平成24年03月13日中野区議会厚生委員会(第1回定例会)
平成24年03月13日中野区議会厚生委員会(第1回定例会)の会議録
平成24年03月13日厚生委員会 中野区議会厚生委員会〔平成24年3月13日〕

厚生委員会会議記録

○開会日 平成24年3月13日

○場所  中野区議会第3委員会室

○開会  午後1時00分

○閉会  午後3時04分

○出席委員(8名)
 北原 ともあき委員長
 甲田 ゆり子副委員長
 石川 直行委員
 いでい 良輔委員
 白井 ひでふみ委員
 金子 洋委員
 大内 しんご委員
 佐伯 利昭委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 地域支えあい推進室長 長田 久雄
 地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当) 野村 建樹
 地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)、中部すこやか福祉センター所長 鈴木 由美子
 中部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 高里 紀子
 中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 小山 真実
 北部すこやか福祉センター所長 岩井 克英
 北部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 大橋 雄治
 北部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 長﨑 武史
 南部すこやか福祉センター所長 合川 昭
 南部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 松本 和也
 南部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 岩浅 英樹
 鷺宮すこやか福祉センター所長 瀬田 敏幸
 鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 齋藤 真紀子
 鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 高橋 昭彦
 健康福祉部長 田中 政之
 保健所長 田原 なるみ
 健康福祉部副参事(福祉推進担当) 上村 晃一
 健康福祉部参事(保健予防担当) 山川 博之
 健康福祉部副参事(健康推進担当) 石濱 照子
 健康福祉部副参事(障害福祉担当) 朝井 めぐみ
 健康福祉部副参事(生活援護担当) 黒田 玲子
 健康福祉部副参事(学習スポーツ担当) 浅川 靖

○事務局職員
 書記 鳥居 誠
 書記 東 利司雄

○委員長署名

審査日程
○陳情
〔新規付託分〕
 第3号陳情 中野区「堀江高齢者福祉センター」の存続要求について
○所管事項の報告
 1 平成23年度見守り対象者名簿の提供について(地域活動推進担当)
 2 区民活動センターのアンケート調査結果について(区民活動センター調整担当)
 3 地域支えあい推進の進捗状況について(中部すこやか福祉センター地域支援担当)
 
委員長
 定足数に達しましたので、ただいまから厚生委員会を開会します。

(午後1時00分)

 本定例会における委員会審査の割り振りについて協議したいので委員会を休憩します。

(午後1時00分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後1時00分)
 本定例会における委員会の審査日程(資料1)についてお諮りします。
 1日目は新規付託の陳情の審査を行った後、所管事項報告の3番まで審査を行い、2日目は残りの所管事項の報告の審査を行い、3日目は審査の状況を見ながら改めてお諮りしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めさせていただきます。
 なお、審査に当たっては、3時ごろに休憩を入れ、5時を目途に進めてまいりたいと思いますので、よろしく御協力をお願いいたします。
 それでは議事に入ります。
 陳情の審査を行います。
 第3号陳情、中野区「堀江高齢者福祉センター」の存続要求についてを議題に供します。
 陳情者の方、きょうはお配りする資料、説明はありませんね。ないということで進めさせていただきます。なお、本陳情には904筆の署名が添えられておりますので御承知おきください。
 これより本件に対する質疑を行います。
 質疑はありませんか。
白井委員
 それでは、当厚生委員会でもさまざま質疑があったところですけれども、確認のため、いま一度お伺いしたいと思います。当該堀江高齢者福祉センターについてですけれども、もともと堀江さんという方から寄贈された土地の上に現在この福祉センターが成り立っております。数十年前という話になるんですけれども、この点、どのような目的で寄贈されたのか、歴史的変遷というんでしょうか、いま一度御説明をお願いしたいと思います。
小山中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 この堀江高齢者福祉センターにつきましては、昭和48年4月に堀江氏から土地約136平方メートルの寄贈を受けてございます。そのときの堀江氏の寄附の目的ということにつきましては、老人福祉のために使用し、場所の表示中に堀江なる文字を冠することを希望するということの経緯をもって、区のほうでは寄附を受領しております。
白井委員
 これは、今、御説明いただいたように老人福祉のためにというのと、堀江という名前を冠することというふうなお話、2点ありましたけれども、贈与を受ける際に、希望として受けたのか、あくまでも条件として受けたのか、この点を確認させていただきたいと思います。
小山中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 あくまでも希望ということでお受けいたしました。
大内委員
 来年1年かけて、25年から新しい事業見直しが始まるということですね。再度確認しておきたいんですけれども、区内4カ所の高齢者福祉センター、廃止にしてどういうものにするか、まずなぜ廃止にするのか、廃止にした後はどうなるか、そういった事業見直しについて再度説明していただけますか。
長﨑北部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 これまで区内の4カ所にありました高齢者福祉センターでございますが、今後は保健福祉、介護予防の基盤になる施設という形でもって、これまでの高齢者福祉センターA型ということであると60歳以上が使用の条件というふうになります。このA型としての機能は廃止をさせていただきまして、60歳以下の方でも使用できるような、幅広い世代が交流できるような、そんな施設になればというところでもっての転換を考えているところでございます。これにあたりましては、さきの一般質問等でも答弁がありましたとおり、これまでの利用者につきましても、一定程度区のほうの負担も含めながら転換を図っていくというような形で、今後は保健福祉、介護予防の基盤として整備をしていきたい、このような形で考えているところでございます。
大内委員
 4カ所の地域では、いつくらいかわかりませんけれども、説明会なり開いてきたと思うんですけれども、その状況について、それぞれ共通するところでいいですけれども、地域性もありますから。ただ、4カ所でそれぞれ行ってきたと思うんですけれども、その説明会における区役所の説明、あるいは地域の方々からいただいた御意見、どういったものがありましたか。
長﨑北部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 説明会につきましては、12月5日の発表から、随時4カ所の高齢者福祉センターにおきまして、それぞれの運営委員会、それから利用者を中心とする利用者懇談会、この中で説明をさせていただきました。その中では、何よりまず廃止という言葉があまりにも大きくて、大変驚かれたといったようなところを受けとめさせていただきました。これにつきましては、建物を更地にするということではなく、あくまでも建物を転用という形での転換ですので、更地にすることではないといったようなことは御説明をしたところでございます。それからまたもう一方では、四つの高齢者福祉センター、それぞれが利用団体、その自主グループの方ですとか、そういった方たちがさまざまな地域と交流しながら進めてきたといったようなところもございます。そういったものについて、ぜひ継続をお願いしたいといったようなことも強く受けとめさせていただきました。そういったものを受けまして、区のほうとしてもこの転換に向けましては、さまざまな皆様方の意見を聞きながら進めていくという、そんな状況でのやりとりをさせていただいたところでございます。
大内委員
 さまざまな意見を聞いていくということでは、どういった意見を取り入れるんですか。
長﨑北部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 基本的な転換の目的というのが、先ほど申し上げましたとおり保健福祉ですとか介護予防の基盤に用いるといったようなところもあります。それぞれの施設につきましては、これまで同様の利用者の形態ですとか、そういったものも含みつつ、さまざまな意見を聞くというふうな形は申し上げてきたところですけれども、一定程度のスキームですとか、そういったものは今検討しているところでございます。
大内委員
 さまざまな意見を聞くということは、あなたの言っているのは、意見は聞くけれども、できるかどうかは別ですよということを聞いているということでしょう。意見が出たということでしょう。意見を聞いているというと、その意見を聞いて、それに対応しているように聞こえるんだけれども、意見が出たということであって、それを踏まえて新しいスキームになぞった形で対応していくということですよね、お答えは結構ですけれども。となると、そういった意見を聞いた中で、今までやられていたB型というんですか、それプラスアルファというものはどういったものが考えられるんですか。
長﨑北部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 高齢者福祉センター、いわゆる高齢者会館よりも保健福祉としての色合いが強い施設ということでA型というふうに位置付けてまいりました。それを廃止するというふうな形になりますので、建物の規模等からしても、B型というふうにはなりません。ただ、保健福祉とか介護予防という形で、先ほど言った60歳の垣根が外れますので、これから退職するような、新しい元気な高齢者も含めまして、さまざまな世代が交流できるような、そんな施設になっていくようなことを目指して転換を進めてまいりたいというふうに考えております。
大内委員
 となると、A型での廃止という説明をされたということはわかりました。ただ、B型といっても従来のB型とはまたちょっと違う、いろいろな地域性にあわせたということでいいのかな、地域性にあわせた活動をプラスすると。それについては、今まだ検討中だということですか。
長﨑北部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 四つの高齢者福祉センター、さまざま建っている場所も特徴もございます。それからまた併設されている施設等も違うというところもありますので、やはり転換に向けましては、まず25年3月末が松が丘と弥生になります。そういった中で、どのようなスキームをつくっていくかにつきましては、四つそれぞれの特徴というんでしょうか、個性というんでしょうか、そういったものをきちんと踏まえた上で転換をしていかなければいけない、このように考えております。
大内委員
 責任者は、あなたが全部4カ所見ているんですか。
長﨑北部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 四つのすこやか福祉センターの中で、北部が高齢者関係の施設関係を担当しているといったところで、全体的なスキームにつきましては、私のほうから答弁をさせていただいているというところでございます。
大内委員
 あなたが全4カ所に説明に回ったと。そして全4カ所の意見を聞いてまとめているということでいいんですね。
長﨑北部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 説明につきましては、それぞれの副参事及び所長が回ってという形で、高齢者福祉センター自体の説明会につきましては、それぞれのすこやかで対応しております。
大内委員
 その4カ所にあなたは出席したんですねと聞いている。
長﨑北部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 私自身は松が丘のみ出席をさせていただいております。
大内委員
 となると、別に疑うわけじゃないけれども、やはりそれぞれ出席した人に話を聞かないと、あなたは自分の松が丘のことだけを言っているようにも聞こえるので、それぞれ地域に合ったって、あなた出ていないのにそんなこと言えるのかという話になるじゃないですか。きょうは堀江の高齢者福祉センターだけに絞らなければいけないんですけれども、ほかのところは、きょうはいいです。ここに出られた方の話を聞かないとわからないんですけれども、あなたじゃないんでしょう。出た方にちゃんと説明を受けたいと思います。
小山中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 堀江高齢者福祉センターでは、12月と1月にかけまして御説明をさせていただきました。答弁が重複いたしますけれども、保健福祉や介護予防の基盤として、これまでの利用層に加えて幅広い区民を対象とする施設としてやっていきたいというようなことを御説明させていただきました。その中でいただいた御意見ですけれども、やはり交流の場ですとか、健康、生きがいづくりの場となっているので、廃止をしないでほしい、それから陳情の文書にもございますけれども、堀江氏の意思に反するようなことはしないでほしい、それから利用者の意見を聞きながら進めてほしい、あるいは早く青写真のようなものを見せていただきたいというような御意見が出ました。その中で、やはり自主グループの活動等につきましても、御利用されているというので御不安もありましたので、そのあたりにつきましては、今後も自主グループの活動がより活発になるような形で何とか取り入れられないものかということを、今、議論しているところでございます。
大内委員
 先ほどの前の方がお答えしたのと続きになるけれども、いろいろ意見が出たけれども、今それを踏まえ、従来型のB型とは同一じゃないけれども、プラスアルファのものを福祉センターの後でやるべきかということで、今、まだ検討中ということですか。
小山中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 検討中でございます。
大内委員
 意見を聞いて、ただ聞き流すのではなくて、しっかりその意見を踏まえて、新しいB型と言えばいいんですか、従来のB型とはまたちょっと違う、A型の機能を多少なりとも生かすような形で、これは民間委託になるのかな、新しい委託をしていきたいと、そういう考え方でいいんですか。
小山中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 ことしの7月までに、区といたしましても青写真を描く、その中で利用者の声も聞きながら進めてまいりたいというふうに考えております。委託という形につきましても、そのあたりも今後検討して進めていくということにさせていただきたいと思っております。
大内委員
 最後に財政的に、一つの高齢者センターの金額が出るかどうかわかりませんけれども、4館をA型からB型にする、単純に財政効果は幾らくらいあるんですか。
小山中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 4カ所全部転換をいたしますと1億4,400万です。
佐伯委員
 今後は保健福祉、介護予防の拠点としてということで、先ほど長﨑副参事の御説明では、今までは60歳以上の利用しかできなかったけれども、60歳未満の人も利用可能とすると。これは決定的な変換点だと思うんですけれども、そのほかに、この機能の転換によって決定的に変わることは何かあるんですか。
長﨑北部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 A型の機能を廃止するということで、いわゆる老人福祉法といった中での使用の縛りというものはなくなるかと思います。そういった中では、保健師を置かなければいけないですとか、そういったさまざまな制約は外れることとなるというふうなところもありますので、今後、その辺はすこやか福祉センターを中心とした事業の組み立て、そういったものもすこやかを中心としてできるというところは大きな違いかなというふうな形で考えているところでございます。
佐伯委員
 やはり最初に廃止という言葉がひとり歩きして、それで利用者の皆さんが本当に不安に思ってしまった。それともう一つは、今、私が言った決定的に何か変わってしまうんじゃないかということが不安なんだと思うんですよね。そういったことについて、説明会を通して、先ほど話もありましたけれども、決定的な不安に対して対処していけるというような方向でお考えですか。
長﨑北部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 さまざまな転換の中で、当然御不安も抱えているというのは十分承知しております。そういった中で、さまざまいただいた意見ですとか、そういったものをとらまえて新しいスキームをつくりながら、また利用者との説明会を丁寧に行いながら転換は進めていかなければならない、そんな形を今考えているところでございます。
金子委員
 今後、介護予防や保健福祉の活動に民間事業者を使っていきたいということですけれども、もう少し具体的に、どういった介護予防の事業や保健福祉の内容を強化していきたいと考えているんでしょうか。それがまず先にあって、その結果転換ということなんだろうと思うんですけれども、今までの説明ですと、転換してどういった活動を強化していこうとしているのかがよく見えないんですが、説明していただきたいと思います。
長﨑北部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 一律に保健福祉ですとか介護予防といってもさまざまな施策があるというのは十分認識をしているところでございます。これまでの高齢者福祉センターが果たしてきた役割というのは、その地域での憩いですとか触れ合い、コミュニティ、そういったものにプラスしてさまざまな事業等があります。今後は、先ほど申し上げましたA型という枠が外れるという中では、もっと可能性のあるような事業というのも展開できるかなという形で見据えております。具体的にはこれまで高齢者福祉センターで行っていた自主グループの方たちの事業的なものを、今度新しく60歳以下の方たちも御一緒に連携するような形で、さまざまな広がりを見せるということも新しい施設になる上でのメリットかなと、そんなことも考えております。まだ具体的なスキームはこれからというところもありますけれども、さまざまな可能性を追求しながら、よりよい施設になるような、そんな転換を目指していきたい、こんなふうに考えているところでございます。
金子委員
 今後もさまざまな自主グループの活動とか、そういう場を残す、あるいはまた入浴事業についても事業者から提案があれば続けていくといった答弁が、この間も委員会や本会議や予算特別委員会でもされてきました。また、民間に委託するということになると、自主グループの活動で使うときも有料になるのではないかということに対しても無料で使っていけるようにしたいという答弁があったかと思います。しかし、民間の事業者にこの施設を貸して、賃貸料を払ってもらうわけです。民間の事業者が運営しながら、これまでの高齢者福祉センターの活動が続けていけるように、使用料をとらずに続けていけるようにしながら、かつ保健福祉や介護予防の機能を強化していくということになると、そういった事業を引き受けられる事業者があるのだろうかと非常に疑問に思うんですけれども、その点はいかがなものでしょうか。
長﨑北部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 民間の活力を利用してといったような中では、当然採算性の視点が出てくるかと思っております。そういった中で、賃貸料を幾らに設定するのか、そういったところも非常に大きな課題だというふうにも認識しております。そういった中で、一般質問でも施設維持に係る経費、それから賃貸料についてはどのような範囲にするのか、十分に検討したいといった御答弁もありました。そういうところも踏まえまして、先ほど出ました賃貸料とか利用される方の使用料、そういったものも総合的にどのような形がベストなのか、それで請け負っていただける事業者があるのかどうか、その辺もきちんと検証した上でスキームを早急に策定してまいりたいというふうに考えております。
金子委員
 A型の老人保健センターとしての規定ではなくなるために、保健師を置くという必要がなくなるとおっしゃっていましたが、これまでは保健師を置いて、健康相談、生活相談、かなりの数が各高齢者福祉センターで行われてきていると思います。堀江では、事業概要に載っている数ですから平成22年度の数だと思いますけれども、生活相談が、年間で1,024人、231回、健康相談が2,019人、148回行われています。高齢者福祉センターでいろいろ交流をしたり、入浴をしたりしながら、健康相談、生活相談などもできるという点で非常に多くの人たちから利用されてきたと思うんですけれども、今後はこうした健康相談などはすこやか福祉センターのほうへというお考えかと思うんですけれども、廃止してしまうというのは、これまでの利用者の方たちの希望には反するのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
長﨑北部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 これまで高齢者福祉センターで各種の健康相談、それから生活相談といったようなところも、今、数字の御披露があったとおり実施しております。そういったものを今後はすこやかにも保健師等医療職がおりますので、そういった者が中心となって代替をやっていきたいということはこれまで申し上げてきたところでございます。今後につきましては、先ほども申し上げましたとおり、すこやか福祉センターが中心となって、それから高齢者会館、それから区民活動センターの高齢者集会室、または新しい施設に直接出向くこともあり得ることだと考えておりますし、さまざまな方策を練りまして、すこやかの専門的な職員がさまざまな地域に出張りながら相談を受けることも見据えなければいけないような、そういった時代にもなってくると思います。ぜひそんな中で、これまで高齢者福祉センターが担っていたものも、すこやかが中心となって一生懸命頑張っていかなければいけない、こんなような形で考えているところでございます。
石川委員
 先日、堀江の高齢者福祉センターの見学をさせていただいたんですが、いろいろお話を伺う中で、非常に不安に思われていることが、今後A型の機能を分散させて、すこやか初めとして行っていくということですが、介護予防という言葉が進んで、福祉センターが介護施設そのものになってしまうんではないかなというような不安があるようですけれども、その辺はいかがお考えでしょうか。
長﨑北部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 堀江につきましては26年の3月といった形で、1年、松が丘や弥生よりも遅い時期になります。堀江の場合、単独施設というところもあります。それから立地的なもの、当然駅の近くというのもありますけれども、どのような形の施設になるのかというのはまさにこれからというのは当然ですし、その辺が介護予防施設そのものになってしまうというスキームは全く今描いているところではございません。
石川委員
 それと、入浴事業、この存続がどうなるのかという不安も多くあるようですけれども、公衆浴場を利用したものとの関連を、すみませんが、もう一度御説明いただけますか。
小山中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 一般入浴につきましては、区内の銭湯でやっております生き生き入浴の事業を御利用いただきたいということで御案内をさせていただいております。
石川委員
 堀江高齢者福祉センター、ほかの3施設も同様なのかどうかわからないんですが、お風呂の温度というんですか、給湯の温度というんですか、これが一般の銭湯よりも温度設定が低くなっているようです。今の高齢者福祉センターを利用した入浴サービスが、公衆浴場を利用した場合に、温度設定だけじゃないんでしょうけれども、そういったことが維持できるのかどうか、そういうことも配慮していただけるのかどうか、その辺どうなんでしょうか。
小山中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 今の生き生き入浴事業につきましては、対象が、やはり御高齢の方ということになっておりますので、そのあたり、同じような温度になるかどうかはちょっとあれですけれども、高齢者の方に適切な条件で入浴していただけると思います。
いでい委員
 中野区の高齢者センター、A型、B型とありますけれども、東京23区の中では高齢者の方、何人に1人という、いろいろな指標があるかと思うんですよね。それについて、中野区の特色を言ってください。
長﨑北部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 先ほど申し上げましたA型、B型の基準という中では、何人以上だと何個置かなければいけないという、そういう細かな規定は現在のところございません。ただ、中野区の場合は、この面積の中でA型が四つ、それからB型が15、そんな設置でございます。23区の状況を見てみますと、A型のみを設置している区が12区ございます。それから中野区と同じようにA型とB型を設置しているのが8区という形です。あと、A型でもB型でもない、いわゆるA型、B型としての設置は未設置というのが3区、そんな形で、今、分布をしている状況でございます。
いでい委員
 そうなると、中野区は断トツで高齢者の方のための施設が多いということですよね。
長﨑北部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 私のほうでもホームページを一読させていただきましたけれども、中野の面積比からA型四つ、B型15というのは、非常に多いといったような状況が見てとれるかなというふうに思っております。
いでい委員
 言葉を返せば、23区の中で中野区はこれだけ高齢者の方々のそれぞれの自主的な活動を推進するための施設が、ほかの区では未設置という区もあるにもかかわらず、A型4、B型15、合わせて19の施設を持っている。これはいわば中野区にとって、他区に対して自慢できる部分だと思うんですよ。今、高齢者福祉センターを御利用されている高齢者の方々の一番の御不安は、今後、どうなっていくのかということです。いろいろな説明会の中でも、副参事はじめ、理事者の皆さんがそれぞれメリットについては御説明をされています。今までの委員会の議論の中でも、今までは60歳以上という形で限定されていたものが、もう少し世代間の交流も広げられるような、そういった施設に今後なるであろうというお話ですけれども、それはメリットに関してであって、ではデメリットに関しては、今、どのような形を想像されていらっしゃるのかお答えください。
長﨑北部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 説明会の中でも拝聴いたしました。自分たち高齢者自身が居場所であるといったようなところを解消されてしまうのではないかという御不安ですとか、それからさまざまな自主グループの活動自体の居場所がなくなるんではないかといったような御不安というのも非常に懸念をされているというのもいただいております。新しい転換後の施設になりますと、当然60歳以下の方たちの利用といったことも実現するという中で、これまで使ってきた居場所が、少し制約を受けるというところも出てくるのかな、その辺がデメリットとしてはとらえられる要因かなというふうな形で考えておるところでございます。
いでい委員
 では、居場所がもしかすると制約されてしまうかもしれない、これがデメリットでありますけれども、言葉を返せば、新たに地域すこやか福祉センターですとか区民活動センター、さまざまな他の高齢者だけに限定した区民の皆さんのための施設も利用ができるということでよろしいんですか。
長﨑北部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 今、まさに委員おっしゃられたとおり、今後は地域にある高齢者が集えるような施設、今、話に出ました区民活動センターにも高齢者集会室があるところもございます。それから、高齢者会館のさまざまな集会室も利用率が100%というわけではありません。そういったところにも、ぜひ今後は高齢者福祉センターを御利用の方が新しい場所での活動を展開していただきたいといったところも今回の転換に向けての大きな意義であるというふうに感じます。そういった中で、新しい自主グループの活動がどんどん地域の中に浸透していくということも今回の転換の大きなねらいであるという形で考えているところでございます。
いでい委員
 冒頭申し上げましたとおり、23区の中でも断トツで、高齢者の皆さんの自主的な活動を推進するための施設というのが中野区にはたくさんあります。それは、中野区にとって本当に喜ばしいことであってほしいなと私は思うんです。今まで活動されている高齢者の方々が、自主的な活動やいろいろな居場所としての機能を失っていくのではないか、これが皆さんの不安に変わっていくことは、いいことをやろうとしていても、また間違った伝わり方をしますと、間違った不安が起きかねませんし、混乱を来すこと自体が政策転換としてはよくないことではないかと思っていますので、地域の方々にはもちろん、説明もそうでしょうし、また使い勝手の部分に関しても、中野区の特色を伸ばしていくんだという観点からも取り組んでいただきたいなと思っていますけれども、いかがでしょうか。
長﨑北部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 自主グループの方たちの活動の居場所、これは一定程度確保するという形の答弁もありました。先ほど、るる申し上げたとおり、地域のいろいろな資源を活用しながら転換していってほしいという願いもありますけれども、ぜひ利用者の声もしっかりと受けとめながら、この転換に向けましては、利用者が本当に転換してよかったねと言ってもらえるような、そんな転換を目指して努力してまいりたいというふうに考えておるところでございます。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を暫時休憩します。

(午後1時34分)

委員長
 それでは、委員会を再開いたします。

(午後1時45分)

 本件について継続審査とするか、挙手により採決を行います。
 お諮りいたします。
 第3号陳情、中野区「堀江高齢者福祉センター」の存続要求については、閉会中も継続審査すべきものと決するに賛成の委員は挙手をお願いいたします。

〔挙手多数〕

委員長
 挙手多数。よって本件は継続審査と決しました。
 以上で、第3号陳情についての審査を終了いたします。
 次に、所管事項の報告を受けたいと思います。
 1番目、平成23年度見守り対象者名簿の提供についての報告を求めます。
野村地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 お手元の資料(資料2)に基づきまして御報告をさせていただきます。
 地域支えあい活動の推進に関する条例、昨年4月から施行されてございますが、それ以降、私どもすこやか福祉センターとしての支えあい推進の取り組みを行ってきたところでございます。その中の一つといたしまして、本条例に基づく団体への見守り対象者情報の提供、これが今回御報告する内容でございます。
 1番目といたしまして、団体として大きく3種類ございますが、名簿の提供の時期でございます。一つ目は、情報提供を御希望になった町会・自治会への情報提供ということで、2回に分けて提供させていただきました。1回目が昨年11月、2回目といたしまして本年2月から提供しているところでございます。二つ目といたしまして、民生委員及び児童委員でございます。本年2月から各地域で展開されております民生・児童委員協議会、この場にお邪魔をいたしまして、各委員の担当地区分の名簿をそれぞれに御提供しているというところでございます。それから3番目といたしまして、関係署というところで警察署、あるいは消防署、こちらについても2月から提供をさせていただいてございます。それぞれ所轄区域分の名簿の提供というところでございます。これら三つの団体につきまして、それぞれ提供前に協定書を取り交わしてございます。
 2番目が名簿登載の対象者でございますが、こちらに記載をしておりますように高齢者、それから障害者となってございます。本年度の提供名簿につきましては、その他区長が必要と認めるという部分に該当する方の登載はございません。
 3番目といたしまして、意向確認というところでございますが、町会・自治会への名簿情報の提供に当たりましては、それぞれ意向確認を2回ずつ行わせていただいてございます。なお、障害者につきましては、民生・児童委員、あるいは警察、消防への提供をするに当たりまして、提供の御希望がなかった地域につきましても、対象となる方に意向の確認を行わせていただきました。
 4番目でございます。名簿提供の内容でございますが、いわゆる基本情報というところで氏名、住所、年齢、性別、それから提供の形式といたしましては、複写偽造防止用紙による紙名簿ということで提供させていただいてございます。
 (3)は飛ばさせていただきまして、最後の情報管理者研修の実施でございます。町会・自治会におきましては、名簿情報を管理される方、あるいは閲覧される方というところを対象といたしまして、各すこやか福祉センター、それから区役所で研修の機会を設けさせていただいております。登録をいただいた方については、悉皆で研修を受けていただくということに御協力をお願いしてございます。
 最後でございますが、別紙をごらんいただければと思います。1回目、2回目の町会・自治会への名簿情報の提供でございます。昨年11月の1回目につきましては、区内八つの町会・自治会に対しまして名簿を提供させていただきました。意向確認をさせていただきました通知対象者といたしましては、1,641人、そのうち868名の方を登載したということでございます。(2)につきましては、本年2月からの提供分でございます。ここまでの部分で総合いたしまして、どちらの町会・自治会も大体同じ傾向でございますが、70歳以上のおひとり暮らしの方、この登載率につきましては対象となる方の65%程度、それから75歳以上の高齢者のみで構成をしている世帯につきましては、対象となる方々の75%程度の登載率となっております。また、障害者につきましてはおおむね15%程度というふうになってございます。
 最後、(3)の民生・児童委員、警察、消防への提供分でございますが、これは区内全域分といたしまして、名簿登載者数が2万1,741人、高齢者、障害者はそれぞれここに記載のとおりでございますが、障害者のほうは若干御希望いただいた町会・自治会への提供分よりは率が上がりまして、全区平均では約18%の障害者の方の名前が登載されているというものでございます。
 報告としては以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
佐伯委員
 町会等に名簿を提供したときに、各町会の名簿の保管状況にいろいろ御不安があって、区民活動センターの金庫に預かりましょうとか、そういうお話もありましたけれども、現状で、名簿を各町会どういうふうに管理しているかは把握されていますか。
野村地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 名簿の御申請につきましては、保管の計画というものもお届けをしていただいてございますので、例えば町会長さんの御自宅、あるいは区民活動センターといったところでの把握はしてございます。
佐伯委員
 2回目の情報提供があったわけですけれども、1回目、我々も地元に出ていっていろいろなお話を聞くんですけれども、実際に行い始めた、おとといは朝日新聞にも出ていましたよね、写真入りで。実際に行っている町会からいろいろな御意見とか御要望も出てきていると思うんですけれども、どういったものがありますか。
小山中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 特に御要望ということではございませんけれども、例えば閲覧者をふやしたいんだけれどもとか、あと具体的に見守り名簿を使って行いたい活動があるんだけれども、その個人情報の取り扱いで留意しなければいけないことはあるのかどうかというようなお問い合わせを受けております。
佐伯委員
 例えばこれは住民票単位でやりますから、実際に二世帯住宅で住んでいても、名簿として出てきちゃうんですよね。だから、実際に見守り活動をやっている方が、行ってみたら家族で住んでいたとか、そういった状況があるということですけれども、これはどうにも解消はできないものでしょうか。
野村地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 これまでも民生委員さんにお願いして、毎年高齢者調査というものを実施してございます。できる限り実態に近い名簿、精度の高い名簿をつくっていこうというふうに思ってございますので、そういった実態がございましたら、そういった情報をすこやか福祉センターが集約いたしまして、来年度以降の名簿はさらに精度を上げていきたいと思ってございます。
白井委員
 最近も某有名タレントさんというんですか、初代バイリンガルの、お名前は伏せますけれども、およそ孤独死や孤立死とは無縁の方がお亡くなりになって地域の中では大きな波紋が広がっているとか、あとはちょうど3.11より1年が過ぎましたけれども、昨年3月の東北大震災以降、非常に災害に対してとか防災に対しての意識が高まっているところです。いざというときに地域の方々や、どうやって支えてもらえるかなと不安になっている方がたくさんおられます。そのような中、中野区が、全国の自治体でも珍しい取り組みということで大きく三大紙にも取り上げられているのが今回の見守り対象者の名簿の情報提供というお話になります。一方で、難しさの話をしますと、確かに役に立つ情報ではあるんですけれども、個人情報が満載されている状態で、これを悪用されるとなると非常に危険な情報にもなります。そういう面では、必要だと思っているんだけれども、どこの自治体もちょっと二の足を踏んでしまうようなところ、思い切って中野区は今回挑戦をされているところです。そもそもお伺いしたいんですけれども、先ほどの登録の段階で言うと、やはり障害者の方々の登録人数がちょっと少ないのかなと思います。2回確認をされたというお話をお聞きしたんですけれども、たしか情報提供のときに、通知を行って、返事が返ってこなければこちらのほうとしてそのまま情報を掲載するという形でよかったかなと思うんですけれども、その点、いま一度お伺いしたいと思います。
野村地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 高齢者の方々につきましては、載せたくないという意思表示がない限り、町会・自治会への名簿には登載をする。逆に、障害者の方々については、載せたいという意思表示があった方について載せるという取り扱いでございます。ただ、それについて御返事のなかった方に2度目、再度の意思確認ということを実施させていただいてございます。
白井委員
 そうすると、高齢者の方々は自分で自分の情報を載せないでくれという意思表示がなければ自動的に載せられている状態、障害者の方々は逆にいうと載せてくれという意思表示がない限りは載せられない状態ですよね。そうすると、高齢者の方々は先ほど登録者数が多くて、障害者の方々の登録者数が少ないというのは、高齢者の方々、返事が返ってきていなくてたくさん名簿に掲載されている状態になっているなんてことはないんでしょうか。この点お伺いしたいと思います。
野村地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 でき得る限り御本人の意向を尊重していこうということで、複数回の意思確認をさせていただきました。まだそれでも意思の把握が難しいというか、問題があるという事例について、そういった苦情を受けた事例はございませんけれども、私どもとしては御本人の意向を最大限尊重したいというふうに思って取り扱っているところでございます。
白井委員
 おおよそ2回の名簿提供の段階で、高齢者の方々2万426人掲載されております。この2万426人中、いわゆる返事が返ってきていなくて、行政として登録したという人数は何人なんでしょうか。お伺いします。
野村地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 基本的には高齢者の方につきましては、登載したくないというふうなお申し出がなかった方について、その総数が載っているということでございます。
白井委員
 要は返事が返ってきた人は何人で、返ってきていない人はこのうちの何人ですかと言っています。もしくは逆でもいいです。返事が返ってきた人は何人ですか。
野村地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 委員がおっしゃられた2万426というのは、全区を対象にした数字でございますので、うちこの高齢者の方々の意思確認をさせていただいたのは、(1)と(2)に載っている町会数分だけでございます。さらに申し上げますと、21の町会がございます。対象となった高齢者の方々は3,034名でございます。そのうち、登載をさせていただいた件数は2,039という数字になってございます。
白井委員
 同じ質問です。じゃあその通知を出して、3,034出して、2,039掲載しているということは、差額幾らくらいですか。1,000人弱くらいの方々が載せないでくれと言ったわけですよね。この2,039掲載されている中で、返事が返ってきていない方、もしくは返事を出した方は何人になるということですか。
野村地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 ざっと995名の方にお返事をいただいて、それが載せないでほしいというふうにおっしゃられた方です。
白井委員
 そうすると、半分以上の方が、返事が返ってきていなくて自動的に名簿を掲載した状態になっているということですよね。先ほど苦情等いただいていませんという話だったんですけれども、それは苦情が起こってからでは遅い話でして、逆に言うと、載せる前にもう一回通知しましたというだけじゃなくて、より丁寧なお話をする必要があるんじゃないかと思うんですけれども、24年度以降、名簿のシステムをつくるために予算としてもかなり大きな金額が掲載されています。名簿の精度を上げるという前に、まずここの情報確認が一番大事だと思うんですけれども、いかがですか。
野村地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 重ねての答弁となりますが、情報確認は大切だというふうに思ってございまして、都合2回にわたって意思確認をさせていただいている。全員の方にお返事をということではなくて、載せたくないという意思表示のある方については御返事をくださいという形式のものでございます。
白井委員
 一方、障害者の方は自分から載せてくださいと言わない限りは名簿に掲載しない。場合によっては、なかなかそういう意思があっても、手紙を出すという行為ができない方もおられるやもしれません。高齢者の方は、返事がなければ名簿に自動的に掲載、障害者の方は返事があった人だけ自動に掲載、この二つは差をつけているのはなぜでしょうか、お伺いします。
野村地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 高齢者の方々については、基本的に高齢に伴う見守りが必要になっていくというところで、改めてこれをお断りしたいというお申し出がない方については載せさせていただいています。障害者の方々については、障害の種別、それから等級等さまざまございます。人に知られたくないという障害をお持ちの方も当然いらっしゃいます。そのあたりのプライバシーの部分というのは、さらに厳密に私ども考えていかなくちゃならないというところで、御本人が載せたいという意思確認をした方について載せさせていただいているという状況でございます。
白井委員
 高齢者の方々は、いわゆる自動的に掲載されている方々は、やはり情報精査する必要があるかなと思います。もう一方で、障害者の方々は、明確に載せてくれという意思表示と載せないでくれという意思表示の方があったんでしょう。ただし、返事が返ってきていないという方々は漏れている可能性があるので、ここも情報の精査のためにしっかりと確認していただく必要があるかなと思います。今後、大事な取り組みだと思います。一方で、冒頭申し上げましたように個人情報で非常に難しい問題もはらみます。だからこそ慎重に取り組まなければならないし、あまりにも返事が自主的になければ外しておきますというのであれば、見守りをやろうという取り組みが薄れてしまうところもありますので、両方の取り組み、高齢者のほうはちょっと自動的にアップし過ぎじゃないですか、障害者の方々のほうには自動的に足切りというんでしょうか、切り過ぎじゃないですかというふうに私は思いますので、両方の取り組みを、間くらいですかね、しっかり調整していただく必要があるんじゃないかなと思いますが、いかがでしょうか。
野村地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 そういったところの御本人の意向というものの確認の手段についてはさらに徹底していきたいというふうに思ってございます。なお、障害者の方々につきましては、各障害者団体のほうにもお邪魔をいたしまして、こういった通知を差し上げるということで、会員の方々に団体としても周知を図っていただきたいというような取り組みをさせていただいてございます。
大内委員
 今回第2回の町会・自治会の提供があるんですけれども、第1回目と第2回目を見て、北部が1と0、中部が3と8、鷺宮が3と4、北部の担当者の方はどなたですか。どういう説明をされているんですか。
長﨑北部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 ここに書いてあるとおり、北部につきましては、第1回目が一つということで、第2回目はなしというところでございます。さまざま町会長会議等通じまして、この見守り対象者名簿の受領はどうですかという形でPRはさまざましてまいりました。それぞれの町会につきましては、取り組みをしていないということではなく、逆にいうと、以前からやってはいるよといったようなことも伺っています。そういった中で、名簿を受領してやる活動までには至っていないというところで、名簿の大切さにつきましては、浸透はしつつあるといったような状況でございます。今後も引き続き毎月の町会長会議等で支えあいについての取り組みですとか、さまざまな情報交換会ですとか、そういったものを今開催もしているところですので、少しずつ気運を盛り上げていきたいというふうな形で考えているところでございます。
大内委員
 あなたは、先ほどの答弁もそうだけれども、まとめている人のトップなんでしょう。だから、一生懸命やっているとは思うんだけれども、南部も少ないんだよね。だから、地域性があるんですか。別にあなた個人の説明が悪いというつもりはないですよ。何でこれだけ差が出ちゃうものなのかなと。それぞれの地域の担当の方が話し合って、うちはこういう状況だよ、こういう状況だよとあるのかもかしれないけれども、地域性なんですか。だと思いますか。自分の説明が下手とは言えないけれども、担当者が来年変わっちゃって急にふえちゃったら担当者のあれだったなとなるけれども、地域によってこれだけばらつきがあるというのは何かあるんですかね。それとも元の町会の数が違うからそうなんですよという話なのか、その辺はどうですか。思い当たる節はありますか。
長﨑北部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 今、御披露ありました町会の数というのもないことはないかというふうには感じております。ただ、やはりそれぞれの地域の中での取り組み方というんでしょうか、そういった地域性があるというのも私自身少しながら感じているところであります。そういった中で、名簿をもらうだけが支えあいじゃないといったような話も聞きましたし、それぞれの地域での独自な取り組み、そういったものをきちんとこちらのほうも踏まえながら、名簿というのも一つのツールだと思っておりますので、引き続き支えあいというものについて、どういうものなのかというのを行政の立場から理解を求めていくといったようなことが大事かなというふうに考えております。
大内委員
 となると、別に見守り対象者名簿を提供しなくても、地域によっては今までどおりやっているので問題ないですよというふうに聞こえてしまうんですけれども、そこまで言っちゃっていいんですか。要するに別に提供者名簿出さなくても、町会によってはしっかりやっている。あなたの持っているところは以前からやっているから別にこれ出さなくても大丈夫なんですよというようにも聞こえるんですけれども、それはそれで、考え方としては合っているの。全体的な考え方でいいんですか。
野村地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 それぞれの町会・自治会、置かれている状況が違うというふうに思ってございます。区のほうから一方的に画一的にこういった方法で取り組みをお願いしますということではなく、それぞれの地域の状況にあわせた取り組みをお願いしていきたいというふうに思ってございます。ただ、それぞれこの名簿がなくても、こういった見守り、支えあいが行われていないというふうに私ども決して思っているところではございませんけれども、町会の会員以外のところに広がりを持っていただくためには、この名簿の情報を有効に活用していただきたいというところで、今、現在もそれぞれの町会に御説明をしているところでございます。
大内委員
 だから、本来でいうと、主に町会に委託をしてやっている話だから、町会員のところでしか把握できない。それ以外もやってもらいたいからということですけれども、そうすると先ほど言った人のあれは、町会のしかやっていないはずなんじゃない、ほかのところもやっているという意味で言っているのか、見守りをね。先ほどの長﨑さんの答弁でいくと、町会以外の人のところも、そこの町会はやっているということですか。そういうことですね。だから、いいんです、独自のやり方でいいんですということですか。
長田地域支えあい推進室長
 見守り、支えあい、この言葉があらわす範囲はかなり広いものがあるというふうに思います。ただ、その取り組みを進めていく上で、地域の中では今まで個人情報というものの壁が厚かったということで、さらにより具体的な詳細な取り組みをする場合に、町会の名簿以外のところの個人情報を、町会の会員である方の担い手がそのものを所有して、管理して、見守りに活用するということはやはり難しかったと。そういうことについての課題の解決の手段として名簿の提供というものがあるというふうに考えてございます。先ほど来御説明させていただいておりますが、地域の取り組みにはさまざまな方法がございますので、町会の構成員、どこにどういう方が住んでいらっしゃるかということを把握した上での見守り、支えあい活動というものももちろんあると思いますし、それからもう少し広い観点から地域の様子をかんがみて、見守り、支えあいをするということもあると思いますので、その取り組みについては多様性があるというふうに考えているところでございます。
大内委員
 別に先ほどの答弁に対して異議を唱えているんじゃなくて、そういった考え方も是とするんですねと。別に見守りの名簿をもらわなくても、各地域でそれぞれの対応をしているし、いろいろあるということを今おっしゃっていましたけれども、それも是とする、それも認めていくと、そういうことなんですか。
長田地域支えあい推進室長
 見守り、支えあいの活動というのは、先ほど御答弁させていただいたとおり多様性があるというふうに考えてございますので、行政がつくる見守り、支えあいの基盤の上に、さまざまな区民の方の活動がその上に重なっていくというふうに考えてございますので、その多様性の中で地域の中にさまざまな見守りのネットワークがつくられていくことが必要だというふうに認識しているところでございます。
大内委員
 それぞれの地域性によって、それぞれの町会がそれぞれ地域の方を見守っている。必ずしもこの見守りの名簿を提供することが第一義ではないと。あくまでも地域で見守っていただければいいんだと。そういった言い方は、返ると、地域で見守りがなかなか把握できていないところには名簿を提供してやってくださいよ、そういうことでいいんですか。地域で把握できていない町会にはこういう名簿があるから、この名簿を使ってより把握してくださいと。この名簿を提出しなくても、それぞれの町会で各自しっかり見守っていただいているところは、特にこの名簿は使わないでやっていただいて結構ですよと、そういう見解でいいんですか。
長田地域支えあい推進室長
 条例で定めました名簿提供の仕組みというのが、先ほど御答弁させていただいたように、より詳細な見守りの活動をするための手段というふうに考えてございますので、それぞれ町会の御判断で、こういう形で見守り、支えあい、地域の必要な課題の解決に取り組もうということであれば、そういう形でよろしいかというふうに考えてございます。
大内委員
 そうすると、この名簿を提供するというのは一つの手段であって、目的はまた違うところにあるんだと、それはわかりました。となると、各自治会、名簿を提供している。それと別に、各町会・自治会で、こういった形でうちは見守りをやっているから大丈夫なんですよと、残りの町会は全部そうなんですか。要するにそれは把握していないのと。わかる。僕たちはこれを見ると、中野区では全部で21町会しか名簿提供してやっていないじゃないか。これちょっと企画倒れじゃないかと。新聞で持ち上げたけれども、思ったほど町会とか、でもそうじゃなくて、これをもらっていない町会でもそれぞれ独自のものをやっているんだから、別にこの名簿ができなくてもやっている町会が多いです。じゃあ残りの町会は全部そうなんですかと。そういった把握はしているんですかと。言っている意味わかりますよね。その辺はどうですか。
長田地域支えあい推進室長
 条例の施行が、冒頭の説明にもございましたが、平成23年4月1日ということでございます。この条例の趣旨を地域の皆さんに御理解いただく。具体的な制度として町会・自治会への名簿の提供の仕組みについても御理解をいただくという過程に今あるというふうに考えてございます。町会・自治会の取り組みはさまざまあるわけでございますが、名簿を使うことによって、その取り組みの内容が、幅が広がる、ないしは内容が深まっていくということがあろうかというふうに考えてございます。そういう意味で、先行する第1回目の8町会、ないしは第2回目の13町会の取り組みの様子がさらに他の町会等に伝わることによって、町会の見守りの事業計画の幅と深さをさらに深めていくために名簿を希望される方もまたふえてくるんではないか、そのように認識しているところでございます。
大内委員
 ですから、見守り名簿はあくまでも手段であって目的ではないと一緒ということでしょう。だから、そうなると、あそこに座っている人たちは各地域で、各町会で見守り名簿なくてもうちはこういう活動をやっているんです。やっていないところは、それぞれまたこの名簿の提供もあるし、名簿を提供しないでもやってくださいねということをちゃんと言って、今現在、状況はどうなんですかということを聞いている。把握しているんですか。百八つある町会のうち、うちのエリアでは、これだけの町会は見守り名簿を提供しなくても、あなたたちが言っている目的はある程度達している、そのような活動をしているんだという町会がほとんどなんですか、その辺はどうなんですか。長﨑さんが、その四つのところをまとめているんだったらまとめて答えていただければいいけれども、どうなんですか。
小山中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 私どもで今把握をしておりますのは、個人情報を取り扱うということで、欲しいんだけれども、ちょっと様子を見たいとか、あとは自分の町会はすべてきちんとやっているということよりも、自分の町会は安心だと思っていらっしゃる地域もあるようです。実際に、見守り名簿にお手を挙げられる町会につきましては、例えば最近夜中に救急車が来て高齢の方が運ばれたけれども、その方については、だれも地域の方は御存じではなかったとか、例えばおひとりで亡くなっているケースがあったとか、そういう困ったり、不安になるような状況が起きたときにもう少し細かく見守りをしてみようかということで手を挙げられるケースが多いというふうに受けとめております。ですので、それぞれ町会さんの活動をお伺いしながら、適切な時期に御紹介をさせていただくとか、そのような御説明をさせていただきたいなというふうに思っております。
長﨑北部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 私のほうでも、先ほど申し上げました町会長会議等の場におきまして、見守り、支えあいの活動につきましてということでさまざまお話も聞いているところではございます。やはり町会員だけで手いっぱいだという話もありますし、まだ名簿をもらうには時期が至っていない。今、現在ある名簿だけでも十分間に合っているというような、そんな話も聞いているところでございます。今後ともこの名簿の意義ですとか取り組み等につきまして、さまざまな活動について行政としてできる支援といったようなものを積極的にやっていきたいというふうに思っております。
岩浅南部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 南部地域でございますけれども、やはり今までと同じように、町会に加入されている方につきましては、かなりの精度で把握をされていると。また、防災・防犯のパトロール等もすべての町会で行っておりますので、一定の支えあいの活動は行っているというふうに認識しております。これまでも町会長会議等でお話をさせていただいておりますけれども、現在も町会におきましては、名簿をもらってはどうかということで検討していただいている町会もございまして、次回以降の受付に際しまして話を聞きたいと言っていただいている町会もございますので、これまで以上に名簿をお渡しする支えあいも進んでいくかなというふうに考えております。
高橋鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 私の担当しています鷺宮地域におかれましては、町会・自治会さん、すべて御関心は強くお持ちの状況です。その中で、名簿の活用につきまして、団地自治会につきましてはすべて自分たちの自治会の情報を把握しているというところもございます。そういったところにつきましては、個人情報、あえて区からもらわなくてもいいというところもございます。また、私のところでは、24町会中の7町会で手挙げをしていただいておりますけれども、今、手挙げをしていないところで慎重になっているところについては、まず個人情報を取り扱うというところ、それから会員外の住民の方の見守り等をどう考えればいいのかということ、あと町会のマンパワーということで、回り切れない。そこをどう工夫すればいいかというところで慎重に検討しているところが多いというふうに感触を得ております。
大内委員
 今、四つの地域からそれぞれ意見を聞いたんですが、要は、先ほども言ったけれども、これはあくまでも手段であって目的ではないという以上、見守り名簿を提供する町会の数をふやすというのが単に目的じゃないと。ふやしたほうがいいんだろうけれども、ただ、要はふえないということは、仕組み自体に、名簿を預けるということにかなり不安感があるということであれば、これはあくまで手段なんだから、目的を達成するためにほかの手段はないのかということも検討していかないと、この名簿を提供することだけが目的になっちゃって、本来の目的が薄れていく。今、説明された方たちも名簿を提供する、受け取ってくれという議論ばかりになっちゃう可能性がある。あくまでも目的をしっかりと考えていって、提供の仕方が町会に負担がかかるということであれば、また違うことを考えてやらないと、これ以上ふえていかないと思います。まだ全部で21なんだから。まだ全体の2割でしょう。2割いっていないんだから。そういったことも、目的がはっきりしているんだったらこの手段にこだわらずにいろいろ考えて、地域で直接意見を聞いている人たちの話を聞いて、この名簿の提供の仕方ももうちょっとやり方があるんじゃないのかなという意見をいただいて、その目的のために名簿の提供をやっていただきたいと思いますので、何かありましたら。
長田地域支えあい推進室長
 委員の御指摘にもありましたように、まさしく目的は中野の地域の中での見守り、支えあいの活動が深まっていくということにあるわけでございます。答弁重なりますが、その手段の一つとして見守り、支えあいの観点からの名簿提供ということがございます。私ども、いわゆる成果指標といいますか、実績としてこの数を競うというような意識は持ってございません。あくまで町会・自治会の方たちが御自分の地域の中での見守りを実施していく上での有効な手段としてお考えになって、みずからの意思で手を挙げていただいた場合に一定のルールの中で名簿を提供させていただいております。これ以外にも、地域の中での支えあいの取り組みについてのネットワークを広げる取り組みというのはさまざまにしてございますので、そういった中で地域の支えあいを進めていきたいと考えてございます。
石川委員
 この見守り対象者名簿について、3月5日に中部すこやか福祉センターが主催で会合が開かれていると思うんです。この中で、実施をしている町会、多分二つの町会かな、報告があったと思うんですけれども、報告の内容を教えていただけますか。
小山中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 出席をされた町会につきましては2町会でございますけれども、3町会のもう一つの欠席のところからは文書にて報告をいただいております。主な内容といたしましては、まず皆様お手元にしまして、ふだんちょっと気になっているおたく等を確認いたしまして、そうなんだというふうなことで一つひとつ確認をして訪問されているということを伺っております。あるいは対象者を女性とか男性とか限定して少しずつ広めていこうということで、地域で懇談会のようなものを開催されていらっしゃるところもあるようでございます。懇談会を開いた中で、日ごろのお悩みを聞き、私どものほうにつながっているケースも少しずつふえてきてございます。
石川委員
 報告をした町会なのか、それとも参加をされた方からの意見なのか、ちょっとわからないんですが、見守り対象者名簿について伺ったところ、何で自分の個人情報を町会がわかっているんだというような苦情が入ったという報告がこの会議でされたというふうに僕は聞いているんですけれども、そんなことはなかったんですか。
小山中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 私もそのときずっと出席をしておりましたけれども、会議の中でそのような苦情の発言はございませんでした。
石川委員
 じゃあ僕の報告の聞き方が悪かったのかもしれません。ただ、参加した方からは、逆に、先ほど白井委員もおっしゃっていましたけれども、対象者の名簿の扱いについて、拒否するということを見過ごしてしまった方が、たまたま町会の方が善意で伺ったときに、何で自分のところに町会の人が来るんだと、まして対象者名簿の中に自分が含まれている。こういったことがあったというふうに、これは会議が終わった後に、何人かの方と帰り際にこういう話があったのかどうかわかりませんが、やはりこういったことが実際に起きているんだなということを思いますので、今後、特に名簿の管理については町会・自治会が管理をするというよりも、行政のほうでどういった形で確認をするのか、慎重にしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
野村地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 名簿の管理方法については、今後も私ども最大限町会・自治会に協力しながら適正な管理が行われるように努めてまいりたいというふうに思ってございます。なお、名簿の登載についての意思確認の通知について、まだ理解されていらっしゃらない方がいたという事例の御質問がございました。そういった方々についても、今後さらに精度を上げていくというところでは、意思確認のほうもあわせて取り組んでまいりたいというふうに思ってございます。ただ、一言言わせていただきますと、こちらからの通知について、理解ができなくなっている方々というのは、見守りの重要な対象になる方でもありますので、そこのところも御理解をいただければというふうに思ってございます。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
 2番、区民活動センターのアンケート調査結果についての報告を求めます。
鈴木地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)
 それでは、区民活動センターのアンケート調査結果について(資料3)御報告いたします。
 これは、区民活動センターで行っているサービスについて、区民の方の御意見、御要望を把握しまして、施設や業務の改善に生かしていくために行っておりますアンケートでございます。
 調査期間と調査内容でございますが、調査期間はことしの2月13日から3週間、3月5日まで実施いたしました。対象ですが、それぞれの15の区民活動センターの集会室、この3週間に御利用になった利用者の方に、方法としては窓口でアンケート用紙をお渡しして、御利用が終わった後に回収させていただくという方法で調査を行いました。
 アンケートの内容でございますが、一つ目は、今年度は区民活動センターの運営委員会が発足しましたので、運営委員会のことの周知度や運営委員会が行っている地域事業への参加などについてお尋ねをしています。それから二つ目は、集会室の使い勝手や集会室利用の際に担当者の説明がわかりやすいかどうかというふうな視点でのアンケートでございます。回収ですけれども、昭和と東中野区民活動センター、集会室が少ないということもありまして、そこの二つは100枚ですけれども、残りの13の区民活動センターは200枚を回収したところでございます。
 次のページに抜粋を載せてございます。細かい集計結果で区民活動センターごとに出ています。まず、今年度初めてですけれども、区民活動センターでの地域事業とか地域ニュース、それらについて運営委員会に委託して区はやっているんですが、その運営委員会の活動を御存じですかというお尋ねをいたしました。一番右端に集計の平均値が出てございます。知っているが、平均が29、知っているというところで、最高が、東中野あたりが40%くらいきています。それから何となく知っているというのが同じように30%程度ということで、合わせて何となく知っているというので6割ということで、知らないというのが4割でございました。
 それから二つ目です。知っている、何となく知っているよという人の中で、地域の事業、講演会、検討会などに参加したことがあるかということのお尋ねが2番目です。参加したことがある方が26%、全くないよというのが7割という内容になってございます。
 それから3番目で、地域で暮らしやすさを目指すためにはどのような情報が皆さん欲しいですかというふうなお尋ねで、①から、主に⑤までお尋ねして、上位が地域内で行われるイベント情報が欲しい、それから地域での支えあい、それから防災・防犯に関する情報、これがそれぞれ25%、20%というアンケート結果でございます。
 裏面にもう一つ、集会室の使い勝手についてお尋ねしています。集会室は使いやすいですかというふうなところでは、6割強の方が使いやすいということです。
 それから次の(2)予約や利用する際に担当者の説明や案内は十分ですかというお尋ねです。これは、7月から正式に民間事業者に委託をいたしましたので、そこら辺がどうなのかというふうなことも含めて調査をいたしました。丁寧でわかりやすいというのが47%、どちらともいえないなというのが30%強ということです。合わせてほぼ80%ということになると思っています。
 3番目は集会室の整備、備品等についてのお尋ねをしてございます。これらは毎年聞いているところでございますけれども、どちらともいえないと、まあまあ使いやすいというふうなところで平均値を出させていただいています。
 4番目、最後には集会室の利用の案内表示についてもお尋ねをさせていただいているところでございます。
 実は、(2)につきましては毎年とっているアンケートでございます。職員がやっていたときも、顧客の満足度をはかるというふうなところで私ども毎年やってございますが、正直申し上げまして、ここの時点でわかりやすさというところのポイントは下がってございます。その分、じゃあわかりにくいのかというとそうではなくて、どちらともいえないというところがふえてきたかなという、丁寧でわかりやすい、どちらともいえない、昨年区の職員がやっていたときも80%ちょっとで、そこあたりは変わらないんですけれども、民間事業者に移ったところでどちらともいえないという部分が、少しボリュームが出ているのかなというふうに私ども受けとめているところでございます。
 簡単でございますけれども、調査の結果として御報告をさせていただきます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
いでい委員
 アンケート調査結果について、細かく御説明いただきましたけれども、これを聞いて、一体何を知りたいんですか。
鈴木地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)
 アンケートにつきましては、毎年、顧客満足というところで行政評価の区の指標にさせていただいているというふうなところで、区としては、得たい情報の一つです。一つは、集会室に関して言えば、御利用の方々へ適切な案内を常にやっておくというのが必要でございますので、まだまだ足らないところについてはきちっとマニュアルの徹底、あるいは速やかな説明ができるように指導をやっていきたいというふうに思ってございます。それから区民活動センターにつきましては、長いこと区が直営でやってきたということもございますので、そういったことで、変わったということの周知度がどのくらいになっているのか、まだまだであるとすれば、引き続き行政としては根強くPRをしていく必要があるかな、そのように考えてございます。
いでい委員
 これは調査の対象者が、各区民活動センターの集会室の利用者さんなんですね。利用者さんの中で、運営委員会に委託して実施していますけれども、運営委員会の活動、御存じですか。知らないという方が4割、また裏の使い勝手はいかがでしたか。使いやすい、どちらともいえない、使いにくい、今、理事者の御説明の中では使いやすい、どちらともいえないというのを合わせて、どちらかというと使いやすい方向だななんていう話が、私にはそうとらえられたんですけれども、今、行政評価のために得たい情報をこのアンケートによって得ているというお話がありましたが、各区民活動センター集会室を利用されている方々にも知られていないような事業を行っていること自体、私は問題だと思っています。なおかつ、これ、調査の対象の幅を広げて、区民活動センターの集会室を利用したことがない一般の区民の方々からアンケートをとってみられてはいかがですか。そのときには、PDCAサイクルにのっとった行政評価、決算のときに出てきますけれども、あの評価結果のアンケートには載せがたいような結果が間違いなく出ると思いますけれども、いかがですか。
鈴木地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)
 委員御指摘のとおり、区民活動センターのあり方について、もう少し幅広く区民の方にいろいろアンケート調査をする必要があるというふうには思ってございます。これは毎年行っております、非常に簡便な方法でのアンケートで、まずは日ごろ御利用なさっている方にお尋ねしようというふうなところで例年の調査の延長の中で設問を設けたものでございまして、これで何となく知っているがふえているからいいというふうに思っているものではございませんので、今後も区民活動センターの検証というところの材料になるかというと、決してそうではないというふうには受けとめているところでございます。
いでい委員
 では、再度申し上げますけれども、何のためにこのアンケート調査をやっているのか。地域センターを区民活動センターとして、いろいろな使い勝手を変えました。民間委託も導入して、運営委員会さんに任せました。そのことによってこうですよ、よくなりましたよという答えをわざわざ区側が導き出そうとするためにこの対象者や設問をつくっているようにしか見えないんですよ。それをまた来年度の決算の中で、この数値をもとにしたデータを公表して、PDCAサイクルの中でAをとりにいっているとしか思えないアンケートだと私は思っているんですけれども、いかがですか。
鈴木地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)
 区民満足度の集会室利用者の調査の指標としては、それはそれで一定推移を見るというところでは同じかなというふうに思ってございます。決して評価を高めるためにこういうふうに作為的にやったということではございませんで、従来型の中に、新たに運営委員会に関してはさせていただきました。ふだんから活動センターに足を運んでいらっしゃる方ですら、やはりまだ十分御理解いただけていないということもございますので、こういった結果を、少ない回収数ではございますけれども、一つの反省材料として受けとめて、今後きっちりとPR等々励んでいきたいなというふうに思ってございます。
いでい委員
 この結果はどういうふうに生きてくるのか。それはアンケートの結果を見て、パーセンテージを上げていく努力というものが今後必要だと私は思うんですよ。PRだけじゃなくて、今回、昨年のアンケート調査の結果よりも下がっているというのは、行政の区民に対する理解度を増すような行動が、やはり少し足りないんじゃないかなと思います。PRするだけではなくて、このパーセンテージを上げていくためにはどのようなことをやっていったらいいと御担当の方はお思いですか。
鈴木地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)
 制度が変わったか変わらないか、変わったことについては徐々に御理解がいただけると思います。変わった中で、どういうふうに自分たちにとってよくなったのか、そういったことをまだお尋ねしてございませんので、そういったことも今後アンケートの中には組み込んで、行政としてきちっと把握をしていかなければいけないことかなというふうに思っています。引き続き周知につきましては、中期的な視点を持ちまして、PRというのは継続的に行う必要があるなというふうには思ってございます。なお、受付業務につきましては、日々窓口で交わされる区民との接点でございますので、そういったところにはそれを担う事業者へきちっとマニュアルを整備したり、あるいは指導の中できちっと伝えていく努力を今後もしていきたいというふうに考えてございます。
白井委員
 今、いでい委員のほうからるる質問があったんですけれども、私も1点だけ、ちょっと気になる点がありましたのでお伺いします。
 1番目の(1)が、区民活動センターの地域事業や地域ニュースは省いて、運営委員会に委託していますが、運営委員会の活動を知っていますかと。①知っているが29、何となく知っているが30%、おおむね59%、6割くらいの人が知っている、何となく知っていると。何となく知っている、もしくは知っているという方の中で、(2)運営委員会が実施している地域事業に参加したことがありますかと聞くと、参加したことがある26、ないが71%です。運営委員会のことを知っている、何となく知っているという方に地域事業に参加したことがありますかと聞いて、ないというのが7割ですね。転換を含めておおむね今年度と言っていいんでしょう。確かに運営委員会の事業は始まったところですけれども、運営委員会の取り組みや、もしくはコーディネーターさん、事務局員さんが参加されての形になっています。本来、地域の活性化というところで、それぞれの地域の方々が独自に考えてというので区が委託している事業なので、実はこの数字、結構シビアな話でして、ちゃんと委託した事業が効果を得ているかどうかという指標になります。それぞれの運営委員会さんが考えることだという話になるかもしれないですけれども、区として委託した責任があるんですね。この数字はしっかり区として取り組まなきゃならない指標だと思っていただいて、来年度以降の展開お願いしたいと思いますが、この点いかがでしょうか。
鈴木地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)
 今年度スタートだったということもありまして、運営委員会さんも、どうしても事業の働きかけ等々も苦労していらっしゃるところもございました。徐々に運営委員会が地域の中できちっと皆さんに、地域の方々にメッセージを送る主体だということを御理解いただけるように、今後も区として最善の御支援をしていきたいなというふうに考えてございます。
大内委員
 出してもらったんですけれども、また戻るけれども、あなたがまとめて、後ろの4人の人たちはちゃんとこれ見て、あっ、うちの持っているエリアの数字はやばいなとか、ちゃんと思っている。聞くけれども、例えば江古田なんて、知っていると何となく知っているで51%でしょう。このうち参加したが15%ということは、7%くらいしかということになっちゃうんだよね。多分それ以下だろうね。まあエリア的な問題もあるけれども、じゃあうちの地域は場所が悪いから仕方がないという話なのか、あるいは努力して何か改善していかなければいけないとか、そういったふうに思っていますか。どうですか。
長﨑北部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 今、江古田の15%という数字が出ましたけれども、やはり転換してまだ1年というところもあります。この数字につきましては、当然運営委員会の事務局長並びに事務局のほうにも披露しているところでございます。やはりこの数字を踏まえて、反省するところは反省しながら、来年どうやったら魅力ある事業ができるのか、そういったところの糧にしなければいけないというふうに私自身も今考えているところでございます。集会室の利用者がこういった運営委員会を知っている中で、どうやって事業に参加してもらえるか、その辺について大きなテーマとしながら来年の糧にしていきたいというふうに考えております。
大内委員
 たまたま今ほかの人から指摘がありました。沼袋と野方、君が持っているところは低いね。ちゃんと次の人に申し送りをして移ってもらわないと困りますからね。必ずしもエリアの真ん中にセンターがあるとは限らないから、違うというのもわかるけれども、君が持っている所管のところは低いよね。頑張ってくださいね。来年は変わるように。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告について終了いたします。
 次に3番、地域支えあい推進の進捗状況についての報告を求めます。
小山中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 それでは、私のほうから4カ所のすこやか福祉センターで行っております地域支えあい推進の進捗状況について(資料4)御報告いたします。
 資料を御説明する前に、今年度4カ所のすこやか福祉センターで行っております地域の支えあい推進をするための取り組みについて、少しだけ御説明をさせていただきます。
 すこやか福祉センターでは、支えあいについて今年度力を入れてまいりました。7月にスタートしました区民活動センターに配置している職員も地域支えあい推進を担当する職員としてさまざまな活動を行っております。昨年の8月からは、これらの支えあい推進担当の職員によります高齢者などの見守りが必要な方へ訪問活動を開始いたしました。これにつきましては、地域で支えあい活動をされていらっしゃる方々と同じ目線で、何かあったときに解決ができるようにということを目的として行ってございます。また、町会・自治会、民生・児童委員など、見守り活動をされている方の緊急時の相談体制として、24時間緊急時に電話を受ける体制を整備しております。地域の皆様に支えあい活動をしてくださいというだけでなく、各地域における見守り、支えあい活動をされている方が困ったときに、区がしっかりと受けとめる体制を強化してまいります。その上で、本日これから御報告いたします地域における取り組みとともに、引き続き見守り、支えあい活動を進めていきたいと考えております。
 それでは資料のほうをお手元にお出しください。地域支えあい推進の進捗状況についてということで御報告いたします。
 支援を必要とする高齢者等を地域で支え・見守るネットワークを推進していくために、本年度、各すこやか福祉センターでは、下記のとおり、仕組みづくりなどを進めております。
 本日は主な二つの事柄について御報告をいたします。一つ目につきましては、地域での支えあいを推進するための仕組みづくりでございます。二つ目は地域での支えあい推進をするための取り組みでございます。地域での支えあい推進をするための仕組みづくりにつきましては、各すこやか福祉センター及び各区民活動センター区域に、支えあいにかかわる地域の活動団体や関係機関、民間事業者など、参加する仕組みづくりを進めております。地域課題の共有や今後の取り組みなどについて意見交換を行い、連携の強化に努めております。実績は別紙1のとおりでございます。
 2の支えあい推進をするための取り組みでございますけれども、各すこやか福祉センターが主催して、区民や支えあいにかかわる地域の活動団体を対象に、地域での支えあいへの理解、知識を深める取り組みを行ったということで、実績は別紙2のとおりになります。
 それでは次の別紙1をお開けください。地域ごとにさまざまな状況に応じて関係者の方々が連携して取り組みを進めております。ここではすこやか福祉センターの圏域ごとにまとめて御報告をさせていただいております。表の見方といたしましては、対象範囲ということで、どの地域の方々の課題を取り上げるか、活動を広げていくかというような範囲を左側に書いてございます。それから主に会議体になりますけれども、名称、それから開催回数、開催月、参加人数という形でまとめてございます。こちらの全地域、主な会議の構成員につきましては町会・自治会、それから民生・児童委員、それから地域包括支援センター、社会福祉協議会、さまざま関係機関につきましては、基本的には同じでございます。地域によりましては、商店街ですとかゆうあいクラブ、高齢者会館のスタッフなど交えて会議を行っているところでございます。
 まず(1)南部すこやか福祉センターの圏域でございます。南部につきましては、南部すこやか福祉センター全域で会議を行っております。そのほか南中野区民活動センターの単位、それから弥生・鍋横区民活動センターの担当区域で会議を開催しております。内容につきましては、日ごろの活動についてさまざま意見交換をするというようなもの、それから困った事象のある、問題行動がある方の事例研究ということを行っております。
 (2)中部すこやか福祉センターの圏域でございます。こちらはすこやか福祉センター全域のものを対象にしたものを1回3月に行っております。こちらが先ほど石川委員からお話が出ました見守り名簿による活動の実践報告会ということを行いました。あとは東部区民活動センター、桃園区民活動センター、東中野区民活動センター、上高田区民活動センターの担当区域でそれぞれ会議を行っております。中部につきましては、区民活動センターを先行しております東部、桃園の地域がございます。こちらにつきましては、私どもがさまざまなお話をさせていただくのとあわせまして、先にさまざまな取り組みが動いているということもございまして、区の主催ではなく、星印のところにつきましては区民活動センター運営委員会が主催をして、区が側面援助をするということで実施をしてございます。昭和につきましては掲載してございませんけれども、昭和につきましても、運営委員会による支えあい部会等の動きが今あります。また、民生委員、児童委員の皆様のさまざまな取り組みについてのアイデアがあるところですので、そのあたりの状況を踏まえながら、なるべく早い段階でネットワークの会議を開いてまいりたいというふうに考えております。
 それから(3)北部すこやか福祉センターの圏域でございます。こちらは各区民活動センターの区域で、地域情報連絡会を1回ずつ開催してございます。こちらにつきましては、認知症サポーター養成講座、それから地域の課題、今後のさまざまな取り組みについて、それぞれ話をしているところでございます。
 (4)鷺宮すこやか福祉センター圏域では、鷺宮福祉センター全域を対象といたしました支えあい会議、これは成年後見制度について学ぶということで、3月に予定してございます。大和区民活動センター、鷺宮区民活動センター、上鷺宮区民活動センターの区域でもそれぞれ地域懇談会ということで行っております。こちらにつきましては、先ほどからもお話が出ております見守り名簿の提供について、その仕組みですとか活用について説明をしているところでございます。
 以上が仕組みづくりということで実施をしたものでございます。
 次、別紙2をお開けください。こちらにつきましては、区が主催をして実施した事業でございます。対象は、広く一般の区民を対象としているものでございます。
 まず、南部すこやか福祉センターにつきましては、地域ネットワーク検証実験ということで、「徘徊者Xをさがせ!」という実験を地域の中で行ってございます。職員が扮する徘徊者Xを見かけたら、すこやかに通報するということで、その情報がどのように広がり、どのように連携するのか、つながるのかというようなことを実証するための取り組みです。それを受けまして、2月に地域ネットワーク検証実験ということで発表会を開催してございます。
 中部すこやか福祉センターでは講演会を実施してございます。「地域ですすめる支えあいのネットワーク」ということで、こちらは御近所の底力という番組の元プロデューサーをお呼びして、地域の困りごとを解決するヒントを教えていただくというような企画で行いました。
 北部すこやか福祉センターにつきましては、講演会ということで2回実施してございます。名称につきまして、あと内容につきましては書いてあるとおりでございます。お年寄りの心と体ということで、お年寄りの心と体に寄り添うためのさまざまな学習をしたということです。
 鷺宮すこやか福祉センターにつきましては、講演会ということで3月23日に予定しております。こちらにつきましても広く区民の方に成年後見制度の理解を深めるということで実施をする予定でございます。
 私からの御説明は以上で終わります。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
大内委員
 支えあい推進はわかるんですけれども、きょう最初に報告があった見守り対象者名簿の提供というのがあるでしょう。あれとこれとはどういう関係になるんですか。あれもこれの活動の一つなんでしょう。要するにこれが上位で、最初のやつが下位だったら報告の順番違うし。この高齢者を地域で見守るネットワークの推進の中に、僕は見守り対象者名簿の提供が入っているのかなと思って、でも、報告の順番が違うんだよね。
野村地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 報告の順番は、単に所管の行政順位というふうに御理解いただければと思ってございます。
大内委員
 所管の行政単位、委員長にもお願いしますが、そういうのじゃなくて、大きなところから説明してくれないと、座っている順番なんだよ、報告が。じゃなくて、こっちのほうが大きな視点に立つべきだったら、こっちの説明があって、最初の見守りをやってくれないと、見守りの対象者名簿の話のほうが大きいのかなと。今後、運営ね。これがあって、下なんでしょう。下というか、一つなんでしょう。だったらこれを先に言ってくれないと。そしてそれに基づいて、その中の一つだと言ってくれたほうが聞いているほうはわかりやすいなと思いますので。
 それで1点だけ。仕組みづくりを区が主催のところと区民活動センター、運営委員会が主催、これはどうして違うんでしょうか。
小山中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 先ほどもちょっとお話しさせていただきましたけれども、区が改めて何か会議体をつくって進めるという以前に、地域の皆様が、御関心があって、同じような構成メンバーで既に会議をお持ちだったということもございまして、東部につきましては区民活動センターのほうが主催となってございます。桃園につきましても、運営委員会の部会ができたところで地域の特性にあわせてこんなメンバーを呼んだらいいんじゃないかというお話がありましたので、あえてそこで区が主催となった会議を開催せず、そこに同席をして、側面支援をするという形で開催する予定になってございます。
大内委員
 センターごとに、全部で15地域がやっているんでしょう。じゃあ中部の活動センターは特に熱心だとか、そういう理解になるわけ。5カ所ほどでやっているじゃない。ほかのところはやっていないじゃない。要するに区民活動センター主催では。おたくのところだけやっているので、これはいいことなの。
小山中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 先ほどもちょっと申し上げましたけれども、特に中部に関しては地域性もあるのかもしれないんですけれども、例えばおひとり暮らしが何か困ったことが発生したですとか、おひとりで亡くなられている方がいらっしゃるだとか、割と耳に入ってまいります。特に東部と桃園につきましては、区民活動センターでまずは解決する課題を地域の支えあいにしようということで取り上げていただいておりますので、そういうこともございまして、そちらの動きともあわせて、私どももかかわりながらよりよいものにしていこうというふうに判断をしているところです。
大内委員
 というのは、東部、桃園、東中野というのは回数も多い。区民活動センターが中心にやっている。こういう活動は、この間の活動センター運営委員会の委託の助成金があったでしょう。常任委員会を開いた。こういった事業にも当てはまってくるんですか。要するに活動センターが独自でやる場合、今回、ああいった助成を20万円、3年間という一つの枠があったじゃないですか。それと同じ事業になるの。例えばこういった事業をやりたいというと、区のほうが主催しちゃだめだけれども、区民活動センターが主催している場合は、地域支えあい推進の指定事業に入るんですか。
鈴木地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)
 指定事業、課題として支えあいや地域の安心・安全、防災・防犯ということを抱えてございます。地域の方々が自分たちの地域課題を解決するために何かやる、運営委員会の中でやるといった場合の、企画の提案を拝見しないとわかりませんけれども、一応そういったところの事業化も対象になるというふうに考えてございます。
大内委員
 前置きはいいから結論でいうとなるの。どっち。
鈴木地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)
 対象になるというふうに考えてございます。
甲田委員
 この事業、本当に大事な事業だなと思っておりまして、私のほうでも一般質問で、(仮称)支えあいサポーター養成講座ということで質問させていただいたことが少しは加味されていくものなのかなというふうに思っております。支えあいは、今、町会・自治会、またボランティア団体に参加している方、民生委員さんが中心になってやっていただいていることが大きいと思うんですけれども、そこに参加していない、またはまだ参加したことがないような人が地域の見守り、支えあいに参加していくということがとても大切なことだなと思っております。大震災のときにも、参加したことがないような人が手を挙げてボランティアに行かれたとか、そういったことがあって、本当にすばらしいなと思ったわけですけれども、何かやりたい、また自分の仕事や家庭のことはしっかりやらなければいけないけれども、その上で人の役に立ちたいと思っている方はたくさんまだまだいらっしゃるんではないかと思いますので、そういう人たちのきっかけづくりがすごく大事だなと思っております。きっかけづくりとして、いろいろな情報を得られる、またいい話を聞いたなとかためになったなと思えるような講座をぜひ熱意を持って開催していただきたいと思いますけれども、この点はいかがでしょうか。
野村地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 甲田委員の御質問でございますけれども、全くそのとおりというふうに思ってございます。私ども、こういった講座の取り組み、あるいは人材の確保、育成といったような取り組み、今後ますます強めていかなければならないというふうに思ってございます。たまたま今回、今年度の実績について御報告をさせていただきましたけれども、こういった取り組みの中で工夫をさせていただきたいというふうに思ってございます。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。
 本日はここまでとしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、本日の審査を終了します。
 次回の委員会は、あす、3月14日(水曜日)午後1時から当委員会室において開会することを、口頭をもって通告いたします。
 委員、理事者から何か発言はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本日の厚生委員会を散会いたします。

(午後3時04分)