平成23年12月09日厚生委員会
中野区議会厚生委員会〔平成23年12月9日〕
厚生委員会会議記録
○開会日 平成23年12月9日
○場所 中野区議会第3委員会室
○開会 午後1時01分
○閉会 午後2時10分
○出席委員(8名)
北原 ともあき委員長
甲田 ゆり子副委員長
石川 直行委員
いでい 良輔委員
白井 ひでふみ委員
金子 洋委員
大内 しんご委員
佐伯 利昭委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
地域支えあい推進室長 長田 久雄
地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当) 野村 建樹
地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)、中部すこやか福祉センター所長 鈴木 由美子
中部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 高里 紀子
中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 小山 真実
北部すこやか福祉センター所長 岩井 克英
北部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 大橋 雄治
北部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 長﨑 武史
南部すこやか福祉センター所長 合川 昭
南部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 松本 和也
南部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 岩浅 英樹
鷺宮すこやか福祉センター所長 瀬田 敏幸
鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 齋藤 真紀子
鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 高橋 昭彦
健康福祉部長 田中 政之
保健所長 田原 なるみ
健康福祉部副参事(福祉推進担当) 上村 晃一
健康福祉部参事(保健予防担当) 山川 博之
健康福祉部副参事(健康推進担当) 石濱 照子
健康福祉部副参事(障害福祉担当) 朝井 めぐみ
健康福祉部副参事(生活援護担当) 黒田 玲子
健康福祉部副参事(学習スポーツ担当) 浅川 靖
○事務局職員
書記 鳥居 誠
書記 東 利司雄
○委員長署名
審査日程
○議案
第87号議案 中野区区民活動センター条例の一部を改正する条例
第88号議案 中野区立高齢者会館条例の一部を改正する条例
第91号議案 中野区立体育館条例の一部を改正する条例
第92号議案 中野区もみじ山文化の森施設条例の一部を改正する条例
第93号議案 中野区区民ホール及び芸能小劇場条例の一部を改正する条例
○所管事項の報告
1 白鷺一丁目都有地活用による地域密着型サービス施設等の整備について(福祉推進担当)
2 健康づくり月間の実施について(健康推進担当)
3 ハローワークとの連携による「(仮称)中野就職サポート」事業について(生活援護担当)
○地方都市行政視察について
○所管事務継続調査について
○その他
委員長
定足数に達しましたので、ただいまから厚生委員会を開会します。
(午後1時01分)
本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めていきたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めさせていただきます。
なお、審査に当たっては、3時ごろに休憩を入れ、5時を目途に進めてまいりたいと思いますので、よろしく御協力をお願いいたします。
議事に入ります。
それでは、保留となっている議案の審査を行います。
第87号議案、中野区区民活動センター条例の一部を改正する条例、第88号議案、中野区立高齢者会館条例の一部を改正する条例、第91号議案、中野区立体育館条例の一部を改正する条例、第92号議案、中野区もみじ山文化の森施設条例の一部を改正する条例、第93号議案、中野区区民ホール及び芸能小劇場条例の一部を改正する条例を一括して議題に供します。
取り扱いについて協議をしたいと思いますので、委員会を休憩いたします。
(午後1時03分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後1時04分)
これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
金子委員
高齢者会館条例の一部を改正する条例について伺います。高齢者会館は、平成16年度以降、それまで区直営であったものを、町会などの住民団体の利用に対する民間移行を進めてきていると思います。前回の改定のときから、さらに民間委託が進んでいると思いますが、前回の改定以降、委託は幾つふえているでしょうか。
岩浅南部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
高齢者会館の委託でございますけれども、前回は平成19年度の改定ですね、18年度決算でございますけれども、そのときには5館が委託されておりました。今回、平成22年度決算におきましては13館が委託ということで算出しております。
金子委員
これによって職員の人件費はかなり下がっていると思うんですけれども、にもかかわらず、今回、使用料が上がるというのはどういうことでしょうか。
岩浅南部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
職員の人件費につきましては、平成18年度の時点では約1,600万円程度、平成22年度におきましては850万程度ということで、少なくなっております。トータルにしますと、コストとしては、平成18年度と比べて22年度は下がっております。ただ、前回の改定の段階で料金の改定がなされていないということで、現在まで1.29倍と。前回は1.7を超えておりましたので、コストは下がっておりますけれども、値上げの改定を行うという提案をさせていただいているところでございます。
金子委員
利用者の区民から見て、やはりコストが下がっているのに料金が上がるというのは納得できないと思いますが、こうした人件費や減価償却費といったものをコストとして、それを利用者に半分を転嫁するという算定の方式自体が、やはり見直す必要があるのではないかと考えますが、いかがでしょうか。
岩浅南部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
高齢者会館でございますけれども、高齢者の方の御利用、また、地域の公益活動に関する利用につきましては、これまで同様無料で、免除という形で御利用いただけますので、有料になる部分は、若い方の趣味的なサークル等、そういった自主グループの方の目的外利用のみの料金となりますので、その方については応分の負担をいただきたいというのが今回の提案でございます。
大内委員
今の質疑の中で、今回の算出のやり方として、委託しているところは当然人件費が安くなって、物件費という扱いになって――人件費と出ていないと思うんだけど、委託費だよね。それで、直営でやっているところもあるわけですよね。そうすると、高齢者会館の使用料って違うんですか。
岩浅南部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
高齢者会館すべてで使用料を計算しておりますので、委託化しているところも直営のところも同じ料金ということになっております。
大内委員
じゃあ、減価償却費というのはどうやってやっているの。各館違うんじゃないの。
岩浅南部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
減価償却費につきましては、すべての高齢者会館を合算して、経費として算出しております。
大内委員
今の金子さんの質疑でよくわからなかったんだけど、どんどん今は委託しているわけだから、直営でやるよりは運営費が安くなるわけだよね。でも、4年前にいじくっていないから今回値上がり分だけ出てきたと、そういうことでいいんですか。
岩浅南部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
そのとおりでございます。
いでい委員
1点だけ伺います。今回の施設使用料の値上げに関してですけれども、例えばスポーツ団体、スポーツ施設を利用するいろいろな団体がありますよね。そちらのほうに、事前に、いついつこういう考え方が示されますよというような打診とか、そういったことはお示しされたんでしょうか。
浅川健康福祉部副参事(学習スポーツ担当)
特に、この改定の機にということでありましたら、その打診等はしてございません。
いでい委員
区民の方からも、そういった話が事前になかったということで、少しがっかりしているという話も聞こえてきておりますので、次回のときには慎重に対応していただきたいと思います。これは要望です。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、休憩して取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を休憩いたします。
(午後1時10分)
委員長
それでは、委員会を再開します。
(午後1時21分)
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、質疑を終結します。
次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。
いでい委員
上程中の第87号議案、第88号議案、第91号議案、第92号議案及び第93号議案について意見を申し上げます。
本議案については、平成19年度にまとめた「施設使用料の見直しの考え方」により、現行の使用料は平成20年7月から適用しています。今回、見直しから3年が経過したことから、51施設について改定が行われることとなったものです。平成19年度の改定に当たっては、これまで算入されていなかった職員人件費と建物の減価償却費を加え算定したことから、大幅な使用料の引き上げの激変緩和措置として、改定率を1.2倍を上限をして可決した経過があります。施設使用料の算定根拠となる人件費や維持管理費、修繕費などの総コスト縮減による改定額の引き下げ、あるいは抑制に努めること、小額使用料については、100円未満の額の取り扱い、施設利用目的による改定の上限の段階的な設定を検討すること、使用料の高額施設については利用額の変更など柔軟な対応を図られたいこと、同質の施設使用料については均衡を図ることに留意し、今後の改定に資するように取り組まれることを求めます。
以上、本議案に対し意見を述べさせていただきました。
佐伯委員
ただいま議題に供されました第91号議案、中野区立体育館条例の一部を改正する条例につきまして、意見を述べさせていただきます。
本件は、平成19年度に定められました「施設使用料の見直しの考え方」に基づいて改定計画が発表されたものです。質疑の中で、体育館のアリーナ部分についての使用料が、板橋区・練馬区・豊島区・杉並区の同規模の施設に対して著しく中野区の体育館の使用料が高いということが明らかになりました。こうした現状での値上げということを考えますと、当然、利用者にとっては承服しがたいことだと思いますし、また、これがスポーツの振興に妨げとならないよう、所管には十分な努力をお願いしたいと思います。
一方で、利用者の間には、新体育館が一日も早くできてほしいという、そういう望みもあります。今回の件を通して、財政難だから体育館の建てかえが先送りになるとか、そういったことのないように最大限の努力を区当局にしていただくことをお願いして意見といたします。
委員長
他に意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結します。
次に、討論を行います。討論はありませんか。
金子委員
第88号議案、中野区立高齢者会館条例の一部を改正する条例、第91号議案、中野区立体育館条例の一部を改正する条例、第92号議案、中野区もみじ山文化の森施設条例の一部を改正する条例、第93号議案、中野区区民ホール及び芸能小劇場条例の一部を改正する条例、この四つの議案に反対の立場から討論を行います。
今回の改定は、前回の改定に引き続き職員の人件費や施設の減価償却費を経費に算入して、それを、その5割また7割といった基準で、それを利用者に負担を転嫁するという積算方法によって積算が行われたものです。この積算方法について、区は、使う人と使わない人との間の負担の公平性ということをおっしゃいますが、この5割・7割というのが、その公平性についての客観的な基準であるとは言えないと思います。また、職員の人件費については、区民が税金で負担しているのであり、これをさらに利用者に負担を求めるというのは、負担の二重取りになるという考え方もできます。また、減価償却費については、公営企業や民間の企業の会計上の概念であり、区民の公共の財産である行政財産について、この減価償却費の考えを経費として入れることには疑問があります。こうしたものを経費として算定して、それの半分また7割を利用者に転嫁することによって、ますますだれでもが利用できるというものでなくなってしまう、特にリーマンショック以来の不況の中で、区の税収も減っておりますが、区民の所得も減っております。こういう中で利用料を引き上げることはますますだれもが使うことを困難にしてしまう、一部の人しか使えなくなってしまうという結果になると考えます。
以上から、文化施設や体育施設、また高齢者会館などの住民・高齢者の交流の施設、これについて料金を値上げする今回の条例には賛成することはできません。
委員長
他に討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結いたします。
これより上程中の議案の採決を行います。採決は議案ごとに行います。
まず初めに、第87号議案の採決を行います。
お諮りいたします。第87号議案、中野区区民活動センター条例の一部を改正する条例を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第87号議案の審査を終了します。
次に、第88号議案の採決を行います。
お諮りいたします。第88号議案、中野区立高齢者会館条例の一部を改正する条例を原案どおり可決すべきものと決することに賛成の委員は挙手をお願いいたします。
〔賛成者挙手〕
委員長
賛成多数。よって、本件は可決すべきものと決まりました。
次に、第91号議案の採決を行います。
お諮りいたします。第91号議案、中野区立体育館条例の一部を改正する条例を原案どおり可決すべきものと決することに賛成の委員は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
委員長
挙手多数。よって、本件は可決すべきものと決しました。
以上で第91号議案の審査を終了いたします。
次に、第92号議案の採決を行います。
お諮りします。第92号議案、中野区もみじ山文化の森施設条例の一部を改正する条例を原案どおり可決すべきものと決することに賛成の委員は挙手をお願いいたします。
〔賛成者挙手〕
委員長
挙手多数。よって、本件は可決すべきものと決しました。
以上で第92号議案の審査を終了します。
次に、第93号議案の採決を行います。
お諮りします。第93号議案、中野区区民ホール及び芸能小劇場条例の一部を改正する条例を原案どおり可決すべきものと決することに賛成の委員は挙手をお願いいたします。
〔賛成者挙手〕
委員長
挙手多数。よって、本件は可決すべきものと決しました。
以上で第93号議案の審査を終了いたします。
ただいま上程中の議案が可決されましたが、附帯意見についてお諮りいたします。第87号議案、第88号議案、第91号議案、第92号議案、第93号議案に、「施設使用料の見直し基本方針についてに基づき改定時の施設使用料が算出されているが、基本方針自体について、すなわち積算方法についても見直しを進められたい」との意見を付すことに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第87号、第88号、第91号、第92号、第93号議案の審査を終了いたします。
それでは、所管事項の報告を受けたいと思います。
1番、白鷺一丁目都有地活用による地域密着型サービス施設等の整備についての報告を求めます。
上村健康福祉部副参事(福祉推進担当)
それでは、白鷺一丁目都有地活用による地域密着型サービス施設等の整備についての報告をさせていただきます。(資料2)
これにつきましては、「中野区保健福祉総合推進計画2012」及び「第5期中野区介護保険事業計画」――これらにつきましては、素案で御説明させていただきますけれども、平成24年3月策定予定となっているものでございます。これらに基づきまして、公有地の活用による地域密着型サービス施設等の整備について、下記のとおり実施させていただきます。
目的としましては、今後さらに増加が見込まれる高齢者の地域での生活を支援する施設として整備が必要な地域密着型サービス施設(小規模多機能型居宅介護)等につきまして、白鷺一丁目にあります都有地を活用して整備し、区民福祉の向上を図るものでございます。
2番、都有地及び事業方式の概要でございます。これは、現在、上高田一丁目で工事が進んでおります都有地の活用と――今、小規模多機能、都市型軽費老人ホーム、グループホームの複合施設を建設中でございますけれども、同じスキームで都有地を活用して行うものでございます。
(1)用地規模等につきましては、所在地は中野区白鷺一丁目14番の、都営白鷺第2アパート隣接で、現在更地となっておりまして、敷地面積は675.17平方メートルでございます。用途地域は第1種中高層住居専用地域となっております。
添付の資料に地図が出てございますけれども、白鷺一丁目の真ん中に妙正寺川が流れておりまして、東側に都営住宅、そして右側に若宮小学校がございますけれども、この東側の黒く墨になっている部分が更地になってございます。
表紙のほうに戻りまして、(2)の都の事業方式でございます。都要綱の「都有地活用による地域の福祉インフラ整備事業実施要綱」に基づきまして、都が都有地の借受者を公募いたします。区は、応募者の中から候補者を選定し、都に推薦いたします。都は、区が選定した事業者を審査し、借受者を最終決定いたします。事業者は、東京都から土地を定期借地(50年)で借り受けまして、上高田の例でおりますと、地代の2分の1を減額しながらということでございますけれども、施設を建設し、運営するものでございます。
3の整備内容でございます。
一つは、小規模多機能型居宅介護、これは通いを中心にしながら宿泊・訪問といったサービスを組み合わせて、在宅介護を支えるサービスでございます。登録定員25名、通い定員15名、宿泊定員7名程度を想定しております。
二つ目に、都市型軽費老人ホーム、これも上高田一丁目で現在工事中ですけれども、低所得者の高齢者の住まいとしてというもので、入所定員を10~20名程度。
その他、提案事業としまして、介護事業所などの提案を求めたいというふうに思っております。
4の施設整備費等の補助につきまして、これらの施設につきましては、国・都の補助制度を活用し、施設の建設助成を行うということを想定しております。
裏面にまいりまして、5の事業者選定の考え方、応募資格としましては、都内及び近隣県で特別養護老人ホーム、老人保健施設、小規模多機能型居宅介護、認知症高齢者グループホーム、軽費老人ホームのいずれかを1年以上運営している事業者といたします。法人につきましては、社会福祉法人や、いわゆる民間、株式会社でも種別は問いません。
(2)審査項目としまして、事業主体の適格性、運営理念、事業計画・資金計画等々の妥当性、施設内容の妥当性などを審査してまいります。
最後に、主なスケジュールでございますけれども、明年1月下旬、地域説明会、東京都と区と合同で、今予定は1月17日の火曜日、鷺宮区民活動センター、19時を予定してございます。2月上旬に事業者公募説明会を行いまして、その後、審査会、推薦事業者決定等を行いまして、7月に都の選定委員会で事業者決定、そして、平成25年、年が明けますと工事着工、11月開設というようなスケジュールを想定しているものでございます。
説明につきましては以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
白井委員
都市型軽費老人ホーム、いわゆる東京モデルなんですけれども、これが完成すれば、区内第2号目の開館予定となることと思います。このスキームの活用というのは、これまで公明党としても私としても提案してきたところなんですけれども、整備内容(3)その他、提案事業とあります。先ほど少し御説明がありましたけれども、事業者がこれから募集ですので、事業者側からの提案が決まっていないうちは、その内容についても未定なところはわかるんですけれども、3番として、いわゆる「その他」ですね、小規模多機能の居宅、そして軽費老人ホーム以外として、区としてこういうものがあればと想定されている事業があれば、ぜひ御説明をお願いしたいと思います。
上村健康福祉部副参事(福祉推進担当)
事業者の敷地に対して、どれぐらいの施設規模で、まずメインの小規模多機能、都市型軽費がどれぐらいの床で確保できるのかという建設計画とも連動してくるかと思いますけれども、今、「その他、提案事業」として想定しているのは、介護事業所的な事務所機能ですね、いわゆる訪問介護と看護をやっていただけるような、そういう本部事務所みたいなものが想定できるのではないかというふうに考えてございます。
白井委員
これから1月に地域説明会、そして2月にいよいよ事業者向けの説明会がありますが、ちなみに、上高田のほうも同じように、昨年、一昨年でしたでしょうか、事業者説明会を行ったようで、交渉権というんですかね、順位を決定して、来年の3月には完成予定となったかと思いますけれども、ちなみに、その際、上高田のほうの事業者、どのくらいが説明会に参加または参入されたでしょうか。小規模居宅介護型というのは、なかなか施設の事業採算がとりづらいと言われているところなんですけれども、今後、区内で展開をふやしていくという予定の中で、たくさんの事業者に来ていただければいいんですけれども、なかなか誘致が難しいという自治体もあると聞いております。上高田一丁目のときには、どれほどの事業者がその参入に手を挙げられたでしょうか、お伺いいたします。
上村健康福祉部副参事(福祉推進担当)
事業の公募につきましては7事業者が公募してございます。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
2番、健康づくり月間の実施についての報告を求めます。
石濱健康福祉部副参事(健康推進担当)
それでは、健康づくり月間の実施について御報告申し上げます。お手元の資料(資料3)のほか、チラシのコピーを参考で配付してございます。
資料をごらんください。
中野区では、平成17年度から1月を「中野区健康づくり月間」と定め、区民に健康づくりの取り組みが定着するようにさまざまな事業を実施しております。本年度のメインテーマを「始めよう!
地域で楽しく健康づくり」とし、サブテーマを「おいしく食べる、楽しく動く、ゆっくり休む」として、食育を含めた健康づくりを広く啓発するとともに、健康的な生活習慣の取り組みを地域の中で展開するためのきっかけづくりを行います。また、本事業は、地域団体、自主グループ、民間企業等関係機関及び健康づくりに関する各分野の協力を得て実施いたします。
1の区主催事業ですが、(1)として、1月29日(日曜日)、新井区民活動センターで、リフレッシュ広場として、おおよそ36団体の協力を得て、「食育」「運動」「癒し」をテーマに各種イベントを実施いたします。そのほか、商店街、勤労福祉会館、児童館、すこやか福祉センターなどを会場として、資料のとおり実施いたします。
また、裏面をごらんください。
2としまして、関係機関等主催事業を掲載してございます。詳細につきましてはお示ししてございますものをお読み取りください。
広報につきましては、1月1日号の区報及び区ホームページ掲載のほか、関係機関等でのポスター掲示、チラシ配布等を行ってまいります。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はありませんか。よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
3番、ハローワークとの連携による「(仮称)中野就職サポート」事業についての報告を求めます。
黒田健康福祉部副参事(生活援護担当)
ハローワークとの連携による「(仮称)中野就職サポート」事業について御説明をいたします。(資料4)
中野区と東京労働局・新宿職業安定所が協定を締結した上で、「(仮称)中野就職サポート」を設置し、雇用と福祉の一体的就労支援事業を実施する予定でございます。
これにつきましては、国のアクションプランというものがございまして、この中で出先機関の事務や権限を地方自治体に移譲することを推進するといったことが平成22年12月28日に閣議決定されたところでございます。この中で、就職支援でございますが、希望する地方自治体において、無料職業紹介や相談業務等を地方自治体の指導のもとで国と地方自治体が一体的に実施するといったようなことを協議して設計を行い提案してくるものについては、国のほうでそういった事業の支援をするというような中身がございました。中野区としても、そういったことについて、ぜひ試みてみたいということで提案をしたところでございます。
具体的な実施方法でございますが、1、中野区と東京労働局・新宿職業安定所による中野区雇用と福祉の一体的就労支援事業の運営協議会を設置しまして、区役所内で実施する業務内容、実施体制、連携方法等、一体的な業務運営の事項を定めて協定を締結しまして、これに基づき実施を行います。
業務内容としましては、区の就労支援員2名と、ハローワークから就職支援ナビゲーターを派遣していただきまして、こちらのほうを配置し、以下の支援について実施する予定でございます。(1)求人情報提供端末設置によるハローワーク求人情報の提供、(2)就職支援ナビゲーターによる職業相談、職業あっ旋、支援プランの策定、(3)就労支援員による採用試験の同行や職場訪問、模擬面接の実施等でございます。もう少し詳しいことは、また後ほど、別紙を使って御説明をいたします。
実施場所につきましては、中野区役所2階の生活援護を担当しております事務室内に設置をいたす予定でございます。
主な就労支援対象者ですが、2枚目の別紙をごらんください。左に「主な対象者への支援」とございますが、まず、1、児童扶養手当の受給者や障害者も対象といたします。こちらの児童扶養手当の受給者・障害者につきましては、各所管で、この中野就職サポートで行っている事業を案内していただきまして、2階の中野就職サポートのほうに案内をしていただくことになります。それで、この中身としましては、2番目、右のほうに求人情報端末の利用というのがございますが、これは、ハローワークでよく職業相談に行かれた方が求人情報端末を利用されているものでございます。こちらのほうもそのまま区のほうに置いて利用ができることになります。その下、ハローワーク新宿の就職支援ナビゲーターによる支援ということです。これが児童扶養手当の受給者や障害者は使えるわけですが、面接は予約制になっておりますけれども、このナビゲーターによります個別のマンツーマンによる指導が行われます。おおよそ週1回の面接で就職が決まるまで個別対応で支援をしていくといったような内容になっております。
次、2、住宅手当・生活保護受給者に対する支援でございます。こちらのほうはもう少し詳しくなっておりまして、①生活保護や住宅手当は国の支援で離職者の人が受けているわけですけれども、就労意欲が強くて直ちに就労が可能な方につきましては、もちろん求人情報端末を使って御自分で求職活動をするとともに、この児童扶養手当の受給者や障害者と同じように、ナビゲーターによる個別のマンツーマンによる支援を行うことになります。
また、②としまして、生活保護や住宅手当を受けていらっしゃる方の中で、こういったものを使いながらも就職がなかなか決まらない方がございます。こういった方は、就職方法、就職活動について多少修正をしていく、そういった指導が必要となりますので、そういった方については、区の就労支援員が、それぞれの条件や今の就職活動についてのアセスメントを行いまして、そういった面談を通す中で、少しまた右のほうに行きますが、「就労支援プログラム」というものに結びつけてまいります。この就労支援プログラムはこれまでもやっておりましたが、ハローワーク新宿から、ナビゲーターのまた別の方に月1回特別に来ていただきまして、区役所の中でその方に模擬面接を行って、就労履歴の振り返りや自分自身の生活歴の振り返り等をしながら、その不足しているところを指導する中で、具体的に就職活動についての修正を行っていって、就労に結びつけるようにするものでございます。
左のほうの2の③ですが、いつも課題となります、そういったことをやりつつもなかなか仕事が決まらなくて、結果的には就労意欲を失っているという方がいらっしゃいます。この方たちにつきましては、また区の就労支援員やケースワーカーのほうで面接や助言を強力に行いまして、就労意欲のほうが形成された段階で、先ほど申しました就労支援プログラムにつなげていくというようなことを予定しているものでございます。
こういった事業を通しまして、関係機関が実績の評価等を行い、調整が必要な場合には、一番右端でございますが、運営協議会の下部組織として就労支援委員会を設置いたしますので、その中で中野区の就労支援についてさまざまに調整を行っていきたいというふうに考えております。
1枚目の資料にお戻りください。
5番目、今後の予定でございますが、12月、今、事務所のところ、多少清掃等をしておりますけれども、庁舎内工事の開始を行います。これは、パーテーションの撤去工事等でございまして、区の予算の中で、およそ10万円程度をかけて撤去する予定でございます。平成24年1月には、職員を派遣していただくというようなこともございますので、中野区雇用と福祉の一体的就労支援事業運営協議会について設置を行いまして、協定書を締結します。平成24年2月に事業開始予定でございます。
この予算についてでございますが、区が負担する部分は、先ほどのパーテーションの撤去の工事や、事業開始後につきましては、ハローワークの職員が参りますので、光熱水費等が附帯としてかかるということと、あと、事業の中身として電話やファックスを利用しますので、その通信費について区のほうで持つ予定でございます。ハローワークの新宿職業安定所のほうの負担としましては、職員の派遣、あと、こちらのほうの職業情報端末や、いすや机等につきまして、備品については全部国のほうで持ち、その後、パソコン等の回線の使用料については国のほうでご負担をするというような予定になっております。
雑駁ですが、この中野就職サポート事業についての御説明は以上のところでございます。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
白井委員
景気の動向を見るにつけ、非常に苦しい状況が続いています。また、明年に向けてもなかなか大きな景気回復は望めない中なんですけれども、一方、国の緊急経済対策や都の経済対策が現在どんどん廃止方向になっておりまして、就労支援というのが手厚くなっているというよりは減退している状況です。そのような中、中野区が一歩踏み込んで、こうやって就労支援、サポートを続けることに関しては、大いに賛同いたしますし、また、大いに期待をしているところですので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。
その上で、質疑の内容に入らせてもらいますけれども、2、業務内容について、就労支援員2人という話がありました。ハローワークからの就職支援ナビゲーターは1名でよろしいんでしょうか。お伺いします。
黒田健康福祉部副参事(生活援護担当)
説明が不足しまして申しわけございません。ハローワークのほうからは2名、常駐する予定でございます。
白井委員
現在、たしか法律が変わらなければ、就職のあっせん自体はハローワークしかできなくて、就労支援、いわゆる区の職員の方々は、その回りのいわゆる遠隔的な業務を支えるということになろうかと思います。ですので、直接、なかなか区でハローワークを開設しようといっても事実上無理だったんですけれども、今回、ハローワークのほうから人が常駐で来ていただける、それによって、また、端末も直でつなげるというところで就職サポートが強化されると。以前よりも格段とよくなるのかなと思うんですけれども、どのぐらい強化されるのかわかれば、ちょっとお教えいただきたいと思います。
黒田健康福祉部副参事(生活援護担当)
委員の御指摘のとおり、これまでは中野区の就労支援員では職業あっせんは直接することはできませんでした。そちらのほうが、あっせんがすぐにできるということと、例えば生活保護の受給者につきましては、ハローワークに行って登録をして仕事を探すというようなことを指導してまいりましたが、ハローワークは新宿にございますので、なかなか中野から新宿に行くまでに、実際問題、気が変わってしまうとか、なかなか、行っても自分で探しているところを1件ずつ職員が同行するというわけにもいきませんので、中には同行はもちろんしておりましたが、上手に探せないというような方もいたと思います。それが、2階の同じフロアの中で、そちらに直接連れていって、ハローワークのナビゲーターに面接をさせたりとか、求人情報について一緒に探すことができますので、そういったところでは、少なくとも結びつける件数としては効果が上がっていくというふうに考えております。
白井委員
一方、庁内工事10万円程度パーテーションといったら、かなり小規模な工事かなと思うんですけれども、スペース的に言うと、1階の玄関から入って階段を上がってきて、今、日常生活の相談とかですかね、融資の担当窓口、あの辺を想定されていますか。どのくらいのスペースを割かれる予定なんでしょうか、お伺いします。
黒田健康福祉部副参事(生活援護担当)
今言われたとおり、1階から2階に上がる階段の離職者の相談を今やっておりますが、その隣に、これまでは生活援護のレセプト、お医者様から返ってくるものについて保管していたところをあけて、そちらのほうで中野就職サポートをやる予定でございます。
白井委員
イメージが手狭かなという感じがするんですけれども、パソコン端末は何台で、就職支援ナビゲーターの方が2人ついていると最低二つテーブルがあって、就労支援の方々も個別にとなると、少しスペースが狭いような気もするんですけれども、十分とれますか、いかがでしょうか。
黒田健康福祉部副参事(生活援護担当)
求人情報端末は2台で、就職支援ナビゲーターのほうが使うものも2台となっております。生活保護の分野につきましては全体的に狭いのですが、そこを何とか工夫していろいろなサービスに効果的に使っていくというところを考えて、今職員も工夫しておりますので。最初から大きくはなかなか実施するところも難しいところがあると思いますので、着実に、まずは生活保護や住宅手当の人、あと、児童扶養手当や障害者の方を何件かでも結びつけていけるというようなことを目指して、着実にやってまいりたいと思います。
白井委員
今、悲痛な、「狭い」というところが力説されておりましたけれども、情意のあたりを室長さん、それから部長さんも、悲痛な叫びをぜひ受け取っていただいて、一生懸命就労支援に取り組んでおられますので、マイナス面から言うと、現在、生活保護、いわゆる扶助費の増加もあります。そこからの自立という部分でも非常に大事な取り組みだと思っておりますので、狭い中でしょうけれども一生懸命頑張っていただいて、少しでも拡張できるように施設面からも配慮いただければと思います。最後、これはお願いです。
いでい委員
今までも中野区は障害者の雇用に対して積極的にいろいろなサポートをしてきたわけですけれども、今回これが本庁舎内に入るということで、さらにそれが進んでいくかとは思いますが、特に障害者の雇用に対して、これはどのような影響を及ぼすんでしょうか。
朝井健康福祉部副参事(障害福祉担当)
これまでも障害福祉分野と障害者福祉事業団が連携しながら就労支援を進めてまいりました。ただ、区役所の中にハローワークの機能が設置されるということで、いろいろなルートでの就労の機会がふえますし、多面的な支援を展開するということで、さらに、障害のある方の就労については進めていきたいというふうに考えております。
いでい委員
もちろん障害のある方の就労の支援も必要だと思いますけれども、また、中野区のこの区役所の中にせっかくあるわけですから、産業・都市振興分野とも連携して、さらに受け入れ先を確保していくというのも同時に進めていかなくちゃいけないことなのかなと思うんですけれども、それについてはいかがですか。分野が違うのでちょっとどうなのかなと思いますけれども。
朝井健康福祉部副参事(障害福祉担当)
雇用先の拡大につきましては、今も障害者福祉事業団と連携しながら進めています。今後は産業・都市振興分野とも連携を深めまして、区内の中小企業に対しても働きかけを強めていきたいというふうに考えております。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告については終了いたします。
その他についてですけれども、報告はありますか、その他について。所管事項のその他ですね。ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
報告はないということでございます。
以上で所管事項の報告を終了いたします。
次に、地方都市行政視察についてでございます。
11月7日、8日に行いました当委員会の地方都市行政視察について、お手元に配付の調査報告書(案)(資料5)のとおり議長に報告したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
以上で地方都市行政視察については終了いたします。
次に、所管事務継続調査についてお諮りいたします。(資料6)
お手元に配付の文書に記載された事項について、引き続き閉会中も調査を要するものと決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
それでは、審査日程のその他に入ります。
委員会を暫時休憩いたします。
(午後2時01分)
委員長
それでは、委員会を再開します。
(午後2時04分)
休憩中に確認しましたとおり、次回の委員会は平成24年2月1日(水曜日)午後1時からということで御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
予定していた日程はすべて終了いたしますが、委員、理事者から特に発言はありませんか。
いでい委員
1点、生涯学習館のことについて伺います。今、地域生涯学習館4館に対して、利用しているサークルの代表者の方あてにいろいろな手紙を出しているというふうな話を聞いたんですが、どのような内容で、どのような答えを求めている連絡なんでしょうか。教えてください。
浅川健康福祉部副参事(学習スポーツ担当)
利用者の方々、団体、数としては98になりますけれども、こちらの団体の方々について、今、事業見直しの経緯とその趣旨と、今のところ案の中で生涯学習館の廃止を打ち出している、これにつきまして御意見をいただきたいということで、御意見がありましたら12月15日までにおっしゃっていただきたいということで、お手紙の形で投げかけております。
いでい委員
地域生涯学習館の廃止案について御意見を伺いたいということは、もう廃止しますのでそのことに対して意見を言っても意味がないんじゃないかという考え方の方もいるんですよね。なので、一回確認したいのは、じゃあ、今まで地域生涯学習館を使っているいろいろな団体の方々、個人の方、サークルの方、いろいろいらっしゃると思うんですけれども、今後、地域生涯学習館が事業見直しで廃止にされた場合に、その人たちの活動する場所というのは確保されるのかされないのか、それだけお答えください。
浅川健康福祉部副参事(学習スポーツ担当)
今、廃止につきましては案という形でお示しさせていただいて、御意見を伺っているところであるという御報告をさせていただきました。その後、じゃあ、その施設をどうするのかということにつきましては、教育委員会のほうで今後検討すると、今はその途中であるということでございます。
いでい委員
いやいや、活動している人たちの活動の場というのは、確保されるのかされないのか、それはまだ決まっていないんですか。決まってもいないのに「廃止しますので意見をください」と言ったら、やっぱり利用している人たちは、じゃあ私たちの活動の場所はどうなるんだ、今まで十何年間もやってきた、この地域に根づいてきた文化活動の場はどこへ行ってしまうんだという不安がすごく広がっているんですよ。その点、もう一回答えてもらっていいですか。
浅川健康福祉部副参事(学習スポーツ担当)
今、御意見を伺っている中で、その場で出た御意見につきましては、これから進めております教育委員会の検討の中に、こちらの所管といたしまして申し伝えていただきまして、それも踏まえながら教育委員会のほうで決めていくということで考えてございます。
いでい委員
ということは、今、意見を募集しているのは学習スポーツ担当の浅川副参事のところでその意見は集約しています、その集約した意見は、今度は教育委員会に渡します、そこで検討してくださいというような形になるんですか。それならば、今、皆さんから御意見を集めている段階で、既に教育委員会と何かしら協議を行った上で一緒にやるべきだと思うんですけれども、それはいかがですか。分野が違うから、事業部が違うからだめだとか、そんな答弁じゃなくて。
浅川健康福祉部副参事(学習スポーツ担当)
今事業見直しを行っておりまして、現在所管しておりますのが、こちら、学習スポーツ分野というふうになっておりますので、廃止につきまして、決めるということにつきましては、もちろん決めることは全庁的に決めていくわけでございますが、それの決定するもととなるのは、こちらの分野のほうとして考えてございます。それで、この見直しの中では、生涯学習館としては廃止して、学校の施設として一たんお返しするということでございますので、そこは、そこから先は教育委員会で考えることとなっております。ただし、意見の集約期間につきまして、出てきました意見については、仮に見直し案どおり廃止となりましても、そこで出された意見につきましては、適切に教育委員会のほうに伝えていきたいと思っております。
いでい委員
となると、今、利用者さんから集めている御意見・御要望みたいな形で、自分たちの生涯学習館がなくなったとしても、教育委員会が所管する学校の管理だとか、そういった中に、今使っている生涯学習館が使われたとしても、今活動されているサークルの活動の場はなくならないということは、要望が上がれば、学習スポーツ担当から教育委員会に対して申し送るということでよろしいんですね。
浅川健康福祉部副参事(学習スポーツ担当)
もしそういう場合になったという仮定でございますけれども、そこで出された意見につきましては教育委員会のほうに適切に申し送らせていただきたいと思っております。
委員長
他に特に御発言はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で厚生委員会を散会いたします。
(午後2時10分)