当該区の区長が所管する工場の片方ではその首長といいますか、そういうこともございますけれども、この新会社の関係は今後こういった定款のもとに事業活動を行ってまいります。当然ながら先ほどの定款中の2番の主な目的にもございます、こういう運営管理受託を基本的には行っていくといいますか、それは当然新会社の中の責任でもって行っていくというところでございますので、ある面では主体が同じだということの見解とはまたこれはその辺の役割分担は整理ができるものと考えてございます。それぞれの責任でもって新会社は新会社の中で定款に基づきまして、あるいはその中の取締役会の判断等に基づきまして事業運営を適正に行っていくわけでございますので、そういった問題は起こらないと考えてございます。ただ、今後とも明確に新会社の役割、そういった機能を考えていく場合には新会社の指導性といいますか、そういったものを担保する方法としてはいろんな体制の検討もあろうかと思ってございますが、当面この10月以降、今掲げました発起人の方々で構成する、また資料3-1にありますように、5人以内の取締役で構成する新会社の経営として進めていくものと考えてございます。
 それからもう1点、明年、今のところ我々が聞いている範囲では、19年度に2工場の委託を予定と聞いてございます。まだ私の方も詳細な工場名について把握してございません。2カ所の工場の委託を行うということで承知してございます。
むとう委員
 じゃあ、もう少し聞きますが、取締役5人はだれを予定しているんでしょうか。要するに、東京ガスの社長さんと二十三区清掃一部事務組合の管理者の大田区長と、あとほかに3名ですか、どなたが予定されているんですか。
服部ごみ減量・清掃事業担当参事
 私の方では、きょうの段階で詳細はまだ把握はしてございません。5人以内だということで聞いているところでございます。また先ほども途中で申し上げました発起人会は行われましたけれども、取締役会はこれからでございます。そこの中で互選とかあるいはその人員の判断をするでしょうけども、そこまで私どもの方ではまだ承知してございません。また別途この委員会の中で逐次情報提供していきたいと考えてございます。
むとう委員
 そうしますと、今準備をしている発起人というのはどなたか--この2人だけで決めるんですか。
服部ごみ減量・清掃事業担当参事
 いわゆる商法上、そこの資料3-1の裏面にあります12番の項、発起人の氏名、住所、そのお二方が中心でございます。ですから、商法上この2名でございます。
むとう委員
 ちょっと戻りますけれども、先ほどの御答弁でちょっとにわかに違うかなというふうに思うのは、大田区の区長という役割ではなくて、私がすごく心配をしているのは、大田区の区長さんが二十三区清掃一部事務組合の管理者、つまりトップにおられるわけですよね。それで、また新会社のトップにもこの管理者である大田区長さんがなられるわけですよね。それで、二十三区清掃一部事務組合が新会社にどこか2工場、清掃工場の運営を委託するわけですよね。だから、事業を委託する側の責任者と委託を受ける側の会社の責任者が同じ人というところがすごく気がかりなわけです。もしも事故が起きたときに--練馬の工場の事故も起きました。それから、この間海外で清掃工場が爆発して5,000人が避難したなんていう事故が起きているんですよ。だから、本当に清掃工場というのは町の中にあるから、どのように安全に運転していかなければいけないかということがすごく問われる部分でもあるわけです。一歩間違ったら大変なことになってしまうわけですから。それでもし、そのときに仕事を請け負っている2工場の中で何か事故、トラブルが起きたときには、新会社の責任を責任者が問われるわけです。それで、その責任を追及する側の二十三区清掃一部事務組合の管理者も同じ人なわけです。そこがすごく委託する側の責任者、委託を受ける側の責任者、5人体制ではありますけれども、同じ人になってくるというあたりで、これから安全運転管理がいい加減なことになっていってしまっては困るわけです。なあなあになってしまえば。
 だって、委託する--わかりますよね、言っていることは。くどくなりますけれども、委託する責任者の二十三区清掃一部事務組合のトップと委託を受ける側の新会社の社長であるトップが同じ人になっていくわけです。そこの矛盾を--私はこれはすごく矛盾している事態が発生するなというふうに思っているんですけれども、その辺はどうやってきちんと委託する側、委託を受けて運転をする側、何かあったときに運転責任を問われる側と問う側が同じ人という体制の中で本当に清掃工場の安全運転が担保できるのかというところがすごく気がかりなんです。そこのところをもう一度説明ください。
服部ごみ減量・清掃事業担当参事
 清掃工場の運営は、これも前回の委員会の中でも一組の担当、これは勉強会の中でもそうですが、効率的で、しかもなおかつ当然安全な運転がそれの基本でございます。そのためにさまざまな新会社の経営にかかわりますそういう責任といいますか、あるいは透明性、今の委員の方の御質問でございますが、通常これは組織でやってきてございます。当然東京二十三区清掃一部事務組合も管理者だけの判断ではなくて、当然その傘下には経営委員会、また全区長で構成します評議会、また一組議会等もございます。そこの中で組織として意思決定をしてやっていきます。したがって、そういった責任も含めて組織で負っていきますから、たまたま双方のいわば管理者のお名前が同一でありましても、組織としては別個なものでございますので、それぞれ明確にそれぞれの責任を持って対応していくものと考えてございます。
むとう委員
 別に私はこの新会社設立に対して反対をするつもりもないんですけれども、要するに、この新会社を設立するにつけて中野区から代表で行ってくださっている議長さん、ここにもいらっしゃいますけれども、髙橋議長さんが組合議会の議員も兼ねていらっしゃいますのでそこで審議には加わってはいらっしゃるわけです。清掃事業が区に移管されて身近な清掃事業になるはずだったわけですけれども、議長さん以外の区議会議員はこの大きな問題に何らかかわることが実はできていないんですよね。それで、今回この出資金に対して各区が今回の議会で補正予算でこの議案を出したところと、中野区のように出さなかったところがあります。議案が出てきたところについては各区の議員さんがその補正予算について審議をするという場面の中でかかわることができたわけですけれども、中野区のような形で議案に出てきていないところでは、要するに議案審査、この設立に向けての各議員が何らかかわることができないまま新会社が設立されてしまったということについては、本当にせっかく清掃事業が各区に移管されたはずなのに、各区の議員がそこの部分について何らかかわれない中で決定されていくということはすごく私としては納得いかない点の一つではあるんです。それで、中野区は今回この520万円を出すにつけて補正予算という形で議案の中に何も入っていませんが、今後中野区はこれについてはどの段階で、これは全く議案にもならないでそちらの持っていらっしゃるお金の中の流用みたいな形でいくのか、どういうふうに中野区ではこの520万円については処理されていくのか、御説明ください。
服部ごみ減量・清掃事業担当参事
 これまでの委員会におきまして新会社にかかわります一組への分担金の支出の補正予算につきましては、3回定例会以降のしかるべき時期に御提案いたしたいという御答弁を私は行ってございます。一組議会では先ほど所管事項の報告で議決があったということを御説明してございますけども、区といたしましても、当然ながら議会の御意向とかあるいは他区の動向を踏まえながら補正の時期について判断したいと考えてございます。現段階でまだいつにするかということを固めてございません。今後、鋭意先ほど申し上げた議会の意向とか他区の動向を踏まえて判断したいと考えてございます。
むとう委員
 要するに、設立しちゃった後なんですよね。新会社が設立しちゃった後に、じゃあ520万円出すのは嫌だわということになったら一体どうなっていっちゃうんでしょうか。何かやっぱり手続上として各区がそこを議決した上で設立していくというのがどう考えても筋ではないかというふうに私は思うんですね。これはもう新会社ができちゃうわけですよね。できちゃった後に中野は520万円を出すお金が議会の中に提案されてくるというのは手続として順番がちょっとおかしくはないんでしょうか。
服部ごみ減量・清掃事業担当参事
 法的な判断も、自治法上の関係もそうでございますが、同じ目的で片方それぞれの議会の議決の時期等々のずれといいますか、それは問題はないといいますか、先ほども御説明してございますように、明年3月26日までに各区の方が一組に520万円の金額を払うといいますか、そういうことで議案になってございますので、そういう方向では手順としての矛盾ということでは問題はございません。
むとう委員
 そうなんでしょうか。そういう事態が起きるとは思えませんけれども、じゃあやはり520万円を出すというのは反対ですということになって、議会で承認されなかったら、でももう新会社はできちゃっているわけで、払うお約束があるわけで、その辺の矛盾は手続上そごは生じてこないんですか。
服部ごみ減量・清掃事業担当参事
 一般論ですが、当然、中野区もそうでございますが、各区、議会の御意向とかそういったものを十分とらえながらしかるべき時期に提案していくのが基本でございます。また、こういった二十三区清掃一部事務組合にかかわります分担金の性格上、この議決がありますとそれがいわば支出の根拠となりますので、それを踏まえて各区とも中野も含めて支払いを行っていかざるを得ない、そう考えてございます。
むとう委員
 ということは、議会の議決いかんにかかわらずやっていくということですよね。そういう部分でもせっかく清掃事業が区に移管されたのに各区の区議会議員の意向が反映されていかない中で新会社の設立がどんどん決まって進められていくというところはやっぱり手続上私は問題があるのではないかというふうに感じざるを得ません。
 この間、港区ですか、何区かで一部事務組合に対してこの進め方、手続がおかしいということで議会からの意見書なども届けられているというようなことを聞いておりますけれども、よその区の情報をもしお持ちであれば御説明ください。
服部ごみ減量・清掃事業担当参事
 私の方も新聞報道にございます程度ぐらいの情報でございまして、9月26日の一組議会の席で3区の方々の方から十分慎重に審議せよというような御意向があったと伺ってございます。
むとう委員
 それ以外に議長名で議会の意向として意見書を持っていったけれども突き返されたとかといって受け取らなかったというようなトラブルも生じているように聞いていますが、その辺の情報はないですか。
服部ごみ減量・清掃事業担当参事
 詳細は伺ってございませんが、そういった経過があったということは承知してございます。
むとう委員
 それはどこの区からそういうものが出ているんですか。要するに、こうやって進めていってしまうことに対して議会のどこ--たしか私は港区だったかと思うんですけれども、その港区の議会の意向としてこうやって進めていくこと対して異議を申し添えるような抗議文ですか、そんなようなものが一部事務組合の方に届けられたというように聞いているんですけれども、そういった経過とか、そういうよその区の状況についてはあまり御存じないですか。
服部ごみ減量・清掃事業担当参事
 先ほどお答えしたように、新聞報道で私たちが承知している範囲ぐらいのところしか伺ってございません。3区がもう少し十分審議をすべきというところであるということを伺ってございます。
来住委員
 そもそものところはきょうは質疑をすることにはしませんが、御紹介いただいた今のやりとりを聞いていまして、例えば中野区はこれからの議会で補正等々という話がこれまでもありました。それで、例えば私が知り得た情報ですけど、千代田区だとか中央区、港区、大田区、渋谷区、荒川区、板橋区、練馬区、8区についてはまだ議会での分担金の審議については未定というふうに聞いているんです。端的にお伺いしますけれども、分担金を出しませんという区が出てきた場合、議決をされなかった。例えば、今8区がこれから出してくるのか議会そのものに提案がないのかわかりませんけれども、いずれにしてもどういう形にしろ分担金を出しませんという区が出てきたとしたら、例えですけども、それはその区の関係はどういうことになるんですか。
服部ごみ減量・清掃事業担当参事
 これも先ほど別の委員にお答えしましたけども、当然そういったことがないように努力して、区として議会の方の御意向を踏まえながら十分に説明、情報提供を行っていくのが基本でございます。ですから、そういうことを前提にして私たちはやってございますので、万が一はないと思ってございます。
来住委員
 いずれにしても、立場はそれぞれ各区あったとしても、とにかく拙速過ぎると思うんですよね。10月末に設立というお話がありましたけど、まだ8区が議案そのものを分担金をどうするかという、議会にもいつ諮るかも未定の中で設立だけは決めていくというやり方は本当にこれはやるべきじゃないというふうに思っています。それで、今報告いただいたペーパーなんですけども、もしわかればということで、最後のページの取締役の報酬等ということで、9番では監査役が2名以内ということです。それで10番の監査役の報酬等ということで、株主総会で決議するということになっていますけれども、これは案の状況ではあると思うんですけど、既に中野区は出資者の一つであるということが大前提で立ち上げる企業ですので、その辺の中身は、10月下旬に設立するわけですから、もうこの段階でその辺は提示、案の段階で示されているんですか。
服部ごみ減量・清掃事業担当参事
 大変申しございません。まだ具体的に定款上のあらましの方の2ページ目の方の8番の「取締役の報酬等」、また監査役の員数ですか、具体的な数字の示しはございません。
来住委員
 学習会のときにいただいた資料のときにつけられた定款の案がありました。そのときの案では主な目的という2番、今回も2番が主な目的なんですが、この当時の案では主な目的は清掃工場の運営管理業務受託事業と、2番が清掃工場の云々と、マル3も清掃工場の云々というのがすべてマル1からマル4までは清掃工場の業務ということが目的化されていました。今回きょういただいたものでいくと、主な目的が廃棄物中間処理施設ということで限定をされていますよね。これは当初の案と私は大きく変わった目的だろうというように思うんですが、これについての議論がどういう形であって、目的にこういう廃棄物中間処理施設ということになったのか、経過がわかれば。大きな違いだと思いますけど。
服部ごみ減量・清掃事業担当参事
 これはさきの学習会でお配りした、私は今手元に持ってございます。当時の新会社のあらましのところで確かに今、委員の御指摘のとおりそうなってございますが、清掃工場、これはいわゆる東京23区、また都全体のごみ処理から考えますと、23区の清掃工場はいわば中間処理施設でございます。最終処分は都が担ってございますので、そういう意味では、定款上のあらましの項でございますけれども、主な目的でマル1以降、従前の学習会では清掃工場、確かにきょう御説明してございます中では廃棄物中間処理施設、同じものでございます。そういう意味では定款上、これは会社の基本的な事柄を示すものでございますので、それに合わせて廃棄物中間処理施設の運営管理受託ということで明言した内容でございます。また、売電の方も、マル2にございます「施設が保有又はこれに付帯する資産の有効活用」、そういったところで読み込むことができると思ってございます。そういう意味では文言整理をしたということで私は理解してございます。
来住委員
 これの当初の案、学習会のときの案のマル3ですね、ここでは清掃工場の施設見学案内などにかかわる清掃工場への人材派遣業というふうになっています。これは、いただいたきょうの報告のマル4に値するのかなと思いますが、廃棄物中間処理施設への労働者派遣業務ということで、案の段階では極めて限定--要するに、事業を見学案内などにかかわる清掃工場への人材派遣というふうな指定がされていたんですが、今回は労働者派遣業務という形に文言ももちろん変わっていますけど、かなり広域にわたる労働者派遣業務に至ることを目的とするのかなと、議論がどういう形であってこういう文言が整理されたのかわからないのでお聞きしているんです。ただ、清掃工場とこれまで言ってきたものが廃棄物中間処理施設というふうに置きかえられたというだけではないんじゃないかという、私なりに読むと内容に及ぶものまで議論があっての目的の変更ではないかというふうに察するんですけども、そういうことではないということですか。
服部ごみ減量・清掃事業担当参事
 先ほどもお答えしたように、従前学習会では各委員の方に新会社がどういう方向で業務を行うか、定款のあらましの案としてこれは9月にお示ししたところ、確かにそういったところの御指摘はございます。一方、きょうお出ししてございます資料3-1のところの新会社の定款のあらましの1番の(2)、そこでは当然ながら新会社にかかわります定款、これは企業、会社の骨格でございますので、それにふさわしい文言整理といいますか、あるいはそうしたものでございます。先ほどの学習会等でより具体的にお示しした内容を、当然それも踏まえてこういう文言整理をしたものと私は理解してございます。そういう中で判断したものと考えてございます。
来住委員
 これまでの私たちにいただいている資料から主に文言が整理されたり変わった部分というのは大きな部分ですので、所管事項の報告の中で説明していただくのであれば、こういう意味合いを持って変わったという説明をぜひしていただきたいということをお願いしておきます。
 それで、最後にしますけれども、今後中野区も第4回定例会以降ということでしょうけども、提案をほかの区の動きを見て判断するというふうなことだったかと先ほどの御答弁、やりとりを聞いていましたが、それでいきますとほかの区でそういう提案をしない区が出た場合、いわゆる分担金の審議を議会に諮るということをしないという区が出たとしたら、それらも含めて中野区としては判断をするんだと、そういうこともあり得るということをお考えなんですか。
服部ごみ減量・清掃事業担当参事
 これも先ほどお答えしてございます今般の所管事項の報告にもありますように、一組議会でさような議決がございました。それを踏まえて当議会の皆さん方の御意向や他区の動向を踏まえて判断する、それが基本でございます。いろんなケースがあろうかと思ってございますが、それぞれ各区の担当の課長、部長は誠意を持ってそういった状況説明、あるいは場合によりましては一組の担当者を呼んで委員会の方での学習会等で御理解願うものと考えてございます。そうしまして、そういったことを通しまして御理解いただいて、この件につきましての分担金支出について遺漏なく対応するものが基本と考えてございます。
委員長
 他にございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告については終了いたします。
 次に、6番目、ごみ減量キャラクター愛称・ごみ減量ポスターの選考結果についての報告を求めます。
服部ごみ減量・清掃事業担当参事
 続きまして、ごみ減量キャラクターの愛称並びにごみ減量ポスターの選考結果につきまして報告申し上げます。(資料7)
 昨年このキャラクター、ちょうど左上に挙げてございます愛称のイメージをいただきました。今般、まず1点目、この愛称をいただきまして、「ごみのん」と名づけさせていただきました。ごみが減るように、いわばフランス語で「ノン」ですか、ごみが「ノン」ということもあって、減るようにという願いが込められて、1番の(1)の入賞の方々、これは同じお名前をつけた方全員当選ということでさせていただきました。
 なお、この冒頭にありますように、愛称並びにポスターの選考につきましては、中野区民ごみゼロ委員会、また区立小学校校長会及び区立中学校校長会の協力をいただいて決定してございます。
 続けます。愛称につきましては1番の5人の方の入賞でございます。
 なお、応募総数が114人、145作品ございました。
 2番に参ります。ごみ減量ポスター、同時にまたポスターの募集をさせていただきました。最優秀作品が中野昭和小の6年生の生徒さんはじめ合計8名、裏面に参ります。また、優秀作品が10名、佳作が16名でございます。
 なお、応募作品につきましては、小学校8校、127名の児童から134作品、また中学校1校、39名の生徒さんから39作品、合計166名、173作品いただいてございます。
 最後に、展示でございますが、この定例会中のところでも1階の区民ホールで展示をして区民の方々に見ていただいた経過がございますが、現段階は上の二つは終わってございます。今週の末から環境リサイクルプラザの方で、19日から22日の間でございますが、展示をする内容でございます。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
来住委員
 何か本当に細かいことで、中学校が1校ですよね、応募数39名なんですが。その上を見ますと中央中の1年生が2人いますね、第九中の1年生が1人いらっしゃいますが、これは中学校1校というのは、学校としてこれを受けて応募に応じたということで1校なのか、ちょっとその集計の数字、細かいことで本当に申しわけないんですが。
服部ごみ減量・清掃事業担当参事
 今、委員御指摘の最優秀作品が合計8名おられまして、中学校が中央中が2名、九中が1名ですか、応募総数--これは学校を通してやってございましたので、大変申しございません、集計の形がそのページの(2)応募数、これは中学校は2校でございます。失礼いたしました。たしか私の記憶でも九中の方は1名の応募があったものでございまして、これをカウントのし間違いをしておりました。したがって、中学校2校で39名、39作品、人員と作品数は変わってございませんけども、応募の対象の学校としては2校となります。大変失礼いたしました。
むとう委員
 この愛称については、別に小・中学生に限らないで入賞者がいらっしゃるようにこの書き方だと思えるんですが、そうなのかしら。それで、ポスターについては小・中学生だけに応募をお願いしたんですか。結構中野で大人の方もすごいうまい方がいるじゃないですか。これはどうして小・中学生だけなんですか。一般の区民からだって広く、ごみ問題は大切なことだから、大人だって応募したってよかったじゃないかと思うのですが、その辺はどういうことなんでしょうか。
服部ごみ減量・清掃事業担当参事
 先ほども御説明で言葉が足らずに大変申しわけございません。キャラクターは、去年もそうでございますが、一般の区民の方に応募をしていただきました。今回も同じでございます。ですから、この5人の方々、年齢もいわばまちまちでございます。
 一方、ポスターの方は、教育委員会の小学校校長会、中学校校長会とも相談させていただきまして、昨年もことしもそうでございますが、ちょうど生活科とか社会科の中でごみ問題を勉強しているという立場から、そういう観点から学習の効果の一環としてこういういわば作品の募集を行った内容でございます。
 一方で、また委員の方で言っておられます一般区民向けといいますか、同じ時期になかなかこれは難しいと思ってございます。ですから、今後こういったごみ減量、これはすべての区民の方にもかかわる内容でございますし、また関心の大変高い、大変これはうれしいことでございますので、本件の今後のお子さんたちのごみ減量ポスターの募集と、仕立てがわかりませんけども、また別途そういう広く区民向けのそういったものは検討していきたいと考えてございます。
委員長
 他にございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 他に質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
 次に、7番目、ごみ問題シンポジウムについての報告を求めます。
服部ごみ減量・清掃事業担当参事
 それでは、お手元にお配りしてございますごみ問題シンポジウムにつきまして報告を申し上げます。(資料8)
 そこに目的がございますけども、本年2月に中野区では審議会答申を踏まえて一般廃棄物処理基本計画、第2期でございますが、それを策定してございます。その中に当然計画中もそうでございますが、区といたしましては、区民、事業者とともに、「ごみゼロ都市・なかの」を目指すことでございます。この「ごみゼロ都市」は、この委員会で再三御説明してございますけども、積極的にごみの発生抑制、資源の回収を行いまして、それでも残ったごみにつきましては焼却、熱回収するなど、有効活用を図ることでごみをゼロとする、また残った灰につきましても資源として有効活用するという方向で最終的には埋立処分のごみをゼロとするような取り組みでございます。そこで、来月、ちょうど3R推進月間は終わりますけれども、連続的に広く区民の方にごみ問題に関します議論といいますか、あるいは情報提供、啓発を図るために以下に掲げましたシンポジウムを行う予定でございます。
 3番の方の項でございます。来月5日、11月5日(日曜日)の午後2時からでございますが、「ごみゼロ都市・なかの実現への課題」として、パネリスト、ジャーナリストの崎田裕子さんをはじめ杉本裕明さん等々ほかでございます。主な内容は、第2期審議会答申の議論、またごみゼロプラン、一般廃棄物処理基本計画の課題でございます。そういう中の課題の提案をしていただきながら、最後の方の事業者責任、これも廃棄物処理法とか容器リサイクル法の中で当然出す方の責任ということでうたってございます。そういったことも含めて御理解いただきたいということで挙げてございます。一方、来月の12日、同じく日曜日の午後でございますけども、「生ごみ堆肥の現状と課題」として、農家の立場からのメッセージをいただこうと思ってございます。東京農工大学の瀬戸先生に全体のコーディネーターをお願いいたしまして、多摩地区の農家、今私の方で承知していますのは東大和市の農家の方と伺ってございます。堆肥技術の最新動向、それから需要家としての農家サイドの方からの情報発信というところで課題提起をいただきたいと考えてございます。
 ちょうど委員会の報告がきょうでございますので、区報が日曜日配付でございますので、1日ずれてございます。大変申しわけございませんけれども、多くの方あるいは多くの議員の方の御参加をお願いしたいと考えてございます。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
 次に、8番、議会の委任に基づく専決処分についての報告を求めます。
市川清掃事務所長
 事故について御報告申し上げます。(資料9)
 項目ごとに御説明したいと思いますけれども、まず概要としましては、日時、場所ですけれども、ことしの4月24日、午後1時32分ごろ、場所は中野区本町二丁目46番先路上となっておりますけれども、中野の森広場、その先の青梅街道にちょうど出るところの横断歩道の手前でございます。
 発生状況についてでございますけれども、運転手が清掃車を運転しているときに、可燃ごみの収集を終えて清掃工場に向かう途中、信号機のない路地から青梅街道に向かってちょうど左折する際に、横断歩道の手前に停止線がありますけれども、停止線で一時停止し、左右の安全を確認できる位置である横断歩道の手前までゆっくりと前進してきたところなんですけれども、右方の方から横断してくる相手方を確認したため、その位置で停車しました。しかしながら、相手方は停車している清掃車の存在に気づかず、車両の右前部に接触し、転倒しました。その際に頭部打撲、頚椎捻挫等の負傷を負ったところでございます。
 2番目として和解の要旨ですけれども、区として相手方が被った損害、14万7,430円全額について賠償する義務があるということを認め、医療機関及び相手方への既払金9万7,030円を除いた5万400円について相手方の指定する方法で払うということで和解したところでございます。
 和解の成立の日ですけれども、7月25日でございます。
 4番目として区の賠償責任。本件事故は、清掃車が停止線を越え左右の安全を確認できる位置(横断歩道手前)に停車したときに発生したものでございます。相手方の被った損害額全額について区に賠償の義務があるものとして判断したところでございます。
 5番目の損害賠償額についてですけれども、本件事故に係る相手方の損害額は治療費、通院費その他合計で14万7,430円であり、区の損害賠償額は損害額と同じでございます。なお、損害賠償金につきましては保険会社の方から医療機関及び相手方に支払われたものでございます。
 以上が事故の概要でございますけれども、今回、当該運転手は非常にこの事故について反省しているところでございます。今後事務所としましてもこういう事故がないようにいろんな機会をとらえて法令遵守をきちっと図り、安全運転に努めていきたいと思っております。
 以上で報告を終わります。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
 9番目になりますが、そのほか理事者から何か御報告はありませんか。
本橋区民生活部長
 私の方から2点口頭で御報告をさせていただきます。
 まず1点目は、施設使用料の関係でございます。施設使用料の見直しにつきましては8月31日のこの区民委員会で検討状況を報告させていただきました。その際、使用料の積算方法の改定につきましては改めて検討するということとともに、使用料減免制度の廃止とその後の対応については第3回定例会の会期中の委員会で報告をさせていただきたいという旨申し上げたところでありました。しかしながら、これにつきましてさらに慎重な検討を要するということになりまして、今会期中での報告を見送りまして、改めて日程を調整した上で報告をさせていただくことになりました。
 よろしく御理解いただきたいと存じます。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑ありますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、本報告は終了いたします。
 そのほかに。
本橋区民生活部長
 次に、もう1点ございます。
 中野駅南口にあります丸井の本店の関係であります。実は、今月初めに丸井本社グループ開発部の担当部長が来庁いたしまして、拠点まちづくり、そして私ども区民生活部の方に説明がありました。丸井の本店、中野が丸井の発祥の地ということでもあるんですが、この南口にあります本店につきましては来年の8月を目途に閉店をする、営業をやめるということで自社としての決定をしたということでありました。当該地につきましてはすべて丸井が所有しているということもありまして、関連会社も含めて丸井自社で活用していきたいということであります。跡地の利用については中野区の意向も聞きながら早急に検討を進めて結論を出したいということでございました。なお、本社そのものについては移転は全く考えていないということでの説明がありました。
 なお、これにつきましては非常に中野にとっても大事な影響のある問題でもありますので、区長も直接社長にお会いいたしまして内容等についての確認をいたしました。基本的には開発部長から説明があった内容のものではございますが、丸井といたしましては、この間の店舗展開とするとかなり若者路線を行っていると、そういった点で若者の集まる新宿ですとか渋谷とか、そういったところではそれなりの営業成績を上げているんですけれども、中野の場合にはちょっと店自体の個性がなかなかつかみ切れない、町とのフィッティングがなかなか難しいということ。建物自体が建てて40年、かなり老朽化していて、特に設備関係、排煙関係などが消防法に不適合ということになっている。ここの部分の改修だけでも相当の金額になるということで、それで建物については来年の8月を目途に閉店をして、取り壊しの上、改めて建て直しをするという説明がありました。
 なお、その際には地下とか低層部については商業等の用途に使い、中層部以上を丸井ないしはその関連会社の業務用の事務室ないしはその研修等に活用していくと。そういった意味で結構それなりの建物におけるいろいろな利用者の出入りというのはあるので、中野の町にとって決してマイナスにならないように、また周りの商店街との一定の整合も図りながら、またこれからの中野のまちづくりについても協力できるように、十分工夫していくというふうなことでのお話をしたところでございます。
委員長
 ただいまの報告に対して何かお聞きしたいことがありましたら。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、本報告は終了いたします。
 もう1点ありましたよね。
登経営担当課長
 私の方から公益活動情報コーナーの設置につきまして口頭で御報告いたします。
 8月31日の本委員会で(仮称)NPO活動センターの整備に関する御報告をいたしました。その際、区役所の1階または2階に公益活動情報コーナーとして整備するという考えをお示ししましたけれども、その後検討を経まして、結論としまして区役所1階に設置するということといたしました。場所としましては、現在区政資料コーナーとして設置してある場所でございます。そこのうち、サンプラザ寄りの壁際のところにスペースを確保して設置をするということといたしました。区政資料コーナーについては資料の整理をいたしまして若干スペースを縮小するという予定でございます。
 なお、この公益活動情報コーナーの開設につきましては、前回御報告しましたとおり、来年の2月1日の予定でございます。現在のところ、開設に向けまして受託事業者の公募を行っているところでございます。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑がありましたら。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告は終了いたします。
 他に御報告はありませんですね。

〔「ございません」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で所管事項の報告は終了いたします。
 次に、所管事務継続調査についてお諮りいたします。
 お手元に配付の文書(資料10)に記載された事項について、引き続き閉会中も調査を要するものと決定することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定します。
 次に、その他に入りますが、各委員、理事者から何か発言はありますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、次回の日程等について協議したいので、委員会を暫時休憩いたします。

(午後2時16分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後2時19分)

 休憩中に御協議いただきましたとおり、次回の委員会は11月8日午前10時から当委員会室において開会したいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定いたします。
 以上で本日予定した日程は終了いたしますが、委員、理事者から何か発言ございませんでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本日の区民委員会は散会いたします。

(午後2時19分)