平成24年06月12日中野区議会厚生委員会(第2回定例会)
平成24年06月12日中野区議会厚生委員会(第2回定例会)の会議録
平成24年06月12日厚生委員会 中野区議会厚生委員会〔平成24年6月12日〕

厚生委員会会議記録

○開会日 平成24年6月12日

○場所  中野区議会第3委員会室

○開会  午後1時00分

○閉会  午後3時21分

○出席委員(8名)
 北原 ともあき委員長
 甲田 ゆり子副委員長
 石川 直行委員
 いでい 良輔委員
 白井 ひでふみ委員
 金子 洋委員
 大内 しんご委員
 佐伯 利昭委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 地域支えあい推進室長 瀬田 敏幸
 地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当) 朝井 めぐみ
 地域支えあい推進室副参事(区民活動センター調整担当)、中部すこやか福祉センター所長 遠藤 由紀夫
 中部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 松原 弘宜
 中部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 小山 真実
 北部すこやか福祉センター所長 服部 敏信
 北部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 大橋 雄治
 北部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 中井  豊
 南部すこやか福祉センター所長 橋本 美文
 南部すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 松本 和也
 南部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 杉本 兼太郎
 鷺宮すこやか福祉センター所長 村木  誠
 鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域ケア担当) 齋藤 真紀子
 鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当) 高橋 昭彦
 健康福祉部長 田中 政之
 保健所長 山川 博之
 健康福祉部副参事(福祉推進担当) 小田 史子
 健康福祉部参事(保健予防担当) 向山 晴子
 健康福祉部副参事(健康推進担当) 石濱 照子
 健康福祉部副参事(障害福祉担当) 永田 純一
 健康福祉部副参事(生活援護担当) 伊藤 政子
 健康福祉部副参事(学習スポーツ担当) 浅川 靖

○事務局職員
 書記 河村 孝雄
 書記 鈴木  均

○委員長署名

審査日程
○陳情
〔新規付託分〕
 第4号陳情 弥生高齢者福祉センター存続について
 第11号陳情 松が丘高齢者福祉センター(松が丘シニアプラザ)廃止案について
〔継続審査分〕
 第3号陳情 中野区「堀江高齢者福祉センター」の存続要求について
○所管事項の報告
 1 中野区北部すこやか福祉センター障害者相談支援事業者の選定結果について
          (地域活動推進担当)
 2 議会の委任に基づく専決処分について(地域活動推進担当)
 3 公衆浴場等を利用した通所型入浴サービス事業について(地域活動推進担当)
 4 平成24年度「区民公益活動に関する助成制度(政策助成)」における助成金交付申請及び交
  付決定状況について(地域活動推進担当)
 9 高齢者福祉センター廃止後の施設活用方針(案)について
(鷺宮すこやか福祉センター地域支援担当)

委員長
 それでは、定足数に達しましたので、厚生委員会を開会いたします。

(午後1時00分)

 本定例会における委員会審査の割り振りについて協議したいので、委員会を休憩いたします。

(午後1時00分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後1時01分)

 本日は、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)に沿って進め、1日目は陳情の審査及び陳情に関する所管事項の報告9番を受け、その後、所管事項の報告をおおむね6番まで受け、2日目以降は残りの所管事項の報告を受けることとしたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、さよう進行します。
 なお、審査に当たっては、3時ごろに休憩を入れ、5時を目途に進めてまいりたいと思いますので、よろしく御協力をお願いいたします。
 それでは、議事に入ります。
 陳情の審査を行います。
 第3号陳情、中野区「堀江高齢者福祉センター」の存続要求について、第4号陳情、弥生高齢者福祉センター存続について、第11号陳情、松が丘高齢者福祉センター(松が丘シニアプラザ)廃止案についての3件の陳情を一括して議題に供します。
 第11号陳情につきましては、840筆の署名が添えられておりますので、御承知おきください。
 先ほど休憩中に御協議いただきましたとおり、本件に関した報告がありますので、陳情審査を一たん保留し、所管事項の報告を受けたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、さよう進行いたします。
 それでは、所管事項の報告9番、高齢者福祉センター廃止後の施設活用方針(案)についての報告を受けます。
高橋鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 それでは、高齢者福祉センター廃止後の施設活用方針(案)につきまして(資料2)、報告させていただきます。
 高齢者福祉センターにつきましては、平成23年度の事業見直しにおいて廃止といたしました。その後、4月に開催されました厚生委員会におきまして、廃止後の施設活用の基本的な考え方として御報告をさせていただきまして、その中で高齢者会館機能の確保、そして、保健福祉や介護予防の基盤充実を図るために活用することを示したところでございます。
 今般、その具体的な内容を明らかにいたしまして、今後の運営事業者選定等の手順を進めていくため、施設活用方針案として作成いたしました。
 なお、本方針につきましては、高齢者福祉センターが地域生活に密着した施設であることを踏まえまして、今後、意見交換会を開催し、区民意見をお聞きした上で、作成してまいります。
 まず、廃止後の用途について御説明いたします。
 活用の二つの柱のうち、高齢者会館機能の確保についてでございます。
 高齢者の憩いの場及び自主的な活動の場を提供するための事業を四つのセンター廃止後において行います。区の業務委託による事業実施を想定いたします。区の責任により機能を確保してまいります。施設内の高齢者会館機能の場所、具体的な場所の確保につきましては、今後、事業者から提案を受けまして、協議の上、定めてまいりたいと考えております。
 その機能の概要でございます。7点想定してございます。
 一つ目でございますが、高齢者の憩いの場として個人利用可能なスペースを確保してまいります。
 二つ目でございます。自主的な活動の場として洋室2室以上の居室を確保いたします。1室の最低面積は20平米以上とし、2室のうち1室は50平米以上の広さを確保いたします。
 三つ目でございます。利用者につきましては、登録制といたします。
 四つ目でございます。平日・日中の時間帯、午前、午後にこの機能を提供することを想定いたします。
 五つ目、時間帯の詳細でございますが、平日・午後の時間区分につきましては、現行の1区分、午後1時から4時という区分を2区分にいたしまして、午後1時から3時、3時から5時とし、利用機会を拡大してまいります。
 六つ目でございます。利用者負担は無料といたします。
 最後、七つ目でございます。運営事業者が平日、日中以外の時間帯を活用して自主事業を行う場合には、利用料を有料とし、事業者の収入とすることを可といたします。
 次に、二つ目の柱のうちの二番目でございます。保健福祉や介護予防の基盤充実についてでございます。こちらにつきましては、施設ごとの立地、施設条件等を踏まえ、施設活用の方向を定めました。弥生、松が丘、堀江高齢者福祉センター、三つの高齢者福祉センターにつきましては、民間の専門性や経営資源等を生かすため、有償で貸し付けをしてまいります。活用例としては、次に述べます三つを想定しております。今後、具体的に事業者から提案を受け、その内容を評価した上で確定してまいります。
 一つ目の想定といたしましては、デイサービスの提供・拡充でございます。二つ目は、介護予防、健康づくりの拠点としての活用でございます。三つ目は、介護保険サービスの基盤充実でございます。
 続きまして、鷺宮高齢者福祉センターの活用でございますが、こちらにつきましては、保健福祉の総合相談機能の充実に向け、現在の鷺宮すこやか福祉センターを暫定移転することで活用してまいります。区の事業として使用するため、貸し付けは行いません。
 その他、現在、弥生、松が丘、鷺宮の高齢者福祉センターには、地域包括支援センターが開設しておりますが、その機能につきましては、引き続き設置をしてまいります。
 続きまして、施設活用の開始時期でございます。こちらにつきましては、指定管理者による運営が終了する年度をもちまして、現在の高齢者福祉センターを廃止いたしまして、新たな施設活用を図ることで考えてまいります。弥生、松が丘の高齢者福祉センターにつきましては、平成25年度以降となります。堀江、鷺宮高齢者福祉センターにつきましては、平成26年度以降になります。
 続きまして、貸付条件でございます。貸付期間につきましては、貸付契約を5年ごとに更新いたします。ただし、堀江高齢者福祉センターにつきましては、中野二丁目再開発事業の区域内に入る可能性があることから、今後貸付期間を別途調整いたします。
 続きまして、施設の引渡条件でございます。それぞれ建築年次、用途制限が異なりますが、基本として、既存建物の活用をしてまいることで考えております。
 引渡条件につきましては、現在次の三つを想定しております。一つ目は、今も述べましたが、区は施設を現状の形態のまま引き渡すということでございます。二つ目は、運営事業者は用途に基づく改修、その他施設に関する修繕を行った場合、その経費を負担するものといたします。三つ目でございますが、区は、建物躯体の修繕等にかかる経費を負担してまいります。ただし、入浴設備の部分は除きます。
 続きまして、貸付料でございますが、適正な時価により評定した金額を基本として設定してまいります。ただし、次の内容を考慮してまいります。一つは、利用目的が高齢者の保健福祉の向上に資する内容であること、また、当該施設が既存の建物であり、有効活用がしにくい構造であるということから、算定額から一定額を減額した金額を貸付料として設定してまいります。また、高齢者会館機能部分、地域包括支援センターに供する部分につきましては、貸付料の算定対象から外します。
 続きまして、権利金については、徴収いたしません。
 続きまして、運営事業者の選定でございますが、平成24年10月以降に具体的な提案を求めまして、事業者を選定してまいります。
 今後のスケジュールでございますが、7月、区民意見交換会の開催を予定しております。四つの高齢者福祉センター及び区役所を会場として開催する予定でございます。その後、意見を踏まえまして、施設活用方針を定め、議会に報告いたします。8月に高齢者福祉センター廃止条例のパブリックコメントを実施いたします。9月にその結果につきまして議会報告させていただきます。
 年を越しまして、1月、事業者の選定結果につきまして、議会に報告いたします。続きまして、4月以降、弥生、松が丘高齢者福祉センターを廃止後、施設活用の開始ということで進めてまいりたいと思います。
 以下、資料のほうでは、参考として施設概要を載せてございます。こちらについては、お読み取りください。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
いでい委員
 今、高齢者福祉センター廃止後の施設活用方針(案)についてということでお示しいただきました。このことについては、相当数の利用者の方々から、今委員会にも陳情という形で機能の存続をするようにということで、いろいろ要望が出されていることだと思います。当初、区が考えていたことよりも、相当利用者の方にとっては、機能の存続という意味で憩いの場の提供という形では残したなと私は実感しているんですけど、そこら辺、どのような工夫というか、どのような御努力をされたのか、教えてください。
高橋鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 これまで区の基本的な考え方を御説明させていただいた中で、さまざま御意見もいただきました。これまで高齢者福祉センターが地域で果たしてきた役割も踏まえまして、今回、高齢者会館機能の確保ということで、区の責任において確保すると、また、具体的にその部分の内容につきまして、今回取りまとめて、方針として定めたところでございます。
いでい委員
 今、この資料を見させていただいても、本当によくわかるんですけれども、今後、利用者の方々の混乱が起きないように、さらなる工夫と、また、説明会を丁寧に開催していくことが必要だなと思うんですが、ここには、ことしの7月から区民の方々との意見交換会を随時行っていくというふうに聞いているんですが、なるべくわかりやすく、結構、役所の言葉って難しいんですよ。ですから、利用者の方々の意見交換なので、一方的に区からこうですよと押しつけるような形ではなく、機能を残したんですから、皆さんと一緒に利用する形態をつくっていきましょう、そんな意見交換会にしていっていただきたいなと思いますが、いかがですか。
高橋鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 意見交換会ということで、一方的な説明にならないよう、また、参加していただいた方の御意見をお聞きできるよう、そこの部分につきましては留意して、説明会のほうを開催してまいりたいと思います。
白井委員
 今回示されました施設活用方針(案)についてなんですけども、まず、少し時系列を追ってお話をさせていただきたいと思います。
 高齢者福祉センターが廃止もしくはなくなると、文言だけが飛び交ってしまって、その後の活用については、これまで高齢者の方々の健康や福祉に役立つようにその後の施設活用をしますよと、こういう話をしてきました。ところが、その中身についてはわからなくて、当初案では、事業者に貸し出しますと、余っていれば、高齢者の方々が自由に使われているスペースの確保について検討と言ったんですけど、それでは、皆さん、非常に不安になりますよというところからのスタートでした。たくさんの方々の御要望もありましたし、現にこうやって陳情も出てきております。また、我々議会としても、最大限尊重すべきだというところから、今回、やっと具体的な案が一つ見えてきたのかなと思っております。
 幾つかあるんですけども、まず全体として大事なところは、最低限二つのお部屋はまず確保しますと。つまりここは絶対に貸し出さないで、高齢者の方々が自由に使えるようにしますよと。それぞれ施設ごとに大きさは異なるんでしょうけども、まず1室は20平米以上、もう一つは50平米以上、だから、どこの施設でも最低二つ合わせると70平米ぐらいは確保できる。場合によっては、それ以上にも確保できることがあると、こういうことでよろしいんでしょうか。確認をさせていただきます。
高橋鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 委員御指摘のように、施設により部屋の大きさ等異なります。その具体的な活用の場所につきましては、提案を受けてということになりますが、確保の際の最低面積として、ここにお示しさせていただいております。実際にこの2室に加えてさらにということも提案によって検討していくという理解でよろしいかと思います。
白井委員
 つまり、事業者の方々から残ったじゃなくて、先に最優先してここは貸し出さないスペースを今回は設けたというのが今回の一番大きいところだと思います。
 もう一つ、実際の貸し出し区分、現行は1区分、お昼の1時から4時、1日一つという形で貸し出しをしていたのを2区物に分けますと。1時から3時、それから、3時から5時なので、今まで1区分3時間借りられていたものを、2時間ずつにはなりますが、後ろの時間を4時じゃなくて5時に延長して2グループ使えるように、もしくは両方とることもできるんでしょう。合わせれば4時間使えると、こういうことなんですけども、この区分については、実際に御利用されている方々、よくなったなと思うのか、それとも、これじゃ困るのかなと、こんなお話、ヒアリングをされて決められたものなんでしょうか。それとも、まず役所としては、時間の延長だけを考えて2区分でどうでしょうかと。皆さんの意見はまだ聴取していないんだけども、役所側として考えた案なのか、お伺いしたいと思います。
高橋鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 この2区分の発想につきましては、区民活動センター等でもこういった利用の区分を採用しているところがございますので、今回、高齢者福祉センターでも採用してはどうかということで考えたところでございます。
 この2区分につきましては、現在の指定管理者さんのほうには、こういった形での利用の枠の拡大をすることはどうかということについては、御相談をした経緯はございますが、広く利用者の方々に御意見をということにつきましては、いたしておりません。今回、説明会の中で具体的に御説明することになりますので、そこで御意見をいただければと思っております。
白井委員
 今のところ、大事なところですね。先ほどいでい委員からもありました。意見交換会なので、行政側の決定しましたという発表ではなくて、こういうことを考えていますけども、皆さんの御利用に当たって、これでいかがでしょうかと、もし参考になれば、さまざま御意見をちょうだいしてというところで、ぜひぜひ本当の意味での意見交換をしていただければと思います。
 また、利用料については、一部負担をしてでもと、こんなお話もあったところなんですけども、全額無料ということでいいですね。確認をさせていただきます。
高橋鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 無料ということで考えてございます。
白井委員
 それでは、施設ごとに状況が異なりますので、もう少し細かく、全体でなくて、各施設ごとでお伺いしていきたいと思います。
 弥生と松が丘については、25年度で先行実施になりますけども、ここの施設に関しては、この原則でいいんだと思います。堀江高齢者福祉センター、それから、鷺宮については、ちょっと特殊事情がありますので、この点ちょっと細かく聞いてみたいと思います。
 まず初めに、鷺宮高齢者福祉センターについてなんですけども、ここはすこやかが入ってくるとなっております。いわゆる民間に貸し出すことはありませんよと言っているんですけども、現在、すこやか自体が非常に手狭です。高齢者福祉センターにすこやか機能が全部入るとは思えないんですけども、少しお話がそれるかもしれませんが、すこやか機能を全部入れる予定なのか、それとも、すこやか機能のどの部分を鷺宮高齢者福祉センターに移設するというお考えになっているのか、お伺いしたいと思います。
高橋鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 鷺宮すこやか福祉センターを移転するということでございますが、区としては、ワンストップの保健福祉の総合支援機能を拡充したいということで、まずその点を考えてございます。そうしますと、現在、鷺宮すこやか福祉センターには併設されていない地域包括支援センター、障害者の相談支援事業所等もあわせて設置する方向での検討になるかと思います。そうした場合、機能もふえますので、すこやか福祉センターの母子保健等のすべての機能を含めて移転するということについては、現実、施設的な制限が生じるかということを考えてございます。
 現在、その中で縮小しながら全部入れてしまうのか、あるいは分割して配置するのかにつきましては検討しているところでございますが、区民の利便性、また、相談支援の充実に資するような形に落ちつけたいというふうに考えてございます。
白井委員
 すべての施設を入れるのか、もしくは、もともと手狭なわけですから、さらにこの施設のほうへ移して余計狭くなってしまって、利用しづらいということがないように。ただ、言えるのは、すこやか圏域を四つに分割して、鷺宮だけ施設がワンストップになっていなくて、ばらばらにある中、そういう部分では、そもそもすべての方々、障害者の方々や、子育て世代、もちろん高齢者の方々の世代についても、使いやすくなるようにと。ほかの圏域ではできているわけなので、ここはぜひ検討いただきたいと思います。
 また、暫定的な言い方ができると思うんですけども、そもそもすこやかについては、鷺宮地域のほう、新しい建物を整備すると、こんな形があろうかと思います。そういう意味では、暫定移転というのは、今後、新しく建物を設ける、それはいつかまだ定かではないんですけどもと、あくまでも暫定利用だというふうにとらえてよろしいですか。お伺いします。
高橋鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 鷺宮すこやか福祉センターにつきましては、10か年計画の第2次の中で、第4ステップで鷺宮南自転車駐車場の用地に整備移転をするということで位置付けをしてございます。その考え方については変えてございません。それまでの間の暫定ということで、こちらの高齢者福祉センター施設を利用するということで考えてございます。
白井委員
 そうすると、新10か年のステップ4、ステップ自体が幅が設けてあるので、何年度と言いづらいところなんですけども、その際に、いま一度、高齢者福祉センターの今回の利用に関して、ある意味、新しい施設ができてしまって、高齢者の方々の部屋だけそのままですよじゃなくて、想定になりますけど、せっかく新しい建物ができたんだから、その中になんていうことも、いま一度、そのタイミングで検討していただくことはあるのかなと、これは一つ要望としておきたいと思います。
 次に、堀江高齢者福祉センターなんですけども、他の施設はおおむね5年ごとに事業者と契約を結ぶんですが、ここはまちづくりの関連でいわゆる種地として利用される関係から、契約期間も短くなっております。となってくると、例えば具体的にどのような施設が入るかだとか、どのような建物かだとか、全くまだ青写真すらできていない状況なんですけども、暫定期間というのか、それとも期間が長くなるのかというところが非常にわかりづらいところです。ただ、現状としてはこうしか書きようがないのかなと思うんですけども、これも同じく、先ほどの鷺宮の暫定と同じように、例えば今後のまちづくりの中で改めて施設整備をするときに今後設けていく、いわゆる今回高齢者の方々が自由に使えるようにスペースも検討されているということでよろしいんでしょうか。お伺いします。
高橋鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 再開発につきましては、現在のところ、スケジュール的な見通し、はっきりとしない部分がありますので、今後、どのようなタイミングで変化が起こるかということにつきましては、この場では申し上げることはできないわけですが、これまでの高齢者福祉センターが果たしてきた役割を踏まえた高齢者会館機能の確保、また、堀江高齢者福祉センターが寄贈によって開設に至ったという経緯、こちらのほうを十分に踏まえまして検討していくことになります。
白井委員
 今、御説明いただいたとおり、寄贈によって、さらにこれまでの御利用されている経緯を踏まえてということですので、そこの点については、しっかりと御検討いただきたいと思います。
 あわせてなんですけども、鷺宮の場合は移転になりますね。ところが、ここの場合は、イメージ的には建て直しになるんだろうと思います。そうすると、暫定利用、その間、これも過程の上にさらに過程を重ねるような形なんですけども、この間、全く利用できないように、他の施設が代替地として何か使えるような工夫も必要だと思うんですけども、この点、いかがお考えでしょうか、お伺いします。
高橋鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 過程の話でございますが、建てかえとなった場合、一定期間、高齢者の皆様が活用できる場の確保というものを検討する必要があると認識してございます。ただ、その具体的な内容につきましては、今後の検討になってまいります。
白井委員
 最後にします。先ほど施設の利用の区分についてのお話、しっかり意見交換してくださいねと言ったんですけども、今後のスケジュール、7月の段階で区民との意見交換会を行い、そして施設活用方針の議会報告と書いてあります。恐らく定例会を終えて来月、当該厚生委員会、委員長のほうから招集されて、最終的なお話になるのであろうと思いますけども、この意見交換会の御報告が当然に7月の段階で議会のほうに上がってくるんだと思います。しっかりと皆さんの御意見を踏まえた上で、その御報告を待っていたいと思います。
佐伯委員
 私も区民の意見交換会あるいはパブリックコメントというところで、皆さんの意見がどこまで反映されるのかということを若干不安視しているわけなんですけども、もう既に10月には廃止条例を提案するというスケジュールまで決まっているわけですね。さらにその月のうちに事業者の募集、公募もスケジュールとして決まっている。こういった中で、どのように意見交換会であるとかパブリックコメント、出された御要望を反映させていくと、どういうタイミングでしていくんでしょうか。
高橋鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 スケジュールにつきましては、お示ししたとおりでございますが、この中で区民からいただいた意見、また、さまざま説明会以外でもいただいた意見につきましても、区のほうで受けとめまして検討させていただくということで、スケジュール的には、この中で消化してまいりたいというふうに考えてございます。
佐伯委員
 それで、1点、ちょっと気になるんですけども、これは廃止条例のパブリックコメントとあるんですね。今までいろんな廃止条例というのは、何々を廃止する、それだけだったんじゃないかなと思うんですけども、今回の廃止条例の中には、今後この施設をどうしていくとか、どのように機能していくとか、そういったことまで入った廃止条例になるんですか。
高橋鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 廃止条例につきましては、廃止ということの内容でございます。廃止後の活用につきましては、現在御報告している内容で考えているところでございまして、こちらの活用方針の内容で進めるという前提のもとに、廃止ということについて意見を求める、そういう考えでございます。
佐伯委員
 廃止についての意見を求めるというと、それは廃止に反対か賛成か、そういったことに特化されちゃうんじゃないかと思うんですけど、どうなんですか。
高橋鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 投票ではございませんので、丸かバツかということではなく、御意見として賜るということで想定してございます。
佐伯委員
 その辺、十分工夫しながらやっていただきたいと思うんですけど、あともう一点、よく区民の皆さんから言われることなんですけども、恐らくこれでいくと、廃止条例のパブリックコメント、お盆の時期にかかっちゃうんじゃないかなと思うんですよね。中野がやっているパブリックコメントって、年末年始にかかったりとか、お盆の一番人がいないときに説明会をやったりとかというのがあるので、区民の皆さんから非常に不満が出るところなんですけど、パブリックコメントに関しては、うまくその時期、あんまり東京に人がいないときということでなくて、皆さんがこういったことにしっかりと関心を持てるような時期を区報で広報して、意見募集についてもそういう時期にお願いしたいと思うんですけど、いかがでしょうか。
高橋鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 スケジュールにつきましては、ここにお示しさせていただいたスケジュールで進めさせていただきたいと思いますが、周知につきましては、なるべく多くの方に知っていただくような工夫をしながら進めてまいりたいと思います。
 高齢者福祉センターの利用者の方々にも、こういった動きがあるということにつきまして、わかるような周知もしてまいりたいと思います。
金子委員
 自主的な活動の場として、洋室2室以上の活動室を確保するということなんですけども、現状、それぞれのセンターで使用されている自主サークルの活動に使われている部屋の数や面積等の関係では、どうなんでしょうか。
高橋鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 各センターそれぞれ状況が異なります。部屋数につきましても、面積につきましても、異なりますので、ここでの詳細な御説明ということにつきましては、ちょっと省かせていただきたいと思うんですが、例えば弥生の高齢者福祉センターですと、3階部分に2室、会議室と機能訓練室がございます。また、2階には大広場、それから、パワーリハビリ室、ロビー、1階にはロビーがあったりというようなことでございます。その他、3カ所につきましても、それぞれ2室以上の部屋がございます。
金子委員
 私も昨日、弥生のセンターを見学させていただいたんですけど、主に自主サークルの活動に使われている場所としては、会議室と機能訓練室と大広間と三つが使われているという、それに比べると、今後は20平米以上と50平米以上の二つになるという点で、少なくとも弥生については、これまでよりも自主サークルの活動の場についても制限されるということになるのではないかと思います。
 また、高齢者が個人で利用可能なスペースを確保ということですけれども、これはどういった形で、どれくらいの広さとかいうことを考えていらっしゃるんでしょうか。
高橋鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 まず、前半の部分でございますけれども、今回の活用の考え方につきましては、根本として事業見直しということで進めております。現状の使用勝手から比較いたしますと、面積的にも自由に活用できる部分につきましては、減少するということにはなってしまいますが、これまでの経緯を踏まえまして、一定の場所の確保をするということで考えているところでございます。
 憩いの場の部分につきまして、交流スペースを御利用される方がいらっしゃった場合に、利用者間でお話し合いをしたり、あるいは本を読んだり、そんなことが自由にできるスペースの部分を想定しているところでございます。
金子委員
 もう一つ、従来の高齢者福祉センターの入浴事業及び健康相談について、ちょっとお尋ねしたいと思います。
 これまでの高齢者福祉センターには、健康相談室もあり、そこに保健師または看護師が置かれて、また、入浴事業が行われていて、おふろに入りに来て、また同時に健康相談も、血圧をはかったりとかいうことをしながら、そういう人たちが集まってきて、その人たちがロビーでいろいろ交流したり、また、センター主催のいろんな企画もありますし、複合された形で高齢者の憩いや交流の場となってきたと考えています。
 入浴事業については、これまで事業者から提案があれば、継続ということも考えられるということでしたけれども、この施設の引き渡し条件などで、躯体の修繕等にかかわる経費は負担するけど、入浴設備は除くなどとなっており、入浴はなくなるというのは前提としているのかなというふうに考えますが、こうした入浴事業については、どのように考えていらっしゃいますか。
高橋鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 これまで高齢者福祉センターにおきましては、A型老人福祉センターの機能として、入浴施設の提供、健康相談の提供をしてございましたが、廃止後の高齢者会館におきましては、その機能について、区として確保する考えはございません。
金子委員
 しかし、さまざまな陳情でも、これまでの高齢者福祉センターの機能を存続してほしいという、これは自主サークルの活動のみに限らないものと思いますが、その辺は陳情のほうで伺ってみたいと思っていますけども、こうした利用者の皆さんの希望を踏まえて、高齢者福祉センターの廃止は見直すべきであると考えておりますが、いかがでしょうか。
高橋鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 区といたしましては、現在の高齢者福祉センターの機能をそのまま維持するということが長期的な視点に立った場合、困難であるということに基づきまして、事業見直しの考え方を組み立ててございます。その中で、これまでの高齢者福祉センター、また、基本的な考え方をお示しさせていただいた中で、区民の皆様からちょうだいした御意見も踏まえまして、改めて高齢者福祉センター廃止後の施設活用につきましては、高齢者会館機能の確保、そして、保健福祉や介護予防の基盤充実を図るために活用すると考えているところでございます。その方向で施設を活用してまいりたいと考えてございます。
金子委員
 廃止後、民間事業者によってデイサービスや介護予防サービスの事業を展開していくということなんですけども、現在までも弥生と松が丘では地域包括センターも併設されていますし、また、通所介護事業、デイサービスが行われ、高齢者福祉センターの自主サークルの活動などで部屋を使い分けながら利用している状況です。こうした従来のデイサービスなどではまだまだ不足であるということでしょうか。この部分をもっと強化して、高齢者の憩いや交流や自主活動は多少制限してでも、そちらのほうをもっと強化しないといけないということからの見直しなのでしょうか。
高橋鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 これまでは、施設の中の使用する部分につきましては、区が想定して、その中での事業を展開していただいたわけでございますが、事業見直し後につきましては、改めてその縛りをなくしまして、提案に基づきまして、高齢者会館機能の場所の確保、また、保健福祉や介護予防の基盤充実のための事業展開をしていただく、そのように考えてございます。
石川委員
 陳情の内容、それから、おおむね今、利用されている方たちの不安というのは、高齢者福祉センターの廃止というよりは、機能の存続をどこまでしていただけるのかということに尽きるのかな思っております。
 ここに機能の概要が書いてあるんですが、これだと何が減って、何がどうなっているのかってよくわからないので、例えば具体的に事業の縮小だとか、規模の縮小、利用スペースの縮小だとか、その辺のところを具体的なものがあれば教えていただけますか。
高橋鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 まず、高齢者福祉センターで活用できていたスペースとしては縮小になります。先ほど金子委員からも御質問がありましたけれども、入浴に関する機能、健康相談に関する機能、また、機能訓練室等の確保につきましては、なくなります。大きなところとしてはそういったところになります。
石川委員
 そういったことを最初に説明といいますか、こちらからの質問があって、そういう話をするのではなくて、こういうところは縮小されるけれども、こういうところは残ると、こういった説明があったほうがいいのかなと思います。
 それから、堀江についてなんですが、これは中野二丁目再開発事業の区域内に入る可能性がある云々と書かれております。また、先ほど建てかえというようなお話もありましたが、建てかえをする場合は、同じ場所もしくは近隣というふうに理解してよろしいんでしょうか。
高橋鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 今回の施設活用方針につきましては、廃止後の活用ということでございますので、縮小という観点に立って検討し、報告しておりません。その関係で、改めてこのようになるというところでの具体的な内容を今回お示ししてございます。
 また、堀江高齢者福祉センターのその後につきましては、再開発の動きによりますので、現時点では具体的な部分につきましては、まだお話しすることができないところでございます。
石川委員
 すみません、確認なんですが、建てかえをする場合、同じ場所で建てかえをするということは今、はっきり言えない、そういうことでよろしいんでしょうか。
高橋鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 そのとおりでございます。
大内委員
 3ページの参考のところなんですけど、各延べ面積とか出ているんですけれども、この面積のうち、それぞれ高齢者会館の機能に当てる部分、あるいは場所によっては包括支援センターが入る、それぞれ何平米ずつ割り当てを考えているのかを示していただきたい。
 というのは、これだけだと、どの機能がどのぐらいの面積をとっているのか、全然わからないので。あるいはすこやかが入るところもあるでしょうから、すこやかはどのぐらいの面積になるのかと。新しい施設になると、前のところとどう違ってくるんだと、何が減るのかとかいう、石川委員のほうからもあったけども、それをわかりやすく出していただかないと、もうそういった時期に来ているのかなと思うので、それは出せますか。
高橋鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 具体的な部分につきまして、資料がなければわかりにくいという御指摘だということで、まず、今後予定しております説明会の中では、その点がわかるようにする必要があると思いますので、準備をしてまいりたいと思います。また、議会に関しまして、どのタイミングでお示しすればということなんですが、現状の図面はございますので、その資料につきましては、御提供できるかと思います。
大内委員
 言っている意味、わかりますか。多分これから説明会をするに当たって、そういった話が出てくると思うので、その資料をぜひ当委員会でも、次回開催のときにでも出せるのだったらばお願いしたい。
 言っている意味、わかりますよね。というのは、特に鷺宮とかは、場所も移動してしまうし、そこにすこやかが入ったりするので、どの程度の広さが確保できるのかがわからない。それによって、いいとか悪いとかいった判断基準もできないから、ぜひお願いします。
 それと、あともう一つ、たまたま今回、陳情の中で鷺宮だけ出てきていないんですよね。でも鷺宮は、逆に言うと、私あてに何千人規模の名簿を直接持ってこられたんです。ですから、きっちり話をしておかなきゃいけないんですけども、先ほど、今後区民の方にそれぞれ理解を求めてどうのこうなといろいろあったんだけども、多分ここに来ると、廃止も前提のパブリックコメントだし、条件闘争になってくるような話だと思うんです。ただ、鷺宮で出してきたのは、移転しないでくれという陳情を直接私のところに持ってこられて、議長あてに要望書が直接来ているんですけども、議会側に直接持ってこられたわけですから、それについても、きっちりこたえていただきたいと思うんですけども、要望書を持ってきたのは、あなた、御存じですか。
高橋鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 その動きがあったことにつきましては、承知してございます。
大内委員
 じゃ、直接その文書を見ていないの。
高橋鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 同時期に区長への要望書もいただいておりまして、内容については承知しております。
大内委員
 区長と同じ、うちのと同じなの。
 ちょっと休憩してくれる。
委員長
 では、委員会を休憩します。

(午後1時48分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後1時51分)

大内委員
 区長あてにも同じような内容で出されているということなので、ぜひそういったところもしっかりとかんがみて、情報提供して、話し合いをしていただきたいと思いますけども、お願いできますか。
高橋鷺宮すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 そのようにしてまいりたいと思います。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
 それでは、改めて、第3号陳情、中野区「堀江高齢者福祉センター」の存続要求について、第4号陳情、弥生高齢者福祉センター存続について、第11号陳情、松が丘高齢者福祉センター(松が丘シニアプラザ)廃止案についての3件の陳情を一括して議題に供します。
 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を暫時休憩いたします。

(午後1時52分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後2時08分)

 第4号陳情、弥生高齢者福祉センター存続についてを採決いたします。
 質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、質疑を終結します。
 意見の開陳を行います。意見はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、意見の開陳を終結します。
 次に、討論を行います。討論はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、討論を終結します。
 これより本件について採決を行います。
 お諮りします。第4号陳情、弥生高齢者福祉センター存続についてを採択すべきものと決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 それでは、簡易のところで改めましてお諮りします。第4号陳情の審査に「願意を了とし、趣旨に沿うよう検討されたい」との意見を付することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 以上をもって第4号陳情の審査を終了します。
 次に、第11号陳情、松が丘高齢者福祉センター(松が丘シニアプラザ)廃止案について、採決を行います。
 質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、質疑を終結します。
 意見の開陳を行います。意見はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、意見の開陳を終結します。
 次に、討論を行います。討論はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、討論を終結します。
 これより本件について採決を行います。
 お諮りします。第11号陳情、松が丘高齢者福祉センター(松が丘シニアプラザ)廃止案について、採択すべきものと決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 お諮りします。第11号陳情審査の結果に「願意を了とし、趣旨に沿うよう検討されたい」との意見を付すことに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 以上で第11号陳情の審査を終了します。
 次に、第3号陳情、中野区「堀江高齢者福祉センター」の存続要求について、質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、質疑を終結します。
 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、意見の開陳を終結します。
 次に、討論を行います。討論はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、討論を終結します。
 これより本件について採決を行います。
 第3号陳情、中野区「堀江高齢者福祉センター」の存続要求についてを採択すべきものと決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 お諮りします。第3号陳情の審査の結果に「願意を了とし、趣旨に沿うよう検討されたい」との意見を付することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決します。
 以上で第3号陳情の審査を終了します。
 それでは、所管事項の報告を受けます。
 1番、中野区北部すこやか福祉センター障害者相談支援事業者の選定結果についての報告を求めます。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 それでは、中野区北部すこやか福祉センター障害者相談支援事業者の選定結果について(資料3)御報告申し上げます。
 北部圏域、鷺宮圏域の障害者と家族等を対象に相談支援業務等を行う北部すこやか福祉センター障害者相談支援事業者につきまして、企画提案公募型事業者選定の手続に従い、事業者選定を行いました。
 1番、選定までの経過ですが、公募期間は平成24年2月20日から3月26日まででございました。
 (2)の応募資格、以下の①から③の要件を満たす法人が応募資格がある法人でございます。都内で障害者自立支援法第5条に規定する障害福祉サービスについて、これまで継続して1年以上の運営実績のある社会福祉法人またはNPO法人です。
 2番目、指定特定相談支援事業者、指定一般相談支援事業者及び指定障害児相談支援事業者として、指定を受ける見込みのある社会福祉法人等の法人であることが二つ目の条件です。
 三つ目ですが、計画相談支援、地域相談支援及び障害児相談支援について、委託外の事業として実施すること、これを要件としているものでございます。
 (3)の応募法人数ですが、3法人から御応募をいただきました。選定方法につきましては、地域支えあい推進室が設置した選定委員会におきまして、応募法人の企画提案の書類審査、ヒアリング審査を行いました。その結果を庁内の評価選定委員会に報告し、その評価選定委員会において選定予定事業者の交渉順位を決定したところでございます。
 3番、選定結果ですが、契約交渉順位第1位が社会福祉法人東京都知的障害者育成会というふうになりました。委託期間につきましては、平成24年7月1日から平成25年3月31日まで、年度末までとなっております。なお、この事業所の開設は9月1日を予定しておりまして、7月、8月につきましては、区の業務の引き継ぎを行うという内容での委託期間になります。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
大内委員
 これ、委託期間が実質6カ月間なんだよね。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 7カ月です。
大内委員
 7カ月で終わっちゃうんですか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 年度内の契約になっておりますので、契約期間は25年3月31日となってございます。
 なお、事業の実施内容が良好であった場合は、2回まで更新できるという内規になっております。
大内委員
 2回というのは、多分2年という意味だと思うんですけども、その場合もというと、ことしは2月20日から公募が始まっている。そうした場合に、事業者がうまくいっているか、いっていないかという判断は、12月には下さなきゃいけないということ。新しく公募をやるか、やらないか、3カ月で判断できるものなんですか、逆に言うと。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 これにつきましては、遅くとも年内までには判断をしたいというふうに考えております。
大内委員
 逆に、それで判断が悪いと、そもそもその選定のやり方がどうだったとか、結果が1位のところはこれじゃ、2位、3位はもっとひどいんじゃないかとなっちゃうので、頑張っていただきたいと思いますけど、これって、金額だとか言えるの。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 まだ契約をしていない状況ですが、予算額としては2,400万円余を計上しているものでございます。
大内委員
 そういうときに、半年で2,400万円なのか、7月分から入って2,400万円なのか、1年で2,400万円なのか、それをちょっと。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 申しわけございません。今年度の予算額で、7月1日から25年3月31日までの委託料として2,400万円余を予算計上しているものでございます。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告については終了いたします。
 2番、議会の委任に基づく専決処分についての報告を求めます。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 議会の委任に基づく専決処分について(資料4)御報告申し上げます。
 1番、事件の概要でございます。相手方が平成20年9月27日に鷺宮地域包括支援センターに夫のおむつの使用に係る費用の助成についての問い合わせをされました。当該センターの職員から、おむつ費用助成の支給対象ではないとの誤った説明を受けられました。このため、相手方が夫のおむつ費用に係る申請をすることができず、夫がおむつ費用助成の支給対象になった平成21年1月の翌月から平成24年1月までの36カ月分のおむつ費用を受けることができなかったというものでございます。
 2番、和解(示談)の要旨でございます。区は、この事実があったことを認め、相手方に対し、平成21年2月から平成24年1月までの36カ月分のおむつ費用助成の相当額21万6,000円を賠償金として支払う義務があることを認め、相手方の指定する口座に振り込む方法で支払うこととなりました。
 3番、和解(示談)の成立日は、平成24年5月28日でございます。
 区の賠償責任につきましては、鷺宮地域包括支援センターにおけるおむつサービスに係る誤った説明により、相手方に損害を与えたものであり、区の賠償責任は免れないものと判断したものでございます。
 5番、損害賠償額ですが、先ほど申し上げましたが、相手方の損害額は、本来であれば受給できたはずのおむつ費用助成の相当額21万6,000円であり、区の損害賠償額は損害額と同額であるというふうになってございます。
 事件後の対応につきましては、地域包括支援センター、すこやか福祉センターの相談窓口担当者に対する区としての注意喚起を行うとともに、現場でのマニュアルの確認、職員の異動の際の研修等の実施を徹底してございます。
 鷺宮地域包括支援センターにおきましては、マニュアル等の内容を全員で再確認するとともに、必要に応じて、他の職員にも確認をとることを徹底しているものでございます。
 以上、御報告でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
いでい委員
 何点か伺います。
 この件ですけども、損害賠償額ということで21万6,000円がありますが、この損害賠償額というのは予備費の中から出ているんですか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 まだお支払いが終わっていない状況ですが、地域支えあい推進室の予算の中から流用になりますが払いたいというふうに考えております。一般需用費などを想定しております。いわゆるコピー代ですとか、そういった経費を集めまして、支払いたいと思います。
いでい委員
 地域支えあい推進費の中からの流用をしていくんだという方針ですけれども、コピーだとかそういったものは予算があって、僕らも議会で予算を通しているわけで、そこから、それを集めて損害賠償額として支払うというのは、妥当なのかどうなのかというところの判断、ちょっと困るんですけど。もとの額は幾らなんですか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 もとの額というか、コピー代ですべてが賄われるわけではないので、いろいろなところから集めて払いたいというふうに考えております。
いでい委員
 休憩してください。
委員長
 では、委員会を休憩します。

(午後2時21分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後2時26分)

朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 支払いにつきましては、予算担当と協議の上、予算措置を決定したいというふうに考えております。
白井委員
 平成20年9月27日に鷺宮地域包括支援センターに電話をして、該当しませんよという、おむつ助成って、たしか二つあったかと思うんですけども、御自宅の場合と入院の場合と出していたんですね。この後の報告を今、ちらっと見たんですけど、その中に書いてありました。介護認定を受けていないからだめですよと言われて、入院のときは実は介護認定はなくても大丈夫だったというところからなんですが、21年1月から24年1月までの36カ月分、3年分なんですけども、ことしの1月に改めてお話があって、そこで、これはミスだというのがわかったということですか。お伺いします。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 ことしの1月にお問い合わせをいただいて、そのときのやりとりの中で費用助成に当たるということが判明し、過去においても、そういった問い合わせをしたということを御本人が訴えられたものでございます。
白井委員
 そうすると、大事なのは、職員が言ったか言わなかったかという話になるんですけど、間違いなく誤った情報を相手方に伝えていたということが確認とれた、だから、区として、これは損害賠償しなきゃならないと、ここまで断定できたということでよろしいんでしょうか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 この1月に問い合わせをされたときに、鷺宮の包括のほうで、一たん間違った御回答を差し上げております。それで、御本人が、それは本当にそうかということで、区のほうに直接問い合わせをされたりという中で、入院については要介護認定が必要でないということが判明しております。そのため、過去に問い合わせしたときにも、間違えられた回答を受けたということでお申し立てになっています。
 オンブズマンの調査の中で、過去に間違ったということがはっきりと記録に残っているわけではないんですが、強く推定されるということで、区に賠償責任をオンブズマンが求めたものになっております。
白井委員
 強く推定されるとは、役所として、本当にそう言ったかどうかは定かじゃないということですよね。そのときにだれが応対して、どういうふうに物を言ったかって。だけど、区として、和解になっているので、そもそも受けられるのに、区の説明を受けたから、私はずっと受けずに来たんだという話が続いて、さかのぼって支給というやつですよね。
 じゃ、区もそれをそのままオンブズマンの推定を受けて、区として間違ったことを言っただろうという推定で今回確定なんですか。あくまでも間違ったことを伝えたということじゃなくて、推定の上で今回補償しますよと、この成り立ちでいいんですか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 オンブズマンからは、強く推定できるので、区が賠償責任を負うべきであるという申し出が区のほうにございまして、区のほうでは、オンブズマンからの申し出を受けて、間違いの事実があったことを認め、賠償責任を果たそうというものでございます。
白井委員
 そうすると、今、オンブズマン、オンブズマンと出ているんですけど、御本人から言ってきたときは突っぱねていたんですか。この間、しばらく長いんですけども、本人は1回説明を受けて、そうか、ないのかと思って、ずっと放置していたんじゃなくて、自分で交渉してもだめだから、オンブズマンと一緒に交渉してくださいと。オンブズマンから何回も代理としてお話があって、今回和解になったと、こういう筋書きですか。それは違いますねと気づいて、すぐ転換したのか、ずっと争っていたのか、ちょっとここだけ確認させていただきたいと思いますけど。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 相手方が鷺宮地域包括に問い合わせをしたのが24年1月16日で、その方がオンブズマンに申し立てを行いましたのが1月18日でございます。
白井委員
 わかりました。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告については終了します。
 3番、公衆浴場等を利用した通所型入浴サービス事業についての報告を求めます。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 公衆浴場等を利用した通所型入浴サービスにつきまして(資料5)、当初予算に計上していたものでございますが、今般、事業の実施を見送ることになりましたことにつきまして、御報告申し上げます。
 1番、検討してきました事業案の概要でございますが、介護保健法の介護予防・日常生活支援総合事業のうちの介護予防サービス事業として検討してございました。利用対象者は、中野区民で介護保険法の要支援者、また、中野区介護予防実施要綱に定める二次予防事業対象者を想定しておりました。7月1日開始の予定ということで、サービス内容につきましては、公衆浴場等における入浴サービスと介護予防のための健康体操の実施、自宅等から会場までの送迎サービス、御利用者お一人につき原則週2回まで、1回400円ということで検討しておりました。経費といたしましては、区が介護事業者と契約し、1人1回3,600円の委託料を支払うというものでございました。
 2番の実施に向けた検討状況と今後の対応でございます。公衆浴場等を利用した通所型入浴サービス事業は、介護予防サービスとしまして、幅広い区民を対象に実施していくとともに、平成24年6月末で廃止をいたします高齢者会館で行っている入浴困難高齢者支援入浴事業の利用者の移行を想定し、実施時期を平成24年7月からとしてございました。高齢者会館の現行事業の利用者の新規事業への移行の希望が少なく、また、地域包括支援センター等で把握している状況から見て、新規事業に多くの利用者が見込めないということから、介護事業者にとっては採算が見込めず、当初の開始予定時期であります7月からの開始が困難な状況となっておりました。こうした点を踏まえまして、今般、事業実施を見送り、来年度予算編成の中で再度検討を進めたいというふうに考えております。
 なお、この間、区の意向聴取に対しまして、新規事業への移行を希望した現行サービスの利用の方に関しましては、直接御相談の上、公衆浴場等の利用ができない方につきましては、高齢者福祉センターの利用や介護保険サービスの利用など、御本人の御希望や状況に即して対応させていただきたいと考えております。
 当初予算案に新規事業として計上していながら、事業実施を見送ることにつきましては、深く反省し、来年度以降の予算編成に当たりましては、このようなことがないように精査の上、予算編成を行っていきたいと考えております。
 以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
いでい委員
 今のところ、最後のほうなんですけども、平成24年7月からとして、検討してきた、開始予定時期である7月からの開始が困難な状況であるということで、今般、事業実施を見送り、どうしてこういうふうになったか、ちょっと教えてください。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 現行事業の利用の登録者が85人ぐらいいらっしゃるんですが、現在利用されている方が30人ちょっとということで、廃止を御周知申し上げるときに、この新規事業に対する移行の希望についてもお伺いいたしました。その中で、行ってみようかというような御希望をいただいた方が5人ぐらいでしたので、事業者のほうがそういった事業を実施して、この契約が一人一回幾らという形になりますので、事業を始めるに当たっては採算が見込めないということで、この委託の形では事業の実施ができないという状況の中、区としては、来年度以降の実施に向けた検討の中で、再度検討し直したいということになったものでございます。
いでい委員
 休憩してもらっていいですか。
委員長
 では、委員会を休憩します。

(午後2時36分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後2時38分)

いでい委員
 では、伺います。
 この事業は7月からの当初の見込みで、例えば高齢者会館に高齢者の入浴設備がありますよね。そちらのほうも、もう使えなくなりますよという周知をされていると思うんですが、利用者の中で結構混乱があって、高齢者会館を利用するときのチケットみたいなものがあるんですよ。そのチケットがまだ何枚も残っているのに、7月からこういったことに移行されて、もう使えなくなってしまいますよということになると、今度、私はどこに行けばいいのかしらという相談とか、困っている方が結構いらっしゃるので、その辺ちょっとはっきりさせてください。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 今、御利用されている方には、お一人お一人、区の職員がお会いする形で、廃止とその後のどうされるかということについては御相談させていただいております。特にチケットの形には今はなっていないというものでございます。
いでい委員
 これは高齢者の方で入浴困難高齢者という方、限定なんですよね。高齢者会館を使っている高齢者の方というのは、入浴困難者ということで限定されているんですね。では、その方々にそれぞれ、こういったサービスが始まりますよ、登録してくださいねという話をしました。ですけど、希望者が募れませんでした。これから80何名の方に個別に区がヒアリングを行って意向調査をされるということでいいんですね。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 85人の方に廃止の通知は既にお送りしております。現在利用されている方が31人でしたので、その31人の方には直接区の職員が廃止の通知をお渡ししつつ、検討している新規事業について、意向をお伺いいたしました。その中で、特に希望しない、御自分で入浴については確保されるといった方、もしくは介護保険のサービスに移られる方などがいらっしゃる中で、新規の利用について御希望された方が5人ほどいらっしゃったんですけれども、その方については、現在またお話をさせていただいているところですが、すべての方に御説明をさせていただいて、対応方法については、区も一緒になって検討させていただきたいと思っております。
いでい委員
 では、例えば本町一丁目の高齢者会館なんですが、そこの機能は今年度新しく建てて、その中にはおふろの設備は入りませんということになりました。そこを利用していた人たちが今後どうするのかということで、そういった方にも説明に行かれているわけですよね。
杉本南部すこやか福祉センター副参事(地域支援担当)
 個別に御説明をさせていただいてございます。
白井委員
 このサービス自体は、高齢者会館での入浴サービス、いわゆる入浴困難者で、自分で一人じゃおふろに入れませんよという方々のために開設されているサービス、しかも自己負担は当然かかっていたわけですよね。高齢者会館の入浴サービスとは違います。これを高齢者会館のやつを24年6月末で廃止すると、そのかわりに24年7月から新しい制度で、バスの送迎なんて御説明がありましたけども、近隣の銭湯等を御利用いただきながら、今回のサービスを継続してと、自己負担も余り変わりないようにというところからくみ上げたわけです。
 事業者も採算云々かんぬんはあったんですけども、いずれにしろ、仕切り直して、来年度からもう一回どうなるか検討してみたいということは、新しい制度ができるから廃止じゃなくて、とりあえず6月で廃止、こういうふうになってしまうことなんですけども、この半年間、そのために個別に御対応、一人ひとりどうなるかというふうに今、お話をしている最中ですと、こういう御説明でよろしいんでしょうか。お伺いします。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 廃止につきましては、既に周知をさせていただいて、今、御利用されている方の今後の入浴の確保については、区も御相談させていただいているところでございます。
白井委員
 登録者が80数名なんですかね。それで利用者がそのうちの31人で、新規サービス、今回廃止といいますか、仕切り直しになっていますけども、希望者が5人だったと。実際、回っておられるのは31人、利用されている方だと思うんですけども、逆に希望されなかった二十五、六人ほどの方、なぜ新しいサービスはちょっとこれじゃ無理かな、今回希望しませんよというお話だったんでしょうか。お伺いします。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 実際には自分で歩いて近隣の公衆浴場に通うようにされたいという方が多くいらっしゃる状況でございました。逆に要介護の方は、今回の新規事業の対象になりませんので、介護保険法に基づくサービスを利用されるようになることと考えております。
 また、現在利用されている方の中に65歳未満の方が3人ほどいらっしゃいましたので、その方もこういった高齢者のサービスの対象にはならないということで、御自身で公衆浴場等を使われることになるかというふうに考えております。
 このサービスについて、御希望されなかった理由の一つとしては、送迎がつくことによって、大体3時間近く時間がかかるということで、でしたら、お近くの公衆浴場のほうに通いたいという方が多くいらっしゃったというふうに認識しております。
白井委員
 ちょっと細かい説明がたくさんあったのであれなんですけど、整理すると、まず、御自分で近くの公衆浴場に歩いて通えるといったら、そもそも入浴困難者だったのかなとちょっと疑問が残るんですよね。それと、自分じゃちょっと大変だから、送迎を希望しますというと、3時間も通うのに、これ片道ですかね、往復でほとんど湯冷めするだろうと思うんですけども、制度設計自体がかなり無理があると。仕切り直して、来年度もう一回やり直すというんですけど、恐らく複数台バスを回すと、事業採算がもっと難しくなるので、1台ぐるぐる回して、初めに乗った人がおふろに到着するまでは何時間もという、これはもともと無理があったんじゃないかと思うんですけども、この点いかがでしょうか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 この介護予防事業の効果につきまして、もう一回精査するとともに、そのニーズにつきましても、しっかり調査した上で、再構築をしなければならないと考えております。
白井委員
 いずれにしても、今のタイミングだと、事業者はこれじゃ無理ですとおっしゃっているので、引き受け手がないので、サービスしようがないでしょうから、とりあえずは今、一人ひとりに丁寧なお話をされているのと、なるべく希望に沿うような対応を検討していただく必要があるかなと思います。
 一方、中止だけじゃあれですので、来年度以降、仕切り直すという話ですので、今、問題ある点、もう一回検証していただく必要があるかなと思いますし、さらに大きな話をすると、今年度が介護保険の事業計画の見直しのやつでした。その中で新規事業として、日常生活総合支援事業の一つのメニューとして今回この入浴サービスの事業を行うと言ってきたわけです。これがなくなってしまうと、そもそも日常生活総合支援事業、私の記憶だと、あとほかにも何もない状況になると思うんですけども、なぜ大きな柱まで立てて、こんなこけてしまうような予算編成になっているのか、ここは問題です。ですので、この入浴サービス自体もそうなんですけども、介護保険事業サービスの中の日常生活総合支援事業自体の中でも見直す必要があると思いますけども、いかがでしょうか。お伺いします。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 介護予防日常生活総合事業の組み立てにつきましても、もう一回、再構築していかなければならないと思っております。
金子委員
 これまでやられてきた高齢者会館の入浴困難者支援入浴事業ですけど、これは自宅のふろをわかして入るのが困難な人や、あるいは公衆浴場が近くになくて、そこまで通うのが困難な人たちを対象にしたものだったわけですよね。それが公衆浴場に行くからいいということで、新規事業は利用しないという人が多いという御説明が先ほどもありましたが、実際のところは、公衆浴場に通うけど、今までの高齢者会館のふろより大分遠いと、通うのが大変という人が多いのではないかと思うんですが、その辺はどうなんでしょう。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 個別の方の状況、それから、御希望をよくお伺いした上で、その方にとって最善の方策がとれるように、区としても御相談させていただきたいというふうに思っております。
金子委員
 これまでの高齢者会館での入浴事業を継続ないし復活するということは考えられないのでしょうか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 高齢者会館の現在の入浴事業については、既に御登録者の皆さんに廃止の通知もいたしまして、御理解を得ているところでございます。
金子委員
 廃止の通知をして御理解をいただいたということですけど、皆さん、快く御理解いただいているんでしょうか。聞き取りようによっては、3時間もかかる送迎のほうに振りかえるしかないと聞いて、そんなのだったら、多少遠いけど、頑張って公衆浴場まで通うといった人が多いのではないかというふうにもちょっと想像されるんですが、実際、廃止自体は快く受け入れられているのかどうか、その辺を伺いたいと思います。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 現在の高齢者会館の現行事業につきましては、区として総合的な判断のもと、廃止を決定しておりますので、それについては、御通知を差し上げ、御理解をいただいているところでございます。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告については、終了いたします。
 4番、平成24年度「区民公益活動に関する助成制度(政策助成)」における助成金交付申請及び交付決定状況についての報告を求めます。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 平成24年度「区民公益活動に関する助成制度(政策助成)」におけます助成金交付申請、交付決定状況について(資料6)御報告申し上げます。
 1番、目的ですが、区民団体の自主的な活動を推進し、豊かな地域社会の実現を目指すため制定された「中野区区民公益活動の推進に関する条例」に基づき、区政目標の実現に貢献する活動について助成を行うものでございます。
 募集手続は、4月2日から4月27日の期間で、活動領域ごとに申請をお受けしてございます。
 3番、申請審査基準ですが、各活動領域ごとに下の表の審査基準に基づきまして、申請事業の審査を実施いたしました。原則として20点以上の事業を助成金交付対象候補として選定するものでございます。
 審査基準、配点については、表のとおりでございます。
 裏面のほうにまいります。
 4番、決定状況です。各活動領域を担当する各部では、審査結果に基づき予算の範囲内で下記のとおり交付決定を行っています。
 1番、申請事業と助成金申請総額です。148事業、1,776万5,062円の申請総額でございました。23年度は143事業、1,605万8,180円の申請総額でございました。
 (2)助成金交付事業と交付金総額ですが、助成金を交付すると決定した事業は135事業、1,022万263円でございます。23年度は122事業、1,135万8,398円が交付金総額でございました。予算規模自体は1割減っておりますので、全体としての交付金総額につきましても、ほぼ1割減というふうになっております。
 活動領域ごとの交付対象事業と助成金額を下に示してございます。括弧内の事業数、金額が23年度の実績でございます。
 5番、今後の予定でございますが、6月中旬から交付決定団体からの請求に基づきまして、助成金の交付の手続をいたします。今年度いっぱい、平成25年3月まで、団体による助成金交付事業の実施をしていただきまして、事業実施後、実施報告書を区に御提出いただきます。その後、精算の手続をいたしまして、平成25年4月以降、区として今年度事業の評価、公表を活動領域ごとに行う予定でございます。
 以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
いでい委員
 1事業、最大で20万円だと思いますが、それは間違いないですか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 申請額の限度額は20万円でございます。
いでい委員
 ことし、決定の状況のほうで言うと、助成金交付事業が135事業、1,022万円余ということになっています。23年も助成金交付事業として交付金が渡されている団体が全くことしも同じものをやりましょうということで助成金の申請をしました。その場合というのは、去年と同じ助成額になるものなんですか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 それは、活動領域ごとに交付金の枠の中で決定することになりますので、昨年度の実績と同じになるという仕組みにはなっていないというふうに考えられております。
いでい委員
 それは、予算が1割削られているということに起因するものなんでしょうか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 予算が減っていることと、それから、交付団体がふえております。20点以上の交付の対象になる申請額についてもふえている状況ですので、そういった意味で、全体の枠の中で活動領域ごとに交付対象金額を決定しておりますので、全体としては減ってきているのではないかというふうに考えられますが、活動領域の予算額の中での割り振りについては、各活動領域ごとに決定しているものになっております。
いでい委員
 区として、自助、共助、公助と言いながら、結構、肝入りで、区民の公益活動に関する助成というのを進めていますよね。進めて、進めて、ふろしき広げるだけ広げて、参加する団体がふえれば、助成金はどんどん減らしていくというのは、当初の方針に基づいて、そういうことをやっているんですか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 当初の方針に基づいているということではなくて、全体の予算編成の財源の配分の中で予算額を決定しているものになっています。
いでい委員
 仮にそういうことであれば、予算のときに要求するべきなんじゃないですか。区民の人たちの公益活動を助成しましょう、できることは皆さんでやってくださいよ、それはいろいろな活動領域に合致していくものであれば、どんどんそれを進めましょうよというのが区の姿勢だったんじゃないんですか。予算が1割減っています、そのかわり団体がふえています、なので、活動領域ごとにそれぞれ予算額を減らしながら、みんなでやってくださいよというのは、本来あるべき姿なのかなと疑問に思うんですが、いかがですか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 区民の公益活動の広がりの中でこういった申請額もふえているというふうに認識しておりますけれども、そういった区民の公益活動の果たす役割の大きさについても十分留意をして、来年度以降の厳しい財政状況の中ではありますけれども、この助成額については確保していきたいというふうに思っております。
いでい委員
 では、次に伺いますけども、審査基準の配点、ありますよね。6項目あって、20点以上のところが助成の対象になるというふうに伺っていますけれども、満点で30点だと思うんですけども、20点以上であれば、何か金額に差が出てくるものなんですか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 それにつきましても、活動領域ごとに審査をして判断しているものとなっていますので、一律に点数によって金額がどういうふうになるという仕組みにはなっていません。
いでい委員
 それと、仮に満点をとっても減額される可能性はありますよということなんですか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 御指摘のとおりでございます。
いでい委員
 では、満点でないところは、満点をとったところよりも減額されるのは当たり前ということですよね。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 考え方としてはそのようになっております。
いでい委員
 では、決算のときに出てくるのか、いつ出てくるのかわかりませんけど、そういった資料は出ますよね。評点と助成金の金額、そういったものというのは出てくるものですか。
朝井地域支えあい推進室副参事(地域活動推進担当)
 通常の決算の中では、決算額について公表いたしますけれども、個々の申請団体の評価点数を区が公表するということはしていない状況になっております。
いでい委員
 委員長、休憩してもらっていいですか。
委員長
 ちょっと委員会を休憩します。

(午後3時00分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後3時19分)

瀬田地域支えあい推進室長
 政策助成における申請の審査基準、各領域ごとに今回さまざま、審査の客観性、公平性、透明性、こうしたことをしっかり留意して、より改善に向けた検討も進めてまいりたいというふうに思ってございます。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告については終了いたします。
 それでは、3時20分になってしまいましたので、委員会を休憩いたします。

(午後3時19分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後3時20分)

 本日のところの審査はここまでとして、残りの所管事項の報告については、明日受けたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのようにいたします。
 それでは、他の委員から何か発言はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 発言もありませんので、次回の委員会は、あす6月13日(水曜日)午後1時から当委員会室で行うことを口頭をもって通告いたします。
 以上で本日の日程は終了しますが、委員各位、理事者から何か発言ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本日の厚生委員会を散会いたします。

(午後3時21分)