平成17年01月31日中野区議会交通対策特別委員会
平成17年01月31日中野区議会交通対策特別委員会の会議録
平成17年1月31日交通対策特別委員会 中野区議会交通対策特別委員会〔平成17年1月31日〕

交通対策特別委員会会議記録

○開会日 平成17年1月31日

○場所  中野区議会第2委員会室

○開会  午後1時03分

○閉会  午後2時36分

○出席委員(14名)
 昆 まさ子委員長
 奥田 けんじ副委員長
 いでい 良輔委員
 伊東 しんじ委員
 北原 奉昭委員
 久保 りか委員
 小堤 勇委員
 きたごう 秀文委員
 平島 好人委員
 長沢 和彦委員
 岡本 いさお委員
 篠 国昭委員
 伊藤 岩男委員
 江口 済三郎委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 都市整備部経営担当参事 服部 敏信
 地区整備担当課長 岩井 克英
 土木担当課長 尾﨑 孝
 交通安全対策担当課長 上村 晃一

○事務局職員
 書記 杉本 兼太郎
 書記 巣山 和孝

○委員長署名



審査日程
○陳情
(継続審査分)
  (15)第16号陳情 首都高速中央環状新宿線について、「工事の一部中断・見直し」を求める       住民活動を支援することについて
○所管事項の報告
 1 東中野駅前広場整備の取り組みについて(都市計画担当)
 2 西武新宿線・駅利用者アンケート(中間報告)について(地区整備担当)
○その他

委員長
 定足数に達しましたので、ただいまから交通対策特別委員会を開会いたします。

(午後1時03分)

 本日の審査日程についてお諮りいたします。
 本日は、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ございませんので、そのように進めます。
 はじめに、陳情の審査を行います。平成15年第16号陳情、首都高速中央環状新宿線について、「工事の一部中断・見直し」を求める住民活動を支援することについてを議題に供します。
 これより本陳情の審査を行いますが、陳情者から補足資料の配布と補足説明をしたいとの申し出がありますので、委員会を休憩して補足資料を受け、その後、補足説明を受けたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ございませんので、委員会を暫時休憩いたします。

(午後1時04分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後1時29分)

 本件に対する質疑の前に、前回の委員会で答弁保留のございました、換気塔の耐用年数についての答弁を求めます。
服部都市整備部経営担当参事
 前回の当委員会で答弁を保留させていただきました。申しわけございません。
 今、委員長の方から御案内いただきましたけれども、換気塔の耐用年数、いかほどかというところの御質問で、詳細な数字を持ってございませんでした。改めて首都高速道路公団に確認させていただきました。こういう換気塔等、こういう構造物の耐久性につきましては、おおむね100年を目安としてございます。耐久性、耐用年数で考えまして、100年を目安として設計しております。
 これにつきましては、道路や橋をつくる基本的な手引き書、これを道路橋示方書と言っています。示方書という字は、示すに、方法の方、書く書かないの書くです。道路や橋、道路橋示方書と言ってございます。一番直近のものは、平成14年3月に、社団法人日本道路協会がまとめました。今申し上げました、その示方書、手引き書にのっとりまして、当然、構造物の耐久性をとらまえて設計してございます。したがって、前回の御質問に対するお答えとしては、耐用年数おおむね100年ということでございます。
委員長
 ただいまの御答弁に対する質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 質疑がなければ、これより本件に対する質疑を行いますが、質疑はございませんか。
長沢委員
 ちょっと前にも伺ったところではありますけれども、改めて教えていただければと思います。
 例えば、低公害車、無公害車についての例えば国なりの考え方でこういうふうなことを目指しているということがあれば、年度等、予定などを含めて御紹介いただければと思うんですが。まず、そうした物の考え方、そうした方針というんでしょうか、そういうものがあったら御紹介いただきたいんですけれども、いかがですか。
服部都市整備部経営担当参事
 これも再三、私の方でこの場で御答弁してございますけれども、平成13年度に向こう10カ年間で、つまり2010年までの早い時期に低公害車の車両を全国で1,000万台にするという目標を掲げまして、いわゆるアクションプログラムを国が掲げて、メーカーへのそういった研究の促進あるいは一定の税制上の改善といいますか、それを図ってきてございます。
 直近の細かいデータを私は持ってございませんが、おおむね現段階で全体推移を見ますと、おおむね十四、五%ぐらいの低公害車の割合になっているのかなと思ってございます。全体で5,000数百万台の車が、今、日本にございます。先ほど申し上げたアクションプログラムでは、そのうち1,000万台の低公害車の普及を10カ年間の早い時期に達成するということでございますので、それに向けてメーカー等も努力しているという認識で考えてございます。
 そういったアクションプログラムといったものが、これまでの繰り返しの御答弁でございますけれども、これにかかわります国の方針だということでございます。
長沢委員
 それともう一つは、例えば東京都ではディーゼル車の規制ということがありましたけれども、具体的に言えないので申しわけないんですが、例えば国なんかで法的に、こういったことについては、例えばガソリンの排気ガス規制みたいな、そういったものなり、一方でガソリン車ですね、そういったもの自身を規制するような法的なものというのは何かあるのか。あるいはそういったものも、こういう低公害車の普及と同時に何か考えられているのか。そんな動きがあったら教えていただきたいんですけれども、いかがですか。
服部都市整備部経営担当参事
 今申し上げたように国がアクションプログラムで、そういった整備をメーカーに求め、同時に、我々ユーザーに対してもそういったことを留意してというところで、アクションプログラムがございました。現行、80数%の車が一般の車両でございます。それにつきまして、国が一定の方向で、例えば利用の規制とかを行うといったことは、現在のところ、私の方では聞いてございません。
平島委員
 もし御存じでしたらお伺いしたいんですけれども、先ほど陳情者の方からの補足説明の中でちらっとありました、新宿区の方での議論ですか。排気塔等の建設に関してといったらと大げさかもしれませんけれども、その建設計画等に関しての議論があったようなお話があったので、もしそういうことで御存じだったらお伺いしたいんですけれども。
服部都市整備部経営担当参事
 申しわけございません。私の方では、その詳細をつかんでございません。
委員長
 ほかに質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 ほかに質疑がなければ、取り扱いを御協議していただきたいというふうに思いますので、委員会を暫時休憩いたします。

(午後1時36分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後1時38分)

 お諮りいたします。
 休憩中に確認したとおり、平成15年第16号陳情、首都高速中央環状新宿線について、「工事の一部中断・見直し」を求める住民活動を支援することについては、本日のところ、保留と決するに御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ございませんので、そのように決定いたします。
 以上で平成15年第16号陳情についての本日の審査を終了いたします。
 それでは所管事項の報告を受けたいと思います。
 まず東中野駅前広場整備の取り組みについての報告を求めます。
服部都市整備部経営担当参事
 それではきょうは一部平面図(資料2)を御用意させていただきまして、東中野駅前広場整備の取り組みの状況といいますか、報告を申し上げます。
 きょうお配りしてございます資料、これは昨年、東中野駅前広場整備検討委員会について、この委員会で報告させていただいた際に使った資料でございます。
 東中野駅の駅舎と、想定いたします駅前広場との間、いわゆる上空、それにつきまして、従前からもJR東日本と協議を行っておりますというところでお話をしてきた経過がございます。その辺の関係で、検討対象エリアとして、軌道の上空、約700平米ございます。現在、区とJR東日本と共同で、繰り返しますけれども、図の右にございます、東中野駅の駅舎と駅前広場予定地との線路の上空につきまして活用を行う方向で協議を進めてございます。
 具体的な上空活用の形態につきましては、現在、検討しているところでございますが、基本的な方向では線路上空、700平米を人工地盤で覆うことといたしまして、そのうち、区は一定幅の歩行者空間を確保する方向で考えてございます。この図柄で見ていただきますと、ちょうど東中野の中野寄りの改札口が薄い色で横に線が何本か入ってございます。そのところからダイレクトに広場につなげますような形での一定幅の歩行者空間の確保をする方向で考えてございます。
 しかしながら、現段階におきましても、上空活用にかかわります具体的な内容は、まだ協議中で定まってございません。今、途中で申し上げた、上空を人工地盤で覆うことといたしまして、区は一定幅の歩行者空間を確保する方向で協議しているところでございます。今後、できるだけ早期にJR東日本との協議を進めまして、上空活用の計画をまとめたいと考えてございます。
 なお、こういう上空活用を含めまして、東中野駅にかかわります全体計画がまとまった段階で、当然ながら区議会初め、近隣の住民等関係者、また広く区民にパブリックコメントを行っていきたい、そう考えてございます。よろしくお願い申し上げます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はございませんか。
長沢委員
 700平米のところを上空活用するということで、何らか検討していく、考えていくということで、予算内示でいただいたところでもありますけれども、その調査というのは、その後の一定幅の歩行者空間のための調査ということでいいですか。
服部都市整備部経営担当参事
 今回、来年度予算の内示の段階でお願いしたところにつきましては、今、委員が申していただいた、上空活用にかかわります、この700平米でございますが、ここにかかわります構造や形態、区としては一定幅の歩行者空間を確保いたしたいということがございますので、その辺の区の負担割合を固めるために、いわばこの形の概略設計を区の責任で行うといいますか。そうしませんと、JR東日本と協議していく場合に、向こうの方の数字だけでは区は判断できませんので、区の責任で、基本的に一定幅のこういう歩行者空間を確保する場合には、こういう強度が必要、あるいは支柱がこれぐらい必要だといわば仮想設計するということです。それが私たちがJR東日本と協議させてもらう上での基本的な区の負担を示すおおもとになるといいますか、そんな考えで今回予算をお願いする予定でございます。
長沢委員
 JR東日本と協議をしてきている中で、区側が一定幅の歩行者空間をつくる上での、その調査ということですが、これは全体の中でそれが明らかにできるものというふうに理解するんですが。つまり、調査するのは、JR東日本側も同様だというふうに思うんです。つまり、2者が調査して、その中で一定の割合を負担するというのではなく、なぜ区側がああいう予算内示で示された額で調査委託みたいな形を行うんですか。
服部都市整備部経営担当参事
 こういった協議につきましては、当然、鉄道事業主体であるJR東日本、並びに中野区のそれぞれの役割分担を前提にというところでもございますけれども、基本的に今回予算内示でお願いいたしました金額につきましては、区の責任で仮に区が一定幅の歩行者空間を確保する場合には、いかほどの設備が必要か。そういったところの観点をとらまえるために予算計上するものでございます。当然、JR東日本といたしましても、先方としては何らかの、先ほど申し上げたように上空を人工地盤で覆うこととしたいということで考えてございますから、何らかの上空の活用のお考えがあろうかと思っています。
 そういったところで、お互いにそれぞれの立場、責任を考えながら、取り組んでいく。たまたま区の予算としては中野区の責任でもって扱う、上空活用にかかわります区の負担割合を決めさせていただくべき、必要な調査として今回上げたものでございます。当然ながら、先方としてはしかるべき調査、検討するものと考えてございます。
長沢委員
 実際、具体的にどこまで話が進んでいるのかというのがわからないので。結局、今もちょっとおっしゃったように、仮に一定幅の歩行者空間をつくるのかどうかという点についても、この調査によって定めていくんですか。これは一つ聞きたい。
 つまり全体の上空活用というのも、一定、区側がそういう調査をするということで活用自身は固まっているというふうにもとれるんですが、計画の全体像がはっきりしていない中での、区側の調査ということにも聞こえてしまうので、そこのところをもう一度はっきり示していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
服部都市整備部経営担当参事
 きょう、平面図の概略をお伝えしてございます。淡々とここまで協議が整えば、区はこうですよJR東日本はこうですよということが報告できれば、当然、検討対象エリアの中の図柄といいますか、区はどう使わせてもらうか、あるいはJR東日本はどう活用するかというところのお話ができるわけでございますが、まだその段階に至ってございません。先ほどの答弁の繰り返しになりますけれども、700平米となる検討対象エリアを人工地盤で塗りましょう、そのうち区としては一定幅の歩行者空間を確保しましょう。そして、そのための必要な経費あるいは調査を区としてはさせてもらうといいますか、そういう流れでございますが、資料、あるいは検討状況がこの段階に至ってもまだ十分じゃないところはおわび申し上げますけれども、その辺のことを御理解いただいたいと思ってございます。
長沢委員
 ちょっと別な質問をさせていただきます。ここは東中野駅前広場整備検討委員会で検討をしてきたということで、委員の皆さん、ワークショップなんかもやられてきたと去年の段階ですけれども御報告を受けました。それとの関係で、今回のこの上空のエリアの活用というのは、改めて委員の皆さん、いわゆる参加された住民の方々との関係において、どのように御説明をされるのか、また、されてきたのかというのを伺いたいんですけれども、いかがですか。
服部都市整備部経営担当参事
 当委員会でも今の件につきましては、その都度、報告いたしてございますけれども、昨年、6月に東中野駅前広場整備にかかわります検討委員会、一応終了いたしました。その際、委員の大方の御意見として、やはり上空といいますか、駅舎と広場予定地と上空のことをやはり気にされていました。その辺で、区といたしましては、広場の形態とか、使い勝手、それについては一たん取りまとめをいたしましたけれども、今後、JR東日本と協議を行い、何らかの形、あるいは一定のまとまりが出た段階で、改めてそういった検討委員会に御参加された方には情報提供いたします。また必要な形で地元の方に、こういった御説明の機会を設けます。そういうことでお話をさせていただいて、6月に検討委員会を一たん終了したといいますか、そういう経過でございました。
長沢委員
 それで、協議は重ねてきているわけなんですが、いわゆる情報提供としては、今、されてきているという理解でいいですか。
服部都市整備部経営担当参事
 今申し上げたように、6月に一たんこれは結審いたしましたけれども、その際、私の方で検討委員の方々にお伝えをいたしましたのは、JR東日本との協議が一定程度まとまった段階で改めて情報提供いたしますということでお話ししてございますので、現段階では情報提供いたしてございません。何らかの形で、情報提供なり、そういう場面をつくるということで、そういうお答えをした経過でございます。
岡本委員
 カラーで大変立派な平面図をいただきましたが、東中野駅は山手通り側が高台になっていまして、上下の道路がかなりの傾斜で下がっていますので、できればこの平面図を立面で、つまりこの図を横にして見た場合に、この問題の700平米のところ、それから東中野駅前広場、それから山手通りがどういう、いわゆる高さが確保されて、全く真っ平らといいますか、どのように整備されるのか、その辺、わかれば教えてください。
服部都市整備部経営担当参事
 御当地、歩かれた方は当然御案内だと思っていますけれども、環状6号線、山手通りから東中野の駅の方に行きますと、一定の勾配があります。そして、確かに今、委員のおっしゃるとおり、この東中野駅前広場におきましても、その横にございますので区道も相当の勾配がございます。そういう中で、こういう形で図柄を見ていただきましたように、広場計画地内にスロープと書いてございますよね。これも委員の御指摘のとおり、相当程度勾配があります関係で、このスロープという形でおかせていただいて、駅の方から山手通りに上がっていただける。広場を通らない場合、こういう形のスロープをつくらなければならないということで考えてございました。したがって、周辺の関係の勾配につきましては、今、細かい数字を持ってございませんけれども、1.5から2メートルぐらいの高低差があろうかと思ってございます。
 なお、今、検討してございます検討対象エリアと、東中野駅前広場につきましては、確かに現駅舎からそのまま検討対象エリアを通りまして、広場に上がっていただきますので、多少の勾配が出てくるかと思われますけれども、基本的にスムーズに現東中野駅前の改札口から対象エリアを通りまして、広場を通って山手通り側、あるいは向こうの上高田、東中野方面に進んでいただくといいますか、そういう方向で考えてございます。
岡本委員
 横方向への動き方はわかりましたが、縦方向に、つまり傾斜がある道路から問題の700平米の広場に上がるには、駅の方から回るのか、一たん駅前広場に行くのかというような感じがわからないので、もう少しわかる図面になってからで結構ですから、その辺は教えてください。
 それからここの700平米の場所は管理者はどこになるんですか。
服部都市整備部経営担当参事
 基本的に線路の上空でございますので、JR東日本でございます。
岡本委員
 先ほども質問しましたので、使い方についてはほぼ理解はしていますが、ここを、いわゆる地域の方が利用しようというようなことに対して、これは通常ですと、管理がJR東日本ですから、かなり制限されているのが普通ですよね。駅の中みたいなものですから。それは話し合いの中で、もう少し地域の方に開放した形のイベントというか、できるのかどうかは、話し合いの中で出ておりますか。
服部都市整備部経営担当参事
 今の岡本委員の御質問の関係、私なりにかみ砕きますと、薄い茶色の方の駅前広場の予定地、2,240平米のところの活用のあり方ということで御理解させてもらって、お答えさせてもらいます。まず1点、駅前広場の利用につきましては、確かにそういったことを想定した意見が検討委員会でもございました。ただ、ここは交通広場という機能もございますので、1年じゅう、年がら年じゅう、そういったイベントとかをすることは、それはなかなか難しいといいますか、例えば、ちょうど桜山とか、地域の大きなイベントあるいは商店街と連携したお祭りとか、そういった場面、年間数回といいますか、そういったときに広場を使っていただいて、何らかの形の交流の拠点でございますので、そういう活用方法があろうかと思ってございます。
岡本委員
 700平米の方も同じ扱いなのかどうか。
服部都市整備部経営担当参事
 正直申し上げて、まだ現段階では、そういったところまでの議論はしてございません。駅前広場と連動して、こういった形で上空に人工地盤を張り、また区としても一定幅の歩行者空間をつくること考えているということもございますので、その辺はまた別途、JR東日本とも一つの検討の素材として考えていきたいと思っております。
伊東委員
 まだイメージが浮かんでこないんですけれども、今の段階ではもちろん協議の中に、JR東日本と区しか参加していないのは承知しているんですけれども、これは例えば、検討対象エリアに隣接する、民間地等の地権者は今まで検討委員会ですとか、そういうところに参加していたのか。また、今後、協議の中でこれらの地権者等が参加してくる予定等はあるのか、お伺いしたいと思います。
服部都市整備部経営担当参事
 ちょうど今、お手元の資料で太い点々で囲ってあります検討対象エリアで、一番関係が深い、南側のところの地権者等の方々につきましては、先ほど申し上げた検討委員会のメンバーにも入っております。全員とはいかないのですけれども、何人か入っていただいてございました。したがって、検討委員会のやりとりには御一緒に参加されてまいった経過がございます。
 今後とも、こういった検討対象エリアの関係、もうあと2段階とか1段階ですね、前に進みまして、ある程度具体的なお話ができてくる段階におきましては、当然ながら一番関連が深い、南側のエリアですか、その地権者等の方々への的確な情報提供といいますか、それは欠かせないと思ってございます。地形上、駅前広場との高低差が若干生じてしまいますので、そういった問題もありますし、前面道路の問題とか、そういったところもございます。その方々のうちの何人かは関心が高うございまして、いずれは何らかの形でかかわっていきたいというお考えもあろうかと伺ってございます。その辺は、十分、こういった検討と合わせながら、近隣対応、十分留意して、タイムリーに情報提供といいますか、していきたいと考えてございます。
久保委員
 まだ先のことかもしれませんけれども、この検討対象エリアから、例えば駅前広場の方に出る歩行者空間、これには屋根をつける予定でしょうか。現在、大江戸線の出口方に、JRの東中野駅の改札を出て行きますと、全く雨にぬれない状態で利用ができるようになっているんですが、その辺、どういうふうにお考えですか。
服部都市整備部経営担当参事
 まだそこまで検討してございません。確かに現状はクランク状に、ちょうど図柄の上段の方に通路が折れまして、大江戸線の方に行けるんですけれども、そういったことも勘案して、今後検討していきたいと思ってございます。まだ、現段階ではそういった詳細な検討まで、まだやってございません。
久保委員
 この700平米の検討対象エリアの中で先ほどの人工地盤の部分、全面的に覆うのはJR東日本が考えているということで、そのうち歩行者空間に関しては区の方で負担をしていくというようなお考えだと思うんですけれども。大江戸線の出口、またタクシー乗り場、ケイビーバス乗り場、これらは全部歩行者空間ではないかと思うんですね、ある意味。そうなってきますと、例えば人工地盤について、全面的にはJRが負担をして地盤をつくるけれども、その上の整備に関して、歩行者が利用するということで、区が全面的にやはりこういった部分での責任を負うということも考えられるんでしょうか。
服部都市整備部経営担当参事
 事業展開、協議ですから、いろいろな負担割合といいますか、ありますけれども、先ほど申し上げた、来年度の予算要求、予算の内示の中でも、そういった区の責任、どこまで責任をもってやるのかというか、そういったところをやはりまとめていくための必要な調査を行って、JR東日本とも的確な協議をしていきたいと思ってございます。いろいろな整備の仕方があろうと思ってございます。今の委員のおっしゃっているような形も全くなくはないと思ってございます。
 いろいろな形の検討ができますように、あとは基本的になるべく区の負担も、合理的に軽減できる形といいますか、少ない負担で効果があるような施工といいますか、あるいはそういった協議を区としても、そういった取り組みで、その気持ちでいきたいと思ってございます。
委員長
 ほかに質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本件報告について終了いたします。
 続きまして、西武新宿線・駅利用者アンケート(中間報告)についての報告を求めます。
岩井地区整備担当課長
 それでは御報告いたします。(資料3)前回の当特別委員会で駅利用者及び駅周辺住民に対して、アンケート調査を実施する旨の報告をいたしました。
 今回は、駅利用者についての中間的なまとめができましたので、報告するものでございます。
 このアンケートの目的でございますけれども、沼袋駅と新井薬師前駅の利用者の実態であるとか、意向を把握いたしまして、これらの駅を中心として策定をいたします、まちづくりの基本構想に反映していこうという考え方でございます。
 配布数、回答数、回答率は記載のとおりでございます。
 次に、主な質問と回答でございます。「あなたが(すなわち区民の方が)沼袋駅または新井薬師前駅へ向かうとき、もしくは駅から御自宅へ帰るとき、どのような交通手段を使うことが最も多いか」というような問いをいたしました。晴れた日と雨の日の両方につきまして、一つずつお答えをしていただきました。このような結果になっております。
 2ページ目に移ります。2ページ目は、沼袋駅への交通手段、先ほど言いましたように、徒歩で行くであるとか、自転車、自動車というような、いろいろな交通手段があるわけですけれども、その交通手段、または沼袋駅から御自宅などへ向かう交通手段を選ぶときに、どのような点を重視して、重きを置いて交通手段を選択するかというようなことにつきましてお尋ねをいたしました。
 次に、費用がかからないであるとか、安全に移動できる安全面、それから時間がかからない、それから鉄道への乗り換え、または鉄道からバスなどへの乗り換えがスムーズに行える、この四つの項目をまず掲げまして、二つずつの項目を提示いたしまして、それぞれの項目ごとに、どちらの項目により重きを置くかというような比較検討をしていただきました。
 結果的には、沼袋駅と新井薬師前駅、同じ結果になっております。例えば、一番左側、費用面と安全面を比較いたしますと、安全面の方がより高くなっていると、このようなことでございます。時間のところにつきまして、濃く塗ったところを御覧いただきたいと思います。時間の観点では、2番目、時間と安全、4番目、時間と乗り換え、6番目の時間と費用、いずれも時間の項目につきましては、他の3項目と比較して数値が高い結果が出ております。
 その反面として、費用の点を見ていただきたいと思います。一番左側の費用と安全、3番目の費用と乗り換え機能、最後に先ほども言いましたけれども、費用と時間。費用の点を見てみますと、他の三つの項目と比べまして、数値が低くなっていると、皆さん方は相対として見ますと、時間の面については、非常に重きを置き、費用の面についてはさほど重きを置いていないというようなことで、このような結果が出てきております。
 続いて3ページを御覧いただきたいと思います。
 3ページは沼袋駅また新井薬師前駅について、現在、駅前広場がないわけですけれども、これから立体交差化と合わせて、駅前広場を整備するということをしていくことが必要だろうと思っておりますが、その駅前広場を整備するようにした場合に、どのような項目に重きを置いて、重視して、駅前広場を整備すべきかというようなこと、今後の問題ですけれども、そんなこともお聞きをしてみました。
 聞き方といたしましては、二つの項目を先ほどと同様に比較をしていただきました。大きな項目といたしまして、交通機能と広場機能という二つの項目をまず比較をしてもらっています。また、次には交通機能の中で、鉄道への乗り換えがスムーズに行えるというような点、それから自動車の混雑とか渋滞がないと、駅へスムーズに出入りできるというようなこと。3番目としては、歩行者の移動がしやすいと、交通機能の中に三つの機能を分けてみました。
 それから広場機能についても、休憩場所がある、または人々の交流空間があるというようなこと、二つ目としては、シンボル性であるとか、デザイン性にすぐれていると、まちの中心的な存在になっているということ、三つ目としては災害に強いという、そのような機能、こういう点についてお聞きをいたしました。
 これについても、沼袋駅、新井薬師前駅、同じような結果になっております。沼袋駅を例にとりまして、御説明をいたします。交通機能と広場機能をどちらに重きを置くかということにつきましては、交通機能に重きを置くという結果でございます。これは新井薬師前駅も同様でございます。次に、交通機能の中で、先ほど言いました乗り換え機能、それから自動車の流れ、それから歩行者の安全というような三つの視点で、二つずつの項目を比較いたしますと、歩行者が安全に移動できると、このような点に重視すべきだろうというような結果になっております。
 次に、広場機能についても交流空間がある、まちのシンボル性、まちの顔になっている、それから災害に強いと、このような三つの項目について、二つずつを比較しましたところ、災害に強い、そういうところを重視すべきだというのが多くなっております。その反面、まちの顔、シンボル性については低くなっていると、このような結果になっております。先ほども申し上げましたように、沼袋駅、新井薬師前駅同様の結果になっているということでございます。
 4ページ目、御覧いただきたいと思います。
 現在のそれぞれの駅、沼袋駅、新井薬師前駅、及びその周辺の地域の中で、御本人が困っていることであるとか、問題であろうと感じる点は何かということを、それぞれの項目ごとにお聞きをいたしました。交通結節機能であるとか、歩行者の環境、居住環境、このようなことでお聞きをいたしました。一番高い回答があったところにつきまして、黒く網かけをしております。交通結節機能につきましては、沼袋駅と新井薬師前駅については差が出ておりますけれども、歩行者環境であるとか、居住環境については同じ結果になっております。
 今回は、このように単純集計で報告をしております。今後でございますけれども、現在、このアンケートを提出された方の性別であるとか、年齢であるとか、そのような情報も得ておりますので、それにより、この結果がどのように変化するか、クロス集計をしていきたいと思っております。そういう中で、例えば、利用している交通手段、先ほど一番最初の質問でございますけれども、この交通手段別に駅とか駅周辺の中で困っている点にどのような変化が出てくるかというようなことであるとか、または先ほど言いました駅前広場を整備するに当たって、こういう点を重視すべきだというようなことかありましたけれども、そういう方たちの意見が、利用されている交通手段別にすると、どのように差が出てくるかというようなクロス集計を今後していきたいと思っております。
 こういうような結果を分析いたしまして、これからの駅周辺のまちづくり、例えば駅前広場の整備であるとか、さまざまなまちづくりを考えていく中での基礎資料としていきたいというふうに考えているところでございます。
委員長
 ただいまの報告に対して質疑はございませんか。
小堤委員
 このアンケート調査なんですけれども、調査対象はそれぞれ1,000名ということですね。それで調査方法が手渡しということなんですけれども、時間帯はどうなんですか。
岩井地区整備担当課長
 午前7時から午後7時までの間で行っております。また、今回は、合計数字で出しておりますけれども、平日の利用者と休日の利用者、500部ずつに分けまして、全体で1,000部を配ったということでございます。
 実施の時期でございますけれども、平日は11月16日、火曜日、休日はその週の最後といいましょうか、11月21日の日曜日にそれぞれ配って、このような結果になっております。
小堤委員
 これは二つの駅とも同じですね。
岩井地区整備担当課長
 同じ日、同じ時間帯で二つの駅を実施しております。
小堤委員
 それで、このアンケートの返送先は早稲田大学の浅野研究室というところなんですか。
岩井地区整備担当課長
 委託しました早稲田大学の方に直接送っていただいたということでございます。
小堤委員
 これについては、問い合わせ等があれば、お知らせしてほしいというふうに、アンケートにも書いてあるんですけれども、そういう問い合わせというのはどうなんですか。
岩井地区整備担当課長
 問い合わせ先として、区も連名にして、アンケートを実施しておりますけれども、内容的な問い合わせについてはさほどございませんでした。
小堤委員
 それで回答率が沼袋駅は34.4%、新井薬師前駅は27.50%、私これは高いと思うんですよ。というのは、前に、首都高速中央環状新宿線で換気塔についてのアンケートをとりましたよね。これは7カ所で実施しましたね。そのときは回答率の高い東中野で11.0%、平均で7.3%という状況なんですね。それに比べて、私、この手の、こういうアンケートとしては回収率がかなり高いと思うんですけれども、この点はどのように見てらっしゃるんですか。
岩井地区整備担当課長
 他のアンケートと比較して高い低いということの評価はなかなか難しいというふうに思っておりますが、ただ、この今回のアンケートについては、西武新宿線の問題について地域の方が非常に高い関心を持っていらっしゃるというようなことも反映していると思っております。
 また、沼袋駅、また新井薬師前駅については、沼袋駅は一昨年の12月、平成15年の12月、また新井薬師前駅は平成16年の8月から月1回の沿線まちづくりに関する地元勉強会を開催しておりまして、そういうような情報も地域に少しずつ浸透してきていると、そういうようなことがこのアンケートの結果に出ているというふうに理解をしております。
小堤委員
 今の答弁のとおり、いわゆる駅周辺の問題について、西武新宿線というのは関心が高いのが事実ですし、また地元で勉強会が行われていますから、それも影響していると思います。このアンケートの項目を見ますと、結構、根気がいるんですね、記入に。私は、そういう点でもやはり地元の要望が高いというふうに思っておりますので、ぜひ、こういうアンケート結果等も生かしながら、事業を進めていくというふうにしていただきたいというふうに思います。
 それと具体的にお聞きしたいんですけれども、このアンケートでは1ページ目のところですね。いわゆる駅までの交通手段ということなんです。両駅とも徒歩、自転車で、それぞれ沼袋駅では97%、新井薬師前駅では94%と、とりわけ徒歩の方が多いわけで、この方の利便性というのはやはり重視していかなきゃいけないというふうに思っております。
 ここで一つ聞きたいのは、自転車の利用なんですけれども、新井薬師前駅利用者は沼袋駅利用者の半分以下なんですね。このことについては、4ページの、いわゆる交通結節というところで新井薬師前駅は、駐輪場が駅から遠いというのが回答率の50%を占めているんですね。このことと関連があるのかなと思いますけれども、いかがでしょうか。
岩井地区整備担当課長
 4ページの交通結節については、二つの駅とも同じ質問をしているわけですけれども、委員、御指摘のように、新井薬師前駅と沼袋駅の自転車駐輪場の状況が違うわけでございますので、結果的に1ページ目の自転車利用者についても一定の差が出てきているというふうに思っております。
小堤委員
 それとこの項では、晴れの日の無回答が、沼袋駅では2%、新井薬師前駅が3%、それが雨の日はそれぞれ24%、25%と、4分の1が無回答なんですね。ここのところはよく分析する必要があると思うんですよ。アンケート結果自体ではそこまで読めないんですけれども、雨の日だから出かけないということは、通勤や通学ということではあり得ないので、そういう方もいらっしゃるかもしれませんけれども、その辺、どう見るか、ちょっと検討するべきだと思うんですけれども、いかがですか。
岩井地区整備担当課長
 御指摘のように、雨の日について、徒歩であるとか自転車の方が減った分が、いろいろな交通手段に動いているわけですけれども、無記入というか、記入されていないところに反映されているということでございます。これについては、例えば交通手段を特定していなくて、さまざまな交通手段を幾つか、そのときに応じて利用されているというようなこともあろうかと思いますし、または雨の日も同様の交通手段であるために未記入だったということもあろうかと思いますが、いずれにしても、自由意見等がございますので、その中でこの部分の条件について、何らかの把握することが可能かどうか、その点についても今後分析をしていきたいというふうに思っております。
小堤委員
 次に、3ページ目のところなんですけれども、ここは駅前広場への、希望する機能というふうにして解釈しますけれども、実際、今のところないわけですね。新たにつくるとしても、それほど広いスペースはつくれないというふうにだれもが思うと思うんです。そういう観点から利用者が望むのは、広場機能よりも交通機能と、これが1対3の割合ということで、駅前にはこういうところでは実用性を利用者は望んでいるというふうに理解するわけなんです。そして、その中でも、広場機能で望んでいるのは、やはり災害に強い機能ということなんです。ここのところはやはり住民が何を望んでいるのかということで重視する必要が私はあると思うんです。
 そして、大事なことは、災害時に、駅頭に何を望んでいるかということなんですけれども、それほどたくさんは望めないと、そういうふうに見ると、何というのかな、避難場所としてそこにずっとというのではなくて、やはり私は、沼袋駅だったら、駅頭に広い公園がありますよね。ああいうところに避難する橋渡しの場所というんですか、そういう形を災害のときに望んでいるのかなというふうに解釈できるんですけれども、そういう点でのお考えというのはどうなんでしょうか。
岩井地区整備担当課長
 このアンケート結果は、このような形であらわれたということを、まず第一に受けとめる必要があろうかと思っております。
 そういう中で、これからそれぞれの駅周辺のまちづくりを考える上で、地域にいろいろな公共的な資源があるわけでございます。今、御質問の中にございましたように、沼袋駅の南側は、平和の森公園というのもございます。そこへのアクセスをどういうふうに考えていくかということ、そのようなことも含めて、これから沿線のまちづくりを考える上で、このアンケート結果が一つの重要な要素になるだろうというふうに思っております。
小堤委員
 次に4ページ目なんですけれども、ここは今後の駅の問題点という形で、それぞれ3項目質問されているんですね。特に居住環境のところで、皆さんが感じているのは、まちににぎわいや活気がないということなんですね。これ自体は非常に残念に思うんですね。ただ、こういう問題は、この二つの駅だけではなくて、いわゆるローカル駅全体がそういう状況があると思いますし、また住民の方は、そのまちの商店街を見て、まちに活気がないというふうに思う部分があると思うんですよ。このときに行政としてどう見るかといことなんですね。商店街の方々、頑張っていただいてますけれども、それだけでは解決できない、いろいろな問題があって。だから、一般的ににぎわいがないから、新しい建物を建てて、それでにぎわうかといったら、そういう場合もないとは言いませんけれども、多くの場合は、やはりそこに住んでいる住民の方の、そういう活力というのかな、そういうものが増す中でまちも元気になってくるという観点から、ぜひアンケート結果を私は見る必要があると思いますけれども、その辺での御見解を聞きたいんですけれども。
岩井地区整備担当課長
 今、質問の中にもございましたように、沼袋駅または新井薬師前駅の周辺の皆様方と意見交換の場を設けているところでございますけれども、やはり例えば商店街で買い物をする際に、道が狭いために車と人が混在していて、なかなか安心して買い物ができないと。またお子さんたちが非常に危険であるというようなさまざまな御意見なども出てきているわけでございまして、そういうことも一つの要素として、このアンケート結果にあらわれてきているのではないかというふうに思っております。
 いずれにしても、ここに出たアンケート結果であるとか、今、地域の皆さんとの話し合いの中で出ている、さまざまな意見なども考えながら、これから沿線のまちの今後のあり方を考えていく必要があるだろうというふうに思っております。
小堤委員
 最後にしますけれども、地元勉強会の立ち上げで、予定では12月17日に鷺ノ宮駅と都立家政駅の周辺地区で開催ということでしたけれども、開催状況をちょっと教えてもらいたいんですけれども。
岩井地区整備担当課長
 12月17日に鷺宮におきまして、準備会という形でお話をさせていただきました。今後、2月10日でございますけれども、鷺宮地域センターで2回目の準備会の開催を予定しております。その段階、その日に、勉強会を継続していくんだということの合意は一応いただきましたけれども、例えば組織づくりの問題であるとかということについて、我々の思いといたしましては、2月10日の次の勉強会のときから具体的な協議の場という形で進めていきたいと思っております。
伊東委員
 済みません。聞き漏らしたのかもしれませんけれども、沼袋駅、新井薬師前駅の2駅を調査していただいたんですけれども、両駅の1日の、平日で結構なんですけれども、乗降客数についてのデータはありますか。
岩井地区整備担当課長
 今、手元には各駅の乗降客数のデータを持ってございませんので、答弁保留させていただきます。
委員長
 済みません、この委員会中にわかるでしょうか。少々お待ちください。
岩井地区整備担当課長
 御質問は、平日ということでございましたけれども、大変申しわけございません。休日、平日を合わせた1日平均ということで御理解をいただきたいと思います。新井薬師前駅が2万4,530人、15年度の実績でございます、2万4,530人で、沼袋駅が1万9,908人でございます。
長沢委員
 アンケート調査のところでの、最後の性別、年齢、職業、住所、住所とかそういうのはいいんですが、こういう性別、年齢なんかは、今回の中間報告にはどういうふうに反映されているんですかね。
岩井地区整備担当課長
 今回は主な質問と回答ということで、ここまでの御報告にさせていただきました。現在、性別、年齢別のようなことと、このデータとのクロス集計しているところでございまして、そのクロス集計が出た段階で、より詳細な分析をした上で、改めて御報告をしたいというふうに思っております。
長沢委員
 ちょっと御説明を聞き漏らしちゃったみたいなんですけれども、乗り換えというものの意味がよくわからないんですよね。鉄道への乗り換えがスムーズに行えるというのは、例えば、この沼袋駅、新井薬師前駅ではどういうことなんですかね。
岩井地区整備担当課長
 例えば、バスで沼袋駅や新井薬師前駅に来た、そして、バス停を降りて駅に行くときに、例えば駅の目の前にバス停があれば、すぐ行けるわけですけれども、通りを渡っていくであるとか、段差があるとか、さまざまな状況があるわけでございます。そういう面で、より乗り換えのときに、これは鉄道からバスへの乗り換えもあり得るわけですけれども、その乗り換えがスムーズにできるかどうかというようなことが、この質問の意図でございます。
長沢委員
 ありがとうございます。それで、ちょっとこういう統計のあり方についてお聞きしたいんですけれども、例えば、この中間報告の中で高い数値になっているところがありますよね。例えば2ページでいえば、時間の項目がいずれも高い数値だとか、費用の項目はいずれも低い数値だということね。ただ、これが条件が変わるとどうなのかなと思ったりするんですよ。
 例えば、中越地震で新幹線がああいうふうに脱線したとかがありました。西武新宿線で仮にああいう脱線事故があったならば、当然、交通手段の安全性というのが高い数値にはね上がるというのは、これは容易に想定できると思うんですね。また、費用の面でも、現行はこうだと、やはり一定時間は目的地まではかかると、しかし、やはり費用が具体的に出てきたら、また、こういう数値に影響がでてくるのかなというふうにも思ったりするんですよ。
 こういう統計をどういうふうに判断するのかというのは私はよくわからないんですけれども、やはり圧倒的に多いのは、比べてみると、どれも大事だなというので同じくらい重要という回答が多いんですね、大概ね。回答先は早稲田大学の方ですけれども、調査の目的というか、この調査結果で何を獲得しようというか、明らかにしようとされているかというのは、何かお聞きになっていれば、ちょっと教えていただきたいんですけれども。
岩井地区整備担当課長
 我々もこういう情報をとる必要があるだろうというようなことで、区としてアンケート調査を実施したわけでございます。今回設定した四つの設問については、先ほど御質問にもございましたように、この項目は考慮する必要はないというような項目は一切ないわけでございまして、四つの項目とも考慮すべき点であろうというふうに思っております。そういう中で、二つずつを比較していただいて、その方の実際の思いがどういうところにあらわれてくるのかということが、この比較の中で出てくるであろうというふうに思っております。
 今回は、実際は7段階でお聞きしました。かなり重要、やや重要、同じような項目で七つの段階に分けましたけれども、ここまでの分析がなかなか現在難しいですので、今回は一応3段階で分けて比較をいたしましたが、やはりそれぞれどちらがより重きを置くといっても、受けとめ方としては、ややこちらの方がいいというふうに思っている方もいらっしゃるし、かなりこちらを重視すべきだというふうに思っている方もいらっしゃいますので、そういうふうなことも含めて、このアンケートの最終的な分析をする中で、住民の皆さんの総意として、どういうようなことをお考えになるか、そのようなことが把握できればいいなというふうに思っております。
久保委員
 このアンケート調査用紙なんですが、駅を利用される際に渡されたんだと思うんですけれども、両駅とも南北に改札口がありますが、どちらの方でとられたんでしょうか。
岩井地区整備担当課長
 一定の数に分けまして、北口南口に分けてそれぞれ調査をいたしました。
久保委員
 これは駅を利用する方を中心にとられたアンケートだと思いますけれども、駅周辺にお住まいの方のためのアンケートというのは、今後作成する予定でしょうか。
岩井地区整備担当課長
 今回、分析することが時間的に難しいために、御報告をしておりませんけれども、アンケートといたしましては二つ行っております。一つは、今回ご報告いたしました駅を利用される方のアンケート、もう一つは周辺の住民の方のアンケートも12月にお配りをいたしまして、それについても現在、集計をしているところでございます。
 それから前回報告しました交通量の調査も行っておりまして、この三つの調査結果については、できれば次回と申しましょうか、第1回定例会中の当特別委員会には報告をしたいというように考えております。
久保委員
 南北どちらの改札口の利用者かによっては、例えば、北側ということになると、中野区の住民の方というよりも、新井薬師前駅までバスを利用しているような方ですと、ほとんど新宿区の方かと思いますし、沼袋駅だと練馬区にお住まいの方たちもおいでになると思います。その辺のことも分析結果の方には何か反映させる方向であるのかということと、もう一つ、西武鉄道に対して、このアンケート結果というのは何か結果を知らせるとか、意見を求めるというようなことはあるんでしょうか。
岩井地区整備担当課長
 このアンケートの質問の中では御住所も聞いております。そういう部分を含めて、それらの情報をもとにいろいろな集計を、今後していきたいというふうに思っております。
 それから、このアンケートの結果でございますけれども、東京都と西武鉄道と区との協議の場というのもございまして、そういう場でもこのアンケート結果については情報提供していきたいというふうに思っております。
 また、地域の方には、地元勉強会など、さまざまな取り組みをしていただいていますけれども、地元勉強会の中にもこういう情報を提供して、検討素材というふうにしていきたいと考えております。
久保委員
 地元勉強会のことなんですけれども、12月に鷺ノ宮・都立家政駅周辺地区でも行っていただいております。このときに、このまちづくり勉強会の趣旨がよくわからなかったという御意見を、私の方ではかなりの方から伺っているんですが、その辺のところはどのように御説明なさっているんでしょうか。
岩井地区整備担当課長
 地域の皆さん、さまざまな思い、お考えがあるわけでございますけれども、西武新宿線の立体交差化、沿線まちづくりの問題につきましては、これから長い取り組みが必要であるということで、なかなかその辺の御理解が必ずしも十分ではない、これは我々の説明不足ということもあると思っております。しかし、いずれにしても、踏切の問題を解消するには、区として沿線のまちづくりをどのように考えていくか、どのように整備していくか、周辺のまちをどう変えていきたいか、考え方を整理して、それを東京都、国に提出していく必要がある。そして、そうしないと沿線住民の皆さんが望むまちは実現できないんだというようなことの御説明しているところでございます。現在のところ、そのような必要性ということを感じられている方もいらっしゃいますが、一方で、このまちづくりの趣旨というのを十分理解されないというような方もいらっしゃるわけでございます。そういう方たちも中にいらっしゃる、御意見があるということは聞いておりますけれども、沼袋駅周辺でも新井薬師前駅周辺でも地元勉強会をスタートしているんだから、ほかの地域もやはりやるべきであろう、言ってみれば、12月17日に集まった、その火を消さないように、早くそういう設定をすべきだというような声が多くございました。日程的には1月はなかなか難しいということもございまして、2月10日に行うことになっていますけれども、現在、主な代表の方と、2月10日の進め方や、また組織づくりについても事前調整をしておりますので、今後、その地元勉強会の立ち上げに向けた取り組みというのは進んでいくものというふうに考えております。
委員長
 ほかに質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で、本件報告について終了をいたします。
 その他の項で報告はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で、所管事項の報告を終了したいと思います。
 次に、審査日程のその他に入りますが、各委員、理事者の方から何か発言はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、次回の委員会日程を協議するため、委員会を休憩いたします。

(午後2時33分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後2時35分)

 休憩中に御協議いただきましたとおり、次回の委員会は、第1回定例会中とし、急を要する案件が生じた場合は、正副委員長協議の上、連絡したいと思っておりますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ございませんので、そのように決定をいたします。
 以上で、本日予定した日程は終了しましたが、何か、委員の皆さんから発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本日の交通対策特別委員会を散会いたします。御苦労さまでした。

(午後2時36分)