平成24年03月14日厚生委員会
中野区議会厚生委員会〔平成24年3月14日〕
厚生委員会会議記録
○開会日 平成24年3月14日
○場所 中野区議会第3委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後2時09分
○出席委員(8名)
北原 ともあき委員長
甲田 ゆり子副委員長
石川 直行委員
いでい 良輔委員
白井 ひでふみ委員
金子 洋委員
大内 しんご委員
佐伯 利昭委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
地域支えあい推進室長 長田 久雄
地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当) 野村 建樹
地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)、中部すこやか福祉センター所長 鈴木 由美子
中部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 高里 紀子
中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 小山 真実
北部すこやか福祉センター所長 岩井 克英
北部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 大橋 雄治
北部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 長﨑 武史
南部すこやか福祉センター所長 合川 昭
南部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 松本 和也
南部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 岩浅 英樹
鷺宮すこやか福祉センター所長 瀬田 敏幸
鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 齋藤 真紀子
鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 高橋 昭彦
健康福祉部長 田中 政之
保健所長 田原 なるみ
健康福祉部副参事(福祉推進担当) 上村 晃一
健康福祉部参事(保健予防担当) 山川 博之
健康福祉部副参事(健康推進担当) 石濱 照子
健康福祉部副参事(障害福祉担当) 朝井 めぐみ
健康福祉部副参事(生活援護担当) 黒田 玲子
健康福祉部副参事(学習スポーツ担当) 浅川 靖
○事務局職員
書記 鳥居 誠
書記 東 利司雄
○委員長署名
審査日程
○所管事項の報告
1 採択された請願・陳情及び主な検討事項の処理状況について(福祉推進担当)
2 「中野区保健福祉総合推進計画2012」、「第5期中野区介護保険事業計画」及び「第3期
中野区障害福祉計画」の策定について(福祉推進担当・障害福祉担当)
3 債権の放棄について(福祉推進担当・障害福祉担当・生活援護担当)
4 健康づくり・スポーツ推進モデル事業について(学習スポーツ担当)
5 その他
(1)災害弔慰金の支給について
○所管事務継続調査について
○その他
委員長
定足数に達しましたので、ただいまから厚生委員会を開会します。
(午後1時00分)
本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めさせていただきます。
なお、審査に当たっては、3時ごろに休憩を入れ、5時を目途に進めてまいりたいと思いますので、よろしく御協力をお願いいたします。
それでは、昨日に引き続き所管事項の報告を受けたいと思います。
1番、採択された請願・陳情及び主な検討事項の処理状況についての報告を求めます。
上村健康福祉部副参事(福祉推進担当)
それでは、採択された請願・陳情及び主な検討事項の処理状況について(資料2)報告させていただきます。
当委員会所管で、検討すべき請願・陳情については、健康福祉部所管のもののみ3点がありますので、健康福祉部から報告させていただきます。お手元の資料をごらんください。
1点目は、平成16年、第13号陳情の精神障害者の社会復帰施設に関するものです。主旨としましては、区内に1カ所しかない生活支援センターを増設してほしいとしたものです。この件については、社会福祉会館にあった精神障害者社会復帰センターが平成23年4月に仲町小学校跡施設に移転したことにより、精神障害者地域生活支援センター、せせらぎですけれども、として利用可能なスペースを拡充することができたものです。昨年7月にはテーブル、つい立て等の備品を整備し、環境の向上を図りました。また、9月から10月には内装改修工事を行い、施設の機能向上を図りました。以上のことから、本件については実施としたものでございます。
次に2点目は、平成20年、第34号陳情の障害者の就労支援についてです。こちらは、区施設における民間委託や指定管理者制度導入のもとでも区直営と同様な障害者の収入を保障してほしいことが主旨となっています。中野区では区内の障害者就労施設の受注機会の拡大を図り、施設で働く障害者の自立した生活を支援するため、障害者の就労支援に関する新規事業を3点実施しております。平成21年度には、まず一つ目ですが、障害者就労施設役務等調達促進要綱により、区の業務のうち、施設が担うことのできる業務は優先的に施設から調達することとしました。平成23年度からは、二つ目に障害者就労施設に係る共同受注促進事業と三つ目に障害者就労施設への経営コンサルタント委託経費補助事業を実施し、各施設で就労する障害者の工賃の向上を支援しています。以上のことにより実施としたものでございます。
続いて3点目は、平成23年、第2号請願の知的障害者に就労の機会を提供する施設の整備への支援についてです。主旨は、利用者が安全で快適な環境のもとで作業等ができるよう知的障害者に就労の機会を提供する施設の整備について支援を求めるものです。現在は、知的障害者施設の設置者による施設整備に向けた国庫補助の活用に係る情報提供などを行うとともに、今後も民間施設借り上げへの家賃補助、区施設の貸与等行っていくという状況でございます。
説明は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
大内委員
採択の状況というのは趣旨採択なの、それとも全部採択したの、それぞれ。
委員長
委員会を休憩します。
(午後1時02分)
委員長
委員会を再開します。
(午後1時08分)
上村健康福祉部副参事(福祉推進担当)
これにつきましては、1番、2番、3番ともに採択でございます。
大内委員
それで、1の平成16年の第13号だけれども、区内に1カ所しかない生活支援センターを増設してください。増設はしていないんですね、議会で採択されたけれども。処理状況は書いてあるけれども、これは別にただ書いてあるだけで、要はこの主旨の、区内に1カ所しかない生活支援センターは増設していないんですねということ。
朝井健康福祉部副参事(障害福祉担当)
増設はしておりません。区内に1カ所しかない生活支援センターを増設してくださいというのが陳情の内容でございましたけれども、生活支援センター、当時スマイルの6階にありまして、社会復帰センターと同居の形でありました。そのために増設の要望があったわけですけれども、平成23年4月に社会復帰センターが仲町小学校の跡地に移転したことに伴いまして、6階すべてを地域生活支援センターが使う。それにあわせて備品を購入し、工事も行ったということで、スマイルなかのは区の中心にありまして、立地も区内の中心にあるということで、1カ所ではございますけれども、拡充をしたということで実施というふうにさせていただいたところでございます。
大内委員
じゃあ7年間はどういう検討をしていたんですか。
朝井健康福祉部副参事(障害福祉担当)
スマイルなかのの6階に社会復帰センターと地域生活支援センターが同居しているという状況につきましては、問題があるというふうに区としても認識をいたしまして、社会復帰センターの移転による生活支援センターの充実について検討し、計画し、準備をし、また工事をし、実施をしてきたところでございます。
大内委員
7年間、今の一言では終わらないと思うんですけれども、もうちょっと7年間どういう検討をしてきたのか。議会で陳情・採択された以上、それなりの対応をするというのは当たり前なことだろうけれども、これだけ見ると、23年まで何もしなかったように見えちゃうんですよ。仲町小学校に移転するのがいつごろ決まったのか、平成何年に決まった、そういったことの説明が一切なくて、いきなり7年間あいてからの状況しかないので、7年間、議会で陳情・採択されてから何していたんだということをちゃんと述べていただきたいんですけれども。
田中健康福祉部長
16年に陳情・採択をされておりますけれども、その後についてこの陳情の主旨を実現すべく検討を進めてきましたけれども、19年に中部のすこやか福祉センターの計画ができました。その計画の中に、やがては障害者回復センター、作業所ですけれども、これを移転するということが19年に明らかになってございますので、その移転にあわせてスマイルの拡張、充実をするというふうな決定をし、そのように進めてきたというところでございます。
大内委員
16年から19年の間は何していたんですか。何もしていなかったということですか。
田中健康福祉部長
19年に中部のすこやかの計画ができましたので、当然その前には、その旨の検討をしていたということになります。
大内委員
その旨って、16年の第1回ということであれば、今の時期ですよね。それから3年間、どういった検討をされていたんですか。中部に移転するというのは、16年の1年以内にそういった話が出ていて19年に本決まりになったのか、19年から検討し始めたのか、その辺のところ、3年間放っておいたのか、議会で陳情・採択されたものを。
田中健康福祉部長
言葉が足りなかったかもしれません。19年には中部すこやかの計画ができておりますので、その計画をつくるために17、18検討したということでございます。
金子委員
仲町小学校跡地で場所も広がったということですけれども、あくまでもこの陳情は1カ所しかないところをふやしてほしいという陳情だったのではないかと思うんですが、この陳情の内容について詳しく教えていただけませんでしょうか。
朝井健康福祉部副参事(障害福祉担当)
地域生活支援センターの利用状況につきまして、改善をしてほしいという意味も含めて増設を要望されていたことから、先ほども申し上げましたけれども、立地がいいことから、1カ所ではありますけれども、そこについての機能を拡充することによってまず対応していくということで、区としては検討し、実施をしてきたところでございます。
金子委員
立地もよいということですが、この陳情が通った時点ではスマイルにあったわけですね。そこから仲町小学校跡地、さらにもう少し南のほうへ移っているということなので、立地的にもこれで十分だというふうには、1カ所しかないのをふやしてほしいという陳情が満たされたと考えていいのかどうなのか、お答えください。
朝井健康福祉部副参事(障害福祉担当)
仲町小学校跡地に移ったのは社会復帰センターのほうで、生活支援センターにつきましては区の中心にずっとあるということから、そこの機能を拡充することによって、陳情の中身については実施ができたということから実施というふうに考えたものでございます。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告については終了します。
2番、「中野区保健福祉総合推進計画2012」、「第5期中野区介護保険事業計画」及び「第3期中野区障害福祉計画」の策定についての報告を求めます。
上村健康福祉部副参事(福祉推進担当)
それでは、「中野区保健福祉総合推進計画2012」、「第5期中野区介護保険事業計画」及び「第3期中野区障害福祉計画」の策定について(資料3)御報告申し上げます。
これにつきましては、素案、それから案の段階でこの委員会で報告させていただきましたけれども、計画を策定いたしましたので報告をするものでございます。パブリックコメント手続を経て策定したので報告するものでございます。計画案に対するパブリックコメント手続の実施結果及び計画案からの変更点は下記のとおりでございます。
まず1番の策定した3計画について、これも素案のときに申し上げまして、変更点はございませんけれども、1番の策定目的は、区が区民とともに目指す「健康福祉都市なかの」の実現に向けた取り組みを総合的に進めていくため、保健福祉の領域にわたる今後の取り組みの内容を区民に示すことを目的としてございます。
(2)計画の位置付けですけれども、3行目の保健福祉総合推進計画はとございますけれども、これは、健康増進計画、老人福祉計画、障害者計画、また地域福祉計画の四つの計画を総合した計画でございまして、今後の施策の方向性を明らかにするために策定するものでございます。なお、介護保険事業計画及び障害福祉計画につきましても、サービスの種類や給付見込量などを定める事業計画で3年ごとに見直すことになってございます。
3の計画期間でございますけれども、総合推進計画2012は5年間、第5期介護保険事業計画については3年間、第3期中野区障害福祉計画も3年間となってございます。
計画の本編につきましては、お手元に配らせていただきました本編が別添1としてございます。また参考としまして、保健福祉総合推進計画に盛り込むため審議会から最終答申をいただきましたのでつけさせていただいております。
(5)計画のポイントにつきましても、前回と変更点はございません。安心して住み続けられる地域社会づくりの視点から、高齢者の在宅生活や障害のある人の地域生活への支援を中心として施策の拡充を図っていくというものでございます。
裏面に移りまして、それぞれ健康医療、高齢福祉、障害福祉、地域福祉というような章立てで、こういう内容で構成されてございます。
2番のパブリックコメント手続の実施結果でございますけれども、意見募集期間を平成24年2月6日から27日まで行いましたが、提出意見等はなしということになってございます。
3番目の計画案からの主な変更点でございますけれども、修正等はなしでございます。
4、今後の予定は、3月中旬にパブリックコメント手続の実施結果及び計画の公表を行いまして、4月上旬に計画の策定について区報に掲載するということになってございます。
説明は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告については終了いたします。
次に3番、債権の放棄についての報告を求めます。
上村健康福祉部副参事(福祉推進担当)
続いての報告ですけれども、債権の放棄について(資料4)でございます。債権の放棄につきまして、中野区の債権の管理に関する条例第5条の規定に基づきまして、債権を放棄した案件がございますので、お手元の資料に基づき報告いたします。
債権管理につきましては、総務委員会の所管でございますが、関係する委員会におきましても報告することになっておりますので、健康福祉部所管の債権放棄につきまして、当委員会についても報告を行うものでございます。
お手元の資料の中で、まずは福祉推進担当分から報告いたしまして、それぞれの分野の副参事から報告いたします。
上段の訪問食事サービス自己負担金でございますが、平成11年度分の訪問食事サービス自己負担金の未払い7人分、件数としましては11件でございます。債権額は、合計で2万3,100円、1人当たりの最高額は5,300円、最低額は500円となっております。債権放棄の事由・放棄年月日でございますが、平成21年度から22年度にかけ時効が完成した債権で、いずれも債務者が死亡しており、相続人が所在不明であるか、または相続人に履行請求したが、履行の見込みがないため、平成24年1月10日に債権を放棄したところでございます。
次の段ですけれども、家事援助サービス自己負担金でございますが、平成12年度分の家事援助サービス自己負担金の未払い1人分、3件、債権額は3,796円となっております。債権放棄の事由・放棄年月日でございますが、本年度に時効が完成した債権で、債務者が死亡し、相続人が所在不明であり、債務の履行請求ができないため、平成24年1月10日に債権を放棄いたしたところでございます。
福祉推進担当分の債権放棄につきましては以上でございます。
朝井健康福祉部副参事(障害福祉担当)
三つ目の電話加入権貸与者の死亡に伴う電話料金の立替分についてでございます。ひとり暮らし高齢者ということで、区が電話機を貸与していた方が死亡されました。平成13年に死亡されたわけですが、その時点で電話料金の未納分がございました。その未納分について、区が立替をしないと電話加入権自体を区が喪失してしまうということから、区が電話料金の立替をいたしました。その分について請求をしていたわけですけれども、本年度に時効が完成した債権となりました。債務者が死亡した後、親族に履行の請求をいたしておりましたが、履行の意思がなかった。時効完成後、相続人が所在不明であるため、平成24年1月30日に債権を放棄したものでございます。
黒田健康福祉部副参事(生活援護担当)
生活援護の所管分につきましては、応急資金の貸付でございます。この貸付返還金の未払いにつきまして、平成14年から18年度に時効が完成した債権でございますが、1件は債務者と交渉不能であり、またその債務者が死亡したということや相続人が所在不明である。また、債務者について履行請求しておりますけれども、長期服役中のため履行の見込みがないために、3人、4件の債務につきまして1月31日に債権放棄したことを御報告申し上げるところでございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
佐伯委員
電話加入権貸与者の死亡というんですけれども、電話加入権貸与というのは具体的にはどういう形でやっているんですか。
朝井健康福祉部副参事(障害福祉担当)
中野区の高齢者福祉電話という事業で、おひとり暮らしの高齢者の方に電話を貸与しておりました。区が加入権を持っているものを貸与していたので、亡くなった場合にはそれを区に返還していただくという事業になっています。平成13年以降は、新規の方はいらっしゃらない状況です。
委員長
委員会を休憩します。
(午後1時25分)
委員長
委員会を再開します。
(午後1時38分)
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、本報告については終了いたします。
上村健康福祉部副参事(福祉推進担当)
最初の報告事項の採択された請願・陳情及び主な検討事項の処理状況についてですけれども、答弁訂正をさせていただきたいと思います。
1項目めの平成16年の第13号、精神障害者の社会復帰施設についての2項のところで、議会のほうで採択というふうに、私、申し上げましたけれども、これにつきまして確認したところ、願意を良とし、主旨に沿うよう検討されたいとの意見が付されておりましたので、趣旨採択ということでございます。
委員長
それでは4番目、健康づくり・スポーツ推進モデル事業についての報告を求めます。
浅川健康福祉部副参事(学習スポーツ担当)
健康づくり・スポーツ推進モデル事業につきましては、さきの2月1日の本委員会で御報告したところでございますけれども、さらに実施の方法につきましての詳細について、このたび御説明、御報告させていただくものでございます。お手元の資料をごらんいただきたいと思います。資料の大きな1から3番目までにつきましては、前回御説明したとおりでございまして、大きな変更はございません。ただし、事業の種類を大きく団体参加型モデル事業、それから健康・スポーツ教室型モデル事業と分けてございます。これにつきましては、大きな4番、24年度の取り組みについてで御説明しておりますので、その欄をごらんいただきたいと思います。
(1)団体参加型モデル事業でございます。これにつきましては、平成26年度以降、地域スポーツクラブ事業として実施する場合、体育館等の施設をスポーツクラブの会員から構成される団体等に有料で開放する予定がございます。これに先立ちまして、本モデル事業の中で、スポーツ団体等に参加を募りまして、実際の施設で各種球技等を行ってもらいまして、その使用実態から見た望ましい時間枠の長さでありますとか、曜日とか時間帯の設定、あるいは施設の使い勝手や使用基準などのニーズを具体的に把握するために行うものでございます。こうしたモデル事業につきましては、このモデル事業全体でございますが、中野区地域スポーツクラブ、任意団体でございますが、ここと区がともに分析して将来の地域スポーツクラブ事業の計画に反映していくというものでございます。
まず、行う場所でございますが、体育館及び屋外運動広場、いわゆるグラウンドでございます。ここで行います。
実施時期につきましては4月2日から始めまして、5月いっぱいまでは社会体育団体(中野区体育協会等)の参加といたしまして、6月2日以降につきましては、それ以外の一般の団体の参加も可とするものでございます。なお、地元の町会等の利用については配慮いたします。
次に、団体登録の要件でございます。これにつきましては、先ほどの趣旨にのっとりまして、健康づくり・スポーツ推進モデル事業の趣旨を理解していただき、今後の地域スポーツクラブ運営についての参考となる、例えば区の職員によります聞き取り調査でありますとか、視察、そのほかアンケート調査等に協力いただける団体というふうに考えてございます。そして中野区在勤、在学も含めました区民の方、10人以上の団体であります。そして18歳以上の代表者のいらっしゃる団体である。それから営利を目的としたスポーツ活動の団体ではないということで考えてございます。
時間帯につきましては、事業の一つの枠は2時間半といたしまして、平日は午後2回、土・日はこれに午前を加えました計1日3回を予定してございます。そして実施いたします。ただし、10月以降は日照時間の問題がございますので、これを勘案し、別途定めていきたいと思っております。括弧のところが実際の時間帯でございます。
参加費につきましては、事業の参加に当たって、原則といたしまして参加費を徴収いたしまして、参加する1団体当たり、体育館は4,000円、屋外運動広場は5,000円でございます。
次に(2)健康・スポーツ教室型モデル事業、こちらはモデル事業の三つの柱、三つの柱というのは、1ページ目の大きな3番に書いてあるところでございますけれども、これを具体化した教室を体系的に整備いたしまして、こちらは7月以降に開始したいと思っております。それについては、例えば「メタボリックシンドローム対策」でありますとか、「中高年期の女性の心とからだの健康」とか「妊産婦の健康」など、具体的な課題を設定しつつ、それに対して体を動かすということで、これらを予防改善していくための各種スポーツ教室でありますとか、そこに書かれているような教室を実施いたします。このほか、地域スポーツ指導者の養成講習会等スポーツの技術力、指導力向上のための教室も実施するものと思っております。なお、教室プログラムの作成に当たりましては、専門的な学識者の指導を受けて構成することを考えてございます。この健康・スポーツ教室型モデル事業につきましても、それぞれ参加費を定めまして実施したいと思ってございます。
大きな5番でございます。キックオフイベント、これは来る3月25日(日曜日)の午前10時から中部地域スポーツクラブ予定地におきまして、大きな内容の構成といたしましては、第1部基調講演、第2部スポーツイベントということで考えてございまして、基調講演につきましては「健やかなからだを育む~中野区の健康づくり・スポーツ推進に向けて」ということで、東京大学政策ビジョン研究センター教授の武藤芳照先生の講演を行います。第2部のスポーツイベントは、区民の皆様が参加しやすい、かつ継続しやすい、また人気のある種目ということでパドルテニス、トリム体操、これを体育館におきまして、またフットサル、グラウンドゴルフ、これを屋外運動広場におきまして行うというものでございます。こちらの委員の先生方も御都合がつく方にはぜひ御参加いただければ幸いと思っております。
なお、今後のスケジュールにつきましては、3月25日のキックオフイベントに続きまして、4月から団体参加型モデル事業の開始、また6月からはそれ以外の団体も含めましたモデル事業を開始します。7月から健康・スポーツ教室型モデル事業を開始ということを考えてございます。
御説明は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
大内委員
体育館は、夜は貸さないんですか。
浅川健康福祉部副参事(学習スポーツ担当)
現在のところは、夜ではなくて、平日午前午後、休日につきましては午前というところから考えているものでございます。モデル事業でございますので、この事業の実施を見て、参加者の反応等々、いろいろな問題を考えて時間枠等は考えていきたいと思ってございます。
大内委員
グラウンドも照明設備をわざわざつくったわけでしょう。同じ考え方でいいの。
浅川健康福祉部副参事(学習スポーツ担当)
同じ考え方でございます。
大内委員
せっかくつくったんだから、なるべく前向きにやっていただきたいと。
あと、使用料だけれども、4,000円、5,000円とあるけれども、地域センターだとか、中野体育館もそうだと思うけれども、歳出根拠があったじゃない。建物の人だとか面積だとか、いろいろなものを掛けて割って足してなんていうのがあって、ほかのところは1.2倍、上限があったけれども、そういったものの積算の上でこの金額はつくったんですか。
浅川健康福祉部副参事(学習スポーツ担当)
これにつきましては、区有施設の使用料という考え方ではございませんで、まずもってこの事業全体がモデル事業ということで、モデル事業に参加していただく参加費ということで考えてございます。その上でございますが、4,000円、5,000円の考え方ですけれども、体育館部分につきましては、鷺宮体育館の平日の9時から12時の利用料金、これを基本といたしまして、ただ面積等違いますので、時間を考慮した面積案分を考えまして、その約2分の1ということで設定させていただいております。また、屋外運動広場、これは主な目的がフットサル場という考え方でございますが、区営のフットサル場というのはほかにございません。ですので、一番近いところでの公立のフットサル場で、渋谷区立の宮下公園のフットサル場がございます。使用する時間帯におきます利用料金を調べまして、それを1コート当たりの時間費で計算いたしまして2分の1ということで設定しております。
大内委員
たしか鷺宮体育館は、土曜日2万でしたか、午前中でね。これは平日も一緒なんだろうけれども、その考え方は考え方でわかったんですけれども、今まで中野区が、地域センターもそうだけれども、施設をするときにいろいろな計算をしているでしょう。それでいくと、ここは幾らになるの。していないの。しているでしょう。
浅川健康福祉部副参事(学習スポーツ担当)
区有施設の使用料の積算方法の式で当てはめた計算方法はしてございません。
大内委員
参加費と書けばいいというものじゃなくて、参加費だからと簡単に言っているけれども、これだけ例外的な事業みたいに今扱っているけれども、じゃあ今まで算出でやっていたのは何だったんだと。おたくも担当だからわかっているけれども、これだけ特別扱い、参加費ですから違うんですなんて、そんな言葉は通用しないのであって、時期が来たら算出してもらわないと、この金額自体が適正かどうかということ、単純に渋谷の聞いて半分ですなんて、何なんだという疑問もあるし、参加費だからそうなんですって、ちょっと疑問に思うので、今回は特別だからそれ以上は言いませんけれども、今度ちゃんと算出を出していただきたいなと思いますのでお願いします。
浅川健康福祉部副参事(学習スポーツ担当)
本則実施の場合には、主体が地域スポーツクラブになるのかなということで、また区とは違うところもありますが、いずれにいたしましても、モデル事業を通しまして、考え方をはっきりさせていただきたいと思います。
佐伯委員
私も使用料のところについてちょっと疑問があるんですけれども、中野区にはフットサル場がないというようなお話で渋谷を参考にしたというんですけれども、例えばこの間値上げの問題でいろいろ議論になった野球場なんか、2時間で3,600円ですよね。それ考えると、フットサル場が2時間半で5,000円というのは、ちょっとお気の毒かなという気もしますし、逆に言うと、その後、これが基準になってほかの野球場やテニスも上がっていくんじゃないかという懸念もあります。もう一つ、ここに書いてあるように、スポーツ団体等に参加を募り、実際の施設で各種球技等行ってもらい、その使用実態から見た望ましい時間枠の長さや曜日、時間帯等の設定、施設の使い勝手や使用基準などのニーズ等を把握するとしてアンケート調査をすると。いわばモニター的な役割もやってもらうわけですよね。だとすれば、もうちょっと参加費、実質的には使用料ですよね。もうちょっと御検討いただいてもいいんじゃないかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
浅川健康福祉部副参事(学習スポーツ担当)
まず、このモデル事業の参加費の考え方が一般的な区の施設の使用料に波及していくということはございません。それはそれでもともと計算式に基づいて行っておりますので、それとはまた違った考え方ということでございます。それから、確かにモデルに参加していただき、区もそれによって十分資料を得るものだというのはそのとおりでございます。ただ、事業を行うことによりまして、教室事業も含めまして、その分の経費というものもかかってくるということと、もう一つは実際にモニターといいましても、参加される方々もやることによって益する部分があるという考え方がございますので、このように設定させていただいたものでございます。
白井委員
前回は週3回ほど利用させるというお話だったのが、これが毎日になったということですかね。ちなみに祝日も貸し出すということでよろしいんでしょうか、お伺いします。
浅川健康福祉部副参事(学習スポーツ担当)
表現の仕方がうまくなかったら申しわけなかったんですが、週3回、平日は午後2回、土曜日、日曜日は午前を加えた計3回ということで、すみません、週3回程度ということで考えてございます。
白井委員
完全に詐欺のような話でして、平日は午後2回というのは、午後①12時から、②2時半からと書いてあるから、これを意味して2回かなとみんな読み取ると思います。土・日は午前を加えた3回と書いてあるので、午前、午後が2回で3回と読み取れるので、ほとんど毎日貸しているように見えるんですけれども、要はしょせん週3回しか貸し出さないということでよろしいですか。
浅川健康福祉部副参事(学習スポーツ担当)
表現の仕方について間違ったところは申しわけなかったと思いますが、まずは週3回程度で始めるということでございます。ただ、モデル事業ということなので、2カ年の中でふやしていくとか、時間帯を変えるということはあるものというふうに考えてございます。
白井委員
表現の仕方の前に、意図した表現ではないにしても、これは完全に誤解を招くので、表記の仕方はちょっと注意をしていただく必要があるかなと思います。今、2カ年とおっしゃいましたけれども、2カ年、このままずっとこんな状態ではないので、ある一定期間区切って、もう少し条件整備をされたほうがいいと思いますね。この話だと、2年間ずっとアンケート取りまくっている状態になるので、そこまでの必要はないでしょうと。利用時間にしてもそうですし、料金のお話も、他の委員からありましたけれども、ちょっと唐突な金額設定かなと思います。一方で、5月は社会体育団体が利用されるという話になっていますけれども、減免対象の団体はある予定ですか。お伺いします。
浅川健康福祉部副参事(学習スポーツ担当)
このモデル事業を行う中での減免ということは考えてございません。
白井委員
そうすると、ここは他の施設みたいに登録している団体だからといって、またその目的によって減免になるというわけじゃなくて、純粋に利用、ここで言うとあくまでもモデル的に使われる使用料というとり方で、平日だろうが、土・日だろうが、時間帯だろうが、とにかく4,000円、5,000円でとりますよということでよろしいですか。
浅川健康福祉部副参事(学習スポーツ担当)
もともと設定そのものを変えるということはあり得るという説明をさせていただいた中で、特にどの団体は減免ということは考えてございません。ただ、先ほども御説明したとおり、健康・スポーツ教室型モデル事業の中には、内容によって無料もありますが、どこの団体だから、だれだからと減免させることはございません。
白井委員
もう少し加えて、例えば地域で利用されるだとか、広く、いわゆる地域の方々が利用するようなときは、またこの条件も変わってくるのかなと思います。もう少し料金の設定だとか、どのような団体のときにというのも整理しておかないと、後々、この団体が使用したときには料金はとっていなかったよとか、ここではとられたという話になりかねないので、料金設定の条件の付し方に関してもぜひ検討いただきたいと思います。あらかじめいついつまでですと、時間を区切って集約して、もう一回仕切り直してスタートという形をとっていただければいいのかなと思いますが、いかがでしょうか。
田中健康福祉部長
ただいまいろいろ御意見いただきました。健康・スポーツ推進モデル事業につきましては、新しく発足するという事業でございまして、いわば試行錯誤的な部分も、正直言ってございます。やっていく中で、さまざまな御意見、利用者からもいただくと思いますので、それについて検討を加えまして、すぐに改善できるものについては改善をして、また時間がかかるものについてはまた時間を区切って、例えば予算的なものを伴うということであれば来年度予算に反映をするといったようなことを考えながら、今いただいた御意見等についても改善を図っていきたいと考えてございます。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告については終了いたします。
次にその他、報告事項はありませんか。
黒田健康福祉部副参事(生活援護担当)
ことしの冬の大雪に伴う災害により死亡した区民の遺族に対しまして、災害弔慰金を支給することになりましたので口頭で御報告をさせていただきます。災害弔慰金の支給等に関する法律というのがございまして、その実施に伴う施行例に厚生労働大臣の定める程度以上のものというものがございます。この厚生労働大臣の定める程度ということで国から通知が参りまして、ことしの冬、災害救助が行われた市町村が長野県、新潟県、青森県とございますが、全国でそういった市町村を含む県が二つ以上ございましたので、ことしの冬の災害につきましては、死亡であるとか障害を伴った大きなけが等された場合には弔慰金やお見舞金を支給することになっております。中野区の区民の方で、秋田県の温泉に行かれておりまして、雪崩に遭われて亡くなられた方がございます。その方が中野区の区民ということで、御家族がおいでになりました。世帯主ではございませんでした。ということで250万円の弔慰金をお支払いするという御連絡をいたしまして、今、手続をとっておるところでございまして、実際のお支払いについては3月末から4月の初めを予定しております。また、この250万円の費用負担でございますが、区は4分の1支払いまして、残りの4分の1を東京都、半分が国のほうからの補助金というか、お金が参りましてお支払いをすることになります。こういったお金を生活援護のほうで予算組みはしておりませんので、予備費の充用で、予算の執行対応ということで実施をしたいというふうに考えております。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
委員会を休憩します。
(午後2時00分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後2時01分)
他に質疑はありませんか。
なければ、以上で本報告については終了いたします。
以上で、所管事項の報告を終了します。
次に、所管事務継続調査についてお諮りいたします。
お手元に配付の文書に記載された事項について、引き続き閉会中も調査を要するものと決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
審査日程のその他に入ります。
委員会を暫時休憩いたします。
(午後2時02分)
委員長
それでは、委員会を再開いたします。
(午後2時08分)
休憩中に確認しましたとおり、次回の委員会は4月24日(火曜日)午後1時からということで御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
以上で予定した日程はすべて終了いたしますが、委員、理事者から特に御発言はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で厚生委員会を散会いたします。
(午後2時09分)