|
平成20年03月10日中野区議会本会議(第1回定例会)の会議録
平成20年第1回定例会本会議第5日(3月10日)
1.平成20年(2008年)3月10日、中野区議会議事堂において開会された。
1.出席議員(40名)
1番 内 川 和 久 2番 ひぐち 和 正
3番 白 井 秀 史 4番 平 山 英 明
5番 つぼい え み 6番 いながき じゅん子
7番 林 まさみ 8番 山 口 かおり
9番 せきと 進 10番 いでい 良 輔
11番 伊 東 しんじ 12番 佐 野 れいじ
13番 北 原 ともあき 14番 南 かつひこ
15番 小 林 秀 明 16番 の づ 恵 子
17番 奥 田 けんじ 18番 近 藤 さえ子
19番 牛 崎 のり子 20番 欠 員
21番 吉 原 宏 22番 大 内 しんご
23番 伊 藤 正 信 24番 きたごう 秀 文
25番 久 保 り か 26番 やながわ 妙 子
27番 酒 井 たくや 28番 佐 伯 利 昭
29番 むとう 有 子 30番 長 沢 和 彦
31番 か せ 次 郎 32番 山 崎 芳 夫
33番 斉 藤 金 造 34番 篠 国 昭
35番 市 川 みのる 36番 岡 本 いさお
37番 飯 島 謹 一 38番 江 口 済三郎
39番 欠 員 40番 佐 藤 ひろこ
41番 来 住 和 行 42番 岩 永 しほ子
1.欠席議員
な し
1.出席説明員
中 野 区 長 田 中 大 輔 副区長(経営室) 石 神 正 義
副区長(管理会計室) 沼 口 昌 弘 副区長(政策室) 西 岡 誠 治
教 育 長 菅 野 泰 一 区民生活部長 大 沼 弘
子ども家庭部長 田 辺 裕 子 保健福祉部長 金 野 晃
保 健 所 長 浦 山 京 子 都市整備部長 石 井 正 行
拠点まちづくり推進室長 谷 村 秀 樹 教育委員会事務局次長 竹 内 沖 司
計画財務担当課長 長 田 久 雄 経営担当課長 川 崎 亨
1.本会の書記は下記のとおりである。
事 務 局 長 山 下 清 超 事務局次長 髙 橋 信 一
議事調査担当係長 大 谷 良 二 書 記 黒 田 佳代子
書 記 永 田 純 一 書 記 荒 井 勉
書 記 菅 野 多身子 書 記 廣 地 毅
書 記 松 本 明 彦 書 記 丸 尾 明 美
書 記 鳥 居 誠 書 記 杉 本 兼太郎
書 記 岡 田 浩 二 書 記 松 本 桂 治
議事日程(平成20年(2008年)3月10日午後1時開議)
日程第1 第5号議案 平成20年度中野区一般会計予算
第6号議案 平成20年度中野区用地特別会計予算
第7号議案 平成20年度中野区国民健康保険事業特別会計予算
第8号議案 平成20年度中野区老人保健医療特別会計予算
第9号議案 平成20年度中野区後期高齢者医療特別会計予算
第10号議案 平成20年度中野区介護保険特別会計予算
日程第2 第11号議案 中野区情報政策官設置条例
第14号議案 中野区入札監視委員会条例
第18号議案 中野区組織条例の一部を改正する条例
第19号議案 中野区職員定数条例の一部を改正する条例
第24号議案 中野区事務手数料条例の一部を改正する条例
第25号議案 中野区職員倫理条例
第26号議案 特別区人事及び厚生事務組合規約の変更について
第45号議案 道路用地及び公園用地の買入れについて
日程第3 第27号議案 中野区ひとり親家庭等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例
第28号議案 中野区大気汚染障害者認定審査会条例の一部を改正する条例
第29号議案 中野区保育所条例の一部を改正する条例
第30号議案 中野区社会福祉会館条例の一部を改正する条例
第31号議案 中野区生業資金貸付条例を廃止する条例
第32号議案 中野区応急資金貸付条例の一部を改正する条例
第33号議案 中野区奨学金貸付条例を廃止する条例
第34号議案 中野区女性福祉資金貸付条例を廃止する条例
第35号議案 中野区高齢者及び障害者の入院資金の貸付けに関する条例を廃止す
る条例
第36号議案 中野区老人保健高額医療費資金貸付条例を廃止する条例
第37号議案 中野区後期高齢者医療に関する条例
第38号議案 中野区介護保険条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例
第39号議案 東京都後期高齢者医療広域連合規約の変更について
第44号議案 中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例
日程第4 第40号議案 中野区営住宅条例の一部を改正する条例
第41号議案 特別区道路線の認定について
第42号議案 特別区道路線の認定について
日程第5 第43号議案 中野区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例
日程第6 議会の委任に基づく専決処分について
追加議事日程
日程第7 第46号議案 中野区保健所使用条例及び中野区保健福祉センター条例の一部を改
正する条例
午後1時00分開議
○議長(市川みのる) 定足数に達しましたので、本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程表のとおりでありますので、さよう御了承願います。
この際、御紹介申し上げます。
去る2月15日の本会議において選挙管理委員選挙を行った結果、当選され、3月3日付で当区の選挙管理委員に就任されました小池 博委員長、若林福蔵委員、池田一雄委員、斉藤高輝委員を御紹介申し上げます。
最初に、小池 博委員長。
〔小池 博選挙管理委員長登壇〕
○選挙管理委員長(小池 博) ただいま御紹介いただきました小池 博でございます。大変貴重な時間をいただき、また自己紹介の場をいただきまして、まことにありがとうございます。
私ども4人は、当議会におきまして選挙管理委員に推薦されました。私は前回の委員会で委員長を拝命いたしました。これからも公明正大に務めてまいります。どうか先生方の御指導、御鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
ありがとうございました。
○議長(市川みのる) 次に、若林福蔵委員。
〔若林福蔵選挙管理委員登壇〕
○選挙管理委員(若林福蔵) 御紹介をいただきました若林福蔵でございます。皆さんの御推挙をいただきまして、今回、委員を務めさせていただくことになりました。小池委員長を中心にして、区民のためにしっかり頑張っていきたい、そう思っておりますので、どうか皆さんよろしく御指導をお願いいたします。
ありがとうございました。
○議長(市川みのる) 次に、池田一雄委員。
〔池田一雄選挙管理委員登壇〕
○選挙管理委員(池田一雄) ただいま御紹介いただきました池田一雄でございます。この度は非常に重要な行政委員に選任をいただきました。今後も中野区での選挙が正確に執行されるよう、全力を尽くす所存でございます。皆様方の御指導、御鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
きょうはありがとうございました。
○議長(市川みのる) 次に、斉藤高輝委員。
〔斉藤高輝選挙管理委員登壇〕
○選挙管理委員(斉藤高輝) この度、中野区選挙管理委員に選任されました斉藤高輝でございます。もとより力はございませんが、誠心誠意、与えられた職務に全力で取り組んでまいります。今後とも各議員の皆さんには御指導、御鞭撻のほどよろしくお願い申し上げまして、簡単でございますが、ごあいさつとさせていただきます。
今後ともどうかよろしくお願いいたします。
○議長(市川みのる) 以上で紹介を終わります。
これより日程に入ります。
------------------------------
第5号議案 平成20年度中野区一般会計予算
第6号議案 平成20年度中野区用地特別会計予算
第7号議案 平成20年度中野区国民健康保険事業特別会計予算
第8号議案 平成20年度中野区老人保健医療特別会計予算
第9号議案 平成20年度中野区後期高齢者医療特別会計予算
第10号議案 平成20年度中野区介護保険特別会計予算
(委員長報告)
○議長(市川みのる) 日程第1、第5号議案から第10号議案までの計6件を一括議題に供します。
平成20年(2008年)3月7日
中野区議会議長 殿
予算特別委員長 吉原 宏
(公印省略)
議案の審査結果について
本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。
記
議案番号 |
件 名 |
決定月日 |
|
第5号 |
平成20年度中野区一般会計予算 |
3月7日 |
|
第6号 |
平成20年度中野区用地特別会計予算 |
3月7日 |
|
第7号 |
平成20年度中野区国民健康保険事業特別会計予算 |
3月7日 |
|
第8号 |
平成20年度中野区老人保健医療特別会計予算 |
3月7日 |
|
第9号 |
平成20年度中野区後期高齢者医療特別会計予算 |
3月7日 |
|
第10号 |
平成20年度中野区介護保険特別会計予算 |
3月7日 |
|
(第5号議案 付帯意見)
○ 区民生活費中、「区民風車」については、十分な調査を行うとともに、多角的な検証を行い、区民の総意を得られるよう、事前に十分な説明責任を果たし進められたい。
教育費中、「校庭の芝生化」については、これまでの実施経過を踏まえ、芝生育成技術等を十分に検討し、地域関係者による理解と協力体制を作り上げ実施されたい。
○議長(市川みのる) 予算特別委員会の審査の報告を求めます。吉原 宏予算特別委員長。
〔吉原 宏議員登壇〕
○21番(吉原 宏) ただいま議題に供されました第5号議案、平成20年度中野区一般会計予算、第6号議案、平成20年度中野区用地特別会計予算、第7号議案、平成20年度中野区国民健康保険事業特別会計予算、第8号議案、平成20年度中野区老人保健医療特別会計予算、第9号議案、平成20年度中野区後期高齢者医療特別会計予算、第10号議案、平成20年度中野区介護保険特別会計予算、以上の6件の予算特別委員会における審査の経過の概要とその結果並びに主な質疑、要望及び問題点の指摘等について御報告申し上げます。
なお、予算の内容につきましては、本会議における提案説明や当委員会における詳細な総括説明がありましたので、省略させていただきます。
それでは、初めに審査経過の概要とその結果について御報告申し上げます。
当委員会は、2月21日の本会議において設置され、同日、直ちに委員会を開きました。
初めに、正副委員長の互選を行い、その後、五つの分科会の設置、分科会分担区分の決定及び分科会委員の選任を行いました。
続いて、各分科会の正副主査を選任し、理事会の設置と理事の互選を行いました。
そして、直ちに理事会を開会し、審査方法や日程など、予算特別委員会の運営について協議を行い、その内容を委員会に報告し、決定いたしました。
2月22日には政策室担当副区長及び各事業部長から総括説明を受け、同25日は各委員が予算議案を検討するための予算検討日といたしました。
そして、2月26日から2月29日までの4日間にわたり、19名の委員が総括的な質疑を行いました。
なお、総括質疑に資するため211件の資料要求を行い、資料の提出を受けました。
3月3日から同5日までの3日間は、分科会ごとに審査を行い、3月7日の当委員会において各分科会主査の報告を受けました。
その後、長沢和彦委員ほか6名から委員長あてに提出された第5号議案に対する予算の組み替えを求める動議を議題とし、提案説明を受けました。
それでは、予算組み替えを求める動議の内容について御紹介いたしますが、その内容は多岐にわたりますので、概要を御紹介いたします。
まず、歳出については、保健福祉費のうち後期高齢者の健診自己負担分の助成、低所得者への見舞金、都市整備費のうち耐震補強等支援の拡充、子ども家庭費のうち谷戸学童クラブの直営での継続、教育費のうち小学校1・2年生の30人学級対応などを増額するものです。
また、減額するものとしては、区民生活費のうち(仮称)区民活動センターの開設準備予算、子ども家庭費のうち地域子ども施設配置計画調整予算、都市整備費のうち中野駅周辺整備予算などを削除または減額するものです。
そして、この財源については、積立金の減額等で賄うというものです。
その後、動議に対する質疑を求めたところ、6名の委員から質疑がありましたので、主な質疑の内容について報告いたします。
初めに、理事者に対し、この動議と区長の予算提案権との関係についての認識についてただされました。
次に、動議提出者に対し、積立金に関する考え方がただされるとともに、訪問歯科健診やがん検診について、現制度を十分に踏まえた提案をすべきと求められました。
次に、中野駅周辺整備に関して、区の組織や現在計画が進行している事業についての影響について質疑がありました。
次に、教育費に関連して、区立学校の再編予算に触れずに、トイレの補修改修や擬音機設置などを計上している理由が問われました。
次に、財政再建についての見解、他区と比較しての中野区の基金積み立て状況や都市基盤整備状況についての認識が問われました。
次に、歳出総額・歳入総額の増減の考え方がただされ、動議の内容の信頼性について疑問が呈されました。
次に、30人学級について、1・2年生に限定した理由や積算根拠、教員配置などについて質疑がありました。
以上が予算組み替え動議に対する主な質疑内容です。
その後、質疑を終結し、討論を省略して、直ちに採決いたしました。採決は議案ごとに行いました。
初めに、第5号議案の組み替えを求める動議から採決し、起立により採決した結果、動議は起立少数で否決されました。
続いて、第5号議案の原案を起立により採決した結果、起立多数で可決すべきものと決しました。
次に、第6号議案について採決した結果、異議なく可決すべきものと決しました。
次に、第7号議案について起立により採決した結果、起立多数で可決すべきものと決しました。
次に、第8号議案について採決した結果、異議なく可決すべきものと決しました。
次に、第9号議案について起立により採決した結果、起立多数で可決すべきものと決しました。
次に、第10号議案について起立により採決した結果、起立多数で可決すべきものと決しました。
次に、委員会での審査過程における主な質疑、要望及び問題点の指摘等について御報告いたします。
初めに、道路特定財源について、その一般財源化は区の事業進捗に甚大な影響を与えるものであるとして、現行特定財源と暫定税率の維持に関して、区報やホームページなどで区民へ訴える考えはないかただされました。
次に、ICTを活用した学校教育について、全区立小・中学校に一挙に整備されるICTを十分活用するため、活用推進室の設置、メディアコーディネーターの配置、教員の活用指導力向上の取り組みなどがただされました。
次に、東中野のまちづくりについて、東中野一丁目58番街区の共同化事業の進捗状況や、西口駅前広場整備と軌道上空活用に係るJRとの交渉状況が問われるとともに、全体のまちづくりに関して住民参加の仕組みを考えるべきとの質疑がありました。
次に、PDCAサイクルマネジメントと予算・決算の関係について、予算に反映する目標設定を2年前の行政評価に依拠している現行の制度は乖離が大きいとの観点から、前年度実績を反映する仕組みが求められました。
次に、中野区の財政運営について、財政規模の拡大を目指すことも必要との観点から、魅力ある中野のまちづくりなどにより人口増や担税力の向上を図ることなど、区の将来像を見据えた施策展開が問われました。
次に、区民健診等について、メタボリックシンドロームに着目した特定健診や、75歳以上の後期高齢者医療健診に関して、基本項目と詳細項目のほか、区が上乗せして行う健診項目などについて質疑がありました。
次に、リニアパークの自転車対策について、自転車の放置状況の早急な改善が求められ、また、障害者の就労支援について、障害者福祉事業団への委託内容やジョブコーチの常勤化など、同事業団における体制強化に関してただされました。
次に、子どもの安全安心について、同一地域内の学校・公園整備の施工時期等調整の必要性が問われるとともに、環境安全マップの仕様統一、子ども110番の家事業、CAP安全講習会などの質疑がありました。
次に、新井三丁目法務省用地について、施設移転後は野方小と沼袋小の統合新校の候補地とするとの区の方針決定は、区民や議会の意見を聞くことなく計画を変更するものであるとの指摘がなされ、今回の進め方に問題がなかったのかただされました。
次に、「財政運営の考え方」と「平成20年度予算」について、政策の取捨選択の具体策や新規・拡充事業の財源がただされるとともに、職員2,000人体制の意義や人材育成計画についての質疑がありました。
次に、組織と人事について、事業部制や経営本部制を導入したが、現行の組織は区民にわかりにくく、職員にもねらいが浸透していないと指摘し、わかりやすい名称にするなど区民のほうを向いた組織にすべきであるとただされました。
次に、防災対策について、道路特定財源の暫定税率が廃止された場合の住宅市街地総合整備事業や不燃化促進助成事業への影響や、(仮称)南部防災公園整備計画や用地取得状況などについて質疑がありました。
次に、教育施策について、学校再編にかかわって指定校以外への就学や他区への転校の動向が問われ、再編のメリットが生かせるのかただされたほか、ネットいじめが発生したときの早急な対策などが問われました。
次に、区内産業の育成について、事業所数・従業員数が減少している中、にぎわい創出事業としてのシティセールスの取り組みや企業誘致のための企業相互ネットワーク構築の必要性などについてただされました。
次に、教育問題について、公立学校の信頼度向上には、規範意識を身につける機会の保障とすべての子どもに高い水準の学力をつける保障の二つの要素が必要とし、道徳教育や上位者を伸ばす教育の推進など、具体的な取り組みがただされました。
次に、高齢者・障害者の住宅施策について、福祉住宅条例に関して、介護保険制度との兼ね合いを考えた見直しの必要性が問われるとともに、高齢者向け優良賃貸住宅の整備について質疑がありました。
次に、本町五丁目用地(NTT職員宿舎跡地)購入について、他に行政需要がある中で、高額な不動産取得は慎重であるべきとの立場から、NTTと買取り協議に入るまでの経緯や購入想定価格、今後の見通しなどがただされました。
次に、犯罪被害者等支援について、総合窓口の設置に当たり、区の検討状況や犯罪被害者の定義付け、また、住宅や日常生活支援の体制、職員の配置及び区民への周知の方法などについて質疑がありました。
次に、環境問題について、区民風車の構想に唐突な印象が指摘され、他の二酸化炭素削減手段との比較で、コストや効果、維持管理の方法などが問われるとともに、真に区民のための持続可能な取り組みが要望されました。
以上が主な質疑、要望及び問題点の指摘等であります。
なお、このほか項目のみを挙げてみますと、区退職職員の外郭団体等への再就職について、環境施策について、保育園の問題について、自動車の歩道通行について、中野区内の生活道路(狭隘道路)について、資源の回収について、小規模作業所等の障害者自立支援法移行に伴う区の支援について、共感教育について、コミュニティバス「なかのん」の早朝運行について、危機管理の諸問題について、学校再編に係る通学安全対策について、(仮称)南部区民活動センターについて、中野駅周辺まちづくりについて、学校教育の充実について、中野区次世代育成支援行動計画について、歩行空間等のバリアフリー化について、江古田の森保健福祉施設について、子ども家庭支援センターの役割について、組織についてなどの質疑及び要望等がありました。
また、ただいま御報告いたしました幾つかの項目については、複数の委員から質疑及び要望等があったことを申し添えておきます。
なお、予算特別委員会は、議員全員をもって構成されていることから、質疑等の紹介は以上のとおり概要といたします。詳細につきましては、予算特別委員会の会議録により御承知いただきたいと存じます。
また、各分科会における質疑応答につきましては、当委員会において各分科会主査から詳細な報告があり、委員会会議録に記載されておりますので、その内容は割愛させていただきます。
最後に、当委員会において予算に付された意見を申し上げます。
第5号議案に対する賛成多数の付帯意見として、「区民生活費中、「区民風車」については十分な調査を行うとともに、多角的な検証を行い、区民の総意を得られるよう事前に十分な説明責任を果たし進められたい。教育費中、「校庭の芝生化」については、これまでの実施経過を踏まえ、芝生育成技術等を十分に検討し、地域関係者による理解と協力体制を作り上げ実施されたい」。
意見は以上でございます。
以上、簡単ではございますが、予算特別委員会における審査の経過の概要とその結果並びに主な質疑、要望及び問題点の指摘等についての御報告を終わります。
○議長(市川みのる) ただいまの報告について御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(市川みのる) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。かせ次郎議員、伊藤正信議員、むとう有子議員、久保りか議員、奥田けんじ議員から討論の通告書が提出されていますので、順次通告議員の討論を許します。
最初に、かせ次郎議員。
〔かせ次郎議員登壇〕
○31番(かせ次郎) ただいま上程されました第5号議案、2008年度中野区一般会計予算、第7号議案、2008年度中野区国民健康保険事業特別会計予算並びに第9号議案、2008年度中野区後期高齢者医療特別会計予算に対し、日本共産党議員団の立場から、反対の討論を行います。
貧困と格差拡大が進み、大企業が昨年度バブル期の1.7倍に当たる33兆円もの利益を上げる一方、労働者、高齢者、障害者、中小業者などあらゆる層の暮らしと営業が、底が抜けてしまったかのような不安と危機に見舞われております。
青年の二人に一人はパートや派遣といった非正規雇用であり、中野区の実態から見ても100万円台と200万円台の給与水準に占める20歳代と30歳代の比率は、100万円台が55%、200万円台が66%を占めております。また、就学援助も年々増加し、現在、小学校で24%、中学校で26%になっており、生活保護受給世帯は4,300世帯を超え、1,000人のうち17人が生活保護を受けているように、区民の暮らし向きは深刻です。
しかも、4月からは後期高齢者医療制度が発足し、高齢者への新たな負担と差別医療が押しつけられようとしています。こういったときだからこそ、最も身近な政府である区政は、区民の生活に寄り添い、暮らしや福祉を温めるものでなければなりません。ところが、そうはなっていません。
第1に、区民の声に背を向けた予算だということです。後期高齢者医療保険の健診費用の負担は、都内62市区町村のうち47自治体が無料としているのに、中野区は「制度上の前提だ」といって頑として500円の費用を徴収する方針の再検討すらしないという冷たさは異常です。
区立小・中学校の統廃合では、仲町小学校の児童の多くが統合新校の桃花小学校ではなく、指定外の学校への編入を希望し、これまで培われてきた地域の子ども社会が壊されようとしています。また、来年度に中野昭和小学校と統合予定の東中野小学校では、「このままでは子どもの安全が確保されない」と住民から不安の声が上がっています。このようなことが起こるのは、区政のあり方が専ら人件費の削減と財政の効率化から出発し、区民・子どもの立場に立っていないあかしではないでしょうか。区立保育園の民営化や学童クラブの民間委託が進めば、安全性や継続性が損なわれ、地域センターの廃止は、区民サービスの低下につながりかねません。
第2の問題は、今年度予算が大型開発優先の区政に踏み出すという点です。今年度、132億円で警大跡地の道路・公園用地が取得され、新年度予算では道路・公園の設計・管理費に加え警大跡地や中野駅地区など、中野駅周辺整備に2億3,000万円の予算が計上され、駅周辺90ヘクタールの広大な地域の開発計画が進められようとしています。東中野駅についても、駅前広場の軌道上空基本設計区負担分として約1億円が計上され、駅周辺のまちづくりの検討もあわせて実施されようとしています。
田中区政誕生以来、区民サービスを削って毎年多額の基金を積み増しし、今年度末にはバブル期91年度の290億円をはるかに上回る史上最高の363億円余の基金残高になる見込みです。増税・負担増に苦しむ区民の福祉・教育にこそ、お金を使うべきです。
こういった中でも、妊婦健康診査が5回から14回に拡大されたこと、障害児の学童クラブ等の通所介助を支援する義務教育通学支援事業の創設、野方駅の南北自由通路、駅舎・駅前広場の整備費など、私たちも提案し、区民の要望にこたえた施策があることは評価します。
しかし、総体からすれば、区民の暮らしを守る予算とはならず、ため込み・開発優先の予算と言わざるを得ません。
そうしたことから、日本共産党議員団は予算特別委員会で、区民生活を守る立場から一般会計予算の組み替え動議を提案しました。
次に、2008年度中野区国民健康保険事業特別会計予算、2008年度中野区後期高齢者医療特別会計予算について一言しておきます。
国民健康保険の保険料は、均等割で1,800円、一人当たりの平均で3,300円もの値上がりになり、払いたくとも払えない人がさらにふえることになります。
後期高齢者医療制度は、年齢を理由に75歳以上の高齢者を別立ての医療保険に加入させるもので、多くの人は現行の国保料より高い保険料となり、診療内容が制限されます。保険料は年金から天引きされ、払えなければ保険証を取り上げるという制裁もあり、世界に類を見ない冷酷な制度となっています。今、全国から「後期高齢者医療の4月実施を中止し、廃止すべきだ」との声があり、本予算案に賛成するわけにはいきません。
以上申し述べ、第5号議案、第7号議案並びに第9号議案の3案について、反対の討論といたします。
○議長(市川みのる) 次に、伊藤正信議員。
〔伊藤正信議員登壇〕
○23番(伊藤正信) ただいま上程されました第5号議案、平成20年度中野区一般会計歳入歳出予算につきまして、自由民主党議員団を代表いたしまして、賛成討論をいたします。
平成20年度予算の一般会計予算総額は973億8,800万円で、平成19年度と比較いたしますと11億5,200万円、率で1.2%の減となりました。これは、平成19年度予算に計上されていました警察大学校等跡地整備のための用地取得費86億円余りの皆減によるものですが、この臨時的な投資的経費を除くと74億8,000万円余、実質8.3%の大幅な増となります。
この実質8.3%の大幅な増要因としては、我が会派が長年訴え続けてまいりました野方駅整備計画の本格着手、そして子育て支援としての中学生までの子ども医療費の増額、母子生活支援施設の建て替え用地の取得費、認定子ども園への転換経費の計上、さらに妊婦健康診査の大幅な拡充など、子育て支援に一層重きを置いた予算となっております。
さらに、学校教育においては、地域バランスに配慮し、区の北東部の中学校に特別支援学級の開設経費、少人数指導の拡充、学力向上のための校内LANの全小・中学校整備、体力向上プログラムの拡充など、中野区次世代育成支援行動計画や教育ビジョンに基づく次世代の子どもたちの成長を助長する取り組みがあらわれた予算となっております。これらの予算は、「新しい中野をつくる10か年計画」の「四つの戦略」の一つである「元気いっぱい子育て戦略」の推進をより強化するものとして、我が会派としては大いに評価するものであります。
一方、平成20年度予算には、同じく「四つの戦略」の一つである「地球温暖化防止戦略」の推進のための予算も数多く計上されています。この地球温暖化防止については、全人類的な課題であるものとして、我が会派としてもその取り組みの重要性は真に認識をしているところでありますが、予算案として提案された事業の中で、特に「区民風車」と「校庭の芝生化」については、区民や区議会との議論が十分に行われたものとは、残念ながらなっておりません。我が会派としても、異論を述べるものではありませんが、十分な調査や多角的な検証、そして区民の支持が十分得られる努力を今後進めていただきたいと考えております。
さて、区が平成20年度予算の策定と同時に発表した「財政運営の考え方(中長期財政フレーム2008年改定)」の中で、今後のコスト管理の徹底については「事業経費の見積もりや事業実施に当たっては、正確な経費の把握に努めるとともに、区民サービスに直接必要な経費のほか、人件費を含めた経費や事業のライフサイクルコストなどもトータルに把握した上で執行の工夫に努め、効率的な事業実施を行う」としています。言葉や記述は簡単ですが、具体的にどのように工夫して、コスト管理を徹底し、区民のセーフティネットを堅持していくのか、大変難しい課題であると考えます。
区財政は、ここ数年の好調な企業収益の増や個人消費の伸びなどの影響で、特に都区財政調整交付金は未曾有の伸びにより、毎年、当初算定を大幅に上回る交付金が区に交付され、財政調整基金についても、この3年間については毎年積み増しを行い、20年度末で180億円もの年度間調整のための基金残高が見込まれることになっています。
しかしながら、この都区財政調整交付金は、景気の変動に大きく左右される不安定な財源で、こうした不安定要素による影響を最小限に抑えるため、より強固な財政基盤の確立が求められております。
そこで、区長、理事者におかれましては、区の基幹的な都区財政調整交付金や特別区税に影響を与える我が国の経済状況の推移について十分把握・分析され、既存事業の大幅な見直しや毎年伸び続ける扶助費の抑制などを積極的に推進するとともに、大型事業の実施においては、国や東京都の交付金、補助金の的確な確保を図るよう、切に要望する次第です。
我が会派といたしましては、「財政運営の考え方」に沿い、「新しい中野をつくる10か年計画」に掲げる「四つの戦略」と「行政革新」を着実に進めていかれることを強く期待いたしまして、第5号議案、平成20年度中野区一般会計予算の賛成討論といたします。
○議長(市川みのる) 次に、むとう有子議員。
〔むとう有子議員登壇〕
○29番(むとう有子) ただいま上程されました第5号議案、2008年度中野区一般会計予算に反対する立場から討論いたします。
我が国の経済は、緩やかな回復傾向にあると言われていますが、庶民の暮らしには一向に景気回復の兆しが感じられません。中野区は、区民の平均給与収入を前年度とほぼ同額と推計しながらも、特別区民税は前年度比較で5億5,594万3,000円の増額を見込んでいます。区民にとってこれはまさしく、収入は変わらないのに支払わなければならない税金が高くなることを意味します。苦しい生活の中からいただく税金だからこそ、大事に、有意義に、心して使わせていただかなければなりません。
区長は、職員2,000人体制を繰り返し唱えられ、その実現を中心に据えた予算編成を行っています。しかし、2,000人が妥当である明白な根拠は示されていません。区がやらなければならない事業を区民とともに精査し、その上でそれを遂行するために必要な職員数の綿密な積み上げはなされていません。区長は、御自身の在任期間の中で人件費削減を数字で示し、成果としたいのだと思いますが、このままでは団塊の世代の職員が退職した後に、そして、区長御自身が退任なさった後に、仕事を継承し得る職員の育成がままならぬ事態に陥る危険性を危惧します。計画的な職員採用が急務です。
なお、小さな区役所を目指すならば、右から左へと民間委託化や区民委託化を進めるのではなく、区民とともに肥大化した仕事内容を丁寧に見直すことこそが重要です。しかし、ここのところ、区民にとって必要な事業を、区民抜きで、区が廃止を決定してから区民に事後説明をするなど、民意が区政に反映されていないと感じています。また、限られた予算の中での事業の優先順位について、区民の思いと区の決定とがかけ離れているようにも思えます。
そのような中でも、老朽化に伴い建て替えが望まれていた療育センターアポロ園や母子生活支援施設の整備のための予算、妊婦健康診査の拡充、犯罪被害者対策支援、義務教育通学等支援、野方駅整備、東中野駅前広場整備、学校給食における強化磁器食器の導入、図書資料の充実など、もちろん歓迎すべき予算も組み込まれています。
しかしその一方で、ずさんな見通しの甘さが招いた中小企業退職金共済会への3億円を超える財政支援金は、だれも責任をとらない役人気質の本質的問題点が浮き彫りとなった事例です。加入している中小企業の皆様の立場に立てば致し方のない予算かもしれませんが、妥当な予算措置とは言えません。
また、地球温暖化対策の推進は、待ったなしの深刻な課題であるとだれもが認めるところですが、しかし、その対策が常陸太田市に風車を建設することなのでしょうか。風車建設が中野区の2008年度予算の目玉であるかのごとく新聞記事に掲載され、多くの区民から批判の声が上がっています。まずは、中野区内でできる温暖化対策から着手すべきです。さらに、風車とセットで里・まち連携推進が新規事業として予算化されていますが、推進協議会まで設立して取り組むほどの必要性と緊急性があるとはとても思えません。今この時期に、保育園の入園窓口では、乳児を抱えて仕事につかなければならない若いお母さんたちが、ゼロ歳から2歳児の定員オーバーで受け入れてもらえず、不満続出で、職員が大変苦慮されています。少子化対策、子育て支援と声高に叫んでも、いざ出産し、保育園入園を希望しても入れない現実の前で、風車と里・まち連携推進が区民ニーズであるはずがありません。
また、高齢者が必要としているわずか206万円の高齢者会館入浴事業の廃止にも納得ができません。高齢者の方に入浴事業についての十分な周知徹底を図らずに、利用者が減少していることを理由に廃止を決めてしまうのは拙速です。
その一方で、小中学校再編計画においては、計画策定の詰めの甘さから計画変更を余儀なくされ、1億6,000万円をかけて大改築した「聞こえとことばの教室」が取り壊しとなり、そのために必要となる仮学級改修工事費3,613万円が予算化されていますが、この仮学級はわずか2年で要らなくなります。さらに、新校の位置変更により野方小の仮校舎設計費もむだになりました。このように、行政みずからのむだな出費については大変寛大でありながら、区民にとって必要な事業でも利用者数が減少すると容赦なく切り捨てる姿勢は、見過ごすことができません。
また、2004年に議会が全会一致で採択した「北西部の中学校に知的障がい学級の新設をもとめる陳情」を踏まえずに、北東部に位置する七中に学級の開設予算8,172万円が組まれています。北東部の必要性は認めますが、北西部にも必要なのですから、2校分の予算を組むべきです。
また、コンプライアンス(法令遵守)推進体制の整備が新規予算化されています。中野区職員倫理条例を制定し、中野区法令遵守審査会が設置されることになります。このこと自体はよいことなのですが、逆の見方をすれば、ここまでしなければ、ごく当たり前な公務員としての法令遵守ができていかないということなのでしょうか。現在、東京高裁で、いわゆる中野区幹部職員の不正打刻事件が係争中ですが、1月24日に副区長、2月14日に区長の証人尋問が行われました。傍聴した多くの区民が、中野区の最高責任者であるお二人に法令遵守意識の欠如を感じ取りました。今ここで法令遵守推進体制の整備に取り組まれるのは、区長御自身の襟を正す意味合いが込められているのでしょうか。一般職員に対して、説得力を持ちません。
以上、2008年度予算について、雑駁ではありますが、私が思うところを述べさせていただきました。常に区民の思いに寄り添う区政運営を願い、簡単ではありますが、第5号議案、2008年度中野区一般会計予算についての反対討論といたします。
○議長(市川みのる) 次に、久保りか議員。
〔久保りか議員登壇〕
○25番(久保りか) ただいま上程されました第5号議案、平成20年度中野区一般会計予算について、公明党の立場から、賛成の討論を行います。
財政の持続可能性の取り組みがますます重要となっているというのが昨今の経済社会状況です。区民の幅広い行政に対する期待にこたえつつ、財政の健全性を維持するという困難な行政課題に真剣に取り組んでいかなければなりません。
一般会計の予算規模は973億8,800万円で、前年度比1.2%の減となっています。当初予算案の概要によれば、19年度の警察大学校跡地整備のための用地取得費86億3,564万円を除くと74億8,364万円、8.3%の大幅な伸びだとされています。しかし、用地取得費に充てた特別区債の元利償還金と償還財源として積み立てる減債基金積立金にかかわる歳入・歳出のほか、母子生活施設や野方駅整備にかかわるものが大部分です。
歳出について、実質伸び率8.3%を上回っているものを款別に見ると、区民生活費、子ども家庭費がそれぞれ9.6%、14.2%と伸びています。一方、教育費の伸びが0.3%にとどまっていることが目につきますが、学校再編に伴う減を除けば、後で触れるように、教育環境の整備を進める内容になっています。
一方、歳入予算では、特別区税と特別区交付金の伸びに構造的な特徴が明らかに出ています。特別区税の伸びが1.2%、3億7,405万円余であるのに対して、特別区交付金は11.1%、35億1,600万円余の伸びとなっています。
繰入金については、財政調整基金からの繰り入れが前年度比176.7%の伸びで、3億9,600万円から10億9,700万円へと大幅に増加していることに注意をすべきです。これは、財源対策の要素が拡大したことを示しています。特別区交付金の伸びと財調基金からの繰入金の増が一般財源の6%の伸びの大部分を占めていることを考えれば、今後の財政運営に当たっては、基金計画の確実な推進と起債計画でのフレームを維持する努力が不可欠であることを明らかに示した予算と言えます。
次に、歳出ですが、経営費においては、中央電算システムの再構築、情報システム調達ガイドラインの導入、滞納整理支援システムの導入準備、防災情報システムの整備が図られています。経費の低減や業務の管理・支援、法改正への対応など、時代の変化に即して対応されなければならない事業であるとともに、職員2,000人体制へのインフラ整備とも言えます。
区民生活費では、企業立地推進、にぎわい創出といった産業振興の課題に取り組む事業や、地球温暖化対策推進、プラスチック製容器の回収、ペットボトルの回収といった地球環境問題について区として取り組むべき事業が上げられています。特に、産業振興については、効果の出せる取り組みが強く求められるところです。
子ども家庭費は、既に触れたとおり、169億197万1,000円、構成比17.4%で、前年度比較21億333万2,000円、14.2%の大幅な増となっています。ここでは、我が党が強力に推進してきた妊婦健康診査の補助2億835万6,000円や、私立幼稚園等保護者補助3億8,398万8,000円など拡充が図られました。また、母子生活支援施設整備、地域子ども家庭支援センター開設といった、子どもと家庭を支えるための施策が充実されました。
保健福祉費では、健康増進のための事業や健康危機管理体制の整備など、区民の健康を守るための事業が拡充されました。また、困りごと支援事業や中野区成年後見センター事業といった、高齢者や障害者が安心して暮らせるための事業が拡大されました。
都市整備費は、警察大学校跡地を含む中野駅周辺整備事業2億3,098万1,000円が計上され、中野駅周辺まちづくりが推進されます。また、野方駅整備、東中野駅前広場整備、西武新宿線沿線まちづくり、本町地域のまちづくりなど、区内のまちづくりの課題解決に向けた事業が推進されます。
教育費では、公明党が推進してきた全小・中学校での教育用校内LANの整備や、小学校4校における校庭の芝生化など、教育環境の充実が図られました。また、区立学校の再編に伴う施設整備の推進、学校における諸問題に対応するためのサポートチームの派遣がされます。
このように、我が党が提案してきたさまざまな政策課題を解決するための事業に取り組まれることを高く評価いたします。
既に予算特別委員会で多くの同僚議員から無責任な提案内容が指摘された共産党の組み替え動議は、一体何であったのかとあきれる以外ないと指摘をしておきます。
今後の中野区の課題は、一般財源の充実を図るための住宅まちづくりや産業振興への取り組みです。区内産業と区民の暮らしをともに豊かにすることで、「選ばれる中野区」となることが政策課題において重要なテーマです。
また、この度示されました職員2,000人体制への方策も、住民福祉のため、最小の費用で最大の効果を上げるよう努めるという地方自治法の本旨に立って、少数精鋭組織を実現し、人材と組織の活性化を図るものでなければなりません。さらに、職員の職務が公正かつ公平に行われ、区民から信頼される区政を推進されるよう最大の努力をされることをあわせて望みます。
平成20年度は、10か年計画の見直し、都市計画マスタープランの改定、みどりの基本計画の見直し、学校再編計画の見直しなど、中野区にとって区の骨格とも言える大きな計画の見直しがされる年度となります。これからの中野の未来を大きく開くための政策立案能力や判断力が求められるところです。基本構想に描かれた中野のまちの実現に向け、明確な説明責任、結果責任を果たされることを期待し、賛成討論といたします。
○議長(市川みのる) 次に、奥田けんじ議員。
〔奥田けんじ議員登壇〕
○17番(奥田けんじ) 上程中の第5号議案、平成20年度中野区一般会計予算に対し、民主クラブの立場から、賛成の討論をいたします。
中野区政は、近年、行政経営の視点で行政評価とその評価に基づく改善を予算に盛り込むことを目指し、体制を整備してまいりました。その効果もあり、単年度での収支の構造はかなり改善してきたものと理解しております。しかし、直近でも平成21年度、あるいは26年度には教育資産の更新をはじめとする多額の財政需要が見込まれております。中長期的には、首都圏において急速な高齢化を予想する声もあり、財政的な見直しが明るいとはとても言えない状況であります。
そうした中で、総括質疑でも指摘をさせていただきましたが、現状では前年度の実績を予算に十分に反映できない状況であり、一層の改善が求められます。
個別事業では、民主クラブが要望してまいりましたコンプライアンス推進体制の整備、オンデマンド交通システムの検討、全小・中学校への校内LANの整備など、あるいは、今日的な課題への対応として、犯罪被害者対策支援などの予算化がなされたことは評価いたします。
一方で、区民風車の調査検討に対しては、計画に固定資産についての償却概念がいまだに盛り込まれておりません。いわゆる補助金行政の典型とならないよう、十分な制度設計と説明責任を果たす必要があります。
また、本予算と国政のかかわりから、2点、会派としての立場を明らかにしておきます。
本予算については、区長が所信表明で述べられているとおり、道路特定財源とその暫定税率の維持を前提としたものであることは承知しております。この問題について、我が会派としては、さきの一般質問でも述べましたように、ゼロか100かの議論をいつまでも続けるべきではないとの立場に立っております。もちろん、西武新宿線の連続立体交差事業などは、緊急・不可欠なものと考えております。
一方で、衆議院で明らかになったさまざまな問題点に対し、けじめもなく、真に必要なものは何か、また、その優先度決定の透明性の確保もない中で、この制度自身の存続のみを求める立場にはありません。
そうした中で、もし国が決めた方向により、区の歳入に穴があく場合、それは当然に国によって手当てがされるものであります。これまでも1999年から2007年までの間実施されました定率減税においては、地方交付税不交付団体である中野区に対しても、合計181億6,000万円余の特例交付金が交付されております。財源についても、元閣僚らがテレビ等で公然とその存在を指摘する埋蔵金を充てれば、十分対応も可能であります。「母屋でおかゆ、離れですき焼き」というこの国の形を変える格好のチャンスであります。しかるに、私たちは、本予算については道路特定財源とその暫定税率を歳入の前提とすることに固執するものではありません。
もう1点は、後期高齢者医療特別会計への繰出金についてであります。これについても国会では民主党、共産党、社民党、国民新党の野党4党が共同でその制度自体を廃止する法案を提出しているところであります。
しかしながら、本予算にかかわる部分は、この制度の4月1日施行を前提としたものであります。国の議論も注視をしていきながらも、現在法律で定められていることについては、広域連合を構成する自治体の責務としてその体制を整えていく必要があります。そうした観点に立ち、現段階でこの予算を認めるものであります。
以上で、平成20年度中野区一般会計予算への賛成の討論といたします。
ありがとうございました。
○議長(市川みのる) 他に討論がなければ、討論を終結いたします。
これより、議案ごとに分けて採決をいたします。
初めに、第5号議案について起立により採決をいたします。
上程中の第5号議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(市川みのる) 起立多数。よって、第5号議案は可決するに決しました。
次に、第6号議案について採決いたします。
上程中の第6号議案を委員長報告どおり可決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(市川みのる) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。
次に、第7号議案について起立により採決をいたします。
上程中の第7号議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(市川みのる) 起立多数。よって、第7号議案は可決するに決しました。
次に、第8号議案について採決をいたします。
上程中の第8号議案を委員長報告どおり可決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(市川みのる) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。
次に、第9号議案について起立により採決をいたします。
上程中の第9号議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(市川みのる) 起立多数。よって、第9号議案は可決するに決しました。
次に、第10号議案について起立により採決をいたします。
上程中の第10号議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(市川みのる) 起立多数。よって、第10号議案は可決するに決しました。
------------------------------
第11号議案 中野区情報政策官設置条例
第14号議案 中野区入札監視委員会条例
第18号議案 中野区組織条例の一部を改正する条例
第19号議案 中野区職員定数条例の一部を改正する条例
第24号議案 中野区事務手数料条例の一部を改正する条例
第25号議案 中野区職員倫理条例
第26号議案 特別区人事及び厚生事務組合規約の変更について
第45号議案 道路用地及び公園用地の買入れについて
○議長(市川みのる) 日程第2、第11号議案、第14号議案、第18号議案、第19号議案、第24号議案から第26号議案まで及び第45号議案の計8件を一括上程いたします。
理事者の説明を求めます。
〔副区長石神正義登壇〕
○副区長(石神正義) ただいま上程されました第11号議案、第14号議案、第18号議案、第19号議案、第24号議案から第26号議案まで及び第45号議案の8議案につきまして、一括して提案理由の説明をいたします。
第11号議案、中野区情報政策官設置条例は、情報システムの効率的かつ効果的な活用と情報システムに係る経費の削減を図るため、中野区情報政策官を設置するに当たり、その任期、報酬の額、職務等について定めるものです。
情報政策官は、情報通信技術の分野における専門知識及び実務経験を有する者のうちから区長が委嘱し、情報通信技術の効率的かつ効果的な活用に関する事項及び情報システムに係る専門技術に関する事項についての調査及び報告等を行うものです。
この条例の施行時期は、平成20年4月1日です。
第14号議案、中野区入札監視委員会条例は、入札及び契約手続の公正性及び透明性の確保を図るため、区長の附属機関として中野区入札監視委員会を設置するに当たり、その所掌事項、委員の構成、会議等について定めるものです。
この委員会は、学識経験者のうちから区長が委嘱する委員3人により構成し、入札及び契約手続の運用状況等並びに入札、契約手続及び工事成績の評定に関する利害関係者からの苦情について審議するとともに、入札及び契約手続の改善すべき事項について区長に意見を述べるものです。
なお、この委員会の求めに応じて委員会の会議に出席した参考人に支給する費用弁償について定めるため、この条例の附則で「中野区議会等の求めにより出頭した者等の費用弁償に関する条例」を改正するものです。
この条例の施行時期は、平成20年4月1日です。
第18号議案、中野区組織条例の一部を改正する条例は、区政目標体系の変更に伴い、政策室、保健福祉部及び拠点まちづくり推進室の事務分掌についての規定を改めるものです。
この条例の施行時期は、平成20年4月1日です。
第19号議案、中野区職員定数条例の一部を改正する条例は、職員の定数を改めるもので、改正後の職員の定数は、区長部局においては2,204人とし、教育委員会の事務部局においては114人とし、教育委員会の学校の事務部局においては128人とし、幼稚園の園長及び教員については22人とし、合計では現行の定数より120人減となる2,501人とするものです。
この条例の施行時期は、平成20年4月1日です。
第24号議案、中野区事務手数料条例の一部を改正する条例は、建築物に関する計画通知手数料等を新設するとともに、戸籍法及び建築基準法の改正に伴い、条例で引用している条文の番号を整備するものです。
この条例の施行時期は平成20年4月1日ですが、戸籍法の改正に伴う規定整備につきましては、戸籍法の一部を改正する法律の施行の日またはこの条例の公布の日のいずれか遅い日、建築基準法の改正に伴う規定整備につきましては、公布の日です。
第25号議案、中野区職員倫理条例は、区政に対する区民の信頼の向上を図り、区民の視点に立った区政運営を着実に推進することを目的として、職員の職務の遂行に係る行動の原則、任命権者等の責務、職務に関する禁止行為、公益通報制度、職員の職務上の行為を不当に要求する行為の禁止等を定めるものです。
また、職員の公正かつ公平な職務の遂行を確保し、職員の職務にかかる倫理を保持するため、区長の附属機関として中野区法令遵守審査会を設置するものです。
この審査会は、行政運営及び職員の職務または法律に関して学識経験等を有する者のうちから区長が委嘱する3人以内の委員により構成し、公益通報のあった事実の調査及び審査並びに不当要求行為等の審査を行うとともに、この条例の運用に関し区長に意見を述べるものです。
この条例の施行時期は、平成20年7月1日です。
第26号議案、特別区人事及び厚生事務組合規約の変更については、特別区人事及び厚生事務組合規約の変更の協議に当たり、議会の議決をお願いするものです。
変更の内容は、組合が共同処理する事務について、路上生活者巡回相談事業、路上生活者緊急一時保護事業及び路上生活者自立支援事業の内容を改め、路上生活者グループホーム事業を廃止するとともに、地域生活継続支援事業を追加するものです。
この規約の変更の時期は、平成20年4月1日を予定しています。
第45号議案、道路用地及び公園用地の買入れについては、中野区画街路第1号線及び中野区画街路第2号線用地並びに(仮称)中央部防災公園用地を買い入れるに当たり、議会の議決をお願いするものです。
道路用地の所在は、中野区中野四丁目2-149番ほかで、面積は1万857.38平方メートルです。公園用地の所在は、中野区中野四丁目2-160番で、面積は6,500.28平方メートルです。これらの用地の取得価格の限度額は132億3,500万円です。
以上8議案につきまして、よろしく御審議の上、御賛同くださいますようお願い申し上げます。
○議長(市川みのる) 本件について御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(市川みのる) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
上程中の議案は、会議規則に従い、総務委員会に付託いたします。
------------------------------
第27号議案 中野区ひとり親家庭等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例
第28号議案 中野区大気汚染障害者認定審査会条例の一部を改正する条例
第29号議案 中野区保育所条例の一部を改正する条例
第30号議案 中野区社会福祉会館条例の一部を改正する条例
第31号議案 中野区生業資金貸付条例を廃止する条例
第32号議案 中野区応急資金貸付条例の一部を改正する条例
第33号議案 中野区奨学金貸付条例を廃止する条例
第34号議案 中野区女性福祉資金貸付条例を廃止する条例
第35号議案 中野区高齢者及び障害者の入院資金の貸付けに関する条例を廃止する条例
第36号議案 中野区老人保健高額医療費資金貸付条例を廃止する条例
第37号議案 中野区後期高齢者医療に関する条例
第38号議案 中野区介護保険条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例
第39号議案 東京都後期高齢者医療広域連合規約の変更について
第44号議案 中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例
○議長(市川みのる) 日程第3、第27号議案から第39号議案まで及び第44号議案の計14件を一括上程いたします。
理事者の説明を求めます。
〔副区長石神正義登壇〕
○副区長(石神正義) ただいま上程されました第27号議案から第39号議案まで及び第44号議案の14議案につきまして、一括して提案理由の説明をいたします。
第27号議案、中野区ひとり親家庭等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例は、老人保健法の改正に伴い、規定を整備するものです。
この条例の施行時期は、平成20年4月1日です。
第28号議案、中野区大気汚染障害者認定審査会条例の一部を改正する条例は、中野区大気汚染障害者認定審査会がその調査審議を行う大気汚染障害者の範囲の変更に伴い、審査会の庶務を所管する部を子ども家庭部から保健福祉部に改めるものです。
この条例の施行時期は、平成20年4月1日です。
第29号議案、中野区保育所条例の一部を改正する条例は、「新しい中野をつくる10か年計画」に基づき、民間活力を活用して保育園を整備するため、住吉保育園及び東中野保育園を廃止するとともに、桃が丘保育園の位置を変更するものです。
この条例の施行時期は、住吉保育園及び東中野保育園の廃止につきましては平成20年4月1日ですが、桃が丘保育園の位置の変更につきましては、公布の日から起算して3月を超えない範囲内において規則で定める日です。
第30号議案、中野区社会福祉会館条例の一部を改正する条例は、精神障害者社会復帰センターの休業日並びに精神障害者地域生活支援センターの休業日及び使用時間等を改めるものです。
この条例の施行時期は、平成20年4月1日です。
第31号議案、中野区生業資金貸付条例を廃止する条例は、区の各種貸付制度を整理するため、生業資金貸付制度を廃止するものです。
なお、生業資金貸付制度の廃止に伴い、区長の附属機関である中野区生業資金貸付審査委員会を廃止する必要があるため、この条例の附則で「中野区生業資金貸付審査委員会条例」を廃止するものです。
この条例の施行時期は、平成20年4月1日です。
第32号議案、中野区応急資金貸付条例の一部を改正する条例は、区の各種貸付制度を整理し、自立生活資金貸付制度として再編するため、条例の題名及び目的、貸し付けの要件及び限度額並びに貸付金の償還方法を改めるものです。
この条例の施行時期は、平成20年4月1日です。
第33号議案、中野区奨学金貸付条例を廃止する条例、第34号議案、中野区女性福祉資金貸付条例を廃止する条例及び第35号議案、中野区高齢者及び障害者の入院資金の貸付けに関する条例を廃止する条例は、区の各種貸付制度を整理するため、それぞれ奨学金貸付制度、女性福祉資金貸付制度、高齢者及び障害者の入院資金の貸付制度を廃止するものです。
これらの条例の施行時期は、平成20年4月1日です。
第36号議案、中野区老人保健高額医療費資金貸付条例を廃止する条例は、高齢者医療制度の改正に伴い、老人保健高額医療費資金貸付制度を廃止するものです。
この条例の施行時期は、平成20年4月1日です。
第37号議案、中野区後期高齢者医療に関する条例は、新たに創設される後期高齢者医療制度について、区において行う事務、保険料を徴収すべき被保険者、普通徴収に係る保険料の納期等を定めるものです。
この条例の施行時期は、平成20年4月1日です。
第38号議案、中野区介護保険条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例は、介護保険法施行令の改正に伴い、平成20年度における保険料額の特例措置を定めるものです。
この条例の施行時期は、平成20年4月1日です。
第39号議案、東京都後期高齢者医療広域連合規約の変更については、東京都後期高齢者医療広域連合規約の変更の協議に当たり、議会の議決をお願いするものです。
変更の内容は、平成20年度分及び平成21年度分の後期高齢者医療の保険料の軽減のために、各区市町村の一般会計から負担を求める経費を定めるものです。
この規約の変更の時期は、平成20年4月1日を予定しています。
第44号議案、中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例は、次の4点につきまして規定を改めるものです。
第1点目は、国民健康保険法の改正に伴い、保険給付の種類、療養の給付に係る一部負担金の負担割合及び保健事業の内容を改めるものです。
第2点目は、保険料の賦課額に後期高齢者支援金等賦課額を含めるとともに、その基準を定めるものです。
第3点目は、保険料率及び基礎賦課限度額を改めるとともに、保険料の減額の基準及びその額を改めるものです。
第4点目は、保険料の激変を緩和するための措置を定めるものです。
この条例の施行時期は、平成20年4月1日です。
以上14議案につきまして、よろしく御審議の上、御賛同くださいますようお願い申し上げます。
○議長(市川みのる) 本件について御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(市川みのる) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
上程中の議案は、会議規則に従い、厚生委員会に付託いたします。
------------------------------
第40号議案 中野区営住宅条例の一部を改正する条例
第41号議案 特別区道路線の認定について
第42号議案 特別区道路線の認定について
○議長(市川みのる) 日程第4、第40号議案から第42号議案までの計3件を一括上程いたします。
理事者の説明を求めます。
〔副区長石神正義登壇〕
○副区長(石神正義) ただいま上程されました第40号議案から第42号議案までの3議案につきまして、一括して提案理由の説明をいたします。
第40号議案、中野区営住宅条例の一部を改正する条例は、新井住宅の老朽化のため、これを廃止するものです。
この条例の施行時期は、公布の日です。
第41号議案及び第42号議案の2議案は、いずれも特別区道の路線を認定するに当たり、道路法第8条の規定に基づき、議会の議決をお願いするものです。
第41号議案の路線は、区有通路及び土地所有者より寄付を受けた私道を特別区道路線として認定するもので、区間は中野区上鷺宮五丁目635番から634番まで、延長は150.85メートルです。
第42号議案の路線は、土地所有者より寄付を受けた私道を特別区道路線として認定するもので、区間は中野区上鷺宮五丁目635番から639番まで、延長は32.07メートルです。
以上3議案につきまして、よろしく御審議の上、御賛同くださいますようお願い申し上げます。
○議長(市川みのる) 本件について御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(市川みのる) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
上程中の議案は、会議規則に従い、建設委員会に付託いたします。
------------------------------
第43号議案 中野区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例
○議長(市川みのる) 日程第5、第43号議案、中野区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例を上程いたします。
理事者の説明を求めます。
〔副区長石神正義登壇〕
○副区長(石神正義) ただいま上程されました第43号議案、中野区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例につきまして、提案理由の説明をいたします。
第43号議案、中野区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例は、公務災害による休業補償等に係る補償基礎額を改定するものです。
この条例の施行時期は公布の日ですが、補償基礎額の改定のうち増額するものについては平成19年4月1日以後に支給すべき事由が生じた公務災害補償等について適用し、減額するものについてはこの条例の公布の日以後に支給すべき事由が生じた公務災害補償等について適用します。
本議案につきまして、よろしく御審議の上、御賛同くださいますようお願い申し上げます。
○議長(市川みのる) 本件について御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(市川みのる) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
上程中の議案は、会議規則に従い、文教委員会に付託いたします。
この際、本日の日程を追加し、日程第7、第46号議案、中野区保健所使用条例及び中野区保健福祉センター条例の一部を改正する条例を先議するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(市川みのる) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。
------------------------------
第46号議案 中野区保健所使用条例及び中野区保健福祉センター条例の一部を改正する条例
○議長(市川みのる) 日程第7、第46号議案、中野区保健所使用条例及び中野区保健福祉センター条例の一部を改正する条例を上程いたします。
理事者の説明を求めます。
〔副区長石神正義登壇〕
○副区長(石神正義) ただいま上程されました第46号議案、中野区保健所使用条例及び中野区保健福祉センター条例の一部を改正する条例につきまして、提案理由の説明をいたします。
第46号議案、中野区保健所使用条例及び中野区保健福祉センター条例の一部を改正する条例は、診療報酬の算定方法を定める厚生労働省告示が発せられたことに伴い、この条例で引用している告示の番号について規定整備を行うものです。
この条例の施行時期は、平成20年4月1日です。
本議案につきまして、よろしく御審議の上、御賛同くださいますようお願い申し上げます。
○議長(市川みのる) 本件について御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(市川みのる) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
上程中の議案は、会議規則に従い、厚生委員会に付託いたします。
------------------------------
議会の委任に基づく専決処分について
○議長(市川みのる) 日程第6、議会の委任に基づく専決処分について報告いたします。
本件については、地方自治法第180条第2項の規定に基づき、2月15日付をもって区長からお手元に配付の文書のとおり報告がありましたので、さよう御了承願います。
この際、陳情の取り下げについてお諮りいたします。
お手元に配付の文書のとおり、陳情の取り下げの申し出がありますので、これを承認いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(市川みのる) 御異議ありませんので、さよう承認するに決しました。
次に、陳情の常任委員会への付託について申し上げます。
お手元に配付の陳情付託件名表(Ⅰ)に記載の陳情につきましては、記載のとおりそれぞれ所管の常任委員会に審査を付託いたします。
陳情付託件名表(Ⅰ)
《厚生委員会付託》
第1号陳情 新井保育園転園計画を凍結し、保育環境を整備することについて
第3号陳情 子ども施策の進め方について
第4号陳情 児童館関連施策を充実させてください
第5号陳情 学童クラブ関連施策を充実させてください
第6号陳情 保育園関連施策を充実させてください
第7号陳情 本郷保育園について
第8号陳情 中野区の特定健診と後期高齢者健診等の自己負担の助成等について
第9号陳情 高齢者会館入浴事業の継続を求めることについて
第10号陳情 福祉人材の確保にむけた施策の充実を求める意見書を提出する件について
《建設委員会付託》
第2号陳情 東中野駅前整備について
○議長(市川みのる) 本日はこれをもって散会いたします。
午後2時23分散会
|