アメリカ合衆国による臨界前核実験に対する抗議文を送付しました。
2月9日(火)に、アメリカ合衆国による臨界前核実験に対する抗議文を送付しました。
全文は以下のとおりです。
アメリカ合衆国
ジョセフ・R・バイデン・ジュニア大統領 閣下
2020年11月、貴国がネバダ州の核実験場で臨界前核実験を実施したとの報道に接しました。
貴国においては、直近では、2017年12月、2019年2月にも臨界前核実験を実施し、その際にも、当区議会は、抗議文を送付し、核実験の中止を強く要請しました。しかし、度重なる要請にもかかわらず、今回、再び核実験を実施した貴国の行為は、今後も核兵器を持ち続ける意思を表したもので、極めて遺憾であり、改めて厳重に抗議します。
中野区は、1982年に憲法擁護・非核都市の宣言を行い、恒久平和を誓うとともに、核兵器の廃絶を訴えてきました。今般の貴国の臨界前核実験は、国際社会における核軍縮の取組みに逆行する行為であるとともに、核兵器廃絶を願う私たち中野区及び中野区民の声を踏みにじるものであり、断じて容認できません。
貴国に対して、今後一切の核実験を中止するとともに、世界の大国として核兵器の廃絶に向けて主導的な役割を担うことを強く求めます。
日本国東京都
中野区議会議長 高橋 かずちか
令和3年02月09日
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