平成21年12月14日中野区議会本会議(第4回定例会)
平成21年12月14日中野区議会本会議(第4回定例会)の会議録
平成21年第4回定例会本会議第4日(12月14日)

.平成21年(2009年)12月14日、中野区議会議事堂において開会された。

.出席議員(39名)

  1番  内  川  和  久        2番  ひぐち   和  正

  3番  白  井  秀  史        4番  平  山  英  明

  5番  つぼい   え  み        6番  いながき  じゅん子

  7番  林     まさみ         8番  山  口  かおり

  9番  せきと      進       10番  いでい   良  輔

 11番  伊  東  しんじ        12番  佐  野  れいじ

 13番  北  原  ともあき       14番  南     かつひこ

 15番  小  林  秀  明       16番  の  づ  恵  子

 17番  奥  田  けんじ        18番  近  藤  さえ子

 19番  牛  崎  のり子        20番     欠  員

 21番  吉  原     宏       22番  大  内  しんご

 23番  きたごう  秀  文       24番  伊  藤  正  信

 25番  久  保  り  か       26番  やながわ  妙  子

 27番  酒  井  たくや        28番  佐  伯  利  昭

 29番  むとう   有  子       30番  長  沢  和  彦

 31番  か  せ  次  郎       33番  市  川  みのる

 34番  斉  藤  金  造       35番  篠     国  昭

 36番  岡  本  いさお        37番  飯  島  謹  一

 38番  江  口  済三郎        39番     欠  員

 40番  佐  藤  ひろこ        41番  来  住  和  行

 42番  岩  永  しほ子

.欠席議員(1名)

 32番  山  崎  芳  夫

.出席説明員

 中 野 区 長  田 中 大 輔      副区長(経営室) 石 神 正 義

 副区長(管理会計室) 沼 口 昌 弘    副区長(政策室) 西 岡 誠 治

 教  育  長  菅 野 泰 一      区民生活部長   鈴 木 由美子

 子ども家庭部長  竹 内 沖 司      保健福祉部長   金 野   晃

 保 健 所 長  田 原 なるみ      都市整備部長   石 井 正 行

 まちづくり推進室長 川 崎   亨     教育委員会事務局次長 田 辺 裕 子

 政策室副参事(企画調整担当) 田 中 政 之 経営室参事(経営担当) 長 田 久 雄

.本会の書記は下記のとおりである。

 事 務 局 長  山 下 清 超      事務局次長    奈 良 浩 二

 議事調査担当係長 大 谷 良 二      書     記  長 﨑 武 史

 書     記  荒 井   勉      書     記  河 村 孝 雄

 書     記  菅 野 多身子      書     記  丸 尾 明 美

 書     記  土 屋 佳代子      書     記  鳥 居   誠

 書     記  杉 本 兼太郎      書     記  鈴 木   均

 書     記  岡 田 浩 二      書     記  竹 内 賢 三

 

 議事日程(平成21年(2009年)12月14日午後1時開議)

日程第1 第80号議案 訴えの提起について

第81号議案 地上デジタル放送対応テレビの買入れについて

第82号議案 地上デジタル放送対応テレビの買入れについて

第83号議案 中野区地域センター条例の一部を改正する条例

第84号議案 中野区立児童デイサービス施設条例の一部を改正する条例

第85号議案 中野区立高齢者会館条例の一部を改正する条例

第86号議案 中野区自転車駐車場条例の一部を改正する条例

第87号議案 中野区営住宅条例の一部を改正する条例

第88号議案 特別区道路線の認定について

第89号議案 中野区母子生活支援施設条例の一部を改正する条例

第92号議案 中野区立少年自然の家条例の一部を改正する条例

日程第2 第90号議案 中野区保育所条例の一部を改正する条例

日程第3 第91号議案 平成21年度中野区一般会計補正予算

日程第4 議員提出議案第16号 改正貸金業法の早期完全施行等を求める意見書

日程第5 議員提出議案第17号 非核三原則の早期法制化を求める意見書

日程第6 第5号請願 東中野1丁目マンション工事車両通行に関する沿道の生活環境保全について

日程第7 第4号陳情 細菌性髄膜炎に有効なワクチンの公費による定期接種化を早期に求める陳情

           書

日程第8 第7号陳情 財政フレームを提示した「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」素

           案の意見交換会、パブリックコメントを実施することについて

     第8号陳情 「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」策定の手続をやり直すこと

           について

     第9号陳情 財政面から「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」素案を作り直す

           ことについて

     第10号陳情 「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」内の売却予定の撤回につ

いて

     第11号陳情 「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」素案と、これに関する意

見交換会について

日程第9 大韓民国ソウル特別市陽川区調査報告書について

追加議事日程

日程第10 同意第5号 中野区教育委員会委員任命の同意について

日程第11 同意第6号 中野区監査委員選任の同意について

日程第12 議員提出議案第18号 「エコポイントの活用によるグリーン家電普及促進事業」及び

     「環境対応車への買い替え・購入に対する補助制度」の延長を

     求める意見書

日程第13 議員提出議案第19号 高速道路原則無料化の撤回を求める意見書

日程第14 議員提出議案第20号 悉皆方式による全国学力・学習状況調査の継続を求める意見書

日程第15 議員提出議案第21号 国として直接地方の声を聞く仕組みを保障することを求める意

     見書

日程第16 議員提出議案第22号 平成22年度予算の年内編成を求める意見書

日程第17 議員提出議案第23号 新たな防衛計画の大綱の速やかな策定を求める意見書

日程第18 議員提出議案第24号 総合経済政策の早急な実施を求める意見書

日程第19 議員提出議案第25号 高校の授業料の無償化を求める意見書

日程第20 議員提出議案第26号 中野区と大韓民国ソウル特別市陽川区との友好促進に関する決

     議

日程第21 議員提出議案第27号 教育委員会教育長 菅野泰一さんに対する感謝状贈呈に関する

     決議

 

      午後1時00分開議

○議長(伊藤正信) 定足数に達しましたので、本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程表のとおりでありますので、さよう御了承願います。

 これより日程に入ります。

 お諮りいたします。この際、本日の日程を追加し、日程第10、同意第5号、中野区教育委員会委員任命の同意についてを先議するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

------------------------------

 同意第5号 中野区教育委員会委員任命の同意について

 

○議長(伊藤正信) 日程第10、同意第5号、中野区教育委員会委員任命の同意についてを上程いたします。

 区長の説明を求めます。

      〔区長田中大輔登壇〕

○区長(田中大輔) ただいま上程されました同意第5号、中野区教育委員会委員任命の同意について御説明申し上げます。

 この同意案は、菅野泰一委員が本日をもって任期満了となりますので、その後任者として、田邉裕子さんを任命いたしたく、議会の同意をお願いするものです。

 田邉さんは、昭和51年に中野区に入り、34年間にわたって本区に勤務されています。その間に桃園地域センター所長、女性・青少年課長、福祉事業課長、調整課長、総務課長、区長室長、子ども家庭部長を経て、本年度から教育委員会事務局次長を務めておられます。

 このように、田邉さんは本区において数々の要職を歴任し、この間の豊富な行政経験を通じて培われた教育行政に関するすぐれた識見と実行力を備えておられることから、この際、教育委員として本区における教育行政の進展に御尽力いただきたいと考えた次第です。

 本件につきまして、何とぞ御同意くださいますようお願い申し上げます。

○議長(伊藤正信) 本件については、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。

 上程中の同意第5号に同意するに賛成の方は御起立願います。

       〔賛成者起立〕

○議長(伊藤正信) 起立多数。よって、同意第5号は、これに同意するに決しました。

 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第11、同意第6号、中野区監査委員選任の同意についてを先議するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

------------------------------

 同意第6号 中野区監査委員選任の同意について

 

○議長(伊藤正信) 日程第11、同意第6号、中野区監査委員選任の同意についてを上程いたします。

 区長の説明を求めます。

      〔区長田中大輔登壇〕

○区長(田中大輔) ただいま上程されました同意第6号、中野区監査委員選任の同意につきまして御説明を申し上げます。

 この同意案は、監査委員の髙橋康正さんが12月11日をもって辞職されたので、その後任者として、山下晃司さんを選任いたしたく、議会の同意をお願いするものです。

 山下さんは、平成4年に税理士事務所を開業して、現在に至っております。この間に東京税理士会の理事や中野支部副支部長などの要職を歴任され、また、財団法人中野区中小企業退職金共済会及び中野区勤労者サービスセンターの監事を務めておられます。

 このように、山下さんはその職歴からも明らかなとおり、財務管理に関するすぐれた識見を備えておられることから、この際、監査委員として御尽力いただきたいと考えた次第です。

 本件につきまして、何とぞ御同意くださいますようお願い申し上げます。

○議長(伊藤正信) 本件については、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決いたしたいと

思いますが、これに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、これより採決いたします。

 上程中の同意第6号に同意するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、同意第6号は、これに同意するに決しました。

------------------------------

 第80号議案 訴えの提起について

 第81号議案 地上デジタル放送対応テレビの買入れについて

 第82号議案 地上デジタル放送対応テレビの買入れについて

 第83号議案 中野区地域センター条例の一部を改正する条例

 第84号議案 中野区立児童デイサービス施設条例の一部を改正する条例

 第85号議案 中野区立高齢者会館条例の一部を改正する条例

 第86号議案 中野区自転車駐車場条例の一部を改正する条例

 第87号議案 中野区営住宅条例の一部を改正する条例

 第88号議案 特別区道路線の認定について

 第89号議案 中野区母子生活支援施設条例の一部を改正する条例

 第92号議案 中野区立少年自然の家条例の一部を改正する条例

 (委員会報告)

 

○議長(伊藤正信) 日程第1、第80号議案から第89号議案まで及び第92号議案の計11件を一括議題に供します。

 

平成21年(2009年)12月7日

 

中野区議会議長 殿

 

総務委員長 いでい 良輔

  (公印省略)

 

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

80

訴えの提起について

127

81

地上デジタル放送対応テレビの買入れについて

127

82

地上デジタル放送対応テレビの買入れについて

127

 

 

平成21年(2009年)12月7日

 

中野区議会議長 殿

 

区民委員長 久保 りか

(公印省略)

 

 

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

83

中野区地域センター条例の一部を改正する条例

12 7

 

 

平成21年(2009年)12月7日

 

中野区議会議長 殿

 

厚生委員長 長沢 和彦

  (公印省略)

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

84

中野区立児童デイサービス施設条例の一部を改正する条例

127

85

中野区立高齢者会館条例の一部を改正する条例

127

 

平成21年(2009年)12月7日

 

中野区議会議長 殿

 

建設委員長  佐野 れいじ

(公印省略)

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

86

中野区自転車駐車場条例の一部を改正する条例

127

87

中野区営住宅条例の一部を改正する条例

127

88

特別区道路線の認定について

127

 

 

平成21年(2009年)12月7日

 

中野区議会議長 殿

 

        文教委員長 来住 和行

(公印省略)

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

89

中野区母子生活支援施設条例の一部を改正する条例

127

92

中野区立少年自然の家条例の一部を改正する条例

127

 


○議長(伊藤正信) お諮りいたします。上程中の議案に関する委員長報告は、会議規則第40条第3項の規定により省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、委員長報告は省略いたします。

 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、これより採決いたします。

 上程中の議案は、委員会報告どおり可決するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

------------------------------

 第90号議案 中野区保育所条例の一部を改正する条例

  (委員長報告)

 

○議長(伊藤正信) 日程第2、第90号議案、中野区保育所条例の一部を改正する条例を上程いたします。

 

平成21年(2009年)12月7日

 

中野区議会議長 殿

 

        文教委員長 来住 和行

(公印省略)

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

90

中野区保育所条例の一部を改正する条例

127

 

 

○議長(伊藤正信) 文教委員会の審査の報告を求めます。来住和行文教委員長。

      〔来住和行議員登壇〕

○41番(来住和行) ただいま議題に供されました第90号議案、中野区保育所条例の一部を改正する条例に関しまして、文教委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 本議案は、本郷保育園を廃止するもので、施行時期は平成22年4月1日です。

 本議案は、12月3日の本会議において当委員会に付託され、12月7日に審査を行いました。

 審査の進め方として、本議案を議題に供した後、理事者から補足説明を受け、その後、質疑を行いました。

 その主な質疑応答の内容を紹介します。

 初めに、弥生保育園の増改築に伴い、本郷保育園の仮園舎を残して保育を続けるとのことだが、現時点で本郷保育園を廃止しなければならない理由は何かとの質疑があり、弥生町五丁目の用地は、本来的には区民活動センター等の施設建設予定地であるため、本郷保育園を廃止するものであるとの答弁がありました。

 次に、この地域に保育園を存続させてほしいとの陳情が採択され、その際、区は新園建設について、今後の保育需要の動向を見ながら判断するとのことであったが、結果的には、新園を建設せず、廃止を決めた。中野区全体の待機児数及び本郷保育園通園圏内の待機児数は現在何人かとの質疑があり、11月1日現在の区全体の待機児数は旧定義で400人おり、入所申込件数は昨年より100人ほど多い状況である。また、本郷保育園に通園可能な南部地域の待機児数は約160人であるとの答弁がありました。

 これに対して、昨年より100人もふえているのだから、待機児対策の見直しが必要なのではないかとの質疑があり、南部地域には来年4月に認定こども園が開設予定であり、この中に99人定員の認可保育園が開設される。また、南台二丁目には来年30人定員の認証保育所が開設予定であり、弥生保育園の待機児対策とあわせ、当面この地域の待機児対策は十分と考えているとの答弁がありました。

 次に、本郷保育園の園児について、全員が希望どおり転園できるのか、また、保育士と一緒の転園を希望していたが、どうなるのかとの質疑があり、既に転園の希望調査を行っており、確定ではないが、意向に沿うよう努力していきたい。保育士については、人事異動もあるため、園児と一緒に異動させるのは難しいとの答弁がありました。

 その後、委員会を休憩して取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。

 次に、意見の開陳を求めたところ、意見はなく、意見の開陳を終結しました。

 次に、討論を求めたところ、1名の委員が本議案に反対の立場から、区はこれまで本郷保育園の存続について、保育需要の動向と保育施設全体の定員の見通しを勘案し、民間活力の活用を含め検討するとしてきたが、今回出された方針は、弥生保育園を増改築し、本郷保育園の子どもたちを転園させるというものである。もともと本郷保育園の定員は40人だが、弥生保育園の今後の定員増は20人にとどまり、受け入れ人数は減少する。中野区の11月現在の待機児数は400人、南部地域では160人、保育需要は高まる一方だ。仮園舎は平成23年3月まで使用することになっており、本郷保育園を急いで廃止する必要はない。前原保育園を廃止する際には、本郷保育園の改築により保育需要に対応するとしてきたが、今回、その本郷保育園も廃止する。区民に場当たり的な説明をして、区立保育園を廃止し、待機児を増大させている区の姿勢は問題だ。よって、本議案には反対であるとの討論を行いました。

 さらに討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結しました。

 そして、挙手による採決を行ったところ、賛成多数で可決すべきものと決した次第です。

 以上で第90号議案に関する文教委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了します。

○議長(伊藤正信) ただいまの報告について、御質疑ありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 これより討論に入ります。

 岩永しほ子議員から討論の通告書が提出されていますので、通告議員の討論を許します。岩永しほ子議員。

     〔岩永しほ子議員登壇〕

○42番(岩永しほ子) ただいま上程されました第90号議案、中野区保育所条例の一部を改正する条例に対し、日本共産党の立場で反対の討論を行います。

 本議案は、区立本郷保育園を廃止するというものです。

 本郷保育園は、敷地の土台に安全性の問題があることから、昨年9月に現在の場所へ移転し、リース契約の仮園舎で保育が行われてきました。区は、施設の安全性を心配している保護者や子どもたちに敷地の安全性を確保して建てかえを行うというのではなく、本郷保育園の廃止を打ち出し、二重の不安を与えました。

 保護者や地域の人たちから出された陳情は、保育園の存続を望み、区の努力を求めるものであり、区議会で採択されました。しかし、区は新たな保育園舎を確保するどころか、仮園舎まで来年の3月には廃止すると議案を提出してきました。

 廃止されようとしている本郷保育園には、5歳児が卒園した後、2歳児が2人、3歳児が5人、4歳児が8人残ります。15人のうち10人が弥生保育園での保育を希望し、区は仮園舎を弥生保育園の一部にした保育を続けるとしました。子どもたちへの責任を果たすためには、区立園で保育することは当然のことです。

 第3回定例区議会の決算特別委員会に提出された区の資料によれば、4月1日現在における認可園への申込人数に対する待機児童の割合は、07年度184人で23.4%、08年度259人で30.6%、09年度327人で35.5%とふえ続けています。特にふえているゼロ歳から2歳児については、302人の待機児童がいたにもかかわらず、来年度の認可園定数は102人しかふえないという計画ですから、このままでは区民の希望にこたえられないことは明白です。

 区は、認証保育所などを利用した待機児対策に力を入れていますが、託児施設の認証保育所でさえも、弾力化でこの定員数を超えた保育をしています。既に11月現在の待機児童は400人となり、前年同月に比べ、95人もふえています。

 区民の希望にこたえ、区が保育の実施責任を果たすためには、認可園をふやすことです。この南部地域では、ゼロ歳と一歳児の待機状況が常態化していますから、本郷保育園の仮園舎を弥生保育園の一部にして運営することができるのであれば、今、本郷保育園を廃止する必要はなく、むしろ新たに入園できるような対応を検討すべきです。

 子育てしやすい地域を求め、本郷保育園の存続を願った保護者や地域の要望にこたえるためにも、本議案に反対します。

 以上で討論を終わります。(拍手)

○議長(伊藤正信) 他に討論がなければ、討論を終結いたします。

 これより起立により採決いたします。

 上程中の議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

       〔賛成者起立〕

○議長(伊藤正信) 起立多数。よって、上程中の議案は可決するに決しました。

------------------------------

 第91号議案 平成21年度中野区一般会計補正予算

  (委員長報告)

 

○議長(伊藤正信) 日程第3、第91号議案、平成21年度中野区一般会計補正予算を議題に供します。

 

平成21年(2009年)12月7日

 

中野区議会議長 殿

 

 

総務委員長 いでい 良輔

  (公印省略)

 

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

91

平成21年度中野区一般会計補正予算

127

 

○議長(伊藤正信) 総務委員会の審査の報告を求めます。いでい良輔総務委員長。

     〔いでい良輔議員登壇〕

○10番(いでい良輔) ただいま議題に供されました第91号議案、平成21年度中野区一般会計補正予算に関しまして、総務委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 本議案は、歳入歳出にそれぞれ4億902万8,000円を追加計上するものです。これにより、既定予算との合計額は1,057億9,578万3,000円となります。

 この補正の歳出予算の内容としては、保育園・幼稚園費では、弥生保育園の増築及び耐震補強工事を行うための基本設計費及び実施設計費、介護保険費では、区内の介護保険施設等の緊急雇用創出事業として、離職者等を雇用させ、ホームヘルパーの資格講座を受講させる事業の委託費、都市計画費では、野方駅整備工事を前倒しで実施することに伴い増額となる工事費、公園・道路整備費では、警察大学校等跡地の都市計画道路の整備工事を前倒しで実施し、電線共同溝設置工事とあわせて施工することに伴い増額となる工事費を追加計上するものです。

 歳入予算としては、国庫支出金、都支出金及び繰入金を追加計上するものです。

 このほか、繰越明許費、債務負担行為の補正を行うものです。

 本議案は、12月3日の本会議において当委員会に付託され、当委員会では、12月7日の委員会にて審査を行いました。

 審査の進め方としては、本議案を議題に供した後、理事者から補足説明を受け、その後、質疑を行いました。

 その主な質疑応答の内容を紹介します。

 初めに、今回の補正に計上されている「働きながら資格をとる介護雇用プログラム」について、他区でこのプログラムを先行している自治体はあるのかとの質疑があり、今回のメニューは、国の緊急雇用対策の拡大枠として、本プログラムを積極的に推進してほしいとして出されたメニューである。他区では実施している自治体はないと聞いているとの答弁がありました。

 次に、警大跡地の下水道施設設置工事は、当初予算で監理業務委託2,400万円、下水道施設設置工事で2億7,000万円の二つが計上されていたが、今回の繰越明許とはどのような関係になるのかとの質疑があり、下水道工事は平成21年度2億9,400万円の工事として実施していたが、企業者設置の埋設物を移設するために、工事を2カ月ほど中止せざるを得ないため、繰越明許としたものであるとの答弁がありました。

 次に、建設共同企業体取扱要綱の中で、警察大学校等跡地の都市計画道路の整備工事と電線共同溝設置工事の一体化をジョイントベンチャー方式とすることに何か支障はあるのかとの質疑があり、この工事は、要綱の規定にある土木工事6億4,000万円を超えるものに該当するため、ジョイントベンチャー方式を採用することに支障はないとの答弁がありました。

 さらに、今回行う工事を補正予算としたことの財政的意味合いはどこにあるのかとの質疑があり、地域活性化・公共投資臨時交付金及びまちづくり交付金の前倒し申請をすることによって、今年度内に特定財源を確保することが可能となるとの答弁がありました。

 以上が主な質疑応答の内容です。

 なお、関係分の審査を行った厚生・建設・文教委員会から申し送られた意見はありませんでした。

 その後、委員会を休憩して、本議案の取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。

 次に、意見の開陳を求めましたが、意見はなく、意見の開陳を終結しました。

 次に、討論を求めたところ、1名の議員が本議案に反対する立場から、今回の補正予算には待機児対策の一環として、区立保育園の増築工事や介護雇用プログラムなどが盛り込まれていることは評価できる。しかし、その一方で、警大等跡地の整備を進めていくために、当初予算で電線共同溝設置工事費に1億7,280万円余が予算化されているにもかかわらず、さらに1億円近くが増額されることとなる。区内事業者は、中野区からの新たな事業契約を受けたいという強い要望はあるが、その道もなかなか開かれず、また、たとえ国や都の財源を使うとはいえ、こうした事業に優先的に税金を使用すべきなのかという問題も残る。この工事に関する予算については、当初の段階から削減を求めていたこともあり、本議案には反対するとの討論を行いました。

 さらに討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結しました。

 その後、挙手により採決を行ったところ、賛成多数で本議案を可決すべきものと決した次第です。

 以上で第91号議案に関する総務委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了します。

○議長(伊藤正信) ただいまの報告について、御質疑ありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 これより討論に入ります。

 せきと進議員から討論の通告書が提出されていますので、通告議員の討論を許します。せきと進議員。

      〔せきと進議員登壇〕

○9番(せきと進) 日本共産党の立場から、上程中の第91号議案、平成21年度中野区一般会計補正予算に反対討論します。

 中野区画街路第1号線及び第2号線、いわゆるF字道路について、地域活性化・公共投資臨時交付金等を使って整備工事を前倒しし、電線共同溝設置工事とあわせて施工する9,960万円の増額と、債務負担行為及び下水道設置工事が年度内に終わらないため、繰越明許費が計上されようとしています。

 F字道路は2003年9月17日に都市計画決定されました。警大等跡地に焼却型清掃工場はつくらないとの決定が下った矢先のことであり、何のための道路かわからない、拙速にもほどがある、ごうごうたる非難を押し切っての決定だったと思います。

 その後、警大跡地の土地利用計画は大きく変更されましたが、F字道路ががっちり固定されているため、自由な施設配置が制約された自縄自縛も問われました。

 区が道路用地を取得したのは2007年度でしたが、土地単価は東京警察病院が2004年に買ったときより5割以上も高い132億3,500万円となっています。区税の負担がなくとも、財源は全額税金であり、高額な税投入に見合う区民の便益が得られるのかどうか、もっと慎重であるべきでした。

 子ども家庭費に計上されている弥生保育園の増築及び耐震工事設計、保健福祉費の働きながら資格をとる介護雇用プログラム、都市整備費の野方駅工事の前倒し実施に伴う増額は、私たちもこれまで主張してきたことであり、推進すべきと考えます。しかし、警大等跡地の道路と共同溝の整備には、大きな禍根が残ったまま引きずっていることから、総体として本議案には賛成できません。

 以上で第91号議案の反対討論を終わります。(拍手)

○議長(伊藤正信) 他に討論がなければ、討論を終結いたします。

 これより起立により採決いたします。

 上程中の議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

       〔賛成者起立〕

○議長(伊藤正信) 起立多数。よって、上程中の議案は可決するに決しました。

------------------------------

 議員提出議案第16号 改正貸金業法の早期完全施行等を求める意見書

 

○議長(伊藤正信) 日程第4、議員提出議案第16号、改正貸金業法の早期完全施行等を求める意見書を上程いたします。

 提案者代表の説明を求めます。久保りか議員。

      〔久保りか議員登壇〕

○25番(久保りか) ただいま議題に供されました議員提出議案第16号、改正貸金業法の早期完全施行等を求める意見書につきまして、提案理由の説明を申し上げます。

 なお、提案説明は、案文の朗読をもってかえさせていただきたいと存じますので、御了承願います。

 

改正貸金業法の早期完全施行等を求める意見書

 

 深刻化していた多重債務問題の抜本的解決を図るため、平成18年12月に貸金業法が改正されました。改正法は、段階的に施行され、遅くとも平成22年6月までに完全施行される予定です。しかし、いわゆる出資法の上限金利の引下げや収入の3分の1を超える過剰貸付契約の禁止(総量規制)等については、いまだ施行されていません。

 政府は、相談窓口の拡充、セーフティネット貸付の充実、金融経済教育の強化、ヤミ金融の撲滅を柱とする多重債務問題改善プログラムを策定し、官民が連携して多重債務対策に取り組んできました。その結果、大幅に多重債務者が減少し、平成20年の自己破産者数も13万人を下回るなど、着実にその成果を上げつつあります。

 一方、消費者金融の成約率が低下し、借りたい人が借りられなくなっていることや、昨今の経済危機等により、資金調達が制限された中小企業者の倒産が増加していることなどから、改正貸金業法の完全施行の延期等を求める意見がでています。しかし、仮に、これらを採用すれば、再び自殺者や自己破産者、多重債務者の急増を招きかねません。

 よって、中野区議会は、国会及び政府において多重債務問題が喫緊の課題であることを踏まえ、次の事項を実現されるよう強く要望します。

 

          記

 

1 改正貸金業法を早期に完全施行すること。

2 自治体での多重債務相談体制の整備のため、相談員の人件費を含む関係予算を十分確保するな

ど、相談窓口の拡充を支援すること。

3 個人及び中小事業者向けのセーフティネット貸付をさらに充実させること。

4 ヤミ金融を徹底的に摘発すること。

 

 以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出します。

 

  年  月  日

 

 衆議院議長

 参議院議長

 内閣総理大臣

 総務大臣

 法務大臣

 財務大臣          あて

 厚生労働大臣

 経済産業大臣

 国家公安委員会委員長

 金融担当大臣

 消費者及び食品安全担当大臣

 

 中野区議会議長名

 

 以上でございますが、同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。

○議長(伊藤正信) 本件について御質疑ありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件は、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。

 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、これより採決いたします。

 上程中の議案は、原案どおり可決するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

 ただいまの議決により、区民委員会に付託した第7号請願、改正貸金業法の早期完全施行等を求める意見書を政府等に提出することについては、みなす採択となりますので、さよう御了承願います。

------------------------------

 議員提出議案第17号 非核三原則の早期法制化を求める意見書

 

○議長(伊藤正信) 日程第5、議員提出議案第17号、非核三原則の早期法制化を求める意見書を上程いたします。

 提案者代表の説明を求めます。いでい良輔議員。

     〔いでい良輔議員登壇〕

○10番(いでい良輔) ただいま議題に供されました議員提出議案第17号、非核三原則の早期法制化を求める意見書につきまして、提案理由の説明を申し上げます。

 なお、提案説明は、案文の朗読をもってかえさせていただきたいと存じますので、御了承願います。

 

非核三原則の早期法制化を求める意見書

 

 広島・長崎の原爆被爆から64年が経ち、我が国は、これまで核兵器による犠牲者が再び生まれないよう、核兵器の脅威と被爆の実情を国内外へ伝え、非核三原則を堅持する立場を表明してきました。

 中野区では、昭和57年「憲法擁護・非核都市」の宣言を行い、平成2年には「中野区における平和行政の基本に関する条例」を施行し、平和行政を区の政策目標として位置づけ、その基本を明確にしてきました。また、核実験を実施した国に対し抗議を行うなど、核兵器の廃絶と恒久平和の実現に向け、取り組みを求める要請を行なっています。

 このような中、過日、アメリカのオバマ大統領は「核兵器のない世界」を追求していくことを明言されました。今こそ、唯一の被爆国である我が国は、核兵器廃絶に向けて主導的な役割を果たすべきです。

 よって、中野区議会は、国会及び政府に対し、核兵器の廃絶の実現に向け、早期に非核三原則の法制化を行うよう求めるものです。

 

 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。

 

 年  月  日

 

 衆議院議長

 参議院議長  あて

 内閣総理大臣

 

 中野区議会議長名

 

 以上でございますが、同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。

○議長(伊藤正信) 本件について御質疑ありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件は、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。

 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、これより採決いたします。

 上程中の議案は、原案どおり可決するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

 ただいまの議決により、総務委員会に付託した第12号陳情、非核三原則の法制化を求める意見書の提出については、みなす採択となりますので、さよう御了承願います。

 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第12、議員提出議案第18号、「エコポイントの活用によるグリーン家電普及促進事業」及び「環境対応車への買い替え・購入に対する補助制度」の延長を求める意見書を先議するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

------------------------------

 議員提出議案第18号 「エコポイントの活用によるグリーン家電普及促進事業」及び「環境対応

車への買い替え・購入に対する補助制度」の延長を求める意見書

 

○議長(伊藤正信) 日程第12、議員提出議案第18号、「エコポイントの活用によるグリーン家電普及促進事業」及び「環境対応車への買い替え・購入に対する補助制度」の延長を求める意見書を上程いたします。

 提案者代表の説明を求めます。平山英明議員。

      〔平山英明議員登壇〕

○4番(平山英明) ただいま議題に供されました議員提出議案第18号、「エコポイントの活用によるグリーン家電普及促進事業」及び「環境対応車への買い替え・購入に対する補助制度」の延長を求める意見書につきまして、提案理由の説明を申し上げます。

 なお、提案説明は、案文の朗読をもってかえさせていただきたいと存じますので、御了承願います。

 

「エコポイントの活用によるグリーン家電普及促進事業」及び「環境対応車への

買い替え・購入に対する補助制度」の延長を求める意見書

 

世界が深刻な地球温暖化問題に直面する中、日本には世界の環境政策をリードしていく責任があると考えます。そして、低炭素社会実現に向けた様々な取り組みを通して、日本が誇る環境技術によって雇用を作り出し、経済成長と温室効果ガス排出削減を同時に進める体制づくりや長期戦略が必要です。

 平成21年度補正予算事業として実施されているエコポイント制度と環境対応車へのエコカー補助金は、平成22年3月末が期限となっております。

 エコポイント制度に関しては、申請受付件数も着実に増え、国民にも周知されてきました。環境対応車へのエコカー補助金についても納車待ちの車種が出るなど大きな効果を生んでおり、温室効果ガスを大幅に削減するためには、家庭部門の削減対策強化は不可欠です。また、この2四半期で実質GDPがプラス成長になっていることを踏まえれば、効果が出ている政策は今後も是非継続すべきであると考えます。

 よって、「エコポイントの活用によるグリーン家電普及促進事業」及び「環境対応車への買い替え・購入に対する補助制度」について、下記の施策が実施されることを強く求めます。

 

          記

 

 

1 平成22年3月末で期限が切れる「エコポイントの活用によるグリーン家電普及促進事業」及び

「環境対応車への買い替え・購入に対する補助制度」を延長すること。

2 現在「エコポイントの活用によるグリーン家電普及促進事業」で対象となっているエアコン・冷

蔵庫・地上デジタル放送対応テレビのほか、省エネ効果が期待される商品にもエコポイント制度の活用を検討すること。

 

 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。

 

 年  月  日

 

 衆議院議長

 参議院議長

 内閣総理大臣

 副総理・国家戦略担当大臣 あて

 総務大臣

 財務大臣

 経済産業大臣

 環境大臣

 内閣官房長官

 

 中野区議会議長名

 

 以上でございますが、同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。

○議長(伊藤正信) 本件について御質疑ありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件は、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。

 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。

 上程中の議案を原案どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

       〔賛成者起立〕

○議長(伊藤正信) 起立多数。よって上程中の議案は可決するに決しました。

 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第13、議員提出議案第19号、高速道路原則無料化の撤回を求める意見書を先議するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

------------------------------

 議員提出議案第19号 高速道路原則無料化の撤回を求める意見書

 

○議長(伊藤正信) 日程第13、議員提出議案第19号、高速道路原則無料化の撤回を求める意見書を上程いたします。

 提案者代表の説明を求めます。平山英明議員。

      〔平山英明議員登壇〕

○4番(平山英明) ただいま議題に供されました議員提出議案第19号、高速道路原則無料化の撤回を求める意見書につきまして、提案理由の説明を申し上げます。

 なお、提案説明は、案文の朗読をもってかえさせていただきたいと存じますので、御了承願います。

 

高速道路原則無料化の撤回を求める意見書

 

 政府は高速道路原則無料化の方針を打ち出し、国土交通省では段階的な無料化に向けた社会実験経費6,000億円を、平成22年度予算概算要求のなかに盛り込みました。

 しかしながら、鉄道、フェリー、バス業界などから「客離れが進む」との懸念が示されています。特に地域の公共交通を支えるバス業界にとっては、無料化による影響で経営が危うくなり、地域のバス交通網縮小につながる可能性が高く、また、鉄道の経営悪化を招く恐れもあります。その結果、自家用車を利用できない多くの「交通弱者」を生み出すことは明らかです。

 また、地方では高速道路建設は途上にあり、原則無料化の結果、高速道路をはじめ地域にとって必要な道路整備事業の予算確保が困難になることは明らかです。

 さらに、政府の温室効果ガス排出削減方針とも大きく矛盾し、旧道路公団の債務返済についても国民負担が増大することは明らかであり、高速道路の原則無料化には国民の6割以上が高速道路の原則無料化に反対しているとの調査もあります。

 よって、国会および政府におかれては、高速道路原則無料化の方針を撤回されることを強く求めます。

 

 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。

 

 年  月  日

 

 衆議院議長

 参議院議長

 内閣総理大臣

 副総理・国家戦略担当大臣 あて

 総務大臣

 財務大臣

 国土交通大臣

 内閣官房長官

 

 中野区議会議長名

 

 以上でございますが、同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。

○議長(伊藤正信) 本件について御質疑ありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件は、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。

 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。

 上程中の議案を原案どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

       〔賛成者起立〕

○議長(伊藤正信) 起立多数。よって上程中の議案は可決するに決しました。

 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第14、議員提出議案第20号、悉皆方式による全国学力・学習状況調査の継続を求める意見書を先議するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

------------------------------

 議員提出議案第20号 悉皆方式による全国学力・学習状況調査の継続を求める意見書

 

○議長(伊藤正信) 日程第14、議員提出議案第20号、悉皆方式による全国学力・学習状況調査の継続を求める意見書を上程いたします。

 提案者代表の説明を求めます。平山英明議員。

      〔平山英明議員登壇〕

○4番(平山英明) ただいま議題に供されました議員提出議案第20号、悉皆方式による全国学力・学習状況調査の継続を求める意見書につきまして、提案理由の説明を申し上げます。

 なお、提案説明は、案文の朗読をもってかえさせていただきたいと存じますので、御了承願います。

 

悉皆方式による全国学力・学習状況調査の継続を求める意見書

 

 今般、川端達夫文部科学大臣は「全国学力・学習状況調査」について、来年度より「悉皆方式」から「抽出方式」に変更する方針を表明し、来年度予算概算要求も、それを踏まえた形に減額修正されております。さらには、政府の行政刷新会議が「全国学力・学習状況調査の実施」を「事業仕分け」の結果により、調査規模がさらに縮小される可能性が出てきており、都道府県や自治体間の学力比較ができなくなり、地域間格差を是正する実効性が失われる恐れさえ生じております。

 来年は3年前に小学6年生だった生徒が、中学3年生となり「全国学力・学習状況調査」に参加します。3年間の学習の成果を、定点観測により検証できる初めての機会であるにも関わらず、あえて「抽出方式」に切り替える合理的な理由がありません。何よりも、保護者から、子供の相対的な学力を知ることができるので、「全国学力・学習状況調査」に参加したいという声が数多くあります。

 抽出調査の対象外であっても、設置者が希望すれば利用できる「希望利用方式」も併用するとのことですが、その実施に関しては非常にあいまいであり、多大な費用、事務処理負担等が発生し、抽出調査の対象となった者と比べて、著しく不公平を生じます。悉皆調査であるからこそ、子供一人ひとりの課題などが把握でき、高度な分析・検証に関する調査研究も可能となることから、悉皆調査として継続すべきです。

 よって、国会および政府におかれては、世界最高水準の義務教育を実現するために、小6・中3の全児童生徒を対象とする全国学力テストを継続して実施するとともに、その調査結果を最大限活用するなど、さらなる充実を図られることを強く求めます。

 

 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。

 

 年  月  日

 

 衆議院議長

 参議院議長

 内閣総理大臣

 副総理・国家戦略担当大臣 あて

 総務大臣

 文部科学大臣

 内閣官房長官

 

 中野区議会議長名

 

 以上でございますが、同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。

○議長(伊藤正信) 本件について御質疑ありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件は、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。

 これより討論に入ります。

 山口かおり議員から討論の通告書が提出されていますので、通告議員の討論を許します。山口かおり議員。

     〔山口かおり議員登壇〕

○8番(山口かおり) ただいま上程されました議員提出議案第20号、悉皆方式による全国学力・学習状況調査の継続を求める意見書に日本共産党議員団の立場から反対討論をいたします。

 本議案は、全国学力テストを悉皆方式から抽出方式に切りかえようとする国の方針に対して、悉皆方式での継続を求めるものです。

 日本共産党議員団は、競争原理により学力向上を図ろうとする全国学力テストに参加すべきでないことを繰り返し要望してまいりました。

 全国一斉学力テストが3年連続行われましたが、各地で点を上げるために先生が正解を教えるといった不祥事や、テスト対策のため、文化祭や林間学校を縮小・廃止される、個人情報が塾産業に流れている可能性があるなど、深刻な問題が出ています。

 学校選択制度をとっている自治体では、学力が保護者の重要な選択基準となるために、各学校は高得点を目指し、正規の授業時間を削ってでも事前の練習問題に取り組んでおり、点数の公開による競争の助長は各地で始まっています。

 国連・子どもの権利委員会が極度に競争的な学校制度が子どもの発達障害をもたらしていると指摘しているにもかかわらず、全国一斉学力テストはこうした競争に拍車をかけています。

 文科省は、実施する理由を学習指導の改善に役立てるためとしていましたが、教員が答案も見れず、結果が返ってくるのは数カ月後、回答は丸・バツがわかるだけです。指導の改善には、子どもがどこで間違っているか、理解できていないかを詳しく把握することが大切です。現状では、たとえ結果を分析し、対策を立てたところで、当該学年の修了まで残り半年であり、調査を生かすことは難しいという指摘もあります。

 全国一斉学力テストの採点とデータ処理については、小学校はベネッセコーポレーション、中学校はNTTデータ・内田洋行と民間に委託してきましたが、採点者はほとんどが派遣労働者であり、採点基準が何度か変更され、作業現場の責任者の判断が食い違うなど大混乱となり、トラブルが続出しているといった問題が報道されました。また、学力調査のみならず、学習調査と称して、45分もかけて90項目もの生活意識調査を実施し、そのデータが民間企業に流れていることは、個人情報保護の観点からも問題が多いと言えます。

 悉皆調査のほうがデータが正確になり、高度な分析・検証に関する調査研究も可能とありますが、数値目標を掲げ、結果を競わす環境の中では、意図的な要素が強く、全数調査よりも、むしろサンプリング調査のほうが、何の準備もなく、ふだんの姿で参加するため、正確な学力がはかれます。学力の把握というのであれば、数%の抽出調査で十分です。毎年50億円もかけて実施する意味はありません。

 学力低下と言われる子どもの学力には、各種の調査から二つの大きな問題点が明らかになっています。一つは、成績が低い層の子どもたちがふえていること、二つ目は、勉強嫌いが多いことです。テストの結果で自分の成績が全国的に下であることを何度確認しても、勉強がわかるようになることには何の役にも立ちません。成績の低い層にいる子どもたちが勉強がわかるようになる対策を打つことが必要です。そのことが平均点の国際順位の向上にもつながります。

 今、子どもの学力を向上させることに必要なことは、少人数学級などの条件整備を行うことであることを述べまして、反対の討論といたします。(拍手)

○議長(伊藤正信) 他に討論がなければ、討論を終結いたします。

 これより起立により採決いたします。

 上程中の議案を原案どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

       〔賛成者起立〕

○議長(伊藤正信) 起立多数。よって上程中の議案は可決するに決しました。

 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第15、議員提出議案第21号、国として直接地方の声を聞く仕組みを保障することを求める意見書を先議するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

------------------------------

 議員提出議案第21号 国として直接地方の声を聞く仕組みを保障することを求める意見書

 

○議長(伊藤正信) 日程第15、議員提出議案第21号、国として直接地方の声を聞く仕組みを保障することを求める意見書を上程いたします。

 提案者代表の説明を求めます。平山英明議員。

      〔平山英明議員登壇〕

○4番(平山英明) ただいま議題に供されました議員提出議案第21号、国として直接地方の声を聞く仕組みを保障することを求める意見書につきまして、提案理由の説明を申し上げます。

 なお、提案説明は、案文の朗読をもってかえさせていただきたいと存じますので、御了承願います。

 

国として直接地方の声を聞く仕組みを保障することを求める意見書

 

 地方の声を国政に伝える上で、主権者の代表たる地方自治体の首長が、中央政府に対し陳情することは極めて重要な手段です。

 政府・与党では窓口を民主党本部幹事長室に一元化した形式でのシステムづくりが進められています。これに対しては、地方自治体から「国に地方の声が届くのか」と不安や危惧の声が多くあがっています。原口一博総務大臣も記者会見で「地方自治体の長は選挙で選ばれた地域住民の代表であり、中央政府とアクセスするのに何か制限があることはあってはならない」との趣旨の発言をしています。

 本来、政治と行政の役割は切り離して考えるべきであり、特に多様化、専門化している行政への要望等を、立法府として構成する政党が一元化して受けることで、事実上、行政への窓口を閉ざすことは、憲法で保障する国民の請願権を侵害することにもつながりかねません。

 よって、国におかれては、行政府として直接地方の声に耳を傾け、しっかりと受け止める適切な仕組みを保障するよう強く要望します。

 

 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。

 

 年  月  日

 

 衆議院議長

 参議院議長

 内閣総理大臣

 副総理・国家戦略担当大臣 あて

 総務大臣

 財務大臣

 内閣官房長官

 

 中野区議会議長名

 

 以上でございますが、同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。

○議長(伊藤正信) 本件について御質疑ありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件は、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。

 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、これより採決いたします。

 上程中の議案は原案どおり可決するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第16、議員提出議案第22号、平成22年度予算の年内編成を求める意見書を先議するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

------------------------------

 議員提出議案第22号 平成22年度予算の年内編成を求める意見書

 

○議長(伊藤正信) 日程第16、議員提出議案第22号、平成22年度予算の年内編成を求める意見書を上程いたします。

 提案者代表の説明を求めます。平山英明議員。

      〔平山英明議員登壇〕

○4番(平山英明) ただいま議題に供されました議員提出議案第22号、平成22年度予算の年内編成を求める意見書につきまして、提案理由の説明を申し上げます。

 なお、提案説明は、案文の朗読をもってかえさせていただきたいと存じますので、御了承願います。

 

平成22年度予算の年内編成を求める意見書

 

 政府は新政権発足に伴い、従来の予算編成・税制改正作業を大胆に見直し、予算構成の組み換えを明言しています。

 特に、行政刷新会議による事業仕分けでは、これまで国が行っていた事業をいくつも地方に移管する方針を示し、地方交付税についても「抜本的見直し」との方針を示しました。同会議の結論通り、平成22年度予算が編成されるのであれば、来年度の地方自治体予算編成にも大きな影響を与えることとなります。

 しかしながら、行政刷新会議が予算編成に対していかなる権限を持っているのか法的根拠もありません。閣僚からも仕分け作業に対する異論もあり、事業仕分けの内容が来年度予算にどのように反映されるのかは、全く不透明です。

 地方自治体は新政権の予算編成を受け、年明けより速やかに22年度予算編成作業に着手し、国民生活・地域経済に影響を与えないよう適切な執行をしなければなりません。しかし、現状では、政府の平成22年度予算編成に対する基本的な考えが明確ではなく、地方自治体では来年度予算編成に向けて不安や戸惑いが広がっています。

 よって、政府におかれては、地方自治体が速やかに予算編成作業に着手できるよう、平成22年度予算を年内に着実に編成することを強く求めます。

 

 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。

 

 年  月  日

 

 内閣総理大臣

 副総理・国家戦略担当大臣

 総務大臣

 財務大臣         あて

 内閣官房長官

 行政刷新担当大臣

 

中野区議会議長名

 

 以上でございますが、同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。

○議長(伊藤正信) 本件について御質疑ありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件は、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。

 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、これより採決いたします。

 上程中の議案は原案どおり可決するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第17、議員提出議案第23号、新たな防衛計画の大綱の速やかな策定を求める意見書を先議するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

------------------------------

 議員提出議案第23号 新たな防衛計画の大綱の速やかな策定を求める意見書

 

○議長(伊藤正信) 日程第17、議員提出議案第23号、新たな防衛計画の大綱の速やかな策定を求める意見書を上程いたします。

 提案者代表の説明を求めます。平山英明議員。

      〔平山英明議員登壇〕

○4番(平山英明) ただいま議題に供されました議員提出議案第23号、新たな防衛計画の大綱の速やかな策定を求める意見書につきまして、提案理由の説明を申し上げます。

 なお、提案説明は、案文の朗読をもってかえさせていただきたいと存じますので、御了承願います。

 

新たな防衛計画の大綱の速やかな策定を求める意見書

 

 政府は10月20日に行われた安全保障会議において、新たな防衛計画の大綱の策定を平成22年まで先送りすることを決定しました。鳩山由紀夫総理は北澤俊美防衛大臣の就任時に、新たな大綱を速やかに策定するよう指示を出しましたが、その後、方針を撤回しました。現段階で、鳩山政権の安全保障に対する体系的な考え方は明らかになっていません。

 現在の大綱は平成16年に策定されたものです。それ以降、北朝鮮は核実験や大陸間弾道ミサイルの発射を行い、わが国の安全保障上、現実的な脅威となっています。また、中国による航空母艦の建造計画が進められるなど、北東アジアの安全保障環境は、現大綱が策定された平成16年から大きく変化し、我が国は早急な対応が求められています。

 また、自然災害への対応や、有事における国民保護など、防衛省・自衛隊の活動は国民生活と密接に関係しています。防衛省・自衛隊の円滑な運用と、地方自治体との有機的な連携のためにも新大綱の策定は急務です。

 よって、政府においては、新たな防衛計画の大綱策定を先送りする決定を撤回し、早急に新大綱と新たな中期防衛力整備計画を策定し、国防に対する新政権の考えを内外に発表することを強く求めます。

 

 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。

 

 年  月  日

 

 内閣総理大臣

 副総理・国家戦略担当大臣

 外務大臣

 財務大臣         あて

 防衛大臣

 内閣官房長官

 

 中野区議会議長名

 

 以上でございますが、同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。

○議長(伊藤正信) 本件について御質疑ありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件は、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。

 これより討論に入ります。

 来住和行議員から討論の通告書が提出されていますので、通告議員の討論を許します。来住和行議員。

      〔来住和行議員登壇〕

○41番(来住和行) ただいま上程されました議員提出議案第23号、新たな防衛計画の大綱の速やかな策定を求める意見書に日本共産党の立場から反対の討論を行います。

 09年1月、自・公政府は、防衛計画の大綱の改定に向け、1、海外活動の本来任務に対応した自衛隊の体制と運用、2、早期警戒衛星の導入などの宇宙利用、3、日米同盟のあり方などが検討されてきました。日米両政府が再編実施のための日米ロードマップに06年に合意して以降、米陸軍キャンプ座間への司令部移転、横須賀基地への原子力空母ジョージ・ワシントンの配備が進められました。

 09年度の軍事予算の特徴は、米軍と自衛隊の再編計画の本格化です。米海兵隊のグアム移転は、総額353億円、名護市辺野古への新基地建設を含む米軍再編関連経費は839億円ともなります。米空軍横田への航空自衛隊航空総隊司令部等の移設など、米軍と自衛隊の一体化が安保条約のもとで一層強化されています。

 今、沖縄・米軍普天間基地撤去問題をめぐって、安全保障と軍事同盟の危険性が鋭く問われています。

 沖縄県民が県民大会において同基地の即時閉鎖・撤去と名護市辺野古への新基地建設反対を決議し、長期に及ぶ座り込み監視のもと、くい一本打たせない闘いへと前進しています。

 鳩山内閣が県民世論に押されて方針を二転三転させ、動揺を繰り返し、一方、辺野古での新基地建設に固執する米政権は、いら立ちを募らせています。

 私は11月に辺野古新基地建設予定地に行き、世界一危険と言われる基地は無条件撤去以外にないことを確信しました。意見書では、「北東アジアの安全保障環境は大きく変化し」とありますが、フィリピンでは米軍基地を撤去し、東南アジア諸国連合(ASEAN)憲章の発効、東南アジア友好協力条約(TAC)の広がりなど、アジアにおいての変化は軍事によらず、地域の平和共同体づくりが本流です。政治体制を問わず、紛争の平和解決、領土保全の尊重など、軍事によらず、国連憲章の諸原則を尊重し、公正で、平等で、調和のとれた社会を目指しているのです。

 日本は、憲法9条を生かした外交で平和の役割を発揮すべきであり、日米軍事同盟強化を進める防衛計画の策定を進めることを求めるべきではないことを申し上げ、反対の討論といたします。(拍手)

○議長(伊藤正信) 他に討論がなければ、討論を終結いたします。

 これより起立により採決いたします。

 上程中の議案を原案どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

       〔賛成者起立〕

○議長(伊藤正信) 起立多数。よって、上程中の議案は可決するに決しました。

 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第18、議員提出議案第24号、総合経済政策の早急な実施を求める意見書を先議するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

------------------------------

 議員提出議案第24号 総合経済政策の早急な実施を求める意見書

 

○議長(伊藤正信) 日程第18、議員提出議案第24号、総合経済政策の早急な実施を求める意見書を上程いたします。

 提案者代表の説明を求めます。平山英明議員。

      〔平山英明議員登壇〕

○4番(平山英明) ただいま議題に供されました議員提出議案第24号、総合経済政策の早急な実施を求める意見書につきまして、提案理由の説明を申し上げます。

 なお、提案説明は、案文の朗読をもってかえさせていただきたいと存じますので、御了承願います。

 

総合経済政策の早急な実施を求める意見書

 

 我が国の現下の経済情勢は、再び本格的なデフレーションに陥りつつあり、急激な円高に加え、株価の動向は景気の失速による下落に直面しています。さらに国際金融市場においては、さらなる信用不安の懸念さえあります。

 この経済情勢を反映し、国内の雇用状況は、平成21年10月の完全失業者数は344万人と1年前に比べ89万人増加、完全失業率は5.1%、有効求人倍率は0.44倍と深刻の度合いを増し、これから迎える年末・年度末に向けて一層悪化するとの見通しは単なる杞憂ではないと考えられます。

 平成22年4月の新年度予算までの間、平成21年度第1次補正予算の執行停止によって生じた経済政策の空白に対し、機動的に対処し、年末・年度末のさらなる経済・雇用情勢の悪化を防ぐとともに、セーフティーネット網の拡充も含めた第2次の補正予算を編成し、下記の総合経済政策を早急に実施するよう強く要請します。

 

          記

 

1 急激な円高に対し、為替介入を含むあらゆる対応策を取ること。

2 平成21年度補正予算の約3兆円の凍結により、空白となっている国内景気刺激策としての総合

経済政策を早急に実施すること。

3 中小企業を支援する緊急保証制度等の十分な予算枠の確保等、景気を回復安定軌道に乗せるため

の施策の充実に取り組むこと。特に昨年10月末に実施された「緊急保証制度」のうち、元本返済猶予期間が1年の融資分については、速やかに返済猶予期間を延長すること。

4 「雇用調整助成金」制度の支給要件の緩和と支給金額の拡充のための予算確保、及び「訓練・生

活支援給付」の恒久化に取り組むこと。特に厳しい経済状況下にある非正規労働者への支援策、その適用範囲の拡充、及び就職先が決まっていない高校、大学等の来春の新卒者を対象とした支援策に取り組むこと。

5 「緊急雇用対策」で示されたハローワークのワンストップ・サービス化を進めることで本来の職

業紹介業務に支障を来たすことのないように、また各地方自治体に負担を求めた職員配置とせず、職員の増員も含めたハローワークの窓口体制の強化を図ること。

 

 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。

 

  年  月  日

 

 内閣総理大臣

 副総理・国家戦略担当大臣

 財務大臣         あて

 厚生労働大臣

 経済産業大臣

 

 中野区議会議長名

 

 以上でございますが、同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。

○議長(伊藤正信) 本件について御質疑ありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件は、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。

 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、これより採決いたします。

 上程中の議案は、原案どおり可決するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第19、議員提出議案第25号、高校の授業料の無償化を求める意見書を先議するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

------------------------------

 議員提出議案第25号 高校の授業料の無償化を求める意見書

 

○議長(伊藤正信) 日程第19、議員提出議案第25号、高校の授業料の無償化を求める意見書を上程いたします。

 提案者代表の説明を求めます。長沢和彦議員。

      〔長沢和彦議員登壇〕

○30番(長沢和彦) ただいま議題に供されました議員提出議案第25号、高校の授業料の無償化を求める意見書につきまして、提案理由の説明を申し上げます。

 なお、提案説明は、案文の朗読をもってかえさせていただきたいと存じますので、御了承願います。

 

高校の授業料の無償化を求める意見書

 

 経済的理由で中退せざるを得ない高校生が急増しています。

 今日、高校卒業は多くの職業に就くための必要条件となり、進学率は97%を超え、準義務教育ともいえる状況です。しかし、世界一高い学費が、学び、成長したいすべての子どもたちの将来に暗い影を落とし、多くの父母がその打開を切実に求めています。経済的理由による高校教育からの排除は、若者一人ひとりに大きなダメージを与えます。憲法と教育基本法の禁じている「経済的な地位による教育上の差別」そのものであって、社会の健全な発展を堀り崩すものです。

 OECD(経済協力開発機構)加盟30カ国で、高校に授業料があるのは、日本、韓国、イタリア、ポルトガルの4カ国のみであり、大学も半分の国では無料です。また、返済不要の奨学金がない国は、日本、メキシコ、アイスランドの3カ国だけです。

 学費無償化をめざすことは、国際人権規約で明記され、圧倒的多数の国々の「ルール」となっています。同A規約(=経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約)の第13条第1項は、「締約国は、教育についてのすべての者の権利を認める」としたうえで、第2項(b)は、中等教育(日本では中学校と高校)の無償化を定めています。日本は、国際人権規約に加わりながら、この第13条第2項(b)と(c)(大学の学費の漸進的な無償化導入)を「留保」し続けています。この学費無償化条項を留保している国は、条約加盟160カ国中、日本とマダガスカルの2カ国だけです。無償化は世界の流れであり、日本も無償とすべきです。

 よって、中野区議会は、政府に対し、国民の切実な願いである高校の授業料の無償化を一刻も早く行なうよう求めるものです。

 

 以上、地方自治法第99条の規定にもとづき、意見書を提出いたします。

 

  年  月  日

 

 内閣総理大臣

 文部科学大臣 あて

 

 中野区議会議長名

 

 以上でございますが、同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。

○議長(伊藤正信) 本件について御質疑ありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件は、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。

 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。

 上程中の議案を原案どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

       〔賛成者起立〕

○議長(伊藤正信) 起立少数。よって、上程中の議案は否決するに決しました。

 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第20、議員提出議案第26号、中野区と大韓民国ソウル特別市陽川区との友好促進に関する決議を先議するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

------------------------------

 議員提出議案第26号 中野区と大韓民国ソウル特別市陽川区との友好促進に関する決議

 

○議長(伊藤正信) 日程第20、議員提出議案第26号、中野区と大韓民国ソウル特別市陽川区との友好促進に関する決議を上程いたします。

 提案者代表の説明を求めます。平山英明議員。

      〔平山英明議員登壇〕

○4番(平山英明) ただいま議題に供されました議員提出議案第26号、中野区と大韓民国ソウル特別市陽川区との友好促進に関する決議につきまして、提案理由の説明を申し上げます。

 なお、提案説明は、案文の朗読をもってかえさせていただきたいと存じますので、御了承願います。

 

中野区と大韓民国ソウル特別市陽川区との友好促進に関する決議

 

 中野区と大韓民国ソウル特別市陽川区は、平成19年からの両区代表団による相互訪問を契機として、これまで交流を重ねてきた。

 今年度に入り、陽川区では区議会が友好に賛意を示し議決を行うなど、交流促進に向けた機運の高まりを受け、このたび、我が中野区議会は陽川区との相互理解を深めるとともに、今後の友好促進に必要な条件整備や交流のあり方について、独自の視点から検討することを目的に、区議会議員団を派遣した。陽川区においては、熱烈な歓迎のもと関係者との交流を深めるとともに、実りある調査を行うことができた。今回の議員団派遣は、両区の友好関係を深める契機となることは間違いなく、今後、中野区と陽川区が友好関係を一段と深めていくことは、両区民の親善はもとより、文化・芸術・スポーツ・経済等、様々な領域で将来にわたる交流、発展に結びつくものと確信する。

 よって、両区の揺るぎない友好関係構築に向け、区に対し積極的に取り組みを進めるよう求めるとともに、中野区議会としても、大きな決意を持ってその実現に全力を注ぐ覚悟である。

 

 以上、決議する。

 

  年  月  日

 

中 野 区 議 会

 

 以上でございますが、同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。

○議長(伊藤正信) 本件について御質疑ありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件は、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。

 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、これより採決いたします。

 上程中の議案を原案どおり可決するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第21、議員提出議案第27号、教育委員会教育長 菅野泰一さんに対する感謝状贈呈に関する決議を先議するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

------------------------------

 議員提出議案第27号 教育委員会教育長 菅野泰一さんに対する感謝状贈呈に関する決議

 

○議長(伊藤正信) 日程第21、議員提出議案第27号、教育委員会教育長 菅野泰一さんに対する感謝状贈呈に関する決議を上程いたします。

 提案者代表の説明を求めます。平山英明議員。

      〔平山英明議員登壇〕

○4番(平山英明) ただいま議題に供されました議員提出議案第27号、教育委員会教育長 菅野泰一さんに対する感謝状贈呈に関する決議につきまして、提案理由の説明を申し上げます。

 教育長の菅野泰一さんは、本日をもって任期満了を迎えられます。

 菅野さんは、昭和49年に中野区に入区され、総務部、企画広報室、福祉部、建設部と、区組織のさまざまな部署を経験され、平成2年、福祉部副主幹(高齢者福祉施設整備担当)に任じられました。以降、障害福祉課長、高齢福祉課長、野方地域センター所長、企画課長、財政課長、保健福祉部長の要職を歴任され、平成18年12月11日に教育長に就任されました。

 中野区に在籍された36年の間、菅野さんは、その豊富な知識と経験に基づく幅広い識見、卓越した行政手腕をもって、区政の各分野に専心努力されるとともに、行財政改革にも積極的に取り組まれ、中野区政に多大な貢献をされました。

 その業績の一端を御紹介いたしますと、平成12年、行財政改革室財政課長につかれ、財政サイドから中野区行財政5か年計画策定にかかわられ、行財政改革の取り組みの方向性を示すとともに、安定した財政基盤の確立に尽力されました。また、平成15年、保健福祉部長に就任されてからは、措置から契約へと変更する障害者サービスの大改革となった支援費制度の円滑な実施に努められるとともに、「中野区保健福祉総合推進計画2005」を策定し、「健康福祉都市なかの」の理念を実現するための柱となる三つの基本目標を示し、保健福祉の領域全体にわたる施策を明らかにいたしました。

 教育長に就任されてからは、子どもたちによりよい教育環境を提供するため、中野区立小中学校再編計画に基づき、学校再編に着実に取り組むとともに、学力向上や体力向上、特別支援教育の充実にも尽力されるなど、中野の教育の発展に大きな貢献をなされました。

 また、菅野さんは、毎年全部の学校を訪問し、校長から学校現場の課題を聞き取り、適切な助言、指導を行うなど、教育委員会と学校の意思疎通を深め、学校から厚い信頼を受けております。

 このように、卓越した行政手腕と指導力の発揮により、区政のさまざまな分野の発展に大きな足跡を残されました。

 菅野さんは、仕事の面では厳しく職員を指導しておられたようですが、いつも謙虚さを信条とし、全力で職務に取り組む姿勢は、我々議員をはじめ多くの方々の信頼と尊敬の念を受けております。

 このたび、任期を満了され、退任されることになりますが、菅野さんのこれまでの功績をたたえ、その御苦労に対し感謝の意をあらわすために、ここに本議案を提出する次第であります。

 同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。

○議長(伊藤正信) 本件については、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、これより採決いたします。

 上程中の議案は、原案どおり可決するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

------------------------------

 第5号請願 東中野1丁目マンション工事車両通行に関する沿道の生活環境保全について

  (委員会報告)

 

○議長(伊藤正信) 日程第6、第5号請願、東中野1丁目マンション工事車両通行に関する沿道の生活環境保全についてを議題に供します。

 

平成21年(2009年)12月7日

 

中野区議会議長 殿

 

建設委員長 佐野 れいじ

(公印省略)

請願の審査結果について

 

  本委員会に付託された請願を審査の結果、下記のとおり決定したので、中野区議会会議規則第94条の規定により報告します。

 

 

受理番号

件  名

審査結果

決定月日

意見

措置

5

請願

東中野1丁目マンション工事車両通行に関する沿道の生活環境保全について

採択

すべきもの

127

 

 

 

○議長(伊藤正信) お諮りいたします。上程中の請願に関する委員長報告は、会議規則第40条第3項の規定により省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、委員長報告は省略いたします。

 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、これより採決いたします。

 上程中の請願は、委員会報告どおり採択するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

------------------------------

 第4号陳情 細菌性髄膜炎に有効なワクチンの公費による定期接種化を早期に求める陳情書

  (委員長報告)

 

○議長(伊藤正信) 日程第7、第4号陳情、細菌性髄膜炎に有効なワクチンの公費による定期接種化を早期に求める陳情書を議題に供します。

 

平成21年(2009年)12月7日

 

中野区議会議長 殿

 

      厚生委員長 長沢 和彦

(公印省略)

陳情の審査結果について

 

  本委員会に付託された陳情を審査の結果、下記のとおり決定したので、中野区議会会議規則第94条の規定により報告します。

 

 

受理番号

件  名

審査結果

決定月日

意見

措置

4

陳情

細菌性髄膜炎に有効なワクチンの公費による定期接種化を早期に求める陳情書

不採択とすべきもの

127

 

 

 

○議長(伊藤正信) 厚生委員会の審査の報告を求めます。長沢和彦厚生委員長。

      〔長沢和彦議員登壇〕

○30番(長沢和彦) ただいま議題に供されました第4号陳情、細菌性髄膜炎に有効なワクチンの公費による定期接種化を早期に求める陳情書に関して、厚生委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 本陳情は、中野区として、ヒブワクチンの公費助成の実施及びヒブワクチンについて乳幼児がいる世帯に周知徹底すること。また、国に対して、ヒブワクチンの公費負担による定期接種化及び乳幼児が接種できる肺炎球菌ワクチン(七価ワクチン)の早期承認と公費による定期接種を求める意見書の提出を求めるものです。

 なお、本陳情には計2,544筆の署名が提出されておりますので、申し添えます。

 本陳情は、平成21年5月25日に受理され、6月5日の本会議において当委員会に付託された後、6月9日、10月15日及び12月7日の委員会にて審査を行いました。

 審査の進め方として、本陳情を議題に供した後、委員会を休憩して、陳情者から補足資料の提出と補足説明を受け、その後、委員会を再開して質疑を行いました。

 その主な質疑応答の内容を紹介いたします。

 初めに、ヒブによる細菌性髄膜炎の罹患率とワクチン接種による副作用の現状はどうかとの質疑があり、1994年の疫学調査によると、ヒブによる髄膜炎の罹患率は、5歳未満の子ども対10万人比で8.6から8.9である。また、接種による非常に重篤な副作用は確認されていないとの答弁がありました。

 次に、都内でヒブワクチン接種に公費助成している自治体はあるのか、また、その公費助成額は幾らかとの質疑があり、10月現在で5区1市と把握している。助成額は1回につきおおむね3,000円から4,000円であるとの答弁がありました。

 次に、都の助成制度はどのような内容なのかとの質疑があり、公費助成を行う自治体に助成額の2分の1を補助する制度であるとの答弁がありました。

 次に、区は、ヒブワクチンの公費助成を行う考えはあるのか、また、区民に対する普及啓発は考えているのかとの質疑があり、現在、国で副作用など三つの調査を行っている。これらの結果を踏まえ、検討する必要があると考えている。また、小児科医はヒブワクチンの重要性を十分認識し、警戒すべき疾患として診療に当たっている。現時点では、区として積極的な普及啓発は考えていないとの答弁がありました。

 次に、本陳情について、不適正な署名活動があったと聞いているが、どのような内容なのかとの質疑があり、6月14日に中野ZERO小ホールで、陳情者とは関係がない団体が主催する事業の場で署名活動が行われた。当事業は、教育委員会の後援名義使用承認を受けており、承認基準では、政治活動は行わないこととなっている。署名活動は、名義使用許可違反に当たることから、教育委員会が主催団体の代表者に対し、厳重注意と指導を行ったとのことであるとの答弁がありました。

 次に、教育委員会は、主催団体には指導を行ったが、署名活動を行った陳情者には指導しなかったのか。また、6月9日の委員会審査後に不適正な署名活動が行われ、10月15日の委員会審査時には約1,000筆の署名が追加されたとのことだが、この中には不適正な方法で集められた署名が含まれているのかとの質疑があり、陳情者には具体的な説明や指導は行っていないことを確認した。また、経過等から判断すると、追加された署名の中に含まれていると考えているとの答弁がありました。これに対し、不適正な署名が含まれているとすると、本陳情の内容にかかわらず、取り扱いについては慎重にならざるを得ないとの見解が示されました。

 以上が主な質疑応答の内容です。

 その後、委員会を休憩して、本陳情の取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。

 次に、意見の開陳を求めたところ、意見はなく、意見の開陳を終結しました。

 次に、討論を求めたところ、1名の委員が本陳情に賛成する立場から、これまで各会派で質疑を行ってきたが、細菌性髄膜炎は命にかかわる疾患であり、命が助かった場合でも、高い確率で障害が残る。万全な体制でワクチン接種を行い、公費助成についても、きちんと行うことが重要と考える。よって、本陳情に賛成であるとの討論がありました。

 さらに討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結しました。

 そして、挙手による採決を行ったところ、賛成少数で不採択とすべきものと決した次第です。

 以上で第4号陳情に関する厚生委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了いたします。

○議長(伊藤正信) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 これより討論に入ります。

 かせ次郎議員から討論の通告書が提出されていますので、通告議員の討論を許します。かせ次郎議員。

      〔かせ次郎議員登壇〕

○31番(かせ次郎) 日本共産党議員団の立場から、第4号陳情、細菌性髄膜炎に有効なワクチンの公費による定期接種化を早期に求める陳情書に賛成の討論を行います。

 本陳情は、第1項で中野区にヒブワクチンの公費助成を、第2項では乳幼児のいる家庭への周知徹底を求めることとし、第3項では公費負担によるヒブワクチンの定期接種を、また、第4項では乳幼児に対する肺炎球菌ワクチンの早期承認と公費負担による定期接種をあわせ国に求める意見書の提出を求めるものであります。

 なお、この陳情には、2,544筆の署名が添えられております。

 日本では、毎年5歳未満の約1,000人が細菌による髄膜炎にかかっており、そのうち6割がインフルエンザb型菌、いわゆるヒブ菌であり、2割が肺炎球菌が原因だと言われております。髄膜炎の初期症状は、発熱、嘔吐で、風邪や急性胃炎によるものなのか、ベテランの医師でも診断は難しく、ヒブ菌による髄膜炎は発熱後急激に高熱になり、数時間のうちに悪化し、死亡率は5%、後遺症の残る率は20%から25%とも言われている恐ろしいものです。

 しかし、この細菌性髄膜炎の原因であるヒブ菌のヒブワクチンと肺炎球菌の七価肺炎球菌ワクチンが開発され、世界保健機関(WHO)は1998年に世界じゅうのすべての国々に対して、乳幼児へのヒブワクチン無料接種を推奨しています。日本では、2008年12月にようやく接種できるようになりましたが、4回接種で約3万円もかかり、子育て世帯には大きな負担となります。

 ヒブワクチンについては、既に中央区、品川区、渋谷区、荒川区、北区、杉並区などで予防接種費用の一部を助成しており、東京都も自治体に対し、助成額の半額を補助する制度を始めました。こういった状況もあり、第2回定例会では、ヒブワクチンの公費による定期予防接種化等を求める意見書が全会一致で議決され、既に国に対し意見書が提出されております。

 したがって、陳情趣旨の第3項と第4項は願意が達成されたと言えます。また、第1項と第2項については、本会議質問や委員会審議の中で多くの会派からヒブワクチンの公費助成を区に求める質問が行われております。

 ことは子どもたちの命と健康に関することであり、ヒブワクチンの公費助成と乳幼児への周知徹底を区に求めることは、多くの区民が切望するところとなっております。

 よって、中野区議会は、この区民の声にこたえるべきであることを述べ、賛成討論といたします。(拍手)

○議長(伊藤正信) 他に討論がなければ、討論を終結いたします。

 これより起立により採決いたします。

 上程中の陳情を採択するに賛成の方は御起立願います。

       〔賛成者起立〕

○議長(伊藤正信) 起立少数。よって、上程中の陳情は不採択とするに決しました。

------------------------------

 第7号陳情 財政フレームを提示した「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」素案の意見

       交換会、パブリックコメントを実施することについて

 第8号陳情 「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」策定の手続をやり直すことについて

 第9号陳情 財政面から「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」素案を作り直すことにつ

       いて

 第10号陳情 「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」内の売却予定の撤回について

 第11号陳情 「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」素案と、これに関する意見交換会

        について

 (委員長報告)

 

○議長(伊藤正信) 日程第8、議事日程記載の陳情計5件を一括議題に供します。

 

平成21年(2009年)12月9日

 

中野区議会議長 殿

 

       総務委員長 いでい 良輔

(公印省略)

 

 

陳情の審査結果について

 

  本委員会に付託された陳情を審査の結果、下記のとおり決定したので、中野区議会会議規則第94条の規定により報告します。

 

 

受理番号

件  名

審査結果

決定月日

意見

措置

7

陳情

財政フレームを提示した「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」素案の意見交換会、パブリックコメントを実施することについて

採択

すべきもの

129

願意を了とし、趣旨に添うよう検討されたい

 

8

陳情

「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」策定の手続をやり直すことについて

不採択と

すべきもの

129

 

 

9

陳情

財政面から「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」素案を作り直すことについて

不採択と

すべきもの

129

 

 

10

陳情

「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」内の売却予定の撤回について

不採択と

すべきもの

129

 

 

11

陳情

「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」素案と、これに関する意見交換会について

不採択と

すべきもの

129

 

 

 

○議長(伊藤正信) 総務委員会の審査の報告を求めます。いでい良輔総務委員長。

     〔いでい良輔議員登壇〕

○10番(いでい良輔) ただいま議題に供されました第7号陳情から第11号陳情の計5件の陳情に関して、総務委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 この陳情は、「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」に関するもので、第7陳情は、計画が確定する前に財政運営を含んだ意見交換会、パブリックコメントの実施を求めるもの、第8号陳情は、第1次計画の区民の評価を踏まえた改善案の作成を求めるもの、第9号陳情は、計画素案を白紙に戻し、財政面を考慮したものに作り直しを求めるもの、第10号陳情は、計画に売却予定地の掲載をしないことを求めるもの、第11号陳情は、予算の見通しを示した後、素案の周知をすることや、区民との意見交換に十分な時間をとること、また、理解や賛同が得られない場合は計画化を進めないことを求めるものです。

 第7号陳情から第10号陳情は平成21年10月7日に、第11号陳情は10月8日にそれぞれ受理され、12月3日の本会議において当委員会に付託され、当委員会では12月8日、9日の2日間にわたり審査を行いました。

 審査の進め方として、本陳情を一括して議題に供した後、委員会を休憩して、陳情者から補足資料の提供と補足の説明を受け、その後、委員会を再開して質疑を行いました。

 その主な質疑応答の内容を紹介します。

 初めに、現在、10か年計画の素案が示されている状況だが、区は今後どのように計画の策定を進めていくつもりなのかとの質疑があり、現在は、計画案の策定途中であるが、この計画案には財政フレームも示したいと考えているとの答弁がありました。

 次に、10か年計画などの行政計画本体の改定には、PDCAサイクルによる行政評価の手法を受ける必要性はないのか。また、区民からの外部評価を直接受ける考えは持っていないのかとの質疑があり、これまでの10か年計画では、各ステップについて内部的な評価を行っており、今後も計画内容自体を外部評価等にかける考えはないとの答弁がありました。

 次に、10か年計画の策定に当たり、財政的な側面から留意した点はあるかとの質疑があり、経済状況の悪化による財政調整交付金の落ち込みに対する懸念や税収見込みも一層厳しさを増す点に注意を払うなど、財政的な見通しを持って取り組んできたとの答弁がありました。

 次に、10か年計画の素案には、施設の売却予定が掲載されているが、仮にこれらの施設が売れなかった場合、本計画に示されている事業はどうなるのかとの質疑があり、施設の売却額については、特定目的基金へ計画的に積み立てる。仮に売却できなかったとしても、事業に影響が出るものではないとの答弁がありました。

 次に、意見交換会の開催数をふやすべきだといった区民からの意見に対し、もっと来ていただきたいし、機会があれば出向き説明すると答えている。これは区として開催数が十分ではなかったということの裏返しにはならないかとの質疑があり、さらに来てほしいという意味から回答したものであり、適切な対応と考えているとの答弁がありました。

 次に、素案の段階で財政フレームが示されていなかった点は、自治基本条例が規定している手続上の問題につながることはないのか。今後、やり方はいろいろあると思うが、財政フレームを示し、再度区民の声を聞く必要があると思うがどうかとの質疑があり、指摘の点については、受けとめさせていただきたいとの答弁がありました。

 以上が主な質疑応答の内容です。

 その後、委員会を休憩して、本陳情の取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。

 次に、意見の開陳を求めたところ、意見はなく、意見の開陳を終結しました。

 次に、討論を求めたところ、1名の委員が五つの陳情に賛成する立場から、これらの陳情が出された背景には、財政フレームが示されていないことから、区民が本計画を判断する材料がない点が指摘できる。また、意見交換会の回数を見ても、計画改定の周知が区民に十分なされていないと考える。真に必要な10か年計画の策定には、今後、時間をかけながら、区民が理解できるような対応を行うべきである。さらに、売却予定となっている土地は、それぞれの計画の中で検討すべきであり、一括して10か年計画の中に盛り込むものではないという点も当然であり、以上のことから、これらの陳情には賛成するとの討論がありました。

 他に討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結しました。

 そして、第7号陳情については全会一致で採択すべきものと決し、また、第8号陳情から第11号陳情までの4件を挙手により採決を行ったところ、それぞれ賛成少数で不採択とすべきものと決しました。

 なお、第7号陳情には、「願意を了とし、趣旨に沿うよう検討されたい」との意見を付すことが全会一致で決まりました。

 以上で第7号陳情から第11号陳情に関する総務委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了します。

○議長(伊藤正信) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、これより陳情ごとに採決いたします。

 初めに、第7号陳情について採決いたします。

 上程中の第7号陳情を委員長報告どおり採択するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

 次に、第8号陳情について起立により採決いたします。

 上程中の第8号陳情を採択するに賛成の方は御起立願います。

       〔賛成者起立〕

○議長(伊藤正信) 起立少数。よって、上程中の第8号陳情は不採択とするに決しました。

 次に、第9号陳情について起立により採決いたします。

 上程中の第9号陳情を採択するに賛成の方は御起立願います。

       〔賛成者起立〕

○議長(伊藤正信) 起立少数。よって、上程中の第9号陳情は不採択とするに決しました。

 次に、第10号陳情について起立により採決いたします。

 上程中の第10号陳情を採択するに賛成の方は御起立願います。

       〔賛成者起立〕

○議長(伊藤正信) 起立少数。よって、上程中の第10号陳情は不採択とするに決しました。

 次に、第11号陳情について起立により採決いたします。

 上程中の第11号陳情を採択するに賛成の方は御起立願います。

       〔賛成者起立〕

○議長(伊藤正信) 起立少数。よって、上程中の第11号陳情は不採択とするに決しました。

 ------------------------------

 大韓民国ソウル特別市陽川区調査報告書について

 

○議長(伊藤正信) 日程第9、大韓民国ソウル特別市陽川区調査報告書について報告いたします。

 議員提出議案第14号に基づき派遣を決定した大韓民国ソウル特別市陽川区への議員派遣について、中野区議会議員調査団より、お手元に配付の文書のとおり、調査報告書が提出されましたので、さよう御了承願います。

 この際、御紹介申し上げます。

 本日をもちまして、本区教育委員会教育長の任期満了を迎えられる菅野泰一さんを御紹介申し上げます。

     〔教育長菅野泰一登壇〕

○教育長(菅野泰一) このような機会を設けていただいたことに、まず感謝申し上げます。また、先ほどは過分な決議をいただきまして、本当にありがとうございました。

 私は、昭和49年、中野区に入区いたしまして、以来、約36年、この区の職員として仕事をしてまいりました。

 いろいろ仕事をしてきましたが、公務員の仕事というのは、やはり区民のために、区民の福祉の向上のために力を尽くすということに尽きると思います。そうした意味では、基礎的自治体であります中野区では、自分のやった仕事の結果がすぐ返ってまいります。また、住民の反応もすぐ返ってまいります。そうしたことが次の仕事にまたつなげられるという、私としてはどの仕事も大変やりがいがある、本当に楽しい仕事でございました。

 区議会議員の皆様方には、特に管理職になってから大変お世話になりました。いろいろ励ましのお言葉をいただいり、厳しい御指摘をいただいたり、あるいは適切なアドバイスをいただいたり、さまざまでございますが、やはり区民のために、区政を向上させるためにという思いは一緒だったろうと思っております。本当にありがとうございました。

 区政というのは、区議会議員の皆さんが区民の声を届け、また、行政をチェックし、行政と議会がそれぞれ役割を果たしながら進んでいくものと思っております。皆様方には、これからも区民のためにぜひ御尽力いただきたく、お願い申し上げます。

 最後に、皆様方のこれからのますますの御健康、また、御発展、御活躍をお祈りいたしまして、私のごあいさつとさせていただきます。

 本当に長い間ありがとうございました。(拍手)

○議長(伊藤正信) 以上で紹介を終わります。

 この際、陳情の取下げについてお諮りいたします。

 お手元に配付の文書のとおり、陳情の取下げの申し出がありますので、これを承認いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、さよう承認するに決しました。

 

        陳情取下願

           平成21年12月4日

 

中野区議会議長 殿

        陳情者  住所 中野区

 氏名 中野区民

 

 平成21年3月6日付をもって提出した次の陳情を取下げいたしますから、よろしくお取り計らい願います。

 

 第2号陳情 東中野地区の子どもの遊び場・子どもの居場所について

 

(取下げ理由)

  委員会審査の状況を考慮して

 

○議長(伊藤正信) 次に、議案の継続審査についてお諮りいたします。

 お手元に配付の議案継続審査申出書のとおり、第79号議案、中野区基本構想の改定については、総務委員会から継続審査の申し出がありますので、これを申し出どおり継続審査に付したいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

 

     平成21年(2009年)12月14日

中野区議会議長殿

         総務委員長 いでい 良輔

   (公印省略)

     議案の継続審査について

 本委員会は、下記議案について、閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、中野区議会会議規則第76条の規定により申し出ます。

          記

 第79号議案 中野区基本構想の改定について

 継続審査を要する理由

 本定例会の会期中に審査を終了し得ないため。

 

○議長(伊藤正信) 次に、陳情の継続審査についてお諮りいたします。

 お手元に配付の「陳情継続審査件名表(I)」に記載の平成20年第25号陳情については、文教委員会から継続審査の申し出がありますので、継続審査の可否について、これより起立により採決いたします。

 平成20年第25号陳情、離婚後の親子の面会交流の法制化と養育費支払い強化を求める意見書の提出については、文教委員会の申し出どおり継続審査に付したいと思いますが、これに賛成の方は御起立願います。

       〔賛成者起立〕

○議長(伊藤正信) 起立多数。よって、平成20年第25号陳情は継続審査に付すことに決しました。

 

          平成21年第4回定例会

     陳情継続審査件名表(I)

《文教委員会付託》

 (20)第25号陳情 離婚後の親子の面会交流の法制化と養育費支払い強化を求める意見書の提

出について

 

○議長(伊藤正信) さらに、請願・陳情の継続審査についてお諮りいたします。

 お手元に配付の「請願・陳情継続審査件名表(Ⅱ)」に記載の請願・陳情については、それぞれ付託委員会から継続審査の申し出がありますので、これを申し出どおり継続審査に付したいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

 

平成21年第4回定例会

    請願・陳情続審査件名表(Ⅱ)

《総務委員会付託》

 第5号陳情 中野3丁目にコミュニティづくりのための公的拠点を確保することについて

 

《区民委員会付託》

 第13号陳情 地域センターを存続することについて

 

《厚生委員会付託》

 第6号請願 食料の自給力向上と、食の安全・安心の回復に向けて、食品表示制度の抜本的改正を

求める意見書の提出について

 

《文教委員会付託》

 (20)第35号陳情 認可保育所ヘの「直接契約方式」の導入と最低基準の廃止・見直しに対す

る意見書の提出に関する陳情書

 

○議長(伊藤正信) 次に、常任委員会の所管事務継続調査についてお諮りいたします。

 お手元に配付の「常任委員会所管事務継続調査件名表」に記載の調査事件については、それぞれ所管委員会から継続調査の申し出がありますので、これを申し出どおり継続調査に付したいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

 

   常任委員会所管事務継続調査件名表

         平成21年第4回定例会

総務委員会

 1 政策・計画及び財政について

 1 広聴及び広報について

 1 組織・人事について

 1 会計、決算及び事業の評価・改善について

 1 災害対策について

 1 区税について

 

区民委員会

 1 戸籍及び住民基本台帳等について

 1 地域センター及び区民の地域活動について

 1 産業振興及び勤労者対策について

 1 環境及び消費者対策について

 1 ごみ減量及び清掃事業について

 

厚生委員会

 1 母子の健康について

 1 男女平等の推進について

 1 保健衛生及び社会福祉について

 1 保健所及び福祉事務所について

 1 国民健康保険、老人保健医療、後期高齢者医療及び介護保険について

 

建設委員会

 1 安全で快適に住めるまちづくりについて

 1 交通安全及び放置自転車問題について

 1 河川の溢水防止及び親水化について

 1 道路・公園等の整備及び緑化について

 

文教委員会

 1 学校教育の充実について

 1 区民の生涯学習について

 1 スポーツ環境の整備について

 1 文化財保護等について

 1 子育て支援及び子どもの育成について

 

○議長(伊藤正信) 次に、議会運営委員会の所管事項継続調査についてお諮りいたします。

 お手元に配付の「議会運営委員会所管事項継続調査件名表」に記載の調査事件については、議会運営委員会から継続調査の申し出がありますので、これを申し出どおり継続調査に付したいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(伊藤正信) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

 

  議会運営委員会所管事項継続調査件名表

          平成21年第4回定例会

 

 1 議会の運営について

 1 議会の会議規則、委員会に関する条例等について

 

○議長(伊藤正信) 以上で本日の日程を全部終了いたしましたので、散会いたします。

 平成21年第4回中野区議会定例会を閉じます。

      午後2時50分閉会

 

 

会議録署名員  議 長 伊藤 正信

        副議長 江口 済三郎

        議 員 奥田 けんじ

        議 員 やながわ 妙子