アメリカ合衆国による臨界前核実験に対する抗議文を送付しました。
6月11日(火)に、アメリカ合衆国による臨界前核実験に対する抗議文を送付しました。
全文は以下のとおりです。
アメリカ合衆国
ドナルド・トランプ大統領 閣下
2019年2月13日、貴国がネバダ州の核実験場で臨界前核実験を実施したとの報道に接しました。
核爆発は伴わないとはいえ、核実験の自制を求める国際社会の一致した求めを拒絶し、2017年12月に続き、核実験を実施した貴国の姿勢に対し、強い憤りを覚えるとともに厳重に抗議します。
貴国が、臨界前核実験を実施したことは、貴国が今後も核兵器を持ち続ける意思を表したものであり、核実験の全面禁止と核兵器の廃絶、世界の恒久平和を希求する国際社会における核軍縮の取組みに逆行する行為です。また、核兵器廃絶を願う私たち中野区及び中野区民の声を踏みにじるものであり、断じて容認できません。
中野区は、1982年に憲法擁護・非核都市の宣言を行い、恒久平和を誓うとともに核兵器の廃絶を訴えてきました。貴国が今後一切の核実験を中止するとともに、世界の大国として核兵器の廃絶に向けて主導的な役割を担うことを強く求めます。
中野区議会議長 高橋 かずちか
令和元年06月11日
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