平成16年12月03日中野区議会中野駅周辺・警察大学校等跡地整備特別委員会(第4回定例会)
平成16年12月03日中野区議会中野駅周辺・警察大学校等跡地整備特別委員会(第4回定例会)の会議録
平成16年12月3日 中野駅周辺・警察大学校等跡地整備特別委員会 中野区議会中野駅周辺・警察大学校等跡地整備特別委員会〔平成16年12月3日〕

中野駅周辺・警察大学校等跡地整備特別委員会会議記録

○開会日 平成16年12月3日

○場所  中野区議会第5委員会室

○開会  午前10時04分

○閉会  午後0時37分

○出席委員(14名)
 市川 みのる委員長
 むとう 有子副委員長
 佐野 れいじ委員
 伊藤 正信委員
 吉原 宏委員
 高倉 良生委員
 かせ 次郎委員
 飯島 きんいち委員
 佐伯 利昭委員
 佐藤 ひろこ委員
 来住 和行委員
 若林 ふくぞう委員
 斉藤 高輝委員
 池田 一雄委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 区長室長 田辺 裕子
 まちづくり総合調整担当部長 那須井 幸一
 政策計画担当課長 鈴木 由美子
 防災担当課長 納谷 光和
 保健福祉部長 菅野 泰一
 保健福祉部経営担当課長 寺嶋 誠一郎
 健康づくり担当課長 今 恵里
 都市整備部長 石井 正行
 公園緑地担当課長 斎木 正雄
 中野駅周辺整備担当課長 豊川 士朗

○事務局職員
 書記 松本 桂治
 書記 廣地 毅

○委員長署名



審査日程
○陳情
(新規付託分)
 第56号陳情 警察大学校等跡地に、みどりの防災公園と総合グラウンド・スポーツセンターを建        設することについて
(継続審査分)
 第14号陳情 警察大学校等跡地の立地を生かした防災公園について
 第16号陳情 中野駅北口広場の存続について
 第19号陳情 警察大学校等跡地の開発利用計画について
 第23号陳情 警察大学校等跡地の広域避難場所及び環境について
 第30号陳情 中野駅周辺まちづくり計画について
 第35号陳情 警察大学校等跡地利用について
 第36号陳情 「中野駅周辺まちづくり計画」の撤回などを求めることについて
 第44号陳情 安全と環境重視の視点で、警察大学校等跡地の利用を進めることについて
 第45号陳情 警察大学校等跡地に防災公園街区整備事業等の手法で防災公園をつくることについ        て
 第46号陳情 「中野駅周辺まちづくり計画」の策定と住民投票制度について(2項)
 第47号陳情 警察大学校等跡地の売却条件の再検討を財務省に要望することについて
○所管事項の報告
 1 東京警察病院移転整備に関する要望書の提出について(保健福祉担当)
 2 その他
 (1)東京警察病院移転改築に伴う説明会について(保健福祉担当)
○その他

委員長
 それでは定足数に達しましたので、本日の中野駅周辺・警察大学校等跡地整備特別委員会を開会します。

(午前10時04分)

 まず、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)でございますが、これについて協議をいたしますので、委員会を暫時休憩にします。

(午前10時04分)

委員長
 委員会を再開します。

(午前10時05分)

 ただいま休憩中に協議いたしましたとおり、所管事項の報告については陳情と関連する内容のため、本日は、まず初めに所管事項の報告を行い、その後、陳情審査を行うという順序で進めること、また陳情は内容が関連しているため、新規付託分および継続審査分を、全て一括して議題に供すること、また質疑は、所管事項の報告、陳情に関して一括して行うということで進めさせていただきます。なお、12時を目途に本日の委員会を進めてまいります。
 それでは、初めに所管事項の報告を受けます。
 1番、東京警察病院移転整備に関する要望書の提出についての報告を求めます。
寺嶋保健福祉部経営担当課長
 それでは、東京警察病院移転整備に関する要望書の提出について、御報告いたします。
 お手元の資料(資料2)をごらんください。
 東京警察病院の移転整備に関しまして、区民要望の強い事項につきまして下記のとおり警察病院長に対して要望書を提出し、あわせて東京都知事に対して東京都としての協力を要望いたしました。
 要望書提出日は平成16年11月29日が警察病院、それから同年12月1日が東京都福祉保健局に対してでございます。要望団体は中野区。提出先はごらんのとおり自警会及び都知事でございます。
 要望の内容につきましては、次のページをごらんください。別紙1でございます。これは、財団法人自警会に対する要望で、そこに3点ございます。第1点目は、三次救急医療機能の設置ということで、「中野には三次救急を担う救命救急センターがなく、とりわけ小児の救急医療については区民の要望も強いところですので、三次救急医療機能の設置を要望します」としてございます。2番目、NICUの設置についてでございます。少子化社会にあって、高度急性期医療機能の一環としてのNICUの必要性は高まっているところでございます。非常に難しいということも伺っているけれども、設置の再考をお願いしますという要望でございます。3番目は、女性専用外来の開設についてでございます。「現病院でも実施しているところですが、移転後も女性専用外来の開設を要望します」、以上3点について要望いたしました。
 続きまして、別紙2でございます。これは12月1日に東京都知事あてに要望したところでございますが、「別添のとおり」というのがただいま申し上げました別紙1ですが、別添のとおり東京警察病院長に対して要望書を提出したので、その要望の趣旨を汲み取って、東京都としても御協力願いたいと、このような要望をしたところでございます。
委員長
 質疑は後ほど一括して受け付けます。
 次に、所管事項の報告2番、その他でございますが、口頭による報告が1件ございます。
寺嶋保健福祉部経営担当課長
 さきに御報告いたしました11月22日の警察病院の説明会の件でございます。11月22日、午後7時より9時まで、中野区立教育センターにおきまして、東京都の条例に基づく説明会として行われました。そこでは、新病院の概要、日影、風害、電波障害、ヘリコプター、NAS電池システム等につきまして説明がありました。参加者は80数名だと聞いてございます。
委員長
 質疑は後ほど一括して受け付けます。
 それでは、引き続きまして、陳情審査に入ります。
 委員会を暫時休憩にします。

(午前10時10分)

委員長
 委員会を再開します。

(午前10時10分)

 冒頭に協議いたしましたとおり、継続審査分の第14号、第16号、第19号、第23号、第30号、第35号、第36号、第44号、第45号、第46号の第2項、第47号の各陳情及び新規付託分の第56号陳情、警察大学校等跡地に、みどりの防災公園と総合グラウンド・スポーツセンターを建設することについてを一括して議題に供します。
 なお、ただいま傍聴希望者が15名を超えましたが、希望者全員の傍聴を許可することに御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 お願いします。
 第56号陳情は新規付託の陳情ですので、書記に朗読をさせます。お願いいたします。
書記

〔陳情文書表朗読〕

委員長
 第56号陳情の署名なんですが、709名分の署名が提出されておりますので、報告をしておきます。
 本日、各陳情の陳情者の方が傍聴席にいらっしゃっておりますが、補足説明・補足資料の配付の御希望のある方があらかじめお申し出くださっております。休憩して順次お受けするということでよろしゅうございますか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、委員会を暫時休憩にします。

(午前10時13分)

委員長
 委員会を再開します。

(午前11時04分)

 所管事項の報告が最初に2件ありました。それから一括して、新規付託分も含めて、陳情を議題に供してございます。あわせて理事者に対して質疑がある方は挙手をしてください--済みません、前回答弁保留分だった分がありましたね。まずは、答弁保留分の答弁を受けます。
石井都市整備部長
 前回、当特別委員会におきまして、服部都市整備部経営担当参事の方から答弁保留ということで、これは来住委員から、みどりの基本計画における防災公園の位置付けについての御質問がございました。
 みどりの基本計画につきましては、防災機能の面から緑地配置を実現するプログラムということで、まとまりのある大きな緑を都市の基盤となる重要な緑と位置付けて、区内4カ所の防災公園の整備を事業内容として現在定めているところでございます。この計画につきましては、現在、その策定をすることとしております中野区基本構想、それから今後策定を予定しておる10か年、これらの計画との整合性も当然図る必要があるだろうということでございます。したがいまして、このみどりの基本計画、あるいは都市マスタープランといった計画につきましても見直しが必要であろうと考えておるところでございます。
来住委員
 今の件で1点だけお伺いしておきます。緑、特に既存樹木について、この跡地については再三質疑をさせていただいているわけですが、他の委員からもこの点では極めて大きな問題として指摘をされています。きょう、先ほど説明をいただいた自警会に対する申し入れ、要望書ですね。東京警察病院移転整備に関する要望についてということで田中区長から出されたということなんですが、この要望の中身は3点、先ほど説明がありましたので繰り返しませんが、しかし、その整備に当たって既存の、いわゆる緑の点についてだけ関係しますのでお聞きしておきたいんですが、既存樹木の保存については、なぜ要望をきちんとされていないのか。それは、今のみどりの基本条例をいかに生かしていくかということで質疑をしてきていましたので、その点について伺いたいと思います。
寺嶋保健福祉部経営担当課長
 この要望は、一昨年、平成14年10月に地域医療関係で医師会、歯科医師会、薬剤師会と区が連名してさまざまな要望をした経緯がございます。それに基づきまして、その三師会と自警会、区の中で協議を続けているところなんですが、そこでの一定の経過を踏まえながら、その中の項目の中からさらに今回要望したということでございます。それに限定させていただきました。
来住委員
 いよいよその整備の説明が、住民への説明も始まってきたわけですし、絵になってきたわけですね。だからこそ、緑についての要望はきちんとしなければ。もう残された時間も少なくなっているのではないですか。それで残るですか、残せるんですか。住民の皆さんだけじゃなくて、これは議会としても再三ここの場で要望が出されていますし、そのことは努力を皆さんも約束されてきているわけですから、なぜ4項目めに要望されないんですか。
菅野保健福祉部長
 この要望ですけれども、緑の保全につきましては、先ほど言いましたように、以前に出した要望の中でまだ解決していない部分について自警会の方に要望したという経緯がございます。これを要望することによりまして、自警会としてさらにこれについては検討していただくということになるわけですけれども、樹木の保存につきましては、以前から私どもは自警会にこういったことについて、区民からの要望もありお願いしたいということは言っておりまして、自警会としても樹木につきましては原則として保存するという意向を以前から示しております。したがいまして、要望するまでもなく、向こうとしてはそのことについては承知しているということでございます。
来住委員
 それでは、かなり具体的な段階に近隣に対する説明が入ってきていますけれども、建設に伴う既存樹木については、どの木をどう残すのかというところまでは話が詰まっているんですか。
菅野保健福祉部長
 基本的な考え方としては今言ったようなことなんですけれども、じゃあ、具体的にどの木をどう残すかということにつきましてはまだ設計の段階で、そこまで検討していないということでございます。
来住委員
 だから、口約束とかじゃなくて、これはもう議会も皆さん方も含めてそういう思いを一つにしているわけですから、きちんと文書で、今回も出されているわけですから、別途そのことについては要望すべきだと思いますけれども、いかがですか。それをやっぱり前提に、きちんと足場にないと、今後の具体的な向こうの自警会の--この三つの要望はこれは私たちもそう思いますし、非常に大事な要望だと思いますので、これは中身の問題、機能の問題ですから、頑張っていただきたいと思うんです。しかし、建設に伴って発生する環境の問題で、所管が違うのであれば別のところで検討してくださいよ。それで、きちんとそれについての要望してくださいよ、文書で。どうなんですか。
豊川中野駅周辺整備担当課長
 自警会敷地の樹木の保存につきましては、今、保健福祉部長が申し上げたとおりの方針で、今検討しているということで私どもも聞いております。これは、今、建物の外溝部分の検討を特にしていると聞いております。その中で、当初の方針どおり残せるものは極力残すという方針で現在検討しているということでございますので、私どもはその経緯を見守りたいと思っております。
斉藤(高)委員
 それでは関連してお聞きしますけれども、先ほど所管事項の報告で1、2の説明がありました。最初に、2のその他の中で、警察病院移転改築に対しての説明会が22日にありました。私も出席させていただきましたし、また私も早稲田通り沿いに住んでいますので、私たちの友人も多く参加しておりました。先ほど課長からも病院施設とか日影とか電波障害、ヘリコプターの離発着とか東京電力からのNASの説明がありました。一番そのとき地元民が聞きたかったのは、いわゆる中野区民の方ですけれども、この日影図ですよね。これは私前回も、この図面は必ずそこにどんな方が住んでいるかというアパート名とかマンション名とか個人名が書かれた地図をそこに持ってきていただいて日影図の説明をしてほしいということでここでお願いしましたけれども、当日見ましたら何もありませんでした。ただ大きな紙に書かれて、それは説明してくれましたけど、あれはちょっとまずかったと思うんですね。中野区民にとってはこの日影図、これが一番聞きたかったんですけれども、聞いていてもよくわからなかったので、終わった後、じゃあ今度は中野区の方だけで、この日影関係の方だけ話が聞きたいぐらいの意見が出てまいりました。
 それからもう1点は、今の樹木の話が出てまいりました。これも残った数人から意見が出たのは、聞いていると木が何本残るとか、樹木を残せとかという話が出ますけれども、だれでも初めて出た人が感じる点は、あの2ヘクタールの中でこれだけの建物が建つんですから、正直言って建物のところは木はもう動かさなくちゃなりませんよね。そういうのをはっきり言えばいいじゃないかという人が多かったんです。何だか樹木ばっかり残せというのなら、あの警察病院は反対するんですかというような、そういうことも考える方が出てきます。警察病院、もう建物が建ったところは木がなくなるんですが、私はあそこに住んでいて、いつも朝見ていて、もしあそこに警察病院ができれば、さらに新たな木がふえるような気がしますけれども、その点についての御意見が何かあったら言ってください。
寺嶋保健福祉部経営担当課長
 最初に、日影の件でございます。前回、委員からも御要望がありました。その旨をこちら側としては伝えたところではございますが、結果としては個人名まで入ったものにはなってございませんでした。日影の地図は当日会場では配られたようですけれども、今後、まだ工事関係の説明会もあると聞いてございますが、そういったときにもこういったような要望を伝えていきたいというふうに思ってございます。
斉藤(高)委員
 それから、所管事項の1番目の東京警察病院移転整備に関する要望についてということで、今3項目ありました。そのうちの2点お聞きしますけれども、この1番目、三次救急医療機能の設置ということで、最近では初期、二次、三次の救急医療機関ということ、大体区民の方もよく理解するようになりました。ですから、この三次救急医療というのはもう本当に求めていると思います。今、この要望に対して医師会、歯科医師会、薬剤師の皆さんと東京警察病院関係の皆さんと懇談の場を設けているのがこの調整連絡会ということだと思いますけれども、これに対して1番目、これは本当にすごいことです。この三次救急に対しては調整連絡会の中で医師会の皆さんと、そしてまた警察病院関係の方から、今までの中でどのような意見が出たんでしょうか。
今健康づくり担当課長
 この項目につきましては、医師会、薬剤師会、歯科医師会等からも調整の場の中で要望として強く出されているものでございます。それを警察病院の側にも要望したところ、三次につきましては、これは独自にというよりも国の基準、都の基準に基づいて設定されるものですので、今のところ厳しいと。当面は二次で開設しながら、将来的には三次ということも踏まえてやっていきたいという旨を口頭で受けているところです。改めまして今回、文書で要望させていただいたというところです。
斉藤(高)委員
 そういうことで、都、国に関係あることですけども、ぜひまだ時間はあるわけですから、力を入れて頑張っていただきたいと思います。
 それから、2番目のNICUですね、いわゆる新生児集中治療ということで、最近は本当に話題になってまいりました。出産前後の母子双方にとって重要な時期を迎える中でこれが大事になってまいりますけれども、最近よく新聞記事等にも「周産期母子医療」というような言葉が出てまいりますよね。これも「総合」と「地域」とありますけれども、まずその意味をちょっと教えていただけますか。
今健康づくり担当課長
 周産期母子医療、周産期と申しますのが妊娠満22週から生後満七日未満までの母子、母親の母体とそれから子どもの健康、命にかかわる部分について携わる医療でございます。突発的な緊急事態に備えた産科と小児科双方の連携した対応が必要であるというところから、特に周産期医療として位置付けられてございます。周産期母子医療センターにつきましては、総合周産期母子医療センターとしてMFICU(母体と胎児の集中医療管理室病床)を6床以上持って、しかもNICU(新生児集中治療管理室病床)を9床以上有しているところというのを「総合周産期母子医療センター」というふうに位置付けてございまして、今のところ都内では9カ所設定してございます。それから、「地域周産期母子医療センター」につきましては、NICUを有して比較的高度な周産期医療を提供できる医療機関ということで、東京都内に12カ所設置されているところでございます。
斉藤(高)委員
 今、都内に何カ所という説明もありました。もう1回さっきの話に戻りますけど、この調整連絡会の中でこれは本当にこれから大切になってくる項目でありますので、医師会の皆さんと、この自警会、警察関係との皆さんとの話し合いの中で、やるぞというような、そういう雰囲気は出てきているんでしょうか。
今健康づくり担当課長
 医師会側からの要望としては、強くこの部分を担ってほしいんだというものは出てきておりますけれども、これは経営の問題等も含めまして、警察病院の中で位置付けてやっていくということについてはかなり厳しいというような御回答をいただいているところです。そういう意味では、これについてはまだ引き続き区としても要望しておりますし、今後とも協議を続けていくという形になろうかと思います。
佐野委員
 今までの所管のことに関しての関連になるかと思いますけれども、22日に行われました警察病院の説明会の件で。まちづくりの方の課長、あるいは部長として、この日の内容、そしてまたどのような意見が出て、どういうふうな把握、どういうふうな考え方を持っているか。寺嶋さんの方でお出になったことは私は知っております。私も当日出席させていただきました。それで、当然まちづくりの方も私はお出になっているのかなと思いましたらば、お出になっていませんでした。もちろん課長が御都合悪かったのかもしれません。その辺の連携といいますか、どういうふうに把握して、どのような意見が出て、どのように考えているか、ちょっとお聞きしたいと思います。
豊川中野駅周辺整備担当課長
 11月22日の説明会に関しまして、私は出席をしておりませんでしたが、担当の係長が出席をしておりまして、内容については全部報告を受けております。内容については、この場ですべて申し上げるものではないかもしれませんが、おおむね先ほど申し上げました樹木の件、そういったものがかなり出たというふうには聞いております。
佐野委員
 その中で、今斉藤委員も来住委員も御指摘したと思いますけれども、私は一番重要だった発言の中でおやっと思ったことがあるんです。その一つに、まちづくりの方はどうお考えになっているかわかりませんけど、先ほどからいろいろ出ている中で、ある方の御意見で、「自警会として中野区から樹木の保存、緑について要望を受けているんでしょうか。そのことはどのように受けているんでしょうか」という質問がありました。それに対して、自警会の方では、まず最初にお答えが出なかったんですね。要するに、ちょっと待ってくださいという話になったわけですよ。出席した人は皆さん知っていると思いますよ。寺嶋さんも御承知だと思います、その件は。それで、その中で二、三分か、5分ぐらいありましたかね、いろいろなことが検討されてまして、それでどなたかがたしかお答えになったと思うんですけれども、自警会として、何か紙が入りましたよ、どこか上の方から。それで、「それは中野区から要望を受けています」と。そうしたら質問者が、「それじゃあ、その中の樹木についての選定は、どういう木を残して、どういう木をしてもらえるんだということを受けているんですか」と言ったら、「それはまだです」と。それは先ほどのお答えどおりだったと思います。私が一番恐ろしかったのは、そういったものを中野区はやっていると先ほどからおっしゃっているわけですね、自警会に対して。ところが、それがスムーズに出てこない。ということは、そこで傍聴している皆さん、私自身も一体どうなっているんだろうかというニュアンスを受けました。そういうことをしっかりと言っているんであれば、少なくともスムーズに意見は出る。もう一つ、私がちょっと残念に思ったのは、そこで中野区の関係者がいらっしゃるわけですから、堂々とそこでそういうことを言っていますよということを述べていただけるのかなと思いましたら、席側には中野区はいらっしゃらないんですね。もちろん、自警会が主体ですから、そうなのかもしれません。一番傍聴の後ろの方に中野区の行政の方がいらっしゃるというスタイルでした。少なくとも自警会がお建てになる場所は中野区の土地の中であり、警察大学校跡地の中であります。それから考えれば、中野区は主体性を持って、少なくともそういった場で堂々とそういうものを述べていただきたいなとつくづく思った次第なんです。そういう中野区としての主体性が私は欠けているんではないかなということをまず1点思いました。
 それからもう一つ、環境部とまちづくり、これはオリンピックの輪のように重なる部分があると思います。当然、課長はその日御都合が悪くて行けなかったことはわかります。ですけれども、やはりそういったところにはある程度の責任のある方が行っていただいて、そういったところの対応を図らなければ、杉並区の住民も、中野区の住民もいらっしゃるわけですから、堂々とその辺の言っておくことは言っていただきたいなというふうに思った次第ですけれども、その辺についてはいかがお考えでしょうか。
豊川中野駅周辺整備担当課長
 まず、1点目の御指摘の自警会との連携のことでございます。そういった受けとめられ方をするようなことがあったとすれば、これは私どもとしても自警会との連絡はもう少し密にしなければいけないかなというところで、今後の反省材料にしたいと思います。
 ただ、自警会との打ち合わせにつきましてはかなり、このところ数回やっておりまして、そういった中でも樹木などの件についてはたびたび口頭ですがお話をしているところであります。
 それから、2点目のそういった場に中野区も出席をして発言すべきではなかったかというふうなお話でございます。この件に関しましては、やはり当日は自警会が主催の警察病院の説明会ということもありますので、その場ではそういった説明は控えさせていただきましたが、そういったことも含めて、どういった説明会の方式がいいのかということも今後検討させていただきたいと考えております。
佐野委員
 今の2番目の方のお答えなんですけれども、あくまでもこれは自警会が主催だということはわかります。ただし、これは中野区の住民が関与することなんです。杉並区の住民も関与することなんです。そういうことから考えれば、中野区の土地を提供してそこの中でやるわけですから、当然中野区としての関係する質問が出てきますよね。それは自警会がお答えになるのが正しいのかもしれませんけど、中野区としてやはりそういったものをはっきりと伝えてありますよということを言うべきではないかと思うんです。そういう意味では、私はたしか前回の委員会のときでも、この話が初めて出されました。「できる限り皆さんに周知徹底してください。そして、中野区の関係の方も行くんですね」とお話ししましたらば、「行きます」というお話でした。全くそういったことと実態が違っているんではないかなというふうに私は思ったわけです。ですから、行った、行かないと私は言っているわけではないんですよ。そういったところにやはり出て、中野区としての質問が出たときには自警会としてお答えになるんではなくて、中野区として堂々とお答えになるべきではないかなということを質問しているんですけれども、いかがでしょうか。
石井都市整備部長
 確かに、それぞれの所管が責任を持って事業といいますか、関係するところへの説明会等への出席はこれまでやってきておるわけでございますけれども、御指摘のようなことも当然想定されるということからいけば、それぞれの所管との連絡を密にしながら、どういうことが想定されるかということは当然に考えながら、関係部署も出席をして、責任ある回答をしていくというのが筋だろうというふうに考えておりますので、今後はそのような方向で対応してまいりたいと考えております。
佐野委員
 わかりました。ありがとうございました。ぜひ今後、そういったことがやはり住民に対する安心感を持たせて、中野区も一生懸命やっているんだなということがわかっていただけることの一つだと思いますので、お願いしたいと思います。
 それから今度は、陳情の方でもよろしいんですか、委員長。
委員長
 結構ですよ。
佐野委員
 そうですか。一括ということですので、ちょっと陳情の方でやらせていただきたいと思います。
 これはよくわからないので、休憩ということでちょっと聞かせていただいてよろしいでしょうか。
委員長
 委員会を暫時休憩にします。

(午前11時29分)

委員長
 委員会を再開します。

(午前11時30分)

 佐野委員、もうよろしいですか。
佐野委員
 はい、結構です。
飯島委員
 大変刺激的な説明等が休憩中ありましたけれども、まず、先般、杉並区からの要望について資料をお出しいただいた。それから、きょう休憩中に配られた補足説明、いわゆる参考の資料。内容はそう隔たりがあるとは思いませんけれども、これと同じもの--これと同じものということを取り上げていいのかどうかわかりませんけれども、この裏表に刷ってあるものが、同じようなものが当然所管の部署にも来ておると思うんですけれども、これは間違いありませんか。
豊川中野駅周辺整備担当課長
 このようなものを出しますということでお話はいただきました。それから、内容を見せてもいただいております。ただ、正式な形で私ども受け取ったということではございません。
飯島委員
 そうするとね……、じゃあ休憩にしてください。
委員長
 委員会を暫時休憩にします。

(午前11時31分)

委員長
 委員会を再開します。

(午前11時35分)

飯島委員
 陳情をされた方から補足資料の提出が休憩中にありました。改めてお尋ねしますが、杉並区から正式なこの案件についての要望というのはあったんですか。
豊川中野駅周辺整備担当課長
 正式な要望としてはございません。
飯島委員
 次に、よく言われる言葉がありますね。防災公園、片一方では防災機能を持った公園、こうもおっしゃっているわけですね。理事者の皆さんの答弁は、防災機能を持った公園、もしくは広場、あるいは空地とさまざまあります。しかし、最大限集約してくると、最近は防災機能を持った公園と、こうなっていますね。防災公園と防災機能を持った公園とはどう違うんですか。
豊川中野駅周辺整備担当課長
 防災公園、防災機能を持った公園、このあたりの区別といいますか、それは特に今この場で具体的に私ども明確な定義を持っているというわけではございません。ただ、それも含めてこの警大跡地の中に関してはそういった公園、その他空地など含めて、一定の防災機能を持たせたいと。そういった意味から、防災機能のある公園と、そういった言葉を使っているわけでございます。
石井都市整備部長
 防災公園につきましては、災害対策基本法に基づく地域防災計画といったようなものに位置付けられるということですね。通常の都市公園の分類の範疇ではないと。したがって、今お尋ねの防災機能を持った公園ということ、それそのものが防災公園という形になろうというふうに考えています。
飯島委員
 じゃあ、防災公園でいいじゃないですか。どうして防災公園としてのやりとりをする際に、わざわざ「機能を持った」という限定要素をつけて御答弁になるのか。部長の御答弁で間違いないとすればそういうことだし、だとすれば、担当の課長は何をお答えになっているのかなと。まだはっきりしていないとか、そんな問題じゃないでしょう。そういうところが、一種防災公園で枠がかかることによってどうなんだと、その先のことをおそれているのかどうか知りませんけれども、防災機能を持った公園を防災公園というんだと。じゃあ、問題は、どういう防災機能を持った公園じゃなくて防災公園なんだと。防災機能を持った公園という定義だけでは何とも説明したことにならないわけですから、中野区が考えている防災公園というのはこういう公園なんだという、いわばAという防災公園のパターンからBという防災公園のパターンまであるとして、世田谷にある防災公園と中野区が持つ、あるいは持とうとしている防災公園との間に多少なりともそれぞれの持つ機能の差があっても、これは当然おさまるべき問題。また、そういうことがあって、地域特性を考えたり、周辺のまちの現況等、道路付けその他もろもろ考えて、それは当然防災公園が持つ防災機能と考えればいいわけだね。これについて幾つかの種類、グラデーション、パターン、何と言ってもいいですけれども、それぞれにその地域特性に立って、あるいはここではこれを主にという、そういうことがあったとしてもおかしくはないと、こういうことが言えるんですか。
那須井まちづくり総合調整担当部長
 ただいまの防災公園の件でございますけれども、私ども、中野駅周辺で防災機能を持った公園を核とした広場というものを考えているわけです。公園のつくり方については、事業の実現性とかいろいろな中から、これまで申し上げてきましたように開発者負担ということも考えながらいきますと、底地が区、または国のものになる公園の部分、それからそれを核とした周辺に広場機能、これは民地ということもあり得るわけですけれども、そういったものを含めて一定の防災機能を持たせようとしているわけでございまして、そういう意味で現在防災公園と明確に位置付けているわけではございませんで、防災機能を持った公園を核とした広場をつくっていきたいと今申し上げているところでございます。
飯島委員
 そんなのは詭弁ですよ。要するに、私が常々言っているように、中核、センターコアの部分は公園なんですよ。それは私と担当部長がおっしゃっていることに違いはないんです。この部分について今お話をしているんです。先走って、その周辺の空地の話までしていただかなくて結構なんです。だって、防災機能を持った公園というのは、そういうのは要するに防災公園なんだと、こう石井部長がおっしゃったわけだけれども、そこの部分の話を常にしているんであって、ここをどうなんだという話なんですよ。その周辺を含めたいわば防災公園を中心とする防災機能を持った空間広場というのならそれはわかる。要するに、二重構造になっているということでしょう。私がよく言う二重構造のあんこの部分、要するに公共が責任を持ちなさい、区長もそこについては責任を持つべきだと、こうお答えになっている。そこの部分について、これが防災機能を持った公園なのか、あるいは防災公園なのかと、こういう間に違いはないということが今わかったわけですから、問題は、じゃあ、その防災公園とされる公園が、特に一つスペックが決まったある種の公園としてカテゴライズされているわけじゃないんだというんなら、それならば都市公園としてあるものの、しかも防災機能を持たせる。その持たせる防災機能については、多少の幅があるんですかと。その幅があるというふうにお考えになっているかどうかをお尋ねしているわけですよ。
納谷防災担当課長
 私ども防災公園の考え方は、主に広域避難場所に位置しまして、そこに避難してこられる区民の方々の生命、あるいは身体の安全を確保する。そういう観点から、一定の施設整備、または諸状況を勘案しました一定の広さ、そういったものが条件であろうというふうに考えております。
飯島委員
 きょうは御出席御苦労さまでございます。初めに言うべきでしたけれども、那須井部長の今おっしゃったことについて、私はだからどうだと申し上げているつもりはないんですよ。だけど、問題は、そういう部分について、まちづくり、駅周辺担当で仕事を進めていくことは当然のことなんだけど、そういう中の極めて大事な機能、大事な役割を果たさなきゃならない防災の問題、陳情者の方から御指摘されるまでもなく、喫緊の課題ですよ。こういうものについてどういう考え方を持ちながら整備、あるいはその構想をつくっていくか、整備に取り組んでいくかというのは大事な問題なわけですから、それぞれの間でやりとりがなければならないし、これはこれと、あいまいな表現をもうこの段階ではじゃらじゃらしている場合じゃないんです。一つひとつコンセプトなり、あるいは概念なりをきちんと固めながら進めていかなければ、いつまでたっても計画なんかできませんよ。だから、計画案というのはやたらスケジュールを出すたびに後ろに倒れていくという、こういうことになっているわけです。それはもちろん基本構想との絡みもあって、そっちの問題は当該委員会でやってもらいますけれども、それはそれとして、そういうことをそろそろ詰めた方がいいですよと。それで、皆さんとの間に議論の、そういう水かけ論的なことで時間を空費しているわけにいかないんです。だから、そういうことについてきちんと、駅周辺、まちづくりの担当としては、都市整備部全体としての考え方は部長が言ったわけだから、そういう考え方に基づいてどういう次は防災機能を想定するんだということにぜひ整理方を進めていっていただきたいというふうに思っているんですけれども、その辺はお互いやりとりしながら詰めているんでしょう。
那須井まちづくり総合調整担当部長
 ただいまの御指摘も踏まえて、まちづくり計画に向けてきちんと整理をしていきたいと考えております。
飯島委員
 怒って言わなくたっていいですよ、わかっていますから。
 それでもう一つ、豊川課長に伺っておきますけれども、杉並区からは正式な区としての要望書は送られてこない、要望のいわゆる開示はなかった、あるいは到達はされていないということでしたが、中野区は正式にこれまでとってきたさまざまなことについて、杉並区に通知を正式にはされているんですか。
豊川中野駅周辺整備担当課長
 正式にはしておりません。
飯島委員
 じゃあ、お互いにどっちも正式にやっていないんじゃないですか。おっしゃっているように、東京都、杉並、中野、三者のいわば協定その他を前提にした土地利用転換計画案というのはつくったわけです。それに基づいて、警察病院の用地の払い下げが行われた。そういうふうに一面では言えるかもしれない。だけど、その後、清掃工場はつくりませんよ、要らないんじゃないですかと。ごみの需要からいっても必要ないというようなことになってきて、つくらないことになった。そういうことをベースにして、中野区としてはこの土地利用転換計画案を見直して、新たな土地利用計画案をつくりたい。そういう作業にもう着手してどのくらいたっていますか。きのう、きょう始めたわけじゃないでしょう。とすれば、正式に中野区から杉並区に御通知されるのが当たり前--杉並がどういう態度をとるかは別ですよ、これは。事務方ベースで、お互いに口頭で言ったとか言わないとか、ファックスで送ったとか送らないとか、そういう問題じゃないでしょう。お互いそれぞれの地域住民の身体・生命・財産に責任を持たなきゃならない自治体なんですよ。それは中野区もそうだし、杉並も同じですよ。ぜひそういうことについて、協議会を設置しましたから御参加くださいと。それは事務的に、非公式に--あるいは非公式といっても一応トップは承知しているのかそこは知りませんけれども、やっていて済む話ではないんじゃありませんか。そういうところを一つひとつきちんとやっていただかないと、我々だって「どうして中野区はそうなんですか」なんて言われることについては非常にいろんな複雑な思いがありますよ。ですから、ぜひ杉並が正式に言ってくる前に、中野区として正式な対応方をとっていただきたいんですが、どうですか。
豊川中野駅周辺整備担当課長
 今御指摘のとおり、土地利用転換計画案の見直しにつきましては、これは正式な協議というものがやはり必要になります。当然必要です。そういったことからも、今御指摘のようなやりとりを至急に始めたいというふうに考えております。
飯島委員
 いつまでにやるんですか。いつまでにというとちょっとあれだから、いつごろまでにおやりになるつもりなんですか。至急始めたいといっても、始めようと思えばあしたでもあさってでも--あしたは土曜日か。来週早々とかいろいろあるじゃない。どうなんですか。
豊川中野駅周辺整備担当課長
 今、私の答弁、若干舌足らずな点がありましたが、要するに、そういった正式な文書のやりとり、そういったことを早急にやりたいということでございます。協議、話し合い、打ち合わせ自体はこの間ずっと行っていたわけでございますが、そのような正式な文書等でのやりとり、そういったことをしたいというふうに考えております。
飯島委員
 今やっているやりとりはオフィシャルじゃないんですよ、だから。正式におやりなさい。それはお互いの区と区が、それぞれの地域住民に対して果たすべき責任を果たすという姿勢で行くには、正式な話にならなきゃ何にもならないじゃないですか。ぜひその点は重ねて要望しておきます。もうお答えは結構です。
 それで、一つだけ、大事なことなのです。これも休憩してちょっとお尋ねしなければなりませんので。
委員長
 委員会を暫時休憩にします。

(午前11時50分)

委員長
 委員会を再開します。

(午前11時51分)

伊藤委員
 もう時間もないんですけれども、先ほど佐野委員が触れました第46号陳情について、総務委員会にかかっている1項があろうかと思うんです。現在、自治基本条例、案を先日の総務委員会でも示されたんですけれども、ここに書かれている住民投票については、自治基本条例ではどのような扱いになっているんですか。ちょっと説明していただけますか。
鈴木政策計画担当課長
 (仮称)中野区自治基本条例につきましては、審議会から11月1日に答申をいただきました。その答申の中には、一つの参加の手だてとしてそういった方法が考えられるということで項目をいただいておりますが、実際にその仕組みを使うときには、どういった案件で、どういうふうな要件でそういったことをやるのかというのを1件ごとにいわゆる直接請求の条例をつくって、その結果で条例が成立したらできるというようなことの御答申の内容をいただいたところでございます。
 現在、中野区では、その答申を踏まえて区としての考え方を整理している段階でございますけれども、この住民投票については、自治基本条例の中に制度というよりは、そういう一つのやり方が考えられるということについての項目を入れるということについては答申案の内容を尊重していきたいというふうに考えているところでございます。
伊藤委員
 それで、このまちづくり計画については、都市計画審議会、諮問機関があるんですけれども、そういうこととの関係からすれば、住民投票によってこのまちづくりの可否を問うというのはいかがなものかなとも思いますし、また住民投票の結果と周辺住民にかかわる意思が違った方向に行く可能性だってあり得るわけですよね。そういうことから困難だと思いますけれども、その辺いかがお考えでしょうか。
那須井まちづくり総合調整担当部長
 この件に関して、まちづくりの立場から御説明をさせていただきますと、やはりまちづくりというのは特定の区域の、特定の区民のお住まい、またはそこで商売されている方の地域が含まれているわけです。特定の地域ということで、その区民の皆様等に大きくかかわりが生ずる問題だと思っております。まちづくりにおいて住民投票制度を適用するのは、我々の立場からすれば必ずしも適当ではないのかなというふうに思っております。
 それから、都市計画手続の御指摘もございましたけれども、都市計画審議会というところで区の説明責任や区民から意見を伺う機会というのはきちんと法的に手続として保証されている。また、区としても地域の方々にまちづくりの勉強会を行うとか、そういったことをきちんとしながら区民の皆さんの意向を聞き、やっております。それから、特定のまちづくりをする地域だけでなくて、広く区民の皆様からもこれまでのまちづくりでも御意見を伺っているわけでございまして、必ずしも住民投票を行うと、まちづくりで行うということはふさわしくないのではないかというふうに考えております。
伊藤委員
 それから、この理由にありますように、住民投票制度が確立する前に、区民にとって重要な今計画されているまちづくり計画が進められるのは順序が逆ですということなんですけれども、今検討されている中野駅周辺まちづくり計画というのは延び延びになってきていますが、いつごろできるんですか。
豊川中野駅周辺整備担当課長
 本年度末をめどに現在取りまとめの検討をしているところでございます。
伊藤委員
 本年度末ということは、正式には来年の3月ごろになるんでしょうか。
豊川中野駅周辺整備担当課長
 はい、そのとおりでございます。
伊藤委員
 このように延び延びになってきた理由は、何かありますか。
豊川中野駅周辺整備担当課長
 さまざま状況がございました。いただいた御意見の整理ですとか、あるいはさまざま諸機関との整理。それから、最近になりましては、中野駅、そういったところの検討。そういったこともありまして、より内容を深いものにするというふうな意味から、若干時期を延ばしまして、今年度末にさせていただいたということでございます。
伊藤委員
 そうしますと、この(仮称)自治基本条例の策定というか、区議会に対しての条例提案というのはいつごろになるんですか。
鈴木政策計画担当課長
 今後、条例の大綱というようなことも整備しつつ、来年の第1回定例会での議会に対しての御提案を予定しておりまして、そこでの結果いかんでございますけれども、施行については4月からということを私どもは想定してございます。
伊藤委員
 そうすると、今それぞれ御答弁いただいたように、まちづくり計画が3月末、施行条例は本会議採決になれば4月ということで、ほぼ同時に進んでいくようになるんですけれども、その辺の整合性というのはどのように--正直言って、可能なんですか。
豊川中野駅周辺整備担当課長
 相当に困難かと思います。
那須井まちづくり総合調整担当部長
 補足させていただきますけれども、私どもこのまちづくり計画は、昨年度、公募区民、地域の区民の皆様も含めまして、いろいろ検討してまいりました。それから、今年度もいろいろ検討してまいりました。それから、議会におきましても、当特別委員会でいろいろ審議をいただいているところでございまして、3月末につくって、1日も早く中野区民のみならず杉並区民の皆様にもこの地域を利用できるということを目指していきたいと思っているわけでございまして、3月末にまちづくり計画をつくりたいと思っております。そういうことで、その条例が仮にできたとしても、これは間に合わないということになります。
池田委員
 今の答弁もなかなか興味があるのでやりたいんですが時間がありませんので、先ほどの杉並区の要望書の件なんですが、これは杉並の山田区長から本年の最初の時期、春の時期に中野区との協議を進めたいという、これはちゃんと田中区長あての正式の申し入れ書があって、それに基づいてこのスケジュール表にもあるような杉並区との協議が始まっているという、そういう経緯ですね。
豊川中野駅周辺整備担当課長
 それに関しましては、今御指摘のこと、それから昨年度私どもが杉並区の方に出しました、今後中野駅周辺まちづくり計画を検討しますと、そういったことに基づきまして、現在話し合いをしているところでございます。
池田委員
 2001年度の土地利用転換計画は東京都と杉並区と中野区の三者の合意でできているわけですから、中野区がこの利用計画を変えようというときには当然杉並区の了承も得なければいけないわけで、そういうふうに協議をするのは当然だと思うんですね。それで、この7月23日に協議があったわけですね、杉並区との間で。そこで口頭で申し上げたことがこの8月3日のファックスメモということで来たわけなんですが、こういう形で協議が進められている場合でも、田中区長あての正式な文書がなければそれは杉並区の要望とは受けとめないんですか。そうじゃないでしょう。協議会で進められていて、その協議会の中で杉並区から口頭で申し入れがあったことについては、中野区としてはそれは杉並の要望として受けとめたわけでしょう。そういう関係じゃないんですか。杉並区が何でこういうふうに後で文書にしてファックスで申し入れてきたのか、それはわかりません、恐らく杉並区側としてきちんと内容を文書で言っておいた方がいいと思ってこういうことを言ったんでしょうけれども、協議自体としては、杉並区は口頭ではっきり申し入れているわけだし、先ほど課長は杉並からこういう要望があったということを認められましたよね。ですからそれは、こういう一連の協議の中では通常やられる行為であって、それを一々田中区長あての正式文書にしなければ正式な要望なのか、非公式なのかというような、そういう区分けというのは普通はないんじゃないですか。そういうことじゃないですか。
豊川中野駅周辺整備担当課長
 先ほど申しましたように、これが仮に正式な要望ということであれば、ある程度各項目ごとに回答するというのが当然かと思います。しかしながら、今ここにあります具体的要望という紙に関しましては、そういったものではないという認識でございます。確かに、このような内容の打ち合わせはいたしました。ただ、その内容についても、これは1件1件回答するというふうな性質のものではなくて、今後杉並区と中野区でまちづくり計画の打ち合わせをする中で徐々に明らかにしていくべきものであるというふうに考えております。
池田委員
 あなたはそういう受けとめかもしれませんけれども、杉並区としては一応協議の中でこういう内容について中野区に申し上げたということになるわけですよ。それで、それを確認する意味でこうやってファックスメモを送ってきたんじゃないですか。ですから、それは中野区さんは一応このことについては聞いておきますと、わかりましたと、そういうことになったわけですね。
豊川中野駅周辺整備担当課長
 繰り返しの答弁になりますが、こういった内容の打ち合わせをしたということは当然私ども承知はしております。ただ、これを先ほど言いましたように、正式な回答として1件1件、1対1で回答をするというようなことではなくて、こういった内容を踏まえながら、今後中野区と杉並区と協議をしていきたいということで認識をしております。
池田委員
 ですから、事実としては杉並区からこういう要望があったということをお認めになったわけです。
 ところで、先ほどの警察病院の緑地や木の問題なんですが、これは前期の当委員会で、警察大学等の施設の取り壊しの際に、委員会も財務省や警察庁を入れて現地調査をしているんですね、この緑の保存の問題について。その際に、それぞれの当該官庁から、この樹木についての詳細な配置図などを中野区としてはもらっているわけですね。取り壊しの際に、この樹木に対してどういう配慮をするかということについても、中野区と財務省、関連官庁との話し合いがあったというふうに私は記憶しているんですが、そういう形で相当慎重に取り壊しの際の樹木の保存については進められたんじゃないですか。
豊川中野駅周辺整備担当課長
 樹木に関しましては、現況もそのようになっておりますが、樹木を残す形で建物の解体をしているということで聞いております。
池田委員
 ここに平成14年6月7日付、中野区長・神山好市発信の内閣府所管国有財産部局長、警視庁総務部長あての「警視庁警察学校跡地の既存樹木の保存等について」という要望書が出ているんですよね。これは、この除去の際に十分留意して、どうしても排除しなければいけない樹木はあるだろうけれども、極力樹木を残してほしいという、そういう要望書になっているんですよ。今度の警察病院についても、先ほど来住委員が指摘をしたように、住民の皆さんからはもちろんですが、当委員会においてもさまざまな委員から樹木の保存については意見が出ているわけですよね。ならば、当然それを受けとめられて、神山区長がやったように、やはりそういう意思がおありなら--なければいいんですよ。どうだっていいんだというんだったら構わないんですが、少しでも残したいという意思があるならば、自警会が5分もたたなきゃ答弁ができないような、そういうはっきりしない状況じゃなくて、はっきりと田中区長名義で要望書を出されたらどうですか。今からでも遅くないですよ。いかがですか。
那須井まちづくり総合調整担当部長
 緑については、これまでも私ども大切であるということを御答弁申し上げましたけれども、まちづくりにおいて、緑をすべて残すというようなことは良好なまちができてこない。そういうことで、極力できる限り緑を残したいと申し上げてきたわけでございます。
 それから、自警会の担当者の件ですけれども、その担当者が少し答弁に窮したからといって、私どもそれをもって--もちろん先ほど課長から答弁しましたように、我々として自警会に十分説明が至らなかった点もあるのかもわかりませんから、それに対する反省はあったとしても、自警会がどういう立場で、どういう状況下でどう答えようとしたのかということについてまで責任は持てないわけであります。
 緑については、さらに豊かになるように、新たな緑をそこに付加するとかしながら、整備をしていきたい、良好なまちを形成していきたいと考えているところでございます。
池田委員
 とうとうと述べられていますけれども、今度の警察病院の施設建設について、田中区長は神山区長のように要望書を出されましたか。まずそこから聞きましょう。
菅野保健福祉部長
 警察病院につきましては、医師会、歯科医師会、薬剤師会と中野区長の連名で、平成14年10月に、先ほど私三つまたさらに言ったと言いましたけれども、いろいろな項目としてはもう少し多い、10数項目にわたります要望書を出しております。
池田委員
 その10数項目の中に、こういうふうな文章は載っていますか。先ほど紹介した神山区長の要望書は、「中野区みどりの基本計画に基づき、事業者等と協働して緑の保全や創出等を推進していくことが中野区の立場です」ということを述べて、全部なんて言っていないですよ。全部残せなんてそんなばかなことを区長が言いますか。「このため、建物の除却及び跡地の管理に支障とならない範囲で、中央防災公園予定地など跡地における既存樹木の保存や活用につきまして格段の御配慮を願いたく、ここに要望申し上げます」と、こう言っているわけですよ。そういう項目は入っていますか。
菅野保健福祉部長
 14年に出した要望書は、地域医療連携の推進に関する事項と高度急性期医療機能に関する事項、それから慢性期医療機能に関する事項、災害対応医療機能に関する事項その他、いわゆる医療機能を中心としたものでございますので、樹木につきましてはございません。
池田委員
 ですから、まだ出していないわけです。全部なんてだれも言っていないですよ。住民だって、我々だって。残せるものはすべて残すようにしていただきたいという要望なんですから、そんな必要がないと思うんだったらそれはしようがないですけれども、少なくともこの委員会の答弁では、緑の保全に努める、みどりの基本計画に基づいて、この警察病院の施設建設関連についても努めるとおっしゃっているわけですから、要望書を出してくださいよ。いかがですか。
豊川中野駅周辺整備担当課長
 先ほど申しましたとおり、現在、自警会で外溝の検討をしておりまして、その中で、基本的には残せる木はなるべく残すという方向で今検討しているというふうに聞いております。したがいまして、そういった今委員御指摘のような内容は既に自警会の方で検討しておるものというふうに判断しておりますので、特にそういった要望については必要ないというふうに考えております。
池田委員
 私は、説明会には出席できませんでしたけれども、出席した方に詳しく聞いたんです。先ほど佐野委員もちょっと紹介されましたけれども、やっぱり樹木の問題は相当出ているんですよ。それで、自警会が樹木を残すことについての計画というか、展望というか--計画じゃないですね、展望の段階ですね。それさえも非常に不確かだったという、そういう印象を住民は受けているんですよ。だから、あなたがおっしゃるように、しっかり緑を残そうなんていうふうにはなっていないんです。ここで中野区としてきちんとそういう申し入れをすべきじゃないですか。それで、警大の施設取り壊しの際には、中野区も入って協議したじゃないですか、財務省と。なぜ同じことができないんですか。
石井都市整備部長
 必ずしも我々が考えていた緑の保全といいますか、保存といいますか、その辺がはっきりと伝わっていない向きもありますので、再確認をして、進めてまいりたいと考えております。
池田委員
 今の石井部長の答弁は少し前向きだったと思うんですが、再確認をして、ぜひ出す方向でお願いしたいと思うんですが、いかがですか。
石井都市整備部長
 説明会の答弁に立った人間が、我々のこれまでの過去の経緯を十分承知していたのかどうなのかもその確認の中に含めまして、向こうとして受けてはいたけれども、十分それが組織の中で浸透していなかったのかどうなのか。この辺も含めまして、その方法については改めて考えてみたいというふうに思います。
佐藤委員
 時間がないので、簡単に3点だけ御質問します。
 先ほど池田委員の方からも御質問があった緑の件ですけれども、この前、私が委員会でイチョウ並木は残るのかとか、スダチはどうなっているのかということを確かめてほしいということで、次回の委員会で御答弁しますということだったんですけれども、今のやりとりを聞いていますと、そういう御答弁ができない状態であるということですが、いつまでにそれは確認できるのか、きちんと御答弁いただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
豊川中野駅周辺整備担当課長
 現在、自警会の敷地には樹木がおおむね200本ぐらいあるというふうに聞いております。ただ、それをどういうふうに残すかにつきましては、先ほどからたびたび申しておりますが、現在外溝を検討中でして、その中で明らかにすると。おおむね年明け、例えば今年度中ぐらいには外溝計画がほぼ固まりますので、その時点で残る木、それから残らない木が明らかになるというふうなことを聞いております。
佐藤委員
 今年度中ですか。じゃあ、計画のときに決まる。もっと早くはそういうのは確かめられないということなんでしょうか。できるだけ早く確かめていただいて、きちんとしたお答え、もちろんきちんとした要望のもとでのお答えをいただくようにお願いいたします。
 2番目で、この前出されましたまちづくり計画のスケジュール表なんですけれども、区民検討会が出されておりまして、これはまちづくり計画のところを過ぎても矢印が出ておりますよね。たしか以前、区民検討会の位置付けについてということで、まちづくり計画をつくるだけじゃなくて、それ以降の地区計画、またさまざまこれから都市のまちづくりについてもかかわっていただくということでのそういった区民の検討会を予定しておりますということの御答弁でしたけれども、それでよろしいのかどうなのかということと、あわせて、残念ながら女性の委員の方が今現在はないという状態になりました。かねがねいわゆる男女平等基本条例に基づいた形で、検討委員会の委員の構成のアンバランスということを訴えてまいりました。後々まだこれから続く区民検討会だと私は思っておりますので、もう全くアンバランスな状態になった今、ぜひそのアンバランスについて新たな委員の補充も含めて御検討いただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。
豊川中野駅周辺整備担当課長
 まず、1点目の区民検討会の検討時期でございます。確かに前回お配りしましたスケジュールによりますと、この検討会矢印が若干17年度にかかっております。この意味は、区民検討会で検討された事項、これはあくまでも現在は今年度の検討会という想定でございますが、当然この検討会で検討された内容というものは、来年度以降の地区計画、そういったものに参考にしたいというふうな思いから、この矢印を17年度まで持ってきたものでございます。そういった意味からも、以前の予定ですと駅周辺の計画づくりが11月とかそんな時期でありましたので、その後もまちづくり区民検討会を開いてその後の地区計画というふうなことを検討できたと思います。現状の予定ですとそれはすぐにはできませんが、いずれにしてもそういった区民検討会の検討内容をその後の都市計画の内容に参考にできたらというふうに考えているところでございます。
 それから、2点目の女性委員の追加の件でございます。残念ながら、委員の方お一人お亡くなりになりましたが、今の時点では時期も余りありません。それから、過去の検討されてきた経験、そういったことを中心にお願いしております関係から、今のところ、新たな特に女性に限った委員をお願いするということは考えてございません。
佐藤委員
 時間もありませんので要望にかえさせていただきますけれども、たしか地区計画及びその後続いて、いわゆる住民と一緒の、公園整備も含めてのまちづくり、公園整備のあり方も関係してくる、必要だということで、多分その以降も住民参加の場を設けていくというふうなことを当初おっしゃっていたと思います。そういうことで、いわゆる住民の検討会の場というのは、基本計画策定後も新たにきちんと形を変えて行うべきだと思いますので、そこではぜひ男女のバランスをきちんと考えた公募の仕方をしていただきたい、検討していただきたいということで、要望にかえさせていただきます。
 それと、3点目です。先日の総務委員会でサンプラザのことが出ておりました。警大跡地のこととは別に北口広場の陳情も出ておりますのでちょっと関連してお伺いさせていただきたいと思いますけれども、いわゆる中野駅のこっち側ですね。本当に駅に近い側の周辺の整備のあり方について、サンプラザの整備がかなり重要視されているということで、いろんな議論が出てきた中に、いわゆる金融ですか、新しい資金ということで、今までは雇用能力開発機構、雇用保険を使って税金を投入してつくってきた箱物、施設、それをこれからは民間の資金を導入した形での運営に切りかえていくということだと思います。日本政策投資銀行がいわゆるその資金を金融団として行うということが議論されておりました。日本政策投資銀行というのはどういうのかなと思ってホームページを見ましたらば、その中にサンプラザ民営化ファイナンス事業ということで、公共資産の民間アウトソーシングの我が国の先行事例ということで載っておりました。そこに手法として、いわゆるPPP事業のモデルケースということで、中野区もかねがね言っておりますその計画を受けて、地元企業と自治体が協力して都市計画、これからの中野駅周辺のいわゆる再開発を行っていくということがそこに出ていたわけですけれども、そのPPP事業というものが、じゃあこれからどんなふうに中野駅周辺整備に転換されていくのか。今聞きましても時間がありませんので、あちこちの自治体でこれから行われる事業、まちづくり事業の一つとして紹介されているところもございますし、それが一体どういうものなのか。中野区においてはどんな活用の仕方というか、関係性を持ってくるのかということも含めて、次回で結構ですので御報告いただければと思いますが、いかがでしょうか。
豊川中野駅周辺整備担当課長
 それでは、次回にまとめて、少し内容を整理いたしまして報告したいというふうに考えております。
委員長
 傍聴人の方、私語は慎んでください。さっきから席を移動したり、大変目まぐるしく動かれていますけれども、そういうのは避けてください。
 佐藤委員、いいですか。今のでよろしいですか。
佐藤委員
 はい。
佐伯委員
 時間がないので大至急やります。きょう、陳情者の方が出してくださったこの資料、15中都ま第215号で依頼のあった件についてということで、生涯学習課の方から回答が来ているんですけれども、この依頼というのは幾つぐらいの担当のところに、どのくらい出されたんでしょうか。
豊川中野駅周辺整備担当課長
 この当時の各部に出したものでございます。
佐伯委員
 というのは、これを見て、気持ちはすごくわかりますし、私もこういうのがあったらいいなと非常に思うんですけれども、総建築費50億、国庫補助が3分の1あると書いてあります。職員の方が、もちろん名前も書いてあるし、よく知っている職員で私も好きな職員の方なんですけれども、今の区の状況からして今50億なんていうこういうのを発想して提案してくるということ自体、職員の意識というのはどうなっているんだろうかと思うんですけれども、これは区長室の方がいいのかな、どっちがいいのかな。
那須井まちづくり総合調整担当部長
 先ほど課長から答弁しましたように、この15年に各部に意見を照会しています。そこで、この時点における各部の意見、これは担当者の意見が出てきているということでございまして、その後、私どもとしては、まちづくり計画等におきまして、そういったものを出すときに、きちんと庁内で調整をして出させていただいております。これについても、その過程で、実現性のあるまちづくりということでこういったものを出す際には、今御指摘がありましたけれども、予算的なものをきちんと整理し、なるべく早い時点で財務省が土地を処分したいということですから、そういったスケジュールにあわせて土地が買えるというような、その実現性のある考えを出してほしいということで、その後、こういった考えについて私どもが最終的にまとめる中では、こういった考えを所管から受けとってございませんので、今はこういう考えはないものと思っております。
佐伯委員
 先日来、私、指摘させていただいていますけど、やっぱり先立つものというのはお金だと思いますので、まだ職員の方の中に、もちろん夢を持たれることはいいと思うんですけれども、こういうのが出てくるということ自体、認識が若干おかしいのかなというような気がしております。
 そこで、最後に1点だけお聞きしたいんですけれども、警大跡地について今さまざまな手法が検討されています。石井部長の方からも防災公園街区整備事業という、この手法を検討したいということで何度か御答弁をいただいているんですけれども、今区としてそういったお金の面、財政的な面も含めて、この防災公園街区整備事業、これが使えるんだったら第一優先なのか、あるいは区が常々主張してきた開発者負担、これが第一優先ととらえているのか。それについて、区のお考えをお聞きしたいと思います。
那須井まちづくり総合調整担当部長
 今回のような公共施設が未整備であります大規模の跡地の整備に当たりましては、税金をできるだけ使わない。開発者負担というものを原則に、民間活力を十分活用して整備していくことが、これは負担の公平性、それから区の財政状況においての調和との観点からも重要なことだと考えております。開発者負担ということを第一優先に考えていきたいと思っているところでございます。
委員長
 ほかに質疑はありますか。きょうのところはここまででよろしいですか。
来住委員
 きょうは時間がありませんので、質疑は次回にしたいと思います。
 それで、ちょっと休憩していただけませんか。
委員長
 暫時休憩します。

(午後0時27分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後0時27分)

 では、以上で質疑は終了です。
 次に、陳情の取り扱いを諮りたいと思います。委員会を暫時休憩にします。

(午後0時27分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後0時29分)

 お諮りします。
 本日、議題に供しました陳情につきましては、一括して継続審査とすることに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 以上で一括して議題に供しました陳情の審査を終了します。
 次に、次回の日程を協議したいと思いますので、委員会を暫時休憩にします。

(午後0時30分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後0時31分)

 次回は2月4日(金曜日)午後1時より、第2委員会室で開会することでよろしいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

委員長
 以上で本日予定の日程は終了になりますが、特に発言がありましたら、どうぞ。
 来住委員、いいんですか。先ほど発言があると言ったんじゃないですか。
来住委員
 ちょっと休憩にしていただければ。
委員長
 委員会を暫時休憩にします。

(午後0時31分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後0時36分)

 ただいま休憩中に来住委員の方から資料要求がありました。各委員の皆さん方にお伺いいたしましたところ、よかろうということで、資料要求をさせていただくことになりましたので、理事者の皆さん方の方から次回の委員会までによろしくお願いしたいと思います。
 では、以上で本日の日程はすべて終了ですが、ほかに発言はありますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、本日の中野駅周辺・警察大学校等跡地整備特別委員会を散会します。
 どうもありがとうございました。

(午後0時37分)